女優の長澤まさみが12日、都内で行われた「UMAJOピクニックパーク PR発表会」に出席した。同イベントは、全国の競馬場にある UMAJO のためのリラックススペース「UMAJO SPOT」が、この期間だけ六本木ヒルズに出張オープン。期間中は、大きなおウマのぬいぐるみが目印のフォトスポット、オリジナルドリンク&スイーツが楽しめるほか、抽選でオリジナルグッズが当たるUMAJOガチャなどを楽しむことができる。JRA年間プロモーションキャラクターを務める長澤は、UMAJOのCMのテーマカラーである緑とオレンジを基調とした衣装で登場。同スポットを見渡し"UMAJOガチャ"に興味を示した長澤は、自身も体験してみることとなり、おみくじの入ったカプセルを引いて開けると「大吉でした」と笑顔を見せ、「勝負運が高まりそうな予感。いつもとは違ったことにチャレンジしてみて」と読み上げると「今、勝負運が高くなっておかないといけないときなので。明日、大事な勝負があるんですよね」と翌日13日に行われるエリザベス女王杯を意識。さらに、ラッキーカラーが"ブラック"、ラッキーナンバーが"1"と書いてあることを明かし「前回当てたんですよ。なので、今回もなるべく当てたいです。(大吉で)よかったです。幸先がいいです」と目を輝かせた。また、おみくじにちなんで『いま叶えたい願い』を聞かれると、"安心"と答え「私は人に安心を与えたいんです。自分が求めるばかりではなくて、人に与えることができたら自分も成長できるし、相手にもいいことが起こる気がするし、みんな幸せにする気がしています。自分が寛容になっていくことは大事なのかなと思うので、安心を与えられるような人になりたいというのが今の願いです」と吐露した。さらに、馬は視野が350°と人間と比べると遥かに広いことから、自身が人よりもずば抜けていると思う能力を尋ねられると「ないかもしれないですね…」と謙そんしつつ、「お馬さんと似ているかもしれないんですけど、空気を察するというのはあるかもしれないですね。撮影現場ってそのとき、そのときで違いますから、それを察していくというのは大切なことかなと思っています」とコメントした。そして、蹄鉄が幸運のアイテムであることにちなみ、自身のラッキーアイテムを尋ねられた長澤は"馬の指輪"と明かし「その指輪と出会えたことがラッキーだったなと思っていて、周りでそれをつけている人がたくさんいて、好きな人たちがつけていて素敵だなとずっと思っていたら、自分も見つけることができて、それだけでほっこりして嬉しい気持ちになりました」と笑顔で語った。
2022年11月12日『市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台「十一月吉例顔見世大歌舞伎」』が、11月7日に東京・歌舞伎座で開幕。その初日レポートが到着した。歌舞伎座で2カ月にわたる襲名披露興行の幕開きを飾るのは、『祝成田櫓賑(いわうなりたこびきのにぎわい)』。襲名などの特別な公演では、多くの俳優たちが揃って祝祭気分に溢れる「芝居前」と呼ばれる演目を上演することがあり、本作もその趣向で、鳶頭に中村梅玉、中村鴈治郎、中村錦之助ら、芸者に中村時蔵、片岡孝太郎ら、芝居茶屋亭主に坂東楽善、芝居茶屋女房に中村福助と、豪華な顔合わせでこの度の成田屋の襲名披露を寿ぐ。梅玉勤める鳶頭の掛け声で出演者一同と観客が手締めをすると、これから始まる襲名披露興行への期待に満ちあふれ、おめでたい雰囲気に包まれた。続いては、八代目市川新之助の初舞台となる狂言『外郎売(ういろううり)』。令和元(2019)年7月、貴甘坊役で早口の言立てを披露した市川新之助(当時 堀越勸玄)が、この度は新之助初舞台として外郎売実は曽我五郎を勤める。幕が開くと、舞台は富士山を望む大磯の廓。小林朝比奈(市川左團次)や、大磯の虎(中村魁春)ら大勢の傾城が招かれた酒宴で、工藤祐経(尾上菊五郎)が盃を重ねており、菊五郎の祐経が放つ敵役の色気と大きさが客席を一気に作品の世界へと引き込む。そこへやって来たのは、外郎売に身をやつした曽我五郎(市川新之助)。花道からその姿を現すと、凛々しい佇まいに観客の視線は釘付けに。「劇中口上」では、尾上菊五郎が「『外郎売』は、十二代目團十郎さんが昭和55年5月歌舞伎座におきまして、古風に則り演じられた復活狂言にて、市川家の家の芸にございます。この度八代目新之助くんの初舞台を迎え、父十三代目の教えのもと、この大役を相勤めますれば、何卒鷹揚のご見物のほどをひとえにお願い申し上げ奉ります。」と紹介すると、市川新之助が「祖父十二代目市川團十郎が作り上げました『外郎売』を父十三代目が受け継ぎ、その思いを私が継承させていただきます」と挨拶を述べた。そして、新之助は外郎売として本作最大の聞きどころである早口の言立てを堂々と披露。八代目市川新之助としての第一歩となる大役をしっかりと勤め上げ、割れんばかりの拍手が送られた。昼の部は、十三代目市川團十郎白猿襲名披露狂言『勧進帳(かんじんちょう)』で打ち出しに。智勇を兼ね備えた武蔵坊弁慶を市川團十郎白猿、気品と憂いを漂わせる源義経を市川猿之助、颯爽とした風姿で弁慶と対峙する富樫左衛門を松本幸四郎と、同世代の俳優が揃い歌舞伎十八番屈指の人気作を勤める。幕が開くと、安宅の関所。厳重な警固をしている富樫(幸四郎)が名乗りを終え、花道からは都を落ち延びてきた義経(猿之助)と四天王の亀井六郎(坂東巳之助)、片岡八郎(市川染五郎)、駿河次郎(尾上左近)、常陸坊海尊(片岡市蔵)が登場。続いて、花道に弁慶(團十郎)が姿を現すと、満席となった場内はみなぎる熱気と心地よい緊張感に包まれる。ここから新團十郎の弁慶による白紙の勧進帳の読み上げ、富樫が弁慶を追求する「山伏問答」など息もつかせぬ展開が次々と繰り広げられ、観客を魅了。襲名前の会見で團十郎は、弁慶を父である十二世市川團十郎に教わったと話し、「弁慶を演じる上で一番大切なのは、義経を守る気持ち」と語っていた。その言葉通り、鋭い目力、全身から溢れ出る気迫、躍動感ある一挙手一投足で、義経を何としても守り抜く覚悟を表現。幕切れの花道の引っ込みでは盛り上がりも最高潮に達し、4階の大向うエリアから「成田屋!」「十三代目!」との声がかかる中、飛び六方で豪快に引っ込むと万雷の拍手が鳴り響いた。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような『助六由縁江戸桜』夜の部は、歌舞伎十八番の一つで、荒事の魅力溢れる『矢の根(やのね)』で華やかに幕を開けた。紅梅白梅が咲き誇る正月。勇ましい筋隈をとった典型的な荒事の扮装の曽我五郎(松本幸四郎)が、父の敵・工藤祐経を討つために大きな矢の根を研いでいる。そこへ、お年玉に宝船の絵を持参した大薩摩文太夫(大谷友右衛門)が挨拶に訪れ、その絵を枕の下に敷いて初夢に良い夢でもみようとうたた寝を始めた五郎だが……。五郎が「やっとことっちゃあ、うんとこな」と荒事特有の掛け声をかけたり、夢の中で兄の曽我十郎(坂東巳之助)の危難を告げられて勇みだったりと、全体を通して豪快さと明るさが漂い、祝祭気分に包まれる舞台となっている。続いては、襲名披露『口上(こうじょう)』。舞台上には、十三代目市川團十郎白猿、八代目市川新之助はじめ、尾上菊五郎、松本白鸚、片岡仁左衛門、中村梅玉、市川左團次と、襲名披露口上ならではの歌舞伎界を代表する豪華顔合わせが居並び挨拶を述べた。(22日以降は坂東玉三郎も出演)。團十郎は、先輩たちの挨拶に感謝を伝えながら「初代より十二代、團十郎を大切にしてきた先祖を思い、その先祖の足元にも及びませんが、一生懸命努力をし、精進したいという覚悟でございます」と述べ、新之助は「そののちはひとかどの歌舞伎役者となれるよう一生懸命相勤めますれば、どうぞよろしくお願い申し上げ奉ります」と凛々しく挨拶。最後は白鸚の紹介により、團十郎がご来場のお客様の無病息災を願って成田屋の家の芸である「にらみ」を披露し、熱い拍手に包まれた。夜の部の切は、歌舞伎十八番の内『助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)』。まずは、裃姿の松本幸四郎の口上により襲名についての挨拶と作品の由来が紹介され、河東節の粋な演奏が始まると、心躍る賑やかな雰囲気に包まれる。三浦屋揚巻(尾上菊之助)の花道の出では、吉原の風情が場内いっぱいに広がり、市川團十郎勤める江戸一の伊達男・花川戸助六が花道に登場。この助六の花道の出は、「出端(では)」と呼ばれ、流麗な所作と形で魅せる本作の見どころだ。助六が探す重宝・友切丸の詮議のため、尾上松緑演じる髭の意休に悪態をつく様子や、廓の女性に相手にされずへそを曲げる片岡仁左衛門演じるくわんぺら門兵衛が、通りすがりの市川新之助演じる福山かつぎに言いがかりをつけるやり取りなど、華やかな舞台を背景に楽しい場面が続いていく。助六と白酒売新兵衛(中村梅玉)の兄弟二人が喧嘩を吹っかける場面も明るい雰囲気に包まれ、通人里暁(中村鴈治郎)が、「成田屋!」「十三代目!」と大向こうで盛り上げ、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような見どころ満載の120分となった。團十郎襲名披露狂言に相応しい助六の伊達男ぶり、多彩な登場人物の個性に自然と笑顔がこぼれる豪華な一幕で、大盛況のまま初日の幕を閉じた。「十一月吉例顔見世大歌舞伎」は11月28日まで歌舞伎座で上演される。「十一月吉例顔見世大歌舞伎」の詳細はこちら:
2022年11月08日11月7日(月) より歌舞伎座にて開幕する『市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台「十一月吉例顔見世大歌舞伎」』の初日夜の部『襲名披露 口上』が、松竹公式動画配信サービス「歌舞伎オンデマンド」で生配信されることが決定した。『口上』とは、観客へ向けて述べる挨拶のこと。歌舞伎では、古くから襲名や初舞台などの俳優の慶事に舞台上で裃姿の歌舞伎俳優が居並ぶ『口上』が行われてきた。今回が初の試みとなる生配信は、市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿、八代目市川新之助はもちろんのこと、襲名披露公演ならではの歌舞伎界を代表する豪華俳優陣が揃う、貴重な『襲名披露 口上』となる。襲名披露は、11月、12月の2カ月にわたる歌舞伎座での公演を皮切りに2024年10月まで南座や大阪松竹座ほか全国各地で行われ、市川團十郎家所縁の演目や新團十郎、初舞台を踏む新之助の誕生を祝う華やかな舞台の数々が披露される。<配信情報>『市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台「十一月吉例顔見世大歌舞伎」』夜の部 『襲名披露 口上』 生配信配信日時:2022年11月7日(月) 16:50~(約15分)※公演の状況によって開始時間が前後する場合がございます。配信場所:歌舞伎オンデマンド※ご視聴には歌舞伎オンデマンド連携の配信プラットフォーム「MIRAIL(ミレール)」の会員登録(無料)/ ログインが必要です。■チケット価格:500円(税込)10月30日(日)10:00より発売※有料配信チケットは11月13日(日) 22:00まで発売。※アーカイブ配信は11月7日(月) 21:00より発売。配信開始後、配信終了後に購入の方も11月13日(日) 23:59までご視聴できます。■出演者市川海老蔵改め十三代目市川團十郎 / 八代目市川新之助 / 松本白鸚尾上菊五郎 / 片岡仁左衛門 / 中村梅玉 / 市川左團次
2022年10月30日先祖と亡くなった人の冥福を祈る、お墓参り。遺骨が中に入ったお墓は、残された家族が故人をしのぶ大切なものといえます。2022年10月23日に、歌舞伎役者の市川海老蔵さんがブログを更新。先祖と、2017年にがんで亡くなった、妻でフリーアナウンサーの小林麻央さんのお墓参りに訪れたことを明かしました。我が子とともにお墓参りに行った海老蔵さんは、ブログを通してあるお願いを呼びかけています。それは、祖父と先祖の墓を削ることをやめてほしいというものです。そしてかなしいです。祖父の墓石と九代目の墓石、また削られています。やめてください。お願いします。市川海老蔵オフィシャルブログーより引用写真のように、墓石のいたるところが削られていたのです。「また削られています」と海老蔵さんがいうように、墓石への被害は一度に限ったことではないと分かります。大切な故人の墓石が削られていることを明かした海老蔵さんのブログに、さまざまなコメントが上がりました。・亡くなった人の墓石を削るとは、なんて罰当たりなことを…。・自分がされたら嫌なはずなのに、どうしてこんなことをできるのでしょうか。・心ないことをする人がいるなんて、とても残念です。墓石は、故人と残された家族を結ぶ大切なもの。このように削られる被害は、海老蔵さんだけでなく先祖も悲しんでいるはず。墓石を削った人が、自身の間違いに気付き、少しでも被害がなくなることを願うばかりです。[文・構成/grape編集部]
2022年10月26日長澤まさみ主演月10ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」が10月24日スタート。主人公・恵那の“変化”に「一瞬で引き込まれました」などの声が上がるとともに、長澤さんの演技に「貫禄が素晴らしい」「圧倒された!」といった感想も投稿されている。長澤さんが「コンフィデンスマンJP」以来、4年半ぶりに連続ドラマ主演を務める本作。スキャンダルでエースの座から転落したアナウンサーと仲間たちが冤罪疑惑を追う中で、一度失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描いていく、社会派エンターテインメントとなる。路上キスを週刊誌に撮られてニュース番組を降板し、現在は深夜の情報番組「フライデーボンボン」のコーナーMCを担当している大洋テレビアナウンサーの浅川恵那を長澤さんが演じ、両親が弁護士という裕福な家庭で育ち、「フライデーボンボン」で芸能ニュースを担当する新米ディレクターの岸本拓朗には眞栄田郷敦。恵那の路上キスの相手で、拓朗が新入社員時代に指導を受けた報道局のエース記者・斎藤正一に鈴木亮平。拓朗にある依頼をするヘアメイクの大山さくらに三浦透子。「ニュース8」のディレクターを担当する滝川雄大に三浦貴大。元々報道にいたが「フライデーボンボン」に異動した同番組のチーフプロデューサー・村井喬一に岡部たかし。拓朗の母・岸本陸子に筒井真理子。副総理の大門雄二に山路和弘といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。拓朗に呼び止められた恵那は、ある連続殺人事件の犯人とされる死刑囚が実は冤罪かもしれないと相談される。路上キスで報道から情報番組に異動した恵那は、報道、ましてや冤罪事件とはもう関わりたくないと思っていたが、拓朗は彼女の気持ちなどお構いなしに力を貸してほしいと頭を下げる。拓朗はヘアメイクの大山に弱みを握られ、この冤罪疑惑を番組で扱うよう言われていた…。恵那はすでに風化した事件を掘り起こすことは得策ではないと一蹴するが、拓朗は懲りずに新入社員時代の指導担当で報道局のエース記者・斎藤を頼る。しかし彼は恵那の元彼でスキャンダルの原因にもなった相手だった…というのが1話の展開。怒りや憤りを飲み込もうとする恵那だが、その反動で吐き気を催すように。しかし拓朗の説得によって彼女は変わっていき、これまで我慢していた村井に反論するようになり、冤罪事件を扱うことも決意する。そんな恵那の変化に「色を無くしたような初回の長澤まさみが今後どうなっていくのか気になる」「最後の決意した恵那ちゃんの表情かっこよかった」「闘う意志を込めるかのように水を飲む長澤まさみ、良かったな」「もう飲み込みたくないものは飲み飲まないと決意を固めたように顔を引き締める浅川恵那の力強さに一瞬で引き込まれました」などの声が殺到。また「長澤まさみの貫禄が素晴らしい」「長澤まさみさんの演技に圧倒された!」「長澤まさみさんの凛とした演技の素晴らしさよ…」と、恵那を演じる長澤さんの演技にも賞賛が集まっている。【第2話あらすじ】行方不明になっていた中学2年生の女子生徒が遺体で発見される。首にはかつて世間を騒がせた連続殺人事件の被害者と同じく絞められた痕があり、遺体発見現場も同じ神奈川県八頭尾山の山中だった。恵那は番組で過去の事件を調査報道したいと考え、ひとまず一人で事件を洗い直す。そして大山が書きためた裁判記録から検察側のある主張に違和感を覚える…。「エルピス―希望、あるいは災い―」は毎週月曜日22:00~フジテレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年10月25日「主演の長澤まさみさんをはじめ、出演者やスタッフが、みなさんすごい方ばかりで、もうめちゃくちゃ気合が入っています!」そう語るのは、新ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(カンテレ、フジテレビ系・10月24日より毎週月曜22時~)でテレビ局の新米ディレクター・岸本拓朗を演じる眞栄田郷敦(22)。主人公で元エースアナウンサー役の長澤との交流も深まっている。「クランクイン初日から“ゴードン”と呼ばれています。『親戚の子みたいな感じだよね』っていつも言われて(笑)」そんな長澤の座長ぶりを見て学ぶことも。「座長だから何かするわけではなく、自分の役をしっかり生きているという印象です。座長がそういう姿勢だと、現場も締まります」自身が演じる拓朗は、お坊ちゃま育ちでエリートコースを歩んできた青年。多面的なキャラクターにやりがいを感じている。「世の中にも表と裏があるように、拓朗自身、回を重ねるごとに風貌も変わるほど変化していきます。難しい役ですが、チャレンジは楽しいです」拓朗は弁護士の両親の影響を大きく受けて育ったが、眞栄田自身の家族との関係は?「母とはとても仲がよくて、友達みたいな関係です。昔、一家でアメリカに住んでいたころは、父は仕事で家を空けることが多かったので、母が一人で、兄と僕を育ててくれました。英語もしゃべれないのにすごいことだなあって」また、亡き父・千葉真一さんを役者としてどう見ていたのだろうか。「父は、まだ日本の俳優があまり海外に進出していないときから、海外を視野に入れていた人。たぶん、誰もやってこなかったことに挑戦したいという願望があったのだと思いますが、そういう考え方は、おのずと自分の中にもあると思っています」
2022年10月22日歌舞伎俳優の市川海老蔵が15日、東京スカイツリータウンで実施されたイベント「スカイツリー点燈式と『三番叟』(さんばそう) 披露」に、長女の市川ぼたん、長男の堀越勸玄とともに出席。十三代目・市川團十郎襲名を間近に控え、ぼたんと勸玄から激励を受けた。歌舞伎座では11月、12月の2カ月にわたって「市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台」を開催する。同公演に先がけて今回、東京スカイツリーに十三代目市川團十郎白猿襲名・八代目市川新之助初舞台の記念企画として、成田屋をイメージした柿色の特別ライティングや特別演奏を実施。海老蔵が「三番叟」を披露した。海老蔵は「2020年に予定されていた襲名披露興行ですが、皆様もご承知のとおり、コロナ禍で延期という発表がございました。それがようやく本年2022年11月から襲名披露公演ができるのは、やっとの思い。大変うれしく、緊張感をもって過ごしております」と心境をコメント。本イベントの開催に触れて「(襲名の日が)刻々と近づいてきていると、ひしひしと感じています」と述べた。ぼたんは12月に「團十郎娘」で踊り、勸玄は11月、12月に「外郎売(ういろううり)」「毛抜(けぬき)」などに挑む。歌舞伎界の未来を背負う我が子たちの成長に海老蔵は「彼らもどんどん機運が高まっている。私もその気合いに負けないように過ごしていきたい」と目を細めた。さらに、ぼたんと勸玄が、團十郎を継ぐ父へのメッセージを求められると、海老蔵は「私に?」と目を丸く。ぼたんは「團十郎という名跡は、とても大きな名跡で、本当にすごいなと思います。これから大変なことがあると思いますが、頑張って乗り越えてください」と激励。勸玄も「團十郎という名跡はとても大きなもので、尊敬しています。お父さんに頑張ってほしいと思っていますし、ケガなく、安全に、楽しく過ごしてもらいたいです」とエール。海老蔵は頭を下げて感謝した。
2022年10月15日11月、12月の2カ月にわたり歌舞伎座にて行われる「市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台」の特別CMが公開された。本CMは「市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台」に向けた15秒の特別CM。撮影場所は襲名披露公演の舞台でもある“歌舞伎座”で、9月中旬、格式高い松羽目を背景にした舞台上に海老蔵と勸玄が並び、厳かな雰囲気と緊張感漂う中、撮影は行われた。なお、第五期歌舞伎座でのCM撮影は初めてとなる。監督は数々のCMを手掛けた原田陽介が務め、撮影は写真家の操上和美が担当した。操上は、襲名のビジュアルとなっている『勧進帳』武蔵坊弁慶の宣材写真を撮影しており、また新之助時代から海老蔵を撮影している。映像では、紋付姿の海老蔵と勸玄が挨拶をするまでの瞬間をツケ打ちの音とともに印象深く演出。真っ直ぐな眼差しで前を見つめるふたりがアップになり、「歴史の継承」そして「未来」という海老蔵のナレーションが入るなど、襲名披露公演への期待が高まるCMとなっている。特別CMは、12月上旬まで松竹チャンネル(YouTube)、日本テレビ、テレビ朝日で放送される。■市川海老蔵 コメント襲名を目前に控え、勸玄と共に、第五期歌舞伎座では初となるCM撮影を行わせていただきました。改めて身の引き締まる思いです。多くのお客様にお楽しみいただけるよう一所懸命勤める所存です。ぜひ歌舞伎座へお越しください。■堀越勸玄 コメント歌舞伎座の舞台での撮影でしたが、舞台を勤めるときとは違い緊張をしました。頑張りましたので、このCMを見てたくさんの皆さまに歌舞伎座に来ていただきたいです。「市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台」特別CM
2022年10月15日女優の長澤まさみさんが、『NARS』から発売される「パワーマット リップスティック」のキャンペーンモデルに決定しました。「#PLAYYOURPOWER (人生を、思うままにプレイしよう)」というコンセプトのもと、各カラーには「パワーマット リップスティック」が引き出す自身の新たな魅力や、なりたい自分に後押しする「#パワーリップ」のメッセージが添えられています。NARS 「パワーマット リップスティック」が発売!『NARS(ナーズ)』から、全く新しい感覚の「パワーマット リップスティック」が10月14日より発売。なめらかなテクスチャーはエフォートレスにマットで大胆な高発色を叶え、長時間(※1)美しい仕上がりをキープ。鮮やかなカラーを唇にロックする、独自の「パワーピグメント コンプレックス」は、無重力のように軽いつけ心地で、色移りがしずらいのが特徴です。長澤まさみさんひと塗りでとても大胆に発色したので驚きました。マットな質感なのに潤いを感じて、着け心地の良さがとてもお気に入りです。たくさん色があるので、その日の気分で使う色を変えてみても。”パワーマット リップスティック”で日々を彩ってほしいなと思います。ーー色展開は、全15色。その中から、長澤まさみさんが着用した3色をご紹介します。※1 10時間仕上がり持続データ取得済み。仕上がりには個人差があります。101 NO ANGEL「101 NO ANGEL」のメッセージは、“かっこよく、自信に満ちて”。色味は、史上最高のソフトブラウンピンクです。133 TOO HOT TO HOLD「133 TOO HOT TO HOLD」のメッセージは、“魅せたい自信”。色味は、生粋のメープルレッドです。121 FREE BIRD「121 FREE BIRD」のメッセージは、“凛とした落ち着き”。自由奔放なピーチコーラルです。ナーズ パワーマット リップスティック全15色 各¥4,290(10月14日発売)「パワーマット リップスティック」を体感しましょう!10月8日〜19日まで、原宿のビューティ・スクエアに「パワーマット リップスティック」のカラーで彩られた、カラフルなランウェイが出現します。10月14日の全国発売に先駆けて「パワーマット リップスティック」を購入できるほか、開催期間中限定のプレゼント特典や、「パワーマット リップスティック」を存分に楽しめるコンテンツを体験することができます。注目の最旬リップ「パワーマット リップスティック」を、ぜひ手にとってみてください。【参考】NARS JAPAN 公式サイト文・三谷真美
2022年10月11日女優の長澤まさみが出演する、NARS「パワーマットリップスティック」のWEB動画が7日に公開された。動画では、「#PLAYYOURPOWER(人生を、思うままにプレイしよう)」というコンセプトのもと、「パワーマットリップスティック」が引き出す自身の新たな魅力や、なりたい自分に後押しする「#パワーリップ」のメッセージとともにコレクションの世界観を⻑澤が表現。普段の彼女とは印象の違った3パターンのメイク、ファッションを披露している。○■⻑澤まさみコメント一塗りでとても大胆に発色したので驚きました。マットな質感なのに潤いを感じて、着け心地の良さがとてもお気に入りです。たくさん色があるので、その日の気分で使う色を変えてみても。「パワーマットリップスティック」で日々を彩って欲しいなと思います。
2022年10月07日長澤まさみ、眞栄田郷敦、三浦透子、鈴木亮平らが出演するこの秋スタートの新ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」が、10月17日からフランス・カンヌで開催される国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM」(ミップコム)において、Asian World Premiere TV Screeningとして世界初上映されることが決定した。長澤まさみが4年半ぶりに連続ドラマの主演を務める本作は、実在の複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント。スキャンダルによってエースの座から転落したアナウンサーと彼女に共鳴した仲間たちが、犯人とされた男の死刑が確定した女性連続殺人事件の冤罪疑惑を追う中で、一度は失った自分の価値を取り戻していく姿を描く。世界最大級の国際映像コンテンツの見本市・イベント「MIPマーケット」。カンヌでは毎年4月に「MIPTV」と10月に「MIPCOM」の年5回開催。世界各国の映像コンテンツ制作会社と、またコンテンツを購入する放送・配信事業主、さらには共同制作関係者や投資家など映像コンテンツ関係者が集結。2010年からは公式上映イベントとして、「World Premiere」を開催、「マッドメン」(アメリカ)、「タイタニック」(イギリス)などの欧米ドラマが公式上映作品としてWorld Premiereを行ってきた。ほぼコロナ禍前並みの参加者が見込まれる今年、本作がAsian World Premiere TV Screeningとして、カンヌ国際映画祭のメイン会場と同じ、パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレのメインホール、グランド・オーディトリウムにおいて、世界で初めて上映される。60年近い歴史を持つMIPマーケットにおいて、日本の作品がメイン会場で上映されることは、今回が初めて。カンテレ制作のドラマがAsian World Premiere TV Screeningに選出されるのは、「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」に続いて2回目だ。日本に先駆けての初上映に長澤さんは「どんな風に、この作品に興味を持ってくださるか楽しみです。そして、どの国の方にも共感していただけるものになるはずなので、観た方の感想が早く聞きたいです」と期待。「この作品のテーマに共感してくださる方が多くいらっしゃると思うんです。コロナ禍で私たちがたくさんのことを経験して来た今だからこそ、響くものがあるようにも思います。物語の目線、人々の多面性、真っ直ぐな想いなど、観る方それぞれの受け取り方でドラマを楽しんでもらえたらうれしいです」とコメントしている。「エルピス―希望、あるいは災い―」は10月24日より毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2022年09月14日歌舞伎俳優によるオンライントークショー『歌舞伎家話』第17回に、市川染五郎と市川團子が出演することが決定した。今回の配信は、「弥次喜多」シリーズの最新作として歌舞伎座で上演された新作歌舞伎『東海道中膝栗毛 弥次喜多流離ー譚(やじきたりたーんず)』が歌舞伎オンデマンドで配信されることを記念した特別編。主役の弥次郎兵衛・喜多八を演じた松本幸四郎、市川猿之助の活躍はさることながら、「陰の主役」である伊月梵太郎と五代政之助をそれぞれ12才(染五郎)・13才(團子)から足掛け7年をかけて演じた染五郎、團子の活躍・成長ぶりは目覚ましく、同シリーズは彼ら二人の役者としての成長絵巻とも言える。今回の『弥次喜多流離譚』では、御家が没落して不良になってしまった伊月梵太郎を染五郎が、梵太郎の幼馴染であり家臣の五代政之助を團子が演じた。また、今回は二人とも女方にも挑戦し、見事な早替りと劇中で繰り広げられた「ダンスバトル」で観客を魅了。今回のトークでは、舞台の感想はもちろん、7年間同役を演じ続けてきた二人だからこその舞台への想いが語られる。■市川染五郎 コメント弥次喜多シリーズ初演から伊月梵太郎を勤めさせていただいています。純真無垢な若殿様が、暴走族の総長になるとは6年前を思うと想像もしていませんでしたが、次回はどうなるのか、はたまた次回があるのかどうかさえ想像できない所もこのシリーズの好きなところです。その弥次喜多シリーズのお話を中心にお話しできればと思いますので、限られたお時間ですが、ぜひお楽しみください。■市川團子 コメント皆さま、こんにちは。市川團子でございます。今回、戸部さんと染五郎さんと歌舞伎家話にてお話できる機会をいただけたこと、本当に嬉しく思っています。今回は久しぶりの舞台での弥次喜多の公演ということや、初の本格的な女形への挑戦ということもあり、色々な思い出のある一カ月となりました。舞台でのお話はもちろん、舞台裏のことについても楽しくお話させていただければなと思っておりますので、ご覧いただけたら嬉しいです。<配信情報>『歌舞伎家話』出演者:市川染五郎 / 市川團子聞き手:戸部和久(松竹演劇部 /『東海道中膝栗毛 弥次喜多離流譚』脚本)配信日時:2022年9月8日(木) 20:00~(約70分)※生配信詳細はこちら:『歌舞伎オンデマンド』2022年9月9日(金) 12:00~9月29日(木)※3週間限定配信(購入時より7日間視聴可能)■視聴料金『東海道中膝栗毛 弥次喜多流離譚』本編:3,300円(税込)※『東海道中膝栗毛 弥次喜多流離譚』本編&イヤホンガイド『Web講座』セット販売も同時配信詳細はこちら:※ご購入・ご視聴には歌舞伎オンデマンド連携の配信プラットフォーム「MIRAIL(ミレール)」の会員登録(無料)/ ログインが必要です。
2022年09月05日歌舞伎俳優・市川海老蔵の長女・市川ぼたんが9日、大阪・京セラドーム大阪で開催されたオリックス・バファローズ対東北楽天ゴールデンイーグルス戦の始球式に登板した。突然スーパーパワーを手に入れた可愛いペットたちの大冒険を描く映画『DC がんばれ!スーパーペット』(8月26日公開)で声優に初挑戦し、空飛ぶ犬のクリプトや“スーパーペット”たちの前に立ちはだかる最強の敵、あざとかわいい子猫のウィスカーズを演じたぼたん。父・海老蔵と毎日キャッチボールの練習をして初始球式の当日を迎えたぼたんは、「(父から)たくさんアドバイスをもらいましたが、野球ボールの握り方を詳しく教えてくれました!」と明かし、始球式に向けて「緊張しますが、精一杯投げたいと思います!」と緊張した面持ちながら意気込みを語った。そして迎えた本番、観客でにぎわう球場内で名前がコールされると、オリックス・バファローズのユニフォームに自身が演じた子猫・ウィスカーズのイメージを加えたオリジナルのユニフォームで登場。会場から大きな拍手が沸き起こった。始球式前の投球練習でも父・海老蔵と練習をしていた成果もあり、一発勝負の投球はマウンドから見事なピッチングでホームへ真っすぐ届き大成功。会場からは大きな拍手が贈られた。始球式終了後、「緊張したけど楽しかったです!またチャレンジしてみたいです」と笑顔でコメント。始球式と同様、自身の中で初挑戦となった『DC がんばれ!スーパーペット』の吹替版声優に関しては「励ましと勇気をくれる映画です」と述べ、球場にいるプロ野球ファンたちに「ぜひ、映画館でご家族やお友達と観てほしいです!」と呼びかけた。(C)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. TM & (C) DC
2022年08月09日歌舞伎俳優・市川海老蔵の長女・市川ぼたんが31日、都内で行われた映画『DC がんばれ!スーパーペット』(8月26日公開)の夏休みファミリー試写会&吹替キャスト登壇イベントに、女優の松岡茉優、お笑いコンビ・チョコレートプラネットの松尾駿とともに出席した。本作は、突然スーパーパワーを手に入れた可愛いペットたちの大冒険を描く物語。声優初挑戦のぼたんは、空飛ぶ犬のクリプトや“スーパーペット”たちの前に立ちはだかる最強の敵、あざとかわいい子猫のウィスカーズを演じた。ぼたんは「皆様こんにちは、市川ぼたんでございます」と緊張しながらもしっかり挨拶。「『DC がんばれ!スーパーペット』は、少しおっちょこちょいな、かわいらしいスーパーペットたちが助け合いながら頑張っている姿に、ユーモアや感動、勇気などをもらえる、とてもいい作品だと思いますので、皆さんぜひ見に来てください」とアピールした。あざとかわいい子猫のウィスカーズ役について、「あざとかわいいけど強いというところが、どういう風に演じようかなと思って本当に難しかったんですけど、あざとくてかわいいというところを特に意識して演じてみました」とコメント。「声の出演が初めてだったので、それ自体が緊張したんですけど、特にあざとくてかわいくて強いっていうのが『えー!』って思ってしまって。本当に難しかったです」とアフレコを振り返った。今回が映画イベント初参加となったぼたん。「とても緊張しましたが、松尾さんや松岡さんにもお会いできて、皆様の前でこのような経験ができたこと、本当にうれしいです。今日はありがとうございました!」と挨拶していた。
2022年07月31日1歳違い。同時代に「歌舞伎」という同じ世界に生まれ、切磋琢磨し合う市川染五郎さん、市川團子さん。舞台では見せない等身大の表情で語り合う、ふたりの関係性、ふたりの未来とは――。――おふたりの関係を一言で表すとしたら?市川染五郎:ライバルであり、仲間ですね。市川團子:そこに大親友も追加しておいてください。染五郎:彼にだけでなく歌舞伎役者の皆さん全員に対してそう思っていますが、特に自分たちは年齢の近い役者が少ないので、そういう意味でもすごく貴重な存在です。團子:年が近くなかったら仲良くなっていないってこと?(笑)染五郎:そういうことではなくて。年齢は彼の方が1歳上で、歌舞伎役者としては自分が先輩ですけど、小さい頃から共演していたので、先輩・後輩感がないのがいいのかもしれない。彼はどちらかといえば弟っぽい性格だから、年上という感じもしないですし。團子:年齢は関係なく、僕はいっくんを年上だと思っています。――お互いをどう呼んでいます?團子:僕はいっくんです。いっくんは、名前を呼ばないですね。本当に俺の名前、生涯で呼んだことないんじゃない?(笑)染五郎:流れで今まで呼ばないできてしまったので、今更何て呼んでいいのかわからないんだよね。――プライベートで一緒に遊びに行ったりはしますか?團子:昔はありましたね。染五郎:初共演した頃に、父がしながわ水族館に連れていってくれて。それくらいですかね。團子:5年くらい前に大江戸温泉物語に一緒に行こうと言って断られました。染五郎:入り口まで行ったじゃん。年齢的に保護者がいないと駄目と言われて入れなかったんです。團子:そうだった、懐かしい。――ふたりの役割分担は?染五郎:どっちかというと、彼がずっとボケてます。團子:僕がボケで、いっくんがツッコミです。染五郎:ツッコミなのかもわからないけど。團子:みたいに冷静なコメントをしてくれるんですが、こう見えて、内心は笑ってるんですよ。なので、常に仕掛けています。10発に1発くらいは当たるので。染五郎:弥次喜多もですが、新作の稽古は1日がかりだったりして。そうなると、必然的に一日中一緒に過ごすことになる。自分は徐々に集中していくタイプだけれど、彼は集中しつつもテンションが上がってどんどんボケ始める。たまにちょっと集中させてくれよ、と思います。團子:それはごめん(笑)。いっくんには素を出せるというか、つい変なボケが思い浮かんじゃうんです。笑ってない感を出しているけど、実は顔はけっこう笑っているから、嬉しくなっちゃって。昔は、ボケが行くところまで行くと意外と乗ってくることもあったので。染五郎:小さい頃は自分もやんちゃだったので。昔は一緒に楽屋の大浴場で、父が後から風呂に入ってくるのを待機してね。團子:全部で5つあるシャワーが(十代目松本)幸四郎さんに一点集中するようにセットして、「おつかれさまです!」って迎えてね。でも、いっくんの心の奥は昔と変わらないと僕は感じているので、そんなに印象は変わってません。――今後、お互いがどんな大人になっていくと思いますか?團子:幸四郎さんがボケるタイプなので、いっくんもどこかで変わるんじゃないかと踏んでいます。染五郎:人前に出たときに、2~3発は笑いを取りたいという気持ちは正直あります。――大人になったとき、どんな関係でありたいですか?染五郎:歌舞伎にはふたりで演じる演目が結構あるので、それを一緒にできたらなと思います。團子:一緒に舞台に出続けたいですし、関係が死ぬまで変わらずにあったらいいなと思います。『八月納涼歌舞伎』染五郎さん、團子さんが共に出演する第三部「東海道中膝栗毛弥次喜多流離譚(やじきたリターンズ)」では、シリーズ内初の女方にふたりで挑戦する。8月5日~30日(10日、18日は休演)、歌舞伎座にて上演。いちかわ・そめごろう(写真右)2005年、東京都生まれ。’07年に初お目見え。’18年、八代目市川染五郎を襲名。’21年、アニメ映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』では映画初主演、声優に初挑戦。’22年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に木曽義高役で出演。シャツ¥24,200(ジョン ローレンス サリバン TEL:03・6721・0406)パンツ¥37,400(ガラアーベント/サーディヴィジョンピーアール TEL:03・6427・9087)その他はスタイリスト私物いちかわ・だんこ(写真左)2004年、東京都生まれ。本名は香川政明。屋号は澤屋(おもだかや)。父は九代目市川中車(香川照之)。’12年、新橋演舞場『スーパー歌舞伎 ヤマトタケル』で初舞台。五代目市川團子を襲名。八月納涼歌舞伎「浮世風呂」では、なめくじを演じる。シャツ¥35,200(ジョン ローレンス サリバン)パンツ¥46,200(ウジョー/エム TEL:03・6721・0406)ブーツ¥99,000(ユハ TEL:03・6659・9915)その他はスタイリスト私物※『anan』2022年7月27日号より。写真・鈴木 親スタイリスト・中西ナオヘア&メイク・AKANE(染五郎さん)森 智聖(VRAI Inc./團子さん)取材、文・小川知子(by anan編集部)
2022年07月22日俳優の竹野内豊と女優の長澤まさみが出演する、アサヒビール「アサヒ ザ・リッチ」の新CM「竹野内さん キンキンゴクゴクが、好きです。」編、「長澤さん 泡マシマシが、好きすぎる。」編が、25日より放送される。新CMは、“私の好きなザ・リッチの飲み方”をテーマに制作。竹野内と長澤が、ベランダで夜風に当たりながらおすすめの飲み方を紹介する。「竹野内さん キンキンゴクゴクが、好きです。」編では、竹野内が「僕のリッチの飲み方は、よーく冷やしたキンキンゴクゴクスタイル。これが……」と同商品を口にし、カメラに向かって「好き……」「です!」と力強く言い放つ。「長澤さん 泡マシマシが、好きすぎる。」編も、長澤が「私のリッチの飲み方は、ゆーっくり注いで、いい泡マシマシ。これが……」と一口飲み、「好きすぎる」と決め顔で締める。また、新CM放送に合わせてWEBCMも公開。竹野内と長澤それぞれ「夏」編、「秋」編、「冬」編2種の計4パターンで季節に合わせた飲み方を披露する。■竹野内豊&長澤まさみインタビュー――CM撮影の感想をお願いいたします。長澤:今回、それぞれの飲み方をテーマにしたCMなんですが、私は、「泡マシマシ」ということで、きめ細やかな泡ができたアサヒザ・リッチを飲んで、とっても気分が上がって楽しい撮影でした。そして自分の飲み方を楽しみたいなと思って撮影しました。――今回のCMセットのような「夜風の吹くベランダ」でリッチを飲むことはいかがでしょうか?竹野内:これまでのザ・リッチのCMは青のバーの世界の中でザ・リッチを飲むというイメージでしたが、夜風に当たりながら仕事終わりにリラックスできる場所でキンキンに冷えたザ・リッチを飲むのも最高だなと思いました。――今回のCMは、「私の好きな飲み方」をテーマにしています。「これをするとリッチになれる」という、自分流のおすすめしたい方法はありますか?長澤:お家でお酒を飲むときは、必ず自分のお気に入りのグラスや、陶器のコップであったり、ぬるくならないコップなどにいれて飲むようにしています。そういうのにこだわって飲むとリッチ感が味わえるので実践しています。竹野内:朝はやく起きて、天気のいい日に外の風にあたったときにはリッチな気分になりますし、ビールもおいしくなります。長澤:休日を有意義に過ごすのはいいですね。早起きは三文の得ですから、早く起きた方が生活のリズムも崩れなくていいですね。――CMの中で「いい泡マシマシ」や「キンキンゴクゴク」とザ・リッチのオススメの飲み方を披露するシーンがありますが、誰かに教えたいオススメのマイブーム(ハマっていること)はありますか?長澤:最近ぬか漬けをはじめました。発酵ぬか床というセットがあって、自分でぬか床を作らなくていいので、簡単にできるのです。自分でぬか漬けを作ることにハマって楽しんでいます。竹野内:料理って言えないですが、ちょっとしたものを自分でたまに作るようになったのですが、生姜を何に入れてもおいしいことに気づいて味噌汁にもいれたりして楽しんでます。長澤:アサヒザ・リッチにもいれたりしました?竹野内:それはやったことはないけど、たしかにおいしいかもね。やってみようかな。あと、ぬか床にもチャレンジしてみようかな。長澤:簡単なんでおすすめです。
2022年07月22日歌舞伎俳優の市川海老蔵が7月7日、東京・歌舞伎座で行われた「市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台」の演目発表会見に、長男の堀越勸玄とともに出席した。海老蔵が「十三代目市川團十郎白猿」、勸玄が「八代目市川新之助」をそれぞれ襲名しての初舞台。2022年11月、12月に歌舞伎座で上演し、その後各地で襲名興行が行われる。十一月吉例顔見世大歌舞伎(11月7日~28日)の昼の部では『外郎売』と『勧進帳』、夜の部では口上と『助六由縁江戸桜』を上演し、團十郎を襲名する海老蔵が武蔵坊弁慶(『勧進帳』)、花川戸助六実は曽我五郎(『助六由縁江戸桜』)を、新之助を襲名する勸玄が外郎売実は曽我五郎(『外郎売』)、福山かつぎ(『助六由縁江戸桜』)を勤める。続く十二月大歌舞伎(12月5日~26日)の昼の部では『押戻し』と『毛抜』、夜の部では口上と『助六由縁江戸桜』が演目に決定した。当初2020年5月に予定されていた襲名から、約2年6カ月の延期を経て開催される運びとなった「十三代目市川團十郎白猿襲名披露八代目市川新之助初舞台」。会見に臨んだ海老蔵は、「ご承知の通り、コロナ禍ということで、襲名披露興行が延期という形となっておりましたが、皆様のご指導のもと、11月、12月の歌舞伎座を皮切りに、地方各都市を回らせていただく興行ができることと相成りました」と神妙な面持ち。市川海老蔵「まだコロナ禍は続いておりますが、このような襲名披露興行が執り行えることで、何か新しい光になれれば。関係者の皆様の願いもございますし、この2年間は、それに応えるための、ある意味で準備期間をいただいたのだと思う」と話していた。襲名披露興行は2024年10月の松竹座まで行われる予定で「私自身も、心身ともに十分に配慮しながら、皆様のご期待に応えられるような團十郎に、また、歌舞伎がより一層の発展となりますように賢明に努力いたします」と決意を新たに。「襲名によって、私の中身がいきなり、魔法のように変わるわけではございません」と気持ちを引き締めた。堀越勸玄海老蔵の父である十二代目團十郎が2013年2月に亡くなって以来、大名跡が復活を果たすのは、9年9カ月ぶりとなり「父の襲名披露興行も、そこで苦労していた背中も見てまいりました。自分自身も苦しみあがきながら、しかし、歌舞伎に向き合う。そんな自分に期待しながら勤めてまいりたい」と思いを馳せ、「父から教わった市川家由縁の芸である歌舞伎十八番の助六や弁慶を勤められるよう励みたい」と精進を誓った。勸玄は十二月大歌舞伎の『毛抜』で、成田屋の歴史において最年少で粂寺弾正を勤めることになり、「賢明に勤めさせていただきます」と凛々しく挨拶。本人の希望で『毛抜』の上演が決まったといい、「お父さんみたいなすごい役者になりたいと思って」と理由を語ると、海老蔵は「9歳では大変難しいお役」としつつ、「2020年で『毛抜』に挑戦することは、おそらくなかったはず。(延期を)プラスに変える努力をすべき」とエールを送った。取材・文・撮影=内田涼<公演概要>「市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台」十一月吉例顔見世大歌舞伎<昼の部>歌舞伎十八番の内『外郎売(ういろううり)』八代目市川新之助初舞台相勤め申し候外郎売実は曽我五郎:新之助歌舞伎十八番の内『勧進帳(かんじんちょう)』武蔵坊弁慶:團十郎<夜の部>十三代目市川團十郎白猿、八代目市川新之助襲名披露 口上(こうじょう)團十郎、新之助歌舞伎十八番の内『助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)』花川戸助六実は曽我五郎:團十郎福山かつぎ:新之助十二月大歌舞伎<昼の部>道成寺歌舞伎十八番の内『押戻し(おしもどし)』大館左馬五郎:團十郎歌舞伎十八番の内『毛抜(けぬき)』八代目市川新之助初舞台相勤め申し候粂寺弾正:新之助<夜の部>十三代目市川團十郎白猿、八代目市川新之助襲名披露 口上(こうじょう)團十郎、新之助歌舞伎十八番の内『助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)』花川戸助六実は曽我五郎:團十郎
2022年07月07日市川海老蔵が6月23日、都内で行われた歌舞伎座「七月大歌舞伎」第二部『夏祭浪花鑑』『雪月花三景』の取材会に出席した。『雪月花三景』では市川ぼたん、堀越勸玄と親子3人で共演することになり、「麗禾(ぼたん)とも一緒に1ヶ月の本興行ができるというのは、我が家としては初めてのことなので、うれしいですね。初物尽くしですし、私も(襲名を控え)海老蔵として舞台に立つ回数はどんどん減っていくので、一生懸命に集中して勤めていきたい」と喜びとともに抱負を語った。義太夫狂言の傑作『夏祭浪花鑑』では、海老蔵が8年ぶりに団七九郎兵衛を勤め、男伊達の義理人情と、歌舞伎ならではの様式美あふれる「殺し場」を錦絵のように繰り広げる。九郎兵衛の伜市松は、海老蔵の長男・勸玄が演じる。勸玄の様子について「襲名が延期になり、落胆もしておりましたが、この数ヶ月“やる気スイッチ”が入ってきた」と目を細め、「歌舞伎の家として当然ですが、次に渡していく作業があるので、麗禾と勸玄に対する責任も増してきている」と表情を引き締めた。続く『雪月花三景』は、成田屋ゆかりの新歌舞伎十八番のひとつで華やかな舞踊劇。貴人の悲恋を支える帝の忠臣・仲国(海老蔵)が胡蝶の精らとともに、五穀豊穣と天下泰平を祈念する旅に出かける物語で、女蝶の精を長女・ぼたん、男蝶の精を勸玄がそれぞれ勤めることになった。ぼたんが本興行で歌舞伎座公演に初出演。本興行としては、初めて親子3人での共演が実現する。ふたりによる可憐な舞踊も見せ場になっており、海老蔵は「親が言うのはヘンなんですが、舞踊に対する彼女の熱量はとても真面目。それが見ている人間に通用するところまで磨き上げている。そんな向き合う姿勢を、お客様に観ていただく機会を増やすことが、歌舞伎、舞踊、文化としても価値のあるもの」とぼたんの今後に期待のコメント。改めて、親子3人での共演について「夢のよう」と語り、「これが続けられるように、模索していきたい」と話していた。コロナ禍の影響で延期になっていた「十三代目市川團十郎白猿襲名披露八代目市川新之助初舞台」の公演が、令和4(2022)年11月、12月の2ヶ月間にわたり歌舞伎座にて開催する予定だ。「海老蔵という広く知られるようになった名前をやめて、團十郎という新しい世界に入ることは、大変勇気がいる行動。私にとっても愛着がある名前ですが、團十郎という大きなお名前を襲名するのは、自分のことだけではなく、歌舞伎という伝統文化の中で生きていく部分が、より大きなものになる」と決意を新たにしていた。会見後の取材に応じた勸玄は、「堀越勸玄として、舞台をするのは7月が最後なので、皆さま観に来てください。精いっぱい頑張ろうと思います」と強い意気込み。ぼたんは「歌舞伎座に出させていただきます。蝶の精を一生懸命、躍らせていただきますので、どうぞよろしくお願いします」と挨拶した。取材・文・写真=内田涼<公演情報>「七月大歌舞伎」2022年7月4日(月)~29日(金)第一部午前11時~第二部午後2時40分~第三部午後6時30分~※開場は開演の40分前を予定【休演】11日(月)、20日(水)【貸切】第三部:15日(金)、21日(木)会場:歌舞伎座
2022年06月24日歌舞伎俳優・市川海老蔵の長女・市川ぼたんが、映画『DC がんばれ!スーパーペット』(8月26日公開)で声優に初挑戦することが21日、発表された。本作は、突然スーパーパワーを手に入れた可愛いペットたちの大冒険を描く物語。急にはパワーを操れないちょっとドジなペットの犬、ブタ、カメ、リスたち。世界征服を狙うあざと可愛い子猫とモルモットたちにさらわれたご主人様を救い出すため、最強の敵に立ち向かう。日本語吹替キャストには、楠大典、高木渉、魏涼子、松岡茉優、松尾駿(チョコレートプラネット)、梶裕貴ら豪華キャストが既に発表され、個性的で愛らしいスーパーペットたちの活躍に、期待の声が寄せられている。今回、新たに市川ぼたんが日本語吹替版の声優として参加することが決定した。2019年に8歳で日本舞踊の名跡・四代目市川ぼたんを襲名し、昨年は連続ドラマ『二月の勝者―絶対合格の教室―』にも出演した市川ぼたん。声優初挑戦となる本作で演じるのは、空飛ぶ犬のクリプトや“スーパーペット”たちの前に立ちはだかる最強の敵・子猫ウィスカーズ。あざと可愛い見た目に反して、しっぽマシンガン、ひげミサイル、毛玉ボムボムなど全身が武器。スーパーパワーを手にしたペットたちに容赦ない攻撃を繰り広げ「こんばんニャ♪」「ニャめんなよ~」と可愛い猫語を披露している。今回が声優初挑戦となるが、吹き替えならではの演技に「声の出し方をあまり知らなかったので、色々頑張りました」と新たな挑戦への奮闘を明かした。一方で、「初めての体験だったので、とても楽しかったです」と話した。自身が演じたウィスカーズについては、「可愛い!」「惚れちゃう!」と無邪気に話し、ワクワクしながら向き合ったという。自宅で飼っている2匹の犬の話を振られると、「撫でると癒されるので、ずっと撫でています」「私が泣いていたら涙をなめてくれたり、ガッカリしていたら『大丈夫だよ』みたいな、感情を読んでくれるところが自慢です!」とコメント。もし、ウィスカーズのようにスーパーパワーを手に入れられたとしたら、「透明になって色々な所に行って、悪い人がいたら倒したいです(笑)」と話し、最後に映画の見所を「おっちょこちょいな“スーパーパワー”を持った動物たちの活躍を、私と同じぐらいの(年齢の)方にもたくさん観ていただきたいです」とアピールした。さらに、“人間とペット”や“仲間”との絆が感じられる日本版本予告&本ポスターも公開された。エモーショナルなBGMと共に、画面に現れる子犬のクリプト。「あなたを決して裏切らない最高の友達、それはペット」というナレーションに続いて、クリプトと赤ちゃんのスーパーマンが楽し気にじゃれ合う。が、画面は一転! 成長し、空飛ぶスーパードックとなったクリプトは、ヒーロースーツを身にまとったスーパーマンにリードを掴ませて、空を散歩する。二人は手を取り合って街の平和を守る最強のコンビになっていた。しかし、スーパーマンの前に、世界征服を企むモルモットが現れ、捕らえられてしまう。クリプトは大好きな“親友”スーパーマンを助けるため、突然スーパーパワーを手に入れた動物たちに協力を求める。カラダの大きさが変幻自在のブタさんのPB、超高速カメのマートン、電撃必殺リスのチップ、無敵バリアドッグのエース。ちょいドジな“スーパーペット”たちは仲間クリプトの大切な親友スーパーマンを救出するため、最強の敵・子猫のウィスカーズ、モルモット軍団に立ち向かう。エースに「僕は彼(スーパーマン)にとっていいペットじゃなかった」と打ち明けるクリプト。弱気になっているクリプトに、エース、PB、マートンは、それぞれ“仲間”として励ましの言葉をかける。そして、クリプトは再び“親友”を救うべく、果敢に敵に向かっていく。なお本予告でも、特報と同じくリスのチップの声優を担当する梶裕貴がナレーションを務めている。本ポスターには、魅力あふれるスーパーパワーをもったペット達に囲まれるように、クリプトと赤ちゃんのスーパーマン、そして「ぼくの親友は、ぼくが守る」という言葉が添えられている。こちらも、ペットたちが巻き起こす「笑いと絆のアドベンチャー」に期待膨らむポスターとなっている。(C)2022 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2022年06月21日女優の長澤まさみと見上愛が出演する、JRA・第89回日本ダービー(Gl)の新CMが6日からWEB公開、8日から放送される。新CMでは、長澤と見上が日本ダービーの優勝馬のゼッケンを掲げながら登場し、過去のレースで描かれてきた期待や誇り、人の思いを語る。東京競馬場での撮影では、前日にみぞれが降った影響で冷え込んだ芝生の上からスタート。長澤は寒さを感じさせない凛としたたたずまいで撮影に臨み、見上は元気あふれる笑顔を見せていた。■長澤まさみ&見上愛インタビュー――撮影を終えていかがでしたか? 苦労した点を教えてください。長澤:朝が早くて、前日に雪が降ってた影響なのか……口が回らなかったというのが、今日の思い出になりました(笑)。見上:私は、そんなに朝は早くなかったんですけど、思ったより風が冷たくて……目にも風が入ったりで……春だと思ってたんですが(笑)。――日本ダービーは“最も運のある馬が勝つ”と言われていますが、お二人が今まで「一番運がよかった!」と思うことは何ですか?長澤:そうですね……“まだ分からないところ”かな、と思います! 「この先何が起きるか分からないっていう楽しみがある!」と思える人生という事が一番、運がイイのではないかなと思っています。見上:今、元気にこうして立っていられることが、とても運がイイことだなと思ってます!――日本ダービーは、競馬に関わるすべての人(ホースマン)が目標とする、競馬界で最高の舞台ですが、お二人にとって、将来こんな事をやっていたい! こんな人になっていたい! ……という将来の目標はありますか? またそれは何ですか?長澤:どんな事も受け入れられる、大きい人になりたいですね。それはいつも目標として掲げている事でもあるので、そういう自分になれてたらいいなと思います。見上:あったかい人でありたいなと思いますし、人にも自分にも優しくできていたらいいなと思います。
2022年05月06日俳優の長澤まさみと永瀬正敏が、映画『百花』(9月9日公開)に出演することが19日、明らかになった。同作は川村元気による小説『百花』の実写化作で、川村自身が監督・脚本を手掛ける。レコード会社に勤務する葛西泉(菅田将暉)とピアノ教室を営む泉の母・百合子(原田美枝子)は、過去のある「事件」をきっかけに、わだかまりを感じながら時を過ごしていた。そんな中、不可解な言動をするようになる百合子が認知症だと診断される。その日から、泉は記憶を失っていく母と向き合うことになる。今回、泉(菅田)と同じレコード会社で働き初めての出産を控える泉の妻・葛西香織を長澤まさみ、百合子(原田)の「秘密」を知り、「事件」と深い関わりを持つ男・浅葉洋平を永瀬正敏が演じることが決定した。同作にはほか、北村有起哉、岡山天音、河合優実、長塚圭史、板谷由夏、神野三鈴が出演する。特報映像は「こんなにきれいなのに、いつか忘れちゃうのかしら」とつぶやく百合子の姿から始まり、ピアノで「プレリュード」が奏でられる中、美しく儚い花火が泉と百合子の背中越しに映し出される。親子の現在と過去の記憶が交じり合う映像の最後には「母が記憶を失うたびに、僕は愛を取り戻していく」と泉の切ない気持ちが零れる。○長澤まさみ コメント川村監督は芯の根というものがすごくピュアな人だな、と思っています。今まで色々な作品をご一緒させていただいてきた中でも、心が温かくて、よく俳優のことをみてくだっている方だと感じていますし、プロデューサーという立場で培ってきた川村監督の冷静さに、凄く信頼しています。今回は、監督が撮りたいものが撮れればいいね、という話を菅田さんともするくらい、温かい気持ちにさせてくれる監督でした。共演させていただいた菅田さんは、軟体動物みたいに何にでもなれちゃう凄い人だな、と改めて思いました。人の、隙間に入り込んでくる感じや、その観察力、かといって威圧感を与える人ではないですし。この人なら信頼が置けると思いました。本作は、記憶なのか、現実なのか、幻想なのかわからない描写が沢山あるので、そういうところが、どんな映像になってくるのかが楽しみです。きっと映画館で観るべき映画になるんだろうなと思っています。○永瀬正敏 コメント撮影を通して、川村監督は、自分の撮っている画の中にいらっしゃる人達や物達に、凄く愛情をもっていらっしゃるのを感じましたし、その分、画の作りには厳しい”ぶれない監督“でした。1シーン1カットで作っていくというのは、かなりの勇気がある決断だと思うので、現場では、監督やスタッフの皆さん・共演者の皆さんと、一緒にその決断をしっかり受け止めつつ、楽しみたいなと思いながら撮影していました。また、共演させていただきました、原田美枝子さんは、デビューする前から、尊敬する俳優さんで、今まではここまで深くがっつり心を通わせる役で、ご一緒したことがなかったので、とっても嬉しかったです。この作品は、原作も監督が書かれていて、「今の時代にどうしてもこの作品をとりたい」という思いが、深く深く染みこんでいる作品だと思います。様々な世代の、色んな立場の人が、本作のキャラクターを追って、楽しんで観ていただける作品になっていると思います。○川村元気監督 コメント何本もの映画をともに作ってきて最も信頼している俳優のひとりの長澤まさみさん、そして子供の頃からスクリーンで見てきた憧れの俳優である永瀬正敏さんに、わたくしの初監督作品に是非お力をお借りしたいと、出演をお願いしました。長澤まさみさん演じる香織は、泉と百合子の間で、その複雑な母子関係を見つめる役です。目の前で記憶を失っていく義母、失われていく義母にどう接したらいいかわからない夫、そしてみずからはお腹のなかの子どもがまもなく生まれようとしている。この奇妙な親子が気付けていないこと、失われていくものと新たに生まれくるものを、香織を通して描けたらと思いました。香織は、このシリアスな親子の前でもユーモアと愛情をもって生きている人物です。決して近寄りすぎませんが、とはいえしっかり寄り添っている。その人間的な距離感が、長澤まさみの持っている魅力だと思いました。その人間性、そして愛情のようなものを香織という役に与えてもらえたらと思ったのです。永瀬正敏さん演じる浅葉は、母子のとある事件に絡み、百合子の秘密を知る、とても重要な役です。子供の頃、通い詰めていた横浜黄金町の映画館で観た永瀬さんの『私立探偵 濱マイク』シリーズに夢中になりました。情熱的でありつつも、どこかに消えてしまいそうな危うさを、いまだに永瀬さんのお芝居を見ていると感じます。小説『百花』を書いている時から、どこか頭の片隅に永瀬さんの姿がありました。わたくしにとって日本映画の原体験でもある永瀬正敏さんに、お力をお借りできたらと思いました。果たしてお二人とも、素晴らしい演技で、複雑な母子の輪郭を見事に浮かび上がらせてくれました。お二人のおかげで映画が何倍も力強くなったと確信しています。(C)2022「百花」製作委員会
2022年04月19日女優の長澤まさみ、見上愛が出演する、JRA日本中央競馬会「UMAJO」の新CM「♪UMAJOのうた」編が11日より放送される。新CMでは、2022年のJRA年間プロモーションキャラクターを務める長澤と見上が登場。二人が「UMAJO」になって、ウマと触れ合ったり、ファッションやスイーツを楽しんだりと競馬場での楽しみ方を、歌や踊りで表現している。○■長澤まさみ、見上愛インタビュー――撮影を終えていかがでしたか?長澤:あっという間に終わってしまって、すごく楽しい撮影でした。歌ったり、ちょっと踊ったりして、かわいいCMになったんじゃないかなと思います。見上:ちょっと踊りは難しくて、何度かやり直しさせていただいたんですけど、そこもかわいいんじゃないかなと思います。――今回「UMAJOになりました」という事ですが、最近始めた「私〇〇始めました!」という最近始めたことを教えてください。見上:2個も一気に始めちゃってるんです! 「ピラティス」と「料理」を始めました。長澤:お〜〜〜! どうですか?見上:素晴らしい人間になっていってる気がします(笑)。(長澤さんは)始めたい事ありますか?長澤:私は「編み物」を始めたいです。お裁縫は子供のころ、すごく好きだったので、ちょっと手仕事みたいなものをやりたいなって思ってます。見上:何作りたいですか?長澤:かぎ網で「コースター」とか作りたいです。まずは簡単なものから。見上:楽しみにしてます!――「UMAJO」になってやってみたいことはありますか?長澤:私は「UMAJOスポット」に行って、カフェで友達とお茶をしたりしたいです。見上:私は、外でピクニック気分で、天気のイイ日に友達と、お馬さんが走っているのを見られたらイイなと思います。――CM内で流れる「オリジナルソング」を聞いたときの第一印象を教えてください。見上:カントリー調で、すごい明るい気持ちになる曲だなと思いました。長澤:難!って思いました(笑)。これは歌えるんだろうか? っていう心配がありました。見上:お気に入りの歌詞は……「モリモリ筋肉にぐっときて」っていう所がすごく好きです!長澤:そこはちょっとビックリしたよね(笑)! 私は……やっぱりサビの部分の「私たちUMAJOになりました」ですね。これはすごく耳に残るフレーズなので、イイなと思いました。長澤:ポーズは苦戦したね(笑)。見上:苦戦しました(笑)。長澤:私たちが苦戦したポーズを是非見てください!――「オリジナルソング」を歌ってみていかがでしたか?長澤:歌ってみたら歌ってみたで、すごくリズミカルなので覚えちゃうとずっと口ずさんじゃう曲だなと思いました。見上:私は、最初の印象よりも歌ってみて、「難っ!」と思いました(笑)。――自分の歌を採点するとしたら何点ですか?長澤・見上:難しい〜〜(笑)。長澤:頑張ったから……「100点」にしとこう!見上:そうですね!
2022年04月11日現在公開中のアニメーション映画『SING/シング:ネクストステージ』より、稲葉浩志演じるクレイ・キャロウェイと、長澤まさみ演じるアッシュのデュエットシーンの本編抜粋映像が到着した。前作から引き続き長澤さんが演じているのは、ヤマアラシのアッシュ。すっかり地元の人気ロックスターとなって登場している。そして、稲葉さんが演じているのは、表舞台から姿を消した伝説的なロックスター、ライオンのクレイ・キャロウェイ。物語の中で最も重要な新キャラクターだ。この日本語吹き替えバージョンは、日本盤サントラにも入っていないため、聞けるのも観られるのも現在は劇場だけ。地元を飛び出したバスター(内村光良)らが、クレイを説得してエンターテインメントの聖地での一世一代のショーを成功させようとするというストーリーの中で、このシーンはクレイが仲間たちに背中を押され、ついにステージに立つというクライマックス直前の重要な一場面となっている。2人が歌うのは、「U2」初期代表曲のひとつ「I Still Haven't Found What I'm Looking For」(邦題:終わりなき旅)。本作オリジナル版の劇中では、「U2」のボノ(クレイ・キャロウェイ)とスカーレット・ヨハンソン(アッシュ)が歌っている。吹き替え版で歌われる「歩いてゆこう。ひとつになれたら、なれたら世界は変わる。心の奥に隠している傷あと見せて、風に希望はためいて。終わらない旅をいざゆこう。終わらない旅をいざゆこう~」という歌詞は、オリジナル詞を尊重し、本作のテーマである<一歩踏み出す勇気、さらなる挑戦>を表現(日本語歌詞監修:いしわたり淳治)。自らの殻を破り歌うクレイはもちろん、地元での成功に甘んじることなく、上を目指したバスターと仲間たちをも体現。さらに、この成功の先の未来にも“さらなる挑戦”があることを伺わせる、前向きな気持ちになれるワンシーンとなった。同シーンについて稲葉さんは「発売された当時、よく聞いていた曲。まさか自分が日本語の歌詞で歌うことになるとは想像していなかった」とふり返り、「15年ぶりに人前で歌うという葛藤を超えてステージに立つクレイを、自分がアフレコの歌唱を終えた後に見て感慨深かった」とコメント。長澤さんは「稲葉さんがやってくれるんだ!と驚きがありました。(キャスティングを)聞いた時の印象はぴったりすぎて楽しみでしかなかったです。稲葉さんの声を聴きながら歌った時は、しびれました。クレイを稲葉さんが演じて下さってよかったなと思いました」と語っている。(※歌はそれぞれ別録り)3月18日(金)に公開された本作は、初登場から2週連続で興行ランキング1位を獲得し、引き続き好調で累計興収約16億7千万円、動員約133万人(3月30日現在)を突破。また、日本語吹き替え版には、内村光良、MISIA、長澤さん、坂本真綾、田中真弓らの続投ほか、ジェシー(SixTONES)、アイナ・ジ・エンドが新たに参加。早くも字幕版・吹替版のW鑑賞をした観客も続出している。『SING/シング:ネクストステージ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:SING/シングネクストステージ 2022年3月18日より全国にて公開© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
2022年04月01日アニメ映画『SING/シング:ネクストステージ』(3月18日公開)より、アッシュ役を演じた長澤まさみがパワフルな歌声を披露する特別メイキング映像が14日、公開された。2017年週末動員ランキング4週連続1位&最終興収51億円超えの大ヒットを記録した『SING/シング』の続編となる本作。主人公バスター・ムーンといつもの仲間たちが、世界で誰も見たことがないようなスペクタルなショーをやり遂げるため、新たな挑戦をする。内村光良、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディエンジェル)ら豪華声優陣の続投に加え、新キャラクターの声優としてジェシー(SixTONES)さん、アイナ・ジ・エンドさん、そして稲葉浩志の参加も大きな話題となっている『SING/シング:ネクストステージ』。長澤演じるヤマアラシのアッシュは、前作では傷つきながらも一人でステージに立ち自分の殻を破って圧巻のパフォーマンスを披露していたが、すっかり地元の人気ロックスターとなって今作にも登場。アッシュは、稲葉演じる、表舞台から姿を消した伝説的なロックスターであるライオンのクレイ・キャロウェイに寄り添う重要な役どころだ。このたび今作のカギを握るアッシュを演じた長澤の特別メイキング映像が公開された。前作で日本中を魅了した圧倒的な歌声は今作でもさらに磨きがかかり、長澤演じるアッシュが、クレイに寄り添う中弾き語った「Stuck in a Moment You Can’t Get Out Of」(U2)の日本版の歌唱シーンから始まる映像では、どこか切なそうに歌うアッシュと表情をシンクロさせながら安定の歌唱力をみせている。インタビューで今作のアッシュについて聞かれると「母性を感じられる様な、大人の女性になっている」と分析。様々な経験を経て、周りにも気を配り声をかけるアッシュは「魅力が増しているなと思います」とその変化を語った。そして注目の歌唱について、今作ではどれも雰囲気の異なる合計4曲を歌唱するとあって、最初は「歌えるのかな」と焦りを感じつつも、徹底した練習と準備によって乗り切ったことを告白、「心に残る、一度聞いたらずっとからだの中を巡っているような素敵な曲を歌えて光栄です」と笑顔で振り返った。さらに大人になったアッシュと自身が重なる部分も多くあったそうで、「共感できる部分が多く演じやすかったというか、自分がアッシュを見届けている気分で収録をしました。」と明かした。印象的だったシーンを聞かれると、映像の冒頭にも流れたアッシュがクレイに寄り添いながら“歌でクレイを惹きつけるシーン”を挙げ、「セリフではなく、歌で心を繋げるシーンになっていると思うのでとても印象的です」とコメント。クレイ・キャロウェイ役の稲葉との共演が実現したことに「“まさか”っていうキャスティング」と驚きを隠さず。「稲葉さんの声を聞きながら歌ったときに、ちょっと痺れました。やっぱり、クレイを稲葉さんが演じてくださってよかったなぁって、思いました」と興奮の収録を回顧した。最後に「たくさんの素敵な歌を、映画館の方でみなさんに聞いていただけたらと思います」と本作を楽しみにしている人々にメッセージを寄せた長澤。4曲の歌い分けはさることながら、稲葉演じるクレイとのデュエットシーンも用意されているということで大注目だ。(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
2022年03月14日演歌歌手の市川由紀乃の特別公演が、2月5日(土)に大阪・新歌舞伎座で開幕する。自身2度目となる座長公演に向けて話を聞いた。市川由紀乃特別公演 チケット情報第一部『娘の夢は母の夢』は、大阪のとある商店街の定食屋を舞台に繰り広げられる人情喜劇。市川が定食屋で働きながら歌手を目指す京歌を演じるほか、吉本新喜劇の川畑泰史が定食屋の店主、吉田裕がクリーニング屋、浅香あき恵が京歌の母親役で出演する。幼少期から吉本新喜劇に親しんでいたという市川だが、デビュー後に大阪を訪れた際にテレビで流れる吉本新喜劇を観て、その魅力を再認識。今では「毎晩、必ず寝る前に観ている」ほどで、「まさか共演させていただけるとは、夢のようです。百戦錬磨の役者さんたちの中で、たくさん学ばせていただきます」と喜びを表す。本作で、娘が追いかける歌手の夢は、母の夢でもあった。演じる京歌は、市川自身にも重なる部分があるという。「私の母も昔、芸能の世界に憧れていたんですね。私がスカウトしていただいた後、いろんな大変な話を聞いて悩んでいたときに、“やると決めたらやりなさい!”と、叱咤して背中を押してくれたんです。母は自分が叶えられなかった夢を私に託してくれていたんだなと。その思いも胸に、今回また新歌舞伎座さんの舞台に立たせていただけることに感謝しています。ドタバタと二転三転しつつ、すごく心が温かくなるお芝居になると思います」。第二部『市川由紀乃オンステージ-如月に咲けよ、秘桜-』は、市川の歌の魅力を堪能できるステージ。自身のオリジナル曲はもちろん、昭和・平成のヒット曲の数々や、シャンソンの世界にも挑戦する。「せっかく新歌舞伎座さんでやらせていただくので、幅広いジャンルを歌わせていただきたいなと。シャンソンは越路吹雪さんの『愛の讃歌』に挑戦させていただきます。年齢を重ねることで表現が深まるジャンルではあると思いますが、今の自分が表現できる世界をお届けできたらと思います」。オリジナル曲では、2月2日(水)にリリースの新曲『都わすれ』や川畑とのデュエット曲『運命と呼ばせて』を関西で初披露する。「『都わすれ』は、私にとっては久しぶりの幸せな歌。悲恋ものであったり、道ならぬ恋の歌が続いていたので、作詞家の吉田旺先生からは“今回は微笑みながら歌ってほしい”と言われました(笑)。ステージには川畑さんにもご出演いただいて、お届けします。お客様に温かい心をお届けできればと思います」。公演は、2月5日(土)から14日(月)まで、大阪・新歌舞伎座にて。チケット発売中。取材・文:黒石悦子
2022年02月01日歌舞伎俳優の市川海老蔵と長女の市川ぼたん、長男の堀越勸玄が23日、東京・大本山 増上寺で「わたしの街の未来の桜」プロジェクトの記念植樹を行なった。47都道府県で桜の植樹・保全を行う同プロジェクトは、2019年3月に「お~いお茶」発売30周年を迎えたことを記念し、日本さくらの会と協働して始動。日本の春の象徴として古来より愛されてきた桜を“未来につなぎ、咲かせ続けたい”という願いを込めて取り組んできた。今回、CMキャラクターを務める海老蔵とぼたん、勸玄が記念植樹のイベントに登場。1,000本目となる桜を親子3人で協力しながら、真剣な眼差しで植えた。また、それぞれの名前が入った記念碑を3人で見る場面も。植樹を終えた海老蔵は「日本だけではなく、世界中でお茶を販売している伊藤園らしく、世界にも広げて欲しい活動だ」と同プロジェクトへの思いを語った。コメントは以下の通り。■市川海老蔵娘 ぼたん、息子 勸玄をお招きいただきありがとうございます。伊藤園様が植樹の活動をずっと続けており、その中で1,000本目を植えるという大役をさせていただき光栄でございます。一粒万倍日ということもございまして、1,000本目の桜でありますが、それがさらに万倍となって、一千万本の桜が植樹できるような活動になっていったら、世の中がより明るくなっていくのではないかと思います。まさか自分もよく来ている増上寺の桜に、娘のぼたん桜、息子の勸玄桜、というような名前で桜を植えられるとは夢にも思っておりませんでした。本当に幸せでございます。
2022年01月27日女優の長澤まさみ、俳優の仲野太賀が出演する、アサヒビール「アサヒ ザ・リッチ」の新CM「ふだんの夜を、ちょっとリッチに。長澤さん」編が、18日より放送される。新CMでは、ブラックのノースリーブワンピースに身を包んだ長澤が登場。「もっとリッチに!?」と驚き、ザ・リッチの味を想像しながら嬉しそうにグラスへと注ぐ。それを一口飲み「ハア〜」と感嘆した長澤は、「たまんねぇっす」と天真爛漫な一言を放ち、「どうしちゃったんすか!?」と驚く仲野には、いたずらっぽく「ひみつ〜」と返答。仲野もなんで教えてくれないの? と言わんばかりに「ひみつ〜?」と応戦してみせる。そして最後は、仲野が茶目っ気たっぷりに「こりゃ参ったな」とつぶやき、長澤がそんな仲野の姿を微笑ましく見つめるのだった。CM撮影中、笑みを浮かべるシーンで、長澤がツボにハマって笑いが止まらなくなってしまう場面も。スタッフからは思わず「カワイイ」と声が上がっていた。なお同日より、竹野内豊と仲野が出演する「ふだんの夜を、ちょっとリッチに。竹野内さん」編も放送される。
2022年01月17日女優の長澤まさみと見上愛が、JRAの年間プロモーションキャラクターに起用され、2人が出演する新CMが28日より放送される。新CMでは、「HERO IS COMING.」をキャッチフレーズに、常識を嘲笑い「震撼させたHERO」や、影すら踏ませなかった「孤高のHERO」、圧巻のスピードで全てを捻じ伏せた「電撃のHERO」など、いくつものドラマを作り上げた歴代のHERO馬を、長澤と見上が紹介していく。また、CM楽曲もキャッチフレーズにあわせ、安室奈美恵の「HERO」を採用。CMをより一層盛り上げている。コメントは以下の通り。■長澤まさみHERO馬の輝きは決して色褪せることなく、現代を生きる私たちに勇気を与えてくれる存在でもあります。今回のプロモーションを通じて皆さまに競馬の魅力を最大限お伝えできるよう頑張ってまいります。■見上愛レースという舞台の上で燦然とした輝きを放つサラブレッドたち。彼らを観ていると、なんだかとてもワクワクします。沢山の想いを一手に引き受け駆け抜ける姿は私たちを瞬時に魅了し、思いがけず熱くさせてしまう。2022年、そんな馬たちの存在を一人でも多くの方にお伝えできればと思っています。
2021年12月13日眠狂四郎の市川雷蔵、座頭市の勝新太郎、日本映画のレジェンド中のレジェンドふたりを描いた評伝『市川雷蔵と勝新太郎』がこのほど、KADOKAWAから出版された。著者は『江戸川乱歩と横溝正史』『萩尾望都と竹宮惠子』など、文芸、エンタメの歴史に新しい光を当てる執筆スタイルで人気の作家、中川右介さん。37歳の若さでこの世を去った市川雷蔵は、没後50年のいまでも毎年のように回顧上映が行われていて、若い新しいファンも誕生している。勝新太郎も、その個性的な演技と破天荒な生き方に根強い人気がある。雷蔵は関西歌舞伎の若手有望株、勝は長唄三味線奏者、というそれぞれの出自や、歌舞伎の世界と映画との関わりについても詳述されるが、この本が特別なのは、ふたりを対比して論じる俳優論ではなく、この二枚看板を中心に次々と娯楽作を連打した、今はなき大映という映画会社の興亡を時代を追って深く掘りさげているところである。ふたりの誕生は同じ1931年。映画デビューも同じ1954年。映画は右肩あがりの急成長にあり、そこから、58年には観客数(映画人口)が11億人へと頂点に達していく。当時は、東宝、松竹、東映、日活、そして大映の大手五社が独自の配給網、映画館チェーンを持ち、2週間に2本の新作を送り出していた。上映も2本立てだ。東宝はサラリーマン喜劇や若大将、東映は時代劇や任侠ものなど、各社独自のカラーがあった。大映は、この「カツライス」と呼ばれた超人気俳優ふたりの作品がまさに、屋台骨を支えていたのだ。「両雄並び立つ」という章では、その絶頂期が書かれている。1963年はふたりの主演作2本立ての正月興行で始まる。この年、勝は11本の作品に出演し、その10本が主演作。雷蔵は10本に出演、うち主演は9本だった。この本数は、この年だけではなく、ほぼ毎年、雷蔵が亡くなるまで同じペースで続いたのだ。雷蔵には眠狂四郎、若親分、忍びの者、陸軍中野学校のシリーズがあり、勝新は座頭市、悪名、兵隊やくざがあり、これら語り継がれる名作は、いま、回顧上映やDVD・配信などで、ひとつの作品として観られ、絶賛されている。が、実は量産された、いわゆるプログラム・ピクチャー2本立ての1本だったのだ。あの映画はこんなふうにして世にでたのか、という驚きの連続である。テレビの出現で1960年代には映画業界に陰りが見え始める。映画人口は3億人をきり、各社不況のなか、大映は雷蔵が没した2年後の71年に倒産する。その大映映画の権利を現在は、本書の版元であるKADOKAWAが保有している。巻頭フルカラーで24ページ、ずらりと並んだふたりの貴重な全出演作ポスター集ひとつとっても、この版元だからできたこと。丁寧に作られた映画書である。『市川雷蔵と勝新太郎』中川右介著 / KADOKAWA / 2,860円(税込)ぴあアプリ「水先案内人」中川右介さんのおすすめ映画はコチラ
2021年10月05日市川海老蔵が9月30日、都内で「市川海老蔵特別公演 アース&ヒューマン」の製作発表会見を行った。美しい自然や文化を未来の子どもたちへ引き継いでいくため、人間の暮らしの基盤となる持続可能な地球環境の実現に寄与することを目的とした本公演。「無意識であることがすごく怖いなと。意識化ですね。自然に着目し、“気持ちの種”をまいていきたい」と意気込みを語った。素踊り『三番叟』では五穀豊穣、素踊り『延年之舞』では無病息災・家内安全を祈る他、能の大鼓または小鼓と謡で演奏する演目や、環境問題スペシャルトークも実施し、さまざまな角度から伝統芸能の世界を披露する。海老蔵は「お客様に歌舞伎というエンターテインメントを楽しんでいただくのと、今回はプラスアルファ、『この人はなんでこの公演をしているんだろう』と考えてもらえれば。自然環境に対してアプローチしているんだという、そういう見方が出てくることが大事なんじゃないかと思います」と本公演の意義をアピールした。子どもたちと環境問題について話す機会も増えているといい、「今はペットボトルで水を飲むけど、パパが子どもの頃は水道で飲んだんだよ。最近は急に雨が降ったり、雷も多いけど、昔はそうじゃなかったとか。そういう話ですね。子どもたちが大人になるとき、必ずまた変化が起こるから、ちゃんとアンテナを張っていてほしい」と話していた。9都道府県に対する緊急事態宣言が全面解除される一方、コロナ禍の収束が見えない状況だが、「何もしないという方が、我々演劇人は罪深いのかなと。以前のように気軽に劇場に足を運んで、エンターテインメントを楽しむことが難しいのは重々承知ですが、感染症対策はしっかり黙々とやっていますし、ポジティブに前に進む人間がいてもいいと思う」と前向きな姿勢を示していた。【市川海老蔵コメント】美しい地球や日本の四季を守り、そして未来の子どもたちへ何が自分はできるのか、常日頃から考えておりました。長野県志賀高原での植樹活動「ABMORI(エビモリ)」で少しでも多くの方とともに地球環境問題の解決に向け取り組んでいけたらと活動して参りましたが、新型コロナウイルスにより世の中が一変してしまいました。このコロナ禍で生き抜いていくため、本公演では五穀豊穣・無病息災・家内安全を祈り、伝統芸能を通して自然環境について皆様と一緒に探求していきたい所存でございます。取材・写真・文:内田涼【公演スケジュール】演目:素踊り『三番叟』、スペシャルトーク、素踊り『延年之舞』、能楽(能楽の演目は公演毎に異なる)10月28日(木)高知・弁天座能楽一調『屋島』/能楽一調『勧進帳』11月9日(火)静岡・富士市文化会館ロゼシアター能楽連吟『安宅』/能楽一調『船弁慶』11月12日(金)福井・敦賀市民文化センター能楽一調『橋弁慶』/能楽一調『勧進帳』11月14日(日)埼玉・飯能市市民会館能楽一調『屋島』/能楽一調『勧進帳』11月17日(水)千葉・森のホール21(松戸市文化会館)能楽一調『屋島』/能楽一調『勧進帳』11月19日(金)神奈川・相模女子大学グリーンホール能楽一調『屋島』/能楽一調『勧進帳』11月23日(火・祝)東京・よみうり大手町ホール能楽連吟『高砂』/能楽仕舞『船弁慶』11月24日(水)東京・たましんRISURUホール(立川市市民会館)能楽一調『屋島』/能楽一調『勧進帳』チケット情報
2021年10月04日