フラワーアーティストのニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)が手がける庭園「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ(NICOLAI BERGMANN HAKONE GARDENS)」が2022年4月15日(金)、箱根・強羅にオープンする。2022年4月1日(金)より公式WEBサイトを通じて4月分のチケット予約をスタート、以後は毎月15日より翌月分のチケット予約を受け付ける。ニコライ・バーグマンが手がける庭園が箱根・強羅に誕生日本独自の伝統、文化、風土から得られるインスピレーションを最大限に生かしながら、花を通して作り出される様々なデザインや素材を使ったオブジェなど、常に新しい作品を提案し続けているニコライ・バーグマン。四季折々に彩られる自然を五感で体感日本を拠点にしてから20年以上が経つ彼が今回新たに手がけるのは、手つかずの自然がそのまま残る、箱根・強羅の広大な土地を舞台にした庭園「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」だ。長くに渡って培ってきたフラワーデザインを自然の中に取り入れることで、人と大自然が自然に繋がる場所を目指す。訪れる度に変化を魅せるのは、大自然ならではの魅力。全てが桜色になる春、紫陽花の美しいグラデーションに包まれる初夏、ススキの銀色が幻想的に現れる秋、そして寒さの中で自然が輝く冬と、四季折々に彩られる自然の美しさとニコライ・バーグマンの感性が共鳴する空間を、五感で体感出来る。メインストリートやウェストウォークなど、園内各所には、箱根のユニークな自然を生かしたフラワーアートインスタレーションやフラワープランターが点在しており、四季折々に姿を変えて来園者を迎える。また、各パビリオンやマーケットプレイスでは季節に合わせたイベントやワークショップ、作品展示など、様々な企画も用意している。箱根の素材を楽しむ、スカンジナビアンスタイルのカフェ園内には地元箱根の素材をふんだんに取り入れたスカンジナビアンスタイルのカフェ「ニコライ バー グマン ノム 箱根(Nicolai Bergmann NOMU hakone)」も同時オープン。自然光がたっぷりと降り注ぐ心地よい空間で、箱根や近隣で育った野菜・果物を取り入れたサラダ、サンドイッチ、スイーツなど様々なメニューが楽しめる。また、店内で提供されるパンは、国産小麦にこだわり、カフェに隣接したキッチンで毎日焼き上げている。施設情報「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」グランドオープン日:2022年4月15日(金)住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1323-119敷地面積:27908m² / 8442.25坪開園期間:通年営業開園時間:[通常期] 開園 10:00〜閉園 17:00[冬季(12月〜2月)]開演 10:00〜閉園 16:30 予定入園料:[大人]事前Web予約 1,500円、現地購入 1,800円(クレジットカード・電子マネー決済のみ)[学生]事前Web予約 1,100円、現地購入 1,400円(クレジットカード・電子マネー決済のみ)※チケット予約は公式WEBサイト(より。※小学生以下は無料。※園内は全てキャッシュレス決済。駐車料金:普通車 500円(園内22台)※チケット購入時に駐車場付きのチケットを要選択。休園日:毎週月曜定休 / 年末・年始アクセス:箱根登山電車「強羅駅」下車 箱根登山バス 観光施設めぐりバス(ポーラ美術館経由)こもれび 坂バス停下車 徒歩 5分■「ニコライ バーグマン ノム 箱根」営業時間:10:00~17:00(冬季 16:30) / L.O.16:30(冬季 16:00)主なメニュー国産小麦のプルドポークサンドイッチ 1,650円国産小麦のベジパテサンドイッチ 1,650円じゃがいもとデンマーク産ブルーチーズのサラダ 1,650円古代麦のチョコレートクッキー 660円苺のエルダーフラワーゼリー 770円オーガニックコーヒー(ホット/アイス) 770円有機緑茶レモネード 660円こゆるぎ紅茶(ホット/アイス) 880円
2022年02月10日「奇想」というテーマで、モードと芸術の関係を俯瞰する展覧会『奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム』が、東京都庭園美術館で1月15日(土)に開幕した。20世紀最大の芸術運動・シュルレアリスムとモードとの関係を中心に、16世紀のファッションプレートからコンテンポラリーアートまでを紹介する展覧会だ。4月10日(日)まで開催されている。アンドレ・ブルトンらによって1920年代に生まれた芸術運動「シュルレアリスム」は、文学や美術、映画などさまざまな創造活動に多大な影響を与えた20世紀最大の芸術運動となった。モードの世界も例外ではなく、それまでのファッションの文脈では使われない素材やモチーフなどが採用されるようになっていく。1937年に竣工した東京都庭園美術館 本館いっぽう、シュルレアリストたちも、帽子や靴、手袋や針と糸など、ファッションに関連するアイテムをモチーフとした作品を作り出すなど、相互に影響を与えあっていった。同展は、このようなシュルレアリスムとモードの関係を起点とし、「奇想」をテーマに幅広い時代のファッションと芸術を8章構成で紹介していくものだ。第1章「有機物の偏愛」では、スカラベをあしらったブローチのほか、本物の甲虫のタマムシの羽を大量に使ったヤン・ファーブルのカラーなど動植物をモチーフにしたドレスなどを紹介し、人類が最初に身に着けたと考えられる自然物と奇想との関係に思いを馳せる。人類は、その歴史のなかで美しさを追求するあまり、ときには身体に無理をかけて理想の形に近づけていくこともあった。続く第2章「歴史にみる奇想のモード」では、極端にウエストの細いコルセットや、足を著しく変形させる纏足靴など、美のために人間の形状とかけはなれてしまった衣服や靴を紹介するほか、当時の着せかえ人形や資料を紹介する。コルセット1888年頃纏足靴19世紀末〜20世紀初頭当人が亡くなっても、その形を留めつづける髪の毛に、不思議な力を感じる人達は少なくない。第3章「髪(ヘアー)へと向かう、狂気の愛」では、遺髪を入れて肌身離さず持ち歩くために作られたモーニングジュエリーや、髪の毛を使ったドレスなどを展示する。左:永澤陽一ボディ・アクセサリー(2004年秋冬)右:マルタン・マルジェラ ドレス(2004年秋冬)ヘルベルト・ロイビンパンテーン社ポスター1945年そして1920年代、シュルレアリスムが生まれ、モードの世界にも影響が及ぶ。第4章「エルザ・スキャパレッリ」は、シュルレアリスムに共鳴し、作品にも強い影響を感じさせるデザイナー、エルザ・スキャパレッリの仕事に着目する。だまし絵のテクニックを使ったセーターや、目に飛び込んでくる「ショッキング・ピンク」を発明するなど、スキャパレッリの服やアクセサリーは常に注目を集めていた。エルザ・スキャパレッリによるドレスの数々スキャパレッリによる香水と香水瓶スキャパレッリのみならず、当時のモードはシュルレアリスムに大きな影響を受けた。また、シュルレアリストたちもモードから大きな影響を受けていた。第5章「鳥と帽子」、第6章「シュルレアリスムとモード」、第7章「裏と表−発想は覆す」では両者の相互の関係をたどる。第8章の「和の奇想」では、日本におけるモードの奇想として、虫をモチーフとした帯留めなどを取り上げてる。シュルレアリスムに影響を受けていたファッション誌、ハーパーズ・バザーバリー・ゴードン《ポスタードレス》1968年展示風景より 中央はサルバドール・ダリ《象徴的機能を持つシュルレアリスム的オブジェ》1932-75年マルタン・マルジェラのジャケットなどそして、展示は新館に移動する。花魁の高下駄に着想をえたという舘鼻則孝の《ヒールレスシューズ》や、蚕の遺伝子を組み換え、発光する糸を使ったANOTHER FARMのドレスなどからなる第9章「ハイブリッドとモード─インスピレーションの奇想」は、現在活躍するアーティストたちによる奇想のモードを展示する。舘鼻則孝《ベビーヒールレスシューズ》2021年永澤陽一《恐れと狂気》2008年第9章 展示風景より 串野真也の作品群なお、ANOTHER FARM《Modified Paradice》は、専用のメガネを装着して鑑賞することで、ドレスが発光して見えるデザインとなっている。異なる見え方も楽しんでみよう。ANOTHER FARM《Modified Paradice》2018年専用メガネ越しのANOTHER FARM《Modified Paradice》2018年美意識を優先し、追求しすぎた結果生まれたさまざまな「奇想」は、なぜ人々は装うのか?ということまで考えさせてくれる。この展覧会で、刺激的な美しさに心ゆくまで酔いしれよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム』2022年1月15日(土)~4月10日(日)、東京都庭園美術館にて開催※日時指定予約制
2022年01月20日都立庭園(向島百花園除く)では、2022年1月2(日)・3日(月)に正月開園を実施いたします。年の初めは都立庭園でスタートを切りませんか。各庭園の歴史や文化、風景とともに、お正月飾りやお正月ならではのイベントをお楽しみいただけます。是非、お正月は都立庭園へお越しください!ご来園、お待ちしております。※入園時の消毒・検温にご協力お願いいたします。※新型コロナウイルス拡大状況により、内容の変更及び中止となる場合がございます。※新型コロナウイルス拡大防止の為、皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。【対象庭園】(向島百花園を除く、都立8庭園)浜離宮恩賜庭園小石川後楽園六義園旧芝離宮恩賜庭園旧岩崎邸庭園清澄庭園旧古河庭園殿ヶ谷戸庭園※画像は過去の様子小石川後楽園里神楽旧芝離宮恩賜庭園初春三番叟旧古河庭園獅子舞とお囃子各園の詳細情報は公式HP・Twitterをご確認ください浜離宮恩賜庭園HP Twitter 小石川後楽園HP Twitter 六義園HP Twitter 旧芝離宮恩賜庭園HP Twitter 旧岩崎邸庭園HP Twitter 清澄庭園HP Twitter 旧古河庭園HP Twitter 殿ヶ谷戸庭園HP Twitter 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月28日展覧会「奇想のモード装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」が、東京都庭園美術館にて2022年1月15日(土)から4月10日(日)まで開催される。“奇想”を軸に迫る「シュルレアリスムとモード」「奇想のモード装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」は、現代の人びとから見た“奇想”をテーマに、シュルレアリスムの感性に相通じるモードのアイディアや美の表現に迫る展覧会。16世紀のモードを示す歴史的なファッションプレートから、現代アートに至るまで、幅広い作品が集結する。超現実主義を意味するシュルレアリスムは、“無意識”の表現を追求する20世紀最大の芸術運動。斬新な表現の数々を生み出したシュルレアリスムは芸術の枠を超え、人々の意識の深層にまで影響を与えた。モード界もその例外ではなく、革新的な意匠を生み出し、時代を先駆けようとする優れたクリエーターたちの表現はシュルレアリスムの理念と重なる部分がある。デザイナーたちがモードにシュルレアリスムからの影響を反映させる一方で、シュルレアリストたちは帽子や靴、手袋といったファッションアイテムを着想源にして、絵画や写真、オブジェといった作品を制作するなど、モードとシュルレアリスムは相互に影響し合ってきた。エルザ・スキャパレッリ“ギリシア神話”モチーフのケープ中でも、サルバドール・ダリなどシュルレアリストたちと親交のあったエルザ・スキャパレッリは、シュルレアリスムの文脈で生み出された特異な感覚を、モードの世界に積極的に取り込んだデザイナーだ。会場には、馬車で天空を翔けるギリシア神話の神・アポロンをきらびやかな刺繍で表現したエルザ・スキャパレッリ《イヴニング・ケープ》などを目にすることができる。マルタン・マルジェラの額縁ネックレスなどもまた、エルザ・スキャパレッリの他にも、トロンプルイユ=だまし絵的なイラストを取り入れた衣裳や、内側と外側の意識を反転させたデザイン等、シュルレアリスムを契機として出現したユニークなファッションが生み出されている。会場では、マルタン・マルジェラが手がけた、額縁を首にかけてまとう《ネックレス》や、目のアートワークを大胆にあしらったハリー・ゴードンの《ポスター・ドレス》なども登場する。【詳細】展覧会「奇想のモード装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」会期:2022年1月15日(土)~4月10日(日)会場:東京都庭園美術館(本館+新館)住所:東京都港区白金台5-21-9休館日:毎週月曜日 ※ただし3月21日は開館、3月22日(火)は休館開館時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)観覧料:一般 1,400円(1,120円)、大学生(専修・各種専門学校含む) 1,120円(890円)、中学生・高校生 700円(560円)、65歳以上 700円(560円)※( )内は20名以上の団体料金※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳持参者とその介護者2名は無料(手帳の提示が必要)※教育活動として教師が引率する都内の小・中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)※シルバーデーおよび家族ふれあいの日の割引は、当面の間休止※オンラインによる日時指定予約制【問い合わせ先】ハローダイヤル TEL:050-5541-8600
2021年12月11日日本初のタロットカード美術館「東京タロット美術館」が、東京・浅草橋に誕生。2021年11月16日(火)よりオープンする。日本初!タロットカード専門の美術館「東京タロット美術館」は、日本で最初にタロットカードの輸入販売をはじめたニチユーが手掛ける、日本初のタロットカード専門美術館だ。ニチユーの直営施設としてオープンする美術館は、同社が保有する約3,000種類のタロットカードのコレクションをもとに、企画展示を実施。普段はなかなか出会えない希少なタロットカードの公開をはじめ、絶版品を含む約500種類のタロットカードの展示販売も常時実施する。ライブラリースペースを併設また併設のライブラリースぺースでは、約1,000種類のカードの絵柄をオリジナルのカタログで閲覧できるほか、カードサンプルや関連書籍も自由に読むことが可能。そのほか手土産にもぴったりなオリジナルグッズや、セレクト商品の販売も行われる。原画展示や占星術のセッションなどなお「東京タロット美術館」では、今後タロットカードの原画展をはじめ、タロットや占星術を用いた対面セッションなど、タロットにまつわる様々な企画を計画中。来館の際は日時指定の予約制となっているため、気になる人は是非チェックしてみてほしい。【詳細】「東京タロット美術館」オープン日:2021年11月16日(火)住所:東京都台東区柳橋2-4-2 Ubase浅草橋6階営業時間:平日 10:00~20:00、土曜日 9:00~18:00 ※公式ウェブサイトから予約制。入館料:500円定休日:日曜日(イベント開催日は除く)、祝日、年末年始、他季節休業有
2021年11月18日2017年に約30年間活動した旧八戸市美術館が閉館し、生まれ変わった八戸市美術館が11月3日(水・祝)にオープンした。新しい美術館は、建築家の佐藤慎也館長のもとに「種を蒔き、人を育み、100年後の八戸を創造する美術館〜出会いと学びのアートファーム〜」をコンセプトとしている。「もの」としての美術品展示を中心とした従来の美術館とは異なり、アートを介した人の活動に焦点を当て、「もの」や「こと」を生み出す新しい形の美術館となる。同館では、美術館活動に主体的に関わる人を「アートファーマー」、美術館活動を一緒に行う市民や団体、教育機関、企業などを「共創パートナー」と呼ぶ。アーティストや美術館スタッフ、市内外から訪れる多様な人々がともに活動し、新たな文化が創造され、八戸市全体の活性化にもつながることを目指している。テープカット。手前が佐藤慎也館長、隣が開館記念「ギフト、ギフト」のディレクター、吉川由美。老朽化していた建物は、西澤徹夫建築事務所・タカバンスタジオ設計共同体によって全面的に建て替えられた。美術館を象徴する面積約834㎡、天井高約17mの巨大空間「ジャイアントルーム」では、プロジェクトで話し合ったり、つくったり、ライブイベントが行われたりと、多様な動きが同時多発的に起こる。9mのカーテンや家具で自在に空間を仕切ることができるジャイアントルーム。また、展覧会を行う「ホワイトキューブ」やコレクションを展示する「コレクションラボ」、映像展示に適した「ブラックキューブ」、パフォーミングアーツや展示、講演を行う「スタジオ」など、それぞれの機能に特化した「個室群」が並ぶ。その時々でこれらの部屋を自由に組み合わせることも可能だ。開館記念「ギフト、ギフト、」は、アートプロデューサーの吉川由美をディレクターに迎え、八戸のシンボル「八戸三社大祭」を出発点として企画された。9組のアーティストと、共創パートナー「八戸クリニック街かどミュージアム」の浮世絵コレクションからなる展覧会、向井山朋子によるパフォーマンスプロジェクトで構成されている。八戸では、お年寄りから子どもまでが山車造りに参加するなど、世代を超えて祭りが受け継がれている。そうした創造活動を、過去から未来へ、人から人へと循環する「贈与」=ギフトとして展覧会が構想された。大西幹夫「八戸三社大祭絵巻」展示風景切り絵作家、大西幹夫が八戸三社大祭300年の歴史を描いた「八戸三社大祭絵巻」の切り絵とアニメーション映像から始まり、写真家の浅田政志が祭りを支えるコミュニティを撮影した写真群へと続く。山車からイメージを膨らませた桝本佳子の陶器や半磁器。田附勝が八戸発祥といわれるデコトラ(電飾で飾ったトラック)を撮影した写真。いずれも八戸を賑わす音や声が聴こえてくるようだ。浅田政志の新作写真14点と膨大なスナップ写真(市民より提供)を展示桝本佳子《波濤/皿》2021年田附勝が撮影したデコトラ写真の展示風景三社大祭に使われた山車彫刻を、市民から集めた柄毛布で包み、彩った江頭誠のインスタレーションは圧倒的だ。また、美術館を建築した西澤徹夫、浅子佳英、森純平がアーティストとしても参加。八戸の文化をリサーチして制作した「八戸文化資源相関図」では、漁業や遊郭、消防屯所などの解説の合間に、八戸市美術館の所蔵作品が組み込まれている。また、田村友一郎、KOSUGE1-16が現代社会の中のギフトのありように問いを投げかけてもいた。江頭誠《おやすみのあと》2021年西澤徹夫、浅子佳英、森純平《八戸文化資源相関図》展示風景KOSUGE 1-16《インバウンドおじさん》2021年八戸を知ることから、日本及び世界にも通じる問題や提案が、明るさやユーモアを交えて表現された展覧会だった。今後、美術館にどのような景色が繰り広げられていくのか楽しみだ。取材・文・撮影(外観以外):白坂由里【開催情報】『八戸市美術館開館記念「ギフト、ギフト、」』11月3日(水・祝)~2022年2月20日、八戸市美術館にて開催
2021年11月15日箱根ガラスの森美術館の庭園にクリスタルガラスのクリスマスツリー「ラ・コッピア」が登場。2021年12月25日(土)までの期間で展示される。“15万粒”のクリスタルガラスによるクリスマスツリー箱根ガラスの森美術館に登場する「ラ・コッピア」は、大小2本の木に合計15万粒のクリスタルガラスを装飾したクリスマスツリー。大きなツリーは“ロミオ”、小さなツリーは“ジュリエット”と名付けられ、いずれも箱根・大涌谷の雄大な自然を背景に太陽の光と風を浴びながら七色に輝く美しい姿で人気のクリスマス限定の展示だ。夕方にはライトアップを実施し、幻想的に煌めく昼間とは違った表情に。是非この機会に箱根ガラスの森美術館でロマンチックな時間を過ごしてみては。詳細箱根ガラスの森美術館 クリスマスツリー「ラ・コッピア」展示期間:2021年11月1日(月)~12月25日(土)展示時間:10:00~17:30(最終入館17:00)場所:箱根ガラスの森美術館 庭園住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48入館料:大人1,800円、大高生1,300円、小中生600円
2021年11月11日ラデュレ(Ladurée)のステーショナリーライン「スクレ by ラデュレ マークス」から、王妃マリーアントワネットをモチーフにした新作アイテムが登場。“まるで庭園”美しいローズを主役にモチーフとなったのは、王妃マリーアントワネットに着想したロマンティックなデザイン「ジャルダン・マリーアントワネット」。ピンク×爽やかなブルーの格子チェックに、気品溢れるローズをあしらった絵柄は、まるで“王妃の庭園”を眺めているかのような美しさ。ラインナップには、ハードタイプのカバーを組み合わせたノートや付箋、ペンポーチ、フラットポーチなどが揃う。ハート型マカロンのキーホルダーもまたローズモチーフと同様、“ピンク”をキーカラーに採用したキーホルダーも登場。ブランドのアイコニックなマカロンをハート型に仕上げた、愛らしいチャームがポイントになるデザインだ。【詳細】「スクレ by ラデュレ マークス」2021年秋冬コレクション発売日:2021年10月21日(木)取扱:マークス直営店、全国取扱い店、マークス公式オンラインストアアイテム例:ノートB6 1,100円、フラットポーチ 2,750円、付箋 528円、ペンポーチ 2,200円、限定キーホルダー 3,960円※限定キーホルダー以外は、マークス直営店・マークス公式オンラインストア限定発売。【問い合わせ先】マークスTEL:03-5779-7550
2021年10月25日ホテル椿山荘東京は、新たな光の庭園演出「森のオーロラ」を、庭園内 幽翠池エリアにて、2021年11月11日(木)から2022年2月7日(月)まで公開する。光の庭園演出「森のオーロラ」さながら森のような空間が広がるホテル椿山荘東京の庭園は、都会のオアシスのようなスポット。「椿」「桜」「新緑」「蛍」「涼夏・深緑」「秋」「冬」といった季節のうつろいと、絶景を楽しむことができる。冬の風物詩として新たに公開される「森のオーロラ」は、空いっぱいにオーロラのように柔らかな光が広がる庭園の地形を生かした演出。光量の異なる光を組み合わせ、6方向から6層に重なる光を組み合わせることによって、光のグラデーションを表現している。そこに東京雲海のミストや、自然界の音をイメージしたサウンドアートが加わることで、より一層幻想的な空間に。会期中は毎日“東京のオーロラ”が庭園の空に広がる。森のオーロラを“独り占め”できる宿泊プラン「森のオーロラ」の公開を記念して、宿泊プランやハイティー、限定デザートなども展開。1日6組限定の「オーロラステイプラン」では、閉園後の23:00以降の庭園でゆったりと「森のオーロラ」を楽しむことができる。まるでオーロラの絶景を独り占めしているかのような、贅沢な気分を味わえるプランとなっている。オーロラをイメージしたハイティーやデザートもまた、オーロラをイメージした彩りのシャンパンカクテルと、幻想的なオーロラカラークリームのデザート「メレンゲシャンティ~オーロラ~」がついた「オーロライブニングハイティー」を「森のオーロラ」会期に合わせて提供。三段のオードブルスタンド、ローストビーフ、デザートをゆったりと堪能できる。オプションでシャンパンなどのフリーフロー付きプランも選択可能だ。雲のようなふわふわ食感とピスタチオの風味を楽しめる「メレンゲシャンティ~オーロラ~」は、ホテルショップ「セレクションズ」でも単品販売。オーロラと同じく、クリームの色は1つ1つ色合いが異なり、どんな色が登場するかはお楽しみとなっている。【詳細】ホテル椿山荘東京「森のオーロラ」開催期間:2021年11月11日(木)~2022年2月7日(月)出現時間:19:00 / 19:30 / 20:00 / 20:30 / 21:00 / 21:30 / 22:00(1日7回約5分)※閉園後のオーロラを楽しむステイプランでは、23:15にも観覧可能。出現場所:ホテル椿山荘東京 庭園内 幽翠池エリア住所:東京都文京区関口2-10-8■プライベートオーロラナイト開催期間:2021年11月11日(木)~2022年2月7日(月)※除外日:2021年12月17日(金)~25日(土)、2021年12月30日(木)~2022年1月5日(水)※予約開始:2021年11月1日(月) 12:00~料金:・ビューバススーペリア(45 ㎡) ※キングベッドタイプ 1室2名 55,700円~・プライムデラックスガーデンスイート(83 ㎡) ※キングベッドタイプ 1室2名 108,200 円~・ビューバススイート(93 ㎡) ※ツインベッドタイプ 1室2名 149,200円~※サービス料込、宿泊税別内容:閉園後の庭園へ招待(23:10~23:30)、ホットドリンク、ホテルオリジナルタンブラーのプレゼント、洋食・和食から選べる朝食(レストラン)※ビューバススーペリアを除くプランには、1人5,000円のホテルクレジット付き予約・問い合わせ先TEL:03-3943-0996(9:00~20:00)■オーロライブニングハイティー開催期間:2021年11月11日(木)~2022年2月7日(月) 18:00~L.O.20:00※12月17日(金)~26日(日)は、フリーフロー付きプランのみ提供。料金:オーロライブニングハイティー 5,060円/フリーフロー付きオーロライブニングハイティー 11,000円※サービス料別内容:オーロラシャンパンカクテル/三段のオードブルスタンド/シェフ特製ローストビーフ(グレイビーソース・レフォール・ハーブソルト)/メレンゲシャンティ ~オーロラ~/コーヒーまたは紅茶※フリーフロー付きプランは90分制。シャンパン、赤白ワイン、ビール、ソフトドリンクのフリーフロー。※状況により、内容は変更になる場合あり予約・問い合わせ先TEL:03-3943-0920(10:00~21:00)■メレンゲシャンティ ~オーロラ~期間:2021年11月11日(木)~2022年2月7日(月)店舗:ホテルショップ「セレクションズ」料金:650円予約・問い合わせ先TEL:03-3943-7613(10:00~18:00)
2021年10月23日熊本市現代美術館は、展覧会「こわいな!恐怖の美術館」を2021年9月25日(土)から12月5日(日)まで開催する。“恐怖や不安”をアートを通して受け止める「こわいな!恐怖の美術館 展」は、無意識を揺さぶる恐怖や不安を理知的に受け止め、「それ(恐怖や不安)」をテーマにした作品を紹介する展覧会。本展では、天災や疫病など、日常生活の様々なところに偏在する多様な“恐怖と不安”を、人間の持つ自然な感情の1つとして捉え、作品として昇華したアーティスト達の独自のセンスとユーモアを体感できる。作品を通して、恐怖や不安に対する発想の転換や、“こわい”ことに向き合って新たなアイデアを促すポジティブな内容となっている。“恐怖”から“安心”までのお化け屋敷体験迷路のような「お化け屋敷」に象徴されるように、出口がどこかわからない“恐怖”を体感できるのが、会場入口に登場する「南無サンダーの演劇お化け屋敷@大學湯」。恐怖と不安を抱えながら出口を目指し、最後に「あー怖かったね」と安心するまでの“お化け屋敷体験”をセットで楽しめる。尚、「お化け屋敷」が苦手な人には回避ルートも用意する。また、屋敷という場所そのものが悪しき場所であり「化け物」だととらえる西洋型お化け屋敷を見て取れる、オディロン・ルドンが描いた幽霊屋敷の絵画作品、出口の見えなさを“行き止まり”で表現した浜田知明の《行き止まり》なども登場する。恐怖の対象を可視化する「お化け」人々は、得体のしれない“恐怖の対象”に不安を感じ、「お化け」という可視化された存在を求める心情を持っている。実際に、江戸時代から伝わる怪談「百物語」や、都市伝説上の口裂け女、人面犬、人面魚、疫病除けのアマビエなど、数々の「お化け」を定義することで、不可解な存在を受け止めて理解しようしてきた。そんな人々の心情に共鳴するかのような、“得体のしれないもの”に形を与えた田名網敬一や浜田知明の立体作品などが登場する。恐怖と結びつく暗闇、夜の時間さらに、恐怖をあおる暗闇や、ホラー映画で恐怖の出来事が起こる“夜の時間”に着目した作品も展示。薄暗いタッチで描かれた暗闇の作品を紹介する一方で、恐怖とは対照的な“夜の楽しさ”を思わせる田名網敬一のカラフルアートや夜をモチーフにしたコーダ・ヨーコの「ヨルのキオク」シリーズなども登場。様々な真夜中のイメージを目の当たりにすることができる。【詳細】こわいな!恐怖の美術館開催期間:2021年9月25日(土)~12月5日(日)会場:熊本市現代美術館 ギャラリーⅠ・Ⅱ住所:熊本県熊本市中央区上通町2-3 びぷれす熊日会館 3階休館日:火曜日、11月24日(水) ※ただし11月23日は開館開館時間:10:00~20:00(展覧会入場は19:30まで)観覧料:一般 1,100(900)円、シニア(65歳以上) 900(700)円、学生(高校生以上) 600(500)円、中学生以下 無料※( )内は前売/20名以上の団体/各種障害者手帳を提示した人と付き添い1名(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳等)、電車・バス1日乗車券、JAF会員証、緑のじゅうたんサポーター証/美術館友の会証を呈示した人。前売の販売は9月24日(金)まで。※10月10日(日)は熊本市現代美術館開館記念日を祝して入場無料。チケット取扱い:熊本市現代美術館、イープラス(e+)、ローソンチケット“ローチケ”[Lコード:81992]、セブンチケット[セブンコード:090-328]※開催内容の変更、入場制限の実施などの可能性あり。最新情報は、公式ホームページを確認。【問い合わせ先】熊本市現代美術館TEL:096-278-7500
2021年08月13日展示「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」が9月18日(土)~11月28日(日)に渡り、東京都庭園美術館で開催される。英国王立植物園「キューガーデン」は、ユネスコ世界遺産に登録されている世界最大級の植物園。22万点を超えるボタニカルアートを所蔵し、植物と菌類における科学的分野で世界をリードし続ける研究機関としても知られている。当園の始まりは、1759年にジョージ3世の母であるオーガスタ皇太子妃が造った小さな庭園。ジョージ3世とシャーロット王妃の時代にその規模は飛躍的に広がり、当時ヨーロッパを席巻していた啓蒙思想などを背景に、研究機関としての整備も進んだ。本展では18~19世紀に制作されたキューガーデン所蔵の貴重なボタニカルアートコレクション約100点のほか、シャーロット王妃が愛し、王室御用達となったウェッジウッド社のクイーンズウェアなどを展示する。作品を通して、英国における自然科学や植物画の発展をたどり、大きく変革していく時代の背景や歴史の一端を展観できるはずだ。精密な描写による科学的視点と、目を奪われるような美しさが共存するボタニカルアート。世界中から集められた色とりどりの花々に囲まれるこの機会をお見逃しなく。■展示情報「キューガーデン英国王室が愛した花々シャーロット王妃とボタニカルアート」9月18日(土)~11月28日(日)開催開館時間:10:00–18:00※入館は閉館の30分前まで休館日:毎週月曜日(ただし9月20日(月・祝)は開館、9月21日(火)は休館)会場:東京都庭園美術館本館+新館入館料: 一般=1,400(1,120)円 / 大学生(専修・各種専門学校含む)=1,120(890)円 / 中・高校生=700(560)円 / 65歳以上=700(560)円※カッコ内は20名以上の団体料金
2021年08月12日特別企画展「スイス プチ・パレ美術館展―珠玉のフランス近代絵画―」が、滋賀の佐川美術館にて、2021年9月14日(火)から11月7日(日)まで開催される。なお、鹿児島市立美術館では9月5日(日)まで開催される予定であったが、8月19日(木)をもって終了。フランス近代絵画の充実したコレクションスイス・ジュネーブに1968年に開館したプチ・パレ美術館は、19世紀後半から20世紀前半にかけて芸術の都・パリを中心に制作された、フランス近代絵画を主としたコレクションを所蔵する美術館。1998年以降は休館しているものの、充実した所蔵コレクションから、国外の大規模美術展に継続的に出品協力を行っている。日本では30年ぶり、鹿児島では初となるコレクション展「スイス プチ・パレ美術館展―珠玉のフランス近代絵画―」は、プチ・パレ美術館の主要コレクションが来日する、日本では30年ぶり、鹿児島では初となる本格的なコレクション展だ。印象派のルノワールからナビ派のモーリス・ドニ、フォーヴィスムのヴラマンク、キュビスムのアンドレ・ロート、エコール・ド・パリのユトリロ、スタンラン、藤田嗣治まで、38作家による油彩画65点が一堂に集結する。19世紀後半に“光の描写”に挑んだ印象派が現れて以来、フランスでは画家たちによって次々と革新的な絵画が生み出されてきた。「プチ・パレ美術館」では、時代を象徴する巨匠の作品のみならず、その他多数の優れた周辺作家の作品も所蔵。実験的な精神に満ちた画家たちによる多彩な作品を通して、時代の活況を見て取ることができる。印象派からナビ派/ポン=タヴァン派、新印象派、フォーヴィスム、キュビスム、そしてポスト印象派やエコール・ド・パリに至るまで、フランス近代絵画の全体像とダイナミックな時代の潮流を体感できそうだ。【詳細】特別企画展「スイス プチ・パレ美術館展―珠玉のフランス近代絵画―」会期:2021年9月14日(火)~11月7日(日)場所:佐川美術館住所:滋賀県守山市水保町北川2891開館時間:9:30~17:00 ※最終入館は16:30まで。休館日:月曜日(9月20日は開館)、9月21日入館料:一般 1,200円、高大生 800円(要学生証提示)、中学生無料 ※ただし保護者の同伴が必要。※専門学校・専修学校は大学に準じる。※障害者手帳の持参者(手帳の提示が必要)、付添者(1名のみ)は無料。■終了した会場・鹿児島市立美術館会期:2021年7月23日(金・祝)~8月19日(木)※当初は9月5日(日)までの会期を予定していたものの変更(チケットの払い戻しについては、後日美術館ホームページにて案内)住所:鹿児島県鹿児島市城山町4-36問い合わせ先TEL:099-224-3400
2021年07月09日フランス・シャンパーニュ地方にあるランス美術館は、ルーヴル美術館に次いでカミーユ・コローの作品を多く所蔵するなど、19世紀の風景画が充実していることで有名。本展『ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ』では、このランス美術館のコレクションから厳選した約80点の名作を通して、印象派の中核ともいうべきフランス近代風景画の歴史をたどる。18世紀以前の西洋美術において、風景画は崇高な神話や歴史画の背景にすぎなかった。けれど18世紀末から19世紀初頭にかけて、その風景画に注目が集まり始める。この動きは革命後の社会の変化、新興ブルジョワジーの台頭、産業革命と都市化による田園風景への憧れなど、当時新しく生まれた価値観を受けて引き起こされたもので、画家らはアトリエを出て屋外で風景をスケッチし始めた。そんな風景画家の中でも特に注目を集めたのは「バルビゾン派」と呼ばれる画家たち。彼らはパリ郊外にあるフォンテーヌブローの森に隣接するバルビゾン村に滞在し、大作を生み出してゆく。その写実的な作風がモネやルノワール、シスレーなど19世紀後半に活躍する印象派の画家たちに受け継がれていったのだ。こうしたフランス印象派の成り立ちを余すところなく紹介したのが本展。近代画家の先駆者であるミシャロンやベルタンに始まり、コローやクールベ、ブーダン、さらに印象派のモネやルノワール、ピサロまで、19世紀フランス絵画の巨匠の作品が一堂に会する。会場では時系列に章が展開し、関連する資料も数多く登場。例えばチューブ式絵の具や、エッチング(腐食銅版画)の発明が風景画の発展を加速させたことなど、文明が美術に大きく影響を及ぼしている様子がよくわかる。いま話題となっているデジタルアートも、過去の名作も、技術の発展が新しい芸術を生んでいるという事実は変わらない。心が洗われるような異国の美しい風景画とともに、そんな普遍性にも気づかせてくれる、発見のある内容だ。コンスタン・トロワイヨン《ノルマンディー、牛と羊の群れの帰り道》1856年Inv. 907.19.234ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerジャン=バティスト・カミーユ・コロー《湖畔の木々の下のふたりの姉妹》1865‐70年Inv.887.3.82ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerクロード・モネ《べリールの岩礁》1886年Inv. 907.19.191ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerピエール=オーギュスト・ルノワール《風景》1890年頃Inv. 949.1.61ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.DevleeschauWer『ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ』SOMPO美術館東京都新宿区西新宿1‐26‐16月25日(金)~9月12日(日)10時~18時(入館は17時半まで)月曜休(8/9は開館)一般1500円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2021年6月30日号より。取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年06月29日ホテル椿山荘東京では、2021年6月28日(月)より夏限定の庭園演出をスタートする。ホテル椿山荘東京の庭園で“夏の涼”を広大な敷地を深緑が覆うホテル椿山荘東京の庭園は、都心の気温より5~10度低い日もあるなど、知る人ぞ知る人気の避暑スポット。今回は夏の到来に向けて、期間限定の演出を行う人気の雲海や、涼やかな風鈴装飾、癒しの空間を演出する竹籠灯りなど、様々な仕掛けを通して来場者に夏の涼を提供してくれる。人気の雲海はミスト量120%の「“涼”雲海」に2020年10月より始まった「東京雲海」は、主に山間部において発生する自然現象である雲海を、庭園内で再現した人気の空間演出。その景色を建物から見下ろすのはもちろん、幻想的な雲海の景色がひろがる庭園内に降り立てば、特別な庭園散策が体験出来る。夏限定の演出となる「“涼”雲海」では、ミストの噴霧量を通常の120%に増量。涼しい霧に包まれながら、五丈滝やほたる沢、幽翠池など、水風景と水音に涼を感じられる名スポット巡りを楽しんでほしい。また、2021年は空中庭園「セレニティ・ガーデン」にも雲海ミストを設置。7月16日(金)よりスタート予定の「シャンパンガーデン」は、足元に涼しいミストの雲が広がる特別な空間での開催となる。庭園内の小道には約300個の「江戸風鈴」庭園内の小道に設置される「江戸風鈴」も、注目すべきポイントの一つだ。江戸時代から変わらぬ製法で受け継がれてきた約300個の「江戸風鈴」は、風が吹くたびに涼やかな音色を庭園内に響かせ、夏の涼を感じる空間を演出する。このほか、竹で作った丸い籠の中でやさしい光が煌く「竹籠灯り」の演出や、熱中症対策にも役立つ和傘の無料貸し出し、ホテルショップ「セレクションズ」の風鈴に見立てたテイクアウトスイーツなど、ホテル椿山荘東京ならではの風情あるもてなしの数々が用意されている。開催概要ホテル椿山荘東京 夏限定の庭園演出期間:2021年6月28日(月)~※企画により開催期間が異なる。・「“涼”雲海」2021年6月28日(月)~9月20日(月)・「風鈴の小道」2021年6月28日(月)~9月20日(月)・雲の中で「シャンパンガーデン」2021年7月16日(金)~9月26日(日)・「竹籠灯り」~2021年9月20日(月) 日没後~23:00・庭園内「和傘」貸出し 2021年6月28日(月)~9月20日(月)
2021年06月27日東京都世田谷区にある、『世田谷美術館』。砧(きぬた)公園内にある同美術館は、豊かな自然とアートを楽しむことができ、近隣住民の憩いの場となっています。そんな憩いの場に訪れるのは、どうやら人間だけではないようです。美術館に現れた『小さな訪問客』が話題に!ある日の夕方、美術館の職員用通用口の前では、警備員と客の攻防が行われていました。何かの侵入を必死に防ぐ警備員。中に入ろうとしていたのは…!通用口の前にいたのはなんと、赤ちゃんタヌキ…!出典:世田谷美術館母親とはぐれてしまったのでしょうか。ちょうどスタッフが通用口を行き来する時間帯だったため、ドアが開く度に侵入を試みようとしていたそうです。まだ体の小さな赤ちゃんタヌキは、階段を下りるのが怖い様子。その後、スタッフに見守られながらゆっくりと階段を降り、最後は茂みへ帰っていきました。美術館に現れた珍客に、ネット上ではこのような声が寄せられています。・かわいい…!無事お母さんの元へ帰れるといいな。・きぬた公園に、『たぬき』が現れたのか!・なんてかわいいお客様…。ずっと見ていられる。美術館に現れる珍しい客といえば、広島県尾道市の『尾道市立美術館』へやって来る猫も有名ですよね。美術館にやってきた『珍客』警備員とのやり取りに、心がポカポカどうやら美術館には、人間だけではなく動物も引き寄せる不思議な力があるようです…![文・構成/grape編集部]
2021年06月04日上質な日本美術のコレクションで知られるアメリカのミネアポリス美術館の名品がならぶ展覧会『ミネアポリス美術館日本絵画の名品』が、サントリー美術館で6月27日(日)まで開催されている。ミネアポリス美術館(通称 Mia)は、アメリカ中西部にあるミネソタ州最大の都市・ミネアポリスに1883年に設立された美術館。約9万点のコレクションのうち1割を超える約9500点が日本美術のコレクションだ。本展は室町時代から近世までの日本絵画の流れを、Miaの充実したコレクションでたどっていくもの。また、展示作品の3分の1以上が日本に初めて里帰りするものだそう。展示風景より展覧会は、日本絵画の主要ジャンルを8章構成で紹介していく。第一章「水墨画」では、躍動感あふれる描写で鳥を描いた雪村のほか、迫力とかわいらしさが同居する山田道安の屏風などを展示する。雪村周継《花鳥図屛風》室町時代、16世紀山田道安《龍虎図屏風》室町時代、16世紀とくに、山田道安《龍虎図屏風》は、虎の表情や吹きすさぶ風の描写など、細部まで楽しめる作品だ。山田道安《龍虎図屏風》部分室町時代、16世紀山田道安《龍虎図屏風》部分室町時代、16世紀続く第2章「狩野派の時代」では、当時の主流派であった狩野派の作品を展示。仙人と童子を描いた狩野山雪の《群仙図襖》は、9名の仙人と童子が描かれた襖。それぞれの仙人の表情やポーズを描き分けている。狩野山雪《群仙図襖(旧・天祥院客殿襖絵)》江戸時代、正保3年(1646)画面右端にいる仙人は「劉海蟾(蝦蟇仙人)」。糸を通した小銭を使ってガマガエルと遊んでおり、その姿が愛らしい。狩野山雪《群仙図襖(旧・天祥院客殿襖絵)》部分江戸時代、正保3年(1646)第3章の「やまと絵―景物画と物語絵―」では、日本独自の絵画様式となったやまと絵を紹介。もともとは中国的な主題の「唐絵」に対して、日本の風俗や事物を主題にした絵を指していた「やまと絵」は、時代を経ていくうちに日本独自の絵画様式として発展していった。武蔵野の平野を描いた《武蔵野図屛風》はその一例だ。第4章の「琳派」も日本で生まれた独自の様式である琳派を紹介している。作者不詳《武蔵野図屛風》 江戸時代、17世紀第5章の「浮世絵」は、江戸時代に花開いた大衆芸術、浮世絵を紹介。葛飾北斎や東洲斎写楽などの誰もが知る浮世絵版画のほか、肉筆浮世絵も展示。江戸の文化がいかに豊かであったかを垣間見ることができる。三畠上龍《舞妓覗き見図》江戸時代、19世紀三畠上龍《舞妓覗き見図》部分江戸時代、19世紀三畠上龍《舞妓覗き見図》は、謎が多い対幅の作品。左幅には美しい舞妓、右幅にはまぶたをこじ開けている丁稚姿の少年の図が描かれている。作品の主題はなんなのか、現時点ではわからないが、インパクトが強い作品だ。そして、第6章の「日本の文人画〈南画〉」、第7章「画壇の革新者たち」、最終章「幕末から近代へ」と続く。とくに第7章の「画壇の革新者たち」は、伊藤若冲や曾我蕭白など近年人気が高い奇想の絵師たちの作品が並んでいる。伊藤若冲《鶏図押絵貼屛風》は若冲が好んで描いた鶏が並ぶ屏風。筆の濃淡を巧みに使った躍動感あふれる鶏が描かれている。曾我蕭白の《群鶴図屛風》は、若冲とはまた異なるスタイルで鶏を巧みに描いており、両者を見比べると、絵師の特徴をわかりやすく捉えることができる。伊藤若冲《鶏図押絵貼屛風》江戸時代、18世紀曾我蕭白《群鶴図屛風》江戸時代、18世紀本展は室町時代から近代に至るまでの日本絵画の魅力がわかりやすくまとめられている展覧会。豊富なジャンルの日本絵画のなかから、お気に入りの絵師や作品を見つけ出しにいってみよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『ミネアポリス美術館日本絵画の名品』4月14日(水)~6月27日(日)、サントリー美術館にて開催
2021年06月02日6月26日(土)より、東京都庭園美術館にてフランスのジュエリー作家でガラス工芸家のルネ・ラリックの展覧会が開催されることが決定した。19世紀末から20世紀半ばにかけて、 ジュエリー作家・ガラス工芸家という肩書を超えて、 生涯を通して芸術家としての独自の道を切り拓いたルネ・ラリック(1860-1945)。フランス、シャンパーニュ地方の小さな村アイに生まれ、幼少期から身近な存在だった「自然」は彼女の多様なインスピレーションの根源とも言える。自然を注意深く観察することによって培われた眼差しは、 やがてイギリスでの経験や日本美術からの影響、 大戦間期における古代ギリシア・ローマへの回帰やエキゾティックな嗜好、 新しい女性たちのイメージなど、 20世紀初頭のフランスに起ったさまざまに異なる芸術潮流と結びつきながら磨かれていった。 例えば浮世絵にインスピレーションを得て、 パリ郊外の自邸付近で撮影した雪景色を表現したペンダントや、 1909年に他界した妻アリスの面影をシダのなかに刻印した香水瓶。 同時代の世界と日常身辺の心躍る事象や個人的な記憶に、 鋭い観察眼と想像力によって新しいかたちを与え、 「装飾品」として人々の身近なものにしたのだ。希少なジュエリーからより多くの人々のためのガラス作品への転換は、 急速に変化する社会のなかで芸術と生活がどのような関係を結ぶことができるのかを示そうとするもの。 本展では、ラリックが自然を起点としてどのように世界を観照し、 装飾という芸術を希求したのかを明らかにしていく。量産されたガラス作品と異なり、 1880年代から1900年代初頭の間に制作されたほとんど1点もののラリックのジュエリーは国内外でもとても希少なもの。 本展では、 20点のジュエリーと2点のデザイン画を公開する。斬新な素材のあつかいと多様なインスピレーションによって、 大女優サラ・ベルナールや詩人ロベール・ド・モンテスキューのような同時代を象徴するインテリジェンスに愛されたラリックのジュエリー。 「モダン・ジュエリー」の祖といわれるルネ・ラリックのジュエリーを実際に見ることができる貴重な機会となっている。また、ラリックの作品は本来建具やプロダクトとして同時代の都市生活のなかで使われていたものだった。 本展では1933年にラリックが生きた時代に建設され、実際にラリックが作品を提供している当館の旧朝香宮邸で、 ラリックのガラス作品がもっとも美しく見える自然光のなかで作品を体験できる。本館の旧朝香宮邸の空間と対照的な新館ギャラリーでは、 中山英之による「もうひとつの建物」で、 生活の空間で使われてきたラリックのガラス作品と、 作品のバックグラウンドを「図鑑」のように体験できる新鮮な展示空間を展開。 ラリック作品の新しい魅力に出会うことができる「ルネ・ラリック リミックス ー時代のインスピレーションをもとめて」にぜひ足を運んでほしい。【開催情報】「ルネ・ラリック リミックス ー時代のインスピレーションをもとめて」会期: 2021年6月26日(土)〜9月5日(日)開館時間:10:00〜18:00 ※入館は閉館の30分前まで休館日:毎週月曜日 ※ただし7月26日、 8月2・9・30日は開館、 8月10日(火)は休館会場:東京都庭園美術館(本館+新館)
2021年06月01日展覧会「ルネ・ラリック リミックスー時代のインスピレーションをもとめて」が、東京都庭園美術館にて2021年6月26日(土)から9月5日(日)まで開催される。ルネ・ラリック“自然”からのインスピレーションに着目「ルネ・ラリック リミックス」展は、ジュエリー作家であり、 アール・デコの時代を代表するガラス工芸家としても高く評価されたルネ・ラリックにフォーカス。特に、フランス、シャンパーニュ地方の小さな村アイに生まれたルネ・ラリックにとって、幼少期から身近な存在だったインスピレーション源の「自然」に着目。「自然」を起点として、どのように世界を見つめ、装飾という芸術を希求したのかに迫る。「自然」を注意深く観察することによって培われたルネ・ラリックの眼差しは、後のイギリスでの経験や日本美術からの影響、大戦間期における古代ギリシア・ローマへの回帰、エキゾティックな嗜好、新しい女性たちのイメージなど、20世紀初頭のフランスで見られた様々な芸術潮流と結びつきながら磨かれた。例えば浮世絵に着想を得て、パリ郊外の自邸付近で撮影した雪景色を表現したペンダントや、1909年に他界した妻アリスの面影をシダのなかに刻印した香水瓶など、日常的な事象や個人的の記憶を「装飾品」の表現に昇華することで、作品を世に送り出していった。希少な初期のジュエリーが集結注目したいのは、“モダン・ジュエリーの祖”といわれるルネ・ラリックがキャリア初期に手掛けた希少なジュエリーだ。量産されたガラス作品とは異なり、1880年代から1900年代初頭の間に制作されたジュエリーは、ほとんど1点もの。会場には、20点のジュエリーと2点のデザイン画が展示される。大女優サラ・ベルナールや詩人ロベール・ド・モンテスキューといった、時代を象徴する著名人からも愛された、ルネ・ラリックのジュエリーを間近に見られる貴重な機会となっている。プロダクトとして使用されていたガラス作品もその他、本来は建具やプロダクトとして都市生活の中で使用されていたガラス作品も展示。会場の東京都庭園美術館の建物である旧朝香宮邸にもルネ・ラリックが作品を提供しており、自然光の降り注ぐ旧朝香宮邸ならではの華やかな雰囲気の中で作品を鑑賞することができる。さらに、新館ギャラリーでは生活の空間で使われてきたルネ・ラリックのガラス作品と、作品のバックグラウンドを「図鑑」のように体験できる展示を展開。新鮮な展示空間によって、ルネ・ラリック作品の新たな魅力を体感できそうだ。【詳細】ルネ・ラリック リミックスー時代のインスピレーションをもとめて会期:2021年6月26日(土)~9月5日(日)開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで休館日:毎週月曜日 ※ただし7月26日、8月2・9・30日は開館、8月10日(火)は休館会場:東京都庭園美術館 本館+新館住所:東京都港区白金台5-21-9入館料:一般 1,400(1,120)円/大学生(専修・各種専門学校含む) 1,120(890)円/ 中・高校生 700(560)円/65歳以上 700(560)円※( )内は20名以上の団体料金■『ルネ・ラリック リミックス』展 公式図録出版社:株式会社左右社発行日:2021年7月31日(土)予定デザイン:岡崎由佳会場撮影:三部正博執筆者:樋田豊次郎(当館館長)/ヴェロニク・ブリュム(ラリック美術館館長)/筧菜奈子(東海大学教養学部講師)/池田まゆみ(北澤美術館主席学芸員)/牟田行秀(当館副館長)/田中雅子(当館学芸員・本展企画者)
2021年05月31日東京・六本木の森美術館が、2021年4月22日(木)にリニューアルオープンします。森美術館がリニューアルオープン森美術館が、約3か月の改修工事期間を経てリニューアルオープン。オンラインでのチケット販売やQRコード認証などを活用するとともに、土日休日料金やオンライン事前購入料金を設定し、より快適な鑑賞環境を整えます。ミュージアムショップ旗艦店「森美術館 ショップ」リニューアルにあわせて、ミュージアムショップの旗艦店となる「森美術館 ショップ」を六本木ヒルズウェストウォーク3階にオープン予定。森美術館オリジナルのロゴグッズや展覧会カタログ、森美術館ゆかりのアーティストの限定グッズ、限定作品を展開するほか、花器や酒器といった若手陶芸家が手がける陶磁器、デザイン雑貨なども取り揃えられています。また、「森美術館 ショップ」のオープンを記念して、同店ではモレスキン(Moleskine)のノート「カイエジャーナル」に奈良美智のドローイングをプリントした限定版を展開します。展覧会「アナザーエナジー展」を開催なお、森美術館のリニューアルオープンにあわせて、展覧会「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力──世界の女性アーティスト16人」がスタート。本展では、世界各地で創作活動を続ける70代以上の女性アーティスト16名を取り上げ、それぞれの初期作から代表作、そして本展のための最新作などからそのキャリアを多角的に紹介。【詳細】森美術館 リニューアルオープン開館日:2021年4月22日(木)住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階■森美術館 ショップオープン日:決まり次第告知※2021年4月28日(水)のオープンを予定していたが、4月25日(日)からの臨時休館に伴い延期場所:六本木ヒルズウェストウォーク3階営業時間:11:00〜21:00TEL:03-6406-6280限定グッズ例:奈良美智 モレスキン カイエジャーナル(3冊セット) 3,300円(税込)■展覧会「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力──世界の女性アーティスト16人」会期:2021年4月22日(木)〜9月26日(日)会場:森美術館【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
2021年05月19日ホテル椿山荘東京は、緑を一望する空中庭園「セレニティ・ガーデン」で上質なシャンパンのフリーフローが楽しめるイベント「シャンパンガーデン in Green」を開催予定だったが、全日中止とする。※以下開催予定だったイベント内容。ホテル椿山荘東京の空中庭園でシャンパンのフリーフローを堪能南仏プロヴァンスの優雅なライフスタイルが体験出来る、ホテル椿山荘東京の人気企画「シャンパンガーデン in Green」。2021年は、最高品質の「テタンジェ ブリュット レゼルヴ」、「ポル ロジェ レゼルヴ」、「ボランジェ スペシャルキュベ」、「ジョセフ ペリエ キュベ ロイヤルブリュット」の4種類のシャンパンを贅沢にフリーフローで提供する。新緑をイメージしたオードブルプレートもシャンパンと互いの味わいを引き立て合うオードブルは、新緑をイメージした彩り豊かなメニューがラインナップ。彩り野菜をたっぷりと使用した「グリーンピースの冷製スープと彩り野菜」や、緑トマトを使った「グリーントマトのカプレーゼ」などで構成されるオードブルプレートに加え、別皿での提供となる「牛すね肉の赤ワイン煮込み」など全8種類が用意されている。開催概要「シャンパンガーデン in Green」※2021年5月1日(土)~9日(日)、14日(金)、15日(土)、16日(日)、21日(金)、22日(土)、23日(日)、28日(金)、29日(土)、30日(日)にて開催予定だったが中止となった。※事前予約制。利用は2名〜。時間:17:00〜/17:30〜(最終入店 17:30まで)※席は2時間制。店舗:ホテル椿山荘東京 ホテル棟 5階 空中庭園「セレニティ・ガーデン」料金:14,000円(税込)※サービス料込み。メニュー内容:■4種のシャンパンフリーフロー(90分間)テタンジェ ブリュット レゼルヴ/ポル ロジェ ブリュット レゼルヴ/ボランジェ スペシャルキュベ/ジョセフ ペリエ キュベ ロイヤルブリュット※他ビール、ワイン、各種カクテル、ノンアルコールドリンク■新緑の“Green”をイメージしたオードブルプレートグリーンピースの冷製スープと彩り野菜/グリーントマトのカプレーゼ/真鯛のフリット 緑のタルタル/アスパラガスの生ハム添え ズッキーニクーリー/スモークサーモンとクリームチーズのサンド/ブーケサラダ ストロベリードレッシング/ガーリックバジルトースト/[別皿]牛すね肉の赤ワイン煮込み【予約・問い合わせ先】TEL:03-3943-1140(イベント予約 10:00〜19:00)
2021年04月23日庭園のカキツバタの開花に合わせ、4月17日(土)より根津美術館にて開館80周年記念特別展『国宝 燕子花図屏風 -色彩の誘惑-』が開催される。総金地の六曲一双屏風に、濃淡の群青と緑青によって鮮烈に描きだされた燕子花の群生。その背後には『伊勢物語』第9段の東下り、燕子花の名所・八つ橋で詠じられた和歌がある。尾形光琳(1658~1716)は、カキツバタの群生を金箔を貼った大画面に、群青(ぐんじょう)と緑青(ろくしょう)の2種の絵具のみを使って描いた。青と緑と金(黄)の3色は、しばしば日本・東洋において特別な伝統を有する色とされていたが、≪燕子花図屏風≫は江戸時代ならではの美意識が反映されたともいえる日本の絵画史を代表する作品だ。尾形光琳国宝≪燕子花図屏風≫(左隻)江戸時代 18世紀 根津美術館蔵同展では、紺紙金泥経や、青や緑を主調とする画面に金彩が加わった中世の仏教絵画、唐時代以来の金碧(きんぺき)山水などとともに、この3色が活躍する清新な古九谷や黄瀬戸など同時代の陶芸作品、さらに、色彩傾向を同じくする金屏風の数々をあわせて展示。≪燕子花図屏風≫に新しい光を当てることを試みる。≪色絵葡萄文大平鉢≫江戸時代17世紀 根津美術館蔵なお、根津美術館の庭園のカキツバタは、例年、4月下旬から5月上旬にかけて見ごろを迎え、5月11日~16日は夜間開館も予定されている。作品の鑑賞とセットで庭園散策も楽しみたい。庭園内のカキツバタ2021年5月11日~16日 夜間開館(予定)【開館80周年記念特別展『国宝 燕子花図屏風 -色彩の誘惑-』開催概要】会期:4月17日(土)〜5月16日(日)会場:根津美術館時間:10:00〜17:00、5月11日~16日は19:00(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜(5月3日は開館)※日時指定予約制(予約は4月12日より受付開始予定)※夜間開館はコロナウィルス感染症の拡大状況によって中止となる可能性あり根津美術館公式サイト:
2021年03月24日「空中庭園 スイートガーデンパーティー(Sweet Garden Party)」が、梅田スカイビル・空中庭園展望台にて、2021年3月20日(土・祝)から4月11日(日)までの期間開催される。空中庭園で楽しむガーデンパーティー「空中庭園 スイートガーデンバーティー」は、梅田スカイビルの空中庭園で、限定スイーツを嗜むティータイムやガーデンパーティーを楽しめるイベント。会場には、花や緑が広がり、癒しの時間を提供してくれる。地上173mに広がる春のガーデン地上173mに位置する空中庭園には、美しい花々や緑が広がる、フォトジェニックなスプリングガーデン(Spring Garden)が登場。日中は、日光が優しく差し込む穏やかな空間、夜は一転して、キャンドルの光で美しくライトアップされた幻想的な世界を堪能できる。外の夜景と美しく調和する景色も必見だ。ガーリーな空間で楽しむティータイム花々やガーリーなインテリアに飾られたテントの中で、ティータイムを楽しめるイベントも用意する。予約制のティータイムプランでは、紅茶とともに楽しむフィナンシェやブールドネージュといったスイーツ、花を閉じ込めたハーバリウムボールペンがセットとなる。非日常的な空間で優雅にティータイムを楽しむのはいかが。絶景×極上コーヒーを堪能するワークショップ空中庭園展望台40階のカフェ「cafe SKY 40」では、極上のコーヒーの飲み比べなどを楽しめるワークショップも開催される。ワークショップでは、景色やスイーツを楽しみながら、美味しいハンドドリップのコツを、実際に自分で体験して学ぶことができる。人気の「空色ソーダフロート」を特別価格で提供空中庭園の人気商品「空色ソーダフロート」は、学生限定で通常600円のところ100円で提供。また、天体望遠鏡を使った星空観望会や春の気持ちい風を感じながら美しい満月を眺める満⽉観望会なども実施する。【詳細】空中庭園 Sweet Garden Party開催期間:2021年3月20日(土・祝)〜4月11日(日)場所:梅田スカイビル 空中庭園展望台住所:大阪府大阪市北区大淀中1-1-88営業時間:9:30~22:30(最終入場22:00)TEL:06-6440-3855■空中庭園のティータイム開催場所:空中庭園40階 屋内展望フロア開催日時:2021年3月20日(土・祝)〜4月11日(日)※11:00~20:30までの1日5枠限定(各回90分)■ワークショプ開催日:2021年3月20日(土・祝) 第一部15:00〜16:30、第二部17:00〜18:30場所:空中庭園40F「cafe SKY 40」入場料:大人 1,500円セット内容:・スペシャリティコーヒー(モカイルガチェフェG1ナチュラルのシングルオリジン)3種の焙煎で飲みくらべ・コーヒーに合わせたペアリングフード「Financier And Honey」のスイーツ2種と焼きたてのヘーゼルナッツ・焙煎したてのコーヒー(梅田スカイビルブレンド100g)とHARIOコーヒードリッバー&コーヒースプーンプレゼント■「空色ソーダフロート」学生限定価格開催期間:2021年3月20日(土・祝)〜4月11日(日)内容:通常価格600円を100円で提供。※39Fチケットカウンターにて学⽣証やその他、学⽣と確認できるものを提⽰。■「星空観望会」開催⽇時:2021年3⽉20⽇(⼟・祝) 18:30 〜 20:00■満⽉観望会開催⽇時:2021年3⽉29⽇(月)
2021年03月12日皇居や千鳥ヶ淵、北の丸公園といった桜の名所エリアに立地している東京国立近代美術館にて、毎年恒例の春にちなんだ催し「美術館の春まつり」が3月23日(火)より開催される。所蔵作品展『MOMATコレクション』では、年に一度この時期だけ公開される、桜を描いた重要文化財の川合玉堂《行く春》、しだれ桜ほか40種類を超える希少な桜を描いた跡見玉枝《桜花図巻》や、川瀬巴水などの「新版画」における桜、染織では釜我敏子《型絵染着物春の野》など、花を描いた名画約20点が会場の一室に並ぶほか、13,000 点を超える所蔵作品の中から選りすぐりの約200点を紹介。岸田劉生や安井曽太郎、セザンヌなどおなじみの作品も3フロアにわたって展示される。船田玉樹《花の夕》1938年川瀬巴水《井の頭の春の夜》1931年釜我敏子《型絵染着物春の野》 1992年撮影者:アローアートワークス © 1994同時期開催として、退廃的、妖艶、グロテスク、エロティックといった「単なる美しいもの」とは異なる表現を紹介する企画展『あやしい絵展』、写真のもう一つの側面を探るコレクションによる小企画『幻視するレンズ』 のほか、桜を見ながらひと休みできるよう、前庭に床几台によるお休み処が設置されるなど春らしい企画も。前庭の様子(2018年撮影)千鳥ヶ淵をはじめ、美術館周辺に咲きほこる桜との競演を楽しみながら、自分だけの花を見つける散策に出かけよう。【『美術館の春まつり』展 開催概要】会期:3月23日(火)~4月11日(日)会場:東京国立近代美術館開館時間: 10:00~17:00(金・土曜は20:00、入館は閉館30分前まで)※企画展『あやしい絵展』は9:30開場休館日:月曜日(3月29日は開館)※コロナ感染症の感染拡大防止のため、開館時間・開催内容を変更する可能性あり東京国立近代美術館公式サイト( )
2021年03月02日宇治抹茶専門店・オマッチャサロン(OMATCHA SALON)は、冬の新作メニュー「食べる日本庭園ZENプレート」「フルーツ大福」を2021年1月15日(金)に発売する。食べる日本庭園ZEN プレートまるで“日本庭園”のような盛りつけで味わいだけでなく見た目からも楽しめる「食べる日本庭園ZENプレート」は、全3種類のラインナップを用意。“お芋づくし”の「さつまいものZENプレート~緑茶付き~」には、バター・バニラアイス・塩などで楽しむ焼き芋をはじめ、艶やかな大学芋、さつまいもチップスをセット。丸ごとりんご飴・みたらし団子・きな粉と抹茶のわらび餅といった芋との相性抜群なスイーツも添えられている。また、黒蜜シロップやあずき、きな粉、抹茶粉などわらび餅の味の変化を楽しめる「わらび餅のZENプレート~緑茶付き~」や、「いちご大福のZENプレート~緑茶付き~」も登場。「いちご大福のZENプレート~緑茶付き~」には、生クリームとあずき・いちご・スポンジを忍ばせた「いちご大福ケーキ」と、白あん×いちごの「いちご大福」を並べ、石庭をイメージした波紋の抹茶粉に白玉をトッピング。“ZEN”を演出した、目を引く仕上がりとなっている。フルーツ大福「フルーツ大福」は、王道の「いちご大福」をはじめ、「まるごとみかん大福」や「マスカット大福」など、みずみずしい旬のフルーツを包み込んだ大福が揃う。これらの「フルーツ大福」は、オリーブオイルをかけて食べるのがおすすめ。オリーブオイルが加わることで、食感がよりなめらかになり、餡の風味をより濃厚に感じることができる。【詳細】オマッチャサロン 新メニュー発売日:2021年1月15日(金)販売店舗:オマッチャサロン 池袋パルコ店、玉川髙島屋S・C店■食べる日本庭園ZENプレート・さつまいものZENプレート~緑茶付き~ 1,080円+税・わらび餅のZENプレート~緑茶付き~ 1,480円+税・いちご大福のZENプレート~緑茶付き~ 1,280円+税■フルーツ大福・いちご大福 400円+税・まるごとみかん大福 300円+税・マスカット大福 300円+税・りんご大福 300円+税・巨峰大福 300円+税・梨大福 400円+税■店舗情報・池袋パルコ店住所:東京都豊島区南池袋1-28-2 池袋パルコ 本館8FTEL:03-5927-1133・玉川髙島屋S・C店住所:東京都世田谷区玉川3−17−1 玉川高島屋S・C 南館 8FTEL:03-6447-9253
2021年01月16日2021年の初春、東京都庭園美術館では「20世紀のポスター[図像と文字の風景]―ビジュアルコミュニケーションは可能か?」展を開催いたします。本展は、多摩美術大学の企画協力により、株式会社竹尾のポスターコレクションから構成主義のポスターを厳選し、一堂に公開するものです。早春から桜の季節にかけて、この時期だけの庭園の風景とともに美術館でのひとときをお楽しみいただけます。●展覧会概要1910~20年代のヨーロッパで生じ、芸術・デザインに革新をもたらした“構成主義”は、特にビジュアルデザインの領域において、図像と文字を幾何学的・抽象的な融和のもとに構成しようとする特徴的な表現様式をもたらしました。エル・リシツキー、ヤン・チヒョルト、マックス・ビル、ヨゼフ・ミューラー゠ブロックマンなど、数々のアーティスト/デザイナーが時代を超えて共有したこの様式は、広くビジュアルデザインの可能性を拡張する試みとして発展を重ね、今日のビジュアルデザインの基盤を形成します。本展は、この潮流のもとに世に送り出され、時代を彩った“構成的ポスター”が、20世紀を通じて織りなした図像と文字の風景を、竹尾ポスターコレクション(多摩美術大学寄託)により辿るものです。展示される個々のポスターが示す鮮やかな創造力、そしてそれらのポスターが総体として示す歴史的な継承と発展のプロセスをお楽しみください。●基本情報展覧会名:20世紀のポスター[図像と文字の風景]―ビジュアルコミュニケーションは可能か?会 期:2021年1月30日(土)-4月11日(日)会 場:東京都庭園美術館 本館+新館開館時間:10:00–18:00 (入館は閉館の30分前まで)休 館 日 :2月10日・24日、3月10日・24日、4月5日※2021年4月より、休館日が毎週月曜日に変更となります。入 館 料:一般=1,100(880)円/大学生(専修・各種専門学校含)=880(700)円/中・高校生=550(440)円/65歳以上=550(440)円※( )内は20名以上の団体料金主 催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館、日本経済新聞社企画協力:多摩美術大学特別協力:株式会社竹尾後 援:在日スイス大使館年間協賛:戸田建設株式会社、ブルームバーグ・エル・ピー●本展の構成本展は全体で3章からなり、構成的ポスターが20世紀を通じて遂げた発展と変容のプロセスを、130点のポスターを通じてたどります。1 図像と文字の幾何学(15作家・52点)戦後のビジュアルコミュニケーションのあり方を導く歴史的役割を果たしたスイス派、ウルム派に代表される構成的ポスター=インターナショナル・スタイルの継承と展開をたどります。出展デザイナー: エルンスト・ケラー、ヴァルター・ケッヒ、リヒャルト・パウル・ローゼ、ハンス・ノイブルク、ヨゼフ・ミューラー゠ブロックマン、カルロ・ヴィヴァレリ、ロベルト・ビューヒラー、エミール・ルーダー、アルミン・ホフマン、パウル・グレディンガー、カール・ゲルストナー、マックス・ビル、アルミール・マヴィニエ、メアリー・ヴィエイラ、オトル・アイヒャーメアリー・ヴィエイラ《パンエア・ド・ブラジル航空 DC7C機/パンエア・ド・ブラジル》 1957年ⓒIsisuf. Istituto internazionale di studi sul futurismo - Archivio Mary Vieira2 歴史的ダイナミズム(11作家・18点)インターナショナル・スタイルのルーツともいうべき、第二次世界大戦以前に登場したロシア構成主義、バウハウス、ニュータイポグラフィを象徴するポスターを展示します。出展デザイナー: オイゲン・エーマン、ヘルベルト・バイヤー、ベルナール・フランシス、カール・オットー・ミューラー、テオ・バルマー、エル・リシツキー、シュテンベルク兄弟、ワレンチーナ・クラーギナ、ヘルマン・アイデンベンツ、ヤン・チヒョルト、ジャック・ナタン゠ギャラモンエル・リシツキー《ソヴィエト連邦展/チューリッヒ工芸美術館》 1929年3 コミュニケーションのありか(11作家・60点)1970年代以降、インターナショナル・スタイルを背景に登場したニュー・ウェイヴ、ポストモダンデザインと称される潮流を、11名のデザイナー/60点のポスターを通じてたどります。出展デザイナー: ウォルフガング・ワインガルト、ウィリィ・クンツ、キャサリン・マッコイ、ウィリアム・ロングハウザー、エイプリル・グレイマン、ジョルジオ・カムッフォ、ジャン゠ブノワ・レヴィ、スコロス゠ウェデル、オクタヴォ、ザイアンジャン゠ブノワ・レヴィ《マルクトブラット/無料広告新聞》 1989年ⓒJean-Benoit Levy (AGIAIGA), Studio AND (www.and.ch), Photo Alexandre Genoud●みどころ1 ビジュアルデザインの原点であるポスター群を一望できる展示ポスターが呈示するのは、「図像と文字の織りなす風景」です。本展では、幾何学的な画面構成のうちに図像と文字を融和させる「構成的ポスター」に焦点をあてるものです。現代のビジュアルデザインを基礎づけるポスター群を一望し、現代のビジュアルデザイン文化の源流を探ります。2 物語を読むように構成的ポスターの発展を辿ることができます1920年代の勃興から90年代のコンピュータグラフィックスに至るまで、構成的ポスターは様々にかたちを変えながら進展しました。同様の傾向を持つデザインは、現代社会においても大きな役割を果たしています。本展では、構成的ポスターが映し出した図像と文字の風景の変遷と光芒を、様々な視点から、物語を読むように辿ります。3 ポスターとは何か、いま、ポスターをいかに見るべきかという視点を提供します構成的ポスターが用いた書体/用紙/スタイルの発生、発展、共有のプロセスを通じて、そもそもポスターとは何か、いま私たちはポスターをいかに見るべきかの視点を提示し、デジタル化がますます進む現代、そして未来におけるポスターの存在意義を問います。関連プログラム関連プログラムとして、ポスターづくりワークショップなどを開催予定です。また教育普及事業として会期中、障害のある方のための特別鑑賞ツアーなどを企画しています。詳細は決定次第当館ウェブサイトやSNS等でお知らせいたします。会場情報東京都庭園美術館|東京都港区白金台5–21–9[目黒駅]JR 山手線東口/東急目黒線正面口より徒歩7 分[白金台駅]都営三田線/東京メトロ南北線1 番出口より徒歩6 分TEL. 050-5541-8600(ハローダイヤル)03-3443-0201(代表)/ FAX. 03-3443-3228Website www.teien-art-museum.ne.jpFollow us on Facebook, Twitter, Instagram @teienartmuseum企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2021年01月06日梅田スカイビルの39-40階にある空中庭園展望台は、大晦日の営業時間を25時まで延長し、元旦も朝から通常営業を開始。地上173メートルからの美しい展望が、年末年始も楽しめる。梅田スカイビル 空中庭園展望台 入場引換券」チケット情報大阪・関西を代表するランドマーク、梅田スカイビルにある空中庭園展望台は、毎年同様、2020年も大晦日の延長営業が決定した。今年は「New Year’s Eve 2020」と題し、四方に広がる美しい夜景を楽しみながら、一年の終わりを迎える特別な夜を演出する。40Fにあるカフェ「cafe SKY 40」ではこだわりのブレンドで自家焙煎したオリジナルコーヒーをはじめ、チーズの盛り合わせなどのおつまみと共に、特別な夜に相応しいスパークリングワイン、世界各国のビールを50種類以上集めた「ワールドビールセレクション」といった豊富なラインナップを用意。記念すべきニューイヤーイブの乾杯に華を添える。また、翌日の1月1日も、毎年恒例の元旦営業を実施する。残念ながら200名限定の「初日の出営業」専用チケットはソールドアウトとなったが、9:30から22:30(最終入場時間は22:00)までは通常チケットで入場可能。自宅でのんびりと正月を迎えるのも良いが、空中庭園ならではのすがすがしく凛とした空気の中で、希望にあふれる新年のスタートを切ってみては。例年であれば、梅田スカイビルには国内・海外からの観光客が数多く訪れるが、コロナ禍に翻弄された激動の2020年は、緊急事態宣言を受けて臨時休業も経験した。しかし、営業再開後は感染拡大防止対策を徹底しながら、さまざまなイベントを開催。限られた条件の中で、多くの人々に特別な時間を提供してきた。今回のNew Year’s Eve2020 & 元旦営業は、その総決算であり、新たな一歩でもある。毎年訪れている人も、いつもと違う年末年始を過ごしたい人も、ぜひ梅田スカイビル空中庭園展望台訪れてみてほしい。「空中庭園 New Year’s Eve2020&元旦営業」【日時】12月31日(木) 9:30~25:00(最終入場24:30)、2021年1月1日(金) 9:30~22:30【場所】空中庭園展望台※混雑状況により人数制限へのご協力をお願いする場合がございます。
2020年12月24日梅田スカイビル・空中庭園展望台で、ホリデーシーズンを彩る「空中庭園 Xmas 2020」が開催中。幻想的な白い森が登場し、きらめく夜空を背景にロマンチックな気分にひたれる空間が誕生している。「梅田スカイビル 空中庭園展望台 入場引換券」チケット情報毎年趣向を凝らして展開する空中庭園のクリスマス。今年度は、「心静かに祝うクリスマス」をテーマに館内をデコレーション。舞い散る雪や星空をイメージしたブルーの光に包まれたホワイトツリーの森では、切り絵作家・早川鉄兵氏が手掛けた動物が登場。森のどこかに隠れているおしゃれな子リスを見つけたら、プレゼントがもらえる企画も。子リスを探しに友達や恋人と森へ出かけてみよう。特別な夜にぴったりな、限定グルメもスタンバイ。注目は、地上173メートルで天空のグランピング体験ができるスペシャルプランだ。星空ときらめく夜景に包まれて、スパークリングワインやデザートを味わえる体験は、大切な人との時間を過ごすために利用したい。毎日3組限定のため、ぜひ早めのご予約を。また、空に浮かぶカフェ「cafe SKY 40」では、森の動物をあしらったデザートプレートやクリスマスカラーのスペシャルパフェ、果実の風味とスパイスが香るオリジナルホットワインが登場する。この季節のためだけに作られたオリジナルスイーツで、甘い時間を過ごしてみては?UMEDA SKYBLDG GALLERY SHOPでは、毎年人気のクリスマス限定デザインのハートロックが登場するほか、クリスマスリース作りを体験できるワークショップを週末ごとに開催。そのほか、空中庭園の真ん中にぽっかり空いた「空中クレーター」の内窓をガラスのキャンバスに見立て“らくがき”アートが楽しめるなど、クリスマスムードを盛り上げるイベントを各フロアで開催。心浮き立つホリデーシーズン、大切な人とぜひ訪れてみて。「空中庭園 Xmas 2020」【期間】11月20日(金)~12月25日(金)【時間】9:30~22:30(最終入場22:00)【場所】空中庭園展望台39F・40F※「cafe SKY 40」・「UMEDA SKYBLDG GALLERY SHOP」については、10:00~22:00の営業
2020年11月27日国内の近代美術館のなかでも、優れた20世紀美術コレクションに定評のある横浜美術館、富山県美術館、愛知県美術館が協働する展覧会『トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館20世紀西洋美術コレクション』展が横浜美術館にて11月14日(土)に開幕。2021年2月28日(日)まで開催される。来年3月から約2年間の長期休館に入る横浜美術館にとっては休館前の最後の展覧会だ。トライアローグとは、3者による鼎談(話し合い)を意味する言葉。この展覧会は3館のそれぞれのコレクションを用いて20世紀の美術を概観するもので、3館の担当学芸員が濃密な議論を重ね、ラインナップが構成されていった。このタイトルにちなみ、「3」をキーワードに、3章立て、30年区切りで展開されていく。横浜美術館第1章「1900sーー アートの地殻変動」は1900年から1930年前後にかけての美術を概観していくもの。印象派やポスト印象派などが新しい表現方法を提示した18世紀後半の芸術家たちの地ならしを受け、この時代はフォービズムにキュビズム、表現主義、抽象絵画にダダや構成主義など新しい表現が同時多発的に噴出する激動の時代だった。展示されている作品もバラエティ豊かで濃密な時代であったことが伺える。第1章「1900sーーアートの地殻変動」展示風景展覧会は、美術の流れを概観できるだけでなく、随所に「Artist in Focus」と題された各館の収蔵品を並べるコーナーも展開されている。すべてフェルナン・レジェの作品 左から《緑の背景のコンポジション(葉のあるコンポジション)》1931 愛知県美術館、《コンポジション》1931 横浜美術館、《インク壺のあるコンポジション》1938 富山県美術館たとえば、レジェのコーナーでは3館の所蔵によるレジェの作品をそれぞれ鑑賞できる。同じ年に描かれた愛知県美術館、横浜美術館の作品にくらべ、7年後に描かれた富山県美術館の作品は輪郭線が太くなっていることがわかる。このほか、ピカソやクレー、エルンストなどの作品が並べられ、見比べられるようになっており、作家の画風の変遷だけでなく、各美術館の審美眼などにも想いを馳せることができる。第2章「1930s——アートの磁場転換」 展示風景続く第2章「1930s——アートの磁場転換」では、美術のみならず、映画や文学など芸術全般に大きな渦を巻き起こしたシュルレアリスムからスタートし、1960年代までを俯瞰する。すべてジュアン・ミロの作品 左から《花と蝶》1922-23 横浜美術館、《パイプを吸う男》1925 富山県美術館、《絵画》1925 愛知県美術館第2章「1930sーーアートの磁場転換」 展示風景第2章もまた激動の30年だ。この期間に、第二次世界大戦が勃発。その影響により多くの芸術家たちがヨーロッパからアメリカへと渡り、結果、戦後の美術シーンの中心地はヨーロッパからアメリカへとなっていく。シュルレアリスム作品が多くあった展示室から、サム・フランシスやルーチョ・フォンタナらの作品のある展示室へ移動した瞬間、雰囲気がガラリと変わり驚かされる。通常の美術展では、1945年前後を区切りとして扱うものが多いなか、あえて戦前と戦後を一緒のくくりで扱うことで、美術の大きなながれが見えてくる。第3章「1960sーー アートの多元化」 展示風景そして、最終章である第3章「1960sーー アートの多元化」では、より多様化していく美術のあり方を紹介する。美術作品の表現や考え方がどんどん多様化し、展示場所もギャラリーや美術館を飛び出し、壮大なものに発展していく。3館の収蔵品だけで、約90年の美術の流れを学び取ることができる刺激的な展覧会。現在、海外美術館から作品を借り入れることが難しい状況において、国内の名品を持ち寄るという新しい形の展覧会の作り方は、今後の大きな指針となりそうだ。長期休館に入る横浜美術館に、ぜひ刺激をもらいにいこう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館20世紀西洋美術コレクション』展11月14日(土)~2021年2月28日(日)、横浜美術館にて開催※日時指定予約制。詳細は公式HPを参照。
2020年11月20日国宝7件、重要文化財88件を含む、日本と東洋の古美術約7400件を所蔵する根津美術館で特別展『根津美術館の国宝・重要文化財』が11月14日(土)よりスタートした。12月20日(日)まで開催されている。根津美術館は、国宝7件、重要文化財88件を含む、日本と東洋の古美術約7400件を所蔵している。同展はそのタイトルのとおり、指定された95件(展示替えあり)をすべて鑑賞できる豪華絢爛な展覧会だ(展示替えあり)。そのコレクションの大半を収集したのは初代 根津嘉一郎(1860~1940)。東武鉄道の社長などを務めた実業家であり、稀代の美術コレクターであった。2020年は根津の生誕160周年に当たる年であり、なおかつ同館の財団創立80周年、そして現在の文化財保護法が制定されてから70年目にあたる年。展覧会はこの節目となる年を記念したものだ。根津美術館のコレクションの核となるのは、初代嘉一郎が特に晩年にこよなく親しんだ茶の湯の道具、そして、大寺院建立を目指して収集した仏教美術の数々だ。これは、本人の好みももちろんあったが、当時日本で進んでいた古美術品の海外流出をくい止めたいという使命感に駆られたものでもあったという。ちなみに95件の国宝・重要文化財の大半は、初代嘉一郎が購入したのちに新たに指定されたものだ。国宝だから、重要文化財だからという理由ではなく、自分がいいと思ったものだから収集していた嘉一郎の優れた鑑識眼が推察できる。展示風景より左から重要文化財《金剛界八重一尊曼荼羅》 鎌倉時代 13世紀、重要文化財《愛染明王像》 鎌倉時代 14世紀、重要文化財《愛染明王像》 鎌倉時代 14世紀、重要文化財《大威徳明王像》 鎌倉時代 13世紀、重要文化財《大威徳明王像》 鎌倉時代 13世紀、重要文化財《大日如来像》 平安時代 12世紀すべて重要文化財!国宝《那智瀧図》 鎌倉時代 13〜14世紀日本の神々は仏が化身したものとして現れている、本地垂迹説(ほんちすいじゃくせつ)に基づいて描かれた垂迹画の作品。熊野三山の御神体でもある那智瀧が壮大に描かれている。本地垂迹説は平安時代から鎌倉時代に盛んになり、この時代に様々な垂迹画が描かれているが、瀧そのものを描いた垂迹がは、現在発見されているものではこの作品のみとなる。重要文化財鈴木其一《夏秋渓流図屏風》 江戸時代 19世紀※11月29日まで展示酒井抱一に師事した江戸琳派の絵師、鈴木其一によるもの。右隻(右側の屏風)が夏、左隻(左側の屏風)が秋を表す。木々や川の濃厚な色彩のなかに、白百合や色づいた葉が優しく佇んでいる。初代 嘉一郎が晩年に入手した作品で、今年になり新たに重要文化財に指定された。茶道具の一部展示品は実際の茶の湯でどのように使われたかをイメージしながら鑑賞することができる。茶道具同士の組み合わせの妙なども楽しめる。そして、人気の青銅器《双羊尊》ももちろん展示されている。あいらしい表情の双羊尊は根津美術館のアイドルとしても知られており、ミュージアムショップでは双羊尊のオリジナルグッズも販売されている。重要文化財《双羊尊》 中国・おそらく湖南省紀元前13〜14世紀重要文化財《双羊尊》 中国・おそらく湖南省紀元前13〜14世紀自然にあふれた庭園は紅葉がすでに始まっている。美術館から外を見ると、すでに葉が色づき始めている。隈研吾設計の建物や、自然豊かな庭園もまた根津美術館の至宝。展示室を出たあとも、たっぷりと根津美術館を散策して楽しみたい。取材・文:浦島茂世【開催情報】『根津美術館の国宝・重要文化財』11月14日(土)~12月20日(日)、根津美術館にて開催※会期中展示替えあり※日時指定予約制。詳細は公式HPを参照
2020年11月19日東京都庭園美術館で、10月17日より『生命の庭8人の現代作家が見つけた小宇宙』が開幕した。この展覧会は、現代美術をテーマにした同館では久々の展覧会。2021年1月12日まで開催される。
2020年10月20日