「東京都知事選」について知りたいことや今話題の「東京都知事選」についての記事をチェック! (1/5)
(写真:共同通信)6日、立憲民主党が夏の参院選比例代表に、’24年の東京都知事選に出馬した元参院議員の蓮舫氏(57)を擁立する調整に入ったと毎日新聞ほか一部メディアが報じた。’04年から20年間参院議員を務めるも、’24年の都知事選出馬で公選法の規定により失職。国政から自らの意思で離れ、都民のために立ち上がった。しかし……。「現都知事である小池百合子氏(72)に惨敗。得票数としては、最近は公職選挙法違反の疑いなど身辺が騒がしい石丸伸二氏(42)にも及ばず3位に沈みました」(全国紙社会部記者)現時点では蓮舫氏本人からこの件についての言及はなく、あくまで立憲民主党の方針が報じられたに過ぎない。しかし、SNSでは蓮舫氏に対し、早くも逆風が吹き荒れている。《都知事、参議院、有権者全方面に失礼》《政治家生命を賭けた都知事選とはなんだったのか…》《どうせこうなると思ってた》報道直後から批判的な声が上がっているのには理由がある。「今はねぇ……国政選挙はもう考えてない」「いったん“ピリオド”だな……って思うんだよねぇ」都知事選の投開票から6日後の’24年7月13日、蓮舫氏は自身のインスタグラムにてライブ配信を行い、“今後”についてそのように話していた。落選という結果に終わったが、選挙というプレッシャーから解放されたためか、はたまた彼女の長男で俳優の村田琳(27)とのやりとりだったためか、普段より口調は柔らかめだ。出馬した都知事選について、長男から「20年間やってきたことに終止符を打って挑戦したの?」とその決意や覚悟を問われると、「もちろん」と答えた蓮舫氏。「もちろん、どんな人でも、何度でもチャレンジしていいですし、それを拒むような制度があるわけでもないです。しかし、普段から良くも悪くも声の大きい人が、舌の根の乾かぬうちに自身の決意を翻しては批判の声が上がって当然といえます」(前出・社会部記者)また、息子とのライブ配信で蓮舫氏は次のようにも語っていた。「国政から卒業して、都知事に手を挙げ、すごい景色を見た。120万を超える人が『蓮舫』って書いてくれたことに対して、これでまた国政に戻るっていうのはちょっと私の中では違う。そしたら、渡り鳥みたいじゃない」今年に入り、蓮舫氏は政治家としては珍しい“匂わせ”のような投稿をしている。《髪、切った。春だし、そろそろ考えないと。》(2月28日投稿の蓮舫氏のインスタグラムより)“そろそろ”考えたのは、ピリオドを打ったはずの国政へのカムバックのことなのか。報道によれば立憲民主党は蓮舫氏を参院選比例代表として擁立するという。《2位じゃダメなんでしょうか?》’09年の民主党政権において“事業仕分け”の際に彼女が発した“名言”。蓮舫氏はこのフレーズをもじったようなタイトルを自著に付けているほどお気に入り(’10年出版『一番じゃなきゃダメですか?』PHP研究所)。早くも反発のある蓮舫氏の国政再挑戦。さて、比例の順位は何位?
2025年03月06日首都・東京には、多くの外国人が訪れ、また外国人の居住者も増えています。グルーバル人材の育成は、日本が注力するテーマの一つ。「東京は国際都市として、世界の大都市と競争できる人材育成を進めたい」という小池百合子東京都知事に、東京都が進めるグローバル人材育成について伺った。お話を聞いたのは…小池百合子 東京都知事1952年兵庫県生まれ。92年参議院議員初当選、93年衆議院議員初当選。以降、環境大臣、内閣総理大臣補佐官(国家安全保障問題担当)、防衛大臣、自民党総務会長など歴任後、2016年東京都知事当選(現在、3期目) >>都庁総合HP「知事の部屋」 ―グルーバル人材の育成について、どのようにお考えですか。小池百合子都知事:世界は広いです。英語はもちろんのこと、他の言語ができれば、情報量も増えます。そして人脈も増えます。ビジネス一つとってみても、そのチャンスが、2倍、3倍、4倍へと広がっていくのです。日本国内1億2千万(人)よりも、世界80億(人)のマーケットを目指した方がいい。そういう考えで進めてきました。世界を舞台にビジネスチャンスを増やす機会も、東京で作られているとお聞きしました。小池百合子都知事:スシテック東京(SusHi Tech Tokyo)という国際イベントの中で、スタートアップカンファレンスを開催しました。東京発のイノベーションの創出と未来の都市モデルを発信する国際イベントで、当然、英語ベースでの開催です。昨年は82の国と地域から参加者が集まり、434社のスタートアップが出展するなど、開催わずか2年目でアジア最大級にまでなりました。―スシテック(SusHi Tech)というネーミングも面白いですね。小池百合子都知事:Sustainable(サステナブル=持続可能)な都市をHigh Technology(高度な技術力)で実現するという意味です。昨年のスタートカンファレンスでは、参加者は倍増、商談件数は3倍弱など、初開催の2023年に比べ、実績を大きく伸ばしています。社会人に限らず、学生が主体となってセッションやピッチコンテストを運営するなど、様々な方による出会いや交流がありました。―まさに、海外に目を向けるとチャンスが増える、という実績を東京都が示しているということでもありますね。小池百合子都知事:次は、今年5月に「SusHi Tech Tokyo 2025」を開催しますが、スタートアップが海外都市との交流や投資家との商談を行う機会を一層充実させたいと思っています。東京は、国際都市としてロンドンやニューヨークなど、世界の大都市と競争しています。その競争の舞台で活躍できる人材を育てていく必要があります。若者たちが夢に向かってチャレンジでき、グローバルに戦える土壌づくりが重要です。世界を舞台に活躍できる英語力、そして教養を身につける後押しをしっかり進めたいですね。―英語力は当然としても、それだけではない、主体性や多文化への理解なども、グローバル人材としては大事ということですね。都は、「TOKYO GLOBAL GATEWAY(体験型英語学習施設)」の設置や都立高校生の海外派遣研修なども進められています。小池百合子都知事:体験型の英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY」については、都内2か所(江東区青海、立川市)に設置し、大変多くの学校で利用されています。その他にも、都内の公立中学校の3年生を対象とした「英語スピーキングテスト」を2022年度から始めました。都立高校の入試で、この結果を活用しています。みなさん、(英語の)読み書きはできるけれども、話す方はちょっと、とおっしゃいますが、英語のスピーキング力の向上はとても大事なことです。昨年から、高校の授業料を所得制限なしで実質無償化しましたが、重要なのはそこで何を学び、成長するかです。自ら未来を切り拓く力の育成など、人間としての総合力を高めていくことが、日本の強さになると確信しています。グローバルで活躍する人材の育成もまた、「自己実現ができる都市」と言える。首都であり国際都市である東京の強みを最大限活用したグローバル人材育成策の推進を期待したい。取材・文/政治ジャーナリスト 細川珠生政治ジャーナリスト 細川珠生聖心女子大学大学院文学研究科修了、人間科学修士(教育研究領域)。20代よりフリーランスのジャーナリストとして政治、教育、地方自治、エネルギーなどを取材。一男を育てながら、品川区教育委員会委員、千葉工業大学理事、三井住友建設(株)社外取締役などを歴任。現在は、内閣府男女共同参画会議議員、新しい地方経済・生活環境創生有識者会議委員、原子力発電環境整備機構評議員などを務める。Podcast「細川珠生の気になる珠手箱」に出演中。
2025年01月15日12月の都議会定例会で第一子の保育料無償化や、低体重の赤ちゃんへの「ドナーミルク」の利用拡大など、新たな子育て支援策を表明した小池百合子東京都知事。すでに、「018サポート」で0から18歳までの子どもに対し、所得制限なしの月額5,000円の支給や、高校・都立大学の授業料実質無償化、妊娠・出産時における育児パッケージや出産後のバースデーサポートの提供など、国に先駆けた子育て支援策は、自治体トップレベル。「都は財源があるから」という地方からの批判の声もある中、小池都知事に、子育て支援政策についての考えを伺った。お話を聞いたのは…小池百合子 東京都知事1952年兵庫県生まれ。92年参議院議員初当選、93年衆議院議員初当選。以降、環境大臣、内閣総理大臣補佐官(国家安全保障問題担当)、防衛大臣、自民党総務会長など歴任後、2016年東京都知事当選(現在、3期目) >>都庁総合HP「知事の部屋」 ―妊婦を対象に1万円分の育児パッケージを配布する「とうきょうママパパ応援事業」など、とにかく充実しています。小池百合子都知事:社会はすべて人間で成り立っていますよね。人間と、経済の力、守る力、国で言えば国防、都で言うならば防災、安全、こういったいくつかの鍵となる要素により国力が算出されるという考え方があります。ところが、これらが縮小してしまうと、社会の力がそがれる。一方で、個々人が自己実現できる社会は豊かな社会だと思います。私はかねてから、自己実現ができる東京にしたいと思っています。その自己実現のため、ライフイベントをシームレスに、切れ目なく支援していく流れの一つに、この『とうきょうママパパ応援事業』があります。―(本事業と東京都出産・子育て応援事業を合わせると)妊娠時に6万円の支援を受けられるなど、出産前からのサポートがあるのには驚きました。小池百合子都知事:妊婦の方はさまざまな悩みや不安を抱えがちですから、保健師などの専門職が面接を行い、支援ニーズを把握するようにしています。さらに、シームレスという観点で言えば、結婚・出産前の段階、まず、『出会い』からサポートしています。AIマッチングシステム「TOKYO縁結び」や、いわゆる婚活イベントの提供には想定を超える応募をいただいており、反響は大きいです。―出産前という意味では、不妊治療への支援もありますね。小池百合子都知事:不妊治療については、以前から治療費の助成を行っていますが、(2022年に)国が保険適用としたことを契機に、都では不妊治療に伴せて行われる先進医療の費用をサポートしています。加えて今度は、無痛分娩のサポートをする方針を打ち出しました。出産された方が初産の時のような痛い思いをするのはもう嫌だという声が現実的にあります。日本はお腹の痛みを乗り越えてこそ、といったプレッシャーがありますね。いや、それより出産時の痛みを和らげることで、もう1人欲しいよねと考えてもらえればと思うのです。―子育て支援施策の実施主体は、基本的には区市町村ですが、東京都の役割というのは、どのようなものですか。小池百合子都知事:小池百合子都知事:「こどもDX」の一環として、都とGovTech東京が協働して、保育園探しから入園までの手続がオンラインで完結する保活ワンストップサービスを、都内3自治体で、2024年10月から始めました。今、『手取りを増やす』という議論が盛んですよね。東京都は、忙しい子育て世代が保育園探しから入園までの手続をオンライン・ワンストップで行えるように、保護者にとって時間や手間がかかる部分をデジタルで軽減する「手取り時間を増やす」取組を進めています。今後、都内に限らず他自治体でも使えるようにと、国と連携して全国展開していきたいと考えています。こうした先進的な取組を率先して進めるのが都の役割だと思います。―地方の自治体の方は、「都はお金があるけど、地方は同じようにはできない」とおっしゃる方もいらっしゃいますが。小池百合子都知事:それは自治体としての優先順位の付け方の違いですよ。地方自治として、都は自らの決定、つまり自治において進めています。東京都から毎年約1兆3千億円程度、地方へ財源が奪われている中で、都は見直すべき事業は見直すなど、無駄をなくす取組を徹底しています。東京では自己実現ができると、皆さんそれを期待してこられているのではないでしょうか。別に人さらいをやってるわけではありません。―財源のやりくりこそ、そのリーダーのお役目ということですね。小池百合子都知事:はい、そうですね。―東京で子育てすることのメリットはなんですか。小池百合子都知事:サポートがシームレスである点。出会いもある、やりたいことが選べる。経済的なポイントも大きいでしょうし、子育てをしながら自分のスキルを活用するチャンスがいろいろ選べる点も重要です。やはり自由な環境を自らが選べるということが大きいのではないでしょうか。―小池知事のおっしゃる「自己実現」ですね。小池百合子都知事:女性のエンパワーメントについても、男女平等という観点だけではなく、自分のやりたいことができるようにする。それは男性も女性も同じですね。女性の部分で足りないところを補うことも必要です。わかりやすい話で言うと、少子化担当大臣はこの17年間に24人が務められています。大臣は多産、子どもは生まれない、のは笑えませんね。―少子化担当大臣の成果が出ていないという声はよく出ますね。小池百合子都知事:結婚も子育てもしたい男性も女性も一定数いるのに、それが叶えられていないわけですよね。それはなぜか。個人の側に立っていないからです。役所別に、内閣府の担当、厚労省、文科省の担当だとかは、個人には関係ないのです。東京都では、いろいろなハードルがありますが、まさに都民ファースト、都民の立場から考えて、この人生の段階ではこういったニーズがあると個人の側のニーズを考えながら、必要な施策を打ち出してきました。子育て環境を整え、人を育て、自己実現が可能な都市・東京を目指す。小池都知事の推進力はやはりすごい。取材・文/政治ジャーナリスト 細川珠生政治ジャーナリスト 細川珠生聖心女子大学大学院文学研究科修了、人間科学修士(教育研究領域)。20代よりフリーランスのジャーナリストとして政治、教育、地方自治、エネルギーなどを取材。一男を育てながら、品川区教育委員会委員、千葉工業大学理事、三井住友建設(株)社外取締役などを歴任。現在は、内閣府男女共同参画会議議員、新しい地方経済・生活環境創生有識者会議委員、原子力発電環境整備機構評議員などを務める。Podcast「細川珠生の気になる珠手箱」に出演中。
2024年12月26日アジア最大級の映画の祭典である第37回東京国際映画祭が11月6日に閉幕を迎え、東京グランプリ/東京都知事賞に吉田大八監督、長塚京三主演の『敵』が選出され、監督賞および主演男優賞を受賞する3冠となった。TOHOシネマズ 日比谷スクリーン12にて行われたクロージングセレモニーでは、各部門における審査委員からの受賞作品の発表・授与。主演男優賞(長塚京三)と最優秀監督賞(吉田大八)、【東京グランプリ/東京都知事賞】に吉田大八監督の『敵』が選出され3冠を達成し、審査委員長トニー・レオンよりトロフィーを授与。吉田大八監督、長塚京三日本映画がグランプリに輝くのは第18回の根岸吉太郎監督作『雪に願うこと』以来19年ぶりの快挙となった(当時の名称は東京サクラグランプリ)。また、長塚は東京国際映画祭主演男優賞の最高齢(79歳)。トニー・レオンから「スクリーンに登場したその瞬間から、その深みと迫真性で私たちを魅了しました」との講評を受けた。『敵』©1998 筒井康隆/新潮社 ©2023 TEKINOMIKATA主演女優賞は『トラフィック』のアナマリア・ヴァルトロメイ、審査員特別賞は『アディオス・アミーゴ』、最優秀芸術貢献賞は『わが友アンドレ』。『トラフィック』そして観客賞は脳性麻痺を患う青年と祖母との関わりを描いた『小さな私』がそれぞれ受賞した。『小さな私』「今回、審査委員長という立場に大変緊張しました」というトニー・レオンは総評として、「審査委員全員一致でこの素晴らしい作品を見つけることができました。近い将来、またこの東京国際映画祭に来ることが出来る日を楽しみにしています」と語った。第37回東京国際映画祭クロージングセレモニー©2024 TIFF第37回東京国際映画祭主な受賞作品コンペティション部門東京グランプリ/東京都知事賞『敵』(日本)審査員特別賞『アディオス・アミーゴ』(コロンビア)『アディオス・アミーゴ』最優秀監督賞吉田大八監督(『敵』、日本)最優秀女優賞アナマリア・ヴァルトロメイ(『トラフィック』、ルーマニア/ベルギー/オランダ)キアラ・マストロヤンニが最優秀女優賞受賞を授与(テオドラ・アナ・ミハイ監督が代理で受賞)最優秀男優賞長塚京三(『敵』、日本)最優秀芸術貢献賞『わが友アンドレ』(中国)『わが友アンドレ』©Huace Pictures & Nineteen Pictures観客賞『小さな私』(中国)『小さな私』ヤン・リーナー監督©2024 TIFFアジアの未来作品賞『昼のアポロン 夜のアテネ』(トルコ)『昼のアポロン 夜のアテネ』東京国際映画祭 エシカル・フィルム賞『ダホメ』(ベナン/セネガル/フランス)黒澤明賞三宅唱、フー・ティエンユー特別功労賞タル・ベーラ『トラフィック』© MINDSET PRODUCTIONS - LUNANIME - LES FILMS DU FLEUVE - BASTIDE FILMS - FILMGATE FILMS - FILM I VÄST - AVANPOST MEDIA - MOBRA FILMS(シネマカフェ編集部)■関連作品:敵 2025年1月17日よりテアトル新宿ほか全国にて公開ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA
2024年11月07日7月7日投開票の東京都知事選で3位に終わった蓮舫氏(56)。落選後はXで自らに苦言を呈した上沼恵美子(69)や、都知事選をめぐる誤情報が波紋を呼んだ『アッコにおまかせ!』(TBS系)に不信感をあらわにするなど主張を続けている。そんななか、朝日新聞社の記者が蓮舫氏を批判した投稿が物議を醸している。発端は蓮舫氏が15日深夜、Xで次のように投稿したことだ。《現職に挑戦した私の敗因を、現職を支持した貴女が評論ですか。私は今回公契約を活用した労働条件改善を強く提案。若者の雇用環境改善も提案しました。本来、労働者を守る連合が要求する内容でもあります。組合離れはこういうトップの姿勢にもあるかもしれませんね》これは、立憲民主党を支援する日本労働組合総連合会(以下、連合)の芳野友子会長(58)が、蓮舫氏の敗因について持論を展開したことへの反論だ。11日に立憲民主党の幹部と会談した芳野氏は、落選した蓮舫氏について「共産党さんからの候補者のように見えてしまっていた」「少し共産党が前面に出過ぎていたということで、逃げてしまった票もあったのではないか」と苦言。また次の衆院選について、「戦いやすい形は立憲民主党と国民民主党、連合が1つのかたまりになること」と私見を述べていた。蓮舫氏は芳野氏の発言を報じたニュースを引用し、先の投稿のように主張。そんななか、Xのプロフィール欄で会社名は明かしていないが、新聞社の政治記者を名乗り、実名で運用している個人アカウントで、蓮舫氏の投稿を痛烈に批判したのだった。投稿では蓮舫氏を名指しし、芳野氏が評論するのは自由と認めつつ《しかも共産べったりなんて事実じゃん》と非難。また連合の組織票は下がっているものの、“蓮舫氏を支持しなかったからではない”と主張。その上で《自分を支持しない、批判したから衰退しているって、自分中心主義か本当に恐ろしい》と、強い言葉で蓮舫氏を罵ったのだった。この投稿はたちまち拡散され、氏名や経歴から「朝日新聞社の記者では?」との指摘が。またプロフィール欄では《発言は個人の見解です》と断り書きが記されていたとはいえ、大手新聞社に所属している立場で、一方的な主張をしたことに「同紙の見解なのか?」という批判が相次ぐことに。そのため同記者への批判のみならず、朝日新聞社に対しても厳しい声が相次ぐ事態に。《大丈夫なの?、朝日》《報道機関の記者とは思えないような投稿です》《本当に朝日新聞の記者なんですか?考え方が稚拙すぎます》《この人、朝日新聞の記者なの?じゃんとか使ってるし》《仮にも朝日の記者が(内容の是非はともかく)こうした品を欠いた投稿を嬉々とする、というのは衝撃的というか、新聞というメディアの黄昏を極めつけの形で見せつけられたというか。朝日の命脈も長くはないな(まだ購読してるが、そろそろかな)》そこで本誌は16日、波紋を呼んでいる同記者の投稿について朝日新聞社を取材。すると同日18時すぎに広報部より文書で回答があり、投稿主が朝日新聞社の記者かどうかについて「当社の社員です」と認めた。その上で、次のように謝罪したのだった。「個人の見解の投稿でしたが、配慮に欠ける極めて不適切な内容と考えています。会社としても本人に厳しく注意しました。関係する皆様に深くおわび致します」なお朝日新聞社から回答があった直後、投稿主の記者もXを更新し、《これまでの私の投稿に不適切な表現がありました》と謝罪文を掲載していた。
2024年07月16日7月7日投開票の東京都知事選で2位と躍進した広島県・安芸高田前市長の石丸伸二氏(41)。メディア対応が連日のように物議を醸すなか、石丸氏がネット番組に出演して“真意”を明かした。石丸氏は7月10日、YouTube番組『ReHacQ』に出演。様々なやり取りがかわされるなか、番組中盤で、司会者の高橋弘樹氏(43)が「なぜ選挙戦当日の開票特番であんなブチ切れてたのか、ちょっと教えてもらっていいですか。感じ悪くないですか?」という直球の質問を投げかけた。高橋氏の指摘する“ブチ切れた開票特番”とは、石丸氏が中継で出演した7月7日放送の『Mr.サンデー“七夕決戦”都知事選SP』(フジテレビ系)のこと。司会の宮根誠司(61)や元乃木坂46・山崎怜奈(27)の、公約について都政と国政の比重を問う質問に対し、石丸氏は「前提のくだりがまったく正しくない」などと質問にそもそも取り合わず、冷笑したり逆質問するなど態度を見せ、“高圧的”との指摘が相次いだ。そうした一連の言動を受け、高橋氏は“感じの悪い”言動の意図を石丸氏に問いかけると、石丸氏はこう説明した。「僕、常にコミュニケーションの基本として“ミラーリング”するんですよ。善意に対しては善意で返すし、敵意に対しては敵意をちゃんと返す」「1番距離を取るのが楽というか、最適化しやすいっていう思いがある」続けて「雑な質問してくる者に対しては 相応の対応をする。でも、雑な質問に雑に答えたらぐちゃぐちゃになるんで、そこは僕の方でうまく整理をする」と言い、「相手が真剣に調べてきてるときには、それに見合った回答をちゃんとクオリティを担保して返すようにします」と解説した。高橋氏が「突き放して答えてるのは質問者の方がやや敵対的に来てたから?」と質問を重ねると、石丸氏は「敵対とまでは言わないかもしれんけど、雑なんですよね。“今更それ聞く?”みたいな」と質問者の準備不足を指摘。「それこそ政治家の一掃とはっていうのを、そんなんだって告示前の、共同記者会見で掲げてるんですよ。なぜその時にメディアは聞かない、そして報じない。“終わってからそれ聞くの?”っていうのは最初にものすごい違和感を覚えました」と自身の冷ややかな対応について胸の内を明かした。それに対して高橋氏は「笑顔で大人の対応して、噛み砕いて言って、イメージ良くする」戦略もあるのに、なぜそうしないかを再び質問。すると石丸氏は「それは絶対取らない」と即答し、「それこそ政治がつまんなくなってる諸悪の根源だ」と持論を展開。地上波のテレビなどのオールドメディアは「紋切り型のステレオタイプの一問一答にしたくてしょうがない」と言い、お決まりのコメントを求められているのが透けて見えるが、それは「有権者が求めてるものじゃない」と考えてると発言。2位という選挙結果について聞かれることに対しても「“勝ち負け”という視点がすごく小さい」とし、石丸氏に投票した約165万人の票を“勝ち負け”で測ることは失礼であると指摘した。逆質問を織り交ぜるなどの石丸氏独特の受け答えがネット上で”石丸構文”と揶揄されていることに対しては、「あれも一周回って、僕は全然構わない。むしろ”いいぞ、もっとやれ”って」と発言し、何かを言っているようで何も言っていない“進次郎構文”と揶揄される小泉進次郎氏(43)との対談も「全然やります」と積極的な姿勢を見せた。批判や揶揄も受け入れる理由について「僕は政治のエンタメ化に真剣」だといい、誹謗中傷があったとしても「自分の個の利益と社会の利益を分けて考えるので、自分が嫌な気持ちになるのも確実なんですけど、社会の利益があまりにも莫大なので許容する」と発言。政治に興味を持つ人が増えればそれが「本望」だと明かした。山崎を“論破”した真意を明かした石丸氏。《石丸氏に質問や、他の人への質問でもそうだけど、予め下調べしてから、質問するべきだと思います》と共感する声もあったいっぽう、Xやネット上では、疑問の声が相次いでいる。《ミラーリングの本質を致命的に誤解している上、これでは弁解でなく責任転嫁しているだけになる》《言い分が恐ろしい 「善意には善意で返し、敵意には敵意で返す」 自分の崇拝者には恩恵を与え、少しでも懐疑的な態度を示す者には、説得・理解を得るのではなく容赦なく切り捨てる》《人によって態度を変えるのね 周りをYESマンで固める独裁者の臭いプンプン》《若い方から質問されても冷たく返す姿勢は変わらない。 確かにコメンテーターとしてあの場にいたタレントはそぐわないかもしれない。 だけど政治に疎い方から質問を受けても丁寧に受け答えができるのが政治家じゃないかな。 敵意があるなら敵意でというのは大人がする事ではない》
2024年07月11日現職の小池百合子氏(71)が当選し、石丸伸二氏(41)の躍進が話題になった7月7日の東京都知事選。しかし、その裏で話題になっていたのが同時間帯に放送予定だったNHK大河ドラマ『光る君へ』の休止だった。「この日の午後7時58分から都知事選の開票番組のため、『光る君へ』は休止となりました。地上波だけでなくBS放送も同様に休止との措置でしたが、東京だけの選挙戦にもかかわらず、全国放送である大河ドラマの延期に対して不満が爆発。事前に放送休止は告知されていたとはいえ、SNS上にはNHKへの苦情や批判が多数上がっていました」(放送記者)もちろん東京都知事選は全国レベルでの関心事には間違いなく、大河ドラマの放送休止も致し方ないという擁護論も出ている。しかしNHK局内では、そんなファンからの声は届いていなかったようだ。「都知事選の開票番組のあった翌日に報道局幹部による会議が行われたのですが、そこで語られたのは自局選挙放送の賛美と、大河ドラマの視聴率を上回ったことに対する正当性でした」(NHK関係者)この時の話を要約すると、《東京都知事選は、小池都知事の大勝に終わった。長期間にわたる選挙戦、そしてきのうの開票速報と、情報をミスなく的確に発信した》《20時台の開票速報の視聴率は個人で8.7、世帯で14.8を獲得して「光る君へ」の前4週を大きく上回った》《60%を超える高い投票率となった視聴者の期待に応えたと思う》だったという。前出のNHK関係者が言う。「確かに『光る君へ』の視聴率は『NHKプラス』の配信では全ドラマの中で歴代最多とう視聴数を獲得しているものの、全体的には10%前後です。それでも大河を楽しみにしているNHKの視聴者もたくさんいるわけですし、報道局の幹部が“大河より視聴率がよかった”など公言するのは、大河を楽しみにしているNHKの視聴者に対して配慮に欠ける発言なのでは、という声も局内では上がっています」『光る君へ』を楽しみしていたファンは、どう思うのだろうかーー
2024年07月11日7月7日投開票の東京都知事選で、3位に終わった蓮舫氏(56)。投開票後は2位に食い込んだ石丸伸二氏(41)のメディア対応が注目を浴びたが、蓮舫氏のふるまいもまた波紋を呼んでいるようで……。「選挙期間中に新宿や渋谷などの繁華街で、『R』のロゴが印刷されたシールが大量に見つかったのです。蓮舫氏は選挙演説で『R』の文字が大きくプリントされたTシャツを着ていましたが、そのロゴに酷似しています。『R』シールは電柱や自動販売機、道路標識など街中の公共物で確認され、蓮舫氏の支持者が無許可で貼ったものと見られています」(社会部記者)「R」シールをめぐっては、他陣営からも苦言が呈されていた。小池百合子氏(71)が特別顧問を務める「都民ファーストの会」では、幹事長の尾島紘平都議(35)が5日に《蓮舫さん陣営は、街中に貼りまくった「R」のシールを早急に剥がしてください。やり口は暴走族やピンクチラシと同じですが、普通に犯罪だし笑えません》とXで呼びかけていた。「R」シールの責任が問われるなか、批判を加速させたのは蓮舫氏の態度。7日に落選が判明した直後、「R」シールについて報道陣から「こういった行為に対してどう思われますか?」との質問が。すると蓮舫氏は、キッパリと「全く意味が分かりません」と関与を否定したのだった。無関係とはいえ、“我関せず”といった姿勢にSNSやネット上では批判が続々。10日には国民民主党の榛葉賀津也幹事長(57)も記者会見で、「R」シールについてこう言及していた。「まず街中に貼った『R』のシールは、きれいに剥がした方がいいね、明らかに。そこが最初ですよ。選挙が終わって今でもずっと貼ってある。で、蓮舫さんは『関係ない』と仰ったんでしょ?あれ見るたびに嫌な気分になるよ、みんな」■小池批判は“勘違い”も謝罪はナシ、投稿をしれっと削除……他政党からも批判を集めているが、ダンマリを貫く蓮舫氏。だが「R」シール以外のことには、素早い反応を見せていた。駐日イスラエル大使のギラッド・コーヘン氏が9日、今回の都知事選で3選を果たした小池氏とのツーショット写真を投稿し、《Best wishes for your new term!(あなたの新しい任期におけるご多幸を祈っています!)》と小池氏の当選を祝っていた。だがこの投稿は緊迫するイスラエル情勢を受け、一部で物議を醸すことに。蓮舫氏もコーヘン氏の投稿を引用し、《敗者ですが言わせてください。当選直後にこの外交は私の考えではあり得ません。都民の一人としても、とても残念です》と批判したのだった。ところがコーヘン氏が投稿した小池氏とのツーショット写真は、’22年4月に撮影されたものだと後に判明。この事実を指摘する投稿に対して、蓮舫氏は10日午前に《それならばこそ、きちんと抗議撤回を要請して欲しいです》と主張していた。さらに数時間後には、東京都の公式アカウントが《駐日イスラエル大使は、2022年4月に着任挨拶のため東京都庁に来られました。ご参考までに》と投稿。蓮舫氏の“勘違い”が明らかになった形だが、蓮舫氏は謝罪することなく、一連の投稿を削除したのだった。そんな蓮舫氏といえば、’19年11月に山口県議らが「桜を見る会」に参加したことを綴ったブログを相次いで削除していると報じたニュースを引用し、《削除。無かったことにはなりません》と断じていたが……。「都知事選に落選した蓮舫さんは、Xで《私に足りなかったものを猛省し、足らざるものをこれから勉強していきたいと思います》と綴っていました。ですが『R』シールをめぐる世論には耳を傾けず、ライバルの小池氏には敵意を剥き出しにしているようでは、イメージダウンも免れないでしょう。たとえシールに関与していないとしても、シールを貼った人たちに向けて除去するよう呼びかけることで、世論の評価もまた違ったものになるのではないでしょうか。また小池氏への批判が誤りだと気づいたのなら、お詫びのひと言くらいあっても良いと思います。他人には厳しく、自分には甘いと見られても仕方がないでしょう」(前出・社会部記者)都知事選が終わるや否や、自らの評価を下げるようなふるまいを続ける蓮舫氏。SNSやネット上では、あ然とする声が広がっている。《蓮舫さんは落選した後の言動に品格がないな》《蓮舫が嫌われる理由の一つ。他人には厳しく自分には甘いところ》《蓮舫さんは政治家というよりも批判家という認識。そして批判家にあるあるだけど、自分に非があるときはダンマリを決め込む》《「R」シールの件も含めて、なぜこうまで直情的な発言ばかりが目立ちます。これこそが彼女の限界なんでしょうね》《蓮舫さん逆にすごいよ。選挙終わってまだ3日くらいで、 聞く力も包括力も無いことがわかり、 批判的なイメージを払拭できなったと言いつつ、さっそく小池さんの批判、 「削除。無かったことなりません」と過去に発言してたのに自分はポストを削除… すごい》
2024年07月11日小池百合子氏(71)が3選を果たす結果となった7月7日投開票の東京都知事選。同日は各情報番組でも選挙特集が組まれたが、『アッコにおまかせ!』(TBS系)で投票方法の説明に誤りがあったとして波紋を呼んでいた。番組では実際の投票箱や投票所入場整理券を用意し、投票時の注意点などを「雑学」として紹介。同局の宇内梨沙アナウンサー(32)は、「(候補者の)漢字を間違ってしまうと無効になってしまうので、正しく書くようにしてください」と注意喚起した。勝俣州和(59)が「ひらがなで書いてもいいですか?」と質問すると、宇内アナは「正しく、立候補した名前で」と説明。その上で、「ひらがなで立候補している人は、ひらがなで書きますし。漢字で立候補している人は、漢字でちゃんと書くようにしてください」と促していた。しかし直後に、「東京都選挙管理委員会によりますと、候補者の名前をかたかなやひらがなで記入しても、候補者と特定できれば有効になるということです。大変失礼いたしました」と訂正したのだった。いっぽう誤りはこれだけではなく、有権者に郵送される入場整理券の説明についても指摘がなされていた。宇内アナは「これ(整理券)があれば自身を証明するIDカード、マイナンバーカードなどは持っていかなくて大丈夫です」とし、「こちら(整理券)をすでに無くしてしまったという方は、マイナンバーカードなどを持参してください。そして本人確認などを済ませて、投票用紙をいただくという形になるんですけれども」と説明した。またテロップでは、《投票には整理券のみ必要マイナンバーカードの身分証は不要※整理券を紛失した場合は投票所の係員に申し出て身分証等で本人確認ができれば投票可能》と表示されていた。しかし東京都選挙管理委員会の公式サイトでは、《入場券が届いていない場合やなくしてしまったときでも選挙人名簿に登録されていれば投票はできますので、投票所で受付の係員に申し出てください》と明記。身分証明書の持参については、言及されていない。■批判の矛先は宇内アナに……Instagramには辛辣な書き込みが続々この点について番組内で補足説明もなかったため、情報の不正確さにネットやSNSでは《マイナンバーなんて提示したことないよ?》《この番組に出てる人たち、選挙ほとんど行ってないのかな?》《アナウンサーとしての見識を疑う》との声が続出。さらに批判の矛先は、宇内アナにも向いてしまったようだ。「宇内アナのInstagramにも、厳しい声が書き込まれているのです。《自分が読む原稿にもっと責任を持ってください》と諫める声だけでなく、《さすがTBSのカスアナ》と批判の域を超えるような辛辣な声もありました。いっぽう宇内アナは、事前打ち合わせ通りに説明した可能性も十分にあり得ます。番組内では台本に目を通す姿も確認されており、独断であのような説明をしたとは考えにくいでしょう」(テレビ局関係者)そんななか、宇内アナへの批判をさらに加速させる報道が。8日、「J-CASTニュース」は「都知事選投票『アッコにおまかせ!』誤情報は『アドリブ』だったTBS『予定していた内容ではありません』」と題した記事を配信。そのなかで、TBSの広報室は同メディアの取材に、番組内で訂正された候補者名の記入方法について「予定していた内容ではありません」と回答。また入場整理券を紛失した場合の説明についても、「打ち合わせ段階での齟齬により誤解を招く内容になってしまいました」とした。「つまり、宇内アナの説明は“アドリブ”だったとも受け取れますが、宇内アナ1人に責任を負わせてしまっている状況です。なぜ選挙当日にもかかわらず、投票方法について不正確な情報を伝えてしまったのか。局側は制作過程の経緯について、より具体的な説明をすべきではないでしょうか」(WEBメディア記者)矢面に立って批判を浴びてしまった宇内アナ。Xでは一時「#宇内さん」がトレンド入りし、彼女を慮る声が広がっている。《宇内さんが可哀想すぎる》《宇内梨沙1人に責任をなすりつけるな》《宇内アナのアドリブだとして、そうしたら何故テロップが出せるのでしょうか? 支離滅裂ですが》《制作会社、放送局の責任でしょう……アナウンサーに全て被せるなんて酷すぎる。ほんと、宇内さんが心配……》
2024年07月10日先の東京都知事選での3位という結果に衝撃が走るなか、蓮舫氏(56)のX上でのふるまいが波紋を呼んでいる。ことの発端は、駐日イスラエル大使であるギラッド・コーヘン氏が7月9日にXで投稿した小池百合子都知事(71)との「ツーショット写真」。小池氏が東京都知事に再選したことを祝福するかたちで、コーヘン氏は小池氏とのツーショット写真をX上に掲載。「Best wishes for your new term!(あなたの新しい任期におけるご多幸を祈っています!)」と小池都知事の三期目を祝った。この小池氏とイスラエル大使とのツーショット写真に1日遅れで反応したのが、蓮舫氏だった。コーヘン氏の投稿を引用した上で《敗者ですが言わせてください》と提言し、《当選直後にこの外交は私の考えではあり得ません》《都民の一人としても、とても残念です》と、この2ショットを批判した。しかし、のちにこのツーショットが“2年前”に撮影されたものであることが判明。イスラエル大使が投稿した写真は、2022年4月26日に行なわれたコーヘン氏と小池氏との会談時の写真だったのだ。X上で、この事実を指摘した投稿に対して、蓮舫氏は《それならばこそ、きちんと抗議撤回を要請してほしいです》と応答した。さらに、この数時間後、東京都の公式Xアカウントが《駐日イスラエル大使は、2022年4月に着任挨拶のため東京都庁に来られました。ご参考までに》と投稿。イスラエル大使とのツーショット写真批判が、蓮舫氏の事実確認不足によるものと判明する結果となった。その後、同氏は一連のポストをとくに謝罪することなく削除した。蓮舫氏によるこの“勘違い”にたいして、X上では批判の声が多く上がっている。《なんで「早とちりでしたすみません」の一言も言えないのかなあ》《どうしてそんなに軽率なんだろう》《やることなすこと裏目》《蓮舫さんまずいな。完全に冷静さを失って思いつきで投稿している。活動家ならともかく国政政治家がイスラエル相手にこんな適当なこと言ってたら蓮舫さんの政治生命にかかわる》「ひろゆき」こと西村博之氏(47)もこの騒動に反応し、「なぜか、当選直後と誤解して怒り出す蓮舫さん。さらに、指摘を受けた後に何故か逆ギレ」と投稿していた。蓮舫氏のX上でのケアレスミスは少なくない。都知事選投票日前の6月29日にも、同氏の秘書が運営する「蓮舫事務所」のXが投稿した「東京都の出生率は0.99%」というポストに対して誤りであるとの指摘が殺到。翌日に「正しくは、『合計特殊出生率0.99』です。大変失礼いたしました」と謝罪の投稿をしていた。思わぬ形でまたも多くの指摘を受けることになった蓮舫氏。ネット上の言動では事実確認の徹底を心掛けてほしい。
2024年07月10日7月7日投開票の東京都知事選で大躍進を遂げた広島県・安芸高田前市長の石丸伸二氏(41)。一夜にして主役に踊り出たが、メディア出演時の態度が連日物議を醸している。元市長という同じ立場の、兵庫県・元明石市長で弁護士の泉房穂氏(60)は7月9日、Xを更新し、こう綴った。《山﨑怜奈さんに対する対応と、橋下徹氏に対する対応とが、大きく違っていることにも驚いた。自分を評価してくれる人と、素朴に質問をしてくる人とで対応を変えるというのはどうなんだろう。私への対応は予想外にフレンドリーだったが、ホンネはどうなんだろう…》泉氏が指摘したのは、石丸氏が中継で出演した7月7日放送の『Mr.サンデー“七夕決戦”都知事選SP』(フジテレビ系)のこと。司会の宮根誠司(61)に選挙後の心境を問われた石丸氏は「これまで山ほどおんなじ質問に答えてきたんですが、都民の相違が可視化されたというだけの現象ですね。メディアがよく注目してるのは候補個人がああだこうだという話でしかないので、実に瑣末な視点だなという風に一蹴してます」と半笑いで回答。その流れで宮根から話を振られた、石丸氏と共演経験もあるという元大阪市長の橋下徹氏(55)は、「本当にお疲れ様。本当に僕は今のその状況だから、なかなか素直になれないのはその通りだと思うけど、僕は本当によくやったと思う」と石丸氏の態度をフォローした。続けて「都知事選の結果だけじゃなくて、僕は野党がこれからどういうスタイルの政治をやらなければいけないのかってことを強烈に示してくれたと思います。今の維新にも全くない、石丸さんのこのスタイルは。立憲にもない。もちろん自民党にもない」と石丸氏の政治スタイルを絶賛し、同氏もニコニコと頷きながら耳を傾けていた。さらに「あの、このメディアの受け答えね、こうひねくれた答え方するのも俺とそっくり!もう本当に同じ」と言うと、のけぞって大口を開けて笑いながら「そんな褒め方されると照れますね」と、石丸氏は終始ご機嫌な様子。橋下氏は最後に「同じ質問ばっかりされると腹立つのわかるけど、でも、石丸さん、次に向けてね、こういうスタイルがやっぱり今の日本に必要なんだってことは、ここで終わりにせず続けてもらいたいと思いますね。本当にお疲れ様」と激励した。宮根が話題を引き取り「橋下さんのこのご意見はどうですか?マスコミ同じことばっかり聞いてうんざりされてるとは思いますけど」と尋ねられた石丸氏は、笑顔で「同じことは局が違うので問題ないんですけど、その視点がいかにもステレオタイプだなというところに、少し、かなり辟易しています」と厳しい口調に戻り、橋下氏とともに笑みを浮かべた。続いて宮根が「あの石丸さん、ステレオタイプっていうか、橋下さんも現役の時そうだったんですけど、石丸さんは次につながる負け方をしたってみんな評価してるわけ」と石丸氏を評価したが、石丸氏はまた笑みを浮かべながら「はい(笑)、そうなんですか?(笑)」と逆質問。宮根も少しムッとした様子を見せるが、すかさず橋下が「宮根さん、宮根さん、全然僕より素直ですよ、やっぱり。僕もっと酷かったもん(笑)」とすかさずフォローするなど、石丸氏と橋下氏は終始仲睦まじげな様子だった。いっぽう、対照的な対応を取られたのが元乃木坂46・山崎怜奈(27)だ。山崎は「真摯に受け答えようとしている姿勢がすごく素晴らしいなと思いました」と称賛しつつ、石丸氏の公約について、小池氏を引き合いに出した上で国政と都政どちらに比重をおいているのかを質問した。すると、石丸氏は苦笑しながら「大変申し訳ないですが、前提のくだりがまったく正しくないなというふうに感じましたよ。ゼロ公約と私が今回掲げた政策、どこに共通点があるというふうに。全然次元が違うと思うんですけども」と冷たくバッサリ。山崎は自らの発言を補足しようとしていたが、石丸氏は遮るように「解決ができない問題を作ってしまってたのが、あの7つの公約の実態です」とコメント。すると山崎は「小池さんとは分けさせてください。すみません、不勉強で」と詫び、改めて「国政の規模でしかできないことが、都政で実現したいって打ち出してる公約の中にもあったのかなっていう声も、私は受けたんですけど。そこの声に対しては、どうお考えですか?」と尋ねた。しかし石丸氏は、「それ見方が違うんじゃないでしょうか。国政のレベルでやる、例えば国防とか外交はもちろん、都の範疇に入りません。ただ私があの中でうたったものは全て東京都として関与できる、裁量がある、その範囲に限定しています。当たり前の話ですけど」と一貫して厳しいコメントを返し続けた。しかし、橋下氏が自身が進めていた大阪都構想と東京一極集中の是正策を掲げた石丸氏を重ねて、「血みどろの戦いになるくらい、俺と同じことやるのかなと思ったんだけど」などと投げかけると、石丸氏は「橋下さんのおっしゃるっとおり、まさに大阪都構想と共通するテーマだったと捉えています」などと同調し、穏やかに自身の考えを述べた。中継が終わると、橋下氏は石丸氏が出馬するときに電話で報告を受けたことや、維新を結党した際、自分が目指した政治スタイルを体現しているのがまさに石丸氏だとひたすら絶賛。2人の関係の良さが浮き彫りとなったが、橋下氏以外には、冷たい対応が目立った形となった。
2024年07月10日「NHKをはじめ、マスメディアが当初全く扱わなかった」こう語ったのは、石丸伸二氏(41)。7月7日投開票の東京都知事選では、当選した小池百合子氏(71)との一騎打ちが予想されていた蓮舫氏(56)を抜き、2位に躍進する勢いを見せた。投開票後は支持者の前で挨拶し、メディアのインタビューにも引っ張りだこに。報道陣から「今回及ばなかった要因を自身はどう感じている?」と質問されると、冒頭のように満面の笑みで返答。支持者たちから歓声が沸き上がると、質問した記者に「そういうところ!」と指摘していた。今後については「まだ決めていません」としつつ、国政進出の可能性を問われると「選択肢としては当然考えます。例えば広島1区、岸田首相の選挙区ですね」とコメント。さらに「簡単に言うと、ぜひ引き続き、石丸伸二にご期待ください」と、自信たっぷりに語っていた。この直後にはメディアの選挙特番にも多数出演したが、物議を醸したのは石丸氏の受け答え。インタビュアーへの態度が“高圧的”だとして、一夜にして批判が集中したのだった。■「違うニュアンスで聞かれてます?」逆質問を繰り返す石丸氏例えば、7日放送の『開票LIVE2024~カオス!東京で何が起きていたのか』(TBSラジオ)では、21時すぎにリモート出演した石丸氏。パーソナリティーを務めるメディア評論家の荻上チキ氏とライターの武田砂鉄氏とのやりとりは、始終噛み合わない様子だった。まず荻上氏が「今回の都知事選挙、手応えを感じたと先ほど発信もされていましたが、特にどんな点、手応えを感じた選挙だったのでしょうか?」と問うと、石丸氏は「うん?どのくだりをされてらっしゃいます?」といきなり逆質問。荻上氏が「先ほどぶら下がりの中で、今回の選挙、自分たちは頑張ったと、走りきったというような話をされてたと思うんですが。はい。特にどういったところに力を入れて、どんな手応えをお感じになりましたか」と補足すると、石丸氏は「手応えの話じゃないですよ、それ。自分たちができることを全部やったという意味です。はい。で、何かの反応では。反応ではなくて、自分たちの実感の話をしました」と回答。改めて荻上氏が「では、どんな点に手応えを感じたんでしょうか」と聞くと、石丸氏は「手応えって言うんですかね。それ。なんだろう。自分たちでこれをやろうと決めて、それを実施した、実行したという。それを手応えって言うのかな。でも、手応えってもっと反応のことを言うかなっていう気はします。なんか違うニュアンスで聞かれてます?」と再び逆質問。「手応え」の意味にこだわり、選挙における具体的な事例については語らなかった。次に質問をしたのは、武田氏。石丸氏が今年5月に上梓した著作『覚悟の論理』(ディスカバー・トゥエンティワン社)の内容を引き合いに、こう投げかけた。「(同著を)ちょっと熟読させていただいたんですけれど、メンタルが強いですねという風に言われて、なんでメンタルが強いかって言われたかというと、その相手の問題はどうなっても私は知りませんよと割り切れるというところ、と書かれていてですね、ちょっとこう、政治をやられる方からすると、この相手の問題がどうなっても私は知りませんよっていう風に言われると、ちょっとぎょっとしちゃうなというところも感じたんですけれども。選挙戦でいろんな立場の人とお会いしてお話しすることがあったと思いますけれども、この本に書かれたことっていうのは、特に考えとしては変化はないですかね?」すると石丸氏は「どういう点をぎょっとされたんですか?そんなにおかしなこと言ってるつもりがなかったんですけど。どこに違和感を覚えられました?」と、武田氏の質問全体を否定した。武田氏が改めて意図を説明するも、 石丸氏は「失礼ですが、本当に熟読されました?」と疑いの目を向け、武田氏は「熟読しましたね」と即答。その上で石丸氏は、「そういう風な思いでは言っていません。ええ、はい。自分の責任の範囲を定義するという意味において、その話をしてます。で、政治において意見のやり取りをするってのは当たり前ですよね。それを否定はしてないはずで」と説明したのだった。■元乃木坂46の山崎怜奈は「すみません、不勉強で」と詫びて……そんな石丸氏は『Mr.サンデー“七夕決戦”都知事選SP』(フジテレビ系)の中継でも、元乃木坂46のタレント・山崎怜奈(27)に手厳しい態度をとっていた。まず山崎は「真摯に受け答えようとしている姿勢がすごく素晴らしいなと思いました」と称賛した上で、石丸氏が実現したい公約が、国政と都政どちらに比重をおいているのかを質問。すると、石丸氏は苦笑しながら「大変申し訳ないですが、前提のくだりがまったく正しくないなというふうに感じましたよ。ゼロ公約と私が今回掲げた政策、どこに共通点があるというふうに。全然次元が違うと思うんですけども」とバッサリ。山崎は自らの発言を補足しようとしていたが、石丸氏は遮るように「解決ができない問題を作ってしまってたのが、あの7つの公約の実態です」とコメント。すると山崎は「小池さんとは分けさせてください。すみません、不勉強で」と詫び、改めて「国政の規模でしかできないことが、都政で実現したいって打ち出してる公約の中にもあったのかなっていう声も、私は受けたんですけど。そこの声に対しては、どうお考えですか?」と尋ねた。しかし石丸氏は、「それ見方が違うんじゃないでしょうか。国政のレベルでやる、例えば国防とか外交はもちろん、都の範疇に入りません。ただ私があの中でうたったものは全て東京都として関与できる、裁量がある、その範囲に限定しています。当たり前の話ですけど」と否定的なコメントを返していた。石丸氏にタジタジだった山崎だったが、同じスタジオにいた前明石市長の泉房穂氏は9日にXで、《何も間違ったことを言っていないのに、「正しくない」と断定され、さぞ驚かれたと思う。それでも臆せずに「教えていただけますか」とか、「すみません不勉強で」といった受け答え、立派で誠実な対応だったと私は思う。それにしても、石丸伸二氏の対応が不思議でならない・・・》と山崎をかばいながら、石丸氏への疑問を投げかけていた。■露呈した“通じなさ”に広がる落胆の声「上に立つ器してないよ」インタビュアーの質問をはぐらかし、威圧的な態度をとる石丸氏の論法には日に日に批判が高まっている。「日本テレビ系のYouTube上での選挙特番でも、社会学者の古市憲寿さんが、石丸さんがかねて批判している“政治屋”と石丸さん自身の違いについて追求すると、『同じ質問を繰り返されています?さっき答えたばかりです。もう1回(定義を)言えってことですか?』と返答。古市さんは繰り返し質問の意図を説明していましたが、石丸さんが自らの考えを明確に答えることはありませんでした。どの選挙特番でも石丸さんはインタビュアーの言葉尻を捉え、質問を質問で返す態度が目立ちました。政治家を志すならば、選挙に関する質問には丁寧に答えてほしいところ。疲れもあったのでしょうが、相手を小馬鹿にするような態度は批判を集めています。こうした会話の仕方は、SNSで“石丸論法”とさえ呼ばれはじめています」(スポーツ紙記者)たった一日の各選挙特番で露呈した石丸氏の“通じなさ”は評価を下げているようで、SNSでは苦言を呈する声が広がっている。《石丸さん言葉のキャッチボールができてなくて会話が成立しない一昔前のSiriみたいだな》《20代前半だけど石丸さん嫌いになったよ。 選挙後のテレビ出演とか見ても上に立つ器してないよ。質問が悪いとか言ってる信者いるけどどんな質問であろうと不機嫌さを表に出してる時点で都知事に向いてるわけない》《石丸さんの言いたいことってすごく共感するとこもあるんだけど、やっぱり相手に伝わるように話すっていうのは大事なことだと思う。全員に理解、共感を求めるのは難しいけど、誤解された形で会話終了するのはお互いに損だよね》《石丸伸二氏の話の通じなさ、揚げ足とり、笑ってない目のすべてが怖い》
2024年07月10日東京都知事選で2位に食い込んだ石丸伸二氏(41)のメディア対応が波紋を広げている。7日に投開票された都知事選では、現職である小池百合子氏(71)には及ばなかったものの、小池氏の対抗馬とみられていた蓮舫氏(56)を約40万票も上回る躍進ぶりを見せた石丸氏。一方で投開票後の選挙特番での出演者からの質問に対し、嘲笑を浮かべながら論破するスタイルが”パワハラ・モラハラに近い”などと物議をかもしている。「しかしながら、事実上の小池氏と蓮舫氏の一騎打ちと見られていたところでの2位は驚きの一言。石丸さんの政治家としての力量は未知数ですが、SNSを駆使した無党派の若者を取り込んだのは事実。今回の知事選で知名度は全国区となり、今後は国政の進出も期待され、”石丸新党”などという声も出ているほどです」(永田町関係者)さらなる飛躍が期待される石丸氏だが、テレビ局の報道関係者はどう見ているのか。「正直、あれでは使えないですよね。スタッフもスタジオに呼ぶのを困っています」こう話すのは、在京キー局の報道番組プロデューサーだ。「我々、報道番組として例えばコメンテーターが率直に質問しても、きちんと質問に対して答えてもられないというのが一番困るんです。揚げ足取りというか、あれではバカにされているといっても過言ではありません。仮にスタジオに呼んだとしても盛り上がらないし、何より無駄なやり取りが多くなるため、尺(時間)も長くなってしまう。そういった意味では、テレビ的にはあまり出したくないキャラクターと言っていいでしょう」意外にもテレビなどのメディア出演以外は、石丸氏の語り口調はソフトだという。「街頭演説などでは自分を支援してくれる有権者に対し、演説もゆっくりと語りかけ、時間も無駄にかけないからファンになってしまう人も多い。ある意味、”演歌歌手の地方営業”に近いノリで、今でいう”推し活”としてハマってしまう有権者が出てきたのでしょう。それだけに、もうちょっとテレビでも上手く対応して我々メディアを味方につけた方が、今後につながるのでは、と思うのですが……。あれではテレビで応援してきた石丸ファンも決して気持ちいいものではないと思うし、このままだと人気は長続きしないのではないでしょうか」(前出・キー局報道プロデューサー)今後は国政進出も期待される石丸氏だが、今のスタイルを貫いていくのだろうか。
2024年07月10日7月7日に投開票が行なわれた東京都知事選で、一躍その名を轟かせた広島県・安芸高田前市長の石丸伸二氏(41)。選挙の結果は2位だったが、各選挙特番での言動に有権者からは厳しい視線が注がれている。日本テレビ系の選挙特番『東京都知事選挙2024 開票速報』では、今回の都知事選で“政治屋の一掃を掲げている石丸氏に対して、同局解説委員の小栗泉氏が「東京をよくしたいというだけではない。(出馬するのは)国政でもいい、広島でもいいというのは政治屋とは違うのか?」という質問。しかし石丸氏は「そりゃそうだと思いますよ。自分が当てはまっていたら、洒落にならない」と一笑に付した。しかし“自身と政治屋の違い”について答えなかったため、古市憲寿氏(39)が「批判する政治屋と石丸さん自身がどう違うんですか?」と尋ねたところ、石丸氏は「なんか堂々巡りになっている気がするんですけど、先ほど定義についてはお話ししましたよね」とコメント。古市氏が「批判する政治屋と自分が体現している“政治家”とどう違うんですか?その定義を聞いています」と問い直すと、「さっき答えたばかりです。もう一回(定義を)言えってことですか?」と言い、答えは得ることができないまま結果的にタイムオーバーとなった。またTBSラジオの『開票LIVE2024~カオス!東京で何が起きていたのか』で荻上チキ氏が「今回の都知事選挙、手応えを感じたと先ほど発信もされていましたが、特にどんな点、手応えを感じた選挙だったのでしょうか?」と尋ねると、石丸氏は「うん?どのくだりをされてらっしゃいます?」と逆質問。そこで、荻上氏は「先ほどぶら下がりの中で、今回の選挙、自分たちは頑張ったと、走りきったというような話をされてたと思うんですが。はい。特にどういったところに力を入れて、どんな手応えをお感じになりましたか」と聞いた。ところが、石丸氏は「手応えの話じゃないですよ、それ。自分たちができることを全部やったという意味です。はい。で、何かの反応では。反応ではなくて、自分たちの実感の話をしました」と述べ、ここでも噛み合わない。さらに石丸氏はTBSテレビ系の選挙特番で「(2位に浮上した)要因はどのように、とらえていらっしゃいますか?」と聞かれた際、「勝ち負けという表現がこの選挙にはそぐわないなと思っています。結果はあくまで都民の総意が可視化されただけ」とコメント。JX通信社・米重克洋氏の「善戦したという受け止めなのか?」という質問には、「なんという愚問」と一蹴するなど、質問に真っ向から答えない場面が目立つことに。■「進次郎構文のほうがマシなのワラ」こうした石丸氏の受け答えはSNS上で“高圧的”と批判されるだけでなく、「石丸構文」と名付けられ、一時はXでトレンド入りするなど拡散している。そんななか、石丸氏と比較されているのが、自民党の小泉進次郎議員(43)だ。進次郎議員は’19年9月、環境大臣だった当時、福島県を訪問。記者から福島第一原発事故で発生した除染廃棄物について「45年3月までに県外で最終処分をすることは大きな課題」「その最終処分場の検討が進んでいない。現状や見通しについて見解をいただきたい」と問われたところ、「これは福島県民の皆さんとの約束だと思います」「その約束は守るためにあるものです。全力を尽くします」と発言。そこで、記者が「具体的には?」と尋ねたところ、こう答えた。「私の中で30年後を考えた時に、30年後の自分は何歳かなと発災直後から考えていました。だからこそ私は健康でいられれば、30年後の約束を守れるかどうかという、そこの節目を見届けることが、私はできる可能性のある政治家だと思います」また同月、「今のままではいけない、だから今のままではいけないと思っている」とも発言していた。こうした“何かを言っているようで、何も言っていない”という進次郎議員の発言は「進次郎構文」とネット上で呼ばれ、揶揄されることも少なくなかった。しかし、今回の都知事選をきっかけに石丸構文が批判を浴びたことで、比較し、相対的に進次郎構文を称賛する人も現れることに。X上ではこんな声が。《進次郎構文のほうがマシなのワラ。何いってんだ?とは思うけど、不快にはならないからな》《進次郎構文のほうが喧嘩腰じゃないだけまだマシっぽい》《どっちも話が通じないのは同じだけど、進次郎のほうが数億倍マシですね》《まぁ笑える分友達っていうなら進次郎のほうがマシ 石丸は不快なだけやわ》構文対決では、進次郎議員に軍配が上がったようだ。
2024年07月10日7月7日に投開票が行われた東京都知事選で2位の得票数を獲得した石丸伸二氏(41)。8日には“石丸旋風”をさらに後押しする発表が。同氏をモデルにした劇映画『掟』が8月30日から全国で順次公開されることが明らかにされたのだ。披露された映画のポスタービジュアルには、本作は石丸伸二をモデルにした「政治エンタメ映画」であると謳っている。「『掟』で描かれる市長と議会の対立は、主に石丸氏が前市長を務めた安芸高田市での言動がモデルになっているといいます。YouTubeに公開された予告編では、石丸氏がモデルの主人公・高村が市議会で居眠りをする議員に対して石丸氏さながらに『恥を知れ!』と叫ぶシーンも確認できます」(映画関係者)公開された情報によると、本作の原案は、今年2月に劇団TRASHMASTERSが上演した同タイトルの舞台。北野武監督作品などの製作で知られる有名映画プロデューサー・奥山和由氏がこの脚本に目をつけたことから映画化の企画が開始された。舞台版でも作・演出を行った中津留章仁が監督を務めている。本作の製作は、企画立案から公開までおよそ半年という驚異的なスピードで進められたという。都知事選直後の告知もあいまって、公開前から大きな話題を集めている本作。しかし、その裏で“まさかの人物”が石丸氏に苦言を呈している。それが、本作で舞台版に引き続いて石丸役を演じる主演俳優の森下庸之だ。都知事選後の各選挙特番で、質問を鼻で笑ったり、聞かれた内容に答える前に逆質問するなどし、メディア対応が“高圧的”と批判を浴びている石丸氏。そんな同氏に森下は思うところがあるのか、彼が運営するブログ「森下庸之のちょいちょい凡庸な日々」で、舞台版の千秋楽を終えた2月26日にその思いを綴っていた。冒頭で、観客やスタッフへの感謝を記した上で、《今回、私は新人市長の高村を演じました主役として書かれているためお客様からは「あんな市長なら応援したい」という声が多く寄せられましたが実は少し複雑な気持ちでいます》と綴った森下。そして、こう続けた。《役を演じる際はその人物を誰よりも愛しますしかし演者としての自分から離れ客観的にみてみると彼のやって来たことが市民にとって市にとって果たして最善なのだろうかと疑問が多いなんなら市長に反対する議員の言い分に理があると思うところもちらほら》その上で、森下は《これ実際の世界でもあるあるなのですが今回の作品で描かれるようなカリスマに引っ張られすぎるのは危ないと個人的には思っています》とも綴っていた。石丸氏をモチーフにした人物を演じていながらも、同氏への違和感を率直に明かしていた森下。果たして、今回の映画はどのような思いで演じていたのだろうか。
2024年07月09日7月7日に行われた東京都知事選について、各メディアが報じるなか、NHKの“見出し”が物議を醸している。NHKは7月8日、3回目の当選を果たした現職の小池百合子氏(71)がすべての開票所でトップになった一方で、石丸伸二氏(41)や蓮舫氏(56)の得票率は開票所によって結果が分かれたため、石丸氏と蓮舫氏の開票所別の得票率を比較する記事を「NHK NEWS WEB」のサイトに掲載した。しかし、その際のタイトルが「2位はドコなんですか? 都知事選 石丸氏 蓮舫氏 開票所別では」。この、「2位はドコなんですか?」というのは、民主党政権時代の事業仕分けで蓮舫氏が、“次世代スーパーコンピューター事業”に対して「2位じゃダメなんですか?」と放った発言にかけたものだろう。今回、小池氏との一騎打ちが有力視されながらも同氏がまさかの3位という結果に終わったことを受けてのものだが、これには“揶揄している”と批判が相次ぐことに。これには立憲民主党の石垣のりこ参議院議員(49)も8日にXで《これも最低ですね。受信料を徴収して放送する公共放送がこれ。スクショした時点で、22万回表示されている。正気とは思えません。イジメが無くならないわけです。メディアがせっせと加担している》と苦言を呈した。NHKはその後、記事のタイトルを「都知事選 2位は石丸氏53か所 蓮舫氏9か所 開票所別では」に修正。Xの投稿には《※当初の記事タイトルに情報を追加し修正いたしました》とタイトルを変更した”言い訳”がわざわざ添えられていたたが、これにも批判が集まることに。Xでは、公共放送であるNHKが特定の候補を揶揄したともとれる投稿をしたことに、怒りを覚える人の声で溢れた。《あれれ、なんで見出しを変えたんですか?》《これをNHKまで見出しにすることにビックリ。こういうのが面白いんでしょ?と事実をねじ曲げたネットいじめに乗る浅はかさ》《昨日の放送では小池氏の主張を検証もなく垂れ流し、今日は落選した候補を嘲笑するような見出し、確か公共放送でしたよね》《「ツイ消しし、証拠隠滅しました」と真っ正直に書けば良いのに》《「※当初の記事タイトルに情報を追加し修正いたしました」この断りの意味が分かる人いますか?適当な日本語を使うなよ。ことを説明してきちんと謝罪を》《消したら増えるってのわからんのかな?NHKが特定の候補者を皮肉るのは国営放送としてあるまじき対応です》
2024年07月09日現職の小池百合子知事(71)が3選を果たした7月7日の東京都知事選。小池氏と一騎討ちと見られていた蓮舫・前参院議員(56)を抑え、2位に躍り出た広島県・安芸高田前市長の石丸伸二氏(41)が旋風を巻き起こしている。「恥を知れ!恥を!」と、市長時代には居眠り議員などを罵倒する姿などが注目を浴び、SNS上で痛快に相手を論破する切り取り動画なども多く出回っている。都知事選ではSNSを駆使し、無党派層の若者を中心に支持を集め、”影の勝者”とも言われるほどに存在感を増した。いっぽうで、メディア対応の仕方には疑問の声も。7日に出演した日テレ系のYouTube選挙特番では、社会学者・古市憲寿氏(39)との噛み合わないやりとりも話題となった。インタビューの中で石丸氏は、「政治のための政治、党利党略、自分のための政治」を行う”政治屋”を批判。そこで古市氏は、石丸氏が批判する”政治屋”と石丸氏自身の違いについて質問するも、「先ほど(政治屋の)定義についてお話ししましたよね?」「え?もう1回言えってことですか?」と古市氏の質問である政治屋と自身の”違い”については答えず、政治屋の定義はすでに”回答済み”との姿勢で逆質問。古市氏が改めて論点をまとめて質問するも、「もうちょっとまとめて質問してもらっていいですか?」と、なぜか質問が悪い前提で質問を遮り、時間切れとなってしまった。他の選挙特番でも出演者の質問を鼻で笑ったり、逆質問するような姿勢を見せており、一連の対応は一部ネット上から”石丸構文”などと指摘する声が相次いでいる。そんななか、改めて過去の発言にも注目が集まっている。安芸高田市長在任中であった今年4月、YouTubeの「広島県安芸高田市公式チャンネル」で石丸氏が「30代の医療従事者」という視聴者の質問に回答した際のことだ。質問者は、業界の学会が大御所による時代遅れの手法が推奨されていて機能不全に陥っているものの、それを否定するのが難しい空気で、大御所と戦うために石丸氏のアドバイスを求めた。それに対し石丸氏は、「ビビリもしますよね」と共感を示した上で「大御所の方が今もそこにいるってことは、30代でしょ?大御所の方が、わからないけど60代くらいですか?そしたらこの間の人みんなそれに与してたわけですから、そこに争うのはやっぱ大変ですよ。でも、今ここで、声を上げておかないと、それ次の世代に迷惑かけますからね、僕らが」といい、自身が市長として改革を推し進めるために頑張っているのは「単に次の世代に迷惑かけたくないって、それだけです」「死んでも死にきれない。申し訳なさすぎますよ。人口動態の上で、ただでさえ割りを食うのが自分より下の世代、今の子供たちなのに、そこにさらにツケを払わせるなんてみっともないじゃないですか」と説明。続けて、「上の世代で理解してくださる方も多いですよ。それは誤解がないように言っておきます。かなり多いです」と断った上で「一定層、理解がない人もいる。そこ、敵に回してもいいじゃないですか。だって、ほとんど全員自分より先に死にますから。うん。ね?僕らの方が長く生きるんです。生き残るんです。僕らの勝ちです」といい、「自分の世代の役割としてできることをやっておきたいなっていうだけです」と締めくくった。下の世代のために闘うことを宣言した石丸氏。この動画のコメント欄では、《市長のメンタルの強さ、頭の良さ、リーダーシップこんな人が日本にいるのか!と思いました!日本にもまだ未来は期待できると思いました!》《石丸市長、政治革命ありがとうございます! 応援して居ます》《石丸市長、頑張って市政改革してください》といった、応援の声が並んだ。いっぽうで、“全員自分より先に死ぬからこちらの勝ち”という発言を写した前後の動画もX上では拡散しており、懸念を示す人も少なくない。《自分の味方なら別だと勝手なこと言ってますが、基本的に高齢者を軽んじているようにしか聞こえない 》《これを格好良いと思う、若い人がホントにいるとしたら暗澹たる気持ちになります。基本的に上から目線、無理やり敵を作り攻撃するのは橋下徹と似ている。この手合は話し合いも議論もできない。敵か味方かの単純な二元論でしか物事を考えられないから。分断と対立を生むやり方ですね 》《順番でいけば、年長者からだけど命の終わりってね、年齢関係なく突然やって来たりするんです妹は40代で逝きました死を勝ち負けで軽々しく語る決して若くない、いい歳の大人がどんな人生を歩むのか、見ものです 》《先に生まれた人が先に逝かれるのは通常の事です。勝ち負けの話じゃない。最悪のモノを見てしまった 》
2024年07月09日小池百合子氏(71)が3選を果たした7月7日投開票の東京都知事選。小池氏と一騎打ちになると予想された蓮舫氏(56)を下し、2位に躍進したのは前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)だった。選挙戦ではSNSやYouTubeを駆使し、10~20代の若年層や無党派層の支持を獲得。しかし選挙後はメディア出演時に見せた態度が“高圧的”と波紋を呼び、批判が高まっている。こうした世間の反応のみならず、石丸氏をめぐる“醜聞”は絶えないようで……。実は都知事選と同じ日に、前市長を務めた石丸氏の辞職に伴う広島県安芸高田市の市長選挙も投開票を迎えていた。新人4名が立候補し、無所属で元郵便局長の経歴を持つ藤本悦志氏(51)が初当選を果たした。「今回の市長選では人口減少や高齢化の他に、石丸市政の評価も争点の一つとなりました。藤本氏は議会での対立が全国的に注目を浴びた石丸氏の手法を、“議会との対話が不足し市民が置き去りになっている”と批判。分断を招いた市政の刷新を訴え、“オール安芸高田”で課題に取り組む姿勢を見せています。いっぽう石丸市政を評価し、『継続と改善』を掲げていた熊高昌三氏(70)は落選。“反石丸派”が市民に選ばれた結果となりました」(社会部記者)古巣では“反石丸派”が台頭し、さらには市長時代の不祥事も露呈しはじめている。「石丸氏が当選した’20年8月の安芸高田市長選挙において、石丸氏からポスターやビラの製作を委託された印刷会社が未払い代金の支払いを求めて提訴しました。印刷会社には公費負担分の約34万円のみが支払われましたが、石丸氏は残額である約72万円の支払いには応じなかったというのです。石丸氏側は裁判で“公費負担分のみを支払うとの合意があった”と主張していましたが、第一審の広島地裁は合意はなかったと認定。印刷会社が提示した請求額には相当性があるとし、石丸氏に支払い義務があると結論付けました。二審の広島高裁もこの判決を支持し、石丸氏は上告。しかし最高裁は7月5日付で石丸氏の上告を退け、約72万円の支払いを命じました」(前出・社会部記者)石丸氏の裁判沙汰はこれだけに留まらず、今月3日には安芸高田市議の山根温子氏(68)から提訴された裁判の二審も敗訴する結果に。「トラブルの発端は、’20年10月にさかのぼります。石丸氏がXで市議の居眠りについて議会で意見交換したことに言及し、《敵に回すなら政策に反対するぞ、と説得?恫喝?あり》と投稿。その後、恫喝した人物について山根氏を議会で名指しし、Xでも山根氏の実名を挙げて反論していました。一審の広島地裁では安芸高田市に33万円の支払いが命じられ、判決を不服とした市側は控訴。山根氏も、石丸氏個人の賠償責任を求めて控訴していました。二審となる広島高裁では双方の控訴を棄却し、一審判決を支持。市に損害賠償の支払いが命じられ、石丸氏の名誉棄損が認められたのです。しかし都知事選中には石丸氏が報道陣に『上告する手続きを進めている』と語っていたといい、裁判はまだ続くようです」(前出・社会部記者)都知事選後にこうした“醜聞”が相次ぐ石丸氏に、ネットやSNSでは冷ややかな視線が注がれている。《石丸さん、負けてメッキが剥がれた感ある》《公費以上の金額で制作したんだから支払わないとね! 当たり前のこと! 》《メディア対応をきっかけに気がついた人多いんじゃないかな。あのような失礼な態度で半ギレ回答されたら、興味持っていた人も離れるよ》《この人が2位になるまでの票を獲得したことが本当に信じられない》
2024年07月09日7月7日に投開票が行なわれた東京都知事選。現職である小池百合子氏(71)が当選を果たしたが、下馬評を覆し2位の得票数を獲得した前・安芸高田市長の石丸伸二氏(41)の姿勢が物議を醸している。この日、石丸氏は投票締め切り後の20時から各メディアの選挙特番に多数出演し、21時から放送されたフジテレビ系の選挙特番『Mr.サンデー“七夕決戦”都知事選SP』にもリモートで生出演。まず司会の宮根誠司(61)が「残念な結果とはいえ、相当手応えを感じた選挙戦ではなかったかと僕は思うんですが、いかがでしょうか?」と質問すると、石丸氏は「言葉を返してしまって恐縮なんですが、残念でもなければ手応えという評価も特にはしていません」と一笑に付す。宮根が心境を尋ねると、苦笑しながら「山ほどおんなじ質問に答えてきたんですが」と前置きした上で「繰り返すと、都民の総意が可視化されたというだけの現象ですね。メディアがよく注目されているのは、候補個人がああだこうだという話でしかないので。実に些末な視点だなというふうに、一蹴しています」と返答。そこで宮根が首を傾げながら「あのー。僕もちょっと頭悪いんで、意味よくわからないんですけど」というと、石丸氏は笑いを堪えるように下を向いた。スタジオの各出演者が石丸氏に質問するなか、元乃木坂46のタレント・山崎怜奈(27)の番に。まず山崎は「真摯に受け答えようとしている姿勢がすごく素晴らしいなと思いました」と石丸氏を称賛した上で、「叶えたい、実現したいと思われている公約の内容を拝見したりとか、あとメディアでの発信を拝見したのですが、国政と都政で、いくら東京って国家予算レベルの経済力だったり人口があるとはいえ、都知事として国政と都政の内容っていうのはかなり違うと思うんですね。小池さんのこれまでのゼロ公約も本来は国政政党として掲げるべき問題だったり、そのぐらいの規模のことがあったと思います。石丸さんだけじゃなく、他の候補もそこの混同が見受けられたんですけれど」と投げかけた。そして「石丸さんがやりたいこの先の政治っていうことを考えると、国政レベルなのか都政レベルなのか、どっちが重きが大きいですか。今の気持ちとして」と尋ねると、石丸氏は苦笑しながら、こう話した。「大変申し訳ないですが、前提のくだりがまったく正しくないなというふうに感じましたよ。ゼロ公約と私が今回掲げた政策、どこに共通点があるというふうに。全然次元が違うと思うんですけども」そこで山崎は自身の発言を補うように言葉を挟もうとしたが、石丸氏は続けて「解決ができない問題を作ってしまってたのが、あの7つの公約の実態です」と返答。そこで山崎が「小池さんとは分けさせてください。すみません、不勉強で」というと、石丸氏は「よろしいですか?」と述べた。■「胸糞悪すぎ」「こんな人が上に立つの絶対ダメでしょ」改めて山崎が「国政の規模でしかできないことが、都政で実現したいって打ち出してる公約の中にもあったのかなっていう声も、私は受けたんですけど。そこの声に対しては、どうお考えですか」というと、石丸氏は「見方が違うんじゃないでしょうか。国政のレベルでやる、例えば国防とか外交はもちろん、都の範疇に入りません。ただ私があの中でうたったものは全て東京都として関与できる、裁量がある、その範囲に限定しています。当たり前の話ですけど」とコメントした。山崎は放送終了後、Xを更新し、石丸氏とのやり取りについてなのか、《ある場面、限られた中継尺で意図している疑問を端的に伝える力が足りなかったなと反省》《あ一怖かった、でも楽しかった、色々若くてすみません…今後とも精進しますので多めに見てもらえますと幸いです》などと投稿。山崎も反省していたように、X上では、番組での質問に対して《山崎怜奈さんは、ものの言い方が悪い》《単純に質問のレベルが低い山崎》《山崎怜奈?ってこの子向いてないわ》と厳しい声が。そのいっぽうで、山崎に対して苦笑しながら話すなど、終始手厳しい様子だった石丸氏の姿勢に対して、X上で違和感を表明する人も多くいた。《石丸伸二、山崎怜奈さんに対する態度が女を見下す姿勢そのもので隠そうともしてなくて本当に怖すぎる。こんな人が上に立つの絶対ダメでしょ》《石丸さんのインタビューの発言があまりにも胸糞悪すぎて、私がすごくダメージ受けてしまった…。態度とか発する言葉全てが嫌だった。本当に不快。山崎怜奈に対しての大人気ない態度とか特に。モヤモヤする》《年下の政治専門家でないタレント叩くのに何の意味があるのか。知識面じゃない点なのに「勉強不足」という言葉を出してあえて論戦を避けた山崎怜奈の方が大人な対応ってどういうことだよ》《石丸さん山崎をフルボッコにしてたけどもうちょい手加減してあげたほうが印象はいいと思う。 ここら辺改善せんと女性支持はきつそう》
2024年07月09日現職である小池百合子氏の圧勝で幕を閉じた東京都知事選。有力候補とみられていた蓮舫氏(56)を上回る得票数を獲得し2位となった石丸伸二氏(41)への注目が集まっているなか、選挙後の“メディア対応”が波紋を呼んでいる。小池氏と蓮舫の“事実上の一騎打ち”との下馬評が高かった今回の都知事選だが、蓋を開けてみると、石丸氏が蓮舫氏を約40万票も上回るという結果に。広島県安芸高田市で市長を務めた経験はあったが、国政経験もなく、東京での知名度も高くない中での躍進は、日本中に衝撃を与えた。石丸氏は投開票後の各メディアの選挙特番にも引っ張りだこ。そんななか、物議を醸しているのが、TBSラジオで7日19時58分から22時まで放送された『開票LIVE2024~カオス!東京で何が起きていたのか』での一幕。メディア評論家の荻上チキ氏、ライターの武田砂鉄氏、アクティビストの能條桃子氏、コラムニストのプチ鹿島氏の4名がパーソナリティを務める選挙特番だ。同番組では、各候補者へのインタビューを行っており、石丸氏は21時すぎにリモート形式で登場。まず荻上氏が「今回の都知事選挙、手応えを感じたと先ほど発信もされていましたが、特にどんな点、手応えを感じた選挙だったのでしょうか?」と質問すると、石丸氏は「うん?どのくだりをされてらっしゃいます?」といきなり逆質問。その上で、荻上氏が「先ほどぶら下がりの中で、今回の選挙、自分たちは頑張ったと、走りきったというような話をされてたと思うんですが。はい。特にどういったところに力を入れて、どんな手応えをお感じになりましたか」と補足をすると、石丸氏は「手応えの話じゃないですよ、それ。自分たちができることを全部やったという意味です。はい。で、何かの反応では。反応ではなくて、自分たちの実感の話をしました」と返答。荻上氏が「では、どんな点に手ごたえを感じたんでしょうか」と改めて聞くも、石丸氏は半笑い気味で「手応えって言うんですかね。それ。なんだろう。自分たちでこれをやろうと決めて、それを実施した、実行したという。それを手応えって言うのかな。でも、手ごたえってもっと反応のことを言うかなっていう気はします。なんか違うニュアンスで聞かれてます?」と再び逆質問するなど噛み合わない様子。続いて、荻上氏から質問のバトンを受け取った武田氏は、石丸氏が今年5月に上梓した著作『覚悟の論理』(ディスカバー・トゥエンティワン社)の内容を引き合いに、こう問うた。「(同著を)ちょっと熟読させていただいたんですけれど、メンタルが強いですねという風に言われて、なんでメンタルが強いかって言われたかというと、その相手の問題はどうなっても私は知りませんよと割り切れるというところ、と書かれていてですね、ちょっとこう、政治をやられる方からすると、この相手の問題がどうなっても私は知りませんよっていう風に言われると、ちょっとぎょっとしちゃうなというところも感じたんですけれども。選挙戦でいろんな立場の人とお会いしてお話しすることがあったと思いますけれども、この本に書かれたことっていうのは、特に考えとしては変化はないですかね?」すると、石丸氏は「どういう点をぎょっとされたんですか。そんなにおかしなこと言ってるつもりがなかったんですけど。どこに違和感を覚えられました?」と逆質問し、武田氏は改めて、「政治ってのはいろんな意見を受け止めて、考えを変えてったり、考えを強化していったりってことの繰り返しだと思いますけれども、相手の問題がどうなっても私は知りませんよっていう風に 言い切れるっていうところが、自分のメンタルの強さだっていう風に言われると、なかなかそこに対して意見を届けるってことが難しくなっちゃうんじゃないかなっていう風に思ったんですけどね」と説明。これに対し、石丸氏は「失礼ですが、本当に熟読されました?」と切り返すが、武田氏は「熟読しましたね」と即答し、荻上氏も「めっちゃ付箋貼ってますね」と横からフォローする。そして、石丸氏は「そういう風な思いでは言っていません。ええ、はい。自分の責任の範囲を定義するという意味において、その話をしてます。で、政治において意見のやり取りをするってのは当たり前ですよね。それを否定はしてないはずで」と意図を説明し、このやり取りは終わった。なお、武田が指摘した内容は、『覚悟の論理』に実際にこう記述されている。《よく「市長はメンタルが強いですね」と言われます。そう見えるのはおそらく、もともと性格の特徴に加えて、自分の立場や役割を、相手の立場や役割と切り離して考える習慣があるからです。どこまでが自分の問題で、どこからが相手の問題か、明確に線を引いている。その結果、極端に言えば、相手の問題は「どうなっても私は知りませんよ」と割り切れる。だからメンタルが強く見えるのでしょう》荻上、武田両氏と石丸氏のやり取りの時間はわずか5分ほどだったが、終始質問に対して逆質問をするなどした対応に“高圧的”と感じた人も多かったようだ。X上ではこのような声が。《チキさん&砂鉄さんの石丸へのインタビュー聞いたけど、過去にモラハラパワハラ受けたことがある人は聞いたら動悸が止まらないと思う。はなから質問に答える気もなく、論破口調で冷笑系。10代20代ほんとに石丸人気なの?》《砂鉄さんと石丸氏のやり取り怖かった… パワハラ系上司が思い出されて心臓バクバクした》《荻上チキsession、石丸候補いきなりめちゃくちゃ感じ悪い……》《TBSラジオの石丸インタビューすごいな 5分間でもうパワハラ臭ぷんぷんでびっくり こんな人やっぱり政治家にしちゃダメだよ》武田氏も8日に自身のXアカウントで、こう綴っている。《昨晩のTBSラジオ開票特番での石丸氏。これまで、相手が動揺したり絶句したりする場面を意図的に作り出し、優位に立っていると思わせる構図を作り続けてきたのだろうが、受け止めるほうが動揺したり絶句したりしなければ、一瞬で彼自身の不安定さが明らかになる》“石丸旋風”は果たして吹き荒れるのか――。
2024年07月08日小池百合子都知事(71)による2期8年続いた都政への評価が問われる東京都知事選の投開票が7月7日に控えている。いま何かと話題の「晴海フラッグ」も、東京五輪の選手村跡地を小池都知事が「レガシー(遺産)」としてマンションに整備したものだ。住宅を必要とするファミリー層向けに販売されたはずのマンションだったが、実際は業者による転売や、個人の投資用として取得を目指す動きが激化。最高倍率266倍の住戸も出現し、“マネーゲーム”の舞台となったことで都民から強い関心の目が向けられている。不動産ジャーナリストの榊淳司氏は、晴海フラッグ人気の過熱ぶりと実態との乖離を指摘する。「晴海フラッグは周辺相場より3割も安い価格で販売されたことで人気が沸騰しました。しかし、買う方にとっては当初6000万円で売りに出されたものが9000万円で販売されているのですから、これからその値段で欲しいという人がいるかどうか……。実際、いまのところ晴海フラッグの転売に成功したという話はあまり聞こえてきません。成約件数は10件もあるのかなと思いますね。儲かったと大きい声で言う人もいますけれど、『今買わなきゃ損ですよ!』と煽って買わせるのが不動産業界の常ですからね。思ったように買い手がつかない状況に、転売目的で買った人は内心焦っているのではないでしょうか」また、榊氏は晴海フラッグ内に建設中で、来年10月から入居開始予定の2棟のタワーマンション「SKY DUO」の売れ行きも鈍いと推測する。「2棟合わせて約1500戸が販売されていますが、第2期の販売は当初5月の予定だったものが7月、10月と後ろ倒しになりました。これは不動産業界的には、想定通りの問い合わせ数や事前申込数が売主側にきてないってことの証なんですよ。もしかしたら、ここにきて新築人気も陰り始めてきているのかもしれません」榊氏はこれから数年後に起こるかもしれないマンションバブル終焉後の未来を危惧しているという。「晴海フラッグの欠点はアクセスが悪すぎること。マンションの玄関を出てから大江戸線の駅のホームに立つまで実際は30分ほど掛かります。今後暮らし始める人が増えてくれば、そういった負の面から手放すのを考える人も出てくることでしょう。いまは話題性があるからまだ良いんです。怖いのはこれから5年後、10年後、ブームが去り、誰も晴海フラッグの名前を口にしなくなった頃に、不人気物件の象徴のようになってしまう可能性です。中古物件として売りに出しても晴海フラッグ内の約4000戸の分譲マンションと競合するわけですから、どんどん値段を下げざるをえないでしょう。抽選に当たった購入者が不幸になる、そんな未来が来ないといいですが……」晴海フラッグが建つ元都有地は、東京五輪終了後に都が不動産会社に売却した。小池都知事が残した晴海フラッグが負の「レガシー」にならないことを願うばかりだ。
2024年07月04日一般社団法人UMF(所在地:大阪府大阪市、代表:高村 治輝)は、7月7日東京都知事選挙にて都民が投票を行うと、様々なお店のモノやサービスが無料/割引になるクーポンを配布し、オンライン配信にて賛同アーティストのライブ映像を楽しめるイベントを実施します。メインビジュアル一般社団法人UMFは7月7日投開票の東京都知事選挙にて投票を行うと、様々なモノやサービスが無料/割引になる「#vote_forプロジェクト」を実行します。都内の提携店舗では特別な無料/割引クーポンが発行されたり、抽選でプレゼント等が当たる企画を実施いたします。また、投開票日にはオンライン配信にてアーティストによるスペシャルな音楽ライブ映像を楽しめるイベント『マツリゴト TOKYO 2024』を無料で楽しむことができます。#vote_forプロジェクトの仕組み注目のクーポン<マツリゴト TOKYO 2024 開催概要>催事名 : マツリゴト TOKYO 2024主催 : 一般社団法人UMF出演者 : 未定(過去の出演アーティストの許諾を取得中)団体HP : 場所 : 都内某所スタジオより配信日程 : 2024年7月7日(日)時間 : 15:00~20:00(予定)参加対象 : 東京都知事選挙にて投票を行った方のみが参加可能実施方法 : オンライン配信参加・視聴料: 無料(※視聴の際、#vote_forプロジェクト公式LINE内での投票の認証が必要です)<参加方法>(1)東京都知事選挙にて投票を行う(期日前投票でもOK)(2)投票済証 or 投票所の看板の写真を撮る(3)#vote_forプロジェクト公式LINEを友達追加( )(4)公式LINE内メニュー「投票の認証」より投票済証 or 投票所の看板の写真を送る(5)スタッフが写真を確認し、投票済認証を行い、クーポンを付与(提携店でのクーポン利用や配信イベントの視聴が可能に)公式LINE東京都知事選挙の投票率は55%で、有権者数約1,100万人のうち、およそ600万人が参加する一大イベントです。その中で投票率のさらなる向上と都民の熱狂を生み出そうと、本プロジェクトを実施いたします。この活動は2019年の統一地方選挙からはじまり、2020年大阪都構想住民投票や2021年参院選、2022年衆院選、2023年北九州市長選挙などで実施を行っており、今までに5,000名以上の方が参加し、さまざまなアーティストや企業が賛同し、昨年までに提携店も250店舗を超えるなど注目が高まっています。<一般社団法人UMFとは>一般社団法人UMFは社会課題に対してエンターテインメント的手法を用いてアプローチを行う非営利団体です。本団体は特定の政党・政治家・政治団体等を応援/批判することを目的としておらず、公職選挙法を遵守し、政治的中立な立場で運営を行っております。団体名: 一般社団法人UMF所在地: 大阪府大阪市此花区西九条1-10-18 Famhaus創立 : 2019年10月代表 : 高村 治輝HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年07月02日7月7日の投開票に向けて史上最多の立候補者が連日しのぎを削っている東京都知事選。そんななか、6月23日に放送された『アッコにおまかせ!』(TBS系)での、司会・和田アキ子(74)の発言が“バランスを欠いている”として波紋を呼んでいる。現職の小池百合子知事(71)と元立憲民主党参院議員の蓮舫氏(56)による事実上の一騎打ちとみられている今回。番組では冒頭から、小池氏と蓮舫氏の公約や記者会見での様子などを比較。まずは小池氏の公約がパネルで紹介されると、和田は「これはもうこのまんま、全ていいことですよね。全てやっていただきたいことです」と絶賛し、毎日新聞論説委員の佐藤千矢子氏に「こういう公約はいくつあげてもいいんですか?」と質問。佐藤氏が「いくつあげてもいいんですけど、当選した場合4年後に検証されますよね。実際にやったかどうか、言いっぱなしでは良くないってことですけども」と解説すると、和田は「でも、もう解消されてるのもありますよね?」と小池氏が8年前に公約として掲げた”7つのゼロ”は「言いっぱなし」ではないと指摘した。さらに和田は「言うのは簡単ですよね、私たちも。でも、言っていただくと、期待を持つってところもあるじゃないですか」と小池氏の公約に期待を寄せ、出演者のカンニング竹山(53)に「詳しいんじゃないの?」と話題を振った。すると竹山は「忘れたんですか!3年前に小池さん語って大変なことになったことを!」と自虐を込めて“3年前の騒動”を蒸し返した。「“3年前の騒動”とは、同番組で竹山さんが、小池都知事が出演したYouTube広告動画について『制作に4.7億円かかっている』と発言し、都がTBSと竹山さんの所属事務所に抗議文を送った件です。竹山さんが言う『4.7億円』とは、20年に緊急事態宣言が解除された5月から9月までに都が計上した広告費の総額で、動画制作費はその一部でした。発言の数分後に事実誤認に気付いた竹山さんは、『4.7億円は、動画制作費ではなく、広告費全体の経費でした』と訂正し『すみません』と番組内で謝罪しましたが、翌日に都から抗議文が送られる事態となったのです」(テレビ関係者)その上で、竹山は「まずは(小池氏の)8年間の総括を行わないまま、次の公約ってなってるから、そこも踏まえて考えていかないと」と指摘。さらに「東京都は財政がすごくあるから……」と発言を続けると、和田は「財政はあるけれど、小池都知事は47都道府県の(知事の)中では1番安い給料だって聞きましたけど」と発言。これに対し、竹山は「給料は半額にしてますけど、退職金の問題とか色々出てますけど、そういうのもあるので、そのまま間に受けていいのかも精査して考えなければいけない」と疑問を呈す。その後、蓮舫氏の公約もパネルで紹介され、佐藤氏が両者について、小池氏の会見が閉鎖的であること、蓮舫議員の公約は具体性に欠けることそれぞれ指摘。しかし和田は「言葉は悪いけど、いい風に言うのは何でもいえますよね?それと都民が安心するようなことは。別にこれは非難してるわけではないですよ?」と、蓮舫氏の公約について批判的なコメントを言い放つ。一方で、佐藤氏が、小池氏のオンラインでの出馬会見の際、質問者は5人だけで、学歴詐称疑惑や神宮の再開発といった、小池氏にとって不都合な質問が出なかったことに対して疑問を投げかけたが、和田は「人と会うというのは重要なんですか?オンラインよりも」と尋ね、「質問されたくないというのもあるでしょうし、警備上の問題もあるかも分からない」と小池氏をフォロー。続けて「素人目でいうと、小池さんは8年間やってきたので、ドッシリしている印象がある。蓮舫さんは、こう…頑張りが…すごいかな、という気が」と懐疑的な姿勢を見せる。さらに、反自民を掲げて出馬表明した蓮舫氏について佐藤氏が印象を述べていると、途中で和田が「攻撃的でしたよね」など蓮舫氏に対して終始批判的だった。すると、竹山は「バランス取るために言いますけど」と前置きした上で、「都政のことってあんまり報道もされないから、この8年間、小池都政で何があったか、みなさんあまりよく分かってない」と話し出し、小池氏の答弁拒否が76%であること、記者会見が閉鎖的であることなどをあげた上で「おかしいんじゃないか」という人もたくさんいると説明。「きみ、立候補したら?」と和田が茶化すも、竹山は「ちょっといま、小池さんの方になびいたから、気持ち悪いなと言ってる人もいると思うんで」と番組のバランスを考慮して軌道修正をしていた。なんとか竹山がバランスを取っていたが、この一連のやり取りが注目されXでは一時「和田アキ子」がトレンド入り。小池知事に好意的だったいっぽうで蓮舫氏に批判的だった、和田については《露骨な小池擁護》《和田アキ子選挙期間中にそんなこと言ったの?》などと厳しい声も多く上がった。放送法では告示後の選挙期間中において放送事業者には政治的公平が求められる。選挙期間中の生放送番組で番組MCが、1人の候補者に肩入れするようにもとれる発言を繰り返したことについて、TBSに見解を求めたところ、次のような回答があった。「当該放送に対してさまざまなご意見があることは承知しております。これまで同様、毎週の番組制作に反映して参ります」“ご意見番”はこの批判にどう耳を傾けるのか――。
2024年06月27日任期満了に伴う東京都知事選が6月20日に告示され、3選を目指して出馬した現職の小池百合子氏(71)。生成AIを使った「AIゆりこ」で実績をアピールした映像が話題になったいっぽう、Xに投稿した“ある動画”が波紋を呼んでいた。小池氏のアカウントでは、19日までにキャスター時代にアラビア語でインタビューを行う映像が投稿されていた。だが直後に、削除されてしまったのだ。削除されたのは、「都知事 アラビア語 本当に喋れる!?」と表示されたテロップで始まる動画。スタッフと思しき人物から「小池さんのキャスター時代の映像を入手しました!」とタブレット端末を渡されると、小池氏は「お宝映像じゃないですか」と歓喜した。動画内で初めに紹介されたのは、ピンク色のジャケット姿の小池氏が「ヨルダンのアンマンに電話を入れてみたいと思います」と語る映像。これを見た小池氏は、「当時、湾岸戦争になりかけの時だと思うんですけれども、ヨルダンにいる方とアラビア語でやりとりしてる。生中継で」と説明。次に紹介された映像では「確か環境大臣の時に、エジプトの結構有名な番組に出た時です」と振り返り、「通訳いません!」と自信満々に語っていた。またアラビア語には文語体(フスハー)と口語体(アンミーヤ)の2種類があるといい、「これ(映像)は今、口語体で喋ってる。2カ国語やるようなもんですね」と解説。「結構しゃべれるんですね!」と投げかけられると、「いやもう半世紀前の話ですから、だいぶ忘れちゃいました」と謙遜していた。動画を視聴したユーザーからは、小池氏の語学力を称賛する声も。だがイスラム思想研究者の飯山陽(あかり)氏は、19日にアップした自らのYouTubeチャンネルで小池氏のアラビア語力を酷評。発音などを細やかに検証し、動画について「『こういう意味でゆり子は喋ってます』ていう体になっていることを、ゆり子は言えてないわけ。言えてないし、ちょっと何言ってるのかわかんない」とバッサリ。続けて、「文法も間違えてるし、単語は何が言いたいのかも(わからない)。日本語のテロップ付いててなお、何を言ってんのかも、よくわかんないしみたいな。それぐらいの超絶低次元なんですよ」と批評していた。そうしたなか動画は突如削除され、Xでは《なぜ削除したんだろう》と波紋が広がっていた。すると21日午前に、小池氏のXアカウントで彼女がエジプト語を話す動画が再度アップされたのだ。投稿欄には、次のようなコメントが記されていた。《環境大臣時代にエジプトのTVに出演した映像、懐かしいですね。キャスター時代には、世界で最も難しい言語の一つであるアラビア語でのインタビューを、通訳なしの生放送で何度も行いました。 こうした経験が、都知事として世界中に東京の魅力を発信していくときに、私を助けてくれていると感じています》また《※権利関係への配慮のため一部編集しました》とも記されており、動画内では最初に紹介されていたヨルダンにいる人物と電話でやりとりする映像はなくなっていた。これに続く投稿では、キャスター時代に英語で会話をする映像も紹介した小池氏。この動画でも、《※権利関係への配慮のため一部編集しました》と記されていた。
2024年06月21日6月21日、プロボクシングの元日本スーパーライト級王者・細川バレンタイン氏(43)が、波紋をよぶ都知事選のポスター問題に対し、怒りをあらわにした。7月7日投開票の東京都知事選では、立候補者が掲示板にほぼ全裸の女性のポスターを貼ったことが問題視されている。ポスターには、胸と股が候補者の顔で隠された女性の裸体がプリントされていた。候補者本人は6月20日の夜に、X上で《警視庁に呼ばれて、社会的に問題視されているポスターについて、迷惑防止条例違反に当たる可能性があるとして「警告」を受けました》と明かし、《私はあくまでルールの範囲内で、合法の範囲内で選挙を行う意向ですので、警視庁がルールを示した以上ポスターは速やかに剥がしていく予定です》と問題となっているポスターを剥がす意向であるとした。細川氏は6月21日、自身のXでこの騒動に言及したニュース記事のURLとともに次のように怒りを述べた。《こう言うゴミは、社会で二度と立ち直れないように罰して欲しいこれは出来心とか、失敗じゃないんだよルールの穴をついた卑怯者が計算した上でやってるのよ目的は自分の宣伝だろ?こう言うのをBDが拾うと言うまさに地獄の構図だよ》前科のある人物が出場したり、参加者から逮捕者が出るなどしている格闘技イベント「BREAKING DOWN」にも批判を向けた細川。ポスターを貼った候補者は、過去に同イベントのオーディションに参加していた。Xのコメント欄では、細川氏に賛同する声が多く寄せられている。《激しく同意》《こういう「表現の自由」があるから好き勝手やって良いと思い込んでる輩のせいで、「規制」が増えるのでしょうね》《そうですね、厳罰で良いと思います本当に迷惑な行為です》
2024年06月21日過去最多となる56人が立候補した東京都知事選挙。6月20日に公示されたものの、ポスター掲示板が不足するという事態に。テレビで放映される候補者の政見放送は、11時間を超える見通しだという。東京都のリーダーになるのは、いったい誰か――。とりわけ注目を集めているのは、3選を目指す現職の小池百合子氏(71)、前参院議員の蓮舫氏(56)、広島県安芸高田市・前市長の石丸伸二氏(41)、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)らだ。様々な著名人も都知事選に私見を述べるなか、オリエンタルラジオの中田敦彦(41)が“注目の候補者”に石丸氏を挙げた。6月20日に自らのYouTubeチャンネルで、「【東京都知事選2024】中田はどう見ている?」と題する動画をアップ。冒頭で「都民ファーストの会」の他に自民党、公明党が支持する小池氏の出馬に触れつつ、「しかし今回、注目はやっぱり自民党に大逆風が吹いている」と語った。政治資金パーティーの裏金問題が明るみになったこともあり、「逆風が今までの体制をガラっと変えてしまうのか」と提起。「特にこういう逆風ってね、裏金とか政治と金問題が明らかになった後ってね、起きやすいんだよね」とし、「これ小池さんも余裕の勝負では全くないわけですよね。負けるかもしれないっていう中で、どう出るのかっていう。これは注目」と見解を述べた。■中田が語った石丸氏への興味「かなり存在感示せるよね」動画内では「『絶対に1票入れろよ』ってなったらすごいムズいね」と候補者を選びかねていた中田だが、“新星”の石丸氏には強い関心があるようだ。安芸高田市の市長を辞し、「東京を動かそう」をスローガンに今回の都知事選に臨んだ石丸氏。’22年6月の市長時代には、居眠り議員らに「恥を知れ!」と激怒した姿がYouTubeで注目を浴びたことも。Xのフォロワーはすでに44万人を超えており、ネットを中心に知名度を上げている。自らもYouTubeで活動する中田は、こう興味を示した。「石丸さんっていう新しい『YouTubeでバズってる』っていう市長は、一体どれぐらい票が取れるのか。この辺のバロメーターもすごい面白いと思うんだね。いいとこまで行けばさ、かなり存在感示せるよね。もうテレビとか出てなくても、『そんな影響力持ってんの』みたいな」また、“彦根市長は新人でSNSを毎日更新している候補者が勝った”との前例を引き合いに出しつつ、「(ネット上で)コンテンツが多い、もしくは見やすい、探しやすいって人(候補者)が非常に有利になってくる」と言及。その上で、「石丸さんが都知事になるかどうかっていうと、周りの予想を見てても『そこまでは』ってなるけど。良いとこまで食い込むだけでも、インパクトはありますよね」と続けた。中田は今回の候補者が大人数に及んでいることにも言及し、「その中に面白い人いるのでしょうけどね」としつつこう力説していた。「でも、とにかく情報にアクセスすること自体がすごい難しいから、やっぱSNSとかYouTubeやってる立候補者は強いでしょうね。いやでも、ネットの影響力はやっぱり相当強くなってると思いますけどね」かつて新聞やテレビが台頭した時代に、アメリカ大統領が上手くメディアを活用した例も紹介した中田。その上で“いまやネット時代”だとし、「SNSやYouTubeの活用が上手い政治家が伸びる」と石丸氏の名前を挙げていた。こうした持論を展開した中田の元に、コメント欄では石丸氏との対談を求める声が寄せられている。《あっちゃんと石丸さんの対談みたいな》《選挙期間中に、YouTube大学で石丸さんと対談して欲しいです!》石丸氏に関しては、フリーアナウンサーの古舘伊知郎(69)も自らのYouTubeチャンネルで「俺は推してるからさ」と明かしていた。中田の“推し”であるかどうかは定かではないが、注目の候補者であることは間違いないようだ。
2024年06月21日〈自民党の裏金問題があって、野党がわーっと言うけど、文句しか言っていないみたいなのが、もううんざり。都知事選でもそうなるのか。蓮舫さんが出馬することで国政と同じ構図になるのでは〉6月2日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)でそう語ったのは、タレントの真鍋かをり氏だ。東京都知事選(6月20日告示/7月7日投開票)への出馬を表明している参議院議員の蓮舫氏(54)はこれをどう捉えたのか。本人に聞いた。「まず、『文句しか言っていない』『うんざり』という点についてですが、真鍋さんが、私の参議院の80分の質問を一回でも、きちんと見たうえでそうとおっしゃるのであれば、それは彼女の感想です。しかし、きちんと見もせず、ただ周囲に流されて、あるいはご自身の立ち位置を守るために、『うんざり』と公共の電波を使っておっしゃったのであれば、それは非常に残念です。なぜなら私は、人生をかけて国の財政ーー税金が何に使われているかーーを、真剣に追いかけてきました。そして国会で質問することで、税金の使途も変えてきました。ですから、真鍋さんの発言を聞いて『政治は変わらない』と諦めてしまう人たちもいるとしたら、それは非常に残念です」蓮舫氏はこれまでも<批判ばかり>というレッテルと戦ってきた。だが、国会での質疑を通じて、行政をよい方向に進めてきたという自負がある。昨年の国会でも、蓮舫氏らの質疑によって、“基金”の見直しが進んでいる。この点について、阿佐ヶ谷で6月9日に行われた街頭演説で、辻元清美参議院議員(立憲民主党)はこう指摘した。「予算委員会で、蓮舫は“基金”の問題に切り込みました。その結果、政府は200の基金を全部見直さざるを得なくなったんです。蓮舫のたった30分ぐらいの質問で、200もある基金の全部が点検になったんです」基金とは、複数年度にわたる政策事業に対し積み立てるもの。しかし、一度基金が積まれると、国会の審議が必要なく各省庁の裁量で使用できるため、無駄が多いことが問題となっていた。国会で、蓮舫氏はじめ複数の野党議員が指摘したことによって、現在、政府は15事業の廃止を決め、無駄な基金の国庫返納を進んでいる。■「直近の選挙結果が政治資金改革の後押しになる」では、「国政と都政」の関係についてはどうだろう。元大阪府知事の橋下徹氏は、前出の真鍋氏の発言にかぶせるように、Xでこうコメントしている。〈自民党の裏金問題や政治と金の改革問題も最悪。だけどこれは国政選挙で国民が審判を下すべきもの。都知事が誰になってもこの点の改革はできない。そこをごっちゃにして、蓮舫さんが都知事になれば政治と金の問題は解決できる!と国政を都政に持ち込むと都知事選が意味不明になる〉しかし、これについても蓮舫氏は、「6月解散がなくなった今、直近の都知事選の結果は、今後の国政ーーそれも“裏金問題”に大きな影響を与える」として、こう続ける。「2007年に、自民党の大臣や国会議員が、本来、かからないはずの議員会館の光熱費を多額に請求するといった不透明な政治資金が問題になりました。そのとき第一次安倍内閣は、6月の通常国会で、骨抜きの“なんちゃって改革”をしたんです。でも、その夏の参議院選挙で自民党が大敗したので、その後、与野党で協議をしなおして、要求があれば1円以上の領収書を公開するという法改正ができました。ですから、今回の東京都知事選の結果次第では、骨抜きの政治資金改革ではダメだ、ということを自民党が気づいて、もう一度、本当の改革をせざるをえなくなる。それは歴史が証明しています」つまり、〈都政と国政はまったく異なる〉とか、〈誰が都知事になっても政治とカネの問題は解決できない〉という認識は、かならずしもそうではないと蓮舫氏は考えている。■「多様な生き方を応援する東京にしたい」もちろん、都政を前に進めることが一番の目標だ。18日、蓮舫氏は公約を発表。少子化対策や行政改革など「7つの約束」を掲げた。大きな関心を集めている明治神宮外苑の再開発についても、再検証するという。「神宮外苑の再開発については、どのようなプロセスで決まっていったのか、そこも非常に不透明で、周辺住民の説明会も十分になされていません。都知事は今年はじめ、事業者に対して樹木の保全計画を出し直すよう要請をしましたが、いまだ計画は出ていません。再要請もせず、結論を先延ばしにしていること自体、非常に問題だと思います」小池都知事は、選挙前になってにわかに、低所得世帯向けに1万円の商品券を配る新たな経済対策を打ち出したが、蓮舫氏はこう語る。「一時的な支給は、物価高で苦しんでいる方にとって助かるという声はあるけれど、問題は抜本的な改革を、都としてどのように進めるのかが課題だと考えています」蓮舫氏は公約の発表会見で、国と協力して非正規労働者の格差解消に取り組むことや、都と契約する企業に働く人の待遇改善を要請していくことを表明した。これは東京都の深刻な少子化問題の対策にもなるという。今月、厚生労働省は1人の女性が産む子供の数の指標である合計特殊出席率の2023年度の値を発表。東京都は0.99と1を割り込み、過去最悪の危機的な値となったことが明らかになった。少子化対策として、小池百合子都知事肝いりで“婚活アプリ”の開発を進めているが……。「これは、とても自民党的な発想だな、と思うんです。少子化を解消するには結婚させなきゃいけない、という発想自体、意識がアップデートされていないと思います。結婚しなくても子どもを持ちたい場合はどうするか、同性カップルが子どもを育てたい場合はどうか、あるいは事実婚のカップルが子どもを産み育てやすくするためにどうすればいいか。“少子化対策=結婚”ではなく、私は多様な生き方を応援する東京にしたいと思っています」最後に、小池都知事に挑む現在の心境は、どうか。「小池都知事は8年の実績もあり、国会議員としての経験もおありです。私にとっては、人生の先輩でもあります。8年前は、『自民党は伏魔殿、都庁のブラックボックスを変える』とおっしゃってかっこよかったけれど、この8年間で自民党に戻っていかれたのが非常に残念です。そういう大きな存在に挑戦できる機会をいただけたので、全力で戦いたい。この東京は、どの世代の方にとっても、もっとよくなる。私はそう思っています」
2024年06月19日7月7日の投開票まで1カ月を切った東京都知事選挙。6月20日に候補者の告示がなされるが、NHKによるとこれまでに30人以上が立候補の意向を示しており、過去最多となる見込みだという。そんな数多くの候補者のなかでも有力候補と目されているのが、まだ出馬宣言はしていないが出馬する見通しの現職である都民ファーストの会・小池百合子氏(71)と、27日に立候補を表明した立憲民主党の蓮舫参院議員(56)。ともに女性政治家として抜群の知名度を誇る2人の一騎打ちになると予想されている。しかし、自民党政治の打破を目標に掲げる蓮舫氏、小池氏には学歴詐称疑惑など過去にスキャンダルを報じられたこともあり、SNSなどでは「どっちにも投票したくない」と嘆く声も少なくない。そこで本誌は、東京都在住の女性500人を対象に蓮舫氏と小池氏以外で「都知事になってほしい女性政治家」のアンケート調査を実施。ツールはFreeasyを使用した。その結果を、ランキング形式で発表する。まず3位に選ばれたのが、自民党の野田聖子氏(63)。‘87年に史上最年少の26歳で岐阜県議会に当選し、’93年に衆議院議員として初当選。 ’98年には当時閣僚最年少の37歳で小渕内閣にて郵政大臣に抜擢。08年には内閣府特命担当大臣にも任命されており、その後も選択的夫婦別姓や同性婚に賛成するなど、自民党内ではかなりリベラルなスタンスとして知られている。また野田氏は不妊治療をしていたことを公表しており、10年には卵子提供を受け体外受精にて妊娠。のち11年に生まれた男児が、生まれながらに心臓疾患を抱えるなど重い障害があることを公表。野田氏自身も子宮の摘出を余儀なくされるなど、妊娠・出産に辛い経験を抱えている。こうした経緯もあってか、野田氏に広い視野を期待する人は多いよう。「お子さんが障害をお持ちなので、他の政治家と違って苦労されているし、どんな人でも住みやすい街や仕組みを作ってくれそうだから」「障害児の子どもを待つ母親であり、その子育ての経験を生かして社会福祉の面で力を入れてほしい」「子供医療に、精通していて、都政を変えてくれそう」「落ち着きもあるしなんとなく安心感がある 子育てについて大変な経験もしているので 良いかなと」子育てをしながら仕事を両立させている経験を都政に生かしてほしいという人も多いようで、「地に足がついていそうな雰囲気で、うまく立ち回ることができそうだから」「東京都をいい方向へ導いてくれそうだから」と行動力も求める声が寄せられていた。続いて2位に選ばれたのが、自民党の高市早苗氏(63)。80年代末から90年初頭にかけてテレビ朝日やフジテレビでキャスターを務めた後、’93年の衆議院議員総選挙で初当選し政界入り。’06年からの第1次安倍内閣で内閣府特命担当大臣に就任し、’12年には女性として初めて自民党政務調査会長に就任。21年には総裁選に出馬するも、岸田文雄現総理に次ぐ2位となるなど、日本初の女性総理候補としても期待が。現在は岸田内閣にて内閣府特命担当大臣と、経済安全保障担当大臣を担当している。元衆議院議員の豊田真由子氏に「政策通とよく言われるのは本当で、どんな政策も自分で調べて、腹に落ちるまで勉強する」と評されていた高市氏。実際に、23年11月に国力増強をテーマにした勉強会「『日本のチカラ』研究会」を設立。次期総裁選への足場固めだと批判を浴びるなかでも、高市氏は「総裁選を見据えた動きではない」と主張。今までの「派閥」とは異なり、あくまで高市氏とともに政策を学び、純粋に高市氏の姿勢に共感する仲間を増やしたいという目論見のようだ。この”保守派の希望”とも言われる高市氏に、リーダーシップを期待する声は多いよう。「的確に話しているし無駄がなさそう」「有言実行してくれそう、力強い女性のように感じるため」「議員として、しっかりと仕事をしているイメージがあるため」「しっかりと正当性がある行政を行なってくれそうだから」また、阪神タイガースファンを公言しており豪傑なイメージがあるからか、「関西弁でがつんと言ってくれる点がかっこいいから」「とても力のある方で、偽りがないところ」という意見もあった。そんな2人を抑えて1位に選ばれたのが、田中真紀子氏(80)。父は第64・65代内閣総理大臣を務めた田中角栄氏(享年75)で、自身は’93年に衆議院選挙に初当選し政界入り。その後1年生議員ながら、村山内閣で科学技術庁長官として初入閣し話題に。01年には小泉内閣にて女性初の外務大臣に就任したものの、事務方との対立を起こし更迭。03年には自民党を離脱し、09年に民主党入り。鳩山内閣や野田内閣で要職を務めていたが、これまでの舌禍が災いし徐々に支持率が低下。’14年の衆議院議員総選挙で落選したのち、事実上の引退という形を取っていた。しばらく表舞台からは退いていた田中氏だったが、昨年12月に記者会見を突如決行。「皆様聞こえますかこのドラ声が。11年ぶりに永田町の土を踏みました。相変わらず空気がきなくさい」と発言し、政治資金パーティー問題で揺れる岸田政権を批判。その後の会見でも、政治家の金回りについて赤裸々に語ったことで、田中氏に期待する声が再燃している。「言動に矛盾が無さそうなイメージがあるからです」「誠実に物事を見ていそうなのと、正論をしっかり伝えられそうだから」「威勢のいい感じで政治に旋風を巻き起こしてほしいから」「これまでの会見などで、隠し事なく本音ですべて話していると感じているので」また、田中氏は本誌が昨年12月に行った「日本初の『女性総理になってほしい』政治家ランキング」でも第2位を獲得している。その手腕を都政に発揮してほしいと思う人は多いようで、「都民の不満を全て解決してくれそうだから」「信念を持って、都政に向き合ってくれると思うから」との声があがっていた。また、アンケートでは現職の小池氏を推す声もいくつか見られた。過去最大級の盛り上がりを見せている都知事選だが、果たしてその結末は――。
2024年06月09日立憲民主党の蓮舫参議院議員(56)が7月の東京都知事選に出馬を表明したことで蓮舫氏の“素顔”にも注目が集まっている。蓮舫氏のプライベートといえば、離婚や、アイドルだった息子が籍から抜けたことなどが過去に取り沙汰されたがーー。蓮舫氏は1967年、台湾人で貿易商だった父と、日本人で「ミス資生堂」だった母との間に長女として東京で生まれた。幼稚園から大学まで青山学院に通い、大学2年生のときに人気芸能人への登竜門として知られる「クラリオンガール」に選ばれて芸能界デビュー。番組司会や報道キャスターとして活動し、’93年にジャーナリストで現在は岩手県釜石市議の村田信之氏(58)と結婚。’97年に双子の男女を出産した。しかし、2020年に27年間連れ添った村田氏と離婚。「’16年にテレビ番組で家族内の序列を聞かれ、村田氏は“ペット以下”と話した長女に蓮舫氏も同調したため、離婚時に再び話題になったことがあります。しかし、蓮舫氏は離婚理由として“村田氏の生活拠点が地方になったこと”をあげていて、“ペット以下”発言はテレビ向けの“リップサービス”で本心ではなかったと話しています」(全国紙政治部記者)一方、彼女は村田氏との間に生まれた双子の兄妹には大きな愛情を注いできた。長男の琳氏(27)は、幼稚園から蓮舫氏の母校の青学に通い、高校でイギリスへ留学。帰国後はアイドルグループに所属し、’19年には大泉洋主演のドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)でチームを支える有馬慎吾役で俳優デビューを果たしている。「母親に似たイケメンです。琳さんのアイドル時代には、多忙ながらも蓮舫さんは時間が許す限りライブに駆けつけるほど熱心に応援していました」(前出の記者)ところが、’22年3月に『女性セブン』で衝撃的な内容が報じられた。同誌によると、琳氏が前年、突如自身のYouTubeで「今日で、母親のことを気にして生きるのはやめたいと思います」と“絶縁宣言”。さらに、自民党員となって、総資産4000億円ともいわれる元自民党員で実業家の糸山英太郎氏(82)と養子縁組を結んだというのだ。しかし、6月5日の『週刊文春』によると、養子縁組は約1年後の’22年6月に解消されたという。現在の親子関係はどうなっているのか、立憲民主党の関係者は次のように話す。「報道の通り、琳くんは糸山氏との養子縁組を解消して、今は蓮舫さんの籍に戻っています。蓮舫さんと双子の妹さんと同居しながら大学に通っているそうです。ただ、“ヨリ”は戻っているけど、どこの親子でもそうだと思いますが、親子関係がすごく良好かというと、そこはちょっと微妙。なにせ蓮舫さんはやっぱり家でもちょっとキツイところがあるみたいですからね。元夫の村田さんも昔、『自分が料理してたら(蓮舫氏が)突然帰ってきて、まるで自分が作ったみたいにデカい顔して仕切ったりして面白くない』なんてボヤいていたこともありました(笑)」■「蓮舫さんは、ああ見えて繊細」家庭内でも“蓮舫節”は健在で、そうした部分に息子は反発した時期もあったのだという。「息子さんからしたら、幼いころから蓮舫さんと同じように青学に通わせて、イギリスにも留学させて。そのレールを敷かれていることが、やっぱり面白くなかったんでしょうね。イギリス留学はもちろん本人の意思もありますが、双子の妹さんがニュージーランドで、留学させること自体は既定路線。子供からすると反発したくもありますよね。多感な時期に『蓮舫議員は批判するばかり』と何度も耳にして感化され、親への批判意識を強めてしまった時期があったみたいです。それで縁あって糸山氏のところに転がり込んで養子になったようです」(前出・立憲民主党関係者)長男が母親に反発し、自民党員どころか戸籍上の“他人”にまでなったことに、当時の蓮舫氏は目も当てられないほどの落ち込みようだったという。「蓮舫さんは“超溺愛”していました。あの蓮舫さんが『息子のために朝5時に起きて、弁当作ってる』って豪語したぐらいだからね。だから息子さんが出て行ったときは、もう目もあてられないぐらい落ち込んだと聞きました」(前出・立憲民主党関係者)“どん底”の蓮舫氏を励まし続けたのが、あの盟友だったという。「悲嘆にくれる蓮舫さんを支えた数少ない同士が辻元さんでした」(前出・立憲民主党関係者)辻元清美参議院議員(64)はかねて蓮舫氏とは“めっちゃ仲良い”と公言している。「あの2人は本当に仲がいいんですよ。どちらかというと、辻本さんの方が打たれ弱いので、慰め合って、励まし合ってる仲なんですけど、やっぱり息子さんが出て行ったときの落ち込みようは相当で、辻元さんは親身に励ましたようです。辻元さんが蓮舫さんのことを『ああ見えて繊細』と言うのは、そういう姿を側で見てきたからでしょうね」(前同)辻元氏は自身のXで蓮舫氏の出馬について《仲間として、そして、かけがえのない友として、蓮舫さんの決断に心から敬意》とし、“命がけ”の都知事選において《私は蓮舫を守り抜こう》と表明している。今後のキーパーソンになりそうだ。
2024年06月07日6月上旬、東京都内の自宅から出勤した小池百合子東京都知事(71)。車に乗り込む直前まで、抱っこしていたのはヨークシャーテリアだった。「小池都知事の愛犬といえば、ヨークシャーテリアの“ソウちゃん”が有名でした。“総理大臣”の“ソウ”から名付けられたそうで、長年可愛がっていたのですが、2021年6月に天国に旅立ちました。その後、都知事は深刻なペットロスに悩まされたそうです」(全国紙記者)小池都知事が、新しいパートナー“メイちゃん”を迎えたのは、ソウちゃんが旅立ってから1年後のことだったという。小池都知事が留守の間は、長年働いている家政婦さんが世話をしているが、彼女は新パートナーを迎えた経緯についてこう語る。「ソウちゃんは、(小池さんが)神戸からいっしょに連れてきて、18年もいっしょに暮していました。それだけに小池さんも私もペットロスに悩まされました。遺骨はずっと祭壇の前に安置していたのですが、納骨できたのも(旅立ってから2年後の)昨年のことです。見かねた支援者の方からいただいたのが同じヨークシャーテリアのメイちゃんです。2022年5月に生まれたからメイちゃん。生後2カ月のころにこの家に来ました。先日、2歳の誕生日をむかえたばかりです」メイちゃんは小池邸界隈のアイドル的存在で、近所の犬友はもとより、警護に配置された警察官からも可愛がられていた。だが小池都知事は、“もう2度と犬は飼わない”とも語っていたという。「『デイリー新潮』の報道によれば、『私は、ソウちゃん以外に、もう二度と犬を飼うことはない。そんな気がする』と周囲に語っていたそうです。また年齢の問題も指摘されていました。ソウちゃんが旅立った当時、都知事は69歳になる目前でした。昨今は、“70代や80代になった人は、年齢の若いペットを飼うべきでない”という意見を発信している団体もあります。“飼い主が看取ることができないのなら、最初から飼うべきではない”ということです」(前出・全国紙記者)小池都知事は悩まなかったのだろうか。その点を家政婦さんに聞くと――。「そうですね、(小池さんとメイちゃんの)どちらが長く生きるかはわかりませんが……」そう言葉少なに答えるだけだった。だが新しいパートナーの存在が、小池都知事の活力になっていることは間違いないようだ。政治評論家の有馬晴海さんはこう語る。「今度の都知事選に出馬し、任期を全うすれば小池さんも76歳です。小池さんにとって最後の選挙になる可能性もあります。ペットロスに悩まされたコロナ禍の時期には、小池さんは入院していたこともありました。そんな小池さんが70歳で新しい犬を飼い始めたということは、“自分はまだまだ健康でいられる”という自信があったからでしょう」新パートナーは、小池都知事の政治生命をも左右することになるのか。
2024年06月07日