日本映画史上最も美しく水田風景を描き、最もリアルに現代の米 作農家を描いた米作りエンターテインメントムービー「ごはん」。こ の度、11月からの劇場公開に向け、クラウドファンディングサー ビス「Makuake」にてサポーターを募集している。父の突然の訃報を受け主人公ヒカリは派遣社員として働く東京か ら、実家のある京都へ向かう。「おやっさん!」足にギプス した若者が父に取りすがって号泣しているのは、ヒカリの父の米作りを手伝っていた源八。父は付近の農家のコメ作りを30軒分請けおっている。田植えから2か月を過ぎ、苗はすくすくと育っていた。「いまさら辞めることは出来んとです」。八方手を尽く してみたが父の後を引き継いでくれる農家は見つからなかった。 途方に暮れるヒカリ。しかし「お父さんがなんであんなに一生懸命やったか知りたないか?」と言う老農夫の言葉に、源八の足が治るまで田んぼの面倒を見ようと決意。ヒカリのコメ作りが始まる――。決して楽観的ではない日本の米作り。その中で必死に頑張るお百姓さんたちの心意気を謳いあげた本作。監督は、自主製作した『拳銃と目玉焼』が2014年春から大阪、香川、京都のミニシアターで先行公開されると、口コミで評判を呼び延長公開が相次いだ安田淳一。キャストには、『拳銃と目玉焼』のヒロイン沙倉ゆうのを主演に迎え、日本一の斬られ役・福本清三、女優の紅壱子(萬子)、井上肇などが脇を固めている。2012年に発表された総務省の家計調査では、お米の消費額がパンのそれに逆転。1kgあたりの値段はパンの半分にも満たない米。就労者の平均年齢は65歳を超え、高齢化を高コストと引き換えに農作業の機械化で補っているのが日本のコメ作りの現状。この作品はそんな現状を背景に、やむにやまれぬ事情から30軒分もの田んぼを預かるコメ作り農家を継ぐことになった若い女性の奮闘を描く。素人だった女性がコメ作りの過程で経験する試練。彼女を助けてくれるのは昔の人が残してくれた米作りの知恵と、生命として様々な表情を見せる田んぼの美しさ。映画を観終わるころには、主人公と共に観客は気づくはず。そんな風景に育まれた1杯のごはんへの感謝と慈しみを取り戻したい、そういった想いが込められている。今回集まった資金は、劇場公開にあたって使用され、プロジェク トサポーターには、コース別に本作の映画鑑賞券や過去作限定配信、劇場公開時に本作のエンドロールに名前が掲載、関係者 限定試写会招待などの特典を受けることができるようだ。(cinemacafe.net)
2016年08月10日韓国の俳優、キム・ジェウクが8月26日(金)に大阪・なんばHatch、29日(月)に愛知・Zepp Nagoyaでファンミーティングを開催することが決定した。【チケット情報はこちら】6月1日より日本公式ファンクラブがオープンし、7月には主演映画『2つの恋愛』の公開が控えているジェウク。すでに先日、8月28日(日)に東京・チームスマイル・豊洲PIT(ピット)でファンミーティングの開催が発表されていたが、多くのファンから「東京以外でも開催して欲しい!」との声が殺到し、急遽追加公演として大阪、愛知での開催が決定した。大阪は1年ぶり、名古屋では初の開催となる。今回、初となる名古屋でのファンミーティング開催に際し、ジェウクはコメントで「今まで沢山のファンの方々と触れ合うなかで、『名古屋でもイベントを開催して欲しい』という声を直接聞いていた。そんな皆さんに是非会いにいきたかった」と、自らの希望で決定した事を明かした。公演のMCは、昨年に引続き、東京公演は、Yumi。大阪・名古屋公演は古家正亨に決定。トークは全て日本語で行うジェウク。台本なしで行うMCとの掛け合いも見どころのひとつだ。大阪・愛知公演はFC有料会員限定でチケット抽選先行を実施中。受付は7月10日(日)午後11時59分まで。また、東京公演の先行抽選プレリザーブも実施中。受付は7月14日(木)午前11時まで。■「キム・ジェウク 2016 ファンミーティング」8月26日(金)なんばHatch(大阪府)開場17:30 / 開演18:308月28日(日)チームスマイル・豊洲PIT(ピット)開場15:00 / 開演16:008月29日(月)Zepp Nagoya(愛知県)開場17:30 / 開演18:30料金:席種 座席指定-12,000円(税込)※ドリンク代別途必要※3歳以下は入場不可。4歳以上はチケット必要。※公演終了後、握手会あり。※客席を含む会場内の映像・写真が公開されることがあります。■キム・ジェウク日本オフィシャルファンクラブ『KIM JAEUCK JAPAN OFFICIAL FANCLUB』【有料会員(入会金 1,080円(税込)/年会費 5,400円(税込))】・会員証の発行・入会・継続特典のプレゼント・グリーティングカードの送付(不定期)・バースデーメールの送付・チケット先行予約・ファンクラブ会員限定コンテンツのご利用・メールマガジンの配信(不定期)【無料会員】・メールマガジンの配信※会員特典内容は一部変更になる場合がございます。
2016年07月05日お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実が、きょう21日に放送される関西テレビ・フジテレビ系バラエティ番組『ニッポンのぞき見太郎』(毎週火曜21:00~21:54)で、地元・京都と東京の違いに驚いたエピソードを話す。今回のテーマは、番組の調査によると、日本人の93%が行ったことがあるという大都会・東京。地方から上京してきた人々にアンケート調査を実施し、「これが東京か!」とビックリしたことを、あばれる君などが演じる再現VTRで紹介する。徳井は、「東京には世界各国の料理の店がそろっていて驚く! 京都にはない!」と上京した際のエピソードを披露。これを受け、兵庫出身の生瀬勝久も「うどんの黒いだしを見てなんだコレは? となった」と関西との違いに口をそろえる。また、福岡出身の博多華丸は「電車の乗り換え時間が短い! 乗り換えに1分って出てエッと思ったら目の前のホームに電車がとまってる。まるで僕のこと待っててくれてるみたいな」と笑みを浮かべ、群馬出身の中山秀征は「普通に大物女優に会ってビックリした!」と、おのおのが東京で受けた衝撃を告白。生瀬は、中山が入る姿を見て「これが東京か!」と驚いた場所を暴露する。一方、唯一の東京出身者で、子供の頃から、"有名人との遭遇"も珍しくなかったという品川祐は、1日約50万人が通行する渋谷のスクランブル交差点について言及。「皆ビックリするっていうけど、交差点で驚いている人を見かけたことがない」と疑問を呈すと、地方出身者は一同に「悟られないように必死なだけ!」と反論し、徳井は「表参道もそうやで」「あんなおしゃれなところを平常心で歩くのはムリやんな」と熱のこもったトークを展開する。
2016年06月21日舞台『コインロッカー・ベイビーズ』が6月4日に東京・赤坂ACTシアターで開幕。初日上演に先駆けて、前日の6月3日に囲み取材が行われ、主演の橋本良亮(A.B.C-Z)、河合郁人(A.B.C-Z)、真田佑馬、芋洗坂係長、ROLLYが出席した。【チケット情報はこちら】同作は1980年に発表された村上 龍の『コインロッカー・ベイビーズ』の初舞台化。発刊当時、世間を騒がせていたコインロッカー幼児置き去り事件を題材にした同作。コインロッカーに置き去りにされながらも奇跡的に生き残り、さまざまな運命を乗り越えて生きていくふたりの子供、キクとハシを描いた物語。頭よりも身体が先に動くキク役を河合が、感受性が強く後に歌手としてデビューするハシ役を橋本が務める。初日を前にした意気込みについて橋本は「緊張していますが、早く皆さんに観ていただきたいというのが率直な気持ちです」。また河合は「今までやったことのない役やストーリーなので、その中で人間の心の叫びを表現できたらと思っています」と話した。5役を演じる芋洗坂係長は「私は係長なんですが、5役の中には社長役もあります(笑)」とコメント。ハシを見出すプロデューサー、Dを演じるROLLYは「衝撃的な登場におしっこをちびってしまうかも!オムツの用意を!」と見どころを語り、河合が「おふたりのキャラクターが強いので、僕らも個性を出すのに大変でした」と意外な苦労をのぞかせる場面も。河合は、先ごろ行われた制作発表で昆夏美とのキスシーンの“予行練習”として、橋本とのキスを披露。そのことについて河合は「A.B.C-Zのほかのメンバーから“橋本とキスできていいなあ”とうらやましがられました。本編での昆さんとのキスシーンには自然体で臨めてるので、橋本とのキスおかげかな」と話すと、真田が「会見の様子を見て“コインロッカー・ベイビーズはこんな話じゃない!”と思いましたよ」とツッコミ、会見場は笑いに包まれた。また河合は「A.B.C-Zのライブではなかなか行けないところにも行けるので、そういう地域で待ってくれているファンの皆さんをびっくりさせたい」と東京以外の公演への意気込みも見せた。舞台『コインロッカー・ベイビーズ』は6月19日(日)まで、東京・赤坂ACTシアターで上演。その後、福岡、広島、大阪を周る。
2016年06月07日世界的有名ホテルブランドを抱えるスターウッドグループの中でも最高級と称されるホテル「セントレジス」が、クアラルンプールのKLセントラルに2016年5月1日誕生する。 最高級ホテルの貫禄©The St. Regis Kuala Lumpur マレーシアの首都クアラルンプールの新興ビジネス街に誕生する「The St. Regis Kuala Lumpur(セントレジス・クアラルンプール)」は、シェラトンやウェステインなど、数々の有名ホテルブランドを有するスターウッドホテル&リゾートワールドワイドグループの中でも最高級と言われる、「セントレジス」ブランド。圧倒的な広さを誇る豪華な客室や、和食やフレンチなどのバラエティ豊かなレストランとラウンジ、そして、到着から出発まで、ゲストの快適なステイをサポートするセントレジスならではのバトラー(執事)サービスで、最上級のホスピタリティを提供する。100,000平方メートルを越える巨大なコンベンションルームには最先端のLEDスクリーンや、ワイヤレスインターネットアクセスを含む最新テクノロジーを完備する他、トレーニングジム、ヨガルーム、イリジウム・スパなどのフィットネス、リラクゼーション施設も充実。「Green-certified Building(グリーンビルディング認定)」は独自の空調システムで、ゲストの体調を24時間快適に保ってくれる。 日本が誇るミシュラン三ツ星、鮨の名店も初出店6つあるレストランの内、2店舗が日本からの出店。「タカby鮨さいとう」は、6年連続ミシュラン三ツ星を獲得している「鮨さいとう」の斎藤孝司氏による、東京以外で初の店舗。更に明治18年に銀座で開業した老舗天ぷら店「銀座天國」では、江戸前の天ぷらを楽しむことができる。 クラシカル、かつコンテンポラリーなインテリア古典的な中にも、モダンな要素をふんだんに取り入れたホテルのインテリアには、コロンビアの彫刻家Fernand Botero氏を始めとする、有名アーティストの数々のコレクションがお目見え。その他、息をのむほど華麗なシャンデリアや、オーストラリアのクリスタル、イタリア職人によるハンドメイドの黄金のタイルなど、一つ一つがセンス良くその存在感を発揮している。利便性とプライバシー、セキュリティーを考慮し設計された客室は、全208室。全室に備えられたウォークイン・クローゼットや機能的な化粧台は、大事なミーティングやガライベントのドレスアップには欠かせない。ワーキングデスクにはHDMIケーブルや、ユニバーサルプラグなども完備し、ビジネスユースにも嬉しい設備が整う。125~332平方メートルという圧倒的な広さを誇るスイートルームには、なんと客室内にマッサージ専用ルームも。まさに贅沢を極めたプライベート空間だ。セントレジス・クアラルンプールのあるKLセントラルは、市内最大の公園「the Lake Gardens(レイク・ガーデン)」や、「the National Museum(マレーシア国立博物館)」、「House of Parliament(国会議事堂)」などを有する、マレーシアの首都クアラルンプールの中でも中心の新興ビジネス街。ホテルからクアラルンプールセントラル駅へは徒歩圏内、クアラルンプール国際空港へは、KLIAエクスプレスレールリンクを利用して30分足らず、車で約50分という好立地も魅力だ。
2016年04月08日「イセタン」ブランドとして今回東海初出店となる「イセタンハウス(ISETAN HAUS)」。その核となる婦人服は「地元名古屋の高感度なファッショニスタは新宿店での購買頻度が高い」という同社の顧客データから、新宿本店の旬のブランドを中心にセレクトされた。1階の高感度モードゾーンは、エントランスに銀座、青山に次ぐ規模となるモンクレール(MONCLER)が路面店として出店し、大名古屋ビルヂングのファサードの一面を提案。オープニングはゴリラのVPが出迎える。モンクレールに向かい合うイベントゾーンと、バッグ、シューズ、ストール、帽子を集積したレディスグッズのゾーンは同店のアートディレクター、名和晃平のモチーフで柱周りが統一された。オープニング時のイベントゾーンではジョン・ガリアーノ(John Galliano)がメゾン マルジェラ(Maison Margiela)で手掛けた初のバッグ「5AC」がフューチャーされている。インターナショナルデザイナーズは、アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)が東京以外では初のメンズレディス複合店舗を出店。売り場にはNY店でのショップアイコンでもある黒いケージの什器が日本で初めて導入された。同様に、マルニ(MARNI)も通路を挟んでレディスとメンズを展開。話題のベルクロスニーカーも並ぶ。またミラノのエミリオ プッチ(EMILIO PICCI)、パリのカルヴェン(CARVEN)、ニューヨークの3.1フィリップ リム(3.1Phillip Lim)が各都市のコレクション代表という趣で壁面に並んだ。伊勢丹の自主編集ゾーンの「リ・スタイル」はオン、オフ、パーソナルの3つのテーマで構成。新宿本店のリ・スタイルをベースに「リ・スタイルプラス」、銀座三越の自主編集ゾーン「フォース・オブ・ギンザ」でそのシーズン注目度の高い、旬のブランド、アイテムをセレクトして展開される。パーソナルのスペースでは九谷焼の上出長右衛門窯の作品が展示され、ゆったりとしたサロンスペースも設けられている。オープン限定アイテムとしては、アカネウツノミヤ(AKANE UTSUNOMIYA)、アキラナカ(AKIRA NAKA)、ルール ロジェット(leur logette)ら、日本人デザイナーによる1点モノ、リ・スタイルのPBルーガ(LUGHA)からはリントンツィードにパールをあしらったジャケットが東京・名古屋限定で販売される。また、リ・スタイル20周年を記念して、展開ブランドとコラボしたブラックドレスもラインアップされる。それ以外にはロシャス(ROCHAS)、ジャイルズ(GILES)、オランピア ルタン(Olympia Le-Tan)、アクネストゥディオス(Acne Studios)、マメ(mame)、リエ(RHIE)、トーガ(TOGA)、ハイク(HYKE)、シャルル・アナスタス(Charles Anastase)、MSGM、アーデム(ERDEM)、ジュリアン デイビッド(Julien Daivid)、メゾンキツネ(MAISON KITSUNE)、クリストファー・ケイン(Christopher Kane)など、国内、海外のデザイナーがオープン時には展開される。2階はフロア全体の「心と体の充足」というテーマに沿って、「レディ フォア ザ ウイークエンド(Ready for the Weekend=RFW)」を新宿店からさらにライフスタイルを強く打ち出した。新宿店ではカウンターだけのジュースバー「スカイハイ(Sky High)」にテーブル席も含めたイートインスペースを設けて、ボウルメニューやサラダを展開。隣接してサンフードのスーパーフードの売り場も設けられ、婦人服フロアにジュースバー、フードを挟んで、RFWの子供服も導入され、ファミリー層に向けて新しい魅力を提案している。展開ブランドは新宿店で展開されている構成に一部、リ・スタイルTOKYOのブランドも追加され、ビューティフルピープル(beautiful people)、レキサミ(REKISAMI)、ミュベール(MUVEIL)、ミューラー・バイ・ヨシオクボ(muller of yoshiokubo)、タロウホリウチ(TARO HORIUCH)ブルーバードブルーバード(BLUEBIRD BOULEVARD)、コーヘン(Coohem)、カオン(KAON)などの国内ブランドに、フランク&アイリーン(Frank&Eileen)、ジェームス パース(JAMES PERSE)、アディダス バイステラマッカートニー(adidas by Stella McCartney )などのインポートブランドをミックスした構成。1階のリ・スタイル同様に、RFWの奥のコーナーにはソファを設置したユーティリティスペースをウインドー脇に設置。隣接してマクミラン/イセタン、ブラックウォッチ/イセタンのチェック柄を多彩な雑貨で展開する「イセタンタータン」を全国で初めて常設コーナーとして出店。雑貨を配置することで、女性がフロアで買い物している間、男性が滞在しやすい環境などにも配慮されており、百貨店の課題とされていたさまざまな課題に対してフロア全体で新しい試みが図られている。Text:野田達哉
2016年03月07日NHK連続テレビ小説『まれ』で共演していた女優・土屋太鳳と俳優・山崎賢人が再共演する映画『orange-オレンジ-』(12月12日公開)の地方キャンペーンで、最初で最後の"二人旅"が行われた。本作は、漫画誌『月刊アクション』(双葉社)で8月まで連載されていた高野苺氏による同名コミックが原作。未来の自分から手紙が届くというファンタジックな世界観と、大切な人を亡くさないために"今"を変えようともがき奮闘するヒロインの姿が描かれている。全5巻のコミックスは400万部を突破。世代・性別を問わず、国内外からも注目を集めている。劇中では、主人公の高宮菜穂役を土屋、菜穂の思い人である成瀬翔役を山崎が務める。これまで土屋と山崎は、映画のためにジェスチャーゲームで共演者たちと絆を確かめ合ったり、150人を超える部屋着の女性らとコタツに入って恋の話と試写会を行ったりと、体を張ったイベントに挑戦してきた。そんな2人へのスタッフからのご褒美として企画された今回の二人旅。最初に向かったのは、瀬戸内海・粟島(香川県)にある手紙の聖地として知られる「漂流郵便局」だ。届け先不明の手紙を保管している郵便局で、"時空を超えて思いを託す"という作品コンセプトに共通点を感じた宣伝スタッフが土屋に教えたところ、訪問を熱望。2人は特別配達員として、全国から寄せられたハガキ100通の「届けられない思い」を、局長の中田勝久氏に届けた。漂流郵便局の成り立ちを中田局長から教わり、保管されている1万通もの手紙を目にした土屋は、「今の時代、家や会社や学校など、いろいろなところで一生懸命踏ん張っている方たちは、孤独な気持ちになりがちだと思う」とした上で「こういう場所があることによって、たくさんの方々の心が救われているのかも」と感慨を示した。フェリーで島から離れる際には、約50人の島民が港に訪れるサプライズが。盛大に見送られて島をあとにした。その後は、大阪へ直行。今度は2人がサプライズとして、TOHOシネマズ梅田で舞台あいさつを行った。土屋と山崎の登壇を知らされていなかった約500人の観客からは、大歓声が送られた。2人そろって、東京以外で舞台あいさつにたったのは今回が初で、土屋は「ブログで大阪のファンの方から『いつか関西に遊びに来てね』というコメントをすごくたくさんいただいていたので、夢がかなってうれしい」と大喜び。大阪からの熱い声援を受けて、二人旅は終了となった。12日の映画公開に際して、土屋は、「今は赤ちゃんを産む前のような心境に近い」と表現。「『早く産まれてほしい。でも産まれて自分の身体から離れてしまうのも寂しい』という感じ」と複雑な心の内を語った。山崎も、「太鳳ちゃんと同じ気持ち」で、「僕は完成した作品を見た時に『10年後の皆は翔をこんなに思っていてくれたんだ』と号泣してしまいました」と明かしている。(C)2015「orange」製作委員会(C)高野苺/双葉社
2015年12月09日朝ドラ「まれ」で夫婦役を演じた土屋太鳳と山崎賢人が再びタッグを組み、大人気少女漫画を映画化した『orange』。この度、本作のために体を張った企画に挑戦してきた2人へのご褒美として最初で最後の2人旅を敢行。さらに、土屋さん念願の地・大阪でのサプライズ舞台挨拶が実施された。原作は高野苺の同名人気漫画。未来の自分から手紙が届いたことからはじまる、新たな形の「青春純愛ストーリー」として海外でも人気を博し、単行本の累計発行部数は400万部を突破。10年後の26歳の自分から受け取った手紙を元に、未来を変えるべく行動する主人公・菜穂を、今年大ブレイクした土屋さんが、菜穂が想いを寄せる転校生・翔を、同じく怒涛の勢いで2015年を駆け抜けた山崎さんがそれぞれ熱演。そのほか日本映画界を担う豪華若手キャストが集結し、切なくもあたかかい青春純愛ストーリーを描き出す。これまで本作のために、必死のジェスチャーゲームで共演者たちとの絆を確かめ合った「オレンジプレミア」や、150名を超える部屋着女子たちと、こたつに入って恋バナ&試写会を行った「こたつdeオレンジ」など様々な企画に挑戦した土屋さんと山崎さん。そのご褒美として、この度、最初で最後となる2人旅が実現した。まず訪れたのは、瀬戸内海の美しい島・粟島にある手紙の聖地“漂流郵便局”。過去、未来、モノ宛てなど…届けたいが届けられない想いを手紙に託し保管している郵便局で、“時空を超えて想いを託す”という本作のコンセプトとの共通点があり、土屋さんも訪問を熱望したという。保管されている1万通もの手紙を目にした2人は「いまの時代、家や会社や学校など、色々なところで一生懸命踏ん張っている方たちは、孤独な気持になりがちだと思うんです。だからこういう場所があることによって、たくさんの方々の心が救われているのかもしれないですね」(土屋さん)、「みなさんのどうしようもない想いを置いておける貴重な場所になっているんだなと思いました」(山崎さん)と感慨深い様子だった。その後、2人は大阪へ直行し、TOHOシネマズ梅田にてサプライズ舞台挨拶を敢行。登壇を知らなかった約500名の観客から会場が壊れんばかりの大歓声で迎えれた土屋さんは「ブログで大阪のファンの方から『いつか関西の方に来てね』というコメントを凄くたくさん頂いていたので、夢が叶ってうれしいです!」と、念願叶った喜びを表現。2人が揃って東京以外の舞台挨拶に立つのは今回が初めてだったということもあり、大盛況のまま、幕を閉じた。いよいよ公開が今週末に迫った本作だが、土屋さんは「いまは赤ちゃんを産む前のような心境に近い気がしています。『早く産まれてほしい。でも産まれて自分の身体から離れてしまうことも寂しい』という感じ」と明かし、山崎さんも「あっという間に映画の公開で、僕も太鳳ちゃんと同じ気持ちです。僕は完成した作品を観たときに『10年後のみんなは翔をこんなに想っていてくれたんだ』と号泣してしまいました」と熱い想いを語った。『orange -オレンジ-』は12月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:orange 2015年12月12日より全国東宝系にて公開(C) 2015「orange」製作委員会 (C) 高野苺/双葉社
2015年12月09日ホームパーティなどで、自ら紐解くことを想定した手みやげ。調理せずに楽しめて、その場が盛り上がること間違いなし。そんな“一緒にいただきたい”手みやげをご紹介します。教えてくれたのは、おいしいものを知り尽くし、手みやげを持参する機会の多い、手みやげエキスパートの方々です。■『ザ・カフェbyアマン』アフタヌーンティーBOX 1セット¥4,500(税込み)「季節によって中身が変わるのも楽しい」(ギフトコンシェルジュ・真野知子さん)シェフ・ド・パティシエの宮川佳久さんが提案するのは、和の素材を生かした熊本産栗のタルトレットや日本酒・真澄入りトリュフチョコレートなどの物語のあるお菓子に加え、パテ・ド・カンパーニュやトルティーヤラップサンドなどのセイボリー系も。アウトドアでもぜひ。◇1日30箱限定販売(要予約)。2種のティーバッグと専用カップ付き。●東京都千代田区大手町1‐5‐6大手町タワー・ホテルアマン東京1F 別館TEL:03・5224・333311:00~22:00(土・日・祝日~21:00)無休■『谷中乃池』名代穴子ずし8貫折り詰め¥2,500「濃い焙じ茶と一緒にいただきたい!」(文筆業&ヴィニュロン追っかけ・中濱潤子さん)開店前から行列ができる谷中の人気店は、日本橋『吉野鮨』で修業した野池幸三さんが、約50年前に開いた店。脂ののった穴子をふっくら煮上げた後、炙って甘辛いツメを塗った穴子のにぎりは、ネタとシャリの一体感が絶妙で、口の中で溶けていく。◇電話での取り置きも可。●東京都台東区谷中3‐2‐3 TEL:03・3821・392211:30~14:00 、16:30~22:00(日・祝日11:30~20:00)水曜休www.sushi-noike.com■『松喜』焼豚100g¥350(写真は約300g)「気に入ったら常備したくなるような普遍的な味」(パティシエ・新田あゆ子さん)浅草が誇るシャルキュトリーといえば、行列ができる老舗精肉店の手作り焼豚。国産豚肉を秘伝のタレに漬け込み、じっくりやわらかくロースト。お肉屋さんが作っているだけに、素材の良さはお墨付き。さまざまな部位が揃うので、店頭で「脂が少ない部分を」など好みを伝えて。◇ブロックのほか、食べやすくカットされたものもあるので、人数によってはそちらも便利。電成形して焼くだけでOKのハンバーグミートも人気。●東京都台東区雷門2‐17‐8 TEL:03・3841・2983 10:00 ~ 20:00水曜休◇まの・ともこ本誌連載「Food news」を担当する。ギフトコンシェルジュとして、さまざまな企業のコンサルタントも。◇なかはま・じゅんこ文筆業&ヴィニュロン追っかけ。著書『ヴァン・ナチュール 自然なワインがおいしい理由』(誠文堂新光社)。◇にった・あゆこパティシエ。東麻布、浅草にて妹のまゆ子さんと『菓子工房ルスルス』を営む。店内で行う菓子教室も人気。※『anan』2015年12月2日号より。写真・内田紘倫津留崎徹花水野昭子文・齋藤優子中濱潤子真島絵麻里
2015年11月27日ジュンク堂は10月31日~11月1日の2日間、大阪・難波のジュンク堂書店 千日前店で「ジュンク堂に住んでみる」モニターツアー 2015を実施する。○昨年の倍率は900倍以上!「ジュンク堂に住んでみる」モニターツアー 2015は、その名の通り「1日だけジュンク堂書店の住人になれる」というもの。書店に1泊し、好きな本や雑誌を読みながら自由に過ごすことができる。マイナビニュースで取材した第1回目は東京・内幸町のプレスセンター店で実施され、応募倍率は900倍以上を記録した。元はTwitterの「ジュンク堂に住みたい」というつぶやきから始まった同企画。「東京以外でも実施してほしい」という声を受け、大阪・難波で第2回目を開催することが決まったという。会場のジュンク堂書店 千日前店は、1996年に大阪に初めてオープンした店舗。1~3階を合わせて約900坪の広さがある大型店で、ワンフロア125坪の小規模なプレスセンター店とはひと味違った"住まい"となりそうだ。応募締め切りは9月30日17時。定員は5組10名で、応募者多数の場合は抽選となる。参加資格は18歳以上で、読書が好きな人。参加費は無料だが、1人最低3冊の書籍又は雑誌の購入が必要となる。場所はジュンク堂書店 千日前店(大阪府大阪市中央区難波千日前12-7Y.E.S.NAMBAビル1F~3F)。イベント詳細と応募は、Webサイトの専用フォームから確認することができる。
2015年09月25日アッシュ・ペー・フランスはブラジル発ファッションブランド・オスクレン(OSKLEN)の期間限定ショップを大阪・梅田の商業施設ハービスプラザ エント(HERBIS PLAZA ENT)地下2階へ8月22日にオープンさせた。期間は2016年1月下旬までの半年間で、オスクレンの大阪出店は初めてのこととなる。同社がオスクレンの国内総代理店となったのは約8年前のことで、現在では東京の表参道ヒルズに旗艦店を構えるのみ。今回の出店について「今後、東京以外の大都市での出店を模索する上でのテスト販売」と説明する。クリエイティブ・ディレクターであるオスカル・メツァヴァトが提案するオスクレンは、本国ブラジルでは70店舗以上を展開し、ラグジュアリーブランドに位置付けられている。出店立地を厳選するため、日本では今のところ多店舗化は実現していないが、2017年には東京に新店出店が決定している。15-16AWのテーマは“世界中を旅するカップル”で、男女それぞれのスーツケースの中身を商品化したという設定。ウィメンズではファー使いのアイテムやジャージー素材のストレッチジャケットを提案する。中心価格帯はウィメンズが3万円から3万5,000円、メンズが2万円前後。同ブランドではスニーカーが人気を誇っており、ブラジルでは売上構成比の4割を占めるという。
2015年08月24日楽天は7月29日、インターネットの未来を予測し、新たなテクノロジーを創出するための研究機関「楽天技術研究所」の海外拠点を、シンガポール(楽天技術研究所 Singapore)と米国ボストン(楽天技術研究所 Boston)に新設した。「楽天技術研究所」は、所属する研究者たちの専門性を生かした活動を支援し、インターネット全般における先進技術を革新的なサービスにつなげる研究機関で、インターネット企業の技術研究所として産学連携にも積極的に取り組んでおり、教育機関と人材交流を図りつつ、アカデミックな知識を取り入れながら研究を進めている。同社はこれまで、東京以外の研究所として、2010年6月にニューヨーク、2014年2月にパリに設立しており、今回の新設で4カ国5拠点での展開となる。今回新設した「楽天技術研究所 Singapore」は、心理学や行動科学、モバイルソーシャル分野を研究領域の主体とし、これらの知見に基づいた顧客満足度を高めるインターネットサービスの研究を実施。同成果は同社の各事業にフィードバックし、さらなるサービスの向上を図る。一方、「楽天技術研究所 Boston」の研究領域は、機械学習や深層学習、AI分野を主体とし、特に人工知能分野の研究を推進。世界の各開発拠点にいるビッグデータチームとも連携し、ビッグデータ活用のさらなる高度化を図る。また、新設の両研究所は、シンガポールおよびボストンを中心とした海外の大学・研究機関と積極的に連携し、海外における研究者の採用を進める。その第一弾として、「楽天技術研究所 Singapore」では同日より、アジア各国・地域のデータサイエンティストを対象に、楽天の子会社となるVikiの保有するデータを用いた課題解決のコンテスト「Rakuten-Viki Global TV Recommender Challenge」を行っていく。
2015年07月30日シンガポールに本拠を置く高級リゾートホテルのアマンリゾーツと三井不動産が共同で、16年春にアマンの国内で2軒目となるリゾートホテル「アマネム(Amanemu)」を、三重県の伊勢志摩国立公園内に開業する。アマンにとって温泉を有する初めてのリゾートとなる同ホテルは、“真珠の湾”として世界的に知られる英虞湾(あごわん)の美しい海岸線沿いに建築される。ホテル名の「アマネム」は、サンスクリット語で“平和なる”を意味する「アマン」と、日本語の“歓び”を意味する「ネム」から名づけられた。ホテルには広大なアマン・スパ、レストラン、ラウンジなどの施設が備えられ、アマン・スパではワツ専用プールやトリートメント・スイート、ジム、ヨガスタジオなどを完備。貸し切り温泉風呂も2棟併設される。また、24室のスイートルームと4室の2ベッドルーム・ヴィラの全室には温泉が引かれる。シンプルでエレガントなスイートルームの大きなテラスからは、英虞湾に点々と浮かぶ真珠の養殖いかだや風光明媚な島々を望むことができる。リゾート内のレストランで提供される日本料理は、古代より朝廷や神宮に豊富な海産物・穀類などを献上していた“Miketsukuni(御食国)”の伝統を踏襲し、食の上での遺産を受け継いだものに仕上げられるという。アマン会長のウラジミール・ドロニン氏は、今回の展開について「『アマネム』は、ブランドとして30軒目の開業となり、都市型の『アマン東京』とは異なり、日本有数の伝統を誇る地方の魅力を余すところなくご体験いただける、類い希なデスティネーションです。日本の多様な文化に敬意を表しデザインされた『アマネム』は、伝統と現代性を融合したアマン初の温泉リゾートとなりました」とコメントを寄せている。また要望に応じて、カスタムメイドのアマンジャーニーも提供される予定。ユネスコの世界遺産に登録されている参詣道・熊野古道や神聖な神社・伊勢神宮など、地域の伝統文化を探訪する特別な体験を届けていくようだ。
2015年07月29日夏の夕暮れに、チリーンと鳴る風鈴の音は、心にまで涼しさを届けてくれます。見た目にも涼しいガラスの風鈴は、江戸時代に作られるようになりました。当初は、とても高価なもの、庶民の手に届く代物ではありませんでした。庶民が気軽に楽しめるようになったのは、明治になってしばらくしてからのことだったようです。さて東京の江戸川区に、昔ながらの製法でガラス風鈴を手掛ける工房・篠原風鈴本舗があります。江戸風鈴と名づけられた、ガラス風鈴の魅力についてお伺いしてきました。大正4年の創業から、4代目へと続く江戸風鈴幕末のころ、旗本務めの御家人が内職としてはじめたガラス風鈴。その技術を受け継ぎ、大正4年に初代・篠原又平が創業した篠原風鈴本舗。工房で手掛けるガラス風鈴を江戸風鈴と名づけた2代目、それを受け継ぎ発展させた3代目。そして今では、4代目の篠原由香利さんや古参の職人が中心となり工房を切り盛りしています。江戸風鈴は、とけたガラスをガラス棒でまきとり息を吹き込みながら風鈴形に仕上げていきます。空中でふくらます製法は、宙吹きと呼ばれていて、この技術を習得するだけでも数年はかかるそうです。また涼やかな音色と絵柄を楽しむ風鈴。江戸風鈴では、いい音が鳴るようにと鳴り口の部分をギザギザに仕上げています。また絵柄は、金魚や朝顔などの定番柄以外に、ラメ細工の花柄、切り子細工、東京の夜景を描いたアート風鈴など、毎年新スタイルを続々発表。1000円代の風鈴から10万円代の風鈴まで、さまざまな風鈴が作られています。金魚、切り子、夜景まで江戸や東京を感じさせる風鈴4代目・篠原由香利さんに定番から新スタイルまで、人気の風鈴をいくつか選んでいただきました。まずは定番の金魚と紫陽花。昔から風鈴の柄として好まれてきた金魚柄のガラス風鈴は、三代歌川豊国の「二十四好今様美人 金魚好」(文久3年製作)にも描かれていて、江戸時代から人気柄だったことがわかります。またお客さまからのオーダーで絵柄に加わった兎も人気が高いそうです。切り子職人とコラボした切り子風鈴。青、赤、緑、などの彩色ガラスの風鈴は珍しいので、東京土産として、またはシーズンギフトにおすすめです。東京の街を描く風鈴を作り続けている4代目・篠原由香利さんが手掛けた東京花火。夜の東京を花火が彩る、絵画のような風鈴です。子どもも大人も喜ぶ!キャッチ―なウルトラマンシリーズ江戸、東京を感じさせる粋な絵柄が多いなか、ウルトラマンとのコラボ風鈴が登場!まるまるしたウルトラマンやピグモンはどこかかわいく、ダダもなかなかイケています(笑)。子ども向けというよりは、サブカル好きな大人がよろこびそうですね。昔は軒下に吊るした風鈴ですが、今はカーテンレールにS字フックをつけて風鈴を吊るすのが主流だとか。また卓上や玄関に風鈴を飾りたい人は、篠原風鈴本舗が鉄職人にオーダーしたシンプルなアイアンフレームもあります。オリジナル風鈴を楽しめるワークショップはいかが?篠原風鈴本舗では、風鈴作りを体験できるワークショップも人気だそう。宙吹きや絵付けなど、職人さんに教えてもらいながらオリジナルの風鈴作りが楽しめます。8月のワークショップ詳細は、篠原風鈴本舗のサイトをチェックしてみてくださいね。篠原風鈴本舗は、拙書『江戸な日用品』(平凡社刊)にてご紹介しています。取材協力/篠原風鈴本舗(しのはらふうりんほんぽ)東京都江戸川区南篠崎4-22-5 TEL: 03-3670-2512営業時間:9時~18時休日:日曜・祝日
2015年07月27日ソニーエンジニアリングは、「Just ear」ブランドのインナーイヤーヘッドホンの試聴イベントを、8月8日にソニーストア名古屋で開催する。Just earブランドでは、4月にインナーイヤーヘッドホン「XJE-MH1」と「XJE-MH2」を発表。XJE-MH1はユーザーの目的に合わせて音質をカスタマイズできる製品で、XJE-MH2はプリセットされた音質から好みのものを選ぶ製品。いずれもユーザーの耳型に合わせて製作する、完全受注生産のフルカスタムモデルだ。現在のところ、2製品を取り扱っているのは「東京ヒアリングケアセンター青山店」のみ。試聴もここでしか行うことができない。今回のイベントは「東京以外でも試聴機会を」という声に応えたもの。当日、ソニーストア名古屋ではは、XJE-MH2のモニター音質とリスニング音質、クラブサウンド音質の3種類を試聴できる。再生機器として、ウォークマン「NW-ZX1」と「NW-ZX2」が用意されるが、来場者が持ち込んだプレーヤーでの試聴も可能だ。当日はJust earの開発者が立ち会い、製品に関する質問にも答える。試聴イベントの開催時間は11:00~19:00で、参加費用は無料。参加者多数の場合には整理券を発行する。なお、会場での受注は行われない。
2015年07月24日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週金曜日は、代官山蔦屋書店(東京都渋谷区猿楽町17-5)が選ぶ書籍を紹介します。■「アマン伝説―創業者エイドリアン・ゼッカとリゾート革命」山口由美東南アジアを中心に展開し、世界中のセレブから愛され、豊かさの象徴としてのステータスを創り出したホテルチェーン「アマンリゾーツ」。1988年に開業した当時は、広告宣伝を一切せず、限られた層の口コミによってだけ、その存在が伝説めいて伝えられていた。スリランカの建築家ジェフリー・バワの「インフィニティープール」を一躍有名にしたのも実はアマンリゾーツ。日本では、2014年にオープンした「アマン東京」、2015年6月にはその別棟に「ザ・カフェ by アマン」がオープンしたことも話題に新しく、同年9月にはアマン京都の開業も予定されている。創業者エイドリアン・ゼッカが目指したものは、ホスピタリティ産業ではなく、ライフスタイルビジネス。それも一つのスタイルではなく、多岐にわたる提案だからこそ、アマンのホテルは世界中の土地に根付いて、私たちを楽しませてくれる。完全ノンフィクションで読み応えたっぷり、アジアンリゾートの変遷を旅する1冊だ。【書籍情報】「アマン伝説―創業者エイドリアン・ゼッカとリゾート革命」著者:山口由美出版社:文藝春秋言語:日本語ソフトカバー/382ページ/190x136x32mm発刊:2013年4月価格:税込2,106円
2015年06月12日東京・千代田区にある都市型ホテル「アマン東京」が6月1日、アマン初の別棟となるカフェ「ザ・カフェ by アマン(The Cafe by Aman)」をオープンする。「アマン東京」は昨年12月、自然溢れる緑地帯“大手町の森”の中で開業されたホテル。その側らにオープンする同カフェでは、緑が見える大きな窓を背に、一流レストランや高級ホテルのダイニングで経験を積んだシェフがライブ感溢れるオープンキッチンで料理を提供する。昼間は森のせせらぎや季節の色を感じながら、夜はキャンドルの光とライトアップされた森を望みながら料理が楽しめる。終日提供されるアラカルトメニューには、メインのブイヤベースやオーストリア産・仔羊腿肉の煮込みなどを始め、カンパチのテリーヌやロメインレタスにカルボナーラソースを添えたサラダ、ホワイトアスパラガスとリボリータのスープなどを用意。また、ランチタイムには3種類のランチセットメニユー(税込1600円、税込2500円、税込3500円)を用意。ティータイムにはスイーツやチョコレート、セイボリー、スープなどが木箱で提供されるアフタヌーンティーボックス(税込2500円)を、ディナータイムにはお酒に合う前菜やカーヴィングの生ハムなどを提供する。ドリンクはワインやシャンパンに加え、「アマン東京」オリジナルの日本酒などを揃えている。その他、「アマン東京」オリジナル商品である、ホテル総料理長自ら農園に足を運んで独自の味を産み出したオレンジやマンゴーなどの100%フルーツジュース(5種類)や、ブランデーの代わりに日本酒を用いたパウンドケーキなどの販売も行う。さらに、ギフトにも最適な農園産のフルーツを用いたジャムやクッキー、焼き菓子なども揃えた。なお、座席数はテーブル24席、カウンター8席、オープンテラス25席。営業時間は平日が11時~22時まで、土、日、祝日は21時までとなっている。
2015年05月22日先週、来日していたドリュー・バリモアが、二児の母親になった現在の自分について「カンガルーみたい」と語った。ドリューは女性誌「Glamour」のインタビューで「子どもを2人産んだ後の身体って、とんでもないことになるのよ!この状態でポジティブで居続けること、自分を愛することはなかなか大変よ」と、娘2人(2歳のオリーブちゃんと11か月のフランキーちゃん)を出産した後の体型の変化について率直に話す。「大きな袋をくっつけたカンガルーみたいよ。全てが垂れ下がって、変なの。でも、子どもを作ることができるのは何て素晴らしいんだろう、と思うの。そんな考えを見失ったときはエクササイズをして、ドクター・スースの『きみの行く道』を読んで、子どもたちと一緒に過ごすようにしているわ。すると、自分自身より大きな物事が見えるようになるの」。ドリューは先週、東京・大手町の超高級ホテル「アマン東京」のグランドオープニングに合わせて夫のウィル・コペルマンと来日したらしい。インスタグラムに「東京フードツアー(#tokyofoodtour)」とハッシュタグをつけて、ホテルの朝食やミシュランの3つ星に輝くハリウッド・スター御用達の寿司店「銀座すきやばし次郎」、築地場外のラーメン店「井上」で舌鼓を打つ姿をアップしていた。神社や渋谷のスクランブル交差点など、東京を満喫したドリュー。体型の変化に神経をとがらせ過ぎない大らかさで、幸せいっぱいな毎日を過ごしているようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年03月27日4月19日(日)大阪・ROCKTOWN、5月4日(月・祝)東京・CLUB QUATTROでライブを開催する俳優・歌手の斉藤秀翼がぴあのインタビューに答えた。【チケット情報はこちら】斉藤秀翼はテレビ朝日スーパー戦隊シリーズ『獣電戦隊キョウリュウジャー』でのキョウリュウブラック/イアン・ヨークランド役などで知られる。そうした俳優活動の傍ら、今年の2月にミニアルバム『PARTY!』でCDデビュー。「音楽活動は念願だったので、凄く嬉しかったです。色々な巡り合わせが良い方向に重なった結果ですね。自分の性格的に長期的な計算とかができるタイプではないので、その場その場で人との縁というのを大切にしているんですが、それが様々な方が参加してくれたこの作品に出ているかなと思います」と話した。リリースして1か月経った同作の印象について聞くと「CDを出すというのが初めてだったので、何もかも勉強になりました。その点は次の作品に活かそうと考えています。この作品を出して何度かライブをやったのですが、そこで気づいたのは“自分はライブをやりたかったんだ!”ということ。戦隊のショーをやっている時も思っていたのですが、その空間はその時しか感じられないものだし、そこに来て下さるお客さんと共有できるのが楽しい。今の時代にCDを出せるという喜びはもちろん噛みしめつつ、ライブは1回1回大事にしていきたいし、これからもっと上手くなりたいですね」と語った。今後については「芸能活動をはじめてすぐ位の話なんですけど、僕の叔父がボソッと僕に“今は自分で自分を作っていく時期だ。ある程度まで行ったらそこからは周りが作って行ってくれるから”って言ってくれたのが印象に残っていて。ファンの方や多くのスタッフの方の力をお借りしたという意味で、今回の音楽活動はまさにそれだなって。ただそこに甘えず、例えばCDについては作曲であったり、プロデュースであったりとかもっと自分の占める割合を増やせていければと思っています。あと、東京以外でライブをやるのは4月の大阪が初めてになるので、これから先はもっと違う地域にもライブをやりにいけたらなって思います」と意気込んだ。斉藤秀翼のライブは4月19日(日)大阪・ROCKTOWN、5月4日(月・祝)東京・CLUB QUATTROで開催。チケットは発売中。
2015年03月23日大手町に誕生したアマン東京内33階・34階に位置するアマン・スパからは、スカイツリー、国会議事堂、東京駅、東京タワーなど首都東京のランドマークを見晴らし、好天の日にははるか富士山も望むことができる。スパのビジター利用の予約受け付けが始まり、試すことができるプランは3コース。シーズンごとの心身バランスを取る「シーズナル ジャーニー」、クスノキのパワーを生かした「アマン東京 シグネチャー ジャーニー」については、前編でご紹介した通り。更に、アマン東京を味わいつくすための贅沢な1日コースの用意もある。これは丸1日をアマン・スパで過ごすことができる「アマン・ウェルネス・プログラム」。ヨガやピラティス、瞑想などから選べる60分のプライベートレッスン、90分のスパトリートメントを軸として、お風呂まわりやプールエリアへのアクセスが1日自由。シェフが非常に完成度高く作り上げるマクロビのスパ・キュイジーヌも提供される。自分で自分の心身をリセットする有意義な休暇をどうぞ、というスパからの全面おもてなしプログラムだ(7万円)。特筆すべきは、こうしたハイレベルなコンセプトを誠実に着実に実施するセラピストの腕の良さ。聞けば、当初から熟練の経験者のみが採用され、そのうえで世界中のありとあらゆるテクニックを身につけて開業に備えたとか。アマン東京でしか受けられないオリジナルのマッサージは、大きな筋肉も細かな筋肉もすべて動かす、大胆かつ繊細な手技。それをゲストの体の特性や体調を見ながら、セラピストが臨機応変に対応していく。高尚なコンセプトと技量がバランスよくマッチし、ようやく日本にも世界に誇れる本格的なスパができた。心からそう思える素晴らしいスパでのひと時をぜひとも体験してみて欲しい。※料金は13%のサービス料と8%の消費税別。予約・問い合わせ/amantokyo.com 03-5224-3344
2015年03月16日アマン初の都市型ホテルとなる「アマン東京」は、昨年12月、大手町にオープン。2フロア、2,500平方メートルを占めるアマン・スパでは、既に宿泊者・会員以外のビジター利用予約が可能となっている。このスパの最大の特徴は、日本の伝統的なしきたりを水回りやトリートメントに取り入れていることだ。洗い場に檜の桶を配した純日本式のお風呂には、全身を清める古代神道の「禊(みそぎ)」の精神を表す「かけ水」を用意。8室あるトリートメントスイートで行われるトリートメントも、和漢植物と塩による両足のお清め(足浴)からスタートする。ビジター予約が可能なプログラムのうち、120分の「シーズナル ジャーニー」は、名前の通り、季節ごとに心身が必要とするサポートを融合した季節代わりのメニュー。3から5月の春季には、冬の眠りから覚めた体の再生時期に合わせたケアを提案しており、心身を目覚めさせる「ニオイコブシ」の精油が活躍。新潟から取り寄せた良質の粘土や塩、緑茶、椿オイルとともにスクラブに添えられ、日本産の米オイルとともに全身マッサージに使われる。香りの作用によって春の不安定な気持ちも支えて心身のバランスを取ろうという試みだ(120分/4万6,000円)。一方、2時間半の「アマン東京 シグネチャー ジャーニー」は、精神力が宿ると崇拝されてきた、日本クスノキの木の力をふんだんに取り入れた貴重なトリートメント。同じく足浴から始まり、日本産のクスノキの粉とクレイでつくられたボディスクラブから、クスノキ科の木から採れる精油「黒文字」を用いた、驚くほど念入りなマッサージへと続く至福の時間だ(150分/5万6,000円)。後編に続く。※料金は13%のサービス料と8%の消費税別。予約・問い合わせ/amantokyo.com03-5224-3344
2015年03月16日2月1日、東京ビックサイトで開催された自主制作漫画誌の展示即売会「COMITIA(コミティア)111」にNVIDIAが展示ブースを出展した。同社のコミティア出展は今回が初となる。ブースでは8型Androidタブレット「SHIELDタブレット」の体験ブースや「SHIELDタブレット」を使ったモバイルペイントの実演を行った。コミティアは、オリジナル作品に限定した自主制作物の即売会。東京では年に4回開催し、1回当たり約3,000~5,000の個人やサークルがブースを出展し、一般参加者を含めた総来場者は約15,000人から25,000人になるという。東京以外でも大阪、名古屋、新潟、北海道、福島の5都市でも年2回のペースで開催されている。「自主制作漫画誌の展示即売会」というように、メインの販売物は漫画やイラストだが、オリジナル作品であれば小説やゲーム、音楽、グッズの販売も可能となっている。会場には個人やサークルによるブースだけではなく、画材メーカーや印刷所といった企業もブースを出展している。NVIDIAもそうした1社としてブースを構え、来場者に「SHIELDタブレット」を紹介した。「SHIELDタブレット」は、「ゲーム特化」の8型Androidタブレット。4+1コアのCortex-A15にKeplerアーキテクチャをベースとしたGPUを統合したモバイル向けSoC「NVIDIA Tegra K1」を採用する。KeplerベースのGPUにより、従来のTegraシリーズから処理能力が大きく向上。競合製品と比べても高いパフォーマンスを実現する。また、入力インタフェースとして専用のワイヤレスコントローラ(別売り)と、独自の「DirectStylus 2」を用意している。DirectStylus 2は、パッシブ方式でもGPUの処理能力を使うことで、ペンタブレットで採用されるアクティブ方式のような機能を実現したスタイラス。細いペン先で高い精度の操作が可能なほか、筆圧の検知、指とスタイラスの区別、手のひら検知といった機能を備えている。会場でも「NVIDIA Tegra K1」が持つ高いパフォーマンスと、DirectStylusによって、タブレットでも快適に絵を描くことができると盛んにアピールする。○なぜ「コミティア」に?「SHIELDタブレット」はこれまで、ゲーミングタブレットという位置付けから、ゲーマーに対する訴求が中心だった。それがなぜ、今回「コミティア」という場への出展となったのか。NVIDIAの担当者によると、「モバイル向けペイントアプリである"LayerPaint HD"がSHIELDタブレットに最適化されたこと」がきっかけとなったという。「LayerPaint HD」は、ピージーエヌが開発するAndroid向けのペイントアプリ。高品質なブラシエンジンに、多彩なレイヤー機能を備える。また、メモリの少ないモバイル端末でも高解像度データも扱える。会場で行われた「LayerPaint HD」のデモでは、ブラシ機能として直線や平行線、パースのきいた絵を描きやすくするスナップ機能が紹介されたまた、多彩なレイヤー機能を搭載する。乗算や加算、発光といったブレンドモードは10種類が利用可能なほか、クリッピング処理や透明度の保護のサポート、1bitや8bitのカラーレイヤーに対応する。このほか、高解像度データを編集するデモが行われた。○会場では「SHIELDタブレット」によるライブペイントもさて、NVIDIAブースでの目玉は漫画家・イラストレーターのハマモト氏によるライブペインティング。会場ではハマモト氏があらかじめ用意した線画をベースに、「SHIELDタブレット」と「LayerPaint HD」を使った彩色の実演が行われた。普段は13型の液晶タブレットとiMacで作業しているというハマモト氏。「SHIELDタブレット」の8型という大きさについて印象を聞いてみると、「普段の環境よりは狭いがそれほど問題に感じない」という。また、DirectStylus 2については、「ペン先の形状に慣れるまで時間がかかったが、かなり精度が高く書き味も普段の環境と遜色ない」とコメント。その言葉通り、実演では「SHIELDタブレット」を使って巧に色を乗せていく様子が見て取れた。作業が進められていく中で、「SHIELDタブレット」ならではという利点を発見した。それは専用のワイヤレスコントローラの存在だ。デジタルで絵を描く人にはおなじみかもしれないが、「Undo」をはじめとするよく使う機能をキーボードのショートカットに割り当てて操作するケースがほとんどだ。自分が使いやすいようにカスタマイズしているという人も多いのではないだろうか。ハマモト氏による実演では、「SHIELDタブレット」に搭載されたキーマッピング機能「Gamepad mapper」を利用し、ワイヤレスコントローラにショートカットを設定。キーボード代わりに活用していた。ハマモト氏によると「キーボードでは(CTRL+Zなどのように)複数キーを押す必要がある機能があるが、ワイヤレスコントローラではGamepad mapperによる設定で1つのキーを押せばいいようになっているので、使いやすい」とのことだった。コミティア111中で4回紹介セッションが行われたが、各回でかなりの人数が集まり、大盛況の様子だった。また、紹介ブース内の体験スペースでは、4台用意された「SHIELDタブレット」がフル回転するなど注目度の高さがうかがえたイベントとなった。
2015年02月23日1万人以上の調査対象者にタブレットを配布し、アンケートデータの収集に活用しているビデオリサーチ。従来の紙によるアンケートから、タブレットによる調査システムを導入したことで、どのような効果が得られたのだろうか。ビデオリサーチの担当者に話を聞いた。○ライフスタイルの多様化が調査項目の増大に繋がったビデオリサーチは、テレビ番組の視聴率をはじめとして、さまざまなメディア・マーケティングデータを提供していることで知られる企業だ。同社は2014年10月に、全国主要7地区において一般生活者1万人以上に対して通信機能付きタブレット端末を配布して調査する国内最大規模のシングルソースデータサービス「ACR/ex」をリリースしている。「ACR/ex」の前身となる「ACR」は、1976年のスタート以来、紙によるアンケートで回答を収集してきた。調査員がアンケート用紙を配布して後日、回収した後に、データを入力・集計といった工程を踏むため、調査からデータ化まで約4カ月を要していた。この「ACR/ex」では紙に代わってデータ通信対応のタブレットで調査。情報を直接送信してもらう形に変更したことで、調査工程の短縮化を実現している。長年続いた調査方法を大きく変更したもうひとつの理由として、同社のソリューション推進局ACR/ex事業推進部長の岩城 靖宏氏は「ライフスタイルの多様化で、生活者の特性を捉えるための情報量が膨大になってきた」という点を挙げている。紙の調査票の場合、"男性向け"といった特定層に向けた質問であっても、全ての項目をアンケート用紙に用意しなければならず、その膨大な量と煩雑さは対象者の心理的な負担となり、回答に影響を与える可能性がある。だが、タブレット端末を利用することで、対象者のセグメントごとに必要な設問のみが現れるようにコントロールできることや、回答する画面が瞬時に現れることによる「ストレスフリーな環境」が提供できることを魅力に感じたという。これに加え、継続して回答してもらえるような工夫が実現できることや、調査対象者の継続した変化を捉えられるメリットを岩城氏は導入の理由として挙げている。○従来の調査方法をデジタルでも実現できるタブレットという選択肢単にタブレット端末と言っても、通信機能付きであれば、ビデオリサーチ側と調査対象者側、双方に負担のない形でアンケートの頻度を上げることができ、季節に応じたデータの変化を知りたいというクライアントのニーズにも応えられる。調査対象者全員にタブレットを配布する結論に至った理由は「調査対象者のデバイス環境に一切影響されることがなく、同一の環境で調査することが可能だから」と岩城氏は答える。このACR/exのデータは市場全体の推計を可能とするため、対象者を無作為に抽出している。そのため、すべての対象者がPC所有者とは限らないし、それぞれ調査環境が大きく異なることは管理上無理があることは容易に想像がつく。より所有率が高い携帯電話やスマートフォンを使うという手もあるが、画面が狭く調査内容を表示しきれない。これに加えて、テレビを見た時間や食事をしていた時間、買物をしていた時間などを用意したスケール上に線を引いてもらうことで回答する"線引き式"と呼ばれる回答形態への対応が困難という問題があった。そうしたことから画面サイズが大きく、紙のアンケートと同じ回答形態が実現できる、タブレットの採用に至ったのだそうだ。だが、ACRは40年以上調査を続けているデータであることから、紙からタブレットへと調査方法を変えたことで回答の傾向と質が大きく変化することで継続性が失われてしまうのではないかという懸念もあった。そこで、2012年度より実際にタブレット端末を使って調査実験を実施。従来と回答の傾向と質に大きな変化がないことを確認できたことから、2014年度から本格的な運用とデータ取得を開始し、同年10月にACR/exのサービスリリースへと至った訳だ。タブレット端末の活用によって、サンプルの代表性を担保しながら、定期的な調査とスピーディなデータ収集を行うことで、より的確で多面的な生活者の情報を迅速に提供することが可能となった。○iOSではなく、Androidという選択ビデオリサーチがACR/exの導入に当たり、採用したのはNTTドコモの富士通製Androidタブレットになる。当初はiOSとAndroidのどちらを採用するか検討していたそうだが、Androidに決めた理由はMDM(モバイルデバイス管理)にあったと岩城氏は話す。調査対象者に配布するタブレットはあくまでアンケート回答用である。ITに関する知識があるとは限らない対象者が操作で混乱しないためにも、想定している以外のアプリや機能が画面上に表示されないというのが、導入する上で必須だったそうだ。だがiOSの場合、当時はMDMを導入しても設定画面を開くのを防げなかった上、OSのバージョンアップ通知が自動的に出てきてしまうなどの問題があったという。そのため「Androidの方が我々のニーズに合った管理ができる」(岩城氏)と判断し、Androidタブレットの導入に至ったのだそうだ。富士通製の端末を採用したことから、導入しているMDMも富士通製になったと、岩城氏は話す。リモートでの監視にも対応しているそうで、モニターが別のSIMカードを挿入し、別の用途に利用しようとした場合でも、その動きを感知して情報をフィードバックし、監視できる仕組みを備えているとのことだ。またNTTドコモのタブレットを選んだ理由について尋ねると、導入を検討した当時、LTEによる通信機能を内蔵したAndroidタブレットを提供していたのがNTTドコモだけであったことが大きいと、岩城氏は答えている。他社はWi-Fiルーターとのセットによる提案であったが、多数いる調査対象者に対して複数のデバイスを貸し出すと、対象者側の取り扱いが面倒になることに加えて、デバイスの発送と返却時の管理にかかる手間が非常に煩雑になってしまう。多くのデバイスをシンプルに管理できるようにするためにも、回線と端末がセットになっていることが、導入する上で必須だったようだ。ちなみに調査対象地域は、東京駅を中心とした50km圏内、及び7大都市圏と、都市部を対象にしていることから、導入する上でネットワーク面での不安はあまりなかったとのこと。それでも、「実験開始当初は現在ほど、LTEのエリアが広くカバーされている訳ではなかった」とソリューション推進局ACR/ex事業推進部主事の岸 斉史氏は話す。それゆえモニターが住む地域でLTEに接続できるかどうかを、NTTドコモ側と情報共有しながら、電波対策などを進めていったそうだ。なお実際に導入した台数は、実験段階では140台であったが、本番のサービス用として約1万5000台と、大規模な導入となっている。調査対象者の数は7つの地域で1万人以上だが、それを大きく超える台数を導入した点には、いくつかの理由があるという。1つは、東京とそれ以外の地域のモニターとで、端末を貸し出すサイクルが異なること。東京以外のエリアでは春先の3ヵ月だけの協力となるが、東京はデータのニーズが高く、調査対象者を半年毎に入れ替えながら1年を通じて調査を実施しているのだという。入れ替え分の台数をあらかじめ確保しておかないと、スムーズな入れ替えができず調査に途切れが出てしまうことから、余分に台数を確保しているそうだ。そしてもう1つは、「対象者を説得したり、アンケートの回答動向をチェックしたりする調査員にもタブレットを活用してもらっている」(岸氏)ためだという。○センシティブな情報を取り扱うが故に、セキュリティは慎重な検討を全国で1000人近くいる調査員も、従来は調査対象者の個人情報などを紙で管理していたそうだが、ACR/exの導入を機にタブレットを活用した管理へと変更。これによって、調査員が担当する対象者が、どの程度アンケートに答えているかなどをリアルタイムに確認でき、相手に応じた対応がよりしやすくなったとのことだ。また、調査対象者と調査員のタブレットでは、利用しているネットワークも変えているとのこと。対象者向けの端末には「ビジネスmoperaインターネット」を用い、VPNを組み合わせることでアクセスできるURLの制限などを実施した。だが、調査員用の端末では個人情報を扱うことから、ドコモの閉域網サービス「ビジネスmoperaアクセスプレミアム」を利用。ビデオリサーチの社内システムに直接接続することで、インターネットなど他網からのアクセスを遮断し、一切情報が出ない仕組みにしている。もちろん、専用線を用いるとなるとランニングコストも高くなってしまう。だが「一般生活者から情報を頂いてビジネスしている以上、個人情報の保護は最も大事な部分」(岩城氏)であることから、セキュリティの確保には強いこだわりを持って取り組んだそうだ。ドコモによると、特に個人情報を扱う企業様から高いセキュリティを備えたネットワークの要望を受けており、金融機関や医療機関など同様の閉域網サービスを導入しているという。○タブレット導入でデータ量は増大も、クライアントに「より最適な答え」をでは実際のところ、タブレットを導入したことによるメリットはどのようなところに現れているのだろうか。この点について岩城氏は、「対象者に対する質問の量を10倍相当に増やし、従来より多角的なデータを、継続的に取得できるようになった」など、導入当初の目的をしっかり果たすことができていることが、大きなメリットになったと答えている。だが、データが増えたということは、その分データを分析する労力も大変なものになるはずだ。そこでビデオリサーチでは、ACR/exの提供に合わせて、分析に必要な要素は拡張しつつも使い勝手を向上させたASPサービス「VR-CIP」を開発。これを用いることにより、性別や年齢だけでなく、特定の商品を利用している人などより細かなターゲットに関する情報を、顧客が簡単に深掘りできるようになったという。「紙で同じことをするのに比べればコスト上がっているが、データと使い勝手が充実したことでクライアントからも好評をいただいている」と岩城氏は話しており、ビジネス面でも成果が上がってきているようだ。では今後、ACR/exをより充実させていく上で、どのような取り組みを考えているのだろうか。岩城氏は「まずはタブレット上で調査対象者がより使いやすく、回答しやすくするためのメニューやインタフェース開発を進めること。だが、次に進めるべきは環境面で対象者に回答してもらいやすくする仕組みを整えることではないか」と話している。そうしたことから将来的には、タブレットだけでなくスマートフォンでも回答できる環境を構築し、今購入した商品に関する情報など、リアルタイムな回答を得られる仕組みを作り上げていきたいとしている。さらに、スマートフォンを利用すれば日常生活のあらゆる行動のログを取得できる。もちろん対象者の了解を得た上での話しであるが、そうしたログを活用した商品サービスを開発することも、技術的に見れば不可能ではない。ただ、ログの取得には「自分の日々の行動情報を取られることに抵抗を抱く人が少なからずいるため、無作為抽出した方への導入はハードルが高い」(岩城氏)。そうしたことから、スマートフォンを用いた商品サービス開発は個人情報の保護も念頭においた上で、パーソナルデータの利活用を慎重に考える必要があると岩城氏は話している。
2015年02月10日iOS 6のとき、地図アプリ「マップ」は大きく変化した。それまではGoogleの地図データを利用し、開発もGoogle主導で行われていたが、iOS 6以降はAppleみずからアプリ開発に乗り出し、地図データも独自調達に切り替わった。当初は地図データの扱いに多くの問題を抱えていたが、その後改良が続けられ、現在ではじゅうぶん実用的なレベルに到達している。不具合が目立ったiOS 6当時の「マップ」だが、いくつか目玉機能も用意されていた。「Flyover」はそのひとつで、都市の上空を飛んでいるかのように地図を鳥瞰できる。当初はニューヨークやApple本社周辺(クパチーノ)など米国の都市が中心だったが、世界の主要都市が次々追加され、2014年夏には東京も対象にくわえられた。そのFlyoverがiOS 8で強化、都市の名所を自動的に巡回する新機能「3D Flyover」が追加された。使い方はかんたん、「ニューヨーク」や「ローマ」、「ロンドン」といった都市名を入力して検索すると「○を3D Flyover表示」という行が現れるので、右端の「出発」をタップすればいい。ニューヨークを例にすると、自由の女神像など観光名所に次々案内されるはずだ。3D Flyoverは東京にも対応しているが、iOS 8リリース時点の日本の対象都市は東京のみ。他にも自慢できる都市があるのに……しかし心配は無用、「マップ」は進化を続ける。実際、2014年の年の瀬も押し迫った時期、前ぶれもなく札幌が対象都市にくわえられている。今後の計画は不明だが、名所旧跡が多く海外からの観光客も急増している日本のこと、今後に期待してもよさそうだ。
2015年01月28日大阪出身の4人組ロックバンド、KANA-BOONが1月23日に大阪・堂島リバーフォーラムで招待制のフリーライブ「uP!!!NEXT VOL.10~KANA-BOONの1, 2, 3で招TIME!!!~」を開催した。ぴあとKDDI(au)が手がけるエンタメサイト「uP!!!」が行なってきたライブイベント「uP!!!NEXT」。同イベントの記念すべき10回目となる今回は、KANA-BOONの地元大阪で開催。同イベント初となる東京以外での開催にもかかわらず応募が殺到。約20,000通の中から抽選で1,800名が招待された。関西のみならず仙台、東京、福岡から弾丸バスツアーで参加しているファンも含め会場にあふれるほど集まったお客さんを前に、いよいよステージに4人が登場。拍手と歓声が起こる中、1曲目は『1.2.step to you』!ステージ前方ギリギリまで出て弾き倒す古賀隼斗(G)と飯田祐馬(B)にも煽られるように、一気に場内の温度が上がる。この日、アルバムから初披露となった『ターミナル』を終え最初のMCで谷口鮪が、今日がニューアルバム発売記念ライブであることに添えて、「僕らが頑張って、頑張って出来たアルバムやから」(谷口)と気持ちをこめて告げる。その後はアルバム『TIME』の冒頭を飾る『タイムアウト』を演奏。初披露にもかかわらず、会場が大きく揺れる。続いて披露された『ないものねだり』では観客がサビを大合唱。それを聴いて谷口は「非常に優秀でございます!でも僕達KANA-BOONは欲張りなのでもっと大きな声が聴きたいんです!」と煽り、即興で「uP!uP!uP!uP!uP!uP!NEXT!~」とアドリブの歌詞を歌うなど、会場を盛り上げた。後半戦は、アルバム『TIME』収録の『スノーグローブ』『シルエット』が披露された。一心にかき鳴らされるギターの深い音色も印象的な『スノーグローブ』も、「大事にしたいもの持って大人になるんだ」と歌う『シルエット』も、彼らの新たなアンセムとなるに違いない。ライブ終了後も鳴り止まない手拍子に応え、再び4人がステージに登場。谷口がMCで3月23日(月)に大阪・大阪城ホール、3月31日(火)に東京・日本武道館で行なわれるライブについて触れ、「みなさん楽しかったですか?ここで嬉しいお知らせがありまして、~夢のアリーナ編~の日本武道館、大阪城ホールがどちらもソールドアウトしました!“行こうと思ってたのにー!”って人は、4月からの全国ツアーでぜひお待ちしてます」と話すと大きな拍手が。「最後に、爆裂盛り上がる曲をやりたいと思います。全力でかかってこれますか?」というMCのあとに披露されたのは『フルドライブ』。MC通り会場は爆発的に盛り上がり、この日のイベントは終了した。当日の模様は、スペースシャワーTV「uP!!!NEXTVOL.10~KANA-BOONの1,2,3で招TIME!!!」と題し2月17日(火)午後11時30分より放送される予定。気になる方はご確認を。取材・文:梶原有紀子
2015年01月26日1994年にサンライズ制作のTVアニメが放映され、その後OVAも制作された『覇王大系リューナイト』が今年で誕生20周年を迎えたことを記念して、本作でキャラクターデザインと作画監督を担当したそえたかずひろ氏の初の個展「そえたかずひろ【覇王大系リューナイト 20周年記念】展」が東京・青山GoFaで開幕した。会期は、1月17日から2月1日。会場には、そえた氏の手によって生み出された『覇王大系リューナイト』のTVシリーズ、OVAシリーズの原画やパッケージ用イラスト、ラフスケッチなど60点が所狭しと展示。線画から徐々に着色され最終的に一枚の作品として完成するアートグラフなど、今回の個展のために制作された限定グッズの数々や1階のカフェとコラボしたドリンクなども用意されている。開催前日には、マスコミ向け内覧会が行われそえた氏も出席。同氏は「当時は、30代になったばかりで、初めてのキャラクターデザインと作画監督を担当させていただきました。どんな仕事でもそうだと思いますが、アニメの現場も誰かに教えてもらうものではないため、TVシリーズで1年、さらにOVAにも関わらせていただき、たくさん勉強をさせてもらったことは今でも感謝しています」と『覇王大系リューナイト』を振り返りながら、「今のTVアニメは1クールで終わってしまう作品が多いので、貴重な経験もさせてもらったと感じています」と当時を懐かしむように話していた。また、初の個展開催については「言葉で説明するよりも、来ていただいて画を見てもらえれば魅力は伝わると思っています。ぜひ足を運んでください。今回の個展が成功すると、東京以外の場所でも個展を開くことができるかもしれません。応援よろしくお願いします」と東京以外の開催にも意欲を見せている。なお、1月18日と31日には、会場で購入できる専用サインシートを購入した人を対象としたサイン会、24日には会場限定グッズを2,000円以上購入した人を対象としたミニトークショーの開催も予定されている。(C)伊東岳彦/集英社・サンライズ
2015年01月18日12月20日より日本でも公開され、ディズニー・アニメーション史上第1位である『アナと雪の女王』に次ぐ大ヒットスタートを切った、ディズニーの最新作『ベイマックス』。公開から遡ること、およそ2か月前ーー本作の監督を務めたドン・ホールとクリス・ウィリアムズが来日し、2人の監督にインタビューを敢行。ディズニーが次々と生み出す“愛しいキャラクター”の秘密や、本作に込めたという“日本的な感性”について話を聞いた。主人公は、謎の事故で最愛の兄・タダシを失った天才少年・ヒロ。深く傷ついた彼の心を救ったのは、人々の心と体を守るためにタダシが開発したケア・ロボット“ベイマックス”だった。兄の死の真相をつかもうとするヒロとベイマックスだったが、彼らの前には強大な敵が立ちはだかる。ケア・ロボットとして人を傷つけることを禁じられているベイマックスに、大切なヒロを守り切ることはできるのか…という物語だ。本作に限らず、『アナと雪の女王』然り、『プレーンズ』然り、ディズニーの作品にはその物語の源となる国や場所があり、監督やプロデューサーたちは制作のたびに“リサーチ旅行”へと出かける。現地に足を運び、実際の風景を見て、現地の人々の話を聞く、そしてそこで語られたエピソードをアイデアとして作品に注入するのだ。本作の舞台となるのは、サンフランシスコと東京を掛け合わせたような街・サンフランソウキョウ。今回は、特に日本でのリサーチ旅行は大きな成果があったという。劇中には、日本語の看板が並び、さらに東京のビジネス街・新橋をイメージした場所も描かれている。ドン:「最初のリサーチ旅行は2011年の11月だったかな。13日間ほど滞在したんだ。そこで自由に散策して、写真もたくさん撮ったね。東京、日本の文化を掘り下げるためにいろんなものを観察したんだ。それから1年半ほど後で、東京以外の街を見て回った。京都や大阪といった特に文化的に特色の濃い街を6箇所くらい回ったんだ」。クリス:「完全に物語ができあがる前に、こういったリサーチ旅行を行うのはとても重要なんだ。なぜならリサーチをしたことによって、そこで受けた影響は自分が想像もしなかったような形となって作品に表れてくるんだ。ただ単に最初の衝動だけで物語を作るより、リサーチ・研究を経て作るというプロセスは作品にとってすごく良い方向に作用するんだよ」。本作で“日本”を感じるのは街並みだけではない。主人公の名前は「ヒロ」で兄は「タダシ」、さらに彼ら兄弟の部屋を仕切るのは“ふすま”のような屏風だったりするが、それだけでもない。つまりは、形としては表れない部分にも“日本的”な要素を忍ばせていたりする。ドン:「“動き”に関してはかなり試行錯誤したよ。分かりやすく言うと、ベイマックスの歩き方なんだけどね。日本には“カワイイ”という文化があるよね。欧米での“カワイイ”は姿や形に当てはめるんだけど、日本では動きそのものを指したりするよね。そういう文化的な背景も取り入れたくて、とにかくベイマックスには最大限にカワイイ歩き方をさせたかったんだ。ディズニーのアニメーターチームでいろいろ検討した中で、もっともカワイイ歩き方というのは、オムツをつけた赤ちゃんの歩き方だってことになって、劇中のベイマックスは実際にそうやって歩いているよ。だから、ベイマックスはとっても“カワイイ”んだ(笑)。あと、ベイマックスの性格に関しては、とても日本的な要素が盛り込まれているんだ。“思いやり”だったり“平和主義”なところなんかも、まさに日本っぽいところだと思う。そして、そういうのははっきりとは見えない部分だけど、この作品の最初から最後までずっとメッセージとして僕らが描いているものでもあるんだ」。さらに、クリスは観客にも日本的な感性で見てもらえるように工夫したと語る。そのポイントとなるのは、ベイマックス自体だ。雪だるまやトトロのように大きくてフワフワしてキュートな見た目だが、実際のデザインとしてはとてもシンプル。特に顔に関しては表情を語るには“シンプルすぎる”とも言えるが、それこそがまさに日本的な感性を観客に芽吹かせるポイントなんだとか。「僕自身、日本文化の専門家ではないから、説明するのはとっても難しい部分なんだけれどね」と前置きした上で、本作の核心と思われる話をしてくれた。クリス:「あくまでも僕の経験と僕の観点からの話になってしまうんだけど、僕が日本を見てきた中で、日本というのはその物事の真髄の部分をうまく凝縮・蒸留させて、すごくシンプルな形で表現することができる文化を持っていると思うんだ。5、6年前に来日した時、キデイランドを訪れたんだけど、目にしたどれもがすごくシンプルなのに魅力的なものばかりだった。ベイマックスも同じで、表情や動きにはすごく制限があってひとつひとつはすごくシンプルなものなんだけど、皆さんが“愛しい”と思ってくれるような、心惹かれるキャラクターに仕上げたつもりなんだ。例えば、彼の瞬きであったり、頭の動きーー本当に微妙かつ些細なことなんだけど、そういう制約があるからこそ、ベイマックスのわずかな表情だったり動きだったりを観客の皆さんが逃さずに観てくれるはずだと思ったし、感情を感じ取ってもらって、受け止めてくれると信じているよ」。全世界オールターゲットのディズニー作品に込められた“日本的な感性”ーー発信する側と受け取る側の双方向の心配りでしか成り立つことのない文化を、アニメーションに組み込んでしまうというこの試み。もしかすると、『ベイマックス』はディズニー・アニメーション史上最も挑戦的な作品なのかもしれない。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイマックス 2014年12月20日より全国にて公開(C) 2014 Disney. All Rights Reserved.
2014年12月26日日本ギガバイトは6日、東京・秋葉原のドスパラパーツ館とソフマップ リユース総合館にて「GIGABYTE 2014年を振り返る」イベントを開催した。今回はドスパラパーツ館での様子をお届けしたい。イベントでは日本ギガバイトの木戸田徹氏と岡田宇弘氏が、スライドを用いて2014年に同社が発表した製品やイベントの紹介を行った。○2014年もたくさんの製品がお目見え2014年もGIGABYTEから多くの製品が登場したが、年明けから新モデルが相次いで登場したのは小型PCベアボーン「BRIX」シリーズだ。2014年1月にプロジェクタ内蔵モデルや、2.5インチストレージ対応モデルの国内販売を発表したかと思えば、3月にはグラフィックスに"Iris Pro"を統合したHaswellを搭載した「BRIX Pro」を、6月にはデスクトップ向けGPUのGeForce GTX 760を搭載した「BRIX Gaming」を続々と発表した。5月には、Haswell Refresh(開発コード名)の発売に合わせて、新チップセットIntel 9シリーズを搭載したマザーボードがお目見え。品質規格Ultra Durableに準拠するスタンダードシリーズ、ゲーマー向けの高性能を特徴とするG1 GAMINGシリーズ、オーバークロッカー向け高性能を特徴とするOCシリーズに加えて、新たに"超"高品質を特徴とするBLACK EDITIONシリーズが追加された。BLACK EDITIONシリーズでは、出荷する前の製品すべてに168時間(7日間)の耐久試験を行い品質をチェックする(テストの様子はこちらを参照)。製品には製造部門の副社長兼ゼネラル・マネージャーによるサインが入った証明書が同封されるほか、購入したユーザーには通常製品よりも長期間の保証や、抽選によるプレゼントといった特典も用意されている。実際に2014年10月に行われた抽選では、日本のユーザーから当選者が出ているという。また、6月に行われたCOMPUTEX TAIPEI 2014では、液体窒素を用いた極冷に特化したマザーボード「GA-Z97X-SOC Force LN2」を発表。発表会ではGIGABYTE所属のオーバークロックチームがメモリクロックの世界記録を更新した。8月末にはHaswell-E(開発コード名)に合わせて、Intel X99 Express搭載のハイエンドマザーボードが登場。CPUソケットだけではなく、PCI Expressスロットにも金メッキ処理を施した耐久製や、ヒートシンクやバックパネルに搭載したLEDが点灯する「Ambient LED」が特長となっている。○イベントも盛りだくさん製品の発表に合わせるように、2014年のGIGABYTEはイベントも精力的に実施した。年明けから春にかけては、AMD製APU(開発コード名)と対応プラットフォーム関連のイベントを中心に開催。2月にAMDと行ったゲームイベントでは、記録的な大雪に見舞われ苦労したという。夏から秋にかけては、上記にあるようにIntel製チップセット搭載製品のイベントも多数開催した。4月には日本ギガバイトとして初の試みとして、オンラインゲーム「League of Legends」の大会「GIGABYTE CUP」を開催。参加者もさることながら、会場やニコニコ生放送でもかなりのギャラリーが集まるほど好評で、9月に第2回大会「GIGABYTE CUP 2」も開催した。東京以外の地域でも活発にイベントを開催。大阪や名古屋での製品紹介イベントが中心だが、8月には北海道の旭川で「U-16旭川プログラミングコンテスト」に挑む中学生に向けて、自作PCの組み立て教室を行うなど、これまでにない動きも見せている。○2015年にはあの"ギガバイ子"ちゃんにも新たな動きが最後にオンラインでの活動も紹介。日本ギガバイトでは、YouTubeの「GIGABYTE JAPAN」チャンネルで、「ギガバイト子」による製品紹介動画を公開している。現在、お気に入りのギガバイト子動画を選ぶ人気投票キャンペーンを実施しているとのことで、投票を呼びかけていた。また、古くからの自作ユーザーにとって、日本ギガバイトのマスコットキャラクターといえば「ギガバイ子」ちゃんだが、現在「ギガバイ子」ちゃんのLINEスタンプを製作しているという。まだ申請前だが、2015年の早い段階で提供を開始したいとのことだった。
2014年12月08日ラグジュアリーなリゾートホテルを手掛ける「アマン」は12月22日、初の都市型ホテル「アマン東京」を限定オープンする。設計は世界のアマンリゾートを6軒手掛けた建築家ケリー・ヒル。日本伝統の意匠に現代性を融合した内装には、楠木、和紙、石といった日本古来の建材を使用。陽の光を十分に採り入れ、光と影が織りなす美しくもダイナミックな空間となっている。中でも、注目なのがロビー上空の吹き抜け部分だ。障子に見立てた壁面から淡い光が透過して、昼間は全面窓から差し込む陽光とともに開放的な明るさを、夜はほのかな明かりによって荘厳な和の雰囲気をかもしている。また、ガーデンレセプションには日常の雑念から解放させるように、禅の要素を取り入れた石庭を配置した。そこに広がる池の中央には活け花が配置され、アマンが大切にする哲学、“自然との共存”を表現している。客室はスイートを含めて全84室。スタンダードルームは一室が71平方メートルと都内最大となる広さを誇り、スカイツリーや東京ベイエリアを望むプレミアルームは、エントランスやバスルームをより贅沢な空間に。最上級のアマンスイートは157平方メートルの広々とした空間から、東京ならではの眺望を一望に出来る。また、33階の「ザ・レストラン by アマン」では、和の要素を取り入れたモダンコンチネンタル料理、及びアジアンキュイジーヌを提供。ウォークインタイプのワインセラーには、ワインや日本酒などが1,200本保管される。空気の澄んだ日には富士山も望める、「ザ・ラウンジbyアマン」も併設。ビルインタイプのヒュミドールを完備したシガーラウンジも設けられた。その他、大手町の森の豊かな緑を眺めながら、モダンコンチネンタルな料理とワインが楽しめる「ザ・カフェ by アマン」が地上階にある。また、館内の施設としては2フロアを占めるウェルネス設備「アマン・スパ」を備える。8室のトリートメントスイートを配したスパ、フィットネスジム、ヨガスタジオ、ピラティススタジオ、展望温水プールなどが利用出来る。ホテルのオープンに先駆け、CEOのオリビエ・ジョリヴェは「プライバシーの確保、アマンならではの特別感、心地よい静けさ、パーソナルなサービスなど、これまでのアマンが継承してきた独自のおもてなしを、今度は大都市で提供していきます」とコメント。一方、筆頭株主のウラジスラフ・ドロニンは「アマン東京は、大都市にアマンのプロパティを求める富裕層のための次世代のアマンといえます」と話している。
2014年11月07日台湾に住む黎(リ)さんは保険会社に勤めるサラリーマン。サイドビジネスで貿易の仕事もこなし、かなり仕事には満足しているようです。円安で、LCCが充実してきていること、免税対象の品目が増えることなどで、日本旅行を楽しむなら今! と奥さんとの日本旅行を楽しみにしているようです。毎日、実家に顔を出す親孝行者の黎さんの夢とは?■日本で働こうと思ったきっかけは?この仕事に就く前は、鉄鋼工場の国外取引部のマネージャーを4年ほど担当していました。しかし、給料が満足のいくものではなく、自由な時間も少ないので、転職をしようと決意。今は保険会社でサラリーマンをやっています。■現在のお給料は以前のお給料と比べてどうですか?前の会社の給料は月4万台湾ドル(約12万2700円)。今の仕事に転職し、給料は月平均7万台湾ドル(約24万9,000円)になった。しかも自由な時間が増えて、その時間を利用してサイドビジネスで貿易の仕事もやっているんだ。だから2つの仕事あわせると、月10万台湾ドル以上(35万6,800円)になる。今の仕事にとっても満足しているよ。■今の仕事で気に入っているところ、満足を感じる瞬間は?保険という仕事は人を助けるというのが根本にある。だから人を助けることができたとき、とても充実感を感じるね。■日本で働くストレスやカルチャーショックを受けたことがありますか?しいていえば、お客さんから夜中や週末でも緊急電話がかかってくることかな。そのときは夜中でも出勤しなきゃいけない。■ちなみに、今日のお昼ごはんは?会社から実家まで近いので、昼はよく実家に帰って母の手料理を食べるよ。今日は母が作った水餃子。日本では<餃子+ご飯+ラーメン<の組み合わせが多いらしいけれど、台湾では餃子と言ったら水餃子で、一緒に食べるとしたらス―プくらい。ご飯は付けないです。自分の好物があるときには実家で昼ごはんを食べて、自分の好物がない時には、お母さんに挨拶だけして、昼ご飯は外の定食屋さんなどで食べる。台湾では毎日、自分の親に顔を出すのは普通です。日本人はそれを驚くこともあるかもしれないけれど、台湾人はみんな親孝行者なんです。■日本人のイメージは? あるいは、理解し難いところなどありますか?前の会社で日本人と仕事をしたことがあるけど、日本人はとても細かくて用心深いですね。仕事上でも生活上でも物事に対しても細かいところまできちんとチェックする。すごいね!■最近TVやラジオ、新聞などで見た・聞いた日本のニュースは何ですか?円安の話題。日本観光が安くできるチャンスなので、来年2月に奥さんと日本へ旅行に行くつもり。東京か大阪あたりかな。薬局で薬や、日本の食べ物、電気製品を買いたいです。今年の10月から免税品目が増えて、食品、化粧品など、いろんなものが免税になるニュースは台湾でも報道されている。しかも円安だし、LCCで飛行機代もぐんと安くなって、いいね! 日本旅行は台湾でとても人気だよ。■休日の過ごし方を教えてください。基本的に休みは土日。でも営業職なので、お客さんから電話があれば休みの日でも出勤するよ。休みの日はジムに行ったり、家族と遊びにいったり、友だちとご飯を食べたりしています。■将来の仕事や生活の展望は?今、僕が働いているのは実家のある屏東市という小さい町なんだけど、将来は奥さんが住んでいる我が家のある高雄市で、保険会社の支店を開きたいな!
2014年10月06日