映画『天空の蜂』が9月12日(土)に公開を迎え、主演の江口洋介をはじめ、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛、國村隼、佐藤二朗、松島花、永瀬匡、堤幸彦監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。東野圭吾が1995年に発表した人気小説を原作に、新たにいまの時代ならではの描写を取り入れて映画化。巨大ヘリコプターテロリストに乗っ取られ、原発の上空に停止するという事件にヘリの設計士、地元の刑事、原発関係者らがそれぞれの思惑を胸に立ち向かう。舞台挨拶では原作者の東野さんから公開を祝福するとともに「映像と演技の熱さに目がやけどしました」というメッセージが到着。江口さんは「嬉しいです。さすが東野さん!このセンス、カッコいいですね」と笑顔を見せた。綾野さんは自身も出演者なのになぜか共演陣に対し「公開おめでとうございます」と他人行儀な挨拶で周囲からのツッコミが集中!本木さんは「(『S-最後の警官-』、『ピース オブ ケイク』に続き)3週続けて舞台挨拶に出てるから、何の作品なのか分かってないんだと思います。今日は『天空の蜂』ね」と優しく(?)諭し、会場は笑いに包まれる。本木さんはさらに綾野さんの劇中での流血アクションを絶賛し「ようやく親指も生えてきたね(笑)」と語り、これに佐藤さん「綾野剛は切ってないでしょ!」と異議を唱えるが、堤監督も「切ってますよ」と綾野さんの流血をいとわない熱演(?)を称賛。綾野さん本人も「切ってますね」とうなずき、正論を唱えているはずの佐藤さんは一気に形勢不利に…。さらに堤監督は「佐藤二朗、出てたっけ?」と語り、これには佐藤さんも「出てたわ!あんたがオファーしたんだろ!」とブチ切れ、会場は再び爆笑に包まれた。本作で演技初挑戦となった松島さんは、尾張弁の刑事を熱演したが「標準語でセリフを入れてたのに3日前に尾張弁に変わった」と苦笑交じりに告白。これに対し、堤組常連の仲間さんは「3日前ならまだよかったですよ。当日とか、本番を撮った後で変更になることもある」と堤組の過酷な状況を明かした。江口さんと本木さんは改めて、初共演について問われ、江口さんは「初めての気がしなかった。毎日、刺激的な芝居バトルを繰り広げてました。役柄もありつつ、(プライベートでも)お互いに家族がいて、(映画が描く)社会状況も感じながら、この歳になってこういう映画に携われる楽しさを感じていました」と振り返る。本木さんは劇中での自身と江口さんの関係を「陰と陽」と評し、さらに江口さんのパーソナリティについて「思っていた以上に繊細で一見、乱暴なようで包容力のある男の情というのは自分には一生出せない」と絶賛。「初めての割に良い化学変化が出せたのでは?」と手応えを口にし、壇上でガッチリと握手を交わした。『天空の蜂』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年09月12日本木雅弘が発した「予言の書」という言葉に背筋がゾクッとする。東野圭吾が1995年に発表した小説「天空の蜂」のことである。20年も前に書かれた、テロリストが巨大ヘリコプターを原発の上に静止させるという物語は、恐ろしいまでのリアリティをもって我々の心に突き刺さる。一方、江口洋介はこの小説を原作に完成した映画について「基本的にはエンターテイメント映画」と語り、強いメッセージ性のみならず、クライシス・エンターテイメントとしての完成度の高さに自信をのぞかせる。ハリウッド映画のようなスケールと激しいアクション、原発という時代性の強いテーマ、葛藤を背負いながら事件の解決に向けて奔走する男たち――日本映画に類を見ないこのプロジェクトの中心にいるのがヘリコプターの設計士・湯原役の江口洋介と原発の設計士・三島役の本木雅弘である。本作で初共演を果たした2人が映画版『天空の蜂』を語りつくす!多くの国民がいまなお、4年前の震災とそれに伴う原発を巡る危機の恐怖を共有している。そしてつい先日、川内原発の再稼働が報じられた。そんなタイミングで、原発を標的にしたテロを描く本作が公開を迎える。江口さんは「原作が発表された95年当時に映画化されるのと、今までとは凄い違いがある。巨大ヘリが原発の上に墜ちるかもしれない状況に、頭では(フィクションと)分かっていながらも観る人全てが全身全霊を持って行かれるようなヒリヒリする気持ちを味わえる」と今このタイミングで公開されることの大きさを口にする。その上でメッセージ性と娯楽性が融合した本作の魅力をこう語る。「科学技術が生んだ怪物――それはヘリだけでなく原発もそう言えるかもしれない。8時間という(テロリストが指示した)タイムリミットの中で日本をピンチから救わなくてはならない。巨大ヘリを“蜂”と表現する東野さんの文学的センスも含めて、奥行きのあるセリフが目にも心にも刺さってくる!撮影している時は正直、無我夢中でしたが、完成した映画を観たら、凄まじいほどのスリリングな作品に仕上がってました。脚本の素晴らしさとただのアクション映画にとどまらない社会性を含め、メッセージ性の強い作品になったと思いました」。本木さんは、初めて読んだ東野さんの小説が「天空の蜂」だったことを明かし「ここで描かれている『意思の見えない、仮面をつけた沈黙する群衆』というのは自分そのものだった。日本で、世界で大きな事件が起きている時、私はその出来事を深くは把握しないままにやり過ごしてきたし、自分の立ち位置、つまり価値観というものをきちんとのぞいたことがなかった。それがいかに危ういかを思い知らされた」と語る。自戒を込めて、本作を通じて強く感じるのは多様な視点で物事を見ることの大切さ。「ちょっとでも目線をずらして見るということ。世の中には自分の知らない世界があり、予想不可能なことが起きる。その時、どの立ち位置で何を守り、どう対処していくのかは、ひとりひとりの問題ですが、多くの視点を持って、異なる立場を理解していないと、どこかで窮屈になっていってしまう。少し視点をずらしてのぞいてみると『そういう考えもあったのか!』と知れるわけで、結果的に自分も柔軟になっていく。この映画でそれを学びました」。「立場」という意味では、湯原と三島はそれぞれ巨大ヘリコプターと原発の設計者であり、運用のされ方、人間の悪意次第では恐るべき怪物となりうる技術をその手で生み出した側でもある。江口さんは経済ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」でナビゲーターを務めており、様々なジャンルの技術者たちの姿を見てきたこともあり、技術者の心情が理解しやすい部分もあっただろう。「科学者や技術者というは、僕らの想像もつかないレベルで物事を捉えている部分はありますが、葛藤というのはあるでしょうね。この映画はそこを中心に描いているわけではなく、ある意味で清々しく事件に立ち向かっていきますが、湯原もまた巨大な怪物を自ら作り上げてしまった責任を抱えていると思います」。三島の原発の設計者という立場での葛藤は、賛否が入り混じり分断した地元の現状などを含め、物語にも大きく関わってくる。本木さんはやはりここでも多様な視点で物事を見つめることを訴える。「原作では三島が湯原に『絶対に堕ちない飛行機ってあるか?ないよな。毎年、多くの死者が出ている。でも自分たちにできるのはその確率を下げることだけだ』という意味のことを言うんです。利用者たちはこの確率なら死なないだろうと飛行機に乗る。言ってみれば国民全体が原発という飛行機に乗っている、乗らされている。でも、その飛行機を飛ばさないことは不可能じゃない。しかし、乗客達の意思は見えない。みな無言で座ってる。だから飛行機は飛ぶしかないし、自分たちは墜落の確率を下げるための努力をしていくしかないと三島は言う。江口さんもおっしゃったように、常人では理解しえない技術者の世界があるけど、絶対的に完璧な技術というのは生まれない。映画でも『トライ&エラー』と言ってますが、その繰り返しで磨いていくしかないけど、その懸命な綱渡りの感覚は人々になかなか伝わらない。その歯がゆさを常に抱えているというのはあると思います。この映画のために、原発の開発センターに見学に行き、システムをのぞかせていただきました。それは自分が理解し得るようなものではなかったんですが、働いている方に話を聞くと、子供の頃に『鉄腕アトム』を見ていたら父親が『いつか日本にエネルギー危機が来るぞ』とつぶやいて、それが心に残ってこの仕事を志した人もいれば、地元に古くからあるその開発センターはその地域の就職先のひとつの選択肢であり、自然とそこに入った方もいる。見学にお邪魔した昨年のその時期は、日本の原発は全て止まっていて、そのセンターも稼働していない状態でした。それぞれの正義があり、良かれと思っている先に戸惑いを抱えていらっしゃるというのも切ない話です」。そしてもうひとつ、彼らが持っているのが“父親”という立場。湯原も三島も仕事に没頭したがゆえの“代償”を支払っている。江口さんも本木さんも、プライベートでも父親である。江口さんは「僕も実際、作品の撮影に入ると没頭しますので、どうしても(仕事と家庭に対する熱に)温度差はありますね」と語りつつ、こう続ける。「でもこういう映画を撮って、子供たちはそれをどう見てくれるか?とも考えるし、傲慢だと思いながらも、父親が突っ走っている背中を見てくれるだろうとも思ってます。あとは『聞く』というのを心掛けてますね。今、こういうことが社会にあるけど、お前はどう思う?このニュースに何を感じた?子供が成長し、そういった話題の会話もするようになってから、面白くてしょうがないですね」。一方、本木さんは「僕は『自意識過剰でナルシシスティックなヤツだから』と思われているでしょうが…」と自虐的な自己分析から家族との関係をこう語る。「そういう部分は裏返って、全てコンプレックスがなせる業であり、家族の前では唯一、そのコンプレックスが丸見えの状態なんです。回ってくる役はいかにも物を考えてそうだけど、現実はグズでトロくて、頼りにならず、それを子供の前でさらしています。そういう家庭はおのずと子供が親を反面教師にするもので(笑)、『こうはなりたくない』と思って育ってくれていると思います。僕自身、人間関係に深い愛情を表現しているタイプではなく、出会うべく人には出会って、惹きつけ合い、刺激し合い、傷つけ、学び合うものだと思ってます。そういう意味で、子供たちを早くに外へ送り出しているのは、社会に育ててほしいと思っているというのがありますね」。映画の世界で30年近いキャリアを積み重ねてきた2人が、互いをよく知る同期という因縁を持ったこの役柄、重厚な物語で初めて共演を果たすというのが、刺激的でないわけがない。江口さんは言う。「本木くんが考えてきた三島が発す0コンマ何秒の間を読み取りながら、湯原役としてこちらの言わんとする言葉を吐き出すのか?飲みこむのか?そこのやりとりが面白かったですね。現場に行って肉声を聞くまで、こっちの芝居がどう出るかわかりませんし、それが気持ちよく演れる瞬間があるんです。同じ時代を生きてきた俳優仲間であり、父親でありという共通する部分が嫌でも出てしまっている部分があると思います」。本木さんは「私の方が若干、年上なんですが(※2歳差)、こうして話しててもあっちの方が年上に見える」と苦笑を浮かべ、江口が作り上げた湯原という主人公像を称賛する。「原作よりも映画の方が湯原という人間が豊かになっていると思います。私から見ると、三島よりも湯原の方が数段、難しい。三島が持つエキセントリックさは、癖を持たせたり、ポーカーフェイスであったりと、様々な形で演じられるけど湯原は真っ直ぐに時に劇画的なセリフやメッセージを伝えなくてはならない。そこは江口さんのパワーがないと成立しなかったと思います。正直、演じる上では三島の方が絶対に得だと思ってましたが、現場に入って思いのほか、江口さんの湯原にリアリティがあって、これはヤバい!と思いましたね(笑)。世代的な部分や業界でのキャリアという点で、親近感もあるし、内心で勝った、負けたという勝負のような気持ちでやっているところもあります。一方でやはり、無言で通ずるようなところもあって、現実的に家族を持つことの魅力もしんどさも互いに経験しているよね…という思いを役を通して感じながら演じていました。性質の違う化学反応であると同時に、2人でそれぞれ陰と陽を使い分けて、ひとつの大きな力になれているという実感もありましたね」。四十半ばを過ぎて、強さも、責任も、哀愁さえも抱えながら前へと進む男たちの背中は、言葉以上に雄弁に何かを語っている。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年09月11日●ハリウッドのシナリオ構造を意識東野圭吾原作、堤幸彦監督の映画『天空の蜂』。テロリストの遠隔操作により原発の真上にホバリングする巨大ヘリコプター、墜落すれば未曾有の事故となる状況において、日本を救うために現場を奔走する技術者たちを江口洋介、本木雅弘など豪華キャストが演じる。1995年に発表された原作は文庫にして600ページを超えるボリュームであり、社会的な問題意識とサスペンス要素を両立する。このエッセンスをぎゅっと濃縮させつつ、映画ならではの迫力を追加する役割を担ったのが、脚本家の楠野一郎氏だ。放送作家として活躍しながら、40代後半で映画脚本に携わるようになった楠野氏のキャリアについて、そして映画の脚本づくりについて話を伺った。○脚本の三幕構造を大切に――楠野さんが、この作品に携わるきっかけは何だったんですか?2011年くらいにも松竹で別の脚本のお仕事をしていて、そのときのプロデューサーの吉田繁暁さんが本作にも携わっているということで声をかけてもらいました。それまで、『電車男』など、6~7本くらい脚本協力をしていて、2013年に竹中直人さん主演の『ケンとメリー 雨あがりの夜空に』と言う映画のときに一人で脚本を担当して、今回が二本目なんです。――今回のように、大きなバジェットの映画を担当するというのはかなりの大抜擢ではないかと思いますがこの企画自体のスケールも大きいのですが、題材も原発を扱っていたりするし、実績のない脚本家に、最初から最後まで任せてくれるとは、正直、度胸があるなって思いましたね(笑)。どうしてまかせてくれたかは、自分ではわからないんですけど、プロデューサーの吉田さんと福島さんもエンターテイメント志向が強くて、お客さんにちゃんと届くエンターテイメントを書きたいっていう僕の感覚を受け止めてくれたのかなと思いますね。――楠野さん自身は、シナリオの構造などは、どんなふうに学んだのでしょうか?書店にあるハリウッド式の脚本の書き方の本を読んだり、ハリウッド映画を見たりというくらいですね。一回目はどんな映画も、構造を見てるわけではないんですよ。でも、二度目以降は意識して見てますね。脚本には、三幕構造というのがあって、一幕目はだいたい30分、二幕目が60分、三幕目が30分で、二幕目には、だいたい転換点があるんですよ。ハリウッド映画がそれを守っているというよりは、良い映画が三幕構造になっているという方が正しいかもしれません。僕が最近はまっていた『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でも、二幕目でマックスとフュリオサたちが、ひとつのチームになった瞬間がありますよね。そして、三幕目には、来た道を引き返すことになります。そういう構造を意識してみますけど、でも『マッドマックス』は、何度見ても、途中で夢中になって構造のことを忘れて毎回泣いてしまいますね(笑)。○40代後半で憧れの仕事に――楠野さんは、現在は脚本家のほかに、構成作家もされていますが、もともとは映画に携わりたいという気持ちがあったんですか?大元としては、70年代に『スターウォーズ』を見て、すごいな、映画の仕事をしてみたいなという気持ちはあったんですが、この世界に入るきっかけは、関根勤さんと小堺一機さんのラジオ番組『コサキン』で16歳くらいからハガキ職人をしていたからで、そこで名前を覚えてもらい、作家になったんです。今もベースは構成作家ですが、両方ともやれるようになったし、これからもやっていければいいなと。――幼いときに憧れだった映画の仕事を、40代後半で取り組まれているのは、決して早いスタートとは言えないけれど、いつからでも、好きな仕事に就けるんだという希望にも思えますそれは本当に個人のタイミングですね。40代後半でよかったと思うのは、何かあったときに、必要以上に悲しむことも、必要以上に喜ぶこともなくなったということでしょうか(笑)。昔だったら、ちょっとのことで「わー」ってなったりしていたけれど、今はどんなことがあっても、6割くらいの感情で、いいことも悪いこともあるさって思えるのは非常にこの仕事に向いているなと思います。映画って、自分が出来ることを一生懸命やってても、いろんな事情で完成しないこともある。だから、『天空の蜂』の登場人物たちと一緒で、そのとき自分にやれることをやるしかないと、ずっと思いながら脚本を書いていました。●メッセージとエンタテインメントは両立できる○メッセージ性とエンターテインメントの両立――この映画は、メッセージ性もあって、その上に、エンターテインメントをうまく結びつけるとなると難しくなかったですか?過去のハリウッド作品などを見ていて、よくできてる映画って、無理せずそれが並列できてるんですよね。『マッドマックス』にしても、大前提は、エンタ―テインメントで、過去のシリーズのこととか、マックスやフュリオサの裏にはらんでいるものを知らなくても、面白く見られると思います。でも、2回、3回と見ると、いろんなものが刺さってくるし、エンターテイメントとメッセージ性って両立してますよね。今回、僕の中では、『ジョーズ』『タワーリング・インフェルノ』『新幹線大爆破』という三本が目標としてありました。三本とも70年代の作品なんですけど、エンタメとしてもおもしろいのにメッセージ性もあったんです。例えば、『タワーリング・インフェルノ』だと、「いくら技術があるからといって、高層ビルをただ建てるだけではいけないよと、そこに人間の過信があると、大惨事になってしまう」というような。『天空の蜂』も、技術が進んで巨大なヘリも原発も作れるようになった。でも、それを使う側の人間がちゃんとしていないと……というものなので、非常に似ているんですよね。でも、70年代の映画を見ても、良い映画にエンターテインメントとメッセージ性は両方あって当然だと思うんです。――私なんかは、『マッドマックス』を見て、こんなことが両立するんだ!と新鮮に驚いてたんですけど、昔からそういう作品はあったんですね。見返してみたいです映画には、間口と奥行きがあると思うんですよ。よくできたものは、間口が広くて奥行きも深い。どうしても、間口が狭い方が「一見さんお断り」みたいな感じで、かっこよく見えたりするんですけど、間口も広くて、奥に入ったら意外と変わったつくりだったり、こんなものもあるんだっていう作品を作りたいと思っていて。『天空の蜂』は、テーマが重めなので、普通の中高生にも視野に入るようにするには、やっぱり間口を広げたいなと思ったんです。――ということは、本作は、もともと好きな映画の世界とつながっていたということでしょうかたまたまだけど、つながってましたね。僕は1967年生まれで、70年代半ばに見た映画が原体験として強烈だったんです。『スターウォーズ』や、さっきも言った『ジョーズ』など。そういう原体験と近い題材だったのは、偶然でしたけど、よかったかもしれないですね。――この映画のプレスでは、『天空の蜂』を怪獣映画にも例えられていましたね原発と巨大ヘリって、両方とも人間が生みだしたもので、そのふたつが人間の手に負えなくなったと考えると、メカゴジラ対メカゴジラだと考えることもできると思うんですよね。そして、人間が作った巨大なものが対峙しているのを、人間もただ手をこまねいて見ているわけにはいかないから、どう動くかと言う話であると思うんです。●原作を生かした実写映画の脚本とは○原作を「畳む」作業が必要になってくる――映画には、原作にはない、ハラハラするアクションシーンもたくさんありましたね原作のシーンをもとに、ハラハラを盛ってるシーンはかなりありますね。東野さんの原作が、もともと600ページで、それを二時間にしないといけなかったわけです。原作から削っていく作業を「畳む」というんですけど、畳んだ上で、映像を見たときに、「すげー」とか「ハラハラする」というシーンは必要じゃないですか。そのハラハラする部分が、さっきも言ったように間口の広さやエンターテインメントにつながると思うので、そういう映画の醍醐味の部分は盛っていきたいなと思いました。――アクションの部分を見ていると、ハリウッド作品のような感覚も覚えるなと思いましたそれはうれしいです。さくさくと展開するといいなと思いながら脚本を書きました。登場人物も多いですし、同時に4つくらいの場面が進行していくお話なんですね。その中に、じっくり芝居を見せる場面ももちろんほしいけれど、そのためにも無駄な部分はできるだけ作りたくない。ハリウッド映画は、テンポ良く、「畳む」べきところは畳んで、情報を手短に、かつ鮮烈に伝えるということが良くできていて、そこは参考にしていました。例えば『マッドマックス』は、最小限までセリフを削っていたけれど、伝えるべき情報も感情もきちんと描かれていましたよね。やっぱり、ハリウッドは脚本にかける手間も時間もすごいんですよね。――さきほど、原作にハラハラするシーンが追加されているという話になりましたが、セリフにも、綾野剛さん演じる雑賀の「蜂は巣を守るために囮役を飛ばす」というものなど、原作にはないものがあると聞きました脚本は全部で17稿で完成したんですけど、そのセリフは、7稿か8稿あたりで思いつきました。蜂の生態を調べていたら、ニホンミツバチは自分の巣に敵を誘い込んで敵を殺した上で…ということがあるのを知って、雑賀のやっていることとつながっているのかなと思ったんです。原作では、雑賀というキャラクターは、過去に何があって、現在何をしているのかが細かく描かれてるんですが、映画では、雑賀の過去や、今何をしているのかを伏せた謎の存在になっているんです。でも、雑賀の行動を裏付ける彼のネガティブな感情を観客に伝えないといけない。もちろんセリフも少ないので、原作に何十ページもかけて語られたものを、短いセリフに凝縮しないといけないんです。だから、雑賀の性質が詰まったセリフをオリジナルで作ることになりました。本来なら、セリフに力みが入るといいことはないんだけど、雑賀に関しては、ひとつひとつのセリフを濃いものにしないといけないので、そこは意識しましたね。――『天空の蜂』は、楠野さん自身はどんなところを見てほしいですか?そうですね。主人公の湯原を演じる江口さんにしても、最後にヘリコプターにのるアクションシーンを演じられていますが、それも無理やりアクションシーンがあるわけではなく、湯原が技術者であり、ビッグBのことをわかっているから、ヘリに乗るわけなんです。湯原は決してスーパーマンではないけど、そこに「やるしかない」状況があるんですよ。湯原以外のキャラクターにしても、技術者、自衛官、警察など、おじさんたちが、それぞれの領分を犯さないで、それぞれの仕事をしているんです。だから、男性も女性も、このおじさんの働き方に共感するとか、このおじさんいいなとかという、「推し」のおじさんを見つけると、より楽しめるのではないかと思います。『天空の蜂』9月12日(土)全国ロードショー(C)2015「天空の蜂」製作委員会監督:堤幸彦原作:東野圭吾「天空の蜂」講談社文庫主題歌:秦 基博「Q & A」(オーガスタレコード/アリオラジャパン)脚本:楠野一郎音楽:リチャード・プリン制作:オフィスクレッシェンド企画/配給:松竹西森路代ライター。地方のOLを経て上京。派遣社員、編集プロダクション勤務を経てフリーに。香港、台湾、韓国、日本などアジアのエンターテイメントと、女性の生き方について執筆中。現在、TBS RADIO「文化系トーラジオLIFE」にも出演中。著書に『K-POPがアジアを制覇する』(原書房)、共著に『女子会2.0』(NHK出版)などがある。
2015年09月10日『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』『ピース オブ ケイク』と、いま立て続けに話題作に出演する綾野剛。東野圭吾によるベストセラーを堤幸彦監督が映画化した、9月12日(土)公開の『天空の蜂』では、超巨大ヘリ・ビッグBを奪うハイジャック犯を演じている。恋愛映画からシリアスなものまで様々な作品に出演し、好青年から個性的な役柄まで幅広いキャラクターを演じる綾野さんは、本作でも迫真の演技を見せ、絶賛の声を受けていることが分かった。超巨大ヘリ・ビッグBが設計士・湯原(江口洋介)の息子を乗せたまま、遠隔操縦によりハイジャックされた。驚愕の手口を使った犯人は〈天空の蜂〉と名乗り、“全国すべての原発の破棄”を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する。湯原と、原子力発電所の設計士・三島(本木雅弘)は、上空に取り残された子どもの救出と、日本消滅の危機を止めるべく奔走する。タイムリミットは8時間。大切なものを守り抜くため、命を懸けたカウントダウンが始まる――。原作者の東野さんも“映像に圧倒された”と語るほど、そのとてつもないスケール、大迫力のアクションシーン、そしてノンストップで押しよせる興奮と衝撃が話題となっている本作。中でも、一足先に鑑賞した人々からは「何事も無関心でいては、いけないと改めて感じます」、「多くの人が見て感じることが、何より大切なのではと感じました」、「自身の生死よりも、大切なものが守るべきものがあると考えさせる作品でした」など、エンターテイメント作品としてだけでなく、作品に込められたメッセージへ共鳴する人々も多く見られている。そんな本作で綾野さんが演じるのは、刻々とタイムリミットが迫る中、刑事たちの追跡で徐々に追い詰められていくビッグBを奪ったハイジャック犯、謎の男・雑賀。特に、攻防戦の末、警察と対峙する瞬間は、まさに迫真の演技と抜群のアクションを見せており、ファン必見となっている。今回、堤監督熱望のオファーということで、仕事の合間を縫い、多忙ながらも本作に参戦した綾野さん。ヘリコプターをハイジャックした実行犯であり、元自衛隊員という役どころを緻密かつ大胆に演じ、初の堤作品ながら監督からも太鼓判を押されている。演技のみならず、アクションシーンもスタントコーディネーターと何度かやりとりしただけで的確にマスター、追跡を逃れるべくアパートの2階から飛び降りるシーンを含め、全てスタントなしで、印象的な殺陣を繰り広げている。なぜ、彼はヘリをハイジャックしたのか。そして、なぜ、原発を狙うのか。ヒゲをたくわえながらも『ピース オブ ケイク』の“ヒゲ店”とは180度違う役柄で、謎多きハイジャック犯を演じる綾野さんにも、ぜひ注目していて。『天空の蜂』は、9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年09月09日江口洋介を主演に迎え、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛ら豪華キャスト陣で贈る『天空の蜂』。この度、爆薬を積んだ超巨大ヘリ・ビッグBの緊迫感あふれる特別映像がシネマカフェに到着した。1995年8月8日。最新鋭の超巨大ヘリ《ビッグB》が、突然動き出し、原子力発電所の真上に静止する。遠隔操縦によるハイジャックという驚愕の手口を使った犯人は〈天空の蜂〉と名乗り、“全国すべての原発の破棄”を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する。爆薬を積んだ超巨大ヘリが原発に墜落するまで、タイムリミットは8時間――。奪われたヘリの設計士であり、ビッグBに取り残され人質となった子どもの父親・湯原(江口洋介)、狙われた原発の設計士・三島(本木雅弘)は、子どものため、日本消滅の危機を回避するため奔走するが…。東野圭吾が1995年に発表した同名小説を映画化した本作。東野氏の「20世紀少年」シリーズなど様々な作品を手がけてきた堤幸彦監督がメガホンをとり、とてつもないスケール、大迫力のアクションシーンを映像化した。今回公開された映像は、全長34m、総重量25tもの大きさを誇る、超巨大ヘリ・ビッグBが静かに暗闇から浮かび上がり、目を覚ましたかのようにゆっくりとその全貌を現す。自動操縦で自由に動く様は、まるで怪物のように、生きているかのような不気味さ、そして言葉では表しがたい迫力を感じる取ることが出来る。本作をひと足先に鑑賞した人からは、「ビッグBのローターの重低音に身震いした」、「ビッグBの迫力が圧倒的!」と劇中登場する超巨大ヘリ・ビッグBに注目が集まっている。こちらの映像から完成度の高い“ビッグB”をご覧あれ。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年08月31日東野圭吾の“映像化不可能”と言われた作品を、主演に江口洋介、本木雅弘を迎え堤幸彦監督が実写化した『天空の蜂』。8月23日、ヒラタ学園神戸エアセンターにて本作のイベントが開催。江口さんと本木さんが劇中同様、ヘリで登場し、その後堤監督も加わり格納庫内にて記者会見を実施した。この日、エアコンのない格納庫内で30度を超える暑さの中、スーツで登場した江口さんと本木さん。ヘリでの登場については江口さんは、「今日はドアがあったんです、ヘリに。本来ヘリにはドアがあるもんなんですね」「撮影の方ではヘリから乗り出しているシーンがありまして、ものすごいアクションなんです。かなり緊張していたのを思い出しました」と撮影をふり返った。本木さんは神戸に降り立ったのは31年ぶりだそうで、「誰もご存じないかと思いますが、実は私は3人のグループをしていた頃にですね」と冗談を交え会場を沸かせつつ「そのように世の中にも人生にも、予測不可能な出来事が起こり得ると。良い奇跡も悪い奇跡も起こるという中で、困難が目の前に現れた時に、いったい自分は何を守り抜けるのかと。そういうことを問いかけている映画です」と本作について語った。会場となったヒラタ学園は、教育事業としてパイロットや客室乗務員、航空整備士の育成なども行っており、この日のイベントにはこれからの空の未来を担う学生たちが参加。記者会見では学生とキャスト陣との質疑応答が行われた。江口さんは、数々のアクションシーンについて印象を聞かれ、「意外と『高い所は大丈夫だな』と思っていたんですよ。ところがやっぱり実際上がると…いやぁ、ちょっとドアが無い状態のヘリってのはこんなに怖いのかと思いましたね」と改めて告白。また江口さんの息子を助けるシーンについて感動したとの声が上がると、堤監督は「スカイダイビングを何回もやらせてもらって、撮ったシーンです。お子さんはパラシュート無しで落っことす!…というのは勿論やってないですけど(笑)。助ける方は実写ですね」と、リアルな描写の理由を明かした。「原発などを映画で扱われていたので色々と考えさせられることがあったのですが、他にもどんな世代の人たちにこの映画を観てもらいたいですか?」という質問には本木さんが回答。「まさに皆さんのような若い人たち、そしてもっと小さい方たちも」「小さいお子さんたちにはある意味“怪獣映画”として観てもらってもいいのかと。かつて『ゴジラ』という映画がありましたが、あれは人間の欲望が生み出した産物、それがゴジラという怪物、そういうオチがありますよね。それと同じように、本作『天空の蜂』の巨大ヘリも、そして原発も、ある意味人間が生み出した怪物なのではないかと」「数十年後、もしくは数年後に成長したとき、映画の背景に隠れていた大きなテーマに気づいて理解してもらえれば何よりだと、脚本を担当された楠野さんも仰っておりました」と、脚本家の思いも込めて語った。また、本作で子どもを命がけで守る父親の役を演じた江口さんは「今回、こういう役を演じることによって、監督も言ってましたが、何か自分が成し遂げなければならないことから逃げてはいけない、目をそむけてはいけない立ち向かわなきゃいけない。それにはやっぱり根性がいるなと。これは根性の映画なんですね。日本一諦めない男を演じましたけど。そういった役を感じながら“何も言わなくても子どもは見てるんだ”という、そういう大人になるべきなんだろうな、と」と役柄同様、情熱的に熱弁。本木さんは、初共演となる江口さんとの共演について聞かれると、「江口さんは普段も非常に情熱を沢山湛えているという方で。私の方はどちらかと言うと内向きにウジウジといく部分がありますので(笑)。ある意味そのコントラストが映画の役割にも有効だったんじゃないかと思っております。だから我ながらいい組み合わせだったんじゃないか」と胸の内を明かした。最後に堤監督は、現実起きている問題を象徴する出来事を役者陣が全身全霊で演じたことや、現実にはない巨大な飛行物体を作るというVFX、更にリチャード・プリンという音楽作家がハリウッド並みの音楽を提供したことなど…語りたい要素が沢山あると言いつつも、「皆さんにお見せしたい色々な要素、考えていただきた色々な要素を、2時間強の時間にまとめ、そして娯楽作品として皆さんにお届けするということが私の一番の仕事だ感じ、今回20年連れ添ったチームと共に仕上げた」と本作に自信を覗かせた。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年08月24日9月12日公開の映画『天空の蜂』の完成披露プレミア試写会が20日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、江口洋介、本木雅弘、綾野剛、國村隼、佐藤二朗、やべきょうすけ、松島花、落合モトキ、石橋けい、永瀬匡、秦基博、堤幸彦監督が出席した。原作はベストセラー作家・東野圭吾が20年前に発表した長編小説『天空の蜂』。原発を題材にしたテーマ性や物語のスケールの大きさから映像化不可能と言われて来たが、ヒットメーカーの堤幸彦監督が見事に映画化。最新鋭にして日本最大、全長34mの超巨大ヘリコプターを乗っ取り原子力発電所の真上に静止させるという原発テロ事件と、その危機に立ち向かう人々の8時間にわたる攻防を描く。公開まで1カ月を切ったこの日は、主演の江口洋介をはじめとするキャスト陣に主題歌「Q&A」を歌った秦基博、そして堤幸彦監督が勢揃いしての舞台あいさつ。主演の江口が「去年の暑い夏の中、映画に取り組みました。果たしてヘリと言えるのか、と言うぐらい巨大な化学兵器を産んだ怪物が今回の対戦相手。本当に8時間のアクションドラマになっています」とアピールした。一方の本木は「今回の作品が40代最後の作品になります、このような大きなテーマで素晴らしい作品に40代最後の記念として出演できたことを嬉しく思っています」と笑顔を見せ、本作が映画初出演となった松島も「初めての映画がこの作品ということでプレッシャーもありましたが、ワクワク感もあって楽しくできました。今日は江口さん以外とは初めてお会いしたので、この日を迎えられて本当に光栄に思っています」と充実した表情を見せた。舞台あいさつの中盤から、秦基博が歌った主題歌「Q&A」に絡め、キャスト陣による「今だから聞きたいQ&A」のコーナーを実施。秦から「巨大ヘリが出てくるが、高いところは平気?」という質問に、江口は「正直苦手です。今回はトム・クルーズを超える作品で、始まってからずっとピンチ。緊張感の中、ある程度やれましたが、めっちゃくちゃ怖かったですね」と本音もチラリ。また、撮影中に江口の家が集中豪雨となり、その後どうなったか國村が尋ねると、横から本木が「江口さんは危機管理ができているご主人ですよ。その時も脚の綺麗な奥さん(森高千里)に業者が速やかに修復すると電話してました」と妻思いの江口を賞賛していた。映画『天空の蜂』は、9月12日より全国公開。
2015年08月21日俳優の江口洋介が8月20日(木)、都内で行われた主演作『天空の蜂』の完成披露試写会に出席し、「巨大エンターテインメントを堪能して」とアピール。妻役の共演者が「江口さんとは、最初から冷え切った夫婦だった」と役柄を説明すると、思わず苦笑いだった。“原発テロ”を扱い長年、映像化不可能とされた東野圭吾のサスペンス巨編を映画化した本作。完成披露試写会には江口さんをはじめ、本木雅弘、綾野剛、國村隼、佐藤二朗、やべきょうすけ、松島花、落合モトキ、江口さんの妻を演じた石橋けい、永瀬匡、秦基博、堤幸彦監督が出席し、会場には4000人のファンが駆けつけた。1995年夏、謎のテロリスト“天空の蜂”が強奪した超巨大ヘリ・ビッグBを、福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止させ「全国すべての原発の破棄」を要求。8時間後にはヘリの燃料が切れ、「新陽」目がけてヘリが墜落してしまう危機的状況で、緊迫感あふれる攻防が繰り広げられる。江口さんと本木さんは、初の共演が実現し、壮絶なアクションにも挑戦。「高いところが苦手なので、ヘリに乗ってのアクションは…。でも堤監督がCGなしで撮るっておっしゃるので(苦笑)。もう二度とやりたくないですね」(江口さん)、「江口さんとのカーアクションで、何度も撮るものだから途中で呼吸困難になって、内心ヘトヘト」(本木さん)と苦労を分かち合っていた。また、綾野さんは「心から誇りに思える作品。正義と不義を超えた訴えかけるメッセージがある」と誇らしげな表情。本木さんとの共演シーンが多く、「本番2~3秒前で突然、瞳に狂気の闇が深まっていく。あれはどうやっているんですか?」と先輩の演技に興味津々。すると、堤監督は「綾野くんだって、汗を自分で(コントロールして)出せるじゃないですか」と“秘技”を暴露されていた。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年08月20日「映像化不可能」といわれた東野圭吾の勝負作を、堤幸彦監督がメガホンをとり、完全映画化した映画『天空の蜂』。主演の江口洋介を始め、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛、國村隼、柄本明ら、豪華俳優陣が一挙に集結する本作で、若き自衛隊員・上条を演じているのが、今年大活躍を見せる “元・仮面ライダー”のイケメン俳優、永瀬匡だ。劇中では、何者かによって奪われた巨大ヘリ“ビックB”の中に取り残された、ビックB設計士・湯原(江口さん)の息子・高彦(田口翔大)の救助に向かう自衛隊員を熱演する、永瀬さんの魅力に迫った。1993年生まれ、現在22歳の永瀬さんは、2011年に「桜蘭高校ホスト部」でドラマデビュー。その後、「仮面ライダーウィザード」(’12~13)で仮面ライダービースト/仁藤攻介役として出演、若者から主婦まで幅広い層から人気を得た。また、大河ドラマ「八重の桜」にも出演し、『悪の教典』『ユダ』『好きっていいなよ。』と、話題作に立て続けに抜擢。今年は、体当たりの演技で映画初主演を果たした『ズタボロ』で、朝ドラ「まれ」でもおなじみの清水富美加とのキスシーンに挑み、現在は日曜劇場「ナポレオンの村」にも出演中、10月17日(土)公開の『Mr.マックスマン』にも登場するなど、いま最もノリに乗っている注目若手俳優のひとりだ。福士蒼汰ら所属事務所・研音の若手俳優6名で、“俳優として必要な体づくり”を目的とする肉体改造部のプロジェクトに参加し、肉体派なイメージもある永瀬さん。本作の、高度800メートル上空にホバリングするビックBに取り残された高彦を救出するシーンでは、肉体と精神の極限の中、懸命に命を救おうとする永瀬さん演じる上条の姿には目を奪われる。実は、いまは亡き祖父が航空自衛官だったという永瀬さん。役作りのため祖母からいろいろ話を聞いたというが、「ただ“マネ”をするだけは嫌だった」と明かしている。「(演技をするときは)“高彦くんを助けたい!守りたい!”と皆が思っていること、どうしたらいいのかを考え(映画を観ている人に)共感してもらえるよう、気持ちを大事にして演じました」とふり返り、緊迫したシーンでの演技に並々ならぬ熱い想いを語っている。撮影で苦労したことを聞かれると、「(ワイヤーで)吊られることが多かったです(笑)。仮面ライダーのときも吊られていたんですけど、そのときとは全然違くって…」と、過酷な撮影の様子を笑顔で語る永瀬さん。過去作でも、その演技力を高く評価されているが、彼自身は、「本木さんがクライマックスで、グリーンバックで撮影しているシーンがあるんですが、出来上がった本編をみてスケールの大きさを感じました。自分にできないと思いました。まだ魅せる力、芝居力が足りないと…」と語り、演技に対して、どこまでも自分に厳しくストイックに挑み続ける姿を見せている。俳優としてますます活躍が期待される永瀬さんの熱演を、スクリーンでも注目してみて。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年08月17日元ライブドア社長で実業家の堀江貴文氏ら各界の著名人が、原発テロを描いた映画『天空の蜂』(9月12日公開)に関してコメントを寄せた。同作は堤幸彦監督がメガホンを取り、俳優の江口洋介と本木雅弘が初共演する映画。作家・東野圭吾氏が1995年に発表した同名小説を原作に、原発テロ事件とその危機に立ち向かう人々の"8時間の攻防"が描かれる。映画の舞台は1995年8月8日の日本。最新鋭の巨大ヘリ「ビッグB」が一人の小学生を乗せたまま、福井県内の原子力発電所「新陽」の真上に静止する。遠隔操作によるハイジャックを実行した犯人は"天空の蜂"と名乗り、「日本全土の原発破棄」を要求。従わない場合は大量の爆発物を搭載したビッグBを原子炉に墜落させると予告する。原発の恩恵と危険性、翻弄されるマスコミ、人々の心理状態など、劇中で描かれるシーンの数々は現実とも重なり合う。2011年に発生した東日本大震災とその後を予見したような内容であるため公開前から注目を集め、試写室の連日の混雑ぶりにもそのことが表れている。一足早く作品を観た著名人から、その感想が届いた。堀江氏は、本作を「原発推進派は原発がゼロリスクでなく時には事故が起きることを正直に告白した上で有用性を主張すべきだし、反対派は感情論で何でも反対、どんな手段を用いても阻止すべき的な短絡的な動きをしてはならないよ、という戒めの映画」と説明。「その裏には感情を表に出さず黙々と働く、しかし時には非難を恐れて自分の意見を言わない卑怯な大衆が隠れている。言い訳を許さない映画」とも評している。「経済や強い力に依存する国民性や、そこに潜む『沈黙の怖さ』を、20年前に原子力の問題と絡めた物語をこの時代に映画化したことが画期的です」というのは音楽プロデューサーの小林武史氏。「フクシマ以前だからこそ、逆に伝わってくるエソラゴトの怖さは、人間を置き去りにして進みかねない科学や経済や政治の怖さでもあります。時代は懲りずに繰り返します。必見」と呼びかける。俳優陣からは「安易な臭いがしない映画である 安易な褒め言葉が似合わない映画である。 映画屋が作った、本物の映画である」(坂上忍)、「最後まで真相が分からず、ハラハラドキドキしました。親子・家族・同僚などさまざまな人間関係のなかで、いろいろな感情が切なかった」(福士蒼汰)、「壮大なテーマの中に激しいアクションシーンがあり、ハラハラしながらも親子の絆、同僚への信頼、大切な人への愛が描かれており、お互いへの思いが深まるすてきな作品です」(前田敦子)、「信じられないほど美しい緊張感と緊迫感。物語の幕が開いてすぐに、涙が止まらなくなり、後半は一時も目が離せない。いろいろなことがおかしい今の日本…たくさんのことが悲しい"今"に、観るべき…渾身の一作」(広末涼子)など。また、木下優樹菜が「手に汗握るだけではなく、体中から汗が湧き出るうえに涙無しでは見られないのでバスタオルを用意してください! フジモンには湯原(江口さん)と三島(本木さん)のように、仕事においても人生においても自分がこう!と思った信念を貫き通してほしいと思います!」、藤本美貴が「日本が直面している問題を描いた作品。今を生きる私たちにとって重要なテーマで、未来を作っていく子供たちにも伝えなければいけないと思いました。家族のために頑張っているお父さんたちをもっと応援したい気持ちになりました」とコメントを寄せるなど、ママタレントにも話題は広がっている。(C)2015「天空の蜂」製作委員会
2015年08月07日長年、映像化不可能とされた東野圭吾渾身のサスペンス巨編を、堤幸彦監督が豪華キャストで映画化した『天空の蜂』。主人公・湯原を演じる江口洋介を始め、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛、國村隼、柄本明など、日本を代表する実力派俳優たちが結集した本作で、原作には描かれない成長した湯原の息子・高彦を、向井理が演じている。映画化に際し、東野さんの思いが込められたオリジナルキャラクターとなるこの役柄の誕生秘話が、シネマカフェに到着した。最新鋭の超巨大ヘリが1人の子どもを乗せたまま、遠隔操縦によりハイジャックされ、原子力発電所が標的になるという史上最悪の原発テロを描いた本作。原作者の東野さんも「映像に圧倒された」と語るほど、とてつもないスケール、大迫力のアクションシーン、そしてノンストップで押しよせる興奮と衝撃が、早くも話題となっている。中でも、ひと足先に鑑賞した東野圭吾ファンからは「原作を超える映画は存在しないと思っていたので、本当にビックリした」、「あれだけ完成された原作をもちながら、よくここまでの映画にした」など大絶賛の声が続々と届いており、最も厳しい目を持つ原作ファンをも唸らせる完成度の高さが、いっそう期待値を高めている。本作の脚本を担当した楠野一郎は、執筆前から、この物語をいま、映画として描くうえで、日本人の100%が知っている東日本大震災を避けては通れないと考えていたという。だが、原作の時代設定は20年前の1995年、“日本人の多くが原発に対して危機意識が低い”という状況が礎となっているため、事件が起きる時代を変更してしまうと、根本的な設定そのものが覆ってしまう。そこで、最終的に辿り着いたアイディアが、事件が起きるのは1995年のままで、2011年に震災が起きた後の視点を、物語のクライマックスに取り入れる、というものだった。一方、プロデューサーの方でも、原作者の東野さんから、本作を映画化するにあたっての2点の提案を受けていたという。それは、「震災を踏まえて描く」「プロローグなどで2011年以降の現在を描き、そこに子どもの成長した姿で登場させる」というもので、奇遇にも楠野さんが考えついたアイディアと一致。偶然の導きなのか、両者のシンクロした“想い”から、震災直後の2011年3月の日本で、成長し、自衛隊員になった向井さん演じる高彦が人命救助に赴くという、映画ならではのオリジナルのシーンが誕生することになった。原作者と脚本家の想いが共鳴して生まれた、原作とはまたひと味違ったクライマックスシーンに、ぜひ注目していて。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年07月28日常に映画やドラマの最前線に居続ける“モックン”こと本木雅弘さん。今年50歳を迎える彼に“大人の男”についてお話を伺いました。――本木さんが考える「大人の男」とは?それが理解できていたら、こんなふうになっていないのかな(笑)。いつも立ち位置のはっきりしない自分がいる。時代とうまく寝るのか、そむくのか。どちらにしても自分がどうあるべきかを選べる男が優秀なのだと思う。つまり、自分の実像をキチンと捉えて思いを表現できる人。それが本当の大人かもしれない。なのに私は家族に対しても自意識がはたらいて、本当の自分をさらすべきか否かって躊躇する瞬間もあるんですよ。――仕事となると、特に個人の自由にはならないし、本音も言いづらいですよね。その部分はありますね。私の場合は10代の頃から大人の中で仕事してきたし、中途半端にチヤホヤされたりしたこともあって、どこかでお調子者のところと、周りの顔色をうかがうところと、変にエキセントリックなところが共存してるんですね。簡単に言うと、めんどくさいタイプ(笑)。場の空気に沿おうとする面はあるんですが、若干ムラがあり、うまく計算ができるほどの能もない(笑)。いつも揺れてるんです。――納得のいく生き方はできている?いやいやいや。ワガママなことを言ってしまえば、やりたいことを自由にやって、最期に本気で感謝して死にたいと思っています。けど、なかなか。まだ自分は他者や運命に対して100%混じりっけなしに感謝できたことは一度もないかも。こんなこと言ったら刺されそうだけど(笑)。どこかで「感謝せねば」という意識に縛られて素直になれない。どうですか?こんなふうに自己批判ばかりして、それを糧にしていると自分を肯定している男は?だから大人になんかなれませんよ、いつまでも(笑)。――なれないのか、なりたくないのか。なりたい!なりたいです。それは子どもが「プリンセスになりたい!」というのと同じ。自分が知りえなかったものを知りたいという欲求ですね。あれっ?なんだか愚痴めいてしまいましたが、大丈夫ですか?こんな大人げない大人の男もいるもんなんです(笑)。でもね、理想の自分に近づくわずかな希望は捨てていませんから。◇もとき・まさひろ1965年12月21日生まれ。埼玉県出身。俳優。昭和天皇を演じた原田眞人監督作『日本のいちばん長い日』が8月8日公開。東野圭吾さんの原作を堤幸彦監督が映画化した『天空の蜂』は9月12日公開。ガウン¥75,000シャツ¥27,000ベスト¥35,000パンツ¥54,000(以上エンジニアド ガーメンツ/ネペンテスTEL:03・3400・7227)ブーツはスタイリスト私物。※『anan』2015年7月29日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・田中伸紀文・杉谷伸子
2015年07月22日昨今、さまざまな謎解きゲームが開催されていますが、ここまで豪華なイベントは初めてかも!? 東野圭吾のマスカーレードシリーズの世界観を丸ごと体験できるチャンスです。謎解きの舞台は、小説のモデルになった豪華ホテルで、主人公はもちろん、あなた。この謎解きは難易度の異なる2パターンがあり、気分や自分の謎解きレベルに合わせて選択できます。まずひとつ目の謎解きは“マスカレード・ホテル『麗しき仮面ホテルへの招待状』~秘められた潜入捜査~”。難易度はやや低めなので、謎解き初心者でも気楽に参加できます。参加者は、潜入捜査官としてホテルに潜入し、ホテル内で発生したある事件を解決していきます。なんと、マスカレード・ホテル発売時の東野圭吾さんからのメッセージが入ったキット付! ファン涎垂のグッズが手に入るなんてうれしいですよね。もうひとつは“マスカレード・イブ特別編~ホテルコルテシアに隠された秘密の謎~”。謎解きに自信のある人向けで難易度も高め。やり応えがあります。参加者は、ホテルコルテシアの新人ホテルマンとなり、研修中に発生した事件を解決してもらいます。※東野圭吾さんからのメッセージはありません。どちらの謎解きの参加者も、事件解決後はロイヤルパークホテルが用意した豪華な食事を味わうことができます。東野圭吾ファンはもちろんのこと、リッチなホテルで謎解きを体験したい人も、ぜひ参加してみてくださいね。●マスカレード・ホテル『麗しき仮面ホテルへの招待状』~秘められた潜入捜査~開催日:8月13日(木)<開催日時・参加費>8月13日(木) 第一部 11:00~ 9,000円 第二部 16:00~ 12,000円※「タカラッシュ!」会員割引あり※詳細は下記サイトをご確認ください●マスカレード・イブ特別編~ホテルコルテシアに隠された秘密の謎~開催日:8月15日(土)<開催日時・参加費>8月15日(土) 第一部 11:00~ 10,000円 第二部 16:00~ 12,000円※「タカラッシュ!」会員割引あり※詳細は下記サイトをご確認ください※受付は、開演の30分前※料金には、食事代、イベント参加費、消費税、サービス料が含まれています。※食事は着席ブッフェスタイル(お料理の内容はイベントにより異なります。)主催 ロイヤルパークホテル/リアル宝探し タカラッシュ!協力 株式会社 集英社
2015年07月20日数々の映画・ドラマを手掛ける堤幸彦監督が、東野圭吾の原作を圧巻の迫力をもって描くサスペンス・アクション『天空の蜂』。江口洋介、本木雅弘、綾野剛、仲間由紀恵ら演技派俳優が顔を揃え、今年注目度ナンバーワンの呼び声も高い本作の、緊迫感みなぎる予告映像が到着した。1995年8月8日。最新鋭の超巨大ヘリ《ビッグB》が、突然動き出し、原子力発電所の真上に静止する。遠隔操縦によるハイジャックという驚愕の手口を使った犯人は〈天空の蜂〉と名乗り、“全国すべての原発の破棄”を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する。爆薬を積んだ超巨大ヘリが原発に墜落するまで、タイムリミットは8時間ーー。奪われたヘリの設計士であり、ビッグBに取り残され人質となった子どもの父親・湯原(江口洋介)、狙われた原発の設計士・三島(本木雅弘)は、子どものため、日本消滅の危機を回避するため奔走するが…。今回到着した予告映像は、《ビッグB》を奪った謎の男(綾野剛)の犯行声明で幕を開ける。前代未聞の要求を突きつける、姿なき犯人との攻防戦に奔走する湯原と三島。そして2人を取り巻くキャラクターを、仲間さんや柄本明、國村準、向井理、石橋蓮司、佐藤二朗など豪華俳優陣が演じ、もはや予告編の域を超えた、緊迫感が押し寄せる映像となっている。また、映像をより一層盛り上げているのが、先日、主題歌として起用されることが発表されたばかりの、秦基博によるアッパーチューン「Q&A」。親子の情愛や、男たちが熱く信念をぶつけ合うシーンが次々に展開される映像と、エモーショナルな秦さんの歌声が見事にマッチしており、作品への期待は膨らむばかりだ。とてつもないスケール、大迫力のアクションシーン、そしてノンストップで押しよせる興奮と衝撃が話題となっている、サスペンス・アクション超大作『天空の蜂』。原作者の東野圭吾氏も「映像に圧倒された」と語るほどのその迫力を、まずはこちらの予告編で体感してみて。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年07月15日江口洋介を主演に、東野圭吾原作小説を映画化する『天空の蜂』の主題歌が、秦基博の新曲「Q&A」に決定したことがこのほど明らかとなった。1995年8月8日。最新鋭の超巨大ヘリ「ビッグB」が突如動き出し、子どもを一人乗せたまま、福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止した。遠隔操縦によるハイジャックという驚愕の手口を使った犯人は“天空の蜂”と名乗り、「全国すべての原発の破棄」を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する――。『20世紀少年』シリーズなど様々な作品を手がけてきた堤幸彦がメガホンを取るサスペンス・アクション超大作の本作。このほど主題歌に決定した秦さんは、映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌「ひまわりの約束」、映画『あん』の主題歌「水彩の月」に続き、シングル3作連続の主題歌抜擢となる。本作の主題歌である新曲「Q&A」は、ミディアム~スローな優しい楽曲のイメージが強いこれまでのイメージを覆すような、アグレッシヴでエモーショナルなサウンドのアッパーチューンに仕上がっている。本楽曲について秦さんは、「映画の中で描かれる人間が運命に抗う姿、大きな運命の流れの中で翻弄されながらも、自分が大切につかもうとするもの、守ろうとするもの、そういうものに対して向かっていく姿に感銘を受けて、その部分を自分なりに楽曲にしました」と、楽曲に込めた思いを語っている。さらに、本楽曲を聴いた主演の江口さんは「この映画が持っているテーマ性、スタッフ・キャストの想いを昇華させてくれる曲だと思いました」とコメント。堤監督も、「始めてこの曲を聴いたときにある情景が浮かんだ。それは数多の人々の姿。映画『天空の蜂』を撮っているときのイメージと同じだった。突きささるリズムに身体をまかせていると深い詩が突きささる。原作と映画とこの曲「Q&A」同じ地平に立っている気がする」と絶賛を寄せている。3作連続主題歌への抜擢ともあり、映画好きの中でもその存在感を増し続けている秦基博。空前のスケールで描かれたと合わせて、秦さんのアグレッシブな新曲を楽しみにしていて。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年07月10日東野圭吾の原作を『SPEC』シリーズの堤幸彦監督が壮大なスケールで描く『天空の蜂』。このほど、本作より豪華キャストが勢ぞろいの本ポスタービジュアルが公開された。1995年8月8日。最新鋭の超巨大ヘリ「ビッグB」が突如動き出し、子どもを一人乗せたまま、福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止した。遠隔操縦によるハイジャックという驚愕の手口を使った犯人は“天空の蜂”と名乗り、「全国すべての原発の破棄」を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する――。映像化不可能と言われた東野圭吾最大のスケールの原作を映像化する本作。今回到着したポスタービジュアルでは、江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛を始め、柄本明、國村準、向井理、石橋蓮司、佐藤二朗ほか、豪華オールキャストが総集結!役者陣それぞれの力強い表情と炎に包まれる超巨大ヘリ「ビッグB」が、本作のただならぬ緊迫感を感じるさせるビジュアルとなっている。また、ポスタービジュアルの中央には、「絶対、守り抜く」という力強い言葉が配置され、登場人物たちが大切なものを守り抜く姿が描かれていることが窺える。さらに、本作を鑑賞した原作者の東野圭吾は「映像に圧倒された」とその仕上がりを絶賛!さまざまな作品を手掛けてきた堤監督が、どんな大迫力のアクションシーン見せてくれるのか、大きな期待がかかる。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年07月01日東野圭吾の小説を江口洋介と本木雅弘の出演で映画化する『天空の蜂』のポスター画像が公開になった。日本を揺るがす未曾有の計画を遂行するハイジャック犯との攻防を描いた大作映画だけに、ポスターも豪華キャストがズラリと顔を揃えながら緊張感あふれるデザインになっている。その他の画像本作は、原子力発電所の上に最新鋭のヘリを静止させ、“全国すべての原発の破棄”を行わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する犯人“天空の蜂”と、テロに立ち向かう人々の息つまる攻防を描いたクライム・サスペンス。ジャックされた最新鋭のヘリの設計士・湯原を江口が、原子力発電所の設計士・三島を本木が演じ、仲間由紀恵、綾野剛、柄本明、國村隼、石橋蓮司、竹中直人、向井理、佐藤二朗、光石研らが出演する。このほど公開されたポスターの中央には大破し炎をあげるヘリコプターが描かれ、その上には大切な人や場所を守るために奔走するキャラクターたちが描かれている。本作は壮大なスケールで描かれる作品で、登場人物も設計士、政府関係者、重工業の関係者、役人、警察など多岐にわたっている。彼らはそれぞれが事態を打開するべく必死に奔走するが、日本破滅へのタイムリミットは近づいていく。本作ではサスペンス、人間ドラマだけでなくアクションシーンも描かれており、原作者の東野は完成した映画を観て「映像に圧倒された」とコメントしている。『天空の蜂』9月12日(土) 全国ロードショー
2015年06月30日長らく“映像化不可能“とされてきた東野圭吾の人気小説を映画化した『天空の蜂』の完成報告会見が6月22日に都内で行われ、メガホンをとる堤幸彦監督をはじめ、江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛が出席した。会見では本編冒頭13分の映像が披露され、堤監督は「観たことない映画を作ろうと団結し、自分でもビックリするくらいすごい映画を作っちゃったなと思う」と強い自信を示した。その他の写真最新鋭の巨大ヘリコプターを乗っ取り、原子力発電所の上空にホバリングさせるテロリスト“天空の蜂”との8時間に及ぶ極限の心理戦をスリリングに描く。「テロという現代的な脅威に加えて、3.11以降の原発の脅威という題材は、日本で映画にすべきもの。さらに親子の物語でもある」(堤監督)。ヘリの設計士を演じる江口も、「非常に面白い作品。3.11で経験した恐怖をリアルに捉えながら、エンターテインメントとしての救出劇を描いている」と誇らしげ。本木は原発の設計士を演じており、「巨大ヘリと人間が対峙するミステリーであり、ひとつの怪獣映画。驚きに満ちた作品で、改めて原作が予言の書だと実感する」と東野氏の先見に敬意を表した。一方、ヘリを強奪するテロリストを演じる綾野は「念願でした!」と堤監督との初タッグに喜びのコメント。「現場のライブ感や、そこで起こるパワーをとても大事にされる監督。俳優部への信頼も厚かった」と話した。片や仲間は『トリック』シリーズで、堤監督とは10数年来の付き合いで「今回は『トリック』の頃のような無茶ブリはありませんでした」と笑いを誘い、「とても上質な大人のラブストーリーを撮ってくださった」と振り返った。取材・文・写真:内田 涼
2015年06月22日“原発テロ”を扱い長年、映像化不可能とされた東野圭吾のサスペンス巨編を映画化した『天空の蜂』の完成報告会見が6月22日(月)、都内で行われ、江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛、堤幸彦監督が出席した。1995年夏、謎のテロリスト“天空の蜂”が強奪した超巨大ヘリ・ビッグBを、福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止させ「全国すべての原発の破棄」を要求。8時間後にはヘリの燃料が切れ、「新陽」目がけてヘリが墜落してしまう危機的状況で、緊迫感あふれる攻防が繰り広げられる。ヘリの設計者・湯原を演じる江口さんは、「3.11を経験し原発の恐怖をリアルに感じるいま、エンタテインメントとして息詰まる救出劇が描かれている。非常に面白い作品に仕上がりました」と手応え十分。一方、原発の設計士である三島役の本木さんも、「原作は予言の書だった。ひとつの怪獣映画として、それに対峙する人々のミステリーを描いている」と興奮しきりだった。ほぼ同世代の江口さんと本木さんだが、意外にも共演するのは初めて。江口さんが「同じ設計士という立場で、男同士の“動”のぶつかり合いを意識した」と体を張ったアクションをふり返ると、本木さんは「もう年齢的には無理ですね。今年(の12月)で50歳になりますから」。この発言に、隣に座る綾野さんが「えっ、そうなんですか?」と驚く一幕もあった。その綾野さんは、「念願でした!」と初の“堤組”参加に大喜びで、「とにかく最高の現場。俳優部への信頼も厚く、その場で起こるパワーをとても大事にされる」。一方、『トリック』シリーズで堤監督と長年タッグを組んできた仲間さんは、「本木さんとのとても上質なラブシーンを撮ってくださった。今回、『トリック』の頃のような無茶ブリはありませんでした(笑)」と明かし、堤監督を恐縮させていた。会見では迫力あふれる冒頭13分の本編映像がお披露目され、堤監督は「自分で言うのもなんですが、すごい映画を作っちゃったと思います」と自信のコメント。「テロという現代的な脅威に加えて、親子の物語だと思う」と話していた。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年06月22日公開初日を迎えたアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』の初日舞台あいさつが20日、東京・新宿バルト9で開催され、劇中音楽を担当したコーネリアスこと小山田圭吾、主人公・草薙素子を演じた声優の坂本真綾、黄瀬和哉総監督、脚本の冲方丁氏らが登壇した。第57回グラミー賞で、最優秀アルバム賞を受けた世界的なミュージシャン・Beckとのコラボレーションや、Salyuなど数多くのアーティストのプロデュースで知られる小山田は、2013年から全4話で劇場公開されたアニメーション作品『攻殻機動隊ARISE』から劇中音楽を担当。『攻殻機動隊 新劇場版』では劇中音楽に加え、素子を演じた坂本とのユニット「坂本真綾 コーネリアス」を結成し、主題歌「まだうごく」も手がけている。登壇した小山田は、「長編映画の音楽を作るのはこれが初めて。貴重な体験をさせていただきました」とあいさつ。続いて、MCから楽曲制作で気をつけたことを聞かれると、「アニメーションは、実写と比べると情報量が少ない。かといって、音の要素を入れすぎるとセリフや効果音とぶつかってしまうので、そのバランスには配慮しました」とコメントした。主題歌について話題がおよぶと、小山田と坂本とのやりとりに。小山田が「坂本さんは、歌入れが異常に早いんですよ。昼ぐらいに集まるんですけど、夕方には帰るみたいな。けっこう難しい曲だと思ったんですけど、練習したんですか?」と尋ねると、一方の坂本は、「この流れで練習してませんとは言えないですよ」と照れつつも、「難しさに燃えるんです。でも、小山田さんも2、3回歌うと『もういいですよ』って、すごく早いなと思いました」と返す。すると、小山田は「本当にバッチリだったので」とレコーディングの順調ぶりを振り返りつつ、歌手・坂本真綾について「すごく好きですよ。クセのない、きれいな声をされている」と絶賛した。曲を聞いた総監督の黄瀬氏は、「初めはサントラでいただいたんですが、やっぱりフィルムを通して聞くのは違うなと思いました」と語り、「川井憲次さんがよかったという方もいるでしょうし、菅野よう子さんがいいと言う人もいたんですけど、僕は小山田さんにやっていただいて満足しています」と称賛の言葉を贈った。『攻殻機動隊 新劇版』では、総理大臣暗殺事件をきっかけに、シリーズを通して謎に包まれていた全身義体の主人公・素子の生い立ちが明らかになるとともに、攻殻機動隊の誕生秘話が語られる。アニメーション制作はProduction I.G、監督は野村和也氏が務める。この日の舞台あいさつにはその他にも、ProductionI.Gの石川光久氏、野村和也監督らが登壇。また本作は、6月20日にフランスの「2015年アヌシー国際アニメーション映画祭」でも上映され、26日には同じくフランスの映画館・グランレックスでの上映を控えているという。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年06月20日初めて彼の家に行った時、多くの女性がチェックするのは片付けや水回りではないでしょうか。しかし、掃除能力よりももっと見て欲しい場所があるのです。それは本棚。彼が普段読んでいる本を見れば、将来出世しそうかどうかが分かります。今回は訪問カウンセリングも多数こなしてきた元女探偵である筆者が、読む本から分かる人間性と将来性について解説します。■1.本棚に小説が多い東野圭吾などの人気のある作家を中心に読んでいる人は、流行に敏感でミーハーな面を持っていると言えるでしょう。女性的な感性を持っていて自分の世界観を大事にしている人かもしれません。将来性は普通です。同じ小説でも、古典、歴史の本が多い場合はかなり勉強熱心で頭も良いタイプではないでしょうか。就いている仕事にもよると思いますが、出世するタイプです。■2.仕事に関係する資料ばかり小説などを読んでも仕事には役にたたないと思っているのかもしれません。人の気持ちを推し量ったりする上で、繊細な感性も持っていた方が仕事には役立つこともあるので、興味の範囲が狭い彼は仕事上でも少し視野が狭くて堅物だと思われているかもしれませんね。■3.自己啓発本が多い本棚に自己啓発本がずらりと並んでいるタイプは、自己評価が高いわりに能力が追いついていない人が多いです。今のままの自分ではまずいという危機感はありながらも、実際には行動していないタイプが多いと言えます。口は達者なので一見凄い人に見えるかもしれませんが、言い訳ばかりで有限実行できなかったりします。また、洗脳されやすい面もあるのでマルチ商法や高額な自己啓発セミナーなどにハマってしまう傾向もあり、出世する見込みはあまり高くないでしょう。■4.趣味の本や漫画ばかり釣りや車、バイク、ゲームなどの本や、漫画ばかり本棚に並んでいると『この人大丈夫?』と不安になるかもしれませんね。ビジネス書ばかりの人に比べると、頼りない印象やオタクっぽい印象を受けると思いますが、それは彼のいる環境によります。デザイナーや芸術家、ゲーム業界など子供の時のままの感性をうまく活かすことが出来る業種などであれば大成するかもしれません。ただ、ビジネス感覚を持っていないかもしれないので、バランスがある人かどうかはよく観察した方がいいでしょう。ろくに働かずに夢だけ語るようなタイプの男性は付き合わない方が良いです。■おわりにそもそも、家に殆ど本がないという方もいるかもしれませんね。その場合、全く本を読まないのか、物を置きたくなくてすべて電子化しているので違います。本を読まない代わりに何かしら思考を鍛える訓練をしているなら良いですが、そうでないなら自分の頭で考えることが出来ない「出世の見込みのない人」になってしまうかもしれないので、要注意です。本棚を見ると彼の興味があるものがよく分かるので、ぜひチェックしてみてくださいね!(上岡史奈/ハウコレ)
2015年06月20日俳優の江口洋介と本木雅弘が初共演する映画『天空の蜂』(9月12日公開)で、劇中に登場する超巨大ヘリコプター"ビッグB"の画像が5日に初公開され、原作者の作家・東野圭吾氏が絶賛のコメントを寄せた。本作は、東野氏が1995年に発表した同名小説(講談社)を原作に、「20世紀少年」シリーズなどで知られる堤幸彦監督が手掛ける映画。自衛隊の"ビッグB"が何者かに奪取され、テロ事件へと発展する国家の危機を描く。江口が"ビッグB"の開発に取り組んできたヘリコプター設計士・湯原、本木が湯原と同期入社で原子力発電所の設計に携わってきた原発設計士・三島を演じる。"ビッグB"は最新鋭にして日本最大のヘリコプターという設定で、全長34メートル、総重量25トン。ヘリの内部のシーンは30メートル級の巨大セットを組んで撮影された。すでに公開された予告編でその姿は確認できていたものの、細部がクリアな画像が公開されるのは初めて。画像では、手前に映り込んだ航空自衛隊ヘリとの大きさの違いが分かる。物語のスケールの大きさから"映像化不可能"と言われていた本作。それは誰よりも原作の東野氏が「映画化など絶対に不可能だと思っておりました」と実感していたが、「執筆中に思い描いた以上の映像に圧倒されました」と出来栄えに驚く。「監督や俳優の皆さん、そのほか多くの方々の熱い想いが伝わってくる、骨太の素晴らしい映画だと思います」と称賛し、「私自身の血も、この小説に取り組んでいた二十年前のように騒ぎました。きっと多くの人々の心を揺さぶることだと思います」と"ビッグB"の迫力も確信の後押しとなった。(C)2015「天空の蜂」製作委員会
2015年06月05日KADOKAWAは22日、人気作家・東野圭吾の最新作『ラプラスの魔女』の発売を記念して、レゴブロックで制作された巨大立体書影「『ラプラスの魔女』飛び出す表紙」を発表した。同作品は、東京・千代田区の三省堂書店神保町本店にて、同日より展示されている。『ラプラスの魔女』は、東野氏のデビュー30周年記念作品として2015年5月15日に発売された空想科学ミステリー長編。「これまでの私の小説をぶっ壊してみたかった。 そしたらこんな作品ができました。」という作家本人の意欲的なコメントも話題となり、発売5日で累計26万部を突破、すでに重版も決定しているという。今回公開された巨大アートは、同作の主要登場人物である地球化学研究家・青江の趣味がレゴブロックであることをきっかけに企画されたもの。日本で唯一、世界でも13人しか認められていないという"レゴ認定プロビルダー"の三井淳平氏が制作を手掛け、高さ110cm、幅幅73.5cm、奥行き44.5cm、体積は実際の本の180冊分という超大型表紙が完成した。制作期間は約1週間で、使用したレゴブロックの種類は約20種類、使用数は約1.5万ピースにのぼるという。三井氏は完成した作品について、「雲の表現は新しい試みでした。不規則にモクモク感を作ることで自然なスモークの感じを表現しています。『ラプラスの魔女』というタイトル文字が浮かび出るように立体感のある配置にしています。一文字一文字前後させることで、 スモークが前に出てくるように文字もふわりと前面に浮かび上がってきているようなイメージにしています。難しい題材の表紙でしたが、良い形で立体感が表現できたのではないかと思います」とコメントしている。
2015年05月22日東野圭吾最大の勝負作を「20世紀少年」シリーズなど様々な作品を手がけてきた堤幸彦監督が完全映画化したクライシス・サスペンス超大作『天空の蜂』より、緊張感漂う場面写真が一足先にシネマカフェに到着した。1995年8月8日。最新鋭の超巨大ヘリ《ビッグB》が突如動き出し、子どもを一人乗せたまま、福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止した。遠隔操縦によるハイジャックという驚愕の手口を使った犯人は“天空の蜂”と名乗り、「全国すべての原発の破棄」を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する――。史上最悪の原発テロの危機に立ち向かう人々を描いた本作。主演を務める江口洋介が演じるのは、長年、家族との時間を犠牲にしながらも、自衛隊用の超巨大ヘリ≪ビッグB≫の開発に取り組んできたヘリコプター設計士・湯原。一方、湯原と同期入社で、日本の発展に寄与するエネルギーと信じ、原子力発電所の設計に携わってきた原発設計士・三島を本木雅弘が演じる。今回解禁となった場面写真で映し出されているのは、巨大ヘリ墜落を阻止するため、空へと飛び立とうとしている湯原の姿。決意と覚悟を秘めた表情からは、「絶対に、守り抜く」という強い想いが見て取れる。また、もう一枚の場面写真は、巨大ヘリ《ビッグB》が原発へ墜落するまで8時間というタイムリミットが迫る中、日本消滅の危機を止めるべく奔走する対策本部でのシーン。見えない敵との攻防戦が続き、江口さん演じる湯原、本木さん演じる三島の2人の表情には、ただならぬ緊迫感が伝わってくる。原作発表から20年が経ち、原発を題材にしたテーマ性やその物語の大きさから映像化不可能と言われた原作を、堤監督がかつてないスケールで描く本作。まずは、この場面写真から、公開への期待を膨らませてみて。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年05月15日1995年の原作発表から20年。原発を題材にしたテーマ性やその物語のスケールの大きさから、長年“映像化不可能”と言われた東野圭吾の同名小説を『20世紀少年』シリーズなど様々な作品を手がけてきた堤幸彦監督がメガホンをとり、映像化した映画『天空の蜂』が9月12日(土)より公開となる。史上最悪の原発テロに立ち向かう男たちを描いた本作の、第一弾ビジュアルがこのたび公開となった。最新鋭にして日本最大の超巨大ヘリコプターを乗っ取り、原子力発電所の真上に静止させるという史上最悪の“原発テロ”と、この究極の危機に立ち向かう人々を描いた本作。主演を務める江口洋介は、長年、家族との時間を犠牲にしながらも、自衛隊用の超巨大ヘリ“ビッグB”の開発に取り組んできたヘリコプター設計士・湯原。一方、湯原と同期入社で、日本の発展に寄付するエネルギーと信じ、原子力発電所の設計に携わってきた原発設計士・三島を本木雅弘が演じる。このたび完成した本ビジュアルには、江口さん、本木さんを始め、三島の恋人で事件解決の鍵を握る女性・赤嶺を演じる仲間由紀恵、超巨大ヘリ“ビッグB”を奪う謎の男・雑賀に扮する綾野剛の姿が確認できる。10階建てのビル相当にあたる約34mの超巨大ヘリ“ビッグB”が原子炉へ墜落するまで“タイムリミットは8時間”“原発テロ”という日本消滅の危機から「守り抜けるのか」との問い掛けに、力強い眼差しを向ける湯原と三島。それぞれの大切なものを守り抜こうとする強い決意が伝わってくる。また、衝撃的なメッセージである「標的は原発。」の後には、炎と煙が立ち上る超巨大ヘリ“ビッグB”。その様は事態の深刻さを物語っており、一刻の猶予も許されない緊迫感が感じられる。果たして、彼らはどのような結末を迎えるのか――。本作の公開を楽しみに待ちたい。『天空の蜂』は2015年9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月10日原作発表から20年、“映像化不可能”と言われてきた東野圭吾の同名小説が、江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛ら実力派俳優たちが集結し実写映画化される『天空の蜂』。史上最悪の原発テロに立ち向かう男たちを描いた本作の、待望の特報映像が解禁された。1995年8月8日。最新鋭の超巨大ヘリ《ビッグB》が突如動き出し、子どもを一人乗せたまま、福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止した。遠隔操縦によるハイジャックという驚愕の手口を使った犯人は“天空の蜂”と名乗り、「全国すべての原発の破棄」を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する――。今回解禁された特報は、報道や政府の声が飛び交う中、超巨大ヘリ《ビッグB》が全てを掻き消すように突如現れる、緊迫した場面からスタート。機内の子どもの父親であり《ビッグB》を開発したヘリ設計士・湯原を江口さんが、子どもの救出と日本消滅の危機を止めるべく奔走する原子力発電所の設計士・三島を本木さんが務める。燃料が尽きてヘリが原子炉へ墜落するまでの8時間というタイムリミットに立ち向かう湯原、三島に続いて、三島の恋人で事件解決の鍵を握る女性・赤嶺(仲間由紀恵)、《ビッグB》を奪う謎の男・雑賀(綾野剛)の姿も映し出され、30秒という時間が一瞬に感じられるほどの密度を持った映像となっている。本作の映画化にあたり、原作ファンの間では、現在日本に実在する輸送用ヘリをはるかに越える“日本最大の《ビッグB》がどのように映像化されるのかという点にも注目が集まっており、CG制作作業は1年以上にわたり、いまなお続行中だという。また、不安感や緊張感などを表現するため、“カメラを固定して撮影されたカットが一つもない”という特別な手法で撮影は行われたという。メガホンを取った堤幸彦監督自身も、「様々な作品を作らせていただいていますが、これまでこんなに神経を張りつめた作品はなかなかありませんでした。トップカットからスタッフロールまで全神経を集中させて作りました。私の作品の中ではこういうアプローチはなかったなぁと、自分でもびっくりするような仕上がりになっています」とコメントを寄せ、長年の監督歴の中でもとりわけ手応えを感じた作品となる様子だ。柄本明、國村隼、向井理らの豪華キャストも発表され、ますます盛り上がるクライシス・サスペンス超大作。まずはこちらの特報から“堤組”の本気を感じてみて。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月24日東野圭吾の小説を江口洋介と本木雅弘の出演で映画化する『天空の蜂』の特報映像が公開になった。特報動画本作は、原子力発電所の上に最新鋭のヘリを静止させ、“全国すべての原発の破棄”を行わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する犯人“天空の蜂”と、テロに立ち向かう人々の息つまる攻防を描いたクライム・サスペンス。ジャックされた最新鋭のヘリの設計士・湯原を江口が、原子力発電所の設計士・三島を本木が演じ、仲間由紀恵、綾野剛、柄本明、國村隼、石橋蓮司、竹中直人、向井理、佐藤二朗、光石研らが出演する。このほど公開された映像には江口、本木ら出演者だけでなく、物語の最重要キャラクターともいえる超巨大ヘリ“ビッグB”も登場。映画では全長34メートル、総重量25トンの日本最大級の輸送ヘリを描くべく、内部の巨大セットを建設。CGも駆使して“ビッグB”を描いている。堤監督は「様々な作品を作らせて頂いていますが、これまでこんなに神経を張りつめた作品はなかなかありませんでした。トップカットからスタッフロールまで全神経を集中させて作りました。私の作品の中ではこういうアプローチはなかったなぁと、自分でもびっくりするような仕上がりになっています」とコメント。映画は9月に公開される。『天空の蜂』9月12日(土) 全国ロードショー
2015年03月24日俳優の江口洋介と本木雅弘が初共演する映画『天空の蜂』(9月12日公開)のメインビジュアルが13日、公開された。本作は、東野圭吾が1995年に発表した同名小説(講談社文庫)を原作に、「20世紀少年」シリーズなどで知られる堤幸彦監督が手掛けるクライシス・サスペンス作品。最新鋭にして日本最大のヘリコプターが何者かに奪取され、原子力発電所の上空でホバリングを始める。「原子力発電所を全て使用不能にしなければ、ヘリコプターを落とす」と要求する犯人を捜し出せるのか――という、テロ事件による国家の危機を描く。主演の江口はヘリコプター設計士・湯原一彰役、共演の本木は原子力機器設計士・三島幸一役を務める。今回公開されたビジュアルでは、立場は違いながらも、同じ技術者であり、普通の父親でもある2人が"原発テロ"に立ち向かおうとする、その強い使命感が、鋭い視線の中に表れている。青いトーンのバックが、2人を待ち受ける事態の緊張感を感じさせながらも、頭上から差すまぶしい光は、未来へのかすかな希望を暗示するビジュアルになっている。(C)2015「天空の蜂」製作委員会
2015年03月13日東野圭吾原作を基に江口洋介と本木雅弘を主演に迎えて映画化する『天空の蜂』。このほど、本作の公開日が9月12日(土)に決定し、江口さんと本木さんの鋭い視線が向けられたイメージカットが公開された。日本最大の超巨大ヘリコプターを乗っ取り、原子力発電所の真上に静止させるという史上最悪の“原発テロ”と、この究極の危機に立ち向かう人々の8時間のドラマを描いた本作。原発を題材にしたテーマ性やその物語のスケールの大きさから、長年映像化不可能と言われ続けてきた作品に挑むのは、「トリック」や「SPEC」シリーズ、5月に公開を控える『イニシエーション・ラブ』など話題作を手掛けてきた堤幸彦監督。キャストには、長年、家族との時間を犠牲にしながらも、自衛隊用の超巨大ヘリ“ビッグB”の開発に取り組んできたヘリコプター設計士・湯原を江口さん。一方、湯原と同期入社で、日本の発展に寄与するエネルギーと信じ、原子力発電所の設計に携わってきた原発設計士・三島役に本木さん。そのほか仲間由紀恵を始め、堤組初挑戦となる綾野剛、柄本明、國村隼、向井理ら豪華キャストが集結している。公開されたビジュアルでは、立場は違いながらも、同じ技術者であり、普通の父親でもある2人が“原発テロ”に立ち向かおうとする、鋭い視線の中に表れている。緊張感漂う青いトーンには、日本の未来のためにと作り上げてきたヘリと原発がテロに使われ、人類が危険にさらされることになってしまったことへの、生みの親としての憂いや葛藤が浮かび上がる。現在の日本が抱える様々な問題について、直視することを避けてきた我々に問いをなげかける本作。“原発テロ”という前例のない題材がどのように描かれるのか?期待が高まる。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月13日東野圭吾の小説を江口洋介と本木雅弘の出演で映画化する『天空の蜂』の公開日が9月12日(土)に決定し、イメージ画像が公開になった。本作は、原子力発電所の上に最新鋭のヘリを静止させ、“全国すべての原発の破棄”を行わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する犯人“天空の蜂”と、テロに立ち向かう人々の息つまる攻防を描いたクライム・サスペンス。ジャックされた最新鋭のヘリの設計士・湯原を江口が、原子力発電所の設計士・三島を本木が演じ、仲間由紀恵、綾野剛、柄本明、國村隼、石橋蓮司、竹中直人、向井理、佐藤二朗、光石研らが出演する。このほど公開されたイメージ画像は、ふたりの設計士の背後にヘリが浮かんでいるもので、この巨大ヘリが一体どんな動きを見せるのか? ふたりがどのような手段でこのヘリを止めるのか気になるところだ。『天空の蜂』9月12日(土) 全国ロードショー
2015年03月13日