いつも穏やかな空気をまとい、優しい笑みを湛えている。松坂さんの印象は何度お会いしてもブレない。けれども役者としての風格は確実に増していくようだ。そんな松坂桃李さんが新たに出演したのは、沼田まほかるさん原作の映画『ユリゴコロ』。「沼田さんにお会いしたことはないのですが、作品は以前から知っています。とにかく、普通の人物が出てこないんですよ。たとえ普通に見えても実はどこか欠落していて、とてもすんなりとは共感し得ないキャラクターばかり。それなのに、不思議と魅力的に感じてしまうんです。こういう人ってどこかにいそうで、気になってしまう感じというのかなあ…。沼田さんはどういう精神状態でこれを書いているんだろうって考えちゃいますね」それを言うなら、松坂さんもハードな役柄を演じることも少なくないはず。メンタルのコントロールはどうしているのだろうか。そのために、普段は平和的で、ニュートラルな状態に自分を置いているのですか?「そうですね。いつも現場でたくさん刺激をもらえるからというのもあって、私生活はなるべく省エネモードです(笑)。沼田さんも、もしかしたらそうなんですかね」松坂さん演じる亮介の婚約者・千絵(清野菜名)が突然失踪。直後に亮介は実家の押し入れで一冊のノートを発見し、物語は動きだす。それは美紗子と名乗る女(吉高由里子)の手記で、殺人を犯したことを告白していた。一体、誰が何のために書いたのか、ユリゴコロとは何か。そんななか、千絵のかつての同僚だという細谷(木村多江)が亮介を訪ねてくる。「困ったことに、これ以上何か説明しようとするとネタバレしてしまいかねない。それほど緻密に練り上げられた物語なんです。手記の登場人物として、美紗子とその恋人の洋介(松山ケンイチ)がいて、亮介の現実として細谷や千絵がいるんですが、先ほど話したように、登場人物はみんな独特です」亮介は、男手一つで父親に育てられた、父親思いの心優しい青年。しかし物語が進むにつれ、感情の波が激しくなっていき、突然、怒りや憎悪が湧いたりするようになる。そんな二面性を持つ役柄を演じるにあたって、監督からは、「どこの感情にも寄りかからずに演じてくれ、と言われました。優しさにも憎しみにも寄りすぎず、感情のシーソーが大事だと。撮影では、(木村)多江さんと清野さんと一緒の場面が多かったんですが、女性ばかりとはいえ、常に張りつめた空気が漂っていました。でもこの作品にとって、それは必要な緊張感だったと思っています」ミステリー作品でも「ものすごく濃い愛の形がある」と松坂さん。「身近に感じられる話ではないと思いますが、ある意味、誰もが自分の中に通じる部分を見つけるのではないでしょうか。台本を初めて読んだ時、ぐーっとのめり込んでいって、最後はふわっと、あ、終わった!という感覚でした。これはミステリーともいえるけれど、濃度が高い恋愛映画だと思っています」『ユリゴコロ』父は余命宣告をされ、婚約者は失踪。そして実家で見つけた一冊のノートをきっかけに、亮介のありふれた日常は、思いもよらなかった方向に転がりだす…。脚本・監督/熊澤尚人出演/吉高由里子、松坂桃李、松山ケンイチほか9月23日より全国ロードショー。(C)沼田まほかる/双葉社(C)2017「ユリゴコロ」製作委員会まつざか・とおり1988年10月17日生まれ。『侍戦隊シンケンジャー』で俳優デビュー。今後公開の映画に『彼女がその名を知らない鳥たち』(10/28~)、『不能犯』『孤狼の血』が。ジャケット¥56,000(ソーイ/エム アイ ユーTEL:03・5457・2166)シャツ¥22,000(イッティビッティ/ストライプスデザインTEL:03・5768・2401)※『anan』2017年9月27日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・小林 新(UM)ヘア&メイク・HORI(BE NATURAL)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2017年09月25日俳優の松坂桃李が主演する映画『不能犯』(2018年2月1日公開)のティザーポスター、及び特報が9日、公開された。同作は、2013年から宮月新・神崎裕也による同名漫画を実写化。電話ボックスの書き置きを通じて殺人を請け負い、病死や事故死といった"不能犯”としてターゲットの命を奪う男・宇相吹正(うそぶきただし)の驚異的な手口と真の目的を描く。『貞子vs伽椰子』が話題になった白石晃士監督がメガホンをとる。正義感溢れる女刑事・多田を沢尻エリカが演じている他、宇相吹に翻弄される人々に新田真剣佑、間宮祥太朗、テット・ワダ、菅谷哲也、岡崎紗絵、真野恵里菜、忍成修吾、水上剣星 水上京香、今野浩喜、堀田茜、芦名星、矢田亜希子、安田顕、小林稔侍と豪華キャストが出演する。今回公開されたティザーポスターでは、純白ソファで足を組む宇相吹の、妖しさが際立つビジュアルが明らかに。特報では、「愚かだね、人間は」というドS発言でニヤリと笑う宇相吹が登場する。「視線一つで、すべての人間を死に導く男」というコピーと共に、宇相吹に翻弄され死に導かれる人々の姿や、宇相吹を追う女刑事・多田の葛藤も映し出された。(C)宮月新・神崎裕也/集英社 2018「不能犯」製作委員会
2017年08月09日オーランド・ブルームが自身を含むイケメン親子3世代のセルフィーをインスタグラムで公開した。キャプションには「3世代と右下にマイティ」と書かれている。父コリン・ストーン、6歳の息子フリンくん、愛犬のマイティと一緒に写っているオーランドはとびきりの笑顔!オーランドの最近の投稿は、マイティとのラブラブショットが多くを占め、家族が登場することは2015年7月の開設以来ほぼなかった。先月、父の日にフリンくんとのツーショットを掲載したが、フリンくんがレスラーの覆面マスク風フードをかぶっていたため、見えるのは前歯が抜けた口元だけ。微笑ましくはあるものの、「オーランドとフリンくんの顔がわかるようなツーショットが見たい!」と思っていたファンもいたかもしれない。そこへ、オーランドのイケメンパパまで参加している予想外のゴージャスな親子3世代(と愛犬)のファミリーフォトが掲載されたものだから、ファンから歓喜の声が。「3人ともキュートでそっくりね」、「みんな幸せそう」、「かけがえのない瞬間」、「掲載してくてありがとう!」などのコメントが寄せられた。Orlando Bloomさん(@orlandobloom)がシェアした投稿 - 2017 7月 2 1:29午前 PDT(Hiromi Kaku)
2017年07月04日「やればやるほど、悩みます」今キャンプ、実戦初登板を果たした直後の松坂大輔(36)のコメントだ。初回は三者凡退に抑えるも、続く回は3四球と大荒れ。四球で崩れるのは、ここ最近のパターンだが、いちばん心配したのはその表情だ。明らかに暗い。 これまでは結果がともわなくても、けっして弱気な言動を見せなかった。ただ、この2年の貢献はゼロに等しい。居ても立っても居られず、ソフトバンクがキャンプを張る宮崎へと飛んだ。 2月26日、松坂はランニング中心のメニューをこなし、笑顔さえ見える。暗い表情は思い過ごしだったのか。だが、練習後に2人だけで話すと、悩みは根深いものだと確信した。 ――ここ2年間、ほとんど投げてない不本意なシーズンが続いていますが? 「ご心配かけました(苦笑)。う~ん、高校時代の友人からも『どうしたんだ?』と聞かれたけど、答えられなかった。投げられない原因はわかっているけど、対処法が見つからない」 ――原因はなんだと? 「2011年6月に右肘、2015年8月に右肩と2度手術した。その痛みが昨年まで続き、騙し騙し投げていたんです」 ――酷評されているフォームは、そのためですか? 「そうなんです。痛みが最小限ですむ投げ方を追求したら、このフォームになってしまった。だから、好きでやっている投げ方ではないんです」 ――上下動が激しいから、コントロールが定まらない。たとえば、上原浩治投手のような、動きが少ないフォームを試してみては? 「それは考えましたし、実際、試してもみたんです。でも、理屈ではわかっているんだけどできなかった。染みついたものはなかなか戻せないんです」 ――西武時代のフォームに戻しては? 「そうですね。先ほども言ったけど、染みついたものがあるから、戻すに戻せないんです。もどかしいですよ」 全盛期の自分に戻れないことは、自分がいちばんわかっている。もはや悔しさを通り越し、諦めの境地に達しているのではないか。松坂とは20年近いつき合いになるが、今年ダメなら引退――。そう、覚悟すらしているように思えてならない。 写真&文・ジジ (週刊FLASH 2017年3月21日号)
2017年03月10日現在日本テレビ系にて放送中の日曜ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」。この度、本作で主演を務める松坂桃李が、約3か月の撮影を終え無事オールアップ!直後の松坂さんのコメントが到着した。2015年11月に「金曜ロードSHOW!」枠での放送を経て、連続ドラマ化された本作。ドラマは、山口幸三郎の「探偵・日暮旅人」シリーズを原作に、聴覚・嗅覚・味覚・触覚…五感のうち4つの感覚を喪った男・日暮旅人(松坂桃李)が、唯一残った研ぎ澄まされた視覚を駆使し、物を、人を、そして愛を探すヒューマン・ミステリー。“映像の魔術師”こと堤幸彦がスペシャルドラマに引き続き演出を務め、松坂さんのほか、濱田岳、住田萌乃、多部未華子、木南晴夏らが出演している。クランクアップでは、視覚だけを頼りに演技するという難役をやり遂げた松坂さんに、堤監督から労いの花束が贈呈。すると松坂さんは、ホッとした様子で爽やかな笑顔を見せた。「何かこう、24時間マラソンを完走し終わった後みたいな感じですね(笑)」とクランクアップした感想を話し、「ここまで走り続けられたのは、堤監督はじめ現場の皆様のチームワークと助けがあったおかげで、とてつもなく感謝しています。皆さんと良い時間を過ごせたと思います。本当にありがとうございました!」と感謝の気持ちを語った。3月5日(日)放送の第7話では、旅人は20年前に自分をドラッグ「ロスト」の実験台にした灯果(ともさかりえ)に、両親を殺した犯人の正体を迫る。しかし、灯果もまた黒幕に操られていた一人だったと知り、やり場のない怒りを感じていた。その頃、旅人と雪路(濱田岳)が決裂したことに気を揉んだ灯衣(住田萌乃)は、保育士・陽子(多部未華子)に2人の橋渡しを頼む。旅人の元を訪ねた陽子は、そこで居合せた灯果が実は灯衣の母親だという事実を旅人と共に知るのだった…。20年前の事件の意外な黒幕とは一体誰なのか?最終話に向けて物語は加速していく!「視覚探偵 日暮旅人」は毎週日曜日22時30分~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月01日松坂桃李が、『貞子VS伽椰子』の白石晃士監督のもと主演を果たす人気コミックの実写化『不能犯』。本作で松坂さんが演じる殺しを請け負う主人公・宇相吹正を追いつめる刑事役に、沢尻エリカが決定。初めての刑事役でアクションに挑んでいる。都会のど真ん中で、次々と起きる変死事件。現場では、必ず黒スーツの男の姿が目撃される。男の名は宇相吹正。彼こそがSNSでうわさの謎の男。“ある電話ボックスに殺してほしい理由と連絡先を書いた紙を貼ると、必ず引き受けてくれる”という殺し屋だった。ターゲットは確実に死に至るが、その死因は病死や自殺に事故──そう、宇相吹の犯行は、すべて“不能犯”。警察の上層部もさじを投げる中、ただ1人、立ち上がったのが、女刑事・多田友子。しかも、何度か宇相吹と“対決”するうちに、多田だけは宇相吹に心を操られないことがわかっていく――。不能犯とは、“呪い”や“洗脳”によって殺人を実行するなど、目的は犯罪だが、常識的に考えて実証が不可能な行為のこと。そのため、たとえ相手が死んでも罪には問われない。本作の主人公・宇相吹正は、赤く光る妖しい瞳から放つ不気味な能力で、人の心を操る不能犯。ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」では、研ぎ澄まされた視覚のみを駆使して事件を解決する探偵を演じている松坂さんが、本作では、妖艶かつ不気味な不能犯・宇相吹に扮している。そして今回、宇相吹がコントロールできない唯一の存在となる女刑事・多田友子役に、沢尻さんが決定。原作では男性だが、宇相吹役が松坂さんに決まったことから、彼の妖艶な魅力を引き立たせるために、女性へと変更された。沢尻さんが初の刑事役に挑む多田友子とは、誰もが振り返る署内一の美女だが、うそと曲がったことが大嫌い、正義感にあふれ、口は悪いが、部下や改心した前科者の面倒見もよく、人望厚い姐御肌の“デキる”刑事。さらに、多田刑事は宇相吹の赤く光る眼と対峙しても、その術が効かない唯一の存在。彼女を演じる女優に最も必要なのは“眼力の強さ”ということで、芝居の熱さと吸い込まれそうな眼力を誇る沢尻さんにオファー。沢尻さんも「いつかアクションをやりたかった」と快諾し、かつてないヒロインが誕生した。沢尻さんは、原作との違いについて「キャラクターのイメージは男性そのままで、正義感や意思が強く、内に秘めた熱いものを持った男っぽい女刑事になっています」とコメント。さらに「松坂さんは、本当に漫画から出てきたんじゃないかと思うほどイメージ通りのミステリアスな宇相吹」と絶賛を贈っている。この美しき刑事VS謎の殺し屋の対決は、新感覚サスペンス・エンターテインメントの大きな見どころとなりそうだ。『不能犯』は2018年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月24日フェンディ(FENDI)がミレニアル世代によるミレニアル世代のためのデジタルプラットフォーム「エフ イズ フォー...(F IS FOR...)」()をローンチした。同プラットフォームでは、既存のものには飽き足りない若者たちのストーリー、イメージ、サウンド、ファッションが、新しいムーブメントを作るためのアート、文化、音楽、そしてその先へと出会う場になるべく、5つのカテゴリーに分けた実験的なコンテンツを作り、公開していく。カテゴリーは、F IS FOR...の背景にあるコンセプトを読むことができるページ「フリークス(FREAKS)」、ミレニアル世代のモデルをiPhone7で撮影したフォトやムービーが見られるファッションページ「フルゴーレ(FULGORE)」、若者たちへインスピレーションを与えてくれるフリークたちについて知ることができるページ「フェイセズ(FACES)」、有名クラブや五ツ星レストランなどではない世界中にある最高な場所を紹介するページ「フリーダム(FREEDOM)」、音楽、アート、文化といったジャンルにおける新進あるいは有名アーティストがイタリア文明宮のルーフトップでライブパフォーマンスを行う様子をムービーで見ることができる「フィアレス(FEARLESS)」の5つから構成されている。さらには2月10日、ニューヨークのフルトン・マーケット・ビルディングにてF IS FOR...初のイベントが開催された。ファッションと音楽を融合させたこのイベントには、中国シンガーのボアン(Bohan)、ハウイー・リー(Howie Lee)、ミュコ(Meuko)、新進シンガーのエイブラ(Abra)、韓国人シンガーのジェニー FTS(Jenny FTS)、ラッパーのキース・エイプ(Keith Ape)、ミソ・アンド・ディーン(Miso and Dean)、プロデューサーでDJのジェイミー・ジョーンズ(Jamie Jones)、ベルリンを拠点とする韓国人アーティストのペギー・グー(Peggy Gou)などといった様々なジャンルの表現者が参加し、実験的なパフォーマンスを繰り広げた。ゲストには、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)、アレクサ・チャン(Alexa Chung)、ヘイリー・ボールドウィン(Hailey Baldwin)、ケンダル・ジェンナー(Kendal Jenner)ら多くのゲストが訪れて熱狂的な一夜を過ごした。今後もこのようにオンライン上に留まらず、ショーやパーティーとは異なるF IS FOR...の新しいイベントが仕掛けられる予定だ。
2017年02月14日じっと見つめられると、憂いをたたえた瞳の奥に吸いこまれそうになる。若手俳優からスターダムへの道をかけあがり、押しも押されもせぬ人気俳優になった松坂桃李。最新出演作は、10周年を迎えた人気ボーカルグループ「GReeeeN」の名曲「キセキ」誕生までのストーリーを描いた映画『キセキ -あの日のソビト-』で、プロデューサーのジンを演じた。役の上で松坂さんが感じたという孤独について話を進めていくと、胸に宿した熱い信念に行きついた。思えば、2016年は『秘密 THE TOP SECRET』で特別捜査機関の熱血漢メンバーを、ドラマ「ゆとりですがなにか」では童貞かつ内気な生真面目教師を、と思えば、舞台「娼年」では一糸まとわぬ姿で愛を表現する男娼を演じ、キャリアを重ねると同時に役の幅を広げ続けている。そんな松坂さんの2017年劇場公開作1本目が、『キセキ -あの日のソビト-』のジン役だ。メタルバンド「ハイスピード」のボーカリスト、ジンを作り上げるため、タトゥーを施し、髪を緑色に染め上げ、ピアスで飾った。冒頭、挑発するような態度で、1曲丸々メタルを歌い上げる激しいライブハウスのシーンから、すでにジンが息づいていることを感じさせられる。完成披露イベントなどでは、松坂さんの歌唱シーンについて、弟・ヒデ役の菅田将暉が「エロい」とも表現していた。色気に関して、本人は「えっ、本当かよ(笑)、っていう気持ちです、ありがたいですけど」としきりに照れながらも、「ライブでは、これからライブするという空気が流れるんですよ。音を鳴らして練習すると、『さあいよいよだ』みたいな。芝居の本番とは、またちょっと違った緊張感のようなものが、気持ちを作る上で手助けになってくれました。あと、客席の熱気も勇気の後押しになるんです。『このままいけるぞ、イエーイ!』って」と充実感をにじませ、楽し気に話す。こうして、当初「GReeeeN」よりも先にメジャーデビューの切符を手にしていたのはジンだった。華々しい未来が確約されたと夢を見るも、レコード会社が求める路線とのギャップやメンバーとの確執に苦しみ、「ハイスピード」は解散に追い込まれる。そんな折、弟のヒデらが趣味で作ったデモテープを聞き、才能を見出したジンは彼らをメジャーへと導くべく、プロデュース業に徹することになる。つまり、この物語では「GReeeeN」の前身「グリーンボーイズ」の飛躍する様子が描かれる一方で、彼らの夢をかなえるために、ときに複雑な思いを持ちながらも応援し、影で奔走するジンの姿が映し出される。そんなジンの思いを、松坂さんはこう表現した。「自分が歌い手ではなく裏方に回ったのは、正解だと思うんです。そういった意味で、ある種、『グリーンボーイズ』がもうひとつのジンの新しい道を示してくれたところもあるのかな、と。『ハイスピード』を結成していたときは楽しかったはずなのに、デビューとなったときに、やっぱり自分たちの好き勝手にやっていることだけでは壁ができてしまって。うまくかみ合わなくなり、楽しかった感じが、いつの間にか違う色に変わっていってしまう。そんな中、『グリーンボーイズ』が誕生して、楽しい瞬間を目の当たりにしていると、懐かしさと悲しさと羨ましさが…。すごくキラキラしている感じを見ていると、本当にいろいろな感情が入り混じって、僕も何とも言えない気持ちになっていました」。だからか、撮影を終えたときの感想は「孤独だった」という言葉だった。「クランクアップのときにJINさんが来てくださって、『お疲れさまでした、やってどうだった?』って聞かれたので、『孤独でした。JINさんって孤独だったんですね』とポロッと感想を言ったんです。そうしたら、『本当にそんなことを言われたのは、俺を理解している親友の中でも2人だけだ。そこまで理解してくれて本当にありがとう』という感じのことをすごく言われました」。JINからもらった言葉が、松坂さんの胸にしみわたる。「僕自身も、この仕事はどれが正解かは分からないですし、ましてや実在して、現役で活躍されていて、ここまで奇跡的なことをやり遂げた方を体現するのは難しかったので、不安のほうが大きかったりもしたんです。ホッとしました」。メジャーやプロで活躍することは夢を叶えると同時に、信念を曲げることを選択させられる局面に立つこともある。劇中、ジンがメンバーのトシオ(奥野瑛太)に向かい、「ヒットさせなきゃ、やりたいこともできないだろう」と発する言葉が胸を打つ。同じような経験が俳優でもあるかと問うと、松坂さんは、「その台詞は、すごく刺さりました。リンクしますね。俳優も、ときには、好き勝手にできる仕事ではないですから。そういう意味で言えば、自分の中では本意ではないところで動かなければいけない瞬間もありますけど、きっとその先に…それらをやった上で、自分の伝えたかったこと、やりたかったことに行きつくと僕は思っているので。肝に銘じてあります」と、キッパリと言い切った。「きついなってこともあるけど、『自分がこれだけ大変な思いをしたんだよ、こんなにきつい思いをしたんだよ』とかは言う必要がない。特にこういう仕事をしている上では、表に出て形になったものがよければいいと思うんです」とも表現した松坂さんからは、作品や役に対する確固たる責任や信念が伝わる。内に秘めた自分だけが抱える気持ちを孤独と表現するならば、劇中で演じたひとりで思い悩むジンの姿にも重なる。インタビューの最後、松坂さんは「20代最後の2017年は、いろいろチャレンジしていきたいんです」と意気込んだ。まずは『キセキ -あの日のソビト-』で、その雄姿を拝もう。(text/photo:Kyoko Akayama)■関連作品:キセキ -あの日のソビト- 2017年1月28日より全国東宝系にて公開(C) 2017「キセキ -あの日のソビト-」製作委員会
2017年01月27日松坂桃李&菅田将暉のW主演で描く青春物語『キセキ ーあの日のソビトー』。この度、松坂さん演じるジンの歌唱シーンを収めた場面写真が初解禁された。誰もが知る「GReeeeN」の名曲「キセキ」。人々の心を掴んで離さないこの曲の誕生の裏には何があったのか。本作は、 名曲誕生にまつわる本当にあったキセキの物語。松坂さん演じるジンと菅田さん演じるヒデの2人の兄弟を中心に、家族と仲間との間で起こる様々な迷いと衝突の中で、自分の進むべき道を切り開いていく姿を描き出した青春ストーリー。劇中でヒデ役の菅田さん、ナビ役の横浜流星、クニ役の成田凌、ソウ役の杉野遥亮4人が組む音楽ユニット「グリーンボーイズ」が、CDデビューを果たすことでも話題となっている本作だが、今回到着したのは、松坂さん演じるジンがメタルバンド「ハイスピード」のボーカルとしてライブで歌う場面写真。松坂さんは緑髪に口ひげ、タトゥーにピアスのスタイルで夢と現実の間で闘うミュージシャンを見事に体現しており、劇中での歌唱は松坂さんのキャリア史上初めてとなる。歌に苦手意識があり、いままでずっと避けてきたと言う松坂さんは、「初めはプロデューサーの役と聞いていたのですが、台本みたら最初のシーンから歌ってて…騙されました(笑)。CDは出しません」とコメント。しかし、弟・ヒデ役を演じた菅田さんはそんな松坂さんのシーンを見て、「マイクを持つ手がエロい!このシーンは注目です!」と太鼓判を押している。厳しい父の反対を押し切り家を飛び出したミュージシャンの兄・ジンは、メタルバンド「ハイスピード」としてメジャーデビューを果たすも、音楽性の違いで仲間と衝突、バンドは解散状態。一方、「グリーンボーイズ」はキラキラと輝き、どんどん前進。劇中ではそんな対比が残酷なまでに描かれており、映画監督の西川美和は「弟たちが初めて立ったステージを観ると、『そりゃこっちが受けるわ』と哀しいほどに納得をした。自分の信じることに対して懸命な者が時代を掴めるとは限らない。爽やかなパッケージだが、才能というものをめぐる残酷さを逃さずに描いている作品だった」と感想を述べている。しかし、それでもジンは音楽を辞めようとはせず、弟たちの才能に夢を託し、プロデューサーを買って出る。複雑な思いを背負ったジンを見事演じきった松坂さんは、「勇気づけられる作品で、いま自分がやっていること、またこれからやること、自分で選択したからこそ、それが正解だと後押しされる気持ちになった」と語る。また本作を鑑賞した是枝裕和監督は、「自分では諦めた夢を弟に託したジン。彼の哀しみ、喜び、そして覚悟を目だけで表現してみせる松坂桃李。色っぽかった」と称賛の声を寄せている。クランクインの約2か月前からボイストレーニングに励んだという松坂さん。ライブシーンの撮影は緊張したと話すも、それと同時にバンドメンバーの心強さも同じぐらい感じたと言う松坂さんは、「かっこよすぎる3人がバックで演奏してくれているので、彼らの音楽が鳴った瞬間に、心配はなくなりました」とふり返った。CDデビューや「Mステ」出演といま何かと話題の「グリーンボーイズ」はもちろん、松坂さんの渾身の熱唱も必見だ。『キセキ ーあの日のソビトー』は1月28日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年01月18日松坂桃李&菅田将暉によるダブル主演映画『キセキ ーあの日のソビトー』の完成披露舞台あいさつが12月6日(火)、丸の内TOEIにて行われ、松坂さんと菅田さんのほかキャスト陣が登壇した。劇中で歌を披露した松坂さんについて、菅田さんは「手がエロイいっす。歌うときのマイクを持つ手がエロイ!」と繰り返した。意外なところを突っ込まれた松坂さんは、長い指をもてあましながら、「そんなんじゃないから」と苦笑していた。『キセキ ーあの日のソビトー』は、2007年にメジャーデビューした顔出しをしない男性4人組のボーカルグループ「GReeeeN」の結成秘話や、名曲誕生までの歩み、さらには兄弟やその家族までも描いた物語。4人が選択した“歯医者と歌手”という異色のふたつの夢を、全力で追いかける様を描き出す。菅田さん演じるHIDEが組んだグループの才能を見出し、プロデューサーとして売り込む兄のJIN役を演じた松坂さんは、もともとメタルバンド「ハイスピード」のボーカルという設定。松坂さんは、「“歌とホラー作品はちょっと”と言っていて、“プロデューサー役なので大丈夫ですよ”と言われていたのに、台本を見たら1ページ目から歌っていて(笑)。本当にダマされたなって」と言いながらも、色っぽい美声を披露した。菅田さんの「手がエロイ」発言を受けると、兼重淳監督まで「エロイです」と太鼓判を押し、場内の女性ファンをざわつかせていた。作品タイトルにかけ「2016年に起こったキセキ」を尋ねられた登壇陣。菅田さんは、「今ここにいる事」と書いたフリップを掲げた。「16歳のときに東映に来て、『仮面ライダーW』のオーディションを受けて、受かったんです」と、業界デビューについてふり返った菅田さんは、「そのとき(仮面ライダーシリーズを)やっていたのが桃李くんで、その二人の初主演映画がここ(東映)で公開なのが激アツだなって」と熱っぽく話すと、周りも素敵な軌跡に「いい話」としみじみしていた。完成披露舞台あいさつには、そのほか、忽那汐里、横浜流星、成田凌、杉野遥亮が登壇した。(cinamacafe.net)
2016年12月06日「さとり世代」などと称される、10〜20代の若者たち。彼らは上の世代とは異なり、「熱い言葉」を好まない世代だと言われています。ファッションブランドはそんな彼らにアプローチしようとするとき、どんなメッセージを発信するべきなのでしょうか?「冷めてる」世代の青い炎弊社、エシカルファッションブランドのINHEELSは9月、下北沢に第一号店舗をオープンしました。オンラインショップだけではなく実店舗をかまえたいと思った主な理由が、お客様と会ってお話がしたいから。開店から2ヶ月、INHEELSのファンの方やエシカルファッションに興味のある沢山の方々、特に10-20代の方々と話して気付いたことがあります。 「夢」や「情熱」、「世界平和」、「ぬくもり」など、熱量や優しさを全面に押し出した言葉と語られる事が多いエシカルファッション。ファッションにエシカル(倫理)を求めるこの分野は、根っこのところでは現状の服作りや消費行動を変えるという情熱や強い意志があるのだからあたりまえなのだけれど、こういった熱い言葉遣いがあまり若い世代には響かなくなってきているような感覚があります。「若い世代」とかなり乱暴にくくっているけれど、いわゆる「冷めてる」といわれる1990年に生まれた若者を中心とした「さとり世代」は、言葉選びでも熱に弱いのかもしれません。 ただ、熱血ではないからといって関心や意志がないわけではもちろんありません。「青く静かに燃える炎は赤い炎よりも温度が高い。それと同じように冷めてるように見える若者も、実は熱く燃えるものを心に持っている事があるんすよ」、と20代前半の友人が教えてくれました。 だったら彼らに向けた新しいメッセージの発信の仕方やコミュニケーションはどうなるのでしょう?キーワードは「共感」より「納得」(Photo by Unsplash)「熱に弱い」世代に届けるため、これからは感情に訴えて「共感」を得るのに加え、しっかりと説明をして「納得」を得るというアプローチが必要なのかもしれません。共感より納得、精神論より理論、夢より現実。熱血系のアプローチではなく、あくまで淡々と説明をする。実はそんなアプローチのエシカルファッションが最近アメリカで人気を博しています。(引用: EVERLANE )そこで使われるのは、「ラディカルトランスパレンシー」という言葉。極端なまでに情報公開をするという意味で、ファッションの文脈では主にコスト構造を公表していくことを指します。ファッションの世界では「憧れ」をつくるために通常コスト構造はほとんど公開されませんが、ラディカルトランスパレンシーを実践するブランドではひとつひとつのアイテムに対して材料代がいくら、工賃、縫製賃がいくら、関税や輸送費がいくら、だからこの定価になりますと説明されます。購入する側は原料・生地・染めや縫製等それぞれの行程がどこで行われていて、いくらかかっているのかを知る事ができます。そこにあるのは感動的なストーリーではなく、知識を得た事からくる納得感。「ふーん、こんなかんじなんだ。だったらいいんじゃない?」という感覚。心をつかまれるような感動はないかもしれないけれど、腑におちて、逆にコストがわからないとちょっと不安になるような感覚でしょうか。(引用: EVERLANE)ラディカルトランスパレンシーを実践するのはアメリカのEVERLANEというブランド。日本でもこういったファクトや数字ベースの情報公開で「腑に落ちる」「納得感」のあるエシカルファッションが出てくれば、感動ストーリーが少し苦手な「冷めてる」世代の静かな炎を燃やせるのかもしれません。INHEELS(インヒールズ)とは?ロンドンと東京に拠点を置くエシカルファッションブランド。“who said ETHICAL is not SEXY?” をテーマに、セクシーでありながら媚びることのない、スタイリッシュなデザインを追求しています。服を着た方の毎日が彩り豊かになることを、イメージしながら。それぞれの人生に思いを馳せながら。INHEELSが考えるエシカルファッションは、フェアトレード、サステイナブル素材、アップサイクル素材、マルチユースデザイン等を積極的に活用し、ファッションによる環境や社会へのダメージをなるべく抑えること。また、服が作られた過程もその魅力のひとつとして紹介すること。ウェブサイトはこちら。 INHEELSの初店舗が下北沢にオープン! 詳しくはこちら。(引用元: INHEELS)—————Text by Yuka Okada ーBe inspired!
2016年11月29日女優・松坂慶子が28日、都内で行われた映画『空海―KU-KAI―』(2018年公開)の製作報告会見に登壇した。会見には他に中華人民共和国駐日本国特命全権大使 程永華、内閣官房副長官 萩生田光一、KADOKAWA 取締役会長 角川歴彦、東宝 代表取締役 島谷能成、原作の夢枕獏が出席した。同作は作家・夢枕獏の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(角川文庫/徳間文庫)を原作に、陳凱歌監督がメガホンを取る。構想5年、総制作費は150億円となり、これまでにない規模の日中共同製作映画として注目を受けていた。7世紀の唐を舞台に、遣唐使として送られた空海(染谷将太)が、詩人・白楽天(黄軒)とともに歴史の謎と対峙する。松坂は日本から唐に渡った女性・白玲を演じ、空海&白楽天が追い求める「楊貴妃の謎」を解く秘密を知る重要な人物となる。長年憧れていたという陳監督作品出演を「夢のよう」と語る松坂は、「オファーを頂いたのが4月1日で、エイプリルフールですし、夢なら醒めないでと思いました」と振り返った。また、主演の染谷については「お若いのに落ち着いていて、天才と言われた空海の若き時代に本当にぴったりだなと思いました」と絶賛。「撮影中も細やかにアドバイスしてくださったり、『”用意スタートは”この言葉でかかりますよ』とか、大変頼りがいがありました」と、異国での撮影で大女優をリードする染谷の姿を伝えた。撮影中の染谷はビデオメッセージで登場。すでに3カ月間中国で撮影を進めているが、陳監督が「6年間かけた」という広大なセットに「毎日ここで撮影しているだけでワクワクします」と興奮を表す。「早くみなさまのところへ届けたいです。大唐の街でお待ちしています」とメッセージを送った。
2016年10月28日俳優の松坂桃李(28)が、映画『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)で死神・ベポの声優を務めていることが26日、発表された。一瞬ではあるが、すでに予告編でその姿を現していたベポ。暗闇の中からうっすらと金色の体が浮かび上がり、開いた左手の指は6本。三島創(東出昌大)率いるデスノート対策本部特別チームとICPOから送り込まれた世界的名探偵・竜崎(池松壮亮)は1冊のノートを入手し、その持ち主であるベポは人間界に6冊のデスノートが存在することを告げる。その声を演じ終えた松坂は、「突然ですがデスノートの世界に参加してきました」と報告し、「原作が元々好きだったので、佐藤信介監督からお話をいただいた時は、嬉しかったです。束の間ながら、あの世界に入れたのはワクワクもしました」とコメント。「死神です。僕の声だと気づかない方もいらっしゃると思います。あまり先入観を抱かずに、楽しんで頂けたら本望です」と呼びかけている。松坂はこれまで、佐藤監督がメガホンをとった『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』(14年)、『図書館戦争 THE LAST MISSION』(15年)に出演。今年4月に公開された『アイアムアヒーロー』ではZQN役を熱望していたが、佐藤監督は本気と知らずに「まさか」と冗談と思ってしまい、その"お返し"として今回の役をオファーしたという。
2016年10月26日伝説的コミック「デスノート」を原作に描く最新作『デスノート Light up the NEW world』。この度、本作にて登場する新たな死神の声優を、俳優の松坂桃李が担当していることが明らかになった。犯罪のない社会を目指し、デスノートで世界を変えようとしたキラこと夜神月。暴走する彼を阻止しようとした世界的名探偵L。天才VS天才の対決から10年経ったある日、世界中のネット回線がジャックされ、キラによるメッセージが発信された「デスノートを手に入れろ――」。死神により地上にもたらされた6冊のデスノート。同時多発的に発生する大量の殺人事件。そんな中、三島(東出昌大)が率いるデスノート対策本部に、Lの後継者・竜崎(池松壮亮)が加わり、無差別殺人事件の現場で1冊のデスノートを手に入れる。一方、その現場には、キラの信奉者・紫苑(菅田将暉)の姿が。いま、それぞれの譲れない“正義”を懸けた、3人の壮絶な頭脳戦が始まる──!伝説となった映画『デスノート』誕生から10年目となる今年、“正統な続編”として放たれる本作。東出昌大、池松壮亮、菅田将暉らメインキャストのほか、死神・リューク役は中村獅童が前作から続投し、死神・アーマ役には「ルパン三世」の峰不二子役などを担当する大人気声優の沢城みゆきがすでに決定しているが、今回新たに死神・ベポの声優として松坂さんが出演していることが判明!今回松坂さんが演じるベポは、金色に6本の指、身長189cmの東出さんも見下ろす巨大な死神。とある事件から、東出さん演じる三島創率いるデスノート対策本部特別チームと、ICPOから送り込まれた世界的名探偵・竜崎は、1冊のデスノートを入手。ベポはそのデスノートの元持ち主で、人間界に6冊のノートがもたらされていることを明らかにする。本作でメガホンをとった佐藤信介監督作品には、これまで『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』『図書館戦争 THE LAST MISSION』に出演してきた松坂さん。今年4月に公開された『アイアムアヒーロー』で、松坂さんは劇中に登場する“ZQN”役を熱望しつつも、佐藤監督に「まさか松坂桃李が出てくれるはずがない!」と思われスルーされてしまったそう。松坂さんが本気だったということを伝え聞いた佐藤監督は、それならば今回こそとお返しの熱烈オファーし、今回の出演が実現した。原作が元々好きだったという松坂さんは「佐藤信介監督からお話をいただいたときは、嬉しかったです。束の間ながら、あの世界に入れたのはワクワクもしました」と喜びを露わに。また、「僕の声だと気づかない方もいらっしゃると思います。あまり先入観を抱かずに、楽しんで頂けたら本望です」とコメントを寄せた。『デスノート Light up the NEW world』は10月29日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年10月26日一昨年のセックス特集で、女性モデルとの美しくも濃厚なヌードを披露してくれた松坂桃李さん。「あれがなかったら、こういうオファーは来なかったと思います(笑)」と話すのは舞台『娼年』のこと。石田衣良さんの小説が原作で、ボーイズクラブで働く主人公・領が松坂さんの役。「これまで触れてこなかったテイストの作品だけに、興味を惹かれたんです。ある程度先が読めるものじゃ、いつまでたっても自分の壁は越えられないと思うので。どうなるのか想像もつかないものに挑戦することで、また違った見え方が生まれるのを期待しているんですよ」それにしても、よくぞ決心したと思う。領は、娼夫としてさまざまな女性たちの相手を務めていく。体を介して彼女たちの欲望とともに心までも解放してゆく過程は、原作ではかなり赤裸々に描かれている。「観る方によっては最初はかなり衝撃を受けるかもしれません。ただ、石田さんの書くセリフや描写はキレイでイヤらしさを感じさせないんですね。脚本も、そういう原作の世界観そのままという印象で。性的なシーンは何度もありますが、演出の三浦大輔さんがおっしゃっていたのは、性描写に対して感覚が麻痺した先に何を見せられるかということ。この作品の登場人物は皆、愛情に溢れた人ばかりなんですよ。それぞれが自分のなかに弱さやコンプレックスを抱えているんだけれど、体と体で向き合った時に、すごく純粋なところに身を置いて影の感情の部分に明かりを照らすことができて、心を解(ほど)いていく。そういう瞬間を描こうとしているのかなと思います。ただ、その過程が重要なぶん、舞台の上でどこまでやるのか、どう見せるのか気にはなりますけど(笑)」言葉は、時に自分を飾り嘘もつく。しかし体は、人間の本能に直結しているぶんだけ正直だ。「言葉で表現できずに伝わらないことも、接することで感覚的にわかるということってあるんです。一昨年のアンアンの撮影は相手のモデルさんが外国の方でしたけど、言葉が通じないぶん、すごくお互いの感覚的な部分を大事にしていた気がします。そのうち、ふっと言葉じゃない何かが湧き上がって噛み合う瞬間というのが何度もありましたから」穏やかな口調で淡々と話してはいるが、「自分でも、本当にやるんだって思ってますよ」と本音もチラリ。「一人じゃ壁は登らないですけど、周りの人の手を借りながらだったら乗り越えられる気がするんですよ」◇まつざか・とおり1988年生まれ、神奈川県出身。8月に『秘密 THE TOP SECRET』、9月に『真田十勇士』、10月に『湯を沸かすほどの熱い愛』と、出演映画公開が相次ぐ。◇生きる目的を見いだせずにいた領(松坂桃李)はボーイズクラブのオーナー・静香(高岡早紀)と出会い、娼夫として働き始める。次第に仕事にやり甲斐を見つけていくが…。8月26日(金)~9月4日(日)池袋・東京芸術劇場プレイハウス原作/石田衣良脚本・演出/三浦大輔出演/松坂桃李、高岡早紀、佐津川愛美、村岡希美、安藤聖、樋井明日香、良田麻美、遠藤留奈、猪塚健太、米村亮太朗、古澤裕介、須藤理彩、江波杏子全席指定9800円(税込み)ホリプロチケットセンターTEL:03・3490・4949www.shonen.jp/大阪、久留米公演あり。◇シャツ¥20,000(トローヴTEL:03・3476・0787)Tシャツ¥7,500(ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿TEL:03・3470・6760)パンツ¥18,000(イルク・アダム エ ロペ/ジュンカスタマーセンターTEL:0120・298・133)※『anan』2016年8月17・24日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・伊藤省吾(sitor)ヘア&メイク・竹井 温(&‘s management)インタビュー、文・望月リサ
2016年08月17日生まれ育った時代の違いから、「ゆとり世代」と「バブル世代」では、考え方に大きな違いがあると言われています。では、就職を決める際の理由に、世代の違いはあるものなのでしょうか。今回、株式会社ヴォーカーズが「『ゆとり』と『バブル』の入社理由ランキング」を発表。 「ゆとり世代」と「バブル世代」が会社を選ぶ際に、何を重視しているのか、その大きな違いが明かとなりました。■ゆとり世代の入社理由1位は「自分の成長・キャリア」ゆとり世代の入社理由で最も多かったのは「自分の成長・キャリア」。 この結果から、ゆとり世代の多くは、会社に対して自分の成長環境を求めている、ということが読み取れると思います。好景気だったバブル世代と比較すると、大企業のリストラや倒産を目の当たりにし、先行きが不透明な中で育ったゆとり世代は「若いうちからスキルを身につけ、自分の市場価値を高めたい」という意志が強いようです。また、ゆとり世代は会社選びにおいて“ネームバリュー”や“会社の規模”にとらわれなくなってきたと言われています。 「良い会社に入って、どのような人生を歩むか」という会社軸の考え方が強かったバブル世代。それに対し、ゆとり世代は「自分の人生において、この会社で何が出来るか」という自分軸の考え方に変わってきているのかもしれません。■ゆとりとバブル世代の決定的な違いこの結果を見てみると、ゆとり世代とバブル世代には決定的な違いがあるようにも思えます。それは、ゆとり世代は「ワークライフバランス」を視野入れて会社を選んでいる人が2.9%もいるということ。このワークライフバランスというのは、バブル世代には全くない考え方なのではないでしょうか。ワークライフバランスというのは、仕事とプライベートのバランスを大切にするということ。最近では、「ゆとりは上司の飲みの誘いも断る」「残業をせず、定時になったらすぐ帰る」などと言われていて、あまり良い印象を持たれていないように聞こえますが、「プライベートを大切ししたい」「仕事は仕事、プライベートはプライベート」としっかり分けている人が多いということなのです。バブル世代からしてみると「仕事を甘く見ている」などという厳しい意見が聞こえてきそうですが、これは世代性の違いなのかもしれません。また、バブル世代では7.4%を占めていた「学校推薦」も、ゆとり世代ではランキング圏外。60年代~70年代以前の大卒者は学校推薦で就職を決めるのが主流だったことからの結果かもしれませんが、学校推薦でさえ落とされてしまう現代から考えると、なんだか羨ましい気もしますね。■「人」を重視するゆとり、「会社特徴」を見るバブルゆとり世代の入社理由として、こんなコメントも見られました。 「人事担当者の方が熱心に私の話を聞いてくれて、アドバイスを送ってくれたことがきっかけです」(証券/男性) 「面接官や人事の方など、全員気さくで働きやすいと感じたから」(生命保険/女性) 「実際に働いている先輩を見て決めました」(航空/男性)インターネットの発達、SNSの普及と共に、様々なコミュニティや個々の「つながり」をもつゆとり世代。そんなゆとり世代は多くの人の意見を理解、吸収できる「共感力」が高く、物欲(モノ)よりもコミュニケーション欲(人間関係)を大事にする世代とも言われています。「面接官や人事担当の人の印象がよかった」という理由で入社を決める人も多いということから、バブル世代よりも就活における情報量が圧倒的に多いゆとり世代は、実際に会う先輩社員の生の姿に強い影響を受けるのかもしれません。これから一緒に働くであろう先輩や同僚と上手くやっていけるのか?それがゆとり世代の就職活動における大きなキーポイントとなりそうですね。
2016年08月16日松坂桃李と菅田将暉がW主演で贈る『キセキ ーあの日のソビトー』。この度、松坂さん演じるジンの姿が公開された。歯科医師とアーティストを両立し、顔出し一切なしの異色ボーカル・グループ「GReeeeN」。本作で描かれるのは、彼らの名曲「キセキ」誕生のバックボーンとなる、ある兄弟の物語。家族との衝突を経ながら、仲間と共に自分のやりたいこと、進むべき道を見つけ出し、前へと進んでいく姿を描き出す。「キセキ」を含む「GReeeeN」の楽曲の全てのプロデュースを手掛けるJINとリーダー・HIDE。「GReeeeN」の中核をなすこの2人の青春期の物語。今回初披露となったのは、リーダー・ヒデの兄でもあるジンに扮する松坂さんのグリーンの髪と口髭、ピアス、タトゥーをしたバンド時代の姿。父親との衝突を繰り返し、世の中への反発心さえ感じさせる表情が印象的。なんと髪の色は、松坂さん自らの提案で染められ、劇中ではメタルバンド「ハイスピード」のボーカルとして、松坂さん自身が歌うシーンもあるという。松坂さんは映画化にあたり実際にJINさんと対面。その際の印象について、「人を惹きつけ、運気を上げてくれそうな“パワースポット”のようなJINさん」と魅力を明かしており、「そんな魅力的で、かつ実態が明かされていない実在の人物を演じることに責任を感じます」と重圧を語っていた。本作には、JIN(ジン)を演じる松坂さん、JINの実の弟で「GReeeeN」のリーダー・HIDE(ヒデ)役菅田さんのダブル主演ほか、ヒデの恋人役・理香に忽那汐里、ジンとヒデの両親に小林薫と麻生祐未、そして誠一の患者役に平祐奈。さらに早織、奥野瑛太、野間口徹ら、実力派俳優陣が名を連ねている。『キセキ ーあの日のソビトー』は2017年新春、全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月29日『ゆとり世代』という言葉が有名で、あまり浸透していない『プレッシャー世代』。対照的な特徴を持つにも関わらず、1987年世代は『ゆとり世代』とも『プレッシャー世代』とも言われています。そこで今回は、1987年生まれがゆとり世代かプレッシャー世代かを検証していきます。■プレッシャー世代とは?人生において、プレッシャーがあることは当然と受け止めている覚悟ある世代。そうした考えをもとに生活しているため、失敗などを恐れず色々なことに挑戦する『忍耐強い精神力』を持つとされています。物心ついたころにはバブルが終わっていて、小さい頃からずっと不景気な世の中を経験してきた世代だからというのが、その命名の理由。ニューヨークの同時多発テロやリーマンショックなどの影響を受け、世の中に翻弄されながら育ってきたため、普段からある程度の緊張感を持ちつつ、楽しむときには思いきり楽しむ、という特徴もあると言われています。一般に、1982年~1987年生まれが、この対象世代です。■一方のゆとり世代は?言わずもがな、ゆとり世代は怒られることに対して慣れておらず、『ストレス耐性』が低いと言われている世代。自分で考えて積極的に動くのが苦手ですが、指示されたことに対して的確な処理が得意です。ゆとり教育が実施された背景には、学力偏重型の教育により子どもたちの精神的余裕がなくなってきたことから、『ゆとり教育』と呼ばれる学習指導要領の改定により、『心のゆとり』を取り戻そうとさせられたことがあります。そのため、上の世代と比べて圧倒的に学校での学習時間が少なく、順位付けもなくなり、道徳や福祉などの特別授業と呼ばれる時間が増やされました。結果、嫌なことを避ける能力・仕事よりプライベート重視の思考を持つ人間が多いと言われています。そして、諸説ありますが1987年~1996年生まれの世代が対象世代です。■で、1987年生まれはどっち?こうしてみると、本当に全然違う特徴を持つのに、1987年生まれは2つの世代にまたがっています。ゆとり世代でもプレッシャー世代でもあるというのは、なんだか矛盾していますよね。1987年生まれの筆者は、プレッシャー世代の先輩からバカにされたときには「いえ、私はプレッシャー世代です!(ドヤ)」と返し、ゆとり世代の後輩から仲間意識を求められたら「私たち、ゆとり世代だもんね~」と、状況に応じて使い分ければ良い、と思っております。……という柔軟な(勝手な)解釈をするあたり、やはりゆとり世代なのでしょうか。ただ、プレッシャー世代と言われる先輩たちの中にも『ゆとり要素』を持つ人もいますし、ゆとり世代の中にもゆとり要素は全くなく、『プレッシャー要素』を持つ人もたくさんいます。そう考えると、やはり「この子は、ゆとり世代だから……」「この人は、プレッシャー世代だから……」と決めつけること自体に怖さがあるのかもしれません。というわけで、結局結論はでませんでしたが、一つだけわかるのは「その世代だからといって印象を決めるのはやめたほうがいい!」ということ。世代に限らず、勝手な決めつけ判断で相手を不快な思いにさせたり、気持ちや能力をこじらせてしまわないように注意したいなと改めて思いました。
2016年07月15日今の若者を指す「ゆとり世代」と「さとり世代」。「ゆとり」は現在の27歳からと言われていますが、「さとり」はどうなのでしょうか。便利に使われている言葉だけど、この2つの違いって、案外よくわかりませんよね。今回は改めてその違いを確認するとともに、「さとり世代」は何歳からなのかということを検証してみたいと思います。■ゆとり世代についてゆとり世代とは、1987年度~1996年度生まれの「ゆとり教育」を受けた世代のこと。その特徴は「失敗を恐れる」「打たれ弱い」「プライベートを優先」「自主性がない」等が挙げられます。「これだからゆとりは……」と、今の若者を批判する際に使われることが多いです。でも安定志向で倹約家、堅実な世代でもあるんですよ!また、「独創的な発想を持っている」「ITに強い」などの長所もたくさんあり、一概に悪いとは言えないのがゆとり世代なのです。■さとり世代について「さとり世代」という言葉は、2ちゃんねるにおいて、山岡拓氏の著書『欲しがらない若者たち』(日本経済新聞出版社/2009)を語るスレッド内で誕生。2013年に朝日新聞が何回かにわたり「さとり世代」を特集したことで、広く一般に浸透するようになりました。物欲も少なく、車、ブランド、お酒、旅行などにお金をかけず貯金をする傾向にあります。その理由は生まれたころから日本が不景気だから。派手な暮らしよりも、平凡で安定した生活が何より幸せだと考えているのです。お金も努力も、コスパえを一番重視してるのもさとり世代の特徴。ブランドや見栄えにこだわらないので、「本当に良いもの」「本当に必要なもの」だけをセレクトできる世代でもあります。■結局、何歳からなの?「さとり世代」が何歳からかという議論については諸説あり、・1987年~1996年生まれ・1990年代生まれ・ゆとり世代の次世代という感じ。微々たる差ではありますが、微妙に違うんですよね。ただ、「世代」という言葉に惑わされてしまいますが、「さとり世代」というのは「ゆとり世代」の人たちの性質のことなのではないでしょうか。「ゆとり」という言葉には、差別的な意味も込められてしまいます。ゆとり世代からすると、「これだからゆとりは」と言われても、自分たちで選択したわけじゃないのに、なぜそんな事を言われなければいけないのか……と思ってしまいますよね。そんな風に感じているゆとり世代が、他の世代に反発の意味を込めて使えるのが「さとり世代」という言葉なのです。つまり「ゆとり世代だね」と馬鹿にされたら、「いえ、あなたたちが作った暗い時代に生きてきて、悟らざるをえなかった『さとり世代』です」と言えるということ。モノを消費しない!と言われても、そもそも低い給料しかもらえていないのに、ドンペリなんかバンバン開けられるわけがないでしょう、と。まとめると、「さとり世代とは何歳からなのか」と聞かれたら、「大体1990年代生まれの人」と答えるのが一番的確かと思われます。もっとおおざっぱに言えば、「さとり世代」=「ゆとり世代」でいいのかなあ、といった感じでしょう。長々と検証した割にふんわりとした結論になってしまいましたが、そういう曖昧さも含めて「ゆとり」らしいということで、どうぞよろしくお願いします。
2016年07月13日GReeeeNの代表曲『キセキ』が誕生するまでの軌跡を描く映画『キセキ ーあの日のソビトー』が、松坂桃李と菅田将暉のW主演で製作されることが決定した。初の兄弟役を演じるふたりは「これはきっと面白い物語になる」(松坂)、「僕にとって異色の経験になる」(菅田)とコメントを寄せた。その他の情報GReeeeNは、メンバー全員が歯科医師免許を持ち、医療との両立を考え顔を伏せて活動している4人組みのボーカル・グループ。映画は実話を基に、楽曲のプロデュースを手がけるJIN(ジン)と、リーダーのHIDE(ヒデ)の兄弟が、家族、そして仲間との衝突を経て、自分の進むべき道を切り開いていく姿が描かれる。松坂は「最初この映画は名曲『キセキ』に関わる人たち、兄弟や家族・仲間の物語だと伺い、どう映画化するのか上手くイメージができませんでした。ですが、実際にJINさんHIDEさんにお会いしてみたらものすごく魅力的で、おふたりから出てくるエピソードのどれもが本当に興味深くて、感動もあり、なるほどこれはきっと面白い物語になるだろうと理解しました」と話し、自身が演じる兄・JINについて「人を惹きつけ、運気を上げてくれそうな“パワースポット”のよう」と明かす。菅田は「僕と(松坂)桃李君が演じることによって、GReeeeNさんの学生時代や結成当時の様子を世の中に伝える役目を担えるというワクワク感があります」と言い、「この時代に歯医者とミュージシャンを両立させるなんて、本当にあり得るのかなと思っていましたが、なぜ、どうやってその形になっていったのか、そこにはどんな家族や仲間がいて、どんな“キセキ”があって今こうなっているのかという経緯がすごく面白かったので、それを映画で表現するのが楽しみです」とコメント。劇中に登場する歌唱シーンについてふたりは「JINさんはGReeeeNのプロデューサーですが、彼の昔のバンド時代も描かれているので、僕にも歌うシーンがあります。役としてしっかり歌うのは初めてで苦戦していますが、JINさんからも『楽しんでやってください』と言っていただいて、心強く思っています」(松坂)、「GReeeeNさんの曲は決して単純ではないのに歌詞はストレートだったり、かなり入り組んだ構造になっているので歌うのはすごく難しいですが、理論的なところから音楽を勉強させていただき役作りをしています」(菅田)と明かしている。監督は、『海街diary』『そして父になる』など多くの是枝裕和監督作品の助監督を務めた兼重淳が担当する。『キセキ ーあの日のソビトー』2017年新春公開
2016年06月03日俳優の生田斗真が11日、都内で行われた主演映画『秘密 THE TOP SECRET』完成報告会見に、共演の岡田将生、松坂桃李、栗山千明、大森南朋、大友啓史監督とともに出席した。同作は清水玲子原作の少女漫画『秘密』を映画化した近未来サスペンス。死んだ人間の脳をスキャンして事件を解決する警視庁科学警察研究所法医第九研究室、通称「第九」の室長・薪剛を生田、薪の部下となる捜査官・青木一行を岡田、薪の理解者で故人となった捜査官・鈴木克洋を松坂が演じる。生田は、「岡田くんと松坂くんという、勢いのあるゆとり世代の俳優さんたちと共演させていただいてすごく嬉しかったですし、楽しかったです」と挨拶すると、日本テレビ系ドラマ『ゆとりですがなにか』(毎週日曜22:30~)に出演中の2人は顔を覆って苦笑。岡田が「ゆとりですがなにか? っていう感じで」と返すと、生田は「言っちゃったな」とうれしそうな様子を見せた。また、映画の設定に合わせ、「もし共演者の脳が覗けるなら誰の脳を見たいか」という質問に、生田は「男連中の脳内を見てもしょうがないので、栗山さんの脳」と選択。生田が「今、(栗山が)俺のことちょっと見たなとか、意識してるなみたいな、確認したい」と願望を話しながら、「けど、きっとそんなことはないだろうと思います」とトーンダウンすると、栗山は「私も男性の目線を見てみたいなと思うので、わかります」とフォローを入れた。『ハゲタカ』『るろうに剣心』など多くの作品を世に送り出している大友監督は、もともと漫画好きで原作にも注目しており、今回は「5年をかけた」プロジェクトだったと明かす。生田も「この作品がまた、日本映画を次のレベルに持っていく要因になれればと思っております」と、作品にかける思いを熱く語った。
2016年05月11日ドラマ「ゆとりですがなにか」に出演中の松坂桃李が、ロッテアイス「クーリッシュ」の新CMキャラクターに起用され、最新CMでは「ゴクゴク」「キンキン」「シャキーン」という擬音語を体で表現。コミカルかつクールな表情とポージング、そしてトランポリンを使った大ジャンプを見せている。5月11日(水)よりオンエアされる本CMは、コミカルなリズムとは対照的に、クールな表情と動きをみせる松坂さんのポージングが見どころ。真っ青の背景の前で、「クーリッシュ」を手に持って立つ松坂さん。そこに、アップテンポなリズムに合わせて「マ・ツ・ザ・カ」と松坂さんを呼ぶ声が。その声につられて正面を向く松坂さんは、続く「ゴクゴク」「キンキン」を体で表現。クールな表情で(ときにお茶目に)キレキレのポーズを決めていく。さらに、「シャキーン」という声の後には大ジャンプ、全身を使って冷涼感を感じさせる擬音語を表現している。また、このCMでもう1つの注目のポイントが、コミカルなのにどこか冷涼感を感じさせる音楽。サウンドヒーリングプロデューサーである喜田圭一郎氏が監修して共同で作曲。“体感温度が下がる”音楽を取り入れているという。撮影現場では、真っ白のスーツで、元気よく「よろしくお願いします!」と挨拶をしながらスタジオ入りした松坂さん。まず、「ゴクゴク」や「キンキン」という擬音語を表現する7種類のポーズを撮影。松坂さんは、1つ1つのポーズの撮影ごとに振付師からレクチャーを受けるとすぐにマスター。これには振付師も、「簡単に見えて実は難しいポーズなのに、少し見せただけですぐに覚えて、ポーズをビシッと決めてくるから、本当にすごい!」と太鼓判を押した。特に、“えび反り”になるポーズでは、「もうちょっと後ろまで倒してください」という監督からの要望に、「も、もうちょっとですか?(笑)」と少し苦しそうに笑いながらもすぐに応じて、披露。しかし片足立ちになるポーズではバランスを崩してしまう場面も!すぐにモニターを確認して「これキープするの難しいなぁ(笑)」と言いながらも、撮影の合間に自ら片足立ちの練習を行うなど、プロ意識の高さを垣間見せていたという。次第に、ポーズを決める動きがスムーズになっていく松坂さん。最後にはなんと「キレが良すぎて、カメラが追えていなかったのでもう一度お願いします!」と予想外のNGが出てしまうほどだった。その後は、大きなトランポリンを使って大の字でジャンプをしながら「シャキーン」を全身で表現する撮影に。大きなトランポリンを見た松坂さんは、「ここまで大きいトランポリンは初めてですね!」と驚いた様子。実際にトランポリンの上でジャンプをすると、「お~!!高い! すごいですね!(笑)」と楽しそうに何度も飛び跳ね、ジャンプの練習を行っていた。跳んだときの空中での演技にも、「もっと手を上げてジャンプしたほうがいいですよね?」など積極的に監督とコミュニケーションをとり、モニターで商品を持つ角度などを確認しながら、細かい要望にすぐに応じていた松坂さん。撮影の合間もずっとトランポリンの上でジャンプをしていたため、トランポリンを降りて固い地面を歩いたとき、「うわっ! すごい…! 揺れない…!(笑)」と、まるで宇宙飛行士のように地上の感触を忘れてしまっていたようだ。撮影を無事終え、「足がパンパンです。(笑)でも楽しかったですね」と充実感を見せる松坂さん。「これがどんな感じに仕上がるのか楽しみですね」と感想を明かしてくれた。お気に入りは「肩を“ヒュッ”と上げるポーズ」という松坂さんの、変幻自在のポージングを、ぜひチェックしてみて。ロッテ「クーリッシュ」新CM「クーリズム」篇は5月11日(水)より全国にてオンエア。(text:cinemacafe.net)
2016年05月10日「これだからゆとりは・・・」「ゆとりだから仕方ない」ゆとり世代なら、誰しも1度は言われたことがあるワードかもしれません。しかし、世間のイメージのようにゆとり世代は本当にダメな世代なのか?株式会社リスキーブランドが2008年から実施している「生活意識調査」を基に、ゆとり世代(現段階の23歳~29歳)と8年前の同世代(2008年時点の23歳~29歳)との違いを比較。他世代と比べ、ゆとり世代の優れている点が明らかになりました。■戦略的人付き合いに長けているゆとり世代は「できることなら人と関わりを持たないで過ごしたい」という意識が、8年前の同世代と比べるとかなり増加しているそう。これだけを見ると、「協調性のないワガママな一匹オオカミ」だと思われそうですが、実はそうとも言い切れないのです。「ゆとり世代」はその教育方針から、いつだって自分を守のは自分、という「自己責任」の風潮のもとで育ってきました。有名大学に行ったからって就職できない、大企業だって当たり前のようにつぶれる・・・そんな世界を目の当たりにしてきたゆとり世代は「自分の事は自分で守らなきゃ」という考えが、無意識的に身についているのです。だからこそ、リスクのある人付き合いを避けるというだけで、むやみやたらに誰とも関わりたくない!というわけではないのです。むしろメリットを感じる人付き合いなら、自分から食いついていくのも特徴ですね。■会社ではカメレオンのように立ち回る仕事をしているゆとり世代にフォーカスを当ててみると、「仕事や会議では自分がリーダーシップをとることが多い」という人が2008年よりも多く、一方では「他人のどのような意見にも、じっと耐え組織を守っている」と答えた人も8年前の同世代より多いのだとか。これが意味するところは、多様な人材を積極的に活用しよう!と考える企業が増えている中で、シーンによってカメレオンのように自分の振るまいを使い分けることの出来る人がゆとり世代には多いということ。世の中を渡っていくしたたかさは、部長クラスのお偉いさんよりもスマートなのかもしれませんね。世間では「野心がない」「向上心がない」と言われているゆとり世代。しかし見方を変えてみれば、自己責任という風潮の中で大人になったこの世代は「経済が低迷し、人口がどんどん減っている時代」を生き抜く術を身につけた、たくましい世代とも言えます。「ゆとりだからダメだ~」と思うのではなく、ゆとり世代にしかない特徴を、社会で存分に生かしていけるといいですね。
2016年04月22日俳優の松阪桃李が3日、都内書店で行われた、写真集『妄想・松坂桃李』(発売中 2,200円税込 ワニブックス刊)の発売記念握手会に登場した。同書は、松坂が2011年から雑誌『プラスアクトミニ』、『プラスアクト』で連載している内容をまとめたもので、松坂が妄想した映画企画のフェイクフライヤーが集まった写真集。1作1作に実在の俳優を当てはめた「妄想キャスティング」、松坂のロングインタビューも掲載されている。握手会には、10,000通の応募が集まり、大阪300人、東京300人の計600人が、抽選により参加した。姉・妹に囲まれ、男子が1人であったため、昔から「妄想」という一人遊びが好きだったという松坂。最近は「朝起きて、(明石家)さんまさんになっていたら」という妄想をしていることを明かした。また、妄想に絡めて「恋愛・結婚の妄想は?」という質問には、「仕事がやっぱり大事だと思うので、30を過ぎてから」と前置きつつ、「まだ27歳なので、36歳くらいになったら、そういう妄想も出てくるんじゃなかろうかと」と回答した。さらに"お友達"と会う時間は取れますか? と、恋愛を匂わせる質問をされると「妄想質問が飛んできた」と苦笑。「この仕事ってたまに、妄想が一人歩きすることもあるんだな」と、タジタジになりながらもかわした。また、実際の芸能界のお友達としては、濱田岳、岡田将生、柳楽優弥の名前を挙げた。今回の写真集で松坂自身が気に入っているページについて、金髪に赤い口紅のロッカーという設定で作った「ブラザー、インTHEロック」と、アフロ姿で撮影に挑んだ「金太、もうすぐ時間ですけど。」の2点をピックアップ。もし本当に映画化、ドラマ化となった場合を妄想し「プロデューサーが『いやでも、桃李くんじゃないと思うんだよね』となる場合もあると思うので、その時は(主役が)僕じゃなくてもいいんで、最後のクレジットで『企画:松坂桃李』としてもらえれば」と、企画方面に対しても意欲を見せた。
2016年04月03日宮藤官九郎脚本のもと“ゆとり世代”の実態に迫る新日曜ドラマ「ゆとりですがなにか」のメインキャスト・岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥が、4月1日(金)、日テレ入社式にて「ゆとり世代応援イベント」を開催。“ゆとり第一世代”を演じる3人が、“最後のゆとり世代”と呼ばれる今年の新入社員を激励した。「飲み会?それって強制参加っすか?」「忙しくてメールチェックしてないんスよね、次からLINEでお願いしまーす」「道分かんなくて駅からタクっちゃいました」「うちら、ゆとりなんで」――野心なし、競争意識なし、協調性なし、“ゆとり世代”…社会は彼らをそう名付けた。2002年に行われた教育改正。完全週休2日制。授業内容、時間数削減。絶対評価導入。「ゆとり第一世代」と呼ばれる1987年生まれの彼らは今年29歳。人生の岐路を迎える。高校が休みの土日は塾通い。大学3年生、就活しようとしたらリーマンショック。いきなりの就職氷河期。入社1年目の3月に東日本大震災。「みんな違ってみんな素敵」と教えられたはずが、気づけばここは「優勝劣敗の競争社会」果たして“ゆとり世代”は本当に“ゆとり”なのか…。“ゆとり第一世代”と社会に括られる1987年生まれのアラサー男子3人を、「掟上今日子の備忘録」をはじめ数多くのドラマに出演する岡田さんと、大河ドラマ「軍師官兵衛」や<a href="">『真田十勇士』</a>など話題作に立て続けて出演する松坂さん、そして朝の連続テレビドラマ小説「まれ」でお茶の間に人気を博し、主演作<a href="">『ディストラクション・ベイビーズ』</a>の公開が控える柳楽さんら個性豊かな魅力を持った3人が演じる本作。これまで、映画<a href="">『なくもんか』</a><a href="">『謝罪の王様』</a>などで観る者を歓喜の渦に巻き込んできた脚本・宮藤官九郎×監督・水田伸生のコンビが再タッグを組み、仕事に家族に恋に友情に、迷い、あがきながらも懸命に、世の中のリフジンに立ち向かう姿を描く。今回、本作のメインキャストの3人が、多くの企業でも入社式が行われた本日4月1日(金)、「日本テレビホールディングスグループ会社合同入社式」にサプライズで登場。彼らがステージに登壇すると、何も聞かされていなかった111名の新入社員たちは、それまでの神妙な表情から一転、歓声を上げて大喜び!3人からは、まず、新入社員に向けて「おめでとうございます」とお祝いの言葉が贈られ、“ゆとり”にちなんだトークが繰り広げられた。柳楽さんは「現場では、3人で協力し合ってます」と現場の雰囲気の良さ明かし、松坂さんも、このドラマの現場について「チームワークはバッチリです。こんなに熱い現場はなかなか出会えないんじゃないかと思います」と手ごたえがあるよう。岡田さんは、このドラマのテーマである“ゆとり”について「『ゆとりって何なんだろう?』と3人で話していて、実はあまりピンと来ないんです。『ゆとり』と言われることはよくあるんですけど、土曜日は学校に行っていたし、円周率は3.14だったし(笑)」と、ゆとり世代としての心情を率直に語った。また、ゆとり世代にちなんだ質問コーナーも実施。「怒られた経験があまりない?」という質問に、3人の答えは「NO」。もはや「怒られ慣れました(笑)」という岡田さんや、柳楽さんは「監督とか演出家の方に怒られると、本当に怖いです(笑)。怒られるのは嫌なので、くやしくて頑張るというところはあります」と、思いを告白。逆に、「褒められて伸びるタイプ?」という質問には、「どちらかというと、怒られるよりは褒められたいです。このドラマの現場で、水田(伸生)監督に褒められるように頑張ります!」(柳楽さん)、「マネージャーさんには褒められたことがないんですけど、厳しい方で良かったなと感謝しています。怒られたことがためになっていると感じるときが節々で出てくるです」(松坂さん)、「僕は基本的に、褒める人って嘘っぽいなと思っちゃうんです(笑)」(岡田さん)と、それぞれに思いを語った。最後に、3人から新入社員へ期待を込めた応援メッセージが贈られた。「僕も俳優業を頑張って、皆さんとご一緒できたらうれしいです」(柳楽さん)、「僕らの世代だからこそできることだったり、考えられることがたくさんあると思うので。僕もそう思って、この仕事に臨んでいるので、皆さんもこの世代だからこそできることをどんどん先輩方にぶつけていってください」(松坂さん)、「やりたくない仕事ももちろんあると思いますが、それにめげず、先を信じて頑張ってください。僕も一生懸命走って、頑張っています。常に走り続けてほしいと思います。将来、一緒にお仕事できることを楽しみにしています」(岡田さん)。合わせて本作の主題歌に、どこにも属さずにこれまで全てをメンバーの自主プロデュースで活動してきた「感覚ピエロ」の「拝啓、いつかの君へ」が決定。ドラマの主人公たちと同じく“ゆとり世代”のメンバーが、“ゆとり”のイメージを覆す圧倒的エネルギーと世界観、魂の叫びでドラマの世界観を一層盛り上げる。「ゆとりですがなにか」は、4月17日(日)22時30分~日本テレビ系にて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2016年04月01日俳優の岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥が1日、東京・汐留の日本テレビで行われた同局グループの入社式にサプライズで登場し、3人が共演する新ドラマ『ゆとりですがなにか』(17日スタート、毎週日曜22:30~23:25)にあわせ、ゆとり世代の新入社員たちに熱いエールを送った。撮影の多忙を縫って駆けつけた3人が姿を見せると、大きな歓声と拍手に包まれた会場からは、女性新入社員の「カッコいい…」の声もちらほら。3人の自己紹介の後、司会者から「一番ゆとりっぽいのは誰?」との質問が挙がり、「いっせいのせ!」でお互いを指さす展開となった。結果は、本人を含む3人全員が岡田を選択。すかさず松坂が「(岡田は)優しさにあふれている。ゆとり世代と言うと、ネガティブなイメージがつきまといがちだが、よく言えば、思いやりがあるんです」とフォローを入れ、岡田は感謝しきりで頭を下げていた。その後、ゆとり世代の特徴に該当するかどうかが分かるアンケートコーナーも実施。「私は褒められて伸びるタイプである?」の問いに、3人は「そうではない」と回答し、これについて柳楽は「だけど褒められたい。本作の現場で褒められることを増やしていきたい」と意気込みを。松坂が「悔しさをバネにやってきたところはある」と振り返った。そんな中、岡田は「褒められて伸びるタイプではない理由」を「基本的に人を信用していない(からかもしれない)」と冗談交じりに本音を吐露。「褒める人ってウソっぽく感じる。ウソをついてまで褒めなくていいよと思う(笑)」と誰もが共感するだろう等身大の言葉で語り、松坂と柳楽は、うなずきながらも「ネガティブだね(笑)」とツッコミを入れていた。最後に3人は「将来、僕をキャスティングしてください!」とちゃめっ気たっぷりに猛プッシュ。岡田は「めげずに、先を信じて頑張ってください。僕も(それを信じて)一生懸命走っています。将来、皆さんとお仕事でご一緒できることを楽しみにしています」と激励し、このサプライズを締めた。同ドラマは、人生の岐路に立つ、ゆとり世代のアラサー男子が、恋に仕事に友情に奮闘していくさまを描いた社会派ドラマ。脚本は宮藤官九郎で、安藤サクラ、吉田鋼太郎らが脇を固める。主題歌は人気バンド・感覚ピエロの「拝啓、いつかの君へ」に決定した。
2016年04月01日息をデザインするガム「ロッテガム『ACUO(アクオ)』新CM/トーリロボ お披露目会」が3月28日(月)、都内で行われ、出演する松坂桃李が登場。イベントでは、松坂さんが息を使った本気の挑戦として“吹き矢”にチャレンジする演出もあり、初挑戦ながら爽やかな息で見事風船を割ることに成功させ、大きな笑顔を振りまいた。この日先行上映された新CMのテーマは「息に本気だ」。映像では、カップルが談笑している中、松坂さんが松坂さんにそっくりな顔をした先端技術のニオイを識別するセンサーを持つロボット「トーリロボ」を両手で握りしめ、背後から怪しげなリズムとともに登場する。そして、ロボットと二人三脚で息をチェックし爽やかな息に変えるという、一風変わった仕上がりになった。トーリロボとともに登壇し、しげしげと眺めた松坂さんは「ほくろの位置まですごく細かく作っていただいて」と、とにかく似ていると感無量の表情。CM撮影中のエピソードとして、「ヘアメイクさんがいつも(自分に)直しにきてくれるんですけど、撮影のときはロボを直しにくるんです(笑)。僕はいつもこんな感じなんだなって客観的に思いました」と、そっくりのロボットに奇妙な連帯感も覚えたようだ。さらに、3月29日(火)からは、トーリロボで息がチェックできるキャンペーンカー・トーリロボカーが全国8大都市をめぐる。会場に現れた実寸のキャンペーンカーに驚きを見せた松坂さんだったが、「このロボット…何台いるんですか?」とふと気づき、20台いるとスタッフから知らされると絶句の後、爆笑!「ちょっと恥ずかしい思いと(笑)、AQUOさんの本気具合がすごいうかがえます。トーリロボは量産されているんですね…」と語り、たくさんの人の息チェックをお願いしたいと、心を込めていた。「ACUO」新CMは4月5日(火)より全国で放送開始。(cinamacafe.net)
2016年03月28日岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥という異なる魅力を放つ3人の人気俳優が、宮藤官九郎の脚本のもと、 “野心なし”“競争意識なし”“協調性なし”といわれる通称“ゆとり世代”の実態に迫る(!?)4月スタートの新日曜ドラマ「ゆとりですがなにか」に出演することが明らかとなった。「飲み会?それって強制参加っすか?」「忙しくてメールチェックしてないんスよね、次からLINEでお願いしまーす」「道分かんなくて駅からタクっちゃいました」「うちら、ゆとりなんで」…。そんな若者たちを、社会はいつしか“ゆとり世代”と名づけた――。“ゆとり第一世代”と呼ばれる1987年生まれは、今年29歳。2002年に行われた教育改正のもと、完全週休2日制に始まり、授業内容と時間数削減、絶対評価の導入などに代表される“ゆとり教育”の申し子だ。その“ゆとり”を埋めるかのように、高校が休みの土日は塾通い。大学3年で就活しようとしたら、まさかのリーマンショック、就職氷河期。入社1年目の3月には東日本大震災が起こった。「みんな違ってみんな素敵」と教えられたはずが、気づけば現実は“優勝劣敗の競争社会”。果たして、“ゆとり世代”は本当に“ゆとり”なのか?これまで、映画『なくもんか』『謝罪の王様』など、世の中の“モヤっとしたもの”をすくい上げ、笑いと涙で“痛いところ”を突き、観る者を歓喜の渦に巻き込んできた脚本・宮藤官九郎×監督・水田伸生のコンビが、次に選んだテーマは “ゆとり”。“ゆとり第一世代”と括られる1987年生まれのアラサー男子3人が、仕事に家族に恋に友情に迷い、あがきながらも、懸命に世の中のリフジンに立ち向かう!主人公となる入社7年目のごく平凡なサラリーマン・坂間正和を演じるのは、「掟上今日子の備忘録」での好演も記憶に新しく、生田斗真と共演する映画『秘密 THE TOP SECRET』の公開も控える岡田将生。坂間は、1987年東京生まれ。春先に父が他界。母と兄、兄嫁、妹と暮らしており、実家の造り酒屋は長男である兄が継ぐ予定。高校時代は恋愛もせず、ただひたすら受験勉強に心血を注ぎ、どうにか現役合格。卒業後は食品メーカー「みんみんホールディングス」に就職。企画開発部、営業、工場担当などを転々とし、この春、系列の居酒屋チェーン「鳥の民」に出向を命じられ…。また、1987年福島生まれの山路一豊役には、大活躍だった2015年に続き『秘密 THE TOP SECRET』や映画&舞台『真田十勇士』など話題作が続く松坂桃李。山路は杉並区阿佐ヶ谷南小学校教師で4年2組の担任。児童からは“やまじー”と呼ばれている。小学校という教育の現場で、皮肉にも“脱ゆとり教育”の洗礼を受けているが、“ゆとり先生”と揶揄され、クラスの学力も低下。教頭をはじめとする学校からの要望と、保護者からのクレームの板挟みに。そんな中、教育実習でやってきた女子大生から告白されて…。そして、1987年東京生まれの道上まりぶ役には、朝ドラ「まれ」で大ブレイク後も『ディストラクション・ベイビーズ』などで注目を集める柳楽優弥。住所不定、現在は客引きとして繁華街を転々とする日々の道上。エリート一家に生まれ、成績優秀、スポーツ万能で「東大以外は大学じゃない」と豪語するビッグマウスで有名だったが、受験に失敗。それから10年、年上の嫁と生まれたばかりの娘とともに六畳一間で暮らし、生活に追われながらもいまだ合格を目指して、現在11浪中…。日々奮闘しながら生きるアラサー男子が、“ゆとりなんてない”ことを主張する社会派ヒューマンドラマになるという本作。人間愛にあふれた宮藤さんの鋭い観察眼と独特のユーモアに彩られた風刺で、“ゆとり世代”のリアルを見せつけてくれそうだ。<以下、キャスト&スタッフコメント>■岡田将生(坂間正和役)水田監督と宮藤さんのタッグで、まさか自分に声を掛けていただけるとは。こんなに嬉しいことはありません。そして今回、同世代の松坂桃李さん、柳楽優弥さんと一緒に一つの作品を作れるという嬉しさ。考えるだけで興奮してきます(笑)この春、この素晴らしいキャスト、スタッフで最高のドラマを作ります。楽しみに待っていて下さい。■松坂桃李(山路一豊役)宮藤さんの作品に出演させていただくのは非常に嬉しいです。その一方で、非常に怖さもあります。台本がとにかく面白いので、その面白さを芝居できちんと表現できるかが何より怖いです。同世代の岡田くん、柳楽くんと共に、幅広い世代の方に愛されるような作品を目指していきたいと思っています。■柳楽優弥(道上まりぶ役)今回「ゆとりですがなにか」に出演できること、大変嬉しく思っています。10代の頃、宮藤官九郎さんの作品から受けた衝撃はとても大きく、僕自身も、あの“クドカンワールド”に入れることが楽しみで仕方ありません。岡田将生さん、松坂桃李さんという同世代のゆとりメンバーで、一括りにされてきたゆとりたちの逆襲が始ま…ると思います。■脚本・宮藤官九郎「自分、ゆとりなんで」そんな声を仕事の現場で聞く機会がとても増えた気がします。突き放されたような、シャッター降ろされたような、そんな寂しさを感じます。国が定めた教育方針で図らずも“ゆとり世代”と括られた彼らが、自虐的に“ゆとり”と口にせざるを得ない、そんなゆとりのない現代社会。社会人経験ゼロの私が、45才にして初めて挑む社会派ドラマです。■演出・水田伸生1958年生まれの私は“新人類”または“しらけ世代”と大人たちに呼ばれていました。でも、「全然しらけてないし!」と、ムキになって生きてきました。“ゆとり世代”…ゆとりなんてないし、“さとり世代”…さとってないし!宮藤さんの描く社会派は「笑いというチョコレートに包まれた人生という苦いアーモンド」。新しい“クドカンワールド”の誕生です!■プロデューサー・枝見洋子毎日の社会生活のなかで、「…ん?」とココロに引っかかる疑問や怒りの欠片のようなもの、あるいは上手く伝えられなかった誰かへの想い。言葉にできないまま体内に溜まったそうしたモヤモヤが、宮藤官九郎さんの言葉、水田伸生の演出、そして岡田将生さん、松坂桃李さん、柳楽優弥さんをはじめとする素晴らしい役者のみなさんの身体を借りて外へ放たれていくような、笑いあり涙ありの人間ドラマです。どうぞご期待ください!新日曜ドラマ「ゆとりですがなにか」は4月、日本テレビ系にて放送スタート。(text:cinemacafe.net)
2016年02月10日ゆとり教育という、教育界の理想だけが詰まったカリキュラムで楽しくゆるくお勉強した結果、今や上からも下からもバカにされてしまう、「ゆとり世代」。もちろんゆとり世代には、ゆとりだからこその良いところやメリットもあるものの、やっぱり上の世代やゆとりを脱した下の世代からは「えっ、マジで?」と首をかしげてしまうような間違いを犯してしまう人も多いんだとか…。そこで今回は、実際に起こった「ゆとり世代のビックリ間違い」をご紹介します!■漢字が読めない・書けない「割と小学生ぐらいのときからパソコンがあるからか、私の周りでは自分を含め漢字の読み書きがテキトーな人が多い。『優勝』の『勝』の上のとこ出るかわかんない、とか、『何卒(なにとぞ)』を『なにそつ』って読んじゃったり」(22歳・学生)パソコンや携帯電話が普及し始めた背景もあってか、「漢字の読み書き」が苦手な人も多いようです。しかも最近のパソコンの中には、間違った読みを入力しても、多分これだろうとしっかり判断してくれて、漢字に変換してくれる優秀な変換システムがついていることも多いです。このため、漢字の読みを間違って覚えている人も少なくないんだとか…。■ホッチキスの針を入れられない「サークルでフリーペーパーを作っていた時に、先輩がホッチキスの針の替え方を知らなくてビックリした…。なんでもその人は、親が危ないからって止めてて、ホッチキスを使ったことがなかったらしい」(19歳・学生)なんと、こうした常識レベルの作業を知らない…という人もいるんだそうです。これはもはやゆとりだからという問題ではなく、親がなんでもやってくれていたせいの気もしますが…他にも、アナログ腕時計の針をあわせられなかったり、印刷機の「何部」を「何枚」と間違えて大量に書類を印刷してしまうなど、ビックリするような間違いの数々が聞こえてきました。■日本地図に疎い「世代かどうかわからないけど、私の周りでは都道府県とか県庁所在地とかの『日本地図』に疎い人が多い。福井県の存在を知らなかったり、博多県があると思ってたり…。あと、『樹海ってどこの海?』って聞く子もいたな…」(24歳・事務)最後に上がっていたのがこちら。教科書のせいなのかなんなのかわかりませんが、意外と「日本地図に疎い」というゆとり世代は多いようです。実は筆者もゆとり世代なのですが、たしかに日本地図のことを学んだのは小学校で1度きりで、あまり勉強する機会がなかったように思います。そして実際、都道府県の位置などがわからないことも多いです…。このように、上下の世代がビックリされてしまうようなポカをしてしまうことも多いゆとり世代。もちろん全部が全部「ゆとり教育」のせいでは決して無いと思いますが、ゆとりたちは失敗してバカにされながらも、一個づつ学んで成長して行こうと思っているので、暖かい目で見守って欲しいところです。
2016年02月04日今、ちょうど社会で活躍するぐらいの世代の若者には、いつも「ゆとり世代」という言葉がついてまわっていますよね。「ゆとり世代」というと、上の世代からは自己中心的、協調性が無い、損得勘定ばかり・・・なんて言われることもしばしば。しかし、そんなゆとりたちの「2016年の目標」を概観すると、ちょっと意外な方向性が見えてきました。というわけで、「ゆとり世代の若者達の今年の目標」から、2016年のゆとりの姿を考えてみます。■「フットワークを軽くしたい」ゆとりたち「今年、周りでは『フットワークを軽くする』『面倒くさがらない』という目標を立てる人が相次いでいた。会社の飲み会とか面倒だけど、顔を出した方が得だよね、なんて話も出始めている。みんな『付き合いのよさ』みたいなものの必要性を感じ始めているのかも」(25歳・事務)ゆとり世代といえば、プライベート優先で、会社の付き合いにもあまり顔を出さない・・・なんていわれた時期もありましたよね。確かにゆとり世代は、マイペースに生きることを重視している人も多く、あまり「付き合い」的なものが好きではない人が多いかもしれません。しかし、彼らの今年の目標を見てみると、そうした「付き合い」の大事さを感じ始めている人もちらほらと出てきているようです。若い奴はいっこうに飲み会に来ないと諦めている上司のオジサマ方も、今年こそゆとり社員達を誘ってみてもいいかもしれませんね。■「貯金派」から「散財派」も「今までは、コスパとかを大事にして、あまり贅沢はしない派だったんだけど、最近はバイトの時給も良いし、いいコスメを買ったり旅行に行ったりするようになった。そうすると毎日の充実度が違うし、今年は『ちょっと良いもの』をたくさん知りたいなって思った」(22歳・学生)また、ゆとり世代の大きな特徴としては、「コスパ重視」というものもありました。ゆとり世代が生きてきた時代の多くは不景気で、なんとなく社会にも暗く不安な雰囲気が漂っていたせいか、節約志向でより安いものを・・・という若者は多く見られます。しかし、最近の景気回復の影響もあって、最近は若い世代でも海外旅行に出かけたりちょっと高い化粧品や洋服などを身につける人も多くなってきました。最近は雑誌などを見ていても、若い女性に「ちょっと贅沢」なものがウケているのがわかります。少し前には「若者は贅沢を知らなくて世間が狭い」なんていう批判もありましたが、ゆとり世代はゆとり世代なりに、小さな贅沢を楽しんでいるようです。■「夢がある」若者が増えてきた!「最近、身の回りで変わったなって思うのは、FacebookやTwitterなどで、『夢』を語る人が多くなったな、ってこと。前までは、夢や目標を言う人は『意識高い』とか冷ややかな笑いを浴びていたけど、最近はみんな何かに一生懸命なのを、恥ずかしがらなくなった気がする」(20歳・学生)なにより特筆すべきは、やっぱり「夢がある」ゆとり世代が増えてきたということでしょう。景気や東京オリンピックのせいかはわかりませんが、世の中が少し明るくなって、みんなが少しずつ生活に余裕を持てるようになり、「夢」をもつ余裕ができたのかもしれません。また、最近は若くして成功する起業家やミュージシャンなども増えてきたので、若者が夢を持つ後押しになっているのかも。いずれにせよ、いつまでも「ゆとりはこれだから」なんて言われているわけではなく、ゆとりはゆとりなりに、前向きに明るく自分の生活をしてゆこう、ときちんと目標を立てているようです。若者達は変わった、なんて言われる日もそう遠くないのかもしれませんね。
2016年01月18日