教師と生徒として出会った2人の禁断の純愛物語が描かれる映画『ナラタージュ』。主演・松本潤、ヒロイン・有村架純で、作家・島本理生が20歳ときに執筆し「この恋愛小説がすごい!」第1位にも輝いた同名小説を映画化した本作が、Blu-ray&DVDとなって5月9日(水)にリリース&レンタルスタートすることが分かった。高校教師と生徒として出会った2人が、時が経ち再会した後、決して許されはしない、けれど一生に一度しか巡り会えない究極の恋に落ちるラブストーリーを描いた本作。メガホンをとったのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』『春の雪』などを手掛ける恋愛映画の名手・行定勲。原作の発表から10年あまり映画化企画を温め続け、ついに満を持しての映画化となった。主人公の高校教師・葉山貴司役には、『陽だまりの彼女』以来4年ぶりの映画主演となる「嵐」の松本さん。そして、葉山を全身全霊で愛する工藤泉役を有村さんが演じるほか、坂口健太郎、市川実日子、瀬戸康史ら演技派キャストが本作を盛り上げる。また主題歌は、本作に共鳴した野田洋次郎が作詞・作曲を手掛けた「ナラタージュ」を起用。「都内高校に通う17歳」、ということ以外そのプロフィールはベールに包まれているadieuが歌唱している。なお、今回Blu-ray・DVDそれぞれ豪華版もリリース決定。この豪華版には、映像特典としてメイキングやイベント映像集、特番などを収録。また、「松本潤×行定勲監督×プロデューサー」のコメンタリーを収録予定と、見応え満載の内容となっている。『ナラタージュ』Blu-ray&DVDは5月9日(水)リリース&レンタル開始。(cinemacafe.net)
2018年02月02日ダウンタウンの松本人志(54)が12月24日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。自身の“政界進出”について否定した。 松本は15日夜、同番組の出演者である東野幸治(50)、HKT48の指原莉乃(25)、社会学者の古市憲寿(32)とともに、安倍首相と会食。ネット上では「政界進出か」などの憶測が飛び交っていた。 朝日新聞の「首相動静」欄を見た松本は、「こんなことまで(書かれるのか)」と驚いたようす。「雑談でたわいもない話をして、割り勘で帰っただけなんですけどね。最初で最後でしょうしね」と会食の内容を明かした。 “政界進出”という憶測を持たれたことに「そういうふうに言われてしまうんですね」と首をかしげ、「全然ないですよ。今、政治家になったって、汚職もできへんし。不倫もできへんし。うまみ、なんもないでしょう」と、ボケを交えて否定した。 安倍首相との関係については「蜜月関係みたいに言われたら嫌やねん」とコメント。「機会があれば、(立憲民主党の)枝野さんとも行くかもしれないし」と話し、広い人付き合いの一環にすぎないことを強調した。 安倍首相が同番組に出演したのは昨年5月1日の放送回だが、この日は松本ら4人のほかにも南海キャンディーズの山里亮太(40)が出演していた。山崎夕貴アナ(30)から「(メンバーは)安倍首相側から指定された?」と質問されると、東野は「そういうのじゃない。それじゃ、(山里が)かわいそうすぎる」と笑いながら答えた。 続いて番組では、ウーマンラッシュアワーが「THE MANZAI 2017」(フジテレビ系)で披露した“風刺漫才”の話題に。松本は「僕も、すごく良かったと思うんですよ。よくできていたし」と完成度を評価。「あれをちゃんと放送したフジテレビもいいなと思う」とコメントした。 それでも、「あればっかりになっちゃうと、彼らが狭くなっていく。あの後に出てくるコンビがやりづらいかな。調和みたいな部分では、少し、どうなんやろ……という部分もある」と提言した。
2017年12月24日皆さんは純喫茶へ行きたいと思った時に、どの街を思い浮かべるでしょうか?一日で出来るだけ多くの純喫茶と出会いたい、という時におすすめな街の一つが高円寺です。JR中央線・総武線が停車し、新宿から10分あまりと便利な立地にも関わらず駅ビルがないため、今も活気のある商店街や小さな路地にある店などが賑わい、歩いているだけで楽しい街です。私が好きだと思う街には、たいてい安くて美味しい飲食店やそこでしか買えない古着や雑貨屋、こだわりのある書店などが多いです。高円寺も例外ではなく、その条件を満たした上に、素晴らしい純喫茶も多々あります。例えば、美しいマダムのいる名曲喫茶「ネルケン」、かつて中野にあった伝説の名曲喫茶の家具や装飾品を使用し、当時の面影を醸し出す「ルネッサンス」、ふかふかでしっとりのホットケーキと威勢の良いママに元気をもらえる「コーラル」、トマトの入ったホットサンドが絶品で落ち着ける雰囲気の「BONY」、穏やかなマスターとママが営む近所の人たちの憩い場「高円寺茶房」、セットが豪華で思わず笑みがこぼれる「あろうむ」、猫や犬とたわむれることの出来る「なかむら珈琲店」、運が良ければギターをかき鳴らすマスターを見かけることが出来る「ブーケ」など。個性あふれる純喫茶たちをはしごできる天国のような街なのです。高円寺のボリューム満点な純喫茶「ごん」今回は、9種類のオムライスや空腹を満たすボリュームたっぷりの食事を頂ける純喫茶を紹介します。店名は「ごん」。「純情商店街」を駅からまっすぐ進み、しばらく歩くと見えてくる、行列の出来る肉屋のはす向かいの2階にあります。元々はクレープを食べられる店として始まったこちらは、卵の扱いに長けているマスターが繊細な手つきでオムライスを作ります。昔ながらのふわっとした9種類のオムライスオムライスはなんと9種類! ケチャップがかけられた昔ながらのプレーンオムライス、カレーオムライス、たらこオムライス、ヤキオムライス、ハッシュドビーフオムライス、クリームオムライス、あさりスープのオムライス、かに風味のトマトソースオムライス、チーズクリームオムライス、ワンプレート付きなど。毎日食べても違う味を楽しめるのです。難波里奈『純喫茶、あの味』難波さんの新刊『純喫茶、あの味』にご興味がある方はこちらから!
2017年12月22日アイドルグループ・嵐の松本潤と、女優の有村架純が16日、映画『ナラタージュ』(10月7日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶に、行定勲監督とともに登場した。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村架純)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。撮影で学んだことについて、松本は「お芝居をさせてもらう時の表現の幅が広がったんじゃないかな」と振り返る。「演技のやり方もだいぶ削ぎ落とした方向」と語り、「全然違う役をできるようになったらいいなという風に思います」と今後の役柄にも思いを馳せた。また有村は「映画の面白さを改めて感じた」という。「お芝居って作品が終わるまであまり楽しいとは思わないんですけど、いろんな葛藤をしながら作品を作る楽しさを、改めて感じました」と魅力を表し、「いろんな出会いや発見をくれた作品でもあったので、撮影から今日まで、とても充実した時間でした」と語った。一方、行定監督が「首がつながった。これ当たんなかったら、路線変えようと思ってたんだよね」と明かすと、松本は「マジっすか!? 大胆発言ですね」と驚いた様子。行定監督は「人間関係の曖昧さが好きなんです、僕は。映画だからできることだと思っていて。わかりやすくしなくてもいいし、暗闇の中で2時間くらい没頭してもらいたいという気持ちがあるんですよね。物語じゃないものをみんなが感じ取ってる」と映画の良さについて持論を展開した。行定監督が「これが当たらなかったら、超ジェットコースタームービーみたいなものを撮ろうかと……」と実は持っていた構想を披露すると、松本は「真逆ですね」と苦笑。監督は「皆さんが観ていただいたってことで、もうちょっとこういうのをやっていける期間が延びた」と感謝した。さらに監督は「映画がキャストによって救われれる瞬間があるものなんですよ」と2人にも感謝。「このキャストに出会うために10数年間、成立しなかったんだろうな、待ってたんだろうなと思います」と語り、2人のおかげで大規模公開できたため「たくさんの人に映画を観て欲しいという思いがあったので、感謝しています」と改めてお礼の言葉を述べた。
2017年10月16日「嵐」の松本潤と女優の有村架純が16日(月)、都内で行われた映画『ナラタージュ』大ヒット御礼舞台挨拶に参加。行定勲監督のサプライズに有村さんが大号泣した。2006年版「この恋愛小説がすごい」の第1位に輝いた作家・島本理生による禁断の純愛物語が原作。高校教師と生徒という立場で出会った葉山(松本さん)と泉(有村さん)。そんな2人が時を経て運命的再会を果たし、一生に一度の許されぬ恋に身を焦がしていく。本作を通じて「自分の表現の幅が広がった。これまでの自分がやっていた演技の方向とは違うそぎ落とす方向でやらせてもらったことで、幅が広がった」という松本さんと「葛藤しながら作品を作る楽しさを改めて感じた。撮影から今日まで充実した時間だった」とシミジミする有村さんに、サプライズで行定監督から感謝の手紙が送られた。有村さんは行定監督からの「精神的にもキツく不安があったはず。覚悟しなければいけないこともあったと思うが、泣き言も悩みも打ち明けず、ひたすら役と向き合った。その苦悩する姿こそ女優の最も美しい姿。あなたほど寡黙で芯の強い女優を私は知らない。これからもかたくなに演じることにこだわり続けてほしい。そして日本映画史に残る女優になってほしい。あなたなら必ずできる」との言葉に大号泣。目を真っ赤にした有村さんは「このようにお手紙をいただいて…いままでやってきて良かったなと思いました」とふり絞るように語ると、思わず客席に背を向けた。有村さんにハンカチを渡そうとするも、手持ちがなく「ここで俺がパッと出せればいいんだけど、ごめんね!架純ちゃん!…こんな流れはよんでなかった~!」とサプライズに焦って笑わせた松本さんも、行定監督からの言葉には「この手紙をいただけたことが一番の宝物。監督、スタッフの皆さん、このタイミングで架純ちゃんとこのようなラブストーリーができたことに感謝したい」と感無量の様子だった。『ナラタージュ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年10月16日アイドルグループ・嵐の松本潤と、女優の有村架純が16日、映画『ナラタージュ』(10月7日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶に、行定勲監督とともに登場した。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村架純)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。2人には、サプライズで行定監督からの手紙が読み上げられた。それぞれに対する心のこもった手紙に、感想を求められた松本が「有村さんにまず聞いてください」と促すと、有村は「このようなお手紙をいただいて、今までやってきてよかったなと思いました」と涙を見せた。松本も「本当にこの手紙をいただけたことが、この映画に参加して一番の宝物なのかなと思います」と感謝した。さらに涙が止まらない有村の姿に、松本は袖のスタッフに自らハンカチを用意するよう指示する。「ここで俺がパッと出せればいいんだけど、ないんだよ!」と悔しがり、「ごめん架純ちゃん! この流れはね、読んでなかったな!」と慌てた様子に。ハンカチが到着し、後ろを向いて涙を拭う有村の姿に、松本は報道陣に向かって「ちょっと写真とか、待ってくださいね」と頼む気配りを見せていた。○松本潤への手紙僕らが初めて会ったのは、数年前の食事の席でしたね。酔ったきみの熱く、赤裸々な想いに、僕は強いプロ意識を感じていました。創るという行為が好きなきみの心根を知って、何か一緒にやりたいという想いに駆られました。きみが参加すると言ってくれたことから10年間凍結していた『ナラタージュ』は動き出しました。一本の映画が救われたのです。この困難な葉山先生役を引き受けてくれてありがとう。現場でのきみは心強い存在だったよ。いつだって場の空気を掴んで、作り手の想いを一番に考えて動いてくれる理解者だった。そんなに多く言葉を交わしたわけではなかったけど分かり合えた気がしました。きみは本当は不器用でそのぶん、誰よりも努力してここにいる人なのだと思います。そんな繊細なきみとは、もっともっと自由に旅をしてみたい。次はどんな冒険をしようか? その日を楽しみにしているよ。○有村架純への手紙本当にお疲れ様でした。大人の激しい恋愛に身を投ずる泉を演じることは精神的にもきつく不安があったことでしょう。覚悟しなければならなかったこともあったと思います。しかし、あなたは泣き言も悩みも打ち明けることなく、自分の心と泉の心を重ね合わせ、ひたすら役に向き合っていました。その苦悩する姿こそ女優のもっとも美しい姿だと思って見ていました。あなたほど寡黙で芯の強い女優を私は知りません。これまで幾多の努力を重ね、夢を掴み取ったあなたは、本当に女優に拘ってきた人だと思います。あたなは頑なに、これからも演じるコットに拘りつづけて欲しい。そして、日本映画史に残る女優になってください。あなたなら必ずできると思います。私が10年間探してきた工藤泉があなたで本当に良かった。ありがとう。
2017年10月16日ダウンタウンの松本人志(54)が10月8日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。爆笑問題の太田光(52)が松本を“大嫌い”と発言した騒動に言及した。 松本は、「盛り上がって話題になって、笑いが起こったのなら、全然僕はいいと思いますよ」と、太田の発言を容認。「そういう意味じゃ、なんだってありだと思うんですよ。僕はBIG3(ビートたけし、明石家さんま、タモリ)大嫌いですからね」と、悪ノリした発言で笑いを誘った。 続けて、「ずるいのは水道橋だわ。自分の手を汚さず、人をたきつけているよね」と、今回の太田の発言を引き出した浅草キッド・水道橋博士(55)に怒りの方向を転換。「あいつは悪い。水道はしっかり締めてやろうかなと。一滴も出さないようにしないと」と発言した。 司会の東野幸治(50)も「水道橋さんの仕事として、たきつけたり、もめさせたりするのが大好きなんですよ」と付け加え、「水道橋さん、聞いてますか?締めます!」と呼びかけた。 今回の騒動のきっかけは、特別番組「おはよう、たけしですみません。」(テレビ東京)の5日の放送回だ。同番組は、ビートたけし(70)が監督を務めた映画『アウトレイジ 最終章』の公開に合わせ、2日から6日の期間限定で放送されたもの。“犬猿の仲”とされる太田と水道橋博士の共演も注目を集めていた。 5日の放送回で水道橋は、「俺が抜けて、ここに松本人志をおいてください」と提案。太田とは“共演NG”で知られる松本の名が挙がり、司会のビートたけしも「松本人志、嫌いなの?」と太田に尋ねた。太田は「大嫌いですよ。だから言わすなよ!問題になるんだから!」と回答。翌日の放送では「大好きです」と訂正したことが話題となっていた。
2017年10月08日●有村架純が表現した生々しさ松本潤、有村架純、坂口健太郎という、トップクラスの俳優陣が集まり映画化された『ナラタージュ』(10月7日公開)。島本理生原作のベストセラー恋愛小説が、満を持して実写化された。今回松本が演じるのは、高校教師の葉山。離婚の成立していない妻がいながら、元教え子の泉を翻弄する。有村はそんな葉山に思いをぶつけながらも、じりじりとした関係にとらわれ身動きがとれない。坂口演じる小野は、そんな泉の理解者となりまっすぐに思いを寄せていくが、次第に嫉妬心に蝕まれていく。一筋縄ではいかない人物たちが織りなす恋愛の中で、監督が「奇跡のキャスト」という役者陣の魅力とは。○有村は努力の人――今回お三方がそろったのは奇跡的だったとおっしゃってましたが、有村さん演じる泉は、感情の機微をじっとりとした眼差しに込められていたところがすごかったですね。有村さんは非常に生々しく、表情一つにしても印象的でしたね。この人はすごい人ですよ。努力の中から生み出しているところがあると思います。でも自分の感情を振り絞るのは、技術だけでできるものでもないですから。「泉の感情で、自分に置き換えて理解できるものはほとんどないです」と言っていましたが、この役の息苦しさを理解しようとしていましたし、僕も放置して追い込みました。撮影を地方にしたのも、逃れられない閉塞的な部分をつくるためという理由もあったんです。地方ロケに行くと、逃げも隠れもできません。あとは、湿度の高い感じを出したくて。すごく顔が上気して火照っている、微熱みたいな状態を上手く作れないかなと思いました。――そういう意図は結構、現場でも話されたりしていたんですか?有村さんとは撮影に入る前にすごく話をしました。根性のある子ですよ。見る限り、すごく頑固な部分をすごく持っているし、かわいい顔をしているけど絶対に芯が強い。いくつかの作品を見て、ただかわいいだけじゃなく、どこかで疎外感も持っている気もしたんですよ。お友達がいっぱいいて、ワイワイやっている子ではないな、みたいな。難しいことをやってもらったのですが、「こういう表情されると男ってきついなあ」と思わせられるところを、本当に生々しくリアルに表現してくれました。どちらかというと僕は松本君と共犯者でしたが、松本くんも、有村さんからどんな表情が引き出せるかなって、きっと考えていたとも思いますよ。「期待していたのにがっかりだよ。でも、好き」という表情をしている。●スタッフが削ろうとした、かっこ悪い松潤○男の愚かさが現れた――坂口健太郎さんも、中盤からは特にあまり今まで観られなかった坂口さんの姿でしたね。切ないですよ、彼は。「なんで俺じゃダメなんだよ」「絶対に俺の方が幸せにするのに」という、よくある男の愚かさが彼にもあって。そういう感情を上手く表してくれたなと思います。監督としても、非常に一緒にやりやすいニュートラルな俳優で、これからも注目していきたいです。現場でも、彼自身が「面白い」と言っていました。たくさんやりようがある役だと思っていたみたいです。――松本さんと有村さんのラブシーンもかなり印象的でした。松本くんは『東京タワー Tokyo Tower』で結構激しいシーンをやっていると言ってましたよ。ある程度は指示をして、あとは自由にやってもらいました(笑)。――松本さん演じる葉山先生は、客観的に見ると”ダメ男”でもありましたね。この作品、最初にできたのが3時間半のバージョンだったので、いつも信頼している編集にもう少し短くなるように任せたんですよ。そしたら、葉山がすごくスマートな男になってしまって。でも彼は、良かれと思ってやったわけです。「このままだと松本君がかっこ悪いな」と思って、葉山が謝っているところとか、削っちゃった(笑)。雨に濡れる、スマートなかっこいい松潤の映画になって、「これだったら喜んでくれますよね」と言っていて、職業病なんだけど、「いやいや、違う違う! かっこ悪い方がいいから!」と、最終的にはわかってもらうことができました(笑)。だってかっこいいやつが「俺のこと好きだろ」と言っていても、「なにその自信!」って心の中で思うんですよ(笑)。でも松本君もそういうイメージを持たれているわけで、そんな松本君を封印するからこそ、面白かったです。――どういう風に封印されたんですか?松本君はすごく目が光っているから、今回はメガネをかけてもらって、さらに「眼光を40%にして」とお願いしました。「どういうことですか?」と聞かれたけど、「目にブラインド下ろしてくれれば」というところから始まって(笑)。実際に撮影開始すると、松本くんが「今やってみたけど、40%って、これくらいですか?」と言うので、「自然だったからいいんじゃないかな」と答えて、その感覚を自分の中に置いていってもらいました。ただ、ふだんの眼光は40%だけど、気持ちを追い込むシーンでメガネを取ると、自然と松本潤の目になっていきますから。ダメな奴なんだけど、向き合った時に、観客が自然と「やっぱりこの人は自分にとって代えがたいものだ」と思ってしまうんです。葉山は変わっていないのに、観ている方はだんだん泉の気持ちに乗っかれる。そういう気持ちになれるのは、松本潤だからこそですよね。プロデューサーから「松本君はどうか」と言われなかったら気づかなかったし、もっと大人の色気が溢れている俳優にしてしまったかもしれない。そうすると、ちょっとマッチョな映画、大人すぎる映画になって、着地するところが見えてしまうんです。松本潤だと、着地点が見えないんですよ。それはプロデューサーの手腕ですし、松本君の素晴らしさだと思います。
2017年10月08日女優の有村架純が7日、映画『ナラタージュ』(10月7日公開)の初日舞台挨拶に、松本潤(嵐)、坂口健太郎、大西礼芳、古舘佑太郎、行定勲監督とともに登場した。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村架純)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。有村の同級生役の大西は「有村さんが悶絶、苦しむ姿を見て私も引っ張られました。本当にお疲れさまでした」と有村をねぎらう。「悶絶がこの劇場に知れ渡ったんじゃないかと思います」と会場に語りかけると、松本も「悶絶、推すね」とニヤリと笑う。一方の有村は、「正統派な役が多かった中で、このような役に挑むのが初めてで。選んでいただいたことがとても嬉しかったですし、光栄に思っています」と感謝。「23歳という年齢で、この作品で残せたことは、今後もすごく大切になるんじゃないかと思っています」と作品の大きさを語った。嫉妬に苦しみ、有村演じる泉を追い詰めてしまう小野を演じた坂口は「どんどん『これは一筋縄じゃいかない役だな』と思ったし、簡単に嫌なやつに見えてしまう役だと思った」と役の印象を語る。「僕は台本を読んだ時に、愛くるしさを感じたんですよね」と明かし、「愛される、感情移入される小野くん作り。いろいろ監督とも話しましたし、有村さんともいろんなシーンで積み重ねていきました」と撮影を振り返った。実際に小野に共感したという意見がたくさん届いていることを知ると「嬉しいです」と笑顔に。松本は「いいなあ~」と羨ましがった。作品にちなみ、「壊れそうなほど愛したものや人、忘れられないものや人」について聞かれた有村は「母の手料理」とほっこり回答。風邪をひいて病院から帰ってきた際に母親が作ってくれたちらし寿司が忘れられないという。松本から「ちらし寿司!?」と驚かれながらも、有村は「お腹が空いたから食べたらものすごく美味しくて、それが忘れられないですね」と語った。この有村のエピソードに、松本はニコニコし「素敵だな~と思って。母の手料理。素晴らしいです」と絶賛していた。
2017年10月07日アイドルグループ・嵐の松本潤が7日、主演映画『ナラタージュ』(10月7日公開)の初日舞台挨拶に、有村架純、坂口健太郎、大西礼芳、古舘佑太郎、行定勲監督とともに登場した。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。松本は「今まで自分が表現してきた方法とは違う表現の仕方というのを、勉強させていただきまして」と同作について振り返る。「こういうやり方もあるんだというのを、広げてもらった作品になりました。行定監督に感謝しています」と気持ちを表した。また、松本にとって同作は「自分の恋愛の感覚じゃなくて、自分が生きてきたものを振り返るような時間だった」と語る。完成した作品を観て「もう会えない人のことをすごく考えた」と明かし、「それは中村勘三郎さんとか、蜷川幸雄さんとか」と故人の名を挙げた。そして「自分が人の人生の中でどれだけ記憶に残ることができるか、どれだけ何かを与えられるかということを、すごく考える時間になったんですよね。強烈に記憶に残る人について考えました」と思いを馳せた。舞台挨拶では、初日でスクリーン満員の大ヒットを記念して、作中で印象的に降る”雨”をイメージした雨水の鏡割りを実施。松本は「昨日の雨ですかね? こんなにかかりたくないの、なかなかないですね」と苦笑しながらも、樽の中の水を見て「透き通ってますね。きれいな雨水でした」と褒めていた。
2017年10月07日女優の有村架純(24)が5日放送のフジテレビ系『めざましテレビ』にVTR出演し、嵐の松本潤(34)の写真をスマートフォンの待ち受け画面にしていたことを告白した。 有村と松本はドラマ『失恋ショコラティエ』(’14)で、兄妹役で共演。最近では10月7日公開の映画『ナラタージュ』で禁断の愛に溺れる教師と教え子を演じている。 有村は「(失恋ショコラティエでは)兄妹役だったこともあり、松本さんは“お兄ちゃん”という印象で止まっていました」と振り返りながら、「(今作では)急に恋愛感情を持つということで、クランクインの前にひっそりと待ち受けにさせてもらっていました。葉山先生っぽいなっていう写真を見つけて」と松本が演じる劇中キャラクターに合った画像を待ち受け画面にし、役作りをしたと語った。 ツイッターでは「俺、ずっと有村架純ちゃん待ち受けにしてるんだけどな…」「松潤を待ち受けにして5年経つんだけどいつ彼女役できるかな?」「松潤を待ち受けにしてた有村架純って私のこと?」と双方のファンのユニークな大喜利コメントがあがっている。
2017年10月05日正直、全編をとおして“情熱的な松潤”には出会うことができません…。映画『ナラタージュ』で松本潤が見せたのは“繊細な男”という新境地。ヒロイン・有村架純を惑わす彼からは、女性を惹きつける30代のリアルな男の哀愁と色気が漂っていました。島本理生の人気小説を行定勲監督で映画化した本作。タイトルの「ナラタージュ」とは、ナレーションとモンタージュからなる造語で、人物の語りや回想によって過去を再現する手法のこと。映画はタイトルどおり、社会人になった泉(有村)が過去を回想する形で進みます。■松本潤イメージを封印!? 本心を秘めた影のある男性教師『花より男子ファイナル』や『陽だまりの彼女』などで、ひとりの女性に対してまっすぐな恋愛をする好青年を演じてきた松本がどのように恋に苦しむ姿を演じるのか。松本が演じる葉山は、高校教師で演劇部の顧問。有村架純演じる泉が高校生だったとき、学校になじめない泉を演劇部に誘う。しかし彼はある過去の出来事を十字架のように背負っていた…。前髪をおろし、松本のチャームポイントともいえる力強い眉毛と目力を封印。メガネをかけ、地味な装い…どういったキャラクターなのか、どういった気持ちなのか最後までつかみきることが難しい! 撮影前、行定監督が松本に伝えたのは「目にブラインドをかけてほしい」というリクエスト。その狙いはみごと的中。目力を普段の40%に抑えることで、30歳を超えた男の悲哀をにじませることに成功。もともと目力が強く、芯のとおったイメージのある松本が演じるからこそ、煮え切らない湿っぽさが、より一層際立っているではありませんか。松本の葉山像について、原作者の島本も「良い意味で普段の松本さんとギャップがあった」と絶賛。MJ独自の王子様キャラどころか、自分の感情すら定まらない教師役…にもかかわらず、哀愁とともにあふれ出る大人の色気。そんな松本潤の新たな魅力が堪能できます。■目力、過去、愛…すべてを封印! ズルい男を松潤が体現あえて“カッコイイ”すら封印した松本ですが、葉山にとっても「封印」はキーワードのひとつ。眉&目力という見た目の封印はもとより、葉山は離婚の成立していない妻との過去を封じ込み、泉へのどうしようもなく湧き出る愛をも抑え込みます。教師と生徒という関係でなくなった今なお、2人が恋愛することが許されない理由はどこにあるのか? なぜ、妻とは離婚できないのか? 許されない恋の再熱とともに、その答えは少しずつ明かされていきます。過去に縛られ、自分を「封印」から解放できない葉山には「お願いだから、自分の気持ちにすなおになって!」と伝えたくなりますが、同時につい手を差し伸べたくなってしまう女の弱さを痛感…。行定監督は「言葉にしたいけど言葉にできない感情」を役者の表情の移り変わりでじっくり見せることにこだわったと話しています。そして、松本は本音を口にせず、すがるような瞳で語りかける男のズルさをみごとに表現。目力を封じることで生まれた松本の物憂げな表情には感服です。■嫉妬心むき出し坂口健太郎×感情を表に出さない松本潤泉に恋をする大学生・小野怜二を演じるのは坂口健太郎。演劇部のOBである黒川と同じ大学に通っており、彼に誘われ卒業公演に参加することになります。練習を重ねるうちに、徐々に泉に惹かれていく小野。泉に対してまっすぐに自分の気持ちを伝える一方で、葉山への嫉妬心を募らせていきます。坂口が魅せたのは、自分に気持ちがない泉に「それでもいい」と言いながら、その言葉に気持ちがついて行けない人間のむなしさと、抑えきれない嫉み。“頼りなくもかわいらしい”はたまた“クール”といった印象の強い坂口が、嫉妬心を爆発させる姿はかなり新鮮!さらに、思い切り感情をぶつける若さあふれる坂口に対して、感情を表に出さない松本から感じられる大人の余裕。正反対の魅力を持つ2人の男性が放つコントラストもまた絶妙です。■松本潤と有村架純のラブシーンは? 映画『ナラタージュ』は、公開前から濃厚なラブシーンがあることが話題になっていました。国民的アイドル・嵐の松本潤と、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』でヒロインを務めた有村架純のラブシーンとなれば、注目されるのも当然のこと。実際、今までの松本、そして有村の清純なイメージを打破する刺激的なシーンであることには間違いなし。けれども、許されない愛であることを互いに受け入れながら、気持ちをぶつけ合うその様は、切なく、儚く、美しいものでした。印象深い雨のシーンをはじめとする映像美が、せわしない日常からフッと別世界へと引込んでくれる本作。徹底的にオーラを封印した松本潤に母性本能をくすぐられる新感覚とともに、心の奥底に秘めた「一生に一度の忘れられない恋」に、思いをはせてみてはいかがでしょうか?『ナラタージュ』10月7日(土)全国ロードショー出演:松本 潤、有村架純、坂口健太郎監督:行定勲 原作:島本理生(「ナラタージュ」角川文庫刊) 配給:東宝=アスミック・エース大学2年の春、泉は高校時代の演劇部の顧問教師・葉山(松本)から、後輩のために卒業公演に参加してほしいと誘われます。葉山はかつて、学校で孤立していた泉を救い出した教師でした。泉は、葉山との誰にも言えない秘密を抱いたまま卒業。しかし、一年ぶりの再会により彼への気持ちが募っていきます。そんな二人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられるのです…。
2017年10月05日作家・島本理生による禁断純愛物語を、大ヒットした『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲監督がメガホンをとり、松本潤や有村架純といった豪華キャストで映画化した『ナラタージュ』。この度、本作に出演する坂口健太郎が、“京都弁”を話す劇中映像が公開された。本作は、高校教師と生徒として出会った2人が、時が経ち再会した後、決して許されはしない、けれど一生に一度しか巡り会えない究極の恋に落ちる大人のための恋愛映画。そんな本作で坂口さんが演じているのは、有村さん演じる泉に想いを寄せ一度は恋人になるも、葉山(松本さん)を忘れられない泉への恋心と嫉妬に揺れる大学生・小野怜二。今年2月に公開された『君と100回目の恋』では、ギターと歌、「TOKIO」長瀬智也主演で放送されたドラマ「ごめん、愛してる」ではピアノを披露し、多彩な才能を発揮している坂口さんだが、本作では京都弁に挑戦。公開された映像は、京都にある小野の実家に泉を連れて帰省するシーン。家族や親戚に温かく迎えられ、小野も京都弁がポロリ。関西特有の怒涛の歓迎ムードに押され気味の泉だが、思わず笑みがこぼれるという場面だ。有村さんと坂口さんは、月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」以来の共演となったが、実際の共演シーンは1シーンのみで、しっかりお芝居をするのは初めて出そう。有村さんは、「ちゃんと気持ちで返してくださる人ですし、彼が持っている柔らかさが小野くんにも反映されていた気がします。泉が小野くんの存在に助けられていたと同じように、私も坂口くんに助けられたこともありました」と撮影をふり返りコメントしている。『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月30日女優の有村架純が、都内で行われた映画『ナラタージュ』(10月7日公開)の「一生に一度の恋をした人限定!スペシャル試写会」に、松本潤、坂口健太郎、行定勲監督とともに登場した。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。印象的なシーンを聞かれた松本は「架純ちゃんの表情が崩れる姿ですかね」とピックアップ。「体当たりで演じられてる分、如実に出てるので。観てる皆さんが共感してくれるんじゃないかなと思います」と語る。松本の言葉を受けて、有村は「葉山先生に対して『なんなんだろうこの人は』って思いもあったし、複雑ですね」と撮影中の役の心境を振り返った。有村は同じ質問に対して「泉が葉山先生に対して『聞いてることと違うぞ』と思うところ。そこがわかってから、問い詰めるんじゃなくて、わかった上で寄り添う」と説明。行定監督は有村の回答を聞いて「『なんか違うぞ?』という時の架純ちゃん、すげー怖い」とニヤリと笑顔を見せた。一方行定監督は、作中で泉が見せた土下座シーンを挙げる。「ここはクライマックスの前だから、あんまり盛り上がっちゃいけない感じもするけど、なんか痛いよね」と語ると、松本と坂口も無言で頷く。行定監督はさらに「女性が土下座するんですよ。とんでもないですよね。けど切ないね」としみじみ。「(相手側との関係性が)SなのかMなのかとか、ねじれまくってる。それが愛の表現だと言ってしまえば、すごい究極」と語り、「土下座が見所ですね」とアピールした。
2017年09月27日「嵐」の松本潤主演の映画『ナラタージュ』の公開を前に9月27日(水)、試写会が開催され、松本さんに加え、有村架純、坂口健太郎、行定勲監督が登壇。映画同様に「一生の一度の恋をした」観客が招待され、そのエピソードについてキャスト陣がエール、アドバイスを贈った。島本理生の「この恋愛小説がすごい」1位に輝いた同名恋愛小説を原作に、女子大生の泉と、彼女の高校時代の演劇部の顧問で既婚の葉山の禁断の恋を描き出す。松本さんらが舞台に登場すると、会場は文字通りの悲鳴のような大歓声に包まれ、松本さんが「葉山先生です(笑)」と挨拶しただけで「キャーッ!」と声が上がる。これには共演陣もびっくりしたようで、有村さんは「葉山先生が出てきただけで、すごかったですね…」と驚きを口にし、坂口さんは「思わず僕も歓声を上げたくなりました」と笑う。行定監督は、本作を観たら「歓声が変わると思う」と自信ありげに謎めいた“予言”を口にするが、松本さんは「みなさんにどう受け取ってもらえるか?(観終わって)自分の中に芽生えた感情を大事にとっておきたくなり、声を出したくなくなるんじゃないかと思います」と語る。劇中で展開するのは許されざる恋とあって、有村さんは「葉山先生に対し、『なんなんだろう?このひとは…』という思いもあったし、いろいろ複雑です。憎しみはないけど…あるみたいな…」と愛憎入り乱れる何とも言えない感情を吐露。松本さんは、印象深いシーンとして、そんな有村さん演じる泉の「表情が崩れるところ」を挙げ「感情が出てしまうからこそ、表情が曇ったり崩れたりする。体当たりで演じているぶん、それが如実に出ている」と称賛。有村さんは「『あれ?なんか聞いてることと違うぞ…』という出来事があるんですが、それがわかって問い詰めるのではなく、わかった上で寄り添う。そこから泉の戦いが始まった気がします」と述懐。行定監督からは、そう語る有村さんについて「怖い…(苦笑)!」という声も…。この日は「一生に一度の恋をした(している)人」限定の試写会ということで、登壇陣がそれぞれ、事前に招待客から寄せられた恋エピソードの中からお気に入りのものを選定!有村さんは携帯もネットもない時代に、海外研修をきっかけに自然消滅してしまったという女性の恋のエピソードに共感したそうで「文通でやりとりし、はぐくんでいた、現代とは違う恋模様がピュアで素敵です」と語る。松本さんが選んだのは、現在、10歳以上歳の離れた男性に恋をしている20代の女性のエピソードを選定!「こういう方にぜひこの映画観ていただきたいです。『好き』だけでなく、不安とかネガティブな感情もありながら、ポジティブな気持ちを信じたいという思いが伝わってきました。今日、この映画を観て、この作品が背中を押してくれればいいなと思うし、もう少し歳を重ねて、状況がどうなっているかわからないけど、そのときにこの映画を観ると、また印象が変わるんじゃないかと思います」と語りかけた。『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月27日アイドルグループ・嵐の松本潤が、都内で行われた主演映画『ナラタージュ』(10月7日公開)の一生に一度の恋をした人限定!スペシャル試写会に、有村架純、坂口健太郎、行定勲監督とともに登場した。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村架純)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。大人のラブストーリーを「どう受け取っていただけるのか」と心配していた松本。登場時の観客からの悲鳴を聞いて、有村が「すごい」、坂口が「歓声に加わりたくなった」と言うほどの盛り上がりだったが、「(上映後は)声を出したくなくなるんじゃないですかね。自分の中で芽生えた感情を大事に取っておきたくなるような、そんな2時間40分後になるんじゃ」と予想した。一方坂口は「松本さんが、松本さんじゃないんですよ」と作中の印象を語る。「柔らかい雰囲気を持ってふんわりして、”松本潤”じゃなかったんですよね。ご一緒するまでテレビで見てる松本さんしか知らなかったので、葉山先生としてそこに立っているのが見え隠れして、驚きでしたね」と今回の松本の役作りの驚きを表した。またこの日は観客から集まった「一生に一度の恋」エピソードをもとに、出演者陣がそれぞれ好きなエピソードを選んだ。松本は「10歳以上離れた人に恋をしている」という20代女性のエピソードを出し、「こういう方にぜひこの映画を見ていただきたいなと思って」とアピール。「自分の中でも相反する気持ちがあるんじゃないかなと想像して。好きという気持ちだけじゃなく不安だったりネガティブな感情もありながらも、ポジティブな気持ちを信じたいという思いが伝わってきた」と評した。
2017年09月27日久しくこういう恋愛映画と出会っていなかった──『ナラタージュ』は、原作・島本理生、監督・行定勲、主演・松本潤、ヒロイン・有村架純によって描かれる大人の恋愛、見た後に自分の一番好きな人や大切な人を思い浮かべるラブストーリーだ。高校教師と生徒として出会った葉山(松本潤)と泉(有村架純)は数年後に再会、一生に一度の恋に落ちる。葉山を演じた松本さんは「彼らのように、果たして自分はあんなに人の心に残る存在になることが今後あるだろうか…」と、男女の恋愛だけでなく「もっと広い括りの愛の物語に感じた」という。映画『ナラタージュ』の世界観を松本潤が語る。「原作小説も映画も泉目線で語られているので、葉山が何を考えているのかが見えない部分もあります。でも、この作品は泉の回想なので、たとえ葉山の人物像を納得できないシーンであっても、これは泉の目線、泉の記憶のなかにある葉山だからこうなっているのだと考え、バランスを取っていきました」。観る人によっては、葉山のことを自分勝手な男と捉える人もいるだろう。松本さんはどうやって葉山を魅力的に作っていったのだろう。「切り取られているところだけを見るとそういう男に見えますが、そうじゃない。何か(志が)あって教師になっていると思うし。でも、奥さんとのことがあって、彼は責任感があるがゆえに抱えきれなくて、自分が(選んで歩いていた)道を逸れてしまう。そして、逃げるように富山に行く。僕のなかで葉山は、良い人でもないし悪い人でもない、正当化も否定もせずに葉山を演じていました」。葉山を演じるうえで大きな鍵となったのは、行定監督の言葉──「目にブラインドを下ろす」ことだった。「普段の僕が100%だとしたら、40%ぐらいまで抑えてほしい、40%ぐらいになるまで目にブラインドを下ろしてほしいと言うんです。40って何だ?そもそも俺の100って何だ?というところから始まって、単に目を細めるとか、目に力を入れないとかではなく、葉山という人間のテンションや喋り方のトーン、居方…そういうものがいつもの自分の40%にすればいいのかなと思いました」。どうすれば40%になるのか考えること、想像することが役づくりに繋がっていった。撮影前にひとりでロケーション地の富山を訪れたことも、40%に近づく一歩となった。「僕が生活している東京と富山とは明らかに環境が違うので、街の景色や空気感を一度、感じておきたかったんです。撮影準備で先に現地入りしていたスタッフの方たちと合流して、ロケ地を見にいきました。撮影中は富山と東京を行き来することになるので、葉山のスイッチを見つけておきたかったというのもあります。撮影が始まると、有村さんは期間中ずっと富山に滞在だったので、『また東京に帰るんですね』『すみません、ちょっと歌ってきます』そんな会話を毎回していましたね(笑)」。その距離感は、ときどきしか会えない葉山と泉と重なり、役としては「通じすぎないほうがいいと思った」と、現場では敢えて距離を保ち必要以上に「喋らなかった」という。『ナラタージュ』はどんなラブストーリーなのか、どんなラブストーリーにしたいのかを行定監督と話すなかで出てきた言葉は“湿っぽさ”だった。「昔の香港映画のような、たとえばウォン・カーウァイの世界観のような、湿っぽくて、いつの時代かはっきりさせない感じにしたいということでした。ラブストーリーではあるけれど、明るくて楽しいシーンは全然ないんです。お互いに悩んでいて、しかも言いたいことがうまく言えないシーンが多かったですね…」。印象深い撮影として挙げたのは、雨の車中の会話のシーンだ。「お酒を飲んだ葉山が、泉に来てもらって車で送ってもらうシーンですが、その車中の会話は、わりと撮影序盤に撮影をしました。そのときに感じたのは、なんかこう…すごく重たい作品だなぁっということ。でも、重たさを感じたことはとてもいいことで、その重たさを指標に葉山を演じていました。それから社会科準備室で2人が話すシーンはクランクインすぐに撮影でしたが、社会科準備室のシーンは一番時間をかけたと思います。行定監督が丁寧に時間をかけてくれたことで、葉山はこういうテンションで喋るんだなとか徐々に彼を感じ取ることができた。その感覚も指標として大事にしました」。また、予告映像にもある浴室のシャワーシーンは意外にも「1回(テイク)でOKでした」と明かす。「シャワーヘッドがこんなふうに動いたらいいよね、水がこんなふうに飛んだらいいよねって、何度もどういう動きをするのかリハーサルをしてやってみたら、1回でOKでした」。泉のナレーションで物語が進んでいくこともあり、葉山の台詞は決して多くない。台本には「……」も多く、行間を、空気感を、どう表現するのか「アプローチとして面白かった」と松本さん。「セリフがそれほど多くないからこそ、ひとつひとつの言葉が立つ構造なんですよね。それは行定監督の創り出す世界観でもあって、本当に美しい世界で。行定監督は、役者の細かい機微を見てくださる監督です。カメラの前にある情報やキャラクターの感情を画のなかに収めて、美しいものを創り出す。そしてそれが観客に届くことを信じている。完成した映画を観て感じたのは、葉山が泉のどこに惹かれたとかそういうこと以上に、この2人は、お互いに救いの手が欲しくて、たまたま導かれるように出会った。孤独だった者同士がどうにも変われなくて強く惹かれ合ってしまった。そういうことなんだなと思いました」。『ナラタージュ』は、理解するのではなく何かを感じる恋愛映画であり、「泉のなかでずっと葉山が薫っていてほしかった」という松本さんの言葉とおり、登場していないシーンにも葉山の存在はたしかに息づいている。その薫りに包まれながら、映画を観た人は愛について語りたくなるだろう。(text:Rie Shintani)
2017年09月27日主演・松本潤、ヒロイン・有村架純で、作家・島本理生が20歳ときに執筆し「この恋愛小説がすごい!」第1位にも輝いた恋愛小説を映画化する『ナラタージュ』。松本さん演じる教師を全身全霊で愛する、ヒロイン・工藤泉を演じた有村さんの涙も話題を呼ぶ中、彼女が劇中でみせる“すね顔”ショットが到着した。許されない恋に悩みながらも、思いに抗えない高校教師・葉山貴司に扮する松本さんが、「嵐」としてのアイドルオーラを封印し、新境地を見せる本作。有村さんも、そんな葉山に身も心もさらけだし、すべてを捧げてもいいと思える、一生に一度の恋に落ちる女子大生・泉役に体当たりの演技で挑んでいる。今回公開されたのは、風邪をひいた泉が冷却シートをおでこに貼り、ベットですねた表情を見せている劇中写真。その目線の先にいるのが、泉を心配してかけつけた葉山だ。熱を出し寝込んでいた泉のためにお粥を作り、すりおろしリンゴを与える…。愛する人に看病され、女性からすれば喜ぶべき瞬間のはずだが…泉は「どうしてこんなに優しいことするんですか?」と、自分の気持ちを知りながらもはっきりとしない態度をとる葉山にイラ立ちを覚えてしまう。実は、このシーンの中で、リンゴをむいた後、葉山は一瞬だけニコリと笑顔を見せるのだが、これが泉の癇に障るきっかけとなった。この“一笑”を挟んだのは、行定監督の演出によるもの。松本さんだけがニヤけて笑う姿を見た有村さんは、役を超えて心から腹が立ったようで、「何、笑ってんの!?」と感情が露わになった瞬間だった。こうした細かな演出が功をなし、有村さんの感情を見事引き出した行定監督の手腕が光る1シーンとなっている。『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月26日2006年版「この恋愛小説がすごい」1位に輝いた島本理生の恋愛小説を原作に、「嵐」松本潤・主演、有村架純がヒロインを務める『ナラタージュ』。この度、10月より公開となる本作をいち早く鑑賞したスタジオジブリの鈴木敏夫、女優・石田ゆり子、映画監督・岩井俊二ほか著名人からコメントが到着した。高校教師と生徒として出会った葉山貴司(松本さん)と工藤泉(有村さん)が、時が経ち再会した後、決して許されはしない、けれど、一生に一度しか巡り会えない究極の恋に落ちていく物語を描いた本作。女優・石田ゆり子は「この映画の中に流れる粒子は、しっとりと重たくて、まるで紫陽花の花のよう。静かな映像の中に、美しい狂気を感じる。ただひたすらにまっすぐ愛するヒロインのすべての表情に、わたしは圧倒された」とコメントし、タレントの篠原ともえも「はじめての感情に何度も触れることが出来た、あまりに美しい純文学的な愛の作品。シーンの一瞬を思い出すだけで、心がぎゅぅぅってなるんです」と感想を語る。また普段映画を撮る側の監督たちからも絶賛のコメントが。『GANTZ』『図書館戦争』シリーズの佐藤信介監督は、「台詞の生々しい音は、まるで初めて台詞の音声というものに出会ったかのような瑞々しさがあり、顔の寄り画の表情の力には、まるで初めて映像で顔というものを見つめたような新鮮さがあった。フォーカスアウトした映像の奥や、フレームの外に、想像を掻き立てられ、これが映画が本来もたらすべき力だなと思った」と監督らしい視点で語り、犬童一心監督(『ゼロの焦点』)は「久しぶりに胸を押しつぶされるヘビー級の恋愛映画。出会えてとても幸せでした」、岩井俊二監督(『リップヴァンウィンクルの花嫁』)は「曖昧でいて透明な、この世のようなあの世のような、幽霊のような化石のような、でも確かに見事に21世紀の若者たちのラブストーリーなのです」とコメント。そのほか、「ナラタージュ、それは回想。若い男は私を束縛したし、年上の男は優し過ぎた。大人のための恋愛映画、楽しませて貰いました」(スタジオジブリ鈴木敏夫)、「腑に落ちた。恋愛とは何か、なぜ恋愛でこんなに苦しまなければならないのか、ずっと謎に思いながら生きてきて、この映画を観て、決して答えは出ないのだけれど、『人間なのだから、こういう状態に陥ることは誰にでもあるんだ』ということが、腹にストーンと落ちてきた。恋を、納得してしまう。原作も大好きで、映画も大好きになった」(エッセイスト・小説家山崎ナオコーラ)などなど、恋愛の痛みとそれに勝る幸せを余すことなく描いた本作に、感嘆の声が続々とあがっている。また、コメントの一部を掲載したコメントフライヤーが、全国の『ナラタージュ』上映劇場にて明日9月23日(土)より設置される。『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月22日この秋は、2本の純愛映画に心奪われそうだ。それは、松本潤×有村架純が共演する『ナラタージュ』(10月7日公開)、生田斗真×広瀬すずが共演する『先生!、、、好きになってもいいですか?』(10月28日公開)の2本。前者は恋愛小説を書き続ける島本理生が20歳の若さで執筆し、「この恋愛小説がすごい!」第1位に輝いた恋愛小説の映画化。後者は『高校デビュー』『青空エール』『俺物語!!』など映画化が続く河原和音の伝説の少女コミックの映画化。原作は異なるものの、どちらも高校教師と生徒との恋愛を描いたラブストーリーであり、いくつか共通点があった。■松本潤×生田斗真恋愛に悩む教師の共通点まずは、松本潤と生田斗真。ジャニーズ事務所の同世代同士としてドラマに映画に活躍しているが、主演の恋愛映画は両者とも久々となる。松本さんは『陽だまりの彼女』以来4年ぶり、生田さんは『僕等がいた 前篇・後篇』以来5年ぶり、30代となったこの2人がそれぞれのラブストーリーで、恋愛に悩む大人の男を演じているのは新鮮だ。松本さんが演じるのは葉山先生。『花より男子ファイナル』などで見せてきた情熱的な青年とは一変、今回はある出来事によって自ら十字架を背負い、そして有村さんの演じる泉との許されない恋愛をする。「嵐」のメンバーとして見せるあのキラキラしたオーラを封印し演じる葉山先生に驚くだろう。一方、伊藤先生を演じる生田さんは、ボサボサ頭でめったに笑わないけれど、ふとした瞬間に広瀬さんの演じる響に向ける優しい眼差しが印象的だ。葉山先生も伊藤先生も、決してテンションの高い先生ではないが、抑えてもなお滲み出てくる大人の色気に観客は恋をしてしまうだろう。また、両者ともメガネ姿、担当は社会科、生徒思いの先生であることも共通点だ。■有村架純×広瀬すずヒロインは初体験づくし彼らに恋をするヒロインを演じるのは、有村架純と広瀬すず。泉を演じる有村さんは『ストロボ・エッジ』など恋愛映画の経験はあるが、本格的なラブシーンは今回が初となる。予告映像にもあるシャワーシーンをはじめ、激しくも美しいシーンに挑んでいる。そして広瀬さんは本格的なラブストーリー初挑戦、恋することに戸惑いながらも一生懸命な女子高生を演じている。松本さんと有村さん、生田さんと広瀬さん、どちらの組合せもお似合いだ。■恋愛映画に必要な条件は?恋愛は2人の間に障害があったり、次から次へと試練が舞い込んだりすることによって盛り上がるもので、年齢差もそのひとつと言える。過去の恋愛映画やドラマ──たとえば、映画『近キョリ恋愛』『天使の恋』『娚の一生』、ドラマ「高校教師」「魔女の条件」なども年齢差のある男女の恋を描いている。もちろん『ナラタージュ』と『先生!』も、その条件を満たす映画だが、この2作は年齢差に加えて教師と生徒という壁があり、年齢差・禁断の恋・純愛が揃ったラブストーリー、ある意味最強だ。『ナラタージュ』の監督をつとめるのは『世界の中心で、愛をさけぶ』『春の雪』『ピンクとグレー』などで知られる行定勲監督、『先生!』は『僕等がいた 前篇・後篇』『陽だまりの彼女』『アオハライド』を代表作に持つ三木孝浩監督、どちらも恋愛映画の名手、青春ラブストーリーの名手と言われている監督だ。この2人の監督にも実は繋がりがある。行定監督作品『クローズド・ノート』のメイキングを担当したのが、長編監督デビューする前の三木だった。同じ時期に共通点のある恋愛映画が公開となるというのも何かの縁なのかもしれない。■恋愛映画の名手はロケーションへのこだわりも行定監督と三木監督がそれぞれの映画のロケーションとして選んだのは地方都市。『ナラタージュ』は富山、『先生!』は岡山で撮影。東京ではない情緒ある都市の街並が何とも美しく、主人公たちの恋愛をより感動的に映し出している。そして富山と岡山、街は異なるが、偶然にも両監督がロケーションに求めたのは「路面電車の走っている街」であることだった。そんな共通点があるのも興味深い。『ナラタージュ』と『先生!』、描かれる恋愛の物語は違っても、恋することでしか感じられないさまざまな感情に心を揺さぶられる。この秋は、そんな2本の恋愛映画を見比べて、恋愛についてじっくり考えてみるのもいい。見逃せない2本だ。(text:Rie Shintani)(text:Rie Shintani)
2017年09月16日島本理生の恋愛小説を原作に、松本潤主演、ヒロイン・有村架純で贈る映画『ナラタージュ』。高校教師と生徒として出会った2人が、決して許されはしないけれど、そんな究極の恋に落ちる禁断の純愛物語を描いた本作から、この度、一生に一度の恋に落ちる有村さんの姿が切なすぎる、WEB限定の予告編が公開された。今回公開されたのは、高校時代、ずぶ濡れ制服姿の有村さん演じる泉が、松本さん演じる教師・葉山に出会った瞬間のシーンから始まる予告動画。孤独から救ってくれた葉山に卒業後再会し、想いを募らせていくも、それは決して許されない恋…。葉山を忘れようとした泉は、小野(坂口健太郎)との幸せに傾きかけるが、葉山への想いが抑えられなくなる。許されない恋と知りながらも、不器用に恋を貫こうとするそんな泉の姿が映し出されていく。葉山を全身全霊で愛する工藤泉役を熱演した有村さんは、「撮影が進むにつれて、泉でいることは苦しかった」と吐露。また「葉山先生を好きでいながら、小野くんにもちょっといいなと思っている微妙な気持ちが難しかった」と苦労した点をふり返る。今回の予告映像のラスト、路面電車の中で声を殺して泣きじゃくるシーンについては、「哀しいシーンだったんですが、泣き芝居だから泣かなきゃという気持ち以上に、こみ上げてくるものがあって本当に涙が止まらなかった」と明かし、3、4テイク行ったが、カットがかかってもずっと涙がこみあげてくるようだったと話している。そして、本作は「感じる映画」だと語る行定勲監督は、「キラキラしたボーイミーツガール映画はたくさん作られてきたけれど、現実の恋愛はそうじゃない。こんなことだったら恋愛なんてしなきゃよかった…というもう一面の恋愛を描いて、いい意味で若い人たちに傷をつけたかった」と思いを明かしている。『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月15日トレーニングとは心身を整えること。明日からのきれいと健康を作ること。しなやかに生きる美しい人に、「きれいと健康のためにしているトレーニング」を聞きました。■毎晩5分ずつ。ストレッチとヨガで体を調整3年くらい前からヨガが習慣になりました。4年前、香港に駐在していたときに、毎日ヨガをしていたルームメイトから影響を受けたんです。今は、ヨガインストラクターkiela_beautyさんがインスタグラムで紹介している「#寝る前にできる3分ヨガ」を見て、毎晩2〜3ポーズとっています。必ずすると決めているポーズはダウンドッグ、プランクなど。毎日会社で8〜10時間デスクワークすることもあって、夜はふくらはぎを中心に、下半身全体がむくんでいます。それを解消してから眠りにつきたくて。ヨガがルーティンになってから、自分の体の変化に対し、敏感になったと感じています。例えば、「今日はけっこうむくんでるな」とか「ちょっとお肉がついてきた?」とか、気づきやすくなりました。早めに察知すると、すぐに何らかの対処ができます。ストレッチも毎晩5分ほどしています。後でお話しするマラソンで使うおしりの裏の筋肉や筋を中心にしっかり伸ばします。中高大の間ミュージカルをしていたので、当時の基礎運動の中から今の自分に必要なものを取り入れることも。「今日は面倒だな」と感じたら、ヨガもストレッチもをせずに寝る日もあります。例えば、若干酔っ払って帰宅して、もう動きたくない……なんてとき(笑)。やる気がないときにポーズをとっても、体に効いていないと思うので、そういうときはスキップしてもいい。習慣として長く続けるコツは「サステナブル(持続可能)であること」だと思うんです。無理をしすぎて、途中で嫌になってやめてしまうともったいない。自分の心に素直に従うのが一番です。■週2回の筋トレで、マラソンのために下半身を鍛える会社の隣のビルにトレーニングジムが入っています。昼休みに30分だけ抜けて、パワープレートを使ってプランクしたり、ボスボール(バランスボールを半分に切ったような形状のもの)の上でスクワットをしたり、ゴムバンドでおしり周りの筋トレをしたり……と、走るのに必要な下半身を中心にトレーニングしています。昨年、パーソナルトレーナーをつけていたときに、作ってもらったメニューを実践しています。筋トレで言えば、友人で以前「きれいな人のトレーニング #1」に登場していた井戸本結実さんが、インスタグラムで紹介している動作を真似することもありますね。筋トレは仕事でストレスが溜まったときなど、良い気分転換になります。最初は「あの資料まとめなきゃ」「あのメールまだ返してない」など、仕事絡みの雑念が次々と浮かんできますが(笑)、いつの間にか頭の中が空っぽになり、筋トレが終わったときは、心身がすっきり。筋肉とメンタルは似ています。使わないと弱くなって、使うと強くなるんです。筋肉は変化がわかりやすいですよ。仕事で忙しいときは予定通り通えない週もありますが、月曜日に1回、週半ばに1回行くことに決めています。■土日どちらかに5キロ走るランニングを始めたのは約4年前です。夫と付き合い始めたのをきっかけに走り始めました。昔は「運動なんてできればしたくない」と考えるタイプだったので、彼と出会っていなければ、ランニングはしていなかったでしょうし、食べることは好きなので、今頃すごく太っていたと思います(笑)。当時は運動不足だったこともあって、1キロすら走り切れませんでした。750メートルくらいでダウンして、「先は長いぞ……」と感じた記憶が残っています(笑)。その後、ランニングが習慣化したのは、今から2年前、2015年頃です。当時は週3回、4キロずつくらい走っていましたが、今はそこまでハードには走っていません。「土日のどちらかに5キロ走ろう」と、ゆるやかな決まりごとを設けています。無理はしすぎず、天候を見て走る日を決めていますね。日中の日差しが強いなかで屋外を走るときは、日焼け止めを塗るなど、準備が少し面倒……。そんなときは、マンション内に併設されたジムのランニングマシンで走ったり、日が落ちた夕方〜夜間に走ったりします。■月1回、会社から走って帰宅会社から自宅までの約6.5キロの区間をランニングしながら帰る日もあります。今は月1回くらいの頻度ですが、以前はそれにハマって週1回くらい実践することもありました。勤め先が外資系企業なので、夜7時をすぎるとランウェアに着替えて、走って帰る人もけっこう見かけます。私も彼らと同じようにランウェアに着替えて、Suicaとお金だけポケットに入れた身軽な格好で会社のゲートを出て、そのまま自宅まで走り続けます。他の荷物は同じ会社に勤めている夫に「持って帰って」とお願い(笑)。20分以上走ると、幸せのホルモンとされる「エンドルフィン」が分泌され、うつ状態などが解消されると言われます。私のペースでは20分=約3キロで、それくらい走っていると「嫌だな」と気分が落ちていても、「なんとかなるかも!」とポジティブな気持ちになります。4年前の私のように、運動とは縁のない生活を送っているけれど、ランニングを始めたい方がいらっしゃったら、まずは2キロ、3キロ……と少しずつ距離を上げていって、走り切ったら「あの洋服を買いに行く」とか「あの店のケーキを食べる」など、気分が上がる目標を掲げてみるのをおすすめします。だんだん走れるようになったら、マラソンの予定を入れてみてください。本番の日程が決まったら逆算して、「1週間前には10キロ走らないと」など、自分で調整できるようになるはずです。ときには自分を追い込んで備えることも大事です。■まとめ約2年前からランニングが日々の習慣となり、2015年にはフルマラソンを初完走した松本さん。翌年2016年には5回のフルマラソンに出場、今年も2月に東京マラソンを走り切りました。フルマラソンへ備えるため、ハーフマラソンの予定も定期的に入れています。走ることが「日常」になって、嬉しい変化がたくさんあった、と話す姿が印象的でした。例えば、体が丈夫になって、風邪をほとんど引かなくなったこと。「美味しいものを食べたら運動する」と決めているから、食でストレスがたまらなくなったこと。「旅行がてらマラソンに出ることも多く、夫と一緒にご当時グルメを楽しんだり、美味しいレストランを予約したり、マラソンの前後に食べたいものを思いっきり食べられるのは幸せ」。そんな言葉も飛び出しました。「美味しいものを食べたら走る」「美味しいものを食べたらトレーニングする」――そういった習慣ができていれば、食べることに罪悪感も持たずに済み、かつ走ったりトレーニングしたりするときのことを考えて、食べすぎることもなくなりそうです。結果的に、好循環が生まれるのではないでしょうか。松本恵子さんプロフィール2015年の香港マラソンをきっかけにランニングが生活の一部に。旅行ラン、美味しいものを食べること、無理をしないトレーニングを続けて、physically & mentallyが健康でいることを心がけている。Instagram(ID: hapyton)Text/池田園子
2017年08月30日女優の有村架純が23日、都内で行われた映画『ナラタージュ』(10月7日公開)の完成披露試写会舞台挨拶に、松本潤(嵐)、行定勲監督とともに登場した。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村架純)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。有村は「1年前の夏、『ナラタージュ』という世界の中にいられたことが、今はとても誇りに思います」と撮影を振り返る。「当時は23歳でしたが、大人の恋愛というものを23歳で演じられたことは、きっと私にとって一生忘れられない出来事だと思います」としみじみ語った。大人の恋愛という点には「どのように展開していくんだろうという楽しみもあり、とっても難しい役でもあったので、緊張してましたね」と心境を吐露。富山で行われたロケに「ノスタルジックな雰囲気を持ちながら、作品に力も添えてもらってる」と語り、「廃校をお借りして撮影したり、海辺とか、ラストのシーンだったり、本当にベストマッチな場所がたくさんあったと思います」とアピールした。
2017年08月23日2006年版「この恋愛小説がすごい」で1位に輝いた、島本理生の同名恋愛小説を原作に、「嵐」松本潤主演、ヒロインに有村架純で映画化した『ナラタージュ』。この度、「RADWIMPS」野田洋次郎が作詞・作曲を手掛けた、アーティストadieu(アデュー)による本作の主題歌「ナラタージュ」が、予告編にて初解禁された。今回公開された主題歌入り予告編は、「雨が降る度に、いまも私はあなたを想い出す」という、有村さん演じる泉のナレーションにあわせ、泉とうつろな目をした葉山(松本さん)の視線がクロスするシーンからスタート。孤独な泉を教師である葉山が救った出会いの高校生時代から、不器用に恋を貫こうとする姿なども映し出され、そして切なくも希望にあふれた楽曲が、2人の恋路を包み込んでいる。楽曲は、本作に共鳴した野田さんが映画の映像を実際に観た上で制作。まるで泉の気持ちを表すような詞、ふたりの一生に一度の恋を包み込むようなメロディを紡ぎあげた。そして本主題歌を歌唱するのは、都内高校に通う17歳の女子高校生adieu。行定勲監督が製作陣とともに、“時を止める歌声”をコンセプトに探し求め辿り着いたという。また、音楽・映画業界が注目する新進気鋭のプロデュースチーム「Tokyo Recordings」が野田さんとのCo-Arrangerとして参加。究極の恋愛映画を締めくくる主題歌にふさわしい、珠玉の恋愛ソングが誕生した。adieu「ナラタージュ」(single)は10月4日(水)よりリリース、8月24日(木)より各音楽配信サイトにて先行配信リリース。『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月23日一生に一度のすべてを捧げた恋を描いた映画『ナラタージュ』の完成披露試写会舞台挨拶が8月23日(水)、都内にて行われ、出演する松本潤、有村架純、行定勲監督が登壇した。大人の男を演じた松本さんは、行定監督に「今日、明らかに(劇中と)違うよね。声かけづらかったもん。嵐の松潤がいるよ」と言われると、「まあ、嵐ですけど(笑)」と余裕の笑み。さらに、行定監督が「葉山先生は親近感がある」と続ければ、松本さんは「僕、親近感がないみたい、やめてくださいよ(笑)」と、タジタジになっていた。『ナラタージュ』は、『陽だまりの彼女』以来4年ぶりとなる松本さんの主演映画。2006年版「この恋愛小説がすごい」第1位となった島本理生による同名小説の映画化で、たとえ許されなくてもすべてを捧げた衝撃の純愛を描く。大学2年生の泉(有村さん)のもとへ、高校の演劇部の顧問教師・葉山(松本さん)から、後輩の卒業公演に参加してくれないかと誘いの電話がくる。葉山に特別な想いを抱いていた泉は、再会により気持ちが募っていってしまうが…。行定作品に初出演となった松本さんは、参戦について「うれしかったです。プライベートで一度お会いしたことがあって、『いつか面白い作品があったとき、やれたらいいね』と言っていたので、思い出して本当に声かけてくださったんだなって」と感激の表情。同じく行定組に初参加となった有村さんも「ご一緒できるんだと、すごく感激しました。とても難しい役でもあったので、インするまでは緊張していました。現場では気は抜けなかったですけど、肩の力は抜けたと思います」とふり返った。この日は、8月30日に34歳の誕生日を迎える松本さんのために、サプライズでバースデーケーキが登場する一幕も。『ナラタージュ』にもじって「ナラタージュン」と描かれたケーキに、思わず笑みをこぼした松本さんは「まさか、タイトルと僕の名前でギャグができるなんて…祝っていただけてうれしいです!ありがとうございます!」と、赤いバラが施されたケーキの前で感激の様子。ちなみに、34歳の目標は「ぜひ映画がたくさんの方に観ていただけたらと、説に願います」と願をかけていた。『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。(cinamacafe.net)
2017年08月23日主演・松本潤、ヒロイン・有村架純で贈る映画『ナラタージュ』のレッドカーペットが8月23日(水)、都内にて行われ、松本さんと有村さんに加え、メガホンを取った行定勲監督が歓声の中、歩いた。『ナラタージュ』は、2006年版「この恋愛小説がすごい」第1位をマークした島本理生による同名小説の映画化。高校の演劇部の顧問教師・葉山(松本さん)と生徒・泉(有村さん)として出会ったふたりが、ときが経ち再会した後、決して許されはしないが、一生に一度しか巡り会えない究極の恋に落ちるという、衝撃の純愛物語。松本さん、有村さんが現れると、レッドカーペット脇で待機していた観客は歓喜に湧いた。笑顔を振りまきファングリーティングを楽しんだふたりは、レッドカーペットの階段を降りる段になると、ロングドレスにヒール姿の有村さんを気遣ってか、松本さんが紳士的に手を差し伸べる場面も。すると、ファンは「キャー!」とさらに黄色い悲鳴をあげていた。公開を目前に控え、満足気な表情を浮かべていた松本さんは、「皆さん、暑い中ありがとうございます!いよいよ『ナラタージュ』を皆さんに観ていただくので、ワクワクしています。たくさんの人に愛していただく作品になったら、と思います」と挨拶を行った。有村さんは、「本当にこの日がくるのが楽しみ反面、不安反面でした。観ていただいた皆さんの何か心に残るものがあったらいいな、と願っております」とにこやかに微笑んだ。映画化に向けて、10年にわたる構想を経たという行定監督は、「撮影は去年の夏でした。あっという間に1年が経ちまして、やっと今日皆さんに観ていただきます。この映画は僕にとっても10年間、ねばりにねばって映画化しました」と思いのたけを明かし、「松本くんと有村さんに出会うことで、素晴らしい映画になりました。自信を持ってお届けできますので、たくさんの方に観てほしいです」と愛をもってアピールしていた。『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。(cinamacafe.net)
2017年08月23日アイドルグループ・嵐の松本潤が23日、都内で行われた映画『ナラタージュ』(10月7日公開)完成披露舞台挨拶に、有村架純、行定勲監督とともに登場した。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村架純)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。8月30日に34歳の誕生日を迎える松本に、サプライズで誕生日ケーキが登場。松本は「いやいや、いいっすよ!」と照れ、「34になります」とはにかんだ。ケーキには赤いバラが敷き詰められ、「ナラタージュン」という、1文字ずつのプレートが刺さる。松本は「まさか、タイトルと僕の名前でギャグができるなんてね」と感心していた。松本は34歳の目標として「ぜひ、この映画がたくさんの皆さんに見ていただけたらと思います。それに尽きます。切に願います」とコメント。有村が一言を求められると「すいませんね」と恐縮し、「おめでとうだけでいいんですよ」と気遣う。有村は「34歳も、松本さんにとって、素敵な1年になりますように、願っています」と微笑み、行定監督は「正義感が強すぎるくらい強いんで、カッコいい松潤でいてくれればと思います」とメッセージ。松本は「いやーびっくりしました。ありがとうございました」と終始恐縮していた。写真撮影時は、「ナラタージュン」ケーキの「ン」が抜かれ、「ナラタージュ」仕様に。松本は「ジュンの”ン”は抜くんですか!? 刺しといてくださいよ!」とツッコミを入れ、会場からも笑いが起こっていた。松本は最後に、作品について「心血を注いで参加させていただいた作品です。とっても素敵でとっても苦くて、とっても濃密なラブストーリーが出来上がったなと思っています。長く愛される作品になったらと思っています」とあいさつ。さらに「と、いうのはカメラ向きで。お忙しい中集まってくださったので、まずは、単純に楽しんでいただけたらと思います」と、客席への気配りも忘れず、真摯に語りかけていた。
2017年08月23日アイドルグループ・嵐の松本潤が23日、都内で行われた映画『ナラタージュ』(10月7日公開)のレッドカーペットイベントに、有村架純、行定勲監督とともに登場した。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村架純)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。大階段に敷かれたレッドカーペットに登場した松本は、前髪をりりしくあげたタキシード姿。黒の蝶ネクタイでシックに決めた。有村の手を取り、紳士的にエスコートしながら階段を降りると、集まったファンからは悲鳴が上がっていた。松本は「お暑い中お集まりいただきありがとうございます」と丁寧に挨拶し、「いよいよみなさんに見ていただけるタイミングになりました。ワクワクしています」と心境を表す。「たくさんの方々に愛してもらえる、そんな作品になったらとも思います」と笑顔を見せた。また、有村は「本当にこの日が来るのが楽しい反面、不安でもあったんですが、見ていただいた皆さんに何か心に残るものがあったらいいなと願っております」と頭を下げた。「10年間粘りに粘って完成した」という行定監督は、「松本潤くんと有村架純さんに出会うことで素晴らしい映画になったと思います」と自信を見せた。
2017年08月23日2015年に改称して今年3年目を迎える「セイジ・オザワ松本フェスティバル」(総監督=小澤征爾)が、8月13日(日)から9月10日(日)まで長野県松本市で開催される。セイジ・オザワ松本フェスティバル チケット情報注目が集まるのはA、B、Cの3プログラムが用意されたオーケストラ・コンサート。Aプロ(8月18日(金)・20日(日))は4年連続出演のファビオ・ルイージ指揮のマーラー:交響曲第9番。そして小澤征爾が指揮台に立つのがBプロ(8月25日(金)・27日(日))のベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番と、同音楽祭への11年ぶりの登場となる内田光子を独奏者に迎えるCプロ(9月8日(金)・10日(日))のベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番だ。Bプロはナタリー・シュトゥッツマンが指揮するマーラー:少年の魔法の角笛とドヴォルザーク:交響曲第7番との組み合わせ。近年は指揮者としての活動も活発になっているシュトゥッツマンの棒はもはや歌手の余技のレベルではないが、一方で、彼女にとって歌うことと指揮をすることは同じ営みなのだろうなと感じさせる自然な息づかいは歌手ならではでもあり、音楽に圧倒的な説得力を与えている。いまぜひ聴きたい指揮者のひとり。オーケストラはもちろんサイトウ・キネン・オーケストラ。9月3日(日)には小澤征爾音楽塾オーケストラによるオペラ「子どもと魔法」も上演される(デリック・イノウエ指揮)。そして、小澤ファンには格別にうれしい映像リリースの情報が飛び込んできた。DVDとBlu-rayで発売されるのは、「セイジ・オザワ松本フェスティバル」2015年のベートーヴェン:交響曲第2番と2016年のベートーヴェン:交響曲第7番、そして2016年の期間中に行なわれた「マエストロ・オザワ80歳バースデー・コンサート」で指揮したベートーヴェン:合唱幻想曲のライヴ映像。つまり、この2年間に小澤が松本で指揮したすべての記録であると同時に、オール・ベートーヴェン・プログラムとなり、今年指揮する2曲とあわせて、円熟の小澤のベートーヴェンをさらにたっぷり楽しめるというわけだ。合唱幻想曲の独奏者はマルタ・アルゲリッチ。彼女にとっては新たなレパートリーで、これが同曲を弾いた唯一の映像なのでとても貴重。出演者全員の「ハッピー・バースデー」の合唱や、ひいきのボストン・レッドソックスのスタジアム・ジャンパーを羽織った小澤がバースデー・ケーキのキャンドルを吹き消すなごやかな一幕も。9月15日(金)の世界発売に先立ち、日本では小澤征爾82歳の誕生日9月1日(金)に先行発売。さらに、オーケストラコンサートが始まる8月18日(金)から会場で特別先行発売されるから、松本に出かける楽しみがひとつ増える。前身の「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」から数えると、この地に根をおろしてすでに26年。四半世紀を超えてこの音楽祭を応援し続ける、街をあげての親密な歓迎ムードに浸れるのもこの音楽祭の心地よい魅力だ。今年も、もうすぐそれが味わえる。取材・文:宮本明
2017年07月26日2006年版「この恋愛小説がすごい」1位に輝いた、島本理生原作の恋愛小説を原作に、「嵐」松本潤主演、ヒロインに有村架純、恋愛映画の名手・行定勲監督がメガホンを取り映画化した『ナラタージュ』。松本さんと有村さんが“禁断の純愛”に挑む本作から、この度、場面写真が到着した。大学2年生の春。泉のもとに高校の演劇部の顧問教師・葉山から、後輩のために卒業公演に参加してくれないかと、誘いの電話がくる。葉山は、高校時代、学校に馴染めずにいた泉を救ってくれた教師だった。卒業式の日の誰にも言えない葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、再会により気持ちが募っていく。2人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられる。葉山の告白を聞き、彼を忘れようとする泉だったが、ある事件が起こる――。高校教師と生徒として出会った2人が、時が経ち再会した後、決して許されはしない、けれど一生に一度しか巡り会えない究極の恋に落ちる本作。主人公・葉山貴司役を松本さん、葉山を全身全霊で愛する工藤泉役を有村さんが演じるほか、坂口健太郎、瀬戸康史、市川実日子らが出演している。先日公式Webサイトにて公開された、葉山と泉が風呂場でびしょ濡れになりながら抱き合った本ポスターも話題となったが、このほどそれぞれの複雑な感情が伝わってくる5枚の場面写真が到着。まず泉の場面写真は、彼女が雨に打たれながら空を仰ぐ姿や、傘をさす泉が険しい顔で葉山を見つめる姿、真剣に大学の授業を受ける姿のカットが公開。加えて、泉と坂口さん演じる泉に想いを寄せ一度は恋人になるも、葉山を忘れられない泉への恋心と嫉妬に揺れる大学生・小野玲二との2ショット写真も。こちらでは、公園で見つめ合う幸せそうな2人の姿、恋心と嫉妬に悶える小野が無心で泉を抱きしめるシーンが写し出されている。『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月20日