浮世絵と聞いて、何を思い浮かべますか。「美しい」遊女。「格好いい」歌舞伎役者。「風流な」景色。でも、今の私たちの常識や感性だと、「浮世絵」と聞いただけで、難しく思ってしまいがち。では「かわいい」生き物や「おかしな」人々なら?実は、浮世絵には今の私たちが見ても素直に「かわいい!」「おかしい!」と思える作品がたくさん。太田記念美術館の企画展「かわいい浮世絵 おかしな浮世絵」では、4つのテーマに分けて紹介しています。まず、「かわいい生き物・おかしな生き物」。猫や犬、うさぎ、鳥、ユーモラスな狸や狐、架空の生き物などに加え、蛸や蛙や植物の擬人化とバラエティ豊かな作品が並ぶ。次に「かわいい子供たち」。おもちゃで遊んだり、お祭りを楽しんだり、だだをこねる小さい子供たち。遊女の見習いとして幼いころから遊郭で暮らしていた、かわいらしい禿(かむろ)たちの姿を描いた作品も展示予定。また、「おかしな人々」の姿も。ドタバタの喜劇や古典のパロディなど、戯画と呼ばれる面白おかしい題材も、当時の江戸では大人気でした。今の私たちの目から見てもばかばかしく、脱力しそうな作品が目白押し。最後は「かわいい!奇抜?江戸のデザイン」。着物の模様には、動物などのかわいいモチーフがいっぱい。よく見ると、ちょっと驚くようなおかしなモノがモチーフになっていることもあるそう。個性的でかわいいデザインが味わえます。これらの絵を見て理屈抜きで楽しめたとき、私たちは江戸時代の人たちと同じ感覚を共有できるのかも。気楽な心持ちで江戸気分を楽しんで。歌川広重「東海道五十三対 二川」『東海道中膝栗毛』で弥次さん喜多さんが干した襦袢を幽霊と見間違えた有名な場面。でも実はこれ、二川ではなく浜松でのエピソード。そこも含めておかしい。歌川広重「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」鷲神社の酉の市に行き交う人々の様子を、猫が覗いている。遊女のかんざしが見えることから、吉原からの風景だとされている。歌川国芳「ほふづきづくし 八そふとび」擬人化されたほおずきが生き生きと躍動。国芳はこのモチーフで、多数の作品を残している。太田記念美術館東京都渋谷区神宮前1‐10‐10開催中~1月27日(日)10:30~17:30(入館は17:00まで)1月15・21日休一般700円ほかTEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)※『anan』2019年1月16日号より。(by anan編集部)
2019年01月12日東京・すみだ北斎美術館にて、企画展「大江戸グルメと北斎」が開催される。前期が2018年11月20日(火)から12月16日(日)まで、後期が12月18日(火)から2019年1月20日(日)まで。前期・後期で一部展示替えを実施する。和食文化が開花した江戸のグルメを紹介ユネスコ無形文化遺産登録5周年を迎える"和食"。和食文化が開花した江戸時代は、経済が発展し、社会が成熟し、人々が食を楽しむ余裕が生まれた時代でもあった。企画展「大江戸グルメと北斎」では、そんな時代の食を描いた北斎一門の浮世絵を中心に、当時のレシピや、料理のレプリカなども交えた展示を行うことで、江戸時代の食のあり方を紹介していく。1章 江戸グルメ繁栄の背景展覧会は、全4章で構成。「1章 江戸グルメ繁栄の背景」では、江戸グルメ繁栄の背景にある食の生産にまつわる江戸の人々の営みにフォーカス。稲の脱穀の様子を描いた『北斎漫画』三編などを展示し、農業や漁業といった、食を支える産業の発展を紹介する。2章 江戸の食材「2章 江戸の食材」では、北斎一門が残した、魚や野菜といった食材の精緻な浮世絵を展示。展覧会のメイン作品の1つである、リアルな描写の葛飾北斎「鮟鱇図」などを並べ、江戸の様々な食材を紹介する。3章 江戸の料理帖調理をする人が描かれた作品や、江戸の料理本とそれに基づく江戸料理の再現レプリカから、当時の調理の雰囲気を知ることができるのは「3章 江戸の料理帖」。人参と豆腐で卵を表現した「鶏卵様(たまごとうふ)」など、当時の料理がレプリカとして現代に蘇る。4章 江戸の人気料理寿司や蕎麦といった和食や、あこがれの高級料理店、せっかちな江戸っ子にぴったりのファストフードも誕生した江戸時代。「4章 江戸の人気料理」では、歌川国芳「縞揃女弁慶 安宅の松」などから、そんな当時の人気グルメをうかがい知ることができる。江戸の料理が味わえるコラボカフェまた、「大江戸グルメと北斎」で紹介した江戸の再現料理を味わうことができるコラボレーションカフェ企画を、すみだ北斎美術館近隣のカフェ6店舗にて実施する。「ORI TOKYO」では、江戸のレシピを基に専門家が監修したランチプレートを用意。「松崎珈琲」では小麦、くるみ、黒ゴマ、砂糖、しょうゆでできた江戸の焼き菓子にアレンジを加えたパウンドケーキ型けんぴんが提供される。【詳細】「大江戸グルメと北斎」会期:2018年11月20日(火)~2019年1月20日(日)※前期:11月20日(火)~12月16日(日)、後期:12月18日(火)~2019年1月20日(日)※前後期で一部展示替えを実施休館日:毎週月曜日、12月29日(土)~12月31日(月)、2019年1月1日(火)※12月25日(火)、2019年1月15日(火)休館、12月24日(月)、2019年1月14日(月)開館住所:東京都墨田区亀沢2-7-2観覧料:一般 1,000円(800円)、高校生・大学生 700円(560円)、中学生 300円(240円)、 65歳以上 700円(560円)、障がい者 300円(240円) ※小学生以下は無料。※( )内は団体料金、団体は有料の20名以上。※中学生・高校生・大学生(高専、専門学校、専修学校生含む)は生徒手帳または学生証を提示。65歳以上は年齢を証明できるものを提示。身体障がい者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、被爆者健康手帳などの持参者、その付添1名まで障がい者料金適応。入館の際は身体障がい者手帳などを提示。※本展チケットは、会期中観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)も観覧可能。■コラボレーションカフェ企画期間:開催店舗/提供予定メニュー:・ORI TOKYO/再現料理のランチプレート・CRAZY CAFE「 」(BLANK)/現代風柿衣・マキネスティコーヒー/柿衣をイメージした焼き菓子・松崎珈琲/パウンドケーキ型けんぴん・CHILLOUT COFFEE&...RECORDS/けんぴんアイス・喫茶ランドリー/こおり豆腐※メニュー詳細はすみだ北斎美術館SNSなどで発表。※メニューは変更になる場合あり。【問い合わせ先】すみだ北斎美術館TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2018年11月04日ホテル雅叙園東京では、「猫都(ニャンと)の国宝展at百段階段~猫の都の国宝アート~」を館内・東京都指定有形文化財「百段階段」にて開催する。期間は、2018年3月29日(木)から5月13日(日)まで。「ネコノミクス」という言葉が誕生するなど、空前の猫ブームが訪れている昨今。ホテル雅叙園東京では、その潮流に乗り、2017年に「福ねこ展」と題した猫アーティストによる合同企画展を開催し、多くの人を魅了した。それに続く2018年は展示内容をパワーアップさせ、「猫都(ニャンと)の国宝展at百段階段~猫の都の国宝アート~」と題して、40名の作家による猫の国のお宝アートを集結させる。猫と人間の歴史は、実は奈良時代まで遡ると言われている。以後、画家、彫刻家、小説家などさまざまな芸術家の創造の源になり、日本の国宝の中でも猫をモチーフに制作した作品は少なくない。同展では、時代やジャンルを越えた、国宝級のアート作品を、部屋ごとにテーマを設けて幅広いラインナップで揃える。なかには、信州高森町「瑠璃寺」に奉納されているもりわじん作「薬師猫神様」、文京区「心光寺」の出町千鶴子作「猫がいる涅槃図」などの特別公開作品も含まれる。また、歌川国芳や葛飾北斎をオマージュした作品なども加わり、総計800点以上の作品が集うこととなる。また、「持ち帰れる福、あなたのための猫アート」をテーマにした、猫尽くしアートマーケットと、猫グッズマーケットも同時開催。人気アーティストの1点もの作品、猫をあしらったステーショナリーや小物などがラインナップする。【詳細】「猫都の国宝展at百段階段~猫の都の国宝アート~」開催期間:2018年3月29日(木)~5月13日(日)開催時間:10:00~18:00(最終入館17:30)入場料:当日 1,500円、前売 1,200円、学生 800円※要学生証呈示、小学生以下無料会場:ホテル雅叙園東京内東京都指定有形文化財「百段階段」問い合わせ先:03-5434-3140(イベント企画10:00~18:00)
2018年02月25日2018年1月12日(金)から2月23日(金)までの毎週金曜日と2月14日(水)バレンタインデーの8日間、東京スカイツリー(R)では「SUPER SKYTREE(R) DISCO(スーパースカイツリーディスコ)」が開催される。地上350mの天望デッキにはDJブース、お立ち台、ミラーボールを設置し、他では体験できないディスコ空間が登場し、映像、演出とともに1980年代、1990年代に流行った楽曲を中心としたダンスミュージックが流れる大人の空間を演出。天望デッキの窓ガラスを巨大スクリーンに仕立てたSKYTREE ROUND THEATER(R)では、ディスコ空間を盛り上げる映像を上映予定。今回は、東京スカイツリーが描かれていると話題になった浮世絵師・歌川国芳が描いた「東都三つ又の図」とコラボレーションし、ディスコナイトを盛り上げる。イベント初日の1月12日(金)午後6時半から、本イベントを記念したオープニングセレモニーを開催。セレモニーには、武田修宏、橋本マナミが登壇し、ディスコ全盛期のバブル時代の様子を振り返る。そのほかMCに宇治田みのる、当日DJイベントを行うDJ OSSHY、DJ KOO、KSUKEも登場し、同イベントへの意気込みを語る。なお、イベントの開催にあわせ、東京スカイツリー天望デッキ入場券、展望台内に併設されたレストラン“Sky Restaurant 634”のグランシェフ・牧村のプロデュースする料理をフリーフード・フリードリンク(立食形式)、クロークサービスがセットになった特別企画入場券「SUPER SKYTREE(R) DISCO SPECIAL 3 DAYS」が12月28日(木)午前10時より発売される。■特別企画入場券「SUPER SKYTREE(R) DISCO SPECIAL 3 DAYS」実施期間:2018年1月12日(金)、1月26日(金)、2月16日(金)販売期間:2017年12月28日(木)~2018年2月15日(木)料金:12,000円内容:・天望デッキ入場券【指定日のみ有効、指定入場口より優先案内】・Sky Restaurant 634立食(フリードリンク・フリーフード)、クロークサービス※天望デッキ入場は18:00~21:00まで。※障がい者料金は適用外となります。※入場日の前日まで購入可能。
2017年12月28日江戸時代から明治時代にかけての猫ブームを紹介する「いつだって猫展」が、宮城・仙台市博物館にて開催される。会期は2019年4月19日(金)から6月9日(日)まで。“猫”が題材の作品が集結!展覧会には、歌川国芳らの猫を題材とした浮世絵を中心に、招き猫やおもちゃ絵、絵入り本などが集結。江戸後期から明治にかけての「猫ブーム」の様子を、美術・芸能・文学などの視点から紹介する。美人と戯れる愛らしい姿や、恐ろしい化け猫など、古くから日本人の暮らしに寄り添ってきた猫たちの姿を楽しむことができる。展示は5つのテーマで構成され、江戸の人々が持つ猫のイメージを紹介する第1章「江戸の暮らしと猫」から始まる。続く第2章「化ける猫」では、歌舞伎などで復讐劇を描く際に欠かせない存在だった化け猫を取り上げる。猫ブームの火付け役・歌川国芳にフォーカスするのは、第3章「人か猫か、猫か人か」。その当時、「今世の中の流行」とされるほどの人気を博した団扇絵「猫の百面相」も目にすることができる。第4章「福を招く猫」では、招き猫の先祖とも言える丸〆猫(まるしめねこ)を描いた歌川広重の浮世絵や、全国各地の招き猫が登場。そして第5章「おもちゃ絵になった猫」では、幕末から明治にかけて大量に作られた子ども向け浮世絵・おもちゃ絵などを紹介する。招き猫に絵付けするワークショップもまた会場には、猫をモチーフにしたオリジナルグッズも登場。猫を題材に描いた浮世絵のポストカードやクリアファイル、アクリルマグネットなどがラインナップする。【開催概要】いつだって猫展会期:2019年4月19日(金)~6月9日(日)※月曜休館(ただし4月29日(月・祝)・5月6日(月・祝)は開館)、5月7日(火)開館時間:9:00~16:45 ※入場は閉館の30分前まで会場:仙台市博物館住所:仙台市青葉区川内26番地<仙台城三の丸跡>料金:一般・大学生 1,300(前売券 1,100)円/高校生 700円/小・中学生 500円<前売券情報>販売期間:~4月18日(木)販売場所:藤崎、仙台三越、チケットぴあ(Pコード:769-478)、ローソンチケット(Lコード:22231)、セブンチケット(セブン-イレブン店頭マルチコピー機)、イープラス、イオン仙台店、イオン仙台中山店、イオン仙台幸町店、イオン利府店、イオン富谷店、イオン名取店、イオン多賀城店、イオン石巻店、イオンスタイル仙台卸町、金港堂本店、金港堂泉パークタウン店、紀伊國屋書店仙台店、仙台市博物館ミュージアムショップ、ミヤギテレビ事業部(TEL:022-215-7700 平日10:00~18:00)【問い合わせ先】仙台市博物館TEL:022-225-3074
2017年12月23日話題のスポットを、今年入社のミーハー女子編集者・オッティー(オタク歴10年だが新ジャンルにハマる速度には定評あり。最近は推し将棋棋士を決めかねている)が覆面潜入調査し、“どっちが萌える?“かを決めるこの企画。今回は、「へんてこ!?絵画展」です! ■上野・国立西洋美術館「アルチンボルド展」 野菜や動物を組み合わせた「寄せ絵」の天才といわれるジュゼッペ・アルチンボルドの日本初の大回顧展が、東京・上野の「国立西洋美術館」で開催中。 寄せ絵といえば日本では歌川国芳が知られていますが、アルチンボルドの作品は細部まで丹念に写実的に描かれているのが特徴。ユーモアと遊び心に満ちた作品約100点が堪能できました。 もともとは宮廷画家だったので肖像画も数展ほど展示。寄せ絵以外のアルチンボルドの画力にも非凡な才能を感じることができました! ■渋谷・Bunkamura ザ ミュージアム「ベルギー奇想の系譜展」 500年前のベルギーと周辺国では、空想でしかありえない事象を視覚化した絵画が発展したそう。中世から現代までの「奇想」ともいえる系譜をたどったのが、渋谷・Bunkamura ザ ミュージアムの「ベルギー奇想の系譜展」。ポスやマグリットなど30人の作家による約120点が展示中です。 目玉は日本初公開の『トゥヌグダルスの幻視』。死後の世界の拷問を描いた作品で、多くの人がその世界観にくぎ付けに。耽美でブラックユーモアにあふれたベルギー美術にふれられました。 【JUDGE!】アルチンボルド展は上下逆さでも鑑賞できる絵があり、寄せ絵の世界に引き込まれました。ベルギー奇想の系譜展も謎解き感覚で見る楽しさが。美術館慣れしてなくても楽しめる点で両者引き分けです!
2017年07月31日クリスチャン ダダ(CHRISTIAN DADA)の2018年春夏コレクションが2017年6月23日(金)にフランス・パリで発表された。今回のクリスチャン ダダは、ものが朽ちるということをデザインに転換している。デニムの裾は切りっぱなしだし、ニットはツギハギや糸のほつれが見られる。レザーはさながらビンテージ。そして、パッチワーク状のテキスタイルは、立体感があるとともに、同じ柄でも一枚一枚表情が違う。時を重ねればもっと、その違いが感じられそうだ。激しい装飾は、そういった奥ゆかしいデザインよりわかりやすく目立った。ビーズをぎっしり配したパンツは歩くたびにシャラシャラと音がなるほど立体的になっている。そして、クリスチャン ダダらしい刺繍のモチーフには、和の歴史を取り入れた。骸骨の絵が印象的な、歌川国芳の 「相馬の古内裏」は「クリスチャン ダダ」の名前をプラスして採用。また、「OIRAN」は、艶やかに、かつ少しコミカライズされガウンにのせられた。小物類で加えたウエストへのアクセントは、ルーズな着こなしの中で重要な役割を担っている。ウエストに置いた小さなウエストポーチは、オーバーサイズのジャケットをグッと絞めるため。あるいはリングベルトは長く垂らして使用された。そのなかでも一番面白かったのは、クロコダイルの革を、ぐるりをコルセットのように巻いたスタイルだ。Tシャツだろうがジャケットだろうが気にせずウエストを覆っている。
2017年06月26日ねこ業界での常識!?もりわじん さん可愛らしい笑みを浮かべる猫に、神々しい光を浴びた神様のような猫…。そんな豊かな猫の世界を作り上げるのがアーティスト もりわじんさん。日本で初めて猫を神仏像にしたねこアートの先駆者でもあり、ねこ業界では知らない人などいないのだとか。中でも全部で366体の「招きたん」は、356日プラス閏日の366体分の猫がずらりと並ぶ大作。自分の誕生日の猫が一体どんな表情を浮かべているのか見つけてみてください。浮世絵の猫を立体化小澤康麿 さん浮世絵を立体化した陶芸作品で知られる小澤康麿さん。本展で大注目すべきは、歌川国芳「猫飼好五十三疋」をすべて立体化した作品群です。ころんと転がる猫や、茶目っ気たっぷりに魚をくわえる猫など、細部までこだわり抜かれた猫たちがずらりとお出迎えしてくれます。彩り豊かな猫たちの表情に釘付け石渡いくよ さんまた花見を楽しんでいる様子が描かれた床の間には、踊る猫又たちの愉快な姿が。和室の装飾ともマッチングした作品は、ひとつの大きなアート空間となり鑑賞者を楽しませてくれます。満面の笑みを浮かべた猫や少し恐ろしい妖怪のような猫など、幅広い表情を浮かべた猫たちにハッと目が奪われます。またこの猫たちが着ている衣は、全て石渡さんの蒐集した貴重な着物の数々。一体一体その子に合う着物を作っているのだとか。人形に使われている髭は本物の猫の毛ということもあり、リアルな猫とどこか人間のようなユーモラスな猫が交差しあった重厚な作品群は必見です!取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:「福ねこ at 百段階段」展〜和室で楽しむ ねこアート催行期間:2017年04月26日 〜 2017年05月14日住所:東京都目黒区下目黒1−8−1ホテル雅叙園東京東京都指定有形文化財「百段階段」電話番号:03-5434-3140
2017年05月06日いにしえより日本人に愛されてきた猫。そんな猫を題材にしたアート作品およそ1,000点を集めた「福ねこat百段階段」展~和室で楽しむ ねこアート が、ホテル雅叙園東京※で開催されます。東京都の文化財にも指定されている歴史ある建物で、独創的な猫アートを楽しみませんか?展覧会の見どころ今回展示されるのは、独創性と技量豊かな9名のアーティストによる猫アート。絵画、立体、陶芸、人形、彫刻、写真の6つのジャンルの作品が、およそ1,000点集められています。なかでも見逃せないのは、日本で初めて猫を神仏像にした猫アーティストのもりわじん氏が手がける「誕生日猫」。1年365日とうるう年の福招き猫366匹に、誕生日を記した作品です。ご自分の誕生日の福招き猫を、ぜひ見つけてくださいね。また、会場である百段階段のなかでもっとも絢爛豪華な「漁樵の間」に展示されるのは、浮世絵師・歌川国芳の作品「猫飼好五十三疋」に描かれている53匹の猫を完全再現した小澤康麿氏の立体陶芸作品です。豪華な部屋のしつらえと、国芳の浮世絵から飛び出してきたような猫たちを堪能できます。ほかにも、着物や帯に日本画の手法で描かれた耽美的な猫、木彫や切り絵で表現された猫、躍動感溢れる写真など、猫づくしを楽しめる展覧会になっています。百段階段とは会場の「百段階段」はホテル雅叙園東京で唯一の木造建築で、けやきの階段廊下が99段あることからこの名があります。竣工は1935(昭和10)年で、2009(平成21)年3月に東京都の登録有形文化財に指定されました。その装飾の豪華さから「昭和の竜宮城」と呼ばれた雅叙園に今も残る唯一の木造建築である百段階段は、通常は非公開です。今回のような企画展は、この文化財を訪ねる絶好の機会でもあります。会期中は作品も建物の内部も撮影できるとのこと。猫アートがお好きな方も、昭和の名建築に興味がある方も、どうぞお見逃しなく!※2017年4月1日に施設名を目黒雅叙園からホテル雅叙園東京に変更しました。イベント詳細展覧会名:「福ねこat百段階段」展~和室で楽しむ ねこアート~開催期間:2017年4月26日(水)~5月14日(日)会期中無休開催時間:10:00~18:00(最終入館17:30)入場料:当日1,500円、前売1,200円、館内前売1,000円(前売・館内前売の販売は4月25日まで)、学生800円※要学生証呈示、小学生以下無料会場:ホテル雅叙園東京東京都指定有形文化財「百段階段」所在地:東京都目黒区下目黒1-8-1 お問合せ:03-5434-3140(10:00~18:00 イベント企画)主催:ホテル雅叙園東京
2017年04月20日話題のスポットやニューオープンのお店を、本誌編集者・めた坊(41歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が覆面取材。“勝手に対決”させるこの企画。今回は、「19世紀に活躍した画家」対決だ! ■渋谷・Bunkamura「これぞ暁斎!世界が認めたその画力」 最初に向かったのは渋谷・Bunkamuraで開催中の「これぞ暁斎!世界が認めたその画力」展。世界屈指の暁斎コレクターとして知られるイスラエル・ゴールドマン氏の保有作品で振り返る大回顧展だ。幕末の1831年に生まれ、わずか6歳で超有名浮世絵師・歌川国芳に入門した河鍋暁斎は、幕末から明治にかけて絶大な人気を博した天才浮世絵師。 今回は日本初公開作品も含まれる約180点が展示されている。平日というのに館内は人であふれかえっていてびっくり。めた坊、暁斎の名前を教科書で見たことがあるかもしれないくらいの認識だったけど、その人気の秘密を作品を見て納得。和と洋のエッセンスがミックスされた自由な発想の作品群。時代を超えて現代にもマッチする作品群に酔いしれる。 好んで描いた蛙や烏の作品も面白いが、今回初公開という春画も暁斎らしい遊び心が。お酒が大好きだったという暁斎だけに、おちょこなどの物販にもぜひ注目してほしい! ■上野・国立西洋美術館「シャセリオー展−19世紀フランス・ロマン主義の異才」 つぎに向かったのは上野の国立西洋美術館で開催中の「シャセリオー展−19世紀フランス・ロマン主義の異才」だ。フランス・ロマン主義のテオドール・シャセリオーの作品を、ルーヴル美術館所蔵品を中心に約110点展示。日本初の本格的回顧展だ。日本での知名度は低いものの、当時のフランスには熱狂的なファンがおり、師匠にも「やがて絵画界のナポレオンになる」と言わしめた天才だったのだそう。 めた坊のお気に入りは図録の表紙にもなっている『カバリュス嬢の肖像』。医師の娘の肖像画で、華やかな明るい雰囲気がずっと見ていても飽きない、魅力的な作品だった。1856年に37歳という若さで亡くなってしまったシャセリオー。そのはかなさも含めて、偉業をたどることができた! 【めた坊ジャッジ】ふだん見慣れない絵画の魅力に引きこまれたけど、今回は、おちょこの物販が決め手で暁斎の勝利だ!
2017年03月27日府中市美術館1階のミュージアムショップでは「歌川国芳 21世紀の絵画力」でしか手に入らないグッズを取り扱っています。庶民でも手元に置けるアート、浮世絵。その良さを現代でも堪能しましょう!自分のお気に入りを見つけられる50種類ものポストカード国芳の浮世絵がポストカードに。親しみやすい猫がモチーフのものや、「きん魚づくしぼんぼん」などキャッチーでかわいい作品はもちろん、代表作多数取り揃えています。ポストカード70円。猫がかわいい!「相馬の古内裏」がA4クリアファイルに美術の教科書でこの絵を観た方も少なくないはず。「相馬の古内裏」、表には「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」が描かれたA4クリアファイル200円も! 種類は全部で2種類あり、もうひとつは袴を着た猫たちがマリを蹴っているデザイン。愛猫家にはたまりません。鑑賞後も展覧会図録でじっくり楽しめる国芳の絵画を家に帰ってからも思う存分楽しめる展覧会図録は2,808円。丁寧な説明書きといっしょに色鮮やかに作品を楽しむことができる図録は、国芳の魅力の決定版です! 開いてみると、江戸時代にタイムスリップした気持ちになりますよ。ご紹介した「歌川国芳 21世紀の絵画力」の限定グッズ以外にも、国芳の作品をモチーフとしたマスキングテープや切手など、女子の心をくすぐるグッズが豊富に揃っています。お気に入りの「国芳画」を見つけましょう!取材・文/鈴木美希イベント情報イベント名:歌川国芳 21世紀の絵画力催行期間:2017年03月11日 〜 2017年04月09日住所:東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)電話番号:03-5777-8600
2017年03月25日江戸っ子から現代っ子まで広く愛される歌川国芳京王線府中駅からちゅうバス(多摩行き)に乗り、「府中市美術館」で下車すると、子供たちで賑わう府中の森公園の隅っこにひっそりと佇む建築物があります。その横に長く伸びる特徴的な建築が府中市美術館です。江戸時代末期の庶民の人気者、歌川国芳。当時の人気はさることながら、ここ近年、国芳ブームが到来しています!「なぜ今、国芳なのか?」その答えをおよそ240点の作品と共に探る展覧会は、歴史好きの女性の心をくすぐること間違い無し!会場は少し薄暗く目に優しい黄味がかったライティング。浮世絵の状態維持のために配慮されたものだそうです。浮かび上がるように照らされている作品の数々が、当時の笑いや愛嬌、にぎわいを臨場感たっぷりと伝えてくれます。猫好きにはたまらない!「国芳画の楽しみ」「19世紀の国芳」では猫が主役の作品が多く展示されています。国芳自身、大の愛猫家だったこともあり、自画像では懐に猫を抱き、絵を描いている作品もあるのだとか。近頃の猫ブームに負けず劣らず、猫愛が感じられる展示物は一見の価値ありです!第1章「19世紀の国芳」、第2章「21世紀の国芳」の2部構成。絵画の中に込められた力強い表情、豊かな発想、斬新なデザイン…枠にとらわれない自由な発想が込められた作品の魅力を存分に感じられます。取材・文/鈴木美希イベント情報イベント名:歌川国芳 21世紀の絵画力催行期間:2017年03月11日 〜 2017年04月09日住所:東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)電話番号:03-5777-8600
2017年03月22日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、狩野博幸、河鍋楠美著の『反骨の画家河鍋暁斎』。東京・渋谷の支店 NADiff modern(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura地下1階)によるご紹介です。■『反骨の画家河鍋暁斎』 狩野博幸、河鍋楠美幕末から明治にかけて活躍した絵師、河鍋暁斎は、別名「狂斎」とも言われ、いわゆる世俗を逸脱した聖人に近い狂者のような人物であった。浮世絵師歌川国芳のもとで学んだ後、狩野派の前村洞和に師事し、洞和は、一心不乱に絵に打ち込む姿を見て「画鬼」とあだ名をつけたという。彼の画力の見事さは、実物を前に写生することで身につけた卓越したデッサン力にあり、特に動物の絵に現れている。国芳も猫好きであったが、暁斎も庭にさまざまな動物を飼い、熱心に写生していた。彼の描くネズミやコウモリなどが曲芸をする絵はどれもユーモラスでおもしろい。明治維新のさなかの1831年に生まれた暁斎の絵には、文明開化によって現れた電信柱や蒸気船、暁斎の門人であったジョサイヤ・コンドルをはじめとする外国人の姿も多く描かれており、文明開化に踊らされる愚かな人間たちを笑い飛ばすような、人間の内面をえぐりとった風俗も数多く戯画化しているのが、さらにおもしろいところである。現在、Bunkamuraザ・ミュージアムで暁斎の展覧会を開催している。本書とともに、世界が認めた暁斎=狂斎の画力の凄さをご覧頂きたい。【書籍情報】『反骨の画家河鍋暁斎』著者:狩野博幸、河鍋楠美版元:新潮社214×151mm/126ページ発刊:2010年7月価格:1,500円【展覧会情報】「ゴールドマン コレクション これぞ暁斎!世界が認めたその画力」会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1地下1階会期:2月23日~4月16日※会期中無休時間:10:00~19:00(金・土曜日は21:00まで、入場は閉館の30分前まで)料金:一般1,400円(団体1,200円)、大学・高校生1,000円(団体800円)、中学・小学生 700円(団体500円)
2017年03月16日2月23日(木)から4月16日(日)まで開催される美術展「ゴールドマン コレクションこれぞ暁斎! 世界が認めたその画力」。世界屈指の暁斎コレクターとして知られる画商イスラエル・ゴールドマン氏が所蔵する、普段国内では見られない貴重な作品が集結しています。「画鬼」と呼ばれた天才絵師の技巧が光る!幼い頃から絵を好み、浮世絵師・歌川国芳や駿河台狩野派に学んだ河鍋暁斎。師匠に「画鬼」と呼ばれたほど才能にあふれていた彼は、静謐さにあふれた仏画から笑いを誘う戯画まで、幅広いテーマを圧倒的な画力で描き上げました。緻密で繊細な作品から大胆なものまで描き分けた、稀代の超絶技巧を隅々までチェックしてみましょう。ユーモラスな世界観でぐっと親しみやすく♪暁斎の作品にはユーモアやウィットに富んだ表現が多く見られます。擬人化され、人間のように振る舞う動物たちや、本来のあり方がひっくり返ってしまったおかしな神様たちなど、思わず笑いが漏れてしまいそうな作品が勢揃いしています。日本美術に詳しくなくても、見ているだけで楽しくなれる親しみやすさが満点です。美しさと笑いに満ちた暁斎の世界観に没入しちゃいましょう!取材・文/五十嵐綾子イベント情報イベント名:ゴールドマン コレクション これぞ暁斎!世界が認めたその画力催行期間:2017年02月23日 〜 2017年04月16日住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1Bunkamura ザ・ミュージアム電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年03月04日話題のスポットやニューオープンのお店を、本誌編集者・めた坊(41歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が覆面取材。“勝手に対決”させるこの企画。今回は、浮世絵で楽しむ「江戸の絶景」対決だ! ■太田記念美術館「江戸の絶景〜雪月花」 最初に向かったのは、原宿駅近くにある太田記念美術館。こちらでいま「江戸の絶景〜雪月花」展が開催されている。もともと浮世絵に特化した美術館で、今回は、江戸時代に制作された日本各地の絶景を「雪」「月」「花」「山と水辺」「寺社」のテーマにわけ展示している。 歌川広重を中心に葛飾北斎、歌川国芳などの名作がずらりで、平日の午後というのに観覧者多くてびっくり。外国からの観光客の姿もちらほら。隅田川や浅草といった江戸の絶景を描いた作品をメインに全国各地の名所が浮世絵で堪能できる。江戸時代は浮世絵を通して人々は日本の名所を楽しみ、思いをはせていたのがわかる。 特にじっくりと見入ってしまったのは「山と水辺」の作品群。海や川を表現する青(藍)色がものすごく深くきれいな色で「これが世界を魅了したブルーか」と妙に納得してしまった。江戸時代の人も楽しんだ絶景をぜひ見に行ってほしい。 ■日本橋茅場町特設会場「スーパー浮世絵 江戸の秘密展」 つぎは茅場町で開催中の「スーパー浮世絵 江戸の秘密展」。「見る」ではなく「没入する」をコンセプトにしたデジタルアート展で、世界的に有名な絵師たちの描いた浮世絵約2万点を、最新の映像技術で立体表現した展覧会なのだ。浮世絵の世界に入り込んだような臨場感が楽しめる。「日本橋」「江戸のファッションショー」などいくつかのテーマに分かれており、じっさいに浮世絵が動くから面白い。 なかでも葛飾北斎の名画『富嶽三十六景・神奈川沖浪裏』が巨大サイズで登場し、荒れ狂う波がスクリーンに映し出されるさまは圧巻。撮影可能なので、思わず動画で撮影した。等身大の人物が動くきらびやかな吉原の様子も映し出されて、粋で華やかな江戸が体験できた展覧会だった。 【めた坊ジャッジ】どちらも浮世絵の魅力が伝わってきたけど、今回は新しい見方で楽しめたスーパー浮世絵の勝利だ!
2017年02月27日歌川国芳の絵が、手触りふんわり「浮世絵手ぬぐい」奇抜で独特な世界観で国内外に数多くのファンを持つ歌川国芳。巨大な骸骨の妖怪が有名な『相馬の古内裏』や可愛い猫が描かれた『ねこ尽くし』など、そんな彼の有名な代表作があしらわれた手ぬぐいシリーズです。ふんわりとした肌触りも心地良く、歌川国芳好きにとってはたまらないグッズではないでしょうか。歌川国芳 浮世絵手ぬぐい(税込 648円)コレクションしたくなる美しさ! 「浮世絵絵はがき」お手頃な価格と豊富なバリエーションが魅力的なポストカード。家族、友人へのお土産としても、自分の思い出や記録を残すための記念品としてもピッタリ。気に入った絵や印象深かった絵のポストカードを是非見つけてみてください。浮世絵 絵はがき(税込 100円)真の浮世絵好きなら手に入れたい「複製浮世絵版画」忠実な製法で造り上げられた素晴らしい木版画。誰もが一度が目にしたことがあるであろう喜多川歌麿の『ビードロを吹く女』や葛飾北斎の『富嶽三十六景』など日本を代表する名作の数々が、江戸の技法を受け継ぐ職人技によって、最高のクオリティーで、時を超えて現代に蘇ります。複製浮世絵版画 (税込 14,040円)どれもこれもついつい欲しくなってしまうグッズばかり。素敵な思い出や記憶は、形として残しておきたいもの。お気に入りのグッズを探してみてください。取材・文/西尾 宇宙スポット情報スポット名:太田記念美術館住所:東京都渋谷区神宮前1-10-10電話番号:03-5777-8600
2017年02月24日ホテル雅叙園東京は、2017年4月26日(水)から5月14日(日)まで、「福ねこ at 百段階段展~和室で楽しむ ねこアート~」を、園内・東京都指定有形文化財「百段階段」にて開催する。奈良時代に日本に伝わり、平安時代には貴族の寵愛をうけてきた「ねこ」。さらに江戸時代には、庶民の身近な存在となり、浮世絵などのアートにも登場するようになった、日本人になじみの深い動物だ。本展では、文化財を舞台に独創性と技量に富んだ9名のアーティストによるねこアート作品約1,000点が集結。絵画、立体、陶芸、人形、彫刻、写真の6ジャンルから、様々な作品が展示される。出店作品は、日本で初めてねこを神仏像にした猫アーティストのもりわじんによる招き猫や、近年話題の浮世絵師・歌川国芳の作品「猫飼好五十三疋」に描かれている53匹のねこを完全再現した立体作品、超絶技巧でねこを表現する切り絵、さらには“人間に媚びないねこ”を独特の技法で描き上げた日本画など。様々な表現を通じて、「猫がもたらす福」が楽しめる展覧会となっている。また、会期中は2種類の猫マーケットも同時開催。出展作家をはじめ、17名のねこアーティストの1点もの作品を展示即売する「ギャラリーショップ」と、ねこをあしらったステーショナリーや小物など、センスのよいグッズが並ぶ「猫グッズマーケット」がオープンする。なお会期中は、通常は撮影不可(一部企画展除く)となる文化財・百段階段にて、全室で撮影が可能に。この機会に、愛らしい猫たちの姿と、昭和の名画や大工の名工が揃う百段階段の様子を写真に収めてみてはいかがだろう。【開催概要】「福ねこ at 百段階段展~和室で楽しむねこアート~」開催期間:2017年4月26日(水)~5月14日(日)時間:10:00~18:00(最終入館17:30)入場料:当日 1,500円、前売 1,200円(園内前売1,000円 ※4月25日迄)、学生 800円 ※要学生証呈示、小学生以下無料会場:ホテル雅叙園東京東京都指定有形文化財「百段階段」チケット販売窓口:ホテル雅叙園東京内、ローソンチケット、セブンチケット、JTB各店、JTBレジャーチケット、イープラス※出展作家や出展作品は変更となる場合あり。■出展作家例<生命形態作家 もりわじん><造形作家 小澤康麿(おざわ やすまろ)><日本画家 川上けいすけ><創作人形作家 石渡いくよ><切り絵作家 松風直美><美術家 なかむらじん><絵描き 石黒亜矢子><写真家 アクセント><彫刻家 はしもとみお>■猫マーケット・猫アートマーケット場所:会場内「頂上の間」出展作家(一部):稲田敦(アート刺繍/イラスト/人形)、奥平浩美(ジュエリー)、きびねの(創作人形)、小紅(友禅染絵)、櫻井魔己子(立体造形)、東早苗(九谷焼)、平林義教・利依子(七宝焼)、松本浩子(人形)、目羅健嗣(絵画/立体) 他・猫グッズマーケット場所:会場内「物販コーナー」
2017年02月19日東京・上野の東京国立博物館で、春の恒例企画「博物館でお花見を」が2017年3月14日(火)から4月9日(日)まで開催される。「博物館でお花見を」では、桜にちなんだ作品を展示するほか、春の庭園開放や参加型のイベントなども同時に開催。展示室では作品に咲く桜、庭園では約10種類の桜を堪能できる。桜と楽しむ名画の数々本館では、今から400年前のお花見を描いた、狩野長信の国宝「花下遊楽図屏風」を展示。さらに、伝土佐光則の「源氏物語図屏風(若菜上)」や仁阿弥道八の「色絵桜楓文木瓜形鉢」、そして歌川国芳の「山海愛度図会・花をごらんあそばしたい」など桜景色を今に蘇らせる名品が集まる。また、桜をモチーフにした工芸品「流水に桜透鐔」、サクラ材を使用した平安時代の仏像「不動明王立像」といった桜に関連する作品も。展示室でゆっくりとお気に入りの桜を見つけてほしい。期間限定、春の庭園開放期間限定で春の庭園開放を実施。2017年は特別に例年より長く、3月14日(火)から5月7日(日)まで開催される。期間中の4日間は、桜の咲く季節に合わせて庭園ライトアップも行われ、日の落ちたころ、日中とは違う表情を見せる花々も楽しめる。また、特別展「茶の湯」の開幕に合わせて4月11日(火)から5月7日(日)までの間は、転合庵の内部を外から見ることができる。五感で楽しむ桜にまつわるイベント桜は見るだけでなく、触れて、食べて、聴いて、楽しむことができるものだ。「博物館でお花見を」ではそんなイベントが満載。展示中の桜をモチーフにした作品のぬりえ体験や、アーティストによる無料のミニコンサート「桜の街の音楽会」といったコンテンツも展開。春の訪れを、本イベントを通して五感で感じてみてはいかがだろう。【詳細】春の恒例企画「博物館でお花見を」期間:2017年3月14日(火)~4月9日(日)開館時間:9:30~17:00※金・土曜日は20:00まで、4月2日(日)・9日(日)は18:00まで。※入館は閉館の30分前まで。場所:東京国立博物館住所: 東京都台東区上野公園13-9休館日:3月21日(火)観覧料:一般 620円(520円)/大学生 410円(310円)※()内は20名以上の団体料金。※高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものを提示。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳などを提示。■春の庭園開放期間:3月14日(火)~5月7日(日)10:00~16:00・庭園ライトアップ日時:3月31日(金)、4月1日(土)・7日(金)・8日(土) 19:30まで■さくらカフェ期間:3月14日(火)~5月7日(日)営業時間:10:00~16:00 (ライトアップ実施日は18:00まで)※ラストオーダーは閉店の15分前。※悪天候により中止の場合あり。■桜イベント(一部)・桜ワークショップ「春らんまん桜ぬりえ」日時:2017年3月23日(木)~2017年3月26日(日) 各日11:00~16:00会場:本館2階ラウンジ※ぬりえシートがなくなり次第終了。・桜の街の音楽会チェロ・ソロ日時:3月31日(金)13:00~13:20会場:本館大階段ヴァイオリンとヴィオラのデュオ日時:4月3日(月)13:00~13:20会場:法隆寺宝物館エントランス
2017年02月18日1月28日(土)から5月21日(日)まで開催される注目のアートイベント「スーパー浮世絵 江戸の秘密展」。100点以上の高精細デジタルデータにした浮世絵を巨大化し、最新のテクノロジーを駆使して映像世界を創り出します。世界で最も美しいと名高い浮世絵コレクションを映像で体感!浮世絵の世界に誘うガイド役のキャラクターの声を務めるのは、歌舞伎俳優の六代目片岡愛之助さん。知られざる浮世絵の魅力を伝えてくれます。超高精細デジタルデータ化された浮世絵は、ボストン美術館所蔵の作品。なかでも、世界で最も美しいと称される門外不出の「スポルティング・コレクション」の浮世絵は、描かれた当時の色彩に近い状態とのこと。デジタルアートとして目にできるのはとても貴重な機会です。お江戸を賑わせた、イケメン&美女が勢揃い3フロアある会場では、葛飾北斎や歌川国芳、歌川広重など、スター絵師の名作を映像化してコラボ。「日本橋」「江戸時代の女性のファッション」「イケメン」「バケモノ」のゾーンに分かれ、江戸のトレンドや文化を感じることができます。作り込まれた立体空間もあいまって、まるで江戸時代に紛れ込んだかのような感覚に。江戸時代の大衆文化を今の世に伝える浮世絵。その煌びやかな世界に浸ってみて!取材・文/末吉陽子店舗情報店名:スーパー浮世絵 江戸の秘密展住所:日本橋茅場町「特設会場」東京都中央区日本橋茅場町1−8−1 茅場町1丁目平和ビル営業時間:2017年1月28日(土)~5月21日(日)平日10:00~21:00、金・土・祝前日10:00~23:00、日・祝日10:00~19:00
2017年02月03日東京スカイツリーは、80年代&90年代を中心としたダンスミュージックが楽しめる「スーパー スカイツリー ディスコ(SUPER SKYTREE DISCO)」を2018年1月12日(金)から2月23日(金)まで開催する。映像演出はネイキッドが手掛ける。地上350メートルの夜景に臨みながら音楽を楽しむことができる本イベントでは、展望台にDJブース、お立ち台、ミラーボールの設置しリアルなディスコ空間を再現する。「スーパー スカイツリー ディスコ」の映像演出にはネイキッドも参加。地上350mで横幅約110メートル、高さ約2メートルにも及ぶ窓ガラスを巨大スクリーン見立て夜景とコラボレーションさせたプログラムを展開する。浮世絵師・歌川国芳が描いた「東都三つ又の図」をもとに、ロケットに見立てた東京スカイツリーが月から地球に戻り、江戸時代にタイムスリップする、ドラマチックな物語を演出。80年代のディスコ全盛時代の象徴ともいえるDJをはじめとする、人気DJによるイベントも行われる予定。また、ディスコチューンが流れる東京スカイツリー展望デッキ フロア350で熱い夜を楽しんで。【詳細】スーパー スカイツリー ディスコ(SUPER SKYTREE DISCO)期間:2018年1月12日(金)、1月19日(金)、1月26日(金)、2月2日(金)、2月9日(金)、2月14日(金)、2月16日(金)、2月23日(金)時間:19:00~22:00※予告なく変更または中止になる可能性有。場所:東京スカイツリー展望デッキ フロア350住所:東京都墨田区押上1丁目1-2【問い合わせ先】東京スカイツリーコールセンターTEL:0570-55-0634
2017年01月24日幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師であり、日本画家でもある河鍋暁斎(かわなべきょうさい)(1831〜1889)の展覧会「ゴールドマン コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」がBunkamuraのザ・ミュージアムで開催されます。会期は2017年2月23日(木)〜4月16日(日)です。河鍋暁斎 《三味線を弾く洋装の骸骨と、踊る妖怪》 明治14-22(1881-89)年 紙本淡彩イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター河鍋暁斎ってどんな人物?河鍋暁斎(1831-1889)は、時代が大きく揺れ動いた幕末から明治を生きた絵師です。幼い頃に浮世絵師の歌川国芳に入門したのち、狩野派に学び19歳の若さで修業を終え、さらに流派に捉われず様々な画法を習得しました。仏画から戯画まで幅広い画題を、ときに独特のユーモアを交えながら、圧倒的な画力によって描き上げた画家です。河鍋暁斎 《象とたぬき》 明治3(1870)年以前 紙本淡彩イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター今回の展示は個人コレクターであるイスラエル・ゴールドマンが所有する河鍋暁斎作品の展覧会となっています。天才絵師の作品を堪能しよう●第1章万国飛河鍋暁斎 《烏瓜に二羽の鴉》 明治4-22(1871-89)年 絹本着彩イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター明治3年の秋、上野の料亭で催された書画会で大酒した暁斎は、新政府の役人を風刺する滑稽画を描き、その場に居合わせた警吏に捕縛されてしまいます。入牢3か月、鞭打ち50回という刑を受け、ようやく釈放されました。彼は当時「狂斎」と名乗っていましたが、この恥辱を深く後悔し、筆名を「暁斎」と変えます。この事件が災いしてか、第一回内国勧業博覧会に暁斎がよばれることはありませんでした。しかし4年後の第2回内国勧業博覧会では出品が許可され、「枯木寒鴉図」など4点を出品。この図は事実上の最高賞である妙技二等賞牌を得ました。鴉は暁斎を一気に海外に知らしめた作品となり、暁斎は海外に飛んでいく鴉を思い、鴉と万国飛の文字を組み合わせた印を作りました。●第2章躍動するいのち河鍋暁斎 《動物の曲芸》 明治4-22(1871-89)年 紙本着彩イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター暁斎は鴉をはじめ、鷲、虎、象、狐、また蛙や昆虫などの動物を自在に描きました。その多くは実物の写生に基づいています。暁斎は動物たちを擬人化し、まるで人間社会の縮図のように描きましたが、大小の異なる動物が同じ画面の中で生活していても、暁斎の観察力と描写力のもとでは不自然さを感じません。河鍋暁斎 《猿「枇杷猿」「瀧白猿」》 明治21(1888)年 絹本着彩イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター躍動感あふれる、さまざまな動物の表情や動きに、ぐっと惹きこまれます。●第3章幕末明治河鍋暁斎 《名鏡倭魂 新板》 明治7(1874)年 大判錦絵三枚続イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター江戸から明治の動乱の時代、人々は大きな断絶と価値観の変化を受け入れざるを得ませんでした。しかし暁斎は冷静に時代を観察し、人間の本質に変わりはないということを見抜きます。西洋の船にのる外国人、博覧会場の日本人と西洋人、瓦を焼く職人などが、まったく同じ視点で描かれています。版画の世界では描写が過激になり、師の歌川国芳を凌駕するほどのダイナミックさです。●第4章戯れる河鍋暁斎 《鍾馗と鬼》 明治15(1882)年 紙本着彩、金泥 イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:東北芸術工科大学 杉山恵助暁斎にとって、七福神は特別な意味を持っています。暁斎は七福神や鐘軌を使っていろいろな場面を演出しますが、日本画の世界でこのようにキャラクターを自在に使って描くのは、ただ一人でしょう。鐘軌の太刀や着物は精密に描かれ、鬼たちも手足の先々まで丁寧に描かれています。河鍋暁斎 《地獄太夫と一休》 明治4-22(1871-89)年 絹本着彩、金泥イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター抜群の描写力を誇る暁斎の技を堪能しましょう。●第5章百鬼繚乱河鍋暁斎 《百鬼夜行図屏風》 明治4-22(1871-89)年 紙本着彩イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター暁斎は写生をもっとも重視していました。では、実在しないものはどうやって描いたのでしょうか。ここでは、幽霊や百鬼、闇鬼や鬼が描かれた作品が集まっています。また暁斎は、さまざまな流派の研究に対しても熱心でした。暁斎はそれぞれの絵師の立場になって、その筆意を表現。先達たちの作品を参考にしながら描かれた異界は、ユーモラスで繊細な描写がなされています。●第6章祈る河鍋暁斎 《達磨図》 明治4-22(1871-89)年 紙本淡彩イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター狩野元信、長谷川等の達磨など、名品といわれる達磨図は数多くあります。暁斎は達磨図を多く描き、名品の系譜に連なった作品を残しました。轟音のような滝を前にする李白、雨中の山水の中を静かに飛翔する鶴の群れ、滝の前に座る観音など、派手な暁斎の他作品に比べると別人の作品かと思うほどの静けさにあふれています。激動の時代を生きた、パワーあふれる絵師・暁斎の作品を一挙に見られるまたとない機会です。浮世絵好き・日本画好きでなくても満足できること間違いなしの展覧会です!【イベント概要】開催場所:Bunkamura ザ・ミュージアム開催日程:2017年2月23日(木)〜4月16日(日)※会期中無休電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)営業時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)12月31日を除く毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)入場:一般1,400円(当日)、大学・高校生1,000円(当日)、中学・小学生700円(当日)WEBサイト:
2016年12月07日7月5日(火)~8月28日(日)の期間、東京都江戸東京博物館にて「大妖怪展土偶から妖怪ウォッチまで」が開催される。本展は、縄文時代の土偶から、平安・鎌倉時代の地獄絵、室町時代の絵巻、江戸時代の浮世絵、現代の「妖怪ウォッチ」に至るまで、約4000年に渡り日本人が描き続けてきた妖怪を美術史学の視点から紹介する、まさに妖怪展の決定版といえる展覧会だ。国宝「辟邪絵 神虫」をはじめ、重要文化財「百鬼夜行絵巻」(真珠庵蔵)や、なかなかお目にかかれない重要文化財「土蜘蛛草紙絵巻」などの一級の美術品、諸国に現れたという珍幻獣をまとめた図鑑「姫国山海録」、腹の虫をキャラクター化した「針聞書」、初公開となる金性寺(福島県南相馬市)の幽霊画、そして葛飾北斎、歌川国芳、月岡芳年などが描いた浮世絵の妖怪など、妖怪画の全貌が一堂に会す。会場では巨大妖怪の映像などが動き出すなど特別な展示演出がされる。また、本展出品作品を組み合わせて、江戸テイストに仕上げたオリジナルグッズや、可愛い妖怪を刺繍にしたオリジナルグッズなど会場限定で販売されるので、併せてチェックしたい。この夏、未だかつてない規模で展開される妖怪展で、妖怪ムードにどっぷり浸かる博物館鑑賞を楽しんでみてはいかがだろう。見たことのないジバニャンたちにも会えるかも?<「大妖怪展土偶から妖怪ウォッチまで」開催概要>会期:2016年7月5日(火)~8月28日(日)会場:東京都江戸東京博物館1階特別展示室(東京都墨田区横網1-4-1)開館時間:午前9時30分~午後5時30分(7月9日・16日・23日の土曜は午後7時30分まで、7月29日の金曜から、金曜と土曜は午後9時00分まで)※入館は閉館の30分前まで休館日:毎週月曜日※ただし、7月18日、8月8日・15日は開館、7月19日は休館(text:cinemacafe.net)
2016年07月06日「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」展が、6月5日まで東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている。所蔵作品45万点を誇るアメリカのボストン美術館は、「古代」、「ヨーロッパ」から「アジア、オセアニア、アフリカ」、「アメリカ」、「現代」に至るまで古今東西の優れた美術品で知られ、その中でも仏画、絵巻物、浮世絵、刀剣など日本美術のコレクションは質、量ともに充実していることで知られる。1876年のボストン美術館開館以来初の大規模な歌川国芳と歌川国貞の展覧会となる同展では、同美術館の優れた日本美術のコレクションにあって、圧倒的な点数を誇る浮世絵コレクション1万4千枚超の中から、幕末の人気浮世絵師であった国芳と国貞の作品170件、約350枚が公開される。今回展示された作品は、一度貸し出されると美術館の規定により5年間は公開されなくなるため、非常に貴重な機会となる。展覧会では、豪快な武者絵と大胆な構図を描いた国芳、そして、粋な美人画や緻密な表現で一世を風靡した国貞という対照的な作風を持つ天才絵師2人が、いかにして創意工夫を凝らしてきたかを知ることが出来るように、名品の数々を同一のテーマで比較展示。さらに、身近な感覚をもって作品を理解するために、当時最大の娯楽であった歌舞伎の演目になぞらえ、各章のタイトルに一幕目の一「髑髏彫物伊達男(スカル&タトゥー・クールガイ)」や、一幕目の二「物怪退治英雄譚(モンスターハンター&ヒーロー)」、二幕目の六「今様江戸女子姿(エドガールズ・コレクション)」など現代的でポップなルビが振られている。また、同展では、当時西洋から輸入された化学顔料「ベロ藍(プルシャンブルー)」の濃淡とほんの少しの紅などで表現された「藍摺」と呼ばれる錦絵の中でも特異な作品が展示されるほか、豪華さを演出するために無地背景に雲母粉を用いた「雲母摺(きらずり)」と呼ばれる作品も展示され、浮世絵師の多様な色彩表現が紹介される。なお、展覧会のオフィシャルサポーター及び音声ガイドのナビゲーターを歌舞伎役者の中村七之助が務める。テーマ曲には、B'zの松本孝弘による書き下ろしの楽曲「Ups and Downs」が使用されている。【イベント情報】ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞会場:Bunkamuraザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1会期:3月19日から6月5日時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)料金:一般1,500円、大学・高校生1.000円、中学・小学生700円休館日:会期中無休0123
2016年05月02日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「ナディッフ(NADiff)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・渋谷の支店 NADiff modern(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura地下1階)です。■『歌川国貞 これぞ江戸の粋』日野原健司江戸時代後期に活躍した浮世絵師、歌川国貞。初代歌川豊国に入門し、22歳で浮世絵界にデビューするとすぐに頭角を現す。特に美人画、役者絵という浮世絵版画における最も主要なジャンルにおいて確固たる地位を築き、79歳で亡くなるまで常に第一線で活躍し続けた。江戸時代における国貞の人気は葛飾北斎や歌川広重、そして兄弟弟子である歌川国芳をも凌ぐほど絶大で、まさしく当時の浮世絵界を象徴するような存在であった。多作でも知られる国貞はその制作点数の多さから濫作と見なされ、明治時代以降、長らく不当に低い評価を受けていたが、近年では、国内のみならず海外でも研究が活発化するようになり、その功績を正しく評価しようという気運が高まっている。本書は美人画を中心とした傑作を厳選して収録しており、国貞の画業を知ることができる貴重な1冊である。江戸っ子たちが愛した浮世絵師、国貞の華やかな世界を是非ご堪能頂きたい。また現在、Bunkamura ザ・ミュージアムでは、兄弟弟子でありながら対照的な作風で共に一世を風靡した歌川国芳、歌川国貞の作品を併せて展示することにより、江戸のポップカルチャーであった浮世絵の世界を体感することができる「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」が開催中。【書籍情報】『歌川国貞 これぞ江戸の粋』著者:日野原健司監修:太田記念美術出版社:東京美術ソフトカバー/136ページ/B5判発刊:2016年3月価格:税込2,700円【展覧会情報】「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1地下1階会期:3月19日~6月5日開館時間:10:00~19:00(金・土曜日は21:00まで、入場は閉館の30分前まで)料金:一般1,500円(団体1,300円)、大学・高校生 1,000円(団体800円)、中学・小学生 700円(団体500円)※障害者手帳の提示で割引料金あり。詳細は窓口にて。
2016年04月28日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「ナディッフ(NADiff)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・渋谷の支店 NADiff modern(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura地下1階)です。■『国芳イズム―歌川国芳とその系脈 武蔵野の洋画家 悳俊彦コレクション』本書は、4月10日まで練馬区立美術館にて開催中の「国芳イズム―歌川国芳とその系脈 武蔵野の洋画家 悳俊彦コレクション」の展覧会図録を兼ねて制作され、出展作品の全点を掲載する。悳のコレクションは、国芳の浮世絵のみならずその門人や小林永濯、尾形月耕、山本昇雲など国芳の系統とは違う絵師たちにまで及び、幕末・明治期の浮世絵界、風俗画界にとって国芳という存在がいかに大きなものであったのかを窺い知ることができる。国芳は武者絵でその名を広く知らしめる一方で、影絵や寄せ絵・嵌め絵、動物や植物、器物を擬人化したものなどのバラエティーに富んだ戯画をはじめ、陰影の付け方に洋風画の表現技法を取り入れた風景画など、常に新たな表現を模索し続けた。流行や社会情勢に敏感であり続け、改革、禁令などの制約の中にあっても新機軸を打ち立ててきた国芳の仕事があってこそ、それを引き継いだ次世代の絵師たちの展開がある。国芳の絶大な影響力は当時の絵師たちの間だけにとどまらない。実在した侠客らをモデルとし、歌舞伎などに登場する「ならず者」を描いた武者絵や、表情豊かで躍動感溢れる群像表現からは、任侠ものに憧れるヤンキー文化や、アニメーションなどで用いられる「モブシーン」の表現など、現代の日本人にも通じるルーツを感じとることができるだろう。3月19日からは新たに、Bunkamura ザ・ミュージアムにおいて「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」が開幕。本展では、兄弟弟子でありながら対照的な作風で国芳と共に一世を風靡した歌川国貞の作品と併せて展示することにより、江戸のポップカルチャーであった浮世絵の世界を体感することができる。【書籍情報】『国芳イズム―歌川国芳とその系脈 武蔵野の洋画家 悳俊彦コレクション』著者:練馬区立美術館監修:悳俊彦出版社:青幻舎ソフトカバー/276ページ/B5変型発刊:2016年2月価格:税込2,700円【展覧会情報】「国芳イズム―歌川国芳とその系脈 武蔵野の洋画家 悳俊彦コレクション」会場:練馬区立美術館住所:東京都練馬区貫井1-36-16会期:2月19日~4月10日※会期中展示替えあり。(展示替え日程:3月14日、3月28日)開館時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)料金:一般800円、高校・大学生および65~74歳600円、中学生以下および75歳以上無料、障害者(一般)400円、障害者(高校・大学生)300円、団体(一般)600円、団体(高校・大学生)500円、ぐるっとパスご利用の方300円(年齢等による割引の適用外になります)休館日:月曜日(ただし、3月21日は開館、翌22日休館)「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1地下1階会期:3月19日~6月5日開館時間:10:00~19:00(金・土曜日は21:00まで、入場は閉館の30分前まで)料金:一般1,500円(前売り・団体1,300円)、大学・高校生 1,000円前売り・団体800円)、中学・小学生 700円(前売り・団体500円)※障害者手帳のご提示で割引料金あり。詳細は窓口でお尋ねください。
2016年03月10日ガチャガチャメーカーの奇譚クラブは、「国芳国貞マグネット」(1回200円/税込、全12種)と「歌川国芳根付」(1回400円/税込、全3種)を、3月19日よりBunkamura ザ・ミュージアムにて開催される「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」にて限定ガチャガチャとして発売する。「コップのフチ子」をはじめ、「土下座ストラップ」や「くいとめるニャー」、最近では「ねこのかぶりもの」、「スマホのおふとん」など、ユニークな商品を展開している奇譚クラブ。今回は、200年以上の時を経た、歴史もののガチャガチャが新登場する。1つ目は「国芳国貞マグネット(1回200円・全12種)」で、国芳の豪快な武者絵や大胆な構図の作品、さらに国貞の粋な美人画などから12種類をセレクト。商品はマグネット仕様になっており、表面をエポキシ樹脂でコーティングし、高級感ある作りとなっている。2つ目は国芳の代表的な作品から、公式グッズとしては初のガチャガチャとなる「歌川国芳根付(1回400円・全3種)」。ラインナップでは、「国芳もやう正札附現金男 野晒悟助」より、国芳の真骨頂とも呼ばれるドクロ模様を大胆に立体化している。野晒悟助の着物にデザインされている、猫で描かれたドクロ模様の「猫骸骨」や「骸骨下駄」。もう1種は「見立東海道五拾三次岡部 猫石の由来」より、ほかの国芳作品にもたびたび登場する化猫の猫又より「踊る猫又」の全3種がそろう。浮世絵では決して見ることができない部分も、200年の時を越えて夢の立体化を果たしている。(C)2016 Museum of Fine Arts,Boston
2016年02月28日ビートたけしと「関ジャニ∞」の村上信五がMCを務め、“新しい形のアート特番”として2015年3月に放送されて好評を博した「世界!極限アーティストBEST20」の第2弾が、さらに進化して復活。俳優の大泉洋や女優の清水富美加、フィギュアスケーターの高橋大輔が実体験したレポートを届けることも分かった。世界各国のさまざまな最先端アートをテンポよく、20連発で紹介するこの番組。“世界的アーティスト”としても知られるたけしさんと、アートについて素朴な疑問をぶつける“知りたがり”の村上さんという、これまでにない異色の取り合わせの2人が再タッグを組む。イタリアからは、ヨーロッパのさまざまな都市をめぐり、微速度撮影で景色をとらえ、それらを組み合わせて“ハイパーラプス”と呼ばれる不思議な映像作品を制作する話題のアーティスト、ピオトル・ワンサーズを、大泉さんがレポート。イタリアの美しい観光地を舞台に、大泉さん“主演”の番組オリジナル作品を作り上げる。撮影時間は延べ20時間以上、大泉さんがヘトヘトになりながら作り上げたアート作品は、いったいどんなものに!?また、本物か!?絵か!?まったく見分けがつかないほど本物そっくりリアルに描写する“ハイパーリアリズム絵画”で話題のアーティスト、ハワード・リーに迫るのは、清水さん。彼の不思議なアートの秘密に迫るべくイギリスへ!今回が初めてのバラエティー海外ロケとなる清水さんは気合もたっぷりでアートの奥深さに触れていく。高橋さんとは、プロジェクションマッピングの大型コラボ企画が実現。スケートリンクを巨大なキャンバスに見立て、高橋さん自身が絵筆となって、スピンをすると絵の具が飛び散り、そのしぶきからキャンバスに色が染められていく、という氷上のプロジェクションマッピングに挑む。振りや衣装など、この企画のために新作し、約1か月の準備期間を費やしたという高橋さん。世界最高峰の高橋さんのスケーティングで、“彼にしか描けない”作品を氷上に描き出す。そのほか、一見すると普通の重量感たっぷりの彫刻が角度によって“透ける”彫刻アート、ひらひらと透き通る繊細な布を何枚も使い、その陰影だけで人物の表情を描き出すアートなども紹介。さらに、いまから約200年前、江戸時代に歌川国芳が描いた浮世絵の“予言”に迫る企画も。「東都三つ又の図」には何とスカイツリーとおぼしきものが!「東都御厩川岸之図」の傘に描かれた数字に隠された衝撃の秘密など、日本美術史の謎にも迫っていく。<出演者コメント>■ビートたけし去年に続いて「関ジャニ」の村上君との共演で、また去年よりさらにエンターテイメントなアート作品をご紹介します。とても楽しめる内容になっているので、ぜひご覧ください。■村上信五今回もたけしさんとご一緒させていただけること、そして番組に参加させていただけること、大変嬉しく思います。前回、たけしさんからもたくさん学ばせていただきまして、特にドットのアートを数学で捉えていらっしゃる視点には驚きしかなかったです。恥ずかしながら、まだまだアートの知識はありませんが、アートを知る楽しさや、自分の感覚で自由に見て感じていいんだ、ということを教えていただきました。どんな作品のどこの側面からでも、一つ入り込んでいくと歴史や文化を感じ、そこからまた学びが出てきます。作品によっては、エンターテイメントに繋がることもたくさん有り、コンサートをやらせていただけている身としましては、この観点からも非常に勉強になるものですから、今回もどんな作品が見られるのか楽しみで仕方ありません!2時間があっという間に感じられる斬新な作品と共に、たけしさんの独特の切り口にもご注目してご覧になって下さい!「世界!極限アーティストBEST20」第2弾は3月15日(火)21時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年02月22日東京都・広尾の山種美術館は、江戸時代から近代・現代まで、「HAPPY」を切り口に日本美術をたどる特別展「伊藤若冲 生誕300年記念 ゆかいな若冲・めでたい大観 ―HAPPYな日本美術―」を開催している。会期は3月6日まで(月曜休館)。開館時間は10:00~17:00(入館は16:30まで)。入館料は一般1,200円、大高生900円、中学生以下無料、きもの割引も実施している。同展は、幸福への願いが込められためでたい主題や、思わず笑みがこぼれる楽しいモティーフの日本美術作品約70点を集めたもの。祭事・婚礼などの慶事や節句、あるいは日常の営みの中で用いる図様として、日本美術ではさまざまな吉祥画題が表現されてきた。同展では、その中から長寿や子宝、富や繁栄などを象徴する美術に焦点をあて、おなじみの鶴亀、松竹梅、七福神など現代人からみてもラッキーアイテムとなる対象を描いた絵画が紹介される。さらに、ユーモラスな表現、幸福な情景など、HAPPY な気持ちをもたらす作品も展示されるということだ。同展で注目すべき作品として、初公開作品5点を含む伊藤若冲の墨画が挙げられる。おどけた様子の七福神《布袋図》や《恵比寿図》(以上2点は初公開)、表情豊かに動物の姿を描いた《河豚と蛙の相撲図》、押絵貼屛風《群鶏図》など、大胆なデフォルメと機知にトンだ富んだ表現を観ることができる。また、歌川国芳のユーモアあふれる猫や金魚の戯画(会期中、展示替え有り)、鮮烈な色彩と滑稽さが魅力の吉祥画・柴田是真《円窓鐘馗》、重厚感のある筆力が際立つ河鍋暁斎《五月幟図》など幕末・明治時代の作品も展示される。そして、日本を象徴する霊峰富士の堂々たる姿を描いた横山大観《心神》、陰影や立体感を意識し、近代的な人物表現を取り入れた下村観山《寿老》など、伝統的な画題を土台としながらも、時代に即した新しい表現を試みた近代の画家たちの優品も見どころということだ。
2016年01月28日東京都・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムは、幕末の歌川派の人気浮世絵師、国芳と国貞の兄弟弟子による名品の数々を紹介する「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」を開催する。会期は2016年3月19日~6月5日。開館時間は10:00~19:00(金・土は21:00まで)。入館料は一般1,500円、大学・高校生1,000円、中学・小学生700円。同展は、世界有数の浮世絵コレクションを誇るボストン美術館より、1万4,000枚超の中から選りすぐりの国芳・国貞作品170件(約350枚)を展示するもの。国芳・国貞の二人は兄弟弟子でありながらその作風は対照的で、国芳は豪快な武者絵と大胆な構図、国貞は粋な美人画や緻密な表現で一世を風靡した。展示される作品は、ボストン美術館のその膨大な収蔵点数ゆえに近年までほとんど一般公開されることがなかったため保存状態がよく、摺りたてのような鮮やかさを保っているという。同展では、幕末の歌川派の人気浮世絵師、国芳と国貞の兄弟弟子による名品の数々を同一テーマで比較展示することによって、彼らが消費者に対し、いかにして創意工夫を凝らしてきたかを知ることができる。また、作品を通じて、江戸の粋と当時の人々の暮らしを味わうことができるということだ。さらに、身近な感覚をもって理解するために、江戸と現代をつなぐよう、歌舞伎の演目になぞらえた各章タイトルには「髑髏彫物伊達男(スカル&タトゥー・クールガイ)」や、「今様江戸女子姿(エドガールズ・コレクション)」などのように現代的でポップなルビがふられている。また同展では、浮世絵師たちの工夫・趣向のひとつ「色彩表現」においても、多様な作品を見ることができる。精巧で豪華な多色摺りの錦絵は、色別に彫られた版木をもとに一枚一枚を摺り、色を重ねていくという高い技術を要求されるものであったが、同展ではこれら錦絵のなかで1点、特異な「藍摺」と呼ばれる作品も紹介される。「藍摺」とは、当時西洋から輸入された化学顔料「ベロ藍」(プルシャンブルー)の濃淡と、ほんの少しの紅などで表された作品で、今までになかった鮮やかな青の世界に、江戸の人々は魅了されたという。また、豪華さを演出するために、無地背景に雲母粉を用いた「雲母摺」と呼ばれる作品も見どころのひとつとなっており、現在でも、そのキラキラとした輝きが残されているのを見ることができるということだ。
2016年01月04日「初笑い」や「七福神めぐり」など、新春はハッピーな気持ちになれること、したいですよね。そんな人にオススメの美術展『特別展 伊藤若冲 生誕300年記念ゆかいな若冲・めでたい大観 ―HAPPYな日本美術―』が2016年1月3日から東京・広尾の山種美術館ではじまります。本展では、「HAPPY」をテーマに、鶴亀や松竹梅、七福神などラッキーアイテムを描いた作品が勢ぞろい。擬人化された金魚をユーモアあふれるテイストで描いた歌川国芳の《きん魚づくし ぼんぼん》(展示期間:2/9~3/6)や、狩野一信の《布袋唐子図》など、見ているだけでHAPPYな気分になれる絵も紹介されています。特に注目したいのは、伊藤若冲の作品群。生誕300年記念を迎える若冲は、江戸時代の絵師のなかで、今もっとも人気のある絵師のひとり。本展では、動物の姿をユーモラスに描いた《河豚と蛙の相撲図》など、若冲の墨画9点を中心に全11点をご紹介。たくみな筆技とあたたかみのある表現の世界を存分に楽しめます。2016年に開館50周年を迎える山種美術館。新年最初の本展覧会は、めでたい絵画が一堂に集まり、新春の雰囲気にもぴったり。2016年のお正月は、広尾の美術館でハッピー気分になりませんか?イベントデータ:『【特別展】伊藤若冲 生誕300年記念ゆかいな若冲・めでたい大観 ―HAPPYな日本美術―』会期:2016年1月3日(日)~ 3月6日(日)(会期中、一部展示替えを行います)※休館日は月曜日(ただし、1月4日、1月11日は開館、1月12日は休館。)時間:10:00 ~ 17:00※入館は閉館の30分前まで会場:山種美術館料金:一般 1,200円/大学・高校生 900円/中学生以下無料
2015年12月16日