靴の中は臭いがこもりやすいのに、なかなか毎日消臭をすることができるものではありません。しかし臭いはできるだけしっかり対策をしたいものですよね。今回は、コーヒー豆や洗濯洗剤といった身近にあるものを使って靴の消臭をしてみました。これで靴の臭いと無縁な生活を送りましょう。仕事から帰って来た旦那さんの靴の臭いに悩まされている奥様、いらっしゃいますよね。特に湿気が多く蒸し暑い日が続く夏は、臭いがことさら酷くなります。また、そのまま放置してしまうと、他の靴にも臭いが移ってしまうことも。とはいえ「わざわざ靴のために消臭剤や芳香剤を揃えるのも、もったいない」という意見もあることでしょう。そこで、今回はわざわざ靴の消臭剤を買いに行かなくても良いように、家にあるはずのものを使って靴の消臭ができないか調べてみました。■目次1.靴×コーヒー豆2.靴×アルコール3.靴×洗剤まとめ1.靴×コーヒー豆まず最初に試したのは消臭剤の代替品として名高い、コーヒー豆です。使用したのは、新品ではなく何度か使用した後の出涸らしのものです。それを日光にさらして乾かし、セロハンテープで口に封をして靴の中に入れました。入れた直後は、まだコーヒー豆の香りがします。その後30分、1時間と時間をあけましたが、香ばしいコーヒーの香りは消えていません。1日が経過したあたりで、靴の臭いが少し緩和されたように感じます。コーヒーの香りも少し残っていますが、うわさ通り効果があるようです。2.靴×アルコールアルコールには消毒・殺菌作用、消臭効果があります。キッチン周りの掃除のために使っている方も多いのではないでしょうか。今回はドラッグストアなどで売っている「無水エタノール」をスプレーボトルに入れて使用しました。スプレーボトルに入れたエタノールを靴の中に噴きかけます。噴きかけた直後はツーンとアルコールのニオイがして、靴の悪臭が確かにかき消されていました。さらには、30分、1時間と時間をあけてニオイを確認しましたが、まだアルコールの匂いが残っています。アルコール自体の刺激臭で靴の嫌な臭いを打ち消しているようでもありますが、即効性と持続力の二つを兼ね揃えたオススメの対策法と言えるでしょう。3.靴×洗剤靴の臭いの主な原因は、汗や雑菌などです。もちろん、靴を洗ってすぐにしっかりと乾かせば悪臭もしっかりと消えます。しかし、普段から家事や仕事に追われている奥様からすれば、靴を洗う時間も省略できたなら…と考えるのが普通ですよね。そこで今回は、洗剤を使って消臭剤の代替ができないか実験してみました。用意したのは洗濯用洗剤とティッシュ。洗剤適量をティッシュで包み、漏れないようにセロハンテープでしっかりと封をして即興の消臭剤にしてみました。これを靴の中に投入します。30分、1時間と時間を空けたところ、靴の嫌な臭いより洗剤の香りの方が勝っています。1日経ち再び確認したところ、靴の臭いはほとんどしなくなっていました。コーヒー豆よりも効果が分りやすく、アルコールよりも刺激臭が控えめでした。まとめ以上、家の中で揃えることが出来そうなものを中心に、靴の臭い対策として使えそうなものをご紹介しました。洗剤ならばどのご家庭にもあるかと思うので、簡単に試すことができますね。もちろん、即効性と持続力という点ではアルコールも、使い終わった出涸らしなので無駄がないという点ではコーヒー豆も、魅力的な靴の臭い対策と言えるでしょう。旦那さんやお子さんの靴の臭いが気になるという方は、ぜひ試してみてください。
2017年09月19日働く主婦の家事ストレスの大きな要因になっている、食器洗いの後片付けと調理の下ごしらえ。今回はこの2つを解消してくれるライオンの新製品についてご紹介します。1ライオンのイベントに潜入!前回に引き続き、ライオンのイベントの潜入レポートをご紹介します。今回は、イベント内でたっぷり紹介されていた新製品をクローズアップ!毎日の家事に役立つ情報も満載なのでお見逃しなく♡2水切れ速度20倍!Magica 速乾+油汚れがサラサラ落ちる、台所用洗剤「Magica(マジカ)」。食器洗いの時短・節約になると従来から人気アイテムでしたが、速乾効果がプラスされた新製品が発売されることになりました!これはますます人気の予感。さっそくその効果をご紹介していきます。新製品「Magica速乾+」の速乾性の秘密は、植物繊維由来成分(セルロース)のコーティング効果にありました。食器をすすいだ後の水分がすばやく切れ、短時間で食器が乾きます。なんと水切れ性能テストでも20倍以上の短縮に成功したのだとか……!コーティング効果のすごさはイベントでの実験でも明らかに。実際にその場で洗った食器にカラフルなビーズをのせ、立てかけてみます。水分が多く残っている従来品ではびっしりと付着してしまっていますが、速乾+の方は数個残ったのみ!拭き取りなどはしていないのに驚くべき速乾力です。これなら、食器洗い後の面倒な拭き取りや乾燥を一瞬で終わらせることができそうですね!香りのバリエーションは「クリアミント」「ナチュラルハーブ」の2種類。従来と同様に、油汚れをサラサラと落としてくれる効果も健在です。【製品情報】商品名:CHARMYMagica速乾+(プラス)香り:クリアミントの香り・ナチュラルハーブの香り容量:220ml(本体)、570ml(つめかえ用)、950ml(つめかえ用大型サイズ)小売価格:オープン価格発売日:2017年9月27日(水)3電子レンジまでこれ1つ!「リード 冷凍も冷蔵も新鮮保存バッグ」ライオンの調理サポートブランドである「リード」。これまでも料理をする時に欠かせない保存バッグが人気でしたが、今回は冷蔵・冷凍・解凍が1つでこなせる、兼用の保存バッグになって新登場しました!近頃ますます注目されている「作り置き料理」にもぴったりで、一部は冷凍・一部は冷蔵と使い分けたいときにも重宝すること間違いなしです。ダブルジッパーで密閉性が高く、食材を乾燥や日焼け、ニオイ移りからもしっかり守り、鮮度を保持してくれます。画像にある野菜を見れば、普通のビニール袋との違いは一目瞭然!同じ食材とは思えないほど鮮度の違いが現れています。さらに嬉しいのが、豊富なサイズバリエーション。一番大きなLLサイズではキャベツもまるごと入れられるほどの大きさなので、下ごしらえした食材を献立単位で1袋につめてしまうのもおすすめです。【製品情報】商品名:リード冷凍も冷蔵も新鮮保存バッグ容量:Sサイズ25枚、Mサイズ20枚、Lサイズ14枚、LLサイズ10枚小売価格:オープン価格発売日:2017年9月13日(水)4安定の人気!「リード クッキングペーパー」上で紹介した2つの新商品に負けず、安定の人気を誇るリードのクッキングペーパー。ただ拭き取るだけの商品だと思ったら大間違い!こちらも気になる実験や使い方が紹介されたので、注目してみてください。左にリードのクッキングペーパー、右に普通のキッチンペーパーを同じ枚数重ね、上から色のついた水をかけるという実験。画像からもわかるように、リードのクッキングペーパーの方はすべての水分が吸い込まれており、下までまったく落ちてきていません!吸水性が大変優れていることがわかります。その優れた吸水性の秘密はこちら。リードのクッキングペーパーは立体不織布構造という構造で繊維と繊維の空間が広く、その分、たくさん水分を吸収するのです。そんなクッキングペーパーの特徴を活かし、毎日の料理を簡単にする調理法がありました。ぬらしたペーパーで食材を包み、電子レンジで加熱をする「ぬらくるチン」という方法です。比べてみると、鍋を使って蒸したりゆでたりするよりも、内部・表面共にムラなく加熱されているのがわかります。しかも、ブロッコリーをゆでた時と比較すると、ビタミンCも1.5倍残りやすいという栄養面での嬉しい効果も。もちろん野菜もお肉も同時ぬらしたペーパーでくるんでチンできます。ぜひ毎日の調理に取り入れてみてください♡【製品情報】商品名:リードクッキングペーパー容量:スモール39枚、レギュラー40枚小売価格:オープン価格5毎日の家事が楽しくなりそう今回の潜入レポートはいかがでしたか?ライオンの新商品・定番商品のすごさをたっぷり体験できるイベントでした。あなたもライオンの商品を活用して毎日の家事を楽しく、ラクちんにしてみてくださいね。>>前回 Vol.1はこちら!潜入レポートVol.1をまだチェックしていない方は、下のリンクからどうぞ♪家事をもっと楽にするヒントが盛りだくさん!家事ストレスを軽減する“3つのS”とは?ライオンイベント潜入レポートvol.1
2017年09月08日やっと見つけたお気に入りの香りの柔軟剤。せっかくなら、上手に香りを持続させたいものですよね。今日から実践できる香り付けの方法について、主婦50人にアンケート。この記事を参考に、気持ちの良い洗濯ライフをおすごしください!前編では、柔軟剤の“香り”に関する主婦の皆さんの意見をまとめてきました。衣服の生乾きや体臭を防ぐため、そして、気持ちよく服を着るために柔軟剤を使っている方がたくさんいることがわかりました。【洗濯の香り付け・前編】はこちらから後編では、良い香りをさせるために実践している方法や、工夫していることについてご紹介します。これまで知らなかった方法があれば、ぜひ試してみてください。■目次1.柔軟剤を上手に使うコツは“乾燥”にあり!2.スメルハラスメントに要注意。柔軟剤は適量で使おうまとめ1. 柔軟剤を上手に使うコツは“乾燥”にあり!柔軟剤は、すすぎのタイミングで投入するともっとも効果が発揮されます。肝心なことは、洗剤と柔軟剤を混ぜて投入口に注がないこと。お互いに効果を打ち消しあってしまい、洗濯物を綺麗にできませんし、気持ち良い香りに洗い上げることもできません。現代では全自動洗濯機が当たり前となり、すすぎ時に自動で柔軟剤を投入してくれますし、注ぎ口も分かれています。では、それ以外に効果的な香り付け方法はあるのでしょうか。【乾燥機を使わない】【脱水を短くする】■「乾燥機を使うと毛羽立ってしまい、乾燥機独特のニオイがついてしまうような気がする」(30代・主婦)■「乾燥機をかけると熱風がかかり、香りがほのかに残る程度になってしまうので、あまり乾燥機はかけないようにしています」(40代・主婦)■「脱水やすすぎを長くしすぎるとほとんど香りが残らないので、短めに設定している」(50代・主婦)柔軟剤による香りの効果を最大限に引き出すために、乾燥方法に関して気を遣っている方が多いことがわかりました。多かったコメントは、乾燥のしすぎによる香り飛びを防ぐというもの。なかには「天日干し時の紫外線で香りが飛んでしまうことが多い」という回答もいくつかありました。長時間の脱水や乾燥機を使用せず、直射日光を避けて乾燥させる。この方法は、デリケートなおしゃれ着の洗濯にも最適な方法ですが、柔軟剤の香りを引き立たせる効果もあるのです。なお、衣服に柔軟剤の強い香りをつけたくない方は、しっかり乾燥機にかけて柔軟剤の香りを飛ばすなど、逆の方法をとっているようです。【40度程度の水温で洗う】■「柔軟剤が溶けやすく、また汚れも落ちやすくなるのでなるべくお湯で洗濯しています」(40代・パート)こちらは、しっかりと柔軟剤を溶かし、成分をまんべんなく行きわたらせて柔軟剤の香り付けをはかるというもの。40度での洗濯については、バケツで温水を運ぶ方や、お風呂の残り湯を使う方がいました。水温の設定ができる温水洗濯機というものもありますので、買い替えのタイミングであれば候補に入れてみてくださいね。2. スメルハラスメントに要注意。柔軟剤は適量で使おう洗濯物の香り付けについてのコツをまとめましたので、ご紹介しましょう。■「自然な香りで長持ちすると書いてあるものを選び、使うときは洗濯物を少量ずつ洗って香りがちゃんと繊維までまわるように工夫しています」(30代・主婦)■「洗濯ものすべてに広がるように、なるべくお湯にとかしてから使うようにしています」(40代・パート)■「香り付けを目的に柔軟剤を使うのなら、それ専用の柔軟剤を選んで買うようにしています」(30代・主婦)好きな香り探しについては、「安売りのタイミングにお試しで買ってみる」というコメントがありました。柔軟剤は少々値が張るものもあります。なかなか手を出せずにいた商品がある方は、安売りのタイミングを狙ってくださいね。柔軟剤の使い方については、「使いすぎないのが一番」というコメントがほとんど。ほどよい香りになるだけでなく、柔軟剤が残りすぎることもなく安心です。また、柔軟剤を使いすぎるとタオルなどの吸水性が悪くなります。柔軟剤の良さを半減させてしまうことのないように、使いすぎには注意が必要です。「1度に洗う洗濯物の量を調整する」というのも重要なコメントでしょう。家族が多くなればなるほど、家事は大変です。ですが、しっかり洗い上げ、ムラなく香り付けをするためのも、詰め込みすぎには気をつけたいものです。まとめ近年、柔軟剤は香りもパッケージも種類が豊富になってきています。好きな香りが見つかったらリピートする方もいれば、気分や季節に合わせて使い分けてみたり、さらに新しい香りにチャレンジしたりする方も、今回のアンケートでたくさん見られました。そして、香りまで楽しむのか、それとも消臭効果や柔軟剤本来の目的のみで使うかによって、洗濯方法もさまざま。ここ数年で“スメルハラスメント”という言葉をよく耳にするようになりました。強すぎる香りはたしかに不快になってしまうもの。今回のアンケートでは、多くの方がその点を意識して柔軟剤を選んでいることがわかりました。せっかく綺麗に、そして香りよく仕上げた洗濯物。ほどよく楽しめる香りの柔軟剤や洗濯方法を選んで、日々の洗濯を楽しんでください!アンケート実施期間:2017年7月12日対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、パート・アルバイト、個人事業主の方アンケート総数:50
2017年08月05日界面活性剤や化学薬品を一切使用しないエコ洗剤毎日行う家事の中で、洗う事というのはどうしても生じるもの。お風呂やトイレを洗うのには洗剤が必要だし、生活と洗うことは直結しているともいえる。それゆえ、洗剤選びでも手荒れを気にするという方も多いのではないだろうか。今回、株式会社シャンティーから6月24日に発売されたのは、エコ洗剤「ちきゅうのきもち」。この洗剤は、合成界面活性剤や化学薬品を一切使用していない、天然素材のみで出来ているまさに地球さら洗えるというのがコンセプトの優れた商品。「ちきゅうのきもち」の主成分はお米天然素材といっても一体何で出来た洗剤なのかといえば、その主成分は「お米」。当たり前だが人体には無害であり、赤ちゃんやペットが居ても安心して使用することが出来る。さらに米ぬかは、油分や保湿成分が肌ととても合っていて、化粧水の基として使用している商品もあるほど。毎日、使えば使うほど米ぬかの効果で肌がしっとりとしてくるという、肌荒れ防止というよりも美肌効果まで得られる洗剤なのだ。粉末タイプのオールインワン洗剤「ちきゅうのきもち」は粉末タイプの洗剤。食器やキッチン周りはもちろん、お風呂やトイレの掃除にも活用できる。さらに液体洗剤も簡単に作ることが出来るため、床掃除や家具を拭くことも出来、これさえあれば何もいらない「オールインワン」タイプだ。株式会社シャンティーは、グルテンフリー&ビーガン&オリエンタルベジ(五葷抜き)のオリジナル食材を「VegeHeart(ベジハート)」というブランド名で販売している会社。今回の「ちきゅうのきもち」も、体のことを考えた画期的な商品の一つとして、注目を集めている。(画像はプレスリリースより)【参考】※「ちきゅうのきもち」販売サイト※株式会社シャンティー プレスリリース(ValuePress!)
2017年07月20日泥汚れのひどい洋服を洗濯するとき、皆さんはどのように対応していますか?お子さんがいる家庭では必ずと言っていいほど、泥汚れに悩まされた経験があるでしょう。そこで今回は、泥汚れの特性をしっかり考慮した洗濯の方法を探ってみました。意外に簡単に泥汚れを落とすことができますよ。泥汚れのひどい洋服を洗濯するとき、皆さんはどのように対応していますか?お子さんがいる家庭では必ずと言っていいほど、泥汚れに悩まされた経験があるでしょう。幼稚園や保育園では、遊びの経験としてわざわざ泥遊びをしてくれる園もあります。さらに子どもが中学生・高校生になれば、毎日のように野球やサッカーなどの部活動で泥まみれになった運動着を洗濯することも。泥汚れが繊維の中まで入り込んでしまうと、綺麗に洗濯するのは困難になってしまいます。そこで今回は、泥汚れの特性をしっかり考慮した洗濯の方法を探ってみました。意外に簡単に泥汚れを落とすことができますよ。■目次1.子どもの服が泥だらけ!洗濯が大変そう…2.まずは乾燥させることがポイント3.ぬるま湯と石鹸でこすり洗い4.ブラシや洗濯板で汚れを掻き出す5.軽い汚れには液体洗剤を直接塗ってもOK6.泥汚れも綺麗さっぱり!「予洗い」が重要まとめ1. 子どもの服が泥だらけ!洗濯が大変そう…子どもが泥だらけになって帰ってくると、楽しく遊んでいたことが窺い知れて、親としては微笑ましいもの。運動部の子どもの汚れたユニフォームも、頑張りが伝わってきますよね。しかし、そのあとの洗濯を考えるとやはりため息が出てしまいます。泥だらけになった洋服やユニフォームをよく見てみてください。泥が繊維にまで入り込んでしまっています。泥で汚れた洋服は濡れていることも多く、そのままバケツに入れて洗いたくなります。しかし実は、このままの状態で洗うと、繊維の奥まで泥の粒が入り込んで取れなくなってしまうのです。そうなると、汚れを落とすのはさらに困難になってしまいます。泥汚れは水にも油にも溶けない、不溶性の汚れ。洗剤だけでは落ちませんので、事前にしっかり汚れを落としてから洗う必要があります。2. まずは乾燥させることがポイント大切なことは、泥汚れが洋服の繊維の奥まで入り込んでいかないようにすること。まずは、泥で汚れた洗濯物をしっかりとお日様の光に当てて乾燥させます。乾燥させるためには、平らなところに置いて平干しにします。天気や気温にもよりますが、夏であれば数時間で乾くでしょう。付着した泥の水分がしっかり飛んだところで、次は泥を叩き落とします。繊維の状態をよく見ながら、繊維に絡みついた泥の細かな粒を取るようにしていきます。洋服を引っ張ったり、弾いたりしても効果があります。かなり砂埃が立ちますので、目や鼻がデリケートな方はマスクやゴーグルを準備しておくことをおすすめします。3. ぬるま湯と石鹸でこすり洗い叩いて落ちる汚れはもうないという段階まで来たら、次のステップ。ここからは水を使って汚れを落としていきます。【用意するもの】・バケツや洗面器・洗濯用の固形石鹸・洗濯板・洗濯ブラシ(毛が柔らかい方が衣類に優しいため、やわらかめの歯ブラシで代用)乾いた泥を叩き落とし、歯ブラシを使って汚れを掻き出したところ、ここまで綺麗になりました。まず、バケツや洗面器にぬるま湯を入れます。そこへ泥汚れを叩き落とした洗濯物を入れて、軽く引っ張りながら繊維から泥を洗い流していきます。力をかけすぎると服が伸びてしまうので要注意。その後、洗濯用の固形石鹸をよく擦りつけながら泡立てます。必要に応じてこすり洗いをすると、固形石鹸の泡の力である程度まで泥汚れが落ちます。4. ブラシや洗濯板で汚れを掻き出すこすり洗いをした段階でまだ汚れが残っている場合には、洗濯ブラシや洗濯板を使用して頑固な汚れを落としていきます。洗濯用固形石鹸をよく泡立てたら、繊維に沿ってブラシを当てていきます。大きな動きでこすらずに、優しく細かく叩くイメージ。こうすることで、繊維の中に入り込んだ泥汚れが掻き出されていくのです。運動部のユニフォームなどは、広範囲にわたって泥汚れが付着している場合があります。これをブラシですべて落とすのは大変ですし、ユニフォームなどの衣類は比較的丈夫にできていますので、洗濯板でこすったほうが手早く綺麗にできますよ。洗濯板を使うときは、固形石鹸で汚れを落としたい場所をよく泡立ててからこするのがポイントです。余計な摩擦をかけることなく、泡の力で汚れをふんわり包んで落としてくれます。しっかり汚れを落としたら、すすぎます。この時点でもまだ、水の色は泥が溶け出したような色をしています。それだけ泥汚れは頑固であると言えるでしょう。ここまで来れば、ほかの衣類と一緒に洗濯機で洗うだけです。5. 軽い汚れには液体洗剤を直接塗ってもOK靴下などの軽い泥汚れには、直接洗剤を塗っておくことで汚れが落とせます。ぬるま湯を使用するのは、低い温度の水では石鹸の泡立ちが悪く、汚れが十分に落ちないためです。ぬるま湯が茶色く濁っていくのが確認できれば、汚れが落ちている証拠です。【用意するもの】・液体洗剤適量(今回は1/4キャップ)・洗面器やバケツ洗濯物の泥汚れが軽く、繊維の中まで入り込んでいないことと、洗濯物が乾いていることを確認します。そして、汚れた部分に液体洗剤をそっと塗ります。そのまま1~2時間ほど放置します。十分に液体洗剤が染み込んでから、バケツの中にぬるま湯を入れてもみ洗いします。泥汚れが落ちていることを確認できたら、他の衣類と一緒に洗濯機で洗えば完了です。6. 泥汚れも綺麗さっぱり!「予洗い」が重要このような手順で洗濯を行えば、頑固な泥汚れもしっかり綺麗になります。乾いた洗濯物を見ると、ほぼ泥に汚れる前の状態に戻りました。泥汚れを落とす際の最大のポイントは、洗濯物と泥を完全に乾かすこと。水分が飛んで乾いてしまえば、泥は意外に繊維から離れやすくなります。その後、洗濯用の固形石鹸を使い、泡の力も活かして汚れを落としていきます。ここまでが、洗濯機で洗う前のいわゆる「予洗い」という下準備。少々手間はかかりますが、この予洗いをきちんと行うことで頑固な泥汚れも綺麗に落とすことができますよ。まとめ泥で汚れた服を綺麗にするには、まずは慌てず、泥を乾かすことがポイント。きちんと乾かせば、ほとんどの泥汚れは落とすことができます。そして、予洗いでしっかり泥を落としていきます。また、ユニフォームや作業着などの泥汚れには、専用の洗剤やシミ抜きが薬局などで売られています。今回ご紹介したやり方で綺麗にならない場合は、試してみるとよいでしょう。泥汚れの落とし方をマスターすれば、泥をつけながら元気に活動している子どもたちに笑顔で「お洗濯は楽しいよ!」と言える余裕も生まれるかもしれませんね。
2017年07月10日赤ちゃんがいる方や、肌が弱い方は、肌への負担を考慮し、市販の洗濯洗剤を使うのはできるだけ避けたいと思うものですよね。できるだけ肌に優しい洗剤を使いたいものです。そんな時におすすめな「セスキ炭酸ソーダ」は、アルカリ洗濯をすることができます。肌にも優しいと噂のこの洗剤。実際にこれを使って洗濯してみました。赤ちゃんがいるご家庭や、肌が弱い方はにとって、市販の合成洗剤は少し不安を感じるもの。もしかしたら肌を傷めるかもしれないという不安を拭えないのは、つらいものです。そんな時に役に立つのがセスキ炭酸ソーダを使った「アルカリ洗濯」。しかし、肌に優しい洗剤は汚れが落ちないのではないか、どんな洗濯物に使ったらいいかわからないなど、疑問を持つ方もいるでしょう。そこで今回は、セスキ炭酸ソーダを使ったアルカリ洗濯に挑戦してみました。これで、洗濯の不安ともさよならしましょう!■目次1.「アルカリ洗濯」とは何か2.セスキ炭酸ソーダとは?3.セスキ洗濯注意点4.洗濯方法5.エリ汚れなどにスプレーする使い方6.使用感や効果は?まとめ1. 「アルカリ洗濯」とは何かアルカリ洗濯とは、アルカリ剤で洗う方法です。セスキ炭酸ソーダ、炭酸ソーダ、炭酸塩、酸素系漂白剤など、これらすべてはアルカリ洗濯として使うことができます。洗浄力は石鹸と比べて劣りますが、毎日着て洗濯する衣類ならそれほど汚れは付いていないため、アルカリ洗濯でも対応できます。汚れがひどい衣類はアルカリ洗剤にときどき石鹸洗濯をプラスすれば、衣類の汚れ対策も可能です。アルカリ剤は、油汚れを自然乳化させて落とすため、皮脂や垢、食品汚れにも適しています。布ナプキンのつけ置き洗剤としてよく知られており、汚れがひどいものや色落ちの心配がない衣類は、つけ置きすることで汚れを効果的に落とすことが可能です。アルカリ剤は手で触れるとぬるぬるした感じがあるのが特徴で、洗濯以外にも食器洗い洗剤やお掃除にも使うことができます。2. セスキ炭酸ソーダとは?セスキ炭酸ソーダの化学式は、「Na2CO3・NaHCO3・2H2O」です。炭酸ナトリウム(炭酸塩)と重曹の複塩で、トロナやウラオなどと呼ばれることもあります。つまり炭酸塩と重曹の両方の性質を持つ物質です。セスキ炭酸ソーダは複数の物質を組み合わせたものではなく、単体で存在します。アルカリ剤はほかにも重曹があり、性質も似ています。重曹のpHが8.2に対し、セスキ炭酸ソーダは9.8で同じ弱アルカリ性。洗濯にはpH9.0~10.5は必要といわれているため、重曹は洗濯洗剤としては適してないのですが、セスキ炭酸ソーダならこの値にしっかり入っています。ナチュラルなイメージから重曹を使うと、洗濯物の汚れは落ちないため注意してください。セスキ炭酸ソーダは、環境にやさしく肌への刺激も少なくなっています。セスキ炭酸ソーダの特徴としては以下の通りです。・油汚れをある程度乳化して落とす・たんぱく質汚れをある程度落とす・血液汚れをつけ置きして落とすセスキ炭酸ソーダの洗浄力は、毎日の軽い汚れ落としや布ナプキンの血液汚れをつけ置きするのに向いています。逆に向いていないのは、ユニフォームや作業着などの頑固な汚れです。その場合には、石鹸を使って汚れを落とすようにしましょう。石鹸を使う前にセスキ炭酸ソーダで洗うと汚れが落ちやすくなります。3. セスキ洗濯方法セスキ炭酸ソーダは白くさらさらとした結晶で、水にも溶けやすいため、洗濯機の冷たい水にもそのまま溶かすことができます。普段使っている合成洗剤のような感覚で使えるため、切り替える際に手間がありません。水30リットルに対し、セスキ炭酸ソーダは大さじ1杯が目安です。セスキ炭酸ソーダはヌルヌルとするため、たくさん入れすぎると洗濯物がべたべたします。使用量を守り正しく入れてください。洗濯機を1分くらい回しセスキ炭酸ソーダを水に馴染ませたら、つけ置きが必要です。目安は3時間から1晩。化学繊維やウール、シルクなどつけ置きに向かない繊維もあるため、セスキ炭酸ソーダで洗う場合は注意してみましょう。夜寝る前にセットしておき、朝起きた際に洗いあがるようにすると便利です。最低でも3時間つけ置きしたら、洗いは3分くらいで問題ありません。すすぎは1回で良いため、節水にもつながります。おしゃれ着もセスキ炭酸ソーダで洗うことができます。つけ置きに向いていない衣類の場合は、洗面所にぬるま湯を張り、別洗いするのがおすすめです。水3リットルに対し、セスキ炭酸ソーダを小さじ1杯入れて軽く押し洗いします。このやり方なら衣類を傷める心配がありません。すすぎは1回でよいため、石鹸や中性洗剤で洗うより楽です。布ナプキンを使っている方は、つけ置き用の専用バケツを準備しておくとよいでしょう。セスキ炭酸ソーダはアルミニウム製の容器だと腐食する恐れがあるため、プラスチックのバケツなどを使うのがおすすめです。血液の汚れはセスキ炭酸ソーダを溶かした溶液で一晩つけ置きするだけで、シミが浮き出てきます。あとは普通に洗濯機で洗うだけです。生理用ショーツや、シーツに血液を付けてしまった場合にも使ってみましょう。セスキ炭酸ソーダのみで洗っていると、衣類のくすみを感じるかもしれません。汚れがひどいものは部分洗いやつけ置きを活用しても、徐々に汚れが蓄積してしまうようです。セスキ炭酸ソーダを使って洗濯をする場合、粉石けんや酸素系漂白剤などを上手に活用していく必要があります。数回セスキ炭酸ソーダで洗ったら、次は粉石けんで洗うようにしましょう。合わせて月に1回酸素系漂白剤を使うと汚れの蓄積も防げます。セスキ炭酸ソーダで洗いたい方は、この3点セットを準備することがおすすめです。4. エリ汚れなどにスプレーする使い方靴下やワイシャツの襟汚れなどは、別途石鹸で洗っておきましょう。セスキ炭酸ソーダだけでは、頑固な汚れには対応できないからです。ワイシャツのエリ汚れには、セスキ炭酸ソーダを溶かしたものをつくり、汚れにスプレーする方法があります。スプレーしてしばらく置いたらもみ洗いしましょう。水溶液は水500mlに対し、セスキ炭酸ソーダ小さじ1が目安。セスキ炭酸ソーダは油汚れにも効果的なので、濃い目に作った溶液を別途準備しても良いです。汚れに応じて水溶液の濃度を調節しましょう。さらに汚れがひどい場合は、水溶液をスプレーして、石鹸で部分洗いすると完璧です。ちなみにこの水溶液のスプレーは、家中のお掃除にも使うことができます。シンクやガスコンロといったキッチンから、お風呂の排水口などまで対応しているので便利です。長期間の保管でも変質しにくいため、常に用意しておくと良いでしょう。5. 使用感や効果は?セスキ炭酸ソーダは、画像のとおりほとんど泡が出なかったのも印象的です。使用することで、洗い時間が短くなりすすぎが1回で良く節水になるというのはありがたいですね。環境に負担をかけず、肌にも刺激が少ないと思うと、気持ちが楽に洗濯できました。肌に合う洗剤が見つからない方はセスキ炭酸ソーダを使ってみると良いかもしれません。まとめセスキ炭酸ソーダは普通の洗濯より少し手間がかかりますが、とっても優しい洗剤でした。ある程度の汚れにも対処できて、女性の悩みである血液汚れに使えるのが便利です。普段の洗剤と使い分けても良いですね。洗剤にお悩みの方は、ぜひ「アルカリ洗濯」を一度試してみてくださいね。
2017年07月06日ファッションモデルで、5歳の娘さんの母親でもある森貴美子さん。森さん家族が毎日を快適に過ごすために欠かせない日用品のひとつが、ヤシノミ洗剤シリーズです。愛用品の原材料に使われているパーム油にまつわるストーリーを追い、常夏の島、ボルネオへ旅してきました。森貴美子(もりきみこ)「森きみ」の愛称で親しまれるファッションモデル。雑誌『non-no』の専属モデルとして17歳でデビュー。チャーミングな笑顔と親しみやすいキャラクターで一躍人気となる。現在は一児の母として、また1日70万アクセスを超える「モリキミニッキ」のブロガーとしての顔ももつ。最新刊に『森きみのパンダイアリー 毎日がパン日和』。Blog: ■私たちとボルネオ島との深い関係「こんなにいい体験ができるなんて、思っていた以上です!」。今回、森さんがボルネオ島を初めて訪れたのは、環境保全活動の視察ツアーに参加するため。日本から最も近く、そして地球で最も古いといわれる熱帯雨林の現状を見るのが目的です。地上から見上げるのではわからない、樹上の動植物の様子が観察できるキャノピーウォーク。ボルネオはマレーシア、インドネシア、ブルネイが領土をもつ世界で3番目に大きい島。日本から飛行機で6時間ほどの距離の赤道直下にあります。この島が私たち日本人の生活に欠かせない存在だと言われても、ピンとくる人はまだそれほど多くないかもしれません。ボルネオ島北部のサバ州は、全長560キロのキナバタンガン河や 標高4095メートルのキナバル山などがある、雄大な自然の楽園です。1億年以上前の熱帯雨林が現存する生命の宝庫、ボルネオの一大産業は、パーム油。パーム油とは、アブラヤシの実から採取される植物油(油脂)のこと。世界で最も使われている植物油で、そのほとんどがマレーシアとインドネシアで生産されています。マヨネーズやマーガリンなどの調味料、ポテトチップスやチョコレートなどのお菓子、カップラーメンといった加工食品などの成分表示によく記載されている植物油脂、それはボルネオ産のパーム油かもしれません。というのも、日本は年間65万トンものパーム油をマレーシアから輸入しているから。人口で割ると、日本人ひとりにつき1年間で4キロものパーム油を消費している換算になります。ちなみにパーム油は、そのほとんどが食用に、その他、化粧品やペンキ、洗剤などに使われています。現代生活に欠かせないパーム油の需要が年々拡大するのに伴い、マレーシアでは国策としてパーム油の生産が推奨されたのを背景に、アブラヤシのプランテーションが拡大の一途をたどっています。政府にとっても、地元の人々の生活にとっても、もはや不可欠な輸出産業なのです。熱帯雨林は伐り開かれ、次々とプランテーションへ姿を変えていく。それは、数多くの動物たちが棲む場所を失うことも意味します。地球にとって、あまりに大きな代償です。熱帯雨林は河岸に追いやられ、アブラヤシのプランテーションが一帯に広がっています。ひと房20~30キロのアブラヤシには3000個ほどの実がついています。スーパーやコンビニなどで売られている半数近くの商品に入っているといわれるパーム油のほとんどを、日本はマレーシアから輸入。私たちの日々の消費が、ボルネオの環境破壊に直接、影響するのです。 ■いつも使っているものの背景を知る東日本大震災が、それまでの自分の暮らし方や考え方を根本から見直すきっかけになった人はきっと少なくないでしょう。森さんもそのひとりでした。「ちょうど妊娠も重なり、環境や自然についてあらためて考えさせられて……それで出会ったのがヤシノミ洗剤でした。といってもジャケ買いだったんですけど(笑)、体と環境とお財布にやさしいのに、汚れもきちんと落とせて、いいことづくめ。もう一生これでいいよねって夫と言い合ってるくらい惚れ込んでいます」左:森さん家族の日常のひとコマ。 右上:森さん宅に常備されている、人と地球にやさしいヤシノミ洗剤シリーズ。 右下:アブラヤシの実。ここから原材料となるパーム油がとれる。洗たく洗剤もじきに愛用するようになり、ヤシノミ洗剤、ヤシノミ洗たく用洗剤、ヤシノミ柔軟剤の3つのアイテムは、森さん家族にとってもはや必需品。でも、じつはこのヤシノミ洗剤にもパーム油が使われています。製造元のサラヤは2004年から「ボルネオ環境保全運動」をスタート。そのほとんどが食用に使われているなかにあって、洗剤に使われるパーム油はごくわずか。それでもパーム油に関わる環境問題に取り組んでいる日本企業はサラヤだけです。アブラヤシのプランテーションで。実をかじってみると、生の段階ですでにかなりオイリーでした!行き場を失ったゾウやオランウータンの保護、熱帯雨林だった土地の買い戻しなど、地元のNGOと協力して社会運動を展開。熱帯雨林の野生動物たち、パーム油で生計を立てる現地の人たち、パーム油の恩恵に与って生活する私たち……さまざまな事情のバランスをとりながら、環境保全と原料調達の両面からこの問題に取り組んでいます。セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンターでは、森林開発で住処を追われたオランウータンを保護し、森へ還すための訓練を行っています。今回、森さんが参加した視察ツアーもそうした活動の一環です。毎日使っているアイテムの原材料が、どんな場所で、どんなふうに育てられているのかを実際に見られるのは興味深く「いわゆる顔が見えるっていうのは、いまやすごく価値のあることですよね」と森さん。プランテーションではアブラヤシの収穫を体験した森さん。長い鎌と格闘すること数分、やっとのことでひと房を落とすことに成功。「パーム油をとるのはこんな重労働なんですね…」。アブラヤシの木を見上げながら、森さんの心は複雑な思いが交錯していました。 ■川からの視点、空からの視点。対照的なグリーンの正体まだ暗いうちから熱帯雨林へ出かけると、木々の間からご来光が。熱帯雨林のウォーキングに、リバークルーズ。アブラヤシのプランテーションに、野生動物の保護センターの見学。ボルネオに暮らす人々や動物に触れ合う、じつに濃いツアー内容でした。「朝日が昇る前に熱帯雨林にウォーキングに行き、時間が経つにつれて虫の声が鳥の声に変わり……たくさんの生き物が息づいているのがわかりました。その後、野生動物の保護センターで、森で生活できなくなったゾウやオランウータンに会いました。彼らは元気そうに見えたけれど、人に慣れてしまったために簡単には森に戻れないそう。いまの暮らしは安心だろうけど、本能のまま森で生きるのと、どっちが幸せなのかなって」ボルネオ・エレファント・サンクチュアリーではボルネオゾウをレスキュー。このプロジェクトには、北海道の旭山動物園も参加しています。ゾウは、手から直接餌を受け取るほど人に慣れていました。キナバタンガン川のクルーズでは、テングザル、オランウータン、カワセミ、サイチョウなどなど、ボルネオ固有種を含むいろんな動物と遭遇できました。動物はなんでも好きだけれど、なかでもゾウが大好きという森さんにとって、野生のボルネオゾウたちが草を食むのを間近で見られたのは特に大感動だったよう。キナバタンガンのリバークルーズでは、野生のボルネオゾウの群れに遭遇! 子ゾウが母親に寄り添っていました。「船から川沿いの森を見ていると、それがすべてに思えました。動物たちはこんなに豊かな森で暮らしているんだなあって。でもその後、クルーズしたところをヘリコプターに乗って上空から見てみると……森の小さいこと、奥行きがないこと! 見渡すかぎりアブラヤシのプランテーションが続いていて、森はところどころに残っている程度だったんです。動物たちは、小さな森に閉じ込められているんですね」百聞は一見にしかず。なかなかショッキングな体験でした。手前が熱帯雨林、向こう側がプランテーション。グリーンの境界が上空からだと一目瞭然です。 ■自分には何ができるかを知ること普段なにげなく口にしたり使用したりすることで、期せずして環境破壊に加担しているとしたら? でも、日用品の意識的な購入で環境保全活動に参加できる方法があります。ヤシノミ洗剤の売上の1%は、ボルネオ保全トラスト(BCT)に還元されます。商品購入によってボルネオの環境保全に参加できる仕組みです。「ちゃんと足を運んで、自分の目で見て感じないとわからないことが、たくさんありました。遠く離れた国で、パーム油で揚げたポテトチップスを食べて生きてきた私が、何を言える立場でもないけれども、この現状をいろんな人に知ってもらいたいと思ったし、私はこうしたいって強く思うところがありました」「考え方はひとりひとり違う。だから他人に自分の考えを強要することはできないけれど、自分自身はこうしたいっていう思いがあるのなら、それについては諦めずに取り組みたい。自分ひとりがどうしようが世の中は変わらないよね、と諦めるのではなく、自分ひとりでも行動する意味はあると思うんです」視線を感じるとそこには…。熱帯雨林には世界中の類人猿種の95%以上が生息しているそう。右:ボルネオ固有種のテングザルが、枝から枝へ飛び移る瞬間!左:ボルネオ固有種のサイチョウの名前の由来は、サイの角のようなトサカから。 右:夜のリバークルーズでは、河はまた違った顔を見せる。枝に留まってカワセミが睡眠中。そもそも家族の間でも意見の相違は当たり前なのだから、と森さんは言います。「私と夫は真逆の性格で喧嘩が絶えないんですが(笑)、子育てに関しては意見を合わせようとしていました。両親の言うことがバラバラだと、子どもが混乱すると思ったから。でも夫は、いろんな意見があるってことを小さいうちから知っていたほうがいいと言うんです。そんなものかなあって、私は全面的に共感できたわけではないんですけど、パパはこう思う、ママはこう思うって話し方に変えました。価値観は人それぞれに違うものという前提に立つことにしたんです」セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンターでは、娘さんと娘さんの親友のためにおみやげをゲット。売上はセンターの運営金として使われるそう。おみやげの購入が支援につながるのは嬉しいこと。“価値観が違っていい”という価値観を、共有する。それが正しいことかどうかはわからないけれど、少なくとも家族全員が正直でいられるし、ストレスがないんです、と森さん。「またガラリとやり方を変えることがあるかもしれませんが、自分たちなりのかたちでいいかなと思っています」ボルネオで見てきた現状を、なるべく多くの人に知ってもらうこと。これからも日々の暮らしでヤシノミ洗剤を使うことで、ボルネオの環境保全に還元すること。自分ひとりができることは限られているけれど、世の中が動き、変わるのは、そういうひとりひとりの思いと行動が積み重なっていくことでこそ、実現していくものなのだから。取材/構成:野村美丘(photopicnic)ボルネオ撮影:藤田二朗(photopicnic)商品写真:林ひろし親子写真提供:森貴美子[PR]サラヤ株式会社 ボルネオ環境保全プロジェクト 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年06月30日環境にやさしい洗剤として、重曹やクエン酸を使う方法を聞いたことはありませんか?子どもがいる家庭でも、安心して使えるというイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。今回は重曹とクエン酸の違いと、2つの成分を組み合わせたときの効果をご紹介。この2つの使い方を覚えれば、万能洗剤に早変わりしますよ!環境にやさしい洗剤として、重曹やクエン酸を使う方法を聞いたことはありませんか?子どもがいる家庭でも、安心して使えるというイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。一方で、重曹とクエン酸の使い方がイマイチわからず、安全な洗剤だとわかっていても活用できていないということもしばしば。そこで今回は重曹とクエン酸の違いと、2つの成分を組み合わせたときの効果をご紹介。この2つの使い方を覚えれば、万能洗剤に早変わりしますよ!■目次1.重曹の性質2.クエン酸の性質3.【油汚れ】4.【キッチン周辺】5.【風呂・トイレの汚れ】6.重曹(粉)×クエン酸(スプレー)まとめ1. 重曹の性質近頃「重曹」はお掃除にも使えるということが広まり、キッチン用洗剤コーナーなどでみかけることも増えてきました。古くからベーキングパウダーとして食品に混ぜたり、胃薬に含まれていたりと昔から活用されてきたものです。重曹は炭酸水素ナトリウムのことで、弱アルカリ性を示します。水に溶けにくい性質を持つことも特徴です。■どんな汚れに強い?重曹はどんな汚れでも落とせるほど万能ではありません。上手に使わないと「思ったより落ちなかった」なんてことにも……。重曹が効果を発揮しやすい汚れにはどんなものがあるか、あらかじめ確認しておきましょう。【効果的な汚れ】・クレンザーの代わり・鍋の焦げ落とし主にこの2つが得意分野です。水に溶けにくく粒子が細かいため、クレンザーに向いています。逆に、向いていない汚れもあることを把握しておきましょう。【あまり効果のない汚れ】・キッチンのしつこい油汚れ・水垢汚れ・トイレのアンモニア汚れ重曹は油やたんぱく質汚れに多少効果がありますが、作用は弱くしつこい汚れには向いていません。■似た成分のもの重曹と似た成分のものに、セスキ炭酸ソーダがあります。同じアルカリ性ですが、重曹と比べて水に溶けやすいのが特徴です。環境に負担をかけないことは重曹と同様。油やたんぱく質汚れに比較的強く、初心者向けの洗剤といえます。【効果的な汚れ】・軽い皮脂汚れの洗濯に・油汚れの下処理に・血液汚れのつけ置きにただし、石鹸などが持つ界面活性剤に比べると力は弱く、頑固な汚れには使えません。布ナプキンのつけ置き用洗剤として知られています。■重曹の使い方【粉】汚れに直接振りかけて、油汚れを吸い取らせ、ボロ布などで拭き取りましょう。【重曹水】1リットルの水に対し、重曹大さじ4を溶かします。拭き掃除、つけ置きに使える洗剤です。スプレーの容器につめて使っても良いでしょう。【重曹ペースト】重曹2に対し、水1を混ぜてペースト状にします。クレンザー代わりに使うことが可能です。さまざまな食器にも使えますが、アルカリ性のためアルミの鍋には使えません。シンクの曇りを取る掃除にも使ってみてください。2. クエン酸の性質クエン酸は柑橘類にも含まれている成分で、酸性の性質を持っています。カルシウムを溶かす働きがあり、アルカリ性を中和させるのにも使用できます。クエン酸は揮発性がないため、お酢のようなツーンとくるニオイもありません。クエン酸が得意とする汚れは次のようなものです。【効果的な汚れ】・ポット内側の白いミネラル汚れ・アルカリ洗剤で洗った時の中和・石鹸シャンプーのリンス代わり・トイレのアンモニア臭を中和クエン酸には油やたんぱく質汚れを落とす力はないため、重曹やセスキ炭酸ソーダのような使い方はできません。洗濯洗剤としても使わないようにします。また大理石は酸に弱く、クエン酸を使うと溶けてしまうため注意しましょう。■似た成分のものお酢も酸性が強いもののひとつ。クエン酸と同様の使い方ができますが、ツーンとしたニオイが残ってしまうこともあります。気になる場合はクエン酸を使用するようにしましょう。■クエン酸の使い方電気ポットの内側に、白くかたいものが付着することがあるでしょう。これは水道水に含まれるカルシウムなどのミネラルが固まったものです。ポットに水を満たし、クエン酸を2~5g入れて1時間電気を入れましょう。そうすると汚れ落ちがしやすくなります。キッチンやお風呂のかたい白い汚れも、同じようにカルシウムが付着したもの。クエン酸を含ませた布で拭き取りましょう。柔軟剤として使う場合は、すすぎの終わりごろに30リットルの水に対し小さじ3分の1のクエン酸を入れます。洗剤のアルカリ性が中和され、いつもより洗濯物がふんわりとするのがわかるでしょう。3. 【油汚れ】重曹とクエン酸で油汚れがどのくらい落ちるのか比べてみました。今回使用したのは、魚焼きグリルの受け皿です。使っているうちに油でギトギトになってしまい、汚れを落とすのに苦労している方もいるのではないでしょうか?このくらい油汚れがひどいと、お湯で油を洗い流したり、洗剤を何度も付けたりしなければなかなか汚れが落ちません。左側が重曹のみを付けてスポンジでこすった状態です。右側はクエン酸のみを付けてスポンジでこすりました。画像ではよくわかりにくいのですが、クエン酸では汚れを馴染ませることができず、油が落ちていません。全体を重曹で洗ってみました。最初の状態と比べると、明らかに油汚れが落ちていることがわかります。普段は食器用洗剤を付けてすすぎ、また洗剤を付けてすすいで、というふうに何度か洗わないとここまで綺麗にはならないもの。ところが重曹を付けた時は、泡がなくてもすっと油が浮いていくのが分かりました。食器用洗剤を何度も使う必要もなく、排水も汚しません。4. 【キッチン周辺】同じようにキッチンや蛇口周りで、重曹とクエン酸の洗浄力の違いを比較してみます。重曹はクレンザーの代わりとしても使えるため、軽い汚れなら落とすことはできるでしょう。頑固な白くて固まった汚れには、クエン酸が適しているといえます。この画像は何もしていない状態のキッチンシンクです。洗い物を毎日するため、どうしても洗剤のカスが付きやすく、少しずつ曇りも出てきてしまいます。重曹を使ってシンクを磨いてみた状態です。重曹がクレンザーの代わりになって、ステンレスの曇りを取ることができました。重曹の粒子は細かいため、シンクを傷つける心配はありません。クエン酸は、白っぽい水垢が付きやすい水道の蛇口に使ってみます。蛇口の曇りが取れてスッキリときれいになりました。ステンレスが輝くほどの仕上がりに。5. 【風呂・トイレの汚れ】同じくお風呂とトイレの汚れにも試してみましょう。お風呂の水垢汚れや、目地のカビなどには、クレンザー効果がある重曹が効果的です。クエン酸は蛇口周りの白い汚れや、トイレの消臭に使用してみます。お風呂の目地にカビがあったため、重曹を使ってこすってみました。重曹ペーストを目地に付けて、歯ブラシでこすっただけです。カビ汚れは、表面だけなら重曹でもこすり落とすことができました。カビ取りスプレーは刺激臭があるうえに、体にも良くありません。重曹で目地のカビを落とす方法であれば、お子さまがいる家庭にもおすすめです。お風呂は石鹸を毎日使うため、蛇口に白い汚れが目立ちます。クエン酸を付けてから歯ブラシで磨き、乾いた布で拭いたら、輝くような仕上がりになりました。トイレには、クエン酸水を作っておき、お掃除用の洗剤代わりに使ってみるとよいでしょう。アンモニアが固まった部分にも使うことができます。6. 重曹(粉)×クエン酸(スプレー)重曹のアルカリ性とクエン酸の酸性を組み合わせると、発泡して排水溝の汚れ落としに活用できます。通常ならアルカリ性と酸性の組み合わせは中和されますが、濃度を調節すればブクブク泡立たせることが可能です。■クエン酸水の作り方500mlの水に対し、クエン酸を20g入れます。クエン酸の濃度は通常は2.5%ですが、発泡させる場合は濃い目に作る必要があるため、4%に調節しましょう。■使い方排水溝に直接重曹の粉末を振りかけます。汚れが覆い隠せるくらい、たっぷりと振りかけてください。ここに先ほど作ったクエン酸水をかけると、シュワシュワと発泡します。お風呂の排水溝や、キッチンの排水溝部分にも使ってみましょう。手が届きにくい奥の汚れも浮いてきます。汚れが浮き上がってきたら、使い古しの歯ブラシを使って洗えば、手も汚くなりません。まとめ河川を汚さず、人にもやさしい洗剤の使い方には、たくさんの種類があることが分かったのではないでしょうか。重曹、クエン酸はそれぞれ性質が異なるため、適した場所に使うことがポイントです。家庭や地球のことを考えて洗剤を使ってみたいという方は、これらの活用方法を覚えて毎日の生活に取り入れてみてくださいね。
2017年06月16日モスキーノ(MOSCHINO)から“洗剤ボトル”フレグランス第2弾となる、新作「モスキーノ フレッシュ ピンク オーデトワレ」が誕生。2017年5月26日(金)より全国で発売される。2016年4月に生まれた“洗剤ボトル”フレグランスは、ユニークな着想と驚きに満ちたパッケージで多くの注目を集めた。続く、第2弾「モスキーノ フレッシュ ピンク オーデトワレ」は、前回同様ユーモラスな仕上がり。“洗剤ボトル”のようなボトルからシュっと吹きかければ、フレッシュフローラルの香りが楽しめる。オープニングは、みずみずしいピンクグレープフルーツから。程よいアクセントのカシスやピュアなスズランと溶け合い、優しいノートを奏でる。時間とともに、洗練されたワイルドローズとピンクヒヤシンスが現れ、ジューシーなザクロと重なり合っていく。惹きつけられるようなドライダウンは、シダーウッド、アンブロックス、ムスク。前作より軽やかでさわやかな仕上がりだが、ラストはセンシュアルな余韻をもたらしてくれる。【アイテム詳細】モスキーノ「モスキーノ フレッシュ ピンク オーデトワレ」発売日:2017年5月26日(金)<全国発売>価格:・30ml 5,800円+税・50ml 8,200円+税・100ml 10,800円+税【問い合わせ先】インターモード川辺 フレグランス本部TEL:0120-000-599
2017年05月25日こんにちは、ママライターのましゅままです。洗濯用の洗剤はたくさん種類があって理想の洗剤がなかなか定まらず、迷走してしまいがちですよね。洗濯洗剤によって役割や使い方が違うので、用途やこだわりに合わせたものを選ぶことが重要。今回は、洗濯洗剤の種類と使い分け方についてご紹介します。●洗濯洗剤の種類●洗濯石鹸植物性の油(オリーブ油やパーム油、ヤシ油など)、動物性の油(牛脂、豚油など)といった天然の油が原材料となります。環境にやさしく、原材料もシンプルで安全、そして洗い上がりもしっとり肌に優しい仕上がり になるのが特徴です。ただし、スーパーやドラックストアの店頭などでは手に入りづらく、冷たい水に溶けにくい上に洗濯槽にカビが生えやすいことが短所。使用の際は残り湯を使うと溶け残りなく洗濯することができます。粉、液体の形状のものがありますが、液体のものは水に溶けやすい代わりに、価格が高く洗浄力が低いので日常使いには適していません。●合成洗剤洗濯石鹸のデメリットを補うために開発されたのが合成洗剤です。おもに石油系の原料でつくられています。弱アルカリ性と中性のものがあり、“オシャレ着洗剤”“柔軟剤入り洗剤”が中性洗剤であることが多く、その他ほとんどの洗濯洗剤は弱アルカリ性となります。また“蛍光剤”が配合されているものは白、濃い色の洗濯に適しており、無配合のものはきなりや淡い色の風合いを保つ洗濯に適しています。洗濯石鹸と同じく粉洗剤、液体洗剤の種類があり、最近では計量の必要がないジェルボールタイプも人気 です。粉洗剤のほうが液体よりも安価で汚れも落ちますが、洋服を優しく洗えるのは液体洗剤のほうです。洗濯石鹸よりも少量で済み、水に溶けやすく安価なのが特徴的ですが、一方で原料の一種が海を富栄養化させてしまう問題も過去に起きていて、さらに原料の界面活性剤が原因で肌が荒れてしまう人もいるため、安全性は石鹸よりも乏しいといえます。●洗濯洗剤の使い分け方『普段は市販の弱アルカリ性の合成洗剤を洗濯に使っていて、オシャレ着を洗うときはホームクリーニング用の中性洗剤を使っています。色物と淡いものだけ洗い分けていて、色物を洗うときは蛍光剤入り、淡い色のものは蛍光剤なしのものを使っていますよ。あと赤ちゃんが生まれてからはしばらく赤ちゃんのものだけ純せっけんの洗濯石鹸 を使って洗濯していました。柔軟剤なしでもフワフワに仕上がっています』(30代/1児のママ)王道パターンの洗濯洗剤の使い分け方。赤ちゃんの衣類だけお洗濯を分ける時期は、赤ちゃんのものだけ洗濯石鹸を使ってあげれば、お肌への影響や香りもほのかで優しく安心ですね。『いつもは液体のすすぎ1回で済む合成洗剤を使っています。手洗い・部分洗いしたいときに洗濯石鹸を使っていますよ 。また、パパの洗濯物や子どもの体操着など汚れがひどいものは粉の合成洗剤でしっかりと汚れを落としています』(20代/1児ママ)汚れのひどいものは粉洗剤でザブザブとしっかり洗い、普段はすすぎ1回で済む液体洗剤で時短でエコな洗濯をする、という方法も賢いですね。手洗い、ウールなどのオシャレ着洗いにだけ洗濯石鹸を使う方も急増中。『子どもの肌が弱いので、洗濯は洗濯石鹸を使っています。でも、とても洗濯槽が汚れやすいのでこまめに漂白剤で洗濯槽の洗浄をしています。里帰りで夫が一人で洗濯をしなくてはいけなかったときは、柔軟剤入りの洗剤やジェルボールタイプの洗剤が重宝しました 。柔軟剤と洗剤を間違えたり、量も適当に入れてしまったりする人なので』(30代/2児ママ)ジェルボールタイプの洗剤は、洗濯洗剤の種類や使い方がよくわからない男性やお年寄りにも安心ですね。ただ、3歳児未満の誤飲や目に入る事故が相次いで起こっているため、お子様の手の届かない場所の保管が必須となります。●洗濯洗剤はライフスタイルやこだわりで選ぶのが楽しいいかがでしたか?洗濯洗剤は店頭で気軽に買えるものから、通販や限られたお店でしか手に入らないようなものまであり、価格もさまざまです。洗浄力、コスパ、すすぎ回数、手軽さ、香り、安全性、エコ観点などこだわりたい面で洗剤を使い分けてみると、毎日のお洗濯もちょっとした趣味に。ぜひ、ご自身に合った洗濯洗剤との出会いを楽しんでみてくださいね。【参考リンク】・洗剤を知る~中性と弱アルカリ性~ | 東京都クリーニング生活衛生同業組合()●ライター/ましゅまま(ママライター)●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年05月22日お皿洗いは食事後にやらなければならない家事ですが、その時に使う食器洗剤についてこだわる方はどのぐらいいるのでしょうか。お皿洗いなどの水仕事をする際、気になるのは「手荒れ」。実際に、主婦の皆さんはどのような対策をしているのか、洗剤の選び方から手のケア方法まで聞いてみました。炊事を終わらせ、楽しく食事をしたあとには「食器洗い」。主婦の代表的な家事のひとつです。人が生きることと「食」は常に隣り合わせだからこそ、毎日のお皿洗いも避けては通れません。食器洗いにおいては「食器用洗剤」を当然のように使うことになりますが、皆さんはどんな洗剤を使うべきか、しっかりと考えたことはありますか?毎日使うものである食器用洗剤の適切な選び方を知るため、主婦50人を対象とするアンケートを実施しました。■目次1.最も洗剤に求めるのものは「汚れの落としやすさ」2.肌に優しい洗剤を選ぼう!3.手荒れ予防には「固形石鹸」も効果的4.主婦が実践!手荒れ対策はしっかりとまとめ1. 最も洗剤に求めるのものは「汚れの落としやすさ」“洗剤”という本来の目的から、最も重要視されるのはやはり「汚れの落としやすさ」。半数以上となる28人がこの点を意識して洗剤選びをしています。■「汚れが落ちにくいと、すごくストレスになるので。洗い物は短時間で終わるのが一番良い」(30代・主婦)■「ベトつく汚れはイラつくので、簡単に汚れが落ちやすいものかが重要です」(40代・主婦)■「油汚れが落ちないと、次に食器を使う時にとても嫌な気持ちになるので、汚れがどれだけ早くスッキリ落ちるかを重視している」(30代・主婦)汚れが楽に落ちて、お皿がキュッキュッという音を立てる状態になると気持ちいいもの。逆に、汚れがなかなか落ちず丁寧に洗ったつもりでも、流したあとにまだヌメリに残っていたら、結構なショックです。しかし綺麗にしたいからといって、長い時間は費やしたくありません。家事や育児に忙しい主婦にとっては、朝食後も夕食後も、片付けはできるだけ手早く済ませたいものです。となると、ゴシゴシと激しくこすらなければいけないのは単なるストレス。汚れ落ちの良さは、何より重要なポイントとなるのです。さらに、「汚れの落ちやすさ」を選んだ方のなかには、このような意見も見られました。■「除菌できるものを選ぶようにしています。あとは油汚れの落ちやすさです」(30代・主婦)■「今は除菌効果があるものを重視して購入しています。漬け置きしたときに除菌の効果があると便利なので」(30代・主婦)食器洗剤のキャッチコピーでよく目に入る、「除菌」というキーワード。家族の健康を守る主婦としては、食器の衛生面も考えて「除菌」ができることは欠かせない要素となります。食器やキッチン周りを清潔に保つためにも、食器洗い後のスポンジを使ったままの状態にしている方は要注意。スポンジをそのまま放置しておくと、菌が繁殖しやすくなります。最近の食器洗剤は「置いておくだけで除菌ができる」という優れものですので、この機会に正しい「除菌」の方法おさらいしておきましょう。1.食器を洗い終わったあとは、スポンジについた洗剤や汚れをよく洗い流す2.スポンジをよく絞り、水を切る(※濡れたままでは雑菌の発生率が高くなる)3.水気を切ったスポンジに、除菌効果のある食器洗剤を含ませる4.食器洗剤をスポンジ全体になじませるよう、スポンジを2~3回にぎる5.汚れ・水気のない場所にスポンジを置いておく食器洗いのあと、使ったスポンジは放置しがちになります。それでは、せっかく除菌効果のある洗剤を使っていても意味がありません。正しい除菌方法を覚え、CMなどでもイチオシされるその高い効果を有効活用したいものです。食器洗剤については「こすらず落ちる」というフレーズも耳にしますが、そこまで簡単に汚れが落ちれば理想的。合成洗剤や石鹸には「界面活性剤」という成分が含まれており、その働きによって汚れが落ちるという仕組みになっています。しかし、合成洗剤の汚れ落ちがとても良いということは、それだけ強い成分が入っている証拠です。食器についた油汚れが綺麗に落とせますが、同時に手の皮脂も流されてしまうことに。そのため、強い洗剤を使うということは、手荒れのリスクも高まるということなのです。2. 肌に優しい洗剤を選ぼう!食器用洗剤を使う上で、「手荒れ」の問題は心配なもの。洗剤選びの失敗についてアンケートをとったところ、実際に「手荒れ」というトラブルを経験した方は多数に上りました。■「油汚れがすばやく取れるという洗剤を利用しましたが、手がかゆくなり、ゴム手袋を使わなければならなかった」(40代・主婦)■「洗浄力は良かったんですが、洗剤が強すぎるのか手荒れしました」(40代・主婦)■「意外と薬剤が強かったのか、手荒れが酷く、失敗したなあと思ったことがあります」(40代・主婦)界面活性剤などの成分が多く含まれていれば、洗浄効果が高いぶん、手荒れの可能性もグンとあがることでしょう。「汚れの落ちやすさ」をとるべきか、「肌に優しい」ことを重視すべきか、悩みどころではあります。先ほどの「食器洗剤選びの時、何を最も重視していますか?」というアンケートでも、「肌に優しい」という点は第2位。「肌に優しい」製品を求める方は、手荒れ経験がある方がほとんどでした。■「手荒れしやすいので、毎日使うものだから優しいものを選びたいと思う」(40代・主婦)■「一度肌荒れが酷かったものは、使わないようにしています」(40代・主婦)水仕事をする以上、「手荒れ」は悩みの種。十分なストレスになりえます。手荒れしていると、もちろん見た目が気になりますし、少し動かすだけで痛むほどの症状となっては、食器洗いの時間が苦で仕方ありません。それでは、肌に優しい製品を選ぶという方が、実際にどのような製品を選んでいるのか見ていきましょう。■「毎日使うものなので、刺激の少ないオーガニック系のものを使っています。固形食器用石鹸もよく使っています」(40代・主婦)近年では、植物由来・オーガニック系と言われる食器洗剤も販売されています。一般的な合成洗剤ほどの強い洗浄力はなくとも、普通の汚れなら十分に落ちて、肌にも優しいという特徴があります。ドラッグストアなどにたくさん並んでいる“いつもの洗剤”が肌に合わないという方は、そういった製品を試してみるのもオススメです。3. 手荒れ予防には「固形石鹸」も効果的昔ながらの「固形石鹸」が肌に優しくて良いという声も、少数ながら上がりました。今回のアンケートでは、普段使っている食器洗剤のタイプについても伺いましたが、やはり液体タイプが主流です。食器洗剤の売り場で見かけるのは「液体タイプ」がほとんど。アンケートでも、96%と多数を占めました。■「いつも行くスーパーに置いてあるものが液体型なので。また、使い勝手も良いのでもっぱら液体洗剤を使っています」(40代・主婦)■「一番使いやすいし、慣れてるからです。種類もたくさんあるので助かります」(30代・主婦)液体タイプの洗剤のメリットは「使いやすさ」や「製品の多さ」など。改めて数字にしてみると、液体タイプが圧倒的な支持を得ていることがはっきりわかります。その一方で、「石鹸タイプ」を使用している方は4%ほど。近年においては完全に少数派となってしまった石鹸タイプを使う理由は、このようなものでした。■「液体型がべたべたしていて苦手なのと、つい使いすぎてしまうから。石鹸だと、環境に負荷をかけているという精神的な苦痛も緩和される」(30代・主婦)■「手荒れが少ないので、手にやさしい石鹸タイプを使っています」(30代・主婦)肌荒れに悩む方々にとっては、固形石鹸タイプを使うというのも手荒れを予防する策として有効です。普通の液体合成洗剤と比べると使い勝手などの面で劣ってしまいますが、環境への配慮という意味でも、固形の石鹸タイプを食器洗いに取り入れるメリットは確かにあると言えるでしょう。4. 主婦が実践!手荒れ対策はしっかりと最後に、食器用洗剤による手荒れ防止するために工夫していることを、主婦の皆さんに聞いてみました。■まずは洗剤の種類を見直す前述の通りですが、肌に優しい洗剤を使用することによって肌荒れを抑えることができます。■「洗剤の選択は慎重に行うべきだと思います。合わない成分が含まれている場合があります」(50代・主婦)■「肌にやさしい洗剤を使うと使わないでは大きな差がでるので、気をつけています」(30代・主婦)「肌にやさしい洗剤」というのが、食器洗いによる手荒れ対策の源点と言えます。試したことがない方は、この機会に挑戦してみてはいかがでしょう。■「ゴム手袋」で洗剤に触れない!■「洗剤と触れないことが一番のケア。面倒でも、手袋をすることでダメージを回避するようにしている」(30代・主婦)■「なるべくゴム手袋をつけて、直接洗剤が手につかないようにしている」(30代・主婦)■「手袋が一番効果的だと思う。洗剤だけでなく熱いお湯でも手荒れを起こすので、手袋で皮膚を守る」(30代・主婦)「ゴム手袋」をするのが一番!というコメントが多く見られました。そもそも洗剤や水に触れないようにしなければ、ずいぶん手荒れも良くなります。実際、洗剤のメーカー側でも「使用上の注意」として、長時間の使用をする方や手荒れをしやすい方は、炊事用ゴム手袋を使用するように推奨している製品も少なくありません。毎日やらなければならない食器洗いだからこそ、あらかじめの対策が効果的なのです。洗剤だけではなく「熱いお湯」や「冷たい水」も手荒れを招く原因になりますので注意が必要です。しかし、汚れ落ちや食器の水切れには、水温も関係することはご存知の通り。食器洗いのテクニックとして、食器を洗う前に油汚れに熱いお湯をかけて、しばらく放置するという方法があります。熱いお湯をかけておくだけで、その後の食器洗いがずいぶん楽になるのです。飲食店などでも実際に使われている場合があるワザですが、洗う時の手間も減り、少ない洗剤でもしっかり汚れが落ちるのでオススメ。この方法を実践する際は、熱いお湯による肌荒れを防ぐためにも、ほどよいタイミングを見計らって食器を洗いあげるようにするのがポイントです。■こまめなケアを徹底「ゴム手袋を使用する」に次いで多かった意見として「クリームを塗る」ことがあります。■「ゴム手袋をすると洗いにくいので長続きしません。こまめにクリームを塗って、手荒れが気になるときは、クリームを塗ったあと手袋をして寝ます」(40代・主婦)■「ゴム手袋を使ってましたが、蒸れるし食器を落としたりするので、今は終わった後にクリームを塗るくらいです」(40代・主婦)■「以前ゴム手袋を使っていましたが、着けたり外したりが面倒になり、やめました。でも手荒れは防ぎたいのでハンドクリームをぬっています」(40代・主婦)ゴム手袋は、洗いにくさや着脱が面倒な点などがデメリット。手袋は使いにくいという場合は、食器洗い後のケアを欠かさず行うことが重要となります。荒れてしまう前からこまめにクリームなどを使うのがベストです。なかには、あらゆる対策を組み合わせて徹底的な手荒れ対策をしている方もいらっしゃいました。■「乾燥肌で手荒れがひどかったので、肌に優しい洗剤を選び、洗剤に触れる時は使い捨てのゴム手袋を使用しています。もちろん終わったら、クリームを塗っています」(30代・主婦)手荒れはひどくなると、本当に深刻な悩み。決してやり過ぎということはありません。既に手荒れがひどい状態の方は、早めに専門医に相談して、日々の対策をしっかり行っていくことが脱・手荒れへの近道ですよ。まとめ食器洗剤は「汚れの落ちやすさ」が最も重視されることがわかりました。強力な界面活性剤が含まれた洗剤は洗剤としては優れていますが、肌荒れを心配する方も多く、洗剤は「肌に優しい」こともチェックポイント。オーガニック系などの刺激の少ない食器洗剤を使うとともに、ゴム手袋の使用、ハンドクリームなどによるアフターケアが、手荒れ・あかぎれを予防する方法となります。毎日使うものだからこそ、自分自身の「肌への優しさ」を忘れず、ストレスの少ない食器洗いを実現したいものですね。
2017年04月06日今回の「やさしいママのひみつ」は、ご自宅で、料理教室「おいしい週末」を主宰する料理研究家、近藤幸子さん。9歳と3歳の2人姉妹のママです。近藤幸子さん娘さん:長女(9歳)、次女(3歳)料理研究家、管理栄養士。宮城県・仙台で料理学校、料理研究家のアシスタントを経て独立。楽しみながら作る料理教室「おいしい週末」を主宰。簡単でシンプル、気の利いた料理作りに定評がある。著書に『重ねて煮るからおいしいレシピ』(主婦と生活社)、『おいしい週末、だれか来る日のごちそう献立』(地球丸)ほか。 近藤さんが2人の子育てを通してたどり着いた、仕事と家庭を両立し、いつも笑顔でいるための秘訣について、お話を伺いました。 人気料理教室「おいしい週末」と子育ての両立まずは近藤さんの平均的な1日のスケジュールを見てみましょう。6:30 : 起床、メールや家事を済ませる7:00 : 長女起床。朝食7:40 : 長女小学校へ。洗濯など8:00 : 次女、夫が起床。朝食9:00 : 次女保育園へ。家事、掃除を終わらせる10:00 : レッスン、撮影など16:00 : 長女帰宅、習い事など18:00 : 次女のお迎え19:00 : 夕食、お風呂22:00 : 就寝(忙しいときは深夜1時まで仕事、もしくは朝4時に起きて仕事)映像クリエイターのご主人は、平日夜はほとんど不在。小学生の娘さんは16時に帰宅するため、そこからは子どもモードになるそう。「自宅で仕事をしているので、合間を見て家事をすることが可能です。仕事で試作したものや撮影の残りものが、夕食になることも多いんですよ」と近藤さん。子どもの頃から、お菓子を作ったり、料理をするのが好きだったという近藤さん。大学に在学中から、地元では有名な料理家のアシスタントについたのだといいます。「東京とは違って料理家さんが少ないので、新聞やテレビなど、幅広い現場を経験できて、楽しかったです。当時は、料理教室は学ぶ場所という印象が強かったので、同世代の人たちを集めて、みんなで作ってワイワイ食べるような楽しいことをしたいなと思いました。それで月に一度、フードイベントのようなことをしていたんです」それが、結婚を機に上京後、現在も続けている料理教室「おいしい週末」のきっかけとなったのだそう。教室に来てくれた生徒さんからの口コミで、取材や撮影の話が来るようになった近藤さんは、料理家としても活躍。料理教室はなかなか予約が取れないほどの人気です。■「母親が教えてあげられること」がすべてではない出産前は月に15回開催していたという教室は、子育て中のいま、月3,4回できればいい方だと話します。「仕事を頑張っていたので、出産後も戻りたいという気持ちがあったのですが、バランスがうまくつかめなくて、頑張りすぎて身体を壊すこともありました」ご主人は忙しく、またそれぞれの実家も遠いうえ介護などで忙しいため、頼ることができなかったという近藤さん。上の娘さんが3歳くらいまでは、精神的にも身体的にもボロボロで、辛かった時期があったのだとか。「自宅仕事なので仕事と子育ての境目が難しく、夫もほぼ家にいないので、子どもとしか触れ合う時間がなかったんです。でも6歳差で次女を授かって。2,3歳差だと荒波のまま次、みたいな大変さがあると思うのですが、6年あると反省して、どうしたらいいかじっくり考える時間があったことがよかったです」考え抜いた結果、子育て家庭に大学生がインターンシップするという形のシッター会社に、お願いすることに決めた近藤さん。約3年半、主に長女の世話を中心に頼んだことがいい影響となり、ようやく仕事と子育てを両立できるようになったと感じているそう。「4ヶ月ごとに新しい大学生が2人ずつ来てくれるのですが、とてもいい関係が築けました。娘に大好きなお姉ちゃんがたくさんいるというのは、財産だと思っています。娘を見てもらっている間に、考え事やきっちり家事をしたり、そういう時間が少しでもあると充実感がありました。もちろんお金はかかることですが、ある程度、誰かに甘えたり託したりすることは、子育てするお母さんには必要だと感じています。また、4ヶ月間終了すると、大学生たちに私たちがどうやって仕事や子育てをしているか、2時間ほど話す日があるのですが、それを毎回しているうちに、夫婦で改めて子育てをどうしたいか、ちゃんと話せるようになったのもよかったです。大学生のためにと思ってやっていたことが、夫婦間のコミュニケーションにも繋がったんですね。第三者の目は大事だと思いました」「母親が教えてあげられることがすべてじゃない」と話す近藤さん。個人店同士のつながりやお祭りがあり、近所の人が子どもたちをかわいがってくれる下町で暮らしていることも、プラスとなり、心の余裕ができるようになったのだそう。■心に栄養を与えると、夫婦間のイライラもなくなるさらに心に余裕を持てるように、近藤さんが意識的に作るようにしているのが、映画を観たり、音楽を聴く時間。「長女のときは我慢しなきゃというか、自分の好きなことを思い出す余裕がなかったんです。もともと映画や音楽が大好きなのですが、そういうものをうまく取り入れないと、心の栄養が枯渇してしまいます」「映画を1本観ようと思うと、なかなか観られないのですが、区切ってもいいんだと気付いて。寝る前に30分、1時間だけ観ています。区切ると、意外と余韻を楽しむこともできるんですよ。夫とは好きなものが似ているので、すすめあったり、子どもや家庭以外の話ができると、イライラすることもなくなりました」 ■リフォーム・家具選び・色使いで、すっきり見せる片付けを上京してからずっと住んでいるというご自宅は、一昨年リフォーム。賃貸ながら10年以上住んだからこそ、理想を形にできたのだといいます。「新しい家を思い通りに描くのではなく、すべてがわかったうえでのリフォームだったので、ストレスの種だった悩みをすべて解決できました」家具職人のご友人に作ってもらったという、アイアンがアクセントになったキッチンの戸棚や食器棚、リビングにある棚は統一感があります。「細々としたカトラリーや豆皿、パントリーを引き出し式の食器棚に集約することができたおかげで、日々のストレスが減りました。わたしは "片付け下手” なので、いかに労力なく片付けられるか、を考えました」また、リビングとつながった子ども部屋も、見通しがよい分、色使いには気をつけているそう。「椅子やピアノ、電気スタンドなど、できる限り赤色を選ぶようにしています。色に統一感がないと、すごく散らかって見えてしまいます」■日々のストレスを減らす、合理的な道具選び近藤さんは、自宅で教室を開催しているからこそ、使うものにはこだわりたいそう。自身のことを“合理主義”だと分析します。「ただ “かわいい” だけで買うことはなく、ある程度ちゃんと使えるかどうかが、自分の判断基準になっています。ひとつで何役も使えるようなものが好きなので、鍋や皿も、仕事の割には持っていない方だと思います」そんな近藤さんが愛用するのは、「クリステル」のステンレス鍋や「フィスラー」の圧力鍋、チタン製の中華鍋。「大きくて重かったり、こまめな手入れが必要なものはストレスになってしまいます。私は、大は小を兼ねないと思っていて、なるべくコンパクトに済ませたいから、まな板や包丁、ヘラも小さいものを使っています。だから、洗ったり片付けするのもラク。作り置きをする目的でなければ、4人家族でも20cmの鍋で間に合っています」「子どもが生まれてから購入した圧力鍋は18cmのもの。野菜を柔らかく煮るのも5分ほどでできるし、スープや蒸したり、毎日のように活躍しています。それから茹でものには中華鍋がおすすめで、ふきこぼれないし、口が広いから麺や青菜も入れやすくて便利です。チタン製は少し高いですが、絶対に錆びることがないし、軽くて熱伝導がよく、すぐ沸くから、一生モノだと思います子どもと向き合おうと思うと、真剣に調理できる時間って20分くらいしかなくて、できることも限られてくる。10分、15分をなんとかして “5分” に短縮したいからこそ、ちょっとした工夫や道具選びが重要で、それがきっと日々を変えてくれると思っています」■日々使うものこそ、納得のいくものをそんな近藤さんに体験していただいたのが、“肌と地球にやさしい” がコンセプトの「ヤシノミシリーズ」の洗剤。「生徒さんも気にするし、教室に置くものはひとつひとつ、納得いくものにしたいなと思っています。じつは長年サラヤさんのハンドソープや除菌スプレーを使用しているので、すでに信頼感もありました。植物性のものは油落ちが気になりますが、『ヤシノミ洗剤』は泡立ちも油落ちも思っていたよりもよくて、肌もカサカサになることが減りました。国産のもので手頃な価格なのもうれしいですね」また、これまでは強い香りが苦手で、柔軟剤は使っていなかったという近藤さん。使ってみた感想は?「いつも洗濯物は、洗面所に除湿機を置いて乾かしているので、臭いがきちんと取れるかどうかが気になって、いろいろな洗剤を試しているところでした。『ヤシノミ洗たく洗剤』でも洗ってみましたが臭いが気にならないので、しっかり洗えていると実感しています。柔軟剤を使ってみたところ、シワのつき方が浅くなり、洗濯がラクになったようです。『ヤシノミ柔軟剤』は、柔軟剤にはめずらしく “無香料” なので、これなら使い続けられますね」 ■前向きに、力を抜く家事子育てをしながら「ていねいな暮らし」は難しい、という近藤さん。ママたちは、もっとていねいさから解放されてもよいのでは? と話します。「できないことを悲しむのではなく、かといって極端な時短や手抜き料理のようなもので済ませたくはなくて。だから、前向きに工夫することができたらいいと思うんです。先日出した本、『重ねて煮るからおいしいレシピ』で紹介したような、鍋に入れてちょっと火にかけるだけでできる、無理をせず、ちょっとおしゃれに、おいしく仕上がる料理を目指しています」「ていねいな暮らしにこだわりすぎず、時間は子どもと穏やかに過ごすことにかけて、どこかほかのところで力を抜いてもいいんじゃないかと思います。自分に向いているかどうかもあって、私は作り置きよりも、さっとできるものの方が向いているようです」子育てで “できないこと” を前向きにとらえ、自分が “ストレスだと感じていることを減らす” ことが、近藤さんがやさしいママでいられる秘訣。子育ては、優先順位をつけられるようになることも大切だと話します。「子どもが生まれるとできなくなることも多いけど、すべてがそうではなくて、子どもがいるからこそできたり、頑張れることもある。慣れてくると、家事も仕事もこなせるところもあるから、こんなにできて私ってすごい! と、自分を褒めてあげることも大切だと思います。一人目のときは、こんな風には全然思えなかったですね。よく2人目を考えている人から相談されるのですが、この育児スキルを活かさない手はないとよく話しています。こんなに苦労して積み上げた育児スキルを、一人だけにとどめるのはもったいないと思います」最後に、さっと作れて子どもと一緒に楽しめる、クッキーのレシピも教えていただきました。■近藤さんちの「オートミールクッキー」の作り方<作りやすい分量>A・オートミール 60g・薄力粉 55g・塩 小さじ 1/4・ベーキングパウダー 小さじ1/4B・ココナッツオイル 大さじ2 (菜種油や太白ごま油など好みのものでも)・牛乳 大さじ2 (豆乳に代用可能)・メープルシロップ 大さじ2<作り方>1、A を合わせ、よく混ぜる。2、B をボウルに入れて混ぜ、1を加え粉っぽさがなくなるまでヘラで混ぜ合わせる。3、天板にオーブンペーパーを敷いて生地を乗せ、濡れた手で 20cm×20cm厚さ3mm ぐらいになるように広げる。4、180度のオーブンで10分ほど焼く。一度オーブンから取り出し、食べやすい大きさに包丁で切る。さらに10分ほど香ばしい色がつくまで焼く。*ゴマやナッツを加えるのもオススメです。<近藤さん流“子育ての秘訣”まとめ>1. 子育ては、ある程度誰かに甘える。2. 前向きに手を抜く3. 片付けやすい空間作り4. 子どものおもちゃは色を統一する5. 時間を有効に使うための道具選び6. 優先順位をつける 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年03月27日洗濯洗剤の売り場で見かける「洗濯のり」。ワイシャツなどがパリッと仕上がるというイメージがあるけれど、結局よくわからないのでクリーニングに出してしまうという方も多いかもしれません。今回は、洗濯のりに対する主婦の皆さんの考えと、使い方や効果をまとめました。洗濯物がパリッと仕上がると噂の「洗濯のり」ですが、ウチでも使えるものなのか…と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。ワイシャツなども日々の洗濯でクリーニング屋さんのようにできれば、気持ちよく着られて、クリーニング代の節約にもなります。そんな「洗濯のり」について、20~50代の主婦50人の方を対象に、洗濯のりの使い方やその効果を調査。お気に入りのシャツやブラウスなどを洗濯する時に役立ててください。■目次1.「洗濯のり」ってどんなイメージ?2.実際に洗濯のりを使っている人は…3.洗濯のりの使い方4.こんな場面で洗濯のりを使いたい!5.洗濯のりを使って子どもと遊ぼう!「洗濯のり」ってどんなイメージ?まずは主婦の皆さんが抱いている「洗濯のり」のイメージや、どういう使い方をするべきか聞きました。普段から利用出来そうなら、使ってみるのもありかもしれません。■「洗濯のりを使うことで、シャツを簡単にパキッとさせることが出来る」(30代・主婦)■「そもそも使ったことがないのでわからない。一般的にはシャツの襟をパリッとさせるのに使う印象」(30代・主婦)洗濯洗剤・柔軟剤などの売り場の端のほうに「洗濯のり」が置いてあるのは知っていても、自分には必要ないものと思っている人も多いようです。なんとなく“衣類などがパリッとする”というイメージはあるものの、使ったこともない人もたくさんいました。■「使ったことがないのでわかりませんが、アイロンの手間が省けるのはいい」(30代・正社員)■「使うとしたらアイロンをかけるのが面倒な時ですね」(50代・主婦)シャツなどの衣服をシワなく仕上げるためのアイロンがけが楽になるというのも注目です。忙しい毎日の中では洗濯だけでも大変なので、アイロンはなるべく簡単に済ませたいところ。■「来客用のシーツやワイシャツをきれいに見せるために使っていました」(30代・主婦)■「普段は使わないが、旦那の大事な仕事の案件の時はやはりちゃんと見えるほうが良いと思うので」(30代・主婦)来客時や公的な場面など、いざという時にきれいに見せられたら、それだけで印象が良くなる可能性もあります。特にワイシャツなどはヨレヨレだと格好がつきませんよね。そんな時に使えるのが「洗濯のり」。クリーニングに出さなくて済むなら、家事にも取り入れたいものです。実際に洗濯のりを使っている人は…便利な用途がある洗濯のりですが、まずは日常の洗濯にはどの程度利用されているのかアンケートをとりました。普段から洗濯のりを使うことがあるという人は、なんと50人のうちたったひとり。使った経験がある人もそれなりにいましたが、購入したこともないという人が多いというのが事実でした。■「シャツの洗濯の仕上げに使用すると、仕上がりがひと味違うからです」(30代・主婦)唯一、日常的に洗濯のりを使用している人は、このような意見を持っていました。洗濯のりならではの質感を求めて使用しているようです。しかしながら、ほとんどの家庭において洗濯のりは日常的に使われていません。その理由はいったいどんなものしょうか。■「使ったことは一度もありません。買ったこともないし、使ってみようかと思ったこともないです」(40代・主婦)■「洗濯のりがそもそもどういうものかあまりぴんとこない。面倒そうなものはクリーニングに出してしまう」(30代・主婦)中にはこのように洗濯のりには興味すらない人もいます。実際、普段着の洗濯は洗剤と柔軟剤があれば事足りますし、家で洗濯できないようなものは、お金を出してクリーニングに出してしまえばそれで済みます。■「使い方がわからない、今さら誰に聞けばよいかわからない」(30代・主婦)■「洗濯のりの使い方がわかりません。実家でも使ってなかったのでわかりません」(30代・主婦)使い方がわからないという理由で、手を出したことがないという人もたくさんいます。他人の家のお洗濯を目撃することは滅多にありませんし、実家でも使っていなければ、あえて使ってみる気になる人はなかなかいないようです。■「洗濯のりのゴワゴワ感が苦手なのと、どちらかといえば柔軟剤を使った柔らかな仕上がりが好きだから」(40代・主婦)■「パリッとした感じより、柔らかい感じのほうが好きなので使いたいと思ったことがないです」(40代・主婦)■「特にYシャツを着る機会もいないし、洋服をパリッとさせる必要がないので」(40代・主婦)■「ワイシャツなら必要だと思うが、普段着をハリのある仕上がりにする必要がない」(20代・主婦)これは時代の変化もあるでしょうが、ファッションとしてのりの効いた洋服を着る機会が少なくなり、さらに同じシャツでも洗濯してそのまま着られるようなカジュアル系のシャツや、形状記憶など簡単にはヨレない素材も普及。洗濯のりは、フォーマルな場で着るためのワイシャツやブラウスに使う程度になってきたことも、洗濯のり離れの原因になっているようです。■「家族全員、肌が弱いためです。洗濯のりは肌に刺激を与えますし、固くなって不快です」(40代・主婦)■「皮膚がとても弱いので、のり付けの洋服は襟元が擦れてしまい、皮膚が爛れます」(50代・主婦)このように洗濯のりは敏感肌には向かないといった、体質的に向き不向きがあるという意見もありました。主婦の皆さんの意見をまとめると、洗濯のりはそもそも日常的に使うものではない、と位置づけている人がほとんどでした。普段着には使うことはなく、のりが必要なワイシャツなどはクリーニングに出してしまう人が多いというのが現状のようです。洗濯のりの使い方現在ではあまり使っている人がいない洗濯のり。「そもそも使い方がわからない」といった声が多かったのですが、要領をマスターしてしまえば、いつもの洗濯にひと手間加えるだけで、簡単にのり付け出来るようになります。洗濯のりについて、詳しく説明していきましょう。■洗濯のりの種類洗濯のりには「天然のり」と「合成のり」があります。天然のものはデンプンからできており、いわゆる昔話の「舌切りスズメ」が食べていた、というものです。洗濯のりとしての用途の他に、障子はりや手芸などにも使われます。ハリが強く仕上がりますが、天然のデンプンを使用しているため、のり付けしたまま長期保存すると虫がつく場合があります。現在よく使われる合成のものは扱いやすく、洗濯機でのり付けすることが出来ます。科学的に合成されたものなので、腐食するようなことはありません。特別こだわりがなく、慣れていない場合であれば合成のりを使うのがおすすめです。洗濯のりは服全体をつけ込む液状タイプが基本ですが、最近では便利なスプレータイプのものも販売されています。襟や袖口などをピンポイントでのり付けをしたい場合や、まずはお試しでのり付けにチャレンジするならこちらを使ってみるのもアリです。■のり付けの効果イメージの通りですが、まずは洗濯のりを使うことによって服などをパリッとさせることができます。水で薄めて使いますが、のりの分量で固さが調節できます。夏場は、シャツやブラウスに腕を通した時のシャリっとした質感も気持ち良いですし、ホテルのようなパリッとしたシーツで寝るのも気持ち良いものです。洗濯のりを使うと汚れが付きにくくなると同時に、付いた汚れも落ちやすくなります。のりで繊維がコーティングされるので、次の洗濯の時に汚れがのりと一緒に流れていくという仕組みです。また、繊維の糸が締まることによって通気性が良くなるという利点も。浴衣や夏服のシャツをのり付けすることには、形をキープする以外にそんな理由もあるのです。アイロンがけが楽になるのも、洗濯のりの効果といえます。シワがのびやすく形も作りやすくなるので、洗濯のりを効果的に使って仕上げると気持ちよく、そしてキッチリと見せることができます。パリッとさせるためだけに洗濯のりを使うと思いがちですが、実は柔軟剤と併用することができます。こうすることで、柔らかさを出しつつ、ハリを出して型崩れを防ぐことができるのです。この方法はクリーニング店でも使われる場合があり、ポロシャツやジーンズなどに応用することができます。■洗濯のりの使い方普通に洗濯をしたあと、洗濯槽の中や洗面器などでのりを混ぜた水につけ込み、軽く脱水して干します。そして仕上げにアイロンをかけます。洗濯槽でつけ込んだ場合は、使用後に再び水を入れて洗い流したほうがよいです。ワイシャツを1~2枚というだけなら、洗面器やバケツを使うのがお手軽。のりの濃さはもちろん、つけ込む時間によっても固さが変わります。洗濯機でのり付けする場合は、洗濯機を回すかつけ込むだけかによっても違ってきます。特に厚い生地のものはのり付きが良いので、濃度や時間で調整が必要です。シワになってしまうことがあるので、脱水は軽めに。襟や袖口などをピシッと引っ張って干します。半乾きの状態か、霧吹きで少し水をかけてからアイロンをかけると、綺麗な仕上がりになります。スプレータイプののりは、普通に洗濯して干した後、使いたい部分に吹きかけてアイロンをかけることになります。こんな場面で洗濯のりを使いたい!毎日着るワイシャツをクリーニングに出していると、お金もかかりますし、数日分まとめて出すという場合もあります。汗をかいたものを放置しておくと、シミやニオイの原因になってしまいます。洗濯のりは少し手間がかかりますが、かつては使っていた人もいる通り、自宅でできること。日常的なお洗濯と一緒にワイシャツも洗って、のり付けとアイロンをかけてしまえたら、クリーニング代よりも安く済ませることができます。■「日ごろ、使いませんがとても大事な時に使います。洗濯のりを使った後のアイロンがけはとてもきれいな仕上がりになるので」(30代・主婦)■「緊急でワイシャツをホームクリーニングしなければならなくなった時」(20代・会社員)■「今まで洗濯のりを使った事がないのですが、ここぞという服には使ってみようと思いました」(30代・主婦)■「とっておきのおしゃれ着などに今後、使ってみようと思いました」(30代・主婦)日常的には使用しなくても、洗濯のりのメリットを知っている、または興味を持っているという主婦の皆さんはこのような利用方法を考えていました。いざという時に洗濯のりの準備があれば、クリーニング店を利用しなくても済むというのは、大きなポイントとなりますね。お気に入りの服も、自分で洗ってきれいに保っておくことができたら、着る機会も増えるかもしれません。洗濯のりを使って子どもと遊ぼう!本来の使い方ではありませんが、洗濯のりは実は工作などに使えます。お子さんが小さい家庭では、自由研究や科学実験のネタになるかもしれません。■「子どもが小さいので、シャボン玉はとても喜んでくれます。洗剤だとは思ってなさそう」(30代・主婦)■「子どもがシャボン玉が大好きなので、よく洗濯のりを活用しています。」(30代・主婦)洗濯のり・ぬるま湯・台所洗剤を混ぜると、強いシャボン液を作ることが出来ます。ハンガーなどで作った大きな輪を使うと、驚くほど大きなシャボン玉を作ることが出来るのです。さらに手作り化粧水などにも使えるグリセリンを入れると、“弾むシャボン玉”を作ることが出来ます。■「昔シャボン玉やスライムを作る時に使いました。子どもと一緒に今度作ってみようと思います」(30代・主婦)■「子どもが小さいとき、バザーに出すために、スライムを作るときに使いました」(50代・主婦)感触がなんともいえない「スライム」も、自作することができます。洗濯のり・水・ホウ砂を混ぜるとスライムが生成されるのです。絵具で好きな色のものを作れますが、ホウ砂は口に入れると危険なので注意が必要です。■「スーパーボールを子どもと作ったことがあります」(30代・会社員)■「コサージュを布で作る時に、洗濯のりに布をつけて乾かして、を繰り返し行うと布地にハリが出て既製品のようなコサージュが出来る」(30代・主婦)■「スノードーム作りに使いました。水と洗濯のりを7:3の割合で混ぜ、飾りの入った瓶の中に流し込んで完成です」(20代・会社員)スーパーボールは洗濯のりと食塩水でできますし、コサージュは普通の洗濯のりの使い方を応用したものです。スノードームは、少し粘り気のある透明な洗濯のりを水に混ぜることで、飾りがゆらゆらと雪のように舞う雰囲気を演出する事が出来ます。どれも手作りならでは良さと楽しみが味わえるのが良いですね。洗濯後にシャツやシーツをのり付けして干し、乾くのを待つ間にお子さんと洗濯のりを使った遊びをする、なんて休日を過ごすのも、楽しいかもしれませんね。「洗濯のり」を使いこなして気持ち良い日々を!クリーニングに出さなくてもワイシャツなどをきれいに仕上げられる「洗濯のり」。たまには普段着るシャツをのり付けしてパリッとした仕上げると、新鮮な気持ちになれるはず。つねにきれいなシャツを着こなすのも、素敵な楽しみですよね。また紹介した通り、単に服をきれいに仕上げるだけが洗濯のりの効果ではありません。どんなものかわからずにいた方は、この機会に使い方をマスターして、いざという時に使ってみてはいかがでしょうか。
2017年03月15日毎日の洗濯で欠かせない洗剤。種類はたくさんあるし、ドラッグストアやホームセンターで新商品を見かけるたびにどれを選んだらいいのか悩んでしまいがち。実は汚れの種類によって洗剤を使い分けると、より大きな効果が得られること、ご存知ですか?今回はそんな洗濯洗剤について、いろいろと聞いてみました。洗濯洗剤には、粉末や液体といった王道の洗剤に加え、最近ではカプセルタイプの洗剤なども登場し、注目を集めています。新しいものを見かけるたびに、どれを選んだらいいのか、悩んでしまうという人は多いのではないでしょうか。今回は既婚でお子さんがいらっしゃる主婦50人の方々に、洗濯洗剤の選び方についてアンケートを実施しました。■目次1.主婦は毎日の洗濯でどんな洗剤を使っている?2.洗濯洗剤の選び方3.主婦が抱える服の汚れの悩み4.自分の家族のライフスタイルに合わせて、適切な洗濯洗剤を選ぼう今回、アンケートにご協力いただいた方の9割は主婦の方で、そのうち7割が核家族。2割を占める二人暮らしの方々は、お子さんが成人したり、大学入学を機に親元を離れたりした方などがいらっしゃいました。1. 主婦は毎日の洗濯でどんな洗剤を使っている?■普段使いの洗濯洗剤のタイプは…?アンケートの結果、圧倒的な支持を得たのは液体タイプの洗濯洗剤でした。50人中、33人の方が毎日の洗濯で使っていると回答。■「粉タイプは箱が大きく場所を取るし、液体のほうが水に溶けやすく、冬場は特に使い勝手がいいから。」(40代・専業主婦)■「種類が豊富にある。水の冷たい冬場でも溶け残りがなく、使えるのがいい。」(20代・専業主婦)■「カプセルタイプは子どもが誤って食べてしまいそうだし、粉タイプは洗剤が残る可能性もあるので、自宅では液体タイプを使用しています。」(20代・専業主婦)液体タイプの洗剤を使っている方の声で多かったのは、「粉タイプだと洗剤の洗い残しが気になる」「置くスペースを取ることがない」「冬場でも水によく溶けるから使いやすい」というものでした。洗剤の洗い残しと水に溶けやすいかどうかは、洗濯物の洗いあがりに大きく関わってくるポイントです。また家族が3人以上いる方は、物を置くスペースもできるだけ有効活用したいという意見が多いようでした。次に票数が多かったのは、粉タイプの洗剤。全10票集まりました。■「子どもが外で遊んで帰ってきたときの泥汚れが多く、粉せっけんのほうが落ちるから。」(30代・専業主婦)■「幼稚園に通う子どもが毎日服を汚してくるので、洗浄力の高い粉を使っています。」(30代・専業主婦)■「粉タイプのほうが洗浄力があると、何かのTV番組を見ていた際に言っていたので、液体から粉洗剤へ変えました。」(30代・専業主婦)外遊びが活発な年頃のお子さんがいらっしゃる家庭での使用率が高かったのが、粉タイプの洗濯洗剤。また成人して家を離れたお子さんがいる家庭でも、「昔から使っていて慣れているから」という声もいただきました。そしてわずか2票でしたが、カプセルタイプの洗剤を使っている方も見受けられました。■「洗濯に使うのはジェルボールです。計量しなくても良いし、こぼれる心配もないから」(30代・専業主婦)■「粉タイプは粉末が残る場合があるし、液体は垂れるのでカプセルタイプを使用しています。カプセルは汚れないし、一回分になっているので便利です。」(30代・専業主婦)少数派ではありますが、カプセルタイプを使っている方は、液体・粉を使った結果、カプセルタイプがより使いやすいという結論に至ったようです。■粉末、液体、カプセル。洗濯洗剤の違い洗濯洗剤には主に粉、液体、カプセルの3種類があります。これらの洗剤はそれぞれどのような違いがあるのか、皆さんはご存知でしょうか?アンケート結果にもあった通り、一般的に粉タイプは泥汚れ、液体タイプは皮脂汚れに強いといわれています。たとえば、部活動やクラブでスポーツをやっている育ち盛りのお子さんがいらっしゃる方、または砂場遊びが好きな小さなお子さんをお持ちの方は、普段の洗濯には粉タイプを使うといいでしょう。一方、仕事で毎日スーツを着るご主人のYシャツの襟元が茶色くなって、その汚れがなかなか落ちなくて悩んだことはありませんか。毎回クリーニングに出すのは面倒だし、出費もかさむため、できるだけ家できれいにしたいというのが主婦の本音です。そんなときは粉洗剤より液体洗剤を使うとよいでしょう。そしてここ数年、注目を集まつつあるカプセルタイプの洗濯洗剤。水で溶ける袋に液体が入っているボウル状の洗剤です。使い方は簡単。洗濯物を入れる前の空の洗濯機の中に洗剤をポンッと入れるだけ。そのあとに洗濯物を入れてそのまま通常通り洗濯機を回します。すすぎは1回でいいことから、節水にもなるようです。2. 洗濯洗剤の選び方■どのように見極めればいい?洗濯洗剤を選ぶ基準とはアンケートの回答者は育ち盛りのお子さんがいらっしゃる方が大半です。そのため、「洗剤を選ぶ基準は何ですか?」という問いに対し、「洗浄力が高い洗剤」に重点を置いているという方が3割もいました。■「部活の汗などの汚れをしっかりと落とす、また主人のワイシャツの襟汚れを落とすという洗浄力があるものを選びます。」(40代・専業主婦)■「子どもがどうしても公園で汚すので。だけど洗浄力が強すぎるとほかの衣類が痛むイメージがあるので、汚れはピンポイントで落としてくれればそれでいい。」(40代・専業主婦)主婦の方々にとって大きな敵となるのが、「子どもの泥汚れ」と「夫のYシャツの襟元の汗ジミ」といっても過言ではありません。週に数回の洗濯ならまだしも、毎日洗わないといけない主婦の方にとっては、やはり洗浄力の高さを重視する方が多いのも納得の結果ですね。■加齢臭対策をするための、洗濯洗剤を選ぶコツとは?15%でしたが、「除菌・抗菌」を、洗剤を選ぶポイントとして重視する方々の声が目立ちました。なぜ菌の対処にこだわるのか、その理由を見てみましょう。■「夫の体臭、加齢臭が気になるので、臭いに強い洗剤を使っています。でも洗剤自体の香りはあまりなくて良いです。除菌、抗菌効果も必須です。」(40代・専業主婦)■「夫の加齢臭もしっかり落としてくれる洗剤を選んでいます。少し高くても同じ物を使用しています。」(40代・専業主婦)旦那さんが若い頃は気にならなかった加齢臭も、40を過ぎれば徐々に気になってくるもの。加齢臭の原因は、加齢に伴う新陳代謝の低下です。若い頃は新陳代謝が活発で、新しい細胞がたくさん作られますが、年齢を重ねるごとにその量も減っていってしまいます。そのため、古くなった皮脂が酸化し、それが加齢臭の大きな原因となっているのです。洋服についてしまった加齢臭を取るためには、「除菌・抗菌」に強い洗剤を選ぶことが効果的です。その理由は、体臭は細菌が作っているからです。加齢臭がこびりついてしまった洋服は、ほかの服に臭いが移る恐れがあります。そんなときはそっと分けて洗濯をするなどの工夫をすることもひとつの対策になります。■敏感肌対策も洗剤を選ぶ大きなポイントアンケートで「その他」を選んだ方の、詳しい理由に注目したところ、「自分の肌が弱い」、もしくは家族に肌が弱い人がいる方は「肌に優しいタイプの洗濯洗剤」を選んでいることが特徴的でした。■「変な香料や界面活性剤が入っていないことが選ぶポイント。家族が過敏症なので使用する洗剤には気を遣っています。」(40代・専業主婦)■「洗剤の成分をもっとも重視しています。界面活性剤が使用されていないタイプを選んでいます。」(30代・専業主婦)洗濯洗剤が元で、肌トラブルになりかねないのは、「合成界面活性剤」「蛍光増白剤」「合成香料」の3点。これらは市販の洗濯洗剤には必ずといっていいほど、含まれています。特に合成界面活性剤には、吸水力を低下させる可能性があります。吸水力が減っていってしまうと、服を着たときに汗が蒸発しにくくなる恐れが。その結果、雑菌が繁殖してしまって肌荒れになることもあるのです。そのため、敏感肌やアレルギー肌が気になる方は、「植物由来」または「無添加」でできている洗剤を使うことをおすすめします。■洗濯洗剤はリピートして使う?今使っている洗剤がなくなってきて、ホームセンターやドラッグストアへ新しいものを買いに行くと、「また新商品が出ている」なんてこともよくありますよね。そんなとき皆さんは新商品を試したくなりますか?主婦の皆さんに「洗濯洗剤はリピートしますか?」という質問をしたところ、なんと9割もの人が「はい」と回答。新商品よりも、今使っているものと同じものを使う理由にはどのようなものがあるのでしょうか?■「本体を買わず、詰め替えを買う事が多いので。残っている洗剤に継ぎ足して使う事が多いから。」(40代・専業主婦)■「基本的にリピートします。変えて新しい本体を買うとお金がかかるので。」(20代・専業主婦)■「詰め替え用の物を購入しているので、同じ洗剤を使います。また、今使っている洗剤に満足しているのでリピートしています。」(40代・専業主婦)節約という面から、詰め替え用を買ったほうが安いからという回答が目立ちました。確かに、新しいものを買うよりも、詰め替え用を買ったほうがお得ということもあります。詰め替え用だと、通常の2倍や3倍の量が入っていることも多いので節約にもなります。さらに、買いに行く手間が省けるのも魅力的ですね。使用上の注意書きに、同じボトルに詰め替えないといけない洗剤が多いです。場合によっては、違う洗剤が混ざり合うと液が固まることや、危険なケースもあるからです。残りの10%の「いいえ」と答えた方は、洗剤を買うときの気分や、常に少しでも安い洗剤を買うと決めているる方が多かったです。■「そのときに安い洗剤や、気になるニオイの洗剤を買うことが多い。よほど気に入らなければリピートはあまりした事がない。」(20代・専業主婦)■「お店に買いに行くときに1番安いやつをその時々で買うので、特にこれを使うといったものは決まっていない。」(30代・専業主婦)■「ホームセンターへ行くと、ワゴンセールコーナーで割引商品を見つけることがあるので、そういう安くなっている物を優先に買ったりします。特にこれじゃなきゃ、というこだわりはない。」(30代・専業主婦)安い商品はその時々で変わることが多いですよね。アンケートでは詰め替え用を買うか、一番安いものを合うかで、大きく意見が変わることも特徴的です。3. 主婦が抱える服の汚れの悩み■食べこぼしや泥汚れ…子供がいる家庭のリアルな洗濯の悩み「服の汚れなどの悩みには、どんなものがありますか?」という問いに対し、全体の3割の方が「食べこぼしの汚れ」、そして約2割の方が「泥やすすなどの汚れ」が悩みの種であることを明かしてくれました。このふたつのポイントは、小さなお子さん、サッカーや野球などの屋外スポーツをやっているお子さんがいる家庭では切っても切れない悩みですよね。■「子どもが小さいので、食べこぼしの汚れが気になります。お醤油など落ちにくくて嫌です。」(30代・専業主婦)■「子どもがまだ小さい子がいるので、とにかく食べこぼしの汚れが1番気になる。あまり落ちないので洗濯機にかける前に洗わないといけないのが億劫。」(30代・専業主婦)■「泥汚れにいつも悩まされています。特に靴下。洗濯石鹸とかで洗っても絶対に買ったときみたいな白さが無くなるので、色つき・柄つきの靴下を履かせてます。」(40代・専業主婦)このような洗濯機だけでは落としにくい汚れが出てきた場合に、洗濯機で回す前に手洗いをする人が多いようです。■主婦が手洗いをするのはどんなタイミング?泥汚れ、醤油やケチャップなど汚れの跡がついてしまいそうな洋服の手洗いをする方がとても多かったです。■「靴下・カレー・ケチャップの汚れが思うように落ちないとき、洗濯石鹸を使って手洗いします。」(40代・専業主婦)■「ワイシャツの首回りや、食べこぼし、白い靴下の汚れなどは必ず手洗いが必要なようです。」(50代・専業主婦)その都度ていねいに洗わないと、跡が残ってしまい、後々洗うのが大変になってしまう恐れがあるから。クリーニングに出しても、跡が落ちなかった、なんていう経験を持つ方もいらっしゃるでしょう。そんなときは、洗濯用洗剤を直接付け、ブラシなどで力強く擦ると落ちます。それでも落ちないほどの汚れのときは、漂白剤を染み込ませて時間を置くときれいさっぱりに落ちるので、ぜひ試してみてください。4. 自分の家族のライフスタイルに合わせて、適切な洗濯洗剤を選ぼうひとくちに洗濯洗剤といっても、たくさんの種類と扱い方があり、それぞれに特徴があります。その特徴は自分や家族の好みや、肌のコンディション、使いやすさなどを吟味したうえで決めることがおすすめです。洗剤選びにお悩みの皆さん、ぜひ今日から見直してみてはいかがでしょうか?
2017年03月09日洗濯洗剤の形状は様々。粉洗剤や液体洗剤、カプセルタイプなどいろいろ種類がありますが、いったいどれが汚れが落ちやすくて、使いやすいの?そんな主婦の皆様の疑問を、徹底比較・検証してみました!毎日のお洗濯に使う洗剤。みなさんはどのような理由で選んでいますか?テレビCM、口コミ、スーパーの特売品、パッケージのキャッチフレーズ……各社様々で迷ってしまいます。そんな数ある種類の中から自分に合った洗剤を見つけるのは大変です。「使ってみたけれどイマイチ効果が分からない」、「他の洗剤も使ってみたい」という方のために、今回は粉洗剤、液体洗剤、カプセルタイプ洗剤、漂白剤入り洗剤の4種類を徹底比較!普段何気なく使っている洗剤が本当に良いものなのか検証してみました。■目次1.家族が増えると汚れも増える!まずは汚れの種類から知ろう2.洗剤の成分を知ろう!成分表示から分かること3.実際はどうなの?汚れの種類別に洗剤の効果を検証!4.汗汚れ5.泥汚れ6.食べこぼし汚れ(カレー、ケチャップ)7.インク汚れ(油性インク、水性インク)8.自分に合った洗剤を選ぼう!それぞれの洗剤のメリット、デメリット9.汚れても良い服、汚れが付きにくい服とは?10.まとめ1. 家族が増えると汚れも増える!まずは汚れの種類から知ろう衣服の汚れと言ってもその種類は様々です。食べこぼしやインクなどの汚れ、部活のユニフォームや作業着の泥汚れ。ワイシャツの襟の汗汚れやタバコの臭いなど、生活スタイルが違えば、汚れも違ってきます。まずは日常生活の中で付きやすい、汚れの種類についてあげてみましょう。■汗汚れ人間は体温調節のために、常に体に必要な熱を生み出し、外に排出する機能を持っています。これは意識的に止められるものではありません。夏の暑い日にかくような、目に見える汗だけが汚れの原因になっているわけではないのです。汗の成分のほとんどが水分ですが、その汗と一緒に皮脂や垢、ほこりなどが混ざって衣服に付くことで、汚れが蓄積。さらに空気に触れることで酸化し、襟や脇部分にしみとなって現れます。■食べこぼしの汚れ小さいお子さんがいるお母さんの一番の敵となるのが、この汚れ。1日3食、3食分の汚れが毎日。また、カレーやケチャップ、ミートソースなど子どもが好きな食べ物ほど、色が濃く、服についてしまうと落としにくいのが難点です。成分も油性の汚れ、卵などのたんぱく質、食品そのものが持つ色素など、水に溶けやすいものから、溶けにくいものまで様々。子どもに汚すなと言っても無理な話です。食べこぼし予防のエプロンなどがありますが、嫌がる子も多いですよね。早いうちからこのエプロンを嫌がってしまうと、朝食時だけでも2回着替えるということもしばしば……。■泥汚れ小さいお子さんであれば、砂場遊びや雨の日のお出かけ時には、ズボンの裾や上着の袖、泥を触った手を洗おうと、抱っこした瞬間にお母さんの服にも付いてしまう……なんでことはよくあることです。また小中高生になると、運動会や遠足、部活などでひどい泥汚れが付いてしまったり。高校球児が格好良くスライディングした後、真っ黒になったユニフォームを見て、「洗濯するのが大変そう」と世の中の大半のお母さんは思うのではないでしょうか。砂は水に溶けにくく、小さな粒となって繊維に入り込み簡単には落とせません。たくさん外で体を動かして欲しいと思う反面、なかなか落ちない汚れとの戦いです。■インク汚れ汗や食べこぼしに比べると頻度は多くないですが、キャップが外れたまま、シャツのポケットに入れてしまった、手にインクが付いているのに気が付かずに服にふれてしまった、などの経験はありませんか?水性であれば水でも落ちやすいですが、油性となると少し厄介です。2. 洗剤の成分を知ろう!成分表示から分かること■液性次に洗剤について見ていきましょう。洗剤のパッケージには必ず成分表示が印刷されています。その中に「液性」という欄があります。今回用意した洗剤の液性は「中性」「弱アルカリ性」「弱酸性」の3つ。アルカリ性も酸性も強弱があり、強いものほど皮膚細胞を壊したり、物質を分解したりする力が強いです。より中性に近いものを弱アルカリ性、弱酸性といいます。洗浄力を高めるだけなら、より高い液性の洗剤を選べばいいのですが、取り扱いが危険になります。家事をする人の手に直接触れる状況で使用するには不向きです。この液性を知っているだけでも、洗剤選びの決め手になります。■界面活性剤もう1つ注目したいのが「界面活性剤」。この成分は水を汚れと繊維の間に入りやすくし、汚れを浮かせ、溶けやすく分解し、再度繊維にしみ込むのを防ぐ働きをしています。ちなみに、今回用意した粉洗剤は14%ですが液体洗剤には60%前後の割合で使用されています。水に溶けやすい水性の汚れはもちろんですが、油や皮脂などの油性の汚れを落とすのに効果を発揮します。この他、界面活性剤だけでは落とせない頑固な汚れを分解する酵素、白い衣類をより白くするために使われる蛍光増白剤など洗剤の種類によって様々な成分が配合されています。みなさんがお使いの洗剤はどのようになっているでしょうか。一度、確認してみてくださいね。3. 実際はどうなの?汚れの種類別に洗剤の効果を検証!では実際に市販されている洗剤を使って、どんな汚れに効果的なのか検証をしてみました。用意した洗剤は、①粉洗剤(弱アルカリ性)②液体洗剤(中性)③カプセルタイプ洗剤(中性)④漂白剤入り洗剤(弱酸性)の4種類。汗汚れは、1日着た白いワイシャツの襟部分を比較します。泥汚れ、食べこぼし汚れ(カレーとケチャップ)、インク汚れ(油性、水性)は綿100%の布に付けました。それぞれ洗剤を変えて、縦型洗濯機で約3㎏の洗濯物と一緒に標準コースで洗濯をしてみた結果がこちら。4. 【結果】汗汚れ1日着たワイシャツの襟です。襟の折り返しと、首に触れる部分に黒い汗汚れが。冬の比較的寒い日でしたが、こんなにも汗の汚れが付くことに驚きです。完全に汚れが落ちたと感じたものは◎、ほぼ落ちた○、少し落ちた△、全く落ちなかった×の4段階で評価しています。①粉洗剤(弱アルカリ性)○②液体洗剤(中性)△③カプセルタイプ洗剤(中性)×④漂白剤入り洗剤(弱酸性)×1番きれいになったのは粉洗剤。イメージでは漂白剤入り洗剤が一番効果的だと思っていたので意外です。襟の汚れは汗が酸化して黒くなったものなので、その逆の性質であるアルカリ性が一番効果的であると言えます。ただ匂いについては漂白剤入り洗剤が効果を発揮。他の洗剤は洗剤そのものの匂いがしますが、漂白剤入りはほぼ無臭。洗濯物の匂いを香りでごまかしたくない、匂いをスッキリ落としたいというときには漂白剤入りが良いでしょう。5. 【結果】泥汚れ①粉洗剤(弱アルカリ性)△②液体洗剤(中性)○③カプセルタイプ洗剤(中性)×④漂白剤入り洗剤(弱酸性)△どの洗剤も完全に汚れを落とすことはできませんでした。やはり泥汚れは落としにくいですね。繊維に入り込んだ汚れを分解する酵素と漂白剤がこの汚れには効果的です。6. 【結果】食べこぼし汚れ(カレー、ケチャップ)①粉洗剤(弱アルカリ性)○②液体洗剤(中性)△③カプセルタイプ洗剤(中性)×④漂白剤入り洗剤(弱酸性)×こちらも一番効果的だったのは①粉洗剤。カレーのルーにはクルクミンという色素が含まれており細かい粒子のため、布にしみこむとシミになりやすいです。油性と水性の汚れが合わさった複雑な汚れであることから、洗浄力の強い粉洗剤が効果的であると言えます。続いて、ケチャップをつけて洗ってみた結果がこちら。①粉洗剤(弱アルカリ性)◎②液体洗剤(中性)○③カプセルタイプ洗剤(中性)△④漂白剤入り洗剤(弱酸性)×ケチャップの成分はトマトの色素であるリコピンです。こちらもカレーの色素と同様、細かな粒子であるため、落としにくい食品の代表です。カレーよりも液体洗剤の効果が見られたので、界面活性剤の効果を受けやすい汚れであると言えます。7. 【結果】インク汚れ(油性インク、水性インク)①粉洗剤(弱アルカリ性)×②液体洗剤(中性)×③カプセルタイプ洗剤(中性)×④漂白剤入り洗剤(弱酸性)△どの洗剤も効果が出なかったのが油性インク。唯一、漂白剤入り洗剤のインクの色が少し薄くなった程度です。主成分は色素ですが、油性インクには油や樹脂が含まれているため、耐水性がありさらに落としにくくなります。続いては水性マーカーの結果を見てみましょう。①粉洗剤(弱アルカリ性)○②液体洗剤(中性)○③カプセルタイプ洗剤(中性)○④漂白剤入り洗剤(弱酸性)◎水性インクは水に溶ける性質があるので、どの洗剤でも比較的きれいに落ちました。さらに漂白剤入り洗剤の効果が発揮され、ほとんど汚れは目立たなくなりました。8. 自分に合った洗剤を選ぼう!それぞれの洗剤のメリット、デメリット検証結果から、洗浄力という意味では粉洗剤が一番効果的であることが言えます。実際に使用する際に覚えておきたいメリット、デメリットをまとめてみましょう。①粉洗剤メリット:洗浄力が高い。液体に比べると安価。小分けにしやすいので外出先での洗濯の際に便利。デメリット:こぼしてしまったときに散らばりやすい。粉が溶けずに残ることがある。収納場所が狭い場合はかさばる。②液体洗剤メリット:水に溶けやすい。濃縮タイプ、すすぎ1回タイプなど節水できる洗濯機に向いている。気になる汚れに直接かけることができるので、より洗剤の成分を繊維に染み込ませることができる。最近はコンパクトなサイズのものが多いので、場所を取らずスッキリと収納できる。デメリット:粉洗剤より高価。小分けにしにくい。③カプセルタイプ洗剤メリット:使用量を量る手間が省ける。詰め替えが楽。デメリット:手が濡れていると使えない。水に溶けやすくするため、洗濯物を入れる前に投入するので、粉や液体のように後から入れることに慣れていると先に入れるのを忘れてしまいそう。約2㎏~6㎏までの洗濯物に対して1粒でOKとされているが、洗濯物の量が少ないときは洗剤の量が多いのではないかと感じてしまう。④漂白剤入り洗剤メリット:消臭効果が高い。特に汗の気になる夏場におすすめ。洗濯槽の防臭にも効果的。デメリット:液性がやや高いので皮膚の弱い方は手荒れが心配。9. 汚れても良い服、汚れが付きにくい服とは?洗濯だけではなかなか落ちにくい汚れが多くあることが分かりました。では、汚れが付く側の服について考えてみましょう。子どものイベントで「汚れても良い服装で」ということは良くあります。事前に汚れることが想定される場合は、手持ちの洋服から、汚れてしまった際に捨てられる洋服を着せる方も多いと思います。少し破れてしまったズボンや色あせてしまった上着などはすぐに捨てないで「汚れても良い服」として何着が持っていると便利です。洋服が無くても、スモッグやエプロンには撥水加工がされているものもあります。用意しておけば、いざというときに重宝します。汚れが付く前に予防することも大切です。また、洋服を選ぶ際、黒や紺といった色の濃いものを選ぶと汚れが付いても目立ちません。服のデザインも裾が長かったり、袖口が広かったりすると汚れが付きやすくなりますので、シンプルでその子の体に合ったサイズを選ぶのが良いでしょう。まとめ今までなんとなく選んでいた洗濯洗剤。それぞれの洗剤の液性や成分、メリットとデメリットを理解した上で、汚れに合わせて洗剤を使い分けるといった方法が良いことが分かりました。日常生活の中で、どうしても汚れてしまう衣類。普段から汚れが付く原因となる行動を意識してみるだけも、事前の予防ができるものもあります。それでも付いてしまったら、なるべく時間を置かずに対処することでより汚れが落ちやすくなります。予防と早めの対処、そして汚れや素材に合った洗剤を選ぶことで大切な衣類をよりきれいに、長持ちさせることができるのです。
2017年03月01日料理家、フードスタイリストとして活躍する、“totto(トット)さん”こと、黄川田としえさん。 <前編> に引き続き、子どもも自分も心地よいアイテムと、笑顔でいるための秘訣を教えていただきました。totto (黄川田としえ) さん息子さん:15歳、娘さん:10歳料理家・フードスタイリスト、「tottorante」主宰、食育インストラクター。メディアでのフードスタイリング、レシピ開発、出演などをはじめ、イベント企画・運営、料理講師など多岐にわたり活動中。家族のための1日限定レストラン「こどもレストラン」など、 子どもたちの心と体の成長をサポートし、家族で楽しめるワークショップを各地で開催中。著書に『食×職』(カナリア書房)、『tottoちゃんのかんたんdeco弁』(祥伝社)、『毎日のごはんと心地よい暮らし』(宝島社)HP: Instagram: @tottokikawada ■シミも思い出に。気にせず使えるリネン類黄川田さんの仕事にもプライベートにも欠かせないものは、リネンアイテム。「すぐに乾くし、使い勝手がいい。気軽に洗えるし、それが味になっていくから、服もリネンのものが多いですね。生地を買って洗いざらしたものや、アンティークのレースをテーブルに敷くこともあります。白いリネンは汚れを気にされる方も多いですが、私は子どもの記憶を大切にしたくて、誕生日などの特別な日に使って、これを敷かれた日は特別なんだなとわかるのもいいなと思いますね。 シミも思い出になるから、こぼしたっていいと思います。自分もそうでしたが、大人になったときにふとそんな記憶を思い出して、「懐かしい」と思うことがあると思いますが、そのときに親へ感謝する気持ちになったりするので、そういうことを残したいなと思っています」 「テーブルクロスとしても、ピクニックのときに敷いたり、川に入って濡れたときに体を拭いたり、首に巻いたり。マルチに使えるから、カバンに1枚あると便利ですよね。オリジナルで作ったクロスは、ハンカチより大きいくらいのサイズ。大判だと子どもが引っ張ってしまいますが、真ん中に敷くと食器も映えるし使いやすいですよ」もう一つ、リネンで作ったオリジナルアイテムは、自身がデザインしたエプロン。ポケットや肩紐など部分的な色使いがかわいらしく、ワンピースとしても使えそうなデザインです。「仕事の後、そのまま着て帰ることもあります。娘もお家で料理をするときは、エプロンをつけて手伝ってくれますね」 ■大切にしたい、肌触りの良さお子さんたちの服は、肌触り重視でコットンを選ぶことが多いのだとか。その中でもお気に入りは、娘さんが愛用する、スペインブランド「コンドル」のカラータイツ。 「色が鮮やかで、肌触りがいいので履きやすいよう。2、3歳くらいから履いている、娘のお気に入りです。サイズも幅広くあり、絶妙にいい色合いで選びきれないほど。全部がナチュラルな色合いにするのではなく、タイツで色をプラスするコーディネートが楽しいです。スペインのものはデザインや色がかわいいから、昔から気がついたら選んでいることが多いんです」 肌触りの良さをキープするために、洗濯洗剤は衣類にやさしいものを使いたいと話す黄川田さん。 「『ヤシノミ洗たく用洗剤』は無添加ですが、しっかり落ちる上にやさしい洗い上がりがするのでいいなと思います。 洗剤で無香料のものはあるけど、柔軟剤はなかなかないですよね。子どもたちが大きくなってきたので汗汚れが多く、リネンや白いものは特に汚れが落ちているか気になりますが、しっかり落ちている気がします。環境にもいいと思うと、気持ちよく使えますよね」 ■スキンシップを通して、たっぷり愛情表現この日、娘さんが「読んで」と出してきたのは海外の作家による絵本。旦那さんが古本屋で買い集めた、掘り出しものだそう。ソファにすわって絵本を読んであげる時間が、母娘のコミュニケーションにも役立っています。 「絵も素敵で、私が選ばないものなので、読んでいて面白いです。娘は小学生ですが、まだまだ甘えたい年頃。休みに仕事が入って、一緒に過ごせないようなこともあるので、常に抱きしめて、抱っこして、言葉でしっかり伝えてあげることが大切かなと思っています。小さくてわからなくても、いやだと言われても、泣いちゃっても伝えてあげる。今でも娘のことは抱っこしますが、息子にも頭を撫でたり、肩を叩いてあげたり、できるスキンシップはしたいなと思います。 抱っこしてあげるのも、きっと最後の日があると思うと少し寂しくなりますよね。できるうちに抱っこして、愛情を表現してあげたいですね」■自分の感情だけで動くと、子どものためにならない子どもたちに、言葉と態度できちんと愛情を伝えるのが、黄川田さんが子育てで大切にしていること。そうすることで、気持ちを切り替えて仕事を頑張れるのだそう。そして、家族や友人など、周りの意見に耳を傾けることも大切だといいます。 「子育てするなかで、人からいろいろなこと言われることは多いと思いますが、私はすべて受け入れて、そうなんだなと思うようにしています。意見を聞きつつ、自分はそれをどういう風に進めていくのか、そこで対立して関係を崩すのか、協力して見守ってもらうのかで全然変わります。そのときに自分にも、子どもにも良い方向を選んであげないといけないなと思います。自分の感情だけで動くと、子どものためにならないし、何も成長しないんですよね。一人で抱え込まないようにして、周りの意見をうまく取り入れながら、子どもとともに自分も成長していきたいです」 取材/文:赤木真弓 撮影:タドコロミズホ[PR]サラヤ株式会社
2017年01月11日今回の「やさしいママのひみつ」は、料理家、フードスタイリストとして活躍する、“totto(トット)さん”こと、黄川田としえさん。15歳の男の子、10歳の女の子のママです。totto (黄川田としえ) さん息子さん:15歳、娘さん:10歳料理家・フードスタイリスト、「tottorante」主宰、食育インストラクター。メディアでのフードスタイリング、レシピ開発、出演などをはじめ、イベント企画・運営、料理講師など多岐にわたり活動中。家族のための1日限定レストラン「こどもレストラン」など、 子どもたちの心と体の成長をサポートし、家族で楽しめるワークショップを各地で開催中。著書に『食×職』(カナリア書房)、『tottoちゃんのかんたんdeco弁』(祥伝社)、『毎日のごはんと心地よい暮らし』(宝島社)HP: Instagram: @tottokikawada 黄川田さんが悩みながらもたどり着いた、子どもに優しくなれる子育て術とは? 食まわりの愛用品についても教えていただきました。■“お母さんでいること”が一番の仕事ピンクのテーブルクロスの上に並べられた、カラフルな野菜を中心とした料理。黄川田さんのコーディネートは、ひと目見て「おいししそう!」と思うような色彩の鮮やかさが特徴です。「もともとカラフルなものが好き。ナチュラルな色や素材も好きですが、ちょっとクセがほしいなというときに、ピンクが入るとしっくりくるというか落ち着きます。ピンクを多用するのは自分らしさのひとつだと思います」ヘアメイクからテレビ局のディレクターを経て、そして料理の世界へ入ったという黄川田さん。いまの仕事にはじめたきっかけは、旦那さんだったと話します。「夫はプロのサッカー選手。健康管理のため、いろいろと作っているうちに料理を好きになったし、スポーツの世界があまりにも厳しく、頑張っているので、私も何かやりたいと思ったんです。料理は子どもからご高齢の方まで、世代を問わず必要なもの。ヘアメイクとして入ったテレビ局での仕事で、料理コーナーを任せてもらえるようになり、料理家のアシスタントやフードスタイリストのようなことまで、いろいろなことをやらせてもらいました。そこで学んだことがすごく大きいです。それから、2人目を妊娠中に食育を勉強し、子どもも巻き込んでできる仕事としてワークショップを思いつき、それがいまも続けている「こどもレストラン」の原型になっていますね」自分のやりたいことをしながらも、お母さんであることを一番大事にしたいといいます。「それは母の影響が大きくて、母がしてくれたことをしてあげたいなと思うんです。でも始めた頃は、娘はまだ小さかったから、私が先生として、子どもたちを見ることにやきもちを焼いてしまって。最初の頃は自分の思うようにうまくいかないなと思うことの連続でした」仕事と子育ての両立についての悩みは、お子さんたちの成長とともに解消されていったという黄川田さん。現在、娘さんは料理が大好きな女の子に成長し、家でも戦力になってくれるという頼もしい存在に。「彼女なりにいろいろ思うことはあったと思います。特に教えたわけではなかったけれど、自然と料理の盛り付けもちゃんできるので、私のことを見てくれているんだろうと嬉しく思います」 ■totto料理に欠かせない、こだわりの食材そんな黄川田さんが子育てするなかで、自然と手にするようになったのが環境にも体にも優しい食材。月に1回注文しているというのが、古来種と呼ばれるその土地で代々受け継がれてきた野菜のみを販売する八百屋さん、「warmer warmer(ウォーマーウォーマー)」の古来種野菜です。「おいしくて安全なのはもちろん、昔ながらの野菜のおいしさや形を子どもたちに感じてほしいと思います。『こどもレストラン』でも古来種野菜のことを伝えていきたいと思って、お話を聞かせてもらったのをきっかけに、イベントでもご一緒したりしています。内容はおまかせなので、毎回何が届くのか楽しみ。丁寧に食べ方まで書いてあって、生産者をすごく大切にしているのがわかる。ただ買うのではなく、そういう方から買いたいなと思います。本当においしいし、難しい名前や珍しい色の野菜も多く、勉強になります」 また、ずっと愛用しているというのが子どもでも安心して食べられる、「ゾネントア」のオーガニックカレーパウダー。「辛味成分のカイエンヌペッパーが入っていないので、子どもでも大丈夫。2歳くらいから使っています。カレールーとして使うのはもちろん、チャーハンに風味付けに使うのにおすすめです」■器も洗剤も、子どもにいいものを知ってもらいたい料理を彩る器も、黄川田さんらしいセレクト。「食器もごはんの時間を楽しむアイテムとして使ってほしい」という思いから選んだ和食器は、どこか洋風な佇まいです。「洋食器も好きですが、やはり日本人だから、和食器の良さも小さいときから体感してくれるといいなと思っています。モダンなデザインが好きなので、和食だけではなく、洋食を入れても合いそうなものが多いですね。手前左のブルーのものはヨーロッパな雰囲気ですが、沖縄のやちむん。子どもたちの丼物に使ったり、右側にある益子の作家さんによる湯飲みは、湯飲みとしては大きいのでスープを入れたりします」また、木工製品も欠かせないアイテムなのだそう。「わっぱなど、昔から代々作られている民芸品のような器が好きです。焼き菓子を入れたり、ピクニックに持って行ったり。高価なのでたくさんは買えないけれど、その分大切に使えるかなと思います。よく使う『角田清兵衛商店』さんのヒノキをくりぬいたお弁当箱は香りもよく、デザインも素敵です。子どもたちにも実際に使って、感じとってもらいたいと思っています」日頃から使うもの、そのものの良さを子どもたちに伝えたいと考えている黄川田さん。食器洗いには「ヤシノミ洗剤」を愛用しているのだとか。「仕事柄洗いものをすることが多いのですが、『ヤシノミ洗剤』は植物由来の成分で余計なものが入っていないから、全然手荒れしないので気に入っています。しっかりあらえる上に、洗った後の排水も地球にやさしいだけでなく、植物原料の調達にまで配慮していると知り、改めて使い続けたいなと思いました。」 ■子どもの心配に向き合ってあげられる、精神力をお子さんたちが大きくなった今も、悩みや心配事は尽きないという黄川田さん。「1人目の育児が2人目に確実に役立つかといったらそうでもなく、2人とも全然違うから、比べずにそれぞれの特徴をよく見てあげることが大事かなと思います。理解できないことも多くて、昔は『なんでそうなの?』とよく怒っていました。でも腹を立てるのは自分の基準に当てはめるからで、その子らしさを生かすもダメにするのも “お母さんの存在” は大きいんですよね。向かい合っていくうちに、何も驚かなくなりました。人に迷惑をかけないなど、ルールをしっかり持って、それ以外はその子の良さを見つけて、伸ばしてあげられたらいい。これからは自立に向けての時期なので、どうやって大人になっていくのか、その子の良さを生かした仕事や暮らしをみつけられるように、サポートできたらと思います。心配しすぎず、信頼して、理解してあげる。そして心配がやってきたときに、向き合ってあげられるよう精神力がないと、と思います」そのためには、気持ちに余裕を持ち、リラックスする時間が大切だといいます。「やらなくてはいけないことがあっても、今日はしないと決めて外食をしたり、疲れて余裕のないときは家事の手を抜いて、子どもと一緒に寝てしまう。それだけで全然違いますね。娘と一緒に、バスミルクを入れたお風呂に入って疲れをとったり、花が好きなので、飾ったり買いに行くのも私のリラックス法。花があるだけで癒しになるし、気持ちが良い。忙しくて買いに行けなくなったときは、花を買う余裕を作るようにしています」「忙しいときは頑張って作り置きとかもしないし、限られた時間の中で何ができるかをいつも考えています。全部やろうと思うと自分が大変になってしまう。そうなると子どもに優しくできなくなってしまうから、自分の精神状態はすごく大事。よく、子どもにどうやったらお手伝いをさせられるか聞かれますが、一番大事なのはお母さんのメンタルなので、余裕があるときにやらせてあげてくださいと言うんです。イライラしてやらせてあげられない、そんなときはそれで全然いいし、無理にさせることで自分が辛いと、それこそ子どもによくないですからね」 <後編> では引き続き、愛を持って選んだ愛用品と、子育て術について伺います。 取材/文:赤木真弓 撮影:タドコロミズホ[PR]サラヤ株式会社
2017年01月10日冬になると、手指のかゆみや赤み、かぶれ、皮がむける症状に悩まされるママは多いのでは? これらの症状は、「手湿疹」または「主婦湿疹」と呼ばれています。ママは食器洗いや洗濯などの水仕事をする機会が多く、手から水分や油分が奪われて乾燥しやすいもの。そのため、皮膚のバリア機能が弱まることで湿疹が起こりやすいともいわれています。特に冬場は空気が乾燥していて、さらに食器洗いにお湯を使うことも多いため、手湿疹になりやすいのだとか。薬やハンドクリームを塗るのも対策の一つですが、その前に、原因となっている生活習慣や家事のやり方を見直してみませんか?■基本のキ! 水仕事をするときは、ゴム手袋を着用寒い時期には、お湯で食器を洗いたくなりますが、高温のお湯は、水以上に皮膚から水分や油分を奪ってしまいます。食器や手を洗うときの水温は、ちょっと温かい程度に設定しましょう。また、ゴム手袋をすれば、水やお湯、洗剤に直接ふれずに済みます。シチュエーションによっては使いにくいこともあるかもしれませんが、水をさわる家事をする際には、積極的に身につけたいですね。■洗剤類の見直しも大切洗浄力が強く、油汚れをスッキリ落としてくれる食器用洗剤は、皮膚への刺激も強め。手が荒れやすいママは、洗浄力よりも肌へのやさしさを重視して洗剤を選びましょう。とはいえ、お皿にベッタリついた油汚れは、洗浄力の強い洗剤を使わないと落ちないことがあります。そこでおすすめしたいのが、油がついた食器とついていない食器を分けて洗う方法です。まず先に、油がついていない食器を、洗浄力がマイルドな洗剤で洗い、その後、油がついている食器を洗うときだけ、洗浄力が強めの洗剤を使います。すべての食器をいっしょにして洗うと、油がついていない食器にも油が回ってしまうので、より多くの洗剤が必要になります。食器を分けて洗うひと工夫で、手への刺激を最小限にできるのです。また、食器の油汚れを新聞紙やキッチンペーパーで拭き取ってから洗うと、洗剤を使う量をより少なく抑えることができます。■生活習慣の工夫+保湿ケアで徹底予防!意外と洗髪時に使うシャンプーで刺激を受けていることもあるので、シャンプーも敏感肌用のものに替えてみるのもよいでしょう。さらに予防を徹底するなら、もちろん保湿も大切。水仕事や手洗い、入浴のあとには、すばやくハンドクリームでケアを。水仕事の前に塗って、手指をバリアするタイプのクリームもあります。私の場合、食器を洗うときにお湯を使うのをやめて、洗浄力がマイルドな食器用洗剤に替えただけで、冬場でもほとんど手が荒れなくなりました。ただし、上記のような工夫や保湿ケアで改善しない場合や、症状がひどい場合は、早めに皮膚科を受診して相談しましょう。手湿疹で手が荒れると、毎日の家事が苦痛になることもあります。上手に予防できるといいですね。
2016年12月28日知り合いのママと「子どもって、よく鼻血を出すよね」という話から偶然知った「セスキ酸」。「セスキ酸」とは「セスキ炭酸ソーダ」のことで、鼻血などの血液の汚れを落とすのに、とにかく使えるとのこと。粉末タイプ、スプレータイプがあり、トーヤク、レック、第一石鹸などのメーカーから出ています。早速粉末タイプを購入して試してみると、今まで悩まされていたベッドシーツや洋服の鼻血汚れがきれいに落ちてビックリ!アルカリ性で水に溶けやすく、血液や油汚れに強い「セスキ炭酸ソーダ」私は粉末のセスキ炭酸ソーダを、そのまま汚れに振りかけてもみ洗いで使っていましたが、ぜひプロの方に便利な使い方、おすすめの使い方を教わりたいもの。整理収納アドバイザーであり、お掃除や片付けにも詳しい「+plus K」代表・井下佳子さんに、セスキ炭酸ソーダの使い方を聞いてみました。「セスキ炭酸ソーダは、強いアルカリ性の粉末で、重曹より水に溶けやすいのが特徴。血液の汚れはもちろん、皮脂や手あか汚れ、油汚れなどにも強いので、キッチンはもちろん、家の中のいろいろなお掃除に使えて、とても便利ですよ」井下さんのセスキ炭酸ソーダと出合いは、布ナプキンを使っていた時のこと。使用済みの布ナプキンを、セスキ炭酸ソーダを溶かした水につけ置きしてから洗濯。同じ要領で、血液の汚れは、つけ置き洗いがおすすめだと言います。血液汚れにはつけ置きを。スプレーにすれば、より使いやすく「鼻血がついた服やサニタリーショーツの血液汚れは、小さなバケツなどに、濃いめにセスキ炭酸ソーダを溶かした水(水300mlに対し、セスキ炭酸ソーダ小さじ1)を入れ、一晩つけておきます。翌日には汚れが落ちて後は洗濯機で洗うだけ。手洗いしなくてもいいので楽ですよ。つけ置きが難しいベッドシーツやマットレスなどは、濃いめに溶かしたセスキ炭酸ソーダをタオルや布につけ、上からたたき洗いして、汚れを落とします」家の掃除には、500mlの水に小さじ1のセスキ炭酸ソーダを溶かしたスプレーボトルを常備。キッチンの掃除に大活躍しているそう。「電子レンジは、内側にスプレーをして数分加熱後に拭くと、とてもきれいになります。コンロまわりの汚れは、スプレーして数分置いてから拭き取ります。換気扇やレンジフード、五徳などの油汚れがひどいものは、熱湯に濃いめにセスキ炭酸ソーダを溶かし(水3Lに対し大さじ1ほど)、つけ置きしてから洗うと汚れが落ちやすいですよ。油汚れがひどい鍋やフライパンには、水3Lに対し大さじ1のセスキ炭酸ソーダ入れ、お湯をわかし、10分ほど煮ると良いです」拭き掃除や洗濯にも「セスキ炭酸ソーダ」が大活躍キッチン以外の掃除でも、セスキ炭酸ソーダは万能。先ほどのスプレーボトルを、拭き掃除にも活用しているそうです。「雑巾にスプレーし、皮脂や手あか汚れがつきやすいスイッチや取っ手などを拭くときれいになります。またじゅうたんやフローリングを、同じ要領で拭き掃除してもすっきりきれいに。天然木のフローリングなど、しみになりやすいデリケートなもの以外に使えます」また洗濯時に、洗濯洗剤と一緒に入れて使うのもおすすめだそうです。「汚れが強い、臭いが気になる洗濯物がある時に使います。いつもの洗濯と同じ要領で、洗剤と一緒に大さじ1のセスキ炭酸ソーダを入れるだけ。洗濯物の臭いが気になりやすい梅雨時期にも良いですね。水にとけやすく、衣類にも残りにくいので安心です」重曹やクエン酸に続く、新たなエコ洗剤として、わが家でも大活躍しそうな予感の「セスキ炭酸ソーダ」。ぜひみなさんも、大掃除や普段のお掃除に、「セスキ炭酸ソーダ」を活用してみてはいかがでしょうか。取材協力・+plus K 井下佳子さん<文:フリーランス記者武田由紀子>
2016年12月18日アウトドア料理研究家として、おしゃれで楽しい外ごはんを提案している、高松美里さん。 <前編> に引き続き、愛をこめて選んだ愛用品や、大人も子ども楽しめるアウトドアを通した子育て術を伺います。高松美里さん娘さん:6歳、息子さん:4歳アウトドア料理研究家、フードスタイリスト。ヘアサロントップスタイリストをへて、食の世界へ。アウトドアブランドとコラボした料理企画をはじめ、雑誌、広告のスタイリングなどを数多く手がける。子どもと一緒に楽しむ食育アウトドアクッキングや、ホームパーティーのおもてなしスタイリングなどを発信している、インスタグラム(@misatotakamatsu)も話題。HP: ■お気に入り! 海外のナチュラルアイテム仕事でもプライベートでも、キャンプなどのアウトドアをすることが多いという高松さん。普段から料理系のアイテムに限らず、ナチュラルなものが好きなのだそう。「歯磨き粉も洗剤と同様に、環境に流すことが気になります。海外のオーガニックのものは、パッケージもいいし、香りもいろいろなものがあったりするので、海外旅行に行ったときにスーパーでよく買います。海外ではオーガニックや環境にやさしいもののコーナーが充実しているので、お土産であげたり、もらうことも多いです」「布ならリネンの質感が好み。キャンプ先でテーブルはあるのですが、汚れていたりプラスチックだったりすることが多いので、ナチュラルな素材の布を持っていきます。一枚敷くだけで、自分の好きな雰囲気にすることができますよ。特に『フォグリネンワーク』のリネンのテーブルクロスは、ほとんどの色柄を持っているくらい好き。じゃぶじゃぶ洗って、ノーアイロンで使います。人が来たときもテーブルにクロスをしておけば、後片付けでテーブルを拭かなくてもいいし、汚れても洗えばいいので楽です。ベーシックなものなので買い足せるし、気負わず使えるところがいいですね」 ■体にも環境にもいいものが、もの選びの指針お子さんたちの身につける肌着は、必ずコットンのものを選んでいるのだとか。「機能素材の下着といい香りのする海外の柔軟剤を使っていたら、子どもたちが体をかくようになったんです。皮膚科に連れて行ったら、直接触れる肌着はコットンに変えて、柔軟剤も一度やめてみたらと勧められて。すべてコットンのものに変えたら、症状がよくなってきたんです。柔軟剤はそれ以来使っていなかったのですが、今回『ヤシノミ柔軟剤』を使ってみて、無香料で肌触りが良いので、これからも使いたいなと思いました。子どもにも安心して使える、やさしい柔軟剤があるのはうれしいですね。存在を知らなかったら、今も柔軟剤は使っていなかったと思います」「私は香りが好きですが、それはフレグランスなどで楽しめばいいこと。清潔で肌にも衣類にもやさしいことが一番です。昔からあるという信頼感もありますし、お手軽価格で無理なく継続ができそう。『ヤシノミ柔軟剤』の存在を知らなかったら、今でも柔軟剤は使っていなかったと思います」「洗たく回数はまだまだ多いので、洗剤は肌や環境にはもちろん、繊維にやさしいものを選びたい。『ヤシノミ洗たく用洗剤』は、そんな条件を満たしてくれるし、昔からあるという信頼感もあります。お手軽価格なので、無理なく継続ができそうです」「ヤシノミ洗剤」の売上の1%は、原料の生産地であるマレーシア・ボルネオ島の環境保全活動のため、寄付されています。そのことを知った高松さんは、このシリーズをこれからも使いたいと、改めて思ったそう。「アウトドアを通して、やはり環境には興味を持つようになりました。家にいると、私一人が環境に気をつけたところで何か変わるのかなと思ってしまいますが、自然の中にいると、一人一人の毎日の小さな積み重ねが大事なんだと実感します。寄付されたお金によって、アブラヤシ農園のために分断された森を繋いだり、動物を救出したりと、具体的に活動が報告されているので、自分でもできることがあるとわかるのは、やる気に繋がります。私も子どもたちも動物が大好き。子どもたちには自然に触れ合うことで、環境が今どうなっているのか現状も知ってもらいたいなと思います」 ■都会も自然も、さまざまな場所での経験が人間力に高松さんが子育てで一番心がけていることは、ためこまないこと。そのためには、普段のお出かけから週末のキャンプや旅行まで、親も必ず楽しむことが鉄則。子どもだけが楽しめる場所は選ばないことが、高松さんがいつも笑顔のママでいる秘訣です。「週末のアウトドアだけでなく、平日も大人が見て楽しむお店と公園が一緒になっているような施設に出かけて、子どもと一緒に楽しんでいます。子どもも意外と、おしゃれなカフェや素敵なお店を見たいと言うんです(笑)。美術館や科学館、都会の最先端のものも見せつつ、夏休みなどには海外で砂漠をドライブしたり、実家の田舎に行って野菜を収穫したり。普段生活している都会もすごく好きだけど、旅行などでできる限り、自然にも触れさせたいなと思っています。将来好きなことをやってほしいから、今はいっぱい刺激して、しっかり土台を作ってあげたいです」いろいろな場所に出かけるなかでも、キャンプは子どもたちの教育にも特別役立っているといいます。「普段のキャンプのおかげで、子どもたちはどこでも寝られるし、何でもよく食べます。体も丈夫になってきた気がします。アウトドアは余計なものがないので、焚き火を囲んで話したりしながら、家族でコミュニケーションが図れるのもいいところ。料理も炭火でじっくり焼くだけで、大したことをしなくても絶対においしくできるから、料理が楽しくておいしいということが、シンプルに伝わると思います。自分が関わって料理を仕込んだり、並べると、子どもたちもよく食べるんですよね。料理も片付けも、次に何をするかに自然と目がいくし、みんなが関わっているから、一人の責任にはならない。自然の中で料理をすること自体がエンターテインメントだから、老若男女をこえて楽しめます。そういうことができるのが、アウトドアの魅力ですね。自然だけで何もないので、落ちているもので何かをしてみようと、自由な発想が生まれるのも利点。細かな教育ももちろん大事ですが、アイデアを持っていると人間性が豊かになると思うので、この経験が、人間としての基礎作りになっていくといいな、と思います」 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社
2016年12月06日やさしいママのヒミツ、第5回目はアウトドア料理研究家の高松美里さん。6歳の女の子、4歳の男の子、2人のママです。高松美里さん娘さん:6歳、息子さん:4歳アウトドア料理研究家、フードスタイリスト。ヘアサロントップスタイリストをへて、食の世界へ。アウトドアブランドとコラボした料理企画をはじめ、雑誌、広告のスタイリングなどを数多く手がける。子どもと一緒に楽しむ食育アウトドアクッキングや、ホームパーティーのおもてなしスタイリングなどを発信している、インスタグラム(@misatotakamatsu)も話題。HP: 高松さんの実践する、アウトドアを通した子育て術や、子どもたちにも環境にもやさしいアイテムとは? <前編>では、家でも外でも愛用しているという、調理アイテムをご紹介します。■長く使えて、おしゃれなアウトドアアイテムの魅力もともと美容師の高松さんは、妊娠、出産を機に、好きだったインテリアや料理、アウトドアなどの趣味を生かして、アウトドア料理研究家やフードスタイリストとして活躍しています。高松さんが暮らすのは、都会のど真ん中にある、おしゃれなマンション。一見すると、“アウトドア”からイメージする暮らしと正反対のように見えます。「サバイバルな感じではなく、あくまでもおしゃれに、気軽に、都会の人でも楽しめるアウトドアを提案したいと思っているので、私自身それを実践しています」子どもの頃から、家族でスポーツやキャンプを楽しんできたという高松さん。仕事と子育てで忙しい今も、休日に外に出かけることが一番のリラックス法だといいます。そんな高松さんが愛用する料理関係のアイテムは、やはりアウトドアグッズ。「キャンプがきっかけで買いはじめましたが、アウトドアのアイテムはすごく使い勝手の良いものが多く、長く使えるし、防災にも役立ちます。無駄な買い物にならない気がするし、おしゃれなものも多いのでどんどん増えていきました。今では、家のものとアウトドア用を分けず、両方で使っています」■家でも大活躍なアウトドアアイテム4選そのひとつが「LODGE」の鉄鍋。おいしくできるので、家でも使うようになったのだとか。「鉄鍋は熱伝導率が高く、保温性がいいんです。特にお肉は、表面はパリッと、中はジューシーに焼けるので、本当においしい。ホームパーティーでも、お肉と野菜を詰めておいて、友だちが来たらオーブンに入れるだけで、とても簡単にできるので重宝しています。お手入れは慣れれば楽しいもの。外で使って放っておくと錆びるので、きれいに洗ったあと、オリーブオイルを塗るとピカピカに戻ります。内側は、普段は天然竹を使ったササラで洗うのみ。汚れがひどいときや外側には、洗剤を少量使って洗います」ガラスのジャグやホーローの食器も、高松さんには欠かせないアイテム。「キャンプでは水場が遠かったりするので、このジャグに入れて使います。ホーローは直火OKで割れないし、おしゃれでカラーも豊富。買いそろえやすいし、汚れもウエットティッシュなどでさっと拭けば落ちるのも楽です。外でのお料理がおしゃれで楽しいものになりますね」 アウトドアアイテム以外の愛用品では、見た目もおしゃれなウッドボード。コーディネートもしやすいので、家でもキャンプでも大活躍だそう。「小さなものから特大サイズまで、たくさん持っています。朝は基本和食ですが、ときどきミニサンドイッチを並べて、ピックを刺したりすると、子どもたちも喜んでたくさん食べてくれます。真ん中に大きいウッドボードを置いて、取り皿だけ置くスタイルは、洗い物も少なくて楽。置いているだけで雰囲気が出るし、まな板としても使えて便利です」鉄鍋と同様に、お手入れが必要な土鍋もフル活用。お手入れがてら、毎朝使っています。「炊飯器がないので、毎朝3合炊いています。飯ごうに慣れているからか、早くて簡単に感じますね。手入れもそんなに大変ではありません。とにかくおいしいので、炊飯器には戻れないです。炊きたてのごはんの匂いで、子どもたちが起きてくるくらいです(笑)」■自然の中で使うものには、環境に配慮した「ヤシノミ洗剤」調理器具は、育てる感覚で長く使えるものが好きという高松さん。お手入れに使うものは、必ず環境に配慮したものを使いたいといいます。「キャンプ場では、科学的な洗剤の使用が禁止されているところがほとんど。外では、自分の流したものが実際に目に見えるので、泡が全然消えないで流れていくのを見ると、科学的なものを使う気にはなれないです。水もできるだけ使わず、拭くだけのことも多いですが、洗剤を使うときも匂いが強いものだと残ってしまう気がするので、できるだけ自然素材のものを使いたいなと思っています」そんな高松さんが、ずっと使い続けたいというのが「ヤシノミ洗剤」です。「これを使うようになって、子どもが洗いものをすごくしてくれるようになりました。ポンプ式なので出しすぎることがないのもいいですね。少し使っただけで、手にやさしいこと実感しました。ナチュラル系の洗剤は、洗浄力が気になりますが、サクッと汚れが落ちるのもうれしい。キッチンは匂いが混じると嫌なので、香りがないほうがいいですが、無香料というところもいいですね」 ■お手伝いも遊びのひとつに高松さんのアウトドア料理、スタイリングのコツはカラフルにすること。「グリーンや茶色などの、自然の色と調和するように、トマトの赤や葉っぱの緑、パプリカの黄色を足して、パッと華やかな気持ちになれるように考えています。子どもたちもトッピングが好きで、ピザなどに自由にトッピングしたり、何も言わずとも、花を摘んできてテーブルの上に飾ったり、松ぼっくりを置いたりしてコーディネートしてくれて、自然と美的センスも磨かれている気がします」自然が一番の先生だと話す高松さん。2人のお子さんも、あえてお願いすることもなく、お手伝いをするのが大好きになったそう。「キャンプだけでなく、家でもお手伝いしてくれます。外だと散らかってもイライラしないし、遊び感覚でやらせているうちに、家でも料理や配膳、食器を洗ってくれたりするようになりました。キャンプは非日常が楽しいので、わざわざ遊び道具を持っていかなくても、自然の中から遊ぶものを見つけて楽しんでいますね。テントを張るのも、今は順番をわかってきているのでアシストしてくれます。アウトドアでは何が危険なのか、知ることも大切。“火が熱い”ということも、野菜や肉を串に刺して、火の上の方に入れると温度が高いからすぐに焦げる、という風に実際に経験するとよくわかるし、それ自体がお手伝いすることにもつながっています」2つ違いの娘さんと息子さんは、ずっと2人で遊んでいるほど仲良し。キャンプなどを通して、協力し合う大切さを実感しているのかもしれません。「2人でずっと遊んでいてくれるので、お出かけがすごく楽ですね。お手伝いも競い合って、遊び感覚でするので楽しいようです。子育てでイライラしないコツは、家事も含めて、全部楽しいと伝えること。本人に任せると時間はかかるけど、最初はできなくてもいいという気持ちで、遊びのひとつにしてやらせて、私は別の作業をします。子どもたちが毎朝卵を割ってくれますが、だんだん上手になってくるし、任せてしまうとしっかりやってくれるようになったので、助かります」 <後編> でも引き続き、愛用品やアウトドアを通して学ぶ、高松さん流子育て術について伺います。 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社
2016年12月05日「やさしいママのひみつ」第4回目は、イラストレーターのよしいちひろさん。2歳になったばかりの男の子のママです。よしいちひろさん息子さん(2歳)1979年兵庫県生まれ。ガーリーでロマンティックな世界観が人気のイラストレーター。書籍や広告など、幅広いジャンルで活躍している。著書に 『思いを伝える! かわいいイラストBOOK』 (PIEBOOKS)。夫、2歳の長男、愛犬と都内の一軒家に暮らす。HP: よしいさんが心がけている子育てや、息子さんのために選んだアイテムとは?<前編>では、よしいさんのもの選びを中心に、お話を伺いました。■気持ちの良く過ごすための、もの選び淡い色彩、軽やかなタッチのイラストはもちろん、おしゃれなファッションやライフスタイルで、多くのファンを持つよしいさん。昨年の春、豊かな緑に囲まれた街に引っ越し、陽がたっぷり入る明るい一軒家に親子3人と、愛犬・おいもと暮らしています。部屋にあるものは、どれもよしいさんの絵から飛び出してきたような空気感をまとった、素敵なものばかり。これらは、国内外、中古新品問わず、よしいさんが探してきたものだといいます。「子どもとおいもが気持ち良く過ごせる家にしたくて、工務店の方に相談しながら決めました。日当たりがいいし、漆喰の真っ白な壁なので、自然と気持ちが明るくなります。私のイラストは、実際にあるものを参考に描いているので、いつもかわいいものを探しています。海外の作家さんのウェブサイトまで幅広く見て、いいなと思ったらつい買ってしまいます」出産前に、行きつけの古道具店でひと目惚れして買ったという、ビンテージの犬の4輪車もそのひとつ。「前輪と後輪が違う動きをするのが珍しいなと思って。ようやく最近、足でこいで遊ぶようになりました」「子どものものってすぐに大きくなるから、古いものでも、かわいくて状態が良ければ、あまり気にせず使っています。近くのリサイクルショップにもよく行きますね」■出産してから、気になるようになった「肌触り」と「におい」よしいさんのファッションは、古着などのアイテムをミックスした上級者の着こなしですが、お子さんの服は、色合いや肌触りの良さで選ぶことが多いそう。「派手な色ではなく、赤でも朱色や、黄色っぽい青色のニュアンスカラーが好きです。子ども服で自分が好きだと思うブランドは、こだわって作られていることが多いので、自然と肌触りにこだわっていたり、オーガニックコットンを使っているものが集まりました」「ユニセックスのデザインが好きなので、探すときは男の子の服より、女の子の服から探すと、かわいい服が見つかることが多いです。子どもは暑がりだから、去年はニットをあまり着なかったけど、今年は着られるかなと期待しているんです」もの選びはこれまで、見た目だけにこだわっていたというよしいさん。日々使うものは、だんだん選び方が変わってきたといいます。「子どもってはっきりしていて、ごはんも大人は雰囲気で食べますが、子どもは美味しくないと食べません。だから雰囲気だけではなく、実直なもの、きちんと効果があるものを選ぶようになった気がします」そうして食べるもの、身に付けるものは、できるだけシンプルな原料や材料で作られたものにこだわるようになったというよしいさんですが、洗剤選びには悩んでいたそう。「出産してから、特ににおいが気になるようになりました。洗いたては気にならなくても、汚れがきちんと取れていなかったのか、引き出しに入れていると気になって、なんとかしたいと思っていたんです」「柔軟剤も使っていなかったので、ものによってはごわごわしていて、それも好きだったのですが、子ども服はふっくらしていた方がいいなと思って。ヤシノミ洗濯洗剤なら洗浄力が高いので、においが気にならず、柔軟剤も無香料なのでいいなと思いました」「無香料だから虫除けで自分の好きな香りを入れるのもいいし、犬にも安心。子どもがいると洗濯回数も多いから、手頃なのもありがたいです。これからも使いたいですね」肌触りにこだわったコットンやニットの子ども服も、ふっくらとした仕上がり、ますます気持ちのよい着心地に。 ■子どもと一緒に、楽しめることを探すイラストレーターとして、忙しく過ごすよしいさん。毎日6時に起き、食事や洗濯などの家事をこなして、8時に夫と息子さんを送り出します。夕方5時まで仕事に集中し、その後息子さんと一緒にたっぷり1時間、おいものお散歩に。その時間がとても大切なのだといいます。「日中は保育ママさんに預けていますが、帰ってきたら子どもとの時間。ごはんを作ったり、子どもとできないことはいない間に済ませて、犬の散歩や洗濯物をたたむなど、できることは一緒にします」「子どもも散歩に行くのがわかっていて、きちんと犬のペースに合わせるし、いい運動になるのかこの1年でとても丈夫になりました。ごはんが作れないほど忙しいときは、外食をしたり、お弁当やレトルト食品を買ったり、手抜きをすることも。イライラするのが一番良くないと思っているので、自分が気持ちのいいようにというのは意識しています」無理をせず、子どもと一緒に楽しめることを探して、時間をうまく使うことが、よしいさんの子育て。ママの側にずっといたい歳頃の息子さんは、よしいさんが仕事場で絵を描く横で、紙をチョキチョキ。早くもママの影響を受けているようです。「七夕飾りを作ったのをきっかけに、ここ最近、自分でできるようになりました。刃先が丸いので、子どもが使っても危なくないし、子どもが大好きなぶどうがモチーフなのも、ちょうどよかったです」もうひとつ、よしいさんらしいのがマスキングテープを使ったデコレーション。寝室やリビング、階段のほかに、床にもプラスしたそう。「以前、雑誌の企画でマスキングテープを使ったデコレーションをしたのですが、新たに子どものために道路を作ってみました。子どもも喜んで車を走らせています。飽きたらはがせるし、『道を足して』と言われたら簡単に足せるのもいいですよね」すぐに真似ができそうなマスキングテープ使いのアイデアは、よしいさんならでは。 <後編> では、引き続き、よしいさんのこだわりアイテムや子育てで心がけていることをご紹介します。 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社
2016年11月16日ココナッツオイルを始め、おいしくて身体にも環境にもいい、オーガニックの食品を紹介する、「ブラウンシュガーファースト」の荻野みどりさん。<後編>では引き続き、子どものために選んだこだわりのアイテムを紹介します。荻野みどりさん娘さん(5歳)2011年、娘さんの出産を機に、食の大切さに目覚める。「わが子に食べさせたいかどうか?」を基準に、食材を厳選した菓子店としてスタート。オーガニックの食品やプロダクトを製造、販売する「BROWN SUGAR 1ST.(ブラウンシュガーファースト)」を創業する。著書に『ココナッツオイル生活をはじめよう』(講談社)、『今すぐ使いたい! ココナッツオイル』(小学館)、『子どもから大人まで ココナッツオイルのヘルシーおやつ』(講談社)。HP: ■肌触りと素材感、香りにこだわったもの選び荻野さんは、毎日6時に起床。ご主人と娘さんが、朝から公園へ行っている間に家事を済ませます。そして9時から、お子さんを保育園に預けて、会社で仕事。夕方6時30分に迎えに行ってからは仕事をせず、ごはんを食べたり、絵本を読んだりして、夜9時30分には娘さんと一緒に朝まで寝るのだそう。「起きている間ずっと頭が動いているから、たっぷり睡眠をとることでバランスを取っているんです。睡眠は疲れをとってリセットする意味でも、とても大切。だからこそ仕事も頑張れる。もちろん毎日ではなく、仕事で夜遅くなることもありますが、寝具はいいものにこだわったり、寝室にできる限りものを置かず、すっきりさせて気持ちよい環境にするよう心がけています」ベッドリネンやタオルの肌触りや素材感には、特にこだわっているという荻野さん。娘さんが使うものも、上質なアイテムを選んでいます。▼「TAMAMONO」のおくるみ「『TAMAMONO』のおくるみは、シルク100%で肌触りがいいから、娘もお気に入り。ブランケットとして使っています。シルクですが洗濯機で洗えるほど丈夫なので、気軽に使えるのも気に入っています」▼「salon de nanadecor」のオーガニックコットンのタオル「肌触りの良さでオーガニックコットンを選びたいですが、オーガニックコットンでかわいいものが少ないんですよね。でも『nanadecor』のタオルはさりげなくリボンが付いていて、娘のテンションが上がります。少しずつ買い足していきたい、娘も私もお気に入りの一品です」▼「バイバイバクテリア」香りにもこだわる荻野さんは、「バイバイバクテリア」を家中に置いて、愛用しているのだとか。「100%お水でできているのに、除菌と消臭をしてくれる優れもの。寝具はもちろん、雨が続いたりして少し臭いがこもっているときにシュシュっとして、ルームミストで香りを足すと気持ちがいいです。せっかくいい洗剤を使っても、おねしょされるとなかなか臭いが消えないですが、酸性水なので、アルカリ性のおしっこにかけると中性になり、使うとちゃんと臭いが消えるんです。水なので、子どもにも安心して使えます」 ■好きな香りにできる、無香料の「ヤシノミ洗濯洗剤」そんな香りにこだわる荻野さんは、「ヤシノミ洗濯洗剤」と「ヤシノミ柔軟剤」を使って、無香料という点が特に気に入ったのだそう。「香りがないということは、好きな香りにできるということ。さらに、きちんと汚れが落ちるところがいいですよね。特に柔軟剤は香りで選ぶのが当たり前だったから、無香料というのが新鮮でした」「これまで柔軟剤以外のものは、精油の香りにこだわっているのに、柔軟剤だけケミカルな香りになっていたのが、居心地が良くなかったんです。洗濯物はふんわりさせたいけれど、香りがたくさん付くのが嫌なのであまり使いたくないと、ほんの少しの分量しか使っていなかったから、肌触りに影響していました。でもこれならふわふわの洗い上がりにしつつ、香りが好きにつけられるのがすごくいいですね」■子どもが自分の行動すべての原動力今の仕事をするきっかけとなった娘さんの存在は、今でも仕事の原動力になっていると話す荻野さん。「だから子どもとの時間が大切だし、家族で心地よいものを使うということを大切にしたい。都会に住んでいるからこそ、五感をできるだけ使うようにしたいですね。我が家の食の基本は娘なので、娘の豊かな心と体を育むこと、楽しく食べて健康であることが一番大事です。そして食品メーカーをしている母として、子どもが大人になって母となったときに、今のような豊かな恵みのものを楽しく食べられるという食環境を残していきたい。今の仕事は、そういう選択肢をちゃんと伝えて、残していくことだと思っています。そう思えるのも、すべて娘のおかげ。保育園に預けたり、家族総動員で子育てしていますが、人の力を借りて甘えるところはしっかり甘えながら、子どもと一緒にいるときは、ちゃんと向き合ってたくさん話をして、最善を尽くすようにしていたいですね」取材/文:赤木真弓 撮影:根田拓也[PR]サラヤ株式会社
2016年10月25日「やさしいママのひみつ」第3回目は、ココナッツオイルを世に広めた、「ブラウンシュガーファースト」の代表取締役であり、5歳の女の子のママである、荻野みどりさん。荻野みどりさん娘さん(5歳)2011年娘さんの出産を機に、食の大切さに目覚める。「わが子に食べさせたいかどうか?」を基準に、食材を厳選した菓子店としてスタート。オーガニックの食品やプロダクトを製造、販売する「BROWN SUGAR 1ST.(ブラウンシュガーファースト)」を創業する。著書に『ココナッツオイル生活をはじめよう』(講談社)、『今すぐ使いたい! ココナッツオイル』(小学館)、『子どもから大人まで ココナッツオイルのヘルシーおやつ』(講談社)。HP: 忙しい荻野さんが子育てで大切にしていること、子どものために愛をこめて選んだアイテムとは? <前編>では、「やさしいママでいるための秘訣」を教えていただきます。■ママ目線で選んだ、おいしくて安心なおやつココナッツオイルブームの火付け役となり、今年には東京・神宮前に初の路面店「BROWN SUGAR 1ST.」もオープンするなど、忙しく過ごす荻野さん。「ブラウンシュガーファーストを起業したのは、娘が4ヶ月のとき。母乳で育てていたのですが、ある日娘が湿疹や便秘となり、食べるものに気をつけなければいけないと実感しました。同時に、震災直後だったので、東京でどういうものを食べさせて育てていこうかと考えるきっかけとなったんです。そこで私が企画して、お菓子教室をしている母にレシピを考えてもらい、地元福岡のママのチームにお菓子を作ってもらって、青山のマーケットで販売をしたのがスタートでした」バターに代わる代用品として提案する、ココナッツオイルを始め、ママの目線で厳選した、子どもに食べさせたい素材からお菓子まで幅広いアイテムを製造、販売しています。その中で、朝食やおやつにぴったりと荻野さんが選んだのが、「有機アップルソース」。「子どもたちを取り巻くおやつ環境ってすごくジャンクで、私も絶対食べさせないわけではありませんが、すべてがそれではよくないなと思うんです。本当は手作りできるといいけれど、忙しいなかで手作りするのは難しい。そこで、子どものためにと開発したのがこれです。原材料はりんごだけ。手軽にたっぷりフルーツが取れるし、りんごは食物繊維やカリウムが豊富だから、朝食に食べると出す(排泄する)力にもなるんです」食べることを何よりも大切にしている荻野さん。使う食器にもこだわりがあるのだと言います。「スパイス教室をやっている叔母が好きだった影響で、実家でも使っていたスペインの『タラベラ』の食器を愛用しています。食は楽しいが一番。手描きの絵付けで、元気な色が使われているから、楽しい気持ちになります。忙しく、手の込んだものを彩り豊かに作るのは難しいので、お皿で楽しく! ただサラダやパスタを盛るだけでもおいしそうに見えるし、絵柄が料理の邪魔をしないんです」 ■野菜も洗える、安心安全の「ヤシノミ洗剤」そんな荻野さんが、家族代々使っている器を洗うのは、昔から「ヤシノミ洗剤」だったそう。「小さい頃から実家で使っていましたが、以前よりも洗浄力がアップした気がします。ポンプ式が使いやすく、置いていてかわいいデザインなのもいいですね。ナチュラルにこだわると海外のものが多くなりますが、高いので継続が難しい。毎日使うものだから、お手頃な価格なところも嬉しいポイントです。そして何より嬉しいのが、野菜を洗えること。100%有機の野菜だけ買えるわけではないので、野菜洗いはしたいですが、『ヤシノミ洗剤』なら安心して使えますね」■子どもと一緒に過ごす時間を、目一杯楽しみたいとても仲が良く、笑顔が絶えない荻野さんと娘さん。荻野さんの子育てのモットーは「完璧にしすぎないこと」。それがやさしいママでいる秘訣だといいます。「ちょっと散らかっていてもいいし、食べるものもすべてゼロから作らなくてもいい。うまく手抜きをして、できた時間を子どもと過ごすのが私の子育てです。手抜きできるところはする、でもその手抜きのためのアイテムにはこだわりたいです。テレビがないのもひとつ。ただでさえ一緒にいる時間が短いのに、テレビをつけたら会話がなくなってしまうので、あえて置いていないんです。ずっと一緒にいられない分、一緒にいる間にたくさんいちゃいちゃして、話をするように心がけています」「思い通りにいかないときも、子どもをコントロールしようとしたらダメだと思います。子どもって注意力は散漫だけど、それはいろいろなものに興味があるということ。言ったことができないのは“まだその時期じゃない”と思うようにしています。まだ今はイライラしてこちらの都合を押し付けたり、“あなたはできない”と教えこむのではなく、待って、きちんと見る。一緒にいられる時間が少ないから、怒りたくないんですよね。仕事をしている時間に十分に好きなことをしているので、自分の時間を取れない不満はないです。ただ娘と一緒にいられる時間が楽しくて、大切にしたいと思っています」 <後編>では、荻野さんが子どものために選んだ “こだわりのアイテム” をさらにご紹介します。 取材/文:赤木真弓 撮影:根田拓也[PR]サラヤ株式会社
2016年10月24日ライフオーガナイザーとして、心地のいい空間作りを提案する、宇高有香さん。<前編>に続き、ママも子どもたちも笑顔でいるために考えた、収納のアイデアと厳選アイテムをご紹介します。宇高有香(うだかゆか)さん 娘さん:有咲(ありさ)ちゃん(5歳)、息子さん:通吾(とおご)くん(7歳)2013年にライフオーガナイザー1級を取得し、その後はフリーランスで活動中。お家からパワーをもらえるような空間作りを目指す「ウチカラ」主宰。著書に 『子どもと暮らす ラクに片づく部屋づくり』 (辰巳出版)。ブログ 「丘の上の家」 も人気。HP: ■将来的な使い方を考えた、もの選び宇高さんの家には、無駄なものが一切ないような気がします。それは、今必要なものでも、将来的な使い方を考えて選んでいるから。例えば、娘さんの絵本入れは、市販の収納ボックスに板とキャスターを付けたもの。「小さな子どもにとって、本は重いから、立てていても倒れてしまうことが多いですよね。でも、このボックスなら子どもでも片づけやすいです。うちにはスペースがあまりないので、これにはこれ、と専用のものは設けずに、成長に合わせて用途を変えられるものを選んでいます。これはハンガーラックの下にもちょうど入るサイズなので、大きくなって使わなくなったら、リュックなどを入れようと思っています」また、お絵描き用のデスクにもぴったりの、シェーカーキッズチェアは、息子さんがワークショップで作ったのだそう。「テープの色も自分で選んで、編んで作りました。自分で頑張って作ると、子どもも大切に使いますよね。大人が座ってもしっかりしているので、子どもの高さに合わなくなったら、かばんの一時置きとして長く使っていきたいなと思っています」■子どもに任せて、口出しはしない宇高さんのお子さんたちが自分でできることは、まだまだあります。有咲ちゃんはなんと2歳になる前から、保育園から帰宅してすぐに、リュックから汚れものを出してランドリーバッグに入れ、かごから翌日に必要なものを出して準備をしているのだとか。「一番簡単な“投げ込むだけ”の方法で、“子どもが自分でできる=ママが楽になる” 仕組みを考えました。玄関から入ってすぐの場所に、見た目がおしゃれな収納用品を置いて使っているので、生活感も感じなくてすみます。息子もハンカチやティッシュ、靴下をここから準備して出かけています」自分でできたことには、口を出さないのが、宇高さんのやさしさ。そのために、自由に使っていいスペースを決めることも。子ども部屋の前の壁には、マスキングテープで額縁のように枠を作り、子どもたちそれぞれが思うように飾っていいスペースにしています。「お絵描きした絵をすぐに捨てるのは嫌だけど、全部残していてはたまる一方。何をどんな風に飾るかは、子ども任せ。テープがはみ出ていても、貼り方がぐちゃぐちゃでも一切口出ししません。こういうスペースを作ると、ほかのところには貼らないし、本人たちの気持ちも優先できます。シールだと跡になってしまってストレスになりますが、マスキングテープならきれいにはがせるし、簡単にちぎって貼れて、見た目もかわいいんです」 ■お手伝いする子どもの肌にも優しい「ヤシノミ洗剤」料理は手作りにこだわる宇高さんが、3日に1回は作っているというのが、グラノーラ。大人の朝ごはんと、子どもたちのおやつとして、欠かせないものだそう。「とても簡単に作れるので、最近では、計測以外は娘に任せて作ってもらっています。今日作ったのは、オーツ麦、アーモンド、レーズンのシンプルなもの。毎朝のパンも作りますが、母の影響かもしれません。日々忙しいので、いつも手作りというわけにはいきませんが、将来子どもたちが“母の定番の味”と思ってくれたらいいなと思っています」お手伝いを積極的にしてくれるという、宇高家の子どもたち。だから、洗剤にもこだわりたかったという宇高さん。選んだのは「ヤシノミ洗剤」でした。「最近料理を始めるようになった主人は、洗浄力の強い洗剤が好きなんですが、洗う機会が断然多い私の肌が荒れてしまうのが悩みでした。だからきちんと落ちて、肌にもやさしい『ヤシノミ洗剤』は我が家にぴったり。子どもも肌が弱いので、これなら安心して使えます。無着色で、デザインがかわいいところもお気に入りです」■親が子に与える影響を考えて「親が片づけとどう関わるかによって、子どもも片づけについての意識が変わる」という宇高さん。親がさっと片づけてしまえば早いし楽ですが、子どもに任せる勇気が大切なのだといいます。「働いていて片づけができていないままだと、何かを子どもにさせるのは時間がかかるから、昔の私なら自分で全部やっていたと思うんですよね。それで結果的に自分だけが家事をして、イライラしていたと思います。だから時間がかかったとしても、子どもが自分でできるような環境にしておいてよかったと思います。その子の性格にもよりますが、小さな子どもでも片づけはできるものですよ」取材/文:赤木真弓 撮影:タドコロミズホ[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2016年09月28日「やさしいママのひみつ」第2回目は、ライフオーガナイザーの宇高有香さん。5歳の女の子と、7歳の男の子、2人のママです。宇高有香さん娘さん:有咲(ありさ)ちゃん(5歳)、息子さん:通吾(とおご)くん(7歳)2013年にライフオーガナイザー1級を取得し、その後はフリーランスで活動中。お家からパワーをもらえるような空間作りを目指す「ウチカラ」主宰。著書に 『子どもと暮らす ラクに片づく部屋づくり』 (辰巳出版)。ブログ 「丘の上の家」 も人気。HP: 宇高さんが考える、いつも笑顔のママでいるための方法、愛を込めて選んだわが子のための厳選アイテムとは? <前編>では、宇高さんの「やさしさのヒミツ」に迫ります。■「片づけ」を通した、いい親子関係すっきりと片づいたお部屋。まだ散らかし盛りの年頃のお子さんが、2人いるお宅にはとても思えないほど、宇高さんのご自宅は気持ちのよい空気が流れています。「小さな頃からインテリアや建築に興味がありましたが、実は片づけが大の苦手でした。この家を建てる際、その苦手な片づけを克服しようとして、ライフオーガナイザーによるコンサルティングを受けたことが、この仕事に就くきっかけになったんです」個人宅の片づけのサポートや、片づけについての講座を開催するライフオーガナイザーとして、忙しく過ごす宇高さん。ライフオーガナイザーの考え方は、「人の意見を尊重する」というのが前提。自分の性格や片づけのタイプを見直し、そこで生活する家族のことを考えた上で、どういう暮らしが自分たちらしいのか考えていくのだそう。その集大成とも言える宇高さんのご自宅には、選び抜かれたこだわりのアイテムがいっぱいです。■子どもも、自分のことは自分で宇高さん宅の子ども部屋には、同じハンガーがきれいに並んだ、ハンガーラックがあります。左側には有咲(ありさ)ちゃんの服、右側には通吾(とおご)くんの服、とTシャツなどのトップスもすべてかかっています。「洗濯をして乾いたら、ハンガーのままラックにかけるんです。このハンガーは、襟を大きく開かなくても干すことができて滑りがいいので、子どもも自分で取りやすいんです。すべての服が見えるので、子どもたちは自分で着たい服を選びます。私は服について何も言わないし、手伝わないですね」見えていると存在を忘れることもなく、すべての服を稼働することができるといいます。通吾くんは7歳にして、Tシャツを色別に分け、毎日違うコーディネート楽しんでいるのだそう。「すべての服が一目瞭然なので、『あの服どこ?』と聞かれなくなって、忙しい朝も、気持ちに余裕ができました。子ども部屋は2人でずっと使っていくので、基本的に“ものは少なく”を心がけていて、服はここにかかる分だけ。おばあちゃんが服を買ってくれるので、私はできるだけ買わないように。いただきものも捨てられなくなるので、もらった時点で厳選するようにしています」そんな子どもたちのお気に入りの服を洗う洗剤には、特に洗浄力にこだわりたいと話す宇高さん。「家族みんな同じ洗剤を使いますし、保育園に通う娘は特に、砂遊びをするので汚れものが多いんです。洗剤もこだわって使っているつもりでしたが、柔軟剤はパッケージの見た目で選んだりしていて、使い心地で、これというものには出合えていなかったのかもしれません。今回ヤシノミ洗濯洗剤を使ってみて、安心な処方がされているのに、汚れ落ちも十分感じられるし、洗い上がりがさっぱりする感じがして、すごく気持ちがよかったです」 ■心の余裕を作るための収納宇高さんの平日は、朝8時に子どもたちを見送り、夕方6時までは仕事。洗濯などの家事は、夜にまとめてしているそう。片づけと食事の準備は、子どもたちの仕事。「なんでも自分でできるように」が宇高さん流です。「忙しいときに、いちいち呼ばれるとイライラしてしまいます。できるだけ子どもが自分でできるようにすると、私の心に余裕ができるんです。私も笑顔でいたいから、子どもが自分でできるような収納の仕組みを作って、自分も楽にしているんです。それに子どもができることが増えると、みんなが楽しく過ごせると思います」家事を一人で抱え込まず、みんなで分担することで、心の余裕をつくることが、宇高さんが笑顔でいられる秘訣。「仕事でも、依頼してくださる方の8割以上がワーキングマザー。忙しいから片づかなくて、イライラしてしまうという方が多いんです。収納の仕組みが整うと、気持ちが良いというのもありますが、時短にもなり、子どもが自分でできるようにもなる。インテリア好きの方の多くがこだわりたいから、ママ目線で考えてしまって、子どもの意見をないがしろにしがち。すべてを尊重するのは難しいから、自分のなかで優先順位をつけるといいですね。デザイン重視のときもあれば、使い勝手が重視のことも、子どもの意見が最優先のときもある。全部が大人、全部が子どもではなく、妥協点がわかった上で選ぶと、納得のいくものを選べて失敗もなくなりますよ」<後編>では、宇高さんが、子どもたちと家族のために、ひとつひとつ納得して選んだアイテムと、収納ルールをさらにご紹介します。 取材/文:赤木真弓 撮影:タドコロミズホ[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2016年09月27日株式会社日本抗菌総合研究所から、界面活性剤不使用の食洗機用洗剤「HOTAPICA」が新発売されました。食器の汚れ臭いも洗い流して食洗機庫内までピカピカに!「HOTAPICA」誕生【1.開発の背景】・「食洗機用洗剤が庫内に残る」・「食洗機内の臭いが気になる」・「グラスを口にした時の臭いが気になる」・「食器の残留洗剤が気になる」・「殺菌ができているか不安になる」多数のこのような声を原動力に、洗浄力・殺菌力が強く、消臭効果の高い、界面活性剤不使用の食洗機用洗剤の開発に着手。口や食品に直接触れる食器であるからこそ安全でありたい・・そういう思いから同社のこだわりである食品グレードの原料のみを使用した安心、安全な食洗機用洗剤が誕生。飲料水を入れるグラスの臭いが気になるという人に特におすすめです。【2.開発商品】品名HOTAPICA(食洗機用洗剤)150g(75回分)成分貝殻焼成カルシウム、炭酸塩、過炭酸塩、ケイ酸塩、クエン酸塩、酵素【3.主な特徴】・高い消臭効果・・・ホタテ貝殻の殺菌力で臭わない・高い洗浄効果・・・頑固な汚れもアルカリと酵素のパワーで洗浄1回わずかスプーン一杯の2g従来の市販洗剤の半分以下で効果が得られます・排水口も洗浄・・・食器洗浄後の排水により排水口も綺麗にします・残留洗剤なし・・・食器や庫内に付着しない(庫内までピカピカ)・予洗い無し・・・予洗い無しでも強力洗浄(汚れが強い場合は先に水で軽く洗い流す)【4.使い方・用途】スプーン一杯(2g)を食洗機に入れて通常通り洗浄をしてください。
2016年09月21日黒カビや水アカなどの頑固な汚れを落とせる洗剤として、重曹やセスキ炭酸ソーダがいま、大注目されています。確かに、これがあればしつこい汚れ落としも随分とラクです。ただ、日常のちょっとした拭き掃除程度であれば、いつもなら捨ててしまう「米のとぎ汁」でも、充分キレイになるんです。さらに、その成分にはお肌がきれいになる効果もあるのだとか。今回はとぎ汁の意外な活用法を3つご紹介します!■その1:毎日の拭き掃除に 自然派洗剤として使える!米のとぎ汁には、自然の界面活性剤成分、「γグロブリン」(ガンマグロブリン)が入っています。そのため、米のとぎ汁につけ、絞った布で汚れを拭くと落ちるのです。さらに油分も多く含まれているので、ワックスをかけたような仕上がりです。毎日の拭き掃除なら、コレで充分です。■その2:子どもにも安心 入浴剤として使える!米のとぎ汁は入浴剤としても使えます。とぎ汁の白濁は、「ぬか」が流れ出たもの。ぬかは栄養価が高く、ビタミンを多く含んでいます。湯船に米のとぎ汁を入れるだけで、自然の美肌入浴剤になるわけです。さらには油分を含んでいますから、お風呂あがり後、肌の乾燥ケアもしてくれます。子どものために市販の入浴剤は避けたいけれど、ただのお湯じゃ物足りない… という親子のバスタイムにも便利。ただし、たくさん入れすぎるとぬかがバスタブに残り、かえってお掃除が面倒になるので、各ご家庭ごとの適量を見つけてみてください。 ■時短でお肌しっとり 美肌パックとして使える!米のとぎ汁は、自然の米ぬかパックとしても大活躍します。1回目のとぎ汁には汚れが残っているので捨て、2回目のとぎ汁をボウルなどに移し、4時間前後、冷蔵庫に入れておきます。(冬は常温でもいいかもしれません)時間が経過すると、水とぬかに分離しますので、下に沈殿したぬかの部分を手に取って、パックをします。クレイパックを少しサラッとさせたようなテクスチャーです。固まってきたら、素早く洗い流し、いつものスキンケアをして終わり。市販のパックは10分~15分程度待つのに比べ、この米ぬかパックは5分もあれば固まります。パックの時間を待てないせっかちさんも、これなら待てるかも!?気になる効果ですが、米ぬかの栄養価が高いせいか、続けていると、素肌力が上がる感じがします。上からなにかを与えて変えているのではなく、地肌自らが変化するような、それこそ自然なカラダの巡りを感じられます。(個人の感想です)米のとぎ汁は、合成洗剤が無かった時代には当り前のように再利用されていたもの。米アレルギーでない限りは子どもの体に触れても心配がない点も含め、使ってみる価値アリです。普段捨てていたお米のとぎ汁、乾燥が気になる季節に向けて取り入れてみては?※肌に使用する際は、腕の内側など体の目立たない部分で必ずパッチテストを行ってください。※肌に異常が起きた場合は、すみやかに医師に相談してください。
2016年09月14日エディターであり古書店&ギャラリーを営みながら、1歳半の男の子を育てている赤木真弓さん。 <前編>赤木さんの「やさしさのヒミツ」 に続いて<後編>では、息子の温くんのために愛をこめて選んだという、こだわりの「子育てアイテム」をご紹介します。赤木真弓さん / 息子さん:温(おん)くん(1歳半)ライター、編集者。横浜のショップ「greenpoint books & things」店主。旅好きユニット「auk(オーク)」としても、雑誌の記事や本作りを行っている。著書に『ラトビア、リトアニア、エストニアに伝わる温かな手仕事』(誠文堂新光社)、共著に『ブルックリン・ネイバーフッド』、『オランダ・ショート・トリップ』(ともにスペースシャワーネットワーク)ほか。 やさしいママのモノ選び:手づくりや、素朴で安心素材のおもちゃを選ぶ赤木さん夫婦のお部屋にいると、なぜかついついリラックスしてしまいます。足場板を使ったフローリング、ヴィンテージの家具、蚤の市で見つけた置物など、ひとつひとつに二人の“好き”が感じられるからでしょうか。「新品より、味のあるものが好きなんです。アーティストの友人が作った手作りのモノや絵画など、ここにあるのは趣味で選んだものばかり。子どもができてからは、おもちゃも増えましたが、やっぱり手作りのものを与えて、その感覚を伝えたいと思うんです」赤木さんが子どものために作ったというお手玉は、あずきを布で包んだオリジナルのもの。手にした時の感触も、心地よいおもちゃです。「木の積み木は友人からの贈り物。minä perhonenのデザインで、色使いが気に入っています。積み木は子どもの脳の刺激にもよいと言われていますが、ナチュラルな素材ややさしい色彩の感触は、子どもの五感にもよい刺激になるのではと思います。いつか、子どもがもう少し大きくなったら、一緒に美術館にいって、いい刺激をたくさん吸収して欲しいんです」 やさしいママのモノ選び:「せいろとホーローバット」でつくるシンプルなおやつとごはん温くんのご飯は、野菜中心のヘルシーごはん。「せいろを使って、ごはんも野菜も全部蒸して作ります。おかゆもすべて一緒に作れるので、せいろは重宝しています。蒸した野菜は軽く塩をふってオリーブオイルをかけるだけ」 野菜好きの温くんは、お皿一杯の野菜も、ぱくぱく平らげてしまいます。お菓子も、できる限り手作りにしたいと心がけているそう。「最近、よく作るのはホーローバットを使った簡単デザート。バターを使わずに作るホーローバットのショートブレッドなどは、子どもも大好きです。味付けはきび糖と塩だけのシンプルなものですが、全粒粉を使っているので噛みごたえもあります。他にプリン、アイスなど、ホーローバットで簡単に作れるんです」赤木さんが食べ物にこだわるには理由があります。「子どもの健康を考えたら、やっぱりカラダにやさしい食べ物を手作りするのが一番。味覚は子どものうちに育つといいます。工夫次第で簡単に作れますから、仕事しながらでも手作りご飯にはこだわっています」 やさしいママのモノ選び:使うほど好きになる、自然派の「ヤシノミ洗剤」シリーズお子さんの五感を大切にしたり、肌にやさしい自然素材を選んだりと、「やさしさ」にこだわってモノ選びをしている赤木さんに、“人と地球にやさしい” 「ヤシノミ洗剤」シリーズ3点を体験してもらいました。「今まで、自然派洗剤ってあまりきれいに落ちないんじゃないかと心配していましたが、ヤシノミ洗剤は泡立ちがよく、食器もきれいに洗浄できますね。片手でワンプッシュで使えるのも、使いやすいです。キッチンに置いても絵になるボトルデザイン。コレだったら継続して使いたいなと思いますね」子どもたちの集う本屋さんを夢見て「子どもと一緒に過ごすことで、仕事の価値観も変わってきました」という赤木さん。これまでは自分の好みで、本も、雑貨も選んできたけれど、子どもができてからは、「子どもに喜んでもらえるもの」というものの見方をするようになったそう。「子どもがもう少し大きくなったら、私のお店、greenpoint books & thingsも変わっていくと思います。近所の人たちが集う商店街にある本屋ですから、いつか子どもたちが学校帰りに『ただいま』『遊びに来たよ』と立ち寄ってお店にくるようになったら、嬉しいですね。子どものうちにいろんな本を見て、刺激を受けて、視野を広げてくれるようになって欲しいと願っています」取材/文:東ミチヨ 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2016年08月30日「やさしいママのヒミツ」第一回目は、エディターであり古書店&ギャラリーを営みながら、1歳半の男の子を育てている赤木真弓さんです。赤木真弓さん / 息子さん:温(おん)くん(1歳半)ライター、編集者。横浜のショップ「greenpoint books & things」店主。旅好きユニット「auk(オーク)」としても、雑誌の記事や本作りを行っている。著書に『ラトビア、リトアニア、エストニアに伝わる温かな手仕事』(誠文堂新光社)、共著に『ブルックリン・ネイバーフッド』、『オランダ・ショート・トリップ』(ともにスペースシャワーネットワーク)ほか。 悩みながらもたどり着いた自分らしい子育て、愛を込めて選んだわが子のための厳選アイテムとは? <前編>では、赤木さんの「やさしさのヒミツ」に迫ります。■「絵本」がつなぐ、ママと子どもの大切な時間ひだまりで、ほっこり。子どもと一緒に絵本を読みながら過ごす赤木さん。使い古されたテーブルや、木の温もりがやさしい家具、雑貨など、まるで外国のカフェみたいな和み空間は、書店オーナーの赤木さんならでは。「子どもの頃から本が好きでした。いつか自分の店を持ちたいと思っていましたが、ご縁があり、今は横浜の商店街でギャラリーを併設した書店を営んでいます」昔ながらのお店が今も立ち並ぶ商店街、山元町商店街で、国内外の古書と雑貨を扱うお店「greenpoint books & things」を経営する赤木さん。パリの古本屋さんみたいなお店の感性は、お家のインテリアやキッチンにも生かされています。■おやすみ前の「絵本遊び」で、仕事の疲れも癒される「子どもが生まれる前から、絵本が好きだったんです。絵本ならではの独特の色彩感覚や、シンプルな物語は、眺めているだけでも楽しいですよね。でも子どもが生まれてからは、『どんな本だったら喜んでくれるかな?』と選ぶ基準が変わりました。息子は、気に入った本があると、自分から『ママ、読んで』と言わんばかりにカゴから絵本を持ってきてリクエストするんです。まだ文字は読めない年齢ですが、そのときどきに好きな本があるみたいで」うちの猫、どれ? の問いに大はしゃぎしながら、絵本の猫を指さす1歳半の温(おん)くん。猫の絵本はお気に入りのひとつです。「お風呂上がりの、お休み前のちょっとした時間が絵本タイムなんですが、それは息子とコミュニケーションを楽しむ大切な時間。仕事の疲れも癒されます」そんな温くんとの大切な時間に寄り添うのが、やさしい肌触りのベビー服やタオル。「子どもの洋服やタオルに限らず、家族のお洗濯にはできるだけ肌にやさしい洗剤を使いたいと思っていたんです。だから、植物性で余計なものが入っていないヤシノミの洗濯用洗剤と柔軟剤は、発売された時から気になっていました。洗濯用洗剤は、一般的な洗剤となんら遜色ない洗浄力で不満はありませんし、特に気にいったのは柔軟剤です」「ヤシノミ柔軟剤でふっくら仕上げたベビー服やタオルは、無香料でナチュラルな感触が心地よく感じられます。うちには息子のほかに猫もいますので、香料のない柔軟剤をずっと探していたんです。今までの柔軟剤は、香りが強いものばかりで、子どもの洗濯には使えませんでしたから。これは余計な添加物が入っていないので、子どもの肌に触れても安心ですね。子どもにも動物にもやさしい点が、気に入っています」 ■自分の時間を作ると、子どもにやさしくなれる仕事をしながら子育てする赤木さんにとって、温くんと一緒に過ごす時間は、大切な時間。朝8時半に保育園に送り出したあと、9時から4時まで家事、仕事をこなし、夜の5時から8時半までは子どもの時間。一緒にご飯をたべたり、お風呂に入ったり、遊んだり。「以前は子育てに一生懸命になって、子どもとずっと一緒に過ごしていましたが、保育園に預けるようになってから、私自身、変わりました。いくらかわいい子どもとはいえ、ずっと一緒にいると、イライラしたり、疲れたりってありますよね。でも少し離れることで、愛おしい存在に思えて、少々のわがままも受け入れてあげようという心の余裕が生まれました。だっこしたり、愛情を注げるのも今のうちですしね」自分の時間をつくることで、子どもにもやさしくなれる。それが赤木さん流のやさしいママの秘密。「仕事をしたり、映画を見たり、友人とお茶したり。そういう何気ない自分の時間が、心の余裕となって、子育ても変わるということに気づきました」 ■「本」から学ぶ、 “都合のいい” 子育てそんな心の余裕を学んだのも、本から。「いくつもの育児本を読みましたが、本が言ってることはそれぞれ。だから自分にとって都合の良さそうなものだけを選んで、参考にしました」赤木さんが最近よく読んでいる本は、次の4冊。『子どもはみんな問題児』(新潮社)ぐりとぐらの作者、中川李枝子さんの書いた本。「そうか、子どもってみんなこうなんだ!」とおおらかな気持ちになれる本です。『毎日続くお母さん仕事』(後藤由紀子著/SBクリエイティブ)「静岡県・沼津市で雑貨店『hal』を営む、後藤さん流の家事や子育て術。まだ仕事と子育ての両立が上手くいかない私にとって、無理せず、頑張りすぎないという姿勢がとても参考になります。小学6年生まで抱っこして、愛情を注いでいたというエピソードは、私も真似したいと思います」ほかにも『チョッちゃんはもうじき100歳』(黒柳朝、黒柳徹子 著 / 主婦と生活社)、『子どもと一緒にスローに暮らすおかあさんの本』(藤田ゆみ 著 / アノニマスタジオ)などもおススメだそう。子育てに決まりはなく十人十色、自分らしいやり方を試行錯誤しながら楽しむ心の余裕があれば、働くママもいきいき暮らせそうですね。<後編>では、赤木さんが温くんのために愛をこめて選んだ「子育てアイテム」をご紹介します。 ※今回ご紹介した書籍・ 『ねこ ねこ こねこ』 ・ 『こねこのぴっち』 ・ 『ねこが いっぱい』 ・ 『子どもはみんな問題児』 ・ 『毎日続くお母さん仕事』 ・ 『チョッちゃんはもうじき100歳』 ・ 『子どもと一緒にスローに暮らすおかあさんの本』 取材/文:東ミチヨ 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2016年08月29日