オリックス生命が販売している医療保険と言えば、新キュアシリーズが有名ですが、多くの情報サイトやFPが選ぶ医療保険の中でも上位にランキングされている傾向が高くなっています。そこで本記事では、医療保険の新規加入や見直しを検討している人を対象に、令和元年6月現在におけるオリックス生命の公式WEBサイトより、同社の医療保険の全体的な概要と新キュアの主な特徴やポイントについて紹介していきます。オリックス生命が販売している医療保険の概要オリックス生命が販売している医療保険は、主に4つの種類に分けられ、商品名と大まかな特徴は以下の通りです。「医療保険 新キュア」:七大生活習慣病には特に手厚い保障がついた終身医療保険「医療保険 新キュア・レディ」:女性特有の病気とすべてのがんに特に手厚い保障の女性専用終身医療保険「医療保険 新キュア・サポート」:持病のある方でも入りやすい引受基準緩和型の終身医療保険「死亡保障付医療保険リリーフ・ダブル」:医療保障と死亡保障の両方が得られる終身医療保険医療保険は、大きく終身医療保険と定期医療保険の2つに分けられますが、オリックス生命が販売している医療保険は、すべて終身医療保険となっています。そのため、医療保障を将来に渡って準備しておきたいと考えている人にとっては向きである一方、とにかく安い保険料で間に合わせたいと考えている人には不向きと言えます。「医療保険 新キュア」の特徴とポイント「医療保険 新キュア」は、基本の保障(基本保障)と選べる保障(特約)の2つの保障から構成されており、それぞれの保障における特徴とポイントは、以下の通りです。基本の保障(基本保障)選べる保障(特約)「医療保険 新キュア」を選ぶメリットとデメリットはどこにあるのか「医療保険 新キュア」の特徴とポイントについて紹介しましたが、ここからは、新キュアを選ぶメリットとデメリットはどこにあるのか、表の内容を基に、それぞれ個別に紹介していきます。「医療保険 新キュア」を選ぶメリット「医療保険 新キュア」を選ぶメリットをざっくり紹介しますと、終身医療保険の中では「他社に比べて保険料が安い」「保障がシンプルでわかりやすい」「三大疾病や七大生活習慣病で入院した場合の保障が手厚い」ことが挙げられます。【「医療保険 新キュア」を選ぶメリット①】終身医療保険の中では、他社に比べて保険料が安いオリックス生命の終身医療保険(新キュア)は、他社が販売している終身医療保険に比べて保険料が安い特徴があり、保険料を重視している人にとってみますと、比較検討の選択肢に欠かすことができない終身医療保険と言っても過言ではありません。【「医療保険 新キュア」を選ぶメリット②】保障がシンプルでわかりやすいオリックス生命の終身医療保険(新キュア)は、基本の保障(基本保障)や選べる保障(特約)が少なく、一見デメリットのように思えてしまいますが、保障がシンプルで、必要な保障のみを選択できるメリットがあります。また、保険会社名は出しませんが、長い名称の特約で、どのような場合に保険金が支払われるのか分かりにくい更新型の特約を数多く付けることによる、保険料のロスや保障の低下を防げるメリットもあると言えます。【「医療保険 新キュア」を選ぶメリット③】三大疾病や七大生活習慣病で入院した場合の保障が手厚いオリックス生命の終身医療保険(新キュア)は、三大疾病や七大生活習慣病で入院した場合の保障が手厚いメリットがあり、三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)で入院したときは無制限で保険金が支払われ、七大生活習慣病で入院したときは、1入院120日まで保障されます。個人差はあるものの、一生涯において三大疾病や七大生活習慣病で入院する可能性は比較的高いと考えられ、将来的に効果的な保障になることが見込まれます。「医療保険 新キュア」を選ぶメリットまとめ終身医療保険の中では、他社に比べて保険料が安い保障がシンプルでわかりやすい三大疾病や七大生活習慣病で入院した場合の保障が手厚い[adsense_middle]「医療保険 新キュア」を選ぶデメリット「医療保険 新キュア」を選ぶデメリットはさほど見当たらないのですが、あえて挙げるとするならば、特定疾病保険料払込免除特則の適用範囲が狭いといったデメリットがあります。特定疾病保険料払込免除特則とは特定疾病保険料払込免除特則とは、新キュアに契約加入し、保険料を払い込みしている期間中に特定疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)によって、約款所定の事由に該当した時に、以後の保険料の支払いをしなくても良いといったものになります。ポイントは、脳血管疾患や心疾患ではなく、急性心筋梗塞や脳卒中を発病した場合で、一定要件に該当した場合に特定疾病保険料払込免除特則が適用される部分にあります。特定疾病保険料払込免除特則の適用範囲が狭いとは特定疾病保険料払込免除特則は、がん・急性心筋梗塞・脳卒中が適用対象の疾病にあたり、脳血管疾患や心疾患のように広い疾病に適用しているわけではないため、保障範囲が狭く、必ず特定疾病保険料払込免除特則が有効になるとは言い切れません。特定疾病保険料払込免除特則の有無によって、保険料も変わることになるため、この辺は慎重に検討をしておきたい部分と言えます。オリックス生命の終身医療保険(新キュア)に関するまとめオリックス生命が販売している医療保険(新キュア)は、医療保険の新規加入や見直しを検討している人で、特に保険料や入院に対する保障を重点においている場合、比較検討の選択肢に入れておきたい医療保険と言えます。通院保障が欲しい場合は、通院治療支援特約を付加するなどで対応も可能であることから、ご自身のニーズを再確認した上で必要な特約も付加することで、シンプルかつ無駄の少ない医療保険に加入できるものと思われます。
2019年06月23日本記事は初心者の方が投資信託で大失敗をしないために知っておくべき知識を紹介します。また、どのような投資信託を買っても、積立投資であっても、絶対に大損してしまう落とし穴の運用方法と回避策をお伝えします。大損する投資信託の運用方法をお教えします投資で重要なことは長期×積立×分散投資です。分散投資には投資信託が適しています。それは、極端に言えば一つの銘柄を購入すれば、世界中の株式へと分散投資をしたのと同様の効果が望めるものもあるからです。ですが、どのように長期×積立×分散投資をしていても、大損をしてしまうことがあります。それはどのような場合に起こるのでしょうか。詳しく見てみましょう。積立投資をしていて、市場が暴落したらどうする?投資信託を損切りすべき?長期×積立×分散投資をしていると、ほぼ確実に将来、市場の大暴落に遭遇すると考えられます。しかし、結論を先に申しますと、慌てる必要はありません。それは景気が循環する、という性質を持っているからです。景気循環:景気は永遠に好景気にならないし、永遠に不景気にもならない。日本の四季のように、好景気・不景気はグルグルと回るのが当たり前。景気は循環します。そして、株価というものは未来の会社の利益を割り引いたものだと考えられます。それはすなわち、株価というものも、大きな視点で見ると景気によって上がったり下がったりを繰り返しながら成長をしていく、ということです。投資初心者の方は、最初にこの点をしっかりと理解することが重要です。※図表は筆者作成【質問】積立投資をしていて、市場が暴落!投資信託を損切りすべき?では質問です。『あなたが長期分散積立投資をしていて、市場が大暴落しました。元本は大きく割れています。なんと買った時の半額にまで基準価額(投資信託の値段)が下がっています。大きな含み損を抱えた状態です。あなたは損切りしますか?どうしますか?それはなぜですか?』積立投資を中断して売却する(損切りする)積立投資を継続する積立投資で将来の期待収益率を上げるには「安い時に買う」こと先ほどの問題で1の「積立投資を中断して売却する(損切りする)」を選んでしまうと、どうなるでしょうか?結果だけ見ると、大損失が確定してしまいます。つまり、投資信託で大損してしまうわけです。そのため、投資においては、1の損切りは不正解です。ただし投機では正解です。投機では正解:短期的な売買や生産に積極的に参加していない資産(金や通貨や短期の株式投資など)に資金を投じること。結果はランダムウォーカー(でたらめ)。この場合は、賭けが外れた状態なので、損切りをすることが正解。投資ではどこまで行っても、積立にせよ、一括投資にせよ「安く買って高く売る」ことで将来のリターンが生まれます。つまり、安い時に買うことこそが、将来の期待収益率を上げる方法です。そのため、先ほどの問題の正解は、2の積立投資を継続する、です。積立投資において将来の期待収益率を上げる唯一の方法は、「安い時に買うこと」積立投資をしていて大暴落&大赤字になったら、万歳!喜んで!あなたが欲しいスーツやバッグがあるとします。これがある日、大バーゲン!突然半額になりました!どんな気持ちですか?誰だって嬉しいと思います。しかし、これが投資信託になると、人の気持ちは反対(悲しい気持ち)になってしまいます。なぜでしょうか。それは、人には利得に対して損失を1.5倍から2.5倍嫌がる、というクセがあるからです。人の脳が投資信託の下落が(本当は利得のチャンスだが)損失であると誤解してしまうのだと筆者は考えます。難しいことではありますが、投資信託で大損をしたくない人は、市場が大暴落したら「嬉しい!」と思うクセをつけないといけません。株式市場が世界的に大暴落したら、安く大量に買うチャンス到来!ということ「投資とは、お金を長期で働ける場所に放置する」ということ大損しないためのもう一つの知識は、投資と投機をしっかりと理解することです。短期間での投資信託の売買・・・ランダムウォーカー(でたらめ)なので運次第長期間での積立投資・・・市場のリスクの評価機能が正常なら、リスクのある資産には長期的に見ればリターンがつくと考えられる[adsense_middle]銀行などの手数料の高いところでの勧誘にご注意投資には各種のリスクがつきものです。また、市場が効率的な場合、リスクに応じたリターンがつく、と考えられます。しかし、背負っても意味がなく、マイナスにしか作用しないリスクもあります。それが人的リスク、この場合は銀行などの窓口での勧誘です。勧誘される投資信託は相手(銀行など)にとって有利になりやすい特に上記のような勧誘で紹介されやすい投資信託は手数料が高い傾向にあります。勧誘・紹介される投資信託は全て無視してよい。【長期で見ると、大損しているのと同じことになる理由①】手数料手数料はあくまでも手数料です。手数料をたくさん支払えば、世界の景気が良くなり株価が上昇し、私たちの投資信託の運用成果が向上する!・・・ということはありません。単純に運用成果から手数料が引かれ、実質的な運用成果が下がるだけです。また、「ほんの1%程度だ」という考え方も危険です。・図表は筆者作成ほんの少しの手数料であっても、長期投資では大きく運用成果を下げるだけの要因になるからです。【長期で見ると、大損しているのと同じことになる理由②】勧誘銀行などでの勧誘にはもう一つの注意点があります。それは、勧誘されて「乗り換え」をした場合に考えられます。市場が大暴落した場合に初心者の方が銀行の窓口などに相談に行くと、「こちらに乗り換えませんか?」などと言われるかもしれません。ただこの時に、いま暴落しているものを手放し、好調なものに乗り換えるという行為は非合理的です。それは単純に『長期分散積立投資なのに投機的な損切りをした挙句に、高いものをわざわざ買う』という、結果として大損をする行為だからです。不安になったら、それは人間のクセ(誤作動)かもしれないなぜ、上記のような大損をする行為をしてしまうのでしょうか。それはやはり人が「利得に対して損失が1.5~2.5倍嫌い」というクセを持っているからだと筆者は考えます。資産運用で不安になったら、「何もしない・積立投資に徹する」というのが多くの場合正解になると考えます。長期的に見ると、何もしないことが良い結果になることが多い。市場が効率的な世界ではなおさらそうなると考えられる。【疑問】いやいや、大暴落時に売って底値で買い直せば、もっと儲かるでしょう?このような疑問も浮かぶかもしれません。しかし株価など、金融商品の値動きはランダムウォーカー(でたらめ)です。長期的に見て、リスクに対してリターンが期待できるだろう、という程度のことしか言えません。つまり、ランダムウォーカー(でたらめ)なのですから、大暴落時に売って、もっと下がったところで買い直す、ということは多くの人には不可能なのです。ランダムウォーカー(でたらめ)ですから、一部のラッキーな人にしか起こらないことです。それを法則のように思い込むのは、錯誤相関や後知恵バイアスと呼ばれる認知機能のエラーです。一方、長期分散積立投資なら、何もしないのですから、誰しもがリスクに応じたリターンが期待できるだろう、と考えられます。投資には法則はない。値動きはでたらめで誰にも読めない。当たることはあるが、それはただの偶然。投資信託で大損しない方法に関するまとめ大暴落&大赤字になったら万歳!積立投資では損切りはいりません銀行の勧誘と手数料にご注意本記事では、投資信託で大損しない方法について考察しました。筆者にも経験がありますが、初心者の方はとかく「何かしたがる」ものです。しかし、長期投資においては、市場が効率的だとした場合、何もしない方が良い結果になりやすくなります。本記事が読者の方の合理的な資産形成の一助になれば幸いです。
2019年06月22日医療保険に加入する際、保険料の安さや保障の質を重視するのは誰でも当然のことだと思います。ただ、実際に医療保険の契約をする上で保険料の安さと保障の質をどちらも得るためには、年齢が若いことや健康なことをはじめ、保険契約の仕方など、様々な条件を満たしていることが必要です。そこで本記事では、保険料が安い医療保険を選ぶ前の注意点と、安くておすすめの医療保険をランキング形式で紹介していきます。重要!保険料が安い医療保険を選ぶ前の注意点3つ医療保険を含む生命保険は、物と異なり、保険料を支払って何かしらの将来保障を得られる権利を買うイメージですが、保険料が高ければ高い程、良質な生命保険と言えるわけではなく、逆に保険料が安ければ安い程、悪い生命保険と言い切ることもできません。ただし、保険料が安い場合は何かしらのデメリットがある可能性も高いです。保険料が安い医療保険を例に、選ぶ前にあらかじめ押さえておきたい注意点を3つ紹介します。【注意点①】保険料が安い医療保険は、保険料が終身払いの可能性が高い保険料が安い医療保険は、保険料が終身払いになっている可能性が高く、特殊な事情を除き、亡くなるまで医療保険の保険料を支払い続けていかなければなりません。そのため契約当初の保険料が安くても、長生きすることによって、トータルで支払う保険料が多くなってしまうデメリットが生じる懸念があります。【注意点②】保険料が安い医療保険は、保険期間が有期になっている可能性が高い保険料が安い医療保険は、保険期間が有期になっている可能性が高いです。保障される期間が一生涯ではなく、保険契約が開始になってから10年間や60歳までなどのように、保障期間があらかじめ定まっている懸念があります。なお、この定まった保障が満期を迎えますと、再び保険契約を更新しない限り、医療保険の保障は無くなってしまうことになります。【注意点③】保険料が安い医療保険は、更新型になっている可能性が高い保険料が安い医療保険は更新型になっている可能性が高く、先に紹介した保険期間が満期を迎えた後に、再び保険契約を更新すると、同じ保障を得るための保険料負担が増加することになります。医療保険も含めた生命保険は、年齢が上がれば上がる程、保険料負担が多くなるため、仮に更新型の医療保険の場合、保険契約を更新する都度、長い目で見た時に多くの保険料を負担しなければならない懸念が生じることになります。保険料が安い医療保険を選ぶ前の注意点まとめ保険料が安い医療保険は、保険料が終身払いの可能性が高い保険料が安い医療保険は、保険期間が有期になっている可能性が高い保険料が安い医療保険は、更新型になっている可能性が高いおすすめの保険料が安い医療保険ランキング保険料が安い医療保険を選ぶ前の注意点を紹介させていただきましたが、ここでは参考情報として、保険料が安い医療保険について紹介します。なお、保険料をシミュレーションする上での前提条件は以下の通りとします。シミュレーション年齢は、30歳の男性および女性とします保障の良し悪しを考慮せず、保険料が最も安くなることを最優先します保険料は、月払いによるものとします医療保険だけではなく共済も含むものとします第3位ソニー損保「ZiPPi(ジッピ)」ソニー損保が販売している入院実費型の医療保険「ZiPPi(ジッピ)」は、健康保険や国民健康保険などの公的医療保険を使用した入院治療費の窓口負担額(3割分)が全額保障される特徴があります。また、保険料が安い医療保険を選ぶ前の注意点で紹介しましたように、保険期間が5年の有期で更新型の医療保険になっているため、5年ごとに契約を更新することによって、負担する保険料が増加していくことになります。第2位都道府県民共済「総合保障1型」都道府県民共済の「総合保障1型」は、18歳から65歳までの健康な方であれば加入できる共済にあたり、月額1,000円の掛金で、医療保障と死亡保障のどちらも得られる特徴があります。なお、都道府県民共済は、保険期間(共済期間)が1年ですが、更新型の生命保険とは異なり、掛金が増加していくことはありません。都道府県民共済へ加入する前の注意点都道府県民共済は、少ない掛金で医療や死亡の保障を得られるのが特徴ですが、たとえば総合保障1型の場合、65歳以降など一定年齢に達すると、原則として保障が終了することになります。なお、総合保障1型は、65歳以降に月額2,000円以上の基本コースへ変更をすることも可能ですが、これまでに比べて保障が少なくなるデメリットや健康告知に引っかかることによって、保障が継続できない懸念も生じてしまう点に細心の注意が必要です。[adsense_middle]第1位アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの定期医療」アクサダイレクト生命が販売している定期医療保険は、病気やケガで入院した場合、1日あたり5,000円が保険金として支払われ、所定の手術を受けた場合は、1回につき50,000円が保険金として支払われる特徴があります。こちらも、保険料が安い医療保険を選ぶ前の注意点で紹介しましたように、保険期間が10年の有期で更新型の医療保険になっているため、10年ごとに契約を更新することによって、負担する保険料が増加していくことになります。医師や看護師などの相談が無料で付帯されるアクサダイレクト生命が販売している定期医療保険に加入しますと、医師や看護師などに24時間365日電話で健康相談をするサービスや、総合相談医が無料でセカンドオピニオンの相談に応じるサービスが無料で付帯されることになります。3社の保障を比較して考えられるポイントを簡単にまとめます月々の保険料が安く、さほど大きく変わらないにしても、保障内容を比較しますと、それぞれ大きく異なることが分かります。家計状況はもちろんですが、ご自身が抱えているニーズに最も合っている医療保険を探すことが大切であり、仮に入院した場合の医療費の自己負担金額も考慮した商品選びをする必要があると考えられます。医療保険に加入する目的を再確認しておきましょう通常、医療保険は、病気やケガなどで入院した場合などにおいて、多額にかかる医療費の補填を目的として加入するのが一般的であるため、医療保険に加入して保険金が支払われたとしても、保険金ではまかない切れないさらに重い自己負担を強いられてしまうのであれば本末転倒です。安い保険料といった目先の部分にだけ捉われるのではなく、先を見越した医療保険選びをすることが何よりも大切なことを忘れないようにしたいものです。安くておすすめの医療保険ランキングに関するまとめ保険料が安い医療保険を選ぶということは、保険料の終身払いや更新型による保険料の増加懸念をはじめ、保障期間が限られている可能性といったデメリットを確認し、しっかりと理解しておくことがとても重要です。特に医療保険は、病気やケガなどによって入院した場合における将来の保障を準備する目的がある生命保険であるからこそ、保険料が安いといった目先の部分だけに捉われない選び方をしていくことが大切とも言えます。
2019年06月22日医療保険は、公的医療保険と民間医療保険の2種類があり、いずれの保険料を支払った場合も、所得税や住民税の負担額を軽減する所得控除の対象になります。ただし、実際に負担した公的医療保険料と民間医療保険料では、適用となる所得控除の種類が異なるほか、税額を軽減する効果も大きく異なります。そこで本記事では、2つの医療保険にかかる所得控除と知っておきたいポイントについて紹介していきます。医療保険と所得控除の基本ポイント保険会社を問わず、上記図のように適用制度が新制度なのか旧制度なのか記載されているため、そちらを見ることでどちらの制度なのか簡単に確認することができます。新制度と旧制度のいずれの契約もある場合は、シミュレーターの活用がおすすめ生命保険料控除について、新制度と旧制度のいずれの生命保険にも加入している場合は、適用の仕方によっては税負担を少なく抑えられる場合があることをお伝えしました。しかしながら、そのような専門的なことはよくわからないといった方も多いと思いますので、保険会社が無料で提供している生命保険料控除のシミュレーターを使ってみるのも良いでしょう。参考までに、以下、第一生命が無料提供している計算ツールとなります。医療保険と関係の深い医療費控除について医療保険に加入している状態で、病気やケガで入院した場合など、保険金の支払事由に該当する場合は、保険会社から保険金を受け取ることができます。この時、医療保険と関係の深い所得控除として、これまで解説した生命保険料控除のほかに、医療費控除が挙げられます。医療保険に関わる控除についてのまとめ医療保険に関係する控除には、生命保険料控除と医療費控除があります。保障内容や保険料といった目に見える部分だけではなく、いずれの控除も考慮しておくことがとても大切です。
2019年06月21日医療保険は、病気やケガで入院や手術をした場合などにおいて、保険契約をした内容に基づいて保険金が支払われる生命保険のことを言います。通常、生命保険で医療保障を準備するためには、終身医療保険や定期医療保険に加入する方法や他の生命保険に別途、特約として追加の保障を付けるといった方法が一般的です。本記事では、これらの方法の内、医療保険の加入や見直しは終身医療保険が望ましい理由を紹介していきます。そもそも医療保険に加入する目的を考えてみよう上記図の定期タイプが定期医療保険、終身タイプが終身医療保険を指しており、それぞれの医療保険における特徴について、押さえておくべきポイントを次項から紹介していきます。定期医療保険のポイント定期医療保険は、医療保障のされる期間が一定期間定まっている医療保険のことを言い、以下のイメージ図は、保険期間が10年の定期医療保険の例となります。上記図は、保険期間が10年の定期医療保険に30歳から加入したイメージとなりますが、30歳から40歳までの10年間が満了すると、医療保障される期間が終了します。引き続き保障を継続したい場合は、更新契約をすることで、今度は40歳から50歳までの10年間に渡って保障継続することができるものの、同じ保障を得るのに、更新の都度保険料が増加するデメリットがあります。医療特約も同じ仕組み本記事の冒頭では、生命保険で医療保障を準備するためには、終身医療保険や定期医療保険に加入する方法や、他の生命保険に別途特約として追加の保障を付けるといった方法が一般的とお伝えしました。ここで、他の生命保険に別途特約として追加の保障を付ける方法が、医療特約にあたり、定期医療保険と仕組みは基本的に同じとなります。つまり、同じ保障を得るのに、医療特約を更新する都度保険料が増加することになります。終身医療保険のポイント終身医療保険は、保険契約が開始になると、医療保障のされる期間が一生涯に渡って続く医療保険のことを言い、負担しなければならない保険料も上下変動することがなく、一定となります。上記図は、30歳から終身医療保険に加入したイメージとなりますが、保険契約を解約しない限り、30歳から一生涯に渡って医療保障が継続し、かつ、保険料も定期医療保険のように上がらず、当初の契約時と同じ保険料となります。[adsense_middle]医療保険選びの注意点終身医療保険と定期医療保険の保険料を比較しますと、基本的に定期医療保険の方が安い特徴があるものの、性別を問わず、年齢が高くなるほど、いずれの医療保険も保険料が高くなります。また、若い内から定期医療保険に加入すると、当初は安い保険料で保障を確保できますが、年を重ねて更新継続する度に保険料が増加していき、結果として終身医療保険に加入するよりもトータルで多くの保険料を支払うことになる点に注意が必要です。【医療保険選びの注意点①】医療保険は、目先の部分ではなく将来を考慮して考えることが大切前項の注意点を踏まえると医療保険は、目先の保険料ではなく、将来を考慮して考えることがとても大切なことをご理解できると思います。特に終身医療保険は、定期医療保険に比べて契約当初の保険料は高いものの、ずっと保険料が変わらず保障が一生涯続くメリットは、すでに紹介した医療保険に加入する目的と合致しているはずです。いつ利用することになるのか予測もつかない医療保険であるからこそ、医療保障がされる期間を限定する定期医療保険は非合理的であり、定期医療保険に加入するくらいであれば、最初から医療貯蓄をする方が合理的なのではないでしょうか?【医療保険選びの注意点②】医療保険は、新しい古いといった問題ではなく保障内容が大切巷では、終身医療保険の落とし穴として、保障内容が古く陳腐化されることが問題と指摘している情報も出回っておりますが、電化製品などの物と生命保険を一緒にするのは大きな間違いであり、生命保険はそもそも消耗品ではありません。たとえば医療保険の場合、入院や手術などで高額になってしまった医療費の内、自己負担しなければならない部分を補填する目的があり、この目的を果たせる保障内容であれば良いわけです。【医療保険選びの注意点③】公的医療保険とセットで医療保険の保障内容を考える公的医療保険は、健康保険や国民健康保険などのように、すべての国民が何かしらの公的医療保険に加入しており、どの公的医療保険に加入していたとしても、高額療養費制度などの保障を受けることができます。効果的な医療保険の保障を考えるためには、公的医療保険の保障も考慮することが極めて大切であり、加入している公的医療保険を加味しながら医療保険の保障を考えるのが最も効果的だと筆者は言い切ります。医療保険選びの注意点まとめ医療保険は、目先の部分ではなく将来を考慮して考えることが大切医療保険は、新しい古いといった問題ではなく保障内容が大切公的医療保険とセットで医療保険の保障内容を考える加入や見直しに終身医療保険が望ましい理由まとめ医療保険の加入や見直しは終身医療保険が望ましい主な理由をまとめます。医療保険は、一生涯において、いつ使うことになるのか不確定であるため、確実に保険金を受け取ることができる準備をしておくことが最低限望ましいと考えられるため終身医療保険は、定期医療保険や医療特約と比較すると、当初の保険料は高いものの、将来を考慮して考えると負担する保険料が少なくて済むため医療保険の必要性は個々によって異なりますが、公的医療保険の保障内容や高額療養費の自己負担分を考えた上で、加入や見直しを検討することで、少なくとも良質で効果的な医療保険に加入できることは確かだと言えます。
2019年06月20日医療保険や介護保険は、いずれも公的保険と民間保険の2種類に分けられる特徴があり、それぞれの保険を実際に利用するためには、年齢やその他の条件が細かく関係してくる場合があります。そこで本記事では、医療保険と介護保険の違いについて、公的のものと民間のものに分けてそれぞれの違いとポイントについて紹介していきます。公的医療保険とは公的医療保険とは、健康保険、国民健康保険、後期高齢者医療保険などのことを言い、国民皆保険制度と呼ばれる制度の下、すべての国民が何らかの公的医療保険に加入しています。また、1人に対して1枚の公的医療保険証が交付される仕組みになっており、実際に加入することになる公的医療保険の種類によって、それぞれ手続きや申請する先が異なることになります。公的医療保険の自己負担金額公的医療保険は、病院や診療所などで診察を受けた場合や薬局から薬を処方された場合などに窓口で負担するお金のことを言い、年齢や収入(所得)によって、自己負担しなければならない割合は異なります。なお、令和元年6月現在における自己負担割合は、以下の通りです。注意書きについて公的医療保険の自己負担金額は、お住いの市区町村によって自己負担金額が異なる場合があり、たとえば、中学校を卒業するまでの子供の医療費が無料の市区町村があるほか、世帯収入(所得)によって、1ヶ月あたりにかかる子供(1人あたり)の医療費の上限が1,000円までなど、様々です。また、70歳以上の場合であったとしても、現役並みの所得者と判定された方は、医療費の自己負担金額が3割となる点にも注意が必要です。公的介護保険とは公的介護保険とは、年齢が40歳になるとすべての方が強制加入となり、公的介護保険料も、これまで負担してきた公的医療保険料に上乗せされる仕組みになっています。また、公的介護保険は、年齢が40歳以上64歳未満の第2号被保険者と年齢が65歳以上の第1号被保険者に分けられ、公的介護保険のサービスを利用するための条件が大きく異なる特徴もあります。公的介護保険を利用するには、要介護認定を受けることが必要公的介護保険は、公的医療保険とは異なり、介護保険のサービスを利用するためには、年齢が40歳以上であることに加え、お住いの市区町村から要介護認定を受けることが必要になります。そのため、誰でも公的介護保険を利用できるわけではなく、利用するための条件を満たしていなければならない点に注意が必要です。公的介護保険の自己負担金額公的介護保険の自己負担金額は、原則として1割負担となりますが、平成30年8月から介護保険法が法改正されたことによって、65歳以上の公的介護保険の第1号被保険者は、収入によって負担割合が2割から3割に変わることになっています。公的医療保険と公的介護保険の違いここまで公的医療保険と公的介護保険についてのポイントを紹介してきましたが、主な違いは、以下の表の通りです。公的医療保険は、すべての方が医療サービスを受けられる一方で、公的介護保険は、40歳以上で、公的介護保険を利用するために要介護認定をお住いの市区町村から受けなければ、公的介護保険は利用できないところが大きなポイントです。[adsense_middle]民間医療保険とは民間医療保険とは、保険会社が販売している医療保険のことを言い、加入義務のある公的医療保険とは異なり、別途、任意で加入契約するものとなります。なお、民間医療保険は、加入契約する時点での年齢や性別による保険料の違いがあるほか、加入契約する保険会社によって保障内容も異なります。加えて、病歴や現在の身体状況、契約年齢によっては、必ず加入できるものではない特徴も併せ持っています。民間医療保険は、公的医療保険の自己負担金額を補填する役割がある先に紹介した公的医療保険は、置かれている立場によって、医療費の自己負担金額が1割から3割となりますが、生活保護などの特殊な事情を除き、どの立場であったとしても、ご自身のお金を支出して医療費を負担していることに変わりありません。一方、民間医療保険は保険料を定期的に支払う必要があるものの、入院や手術などによって伴う高額な医療費負担を、保険金が支払われることによって補填する役割があります。民間介護保険とは民間介護保険とは、保険会社が販売している介護保険のことを言い、40歳になると強制加入となる公的介護保険とは異なり、別途任意で加入契約するものとなります。なお、民間介護保険も民間医療保険と同様に、加入契約する時点での年齢や性別による保険料の違いがあるほか、加入契約する保険会社によって保障内容も異なります。加えて、病歴や現在の身体状況、契約年齢によっては、必ず加入できるものではない特徴もあります。民間介護保険の保障は、基本的に公的介護保険と連動している民間介護保険は、保険契約に応じて保険金が支払われることになりますが、民間介護保険の保障は、公的介護保険と基本的に連動する仕組みになっています。つまり、民間介護保険に加入していたとしても、公的介護保険を利用しなければ保険金が支払われることはありません。加えて、民間介護保険で保険金が支払われる場合の要介護度も大きく関係するため、必ず保険金が支払われるとは限らない点は要注意です。民間介護保険も自己負担金額を補填する目的がある民間介護保険は、すでに解説した民間医療保険と同じように、公的介護保険を利用したことによって生じた自己負担金額を補填する目的がある生命保険になります。実際のところ、公的介護保険の自己負担金額は、市区町村から認定を受けた要介護度や年齢、収入状況をはじめ、実際に受けた介護サービスの内容によって異なりますが、負担割合が仮に1割であったとしても、長期間に渡る自己負担金額は大きな負担になることは確かです。医療保険と介護保険の違いに関するまとめ医療保険と介護保険は、いずれも公的なものと民間のものに分けられますが、年齢やその他の条件によって、利用できる場合と利用できない場合があることが分かりました。私たちが毎日の生活をしていく上で、公的医療保険と公的介護保険の加入義務を避けて通ることはできないため、これらの保障を受けた場合における自己負担金額をどのようにして確保するのか、できる限り若い内から考え、対策を取っておくことが大切だと言えます。
2019年06月18日本記事では積立投資におすすめであろうと筆者の考える投資信託1位~5位までを、ランキング形式で紹介します。※本記事は特定の投資信託を推奨・斡旋する意図はありません。合理的な投資を考察するものです。積立投資におすすめの投資信託とは?まず最初に、積み立て投資におすすめの投資対象について、初心者向けの押さえておきたい基本的な考え方を解説します。本記事では以下の2点です。短期的に見ると、大きく損をする可能性のある株式が主体の投資信託であること個別の株式ではないまた、上記以外の基本として、「信託報酬が0.3%以内、購入時手数料・売る時にかかるお金はゼロ」「市場平均に連動するインデックス型であること」の2点が挙げられます。【おすすめしたい積立投資の選び方①】短期的に見ると、大きく損をする可能性のある株式が主体であることそれでは、本記事の2つのポイントのうち、最初の①から見てみましょう。短期的に見ると、大きく損をする可能性のある株式が主体の投資信託であることこれは、積立投資初心者の方にとっては「どうして大きく損をする可能性のある株式が主体の投資信託が重要なの?損する可能性の低い方が良いのでは?」と思われるかもしれません。その理由は、市場が効率的な場合、『リスクとリターンはおおむね比例する』と考えられるからです。市場が効率的とは:現代の株式市場や債券市場などは、機関投資家(プロ)が過半を占めているとされる。そのため、正常に株価などが判断されていれば、リスクの低いものは低い割引率の高い価格が付くので、将来の期待リターンは低くなると考えられる。つまり、ローリスク・ローリターンである。一方で、リスクの高い株式主体の投資信託は、より割り引かれた価格が現在ついている(投資家の要求リターンが5~6%と高い)はずなので、将来の期待リターンは高くなると考えられる。つまり、ハイリスク・ハイリターンであると考えられる。そして、株式が主体の投資信託はハイリスク・ハイリターンな金融商品です。積立投資では、目先のリスク(激しい縦の値動き)ではなく長期での期待リターンを望むもの積立投資では毎月コツコツと数千円~数万円程度を分散して投資していきます。そのため、長期的に見て期待リターンが大きくなるものを投資対象として選ぶことが重要だと筆者は考えます。これは、同じ金額を同じ期間、投資に回すのなら、できるだけ大きくなった方が良いだろう(効率が良い)、というシンプルな考え方だと思っていただけるとわかりやすいかと思います。期待リターンとは:「このくらいのリターンが期待できるのではないか」とする一つの目安。ただ、あやふやな未来のことを数値化したものなので、算出する人や機関によって数値は異なる。また、未来のことなのであまりあてにならない。ちなみに、短期投資でも長期投資でも、効率の良い投資をすることが重要だと筆者は考えます。そのため、積立投資の期間や、年齢によって投資対象の考え方や対象そのものが大きく変化することはないと考えています。【おすすめしたい積立投資の選び方②】個別の株式ではない「株式がハイリスク・ハイリターンであるなら、投資信託ではなく個別の株式をピンポイントで買えば良いではないか?」とも思われるかもしれません。しかし、こちらも理論上は分散投資を誰でも手軽に行える投資信託を選択する方が合理的になります。なぜでしょうか?その理由は、投資信託で保有した方がリスク(値動きの振れ幅)が小さくなるからです。リスクとは:しばしば「危険」という意味でも用いられるが、資産運用の世界では同時にリターンの散らばり(標準偏差)・値動きの振れ幅を指す。つまり、リスクが高い・低いとは、統計的に見た資産(株式や債券)の値動きの振れ幅が大きいか小さいかをここでは指す。複数の株式を保有すると、初心者でも専門家でも、誰でも簡単にリスク(値動きの振れ幅)が小さくなる一例ですが、個別の株式の場合、リスクが大きいです。一方、資産運用では期待リターンが同じならリスクが低い方が効率が良い、と考えられます。そして、投資信託とは「入れ物」のようなものですので、株式主体の投資信託を保有すれば、その中には数十から数千社程度の株式が内包されているのと同様の分散効果が生まれます(種類による)。また、そのように複数の金融商品を保有すれば(投資信託を持てば)自然とお互いの値動きの振れ幅が干渉しあい、値動きのトータルの幅を小さくします。その為、分散投資をした方が合理的、ということになります。【質問】ちょっと待って!リスクが高い方がリターンが高いなら、分散しないで個別の株式の方が有利なのでは?上記のような質問も浮かぶかもしれません。確かに、ある特定の株式が短期間に十倍などに値上がりすることがあります。それは事実です。また、先ほども述べましたように、リスクとリターンはおおむね比例すると考えられます。しかし、全体的に見た場合、答えはノーだと思われます。なぜでしょうか。それは、分散することで簡単に消えてしまう個別株式のリスクは、市場の参加者が評価しない、と考えられるからです。つまり、初心者でも複数保有すれば簡単に相殺することのできるリスク(非市場リスク)には、誰も追加的なリターンを付けないだろう、という考え方です。非市場リスクとは:例えば、会社の社長が交通事故やセクハラで逮捕されたりすることによる株価の下落など。市場や景気などとは無関係の企業個別のリスクなどを指す。市場が効率的であるならば、評価されるリスクとは、分散することでは消せない市場リスクだけだと考えられます。市場リスクとは:分散投資によって消すことのできない、市場全体にかかるリスクのこと。一例:2008年の世界金融危機など。つまり、どのように分散投資を徹底していても、将来的にはほぼ確実に大きく値下がりする時期が来る。そして、それは投資信託を保有することで、誰でも市場リスクだけを背負うことができやすくなります(種類による)。[adsense_middle]積立投資におすすめの投資信託ランキング以上を踏まえました、筆者の独断と偏見による積み立て投資におすすめの投資信託ランキングを5位~1位まで発表します。※数値は記事執筆時点の内容です。1位だから絶対に儲かる!というワケではありませんよくある誤解として、ランキングの上位を買えば儲かる、というものではありません。運用成果は市場次第、つまり世界の景気次第です。景気が良くなれば、未来の利益が上がるので、現在の株価が上がります。つまり、運用成績が良くなります。また、どのように分散投資をしようとも、本文中で触れたように、消せない市場リスクが残ります。景気が悪くなれば、未来の利益が下がりますので、現在の株価が下がります。つまり、運用成績が今度は悪くなります。そのため、長期間積み立て投資をしていると、ほぼ確実に大きく目減りをする時期(金融危機)に遭遇するでしょう。安い時にたくさん買うことができるのが積み立て投資のメリット積立投資においては、金融危機時などの大きく値下がりした時もコツコツと買い進めることが重要です。つまり、安い時期に買うことで将来の期待収益率の上昇を期待できます。積立投資をしているのにも関わらず金融危機時に慌てて売却をすると、全く反対の成果になることが容易に想像できます。積立投資におすすめの投資信託に関するまとめ積立投資におすすめの投資信託はリスクが大きい株式主体の投資信託であること個別の株式より投資信託の方が効率が良いのではないかどのような分散投資をしても、未来においては大きく値下がりする時がくると想定する今回は、積立投資におすすめの投資信託についてランキング形式で考察しました。積立投資そのものは、人間の持つ認知エラーを回避し、合理的な資産形成を『誰にでも』できるようにする、素晴らしい仕組みだと筆者は考えます。本記事が読者の方の合理的な資産形成の一助になれば幸いです。
2019年06月17日医療保険には、公的医療保険と民間医療保険の2種類があり、保険会社が取り扱っている医療保険は民間医療保険にあてはまります。民間医療保険は、病気やケガによる入院をはじめとする手術や通院をした場合など、保険契約をした内容によって保障の有無が異なることになりますが、民間医療保険の必要性は個々の置かれている立場によって変わります。そこで本記事では、民間医療保険の必要性と考え方について紹介していきます。民間医療保険の必要性を判断するための重要事項たとえば、年収が400万円だとしますと、上記イメージ図のウに該当すると推測でき、仮に1ヶ月あたり100万円の医療費がかかった場合における自己負担限度額は、以下のように計算されます。80,100円+(1,000,000円-267,000円)×1%=87,430円別途自費になる医療費があることも知っておこう仮に年収400万円の人が、1ヶ月あたり100万円の医療費がかかった場合における自己負担限度額は、87,430円で済むことが分かりました。しかし、入院をした場合は、食事代(病院食)や差額ベッド代もかかることになり、これらは公的医療保険の保険対象外となるため、すべて自費扱いとなります。そのため、これらの金額も考慮した上で、実際に負担することになる自己負担医療費を考えることが極めて重要になります。参考:医療費の自己負担例仮に、年収400万円の人が1ヶ月に100万円の医療費がかかったものとし、病気で14日入院した場合における医療費の自己負担額が概ねどのくらいになるのか一例を紹介しておきます。(令和元年5月現在)なお、差額ベッド代は、1日あたり5,000円として計算します。高額療養費制度適用後の自己負担額:87,430円食事代(病院食):19,320円(460円×3食×14日)差額ベッド代:70,000円(5,000円×14日)合計:176,750円上記金額に加えて、消耗品など、目に見えづらい細かなお金もかかることを考慮しておく必要があると言えるでしょう。【医療保険の必要性があると考えられる人②】経済的な余裕や貯蓄がない人経済的な余裕や貯蓄がない人が、病気やケガによって入院をしてしまった場合、高額療養費制度が適用された後であったとしても、医療費の自己負担が家計の重荷になってしまうことは十分考えられます。そのため、このような立場に置かれている人は、十分な貯蓄(資産形成)ができるまでの時間がかかることが予測できるため、現在だけではなく将来のことも考慮した上で医療保険に加入しておくことが望ましいと考えられます。[adsense_middle]【医療保険の必要性があると考えられる人③】将来的に収入の増加や資産形成(貯蓄)が見込めない人こちらは個人差がある部分となりますが、現在就いている職業や勤務先において、将来的に収入の増加や資産形成(貯蓄)が見込めない人は、将来入院などによる医療費の自己負担額が重荷になることが十分考えられます。仮に、住宅ローンの返済や子供の教育費に加え、高額な医療費の自己負担がかかった場合、家計のお金を捻出するのが難しいと思われるなら、医療保険に加入しておくことが望ましいでしょう。【医療保険の必要性があると考えられる人④】傷病手当金が支給されない人傷病手当金は、病気などで休業中の場合に勤務先から給与が支払われない場合に支給されるお金で、病気などで療養中の本人や家族の生活を保障するための制度です。一般に、傷病手当金が支給される人は、健康保険の被保険者(給与から健康保険料が天引きされている人)や建設国保などに加入している人が対象となるため、自営業者など、国民健康保険に加入している人は、民間医療保険に加入しておくのが望ましい考え方もあります。医療保険の必要性があると考えられる人まとめ高額療養費制度を適用した後の自己負担金額が重荷になる人経済的な余裕や貯蓄がない人将来的に収入の増加や資産形成(貯蓄)が見込めない人傷病手当金が支給されない人医療保険の必要性がないと考えられる人医療保険の必要性がないと考えられる人とは、医療費の自己負担分を支出した場合でも、お金に余裕がある人と考えることができます。先の例から考えますと、1ヶ月あたり約17万円という大金を負担することになったとしても、家計にとって特段の影響を与えない人であれば、医療保険に加入する必要はなく、むしろ医療貯金をする方が得策になると考えられます。医療貯金とは医療貯金とは、本来ならば、医療保険に拠出する保険料を将来の医療費のために貯金することを言い、たとえば、1ヶ月あたりの民間医療保険料が5,000円の場合、毎月、5,000円ずつ積立貯金するといったイメージです。医療貯金は、実際に始めてから早い段階で医療費の支出が必要になった場合は、お金が足りないデメリットが生じてしまうものの、長い年月が経っても医療費がかからない場合は、まとまったお金を貯められるメリットが生じます。医療貯金の効果先の例を踏まえまして、医療貯金の効果を医療保険に加入する場合と比較して考えてみます。なお、医療貯金および医療保険のいずれも1ヶ月あたり5,000円ずつ拠出するものとします。医療貯金および医療保険のいずれも拠出金額は同額ですが、最も大きな違いは手元にお金が残るのか、残らないのかといった違いになります。一般に、医療保険に拠出した保険料は掛け捨てになるため、保険を利用しなかった場合の保険料300,000円(5年分)は無駄なお金になってしまうものの、医療貯金の場合、300,000円を手元に残すことができます。医療保険の必要性・不要の場合についてのまとめ医療保険の必要性は、現状の部分だけを見ますと、多くの方が必要と思われる場合があると推測できますが、将来(一生涯)を考えて医療保険に加入することが重要なのは確かです。一方、医療貯金の効果を見た時、高額な医療費を負担しない限り、長きに渡ってお金が貯まっていくことになるわけですから、家計の現状と将来を考えながら、慎重に医療保険の必要性を考えていくことが極めて重要と言い切ることができます。そのため、医療保険の必要性は、個々によって必要可否の判断が異なることになります。
2019年06月16日がん保険には色々なタイプの商品がありますが、積立型タイプのがん保険があることをご存知でしょうか。今回はこの積立型がん保険をランキング形式で紹介しながら、積立型タイプの特徴についてわかりやすく説明していきたいと思います。積立型がん保険のランキングそれではランキング形式で積立型がん保険を紹介していきたいと思います。今回のランキングの検討に際しては、がん保険だけではなく、がんの保障を含んでいる保険も調査対象としています。(小規模短期保険を除きます)また、今回の評価ポイントとしては、確実に積立となっているかどうかという観点を重視して、筆者独自の判断で順位づけをしました。調査対象:がん保険・がん保障を付帯している保険評価観点:確実に積立になっているかどうか第5位:がん診断保険R(東京海上日動あんしん生命)第5位は、東京海上日動あんしん生命のがん診断保険Rです。ペットネームのRはリターン(Return)の頭文字からとったものだと推測されますが、まさにこのリターンということが積立型がん保険であることを表しています。最初に、商品概要を一覧表で見てみましょう。がん診断保険Rの特徴がん診断保険Rの積立内容ですが、70歳時(厳密には70歳の年契約応当日)に、主契約の払込保険料相当額を「健康還付給付金」(上表の場合は合計6,094円のうち、主契約分3,360円の35年間分である1,411,200円)として受け取れることです。逆に言うと特約の保険料は掛け捨てになっていて、主契約の保険料が積立型であるといえるでしょう。上記の例でも約140万円となりますので、それなりにまとまった金額の積立になります。しかしながら注意点としては、70歳になるまでは還付されないため、途中で解約しても受け取れません。また、70歳までの間に主契約の診断給付金100万円を受け取っていたとすると、それは健康還付給付金から差し引かれます。(上記の例でいうと、1,411,200円マイナス1,000,000円で411,200円が受け取れます。)第4位:総合保障保険 スーパー2000(楽天生命)第4位は楽天生命の総合保障保険 スーパー2000です。2000というのは毎月の保険料負担を一律2,000円としているところから名付けられています。それでは具体的な保障内容を確認していきましょう。総合保障保険 スーパー2000の特徴冒頭でも紹介しましたが、総合保障保険 スーパー2000の最大の特徴は保険料が一律2,000円と設定されており、月々の保険料負担を軽くしていることです。また積立型の内容ですが、1年間入院がない場合に5,000円を受け取ることが出来ます。年間の保険料負担は24,000円ですから、支払った保険料の2割を受け取れることになります。注意点としては、がん以外の保障が備わっているため、人によっては要不要が分かれると思います。次の注意点は、年齢が上がるにしたがって保障額は減っていくという点です。これは保険料を一律2,000円にしていることで生じる結果です。(通常は保障額を一定にするために保険料が上がっていきます。)最後に、保障が1年更新となっていることに注意してください。最長65歳までは更新をして保障を継続していくことが出来ますが、一生涯の保障ではありません。第3位:アクサダイレクトのがん終身(アクサダイレクト生命)第3位は、アクサダイレクト生命のがん終身です。こちらもまずは保障内容をご覧ください。アクサダイレクトのがん終身の特徴アクサダイレクトのがん終身の積立内容を確認していきましょう。がんにならなかった場合という前提条件はありますが、3年ごとに5万円の無事故給付金を受け取ることができます。3年間の保険料合計は上記の例ですと142,920円となり、保険料の約35%が受け取れる計算となるので保険料に占める積立の割合は多いと言えるでしょう。注意点としては、3年間のうちにがんとなってしまった場合には無事故給付金は受け取れないという点です。それ以外はがん保険としてもバランスの取れた内容になっています。[adsense_middle]第2位:リンククロス ピンク(損保ジャパン日本興亜ひまわり生命)第2位は、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命のリンククロス ピンクです。特徴的な保障内容となっていますので、まずは保障内容を確認してください。リンククロス ピンクの特徴リンククロス ピンクの積立内容ですが、がんにならなかった場合という前提条件になりますが、2年ごとに5万円が受け取れるという内容になっています。上記の例ですと2年間の保険料合計は78,960円ですから、実に6割を超える金額が積み立てられているということになるのです。また、がん保険の特徴としては、女性専用であることに加えて、がん診断給付金の保障に絞った内容となっており、追加加入を考える際にも対象としたい積立型がん保険と言えるでしょう。第1位:フェミニーヌ(損保ジャパン日本興亜ひまわり生命)第1位は損保ジャパン日本興亜ひまわり生命のフェミニーヌです。フェミニーヌというと女性保険というイメージが強いのですが、がん保障も兼ね備えた積立型の保険といえるのです。それでは保障内容を確認していきましょう。フェミニーヌの特徴フェミニーヌは入院の保障をベースに、がんになった場合に給付金が上乗せされるという保障内容となっています。積立の内容としては、3年ごとに105,000円を受けることが出来ます。2位から5位までの積立型がん保険とは異なり、がんであろうが入院をしていようが、生存している限りは受け取れる給付金となっています。これがフェミニーヌの最大の特徵です。上記の例ですと、3年間の保険料合計は224,424円となっていますので、105,000円はその約47%となりますので、およそ半分弱の積立になっているということがわかります。積立型のがん保険ランキングに関するまとめ積立型のがん保険について、ランキング形式で紹介をしてきました。積立型といっても、がんの給付に関係なく支払われるタイプの商品や、がんにならなかった場合に支払われるタイプの商品など、積立型の内容に違いがあることを押さえてください。そのうえで、当然ながらがんの保障と、保険料負担額を考慮して、ご自身に合った積立型がん保険を選ばれることが大切です。特に積立型の貯蓄性が高まるほど保険料負担額は重くなりますので、途中で続けられなくなる、ということがないように注意してください。
2019年06月15日やiDeCo、普通預金・投資信託・外貨建て生命保険・株など、様々な資産運用の方法がありすぎてどれから手を付けて良いかわからない、といった声をよく耳にします。そこで本記事では、資産運用のリスクや注意点などの初歩的な解説から始め、1000万円を運用する場合の就業スタイル別(会社員・自営業など)おすすめ運用方法について紹介したいと思います。そもそも資産運用とは?リスクと注意点についていざ資産運用を始めよう!と思い立っても、どういう基準で何を選んだらよいのか等、何からスタートすれば良いか目安がないと困ってしまいます。ここでは、資産運用を実際に始めようとした際に知っておいて損はない初歩的な内容から、運用の注意点なども交えて解説していきたいと思います。資産運用のポイント①:資産運用って何?資金と資産の違いは?資産運用という言葉は一般的に使われるようになってきましたが、よくよく考えてみると「資産」とは何を指すのでしょうか。「資産」に似ている言葉に「資金」というものがあります。「資産」とは、お金だけでなく不動産や金など、換金性のあるものの総称です。「資金」とは、資産の中の現金部分のみを指している言葉です。つまり「資産運用」とは、現金のやりとりだけで利益を生み出すのではなく、不動産や金などの換金性のあるモノのやりとりも含めた総称的な運用のことを指します。資産運用のポイント②:余裕を持った資金計画がリスクを遠ざける資産運用をスタートする際に必要なのは「余裕を持った資金計画」です。資産運用を始める際、特に初心者の方は「大きな損害が出てしまったらどうしよう」と考える方が多くいらっしゃいます。これは当然の心理と言えます。なぜなら、資産運用だけではなく新しいことをスタートする時は、知らない事ばかりですから怖いに決まっています。この「怖い」という心理を少しでも軽くするためには以下の点を心がけましょう。余裕資金で運用をスタートすること(当面使わなくても生活に困らない資金を運用に充てる)長期運用を心がけ時間の余裕を持つこと(短期的に利益が出なくてもすぐ手放さない)この2つの余裕を持つことで、急な値下がりにも慌てずに長期的な目で運用を考えることができますし、そもそも余裕資金で運用をスタートすることで、万が一損失が出てしまった場合でも生活に与える影響はほぼないと考えられます。資産運用のポイント③:分散投資で賢い運用をしよう1000万円を運用するとして、一つの金融商品に全て使ってしまうと、利益が出た際には良いですが、損失が出た場合には一気に全てを失ってしまうことになりかねません。ではどうすれば良いかというと「分散投資」の考え方が必要です。分散投資とは、運用時期や手法、銘柄を変えて様々なリスクを分散するために行う投資方法です。通常、国内債券は大幅な値上がりは期待できませんが元本保証されており、安定して長期的に増やして保有できるという特性があります。一方、海外債券の場合はその国の情勢などにより価格が左右されますが、国内債券よりは大きな運用益が期待できます。その反面、損失が大きくなるリスクと隣り合わせです。このような商品特性の違いから、それぞれを一点買いするのではなく例えば500万円ずつ購入しておくと、海外債券が大暴落して500万円の全額を損してしまったとしても、国内債券は当初の500万円から少し利益が出ている状態だとすると500万円+αは守られていることになります。一方、1000万円全てを海外債券に費やしていた場合、大きな損害が出ることは免れません。資産運用のポイントまとめ「資産運用」とは、不動産や金などの換金性のあるモノのやりとりも含めた総称的な運用のことを指す余裕を持った資金計画がリスクを遠ざける分散投資で賢い運用をしようリスクを抑えた投資先の選び方資産運用は「期間」と「目的」を定めてスタートすると良いでしょう。教育資金を目標として10年間で少しでも着実に増やして運用したい人と、老後資金に備えるために運用したい人では、当然投資先を選ぶ手段は違ってきます。ここからは、その選択方法の目安となるポイントについて解説していきます。72の法則を知れば必要な利回りがわかる「72の法則」と呼ばれる公式は、預けたお金が2倍になるまでにかかる年数を簡単に知ることができるものです。72÷預金金利(%)=2倍になるだいたいの年数(目安)例えば一般的な定期預金金利が0.01%とすると、「72÷0.01=7,200」。つまり、0.01%の金融商品で預けたお金が2倍になるまで運用しようとすると、7200年かかるということです。これを利用することで、運用期間から逆算して必要な金利を知ることもできます。例えば30年後に資金を2倍にしたい、と考えた場合、「72÷X=30X=72÷30X=2.4」。つまり、金利2.4%の金融商品を選べば運用資金が30年後に2倍になる見込みであると解ります。流動性資金として引き出し可能な運用もしておこう資産運用をスタートする際、余裕資金で始めるのは当然ですが、それでも万が一やむを得ない事情でまとまった資金が必要になる場合もあるかもしれません。そのような事態に備えて「途中解約が可能かどうか」「解約しなくても利用できる制度があるかどうか」は、投資先を選ぶ際に確認しておいた方が良いでしょう。また、1000万円のうち800万円は絶対に解約や途中引き出し不可の投資先を選んでおき、残りの200万円は流動性資金としても使用できる投資先に分けておくことも賢い運用方法だと言えます。途中解約(引き出し)不可の商品の一例としては、iDeCo・円定期預金や外貨定期預金などがあります。[adsense_middle]就業スタイル別・おすすめの1000万円運用方法はコレ!ここから実際に就業スタイル別の1000万円運用方法を具体的に解説していきます。会社員の方:定年時期をゴールに据えて在職中に運用していく方法をご紹介自営業の方:老後資金が国民年金だけでは不安であるという声が多いことから、主に老後資金を増やすことを目標に運用していく方法をご紹介会社員の方向けにおすすめの1000万円運用方法会社員の方は、ご自身のお勤め先の定年が何歳であるかハッキリしています。これまでにも解説してきたように、資産運用では期間を定めることがポイントですので、一旦その定年までをゴールに据えて資産運用を始めてみませんか。そこで、以下のような運用方法をおすすめします。つみたてNISA(最長20年)iDeCo(60歳まで途中解約不可)株式投資(株主優待も楽しみながら経済の勉強もできる)J-REIT(国内不動産投資信託のこと。現物不動産購入ではなく、不動産に対して投資をする。)財形貯蓄や社内預金などの福利厚生のメリットは最大限に生かす(会社員の特権)定年をゴールに在職中に少しでも増やしておこう株式投資やJ-REITは多少のリスクはありますが、会社員の方のように毎月の収入が安定している方はチャレンジする価値のある投資先であると言えます。財形貯蓄や社内預金は給与天引きで自動的に貯金されていくシステムで、これは勤務先の所定の利率によりますが、銀行の普通預金や定期預金に預けておくくらいなら、こちらを利用するべきです。こちらは流動性資金の側面もありますので、万が一必要になった際は取り崩しも可能です。つみたてNISAで税制面のメリットを受けつつ、安定して増やすことを目標に運用する方法も併用すると良いでしょう。また、iDeCoは途中解約不可である老後資金対策の資産運用ですが、これは一年でも早くスタートしておくのが良いでしょう。自営業者の方向けにおすすめの1000万円運用方法自営業者の方は、老後資金が国民年金のみである為、いわゆる「老齢年金の二階部分」がありません。つまり、会社員の方の老後資金よりも少ない年金受給額であるということになります。なおかつ定年退職という概念がありませんので、勇退時期はご自身で決めることになります。自営業者の方におすすめの運用方法は以下の通りです。つみたてNISA(最長20年)iDeCo(60歳まで途中解約不可)外貨建て終身保険(万が一の際は遺族保障にもなり知識がなくても保険会社が外貨運用してくれる)国債(爆発的な値上がりは期待できないが元本保証があり安心)金投資または金の現物購入(金の価値は万国共通で高く安定している。日本だけの貨幣価値に左右されにくい)元本割れリスクを抑えて安全に老後資金を増やそう自営業者の方は、遺族保障についてや元本割れリスクをなるべく抑えた方法で手堅く運用していくのが最適ではないでしょうか。当初余裕資金にて資産運用を始めたとしても、万が一ご自身の病気により働けなくなってしまった場合の休業補償などもご自身で捻出しなければなりません。つみたてNISAを流動性資金と考えて税制面のメリットも受けつつ、万が一の際にすぐ動かせる資金として運用していくと良いでしょう。また、老後資金としてはiDeCoにて手堅く備えておきましょう。外貨建て終身保険は、万が一の際は遺族に遺す保障にもなります。また資産運用という点でいうと、保険会社が安全に外貨にて運用して増やしてくれますので、運用の知識がなくても加入さえしていれば安心です。また、これは生命保険ですので、確定申告の際に生命保険料控除が使えるところもメリットと言えます。国債と金投資に関しては、元本割れリスクは少ない反面、大幅に利益が出るものでもありません。安定的かつ長期的に少しずつ増やしていくイメージです。1000万円で資産運用する方法に関するまとめ資産運用というと難しいイメージを持っている方が多くいらっしゃいます。しかし本記事で解説したように、いくつかのポイントを抑え、タイプ別のおすすめ資産運用法を知ることで、安心して安全に運用していくことができます。必ず余裕資金でスタートし、短期的に利益を生もうとするのではなく長期運用と分散投資を心がけましょう。そうすることで極力リスクを排除できます。さらに会社員か自営業かによって運用方法と目的が変わってきますが、いずれの場合もiDeCoやつみたてNISAといった、長期運用かつ税制面のメリットが大きい制度については積極的に取り入れて欲しいと思います。
2019年06月14日最近相次いで、超高額な新薬が保険診療に組み込まれている。高額な治療も、保険が利けば1~3割負担になる。しかも「高額療養費制度」が利用でき、負担はかなり軽減される。そんな「高額療養費制度」について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれた――。5月22日から保険適用になったのが、白血病の新薬「キムリア」です。全額自己負担だと1回3,349万円。投与1回当たりの薬価としては、過去最高です。また、6月1日からはがんの「ゲノム医療」も保険適用です。ゲノム医療とは、がん細胞の遺伝子を多数、同時に検査し、患者それぞれに最適な治療を行うこと。検査には56万円かかります。’14年には、皮膚がんの新薬として「オプシーボ」が保険適用になり話題になりました。当初、年間3,800万円だった薬価は、改定が進み、今では年約1,090万円です。こうした高額な治療も、保険が利けば1~3割負担になります。しかも「高額療養費制度」が利用でき、負担はかなり軽減されます。高額療養費制度は、1カ月に払った医療費が、負担上限を超えたときに返金される制度です。負担上限は、年齢と年収で決まります。たとえば70歳未満で、年収が約370万~約770万円のAさんの負担上限は、(1カ月にかかった医療費-26万円7,000円)×1%に、8万100円を足した額です。1カ月の医療費が100万円だった場合、100万円-26万7,000円=73万3,000円。この1%にあたる7,330円に8万100円を足した、8万7,430円が負担上限です。では、Aさんが3,349万円のキムリアを使ったとします。3割負担だと1,004万7,000円ですが、高額療養費制度の負担上限は、先のとおり計算すると41万2,330円。これを超えた分は返金されます。ただ返金されるとしても、いったん病院に1,000万円も払うのはきびしいでしょう。そんな方は「限度額適用認定」を受けておくと、負担上限までの支払いで済みます。また、70歳以上で年金収入が年80万円以下の世帯なら、負担上限は月1万5,000円など、高齢者や低収入の方は負担上限も下がります。さらに、家族で医療費の合算や、介護サービス費との合算など、負担を軽くする仕組みもあります。2年さかのぼっての申請もできますから、自治体窓口にご相談を。いっぽう、新薬・新治療に備える目的で、民間の医療保険には「高度先進医療特約」があります。高度先進医療は厚生労働省が定めた医療ですが、安全性や治療効果などが確立できないため、保険適用外です。つまり10割負担で、高額療養費制度も使えません。加えて、重粒子線治療は約310万円、陽子線治療は約270万円などがよく取り上げられ、先進医療には高額なイメージがあります。とはいえ、この2つの実施件数は年間約2,700件。1年に約100万人が新たにがんと診断されることと比べると、かなりレアケースと言えるでしょう。また、先進医療の特約保険料が月100~150円という安さからも、該当する確率の低さがうかがえます。「月150円なら念のため」か、「レアケースの備えはいらない」かは考え方しだいですが、内容を理解したうえで判断してくださいね。
2019年06月14日自動車保険料は、保険会社や契約した補償内容などによって負担するべき金額が大きく変わることになりますが、実のところ、年代による違いもあります。たとえば、30代の場合、ゴールド免許所持による優良ドライバーの認定や所帯を持っていること、保険会社選びや契約の仕方などは保険料が大きく異なる典型と言えます。そこで本記事では、30代の方を対象に、自動車保険の考え方も含め、おすすめの自動車保険について紹介します。30代の自動車保険の考え方三井ダイレクト損保は、インターネット割引が8,000円と最も安く、走行距離区分を設定していないのにも関わらず、自動車保険料が62,640円と最も安くなっていることが確認できます。上記は、同社が公開している20代のシミュレーション結果となりますが、同じような考え方で30代の方であったとしても、比較検討の材料になると考えることもできます。総合評価(コメント)三井ダイレクト損保は、広く多くの方が重視する目に見える部分の割引などではなく、総合的な保険料の安さがあることを強みとしておりますが、どうしても広く多くの方に伝わりにくいデメリットがあると言わざるを得ません。しかしながら、実際に負担するべき保険料を加味しますと、上記のような比較検討は極めて重要であることを改めて実感し、保険会社間の比較検討は欠かせないことがわかります。第4位:チューリッヒチューリッヒの自動車保険は、2019年のオリコン顧客満足度ランキングにおいて、自動車保険の契約者が重視する項目の内、上位3つである、保険料、加入・更新手続き、商品内容の充実度がいずれも上位にランク付けされています。業界最高レベルの 無料ロードサービス(2018年9月チューリッヒ調べ)チューリッヒの自動車保険は、他社に比べてロードサービスに重点を置いており、30代の方で、自動車保険料よりもロードサービスを優先している方にとってみますと、選択肢に入る自動車保険の1つと言えるでしょう。総合評価(コメント)チューリッヒの自動車保険は、新規加入の場合、インターネット割引が一律12,000円と他社よりも比較的高くなっているものの、2年目以降の継続割引が5,000円、3年目以降は1,500円と逓減するのはマイナスポイントと言えます。合わせて、警備会社による現場急行サービスや継続契約するメリットが他社に比べて見られないため、等級が低く、単年度のみの加入であればメリットが得られる可能性があると考えられそうです。[adsense_middle]第3位:セゾン自動車火災保険「おとなの自動車保険」セゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保」は、2019年のオリコン顧客満足度ランキングの保険料部門で第1位となっており、同社WEBサイトを見ても、安い保険料を提供するための強みを見て取ることができます。新規および継続割引が同額セゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保険」は、インターネット割引が新規および継続のいずれも10,000円となっており、特別の不満がない場合は、簡単な継続更新手続きで引き続き自動車保険の補償を確保できる点は魅力と言えます。自動車保険料を安く提供する強みが伺えるセゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保険」は、自動車保険料体系が1歳刻みと細かくなっているほか、保険料は走行した分だけ負担する仕組みが構築されているため、短い距離しか走らなかった方は、負担するべき保険料を抑えられるメリットが得られます。総合評価(コメント)セゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保険」は、保険料に重点を置いているため、保険料重視で考えている30代にとってみますと、検討するべき保険会社の1つと言えます。一方、ロードサービスといった点におきましては、他社では無料の自動付帯となっているのに対してオプション加入になっているため、安心感や万が一の補償確保といった面で劣るデメリットがあるとも言えるでしょう。ロードサービスには、特に注意が必要です。第2位:イーデザイン損保イーデザイン損保は、2019年のオリコン顧客満足度ランキングで総合5位にランキングしているものの、30代が選んだ2019年のオリコン顧客満足度ランキングでは2位になっている東京海上日動火災保険のグループ会社です。イーデザイン損保の自動車保険は、他社が行っている新規加入および継続加入のインターネット割引が10,000円と同額であるほか、セコム事故現場急行サービスが付帯され、保険料も比較的安い傾向が見られます。30代の優良ドライバーは、保険料の面で選ぶメリットが得られる自動車保険には、等級制度があり、最大等級である20等級の場合、それ以上等級が上がることはありませんが、イーデザイン損保では無事故割引と継続割引を併用しており、契約年数が長くなるほど保険料が最大で5%割引されるメリットがあります。総合評価(コメント)イーデザイン損保の自動車保険は、他社で強みとしている割引制度やサービスが展開されており、次項で紹介する1位のソニー損保と甲乙が付け難い自動車保険であると考えています。継続更新も簡単に行えるほか、優良ドライバーでも継続契約することによって保険料のメリットが得られる点は魅力的だと言えます。第1位:ソニー損保ソニー損保は、30代が選んだ2019年のオリコン顧客満足度ランキングにおいて、1位にランキングしているだけでなく、代理店型およびダイレクト型自動車保険の総合的なランキングにおきましても1位を獲得しており、広い世代で支持されている自動車保険と考えられます。自動車保険料割引の種類が多いソニー損保では、昨今、無事故割引といった新たな割引を導入したほか、他社に比べて割引制度が豊富になっている点は、30代の保険契約者にとってみますと、適用することができる割引制度が多くなる可能性が高いと予測することができます。また、無事故割引に加え、インターネット割引、運転者限定割引、ゴールド免許割引、継続割引など、全部で13種類の割引があり、適用できる割引が多ければ多い程、保険料が安くなるのも大きな魅力と言えます。選べる走行距離の範囲が細分化されているソニー損保では、補償内容を設定する際、年間走行距離の区分が他社よりも広く設定されている特徴があり、これによって自動車保険料の負担をより合理的に見積もることができるメリットが得られます。具体的には、最短で3,000km以下から最長で無制限までの7段階に分けられておりますが、特に、5,000km、7,000km、9,000kmといったように、細かく刻まれて分けられていることによって、負担するべき保険料が合理的に少なくできるのは顧客のことを考えている証と見ることもできるでしょう。総合評価(コメント)30代にとってソニー損保の自動車保険は、豊富な割引制度が活用できる可能性が高いだけではなく、警備会社のセコムが事故現場へ駆けつけるサービスが無料で付帯されるなど、保険料の安さだけではなく、保険契約者に対するサービスも充実している点が広く多くの人から支持される理由と言えるでしょう。30代におすすめの自動車保険に関するまとめ30代の多くは、子育てをしながら将来のお金や住宅ローンの返済など、特に様々なお金の悩みが多い世代です。自動車保険もその1つですが、本記事で紹介した内容を参考にされることで、少なくとも無駄なロスを少しでも防止しながら、厚みのある補償を備えられる自動車保険に加入できるきっかけになるのではないかと思われます。
2019年06月11日代はそれまで健康であった人も体調の変化を実感するようになり、老後のことを考え始める年代です。40代は生活習慣病や七大疾病と言われる病気にかかりやすくなり、40代からの生命保険はそれらをカバーできる保障である必要があります。今回は40代におすすめの生命保険ランキングをご紹介します。40代で備えるべきリスク40代で備えるべきリスクは、病気やケガのリスク、死亡のリスクに加え、老後のリスクも考える必要が出てきます。若いときに比べて体調の変化が顕著になり、現在のことだけでなく老後のことも考える必要がある40代は、病気だけでなく家族の生活費や子供の学費、介護や老後に備える必要があります。また、残りの人生をどう生きていくのか考える機会も多くなり、生命保険の見直しをする方も増えます。【40代で備えるべきリスク①】病気やケガのリスク40代ではそれまでなかった病気や生活習慣病が目立ってきます。特に40代は胃がん、大腸がん、肺がんになる確率は30代以下の3~4倍にものぼります。脳卒中や心筋梗塞のリスクも高まり、糖尿病などの生活習慣病での入院も増加します。40代からは30代までの生命保険ではカバーできなくなる場合が多いのです。【40代で備えるべきリスク②】死亡のリスク男女ともに40代の死因はがんが1位です。2位は自殺、3位は心疾患、4位は脳血管疾患と続きます。自殺や心疾患、脳血管疾患はストレスが原因の一つとして考えられています。これらは突然死であったり急激に症状が進行する病気です。死亡しない場合も元の生活が難しいほどの後遺症が残る場合があります。ですから40代ではより厚い死亡保障を用意しておいたほうが安心できます。【40代で備えるべきリスク③】老後のリスク40代は自身の老後について考え始める時期でもあります。支給される年金がいくらで、今の生活を維持するにはこれだけの資金が必要になり、それをどう用意していくのか。また、親の介護もしながら自身の老後の生活も維持するためにはいくら必要だとか、明確に老後の資金が見えてきます。子供の学資や生活費が落ち着いたあとは、老後の資金をどう用意するかを考えておくと豊かな老後の生活が安心して送れます。40代におすすめの生命保険選びで重要なポイント40代の生命保険選びで重要なポイントは2つあります。がん、心疾患、脳血管疾患(三大疾病)や生活習慣病をカバーできる生命保険を用意すること老後や介護、就労不能などに対応した生命保険を選ぶことこれらのポイントを押さえながら、40代におすすめする医療保険ランキングと、40代におすすめする死亡保険ランキングをご紹介します。40代におすすめの医療保険ランキング40代におすすめの医療保険ランキングは以下です。5位損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「新・健康のお守り」4位オリックス生命「医療保険新CURE」3位メットライフ生命「新終身医療保険Flexi S」2位チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムDX」1位三井住友海上あいおい生命「新医療保険Aプレミア」第5位損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「新・健康のお守り」第5位は損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「新・健康のお守り」です。損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「新・健康のお守り」は、特約も多く介護に備えられる保険です。三大疾病での入院は無制限になるのに対し、七大生活習慣病追加給付特則が60日を超えて継続して120日までの保障になるため注意が必要です。第4位オリックス生命「医療保険新CURE」第4位はオリックス生命の「医療保険新CURE」です。オリックス生命の「医療保険新CURE」は七大生活習慣病(がん/心疾患/脳血管疾患/糖尿病/高血圧性疾患/肝硬変/慢性腎不全)での入院では支払い限度日数が120日、三大疾病(がん/心疾患/脳血管疾患)での入院は支払日数が無制限になり、40代から増加する病気をカバーできます。がん充実プランや三大疾病充実プランなどの特約もあり、がんや特定の病気に備えて保障を上乗せすることも可能です。第3位メットライフ生命「終身医療保険Flexi S」第3位はメットライフ生命「終身医療保険Flexi S」です。メットライフ生命の「終身医療保険Flexi S」は、豊富な特約で長生きのリスクに備えることができる保険です。1入院最長730日まで選べる入院日数や、介護、認知症などをカバーしています。第2位チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムDX」第2位はチューリッヒ生命の「終身医療保険プレミアムDX」です。チューリッヒ生命の「終身医療保険プレミアムDX」は、治療が長期化する傾向がある精神疾患やストレス性疾患に対して備えられる保険です。特約付加で七大疾病による入院が無制限になるため、40代から多い疾患に対して備えられる医療保険でもあります。第1位三井住友海上あいおい生命「新医療保険Aプレミア」第1位は三井住友海上あいおい生命「新医療保険Aプレミア」です。がんのリスクや生活習慣病のリスク、女性特有の病気に対するリスクに備えられる他、介護状態になったときのリスクにも備えられます。40代で加入する医療保険でもっともおすすめできる商品です。[adsense_middle]40代におすすめする死亡保険ランキング40代におすすめする死亡保険ランキングは以下です。5位オリックス生命「家族をささえる保険keep」4位T&Dフィナンシャル生命「家計にやさしい収入保障」3位東京海上日動あんしん生命「家計保障定期保険NEO」2位損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「リンククロスじぶんと家族のお守り」1位三井住友海上あいおい生命「&LIFE新総合収入保障」(※保険期間・保険料払込期間60歳満了、年金月額15万円、3大疾病払込免除特約なし、支払い保障期間は最短期間で算出。)第5位オリックス生命「家族をささえる保険keep」第5位はオリックス生命の「家族をささえる保険keep」です。オリックス生命のキープは喫煙者も非喫煙者と同じ保険料で加入できる死亡保険です。非喫煙者割引を利用しない他社の収入保障保険の保険料と比べると保険料が安いため喫煙されている方に人気があり、40代の喫煙者におすすめできます。第4位T&Dフィナンシャル生命「家計にやさしい収入保障」第4位はT&Dフィナンシャル生命の「家計にやさしい収入保障」です。T&Dフィナンシャル生命の「家計にやさしい収入保障」は、喫煙者(健康体保険料)も非喫煙者(非喫煙者健康体保険料)もぞれぞれ保険料が割安であることが特徴です。40代で保障の上乗せや、死亡保険を用意するときに加入したい保険です。第3位東京海上日動あんしん生命「家計保障定期保険NEO」第3位は東京海上日動あんしん生命の「家計保障定期保険NEO」です。東京海上日動あんしん生命の「家計保障定期保険NEO」は、5疾病(がん/急性心筋梗塞/脳卒中/肝硬変/慢性腎不全)での入院一時金や就業不能状態になった場合の給付金も用意できます。また、1年間喫煙していなければ保険料が割引になります。40代で増えてくる病気に対応できる死亡保険です。第2位損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「リンククロスじぶんと家族のお守り」第2位は損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「リンククロスじぶんと家族のお守り」です。損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「リンククロスじぶんと家族のお守り」は、七大疾病(がん/急性心筋梗塞/脳卒中/慢性腎不全/肝硬変/糖尿病/高血圧性疾患)とメンタル疾患(統合失調症/気分障害/神経症性障害・ストレス関連障害および身体表現性障害/摂食障害/非器質性睡眠障害)の際に毎月(2年間・5年間)生活サポート年金を受け取れます(無解約返戻金型メンタル疾患保障付七大疾病保障特約)。その他にも、健康割引や5年ごとに5%相当の保険料の減少などの保険料の割引もあります。40代はさまざまなストレスが増える年代です。精神的な病気になった際もカバーできるおすすめの死亡保険です。第1位三井住友海上あいおい生命「&LIFE新総合収入保障」第1位は三井住友海上あいおい生命の「&LIFE新総合収入保障」です。三井住友海上あいおい生命の「&LIFE新総合収入保障」は、支払事由が広範囲な点が特徴です。他社は独自の基準で支払事由を設定している中で、あいおい生命はより広範囲をカバーできる公的介護保険制度の要介護2以上の状態になったときに年金を受け取れます。また、非喫煙者、喫煙者だけでなく優良運転者(ゴールド免許保持/無免許で運転しない)を対象に6段階最大20%割引の保険料が割引されます。非喫煙者や優良運転者は割安な保険料でしっかりした死亡保障を用意できます。40代で死亡保険を用意するなら、まずはこちらの商品をおすすめします。40代におすすめの生命保険に関するまとめ40代からの生命保険は生活習慣病や七大疾病に備えて、より厚い保障を用意する必要がありました。また、就労不能時の保障や介護に備えておくとさらに安心できます。40代になったら一度保険を見直して、必要な保障をカバーできる生命保険を用意し万一のときに備えてください。
2019年06月10日本記事では、松井証券で買える投資信託の中から筆者が「合理的ではないだろうか」と考える投資信託を5つランキング形式でご紹介します。※本記事は特定の金融商品の推奨を意図するものではありません。商品名や各数値は執筆時点の情報です。筆者が考える、松井証券の投資信託おすすめランキング1位~5位それでは最初に松井証券の投資信託ランキング上位1位~5位の発表です。松井証券でのおすすめ投資信託の選定理由【おさらい】選定理由は以下の通りです。信託報酬が0.3%以下であること(コストは運用成績にマイナスにしか作用しないため)市場の平均に連動するだけのインデックス型であること(市場平均が効率的であり、長期で見た場合にアクティブ型をしのぐと考えられるため)株式が主体の投資信託であること(株式はリスクが高く、リスクプレミアムがつくと考えられ、同じ期間投資をするならば債券よりも期待リターンが高く、お金を大きくしやすいと考えられるため)上記は長期分散投資をする際に、非常に重要になるポイントです。松井証券でのおすすめ投資信託は4種類の組み合わせでしかない?上記に挙げたランキング1位~5位までの投資信託は、一見すると複雑な金融商品に見えますが、その内容は割とシンプルです。以下の4つの資産クラス、またはそれらの組み合わせでしかありません。国内株式先進国株式新興国株式米国株式これだけです。先ほどのランキング1位~5位のそれぞれの比率をザックリと見てみましょう(数値はおおよそであり、必ずしも正確なものではありません)。このようになりました。世界に分散投資と言っても、世界的に見るとアメリカがとても巨大なことが透けて見えてきます。【質問】それなら米国株式だけ買えばいいのではないですか?ザックリ言いますと、世界の株式の大きさでいうと米国が半分近くを占めているので、世界に分散投資をするとどうしても米国の比率が高くなる、という一面があります。そこで考え付くのが「じゃあ、米国の株式市場の投資信託一本でいけばいいのではないか?」という考えです。確かに、過去を振り返ってみると、米国株式市場は大きく伸びてきました。しかし、資産運用の世界では過去は未来を予想するのに意味を成しません。過去の情報は未来を予想するのに役に立たない:株価は未来の利益を割り引いたものであり、未来はあやふやなものです。しばしば人は過去の値動き(チャート分析など)で未来を予測しようとしますが、それが当たった気になるのは錯誤相関(勘違い)という人の心が作り出した幻想だと筆者は考えます。過去の分析で未来が分かれば誰でもお金持ちになれますが、現実にはみんなが同じように考え、動きます。その結果としてランダム・ウォーカー(でたらめ)に株価は推移すると考えられます。[adsense_middle]《分散投資》釣り堀が4つあったら、4つの釣り堀に糸を垂らす資産運用において、未来のことはたいへんに「ふわふわ」したものです。そのため期待リターンもあまりあてになりません。期待リターン:国内株式や先進国株式などの各資産の期待されるリターン。正確にはわからないが、長期で見た場合には株式の場合は、『無リスク資産の金利(長期金利など)+投資家の要求リターン5~6%=リスクプレミアム』ではないかと言われることもある。ただ、やはりどこ(景気の谷か山かなど)で買うかによって同じ期待リターンの物を買っても、結果は大きく異なると考えられる。ただ、資産運用では分散が重要ですので(理由は後述)、米国株式のみならず、国内・先進国(日本除く)などに広く分散投資をすることが重要かと思います。一か国などに限定して投資をした場合、長期間にわたってその国の景気が低迷した場合、長期的な期間が経っても、株価が十分に回復しないことが考えられます。一例としては、1989年の国内株式バブルの崩壊が挙げられます。30年経った現時点でも(単純な比較はできませんが)日経平均株価はバブル期の半値程度です。乱暴な言い方をしますと、長期投資と言えども、生きている間に回復しない可能性があります。その可能性を下げるためにも分散投資が重要だと筆者は考えます。複数の資産クラスを組み合わせると、リスクが下がる、だから分散する意味があるまた、値動きの異なる複数の金融資産を保有(分散投資)すると、良いことが起こります。それは何でしょうか?正解は、リスク(値動きの幅)が小さくなる、ということです。これは、一つずつの金融資産の値動きが小さくなるわけではありません。組み合わせて保有した場合に、トータルで値動きの幅が小さくなる、という意味です。※図表は筆者作成例えば国内株式・先進国株式・新興国株式・米国株式の4つの資産クラスは、それぞれ値動きがやや異なります。松井証券でもどこでも、投資信託のおすすめは株式のバランス型になる?上記の理由から、どのようなランキング上位の投資信託であれども、複数組み合わせて自分でバランス型のポートフォリオを組む、あるいは株式だけのバランス型投資信託を選択することが考えられます。ポートフォリオ:金融資産の組み合わせのこと。類義語で資産クラスの組み合わせをアセットアロケーションというが、わかりにくいので本記事ではポートフォリオで統一します。【質問】債券も入れたバランス型投資信託の方が良いのではないですか?確かに債券(国内債券・先進国債券など)を入れると、リスクが下がる傾向にあります。しかし、筆者はおすすめしません。なぜでしょうか。それは、期待リターンも低くなるからです。同じ期間、資産運用を行うのであれば、ある程度分散ができていれば、期待リターンが高い方が効率が良いと筆者は考えています。それを具体的に表したのが、本記事のランキング1位~5位です。もちろんこれは個人投資家の考え方次第です。数十年後にお金が大きくなっているほうが良いか、あまり大きくなっていない方が良いか、人によっては後者を選ぶ人もいるかもしれません。ただ、経済学的には、人はお金は大きい方が満足するもの、と筆者は認識しています。一方、行動経済学的には人はリスクが小さい方を好む、という傾向があります。行動経済学:経済学に心理学を足したような学問。行動経済学では、人は利得に対して損失の方が1.5倍から2.5倍嫌う、と言われている。そのため、買い時のチャンスでしばしば損切りをしたくなる。端的に言うと、人類はお金は大きくしたいけど、リスクはイヤだ、という矛盾した気持ちを併せ持っているのが「普通」なのかもしれません。資産運用で重要なのは、冷静に合理的な投資対象・運用方法を選択して、維持し続けることかもしれません。松井証券で買えるおすすめの投資信託に関するまとめ松井証券でのおすすめ投資信託は国内・先進国・新興国・米国の株式市場に連動する投資信託分散をするとリスクが下がるので、上記の市場に連動するインデックス型を組み合わせるのが現実的分散はするが、債券を入れたバランス型では効率が悪いと考えられる本記事では松井証券でのおすすめ投資信託を考察してみました。未来はどうなるかわかりません。そのため、できるだけ効率よく資産運用を考えることが重要ではないかと思います。本記事が読者の方の合理的な資産運用の一助になれば幸いです。
2019年06月09日自動車保険料は、保険会社や契約した補償内容などによって負担するべき金額が大きく変わることになりますが、実のところ、年代による保険料の違いもあります。たとえば、10代から20代前半や60代や70代といった年齢層の場合、自動車事故を起こしやすいリスクが高まることから自動車保険料が高くなる傾向にあります。本記事では、20代の方を対象に、自動車保険料の軽減方法も含め、おすすめの自動車保険について紹介します。重要!20代の方が自動車保険料を軽減するための方法三井ダイレクト損保は、インターネット割引が8,000円とA社からC社に比べて最も安く、かつ、走行距離区分を設定していないのにも関わらず、自動車保険料が62,640円と最も安くなっていることが確認できます。この結果が、目に見える割引などではなく、総合的な保険料が安く上がる可能性のある理由と言えます。総合評価(コメント)三井ダイレクト損保は、広く多くの方が重視する目に見える部分の割引などではなく、総合的な保険料の安さがあることを強みとしておりますが、どうしても広く多くの方に伝わりにくいデメリットがあると言わざるを得ません。しかしながら、実際に負担するべき保険料を加味しますと、上記のような比較検討は極めて重要であることを改めて実感し、保険会社間の比較検討は欠かせないことがわかります。第2位イーデザイン損保イーデザイン損保は、20代が選んだ2019年のオリコン顧客満足度ランキング1位になった東京海上日動火災保険のグループ会社です。イーデザイン損保の自動車保険は、新規加入および継続加入のインターネット割引が10,000円と同額であるほか、セコム事故現場急行サービスが付帯され、保険料も比較的安い傾向が見られます。総合評価(コメント)イーデザイン損保の自動車保険は、20代前半や20代後半といったことを問わず、バランスの良い割引サービスや保険料が提供できているように感じています。長きに渡って継続契約するメリットもあるとみられるほか、他社が強みとしているサービスも同様に展開しているため、総合的な評価としては高くなりました。保険料重視ということで1位には届きませんでしたが、全体的に見ますと、個人的には同社を1位にしても良いと感じます。第1位SBI損保自動車保険料を重視していることを加味しますと、SBI損保の自動車保険は、保険料が安い特徴があり、選択肢の1つに入る大きな強みと言えます。走行距離によるリスク細分化による保険料の節約なども実現でき、とにかく保険料を重視したい20代の方にとっては比較検討する必要のある保険会社と言っても良いでしょう。総合評価(コメント)保険料とサービスの両方から見るのであれば、先に紹介したイーデザイン損保の方が無難だと思われますが、今回は保険料を重視しているといった部分を考慮しています。自動車保険に加入する目的は、万が一の際の補償でありますから、保険料重視に特化しすぎるのではなく、総合的に比較検討した結果で選ぶべきものであると言えるでしょう。20代におすすめの自動車保険に関するまとめ20代と言っても、運転歴が浅い20代前半から、優良ドライバーとして認定されている20代後半まで様々であるため、一概にこれがおすすめの自動車保険とは言い難い部分があるのは確かです。ただし、保険料、補償内容、各種サービスのどれが最優先なのかを考えることで、選ぶべき保険会社が絞られ、ニーズに沿った自動車保険に加入できると言い切ることができます。
2019年06月08日医療保険は、病気やけがなどで入院や手術をした場合などに保障が受けられ、大きく公的保険と民間保険の2つに分けられます。公的保険は、主に健康保険や国民健康保険、後期高齢者医療保険などがあり、民間保険は、主に保険会社が販売している医療保険などが挙げられますが、加入している公的保険や民間保険によって保障の有無や厚みが全く異なります。そこで本記事は、これらの医療保険や制度の違いについて紹介します。公的医療保険制度とは公的医療保険制度とは、相互扶助の精神に基づき、私たちが病気やけがに備えるためにあらかじめ保険料を出し合うことで、実際に医療機関などで医療を受けたときに、医療費の支払いに充てる仕組みになっています。実際には、現在の年齢や収入などによって負担するべき医療費が異なる場合があるものの、原則として、かかった医療費の1割から3割を支払えば済む仕組みになっています。公的医療保険制度の重要ポイント仮に年収500万円の人が1ヶ月あたり100万円の医療費がかかった場合、上記図のウに該当することになり、計算式にあてはめて高額療養費を計算すると、自己負担限度額は以下のように計算されます。80,100円+(1,000,000-267,000)×1%=87,430円計算の結果、100万円の医療費を負担する必要はなく、87,430円の負担で済むことになるといった見方になります。なお、上記イメージ図は、健康保険に加入している方が対象となっており、国民健康保険など、他の公的医療保険に加入している方の場合は、別途、高額療養費制度の区分確認をする必要がある点に注意が必要です。[adsense_middle]【健康保険のポイント②】傷病手当金とは傷病手当金とは、健康保険の被保険者が病気やケガのために会社などを休み、勤務先から十分な報酬が受けられない場合に支給されるお金のことを言い、休業中に被保険者や家族の生活を保障するために設けられた制度です。なお、傷病手当金の支給要件は、以下4つの条件をすべて満たしている必要があります。業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること傷病手当金の支給要件の1つ目として、業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であることが挙げられ、具体的には、実際に仕事に就くことができないことについての証明(医師の診断書など)が必要になります。なお、業務上のケガや病気をはじめ、通勤災害によるものは、健康保険ではなく労災保険から給付がなされることになり、業務外に比べて補償に厚みがある特徴を持っています。仕事に就くことができないこと傷病手当金の支給要件の2つ目として、仕事に就くことができないことが挙げられ、具体的には前述した解説と重複しますが、実際に仕事に就くことができないことについての証明(医師の診断書など)があれば足ります。なお、仕事に就くことができない状態の判定は、療養担当者の意見などを基に、被保険者の仕事の内容を考慮して判断されることになります。連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと傷病手当金の支給要件の3つ目として、連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったことが挙げられ、具体的なイメージは以下の図の通りです。傷病手当金の支給を受けるためには、上記図のように連続して3日間休む待期期間を完成させる必要があり、この3日間の待期期間は、有給休暇、土日・祝日などの公休日も含まれるため、給与の支払いがあったかどうかが問われることはありません。休業した期間について給与の支払いがないこと傷病手当金の支給要件の4つ目として、休業した期間について給与の支払いがないことが挙げられ、原則として、勤務先から給与が支払われている間は傷病手当金が支給されないことになっています。ただし、実際に支払われた給与が傷病手当金の金額よりも少ない場合は、その差額が支給されることになります。【健康保険のポイント③】出産手当金とは出産手当金とは、健康保険に加入している女性(被保険者)が、出産をするために産前産後休暇を取得した場合で、原則として、勤務先から給与の支払いが無かった日の所得を保障する目的で支給されるお金のことを言います。なお、出産手当金は、健康保険に加入している女性(被保険者)でなければ支給を受けることができず、扶養されている配偶者が出産した場合や国民健康保険に加入している女性に対して支給されることはありません。出産手当金の支給金額はいくらなのか出産手当金の支給金額は、定額ではなく、出産した女性の収入(正確には標準報酬月額)によって、1日あたりに支給される金額が異なることになります。たとえば、標準報酬月額が30万円の健康保険の被保険者が出産をした場合(多胎妊娠ではないものとします)の出産手当金は、以下のように計算されます。30万円(標準報酬月額)÷30日=1万円(標準報酬日額)1万円×2/3≒6,667円(円未満四捨五入)出産手当金は、原則として、産前産後休暇中に、勤務先からの給与の支払いがなかった場合に支給されるお金であり、多胎妊娠(双子)の場合は、2人分支給されます。なお、出産手当金を計算するためには、ご自身の標準報酬月額を知る必要があるため、いくらなのかわからない場合は、総務や人事など勤務先の関係部署へ尋ねてみるのが確実です。民間医療保険とは民間医療保険とは、それぞれの保険会社が独自で販売している医療保険のことを言い、病気やケガなどで入院や手術をした場合をはじめ、通院した場合など、あらかじめ締結した保険契約の範囲内で保険金が支払われる生命保険です。民間医療保険の加入検討は公的医療保険の保障制度を考慮することが重要私たちは、健康保険や国民健康保険などの公的医療保険に加入しておりますが、保険会社が販売している民間医療保険は、公的医療保険で保障されない分を補うための目的もあります。そのため、高額療養費制度や傷病手当金といった公的医療保険の保障制度を加味した上で民間医療保険の加入検討することがとても重要であるほか、医療保険を相談する相手のスキルによって、良い保険に加入できるかどうかが左右される部分とも言えます。医療保険の制度に関するまとめ公的医療保険の保障内容を知ることで、民間医療保険の加入や保障内容を検討するための重要な材料になるほか、将来の家計を考える上でも極めて役立ちます。どうしても難しいイメージを持たれてしまいがちですが、直接支払う民間医療保険の保険料をはじめ、支出するお金に関わってくる大切なポイントとも言えるため、時にはFPなどの専門家に問題点や対策方法を尋ねてみるのも効果的でしょう。
2019年06月07日男性と女性では病気になる時期や場所が異なる傾向があります。また、女性は出産というライフイベントがあり、30代~40代で女性特有の病気になる確率も上がるため、男性に比べて女性の方が入院のリスクが高いと言えます。一般に大黒柱の男性の生命保険が重視されがちですが、女性は働いていても家事をしていても基本的に家庭を支えているため、女性も男性と同じように生命保険でリスクに備える必要があります。今回は女性のリスクに備えるおすすめの生命保険をご紹介します。生命保険の基礎と選び方ここでは生命保険の基礎と女性に必要な生命保険の選び方を紹介します。生命保険の基礎で紹介する生命保険の種類と保険期間の知識があれば、生命保険をご自身で選べるようになります。また、女性は生命保険を選ぶ際に女性特有の病気に対して備えたほうがいい場合があります。ご自身に合った生命保険プランを自分で決め、万一に備えることは非常に重要です。生命保険の基礎と選び方生命保険には3つの種類と2つの保険期間があります。生命保険は死亡保険、医療保険、貯蓄性の高い保険の3つの種類を組み合わせて保険プランを作ります。一つの契約に3つの種類の保険が入っている商品もありますが、ご自身の希望に合うように組み合わせて、それぞれ単体で契約した方が保険料も安く保障が充実した保険プランを用意できます。また、死亡保険、医療保険、貯蓄性の高い保険それぞれ終身と定期の保険期間があるので、必要に応じて保険期間を変え、無駄のない保険プランを作成します。女性に必要な生命保険の選び方女性が生命保険を選ぶ際のポイントは、女性特有の疾病をカバーできる保険であるかどうかが重要です。代表的な女性特有の疾病は、乳がん、子宮筋腫、甲状腺の障害、分娩の合併症などが挙げられます。女性が生命保険を選ぶ際にはこれらのリスクに備えた保険であればより安心できます。乳がんのリスク女性がガンになる確率は30~40歳代で男性よりやや高く、50代では男女ともに増加し、60代以降は男性の方がガンになる確率が高くなります。女性の部位別のガンは、40代では乳がん、子宮がん、精巣がんが多く、年齢があがるとその割合は減少し、胃や大腸、肝臓などの消化器系のガンや肺がんの割合が増加します。子宮筋腫のリスク子宮筋腫は30代以上の女性の20~30%にみられる腫瘍です。子宮筋腫は悪性の腫瘍ではありませんが、月経量の増加と月経痛、月経以外の出血、腰痛などの症状の原因です。不妊や流産の原因になる場合もあります。治療法は、手術(子宮全摘出/筋腫核摘出)と投薬での治療があります。甲状腺障害のリスク甲状腺障害は40歳以上の女性の17%ほどの人にみられます。甲状腺障害の症状は、甲状腺の腫れ、動機、息切れ、手足の震え、多汗、体重減少、微熱、イライラ、下痢、月経不順などがあります。治療方法は内科的治療、外科的治療、放射線治療があります。分娩の合併症のリスク分娩の合併症には、切迫流・早産、糖代謝異常、妊娠高血圧症候群、胎盤位置異常、胎児発育不全、胎児機能不全などがあります。これら以外にも妊娠が原因だと考えられるさまざまな変化が母体には起きます。以前は妊娠による入院は保障の対象外とする保険商品が多くありましたが、近年は分娩の合併症などの妊娠に対する保障が厚い女性向けの商品が多く販売されるようになっています。女性におすすめする医療保険ランキングここからは以下を参考にして、女性におすすめする生命保険の医療保険ランキングを紹介します。現在、女性特有の病気に対して保障を厚くした女性向けのプランを販売している保険会社が多くあります。万一のときに女性が安心できる医療保険を選択してください。参考:週間ダイヤモンド2018年4/28・5/5合併特大号「保険を見直せ!」2018年 株式会社ダイヤモンド社参考:日経ホームマガジン 保険 最新ランキング 2018年 日経BP社参考:プロ100人が厳選!最新保険ランキング2018年下期2018年角川SSC5位東京海上日動あんしん生命「メディカルKit NEO(女性疾病保障特約付加)」4位損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「女性のための入院保険フェミニーヌ」3位メットライフ生命「新終身医療保険Flexi S 女性専用タイプ」2位オリックス生命保険「医療保険 新CURE Lady」1位三井住友海上あいおい生命「新医療保険Aプレミア(女性疾病給付特約付加)」第5位東京海上日動あんしん生命「メディカルKit NEO(女性疾病保障特約付加)」第5位は東京海上日動あんしん生命の「メディカルKit NEO(女性疾病保障特約付加)」です。東京海上日動あんしん生命のメディカルKit NEOは保険料が安く、女性特有の疾病に関して必要最低限の保障を用意できるのが特徴です。上位の保険に比べると厚い保障ではありませんが、安心できる保険商品です。第4位損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「女性のための入院保険フェミニーヌ」第4位は損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「女性のための入院保険フェミニーヌ」です。こちらは2014年に発売された保険ですが、3年毎に生存給付金(7.5~15万円)が受け取れるので、保険加入と貯蓄を同時にしたい女性に人気の商品です。[adsense_middle]第3位メットライフ生命「新終身医療保険Flexi S 女性専用タイプ」第3位はメットライフ生命の「終身医療保険Flexi S 女性専用タイプ」です。メットライフ生命の終身医療保険Flexi S 女性専用タイプの特徴は、女性特有の病気に手厚い保障、短期入院定額保障(入院日額の10倍)、七大疾病の入院は無制限になることなどが挙げられます。他の医療保険では基本保障で外される傾向にある「通院」がついているのも注目すべき点です。第2位オリックス生命保険「医療保険 新CURE Lady」第2位はオリックス生命の「医療保険 新CURE Lady」です。オリックス生命保険の医療保険 新CURE Ladyの特徴は、安い保険料とシンプルな保障です。ランクインしている他の医療保険と違い三大疾病や七大疾病無制限はないものの、女性特有の病気で入院の際は入院日額に5,000円上乗せされた保険金を受け取れます。特約を付加することで三大疾病や病気やケガの際に一時金を受け取ることができます。保険料を抑えたシンプルな医療保険を希望される方におすすめします。第1位三井住友海上あいおい生命「新医療保険Aプレミア(女性疾病給付特約付加)」第1位は三井住友海上あいおい生命の「新医療保険Aプレミア(女性疾病給付特約付加)」です。こちらの保険で注目したいのは、女性疾病給付特約です。女性特有の病気、女性に多い病気、ガンによる入院の際は入院10日目まで5万円、それ以降は入院日額5,000円、手術2.5~5万円(乳がん・子宮/卵巣摘出などの特定手術の際は15万円)、放射線治療1回につき5万円が、主契約の保障(入院日額5,000円、手術20万円など)が上乗せされて保険金を受け取れます。女性疾病給付特約以外にも八大疾病による入院は無制限、初期入院10日保障があるので保障が厚く安心できる医療保険です。女性におすすめの生命保険ランキングに関するまとめ女性特有の病気にはさまざまな疾病がありました。それらの病気に必ずかかるかどうかはわかりませんが、大切なことは将来のことを考えてそれに備えることです。女性特有の疾病に備えて、ご自身に必要な保障をカバーするように保険を組み合わせて生命保険を用意してください。
2019年06月07日今回は既にがん保険に加入されている方向けに、がん保険の見直しポイントをわかりやすく説明していきたいと思います。新規加入とは異なり、見直しする場合ならではの注意点がありますので、今回ご説明するポイントを踏まえたがん保険の見直しをお勧めします。がん保険の見直し方法のポイント見直し方法のポイントですが、以下の3つのステップで進めていくことをお勧めします。加入中の契約を確認する自分に不足している保障を認識する追加契約か切替契約かを検討するそれぞれ順を追って内容を説明していきましょう。がん保険見直しのためのステップ1:加入中の契約を確認するまず最初のステップは、加入中の契約を確認することです。加入中の保険はもちろんですが、他に医療保険や死亡保険にがんの保障が付帯されていることもありますので注意してください。がんの保障かどうかを見極めるには、「がん(悪性新生物)」という文言を確認すればよいのですが、「三大疾病、五大疾病」というように「がん(悪性新生物)」が含まれているものの、別の表現で記載されていることもあります。どのような場合のがん保障かを確認するそして「がん(悪性新生物)」の内容を確認するときに、どのような状態になったらお金がもらえるのかを確認します。具体的にいくつかの事例を挙げておきましょう。がん診断(給付金)→がんと診断された場合がん入院(給付金)→がん治療のために入院した場合がん通院(給付金)→がん治療で通院した場合がん手術(給付金)→がん治療のために手術した場合抗がん剤治療(給付金)→抗がん剤を用いてがん治療した場合上記の通り、場合ごとにがん保障を整理します。古い契約の注目ポイントとは加入中の契約を確認する際に、15年以上前に契約した古い契約がある場合は以下の点に注意して保障内容を確認してください。次のステップである、自分に不足している保障を認識するために大切な作業となります。「上皮内がん(上皮内新生物)は保障から除く」という内容になっていないかがん入院保障に「日数制限」が記載されているか保険期間は「終身」ではなく「●●歳まで」と区切りがあるかもちろん上記以外でも、保障を制限するような内容があれば、メモしたり付箋をつけたりすることをお勧めします。がん保険見直しのためのステップ2:自分に不足している保障を認識する次のステップは、自分に不足している保障を認識していくプロセスになります。下表のように保障ごとに内容と金額に分けて整理して、自分にとって不足している保障をチェックしていきましょう。チェックする項目は以下の通りです。保障内容:どんな場合に保障してくれるのか保障期間(保険期間):いつまで保障してくれるのか保障金額(保険金額・給付金額):いくら受け取れるのか条件や制限:上記項目に関する条件や制限(例:支払限度日数)表の右側には評価欄として、自分に不足していると思われる内容をメモできるようにしておきます。この評価内容に基づいて、最新のがん保険の内容と比較しながら、次のステップの追加契約・切替契約を検討することになります。[adsense_middle]がん保険見直しのためのステップ3:追加契約か切替契約かを検討する2つめのステップで自分にとって不足している保障が認識できた後は、3つめのステップで見直し後の保障を検討することになります。自分にとって不足している保障を備えた、現行販売されているがん保険をいくつかピックアップして、追加契約をするのか、新しい保険に全面的に切り替えるのかを考えていきます。では、どのような場合に追加契約をしたほうがよいのか、または切替契約がよいのかを場合分けして確認していきましょう。追加契約が良い場合追加契約が良い場合はどのような場合でしょうか。追加契約ということは、現在加入済みのがん保険を残すということになります。したがって、現在加入済みのがん保険については自分に合っていると評価できるものの、一部保障が足らないという状態です。具体的に考えられるケースは以下のような場合です。がん診断給付金が50万円なので100万円ほど上乗せしたい先進医療の給付金がないので追加したい女性特有がんの場合の上乗せ保障がほしいこうした場合には足らない保障をコンパクトに備えているがん保険を探した上で、追加契約をされるとよいでしょう。持病や病歴がある場合見直しされるときに持病があったり、過去5年以内に病歴がある場合は、現在のがん保険に不足があったとしても切替せずに、追加加入の方向で検討してください。理由はこうした持病や病歴があると、切替や追加を問わず、新規の契約には加入出来ない可能性が高いためです。切替契約が良い場合追加契約以外の場合には、切替契約をお勧めします。特に2つめのステップで、上皮内がんが対象外であったり、保障期間が終身ではなかったり、という場合には現在のがん保険よりも2世代前ぐらいのがん保険で古い型の保険であることが多いためです。ご自身で改めてがん保険に入るとしたらどのような保障が必要だろうかと、イチから考えて切替契約をされるのがよいでしょう。がん保険の見直しのメリット・デメリットここまで見直しの方法(3つのステップ)について確認をしていきましたが、ここからは見直しをすることによるメリットとデメリットについて整理しておきましょう。がん保険の見直しのメリットがん保険の見直しをすることのメリットは大きく2つあります。最新のがん保険の保障内容で見直しができることニーズの変化に合わせて、保障の内容をフィットさせることができること1つ目は、最新のがん保険の保障内容で見直しができることです。保険会社は民間企業ですので、常に加入者のニーズを捉えて絶えず商品開発を行っています。そうした最新のがん保険の保障で見直せるということは、保障内容が充実すると言い換えることができます。2つ目は、ご自身のニーズの変化に合わせて、保障の内容をフィットさせることができるということです。当初は保険料が割安で最低限の保障内容でよいと加入していたがん保険も、加齢とともに手厚いがん保障の必要性を感じるかもしれません。そうしたニーズに合わせることができるのが、がん保険の見直しのメリットです。がん保険の見直しのデメリット一方で、がん保険の見直しをすることのデメリットもあります。追加契約か切替契約かを問わず、基本的には保険料が上がることになります。これは保障を増やす方向の見直しが多くなるので当然といえば当然ですが、見直し後の保険料で今後もきちんと継続できるのかを見極めるのが大切です。見直しをして保障を充実させたのはいいけれど、数カ月後には保険料負担に耐えられなくて、がん保険を解約してしまった、というのでは何のための見直しかがわからなくなってしまいます。また、追加契約の場合ですが、ちょうど足らない分だけの上乗せでの加入というのができにくいことが多くあります。どうしても保障が重複して、必要以上に保障が多くなってしまうということがデメリットとして挙げられます。がん保険の見直しに関するまとめがん保険の見直しについて、その方法を3つのステップに分けて説明をしてきました。まず最初に現在加入のがん保険についてその内容を確認するとともに、自分のニーズに照らして不足している内容を把握します。その上で追加契約をするのがよいのか、切替契約をするのがよいのかを検討した上で、実際の見直しを進めていきましょう。
2019年06月06日自動車保険には、代理店型自動車保険とダイレクト型自動車保険の2種類があります。自動車保険の契約をする方が抱えているニーズによって、選ぶべき自動車保険の種類が異なりますが、実際に自動車保険を契約する際、どこの保険会社の自動車保険を選ぶのが良いのか疑問に思う方が多いと思います。そこで本記事では、2019年のオリコン顧客満足度ランキングを基におすすめ自動車保険とポイントを紹介していきます。自動車保険を契約した方が重要視した項目とは2019年のオリコン顧客満足度ランキングによると、自動車保険を契約した方が重要視した上位5つの項目は、以下のようになっています。多くの方にニーズの高い保険料が最も重視されていることがわかります。次いで、加入・更新手続き、商品内容の充実度と続いていることが確認でき、特別に変わった特徴が無いことが伺えます。自動車保険料を重視するにはダイレクト型自動車保険を選ぶ本記事の冒頭では、自動車保険の種類として、代理店型自動車保険とダイレクト型自動車保険があることをお伝えしましたが、自動車保険料を重視するにはダイレクト型自動車保険を選ぶことが必須となります。この理由は、代理店が得る代理店手数料や各種経費などが自動車保険料に転嫁されないため、私たちが負担する自動車保険料が安くなっている仕組みが構築されているからです。2019年のオリコン顧客満足度ランキングを基におすすめの自動車保険を紹介ここからは、2019年のオリコン顧客満足度ランキングとそれぞれの保険会社が公開しているWEBサイトを基に、おすすめの自動車保険を紹介していきます。なお、以下で紹介するランキングは、あくまでも多くの方に重要視されている保険料を主なベースとし、サービスや補償内容などを総合的に考慮した参考情報となる点にあらかじめご留意下さい。第5位アクサダイレクト(ダイレクト型自動車保険)アクサダイレクトの自動車保険は、チーム力で安心の事故対応、無料のAXAプレミアムロードサービス、納得のグッドプライスといった3つの特徴を推しており、概要は以下の通りです。【アクサダイレクトの特徴①】チーム力で安心の事故対応アクサダイレクトの自動車保険は、チームアクサというサポート体制の名の下、経験豊富なスタッフが、専門性を活かした事故対応に尽力するサポートを強みとしています。【アクサダイレクトの特徴②】無料のAXAプレミアムロードサービスアクサダイレクトの自動車保険は、無料のAXAプレミアムロードサービスとして、事故または故障によって自力走行できない場合やカギの閉じこみなど、さまざまなトラブルに対応するサービスを加入者全員に対して無料で提供しています。【アクサダイレクトの特徴③】納得のグッドプライスアクサダイレクトの自動車保険は、インターネットで自動車保険の申し込みを行った場合、最大で20,000円の保険料割引が受けられるほか、ゴールド免許割引や年間走行距離を設定することによって、負担する保険料を少なく抑えられる特徴があります。総合評価(コメント)アクサダイレクトの自動車保険は、インターネット割引が最大で20,000円となっているものの、割引が一律ではないため、優良ドライバーなど、自動車保険料の負担が少なくて済む方には大きなメリットがありません。ロードサービスや事故対応も同様に、事故などでトラブルが起こらないと基本的に利用することがないため、良し悪しの判断が付けにくいことも確かです。アクサダイレクト(ダイレクト型自動車保険)の特徴まとめチーム力で安心の事故対応無料のAXAプレミアムロードサービス納得のグッドプライス第4位イーデザイン損保(ダイレクト型自動車保険)イーデザイン損保の自動車保険は、2019年のオリコン顧客満足度ランキングのダイレクト型自動車保険の部門で第5位にランキングしておりますが、後ほど紹介する第3位から第1位までのものと大差がないサービスを提供しています。【イーデザイン損保の特徴①】新規および継続割引が同額イーデザイン損保の自動車保険は、インターネット割引が新規および継続のいずれも10,000円となっており、早割や証券割引を合わせると11,000円の割引が適用されます。継続割引が逓減する保険会社に比べますと、保険料を重視する方には適した自動車保険と言えるでしょう。【イーデザイン損保の特徴②】セコム事故現場急行サービスイーデザイン損保の自動車保険に加入しますと、すべての保険契約者に対してセコム事故現場急行サービスが無料で付帯されます。自動車事故などの際、保険会社に依頼することで、24時間365日、セコムの緊急対処員がいち早く事故現場へかけつけ、救急車の手配や警察への連絡のほか、レッカーやタクシーの手配などのサポートを行うサービスです。総合評価(コメント)筆者個人の見解となりますが、イーデザイン損保の自動車保険は、2019年のオリコン顧客満足度ランキングのダイレクト型自動車保険の部門で第5位にランキングしているものの、後ほど紹介する第3位から第1位までの自動車保険とサービス内容に大差がないと見ています。そのため、同社自動車保険は、もっと上のランキングに位置していても何ら不思議なことではなく、比較検討する自動車保険の選択肢に十分入ると思われます。イーデザイン損保(ダイレクト型自動車保険)の特徴まとめ新規および継続割引が同額セコム事故現場急行サービス[adsense_middle]第3位セゾン自動車火災保険(ダイレクト型自動車保険)セゾン自動車火災保険のおとなの自動車保険は、2019年のオリコン顧客満足度ランキングの保険料部門で第1位となっており、同社WEBサイトを見ても、安い保険料を提供するための強みを見て取ることができます。【セゾン自動車火災保険の特徴①】新規および継続割引が同額セゾン自動車火災保険のおとなの自動車保険は、インターネット割引が新規および継続のいずれも10,000円となっており、特別の不満がない場合は、簡単な継続更新手続きで引き続き自動車保険の補償を確保できる点は魅力と言えます。【セゾン自動車火災保険の特徴②】自動車保険料を安く提供する強みが伺えるセゾン自動車火災保険のおとなの自動車保険は、自動車保険料体系が1歳刻みと細かくなっているほか、保険料は走行した分だけ負担する仕組みが構築されているため、短い距離しか走らなかった方は、負担するべき保険料を抑えられるメリットが得られます。総合評価(コメント)セゾン自動車火災保険のおとなの自動車保険は、2019年のオリコン顧客満足度ランキングの保険料部門で第1位となるだけあって、他社に比べると、保険料の割引を前面に推していることが同社WEBサイトからもわかります。自動車保険料を最優先で重視されている方にとってみますと、加入検討の選択肢として同社の自動車保険が比較検討の候補に入ることは必然と言えるでしょう。セゾン自動車火災保険(ダイレクト型自動車保険)の特徴まとめ新規および継続割引が同額自動車保険料を安く提供する強みが伺える第2位チューリッヒ(ダイレクト型自動車保険)チューリッヒの自動車保険は、2019年のオリコン顧客満足度ランキングにおいて、自動車保険の契約者が重視する項目の内、上位3つである保険料、加入・更新手続き、商品内容の充実度がいずれも上位にランク付けされています。チューリッヒの自動車保険の中でも、特に目につくポイントは以下の通りです。【チューリッヒの特徴①】業界最高レベルの無料ロードサービス(2018年9月チューリッヒ調べ)自動車保険を契約した方が重要視した項目の4位にランキングしているロードサービスをチューリッヒでは、他社に比べて強みがあるとしており、同社WEBサイトを見ると他社との比較表を根拠に強みを紹介しています。自動車保険料の安さよりもロードサービスに重点をおいている方にとってみますと、選択肢に入る自動車保険の1つも言えるでしょう。【チューリッヒの特徴②】新規加入と継続加入の保険料割引の差が大きいチューリッヒの自動車保険は、新規加入の場合、インターネット割引が一律12,000円と他社よりも比較的高くなっているものの、2年目以降の継続割引が5,000円、3年目以降は1,500円と逓減するのはマイナスポイントと言えます。総合評価(コメント)チューリッヒの自動車保険は、自社が推している特徴が、第三者機関ではなく自社調べとなっているほか、継続割引などの保険料割引制度に強みが無いことが1位にランキングされなかった理由の1つとも言えそうです。一方、新規加入において、一律12,000円のインターネット割引は、他社に比べて優れているため、継続加入ではなく、単年度のみの加入で保険料重視の方であれば、選択肢に入る自動車保険とも言えるでしょう。チューリッヒ(ダイレクト型自動車保険)の特徴まとめ業界最高レベルの無料ロードサービス(2018年9月チューリッヒ調べ)新規加入と継続加入の保険料割引の差が大きい第1位ソニー損保(ダイレクト型自動車保険)ソニー損保は、2019年のオリコン顧客満足度ランキングにおいて、自動車保険の契約者が重視する項目の内、上位3つである保険料、加入・更新手続き、商品内容の充実度がいずれも上位にランク付けされており、総合的な評価が高い自動車保険と言えます。ソニー損保の自動車保険の中でも、特に目につくポイントは以下の通りです。【ソニー損保の特徴①】自動車保険料割引の種類が多いソニー損保では、昨今、無事故割引といった新たな割引を導入したほか、他社に比べて割引制度が豊富になっている点は、保険契約者にとって選ぶ決め手としている方も多いと思われます。また、無事故割引に加え、インターネット割引、運転者限定割引、ゴールド免許割引、継続割引など、全部で13種類の割引があり、適用できる割引が多ければ多い程、保険料が安くなるのも大きな魅力と言えます。【ソニー損保の特徴②】選べる走行距離の範囲が細分化されているソニー損保の自動車保険料は、年間走行距離の区分が広く設定されており、自動車保険料の負担をより合理的に見積もって負担することができるメリットがあると言えます。具体的には、最短で3,000km以下から最長で無制限までの7段階に分けられておりますが、特に、5,000km、7,000km、9,000kmといったように、細かく刻まれて分けられていることによって、負担するべき保険料が合理的に少なくできるのは顧客のことを考えている証と見ることもできるでしょう。総合評価(コメント)ソニー損保の自動車保険は、2019年のオリコン顧客満足度ランキングにおきましても1位となっておりますが、保険契約者のニーズに沿った内容に加えて、警備会社のセコムが事故現場へかけつけるサービスなど、広く総合的に見ても高評価になるのは必然と言えそうです。ダイレクト型自動車保険ならではのトラブル防止として、自動車保険の情報をわかりやすく詳細に公開している点も個人的には評価したいポイントです。ソニー損保(ダイレクト型自動車保険)の特徴まとめ自動車保険料割引の種類が多い選べる走行距離の範囲が細分化されているおすすめの自動車保険ランキングに関するまとめ2019年のオリコン顧客満足度ランキングを基におすすめ自動車保険を紹介しましたが、自動車保険のニーズによって、選択肢に入る保険会社はそれぞれ異なると言えます。その一方、自動車保険料を重視している方であれば、今回紹介した5つのダイレクト型自動車保険をすべて比較検討することで、少なくとも、保険料を重要視しながら、希望に沿った補償内容が付いた自動車保険に加入できる可能性が高くなるとも言えるでしょう。
2019年06月06日子供が生まれたら生命保険の見直しを検討される方が多いですが、子供に対する生命保険の新規加入は親の生命保険の見直しと比較すると重要度は低いと考えられがちです。ですが、子供も生命保険に加入しておいたほうがいい場合や、長期的にみると早い時期に生命保険に加入しておくとお得な場合があります。今回は子供に生命保険は必要なのかを検証し、子供に必要な生命保険のランキングをご紹介します。子供に生命保険は必要?不要?子供が生命保険に入る必要がある場合は家系に遺伝的な病気の心配があるときです。生命保険は健康な状態でしか加入できないため、遺伝的な病気の発病が考えられる場合は発病する前に生命保険に加入しておく必要があります。それ以外の場合は、生命保険は不要な場合が多いです。ここでは子供が生命保険に加入する時期と金額をご紹介します。いつから生命保険に加入する?子供が生命保険に加入する時期は、家庭環境によって大きく違ってきます。ほとんどの場合、小学生未満では加入する必要性はありませんが、将来的なことを考えると早い時期に加入したほうがいいです。子供が医療保険に加入する時期子供の医療保険は、前述のように遺伝的な疾患の可能性が考えられる場合は生後すぐに加入しておくと安心です。生命保険は年齢が若ければ若いほど保険料が安いので、一生続く終身医療保険に0歳から加入しておくと最安値で医療保険を用意できます。一方で、子供の医療費はほとんどの自治体で無料となっているので、特に病気の心配がない場合はこども医療費の免除がなくなるタイミングで医療保険に加入するのがおすすめです。子供が死亡保険に加入する時期原則的に子供は死亡保険に加入する必要はありません。子供は収入がないので、万一のことがあっても残された家族は生活を維持していくことができるからです。資金に余裕がある家庭は死亡保険や貯蓄性の高い保険に加入し一定の年齢で解約返戻金を受け取る場合や、相続対策で祖父母が孫に保険をかけて資産を移動させたりする場合があります。また、0歳から2歳の死亡のリスクが高い期間だけ死亡保険に加入し、リスクに備える方法もあります。子供の生命保険に必要な金額は?子供の生命保険に必要な保険金の相場は、子供が生命保険に加入する時期と同様に、家庭環境によって異なります。子供が医療保険に加入する際は、現在必要な医療費のことと、医療費がかかるようになったときのことを比較検討して金額を決めます。原則として子供は死亡保険に加入する必要はありませんが、子供が死亡保険に加入する際は将来的な損失を考慮して保険金額を決めます。子供に必要な医療保険の金額子供が生命保険に加入する際に必要な医療保険の金額は入院日額5,000円です。大人でも入院日額5,000円あれば最低限の保障は用意できると考えられているためです。0歳から医療保険に加入しておくと、自治体のこども医療費の補助がなくなったときに最安の保険料で医療保険を用意できているのでその後のお得感もあります。ただし、子供が医療保険に加入する際は、保険料が変わらず保障が一生続く「終身」医療保険を選択してください。保障が一定期間続いて保険料が変わる「定期」医療保険だと10年ごとに契約が自動更新され、その都度保険料が上がるので注意が必要です。子供に必要な死亡保険の金額子供の死亡保険を用意する際に必要な保険金は100~300万円です。子供に万一のことがあった場合は、ショックが大きく仕事に行けない日が続くかもしれません。ですが、残された家族の生活基盤は変わらないと考えるため、基本的に子供には死亡保険は必要がありません。そうは言っても、親であるならば先に旅立った子供のために立派なお葬式をあげてあげたい、安眠できるお墓を建ててあげたいと考えるはずです。その万一のときの必要最低限の100~300万円の資金を生命保険で用意しておくと、親として納得がいく見送りができるのではないでしょうか。子供におすすめの医療保険ランキングここからは以下を参考にして、子供におすすめの生命保険ランキングを医療保険と死亡保険に分けて紹介します。週間ダイヤモンド2018年4/28・5/5合併特大号「保険を見直せ!」2018年 株式会社ダイヤモンド社日経ホームマガジン 保険 最新ランキング 2018年 日経BP社プロ100人が厳選!最新保険ランキング2018年下期2018年角川SSC子供におすすめの医療保険ランキングは、保険期間が「終身」の保険を中心に紹介します。子供におすすめの医療保険ランキングは以下です。第3位:メットライフ生命「終身医療保険Flexi S」第2位:オリックス生命「医療保険新CURE」第1位:三井住友海上あいおい生命「新医療保険Aプレミア」第3位:メットライフ生命「終身医療保険Flexi S」メットライフ生命の「終身医療保険Flexi S」は0歳から加入できる医療保険です。七大疾病の入院日数は無制限、1入院730日と長期の入院に備えられます。遺伝的疾患の際は長期間入院する場合が多くなるので、長期入院に備えるにはいい医療保険です。第2位:オリックス生命「医療保険新CURE」オリックス生命の「医療保険新CURE」は、発売以来全年齢で業界最安値水準の保険料とシンプルな保障を用意できます。七大生活習慣病での入院は支払限度日数が2倍に、三大生活習慣病での入院は無制限になります。子供の将来のことを考え、とりあえず医療保険に加入する場合はこちらをおすすめします。第1位:三井住友海上あいおい生命「新医療保険Aプレミア」三井住友海上あいおい生命の「新医療保険Aプレミア」は業界最安値水準の保険料と手厚い保障が特徴です。特約付加で八大生活習慣病の際に入院日数が無制限となり、短期入院でも10日分の入院給付金を受け取れます。子供のときも大人になってからも安心できる手厚い保障の医療保険です。[adsense_middle]子供におすすめの死亡保険ランキング子供におすすめの死亡保険ランキングでは、満期や解約したときに保険料が戻ってくる解約返戻金がある終身死亡保険を紹介します。子供におすすめの死亡保険は以下です。第3位:オリックス生命保険「終身保険RISE(ライズ)」第2位:損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「終身保険一生のお守り」第1位:三井住友海上あいおい生命「&LIFE 終身保険(低解約返戻金型)」第3位:オリックス生命保険「終身保険RISE(ライズ)」オリックス生命保険の「終身保険RISE(ライズ)」は15歳から加入できる終身保険です。こちらの保険は、子供がある程度大きくなってから加入を検討される場合におすすめです。200万円から5,000万円までの保険金を設定できます(100万円単位)。一定期間を経過すれば戻ってくるお金は払い込んだ保険料よりも多くなります。第2位:損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「終身保険一生のお守り」損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「終身保険一生のお守り」は、1歳から加入できる終身死亡保険です。保険料が割安で、解約返戻金もあるタイプの保険です。特約を付加することで、三大疾病により所定の事由に該当すると以後の保険料の払込が不要になります(特定疾病診断保険料免除特約)。第1位:三井住友海上あいおい生命「&LIFE 終身保険(低解約返戻金型)」三井住友海上あいおい生命の「&LIFE 終身保険」は、0歳から加入できる終身死亡保険です。0歳から加入できるので子供の死亡保険に最もおすすめできる保険です。貯蓄性が高い保険なので、解約返戻金を必要な資金として活用できます。また、保険料払込満了後は、死亡保障を継続するだけでなく、年金や介護年金に変更してたまった資金を活用できます。子供の生命保険に関するまとめ子供は生命保険に加入しなくていい場合がほとんどですが、将来的に考えると資金に余裕がある場合は加入していたほうがお得です。遺伝的な長期のリスクがある場合も早い時期に生命保険に加入しておくと安心です。家庭環境と資金の状況を考慮して、子供が生命保険に加入するのかを検討してください。
2019年06月04日本記事では、SBI証券の投資信託で、筆者の考える「理論上合理的だと考えられる投資信託」をランキング形式で5つ挙げます。※本記事は特定の金融商品の勧誘を意図するものではありません。尚、投資信託の基本的な情報は以下記事をご覧ください。SBI証券でおすすめの投資信託ランキングそれでは早速ランキングを発表します。※数値は執筆時点1位:ニッセイ外国株式インデックスファンドランキング1位のニッセイ外国株式インデックスファンドは、日本を除く先進国株式に投資を行う投資信託です。MSCIコクサイインデックスと呼ばれる先進国株式の指標と連動することを目指すインデックス型の投資信託です。インデックス型の投資信託:いわゆる市場平均と連動することを目指す投資信託。4位に米国株式がランクインしていますが、こちらのニッセイ外国株式インデックスファンドにもすでにアメリカ株式が組み込まれている状態です。外国株式の分散投資と言えば、このMSCIコクサイインデックスと呼ばれる先進国株式の指標を指すことが一般的かと思います。2位:eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)こちらは、国内株式市場の市場平均のトピックスと連動することを目指すインデックス型の投資信託です。国内株式と言えば、トピックスと日経平均株価が有名です。組み込み銘柄はトピックスが1部上場全て(およそ二千社)で、日経平均株価は225社です。ただ、200社程度に分散投資をすると、市場平均と同じような値動きになることが知られています。3位:SBI・新興国株式インデックス・ファンドこちらは、FTSEエマージング・インデックスと呼ばれる新興国株式の市場平均と連動することを目指すインデックス型の投資信託です。これは筆者個人の意見ですが「未来のことははっきりとは分からないものの、リターンとリスクのバランス(効率)が先進国株式と比べると劣る」気がします。そのため3位に入れています。4位:楽天・全米株式インデックス・ファンド4位は楽天・全米株式インデックス・ファンドです。こちらは米国株式のインデックス型投資信託です。ただ、すでに1位に出ている先進国株式(MSCIコクサイインデックス)の中には、米国株式が7割近い比率で組み込まれています(記事作成時)。5位:SBI・全世界株式インデックス・ファンドこちらは、日本・米国を含む先進国・新興国の対象指標と連動することを目指すインデックス型の投資信託です。非常に適切な言い方ではありませんが、1~4位の投資対象をまとめたような存在だというとイメージしやすいでしょうか。もちろん指標や比率は異なります。世界全体の株式に広く投資をすることができます。[adsense_middle]SBI証券でおすすめの投資信託ランキングへの質問集【質問①】どれを買うのがおすすめですか?どれを選ぶかは個人投資家の意思によるので筆者には何とも言えません。という前提を踏まえまして、個人的な意見としては「日本を除く先進国株式のMSCIコクサイインデックス」と、「国内株式のトピックス」に連動することを目指すインデックス型の投資信託が効率が良いと思います。また、コストが低ければ、中身(指標・市場平均)が同じ場合、どれでも同じだと思います。リスク(値動きの幅)を下げるには、投資金額全体における安全資産の保有比率(預貯金や個人向け国債)を増やすことがシンプルで良いかと思います。【質問②】ランキング上位が「儲かる投資信託」ということ?このランキングは上位に行くほど「儲かる投資信託」というわけではありません。投資信託は「入れ物」のようなものですので、他の投資信託でも中身が同じなら、同じように値動きが推移します。また、可能性としては、今年購入して、来年には三割下落、あるいはそれ以下にも下がっている可能性もあります。通常の金融商品と同じく、高く買ったものを安い時に売れば、損失が確定します。また、頻繁に売買を繰り返すことで、運用成績が「ほったらかし」にした場合よりも下がることが統計的なデータから知られています。ほったらかし:いわゆる何もしないこと。人は利得に対し、損失を1.5倍~2.5倍嫌がるという性質があることが知られている(損失回避性)。そのため、頻繁に売買すると、無意識にも「高く買って安く売る」を選択してしまいがちになる。結果として全体で見ると、何もしない方が成績が良くなりやすい。SBI証券での投資信託ランキングの選定理由ここで上げているのは、資産運用を考える際に、リスクとリターンから考えて効率が良いと思われる株式の投資信託を中心に挙げています。また、コストは運用成績にプラスに寄与しないので、コストが低いものを考慮しています。さらに、アクティブ型の運用成果の平均が市場平均に酷似し、事前に成績の良いアクティブ型を見分ける術がないので、インデックス型の投資信託を挙げています。アクティブ型:いわゆる市場平均(インデックス)を超えようとする投資信託。しかし、アクティブ型が優れていればいるほどに、市場平均に連動しようとするインデックス型の投資信託が効率的になる、というジレンマがある。また、長期的に見れば、市場平均を連続して上回り続けられるアクティブ型も存在が難しくなる。そのため、インデックス型の投資信託が有利であると考えられる。【質問③】どうして債券主体の投資信託がランキングに入っていないのですか?今回のランキングには債券が主体の投資信託が入っていません。なぜでしょうか?それには理由があります。それはリスクが低く、期待リターンが低いと考えられるからです。期待リターン:国内株式や外国債券といった資産のクラスなどで想定されるリターン。文字通り「期待」であり、あまりあてにならない数値。債券主体の投資信託はおおむねリスクが低いのでランキングに入っていない基本的に、各資産のリスクとリターンはおおむね比例するだろう、と考えられます。つまり、ローリスクならローリターンであり、ハイリスクならハイリターンである、というものです。そして、債券は例外もありますが、基本的にローリスク・ローリターンな存在です。一方、株式は基本的にハイリスク・ハイリターンです。つまり、お金を大きくするという目的においては株式主体の投資信託がランキング上位に入り、債券主体の投資信託はおのずとその下になってしまう、という考え方をここではしています。【質問④】どうしてバランス型の投資信託がおすすめのランキングに入っていないの?バランス型の投資信託とは、国内外の株式だけでなく、国内外の債権も組み入れて、リスクを抑えた値動きを目指します。バランス型でも、基本的に株式比率が高まると、リスクの高いバランス型になっていきます。バランス型をランキングから外した結論を先に言うと、リスクを抑えたがゆえにリターンが平均化されてしまう、つまり、運用の効率が悪くなると考えられるため、今回はバランス型は入れていません。期待リターンの最大化を考えると、バランス型はおすすめのランキングに入れない基本的に資産運用ではリスクを抑えながら、その中で期待リターンの最大化を考えます。しかし、二十年や長期での資産運用ではどうでしょうか。例えば、いま二十歳で七十歳までの資産運用を考えている人がいるとします。運用期間は五十年あります。ということは、その間はお金を引き出さないわけです。この場合、極端な言い方をしますと、『リスクが高くても低くても関係ない。五十年後などにお金が最大限に大きくなっているのが望ましい』と考えることもできます。先に触れた債券主体の投資信託や、バランス型の投資信託を選択すると、自然と期待リターンが下がりますので、五十年後などにお金が最大限大きくなっていない可能性があります。もちろん『五十年後などにお金があまり大きくなっていないのが望ましい』という人がいるのであれば、その人にとっては債券主体やバランス型の投資信託が最適なものになるでしょう。しかし、基本的に伝統的な経済学では人はリターンに関しては(低いよりも)高い方が良い、という考え方をするものだと思います。FPが選ぶSBI証券でおすすめの投資信託に関するまとめランキング上位=いつでも儲かる投資信託というわけではない。債券主体の投資信託はリスクが低いので、ランキング上位に入らない。期待リターンの最大化を考えると、バランス型投資信託はランキング上位に入らない。今回は長期分散投資の視点から見た、SBI証券でのおすすめ投資信託をランキング形式にしました。本記事で重要なのは、何が何位なのかもそうですが、そのほかに「どのようにして考えて、その順位になったのか?」「なぜアクティブ型や債券主体、そしてバランス型が入っていないのか?」ということです。本文内でも記しましたが、損をする方法は「高く買ったものを安く売ってしまうこと」です。そして、長期投資をするとほぼ確実に大きく損をする時期が来ます。いわゆる金融危機です。その時を「安く買って将来の期待収益率を上げるチャンス」にするか、「損切りと称して高く買ったものを安く売ってしまう」かは、考え方次第ではないでしょうか。本記事が読者の方の合理的な資産運用に一助になれば幸いです。
2019年06月01日みなさんは妊娠中に加入できる学資保険があることをご存知ですか? 私は妊娠中に、学資保険に加入しました。まだ赤ちゃんが生まれていないのに……と思う部分もありましたが、今では妊娠中に加入してよかったと感じています。その理由や学資保険で得られたメリットなどをお伝えします。 学資保険で得られるメリット学資保険は保険会社が販売する保険商品の1つ。高い金利が得られる、途中で解約をしない限り保障がついてくるなどの特徴があるようです。 契約者である親に万が一のことがあっても、保険料は免除され給付金は受け取れるシステムが学資保険にはあり、安心です。高校や大学入学前などにまとまったお金を受け取れるタイプもあり、確実に教育資金を貯めていくために利用したい商品だと思いました。 妊娠中、学資保険に加入した理由妊娠8カ月ごろ、私は学資保険に加入しました。契約者の親の年齢が若いほど、月々の保険料が安く抑えられると知ったからです。また、子どもの年齢も若いほど満期までの期間が長くなり、保険料が安くなると聞きました。払う期間は長くなりますが、月々の支払いだけでなく、トータルの払込保険料も安くなるものがあり、運用期間も長いので返戻金が増える可能性もあるようでした。 こういったメリットから、妊娠中に学資保険に加入しましたが、もう1つよかったと感じたことがあります。それは、産後は育児に追われ、学資保険を検討する余裕がなかったこと。自由のきく妊娠中に学資保険を検討してよかったです。 妊娠中に加入できる保険会社わが家が加入したのは「ソニー生命」。ほかにも「フコク生命」や「アフラック」「明治安田生命」など、妊娠中に加入できる保険会社も複数あるようです。ただ、妊娠何カ月目から加入できるなど、決まりもあると聞きます。ネット申し込みで保険の専門家が自宅まで訪問してくれる「保険の無料相談」も便利。どの学資保険にしようか迷う場合は、こうしたサービスを利用するのも1つの方法ですね。 妊娠中だからこそ、できることもあると思います。学資保険を検討するのはもちろん、ご家庭の保険を見直すにも良い機会ですね。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2019年05月31日今回は筆者が考える、楽天証券で投資信託を買うならどれがおすすめなのか?について考察し、ランキング形式で5つ挙げてみたいと思います。※本記事は特定の金融商品の推奨を意図するものではありません。合理的であると考えられるものを理論的に考察したものです。楽天証券で投資信託を買うなら?まず、先に本題のランキングを示します。筆者の考えるベスト5はこちらです。コストの各数値は2019年5月13日時点のものです。楽天証券での投資信託ランキングに共通する理由それでは、おすすめであると考えられる投資信託の共通の理由を見てみましょう。信託報酬が低く(0.3%以下)、かつ、買う時と売る時のコストはゼロ。市場平均に連動することを目標とするインデックス型である。分配金がない。おすすめの投資信託をランキング形式で5つご紹介【楽天証券の投資信託ランキング1位】ニッセイ外国株式インデックスファンドそれでは少し踏み込んで各々の投資信託の内容を見てみましょう。まずは1位のニッセイ外国株式インデックスファンドです。投資信託とは入れ物のようなものです。そのため、中に様々な金融商品や各種指標(インデックス)を入れることができます。指標とは、ここでは市場平均を指しています。市場の平均とは世界中の「賢い専門家たち」が割高なものを売り、割安なものを買った結果です。また、いろいろな情報を織り込んでおり、おおむね適正な株価を反映していると考えられます。そのため、現代の市場においては、市場平均こそが効率が良いと考えられ、機関投資家や専門家であっても、市場平均を連続して上回ることが難しい、と考えられます。このニッセイ外国株式インデックスファンドの対象(入れ物の中身)は、日本を除く先進国株式です。一般的に先進国とは、アメリカ・イギリス・フランスなどの先進国二十数か国の千数百社の株式の平均のようなもの(正確には平均ではありません。以下も同じ)だと思っていただければ分かりやすいかと思います。いわゆるMSCIコクサイインデックス(日本除く)と呼ばれる「指標(インデックス)」と連動することを目指します。MSCIというのは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルという企業です。そこが集計・公表している「指標・インデックス」です。また、MSCIコクサイインデックス(日本除く)と連動することを目指す投資信託であれば、基本的にどれを買っても同じように値動きが推移すると考えられます。以下のランキングでも中身が同じであれば、名称が違っても同様だと考えられます。もちろん、コストが高いとその分マイナスにかい離すると考えられます。【質問】外国の株式が凄い儲かるのですよね?一概にそうとは言えませんが、統計的に見ると債券よりも株式の方がリターンが高い傾向にあることが知られています。そのため、将来は不透明ですが、期待されるリターンが株式は高いと考えられます。同時にリスク(値動きの幅)も高いです。また、リスクとリターンはおおむね比例する、と考えられます。年金機構などの想定している期待リターンでも、国内株式よりも外国株式の方が若干高い傾向にあります。ただ、あくまでも期待されるリターンであり、実際にどうなるかは将来にならないと分かりません。期待リターン:過去の平均リターンや状況から、将来はこのくらいが期待できるのではないか、というリターンの数値。ただ、よくわからない未来の数字を元にしているので、投資の世界ではあまりあてにならない存在。【楽天証券の投資信託ランキング2位】eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)第2位はトピックスと連動することを目指す投資信託です。トピックスというのは「東証一部と呼ばれる市場に上場している全ての株式の平均のようなもの」だと思っていただければ分かりやすいでしょうか。いわゆる国内株式の市場平均と言えば、トピックスを指します。その他にも日経平均株価指数というものもありますが、株式市場のおよそ200程度に分散投資をすると、市場平均と酷似します。ちなみに、日経平均株価は225社の平均のようなものですので、二千程度に分散してあるトピックスと基本的に同じような値動きをします。このeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、入れ物の中にトピックスという指標が入ったものです。【質問】日本は元気がないから、国内株式の投資信託は投資対象として不適格ではないですか?外国の方が良くありませんか?上記のような疑問を持たれる読者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、長期的に見ると理論の上では、国内の株式でも外国の株式でもリスクに応じてリターンが決まると考えられます。すなわち、外国の株式市場が魅力的であれば、それはすなわち、それを見越して価格に織り込まれており、やはりリスクに応じたリターンになると考えられます。ここでのリスクとは値動きの幅(標準偏差)を指しています。ということは、国内の株式であっても同様です。仮に国内に勢いがないとすれば、それはやはり価格に織り込まれていると考えられます。つまり、国内株式であっても、リスクに応じたリターンが期待できる、と考えられます。もちろんこれは未来のことですので、そうなるとは限りません。[adsense_middle]【楽天証券の投資信託ランキング3位】SBI・新興国株式インデックス・ファンド第3位はSBI・新興国株式インデックス・ファンドです。こちらはFTSE エマージング・インデックスと連動することを目指す投資信託です。FTSEとは、フィッツィーインターナショナルという企業名です。中国やインドといった新興国の株式市場の平均のようなものに連動することを目指します。【質問】振興国に投資をしたら、かつての日本株のようにすごい儲かりますよね?可能性はありますが、ここまで見てきましたように、リスクとリターンはおおむね比例すると考えられます。また、新興国株式が有利であれば、それは世界中の投資家がすでに知っていて、価格に織り込まれていると考えられます。つまり、新興国株式を買っても、リスクに応じたリターン以上のものは得られない、という風に考えられます。また、投資の世界ではリスクと期待リターンのバランス(効率)が良いか悪いかも重要です。考え方によると思いますが、新興国株式はリスクが大きいわりに期待リターンがそこまで大きくないと考えることもできます。つまり、先進国株式に対して、効率があまりよくない、という見方もできるかもしれません。【楽天証券の投資信託ランキング4位】SBI・全世界株式インデックスファンドおすすめ投資信託の第4位はSBI・新興国株式インデックス・ファンドです。こちらはFTSE グローバル・オールキャップ・インデックスと連動することを目指す投資信託です。FTSE グローバル・オールキャップ・インデックスとは、ざっくり言いますと世界の株式に分散投資をしている状態です。組み合わせ比率にもよりますが、ここまでのおすすめ1位2位3位で見てきたような、先進国、日本、新興国に分散投資をしているのと同じような値動きとなります。【質問】世界に分散投資をすれば絶対に儲かりますよね?これまでの年金機構などの分散投資結果を見てみると、長期的に見ると世界への分散投資は成功しているように感じます。ただ、投資においては、人間の認知的なエラーがつきものです。認知的なエラー:長期分散投資では安く買って高く売ることが、将来の期待収益率を上げる行為。しかし、人は損失回避的な認知エラーが普通の状態なので、長期分散投資にもかかわらず『損切り』をしてしまい、結果として高く買って安く売ってしまうことがよくあると思われる。どのように分散投資をしていても、金融危機時になれば大きく基準価額と呼ばれる値段が減少します。慌ててそこで売却をすれば、何を買っていても損をします。投資信託の売り時・買い時については下記記事にて詳しく考察してあります。ご興味のある方はお読みいただければ幸いです。【楽天証券の投資信託ランキング5位】楽天・全米株式インデックス・ファンド第5位は楽天・全米株式インデックス・ファンドです。こちらはCRSP USトータル・マーケット・インデックスと連動することを目指す投資信託です。平たく言うと、アメリカの株式市場の指標と連動することを目指します。ここまで見てきた1位の先進国株式の投資信託や4位の全世界株式の投資信託などでは、大半がアメリカの株式で占められていることがあります。アメリカ株式市場というのは地球規模で見た場合に非常に規模が大きいのですね。【質問】アメリカはこれまでずっと右肩上がりだから、絶対大丈夫ですよね?一国だけに集中投資をするのは、危険な面が付きまといます。例えば、日本株式で言いますと、1990年前後のバブル期を境に30年が経とうとしていますが、いまだに30年前の水準に戻っていません(もちろん単純に比較はできませんが)。それはアメリカと言えども例外ではないかもしれません。やはり長期分散投資の面で考えると、一国に集中するのは危険な面もあるかもしれません。では分散をする……となると、それは1位や4位の状態がすでにその分散された状態である、と言えるでしょう。楽天証券でおすすめの投資信託ランキングに関するまとめ投資信託のリターンはリスクに応じておおむね比例すると考えられる。ただ、株式市場そのものの歴史が二百年程度と短く、必ず将来も利益が上がるかは不透明。合理的な資産運用を考えると、株式主体の投資信託がおすすめであると考えられる。今回の記事では楽天証券でおすすめの投資信託について考察してみました。長期分散投資で合理的だと考えられる投資信託を選択した後に、もっとも注意をしなければならないのは、認知的なエラーかもしれません。長期分散投資ではほぼ確実に大きな金融危機に遭遇し、大きく資産が目減りする時期が来ると思います。その時に、最後まで信じることのできる投資信託はどのようなものか?なぜそうなのか?それらを理解することが合理的な資産運用に近づく一歩かもしれません。本記事が読者の方の一助になれば幸いです。
2019年05月29日あいおいニッセイ同和損保は、大手損害保険会社の1つで、販売している自動車保険のラインナップを見ますと、個人を対象にした自動車保険をはじめ、1日自動車保険や初心者ドライバーを対象にした自動車保険など、販売種類は多岐に渡っています。これらの自動車保険の内、本記事では、あいおいニッセイ同和損保が販売している自動車保険の中でも広く多くの方を対象にしたタフ・クルマの保険を中心に主な特徴を紹介していきます。タフ・クルマの保険の種類充実した補償とサービスは、以下の5つの構成からなっています。対人賠償対物賠償けがの補償車の補償ロードサービスこちらにつきましては、自動車保険を販売しているすべての保険会社と比較して変わっているところはありません。ただし、それぞれの補償内容について、どのような場合に補償されるのか、以下確認していきましょう。1. 相手への賠償(対人)相手への賠償(対人)は、対人賠償保険、不正アクセス・車両の欠陥等による事故の被害者救済費用特約、心神喪失等による事故の被害者救済費用特約、対人臨時費用特約、対歩行者等傷害特約といった5つの補償があり、タフ・クルマの保険に加入することによって、すべて加入当初から付帯される基本補償になっています。対人賠償保険対人賠償保険は、保険契約した自動車で事故を起こしてしまったことにより、他人を死傷させてしまった場合に保険金が支払われる補償になります。対人賠償保険の保険金額は、ご自身で選択できる場合もありますが、基本的に補償金額に限度額を設けない無制限とするのが一般的であり、かつ、無難な補償内容と言えます。不正アクセス・車両の欠陥等による事故の被害者救済費用特約不正アクセス・車両の欠陥等による事故の被害者救済費用特約は、主に自動運転システムが搭載されている自動車が対象となるものであり、不正アクセス(ハッキングなど)や保険契約している自動車の欠陥などが原因で事故が発生した場合であっても、被害者を救済するための費用が支払われる補償になります。心神喪失等による事故の被害者救済費用特約心神喪失等による事故の被害者救済費用特約は、保険契約をしている自動車の運転手が、精神障害などで責任無能力者であったとしても、被害者を救済するための費用が支払われる補償になります。対人臨時費用特約対人臨時費用特約は、保険契約をしている自動車での事故で、他人を死亡させたことによって、法律上の損害賠償責任を負担する場合に、弔問・葬儀参列の際の弔慰金として、被害者1名につき20万円が支払われる補償になります。対歩行者等傷害特約対歩行者等傷害特約は、保険契約をしている自動車の事故によって、歩行中や自転車乗車中の方を死亡させた場合やケガをさせたことによって入院させた場合に、対人賠償保険で補償されない相手方の過失部分を含んだ損害額を限度に補償されます。 相手への賠償(対物)相手への賠償(対物)は、対物賠償保険、不正アクセス・車両の欠陥等による事故の被害者救済費用特約、心神喪失等による事故の被害者救済費用特約、対物超過修理費用特約といった4つの補償があり、タフ・クルマの保険に加入することによって、すべて加入当初から付帯される基本補償になっています。対物賠償保険対物賠償保険は、保険契約した自動車が事故を起こしたことによって、他人の財物を損壊させた場合や電車などを運行不能にさせた場合などによって、法律上の損害賠償責任を負担する場合に補償されます。不正アクセス・車両の欠陥等による事故の被害者救済費用特約不正アクセス・車両の欠陥等による事故の被害者救済費用特約は、先に紹介した内容と同様です。心神喪失等による事故の被害者救済費用特約心神喪失等による事故の被害者救済費用特約も、先に紹介した内容と同様です。対物超過修理費用特約対物超過修理費用特約は、保険契約した自動車が事故を起こした場合で、相手自動車の実際の修理費が、相手自動車の時価額を上回った場合に、修理費と時価額の差額に責任割合を乗じた額を、1事故1台につき50万円を限度に補償されます。 けがの補償けがの補償は、タフ・クルマの保険に加入することによって基本補償となっている人身傷害保険(自動車事故特約セット)と保険契約者のニーズに合わせて別途オプション加入となる入院・後遺障害時における人身傷害諸費用特約、傷害一時金特約、交通事故特約、犯罪被害事故特約があります。人身傷害保険(自動車事故特約セット)人身傷害保険(自動車事故特約セット)は、基本的に、保険契約している自動車に搭乗中の事故によって、本人やその家族が死傷した場合に、当初契約した保険金が支払われる補償のことを言います。入院・後遺障害時における人身傷害諸費用特約(オプション)入院・後遺障害時における人身傷害諸費用特約(オプション)は、保険契約をしている自動車の事故によって、傷害を負って入院した場合や後遺障害を被った場合に保険金が支払われる補償になります。傷害一時金特約(オプション)傷害一時金特約(オプション)は、保険契約をしている自動車の事故によって、けがをした場合に、治療日数や傷害の部位・症状に応じて、一時金(まとまったお金)として保険金が支払われる補償のことを言います。交通事故特約(オプション)交通事故特約(オプション)は、保険契約をしている自動車の事故だけではなく、歩行中や自転車乗車中などの自動車事故に加え、自転車に乗車中や駅構内の階段で転んでけがをした場合など、自動車事故以外の事故で、死傷した場合に保険金が支払われる補償のことを言います。犯罪被害事故特約(オプション)犯罪被害事故特約(オプション)は、日常生活の中で犯罪行為を受けたことによって、本人や家族などが死傷した場合に保険金が支払われる補償になります。4. 車の補償車の補償とは、車両保険のことを言い、保険契約した自動車が事故によって損害を負った場合に補償されますが、こちらは、別途希望によって加入するものとなります。なお、タフ・クルマの保険の車両保険は、一般補償と10補償限定の2種類から選ぶことになるほか、車両保険に加入すると、車両保険の補償に加え、車両価額協定保険特約、全損時諸費用特約、車両保険無過失事故特約と呼ばれる補償も基本補償として自動付帯される特徴があります。車両価額協定保険特約車両価額協定保険特約は、車両保険を契約した時の市場販売価格相当額が車両保険の保険金額の限度額になる特約であり、保険契約した自動車の減価に関わらず保険金が支払われる補償になります。ただし、自動車事故における過失割合などが車両保険の保険金に関係してくるため、定額で保険金が支払われるわけではない点に注意が必要です。全損時諸費用特約全損時諸費用特約は、保険契約した自動車が、車両事故によって全損となった場合や盗難された場合で、車両保険の保険金が支払われるときに、車両保険金額の10%(下限10万円、上限20万円)が保険金として支払われる補償のことを言います。車両保険無過失事故特約車両保険無過失事故特約は、自動車事故が起こった場合で保険金の請求を行った場合、次年度の自動車保険等級が1等級または3等級ダウンとなりますが、特約の条件を満たしている場合、次契約の等級・事故有係数適用期間の決定においてノーカウント事故として取り扱い、車両保険金が支払われる補償です。なお、特約の条件は、以下の通りです。[adsense_middle]【特徴②③】保険事故現場で必要になる費用に備える・安心の事故対応タフ・クルマの保険の特徴である事故現場で必要になる費用に備えるおよび安心の事故対応は、いわゆるロードサービスのことを指しており、保険契約をした自動車が事故や故障といったトラブルがあった時のサポートをしてくれるサービスが主な特徴と言えます。なお、ロードサービスは、タフ・クルマの保険に加入することによって基本補償となり自動付帯されるものになりますが、主なサービス内容は以下の通りです。レッカーけん引・搬送など(レッカー現場急行サポート/運搬費用保険金)応急作業(クイック修理サービス)宿泊費用(臨時宿泊費用保険金)帰宅・移動費用(臨時帰宅・移動費用保険金)修理後の搬送費用(修理後搬送費用保険金)修理後の引取費用(修理後引取費用保険金)代車タフ・クルマの保険が持つ特徴から考えておきたいことタフ・クルマの保険が持つ特徴から補償内容も含めて一通り紹介させていただきましたが、必要と思われる補償から不要と思われる補償まで幅広いことを筆者は感じています。基本補償が充実していると思われる一方、保険料という価格に転嫁されていることを踏まえますと、不要な基本補償は除外して保険料を安く抑えられることができれば、保険契約者の立場になった時に選択肢がもっと広がるのではないかとも思われます。基本補償が多いということは、厚みのある補償と考えることもできる自動車保険の基本補償が多いということは、厚みのある補償が幅広く備わっていると考えることもできます。ただし、あくまでも自動車事故が起こってしまった場合において、ご自身にとっての損害を少しでも抑えられるような補償が備わっていなければなりません。そのため、タフ・クルマの保険への加入を検討する上では、基本補償と自動車保険料を中心に必要な補償に保険料を負担できているのか、しっかりと確認しておきたいものです。あいおいニッセイ同和損保の自動車保険に関するまとめタフ・クルマの保険は、基本補償およびオプション補償も含めて補償内容が幅広くなっているため、補償内容に厚みがあると考えられる一方、無駄な補償に無駄な保険料を負担するリスクが伴います。そのため、現在加入している生命保険の保障内容や社会保険などで補填される部分も含めてプラン設計することで、効果的で無駄のない自動車保険に加入できると考えられます。
2019年05月23日本記事では投資信託の解約手続きと上手な解約方法について考察します。投資信託の解約手続きをわかりやすく解説投資信託は様々な金融商品の入った「入れ物」のようなものです。基本的に安く買ったものを、高い時期に解約・換金することで差額を利益とすることができます。※図解は筆者作成【質問】投資信託の解約とは何のことですか?本記事での解約とは、個人投資家が一度購入した投資信託を「手放す・売却する」ことを指しています。また、解約のことを換金と呼んだりもします。投資信託の解約方法(わかりやすい手続き方法)換金の流れは、一般的に次のような流れです。換金を申し込む(個人投資家がインターネットや電話で取引をしている証券会社などへ連絡をします)換金の申し込みから原則として4営業日目以降に投資家本人の証券口座などに支払われます。営業日とは何のこと?投資信託はすぐに解約できる?どのくらいの期間がかかる?投資信託は基本的にクローズド期間(後述)のないものなら、いつでも解約できます。ただ、上記のように基本的に4営業日後に換金されます。営業日とは、一般的な投資信託の場合、国内の証券取引所で取引が行われている日を指します。つまり、土日や祝祭日は営業日にカウントされない、土日などを挟むとさらに先になる、ということです。インターネット証券ならいつでも解約できますか?換金の「当日」となる受付時間は基本的に、営業時間の午後三時までです。※一部投資信託によって異なることがあります。投資信託の解約ができないなどのトラブルはありますか?投資信託によっては、一定期間解約できないものがあります。この解約できない期間のことを「クローズド期間」と呼びます。クローズド期間とは、一般的に解約による資金の流出を防いで安定的な運用をするために設定されることがある。ただ、現在ではクローズド期間のないオープン型(いつでも解約できる)ものが主流。購入前に「目論見書」などで確認をしておきましょう。解約したけど、いつ値段が確定するの?基本的に、投資信託は解約手続きをした時の金額(基準価額)がいくらなのかが、すぐには、はっきりと分かりません。これは投資信託が「入れ物」のようなものですので、その中にたくさん入っている株式・債券などのお値段を算出するのに時間がかかるからです。基本的に国内に投資している投資信託の場合、解約・換金の申し込みを(営業日の3時までに)した場合、その後計算されます。値段が確定するのは、翌日の朝です。※外国に投資している投資信託の場合は、さらに翌営業日に決まることが一般的です。投資信託の場合、値段が決まるまで少し時間がかかるので、解約した時の値段(基準価額)とは少しずれるのが普通。投資信託の上手な解約方法とは?それでは、投資信託の上手な解約方法について見てみましょう。【質問】投資信託の解約には手数料がかかりますか?投資信託を解約する時に「信託財産留保額」というお金がかかるものがあります。また、「信託財産留保額」がかからないものもあります。信託財産留保額とは:解約時の投資信託の基準価額に対してX%という形で引かれてしまう手数料(コスト)。注意をしていただきたいのは、この「信託財産留保額」という手数料には運用成績を押し上げる効果がない、ということです。つまり、「信託財産留保額」という手数料が高くても、何一つとして良いことが起こらないということです。購入する前に目論見書などで「信託財産留保額」が「かかりません・なし」などの表記のものから選ぶことで無料のものを選ぶことができます。解約に手数料がかかる投資信託があるが、購入前に手数料がかかるものを選択肢から外すだけでゼロにすることができる。投資信託の頻繁な解約・換金にはデメリットがありますか?多くの初心者の方がおかしてしまう間違いに「頻繁に投資信託を解約・換金する」というものが挙げられます。しかし、これは経験則的に運用成績を押し下げることが知られています。つまり、投資信託において頻繁な解約・換金はデメリットと言えます。下の図は、投資信託を売買した場合と、ほぼ何もしなかった場合の運用成績を比較したものの一例です。※図表は日本経済新聞2018/8/2を参考に筆者作成青い線は、投資信託の基準価額の期間10年の平均上昇率です。そして、左のグラフのオレンジの線が頻繁に解約・換金をした投資家の平均利益率です。2%ちょっとというところです。一方、何もしない(ほったらかし)投資家の平均利益率が右のオレンジの線です。確定拠出年金では売却することができますが、多くの人は何もしていないことが知られています。何もしないので、分配金が再投資され、雪だるま式に増えていますので、基準価額の平均上昇率5%を大きく超えています。これは、特定の人に起こるラッキーなことではなく、同じ投資対象を持って「ほったらかし」にしたすべての人に共通して起こった良いことです。じつは投資信託では、なにもしない(ほったらかし)にした方が(統計的に見ると)運用成績が良くなることが経験則的にわかる。短期的に売買をすると、運用成果が押し下げられることが知られている(損切りはデメリットを誘因する)しばしば、人は投資信託の基準価額が買った時の値段を下回ると損切りをしたくなります。しかし損切りをするということは、とりもなおさず、「頻繁に解約・換金をする」ということになります。上記で見ましたが、これはデメリットです。全人類共通のクセとして、利得に対して損失を1.5倍~2.5倍怖がる、という性質があります。そのため、(根拠のない)損得ラインに対して、下回ると損切りをしたくなります。そして、そのほかの好調な投資信託に乗り換えたくなります。しかし、これは単純に「高く買って安く売る」を繰り返すだけです。売り手側にとっては手数料が稼げるので良いかもしれませんが、個人投資家としては損失を招く行為です。投資で利益を得るにはどうしたら良いのかを、もう一度再確認することが必要ではないでしょうか。投資で利益を得る基本:安く買って、高く売る(積み立て投資でも一括投資でも、同じ)。基本的に投資信託を解約する時は「いつでも」ではなく「お金が必要な時」だと考えておく投資信託の上手な解約方法とは、基本的にお金が必要な時に解約する、ということです。もちろん、売買のタイミングが正確に読める人間はこの地球上に存在しません。そのため、上手な解約方法はどのようなものか?と問われると、「老後などのお金が必要な時期に、毎年、X%やX万円という決まった率や金額を機械的に取り崩していく」という無味乾燥な考え方が出てきます。取り崩す:しばしば一気に儲けたい・売りたい、という感情があるが、合理的な資産運用を考えると、一気に解約するよりも、運用を継続しつつ、定期的に「取り崩す」ことが資産を大きくしつつ長く使える可能性がある。これは、定率法や定額法などと呼ばれます。定率法とは、毎年5%と決めたら、資産から5%分の資産を解約・換金し取り崩すもの。景気状況により多く取り崩せる年と少なくなる年が出てくるというデメリットがある。メリットとしては定額法よりも資産が長く存続するという可能性がある。定額法とは、毎年百万円と決めたら、資産から毎年百万円分を解約・換金するもの。景気状況に関係なく定額を取り崩すので生活設計が立てやすいというメリットがある。反面、景気悪化時には資産が大きく目減りしやすい、というデメリットもある。一概にどちらが有利とは言えません。その時の経済状況やご自身の資産状況により、有利になる方を選ぶことが良いと思います。上手な解約方法とは、解約・換金しないと生活ができないときに、取り崩していくことだと考えられる。投資信託の解約手続きまとめ投資信託の解約は申し込み日から基本的に4営業日後に支払われる投資信託の解約・換金には「信託財産留保額」がかかることがあるので、かからないものを事前に選んでおく投資信託を頻繁に解約・換金すると運用成績が悪くなる、というデメリットがついてくる今回は、投資信託の解約手続きや上手な解約方法について見てみました。解約というと、ついつい目先の利益を追いたくなります。しかし本記事で見てきましたように、経験則的には短期的に利益を確定して解約しない方が良いことが分かります。解約においても「長期」という考え方がとても重要だと筆者は考えます。本記事が皆様の合理的な資産形成の一助になればさいわいです。
2019年05月22日アクサダイレクトの自動車保険は、その名前の通り、ダイレクト型自動車保険にあたり、自動車保険料が安い特徴があります。ただし、他社のダイレクト型自動車保険も保険料が全体的に安い特徴を併せ持っていることは確かであるため、それぞれ比較検討することが自動車保険選びで大切だと言えます。そこで本記事では、アクサダイレクトの自動車保険に焦点をあて、同社の自動車保険を選ぶ強みはどこにあるのか、特徴と共に紹介します。アクサダイレクトの自動車保険の特徴事故担当のスタッフそれぞれが、専任の役割を持っており、状況に合わせて連携した事故対応に努めていることがわかります。すべての連携がスムーズに進むことによって、顧客の満足が得られる一方、どこかで行き詰った場合は、トラブルの原因が予測されます。無料のAXAプレミアムロードサービスアクサダイレクトの自動車保険は、無料のAXAプレミアムロードサービスを加入者全員に対して無料で提供しています。なお、ロードサービスとは、保険契約している自動車が、事故または故障によって自力走行できない場合やカギの閉じこみなど、さまざまなトラブルに対応するサービスのことを言い、以下のようなサービスから構成されています。ロードサイドサービスレッカーサービス修理後車両搬送・引取り費用サービス宿泊・帰宅・ペット宿泊費用サービスその他のサービスアクサダイレクトは、ロードサービスの強みを推しているアクサダイレクトの自動車保険は、ロードサービスの強みを推していることが公式サイトから見て取れ、具体的には、他社とのロードサービスの違いを比較した一覧表を公開しており、自社の強みを紹介しています。自動車事故や自動車トラブルに不安がある方で、ロードサービスを重要視される場合は、AXAプレミアムロードサービスで安心感を得られる可能性が高いと思われます。ロードサービスを何度利用しても自動車保険等級に影響を与えない通常、自動車事故などで加入契約している自動車保険を使った場合、翌年度の自動車保険等級がダウンすることによって負担する自動車保険料は高くなってしまいます。しかし、ロードサービスで提供される各種サービスは、何度利用しても自動車保険等級に影響を与えないため、翌年度の自動車保険等級や保険料を気にすることなく利用することができるメリットがあります。ロードサービスの利用は、すべて無料になるわけではない点に注意これまで紹介したロードサービスは、基本的に無料対応のサービスですが、時と場合によって、有料になるサービスやサービス対応外のものもあります。アクサダイレクトのロードサービスは、ロードサイドサービス、レッカーサービス、修理後車両搬送・引取り費用サービス、宿泊・帰宅・ペット宿泊費用サービス、その他のサービスといった5つのサービスから構成されていますが、各々の注意事項を確認しておくことが極めて大切です。納得のグッドプライスアクサダイレクトの自動車保険は、インターネットで自動車保険の申し込みを行った場合、最大で20,000円の保険料割引が受けられるほか、ゴールド免許割引や年間走行距離を設定することによって、負担する保険料を少なく抑えられる特徴があります。インターネット割引で最大20,000円の割引が受けられるのは、執筆時現在(令和元年5月時点)でアクサダイレクトのみである一方、あらかじめ注意しておかなければならない点があるのも確かです。20,000円のインターネット割引は、最大割引額であり一律ではない20,000円のインターネット割引と見聞きしますと、自動車保険料を安く抑えたい方にとって魅力的なのは確かですが、この割引額は、あくまでも最大割引額であり、一律の割引額ではありません。また、自動車保険料を一括払い(年払い)で支払うのか、分割払い(月払いなど)で支払うのかといった支払方法によっても、保険料と割引額の違いがある点にも要注意です。自動車保険料を一括払い(年払い)で支払う場合の年間保険料と割引額自動車保険料を分割払い(月払いなど)で支払う場合の年間保険料と割引額自動車保険料が高い人は、保険料負担が少なく済む可能性がある自動車保険料を一括払い(年払い)や分割払い(月払いなど)で支払う場合の年間保険料と割引額について紹介しましたが、いずれの支払方法であったとしても、自動車保険料が高い人は、保険料負担が少なく済む可能性があると言えます。この理由は、他社のインターネット割引が、10,000円から12,000円が多くなっていることがあげられ、これらの割引額よりも多くなる場合は、保険料負担が少なく済む可能性が高くなると予測できます。自動車保険料が低い人は、インターネット割引が少ないデメリットが生じる自動車保険の支払方法に関わらず、自動車保険等級が高い方、優良ドライバーの方、車両保険を付加せず自動車保険料が安い方など、負担する自動車保険料が低い人の場合、インターネット割引が他社よりも少なくなってしまうデメリットが生じる可能性があります。少なくとも、インターネット割引が10,000円未満になってしまう場合は、他社で見積もりを取得して保険料や補償内容を比較検討するのが望ましいと言えるでしょう。インターネット継続割引が、グッドプライスとは言えないインターネット継続割引とは、初めてアクサダイレクトの自動車保険に加入した後に満期を迎え、引き続き継続して保険契約を更新する場合を言い、ざっくり言ってしまえば2年目に適用されるインターネット割引金額を指しています。年目の継続割引は、支払方法を問わず、最大割引金額が5,000円となっており、保険料が安い程、割引金額がさらに逓減しているため、初めてアクサダイレクトに加入する時のみメリットが大きいことがわかります。2回目以降の更新(3年目以降)は、割引金額が一律1,000円アクサダイレクトの自動車保険では、2回目以降の更新(3年目以降)における割引金額が一律1,000円となっており、継続割引が、新規加入のインターネット割引と同額に設定している他社に比べて著しく劣っていると言わざるを得ません。長く契約をしているからこそ得られるメリットが大きくなることは一般的と言える一方で、長く契約する程、デメリットが生じてしまう仕組みには疑問が残ります。アクサダイレクトの自動車保険を選ぶ強みはどこにあるのかアクサダイレクトの公式サイトでは、チーム力で安心の事故対応、無料のAXAプレミアムロードサービス、納得のグッドプライスといった3つの特徴があるとしておりますが、それぞれの特徴解説より、アクサダイレクトの自動車保険を選ぶ強みをまとめます。自動車保険の加入目的の中で、ロードサービスの優先度合いが高い人アクサダイレクトの自動車保険に初めて加入する方で、かつ、自動車保険料が高い人アクサダイレクトの自動車保険に関するまとめ自動車保険選びは、保険料と補償内容のいずれも希望に沿っていることが望ましいと言えますが、目に見える特徴や割引金額の部分だけではなく、先々のことも考えた自動車保険選びがとても大切です。先々のことには、インターネット継続割引も含まれており、他社と自動車保険をじっくりと比較検討し、先を見据えた保険料や補償内容など、トータルで保険会社を選ぶことが重要になってきます。あなたの保険は高くないですか?自動車保険比較「インズウェブ」利用者の安くなった平均額は30,879円!自動車保険は比較することで安くなる可能性が高いです。「インズウェブ」は最短5分で最大20社の見積もりが一度に取り寄せられて、各社の保険料、補償内容、サービスなどを簡単に比べて選ぶことができます。利用者900万以上、安くなった平均額は30,879円と実績も十分、ぜひ自動車保険の見直しや新規加入の際はご使用をおすすめいたします。
2019年05月21日ダイレクト型自動車保険は、代理店型自動車保険に比べて保険料が安く、全体的な保険契約数も徐々に増加傾向にあります。また、ダイレクト型自動車保険を分割払いで行った場合、1回で支払う保険料の負担が少なくなるため、保険料の金額を重視している方にとって気になるポイントだとも思われます。そこで本記事では、ダイレクト型自動車保険で保険料を分割払いできる主要な保険会社と分割払いの特徴をまとめて紹介していきます。自動車保険の分割払いとは自動車保険の分割払いとは、保険会社と保険契約をした際に算出された自動車保険料を複数回に分けて支払う方法のことを言います。実際のところ、自動車保険の分割払いの方法は、それぞれの保険会社によって、対応可能な方法や分割払いの回数が異なっているため、どこの保険会社であっても分割払いはすべて同じではない点には注意が必要です。自動車保険料の主な3つの分割払い方法自動車保険料の分割払いの方法や回数は、保険会社によってすべて同じではないことをお伝えしましたが、ここでは、自動車保険料の主な3つの分割払い方法を箇条書きで紹介していきます。指定銀行口座からの口座振替クレジットカードを利用した分割払いクレジットカードを利用したリボルビング払い(リボ払い)上記3つの分割払いは、保険会社によって保険料の割増率や分割回数が異なっているため、分割払いで自動車保険料を支払う予定がある方は、あらかじめ比較検討しておくことが大切です。ダイレクト型自動車保険で保険料を分割払いできる保険会社の特徴自動車保険料の分割払いは、保険会社によって保険料の割増率や分割回数が異なっていることをお伝えしましたが、ここでは、ダイレクト型自動車保険で保険料を分割払いできる主な保険会社の特徴をまとめて紹介します。なお、表の内容は、保険会社各社がWEBサイトで公開している平成31年4月現在のものとなります。分割払いを選んだ場合でも初回保険料支払いなどは特殊な場合が多いダイレクト型自動車保険の場合、保険期間が1年間である場合が多く、分割払いを選んだ場合、12回の分割で保険料を支払うイメージをお持ちの方が多いと思います。ただし、実際には、初回および2回目の保険料などは、現金払いや払込票を利用したコンビニでの決済を求めている保険会社もあり、特殊な場合も多い傾向にあります。そのため、1回あたりの支払保険料が気になる方は、決済方法を事前確認しておくことが大切と言えます。クレジットカードは、配偶者名義のものでも決済可能ダイレクト型自動車保険の多くは、クレジットカード決済は可能である一方、口座振替は対応していない保険会社も多くあるため、クレジットカードを持っていない人にとっては加入できないと思われがちです。しかし、保険契約者本人がクレジットカードを保有していなかったとしても、配偶者がおり、配偶者がクレジットカードを持っている場合、配偶者名義のものでも決済可能となっている特徴は押さえておきたいポイントと言えます。自動車保険の分割払いで押さえておくべき主な特徴自動車保険を分割払いで行うことによって、1回あたりに支払う自動車保険料の金額は少なくて済む特徴があるものの、その他のメリットやデメリットをあらかじめ知っておくことは極めて大切です。そこで本項では、同サイト内で公開している記事より、自動車保険の分割払いで押さえておくべき主な特徴を引用しながら紹介していきます。自動車保険料を分割払いするメリットは、1回あたりの支払いを少なくできる自動車保険料を分割するメリットは、1回あたりの支払いを少なくできるところにあり、年払い(一括払い)で自動車保険料を支払うのが大きな負担になる人にとってみると分割払いはメリットがあると言えます。ただし、自動車保険料を分割するメリットは、この部分だけに限ってしまい、実際には、デメリットの方が多いこともあらかじめ押さえておかなければならない注意点にあたります。自動車保険料を分割払いにすることによって負担するお金が割増になる自動車保険料を分割払いにすると、1回あたりに支払う保険料は少なくて済むメリットが得られる一方、トータルで支払う自動車保険料は、年払い(一括払い)で支払う場合に比べて高くなってしまいます。この理由は、クレジットカード払いによる分割手数料などが考慮されているためであり、それぞれの保険会社では、分割払いに対する保険料の割増率を定めています。そのため、分割払いと一括払いの差額を比較検討することが大切です。自動車保険料を分割払いにすることによって支払方法が限られてしまうこちらは、すでに保険会社間の特徴でも紹介しましたように、自動車保険料を分割払いにすることによって、一括払い(年払い)に比べて支払方法が限られてしまうデメリットが生じます。仮に、希望している支払方法と合致している場合は問題が生じない一方、クレジットカードを保有していない場合、クレジットカードが使えない場合(ブランドが異なる)など、様々な事情によって不都合な場合が起こり得る可能性もあります。分割払いは、保険料の支払遅延によって補償が無くなるリスクが伴う自動車保険料を分割払いにした場合、都度、保険料を支払うことによって、その月の補償が確保される仕組みになるため、保険料の支払遅延が続くと補償が無くなってしまうリスクが伴うデメリットが生じます。仮に、一度、保険料の支払いが遅延したとしても直ちに補償が無くなるといったことはありませんが、指定銀行口座からの口座振替による分割払いを選択した場合は、特に注意が必要なポイントと言えます。クレジットカードでの分割払いは、お金の管理に注意自動車保険料をクレジットカードで分割払いする場合、保険料の支払遅延が生じる危険性はありませんが、クレジット代金の引き落とし日にお金が引き落とされないことが無いような資金管理はしっかりと行っておきたいものです。クレジットカードの代金決済がしっかりと行われない場合、個人信用情報に履歴が残ってしまうため、将来、ローンを組む場合や分割払いを行う場合に利用できないリスクが生じる危険性が生じてしまいます。分割払いを選んだ場合、途中解約することによる解約返戻金は生じない自動車保険料を一括払い(年払い)した場合で、契約途中で保険を解約した時は、解約返戻金といって、前払いした保険料の内、補償の未経過分のお金が払い戻されます。ただし、分割払いを選んだ場合は、その都度、保険料を支払っていることになるため、途中解約することによる解約返戻金が生じることはありません。なお、自動車保険の途中解約はデメリットが多いため、行うべきではないことも押さえておくべきポイントです。自動車保険の分割に関するまとめダイレクト型自動車保険は、保険料が安いメリットがある反面、分割払いで保険契約を行った場合、保険料が安い強みを最大限引き出すことは難しくなります。ただし、ダイレクト型自動車保険を分割払いで行った場合、同じ加入条件であれば、代理店型自動車保険に比べて保険料が安いことは確かであるため、自動車保険料の安さで選ぶのであれば、やはり、ダイレクト型自動車保険を優先して加入検討することが望ましいと言えるでしょう。
2019年05月20日投資信託で資産運用をする際に悩むのが「適切な売り時・買い時がいつなのかわからない」ということではないでしょうか。本記事では、この「適切な売り時・買い時がいつなのか?」について考察します。また、理論上合理的だと考えられる「売り時・買い時」に対する考え方も見てみましょう。投資信託の売り時・買い時のタイミングはいつ?じつは、どのような専門家でもわからない結論から先に申しますと「適切な売り時・買い時がいつなのか?」がわかる人はこの地球上のどこにもいません。残念ですが、どのような専門家・金融機関であっても、適切な売り時・買い時がわからないのが現実です。【質問】チャート分析などであれば投資信託の売り時・買い時のタイミングがわかるのではないですか?チャート分析で売り時・買い時が分かることはありません。チャート分析などで売り時・買い時がわかる、などの解説も巷には溢れていますが、現実にはわかることはありませんのでご注意ください。チャート分析:テクニカル分析とも呼ばれる。株価などの値動きを表にしたものをチャートという。半世紀以上前などでは、チャートを分析することで、未来の値動きを予測できる、という考え方もあったらしい。しかし、現在のようにスーパーコンピューターなどで検証できる世界では、チャート分析で言われていたような「法則性」は値動きにはないと思われる。現在では、値動きなどは不規則であると考えられる。これをランダム・ウォーカーとも言う。株式に限らず、仮想通貨・FX・金など、どの世界においてもチャート分析は通用しないと考えられる。当たっているように見えることもあるがそれは錯誤相関(たまたま当たったことを法則だと勘違い)。※図表は筆者作成投資信託の売り時・買い時のタイミングは誰にもわからない。チャート分析でわかることはない(たまたま当たることはあるが、それは結果論&後知恵バイアス)参加者がおおむね賢い世界だからこそ、売り時・買い時のタイミングは誰にもわからなくなってしまうなぜ誰にも適切な売り時・買い時のタイミングがわからないのでしょうか?これは市場が効率的だと考えられるからです。効率的市場仮説とは:大変乱暴に言うと、市場の参加者がおおむね賢い、という世界。現在の各市場はおおむねプロ(年金機構や金融機関など)が多数を占めているので、有効な情報はあらかじめ株価などに織り込まれていると考えられる。つまり、誰でも入手できる公表された情報に基づいて追加的な利益を得ることができないと考えられる。よくある市場に対するイメージは、下の図表のように、秘密の情報に対してプロや優れた個人投資家が、いち早く入手したりして、売り時・買い時のタイミングを判断する世界ではないでしょうか。しかし、現実の市場は、多数の金融機関などのプロによって占められていると考えられます。そうなると、誰もが賢く売り時・買い時のタイミングを読もうとします。しかしそれにより、より一層ランダム・ウォーカーになっていきます。このように、みんなが賢い現在の市場では、誰にも売り時・買い時のタイミングはわからなくなってしまいます。市場がおおむね賢い(効率的な)からこそ、誰にも売り時・買い時のタイミングはわからない。【質問】ファンダメンタル分析を極めれば、投資信託の売り時・買い時のタイミングがわかりますか?このように、どのような専門家・金融機関であっても未来はわかりません。市場の参加者にできることは、現在の「適正な価格」を推測するくらいだと考えられます。また、ファンダメンタル分析というものは理論上は有効だと考えられます。ファンダメンタル分析とは、各種の公表されている情報(例えば企業の将来の予想利益など)をもとに適正な株価を探るもの。基本的に割高なら売り、割安なら買う。ファンダメンタル分析は有効だからこそ、売り時・買い時のタイミングはわからないしかし、先ほどのように市場の参加者の多数が賢いと考えられる現在の市場では、ファンダメンタル分析は有効なので通用しません。ナゾナゾみたいですが、どういうことでしょうか。つまり、市場がおおむね賢いので、それはすでに市場に情報が反映されている(あらかじめ織り込まれている)ということです。別の言い方をすると、割高なものはすでに売られ、割安なものはすでに買われている、というイメージです。また、世界中のプロたちによって適正な状態の価格にされた状態が「市場平均」と酷似します。この市場平均と連動することを目標とする投資信託をインデックス型投資信託と言います。ファンダメンタル分析は有効だが、有効であるがゆえに、それを極めても市場平均を超える追加的なリターンを得ることはできないと考えられる。【質問】買った時よりも基準価格(価額)がマイナスになってしまいました。このタイミングで売って損切りすべきでしょうか?基準価格(価額):正確には投資信託の値段は基準価額という。投資信託は「入れ物」のようなもの。入れ物の中身の株式や債券の価格変動によって、基準価額は変化する。結論を先に言いますと、長期分散投資では基本的に損切りは「不正解」です。理由は、将来の期待収益率が下がる(儲からない)からです。どういうことでしょうか。詳しく見てみましょう。投資信託による長期分散投資の資産形成・運用においてよくある誤解の一つが「損切り」という考え方です。損切り:投機的な「上がるか・下がるか」「丁か半か」の見通しが外れた場合に行う。これ以上損失が拡大しないように、売る行為。ゲームからいったん降りる行為。投機では正解の行動。図は損切りのイメージです。損切りは長期分散投資ではなく、短期的な投機で用いられます。投資信託での長期分散投資では損切りは「不正解」な売り時投資信託の場合、「損切り」を買った時の基準価格(価額)を下回ったタイミングなどで行う人もいます。しかし、長期分散投資では長期的に「安く買って、高く売ること」で将来の期待収益率が上昇します。そのため、安くなった時に損切りするのは「高く買って、安く売ること」であり、「不正解」です。このように長期分散投資では「損切り」は未来の期待収益率を下げる(損する)行為です。損切りは、投資信託での長期分散投資では「不正解」。損切りが正解なのは一か八かの投機的(丁半博打)な運用ちなみに投機的な運用では、基準価格(価額)が下がった時は売り時であって、買い時ではありません。丁半博打のように、「上か下か」を当てっこするだけだからです。外れた場合はすぐに撤収(損切り)することが重要です。ただ、前述のようにチャート分析は有効ではなく、市場が効率的なので値動きはランダム・ウォーカーですので「当たるか外れるかどうかは不透明」です。初心者の方にもわかりやすい!投資信託の売り時・買い時の考え方一例それでは投資信託初心者の方にもわかりやすい、利益確定や損切り、などの売り時・買い時のタイミングについて具体的な一例を見てみましょう。一例:インデックス型投資信託やリート(不動産投資信託・REIT)の売り時・買い時とは?インデックス型投資信託:市場の平均に連動することを目標とするタイプの投資信託。世界中のプロが分析をした結果が市場平均に酷似していると考えられる。コストも安く、合理的な投資対象と考えられる。リート(不動産投資信託・REIT):投資信託は入れ物のような物。そのため、不動産市場も入れることができる。国内外の不動産市場の投資信託がある。REITとはReal Estate Investment Trustで不動産投資信託のこと。ここでは、投資信託の基準価格(価額)が上がった時と下がった時のケースをそれぞれ見てみましょう。投資信託には、インデックス型投資信託やリートなど多くの種類があります。本数だけ見ると、国内では6千本ほどあるともいわれています。ただ、基本的にすることと考え方は同じです。投資信託の基準価格(価額)が上昇した!利益確定のタイミングはいつ?投資信託の基準価格(価額)が上昇しても、基本的には積み立て投資を継続します。一括投資をしている場合は「ほったらかし」にします。これは、値動きがランダム・ウォーカーで誰にも読めないからです。株式主体の投資信託は将来の期待リターンがプラスだと考えられますので、長期間「ほったらかし」にしておくことは有効だと考えられます(投資対象が適切な場合)。もちろん「高く売って、安い時に買い戻せば良い」と誰でも思いますし、合理的な考えです。しかし、ランダム・ウォーカーですので、世界中のプロでもそのように都合の良いことができないのが現実です。投資信託の基準価格(価額)が下落した!損切り?売り時・買い時?投資信託の基準価格(価額)が下落しても、基本的には積み立て投資を継続します。一括投資をしている場合は「ほったらかし」にします。これもやはり値動きがランダム・ウォーカーだからです。また、基準価格(価額)が下がっている、ということは「安く買うチャンス到来!将来の期待収益率が上がる(儲かる)」ということです。長期分散投資ではいつ投資信託を売るの?基本的に長期分散投資では「お金に困って、いま売らないと生活が成り立たない」時以外は売りません。基本的には、働けなくなったシニア時代に「一気に売る」のではなく「運用を継続しながら定期的に取り崩すことが挙げられます。投資信託の売り時・買い時のタイミングはいつ?まとめ投資信託の売り時・買い時がわかる人はどこにもいない長期分散投資では利益確定の「売り」は基本的に行わない。売る(取り崩す)のは「お金が必要な時」だけ長期分散投資では投資信託の基準価格(価額)が下がった時が比較的「買い時」と言える今回は投資信託の売り時・買い時、利益確定・損切りについて考察してみました。私たち人間共通のクセとして「損をしたときは過度に怖がる」(損失回避性:利得より損失が)1.5倍から2.5倍イヤ)「目先の利益をすぐ欲しがる」(双曲割引:ダイエットの重要性はわかるが、目の前のケーキやビールの誘惑には勝てない)というものがあります。資産運用では、私たちの思考のクセと合理的な投資の理論の二つときちんと向き合うことが重要かもしれません。本記事が皆様の合理的な資産形成の一助になれば幸いです。
2019年05月13日「4月から6月はあまり残業をしないほうがいい」というお話を聞いたことはありませんでしょうか。これは1年間の社会保険料が4月~6月の収入に基づいて決まるからなのですが、社会保険料の内容と決まり方で把握されていない方もいらっしゃると思います。 今回は会社員・パート等の給与所得者の社会保険料の内容と決まり方についてお伝えします。 1.社会保険は健康保険、厚生年金保険、介護保険の3種類お給料から天引きされている社会保険料は、健康保険、厚生年金保険、介護保険(40歳以上)、雇用保険(公務員・短期雇用者等を除く)の4種類となります。なお、雇用保険は労働保険に分類され、毎月の給与総額(標準報酬月額)の0.3%または0.4%が保険料となるため、今回は触れません。 ご存知の人も多いと思いますが、健康保険は病気・ケガ・出産等の自己負担の軽減、厚生年金保険は老後の生活費だけでなく、障害時の給付や死亡時の遺族への保障、介護保険は介護費用の負担軽減を目的とした制度です。 原則として、健康保険(または国民健康保険)、厚生年金保険(または国民年金)、介護保険は、すべての人が加入するため「国民皆保険・国民皆年金」と呼ばれます。そのため、自分の意思や勤務先の都合で脱退したり、保険料を変更したりすることができません。それでは、保険料がどのように決まるか次でご説明いたします。 2.社会保険料は4月~6月の収入を基準に決まる勤務されている人の社会保険料は、4月から6月の3カ月間の収入をベースに計算され、その年の9月から翌年の8月までの保険料が決まります。 収入とは基本給だけではなく、「標準報酬月額」と呼ばれるものを基準とします。この標準報酬月額に含まれる金額は、基本給以外に、役職手当、勤務地手当、家族手当、通勤手当、住宅手当、残業手当などの、労働の対償として勤務先から現金または現物で支給されるものが対象となります。 そのため、4月から6月に残業をすると残業手当が増え、社会保険料が上がります。このように社会保険料が決まるため、「4月から6月はあまり残業をしないほうがいい」という話が広まっていると思われます。 3.具体的な保険料の金額とはそれでは、保険料がどの程度になるかを確認していきましょう。 健康保険料・介護保険料は、加入している健康保険組合によって異なります。一般的な健康保険組合である全国協会健康保険協会(協会けんぽ)では、平成31年3月時点の健康保険料は都道府県別に保険料率が決まり、標準報酬月額の9.69%~10.75%、介護保険料は一律1.73%となっています。 これを勤務先と折半しますので、実際の負担額は標準報酬月額の4.485%~5.3755%、介護保険料は一律0.865%となります。大企業や業界団体の健康保険組合では、協会けんぽと異なる保険料率ですので、該当する方はホームページなどでご確認ください。 厚生年金保険は、健康保険とは異なり勤務先での差異はなく、標準報酬月額の18.3%です。これを勤務先と折半しますので、実際の負担額は標準報酬月額の9.15%となります。なお、産前産後休業中・育児休業中は社会保険料が免除されます。 給与明細は手取りだけを見る人も少なくないと思いますが、4月から6月の働き方と合わせてどの程度社会保険料に支払いをしているかを確認する機会にしていただければと思います。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2019年05月10日自動車保険は、代理店型自動車保険とダイレクト型自動車保険の2つに大別され、これら2つの違いの1つとして負担保険料の違いがあります。通常、同じ条件で比較した場合、代理店型自動車保険の方が、ダイレクト型自動車保険よりも保険料が高くなりますが、代理店型自動車保険を選ぶメリットはどこにあるのでしょう?本記事は、代理店型自動車保険を選ぶメリットについて、ダイレクト型自動車保険との違いを比較して考えてみます。代理店型自動車保険とダイレクト型自動車保険との違い代理店型自動車保険のメリットを知るには、やはり、ダイレクト型自動車保険との違いがどのようなところにあるのか知ることが大切です。そこで、大まかなポイントの比較となりますが、代理店型自動車保険とダイレクト型自動車保険との違いを以下、表にまとめて紹介します。保険料代理店型自動車保険の保険料は、代理店が顧客に対して保険契約を締結した際に、保険会社から支払われる代理店手数料(マージン)なども保険料に転嫁されています。そのため、ダイレクト型自動車保険に比べて自動車保険料が高くなっており、それぞれの保険会社が設定している各種割引制度を適用したとしても、実質の自動車保険料がダイレクト型自動車保険よりも安く済ませることは困難です。契約方法代理店型自動車保険の契約方法は、担当者が加入者の希望に沿った保険プランを設計し、対面形式によって契約します。ダイレクト型自動車保険の場合は、保険設計をご自身で行って契約をする必要があるため、後述する補償内容をはじめ、どのような場合に補償されるのか、補償範囲はどこまでなのかなどを知っていなければ、ダイレクト型自動車保険の契約をするのは、おすすめできないと言い切ることができます。補償内容代理店型自動車保険の補償内容は、希望している補償を担当者の保険設計に基づいて確認することができるため、自動車保険に詳しくない方をはじめ、希望に沿った自動車保険へ確実に加入したい方にとってメリットがあると言えます。その一方、補償が厚くなりすぎることによって、高い保険料負担や無駄な補償も追加されるリスクも伴うことがあるため、少なくとも、設計された補償内容を再確認するのを怠らないようにしたいものです。相談代理店型自動車保険は、基本的に同じ担当者が直接相談に応じてくれることになるため、これまで解説した保険料、契約内容、補償内容といったあらゆる相談を納得いくまで行うことができるメリットがあります。同じ担当者であるということは、ご自身の事情を理解できている方であるため、話も進みやすいメリットも得られることは確かである一方、担当者の知識やスキルレベルが低い方や経験が浅い方にあたるリスクは否めません。見直し・他社への乗り換え代理店型自動車保険の見直しや他社への乗り換えを行う場合、基本的に担当者を通じて行う場合もあるため、時間がかかるデメリットがあります。また、現在の保険契約を継続してもらいたい代理店とすれば、当然に引き止めすることが考えられ、このような過程を考慮すると、尚更時間がかかると予測できます。代理店型自動車保険の見直しや他社への乗り換えをする場合は、事後報告が最も手間と時間がかからない方法とも考えられます。ロードサービス代理店型およびダイレクト型を問わず、自動車保険の無料補償にロードサービスがありますが、これらのロードサービスの内、基本的な部分につきましては、いずれの自動車保険であっても大きな違いはありません。ただし、ロードサービスの補償内容を細かく見ていきますと、それぞれの保険会社によって強みが違っているのも確かであるため、ロードサービスを自動車保険選びで優先している方は、比較検討が必要になってきます。現場対応代理店型自動車保険は、事故が発生した場合、担当者が現場に駆け付ける場合があるメリットが得られる一方、ダイレクト型自動車保険の場合は、基本的にご自身で事故対応を行わなければなりません。ただし、事故発生の時間帯によっては、代理店型自動車保険に加入してあったとしても、必ず担当者が現場対応してくれる保証は無いため、ケース・バイ・ケースと言えます。代理店型自動車保険のメリットとポイントまとめこれまで代理店型自動車保険とダイレクト型自動車保険の違いを大まかに紹介し、それぞれの項目についてポイントを解説しました。代理店型自動車保険のメリットとポイントをまとめると、担当者が付くことによって、きめ細やかなサービスや安心感を得られる部分がダイレクト型自動車保険との大きな違いと言い切って良いと思われます。ただし、担当者のスキルやモラルによる影響があることも理解しておく必要があるでしょう。代理店型自動車保険に加入する場合の注意点代理店型自動車保険に加入する場合において、特に注意しておくべき注意点として、複数の保険会社の自動車保険を取り扱っている代理店に相談することがあげられます。これは、それぞれの保険会社が取り扱っている自動車保険の違いを比較検討するためです。同じ条件でも、自動車保険の保険料や補償内容は、保険会社によって異なるため、複数の保険会社の自動車保険を取り扱っている代理店でなければ、比較検討が面倒になります。代理店による自動車保険料の違いは生じない自動車保険は、代理店が独自で保険料割引を行うことを禁止しているため、同じ条件で同じ保険会社の自動車保険を見積もりした場合、代理店による自動車保険料の違いが生じることはありません。そのため、保険会社間の自動車保険の違いを知り、より自分の希望に沿った自動車保険を見つける上でも、複数の保険会社の自動車保険を取り扱っている代理店に相談することが望ましいと考えることができます。自分に合わない代理店の場合は、セカンドオピニオンの選択も視野に保険代理店へ保険の相談に行くと、相談料は無料で対応してくれる場合が一般的ですが、この時、相談をしている担当者に対して不満や疑問を抱く場合もあると思います。このような場合は、素直にセカンドオピニオンとして、他の代理店に相談してみることをおすすめします。保険代理店は、保険契約を締結するのが仕事であるため、担当者の対応・態度・その他の事情より、顧客本位なのか、自分本位なのかを感じ取ることができます。まとめ代理店型自動車保険のメリットは、担当者が付くことによって、きめ細やかなサービスや安心感を得られる部分にあります。その一方、担当者のあたりはずれがあることも確かであり、担当者のスキルやモラルも自動車保険に大きな影響を与えることになります。そのため、自分に合わないと思った時は、他の代理店へ相談するなど、早い決断をすることが、より自分の希望に沿った自動車保険に加入できるきっかけになると考えられます。
2019年05月10日