『呪怨』『輪廻』など数々のホラー映画を世に送り出す清水崇監督の最新作『雨女』が今夏公開されることが決定。この度、若手女優・清野菜名がホラー初挑戦することも明らかになり、併せて特報映像、そして恐怖におののく清野さんの顔が写されたカット写真も到着した。雨の日の夜、理佳(清野菜名)は必ずと言っていいほど、同じ夢を見た。大雨の中、踏切で電車が行くのを待つ幼い少女。 その前に突如現れ、踏切の中に入る黒い服を着たビショ濡れの女。女は男の子を大事に抱き寄せながら、少女の目の前で電車に轢かれてしまう。そんな夢を毎回見続け、さらには彼氏である隆(柳俊太郎)との煮え切らない関係に憂鬱な気持ちを抱えていた理佳は、 母の命日に地元に帰省することにするのだが…。監督には、数々のホラー映画を世に送り出し、『THE JUON/呪怨』では日本人監督としては初の全米興行収入1位(実写映画)を記録するなど、世界中に恐怖とその名を轟かせる清水監督。彼が2年ぶりに仕掛ける本作は、監督自身初の試みとなる体験型上映システム「4DXシステム」を最大限駆使した体感型エンターテインメント。いままでの恐怖を遥かに超える、 五感を直接的に刺激し、心の底まで恐怖を染み渡らせる臨場感たっぷりの“新しい恐怖体験”が誕生した。製作にあたって徹底的にこのシステムを研究したという清水監督は、「暗闇の四角いスクリーンに構成された限定的な映像と音響は、時に無いはずの匂いや風、暑さや寒さ、痛みやぬくもりすら感じさせる名作を生み出してきました。ところが4DXはその壁を越えます。座席が揺れ、風が吹き、匂いがして、水が飛びます。とは言え、もちろん映画で最も重要なのは“気持ちを揺さぶられること”です。今回、皆さんに映画の新しい形を体感してもらうべく、『雨女』という4DX専用の映画を用意しました。ぜひ劇場へ“雨女”に会いに来てください」とメッセージを寄せている。主人公・理佳役には、<a href="">『東京無国籍少女』</a>で映画初主演を果たし、先日新たに公開日が決定した<a href="">『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』</a>にも出演する若手女優・清野さん。本作で初のホラー映画に挑戦する彼女は「撮影しながらどんな作品に仕上がっていくのか? ということを私自身楽しみにしていたので、公開が決まって大変嬉しいです!」と喜びを語った。また、タイトスケジュールでハードな撮影も多かったと話す彼女は、「中でも水深5mプールでの撮影はいままで体験したことのないシチュエーションだったので、水中で演技をすることの難しさや、体力的にも限界を超えた撮影でした」とふり返った。また理佳の彼氏・隆役には「いつかティファニーで朝食を」<a href="">『ストレイヤーズ・クロニクル』</a>などで活躍する若き俊英、柳俊太郎が好演し、ベテラン俳優・田口トモロヲやそのほか高橋ユウ、みやべほのらが脇を固めた。今回併せて解禁されたのは、「ねえねえ、“雨女”って知ってる?」という声から始まる特報映像。顔は映されていないが前身黒に包まれた人物が、電車にひかれ血しぶきが飛ぶシーンは思わず目を逸らしてしまいたくなるようなそんな映像となっている。今回は「4DX」ということで、恐怖の映像に匂いなど五感を刺激する新しい恐怖体験ができる本作。世界でも称賛を受ける日本のホラー映画の重鎮が描く本作の最新作とあって期待が高まるばかりだ。『雨女』は2016年初夏、ユナイテッド・シネマほか全国にて「4DX」限定公開。(cinemacafe.net)
2016年04月08日女優・清野菜名が、『呪怨』(03年)などを手がけてきた清水崇監督の最新作『雨女』(今夏公開)で主演を務め、ホラー映画に初挑戦することが8日、明らかになった。同日、特報映像も合わせて公開された。清水監督の2年ぶりの劇場用ホラーとなる本作は、体験型上映システム・4DXを採用。清野のほか、栁俊太郎、田口トモロヲ、高橋ユウ、みやべほのらが出演する。主人公は、雨の日の夜になると毎回見てしまう、同じ悪夢に悩ませされる女性・理佳(清野)。電車が行くのを待つ幼い少女の前に、黒い服を着た女が突如現れ踏切に入って、男の子を抱き寄せながら電車にひかれてしまう。そんな夢を見続け、さらには彼氏である隆(栁)との煮え切らない関係にも鬱屈(うっくつ)した理佳は、母の命日に地元に帰省していく。撮影は、水深5メートルに及ぶプールでも敢行。清野は、「今まで体験したことのないシチュエーションだったので、水中で演技をすることの難しさや、体力的にも限界を超えた撮影でした」とハードな現場での経験を話している。清水監督は、「映画は進化し続けます。暗闇の四角いスクリーンに構成された限定的な映像と音響は、時に無いはずの"匂い"や"風"、"暑さ"や"寒さ"、"痛み"や"ぬくもり"すら感じさせる名作を生み出してきました」と前置きしつつ、「ところが4DXはその壁を越えます。座席が揺れ、風が吹き、匂いがして、水が飛びます」とアピール。一方、「もちろん映画で最も重要なのは"気持ちを揺さぶられる事"」と断言し、「皆さんに映画の新しい形を体感してもらうべく、『雨女』という4DX専用の映画を用意しました。ぜひ劇場へ"雨女"に会いに来てください」と呼びかけた。特報映像も、本作が4DXのために作られた作品であることを強調。理佳の見るグロテスクな夢の一端が不気味に映し出されている。(C)2016「雨女」製作委員会
2016年04月08日林遣都、波岡一喜、門脇麦らを迎え、「Netflix」にて映像化する又吉直樹原作の「火花」。この度、本作の配信日が6月3日(金)に決定し、予告編とメインビジュアルが到着。また主題歌に「OKAMOTO’S」の「BROTHER」が起用されることが明らかになった。売れない芸人の徳永(林遣都)は、熱海の花火大会で、先輩芸人である神谷(波岡一喜)と電撃的に出会い強く惹かれ、「弟子にして下さい」と申し出た。神谷は天才肌であり、また人間味に富んだ人物。「いいよ」という答えの条件は「俺の伝記を書く」こと。神谷も徳永に心を開き、2人は頻繁に会って、神谷は徳永に笑いの哲学を伝授しようとする。吉祥寺の街を歩きまわりさまざまな人間と触れ合うのだったが、やがて2人の歩む道は決定的に異なっていく。徳永は少しずつ売れていき、その一方で、神谷は少しずつ損なわれていくのだった。そしてある日、神谷は徳永をはじめ関わるすべての人々の前から借金を抱えたまま姿を消してしまう。神谷のいない日々を淡々と過ごす徳永。そして一年後、2人は再会するのだったが――。原作は、処女作にして「第153回 芥川賞」を受賞、累計251万部発行という異例の大ヒットとなった「ピース」又吉さんの同名著書。「Netflix」が日本独自のオリジナルでドラマを制作し、全世界190か国へ全10話一挙に同時ストリーミングされることは、本作が初の試み。いままでの“ドラマ”という概念に縛られることなく、1本の作品として約450分の壮大な物語として展開されている。キャストには、主人公の若手芸人・徳永役の林さん、その先輩芸人・神谷役に波岡さん、同棲相手・真樹役を門脇さんをはじめ、「井下好井」の好井まさお、「とろサーモン」の村田秀亮、田口トモロヲ、染谷将太、高橋メアリージュン、温水洋一など様々なジャンルで活躍する人々が共演し、日本独特の話芸・漫才の世界に身を投じた主人公たちの十年を映しながら、生きることの意味などを描いている。そして今回本作の主題歌に4人組ロックバント「OKAMOTO’S」の「BROTHER」が決定。これまで彼らの楽曲は、ア二メ「NARUTO -ナルト-」や「銀魂」などがタイアップされ、人気を博している。今回の楽曲は、本作のために書き下ろされたもので、CDリリースも予定しているという。併せて解禁されたのは、本編映像の1話~10話のダイジェストを収めた予告編。漫才の世界に身を投じた主人公の10年を見事に映し出し、林さんと波岡さんが漫才師としてリアルに漫才シーンを演じているところは圧巻だ。併せて解禁されたメインビジュアルも、林さん演じる徳永と波岡さん演じる神谷の芸人2人が向かい合うその姿が写し出された一枚で、友情なのか、師弟関係なのか、はたまたライバルなのか…と、力強さと繊細さが混在する関係値をイメージさせる、ドラマチックな構図に仕上がっている。世界190か国同時配信されることによって、日本独自の「MANZAI」文化が全世界でどのように受け止められるか、ますます期待が高まるようだ。「火花」は6月3日(金)より「Netflix」にて全話(全10話)一斉配信。(cinemacafe.net)
2016年04月06日ジュリア・ロバーツが、法廷ドラマ『Train Man』に主演することがわかった。実在するニューヨークの犯罪者ダリウス・マッコラムについての物語で、ロバーツは彼を弁護した数多い弁護士のひとりを演じる。監督は決まっていない。その他の情報マッコラムは子供の時から電車に強い情熱を持ち、電車や地下鉄に乗るために、しばしば従業員のふりをし、25回以上逮捕された。彼は8歳の時に、ニューヨークの地下鉄路線図を完璧に覚え、電車、スケジュール、運行手続きなどについて、社員よりもよく知っていたといわれる。ニューヨークの地下鉄とバスを運営するNYCTAに何度も入社を試みたが、受からなかったという。ロバーツの最新作は、ニコール・キッドマンと共演する『シークレット・アイズ』。今年は、ジョディ・フォスター監督、ジョージ・クルーニー共演の『マネーモンスター』と、ゲイリー・マーシャル監督の『Mother’s Day』の北米公開が控える。文:猿渡由紀
2016年03月16日ジュリア・ロバーツとニコール・キッドマン、そして『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォーが出演するサスペンス映画『シークレット・アイズ』が6月に公開されることが決定した。アカデミー外国語映画賞を受賞した『瞳の奥の秘密』をベースにした作品で、ある事件の真相をめぐるドラマが描かれる。その他の情報本作はかつて共に未解決事件の捜査にあたったチームの3人が13年ぶりに再会するところから物語が動きだす。3人は事件の真相を求めて行動するが、謎に迫れば迫るほど真実にたどりつくことができない。3人の中に裏切り者がいるのか? 犯人を捕まえられない理由とは?『ニュースの天才』 のビリー・レイが脚本と監督を務め、『瞳の奥の秘密』をベースにさらに“ひねり”を加えた脚本を執筆。最後の最後まで油断できない展開が待っているという。『シークレット・アイズ』6月 TOHOシネマズ シャンテ他全国順次公開
2016年03月11日クロス・マーケティングは1月21日、脳波をマーケティングに活用する技術、ノウハウをもつセンタンと業務提携し、ニューロマーケティングサービスを提供すると発表した。ニューロマーケティングは脳科学を利用して生活者の意識を明らかにする手法で、生活者の深層心理(インサイト)を読み解き、“無意識”を明らかにする。センタンは、脳科学・認知神経科学の知見に基づいたマーケティングコンサルティングを強みとしており、視聴者の関心が高いと値が上がるθ派を計測し、これまで蓄積したデータと比較することで、TVコマーシャルが効果的に購買に結びついているかを評価することができる。クロス・マーケティングは今回の業務提携により、生活者の“無意識”を明らかにする手法を拡充すると同時に、リサーチからプロモーションまで一貫してサポートできる体制を整えたという。なお、今回の提携においては、クロス・マーケティングが営業活動を行い、実際脳波の計測よる調査などはセンタンが行う。
2016年01月21日俳優の山本浩司が主演を務め、足立正生監督がフランツ・カフカによる同名小説の実写化に挑む映画『断食芸人』(2月27日公開)の予告編が、このほど公開された。1960年代に"アングラの旗手"として知られ、後にパレスチナ革命に身を投じた足立監督。本作は、2007年に公開された『幽閉者 テロリスト』以来、約10年ぶりとなる監督作だ。残酷で不条理な国で見せ物にされる男・断食芸人(山本)の周囲で起こる、不可思議で不気味な世界を映し出す。山本のほか、桜井大造、伊藤弘子らも出演し、劇中ナレーションを田口トモロヲが務める。予告映像の冒頭では、本作のメインビジュアルを撮影した写真家・荒木経惟氏による「ここんとこ日本の映画は家族ものでぶったるんでるからここらいっぱつ血煙をあげてくれないとね。そうとうおもしろいね、この映画」との応援コメントを披露。不穏な音楽をバックに、断食芸人が登場するとマスメディアはこぞって男を、聖なる者、時代の救世主として祭り上げる。女子高生などの一般市民にももてはやされるが、男は路上にこしらえられたおりに閉じこもり、ボーッとした表情でうつろな目をするばかり。映像の終盤では、ついにオランウータンに並べられ、動物園らしき場所でさえ見せ物にされてしまう。断食芸人という人物を通して、人間の浅ましさと狂気を垣間見ることのできる、静かながらも衝撃的な映像に仕上がっている。これに合わせて、7枚の場面写真も公開。予告映像で見られるシーンだけでなく、新たな場面を捉えたものもあり、断食芸人が引き起こす混乱を捉えた異様な空気が映されている。さらに、本作はオランダで行われる第45回ロッテルダム国際映画祭(1月27日~2月7日開催)の"ディープフォーカス"部門への正式出品も決定。同映画祭では足立監督の特集上映(『椀』、『銀河系』、『性遊戯』、『女学生ゲリラ』、『略称・連続射殺魔』、『赤軍PFLP・世界戦争宣言』の6本)と共に、本作がインターナショナルプレミアとして上映される。(C)2015「断食芸人」製作委員会
2016年01月14日「芥川賞」を受賞し大ヒットとなった又吉直樹の「火花」(文藝春秋刊)。林遣都、波岡一喜、門脇麦らを迎えNetflixにて映像化することで話題となっている本作だが、この度、新たなキャストに、小林薫、染谷将太、田口トモロヲ、山本彩などが出演することが決定した。売れない芸人の徳永は、熱海の花火大会で、先輩芸人である神谷と電撃的に出会い強く惹かれ、「弟子にして下さい」と申し出た。神谷は天才肌であり、また人間味に富んだ人物。「いいよ」という答えの条件は「俺の伝記を書く」こと。神谷も徳永に心を開き、二人は頻繁に会って、神谷は徳永に笑いの哲学を伝授しようとする。吉祥寺の街を歩きまわりさまざまな人間と触れ合うのだったが、やがて二人の歩む道は決定的に異なっていく。徳永は少しずつ売れていき、その一方で、神谷は少しずつ損なわれていくのだった。そしてある日、神谷は徳永をはじめ関わるすべての人々の前から借金を抱えたまま姿を消してしまう。神谷のいない日々を淡々と過ごす徳永。そして一年後、二人は再会するのだったが――。原作は、処女作にして「第153回芥川賞」を受賞、累計245万部発行という異例の大ヒットとなった「ピース」又吉さんの同名著書。初の映像化となる本作は、いままでの“ドラマ”という概念に縛られることなく、1本の作品として約450分の壮大な物語として制作に及んでいる。これまでメインキャストとして、主人公の若手芸人・徳永役に林さん、その先輩芸人・神谷役に波岡さん、同棲相手・真樹役を門脇さんが決定しているが、今回新たなキャストに、珈琲店の主人役に小林さん、日向企画の社長役に田口さん、日向企画のお笑い担当社員・緒方役に染谷さん、緒方の部下・西田役に菜葉菜など実力派俳優の出演が追加決定。染谷さんは「とても素敵な監督陣と共演者陣と、とても素敵な空気の現場に参加させていただいています。この全10話から何が滲み出てくるのか、楽しみで仕方ありません。そして、楽しみにしてもらえるような作品になるよう、自分ができることをぶつけさせていただいています」と喜びを語っている。さらに、徳永と神谷が初めて出会う熱海で訪れた居酒屋の店員役に「AKB48」と「NMB48」を兼任する山本さんが好演。小説の入口となる“あのシーン”へ出演する山本さんは、「上京してきて、夢や野望をもって立ち向かっていく人の熱いメッセージみたいなものが込められているかなとも思います。私も自分に重ねて、がんばろうという気持ちにもなったので、是非みなさんにも見て頂いて、自分の目指すものへ取り組んでもらえたらなと思います」とコメントを寄せた。そして、徳永の相方・山下役に「井下好井」の好井まさお、神谷の相方・大林役に「とろサーモン」の村田秀亮が抜擢。漫才師が演じる“漫才師役”という役柄に対し、クランクイン初日全然緊張していないと言っていた好井さんは「僕はオーディションを受けていなくて、オーディションの練習役だったんです。そんな素の状態で受かったのなら素のままでいこう、と。いまはそう腹をくくっているので、すべて楽しいです」とコメント。また以前より波岡さんとは知り合いだったということで「本当にやりやすい」とお墨付きをもらった村田さんは「僕に関しては奇跡ですよね。東京に出てきてからくすぶっていたので、是が非でもいい結果を残したいと思います」とそれぞれ語るなど、不安以上に期待の方か大きい様子。原作も未だ人気を博している中、今回の追加キャスト決定にさらなる期待が膨らむ。「火花」は2016年春、Netflixにて全話(全10話)一斉配信予定。(cinemacafe.net)
2015年12月22日歌舞伎俳優の中村獅童らが、TOKIOの長瀬智也主演、宮藤官九郎監督がメガホンを取る映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(2016年2月6日公開)に出演することが1日、明らかになった。本作は宮藤監督の完全オリジナル作品で、舞台に選ばれたのは地獄。地獄専属ロックバンド地獄図のフロントマンで地獄農業高校の軽音楽部顧問の赤鬼・キラーK(長瀬)と、17歳の若さで地獄に落ち、大好きなクラスメイト・ひろ美(森川葵)に会いたい一心で生き返りを目指す関大助(神木隆之介)の地獄めぐりの様子を描く。発表された新たなキャストは中村のほか、烏丸せつこ、田口トモロヲ、片桐仁、平井理央ら。宮藤氏が脚本を手がけた『ピンポン』(02年)などに出演した経験はあるものの、監督としての作品には初参加となった中村は、「大好きな宮藤さんの作品に参加させていただくことに、とてもうれしく心躍らせていました」と振り返った。役柄については、未公開。ただし、かなり衝撃的な役のようで、中村自身も「えっ、俺、この役~!?」と戸惑いの声を上げた。烏丸と田口は、いずれも地獄農業高校の教師を演じる。牛頭(ごず)役の烏丸は「地獄の生首だって!? 訳わからず、地獄のセットに連れて行かれて、鏡のない所でヘアメイクしてもらい、パターン少ない顔芸をサクッと披露」したが、一方で、「相方の生首役の田口トモロヲさんを見ていて、ようやるなぁーと、心がざわつきうれしくなりました」と"相方"の演技に刺激を受けた様子。そんな馬頭(めず)役の田口は「これぞ! 宮藤監督にしか成し得ない世界観だと思いますっ!」と強調し、「今回のような出演の仕方は初めてです!? どう初めてかは、見てのお楽しみにっ!」とアピールした。片桐は、「宮藤さんとメールし合う中で、"出たいアピール"をしたら、何と(キラーKの先輩の)鬼野役で、出してもらえました!」と逆オファーを迫ったことを告白。「1日だけの参加でしたが、初めての宮藤組、皆さん優しくて、とても楽しかったです。特に鬼野楽器のシーンはアドリブが多くて、いつまでもやっていたかった」と初の現場を前にも大きな手応えを得たようだ。アナウンサー役を務める平井も、「今まで見る側だった宮藤監督作品に、その一員として参加できたことがうれしい」と歓喜している。(C)2016 Asmik Ace, Inc. / TOHO CO., LTD. / J Storm Inc. / PARCO CO., LTD. / AMUSE INC. / Otonakeikaku Inc. /KDDI CORPORATION / GYAO Corporation
2015年12月02日豊川悦司と鈴木京香がおよそ10年ぶりに共演を果たし、禁断の恋に生きるWOWOWの「連続ドラマW 荒地の恋」から、このほど待望の場面写真が解禁。2016年1月9日(土)からの放送に先がけ、第1話が「WOWOWへGO!12/5(土)は無料放送!」にて先行放送されることが決まった。戦争の爪痕が色濃く残る1947年、詩誌「荒地」創刊のため、北沢太郎(豊川悦司)、三田村貴一(松重豊)、有川信夫(田口トモロヲ)ら戦後日本の現代詩運動の中心となる詩人たちが集まった。それから28年後の1975年、53歳となった北沢は妻の治子(富田靖子)、娘の優有子(川島海荷)、息子の尚に囲まれた彼は、平凡な幸せを慈しみながら、新聞社の校閲部に勤務しながら細々と詩作を続けていた。だが、親友である三田村の妻・明子(鈴木京香)と頻繁に接触を持つようになり、恋に落ちる。北沢は仕事を捨て、家族を残し、同じく家を出た明子と暮らしていく中でこれまでにない情熱と“言葉”を取り戻していく……。豊川さんと鈴木さんが「青春の門―筑豊編―」以来、約10年ぶりにTVドラマで共演を果たす本作は、直木賞作家・ねじめ正一の同名小説を原作にした“荒地”のような人生を生きる大人のラブストーリー。2008年に第1作目「パンドラ」からスタートしたWOWOWの連続ドラマWは、昨年10月より<土曜オリジナルドラマ>と<日曜オリジナルドラマ>の2本枠となり、好評を博しているが、今回、連続ドラマWとしては初めて第1話が先行無料放送されることになった。また、初解禁となった場面写真には、逢瀬のさなかの深刻な表情をとらえた豊川さん演じる主人公・北沢と鈴木さん演じる明子の姿が。さらに、若きころの情熱あふれる詩人たちの姿とともに、松重豊が演じる北沢の親友の三田村と見知らぬ女性の姿もあり、ドラマの展開が気になる写真となっている。戦前、戦中を生き抜いた世代が50代に入り、「残された時間をどのように生き、どのように死ねばよいのか」を自問し、「納得する人生」を真摯に見つめたひとりの詩人の生きざまに、まずは思いを馳せてみて。連続ドラマW「荒地の恋」は12月5日(土)に第1話を先行無料放送、2016年1月9日(土)22:00~WOWOWにてスタート(全5話、第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年11月17日WOWOWでは2016年1月9日から豊川悦司主演の連続ドラマ『荒地の恋』をスタートする。原作は2008年に第3回中央公論文芸賞を受賞したねじめ正一の長編小説で、豊川演じる主人公と禁断の恋に陥る女性・明子役を鈴木京香が演じる。物語の舞台は1970年代後半から1980年代。戦前、戦中を生き抜いた世代が50代に入り「残された時間をどのように生き、どのように死ねばよいのか」を自問していた時代。納得する人生とはどういうものなのか真摯に見つめ、もがき生きる詩人・北沢太郎(豊川)は親友の三田村(松重豊)の妻・明子(鈴木)と恋に落ち、仕事や家族を捨て彼女と暮らすが…。主演の豊川は「人がその人生をおくる、まっとうするということがどういうことなのか、仕事、友情、家族、恋、老い、夢、理想…誰もが味わうシンプルで複雑な生きるためのエッセンス、そのすべてが詰まっている話でした。登場する大人たちが織りなす人間模様にどっぷりと浸っていただき、みなさんとはまた違う人生の旅を共に楽しんでいただければ幸いです」とメッセージを寄せている。一方の鈴木も「明子は詩人と芸術を愛さずにはいられない女性です。 穏やかに包み込む母親のような愛情で詩人たちを見守り、時に火のような激しさで自らを傷付けながらも、芸術から離れては生きていけないのだと感じます。優しさと悲しみを静かに背中に滲ませた豊川さんは詩人・北沢そのもので、いつも見とれてしまいます」と、テレビドラマでは約10年ぶりとなる豊川との共演に期待を寄せている。ほか出演は田口トモロヲ、富田靖子、川島海荷、村川絵梨ら。
2015年10月24日映画『娚の一生』など話題作への出演が続く豊川悦司が、大人の恋を描いたねじめ正一による長編小説「荒地の恋」のドラマ化に主演、約10年ぶりに鈴木京香と共演を果たすことが分かった。戦争の爪痕が色濃く残る1947年、詩誌「荒地」創刊のため、北沢太郎(豊川悦司)、三田村貴一(松重豊)、有川信夫(田口トモロヲ)ら戦後日本の現代詩運動の中心となる詩人たちが集まった。それから28年後の1975年、53歳となった北沢は新聞社の校閲部に勤務しながら、ほそぼそと詩作を続けている。妻の治子(富田靖子)、娘の優有子(川島海荷)、息子の尚に囲まれた彼は、平凡な幸せを慈しむ毎日だった。だが、やがて親友である三田村の妻・明子(鈴木京香)と頻繁に接触を持つようになり、恋に落ちる。北沢は仕事を捨て、家族を残し、同じく家を出た明子と暮らしていく中で、これまでにないほどの“情熱”と“言葉”を取り戻す。それぞれが“荒地”の人生を歩んでゆくとも知らずに…。本作は、2008年に第3回中央公論文芸賞を受賞した、ねじめ正一による長編小説をWOWOWがドラマ化。初老の男が許されざる恋に落ちたとき、詩人として、ひとりの人間として、忘れかけていた“情熱”と“言葉”を取り戻してゆくさまを描く。主演を務めるのは、今回が連続ドラマW初主演となる豊川さん。そして、豊川さんと禁断の愛に陥る女性・明子を鈴木が務め、2人のTVドラマでの共演は、「青春の門-筑豊編-」以来約10年ぶり。監督を務めるのは、豊川さんも出演した『居酒屋ゆうれい』(’94)で第18回日本アカデミー賞「優秀監督賞」を受賞した渡邊孝好が務める。今回ドラマ化にあたり、豊川さんは「人がその人生をおくる、全うするということがどういうことなのか、仕事、友情、家族、恋、老い、夢、理想…誰もが味わうシンプルで複雑な生きるためのエッセンス、その全てが詰まっている話でした」と脚本についてコメント。さらに、「北沢太郎という人間がなぜそんなに愛されたのか、その謎に謙虚に向き合っていきたいと思います」と話した。また、「京香さんは誰もが認める日本を代表する女優さんです」と相手役を務める鈴木さんを称賛。渡邊監督には「僕のデビュー作の監督でした。感慨があります。二度目のデビューのつもりでタッグを組みたいと思います」と言葉に力を込めた。鈴木さんは、「明子は詩人と芸術を愛さずにはいられない女性です。穏やかに包み込む母親のような愛情で詩人たちを見守り、時に火のような激しさで自らを傷付けながらも、芸術から離れては生きていけないのだと感じます」と自身の役柄について説明。「何年も前に、信頼する渡邊監督からこの『荒地の恋』のお話を伺ってから、ずっと演じたかった役です」とその意気込みを明かしている。原作者のねじめ氏も「豊川悦司さんが主人公の狂気をどのように演じてくれるのか、鈴木京香さんが小説の明子のイメージをどのように大きく裏切ってくれるのか、大いに期待している」と大きな期待を寄せる本作。大人の2人で贈る許されざる恋は、新春から街を熱くしてくれそうだ。連続ドラマW「荒地の恋」は2016年1月9日(土)22:00~WOWOWにてスタート(全5話、第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年10月24日公開中の映画『ピース オブ ケイク』のヒット御礼舞台挨拶が9月20日(日)に行われ、主演の多部未華子、主題歌を歌う加藤ミリヤ、田口トモロヲ監督が揃って登壇し、観客からの質問に答える形で恋愛トークを展開した。女性から絶大な支持を集める朝倉ジョージの人気同名漫画を原作に本気でぶつかり合い、時に翻弄され、揺れ動くカッコ悪い大人たちの恋模様が繰り広げられる。ミリヤさんは映画にも出演している峯田和伸とのコラボレーションで主題歌「ピース オブ ケイク -愛を叫ぼう-」を歌っているが元々、多部さんは「高校の時に友達に『いいから聴いて!』と言われて知って」以来、ミリヤさんの大ファン。一方、ミリヤさんは「中学の時から大好きで、一人でライヴに行ったこともある」くらい、峯田さんの大ファンだったそうで、本作を通じて期せずしてコラボが実現した。この日は、Twitterを通じて寄せられた質問や、会場の観客からの質問に登壇陣が答えたが「好きな男性のタイプ。追う方がいいか?追われる方がいいか?」という質問に多部さんは「好きなタイプは優しくて真面目で、ひとつでも尊敬できるところがある人」と語り、さらに「どっちがいいですかね…?どっちもいいですけど。本当は追われたいけど、でも何やかんやで追いかけてしまう気がします(苦笑)」と恋愛観を明かした。ミリヤさんは好きなタイプについて「生きる力がある人。メラメラしているタイプ。あとはセクシーな人!これ大事です。大人になって気づきました」と語る。ちなみに田口監督に関して「すごくセクシーだと思います!」と語ると多部さんは「え?」と驚きの声を漏らし、会場は笑いに包まれる。ミリヤさんは「フレッシュなお肉もいいけど、ジビエ(野生の獣の肉)も美味しい。子供の頃はわかんなかったけど…」と大人になって分かる男性の魅力について語り、さらに「(以前は)追う方だったけど、(今は)追われる方がいい。幸せになれる」と語った。また理想のプロポーズのシチュエーションを尋ねられると、多部さんは「ベタがいい」と語るが、田口監督の「ケーキの中に指輪が?」というベタベタな提案には「絶対にいやだ!」と即拒否。「レストランとかは嫌で、2人きりがいい。でも特別感もほしい」と何とも難しい理想を口にする。ミリヤさんも多部さんの意見に同意し「2人きりがいい。街中でフラッシュモブとかは(イヤだ)。この喜びをこの人たちはそんなにわかってくれないでしょ?と思う」とあくまで相手と2人きりでのとっておきの状況を期待しつつ「予定がないので…」と苦笑していた。『ピース オブ ケイク』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年09月20日多部未華子、綾野剛に松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉ら最旬キャストを迎え、俳優・田口トモロヲがジョージ朝倉による人気コミックスを映画化した『ピース オブ ケイク』。共感度高い“流されやすい”ヒロインを好演する多部さん、かつてないナチュラルな役柄がハマる綾野さん、そして、実は“裏の主役”との呼び声も高い初のオカマ役を演じた松坂さんなど、何かと話題のつきない本作から、キス直前シーンほか撮影秘話も含めたメイキング写真がシネマカフェに到着した。現代女性の切ない恋や仕事におけるリアルな心情を描き、20~30代の女性を中心に熱烈な支持を得ているジョージ朝倉による原作コミックが、豪華なキャストでファン待望の実写映画化となった本作。綾野さん演じる京志郎は、“ヒゲ店”(ヒゲ店長)という愛称で親しまれており、ワイルドなヒゲが特徴だが、今回到着したのは、クライマックスのキスシーン直前の多部さん&綾野さんの写真。キスシーンでは「(ヒゲのせいで)多部さんが痛いのではないか」と心配した綾野さんが、自らヒゲをモミモミ、少しでも触れたときの痛みを和らげようとした、という微笑ましいエピソードを公開直前イベントで発言していた、まさにそのシーン。写真からは、多部さん、綾野さん、そして田口監督がこの重要シーンについて話し合っている様子が伺える。ちなみに、この直後に映りこむ大量の観葉植物「クワズイモ」は、スタッフが各自家に持ち帰り、大切に育てているという。続いては、京志郎への「好き」がスタートした直後のシーンの多部さんと田口監督の写真。バイト仲間が新しい仲間・志乃(多部さん)を温かく迎え入れ歓迎会!そんな楽しい宴を堪能し、アレやコレやがあった翌朝のシーンとなり、二日酔いなのか、お茶をゴクゴク飲む志乃の姿が気持ちのいいシーンでもある。田口監督と真剣に話し合っている様子の多部さん。田口監督は、25歳の志乃の気持ちをよりリアルに表現するため、撮影当時、同じ年齢だった多部さんに、たびたび25歳の女性の心情やセリフの言い回しを相談していたらしい。また、田口監督と写るのは、「劇団鹿殺し」座長の丸尾丸一郎さん。劇中に登場する「劇団めばち娘」に演出をつけている写真だ。「劇団めばち娘」は、「ツチノコの嫁入り」という演目を披露、看板役者であるオカマの天ちゃん(松坂さん)が衝撃的&刺激的な名演を見せるシーン。この「ツチノコの嫁入り」は、「劇団鹿殺し」によって実際に舞台化されることが決定しているが、座長の丸尾さんも映画にカメオ出演。どの場面に、どんなふうに出演しているのか、要チェック。撮影期間中は、スタッフ、キャストでよく食事に行っていたという本作。今回のメイキング写真からも、とっても明るく穏やかで和やかな撮影の雰囲気が伝わってきそうだ。『ピース オブ ケイク』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年09月08日公開初日を迎えた映画『ピース オブ ケイク』の舞台あいさつが5日、東京・新宿バルト9で行われ、多部未華子、綾野剛、木村文乃、光宗薫、柄本佑、峯田和伸、田口トモロヲ監督が出席した。本作は、ジョージ朝倉の同名漫画を実写化作品。何となく生きてきた志乃(多部)は、心機一転、引っ越した先で京志郎(綾野)に出会い、同棲中の彼女がいる京志郎に恋をする――というラブストーリーだ。俳優としても活躍している田口が、2009年公開の映画『色即ぜねれいしょん』以来、6年ぶりにメガフォンを執った。主演の多部は「とても親しみが持てた作品です。"次こそ失敗しない"と思っても恋愛しちゃうところや、付き合ってから不安になったりするところに共感できましたね」と笑顔を見せ、多部の相手役を務めた綾野は、恋愛映画の出演に「共感できる部分はあると思いますが、恋愛は何が正解なのか未熟すぎて分かりません」と感想を。また、志乃の親友・ナナコ役を演じた木村は「悩んでいる多部さんが可愛かったです。ずっと見ていたいと思いましたが、(役として)はっきり言わせてもらいました」と振り返ると、多部は「志乃ちゃんっぽい一面が文乃ちゃんにないってこと? 凄いよね! 私にもナナコさんみたいな強さが欲しい!」と羨望の眼差しを送った。劇中では「人を好きになるって最悪」という志乃のセリフがあるが、これにちなみ「人を好きになるってことって
2015年09月06日ジョージ朝倉の恋愛コミックを映画化した『ピース オブ ケイク』の初日舞台あいさつが9月5日に、新宿バルト9で行われ、主演の多部未華子、綾野剛、木村文乃、光宗薫、柄本佑、峯田和伸、田口トモロヲ監督が登壇した。舞台あいさつ/その他の写真俳優の田口トモロヲが6年ぶりにメガホンをとった本作。仕事も恋愛も、周囲に流されるまま生きてきた梅宮志乃(多部)は、DV体質の恋人・正樹との別れを機に、心機一転。引越をし、そこで出会った隣人で、新しいバイト先の店長・京志郎(綾野)に本気の恋をするが、京志郎には同棲中の恋人がいた……。映画の宣伝コピー「人を好きになるって…最悪!」にちなんだ質問に対して、多部は「人を好きになるって…タイミングですね。すべてはタイミングだと思います」と恋愛論を披露。一方、綾野は「人を好きになるのは、性(さが)ですね」と語り、「自分自身、あまりラブストーリーの経験がないので、映画を観ても恥ずかしさがあって、何が(演技の)正解か今も分からない」と率直な思いを明かした。この日は映画タイトルにちなみ、登壇者それぞれが、事前に思い思いのデコレーションを施した1ピースの“ケーキ”を持参。それらをひとつに合わせたお祝いケーキを舞台上で披露した。キャスト陣が和気あいあいのトークを繰り広げる様子に、田口監督は「ここまでデコボコな人たちが集まるのは珍しいこと」としみじみ語っていた。『ピース オブ ケイク』新宿バルト9ほか全国にて公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年09月05日ジョージ朝倉の大人気コミックを映画化した『ピース オブ ケイク』の初日舞台挨拶が9月5日(土)、東京・新宿バルト9で行われ、初共演を果たした多部未華子と綾野剛が登壇した。仕事も恋愛も自分から行動することなく流されるまま生きてきた、24歳の志乃(多部さん)は心機一転、引っ越したアパートの隣人で新しいバイト先の店長・京志郎(綾野さん)に恋心を抱くが、京志郎には同棲中の彼女がいて…。司会者から演技について質問された多部さんは、「うーん、どうでしたかねー…」と語ると、その後は無言に。すると、隣に立つ綾野さんが「そういえば、共感できる点があるって言っていなかったっけ?」「どんなところに共感したの?」とスマートに“助け舟”を出し、「まだ、おねむの時間かな?」と若干寝ぼけた(?)多部さんをフォローしていた。映画のテーマにちなみ、「人を好きになるとは、どんなこと?」と聞かれると、多部さんは「タイミングですね。タイミングがすべてだと思います」と今度は即答。一方、綾野さんは「性(さが)ですかね…」としみじみ答えていた。舞台挨拶には多部さん、綾野さんに加えて、木村文乃、光宗薫、柄本佑、峯田和伸、田口トモロヲ監督が出席。この日はタイトルにあわせて、思い思いにデコレーションをした“ケーキの1ピース”を、寄せ集めてお祝いケーキを完成させた。『ピース オブ ケイク』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年09月05日ジョージ朝倉の同名人気コミックスを原作とした田口トモロヲ監督作品『ピース オブ ケイク』。9月5日(土)より公開されるこの作品に登場する劇団「めばち娘」が、なんと実際に旗揚げされる。作・演出を手がけるのは、若手注目劇団・劇団鹿殺しの丸尾丸一郎。この“前例なき舞台化” は、映画内の劇団シーンに協力したことから始まったという。劇団めばち娘『ツチノコの嫁入り』チケット情報田口「まず、劇団というもののリアリティは映画できちんと出したかったんです。しかもその劇団『めばち娘』は、主人公の志乃がいずれ生業にしていく大切なシチュエーション。なので現在進行形で旬な劇団さんに造形を頼みたいな、と」そこで抜擢されたのが丸尾。原作に描かれている舞台シーンは断片的な場面のみなので、俳優が演技をしやすいように大まかに前後のシーンを考えて欲しい、というのが田口のオーダーだったのだが……。田口「そしたらメチャクチャたくさん書いてきたんですよ。そこまでは望んでないのに(笑)」丸尾「劇団の細かい設定まで(笑)。ジョージ先生のもともとの画と設定がすごく面白かったので、僕自身新鮮な気持ちで作業出来ましたね」しかも、そこで丸尾が出してきたストーリーが……丸尾「『ツチノコの人類に対する復讐劇』。アナルからツチノコが入って、ツチノコの思いと共鳴した人間の中に入って人間に復讐していく、という話です」田口「変でしょ?(笑)でもそこまで壮大に想像力を働かせてくれたことが嬉しかった」丸尾「すごく楽しく書けたんで、何かしらこれを舞台にできないか……と思っていたんです。そうしたらプロデューサーの方から、じゃあ公開に合わせて実際に舞台化をしませんか、というお話をいただいて」田口「これこそ奇跡の展開ですよね。もしくは無茶でしょ、と(笑)」劇団公演、プロデュース公演と立て続けに作品が続く丸尾。田口監督が言うように“旬”な若手演劇人である彼にとって、この作品は“単なる企画物”ではない。丸尾「劇団も旗揚げ10年を超えて、劇団公演でも外部作品でも“丁寧なもの”を求められることが多くなって、このへんで一度『衝動のみ』に立ち返らないといけないな、と。そういう意味では、自分の殻をこの舞台で一度壊したい。プレッシャーはもちろんありますけど、あえてそこは考えないで“ザ・アバンギャルド、ザ・バカ”に突っ走りたいなと」そう語る丸尾を見る田口監督も、なんだか楽しそうな表情だ。田口「実は映画を観て、ジョージ朝倉さんが『めばち娘』の物語をスピンオフで書いてくださったんです。映像化したものがそういう形で広がりを持ってきている、それはすごく嬉しい事で。だからこの舞台化も、若干不安はありつつも(笑)楽しみにしています」9月17日(木)から27日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて上演。チケット発売中。取材・文:川口有紀
2015年09月04日9月5日(土)公開の映画『ピース オブ ケイク』の公開直前上映イベントが1日(火)、東京・豊洲PITで行われ、本作で初共演を果たした多部未華子と綾野剛、田口トモロヲ監督が登壇。本作の主題歌「ピース オブ ケイク -愛を叫ぼう-」を歌う加藤ミリヤと峯田和伸、音楽を担当した大友良英のミニライブを1,000人のゲストとともに興奮気味に鑑賞した。本作はジョージ朝倉の同名恋愛コミックを、個性派俳優としても活躍する田口監督が実写化。イベントはトークとライブの二部構成で実施され、まずは主人公・志乃役の多部さん、志乃の恋人役の綾野さん、田口監督が登壇した。劇中に登場するキスシーンについて気になっていたことがあったという綾野さんは、「僕のヒゲが痛いんじゃないかなって、ずっと気になってた」と告白。「キスシーンで監督がカットを粘っていたことがあって、多部ちゃんのほおがどんどん赤くなってしまい、メイクさんが何度も直していた。だから自分のヒゲ、もんでました(笑)」とせめてもの気遣いを明かすも、多部さんは「全然気にしていなかったです(笑)」とケロリ。「ヒゲって痛いんですよね。でも長さがあったので、短くなるとそうとう痛いと思いますけど」と真相を知った綾野さんは安堵しながらも、「申し訳なかったです」と謝罪した。後半のライブパートでは、加藤さんと峯田さん、音楽を担当した大友さんがステージに登場して、大友さん率いるバンドの生演奏とともに、加藤さんと峯田さんが劇中曲や主題歌の「ピース オブ ケイク -愛を叫ぼう-」など全4曲を生披露。圧倒的なステージパフォーマンスで映画の世界観を歌い上げ、一夜限りの超豪華なイベントに1,000人のゲストが集まった会場の興奮もMAXに!中学時代から峯田さんの大ファンだったという加藤さんは、「本当にファンだったので、今回は“たなぼた”な感じ(笑)。監督が引き寄せてくれました。感謝しています」とあこがれの峯田さんとの競演が叶った感激をコメント。それを横で聞いていた峯田さんは、「自分のバンドより全然楽しくて!」とまるで照れ隠しのようなコメントで会場の笑いを誘っていた。最前列で聴いていた多部さんや綾野さんも興奮を隠しきれない様子で、「主題歌が流れた時に本当にアガったし、峯田さんのタダ者じゃない破壊力、ミリヤさんの吸い込まれるような歌声に本当に興奮しました。いいっすねー、ライブって、やっぱ大好きです、僕!」(綾野さん)と満足気だった。『ピース オブ ケイク』は、2015年9月5日(土)より、新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年09月01日女優の多部未華子が主演を務める、田口トモロヲ監督映画『ピース オブ ケイク』(9月5日公開)の本編映像が、このほど公開された。本作は、2003~2008年にかけて漫画誌『FEEL YOUNG』(祥伝社)で連載され、全5巻からなる単行本の累計発行部数が50万部に及ぶジョージ朝倉氏の同名漫画が原作。俳優業もこなす一方、『アイデン&ティティ』(2004年)、『色即ぜねれいしょん』(2009年)とメガホンを取ってきた田口の3作目の監督作となる。物語の始まりは、流されるままに何となく生きてきた梅宮志乃(多部)と、引っ越し先の隣人・菅原京志郎(綾野剛)との出会い。同棲中の彼女・あかり(光宗薫)がいる京志郎に、本気の恋を始めるも前途多難な志乃の恋模様を描く。公開された映像は、恋愛や仕事で酸いも甘いも体験してきた志乃が、満開の桜をバックに自身の心情を歌い歩く、本編終盤の重要シーン。志乃が歌う「たやすいことよね」と題されたこの楽曲は、タイトルにもなっている英熟語"ピース オブ ケイク"の日本語訳で、"たやすいこと"を意味する。同曲は、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の音楽を手掛けて全国的に名が知られた大友良英が作曲を担当。作詞は、ジョージ朝倉氏によるもので、原作コミックにも登場しており、実写映画化にあたってメロディがつけられた。『ピース オブ ケイク』は、"大キライなのに、大好き。"という映画のキャッチコピーにもなっているように、「恋愛とは、矛盾も多く含む至極面倒な行為だが、人に恋することはたやすいことである」という思いから命名。「たやすいことよね」を口ずさみながら歩く志乃を映した場面は、原作の世界観を忠実に再現しているという。このほか映像には、必死になった志乃が京志郎に思い切り「好き!」と告白する場面、志乃と京志郎の楽しげなデートシーン、あかりと京志郎の関係に疑心暗鬼になってしまった志乃の険しい表情などを収録。さまざまな人間関係がもつれ合い、各キャラクターたちが感情をあらわにする名場面の数々も収められており、加藤ミリヤと峯田和伸(銀杏BOYZ)がコラボレーションした主題歌「ピース オブ ケイク -愛を叫ぼう-」がそれらを彩る。(C)2015 ジョージ朝倉/祥伝社/「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年09月01日ジョージ朝倉の同名恋愛コミックを映画化した『ピース オブ ケイク』(田口トモロヲ監督)で、いまをときめく多部未華子と綾野剛という豪華な初共演が実現。何事にも流されて生きてきたヒロインと、恋人ありの隣人との“こんがらがった”恋愛模様を織りなしている。「以前から共演したかったです。イメージが全然違うふたりが映画を通して関わり合うのは大切なこと」と綾野さん。一方、多部さんは「そんなにイメージ違いますか?」と首をかしげるが、綾野さんが「あくまで世間的なイメージだけど、多部さんはやっぱり明るくてパッと輝いている。僕は真逆なので。極端に言えば光と闇、みたいな」と分析。「確かに観客の皆さんにとっては、意外な組み合わせなのかもしれません」と多部さんも納得の表情だ。浮気がバレ、本命の彼氏から別れを告げられた25歳の志乃(多部さん)は心機一転、引っ越しを決行。その夜、アパートの隣人で、新しいバイト先の店長・京志郎(綾野さん)に出会い、運命を感じてしまう。「そのとき、風が吹いた」。恋人と別れたばかりのタイミング、しかも京志郎には同棲中の恋人がいたが、志乃の京志郎に対する思いはあふれるばかり。紆余曲折を経て、交際を始める二人だが、今度は志乃の疑心暗鬼が原因で…。綾野さんの言葉通り、「明るく輝いた」イメージが強い多部さんが、本作では大人の魅力を垣間見せている。「新しい自分を出せたかなと思います。体当たりの演技もありますが、それを綾野さんが自然に受け止めてくれました」と多部さん。以前、綾野さんの主演舞台「太陽2068」の稽古を見学したといい、「まるで遊ぶようにお芝居する俳優さんという印象。今回はドタバタの恋愛劇ですし、こちらが自由に演じても安心だなと思った」のだとか。一方、綾野さんも「多部さんと協力しあうことで、お互いの感情を出し切ることができた」と強い手応えを示す。「演技がすばらしいのはもちろんですが、技術うんぬんではなく、原作が持つリアリティを突き詰めながら、非常に快活な志乃を見せてくれた。おかげで自分が演じる京志郎の輪郭が、はっきりと見えてきました。いまふり返ると、自分が京志郎として存在できたのは、多部さんが志乃を演じてくれたからです」と全幅の信頼を寄せる。演じた役柄については、どう感じているだろうか?多部さんは「原作の志乃ちゃんの見た目と私自身が全然違うので、最初は『私でいいのかな?』とも思った」と率直にふり返る。それでも「私もどちらかといえば、志乃ちゃんと同じで押しに弱くて流されやすいタイプ。それに京志郎が不安要素の多い男性なので、好きな分、被害妄想や疑心暗鬼に陥る気持ちもわかります。だから原作との違いは気にせず、志乃ちゃんの心の声を表現したかった」。そんな多部さんの発言に、「内面に共感できたのはラッキーだよね」と綾野さん。そこで綾野さんには「俳優にとって、共感とは?」と質問をぶつけた。「持論ですが、共感とは諸刃の剣だと思うんです。共感すればいい演技ができるわけではありませんし、例えば犯罪者を演じる場合、役柄に共感するのは難しい。僕自身は深く共感を探らないので。作品にもよりますが、現場には監督もいてくれるし、俳優としては思いきり演じるだけです」。シナリオに書かれた人物像やセリフ。それらを表現する俳優が個々のアプローチを通して、キャラクターに命を吹きこみ、絵や言葉にはできない生身の空気感が生まれてこそ、映像化の醍醐味があるというもの。「芝居がどんどん混ざり合っていく感覚は、俳優が演じるからこそ。大切なのは、より良い作品を完成させたいという現場への信頼感です」(綾野さん)。若手実力派が勢ぞろいする『ピース オブ ケイク』にも、その息吹は存分に吹き荒れている。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年09月01日女優・多部未華子と俳優・綾野剛が主演を務める映画『ピース オブ ケイク』(9月5日公開)の巨大交通広告が、9月1日から東京・JR原宿駅で掲出される。2003年から2008年まで漫画雑誌『FEEL YOUNG』(祥伝社)で連載され、単行本の累計発行部数50万部(全5巻)を記録した同名漫画を原作に、田口トモロヲ監督が6年ぶりにメガホンを取った映画。多部演じる志乃が、隣人でバイト先の店長・京志郎(綾野)との出会いを通じて"本気の恋愛"と向き合っていく姿を描く。2人のほか、松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉、柄本佑らが出演する。今回の交通広告はJR原宿駅の表参道口改札内に9月1日から6日まで掲出され、6連貼2列の構成。作品のターゲット層と世界観に合わせ、高校生を中心にカップル動画やキス動画などで話題の10秒動画サイト"ミクチャ"こと「ミックスチャンネル」をモチーフに、「各登場人物の投稿」という設定でデザインされている。志乃が投稿したのは京志郎の胸元に抱きついた写真。「生まれてきて一番幸せ」「店長LOVE」などおのろけ全開だが、「幸せだと、好きだと感じるほど怖くて…不幸の準備をしてしまう」という不安も。一方の京志郎は志乃と温泉地を訪れた時の写真を投稿。こちらも「全部ひっくるめて、俺を愛してろ!」「好きだよ」とストレートな感情がつづられている。(C)2015 ジョージ朝倉/祥伝社/「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年08月31日多部未華子と綾野剛が恋人役を演じることでも話題の『ピース オブ ケイク』。この度、桜吹雪の中、多部さんが歌声を披露する本編映像が公開された。これまで仕事も恋愛も自分から行動することなく流されるまま生きてきた志乃。このままではいけない、と心気一転引っ越した先のベランダでばったり隣人の男にでくわす。しかもその男は、新たなバイト先の店長だった。その男、京志郎に運命を感じる志乃。しかし、京志郎には同棲中の彼女あかりがいたり、志乃を誘惑するバイト仲間がいたりで、志乃の恋は前途多難。今度こそ本気の恋愛がしたい志乃は、幸せを手にいれる事ができるのか――。俳優・田口トモロヲが6年ぶりに監督を務める本作。彼女持ちのバイト先の店長を好きになる、恋愛下手な主人公・志乃に多部未華子、DVD店の店長で志乃の部屋の隣に住む京志郎役に綾野剛を配し、二人の恋の展開に交えて現代女性のリアルな心情を描く本作。共演には、松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉、柄本佑、峯田和伸ら個性豊かな人気俳優陣が顔を揃えた。今回公開された映像は、本編終盤に登場する重要なシーン。多部さんが歌う「たやすいことよね」と名付けられているこの楽曲は、音楽担当の大友良英が作曲をし、原作者のジョージ朝倉が作詞を担当している。この詞は原作コミックにも登場しており、実写化にあたってメロディがつけられいるのだ。見事に原作の世界を表現したファン垂涎のシーンとなっている。映画のタイトルにもなっている「ピース オブ ケイク」とは、「たやすいこと」の意味。キャッチコピーの“大キライなのに、大好き。”というような矛盾も多々含まれる至極面倒な行為(=恋愛)だが、人に恋することはたやすいことである。という意味で、タイトルが付けられたのだとか。恋に落ちることはたやすいこと…恋愛や仕事で酸いも甘いも経験した志乃の心情をこちらの映像から読み取ってみて。『ピース オブ ケイク』は9月5日(土)新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年08月28日8月26日(水)、大阪・ミナミのTSUTAYA EBISUBASHIにて、田口トモロヲ監督が多部未華子&綾野剛主演の最新作『ピース オブ ケイク』について語るトークイベントを実施。自らを「綾野剛です」と言い張る田口監督から、男性スタッフ4人でラブシーンの想定ビデオを制作した撮影秘話やマル秘の“注目シーン”など、恋愛トークを期待して来場した女子にはやや衝撃的(!?)な裏話が炸裂。映画評論家の平野秀朗氏とともに、“オトナ男子”トークを繰り広げていたことが分かった。世のオトナ女子から熱烈な支持を集めるジョージ朝倉の人気コミックを、多部さんに綾野さん、さらに松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉、柄本佑、峯田和伸ら、個性豊かな人気俳優陣を迎えて実写映画化した本作。予告編上映の後、登場した田口監督は、のっけから、「どうも、綾野剛です。今日は短い時間ですがよろしくお願いします。綾野剛です」と挨拶。その後も何かと「綾野剛です」と連発し、ノリノリ。平野さんが、『アイデン&ティティ』(’03)、『色即ぜねれいしょん』(’09)に続く監督作品3作目にして「ちょっとカラーが変わったのでは?」と尋ねると、“伝説的”ともいわれる恋愛コミックが原作であることに触れつつ、「そこに出てくるカルチャーが、自分が影響を受けたものと共通していたので、このラブストーリーを描くことが出来るかも、と思いました」と語り、「でも一番のハードルは、自分が50歳を過ぎたオッサンで、25歳の女子の恋愛を描けるのか?あるいは描いていいのか?描く権利があるのか?俺に描けるのか?あ、しつこいですね(笑)、そのあたりの心配がありました」と明かした。本作をすでに観賞していた平野さんが、「関西的に言うと、めちゃめちゃええ感じの映画です。めっちゃハマります。まさかこんなに女の子の気持ちに、そしてその相手役の綾野剛さんの役にググっとハマりましたね」と絶賛すると、「ありがとうございます。それは初めて言っていただきました」と、安堵の表情を見せる監督。このキャスティングが決まった経緯については、「多部未華子さんは満場一致でしたね。俳優としてはご一緒したことがあったんですが、今回改めて素晴らしいプロの女優さんだなと思いましたね」とベタぼめ。「撮影の日の最終カットは、多部カットで終わる、という流れがありました。現場のスタッフさんも疲れてくるんですけど、最終的には多部さんのアップを撮って終わろうと。照明さんもノって『もうちょっと明るくしようか!?』なんて、スタッフ殺しな多部さんはさすがでしたね」。一方、相手役の綾野さんは、今回初めてとも言えるほど、かなりナチュラルな役柄に挑戦している。「こんばんは、綾野剛です(笑)。いつもはシャープな役が多いと思うんですけど、今回は京志郎という、木の幹のようにどんと構えた役なので、これまでやったことないんじゃないかと思い、キャスティングしました」と、監督。「確かにこんな綾野さんは観たことないですね」と平野さんが応じると、「とてもナチュラルな、立っているだけでも優しさを感じさせるような佇まいでした」。「まず、リハーサルでやってもらうと、とても肉体表現のうまい役者さんなので動きが出るんですが、京志郎役は敢えて動かないようにお願いして、共同作業としてつくっていきました」と話してくれた。その作品全体に流れるナチュラルな空気感に、「多部さんと綾野さんは本当につきあっているのではないかと思いましたが(笑)」と平野さんが突っ込むと、「付き合ってるんじゃないですかね。うそです(笑)」。「R指定にはしない」という要望が製作サイドからあったというが、「よくある、倒れ込んだら翌朝になっているという(淡泊な)表現にはしたくなくて、なるべく攻めたいと。なので、アクションシーンだと考えて、あらかじめ練ったものを役者さんにお願いしました」。なんと、その練ったものとは、「演出部の男4人で組んずほぐれつの絡み合った映像を作りました。それを映倫のチェックも通して、『いじりすぎ!』『揉みすぎ!』なんて言われながら…」と、渾身の想定映像を製作していたことを告白。また、先日、光宗さん自らも明かしていたように、「ラブシーンつながりで言うと、光宗薫さん演じるあかりと京志郎の回想シーンがあるんですが、そこはイチオシのシーンです(笑)」と話すと、女性客たちがやや引き気味になるのを確認しながらも、「女性の方にもご覧いただきたいですね(笑)。かなりエロティックなシーンなんですが、役者さんが果敢に挑戦してくれたところに、とても美しいものを感じました」と語った。さらに、平野さんが「(多部さん演じる)志乃が菅田将暉さん演じる川谷にキスを迫られるシーンの、嫌なんだけどついつい…という顎の上げ方がもう芸術的なんですよ!(笑)」と、注目したシーンを振ると、「それはオッサンの言葉ですねー(笑)。さすがですね、人生長いぶんだけ、観てらっしゃる。あれはたまらんですわ(笑)。いまの若い人はこうするのか、と。いくら演出部のオッサンがやってもかなわなくて、やっぱり若い役者さんが演じると芸術的な、かなり攻めた表現になるんですね」と、多部さんが挑んだ“肉食系”の演技に賛辞を贈る。最後に、「東京のリアルな風景をバックに、堂々巡りを繰り返しながら、自分たちにとっての真実を求める恋人たちのオルタナティブなラブストーリーになっていると思います」と、手応えを覗かせる田口監督。「サブキャラクターの方たちも、素直に心情を共感できるように肉体化できたと思いますので、そのあたりを楽しんでいただけたらと思います。以上、綾野剛でした(笑)」。『ピース オブ ケイク』は9月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年08月27日パルコは8月28日~10月9日、映画『ピース オブ ケイク』の公開を記念した限定コラボ商品を自主編集ショップ「Meetscal<ミツカル>ストア」(東京都・渋谷)で販売する。ブランド「keisuke kanda」がこの映画からインスパイアを受け制作したもの。販売予定商品は、「ケーキひと切れのTシャツ」(税別3,000円)、「ケーキひと切れの手さげ」(税別2,500円)、「相関図のTシャツ」(税別3,300円)、「相関図の手さげ」(税別2,800円)。映画ロゴの上にひと切れ欠けたケーキをのせたグラフィックと、人物が複雑に揺れ動く映画を表した相関図をグラフィックに落とし込んだ。また9月4日からは、多部未華子演じる主人公の梅宮志乃が文化服装学院出身でストーリーの中で舞台衣裳を手がけることからイメージした洋裁グッズも展開(9月上旬から文化学園文化購買事業部でも販売)。ラインナップは、「ピンクッション(針山)」(税別2,300円)、「まち針」(税別500円)、「メジャー」(税別900円)、「L字定規入れ」(税別1,800円)。また、限定1点ものの「特攻服」(税別5万5,000円)も販売される。映画『ピース オブ ケイク』は、朝倉ジョージ原作の伝説の恋愛映画を実写化したもの。恋に揺れ動く主人公の疾走ラブストーリー。監督は田口トモロヲ、出演は多部未華子、綾野剛ほか。9月5日~新宿バルト9・渋谷シネマライズほか全国ロードショー。(C)2015 ジョージ朝倉/祥伝社/「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年08月27日多部未華子と綾野剛が主演を務め、ジョージ朝倉の人気コミックスを俳優の田口トモロヲが監督を務めて映画化した『ピース オブ ケイク』。このほど、多部さん演じる主人公・志乃と綾野さん演じる恋人・京志郎の幸せいっぱいのラブラブ密着写真がシネマカフェに到着!本作には恋する女子、特に、そろそろ恋を“ちゃんとしたい”女子が、思わず「超共感!」しそうになる“あるある”ポイントがふんだんに盛り込まれていることも明らかとなった。これまで、仕事も恋愛も自分から行動することなく、なんとなく流されるまま生きてきた志乃(多部さん)。このままではいけない、と心気一転、仕事もやめ、引っ越したものの、新居のベランダでばったり隣人の男に出くわす。しかも、その男は、新たなバイト先の店長だった!その男、“ヒゲ店”こと京志郎(綾野さん)に運命を感じる志乃。しかし、京志郎には同棲中の彼女あかり(光宗薫)がいたり、志乃を誘惑するバイト仲間(菅田将暉)がいたりと、志乃の恋は前途多難で…。現代女性の切ない恋や仕事におけるリアルな心情を描き、20~30代の女性を中心に熱烈な支持を得ている原作コミックスを、最旬の人気俳優たちで実写映画化した本作。本作で多部さんが演じる主人公の志乃は、元カレ(柄本佑)のDVや束縛に閉口し、もう “ちゃんとしたい” 25歳、元OL。今度こそ、相手に流されることなく、本気の恋愛がしたい彼女は、運命を感じた京志郎と少しずつ距離を縮めていくのだが、その過程にはリアルな恋する乙女心であふれている。●腕枕は自分からいく!隣で寝ている京志郎の腕が伸びているのを見て、志乃は自らカレの腕をとって腕枕されにいき、ついでにもう片方の手も自分の体に巻きつけてみる。やはり好きな人の腕枕は何物にも代えがたい最強の安眠枕!その後に、壮絶な修羅場も待っているとは知らずに…。●植物を育てる!「この恋が実りますように…」と植物に願掛け。毎回、植物を枯らしてしまう志乃は、今度枯らしてしまったら、この恋が終わるかもしれないと、必死に育てる。夢中になって、ジャングルにならぬよう、要注意!?●心のひとりごとが増える!同棲している本カノの前で「一日でもいいから、私と変わって下さいよ」、カレのかっこいい姿を見たら「一生ついていきます!」、心が通じたら「私いま、生まれてきて一番幸せかもしれん!」と心の中で叫ぶ。“女子”の仮面をかぶってニコニコしていても、実は女子の心は、いつだってうるさいもの。文句だって言いたいし、デレデレもしたいのだ!恋する女子なら「分かる分かる!」と手をたたきたくなるエピソードが満載の本作。映画を観た後は、そんな“あるある”話で盛り上がってみて。『ピース オブ ケイク』は9月5日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年08月27日ジョージ朝倉の大人気コミックを俳優・田口トモロヲが映画化した『ピース オブ ケイク』。これまで主演の多部未華子と綾野剛のラブラブシーン満載の映像が公開され話題を呼んできたが、この度、多部さんとバイト仲間を演じた菅田将暉のキス寸前シーンが公開された。これまで仕事も恋愛も自分から行動することなく流されるまま生きてきた志乃(多部未華子)。このままではいけない、と心気一転引っ越した先のベランダでばったり隣人の男に出くわす。しかもその男は、新たなバイト先の店長だった!その男、京志郎(綾野剛)に運命を感じる志乃。しかし、京志郎には同棲中の彼女あかり(光宗薫)がいたり、志乃を誘惑するバイト仲間がいたりで、志乃の恋は前途多難だった…。「仮面ライダー」シリーズで注目された菅田さんは、その後、数々のドラマや映画に出演。さらに『ピンクとグレー』『二重生活』『ディストラクション・ベイビーズ』『星ガ丘ワンダーランド』『セトウツミ』と話題作に引っ張りだこの人気俳優だ。そんな引く手あまたの菅田さんが、本作では純度100%のイケメン・川谷を魅力的に演じているが、実は恋愛映画のキスシーン撮影は初めて。志乃を含む同僚との“焼肉飲み会”の後のキスシーンだったため、焼肉とアルコールの匂いが漂いながらのキスに菅田さんはとても緊張したのだという。まずはこちらの映像から、菅田さんの初キスに進むまでのドキドキを体感してみて。『ピース オブ ケイク』は9月5日(土)新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年08月26日映画『ピース オブ ケイク』の公開を前に8月25日(火)、映画のロケ地にもなったライヴハウス「阿佐ヶ谷ロフトA」にて光宗薫、峯田和伸、田口トモロヲ監督という異色の組み合わせによるトークイベントが開催された。映画の中では一緒のシーンがなかった光宗さんと峯田さんだが、光宗さんは「私のWikipediaを見てもらえばわかりますが、ホントに峯田さんの大ファンだったんです。Wikipediaに書いてありますからっ!」となぜか「ウィキ」を強調しつつ、峯田さんへの愛を熱烈に告白!峯田さんは「そんな話を聞くと体が震えてしまう」と独特の表現で喜びを語り、田口監督は「これを機会に付き合ってほしい!」と2人の新しい門出を祝う。ちなみに光宗さんが演じたあかりの役は、ギリギリまで決まっていなかったそうで、田口監督は「『どうなっちゃうの?』というタイミングでプロデューサーに資料を見せてもらって、(光宗さんの)写真を見て『これ、あかりそっくりじゃん!』と思った」と光宗さん起用の経緯を明かす。光宗さんは原作漫画のファンで、しかも主人公の志乃(多部未華子)ではなく、あかりに感情移入していたそう。光宗さんは「この登場人物たちはみんな、こじらせてるけど、その中でもあかりは根がすごく真面目で甘える方法を知らない。根本的に(自分と)似ていると思った」と自身と重なる部分を強く感じたという。激しいラブシーンにも果敢に挑戦した光宗さん。田口監督は「全く臆するところがなかった」と絶賛するが、光宗さんは初めての経験を楽しんだよう。あかりのあえぎ声を隣の部屋の志乃が聞くというシーンについては「部屋のベッドに座って、綾野(剛)さんが隣に座って、田口監督は目の前で正座してて(笑)、そんな中で『はい、じゃあどうぞ』と…。なかなかシュールでした!」と述懐。田口監督は「僕はあえぎ声を聞くときは常に正座です!」と語り会場は笑いに包まれる。さらに、ベッドシーンの撮影で、毛布にくるまれたまま、綾野さんの股間がすぐそばにある状況で5分ほど待機したこともあったと告白。「すごく面白い仕事で初めてのことばかりで楽しかったです(笑)」とあっけらかんと語っていた。この日は、撮影時と同じこの阿佐ヶ谷ロフトAのステージ上で、峯田さんが映画の中でも披露している楽曲を熱唱!光宗さんは「高校の時、コンビニでアルバイトしてて、行き帰りにいつも自転車で走りながら(峯田さんの歌を)聴いてたんです!」と超至近距離での峯田さんの生歌に大感激の様子だった。『ピース オブ ケイク』は9月5日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年08月25日現代女性の切ない恋や仕事におけるリアルな心情を描き、20、30代の女性を中心に熱烈な支持を得ているジョージ朝倉による人気コミックを、多部未華子と綾野剛で実写映画化した『ピース オブ ケイク』。この度、本作の主題歌を務めた加藤ミリヤと出演者でもある「銀杏BOYZ」の峯田和伸が歌う「ピース オブ ケイク-愛を叫ぼう- feat. 峯田和伸」のミュージックビデオ(以下:MV)が公開された。「FEEL YOUNG」(祥伝社)にて連載され、単行本が累計発行部数50万部(全6巻)を誇る、ジョージ朝倉による人気コミックスを基に俳優・田口トモロヲが6年ぶりにメガホンをとった本作。これまで仕事も恋愛も自分から行動することなく流されるまま生きてきた志乃。このままではいけない、と心気一転引っ越した先のベランダでばったり隣人の男にでくわす。しかもその男は、新たなバイト先の店長だった。その男、京志郎に運命を感じる志乃。しかし、京志郎には同棲中の彼女あかりがいたり、志乃を誘惑するバイト仲間がいたりで、志乃の恋は前途多難。今度こそ本気の恋愛がしたい志乃は、果たして幸せを手にいれる事ができるのか――。公開されたMVは、加藤さんと峯田さんが終始向かい合って歌うシンプルかつ力強いビビッドな映像に仕上がっており、文字通り「愛を叫ぼう!」とぶつかり合っていく2人の姿が映し出されている。いまにもキスしてしまいそうなギリギリな距離まで迫っていった今回の撮影。峯田さんは「キスより卑猥でしたよ」と言い切り、挑戦的な作品になったことを示唆した。異色のコラボレーションを実現させたこのラブソングは、本作のコピー「大キライなのに、大好き」という多部さん演じる志乃の想いと、綾野さん演じる京志郎の心情を見事に表現。体当たりで演じる多部さん&綾野さん、体当たりで歌う加藤さん&峯田さんの力強い“愛”のメッセージを受け取って。「ピース オブ ケイク―愛を叫ぼう― feat. 峯田和伸」は9月2日(水)より発売。『ピース オブ ケイク』は9月5日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年08月12日多部未華子を主演に迎え、俳優・田口トモロヲが6年ぶりにメガホンを取った『ピース オブ ケイク』。多部さんとその相手となる綾野剛の体当たりな演技に注目を集めている本作からこの度、本日8月8日“ヒゲの日”にちなんで、綾野さんのワイルドなヒゲ写真がシネマカフェにて解禁となった。これまで仕事も恋愛も自分から行動することなく流されるまま生きてきた志乃。このままではいけない、と心気一転引っ越した先のベランダでばったり隣人の男にでくわす。しかもその男は、新たなバイト先の店長だった。その男、京志郎に運命を感じる志乃。しかし、京志郎には同棲中の彼女あかりがいたり、志乃を誘惑するバイト仲間がいたりで、志乃の恋は前途多難。今度こそ本気の恋愛がしたい志乃は、果たして幸せを手にいれる事ができるのか――。原作は、「FEEL YOUNG」(祥伝社)にて連載され、単行本が累計発行部数50万部(全6巻)を誇る、ジョージ朝倉による人気コミックス。主人公・志乃には多部さん、志乃の恋人役に綾野さんのほかに、志乃の学生時代からの親友で、バイト仲間の “おかまの天ちゃん”役に松坂桃李、同じく学生時代からの親友、ナナコ役に木村文乃、京志郎の彼女あかり役・光宗薫、バイト仲間役・菅田将暉、志乃の元カレ役・柄本佑、そして劇団の座長役に峯田和伸ら個性豊かな人気俳優陣が登場する。今回綾野さんが演じるのは多部さんが働くことになるレンタルビデオ屋の店長。もじゃもじゃ頭にヒゲの生えた、ちょっとワイルドな店長で、周りからは“ヒゲ店”と呼ばれている。ビジュアルでも分かる通り、口ヒゲと顎ヒゲがワイルドさを醸し出している。こんな店長がレンタルビデオ屋にいたら、思わず「オススメの映画教えてください!」なんて声を掛けてしまう女子も少なくないのでは?綾野さん演じる“ヒゲ店”こと京志郎の活躍に注目してみて。『ピース オブ ケイク』は9月5日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年08月08日