行定勲監督が8日、都内の書店で最新作『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』の公開を前に、本作の主題歌「ま、いいや」を書き下ろした人気バンド“クレイジーケンバンド”の横山剣とともにトークショーを行った。行定監督は「主人公の心に潜って、気持ちを言っちゃったよというタイトル。愛し抜く男の歌詞で、剣さんらしさが出ている。まるで映画の後日談みたいだし、まさに“いいね”」と横山のキメ文句で楽曲を絶賛していた。その他の画像行定監督が直木賞作家・井上荒野氏の同名小説を映画化したラブストーリー。恋愛に対して奔放な“艶(つや)”の存在によって自身の人生と恋愛を見つめなおす男と女性たちの姿を繊細な表現で描き出す。阿部寛が艶の夫役で主演を務め、小泉今日子、真木よう子、野波麻帆、風吹ジュン、大竹しのぶら豪華女優陣が共演する。阿部とは初タッグとなる行定監督は「妻を愛し抜く姿はこっけいに見えると同時に、狂気を感じさせる。こんな表情するんだというカットがたくさんあるし、『テルマエ・ロマエ』の後で、これを観るとまったく違う」と阿部に対し惜しみない賛辞。横山も「途中までは情けないけど、最後はワイルドでタフな男なんじゃないかと思わせる。うまく言えないけどジェットな感じ」と“らしい”言い回しで主人公の魅力を語った。トークは次第に“大人の男の本音”へと流れ、「いい女の条件? コンプレックスを持った女性が大好き。歯並びを気にしている女性とかすごくいいですよ。だから(歯を)矯正して、堂々としゃべるようになるとガックリくる」(行定監督)、「女性に甘えたい願望、ありますね。それに得体のしれない女性の神秘性というものにも惹かれる」(横山)と映画同様、ディープな恋愛談義を繰り広げていた。『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』2013年1月26日(土)全国ロードショー
2012年12月10日映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』の行定勲監督と主題歌を手がける「クレイジーケンバンド」の横山剣が12月8日(土)、東京・代官山の「蔦屋書店」にて行われたトークセッションに出席。“男の恋愛”について語り合った。井上荒野の小説「つやのよる」を阿部寛、小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶら豪華キャストで実写化。自由奔放な妻・艶(つや)の最期に際し、夫の松生は彼女が過去に関係したと思われる男たちに連絡を取るが、そのことが彼らのそばで生きる女たちの人生に少しずつ影響を与えていくことに…。行定監督は「映画には幸運な主題歌と幸運じゃない主題歌があって、『何でこんな曲が?』というのもありますが、それは“政治”で決まったもの(笑)」といきなり不穏な発言。その上で言葉で説明するのが難しい“あいまいな”ラブストーリーである本作に関して、クレイジーケンバンドの主題歌起用の提案が意外にあっさりと通ったことを明かす。「剣さんの歌には男心を女に語らせたりする深いドメスティックな言葉がある。今回は映画に寄り添うというこれまでにない試みもやってもらった」と満足そうに語った。横山さんは映画のラスト近くで阿部さんが見せる表情を見て、「その瞬間にダーッとそれがトリガー(引き金)となって楽曲が押し出されてきて、歌詞も7割~8割できた」とふり返る。行定監督はこのシーンの撮影について「真夜中にクタクタの中で撮りました。阿部寛がこれまでにない顔をして『このためにオレは撮ってたんだ!』と思った」と述懐。横山さんが書き上げた楽曲「ま、いいや」についても、「普通は『ま、いいや』って歌詞は出てこない(笑)。松生(阿部さん)の気持ちに潜って書かれた愛し抜く男の歌詞。歌詞自体が映画の後日談のようで何故か爽快な気持ちになる」と絶賛した。ここから話題は男の恋、大人の愛をテーマに進行。横山さんは劇中に登場する女性キャラクターの中で、大竹さんが演じたかつて松生に捨てられた元妻の早千子が最も好みだと言明。自分を捨てた夫への思いをいまだに持ち続け、夫を奪った憎いはずの女・艶の病室に足を運ぶ早千子がとる驚きの行動について「男にはない、ちょっと理解できないような、理解できるような……涙が出てくるような不思議な体験でした」と語る。原作にはないこのシーンを取り入れた行定監督は「大竹さんの芝居が神秘的です」とうなずいた。また、横山さんは阿部さんが演じた松生について「最初は女に振り回されて情けない奴と思ってたけど、途中で価値観がひっくり返ってワイルドでタフな奴だと感じた」と共感を示す。これを受けて行定監督は「男は振り回されている方が、(付き合いが)長続きするものかもしれない。イニシアティブを取ったら飽きてしまうから」と分析。さらに「男はいろんな女性を愛したいもの。女性はずっと愛されたいでしょうが。男性の浮気に気づいてても黙っている女性がいますが、彼女がたまに(気づいているような)サインを送ると男は汗をかく(苦笑)。そういう“恐怖”を感じさせる女から男は逃れられずに長続きするんじゃないでしょうか?」とも。横山さんも「そんな気がしてきました」と同意していた。さらに“いい女”の要素について行定監督が「コンプレックスを持っている女が大好き」と告白。「巨乳よりも貧乳の女性。整形するということは決して良いことではない。みんな同じ顔になっていってしまう。芸術は10%の人しか分からないものが後になって価値が出たりするもの」と語ると、横山さんが激しく同意し「何で女の人はそこが分からないのかな…?」と不思議そう。いい男に関しても同様に横山さんは「フェチを含めて自分にしか分からない、自分の目盛りを持っている男がカッコいいと思う。人がどう思おうと、10%がカーッとなるような特化しているものがいい」と持論を展開し、会場につめかけたファンを沸かせていた。クレイジーケンバンドによる主題歌「ま、いいや」は2013年1月23日(水)発売、映画『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』は1月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:つやのよるある愛に関わった、女たちの物語 2013年1月26日より全国にて公開© 2013「つやのよる」製作委員会
2012年12月09日『テルマエ・ロマエ』の記録的な大ヒットに始まり、映画監督の是枝裕和氏とタッグを組んだ話題のドラマ「ゴーイング マイ ホーム」、詐欺師に扮した異色の映画『カラスの親指』など、相次ぐ主演作で大ヒットを飛ばす実力派俳優・阿部寛。先日、待望の第2子も誕生し、まさに公私共に絶好調な阿部さんから、このほど喜びのコメントが到着。さらに、この嬉しい知らせを祝福するかのように主演最新作『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』の予告編がついに完成となった。阿部さんは今回の朗報に「ゴーイング マイ ホーム」を通して、「私ごとですが、今月の1日に第2子である女児が誕生しました。新しい家族が増えた喜びと共に、2児の父親としての責任感に身の引き締まる思いです」とコメントを発表している。阿部さんは出産にも立ち会い、母子共に健康であることを報告している。そして、そんな幸せいっぱいの“パパ”阿部さんの最新主演作となる『つやのよる』では、プライベートとは打って変わって、狂信的なまでに“愛のために生きる男”松生を、ボロボロになりながらを体当たりで演じている。数々の男たちと不貞を重ねるひとりの女性・艶(つや)とその夫・松生を始め、彼女を巡る愛憎、親子の絆、欺瞞、純愛など男女の5つのドラマが巧みに絡み合っていく大人たちの群像劇を描き出す――。そして今回届いた予告編では、松生を取り巻くように、“愛を闘う女”環希(小泉今日子)や“愛を待つ女”百々子(真木よう子)、さらに“愛を問いかける女”麻千子(忽那汐里)、“愛を包みこむ女”早千子(大竹しのぶ)などなど豪華女優陣が演じる女たちが艶に翻弄され、困惑し、叫ぶ姿が収められている。『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』は2013年1月26日(土)より全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:つやのよるある愛に関わった、女たちの物語 2013年1月26日より全国にて公開© 2013「つやのよる」製作委員会
2012年11月28日漫画、エッセイ、イラストなど多岐に渡り活躍する作家、益田ミリのコミックを原作に柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶを主演に迎えて贈る映画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』。益田ミリ作品、初の映像化となる本作の待望の予告編が遂に解禁となった。原作の「すーちゃん」シリーズは、第2弾「結婚しなくていいですか。 すーちゃんの明日」、続く第3弾「どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心」と、その素朴な画とシンプルなセリフで展開するストーリーが現代に生きる女性たちの心を掴み、累計27万部のヒットを記録。現代人の心の不安を代弁し、ささやかな幸福をリリカルに描写した作品は、多くの共感を呼んで、 幅広い世代から圧倒的な支持を得ている。今回、公開となった予告編ではすーちゃん(柴咲さん)、まいちゃん(真木さん)、さわ子さん(寺島さん)の心のつぶやきが映し出されている。料理好きでカフェ勤務歴12年のすーちゃんの「キス、5年ぶり…」や「彼氏のこと聞かなくなったと思ったら今度は貯金だよ」、OA機器メーカー勤務のまいちゃんの「正直、新しい出会いよりも自分の営業成績とリストラの方がよっぽど気になる」、そしてWEBデザイナーとして働き、母と2人で祖母の介護の日々が続くさわ子さんの「ときどき考えちゃう。捨てた方の人生の続きもありだったんじゃないかなって」というセリフからも、彼女たちが現代の女性の複雑な思いや感情を代弁してくれていることが分かるはず。誰もの胸に一度はよぎる「私が選んできたことは、ぜんぶ間違っていたの?」という不安。各々の人生を歩み、様々な選択をしてきた彼女たちは物語のラストに、一体どんな幸せを見つけ出すのだろうか――?『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』は2013年3月2日(土)より全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:すーちゃん まいちゃん さわ子さん 2013年3月2日より全国にて公開© 2012 映画「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」
2012年11月26日大ヒット作『テルマエ・ロマエ』の阿部寛と、『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲監督が初タッグを組んだ映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』の公開を前に、ポスター画像が公開された。その他の写真直木賞作家・井上荒野氏の同名小説『つやのよる』が原作の本作は、艶(つや)という性に奔放に生きた謎の女性と、艶を取り巻く男女の愛、生き様が描かれており、主演の阿部寛と小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶ、といった豪華女優陣が、男女の関係性を深く濃厚に演じている話題作だ。いまも映画に引っ張りだこの阿部と、豪華女優陣がどのように絡むのか気になるところだが、阿部は死期が近づいた妻に振り回される夫の松生役を、小泉、忽那、大竹ら女優陣は、“つや”の存在によって引き起こされる問題に困惑しながらも、それぞれ自分自身を見つめていく、難役を演じているという。この度解禁になったポスターのアートディレクションを担当したのは、「AKB48×美女採集」などで話題を集めたアーティスト・清川あさみ氏で、映画のアートディレクションを担当するのは初の試み。今回のポスターは、清川氏の独自の手法であるポスターそのものに直接刺繍を施す方法を用いて“つや”っぽさを表現。製作期間は、準備期間を含めて約5か月とのことで、清川氏自身の作品の中では「製作期間が長かったかな」と言っており、完成したポスターを見た行定監督は、「愛憎が入り混じった曖昧な男と女の関係を、清川あさみは俯瞰してとらえた。美しいけどダークな感じがまさに『つやのよる』を表現していて面白い」と語っている。映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』2013年1月26日(土)全国ロードショー
2012年11月22日ラブストーリーのマエストロ・行定勲監督が、女流作家・井上荒野の人気小説を原作に映画化した最新作『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』。主演の阿部寛を筆頭に小泉今日子や野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶら豪華女優陣の共演で話題を呼んでいる本作のポスター・ビジュアルが遂に解禁となった。数々の男たちと不貞を重ねるひとりの女性・艶(つや)とその夫・松生を始め、彼女を巡る愛憎、親子の絆、欺瞞、純愛など男女の5つのドラマが巧みに絡み合っていく本作。ボックスの中にそれぞれのキャスト陣が体を収めているのが印象的な、まるでアート作品のような本ポスターのアートディレクションを担当したのは、いま話題のアーティスト・清川あさみ。清川さんは、写真に刺繍を施すという独自な手法でアートディレクションから造形作品の制作までを手がけるアーティストだ。2004年には、ベストデビュタント賞受賞、2010年にはVOCA展入賞に加え、2010年に「AKB48」のメンバーを撮った「AKB48×美女採集」(講談社刊)を発売しマスコミの注目を浴び、 2011年には全館規模で個展を開く作家としては最年少で、水戸芸術館での全館規模の個展を開催するという快挙を果たしたいま気鋭アーティストのひとりだ。実は、清川さんが映画のアートディレクションを担当するのは今回が初の試み。ポスターの製作期間は約5か月という力作だ。刺繍に使う素材も映画の内容に沿って大人っぽくも品のある素材をセレクトして、清川さんの独自のポスターそのものに直接刺繍を施す手法を用いて艶っぽさを表現したそう。清川さんはポスターについて「さまざまな渦巻く恋愛模様の中、箱を用いた撮影方法で、個々、迷いながら孤独感をもちながら、それぞれ強く生きていく前向きな姿を表現してみました」とコメント。この完成したポスターを見た行定監督は「まるでチョコレートの箱に閉じ込められた主人公たち。心露わな表情で覗かれている彼らは、きっとビターな味に違いない。愛憎が入り混じった曖昧な男と女の関係を清川あさみは俯瞰して捉えた。美しいけどダークな感じがまさに『つやのよる』を表現していて面白いと思った」と賞賛を送り、その才能に舌を巻く。キャストそれぞれが枠に入ったように見えるポスターは、映画でも描かれている“人の数だけ愛のカタチがある”とのこと、刺繍の繊細さは映画の登場人物それぞれの機微を暗に示すようにも感じ取れるデザインに仕上がっている。清川さん自身も、作品の中では「製作期間が長かったかな」と語る渾身の本ポスターは、11月23日(金・祝)より劇場に掲示される予定だ。『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』は2013年1月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:つやのよるある愛に関わった、女たちの物語 2013年1月26日より全国にて公開© 2013「つやのよる」製作委員会
2012年11月22日直木賞作家・井上荒野の同名小説を原作に、『世界の中心で、愛を叫ぶ』、『パレード』など群像劇の名手・行定勲監督が阿部寛を主演に迎えて贈る『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』。この上質な大人たちの愛の物語の中で、ひとり強烈な個性を放ちながら、何故か女心をくすぐるキャラクターがいるというのだ。数々の男たちと不貞を重ねるひとりの女性・艶(つや)とその夫・松生を始め、彼女を巡る愛憎、親子の絆、欺瞞、純愛など男女の5つのドラマが巧みに絡み合っていく大人たちの群像劇を描き出す。小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶといった豪華女優陣の共演でも話題を集めている本作。女優陣も去ることながら、男優陣も阿部寛を始め、永山絢斗に奥田瑛二と贅沢。そんな豪華絢爛なキャスト陣が、それぞれの大人の事情を孕みながらの濃厚なドラマが展開するのだが、今回明らかとなった人物は一言で言うなら“ひきこもりの子供”。丸メガネの奥の目をしょぼつかせながらボソボソと話す、かなりの“じめっと系男子”の太田。センター分けの長髪に着流し&下駄と、その姿は劇中でも、リアルな社会においてもインパクト大!そんな一見、強烈で毛嫌いしてしまいそうなキャラクターだが、ベテラン俳優・岸谷五郎の手により愛すべき男に仕上がっているのが、また見事だ。劇中では、仕事を通じて知り合った野波麻帆演じる橋本湊に思いを寄せるが、モジモジするばかりでなかなか言い出せない。かと思えば、ある晩、賃貸契約の報告に訪れた湊に、驚愕の告白をしてみたり…と、意外なギャップを併せもった男でもある。しかし、その告白をきっかけに2人の関係は急速に発展し、湊と関係をもつほどになるのだが、この告白を含め、風貌や話し方まで、その独特の雰囲気に飲まれてしまうのか、何故か女心を激しくくすぐられてしまうようだ。さらに、元妻である艶が危篤であると連絡が入ったときに見せる、静かな表情の中に驚きや戸惑いが入り混じったシリアスな場面や、湊の職場の店先でちょこんと座り込み、湊が戻ってくるや無表情だった太田が笑顔を見せるコミカルなシーンなど、岸谷五朗が演じるからこその、不気味であり、謎でもあり、かわいらしくもある太田。女子目線では、不動産もちの資産家という部分もポイントが高いのかも?本作を観終えた頃には、あなたも“太田”という男に魅了されているはずだ。『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』は2013年1月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:つやのよるある愛に関わった、女たちの物語 2013年1月26日より全国にて公開© 2012「つやのよる」製作委員会
2012年11月16日群像劇の名手・行定勲監督が、女流作家・井上荒野の人気小説を原作に映画化した最新作『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』。主演の阿部寛を筆頭に小泉今日子や野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶら豪華女優陣の共演で話題を呼んでいる本作の主題歌が、このたび横山剣率いる「クレイジーケンバンド」の描き下ろし曲「ま、いいや」に決定した。数々の男たちと不貞を重ねるひとりの女性・艶(つや)とその夫・松生を始め、彼女を巡る愛憎、親子の絆、欺瞞、純愛など男女の5つのドラマが巧みに絡み合っていく本作。クレイジーケンバンドにとっては2004年の公開映画『約三十の嘘』以来、約8年ぶりの映画主題歌となるが、行定監督は常々、男の気持ちと男女の愛について歌わせたらクレイジーケンバンドの右にでるアーティストはいないと考えていたようで、「(横山)剣さんの艶のある歌声は、どうしようもない男と女の物語にぴったりだと思っていました。受けてくださると聞いたときは本当に嬉しかったです」と今回実現したコラボレーションに感動もひとしおといった様子。さらに「デモを聞いた瞬間から忘れられないフレーズで、2回目には歌える程、心を掴まれるインパクトのある曲でした」とその仕上がりに太鼓判を押している。実は今回、行定監督は作詞もボーカルの横山さんと共に執筆したそう。この件に関し、横山さんは「台本を読んだり、映画のプロトタイプを観たりした数日後、『ま、いいや』というフレーズとメロディーが一緒に出てきた。歌詞も考えるというよりは、感覚的に出てきたものだけれど、どうしても埋まらない部分が数か所あった。そこを行定監督にお願いしたところ、非常に艶のあるセクシーな響きのある楽曲に仕上がった」と大人の恋愛マエストロによる共作に満足気な様子を見せた。ひと足先に楽曲を聞いた主演の阿部さんは、「男の弱点と女の本音を、歌にした映画を彩るとてもセクシーな男の歌。作品にさらに軽妙なスパイスをふりかけてくれた剣さんに感謝しています」と喜びのコメントを寄せている。クレイジーケンバンドが現在ツアー真っ最中のため、残念ながら実現はしなかったものの、当初横山さんには主題歌のみでなく、伊豆大島の島の男かバーの店長として映画への出演依頼もあったそうだが、今回の主題歌制作で見事なコラボレーションを果たした行定監督と横山さん。果たして大人の恋愛マエストロたちは本作を彩る楽曲「ま、いいや」でどのような言葉を紡いだのだろうか?『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』は2013年1月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:つやのよるある愛に関わった、女たちの物語 2013年1月26日より全国にて公開© 2012「つやのよる」製作委員会
2012年11月14日益田ミリの人気漫画を映画化した『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』が10月24日(水)、第25回東京国際映画祭にて上映され、主演の柴咲コウ、真木よう子、御法川修監督による舞台挨拶が行われた。かつてのバイト仲間でいまも仲の良いすーちゃん(柴咲さん)、まいちゃん(真木よう子)、さわ子さん(寺島しのぶ)。それなりに楽しい日々を過ごしつつもふとよぎる不安に悩まされる彼女たちが、自らの人生に向き合い、選択していく様を優しく描き出す。「撮影中、この映画に励まされ、癒された」と語る柴咲さん。3人の心のつぶやき、30代女性の本音が描かれるが、柴咲さんが劇中の言葉で惹かれたというのが「自分で迷って、考える」と「私、一人で死ぬの?」という2つの言葉。「対照的な一言ですが、毅然と人生を歩まなきゃという思いとその反面、脆くか弱い内面が表れていると思います」と語る。真木さんは「原作漫画を読んで、益田さんの描くキャラクターがあって、(映画ならではの)声や色や立体感を出す中で原作と違うものになるだろうと思ってました。でも監督のビジョンは確信的で、信頼して作ることができました。漫画が原作の映画の中で成功した例だと思います」と胸を張る。「忘れないよ、どんなまいちゃんでも」というセリフがお気に入りとのこと。「3人は悩みをキャッキャと騒ぐようなタイプじゃないけど、本当に救ってほしいときに掛けてほしい言葉、優しさであり印象的でした」と説明する。1歳違いの2人は本作が初共演だが、互いの印象を尋ねると柴咲さんは「真木さんは見ての通りのクールビューティ」とべた褒め。一方の真木さんは「何度も座長を務めていて、作品をよくするためにどうすればいいかということを柴咲さんを見て勉強させてもらいました」と感謝の思いを伝えた。御法川監督は「これまで大切に積み上げてきたものをこの映画に注いでくれたと思います。大切に扱わなくちゃ壊れてしまう繊細な柴咲さん、真木さんの感情や愛情が刻まれている」と2人を称賛した。さらに、これから世界で初めて本作を鑑賞する観客に向けて監督は「誰もが簡単には取り換えのきかない役割を持って暮らしているけど、大人は誰も褒めてくれないから『これでいいのかな?』と悩むことがあると思います。そんなとき、すーちゃん、まいちゃん、さわ子さんの3人も同じような日々を営んでいると想像してください」と呼びかけた。『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』は2013年3月2日(土)より全国にて公開。特集「東京国際映画祭のススメ2012」■関連作品:すーちゃん まいちゃん さわ子さん 2013年3月2日より全国にて公開© 2012 映画「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」第25回東京国際映画祭 [映画祭] 2012年10月20日から10月28日まで東京にて開催
2012年10月24日製作段階から注目を集めている阿部寛の最新主演作『つやのよる』。直木賞作家・井上荒野の同名小説を映画化する本作は、『今度は愛妻家』などの行定勲監督と阿部との初タッグや、小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、荻野目慶子ら豪華女優陣の共演など、これまでにも多くの話題を提供してきたが、今度は阿部と元妻子役の大竹しのぶ、忽那が出会う緊張感のあるシーンの模様が解禁になった。その他の写真映画は、不貞の妻・艶に苦悩し続けてきた阿部の演じる松生が、ガンで艶が危篤状態にあることを、彼女が過去に関係した男たちに伝えにいくストーリー。総勢22人の大人の男女が入り乱れる恋愛群像劇だ。さて今回解禁になったのは、艶のいる病室で、松生と大竹が演じる元妻・早千子がニアミスをするシーン。6月下旬に撮影されたこのシーンは、南房総の「少年自然の家」を、舞台となる伊豆大島の病院に見立てて撮影。艶の病室にいる早千子に驚いた松生が、2階から駆け下りてきて病院の外の喫煙所で煙草に火をつけるが、病院のロビーにいた忽那扮する娘の麻千子がそれに気づき、声をかけるも、松生は出てきた早千子を察知してまた逃げ去ってしまうという場面だ。その一連を建物の内側からの引き、寄り、外からと行定組特有の長回しで撮影していくが、その度に阿部がダッシュで駆け下りてきて、カットの度に肩で息をしている。だが、阿部は「行定監督とは10年以上前にCMで1回だけご一緒させていただいて、映画にも出してくれないかな? って思っていたんですけど、今回やっと夢が叶いました」と充実の笑顔。「それに大竹さんとも今回初めて映像で共演できたし」。すると大竹が「でも言葉も交わしてない(笑)。それにしても変わった話よね(笑)」と本音をポロリ。それに対して忽那は「監督は大切なシーンほどテイクを重ねるから大変(笑)」と行定組の洗礼をたっぷり浴びている様子。「それに母親を初めて女性として意識し、自分もそれに近づこうとする感覚を表現するのは難しい」と語った。一方、今回デジタルでの撮影に初挑戦した行定監督は「武器を得た感じ。予算を気にせずに回せるからね」とうれしそう。「日本にはなぜロバート・アルトマン(『ショート・カッツ』)のような登場人物のアンサンブルで見せる映画がないのかな? と前から思っていた。それに、俺がずっとやってきた連作短編をこの捻じれた構造の中で1本の映画にするのは新しいと思ったんです」。聞けば聞くほど濃密で一筋縄ではいかない内容の本作、来年1月26日の公開がいまから楽しみだ。『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』2013年1月26日(土)全国ロードショー取材・文・写真:イソガイ マサト
2012年10月10日群像劇の名手・行定勲監督が、女流作家・井上荒野の人気小説を原作に映画化した最新作『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』。主演の阿部寛と豪華な女優陣の共演で、2013年のお正月映画として早くも注目を集める本作の撮影現場から潜入に成功!阿部さんと大竹しのぶ、忽那汐里による緊迫のシーンに立ち会った。小泉今日子を始め野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶと、大物女優から人気若手女優までバラエティに富んだキャスティングが目を引く本作。数々の男たちと不貞を重ねるひとりの女性・艶(つや)とその夫・松生を始め、彼女を巡る愛憎、親子の絆、欺瞞、純愛など男女の5つのドラマが巧みに絡み合っていく。撮影が行われたのは、千葉県・舘山。監督自らが「大島より、大島らしいんだよ(笑)」と満足気に語るこだわりのロケ地だ。現在も使われている歴史館を病室に見立てるため改装したもので、壁に貼られたポスター一つにしてもスタッフが用意したもので、阿部さんが「こだわりの人」と称賛する行定監督らしい徹底した仕事ぶりだ。本作で大竹さんと忽那さんが演じるのは、艶に心奪われ、その純愛に全てを捧げる男・松生に捨てられた母娘。今回のシーンの現場は、その2人が大島にあるに病院に入院中の艶を訪ねに来るという場面。その病院で大竹さん演じる母・早千子と忽那さん演じる娘・麻千子が、献身的に艶の看病をする松生に再会する。始めは自分の娘だと気づかずにいた松生も、「幸せですか?」という麻千子の意味ありげな言葉に、罪悪感から逃げ出してしまう。この重要なシーン、行定監督は少ないセリフの中でそれぞれの葛藤を見せるため、セリフの言い回しからカメラのアングルまで微調整を繰り返し、何度もテイクを重ねていた。3人のキャストたちも、撮影と撮影の合間もこの静かな緊張感に言葉少なげだ。しかし、その誰もが行定組に参加できたことに喜んでいるようだ。「集中する現場なんだって思ったし、一歩も言い訳できないっていうか、すごくやり甲斐があるし、楽しいですよ。10年以上前に、CMでご一緒させて頂いたんですけど、ずっと何かやらせてもらえないかなって思ってたんです。今回、その夢が叶った。お声がかかってすごく嬉しかったです」(阿部さん)、「言葉よりも感覚的なものを追及される方なんだと感じました。監督が目指すものに近づけるために、ワンシーンの中で一つの課題をクリアしたかと思うと、また違う課題がどんどん出てくる感じです(笑)」(忽那さん)と、「こだわり」という言葉が行定組初参加の2人の口をつく。しかし、過去に『遠くの空に消えた』で監督の“こだわり”を体験している大竹さん曰く「今回はスムーズな方(笑)」なんだとか。最後に、それぞれが演じる役柄について聞いてみると、「(松生は)純粋に艶を愛している男。艶という女性は色んな男たちに行き会っていく。それをずっと後ろから一身に追いかけていって、とても可愛らしい人物に思えます」と語る一方で、役作りのためにボロボロに心も体もヤツれたその姿は痛々しくすらあり、その裏にある壮絶な役づくりを想像しないわけにはいかない。そして娘・麻千子&母・早千子役の2人は、「松生を前にした母の、“女”としての部分を見届けないといけない複雑さと、大人になろうとしてもなれない葛藤を抱いた役だと思います。松生には憎しみを抱いている」と忽那さんが真摯に語ったかと思えば、大竹さんは「(早千子は女として)理解できない!捨てた男を許すなんて、絶対頭おかしいよね」と笑い、流石は大女優の余裕を見せていた。センチメンタルに、しかし生々しく男と女を描くその現場には、行定作品の独特の雰囲気が流れていた。今回のパートを含め5つの男女のドラマが展開するこの『つやのよる』。彼らがたどり着く先は、いったいどこなのだろうか?『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』は2013年新春、全国にて公開。■関連作品:つやのよるある愛に関わった、女たちの物語 2013年1月26日より全国にて公開
2012年10月10日石けんのやさしさとボディソープの利便性株式会社ジャパンゲートウェイから9月15日、石けんのやさしさとボディソープの利便性を兼ね備えた神格のボディウォッシュ「Mellsavon(メルサボン)」が発売された。メルサボンは、石けんの洗浄成分にこだわった弱アルカリ性で、皮脂汚れを効率的に落としながら、天然由来成分のやさしい洗い心地を実現した。石けんとは違って液体なので泡立ちがよく、ボディソープの使いやすさを併せ持っている。植物性の石けん洗浄成分と天然由来の保湿成分洗浄成分には、古来よりカラダを洗うために使われていた植物のサボンソウの葉エキスを配合し、さらにその他にも厳選された保湿効果のある12種類の天然由来植物エキスを併せて配合し、カラダをやさしく洗いあげる。すっきりした洗い上がりの「ハーバルグリーンリフレッシュボディウォッシュ」となめらかな洗い心地の「フローラルハーブモイストボディウォッシュ」の2タイプで、500mlボトルと詰換え用が発売された。15日には発売と同時にテレビCMの放送も開始された。出演するのは、俳優の中谷美紀と真木よう子、浅利陽介ら。海辺のシェアハウスを舞台に、中谷美紀演じるシェアハウスのオーナー、真木よう子演じる「夜型の住人」それに浅利陽介が演じる「放浪癖のある大学生」が繰り広げる不思議な共同生活が、やさしい世界観の中で描かれている。元の記事を読む
2012年09月18日映画『バイオハザード』シリーズの最新作『バイオハザードV リトリビューション』が9月14日に公開され、ヒロイン・アリスを演じるミラ・ジョヴォヴィッチの華麗なアクションとクール・ビューティな姿に期待しているファンも多いはず。ということで最新作公開を記念して、『バイオハザード』のアリスを任せたい日本人女優を女性486名に聞いてみた。>>男性編も見るQ.『バイオハザード』のアリスを任せたい日本人女優は?(複数回答)1位黒木メイサ38.0%2位真木よう子19.1%3位米倉涼子16.8%4位栗山千明13.8%5位篠原涼子9.4%6位吉瀬美智子7.9%次点 中島美嘉5.1%※敬称略男性編と同じく、1位はぶっちぎりで黒木メイサが選ばれた。「かっこいい役が似合いそう」(23歳/機械・精密機器/その他)、「クールビューティー」(27歳/医療・福祉/専門職)、「スタイルの良さと目力がぴったり」(33歳/不動産/秘書・アシスタント職)などの意見が寄せられた。女性が「かっこいい!」と思えるようマニッシュな雰囲気も人気の理由かもしれない。2位は男性編では3位だった真木よう子。「シャープで動けるイメージ」(37歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)、「鋭い感じがいいと思う」(31歳/医療・福祉/専門職)などの声があった。ワイヤーアクションを得意とする真木よう子なら、ミラに負けないアクションを期待できそうだ。3位の米倉涼子には「きれいで強そう」(23歳/警備・メンテナンス/事務系専門職)、4位の栗山千明には「GOGO夕張の勢いで演じてほしい」(23歳/運輸・倉庫/秘書・アシスタント職)、5位の篠原涼子については「武器が似合うイメージ」(22歳/不動産/営業職)という声が寄せられた。ちなみに、GOGO夕張とは映画『キル・ビル』で栗山千明が演じた冷酷なボディガード。敵役ながら鬼気迫る表情が魅力的だった。■総評順位は多少異なるものの、結果は男性編とほぼ同じ。クールでかっこいい印象の女優が主に選ばれている。そのほか吉瀬美智子や、実際に『バイオハザード』にも出演している中島美嘉も支持を集めていた。彼女たちにいつか『バイオハザード』シリーズのような映画でアクションシーンを演じてもらいたい。(文・塩澤真樹/C-side)調査時期:2012年7月4日~7月16日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:女性486名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】映画『バイオハザード』最新作公開! ゾンビのありがちな設定ランキング【レビュー】あの男の血を受け継ぐ者と追われる恐怖 -『バイオハザード6 体験版』最終回・ジェイク編ミラ・ジョヴォヴィッチ、中島美嘉は「天使の歌声を持つ戦士ね」『バイオV』完全版(画像などあり)を見る
2012年09月16日映画『バイオハザード』シリーズの最新作『バイオハザードV リトリビューション』が9月14日に公開され、ヒロイン・アリスを演じるミラ・ジョヴォヴィッチの華麗なアクションとクール・ビューティな姿に期待しているファンも多いはず。ということで最新作公開を記念して、『バイオハザード』のアリスを任せたい日本人女優を男性372名に聞いてみた。>>女性編も見るQ. 『バイオハザード』のアリスを任せたい日本人女優は?(複数回答)1位黒木メイサ32.5%2位米倉涼子14.8%3位真木よう子12.4%4位栗山千明11.3%5位篠原涼子7.5%6位天海祐希6.1%6位仲間由紀恵6.1%※敬称略約32%もの断トツ支持を受け、黒木メイサが1位に輝いた。「力強い役がこなせそうな女優」(44歳/情報・IT/事務系専門職)、「顔立ちからいって彼女ぐらいしか思い浮かばない。他の日本人が演じると優しすぎる」(29歳/機械・精密機器/事務系専門職)など、外見の雰囲気で選んだ読者が多く、『任侠ヘルパー』の極道や『ジウ 警視庁特殊犯捜査係』の特殊急襲部隊(SAT)隊員などを演じてきた彼女のキャリアを見ても、アリスはハマリ役かもしれない。2位の米倉涼子には「クールな雰囲気だし演技もうまい」(24歳/自動車関連/技術職)、「きりっとした感じの女優が向いていると思う」(44歳/医薬品・化粧品/技術職)といった意見が寄せられている。クールな役柄が多い彼は、実際の性格は自信なしの弱気タイプという噂もあるがはたして。続く3位の真木よう子には「戦う女性像としてぴったり」(25歳/アパレル・繊維/技術職)、4位の栗山千明には「ミラと性格が似ていそう」(46歳/情報・IT/技術職)、5位の篠原涼子には「戦うミステリアス・ヒロインが似合う」(23歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)などの声が寄せられている。■総評年齢も経歴もバラバラな女優が選ばれたが、彼女たちの共通点は全員刑事的な役柄を経験しているということ。仲間由紀恵や天海祐希などを挙げる人も多く、やはり次々にゾンビをなぎ倒していくアクション・ヒロインは、クール・ビューティな雰囲気を持つ女性がよく似合う。(文・塩澤真樹/C-side)調査時期:2012年7月4日~7月16日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:男性372名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】映画『バイオハザード』最新作公開! ゾンビのありがちな設定ランキング【レビュー】あの男の血を受け継ぐ者と追われる恐怖 -『バイオハザード6 体験版』最終回・ジェイク編ミラ・ジョヴォヴィッチ、中島美嘉は「天使の歌声を持つ戦士ね」『バイオV』完全版(画像などあり)を見る
2012年09月16日阿部寛の最新主演映画『つやのよる』(行定勲監督)の伊豆大島ロケの模様がついに解禁! 真木よう子、永山絢斗も参加した7月4日の島での撮影初日で早くも、阿部の俳優としてのスゴさを目の当たりにすることができた。その他の写真映画は、不貞の妻・艶に苦悩し続けてきた阿部の演じる松生が、ガンで艶が危篤状態にあることを、彼女が過去に関係した男たちに伝えにいくストーリー。だが、その日撮影されたのは、かつて艶がストーカーをしていた若い男・優(永山)とその息子が海辺で石を投げて遊んでいるところを、上の道を自転車で通りかかった松生が見つけ、彼らに石を何粒も投げて走り去るコミカルなシーン。思いきり石を投げる松生の頬がこけ、真っ黒に日焼けしている様に思わず笑ってしまう。行定監督は、「(阿部さんに)最初にお会いしたときに『何キロ痩せればいいんですかね?』ってそれが一言目で、その後、自分で『11キロだな』と言ってたんです。そしたら撮影初日から目がギラついていて、俺の想像していた松生像を身体で凌駕していたんだよね」と教えてくれる。だが減量することだけで、クソ真面目で、真っ直ぐ妻のことだけを思っている松生像を作り上げたわけではない。それが分かったのは、阿部のちょっとした行動から。石を投げた後、自転車で緩やかな坂を猛スピードで駆け下りていく一連を例によって何テイクも撮ったのだが、普通はスタッフがスタート位置まで戻す自転車に阿部が跨り、上り坂を毎回必死に漕いで上がってきたのだ。すると「松生もしょっちゅう自転車に乗っているから、痩せているけど、下半身は筋肉質じゃないのかなと思って」と阿部。永山も「以前『トリック』のスペシャルに出させてもらったことがあるんですけど、そのときの阿部さんとまた印象が違って。いまも、走り去っていくときに俺に向ける顔が毎回微妙に違うんですよ」と証言する。一方、優の恋人・百々子に扮した真木は「なぜ私が百々子なの? と思ったぐらい自分とは真逆の女性」と言いつつ、初めての行定組に充実の表情を浮かべる。「監督にずっとやりたかったと言ってもらえたし、自分の素を出さないように頑張ります」。そんな俳優陣の新たな顔が見られるのも本作の魅力。期待は高まるばかりだ。『つやのよる』2013年新春全国ロードショー取材・文・写真:イソガイ マサト
2012年08月08日ブログで離婚を発表俳優の真木蔵人と結婚、モデルにデザイナー業にと活躍していた真木明子が、離婚し、新たな道を歩み始めたことが分かった。1日、自身のオフィシャルブログで報告している。2人は2003年に結婚し、同年に長女をもうけているが、ブログで明らかにされたところによると、今後は彼女がシングルマザーとして、この愛娘を育て2人で生活していくこと、真木とは別れる決心をしたという。HARUKO名義で活動を離婚というかたちになったことは、周囲の応援してくれたたくさんの人に対し「申し訳ない気持ちもいっぱいです」と綴っている彼女。詳しい破局理由については明かさなかったが、現在の心境を率直に語っている。今後、彼女は「HARUKO」名義で活動を行っていくそうで、モデル業に、また自身がデザイナーを務めるファッションブランドの「リッチーウィッチー」での活動に、邁進していきたいとしている。ひとつの決断をし、新たな歩みを始めた彼女の今後の活躍に期待したい。元の記事を読む
2012年08月02日独特の視点から男女、親子、友達、はたまた無関係な人々まで様々な人間模様を巧みに描き出す群像劇のマエストロ・行定勲監督の最新作『つやのよる』。先日、主演の阿部寛を始め、行定作品史上最も豪華かつ最大規模となる22人の主要キャスト陣が名を連ねている本作の撮影現場に潜入!女の業がぶつかり合う壮絶バトルに遭遇した。数々の男たちと不貞を重ねる一人の女性・艶と、その夫・松生春二を始め、彼女を巡る周りの人々の愛憎、親子の絆、欺瞞、純愛とそれぞれのドラマが展開していく群像劇。艶の夫・春二を演じる阿部さんに加え、このほどこの奔放な艶という一人の女性に困惑させられる6人の女性を演じる豪華女優陣の名が発表に!小泉今日子を始め野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶと、大物女優から人気若手女優までバラエティに富んだキャスティングが目を引く。今回潜入したのは、女のプライドが火花を散らす世にも恐ろしき修羅場のシーン。艶の従兄で彼女にとって最初の男である小説家・石田行彦の妻・環希を演じる小泉今日子と、行彦の愛人・伝馬愛子を演じる荻野目慶子が真っ向から対決するというシーンである。行定監督も「理想通りの豪華なキャスティングとなって最高です」と頬を緩ませながら、この2人については「映画の歴史を考えても面白かった!」とその配役にニヤリと含みのある笑みを浮かべる。納得がいくまでテイクを重ねる“こだわりの人”として知られる行定監督だが、そのうわさに嘘偽りがないことが確認できた。小泉さんと荻野目さんが現場に入るまでに、幾度にもわたりテスト撮影が行われ、150人ものエキストラたちへの演技指導、カメラワークの確認と本番を前に疲弊してしまうのでは…と思うほどの綿密さ。1時間半ものテスト撮影を経てようやく登場した小泉さんと荻野目さんは2人共に穏やかな表情を浮かべていたが、これから修羅場を繰り広げるとあって、その臨戦態勢のオーラに現場の空気は一瞬にしてピンっと張り詰めたものに変わった。2人が鉢合わせするのは、行彦が執筆した「つややかな獣」の授賞式パーティの場。着物姿で一見慎ましやかに見える環希と、本作の原作者・井上荒野自ら「異様な衣裳」という全身純白の愛子が対決を迎える。2人は互いに面識はないものの、その存在は知っており、互いに快く思っていないという泥沼の関係が空気からひしひしと伝わってくる。そして監督からの「スタート!」の合図。会場で挨拶を交わしながらもその裏側に毒を潜ませ言い争いを始める2人は、次第にヒートアップしていくのだが、愛子の口から明かされるのは、行彦が真に愛するのはどちらでもなく“艶”であること。「行彦に犯されてるのよ!しょっちゅう犯されてるのよ!艶の代わりに」と豹変する愛子をよそに、「少々、狂ってらっしゃる」としたり顔の環希。ついに限界を迎えた2人は、手に持った赤ワインを服に、顔に掛け合うまでに…。その赤ワインが血のようにも見えるおぞましいほどの女の業のぶつかり合いが交わされた。そこへ監督の「カット!」の声がかかり一瞬の静寂の後、拍手が沸き起こり、会場は糸が切れたように和やかな雰囲気に。行定監督もニヤリと満足気な表情を浮かべていた。その後、このシーンを監督は「『イケーッ!』と思いながら見てました(笑)」と楽しげに明かしてくれた。また、当の小泉さんも「不倫相手との対決シーンは楽しかった」といい、作品について「まさに大人のアンサンブル!こういう作品って日本にはあまりないような気がします。そして力強いキャスティング。これが面白くないわけありません!」と強くアピールした。はてさて、この修羅場の行く末は?まだ明かされていない豪華キャストの面々に期待しつつ、新たな続報を待ちたい。『つやのよる』は2013年新春、全国にて公開。■関連作品:つやのよる 2013年新春、全国にて公開
2012年07月13日阿部寛と行定勲監督のタッグで直木賞作家・井上荒野の同名小説を映画化した『つやのよる』。本作に小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶ、荻野目慶子が出演していることが明らかになった。また、6月上旬、都内某所にて小泉と荻野目による女の壮絶な“戦い”のシーンの撮影が行われ、報道陣に公開された。その他の写真自由奔放で謎めいた女性の艶(つや)と関わった人々の姿を描く群像劇で小泉は、艶の最初の男である小説家を夫に持つ女・環希を演じる。この日、撮影されたのは文学賞の受賞パーティ。環希は荻野目が演じる、夫と愛人関係にある評論家の愛子から、夫の小説が実は艶をモデルにしていると知らされる。そこから女の意地とプライドがぶつかり合い、互いにグラスの中身を相手にぶちまけ、掴み合いのケンカにまで発展する。150人ものエキストラを集めたこのシーン。原作者の井上も現場を訪れ、エキストラとして参加。数分におよぶ長回し、特にワインをぶちまけての大立ち回りは一発勝負だけに念入りにリハーサルが繰り返される。いよいよ本番、徐々にヒートアップし、ついに愛子が激高し環希にワインをかけると、それを合図にテーブルに並ぶグラスの中身を互いにかけあい、憎悪をむき出しにして取っ組み合う。行定監督の「OK」の声が響くと、一瞬の静寂ののち拍手がわき起こった。小泉は「対決シーンは楽しかった。実人生では経験したことのない、女同士の取っ組み合いというのを3回戦! 次の日、激しい筋肉痛になるほどの戦いでした(笑)」とふり返った。小泉以外の女性キャストでは、野波は艶の最初の夫の愛人、真木は艶がストーカーになってまで追い求めた男の恋人、風吹は艶の愛人だったかもしれない男の妻を演じている。また大竹と忽那は親子役で共演。阿部が演じる艶の夫・松生の前妻とその娘という役柄を演じる。錚々たる女優陣との共演に主演の阿部は「こんなに素敵な女優さんたちと映画で共演できてうれしいです」とコメント。行定監督は「複雑で曖昧な男女の物語をこの女優たちが生々しく演じています。既にそれぞれのこんな顔が観たかったというカットが撮れていますから、期待していて下さい」と自信をのぞかせる。『つやのよる』2013年新春全国ロードショー取材・文・写真:黒豆直樹
2012年07月13日NHKで放送された人気ドラマの劇場版『外事警察 その男に騙されるな』が6月2日(土)に公開を迎え、主演の渡部篤郎を始め、真木よう子、尾野真千子、堀切園健太郎監督が舞台挨拶に登壇した。外国人によるテロを未然に防ぐことを任務とする警視庁公安部外事課の面々の、日の目を見ることはない活動を描く本作。朝鮮半島から流出したウランを利用した核テロの危機に、“公安の魔物”と称される住本(渡部さん)が立ち向かう。1回目の上映後の舞台挨拶となったが、決して爽快とは言えないストーリーの作品とあって渡部さんは「朝から大丈夫でしたか?」と少し心配そう。観客が力強く頷く様子を見てホッとした様子で、「大変な思いをして作ったので、みなさんに観ていただけて満足です」と笑顔を見せた。撮影は昨年のうちに終了したが公開までの間、渡部さんはプロモーションキャンペーンに奔走。この日も朝のうちにTV番組に出演し、その足で劇場に来場したが「慣れないバラエティにもひとりで出ました。来週も大阪にキャンペーンでひとりで伺います」と少々お疲れ気味の様子だった。真木さんは、捜査に協力する民間人の女性の役で、娘との生活を守るために夫を裏切らなくてはいけないつらい役どころを演じたが、もし自分が同じ立場に立ったら?という問いに、苦渋の表情を浮かべ「夫への裏切りですからねぇ…。でも娘を助けるためなら(演じた)果織と同じことをするんじゃないかなと思います」と語った。その真木さんとドラマに続いての出演となる尾野さんの“女の戦い”も本作の見どころだが、この日の舞台上でも“延長戦”が勃発!?尾野さんが2回目の共演となる真木さんについて「すごく素敵な方ですよ。さらに大人になった真木さんが見れました」と持ち上げつつ「現場では見ての通りですが…」と思わせぶりな言葉で口火を切ると、真木さんが「(現場で)ケンカばっかりしてました」と応戦。さらに「(尾野さんは)関西のオッサンみたいな感じ」と語り会場を沸かせた。だが「このメンバーの中で一番裏切りそうな人は?」というお題が出されると、2人は迷わず渡部さんを指さすなど共闘する場面も。「住本の印象が強い」(真木さん)、「っていうか、普段からそうですから。良い方ですけどムチャぶりとかしてくるし」(尾野さん)など、さっきまで静かに火花を散らしていた2人の矛先が突如、自分に向けられ渡部さんは苦笑いを浮かべていた。なお、本作では韓国でのロケも行われたが、この秋より韓国で公開されることも正式に決定。渡部さんは「『KARA』に会います!」とおどけつつ、「作品に参加した韓国人の俳優さんやスタッフのみなさんも喜んでくれると思います。嬉しいです」と喜びを語った。『外事警察 その男に騙されるな』は全国にて公開中。■関連作品:外事警察 その男に騙されるな 2012年6月2日より全国にて公開© 2012「外事警察」製作委員会
2012年06月04日実在する対国際テロ捜査専門の諜報部隊“外事警察”の姿を描くNHKドラマの劇場版『外事警察 その男に騙されるな』が6月2日、公開初日を迎え、ドラマに引き続き主演を務めた渡部篤郎をはじめ、真木よう子、尾野真千子、堀切園健太郎監督が丸の内TOEI(東京・銀座)で舞台あいさつを行った。その他の写真同日、約3週間に渡りロケを行った韓国での公開決定が発表され、渡部は「嬉しいですね。現地で一緒に頑張ったスタッフやキャストのみんなも喜んでくれると思う」と感無量。4月に開催された完成披露試写会にて堀切園監督から「KARAの出待ちをしていた。会えなかったみたいですけど」と暴露された渡部だが、この日は「KARAに会います」とリベンジを誓う場面もあった。流出した濃縮ウランと核テロ阻止のため、“公安の魔物”の異名を持つ住本(渡部)とその部下・松沢(尾野)ら外事四課が、テロ工作員の妻・果織(真木)を民間人スパイに仕立て、陰謀に立ち向かう姿をスリリングに描く。敵対し合う役柄の尾野と真木は、壇上でお互いの印象を聞かれても、しばし沈黙。尾野が「真木さんはすごく素敵な方」と言葉を絞り出すと、真木は「撮影中はケンカばかりしていた。関西のおっさんみたいな人」と突き放しピリピリムード?もちろん、実際には仲が良いといい、丁丁発止のやり取りで会場を盛り上げていた。そんな二人を尻目に、渡部は「今回の映画では単独行動が多かったが、キャンペーンも一人が多くて、慣れないバラエティ番組も一人…。来週も一人大阪にキャンペーンで行ってきます」と孤軍奮闘のPRに恨み節の様子だった。ドラマに引き続き演出を手がけ、映画デビューを飾った堀切園監督は「初日がこんなに緊張するものとは。実感としてはゴールというより、新たなスタートラインに立った感じ。ぜひ応援していただき、映画を可愛がってください」とアピール。製作にあたって、実際の元外事警察捜査官に取材をしたといい「取材は密室で行い、まるで自分が映画の登場人物になったかのような緊張感あふれる雰囲気だった」と振り返った。『外事警察 その男に騙されるな』公開中
2012年06月04日渡部篤郎主演の映画『外事警察 その男に騙されるな』が6月2日(土)から全国公開されるのを前に、本作を手がけた堀切園健太郎監督が作品に対するこだわりについてコメントした。その他の写真『外事警察 その男に騙されるな』は、日本の国益を守ることを任務として活動する警視庁公安部外事課、通称“外事警察”の実態を描いたサスペンス・エンターテインメント。亡国から濃縮ウランと軍事機密データが流失したことから、日本での核テロの可能性が高まり、住本(渡部)ら外事四課が、テロ工作員の妻・果織(真木よう子)をスパイに仕立て、危機を未然に防ぐべく行動する様を描いている。その存在を決して知られることなく活動し、時に相手を極限状態に追い詰めていく外事警察の姿を描いた本作は、圧倒的緊張感と、クールな画作りで観客を惹きつける。公開前に実施された試写会でも、上映後のアンケートで多くの観客が本作を『ダークナイト』や、『ユージュアル・サスペクツ』、海外ドラマ『24-TWENTY FOUR-』と似ていると回答。この結果に堀切園監督は「これらの作品は観ています。脚本作りの打合せで参考にさせてもらった」とコメント。しかし、本作は単に海外のサスペンス、クライム作品を模倣しただけの作品ではないようだ。堀切園監督が目指したもの。それは“外事ノワール”だ。「香港ノワールだったり、フレンチノワールと呼ばれるもの。映画で言えば『インファナル・アフェア』だったり、『リード・マイ・リップス』や『サムライ』など、自分たちなりの“外事ノワール”なるものを作ろう、とスタッフとは話していました。“闇(ノワール)”はテーマのひとつであり、各登場人物が抱える心の闇だったり、組織の闇、国家の闇などを映像上で表現しようとしましたね」という。ノワール映画は、裏社会で生きる男たちの生き様をダークトーンの映像と緊張感あふれる演出で描き、多くの映画ファンを魅了してきたジャンルだが、その奥底にあるのはアクションでもサスペンスでもなく、普遍的な人間の心理やドラマだ。堀切園監督は、「内容的にはドラマ放送という枠での限界を越えるべく、“さらにディープ”にネタを掘り下げ、“さらに怖く!”を目指しました。でも、根っこは人間ドラマ。この立ち位置を見失わないように意識しましたね」と降り返る。息詰まるサスペンスと、その奥に浮かび上がる深い人間考察。本作は、これまでに観たことのない“ノワール劇”を見せてくれるようだ。『外事警察 その男に騙されるな』6月2日(土)より全国ロードショー
2012年05月30日同一雑誌の表紙イラスト制作で世界一長いキャリア、としてギネスブックにも登録されているイラストレーター及川正通氏が、久しぶりに映画をテーマに「ぴあ」の表紙イラストを描き下ろした。作品は6月2日(土)に公開される『外事警察 その男に騙されるな』で、主演の渡部篤郎をメインに、劇中でキーとなる登場人物を演じる真木よう子の姿も。初めて実写背景を組み合わせての新しい試みも取り入れた、「ぴあ」冠がついた約1年ぶりの“新作”となる。文字要素を外した“作品”としての原画画像昨年の7月に、インターネット時代の本格的な到来により情報誌としての“役目”を終えたということで休刊した雑誌「ぴあ」。誌面で提供していた映画、音楽、演劇等の情報は引き続き各種インターネット媒体で提供されているものの、40年弱に渡ってその時々の“エンターテインメントの旬な顔”を描き続けていた及川正通氏の作品はいま、定期的に発表はされていない。今回、新作発表の“場”となったのは電子BOOK型の情報提供サービス「ぴあ+〈plus〉」の特別号。かつての雑誌「ぴあ」を髣髴とさせる体裁で、及川氏ならではの単に“似せる”だけではない独特な視点での特徴の捉え方や描き方は健在だ。テーマとなった『外事警察 その男に騙されるな』は、09年にNHKで放送されたテレビドラマの映画版。日本の公安を題材に、かなり踏み込んで“裏の裏”の世界をリアリティを持って描いており、“公安が生んだ魔物”とまで呼ばれる主人公の複雑なキャラクターを演じる渡部の演技も、ドラマ版を含め評価が高い。イラストは、その主人公住本と渡部本人の雰囲気を絶妙に組み合わせた作品に仕上がっている。「ぴあ+〈plus〉」は最新HTML5を活用した電子BOOKサービスのため、専用アプリをインストールせずとも、PC上はもちろん、スマートフォンやタブレットでもブラウザだけで閲覧可能。また、今回の表紙の原画は、渋谷・東急百貨店本店7階、MARUZEN&ジュンク堂店内「NHKスクエア渋谷」で5月26日より展示される。『外事警察 その男に騙されるな』6月2日(土)全国公開
2012年05月25日本日よみうりホールで行なわれる映画『外事警察 その男に騙されるな』試写会で、サプライズイベント“その男たちに騙されるな”を実施。その模様がニコニコ生放送で18時30分より生中継されることが発表された。その他の写真『外事警察…』は、実在する国際テロ捜査専門の諜報部隊“外事警察”の姿を描き、人気を博したドラマの映画化。渡部篤郎が引き続き主演を務めるほか、尾野真千子らオリジナルキャストが再集結。さらに真木よう子、キム・ガンウら新キャストが物語の鍵を握る重要人物を演じる。公開直前テロイベントと題して開催される“その男たちに騙されるな”。会場に主演の渡部篤郎は姿を見せるのか?“その男たち”とはいったい誰なのか?本日18時30分から始まる本イベントをニコニコ生放送でチェックしてみてはどうだろうか。【公開直前テロイベント“その男たちに騙されるな”概要】日時:5月21日(月)18時27分(開場)、18時30分(開演)※時間は前後する場合があります。※ニコニコ生放送の視聴は事前に会員登録の必要があります。『外事警察 その男に騙されるな』6月2日(土)より全国ロードショー
2012年05月21日実在する国際テロ捜査専門の諜報部隊“外事警察”の世界を描いた渡部篤郎主演の映画『外事警察 その男に騙されるな』の概要や登場人物が分かりやすく解説されている特別動画が、このほど公開された。映画『外事警察』特別動画本作は、濃縮ウランが流出し、同時に機密データが紛失したことで、日本での核テロの危機を察知した住本(渡部)や松沢(尾野真千子)ら外事四課が、テロ工作員の妻・果織(真木よう子)を民間人スパイに仕立て、陰謀に立ち向かう姿をスリリングに描く。本作は2009年にNHKで放映されたドラマ『外事警察』を映画化したもので、このほど公開された特別動画では、ドラマファンはもとより、初めて観る人でも分かるように映画の本編映像を使用し、物語の概要や登場人物を詳しく解説している。また、ストーリーを紹介すると同時に、主人公・住本の人格も説明しており、任務を遂行するためなら手段を選ばない“公安の魔物”と呼ばれる彼が、捜査のために民間人をスパイとして取り込む手法や“ゆさぶり”のシーンも映し出されており、住本という人物を知らない人でも、その冷徹さを存分に感じられる仕上がりとなっている。本作をより楽しむために、ひと足早く“外事警察”の一部を覗いてみてはいかがだろうか。本作は6月2日(土)より公開。『外事警察 その男に騙されるな』6月2日(土)公開
2012年04月24日実在する国際テロ捜査専門の諜報部隊“外事警察”の姿を描くNHKドラマの劇場版『外事警察 その男に騙されるな』の完成披露試写会が19日に、都内で開催され、ドラマに引き続き主演を務める渡部篤郎をはじめ、真木よう子、尾野真千子、田中泯、石橋凌、堀切園健太郎監督が舞台あいさつに立った。その他の写真本作は、流出した濃縮ウランの日本上陸を阻止すべく、核テロの危機を察知した“公安の魔物”の異名を持つ住本(渡部)、その部下・松沢(尾野)ら外事四課が、テロ工作員の妻・果織(真木)を民間人スパイに仕立て、陰謀に立ち向かう姿をスリリングに描く。住本役をドラマから続投した渡部は「悪いやつですからね(笑)。この役を数か月背負うのは精神的には疲れることもある」と本音をポロリ。それでも「苦労が絶えないけど、そういうの大好きですから。今回も『外事…』ならではの苦労を楽しもうという気持ちだった」と笑顔で語り、「映画になった分、テーマも大きいですしね。大変な苦労も、みなさんに観ていただくことですべて報われる」と感無量の表情だった。今回、住本は事件の全ぼうを追いかけ、韓国へ…。渡部らは昨年9月、韓国のソウルと釜山で約3週間にわたるロケを行い、SWATの銃撃シーンを実際の防空壕を使い撮影した。緊迫の日々が続いたというが、堀切園監督が「渡部さんが、空き時間にK-POPアイドルの出待ちをしていた」と暴露すると、渡部はタジタジ。「いやあ…(笑)。KARAの事務所が(ロケ現場の)近くにあると聞いて、そばの喫茶店で待っていました」と渋々認め、ファンを驚かせていた。また、石橋は「韓国のお寿司屋さんに行ったら、頼んでもいない料理が『サービスだ』ってどんどん出てきて…。でも結局、会計のときに払わされた」と韓国での“騙され”体験を告白。田中は役作りのために、10キロ減量したそうで「僕は演技ができないから、体だけでも準備しなくては。やせる方法? 食わなきゃいいだけのこと」と役者魂を見せつけた。ドラマに引き続き演出を手がけ、映画デビューを飾った堀切園監督は「いい意味で、日本映画らしくない作品。ぜひ“脱・日本映画”な感じを体感してもらえれば」とアピールした。『外事警察 その男に騙されるな』6月2日(土)公開
2012年04月20日NHKで2009年に放送された人気ドラマの劇場版となる『外事警察 その男に騙されるな』の完成披露試写会が4月19日(木)に開催され、主演の渡部篤郎を始め、真木よう子、尾野真千子、石橋凌、田中泯、堀切園健太郎監督が舞台挨拶に登壇した。対国際テロを目的とする諜報部隊である“外事警察”の姿を描く本作。日本から韓国へとウランが流出したという情報に対し、住本(渡部さん)を始めとした外事四課の面々が日本に潜伏する工作員と思しき男やその妻(真木さん)に接触し、想像を絶する方法でテロを未然に防ぐべく暗躍する。映画化を待ちわびた観客の熱烈な拍手と歓声に渡部さんは上機嫌で「一曲歌いたいと思います」とおどけつつ「撮影は本当に大変な思いをしながらやりましたが、こうしてみなさんに観ていただけることで全て報われます」と感無量の面持ちで喜びを語った。“諜報”をテーマにした作品ということで、この日は監督やスタッフから事前に入手した各キャストの極秘情報が暴露されたが、渡部さんは撮影で韓国を訪れた際に「ロケの合間にK-POPアイドルの出待ちをしていた」と監督に明かされタジタジ。「シリアスな役なのでそんなことできるわけないでしょ。ロッテワールドに行ったり、チェ・ジウがよく来るバーに行ったりなんて…」と自ら“余罪”を漏らし、件の出待ちについては「KARAの事務所が近くにあると聞いて、その辺の喫茶店で時間を潰してました」と苦笑い。驚きの告白に客席はざわめいた。尾野さんはドラマに続いての共演となったそんな渡部さんについて「あまり構ってもらえないかと思ってたら楽しい方でホッとしました」とその素顔を明かす。映画からの参加となった真木さんは、韓国ロケをふり返り「韓国のスタッフと仕事ができ、アクションに関しても熱い方たちで、朝まで粘って良いシーンが撮れて満足しています」と充実した表情。石橋さんも初の韓国で「(韓国映画の)熱を感じられました」と頷いた。監督によると田中さんは体重を10キロ落として本作に臨んだという。驚く観客を尻目に「僕は演技ができないので体だけは準備しようかと思いまして。食わなきゃいいんですから」と飄々と語っていた。舞台挨拶前の会見で、タイトルにちなんで「こういう男に騙されちゃいけない、と思うのはどんな男?」と問われた真木さんと尾野さんは、無言で即座に渡部さんを指さしニヤリ。渡部さんはハンカチを取り出し、困ったような表情で額の汗をぬぐっていた。『外事警察 その男に騙されるな』は6月2日(土)より全国にて公開。■関連作品:外事警察 その男に騙されるな 2012年6月2日より全国にて公開© 2012「外事警察」製作委員会■関連記事:『外事警察その男に騙されるな』撮影現場潜入レポート 渡部×真木、緊迫の対決!岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表“公安の魔物”が海を渡る!渡部篤郎主演『外事警察』漆黒のポスター&特報公開渡部篤郎主演「外事警察」映画化!真木よう子らが加わり韓国ロケも敢行
2012年04月19日30代、40代の女性から圧倒的な支持を集めている益田ミリの大人気コミック「すーちゃん」シリーズ(幻冬舎刊)の映画化が決定!幅広い活躍を見せる柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶの3人のアンサンブルが実現する。漫画、エッセイ、イラストなど多岐に渡り活躍する女流作家・益田ミリの作品としては初の映像化となる本作。原作の「すーちゃん」シリーズは、第2弾「結婚しなくていいですか」、続く第3弾「どうしても嫌いな人」と、その素朴な画とシンプルなセリフで展開するストーリーが現代に生きる女性たちの心を掴み、累計27万部のヒットを記録した。都会に住むすーちゃん、まいちゃん、さわ子さんの3人の女性が、恋愛や仕事などに迷いながらも必死に毎日を生きる姿を描く本作。『トウキョウソナタ』の田中幸子が脚本を担当。監督は『世界はときどき美しい』、秋に公開を控える『人生、いろどり』など日々の悲喜こもごもの描写を得意とする御法川修という、強力タッグでの映画化となった。意外にも、柴咲さん、真木さん、寺島さんの3人は今回初共演を果たす。その存在感と演技力で目覚しい活躍を見せる彼女たちが、どこにでもいる“フツー”の30代女性をどのように演じるのか?『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』は2013年、公開予定。■関連作品:すーちゃん まいちゃん さわ子さん 2013年、全国にて公開© 2012 映画「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」
2012年03月30日実在する国際テロ捜査専門の諜報部隊“外事警察”の姿を描き人気を博したドラマを映画化した『外事警察 その男に騙されるな』の新予告編とポスタービジュアルがこのほど公開された。その他の写真本作は、“外事警察”の知られざる世界を描いた作品で、ドラマ版に引き続き渡部篤郎、尾野真千子らオリジナルキャストが再集結。さらに真木よう子、キム・ガンウら新キャストが物語の鍵を握る重要人物を演じる。映画版では、朝鮮半島から濃縮ウランが流出したと同時に機密データが紛失し、日本での核テロの危機を察知した住本(渡部)ら外事四課が、テロ工作員の妻・果織(真木)を民間人スパイに仕立て、陰謀に立ち向かう姿を描いている。任務遂行のためなら手段を選ばず、捜査のために民間人をも利用する外事警察。最新の予告編では、民間人スパイのターゲットにされた果織が、娘をネタにしつこく迫る住本に向かって「それ以上言ったら殺す」と首に手をかける緊迫のシーンや、住本の巧みなコントロールによってスパイになることを決意した果織の身に起こる悲劇や葛藤する姿が紹介されている。また、もうひとつの舞台となる韓国での爆破や派手な銃撃戦、韓国諜報機関NISと住本が対立するシーンも登場。それぞれの思惑が交錯し、騙し合いの頭脳戦が繰り広げられるという本作。一秒も気を抜けないスピーディーな展開が期待できそうだ。『外事警察 その男に騙されるな』は6月2日(土)から全国公開される。また、24日より特別文書入りクリアファイル付きの前売券(数量限定)が販売されている。『外事警察 その男に騙されるな』6月2日(土)公開
2012年03月26日ドラマ「ハゲタカ」の製作チームと渡部篤郎主演で、日本のCIAとも呼ばれる“裏の警察”の漆黒の世界を描き、人気を集めたドラマ「外事警察」。本作の劇場版の正式タイトルがこのほど『外事警察 その男に騙されるな』に決定し、緊迫感あふれる特報映像とティザー・ポスター画像が届いた。日本における対国際テロ捜査の精鋭部隊として組織された、公安部外事課、通称“外事警察”。国家機密の情報を扱うため、その諜報活動は徹底的に秘匿され、家族にすら身分を明かすことが許されない彼ら。国家の安全・国益を守るためなら手段もいとわず、時には民間人を“協力者=スパイ”として捜査に加担させ大胆不敵に情報を得る。陰謀、罠、裏切りが渦巻く漆黒の世界を生きる“公安の魔物”、主人公の住本(渡部篤郎)は、誰もが持つ他人には言えない過去につけ込み、徹底的に追い込んでいく。今回の映画化では、延べ1年半もの歳月を費やし、映画版オリジナルの脚本のもと、日本と朝鮮半島を舞台に国際テロの阻止に挑む住本率いる外事警察の姿を描く。ドラマから続投の渡部篤郎、尾野真千子らに加えて、キム・ガンウやイ・ギョンヨンといった韓国を代表するキャスト、さらに韓国屈指のアクション監督の起用でさらにパワーアップ!このほど届いた特報映像でも、粘り強く撮影された緊迫のシーンが垣間見え、凄みをきかせた住本の“仕事裁き”が緊張感を誘う。また、同じく解禁されたティザー・ポスターには、渡部さんの険しい表情と「公安が生んだ魔物これが、本当に正義なのか?」の文字。果たして、映画で描かれる魔物の“正義”とは――?『外事警察 その男に騙されるな』は2012年6月2日(土)より公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:外事警察 その男に騙されるな 2012年6月2日より全国にて公開© 2012「外事警察」製作委員会■関連記事:渡部篤郎主演「外事警察」映画化!真木よう子らが加わり韓国ロケも敢行
2011年12月27日渡部篤郎、真木よう子が出演する来年6月公開の映画『外事警察 その男に騙されるな』の特報映像がこのほど公開され、“その活動は決して表には出ない”とされる外事警察の非情とも思える活動の一部が明らかになった。『外事警察 その男に騙されるな』特報『外事警察』は、“公安の魔物”と呼ばれ、水際で国益を守る精鋭部隊“外事警察”の活躍を描く作品。本作では、大学施設から原子力関連部品のデータが盗まれたことに端を発する壮大な陰謀に住本らメンバーが立ち向かう。日本だけでなく韓国でも大規模なロケ撮影を敢行し、これまでの日本映画では不可能だったアクションに挑むという。その行動は家族にさえも秘匿され、国益を守る防波堤でありながらその存在は決して知られない警視庁公安部外事第4課、通称“外事警察”。このほど公開された予告編では、渡部演じる作業班長・住本健司がジッと何かに想いをはせている沈痛なシーンで幕をあける。その後、防護服を着た男たちが登場し、劇世界は一気に緊迫。尾野真千子、真木よう子らの出演カットを挟みながら本作の緊張感あふれる世界観の一端が紹介されている。そして、予告編の最後に登場するのは“正義とは何か?”という問いかけだ。住本らは、捜査のためには手段を選ばず、時のその過激な捜査手法と行動は、観る者に“正義”とその手段のあり方を問いかける。本作は企業買収をテーマに緊迫感あふれるドラマを作り上げた『ハゲタカ』のスタッフが仕掛ける作品だけに、映画『外事警察…』もスリリングなドラマを織り交ぜながら、観る者に大きな問いを投げかける重厚な作品に仕上がるのではないだろうか。『外事警察 その男に騙されるな』2012年6月2日(土)公開
2011年12月23日