寝る前に食べ物を食べないほうがいいというのはもはや周知の事実。なかでも、から揚げなどの揚げ物は、ほかの食べ物よりも少しだけ注意が必要です。より良い睡眠のためにも寝る前の食事が睡眠に及ぼす影響をよく理解しておきましょう。遅い時間のから揚げは睡眠の質を落としてしまう!遅い時間、つまり寝る直前に食べ物を食べると、体のなかで食べ物が消化しきらないうちに眠ることになり、質のよい睡眠がとれなくなってしまいます。人間の体は睡眠中でも未消化の食べ物が大量に胃のなかに残っていれば、それを消化するために活発に働き続けます。そうすると体は興奮状態になってしまい、寝付きも悪くなり、深い眠りを得ることができません。なかでもから揚げのような揚げ物は、ほかの食べ物にくらべて消化に時間がかかるので、睡眠に悪影響を及ぼしてしまうのです。また、脂肪分の多い食べ物なので、太りやすいのはいうまでもありません。寝る前の食事は病気を引き起こすことも!寝る前の食事は睡眠に大きく影響することが分かりましたが、これだけだと「ちょっと太りやすくなるだけだろう」「ちょっと眠りが浅くなるだけだろう」という甘い認識の方もいらっしゃいますよね?でも場合によってはさまざまな病気を発症してしまう恐れもあるのです。消化器官は起きているときにくらべて、寝ているときのほうが活動が鈍くなるため、胃に食べ物が残っていると負担は大きくなり、消化不良を起こしやすくなってしまいます。そんな日が続くと、胃下垂や胃腸虚弱、慢性胃炎といった消化器系の病を患う危険性が高まってしまうのです。もちろん、から揚げをはじめとした揚げ物を摂取すると、この傾向は顕著になります。食事は就寝3時間前、から揚げは4時間前までに!一般的な食べ物の消化時間は、約3時間といわれています。したがって、寝る3時間以上前までに食事をすませておけば、睡眠に悪影響を及ぼすことはないでしょう。ただし、から揚げの場合は少し違ってきます。揚げ物は脂肪分が多く、消化に時間がかかるので、約4時間は胃の中に残ってしまうのです。つまり、から揚げを食べるのは、寝る4時間以上前に済ませておいたほうがいいということ。どうしても食事が遅くなる場合は、夕方の5時~6時ごろに一度、フルーツやヨーグルトなどを補食としておなかに入れておくのがおすすめです、そうすれば、寝る前の食べ過ぎを防ぐことができます。質のよい睡眠を得るための食べ方に注意が必要なのです。photo by pixabay
2015年06月19日寝言を呟いている人に対して、喋りかけられているのかと思いつい返事をしてしまうことはありませんか? 実は寝言への返事が寝ている人の睡眠の質を下げる原因かもしれないと言われているんです。その理由をご紹介しましょう!なぜ寝言を言ってしまうのか?自分では気づかなくても、実は寝言を発しているという可能性もあります。パートナーや子どもと一緒に眠っているときに、「何か喋ってたよ」と指摘されたことのある方もいるかもしれませんね。寝言を呟くのは子供のほうが多く、大人になるにつれて徐々に減っていき、25歳を過ぎるとほとんどなくなっていきます。寝言を発するのは、眠りが浅いレム睡眠時。夢を見るのもレム睡眠時だと言われていて、この夢に連動して言葉を発することが多いのだそうです。原因は、ストレスや不安などによるものとされていますが、特に原因がない場合もあるため、あまり心配する必要はないでしょう。寝言にも種類がある寝言は、誰でも発するもので全く心配ないと考える方も多いでしょう。しかし実は、寝言にも種類があって病気によって発せられるケースもあるのです。わかりやすいものでは、熱が出たときの寝言。高熱が出ると、寝ながら言葉を発してしまうことがあります。ただしこの場合は、寝言というよりも、意識がもうろうとした中で喋るうわごとに近いものです。深刻なのは、レム睡眠行動障害やナルコレプシーといった症状によるものです。レム睡眠行動障害は、夢で起こっていることを実際に行動に移してしまう症状のこと。そしてナルコレプシーは入眠時に幻覚を見たり金縛りにあったりする症状です。ただの寝言だと思っていても、病気の兆候である可能性もあるため、あまり頻繁に寝言を言っている場合には注意した方がいいでしょう。寝言に返事をしない方がいい理由とは?このように寝言は、病気の兆候である場合と、特にに異常がなく発せられる場合との2種類がありますが、どちらも共通して返事はしない方がいいと言われています。上でも紹介したように、寝言が起こるのはレム睡眠時……つまり、眠りが浅い状態のときです。レム睡眠時は外からの音を無意識的に聞いているため、返事をすることで眠りを妨げてしまう可能性があります。さらに、こちらから喋りかけて寝言を誘発すると、どんどん睡眠の質を下げてしまいかねません。寝言が聞こえると、つい返事をしたくなってしまいますが、そこは放置してあげるのが優しさ。相手の健康のためにもそっとしておき、ぐっすりと眠らせてあげましょう。photo by Quinn Dombrowski
2015年06月19日平均よりも長い睡眠時間を必要とする『ロングスリーパー』。これに当てはまる人は、意外と多くいるものです。しかし、たくさん寝ているのになぜか眠いという方のなかには、ロングスリーパーではなく、単純に睡眠の質に問題がある人もいると言われています。そもそもロングスリーパーってなに?NHK放送文化研究所が2010年に行った国民生活時間調査によると、日本人の平均睡眠時間は平日で7時間14分だそう。しかし、なかには毎日9時間以上眠るという人も存在します。こういった人々は一般的にロングスリーパーと呼ばれます。ロングスリーパーは、日本には数十人に1人程度の割合で現れると言われており、あまり珍しいものではありません。ちなみに、天才物理学者のアインシュタインも、毎日10時間の睡眠を必要とするロングスリーパーだったと言います。ロングスリーパーには、「子供の頃からよく眠る方だった」「眠りが浅く夢を見やすい」などの特徴が挙げられます。もしこれらに当てはまるのであれば、あなたはロングスリーパーかもしれません。自分はロングスリーパーだと思い込んでいない?とはいえ、長時間寝る人のすべてがロングスリーパーというわけではありません。むしろ「たくさん寝ているのに眠い」という人はロングスリーパーではないのです。この場合、単純に睡眠の質が低く、体が充分に休息できていない可能性があります。特に、日中も眠気がとれない場合は要注意です。最近は、浅い眠りであるレム睡眠が続いている人が多いと言われています。それが続くと、脳がきちんと休まらず、「長時間寝ているのに寝不足」という現象が起きてしまいまs。思い当たる節のある人は、睡眠の質を上げるよう気を付けましょう。睡眠の質を上げて短時間でも満足のいく眠りを!睡眠習慣を改善し、睡眠の質が上がると、短時間の眠りでもしっかりと体を休めることができるようになります。以下の項目を参考にしてみてください。・寝る前1時間はパソコンやスマホを触らない・コーヒーやアルコールを飲まない・熱すぎるお風呂に入らない・日中に適度な運動をする・寝る前は静かな環境でリラックスする
2015年06月17日十分な睡眠をとっているのに、日中ひどく眠くなってしまい、大事な会議に集中できなかったり、仕事中にうっかりうたた寝をしてしまったりしたことはありませんか?睡眠時間はしっかり確保しているのにどうしてだろうって思いますよね。実はこれ、寝ていても寝不足を招く、睡眠時無呼吸症候群という恐ろしい病気にかかっている可能性があるのです。いったい、睡眠時無呼吸症候群とはどのようなものなのでしょうか。睡眠時無呼吸症候群の症状と原因睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸が止まったり、低呼吸を起こしたりする病気です。睡眠中に起こる頻度は高く、本人も気づかないうちに重度の寝不足状態を招いてしまいます。日中の眠気だけではなく、集中力の低下や疲れの蓄積、高血圧に心疾患などの突然死にも繋がってしまう可能性もあります。肥満型の人や中年男性に多く見られ、激しいいびきとともに10秒以上の呼吸停止を繰り返す特徴があります。睡眠時無呼吸症候群の主な原因は、睡眠中に筋肉が緩み、舌の後方1/3部分にあたる舌根部を下げ、気道を塞いでしまうことです。気道の塞がりはいびきの誘発に繋がるため、この病気はいびきを伴うことが多いようです。呼吸が止まって突然死!?オンディーヌの呪い現在、日本人の1/4(潜在患者を含む)が睡眠時無呼吸症候群に該当する可能性があると言われています。実はこの病気、睡眠時無呼吸という病名が一般に広がる前から、ヨーロッパでは「オンディーヌの呪い」と称され、睡眠中に呼吸が止まって突然死する危険性が示唆されていました。由来は、オンディーヌの物語からです。『水の精オンディーヌは、ハンサムな若者ハンスに恋をしてしまう。愛が真実でなくなったとき、相手の生命を奪い、自分の記憶も奪われるという約束のもと、不死の命と引き換えに人間になったオンディーヌ。2人は結ばれ、仲睦まじく暮らすが、次第にハンスは他の女に目移りするようになる。ある日、いびきとともに、あられもない格好で他の女性を腕に抱いた夫の姿を発見する。オンディーヌは怒りに震え、裏切り者に呪いの言葉を吐く。「もしあなたが再び眠ることがあれば、あなたの息は奪われるだろう」と。』この伝説から、「オンディーヌの呪い」という言い方が使われるようになりました。高いいびきといい、ハンスが中年男性であることといい、この病気の特徴をよく捉えていますね。呪いを回避するには‥‥‥睡眠時無呼吸症候群は危険な病気です。この病気を回避するには、自身に症状がでているかどうか確かめることが大切です。十分な睡眠をとっているにもかかわらず、昼間に強い睡魔や疲れを感じることが続く場合、家族や友人に睡眠を確認してみてもらい、激しいいびきや呼吸の停止が見つかった場合は、お医者さんに相談しましょう。オンディーヌの呪いにかからぬよう真実の愛を貫くことも大事ですが、真実を診断してもらうこともまた、大切ではないでしょうか。参考『人はなぜ眠れないのか』著:岡田尊司幻冬舎新書
2015年06月16日今回は「睡眠コンサルティング」を事業として行っている、ビオスピクシス株式会社におじゃまします。睡眠を数値によって分析することで、健康維持のための基準として役立てることができるそうです。なんだか興味深いですね。-今回、お話を聞くのは、ビオスピクシス株式会社代表取締役の仙波修さんです。本日はよろしくお願いいたします。仙波さん:よろしくお願いいたします。-さっそくですが、御社の睡眠の分析事業について、くわしく伺ってもよろしいですか?はい。ビオスピクシスは2009年に設立されました。ビオスピクシスのコンセプトは、より健康的な生活を送れる指標を、多くの人の役に立つ形で提供するというものです。-具体的にはどんな事業なのでしょうか?仙波さん:企業の社員の睡眠状況のリサーチや分析、それに基づいたコンサルティングなどを行っています。ほかにも、睡眠改善セミナーを実施したり、睡眠を記録・管理するアプリケーションなどを開発しています。-なるほど。睡眠状況の分析が求められる企業って、どのような企業なんでしょう?需要が多いのは交通関係の企業ですね。たとえばタクシー会社や運送会社、バス会社など従業員が自動車を使用する企業が分かりやすいでしょう。運転中の眠気は事故に直結しますからね。企業として従業員の睡眠状況の把握と改善は死活問題です。-確かにそうですね。仙波さん:もちろん、交通関係の企業だけでなく、企業の姿勢として社員に質の良い睡眠をとってもらうことは本当に重要です。良い睡眠をとれているということは、健康のパラメーターとしてもっとも重要だと思っています。-睡眠が足りないだけで、業務の質って落ちてしまいますよね。仙波さん:睡眠は近年「新うつ」などの患者が増加しているメンタルヘルスにも深く関わってきますからね。-良い睡眠をどのように分析するのでしょうか。当社では睡眠計というもので、対象者の睡眠状態を計ります。-睡眠計なんてあるんですか!仙波さん:はい。ベッドの下に敷いて身体の動き・心拍数・呼吸などを計測して、眠りの深さや周期などを計ります。睡眠において大切なのは睡眠時間ではなく、睡眠の質なんです。質の良い睡眠がとれているかということが重要になってきます。-睡眠は、深い眠りと浅い眠りを繰り返すと言いますよね。仙波さん:その時間にも個人差や年齢差があるので、それぞれ個人の状態を計るうえでも、睡眠計での計測は重要です。たとえば、曜日によって眠りの深さが違う人もいるんです。翌日に仕事がある平日は眠りが浅いけれど、金曜日や土曜日の夜はぐっすり眠れている人とか。明らかに仕事への緊張感が睡眠に影響を及ぼしている例です。-睡眠にも個人差があるんですね!仙波さん:ヒアリングも重要です。過去に眠りが浅いのでコーヒーを飲むことをやめたという人がいましたが、コーヒーの変わりにウーロン茶を飲んでいました。ウーロン茶にもカフェインが入っているので、これではカフェインを抜いたことにはなりませんよね。お酒を飲むと眠りが浅くなりますし、日々の生活パターンも併せて分析しておくといいわけです。-そして、集めた分析結果を相手に提示するときに数字を使うのですね?仙波さん:そのとおりです。数字というのは、採集したデータを、相手に伝えたい情報として提示するときにとても役に立ちます。眠れなくて悩んでいる人は、なぜ眠れないのかわからなくて不安です。その不安を取り除くためには、なぜ眠れないのかの「なぜ」の部分を数字で解き明かしてあげなくてはなりません。-いろいろな原因があるんですよね。仙波さん:そうですね。高級マットレスを使ってよく眠れるようになる人も確かにいますが、眠れない理由がベッドの環境ではない場合も多くあります。パソコンやスマートフォンのブルーライトはスムーズな入眠を妨げますし、深部体温が高いと身体が入眠の状態になりにくいので、寝る直前の熱いお風呂なども好ましくありません。-そうなんですか!仙波さん:個人のストレス耐性に起因する場合もあります。会社でストレスを受けても、ストレス耐性の高い人なら処理できるし、逆の場合はストレスが蓄積して不眠につながったりします。また、よく知られているように睡眠は浅い眠りと深い眠りの周期が大切です。浅い眠りと深い眠りを繰り返すことで、質の良い眠りになるわけです。眠れないからといって睡眠薬を日常的に使ってしまうと記憶の取捨や定着に大きな役割を果たすREM睡眠が少なくなり、忘れっぽくなることもあります。-さまざまな原因が考えられるんですね。仙波さん:はい。数字とグラフを使って睡眠の現状を知ることで、さまざまな原因を分析することができます。そうすることで、眠れない要因を取り除いていくという解決に向かうことができます。また、小さな変化も数字にすることできちんと見えてきますよね。自分の身体のことを漠然と感じるよりも、数字で示された方が皆さん納得されるわけです。-身体の具合は個人の感覚で語られがちですが、きちんと数字にすることで健康維持がしやすくなるんですね。ところで、仙波さんは数学はお好きだったのでしょうか。仙波さん:はい。とくに微分積分や数列などが好きでしたよ。昔から、数学は冷たいものではないと思っていました。数学はものごとのいろいろなプロセスを示すことができますよね。それって、自分の考え方を数字という記号に置き換えて、共有できるようにしているということじゃないですか。数学がもっている、とても温かい機能だと思います。-仙波さんのような考え方を、もっと一般の人に広めていきたいですね。仙波さん:日本人の5人に1人が、睡眠に関して何らかの問題を自分自身で感じています。インターネットなどでは、睡眠のためにやるべきことなどがまとまっていたりしますが、まずはそれぞれ個人のもつ睡眠傾向を分析して、改善していくという基本が大切です。-それを示すための数学というわけですね。仙波さん:僕は幸せな国の指標とは、良い睡眠がとれる国だと思っています。数字の力で良い睡眠ができるお手伝いができればいいですね。-仙波さん、本日は貴重なお話をありがとうございました。人が生きていくうえで必ず必要となる睡眠ですが、睡眠の満足度はなかなか自分ではわかりません。しかし、数字による指標で、より的確な睡眠改善を提案できるようになるわけですね。良い眠りは幸せの指標という仙波さんの言葉が心に残りました。1人でも多くの人に良い眠りをとどける、そのために数学が役に立ってくれるとうれしいです。○今回のインタビュイー仙波修(せんばおさむ)ビオスピクシス株式会社代表取締役1961年栃木県出身明治大学法学部法律学科卒業後、パイオニア株式会社入社。宣伝部、マーケティング部などを経てブランドマネージャーを務める。2009年パイオニアを退社、同年10月にビオスピクシスを創業心理カウンセラー、睡眠改善インストラクタービオスピクシス株式会社このテキストは、(公財)日本数学検定協会の運営する数学検定ファンサイトの「数学探偵が行く!」のコンテンツを再編集したものです。(公財)日本数学検定協会とは、数学の実力を図る数学・算数検定の実施をはじめ、数学に関する研究や講習会、普及、啓発活動を通じて数学的な思考力と応用力を提案する協会です。数学検定・算数検定ファンサイトは、(公財)日本数学検定協会が開設する、数学好きが集うコミュニティサイトです。社会と数学との接点や、数学教育に携わる人々の情報交換など、数学を軸により多くの示唆と教養を社会に提案していくために生まれました。本コラムのベースとなった「数学探偵が行く!」をはじめ、数学を楽しみながら学べるコンテンツをたくさん運営中です。
2015年06月15日子どもは悩みごともストレスもなく、スヤスヤ眠るもの……というのは大人の思い込みかもしれません。なぜなら子どもだって睡眠障害になる可能性があるからです。さらに、幼児期の睡眠状態がその後の行動にも影響を及ぼすことが研究で明らかになりました。1歳半のときの睡眠状態ノルウェーの研究者の報告によると、1歳半のときの睡眠時間と夜間覚醒のトラブルが、5歳になったときの行動に影響するということが明らかになったそうです。これまでも成長期の子どもの睡眠障害は、健康に害をもたらすものと考えられていましたが、実際にどのような関係があるのかを調べた研究はほとんどありませんでした。今回研究では、3万人以上の子どもと妊婦を対象に、睡眠時間と夜間覚醒の有無、さらにチェックリストを使って問題行動がないのかを調べ、調査が行われました。睡眠不足の子どもたち調査の結果、1歳半の時点で1.7%の500人強の子どもが1日の睡眠時間は10時間以内という睡眠不足状態であり、1,000人強が一晩で3回以上の覚醒がある(夜間覚醒)ということがわかりました。また、1歳半の時点で睡眠不足の状態で、夜間覚醒が頻繁な子どもは、5歳になったときに情動面や行動面での問題を抱えていることが多いということも判明しました。この調査を行った研究者は、幼児の頃から睡眠障害を治療し、早期発見・早期改善をすることが重要だと言い、これからもっと研究を進めていく必要があると話しているそうです。子どもも睡眠障害になるの!?日本でも子どもの生活が大人と同じように夜型化して、子どもたちが睡眠不足の状態に陥いりがちだと言われています。子どもが睡眠不足になると、成長が遅れる可能性があるだけでなく、イライラしたり、多動になったりする可能性があると考えられています。また、肥満になる可能性も増えるそうです。子どもは、自分の睡眠時間が正しいのかどうかを判断する基準を持ち合わせていません。そのため、学校や社会が教育・啓発活動を行う必要があると厚生労働省は説いています。子どもは睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害になることもあるので、まわりが協力して、子どもの成長を見守ってあげたいところです。photo by pixabay
2015年06月13日体が必要としている睡眠時間に対し足りていない分の睡眠時間は、「睡眠負債」として蓄積されていくそうです。しかし、沖縄の高齢者のデータを見ると、東京の高齢者と同じ睡眠時間にもかかわらず、睡眠負債が少ないようです。なぜ、眠りの質が違うのでしょうか?睡眠愁訴をする高齢者は東京より断然少ない!『長寿の島』として知られる沖縄は、本州・九州などとは違った食文化や、「なんくるないさ(大丈夫)」、「ゆいまーる(相互扶助)」といった独特の精神風土が根付いている地域です。琉球大学が行った研究によると、沖縄独自の食生活や考え方が、長寿の人を生み出しているようです。そして、もうひとつ、本土の人に比べ沖縄県民の睡眠の質が高いことも長寿の理由として指摘されています。というのも、東京都の高齢者と比較すると、沖縄県民のほうが起きる時間が早く睡眠時間が少ないにもかかわらず、睡眠負債は半分程度という結果が出ているのです。また、睡眠による不調を訴える高齢者は、東京が9割であるのに対し、沖縄では1割程度しかいません。いかに良好な睡眠状態を保っているか、よくわかる指標と言えます。沖縄県民の睡眠負債が低い理由は規則正しい生活サイクル沖縄と東京の高齢者の睡眠時間を比較すると、ほとんど変わらない長さです。しかし、高い睡眠の質が保たれている理由として、普段と休日で睡眠時間が変わらないことが明らかになっています。60歳代の平均睡眠時間を見ると、普段は7時間6分、休日は7時間24分と、大きな開きが見られません。70歳代、80歳代も同様で、普段と休日の睡眠時間は30分程度しか違いがないことから、平日、休日に関係なく規則正しい睡眠サイクルができていることがわかります。また、東京の人にくらべ、沖縄の高齢者は昼寝の習慣と夕方の散歩の習慣がある人が多いという調査結果も。短時間の昼寝と軽い運動も夜の睡眠の質を高め、睡眠負債を減らす手助けをしているのかもしれません。メリハリのある生活で睡眠サイクルを整える睡眠が規則正しいだけでなく、生涯現役として畑仕事をしたり伝統工芸に力を入れたりと、沖縄の高齢者の暮らしは充実している様子。身体を動かしたり頭を使ったりすることで、東京の高齢者よりも健康的でメリハリのある生活を築いているのかもしれません。「毎日忙しいから休みの日は多めに寝よう」と考えているあなた。実は、その考え方が生活リズムを乱し睡眠負債を増やしているのかもしれません。規則正しい睡眠サイクルで、毎日シャキッと過ごしましょう。Photo by Hiroaki Kaneko
2015年06月10日長寿の国としても知られている日本。実際、なぜこんなに長生きの人が多いのしょうか? その理由はいろいろとありますが、そのひとつに睡眠時間が関係しているという説もあります。今回はそんな、長寿と睡眠の関係性についてご紹介します!日本の平均寿命ってどれくらいなの?長寿の国日本と言われていますが、実際の平均寿命がどれくらいかをご存知でしょうか? 2015年5月時点の調べによると、男女を合わせた平均寿命が84歳とされています。男女別では、女性が87歳、男性が80歳となっています。男性の平均寿命はシンガポールやサンマリノをわずかに下回っているものの、全体で見ると、2014年に続いて首位をキープしています。さらに女性の平均寿命も前年に引き続き、世界一位を記録しています。ちなみに、世界の平均寿命を見てみると、男女を合わせた場合は71歳。この数字から比較しても、日本の寿命が圧倒的に長いということがわかりますね。長寿の秘訣は適切な睡眠時間!日本の寿命がこれほどまでに伸びたのは、生活習慣が大きく影響していると考えられます。健康的な食生活もそのひとつですが、ここで注目したいのは睡眠時間です。1980年代にアメリカで行われた調査では、1日6.5~7.5時間の睡眠時間を確保している人の死亡率が低く、それ以上、あるいはそれ以下の睡眠時間の人は死亡率が高まるという結果が出ました。「たくさん寝た方が健康的」というイメージがありますが、実は寝過ぎは死亡率を高めてしまうことがわかったんです。そんななか、日本人の睡眠時間を見てみると、全国平均が約7時間42分となっており、上記の数字に当てはまります。一方、ほかの国では平均睡眠時間が8時間を超えているところも見られることから、睡眠時間と寿命が関係しているのではないかということが予測されるわけです。時間ぐっすり眠って快適な生活を送ろう!睡眠は、長すぎず短すぎず、適度な時間を確保してあげることが大切です。長く眠ると、その分睡眠の質が低下してしまう可能性もあります。自由に使える時間が減ってしまううえに、1日の活動にも身が入らないのではもったいないですよね。そうならないためにも、昼間は脳と体をしっかりと働かせ、夜はぐっすりと眠る、というようにメリハリを持たせてあげましょう。適切な睡眠時間を守ることで、自然と1日の活動にもハリが出てくるものです。そして、イキイキと過ごせることが、長生きにもつながってきます。毎日の生活を快適にするためにも、7時間睡眠を意識してみてはいかがでしょうか?Photo by pixabay
2015年06月10日ビジネスパーソンは、複雑な時間管理能力が必要だと言われています。膨大な量の仕事を短時間で、並行してこなすためには冴えた頭が欠かせません。そのためには、睡眠時間をスケジュールの軸に組み込むとよいのですが、一体どのくらいの時間が必要でしょうか。デキるビジネスマンはスケジュール管理がうまいビジネスが複雑化している現代社会において、現代人は複雑なスケジューリング能力が求められています。仕事の能率を上げるには、自らの予定をきっちり管理し、無駄を節約する方法を考えなければなりません。自分の時間を管理する方法として、スケジュール作成は有効な手段です。1日のなかでどのような仕事をするかを決め、常に前倒しができるように進めていくのはビジネスパーソンに求められるスキルと言えます。スケジュールを作成するときに、デキるビジネスマンは睡眠時間も確保しています。彼らは、よい睡眠サイクルが仕事の能率を上げ、ビジネスとプライベートの充実につながると知っているのです。大人に必要な睡眠時間は8時間以下!睡眠時間の確保がひとつ悩みという方もいます。「8時間眠らなければならない」という固定観念により、自分が十分に眠れないことが気になり、ストレスになってしまうこともあります。実際に、寝付きの悪さが不安になると、次第に不眠がちになるケースも珍しくありません。実は、成人の場合、睡眠時間は8時間も必要ないと考えられています。25歳は約7時間、45歳は6.5時間というように、年齢に応じて必要な睡眠時間は減っていくと言われているからです。成長期である10代のうちは8時間以上寝るべきですが、大人になれば、多少短い睡眠時間でも大丈夫なので、睡眠時間がとれないことをス気にしすぎないほうがいいかもしれません。また、必要な睡眠時間には個人差があります。毎日の睡眠を記録していくと、自分の適正睡眠時間が見えてくるはずです。そして、その記録をもとにスケジュールを組むと、最適な時間割が作れるでしょう。睡眠時間を軸にスケジュールを構築しよう仕事に追われていて、徹夜で仕事をしないといけないこともあるでしょう。しかし、寝不足になると作業能率や注意力が落ちてしまい、クオリティの低下やミスの頻発などを招いてしまうと言われています。そのため、忙しいときほど、「緊急度」「優先度」を考え、タスク化することが重要です。状況にもよりますが、優先順位の高い仕事の次に睡眠時間を重視して考えると、結果的には作業効率があがり、こなせる作業量が増えるケースも少なくありません。つまり、時間がないと悩んでいるとき、睡眠時間をスケジュールの軸にするとうまくいく可能性があるということ。質のよい睡眠で作業能率を高め、時間を管理していきましょう!Photo by pixabay
2015年06月01日睡眠と食事には切っても切れない密接な関係があります。睡眠不足になると太りやすいと言われていますが、その理由は一体何でしょうか? 「空腹ホルモン」「満腹ホルモン」の実態に迫ります。睡眠不足が体に及ぼす影響「空腹ホルモン」という言葉を知っていますか? これは胃から分泌されるグレリンというホルモンのことで、脳の食欲中枢に働きかけて、食欲を増進する作用をもちます。グレリンに対し、「満腹ホルモン」と呼ばれるレプチンには、食欲を抑える作用があります。そして、このふたつのホルモンは睡眠と深い関係があると言われています。具体的にいうと、睡眠不足の状態のとき、私たちの体のなかでは、グレリンの分泌が増えて、レプチンが減るというのです。つまり、睡眠不足=太りやすい状態ということ。これはすでに海外の研究で証明されています。その研究によると、睡眠時間が5時間の人は7~8時間の人に比べて、肥満率が50%アップ、さらに4時間未満だと73%もアップしているそうです。太りやすくなる3つの原因ちなみに、太りやすくなる主な原因には次の3つがあると言われています。●睡眠不足によるホルモンバランスの乱れ前述の通り、睡眠が足りていないと、脳内の「空腹ホルモン」グレリンが増えるので、普段以上に食べてしまいます。●運動不足による消費エネルギーと代謝力の低下デスクワークが主流の現代人は運動不足になりがちです。運動をしないと筋力が低下して、脂肪が増えます。そうすると、代謝力が落ちるので、脂肪を燃焼しにくくなり、ますます肥満に加速がかかります。●ストレスによる自律神経のバランスの乱れストレス過多な状態が続くと、自律神経が乱れてしまいます。そうすると、交感神経の働きが鈍くなり、脂肪が燃えにくくなります。睡眠と食事の密接な関係最後に睡眠不足を防ぐ方法をいくつか紹介します。●朝食をとる朝食をとる習慣をつけることで、私たちの体内時計は正常に働くようになります。体内時計が狂うと、睡眠リズムが乱れる原因になります。●食事は就寝の2~3時間前までに済ませる食事をとると、そこから約2~3時間ほど、胃が消化活動に入ります。一般的にその活動が終わった状態で寝るのが望ましいと言われています。これら2つの方法からも、睡眠と食事が密接な関係にあるということがわかりますね。食事がいい加減になると、睡眠不足になり、肥満気味になる。睡眠不足になると、ホルモンバランスが崩れて食生活も乱れがちになる。どちらも適切にとれるように意識してきましょう。Photo by Jake Stimpson
2015年05月31日睡眠にお悩みを持つ方のなかには、自己流で様々な睡眠改善を試してきたという方も多いのではないでしょうか。ただ、やみくもにトライしてみても正直効果は見込めないもの。まずは自分の睡眠状態を把握することからはじめてみては?「見える化」で睡眠不足を解消する!睡眠の「見える化」とは、睡眠障害で悩む人を対象にした睡眠改善方法のひとつです。突然ですが、「この1週間の睡眠時間を曜日ごとに教えてください」と言われたら、なんて答えますか?たいていの方は「だいたい毎日6~8時間かな」程度にしか答えられないのではないでしょうか。睡眠についての悩みがない方なら、それでもよいかもしれませんが、睡眠障害を抱えている人は、まず自分の睡眠状況を数値化して、日々の生活習慣を把握することが重要なのだそうです。「見える化」では、この数値化したデータをもとに、日々の睡眠のどこに問題があるのか、改善すべきポイントは何なのか、といった生活の見直しをしていきます。かんたん睡眠チェック方法具体的な「見える化」の方法を紹介します。ただ、ここで挙げるものはあくまで一例なので、この方法が絶対というわけではありません。・1時間ごとに区切った1日24時間の表(テーブル)をつくる・布団に入った時間、睡眠時間、布団から出た時間、睡眠薬を飲んだ時間など、睡眠に関連する行動を時間帯に書き込むこの書き込みを1、2週間続けると、あなたの日々の睡眠時間や生活リズムが見えてきます。一緒にその日にあった出来事などもメモしておくと、睡眠時間が短かったり、入眠時間が乱れたときに、この日は何があったのかなと、原因を探す参考になります。睡眠潜時と睡眠効率日々の睡眠を「見える化」したら、自分で簡単にできることはふたつあります。ひとつは「睡眠潜時」と呼ばれる、布団に入ってから実際に眠りに落ちるまでの時間を計測すること。この時間が長ければ、寝つきが悪いなどが一目でわかります。もうひとつは「睡眠効率」の計算です。これは「睡眠時間」を「布団に入っていた時間」で割ることによって算出します。6時間睡眠で、布団には10時間入っていたとしたら、睡眠効率は60%になります。ちなみに、不眠症の治療では「睡眠潜時30分未満、睡眠効率90%以上」にすることがひとつの目安と言われています。photo by Kate Ter Haar
2015年05月28日赤ちゃんの仕事は寝ること。昔からよく言われてきましたよね。心も体も大きく成長するこの時期にしっかり睡眠時間をとる必要があるのは当然です。でも実は今、睡眠障害の幼児が多くいるのです。寝ている間に子どもは育つ「寝る子は育つ」とよく言いますが、実際に子どもの健やかな成長のためにはどれぐらいの睡眠時間が必要かご存知でしょうか?長い人生において体や心が最も成長するのは1歳までの間と言われていて、その一番の成長期である1歳までの間は、12時間以上の睡眠をとったほうがいいと言われています。どうしてそんなに必要かというと、子どもの成長を促してくれる成長ホルモンは睡眠中に分泌されるからです。成長期にしっかり眠って、成長ホルモンをしっかり分泌させることが子どもの成長にはとても重要なのです。赤ちゃんはただ眠っているように見えますが、実はその間にぐんぐん成長しているというわけです。幼児の睡眠障害がもつリスク子どもにとってそれだけ大切な睡眠。睡眠時間が少ないなどの幼児期の睡眠障害は、当然、体の成長を妨げてしまいます。でも、怖いのはそれだけではありません。実は幼児期の睡眠障害は、脳の発達にも悪影響を及ぼし、発話の遅れや、キレやすいなどの情緒不安定を引き起こすことがあるというのです。そんななか、あるアンケート調査では、0歳児の3割以上が12時間未満の睡眠しかとっておらず、さらには全体の25%が10時間未満しか眠っていないという結果が出ました。4人に1人の幼児が大人とあまり変わらない睡眠時間しかとれていないのです。さらにこの問題が深刻なのは、親が子供の睡眠不足に気付いていないこと。同じアンケート調査で、9割の保護者が「自分の子どもの睡眠時間は十分にとれている」と答えているのです。幼児が睡眠不足になるのはどうして?なぜ、寝るのが仕事なはずの子どもが睡眠不足になってしまうのでしょうか?その原因は親の行動スタイルにあるようです。というのも、あるアンケートによると、夜9時以降に赤ちゃんを連れてコンビニやDVDのレンタルショップなど、商業施設に行ったことがあると答えた親が25%もいるからです。夜型のライフスタイルが染みついている大人にとっては、21時はまだ活動時間かもしれません。しかし、12時間以上の睡眠を理想とする幼児にとっては、もう布団に入っていたほうがいい時間です。遅くまで続く残業や深夜までやっているお店の増加。夜型生活の要因は多々ありますが、赤ちゃんの未来を大きく左右する大切な時期に、わが子が安心して眠れるように今一度、生活サイクルの見直しが必要かもしれません。photo by Seth Baur
2015年05月27日睡眠と生殖機能には深いつながりがあることをご存知でしょうか? 不眠の悩みは、実は男女それぞれの生殖機能にまで不穏な影を落とします。今回は睡眠と生殖機能の関係性を解説し、どうすればきちんと睡眠をとることができるかを考えていきます。睡眠と生殖機能の関係性について過度の疲労や、心身の衰弱で、生殖機能は落ちるそうです。睡眠は疲労を回復するためには不可欠ですから、睡眠不足になると生殖機能も低下する可能性が考えられるのです。また、睡眠が不足することで自律神経のバランスが崩れ、生殖機能が低下するケースもあります。自律神経には、交感神経と副交感神経があり、このバランスが整っていないと低体温になったりストレス耐性が弱まったりすると言われています。低体温やストレスは、生殖機能を低下させます。すなわち、十分な睡眠をとり、自律神経を整える必要があるのです。生殖機能が低下するとどのような事態を招くのか?生殖機能が低下するということは、男女ともに不妊に悩むということになります。不妊はこれまで女性側の原因ばかりを追究されてきた歴史がありますが、要因はもちろん男性にもあります。それぞれ不妊の原因とは、下記の通りです。女性の場合は…・月経不順・子宮や卵巣の疾患など男性の場合は…・射精機能の低下・睾丸が極端に小さいなど男性の場合は本人に自覚がないことが多く、問題の早期発見が難しい場合もあります。実際に妊娠を望むような状況になってはじめて、生殖機能の低下に気付くことになります。長い間不妊治療を行う夫婦がいることからもわかる通り、生殖機能の回復をはかるのには時間がかかるケースも少なくありません。良質な睡眠を確保するなど、日頃から自律神経を整えておくことも対策の一つといえそうです。生殖機能回復にも有効な、良質な睡眠をとる方策とは?それでは、生殖機能を維持できるような良質な睡眠をとるにはどのような対応が必要なのでしょうか?睡眠時間を十分に確保するということに加えて、いくつかポイントがあるので確認してみましょう。・入眠をアルコールに頼らないお酒を飲むとぐっすり眠れる、と思っている方も少なくありませんが、アルコールで得る眠りは気絶に似ており、良質な睡眠とはいえません。就寝前のアルコールの摂取は控えましょう。・眠る環境を整えましょう仕事から帰ると疲れきってしまい、照明もテレビもつけっぱなしで寝てしまうという方も少なくありません。しかし、光は脳を覚醒させる作用があるものですから、睡眠はどうしても浅いものになってしまいます。消灯し、きちんとベッドや布団で眠る環境を整えて就寝しましょう。・体温をコントロールする人は体温が1度下がったタイミングで眠気を感じます。すなわち、就寝直前にお風呂に入ったり、激しい運動をしたりすることは避けた方がよいのです。また、食事をしても体温が上がるので、夕食は就寝の1~2時間前までに済ませておきましょう。以上のポイントをおさえて、良質な睡眠を十分にとり、健康を保つことが生殖機能の低下を防ぐ足がかりとなっていきます。Photo by Nina Matthews
2015年05月27日みなさん、夜はちゃんと眠れていますか? 寝床に入ってもなかなか眠れないという方はいませんか? たとえば、4時間睡眠が1週間続くと、体へのダメージはひと晩徹夜しているのと同じぐらいと考えられるそうです。睡眠時間を見直してみましょう。日常的な4時間睡眠はNG「睡眠時間は短いけど、ちゃんと寝ることは寝ている。でも、仕事の効率が上がらない」。このような悩みを抱えている方はいませんか?仕事で目標を達成するためには、ハードワークになるときもあるでしょう。でも、だからといって睡眠時間を削るというのは、仕事の効率を下げてしまうので、時間はかけたのに結果が出ないという状況に陥りかねません。実際に、4時間睡眠を1週間続けた人はひと晩徹夜した人と同等のパフォーマンスしか出せないという実験結果もあるそうです。徹夜はしていないのに……と思っている方は、一度、自分の1日の睡眠時間を見直してみてはいかがでしょうか。睡眠不足によって起こるリスク人はひと晩徹夜すると、翌日にどの程度の影響が出るかご存知ですか? 実は、ビールの大瓶を1本飲んだときと同じパフォーマンスになるなんて説も。1人で大瓶1本を飲んだら、酔っぱらっている状態とほとんど変わりませんよね。睡眠不足の状態が怖いのは、パフォーマンスとともに集中力が低下して、取り返しのつかないトラブルを引き起こしかねないことです。正常な状態なら気づけることも、睡眠不足の状態だと見過ごしてしまいがちです。さらに、高血圧や心筋梗塞などの病気のリスクを高める原因にもなると言われています。つまり睡眠というのは、私たちの体にとって非常に重要な役割を担っているのです。その悩み、実は睡眠不足の症状のひとつかも自分が睡眠不足かどうか、下記のチェックリストを確認してみてください。1つでも当てはまれば、睡眠不足の可能性があります。・朝、なかなか起きることができない・午前中に居眠りすることがある・仕事のミスが最近多い・昼寝をしても眠い・会議や商談中に眠気に襲われることがある当てはまった方は、意識的に睡眠時間を長めに確保するようにしましょう。とはいえ寝床に入っても、なかなか寝つけない方もいらっしゃいますよね。そんな方は体と脳をリラックスさせる工夫をしてみましょう。たとえば、クラシックなどのゆったりしたリズムの音楽を聴きながら、目元の筋肉をホットタオルなどをあててほぐしてあげたり、ラベンダーやオレンジといったリラックス効果のあるアロマをたくのもおすすめです。photo by Sylvain Kalache
2015年05月26日睡眠不足の状態は、酔っ払いの状態よりひどいものだということがわかりました。脳の機能が低下してしまうのです。睡眠不足のデメリットと、そんな日の対策方法も一緒にご紹介します。睡眠不足の状態のデメリット睡眠時間が5時間を切る日々が続くと、脳はお酒を飲んだときと同じように機能が低下すると言われています。それほど、睡眠不足は頭の働きに影響を及ぼすのです。睡眠不足の日々が続くと、死亡率も高まると言われています。これもアルコール依存症と同じような傾向です。“寝てない”と自慢をする前に、睡眠時間をしっかりと確保し、生活リズムを整えることが重要です。しかし、何か事情があって睡眠不足の日もあるでしょう。そういった日はどう過ごしたら良いでしょうか?睡眠不足の日を乗り越える方法をいくつかご紹介します。カフェインでどうにか乗り切るカフェインの依存は、生産性が低下するばかりでなく、記憶力も低下すると言われています。カフェインに依存することは非常に危険ですが、どうしても眠くて仕方がないときは、栄養ドリンクなどカフェインに頼るべきでしょう。一時的に眠気を退治するには、カフェインは非常に有効です。栄養ドリンクを摂取することで、疲れなども紛らわすことができます。依存してはいけませんが、困ったときは頼ってみてはいかがでしょうか。あとでしっかりと体を休ませましょう。いつもより多めに睡眠をとって、疲れを取ることが重要です。短時間睡眠をとるカフェインに頼る前に、少しでも睡眠がとれるならばとりましょう。10分眠るだけでも、作業効率が違います。30分作業をし続けるよりも、10分寝てから20分で作業した方が集中して捗ったという例もあります。また、短時間睡眠をとることによって、ミスが少なくなります。睡眠不足の状態で作った資料をあとで見返してみると使い物にならず、すべてやり直したといった経験はありませんか? 睡眠不足の状態で、仕事に取り組むのは時間の無駄になる可能性があります。自分の生活は自分で整えて、いつでも最高のパフォーマンスができるようにしておきたいものです。Photo by Abby Stanglin
2015年05月23日睡眠障害の治療法にはいろいろなものが存在します。今回は、その1つである高照度光療法と、この治療法が効果的といわれる概日リズム睡眠障害について調べてみました。高照度光療法とは?概日リズム睡眠障害の治療法の1つとして、高照度光療法というものがあります。これは、ずれてしまった体内時計のリズムを光によって強制的に元に戻すというもの。早朝または夜に約2時間、光を浴びます。現在は、高照度光療法用のライトが販売されていますが、光量や時間などは専門性を必要とし、自己判断で行うと悪化する恐れがあると言われているので一度、病院で診断を受けてから行ったほうがよいようです。診断の後、病院からライトを借りて、医師の指示通りに自宅で療法を行うという場合もあるそうです。概日リズム障害とはどんな睡眠障害?そもそも、概日リズム障害とはどのような睡眠障害なのでしょうか。簡単に言えば冒頭で書いた通り、体内時計が乱れてしまい自分では修正できなくなった状態ですが、具体的には主に次の4タイプがあるそうです。1.睡眠相前進症候群簡単に言えば、早寝早起きの状態。夜の遅い時間帯に活動があるときに支障をきたす場合がある。日中の行動に問題はない。2.睡眠相後退症候群1の逆で遅寝遅起きの状態。朝早く、または日中の活動に支障をきたす場合がある。生活リズムの乱れによって、この状態になりやすいと言われている。3.非24時間睡眠覚醒症候群少しずつ就寝時間が遅れていく傾向がある。なかなか寝付けず、起きるのも困難という状態。4.不規則睡眠覚醒パターン不眠や過眠の傾向がある。事故や病気による脳の障害によってなることが多いと言われている。気になる方は病院へ行こう!一般的に、4以外は高照度光療法が有効と言われています。4は生活習慣の改善とビタミンB12療法の併用が効果的と考えられています。もしかしたら自分も概日リズム障害かな?と思った方は、自己判断をせずに早急にお医者さんに相談しましょう!Photo by Adelie Freyja Annabel
2015年05月23日年をとればとるほど、早く寝て早く起きるという生活リズムになり、健康的なイメージが強くなります。しかし、これは眠りが全体的に浅くなり、睡眠時間が短くなっているということなのです。加齢と睡眠の関係についてご紹介します。年をとるほど睡眠時間が短くなる高齢になるに連れ、早寝早起きになるイメージがあります。しかし、データでみると、年をとるに連れ、睡眠時間が短くなっていることがわかりました。特に、深い睡眠はどんどん取りにくくなっていくのです。早寝早起きは良いことだとされていますが、高齢になると早く目が覚めてしまうのです。睡眠は成長するために必要とも言えます。高齢になるに連れ、成長よりも退化しないためにエネルギーを使うようになります。そのため、必要な睡眠時間も減少していくのです。睡眠時間と燃費の関係睡眠時間はエネルギーの消費量と関係があります。幼少期は、小さい体ながらも成長のために大きなエネルギーを使って生きているのです。そのため、長い睡眠時間が必要となります。一方、高齢になると、基礎代謝量も低下していき、日々生活に使うエネルギーは限られてきます。つまり、体が老いていくとそれに伴って必要な睡眠量も変化していくのです。若い体でいるためにも、日々運動することを続け、少しでも心地の良い睡眠を確保できるように努力していきましょう。見た目から若く見える努力を最近の調査では、見た目を磨けば長生きできる傾向にあることもわかっています。つまり、若作りしていくことが、長生きの秘訣の一つなのです。やはり、心を若くして、見た目を若くして日々生活することは大切です。ファッションやメイクなどにも手を抜かず、行動にエネルギーを分散させていくことで体は若く変化していくものです。ついつい楽な方へと逃げてしまいがちですが、自分を若く保つためにも、若い心で人生を楽しんでみてはいかがでしょうか?すると活動的になって夜もぐっすり眠れるかもしれません。Photo by andrea floris
2015年05月21日バスタイムにわずか3分!良質な睡眠へ良質な睡眠は、美容の最大の味方といっても過言ではない。マンダムが提唱する“睡眠美活”の新アイテム「マンダム 頭筋ストレッチクリーム」が、人気を呼んでいる。同商品には、頭部マッサージ方法についての動画やリーフレットもあわせて提供され、自宅にいながらにしてプロのヘッドスパ技術を真似できる。そのマッサージ効果は絶大で、バスタイムにわずか3分実践するだけで、リラックス感から心地良い眠りへと導いてくれる。エイジングケアとしても注目頭皮のケアは、エイジングケアのひとつとしても注目されている。顔と1枚皮で繋がっている頭皮をマッサージし、ほぐして引き上げることで、様々な美容効果が期待できるという。また、同商品はヘアトリートメントとしても優秀で、これ1本で頭皮と髪のケアが1度にできるのは嬉しい。眠りのちからで内側から美しく現代女性の多くが、仕事や家事、育児に追われてなかなか美容時間を捻出できないでいる。忙しいからと美容をあきらめるのではなく、頭皮マッサージを味方につけて睡眠の質をあげ、眠りのちからで内側から美しくなってみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】・マンダム プレスリリース(PR TIMES)
2015年05月21日睡眠不足でも頑張れる、睡眠不足に慣れている人の方が、強く体力があるようにみられがちです。しかし、睡眠不足である以上、パフォーマンスが落ちているのには変わりありません。しっかり睡眠を取るのがベストではないでしょうか?睡眠不足に強い方が有利な社会?毎日遅くまで働いて、朝もしっかり定刻には出社し働き続けるスーパーマンのような人を見たことはありませんか? 仕事ができるのかどうかは置いておいて、古い考えの日本企業などは特にそういった人が出世していく仕組みになっています。遅くまで働く人を良しと考え、定時退社を良く思わない人もまだまだ多いものです。その場合、睡眠不足に弱い人は完全に不利です。睡眠不足に弱い人は、夜になると作業効率が落ちていってしまい、集中力も落ちていきます。だからと言って睡眠不足に強くなれと言っているわけではありません。睡眠不足に弱くても大丈夫睡眠不足に弱い方が、実は社会では得をしているのではないかという発想です。睡眠不足に強い人々は何かを犠牲にしています。気付かないうちに身体を壊してしまったり、心を壊してしまったりと、何かしらマイナスな影響を受けています。睡眠不足に弱いということは、自分の意思とは違ったとしても、そういったリスクヘッジが事前にできているということです。ですので、身体や精神を壊すリスクが低いと考えられています。また社会の考え方も変わりつつあるので、睡眠不足に弱くても全く問題はないのです。パフォーマンスを最大化させるためには作業効率をあげるためには、やはり睡眠時間をしっかりと確保することが重要です。そのためには、始まりの時間・終わりの時間を計って、コントロールする癖をつけていくことをおすすめします。ダラダラとやるのはよくありません。何を何時までに終わらせ、何時間睡眠に当てるといった1日の計画を始めに立てるといいでしょう。生活がテキパキし、作業効率があがります。また、そういった人間が評価される社会へと変わりつつあります。ぜひ、自分のやり方を確立させ、社会で評価される人間を目指していきましょう。Photo by Max Khokhlov
2015年05月20日犬や猫を飼っている人は、この子たち本当によく寝るなぁと思うことがありますよね。同じ哺乳類でも1日の睡眠時間は全く異なるのに、類が違ったら、睡眠というのはどのぐらい異なるものなのでしょうか? 気になったので調べてみました!睡眠も進化した人間はレム睡眠(浅い睡眠)とノンレム睡眠(深い睡眠)を交互に繰り返しながら眠っています。それでは、人間以外はどうなのでしょうか? 魚類も両生類も爬虫類もすべて同じなのでしょうか?面白いことに、たとえ微生物であっても昼夜に対応した活動と休息の周期がみられると言われています。そこで今回は、生物の類ごとの睡眠の実態に迫ってみたいと思います。生物の歴史を見ていくと、微生物にはじまり、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類と進化してきたと考えられています。この間に形態だけでなく、睡眠も共に進化してきたそうです。レム・ノンレム睡眠があるのは?レム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返す睡眠をとるのは、恒温性の高等脊椎動物だけと言われています。つまり、哺乳類や鳥類だけで、ほかの生物は異なる睡眠のスタイルをとっています。爬虫類の睡眠は「中間睡眠」と呼ばれるもので、脳波を計測するとレム・ノンレム睡眠に近いものがあるそうなのですが、はっきりとしたものではないと言われています。魚類や両生類の睡眠は「原始睡眠」で、覚醒しているときと異なる脳波は計測できないそうです。このように見ていくと、魚類や両生類から爬虫類へと進化する過程で、睡眠も哺乳類や鳥類に近づいているということがよくわかりますね。ノンレム睡眠が文明を築いたレム睡眠とノンレム睡眠の役割は正反対で、レム睡眠は大脳を活性化させ、ノンレム睡眠は大脳を休息させるそうです。私たち人類はノンレム睡眠を得たことで、大脳が発達し、現在のような文明を築くことができたと考えられています。起きているときに脳ミソがフル回転するのは、ノンレム睡眠でしっかりと大脳が休んでいるためと考えられていて、ノンレム睡眠がなければここまで大脳は発達しなかったのだそうです。睡眠の世界は本当に奥が深いですね。みなさんも、今日は頭が疲れてボーッとしていて働かないなぁというときはしっかり睡眠をとって、ノンレム睡眠中に大脳を休ませてあげましょうね!Photo by c-reel.com
2015年05月18日毎日よく眠れない……、息苦しくて目が覚めることがある……、こんなことはありませんか?睡眠の質が悪いのにはいくつかの原因があります。大きな要因としては、鼻の不具合にあるといわれています。睡眠と鼻の健康にはどんな関係があるのでしょうか。鼻と睡眠の関係性とは?鼻がつまると睡眠が悪化するのかアレルギー性鼻炎や花粉症など鼻づまりで悩む人は多いです。実は、これは日本だけの問題ではなく世界規模で急速に増加、深刻化しているといいます。現在では先進国の20~40%の人がアレルギー性鼻炎の症状があるそうです。そんな鼻づまりに悩んでいる人の多くが睡眠にトラブルを感じていると答えています。慢性鼻炎の人の70%、花粉症の人の50%が睡眠障害を感じているのです。鼻がつまっているのであれば、口で呼吸をしていれば問題ないと思われがちですが、口呼吸にすると「免疫力が下がる」「いびきをかくようになる」などのデメリットがあります。鼻が起因する睡眠障害とはどんなものかそして鼻をすっきりさせる方法とは?鼻がつまり、口呼吸ばかりになると、どうしてもいびきが悪化し、ついには睡眠時無呼吸症候群にまで至ることもあります。また、息苦しさから悪夢を見るようになり、中途覚醒や熟眠障害に陥る人もいるようです。すなわち、睡眠の質が悪化する根底に鼻づまりがあるケースが少なくないのです。睡眠の質が悪化すると、朝なかなか起床することができない人も出てきます。仕事中も集中力や注意力の低下が見られ、イライラすることも多くなるでしょう。一言で睡眠不足といっても、ただ日中眠気を感じるという弊害だけにとどまりません。仕事にも大きな影響を及ぼしがちです。良質な睡眠を確保していくことは心身を健康に保つためにかなり重要なことだといえるでしょう。鼻づまりを改善する方法とは?そんな、睡眠を阻害する危険性の高い鼻づまり。いったいどのように対処していくと改善されるのでしょうか。まずは、原因の特定をお勧めします。自身の鼻づまりの原因は、アレルギー性鼻炎なのか?花粉症なのか?もしくは、慢性的な鼻炎なのか?これらの特定は耳鼻咽喉科で行うことができます。重度の鼻づまりの場合は、睡眠時の死亡リスクなども高めますからレーザーで手術をするようなこともあります。これは日帰りないし、1泊でできる比較的簡単な手術とされています。投薬にも手術にも抵抗感があるという方は、鼻うがいや鼻呼吸をサポートするアイテムを使用してみてはいかがでしょうか。鼻呼吸だと自律神経のバランスが保たれやすくなるといわれています。きちんとしたメンテナンスをして呼吸できるようにし、快眠を手に入れてください。Photo by Alessandro Valli
2015年05月17日シーツはどのくらいの頻度で洗っていますか?睡眠環境は清潔に保っておきたいものです。シーツを含め、寝具はどう洗濯するのがいいのでしょうか?正しい睡眠環境の整え方をご紹介します。シーツの洗濯頻度で睡眠環境が変わる!忙しくてシーツを何日も洗っていない……なんて方もいるのではないでしょうか?シーツはパリッとして新しいと、気分もよくなり、ゆったり眠りにつくことができます。睡眠環境を良くするためにも定期的にシーツを洗濯することが必要です。夏場は週に1回、冬場は2週間に1回洗うといいでしょう。やはり夏場は汗をかきやすいのでより頻度を上げて洗濯することをおすすめします。またシーツには加齢臭などの臭いがつきやすいので、気になったら洗っていくようにすると清潔を保っていくことができます。シーツの洗濯方法は?シーツを洗濯するのは意外と大変です。洗濯機に丸めて入れてしまうと、しっかりと洗濯されません。また繊維の一部を傷つけることになります。洗濯機に入れる際には縦に三つ折りにして入れましょう。そうすることにより、シーツを長持ちさせることができます。また、洗剤にもこだわりましょう。刺激の弱い中性洗剤や石鹸などをおすすめします。干す際には直射日光を避けるようにしましょう。紫外線で繊維が弱くなってしまいます。直射日光で干すことで太陽のパワーでふわふわになるようなイメージがありますが、実は逆効果です。シーツの色で睡眠環境をチェンジ!あなたのシーツの色は何色ですか?シーツの色により、睡眠環境は大きく違ってきます。一番質の高い睡眠をもたらす色は青色だと言われています。青色や緑色にはリラックス効果があり、眠るときには最適です。ぜひ青を取り入れてみてください。逆に睡眠環境に適さない色とは何色でしょうか?紫色は精神を刺激する色と言われており、睡眠環境には適していません。また、グレーや茶色もネガティブな感情を起こしやすい色と言われています。あなたの睡眠環境はいかがですか?寝心地に悩んでいる方は、ぜひ寝具の色も変えてみてください。Photo by Mazzali
2015年05月15日忙しい人や成功している人の生活を覗いてみると、いつ寝ているのだろう?と不思議に思うことがあります。彼らは移動時間を有効利用するなど、いろいろな工夫を生活に取り入れています。今回は、できる人の短時間睡眠法をご紹介します。この人はいつ寝ているの?短時間睡眠の魔法職場に一人はいませんか?一体いつ寝ているのだろうと不思議に思うくらい、毎日忙しそうにしている人。また、テレビで有名人の密着取材などを見ると、本当に睡眠時間が取れないほど忙しい生活をしている人がいます。そういった人々に共通しているのは、隙間時間を使って寝る習慣です。夜の時間に睡眠が十分に取れない分、隙間時間を利用して睡眠を取っているのです。短時間睡眠でも成功している人は確かにいて、真似できない部分も多いですが、万が一睡眠時間が取れないほど忙しい時期が訪れたときに、参考にしていただければと思います。移動中は睡眠時間に当てる!移動時間というものは、なかなか有効利用が難しいものです。本を読んだり、勉強の時間に当てたりといろいろ工夫はできますが、落ち着いた環境ではないため体力が奪われます。忙しい人々は、移動は全てタクシーに切り替え、睡眠時間に当てているようです。目的地は運転手に伝え、到着したら起こしてもらうのです。そうすれば寝過ごすこともありません。もちろんお金はかかります。しかし、お金よりも睡眠をとった結果です。忙しい人は、さらに睡眠を得るために何かを犠牲にしているのかもしれません。30分昼寝で作業効率を上げるまた忙しい人はランチの時間も30分間は有効活用します。ランチの時間が1時間確保できるとしたら、さくっと食事は済ませ、昼寝の時間に当てます。この昼寝が作業効率を上げるために非常に重要になります。昼寝は午後早い時間にするのが有効だと言われています。近くのカフェでもデスクでも、睡眠が取れる環境を自分で見つけ、ランチタイムを有効活用しましょう。作業効率が上がれば、夜の睡眠時間を確保することにもつながります。しかし、こんなにも忙しい環境下で生活することは、できることなら避けたいものですね。Photo by Svein Halvor Halvorsen
2015年05月14日社長になると時間ができるのでいっぱい眠れる……?実は、名のある社長ほど、少ない睡眠時間でバリバリ働いているケースも少なくないのだとか。自らを律する能力が高い方もいるのですが、どのような方法で睡眠時間を短縮しているのでしょうか。起業しても寝る時間は増えない!?あなたは、将来起業したいと考えていますか?会社員として働きながら構想を練っていたり、すでに副業としてスタートしていたりと、アクションを起こしている方もいるかもしれませんね。いざ独立開業すると、自由な時間が増えた代わりに、働く時間なども多くなったという声が少なくありません。できるだけ遊びも仕事も楽しみたい人は、睡眠時間を削ろうと考えるかもしれません。では実際、成功している会社の社長はどのようにしているのでしょうか。運動すれば4時間半睡眠でも大丈夫!?大企業の社長のなかには、3~4時間半の睡眠で十分だと考える人もいます。一般的な日本人の平均睡眠時間である7時間50分と比べると、半分くらいの長さです。彼らに共通する行動を見ると、運動習慣があることがわかります。運動習慣が身に付くと、睡眠の質が上がると考えられています。また、早寝早起きの傾向が身に付き、健康的な生活習慣になるそうです。適度な運動でぐっすり眠れるようになれば、短時間睡眠でも十分でしょう。なお、睡眠時間は90分前後がひとつのサイクルだと言われています。4時間半睡眠は短いと思われますが、90分の倍数で目覚めると、寝起きもスッキリするのかもしれません。起業直後は運動して睡眠時間を削ろう!将来は起業して、たくさん遊んで、好きなように働きたいという方もいると思います。しかし、最初のうちは仕事に対する不安を抱え、なかなか休むことができない方も珍しくありません。そこで、不健康に睡眠時間を削ってしまうのではなく、運動習慣を身に付けるとよいようです。ある証券会社の社長は、朝ご飯を食べたあとに、必ずトレーニングをしていると言います。腕立てや腹筋を中心に、筋トレを欠かさないのが習慣だそうです。体調が悪かったり風邪を引いたりしても行うのだとか。極端な事例かもしれませんが、自分に課したルールを守ることは、成功する社長の第一歩かもしれません!Photo by Kompania Piwowarska
2015年05月11日近年注目されている睡眠調節という考え方。これまで、眠気は身体が一日の労働に疲れた結果生じるものだと捉えられてきました。しかし、近年の睡眠研究ではもっと睡眠は主体的なものであるということがわかってきています。つまり、脳や身体の動きが疲労によって鈍くなったから眠るのではなく、睡眠に向けて睡眠を司る脳の部位が活動をするというのです。これは、睡眠に向けて脳や身体が調節を始めたということ。そうした、睡眠調節について、具体的に解説していきます。睡眠調節の仕組み 睡眠への悩みはどうして起きるの?「眠りなさい!」と、脳の睡眠を司る部分が活発化するのは、2つの機構からなるといわれています。その2つを指して、睡眠調節といいます。(1)睡眠恒常性維持機構疲労を回復させるための脳の仕組みのことをいいます。脳が感じている疲労度に応じて休息させようという働きです。(2)体内時計機構毎日太陽が沈むと眠くなり、太陽が昇ると目が覚めるという身体に刻まれたリズムのことです。人間には体内時計が搭載されていると見ることができます。この2つの機構が働き、睡眠調節が正常に機能します。しかし、現代人はこの2つの機構のバランスを取りながら、正常に機能させることがなかなかできていません。これが、不眠の原因の一つとなるのです。睡眠調節機能が正常に働かないとどうなるのか?昼間は仕事や運動などの活動をして、夜になって眠るという一般的なサイクルを守っていれば、体内時計機構が連携し、機能しているといえます。これにより、脳や身体の疲れを取る良質な睡眠を確保することができます。しかし、現代人においては、このサイクルを守れていない場合も少なくありません。夜勤の仕事で昼間眠って夜働いている、日中はお昼頃に目を覚まし夜通しあそぶなど、人間の睡眠調節から外れる生活をしている人が少なくないのです。このような人は、夜間活動しているので睡眠恒常性維持機構から脳は疲労回復のため眠りたがっているが、体内時計機構からは昼間には眠気が訪れないメカニズムとなっているため安眠できないという、睡眠に対して問題を来すことになります。こうした生活スタイルが続くと、2つの機構が連動できなくなっていき、どんどん眠りへの満足度が下がることとなるので注意が必要です。睡眠調節機能を整備するための方法不眠などの睡眠の問題を抱えている方は、睡眠調節機能を整えることが大切です。それには具体的にどんな方法があるのでしょうか?睡眠調節は、まず朝きちんと目覚めることから始まります。それには「光」は欠かせない要素。特に、太陽光は体内時計機構を整えるので、カーテンを少し開けて寝るなどして、陽の光で目が覚めるようにしておくとよいでしょう。夜、入眠をスムーズにするために、日中脳と身体を適度に動かすことも大切です。激しい運動をする必要はありませんが、夜の時間とは異なる活動的な動きをしましょう。睡眠調節機能を整備して睡眠へのトラブルを解消し、良質な睡眠を心がけましょう。Photo by Send me adrift.
2015年05月10日もしかしたら自分は不眠かな、睡眠障害を抱えているのかなと思っても、なかなか腰が重くて病院にまでは…という人も多いのではないでしょうか。もしかしたら、将来は自宅でチェックをできる日がくるかもしれません。睡眠センサー「安心ひつじ」昨年、医療機関向けに新たな睡眠センサーが開発され、販売がスタートしました。その名も「安心ひつじ」。これはマットレスや敷布団などの下に置くことで、睡眠中の体の動きや呼吸数・心拍数を測定できるというものです。高齢化社会を迎える日本では、高齢者の不眠が大きな社会問題となっています。介護の問題もあります。介護する側も1日中ずっと見守っていられるという環境は極めてまれで、働きながら、家事をしながら、というのが現実ではないでしょうか。この睡眠センサーはインターネットにつなぐことができる環境であれば、パソコンでデータを見ることが可能なので介護側の負担軽減にも役立つと考えられています。想定される4つのシーンこの睡眠センサーの活用法は具体的としては、以下4つのシーンが想定されているようです。(1)病院や介護施設普段から睡眠の状態を把握しておくことで、異常が起きた場合にスムーズに対応できる。看護師やスタッフの夜間見回りの負担を軽減。(2)在宅介護日中は仕事で離れなければいけないというような場合も、パソコン上で状態をチェックできる。(3)ホテルなど宿泊客の異常にいち早く気づくことができる。睡眠環境など、サービスの改善に役立てることができる。(4)その他一人暮らしの高齢者をはじめとして、睡眠状態を把握することで、異常を早期発見できる。睡眠障害の早期発見に呼吸数を確認することができるため、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害の発見にも役立てられると言われています。科学の進歩によって、誰でも簡単に睡眠障害の有無を調べられるようになったらありがたいですよね。この睡眠センサーは日本大学工学部と総合南東北病院の協力のもとで研究・開発されました。今後も呼吸数・心拍数などのデータを集積・分析し、新たな医療製品の開発に取り組んでいくそうです。また、睡眠障害の発見や治療などに役立つものが発売されたら、ここで取り上げたいと思います!Photo by Elisa Paolini
2015年05月08日動物にとって不可欠な睡眠。生きる上で大変重要ですが、まだ明らかになっていない領域も少なくありません。しかし、睡眠に問題を抱える人が増えたことにより、睡眠の科学的な分析が目覚ましい発展を見せています。今回は睡眠研究の歴史を振り返ります。睡眠研究のはじまりに迫る現代の科学的な睡眠研究の礎となった研究は、1926年にまで遡ります。この年、睡眠と覚醒のメカニズムを脳の働きから解き明かす調査結果が発表されました。続いて、ネコやイヌの睡眠を研究することで、レム睡眠が発見されます。1990年代になると、各睡眠段階において脳のどの部分が働いているのかが明らかになっていきます。睡眠中は、脳も眠っていると思われていましたが、そうではなく、睡眠中は起床時とは違う働きを脳が行っているということが明らかになったのです。脳と睡眠のメカニズムが解明されてくると、睡眠障害の存在についても明らかにされるようになりました。このような知見の積み重ねで、現在の睡眠研究が生み出されたのです。睡眠研究の現在の状況とは?その進歩を知る現在睡眠の研究は、脳との関係性だけでなく、歯科、耳鼻咽喉科、循環器科、精神内科などのさまざまな専門家からアプローチされ研究が進められています。これは、近年睡眠が多くの病気とつながっていることがわかってきたためです。具体的に言うと、睡眠不足は病気になるリスクを高めることがわかってきています。精神疾患だけでなく、癌や婦人科系の病気との関連性も議論されているのです。また、さまざまな疾病が原因で、睡眠障害を引き起こすこともわかっています。以上のような理由から、医学のプロたちが、睡眠と健康との関係性を追究しているのです。睡眠の大切さを認める流れも主流になり、睡眠外来など睡眠の専門医も登場しています。現在睡眠障害といわれる、睡眠にまつわる疾病は下記の通り多数存在します。これらの診察で睡眠外来は混雑している状態だといいます。【睡眠障害の種類】・睡眠呼吸障害・概日リズム睡眠障害・むずむず脚症候群・周期性四肢運動障害・睡眠時随伴症(睡眠時遊行症、睡眠時驚愕症、レム睡眠行動障害など)睡眠研究の知見をどう生活に生かしていくかこのように積み上げられてきた睡眠研究。私たちはどう生かしていくとよいのでしょうか?健康になるために、睡眠をどう生活に位置づけていくかを考えていくとよいでしょう。どのくらいの睡眠時間を確保すると体調がよいのかは、人によって異なります。そこでまずは、睡眠研究から睡眠の重要性を知り自分の意識を高めていくことが重要なのです。また、睡眠学会などが行っているシンポジウムなどに参加すると最新の研究成果を知ることができます。例えば、・寝る子は育つと言われてきたが、無理やり寝させすぎるのは逆効果・運動量が多ければ睡眠も訪れやすいといわれてきたが、激しすぎる運動は逆効果などです。それらの研究成果を自身のライフスタイルに落とし込んでいくことで、睡眠から健康な体をつくる足がかりにしていくことができるのです。Photo by Sara V.
2015年05月03日普段バリバリ働いている人は、休みの日くらいだらだらと過ごしたいはず。普段より長く寝てしまうという人もいるかもしれません。でも、実は休みの日に普段の睡眠時間より2時間以上たくさん寝ている人は、平日の睡眠を見直す必要があるそうです。睡眠不足は休日の寝だめで解消できる?働いている人のなかには、残業が多かったり仕事が終わってからの時間がもったいなかったりして、つい夜遅くまで起きていることがあるかもしれません。そこで、休日は自分のなかでスイッチをオフにして、いわゆる寝だめをするという人もいると思います。寝だめは、普段まとまった睡眠がとれない人が身体や脳の疲れを取るためには効果アリ。でも、あくまでも普段の寝不足をカバーしているだけなので、あまりおすすめできません。特に、普段よりも2時間以上長く寝ている人は、生活リズムが崩れてしまう可能性があります。では、つい休日に寝だめしてしまう人は、どのような問題点を抱えているのでしょうか?睡眠不足は作業能率の低下や事故のもと!休日の睡眠時間普段よりも2時間以上長い人は、普段の睡眠時間が足りていないかもしれません。ある程度の睡眠不足は、休日の寝だめで補えばよいのですが、過度な疲れが仕事や勉強の能率を落としている可能性があります。寝不足は作業能率の低下を招くことが明らかになっています。また、強い眠気が日中に襲ってくる可能性もあり、さまざまな事故を招くリスクが高まると考えられているんです。これらを防ぐ方法は、日頃からぐっすり眠る習慣を身に付けること。自分では寝不足だと感じていなくても、休日に寝だめをしている人は注意するとよいでしょう。毎日の睡眠時間はプラス30分を意識して!休日に寝だめをしているという人は、プライベートで損をしているかもしれません。普段の睡眠時間を見直すと、もっとシャキッと仕事ができて、休日もたくさん遊べるようになるはずです。休日の睡眠時間が2時間以上長いという人は、普段の睡眠時間を30分程度プラスしてみましょう。たとえば、夜更かししてテレビを見る人は、録画して休日に見るようにするだけでも違います。また、インターネットが好きな人も、ちょっとだけ我慢して早寝をすると変わると思います。早速試してみてください。
2015年05月02日ゾウ、キリン、ウマ、ネコ、イヌ、そして人――私たちも動物界の「1つの種」に他なりません。そこで今回は、他の動物と比較することで、人間に必要な睡眠時間、というものを考えてみたいと思います。健康に生きるために必要な睡眠時間は?私たち人間が日々、健康的に生活するために必要な睡眠時間はどのくらいなのか。非常に気になるところですが、この問題を考えるときは少し視野を広げて「動物全体」で捉えてみると適正な睡眠時間というものが見えてくるかもしれません。たとえば、同じ哺乳類のネコとゾウ。両者を比較すると、体の小さなネコと大きなゾウですが、どちらのほうが睡眠時間を多く必要とすると思いますか?ゆっくり動くイメージのあるゾウはなんだか眠っている時間がとても多そう……と思った方、それは残念ながら不正解です。ネコとゾウではどちらが眠る?正解はネコで、ネコは1日で必要とするノンレム睡眠の時間は約10時間、ゾウは約2時間と言われています。あくまで目安ですが、ノンレム睡眠は全体の睡眠時間の7~8割を占めています。ちなみに、人間が1日で必要とするノンレム睡眠の時間は約5時間だそうです。これには一体どのような関係があるのでしょうか。とても気になりますよね。じつは、カギとなるのが「酸素消費量(エネルギー消費量)」で、一般的にはこれが多ければ多いほど、睡眠時間も多くなるのだそうです(モグラやアルマジロなど、例外もあります)。最低でも6.5時間は必要つまり、ネコ、ゾウ、人の酸素消費量を比較すると、少ないほうからゾウ<人<ネコとなり、睡眠時間も同様にゾウ、人、ネコの順番に長くなるというわけです。面白いですよね。一般的には、酸素=エネルギーを消費しやすい動物ほど、エネルギーをなるべく消費しないように睡眠をとる、ということだそうです。疲れて動けなくなる前にしっかり睡眠をとって回復する、というわけですね。さて、私たち人間が健康に生活するための睡眠時間ですが、この関係性から考えると、上記のように最低でもノンレム睡眠約5時間(全体で6.5時間程度)は必要ということでしょうか。ただ、もちろん個人差はあるので、日中に眠気が残らないようにしっかり睡眠時間を確保するようにしましょうね!Photo by splityarn
2015年04月29日「1日が24時間じゃ睡眠時間が取れない…」そう思ったことがある人は多いはず。特に仕事、子育て、家事とこなしてるお母さんや残業続きの会社員、受験生は睡眠時間はとっても少ないのではありませんか?そんな方々に朗報です!何と2時間の睡眠で8時間以上の睡眠をとったかのようなパフォーマンスが発揮できるアイマスク「Neuro:On」が米国のIntelclinic社から発売されるというのです。一体どんな製品なのか見ていきましょう。睡眠ポリグラフ診療所並みの正確さで生体信号を監視「Neuro:On」は、市販製品では世界で初めて眼球運動、脳波、心拍数、筋肉の緊張、血液循環の生体信号をプロの睡眠ポリグラフ診療所並みのレベルの正確さで監視することができるデバイスです。それらを監視することによって、単相睡眠から多相睡眠に切り替えられます。単相睡眠とは、夜から朝にかけてまとめてとる約7時間の睡眠のことです。逆に多相睡眠は、小分けにして睡眠をとることです。1日の睡眠時間が減っても、8時間以上眠ったかのような満足感が得られるというのです。「分割して睡眠をとるだけなら同じじゃないか!」と思われた方もいらっしゃると思います。「Neuro:On」の場合は、装着者が眠りの浅いレム睡眠に入ったことを察知し、一定の休息時間をとった後に少しずつ目覚めさせてくれるというもの。このパターンを30分なら4回、20分なら6回繰り返した、最後のレム睡眠の後に起こすことで、2時間睡眠で8時間眠ったかのような爽快感を得られるのです。スマホアプリとの連携で目覚めの瞬間を最適化さらに、「Neuro:On」が多相睡眠を監視し、必要な時に体内時計をスケジュールに同期することが可能です。ユーザーの睡眠から集めたすべてのデータは、アナログ値からデジタル解析に変換し、低エネルギーBluetoothを通じて、スマホのアプリに送れます。アプリは、AndroidとiOS共に対応しています。「Neuro:On」アプリは、睡眠データを記録するばかりか、目覚めの瞬間を楽しんでもらうために、睡眠を分析し、最適化することも可能です。近日中にダウンロードできます。どうやら日本に代理店はないようですが、公式サイトで事前予約ができるとのこと。気になるお値段は、$299。短い睡眠で仕事や勉強などの効率がアップするなら、「安い」と思う方は多いかもしれませんね。Photo by Lauren Steffen
2015年04月27日