日本テレビの水卜麻美アナウンサーが、8日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『解決!ナイナイアンサー』(毎週火曜21:00~)に出演。アナウンサー試験に合格するため1カ月で5~6キロ痩せたものの、日テレ合格後にすぐリバウンドしたため、人事部から「詐欺だ」と怒られたことを明かした。番組では、現在よりも痩せている水卜アナの入社当時の写真を公開。そのスリムさに、出演者たちから「ウエストすごい」「めっちゃ痩せてる」と驚きの声があがり、ナインティナインの岡村隆史は「修正してます?」とツッコんだ。水卜アナは「実はエントリーシートに貼った写真なんです」と説明。「ずっとアナウンサーになりたくて、いざ初めの試験会場に行ったら細い人ばっかりいて大ショックで、その日から母にダイエット宣言した」と話し、「夜は春雨スープだけ、朝もリンゴだけ。今考えると体調崩すようなダイエットをして、1カ月ちょっとで5~6キロ痩せた」と明かした。そして、「体に悪いから絶対ダメなんですけど、ただただ受かりたくて」と当時の強い思いを告白。さらに、「合格してからすぐリバウンドしたので、人事部に相当怒られて…。詐欺だ詐欺だって」ということも打ち明けた。
2016年11月08日俳優のディーン・フジオカ(36)の妹でシンガー・ソングライターの藤岡麻美(34)が4日、自身のブログを更新し、台湾在住の日本人男性と結婚したことを報告した。アイドルグループ・チェキッ娘の元メンバーである藤岡は、「ご報告」というタイトルで更新。ウエディングドレス姿の写真を添えて、「私ごとではございますが、この度、私、藤岡麻美は結婚いたしました。相手の男性は台湾在住の日本人です」と報告した。そして、「かつて、私は人間不信になり、この先どうしたら良いのか、長く悩んでいた時期がありました」と打ち明けた藤岡。その頃に台湾を訪れて「ここに住みたい」と感じ、それから1年後の2013年3月31日に台湾に移住し、再スタートを切ったという。「必死に中国語や中国武術を学び、日々の失敗や悔しさに一人涙しながらも、気がつくとたくさんの方に支えられ、CMやドラマ、映像等のお仕事をさせていただけるようになりました」と振り返り、「全てを捨ててやって来た台湾で、今まで経験しなかった貴重な体験をたくさんさせていただき、映画のヒロインにまで抜てきしていただくこととなりました」と感慨深げにつづった。続けて、「日本人の少ない台湾で奇跡的にも夫と巡り合うことができ、あの時、勇気を出して日本を出た自分を、今、褒めてあげたい気持ちです」とコメント。「私は優柔不断で慎重すぎる一面もありますが、相手の方の誠実さと強い想いに心打たれ、知り合ってから一年経たずに、この方と生涯を共にしようと決めました」と経緯を説明し、「まだまだ未熟で至らない私ですが、感謝の気持ちを忘れずに、これからは夫婦で協力し合い、笑いの絶えない家庭を築いていきたいと思っております」と誓った。
2016年11月04日香港で生まれた「トイカメラの王様」、HOLGAがデジタルになって登場。写真家、モデルなど様々な肩書きでインフルエンサーとして活躍する新世代のitガール、信岡麻美がHOLGA digitalで日常を切り撮った。HOLGA digitalとはHOLGAは1982年に香港で生まれた人気のフィルムトイカメラ。2016年1月に待望のデジタル版が発売され、昔からのファンはもちろん、インスタ世代の若者からも人気を集めている。アスペクト比は4:3の長方形、正方形を選ぶことができ、絞りは晴天か曇りで設定が可能。単三電池2本で動き、SDカードでデータを保存できるので撮影した画像の確認も楽々。フィルムカメラのようなザラザラとした質感、周辺光量の落ちたレトロ感が簡単に表現できる。HOLGA digital¥9,800 (+tax)別売りの専用アタッチメントを装着すれば3面反射やカラーフィルターの加工も簡単。初心者にも使いやすいシンプルな設計も魅力の一つ。画素数は800万画素とトイカメラの中では高く、色味がしっかり出るのが特徴。ボディのカラーはピンク、ミックス、ホワイト、ブラック、限定のブラック&シルバーの5色。スマホのアプリで加工するのもいいけど、自分の手で切り撮った景色には独自の味が染み込んでいるはず。HOLGA digital × Asami Nobuoka越境レディ「鏡越しにライトを当てながら撮ったらぶれぶれでした(笑)これもまた味でしょうか」GHG3「好きな映画 Got help the girl のポスターをフィルターを使って撮影」どこでもドアはレンズの向こう「デザイン事務所れもんらいふには面白いものが沢山あります。これはドラえもんのシャンデリア(!)」E.T.は知っている「社員の如く鎮座するE.T.」光へ「なんとなくシャッターを押したらグネッと曲がってしまったヒカリエ...」女の子はお花「れもんらいふで働く友達を撮影。お洋服も珊瑚柄で可愛かったので写真映えすると思いドライフラワーと一緒に」 − HOLGA digitalを使用して「どう撮れているか分からないフィルムのサプライズ感はそのままに、デジタルになったことによって枚数を気にせず沢山シャッターを切れるのが良かったです。トイカメラならではの露出オーバーで、思うように写っていなかったりするところも癖になりますね。小さくて持ち運びも便利なので、従来のトイカメラとは違う気軽さが持ち味だと思います。」 信岡 麻美93年生まれ、18歳より日常のスナップを撮り始める。自身で撮影した写真を用いたグッズの販売、シブカル祭への出展でパルコミュージアムで写真の展示を行う等その活動は多岐に渡る。tumblr / InstagramEdit. Azu Satoh
2016年07月18日小さな失敗でいつまでも凹んでしまう。そんなときは、世界レベルを体感できる読書が最適!思いがけない切り口だったり、遠い国の話を読めば、人生観や、価値観を揺さぶるような発見を得られるでしょう。本好き有名人のみなさんに“器の大きな人間になりたいときに読む本”を選んでいただきました。書評家・藤田香織さん、ライター・三浦天紗子さん、演劇作家・藤田貴大さん、ライター・瀧井朝世さんのおすすめです。≪藤田さんおすすめ!≫■『一瞬の雲の切れ間に』砂田麻美痛ましい死亡事故をめぐる人間模様、生の不確かさやきらめきを、映画『エンディングノート』の監督として高い評価を受けた著者が描く。「時間が経過していくなかで、決して拭いきれない痛みや哀しみや苦しみを抱えて、それでも生きていく主人公たちの姿が実に胸に迫ります。安易な“再生”物語ではなく、“払拭”できなくても希望はあるし持っていていいのだと信じさせてくれる。個人的上半期ベスト本です」。ポプラ社1400円≪三浦さんおすすめ!≫■『Because I am a Girlわたしは女の子だから』角田光代 訳各国の作家7人が、教育の不平等や人身売買など、女性差別を抱えた発展途上国を訪ね、現地の少女たちの声を小説やルポに綴ったアンソロジー。「国際NGOが発信している、タイトルと同名のキャンペーン活動の一部として生まれた本書。『トレインスポッティング』の著者アーヴィン・ウェルシュによる『送金』は、“伝統”のひとことで片付けられてきた問題によって、運命を分かつことになった姉妹の物語。傑作」。英治出版1600円≪藤田さんおすすめ!≫■『奇妙な孤島の物語私が行ったことのない、生涯行くこともないだろう50の島』ユーディット・シャランスキー鈴木仁子 訳風変わりなストーリーを持つ50の孤島を、史実を基に綴り、美しい地図とともに収録。「最近いつも持ち歩いています。疲れた帰りの電車でパラパラして、1ページに贅沢に描かれた、世界のどこかに浮かぶ孤島の絵を眺めていると落ち着くし、自分というちっぽけさを心地よく想うことができて、トイレに置いておく用にもう一冊、買おうかなあと考えています。不思議と人生みたいなものを感じる一冊」。河出書房新社2900円≪瀧井さんおすすめ!≫■『人生最後の食事』デルテ・シッパー川岸 史 訳ホスピスの料理長と、入居者たちの日常を追った感動のノンフィクション。「食というものが人生にどんなに彩りを与えるかを再認識。一食一食を大切にしようという気持ちになると同時に、自分も誰かの人生を豊かにしようと心がけたくなるはず。また、死に穏やかに向き合う入居者たちの姿は尊く、人間とその人生を大切に思う気持ちが強まってきます」。シンコーミュージック・エンタテイメント1200円◇ふじた・かをり書評家、エッセイスト。著書に『だらしな日記』シリーズ、杉江松恋氏との共著『東海道でしょう!』(共に幻冬舎文庫)、『ホンのお楽しみ』(講談社文庫)など。ツイッター@daranekos◇みうら・あさこライター、ブックカウンセラー。小誌ほか雑誌やウェブで作家や漫画家のインタビュー、女性の健康などを手がける。著書に『そろそろ産まなきゃ』(CCCメディアハウス)など。ツイッター@asatian◇ふじた・たかひろ演劇作家。劇団「マームとジプシー」主宰。8月にワークショップ公演『ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ或いは、泡ニナル、風景』を予定。「本は、日常に立ち止まる時間を与えてくれます」◇たきい・あさよライター。小誌をはじめ、雑誌、新聞、WEBで書評や作家インタビュー、対談企画などを担当。TBS系『王様のブランチ』のブックコーナーのブレーンも務める。ツイッター@asayotakii※『anan』2016年6月15日号より。写真・多田 寛(DOUBLE ONE)文・熊坂麻美
2016年06月08日小規模での公開からたちまち口コミで広がり、ハリウッド大作を押さえて大ヒットとなった『あなた、その川を渡らないで』。本国韓国では、映画に登場するおばあさんに取材が殺到する事態が起こり、監督から自粛を求める異例のメッセージが発表されるなど社会現象となった本作をいち早く見た日本の著名人たちから、感動の声が続々と上がっていることが分かった。本作は、山あいの美しい小さな村で仲むつまじく暮らす、結婚76年目の老夫婦を追ったドキュメンタリー。おじいさん98歳、おばあさん89歳。2人は毎日、おそろいの洋服を着て、手をつないで出かけていく。春は花を折って互いに飾り、秋は落葉を投げ合って微笑み、冬ははしゃいで雪合戦をする。つつましくも愛にあふれた日々を送る白髪の恋人たちは、いまの生活に満足しながらも、日々の気苦労は絶えなかった…。口コミから観客動員を伸ばし、ついには韓国ドキュメンタリー映画史上No.1を達成した本作。その勢いは国内に留まらず、世界中の映画祭で上映され、「ロサンゼルス映画祭」では最優秀ドキュメンタリー作品賞を受賞。「モスクワ国際映画祭」を皮切りに各地の映画祭で一般の観客の心をつかみ「観客賞」を数々受賞した。そんな本作で映し出された、何年経っても変わらない2人の愛と夫婦のつつましい日常に、多くの著名人から感動の声が届いている。昨年、「爆笑問題」の田中裕二と再婚し、幸せいっぱいな人気タレント・山口もえは、「夫婦のこと 家族のこと 生きること…頬をつたう涙が静かに流れた。シンプルに…シンプルだけど観て良かった!!」との感涙コメントが到着。また、妻・辻希美と3人の子どもを育てる父親でもある俳優・杉浦太陽からは、「結婚76年目の老夫婦のラブラブな姿がとても眩しく美しかったです。僕たちもおじいちゃん、おばあちゃんになっても手をつないで歩きたいねと話していたので、あんなふうに年を重ねたいと思いました。本当に心温まる素敵な映画でした」と絶賛を贈る。さらに韓国出身で、『マネーボール』ベネット・ミラー監督の弟でもある超セレブ夫と、夫婦でそろってテレビにも出演するモデル・タレントのアンミカからは、「2人の愛あふれる、丁寧でつつましやかな生活に、心が優しさでいっぱいになり、夫を涙で抱きしめました」との声。良質映画の“ご意見番”、ジャズシンガーの綾戸智恵は、「半人前同士でひとつになる、そんでひとりひとりでひとつになる。支え合うとはコレや!昔なら映画にならへんこと、いま感動と共に気づくんや」と、心にしみるコメントを寄せている。<そのほか著名人コメント>■コウケンテツ(料理研究家)今日も綺麗だね、って。愛してるよ、って。もっともっと言おう。そしていくつになっても手をつないで歩くんだ。世界一素敵でかわいいおじいちゃんとおばあちゃんのおかげで素敵な目標ができました。■砂田麻美(映画監督)この監督は“映画”を撮ろうとしている。一組の名もなき老夫婦が互いに落ち葉を掛け合う奇妙な光景を目撃したとき、まずそう思った。やがて彼らに残された最後のときを冷静な眼差しと綿密な計算でもって描く監督の覚悟と才能にただただ感服し、いつのまにかドキュメンタリーだということも忘れていた。■犬山紙子(エッセイスト)おじいさんが寝ているおばあさんの頭を愛おしそうに撫でる。おじいさんの洋服をおばあさんが燃やす。実際にいる、76年連れ添った老夫婦から伝わるのは、大事な人を自分のことよりも想える幸せと哀しさでした。■羽林由鶴(恋愛カウンセラー)涙にも色々あるけれど…愛している証、愛されている証。それは幸せの証。強烈な愛を魅せつけられた。■岡野あつこ(夫婦問題研究家)「一緒に死ねたらいいね」「一緒に逝こう」夫婦は気持ちがひとつに繋がったとき、幸せな人生だったと過去に遡れる。『あなた、その川を渡らないで』は7月、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月16日8歳の少年が交通事故で死んだ。事故加害者の夫と不倫中の派遣社員・千恵子、パン工場で働きながら少年を育てていたシングルマザーの吉乃、加害者の夫で編集者の健二、加害者で人気スタイリストの美里。事故によって、それぞれが抱えることになった喪失とかすかな光を描いた連作短編集『一瞬の雲の切れ間に』。ドキュメンタリー映画の俊英、砂田麻美さんが初めて挑戦した完全なるフィクションだ。「最初に決めたのはタイトルでした。たまたま仕事で長崎の原爆資料館に行ったとき、原爆投下の状況を説明した文章の中に<一瞬の雲の切れ間に>という言葉があって、それがすごく印象に残ったんです。ほんの一瞬の出来事で、一生背負わなければいけない罪を犯してしまったり、運命がまるきり変わってしまうような事柄に遭遇したりするんだ、と。それを軸に据えたら、語り手としてどんな人を据えたらいいのかのイメージが一気に湧いてきました」事故から数えて2年ほどの年月。その間に起きたことや、それ以前の過去を、語り手それぞれが回想する形で物語が進む。そのときに浮かび上がるのは、人間というものの善悪入り交じる複雑な多面性だ。「映像は人物に確たるキャラクターを持たせないと伝わりにくいので、多くを語らせずに観客にゆだねる表現をします。だからよけいに、“書く”ことでしかできない表現を意識しました。できるだけ裏の裏までえぐって、その人のいいところも悪いところも余すところなく書こうと」執筆は主にスタバで。1日10枚とノルマを決めてコツコツ書いた。「5枚しか書けなかったら、翌日巻き返して15枚書く。スイッチが入れば周りが見えないほど集中できる方なので、そこまでいくと、脳裏に浮かんでいるイメージを文章に変換させることができるのですが」ちなみに本作には、5人の語り手がいるのだが、そのラストに登場するのは、意外な人物だ。「事件をめぐる人間関係の枠から、少し距離がある人物を1人出そうというのは最初に決めていて、その人物が、この物語を束ねる存在になるだろうという予感はありました」サスペンスフルに展開するエンディングと、その先に見える一条の光。その完成度を、ぜひご覧あれ。◇少年の死亡事故に直接的、間接的に関わった人々の胸の内が語られる連作短編形式。後悔、懺悔、赦し、希望など千々に心乱れる人々を描く。ポプラ社1400円◇すなだ・まみ映画監督。1978年生まれ。是枝裕和監督らの監督助手を務め、初監督作品『エンディングノート』で日本映画監督協会新人賞等を受賞。それをもとに小説『音のない花火』を発表。※『anan』2016年3月23日号より。写真・岡本あゆみ(砂田さん)森山祐子(本)インタビュー、文・三浦天紗子
2016年03月22日永積崇のソロユニット・ハナレグミが、俳優・阿部寛主演で是枝裕和監督が映画化する『海よりもまだ深く』(5月21日公開)の主題歌「深呼吸」を書き下ろし、同曲を使用した予告映像が12日、公開された。本作には阿部のほか、真木よう子、樹木希林らが出演。阿部は、小説家を目指すも一向に才能が開花せず、生活費のために探偵事務所に勤める男・良多役を務める。描かれるのは、そんなバツイチでギャンブル好き、夢ばかり追いかけ続けるダメ中年でありながらも、憎めない性格の良多と、母親(樹木)や元妻(真木)らとの繋がり。なお、母親が暮らす団地のシーンは、実際に是枝監督が19年間住んでいた、東京・清瀬市の旭ヶ丘団地で撮影されているという。主題歌を手がけたハナレグミは、本編の音楽をも担当。「深呼吸」の歌詞中では、劇中で描写される"夢見た未来と少し違う今を生きる人々"の姿が投影されており、そのような人々の背中を押すような、ポジティブなムードに包まれている。ハナレグミ自身も「主人公の良多と一緒に、うつむいたり空を見上げたりしながら曲を書きました」と制作背景を明言。続けて、「『なりたい大人になれたかい?』その問いが僕の手の中にも残りそして また一つ深呼吸」と優しく語りかけるように説明した。なお、同曲は5月25日のリリースが決定している。一方の是枝監督は、製作・プロデューサーとして参加し、ハナレグミが楽曲提供した砂田麻美監督作『エンディングノート』(11年)を振り返り、「その時から、いつか自分の監督作品で、音楽を、と考えていました」と明かしながら、「今回夢がかないました」と歓喜。さらに、録音スタジオを訪問した際を思い出して「まだテーマ曲の『深呼吸』は、ほとんど歌詞はできていませんでしたが、そのメロディーラインを一度聴いただけで、身体が震えるほど」感動したと打ち明ける。完成した曲については「映画の描いていない主人公の過去や未来をも感じさせてくれる名曲」と大絶賛。「この歌で映画が締めくくれることを本当にうれしく思っています」と感慨を示した。予告映像では、そんな主題歌をBGMに、未練たっぷりの元夫・良多の情けない姿を披露。冒頭から元妻と、その新恋人が息子の野球観戦をしているのを遠巻きに双眼鏡で見ながら「もう…しちゃったのかな…」とつぶやく姿などダメ具合を見せつける。さえない良多の唯一の楽しみは、月に一度の息子と過ごす時間。しかし、その場面でも「そんな一生懸命に父親になろうとするんなら、何で一緒にいる時にもう少しさぁ…」と元妻に悪態をつかれてしまう。母親とのシーンでは、団地の一角で「すいませんね…かい性なしの息子で」とその心境を自嘲して見せる良多。それに対して母親は「幸せってのはね、何かを諦めないと手にできないもんなのよ」と元気づける。終盤では、息子に「パパは何になりたかったの?」と聞かれた良多の「パパは…まだなれてない」という本音も吐露され、主題歌も相まって、感傷的な映像に仕上がっている。(C)2016 フジテレビジョン バンダイビジュアル AOI Pro. ギャガ
2016年02月12日「下町ロケット」の熱血社長ぶりで日本中を魅了し、『エヴェレスト 神々の山嶺』では孤高のクライマーに挑む阿部寛が、一転、妻子に逃げられ、ギャンブル好きで夢ばかり追い続ける中年男を演じる是枝裕和監督の最新作『海よりもまだ深く』。このほど、「ハナレグミ」による主題歌に彩られた本作待望の予告編が完成、是枝監督からコメントが到着した。団地に1人住まいの母・淑子(樹木希林)。苦労させられた夫を突然の病で亡くしてからは、気楽なひとり暮らし。長男の良多(阿部寛)は、15年前に一度、文学賞をとったきりの売れない作家。いまは探偵事務所に勤めているが、「小説のための取材」だと言い訳している。そんな良多に愛想を尽かして離婚した元嫁・響子(真木よう子)。11歳の息子・真悟(吉澤太陽)の養育費も満足に払えないくせに未練たらたらの良多は、探偵技で響子を“張り込み”し、彼女に新しい恋人ができたことに1人ショックを受けるが…。是枝監督の『歩いても 歩いても』で親子役を演じた阿部さんと樹木希林が再び子と母となり、元妻に真木よう子、姉に小林聡美、探偵事務所社長にリリー・フランキー、探偵の相棒役に池松壮亮など、豪華なキャストが名を連ねる本作。いくつになっても大人になりきれない男と、そんな息子を深い愛で包み込む母の姿を中心に、夢見た未来と少し違う、いまを生きる家族の姿を映し出す。本作で是枝監督が楽曲をオファーしたのは、聞き手を温かさで包む独特な歌声が魅力の「ハナレグミ」。書き下ろしの主題歌「深呼吸」は、まさに劇中の“夢見た未来と少し違ういまを生きる人々”の姿が投影されており、さらに彼らの背中をそっと押してくれるような心地よい響きを放っている。また、「ハナレグミ」は主題歌以外にも本編の音楽を担当。ほろ苦くも温かい家族の物語に清新な風を送る。今回到着した予告映像では、その「ハナレグミ」の楽曲も初披露。良多が“元”家族を張り込む様子やギャンブルに興じるダメダメぶり、母・淑子や元妻・響子が良多に何も期待していない様子などが描かれる。その中、是枝監督が実際に9歳から28歳までの19年間住んでいた東京都清瀬市の団地で撮影したという淑子の家のシーンでは、台風のため翌朝まで帰れなくなった家族が一堂に会する姿も。最後に映し出される、阿部さん演じる良多のちょっと頼りなさげな背中や、樹木さん演じる母親が息子の腕をとって仲睦まじく歩く姿には、微笑ましくも自分自身の姿を重ね合わす人も多いかもしれない。<以下、コメント>■是枝裕和監督「ハナレグミ」さんには、砂田麻美監督の『エンディングノート』でご一緒させていただいたのが、最初です。その時から、いつか自分の監督作品で、音楽を、と考えていましたが、今回夢が叶いました。録音スタジオにお邪魔したとき、まだテーマ曲の「深呼吸」は、ほとんど歌詞はできていませんでしたが、そのメロディーラインを一度聴いただけで、身体が震えるほど感動しました。出来上がった曲は、もう、映画の描いていない主人公の過去や未来をも感じさせてくれる名曲で、この歌で映画が締めくくれることを本当に嬉しく思っています。■ハナレグミ主人公の良多と一緒に、うつむいたり 空を見上げたりしながら曲を書きました。「なりたい大人になれたかい?」その問いが僕の手の中にも残り、そしてまた一つ 深呼吸。この映画に参加できて、とても光栄に思います。『海よりもまだ深く』は5月21日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月12日第70回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門で「監督賞」を含む4賞を受賞したほか、各国の映画祭でも受賞が相次いだ、英国版“おくりびと”を描く『おみおくりの作法』。2015年1月24日(土)からの日本公開を前に、いち早く本作を観賞した、小堺一機や斎藤工、映画コメンテイターのLiLico、漫画家の辛酸なめ子、『エンディングノート』で知られるドキュメンタリー監督の砂田麻美などから、絶賛のコメントが続々と寄せられていることが分かった。ロンドン市ケニントン地区の民生係ジョン・メイ(エディ・マーサン)。彼の仕事は、ひとりきりで亡くなった人の“おみおくり”。ともすれば事務的に処理することもできるこの仕事を、ジョン・メイはいつも誠意をもってこなしていた。ある日、ジョン・メイの真向かいに住むビリー・ストークが亡くなり、これまで以上に熱心に仕事に打ち込むジョン・メイ。故人を知る人を訪ねて葬儀へと招待する旅の過程で、出会うことのなかった人々と知り合い、彼にも変化が生まれていく…。本作は、日本でも社会問題となっている孤独死の弔いを担当する、役所の几帳面な民生係ジョン・メイが、故人の人生を紐解く中で新たな人生を歩みだす物語。主人公ジョン・メイを情感豊かに演じるのは、『戦火の馬』『思秋期』などの大作やシリアスな作品から、『ワールズエンド 酔っぱらいが世界を救う!』などコメディもこなせる、英国を代表する名優、エディ・マーサン。監督・脚本は大ヒットコメディ『フル・モンティ』を生み出した名プロデューサー、ウベルト・パゾリーニが手がけている。死者に対しても、誰に対しても丁寧にあたたかく向き合うジョン・メイが見守る“旅立ち”と、胸震える感動が待つ奇跡的なラストシーンは、日本でも多くの映画通たちの心をとらえている。<著名人コメント>(順不同・敬称略)■斎藤工(俳優)※オフィシャルブログより抜粋きめ細かく上質な風味。 厳選され抽出されたエスプレッソの様な作品。ひたすらに素晴らしい。■LiLiCo(映画コメンテーター)優しさに満ちた生き方をすれば逝くときは美しくて感動的。日本らしい考えが溢れる傑作!■辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)誰も来ない誕生日よりも誰も来ないお葬式の方が何倍も淋しいことに気付き、生きている間にもっと人と関わらなければと切実に思いました。■砂田麻美(『エンディングノート』監督)死者という名のモノ言わぬ人間の痕跡は、一体誰のためにあるのだろうと、答えのない問いをずっと考えている。映画「おみおくりの作法」の主人公は、 彼等がわたしたちの世界を横切っていくことの愛おしさを、 その真摯な人生を通じて惜しみなくわたしに教えてくれた。■志茂田景樹(よい子に読み聞かせ隊隊長・作家)こんな人、日本人もいるよね、と自問して観ていたら、登場人物がみんな日本人に見えてきた。死者の思いを、探しあてた遺族に伝える主人公の崇高な心情にふれ涙があふれた。■小堺一機(タレント)観終わった後に、こみあげてくる数々のセリフ、場面の意味、いま生きていることの素晴らしさ、小津映画のような、静かな饒舌さ。エディ・マーサンが素晴らしい!特に、先日行われた自身初のトークライブに登壇した小堺さんは、本作を紹介する際、ラストシーンを話すことができないもどかしさに「とにかく、細部にわたってこだわり抜かれた素晴らしい映画だから、絶対に観てほしい!」と繰り返していたほど。観た後には誰かに伝えずにはいられない、そんなアツい想いが詰まったコメントの数々から、本作に思いを巡らせてみて。『おみおくりの作法』は2015年1月24日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月30日スタジオジブリに1年間密着した『夢と狂気の王国』の砂田麻美監督が取材に応じ、昨年、引退を表明した宮崎駿監督について「世界的な巨匠といわれる人でありながら、毎日規則正しい生活のなかで『いつか才能が枯渇してしまうのではないか』という恐怖と向き合いながら、常に最高のコンディションを維持しようとしていた。努力にもさまざまな“質”がありますが、最も質の高い努力を見せてもらった気がします」と語った。『エンディングノート』で一躍注目を集めた砂田監督が、宮崎監督の最後の長編アニメ『風立ちぬ』の製作過程を軸に、スタジオジブリの日常と、作品づくりに関わる人々の苦楽と葛藤を紡ぎだす。公開時の宣伝コピーである「ジブリにしのび込んだマミちゃんの冒険。」が示す通り、単なるドキュメンタリーの枠組みを超えた、ジブリという王国をめぐる冒険譚に仕上がった。「ジブリはとても自主性を試される場所。撮影に入る前は、すごく細かいルールがあると思ったんですが、実際には真逆でカメラを持った私は“放し飼い”状態でした。鈴木さん(鈴木敏夫プロデューサー)に、宮崎監督の部屋に行くタイミングを尋ねても『なんで俺に聞くの?』って」(砂田監督)。ただ、制約がほとんどない状況だからこそ「本当に撮るべき瞬間を逃したくないので、逆になるべくカメラは回さないようにした」といい、「たくさん(素材を)撮ればいいかといえば、そんなことは全然ないので…。もちろん、宮崎監督に密着できる機会はとても貴重なので、撮りたいという気持ちとの戦いは常にありました」と葛藤を明かす。宮崎監督の引退表明を機に、スタジオジブリは大きな転換期を迎えている。「でもこの作品を2012~2013年という時期に撮った意味や価値がわかるのは、もっともっと後のことだと思います。私はもちろん、宮崎監督もジブリの皆さんも最後だなんて考えずに、ただ一生懸命に自分の仕事をこなしていましたから。私自身は今の時代の人だけではなく、自分がいなくなった後の人たちがジブリを、そしてこの時代をどう観るのかなという点をすごく意識して、作品を完成させたつもりです」。『夢と狂気の王国』発売中発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンレーベル:ジブリがいっぱいCOLLECTION スペシャル取材・文・写真:内田 涼
2014年05月21日宮崎駿監督の引退表明&『風立ちぬ』の大ヒットが社会現象を巻き起こした“ジブリイヤー”。その締めくくりとして、高畑勲監督の最新作『かぐや姫の物語』の公開(11月23日)が迫る中、“ポストジブリ”と目されるスタジオのプロデューサー陣が同作について語っている。スタジオジブリの今に迫るドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』(砂田麻美監督)の公開を記念し、11月15日(金)夜、東京・新宿バルト9で、現在ジブリでプロデューサー見習いを務める川上量生氏を聞き手に、『009 RE:CYBORG』などで知られる「Production I.G」の石井朋彦プロデューサー、細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』を制作するため、「スタジオ地図」を立ち上げた齋藤優一郎プロデューサーの両人がトークショーを実施。2つのスタジオとも“ポスト・スタジオジブリ”の最右翼として国内外で注目される存在だ。高畑監督にとって14年ぶりの新作となる『かぐや姫の物語』は、日本最古の物語文学「竹取物語」に隠された、ひとりの少女・かぐや姫の“罪と罰”を独特なタッチで描く長編アニメーション。そんな本作について、石井氏は「瞬きするのももったいないほど。世界一の演出家の手練と、手で描いた絵が動き出すすさまじさに圧倒された。何より、かぐや姫が可愛い」と絶賛。さらに「緻密化、キャラ化する日本のアニメと真逆で、ムダが一切なく省略的な世界だからこそ、感動できる。何より“高畑さんの「かぐや姫」”になっている点が素晴らしい」。製作に8年を費やし、総製作費は50億円。それでもプロデューサー目線では「暴言かもしれないが、50億円でも安いと思う」と言い、「国宝級ですよ。巷では高畑監督の最後の作品と言われるが、これを観て『まだ作るな』と思った」と熱弁していた。石井氏はジブリで、高畑監督の前作『ホーホケキョとなりの山田くん』の制作に携わった経験を持つ。一方の齋藤氏も「やはり絵画としての魅力がある。今、国宝って話が出ましたが、重文(重要文化財)にふさわしい」とやはり賞賛を惜しまない。『おおかみこどもの雨と雪』の大成功で俄然注目を浴びる中、「ポストジブリと言われても、時代も人材も違いますからね…。やっぱり○○的を目指すよりも、常に新しいチャレンジを重ねて、自分たち的なことをするしかないと思う」と決意を新たにしていた。『夢と狂気の王国』は新宿バルト9ほかにて公開中。『かぐや姫の物語』は11月23日(土・祝)より全国にて公開。(text:Ryo Uchida)■関連作品:かぐや姫の物語 2013年11月23日より全国にて公開(C) 2013 畑事務所・GNDHDDTK
2013年11月22日長野県茅野市の蓼科高原で第15回となる「小津安二郎記念蓼科高原映画祭」が開催される。開催日時は10月27日(土)、28日(日)の2日間。上映場所は茅野市民館と新星劇場の2か所。日本映画史上、黒沢明、溝口健二と並び三大巨匠と称される小津安二郎監督は、蓼科高原を気に入り、蓼科にある山荘でシナリオライターの野田高梧とともに多くの作品を生み出した。この映画祭は、小津、野田両氏にゆかりのある蓼科高原・茅野市で「小津映画・小津のこころ」に触れるとともに、小津に続く国内外の映画の上映やさまざまなイベントをとおして、この地から21世紀の映画が生まれることを願って平成10年にスタートした。今回の上映作品は小津安二郎監督作品「父ありき」、「東京の合唱(コーラス)」。追悼・新藤兼人監督として「一枚のハガキ」、「午後の遺言状」のほか、日本映画監督協会新人賞作品、市民公募作品など13タイトル。さらに短編映画コンクールも行われる。ゲストは女優の樹木希林、川上麻衣子、映画監督の原田眞人、三島有紀子、砂田麻美、鈴木健介、活動弁士の澤登翠、近代映画協会社長兼プロデューサーの新藤次郎、共同通信社編集委員の立花珠樹各氏が出演の予定だ。なお、ゲストはやむを得ない事情により変更になる場合がある。映画上映のほか、シネマカフェ、交流パーティーなどが行われる。また、茅野市民館ロビーで新藤兼人監督写真展も企画されている。上映スケジュール、料金など詳細は蓼科高原映画祭ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月22日安倍麻美が8歳年上のクリエーターと入籍、芸能界引退元モーニング娘の安倍なつみ(30)の妹、安倍麻美(26)が11日の自らのブログで結婚、そして引退を発表した。麻美のお相手は34歳のインターネット中心のクリエーターで長身のやせ形で、目鼻立ちのはっきりとしたイケメンという。二人は5年前に知人の誕生会を通じて知り合い、交際2年を経て、1並びの2011年11月11日に入籍したと報告し、妊娠はしていないという。安部麻美の結婚報告ブログ(全文)久しぶりのブログ更新になってしまい申し訳ありません。今日は、この場を借りて、皆様に大切な報告をさせて頂きます。私、安倍麻美は、11月11日に入籍致します。お相手の方は、34歳クリエイターをしている方で、5年前に知人の誕生日会で知り合いました。何度かお食事させて頂いた後、意気投合しお付き合いがはじまり、その後2年お付き合いを経て、この度結婚することになりました。そしてもう一つ、皆様に大切な御報告があります。芸能界から引退をし、新たな人生を歩む決意を致しました。今の私は、母や姉に料理を教わり、毎日色々な料理にチャレンジしています。次の私の夢である素敵な奥さんになれるよう、日々学び、彼を支えていきたいと思います。今日まで私をあたたかく応援して下さったファンの皆様、いつも近くで支えてくれたワタナベエンターテインメントの社長とスタッフの皆様、今日まで私を育ててくれて本当に有難うございました。歌手という夢を叶えることが出来た事、 たくさんの出逢いと経験をさせていただいた事、心から感謝しております。今まで数々のご声援ありがとうございました。また、今年30歳をを迎えた姉のなつみは、妹に先を越される形となったが、麻美の結婚の喜びを公式サイトで語っている。ご存知の方もいらっしゃると思いますが・・・本日妹、麻美が入籍しました♡麻美を応援して下さった皆様、支えて下さった関係者の皆様、この場を借りて感謝申し上げます。有難うございました。幸せであたたかい家庭を築いていってほしいと思います。あーし♡おめでとう♡愛する人と新しいスタートを切った妹、麻美と芸能界に残る姉、なつみだが、これからも今まで通り仲の良い姉妹で、それぞれの世界で頑張って行って欲しい。元の記事を読む
2011年11月12日