●『アウトレイジ ビヨンド』セリフ量が倍に昨年10月から11月にかけて、「暴走の黒幕」と題して映画『アウトレイジ 最終章』スタッフ5名のインタビューを掲載した(第1回:監督・北野武第2回:プロデューサー・森昌行第3回:音楽・鈴木慶一第4回:美術・磯田典宏第5回:チーフ助監督・稲葉博文)。反響が大きかったため、同作のDVD・Blu-rayが4月24日に発売されるタイミングに合わせて、新たに3名への追加取材を実施することに。ビートたけしがオフィス北野を去ったのは、取材を終えた矢先の出来事だった。北野映画は今後どうなるのか。行く末は不透明なままだが、同作で重責を担ってきたスタッフ2名、役者1名の言葉を、「”北野映画最新作”の証言者」としてここに記録したい。1人目は、同作で第41回日本アカデミー賞・優秀録音賞を受賞した久連石由文氏。名立たる役者陣の掛け合いは、この男なくして光ることはない。久連石氏が「正解はない」と語る、北野映画の「音の世界」を巡った。○アカデミー賞後に「いいね!」急増――アカデミー賞優秀録音賞の受賞、おめでとうございます。ありがとうございます。北野組での僕の前任は同じ会社の先輩である堀内(戦治)なんですが、そこから受け継いでやらせてもらっています。『座頭市』から堀内の助手として入り、『アウトレイジ ビヨンド』からは現場を任されて、堀内が仕上げる流れです。『アウトレイジ 最終章』で初めて現場と仕上げの作業の両方をやらせてもらったので、こういった賞をいただけるのはすごくうれしかったです。――周囲の反応からも実感が湧いてきそうですね。素人には想像もつきませんが(笑)。確かにありますね(笑)。自宅に飾った楯とブロンズを写真に撮って、Facebookで「いただきました。ありがとうございます」と報告したら、今までそんなに「いいね!」とかもらえなかったのに、いきなり150を超えるぐらいの反応があって(笑)。すごい量のおめでとうコメントが来たので、ビックリしましたね。――人気シリーズの完結編。相当なプレッシャーがあったんじゃないですか?監督の立ち居振る舞いを見ていたので流れは把握していたんですが、やっぱり仕上げの段階では今まで感じたことのない緊張が……(笑)。仕上げについては、ほとんど何もおっしゃらずに僕らに任せてくださるので、音楽や(音響)効果とのバランスを探りながらの作業でした。――北野監督は多くを語らないそうですね。これまで取材させていただいた北野組の方々も同じようなことをおっしゃっていました。音楽と効果のスタッフさんとは打ち合わせをしますが、監督は出したい音のイメージを撮影の現場でおっしゃるので、それを台本に書き込んでおいたり。シーンの準備をしている時に「こういう音が欲しい」と伝えてくださるんです。――「欲しい音」というのは、例えばどのような音なんですか?フレームには映り込んでない要素の音ですね。それは想像しないとたどりつけない。例えば環境音や、メイン以外の人のアクションノイズとか。ある人が殴られてフレームの外に出てしまった時に、「棚にぶつかったような音が欲しい」みたいに。○関東と関西とバカヤロー戦争――観客はその作られた音を聞いて無意識に映像化しているわけですね。そうなんです。撮影中に実際にぶつかってもらうわけにはいかないですからね。撮影が終わって、そのまま現場で音を録ったり、効果さんに頼んだりもします。――録音は「声」を連想してしまいますが、それ以外のあらゆる「音」を拾うことも大事なんですね。そうですね。この作品ではないですが、そのシーンの舞台とは違う場所での撮影だった場合、現地まで行ってその街の音を録ったりもします。日本国内でも、北と南で全然違うんですよ。――音の世界は奥深いですね。「アウトレイジ」シリーズで作業工程に変化はあったんですか?『アウトレイジ』は痛々しい描写がメインになっていましたが、『ビヨンド』からはセリフ劇で関東と関西のヤクザのバカヤロー戦争に。台本を開くとセリフがいつもの倍以上あったので、「もしかして、自分が初めてメインになるので試されてるんじゃないか!?」と(笑)。――勘ぐってしまったと(笑)。撮影現場での作業は変わらないのですが、観客に聞かせたい音が増えて細かい作業になるのでそこは大変です。――お互いのセリフが被ってしまうことも?そういう時はテストが終わった段階で役者さんに説明させていただいて、芝居に差し支えがないようにずらしてもらうことはあります。●大杉漣さんは「すごく優しい」――苦労の末の"バカヤロー戦争"。ご自身として出来栄えはいかがですか。ちゃんと録れていたので、僕としては納得しています。作品も面白く仕上がって、たくさんの動員もありました。台本を開いた時は「えっ……」と言葉を失ってしまうくらいのセリフの量だったのですが、うまくいってよかった(笑)。『最終章』は『ビヨンド』に比べるとそこまでセリフは多くなかったですね。大友の哀愁を表現していると思うので、『ビヨンド』よりは全体的に静かなトーンでした。――とはいえ、ブチ切れるシーンもたくさんありました。そうですね、そこは変わらずでした(笑)。――役者の声を最も近くで聞いていらっしゃるわけですが、好みの声はあったりするんですか? 録音部の心をつかむ声が気になります。「アウトレイジ」シリーズの中では白竜さんですね。すごくカッコよくて、声が通る方。こういう作品には欠かせない存在だと思います。○北野武監督との「うれしかった」思い出――現場では俳優さんとどのようなやりとりがあるんですか?滑舌悪かったら、「すみません。今のちょっと聞き取りづらくて……」と遠慮なく言わないとけない立場です。ロケの場合は、飛行機やトラックなど周囲の雑音が入った時はもう一度やってもらうのが僕らの鉄則。保険で録っておかないと何があるか分からないので。そういう時は監督にお伺いを立てます。だいたいの監督は「いいですよ」となるんですが、北野監督の場合は編集でどの部分を使うのかを分かっていらっしゃるので、「使わないから大丈夫」と言われることもあります。僕らが保険としてほしくても必要なかったらハッキリとおっしゃってくださいます。――『最終章』の公開後、大変悲しいニュースがありました。久連石さんにとって、大杉漣さんはどのような役者さんでしたか?すごく優しくて、僕らにも気さくに話しかけてくださる方でした。ずっと早口で、感情的にも爆発して大変な役なんですよね。聞き取りづらい場面があって、それを正直にお伝えしたら、「えっ!? 本当? ちゃんと言ってると思うんだけどなぁ」と、とぼけながら明るく雰囲気をほぐしてくださいました。大杉さんからは、力強いセリフをいくつもいただきました。――お人柄が伝わるエピソードですね。ありがとうございました。北野監督と初めて会った時のことは覚えていらっしゃいますか?初めてお会いしたのは、『みんな~やってるか!』(95)です。演歌のシーン用の歌録りをして、それが初めてだったと思います。当時は緊張していて、ほとんど覚えていません(笑)。その後の会話で覚えているのは……『座頭市』(03)の頃に、タップの音の広がり方のイメージを、先輩の堀内よりも先に僕にヘッドホンをかけて「こんな感じにしてくれ」と伝えてくださいました。それがすごくうれしくて。本来であれば、最初はメイン担当者に話すはず。「はい、わかりました」しか言えませんでしたけど(笑)。――監督は言葉で褒めることは少ないらしいのですが、それでも監督のツボを押さえられた手応えを感じたことはありますか?監督のどこかのインタビュー記事で、「音はうまくいってるんじゃないかな」という一言があって。音声と効果と音楽、それぞれのスタッフが楽しそうにやりやすいようにやっていると。その点においてはツボは押さえられたかもと思いました。○"引き算"思考は録音部にも――三者の関係性が重要なわけですね。現場で仕上げている時に話し合うだけなんですけどね。お互い作ってきた音を出して監督に聞いてもらいます。――音楽の鈴木慶一さんは、北野監督について引き算的な思考の持ち主とおっしゃっていました。音響効果に関しては、いらないものは排除していく。冒頭で軽トラが浜辺に降りていくシーンには、エンジン音が入っていないんです。ダビング作業を3日かけて行うんですが、1日が終わった段階ではエンジン音が入ってたんです。近づいてくる軽トラの音があって、通過して徐々に遠のいて止まってエンジン音も消える。2日目に朝、「あの音取ってくれる?」と言われて。あの音の静けさと雰囲気、これこそが北野映画だと感じました。――再びアカデミー賞の話題に戻るのですが、任された大役で表彰されるのはすばらしいことですね。客観的に何が評価されたと思いますか。銃声に実弾の音を使ったり、そういう効果音がしっかりと立っています。だからこそ重要なセリフはハッキリ聞かせたいので、現場の状況が悪いからといって遠慮しないこと。そういう信念があります。●北野組、他の現場との決定的な違いとは――録音技師にとって鉄の掟ですね。それでも、録り直しができないことはないんですか?そういう場合はテストの音に変えたりして対応しますが、たとえば海辺のロケで波の音がうるさい時に、雰囲気だけで伝えようとするのではなくて、やっぱり、セリフはきちんと観客の耳に届けないといけません。そこを忘れないように心掛けています。――録音技師の醍醐味は何ですか?うるさい環境できちんとセリフが録れた時に達成感があります。ただ、僕の努力だけではなくて、助手さんのピンマイクやガンマイクのおかげでもあるので、それらがシンクロした時の気持ち良さは格別です。――北野組は他の現場と比べてどのような違いがあるのでしょうか?やっぱり「緊張感」じゃないですかね。監督はご自身の中で計算をした上で1つ方向性が定まっている方なので、そこへどうやって向かっていくのかが重要になります。必要ないものに関しては、「いらない」とハッキリ言われるので。撮影部もそうだと思うんですけど、自分が納得していなくても監督が納得することもあって、そこにたどり着くまでの緊張感が北野組にはあります。――北野監督は決断に迷いがない方なんですか?音楽の出しどころなどいろいろと迷っていらっしゃる姿もお見掛けしました。僕らが作業して仕上げた時、きっと何かで迷われてるんだなと。問題ない時は何事もなく進みますが、無言の時間が本当に緊張します(笑)。――北野監督を取材した時、基本的にはスタッフにゆだねているともおっしゃっていました。それが音の打ち合わせで多くを語られないところだと思います。とりあえず、やりたいようにやってみてと。細かい指示は打ち合わせでは一切ありません。――北野組には長年携わっているスタッフも多いので、役者にとっても独特の緊張感がある現場だそうです。役者さんも1カット1カット真剣で、すごく緊張感を持って臨んでいらっしゃるのがすごく伝わる現場です。きっと、僕らと同じような緊張感があるんじゃないでしょうか。スタッフと役者の北野組ならではの緊張感があるからこそ、良いカットがたくさん撮れているんだと思います。○100点は一生ない――次の作品も楽しみですね。そうですね。デジタル技術の進化と共に、撮影現場の緊張感は薄れていると思うんですよ。僕らの世界でも、一度消してしまった音でも復旧することができる。失敗しても、戻ることができるんです。そういう緊張感が薄れている時代の流れの中で、変わらない緊張感をもたらしてくださるのが北野監督だと思います。――試写を見て、その緊張感から解放されるんですか?試写を見てホッとすることは今まで一度もないです。これは、どの作品をやっても同じ。完成して一週間後ぐらいに試写があるんですが、「もっとこうしておけばよかったな」とか、たくさんの課題が見つかります。音の世界に正解はないので。きっと、100点満点は一生ないと思います。■プロフィール久連石由文(くれいし・よしふみ)主な担当作品は、『色即ぜねれいしょん』(09)、『月光ノ仮面』(12)、『アウトレイジ ビヨンド』『アウトレイジ 最終章』(12・18)、『ルパン三世』(14)、『龍三と七人の子分たち』(15)、『ピースオブケイク』(15)など。(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会
2018年04月23日一大ブームを巻き起こし、今なお愛され続ける名作ドラマ『花より男子』。その新章となる『花のち晴れ~花男 Next Season~』が、4月17日から放送される。主人公の江戸川音(えどがわおと)を演じるのは、連続ドラマ初主演となる杉咲花さん。「前作の『花より男子』は、毎週ワクワクしながら見ていました。なので、役とはいえ、牧野つくしさんと同じ制服を着たり、同じ学校に通うことができるのは感慨深いです。初めて衣裳を着たときには、鳥肌が立ちました。それに、これまで青春ラブストーリーのような物語に出演したことがなかったので、その経験もとても新鮮です。こうして新しいものに挑戦できるのは幸せですね」最初に脚本を読んだときから、音のキャラクターに心惹かれたという。「音ちゃんは、素直だけど、ちょっと不器用。でも、その性格ゆえにもがいている姿にこそ、共感できるし、応援したいという気持ちになるんです。芯の強さだけではなく、ふんわりとした可愛らしさを持ち合わせているところも魅力的。そんな、音ちゃんの素敵な部分をちゃんと表現できるかと不安になったこともありました。でも、今は私という生身の肉体を通して、新しく生まれてくる表現ができればいいなと思っています。髪も、原作の音ちゃんのイラストを美容師さんに見せて切ってもらいました。少しでも役に近づけたら嬉しいなと思っています」社長令嬢だった音は、父の経営する会社が倒産して貧乏暮らしを強いられるも、たくましく生きていく。「逆境に強いところは音ちゃんに似ています。悔しいし苦しくても、そういう環境に置かれることは好きです。内心、喜んでいることもあるくらい(笑)。周りに流されない姿も親近感を覚えますね。私も高校生の頃から流行を気にするのをやめて、自分が好きだと思うものに自信を持てるようになりました。それは、このお仕事を始めてから好きなことを貫いている人に出会い、刺激を受けたから。それが、自分らしくいられる一つの要因なのかもしれません」今作では、神楽木晴(かぐらぎはると)を演じる平野紫耀さんや馳天馬(はせてんま)役の中川大志さんなど、同世代の役者たちが揃い踏み。「初回の本読みの日に、一緒にゲームをすれば距離が縮まるかなと思って、みんなで人狼ゲームをしました。平野さんはとにかく天然で面白い、いつも現場を明るくしてくれるムードメーカーです。大志くんは5年前にも共演したことがあって、すごく話しやすい。ほかの共演者の方々も、みなさん本当にフレンドリーです」今作は、「学生時代を思い出しながら楽しめる作品」と杉咲さん。「学生ならではの変化しやすい感情や、それを自分でもコントロールできずにいる登場人物たちの姿は、“こんなときもあったな”と、大人の方の目には可愛らしく映ると思います。きっと、応援したくなるキャラクターが見つかるのではないでしょうか。気軽に見られるけれど、シーンによっては引き込まれる瞬間も。いろいろな楽しみ方ができる作品に仕上がっていると思います」すぎさき・はな1997年10月2日生まれ。東京都出身。映画『BLEACH』が7月20日、『パーフェクトワールド』が10月5日公開。写真集『ユートピア』(東京ニュース通信社)が発売中。実家が倒産して貧乏になった江戸川音は、超名門高校である英徳学園の品位を保つために“庶民狩り”を行うC5にバレないよう、“隠れ庶民”として学園に通うが…。4/17スタート。毎週火曜22:00~、TBS系にて放送。※『anan』2018年4月11日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・井伊百合子ヘア&メイク・奥平正芳インタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年04月09日日々の中には、実はたくさんの開運のタイミングがあります。開運指南のスペシャリストたちに、実際に行っている開運行動を伺いました。教えてくれたのは、占術・心理テスト研究家・章月綾乃さん、風水心理カウンセラー・谷口 令さん、東洋、西洋占星術研究家・水晶玉子さんです。金運金欠なときほど、寄付やお賽銭を。「お金がないときや、仕事がうまくいかないときは、運気が止まっているサイン。あえてお金を手放して、運に流れを。手放した以上に入ってきます」(章月さん)社交運気のいい場所でランチをする。「ワクワクすることで、出会いを呼びます。気のいい場所は、お店から出てくる人たちの笑顔を見たり、運気が良さそうな知り合いに聞いてみては。縁を深めたい人とだけでなく、一人でも効果あり」(谷口さん)全体運近所の吉方位の神社仏閣へ行く。「なかなか吉方位旅行ができないとき、近所の神社仏閣へ。それも難しいときは、吉方位のお店やコンビニへ。無理をしすぎず、方位を取れれば良しとしています」(水晶さん)買い物で迷ったら、高い方を選ぶ。「迷っている時点でどちらも買えるもの。安く済まそうとすると妥協の記憶が残ります。ならば高いものを選ぶという行動に人生を引き上げてもらいましょう」(章月さん)仕事運こまめにカレンダーを見て暦を意識。「暦を意識してから、新しいご縁が次々とやってくるようになりました。気持ちを切り替えた瞬間に、運は動き始め、願いが叶うのに必要な人に出会えたりするのです」(谷口さん)章月綾乃さん占術・心理テスト研究家。「開運アクションをするとき、電車の遅延や体の不調などスムーズにいかないときは“やめておけ”のサイン。流れを優先しています」谷口 令さん風水心理カウンセラー。著書に『谷口令の風水インテリア』(主婦の友社)など。「運を引き寄せるのは自分自身。神社参拝で楽しい時間を過ごすことが大切」水晶玉子さん東洋、西洋占星術研究家。著書に『2018 縁結び開運バイブル』(光文社)など。「開運のために無理をしない、やりすぎないこと。タイミングを見計らいます」※『anan』2018年4月4日号より。イラスト・山中玲奈(by anan編集部)
2018年04月02日映画『フィフティ・シェイズ』シリーズの最終章となる『フィフティ・シェイズ・フリード』が、2018年10月5日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ他全国ロードショー。世界54地域で初登場1位を記録し、全世界シリーズ累計興収は13億1900万ドルを誇る話題作がついに日本上陸する。『フィフティ・シェイズ』シリーズ、ついに最終章世界中で社会現象を巻き起こした、2015年の大ヒット映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』。原作は、累計発行部数1億冊以上のELジェイムズの小説。巨大企業の若き起業家にしてCEO、女性ならば誰もが憧れずにはいられない超絶イケメンのグレイと、それまで恋の経験がなかった女子大生アナの特異な恋愛模様を過激な描写で描いたベストセラー小説だ。2017年6月には、その第2章となる『フィフティ・シェイズ・ダーカー』が公開。『フィフティ・シェイズ・フリード』はその最終章となっており、官能世界の過激さはもちろん、最終章に相応しい衝撃の展開が繰り広げられるようだ。幸せな日々を危険にさらす新たな脅威映画『フィフティ・シェイズ・フリード』は、クリスチャンとアナが遂に夫婦として結ばれ、贅沢な新婚生活を満喫するおとぎ話のような日々から始まる。純白のベールから心底幸せそうな笑顔を見せるアナと「終生君を愛する」と宣言するグレイ。そんなラブラブな2人の前に、幸せを危険にさらす新たな脅威が姿を現す。またもや入り込んだ危険な影から2人は逃れることができるのか、ラストは最終章に相応しい衝撃の展開が繰り広げられる予定だ。ダコタ・ジョンソン×ジェイミー・ドーナン1作目、2作目に引き続き、アナ役をダコタ・ジョンソン、グレイ役をジェイミー・ドーナンが演じる。また新キャストとして、新居の設計を任された建築家を映画『呪怨 パンデミック』やテレビドラマ『新ビバリーヒルズ青春白書』にも出演するアリエル・ケベルが務める。メガホンを握るのは、前作同様、『パーフェクト・ストレンジャー』(07)や人気海外ドラマ「ハウス・ オブ・カード 野望の階段 シーズン1〜2」での評価も高いジェームズ・フォーリーだ。2人の恋愛を揺るがす、新たなライバル的存在となりそうだ。サントラにシーアやリアム・ペイン&リタ・オラが参加また、これまでサウンド・トラックも注目されてきた本作。『フィフティ・シェイズ・ダーカー』では、テイラー・スウィフトと元ワン・ダイレクションのゼイン・マリクがコラボレーションした新曲「アイ ドント ワナ リヴ フォーエーヴァー」が劇中歌として起用され、話題となった。今回は公式シングルとして、ワン・ダイレクションのリアム・ペインとリタ・オラのコラボレーション曲「フォー・ユー」や、シーアの「ディア イン ヘッドライツ」、ヘイリー・スタインフェルドによる「キャピトル レターズ」、ジェシー・Jの「アイ ゴット ユー(アイ フィール グッド)」などが起用されており、豪華アーティスト陣が参加している。【作品詳細】『フィフティ・シェイズ・フリード』公開日:2018年10月5日(金)キャスト:ダコタ・ジョンソン/ジェイミー・ドーナン/リタ・オラ/マーシャ・ゲイ・ハーデン監督:ジェームズ・フォーリ脚本:ナイアル・レオナルド原作:EL ジェイムズ「フィフティ・シェイズ・フリード」(早川書房刊)(C)2017 UNIVERSAL STUDIOS
2018年02月24日北野武監督作の映画『アウトレイジ 最終章』が観客動員数100万人を突破したことを記念して、スペシャルクイズ企画「『アウトレイジ 最終章』全国共通センター試験」の告知映像が31日、公開された。『アウトレイジ』(10)、『アウトレイジ ビヨンド』(12)に続く完結編となる本作。シリーズ史上最高動員数、週末興行成績ナンバー1の大ヒットスタートを記録し、公開4週目に入っても週末動員ランキングでトップ10内に位置している。観客は20代男女が中心だが本作がシリーズ初見など幅広い層が劇場に足を運び、リピーター率も高いという。「『アウトレイジ 最終章』全国共通センター試験」は大ヒットへの感謝の気持ちを込めて企画されたもの。告知映像は「なめとんか!」「バカヤロー!」「やってみろコラ!」などおなじみの怒号で構成され、「済州島で大友と揉めた花菱会・花田が提案した和解金の値段は?」「市川が日本に入国した際のパスポートの偽名は?」「出所祝いパーティーの主人公である、花菱会の幹部の名前は?」などの問題文が表示されている。マニアックな全7問のクイズは、公式HPを通じて回答することが可能。全問正解者から抽選で、サイン入りポスターなどのグッズが当たる。(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会
2017年10月31日夜に動き出す博物館の展示物たちと警備員ラリーの冒険を描く人気シリーズの第3弾にして最終章となる『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』が、8月27日(日)、フジテレビ系で地上波初放送されることがわかった。本作は『ミート・ザ・ペアレンツ』『ズーランダー』などで知られるベン・スティラー演じるニューヨークのアメリカ自然史博物館で夜間警備員を勤める主人公のラリーが、夜になると本当に動き出す、骨だけのティラノサウルスや、剥製の動物たち、ローマ帝国や西部開拓時代のミニチュア人形といった展示物と大活躍するファンタジー・アドベンチャー。2006年公開の第1弾は日本での観客動員数4週連続第1位を記録。2009年に公開された第2弾も2週連続第1位という数字を叩き出した。そして今回放送されるシリーズ第3弾『エジプト王の秘密』も2015年に公開され大ヒットを記録と年齢性別を問わず多くの人に愛されてきた人気シリーズだ。今作ではニューヨーク自然史博物館で展示物たちに命を吹き込んできたエジプト王の石版の魔力が失われつつあるのを知り、博物館の仲間たちが2度と動けなくなるのを恐れたラリーが、石版の謎を解く鍵が大英博物館にあると知り、仲間たちや息子ニッキーを連れてロンドンへと向かい、石版をつくったエジプト王ファラオやアーサー王伝説の騎士ランスロットらと出会って大冒険を繰り広げ、ロンドンの街にまで飛び出していく…というストーリーが展開する。ラリー役のベン・スティラーのほか、本作が実写作品の遺作となったロビン・ウィリアムズ、オーウェン・ウィルソン、ダン・スティーヴンス、レベル・ウィルソンらが出演。さらにエジプト王ファラオを『ジャングル・ブック』の名優ベン・キングスレーが、騎士ランスロット役を『ザ・ゲスト』や「ダウントン・アビー」で知られる英国“イケメン”ダン・スティーヴンスが演じる。監督はシリーズ過去2作に続いて続投するショーン・レヴィ。吹き替えキャストもベン・スティラーを堀内賢雄が、ロビン・ウィリアムズを岩崎ひろしが担当するほか、森川智之、徳井義実、渡辺直美と人気作らしい豪華なメンバーが揃った。ロンドン市街を舞台にしたチェイスという大迫力アクション、泣かせる友情と、親子の感動ドラマ、そして抱腹絶倒のユーモア、シリーズ全ての集大成となる『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は、8月27日(日)13時5分~フジテレビ系にて放送。(一部地域を除く)(笠緒)■関連作品:ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密 2015年3月20日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
2017年08月16日北野武監督の最新映画『アウトレイジ 最終章』が、8月30日よりイタリアで開催される第74回ベネチア国際映画祭のクロージング作品として上映されることが27日、明らかになった。『アウトレイジ』シリーズは、北野監督によるシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いたバイオレンス・エンタテインメント。2010年に『アウトレイジ』、2012年に『アウトレイジビヨンド』が公開され、累計興収22億円超を記録している。これまでもシリーズ第1作の『アウトレイジ』が、第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて上映、第2作目『アウトレイジビヨンド』が第69回ベネチア国際映画祭コンペティション部門にて上映されており、今回の決定により、3作品すべてが世界三大映画祭で上映されることになった。今回の決定を受けて、北野監督は「映画祭のクロージング作品として『アウトレイジ』シリーズの最終章とはまさにぴったり、願ったり叶ったりだね。いつものことながら観客の反応が楽しみだな」と喜び、森昌行プロデューサーも「招待作品の中でもオープニング作品と並ぶクロージング作品という格別な扱いをして頂いたことを素直に喜んでおります。今回の招待は改めて北野作品の海外での人気を象徴するものと受け止めております」とコメントを寄せている。『アウトレイジ 最終章』は、ビートたけし演じる主人公の大友が、関東の山王会と関西の花菱会の巨大抗争後、韓国に渡り、フィクサーの張会長のもとに身を寄せる。そこに、韓国出張中の花田(花菱会)がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。これをきっかけに、張会長 vs 花菱会という一触即発の様相を呈する中、花菱会では内紛が勃発。そんな中、大友が日本に戻ってくる、というストーリーが展開する。
2017年07月27日映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』が、2017年11月10日(金)に公開される。『ソウ』シリーズ新章開幕2004年の公開時、世界をかつてない衝撃に陥れた映画『ソウ』。それ以降2010年の『ソウ ザ・ファイナル3D』まで毎年ハロウィンに新作が公開され、多くの映画ファンを虜にしてきた大ヒットシリーズ待望の新章が幕をあける。今回もストーリーは超極秘街であがったいくつかの死体。特徴的なその死に様は、ひとりの人物像を捜査に浮上させた。ジョン・クレイマー。だが、「ジグソウ」の名で知られた凄惨なゲームの支配者である彼は、十数年前にこの世を去った。彼を崇拝する何者かが、しかも捜査に関わる人物が、彼の後継者となったのか?それとも―――?“究極の状況設定=ソリッド・シチュエーション”、被害者に仕掛けられる戦慄のゲーム、そして驚愕のクライマックスで観客を恐怖の境地へと連れて行く『ソウ』シリーズ。ストーリーは公開まで超極秘とされているのが通例で、判明しているのは上記の断片的な情報だけ。既にネットを中心に様々な憶測が拡がっているように、ファンの期待は高まるばかりだ。“ジグソウ”ことジョン・クレイマーの再登場が決定そんな中、第1作目『ソウ』(04)からシリーズ7作を通して登場し続けてきたメインキャラクター“ジグソウ”ことジョン・クレイマーが再登場する事が明らかに。“ジグソウ”の正体は、連続猟奇殺人犯のジョン・クレイマー(トビン・ベル)。人間心理を巧妙に読み取り、二重三重にも計算されたトラップで被験者を追い込むが、殺人そのものが目的ではなく、「被験者」と呼ぶゲームの対象者に生きる意味を見出させること、もしくは、自身の業を正させることがその最大の目的。『ソウ 3』(06)において不治の病でこの世を去るも、以後、次々と現れる複数の後継者たちがジグソウの意思とは反した殺人を行い暴走。だが、後継者たちの暴走を予期し、死してなおも様々な対策をとるなど、シリーズを通して実質的に物語を掌握していた。果たして死んだはずの彼が最新作で一体、どのような登場をするのか。タイトルにもその名前があるように、本作でも間違いなくストーリーの鍵を握る人物となりそうだ。新監督に双子兄弟のマイケル&ピーター・スピエリッグ新たに監督を務めるのは、『デイブレイカー』『プレデスティネーション』などで知られる気鋭の双子兄弟、マイケル&ピーター・スピエリッグ。『ジグソウ』の後には、ヘレン・ミレン主演のスリラー『Winchester』の公開も控えているなど、今注目の双子監督だ。彼らは『ジグソウ:ソウ・レガシー』について「(過去シリーズでジグソウを演じた)トビン・ベルのDNAは作品全体に感じられるはず。ハロウィンの“恐宴”にはぴったりな映画です。すごくワイルドなトラップがたくさんあって、楽しい“血”もある。もちろん、素晴らしいミステリーと最高のツイストもね。まさに2017年の“ソウ”なんです」とコメントを寄せている。また、脚本は、こちらも『ソウ』シリーズ初参加となる、『ピラニア3D』のジョシュ・ストールバーグとピーター・ゴールドフィンガーのコンビが務める。『ソウ』シリーズを「世界で最も成功したホラー映画シリーズ」としてギネス認定されるまでに導いたプロデューサーのもと一新されたフレッシュな制作陣によって、新生『ソウ』が誕生する。『ソウ』シリーズ7作の歴史を紐解く特別映像過去に発表されてきた『ソウ』シリーズ7作と、ジグソウの歴史を紐解く特別映像が公開。前作『ソウ ザ・ファイナル 3D』での終焉から7年。『ジグソウ:ソウ・レガシー』として再び動き出した本作で指す“ジグソウ”とは一体何者なのか。本作の“ソウ集編”で『ソウ』の歴史を“ソウ”ざらいする。あらすじ密室に集められた5人の男女。頭には目の部分がくり貫かれたバケツが被せられ、身体には鎖が繋がれている。その鎖は対面する壁に繋がってお り、壁には一面に丸鋸刃(まるのこは)が付いている。“さあゲームをしよう、お前たちは嘘をついてきた罪を告白せよ、真実のみがお前らを自由にする生きるか死ぬか、お前たち次第だ”ゲームは始まった・・・ 遺体安置室の検視台に半裸の男。それは街中の公園で見つかった死体。死体を見つめる刑事のハロランとキース、検視官のローガンとエレノア。男 が被っているバケツを外すと、顔半分がはがれ顎から上が無い。首の皮膚はジグソウパズル型に切り取られている。伝説の連続殺人犯“ジグソウ” のやり口――殺害したのはジグソウの模倣犯か?傷の奥から抜きだした USB スティックをパソコンで起動すると、「ゲームは始まった。4 人の罪人が 犯した罪が償われるまで終わらない」 その声はまさしくジグソウ。彼は 10 年前に死んだはずなのに……。「監獄レストラン ザ・ロックアップ」とコラボレーション『ジグソウ:ソウ・レガシー』と「監獄」がテーマのコンセプトレストラン「ザ・ロックアップ」のコラボレーションフードが登場。2017年10月3日(火)から10月31日(火)の期間限定で「ザ・ロックアップ」全6店舗で販売される。劇中に登場するゲームやキャラクターにちなんだコラボレーションメニューでは、「ビリー人形おえかきPIZZA」など、様々なゲームメニューがラインナップされる。作品情報映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』公開日:2017年11月10日(金)出演:マット・パスモア、カラム・キース・レニー、クレ・ベネット、ハンナ・エミリー・アンダーソン、ローラ・ヴァンダーヴォート、マンデラ・ヴァン・ピープルズ、ポール・ブラウンスタイン、ブリタニー・アレン、ジョシア・ブラック監督:マイケル&ピーター・スピエリッグ兄弟(『デイブレイカー』『プレデスティネーション』)脚本:ジョシュ・ストールバーグピーター・ゴールドフィンガー(『ピラニア 3D』『ピラニア リターンズ』)プロデュース:オーレン・クールズ、マーク・バーグ、グレッグ・ホフマン(『ソウ』シリーズ)配給:アスミック・エース【限定メニュー詳細】映画「ジグソウ:ソウ・レガシー」 × 監獄レストラン 「ザ・ロックアップ」限定メニュー販売期間:2017年10月3日(火)~10月31日(火)開催店舗:ザ・ロックアップ 6店舗全店(新宿店、大宮店、名古屋店、梅田店、天神店、札幌店)メニュー:・ジグソウのゲーム“敗者の左手” 830円+税・タワー オブ ポテト580円+税・戦慄の激辛"ジグソウ"セージ 680円+税・ビリー人形お絵かきPIZZA 630円+税・呪いの煮玉子 500円+税・たこ焼き爆弾 500円+税・プチシュールーレット 400円+税
2017年07月22日待望の最新シーズン第七章の邦題が「氷と炎の歌」に決まった大人気海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」。このほど、第七章のカギを握るホワイトウォーカーの首領、“夜の王”を前面に出した最新画像が公開された。最新シーズンが「第七章:氷と炎の歌」との邦題に決まったことでも話題を呼んだ本作。架空の王国ウェスタロスを舞台に複数の名家が繰り広げる壮絶な覇権争いを、映画並みのスケール感と1話約1,000万ドルともいわれる製作費で描き出すスペクタクル巨編。シーズンを追うごとに製作費だけでなく人気も増加し続け、名実ともに世界を席巻、エミリア・クラーク、キット・ハリントンらスターを続々と輩出してきた。先日も、過酷な運命に独り闘い続けているアリア・スターク役のメイジー・ウィリアムズが、姉サンサ役のソフィー・ターナー同様、『X-MEN』シリーズに参加することが明らかになったばかり。また、新シーズン「第七章」注目の新キャラクターとしては、『ハリー・ポッター』シリーズでスラグホーン教授を演じていた英国の名優ジム・ブロードベントが登場すると報じられているほか、メイジーが大ファンと公言している人気シンガーソングライター、エド・シーランがカメオ出演するという情報もある。今回、第七章の放送までいよいよ2か月を切ったタイミングで、ホワイトウォーカーの最新画像が公開されたことで、新シーズンの世界観がより明らかになり、ファンの話題と期待がさらに膨らむことに。これまでの全10話から全7話に凝縮された第七章は、クライマックスに向け、非常に重要なシーズンになることが予想される。日本では、スターチャンネルが日本最速&日米完全同時放送を決定しており、その後、「スターチャンネル オンデマンド」で日本最速でオンライン配信される。現在、新シーズンの放送・配信に先がけ、「スターチャンネル オンデマンド」ではこれまでの全6章・60話を配信中だ。「ゲーム・オブ・スローンズ 第七章:氷と炎の歌」は7月17日(月・祝)よりスターチャンネルにて日米完全同時放送。※その後「スターチャンネル オンデマンド」で日本最速で配信。(text:cinemacafe.net)
2017年05月24日舞台『PERSONA3 the Weird Masquerade』最終章「碧空の彼方へ」が4月19日に開幕。それに先がけ4月18日にプレビュー公演が行われた。大人気ゲーム『ペルソナ3』を舞台化した『PERSONA3 the Weird Masquerade』シリーズの最終章である本作。2014年1月に上演された第1弾「青の覚醒」、同年9月の第2弾「群青の迷宮」、2015年6月の第3弾「蒼鉛の結晶」と続いてきた人気シリーズで、今回、4月14日に開幕した第4弾「藍の誓約」と最終章「碧空の彼方へ」を2作同時上演。クライマックスまで一気に駆け抜ける。第4弾と最終章共に、蒼井翔太が主人公を演じる男性主人公ver.と、阿澄佳奈が主人公を演じる女性主人公ver.を上演。それぞれの物語が楽しめる。(本文、写真は最終章「碧空の彼方へ」男性主人公ver.)1日と1日の狭間にある隠された時間“影時間”や異形の怪物“シャドウ”、それらに対抗できるペルソナの力に目覚めた若者たちの戦いを描いてきた舞台シリーズ。最終章である今作で遂に最大の敵との対峙が描かれ、登場人物それぞれがある誓いを胸に最後の戦いに臨む――。原作の世界観を体現するような蒼井の美しい歌声で一気に物語に引き込まれた、男性主人公ver.。本シリーズ独特の世界観も、全員が第1弾から演じ続けてきたオリジナルキャストというメンバーの深い芝居はもちろん、細部までこだわられた衣装、印象的な映像の使い方、パフォーマーたちのマイムなどが繊細に表現し、観客をスッと引き入れてくれる。今作では、蒼井演じる汐見朔也をはじめとする特別課外活動部(S.E.E.S.)が“影時間”を消す為に最後の戦いに向かう。壮絶な戦いの中で描かれた、大事な人に笑っていてほしいという願いや、折れそうなときに力をくれるものは何か、人を想う気持ち…。自分たちが生きる日常の中に潜むささやかでかけがえのないものを掘り起こして見せてくれたように感じた。また、ときにやさしく、ときにポップな劇中歌&ダンスも本シリーズを通しての魅力。ひとりひとりの想いをより鮮やかに描き出し、そこにある大切な時間を印象付けていく。カーテンコールではこれまでの作品の劇中歌を披露。初演から変わらぬキャストで迎える最終章にふさわしい、シリーズの集大成を感じるあたたかな時間となっている。舞台『PERSONA3 the Weird Masquerade』第4弾「藍の誓約」 最終章「碧空の彼方へ」は、4月23日(日)まで東京・東京ドームシティ シアターGロッソにて上演。取材・文・写真:中川美穂
2017年04月21日映画『フィフティ・シェイズ・ダーカー』が2017年6月23日(金)に公開されることが決定した。世界が熱狂した『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の第2章世界中で社会現象を巻き起こした、2015年の大ヒット映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』。巨大企業の若き起業家にしてCEO、女性ならば誰もが憧れずにはいられない超絶イケメンのグレイと、それまで恋の経験がなかった女子大生アナの、特異な恋愛模様を過激な描写で描き、人気を博したEL ジェイムズの小説の実写映画だ。本作はその第2章。官能世界の過激さはもちろん、より深さを増したドラマティックな展開が繰り広げられる。ダコタ・ジョンソン×ジェイミー・ドーナン前作に引き続き、アナ役をダコタ・ジョンソン、グレイ役をジェイミー・ドーナンが演じる。また新キャストとして、グレイを特異な世界にひき込んだ女主人・エレナ役を、007シリーズ『ネバーセイ・ネバーアゲイン』(83)でボンドガールを演じ、『LA.コンフィデンシャル』(97)の妖艶な演技も話題となった、キム・ベイシンガーが務める。さらに、アーティストのリタ・オラも出演。メガホンを握るのは、前作のサム・テイラー=ジョンソンから代わり『パーフェクト・ストレンジャー』(07)や人気海外ドラマ「ハウス・ オブ・カード 野望の階段 シーズン1〜2」での評価も高いジェームズ・フォーリーだ。官能性が散りばめられたゴージャスな衣装本作の豪華な衣装にも注目だ。第1章では地味な女子大生だったアナも、出版社に勤めるキャリアウーマンに。大人の女性へと成長したアナの上品な色気のあるオフィススタイルには、ドキッとさせられる。また、本作の見所でもある仮面舞踏会で、グレイがアナのために用意するディオール(Dior)やヴァレンティノ(VALENTINO)といったハイブランドのドレスで彩られた夢のようなウォークインクローゼットは、思わずため息が出るゴージャスさだ。ライバルとなる新キャラが登場公開された予告編にはよりを戻し、これまでの歪んだ愛ではなく、真実の愛を育んでいく2人の姿が。しかし、グレイの過去を知る謎の女性や、アナに迫りくる職場の上司、さらに2人の行く先々へは正体不明のストーカーが現れるという展開が繰り広げられている。公開された本編映像の一部には、アナに近づく男性上司とその姿に嫉妬の炎を燃やすグレイが映し出されている。幸せに思えたアナとグレイの関係は一体どうなっていくのか、前作からさらに進化した『フィフティ・シェイズ・ダーカー』への期待が高まる。劇中歌にテイラー・スウィフト×ゼインのコラボ曲本作の劇中歌として、テイラー・スウィフトと元ワン・ダイレクションのゼイン・マリクがコラボレーションした新曲「I Don’t Wanna Live Forever」やホセ・ジェイムズの楽曲が作品を彩る。ストーリー恋愛未経験の純粋な女性・アナと、大企業のCEOである大富豪・グレイ。二人は強く惹かれあいながらも、グレイの歪んだ愛の形をアナは受け入れきれず、彼の元を去る。やがて大学を卒業し、出版社に就職し新生活を始めるアナ。一方、グレイはこれまでの女性には持つことのなかったアナへの愛情に気づき、関係を戻したいとアプローチする。秘かにグレイを思い続けていたアナは喜びを感じながらも、今度はアナの方から <新たな条件>を要求する・・・。2人の未来に新たな“刺激的な生活”と“幸福”が広がるかに見えた矢先、突如現れたのは、グレイを特異な世界へと導いた年上の女性ビジネスパートナー、亡霊のような女性ストーカー・・・また執拗にアナに迫る出版社の上司など、予期せぬ危機が2人を襲う―。そして遂に見えてきたグレイの驚愕の過去が、2人の未来を壊すかのように付きまとう・・・。2人に待ち受ける衝撃の結末とは・・・?作品詳細『フィフティ・シェイズ・ダーカー』公開時期:2017年6月23日(金)キャスト:ダコタ・ジョンソン、ジェイミー・ドーナン、リタ・オラ、キム・ベイシンガー、マーシャ・ゲイ・ハーデン監督:ジェームズ・フォーリー脚本:ナイアル・レオナルド原作:EL ジェイムズ「フィフティ・シェイズ・ダーカー」(早川書房刊)(C)2017 UNIVERSAL STUDIOS
2017年02月20日世界中で空前の社会現象を巻き起こし、全世界興収5億6千万ドル超えという記録を打ち立てた『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』。その続編にして第2章となる『フィフティ・シェイズ・ダーカー』の日本公開が、6月に決定した。恋愛未経験の純粋な女性・アナと、大企業のCEOである大富豪・グレイ。2人は強く惹かれあい、求めあいながらも、グレイの歪んだ愛の形をアナは受け入れきれず、彼の元を去る。やがて大学を卒業し、出版社に就職して新生活を始めるアナ。一方、グレイは、これまでの女性には持つことのなかったアナへの愛情に気づき、アナに「戻ってきて欲しい」とアプローチする。秘かにグレイを思い続けていたアナは喜びを感じながらも、今度はアナの方から“新たな条件”を要求する。2人の未来に、新たな“刺激的な生活”と“幸福”が広がるかに見えた矢先、突如現れたのは、グレイを特異な世界へと導いた年上の女性ビジネスパートナー、そして亡霊のような女性ストーカー。また、執拗にアナに迫る出版社の上司など、予期せぬ危機がアナを襲う。さらに、グレイの驚愕の過去も、2人の未来を壊すかのように付きまとう。アナは2人の愛にどんな決断を下すのか?2人に待ち受ける衝撃の結末とは…?巨大企業の若き起業家にしてCEO、女性ならば誰もが憧れずにはいられない超絶イケメンのグレイ氏と、それまで恋の経験がなかった女子大生アナの、過激で特別な恋愛模様を描き、世界中の女性を虜にしたELジェイムズのデビュー小説を映画化した前作。全世界の熱狂が日本にも伝播し、衝撃を与えた官能ラブストーリーの禁断の第2章が、いよいよ日本にも上陸する。前作同様に公開前からその熱狂ぶりは凄まじく、本作の予告編視聴回数は、あの『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を抜いて、24時間で1億1,400万回を記録を打ち出したほど。また、2月10日から世界各国で公開されると、なんと世界51か国で興行収入第1位スタートを記録!2017年公開作品の中で、最高のオープニング記録を樹立している(インターナショナルオープニング興収記録)。前作に引き続き、アナことアナスタシア・スティール役を演じるのはダコタ・ジョンソン、クリスチャン・グレイ役を演じるのはジェイミー・ドーナン、新キャストとして、グレイをSMの世界にひき込み“育てた”女主人・エレナ役を、『LA.コンフィデンシャル』(’97)の妖艶な演技も話題を呼び、『ナイズガイズ!』などにも出演するキム・ベイシンガーが務め、『ネオン・デーモン』のベラ・ヒースコート、歴史医療ドラマ「The Knick/ザ・ニック」のエリック・ジョンソンも参戦。監督は、前作のサム・テイラー=ジョンソンから代わり、『パーフェクト・ストレンジャー』(’07)や人気海外ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」シーズン1~2での評価も高いジェームズ・フォーリ-が務める。前作では、ビヨンセを始め、Sia、「ザ・ローリング・ストーンズ」など、超豪華アーティストによる楽曲提供も話題となったが、本作でも、テイラー・スウィフト、元「ワン・ダイレクション」のゼイン・マリク、ホセ・ジェイムズなど世界的ミュージシャンが集結。よりエロティックに、よりドラマティックになった本作を彩っている。『フィフティ・シェイズ・ダーカー』は6月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フィフティ・シェイズ・ダーカー 2017年6月、全国にて公開(C) 2017 UNIVERSAL STUDIOS
2017年02月17日シリーズ最終章を迎える『Club SLAZY The Final invitation~Garnet~』が、12月7日に開幕した。本作は、2013年9月からスタートした『Club SLAZY』シリーズ6作目。最終章となる本作では、Bloom(太田基裕)、Cool Beans(米原幸佑)、Deep(加藤良輔)、End(井澤勇貴)、Q(法月康平)、Odds(藤田玲)、Doo Bop(倉貫匡弘)という、これまでのシリーズに登場してきたキャスト達が勢揃い。深い悲しみを持った女性のみがたどり着ける“Club SLAZY”を舞台に、歌やダンスのパフォーマンスと、笑いあり涙ありのストーリーを繰り広げる。初日を前にした囲み取材でのコメントは以下。倉貫は「見どころは炒飯。細かい部分までこだわってるということで…(笑)」藤田は「この作品が大好きなので、Finalに関われて本当に嬉しいです。精一杯みんなで駆け抜けていこうと思っています」法月は「Final invitationと謳っておりますが、変わらずに最後まで同じことをやり抜きたいと思います。なのでみなさん、楽しみにしていてください」井澤は「初演から携わらせていただきまして、こうしてFinalを迎えられるということが光栄でもあり、寂しさもありますが。このFinal、ステージの魅力がたくさん詰まった作品ですので、最後まで全力をぶつけたいと思います」加藤は「今回はFinalですけど、いつも通りSLAZYらしく、みなさんにすみずみまで観てもらって、細かい部分まで楽しんでもらえたら嬉しいなと思います。最後までみんなと一緒にがんばりたいと思います」米原は「初演からずっと同じ役をやってきて、この『Club SLAZY』自体が(役柄の)Cool Beansと一緒でおうちというか、稽古場に帰ってくるとホームに帰ってきたなと感じがいつもしていました。それがFinalというのは寂しい気持ちもありますけど、またいつか別の形でお会いできたらいいなと個人的には思っております。このFinalをぜひ最後まで楽しんでもらえたら」太田は「今回はFinalということでやっぱり見どころは炒飯じゃないかなと思っておりますけど(笑)、それがSLAZYらしさといいますか。僕も1作目からやらせていただいて、6作目まで続いて、本当にたくさんの方に愛されるような作品になりました。今回はFinalということで、SLAZYのファンの方々にたくさんの感謝と愛をこめて素敵なステージをみせれたらなと思っております。千秋楽までどうぞよろしくお願いします」公演は12月13日(火)まで東京・品川プリンスホテル クラブeXにて。
2016年12月09日映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』が全国の映画館にて公開される。全7章あるうちの第1章は、2017年2月25日(土)より2週間限定で上映。 本作は、『宇宙戦艦ヤマト』のリメイクとして、2012年から2014年に渡り放送されたTVアニメシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2199』の続編。モチーフとなるのは、1978年に公開された映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』だ。日本SFアニメが誇る不朽の名作が、新たな解釈と装いで現代に蘇る。脚本を務めたのは、福井晴敏だ。『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』のストーリーも手がけ、日本のアニメーションシーンを知り尽くした彼が作り上げる「ヤマト」の世界観に注目したい。またテレサ役は神田沙也加が務めることが決定している。さらに本作の公開に合わせ、『宇宙戦艦ヤマト 2199』の解説動画も公開。TVシリーズ26話を4分に凝縮した本動画では、劇中キャラ、岬百合亜役を務めた内田彩が、今までのストーリーをわかりやすく解説してくれる。動画を観て予習すれば、「ヤマト」初心者でも映画を楽しむことができる。■ストーリー西暦2202年。あの壮大な片道16万8000光年にも及ぶイスカンダルへの大航海から宇宙戦艦ヤマトが帰還して、既に3年―。〈コスモリバース・システム〉により、かつての青い姿を取り戻した地球は、ガミラス帝国とも和平条約を締結。復興の傍ら、防衛のためと最新鋭戦艦アンドロメダを含む新鋭艦隊の整備が進められていた。イスカンダルのスターシャの願いも虚しく、地球は軍拡への道を歩み始めていたのだ。はたしてこれが、かけがえのない数多くの犠牲の果てにヤマトが成し遂げた、本当の平和なのだろうか?宇宙の平穏を願う女神テレサの祈りが、ヤマトを新たな航海に誘う。いま、宇宙を席巻するガトランティスの脅威が、地球に迫っていた―。【詳細】『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第1章(全七章予定)上映期間:2017年2月25日(土)〜 2週間限定上映上映劇場:東京 新宿ピカデリー / シネマサンシャイン池袋/MOVIX亀有、神奈川 横浜ブルク13、千葉 MOVIX柏の葉、埼玉 MOVIXさいたま、栃木 MOVIX宇都宮、宮城 MOVIX仙台、北海道 札幌シネマフロンティア、大阪 大阪ステーションシティシネマ / なんばパークスシネマ、京都 MOVIX京都、愛知 ミッドランドスクエアシネマ / MOVIX 三好、福岡 T・ジョイ博多製作総指揮:西﨑彰司シリーズ構成・脚本:福井晴敏監督:羽原信義
2016年11月29日『ハリー・ポッター』の映画シリーズ全8作をメガヒットさせ、同シリーズの新章『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(11月23日公開)も手掛けた名プロデューサー、デイビッド・ヘイマンにインタビュー。『ハリー・ポッター』の原作者J.K.ローリングが初めて手がけた映画の脚本を、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(07)以降の後半4作を手掛けたデイビッド・イェーツ監督が映画化した『ファンタビ』。主演は『博士と彼女のセオリー』(14)のアカデミー賞俳優エディ・レッドメインだ。まさに鉄板ともいうべきドリームタッグだが、彼らを呼び寄せて1つのチームにしたのがデイビッド・ヘイマンだ。エディ演じる風変わりな魔法動物学者ニュート・スキャマンダーと、魔法動物(ビースト)たちとのひと騒動を描く本作。冒険ファンタジーとしてのテンポも良いし、ニュートをはじめ、愛すべきキャラクターたちの魅力を余すところなくちりばめた丁寧な作りも素晴らしい。これまでの輝ける功績は言うまでもないが、『ファンタビ』もすでに世界中で大ヒットを驀進中だ。一体デイビッド・ヘイマンはどんな信念の下で、世界中の映画ファンが熱狂する作品を生み出してきたのか。また、すでに話題沸騰となっている、あのビッグ・スターのキャスティングについても聞いてみた。――エディ・レッドメインが、冒険ファンタジーで主演を務めると聞いた時、少し意外性を感じましたが、映画を観たら非常にハマっていてとてもチャーミングでした。私は本作をファンタジーとは思ってなくて、むしろ真実であると思えることが大事だと考えています。もちろん俳優さんは素晴らしいイマジネーションをもっていて、実際にいろんなキャラクターを演じますよね。でも、彼らがそのキャラクターになった時、彼らの素の部分もどこかキャラクターに投影されると思っているんです。そういう意味で、ニュートは本当に1920年代に実在している英国人という感じがしました。ニュートは本作の主人公ですが、よくある普通のヒーローらしからぬキャラクターです。人間がちょっと苦手で、どちらかというと動物といる方が心地良いという変わり者です。実際のエディはニュートよりも社交的だとは思いますが、そこの部分を彼は絶妙に演じてくれました。もちろんニュートのような人間を主人公にしたJ.K.ローリングさんもすごいと思っていますが。――J.K.ローリングさんが映画の脚本を手がけるのは初めてでしたが、『ハリー・ポッター』シリーズではどの段階で脚本に目を通されていたんですか?『ハリー・ポッター』の場合は脚本の中盤くらいで見せていました。当時の彼女は小説の執筆で忙しかったので。今回は最初から関わっていますが、『ハリー・ポッター』の時と同じように、プロデューサーの1人という立場からもいろいろとサポートしてくれました。例えば今回は、ニュートがもつ魔法のトランクの内側のデザインについても、彼女の意見がかなり反映されています。ニュートはものすごい魔力をもつ魔法使いではないから、きっとトランクの中身もホームメイドで作れるようなものであるはずだと彼女に言われ、なるほどなあと思いました。――ある重要な役柄で超大物スターが登場しますが、そのキャスティング理由についても聞かせてください。彼をあの役にもってくるのは、素晴らしいアイデアだと思いました。あの役はアイコン的な俳優でないと負けてしまうと思っていたので、本当にベストだったなと。彼はこれまでにもいろんなアイコン的キャラクターを作り出してきた俳優だから、彼ならきっとできるだろうと私たちは確信していました。――すでに『ファンタビ』が大ヒットしていますが、いつも映画を作る上で客層やマーケティングなどはどこまで意識されていますか?僕が映画を作る上でいつも念頭においているのは、人のためではなく自分のために作ることです。まずは自分が観たいものを作ること。私はそうやってしか映画を作れませんし、もしも自分がそう感じられない作品なら絶対にうまくいかないとも思っています。映画は何年もかけて作るもので、作っていく上でいろんな障害が生じます。自分が心から作りたいと思ってやっていかないと、それは単なる"商品"になってしまうんです。また、自分がいいと思ってないものを作ってしまったら、観客にもそういう思いがバレてしまうと思います。私が次から次へと映画を作っていけるのは、ただ単に自分が心から作りたいものを作っているからなんです。――でも、それが超大作であればあるほど、そこにプレッシャーや怖さは生じませんか?もちろん最初に取り掛かる時には怖さを感じますし、どうしようかと考えたりもします。やっていくうちに、もっと良くなる可能性があるとも思ってしまうし、もしかしてこの映画は失敗するんじゃないかと心配したりもします。やっぱり最終的な反応をもらえるまで、不安はつきものです。実際、私がコントロールできる部分は自分にとって楽しいものであり、自分が大事だと思えるものという部分だけで、観客の反応は自分の範疇外ですから。――できあがった作品については、いつもどんなふうに向き合っているのですか?作品に長く関わっていると、思い通りにいかない部分が出てきたり、逆に自分が想像したよりも良くなった部分が出てきたりします。幸い、デイビッド・イェーツ監督や主演のエディたちとはそういう意見交換ができる関係性です。今回1作目を作りましたが、この次もきっといっしょに仕事をすると思います。――完成した映画をきちんと批評した上で、次へ進むということですね。そうです。作った映画においては、自分たちが一番厳しい批評家であるべきなんです。その分析は、作りながらもやっていきます。デイビッド・イェーツ監督と組むのは今回で5作目だけど、お互いにエゴも何もなく、正直にものが言える関係なんです。作品を観た上で、次はここを改良したいとか、もっとより良いものにできるんじゃないかとか、そういう前向きな気持ちをもって次の作品に臨みます。そこが映画作りにおいてとても大事な部分で、そのことにすごくワクワクします。――次の2作目にはもう入っているのですか? 全5作になると言われていますが。はい。もちろん脚本は書き始めていますが、ちゃんと映画になるかどうかは1作目の結果次第ですね。オープニング成績がとても良かったからきっと2作目も作れるんじゃないかとは思っていますが、さらに良い映画を作っていきたいです。今後のストーリーについては、J.K.ローリングさんにしかわからないですよ(笑)。――最後に、プロデューサーの仕事の醍醐味について教えてください。私は毎日頰をつねっています。こういう仕事ができていることが夢じゃないかなと思っているので。しかもタダじゃなくてお金までもらえるんですから。いろんなクリエイティビティを毎日見られること、その瞬間の1つ1つが醍醐味です。私はクリエイティブな人に囲まれて仕事をするのが本当に好きなんです。俳優さんは一生懸命役になりきり、プロダクションデザイナーはセットなどいろんなものを作っていき、コスチュームデザイナーはいろんな色の衣装を考えていく。500人くらいの人々がいろんな仕事をして、監督がすべてをまとめていく。私はそれこそが"魔法" だと思っていますし、その場にいられる私は本当に幸せ者です。■プロフィールデイビッド・ヘイマン1961年7月26日、イギリス生まれの映画プロデューサー。1999年に『ハリー・ポッター』の映画化権を得て、全8作の映画シリーズを製作。その他のプロデュース作品は『アイ・アム・レジェンド』(07)や『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(08)、『ゼロ・グラビティ』(13)など。(C) 2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.
2016年11月23日占術、心理テスト研究家の章月綾乃さんが、ご利益を感じた“開運スポット”を教えてくれました!その3つのスポットとは……。■横浜媽祖廟(まそびょう/神奈川)横浜中華街のきらびやかな廟に祀られているのは女神・媽祖。「今年の春節に兄弟子に連れられてお参りしたところ、翌日から大きな仕事が立て続けに10件、舞い込みました。媽祖様のあまりの即レスぶりにびっくり(笑)。お礼参りに伺った時には、よい鍼灸院を見つけるという素敵なご縁も。以来、鍼灸院に行く際に必ずお参りしますが、その度に仕事が増えています」※神奈川県横浜市中区山下町136TEL:045・681・0909みなとみらい線「元町・中華街」駅より徒歩約3分。願い事をする時は、お供えの線香(500円)を購入してたく。■三輪(みわ)山・大神(おおみわ)神社(奈良)『古事記』や『日本書紀』の神話にも、創祀に関わる伝承が記されている、日本最古の神社である大神神社。「気持ちがブレているのを感じた時に伺い、ご神体である三輪山に登って心を整えます。また、大神神社の末社であり、知恵の神様として知られる久延毘古命(くえびこのみこと)が祀られている久延彦(くえびこ)神社もおすすめ。仕事面における知識や知力を発展させたい時にパワーをくださいますよ」※奈良県桜井市三輪1422TEL:0744・42・6633JR「三輪」駅から徒歩約5分。拝殿や境内にある「三ツ鳥居」は国の重要文化財に指定されている。■三峯(みつみね)神社(埼玉)神様の遣いとしてオオカミを祀る、関東で最も強いパワースポットのひとつといわれる三峯神社。「憑き物落としとして有名ですね。自然豊かな場所にあるお宮で、訪れるたび晴れやかな気持ちになれます。“最近、うまくいかないな…”と不調を感じている人におすすめ。滝行ができたり、『神の湯』という温泉があるなど、いろいろと楽しめますよ」※埼玉県秩父市三峰298-1TEL:0494・55・0241西武秩父線「西武秩父」駅から西武バスに乗り換えて約90分。毎月1日にだけ授与される「白い氣守」が人気。◇しょうづき・あやの占術、心理テスト研究家。小誌をはじめ、様々なメディアで活躍中。『みんなの運命がわかる誕生日うらないでらっくす』(池田書店)など著作多数。※『anan』2016年10月12日号より。文・重信 綾
2016年10月10日ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の大作映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』の予告編映像がついに公開になった。シリーズ最終章らしく、これまでのシリーズの名シーン、名バトルを思い出せる新シーンが次々に登場。映像のラストには、新作のストーリーが気になるシーンも登場する。公開された予告編本シリーズは、主人公のアリスと巨大企業アンブレラの戦いを描いたアクション大作で、6作目でいよいよ最終章を迎える。ジョヴォヴィッチが主演を、ポール・W・S・アンダーソンが監督を務め、クレア・レッドフィールド役を演じたアリ・ラーターがシリーズに復帰する。このほど公開になった予告編は、バイクに乗ったアリスが疾走するハイテンションなシーンから開始。彼女が向かう先に置かれている看板には“RACCOON CITY HOME OF UMBRELLA(ラクーン・シティ/アンブレラの街)”の文字が。これまで数々の戦いを繰り広げながら、謎に迫ってきたアリスの最後の戦いがいよいよ始まることを予感させる。さらにこれまでの名シーンを思い出せるレーザートラップや巨大なクリーチャーが次々に登場。予告編のラストでは何かを見つめて涙を流すアリスの姿が描かれる。アリスの最後の戦いはどんなものになるのか? 彼女は何を見て涙を流しているのか? すべての答えを世界で最初に知ることができるのは、バイオ生誕の地・日本の観客だ。『バイオハザード:ザ・ファイナル』12月23日(金) 世界最速公開
2016年08月10日ハリウッド大作『インデペンデンス・デイ』の新章『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(7月9日公開)の新たな特別映像が8日、公開された。本作の舞台は、前作で人類がエイリアンとの壮絶な死闘に勝利を収めてから20年後。人類は新たな襲撃に備えるため、エイリアンが地球上に残した宇宙船の技術をもとに地球防衛システムを構築したが、新たに地球にやってきた侵略者たちは想像をはるかに超える進化と巨大化を遂げ、女性大統領が誕生したアメリカをはじめ各国の主要都市を次々に壊滅。人類は滅亡の危機にひんしていく。1996年の戦争で世界的な英雄となったデイビッド・レヴィンソン(ジェフ・ゴールドブラム)は、地球宇宙防衛(ESD)の初代部長に任命された。ゴールドブラムは「デイビッドにとっての問題は、エイリアンの次の侵略があるかどうかではなく"いつ来るのか"なんだ」と明言。「彼は地球を守るための責任ある地位に起用される。1996年よりも敵は巨大化していて、そのため勝利を手にする計画を練ろうとし、新たな侵略によって起こっていることを皆にわからせようとするんだ」と自身が演じるデイビッドの持つ信念を口にする。そんなデイビッドについて、「地球に対して変わらぬ愛を持つロマンティックな男」とも表現している。新たな特別映像は、ESDの広報ビデオを模したような仕上がり。冒頭では、ランフォード大統領(セーラ・ウォード)が「地球として結束することで人類は強くなり、その強さが生存を勝ち取る力となります」と前作で世界的な感動を呼んだ、ホイットモア大統領(ビル・プルマン)の演説さながらに宣言している。終盤は、ESDの勇敢な隊員たちが登場。「私たちは1996年の戦いを2度と起こさせません」と語りかける。冒頭のホイットモア大統領の言葉を裏付けるように、前作のほか『デイ・アフター・トゥモロー』(04年)、『2012』(09年)で人類絶滅の危機を3度描いてきたローランド・エメリッヒ監督と3度目のタッグを組むプロダクション・デザイナーのバリー・チューシッドも「われわれが描こうとしたことの一つは、世界中の国々が共通の敵に対抗して一致団結することだった」と明かしている。(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2016年07月09日4月6日(水)から16日(土)まで京都劇場にて上演される市川海老蔵特別公演『源氏物語 第二章~朧月夜より須磨・明石まで』の製作発表会見が2月22日、京都市内のホテルにて行われ、市川海老蔵が出席した。市川海老蔵特別公演「源氏物語 第二章~朧月夜より須磨・明石まで~」のチケット情報2014年春の南座で初演された市川海老蔵特別公演『源氏物語』では、「歌舞伎」と「能」と「オペラ」、という斬新な取り合わせを「源氏物語」の世界に表現。敷居が高いとも言われる三つの伝統芸能を昇華させた舞台は大きな話題を呼び、その後全国でも上演を重ねた。今回満を持しての第二弾の上演ということで企画から本公演に携わる市川海老蔵は「光源氏を演じるうえで表現したいのは前回同様“心の闇”。そして日本四季の美しさをこの『源氏物語』で表現していきたい」と力強く意気込みを語った。また前回に続き脚本を担当する今井豊茂は「続編ではありますが一つの作品として楽しんでいただけるものに仕上がる予定。前半はオペラと歌舞伎、後半は能と歌舞伎でみせていくという構成で考えています」と、構想中の内容にふれた。また海老蔵は「京都にもぴったりの演目だと思うので、文化に触れてもらうきっかけになれば。アクセスのいい京都駅で途中下車していただいて、新しいお客様にもぜひご覧いただきたい」と公演をアピールした。今回は、「源氏物語」に登場する女性の中でも最も人気が高いと言われる朧月夜との恋から「須磨」「明石」の巻を中心に、再び、日本最古のラブストーリーを“歌舞伎×オペラ×能楽”の奇跡のコラボレーションにより、市川海老蔵が新たな魅力とともに描き出す。チケットぴあでは一般発売に先駆けて、ぴあプレミアム会員限定WEB先行抽選先行(いち早プレリザーブ)を3月1日(火)11時まで受付。WEB先行抽選先行(プレリザーブ)を2月26日(金)11時から3月3日(木)11時まで受付。
2016年02月26日2016年3月12日(土)より劇場上映が開始する『デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」』だが、4月2日(土)にリリース予定のBlu-ray/DVDのパッケージイメージが公開された。『デジモンアドベンチャー tri.』は、「デジモンアドベンチャー」15周年を記念して制作された最新作で、初代「デジモンアドベンチャー」シリーズの続編として全6章で描かれる。3月12日より全国10館にて3週間限定で劇場上映される『第2章「決意」』の舞台は、『第1章「再会」』でのアルファモンの出現から時は流れ、少しずつ復興が進むお台場。今作では、太刀川ミミと城戸丈がストーリーの鍵を握る。今回公開された『第2章「決意」』Blu-ray/DVDのパッケージイラストは、『第1章「再会」』のBlu-ray/DVDに引き続き、キャラクターデザイン・宇木敦哉氏による描き下ろしとなっており、第2章の鍵を握るミミと丈、そしてそれぞれのパートナーデジモンであるパルモンとゴマモンが柔らかい陽射しの中にいる一コマが描かれている。『デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」』のBlu-ray/DVD(一般販売版)は、2016年4月2日の発売予定で、価格はBlu-rayが8,000円(税別)で、DVDが7,000円(税別)。初回生産分限定特典として、スペシャルブックレット(16P)などが同梱される。そのほか詳細は、『デジモンアドベンチャー tri.』公式サイトをチェックしてほしい。(C)本郷あきよし・東映アニメーション
2016年02月11日日比谷図書文化館は、「勝川春章と肉筆美人画―<みやび>の女性像」展開催に関連した江戸歴史講座「日常の中の非日常―浮世絵師・勝川春章が描こうとしたもの」を開催する。開催日時は3月3日 19:00~20:30(18:30開場)。会場は日比谷図書館地下一階 日比谷コンベンションホール(大ホール)。参加費1,000円(千代田区民500円※住所確認のできる証明書が必要/定員200名)。同講座は、2月20日より開催される、出光美術館の「勝川春章と肉筆美人画―<みやび>の女性像」展の関連講座。講師を務めるのは、日本美術史を専門とし、展覧会「土佐光吉没後 400年記念 源氏絵と伊勢―描かれた恋物語」(出光美術館、2013年)を企画した廣海伸彦氏だ。江戸時代中期の浮世絵師・勝川春章は、50歳から67歳で世を去るまで、肉筆の美人画に旺盛な筆を振るったという。同講座では、日常的・現実的なテーマをとらえながらも、優美な趣をにじませる作風の勝川が目指した女性表現の理想を考察していくとのこと。なお、申込方法は同館へ来館し、1階受付で手続きをするほか、電話やメールでも受け付ける。電話番号、およびメールアドレスは同館のWebページにて確認してほしい。
2016年02月02日全6章からなる『デジモンアドベンチャー tri.』の第2章「決意」が、2016年3月12日(土)より、全国10館にて劇場上映されるが、そのエンディングテーマが発表された。初代『デジモンアドベンチャー』の主題歌「Butter-Fly」、そして、第1章・第2章の主題歌「Butter-Fly~tri.Version~」を歌う和田光司が、第2章ではエンディングテーマも担当。曲のタイトルは「Seven~tri.Version~」で、初代『デジモンアドベンチャー』の挿入歌「Seven」を今作のために新たに録り下ろした楽曲となっている。本作には、第1章「再会」の挿入歌を担当した宮﨑歩とエンディングテーマを担当したAiMがコーラスとして参加。2月11日(木・祝)に開催される「プレミア先行上映会」で上映される第2章本編エンディングにて初公開される予定となっている。なお、2月11日開催のプレミア先行上映会の開催時間&チケット発売日などの詳細も決定。太刀川ミミ役の吉田仁美、城戸丈役の池田純矢に加え、デジモンフリークとして知られ、第1章でアナウンサー役としても出演した松澤千晶がMCを務めることも明らかとなっている。上映会のスケジュールやチケット販売に関する詳細は公式サイトをチェックしてほしい。(C)本郷あきよし・東映アニメーション
2016年01月22日2016年2月6日に公開となる劇場アニメ『コードギアス 亡国のアキト 第5章 愛シキモノタチヘ』のメインビジュアルが発表され、合わせて本作で初登場となる新ナイトメアフレームが公開された。『コードギアス 亡国のアキト』は、大ヒット作『コードギアス 反逆のルルーシュ』のスピンオフ作品として、2012年に第1章が公開。舞台をユーロピア共和国連合に移し、新たな主人公・日向アキトが、超大国・ブリタニア帝国に戦いを挑む姿を描いている。監督は『天空のエスカフローネ』『ノエイン もうひとりの君へ』で知られる赤根和樹氏、キャラクターデザイン原案をCLAMP、キャラクターデザインは木村貴宏氏が担当。キャストではアキト役の入野自由、レイラ・マルカル役の坂本真綾ら人気声優が名を連ねている。ついに物語が完結を迎える本作では、ユキヤの放った爆弾によりユーロ・ブリタニア軍を三分の一に減らすことができたものの、ヴァイスボルフ城を包囲され圧倒的に不利な状況にあるwZERO部隊の最後の戦いが描かれる。現在、公式サイトではレイラの独白で始まる予告映像が公開されている。また、本作で初登場となる機動兵器・ナイトメアフレームの「アレクサンダ・リベルテ」の姿も公開。シンの率いる聖ミカエル騎士団との決戦に備え、アキトが使い続けてきたType-01を強化した機体で、新たな仲間として加わるアシュレイがもたらしたアフラマズダのデータを用い、ヴァイスボルフ城のエレメントプリンターで作成したシュロッター鋼の装甲を装備する。なお、公開日同日の2016年2月6日には、第2章~最終章の設定集&台本集をはじめ、赤根和樹監督やナイトメアデザイン原案・安田朗氏、3DCGアニメーションディレクター・井野元英二氏、佐藤号宙氏のインタビュー、メカデザイン・宮本崇氏やキャストによるコメント、モニターグラフィックス/原画などを収録した『コードギアス亡国のアキト PRODUCT WORKS 2』(8,000円/税別)が発売される。特典として、キャラクターデザイン・木村貴宏氏描き下ろしの「三方背ケース」、総作画監督・島村秀一氏描き下ろしの「特製BOX in BOX」が付属する。(C)SUNRISE/PROJECT G-AKITOCharacter Design(C)2006-2011 CLAMP・ST
2015年12月19日2015年11月21日(土)より『第1章「再会」』の上映がスタートした『デジモンアドベンチャーtri.』だが、2016年3月より上映開始となる『第2章「決意」』のポスタービジュアルが公開された。『デジモンアドベンチャーtri.』は、「デジモンアドベンチャー」15周年を記念して製作されたシリーズ最新作で、初代「デジモンアドベンチャー」シリーズの続編として全6章で描かれる。その『第1章「再会」』(配給協力:東映、製作:東映アニメーション)は、全国10館の上映で、12月6日までの観客動員数は114,425人、興行収入も1.8億円を突破しており、上映期間が予定より1週間延長されるなど大きな話題を呼んでいる。注目の『第2章「決意」』だが、新たに公開されたポスタービジュアルには、太刀川ミミのパートナーデジモン・パルモンの究極体"ロゼモン"と城戸丈のパートナーデジモン・ゴマモンの究極体"ヴァイクモン"の姿がそれぞれ描かれている。さらに、対峙しているデジモンは一体……!?『デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」』は、2016年3月12日(土)より上映開始。現在上映中の『第1章「再会」』は12月18日(金)までの上映予定で、一般発売版Blu-ray&DVDが12月18日(金)より発売開始となる。(C)本郷あきよし・東映アニメーション
2015年12月07日「デジモンアドベンチャー」15周年を記念して製作された『デジモンアドベンチャー tri.』(全6章)。その『第1章「再会」』がついに上映開始となったが、その初日となる11月21日(土)には、東京・新宿バルト9にて舞台挨拶が行われ、キャスト陣10人が登壇した。初代「デジモン アドベンチャー」シリーズの続編となる本作の舞台は、『デジモンアドベンチャー02』でベリアルヴァンデモンとの最後の戦いから3年後。高校生になった主人公・八神太一をはじめ、デジタルワールドを冒険した"選ばれし子どもたち"(八神太一、石田ヤマト、武之内空、泉光子郎、太刀川ミミ、城戸丈、高石タケル、八神ヒカリ)の8人が成長した姿が描かれる。今回の舞台挨拶では、前作から一新された「選ばれし子どもたち」のキャストを務めた、花江夏樹(八神太一役)、細谷佳正(石田ヤマト役)、三森すずこ(竹之内空役)、田村睦心(泉光子郎役)、吉田仁美(太刀川ミミ役)、池田純矢(城戸丈役)、榎木淳弥(高石タケル役)、M・A・O(八神ヒカリ役)の8人に加え、16年前から作品を支え続けるデジモンキャストの坂本千夏(アグモン役)と山口真弓(ガブモン役)が参加。『第1章「再会」』の公開に対して、口々に「うれしい」と喜びの声を揃えた。舞台挨拶は緊張気味の「選ばれし子どもたち」8人をデジモン役の先輩2人がリードするように展開。成長した子どもたちを見守りながら、「太一と花江君がお互いに歩み寄っていくところがいい感じだった」という坂本に対し、山口は「ヤマトは残念なカッコよさがそのまんま」と会場の笑いを誘う。さらに、アフレコ時の様子や、キャスト陣で「もんじゃ焼き」を食べに行ったエピソードなどが語られる中、花江は「昔からのファンの方にはすごく堪らないものになっているし、新しく『tri.』から入った人でも楽しめるようになっていると思います」と、あらためて作品をアピールした。『第1章「再会」』に続く、『第2章「決意」』の上映が2016年3月12日に決まったことを受け、坂本が「私たちはまだまだ進化し続けます」と力強く宣言。「皆さんも一緒に冒険の旅に出かけませんか?」と呼びかけ、初日舞台挨拶の幕を閉じた。○「選ばれし子どもたち」8人からのメッセージここでは、初日舞台挨拶を終えた「選ばれし子どもたち」のキャスト8人が語った、舞台挨拶の感想やメッセージを紹介しよう。細谷佳正「明るい場所でお客様の顔を見て、幅広い年齢層に、16年という年月を実感しました。自分が普段感じるものとは違う空気感に戸惑いもありましたし、観たばかりのお客さんの前に立つのは、新たにヤマトを演じることにプレッシャーを感じていたので、緊張しました」花江夏樹「ついにこの日が来たかという思いで登壇しました。今日はたくさんしゃべるぞって思っていたのですが、本当にあっという間に舞台挨拶が終わってしまったので、ちょっと不完全燃焼で、ちょっと持て余している感もあります。皆さんの表情がすごく温かく、僕ら新キャストを迎え入れてくれたという印象がすごく強かったので、楽しく終えることができました」三森すずこ「初日の初回ということで、登壇するまでは皆さんの反応が気になってドキドキしていましたが、温かく迎え入れていただき、女の人も男の人も幅広い年齢層の人に愛されている作品なんだということをあらためて実感することができました。子どもたちも勢ぞろいだし、先輩方とも一緒に舞台上に立たせていただき、すごく貴重な体験ができて楽しかったです」M・A・O「今日は初日ということで楽しみと、観ていただいた後だけに、どうなんだろうという気持ちもあったのですが、皆さんの目が本当にキラキラしているのを見て、本当に良かったと思いました。ずっとデジモンのことを愛していらっしゃる方がたくさんいらっしゃたので、まだ第1章が始まったばかりですが、これから第6章まで、ずっとその思いのままでいてもらえるように、私もヒカリちゃんとして頑張っていかないといけないという決意がより強くなりました」池田純矢「子供のころ、リアルタイムで『デジモンアドベンチャー』を観ていた世代なので、すごく感慨深く、今日はこちら側に立たせていただきましたが、もしこちら側に立っていなければ、向こう側で見ていたのではないかと思うぐらい大好きな作品です。ちらほら涙している方がいらっしゃったりするお客さんの表情を見て、本当にこの作品に関わることができたんだということをあらためて実感しました。これからまだ長い道のりですが、一ファンとして『デジモンアドベンチャー』という世界を楽しみながら、自分の思いや、ファンの方たちの思いものせて演じていけたらいいなと思っています」吉田仁美「この日が来るのが楽しみなような、怖いような気持ちで昨日まで過ごして、今日も緊張しながら迎えたのですが、本当に皆さんが温かく迎えてくださって、少し安心しています。でも、第6章まである作品なので、これからもっと頑張っていきたいという気持ちがさらに強くなって、身が引き締まる思いもしました。太一さんのパーカーを着ている方やパルモンのぬいぐるみを持ってきてくださっている方もいて、そういう方たちと一緒にこれから歩んで行けるというのがすごく楽しみにもなりました。これからもまだまだ応援していただけるように、皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います」田村睦心「テンションで乗り切るしかないと思って、すごく大きな声を出したのですが、思いのほか優しい反応が返ってきて、うれしいなって思いました。第1章から第6章までの長丁場ですが、『選ばれし子どもたち』として、みんなで一緒に頑張っていけそうな気がしました。これからも頑張ります」榎木淳弥「舞台上からお客さんの皆さんの顔を見ていたら、本当に皆さんデジモンが好きなんだという気持ちが伝わってきたので、これからももっともっと責任感を持って、良いものを作れたらという気持ちが芽生えました。これからもっとデジモンファミリーで良いものを作っていきたいと思っています」「第2章『決意』」の公開が2016年3月12日に決まった『デジモンアドベンチャー tri.』だが、その内容について「第2章は泣けます」と予告する池田。最後は「1章がついに公開されましたが、このまま第6章まで、みんなで愛を込めていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします」という花江の言葉で締めくくられた。『デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」』は、全国10館にて劇場3週間限定上演。上映館などの詳細は公式サイトにて。(C)本郷あきよし・東映アニメーション
2015年11月22日バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にて、11月21日に公開される劇場アニメ『デジモンアドベンチャー tri.第1章「再会」』の「プレミア先行試写会のご招待キャンペーン」が、9月25日よりスタートしている。本キャンペーンへの応募には、「プレミアムバンダイ会員登録」「デジモンショッピングニュース」のメールマガジン購読が必要(いずれも無料)で、「プレミアムバンダイ」の応募フォームから応募が可能となっている。キャンペーンの応募締切は、10月7日23:59。抽選の末、10月23日に東京・新宿バルト9で開催される「プレミア先行試写会」のチケットが10組20名にプレゼントされる(開始時間・ゲスト、ともに未定)。キャンペーンの詳細は特設サイトまで。『デジモンアドベンチャー』は、1997年に発売された携帯型ゲームで、1999年3月~2000年3月にTVアニメ全54話が放送。小学生の主人公たちが仮想世界"デジタルワールド"と現実世界で"デジモン"と呼ばれるモンスターと関わりながら成長していく姿が描かれた。その後、『デジモンアドベンチャー02』『デジモンテイマーズ』『デジモンフロンティア』と、さまざまなシリーズが展開された。2015年11月21日に公開される劇場アニメ『デジモンアドベンチャー tri.第1章「再会」』は初代『デジモンアドベンチャー』シリーズの続編となっており、TVアニメ『デジモンアドベンチャー02』で展開されたベリアルヴァンデモンとの最後の戦いから3年後の世界が舞台となり、"選ばれし子どもたち"である主人公・八神太一たちが高校生になった、その後のストーリーが全6章で描かれる予定。八神太一役を花江夏樹、石田ヤマト役を細谷佳正、武之内空役を三森すずこ、泉光子郎役を田村睦心、太刀川ミミ役を吉田仁美、城戸丈役を池田純矢、高石タケル役を榎木淳弥、八神ヒカリ役をM・A・Oと、一新されたキャスト陣も話題となっている。なお「プレミアムバンダイ」では、『Complete Selection Animation(CSA) デジヴァイス』の2次受付も実施中。2次受注期間は2015年9月25日~12月7日23時予定。商品の発送は、2016年3月を予定している。(C)本郷あきよし・東映アニメーション
2015年09月28日フジテレビの人気番組「テラスハウス」の新章「TERRACE HOUSE BOYS & GIRLS IN THE CITY」の配信開始を前に8月25日(火)、旧出演陣が一堂に会し、新章第1話を鑑賞!菅谷哲也、島袋聖南、筧美和子、今井洋介、永谷真絵、宮城大樹らシリーズをわかせた面々が顔を揃えた。菅谷さんらはそれぞれ、作品のイメージに合わせた白い衣装で来場し、並んで“後輩”たちの第1話を鑑賞した。先輩たちの目に新章はどのように映ったのか?感想を尋ねるとトップバッターの宮城さんから「うちらの方が華があった!」といきなり強気な発言が飛び出し会場は笑いに包まれる。菅谷さんは「完全に見る側ですね(笑)。メンバーが個性豊かでこれからが楽しみです」と語り、筧さんも「久しぶりに『テラスハウス』を見て、懐かしい気持ちになりました。続けて見ていきたい」とこれからの展開に期待を寄せ、島袋さんは「メンバーのレベルが高い!」と笑顔を見せた。他のメンバーからも、自分が初めてテラスハウスを訪れた時のドキドキやメンバーと初めて顔を合わせ、会話を交わした時の何とも言えない緊張を懐かしむコメントが相次いだ。また、今回のテラスハウスは前回と異なり都内にあり、この点について、前作で終電の時間を気にして苦労したというメンバーからは羨望の声が上がったが、一方で「切り替えができるかな?」と外での仕事とテラスハウスでの生活の気持ちの切り替えの難しさを指摘する声も…。また、前回にはなかったプールが併設されている点についてもうらやむ声が次々と上がっていた。同番組に出演することで一気に知名度が上がり、生活や人間関係が急激に変わる可能性も…。先輩として、「テラスハウス」出演についてのアドバイスを求められた菅谷さんは「慣れること!回数を重ねること」ととにかく慣れるしかないと強調。島袋さんは「良いも悪いも全ては愛情と思えばOKというところもある」とエールを送った。また、恋愛面におけるアドバイスを求められた宮城さんは「嘘をつかないこと!」と語った。前作で唯一、番組開始から終了までをテラスハウスで過ごし、劇場版にも出演した菅谷さんは、もう一度、テラスハウスで暮らすなら、何をしたいか?と尋ねられ「ないです!(もう一度クラスという選択が)僕が一番ないと思います。全てをやり尽しました!」と語っていた。なお新章は世界最大の動画配信サービス「Netflix」にて全世界に配信される。「TERRACE HOUSE BOYS & GIRLS IN THE CITY」は9月2日(水)よりNetflixにて独占プレミア配信開始。(text:cinemacafe.net)
2015年08月25日公開初日を迎えたアニメーション映画『コードギアス 亡国のアキト 第4章「憎しみの記憶から」』の初日舞台あいさつが4日、東京・新宿バルト9で開催され、主要キャスト陣とスタッフが登壇した。本編上映後に行われた舞台あいさつには、日向アキト役の入野自由、レイラ・マイカル役の坂本真綾、シン・ヒュウガ・シャイング役の松風雅也のメインキャスト3名に加え、赤根和樹監督とサンライズの河口佳高プロデューサーが登壇。観客からの大きな拍手で迎えられた。『第4章』について入野は「『第3章』では人間模様やキャラクターの内面が中心に描かれていたんですが」と前置きしながら、「『第4章』ではそういう面もありつつ"赤根節"ともいえるメカアクションで見どころ満載です」と冒頭から展開される『コードギアス』シリーズならではのアクションシーンを絶賛。本作のアキトについて「時折見せる笑顔があったり、『第4章』ではより人間らしくなったアキトが描かれているので、会場にいる皆さんも一層、感慨深いんじゃないかなと思います」と語り、ファンと共に歩んできた作品だからこその感慨を示していた。続いて、松風は「ボリューム満点で、ストーリー展開も情報量も多くて、僕の心のキャパシティーが溢れています」とコメント。また、メカアクションについては「爆走シーンも凄いですけど、冒頭で登場したフロートシステムの先っぽに付いているヴェルキンゲトリクスのオレオレ感」と笑ってみせながら、「滑走路のシーンも田舎道だったら虫がいっぱい付くなって思いました」と冷静な視点でツッコミを入れ、会場を爆笑の渦に包んだ。入野や松風が太鼓判を押したメカアクションのコンセプトについて、赤根監督は「空間を有効に使える3Dと日本のアニメーションのスピード感を融合させるべく、制作スタッフと試行錯誤をしながら手掛けました」と説明。「かなり満足いくものとなりました」と確かな手応えをのぞかせていた。さらに音響面については、「ガトリングなどの銃撃戦もリアルにしたり、劇場で上下左右から音が降ってくるような体感をしてもらえるような戦闘シーンにしました」と、重低音がとどろく迫力感のあるサウンドに仕上げたことも明かしている。また、『第4章』から新主題歌となったのは、坂本の新曲「アルコ」。坂本は「『第1章』から『第3章』までの主題歌だった「モアザンワーズ」は、ちょっと重たい雰囲気で、アキトの憂いやダークな部分を描いた主題歌でした」と振り返り、今回の楽曲については「アキト自身が変わってきたこともあり、ちょっと希望を持たせるような曲になっています」と解説している。最後に、登壇者1人ずつ会場の観客へメッセージ。河口プロデューサーは「『第3章』を公開した5月から近いタイミングで、皆さんに観ていただけることを幸せに思います」と感謝を伝え、赤根監督は「最終章に向けて、全スタッフ&キャスト共に、面白いモノができるよう頑張っていますので楽しみにしていてください」と力強く語っていた。松風は「他の芸術もそうだと思いますが」と前置きした上で、「良いモノを作るだけでは駄目で、それを理解して応援してくれる人がいて、初めて成立するものだと思っています。本当に皆さんのおかげです」と入野同様に、ファンと共振しながら続いた作品であることを実感。坂本は「本編終了後に流れる『最終章』の予告で、レイラがボロボロになっているシーンがありますが、『最終章』ではどんな展開が待ち受けているのか、『第4章』まで何度も観て、頭の中を整理しながらラストを楽しみにしたいと思います」と話した。そして入野は「『第1章』の時からこのエピソードは大切だと毎回言ってきましたが、改めて『第4章』まできて、無駄な台詞、無駄なエピソードなど無駄なものは一切ないんだなと実感しています」とアピールし、舞台あいさつは幕を閉じた。なお『コードギアス 亡国のアキト 最終章「愛シキモノタチへ」』の劇場上映日も決定し、2016年2月6日に公開される。『コードギアス 亡国のアキト』は、大ヒット作『コードギアス 反逆のルルーシュ』のスピンオフ作品として、2012年に第1章が公開。舞台をユーロピア共和国連合に移し、新たな主人公・日向アキトが、超大国・ブリタニア帝国に戦いを挑む姿を描いている。監督は『天空のエスカフローネ』『ノエイン もうひとりの君へ』で知られる赤根和樹氏、キャラクターデザイン原案をCLAMP、キャラクターデザインは木村貴宏が担当し、そのほかメカデザインや脚本など、豪華クリエイター陣が顔をそろえている。現在『第4章「憎しみの記憶から」』が上映中。
2015年07月08日『妖怪メダル 第2章~日常に潜むレア妖怪!?~ 復刻版』が、5月23日にバンダイより発売される。価格は180円(税別)。本商品は、2014年3月に「妖怪メダル」シリーズ第2弾として発売された『妖怪メダル 第2章~日常に潜むレア妖怪!?』の復刻版として登場。『DX妖怪ウォッチ』とも連動しており、発売当時は「妖怪ウォッチ」旋風を巻き起こしたメダル玩具の火付け役となった。ラインナップは、発売当時の「オロチ」「キュウビ」「ゴルニャン」といったホロメダル8種類、ノーマルメダル22種類の計30種類に加え、これとは別にスペシャルなホロメダル2種類のシークレットが用意されているという。また、『妖怪メダル 第2章~日常に潜むレア妖怪!?~ 復刻版』の情報を完全網羅した『妖怪ゲラポプラス~復刻! 第2章完成データファイル~』も同時発売。本商品には、妖怪メダルを収納できる「妖怪メダルポケット」(3枚)、妖怪メダル第2章の情報が満載の「情報シート」(2枚)、「妖怪メダルネームシール」(1枚)、妖怪メダル「ヒキコウモリ Zメダル」(1枚)がセットとなる。価格は900円(税別)。(C)L5/YWP・TX(C)2013 LEVEL-5 Inc.(C)LMYWP2014
2015年05月22日現在公開中のアニメーション作品『コードギアス亡国のアキト 第3章「輝くもの天より墜つ」』の「スタッフナイトトークショー」が、5月15日に東京・新宿バルト9にて開催された。本編の上映が終了した20:10より、赤根和樹監督、キャラクターデザインの木村貴宏氏、総作画監督の島村秀一氏の3人が登壇する「スタッフナイトトークショー」がスタート。それぞれの仕事内容を説明する中で、アキトたちが前半で着た民族衣装の話題となり、赤根監督は「CLAMPさんの原案は美しいけれど、パーツがたくさんついていて描くのが大変そうだ」と思ったという。すると、木村氏も「CLAMPさんにお願いするということは、動かしやすさ優先のアニメーターの発想にはないものを求めているから」と前置きしながら、「だから、原画の人はがんばってと思ってアニメーション用のデザインを描きました」とデザインコンのセプトを説明。「そうしたら、ダンスのシーンの原画は自分が担当することになってしまった(笑)」と自身が招いた苦労を明かした。また、赤根監督は「アヤノのパイロットスーツの着こなしにびっくりした」といい、大胆に前をはだけているのは、実は島村氏の発案だったことを明かすと、島村氏は「最初はちょっとクールっぽいキャラクターとして登場したアヤノだけれど、開放的な子、あっけらかんとした子なんです」と自身の感じたアヤノの印象を述べ、「仲良くなるといろんなところが気になるんじゃないかと思って描きました」と語った。続いて、多数のファンが気にかけているジュリアス・キングスレイと枢木スザクの話題となり、赤根監督は「福山潤さん、櫻井孝宏さんは、もうキャラクターを作りきってますから、アフレコが終わった時は、こちらが『ああ、なるほど』と思わされる感じでした」とアフレコの様子を振り返る。すると、島村氏は「立つ時にまっすぐなアキトのキャラクターたちと異なり、ジュリアスは腰が入っているんで、若干"くの字"になるのがポイント」と、この2人を描く時はメインキャラクターとは別の神経を使うことを告白した。また、twitterで事前に募集していたファンからの質問も公開。「記憶が混濁した時に、なぜジュリアスは水を求めているか」という問いに対して、赤根監督は「ジュリアスはどうやら記憶が失われていて、その喪失と乾きが重なっているんです。もしかすると幼い日の夏の思い出が蘇っているのかもしれない」と回答していた。「描きやすいキャラクター、難しいキャラクター、楽しいキャラクターは?」という質問に、島村氏は「描きやすいキャラクターは1人もいません(笑)」ときっぱり。その上で「ワイヴァン隊、特にアキトについては、最初から赤根監督と意見を交わしながら、進めてきたキャラクターなので思い入れは強いです。ただ彼の表情を描くのはとても難しいです」とコメント。すると、木村氏も「僕もアキトには思い入れはあるけれど、アキトの表情は難しいですね」と島村氏に同意。なお、木村氏はダンスのシーンでアヤノを描いて、アヤノを好きになったという。最後に、赤根監督は「第4章は、予告にも登場しているアシュラ操るアフラマズダの戦闘シーンはなかなか面白い画になっています」と次回作を語り、「しかもそれだけではなく戦闘は山盛りです」と見どころをアピール。「人間模様も動いていき、『憎しみの記憶から』というサブタイトルで示すあるものも出てきます。ぜひ楽しみにしてください」とファンへの期待を煽り、トークショーは盛況のうちに幕を閉じた。『コードギアス 亡国のアキト』は、大ヒット作『コードギアス 反逆のルルーシュ』のスピンオフ作品として、2012年に第1章が公開。舞台をユーロピア共和国連合に移し、新たな主人公・日向アキトが、超大国・ブリタニア帝国に戦いを挑む姿を描いている。監督は『天空のエスカフローネ』『ノエイン もうひとりの君へ』で知られる赤根和樹氏、キャラクターデザイン原案をCLAMP、キャラクターデザインは木村貴宏が担当し、そのほかメカデザインや脚本など、豪華クリエイター陣が顔をそろえている。現在『第3章「輝くもの天より墜つ」』が上映中で、7月4日から『第4章「憎しみの記憶から」』、秋に『第 5章「愛シキモノタチヘ」』が公開される。(C)SUNRISE/PROJECT G-AKITO Character Design(C)2006-2011 CLAMP・ST
2015年05月19日