「篠原ともえさんやKinki Kidsさんに学ぶことが段々芽生えてきて、『俺、教えられているな』とか、ふと思うようになったんです」「僕の50歳からの先生は、この3人です」こう語ったのは、フォークシンガーの吉田拓郎(76)。吉田は6月26日に放送された『東京プラネタリー☆カフェ』(TOKYO FM)で、同番組のMCを務める篠原ともえ(43)を“50歳からの先生”と絶賛。さらに「ある種のリスペクトを持っている」とも述べた。「拓郎さんと篠原さんが共演したのは、’96年スタートのバラエティ番組『LOVE LOVE あいしてる』(フジテレビ系)。同番組に2人はKinki Kidsとともに、レギュラー出演していました。篠原さんは前年7月に歌手として芸能界デビューを果たしましたが、同番組がキッカケで賑やかなキャラクターに大きな注目が集まることに。ただ拓郎さんは『ぐふふ』や『プリプリ』など独自の言葉を連呼する篠原さんのことが当初は苦手で『降板する!』と何度もスタッフに直談判したそうです」(テレビ局関係者)当時の篠原は、原色を基調とした奇抜なファッションが若い女性たちの間で憧れの的に。そして自身とファンはシノラーと呼ばれるなど、社会現象を巻き起こした。シノラーブームはいまだ根強く、近年でもフワちゃんやきゃりーぱみゅぱみゅ(29)が篠原のファンを公言している。しかし、デビュー当初は“飛び道具”的な存在だった篠原が、なぜ“フォークシンガー・吉田拓郎”の先生となったのか。「篠原さんは高校のデザイン科に通った後、ファッションの名門・文化学園大学の併設校である文化女子大学短期大学部(現・文化学園大学)に進学。しかも、当時からアクセサリーを自作するほどファッションは生活の一部だったんです。さらに音楽活動にも精を出し、女優業にも積極的に挑戦。そのため自身の初主演舞台では、芝居に作詞作曲に衣装制作にとマルチな才能を発揮しました。キャラクターだけではない、豊かな才能に、拓郎さんも刺激を受けたといいます」(前出・テレビ局関係者)今や篠原は、松任谷由実(68)や嵐といった名だたるアーティストの衣装を手がける気鋭のデザイナーに。シノラーブームを巻き起こした当時と違い、メディアに登場する際はナチュラルメイク。そして、シックな服装で登場するのが常。そのため「シノラー時代は黒歴史?」という声も聞こえてくる。しかし、篠原は芸能生活20周年を迎えた’15年7月、個展の際に「シノラーは黒歴史じゃないですよ!虹色歴史です!」と宣言していた。■デザイナーを勧めた拓郎と、モノづくりの原点である母「バラエティ番組で出会ったひとたちのお陰で今の彼女があります。ですから、シノラー時代は黒歴史ではないんですね。例えば篠原さんのキャラクターを真っ先に面白がったのは、『HEY!HEY!HEY!』(フジテレビ系)で共演したダウンタウンのお二人です。クセが強いキャラクターを『2人の話術が魅力に変えてくれた』と篠原さんは感謝しているといいます。何より篠原さんがデザイナーを志すようになったのは、拓郎さんがキッカケです。10代の頃、『タレント業もデザイン業もしたい……』と悩んでいるとき、拓郎さんが『デザイナーになって、君の才能を社会にシェアしなさい』と背中を押してくれたといいます」(前出・テレビ局関係者)そんな篠原のモノづくりの原点は、母だった。『週刊朝日』’17年6月23日号で篠原は、「母が洋裁好きで、影響を受けて、私も子供のころからお人形さんのお洋服を作ったりしてたんです」と明かしている。「篠原さんは6歳の時、母の日にジーンズをリメイクした手縫いのポーチをプレゼント。するとお母さんは『こんなに可愛いポーチ見たことない!』と大喜びしてくれたそうです。そのことがキッカケで、篠原さんは作ることの喜びに気づいたといいます。お母さんは篠原さんのデザイン仕事を誰よりも応援しており、そのエールが篠原さんにとっての活力だそうです」(ファッション関係者)■心置きなく仕事ができるのは、夫のお陰篠原は’16年、本名の篠原友恵で『第20回 全国きものデザインコンクール』の一般部門に応募。すると見事、京都府知事賞を受賞した。そして40歳を目前にした’18年、芸能活動を停止。デザイナー業に舵を切り、母校である文化学園大学への再入学も果たした。SNSを全て辞めてまで取り組んだ学び直しが功を奏し、今年5月には篠原の手がけた革の着物の作品が『第101回ニューヨークADC賞』でシルバーキューブとブロンズキューブの2冠を達成するという快挙を成し遂げた。ファッション業界で快進撃の続く篠原。そんななか今一番頼りにしているのが、アートディレクターの夫・池澤樹氏だ。’19年1月に結婚した2人は、昨年5月にクリエイティブスタジオ『STUDEO』を設立している。篠原は4月に配信された『with online』のインタビューで、池澤氏について「意見がぶつかることもありますが、いいものを作りたいという思いで彼がアドバイスしてくれているのも感じますし、ひとりのアーティストとして尊敬しているので、夫の言葉には素直に耳を傾けるようにしています」と語っている。「篠原さんにとって池澤さんは、目標の人物なんです。篠原さんは様々な分野で活躍してきましたが、いっぽう池澤さんは“デザイン一本の人”。そのストイックさに憧れて、リスペクトしているそうです。また池澤さんは家事も分担してくれるので、彼のサポートがあるからこそ、篠原さんも心置きなく仕事ができるといいます。篠原さんの目標は『デザインで社会貢献をする』ということ。会社を設立してすぐコロナ禍となりましたが、池澤さんという心強いサポーターのお陰で不安はないそうです」(前出・ファッション関係者)‘95年のデビューから27年の軌跡。周囲に支えられて、篠原の“虹色歴史”は続く。
2022年07月03日6月25日放送の篠原ともえ(43)がパーソナリティを務める『東京プラネタリー☆カフェ』(Tokyo FM)に、吉田拓郎(76)がゲスト出演した。’96年10月~’01年3月まで放送された『LOVE LOVE あいしてる』(フジテレビ系)で、レギュラー共演した2人。番組開始当時、篠原は17歳。個性的なファッションとハイテンションなキャラは、「シノラー」として一大ブームを巻き起こした。ラジオでは思い出話に花を咲かせた2人だが、吉田の“ある告白”に注目が集まっている。番組冒頭で「LOVE LOVE」メンバーとハワイに行った思い出を振り返り、みんなで星空を眺めたことで「あの時にKinKi Kidsと篠原ともえと吉田拓郎とがやっと打ち解けられた」と語った吉田。一方で、「それまでは番組を早く降りたいと思ってた」と明かしたのだ。そのことを知っていた篠原が「ごあいさつに行ったときに帰っちゃってね」と話すと、吉田は「僕は君が苦手だったんだよ」と切り出しこう語った。「当時ね、本当に若い人が嫌いで。僕、ちょうど50歳になる頃だったんですよ。そこにもってきてKinKi Kidsとか篠原ともえとか17歳じゃないですか。その中でも篠原ともえって人は、ピーキャーピーキャー、ギャーギャーギャーギャーと色々まとわりついてくる人で、もっとも僕が嫌なタイプ。最も苦手とする、もっとも嫌いなタイプの女の子だった」続けて、「こんな子が毎週来るんだったら『俺は番組降りる』って言って、プロデューサーに辞表を何度も出した」と打ち明けたのだ。ところが次第に心境の変化が訪れたといい、吉田はこう語った。「篠原ともえさんとかKinKi Kidsさんに学ぶことがだんだん芽生えてきて、『こんなこと考えたこともなかったけど、俺なんか教えられているな』とか、ふと思うようになったんです。ある時期から。それからはKinKiと篠原から勉強しようっていう積極的な気持ちが芽生えてきて、そこから素敵ないいおじさんになった。僕の50歳からの先生は、この3人です」篠原とKinKi Kidsとの出会いを、「奇跡が起きたと思っている」とも語った吉田。初めは年の離れた若い彼らを嫌っていたが、いつしか心を寄せるようにーー。互いに親睦を深め合うなかで、吉田の存在は篠原にも大きな影響を与えていた。「吉田さんは番組が終了することを嘆いていた篠原さんを見て、食事会を企画してくれたそうです。その際、篠原さんが『将来の夢が多すぎて選べない』と相談したところ、吉田さんは『篠原は服で人を楽しませることができる』とデザイナーの道を勧めたといいます。その言葉通り、現在の篠原さんはデザインの世界で活躍中。最近では革の着物作品が世界的な広告賞を受賞しました。吉田さんの最新アルバム『ah-面白かった』のLP盤の衣装デザインにも篠原さんが携わっており、いまでは“大親友”の間柄ですよ」(テレビ局関係者)「嫌いだった」から一転、吉田と篠原の友情に感動の声が寄せられている。《めちゃくちゃいい話。子供の頃、頑張って夜更かししてLOVE LOVEあいしてる毎週観てたからグッときた》《すごく共感できるお話でした 尊敬できる人は 世代や年齢は関係ない 良いものをいいと言えることが大事!!》《しみじみと素敵なお話。 出会いって偶然というより必然なのかもと思う》《なんかもう拓郎さんが カッコ可愛くて泣けた 良い年上になるのって難しいのに…素敵》7月21日放送予定の特別番組『LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP』をもって、最後のテレビ出演とする吉田。“先生”と慕うKinKi Kidsや篠原との共演は、彼にとって最高の思い出となるだろう。
2022年06月28日篠原ともえかつて’90年代に奇抜な格好に独特なキャラで人気を博した篠原ともえが今、話題だ。「主にはデザイナーとして活動している篠原さんが、100年以上続く歴史ある国際的な広告デザインのコンテスト『ニューヨークADC賞』で表彰されたのです。受賞作はエゾ鹿の革を使った着物。革を糸で縫わずにつなげたいという篠原さんの要望に、熟練の職人さんも“無理だ”と意見が対立したこともあったぐらい、こだわった力作なのです」(ファッション誌編集者)松任谷由実、嵐らの衣装も手がけるようになり’95年、16歳でデビューした篠原は、安室奈美恵のファッションをまねする“アムラー”ならぬ、独自のセンスをアピールする“シノラー”を名乗って注目を集めた。「カラフルな衣装を着たハイテンションの個性派キャラは、今人気のフワちゃんのような存在。’96年に『クルクルミラクル』というシングルを出して歌手活動もしており、芸能活動で多忙だった篠原さんでしたが、高校ではデザイン全般を、大学では服飾デザインを専攻するなど、学業もキッチリ修めています。衣装デザインを自ら描いて提案したり、当時つけていたアクセサリーも彼女の手づくりだったそうですよ」(スポーツ紙記者)明るく元気な篠原だったが、スキャンダルが報じられるとともに、テレビへの出演は次第に減少。だが、新たな道でキャリアを積んでいく。「’13年に松任谷由実さんのステージ衣装を手がけたことを機に、『嵐』の衣装も手がけるなど、ファッションデザイナーとして活躍していきます。このころから自身のファッションも、清楚な雰囲気に変わっていきました。’18年にはアートディレクターの男性と結婚。母校の短大で学び直し、’20年にはデザイン事務所を立ち上げました」(前出・ファッション誌編集者)世界的な賞の受賞に父親が語ったこと今や世界的デザイナーとしても認められるようになった篠原だが、その起点は母親にあった。10歳のとき、母親に手づくりのプレゼントを渡した出来事を新聞のインタビューでこう語っている。《母は大喜びで褒めてくれた。それがすごくうれしくて(中略)物作りの原点はここにあると思います》娘が評価され、両親もさぞうれしいことだろう。都内の実家を訪ねると、元寿司職人の父親が取材に応じてくれた。まず、世界的な賞の獲得について感想を聞くと、「おかげさまで。ありがとうございます」と、少しだけ顔がほころぶ。─デザイナーを目指したきっかけは、お母さんの影響?「きっかけは確かにそうなのかもしれませんが、親としてはただ見ているだけで。芸能界も含め私たちにはわからない世界ですから、ああしなさい、こうしなさいというのはないんですよ」─彼女が自分の力で切り開いてきた?「自分なりに考えて一生懸命頑張っていると思います。身体に気をつけて、好きなことを思う存分にやってほしいですね」娘のことを信頼し、温かく見守ってきた家族がいたからこそ、今の彼女がある。
2022年06月24日女優の篠原涼子が24日、都内で行われたヘアケアブランド「Perle Savon」新商品発表会に、パンツェッタ・ジローラモとともに出席した。今回、シャンプー&トリートメントをプロデュースした篠原は、プロデュースのきっかけを聞かれると「生きていると髪の毛の質も変わってきて、昔、使っていたものがちょっと違ってきたなと思って、いろんなものを試してみたんですけど、なかなかこれってものが見つからなかったんですけど、ちょうどこういうお話の依頼があったので、自分で開発したお気に入りのシャンプーを作ってみたいなと思って、イメージもすぐ湧いたので早めにできました」と明かした。泡立ちやダメージケア、容器などこだわりも多いようで、中でももっともこだわった点を聞かれると"香り"と答え「石鹸みたいな香りが昔から憧れていて、中学生くらいのときに石鹸みたいな香りがあったらいいのになって思っていたので、大人になってこういうお仕事をさせていただいて、まさかこういうことができるって思ったときに、中学生のときに思ったあの香りを自分で作れたらいいなと思いました」と目を輝かせた。しかし、理想的な石鹸の香りにすることが難しかったそうで「昔あった赤いパッケージの石鹸の香りがすごく好きなんですけど、なかなかあの香りに近づけるのが難しくて…。ちょっと甘さも入れたので"石鹸だ"という香りじゃないかもしれないんですけど、石鹸に近いという感じにはなっていると思います」と自信を覗かせ、「お風呂上がりに部屋の中がこの香りで充満するんですよね。それがすごく心地いいというか、アロマにもしちゃいたいくらい香りはおすすめです」とアピールした。また、一部では本当に篠原がプロデュースしたのか疑いの声が上がっているようで、篠原は「私もたった今、伺ったんですけど、すいません、私がやらせていただきました」と断言し、プロデュース作業の苦労話を披露後に報道陣から「本当に作っているんですね」と声が飛ぶと「作っています。信じてください!!」と言葉に力を込めた。なお、この日現在で82000本もの予約が入っているそうで、篠原は「初めてこういうことをやらせていただくので、正直すごいことなのかピンとこなかったんですけど、『すごいことです』って伺ったのでありがたいですね。早く使ってもらって、反応を聞きたいですね」と目を輝かせた。最後に、人から変わっていると言われるような独特のこだわりを聞かれた篠原は「基本的に全部変わっているかもしれないんですけど、骨付きの鶏肉があるじゃないですか。あれをまったくの骨になるまで食べちゃう」とコメントして笑いを誘い、「軟骨もバリバリ食べちゃったり、1本を食べるのに時間をかけるので、変わっているねって思われていると思います」と語った。
2022年05月24日篠原涼子が“sino R fine”(シノールフィーネ)として発表した「Crazy for you」が、フジテレビ「ポップUP!」内のドラマ「昼上がりのオンナたち」の主題歌に決定した。「Crazy for you」は、今年2月にNetflixシリーズ「金魚妻」の主題歌として篠原さんことsino R fineが19年ぶりに発表した楽曲。19年ぶりの篠原さんの歌唱ということで往年のファンや海外から注目が高く、すでにYouTubeのミュージックビデオの再生回数は100万再生を超えている。本楽曲が「金魚妻」に続いて起用されたドラマ「昼上がりのオンナたち」は「何か、満たされない……」「何か物足りない……」という女性たちの少しの心の綻びから禁断の愛に踏み込んでいく大人のラブストーリーを描いた物語。「Crazy for you」の切なく純粋な歌詞と美しいメロディラインがその世界観にマッチ。ドラマは1話15分前後で構成されており、毎週金曜の全4話で完結予定となっている。「昼上がりのオンナたち」は毎週金曜、フジテレビ「ポップUP!」内にて13時30分ごろから放送中(全4話、第4話は6月10日放送)。放送後14時45分よりFODにて配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年05月23日個性的な髪型やファッションで1990年代に『シノラーブーム』を巻き起こした、篠原ともえさん。歌手やタレント、俳優として人気を博した篠原さんは、2022年5月現在、デザイナーやアーティストとしても活躍しています。篠原ともえ、国際的な広告デザイン賞で2冠達成!篠原さんがデザインとディレクションを手掛けた革製の着物が、第101回ニューヨークADC賞『The ADC Annual Awards』で2つの賞を受賞しました!ニューヨークADC賞とは、1921年に広告美術団体『Art Directors Club』によって設立された、世界でもっとも歴史のある広告デザインの国際賞です。篠原ともえがデザイン・ディレクションを手掛けた、革のきもの作品「THE LEATHER SCRAP KIMONO」が、第101回ニューヨークADC賞「The ADC Annual Awards」にて、シルバーキューブ(銀賞)とブロンズキューブ(銅賞)の2冠を達成しました。TOMOE SHINOHARAーより引用篠原さんが手掛けた作品は、企業ブランディングやグラフィックデザインに焦点を当てた『ブランド・コミュニケーション部門』で銀賞、『ファッションデザイン部門』で銅賞を獲得しました。篠原さんが賞を受賞した作品がこちらです。この作品は、日本の皮革産業と職人技術の認知向上を目的に制作された革製の着物。篠原さんと埼玉県草加市の職人が協力して、美しい革製の着物を作り上げました。本来、廃棄せざるを得ない革の端を用いた同作品。端材特有の曲線を、動物たちの住む山の稜線に見立て、水墨画のような風景を表現したそうです。2つの賞を受賞したことについて、篠原さんは自身のInstagramでこのように語っています。日本の皮革産業の技術力と、受け継がれてきた職人技を世界の舞台で披露し、高い評価をいただくことは本当に光栄です。かけがえのない伝統の橋渡しをすることも、私たちデザイナーの責務だと感じています。tomoe_shinoharaーより引用篠原さんは、同作品を制作するにあたって、すでに定年退職していた職人にも協力を仰いだのだとか。結果、その職人の技が優れたものだと再確認され、工場にて技術を継承する流れが生まれたそうです。同企画があったことで、失われていた技術が受け継がれたのは、素敵なことですね。篠原さんの取り組みに、さまざまな声が上がっています。・これ、着物なんだ!めちゃくちゃかっこいい!企画内容や制作過程のどれも素敵で、感動しました。・すごい!2冠達成、おめでとうございます。作品もだけど、篠原さんの考えや熱意がすごく素敵。・篠原さんが、今こういうことをしていると知ってびっくりした。素晴らしい取り組みだと思う。・昔から自分がやりたいことをつらぬいていた篠原さんだからこそ、できたことなんだろうな。同世代としてとても嬉しいです!国際的な賞を2つも獲得した同作品は、企画の狙い通り、日本の皮革産業と職人技術の認知向上を達成したといえるでしょう。篠原さんの、今後の活躍からも目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2022年05月21日篠原涼子主演映画『ウェディング・ハイ』のBlu-ray&DVD、デジタル配信が8月3日(水)よりリリースされることが決定。篠原さん、中村倫也、関水渚、岩田剛典によるコメント映像も公開された。篠原さんが3年ぶりに映画の主演を務めた本作は、結婚式を舞台にしたハチャメチャ大騒動な物語。篠原さんがNOと言わないウェディングプランナーを演じているほか、結婚式の主役、新郎新婦を中村倫也と関水渚、新婦の元カレを岩田剛典、式場に現れる謎の男を向井理、主賓挨拶に人生を懸ける上司を高橋克実と、豪華キャストが個性的なキャラクターを演じている。バカリズム完全オリジナルストーリーとなる本作は、劇場公開時には、「結婚式あるある!」「めちゃくちゃ笑った」「バカリズムさんが仕掛ける伏線回収がお見事!」など絶賛の声で溢れ、満足度95.6%を記録。今回リリースされる<特別版Blu-ray>は、映像特典や音声特典が大充実の完全保存版。メイキング映像、イベント映像集など、裏側をより楽しめる内容だ。また、各シーンの解説や裏話、撮影当時のエピソードなどが繰り広げられる、篠原さん、中村さん、関水さん、岩田さん、大九明子監督による副音声コメンタリーも収録される。(cinemacafe.net)■関連作品:ウェディング・ハイ 2022年3⽉12⽇より全国にて公開(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
2022年05月14日篠原涼子主演『ウェディング・ハイ』のBlu-ray&DVDの発売およびデジタル配信が8月3日(水)に決定した。それを記念して篠原涼子、中村倫也、関水渚、岩田剛典からコメント動画が解禁されている。本作は、芸人・タレントとしても活躍するほか、向田邦子賞やギャラクシー賞を受賞するなど、脚本家としてもその才能を発揮するバカリズムが手掛けた完全オリジナルストーリー。監督は『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』で数々の賞を受賞した大九明子。主演の篠原涼子をはじめ、中村倫也、関水渚、岩田剛典、向井理、高橋克実などが、抱腹絶倒の波を巻き起こす。ほかにも、中尾明慶、皆川猿時、六角精児、尾美としのり、浅利陽介、前野朋哉、池田鉄洋、片桐はいり、臼田あさ美、宮尾俊太郎、泉澤祐希、佐藤晴美ら、多彩なキャストが勢揃いした。ウェディングプランナーの中越(篠原涼子)に支えられ、新郎・彰人(中村倫也)と新婦・遥(関水渚)のカップルは幸せな式を迎える、はずだった。しかし、スピーチに人生を懸ける上司・財津(高橋克実)をはじめ、クセ者参列者たちの熱すぎる思いが大暴走。式はとんでもない方向へ?中越は披露宴スタッフと共に 数々の問題を解決しようと奔走するが、新婦の元カレ・裕也(岩田剛典)や、謎の男・澤田(向井理)も現れる。果たして、絶対に「NO」と言わない敏腕プランナーは全ての難題をクリアし、最高の結婚式をふたりに贈ることができるのか。特別版Blu-rayは映像特典や音声特典が大充実の完全保存版。メイキング映像、イベント映像集など、裏側をより楽しめる映像が盛りだくさんとなっている。また各シーンの解説や裏話、撮影当時のエピソードなどが繰り広げられる、篠原涼子、中村倫也、関水渚、岩田剛典、大九明子監督による副音声コメンタリーも収録。劇場公開時に好評を博した爆笑トークは見逃せない。到着したコメント動画は「Blu-rayとDVDが発売決定になりました!」と発表する篠原、それに対して中村が「やったぜ~!」と喜ぶなど、和気あいあいとした様子がうかがえる内容だ。■リリース情報『ウェディング・ハイ』8月3日(水)Blu-ray&DVD発売、デジタル配信開始<特別版Blu-ray(数量限定生産)>価格:6,820円(税込・本編BD+特典DVD)【特典ディスク】・メイキング映像・イベント映像集◆映像特典【本編ディスク】予告集(特報、予告)◆音声特典オーディオコメンタリー(篠原涼子・中村倫也・関水渚・岩田剛典・大九明子監督)※劇場公開時の副音声コメンタリーと同内容を収録◆外装特典特製スリーブケース<通常版DVD>価格:4,180円(税込)◆映像特典予告集(特報、予告)作品情報
2022年05月13日バカリズムが脚本を手掛けた、結婚式を舞台に繰り広げられる抱腹絶倒の群像コメディ映画『ウェディング・ハイ』より、篠原涼子が演じるNOと言わない敏腕ウェディングプランナー・中越のお仕事ショットが公開された。ウェディングプランナーは、新郎新婦にとって人生最高の日にすべく、全力でサポートする。中越もまた、新郎新婦の理想を形にし、親族や友人ら参列者全員が笑顔で幸せな気持ちになれる式を実現するため、日々働いている。何度も打ち合わせを重ね、当日は式全体を統括するという大役を担っている。日取りや予算、ドレス選びから余興の内容など、決めるべきことが山積みの結婚式。到着した場面写真では、新婦・遥(関水渚)の要望を真剣に聞く様子や、ドレス選びに同行し、遥ににこやかに対応するシーンが切り取られている。また、当日の披露宴で発生したトラブルに臨機応援に対応するのもプランナーの腕の見せどころ。本作でもある誤算によって思わぬ緊急事態が起きてしまう中、<チーム中越>が前代未聞の計画を実行。披露宴中にスタッフと真剣に話し合う姿や、凛々しい表情の中越の姿が写し出されている。なお、中越がぴったりなウェディングプランを診断する特設サイトもオープン。篠原さん録り下ろし音声や劇中BGM、ぶっ飛んだウェディングプラン、診断結果に紛れ込んだキャスト陣に注目だ。『ウェディング・ハイ』は3月12日(土)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ウェディング・ハイ 2022年3⽉12⽇より全国にて公開(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
2022年03月02日篠原涼子、中村倫也、関水渚、岩田剛典、向井理、高橋克実ら豪華キャストで贈る映画『ウェディング・ハイ』より、篠原さん演じる敏腕プランナー中越率いる<チーム中越>のメイキング映像が公開された。披露宴に招かれたクセ者参列者たちの並々ならぬ想いが暴走し、騒動が起こる本作。新郎新婦からSOSを受けた中越が、緊急事態を乗り切るため、披露宴スタッフたちと前代未聞のある作戦を実行していくところが見どころの一つだ。そこで活躍するのが、中越と披露宴スタッフの加藤(臼田あさ美)、豊島(久保田磨希)、松波(中川大輔)と4人で構成された<チーム中越>。メイキング映像では、予告編にも登場するヒールを脱いで走る中越や、新郎の彰人(中村さん)を連れて走る加藤、作戦実行のため新婦(関水さん)に指示を出しながら移動する敏腕プランナーらしいシーンも登場。また、中越発案のマル秘作戦を決行するシーンでは、<チーム中越>が心の声で語り合うという演出も。抜群のチームワークで立ち向かう様子は必見だ。『ウェディング・ハイ』は3月12日(土)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ウェディング・ハイ 2022年3⽉12⽇より全国にて公開(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
2022年02月26日女優・篠原涼子が自身主演のNetflixシリーズ『金魚妻』の主題歌をsino R fine(読み:シノールフィーネ)という名で歌唱していることがわかった。歌手としては2003年にリリースした「Time of GOLD/椎名純平 with 篠原涼子」以来19年ぶりの歌唱。また、自身が出演するドラマを自身が歌唱するのは今回が初めて。楽曲タイトルは「Crazy for you」。篠原は「演じる側だからこそ表現できることがある」そんな思いを抱きながら楽曲制作に臨んだ。そのせつなく心に訴えかける歌声は歌手としての篠原のイメージを一変させる。ミュージックビデオが本日18日20時にYouTubeプレミア公開にて公開予定。女性ならではの葛藤を描き、その背中を押してくれるような作品に仕上がっている。アーティスト名の「sino R fine(読み:シノールフィーネ)」は音楽用語「sino al fine(~が終わるまで)」からの造語になり、『金魚妻』の中だけでは歌を歌うという想いが込められている。Netflixシリーズ『金魚妻』は2月14日に配信され、2月16日の「今日の総合TOP10」で日本国内1位、香港1位、台湾2位など、他国でも続々ランクインしており、世界的に注目されている。篠原涼子、そして楽曲提供者の加藤ミリヤ、Che’Nelle・SUNNY BOYがコメントを寄せた。■篠原涼子この度はこのNetflixシリーズ「金魚妻」の主題歌を務めさせていただきました。約20年ぶりのアーティスト活動をさせていただき、久しぶりに音楽を表に出せる喜びと、また歌えるんだといううれしさがありました。主題歌という事もあり、ドラマの役と同じ思いでレコーディングをしましたので、性別や年齢問わず、いろんな方に届いてこの曲を聴いて何かを感じていただけたらいいなと思います。■加藤ミリヤ涼子さんの歌声を、はじめてスタジオで聴いた瞬間のことは今も忘れられません。艶やかで、吐息すら美しく、なんだか儚げで、大人の女性の声なのに不思議と少女のような純粋さを感じたり、誰かの歌声を聴いて今までに感じたことのない感覚と胸のときめきでした。レコーディングがとても久しぶりだということが信じられないくらい涼子さんの声は色褪せない艶があった。歌録りをした日のショートパンツに白のパンプス姿の涼子さんはほんとうに美しかった。■Che’NelleコメントIt was a fun experience working with such a talented team on this song.sino R fine was super sweet and it was exciting to hear her on the record.I love writing for artists and I wish the very best for the series to be a super success.I’m humbled to be a part of this creation.和訳:とても才能溢れるチームと作曲でご一緒できて楽しい経験になりました。sino R fineはとってもステキで、完成した楽曲を聴いた時はとてもワクワクしました。アーティストへの楽曲提供は大好きですし、このシリーズの大成功を心から願っています。本作品に携わることができて、とても光栄です。
2022年02月18日篠原涼子と岩田剛典らが共演、それぞれに秘密と想いを抱える女性たちの禁断の愛を題材に描くNetflixシリーズ「金魚妻」。この度、岩田さん演じる春斗が篠原さん演じる主人公・さくらを後ろからそっと抱きしめる“バックハグ”シーンが解禁となった。風情ある風景が残る下町に隣接する高層タワーマンションの最上階。平賀さくら(篠原さん)は、ある事故をきっかけに美容師としての夢を諦め、結婚。誰もが羨む華やかな人生を歩んでいるかと思われていたが、実は夫・卓弥(安藤政信)からのDVとモラハラ、さらに同じマンションに住むゆり葉(長谷川京子)から敵対視され苦しむ日々を送っていたーー。今回解禁された映像では、春斗の営む金魚屋「金魚のとよだ」の屋上で、金魚を見つめながら「金魚は自力じゃ逃げられないもんね」と物憂げな表情をみせるさくらの切ない表情に思わず、後ろから優しく抱きしめる春斗の姿が描かれている。金魚の姿に自分を重ね、物憂げな表情をみせるさくらと、そんな姿を見てさくらを救いたいと心から願う春斗。その姿は2人が“許されない関係”であることを忘れさせる、愛に包まれたシーンとなっている。Netflixシリーズ「金魚妻」は2月14日(月)よりNetflixにて全世界独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年02月13日篠原涼子を主演に迎え、累計300万部を超える黒澤Rによる大ヒット同名漫画を原作にしたNetflixシリーズ「金魚妻」。この度、篠原さんが演じる“主人公・さくら”の場面写真が一挙解禁。また、撮影中の篠原さんの支えになったスタッフの存在についても明かした。篠原さんといえば、「アンフェア」や「ハケンの品格」などのヒットドラマほか、「anego」「ラスト・シンデレラ」「オトナ女子」など、数々のラブストーリーで主演を務めた視聴率女王。本作で7年振りに、恋愛ドラマに戻ってきた篠原さんが挑むのは、“禁断の愛”。傷つきながら必死でもがき、金魚鉢から大きな世界へと飛び立とうとする芯の強い女性を熱演する。今回解禁となった場面写真は、“大人の恋愛”というテーマで演じ上げたさくらを中心とした劇中カットの数々。岩田剛典演じる春斗と、金魚を眺めながら楽しそうに会話をする姿や、いまにも唇が重なりそうな、まさに“大人の恋愛”を表現したようなシーン。さらに、思いつめたようにひとりコンビニ弁当を食べる姿や、大雨の中で傘もささずに立ち尽くしている姿まで。人も羨む華やかな人生を送っていたはずの彼女に一体何があったのか…。篠原さんはさくらを演じるにあたり「かよわいだけではない、芯の強い女性だと思ってもらえるように、というのを大切に演じていました。現場では体にアザを作ることもあって…まさに体当たりの挑戦でしたがその分やりがいも大きかったです。『金魚妻』は、これまでやったことのない事にチャレンジできる作品だったので、私にとって“運命の出会い”だったと思っています」と本作にかけた意気込みを明かしている。また今回、篠原さんは原作でも話題となっているラブシーンを演じるにあたり、インティマシーコーディネーターの存在に助けられたそう。インティマシーコーディネーターとは、センシティブなシーンを撮影する際に役者と制作チームの意図を事前にヒアリングし、両者が現場で最大限のパフォーマンスを発揮するための環境づくりをサポートするスタッフで、役者が自分の気持ちを伝えやすい環境を作り、役者の精神的・身体的な安全を守れるよう調整を図る。日本ではNetflix映画『彼女』で初めて導入された。篠原さんは今回、この取り組みについて「現場ではインティマシーコーディネーターの浅田さんが、自分の鏡のような視点でモニターをチェックしてくれました。もっとこうしたらキレイに見える、ここをこうしてみたら、という技術的なアドバイスもしてくださいましたし、事前に細かく撮影シーンについてのチェックを行っていただけたので、彼女が現場にいることで安心して撮影に臨めたんです」と、撮影をふり返っており、インティマシーコーディネーターの役割の重要性についても明かしている。Netflixシリーズ「金魚妻」は2月14日(月)よりNetflixにて全世界同時配信予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年01月26日フォニックス・プロモート主催による、「上野信一&フォニックス・レフレクションマリンバオーケストラVIII」 が2021年11月27日 (土)に国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟小ホール(東京都渋谷区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松⼤剛)にて発売中です。カンフェティでチケット発売中 公式ホームページ クラシック音楽の名曲を、マリンバ・オーケストラならではの編曲と奥行き、スケールで演奏します。■プログラムオペラ<フィガロの結婚>より序曲W.A.モーツァルト<水上の音楽>よりG.F.ヘンデルラシーヌの雅歌G.フォーレブランデンブルグ協奏曲第3番J.S.バッハコンチェルト・グロッソ第8番作品3A. ヴィヴァルディ弦楽のためのアダージョS.バーバーホルベアの時代から(全楽章)E.H.グリーグ※プログラムは事情により変更する場合がございます。上野信一&フォニックス・レフレクション上野信一と、国内外で活躍中のトップ・プレーヤーたちからなり、新しいパーカッション・アンサンブルの可能性を追求し続ける精鋭打楽器演奏家集団です。メンバーは様々なコンクールの受賞もふくめ、国際的な演奏経験を積んだ21世紀を担うソリストたち。演奏レベルの高さ、息のあったアンサンブルの妙が、ときに情熱的に、ときに抒情的に、音楽性豊かな世界をつくりだします。多様・多彩なさまざまの打楽器をメンバーが自在にあやつり、一体となって独特の世界をつくりだしていくステージで、耳だけでなく、全身で体験できる感動を届けていきます。レパートリーは定評ある現代音楽のほか、メンバーの作曲や編曲によるオリジナル曲、ラテン、ポップス、クラシック等、ジャンルを越えた広がりを持っています。主な活動としてはコンサート、録音活動のほか、芸術鑑賞教室等も行なっています。フォニックス・レフレクションという名前には、メンバー一人一人が音楽的感性を互いに反射し、反映させることによって、より高度な音楽表現を目指して研鑽し合おうとする、私たちの願いが込められています。開催概要上野信一&フォニックス・レフレクションマリンバオーケストラVIII開催日:2021年11月27日 (土)14:00 / 18:00会場:国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟小ホール(東京都渋谷区代々木神園町3-1)■チケット料金一般:3,500円学生:2,000円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月17日女優の篠原涼子が主演を務める、映画『ウェディング・ハイ』(2022年3月12日公開)のキャストが28日、明らかになった。同作はバカリズムが手掛けた完全オリジナルストーリーで、大九明子が監督を務める。絶対に「NO」と言わない敏腕ウェディング・プランナーの中越(篠原涼子)は、お茶目だけど根は真面目な石川彰人(中村倫也)といつも明るい新田遥(関水渚)のカップルを担当するが、参列者たちの熱すぎる思いが暴走し、式は思わぬ方向へ。新郎新婦のSOSを受け、披露宴スタッフと力を合わせ様々な問題を解決しようと奔走する中越の姿を描いた群像コメディ映画となっている。今回解禁となったのは、式に集う総勢12名の“クセ者”たち。新郎の後輩で、現在はバラエティ番組のディレクターとして働く相馬慎司役に中尾明慶、新婦の上司・井上司朗役に皆川猿時、新婦の父・新田大造役に六角精児、新郎の父・石川紀夫役に尾美としのり、新婦の元カレ・裕也の友人の真壁宗介役に浅利陽介、同じく裕也の友人・倉田大輔役に前野朋哉、新郎の叔父・石川充役に池田鉄洋、新婦の高校の恩師・樋口良子役に片桐はいり、プランナーの中越と共に働く披露宴スタッフ・加藤友梨役に臼田あさ美が出演。さらに新郎とは初対面ながらも、ひょんなことから披露宴に招待されるバーのマスター・村木武史役に宮尾俊太郎、新郎の高校の同級生・滝本直樹役に泉澤祐希、新婦の高校の同級生・山下沙和役に佐藤晴美と、豪華俳優陣が一堂に会し、スクリーンを華やかに彩る。第2弾キャスト解禁に合わせて、キャラクター紹介動画も解禁。先日解禁された第1弾キャストに加え、さらに新郎新婦を取り巻く“クセ者”参列者達が大暴れする。新郎新婦の上司がスピーチ対決を始めたと思えば、何故か両家の父が“武士”と“マジシャン”に……個性強すぎキャラが大渋滞となった。(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
2021年10月28日篠原涼子、鈴木保奈美2021年も後半を迎えた7月、女優の鈴木保奈美(55)は夫でタレントの石橋貴明(59)との離婚を、同じく女優の篠原涼子(48)は夫で俳優の市村正親(72)との離婚を発表した。おしどり夫婦とも言われた大物芸能人夫婦2組の離婚に世間は驚いたが、夫と離れて新しい人生を歩みたいと思っている同世代女性からは共感の声も上がっている。子どもたちも巣立った鈴木はさらに仕事に邁進すると予想され、一方篠原は年下の韓流アイドルとの熱愛も報じられるなど、女性としての魅力はまだまだ衰えない様子だ。結婚、離婚を経て二人の顔はどう変わったのか?またこれからもっと輝くためにはどんな美容法がオススメなのか?「整形ポリス」こと、有名人の顔やボディ、プチ整形疑惑にまで鋭く目を光らせている、ネットウォッチが趣味のOL・プラ美と美容ライター・イム子のアラフォーコンビが調査!◇◇◇プラ美:熟年離婚っていう言葉があるけど、人生100年時代は“アラフィフ世代折り返し離婚”って言うのかしら?鈴木保奈美も篠原涼子も新しいステージに向かった感があるわね。イム子:ちょっと気持ちはわかるかも。若いころに一緒にいたい人と、キャリアも落ち着いて人生の後半を過ごしたい人って違う気がするわ〜。プラ美:今は結婚していることが人生の基本じゃないしね。でも、保奈美はなぜ離婚後も元夫の事務所に所属するのか?すでに涼子に彼氏が!?とか、この件は気になることがいっぱいよ!それに離婚ってネガティブなイメージがあるけど、なんだか二人ともますますきれいよね。イム子:確かに。アレ?って思った時期もあったけど最近の二人はきれいだわ。もしかして離婚に思いがけない美の効果があったりして……!? ちょっとこれは調査案件ね!今回のターゲット:篠原涼子&鈴木保奈美「離婚したアラフィフ女優、第二の人生をハッピーする美容法は?」回答者:美容整形外科『高須クリニック』入谷英里医師イム子:オリンピック関連のニュースを隠れ蓑に……ともささやかれた、石橋貴明&鈴木保奈美、市村正親&篠原涼子、2組のビッグカップルの離婚ニュースですが、離婚というイメージに反して、女性お二人は変わらず美しい印象です。入谷先生:メンタル的なことを言えば、離婚するまではとてもお悩みになったと思いますが、離婚も決まり発表も済ませた今、ある意味スッキリなさったのかもしれません(笑)。■保奈美は痩せるとワシ鼻がキツイ印象にイム子:それはあるかもしれませんね。では、そんなお二人の顔の美点と欠点をズバリ教えてください!入谷先生:離婚が決まって聞くことがエグい(笑)!まず、保奈美さんは若いころからワシ鼻ぎみかな。それが知的ですっきりした印象でもありますが、ここからお痩せになると、ちょっとキツそうに見えちゃうかも。一時期ダイエットでもされたのか、痩せて口の横のシワが目立っていましたし、シワと鼻のためにも、今より少し太ってもいいくらいですね。イム子:今は太るとすぐネットニュースになるので、女優さんたちも体重管理は気になるところだと思いますが、美容的には痩せすぎないほうがいいんですね。とはいえ、シワができてしまった場合、どのような対策がありますか?入谷先生:ヒアルロン酸を注入するのが手軽でおすすめです。肌にハリやツヤを取り戻す「水光注射」で定期的にケアするのもいいですね。あとは、目元など皮膚の薄い場所は、ベビーコラーゲンなど粒子の細かいものを使うと滑らかに仕上がります。イム子:注入系ケアはダウンタイムの心配も少ないですし、忙しい女優さんや働いている方にも安心ですね。では、美点はいかがでしょうか?入谷先生:ふっくら豊かなリップライン!まるで口紅のサンプル絵のように理想的なラインですね。イム子:確かに、どんなリップメイクもいつも決まっています。これはメイクではなく、生まれ持った唇がきれいなんですね。ところで、保奈美さんは若いころは近寄りがたい美人という印象がありましたが、出産後の40代以降は柔和な印象になった気がします。先生から見て、顔の変化や老化具合はいかがでしょうか?入谷先生:もともとおきれいな方ですが、44歳で芸能界復帰された直後は少し肌がしぼんだ印象で、人目にさらされていなかった間のゆるみが感じられました。52歳ごろにきれい度が再上昇したように見えますが、その後、ちょっとゲッソリして老け込んで見えた時期もあり……これは結婚生活の悩みがあったのかな~なんて思っちゃいますね。イム子:私も、悩み事があると肌が荒れたりするので、その状態、わかります。では、保奈美さんが今後注意すべき点と、これから女優としてさらに花咲くためにオススメのケア法があれば教えてください。入谷先生:まず、痩せないこと!女優としても、ひとりの女性としても、あまり痩せるとはつらつした雰囲気が減少しますから。あとは目元がくぼみそうにも見えるので、水光注射で肌をふっくらさせたり、「スーパー美白点滴」などで内面からの潤いをケアするのもおすすめです。■篠原のような“あぐら鼻”の解消法は?イム子:ふっくら感と潤いはアラフィフ以降の宝ですね。では、保奈美さんより痩せている印象の篠原さんはいかがでしょうか?入谷先生:篠原さんも保奈美さんと同様に鼻が気になるポイント。小鼻が横に広がった“あぐら鼻”ですね。イム子:鼻を高くする施術はいろいろありますが、小鼻や鼻の穴を調整することもできるのでしょうか?入谷先生:もちろんできますよ!鼻の穴の内側から小鼻の溝にかけて、傷が目立たない部分を数ミリ切除し、バランスを調整しながら丁寧に縫い縮める「小鼻縮小」という方法があります。施術時間はわずか30分程度ですし、そんなに大変な施術ではありません。イム子:鼻はどうしても目立ってしまうので、傷のことも考えてくれる施術なら安心ですね。私は最近の篠原さんを見るとシワが気になってしまうのですが、先生から見ていかがでしょうか?入谷先生:輪郭がたるみ、シワになっている部分がありますね。これは「脂肪溶解注射」でマリオネットライン(口の両端から顎に向けて伸びたシワ)辺りの段差を解消し、「ウルセラ(HIFU[ハイフ])」で引き締め、さらに気になる凹凸箇所をヒアルロン酸注入で調整すると、とってもおきれいになると思います。でも、篠原さんは女優としてとてもパワーがある方。鼻の個性も顔のシワも、役作りのパーツなのかもしれません。でも、これ以上お痩せになるともっと目立ってしまうので、体重減少には要注意です。あまり気になるようなら「イタリアンリフト」などの糸リフトで、グイっと持ち上げるのもいいかも。■二人ともモテ度の高い“リップ”が魅力イム子:なるほど。あえて欠点を残して、女優としての個性を出すというか……。篠原さんの個性といえば、アイドル時代から笑顔がおきれいな印象です。入谷先生:口が大きくきれいですね。スマイル美人はモテるので、この笑顔があれば離婚後もますますモテるかも?イム子:やはり、グラマラスなリップや明るい笑顔はモテポイントなんですね。とはいえ、保奈美さんの口元とはまた違った印象です。入谷先生:保奈美さんも豊かなリップラインをお持ちですが、彼女の場合、目や鼻の配置の印象もあり、整ったお人形さんふうの口元ですね。篠原さんがヒマワリのような笑顔なら、保奈美さんはユリのような日本人形的な笑顔です。それがお二人の最上の魅力ですね!イム子:やはり口元は大事!私も微笑みを絶やさないように気をつけます!今回お話を伺ったのは…入谷英里先生:杏林大学医学部卒業。昭和大学臨床研修センター、昭和大学形成外科、美容外科クリニックを経て2013年より『高須クリニック東京』(公式Instagram)に勤務。東京院・横浜院を担当し、女性医師の目線からアンチエイジングから女性器の悩みまで、幅広い相談に応じている
2021年09月04日子どもの幼稚園入園式に現れた篠原涼子(’17年)市村正親(72)が8月23日に、主演するミュージカル『オリバー!』の歌唱披露イベントに登場した。7月に篠原涼子(48)と離婚してから初の公の場となったが、離婚について言及することはなく、長男の市村優汰(13)も出演するとあって終始笑顔を見せていた。■市村は息子のデビューに笑顔、篠原は……市村にとって101作目の公演となる本作は、19世紀のイギリスを舞台に、孤児院を追放されロンドンに行き着いた少年オリバーと、子供だけのスリ集団を束ねる老人・フェイギンの交流を中心に描いたミュージカル。市村が演じるフェイギンは子供ギャング団の元締めで、優汰はその一味の1人、スネイク役で出演している。優汰は2018年に、市村が座長を務める平成市村座に出演しているが、今回がミュージカル初出演で、これが本格的なデビューになる。「市村さんの長男が秋のミュージカルで親子共演するという噂は7月の初めごろから、ファンの間で話題になっていました。子どもたちは2人とも小さいころから市村さんの舞台を観に行くのが大好きで、特に長男はミュージカルが好きで『パパみたいな役者になりたい』と言っていました」(舞台関係者)親子共演のうわさがささやかれていた数週間後に市村と篠原は離婚を発表。子どもたちの親権は市村に、だが親としてお互い協力することを約束したという。「最終的に子どもたちも離婚を認めたから、こういう形になったのですが、市村さんは離婚のコメントで『人生の先輩である私の強い希望で、親権は私が持つことを受け入れてくれました』と言っていますが、子どもたちは最初から離婚になった場合は父親と一緒にいたいという意向だったそうです。それは、父親としてはもちろん、俳優・市村正親をリスペクトしているということ。偉大なる先輩役者のそばで、いろんなことを学びたいということなのでしょう」(同前)だが、離婚後ほどなく篠原と韓流アイドル『SUPERNOVA(旧・超新星)』のメンバーで、14歳年下のグァンスとの「不倫疑惑」が報じられた。「中学生と小学生の男の子にとって、母親が若い男と不倫しているという報道は真偽のほどはともかく、やはりショックだったと思います。マスコミも“母としてより、女としての生き方を選んだ”という論調で報じましたからね。でも、子どもたちとは毎日のように連絡を取り合っているそうですから、親子関係は別居していた時とそれほど変わらないのかもしれません。10月の舞台は、篠原も観劇するそうですし、もしかしたらその頃には“不倫疑惑”もなかったことのようになっているかもしれませんね」(芸能ジャーナリスト)不倫疑惑について篠原は未だに釈明することなく、CMなどにも影響はでていない。「篠原にとっては、別れても円満家族を強調することでしかイメージ回復する手立てがありませんから。まさか、子どもの初舞台をそれに利用するつもりはないと思いますが……」(女性誌記者)
2021年08月25日グァンスと篠原涼子市村正親との離婚を発表して以降、篠原涼子の身に毎週のように降りかかる“不倫疑惑”。その内容が、なかなかの赤面モノであった。『週刊文春』が報じたそのお相手は韓国のアイドルグループ・SUPERNOVA(元・超新星)のグァンス。 “婚約、結婚している”という意味をもつアンクレットをお揃いで巻いていると伝え、不倫関係を詳報するも両者ともに否定。すると次号では、《むろん、小誌は噂話を記事にしたのではない。二人の関係は1年以上前から“公然の秘密だった”》と怒りのトーンを隠すことなく、さらなる証拠を提出してきた。・モテるグァンスを“束縛”しようとLINEのアイコンを「男女の手繋ぎ写真」に変えさせた・やがて、女性関係を疑った篠原がLINEアカウントごと削除させたかつて『女が憧れる女上司』ランキングの1位に輝いたとは思えないほどの、中学生カップルみたいな実像である。記事には“固く結んだ手を空に掲げる”というティーンにのみ許される構図で撮られたLINEアイコンもデーンと載せられていた。勝手に世に出されたらたまったもんじゃないアンフェアな記事だが、どうしても続きが気になるゴシップ好きの性。■強烈な愛の形が好きで……篠原は周囲の人間に《私がグァンちゃんの彼女》とあっけらかんとし、グァンスも折に触れて《彼女が、彼女が》とオープンに語ったりで、関係を隠すこともなかったという。ふたりは同じマンションの別部屋を借り、篠原は二重生活を続けながらステイホーム愛を育んだらしいのだが、不倫関係、それも芸能人でそんなことはあり得るのか。何か手がかりはないかと、ステイホーム期間真っ只中の2020年4月に人知れず(失礼か)、グァンスがスタートさせていたYouTubeチャンネル(現在の登録者数は約4600人)をチェックしてみた。たびたびアップする料理動画に映り込む自宅のキッチン、これが例のマンションか……など想像を膨らませていると、《グァンス映画おすすめ》(2020年6月17日)とのタイトルがつけられた動画を発見。「今オススメしたいラブストーリー映画ベスト3」を紹介していた。そんな彼が、超名作『ライフ・イズ・ビューティフル』と並べて挙げていたのが、フランス映画『ベティ・ブルー愛と激情の日々』(1986年公開)、情熱的に愛し合う男女を描いた知る人ぞ知る名作である。これでもかというほど狂気的な行動をとる女性・ベティと、それをどこまでも受容する青年ゾルグ。かなり型破りなラブストーリーなのだが、これが偶然にも篠原がインタビューで答える「好きな映画」と同じ(『CREA』2019年12月ほか)なのである。篠原はウェブメディアの取材で「どこまでもポジティブな篠原さんが『ベティ・ブルー』をそんなに愛しているのは意外です!」と指摘されると、《ベティはゾルグを愛しすぎてどんどん狂っていくんですよね…。ゾルグも愛しすぎるが故にラスト彼女を殺してしまう。全部「愛」なんです。愛ですべてを物語っている、その強烈な愛の形が好きで…》(『PINT SCOPE』 2018年)一方のグアンスも、先のYouTubeでこのように映画を褒めちぎった。「すべてをかける恋……!主人公はすごくワガママなんですよ。変わっている女性だけど、恋する気持ちだけで一生支えていくんです。何があっても、彼女が何をしても。彼氏の手本」静かに興奮しながら、「本当の恋ってなんだろうって改めて考えてみたり。そういう時間になったんです、このあいだ観ながら」と話すあたり、初めてみたのもこのコロナ禍の時期だと思われる。篠原にオススメされたのだろうか。■“ステイホーム愛”の形跡はYouTubeにも兎角に、報道とふたりの映画への感想を照らし合わせると、このふたりは実生活でベティ・ブルーをやっていることがわかる。ベティほど無茶ではないにせよ、彼への愛情がエスカレートするが故に「LINEアイコンを変えさせ」「アカウントを消させる」のであり、それを容認するグァンスは“彼氏のお手本”であるゾルグに自分を重ねる。飾らず天然でちょっと隙があって──そんなかわいい大人なイメージのあった篠原だが、家族を投げ出してまで年下男に身を捧げるほど自由奔放だとは思っていなかった人も多いだろう。書かれていることがすべて本当であればの話だが。最後に、2020年6月30日にグァンスがYouTubeにアップした《超簡単料理!韓国鍋!プデチゲ!レシピ》動画に出てくる“豆腐”に注目したい。韓国メーカーの乾麺やコチュジャン、唐辛子とともに並んでいたのは「かちかち」と書かれた見慣れない銘柄の豆腐。こちら、もぎ豆腐店が販売する『三之助』というシリーズらしく、値段はなんと1丁357円(オンラインショップ『こだわりや』参照)、かなりこだわりが強い人しか買わなさそうな代物である。『文春』には篠原が“おうちデートで料理を教えていた”との記述もあった。もしや……。「篠原涼子豆腐」で検索。Googleが最上部に表示した一般人のブログを開くと、「2006年7月の『はなまるマーケット』で篠原涼子が三之助豆腐をオススメしていた」と書かれていた。ブログ主も買ったらしい。“公然の秘密”に誰でもアクセスできる時代になってしまったのか、ただの偶然なのかはわからない。それもこれも、全部「愛」ってことでお茶を濁したい。〈皿乃まる美・コラムニスト〉
2021年08月21日市村正親と離婚した篠原涼子世の中が東京五輪で盛り上がり始めた7月24日、あの夫婦が離婚した。市村正親と篠原涼子だ。ふたりはそれぞれ「夫婦、親、互いに役者として、新たなカタチを考えるようになりました」(市村)、「未熟な私を常に導いて気遣ってくれる大切な存在です」(篠原)などとコメント。前向きで円満な選択であることを強調している。■篠原と市村、馴れ初めから離婚までその後、篠原と韓国人アイドル・グァンスとの交際が報じられた際も、市村は『週刊文春』の直撃に対し、《1回しかない女優人生をしっかり生きてほしいから、そういうこと(離婚)にしてあげたんだよ》と、コメント。一方、息子たちの親権は彼が持つこととなった。お互い、ウインウインというか、この離婚はあくまでふたりが役者として人間としてより輝くためのステップだという論法だ。しかし、この論法、ちょっときれいすぎはしないか。とにかく「役者同士」なのを利用して、男と女のドロドロ感をカムフラージュしている感もなくはない。そもそも、このふたり、最初からそういうところがあった。ふたりは2001年、舞台『ハムレット』での共演で知り合い、4年後に結婚。ただし、篠原の父は当初、猛反対していた。市村が25歳も年上で、出会った当時は妻帯者でもあったからだ。彼は1984年に同じ劇団の舞台女優と結婚。’03年に離婚した。昨年4月、篠原が『1周回って知らない話春の2時間SP』(日本テレビ系)の出演時、ふたりのなれそめが語られたが、そのあたりはスルー。1周回ってもよく知られた話だからだろうか。そのかわり、篠原がこんな第一印象を明かした。「イヤだなと思いました。この人とずっとやっていくんだと思って、ああ、イヤだな、こういう感じかって」実は彼女、これが舞台初挑戦。舞台っぽい芝居はやるのも見るのも苦手だったうえ、それを市村にいきなり稽古場で見せられ、ちょっと引いてしまったという。しかし、舞台の魅力にハマるにつれて、その一流の役者である彼にも好意を持つようになるわけだ。かと思えば、市村も彼女について《まったく舞台役者っぽくなくてナマな感じがあり》《本当に面白い女優さん》などと自著『役者ほど素敵な商売はない』に書いている。つまり、お互いが意外性から恋におちたのである。しかも、不倫やら篠原父の反対やら、障害まである。これで燃え上がらないわけがない。加えて、ふたりは結婚後、さらに飛躍していった。おかげで、役者同士の理想的な夫婦というイメージまで獲得したわけだ。とはいえ、恋の刺激は永遠ではない。前出の番組で彼女は、会話中、頻繁にダジャレを挟んでくる夫とのこんな近況も語った。「あのダジャレは言われると、ホントに私もうダメで。今もう何を言っても、笑えなくなっちゃってるんです。(昔は)アハハハ、アハってってやってたのに」長年連れ添えば、よくある変化だが、そこで我慢できるかが一生添い遂げられるかどうかの境目だ。しかし、刺激を求めるタイプの篠原には無理だったのだろう。これに対し、市村もダジャレを笑ってくれなくなった妻が前ほど可愛く感じられなくなったのかもしれない。最初の妻とは19年、今回は16年で別れているので、それくらいが彼にとって同じ相手と夫婦でいられる長さにも思える。要はふたりとも、飽きちゃったということだ。むしろ、よく続いたというべきかもしれない。PROFILE●宝泉 薫(ほうせん・かおる)●作家・芸能評論家。テレビ、映画、ダイエットなどをテーマに執筆。近著に『平成の死』(ベストセラーズ)、『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)、『あのアイドルがなぜヌードに』(文藝春秋)などがある。
2021年08月17日7月24日に離婚を発表した篠原涼子(47)と俳優の市村正親(72)。離婚後の親権は市村が持つと明らかになったが、そうした決断を受けて篠原に対するネガティブな意見も見られた。だが世間の批判に、恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんは「違和感」を感じたという。その正体とは、いったい何だったのか。近年、増える「卒婚」の正体について語ってもらった――。◆女優の篠原涼子さんと俳優の市村正親さんが、15年の結婚生活に終止符を打つと発表しました。離婚後の親権は、市村さん側が持つとのこと。今後は互いにそれぞれの立場で、父と母という役割を全うしていくようです。篠原さんは今後も女優業に邁進するようですが、日を追うごとにそのネガティブ報道は強まっているような……。そこには、思わぬ“思い込み”があるような気もするのです。■「親権は父親」に対する違和感の正体は今回の離婚報道が出た際、まず多くの人が首をかしげたのは「親権を持つのが市村さん側である」ということです。一般的に離婚後の親権は妻側になることがほとんどであり、今回のケースも「円満なのになぜ夫側が親権を?」と思った方も少なくなかったようです。筆者もこの選択には若干、引っかかる部分がありました。しかし、改めて考えると「むしろ円満な離婚だからこそ、親権を夫にする」という決断ができたのかなと思えなくもありません。離婚後に上がった篠原さんへの批判の声。そこには、私たちの中にまだまだ “母親バイアス”が掛かっているような気がしてならないのです。母親は子どもの親権を取るのが普通。母親なら恋愛にうつつを抜かすべきではない。などなど、当たり前に思っている節はないでしょうか。そういった思い込みと向き合いながら篠原さんや市村さんの選択を見ると、本当はより個人にフォーカスをした決断なのかもしれません。ここ数年、「卒婚」という言葉が一般的になりつつあります。結婚を卒業するという意味で使われますが、何を持って卒業とするかの定義は曖昧です。ただ「相手が嫌になった」というだけでなく、「自分のより良い人生を考えた結果、パートナーが必要ない」と考えたときに卒婚となるようです。そしてこの選択の多くは、子どもという真正面からエネルギーを向ける相手が成人したタイミングなどで起きやすいようです。篠原さんの場合、お子さんはまだ中学生と小学生。ふと考えると、これも1つの“卒婚の形”なのかなと思えてきます。篠原さんを“女優”や“母“として見るのではなく“1人の働く人”として見ると、違った見え方ができるからです。■不仲じゃなくても離婚する時代へ篠原さんは現在、47歳。企業の立ち位置で考えれば、脂が乗った働き盛りの時期です。20代と30代を走り続けて大きな成果をバンバン出してきたのであれば、40代はさらにもっと仕事がしたい、もっと成果を出したい、もっともっと自分を高めたい……。そんなふうに思う人も多いでしょう。しかし、そこに立ちはだかる2つの壁があるとしたら……。1つは子育て、もう1つは年上夫のサポートです。子育ては自分たちの選択ですから当然、向き合い続けるべきものでしょう。ただ年を重ねてきた夫のサポートとなると、話は別。愛し合ったパートナーだけど、気がつけば自分の進みたい道とは合わない。自分の望む自己成長とのスピード感も合っていない。そう考えたとき、今後の関係を見直そうと思うのは自然な流れではないでしょうか。また別居期間が1年と長かったのも、決断を後押ししたかもしれません。別居してみたら意外と家庭はきちんと回っているし、自分も子どもも関係が崩れるわけじゃない。そうなったときに「じゃあ離れた場所で子育てには今後もコミットし続け、普段は自分の役者人生にコミットしたい」と考えるのも、なくはないでしょう。とはいえ夫が自分よりも先に老いて、サポートが必要になること。そして夫と自分のエネルギッシュさにいつか差が出ることは、年齢差がある以上はわかっていたこと。それが現実になったとき、「やっぱり違った」と手放すのはややドライすぎるような気もします。ただそうした彼女に対するネガティブな考え方の根底にも、もしかしたら私たち一人ひとりの中にある“母親バイアス”があるのでしょうか……。(文:おおしまりえ)
2021年08月14日篠原涼子離婚原因は妻の不倫だったのか!?先日、市村正親との離婚を発表したばかりの篠原涼子。なんと、韓流アイドルと交際しているという報道が飛び出した。これには驚いた人も多い。『週刊文春』(8月12・19日号)が報じたところによると、篠原は韓国の男性アイドルグループ・SUPERNOVA(元・超新星)のグァンスと交際しているというのだ。ただし、この記事には同じマンションに住んでいるというふたりのツーショット写真はなく、両方に直撃取材をしたものの双方が交際を否定している。篠原にはかねてから江口洋介や年下イケメンなどとの密会報道が出ており、男性経営者の妻とトラブルになっていたという証言も報じられていた。■証拠がなければ“自白”に今回、夫婦が公表した離婚原因が今一つはっきりしていなかったことで、時間を置かずに決定的な離婚理由を示す報道が出るのではないかと語っていた記者もいた。「別居後に篠原が複数の男性と遊び歩いているという情報は、複数の週刊誌がキャッチしていました。彼女が暮らすマンションを張り込んでいたのは『文春』だけではなかったので、先に証拠をつかんだ雑誌が記事を出してくる思っていました。最初に報じるあたり、さすが『文春』といったところですね」(写真誌記者)ただ『文春』も決定打となる証拠写真は撮影できていないようだ。相手がグァンスで同じマンションに住んでいることを確認しているにも関わらずツーショットどころか、ふたりが別々にマンションから出入りする写真もない。「これ以上張り込んでいても写真を撮るのは難しいとなって、グズグズしていたら他誌に先を越される恐れがあり、一気に勝負に出たのではないでしょうか」(同・写真誌記者)“状況証拠”がなければ“自白”に頼るしかないといったところか、『文春』は篠原とグァンスに直撃取材を敢行する。しかしグァンスは友人関係であることを認めたものの、交際については認めなかった。一方の篠原も同様の対応だ。このままでは、噂の域を出ないあいまいな記事しか作れない。そこで、『文春』が掴んでいた“物証”が役に立つことになる。それは“アンクレット”をふたりがおそろいでつけているという情報だった。ともに左足首に付けていて、それには『恋人がいる』『婚約、結婚している』という意味があるというのだ。■食い違う“アンクレット”の出所左手の薬指に指輪をしている人がすべて結婚している、恋人がいるとは限らないので、アンクレットにしてもしかりと思うのだが、ここで篠原が墓穴を掘ってしまうことに。アンクレットがグァンスとお揃いではないのかという質問に対し、《違います。主人からいただきました》と、答えてしまったのだ。文春記者は“してやったり”と思っただろう。今度は市村から《(アンクレットについて)知らないよそんなもの。自分で買ったんでしょ?》とのコメントを引き出している。案の定、このアクセサリーが市村からのプレゼントではないことがわかり、疑惑は深まることに。このやりとりが生まれたことで「やっぱり不倫は本当か」と感じる読者も少なくないだろう。しかしたとえば篠原が、アンクレットに関して「自分で買った」と答えていたらどうなっていただろうか。あるいはそれ以前に、彼女がいっさい何も答えてなければ、この記事の重みはだいぶ違っていただろう。篠原はマスコミを避けることをせず、どんな時もいやな顔を見せず質問に答えてくれるという、その性格の良さはマスコミのあいだでは評判だった。無視すればいいものを……と思うかもしれないが、それでも立ち止まって話しに応じてしまうのが篠原涼子らしさであろう。《主人からいただいた》という答えはとっさに浮かんだのかもしれないが、市村とは不仲ではなかったということをアピールしたかったのかもしれない。しかしながら、この“渦中の人間に同時直撃する”というのは週刊誌取材の鉄則。両者(今回はグァンスも含めた3者)の話す内容の齟齬(そご)が重要な“証拠”にもなりうるし、時差のせいで生まれる“口裏合わせ”を防ぐことができるからだ。双方に配置された記者は直撃するタイミングをうかがいながら、電話などで連携をとりあう。今回について言えば、篠原の記者に対する彼女の優しさが仇(あだ)となってしまったか、文春記者の腕が光ったというべきか……。<芸能ジャーナリスト・佐々木博之> ◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。
2021年08月07日うだるような暑さに包まれた7月下旬の昼過ぎ。美容室から元気よく姿を現したのは篠原涼子(47)。この日、都内では篠原が主演するドラマ『金魚妻』(Netflix)の撮影が行われていた。炎天下の撮影にも苦しそうな表情一つ見せることなく、笑顔で役を演じ切る篠原。その顔つきにはどこか吹っ切れたような潔さがあった――。「『金魚妻』は人気漫画の実写化作品で、年内放送予定。篠原さんは美容室を経営する夫との関係に亀裂が生じたことから、別の男性との“不倫愛”にのめり込む主人公を演じます」(テレビ局関係者)そして、冒頭の撮影から数日後の7月24日。まるでドラマをなぞるように篠原も“自由”になる決断を下した。市村正親(72)との離婚を突如、発表したのだ。所属事務所を通じて直筆署名入りのコメントとともに離婚を発表した篠原と市村。《今の私があるのも市村さんの大きな力のお陰だと思い感謝しております》(篠原)《涼子との出会いは私の人生最大の喜びです。そして可愛い子どもたちと出会わせてくれたことを心から感謝しています》(市村)と、コメントの中でお互いへの感謝をつづった2人。慰謝料も財産分与もないとした。約16年の結婚生活に終止符を打ったわけだが、“円満”とはいかなかったようだ。息子2人の親権を市村が持つというのだ。市村はこうコメント。《尚、人生の先輩である私の強い希望で、親権は私が持つことを受け入れてくれました》強く親権を望んだという市村。そこには篠原との間にできた埋めがたい“溝”があった――。■亀裂生んだ篠原の“夜遊び”’01年9月に共演した舞台をきっかけに距離を縮めた2人だが、波乱の幕開けだった。「交際当初の市村さんは妻帯者で、’03年5月の離婚後に正式に交際をスタート。’05年12月に結婚しましたが、一部では“略奪婚”と呼ぶ声も」(スポーツ紙記者)その後も2人は次々と立ちはだかる“障壁”を手を取り合いながら乗り越えていく。「篠原さんは常に市村さんの体調を気遣い、’14年7月に市村さんが胃がんを患った際は、献身的に看病しました。市村さんもそんな篠原さんに感謝しきりで、『妻は理想のタイプそのもの』と仲間によくのろけていたそうです」(舞台関係者)’08年と’12年には男児を出産し“ママ女優”としても不動の地位を築いた篠原。このまま幸せな結婚生活が続くと思われたが、徐々に“すきま風”が吹き始める。「2人の子供が成長するにつれて、篠原さんの“夜遊び”が目撃されるように。泥酔し、バーで市村さんへの愚痴をぶちまける姿や、’16年には江口洋介さん(53)との深夜焼き肉デートが報じられていました。その後も彼女は夜にカラオケに行くなど改まる様子はなく、2人の関係はどんどん冷え切っていったそうです」(芸能関係者)そして、2人は決定的な“亀裂”のときを迎える。昨年7月、本誌は市村と2人の息子が暮らす自宅マンションから10分ほどの場所にある家賃80万円ほどの高級賃貸マンションで生活する篠原の姿を目撃したのだ。当時、篠原の所属事務所は別居を認めたものの、コロナ禍での感染防止策であるとし、市村との不仲も否定。篠原が抱えているドラマの撮影終了後には同居を再開すると本誌に強弁し、“夫婦円満”だと主張していた。しかし、“実態”は違ったようだ。■缶ビール片手に帰宅…満喫した高級マンションの別居生活「ご飯を届けに自宅マンションに戻ることもあるそうですが、ここ1年は基本的に別居状態だといいます。子供の面倒は市村さんとほぼ住み込みで世話をしてくれる家政婦さん任せだと聞いています。別居中、長男の学校行事にも篠原さんはほとんど顔を出さなかったそうです」(篠原の知人)そして、今年5月末も、仕事終わりの午後10時過ぎ、昨年と同じ高級マンションへと帰宅する篠原の姿を本誌は目撃。その手には缶ビールの入った袋が提げられていた。まるで“夫に子育てを任せ、一人で生きていく”という決断を下したようであった。別の日には自宅マンションに戻り、習い事へ向かう長男に付き添う篠原の姿を目撃した。しかし、この日は大阪での舞台出演のため市村が自宅を不在にしていた。市村との共同生活はすでに彼女の頭にはない様子だった――。その際も所属事務所は「別居を解消し、自宅での生活に戻る予定です」と本誌に言い逃れしていた。不仲を隠す目くらましとして続いた別居生活。市村も離婚コメントの中で、こうつづっている。《作品が続いたことで別居が基本の生活スタイルとなり、夫婦、親、互いに役者として、新たなカタチを考えるようになりました》市村に育児を“丸投げ”し、独り身を選んだ篠原。そこには彼女の“自由奔放”な生きざまがあるという。「市村さんとしては篠原さんの仕事を尊重しながらも、“母親として子供たちのそばにいてほしい”という思いを常に抱いていたそうです。しかし、篠原さんは仕事が大好きで、自分の時間が欲しいタイプ。確かにコロナをきっかけに別居を始めたのかもしれませんが、一人で過ごす時間は想像以上に快適だったようです。女優業を最優先に、離婚後も自由に生活していくのではないでしょうか」(篠原の知人)離婚後も子育てには協力するという篠原だが、“母の品格”には疑問符がつくばかりだ――。
2021年07月28日2005年3月、市村との結婚を問われてはにかむ篠原涼子《親権に関しましては父の背中を見せて育てていきたいとの市村氏の希望と、父のようにたくましく育って欲しいとの私の願いが一致し、市村氏が持つことを子供たちとも話をしまして決定致しました》7月24日、篠原涼子と市村正親が離婚を報告。最近では連名による共同コメントが多い中で、それぞれがコメントを出す形式となったが、意外に思えたのが冒頭の篠原の文面。2人の子どもの親権を市村に渡したというのだ。「たしかにこの数か月、主に子どもと暮らしていたのは市村さんのようです」とはスポーツ紙芸能デスク。「昨年8月に2人の別居を報じた『女性自身』によると、篠原が都内の自宅から離れて高級賃貸マンションに移り住んだとのことでした。彼女の事務所は別居の事実こそ認めるも、不仲が原因ではなく、“撮影で大勢と接する機会が多いことから、家庭内感染を防ぐことが目的”だと。若々しいとはいえ、市村さんは72歳の高齢者だけあって、コロナ感染による重症化のリスクが高いのは事実。それでも納得のいく説明ではありませんでしたが、今回の離婚発表で“やはり”でしたね」同じく7月に離婚が成立した福原愛と江宏傑の2人も、子どもたちは夫ともに台湾に残ることに。「共同親権」という形をとりながらも、実質は夫への“譲渡”なのだろう。ただ、福原の場合は“不倫疑惑”が協議において何らかの影響を及ぼしたとも考えられるが、篠原も?「浮気の気配は今のところはありませんが、彼女に関しては“仕事を優先的にしていた”といった報道も多く見受けられます。一方の市村さんは子煩悩で、習い事も自ら自転車を漕いで送迎することも多かっただけに、親権は自然の成り行きだったのかも」(前出・スポーツ紙芸能デスク)■元は“略奪愛”カップルだった離婚原因はともあれ、2005年12月の結婚から約16年間で夫婦生活にピリオドを打った篠原と市村。24歳の年齢差ながら“おしどり夫婦”とも称されたが、もとはと言えば“略奪婚”とも囁かれていた。ふたりの出会いは2001年、舞台『ハムレット』で共演すると間も無く親密交際が報じられたのだが、13歳年下の舞台女優・八重沢真美を妻としていた市村。すると翌2002年に別居、翌2003年には離婚とトントン拍子に事は運んでいく。当時を取材した芸能ライターによると、「市村さんは舞台のゲネプロ後に集まった取材陣に再婚報告をしたのですが、“彼女は神様からの贈り物です”とのろけていたのを覚えています。当時、八重沢さんが潔く身を引いたこともありますが、業界内外でも好感度が高い市村さんと篠原さんだけあって“結婚できてよかった”という雰囲気が作られていました」しかし、彼らの結婚に「反対」していたのが、2010年に71歳で他界した篠原の実父・勝雄さんだった。■「結婚は、反対だよ」2005年3月、篠原の結婚情報をキャッチした『週刊女性』が訪れていたのが、群馬県桐生市にある彼女の実家。篠原のポスターがいたる所に貼られた玄関。室内まで通してくれた勝雄さんは、愛娘の活躍ぶりには目を細めて嬉しそうに話すも、市村との結婚については頑なに口を閉ざしていた。ところが、長い沈黙を破って《結婚は、反対だよ》とこぼしたのだった。その理由を《まだ時期じゃない》と答えると、続けて堰(せき)を切ったように思いを明かし始めたのだった。《やっぱり市村さんの年齢がちょっとね……。世間から見れば“年齢の差なんて”っていうかもしれないけど、いざ自分の娘のことになるとね……。25歳も離れてるんだよ。あと10年もすれば、今の自分と同じくらいになっているんだよ》勝雄さんとは10歳と違わない市村。「娘さんをください」と挨拶に来た彼のことは《男としてはしっかりした方だし、人間的にも誠実》と評しながらも、それでも夫婦となる行末には不安を覚えていたようだ。《今はまだふたりともアツアツだし、お互い、周りが見えてないよ。結婚して2〜3年はいいかもしれないけど、先々のことを考えるとね。やっぱり、反対だな》改めて“反対”を主張していたが、結局は《最後には認めざるを得ないでしょう》と娘の気持ちを慮り、そして自身は体調を崩して入退院を繰り返していることも明かしていた。早くに妻を亡くし、幼かった子どもたちを男手ひとつで育てた勝雄さん。パートナーに先立たれる気持ちと大変さを知っていただけに、「24歳差」を案じて娘を思って反対していたのだろう。「それでも2008年に孫が生まれると、それはもう可愛がり、市村さんへの信頼も厚くなっていたそう。そして2010年に5年越しの披露宴を開くと、その3日後に勝雄さんは亡くなったのです。花嫁姿を見届けて、涼子ちゃんの幸せを願って眠りについたのでしょう。ただ、結局は勝雄さんが心配した通りの結果になってはしまいましたが……」(前出・芸能ライター)そんな夫婦の破綻を招いた原因は「やはり歳の差にあったのでは」と、指摘するのはテレビ局プロデューサー。「ドラマの役柄の影響もあってか“デキる大人のオンナ”というイメージがありますが、本来の涼子ちゃんは奔放でどこか“隙”を感じさせる女性。独身時代は異性へのスキンシップも多く、勘違いしてしまう共演者やスタッフも結構いましたよ。今年で48歳になるとはいえ、まだまだ魅力的で女盛り。市村さんのことは俳優として尊敬できても、もう“男”として見ることができなくなったのかも。これも年の差婚の“弊害”とも言えますが……」亡き父への報告はもう済ませたのだろうか。
2021年07月27日市村正親と篠原涼子東京オリンピック開幕に日本中が沸いている最中に発表された篠原涼子・市村正親夫妻の離婚。‘05年に結婚し、’08年には長男、‘12年には次男を出産し、これ以上ない幸せを手に入れていたはずだった――が“予兆”はあった。「篠原さんが友人男性やママ友たちと“夜遊び”する姿が何度も週刊誌にキャッチされていましたからね。16年には江口洋介さんと深夜まで2人でデートしていた……なんてこともありましたし」(スポーツ紙記者)昨年8月には別居報道も。「事務所は“コロナの家庭内感染対策”と説明していましたけど、中学生と小学生の子どもを残して、母親が1年以上家に帰って来ないのは何かがあったってこと。でなきゃ別居なんてしませんよ」(情報番組スタッフ)だが、2人の子どもの親権は“市村が持つ”という発表には驚きの声が上がった。「いまも舞台で主演を張るとはいえ、市村さんは72歳。7年前には胃がんも患っていますから体調面でも気をつけることは多いはず。普通に考えたら、親権は篠原さんだろうと思うんですが……」(同・情報番組スタッフ)別居以前から、子どもたちの面倒は市村が見ることが多く“ワンオペ”状態だった。2人を知る舞台関係者が言う。「次男が幼稚園に入ったくらいから、篠原さんがそれまで年に1本程度だったドラマや映画の仕事を立て続けに入れるようになったんです。必然的に市村さんが子どもの面倒を見る時間が増えていって」市村は、とにかく子煩悩で知られている。「あれはもう溺愛と言っていいですね。仕事場でも“早く一緒に舞台に立ちたい”と口ぐせになっていたくらい、片時も頭から離れないんですよ」(同・舞台関係者)■夜遅くまで出歩く篠原篠原も、もちろん子どもは何よりも大事だった。「でも……やっぱり女優という仕事が好きなんでしょうね。ここ何年かは、篠原さんの役目は息子たちの学校行事に顔を出すくらいだったそうですから」(同・舞台関係者)家族のあり方――人生の価値観を巡って衝突することも。「市村さんは“子どもが小さいうちは、できるだけ母親がそばにいてほしい”という考えで。篠原さんは逆に“男の子は親がベタベタしないほうがいい”と。“仕事を断り続けたら居場所がなくなる”という焦りもあったのかも」(同・舞台関係者)“仕事の付き合いだから”と、母である篠原が子どもを置いて夜遅くまで出歩くことも、市村は内心許せなかった。「離婚を切り出したのは篠原さんだといいます。市村さんは“したいようにすればいい。その代わり、子どもたちとは俺が暮らす”って。最後は篠原さんが折れた」(同・舞台関係者)マスコミに送った離婚発表コメントの行間には、そんな市村の思いがにじんでいた。《涼子は(中略)子育ての傍ら皆様のご支援により活動再開しまして、徐々に出演作も増え活発になっていきました。(中略)作品が続いたことで別居が基本スタイルとなり、夫婦、親、互いに役者として、新たなカタチを考えるようになりました》新たな形の行く末は――。
2021年07月25日7月24日、篠原涼子(47)が市村正親(72)と連名で離婚を発表した。篠原と市村は’01年に舞台での共演をきっかけに交際を始め、’05年に結婚。’08年に長男が生まれ、’12年に次男が誕生した。2人の所属事務所によると子供たちの親権は市村が持ち、慰謝料や財産分与はないという。離婚した理由について、市村は《昨年のコロナによって撮影中は家庭内感染を防ぐ事からも、別居し役者業に取り組む生活をするようになりました。しかし作品が続いたことで別居が基本のスタイルとなり、夫婦、親、互いに役者として、新たなカタチを考えるようになりました》とコメントしている。篠原が市村と別居生活を始めたのは、昨年3月初頭。その間、篠原はNHK連続テレビ小説『おちょやん』や主演を務めるNetflix配信ドラマ『金魚妻』などの撮影で多忙を極めていた。かつて子供が産まれた後も夫婦で仲睦まじくデートする姿を本誌は目撃したが、いつしかすれ違いが生じてしまったようだ。篠原が女優業に邁進するいっぽうで、1年以上にわたり別居生活を送る様子を本誌はいち早く報じてきた。昨年7月、黒いキャップを目深にかぶり、サングラスにマスク姿で都心にある高級賃貸マンションの地下駐車場に現れた篠原。待機していた事務所の送迎車に飛び乗っていったが、辺りを警戒する素振りが印象的だった。いっぽう本誌は、市村が1人で育児に励む姿もたびたび目撃している。長男と次男が通う有名私立小・中学校へ子供たちを送迎し、保護者が参加する説明会にも足を運んでいた。しかし、そこに篠原の姿はなかった。「篠原さんが生活するマンションは1カ月以上の利用から借りることのできる高級賃貸マンション。家賃は1LDKでひと月当たり80万円ほどだといいます。いっぽう市村さんやお子さんたちが暮らすマンションには、食事など身の回りの世話をしてくれる家政婦さんがいるそうです。市村さんは篠原さんがいなくても、子供たちに不自由な思いをさせないよう務めていました」(篠原の知人)その後、年が明けても夫婦の別居生活が解消されることはなかった。今年5月下旬の午後10時すぎ、缶ビールや食料品が入ったビニール袋を片手に“別宅”へと帰路に着く篠原の姿があった。しかし6月上旬には、家族たちが暮らす自宅マンションに帰る篠原の姿を本誌はキャッチ。長男と現れた篠原は手をつなぎながら、笑顔で習い事に向かう息子に付き添っていた。だが市村は大阪での舞台出演のため不在であり、篠原の“一時帰宅”によって夫婦が揃うことはなかった。離婚発表に際して、《これまで以上に母として子供たちとふれあい、話し合い力強く支えていきたいと思います》とコメントした篠原だが、72歳で2人の子供の親権を持つことになった市村の重責は計り知れない――。
2021年07月24日『浅田家!』『罪の声』という話題作に出演し、女優としても女性としても、成熟した魅力を放つ篠原ゆき子。6月1日に公開された映画『女たち』では、毒母の介護や、恋人の裏切り、大切な人を失う喪失感で、八方ふさがりとなる主人公を熱演。そんな彼女に制作秘話や、逆境の乗り越え方など深い話を伺った。女優としても女性としても、成熟した魅力を放つ篠原ゆき子。2020年は『浅田家!』『罪の声』という話題作に出演し、12月に公開された主演映画『ミセス・ノイズィ』も高く評価され、ロングラン上映された。さらに『モータルコンバット』(6月18日公開)ではハリウッドデビューを果たす。そしてもう1本、彼女のキャリアにおいて勝負作となりそうな主演映画『女たち』が6月1日(火)より公開された。『女たち』 6月1日(火)全国公開 ©「女たち」製作委員会本作は、『ソナチネ』(93)、『GONIN』(95)などで知られる奥山和由のプロデュース作品。篠原が演じるのは、自然豊かな田舎町で、体の不自由な母・美津子(高畑淳子)と二人暮らしをする美咲役だ。心のよりどころとなるのは、養蜂場を営む親友・香織(倉科カナ)と、結婚の約束をしている直樹(窪塚俊介)の存在だった。劇中でコロナ禍という地続きの日常が描かれる本作。罵詈雑言を浴びせる毒母の介護や、恋人の裏切り、大切な人を失う喪失感で、八方ふさがりとなる美咲をはじめ、いろいろなことにもがいてストレスに押しつぶされそうになる“女たち”の葛藤は実にリアルで、決して対岸の火事とは思えない。そんな女性が共感せずにはいられない等身大の人間ドラマを、新鋭・内田伸輝監督のもと、脚本段階から参加した篠原を直撃。制作秘話と共に、コロナ禍においての気付き、行き詰まったときの乗り越え方についても語ってもらった。撮影:源 賀津己コロナ禍での撮影で感じたこと―—篠原さんにあて書きされたオリジナル脚本の映画化作品ですが、どんな経緯で参加されたのですか?きっかけは、プロデューサーの奥山さんから「一緒に映画を作り上げることができる監督とゼロからやってみては」とご提案していただいたことです。内田監督とは『おだやかな日常』(12)でもご一緒させていただいたのですが、役者の意見を広く取り入れてくださる方で、お互い信頼関係もありましたし、撮影の斎藤さんは内田監督の奥さまでもあるのですが、私の親友と親交が深く、そういうご縁もあいまって、本作に参加させていただきました。―—脚本作りから参加するというのは、女優としては本望なやり方ですね。はい。1年間、美咲について考えてきたので、いつのまにか自分のなかに美咲のエッセンスが入り込んでいて、特に役作りはしなかったです。ただ、脚本作りの段階で、突然コロナ禍となり、「コロナを無視して撮影するのは難しいね」という話になりました。それでコロナを交えての物語にすることになったのですが、撮影まであまり時間がなくて。でも、内田監督にとっての脚本は、旅行に行く上でのガイドブックのようなものだそうで「その場で生まれるものを一番大事にしてほしい」と言われたので、全然脚本どおりではなかったです。『女たち』 6月1日(火)全国公開 ©「女たち」製作委員会―—撮影に入られたのは、昨年のいつ頃でしたか。7月です。当時、撮影が出来るかできないかの瀬戸際でしたが、奥山プロデューサーが「やってみましょう」と賭けに出られた感じでした。ですから、撮影に入れたという喜びと共に、誰かが感染したら止まってしまうという緊迫感があり、だからこそ、意地でも“今”を焼き付けようというみなさんとの結束感をすごく感じました。みんな裏でいろんな孤独を抱えている―—美咲と親友の香織が、草原でワインを飲みながら語り合うシーンが素敵ですが、それだけにその後で起こる悲劇が切なかったです。いわゆるLOHAS的な暮らしぶりがいいですよね。でも、そんな素敵な暮らしをしているのに、実は裏でいろんな孤独を抱えているというのが、すごく現代的だなとも思いました。―—結婚を約束していたはずの恋人に二股をかけられたと知った美咲が、恋人宅に忍び込みます。見つかりそうになった時、思わず手にした鍋蓋で顔を隠すという身も蓋もないシーンが笑いを誘いました。あれは脚本にありましたが、面白いシーンでしたね(笑)。内田監督作の『ふゆの獣』(11)でも、男と女の三角関係や四角関係で、追い詰められた男女の滑稽さみたいなものが描かれていて、私はその作品も大好きだったので、ぜひそういう要素を入れていただきたいと監督にお願いしました。美咲に問い詰められた直樹の言い訳もすごくダサくて、最高です(笑)。あれは演じた窪塚俊介さんのアドリブも混じっていましたが、撮影していてすごく楽しかったです。『女たち』 6月1日(火)全国公開 ©「女たち」製作委員会―—高畑淳子さん演じる毒母もすさまじかったですね。実は、本読みの段階では、あそこまで体が麻痺していて、ろれつが回らない設定ではなかったんです。高畑さんが、自分は健康体に見えるし、強そうだから、そういう麻痺がないと、介護の重圧感が感じられないんじゃないかと、内田監督に提案してくださいました。高畑さんはいろいろと調べて役作りをされたと思うんですが、初めて目にした時は、鳥肌が立ちました。そんな高畑さんのただならぬ演技を拝見して、私も気が引き締まりました。―—毒母にののしられる美咲のフラストレーションが、ひしひしと伝わってきました。今回は、共演者が高畑さんや倉科さんといった実力派の俳優陣の方々だったので、自分はとりあえずノープランで入り、みなさんのお芝居を受けることをすごく意識しました。だから親子のシーンでは、高畑さんのすさまじいパワーにすごく助けていただきました。撮影:源 賀津己毒母を介護して、わかったこと―—実際に役を通して、介護を経験してみていかがでしたか?美咲役を演じるにあたり、いろいろな体験本やブログなどを読みましたが、優しくて愛情深い人ほど苦しんでしまう傾向があるのが本当に切なくて。恐らく、適度に力を抜ける方なら、もう少し抜け道があると思いますが、一生懸命になりすぎてしまう人ほど、介護しているうちに家族を手にかけてしまったり、心中をしてしまったりするという事例がいくつもありました。また、介護が女の人だけに委ねられがちということにも違和感を覚えつつ、すごく難しい問題だなと思いました。実の母親の介護ですらあんなに大変なのに、お姑さんとなるともっと難しいんだろうなと。でも、劇中のサヘル・ローズさん演じるヘルパーさんのように、他者に入ってもらうことは、すごく大切だなと感じました。『女たち』 6月1日(火)全国公開 ©「女たち」製作委員会「大丈夫」という声がけは難しい―—美咲と香織が「大丈夫」と声を掛け合うシーンも胸に染み入りました。「大丈夫」という言葉も難しいですね。いろんな境遇の方がいると思うし、ただでさえギリギリの状態で頑張ってこられた人が、コロナで道を閉ざされたと思い込むこともあるでしょうし。でも、たぶんすべてが閉ざされたわけではないと思うんです。いつか絶対に「あの時はああだったね」と言える日が来ると思うので。―—篠原さんご自身は、コロナ禍のステイホーム期間中、心境の変化などはありましたか?家族とは密にならざるを得なかったので、以前よりももっと近いものになったというか、居心地のいいものになったかなとは思います。以前は友達や役者仲間と外へ出かけたり、飲んで息抜きをしたりしてきましたが、コロナでそれができなくなりました。夫は自分と全く違う職業の人ですが、いつの間にか仕事の話もできるようになり、意外とそれが良かったのかなと。撮影:源 賀津己―—そういう点では、ステイホームがプラスに働いたのですね。私自身、ぐーたらして過ごすのは嫌いじゃないので、心が沈むことはあまりなかったほうだと思います。自分だけではなく、みんな仕事がなくて、正々堂々と休みを取れている感じはありました。もちろん、そんなことを言っていられない方々もたくさんいらっしゃったと思いますし、自分もことごとく映画祭や撮影など、やりたかったことがどんどん飛んでいったので、そこはすごく悔しかったです。行き詰まったときの、乗り越え方とは?―—本作に出演したことで、篠原さんご自身はどんなメッセージを受け取りましたか?人に助けを求めるとか、自分の弱さをさらけ出すことはすごく大事だなと、改めて思いました。命をつなぐため、最後の最後にそれをすることができれば、人は変われる気がします。女の人はとかく自分を幸せに見せたいと思ってしまうこともあるから、なかなか難しい気がしますが、きっと誰だって何かを抱えているとも思うんです。本当に行き詰まったら、発狂してでもいいので、弱みを晒しまくれば、意外とそこで助けてくれる人がいるはずです。撮影:源 賀津己つらい時だからこそ、大事なこと―—篠原さんご自身は、弱音を吐けるタイプですか?私は本当に出せないタイプでした。それはプライドなのか何なのかわからないんですけど、今回の撮影ではそこを吐き出して、高畑さんをはじめ、みなさんにすごく助けていただきました。また、最近も、いろいろと他のお仕事で落ち込んだことがありましたが、試しにその時、弱音を吐いてみたんです。そしたら家族や事務所の皆さんさんたちが助けてくれました。これはいいなと、今は味をしめてしまった感じです(笑)。でも、コロナ禍だからこそ、周りの人に甘えてみるのはアリだなと、心から思いました。『女たち』 6月1日(火)全国公開 ©「女たち」製作委員会人生においてのつまずきはきっと誰もが経験していくこと。渦中にいる時は苦しすぎて、自分だけが突き放されたような感覚に陥ってしまうけど、見渡せば自分への愛情や救いの手があるということを、この映画は気づかせてくれる。葛藤しながら、小さな希望をつなげようとする女たちから、ぜひ勇気をもらっていただければ幸いです。
2021年06月08日初夏の陽光に照らされながら、東京の下町エリアにある運河をゆっくりと走る水上バス。真っ白なシャツをまとい、デッキで満面の笑みを見せているのは篠原涼子(47)。5月末日のこの日、大勢のスタッフが見守るなか、篠原は“初めての不倫”に挑んでいた。「篠原さんが撮影しているのは、Netflix配信のドラマ『金魚妻』。人気漫画の実写化作品で、篠原さんは不倫に溺れる専業主婦の主人公・平賀さくらを演じます。年内配信予定ですが、コロナで撮影スケジュールが後ろ倒しとなったため、連日、朝から晩まで撮影していると聞いています」(ドラマ制作関係者)不倫する役を演じるのは今作が初という篠原。出演に際し、こうコメントを発表していた。「お話をいただいて、私自身演じたことのない役柄でもございましたので、挑戦させていただくという思いで出演させていただくことになりました。(中略)新しい生活様式の中で、改めて不変的な想いを作品を通して伝えて行けたらと思います」不変の愛を伝える意気込みを見せた篠原だが、プライベートの生活様式は今も“激変”したままだった――。昨年8月、本誌は篠原と夫・市村正親(72)との別居生活を報じた。市村と2人の息子が暮らす自宅マンションから車で10分ほどの場所にある高級賃貸マンションで生活する篠原の姿を目撃。当時、篠原の所属事務所は市村との別居を認めたうえで、次のようにコメントしていた。「不仲が原因ではなく、ドラマの撮影で大勢の人と接することもあり、家族へ感染させないための一時的な処置です。仕事のない緊急事態宣言中の2カ月間は自宅に戻っていましたし、ドラマの撮影終了後の8月下旬には別居を解消し自宅での生活に戻ると聞いています」それから10カ月。当然、別居は解消しているはずだと思っていたが、驚きの情報が本誌に飛び込んできた。篠原をよく知るテレビ局関係者は言う。「実は篠原さんは今も別宅のマンションを引き払っておらず、市村さんとの別居生活が続いているようなんです……」■撮影終了後、缶ビール片手に篠原が向かった先は――冒頭の撮影から数時間後の午後10時過ぎ。本誌がふたたび篠原を目撃したのは、家族が暮らす自宅マンションではなく、昨年と同じ高級賃貸マンション。手に缶ビール数本や食料品が入ったビニール袋を提げ、篠原はエントランスへと入っていった――。篠原が自宅を空けていたのはこの日だけではない。中学校に通う長男(13)を市村が一人で送迎する姿を本誌は何度も目撃。いずれもそこに篠原の姿はなかった。篠原が市村との別居生活を開始したのは昨年3月初頭。つまり、1年以上にわたって別居を継続していることになるのだが、所属事務所に確認すると、次の回答が。「篠原が今も別宅で生活していることは事実です。理由としては、市村さんをはじめ家族への感染を防ぐためであること。またコロナ禍により、朝ドラの撮影が今年4月まで延び、その後も『金魚妻』など出演作品の撮影が今日現在まで連続して行われているためです。決して不仲が原因ではありません。仕事が落ち着き次第、別居を解消し、自宅での生活に戻る予定です」昨年同様、“コロナ別居”を強調した。市村と親しい舞台関係者は言う。「別居状態になって1年以上経ちますが、子供たちも今はこの生活に慣れてきて、久しぶりに篠原さんが自宅に戻る日は子供たち用に手料理を保存容器に入れて持っていくこともあるそうです」本誌も篠原が“一時帰宅”する姿を目撃している。6月上旬の夕方、大きな買い物袋を提げ、自宅マンションに戻った篠原。ほどなくして長男と現れた篠原は、手をつないで母子の会話を楽しみながら、習い事に向かう息子に付き添っていた。市村はこの数年、定期的に舞台に出演している。「コロナ禍ではありますが、市村さんには舞台の出演オファーが殺到しています。昨年は5本、今年もすでに2本の舞台に出演。また、10月公開予定の『劇場版ルパンの娘』にも重要な役で出演するそうです。体力づくりにも余念がないそうで、お子さんを学校に送り届けた後に、よくジムに通っていると聞いています」(前出・舞台関係者)72歳とは思えぬ精力的な日々を過ごす市村だが、自宅には篠原以外に身近に頼れる存在が。■篠原は夫不在の日に“一時帰宅”「市村さん一家には、ほぼ住み込みで身の回りの世話をする女性の家政婦さんがいます。市村さんが仕事のときは、家政婦さんがお子さんを学校に送り届けたり、買い出しをすることもあるそうです」(近所の住民)しかし、朝ドラや『金魚妻』など多数の作品を抱えるのは篠原も同じ。なぜ、市村だけが子供のいる自宅に残っているのだろうか。そこにはコロナの影響だけでなく、自由を愛する篠原の性格が影響していると、前出のテレビ局関係者は言う。「仕事が大好きな篠原さんは、出産後もかなり早めに女優業に復帰しました。息子さんたちが成長してからは仕事量をさらに増やし、ほぼ毎年、主演作品を抱えている状況です。しかし、家庭を大切にしたい市村さんには、篠原さんの女優業を応援しながらも“母親は子供たちのそばにいてあげてほしい”という思いもあったそうです。ここ数年、篠原さんが夜遅くまで飲み歩いたり、バーで泥酔して『私の仕事をわかってほしいの!』と市村さんへの愚痴をこぼす姿が報じられたこともありました」くしくも6月上旬に篠原が“一時帰宅”した日は、市村が大阪での舞台出演のため不在にしていた日。これは“夫のいる家には帰らない!”という篠原の意思表示なのか――。「篠原さんへのオファーは今後も絶えないでしょうから、別居生活は続くと思います。昨年8月下旬に引き払う予定だった別宅で今も生活しているのも、思った以上に一人で過ごす時間の居心地がいいのでしょう。それだけに今は自分のキャリアを優先したいという思いもあるのだと思います。別居が続き、“夫婦の時間”が激減しているのは気がかりですが……」(前出・テレビ局関係者)篠原はかつて、結婚後に自分の時間が減ったことに触れたうえで、こう語っていた。《時には一人だけの時間が欲しいとないものねだりをしてしまいますけど、今のこの幸せがもしなかったら、と考えるとものすごく怖くなりますね》(『文藝春秋』’15年10月号)“一人だけの時間”を求めた彼女の選んだ別居生活が夫婦の“最終結論”となるのか。心まで完全にはなればなれにならないことを願うばかりだ――。
2021年06月08日6月1日公開予定の映画『女たち』で主演を務める篠原ゆき子さん。仕事、恋愛、家族関係……すべてがままならないまま40歳を目前にした独身女性・美咲を演じています。本作に出演することになった経緯や、コロナ禍のいま思うことについて話をうかがいました。「篠原さん主演の映画を作ろう」からスタート——本作には企画の段階から参加しているということで、思い入れの強い作品になったのでは?篠原ゆき子さん(以下、篠原):はい。企画から参加するのはとても珍しいことで、貴重な経験となりました。——どのような経緯が?篠原:以前、奥山(和由)プロデューサーと別の作品でご一緒したときに、「篠原さん主演の映画を作ろう」とおっしゃっていただいて。ふとした瞬間の出来事だったので私はあまり本気にしていなくて、そうなったらありがたいなという感じでいました。そしたら本当に進めてくださって。監督はどなたにお願いするか?といったゼロの段階から製作に関わらせていただきました。——脚本・監督は内田伸輝さんが担当しています。出来上がった脚本を見て、はじめにどんなことを思いましたか?篠原:内田監督とは『おだやかな日常』(2012年)で釜山映画祭にもご一緒するなど以前から交流がありました。共通の友人もいて、プライベートな部分でもお互いを知っている間柄なんです。普段は、陽気な私でお会いしているので、当て書きをしてくださるからには楽しい役なんじゃないかなと予想していたのですが……。——裏切られましたね(笑)。篠原:ふふふ。思ったよりもズドンとシリアスな作品だったので、ちょっとびっくりしました。同じ経験をしていなくても「わかる」ものがあった——私が見てきた作品に偏りがあるかもしれませんが、篠原さんが社会の中で見えない穴に迷い込んでしまった女性を演じると、かなり説得力があると感じています。今回、美咲という人物についてはどう捉え、どのように役作りをされましたか?篠原:美咲は、あまり頭で考えずにその場で出てくるものを優先しました。監督も、即興芝居を織り交ぜて撮る方で、「脚本はガイドブックだと思って自由に演じてください」というタイプ。なので、その瞬間に感じたことや、共演者の方から受け取った感情を表現するようにしました。——美咲は普段の明るい性格の自分とは異なるタイプとおっしゃっていますが、彼女が抱える感情にはどこか「知っている」部分もあったそうですね。篠原:はい。美咲と同じ経験があるわけではないけれど、ツラいときに異性に頼りたくなってしまう気持ちや、「自分の人生がどうしてこんなことに?」とこぼしたくなる気持ちは多くの方が持っている、普遍的なものではないでしょうか。——「不運の幕の内弁当」のように苦しい出来事が次から次へと美咲に降りかかります。追い詰められていく様子を見て、どうして早く周囲にSOSを出せなかったのかなと思ったのですが、その辺りはどのように気持ちを解釈されましたか?篠原:誰かに助けを求めるって、自分が「助けが必要だ」って自覚しないと出せないですよね。美咲の場合は、(友人の)香織がいなくなる前まで自覚しないように、目をそらして「こんなもんだから」と思いながら生きてきた。けれど、香織が去ったことで生じた穴からいろんな気持ちが入ってきて、「こんなもんだから」ではいられなくなります。そして、最後にはガス爆発!みたいな形でようやく気持ちを伝えられたのだと思います。「あなた、もう限界でしょう?」と言いたくなる人でも、本人は「私よりも我慢している人がまだたくさんいるから」とか「これが“当たり前”だから」と思っていたりする。理不尽や抑圧に慣れてしまっている状態は苦しいですよね。劇中より高畑さんに「助けてください」と言って——そうですね。私も下手なんですよ……SOSを出すのが。篠原:私も苦手です。人に頼れないし、弱みを見せるのは恥ずかしい……と思う自分がいて。迷惑をかけたくないと遠慮したり、大丈夫だと思われたいと強がったりしてしまう面もあります。でも今回、撮影中、高畑(淳子)さんに「助けてください」とSOSを出しました。——高畑さんは美咲の母、美津子を演じています。撮影後、篠原さんが円形脱毛症になったと聞きました。映画の中では毒母を演じてらっしゃる高畑さんですが、その高畑さんにSOSを?篠原:はい。ハゲました(笑)。高畑さんとの共演は、役者人生で宝になる経験をいただいたと感じています。美津子とのシーンは、後半に撮影したのですが、その頃には美咲なのか篠原ゆき子なのか自分でも曖昧になっている状態でした。だからなのか、高畑さんが現場に入るのが本当に怖くて。高畑さんに声をかけられただけで、涙が出てくることもあったほどです。——そんなに。篠原:周囲も「いったい、どうしたの?」とキョトンとしていましたね。私はとにかく高畑さんから放たれるパワーに圧倒されてしまって。助けを求めたのは、最後のシーンでのこと。緊張しすぎて、感情が動かなくなって撮影を止めてしまったんです。普段ならば自分でなんとか立て直してやってきたのですけれど、今回はどうにもならなくて。高畑さんに「助けてください。感情が動かなくて、お芝居ができないです」と正直に打ち明けました。高畑さんはあったかい笑顔と言葉で私の不安を受け止めてくださいました。そこで一気に緊張が解けた。あの時、美咲と美津子だったのか私と高畑さんだったのかわからないのですけれど、生涯忘れられない瞬間になりましたね。香織とマリアムが美咲に与えてくれたもの——香織を演じた倉科カナさんの印象はいかがでしたか?篠原:倉科さんとお会いしたとき、びっくりしたことを覚えています。というのも、台本を作っている段階で香織のイメージと、普段見ている倉科さんがつながっていなかったんですよね。香織は生きるのに不器用で何か影を背負っている人ですが、倉科さんは正反対。明るくて愛されて、周囲にも愛を与えるような人、というイメージを私は持っていました。だからお会いしたときに——すでに台本を読んで香織について考えてくださっていたからだと思いますが——「影」を感じて驚きました。そしてその倉科さんの姿から美咲についてのヒントもたくさんいただきました。現場でも香織として存在してくれていたからか、いつも儚さや笑顔の裏に潜んでいる何かを感じて、私が美咲でい続けるための大きな助けになりました。——美津子を介護するヘルパー役のマリアムを演じるサヘル・ローズさんについてはいかがですか?篠原:正直、サヘルさん演じるマリアムが、美咲にとってあんなにも大きな存在になるとは予想していませんでした。はじめは、マリアムと向き合うと自己嫌悪や劣等感ばかり感じていたんです。彼女が真っ直ぐで正しいほど、自分の汚さがあぶり出されるようで……。マリアムが助けの手を差し伸べようと近づいてくれるたびに逃げ出したくなっていました。こんなに大きな劣等感や嫉妬を感じるのははじめてで、こんな感情なんだと驚きましたね。そのような感情を向けられながらも、マリアムが美咲を見捨てることはありません。同じようにサヘルさんも、現場で勝手に追い込まれて泣いてしまった私を見守ってくれました。撮影中、美咲として距離を取っていたことを今でも申し訳なく思うのですが、最後にはその優しさを受け取ることができて幸せでした。撮影の様子「私も前を向いて生きていこう」と思っていただけたら——コロナ禍で、クランクインできるかわからない、明日撮影できるかわからないという見通しの立たない不安定な日々だったとうかがいました。どんなことを思って過ごしていましたか?篠原:とにかく、本当に撮影できるのかという不安がずっとありました。ロケ現場は地方なので、東京から人が来ることを嫌がられて断られるかもしれない。クランクインできたことや、(ロケ地の)富岡の方々がスイカを差し入れしてくださるなど、優しくしてくださったことがとても嬉しかったし、ありがたかったです。——いま、自分の働き方や生き方を見つめ直している人たちが多いと思います。篠原さんは何かお仕事との向き合い方について気づいたこと、変わったことはありますか?篠原:そうですね……。自分は人が好きだということを再確認しました。人と関わり合いたいし、人と出会いたいし、一緒に感情を分かち合いたい。ソーシャルディスタンスが浸透し、人と距離を取らなければならないという状況になればなるほど、その気持ちが湧いてきました。——今作はまさに、いろんな感情を分かち合うことができる作品だと思います。ご覧になる方にはどんなことを伝えたいですか?篠原:ありがとうございます。コロナの影響で、ギリギリの生活をしている方たちが「もう限界」という状況に追い込まれている現状があると思います。でもきっと……私はその先が来ると信じたい。いつかこの時代を懐かしむときがくると思います。作中の女性たちの生き様をみて、「私も前を向いて生きていこう」と思っていただけたら嬉しいです。■作品情報チームオクヤマ25周年『女たち』©「女たち」製作委員会6月1日(火)TOHOシネマズ シャンテ他全国公開!配給:シネメディア、チームオクヤマ(取材・文:安次富陽子、撮影:西田優太)
2021年05月31日『世界ふしぎ発見!』(TBS系)でミステリーハンターを務める篠原かをりさん(26)。今まで400匹以上の虫や生きものを飼育してきた。生きものへの愛情は並々ならないが、じつはヒトは苦手で、極度の人見知り。ほとんど友人がおらず、不登校になってしまうこともあった。しかし慶應義塾大学環境情報学部に進学してからは、楽しいことも多かったという。「学校生活は小・中・高とまったく合わず、マイナスの状態からのスタートだったので、大学はとにかく楽しかった。自然が豊かで、チョウを捕まえたら出席になる独特の講義では、いちばん最初に捕まえたし、友達の分まで捕りました」研究テーマであった「笑いと健康」に関しての実験では、新たな溺愛動物にも出合った。「ヒトだけでなく、ネズミにも笑い声が確認されていたので、その笑い声を聞くと、ネズミにどういう健康への影響があるのか調べるため、ドブネズミを飼い始めたんですね」ある晩、寝ていると体に重さを感じた。携帯かなと思ったら、もこもこと温かいドブネズミだったのだという。「ケージから脱走して自由の身になったのに、最初にすることが私のところに来ることだったんです。それまでげっ歯類はぱっとしない生きものだと思っていたけど、いかに素晴らしいかわかったんです」愛嬌たっぷりのドブネズミは、一般的には犬や猫のように愛されず、虫同様に、ヒトから嫌われがちだ。「でも、虫や生きものの魅力を知らず嫌ってばかりでは、ヒトにとって、もったいないこと。この地球は『虫の惑星』と言われるほど、虫は圧倒的なマジョリティ。少しでもその素晴らしさを伝えたいって考えるようになったんです」その一つの手段であり、夢であったのが、本の出版だった。「私の人生の転機は、大学2年のときの、出版甲子園というイベント。自分の出したい本の企画をコンペに出せば、出版のチャンスを得られるって応募したんです」テーマは、昆虫を擬人化して、いかにヒトと近いのかを伝えるというものだ。たとえばオドリバエはだまし合うことで知られる昆虫だという。「オスがメスに贈り物をして交尾が成立するんですが、贈り物の大きさが一定以上でないと相手にされません。だからオスは大きな虫の死骸を持ってくるんですが、姑息なオスは大きな糸の塊で中身のない贈り物を持ってきてだましたりする。高級ブランド品の紙袋で、安いプレゼントを贈るようなものです」人間社会でも重ね合わせられるような虫との共通点を描いた企画書は、出版甲子園で大賞に輝き『恋する昆虫図鑑』が出版された。一冊の本を出版したことは、かをりさんの人生を大きく変えた。「テレビ出演する機会も増えていって、大学院1年生の年末、『世界ふしぎ発見!』のスタジオ収録に招待されたんです。収録後の忘年会のようなパーティにも参加させてもらったときに『山とか行きたいです』とアピールしたら、年明けすぐに海外ロケが決まりました」南米のスリナムを皮切りに、エジプトやタイ、ガイアナなどにもロケに行った。“ジャングル担当”のレポーター業は、過酷なロケのはずだが――。「シャワーとか水ですし、地面にはアリ、空中には蚊、もうちょっと上にはハチがいて全方位、虫に攻められる環境ですが、精神的には大満足です」体当たりのレポートを、視聴者は好意的に受け止め、劣等感を抱いていたかをりさんに自信を与えた。「メディアに出ると“きっと嫌なことを言われるに違いない”と身構えていたんです。ところが『生きもの愛にあふれている』『好きだという気持ちがすごく伝わった』と応援のメッセージが多かった」ずっと不正解とされ、大多数の正解者にはなれなかったが、新たな世界を広げたことで自分のことを認めてくれるヒトもいたのだ。「生物は、同じ遺伝子ばかりだと不測の事態のときに弱い。少し別の遺伝子を持った個体がいることで、種は守られます。だから私のような異物が入って多様性があったほうが、種の繁栄につながるのかもしれません」そう語るかをりさんは、南米のスリナムのジャングルに滞在していたときのことを思い出す。朝起きると大雨が降っているのかと思うほど屋根をたたく音が聞こえた。驚いて外を見ると、野生のスパイダーモンキーの群れが、木の枝や餌を食べた後の殻を小屋に向かって投げていた。“嫌いな人間を排除しているのだろう”と考えたが、同行していた研究者は「たしかに怖がっているけど、じつは興味も持っているんだ」と教えてくれた。「いちばん怖がっているコーディネーターを“穴”だと見抜いて、集中的に物を投げつけるんです。それだけ恐怖心はあるけど、誰がいちばん怖がるのかを興味を持って観察しているんですね」 そんなとき、ふと自分の姿に重ね合わせた。「私もヒトと関わるのが苦手で恐怖心も持っていたけど、じつは目が離せない存在なんだって。実際、メディアに出たとき、私は人々の反応が気になっていたのですが、世の中のヒトたちは、私の想定よりずっとやさしかった。それをうれしく思ったんです。だから、もっと“好きじゃない気持ち”を分解して解像度を上げていけば、何か新しい魅力が見つかるのかもしれないと思います。それに、テレビに出てからやさしい言葉をもらったとき、自分自身も意味のある存在だと思えるようになったんですね」そして一つの答えに行き着いた。「やっぱりヒトとして生まれた以上は、もっとヒトと関わって、魅力を知りたい。そして理解して、愛して死にたい」――。「女性自身」2021年6月1日号 掲載
2021年05月24日「まだ子供。かわいい~」。手にのせたタランチュラを愛おしそうに見つめる篠原かをりさん(26)。飼育した虫や生き物は家族同然だ。『世界ふしぎ発見!』(TBS系)でミステリーハンターを務め、国内外の秘境を、生き物との出合いを求めてフィールドワーク。コスタリカでは生きたシロアリの幼虫を食し、希少なプラチナコガネを発見したときは“いろいろあった人生だけど、OKだった”と落涙。こうした独特の感性で生きものを捉え、『恋する昆虫図鑑』(文藝春秋)や『ネズミのおしえ』(徳間書店)など数々の本を出版している。かをりさんは生まれてこのかた、数千、数万種類にのぼる生きものを愛してきたのだ。一方、人間には苦手意識や劣等感があったという。かをりさんは、横浜の元町・中華街で幼少期を過ごした。友達と遊ぶよりも、ダンゴムシと戯れるほうが至福の時間だった。「見た目が面白くて集めていたんですが、とくに模様付きのダンゴムシが好きで。そのうち、ダンゴムシの足側を見ると、模様付きのほうが卵や幼虫を持っている確率が高いと気づくんですね。それで模様付きがメスだと知ったんです」根っからの研究者気質だったのだろう、単にかわいい、面白いだけで終わらず、疑問を持ち、答えを求めた。しかし、こうした興味は虫や生きものに対してのみ。だから地元ではお嬢さまが通う高校までの一貫校に小学校から入学したが、教育方針からはみ出してしまうし、友達もできない。日常的なルールを守れず、絵の具の蓋を開けても、閉め忘れてしまうことも多くあった。「絵の具が乾いて使いものにならず、無事なのは緑色だけになってしまったことがありました。それで緑一色で、濃淡をつけながらウサギの絵を描いてたら、先生が“この子はおかしいに違いない”と思ったのでしょう。親が呼び出され『専門家の、適切な診察を受けたほうがいい』と言われました」たしかに教師にとっても、変わった子に映ったはずだ。「本当にヒトと関わることに興味がなかったので、図工の時間で『友達の絵を描きましょう』と言われたとき、友達がいなくて焦りました。勝手に私が友達と思っている子の絵を描いたら、その子が嫌な気分になるだろうって気を使って、けっきょく田んぼのザリガニを描いて提出したんです。周囲の友達は、私がそういう子だって理解していたから、とくに排斥されることもなかったです。でも、大人から見ると“学校のルールを守れない子”だから、たぶん友達の親は、娘を私と遊ばせたくなかっただろうし、先生もしょっちゅう怒っていました」ただ、怒られるのを恐れて後悔したことがある。小3の林間学校に行ったとき。集合時間に整列していると、タマムシが木の根元にいるのを偶然にも見つけてしまったのだ。「タマムシは上空の高いところを飛んでいるので、手の届く範囲にいるなんてありえないんです。人生で初めてのことだったし、捕りに行きたかったんですが、整列しないと怒られるから、あきらめてしまったんです。でも、それを20年近くたった今も後悔しています。怒られるのは一瞬だけど、自分の好きなものをあきらめたら、何年もひきずってしまう。小さな虫から教わる人生訓っていっぱいあるんです」小4のある日、注意されることの積み重ねで“これ以上、否定されたら無理だ”という防御本能が働き、1年間、不登校となった。明るく、いつもかをりさんを支えてくれる父親も、当初は「学校に行くべき」と、無理に連れて行こうとしたが、かをりさんが校門の前で吐いてしまった。両親は不登校でも気長に見守ることにして、母親は平日の昼間からかをりさんを遊園地に連れ出したりもした。学校では理解されなくても、家族は味方でいてくれたことが、支えになった。高校に進学しても、学校は苦手で100日くらい欠席。だが、母は「100日分、ほかのママよりも、かをりと一緒にいられるんだよね」と包み込んでくれたのだった。そんな両親に支えられ、大人になったかをりさん。人と違うことに劣等感を抱いたこともあったが、テレビ出演や本の出版に際し、温かい言葉をもらって意識が変わったという。「メディアに出ると“きっと嫌なことを言われるに違いない”と身構えていたんです。ところが『生きもの愛にあふれている』『好きだという気持ちがすごく伝わった』と応援のメッセージが多かった」ずっと不正解とされ、大多数の正解者にはなれなかったが、新たな世界を広げたことで自分のことを認めてくれるヒトもいたのだ。ジャングルでの体当たりのレポートを、視聴者は好意的に受け止め、劣等感を抱いていたかをりさんに自信を与えた。「生物は、同じ遺伝子ばかりだと不測の事態のときに弱い。少し別の遺伝子を持った個体がいることで、種は守られます。だから私のような異物が入って多様性があったほうが、種の繁栄につながるのかもしれません」そう語るかをりさんは、決して自嘲気味ではない。これからも、自分の「好き」を信じて羽ばたいてく――。「女性自身」2021年6月1日号 掲載
2021年05月24日