映画『岸辺の旅』が10月1日(木)に公開を迎え、浅野忠信、深津絵里、小松政夫、柄本明、黒沢清監督が舞台挨拶に登壇した。湯本香樹実の同名小説を映画化し、本年度カンヌ国際映画祭「ある視点部門」で監督賞に輝いた本作。3年の失踪ののちに幽霊となって帰ってきた優介が妻の瑞希と共にその3年の道のりをもう一度たどる旅に出る。深津さんと夫婦を演じた浅野さんは「役と言うよりは深津さんへの愛情や絆がだんだん芽生えてきました」と述懐。「深津さんじゃなかったらどうなっていたか…?全然違う優介になっていたと思います。三谷(幸喜)監督の作品(『ステキな金縛り』)でお会いして、(より近い関係の役で)共演したいという思いを伝えていたんですが、こういう形で花開き、理想以上、想像していた以上の関係になれました」と充実した表情を見せた。深津さんは浅野さんの熱烈な“愛”に「ありがたいし嬉しいです」と笑顔。「愛とか絆は形あるものじゃないのに絶対的に強い。愛こそ全てだとよくわかる作品になっていると思います」と作品に込めた思いを口にした。小松さんと柄本さんのベテラン2人は自らのNG談議に花を咲かせ、笑いを誘う。小松さんは、浅野さんに背負われるシーンでのNGについて「またおんぶしてもらうの悪いなと思ってました。こう見えて、63キロあるから思いに決まってるんだけど、(浅野さんは)文句ひとつ言わない。舌打ちのひとつも来るかと思ったけど…」と申し訳なさそうに語りつつ「一番好きな画になってました」と完成した映画を見て感激したそう。柄本さんは「10回も20回もNG出して申し訳ない。でも心の奥で全然、申し訳ないと思っていない自分と出会えました(笑)」と告白。ずっと黒沢監督の作品が好きとあって「普段はそんなにNGを出す人間じゃないんですよ。甘えてるのかな…?」と首をかしげるが、黒沢監督は「弱ったなと思って見てましたが、憎たらしいのは編集さんが『このNGいいね』と言うんです。NGとはいえどこかに必ずいいところがあって、どれを使うか迷いました(苦笑)」と苦言を呈していた。尚、本作は日本に先駆けて9月30日よりフランス全土80館で公開中。黒沢監督は既にフランス人俳優を起用しての新作の撮影もフランスで終えており、改めてフランスを中心に海外での人気と評価の高さをうかがわせるが「ぜひ日本でも多くの人に見ていただければ」と呼びかけていた。『岸辺の旅』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:岸辺の旅 2015年10月1日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2015「岸辺の旅」製作委員会/COMME DES CINEMAS
2015年10月01日淡々とした静かな夫婦のやり取りから2人の凄みがにじみ出ている。深津絵里は3年もの間、失踪していた夫の帰還にひと言「おかえり」と声を掛け、浅野忠信は妻の作った白玉をほおばりながら「おれ、死んだよ」と告げる。そして、向こう岸へ行ってしまった夫と、こちら側で生きる妻、2人一緒の旅が始まる。黒沢清監督が湯本香樹実の小説を原作に作り上げ、今年のカンヌ国際映画祭ある視点部門”監督賞”を受賞した『岸辺の旅』がまもなく公開となる。過去に『ステキな金縛り』(三谷幸喜監督)、そして『寄生獣』(山崎貴監督)と共演作はあったものの、同じシーンでじっくりと向き合ったことはほとんどなかったという2人が夫婦役を演じた。「淡々とした静かなやり取り」と言っても、決して感情がないわけではない。愛情、喜び、不安、怒り、うしろめたさまで、ひしひしと伝わってくる。映画の開始数分で訪れる“スーパーナチュラル”な再会。2人はほとんど役について話し合うこともなく、これらのシーンに臨んだという。原作を読んで受け取った感覚を大切に妻・瑞希を作り上げていったという深津さんは「死んでしまった夫と旅をすることへの違和感は、最初からあまりなかったですね。一度、死んだ落ち武者と芝居(=『ステキな金縛り』)をしたこともありますし(笑)」と冗談めかしつつ冒頭の夫・優介との再会シーンについて振り返る。「原作を読んだ時からすごく印象的で、このシーン次第でこの映画の全てが決まると思って緊張して臨んだのを覚えています。ただ、瑞希にとっては優介は3年もの間、ずっと会いたいと思い続けてきたので、現れても怖い存在であるはずはないんですね。どこかで彼がもうこの世にいないことを受け止めつつ、慌てたり驚いたりすることもなく当たり前のように受け止めました。『あ、おかえり』という感じで」。この作品に参加した時期はちょうど「役者を始めたばかりの何もわかっていなかった頃にそうしていたように、自分がこれまで積み上げてきたことを大切にして、自分の経験を軸にした役作りを大切にするようになっていた時期だった」と語る浅野さん。優介という役に対しても、脚本にある描写を元に自身の想像を膨らませながら作り上げていった。「あの最初のシーンに意味を持たせるなら、優介の立場で言うなら精一杯の照れ隠しがああいう形になったんじゃないかと思います。じゃあ、そこで演じる上でどうしたかというと何も特別なことはしていません。(幽霊として瑞希の前に現れたという)強烈な事実があるからこそ、僕がヘタに意識して何かをしてはいけないと。そこに描かれていることをただ、やる――その方が衝撃が伝わるんじゃないかと思いました」。互いの芝居、リアクションに関しても「すんなりと入ってきた」と口を揃える2人。初めてここまで深く向き合い、セリフのやり取りをする中で見えてきたのは“似たもの同士”という感覚だった。深津さんは言う。「同世代ということで近しい感覚は持ってましたが、役柄との距離感――入り込み過ぎず、でもきちんと温度を持ってというバランスが自分と似ているなと感じました。『うまくやる』ということを避けようとするところや、目に見えないことがすごく大切だと思っている、そういう部分も同じでした。待ち時間に特別話さなくてもそこにいるだけで安心感がありました。それは夫婦という関係を築く上でとても大事なことですが、浅野さんはそれを“あえて”という風ではなく、体が知っているという感じで自然に理解し、できてしまうんです」。浅野さんは「同世代の俳優さんに対してはどの方にも仲間意識を持っている」と明かすが、特に深津さんとは今回の共演を経て「さらに強い感情を抱いた」とも。「夫婦役でこれだけ強烈な時間を一緒に過ごさせてもらって、もちろん、すぐにでもまたご一緒させていただきたいですが、たとえ共演しなくても常に一緒にいるような感覚がすごく強くあるんですよね。それこそ夫婦じゃないけど(笑)、大変な状況でも『きっと深津さんもなにかやってるだろうな』と思うと心強い。この作品を通じて育めた強い絆が確実にあると思います」。浅野さんにとっては2003年の『アカルイミライ』以来となる黒沢監督作品。先に述べた役作りの話と重なるが、浅野さん自身、このタイミングでの黒沢監督との再会に特別な感慨があるという。「覚えているのは『アカルイミライ』の時、なぜかはわからないけど、それまでの自分のやり方に限界を感じたんです。ありがたいことに周りからは『浅野さんはナチュラルな芝居をしますね』と言っていただけて、自分自身もそれを心掛け、追及していたけど、そこに飽きや限界を感じて、これまでイヤだと思っていた芝居の方向に目を向けたくなったんです。それから12年ほどやってみて、やはりそれも違う、元の自分の芝居の方向性の大切さに気付いて、一方でこの12年はすごく実になった部分もあって、そうした経験を活かしながらこれから…と思った時期にこうして黒沢監督とまたお会いできた。不思議な縁ですね。12年前とはまた違う気持ちで挑みつつ、あの時よりも役を演じることが大変になってるし、まあ自分で大変な方向に行っちゃっているところもあるんですけど(苦笑)、でもそうすることで、その後に返ってくるものがあるんだと気づかせてもらったこの12年だったとも思います」。そんな浅野さんの言葉に深津さんも深くうなずく。深津さんにとっては本作は初めての黒沢作品。また野田秀樹演出の芝居などを通じ互いに面識はありつつも共演したことのなかった蒼井優との初めての、しかも短いながらも強烈な対峙など、40代を迎え、なお作品ごとに“初めて”と積み重ねていくことを楽しんでいる。「20代の時は20代が楽しいと思っていたのと同じように、“いま”が楽しいですね。特にいまの年齢になって、より自分のことがよくわかるし、いろんな感情を知って、役に立つこともありますし、すごく楽しい年代だなと感じています。役柄に関しても、無理をせず、拒否をせず、与えられ、求められているものこそが自分の年相応の役なんだと思っています。求められるままに自然に受け入れているという感じですね」。深津さんは、優介と瑞希の肌の触れ合いを「美しい」と語り、浅野さんはまさに幽霊が少し地上から足を浮かせて、残してきた人間のその後を眺めるかのように「この映画を一番楽しんで見てるのは、間違いなく僕だと思いますよ」と笑う。非日常の設定の中で静かにリアルに紡がれる愛を感じてほしい。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:岸辺の旅 2015年10月1日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2015「岸辺の旅」製作委員会/COMME DES CINEMAS
2015年09月30日篠原涼子が9月17日(木)、10年間続いた人気シリーズの最終章『アンフェア the end』のヒット御礼舞台挨拶に佐藤嗣麻子監督と共に登壇。最後となるこの舞台挨拶でついに涙を見せ、シリーズ終結の寂しさを口にした。2006年に連続ドラマとして放送が開始され、スペシャルドラマ、本作を含め計3本の映画が公開となった。本作は公開13日で既に興行収入10億円を突破し、観客動員数も75万人を超えた。これが正真正銘、最後のイベントということで、篠原さんは雪平夏見の衣裳として実際に着用した黒い細身のスーツで登壇。「今日で着納めです」と語り「寂しいです…」と胸の内を吐露。高ぶる感情をこらえきれず、舞台挨拶開始わずか数分で涙をこぼしたが、誰よりも篠原さん自身が驚いたようでもあった。この日は、事前に寄せられた質問に篠原さんと監督が直接回答した。「ドラマシリーズの安藤(瑛太)、佐藤(香川照之)、映画で登場した一条(佐藤浩市)ら数々の男性陣の中で、雪平が最も想いを寄せたのは誰か?」という質問に篠原さんは「それぞれに対する目線は熱烈でしたが、私の中ではドラマの安藤。見返してもホロッとくるし、安藤自身からもビデオメッセージで雪平のことを思っていたことが描かれていると思います」と回答を示した。またこの10年での自身の変化として「プライベートで充実した生活を送らせていただいていることが一番大きい」と直接的な言葉ではないものの、市村正親との結婚や出産といった私生活での幸せに言及。「『アンフェア』に出合わなかったら、ここに立っていなかったし、『アンフェア』が私を変えてくれた」と本シリーズとの出合いがもたらしたものの大きさについて語った。また、この日は共演陣からのビデオメッセージが到着。「篠原さんと再共演するならどんな関係性がいいか?」という問いには「泥棒」(阿部サダヲ)、「強盗」(永山絢斗)という刑事とは正反対のものから「夫婦」(寺島進&加藤雅也)という希望や「訳アリの兄弟。後ろめたい感じの(笑)」(佐藤浩市)といった回答が寄せられた。またひとりひとりからのこの10年を労うメッセージが流寄せられると、篠原さんは再び、涙で瞳を濡らした。「達成感と寂しさがあります…寂しいですね、これで終わっちゃうのは…」とこれまでこらえ続けてきた感情を最後の最後で爆発させ、10年の重みをうかがわせた。『アンフェア the end』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンフェア the end 2015年9月5日より全国東宝系にて公開(C) 2015 関西テレビ放送/フジテレビジョン/ジャパン・ミュージックエンターテインメント/東宝/共同テレビジョン
2015年09月17日「デスパレートな妻たち」のスタッフが贈る海外ドラマ「デビアスなメイドたち」のDVD&デジタル配信リリースを記念し9月17日(木)、篠原ともえが「ユザワヤ新宿タカシマヤタイムズスクエア店」にて、自らデザインした割烹着でファッションショーを行った。セレブ屋敷に勤める5人のデビアスな(=邪な)メイドたちが、次々と屋敷の秘密を暴いていくという本作。“メイド”にちなんで日本の正統派メイドスタイル(?)の割烹着(=ジャパニーズ・スタイル・エプロン)をドラマに出演する5人のメイドたちに着させるという企画で、ユザワヤ主催でオリジナル割烹着を作るというキャンペーンが開催されており、篠原さんは審査員を務めている。割烹着姿の“デビアス”モデルに続いて、真っ赤なメイド服で登場した篠原さん。こちらは篠原さんのオリジナルデザインに加え、丸3日ほどかけて手縫いで作ったそうで「本番直前まで縫っていた出来たてホヤホヤです!」と語る。作品のイメージカラーでもある赤に加え「日本のメイドの“カワイイ”を意識してフリフリにしました」と笑顔で語る。そして、いよいよ篠原さんのデザインにより完成した割烹着が披露!「篠原はデザイナーなんです」と笑みを浮かべ「メイドレス」という自身が発案した新たな概念を発表し「日本のメイドと言えば割烹着。クルっと回ってもかわいいAラインにセクシーで中の服が見えてもかわいいシースルーのデザインにしてみました」と説明する。割烹着は着物の上に着るものという前提で、裾には膨らみをつけつつキュートなデザインを採用。「割烹着と言えば和風のイメージですが、海外ドラマということで洋風のデザインをミックスしてます。オリジナルのフリルも入れました。生地は光をはじく鮮やかで明るい白でキラキラと光ります」とデザイン性に加え、働く女性が使いやすく、また気持ちよく使えるように細かい部分まで考え抜いて作られていることを強調する。デザインについて「(イメージが)パッと降りてきました。天才肌なんですかねぇ…(笑)?」と自画自賛し笑いを誘っていた。ちなみに「英語やカルチャーの勉強のために」頻繁に海外ドラマを見るという篠原さんだが、本作品については「インテリアやセレブのファッションも見るし、メイド服もすごくかわいい!物語の展開が予想できないです。主人公たちはメイドをしながら事件を解決したり、歌手を目指していて、篠原もタレントをしながらデザイナーをしているので共感しました」と魅力を語った。以前、映画で共演した能年玲奈に手芸をレクチャーするなど、いまや“芸能界における手芸の伝道師”とも言える立場にある篠原さん。最近では、ライヴに飛び入り参加した縁で仲良くなった「ももクロちゃんと手芸しようとレクチャーしている」とのこと。若い頃は、自身が手作りしたパジャマを好きな男性にプレゼントしたこともあったという篠原さん。「いまはそういう相手がいないです。おひとりさまなんです…」と苦笑しつつ「シノラーと大人のミックスでみなさんに楽しんでいただければ!」と楽しそうに語っていた。「デビアスなメイドたち シーズン1」DVDはリリース中。(text:cinemacafe.net)
2015年09月17日海外ドラマ『デビアスなメイドたち』シーズン1のDVDとデジタル配信リリースを記念して、9月17日に篠原ともえが作品にインスパイアされてデザインしたというオリジナル割烹着でミニファッションショーを開催した。その他の写真5人のメイドたちがセレブ屋敷の様々な秘密を暴いていくという本作。イベントが行われたユザワヤ(新宿タカシマヤタイムズスクエア店)の主催で、ドラマのメイドたちに着てもらうためのオリジナル割烹着を作るキャンペーンが開催されており、篠原は審査員を務めている。篠原はオリジナルデザイン&手縫いによる真っ赤なメイド服で登場! 3日ほどかけて作り上げたそうで「本番直前まで縫っていた出来たてホヤホヤです!」と語り「メイドと言えばエプロン! 日本のメイドの“カワイイ”を意識してフリフリにしました」とポイントを明かした。そして、いよいよ篠原デザインによる割烹着を披露! 篠原は“メイドレス”という造語を掲げ「日本のメイドと言えば割烹着! クルっと回ってもかわいいAライン、そこにプラスしてセクシーにしたくてシースルーの透けているデザインにしました。中の服が見えてもかわいいです。割烹着の和風のイメージと洋風のデザインをミックスしています」と語り「メイド・イン・シノハラのメイドレスです!」と出来栄えに自信をのぞかせた。ドラマについては篠原は「インテリア、セレブファッションも見るし、メイド服もすごくかわいい! 展開は予想できない! メイドしながら事件解決したり、歌手を目指したり、篠原もタレントしながらデザイナーしてるので共感しましたね」と登場人物たちを自身と重ねておススメしていた。『デビアスなメイドたち』シーズン1DVD発売中/デジタル配信中
2015年09月17日篠原涼子が2年半ぶりに出演することで注目を集めている連続ドラマ「オトナ女子」。いくつになっても“女子”でありたい…“オトナ”になっても“女子”であることを諦めない40歳の独身女性を演じる篠原さんが、本作の世界観を表現するためにメークをしない素顔を披露していることが明らかになった。中原亜紀は、企業で広告の仕事をバリバリこなす40歳・独身女性。恋人は、マイナーだが、成功を目指して頑張っている年下のミュージシャン・伸治。また、亜紀の良き相談相手は、惚れっぽく色んな男性にアプローチする独身・大崎萠子とバツイチで3人の子持ちの坂田みどり。同じ年齢の3人は、何かにつけ女子会を開き、気兼ねなく愚痴を言い合える大切な存在だ。ある日、会社が力を入れている「恋愛アプリ」の部署に異動して、アラフォー向けのゲームを作るチームリーダーに任命される。新しい部署は、自分より若い部下ばかり、恋愛アプリすらやったことのない亜紀は、戸惑いを覚える。そんな亜紀は「恋愛アプリ」の監修に、脚本家の高山文夫を迎えてみてはどうか?と思い付く。高山は、10年以上前に恋愛ドラマで立て続けにヒットを飛ばして、一世を風靡したが、最近はあまり作品を発表していない。亜紀は、文夫の住所を調べ、会いに行くが…。篠原さんをはじめ、吉瀬美智子、鈴木砂羽の3人が、江口洋介や谷原章介演じるダメなオトコに振り回されながら、幸せをつかむために奮闘していく物語。今回、公開された2パターンのビジュアルは「メークをしたビジュアル」と「メークをしない素顔のビジュアル」。撮影は、顔の表情やポーズ、髪のなびき方など、篠原さん自身も意見を出しながら進み、“メイクをしないバージョン”のときには、篠原さんは「フルメークの方がやっぱり安心する」と少し恥ずかしそうにしていたという。実際のポスターには、篠原さんだけでなく、共演の吉瀬さんと鈴木さんも素顔とフルメークで登場。“本音”と“建前”の狭間で、さまざまな不安や悩みや夢や希望を抱えながら揺れ動く40歳独身女性の思いが表現されている。フルメークとすっぴんという2種類のビジュアルについてプロデューサーの中野利幸は「このドラマのテーマである“女子はいくつになっても女子”という部分を表現したくて、2種類のビジュアルにこだわりました。“フルメークバージョン”は、良い意味で周りの目を意識し、メークや服装に気を配り、いつまでも美しくありたいと努力し続けて、年齢に関係なく、生き生きと輝き続ける女性を意識しました。また“メークをしない素顔のビジュアル”は、いくつになっても、内面も外面も“諦めてない”雰囲気を表現しました。同時に現代女性のリアルな姿を等身大で描いていきたいと“女子のリアルをすっぴんにする”というコンセプトも、この“素顔のビジュアル”で表せたらなと思います」とコメントを寄せている。木曜劇場「オトナ女子」は10月より毎週木曜22時~フジテレビにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年09月16日映画『アンフェア the end』の初日舞台あいさつが5日、東京・TOHOシネマズスカラ座で行われ、キャストの篠原涼子、佐藤浩市、永山絢斗、阿部サダヲ、加藤雅也、寺島進、AKIRA、向井地美音、佐藤嗣麻子監督が出席した。本作は、2006年にフジテレビ系で連続ドラマ化、その後はスペシャルドラマや劇場版が公開された『アンフェア』シリーズの完結版。父の死の真相を追い続ける刑事・雪平夏見(篠原)は、ついに警察内で暗躍する闇を暴き、驚愕の真実にたどり着く――というストーリーで、これまでの謎が明かされる内容となっている。胸元が大きく開いたセクシーなロングドレスで登場した主演の篠原は「10年間の集大成となる作品。愛を込めて作ったので、みなさんに届けられて良かった。初日を迎えることができて感謝してます」と感慨深げにあいさつ。10年前のドラマオファー時を、「小生意気な32歳の私は、『ハードなキャラはやりたくない』と言ってた」とも明かした篠原は、10年来の付き合いとなった佐藤監督に、「柔らかく受け入れてくれて、支えてくれました」と感謝して熱い抱擁を交わした。また、前作から4年が経っている本作だが、篠原の元恋人役を演じた佐藤は、「4年経ってもお美しさは変わりなく、いつも素敵な笑顔を振りまいていました」と篠原を大絶賛。一方、寺島からも、「メイクしてもすっぴんも良し。脱いでもお酒を飲んでも良し。こんな完璧な女性がいるのかと、本当に大好きなの。惚れ惚れして眺めちゃう」とベタ褒めされた篠原は、「いつも寺さんはそう言ってくれる。違う仕事の時も言って!」と茶目っ気たっぷりの笑顔を見せた。イベント最後は、豪華なシャンパンタワーに、10年物のシャンパンをタワーに注いで初日を祝福する一幕も。佐藤ら共演陣と乾杯した篠原は、「味わい深い。とっても美味しいです」とにっこり。報道陣の写真撮影のため、スタッフによってシャンパングラスが回収されてしまうと、「こんな一口で終わり?」と名残惜しそうな表情を浮かべて、観客の笑いを誘いつつ、「10年間支えてくれてありがとうございました!ここまで来れたのはみなさんのおかげです」と笑顔で初日を締めくくった。
2015年09月06日9月5日(土)に初日を迎えた主演作『アンフェア the end』を引っさげ、女優の篠原涼子が「さんまのまんま」に登場。同作でのハマり役・雪平夏見のトレードマークともいえる黒のロングコート…ではなく白いエプロンに身を包み、明石家さんまに11年ぶりの“リベンジ”となる、手作りのシジミのみそ汁を振る舞っていることが分かった。まずは、毎日飲んでいるというスペシャルドリンクをお土産に登場した篠原さん。野菜と果物を搾った栄養満点のジュースながら、さんまさんは「絶対マズイやん」と飲むのをイヤそうな表情。それでも、「身体にいいですから」と勧められ、気が進まないまま口にするが、はてして、そのお味は…?また、篠原さんの夫・市村正親と親交が深いさんまさん。実は市村さんに対して困っていることがあると言い出し、「おたくの旦那に注意しておいてください!」とある伝言を頼む。さんまさんが「ほんまにやめてほしいわ」とまで言う、ダンディな市村さんの困った行動とは何なのか、気にならずにいられない。さらに、「お前、あまりスマホ知らんやろ?」と、まさかのスマホ初心者バトルが勃発!? さんまさんは長年愛用してきたガラケーが壊れ、つい最近スマホに買い替えたばかり。「ついにLINE始めたわ」と言うさんまさんと、同じく今年4月にスマホに替えたところだという篠原さんで、お気に入りのスタンプの話やスマホならではの失敗談で盛り上がる。そして過去2回、「さんまのまんま」でシジミのみそ汁を作ったものの、いずれも失敗している篠原さん。結婚して主婦になった今回、11年ぶりにリベンジしたいと「さんまさん好みの白いエプロンを持ってきました」と気合い十分でキッチンへ。「さすが篠原、いいねえ~」と喜ぶさんまさんに対し、さらに篠原さんが返したひと言で、もうすっかりメロメロに!!ところが、おにぎりを作っている最中に「塩、入れ過ぎやろ」とツッコミが入り、そこから調理が怪しい雲行きに…。いざ、試食というとき、「ひとつ心配なことがあって…」と、緊張のあまり味見を忘れていたことを告白する篠原さん。果たして、11年ぶりのリベンジはかなうのか!?ラストのまんまコーナーでも、『アンフェア』Tシャツ姿のさんまさんに緊急事態が発生するという今回、映画同様、最後まで目が離せない展開となりそうだ。「さんまのまんま」(ゲスト:篠原涼子)は9月6日(日)13:00~からフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年09月06日大人気シリーズの完結編となる映画『アンフェア the end』が9月5日に公開を迎え、主演の篠原涼子をはじめ、佐藤浩市、永山絢斗、AKIRA、加藤雅也、阿部サダヲ、寺島進、向井地美音、佐藤嗣麻子監督が舞台あいさつに登壇。作品の船出を祝うと共に10年続いたシリーズ完結への思いを口にした。舞台あいさつ/その他の写真2006年の連続ドラマ放送開始以来、スペシャルドラマ、2作の映画が製作されてきたが、今回、ついに雪平の父親を殺した真犯人が明らかになる。篠原は映画を観終えたばかりの観客を前に「10年間の集大成として愛をこめて作った作品です」と語り、これだけ多くのファンが公開を待ちわびたことに「幸せすぎます」と改めて感謝の思いを口にした。TVシリーズから共演してきた阿部、加藤、寺島もそれぞれに特別な思いがあるよう。寺島は篠原との共演について「ドキドキしますね。メイクしてよし、すっぴんよし、脱いでよし、酒飲んでよし、コメディもよし!こんな完璧な女性いるのかとほれぼれと眺めちゃう!」と大絶賛。篠原は「寺さんがいつもそう言ってくれて、10年間、木に登りっぱなしでした!」と嬉しそうに語った。今回の映画から参戦となった永山とAKIRAは、共にドラマシリーズから本作の大ファンだったそうで永山は、雪平の相棒としての出演について「言葉にならないです」と語る。AKIRAはクランクアップの際に感極まって瞳を濡らしたと指摘されると「そうでしたか?」ととぼけたが、佐藤監督に「泣いてましたよ」と指摘されると「昔からファンだったので」と照れくさそうに話した。佐藤監督は改めて篠原に「本当におつかれさまでした。10年間ありがとう。涼子ちゃんあっての『アンフェア』であり、現場を引っ張っってくれました。涼子ちゃんの現場での気遣いに助けられて、この作品も完成しました」と労いの言葉を掛ける。篠原は「なに改まっちゃって…恥ずかしい」と照れつつ「10年前、最初に言われたのは『ハードな雪平でお願いします』ということ。『そんなの嫌だ! 冷血な感じでやりたい』と小生意気な32歳の私は言ってたんですが、そんな私が今もこうしてここに立てているのはスタッフのみなさんのおかげです。嗣麻子さんは柔らかく私を支えてくれました。これからの10年間もまた支えてください!」と10年分の感謝を語り、会場は温かい拍手に包まれた。『アンフェア the end』公開中
2015年09月05日10年に及ぶ大人気シリーズの完結編となる『アンフェア the end』が9月5日(土)に公開。主演の篠原涼子をはじめ、佐藤浩市、永山絢斗、AKIRA、加藤雅也、阿部サダヲ、寺島進、向井地美音、佐藤嗣麻子監督が揃って舞台挨拶に登壇した。2006年に連続ドラマとして放送され話題を呼び、スペシャルドラマに劇場版と10年に渡って敏腕刑事・雪平夏見の戦いを描いてきた本シリーズ。ついに、シリーズ開始時からの謎であった雪平の父親を殺害した犯人の存在が明らかになる。すっかりおなじみとなった“黒”で統一された衣装で登場した登壇陣。篠原さんは観客の拍手に万感の思いをにじませ「10年間の集大成として愛を込めた作品をお届け出来てよかったです」と語り、多くのファンの支えについても「幸せすぎます」と笑顔を見せた。ちなみに本作、雪平のシャワーシーンで幕を開けるが、佐藤監督は「あれは脚本にはなかったシーンで篠原さんから提案があった」と明かす。篠原さんは、自らの提案の真意について「『アンフェア』は、ドラマを見ていた方ならわかると思いますが、裸で始まるので、裸で終わらないとらしくないと思いました。あそこまでドーンと来るとは思わずに驚きましたが、監督ならステキに撮ってくれるだろうと委ねました」と堂々と語る。そんな篠原さんに対し、“上司”の立場で10年間、支え、見守ってきた寺島さんは「メイクして良し、スッピンで良し、脱いで良し、酒飲んで良し、コメディも良し、こんな完璧な女性がいるのかと、惚れ惚れと眺めちゃいます」と賛辞を惜しまない。篠原さんは「寺さんがいつもそう言ってくれるので、私は10年間、木に登りっぱなしで降りられなくなってます。(寺島さんの)言葉でスイッチが入っちゃう」とニッコリ。寺島さんは「涼子、キレイだよ!」と絶叫し会場を笑いに包んだ。佐藤監督は改めて「本当におつかれさまでした。10年間ありがとう。涼子ちゃんあっての『アンフェア』で、ずっと現場を引っ張ってくれました」と篠原さんへの感謝の言葉を口にする。篠原さんは「改まっちゃって…恥ずかしい」と照れ笑いを浮かべ、10年前を述懐。当初、提示されたハードな雪平像に「小生意気な32歳だった(笑)」篠原さんはもっとクールで冷徹なイメージの方がよいと反論したという。「そんな私がこうしてここに立っていられるのはスタッフのみなさんのおかげ。嗣麻子さんは柔らかく私を支えてくれました。これからの10年もまた支えてください!」と感謝の弁と共に、本シリーズは終わっても、また佐藤監督とのコンビで新たな作品を作り上げていくことへの意欲を口にした。最後は篠原さんの音頭で、10年物のワインで乾杯!完結作が自分の手を離れていくのを見守った。『アンフェア the end』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンフェア the end 2015年9月5日より全国東宝系にて公開(C) 2015 関西テレビ放送/フジテレビジョン/ジャパン・ミュージックエンターテインメント/東宝/共同テレビジョン
2015年09月05日篠原涼子が主演を務める人気刑事ドラマ「アンフェア」が、劇場版第3弾『アンフェア the end』をもって10年の歴史に幕を下ろす。当たり役である雪平夏美との“別れ”が意味するものとは?シリーズ初参戦となる永山絢斗とともに『アンフェア』完結への思いを語る。■『アンフェア』という作品に恥じない女優になりたい(篠原さん)バツイチ、子持ち、大酒飲み。検挙率No.1の凄腕であり、過去に犯人を射殺した過去をもつ雪平夏美というキャラクターは、篠原さんにとって「自分を成長させてくれた存在」だと言い、それだけに「いつかは完結させたいという強い思いがありました」。ファンの予想を覆し続け、さらなる展開を期待させるのが「アンフェア」シリーズの醍醐味だったが、「今回ばかりはそうはいかない。私自身、納得いく終わり方だと思います」と自信を示す。シリーズの生みの親ともいえる佐藤嗣麻子監督との信頼関係は、本作でも健在だ。「ぶっつけ本番で緊張した」という一糸まとわぬシャワーシーンは篠原さんのアイデア。「監督から『まずは涼子ちゃんの裸を見ないと、アングルも決められないから』って言われて。そこはもう、信頼する嗣麻子さんにお任せですよ(笑)。ドラマもそうでしたが、『アンフェア』には妖艶な要素も必要。信頼するチームだからこそ、抵抗感もなく自分を表現できました」。「10年間、雪平夏美と寄り添ってきた私にとって、役柄も作品も胸を張って『誇り』だと言える存在ですね。何より共演者の皆さん、スタッフの方々に支えられての雪平ですから、感謝の気持ちでいっぱいです。その分、いままでの10年間を台無しにしないためにも、『アンフェア』という作品に恥じない女優になりたい…。さみしさ?当然あります、あります!でも、いまこそ脱皮し、『新しい自分を見つけなくちゃ』と前向きに思うんですよ」。■篠原さんが雪平になった瞬間、とてもうれしかった(永山さん)前作『アンフェア the answer』から4年後を舞台にした本作。元夫・佐藤和夫の死と引き換えに、暗躍する秘密組織の機密データを入手した雪平は、警視庁捜査一課に舞い戻り、反撃に打って出る。永山さんは劇場版の新キャストとして、殺人の汚名を着せられたシステムエンジニア・津島直紀を演じている。津島は雪平の“バディ”として事件の闇に迫る。もちろん、その正体は一筋縄ではいかない…。「それでこそ、『アンフェア』ですからね」と意味深な笑みを浮かべる永山さん。自身も「お芝居の仕事を始める前から『アンフェア』の大ファンだった」そうで、「まさか自分が完結編に呼ばれるとは、想像もしていませんでした。プレッシャーはありましたが、“新参者”の僕を皆さんが暖かく迎えてくれた」。現場で体験した最大の喜びを聞くと、「篠原さんが雪平になった瞬間ですね。『バカかお前は』の名台詞も聞けましたし」と声を弾ませる。だからこそ「撮影が進むにつれて、謎がどんどん解決していき『ああ、これで本当に終わっちゃうんだな』とさみしくなった」と複雑な心境を明かす。眠りに落ちた雪平に急接近するシーンもあり「もうドキドキで(笑)。結局、10テイクくらい撮ることになって…」と思わず猛省。これには隣に座る篠原さんから「あれ、計算でしょ?」と鋭いツッコミが入った。雪平&津島という新たな、そして本作で見納めとなる名コンビぶりは必見だ。■喪失と解放…『the end』の意味とは?この10年間、雪平という存在を「頭の片隅にずっと置いていた」とふり返る篠原さん。それだけに完結は、大きな喪失感を伴うはずだ。同時に「脱皮し、新しい自分を」と語る姿には、ある種の呪縛から解放された清々しさが垣間見える。永山さんも「大きな宝物になった」と誇らしげだ。すべての謎が解き明かされる『アンフェア the end』には事件の手がかりとともに、演技者としてのふたりの今後を占う新たなヒントが隠されているのだ。(text:Ryo Uchida/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:アンフェア the end 2015年9月5日より全国東宝系にて公開(C) 2015 関西テレビ放送/フジテレビジョン/ジャパン・ミュージックエンターテインメント/東宝/共同テレビジョン
2015年09月03日深津絵里と浅野忠信が初の夫婦役を演じる映画『岸辺の旅』。メガホンをとった黒沢清監督が本年度カンヌ国際映画祭「ある視点」部門「監督賞」を受賞した本作は、日本映画界を代表する2人の実力派俳優の共演に、黒沢監督初のロードムービーにして初のメロドラマといわれ、話題を呼んでいる。そんな本作で、深津さんが夫婦の旅のさなか、まさかの“もんぺファッション”を披露していることが分かった。夫の(浅野忠信)が失踪してから3年。ある日、突然、戻り、瑞希に「俺、死んだよ。」と告げる。そして優介に誘われるまま、2人で旅に出る瑞希。それは夫が失踪してから、自宅に戻ってくるまでの3年間でお世話になった人々を訪ねていく旅だった――。今回、黒沢監督とは初顔合わせとなる深津さんと、『アカルイミライ』以来12年ぶりの出演となった浅野さんという強力なタッグによって生み出された“究極のラブストーリー”は、夫が失踪していた間に暮らしていた場所や出会った人たちを訪ねていく旅に出かけていく物語。ひとつめの町では、新聞配達を生業とする孤独な初老の男性を、ふたつめの町では小さな食堂を営む夫婦を訪ね、最後に訪れるのが、柄本明演じる農家の家族が暮らす山奥の農園。夫の優介とその家にしばらく滞在する中で、深津さん演じる瑞希は、地元の人に交じって農家の仕事を手伝うことに。そのときの深津さんの姿は、まさかのもんぺにゴム長!まさに農家の主婦そのものの恰好で畑を歩く姿がとてもキュートで、ひと足先にマスコミ試写を鑑賞した女性たちから「もんぺを着てもおしゃれ」という声が上がっているほど。キュッと一つ結びにした清潔感たっぷりのヘアスタイルも魅力的な“もんぺファッション”を見事に着こなしている深津さんに注目してみて。『岸辺の旅』は10月1日(木)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月03日柔らかな空気を纏いつつも、ブレない芯の強さを感じさせる。篠原涼子さんは、まさに私たちが思う品格を備えた理想の人。「もともと私は田舎育ちの男っぽい女の子。でも、昔はそれが恥ずかしくて隠してたんです。だから、きっかけっていうよりは、徐々に化けの皮が剥がれてきたって言ったほうが早いかもしれない。ずっと猫かぶってたんですよ(笑)。この世界に入った10代の頃は右も左もわからない状態だったし、20代は学ぶことばかりで、正直自分から何かをするってことがなかったんです。ようやく30代で少しずつ手応えを感じてきて、もっと自分発信をしていかないと誰も振り向いてくれないってことに気がついた。それで今、やっと40代になって、自分からいろんなことに挑戦できるようになってきたところです。なんていうか40代は、今まで培ってきたものを発表する舞台のようなイメージかな」そんな40代の“舞台”で発表するに相応しい、篠原さんの最新作が、‘06年から続く人気シリーズの完結編、映画『アンフェア the end』。実はこの作品の冒頭にも、篠原さんの“自分発信”で急遽追加された、話題沸騰間違いなしのスペシャルシーンがある。「撮影も後半にさしかかった頃、何かが足りないって思ったんです。そこで、あ、コレだ!って(笑)。佐藤さん(監督)だったら絶対いいものにしてくれるっていう確信があったし、アンフェアだったらこれぐらいやってもいいかなって。それで自ら提案してみたんです。でも実際は、思ってたより大変なことになっちゃってて、自分でも驚いてるんですけどね(笑)」どんな質問に対しても、ありのままの自分を見せるかのように、包み隠さず、正直に答えてくれる篠原さんは、見ていてとても清々しい。その潔さには、他人に影響されない心の強さまで感じられる。「でも、実はそんなこともなくて。意外と人からの評価とか、気にするタイプなんですよ(笑)」と言いつつ、たとえそれがどんなに悪い評価であっても、「自分へのエールとしてポジティブに受け取る」のが篠原さんの絶対ルール。それは、‘01年にオフィーリア役を演じた舞台『ハムレット』の上演中に起こった、こんなエピソードがきっかけだった。「舞台初日、楽屋に戻ったら一枚のハガキが置いてあったんです。そこには『あんなオフィーリア見たことない、もう幻滅』って、けちょんけちょんに書かれてあって。それを見たとき、悔しいっていうよりは、そうか、いいって言ってくれる人ばかりじゃなくて、こんなふうに思う人もいるんだって。それで、舞台が終わるまでの間、そのハガキを戒めのようにずっと飾っておいたんです。批判って一瞬は傷つくけど、傷ついたまま終わらせちゃったら、自分が凄くかわいそう。だから前向きに捉えて、次へのステップにしてるんです」その眩しいほどにタフな心は、一体どうやって培われたのだろう。「うーん、でもそれは昔から変わってないかなぁ。子供の頃から、嫌なことがあっても笑ってごまかすところがあったんですよね。今、息子にも同じこと言ってるんですよ。嫌なことがあったときこそ笑いなさい。笑ってごまかしなさいって。無理しすぎるのもよくないけど、やっぱり泣いたら、自分も周りも暗くなっちゃうから」嫌な出来事があっても、こんなふうにかわせる余裕こそ、今の時代に求められる品格の条件なのかもしれない。では、そんな篠原さんが思う品格ある女性とは?「私は所作がきれいな人が好き。例えば、髪を耳にかけるときも、コップを持つときも、指がきれいに揃っている人って上品ですよね。そんな何気ない仕草にこそ人間の本質が表れるような気がするから、大事にしたいなって思うんです」私たちが、そんな品格ある大人になるために、今、するべきこと、必要なこととは?「そんなー、私だって知りたいですよ(笑)。でももし、今何かにもがいてる人がいるなら、楽なほうに逃げないで、ちゃんと向き合ってほしい。今は辛くても、いつかその経験が糧になるし、嫌なことから逃げていると、つまらない人生になっちゃうと思うんです。今、もがいてる人にはラッキーだねって言ってあげたい。だって逆境を乗り越えれば乗り越えるほど、自分が磨かれていくはずだから」◇しのはら・りょうこ1973年8月13日生まれ、群馬県出身。女優。シリーズ完結となる映画『アンフェア the end 』がついに9月5日公開!!※『anan』2015年9月2日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・黒澤彰乃ヘア&メイク・岡野瑞恵文・菅野綾子
2015年08月26日映画『アンフェア the end』のジャパンプレミアが18日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、キャストの篠原涼子、佐藤浩市、永山絢斗、阿部サダヲ、加藤雅也、向井地美音、AKIRAと佐藤嗣麻子監督が出席した。本作は、2006年にフジテレビ系で連続ドラマ化、その後は劇場版も公開された『アンフェア』シリーズの完結版。父の死の真相を追い続ける刑事・雪平夏見(篠原)は、ついに警察内で暗躍する闇の組織に迫る――というストーリーで、9月5日に全国公開される。ヘリコプターに乗って六本木に降り立ったキャスト陣は、ファンが待ち受けるレッドカーペットに登場。大きく胸元が開いたブラックドレスで登場した篠原は、「10年目に完結できたのは、支えてくれたみなさんのおかげ。雪平に出会えたのは奇跡。幸せな『アンフェア』の10年でした」とあいさつし、「寂しくて残念な気持ちもあるけど、心を込めて作ったので早くみなさんにお届けしたい。温かい眼差しで見届けて欲しい」とアピールした。雪平の娘・美央役を7歳の頃から演じた向井地は、現在、アイドルグループ・AKB48メンバーとして活躍。「篠原さんは10年前も今も、優しくて美しいお母さんです」と笑顔を見せる向井地に、篠原は、「大きくなったな~」と感慨深げ。また、ドラマ版に出演していた瑛太の実弟・永山は、「雪平に会えて感動しました。お空に輝くかと思いました」と出演に歓喜し、「キスしてしまいました……。色々あって10回以上しました。すごくうれしかった。惚れ惚れしちゃう」と篠原との共演を自慢げに振り返った。一方、シリーズを通して出演しているキャスト陣からは、「いつもフニャフニャしてる。カメラが回るとピッとなるんですけど」(加藤)、「本当にそう!さっきも、今まで言われたことないのに『サダた~ん!』って呼ばれた」(阿部)と素顔の暴露も。「もっと良い事言って!」と苦笑いする篠原に、“AKIたん”と呼ばれているというAKIRAは、「集中してる時に、『踊って!踊って!いつも踊ってるじゃん!』って言われて……。流して断ってたけど、心が和みました」とエピソードを披露して笑いを誘っていた。
2015年08月19日篠原涼子主演の人気シリーズの完結編『アンフェア the end』のジャパンプレミアが8月18日(火)に開催。篠原さんをはじめ、佐藤浩市、永山絢斗、阿部サダヲ、加藤雅也、AKIRA、向井地美音、佐藤嗣麻子監督がレッドカーペットに登場し、舞台挨拶を行った。警視庁捜査一課の検挙率No.1刑事・雪平夏見を主人公に、2006年の連続ドラマ放送から劇場版やスピンオフ、スペシャルドラマとして愛されてきた人気シリーズの最終章であり、ついに、雪平の父親を殺した者の正体が明らかになる。篠原さんらはヘリコプターで会場のある六本木に到着し、レッドカーペットへ。待ちわびたファンの大声援に笑顔を見せていた。篠原さんは「最後と思うと心苦しいというか、さみしい…」と本音をのぞかせつつも、作品の仕上がりについては「早くみなさんに見てほしい」と自信をうかがわせる。シリーズを通じてずっと出演してきたメンバー、途中で加わった者、そして本作から参加した者と様々だが、10年という歳月は思いもよらないドラマを生んだ。TVシリーズの時、雪平の娘で7歳の美央を演じた向井地さんは、現在は17歳でAKB48のメンバーになった。「7歳だった“美央”が17歳になって、10年も関わらせていただいて光栄です」と喜びと感慨を口にする。“母”篠原さんもかつて「東京パフォーマンスドール」の一員として、アイドル活動をしていたが、期せずして母娘2代でアイドルに!向井地さんは本作の撮影現場で「休憩中にそういう話で盛り上がりました」とニッコリ。篠原さんは向井地さんの成長ぶりに「時代は変わりますね」としみじみ。「最初は美央は対話できない役で、あまりコミュニケーションを取ろうとしなかったんですが、10年経ったら美央の方から『お元気ですか?』と話しかけてくれて、大人になったなぁとドギマギしました」と目を細める。アイドル活動に対しても「大変だと思うけど青春時代なので頑張ってほしい!」とエールを送った。また、永山さんは本作からの参加で、雪平と共に真実を追いかける津島を演じたが「こういう仕事をするようになる前から見ていた作品であり、ここに立てて幸せです」と感慨を口にする。TVシリーズ放送時は高校生で、同シリーズには兄の瑛太がメインキャストとして出演していた。阿部さんは「瑛太くんと一緒に当時、会ったことがある」とデビュー前の永山さんと顔を合わせたという思い出を明かし、10年という歳月に思いをはせていた。また永山さんは劇中、篠原さんとのキスシーンがあったことも明かし「嬉しかったです」とニンマリ。テイクを重ねて「いろいろあって10回以上も…申し訳ないと思ったけど嬉しかったです」と夢心地の表情で語り、会場は笑いに包まれた。最後にいま一度マイクを握った篠原さんは、10年にわたってシリーズが続いたことについて「応援してくださったみなさんのおかげ」とファンに感謝。そして「雪平夏見に出会えたことは私にとっては奇跡。そして、こんな豪華な共演陣、スタッフのみなさんと出会えて、幸せな10年でした!」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。『アンフェア the end』は9月5日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月18日第68回カンヌ国際映画祭ある視点部門で「監督賞」を受賞した、黒沢清監督作『岸辺の旅』。深津絵里と浅野忠信という名優が魅せる夫婦の絆を描いた物語が高い評価を得た本作の、予告編がついに完成!カンヌでの熱気に満ちた会場の様子も盛り込んだ、感動と臨場感あふれる映像が到着した。「俺、死んだよ」――。3年間の空白を経て、妻の瑞希(深津絵里)の元に突然帰ってきた夫・優介(浅野忠信)が告げた言葉は思いもよらないものだった。そして、夫が過ごした最期の時間、かかわった人々をめぐる、夫婦ふたりの旅が始まった…。2010年に発表された湯本香樹実の原作を名匠・黒沢監督が映画化した本作は、死んだ夫を見おくるために夫婦ふたりで旅路をゆく、監督初のロードムービー。今回公開された予告編では、優介の過ごした美しい風景、お世話になった人々との触れ合いを、「あまちゃん」の大友良英が手掛ける音楽がドラマチックに彩り、物語をより一層盛り上げている。また、映像の冒頭には、カンヌ国際映画祭での、満員の観客席に響くスタンディングオベーションの様子も盛り込まれている。鳴り止まない熱い拍手に対し、主演の深津さんの感無量といった表情は、見ているこちらの胸にも迫るものがある。夫の死をきっかけに、改めてお互いを見つめ合ったふたりが経験する永遠の別れを描く、究極のラブストーリー『岸辺の旅』。深津さん、浅野さんを始め、小松政夫、蒼井優、柄本明ら存在感のある名優たちが集って描く、生と死を巡る奥深い物語を、まずはこちらの予告編でじっくりと味わってみて。『岸辺の旅』は10月1日(木)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月11日第68回カンヌ映画祭「ある視点」部門で監督賞を受賞した黒沢清監督の最新作『岸辺の旅』の予告編映像が公開になった。深津絵里と浅野忠信が主演を務め、旅をしながら夫の最期の時を共に過ごそうとする夫婦の姿を描いた感動作だ。その他の画像/予告編公開『岸辺の旅』は、湯本香樹実が2010年に発表した同名小説を、黒沢監督と『私の男』などの脚本も手がけている宇治田隆史の脚本で映画化するもので、3年間失踪した夫が突然帰ってきたことを機に、はなればなれになっていた夫婦が旅に出る姿を描く。このほど公開された予告編はカンヌ映画祭で黒沢監督、深津、浅野らが集まった観客が大歓声を受けている記録映像から始まり、続いて深津演じる瑞希のもとに3年ぶりに浅野演じる夫の優介が戻ってくる場面が続く。しかし、優介は帰宅するなり瑞希に「俺、死んだよ」と告げ、妻を旅に連れ出す。ふたりは旅を続けながら、優介が不在だった時間を少しずつ埋め、お互いの距離は改めて近づいていくが、優介がこの世界にいられる残り時間は少なくなっていく。予告編は抑制の効いた演技とセリフで観る者の想像力を刺激する深津と浅野の演技にまず魅了される。さらに大友良英と江藤直子が手がける美しい音楽、主人公ふたりが訪れる美しい風景にも注目だ。『岸辺の旅』10月1日(木)テアトル新宿ほか公開
2015年08月11日第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にて、黒澤清監督が日本人初の「監督賞」を受賞した『岸辺の旅』。浅野忠信と深津絵里という、日本映画界を代表する2人の実力派が初の夫婦役を演じ、W主演を務める”究極のラブストーリー”として話題を呼ぶ本作のポスタービジュアルが到着した。夫の優介(浅野忠信)が失踪してから3年。ある日、妻の瑞希(深津絵里)の元に突然、夫が帰ってきた。だが、帰宅した優介は「俺、死んだよ」と告げる。そして、優介がこれまでお世話になった人々を訪ね、それまで過ごした時間、知らなかった秘密を知る、夫婦ふたりの旅が始まった…。湯本香樹実が2010年に発表した小説を、世界的名匠・黒沢清監督が映画化した本作。本年度の第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門において、“日本人初の監督賞”に輝き、大きな注目を集めた。W主演という形で初の夫婦役を演じるのは、実力派として知られる深津さんと浅野さん。深津さんが『悪人』で第34回モントリオール世界映画祭「最優秀女優賞」を、浅野さんが『私の男』で第36回モスクワ国際映画祭「最優秀男優賞」を受賞しているという、まさに“国際派”の2人。今回解禁されたポスタービジュアルでは、失っていた3年間の時を埋めるように寄り添う2人の姿から、夫婦の互いへの深い愛情が伝わってくる。だが、それと同時に、物憂げな深津さんの表情や、弔いのような淡いピンクの花が、間近に迫った“永遠の別れ”を感じさせる、印象深く切ないポスターとなっている。死んだ夫とその妻の、永遠の別れへと続く旅路を描き、カンヌをも大きな感動に包んだ本作。実力派俳優たちによって紡がれる“究極のラブストーリー”の公開を、楽しみにしていて。『岸辺の旅』は10月1日(木)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月17日柔道家の篠原信一が現地時間28日、米ロサンゼルスのドルビーシアターで行われた映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(7月10日公開)のLAプレミアに参加し、主演俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーとカーペットで共演を果たした。シュワルツェネッガーが12年ぶりに主演としてシリーズ復帰を果たし、劇中で「アイルビーバック!」を披露している本作。このたび、全世界公開に先駆けLAプレミアが開催され、ドルビーシアター前に敷かれたシルバーカーペットに、サラ・コナー役のエミリア・クラーク、T-1000役のイ・ビョンホンら共演者たちが続々登場した。そして、T-800ターミネーター役のシュワルツェネッガーが現れると、会場の盛り上がりは最高潮に達し、さらに、シュワの友人であるシルヴェスター・スタローンも登場する豪華なプレミアとなった。また、日本のターミネーターとして、顔にターミネーター傷の特殊メイクを施した柔道家の篠原信一も登場。約4,000人の観客と世界中のメディアの注目を集めた。篠原はプレミア前日にシュワやキャストたちに単独インタビューを実施。シュワ本人から「T-シノハラ型ターミネーター」と正式に認定され、柔道好きのシュワと打ち解けた。そしてカーペットでは、大混乱の会場の中でシュワが篠原を発見。駆け寄って固い握手で再会を喜び合い、篠原を恋人に紹介する親しげな様子に、「あの男は誰だ?!」と会場がざわつく一幕もあった。篠原は「すごい熱気で鳥肌が立ちました。『ジャパニーズターミネータだ』と名乗り、『ブラボー』と言ってもらえました」と興奮気味にコメント。シュワについて「オーラや威圧感はありましたが、テレビで見る印象よりジェントルマンで大きな人でした」と語り、「握手は力強かった。手は世界一の大きさでした。暖かさも、大きさも」と振り返った。さらに、「シュワから許可をもらっているので、次回作があればぜひ!とお願いをしてきたのでそれなりにいい感じで受け取ってもらえたかと。ゼロではない」と次回作出演の手ごたえも語った。「彼は柔道のワールドチャンピオンなんだよ。メイクも見てみろよ、素晴らしいと思わないか、今にも襲ってきそうだろ?」と篠原を絶賛したシュワは、エミリアと共に来週来日し、7月6日にジャパンプレミアに出席予定。「日本に行くのが、今から楽しみでしょうがない! アイルビーバック!!」と笑顔でコメントしていた。(C)2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2015年06月30日女優・篠原涼子を主演に、2006年に連続ドラマとしてスタートしてから10年が経つ「アンフェア」。このほどシリーズ最終章となる『アンフェア the end』の主題歌を、いま最も勢いのあるグループ「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」( 以下「三代目JSB」)が担当することが明らかになった。バツイチ、子持ち、大酒飲み…検挙率ナンバーワンの敏腕であり、過去に犯人を射殺した経験のある唯一の刑事・雪平夏見(篠原涼子)は、父が殺された事件の真相を探っていた。事件の背景に警察組織の“闇”があることをつかみ、父が警察内のクーデター計画を画策していたことを知る。それは、長い年月を経て、警察病院占拠事件(『the movie』)、ネイルガン連続殺人事件(『the answer』)へと繋がり、元夫・佐藤和夫(香川照之)の命と引き換えに、国家の中枢で権力を濫用する組織から機密データを手に入れる。前作から4年――『the end』では、元夫・佐藤の死と引き換えに、国家を裏で操る秘密組織の機密データを手に入れた雪平に新たな事件が勃発。鋭い嗅覚と型破りな手段で、いよいよ最後の敵へと迫っていく。雪平が刑事になったきっかけともいえる、父親殺しの真犯人の正体も明らかに…。本作には、篠原さんを始め、佐藤浩市、阿部サダヲ、加藤雅也、寺島進、向井地美音ら前作からのメンバーが再集結。また、本作から新たに雪平の協力者となるシステムエンジニア、津島直紀役に永山絢斗、最高検察庁監察指導部である武部将臣役には「EXILE」のAKIRA、検察庁・特捜部長役の吉田鋼太郎が参戦する。今回、主題歌に決定したのは「三代目JSB」の「Unfair World」。映画のために書き下ろされた本楽曲はまさにタイトル通り、「アンフェア」シリーズの最期を飾る『アンフェア the end』の世界観にぴったりの楽曲となっているという。「三代目JSB」は、映画主題歌を担当するのは本作が初めて。メンバーのNAOTOは「長い間多くの方々に愛されてきたこの作品が今回で最後ということでその締め括りに少しでも華を添えれたらと思っています。主題歌も映画の重要な一部だと思います。スタッフの皆様、ファンの皆様の熱い気持ちを裏切らないよう精一杯努めさせて頂きます」と意気込みを語る。また「三代目JSB」のボーカルを務めるほか、映画『ホットロード』では俳優としても活躍する登坂広臣は、「『アンフェア the end』の主題歌、『Unfair World』のレコーディングでは、楽曲の世界観だけでなく、元々、このアンフェア作品を見ていた自分のイメージやこの曲によってさらに映画の物語に深みや情景や心境などが少しでも広げられれば…と思いレコーディングしました!」と本作に対する熱い想いを寄せた。同じボーカルの今市隆二は、「今回、主題歌をやらせて頂く中で、主人公の気持ちを歌うのではなく、主人公をそっと見守る男性の心情を歌わせて頂きました。男性の気持ちを自分なりに理解して歌入れをしました」と語った。すでに楽曲を聴いた主演の篠原さんは、「切ない歌詞とメロディーが今回の『アンフェア the end』の世界観にピッタリで、まるで雪平に向けて歌われているようで、初めて聴いたときに鳥肌がたちました。これまで『アンフェア』シリーズは女性アーティストが主題歌を担当してくださっていたので、雪平の心情を唄った楽曲が多かったですが、今回は、男性から見た“雪平夏見”像が描かれているので、守られているような気持ちになりました。映画を観た後にこの楽曲を聴くと、歌詞の世界観が、より深く味わえると思うので、映画のエンドロールでこの曲が流れるのがいまからとても楽しみです。いつかカラオケでも唄ってみたいです(笑)」とコメントを寄せている。『アンフェア the end』は9月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月26日黒沢清監督の『岸辺の旅』が5月17日夜(現地時間)、第68回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で公式上映され、主演の深津絵里、浅野忠信、黒沢清監督が登場した。映画は、失踪した夫を待つ妻のもとへ、3年ぶりに夫が帰ってくる。しかし、夫は「俺、死んだよ」と言い、妻と最後に旅をしたいと持ちかける…というストーリー。上映後には5分以上に渡るスタンディング・オベーションを受け、深津さんたちも感無量の面持ちだった。深夜に行われた上映後の取材では、「撮影中も夢の中のようでしたが、まさに今日も夢の続きの中にいるかのような気持ちになりました。あたたかい拍手でした」(深津さん)、「あんなにたくさん拍手をいただけて嬉しかったです。監督が描いた、愛のかたちが伝わったと思います」(浅野さん)、「上映会場の外でも話しかけられ、あの拍手は本物だと思いました」(黒沢監督)と感激を語った。フランスでは人気の高い黒沢清作品だが、カンヌでの公式上映は意外にも同部門で審査員賞を受賞した『トウキョウソナタ』以来、7年ぶり。7年前に上映時には、黒沢監督夫人が日本で入院中ということで、愛妻家で知られる監督は一晩のみで滞在を切り上げるという慌ただしさだった。今回はお元気になられた夫人も同伴。配偶者との関係を深く掘り下げていることについて聞くと、「自分のことを話すのは恥ずかしいですが、やはりどんな作品にも僕自身が出ているんだと思います」と照れ笑いを浮かべていた。「ある視点」部門はコンペティション部門に対し、若手のフランス国内配給を支援することを目的に設立された部門だったが、年々、大物が参加するようになり、今年はコンペの常連がずらり。アピチャッポン・ウィーラーセタクンや河瀬直美なパルムドールやグランプリ受賞者もある視点部門にまわっており、まるでもう一つのコンペといった様相を呈している。「ある視点」部門の受賞結果は23日(現地時間)に発表される。(text:Ayako Ishizu)
2015年05月19日女優の深津絵里と俳優の浅野忠信が18日(現地時間17日)、フランス・カンヌで開催されている第68回カンヌ国際映画祭に出席し、「ある視点」部門に正式招待されている黒沢清監督作品『岸辺の旅』(10月1日公開)の舞台あいさつを行った。背中が大きく開いたブラックドレスに身を包んだ深津と、タキシード姿の浅野がレッドカーペットに登場すると、世界中から集まった観客たちから大喝采が巻き起こった。さらに、100台以上のカメラのフラッシュが一斉にたかれ、世界中のTVクルーからは「クロサワ! フカツ! アサノ!」の熱烈なコールが上げられた。公式上映が終わると、場内では5分以上にわたるスタンディングオベーションが。加えて、会場外でも5分以上の熱いスタンディングオベーションが続けられ、3人もその反響の大きさに感無量の表情を見せた。今回が初のカンヌ入りとなった深津は、「初めてのカンヌ国際映画祭でのレッドカーペットは、とても緊張しました」と感想を語り、「公式上映後には、たくさんの方にとてもあたたかい拍手を頂き、撮影中も夢の中のようでしたが、まさに今日も夢の続きにいるかのような気持ちになりました。作品に描かれている愛が、じわじわとしみこんでいるような、あたたかい拍手でした」とコメントを寄せた。黒沢監督作品では、『アカルイミライ』(2003年)以来のカンヌとなった浅野は、「多くの方々にあたたかく迎えていただき、映画で描かれた、1つのすばらしい愛のかたちが伝わったかと思いました」と感慨深げ。上映後のスタンディングオベーションには、「あんなに多くの拍手をいただき、たくさんの拍手に祝福していただけて、すごくうれしかったです」と、喜びを語った。『トウキョウソナタ』(2008年)では、第61回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」で審査員賞を受けた黒沢監督。ヨーロッパでも絶大な人気を誇る黒沢作品だけに、「なによりうれしかったのは、公式上映後のスタンディングオベーションの後に、会場の外でも多くの方が残っていただいていて、たくさんの拍手で迎えられたことです」と、その好反響ぶりを振り返った。本作の原作は、作家・湯本香樹実の同名小説で、3年間失踪していた夫・優介(浅野)が妻・瑞希(深津)を連れて、失踪中に世話になった人々を訪ねて行く物語。瑞希はその旅で、それまで知らなかった優介の姿を知ることになる。優介はなぜ突然帰ってきたのか、そして優介が伝えたかったこととは。黒沢監督が"究極の夫婦愛"を描く。(C)Kazuko Wakayama(C)2015「岸辺の旅」製作委員会/ COMME DES CINEMAS
2015年05月18日5月13日(現地時間)より開催される第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式招待されている、深津絵里&浅野忠信W主演、名匠・黒沢清監督による『岸辺の旅』。このほど、本作の初日が10月1日(木)の映画の日に決定。さらに小松政夫、蒼井優、柄本明といった豪華キャストの参加が明らかとなった。夫の優介(浅野忠信)が失踪してから3年。妻の瑞希(深津絵里)は喪失感を経て、ようやくピアノを教える仕事を再開し、日々を暮らしていた。そんなある日、突然、夫が帰ってくる。瑞希に「俺、死んだよ」と告げる優介。そして「一緒に来ないか、きれいな場所があるんだ」という夫に誘われるまま、瑞希は夫婦2人で旅に出ることに。それは、夫が3年間でお世話になった人々を訪ねていく旅だった。1つめの町では新聞配達を生業とする孤独な初老の男性を、2つめの町では小さな食堂を営む夫婦を、3つめの町では山奥の農園で暮らす家族を訪ねる2人。旅を続けるうちに、瑞希はそれまで知らなかった優介の姿も知ることになる――。夫との失われた時を巡るように過ごした妻が、言えなかった「さようなら」を伝えるための旅路で気づく深い愛。本作は、そんな愛する人との永遠の別れを描く究極のラブストーリー。湯本香樹実が手がけた同名小説を、国内外に多くのファンを持つ黒沢監督が映画化した。夫婦の旅の中で登場する新聞配達員の島影には、黒沢作品に初出演となる小松政夫。優介の過去の秘密を知り、瑞希と対峙していくことになる松崎朋子に、連続ドラマW「贖罪」で黒沢監督とタッグを組んだ蒼井優。「贖罪」は再編集され、ヴェネチアやトロントといった映画祭などで上映されたものの、蒼井さんの出演は“映画”としては初めて。また、優介を先生と慕う農家を営む星谷には、柄本明。2003年の『ドッペルゲンガー』以来、実に12年ぶりの黒沢組への参加となる。3人ともに「黒沢監督の作品に出演することができて嬉しい」とその喜びを語っており、『悪人』で第34回モントリオール世界映画祭「最優秀女優賞」を受賞した深津さんと、『私の男』で第36回モスクワ国際映画祭「最優秀男優賞」を受賞した浅野さんとの共演も大きな見どころとなっている。なお、本作は、フランス国内でも100~150館規模での公開を今秋に予定しているという。『岸辺の旅』は10月1日(木)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月11日最旬のイガイメイク。石原さとみさん、森絵里佳さん、鈴木えみさんなどが「更に最近かわいい!!」と人気の秘密も、イガリメイクの色っぽ顔にありました。このメイク、甘顔さんにしか似合わない、と決め付けてない?クールビューティーなニーニャちゃんが、「カッコイイ女」にも似合うイガリメイクを紹介します!!メイクのコツ・ポイント下地はコントロールカラーを使用。頬に三角型にぬり、ベースから自然な立体感を作ります。光を反射させる効果があるので、うるつや肌に見せられます。ファンデーション同じく光を反射させる効果があるものをライン使いして!ファンデーション後、ハンドプレスをすることで、より肌への密着度が増すのでオススメ!ハイライトは抜け感が出るように、Cゾーン、Yライン、おでこ、あごにいれます。チークはイガリメイクを意識してジェル状のチークを使う。色は自然でセクシーな顔色にしたいのでチェリーカラーをチョイス。目の下に火照ったように指で作ります。目元は自然な抜け感のためにアイラインなし!シャドウは、うるうるeyesを作るためにパール感の強いコスメを選ぶ。リップはチークと色味の合うこのメイク動画のノーカット版と使用コスメ詳細を見る
2015年05月08日篠原涼子を主演に迎え、2006年1月期に連続ドラマとしてスタートしてから10年が経つ「アンフェア」。この度シリーズ最終作となる映画『アンフェア the end』から初の本編映像が公開された。バツイチ、子持ち、大酒飲み…検挙率ナンバーワンの敏腕であり、過去に犯人を射殺した経験のある唯一の刑事・雪平夏見(篠原涼子)は、父が殺された事件の真相を探っていた。事件の背景に警察組織の“闇”があることをつかみ、父が警察内のクーデター計画を画策していたことを知る。それは、長い年月を経て、警察病院占拠事件(『the movie』)、ネイルガン連続殺人事件(『the answer』)へと繋がり、元夫・佐藤和夫(香川照之)の命と引き換えに、国家の中枢で権力を濫用する組織から機密データを手に入れる。前作から4年――『the end』では、元夫・佐藤の死と引き換えに、国家を裏で操る秘密組織の機密データを手に入れた雪平に新たな事件が勃発。鋭い嗅覚と型破りな手段で、いよいよ最後の敵へと迫っていく。雪平が刑事になったきっかけともいえる、父親殺しの真犯人の正体も明らかに…。本作には、篠原さん扮する雪平の協力者となり国家の謀略を暴こうとするシステムエンジニア、津島直紀役に永山絢斗、最高検察庁監察指導部である武部将臣役には「EXILE」のAKIRA、検察庁・特捜部長役の吉田鋼太郎といった新キャストのほかに、佐藤浩市、阿部サダヲ、加藤雅也、寺島進、向井地美音ら前作からのメンバーが再集結している。今回公開された特報映像の冒頭には三浦春馬、西島秀俊、瑛太、江口洋介、大森南朋、山田孝之、香川照之と錚々たるメンバーが次々とフラッシュバックで登場。シリーズを通して、名だたる俳優が出演してきたことが伺える。「組織の不正を暴きたい」と語るAKIRAさんや永山さん、佐藤さんが登場。さらにシリーズを通して鍵となっている「アンフェアなのは誰か」と書かれた栞のシーンも。雪平と拳銃を向け合う人物は誰なのか…。「あなたが父を殺したの」と涙ながらに語る雪平のセリフは誰に向けられたものなのか?期待が高まる映像となっている。『アンフェア the end』は9月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月02日2006年1月期にスタートをし、予測不可能で巧妙なストーリー展開と、主人公・雪平夏見を演じる篠原涼子を始めとする魅力的なキャストが揃い踏みをしたとことで、視聴者から圧倒的な支持を受けた連続ドラマ「アンフェア」。その劇場版となる『アンフェア the end』が今年9月に公開されるが、先日4月2日(木)、主演の篠原さんが10年越しとなる感動のオールアップを迎えた。2007年3月公開の劇場版『アンフェア the movie』、2011年9月公開の『アンフェア the answer』と立て続けに大ヒットを記録した本シリーズが、前作から4年、連続ドラマスタートから10年目の2015年、『アンフェア the end』として遂に完結を迎えることとなる。阿部サダヲ、加藤雅也、寺島進らドラマシリーズからのレギュラーメンバーに加え、前作『アンフェア the answer』より本シリーズに加わった佐藤浩市、さらに今回からの新キャスト・永山絢斗、AKIRA、吉田鋼太郎が加わり、新旧豪華キャストが集結しているのも本作の見どころのひとつだ。埼玉県内の満開の桜並木で行なわれた撮影最終日。最終カットのOKの声がかかると、「アンフェア」シリーズを支え続け、篠原さんと共に作品を作り上げてきた佐藤嗣麻子監督が花束を持って篠原さんのところへ。「この花をもらったら終わっちゃう」と冗談っぽく笑ってみせるも、感慨深げに花束を受け取り、感謝の気持ちを伝えたという。既にひと足早くクランクアップを迎えていた雪平の“最後の相棒”となる津島直樹役の永山絢斗も篠原さんには内緒でロケ地を訪れ、スタッフと共に最後の勇姿を見守っていたそうだ。永山さんのクランクアップの時には篠原さんがサプライズで登場するなど、お互い“相棒”に最後を見届けられながらのクランクアップとなった。雪平夏見の10年を締めくくるその日、満開の桜の中でクランクアップを迎えた篠原さんからは「ふり返ると私も当時は31歳で若かったのですが、『アンフェア』と共に成長する事ができました。その中でもふり返ると、結婚したり、子どもができたり、『アンフェア』を通して、本当に幸せで贅沢な人生を過ごせた日々だったと思っています。作品も本当に素晴らしい作品でしたし、毎回台本を読んで、どんな作品になるんだろうとこんなに楽しみに思える作品はほかにありません」と喜びのコメントが寄せられている。10年に及ぶ壮大な謎解きの結末とは?遂に明かされる、刑事だった雪平の父親殺害に隠された驚愕の真実とは?10年に及ぶシリーズが遂にフィナーレを迎えることになる。『アンフェア the end』は9月5日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月08日篠原涼子が「キレートレモン」(ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社)のブランドから女性向けに発売されるエナジードリンク「キレートレモンENERGIE(エナジエ)」の広告タレントを務めることになり、3月25日(水)に新CM発表会が開催された。市場の拡張が著しいエナジードリンク分野にポッカサッポロは“看板”とも言えるキレートレモンブランドで参入。働く女性をターゲットにレモン果汁23%、カフェインゼロ、カロリーオフなどの従来のエナジードリンクにない路線で「女子力を保つためのエナジードリンク」として売り出す。CMでは篠原さんがスーツ姿で大量の書類を抱えたり、両手で電話を取ったりと忙しい女性を演じつつもノリノリで「さあ、仕事なんか楽しんじゃえ!」と呼びかける。篠原さんはこのCMについて「忙しいけど、忙しい顔を見せずに、楽な気持ちで楽しんじゃえという感じで、楽しみながら働いている女性像をイメージしました」と語る。これまでドラマなどで働く女性を数多く演じてきたが、もしもOLとして働くならどんな職種を?という質問に「どちらかと言えば、お話ししたりコミュニケーションを取るのが大好きなので、営業のお仕事をやってみたいです。コミュニケーションを取りつつ自分を確かめてみたい」と語った。篠原さんにとって「強くしなやかな女性」が理想の働く女性像だという。「女性であることを生かしながら、細やかに気配りができるようになりたい。周りに学びたいところです」と明かす。篠原さん自身、「理想の上司」ランキングなどで常に上司に食い込んでいるが「女性らしさを保つ秘訣」を問われると「強いて言うなら“笑顔”です。常に笑顔でいること。肌のケアも大事ですが、何より心からにじみ出る笑顔が大切だと思います」とこの日一番の笑顔を浮かべて語っていた。キレートレモンENERGIE(エナジエ)は3月30日(月)より発売開始。新CMは4月1日(水)よりオンエア開始予定。(text:cinemacafe.net)
2015年03月25日篠原涼子を主演に2006年1月期に連続ドラマとしてスタートし、日本のドラマでは異例とも言える徹底したハードボイルド&サスペンス路線で人気を博した「アンフェア」。TVドラマ開始から10年経ったいま、すべての謎が明らかになる完結編『アンフェア the end』が製作決定。篠原さんらメインキャストも再集結することが明らかになった。劇場版『アンフェア the movie』(’07)、『アンフェアthe answer』(’11)が興行収入23.4億円を超える大ヒットを記録した本作。バツイチ、子持ち、大酒飲み。検挙率ナンバーワンの敏腕であり、過去に犯人を射殺した経験のある唯一の刑事・雪平夏見は、父が殺された事件の真相を探っていた。事件の背景に警察組織の“闇”があることをつかみ、父が警察内のクーデター計画を画策していたことを知る。それは、長い年月を経て、警察病院占拠事件(『themovie』)、ネイルガン連続殺人事件(『theanswer』)へと繋がり、元夫・佐藤和夫の命と引き換えに、国家の中枢で権力を濫用する組織から機密データを手に入れる。前作から4年。『the end』では、元夫・佐藤の死と引き換えに、国家を裏で操る秘密組織の機密データを手に入れた雪平に新たな事件が勃発。鋭い嗅覚と型破りな手段で、いよいよ最後の敵へと迫っていく。雪平が刑事になったきっかけともいえる、父親殺しの真犯人の正体も明らかに…。数々の個性的なキャラクターが予測不能な騙し合いを繰り広げてきた本作。前作から引き続き、篠原さんを始め、佐藤浩市、阿部サダヲ、加藤雅也、寺島進らが出演。さらにはドラマから出演し、現在は「AKB48」として活躍する雪平の娘・雪平美央役の向井地美音の出演も決定している。主演の篠原さんは「ドラマから数えると約9年という月日が経ち、10年目を迎える前に『アンフェア』を完結させたいということで(プロデューサーさんから)今回のお話を頂きました。私自身も雪平夏見という役は自分を成長させてくれた本当に大切な役でしたので、是非この壮大なストーリーを完結させたいと思い、参加させて頂くことになりました」と再び“雪平”を演じる喜びを語った。「タイトルにもあるとおり、『the end』ということで今回で本当に物語が終わってしまいます。初めてご覧になる方も、いままでご覧頂いていた皆様にも楽しんで頂けるような『アンフェア』らしい、ミステリー・サスペンスそして裏切りが詰まった内容になっております。私も後悔のないよう、全力で雪平夏見を演じたいと思っておりますのでみなさん、期待してお待ち頂けると幸いです」とファンに向けてメッセージを送った。これまで、瑛太、西島秀俊、三浦春馬、香川照之、椎名桔平、江口洋介、山田孝之、大森南朋などが雪平を取り巻くキーマンとして出演してきた。本作でも大物キャストが出演するとのこと。続報に期待したい。『アンフェア the end』は2015年秋、公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンフェア the movie 2007年3月17日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国東宝系にて公開(C) 2006 Kansai Telecasting Corporation.All Rights Reserved.アンフェア the answer 2011年9月17日より全国東宝系にて公開(C) 2011 アンフェア製作委員会
2015年01月27日ギミックはこのほど、同社が運営する総合医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」にて、特集ページ「30代から始めよう! 更年期を乗り切るための備え」を公開した。女性のライフサイクルのうち、閉経をはさんだ前後5年の10年間を「更年期」という。更年期に入ると、卵巣の機能が徐々に衰え、女性ホルモンの一つである「エストロゲン」のレベルが低下傾向に。エストロゲンは身体の各所に作用するため、心身にさまざまな不調が現れ始めるという。発汗、ほてり、のぼせといった「ホットフラッシュ」の症状をはじめ、頭痛やめまい、イライラ、疲労感、抑うつ、関節痛など、その症状は200~300種類にものぼるとか。閉経に伴う更年期症状の出方には個人差があるが、特有の症状が出る出ないに関わらず、閉経によって女性の心身では確実に変化が起こっているという。症状がつらいと感じた場合はもちろん、特に不調を自覚していない人でも、閉経を機に早めに婦人科の専門医を受診することが大切とのこと。閉経後になってから長年の生活習慣を変えることはとても難しいため、若いうちに食習慣を見直し、適度な運動習慣を身につけることもポイントだという。また、何か夢中になれる趣味や気分転換法があると、更年期症状が出にくいというデータも。正しい情報源から早めに更年期に関する知識を蓄え、自分の心身の変化を受け入れる準備を始めておく必要があるという。エクササイズやボディースタディーの講座を開催する「ちぇぶら」の代表を務める永田京子さんは更年期症状の予防法について、「心身を落ち着かせ、リズミカルに酸素を取り込む『有酸素運動』はぜひ取り入れてほしい運動の一つです」とコメント。そして、ウオーキングやジョギングのほか、腰や膝に負担をかけずに楽しく取り組めるバランスボールエクササイズを紹介している。日常生活の「座る」「立つ」「歩く」といったあらゆるシチュエーションで常に意識したいのが、「骨盤を起こす」ことだという。骨盤を起こした状態というのは、恥骨からへそまでが床に対して垂直な状態のこと。この姿勢を保って活動することで、内臓が圧迫されるのを防ぐため、便秘や冷えの予防につながるのはもちろん、腹筋と背筋が鍛えられ、腰痛の予防効果のほか見た目にも若々しさをキープできるという。続いて、管理栄養士の篠原絵里佳さんは、更年期障害の予防となる食生活のポイントを解説している。女性ホルモンの産生を促す栄養素として、かぼちゃ、アーモンド、ごまなどに含まれる「ビタミンE」、魚介類の中でも青魚やサケ、マグロ、カツオなどに多く含まれる「ビタミンB6」が挙げられるという。またビタミン、ミネラルを豊富に含む野菜や果物をバランスよく取り入れることも大事で、特に色の濃い緑黄色野菜にはカロテンや鉄、ビタミンK、ビタミンE、ビタミンB群、葉酸など代謝を促進する栄養素や抗酸化成分が多く含まれているので、食材選びの際に意識したいとのこと。「和食」もおすすめだという。「肉料理ばかりに偏りがちな食生活の中で、1日に1~2回は意識して魚料理を取り入れ、緑黄色野菜を使った副菜を手のひら大の小鉢で昼夜1皿ずつ程度添えると、非常にバランスが良いと思います。デザートには、皮ごと食べられるブルーベリーやりんごなどをはじめ、栄養価の高い旬のフルーツを1日に200gを目安に取り入れてみてください」と篠原さん。また、女性ホルモンと似た働きをする成分として注目されているのが、大豆に含まれる「大豆イソフラボン」。大豆はほかにも食物繊維やオリゴ糖を多く含み、加齢とともに乱れがちな腸内環境を整えるうえに、骨を強くする「カルシウム」も豊富に含まれる。納豆、豆乳、みそ、豆腐などの大豆製品のほか、いつも作っている煮物やあえ物、サラダに大豆の水煮を混ぜ合わせたり、おからや高野豆腐なども上手に活用したりすれば、さまざまなバリエーションで手軽に取り入れることができるという。
2015年01月07日映画『海月姫』に出演している篠原ともえが12月21日(日)、得意の裁縫の腕前を生かして、劇中にも登場するクラゲのぬいぐるみを作るワークショップを開催し、一般のファンに裁縫をレクチャーした。クラゲオタクの主人公・月海を始め、“尼~ず”を名乗るオタク女子たちが自分たちが暮らすアパートを地上げから守るべく奮闘する姿をコミカルに描く本作。篠原さんは年配の男性を好きになる“枯れ専”女子・ジジ様を演じている。「“和”のクラゲをイメージした」というシルクの絞り染め模様のドレス姿の篠原さんは、往年の“シノラー”のノリで受講者たちの前に登場する。元々「10歳くらいから」裁縫に親しみ、アクセサリーなども自作してきたというだけあって、服飾の技術に関してはプロ顔負け!この日は、劇中で月海たちが資金源にしようと手作りで製作し販売するクラゲのぬいぐるみを、映画にも協力している「オカダヤ」のキットに沿いつつ、アレンジしながら製作したが、基本的な糸を針の穴に通すコツや玉結びに始まり、篠原さんは受講生に丁寧に様々な技術を教えていき「裁縫は指の腹を使って!」など指示が飛ぶ。映画撮影中の空き時間には、主演の能年玲奈に裁縫を教えたこともあったそう。「能年ちゃんにも玉止めの猛特訓してスパルタで教えました(笑)。空き時間にセットにあった生地を使って糸の通し方やボタンのつけ方もレクチャーしました。能年ちゃんは目をキラキラさせて、裁縫に夢中になってました。“尼~ず手芸部”を作って、(共演の)菅田将暉くんも参加してました。私も人に教える楽しさを能年ちゃんから学びました」と嬉しそうに明かした。過去に松任谷由実のコンサートの衣装デザインを担当するなど、服飾の分野での活躍も目立つ篠原さん。年が明けて1月には東京芸術劇場にて行われるコンテンポラリーダンスの公演「近藤良平のモダン・タイムス」に出演するが、ここでも出演者の衣裳のディレクターを務めている。この日のワークショップも篠原さんにとって大いに刺激になったよう。「“手作り”での仕事は自分でもやりたいこと。こうやって身近でレクチャーすることができて、楽しませていただきました」と笑顔で語る。まもなく公開の映画についても「オタクというのは“熱中”とか“夢中”ということが擬人化したものだと思う」と語り、「手作りをキーワードに、尼~ずが集結していく姿が気持ちよく、賑やかでカラフルなフェスティバルのような作品です。手作りの楽しさが伝わればと思います」とアピールした。『海月姫』は12月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海月姫 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014映画『海月姫』製作委員会(C) 東村アキコ/講談社
2014年12月22日