書店に行くと、赤ちゃん向けの絵本がたくさん並んでいます。なかには帯に“0歳から”と書かれている絵本も。当時、息子はまだおしゃべりもできなかったので、本当に赤ちゃんにわかるのかな?と思っていました。ですが、実際に読んでみると、母子ともにとても楽しむことができました! 本が読みたいけど、ひとりの時間がない!読書が趣味の私にとって、昼夜赤ちゃんの世話に追われている生活のなかで、一番のストレスは本を読めないことでした。書店には魅力的な本がいっぱい……。そんなときに絵本のコーナーで見つけた、“0歳から”の文字。 わが子に本は早いのでは?と半信半疑でしたが、とにかく本を読みたかった私は、カラフルな絵が描かれている絵本を購入しました。息子は生後7カ月、ちょうどおすわりができるようになってきたころでした。 “目で追う”→“指をさす”へと成長絵本を初めて読んだとき、私の顔と絵をさす指を交互に見ながら、絵へと息子の視線が移っていくのがわかりました。初めての絵本の世界にゆっくりと入り込んでいくようでした。 最初は目で追うだけだったのが、月齢がすすむにつれて自分の掌で絵にタッチしたり、さらに月齢がすすむと絵本に書かれている簡単な擬音をまねするように。絵本を通して息子の成長が感じられるのはうれしい体験でした! わが家の絵本の選び方赤ちゃんと読む絵本は、どうしても破れたり汚れたりしてしまいます。よだれの付いた手で触るし、力いっぱい引っ張ってしまうことも……。わが家の息子2人に読まれた絵本もくたびれています。とはいえ、本の心配ばかりしていると、ママも心から絵本を一緒に楽しめません。 わが家では0~1歳の間は、全ページ厚紙の絵本を選んで購入していました。そういう絵本はラミネート加工されているものが多いので、少しの汚れなら拭いてきれいになります。また息子は、カラフルな色で登場人物が描かれているものやストーリーではなく擬音で楽しめるものを喜んで見ていました。 私が子育てを楽しめるようになったターニングポイントは、「一緒に楽しむ」ことができるようになったときでした。一緒に絵本を読んで笑うと、心が通い合ったのを感じることができて孤独感がスッとラクになりました。自分が子どものころに読んでいた本が今でもベストセラーだったりすると、同じ時代を生きているんだなと感じることも。子どもと向き合う時間が多い育児のなかで、同じ方向を向いて絵本を読む時間は、親子ともにオアシスとなっています。 監修/助産師REIKO著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年10月19日小さくて賢い魚が主人公の絵本『スイミー』などを手がけた、絵本作家のレオ・レオニ。独特な技法で描かれるイラストと、メッセージ性のあるお話は、日本でも多くの人に親しまれています。レオ・レオニの人気作品が『切手』になって登場!日本郵便が発行している、絵本の世界を題材とした特殊切手『絵本の世界シリーズ』。シリーズの第4集として、レオ・レオニが手がけた絵本作品をテーマにした特殊切手が発行されることが決定しました!出典:日本郵便絵本の世界シリーズ第4集の切手が、11月27日(金)から全国の郵便局で発行されます。第4集は、オランダのレオ・レオニ作「スイミー」「フレデリック」「アレクサンダとぜんまいねずみ」です。 pic.twitter.com/tftib8vF0K — 公益財団法人 日本郵趣協会 (@kitteclub) September 28, 2020 特殊切手には、レオ・レオニ作品の中でも人気の高い『スイミー』『フレデリック』『アレクサンダとぜんまいねずみ』のイラストがプリントされています。発表に対し、ネット上では「かわいすぎて使えないよ」「フレデリック好きです!絶対買う」「スイミーをよく読んだ、懐かしいなぁ」といった声が続出しました。こちらの切手は、2020年11月27日から、全国の郵便局で発行されるとのこと。新型コロナウイルス感染症の影響で、自宅で過ごす時間が増え、遠方にいる家族や友人と会えない日々が続く人もいるでしょう。懐かしい絵本を思い出させる切手を貼って、久しぶりに手紙を送ると喜ばれるかもしれませんよ。[文・構成/grape編集部]
2020年10月03日子どもがアートな感性を養える絵本やオモチャみたいに楽しい仕掛け絵本、お部屋に飾っておきたくなるおしゃれな見た目の絵本など、20の“アート絵本”を集めました。わが子への誕生日プレゼントや、ギフト選びの参考にも。年齢別に紹介していますが、あくまで目安です。どの絵本も年齢にとらわれることなく、赤ちゃんから大人まで気楽に楽しんでくださいね。【アートな絵本おすすめの対象年齢】1.0歳から1歳くらい2.2歳から3歳くらい3.4歳から5歳くらい4.6歳くらいから5.何歳でもOKアートな絵本 #01『リトル・アイシリーズ』デザイナーで造本作家の駒形克己氏による、赤ちゃんのためのカード絵本「リトルアイシリーズ」。カード形式になっていて、赤ちゃんが初めてのかたちや色に触れるきっかけに。1作目はわずか3か月から楽しめるので、月齢に合わせて楽しみたい。今回紹介するのは、5か月くらいにおすすめのシリーズ3作目。5か月にもなると、赤ちゃんは見たものを吸収する力が一気に芽生える。カードを開けたり閉じたりするたびに起こる形の組み合わせと変化が、赤ちゃんの刺激を掴むよう工夫されている。パラパラと眺めながら、楽しく造形に触れることができる。\ 5か月くらいから /『LITTLE EYES 3:いろ・いろ・いろ』作:駒形克己(偕成社刊)アートな絵本 #02『まるまるまるのほん』フランス発・ポップな色づかいが楽しい一冊。赤ちゃんでも目につきやすい赤、黄、水色の鮮やかな丸たちが、絵本の中で躍動感たっぷりに動き出す! 絵本をさまざまな角度に傾けてみたり、好きな色の丸を触ってみたり、赤ちゃんにとっては刺激に。2歳くらいになったら、自分で文章を読めるようになってさらに楽しみ方が広がる。谷川俊太郎氏による素敵な翻訳に導かれて、どんどんページをめくりたくなること間違いなし!\ 0~2歳くらい向け /『まるまるまるのほん』作・絵:エルヴェ・テュレ、訳:谷川俊太郎(ポプラ社刊)アートな絵本 #03『BABY NUMBER BOOK』赤ちゃんが初めて数に触れるきっかけになる、数字絵本。陶芸家のリサ・ラーソンと、娘のヨハンナ・ラーソンの初の共作。ヨハンナがデザインを手がけた。北欧らしい色使いが、飾っていたくなるほどおしゃれ。また、出産祝いのギフトとしても喜ばれそう。1から10まで、見開きごとに数字と動物のイラストがリンク。ページをめくるたびに数字と動物の数が増えていき、うれしい気持ちになる! 赤ちゃんが楽しく数字に触れることができる一冊。ハードカバーなので、かじったりしても安心。\ 0歳から /『BABY NUMBER BOOK』作:リサ・ラーソン/ヨハンナ・ラーソン(トンカチ刊)アートな絵本 #04『とびだす絵本 おもちゃばこ』仕掛け絵本の名手、ジェラール・ロ・モナコによるワクワクする仕掛けのアイディアがいっぱいの絵本。厚みがあるのに、やわらかさとあたたかみがある紙質も、大切にしたくなる魅力のひとつ。本を開くと、ヨットやトラック、消防車など世界共通で子どもに愛されるモチーフたちが次々に登場。ページをめくるたびに飛び出す仕掛けに、物語の中に入ったかのような気分になれる。オモチャのように遊べる一冊。\ 1歳くらいから /『とびだす絵本 おもちゃばこ』作:ジェラール・ロ・モナコ、訳:うちだ さやこ(アノニマ・スタジオ刊)アートな絵本 #05『あかい ふうせん』(1~2歳くらいから)イタリアミラノの絵本作家、イエラ・マリによる“字のない絵本”。子どもがふくらませたひとつの真っ赤な風船が、リンゴや蝶、お花へと次々と変わっていく様子が描かれる。ページをめくるたびに新しい展開になるので飽きずに楽しめる。まだ視力のはっきりしていない赤ちゃんにとっても、目にとまりやすい赤色が想像力を刺激してくれる。子どもの自由な感性に任せて、無限に楽しみたい一冊。\ 1~2歳くらいから /『あかい ふうせん』作・絵:イエラ・マリ(ほるぷ出版刊)アートな絵本 #06『リボン』絵本の下部についている黄色いリボンが、ページごとのさまざまなシチュエーションに合わせて自由自在に形を変える。シュールな表紙は、アートのように飾って楽しみたい!主役の黄色いリボンは、ネズミのしっぽ、ヘビの舌、ゴールテープや稲妻と次々と形を変えていく。仕掛けは単純ながらも、思いもよらないユニークな発想に大人でも驚かされること間違いなしの一冊。\ 3歳くらいから /『リボン』作:アドリアン・パルランジュ、訳:きたむら まさお(大日本絵画刊)アートな絵本 #07『ZOOM』ハンガリーの絵本作家・バンニャイが、カメラの機能で画面を拡大、縮小するような「ズームイン」と「ズームアウト」の技法を絵本に持ち込んだ不思議な世界。ニワトリのトサカに始まり、どんどん視界がズームアウトして、世界が広がっていく展開にくぎ付け! 最後から逆で読むのも盛り上がりそう! 気になる内容は、ページを開いてからのお楽しみ。\ 3歳くらいから /『ZOOM』作・絵:イシュトバン・バンニャイ(復刊ドットコム刊)アートな絵本 #08『オセアノ号、海へ!』仕掛け絵本の名著『ナマケモノのいる森で』の作者・ボワロベールとリゴーが、自然への敬意を込めて再びタッグを組んだ一冊。オセアノ号を中心にして、海の上と海の中、それぞれの世界が、飛び出す仕掛けとともに美しく繊細に描かれる。ページをめくると、海の上と海の中、さまざまなストーリーが展開していく仕組み。海の深くて、大きい世界が読者を魅了し、「わたしたちが普段目にしているのは、世界の中でごくわずかな部分」だと思い知らされる。\ 3歳くらいから /『オセアノ号、海へ!』作:アヌック・ボワロベールとルイ・リゴー、訳:松田 素子(アノニマ・スタジオ刊)アートな絵本 #09『カシュカシュのまちでかくれんぼ』アートとユーモアを感じる、フランス発の仕掛け絵本。赤いセロファンのついたルーペでみると、赤の絵が消えて、下に描いてある水色の絵がくっきりと見える仕組み。舞台は、いろんなお店や人が暮らす「カシュカシュのまち」。公園には、木に登ってリンゴを取ろうとしてる人を発見! 他にもまちの帽子屋さん、郵便局、美術館など、ルーペでいろいろなものを探して、家族みんなで盛り上がりたい。\ 3歳くらいから /『カシュカシュのまちでかくれんぼ』作:アガット・デモワとヴァンサン・ゴドー、訳:うちだ さやこ(アノニマ・スタジオ刊)アートな絵本 #10『せんをたどって』表紙から裏表紙まで、たった1本の線だけで描かれた一冊。表紙のタイトル『せんをたどって』の「て」から伸びる線が、町や森、人や動物などをつくり出し、線と一緒に街を探検するストーリー。一本の線がどんな物語を紡ぐのでしょうか? 気になる内容は、ページをめくってのお楽しみ。カラフルな色使いが、眺めているだけでも楽しい!\ 3歳くらいから /『せんをたどって』作・絵:ローラ・ユンクヴィスト、訳:ふしみみさを(講談社刊)アートな絵本 #11『たのしいどうぐばこ』まるで辞書のような大きな絵本の正体は、のこぎりやドリル、かなづちなど、子どもが手にしたい7つの道具で楽しく遊べる、オモチャみたいな絵本。厚紙製の道具が本の中に埋め込まれているので、自由に取り外して遊ぶ仕組み。写真のドライバーは、本当にネジを回せる! オモチャのように遊びながら、モノづくりの仕組みや道具の使い方を学ぶことができる。人やものを傷つけることもないので安心。\ 4歳くらいから /『たのしいどうぐばこ』作: ステファン・T・ジョンソン、監訳:藤本朝巳、協力:遠藤敏明(小峰書店刊)アートな絵本 #12『こっぷ』今村昌昭氏の写真に、谷川俊太郎氏の言葉が響く、写真絵本の名作。お話の主役は、どこにでもある透明なガラスのコップ。絵本に出てくるコップは、飲み物を飲むためだけのものではない。煙やハエをつかまえ、そして犯人もつかまえる! 虹もつくれて、歌も歌える。のこぎりで切ると、急に熱くすると、落とすとコップはどうなる……?たったひとつのコップが、表情豊かに世界を広げてくれるので、大人でもつい没頭してしまう。見方を変えると色々なことが見えてくるという、物事の多面性に触れることができる。\ 4歳くらいから /『こっぷ』文:谷川俊太郎(福音館書店刊)アートな絵本 #13『はらぺこあおむし』世界中で愛される不朽の名作かつ、エリック・カールの代表作。ママもきっと小さい頃に読んだはず。自分で読んで楽しむなら4歳くらいがおすすめですが、穴の開いた仕掛けやカラフルなイラストが、ストーリーがわからない小さな子どもでも楽しい! 丈夫で持ち運びにも便利なボードブック版をリコメンド。たまごからあおむしが生まれ、さなぎ、そして立派な蝶々に育っていく様子がエリック・カールによって、みずみずしいタッチで描かれる。元気が出るストーリーと色使いに、何度読んでも心が打たれる。\ 4歳くらいから /『はらぺこあおむし』作:エリック・カール、訳:もりひさし(偕成社刊)アートな絵本 #14『魚がすいすい』読んで飾れる、海をテーマにしたジャバラ絵本。絵本を読み進めながら、徐々にジャバラを開けていくと明かされる多くの仕掛けに子どもも大喜び! 表面と裏面、横長の絵の中に詰まったたくさんのストーリーが子どもの想像力を豊かにしてくれる。tupera tuperaのデビュー作としても話題。色とりどりの紙でコラージュで描かれた繊細なイラストは、ただ眺めているだけでも楽しい! 広げて、部屋に飾っておきたくなるようなデザイン性の高さが長年にわたり人気を集める。\ 4歳くらいから /『魚がすいすい』作:tupera tupera(ブロンズ新社刊)アートな絵本 #15『さわるめいろ』点字の線をさわってたどり、迷路を楽しむ絵本「さわるめいろ」シリーズ。現在、全3冊展開。ページには、格子模様や波形など楽しい模様があり、その上には点字のめいろが敷かれている。幅広いの人が楽しめるという素敵なコンセプトが高評価で、第69回「小学館児童出版文化賞」受賞も決定。一冊の中に収録されているのは、全11種類の迷路。単一の線をたどっていく簡単なものから始まり、進んでいくうちに難易度も上がる。指先の感覚が研ぎ澄まされること間違いなし。もちろん見ながらでも、目をつむってチャレンジしても、楽しみ方は無限大。難しければ、大人がサポートして親子で楽しもう!\ 5歳~6歳くらいから /『さわるめいろ』、『さわるめいろ2』村山 純子(小学館刊)アートな絵本 #16『太陽をかこう、木をかこう』デザインの巨匠、ブルーノ・ムナーリによる名著。自然をさまざまな角度からの観察することと、見たものを自由に描写する楽しさを教えてくれるシリーズ。子どもにもわかる言葉で展開されていくのもありがたい。木や太陽についての知識や仕組みの紹介からはじまり、さまざまな手法で描かれる木や太陽の紹介まで、新しい世界の見方に気付く。きっと読んだ後には、絵を描きたくなるはず。まだ言葉が読めない子どもも、大人が読んでも、広い年代から愛される名作。\ 5歳くらいから /『太陽をかこう』、『木をかこう』作:ブルーノ・ムナーリ、訳:須賀敦子(至光社刊)アートな絵本 #17『あおのじかん』太陽が沈んで、夜が訪れるまでの一瞬。「マジック・アワー」「ブルー・アワー」とも言われる美しいひとときが描かれたフランスの絵本。どのページをめくっても、風景や動物、虫たちが青を主役に描かれる。薄い青、濃い青、さまざまな青で表現される、唯一無二の世界に魅了されること間違いなし。\ 5歳くらいから /『あおのじかん』文・絵:イザベル・シムレール、訳:石津ちひろ(岩波書店刊)アートな絵本 #18『闇の夜に』ブルーノ・ムナーリの代表作『闇の夜に』の新装版が、生誕110周年を記念して待望の復刊。夜の町から夜明けの草原へ、そして洞窟探検のあと、また闇の夜に戻るストーリー。夜のシーンは、暗闇の中に青一色で表現。一方、草原のシーンでは、半透明の透ける紙が使用され、小人の世界に入り込んだような目線を楽しめる。一冊の中でサイズや素材が違う紙が使用されていたり、遊び心がいっぱいの一冊。\ 5~6歳くらいから /『闇の夜に』著:ブルーノ・ムナーリ、訳:藤本和子(河出書房新社刊)アートな絵本 #19『穴の本』少年が銃を触っているうちに銃が間違って発砲されてしまい、その一発の弾丸が街中のあちこちに穴をあけていくという物語。実際に。本のすべてのページに穴があいていて、ページをめくるたびにその穴からストーリーが展開していく。水道管が破裂したり、木の枝が折れたり、ブランコの紐が切れたり……。弾丸が引き起こすトラブルがときどき笑いを誘う。100年前にアメリカで誕生し、そのレトロな表紙やイラストが長く愛されている一冊。\ 6歳くらいから /『穴の本』作:ピーター・ニューエル、訳:高山宏(亜紀書房刊)アートな絵本 #20『かおノート』うれしい顔、困った顔、照れた顔、悲しい顔……。いろんな顔をつくって、遊んで、笑える大人気のシールブック「かおノート」シリーズ。顔に見立てた写真やイラストに、目・鼻・口・ひげなどのシールを貼って、オリジナルの顔がつくれる。作者・tupera tuperaによる遊び心いっぱいのページやパーツで顔をつくって、お正月の福笑いのように家族で楽しみたい! シールを貼るわずかな角度の違いでも、異なる表情が生まれるのできっと子ども心を掴むはず。\ 何歳でもOK /『かおノート』作・絵:tupera tupera/(コクヨ株式会社刊)photography/Chiharu Fukutomi
2020年09月17日8月は「夏」や「夏休み」をテーマにした楽しい絵本を6冊を年齢別にご紹介。五味太郎さん、安西水丸さんの名作絵本から、韓国の人気絵本や流木をモチーフにしたセンスあふれる一冊、虫好き必見の爆笑絵本まで楽しいラインナップ。ステイホーム中でも夏を体感できる絵本と一緒に楽しく過ごそう!夏に読みたい絵本_01安西水丸『おばけのアイスクリームやさん』(0~2歳向け)数々の名作絵本を手がける安西水丸さんの愛らしい絵と言葉のリズムが楽しい絵本。森でアイスクリームやさんをしているおばけのぼんちゃんの元に、「アイスクリームちょうだい」とやってくる動物たち。ほのぼのしたタッチとゆったりした世界観が、小さな子の読み聞かせにぴったり。『おばけのアイスクリームやさん』安西水丸/教育画劇夏に読みたい絵本_02『さんパピプペぽ』(幼児向け)写真家の若木信吾さんがプロデュースする絵本レーベル・若芽舎のミニサイズ絵本。おさんぽに出かけた主人公が出合う、さまざまな生き物たち。造形が面白い流木を生き物に見たて、躍動感あふれる世界観を表現。ストーリーを母のよしこさん、イラストを娘のゆらさん、流木の写真を父のブルースさんが手がけた親子共同作品。『さんパピプペぽ』よしこ・オズボーン 作、ゆら・オズボーン 絵/若芽舎夏に読みたい絵本_03『むしたちのうんどうかい』(3歳から小学校低学年向け)運動会で個性豊かな虫たちが接戦を繰り広げるユーモラスな絵本。応援合戦では、クツワムシにキリギリス、ツクツクホーシにヒグラシが大合唱。はしりっこ競争では、ミイデラゴミムシのおならがスタートの合図。ダンゴムシの玉入れなど、よく知っている虫から珍しい虫までが大集合。虫好きはもちろん、虫が苦手な子も特性を学びながら楽しめる。『むしたちのうんどうかい』得田之久 文、久住卓也 絵/童心社夏に読みたい絵本_04『トマトさん』(3歳から小学校低学年向け)主人公は、真っ赤に熟した大きな「トマトさん」。枝から落ちたトマトさんは、太陽に照らされ暑くて真っ赤に。涙をポロリとこぼしたトマトさんは、心優しい虫たちに助けてもらい……。トマトさんのダイナミックな存在感と繊細な表情がインパクト抜群。夏の太陽や涼しい川の音、冷たい水辺の風、トマトの香りなど、五感を刺激される一冊。『トマトさん』田中清代/福音館書店夏に読みたい絵本_05『すいかのプール』(4・5歳から)韓国でイラストレーター、絵本作家として活躍するアンニョン・タルさんによる人気絵本。太陽に照らされたすいかが「パカッ」と割れると、すいかのプールびらき。サクサクした果肉を踏み分けて、冷たいプールに飛び込む子どもたち。くものパラソルや皮のすべり台など、子どもの自由な空想をダイナミックに描いた夏らしい絵本。『すいかのプール』アンニョン・タル 作、斎藤真理子 訳/岩波書店夏に読みたい絵本_06『うみのむこうは』(5・6歳から)絵本作家・五味太郎さんが手がける、アメリカやポルトガルでも翻訳されている人気絵本。街や自然、動物、友達など、水平線の先に広がるさまざまな世界に想いを馳せ、想像力を膨らませながら読み進めるストーリーが楽しい。世界の広さや多様性が体験できる豊かさに満ちた一冊。少しアンニュイな空気感が、夏の終わりや夜寝る前に読むのにもぴったり。『うみのむこうは』五味太郎/絵本館&text/Yukiko Takeda
2020年08月05日大阪のカフェ「ビブバール」は、絵本作家・谷口智則の新作絵本『カメレオンのかきごおりや』の出版を記念して期間限定コラボレーションメニューを販売する。期間は、2020年7月16日(木)から8月31日(月)まで。絵本作家・谷口智則の新作絵本『カメレオンのかきごおりや(アリス館)』は、旅するかき氷屋のカメレオンが主人公の物語。世界中で集めたシロップをかけたかき氷を食べると、不思議ことが起こりだす。その物語を反映するかのような、今回のコラボレーションメニューは「ビブバール」で人気の夏デザート「ふわっとかき氷」シリーズの中で登場する。「ふわっとかき氷」は、かき氷をパフェスタイルに仕上げたもので、エアリーな食感とジューシーな果肉感をデザート感覚で楽しめる。ラインナップには、ハチミツレモンとミックスジュースの味わいを組み合わせた、太陽のように眩しい黄色の「ふわっと太陽かき氷」、塩バニラとソーダの真っ青な「ふわっと海風かき氷」、リンゴとイチゴの赤色に染まった「ふわっと夕焼けかき氷」などカラフルな6種類のかき氷を揃えた。なかでも欲張りな人には「まるっと虹色かき氷」がおすすめ。ソーダ、ハチミツレモン、イチゴ、巨峰、メロンといった全5種の自家製ソースをコンプリートするかき氷で、一度にたくさんの味が楽しめる。【詳細】ビブバール『カメレオンのかきごおりや』期間限定コラボレーションメニュー期間:2020年7月16日(木)~8月31日(月)店舗:ビブバール住所:大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 ショップ&レストラン南館1FTEL:06-6359-1389営業時間:11:00~21:00(営業時間短縮中)■価格ふわっと太陽かき氷 ハチミツレモンソースとミックスジュースエスプーマ 1,200円+税ふわっと海風かき氷 ソーダと塩バニラクリームエスプーマ 1,100円+税ふわっと夕焼けかき氷 リンゴソースとイチゴエスプーマ 1,300円+税じゅわっと夜明けかき氷 フレッシュ巨峰ソースとブルーベリーソース 1,500円+税じゅわっと森林かき氷 フレッシュメロンソースとライムミント 1,500円+税まるっと虹色かき氷 5種の自家製ソース 1,500円+税
2020年07月19日大阪のカフェ「ビブバール」では、2020年7月16日~8月31日の期間、絵本作家・谷口智則氏の新作絵本『カメレオンのかきごおりや』の出版を記念して期間限定コラボメニューが登場します。作品内に描かれた色とりどりのかき氷をビブバール夏定番の人気デザート「ふわっとかき氷」で再現アレンジ。夏の暑さから元気を取り戻すカラフルな色どおりとフルーツのパワーで、こころもからだも喜ぶかき氷フェアです。■ 絵本作家・谷口智則氏の新作絵本『カメレオンのかきごおりや』期間限定コラボメニュー登場!『カメレオンのかきごおりや』フェア START2020/7/16(木) - 8/31(月)7/16(木)に発売される絵本作家・谷口智則氏の新作絵本『カメレオンのかきごおりや』とコラボレーション! 絵本の主人公・たびするかきごおりやのカメレオンが振る舞う、自慢の色とりどりな“かきごおり”が、絵本の世界を飛び出してビブバールの人気夏デザート「ふわっとかき氷」シリーズに登場いたします。世界で活躍する人気絵本作家の谷口智則氏が描いた本作品に登場する“かきごおり”を再現しながら、たっぷりのフルーツやふわとろ食感のエスプーマソースなど、ビブバールらしいパフェスタイルのかき氷にアレンジ。風邪や熱中症対策の定番“ハチミツレモン”と大阪お馴染みミックスジュースの味わいを組み合わせた眩しい黄色の「ふわっと太陽かき氷」、発汗で失われがちな塩分と水分で身体に嬉しい塩バニラとソーダの真っ青な「ふわっと海風かき氷」、華やかな香りと爽やかな酸味で食欲がそそられるリンゴとイチゴの赤色に染まった「ふわっと夕焼けかき氷」、夏バテにも効く完熟メロンにライムとミントのアロマを感じるリフレッシングな緑色の「じゅわっと森林かき氷」など、計6種類のコラボ限定かき氷を展開します。夏の暑さから元気を取り戻すフルーツのパワーたっぷり。今年の夏は、“カメレオンのかきごおりや”とビブバールがお届けする自慢のひんやり氷スイーツで涼やかなひと時をお楽しみください。◆「ふわっとかき氷」とは?夏定番の“かき氷”をパフェスタイルに仕上げ、デザート感覚で味わえるビブバールの新感覚かき氷。「ふわっ&とろ~」の食感とジューシーな果実感が一緒に楽しめる、コロンと可愛い氷スイーツです。新雪のようなふんわりと柔らかいかき氷に、空気のような軽い口当たりでとろ~っととろける口溶け食感の「エスプーマソース」をたっぷり。手作りしたこだわりの果実ソースにフレッシュフルーツをふんだんにトッピング。夏の身体に嬉しいフルーツの味わいと心地よいエアリーな食感が楽しめる進化系かき氷で“ひと涼み”どうぞ。【商品概要】~たいようかきごおり~○商品名 :ふわっと太陽かき氷 ハチミツレモンソースとミックスジュースエスプーマ○標準価格:1,200円(税抜)○商品説明:キリっと酸味のあるレモンとハチミツを合わせた、疲労回復から風邪予防、美肌作りまで叶える最強コンビのハチミツレモンソース。ソースの酸味を活かしつつ、黄桃やパイン、バナナを使用した濃厚なミックスジュースエスプーマとのバランスが格別な味わい。~うみかぜかきごおり~○商品名 :ふわっと海風かき氷 ソーダと塩バニラクリームエスプーマ○標準価格:1,100円(税抜)○商品説明:スーっと爽やかなソーダソースのかき氷に、バニラアイスを彷彿させるバニラクリームエスプーマ。仕上げに塩をちりばめ、甘さを引き立たせた子どもから大人まで楽しめるクリームソーダかき氷。発汗で失われがちな水分とともに身体に嬉しい塩分を一緒にどうぞ。~ゆうやけかきごおり~○商品名 :ふわっと夕焼けかき氷 リンゴソースとイチゴエスプーマ○標準価格:1,300円(税抜)○商品説明:グラスの底には果肉たっぷり苺の濃厚ソース。甘酸っぱさが特徴のリンゴソースには、華やかに締めてくれる香り豊かなイチゴエスプーマを組み合わせ。かき氷の王道であり新感覚のかき氷。新陳代謝を活性化するリンゴと免疫力を高めるイチゴの抗酸化作用で暑い日差しを浴びた身体や美肌にシャキッとチャージ。~よあけかきごおり~○商品名 :じゅわっと夜明けかき氷 フレッシュ巨峰ソースとブルーベリーソース○標準価格:1,500円(税抜)○商品説明:産地にこだわったフレッシュな巨峰を皮と果肉にとりわけて一緒に煮詰めることで巨峰本来の甘みと鮮やかな色を惜しげなく詰め込んだ極上の巨峰ソース。甘酸っぱいブルーベリーソースとの相性もバッチリ。疲労や視力回復に効果的な巨峰と抗酸化成分“ポリフェノール”がたっぷりと含まれたパワフルフルーツ・ブルーベリーは、最強のコンビネーション!~しんりんかきごおり~○商品名 :じゅわっと森林かき氷 フレッシュメロンソースとライムミント○標準価格:1,500円(税抜)○商品説明:最高の状態まで追熟した完熟メロンを使用して、果肉たっぷりの濃厚メロンソースに、ライム果汁とミントの清々しいアクセント。メロンの甘さを引き立てる爽やかな酸味&アロマが味わえる至極のかき氷。夏バテに効くメロンには、むくみ解消や美肌効果、ライムには疲労回復、免疫力向上、整腸作用や美容効果もあるミントで夏の重たいカラダをリフレッシュ!~にじいろかきごおり~○商品名 :まるっと虹色かき氷 5種の自家製ソース○標準価格:1,500円(税抜)○商品説明:色とりどりのソーダソース、ハチミツレモンソース、イチゴソース、巨峰ソース、メロンソースのすべてが詰まったコンプリートかき氷。好みの味に合わせられ一度にたくさんの味が楽しめるかき氷。■ 世界で活躍する人気絵本作家・谷口智則氏の新作絵本7月16日 発売!◆新刊絵本『カメレオンのかきごおりや』 谷口 智則 (著)カメレオンは旅するかき氷屋さん。世界中で集めたシロップをかけたかき氷を食べると、不思議なことが!いろいろな場所でいろいろな色に変わるカメレオン。ぼくって一体何色なんだろう。悩んでいると、そこへ・・・○発売日:2020年7月16日○価 格:1,650円○単行本: 32ページ○出版社:アリス館- 著者について -谷口 智則(たにぐちとものり)1978年大阪府生まれ。20歳の時にボローニャ国際絵本原画展を見て、独学で絵本を作りはじめる。絵本『サルくんとお月さま』で絵本作家としてデビュー後、フランスの出版社Le petit lezard社より絵本『CACHE CACHE』をはじめ、日本だけでなくフランスやイタリアなどで数々の絵本を出版。主な作品に『100にんのサンタクロース』『サルくんとバナナのゆうえんち』『おおきいサンタと小さいサンタ』『まじょのルマニオさん』(文溪堂)、『カメくんとアップルパイ』『ワニのワッフルケーキやさんワニッフル』(アリス館)など。*INFORMATIONビブバールでは『カメレオンのかきごおり』の出版を記念して、7月16日~8月31日の期間、サイン本(数量限定)の販売と絵本のパネル展を開催予定です!■ ダイナミック・プライシングで三密回避。「おいしく たのしく」かき氷を。この度、ビブバールのかき氷フェアでは、新型コロナウィルス感染症の感染拡大を出来るだけ防ぐため、密を避け混雑を緩和する対策として*ダイナミック・プライシング(価格変動設定)を導入いたします。*ダイナミック・プライシング... 空港運賃や宿泊料金などに取り入れられ、需要が多い時期や時間帯に価格を高くし、逆に少なくなるときには安くするという方法です。時間や空き状況に合わせ「最も適した価格で提供すること」でお客様がお店をご利用頂くこれからもみなさまに安心してお店をご利用頂けるよう感染症対策をしっかりと行ないながらスタッフ一同心よりお待ちしています。【開催概要】『カメレオンのかきごおりや』開催期間:7月16日(木)~8月31日(月)開催店舗:ビブバール※期間・内容は予告なく変更する場合がございます。【店舗概要】■ bibbaR<ビブバール>街の中心で、好きな時間に。待ち合わせやちょっとひとやすみとして、終電までの軽く一杯としてでも、お腹を満たす食堂としてでも。けやき並木オープンカフェのテラス席やおしゃべりが楽しいカウンター、リラックスできるソファ席で。ひとりでも、恋人同士でも、友人同士でも、家族とでも。いっしょにいつでも楽しめ、好きな使い方ができる自由でフレンドリーな場としてのコミュニケーションカフェ&バール。住所:大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 ショップ&レストラン南館1FTEL:06-6359-1389営業時間:11:00~21:00(営業時間短縮中)企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年07月17日それぞれの国で人気のある絵本はどんなものなのでしょうか。国によって文化や生活様式、色彩感覚が違います。例えば、ドイツではどんな絵本がよく読まれているのでしょうか。ドイツ在住4年目のりえ(@deutsch_rie)さんの娘さんが読んでいる絵本は、ドイツではおなじみの『Wieso? Weshalb? Warum?(なぜ?どうして?どうなっているの?)』という幼児向けの図鑑シリーズです。4-7歳向けの身体についてのドイツ語絵本子ども騙しではなく、ガッツリ教えてくれるの好き。今私が下痢なんだけど、「ママ、痛いのは胃?腸?バクテリアがいるかな?」だって! pic.twitter.com/8bRrprfnVp — りえ背中バッキバキ (@deutsch_rie) May 22, 2020 こちらは、動物、自動車、鉄道、人体、天気、植物など子供が「なぜ?」と不思議に思うことをテーマ別に図解で詳しく紹介している本です。また子供が楽しめるように仕掛け絵本となっており、めくるとさらに詳しい絵や内容が書かれています。内容を見ると、「子供がここまで理解できるのかな?」というほど細かく描写されています。かわいいイラストも多く、子供も自然と楽しく学べる図鑑なのでしょう。また海外の絵本は、語学学習の教材としてもオススメで、りえさんも自身のドイツ語の勉強に役立てているとのこと。確かに絵本は、子供にも分かりやすいように一般的な単語がチョイスされているので、初心者の語学学習にはオススメなのかもしれませんね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年06月22日専門家からオンラインで学べる・相談できる!発達ナビPLUS「発達ナビPLUS」は、発達が気になるお子さまの保護者さま向けオンラインサービスです。すべてオンラインでのご提供なので、お住まいの地域にかかわらず利用ができます。4つのサービスラインナップがあります。1、質問もできる!オンライン勉強会(毎週開催)2、専門家にメールで個別ケース相談3、ペアトレの考え方を取り入れた子育てヒント動画(6/24リリース)4、専門家監修!支援のプロも活用する特別支援教材くわしくはサービス紹介ページをご覧ください。すでに約500家庭が入会し、大変ご好評いただいている一方、「どんなサービスかいまいち分からない」「まず無料で体験してみたい」という声も多くいただきました。そんな皆さまの声にお応えして、この度、無料オンライン体験会を開催します。無料オンライン体験会の内容は?Upload By 発達ナビ編集部ビデオ電話形式で、実際のサイト画面をお見せしながら各サービスについての詳細をお伝えする「無料オンライン体験会」。※スタッフの画面を共有する形でのご紹介となるため、画面操作はスタッフが行います。オンライン勉強会の一部、個別ケース相談の回答イメージ、教材サイトなどを実際に閲覧いただきます。 その場で、スタッフに対する質問(チャットでも、口頭でも)も受け付けます!無料オンライン体験会に参加した方限定のお得な特典もご用意しているので、ぜひこの機会にご参加ください。体験会概要/お申し込み6/23(火) 19:30-19:506/25(木) 11:30-11:506/27(土) 11:30-11:506/29(月) 19:30-19:507/1(水) 11:30-11:507/5(日) 11:30-11:50※参加する日程を1つお選びください※7/6(月)以降の開催日程も随時更新します1:サービス概要のご紹介2:各サービスの詳細※実際のサービス画面をお見せします3:入会方法/特典のご案内4:質疑応答Q.自分の顔は映る?参加される皆様の映像や音声はオフになっており、スタッフのみ映し出されます。Q.質問はどうやってするの?質疑応答の時間に、以下どちらかの方法で質問を受け付けております。・ご自身で音声をオンに切り替えて口頭で質問する・チャット機能を使って質問を記入する
2020年06月21日6月の新刊は、個性的でアーティスティックな絵本が勢ぞろい! 詩人の谷川俊太郎さんのなぞなぞ本をはじめ、布川愛子さんや荒井良二さんの素敵な絵本、ひょっとこ&はなさかじいさんをモチーフにした個性あふれる絵本など、絵本界のニューエイジを感じさせるラインナップ。親子で楽しんでみて!キッズにおすすめの新作絵本_01『えほん なぞなぞうた』詩人の谷川俊太郎さんがなぞなぞを問いかけ、絵本作家のあべ弘士さんが答えを描く楽しい絵本。唯一無二のアーティスト2人が組み合わさって、しゃれとセンスがたっぷり詰まった、最高のなぞなぞ本に。37問のなぞなぞは、どれも他では見たことがない意表をついたものばかり。親子で一緒になって楽しみたい。『えほん なぞなぞうた』谷川俊太郎 文、あべ弘士 絵/童話屋キッズにおすすめの新作絵本_02『ひみつがあります』心地よく愛らしいイラストが人気のイラストレーター・布川愛子さんがイラストとストーリーの両方を手がけた初の絵本。うさぎ、カンガルー、リスなど森の動物たちの“ひみつの趣味”をこっそり教えてくれる物語。すみずみまで丁寧に描かれたかわいいイラストは、大人もじっくりと見入ってしまうこと必至。『ひみつがあります』布川愛子/白泉社キッズにおすすめの新作絵本_03『おいらひょっとこ』阿部健太朗さんと吉岡紗希さんの画家ユニット “ザ・キャビンカンパニー”による、独創的でアーティスティックなユーモア絵本。お祭りやお面でおなじみの“ひょっとこ”が、おもしろい顔や動きで楽しませてくれる本。躍動的でダイナミックなイラストが見ごたえあり。親子で一緒にまねっこ遊びをして楽しもう。『おいらひょっとこ』ザ・キャビンカンパニー/ひさかたチャイルドキッズにおすすめの新作絵本_04『いし』絵本作家、シンガーソングライターとして活躍する中川ひろたかさんの新刊。あさりのパスタを食べていたら、「ガリッ」と噛んだ小さな石。あさりから出てきた石のルーツをたどっていくと…。『チーター大セール』『バナナじけん』などの絵本を手がける高畠那生さんによる、カラフルで力強いイラストも最高。『いし』中川ひろたか 作、高畠那生 絵/アリス館(6月10日発売予定)キッズにおすすめの新作絵本_04『はなさかじいさん』日本の古典絵本を現代アーティストが新たな感覚で蘇らせる昔話絵本シリーズ第8弾。世界で活躍するペインター・大河原健太郎さんが、昔話「はなさかじいさん」をポップな世界観にシフトチェンジ。ヒッピー崩れの老夫婦の元にグレイトフルデッドのベア風の犬が迷い込んで…。ポップアートとしても楽しめる新世代絵本。『はなさかじいさん』大河原 健太郎/POO POO BOOKSキッズにおすすめの新作絵本_05『こどもたちは まっている』数々の名作を手がける絵本作家・荒井良二さんの新作は、長新太さんへのオマージュを込めた「地平線」をテーマにした絵本。一本の地平線から始まる夜明け、季節のうつろい、突然の雨、特別な夜。繰り返される日々の中で、子どもたちが待つさまざまなものを描いた物語。心洗われる美しい絵とシンプルな言葉に引き込まれる。『こどもたちは まっている』荒井 良二/亜紀書房(6月3日発売予定)ママにおすすめ! 今月の新刊はこちらedit&text/Yukiko Takeda
2020年06月01日参加者満足度4.5(5段階評価)!オンライン勉強会についてご紹介発達ナビPLUSでは、オンライン勉強会個別ケース相談特別支援教材子育てヒント動画という4つのサービスをご提供しています。今回はその中でも、オンライン勉強会をクローズアップしてご紹介します。発達ナビPLUSでは、毎週、発達の専門家によるオンライン勉強会を開催しています。5月には合計9回の勉強会を開催。約500名のPLUS会員のうち、5月の勉強会にはのべ425名から参加申込をいただいている人気のサービスです。Upload By 発達ナビ編集部5月の勉強会は次のようなテーマで行いました。・心理の専門家によるサポートブック勉強会<未就学版>・心理の専門家によるサポートブック勉強会<学齢期版>・OTによる学習支援と体づくりの関係・OTによる運動・身辺自立 着替え編・STによるコミュニケーションの土台作り:未就学を中心に・STによる発語・コミュニケーション相談:小学校高学年編サポートブックなど新学期に必要となるツールについてや、ニーズの高いテーマで開催しています。オンライン勉強会は、お住まいの地域にかかわらず、またお子さまの預け先なども不要で気軽に参加できる勉強会です。リアルタイムでお子さまの発達支援に取り組む専門家の講義を聴講でき、チャットで質問も可能、ニーズの高いテーマということもあり、勉強会にご参加いただいたPLUS会員の皆さまの満足度は平均4.5(5段階評価)と好評価をいただいています。新学期、先生や支援者との連携に必要な「サポートブック」のポイントや書き方は?オンライン勉強会ルポUpload By 発達ナビ編集部今回は、サポートブックの勉強会の様子をピックアップしてお伝えします。今年度は、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響もあり、新学期の開始が遅れましたが、ようやくスタートを切れるようになってきたのではないかと思います。新学期が始まり先生方も落ち着いたところで連携したいのが、サポートブックです。サポートブックは進学進級などお子さまのライフステージが変わる際に、関わり方等知っておいて欲しい情報を学校の先生や支援者と共有するためのツール。発達ナビPLUSでは未就学版と学齢期版の2種類のサポートブックのフォーマットを会員さま向けにご提供。勉強会では、書き方のコツから連携方法までをご紹介しました。未就学版の勉強会では・小学校入学時、どのような内容を記載しておくと連携しやすいのか・詳しく書きすぎても読んでもらえない?ちょうどいい分量が知りたい・障害についての補足資料は必要か学齢期版では・サポートブックを渡しても活用してもらえない場合はどうアプローチしたらいいか・先生にうまく受け入れてもらう渡し方が知りたい・サポートブックの見直しのタイミングは?・保護者自身支援の仕方がわかっていないのでサポートブックにも依頼したいことが書けなくて困っていると言った悩みが、事前にたくさん寄せられました。Upload By 発達ナビ編集部登壇した菅佐原洋先生は、事前に寄せられた質問を講義の中でも織り込みながら話を進めます。「サポートブックは詳しく書いていい。必要なところを先生や支援者の方でじっくり読んでくれる」「サポートブックを渡して後はお願い、というのではなく、サポートブックをみながら面談をして、どのような支援ができるのかをお互いに相談をすることが大切」「就学前や前年度に一旦面談をしても、担任の先生は前年度末まで決まっていないことがほとんど。新学期が始まって1か月程度たったくらいの時期に面談をできるといいですね」といった、具体的なアドバイスも。また、お願いしたい事を10個も20個も書いてしまうと対応が難しかったりもします。スキルチェックシートを使いながら、その中でも「家ではできていて、学校など集団の中でもあと一歩でできそうなこと」など、あともう少しで家庭以外でもうまくいきそうなことを中心に、3つ程度を重点的に支援してほしいと依頼するのが連携もしやすく、お子さまにとっても無理なくがんばれるでしょう、というお話もありました。Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部6月以降もさまざまな勉強会がラインナップUpload By 発達ナビ編集部6月以降も、心理の専門家やOT,STによる勉強会を予定しています。7月以降はレギュラー講師による講演に加え、ゲスト講師もお呼びし、行政書士による親なきあとのお金や制度についてや、特別支援教育の専門家による学校や家庭での子どもの学びの支え方や合理的配慮についてなど、さまざまな講演も予定しています。また、6月以降、リアルタイムでご参加が難しい会員さま向けにオンライン勉強会のアーカイブ動画も掲載していきます。家事の合間に、通勤途中に、昼休みに…ご都合のいいときに知りたいことを学ぶことができます。発達ナビPLUSにはその他のコンテンツも!発達ナビPLUSでは、・オンライン勉強会・メールでの個別ケース相談・特別支援教材・子育てヒント動画など、勉強会以外のコンテンツもご用意しています。
2020年05月29日昨年5月に刊行がスタートした「恋の絵本」シリーズ。この5月でようやく全5巻が揃いました。価値観をアップデートして描く、これからの恋愛絵本。絵本を作るのはこれがはじめてとなる小説家たちが人気イラストレーターとコラボレート。昔のおとぎ話のように「王子様に見いだされて結婚してめでたしめでたし」というお話ではなく、現代の恋愛観、結婚観、ジェンダー観を取り入れつつ、「好き」という素朴な感情を肯定する、というのがコンセプト。どのような切り口にするかは各作家に任せ、出来上がった物語にぴったりの描き手がイラストを担当、どれも絶妙なコラボレーション作品となっています。哲学的な内容があるかと思えば、恋のときめきを思い出す可愛らしいお話もあり、さらには新たな価値観を示してくれる物語も…。テーマは同じなのに、作家と絵師によってこんなにも異なる世界観が出来上がるのかと驚いてしまうほど。どの作品にも、大切なメッセージがこめられています。ぜひ、お話を楽しみながら、ぺージの隅々まで眺めて、読み比べてみてください。辻村深月・作×今日マチ子・絵『すきって いわなきゃ だめ?』学校で好きな人に告白することが流行中。同級生に「すきなひといないの?」と聞かれて「わかんない」って答えたけれど…。自分の淡い気持ちに気づいていく瑞々しさと同時に、同調圧力に対する違和感も表現。光景で主人公の心情を表すイラストも秀逸です!桜庭一樹・作×嶽まいこ・絵『すきなひと』ある夜、もう一人の自分とすれ違った「わたし」。「すきなひとをおいかけている」というその子を追いかけていくと…。お話は薄暗い夜道から始まり、やがて、はっと驚くような色彩豊かな世界が広がっていきます。読むたびに感じ方が変わる、壮大で深遠な内容。白石一文・作×北澤平祐・絵『こはるとちはる』好きな色も好きなケーキもなんでも一緒のこはるとちはる。ある時、好きな人まで同じだと気づき、こはるは悩んでしまう…。最初の家族の食事風景のページから、華やかで動きのあるイラストに圧倒されます。お話も絵も、すべてが可愛さ全開の一冊。村田沙耶香・作×米増由香・絵『ぼくの ポーポが こいを した』ぼくの大事なぬいぐるみのポーポが、ぼくのおばあちゃんと結婚する。ぼくは大反対!常識を覆す小説を発表し続ける著者らしく、恋や生き方の自由を伝える作品。ポーポの造形も可愛く、幻想的なシーンやおばあちゃんのドレスが、もうため息がでるほど美しい!!島本理生・作×平岡 瞳・絵『まっくろいたちのレストラン』不気味な牙がコンプレックスのまっくろいたちが、森の中にレストランをオープン。店は評判になるものの、いたちはみんなを怖がらせないよう客席に背中を向けていて…。“白馬の王子様”パターンとは違う恋の行方。質感のある版画絵の動物たちがキュート!※すべて、編集・瀧井朝世各1500円(岩崎書店)※『anan』2020年5月27日号より。文・瀧井朝世(by anan編集部)
2020年05月20日新型コロナウイルス感染症の感染対策として、薬局では子供向けの絵本やぬいぐるみの貸し出しが中止しているところが多くあります。シャポーchapeauさんのかかりつけ薬局でも、貸し出しを中止していたといいます。薬局には、子供向けにも貸し出し中止を知らせる貼り紙があり、「子供にも分かりやすい伝え方だ」と反響が上がりました。その貼り紙がこちら。よいこのみなさんへ新型(しんがた)コロナばいきんにうつらないように、ぬいぐるみ、絵本(えほん)たちは、みんなすこしのあいだ、おうちにかえっています。病気(びょうき)がおさまったらかえってきます。それまでみんなもおうちで、てあらい、うがいをしてうつらないようにしてね。ぬいぐるみや絵本は、おうちに帰っているため会えないという表現をした貼り紙。これなら子供もきっと納得してくれるはずです。投稿には「子供も理解できそう」「素敵ですね」「こういう気遣い、いいですね」などのコメントが寄せられていました。薬局で働いている人たちは、患者のことを第一に考えて感染しないような対策をとっているのでしょう。早くこの事態が収束し、ぬいぐるみたちがおうちから出てきてくれるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月19日私には2歳と6歳の娘がいます。読解力、想像力、集中力アップのため、できれば読書好きな子に育ってほしいと思い、小さいころから読み聞かせには力を入れてきました。理想としては子ども部屋に大きな絵本棚を置き、本屋で好きな絵本をいくらでも買ってあげたいのですが、なんせ絵本は結構高い! そんな訳で、わが家は3つの節約術を実践して、たくさんの絵本を読んでいます。 図書館で借りる図書館で絵本を借りるというのは誰でも思いつく、節約術だと思います。わが家では月に1回ぐらい上限いっぱいの絵本を借りています。図書館は無料で良いのですが、なかなか人気の絵本を借りられないのが難点。 どうしても借りたい絵本があるときは予約しますが、いつ借りられるかわからないのでお手軽ではありません。でも、たくさんの絵本が借りられ、たまに思いがけずすごく良い絵本に巡りあえることもあります。 フリマアプリで絵本を買う子どもが幼稚園で読んでもらって気に入った絵本や話題になっている絵本は、フリマアプリ(メルカリ)で買うことが多いです。人気で状態が良い絵本はそこまで安くはないのですが、それでも新品の8割ぐらいの値段で購入することができます。 さらに同じ出品者さんからまとめて買うとお買い得。もちろんわが家も絵本を買うだけではなく、対象年齢がすぎてしまった状態の良い絵本は売ってお金にしています。ブックオフなどの古本屋で購入することもありますが、「この絵本が欲しい」という場合はフリマアプリのほうが探しやすくてラクです。 絵本ナビを利用する「絵本ナビ」とは、絵本や児童書に特化した日本最大級の情報サイトです。絵本ナビでは絵本を購入したり絵本の口コミを読めたりするだけではなく、会員登録をすると、一部の絵本が1回全ページ試し読みできます。全ページ試し読みできる作品の数はなんと2,000冊以上! 私は絵本ナビを利用して、名作や最近話題の絵本を子どもたちに読んであげています。また、絵本ナビでは、絵本のレビューを書いて掲載されると20ポイントもらうことができ、1ポイントは1円として絵本の購入に利用可能。絵本が無料でゲットできると思うと筆も進み、私は平均して月500ポイントは貯めています。現在、3,000ポイント貯まったので、絵本を3冊ほど買ってあげる予定です。 小さいうちから絵本にたくさん触れさせ、読書好きの子に育ってくれたらうれしいと思っています。お金をあまりかけずに、たくさんの絵本を読むために図書館、フリマアプリ、絵本ナビを駆使していますが、節約になる以外にも家が絵本であふれかえらずにすむという利点もあります。 ※本記事の内容は、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出される以前の体験談です。緊急事態宣言の発令中は不要不急の外出の自粛が求められています。 著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2020年05月10日新サービス「発達ナビPLUS」がいよいよスタートUpload By 発達ナビ編集部この春、発達が気になるお子さんの保護者さま向けに新しく開始した「発達ナビPLUS」。「発達ナビPLUS」の会員になると、4つのサービスラインナップすべてにアクセス・参加することができます。✔ 質問もできる!オンライン勉強会(毎週開催)✔ 専門家にメールで個別ケース相談✔ ペアトレの考え方を取り入れた子育てヒント動画✔ 専門家監修!支援のプロも活用する特別支援教材今回は、毎週開催のオンライン勉強会について詳しくご案内します。テーマも充実!毎週開催のオンライン勉強会って?Upload By 発達ナビ編集部発達ナビPLUSでは、臨床心理士、作業療法士、言語聴覚士など発達の専門家によるオンライン勉強会を毎週開催。オンラインなので、お住まいの地域に関わらずご自宅で視聴ができます!子どもの特性や行動を分かりやすく解説し、子育ての中でうまれる「どうして?」「なぜ?」のお声にお答えします。使い放題の「特別支援の教材」を活用したおうちでの取り組み方もご紹介!さらに、その場で専門家にチャットで質問することもできます。定員は90名、先着順で受付します。テーマや年齢層を参考に、気になる勉強会をチェックしてみてください。Upload By 発達ナビ編集部オンライン勉強会の講師をご紹介現在、決定しているオンライン勉強会の4名の講師をご紹介します。保護者の皆さま向けにコメントをいただきましたので、合わせてご覧ください。Upload By 発達ナビ編集部慶應義塾大学社会学研究科後期博士課程。博士(心理学)公認心理師/臨床心理士/臨床発達心理士慶應義塾大学先導研究センター、常磐大学助教を経て、現在LITALICOジュニアとLITALICO発達ナビのチーフスーパーバイザーに。発達障害のあるお子さまへの直接支援、幼・小・中学校での特別支援アドバイザー、大学・教育センター・医療機関でのスーパーバイズなど発達臨床歴20年超。Upload By 発達ナビ編集部京都大学医学部保健学科卒業、奈良教育大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)作業療法士奈良県総合リハビリテーションセンターでの支援、白鳳短期大学講師等を経て、現在はNPO法人はびりす 理事、 藍野大学 助教等をつとめる。編著に『子ども理解からはじめる感覚統合遊び』(クリエイツ・かもがわ) 、『 みんなでつなぐ読み書き支援プログラム』(クリエイツ・かもがわ)他多数。 NHK育児情報番組『まいにちスクスク』の「体の使い方が器用になる遊び」監修。Upload By 発達ナビ編集部大阪外国語大学、神戸総合医療専門学校卒言語聴覚士医療・福祉機関で勤務後、現在フリーランスとして活動。発達に凸凹のあるお子さんやご家族のサポート、支援者の育成、記事執筆・監修等を行う。Upload By 発達ナビ編集部北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科作業療法学専攻認定作業療法士愛知県三河青い鳥医療療育センター、文京区教育センター、LITALICOジュニアを経て、現在、東京保健医療専門職大学リハビリテーション学部作業療法学科に勤務。入所、通所、外来での発達障害や肢体不自由のあるお子さまへのリハビリテーション(作業療法)を実施。また、保育園・幼稚園・学校への巡回相談も実施。運動や身辺動作の向上に向けたプログラムも開発。日本作業療法士協会学術部委員、雑誌「小児リハビリテーション」編集委員。今後、さらにさまざまな分野の講師に加わっていただく予定です。6月以降もご期待ください。園・学校の先生とのコミュニケーションに大活躍の「サポートブック」Upload By 発達ナビ編集部5月に始まる最初のオンライン勉強会のテーマは「サポートブック」です。サポートブックは、入園や入学、進学などお子さまのライフステージが変わる際に、園や学校の先生などと、お子さまの普段の様子や関わり方、知っておいて欲しい情報を共有するツールです。年度替わりの今、サポートブックを用意したいと思っていても、一人ではどう書いたらいいか悩んでいる保護者さまも多いでしょう。オンライン勉強会では、未就学児向けと学齢期向けに分けて、書くポイントなどを丁寧にご説明します。発達ナビPLUSオリジナルのサポートブックのデータも、発達ナビPLUS会員の皆さま向けにご提供します。見逃せない!2つの早期申し込み特典4月29日(水)からの申し込み開始に伴い、早期にお申込みいただいた皆さまへの特典をご用意しています。Upload By 発達ナビ編集部通常、初期コンテンツ利用料29,800円+月額利用料2,980円×11カ月(月額利用料は初月無料)のところ、5月15日(金)までに申し込みいただいた場合は特別割引が適用され、初期コンテンツ利用料が90%オフの2,980円となります。※6月以降は月額利用料2,980円で利用できます。Upload By 発達ナビ編集部「発達ナビPLUS」会員になるとダウンロードできる特別支援教材の中から、発達年齢別に複数種類ピックアップし印刷したセットをご用意。4種類の中からご希望いただいた1セットをお送りします。「子どもにあった教材選びが難しい」「印刷が手間で、なかなか始められない!」という保護者さまに嬉しい特典となっています。
2020年05月02日私自身が幼児期からピアノを習っていたこともあり、まだ生後5カ月の娘にピアノの鍵盤を試しに触らせてみました。当たり前ですが、娘にとって本物のピアノの鍵盤は重く、音が少し鳴ってもつまらなそう。娘はカラフルなおもちゃが好きなので、鍵盤を押すと光るおもちゃが欲しいと思い、探しあてたのが『ピカピカひかるピアノ』(朝日新聞出版)という絵本です。 光る鍵盤が楽しい! ピアノ絵本は他にもたくさん見かけましたが、鍵盤が光るものはとても少なかったように感じます。書店で試し遊びができ、カラフルなおもちゃが好きな娘にとって、ただ音が鳴るよりも光るほうが断然楽しそうだったので購入を決めました。 娘が鍵盤に触れると、軽い力でもきれいに鍵盤が光って、音が鳴ります。音によって異なる色が明るく光り、娘は触りながらニコニコしていました。 音や音楽のバリエーション 娘が生後2カ月くらいから使っていたメリーに収録されていた童謡が、『ピカピカひかるピアノ』にもたくさん収録されていました。 例えば、「もりのくまさん」「きらきらぼし」「ぶんぶんぶん」「おおきなくりのきのしたで」などは娘が特に好きなので、選曲がよかったのも決めた理由の1つです。 音楽だけではなく、猫や犬などの動物の鳴き声も入っていて、その音までもが音階になっていておもしろいです。わが家には猫がいるので、初めて「ニャー」と鳴らしたとき、娘は笑って喜んでいました。 いろいろな遊び方で長く使えそう! 対象年齢は0歳〜2歳ですが、実際に使わせてみて、使いようによっては5~6歳くらいでも楽しめるように感じました。幼いうちは自動演奏モードを聴いたり、自由に音を鳴らしたりして娘は楽しむと思います。 ピアノ絵本なので、しっかり楽譜も付いています。音符の色と同じ色の鍵盤を弾いていけば、楽譜を見て弾く第一歩になりそう! 長い期間楽しめそうな内容で、定価2,530円(税込み)はお得に感じました。 音と光を楽しめる『ピカピカひかるピアノ』を見つけることができてよかったです。椅子に座って離乳食を待っている間などにも、楽しそうに遊んでくれています。これから先、娘がどんな風に遊び方を変えていくのか楽しみですし、いつか本物のピアノにも興味を持ってくれたらうれしいです。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 著者:中村もこ0歳女児の母。小学校教諭と旅行代理店、保険営業を経験。現在は保育の勉強をしながら、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年04月26日こんにちは、保育士の中田馨です。子どもとの触れ合い遊びの1つが「絵本」です。私は保育士という職業柄、毎日子どもたちと一緒に絵本に触れ合っています。今回は、数ある絵本のなかで、子どもたちに人気があり、私もおすすめする絵本を6つご紹介します。 絵本を選ぶときに大切にしていること私が1〜2歳児の子どもたちに絵本を選ぶときに大切にしていることは、・年齢にあった話の長さであること・読んだときに子どもの喜ぶ顔が想像できるものこの2つです。そして、子どもと絵本を読むときは絵本を読むことに集中しましょう。子どもに「絵本読んで」とお願いされたら、家事やスマホはいったん横に置きます。保育所では、子どもをひざに座らせてお互いの体温を感じながら、やさしく心を込めて読みます。そして「もう1回」と言われたらもう1回読みます。ふれあいの時間が楽しければ楽しいほど子どものリクエストも増えますが、できる範囲で答えてあげましょう。また、絵本はお勉強をしているわけではありませんので、文字を覚えさせたり、感想を聞く必要はありません。読んだらそれで終了。感想を聞かなくても、子どもは心の中に温かい感情をたっぷりため込んでいます。 では、次から具体的におすすめする絵本を紹介します。 1. リズムで楽しめる絵本まずは、リズムを楽しめる絵本を紹介します。 『だるまさんが』(ブロンズ新社)1ページ目は、赤い愛嬌のあるお顔のだるまさんが「だるまさんが」と揺れながらリズムよくスタート。そんなだるまさんがころぶのは大人なら誰もが予想できますが、その後もだるまさんは予想外なさまざまなことをします。大人も思わず「クスッ」と笑ってしまう楽しい絵本です。親子で体を揺らしながら、だるまさんのまねっこして読んでも楽しいです。 『きんぎょが にげた』(福音館書店)きんぎょが水槽から逃げて、おうちのさまざまなところにかくれんぼするお話。「にげた」と「こんどはどこ」が繰り返される言葉のリズムの楽しさもありますが、毎ページ毎ページきんぎょを探す楽しさもあります。最初にこの絵本を読んだ子は、一生懸命きんぎょを探します。何回も読んでいるうちに、きんぎょの行方はわかるんだけど「パッ!」と見つけることを楽しむ子、周りの絵を見始める子と1回目とは違う楽しみ方を始めます。 2. 親子で食べたくなる絵本続いて、読んでいて思わずおなかが「グー」っとなってしまうような絵本を紹介します。 『しろくまちゃんのほっとけーき』(こぐま社)こぐまちゃんシリーズのなかの1冊。今回は、しろくまちゃんがママと一緒にホットケーキを作ります。材料を混ぜて焼いていくのですが、フライパンで焼くときの描写が何とも言えずおいしそう。できあがったホットケーキはふっくらとして甘い香りがただよってきそう。最後はお皿を洗っておしまい。読むと大人でもホットケーキが食べたくなります。 『ごはん』(福音館書店)ページをめくると、ずらーっと「ごはん」が並んでいます。こんなにもたくさん「ごはん」があるんだと読むたびにビックリします。一つひとつのごはんを指さしながら「たけのこごはん」「さつまいもごはん」「おせきはん」と、子どもはつまんで食べるまねをします。まさにおなかがグーっとなるおいしい絵本です。 3. 不思議な世界がおもしろい絵本最後は、不思議な世界に入ってしまう絵本です。 『もこ もこもこ』(文研出版)「もこ」と出てきてどんどん大きくなって「ぱちん!」とはじけて。きっと読む子によって感じ方が違うんだろうなと思う絵本です。目をまん丸にしながら真剣に読んでいる子どもの表情を見るのも楽しい絵本です。 『ねないこだれだ』(福音館書店)せなけいこさんの不思議な世界。「こんなじかんにおきているのはだれだ?」から始まり、出てくるのは表紙にもなっているおばけ。何度も読んでいるうちに、おばけが出てくると「きゃあああ!!」と言って大喜びする子どもたち。子どもによっては本当に怖がって嫌がる子もいますので、そんなときはそっと隠している絵本でもあります。 心にポッと温かいものを与えてくれる絵本。親に読んでもらったり、自分でも何度も読み返したりした絵本は、大人になっても心の宝物になりますよね。子どもにとって「絵本」の時間は、絵本の内容が楽しいこともありますが、ママやパパとのスキンシップの時間でもあります。義務に感じる必要はありませんが、余裕があるときには絵本の時間を取り入れてみてください。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、商品によっては現在と異なる場合があります。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年04月23日子どもに絵本を読んであげるとき、「どうせだったら、うまく読んであげよう」と考える人もいるはずです。でも、「絵本スタイリスト®」であり、絵本の読み聞かせのプロでもある景山聖子さんは、「うまく読もうとしなくていい」と語ります。その理由はどんなものでしょうか。子どもの年齢別のおすすめ絵本と併せて、読み聞かせのコツを教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカット)子どもの年齢に合った絵本を「プロ」に選んでもらう絵本の読み聞かせをする前に、なによりも子どもの発達段階に合った絵本を選ぶことが大切になります。というのも、絵本はそれぞれ対象年齢を考えて学習効果などなんらかのメリットがあるようにつくられているからです。なかには、まだ1歳くらいの赤ちゃんに、「4〜5歳向け」の絵本を読んで反応が悪いからといって、「うちの子は絵本が嫌いだ」なんて思うような人もいるようですが、発達段階に合っていない本を読み聞かせしているのですから反応が悪いのは当然です。ただ、むかしの絵本には「○歳向け」というふうな表示がありましたが、じつはいまの絵本にはその表示が減ってきています。では、どうやって絵本を選べばいいのでしょうか?それはとても簡単なこと。「絵本のプロ」に教えてもらえばいいのです。図書館に行けば、「0〜1歳向け」「2〜3歳向け」というふうに、絵本の棚がわけられていることもあります。そういう分類をリストにして配布している図書館もありますから、それらを参考に選べばいいわけです。あるいは、まさに絵本のプロである図書館の司書さんに話を聞いてもいいでしょう。きっと、それぞれのお子さんに合った絵本を紹介してもらえるはずです。ストーリーではなくコミュニケーションが大切では、子どもの年齢に合った読み聞かせのコツと、わたしがおすすめする絵本を紹介していきましょう。まずは0〜1歳の子どもへの読み聞かせについて。この時期の子どもは、親との親密なコミュニケーションによって親子の絆を築いていく時期にあたります。もちろん、まだストーリーは理解できません。ですから、重要となるのは絵本のストーリーなどではなく、親子のコミュニケーション。この年齢の子どもを対象とした絵本には、親子でコミュニケーションが取りやすいように、擬音語や擬態語がただ並んでいるだけというような内容が多いものです。わたしがおすすめするのは、『じゃあじゃあびりびり』(偕成社)。それこそ、擬音語や擬態語が並んでいるだけです。それらを子どもの目をしっかり見て、大げさに抑揚をつけるなど面白おかしく読んであげてください。そうすることで、子どもは「お父さん、お母さんと過ごす時間は楽しい」「絵本は楽しい」と感じ、ゆくゆくは読書に親しんでくれる子どもに成長してくれるでしょう。続いて、2〜3歳の場合です。この時期の子どもは、日常生活にとても強い興味を示します。大人がやっていることに興味を持って自分でもやりたがりますが、内容によっては危険が伴うこともあり、なんでも経験させるわけにはいきません。ですから、絵本のなかでいろいろな日常を経験させてあげましょう。雨などの天候や食べ物など、日常が描かれているものが最適です。わたしのおすすめは『どうぞのいす』(ひさかたチャイルド)。それこそおいしそうな食べ物がたくさん描かれていますし、内容として助け合いの大切さを学べるというメリットもあります。4〜5歳向けの絵本は「栄養価が高い絵本」の宝庫それから、4〜5歳の子どもを対象にした絵本は、まさに良書の宝庫です。4〜5歳向けの絵本には、「栄養価が高い絵本」と呼ばれるようなロングセラーの絵本がたくさんあるのです。この時期の子どもは、比較的長いストーリーもしっかり理解できるようになることがその要因でしょう。それぞれに個性的なストーリーを持っているバリエーション豊かな絵本がたくさんあります。それらを通じて、さまざまな「体験」をさせてあげることが、子どもの人格を豊かにしていくために大切です(インタビュー第1回参照)。わたしがおすすめするのは『ラチとらいおん』(福音館書店)。内容は、泣き虫だった男の子が、ある日出会ったライオンに特訓してもらって少しずつ強く成長していくというもの。成長の真っ最中にある子どもの心に大いに響く内容です。最後が、6〜7歳の子どもを対象とした絵本について。この時期の子どもは、心が急激に成長しています。そのため、それまでならお父さんやお母さんになんでもいえたのに、「これはいっちゃいけない」「これはいったら恥ずかしい」といった気持ちや悩みが出てきているものです。そこで、そういう子どもの心に寄り添って癒やしてくれるような内容の絵本を与えるのがいいでしょう。わたしからは、『びゅんびゅんごまがまわったら』(童心社)をおすすめしておきます。この絵本では、開かれた小学校生活のシーンが繰り広げられ、親しめる校長先生が登場し、「大人を信じてなんでも話してみたら?」というメッセージもあります。子どもの心が温かくなり、大人は寄り添ってくれる存在として映ることで、悩みが生まれはじめる子どもの心を自然と癒しやてくれることでしょう。「うまく読もう」なんて思わなくていい最後に、全般的な絵本の読み聞かせのコツについてアドバイスしておきましょう。まず、子どもはまだ理解力が成長している途中にありますから、とにかくゆっくり読むということが大切です。大人からすれば、ゆっくりだと感じるスピードをもう1段階遅くするくらいがちょうどいいでしょう。また、読み終わったあとに「どう思った?」と感想を聞くことは絶対に避けましょう。子どもは、絵本を通じて描かれている絵の前後を空想のなかで動かしています。そうして、想像力や集中力、感受性を育んでいるのです。その作業は、絵本を読み終えたあとも子どものなかで続いています。でも、そこで「どう思った?」と聞かれると、その大切な作業を止めてしまうことになってしまう。それから、うまく読もうとすることもNGです。読み聞かせは親の発表会ではありません。絵本は子どもとのコミュニケーションの道具だというふうに考え、子どもの興味がどこに向いているかというところをいちばんに考えてください。子どもがどんどんページをめくりたがるならそうさせればいいし、逆にひとつのページに興味を持って立ち止まったら飽きるまで見せてあげればいい。絵本の内容から親子の会話が盛り上がったら、そのまま絵本を読むことをやめても構いません。そのことが、親子の絆を深め、子どもに「絵本は楽しい」と感じさせ、読書や勉強に対する興味を持たせることにもつながるのです。『子育ての悩みには“絵本”が効く!! ママが楽になる絵本レシピ31』景山聖子 著/小学館(2018)■ 絵本スタイリスト®・景山聖子さん インタビュー記事一覧第1回:「絵本の読み聞かせ」から、子どもが学ぶもの。そして、親が手に入れるもの。第2回:「勉強が勉強でなくなる」のが絵本の魅力! でも「勉強のつもり」で読み聞かせてはダメ第3回:「上手に読んであげて、感想を聞く」のは絶対に避けて。絵本の読み聞かせの鉄則です第4回:「もっと頑張らなきゃ」と自己嫌悪に陥りがちな母親たちに、励ましをくれる絵本の存在(※近日公開)■景山聖子さん連載『絵本よみきかせコーチング』記事一覧【プロフィール】景山聖子(かげやま・せいこ)群馬県出身。絵本スタイリスト®。群馬テレビアナウンサーを経て上京し、TBS、テレビ朝日、日本テレビ等で報道番組などのリポーターを務めたのち、ナレーターへ転身。NHKラジオの朗読番組『私の本棚』などを担当する。一児の母となると同時に、絵本の世界に魅せられ、2013年に(社)JAPAN絵本よみきかせ協会を設立し、代表理事に就任。ボランティア認定資格講座には全国から人が集まり、公共施設やカルチャーなどの「よみきかせ講師」も多数育成。現在は、絵本を介しての子育てに関する講演活動を行うほか、パナソニック読み聞かせ機能搭載ライトのアドバイザーやカルピス読み聞かせ隊のサポーターに就任。アカチャンホンポ・ピジョン保育士の全国社員研修なども担当。NHK総合テレビで絵本の朗読も行う。園や小学校での絵本の読み聞かせも続け、絵本の持つ力を広めるために精力的に活動している。主な著書に、『今日から使える読み聞かせテクニック』(ヤマハミュージックメディア)、(『子育ての悩みには“絵本”が効く!! ママが楽になる絵本レシピ31』(小学館)、『子どもが夢中になる 絵本の読み聞かせ方』(廣済堂出版)がある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年04月21日家庭教育の一環として、「絵本の読み聞かせ」を重視しているみなさんも多いでしょう。「絵本スタイリスト®」である景山聖子さんは、絵本の読み聞かせのメリットとして、「子どもの人格を豊かにしてくれる」ことを挙げます。その一方で、「子どもの学力、とくに国語力の向上にも役立つ」といいます。その理由を教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカット)文科省のお墨付き!絵本の読み聞かせで学力は上がるわたし自身は、絵本の読み聞かせのメリットというと「子どもの人格形成に好影響を与える」ことを第一に挙げますが(インタビュー第1回参照)、絵本の読み聞かせは、子どもの学力向上にも大いに好影響を与えます。このことには、文部科学省の調査データがエビデンスを与えてくれます。文部科学省の調査では、小学生と中学生の親を対象に、子どもが幼い頃に積極的に絵本の読み聞かせをしたかどうかをアンケートしました。そして、「積極的に絵本の読み聞かせをした」と答えた親の子どもと、そうではない親の子どもでは、前者のほうが小学生、中学生ともに国語と算数(数学)の試験成績で大きく上回ったのです。あるいは、2015年にKUMONが現役東大生100人を対象に行ったアンケート調査では、「子どもの頃に親にしてもらって感謝している教育」として、じつに40人が「絵本の読み聞かせ」を挙げました。これは、選択肢のなかの堂々1位。それだけ、その後の学力の伸びに絵本の読み聞かせが役立ったと東大生自身が考えていることがわかります。また、4人の子どもを東大に合格させたとして有名な、佐藤ママこと佐藤亮子さんも、さまざまなところで絵本の読み聞かせの有用性を語っているひとりです。佐藤ママによると、なんと子どもが3歳になるまでに1万冊の絵本の読み聞かせをしたのだといいます。勉強を勉強ととらえさせず親しませる絵本の働き先の文部科学省の調査では、幼い頃に絵本の読み聞かせをたくさんしてもらった子どもは、そうではない子どもに比べて、国語、算数(数学)ともに試験成績がよかったことがわかりました。そのうち国語力に絵本の読み聞かせが与える影響が非常に大きいのではないかと、わたしは自分の体験から考えています。ひとつ、ここでわたしのエピソードを紹介しましょう。ある小学校で絵本の読み聞かせを依頼されたときのことです。私が主宰するよみきかせ協会のボランティアのみなさんで行ったのですが、読み聞かせの対象は1、2年生の子どもたち。学校からは「1、2年生は俳句の勉強をまだしていないので、俳句の絵本は使わないでください」といわれていました。でも、わたしはあえて松尾芭蕉の『おくのほそ道』(ほるぷ出版)という俳句を題材にした絵本をある方に読んでいただきました(笑)。なぜなら、とってもいい絵本である他、読み聞かせをお願いした人が俳句好きで、その読み聞かせが楽しさで満ちあふれていたからです。その絵本では、事あるごとに「そこで一句!」という決まり文句が出てきます。そのときに、子どもたち全員で行うジェスチャー加えることで一体感をつくりました。すると、そのリズムや繰り返しが楽しかったのでしょう。子どもたちは自分でも知らないうちに俳句になじみ、最終的には「自分で俳句を詠みたい」という子も出てきたほどでした。これは、絵本というツールを使って、「勉強」という意識ではなく、「楽しいこと」という意識で俳句に触れることができたからでしょう。さらには、しばらく時間がたってから、その小学校の校長先生から電話を頂きました。その内容は、「あの読み聞かせのおかげで俳句に対するファーストインプレッションがすごくよかったせいか、子どもたちが実際に俳句の授業を受けるときにもとても楽しんで、かつすごい集中力を発揮して勉強してくれた」というお礼でした。絵本には、勉強を勉強としてとらえさせずに親しませるという働きがあります。それこそ、俳句など子どもにとってちょっとなじみがないような国語の単元に事前に触れさせるには最適なツールといえるのではないでしょうか。親が「勉強のつもり」で読み聞かせするのはNG!もちろん、絵本には子どもの語彙力を高めるという力もあります。絵本のいいところは、もちろん絵があるところ。子どもが昔話の絵本を読んでいて、「かやぶき屋根」という言葉がわからなかったとしましょう。でも、すぐそばにはかやぶき屋根の絵が描かれてある。そうして、出てくる言葉が具体的にどういうものなのかをその場で学べるわけです。文字が羅列されているだけの本ではこうはいきませんよね。あるいは、絵本に親しむことよって、文章の書き手のメッセージを推測する力を高められることも考えられます。中学受験をするような子どもは、いわゆる論説文もきっちり読み解く力が求められます。絵本をはじめとした本にあまり親しむことなく、いきなり難しい論説文を読み解くのはかなりハードルが高いことでしょう。でも、幼い頃から絵本に親しみ、児童書なども含めて読書をする習慣がついていたらどうでしょうか?その子は、小さいときからさまざまな文章のパターンを自分のなかにデータベースとして蓄積しています。そのため、論説文を読み解くにも、「あ、あのパターンの文章だな」というふうに、文章の構成や重要なことが書かれているであろう部分を推測することができる。そうして、難しい論説文も容易に読み解くことができるのです。ただ、みなさんに注意してほしいのは、絵本の読み聞かせが子どもの学力、とくに国語力を高めるために有効だからといって、「勉強のつもり」で読み聞かせをすることは避けてほしいということ。子どもはとっても敏感で、親がなにを考えているのかをしっかり感じ取れますから、親が「勉強のつもり」で読み聞かせをしようとすると、子どもはそのことを感じ取り、絵本が嫌いになり、勉強嫌いになってしまいかねません。絵本の読み聞かせが子どもの国語力を高めることはたしかですが、「子どもの国語力を高めたい」と思うのなら、その思いはいったん置いて、子どもと過ごす時間をただ楽しんでください。その姿勢が、最終的には子どもの国語力を伸ばしてくれるはずです。『子育ての悩みには“絵本”が効く!! ママが楽になる絵本レシピ31』景山聖子 著/小学館(2018)■ 絵本スタイリスト®・景山聖子さん インタビュー記事一覧第1回:「絵本の読み聞かせ」から、子どもが学ぶもの。そして、親が手に入れるもの。第2回:「勉強が勉強でなくなる」のが絵本の魅力! でも「勉強のつもり」で読み聞かせてはダメ第3回:「上手に読んであげて、感想を聞く」のは絶対に避けて。絵本の読み聞かせの鉄則です(※近日公開)第4回:「もっと頑張らなきゃ」と自己嫌悪に陥りがちな母親たちに、励ましをくれる絵本の存在(※近日公開)■景山聖子さん連載『絵本よみきかせコーチング』記事一覧【プロフィール】景山聖子(かげやま・せいこ)群馬県出身。絵本スタイリスト®。群馬テレビアナウンサーを経て上京し、TBS、テレビ朝日、日本テレビ等で報道番組などのリポーターを務めたのち、ナレーターへ転身。NHKラジオの朗読番組『私の本棚』などを担当する。一児の母となると同時に、絵本の世界に魅せられ、2013年に(社)JAPAN絵本よみきかせ協会を設立し、代表理事に就任。ボランティア認定資格講座には全国から人が集まり、公共施設やカルチャーなどの「よみきかせ講師」も多数育成。現在は、絵本を介しての子育てに関する講演活動を行うほか、パナソニック読み聞かせ機能搭載ライトのアドバイザーやカルピス読み聞かせ隊のサポーターに就任。アカチャンホンポ・ピジョン保育士の全国社員研修なども担当。NHK総合テレビで絵本の朗読も行う。園や小学校での絵本の読み聞かせも続け、絵本の持つ力を広めるために精力的に活動している。主な著書に、『今日から使える読み聞かせテクニック』(ヤマハミュージックメディア)、(『子育ての悩みには“絵本”が効く!! ママが楽になる絵本レシピ31』(小学館)、『子どもが夢中になる 絵本の読み聞かせ方』(廣済堂出版)がある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年04月18日いつの時代も家庭教育における定番のツールである「絵本」。実際、絵本の読み聞かせにはどんなメリットがあるのでしょうか。「本」であることから、つい「語彙力を高める」といった学習面に目が向きがちですが、「絵本スタイリスト®」である景山聖子さんは、「なによりも人格形成に大きな影響を与える」と語ります。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカット)絵本のなかでの「自分自身の体験」が豊かな人格を形成する子どもに絵本を読み聞かせすることのメリットは枚挙にいとまがありませんが、なによりも子どもにとって大きな「体験」を得られるということがまず挙げられます。8歳くらいまでの子どもは、その発達段階として、まだ現実と空想をしっかりと区別できません。その後、成長するにつれて現実と空想をしっかりわけてとらえられるようになり、徐々に大人になっていきます。幼稚園で幼い子どもたちを相手に、妖精が登場する絵本を読み聞かせしたとします。すると、そのあとの散歩の時間になると、子どもたちは一斉に「妖精探し」をはじめます。なかには、「あそこの木に妖精がいたよ!」というような子もいるほど。こういうことが起きるのは、幼い子どもが現実と空想の区別をできていないから。つまり、絵本のなかで体験したことも、8歳くらいまでの子どもにとっては紛れもない自分自身の体験だといえるのです。このことのなにが重要なのでしょうか?それは、人格形成に大いに影響を与える点です。子どもたちは、将来どんな人間になっていくのかという、まさに人格をつくっている真っ最中にあります。そのとき、誰かから聞いたというような知識ではなく、絵本によって自分自身の体験をどんどん重ねていくことで、それだけ豊かな人格を形成することができるのです。もちろん、その体験のなかにはたくさんのことが含まれます。「感情」を学ぶこともそう。絵本の登場人物は、そのストーリーによってさまざまな感情を表現します。その感情すらも、子どもたちは自分の体験として得ることができるのですから、絵本に親しめば親しむほど、豊かな感情も手に入れられるというわけです。もちろん、8歳を過ぎた子どもにとっても、絵本に親しむことは悪いことではありません。ただ、現実と空想を区別できないという時期が、人生のうちでも限られた貴重な時間だということを考えると、やはりなるべく幼いときから絵本のなかでたくさんの体験をできるようにしてあげたいものです。肌を触れ合わせて「親子の絆」を深めるその他、絵本の読み聞かせの大きなメリットとしては、「親子の絆を深める」ということも挙げられます。絵本を読むときは、たとえば子どもを膝のうえに乗せたり、寝っ転がりながら肩が触れていたりと、親子で肌と肌を触れ合わせていますよね。すると、オキシトシンというホルモンが、親子ともに脳から分泌されるのだそうです。このオキシトシンは、「愛情伝達物質」とか「愛情ホルモン」という呼び名で知られ、思いやりや愛情といった心の機能を健やかに発育させるために欠かせないもの。そして、その働きによって、親子は信頼関係を心のいちばん深いところで結んでいく、つまり親子の絆を強めることができるのです。わたしは、講演活動を通じてたくさんのお母さんたちから絵本にまつわる体験談を耳にしますが、実際、「絵本の読み聞かせをしたことで子どもの態度が変わった」という話を頻繁に耳にします。たとえば、絵本の読み聞かせをする前は、公園で遊んでいて「もう帰るよ」といってもなかなか遊びをやめずに駄々をこねていたような子どもも、絵本の読み聞かせをはじめてからは素直に従ってくれるようになったという話もあります。それだけ親子の絆が深まり、強い信頼関係が築けたということなのではないでしょうか。絵本の読み聞かせが、肉体的な疲労を取ってくれる!加えていうなら、愛情ホルモンであるオキシトシンには、なんと「肉体的な疲れを取る」という働きもあるようです。寝る前に、肌と肌を触れ合いいとおしい気持ちで読み聞かせを実践した多くのお母さんが、翌日自分の疲れまで取れたという体験談を話されています。共働き家庭が増えているいまは、働きながらもこれまでの専業主婦と変わらず子育ての中心を担っているお母さんが増加中です。そういうお母さんには、まさに24時間、気が休まる時間がほとんどないといっていいでしょう。そうすると、「絵本の読み聞かせは子どもにとっていいことだ」「絵本の読み聞かせをしてあげたい」と思っていても、仕事から帰って夕食の支度をして、子どもをお風呂に入れて、寝かしつけるので精いっぱい。つい、「今日は絵本の読み聞かせはしなくていいや」と思ってしまうものです。でも、そういう忙しいお母さんたちにこそ、ぜひ絵本の読み聞かせを積極的にしてほしいと思います。そもそも、絵本の読み聞かせによって分泌されるオキシトシンに肉体的な疲れを取るという多くの体験談があることもそうですし、先にお伝えしたように、絵本の読み聞かせで親子の信頼関係が深まれば、子どもが駄々をこねて困らされるようなことも減るのですから、それだけ日常生活のなかでたまる疲労も減ることになるのです。『子育ての悩みには“絵本”が効く!! ママが楽になる絵本レシピ31』景山聖子 著/小学館(2018)■ 絵本スタイリスト®・景山聖子さん インタビュー記事一覧第1回:「絵本の読み聞かせ」から、子どもが学ぶもの。そして、親が手に入れるもの。第2回:「勉強が勉強でなくなる」のが絵本の魅力! でも「勉強のつもり」で読み聞かせてはダメ(※近日公開)第3回:「上手に読んであげて、感想を聞く」のは絶対に避けて。絵本の読み聞かせの鉄則です(※近日公開)第4回:「もっと頑張らなきゃ」と自己嫌悪に陥りがちな母親たちに、励ましをくれる絵本の存在(※近日公開)■景山聖子さん連載『絵本よみきかせコーチング』記事一覧【プロフィール】景山聖子(かげやま・せいこ)群馬県出身。絵本スタイリスト®。群馬テレビアナウンサーを経て上京し、TBS、テレビ朝日、日本テレビ等で報道番組などのリポーターを務めたのち、ナレーターへ転身。NHKラジオの朗読番組『私の本棚』などを担当する。一児の母となると同時に、絵本の世界に魅せられ、2013年に(社)JAPAN絵本よみきかせ協会を設立し、代表理事に就任。ボランティア認定資格講座には全国から人が集まり、公共施設やカルチャーなどの「よみきかせ講師」も多数育成。現在は、絵本を介しての子育てに関する講演活動を行うほか、パナソニック読み聞かせ機能搭載ライトのアドバイザーやカルピス読み聞かせ隊のサポーターに就任。アカチャンホンポ・ピジョン保育士の全国社員研修なども担当。NHK総合テレビで絵本の朗読も行う。園や小学校での絵本の読み聞かせも続け、絵本の持つ力を広めるために精力的に活動している。主な著書に、『今日から使える読み聞かせテクニック』(ヤマハミュージックメディア)、(『子育ての悩みには“絵本”が効く!! ママが楽になる絵本レシピ31』(小学館)、『子どもが夢中になる 絵本の読み聞かせ方』(廣済堂出版)がある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年04月15日自分が小さい頃に大好きだった絵本、覚えていますか? 子どもの絵本を選ぶ時、ついつい自分が大好きだった絵本を手にとってしまう、そんなママも多いはずです。「いつかはその絵本が孫に……!」そんな嬉しい想像も広がります。今回より、素敵なママが自分の子どもに受け継いだ名作絵本を紹介する不定期連載がスタート。第1回目は、ブックディレクターの旦那さん、愛娘・なまこちゃん、愛猫・サバ美ちゃんと4人のほんわかした日常に多くのファンを魅了するミュージシャン・坂本美雨さん。坂本美雨さんがわが子へ受け継いだ名作絵本をエピソードとともにご紹介します。昔と今をつなぐ、素敵なエピソードに心温まるはず。坂本美雨さんが受け継いだ、名作絵本たち (左から) 『11ぴきのねこ』(馬場のぼる著/こぐま社)、 『アンジュール』(ガブリエル・バンサン/BL出版)、 『わたしのワンピース』(にしまきかやこ/こぐま社)“坂本美雨さん、それぞれの名作絵本について教えてください”名作絵本_01『11ぴきのねこ』(馬場のぼる)1967年に第1作が発表され、50年以上に渡って受け継がれる名作シリーズ。とらねこ大将と10ぴきのねこの仲間たちが巻き起こす、予測不可能で愉快な冒険物語。好奇心旺盛で、ちょっぴりずる賢い。けれど、なぜか憎めない11匹のねこは世代を超えて愛されている。1967年4月初版。「母が馬場のぼるさんが好きで、家に何冊もありました。馬場のぼるさんが母と同じ青森出身というのも、母にとっては親近感があったのかもしれません。好奇心旺盛で、いたずら好き。ねこたちがどんどん表情豊かに見えてきて大好きな一冊になりました。娘に読み聞かせると、「なんでだよ〜!」とツッコミを入れながら(笑)とても楽しそうでした。私は『11ぴきのねこふくろのなか』が好きだったので、これから一緒にシリーズを読み進めていきたいと思います」(坂本美雨さん)名作絵本_02『アンジュール』(ガブリエル・バンサン)ベルギーの作家・ガブリエル・バンサンによる、白黒のデッサンのみで構成された“字のない”絵本。ある日突然、車の窓から投げ捨てられてしまった一匹の犬を巡る物語。絵本を手に取る人の想像力を強く刺激する不朽の名作。1986年5月初版。「絵本に言葉がないので、読み聞かせをされたわけではなく、当時はなにげなく手に取ってめくっていたのがきっかけです。最初は悲しいというよりも、「どうして置いて行かれてしまったのかわからない」。まだそういうことが起こるという現実すら知らなかったので、とにかく「なんで?」と思っていた気がします。大人になって改めて読んでみると、国の文化の違いなど色んなことを考えさせられました。例えば、今でもヨーロッパでは長いバケーションの前には捨てペットが増える、とか。今は娘の目に触れるところにはありますが、実はまだ読んでないんです。基本は自分で興味を持つものを選んで持ってくるので、それまで待とうと思っています」(坂本美雨さん)名作絵本_03『わたしのワンピース』(にしまきかやこ)ウサギさんが真っ白な布から手づくりしたワンピースを巡る、ファンタジー絵本。お花畑を散歩すると、ワンピースが花模様に。雨が降ると水玉模様に……次々変わるワンピースの模様が、読んでいる全ての女の子の心を躍らせます。1969年12月初版。「小さい頃、ページをめくるごとにワクワクしました。シッターさんがお裁縫が得意だったので、「こんな風につくってほしいな~」と思っていたら、この柄の布でカバンか何かを手づくりしてくれたような、おぼろげな記憶ですがそんな思い出もあります。娘はちょうどプリンセスに目覚め、ワンピースにトキメいている時期なので、彼女が着ている花柄のワンピースを「絵本のみたいだね!」と言うと、とても喜びます。ワンピースって、心模様なんだな~と感じます。周りの綺麗なものや感情に素直に染められていく、柔らかい心を持っていたいなと、絵本を通じて思いました」(坂本美雨さん)“坂本美雨さん、「読み聞かせ」について教えてください!”Q1.絵本を選ぶ時に大切にしていることがあれば教えてください。「感動させようとしていたり、教育的ではないこと。長新太さんなど、奇想天外で不条理さを楽しめるものが好きです!」(坂本美雨さん)Q2.読み聞かせをする時に大切にしていることがあれば教えてください。「こだわりというわけではありませんが、よくやるのは、お話だけではなくて、絵の細かい部分やおはなしと関係ないところを聞いたり、話を脱線させたりします」(坂本美雨さん)Q3.現在、なまこちゃんはどんな絵本が好きですか?『ムッシュムニエルをごしょうかいします』(佐々木マキ/絵本館)『キャベツくんとブタヤマさん』(長新太/文研出版)教えてくれたひとミュージシャン・坂本美雨さん1980年生まれのシンガー。音楽家の両親のもとで育ち、10代をニューヨークで過ごす。16歳で音楽家としてデビュー以降、音楽活動をメインにラジオのパーソナリティや執筆活動など多方面で活躍中。2015年に愛娘・まなこちゃんを出産。ブックディレクターの旦那さん、なまこちゃん、愛猫サバ美ちゃんとの家族の何気ない日常を綴るInstagramも人気。Instagram:@miu_sakamoto/Chiharu Fukutomi(BOOK)
2020年02月12日「子どもの絵本をどう選んだらいいのかわからない……」「自分が気に入った本ばかり読んでいて、親が読んでほしい絵本を手にとってくれない」「オススメの絵本が知りたい!」このように、読書に関するお悩みを抱えてはいませんか?今回は、「本選びのプロ」である書店員さんに、「書店の活用方法」「絵本選びの極意」そして「書店員おすすめの1冊」をお伺いしました。子どもを本好きにする、書店の活用方法今回、お話を伺ったのは、丸善 丸広百貨店飯能店にお勤めの福島さん。福島さんは、子どもと書店へ行くときに大切なのは「時間がたっぷりあるときに行くこと」だと言います。書店へ行くときは、時間に余裕を持って「基本的なことですが、子どもと書店へ行くときに大切なのは、時間がたっぷりあるときに行くことです。私たちの書店でも、時折、パパ・ママから『どの本にするの!?早く決めて!』と急かされて泣き出してしまうお子さんを見かけます。しかし、それはお子さんにとって酷な話です。膨大な量の本の前で(我が書店では、児童書だけでも3万冊は置いています)突然「どれでも選んでいいよ」と言われると、子どもは喜びながらも『なんでも買ってもらえるなら、なるべく豪華な本がいいかな』『読みたい本はあれなんだけど、ここは、うーん……』などと悩んでしまうもの。そんななかで『早く決めなさい!』と急かされると、放心状態になってしまいます。まずは、お子さんがよく吟味して本を選べるよう、じっくり待ってあげましょう」特に、絵本は厚さが薄いため、表紙が見えない状態で棚に陳列されると、途端に輝きが損なわれてしまう悲しい側面があるのだそう。本当はなるべく表紙を見てほしいものの、スペースの都合上、どうしても多くの本は棚に入ることになってしまうと福島さんは言います。親御さんは、極力たくさんの絵本を棚から引き抜いて、お子さんに表紙を見せたり、パラパラとめくってみせたりしてあげるといいですね。まずは、子どもの興味に付き合うまた、本を選ぶときには、その子が興味を抱いている本を選ぶことが大切だと福島さんは言います。「本選びに限った話ではありませんが、何をするにも無理強いは絶対にNG。子どもが本を嫌いになってしまう可能性が高まります。子どもの興味の発露を待ちましょう。以前、3歳になったばかりの男の子のお母様に、『この子、てんとう虫が好きなのですが、てんとう虫の本を何冊か出してくれませんか?』と声をかけられたことがあります。書店員の腕の見せ所!物語、写真絵本……とありったけのてんとう虫の本を用意しました。しばらく経った頃、『今度はコアラに興味が移ったようで、コアラの本を……』とお母様。私もとことん付き合います。なんでも、庭でてんとう虫を見つけたことがきっかけでてんとう虫にハマり、上野動物園でコアラを見てからはコアラに夢中になったのだとか。お子さんの興味は生活に密着していて、子どもの知的好奇心の豊かさに感激しました。またしばらく経った頃、『今度は、カワウソを好きになったので、カワウソの本を……』。お母様の郷里の旭山動物園でカワウソを見てから、カワウソにのめり込んでしまったのだそう。さあ腕まくり!旭山動物園の飼育係から絵本作家になったあべ弘士さんの『かわうそ3きょうだい』(小峰書店)のシリーズに、アーノルド・ローベルとナサニエル・ベンチリーの『かわうそオスカーのすべりだい』(好学社)などなど……。あらゆる本をご用意しました。子どもの興味は、このようにどんどん広がっていきます。大切なのは、その好奇心にとことん付き合うこと。そうすることで、読書の幅もみるみる広がっていきます。私たち書店員も、日々勉強しています!ぜひ、気軽に書店員に声をかけてみてくださいね」子どもの興味はコロコロ変わるもの。子どもを本好きにするためには、「この間○○の本を買ってあげたばかりなのに」などと怒ることなく、子どもの興味にとことん付き合ってあげることが大切なのです。その際には、書店員さんに相談するなど、書店を有効活用したいですね。絵本はどうやって選ぶべき?「絵本の選び方がわからない」という親御さんも多いことでしょう。福島さんは、以下のようなロングセラー作品をひとつは持っておくことを勧めています。『エルマーのぼうけん』ルース・スタイルス・ガネット 作/ルース・クリスマン・ガネット 絵/渡辺 茂男 訳(福音館書店)『ひとまねこざる』H.A.レイ 著/光吉 夏弥 訳(岩波書店)『はらぺこあおむし』エリック・カール 作/もりひさし 訳(偕成社)『ぐりとぐら』中川 李枝子 作/大村 百合子 絵(福音館書店)『だるまちゃん』シリーズ 加古 里子/作(福音館書店)『こぐまちゃん』シリーズ わかやま けん/作(こぐま社)「ほかにもいろいろありますが、上記のようなロングセラー作品を、ひとつは持っておくのがおすすめです。幼稚園・保育園に行くと必ずと言っていいほどお目にかかる本ですから、お友だちと知っていることを共有する喜びも味わうことができますよ。ロングセラー作品以外でも、ワクワクするような楽しい物語、ことばあそびの絵本、いつまで見ていても飽きない繊細で緻密な作品(安野光雅さんによる福音館書店『もりのえほん』『旅の絵本』など)、起承転結が明確な昔話絵本なども、子どもに愛されますね」また、以下のような優れたブックリストを活用することもおすすめだそう。『本へのとびら――岩波少年文庫を語る』宮崎 駿 著(岩波書店)『子どもと本』松岡 享子 著(岩波書店)『そして、ねずみ女房は星を見た』清水 眞砂子 著(テン・ブックス)しかし、何よりも大切なのは、子どもの興味を尊重することだと福島さんは言います。「無口な子、おしゃべりな子、素直な子、反発する子……。大人と同じく、子どもの個性も十人十色です。我が子にいろいろな望みをかけるのは親として当然かもしれませんが、子ども自身のペースを尊重することを大切にしましょう。本は、賢くなるために読むものではありません。特に幼いうちは、自分の読みたいものを純粋な楽しみのために読めばいいのです。主人公に寄り添って冒険をして、ハラハラ・ドキドキしたり、ともに涙を流したり、苦しみを乗り越えたり、喜びに胸を高鳴らせたり……。そういった経験は、実学というところにつながると私は思います」絵本選びについて悩んでしまう親御さんは多いことと思いますが、福島さんいわく、はじめは、子どもの読みたい本を買ってあげればいいのだそう。「その際は、親が「読ませたい」と思う本も同時購入し、本棚にさしておくと良いでしょう。必要なときが来れば、本は開かれると私は思っています」書店員オススメの1冊子どもが読みたい本を読ませてあげるのが一番だと話す福島さん。そんな福島さんが、ある印象的なエピソードをお話しくださいました。売り物ではない本を『欲しい!』と手放さない少年がいた「『あまがえるのかくれんぼ』(世界文化社)は、当初、園向けの直販商品でした。著者のかわしまはるこさんは、我が丸善書店のある街、埼玉県飯能市にお住いの絵本作家です。ご縁があってご本人にお会いしたのがきっかけで、『地元の絵本作家さんにこんな素敵な人がいます』と店頭にコーナーを設け、非売品としてソフトカバーの『あまがえるのかくれんぼ』をご紹介していました」そんなある日、一人の少年が「この本が欲しい!」とレジに持ってきたのは、非売品の『あまがえるのかくれんぼ』。「『この本は売り物じゃないのよ』彼のお母様と一緒に説得しようとしましたが、少年は本を離しません。ふと見ると、その子のTシャツにも靴にもかえるの絵。『本当にかえるの絵本が欲しかったのだな』と感じた私は、かわしまさんから自分用にと頂いていた1冊を、彼にプレゼントすることにしました」その後、彼を皮切りに、子どもたちから、お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんまで、何人ものお客様がひっきりなしに「この本が欲しい」と言いに来るようになったのだそう。福島さんは「この本は非売品で……」と断り続けることにやるせなさを感じていたと言います。そこで、出版のために行動を起こすことを決めたのだとか。「こんなにもたくさんの人に求められる本なのだからと、署名活動をし、ハードカバー化してもらえるようお願いすることにしました。その結果、なんと、たった1ヶ月の間に419人もの署名が集まったんです。署名を世界文化社さんにお送りしたところ、すぐに会議にかけてくださり、この本の出版が決まりました」署名活動を始めた際、「うまくいくか、いかないかは考えなかった」と福島さんは語ります。こんなにもたくさんの人の心を動かす本を、多くの人の手に届けたい一心だったそう。「きっかけがどうであれ、本自身の持っていた力だと思っています」非売品でありながら、多くの人の心を動かし、惹きつけた『あまがえるのかくれんぼ』。ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。『あまがえるのかくれんぼ』 舘野 鴻 作/ かわしま はるこ 絵(世界文化社)⠀小さなあまがえるのラッタ、チモ、アルノーは今日もかくれんぼをして遊んでいます。すると、ラッタの体の色が変わってしまい……。生物画家のかわしまはるこさんは、約10年間もあまがえるを飼育・観察していらっしゃるそう。繊細で美しく、愛にあふれた絵は、見る者の目を楽しませてくれます。さらに小学館児童出版文化賞受賞作家の舘野鴻さんによる文章はあたたかく、不安を乗りこえ成長していく小さな3匹の心の変化を鮮やかに描き出します。豊かな物語を楽しみながら、カエルの生態についても学べる貴重な一冊です。⠀***お子さんを本好きにするために大切なのは、無理強いをしないこと、そして、お子さんの興味にとことん付き合うことです。お子さんに「読ませたい」本はそっと本棚にさしておき、お子さんが「読みたい」本は積極的に読ませてあげましょう。
2020年01月12日4周年を迎えたLITALICO発達ナビ!発達が気になる子の保護者や支援者の居場所にUpload By 発達ナビ編集部LITALICO発達ナビは2016年1月26日、発達障害ポータルサイトとしてオープン!2020年1月26日で4周年を迎えます。・発達障害について分かりやすく伝えるメディアに・発達が気になるお子さんの保護者や支援者の皆さんが悩みや不安の解決のヒントを見つけられるように・日本の、世界のどこに住んでいても仲間と出あえる場所にそんな想いで、運営してきました。現在、会員数は15万人を超え(2020年1月8日現在)、多くのユーザーのみなさまにご利用いただいています。発達ナビには、今年度スタートした新しい機能の「ダイアリー」をはじめ、様々な機能があります。■ダイアリー子育ての記録や日々の想いを綴ることができる日記機能。公開範囲を選ぶこともできます。新たにハッシュタグ機能もつき、キーワードでの検索もしやすくなりました。悩み事のヒントを他のユーザーの皆さんの投稿から見つけたり、仲間を見つけやすくなるハッシュタグ機能も、ぜひ活用してください■タイムラインユーザーさんが自分の気持ちや日々の出来事をつぶやき、他のユーザーさんと交流できます■みんなのアンケート発達ナビからのさまざまなテーマのアンケートに参加。他の回答も見られるコーナーです■Q&Aユーザーさんが自分の聞きたいことや悩みを質問できます。投稿に対して他のユーザーさんから回答が集まります■コラム当事者ママの体験談や専門家のコラム、発達障害についての概説コラムやニュース記事が読めます■コミュニティユーザーさん同士が交流できるコミュニティがたくさんあります■親子のヒント子どもの困りごとに関して、臨床心理士や作業療法士の専門家がヒントを紹介!イラストつきで対処法が分かります■施設情報発達が気になる子どもたちが利用できる全国の施設が検索できます4周年を迎え、さらに機能の充実を予定しています。2,000を超える掲載コラムをより検索しやすくする準備も進めています!発達ナビに出あって、どう変わった?ユーザーアンケートから2020年の元旦から、発達ナビではユーザーの皆さまにアンケートを行っています。「発達ナビに出あって、どう変わった?」「発達ナビがどんな風だったらもっと使いやすい?」というテーマのアンケート、皆様から、さまざまな声をお寄せいただきました!その一部をご紹介します。リアルな世界にはくつろげる居場所はなかったり、違和感ばかりを感じていたけれど…。コラムなどで様々な知識を得ることができたり、ダイアリーやタイムライン、Q&Aなどで他の保護者の皆さんの意見や体験談を知ることで、一人じゃないと勇気づけられ、お子さんとの関係もよくなった、という方もいらっしゃいました。毎日かかってくる学校からの電話。クラスのお友達の家に謝罪や、壊してしまった物の弁償。大騒ぎや、耳を防いで座り込む姿で授業に参加出来ていない姿を見る授業参観…。リタリコ発達ナビに出会い、自分だけが悩んでいる世界から、視界が拡がり大袈裟かも知れないけれど、独りじゃないって感じる事が出来ました。一生懸命に言い聞かせ○○しなさいってガミガミな母から、息子の気持ちを聞き解決策を一緒に考える母に成長出来たのも、リタリコ発達ナビのお陰です。学校で、初めてやる事への不安。家に帰ってからの母のガミガミ。息子からしたら、くつろげる場所も無く拷問の様な日々だったに違いありません。あの拷問の日々から、脱出して、息子の成長も相まって、現在は、内服薬が無くても、何一つパニックになる事や大きなトラブルは無い状態迄に成長しました。(のっぺさん)発達ナビで一番助かっているのは、同じような方の声をたくさん見ることができることです。同じような質問を見ても、大手検索サイトの回答はいわゆる「定型の子」向けの教科書的なものが多いと感じます。その点、こちらでは「発達に難がある子」向けの回答なり体験談だったりするので、参考度合いが全然違います。これだけ同種の母が集うところも少ないのでは?今では、PC立ち上げてまず開くのがこちらのサイトになりました。苦労しているのは自分だけではない、といつも勇気をもらっています。(Reiさん)基礎的な知識を深める内容から、実体験を元に書いていただいたたコラム、そしてみなさんのタイムライン。一人として同じはなく人それぞれの特性がある中、悩みながらも前進されている皆さんの存在に勇気をもらっています。自分ひとりではとても調べきれない色々な事がここに集約されていて、大変助けられています。(ゆっきーさん)気持を書き出すことで整理でき、落ち着くことができるという方も多くいらっしゃいます。新しくリリースした「ダイアリー」は、子育て記録として、仲間との交流ツールとして、活用いただけています。気持ちを吐き出す場所。日記にだったり、Q&Aだったり。誰かに聞いてもらっていると思う事に救われる。書いたり読んだりしてるうちに気持ちが落ち着く。(にこにこぷんさん)ダイアリーしか活用できてないですが、コラムもとってもお勉強になっています。周りに話せないことをたくさん書かせて頂いて、共感して頂けていいね!をもらい「自分でだけ悩んでるわけじゃない」と思えます。(ルーシーさん)実生活でも、発達ナビでユーザーの皆さんからの後押しで大きな一歩を踏み出せたという人も。一番大きな変化は、発達グレーというやつかも。と疑い、学校へそう伝えているものの、専門機関へ繋ぐ勇気が持てず、また繋げる方法も分からず居ましたが、こちらで皆さんに背中を押して頂き、学年主任の助言を得て、小4の2学期になって初めて市の専門機関と隣市の児童精神科受診に繋げる事ができた事です。大きな一歩でした。(ヒヨコさん)発達ナビユーザーとの交流の中で、お子さんのペースを大切に、自分らしく成長していければ…と自然と思えるようになってきたという声も寄せられました。心の拠り所ができました。身近な人達には愚痴りづらい事もこちらでは吐き出せるし、皆さんからアドバイスも頂けます。子供の事も今までは、定型に近づけたい!と言う気持ちが強かったのですが、LITALICOさんに出会い、気持ちを大切にしてこの子のペースで成長していけば良いんだ。と変わりました。今まで、一人で悩み孤独だった気持ちが少し癒されたように思います。同じように悩み試行錯誤している仲間がいる!と勝手に思わせてもらい、頑張る気力にしています。(はむはむさん)変わったこと…意識でしょうか。一年と少し前の私は思いやりの気持が持てるようになって欲しいと息子に望んでいたけど、今は自分らしく生きられるようにと願っています。上っ面しか見てなかったなと思います。リタリコのおかげで理解が深まりました。受診予約を待たずして的確なアドバイスをたくさんもらえたり、どんな時間帯でも吐き出せたり、交流させてもらえたり、本当に助けられています。(ニナさん)いつでも寄り添ってくれる仲間、戦友に出あえたという声もたくさんありました。リタリコに登録した頃の息子は深夜3時まで眠らないか深夜3時に起きるか、しかも私を巻き込む形のこだわり有り、という状態でした。どんな破天荒な時間にタイムラインを更新しても5分以内にハートがつくリタリコで顔も知らない戦友に出会えました。ありがたい事です。(ロレスカトックスさん)ナビに出会えて変わった事は、一人で抱え込まずに助けられたり、支えられたり、理解されない悩みに理解されたり、本当に嬉しい世界ができた事。リアル世界もこうであって欲しい。(梛丹さん)同じように子育てに悩みながらも懸命に子育てをする仲間だからこそ、ダイアリーのコメントも、Q&Aやコミュニティでのやりとりも、あたたかで思いやりある言葉であふれています。こうした思いあえるつながりが、社会の中でもあたりまえになるように。みなさんの寄せてくださった言葉から、発達ナビも、もっと発信をしていきたいと思いました。これからの発達ナビ、どんな機能や運営を期待する?機能や取り組みについても、ご意見をたくさん寄せていただきました。その中から一部をご紹介します。発達ナビでは、年に1回行うフェスタのほか、企業の皆さんとのコラボイベントや、りたりこ研究所等が行うワークショップのご案内など、様々なリアルな場で集えるイベントも実施しています。そうしたイベントにご参加いただいた方からもご意見を頂きました。参加させて頂いたイベントではVR体験を受けさせて頂き、瑠美の感覚の一部を知る事ができました。VR体験については、色々な子供に触れ合う事がある人たちを中心に、どんどん体験をして、理解が広まれば良いと思います。また、VRが難しい人向けに普通の画面でも体験できるようなものがあれば、小学校等の道徳に役立てられるのではないでしょうか。(飛竜 翔さん)新機能のダイアリー等への機能改善のご提案もいただいています。ダイアリーは、より使いやすくなるよう、順次機能開発を行っています。ダイアリーでは、記事の削除、投稿途中の書き込みの自動保存や、投稿月ごとにみられる機能等の準備も進めています。ご期待ください。ダイアリーの、公開非公開切り替え機能が便利で重宝しています。上書き編集で対応していますが、記事の完全削除ができるといいかなと思います。(まどからさん)やコミュニティで、長々とコメントを書き込んでいざ投稿って時に真っ白になって消えてしまう時が多々あり心が折れそうになった事があります。あれってどうにかなりませんか…(モジャ子さん)検索性やコンテンツへのご意見もいただきました。既存コラムの検索しやすくるす取り組みを行っています。また、動画コンテンツなどコンテンツの幅も広げていますが、こうした新しいコンテンツにもアクセスしやすいサイトにリニューアル予定です。息子が今後色々な壁にぶつかることが出てきても、何かの打開策は何も知らなかった時からすれば、安心して見つけられそうです。今後もつぶやける環境の継続と、年齢別での悩み相談や解決法、選択肢の数々なんかを検索しやすく見られたらなと思っています。(ゆきさん)専門家の方に質問できるコーナーがあれば嬉しいです。あとは、「こういうケースにはどう対応しているか?」などをたくさんの例が知りたいので、アンケートをもっと充実させてもらえたら嬉しいです。カサンドラについてはコラムが一件あった様に思いますが、ここに登録している親、本人のケアについてももっと取り上げてもらえたら、心が救われる親が増えて、結果、子どもに良い影響が出るのでは?と思っています。(らららさん)知的障害が無いと、公的支援も少なく、対応方法を相談センターも、病院も誰も教えてくれません。でも、本人も家族も支援を必要としています。少しでも、不登校になる子ども減るように。自分の夢をあきらめずに、進んでいけるような環境があったらと思います。(上記にともなう情報や参考事例などがあるとたすかります)(ひーちゃんさん)今年度より配信スタートした動画コンテンツでは、アンケートで募集した皆さんからの質問を専門家にインタビューし、ご紹介する企画なども行っています。今後は、ダイアリーなどを活用して、より双方向型のコンテンツを作っていくことができたらと考えています。発達ナビでは、今後も幅広いコンテンツをご用意し、さらに皆さんそれぞれにとって必要な情報をより簡単に見つけられる仕組みを準備しています。ぜひ4周年を迎えた発達ナビにご期待ください。さまざまなSNSアカウントでも情報発信中!発達ナビでは、FacebookやTwitterのほか、InstagramやLINEなどのSNSでも情報を発信しています。ぜひ、活用してくださいね。インスタグラム皆さんの「発達ナビに出あって変わったこと」「変わるといいなと思っていること」をシェアしてください発達ナビを活用いただくことで変わったこと、変わるといいなと思っていること、まだまだ募集中です!をぜひお寄せください。「発達ナビと出合って変わったこと」「こんな風に使っています」「こんな機能があったらうれしいな」etc…シェアの方法は2つ!ダイアリーでシェアいただく、もしくはアンケートにご回答いただく形で受付ます。ダイアリー投稿の場合は・公開範囲を「全員に公開」にする・タイトルに【4周年アンケート】を入れる形でご参加ください!
2020年01月09日キングコング・西野亮廣による人気絵本『えんとつ町のプペル』がアニメ映画化。『映画 えんとつ町のプペル』として、2020年12月に公開される。“大人も泣ける”絵本『えんとつ町のプペル』キングコングの西野亮廣をプロデューサーに、総勢33名のクリエイターが4年の制作期間を経て完成させた絵本『えんとつ町のプペル』。黒いけむりに覆われた“えんとつ町”を舞台に、父親を亡くした少年ルビッチとゴミ人間プペルの奇跡を描いた物語は、“大人でも泣けるストーリー”と人気に火がつき、たちまち話題に。2016年の発売以来、累計42万部のロングランヒットを記録している。またその緻密で美しい絵本の世界観をとじこめた展覧会も、東京タワーをはじめとする日本各地で開催。19年10月には、日本人アーティストして初めてパリ・エッフェル塔で実施されるなど、世界的にも注目を集めている。絵本で明かされなかったストーリーも追加そんな人気絵本を原作にした『映画 えんとつ町のプペル』は、『海獣の子供』を手掛けた STUDIO4℃が制作。映画では、絵本では描かれていない“えんとつ町の由来”や貨幣価値理論を背景に仕込んだ、新たなエンターテイメント作品として描かれる。映画初登場となる新キャラクターも決定しているので、今後のアップデート情報にも要注目だ。製作総指揮・脚本に、西野亮廣製作総指揮・脚本を務めるのは、原作者である西野亮廣。当初から映画化を見据えていたという彼は、物語を第10章まで構成。絵本として出版された物語は、そのうちの3~5章にあたる部分的なものだったという。第10章まで全て描かれる映画については、「絵本を読まれた方はより楽しめると思いますし、絵本を全然読まれていない方にももちろん楽しんで頂けると思います。」とコメントを残している。西野亮廣直筆サイン入り“暑中見舞い”付きペアチケット7月14日(火)より、本作の特別ペアチケットの販売が開始。主人公の少年ルビッチの家族が縁日を楽しむ「縁日バージョン」、縁側でそうめんを食べている団欒が描かれた「縁側バージョン」の2種類いずれかが入ったハガキがセットとなる。それぞれの絵柄面には西野亮廣直筆のサインが入り、チケット購入者に“暑中見舞い”として届けられるという。詳細『映画 えんとつ町のプペル』公開時期:2020年12月製作総指揮:西野亮廣原作:西野亮廣脚本:西野亮廣監督:廣田裕介アニメーション制作:STUDIO4℃原作:「えんとつ町のプペル」にしのあきひろ著(幻冬社刊)配給:東宝=吉本興業共同配給■西野亮廣直筆サイン入り暑中見舞いハガキ付き映画ペアチケット発売日:7月14日(火) 20:00~販売場所:BASE(価格:4,000円(税込)内容:『映画 えんとつ町のプぺル』映画ペアチケット+暑中見舞いハガキ1種※「縁日バージョン」「縁側バージョン」のいずれかから選択可。<ストーリー>煙突だらけの『えんとつ町』では、そこかしこから煙が上がり、頭の上はモックモク。黒い煙でモックモク。黒い煙に覆われた『えんとつ町』の住人は、青い空を知りやしない。輝く星を知りやしない。そんな町に生きる親を亡くした少年ルビッチのもとにハロウィンの夜に現れたゴミ人間プペル。2人に起こる奇跡の物語…
2019年12月28日わが子はもちろん、友だちの子どもにも『絵本』はちょっとしたプレゼントにぴったりです。言葉や物事への理解力が高まる4歳児におすすめの絵本を紹介します。絵本を読むとどんなメリットがあるの?『絵本は、子どもに好影響を与える』ということは分かっていても…具体的にはどんなメリットがあるのでしょうか。感性を豊かにし、想像力を育む『絵本』は、絵と文章だけで成り立っており、目の前の『現実』として確かめられるものではありませんよね。絵と文章だけの抽象的な表現を頭の中で具体化することで、子どもの感性や想像力が育つことが期待されます。相手の気持ちを想像することで、人と共同作業が上手にできるスキルが育ちやすくなるでしょう。読解力を身に付けられる生まれつきの才能にも考えられやすい『読解力』ですが、絵本を読むことで養うことができる能力の1つです。絵や言葉だけの限られた情報の中から話の本質をつかんだり、自分の考えを述べられるようになったりと、大人になってからも重宝する能力を幼い頃から身に付けやすくなりますよ。プレゼントにも最適 絵本の選び方絵本は、年齢によって楽しめる物が異なります。ここでは『4歳ごろの子ども』が興味を持つ絵本の選び方を紹介します。3つのポイントをチェックしてみましょう!好奇心や関心に応えられる物子どもとはいえど、4歳ともなれば、日常的に使う言葉の多くを理解し、いろいろな物を見聞きすることで、『知的好奇心』が高まる年齢です。そのため、その子が興味のある分野の知識を深められるような絵本は喜んでもらいやすいでしょう。例えば、『車』『ケーキ屋さん』などです。車に興味がある子どもであれば、車の種類が豊富に載っている本を選んであげたり、お菓子に目がない子どもであれば、ケーキ屋さんを舞台にした絵本を選んであげたり、『子どもの興味』に寄せてみましょう。絵本を通してルールを学ぶ4歳児は、家族とのコミュニケーションだけではなく、幼稚園などのコミュニティーに属す機会も徐々に増えるため、絵本を通じて『ルール』を学んでいくことも可能です。具体的には、『鬼ごっこ・かくれんぼ』などの遊びや『手洗い』などの日常生活で使われるものまでさまざまです。「難しいかな?」と思っても、語彙力や理解力も徐々に高まる年齢のため、思いの外早く理解できるかもしれません。こうした絵本を選ぶ際には『友だちと遊ぶ』『家で暮らす』など、そのルールが適応されそうなジャンルから、好みの1冊を選びましょう。想像力を膨らませられる物4歳児は、意味が分かる言葉が増え、日々さまざまな出来事に巡り合うことで『想像力』が豊かになる年齢です。絵本特有の現実世界にはない『世界観』を好む子どもには、冒険・探検の世界を描いた物やおとぎ話の絵本がぴったりでしょう。また、このジャンルの絵本を選ぶときのポイントは『文章量に驚かないこと』です。3歳ごろの絵本と比べて、使用単語数がグンと増えますが、絵本を読み慣れている子どもにとってはチャレンジできる内容です。想像力はもちろん、読解力や集中力を高めるにもおすすめのジャンルです!セット買いもおすすめ!シリーズ絵本3選普段、あまり絵本コーナーをのぞかない人には、絵本の種類の多さに驚くでしょう。どれを買ってよいか迷ってしまう人のために、おすすめの絵本を紹介します!『ぐりとぐら』子どもはもちろん大人も耳にしたことがある『ぐりとぐら』は、誕生から50年を超えてもなお愛され続ける絵本です。ねずみのぐりとぐらを中心とし、その2匹を囲むさまざまな動物たちとのコミュニケーションが物語の主軸です。また、『食べ物』『暮らし』に焦点があたり、ほのぼのとした展開に引き込まれますよ。 商品名:ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集) 『ぐりとぐら』の詳細はこちら 世界傑作絵本シリーズ 『三びきのやぎのがらがらどん』福音館書店から販売されている『世界傑作絵本シリーズ』も、プレゼントやセット買いにおすすめです。中でも『三びきのやぎのがらがらどん』は、『困難に立ち向かう』『恐怖心の克服』といった、冒険・探検テイストの絵本を好む子どもにピッタリです。絵本めいっぱいに広がるイラストと、分かりやすい言葉で子どもの心を揺さぶり、映画やアニメのような臨場感のある絵本で、世界各国で読まれる人気の高い1冊です! 商品名:三びきのやぎのがらがらどん (世界傑作絵本シリーズ) 『三びきのやぎのがらがらどん』の詳細はこちら 『ミッケ!』『ミッケ!』は『宝探し』をベースとし、そう簡単には見つけられないお宝に大人も夢中になるほどの絵本です。子どもも大人も楽しめる『ミッケ!』の特徴は、イラストではなく『ジオラマ写真』が用いられていることです。現実世界がおもちゃの空間のように映る風景は見応えがあるでしょう。シリーズ展開も豊富で、コレクションとしても楽しめるでしょう! 商品名:チャレンジミッケ! 10 まほうとふしぎのくに 『ミッケ!』の詳細はこちら 親子で絵本の世界を楽しんで語彙力や理解力が格段に高まる4歳児の絵本は、大人でも楽しめる物がたくさんあります。さまざまな物事に興味を示す年齢でもあるので、「ママが昔読んでた絵本だよ?!」と親子で一緒に楽しめる1冊を選んでみませんか?絵本を読むことで想像力や理解力を養い、思いやりと優しさを持った子どもに育てましょう。
2019年12月24日おっぱいバイバイ卒乳・断乳絵本そろそろおっぱい卒業したいなと思っているママ、まわりから「大変!」と聞いたりして、少し不安になっていたりしませんか?また、4月から保育園だしそれまでには…と考えている人もいるかもしれませんね。私自身は、子どもが0歳から保育園に入れていたので、昼間に職場でおっぱいをしぼりつつ、保育園のお迎えと同時に飲ませたりしていました。その間に乳腺炎を繰り返したため、無理やり断乳という経緯をたどりました。その時、身体はもちろん、心がなかなかついていかず辛かったので、これからその時期を迎えるみなさんには、親子ともどもスムーズに卒乳・断乳してほしいと思っています。私は絵本専門士という仕事柄、たくさんの絵本に出合います。今回は、自分が事前に親子で読んでおきたかったと感じた絵本や、友人にプレゼントして喜ばれた絵本を紹介したいと思います。親子で読んで、おいしいごはんに気持ちを切り替え「おっぱいバイバイ / Milky」「おっぱいバイバイ / Milky 」作:武田舞、絵:今井未知、高村あゆみ、英訳:伊藤由起子(ゲートジャパン)おっぱいにバイバイする頃、ママのおっぱいに出てくる「おっぱいおばけ」。「おっぱいおばけ」はどうしておっぱいをやめるのかを教えてくれます。そろそろママのおっぱいにバイバイしようね、とやさしくおっぱいおばけは語りかけます。作者自身が断乳や乳腺炎で苦労した体験をもとに作られたそうです。4人のママの思いがひとつになってできた絵本。「おっぱいバイバイしても大丈夫だよ」という親から子へのメッセージが込められています。卒乳はもちろん、その後の食育についても親子で一緒に考えたい1冊。ピトッと親子でくっついて、リズミカルな文章を親子で楽しい雰囲気で読みたい絵本です。「おっぱいにバイバイしたらおいしいものをいっぱいたべようね」と、絵本の中のおいしそうなものを指さしながら、同じものを一緒に食べられる楽しみやワクワクを伝えられたらいいですね。ママもさみしい…母の立場から読みたい卒乳絵本「おっぱいばいばい」「おっぱいばいばい」作:みついゆきこ、絵:くぜじゅんき(グランまま社)いっぱいいっぱい、おっぱいを飲んで、あなたはこんなに大きくなりました。わが子とおっぱいの思い出がたくさん思い出されます。名前と、おっぱいばいばいの日の記入欄付き。親子で読むのもいいですが、ママにおすすめ。卒乳・断乳を考えると、ママ自身がちょっと淋しい気分になってしまうかもしれません。でも、この絵本を見ていると、こんなに大きくなってくれたわが子にも、わが子をこんなに大きく成長させてくれた自分のおっぱいにも感謝の気持ちがわいてきます。あらためて「ありがとう」という思いで、気持ちの切り替えができるのではないでしょうか。卒乳した日付を入れられるようになっているので、成長した子どもへの記念のプレゼントに大切にとっておいて、いつか母子でおっぱいの思い出話をするのもいいかも。少し長くおっぱいをあげている友人が、「おっぱいを卒業したいけどちょっとさみしい、でもそろそろ授乳のわずらわしさからも離れたい気持ちもあって」と言っていた時にプレゼントした本です。「ママの決意表明だね」と言っていた彼女は、うまく気持ちの切り替えができたようで、おっぱい卒業した後も、わが子も自分も自分の体もいとおしく思いながら、何度も手に取っているそうです。しっかり気持ちを伝えて「あなたがだいすき」「あなたがだいすき」作・絵:鈴木 まもる(ポプラ社)子どもがどうぶつたちに抱きしめられほおずりされ、しあわせそうに目をつぶっています。「どこへだってあなたをたすけにいく。いつだってあなたのみかた」。「みんなあなたが大好きだけど、あなたを特別好きなのは、私」という大きな愛が描かれています。「かなしいときはだきしめてあげる」「あなたがだいすき」、だから、「おっぱいがなくたって大丈夫だよ、安心してね」の気持ちをこめて、おひざにだっこで密着して読みたい絵本です。私自身にとってこの絵本は、子どもにというよりも、自分が子育てに何かつまづいた時や疲れた時に手に取る1冊。でも読むたびに、小さいうちから親子で一緒に、何度でも繰り返し読んでほしい作品だと感じます。ここに描かれた思いは、おっぱいとさよならするという一つの区切りを心穏やかに受け入れる力になってくれることでしょう。親も子も卒乳・断乳には気持ちの切り替えや勇気も必要ですよね。でもいつかバイバイするのなら、気持ちよくさよならしたいものです。絵本の助けも借りながら、親子で納得して前向きな気持ちでその日を迎えられるように準備しましょう。<文・写真:ライター鳥山由紀>
2019年12月10日子育て中の家庭では日常的に、子どもに絵本の読み聞かせをしているのではないでしょうか。日刊Sumaiライターの平野直子さんも幼稚園に通う子どもに朝と夜の2回、読み聞かせをしているそうです。子どもが幼稚園の年長になり、絵本以外の児童文学も少しずつ読むようになってきたとか。絵本選びに悩むようになってきたのを機に平野さんは「ブッククラブ」に入会。それが子どもと祖父母との絆を深めることにもなったといいます。どういうことなのでしょうか。■ 絵本選びで迷ったらブッククラブに入会しよう!世の中にはたくさんの子ども向けの良書があります。2週間に1度のペースで親子で読む本を図書館で借りていますが、どうしても母親の好みに偏りが出てきているな、と感じることが多くなりました。私と子どもは別人格だし、私の好みで本を選んでいいものか、と悩むようになりました。そんな時に声をかけてくれたのは母でした。母が見せてくれたのは、新聞の切り抜きです。そこにはブッククラブについての記事がありました。「絵本を読むのが好きっていうから、あなたたちにプレゼントしようかと思って」と申し出てくれました。ご存知ですか?ブッククラブって。Nori / PIXTA(ピクスタ)元々は読書愛好家の任意団体のことをいいます。アメリカで発達して日本でも以前流行したそうですが、有料でブッククラブの会員になるとその団体のオススメ本を毎月送ってくれるというシステム。各地に図書館ができたり、ネットの発達などでブッククラブの活動は下火になっていきましたが、今でも活発なのが絵本のブッククラブです。きっと、私のように子どもにどんな絵本を選んであげるのがいいのか迷っているママがたくさんいると思います。図書館はたくさんの絵本や児童書があって、どこから手をつけていいか分からない。選択肢がありすぎるのも贅沢な悩みです。毎月通っていると気に入った作家本や、好みのイラストの本ばかりを選んでしまいがちですよね。■ 会社によってサービス内容はさまざまブッククラブという絵本の定期購読サービスは、いろいろな会社が行っています。「福音館書店」などの出版社が自社の絵本を毎月配本しているものもあれば、実店舗も持つ「クレヨンハウス」など、子どもの本の専門店が独自の視点で選んだ本を発送しているものもあります。ウェブ上で絵本の情報を発信している「子育てナビゲーション」もブッククラブを運営。また、店長さんがひとりひとりの年齢や好みに応じて選書してくれる「メリーゴーランドKYOTO」などもあります。私がざっと調べただけでも、10社以上のサービスを見つけることができました。絵本選びにも各社特色があるみたいです。定番絵本が得意なところ、自社の新刊を毎月発送してくれるところ、サイエンス分野に特化した絵本や英語の絵本を配本してくれるサービスなどもあります。■ 「親のための本」を送ってくれるサービスも!我が家は「童話館」のブッククラブを両親からプレゼントしてもらっています。月に1冊のコースと2冊のコースがあります。絵本によって価格は異なりますが1冊1300円(税別)〜くらいです。両親の金銭的な負担も、月で割るとそれほど感じないそうです。私が童話館に決めた理由は主に3点です。超個人的意見ですが……。1.バランスが良い自社のみならず、約25社の出版社から絵本を選んでおり、定番から復刻版絵本まで幅広いセレクトが頼もしい。2.絵本の差し替えができるすでに持っている絵本は、他の本に差し替えることができます。本がダブることがないので安心。3.大人の本も送ってくれる年に1〜4冊、子どもの本と一緒に「親のための本」を送ってくれるのです!読書が趣味の私には嬉しいサービスです。実はこれが決め手だったりして。離れて暮らす両親から届く絵本のプレゼントは、思っていた以上にワクワクできる素敵なものでした。毎月、両親に親子で感謝を伝えることができるし、絵本のあらすじや感想などをまだ稚拙ながらも頑張って説明しようとする我が子と、それを受け止めようと懸命に耳をすませる両親の姿から、孫と祖父母の絆がより強まった気がします。出産祝いとしても人気のブッククラブ。機会があれば私も誰かにプレゼントしたいと思ってます。
2019年11月08日ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。10月は子どもの行事が学校も保育園も多くて、なんだか目を回しているうちに終わってしまったtomekkoです(涙)最近お世話になっている編集さんから、使わなくなった絵本を子どもたちにと数冊いただきました。その中に、これまでワタシが選び取ることのなかったジャンルの絵本があったんです。それがこの2冊。『あおいアヒル』(リリア/訳・前田まゆみ/主婦の友社)『ちいさなあなたへ』(アリスン・マギー/訳・なかがわちひろ/主婦の友社)この2冊に共通していたのは、主人公が母親で、それも育児だけでなく、母親たちが歩むその先を描いていたことです。育児から、老いや介護まで。子どものための絵本はたくさんあるわが家ですが、この2冊は私にとって新鮮で、そして涙腺が崩壊する内容でした。このところ寝る前の読み聞かせはもっぱら次男と三男に向けてで、長男はその間自分の好きな本を読んでいることが多いのですが、どういうわけか珍しく長男が興味を持って「これ、ボクが読んであげる」と言い出しました。もちろんみんな読むのは初めてです。一羽のアヒルが、ワニの赤ちゃんを拾って育てるところから始まる物語でした。…大きく育ったワニの子が実の親に再会して、食べられそうになったアヒルのお母さんを助けるとか、そんな展開なのかな…と予想して聞いていたんですが…なんと、アヒルのお母さんが認知症を患っていく…! そしてそれを、健気に支える大きくなったワニの子…というお話だなんて…!!そんなお話を7歳の長男がたどたどしく読んでいる声や姿があいまって、なんだか突然涙が止まらなくなってしまいました。ワタシの顔を見た長男はびっくり。次男は母の珍しい姿に何故か大興奮で、拭いても拭いても涙が止まらないワタシに2人してキャーキャー言われて複雑な気持ちになりました。翌日の夜、また長男が「今度はこっちを読んであげる!お母さんまた泣いちゃうかなぁ?」とニヤニヤ。『ちいさなあなたへ』は、成長していくわが子に語りかけていくお母さんの姿。もう1ページ目から鼻の奥がツーンとしたんですが…1ページ読むごとにチラチラと顔を覗き込んで泣いてるか確認してくる長男、その後ろで泣けとあおる次男に笑わされて、涙も引っ込んでしまいました。読み終わった長男に「なーんだ、お母さん泣かなかったね」と残念そうに言われたので「そんなこまめに確認されたら泣くに泣けんわ! 次男もあおってくるし…」と返したのですが…ぅおいぃ!!こっちで泣かすパターンかいっ!!意外なフェイントに完全にハマって涙が止まらない…泣かせたかったんじゃなくて、お母さん泣いちゃったらどうしよう?と心配していた長男。(でも敢えて読み聞かせてくるんだ…)もう…相変わらず、長男の何気ない涙腺破壊発言にはかないません。ちなみに『ちいさなあなたへ』は、赤ちゃんだったわが子が母になり、そして更に子育てを終えて老いていくまで、母から子へ、絶え間無く受け継がれていく愛を表現したものなのですが、自分で声に出して読んだら一気にこみ上げてくるものがあって最後まで読めませんでした。うちは男の子しかいなくても自分の母のことを思って泣けました。女の子のお母さんはおそらく中盤までには涙でページが見えなくなることと思います…。この2冊を通して、子どもの成長の先に見えてくる自分たちの老いについて、つなげて考えたことがなかったので、絵本の内容は真正面から心に突き刺さりました。何よりも胸が苦しくなったのは、こんなに大変で、でもたまらなく幸せで愛おしい子どもたちとの時間を、ワタシもいずれ忘れてしまうのかもしれないということ。今、正直1人の時間がもっとあったら…と、つい思ってしまいます。でもこの賑やかな声が懐かしくなる日がくる。そして、その声を思い出すことすらできなくなる日も…育児絵日記を描き始めて3年以上経ちましたが、こうして日々のちょっとしたことを少しずつでも綴っていくことの意義を、ふと考えました。これまでは将来の子どもたちに読んでほしい…と思っていたけれど、これからは自分自身のためにもできる限り子どもたちの忘れたくない一瞬を捉え続けていきたいという思いが強くなった日でした。
2019年11月07日赤ちゃんはママやパパとのふれあいが大好きです。今回は、0歳の赤ちゃんと楽しくふれあい遊びのできる絵本をピックアップ。読み聞かせながらやさしく抱きしめて、ほっぺたをくっつけてみてくださいね。 くっつくことは幸せの始まり『くっついた』(こぐま社) どこかコミカルで明るい響きの言葉とともに、とにかくいろいろな生き物たちがピタッとくっつき合います。金魚さん、アヒルさん、ゾウさん、おサルさんと続き、最後はいよいよ赤ちゃんとママの番です。 赤ちゃんはママのほっぺと大好きなにおいに包まれるのをワクワクしながら待っていますよ。この絵本の素晴らしいところは、最後の最後にパパも登場して、うれしそうにくっついちゃうところです! もっと仲良しに!『ぎゅうってだいすき』(偕成社) この絵本に登場するのは子犬のコロ、小鳥のピイちゃん、ねこのミケ、かいじゅうさん、ゆうちゃん、ママ。それぞれが大好きな人を「ぎゅうっ」と抱きしめるというお話です。 読みながら何度でも赤ちゃんをぎゅうっとしてあげましょう。抱きしめる場面には仕かけがあり、赤ちゃんも興味津々! 「抱きしめる」というお話の中に「受け入れられる」という温かな幸せも一緒につまった一冊です。 愛を込めて『あかちゃんにちゅっ!』(フレーベル館) 赤ちゃんがどのくらい愛しく、楽しく、素敵な存在であるかということを動物たちがうわさ話をしています。この絵本を通じて「生まれてきてくれてありがとう。みんなあなたを待っていたよ」という最高のメッセージを赤ちゃんに伝えることができます。 「こちょこちょってしたことある?」「ちゅってしちゃった!」などの場面がたくさんありますので、親子で思いっきりふれあいを楽しんでくださいね。 赤ちゃんだけでなく誰もが温かな愛情を感じるのは「人とふれあっているとき」ですよね。赤ちゃんに絵本を読み聞かせてあげながら、家族みんなでふれあいを楽しみ、たくさんの幸せを感じてほしいなと思います。著者:伊川 遥女の子と男の子の二児の母。家事や子育てのかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は読書、音楽、料理、ボルダリング、絵を描くこと。
2019年10月28日絵本の読み聞かせは、赤ちゃんとのコミュニケーションやスキンシップなど大切な役割を果たします。でも、赤ちゃんが低月齢のころは絵本を読んであげても意味がわからないので、効果がないと思っている人もいるかもしれません。そこで今回は読み聞かせを開始する時期やコツについて解説します。 赤ちゃんに絵本を読み聞かせするのはいつから?個人差はあるものの、赤ちゃんが言葉を覚え出すのは1歳前後とされています。このころから、赤ちゃんは短い単語を使って感情表現をするようになり、1歳半ごろから赤ちゃんは語彙を増やしていき、短い文章を作って話し始めるのが一般的です。そうなると簡単な絵本の内容も理解できるようになります。「言葉を覚えさせる」「お話を楽しんでもらう」という意味では、1歳半を目安にして読み聞かせをするのが効果的です。 ただし、「1歳半にならないと読み聞かせは無意味」というわけではありません。読み聞かせには学習以外の効果も多くあります。たとえば、読み聞かせは赤ちゃんと親のコミュニケーションの場です。親からやさしく語りかけることで赤ちゃんは安らぎを覚えます。また、親も赤ちゃんへの愛情を確認できる時間となります。また、本を身近な存在として認識させることで、将来的な読書への抵抗感を少なくすることもできます。言葉がわかるようになっても、絵本そのものを嫌いでは読み聞かせはおこなえません。赤ちゃんが絵本の内容をわからない時期でも、読み聞かせは積極的におこないましょう。 読み聞かせを始める時期には特に「いつから」という制限はありません。0歳児に対しても、簡単な内容の絵本を読み聞かせる意味はあります。また、0歳児は言葉や物語は追えなくても絵の印象だけなら楽しむことができます。絵本にはユニークな表現もたくさんあるので、音で絵本を記憶していく赤ちゃんも少なくありません。親と一緒にいろいろな絵が移り変わる時間を過ごすのは、大切なスキンシップになります。まずは図書館や本屋に一緒に行って、赤ちゃんが好きそうなものを探してみると良いでしょう。 赤ちゃんに絵本を読み聞かせする効果は?絵本の読み聞かせのメリットとしてはまず、「情緒の安定」が挙げられます。赤ちゃんは絵本の内容がわかっていなくても親が読む声をずっと聞いていて、感覚的に気持ちのいい時間を過ごせます。優れた絵本は優れた文章で書かれているため、親の読む声も耳触りがよくなります。安心感のある時間をたくさん持つことで赤ちゃんの情緒は安定していきます。また、成長したときに感情表現が豊かで、他者への共感能力が高くなりやすいでしょう。 次に、「好奇心の芽生え」も重要なポイントです。家族に囲まれた日常ではなく、まったく知らない世界を赤ちゃんは絵本でのぞきます。その結果、赤ちゃんは好奇心が刺激され、キャラクターや世界観などを「もっと知りたい」と思うようになります。こうした感情は、成長したときの学習意欲や向上心へとつながり、芸術的な視点を養ううえでも大切な機会となります。 そして、「親子のきずなの再確認」も読み聞かせでできます。絵本は親から子に物語を読み聞かせることで、テレビではできないコミュニケーションが生まれます。同じ物語でも、親が工夫して読み上げれば、そのたびに赤ちゃんは違う感想をもつはずです。赤ちゃんは絵本の内容こそ覚えていなくても親から愛情を注がれた記憶は残っていくので、良好な親子関係を築く礎ができていきます。 赤ちゃんの絵本の読み聞かせ方のポイント読み聞かせするうえでのポイントは、赤ちゃんに「感想を求めない」ことです。赤ちゃんは絵本を読んでいる間、素直に楽しんでくれているはずです。しかし、感想を聞くのは意見の強要になってしまう恐れがあり、赤ちゃんはストレスを覚えてしまいがちです。場合によっては、絵本そのものへの嫌悪感につながりかねません。 読み聞かせが終わったら、「おもしろかったね」と声をかける程度で十分です。もしも赤ちゃんが気に入ってくれたなら、感想を求めなくても笑顔になったり、繰り返し読んでほしがったりといった反応があるでしょう。 「赤ちゃんと触れ合いながら読む」ことも大切です。読み聞かせはスキンシップの時間でもあるので、ひざに乗せたり、隣に寝たりしておこなうのが理想的です。こうした習慣を続けると、赤ちゃんは絵本の内容がわかっていなくても「お母さんやお父さんと触れ合える時間」だと思ってくれるようになります。そして、読み聞かせの時間が好きになり、将来的には本そのものに興味を持ってくれます。また、親子が仲良くなるためにも欠かせない時間になるでしょう。 月齢別のおすすめ絵本生後10カ月ほどで、赤ちゃんは絵本を玩具のように捉えて楽しむことができるようになります。しかし、この時点ではまだ物語までは追えません。赤ちゃんにとって身近なものをモチーフにしたシンプルな絵本を読み聞かせるのがぴったりです。 たとえば、野菜や果物などの「食べ物」の絵本は、赤ちゃんが見たことがある絵が多く、親しみをもって見ることができます。また、乗り物の絵本も愛されやすいジャンルです。電車や車を絵本で知った赤ちゃんは、実際に自分が乗る立場になったときに感動を覚えてくれます。知的好奇心を育むうえでも、適した絵本といえるでしょう。 1歳を超えたあたりから、赤ちゃんは簡単な物語にも反応できるようになっていきます。身近なテーマを好むのは変わらないものの、リズム感やユーモアをともなったフレーズが載っている絵本をおもしろがってくれるでしょう。さらに、音が流れる仕様になっていたり、歌が出てきたりする絵本も人気です。これらの絵本はリラックス効果があるだけではなく、音感を養うこともできます。そして、1歳半ごろからは知育絵本を取り入れるのも効果的です。ごはんや着替えといった生活習慣を楽しみながら学べる絵本によってマナーを教えてあげるのもいいですね。 注意点としては、絵本選びが親の自己満足にならないことです。優先するべきは赤ちゃんの好みであり、苦手な本を無理に読まされても赤ちゃんは心から楽しめず、読み聞かせという行為そのものが苦痛に変わっていくかもしれません。赤ちゃんの好きなジャンルを意識して本を選びましょう。 まとめスキンシップとしても、教育としても絵本の読み聞かせには効果があります。10カ月経ったころから赤ちゃんは言葉を習得し始めるので、そのあたりを目安に読み聞かせを始めてみましょう。また、赤ちゃんが読んでいて共感できる内容は時期によって変わっていきます。最初は身近なモチーフの絵本から入り、徐々に物語のある絵本に変えていくといいでしょう。 ■参考・厚生労働省「お母さんと子どものコミュニケーションのために」・文部科学省「絵本で子育てを楽しく」 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医
2019年10月08日書店に行くと、赤ちゃん向けの絵本がたくさん並んでいます。なかには帯に“0歳から”と書かれている絵本も。当時、息子はまだおしゃべりもできなかったので、本当に赤ちゃんにわかるのかな? と思っていました。実際に読んでみると、母子ともにとても楽しむことができました! 本が読みたいけど、ひとりの時間がない!読書が趣味の私にとって、昼夜赤ちゃんの世話に追われている生活のなかで、一番のストレスは本を読めないことでした。書店には魅力的な本がいっぱい……。そんなときに絵本のコーナーで見つけた、“0歳から”の文字。 わが子に本は早いのでは? と半信半疑でしたが、とにかく本を読みたかった私は、カラフルな絵が描かれている絵本を購入しました。息子は生後7カ月、ちょうどおすわりができるようになってきたころでした。 “目で追う”→“指をさす”へと成長絵本を初めて読んだとき、私の顔と絵をさす指を交互に見ながら、絵へと息子の視線が移っていくのがわかりました。初めての絵本の世界にゆっくりと入り込んでいくようでした。 最初は目で追うだけだったのが、月齢がすすむにつれて自分の掌で絵にタッチしたり、さらに月齢がすすむと絵本に書かれている簡単な擬音をマネしてしゃべったりするように。絵本を通して成長が感じられるのはうれしい体験でした。 わが家の絵本の選び方赤ちゃんと読む絵本は、どうしても破れたり汚れたりしてしまいます。よだれの付いた手で触るし、力いっぱい引っ張ってしまうことも……。わが家の男子2人に読まれた絵本もくたびれています。とはいえ、本の心配ばかりしていると、ママも心から絵本を一緒に楽しめません。 わが家では0~1歳の間は、全ページ厚紙の絵本を選んで購入していました。そういう絵本はラミネート加工されているものが多いので、少しの汚れなら拭いてきれいになります。また息子は、カラフルな色で登場人物が描かれているものやストーリーではなく擬音で楽しめるものを喜んで見ていました。 私が子育てを楽しめるようになったターニングポイントは、「一緒に楽しむ」ことができるようになったときでした。一緒に絵本を読んで笑うと、心が通い合ったのを感じることができて孤独感がスッとラクになりました。自分が子どものころに読んでいた本が今でもベストセラーだったりすると、同じ時代を生きているんだなと感じることも。子どもと向き合う時間が多い育児のなかで、同じ方向を向いて絵本を読む時間は、親子ともにオアシスとなっています。 著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年10月03日