脚痩せエクササイズや筋トレを続けてもなかなか効果が出ないそんなあなた。逆に脚がゴツくなってしまい後悔していませんか?脚をスッキリさせたいなら、股関節周りの萎えを鍛え直すことが脚痩せの近道です。今回は股関節を鍛えて、脚痩せをしやすくするエクササイズをご紹介します。股関節の筋力を取り戻そう「年々姿勢が悪くなってきているような気がする」「ヒールを履くと脚が痛くなりパンパンにむくむ」など女性なら気になるのが脚の悩みです。人によって悩む部位も違ったりします。脚は歩くたびに筋トレをしているようなものです。休むことがない部分なので脚を細くしたいからといって筋トレをしすぎると、逆にゴツ脚をつくってしまう可能性もあるのです。必要なのは太もも周りの筋トレではなく、萎えてきた股関節周りの筋力を取り戻すことが大切になります。関連記事股関節の柔軟性アップ!下半身をスッキリさせる快感ストレッチ♡姿勢にも影響する股関節周りの筋力が萎えてくると、下半身全体がもったりした印象になりやすくなります。それは姿勢の崩れからくる下半身への負担が原因です。特に股関節周りは、骨盤をまっすぐに立てるのにも重要な部位で、ここが萎えてしまうと骨盤が歪みやすくなっていまいます。股関節周りの鍛えようstep1正座の姿勢で座ります。step2息を吐きながら体を丸めて下ろし、両手を前方に伸ばします。step3息を吸いながら右足を右手の外側へ置き、右足の裏で踏ん張りながら腰を沈めます。背骨は伸ばし、前方を見ましょう。step4息を吐きながら右足を戻し、一つ前の姿勢に戻ります。step5息を吸いながら、今度は逆の左足を左手の外側へ置き、腰を沈め、背骨は引き伸ばすように意識しながら前方をみます。step6左右で1セットとし、5〜10回繰り返したら正座の上体で上半身を寝かせ、両腕を体側に下ろして休みましょう。股関節を鍛えて美脚を目指そういかがでしたか。このエクササイズは、脚を前にだし足の裏でしっかり床を踏みしめて股関節を意識して動くのがポイントです。筋力と柔軟性を同時に養い、スッキリとした美脚をつくっていきましょう。yuukaヨガインストラクター、ボディセラピスト、ラジオパーソナリティ
2019年12月29日日頃から肩や背中の張りを感じていませんか?おそらくその原因の一つが生活習慣。座っていることが多い、パソコンに向かっていることが多いなど思い当たる人はすっきりさせるストレッチでその悩みを解消しましょう!肩や背中の張りの原因姿勢パソコンや携帯を見ていることが長く、下を向いていたり猫背になっていたりしませんか?私たちの頭は約7kgほどの重さがあり、少しでも前に傾けば首から肩に大きな負荷がかかります。それによって本来あるべき首の骨(頸椎)のカーブが減少し、いわゆるストレートネックになるケースも少なくはありません。動きの減少普段、腕を後ろに回したり肩より上に挙げたりしていますか?腕は何もしなければ下に下がった状態です。腕の動きが減少することで首から肩にかけてある筋肉(僧帽筋)や背中にある筋肉(広背筋など)を動かさなくなります。動かすことが減ってくると筋肉の柔軟性は低下し、固く強張ってしまうのです。肩や背中の張りを簡単にチェックする方法姿勢が良くなかったり、腕の動きが減少していたりすると腕をしっかり挙げることが出来ないかもしれません。そこで簡単なチェックをしてみましょう。やり方は簡単。バンザイをしてどのくらい腕が挙がるかを見るだけです。ただし注意点が4つありますのでそれに気をつけながら行ってみてください。1:腰を反らさず保つ2:肩を上げず首を長く保つ3:肘は伸ばしたまま4:腕が広がらないよう肩幅のままこれらを意識して耳の横近くまで腕が挙がりますか?たとえ腕が挙がったとしても、窮屈に感じるのであれば無理があるのだと思います。その感覚を覚えておき、すっきりさせるストレッチをした後と比べてみてください。背中のストレッチのやり方STEP1:両手の間隔を空けて床につく手を肩幅の倍くらいに開きます。手の指は外へ向け、肘は伸ばします。胸を開いて背すじを伸ばしましょう。STEP2:背中を丸めて3呼吸手のひらで床を押しながら背中を丸め、肩甲骨を開きます。そのままの状態でゆっくりとした呼吸を3回繰り返したら元に戻します。これを5回繰り返しましょう。肩のストレッチのやり方STEP1:両手の間隔を空けて床につく手を肩幅の倍くらいに開きます。手の指は外へ向け、肘は伸ばします。胸を開いて背すじを伸ばしましょう(背中のストレッチのSTEP1と同じポーズです)。STEP2:右肩を床に近づける手のひらで床を押したまま右の肩を床へ近づけます。決して無理につけようとせず、痛みや違和感のない範囲で行うようにしましょう。ゆっくり戻したら反対側も同様に行います。これを往復で5~10回繰り返してみてください。毎日の習慣にして上半身スッキリ肩や背中のストレッチで筋肉を柔らかくすると楽になります。ただ、それだけでなく日頃から姿勢に気をつけ、腕を後ろや上にも動かすようにしてください。肩や背中が柔軟になると見た目にもすっきりした印象になるので、美姿勢のためにもおすすめです!リラックスした呼吸をしながら日々の習慣にしてみてはいかがでしょうか。金子 由美ボディワークトレーナー
2019年12月27日秋も深まり、冷えを感じ始めている方も多いのではないでしょうか?特に女性は下半身の冷えや、冷えからくるむくみに悩まされがちです。解消するポイントは股関節周りにあります。今回は冷えを解消する股関節ほぐしについてご紹介していきます。股関節周りをほぐすと下半身が温まる下半身が冷えると、むくみやだるさを感じる人もいます。冷えは血液の循環も悪くさせてしまうので、むくみ太りや、いつも履いているはずの靴がパンパンになってしまったり、足先から脚全体が凍るように冷たくなってしまい全身が温まりません。そんな時、股関節周りを指などで押してみましょう。お風呂の湯船に使っている時に、脚の付け根の前も横も内側も後ろなど、全体を少しずつ指や関節で優しく押しながらマッサージしていきましょう。リンパの滞りも解消されやすくなり、下半身が温まりやすくなっていきます。関連記事お尻の冷えは下半身太りの原因に!血行を良くして冷えを撃退寝る前におすすめ!股関節周りをほぐすストレッチお風呂で股関節周りを軽くほぐした後、余裕がある時は股関節周りのストレッチも取り入れてみましょう。股関節周りが硬い場合、最初は痛いかもしれませんが、無理をせず気持ちがいいと感じる程度に調整しながら行います。step1床やベッドの上に四つ這いの姿勢になり、両肘を下ろします。step2両ひざを左右に広めに開きます。step3息を吸います。息を吐きながらお尻を後方へ引きながら、上体を床に沈めていきます。両脚が左右に開き、内腿から股関節周りが刺激されますので、無理のない範囲で調整しましょう。step4息を吸いながら体を前へと押し出し、可能であれば腰を床に近づけて、お腹を下ろします。無理のない範囲で大丈夫です。STEP5再び息を吐きながらお尻を後方へ引いていき、上体を沈めます。ゆっくりと呼吸に合わせながら繰り返しましょう。最後にSTEP4か5の気持ちが良いと感じた方の姿勢をとり、30秒ほどキープしていきます。終えたら楽な姿勢で休みましょう。※この姿勢は最初からは難しいので、できなくても大丈夫です。股関節周りをほぐしてポカポカ体質を目指そうストレッチを行っていて気持ちがいいと感じること、気持ちがリラックスしていくことに重点をおいて、マイペースに続けてみましょう。できれば毎日。難しければ3日に一回など定期的に取り入れることで、下半身の循環を促し、ポカポカの冷えない体を目指しましょう。yuukaヨガインストラクター、ボディセラピスト、ラジオパーソナリティ
2019年12月07日冬は厚手のコートでお腹周りを隠しがちですよね。しかしながら、冬は、ストレッチをすることで、基礎代謝が上がりやすくなるのです。今回は、美腹ストレッチ3選について、美容鍼灸・整体師の横内稚乃先生に伝授いただきました。美腹の条件くびれがあるウエストが引き締まり、S字状のくびれがあると、体にフィットした服を着ても、スタイルが良く見えます。下腹が凹んでいる下腹が凹んでいると、同じ体重でも痩せて見えるメリットがあります。日常生活で美腹になる方法食事前にベルトをきつく締める普段よりも、ベルトの穴を1つ~2つきつく締めてください。ベルトでお腹を圧迫することで、少量の食事量で満腹感が得られやすくなり、食べ過ぎを防止できて美腹になりやすくなります。デスクワーク中にお腹を引っ込める長時間、座っている時に、背すじを伸ばし、意識してお腹を引っ込めることで、お腹の深部の筋肉、腹横筋(ふくおうきん)が引き締まりやすくなり、美腹につながります。美腹ストレッチ3選美腹ストレッチ①STEP1:あお向けになり、両肘を曲げて、両手のひらを頭の後ろに添えるSTEP2:両脚と頭を床から浮かせて10秒キープSTEP3:5回繰り返すこのストレッチをすることで下腹が引き締まりやすくなります。美腹ストレッチ②STEP1:あお向けになり、左肘を曲げて上半身を右方向へ捻るSTEP2:STEP1の体勢のまま、右膝を曲げて左方向に下半身を捻るSTEP3:5秒キープSTEP4:反対側も同様に、右肘と左膝を近づけて5秒キープSTEP5:左右、各々5回繰り返す左肘と右膝が近づくのを意識することで、わき腹の筋肉、腹斜筋(ふくしゃきん)が引き締まりやすくなります。美腹ストレッチ③STEP1:お尻の下に両手を敷き、あお向けになるSTEP2:両脚をまっすぐに伸ばし、床と直角になるまで両脚を上げるSTEP3:床から10cm上まで両脚を下ろし、床に両脚がつく前に、再度、両脚が床と直角になるまで5秒間上げるSTEP4:10回繰り返す下腹が引き締まり、美腹へと導けます。美腹ストレッチの注意点腰を反らない腰が反らないようにしましょう。お腹に力を入れた時に腰が反ると、腰痛の原因になるので気をつけてください。反動をつけない脚を上げ下げする際に、反動をつけないようにしましょう。反動をつけると、骨盤や股関節を痛める原因になるので、控えてください。息を吐く時に体を持ち上げる息を吐く時に体を持ち上げることで、内臓脂肪が燃えやすくなります。ストレッチで美腹を手に入れて!ウエストにくびれがあり、下腹が凹んでいるのが美腹の条件です。日常生活でも、長時間、座っている時に、お腹を引っ込めるのが大切です。また、1日1回、1種類でも美腹ストレッチをすることで、ウエストが細くなります。美腹ストレッチで、お腹周りを引き締めましょうね!横内 稚乃鍼灸師、整体師、エステティシャン
2019年12月01日激しい運動をしたわけではないのに、ストレッチのせいで翌日は筋肉痛に…。なんて経験はありませんか?今回はヨガインストラクターとしても活躍する美宅玲子先生に、ストレッチと筋肉痛の関係性について教えていただきました。ストレッチで筋肉痛になってしまうのは良くない?悪いことではないですが、程度問題です。筋肉を使えば、運動と同じで筋肉痛になることがあります。それ自体は悪いことではありません。しかし、焦って強くストレッチをしすぎて、筋肉を傷めてしまい、慢性化してしまうのは、体にとってよくないです。過度に強くストレッチをするのは、良くないです。ストレッチで筋肉痛になってしまう原因慣れない運動やストレッチのため久しぶりに運動したり、普段使わない筋肉を使ったりすると、筋肉痛になることがあります。ストレッチも同じで、久しぶりに行ったり、普段以上に長く強くストレッチをしたりすると、筋肉痛になります。それ自体は悪いことではありませんが、程度問題です。体が冷えているため筋肉が温まっていない状態で、無理に伸ばそうとしてストレッチをすると、筋肉痛になることがあります。軽く歩いたり、お風呂に入ったりして体がある程度温まった状態でストレッチをした方が、筋肉痛になりにくいです。これは、心がけ次第で防ぐことができます。焦って早く伸ばそうとしすぎるため息を止めて反動を使ったり、痛いのに無理をしてストレッチを長くしすぎたり、体を痛めるようなストレッチを繰り返すと、筋肉痛を通り越して筋肉を痛めてしまいます。少し休んで、良くなったかなと思って再開すると、また痛くなることを繰り返す傾向があります。長期化し、結果的に筋肉が固くなってしまいます。ストレッチで筋肉痛にならないためのポイント反動をつけずにゆっくり行うゆっくり深い呼吸を意識し、息を吐くタイミングで体の力をゆるめながら、抵抗する力が入らないようによく自分の筋肉の状態を観察して行います。筋肉を温めた状態で行う体の芯が冷えていたり、朝起きたばかりなどじっとしていた後で筋肉がこわばっていると、効果的に伸びず、無理をして痛めてしまいがちです。歩くなど少し動いたり、お風呂に入ったりして筋肉を温めた状態で行うと、スムーズに伸びやすく筋肉痛になりにくいです。できればストレッチをした後も、少し歩くなど、軽く動いて血液を巡らせると、万が一疲労物質などが出た場合でも速やかに流せます。焦って無理をしない長い目で見て取り組み、短期間で急に柔らかくしようと焦らないことです。週に1回1時間ストレッチをするより、毎日10分した方が、体の負担が少なく柔らかくなりやすいです。筋肉痛が強い場合、ストレッチは行っても良い?ストレッチは行わず、歩いたり泳いだり、お風呂に入ったりなどすると、疲労物質が流れ、筋肉の伸び縮みができるよう巡りが良くなりやすいです。ストレッチで起こった筋肉痛を軽減する方法優しくさすって温め、表面の疲労物質を流し、筋肉の緊張を和らげるようにしましょう。また歩いたり泳いだりするなど、軽い有酸素運動で、疲労物質を流し、筋肉の弾力やポンプ作用を取り戻すのも効果的です。さらにお風呂に入るなどして体を温め、血液循環を良くして疲労物質を流しやすくするのもおすすめです。ストレッチは無理せずゆっくりと呼吸を止めて反動で無理やり伸ばしたり、強すぎるストレッチを行ってしまうと筋肉痛になってしまうどころか、筋肉を必要以上に痛めてしまう原因にもなってしまいます。ストレッチは体を温めた状態で、呼吸に合わせてゆっくりと行うようにしましょう。美宅 玲子ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター
2019年11月28日股関節が、30歳を過ぎると、少しずつ硬くなってきたと感じる方も多いのではないでしょうか。長時間のデスクワークで身体を動かす機会が少なくなると、股関節や骨盤が硬くなりやすくなります。今回は、股関節を柔らかするストレッチについて、ご紹介していきます。股関節が30歳を過ぎると硬くなる理由とは加齢で股関節の柔軟性が低下するから筋肉や血管は、年齢と共に硬くなり、関節部分にある軟骨が徐々にすり減りやすくなりがちです。関節部分の軟骨が減ることで、股関節の動きが制限されて、股関節が硬くなる傾向になります。同じ姿勢を長時間続けて筋肉が硬くなっているから働き盛りの30代、デスクワークに立ち仕事など同じ姿勢を続けていると、太ももやお尻、骨盤周囲の筋肉が硬くなり、股関節の柔軟性が低下しやすくなります。仕事や家事や習い事で多忙だから仕事やスキルアップのための習い事、そして家事などに追われて、ストレスで身体が緊張状態になっていると、筋肉や関節が硬くなりやすいです。関連記事脚を組む人は骨盤がズレている?正しい座り方や対処法をチェック股関節ストレッチで期待できる効果骨盤が歪みにくくなり背すじが伸びやすくなる股関節のストレッチで柔軟性が上がるとO脚の予防になり、骨盤が締まり、背すじが伸びやすくなります。足腰が冷えにくくなる股関節のストレッチをすることで血行が促進し、腰や足の血液が十分に循環しやすくなることで、冷えを改善する効果が期待できます。ケガの予防になる股関節のストレッチをすることで段差などで踏ん張りが効き、転倒防止などケガを予防しやすくなります。股関節を柔らかくして骨盤美人になるストレッチのやり方股関節ストレッチ<STEP1>床にうつ伏せになりゆっくりと上半身を起こしましょう。手のひらは、床につけたまま、10秒間、上半身を起こしてください。3回繰り返すことで、骨盤を前で支える腸腰筋(ちょうようきん)という筋肉を伸ばす効果が期待できます。背骨や骨盤と太ももの骨、大腿骨(だいたいこつ)をつなぐ筋肉の総称で、ストレッチすることで、股関節の柔軟性を高めやすくなります。股関節ストレッチ<STEP2>両脚を伸ばしてあお向けになり、つま先を内側・外側に動かしましょう。あお向けで、鼠経部に、手のひらを添え、両足のつま先を内側(親指側)、外側(小指側)に30回動かしてください。股関節の柔軟性が上がり、骨盤の歪みを改善する効果も期待できます。股関節ストレッチ<STEP3>両足の裏を合わせて、膝を曲げて床に座りましょう。両足の裏を合わせて、両膝を曲げて床に座り、心地よい強さで、手のひらで、太ももの上を床方向へ5秒間押してください。5秒経過したら、3秒休み、再び5秒間太ももの上を床方向に押しましょう。この5秒の太もも押しを、10回繰り返してください。鼠径リンパ節の流れや血行が促進し、股関節が柔らかくなりやすくなります。股関節のストレッチを行う時の注意点限界を超えて伸ばすストレッチは止める反動をつけるなどをし、限界を超えてストレッチを行うと股関節を痛める原因になるので、できる範囲に留めておきましょう。筋肉痛があるときはストレッチを休憩する筋肉痛があるときに股関節のストレッチを行うと、炎症が広がる可能性もあります。痛みが治まってからストレッチを再開しましょう。心地よい程度のストレッチをする痛みに耐えながら股関節のストレッチをするのは、ケガの原因にもなり逆効果でしかありません。心地よい程度のストレッチの方が、股関節の柔軟性を高めやすくなります。ストレッチで股関節を柔らかくして骨盤美人股関節は、年齢と共に、少しずつ硬くなってきます。同じ姿勢が続いている時は、身体の向きをこまめに変えるなどの工夫をすることが大切です。また、仕事や家事が多忙でもすき間時間を見つけて、たとえ1分でもストレッチを行うことで、股関節は柔らかくなりやすいです。ぜひ股関節を柔らかくして、骨盤美人になりましょう。横内 稚乃鍼灸師、整体師、エステティシャン
2019年11月01日あなたを悩ませているその肩こり、対処をせずに放置すると大変なことになってしまうかも。今回は肩こりの原因から、仕事の合間にできるストレッチのやり方、さらに慢性的な肩こりを抱える人へのアドバイスなど専門家のHikaru先生より伺いました。肩こりの原因肩こりは、主に肩周辺の筋肉の緊張や血流不足により起こります。ずっと同じ姿勢や態勢で筋緊張の状態が続いたり、運動不足や冷え、ストレスなどが原因となり血流の流れが滞り、痛みや凝りとして症状が現れます。運動不足や冷えなどで血流が滞るのは容易に想像できると思いますが、ストレスの場合自律神経が乱れることにより血流が滞ってしまいます。肩こりを放置した場合すでに肩こりを感じていても、これに対して対処せずにいると眠れないほどの肩こり、肩の痛みに悩まされるだけでなく首こりから頭痛、吐き気を伴う頭痛にまで発展しかねません。また首や肩がスムーズに動かなくなってしまうなど、日常の体の動作も阻害する可能性があります。実際に私も以前酷い肩こりでしたが、夜中に肩の痛さで何度も目が覚め、痛み止めを服用していました。こうならないためにも、肩こりを感じたら早めの対処が必要です。肩こりを防ぐために意識するべきこと肩こりを防ぐために、普段から気をつけたり意識することとして、なるべくたくさん肩周りや首周りを動かすようにするということです。仕事の合間やトイレに立った時などに肩甲骨や胸を開くストレッチを行なったり、ゆっくり首を前後左右に傾けるストレッチを行うことで滞りやすい肩、首周りの血流が良くなり未然に肩こりを防ぐことができます。肩こりに効く首のストレッチ①STEP1:片手で頭を押さえて傾ける片方の手を反対の側頭部に当てて、手の重みで頭を傾けます。下ろしている手は遠くに離すイメージで、より首筋の伸びを感じましょう。STEP2:反対側も同様に反対側も同様に行います。凝りの強さにより伸び方に違いを感じる場合がありますので、様子を見ながら首を傾けましょう。肩こりに効く首のストレッチ②手を頭の後ろで組み、背筋は伸ばしたまま両手の重みで首の前に傾けます。じんわりと首の後ろが伸びたら元の体勢に戻ります。肩こりに効く胸と首のストレッチSTEP1:両手を背中側で組み、胸を開く両手を背中側で組んで斜め下に引き、胸を開きます。STEP2:首を傾けながら手を左脇腹へ後ろで組んでいる手を左わき腹にあて、首も左側に傾けます。STEP3:反対側も同様に反対側も同様です。組んでいる手を右わき腹にあて、首も右側に傾けます。慢性的な肩こりを感じている場合慢性的な肩こりを感じている方は、血流を促すビタミンEを摂取したり、血行を良くする漢方を服用したりと体の内側からのアプローチが肩こり解消の鍵になります。実際に私も酷い肩こり持ちでしたがこれらの方法を試した結果、私には漢方が合っており、長年の辛い肩こりが数ヶ月で解消されました。これに加えて日々ヨガやストレッチを行えると更に効果てきめんです。肩こりは数日、数週間で解消するものではありません。体質を変える気持ちで肩こりと向き合うことが慢性的な肩こりを解消するポイントです。慢性的な肩こりが辛い人は専門家へ慢性的な肩こりを感じている方は、骨格や姿勢の問題もあり多少のストレッチでは効果が出にくい場合があります。そんな時は整形外科や漢方医を受診すると良いです。肩こりで整形外科?!と思うかもしれませんが、骨や筋肉を熟知したスペシャリストです。自分でどうにもならない辛い肩こりをお持ちの方は、整形外科の医師や漢方医に相談してみるのも一つの方法です。肩こりにはこまめなストレッチを特にデスクワークが多い人にとって避けては通れない肩こり問題。症状が悪化してしまう前に、こまめにストレッチをして血流を促してあげましょう。もし酷すぎる肩こりにお悩みの方は、漢方の服用や整形外科の受診も検討してみてください。Hikaruヨガインストラクター
2019年10月26日体が硬いということは、つまり血流が滞っているということ。特に運動習慣のない人は、自宅でできるだけストレッチを行うようにしましょう。今回はヨガインストラクターのHikaru先生に、股関節の柔軟性を高めるストレッチを2種類教えていただきました。体が硬い原因元々の骨格の配置も関係していることがありますが、体の硬い大きな原因は日常で体を動かす機会がなく運動不足で血流が滞り、筋肉が硬くなり可動域が極端に狭くなってしまっているためです。以前は出来ていたはずのブリッジができなくなっている!というのは日常の動作にブリッジの動作がなく、ブリッジに必要な筋肉が長年使われず硬くなってしまっているためです。このため体が硬い原因が骨格以外であるとすると、日常の決まった動作しか体を動かしていないということが原因として考えられます。体が硬いままでいるデメリット体が硬いままだと、血流が悪いままということになります。血流が悪いままだと老廃物も滞り、浮腫みや冷えの大きな原因になってしまいます。また、関節の可動域や筋肉の柔軟性が乏しいと非常に怪我をしやすく、日常のちょっとした不意な動作で痛めてしまう可能性があります。これは若いうちはまだ良いのですが、年齢が上がるにつれて痛めてしまう可能性も、怪我のリスクも大きくなりますので体の柔軟性は高めておくに越したことはありません。体が柔らかくなるメリット関節の可動域や筋肉の柔軟性が上がると、血流が良くなり肩こりの解消、浮腫み解消、顔のくすみ改善、冷え性改善、便秘改善など様々なメリットがあります。特に、体が柔らかくなると鉛のように重かった体が軽く感じて日々活発に動けるようになります。体が柔らかくなることで身体的な変化はもちろん、精神的な変化も感じることができるのはとても大きなメリットだと思います。反発し合う力を利用した股関節のストレッチSTEP1:足裏を合わせて座る脚でひし形を作るように座ります。始めは体の近くに脚を引き寄せて、つぶれたひし形を作って座ります。STEP2:手で膝を押す手で膝を上から押して、膝は下から手の力に反発するように押し返します。思い切り力をこめて、これを20秒キープします。STEP3:足裏を体から5㎝離す次に力をゆるめて足裏を5㎝ほど体から離します。少しひし形が縦に広がるイメージです。STEP4:もう一度手で膝を押すもう一度、手で上から思い切り押して膝はそれに反発するように下から押し返す動作を20秒キープします。STEP5:足裏をさらに体から離して膝を押すさらに脚を5㎝遠くに置き、同じように手で押す力と膝を下から押し上げて反発させる動作を20秒キープしてゆるめます。テレビを見ながらできる股関節のゆらゆら体操STEP1:股関節を開いて座る脚を開けるところまで開いて座ります。STEP2:骨盤を後ろに傾けるおへそを真後ろに引くイメージで骨盤を後傾させます。STEP3:骨盤を立てる骨盤に手を添えて一度骨盤を立てて座ります。STEP4:もう一度骨盤を後ろに傾けるもう一度おへそを真後ろに引くイメージで骨盤を後傾させます。STEP5:骨盤を前に傾ける今度はおへそを前に突き出すイメージで骨盤を前傾させます。STEP6:上体を前に倒すSTEP2〜5の動きを前後にゆらゆら1分程度行ったら、骨盤を前傾したまま、上体を倒せるところまで倒して更に1分キープします。テレビを観ながらなど、リラックスしながら深い呼吸とともに行うと更に柔軟性が上がります。体が硬い人がストレッチを行う際の注意点体が硬い人が、体を柔らかくしようとするときに気をつけるべきことをお伝えします。まず、ストレッチの際に反動を付けてストレッチを行わないということです。反動を付けてストレッチを行うと、通常の3倍怪我をしやすくなります。ストレッチを行う際は呼吸に合わせて徐々に深め、痛気持ち良いところで数十秒キープできるくらいの余裕を持って行いましょう。また、誰かに無理やり押したりしてもらうのも良くありません。無理に筋肉にストレッチをかけると筋肉は危険を感じ、どんどんギュッと硬く縮まる性質があります。呼吸に合わせ、筋肉がのびのびと柔らかく伸びているのをイメージしながらストレッチを行うと良いです。体をより柔らかくするために体をより柔らかくしていくためには、毎日朝晩ストレッチを行うのが一番効果的です。私は元々小さい頃から体が硬く、前屈でつま先に触れることなんて夢のようでしたが現在は胸が膝に付くくらい前屈が深まります。これは、大人になってヨガを始めてなんとなくストレッチが習慣付き、気づくとストレッチをしないと体が気持ち悪く感じる程になっていたからだと思います。毎日決まったストレッチを数ポーズ行うだけですが、徐々に徐々に深まるストレッチと筋肉や関節の伸びが気持ちよく感じられてくると思います。ストレッチを始めたばかりの方は、現在の様子を写真などに収めておくと、見返した時に変化が分かりやすくストレッチのモチベーションも上がります。毎日のストレッチで柔らかい体に運動の習慣がないと、体はどんどん硬くなっていってしまいます。子供の頃には簡単に出来た柔軟体操も、今は全然…なんて方も多いのでは?そんな場合は、まず今回ご紹介した股関節のストレッチからぜひ始めてみて下さい。Hikaruヨガインストラクター
2019年10月20日体が硬いからストレッチなんて痛いだけでやりたくないという方に朗報です。今回は、筋肉の特性を知ることで、今まで伸びにくかった筋肉が弛んであっという間に柔軟性がアップする、簡単ストレッチについてご紹介していきます。筋肉の特性を知ろう筋肉は、各体の部位にただ付いているだけではありません。体の中心に近い先端の起始(きし)から反対側の停止(よく動かす部分)といわれる関節をまたぎ、骨に付着しています。体や関節を曲げ伸ばしした時には、この筋肉にストレッチがかかります。関節や体を曲げ伸ばししただけでストレッチがかかるので、これを頑張ればよいのかと思うかもしれませんが、それはただ痛さを我慢するだけであることがほとんどです。筋肉の持つ特性とは?筋肉は主動筋(しゅどうきん)と拮抗筋(きっこうきん)という、対になる筋肉で構成されています。例えば、腕の力こぶ(上腕二頭筋)が主動筋となると反対側の二の腕(上腕三等筋)が拮抗筋となります。主動筋と拮抗筋では、主動筋が収縮された時に拮抗筋が弛むという特性があるため、次にこの特性を利用したストレッチの方法をご紹介していきます。筋肉の特性を利用した簡単ストレッチ主動筋と拮抗筋の特性を利用して、なかなか伸びにくい太もも裏(ハムストリング)の効果的なストレッチの方法です。① 床にまっすぐ立ち、反動をつけずに片脚を上げられるところまで持ち上げる。(膝は曲げずにつま先は上を向けます)② 持ち上げたら3秒キープ。③ 上記の動きを片脚×5セット両脚行う。④ ③まで終わったら、両足を拳1個分開いて立ち、左右交互につま先を上げる動きをを20回ほど行う。この後、立ったまま腹筋と前太ももを締めたまま前屈をして、ハムストリングの柔軟性を確かめてみましょう。関連記事オフィス&自宅でできるストレッチのやり方をたっぷりご紹介!ビフォアー・アフターで比べられるようにしておこう普段よりも少しでも柔軟性が高まると、毎日ストレッチを続けようというモチベーションにも繋がります。上記の、筋肉の特性を利用したストレッチを行う前に、現在の自分の姿を客観的に見るために、写真を撮っておくのもおすすめです。写真を撮るのが難しいという方は、どこまで床に手が着いたかというのを目安にしてもよいでしょう。筋肉の特性を理解してストレッチを行うことで、これだけ柔軟性に違いが出るということを、写真とともに実感することで、脳も体もそれを覚えてくれるようになります。筋肉の特性を利用したストレッチで柔軟性アップ今までストレッチは痛いものとばかり思っていた方も、この方法ならもっと気楽にストレッチに取り組めるでしょう。痛みから解放され、心の緊張がほぐれることで筋肉は更に緩み、伸びやすくなります。筋肉の特性を利用したストレッチで、即柔軟性を高めましょう。Hikaruヨガインストラクター
2019年10月19日筋トレとストレッチ。2つを上手く組み合わせることで、より安全かつ効果的にトレーニングを行えます。しかしストレッチの種類やタイミングを間違えてしまうと逆効果になってしまうことも…。今回はパーソナルトレーナー・ストレッチインストラクターの町田晋一先生にお話を伺ってみました。筋トレの特徴と効果筋トレは筋肉に負荷や抵抗を加えることでその能力を高める方法で、強度や回数によって効果は変わってきます。軽い負荷で回数を多めに行えば「筋持久力アップ」という効果が得られます。また中程度の負荷でセットを多めにし、セット間の休憩を短めにして行うことで「筋肉量アップ」という効果が期待できます。さらに重い負荷で回数を少なめに行い、休憩を長めにして行うと「筋力アップ」効果が期待できます。ストレッチの特徴と効果ストレッチは、筋肉を伸ばすことで関節可動域を広げていく方法です。筋肉を伸ばす方法として、静止して伸ばす方法と動かしながら伸ばす方法があります。静止して筋肉を伸ばすストレッチを「静的ストレッチ」、動かしながら筋肉を伸ばすストレッチを「動的ストレッチ」と言います。またストレッチには柔軟性を高める他、スポーツパフォーマンスの向上、疲労回復促進などといった効果が期待できます。筋トレとストレッチを組み合わせるメリット筋トレ前に動的ストレッチを行うことで、筋温が上がり筋肉の伸張性を高めることができます。また、神経伝達速度がアップして筋出力が上がるので、ケガの予防だけでなく本来持っている力を発揮しやすくなります。また、筋トレ後に静的ストレッチを行うと、疲労回復を促進させる効果が得られます。一方で、筋トレ前に静的ストレッチを行ってしまうと、副交感神経が優位になるためスポーツパフォーマンスの低下に繋がるとも言われています。筋トレとストレッチを組み合わせる注意点ストレッチは、筋トレを安全かつ効果的なものにするために行います。そのため筋トレの前と後で、それぞれの場面に適したストレッチを行うことが大切です。それにはストレッチの効果はもちろんのこと、その効果を得るにはどういうタイプのストレッチが適しているのかを踏まえておくことが必要です。関連記事ダイナミックストレッチとは?その効果や行う際のコツを解説筋トレ効果を高めるストレッチメニュー一例として、スクワットをより効果的に行うためのストレッチをご紹介しましょう。<やり方>STEP1:四つん這いの体勢をとり肩甲骨を内側に引き寄せ、腰を軽く反らせて骨盤を前傾させます。STEP2:腰を軽く反らせて骨盤の前傾をキープしたまま、お尻をかかとの上までスライドさせます。動作中、目線は床に向けましょう。STEP3:これを10回繰り返します。スクワットは骨盤を軽く前傾させた状態をキープして股関節を曲げる動作を繰り返すことで、お尻の筋肉に効かせるエクササイズです。このストレッチを行うことで、骨盤を軽く前傾させたまま股関節を曲げる動作が行いやすくなるので、ターゲットであるお尻の筋肉に効きやすくなります。筋トレとストレッチで効果UP筋トレの前には動的ストレッチを、後には静的ストレッチを行うことで、パフォーマンスの向上や疲労回復効果に繋がります。さらに行うトレーニングのメニューに合わせてストレッチの内容を変えられると、より効果的に。スクワットを行う前には、今回ご紹介したストレッチを試してみてくださいね。町田 晋一パーソナルトレーナー、ストレッチインストラクター
2019年10月12日「ダイナミックストレッチ」をご存知ですか?関節を動かしながら柔らかくしていく、動的ストレッチの一種です。今回はパーソナルトレーナー・ストレッチインストラクターの町田晋一先生にダイナミックストレッチの効果や行うタイミング、コツについて教えていただきました。ダイナミックストレッチとは「ダイナミックストレッチ」とは、動きを伴う動的ストレッチの一種で、関節を回したり曲げ伸ばしたりすることで関節可動域を高める方法です。筋肉には一方の筋肉が収縮している時、その反対側の筋肉は弛緩しているという性質があります。ダイナミックストレッチは、この性質を用いて関節可動域を広げていくものです。例えば股関節をより大きく曲げたい場合、股関節を曲げる動作を繰り返すダイナミックストレッチを行います。ダイナミックストレッチの効果ダイナミックストレッチを行うことで、筋温が上がり柔軟性を高めることができます。さらに神経伝達速度が上がることで筋出力がアップするので、スポーツパフォーマンス向上という効果も期待できます。ダイナミックストレッチを行うタイミングダイナミックストレッチは交感神経を優位にするうえ、血流を促し筋温を高めるので、運動前のウォーミングアップとして行うと効果的です。また、運動前ではなくても、出勤前やお仕事前など体を活動させる前にダイナミックストレッチを行うのもお勧めです。どんなダイナミックストレッチが効果的?例えばランニングを行う前ならば、股関節の曲げ伸ばし動作を繰り返すダイナミックストレッチを行うようにしましょう。なぜならランニング動作は、まさに股関節の曲げ伸ばし動作の連続になるからです。ランニングで前方への推進力を高めるには、特に股関節を伸ばす動作が重要となってきます。そのため股関節を伸ばす動きを高める必要があります。先程お伝えしましたように、ダイナミックストレッチは、一方の筋肉が収縮している時、その反対側の筋肉は弛緩しているという性質を用いて関節可動域を広げていくものです。そこで 股関節を曲げたところから伸ばす方向へ動かすダイナミックストレッチを行います。ダイナミックストレッチを行うコツ最初は少しずつ動かすいきなり大きく動かそうとするのではなく、少しずつ動きを大きくしていくことが重要です。いきなり大きく動かそうとすると、関節への負担が大きくなってしまうため、関節を傷つけてしまうこともあります。動かす方向を意識する必ず動きを高めたい方向へ動かすようにしましょう。例えば曲げる方向に動きを高めたいのに伸ばす方向に動かしても、伸ばす際に機能する筋肉が収縮して曲げる際に機能する筋肉が弛緩してしまうので、効果が得られなくなってしまいます。ダイナミックストレッチで柔軟性UPダイナミックストレッチとは、つまり動きを伴うストレッチのこと。関節を動かしながらストレッチを行うことで、柔軟性が上がり体を温める効果も。トレーニングやスポーツの前だけでなく、様々なタイミングで取り入れたいストレッチです。無理に動かして、関節を痛めないように注意してくださいね。町田 晋一パーソナルトレーナー、ストレッチインストラクター
2019年10月09日今回は、背筋のストレッチメニューを部位ごとにたっぷりとご紹介します。自宅で行うものから、仕事の合間にオフィスでサクッとできるものまで。効果や注意点も合わせて、教えていただいたのはボディワークトレーナーの金子由美先生です!背筋の役割と特徴私たちの体には常に重力がかかっています。地面に引っ張られる力と地面から押し返される力のバランスによって姿勢を保つことができているのです。そこで働いているのが背筋。背筋とは背中にある筋肉で、大きく分けると僧帽筋・広背筋・脊柱起立筋の3部位からなっています。これらの筋肉は体の背面にあり、直立な状態を維持する為に必要な筋肉です。もし弱くなって力を発揮することができなければ、猫背になり頭の重さが首や肩にかかるため凝りを感じることもあるでしょう。また、使わない部分は脂肪がつきやすいので体のラインも崩れがちになります。背筋の部分別ストレッチの効果僧帽筋首から肩にかけて背中の上部にある筋肉で、肩をすくめたり肩甲骨を寄せるようにすると縮みます。パソコン作業などを行っていると下を向いている時間が長くなり、頭を支えることで僧帽筋が張ってきてしまいます。この部位をストレッチすることで、首すじが軽くなり頭も冴えてくるでしょう。広背筋脇の下や脇腹から腰のあたりまでの筋肉で、背すじを伸ばして姿勢を正すのにも働きます。筋肉の張りが強くなると反り腰にもなりやいので、ストレッチをすることで腰痛の予防や解消にも繋がります。脊柱起立筋背骨周辺にある筋肉で、重力に逆らいながら姿勢を保っています。この脊柱起立筋周辺には神経が集まっており、常に重力の影響を受けている筋肉ですのでストレッチをすることでリラックス効果もあります。広背筋ストレッチのやり方STEP1:四つん這いの姿勢にまずマットの上で四つ這いの姿勢をとります。STEP2:右手を左手の前に左手の前に右手を着き、右手で床を押しながら背中を丸めます。STEP3:お尻を引いてキープそのままお尻を引き、背中を丸めたまま10~20秒キープします。反対側も同様に行いましょう。僧帽筋ストレッチのやり方STEP1:マットの上に腰を下ろしたら、左手で右の手首をつかみ、左へ引きます。STEP2:そのまま頭を左へ傾けて10~20秒キープします。反対側も同様に行いましょう。脊柱起立筋ストレッチのやり方STEP1:仰向けになり膝を持って頭を近づけます。STEP2:首や肩をリラックスさせたまま10~20秒キープします。オフィスでもできる背筋ストレッチのやり方広背筋ストレッチのやり方STEP1:手を肩幅より広めにしてデスクに両手を着きます。STEP2:背中を丸めたまま下を向き、そのまま10~20秒キープします。STEP3:常に首や肩は引き下げて肩甲骨を開くようにしましょう。POINT:両手を重ねてもOK右手を左手の上に置いたまま背中を丸めるのも効果的です。この場合は、反対側も同様に行うことを忘れずに。僧帽筋ストレッチのやり方STEP1:右手で椅子の座面を持ちます。STEP2:そのまま頭を左に傾け10~20秒キープします。STEP3:反対側も同様に行いましょう。脇・肩甲骨周辺のストレッチのやり方STEP1:右の肘を曲げ、左手でつかみます。STEP2:そのまま左側へ引き上体を横に傾けたまま10~20秒キープします。STEP3:反対側も同様に行いましょう。背筋ストレッチのコツと注意点背筋をストレッチする体勢は、背中を丸めるものが多いです。そのため肩が上がりやすくなり、その状態である程度保つことで余計に首や肩が張ってしまうことがあります。そうならないためにも、伸ばしたい部分の伸びを感じるような力加減が必要です。例えば広背筋のストレッチをするのであれば、お腹をへこまし肩甲骨を開くようにすると伸びている感覚が分かりやすくなります。もしそれでも肩が上がり首が緊張してしまう場合は、先に僧帽筋のストレッチを十分に行ってみてください。また、呼吸を止めずゆっくりリラックスできる体勢をとりながら繰り返してみましょう。オフィスでも自宅でもストレッチをデスクワークや姿勢の悪い人は特に背筋が凝ってしまいがちに。今回ご紹介したストレッチを仕事の合間や夜寝る前などに、意識的に取り入れるようにしてみてください。腰痛の予防やリラックス効果、首や肩こりの改善にも繋がりますよ。金子 由美ボディワークトレーナー
2019年10月09日硬くなった筋肉を伸ばしたり、運動前の準備体操をしたりするなど、さまざまなシーンでストレッチが行われます。そもそもストレッチにはどのような効果があるのでしょうか?今回はパーソナルトレーナー・ストレッチインストラクターの町田晋一先生に、ストレッチの種類とそれぞれの効果をはじめ、適したタイミングや頻度、注意点などについて教えていただきました。ストレッチにはどんな効果がある?ストレッチには、主に以下のような効果があります。・柔軟性の向上・疲労回復促進・パフォーマンス(身体能力)の向上ストレッチによって、硬くなってしまった筋肉をしなやかにすることにつながります。ストレッチの種類と期待できる効果「静的ストレッチ」ストレッチには大きく2つの種類があり、その1つに、静止した状態で筋肉を伸ばす「静的ストレッチ」があります。静的ストレッチは、心地よい強度で筋肉を伸ばし続けることで副交感神経が優位になり、リラックス効果が得られます。その結果、筋肉の緊張が緩み、柔軟性を高めることができます。また、筋肉の緊張が緩むことで血液やリンパの流れが促進され、疲労回復を促進させることができます。「動的ストレッチ」次に、動きを伴うストレッチである「動的ストレッチ」です。動的ストレッチには更に2つの種類があります。1つは、関節を回したり曲げ伸ばししたりすることで可動域を広げていく「ダイナミックストレッチ」。もう1つは、反動や弾みをつけて筋肉を伸ばす「バリスティックストレッチ」です。動的ストレッチは交感神経が優位になり、血流が促進されて筋温を上げることができます。その結果、神経伝達速度が向上してパフォーマンスの向上に繋がります。ストレッチを行うと良いタイミングとその理由副交感神経が優位になり、リラックス効果をもたらす静的ストレッチは、運動後のタイミングで行うと良いでしょう。一方、動的ストレッチは筋温を上げて神経伝達速度を高めるため、運動前のウォーミングアップで行うようにします。ストレッチを行うと良い頻度とその理由ストレッチはいつでもどこでも手軽にできるうえ、筋肉への負担も少ないのが特徴です。筋肉に違和感がなければ毎日行ってもよいでしょう。理由として、毎日続けることで柔軟性を高める効果が期待できると考えられるからです。ストレッチ効果を十分感じるために気をつけたいこと静的ストレッチと動的ストレッチのどちらについても、筋肉を強く伸ばし過ぎると却って柔軟性アップを妨げるばかりか筋肉を傷めてしまいます。そのため心地よい伸び感が得られる強度で、少しずつ可動域を広げていくように心がけましょう。柔軟性を高めるには、筋温を十分に上げてからストレッチを行うと効果的です。カラダが冷えている場合は、うっすらと汗ばむ程度にウォーキングやジョギングなどを行ってからストレッチを行うとよいでしょう。初心者でもできる!おすすめストレッチを2つ紹介【胸の筋肉へのストレッチ】1.ストレッチする側の肘と脇を90度に曲げ、小指側のラインを壁に当てます。2.ストレッチする側の足を一歩前に踏み出し、カラダを反対側へ向けることで胸の筋肉がストレッチされます。*このとき顔も一緒に反対側へ向けるようにします。3.心地よいストレッチ感が得られるところまで伸ばし、少しずつ可動域を広げながら20〜30秒間伸ばし続けるようにします。ポイントは、肘の内側を壁から離さないようにすること。肘の内側と胸を引き離すようにすることで、胸の筋肉がストレッチされます。【肩回しストレッチ】1.肘で円を描くように、肩を後ろから前へ10回回します。2.続いて、肩を前から後ろに10回回します。*肘で描く円を少しずつ大きくしていくように回しましょう。前回しを行った後に後ろ回しを行うことがポイントです。これら2つのストレッチは肩こり解消にも効果が期待できるため、デスクワークの合間に行うことをおすすめします!関連記事オフィス&自宅でできるストレッチのやり方をたっぷりご紹介!手軽なストレッチからはじめてみようストレッチは、動的か静的かによって、行うと良いタイミングが異なります。頻度は毎日でも問題ないため、ぜひ毎日の生活に取り入れてみましょう。肩回しや胸の筋肉など、初心者でも取り入れやすい手軽なストレッチからはじめ、ぜひ継続して行ってみてくださいね。町田 晋一パーソナルトレーナー、ストレッチインストラクター
2019年10月06日デスクワークや立ち仕事など、同じ姿勢でいる時間が長いと体が凝り固まって重く感じてしまいますよね。今回はオフィスで出来るもの、初心者におすすめのもの、そして10分で終わるものの3種類のストレッチメニューをご紹介します。教えていただいたのはヨガインストラクターの内藤絢先生です!ストレッチの効果冷えや浮腫みの改善ストレッチで筋肉を伸ばすことで血流が良くなり、全身が温まります。その結果、冷え性や浮腫みの改善に繋がります。また太りにくい体作りにも役立つのでダイエットにも。疲労回復の効果各筋肉、関節の硬さや緊張が緩むと呼吸も深くなり、内臓の動きがスムーズになるため、深くしっかり眠れるようになります。睡眠の質が上がるので、あわせて疲労回復の効果も上がります。疲れにくくなる体が硬いと全身の可動域に制限が掛かることで、疲れやすくなります。一方、柔軟性が上がると全身が動きやすくなり、疲れにくくなるほか、腰痛などの不調や怪我の予防にもなります。仕事の合間にできる簡単ストレッチ1:首の後ろから背中・腰のストレッチパソコン作業で最も硬くなる体の背面の緊張を取ることが、全身を緩めるキーポイントです。<やり方>STEP1:脚を腰幅に開き、吐く息で上体を脚に乗せます。STEP2:上体の力が抜けて来たら腕を膝裏に回し、全身で卵を作るようにします。STEP3:更に気持ち良く伸ばしたい時は首を左右に緩やかに動かすとスッキリします。2:もも裏のストレッチ同じ姿勢では腰が張ります。腰の硬さを取る為には、もも裏のストレッチは欠かせません。<やり方>STEP1:椅子の座面に半分程、お尻を乗せて片脚を前方に伸ばします。STEP2:吐く息で股関節から上体を【ひらがなの【く】】を書くように45度前方へ倒します。POINT:ここで胸を前方に向けると更によく伸びます。STEP3:最後は吸う息で上体を真っ直ぐ起こします。3:座位の体側ストレッチ<やり方>STEP1:座面に半分程、お尻を乗せながら何回か深呼吸をします。STEP2:手のひらを天井に向けながら息を吸い、上体を引き上げます。STEP3:吐きながら左右に体を動かし、脇腹が緩んで来たら片方ずつ静止して伸ばします。4:胸のストレッチ<やり方>STEP1:座面に半分程、お尻を乗せながら手は背もたれの下を軽く掴みます。STEP2:吸う息でお腹〜胸元を前に押し出し、目線を斜め上へ向けます。STEP3:吐く息で背もたれを掴んでいた腕を緩め、背中を優しく丸めます。初心者向けの基本のストレッチ1:でんでん太鼓<やり方>STEP1:脚を腰幅より靴一足分大きく開きながら体を左右にユラユラ動かします。このとき腕を斜め後ろへ、でんでん太鼓のように軽やかに動かしましょう。STEP2:慣れてきたら踵を持ち上げながら、更に大きく全身をでんでん太鼓のように動かすと血流促進や頭がスッキリする事にも繋がります。2:脇腹のストレッチ<やり方>STEP1:立ち姿勢で脚は腰幅より靴一足分大きく開き、深呼吸をしながら両手を頭の上で返します。STEP2:吐く息で脇腹を左右に動かし、柔らかくなって来たら片方ずつ止めながら伸ばします。3:喉元から胸のストレッチ<やり方>STEP1:立位で脚を腰幅より靴一足分大きく開きながら、両手を後頭部に当てます。STEP2:吸う息で胸元から天井を仰ぐように上体を優しく反らします。STEP3:吐く息で元の体勢に戻ります。10分でできるストレッチメニュー1:捻る腰のストレッチ<やり方>STEP1:座面に深く座り、片脚を組みながら片手を背もたれに回して掛けた脚の膝の外側を手のひらで触ります。STEP2:背筋を伸ばしながら息を吸い、吐く息で斜め後ろへ上体を捻ります。POINT:静止の際、吐く息を意識することで腰がよく伸びます。2:腰から内もものストレッチ<やり方>STEP1:座面に半分程、お尻を乗せて脚は腰幅より靴一足分大きく開き、手のひらを内ももに当てます。STEP2:吐く息で腰から上体を前に倒しながら内ももを外側に開きます。POINT:更に伸ばしたい時は内ももに肘を付けると良い刺激が入ります。3:胸から肩周りのストレッチ上で紹介した「腰から内もものストレッチ」の応用編です。<やり方>STEP1:上で紹介した「腰から内もものストレッチ」の体勢をとります。STEP2:手のひらを内ももに当てて吐く息で片方の胸を斜め45度に向け、同時に反対側の肩を内側に入れます。その他、「仕事の合間にできる簡単ストレッチ」でご紹介した「座位の体側ストレッチ」も10分でできるストレッチメニューとしておすすめです。ストレッチを効果的に行うベストタイミング起床時目覚めたばかりの全身の滞りを取り、血流促進や脳活性、内臓の動きを良くして体をスムーズに動かしやすくします。就寝前日中に負担が掛かった筋肉、関節のダメージを和らげる働きがあります。またストレスで高ぶった交感神経を鎮静させて体が休まり、深く眠れることによって全身の修復がしっかり出来るようになります。ストレッチを行う際のポイント・注意点温める&静止するストレッチの前に何回か揺らしたりほぐしたりして筋肉そのものを温めてから行いましょう。またストレッチ中は、20〜30秒を目安に静止するようにしましょう。吐く息を意識する特に女性は普段から胸式呼吸の為、呼吸自体が浅くなっています。伸ばす時に吐く息を1回ずつしっかり意識する事で、ストレッチ効果が大きく変わります。痛くなるまで伸ばさない痛いまま伸ばし続けることは関節への負担が大きくなり、かえって筋肉そのものが硬くなります。少しだけ痛いけど気持ち良いというくらいが一番効果があります。硬い部位ばかり伸ばさない全身満遍なく伸ばすことが効果的であるのは勿論、伸ばしたい部位だけを伸ばしても柔軟性やほぐれ感は高まりません。胸を伸ばしたい時は肩、二の腕を先に伸ばす、背中を伸ばしたい時は体側部、首の後ろ、腰回りを先に伸ばすなど、硬い部位の周りから伸ばすことを意識することによってストレッチ効果は大きく変わります。ストレッチを習慣に今回はオフィスでもできる椅子を使ったストレッチと、初心者でも自宅で簡単にできるストレッチをご紹介しました。ストレッチは繰り返し行うことが大切です。無理をしない程度に日々のルーティンのなかにストレッチを組み込んでみましょう。内藤 絢睡眠専門家、ヨガインストラクター
2019年10月03日内転筋は太ももを内側に閉める際に働く大切な筋肉ですが、普段の生活の中であまり使われることのない部分でもあります。今回はそんな内転筋をストレッチする方法やメリット、注意点などをまとめました。教えてくれたのはヨガインストラクターのHikaru先生です!内転筋とは内転筋とは太ももの内側にある筋肉のことで内転筋群といい、恥骨から膝下までの間にある5つの筋肉の総称です。内転筋は太ももを内側に締める動作の時に大きく働く筋肉です。男性も女性も日常生活で内転筋群を使うことが少なく、弱くなってしまっている方が多い筋肉でもあります。座って開脚をして上体を前に倒した時に一番ストレッチがかかっているのを感じる場所がこの内転筋群です。内転筋をストレッチするメリット普段から意識して使わないと、内転筋は弱まり硬くなってしまいます。内転筋をストレッチすることで開脚などの脚を開く動作がしやすくなる他、内転筋の筋トレが効果的に伝わるようになり骨盤が安定し、下半身全体も安定します。また内転筋が働くようになると、太もも外側に逃げてしまっている力を内側に引き寄せることができるようになるため、太ももの外張り改善、小尻効果、美脚効果を得られるメリットがあります。自宅でできる内転筋のストレッチ方法STEP1:脚を横に広げて立つヨガマットの上などに足幅を広くとり立ちます。STEP2:お尻を下ろし、肘を内太ももにお尻を真下に下ろしていき、肘を太ももの内側に添えます。STEP3:お尻をさらに下げるお尻を膝よりも下に下げて、両腕で太ももを外側へ押し返します。STEP4:太ももを外側に押しながら上体をひねるSTEP3の体勢のまま片方の手を内くるぶしに添えます。太もも内側を更に強く押し返しながら、上体を反対に捻ります。STEP5:反対側も行う反対も同様に行います。内転筋をストレッチする際のポイント普段あまり使われていない内転筋は、特にストレッチを始めたばかりの頃は引きちぎれるような痛みを感じてやめてしまう方が多いです。ストレッチは継続して行うことで徐々に効果が現れますので、痛いと感じる1歩手前でキープしましょう。また深い呼吸をしながらストレッチを行うことで筋肉がほぐれやすくなりますので、内転筋に酸素を送り込むイメージで深い呼吸とともにストレッチを行いましょう。どのくらいの頻度で行えばいいの?内転筋のストレッチは、できれば毎日の習慣にできると良いです。まずは2週間、毎日朝起きた時とお風呂上がりに内転筋のストレッチを行ってみてください。すると内転筋が目覚め始め、ストレッチをしないと体が気持ち悪く感じるようになると思います。毎日ストレッチを行うのが難しい方は、2日に1度、1度のストレッチに5分程度かけてじっくりと内転筋をほぐせると良いです。意識的に内転筋をゆるめよう内転筋は普段なかなか使われることのない筋肉です。だからこそ意識的に毎日ストレッチを行い、弱ってしまわないようにしましょう。下半身の安定やお尻から脚にかけてのラインを綺麗にする効果のある内転筋ストレッチ。ぜひ自宅でトライしてみてください。Hikaruヨガインストラクター
2019年10月02日膝をストレッチして、ダイエット効果や美脚効果を狙いましょう!今回は自宅で簡単にできる膝のストレッチ方法を2種類ご紹介します。教えてくれたのは、ボディセラピスト・整体師として活躍する肥後晴久先生です!膝のストレッチで得られる効果代謝の改善膝に関わる筋肉は体の中でも比較的大きい筋肉で、脂肪にも大きく関わる場所です。筋肉の働きを上げるには筋トレと思ってしまいますが、ストレッチでもその効果は十分に得られます。それは伸ばされることにより血流が上がるためと、脳から筋肉に向けての命令がスムーズになるためです。また全身の筋肉は関連していますので、体の中で大きい筋肉が活発に働いてくると周りの筋肉もその刺激を受けて活動を始めてきます。そうすることにより代謝が上がっていき、体の中も活発になってくるのです。姿勢の改善膝の筋肉は、骨盤に大きく影響しています。骨盤が歪んでいる、姿勢が悪いと訴える方の大半は臀部や太ももの筋肉の柔軟性低下や筋力低下が見受けられます。これら臀部、太ももの筋肉は膝に関わる筋肉でもあります。膝のストレッチを行うことにより、臀部や太ももの筋肉の柔軟性が改善され、筋力低下の阻止や骨盤の安定に繋がりますので、その結果姿勢の改善へと繋がるのです。膝のストレッチはどんな人におすすめ?ダイエット効果を高めたい人現在行っているダイエット方法と並行しても、何も行っていない人に対してでも効果はあります。これは膝のストレッチを行うことで、代謝の改善に繋がるからです。どのようなダイエット方法でも代謝UPということは必須条件になります。この代謝UPに繋がるのは体の中で大きい筋肉に刺激を加えたときです。そうすると全身の血流増加に繋がるので、ダイエット効果がより高いものとなるのです。美脚を目指したい人膝のストレッチは、骨盤の矯正に繋がります。骨盤の矯正とは、股関節の矯正ということでもあります。骨盤の矯正がされると脚全体のバランスも整い、代謝の改善も並行して行うので美脚効果が高くなります。自宅でできる膝のストレッチ仰向けで行うストレッチこのストレッチは、太ももの前側全体と股関節も同時に伸ばせますので膝への効果が高いです。<やり方>仰向けに寝た状態から、片脚だけ正座を行っている状態を作ります。その際に足首が体の外に出ないようにしてください。足首はおしりの下にあるように行いましょう。横向きで行うストレッチお次は横向きから行います。これは膝の内側がしっかりと伸ばせるのでO脚改善にも効果があります。<やり方>横向きになって上にある脚の膝を曲げます。そのままつま先を床に接地させます。膝のストレッチを行う際のポイント無理に伸ばさない筋肉は細かい繊維のかたまりで出来ているため、無理に伸ばすとその繊維が壊れてしまいます。ストレッチは筋肉を伸ばす為に行うものですが、一人ひとりの現在の柔軟性に合わせて行うことがベストになります。その許容範囲を超えて伸ばしてしまうと、ゴムを無理やり引き千切ろうとしているのと同じことですので、当然筋肉の繊維は壊れます。ですので気持ちよく伸びていることを目安にして伸ばしていきましょう。長い時間伸ばさない筋肉は伸び縮みする繊維ですので、長い時間伸ばすと筋肉の反応が鈍くなります。長い時間伸ばされ過ぎて逆に体が動かしづらくなったり、伸ばされ続けることで脳が縮こまろうと判断して余計な緊張を作ってしまったりなど、良い反応は1つもありません。ポイントとしては短時間で回数を行うことです。20~30秒を1回にして2~3回繰り返すことで十分です。どのくらいの頻度で行うのがいいの?ストレッチを行うには、お風呂上りや就寝前がオススメです。ストレッチは筋肉の血流が上がっている時に行うと高い効果を得られます。さらに筋肉の緊張を和らげる働きもあるので就寝前に行うと体の緊張も解け、気持ちのいい睡眠を得られることが出来ると思います。また血流UPや緊張の緩和を目的としている膝ストレッチですので、毎日行うことが理想になります。ストレッチを行う際に左右交互に行うとより効果は高くなります。一度伸ばした側休めて反対側を伸ばすと筋肉の緊張はより解けやすく、改めて最初に伸ばした側を伸ばすと伸びやすくなっているのです。このようにストレッチを行っていくと効果の高い膝ストレッチになると思います。膝のストレッチでスラっと美脚にダイエット効果や姿勢改善、美脚効果もある膝のストレッチ。今回ご紹介したストレッチはどちらも寝転がった状態で行うものなので、夜ベッドに入った際に行うのを習慣づけてみましょう。無理をせずに、心地よい伸びを感じるように行なってみてくださいね。肥後晴久ボディセラピスト、整体師
2019年10月02日就寝前のストレッチは体に良いイメージですが、具体的にどんな効果があるのでしょう?睡眠専門家・ヨガインストラクターなど多彩な顔をもつ内藤 絢先生に、安眠のためのストレッチについて聞きました。今回は布団・ベッドの上で出来るストレッチを紹介します。ストレッチが安眠につながるワケ深い呼吸ができるようになるから睡眠の質を上げるには、呼吸の深さがキモ。ストレッチで骨格筋・関節の緊張を取ることによって呼吸が深くなり、結果、就寝中の内臓や脳の疲労を洗い流すことにつながるのです。内臓疲労の回復力がアップするからストレッチをすると、副交感神経が優位になります。睡眠中に内蔵機能が修復されることで、胃や腸など消化器系の働きが活発になり、基礎代謝もアップ。すると日中のエネルギー消費量が増え、ダイエット効果も期待できるのです。自律神経が調整されるから日中に受けたストレスで骨格筋が硬くなると、交感神経が優位になります。就寝前にストレッチをすることで副交感神経が優位になるので、安眠効果とともに疲労回復力も生まれるのです。安眠のためのストレッチ方法1.ゴキブリ体操まず仰向けになり、腕と脚を天井に向けて上げながらプラプラ振ります。振ることによって全身がくまなくほぐれ、安眠効果につながります。2.膝立てウエスト捻り仰向けに寝たまま膝を立て、両腕を胸の横に開きます。手のひらを上に向けながら膝を左右にゆっくり倒しましょう。何回か行ったら片側で15秒ほど止めながら、脇腹からお尻の横を伸ばしていきます。こうすることで、腰や背面全体がほぐれます。3.全体引き伸ばし最後は両手のひらを頭の上でくるりと返し、下半身はつま先を伸ばします。そのまま吸う息で全身を上下に伸ばし、吐く息で一気に脱力します。ストレッチを行うときのポイント体を締め付けない衣服を着るストレッチを行う際、1カ所でも窮屈な部位があるとほかの筋肉も動きに制限がかかってしまいます。全身の緊張を緩めるためには着るものも関係してくるので、部屋着やパジャマを見直してみてくださいね。強度の高い運動は避ける安眠のためのストレッチは、筋肉の緊張を取ることが目的です。強度の高いストレッチをすると交感神経に刺激が入り、かえって目が覚めてしまうこともあるので注意しましょう。例えば開脚などは避けるのがベターです。「吐く息」を意識するストレッチで伸ばしているときは、吐く息を意識してみましょう。日中の疲労により、夜間は呼吸が浅くなりやすいといわれています。深い呼吸はストレッチ効果・安眠効果を高め、全身の血流促進にもつながります。安眠のためストレッチを行うタイミング就寝1時間~1時間半前に行うストレッチ終了後すぐに眠ってしまうのではなく、少し時間を空けるのがおすすめです。1時間~1時間半空けると心拍が下がり、骨格筋の緊張もほぐれます。入浴30分後に行う風呂上がりすぐよりも、30分ほど経ってから行うのがよいでしょう。体が熱を帯びた状態で行うとかえって交感神経が高ぶってしまい、覚醒の原因となるからです。終了後はコップ一杯の常温水を飲むストレッチをすると筋肉の緊張が緩み、血流が良くなります。このタイミングで水分補給をすることが、深く眠るために必要な【※深部体温を下げる】ことにも繋がります。※深部体温とは?体の内側の温度を表し、これが下がる事で睡眠の質が高まります。計測する表面の温度より若干高く、平均は36.9℃ 前後と言われています。ストレッチで良質な眠りを就寝前に行う簡単なストレッチによって、眠りの質もグッとアップ。安眠できれば翌日も気持ちよく起きられるので、日中の仕事や家事の効率もアップしそうです。解説したポイントをおさえて、今日から早速ストレッチを取り入れてみてくださいね。内藤 絢睡眠専門家、ヨガインストラクター
2019年09月29日寝ても疲れがとれないのは、自律神経の疲れ=脳の疲れがとれないから。その疲れをとる唯一の方法が睡眠。3つのストレッチでぐっすり眠ろう!「全身の倦怠感、肩こり、目の疲れ……こうした疲労の原因は、筋肉ではなく脳にあります。眼精疲労解消のためホットタオルで目を温めれば、一時的にはよくなったと感じるかもしれませんが、脳の疲れをとらない限り根本的な解決には至らないのです」こう話すのは、東京疲労・睡眠クリニック院長で疲労回復専門医の梶本修身先生。梶本先生が疲労回復において注目するのは、脳にコントロールセンターを置く自律神経だ。「たとえば100メートル歩くとき、呼吸が速まり心拍数も上がりますが、これは自律神経の働きによるものです。また、座って作業していたとしても、緊張と集中力を維持するのは自律神経の役割。つまり、自律神経は日常生活の中のいたるところで活発に働いており、その活動に比例して疲れがたまっていくということです」自律神経の疲れは「脳」の疲れ。自律神経の疲れはどうすれば解消できるのだろうか。「その唯一の方法が、睡眠です。質のいい睡眠をとると翌朝には自律神経の疲れがリセットされ、スッキリと活動を始められます。ところが、睡眠が浅かったり短かったりすると、自律神経にたまった疲れが細胞の“サビ”となって蓄積されていきます」呼吸や歩行など、基本的な活動を行うだけで細胞は酸素を消費し、その1〜2%が活性酸素となる。この活性酸素が、細胞を“サビ”させ、組織の機能を低下させる。これが疲労の正体だ。自律神経の疲れが解消されず、サビが蓄積し続けるとシミやシワなどの老化の原因になるだけでなく、やがては糖尿病や高血圧などの生活習慣病を招くことになる。「どんなに寝ても疲れがとれないと感じるのは、自律神経の疲れがとれていない証拠。自律神経の機能は10代がピークといわれており、50歳を過ぎるころにはピーク時の半分以下に落ちてしまいます。機能が落ちたぶん、自律神経にかかる負担が大きくなるので、疲れが回復しにくくなるのです」こうした悩みを持つ人が注意したいのが、いびき。快適な睡眠を妨げる最大の敵だ。「寝ても寝ても疲れがとれないと訴える場合、いびきが原因であることが非常に多いのです。とくに女性のいびきは、男性よりも睡眠に及ぼす影響が甚大です」いびきをかいているとき、舌の根元や喉の筋肉などで気道がふさがれ、空気の通り道が狭くなっている。すると十分な酸素が取り込まれないので、自律神経は脳へ安定して酸素を送り込むために心拍数や血圧を上げる指令を出し続ける。「寝ているときは自律神経も休息すべきですが、これでは寝ながら運動しているのと変わりません。疲れが取れないのは当然です」女性の場合、いびきの音は小さいが、男性よりも肺活量が少ないため脳に酸素が行き渡りにくくなる。そのぶん、自律神経の働きも活発にならざるをえない。「体中に酸素を行き渡らせるのが、自律神経の重要な役割。ですから、酸素を運ぶ血流がスムーズであれば、自律神経にかかる負担が軽くなり、脳の疲労を軽減できます」そこで梶本先生が提案するのが、次に紹介する3つのステップのストレッチ。血流をよくし、いびきを防止する効果がある。【ステップ1】「太ももゆるゆる伸ばし20秒」血管やリンパ管の詰まりをとって疲労感を解消(1)ベッドや布団の上で横になる。腕は、力を抜いて体の横に置く。呼吸は深くゆっくりと。(2)両ひざを立てる。(3)太ももをできるだけ90度になるよう左右に開き、左右の足の裏をぴったりつける。そのままの姿勢で10〜15秒キープ。(4)ゆっくり太ももを閉じて、両ひざを立てた状態に戻す。【ステップ2】「ひざばたばたストレッチ30秒」寝返りの癖づけで、いびきを防止、眠りを深める(1)両ひざを立てた状態からスタート。(2)両ひざを一緒に、左側に倒す。このときはまだ、上半身は上を向いたまま。(3)右腕も一緒に、上半身も左側に倒す。(4)両ひざを立てた状態に戻したあと、右側も同様に行う。これを、左右交互に3秒ずつ、5回繰り返す。【ステップ3】「全身ゆったり伸ばし10秒」全身の関節を伸ばしてすっきりする(1)あおむけになり、深く、ゆっくりと鼻呼吸しながら、両手を上に伸ばす。目は自然に半分まぶたが閉じるくらいに。(2)ひざを伸ばし、足に力が入らない程度に両足首をまっすぐに伸ばす。(3)手首、ひじ、肩、首、腰、股、ひざ、足首という全身の関節が無理なくまっすぐ伸びていることを意識して、リラックスして10秒キープ。「ステップ1では、座っていると血流が滞りがちな股関節を伸ばし、血管とリンパ管の詰まりを解消。血流がよくなって自律神経にかかる負担が減ると、さらに血流がよくなるという好循環が期待できます。ステップ2では、寝返りの癖をつけることでいびき防止を狙います。最後にステップ3で全身の関節を伸ばし、全身の血流アップの仕上げを行ってリラックスしましょう。毎晩、寝る前に行うと熟睡できるようになり、翌朝、疲れがとれスッキリと起きられます。1回目から効果を実感する人もいますよ」簡単ストレッチで、今日の疲れは寝ているうちに解消しよう!
2019年09月19日KURO(クロ)は、2019年秋冬コレクションの新素材「モンスターストレッチデニム(MONSTER STRETCH DENIM)」を採用したデニムジャケットやデニムパンツを、KURO 直営店などで2019年9月中旬より順次発売する。KUROのオリジナル新素材「モンスターストレッチデニム」「モンスターストレッチデニム」は、KUROが2年の歳月をかけて糸から開発したオリジナルストレッチ生地。伸長率160%の高ストレッチ“元の生地を加工で収縮させてストレッチさせる”という従来の原理ではなく、“高ストレッチ性の糸を張力を抑えて織り上げる技術”を新たに採用することで、ジャパンデニムならではの風合いはそのままに、伸長率160%、元に戻るキックバック90%を維持する、驚異的なストレッチ性を実現している。伸長率は今までのストレッチ生地と比較するとほぼ倍の伸びを誇り、締め付けを感じにくい快適な着用感をもたらす。デザイン性・フォルムはキープ高い回復率により、ストレッチ素材にありがちな裾やポケットのたわみ、膝が出るなどの伸びも無く、製品デザインを損なわないのが「モンスターストレッチデニム」の大きな魅力だ。また、デニムの表情を左右するオンスも調整ができるため、ストレッチ生地特有の目が潰れたようなフラットな生地感ではなく、綿100%のデニム生地のような、ヴィンテージ感ある風合いに仕上げることができる。メンズ&ウィメンズのジャケット、パンツメンズでは、ジャケットとスキニーパンツを展開。スキニーパンツの「HELVETICA MONSTER STRETCH」には、ストレッチ糸をシャトル織機で織り上げた、耳付きのセルビッチデニムが用いられている。また、ウィメンズでは、ジャケットと、スリムテーパードパンツ、スキニーパンツを揃える。【詳細】KURO モンスターストレッチデニム発売時期:2019年9月中旬より順次取扱店舗:KURO 直営店など〈メンズ〉・ARIAL DENIM JACKET MONSTER STRETCH (インディゴ) 23,000円+税/(フェーデッドインディゴ、ライトインディゴ) 28,000円+税・HELVETICA MONSTER STRETCH (インディゴ、ブラック) 18,000円+税/(フェーデッドインディゴ、ライトインディゴ) 24,000円+税〈ウィメンズ〉・KARLA WOMENS MONSTER STRETCH (インディゴ、ブラック) 23,000円+税/(フェーデッドインディゴ、ライトインディゴ) 27,000円+税・CORBEL MONSTER STRETCH (インディゴ、ブラック) 17,000円+税/(フェーデッドインディゴ、ライトインディゴ) 24,000円+税・DIAMANTE MONSTER STRETCH (インディゴ) 17,000円+税/(フェーデッドインディゴ、ライトインディゴ) 24,000円+税【問い合わせ先】KURO 銀座TEL:03-6274-6257
2019年09月15日ランニングをする時、どんなストレッチをしていますか?ケガ予防や疲労回復に役立つストレッチは、正しく行ってこそ効果を発揮するもの。そこで今回、ストレッチインストラクターの町田晋一先生に、ランニング前後に最適なストレッチを教えていただきました。ランニングでストレッチが重要なのはなぜ?ストレッチを行うと柔軟性が高まるため、ランニング中の思わぬケガの予防につながります。また、疲労回復促進のためにもストレッチは重要です。疲労が蓄積すると、パフォーマンス(身体能力)が十分に発揮できなくなるだけでなく、シンスプリント(すねの痛み)やアキレス腱炎などといった、オーバーユース(使いすぎ)が原因のスポーツ障害にもつながってしまうのです。ランニング前におすすめのストレッチランニング前は動的ストレッチが有効ランニング前は、動きを伴う動的ストレッチが効果的です。動的ストレッチには、神経系の興奮を高めて筋温をアップさせる効果もあるため、パフォーマンス向上に役立ちます。それでは、ランニング前に特に行っておきたいストレッチを5つご紹介します。肩回しひじで円を描くように肩を前に10回まわし、次いで後ろに10回まわします。上体ひねり足幅を広くとり、両腕を胸の前でクロスさせ、骨盤から下を固定した状態で顔を正面に向けます。そのままの姿勢で、上体を左右にひねる動作を20回行います。股関節の曲げ伸ばし柱などにつかまりながら、股関節を曲げた状態から伸ばす動作を、左右それぞれ10回繰り返します。動作中は骨盤を動かさないようにするのがポイントです。足首の回旋運動つま先を立てて、足首を時計回りと反時計回りに、それぞれ10回ずつまわします。弾みをつけてのふくらはぎのストレッチ脚を前後に開き、後ろ足のかかとが地面から離れないようにしながら、上体を軽く上下に動かして、弾みをつけながらふくらはぎをストレッチ。これを左右それぞれ10回ずつ行います。ランニング後におすすめのストレッチランニング後は静的ストレッチが有効ランニング後は、静止した状態で筋肉を伸ばす静的ストレッチが最適です。静的ストレッチは、副交感神経を優位にすることで神経系の興奮を鎮め、リラックス効果をもたらします。それによって筋肉の緊張を緩め、疲労回復を促進させる効果が期待できるのです。ランニングで障害の多い箇所は下半身です。また、疲労が集中するのも下半身になるため、ランニング後は下半身を中心にストレッチしていきます。それでは、ランニング後に特に行っておきたいストレッチを3つご紹介しましょう。《 静的ストレッチのポイント 》静的ストレッチは、心地良いストレッチ感が得られる強度で、20〜30秒間伸ばしていくのがポイントです。太もも前部(腸腰筋と大腿四頭筋)のストレッチストレッチする側の脚を後ろに引き、膝を曲げて足首を持ち、かかとをお尻につけます。こうすることで、太もも前部に位置する腸腰筋(ちょうようきん)と、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)がストレッチされます。余裕があれば、足首を持っていた手を、つま先に持ちかえてみましょう。太もも後部(ハムストリングス)のストレッチストレッチする側の脚を一歩前に出します。膝を伸ばしたまま、お尻を後ろに引きつつ胸を前に突き出すことで、太もも裏側にあるハムストリングスがストレッチされます。このとき、つま先と膝は正面に向けるようにしましょう。ふくらはぎのストレッチ脚を前後に大きく開き、後ろ足のかかとが地面から離れないようにしながら、前脚の膝に両手を添え、重心を前脚に預けます。こうすることで、後脚のふくらはぎがストレッチされます。ふくらはぎは特に障害が多く発症しやすい箇所です。忘れずに行っておきましょう。ストレッチを行う際の注意点動的ストレッチも静的ストレッチも、少しずつ可動域を広げていくことがポイントです。いきなり大きくストレッチしようとすると、ストレッチ効果が得られないばかりか、筋肉を傷めてしまう可能性も。自分の体に向き合いながら、無理をせず行うことが大切です。有効なストレッチがランニングを楽しむ秘訣!ランニング前後のストレッチには、ケガ予防、パフォーマンス向上、疲労回復といった、ランナーにとって非常に重要な要素が含まれています。正しいストレッチを行うことは、ランニングをより楽しいものにするための秘訣と言えるでしょう。今までストレッチをあまり重要視してこなかった方は、少し時間をかけて丁寧に行ってみてはいかがでしょうか。きっと、これまでにない爽快感や心地良さを感じていただけると思います!町田 晋一パーソナルトレーナー、ストレッチインストラクター
2019年09月04日人生100年時代、少しでも長く動ける体でいる“コツ”は、“骨を意識すること”にアリ!日常生活の身のこなしを軽くしてくれる、簡単エクササイズをご紹介!「最近は老化の防止に筋力を鍛える人も多いですが、体を効率よく働かせるにはまず“骨の動きを柔らかくする”ことが大切です」そう話すのは、スポーツケア整体研究所代表の松村卓さんだ。松村さんは、骨を柔らかく動かすための「骨ストレッチ」を考案。これは体を動かす基本となるため、サッカー日本代表の中島翔哉選手をはじめ、トップアスリートも導入しているメソッドだ。松村さん自身、かつては陸上短距離で五輪出場を目指したアスリートだった。その経験から、骨の動きの重要性に行きついたという。「現役時代は筋トレに励みましたが、故障に悩まされ続けました。引退後も体の研究を続けるなか、硬化した筋肉を緩めて骨格を滑らかに動かすことで、体の可動域を広げられることに気づきました。これを維持できれば、高齢になっても自由に体を動かすことができるのです」(松村さん・以下同)私たちの体は、鎖骨や肩甲骨、背骨、骨盤など、骨の連動によって動いている。この連動を滑らかにし、同時に体を動かすために必要な深層筋肉(インナーマッスル)をつけてくれるのが「骨ストレッチ」だ。今回、松村さんに骨ストレッチの基本とあわせて、肩コリ・腰痛の改善に効果が望めるストレッチを教わった。寝起きの3分程度でできる簡単なものだが、骨ストレッチをしてから起き上がると、体の可動域が広がるため、ケガの予防にもなる。【骨ストレッチの基本ポーズ】1)片手の親指と小指をつないで輪を作る。小指と連動して薬指が曲がる人は無理に伸ばそうとせずそのままでOK。2)もう片方の手の親指と小指で手首を押さえる。手首の両側にある、骨の出っ張りの部分を押さえる。この基本ポーズがすべての骨ストレッチのベースとなる。【手首ブラブラ】体のこわばりをほぐす1)片方の手の親指と小指で輪を作り、もう片方の手で輪を作った手首にある骨の親指側を親指で、小指側を小指で押さえる。2)その手を胸の上におき、押さえられている手を左右に7回程度ブラブラ振る。反対の手も同様に行う。最初は手首が硬く揺れにくいかもしれないが、慣れてくると柔らかくなってくる。この動作で鎖骨が緩み、肩、胸の骨も緩めることができる。また、基本ポーズをとった状態で首を左右にねじると、首の可動域を広げることができるそう。【肘伸ばし】首・肩のコリをほぐす1)右の手のひらを内側にして基本のポーズをとり、左手の親指と小指で、肘の関節の出っ張りをグリグリ押さえる。右肩は布団についたまま。2)左手で右腕を押し上げるようにしながら、右腕を真上に伸ばす(右肩が布団から離れる)。この動作を7回繰り返す。反対の腕も同様に行う。肩回りの可動域が広がり、肩コリの予防・改善にもなる。【うつぶせ片脚パタパタ】股関節まわりを緩める1)うつぶせになり右手を顔の下に置き、左手の親指と小指で左腰の横の股関節の出っ張り部分、大転子を押さえ、左の足裏が天井を向くように膝を曲げる。2)膝を支点にして、左脚を外側にパタンと倒し、戻す。無理に力を入れず、脚の重みに任せる。7回繰り返す。右脚も同様に行う。膝をパタパタさせることで、脊椎の根元部分にあたる仙腸関節が緩む。これによって腰痛の予防になるという。“100歳まで自力で動ける体力作り”のため、目覚めの習慣に骨ストレッチを取り入れてみよう!
2019年06月05日今年の2月にバージョンアップして帰ってきた「ライクラ混デニムフルレングススーパーストレッチ」。登場直後から売り切れカラーが続出するなど、アンジェ内で話題となりました。今回は、このバージョンアップしたデニムの「アンクル丈」が新登場!「これまでのシリーズと何が違うの?」「アンクル丈って、実際に履いた際の丈感はどんな感じ?」など様々な疑問をすっきり解消!新作 「ライクラ混美脚ストレッチデニムアンクル丈」 について詳しくご紹介していきます。究極の伸縮性を生み出す秘密は?2,700名を魅了したデニムの一番のポイントは、「伸縮性」。この伸縮性を叶える秘密は、「ライクラビューティー」という「ライクラ」素材の中でも最上級品質の伸縮性を誇る素材。驚きの伸縮性で、伸びるだけでなく元に戻る力もあるため、脚に気持ちよくフィットするんです。「ライクラビューティー」素材については、前回フルレングスが出た際に、ファッションバイヤーに詳しく話を聞いているので、こちらもぜひご覧ください。⇒ 『レビュー★4.60!高評価ライクラ混デニムの新バージョンがようやく再入荷しました!』 この伸縮性はそのままに、前回のフルレングスを4cm短くしたこれからの季節重宝するアンクル丈が登場したんです。どこがバージョンアップしたの?ライクラ混美脚ストレッチデニムシリーズのアンクル丈は、過去にも登場したことがあるんですが、今回大きくバージョンアップしたのは腰回りとカラー加工。腰回りは、腰の後ろ部分がしゃがむとパカッと浮いてしまうという「デニムあるある」を解消してくれる「カーブベルト製法」にアップデート。ウエスト周りにフィットすることで、おしりから背中のラインがきれいに見え、トップスをインして履く時もごわつかずきれいに着こなせます。またカラー加工にもこだわりを加えました。プチプラデニムによくあるような、人工的な加工感ではなく、ナチュラルなユーズド感を出すため、実際のユーズドデニムをベースに加工を施しているから、自分で何年も履き馴染ませたような本格的な色落ち感を再現。履いただけで一気にこなれ感を演出できます。カラーは、ネイビー、ブルー、ホワイトの定番の3色展開。より美しい履き心地、大人の定番デニムとして進化した1本です。様々な体型のスタッフがマイベストサイズをチョイス!伸縮性があるといっても身長や体型によって、より綺麗に履きこなすためにはサイズ感がとても重要!154cm、160cm、166cmのスタッフが自分に合うサイズ選びを行いました。<選んだサイズ>・154cm標準体型のスタッフが選んだのは、Sサイズ・160cm痩せ型体型のスタッフが選んだのは、Mサイズ・166cmがっしり体型のスタッフが選んだのは、Lサイズ身長順に綺麗にSMLをそれぞれ選ぶ結果となりました。実際の試着姿を見ていきましょう。<front><side><back>154cmスタッフが一言。「SSサイズとSサイズを試着。着丈はどちらともくるぶしの上辺りで、アンクル丈というよりは、 ぴったり10分丈といった印象です。裾を2~3cm折り返すと、足首が見えて印象も変えられます。下半身は太めなのですが、驚異のストレッチで楽に履くことができました。トップスをインしてゆったり履きたいのでSサイズを選びますが、少しでもスッキリ見せたい方はSSサイズでも良さそう。」160cmスタッフが一言。「S,Mの2サイズを試着。着丈は大きく変わらず、どちらもくるぶしにかかるくらいでした。ストレッチが効いているので、Sサイズでも問題なく履くことができますが、Mサイズの方がシルエットに余裕が出るので、こちらを選びます。スキニー寄りのデザインを選びたい方は、Sサイズをおすすめします。」166cmスタッフが一言。「S、M、Lの3サイズを試着。Sはすっきり、Mは適度なゆる感、Lだとゆったり、丈はすべて7〜8分丈。ただ、ふくらはぎが太いので生地がひっぱられてしまい、S、Mだと裾が末広がりのように広がってしまうので不格好に…。フルレングスモデルだとMですが、アンクルだとシルエットがおかしくならない、Lを選びます。」サイズは身長順に綺麗に分かれましたが、スキニーっぽく履きたいか、ゆるめに余裕を持たせて履きたいかというシルエットの好みによって、サイズ選びは変わってきます。低身長さんから高身長さんまで、ぜひサイズ選びに迷った時の指標にしてみてくださいね。バイヤーおすすめのアンクルデニムに合うコーデは?担当バイヤーが新作アンクル丈×足元コーディネートをレクチャー!「足元は、アンクルストラップサンダルやぺたんこ靴、スニーカーなど基本どんなものにも合わせやすいです。いつものスニーカーや少しごつめのペタンコサンダルをあわせても、足首が出ることで、女性らしさや抜け感を演出できます。また夏特有のアンクルブレスなども映えるので、サマーカジュアルを楽しんでいただけます。」色別のコーディネートはこちら。〈ブルー〉〈ネイビー〉〈ホワイト〉新作アンクル丈×トップスコーディネートについても担当バイヤーから一言。「細身のテーパードシルエットなので、トップスも選びません。カジュアルなTシャツから、ボリュームがあるもの・丈長めのもの、シャツまで、万能に着回すことができます。」大人の女性のスタイルをより快適に、綺麗に見せることにこだわりぬいた珠玉の1本。こだわった分だけ、いつもより楽チン、いつもより綺麗が叶います。進化した「ライクラ混デニムアンクル丈スーパーストレッチ」で、ワンランクあかぬけた自分に出会いませんか?▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「ライクラ混デニムアンクル丈スーパーストレッチ」 ■ファッションのはなし 安住香奈アンジェ編集部。デニムもヒールも大好き!なりたい自分を叶えるファッションを日々探求中の欲深めアラサー。
2019年05月15日筋トレ前後にストレッチをしていますか?それともしていませんか?この答えによって筋トレ効果が大きく変わるかもしれません。今回は筋トレ前後にストレッチが必要か不要かについてご紹介します。自宅やジムで筋トレをはじめるときにストレッチはしますか?そして筋トレ後にもストレッチしますか?このストレッチをするかしないかによって、トレーニング効果が変わるかもしれません。今回は筋トレの前後でストレッチをするのかしないのかについてご紹介します。ストレッチしていますか?出典:byBirth運動前には怪我の予防のためにストレッチをする。という事を体育の授業や部活で教わりましたよね!しかし筋トレのときもストレッチは必要なのでしょうか?そもそも筋トレは、テニスやバスケットと同じ運動としてみてもいいのでしょうか?気になりますよね!筋トレでストレッチをするメリットはあるのか、逆にデメリットはないのか・・・はたしてその真相とは!?とその前に、ストレッチの種類を確認しておきましょう。ストレッチの種類ストレッチは2種類あります。1つ目はラジオ体操のような「動的ストレッチ」、2つ目はヨガのような「静的ストレッチ」の2種類です。筋トレの前後にストレッチをする場合は、この2種類を使い分ける必要があります。ストレッチのメリット出典:byBirthまずはストレッチのメリットを確認してみましょう。主に怪我の予防に効果があるようですね。1. 身体が温まる血流が良くなると筋肉が温まります。柔らかくなるので「肉離れの予防」にもなるでしょう。2. 関節の可動域が広がる関節が固いと可動域が狭くなり、怪我をしやすくなります。ストレッチで可動域を広げると、予想外の動きがあっても「柔軟に対応できる」でしょう。3. 疲労の軽減血流を良くすると、たまった疲労物質を流す事ができます。「筋肉痛の軽減やむくみ解消」にも効果があるでしょう。ストレッチのデメリット出典:byBirthストレッチはメリットばかりではありません。ストレッチ内容によってはデメリットもあるようです。1. 筋力の低下静的ストレッチを運動前にすると「筋力とパフォーマンスが低下」すると言われています。この筋力低下が筋トレに影響を与えそうですね。2. 交感神経、副交感神経が優位になる動的ストレッチは交感神経が活発になり活動的に、静的ストレッチは副交感神経が活発になり休息モードにはいります。ストレッチの「タイミングや方法を間違うと運動に支障」がでる可能性があります。筋トレ前にストレッチはする?しない?出典:byBirth筋トレの前にはストレッチをした方がいいのか、それともしない方がいいのか。それぞれの意見を踏まえてご説明します。1. やるなら動的ストレッチラジオ体操のような軽い動きで身体を温める動的ストレッチ。いわゆるウォーミングアップですね!逆に静的ストレッチをすると関節がゆるんで力が抜けるので、筋トレの効果を下げてしまいます。とある研究によると、静的ストレッチをした後の筋力は「平均5.5%弱くなる」そうです。2. 筋トレがストレッチになっているから不要筋トレの動きがすでに動的ストレッチになっています。最初に一番軽い負荷でウォーミングアップをすれば、ストレッチは不要です。可動域を広くしてじゅうぶん筋肉を温めましょう。ただし、ランニングやエアロビクスのような有酸素運動をするときは動的ストレッチをしてください。筋トレ後にストレッチはする?しない?出典:byBirth筋トレ後のストレッチは必要なのでしょうか?ご説明します。やるなら静的ストレッチいわゆる筋肉を伸ばす柔軟体操です。筋トレにより蓄積された疲労を軽減する事ができます。翌日の筋肉痛も和らげられそうですね。ストレッチはしない方がいい筋トレによって筋繊維がボロボロになっています。炎症もある状態で静的ストレッチをすると、余計にボロボロになるかもしれません。筋トレ後は筋繊維の回復を邪魔しないように、何もしないで安静にします。結論出典:byBirth筋肉を育てる事を目的にするなら「ストレッチは不要」です。力が下がったり回復が遅くなるのは、筋トレにおいてかなりのデメリットになります。ただし身体を柔らかくしたいという理由ならしても問題ありません。特に筋トレでは股関節を広げる動作が少ないので、固くなってしまいがちです。なので開脚ストレッチなどは積極的にしてもいいかと思います。柔らかくしたい、でも筋トレ効果も上げたい。そのようなときは、「今日鍛える部位はストレッチをしない」ようにしましょう。例えば脚を鍛える日は下半身のストレッチはしないで、上半身だけストレッチをしてください。そして熱が引いた翌日以降に下半身をストレッチするようにしましょう。このようにすれば柔軟性も保ちつつ、筋トレ効果も上げる事ができます。参考にしてみてくださいね。なお有酸素運動と筋トレをする人は、筋トレがストレッチになるので「筋トレ後に有酸素運動」をすると効率がいいかもしれません。出典:byBirth筋トレの前後でストレッチをするかしないかについてご説明しました。当たり前のようにストレッチをしていた人もそうでない人も、考え方が変わるのではないでしょうか?個人差があるので、結論としてはどっちでも大丈夫という答えになります。両方試してみて調子が良い方を選択してみてくださいね!
2019年03月28日「近年、股関節が衰えていることが原因で、冷えやむくみ、肩こり、尿漏れなど、さまざまな体調のトラブルに悩む女性がとても増えています」こう話すのは、理学療法士の佐藤正裕先生。佐藤先生は股関節ケアのスペシャリストとして、股関節ケアサロン「銀座プラス」で施術にあたっている。「股関節は体の中心にあり、立つ、しゃがむ、歩くといった日常的な動作の軸となっている大切な部位です。股関節が本来の位置からズレてしまうと、冷えやむくみ、腰痛、肩こり、便秘などの症状が現れます。この症状が進行すると『変形性股関節症』になり、日常的に痛みや動きの不自由が生じ、最終的には外科手術を受けなければならないケースもあります」(佐藤先生・以下同)変形性股関節症は、女性に多い症状だという。その原因として、女性のほうが男性より骨盤が大きく、筋力が乏しい、日本人特有の内股傾向の生活習慣、出産時に股関節に負担をかけている……といった理由が挙げられるそうだ。日常生活に支障をきたすことで手術を選択すると、多くの場合、腰や膝といったほかの部位に負担がかかるようになり、姿勢が崩れたり、今度はその部位の手術をしなければならなくなったりという悪循環に陥ってしまうという。こうしたケースを数多く見てきた佐藤先生は、これが高齢者など足腰の弱い人のみならず、トップクラスのアスリートにも見られることが気になっていた。やがて、欧米では保存療法が普及していて、股関節周りの筋肉、つまりお尻の筋肉を鍛える運動療法を駆使することで、手術の必要がなくなることなどを知った佐藤先生。その後、海外の学会に参加するなどして学んだ後、独自に開発した「股関節セラピー」を施術に用いるように。これまで佐藤先生の元を訪れた実に3,000人以上が手術を回避することができ、日常生活を送っている。症状が軽度の患者さんも、股関節のケアをすることで、冷えやむくみが解消された、腰痛が軽減した、ぽっこりおなかが引っ込んだ、といったように、悩みを解消できた例も多いという。これから冬にかけては、寒さもあって、何かと体調トラブルに見舞われがち。その原因が股関節にあるかどうか、ぜひ知りたい!佐藤先生によれば、股関節の衰えている女性にありがちな症状・生活習慣は次のチェックリストのとおり。□靴のかかとの減り方に片寄りがある□よくつまずいてしまう□ハイヒールやソールの高い靴を履くことが多い□気づいたらスカートのウエストの位置がずれている□一日中、座りっぱなし□足の爪が変形している。またはタコや外反母趾がある□横座りのクセがある□脚を組まないと座っていられない□しゃがむのが苦手□立ったまま靴下がはけない□室内では常にスリッパを履いている□立ったとき、膝同士がくっつかない□キッチンカウンターに寄りかかって作業をしている□あおむけで寝ると腰が浮く□気が付くと片足に重心を寄せて立っている□頭痛・肩こり・腰痛があるついやってしまいがちな習慣もあるけれど、あてはまる項目が多いほど、股関節が衰えてしまっている危険性が高い。「下半身には全身の筋肉の約6~7割が集中していて、なかでもお尻の周りには大殿筋や中殿筋など、片側だけで20種類以上の筋肉が集中しています。この筋肉をきちんと使わずにいると、骨盤・股関節周りを適切にサポートする力がなくなり、股関節にどんどん負担がかかってしまうのです。そういう人は猫背だったり、反り腰だったり、お尻がペタンとしていたりと、影響が外見にも現れていきます」
2018年10月25日秋も深まり、これからは何かと体の不調が起こりがちな季節……。でもその悩み、お尻の筋肉を鍛えて、股関節の負担を軽減してあげれば、一挙に解決できちゃうかも!「近年、股関節が衰えていることが原因で、冷えやむくみ、肩こり、尿漏れなど、さまざまな体調のトラブルに悩む女性がとても増えています」こう話すのは、理学療法士の佐藤正裕先生。佐藤先生は股関節ケアのスペシャリストとして、股関節ケアサロン「銀座プラス」で施術にあたっている。「股関節は体の中心にあり、立つ、しゃがむ、歩くといった日常的な動作の軸となっている大切な部位です。股関節が本来の位置からズレてしまうと、冷えやむくみ、腰痛、肩こり、便秘などの症状が現れます。この症状が進行すると『変形性股関節症』になり、日常的に痛みや動きの不自由が生じ、最終的には外科手術を受けなければならないケースもあります」(佐藤先生・以下同)変形性股関節症は、女性に多い症状だという。その原因として、女性のほうが男性より骨盤が大きく、筋力が乏しい、日本人特有の内股傾向の生活習慣、出産時に股関節に負担をかけている……といった理由が挙げられるそうだ。日常生活に支障をきたすことで手術を選択すると、多くの場合、腰や膝といったほかの部位に負担がかかるようになり、姿勢が崩れたり、今度はその部位の手術をしなければならなくなったりという悪循環に陥ってしまうという。こうしたケースを数多く見てきた佐藤先生は、これが高齢者など足腰の弱い人のみならず、トップクラスのアスリートにも見られることが気になっていた。やがて、欧米では保存療法が普及していて、股関節周りの筋肉、つまりお尻の筋肉を鍛える運動療法を駆使することで、手術の必要がなくなることなどを知った佐藤先生。その後、海外の学会に参加するなどして学んだ後、独自に開発した「股関節セラピー」を施術に用いるように。これまで佐藤先生の元を訪れた実に3,000人以上が手術を回避することができ、日常生活を送っている。症状が軽度の患者さんも、股関節のケアをすることで、冷えやむくみが解消された、腰痛が軽減した、ぽっこりおなかが引っ込んだ、といったように、悩みを解消できた例も多いという。これから冬にかけては、寒さもあって、何かと体調トラブルに見舞われがち。その原因が股関節にあるなら、ぜひ解消したい!「下半身には全身の筋肉の約6〜7割が集中していて、なかでもお尻の周りには大殿筋や中殿筋など、片側だけで20種類以上の筋肉が集中しています。この筋肉をきちんと使わずにいると、骨盤・股関節周りを適切にサポートする力がなくなり、股関節にどんどん負担がかかってしまうのです」股関節周りを十分サポートできるだけの筋肉がついているかの判断基準は、「おしりエクボ」ができるかどうか。「おしりエクボ」とは、両脚をくっつけた状態でお尻の穴をキュッと締めたときに、お尻の左右にできるくぼみのこと。子どものお尻は縦に長く奥行きがあり、左右にこのエクボが出る。大人になって筋力が落ちてくると、エクボが出なくなるのだという。最近では筋力の低下が若年化していて、高齢者だけでなく、10〜20代でもこのような状態に陥っている例が少なくないそうだ。「街中でも、ハイヒールを履いて歩いている姿や立ち姿勢から、股関節の衰えが見受けられます。歩行動作のときに膝が上がっておらず、ペタペタ歩きをしている人が多くいます。さらに姿勢も前のめりだったりと美しくない。これらの原因も、お尻の筋肉が不足しているケースが多いのです」そこで佐藤先生が推奨するのが、股関節セラピーの一環である「おしりエクボ体操」。お尻の筋肉をよみがえらせるためのエクササイズだ。■「おしりエクボ体操」のやり方【STEP1】「寝ながらお尻上げ」1)あおむけに寝て膝を軽く立て(左右の膝と足の間は、こぶし1個分くらいあける)、腰に両手の甲を当たるようにして手を差し込む。2)差し込んだ手と腰が離れることのないように、お尻だけを上げる(お尻の穴をキュッと締め、腰と手が床から離れないように)。3)3秒キープしたら、ゆっくりおろす。3秒キープ×20回。【STEP2】「つま先立ち」1)両足の間をこぶし1つ分ほどあけ、両手を腰に当てて立つ。2)かかとをしっかり上げてつま先立ちをする(体重が外に流れないよう、かかと同士をしっかり合わせる。かかとはしっかりと上げる)。3)お尻の穴をキュッと締めて、全身が伸びるイメージで10秒キープ。10秒キープ×5回。【STEP3】「しゃがみ立ち」1)つま先は開き、両足のかかとを軽くつけて、両手を骨盤の脇に添えて立つ。2)上半身を真っすぐに保ち、つま先立ちになってしゃがむ。お尻はかかとの上にのらなくてもOK。ひと呼吸。3)お尻の穴をキュッと締めながら、ゆっくりと立ち上がる(前かがみにならないよう注意)。1〜3を10回。5分程度でできる基本の3ステップを1日1セット、2週間ほど継続すれば、効果を実感できるという。「実践する際は、必ず『おしりエクボ』をしっかり意識しながら行うようにしてください。エクササイズできちんと筋肉を強化すれば、股関節を正しく動かせるようになります。実際、私の施術を受けた人の約9割が手術を免れています。年齢に関係なく、80代、90代の人でもエクササイズをきちんと実践すれば十分に効果が望めます。体調トラブルの改善だけでなく、姿勢など見た目も変化するため、股関節のケアは、トータルで体を若返らせてくれるのです」おしりエクボ体操が、あなたの笑顔にもすてきなエクボを作ってくれるはず!
2018年10月25日「整体エステGAIA」主宰・南雅子氏の新刊9月21日、簡単なストレッチにより股関節を整えてやせようという書籍『すごいやせる!股関節1分ストレッチ』が発売された。著者は美容家で「整体エステGAIA」主宰の南雅子氏である。南氏には『一生いい姿勢!寝たまま股関節まわし』(宝島社)『すべては股関節から変わる』(SBクリエイティブ社)など多数の著作があり、今回発売された新刊は四六判で224ページ、SBクリエイティブ社が刊行。価格は1,300円(税別)である。股関節ストレッチの決定版1949年、北海道に生まれた南雅子氏は、エステティシャンとして20年間活動した後、整体やカイロプラクティックの資格を取得。「整体エステGAIA」主宰となっており、整体カイロを取り入れたエステは日本初だという。南氏はこれまで股関節のストレッチの指導を行ってきているが、2か月で9kgもやせた人や、ウエストを19cmも減らした人、O脚が改善された人、小顔になった人などがいるという。また、健康面でも便秘や生理痛が改善された例もあるとしている。新刊『すごいやせる!股関節1分ストレッチ』では、ケーススタディの形でわかりやすく漫画やビジュアルも交えて股関節のストレッチを解説。また、体験談も紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※すごいやせる!股関節1分ストレッチ
2018年09月26日夜のアクティビティ、ナイトストレッチを開催第一ホテル東京シーフォートは、2018年9月27日に、高橋純一氏による「T.I.R.ナイトストレッチwith J.T.」を行うことを発表した。高橋純一氏はこれまでにも「T.I.R.モーニングストレッチwith J.T.」を開催している。今回はその第二弾としてナイトストレッチが開催されることとなった。「自然のゆらぎを五感で味わうTOKYO ISLAND RESORT」をコンセプトにしている第一ホテル東京シーフォートで、夜の美しい夜景を眺めながらストレッチに励むのもよいだろう。「T.I.R.ナイトストレッチwith J.T.」について「T.I.R.ナイトストレッチwith J.T.」では、普段はあまり使うことのない筋肉を動かすことにより、美しい立ち姿を目指すものだ。日頃使っていない筋肉をじっくりと動かし、筋肉を整える。これにより、立ち姿が美しくなるだけでなく、疲れにくい体を目指すこともできる。筋肉を整えることで、外見だけでなく疲れにくく美しい、心身共に健康的な体を作ることができるため、運動不足や体型の変化、疲れやすさなどといった悩みを抱えている人にはうってつけの内容と言えるだろう。高橋 純一氏について高橋 純一氏は、「T.I.R.モーニングストレッチwith J.T.」「T.I.R.ナイトストレッチwith J.T.」を開催してきた経歴を持つ。ストレングス&コンディショニングコーディネーターとしての長いキャリアを持ち、独自のメソッドでコーチング指導やセミナー事業などを手がけている。今回行われる「T.I.R.ナイトストレッチwith J.T.」は9月27日の19時半より1時間にわたって行われる。この機会に、自分の体と向き合ってみてはいかがだろうか?(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社阪急阪神ホテルズのプレスリリース
2018年09月19日最強の股関節セラピーでみるみる若返る!9月9日、股関節を整えて女性に多い体の不調を改善し、体を若返らせようという書籍『奇跡の理学療法士が教える 最強の股関節セラピーで体はみるみる若返る!』が発売された。著者は理学療法士で、東京・銀座で股関節痛の保存療法を行っている「ginzaplus」代表の佐藤正裕氏である。新刊は1,188円(税込)にて、扶桑社より発売中である。1日5分の「おしりエクボ体操」2005年に順天堂大医学部付属順天堂医院に入職した佐藤正裕氏は、2010年に「股関節セラピー ginzaplus」を設立している。佐藤氏は変形性股関節症のスペシャリストで、手術に頼らず、独自のストレッチやエクササイズで多くの患者を救ってきているという。発売された新刊では、人体の中でも最も大きな関節である股関節を立つ、歩く、しゃがむといった日常の動作の要と捉え、独自の股関節のケア「股関節セラピー」を解説している。同氏によれば、股関節は関節症だけでなく、肩こりや腰痛、便秘、冷え、むくみにも関わり、股関節を整えることで、ダイエットにも効果を発揮するとしている。同書では股関節を整えるための方法として、ヒップの筋肉を鍛える1日5分の「おしりエクボ体操」などを紹介している。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※奇跡の理学療法士が教える 最強の股関節セラピーで体はみるみる若返る!
2018年09月15日マウジー(MOUSSY)は、新作ジーンズ「MVS フレア ジーンズ(MVS FLARE JEANS)」を2018年9月13日(木)より発売する。“究極のストレッチ”を実現した、マウジーのMVS JEANSは人気シリーズ。MVSとはMOUSSY VINTAGE STRETCHの略で、ノンストレッチ風のクールな仕上がりながら、実はストレッチが入っているため履き心地がよいと、登場以来ヒットを続けている。そんな人気シリーズに、2018年秋の新作として新シルエットの「MVS フレア ジーンズ」が誕生。その名の通りフレアシルエットになっており、高めに設定したヒザ位置と裾に向けたフレアなラインが“脚を長く見せる”効果を発揮する。深めの股上が腰回りをすっぽり包み込み、気になるヒップラインからウエストにかけてはすっきりとみせてくれる。また、ヒップ~腰回りの独自のパターンメーキングにより、ヒップアップ効果も期待。本当に経年変化してできたかのような細かいダメージは、職人の手によって一本一本丁寧に施された、エイジング加工によるものだ。【詳細】マウジー「MVS フレア ジーンズ」15,800円+税発売日:2018年9月13日(木)※予定サイズ:23インチ~27インチカラー:ブルー【問い合わせ先】コールセンターTEL:03-6730-9191(受付時間:平日 10:00~18:00)※土日・祝・年末年始を除く
2018年09月03日目印は表紙の高橋メアリージュン8月25日、筋トレ効果のあるストレッチで下半身やせのプログラムを掲載している『30日でスキニーデニムの似合う私になる』が発売された。著者は株式会社「rinato」代表取締役、株式会社ルポルテ代表取締役、運動指導者の森拓郎氏である。また、テレビドラマ「コウノドリ」などで演技が絶賛されている女優でモデルの高橋メアリージュン氏が同書のモデルを務めている。高橋氏は森氏のトレーニングを8年間受け続けているという。新刊はワニブックスから発売され、価格は1,512円(税込)である。全てのストレッチを動画で大手フィットネスクラブ勤務から独立し、2009年に加圧トレーニングとピラティスのスタジオ「rinato」をオープンさせた森拓郎氏は栄養学を身に付け、運動のみに偏らない指導が人気となっており、『オトナ女子のためのヤセるレシピ』などの著作は累計70万部以上となっている。また、高橋メアリージュン氏は自分自身を変えることができたのは森氏との出会いがあったからだと語る。新刊では筋トレの効果が得られるストレッチで理想の体、脚へと近づけていく。基本の4ストレッチを1週間ごとにレベルアップしていくことになる。全てのストレッチはQRコードからスマートフォンでアクセスすることで見られる動画で確認することができるほか、O脚、X脚、XO脚についてや、なぜそのような脚になるのかについても解説している。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※30日でスキニーデニムの似合う私になる
2018年08月29日