保育士の中田馨さんが、子どもを叱るときの「言ってはいけないNGワード」について詳しく教えてくれました。子どもを叱らなくてはいけない場面、どうしてもありますよね。自分に余裕がないとついついキツい言葉を子どもに言ってしまい、反省する……なんてことも育児の中ではあるのではないでしょうか。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。毎日子どもと生活していると、どうしても叱らなければいけない場面が訪れます。子どもを叱るって本当に難しい! と実は私も思っている一人。それは保育所の子どもたちもそうですし、もう中高生になった自分の子どもを叱る時もそうです。 叱る時に大切なことはいろいろありますが、私が大切にしているのは3つ。子どもの目を見て叱ること。そして、子どもの感情に影響されないこと。また、自分の感情は平たんでいることです。今回は、子どもを叱る時に思わず言ってしまいがちな言葉と、その言い換えの方法をご紹介します。 片づけないなら“捨てるわよ”「おもちゃを片づける」は、どのおうちでもあるあるのお悩みかもしれません。「片づけてね」という声かけを何度しても聞いてくれなかったら「とほほほほ」となってしまいますね。だから思わず、「片づけないなら、捨てるわよ!」と言ってしまう気持ち、分かります! 分かります! しかし、これは“脅し”のようになってしまい、子どもの心に悪影響を与えてしまうことにもなり兼ねないのです。子どもにとっては「大切なおもちゃが捨てられる!!」とビックリしてしまいますね。 子どもに片づけてほしい部分はどこでしょう? そんなことを考えてみながら、「片づけなさい!」を違う言葉で言い換えをしてみましょう。 「今、あそんでいないおもちゃを片づけてほしい」⇒「使っていないおもちゃをおもちゃ箱に入れよう」 「これから予定があるから、全て片付けてほしい」⇒「そろそろお出かけするから片付けようね」 遊んでいるとき、“次のおもちゃ(遊び)に移るときには、今まで遊んでいたおもちゃを片づける”ことが基本。家事をしながらでも子どものあそびが変わったときは、「ブロック片づけてからパズルをしようね」と声かけをしていきましょう。それが習慣になると、自分でできるようになっていきます。低年齢のお子さんは、まだ自分ひとりでは片づけることができないので、親も一緒に片づけるようにしましょう。 “ダメ!”子どもが危ないことをするときに必要な言葉は「ダメ!」ですね。とにかくその危険な行動をやめてほしいときに使うにはよいのですが、例えば電車の中で騒いだとき、公園で順番のルールを守らなかったとき、「お菓子を買って!」と駄々をこねたときなど、何でもかんでも使ってしまいがちになるのもこの「ダメ!」です。では、「ダメ!」ではなく違う言葉で言い換えをしてみましょう。 ・電車の中で騒いだとき⇒小さな声でお話ししてほしい。と伝える。 ・公園で順番のルールを守らなかったとき⇒○○ちゃんの後ろに並ぼうね。と伝える。 ・「お菓子を買って!」と駄々をこねたとき⇒今日は、お菓子を買わない日なの。と伝える。 もちろん、どれもこの言葉だけでは納得いかないこともあるでしょう。その場合は、また別の言葉でしてほしいことや決まり事を伝えます。「ダメ」をたくさん使い続けていると「ダメ」では、子どもが反応しないようになります。「ダメ」は危険なことが起きたとき(起きそうなとき)のとっておきの言葉として残しておきましょう。 実は先日、中2の娘に「明日何時に起こしたらいい?」と聞いたときに指摘されました。「毎朝、“ホンマに起きてよ”って言うのやめてくれへん? 腹立つねん」と。最近の娘は、何度起こしても起きなくて手を焼いているので、口癖になっていたんですね。いやあ、反省しましたね。叱る場面じゃないにしても、普段思わず子どもに言ってしまっている「NGワード」は他にもありそうですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年11月13日現在は小学生になった長男。共働きで実家も遠方のわが家は、長男を生後9カ月から保育園に預けました。第一子で離れるのが不安だったけれど、意を決して預けた保育園。自分の子を預けてまで働く必要があるのか?と自問自答しながら通わせた保育園は、私の想像以上にトラブルが続きました。1歳では無理だろうと泣く泣く0歳で入園第一子の育児は私にとって未知のことばかりで大変でしたが、最愛のわが子と幸せな毎日を過ごしていました。しかし、そんな毎日はあっという間に過ぎていき、職場復帰を考える時期がやってきます。 当時は待機児童が問題になっていたころで保育園入園はとても厳しく、役所に入園の相談に行った私は、入園担当の方に「この地域では1歳児での入園はまず無理。0歳児クラスの4月入園しか選択肢がない」と言われ、生後9カ月で入園しないといけない事実を突きつけられてしまったのです。 入園後は、発熱とケガの連発入園後は、慣れるまでは熱が出て欠席や早退になる子が多い、とうわさではよく聞いていましたが、長男もそうでした。職場復帰をした私の携帯には、連日保育園からの呼び出しコールが。 時には会社に辿り着く前に電話が鳴り、引き返すこともありました。そして、長男も保育園での生活に慣れたのか熱が出なくなったころ、今度はケガをしたという保育園からの連絡が頻繁にくるようになるのです。 あまりに多いケガに、退園&退職を検討「わが子を預けてまで働くべきなのか……」と悩んでいた私には、連日ケガをしてくる長男の姿はつら過ぎました。軽いケガは日常的で、病院に連れて行かれるほどのケガも。つかまり立ちやよちよち歩きのころ転んで目の上をぶつけた青あざは、治るのに1カ月近くかかりました。 噛み癖のある他児とのトラブルで週に3~4回噛まれてきたときには、心配すぎてもう私も夫も穏やかな気持ちではいられなくなり、「どうしてこんなにケガをするのか」と保育園にクレームを入れることに……。 保育園へクレームを入れ、面談することに私は保育園での安全対策はどうなっているのか、とお迎えのときにクレームを入れました。「こんなにケガをするのはうちの子だけ? みんなこうなのですか? 安心して預けられません」。すると、クレームから数日後、園長と主任、担任との面談に呼ばれ、丁重な説明と謝罪がありました。 主任から説明された内容は、「園でこれまでのケガの記録を調べたところ、早番と遅番の引き継ぎなどで手薄になった時間帯に、ケガや他児から噛みつかれることが多い。人員を増やすなどの工夫で今後の再発防止を心がける」ということ。それ以降、保育園は説明通りの改善をしてくれたようで、長男のケガの連絡は減っていきました。 今後の保育園生活が気まずくなると困ると思い、保育園に意見を言うのは気が引けましたが、結果的にはきちんとこちらの意見を言い説明をもらったことで、わだかまりは解消されました。その後、保育園との信頼関係も構築でき、長男は卒園までお世話になり、次男は現在も在籍しています。 監修/助産師REIKO著者:黒河レイ6歳4歳0歳の3兄弟の母。夫婦ともにフルタイムの会社員の仕事の他、育児や生活情報、映画に関する記事などの執筆活動も。現在は産後の体型を戻すことがもっぱらの課題。
2022年11月13日現在、5歳と2歳児の子育てをしています。家族でファミリーレストランに行ったとき、隣の席に案内された年配の女性が長男をひと目見るなり店員さんを呼び、「席を替えてくれない?」と言ったのです。とても悲しく、複雑な気持ちになった体験をお伝えします。 楽しみにしていた家族での外食長男が2歳のときの話です。共働きだったため、休日くらいはゆっくりしようと週末は外食になることが多かったわが家。子連れの外食は周りへの迷惑を考え、ファミリーレストランなどのできるだけファミリー層が多い店舗を選択していました。 幸いにも長男も食事中は騒いだりせず、大人しい性格だったので、安心して外食を楽しめていました。もちろん、ぐずったり騒いだりしたらお店を出ないといけないと思っていましたが、そんなことは一度もありませんでした。 「席を替えてほしい」の言葉にびっくりその日も、いつも行くファミリーレストランで夫と長男の3人で食事をしていました。注文が終わって待っているとき、隣の席に年配の夫婦のお客様がいらっしゃいました。席に案内され一度は着席したのですが、奥様らしき方がすぐに店員さんを呼びました。そして、長男のほうを見ながら「子どもの隣の席はちょっと……」と伝えたのです。 席の間隔が近かったため、話している会話はすべて聞こえていました。もちろん長男は大人しく待っていて騒いだりしていません。今までそんな経験はなかったため、とても驚き悲しくなりました。 子どもの隣は騒いでいなくても迷惑?結局、ご夫婦は空いている席に移動されました。もしかしたらご夫婦は静かにお話をしたく、過去に子連れの家族が隣席で嫌な思いをした経験があったのかもしれません。「いつ騒ぐかわからない子どもの隣は嫌だ」と思った可能性もあります。 しかし、私は子どもと一緒の外食には人一倍気を使っているつもりだったため、とてもショックでした。それは、子どもというだけでうるさい、迷惑だと決めつけられたようで、自分の子育てが否定された気持ちになったからかもしれません。 人によってはささいな出来事かもしれませんが、当時は本当に悲しくて悔しい気持ちになりました。反面、子連れでの外食中に笑いかけてくれる人、話しかけてくれる人、応援してくれる人もたくさんいます。今は、見知らぬ人たちが隣席を気にしながら食事をする可能性があるなら、先に席を移ってもらって逆によかったのかなと思うようになりました。また、子どもには外食時には周りの迷惑にならないように、マナーをきちんと守らせようと改めて意識することができた体験でもありました。 作画/和田フミ江監修/助産師 松田玲子著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2022年11月13日現在、5歳と2歳児の子育てをしています。家族でファミリーレストランに行ったとき、隣の席に案内された年配の女性が長男をひと目見るなり店員さんを呼び、「席を替えてくれない?」と言ったのです。とても悲しく、複雑な気持ちになった体験をお伝えします。 楽しみにしていた家族での外食長男が2歳のときの話です。共働きだったため、休日くらいはゆっくりしようと週末は外食になることが多かったわが家。子連れの外食は周りへの迷惑を考え、ファミリーレストランなどのできるだけファミリー層が多い店舗を選択していました。 幸いにも長男も食事中は騒いだりせず、大人しい性格だったので、安心して外食を楽しめていました。もちろん、ぐずったり騒いだりしたらお店を出ないといけないと思っていましたが、そんなことは一度もありませんでした。 「席を替えてほしい」の言葉にびっくりその日も、いつも行くファミリーレストランで夫と長男の3人で食事をしていました。注文が終わって待っているとき、隣の席に年配の夫婦のお客様がいらっしゃいました。席に案内され一度は着席したのですが、奥様らしき方がすぐに店員さんを呼びました。そして、長男のほうを見ながら「子どもの隣の席はちょっと……」と伝えたのです。 席の間隔が近かったため、話している会話はすべて聞こえていました。もちろん長男は大人しく待っていて騒いだりしていません。今までそんな経験はなかったため、とても驚き悲しくなりました。 子どもの隣は騒いでいなくても迷惑?結局、ご夫婦は空いている席に移動されました。もしかしたらご夫婦は静かにお話をしたく、過去に子連れの家族が隣席で嫌な思いをした経験があったのかもしれません。「いつ騒ぐかわからない子どもの隣は嫌だ」と思った可能性もあります。 しかし、私は子どもと一緒の外食には人一倍気を使っているつもりだったため、とてもショックでした。それは、子どもというだけでうるさい、迷惑だと決めつけられたようで、自分の子育てが否定された気持ちになったからかもしれません。 人によってはささいな出来事かもしれませんが、当時は本当に悲しくて悔しい気持ちになりました。反面、子連れでの外食中に笑いかけてくれる人、話しかけてくれる人、応援してくれる人もたくさんいます。今は、見知らぬ人たちが隣席を気にしながら食事をする可能性があるなら、先に席を移ってもらって逆によかったのかなと思うようになりました。また、子どもには外食時には周りの迷惑にならないように、マナーをきちんと守らせようと改めて意識することができた体験でもありました。 作画/和田フミ江監修/助産師 松田玲子著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2022年11月13日「どこでそんな言葉を覚えてきたの!?」と思わず聞き返したくなってしまうような、大人顔負けの発言を連発する長男。私が注意したときや、親子ではぐれてしまったとき、驚くことを言ったのです……。 そういうタイプもいるよねわが家の7歳と4歳の息子たちは片付けが苦手です。1つ使ったらそれを片付けてから次の物を出せばいいのに、息子たちはそれができません。そのためおもちゃや工作した物、工作するときに使った文房具などが常にそこらじゅうに散らばっている状態です。毎回注意するのも私にとってストレスになるため、わが家では「夜寝る前に一度だけ片付ければいい」というルールにしています。 しかしその日はあまりにも足の踏み場がなくイライラしたため、私は夕食前に「もう! ちょっとぐらい片付けてよ!」と息子たちに怒りました。すると長男は「も〜このぐらい散らかってたほうが落ち着くんだよ」とのこと。まるで片付けられない大人が言うようなセリフに、私は呆れて思わず笑ってしまったのでした。 なだめられる母親また別の日には、長男はすでに片付けを終えているけれど、次男がなかなか片付けをしないということがありました。早く片付けをしないと寝る時間がどんどん遅くなり、朝起きられなくなるという悪循環になるため、私は「いい加減に片付けてよ! 」と次男に怒ってしまいました。するとその様子を見ていた長男が「まあまあ子どもはそんなもんだって」とひと言。 次男をかばってくれたのでしょうか。それとも次に自分が片付けられなかったときのために、保身の意味を込めたのでしょうか。まるで親に叱られている孫をかばうときの祖父母が言うようなセリフに、私は笑わずにはいられませんでした。 それはこっちのセリフですどちらが大人かわからないような発言はほかにも。ある日子ども園に長男と次男を迎えに行ったときのことです。次男が靴を履くのに手間取っている間に、長男がお友だちとの話に夢中になりながら、玄関の外のピロティへ先に歩いて行ってしまいました。 降園の時間帯は園児と保護者が多いため、少しの間はぐれる形になり、私は次男が靴を履いてから長男を探しに行きました。すると長男も私のことを探していた様子でこちらに駆け寄ってきます。私が「も〜先に行かないでよ〜」と言おうと思った矢先「も〜お母さんどこ行ってたの〜? 心配したでしょ〜」と長男。「いやこっちのセリフだわ!」とツッコまずにはいられなかった私でした。 長男のこれらの発言を聞いて、大人の言うセリフを子どもがよく聞いているということが身をもってわかりました。そしてそのセリフを使うシーンやタイミングも完璧だということも。自分の発言には気をつけなければいけないなと思いつつも、まるで大人のようなセリフを発する長男がなんともかわいくて、また1つ愛おしくなったエピソードでした。 監修/助産師REIKO著者:今岡めい7歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2022年11月12日わが家には、10歳の女の子、8歳の男の子、2歳の女の子の3人の子どもがいます。年の差育児は大変なことも多いですが、楽しいことのほうがはるかに多いです。先日、末っ子が2歳を迎え、3年目に突入した年の差育児。わが家の2年間はこんな感じでした!「あえて年の差にしたの?」と聞かれる知り合いからは、「あえて年の差にしたの?」とよく質問されます。私の場合、上の2人はあえて2歳差にしたのですが、そこから6年も年の差が開くとは思ってもみませんでした。そもそも、最初は2人育児で満足していましたし、それなりに大変だったからです。 しかし、実際に私が3人きょうだいだったのもあり、真ん中の子が年長になったとき、ふと私は「もう1人欲しいな」と思うようになりました。そして、真ん中の子があまり手がかからなかったのも大きな要因のひとつでもありました。 初めまして♪上の子たちの反応は?実際に3人目が誕生して、上の子たちはとても喜んでくれました。コロナ禍での出産だったので、入院中は一度もお見舞いに来られませんでしたが、毎日ビデオ通話をし、退院時には真ん中の子が私の母と一緒に迎えに来てくれました。 真ん中の子は初めて自分の妹を見て感動し、「ママ、次は弟を産んでね!」と、産後1週間の私に容赦ないひと言を浴びせてきたことは今でも印象に残っています。一番上の子は、妹を見るなり「かわいい! かわいい!」を連呼。早速姉バカを発揮し、今でも健在です。 年の差育児、ここがラク!ここが大変…年の差育児は、上の子2人が一緒にお世話をしてくれるので、1人目を育てていたのころに比べたらすごくラクです。末っ子の成長は言葉の発達もとても早く、驚かされます。 また、末っ子のおもちゃを一から買い揃えなくて良いのもメリットです。わが家は上が男女なので、末っ子が性別関係なくおもちゃを選べるのは良い環境だと感じます。 大変なことは、上の子の習い事にいつも末っ子を同行させなくてはいけないこと。毎回目を光らせておかないといけないので、上の子をしっかりと見ることができず、大変だなと感じます。 年の差育児、ここに気をつけています!年の差育児で私が気をつけていることは「上の子に任せすぎない」ということです。つい、いろいろと上の子2人に頼ってしまいますが、逐一様子を見て負担にならないようにしています。 また、よく夫に言われるのが「自分のせいで何か事故が起きたら、上の子は一生涯トラウマになる」という言葉です。最初は、「こっちも忙しいから頼んでいるのに」と思っていましたが、こういう言葉を定期的に夫が発してくれることで自分への「任せすぎない」ことへの注意喚起となっています。 3人目を育ててみて、実際にあまり手がかからなかった真ん中の子と違い、末っ子は結構手がかかります……。同じように育てているはずなのに、本当に育児は十人十色だなと感じている日々です。年の差育児ならではの良さを特に感じるのは、写真を撮っているとき。子どもたちの身長差にほっこりしますし、上の子たちの成長を改めて感じることができるのです。これからも、子どもたちの身長差が縮まるまでたくさん写真を撮っていきたいです。 著者:横山こなつ地方在住の3児ママ。夫、小4、小2、2歳、犬2匹の5人家族。 美容の仕事をしながら育児、美容、ショッピング情報を主に執筆中。
2022年11月12日保育士の中田馨さんが、おじいちゃんおばあちゃんの孫へのちょっと困ってしまう対応について教えてくれました。「大好きな孫のために……」の行動が実は家族を困らせているかも……!?こんにちは! 保育士の中田馨です。おじいちゃん、おばあちゃんに育児をお手伝いしてもらうこともありますよね。家事や仕事に忙しいので、両親や義両親の手助けが頼りになっている・助かっているという方も多いことでしょう。その一方で「実はその行動はやめてほしい……」ということもありませんか? 今回のテーマはおじいちゃん、おばあちゃんの孫へのちょっと困った行動についてお伝えします。 母乳・布おむつ推奨派「母乳で育てないの?」「紙オムツで楽してちゃダメよ」なんて言われたことがあるママもいるようです。結論から言うと、最近の育児用ミルクは母乳に限りなく近い栄養成分であること。そして、布おむつはおしっこが出たと赤ちゃんが感じやすい。紙オムツは、漏れにくく長めの時間使うことができる。などそれぞれの利点があります。授乳もオムツも「こちらの方が、絶対的に良い」というものはないことを知っていてください。 私の場合は、子どもが生後1か月から仕事に復帰したのに「母乳と布オムツでできる限り育てたい」と思ってしまい苦しんだ一人。だんだん出なくなる母乳を時間をかけて飲ませたり、せっせと布オムツの洗濯をしたりして、最終的にそれがイライラにつながってしまいました。授乳しているときの子どものぬくもりや、白い布オムツがベランダで風に揺れている景色は、幸せでもあったんですけどね。 そんな私が「便利なものに頼ってもいい」と気づいたのは半年後。自分の意志でも、しんどくなってしまうのに、外から言われると、ママは大きくダメージを受けてしまうだろうな……と想像できます。授乳もオムツ替えも毎日のことで、ほぼママがしなくてはいけないこと。周りの意見は参考までに聞いておき、ママが頑張れる範囲で使い分けるとよいのではないでしょうか。 昔の子育てを推奨する子育ては、時代によって変化していきます。それは、子どものことを研究していくうちに「こちらの方が適切」と発見されるからです。子育ての常識で変わったことのうち、今回は代表的な3つを例に挙げます。 ①「抱き癖がつくから抱っこしすぎてはダメ」「抱き癖がつくから抱っこしすぎてはダメ」というおじいちゃんやおばあちゃんもいますが、赤ちゃんが泣いたらできる限り抱っこしてあげましょう。抱っこは、赤ちゃんの心を安定させてくれます。 ②「うつぶせ寝を推奨」うつぶせ寝は、窒息や乳幼児突然死症候群につながります。現在では、厚労省でも1歳になるまでは仰向けで寝かせることが定められています。医師の指示で必要なとき以外は、あお向けで寝かせるようにしましょう。 ③「1歳までに卒乳」1歳をすぎてもおっぱいを飲んでいる孫を見て「1歳までに卒乳しなきゃ」というおじいちゃんやおばあちゃんもいますが、ママと赤ちゃんの気持ちに寄り添って自然に卒乳するのがよいでしょう。授乳の時間は親子のスキンシップでもあります。 そのほかにも、「一度、口で咀嚼したものを出して与えた」という、子どもの虫歯にも影響しそうなエピソードを聞いたこともありますよ。 どの子育て法も、昔はそれが常識だったのです。そのため、祖父母を否定するのではなく「今はこんな風に変わったんですって!」と伝えてみましょう。そのときに「保育士さんに聞いたんだけど」など専門家に聞いたと伝えてもいいかもしれませんね。お菓子を与えすぎるよくママたちから聞くのは「お菓子を与えすぎて困る」という意見。分かります。私も経験者です。 私の場合は、同居している私の父です。父はミルク飴が大好き。しかし、小さな子どもに飴を食べさせるのは喉に詰まってしまう危険性もあるのでやめてほしいですよね。父には「一人でコッソリ食べてね」と口酸っぱく言っていたのですが、娘が近くにいるのに、コッソリ食べようとするのです。(全然、コッソリではない!)案の定、飴の袋を開ける音に敏感に反応する娘。そして、飴をGET! です。きっと、私がそばにいないときは、もっと色々ともらっていたことだと思います。 祖父母の心理としては「かわいい孫に、美味しいものを食べてもらいたい」という気軽な気持ちです。悪気はないんです。そのため、こちら側のルールを決めることと「ここまでならOK」なルールを伝えてみましょう。 例えば遠方の祖父母の場合は、会うこと自体がたまになので、いつもより少し量や種類が多くても、良しとしていいのではないでしょうか。その上で、「最近、このお菓子が好きなんです。」「ケーキはまだ与えていないので、こっちのおやつがいいです」など今のお子さんの様子を伝えてみましょう。 私のように同居していたり、近所でよく会う場合は、上記と同じようにお子さんの様子を伝えることはもちろんのこと、おやつを食べる時間帯や量の目安を伝えてみてもいいでしょう。「おばあちゃんのおにぎりが美味しいって言ってました!」なんておやつになりそうな、祖父母の手づくりのものをリクエストしてもいいかもしれませんね。 今すぐ使わないもの(必要のないもの・高価なもの)を相談なしに買う「誕生日に、大型のプレイジムをプレゼント。家が狭くて置き場がないのに……」「普段着できそうにない、高価な洋服。この服を着て出かける用事がない」「将来のためにと辞書。使うのはきっと、10年後?」「もうすぐ一人で寝るでしょ。と2歳の子に大人布団」などなど……パパやママの意見を聞かずに、買ってしまったパターンもよくありますよね。気持ちはとてもありがたいのですけどね。まず大切なのは、パパとママに「何が欲しい?」と聞くこと。そのときに、パパとママも「何でもいいですよ」と答えるのはNGです。欲しいものをきちんと伝えましょう。 また、買ったわけではありませんが「息子が昔、読んでいたの」と古い破けた絵本をプレゼントされた方も。長い間、保管していたのだから大切だろうに。でも、子どもが触ったらもっとボロボロになりそうなので、どう扱えばよいか困ったとのことです。これを聞いて「わ! 私、絵本だったらしてしまいそう!」と数年後の未来を想像しちゃいました。気をつけなければですね。 おじいちゃん、ばあちゃんがしていることは全て「孫のために、良いと思ってしている」ことです。「困るなぁ……」と思うこともあるかと思いますが、もしかするとそれはそれぞれのコミュニケーションが足りていないことが原因なのかもしれません。お子さんのことを大切に思っている者同士です。これからも、子育ての協力者として感謝の気持ちを忘れずにいけたらいいのかな? と思います。著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年11月10日幼稚園の満3歳児クラスに通い出した長男。長男は言葉の発達が遅い方で、私は長男がお友だちに手を出してしまわないか心配していました。そしてその不安は的中してしまい、私はお友だちのお母さんに謝罪しようとしますが……。長男に関する私の心配事長男は2歳10カ月のときに、幼稚園の満3歳児クラスに入園しました。前年の暮れに私が次男を出産したため、長男を家庭でみるより幼稚園に行かせたほうがお互いにとって有意義だと思ったからです。 しかし長男は言葉の発達が遅い方で、2歳半まで単語を話すことができませんでした。そのため入園後にお友だちとうまくコミュニケーションがとれなかったときなどに、手を出してしまったらどうしよう、と私は心配していました。 恐れていた事態が発生1学期早々、その不安は的中してしまいました。長男とお友だちが物の取り合いから喧嘩に発展し、長男が手を出すどころか、お友だちの腕を噛んでしまったのです。私は担任の先生からの電話でその事実を知り、すぐそのお友だちの保護者に電話をして謝罪しようと思いました。 しかしその保護者の連絡先を知らなかったため、先生に連絡先を教えてほしいとお願いしました。すると個人情報保護の観点から、連絡先を教えてもいいか、まずは相手の親に確認しますと言われました。ごもっともと思い、私は先生に確認を頼み、連絡を待ちました。 謝罪を断られてしまい…しばらくすると先生から電話があり、そのお友だちのお母さんは「お互いさまだから気にしないでください」と言っていたとのことでした。つまり謝罪を断られてしまったのです。私はどうすることもできず、そのときはお言葉に甘えることにしました。そして私は長男を叱り、何がいけなかったのかを説明し、もうしないと約束させました。 しかしその後も、他のお友だち2人を噛むという行為を長男はやってしまったのです。そのときもまた謝罪しようとしたのですが、2人のうち1人のお母さんには、1度目と同じ理由で断られてしまいました。もう1人のお母さんとは以前から仲がよかったため、ひとまずメールで謝罪しました。 相手のお母さんの気持ちと私の気付きするとそのお母さんは「わが子が同じことをしたらもちろん厳しく叱って謝罪するけど、こういうことはお互いさまだし、もうしっかり謝ってもらったんだから気にしないでね」と言ってくれたのです。そのとき私は気付きました。 もし長男と自分が逆の立場になったとしたら、相手がきちんと謝罪してくれさえすれば気にならないのではないか、と。けれどもそれはあくまで被害を受けた側が言うことであって、加害側の親子はしっかりと謝罪しなければならないと、もちろん思います。いずれにしても、長男と私はお母さん方の寛大な心に救われました。 幸い、長男がお友だちを噛んでしまうことは2学期以降なくなりました。私はこの出来事から、悪いことをしてしまったときは誠心誠意謝罪するという、ごく当たり前のことの重要性を再認識することができました。同時に、人を許すという寛大な心を持つことの大切さも教わったのです。これからはこの学びを子どもたちに伝えていこうと思っています。 監修/助産師REIKO著者:今岡めい6歳と3歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2022年11月10日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、秋冬に流行するインフルエンザについて教えてくれました。子どもがかかった時の受診のタイミングや、市販のお薬を飲ませてもよいの?など、対処法にお悩みのママやパパはぜひ参考にしてくださいね。インフルエンザが流行する時期になりました。インフルエンザにかかった乳幼児は、重症化することもあり受診のタイミングやおうちでの看病は悩むことが多いかと思います。そこで今回は、受診のタイミングや家で看るポイントなどについてお話ししていきます。 インフルエンザ感染時の受診のタイミングは?一般的に、風邪は様々なウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳等の症状が中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。一方、インフルエンザの主な症状には発熱があります。特徴としては、40度近い高熱が出ることがあります。その他にも頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。 インフルエンザは発熱してから、12時間以上経過した後の検査が望ましいとされています。あまり早すぎると、ウイルス数が少ないために、陰性にでてしまうことがあります。ただし、発症後48時間以上経過すると、抗インフルエンザ薬の効能が下がるといわれています。できるだけ12時間以上48時間以内に検査を受けるようにしてください。 また、家族内にすでにインフルエンザ感染者がいる場合には、感染している可能性が高いため早めの受診でも良いかもしれません。受診前に一度かかりつけ医に相談してみましょう。インフルエンザにかかった時の子どもの治療法は?インフルエンザはワクチンがあり、日本小児科学会では生後6ヶ月から接種可能とし、13歳未満については2〜4週間をあけての2回接種を推奨しています。ワクチン接種をしても必ずしもかからないわけではないのですが、重症化を予防できるとされています。子どものインフルエンザは、小児科医によっては自然治癒を待つこともあります。 インフルエンザの薬には、タミフル(粉薬、カプセル)、リレンザ、イナビル等がありますが、リレンザやイナビルは吸引タイプのため、小さい子どもには服用が難しいケースが多いので、タミフルの粉薬が処方されるケースが多いようです。薬の効能は、インフルエンザ発症後からの時間や症状によって異なるため、使用するかしないかは医療機関の判断で決まります。 解熱剤に関しては、市販薬などで自己判断せずに処方された薬を指示通りのタイミングで使用するようにしてください。 再度受診するべき?家で看る時のポイントは?時間外でもすぐに受診を!①痙攣②呼びかけても反応しない、ぐったりしている(意識障害)③呼吸が苦しそう④顔色が青白い、土色、唇が紫色⑤水分を摂れずに脱水症状がみられる(半日以上排尿がない)⑥(幼児であれば)暴れる、意味不明な言動がみられる ※これ以外でも様子がおかしいと思ったら受診を! 一度、受診した方がいい症状①元気はあるが熱が3日間下がらない②唇や肌が乾燥している③排尿量が少ない 家で様子をみて良い場合①元気がある②熱が下がってきた③食欲がある④水分をしっかり摂れている まとめ乳幼児は発熱があっても、元気に動き回っていることが多いです。自分で不調を訴えられない為に、気づかないうちに急に悪化することもあります。いつもと違うなという様子があれば、注意深くみていくことが大切です。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2022年11月10日保育園の先生から、2歳になったばかりの娘の様子で気になっていることを指摘されました。「○○ちゃん(娘)は名前を呼んでも反応しないんです」と。思いがけない指摘に私は、「あれ? 以前はできていたはずなのに……」とショックを受けて、目の前が真っ白になりました。名前を呼んでも振り向かない娘娘は、生後4カ月ごろから名前を呼ぶと顔を向けて反応することができていました。夫と実母にも確認したところ、やはり「できていた」という認識。 しかし2歳になったころからは、たしかに保育園の先生から指摘されたように名前を呼んでも振り向かなくなっていました。「どうしてだろう……?」理由がわからず私は焦っていました。 娘が名前を呼んでも振り向かない原因夫が娘と遊んでいるときに「○○ちゃんこれなぁに?」とやさしく聞くと、しっかりと振り向いてうれしそうに反応していました。どうして私が名前を呼んでも振り向いてくれないのに、夫が話しかけたときはうれしそうに反応するの? と思った私。原因は何だろうと考えてみました。 イヤイヤ期真っ盛りの娘。危ないことをすることが多く、「ダメだよ」と言う代わりに、私は厳しい口調で「○○ちゃん!!」と娘の名前を1日に何度も呼んでいました。私が「○○ちゃん!!」と娘を呼ぶとき、娘は「ママに怒られている」「遊びをやめないといけない」と認識していることに気がつきました……。私が名前を呼んでも、娘は反応しなくなってしまったのは、きっとそのことが原因だと思いました。 自分の育児を見つめ直して娘が名前を呼んでも振り向かなくなった理由がわかってからは、危険なことをしたときは「○○だからやめようね」と理由を伝えて、怒り口調で娘の名前を呼ぶことはやめました。娘の名前は一緒に遊んでいるときや、日常生活の中でやさしい口調で呼ぶようにしました。 私が娘の名前を呼ぶときは「怒っていない」とわかってくれたようで、それから娘は名前を呼べばまた反応してくれるように。そして、私はイヤイヤ期の娘の行動をとがめてばかりだったことも反省し、イヤイヤ期の対応について詳しく書かれている育児書や2歳児向けの育児書を2~3冊読みました。 育児書を読んで変えた行動2歳児向けの育児書には「ダメなことやできないことを指摘するばかりでは、子どもは自分に自信を持てなくなってしまう。褒めて自己肯定感を高めることが大切。ダメなことは理由も一緒に伝えることが必要」だと書かれていました。この育児書を読んで以来、娘のことをたくさん褒めるようにしています。 そのうえで、「危ないことは理由を伝えた上で注意する」。このメリハリが大切だと知りました。すると、以前よりも娘の笑顔も増えて言うことも少しずつ聞いてくれるようになっていきました。保育園でも名前を呼ばれるとしっかりと振り向くようになったそうです。 保育園の先生から、「娘が名前を呼んでも振り向かない」と言われたときはショックでした。ただ、このことがきっかけで私は娘の名前を怒り口調でばかり呼んでいたことに気がつきました。それからは、「ダメなことは理由とともに伝える。それ以外の時間はとにかく楽しく過ごす」。こんなふうに娘への接し方を見直すことができました。 監修/助産師REIKO著者:本田 ひな2歳女児の母。管理栄養士として保育園に10年勤務した経験と、投資歴13年の経験を生かし、栄養やお金について執筆中。
2022年11月10日保育士の中田馨さんが、子どもの褒め方や叱り方について教えてくれました。実はあなたのおこなっているその褒め方や叱り方、実はNGかも……!? ぜひ参考にしてくださいね!こんにちは! 保育士の中田馨です。1日子どもと過ごしていると、子どもを褒める場面、叱る場面が何度も訪れると思います。今回は、子どもを褒めるとき、叱るときに意識してほしいことをお話しします。 実はNGな褒め方 「すごい!」だけ「すごいね!」と褒めてばかりいませんか? 「すごい」という言葉を使ってはいけないわけではありませんが、必ずしも子どもは「すごい!」と言われたいわけではありません。 例えば、カラフルな絵を描いてママに見せに来たとします。このとき「すごいね!」だけだと、何がすごいのかが分かりませんよね。そのため、こんなときは「たくさんの色を使って描けたね。何色がある? 赤、青、黄色、緑。たくさんあるね。ママ、この絵が好きだなあ」と具体的にママが感じたことを言葉にするのです。 では、苦手な食べ物を食べられたら? 「ブロッコリー食べられたね!」。段差のある所からジャンプしたら? 「高いジャンプだったね!」。すごいと褒めてもいいですが、その前後に、ママの感想も付け加えてください。子どもは、より満足するはずです。 実はNGな褒め方 できたところだけ褒める子どもを褒める場面は、実は生活のさまざまなところに潜んでいます。子どもが「できた!」ことばかりに意識を向けず、普段の何気ない生活のなかでも見つけてみましょう。 例えば、ブロックであそんでいるとします。集中してあそんでいるときは、そっとしておいてもいいですが「その車、〇〇ちゃんが作ったの? カッコいい形だね」など、さりげなく子どもが作ったものを褒めることができます。 また、すでにできるようになっていることは、なかなか褒められなくなっていませんか? 例えば、妹が、食後の食器を台所まで持ってきてくれたら「ありがとう、助かるわ」と声をかける。でも小学生の兄が持ってきたときは持ってくることが当然だと思っているので「は~い」ぐらいのそっけない返事。親は新たにできるようになったことにどうしても目が行きがちですが、できるようになっていることにも目を向けると、子どもにかける声かけがまた変わってくるかもしれませんね。 実はNGなり方 「ダメ」だけ「ダメ!」という言葉、使ってしまいますよね。私も、わが子には思わず使ってしまうことがありました。「ダメ」だけじゃ「ダメ」って分かっているのに……。そう、「ダメ」だけだとあまり効果がありません。なぜかというと、子どもが、何が「ダメ」なのか分からないからです。「ダメ!」と大きな声で言われると、一瞬「ビクッ」として子どもの動きは止まると思いますが、それだけでは親の気持ちが伝わりません。触ってほしくないものを触ろうとしたら? 「見てるだけにしてね」と、ママがしてほしい行動を言葉にして伝えます。 私は「ダメ!」は、本当にしてほしくないことを子どもがしたときのための、とっておきの叱り文句だと思っています。「ダメ! そんなことしたら、ママ本当に悲しい!」と感情込めて叱るときのね。そのため普段の生活のなかでは、「ダメ!」ではなく、別の言葉に置き換えられないか? を考えてみてください。 実はNGな叱り方 「〇〇しない」「〇〇しなさい」「〇〇しない」の否定、「〇〇しなさい」の命令もよく使ってしまう言葉です。否定の言葉の例でいうと、「ベビーカレンダーのサイトで、私のプロフィール写真見ないでくださいね」と言われると、「え? 何で? めっちゃ見たい!」という気持ちになるのではないでしょうか。大人も「〇〇しないで」と言われると逆にしてしまいたくなるものです。 そのため、走ってほしくない場面で走ったら「走らない」ではなく「歩いてね」とママがしてほしい行動を言葉にして伝えましょう。 同じように、命令の言葉の例でいうと、座ってほしい場面では「座りなさい」ではなく「座ろうね」が良いでしょう。言葉を言い換えるだけで、親のイライラも軽減されるように思います。 昔あったわが家でのそのエピソードをご紹介しましょう。親子でハイキングをしていて、車も走る細い道を歩いていた時の事。幼い私は父母と少し離れて対向車線側を歩いていたそうです。私が、父母の方へ道を渡ろうとしたときに車が走ってきて父は思わず「走るな!」と言ったそうです。でも、私は、走って父母の方へ。幸い間一髪で車とはぶつからなかったのですが、「あのとき、“止まれ”と言うべきだった」と何年経っても父の心に恐怖が残っていました。 褒めるときも叱るときも、共通点としては「子どもと目と目を合わせて声かけする」と言うこと。「ママはちゃんとあなたのことを見ているよ」と子どもに伝えるためにも大切です。著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年11月09日体調が悪くて保育園を数日休むことになった息子はイヤイヤ期真っ最中。体調が悪いのも重なり、いつものイヤイヤがさらにエスカレートしていました。私は看病疲れと寝不足でイライラしてしまい、つい息子に感情的に怒ってしまったのです……。 3歳になっても発熱からの夜泣きわが家には4人の子どもがいます。3歳の末っ子の息子はイヤイヤ期真っ最中で、いつも声かけには苦労させられています。体調が悪くなるとさらにイヤイヤがエスカレートするので、私も頭を悩ませています。 先日も保育園で風邪が流行り、息子も発熱。いつもは次女と寝ている息子ですが、夜泣きをしてぐずっていたため、私が一緒に寝ることにしました。具合が悪いからか抱っこしていないと眠れず、やっと息子が寝たと思っても、私は熟睡することができず、朝には寝不足で疲れ果てていました。 いつもならできるのに翌朝、息子はトイトレはほぼ完了しているので「トイレに行こう!」と声をかけました。すると、イヤイヤが始まりました。時間的にけっこう経っていたのでトイレに行きたいはずなのに「行かない!」と言い張ります。 いろいろな声かけを試してもなかなかトイレに行こうとしません。すると限界が来たのか、最終的にはトイレの前でおもらし。私も疲れからか余裕もなく「だから言ったでしょう! お着替えは自分でしなさい!」と感情的に怒ってしまいました。そして、着替えを出して、掃除をしていました。 私の様子をうかがう息子おもらししたあとは私が体を拭いたので、あとは着替えるだけ。機嫌のいいときはさっと自分で着替えるのに「できなーい」としばらく息子はぐずりながら裸でいました。「ママは知らないよ!」と黙々と掃除や汚れた服を洗っていると、怒っている私の様子をうかがいながらそそくさと着替えを始めた息子。 できるのになんでやらないんだろうか? とイライラしながらも、息子がこのあとどうするのかを見守ることにしました。そして、次にトイレに行きたくなったときには、「おしっこはトイレでするんだよねー、ママトイレー」と、トイレでおしっこができました。 イヤイヤ期と体調が悪いことが重なり、わがままを言う息子。ですがその日の夜、息子が眠った顔を見て、まだまだ甘えたい時期に体調が悪くて思うように伝えられなかったのかなと、冷静になって考えてみるとそのように思えてきました。イライラして、感情的に怒ってしまってごめんね、と反省した出来事でした。 監修/助産師 REIKO著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月08日保育士の中田馨さんが、子どもの食事のお悩みについて詳しく教えてくれました。「すぐに遊び食べをしてしまう」「うちの子、好き嫌いが多くて困ってる……」など、子どもの食事に関する悩みは尽きませんよね。じょうずに楽しく食事する方法についても教えてくれているので、ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。子育ての悩みの中で、上位に上がってくるお悩みのひとつに「食事」があります。食べることは「生きること」につながるので、元気いっぱい大きくなってほしい! と願うパパやママにとって重要な位置に占めることだと思います。 今回は、そんな食事周りのお悩みのお話です。 手づかみ食べさせるとグチャグチャになるんです……離乳食の進め方をみると、離乳食後期ごろから新たにスタートするのが「手づかみ食べ」。「よし! 手づかみメニューを作ってみるぞ!」と、きっとママも張り切っていることだと思います。しかし、実際に手づかみメニューを子どもの目の前に置いてみると、グチャグチャと潰すだけで、口に入れようとしない。挙句の果てに、テーブルに擦り付けたり、床に落としたり、ポ~イと放り投げたり大惨事! なんてこともあると思います。 できるだけきれいに食べさせたいので「手づかみ食べはやめておこう」と封印してしまうママもいることでしょう。しかし手づかみ食べは封印しないでください! 手づかみ食べは、赤ちゃんにとって利点しかありません! いろいろな軟らかさ、温度の食材に触れることで、手指の感覚を育ててくれます。つかんで口に入れることで、手指や口の使い方をマスターすることができます。自分で食べることで食べられた満足感を感じることができます。 テーブル周りが汚れることが気になる場合は、手づかみ食べしてOKな食材をまずは1口分だけ目の前に置きましょう。口に入れたら、次の食材を置きます。今日食べる全てを赤ちゃんの前に置くからグチャグチャになるのです。手づかみ食べに慣れるまでは、この方法で進めてみてください。 うちの子、好き嫌いが多いんです……子どもの好き嫌いは、離乳食期、幼児期のあるある問題です。色々な食材を食べてほしいという気持ちは親として当然持っているものですよね。離乳食期であれば、おかゆに混ぜたら食べてくれたり、工夫次第で食べてくれることもあると思いますが、2歳を過ぎ自分の気持ちが確立されてからはなかなか難しい時もあります。 子どもの食事で大切にしたいことは2つ。1つ目は、大人も子どもも食べ物の好みは人それぞれ。だから無理強いはしないということ。2つ目は、食べないからといって食卓からその食材を消さないこと。消してしまうと苦手な食材ではなく「知らない食材」になるからです。また、細かく刻んで食材をわからないようにしてしまうというのも、食卓から食材を消してしまうということにつながるため実はあまりよくありません。なるべく食材がわかる状態で食卓に並べてあげるのが良いでしょう。 上記を踏まえた上での対応策を2つご紹介します。子どもの好き嫌いに悩んでいるというパパやママは参考にしてくださいね。 対応①食材をほんの少しお皿にのせる苦手な食材は小指の爪くらいの大きさだけお皿にのせましょう。「食べてくれたら“ラッキー”」っという感じです。 対応②周りの大人がおいしそうに食べる周りの大人が「わあああ! コレおいしいわあ!!」と、本気でおいしく食べること。子どもに「(苦手な)ほうれん草食べなさい」と声掛けするよりもずっと効果があります。 子どもが苦手な食材は、何かのきっかけで食べてくれる日が来るかもしれません。もしかすると、ずっと苦手なままかもしれませんが、苦手な食材がいくつかあっても問題ありません。「いつか食べてくれるかもしれないな」ぐらいの気持ちで、気長に取り組んでみましょう。 食事周りのお悩みは尽きないかもしれません。我が家も中学生の娘が急に「魚キライ」になったので(ビックリ!)。いかに克服するか、気長に取り組んでいる途中ですから! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年11月08日現在8歳の娘が幼稚園のころのお話です。年少で初めて娘と仲良くしてくれたAちゃん。幼稚園では喧嘩をしたり、口をきかない時期があったり、まったく遊ばない時期もありました。しかし小学校が離れた今でも大の仲良しです。今回はその経緯についてお話しします。幼稚園で初めてヘコむ娘Aちゃんはリーダータイプ、娘は受け身タイプでしたが、どことなく2人の雰囲気は似ているように感じていた私。娘は自分から声をかけるのが苦手なので、グイグイ引っ張って遊んでくれるAちゃんが合っているようでした。幼稚園で初めて仲の良いお友だちができたので私はほっとひと安心していました。 ところがある日、幼稚園にお迎えに行くと娘に元気がなかったので、幼稚園での様子を娘に尋ねてみることに。すると娘が「何かわからんけどAちゃんが○○(娘)に怒ってて『ごめん』してもずっとしゃべってくれない」と悲しそうに言うのです。 実は似た者同士心配になった私は翌日先生にその話を伝えると、「Aちゃんは敏感なので、大好きな娘ちゃんに遊びを提案して反応が良くないと、否定されたと思ってしまい、とても不機嫌になってしまうんです」とのこと。先生のお話を聞いて私は驚きました。というのは、Aちゃんの様子は、家での娘とまったく同じだったのです。 娘も敏感なほうで、家では私や夫が少し注意しただけで全否定されたと思うのか、一気に機嫌が悪くなり、手がつけられません。「やはり2人は似ているんだな~、そしてAちゃんは娘のことを好いてくれているんだな~」と感じました。 喧嘩するほど仲が良い先生のお話を聞いて私は納得できましたが、年少の娘には難しいのでひとまず様子を見ることにしました。それからも「Aちゃんが怒ってた」という日もありましたが、受け身の娘もだんだんAちゃんに気持ちを出せるようになってきたようで、口喧嘩をすることも増えていきました。 「もうAちゃんとは遊ばない!」と言うので私は心配していましたが、数日経つとまた遊んでいるのです。そのように喧嘩と仲直りを繰り返して、いつの間にか娘とAちゃんは大親友になっていました。 子ども同士の喧嘩は親からするとやはり気になりますし、心配になります。お友だちとは穏やかに遊んでほしいと思ってしまいますが、感情を出して喧嘩をしても仲が良い友だちというのはとても貴重な存在です。娘にはこの出会いをずっと大切にしてほしいと私は願っています。 監修/助産師REIKO著者:石井ゆうき8歳と0歳の女の子のママ。長女の反抗期に悩まされながらも、姉妹の戯れに日々癒され中。秘書として働いており、現在は育休中。1人目出産直後に夫が転職に失敗し、夫が転職に失敗したことを機に、お金にまつわることに興味を持ち、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。
2022年11月07日3歳半と1歳5カ月の男の子を育てている私。長男はイヤイヤ期の最盛期ですが、少しずつ私の言うことを理解してきているようで、ちょっとしたお手伝いや、弟の面倒も見れるようになってきました。そんな中、私は長男に「もうお兄ちゃんなんだから」と期待が増え、できないと叱ることも多くなっていきました。長男は次第にかんしゃくを起こすように……。しかし、ある日の長男の言葉に私ははっとしました……。 成長した長男と目が離せない次男最近は弟のことをよくかわいがり、すすんでお世話をするようになった長男。私は「急にお兄ちゃんになった!」と長男の成長に関心し、喜んでいました。 その反面、自我が出始めた次男は思うようにならないと泣き叫び、お尻歩きで家の中のあらゆる物を触っていくので私は目が離せません。私は自然と次男にかまう時間が増え、長男には「ちょっと待って!」と言い聞かせるようになりました。 かんしゃくが増える長男そして、長男は私が次男をかまっている間、おもちゃ遊びをして待っていることが多いのですが、次男のかんしゃくが落ち着くと、長男を構うことなく、私は「今だ! 」と家事に取り掛かることも多くありました。すると、次第に長男はぐずってかんしゃくを起こす日々が増えていったのです。 私は「もっと長男にかまってあげなきゃ」とわかってはいましたが、次男の世話と長男のかんしゃくで、毎日ヘトヘトで心に余裕がありません。私は「あーもう嫌だ」という言葉が口癖になり、ぐずる長男から離れて家の外へ飛び出すこともありました。 長男の言葉で反省する私ある日、かんしゃくを起こして庭で泣き叫ぶ長男を、私が抱きしめて落ち着かせていると、長男は私に「ごめんね……」と言ったのです。そのとき、私は「長男も自分の中で発達段階の心と葛藤しているんだ」ということに、改めて気づきました。 そして同時に、私が長男を本気で叱ると必ず私に「ごめんね」と言って、甘えたがっていたことにも気づいたのです。私は「長男を待たせてばかりいたのは私で、謝るのは私のほうだ」と反省しました。 私は成長した長男に期待して、待たせてばかりさせていました。しかし、長男はまだ3歳半。まだまだ親に甘えたい時期です。日々の忙しさで見えていなかった大事なことを、長男が私に教えてくれたんだと思いました。これからは長男にもしっかり目を向けて、いっぱい褒めて甘えさせてあげられるよう努力していきたいと思います。 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年11月06日3歳の息子は食べることが大好きで食への関心が高いのですが、そんな息子が買い物中に食べたがったものに、私はわが耳を疑いました。さらに大きな声で何度も食べたがるので、周囲の人も驚いた顔でこちらを見ているのがわかりました。コストコで起きた、息子の仰天エピソードです。食への関心が強い息子息子は離乳食期から食への関心がとても強く、食べ過ぎが心配になる面もありますが、助かっていました。また、3歳を過ぎたころから、食への制限も緩めはじめ、息子が興味を持った食事に対して、加減をしつつですが、挑戦させるようにしていました。 ある日、息子を連れてコストコへ買い物に行ったとき、カートに乗った息子が突然「今日はドッグフードが食べたいな!」と言ってきたのです。 どうしてもドッグフードが食べたい!「ドッグフード!? それは犬のごはんだよ?」と説明するものの、息子は納得がいっていない様子。その後も大きな声で「ドッグフード食べたい!」と連呼し、周囲の人が驚いた顔で息子を見ていました。さすがに恥ずかしくなってしまった私は息子に「ドッグフード食べたことあるの?」と聞くと、「あるよ!」と言うのです。 何かと勘違いしていると思い、似ている食材を想像しては息子に確認していきました。「それじゃない!」と言いながら売り場を知っているというので、なんのことを言っているのかと息子の指をさす方向へ行って確認をしてみることにしました。 息子のさす方向へ行ってみると……息子は何をドッグフードと勘違いしているのかと思い、言われるがままに着いた先はレジの前。すると息子は「ここを出たらドッグフードがあるよ!」と言うのです。ふとレジの先を見ると、そこにあったのはフードコート。そして息子は「ホットドッグ」の看板をニコニコと指をさしていました。 息子は以前、ホットドッグを買って食べたことを覚えていて、それをドッグフードと記憶していたのです。思わず笑ってしまう言い間違いに、「今日はホットドッグを買って帰ろうね!」と購入し、帰路につきました。 たしかに似ているけれど、思わず驚いてしまう発言に、かわいい言い間違いだなぁと思ったエピソードでした。ちなみにもうすぐ4歳になる息子ですが、未だにホットドッグを見ると、ドッグフードが先に出てきてしまうようです。少し考えてから「ホットドッグ食べたい」とちゃんと言えるようになり、息子の大好きな食べ物の1つにもなりました。 著者:伊藤 美里3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。
2022年11月06日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、赤ちゃんのお風呂の入れ方について教えてくれました。赤ちゃんとのお風呂はバタバタ……どんなことに気をつければ良い?冷え込む季節になると、特にママひとりで赤ちゃんをお風呂に入れる場合、寒くならないようにと気を使いますよね。また、月齢によっては待たせている間の転倒予防なども気になってくるかと思います。今回は、ママひとりで赤ちゃんをお風呂に入れるときの気をつけるべき点や、ママたちの工夫をについてご紹介します。 ママが体を洗っている間、赤ちゃんを湯船に立っちっぱなしにさせるのはNG! 様子は常に確認できるようにママが体を洗っている間、赤ちゃんはどうしたらいいの?と悩むママも多いことでしょう。まだねんねの赤ちゃんと、月齢が上がって動くことができる赤ちゃんとでも待たせ方は異なります。また、ひとりでたっちできるようになったからといって、湯船に入れて待たせるのは絶対にNG! 湯船に張っているお湯の深さが10cmあれば、子どもが溺れる心配があります。 ここからは、安全を考慮した赤ちゃんの待たせ方についてご紹介していきます。 脱衣所で待たせておく場合脱衣所で待たせておく場合には、座布団、マット、クーハン、バウンサーやハイロウチェアなどを脱衣所に置き赤ちゃんを寝かせて待たせておきます。バウンサーやハイロウチェアは、転落予防の為、しっかりベルト装着を忘れずにしましょう。ベビーバスをベッド代わりにするのも良いかもしれません。ママが見えないと泣いてしまう子も多く、赤ちゃんの様子を確認できるようにする為にも、お風呂のドアは少しあけておくと安心です。すぐに入れられるようにオムツ一枚にして服は脱がせておき、タオルなどにくるむかかけておきましょう。 洗い場で待たせる場合洗い場で待たせておく場合には、浴室は暖めておき、バスチェアに座ってもらったり、バスマットに寝かせます。動きが活発になってハイハイをする時期になると、バスマットは難しいかもしれません。お風呂用のおもちゃなどを持たせておくのも良いですね。脱衣所や洗い場の大きさ、お子さんの月齢などによって、さらに工夫が必要な場合もあるかと思います。たっちをしはじめたり歩きだしたばかりの子どもを湯船の中で立たせて、ひとりで湯船に入れておくのは危険なのでやめましょう。 赤ちゃんを冷えさせるのはNG! 便利グッズを使って素早くお着替え赤ちゃんが出たあとは、寒くならないように拭いたり着替えさせたりで大忙し。自分の事は後回しで寒さで震えながらのママも。動きが活発になってくる赤ちゃんには、フード付きのタオルポンチョが大活躍します。お風呂から出たらポンチョを着させて、ママが最初に体を拭いて着替え、その後にゆっくりあたたかい部屋で着替えや保湿ができます。ママが、タオルガウンを着て寒くならないようにして赤ちゃんの着替えをするのもひとつの方法です。 他のママたちから聞いた、おすすめアイデアもご紹介!ここまで赤ちゃんのお風呂の入れ方についてお伝えしましたが、他にもママたちが実践している赤ちゃんとのお風呂でのアイデアや工夫はたくさん! 母乳相談室に来てくれているママたちに伺った、赤ちゃんをお風呂に入れるときの工夫もいくつかご紹介していくので、自分にも合いそうなものがあればぜひ、取り入れてみてくださいね。 ・月齢が大きくなっても、ベビーバスで入れる。 ・パパの帰りが遅い場合、シャワー浴などで赤ちゃんだけ洗い、パパがいる時間にママが入る。 ・お風呂で洗うときの時短を考えて、赤ちゃんが寝ているときなどに洗面台で髪や顔を洗ってしまう。 ・パパが出張などで1日程度不在の場合、ママが疲れていてひとりで赤ちゃんをお風呂に入れるのが不安というときには、温かいタオルで体を拭くだけににするなど臨機応変に対応する。 まとめ毎日のお風呂、月齢が進むと動きが活発になることでの転倒予防や季節によっては寒さへの配慮など工夫が必要になってくるかと思います。 私自身も先輩ママに工夫を聞いたりいろいろ試しました。ぜひ参考にしてみてくださいね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2022年11月06日私には3歳の長男と1歳の次男がいます。次男が生まれてからというもの、2人育児の大変さから私の母に長男を預けることが増えました。実家にはおもちゃがたくさんあるからか、長男は最近ちっとも家にいたがらないのです。でもあるとき、本当の理由はおもちゃではないことに気が付きました……。朝起きるなり「ばあばんちに行きたい」長男はすっかり私の母になつき、また母も長男をわが子のようにかわいがってくれています。実家は気付けば長男用のおもちゃで溢れ返り、ちょっとした児童館のような感じになっていました。 わが家は賃貸アパートで狭く、おもちゃの数が限られているのもあってか、長男は「ばあばの家」が大好き。ここのところずっと、毎朝起きてすぐに「ばあばんちに行きたい」と言うのです。母は午前中はパートの仕事があるため、午後から長男を預ける日が続きました。母は「毎日きていいからね」と言ってくれましたが、私はなんだか申し訳なく思っていました。 ばあばの家に行きたがる本当の理由とは…しばらくすると、長男だけ預けるのではなく、次男と私も含めて3人で遊びに行くことが増えました。次男はまだ小さかったので、母に申し訳ないと思いつつも、母の家にいる間は少しラクになれる自分もいたのです。ただ反面、私は、長男があまりにも「ばあばんちに行きたい」と言うのでなんだか寂しい気持ちにもなっていました。 そして気付いたのです。おそらく長男は、弟が生まれてからは我慢することが多く、長男こそ寂しい思いをしていたのだろうと。ばあばの家には、おもちゃがあるから行きたがっているのではなく、ばあばに思い切り甘えられ、かわいがってもらえるから心地良く、行きたがるのだと。子ども2人を相手に余裕のない私は、長男に対し、私がたくさん相手できなくてごめんね……という気持ちでいっぱいでした。 母の気持ちを知って私は毎日のように母の家に通うようになっていたので、パートをしながらの母にとっては大変だろうと、「わが子のことで迷惑ばかりかけて申し訳ない」と気持ちを伝えました。すると母はまったく気にしておらず、「自分の娘が大変なのを助けるのは当たり前だから。気にせずに頼ってね」と言ってくれたのです。 その言葉を聞いて、長男が幼稚園に通い始めるまでは思い切り母に甘えよう! と思い直しました。長男も次男もばあばのことが大好きです。子どもたちにとって、とても良い環境で子育てができていることを改めて感じました。そんな母にはとても感謝しています。 母に迷惑をかけすぎていないか心配だったので、母のやさしい言葉には救われました。これからも長男が「ばぁばんち行きたい」と言うことは続くでしょう。長男にとって、ばあばは心のよりどころのような存在です。母がきつくない程度に目一杯頼りたいと思っています。 監修/助産師REIKO著者:森下ミメカ3歳男児と1歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現
2022年11月04日双子の妹たちのお世話を楽しそうにしていた娘が、本当は我慢していると知った私は、それまで気がつかなかったことに反省と後悔の気持ちでいっぱいに。そこである行動にでることにしました。それは、毎日たった10分のことなのですが、それが功を奏したのです。幼稚園の先生から驚きの話が双子を妊娠したと知らせたときから、生まれてくることをとても楽しみにしてた当時4歳の娘。妹たちが生まれてからは、育児用ミルクを飲ませたり、本を読んであげたり、歌をうたってあげたり、とても楽しそうにお世話をしていました。 そんな姿を見て、私はとてもうれしく思っていたのです。しかし、双子たちが生まれて半年くらいたったころ、幼稚園の先生に「ちょっと我慢しているように感じます」と言われ、正直私は驚きを隠せませんでした。 気がつかなかった娘の気持ち先生に話を聞くと、幼稚園で娘が「お姉ちゃんだから我慢するんだ」などと言っていたので「ママに甘えてもいいんだよ」と声をかけると、「でも、お姉ちゃんだから……」と少し寂しそうに答えるということでした。気になるたびに声をかけると娘は毎回同じような答えを返すので、先生は私に話をしてくれたようです。その日の夜は、娘にかわいそうなことをしてしまったという反省と、気がつかなかったことを後悔する気持ちでいっぱいでした。出産前から1カ月ほど娘を実家に預けて入院をし、産後は双子の育児が中心の生活。思えば、娘に寂しい思いをさせていたはずなのに気がついてあげることができませんでした。 双子のお世話に追われながらできることを考えた結果……娘に何かしてあげられることはないか、を考えました。ただ、どうしても日々は手のかかる双子の育児が中心となってしまいます。そのため、時間もありません。でも、何かしてあげたい気持ちで考えたのが、「娘とママだけの寝る前の10分」を作ること。 この10分は双子をパパや手伝いにきてくれている母にお願いし、私と娘だけの時間にしました。パズルをしたり、積み木をしたり、好きな本を読んだり、折り紙をしたり、2人でその日にあったことを話したり、娘のしたいことをして最後にぎゅっと抱きしめて「おやすみ」をします。娘もこの時間を毎日楽しみにしていました。 娘の様子に変化が現れた!この10分の時間を過ごすようになりしばらくしたころ、娘がよく笑っていて変化がみられると幼稚園の先生から連絡がありました。先生から「何かしたのですか?」と聞かれるほどでした。 たった10分の短い時間ですが、大事なのは「娘だけのママとの時間」だったのです。下の子が生まれるまではひとり占めしていたママとの時間がなくなり、娘は本当に寂しい気持ちでいたと思います。 娘が無理していることに気がつかせてくれた、幼稚園の先生からのひと言。本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。多くのことはしてあげられなかったのですが、娘の気持ちに気がつき、少しでも寄り添うことができて本当によかったです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:田中つばさ二卵性の双子(年中)と小学生の娘の三姉妹を育てる母。Web企画や秘書、人材系営業職を経験。現在は在宅ワークとワンオペ育児に奮闘する毎日。出産体験や双子育児に関するエピソードを執筆中。
2022年11月04日保育士の中田馨さんが、登園時のママやパパのちょっと困ってしまう行動について教えてくれました。バタバタと忙しい朝の登園ですが、ちょっとしたことを気をつけるだけで子供もママやパパも、保育士もみんなが気持ちのよい1日をスタートさせることができますよ。こんにちは。保育士の中田馨です。保育園に通っているご家庭の朝は大忙しだと思います。私も、2人の子どもを抱え働いていますので、朝の目まぐるしさはとてもよく分かります。そんな忙しい朝の登園時ですが、「ここを心がけてくれたら、保育士が助かります。逆に、これをされるとちょっと困っちゃう」というポイントをいくつかご紹介します。 保育園は多くの子どもが生活するところだから決まりがある保育園は多くの子どもたちが生活する場です。ですので、ある程度の決まりがなければ運営することができません。保護者から見ると「何でこんなに厳しいんだろう?」と感じることもあるでしょう。 また、「あっちの園ではOKなのに、うちの園はNGなのはなぜ?」ということもあると思います。それは、きっとその園で過去に問題があったり、園が大切にしている思いが含まれていたりするのだと思います。 保育園が多くの子どもたちを預かり、元気にケガも少なく過ごせるのは、実はこの「決まり」があるからなのです。生活リズムや対応が「いつもと一緒」でいることが子どもたちにとって「安心」の材料になり、スムーズに生活が進むことにつながるのです。 最初に決めた時間に登園を多くの保育園は、登園・降園時間は保護者の勤務時間+通勤時間+準備時間(更衣など)を合わせた時間になっていると思います。入園前にその時間を双方で話し合い決めた時間です。できる限り、毎日最初に決めた時間に登園するように心がけましょう。 「保育園が開いている時間だし、今日は30分早く行こう」と気軽に思うかもしれませんが、保育園は「子ども○人に対して保育者が○人」という人数が決まっています。30分早く行くことで、保育の体制が整っていないこともあります。また、遅くなるときや休むときも必ず連絡を! 例えば「今日は園外の公園に遊びに行こう!」と計画していても、いつ来るかわからない子どもを待てばいいのか、出発してもいいのか? 悩むところなのです。保育園をお休みする場合や、登園時刻が大幅に変わる場合は園への連絡を忘れないようにしましょう。 朝食は保育園に入る前に終わらせる乳幼児に朝食を食べさせるのは、一苦労です。例えば、遊び食べをしたり選り好みをしたりして、食事自体にあまり興味がない時期もあります。よく食べる子だとしても、自分で食べさせていたらテーブル周りがグチャグチャになって片づけが大変! なんてこともあります。 時間がなくて保育園に来る途中に、おにぎりやパンをかじりながら来ることもあるかもしれません。おうちの食べ物を保育園に持ち込むと、他の子どもたちが欲しがったりすることもあるので保育園に入る前に、片づけるかゴックンと飲み込むなど配慮していただければ助かります。 このとき、子どもに「早く食べなさい」と言うと慌てますので、慌てさせないようにします。また、移動中の飲食は、のどに詰まったりする原因になる恐れがありますので、できる限り控えるようにしましょう。 子どもが泣いても元気に「行ってきます!」を心がけて!登園時に子どもが泣いてママから離れなかったら。どうにか泣き止ませたいけど、出勤時間が迫っているし! と焦ることだと思います。「泣いているのに、預けてもいいのかな」「うちの子、泣くことが多くて先生たちに迷惑かけているなあ」など心配する親御さんもいますが、そこは心配しなくて大丈夫です! だって、泣いている子どもを保育するのも保育士の仕事なので、泣かれてもへっちゃらなんですよ。 ママとしては、泣いている子どもを置いての出勤は、後ろ髪惹かれる思いでしょうが、そこはプロに任せて仕事へ向かってください! 「行ってきます!」と元気に出発する親御さんの姿を、子どもと見送ることが、私たちのパワーにもなるのです。 一日の始まりの朝を、子どもも親御さんも保育士も、気持ちよくスタートできるといいですね。著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年11月04日幼稚園に入ってもしばらくトイレを失敗していた長男。周りの友だちができているのを見て、年少の夏休みにようやくトイレトレーニングが完了しました。自分でトイレに行けるようになった3歳半の長男がある日の夜、下半身が「痛い」と泣き出しました。息子の性器ケアに関して、見直すきっかけになった体験談をお話しします。久しぶりの夜泣きと思ったら長男が3歳半のころ、寝て2時間後に突然「痛い痛い」と泣いて起きました。亀頭部を見ると真っ赤に腫れ上がり、触ることもさせてくれないほどの状態。尋常ではない痛がり方にすぐに受診したほうがいいのかと、スマホで検索しました。 亀頭部だけの痛みで熱もない場合は、翌日の受診でいいとの情報があったため、夜間はおむつをしていたので新しいおむつに替え、抱っこをして寝かしつけながら朝がくるのを待ちました。 翌日病院を嫌がる長男連れて受診受診科がわからなかったので、翌日市民病院の泌尿器科を受診することにしました。年配の患者さんが大勢いるなか、小さな長男と待ち、約40分後に呼ばれ診察室へ。数週間前に日本脳炎の予防接種を受けていた長男は、とにかく痛いことが嫌だと先生を見ただけで半泣きになっていました。 ベッドに横になって診察が始まると、痛みと何をされるかわからない不安で大暴れでした。看護師さんが上半身、私が下半身をおさえた状態で診察に臨んだのです。 結果は亀頭包皮炎泣きながら受けた診察の結果は、亀頭包皮炎でした。亀頭包皮炎はこの年齢に多い病気だそうで、清潔にすることが大事との説明を受け、抗生物質の軟膏と内服薬を処方されました。 先生からは「皮をむいて洗うんだよ」と言われ、私がしっかりと洗ってあげていればよかったなと長男に対して申し訳ない気持ちになりました。 ホームケアの担当は痛みのわかる夫におしっこのたびに痛みがあり、トイレに行くことも嫌になった長男。清潔が大事と聞いたので、自分でするケアの方法を教えてもらうためにお風呂の担当は毎日夫に変えました。 先生に言われた通り、「皮をむいて洗うと下半身の痛みがなくなるよ」と話し、長男も痛みに我慢しながら洗いました。すると3日後には赤みも痛みもなくなり、トイレも復活しました。自信をもってトイレへ行く姿が見られるようになったのです。 男の子の性器のケアについて、母である私にはわからないことだらけです。トイレトレーニングの段階から同性である夫に教えてもらうべきでした。正しいケアをおこなっていたら、長男も痛い思いをしなくて済んだかもしれないと思った出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:渡辺かほ6歳2歳の男児2人のママ。保育士資格を持つ元保育園看護師。訪問看護で働きながら、ライターとして子育てや医療に関する情報を発信している。
2022年11月03日娘は2歳半で双子のお姉ちゃんになりました。3歳になるころは、誰からもしっかり者と言われる頼れる存在に。でもそれは、少しずつ娘の心をむしばんでいたのです。娘が「お姉ちゃんをやめたい!」と言ったあの涙を私は今も忘れません。きょうだい育児は大変だけど、上の子のケアも重要だと痛感したお話です。幼稚園の個人面談で衝撃を受ける妊娠25週を迎えたころ切迫早産で入院。まだ幼い娘と離れることが不安でしたが、「お姉ちゃんになるから大丈夫!」と、娘の言葉に励まされました。そうして娘が2歳半の頃、双子が生まれました。双子が生まれる前から我慢してきた娘は、3歳になるころには大体のことを自分でできるようになりました。 しかし幼稚園の個人面談で、「しっかり者だね」と声かけをしたときに「パパもママもとられたから自分でするんだよ」と笑っていたと先生から聞いて、衝撃を受けたことを覚えています。 誉め言葉のつもりが…個人面談で娘が言っていたことを聞いてからは、もっと娘とコミュニケーションをとろうと心がけました。娘は双子の妊娠がわかったときから「お姉ちゃん」になることに喜びを感じ、娘も自分のことを「お姉ちゃん」と呼んでいたので、私たち夫婦も娘のことを「お姉ちゃん」と呼んでいました。それが娘にとってうれしいことと思い込んで……。 ある日「さすがお姉ちゃん、おりこうさん」と言うと「お姉ちゃんやめたい! おりこうさんもやめたい!」とわんわん泣き出したのです。 娘の笑顔を取り戻すためにしたこと手がかからないと思い込んでいたけど、それは娘が我慢してきただけなんだと気付きました。「もうお姉ちゃんって呼ばれるのいやだ……。」私は知らないうちに娘にプレッシャーをかけていたのです。 それから以前のように娘を「お姉ちゃん」ではなく名前で呼ぶようにして、「娘ちゃんタイム」というパパやママを独り占めできる時間を設けるようにすると、とてもうれしそうにしてくれました。「おりこうさん」の代わりには「ありがとう、大好き」を言うことは、今でも続けています。 私は自分で思っている以上に娘に期待していました。もう3歳、まだ3歳。あのときの娘と同じ年齢になった双子をみて、あぁまだまだ甘えたかったよねと痛感しています。「大人の言う『いい子』は、大人にとって都合の『いい子』」。前にそんな言葉を目にしたことを思い出し、お姉ちゃんである前に大切な娘であることを忘れずに接していこうと思いました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:梟 うた5歳の娘と双子の3歳息子のママ。双子の出産を機に、東京から地元九州に移住。保育園勤務をしながら子育て、ファッション、旅行、インテリア、お得情報などを執筆中。最近の趣味は、絵本探し。
2022年11月03日1人目を授かったとき、妊活期間はわずか6カ月でした。きっとまたすぐに授かれるだろう……そんなつもりで2人目を計画しましたが、なかなか飛んできてくれないコウノトリ。年の差が5歳のわが家の2人目妊活エピソードをお伝えします。ある日突然コウノトリにお手紙を書いた娘2人目の妊活に踏み切ったきっかけは、娘が3歳のときの出来事でした。初めての育児、ほぼワンオペ育児だったこともあり、毎日必死だった私にはまだとても2人目を考える気持ちの余裕はありませんでした。夫は娘を溺愛してはいるものの、仕事が忙しいため、子どもはひとりでもいいかなと思っていたようです。 でも娘は幼稚園で下の子がいるお友だちをうらやましく思ったようで、ある日突然、コウノトリさんに「いもうとかおとうとをください。こんなこ」と絵も添えて、つたない文字で一生懸命手紙を書いたのでした。それを見た夫と私は、2人目の妊活をスタートすることに決めました。 不妊治療専門クリニックを受診2人目の妊活も、1人目同様すぐに妊娠できるだろうと思っていたのですが、1年経っても授かりませんでした。娘のためにも2人目を早く産んであげたかったので、アドバイスをもらうつもりで不妊治療専門のクリニックを訪ねました。 まずさまざまな検査をしていただきましたが特に問題は見つからず、そのままタイミング法を続けながら、妊娠の確率を上げるための薬を飲み始めました。 タイミング法から人工授精へ半年くらいタイミング法を続けたころ、先生から人工授精のお話がありました。年齢も30代半ばを過ぎていたため、結果につながりやすいだろうとのことでした。夫に話すと、そこまでしなくても……という反応でしたが、気乗りしないながらも協力してくれてありがたかったです。人工授精を開始したらすぐ授かれるかと思っていましたが、なかなか結果に結びつきません。 娘のお世話をしながらの通院や薬の服用などに疲れてきたので、スポーツジムを契約し、気分転換を図りました。そして5回目の人工授精。検査時の数値もあまり良くなく、今回もダメだろうな……と思った矢先、まさかの双子の妊娠が判明!! 妊活スタートしてから1年と9カ月目のことでした。 バニシングツインを乗り越え、無事出産まさかの双子妊娠で、わが家は喜ぶと同時に大騒ぎになりました。弟か妹のどちらかが欲しいと思っていた娘も困惑していたようです。しかし残念ながら、1人は初期にバニシングツイン(双子のうちの1人が亡くなり、子宮内で消えてしまうこと)で、いなくなってしまいました。 悲しみの中、もう1人の妊娠継続に影響がないか心配しましたが問題なく成長し、健診には毎回娘が一緒に行ってくれて心強かったです。そして出産予定日前に自宅で破水。家には私と娘しかいませんでしたが、娘は5歳になっていたので、私の指示通り動いてくれました。そして夜中の出産だったにもかかわらず、娘の強い希望で出産にも立ち会うことができました! 現在娘は10歳、息子は5歳になりました。2人ともお互いのことが大好きで、本当に仲良しです。また、娘は母性に溢れており、私よりも母らしいことがあります。なかなか2人目を授かれず、歳の差が大きくなっていくことに焦りを感じていましたが、今ではワンオペ育児の中、戦力となってくれている娘に感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年11月02日2人の子どもを育てています。第1子である長女が2歳のとき、夜は私とでなければ寝ない習慣を変えようと「お父さんと寝てみようキャンペーン」をおこないました。しかし、長女の意思にそぐわないかたちで断行したため、つらい思いをさせてしまってしまったお話をご紹介します。長女2歳「お母さんとしか寝ない」長女は2歳まで、夜は私と2人で寝るのが習慣でした。それまでお父さんと夜2人だけで寝たのは、私が体調を崩したとき2回のみ。しかし、これから第2子を……と考えていたのもあり、「そろそろお父さんとも寝られるようになってほしいな」と思っていました。 けれど長女に、「今日はお父さんと寝てみようか」と言っても「やだっ!!」と断固拒否。お父さんのことも大好きなのに、長女が「お父さんと寝てみる」と言い出すことはなく、わが家の「お父さんと寝てみようキャンペーン」はなかなか進みませんでした。 「お父さんと寝てみよう」決行やきもきしていたある日、夫が寝かしつけをした日に「今日は俺がここで寝るよ」と提案。私も「2回もお父さんと寝たことあるわけだし、朝まで起きずにいけば長女の自信になるかも」と思い、彼女の知らないところで「お父さんと寝てみようキャンペーン」を決行することに。 私は久しぶりにひとりで眠れる開放感をかみしめながら、朝までぐっすり眠らせてもらいました。翌朝、いつも長女は6時には起きるのに7時になっても1階から物音がしません。8時近くまで待って下の階へ降りてみると、2人はやっと起きてきたところでした。 夜通し泣いた長女夫が妙にぐったりしているのでどうだったのか聞いてみると、「9回起きた……」とげっそりとした表情。長女は私がいなくなったあとトイレに起き、私がいないことに気づくと泣き出したそうです。 夫は必死になだめましたが「嫌だ! お母さん!!」と聞かず、何とか寝かそうとする夫に「抱っこしてくれなきゃ寝ない!」と言って抱っこして、ずっと夫の肩で泣いていたそうです。寝たと思って置いてもしばらくするとまた「お母さんは!?」と泣いて起きる繰り返しだったと話してくれました。 朝、長女に聞くと「お母さんと寝ると思ってたから……」と泣き出しました。勝手にお父さんと寝ることを決められてしまったのが、相当ショックだったようです。 いくら2歳とはいっても、きちんと事前に了解をとるべきでした。それ以来、長女が「いいよ」と言うまでお父さんと無理に寝かせることはしなくなりました。3歳になった長女はたまに気が向くと、「今日はお父さんと寝てもいいよ」と言ってきてくれます。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2022年11月02日息子は3歳になったころにおむつが外れ、自分でトイレに行くようになりました。でも慣れないうちは、トイレに間に合わなかったり、おちんちんを押さえずにおしっこをしてしまい、便器の外に漏れてしまったりしていました。そんな状況が続いていた4歳のときの登園直前に、事件は起こってしまったのです……。 登園直前にトイレへ当時、息子は認定こども園の年中クラスで、午前9時ごろ家を出るという毎日でした。ある日の朝、出発時間が迫った8時50分ごろのことです。私がリビングで登園のための荷物を確認していると、息子が「おしっこに行ってくる」と言い、トイレへ向かいました。 普段、私の手が空いているときは一緒にトイレへついていくのですが、そのときはひとりで行ってもらいました。いつもなら、すぐにトイレで水を流す音が聞こえるのですが聞こえず、そのとき息子はなかなか戻ってきませんでした。 漏らしたおしっこを必死に拭く息子見に行くと、トイレの床をトイレットペーパーで拭いていた息子。トイレ前の廊下まで濡れていました。水を吸ったトイレットペーパーの切れ端がところどころに落ちていて、本当に汚い状況。息子が着ていた制服や靴下もびしょ濡れでした。 トイレまで我慢できなかったのだと理解した私ですが、出発前の慌ただしい時間帯だったため、一気に心の余裕がなくなってしまいました。そして、「なんでもっと早くトイレ行かないの! お母さんが拭くから、早く着替えてよ」と、怒鳴ってしまったのです。 涙目になっていた息子を見て、「しまった」と思った私。まだ幼いので、トイレに間に合わないことは仕方ありません。そして自分なりに失敗をカバーしようとしていた息子に対し、私はその行動まで否定してしまったと気づきました。 私は平謝り「ごめんね、頑張って拭いてくれてありがとう」と言い直し、トイレの片付けは後回しにして息子を着替えさせました。息子は何も話さず無表情で着替え、気分が悪そうでした。 私がもう一度「さっきは怒ってごめんね、自分で片付けられるのすごいよ」というと、息子は「うん、いいよ」と言い、徐々に機嫌が戻っていきました。こども園に着くころには、いつも通りの笑顔で無事に登園できたのでひと安心でした。 私は仕事や家事でも、時間に追われるとすぐに心の余裕がなくなってしまいます。でも私がイライラしてしまうと、子どもを傷つけてしまうと再確認。自分の性格を変えるのは難しいので、想定外のトラブルがあっても穏やかに対処できるよう、予定時刻より早め早めに動くように心がけています。 監修/助産師REIKO著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2022年11月01日保育士の中田馨さんが、子どもの食事のお悩みについて詳しく教えてくれました。「なかなか食事を食べてくれない」「立ち歩いて食べてしまう…」など、子どもの食事に関する悩みは尽きませんよね。じょうずに楽しく食事する方法についても教えてくれているので、ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは!保育士の中田馨です。子育ての悩みの中で、上位に上がってくるお悩みのひとつに「食事」があります。食べることは「生きること」につながるので、元気いっぱい大きくなってほしい!と願うパパやママにとって重要な位置に占めることだと思います。今回は、そんな食事周りの事のお悩みのお話です。 うちの子、完食しないんです…「食卓に出した食べ物を全部食べてほしい!」と思うのは、親としての思いだと思います。私も、今でも「できれば、全部食べてほしいな」という思いを持っています。しかし、離乳食期の赤ちゃんも幼児食期の子どもも、残すときは残すものなのです。 そもそも大人も食べる量は人それぞれです。食べる量は日によっても変わります。それは子どもだって一緒です。と思ったら、今日出した食事量がその子にとって適量か?と言われたらそうではないですよね。「完食してくれるとうれしいけれど、必ずしも完食しなければいけないわけではない」ということです。 もし、毎回半分くらい残るなら、最初から半分に減らして食卓に出せばいいのです。「また半分残した……」という気持ちになるくらいなら、半分の量を「全部食べたね」と食べられた喜びを感じることのほうが親子共に幸せですよ。 うちの子、立ち歩いて食べるんです…自分で動けるようになってくると、さまざまなものに興味を持ち、食事中だとしても、立ったり歩いたりする時期があります。「座りなさい」と座らせてもすぐに立ち上がるので、「追いかけて食べさせている」というお話を聞くことがあります。気持ちは、とても分かるのですが「追いかけて食べさせる」ことは、お行儀の問題ももちろんありますが、それ以上にとても危険なのでやめてください。 消費者庁からも「食べているときは、姿勢をよくし、食べることに集中させましょう。物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、誤って吸引し、窒息・誤嚥するリスクがあります。」という資料も出されています。 食事中に立ち歩いたら「座って食べようね」と椅子に座らせる。を繰り返します。何度も何度も繰り返すことで「座って食べる」ことが習慣になります。子どもの安全を守るためにも、子どもに負けない気持ちをもって、根気よく伝えていきましょう。 食事周りのお悩みは尽きないかもしれません。我が家も中学生の娘が急に「魚キライ」になったので(ビックリ!)。いかに克服するか、気長に取り組んでいる途中ですから! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年11月01日今回ご紹介する、かすこママさんのご家族は6人家族! かすこママさんと9歳年上の夫さん、夫さんの連れ子である長女、長男、そしてご夫婦お二人のお子さんである次男、次女がいます。かすこママさんと長女ちゃんとの年の差は、なんとわずか10歳なんです!YouTubeチャンネル「うちの4兄弟4 brothers of my home」では、そんな6人の暮らしを動画で紹介しています。かすこママさんと夫さんの交際のきっかけは?お二人の交際のきっかけは、パパからの告白なんだそうです! パパのことが、まったくタイプではなかったかすこママさんは、何度も告白をされては断り、最後の告白の時に「お試し」と思って、交際をスタートさせたそう。当時、2人の子持ち・シングルファザーだったパパさんはデートと称し、家にかすこママさんを招いていきなり家族を紹介!当時、あまり子どもが好きではなかったかすこママさんは戸惑いましたが、そのとき小学校2年生だった長女ちゃんと幼稚園卒園だった長男くんのコミュニケーション能力の高さに救われたのだそうです。その後、2人は子どもたちと一緒に遊んだり、義母(旦那さんのお母さん)に子どもたちを見てもらって2人で出かけたりと順調に交際。 そして、かすこママさんが20歳のときに、妊娠が判明し、2人はよく話し合った結果、結婚することに決めました。 若くして子連れ再婚したかすこママさんの質問コーナーさまざまな日常の動画を投稿しているかすこママさんですが、今回は、YouTubeの視聴者からよく質問されることについて、かすこママさんが答えている動画をご紹介します。 4人きょうだいでよかったことは?年が離れているため、上の子たちが下の子の面倒を見てくれること。2人ずつ年が近いので、みんなでゲームをして盛り上がることができます。みんなで遊べて、子どもたちは退屈しないです。 また、私がよかったと思うことは、きょうだいが多い分、子どもたちの成長を見る機会がたくさんあること。長女の小学校の卒業式のときは寂しかったけれど、あと3回も経験できます! ひとりになりたいときは、どうしていますか?夏休みに、ひとりになりたくて夫に八つ当たりをして泣きました。(ひとりになるのは)ちょっとした時間で良いんですよね! 対処法としては家族や友達、託児所に子どもを預けること。私は、子どもを預けることに罪悪感はいらないと思っています。預かってもらうことで、また子どもたちにやさしくできるるので、人に頼ることは私にとっては大切ですね。 長男と長女(連れ子の2人)を自分の子どものように思えたのはいつごろですか? 一緒に過ごす時間が増えるたびに、家族が出来上がっていきました。もちろん、最初から家族と思って接していたのですが、時間を重ねればケンカをするときも、仲良い時間も全部含めて家族になっていく感じがしました。 お子さんと年齢が近いほうが話しやすいですか?話しやすい面とそうじゃない面があります。 良い面は、年齢が近い分、流行っているものを共有でること。お互いの好きなものを話すときは、年齢が近いと話しやすいことが多いです。 あまり良くない面は、私もまだまだ子どもなので、うまく聞き流せないときがあることです。また、不思議なのですが、夫と9歳差って言うと「話が合うの?」と聞かれるけど、娘と9歳差と言うと「話が合って良いね」と言われます(笑)。同じ10年でも関係によって、周りからの印象が違いますよね。 子連れ再婚でうまくやっていくコツは? 1つ目は、周りを気にしないこと。よく知らない人から悪く言われたり、憶測で物を言われたりすることがあります。悪く言われたくないという気持ちもあるけど、それが事実になるわけではないし、実際にそれで落ち込むことの方が悔しいから気にしないようにしています。 2つ目は、連れ子に対して、「自分の子のように接しなきゃ」と思いすぎないこと。私は、ねね(長女)とか、にに(長男)と同じくらいの年齢の子どもを持ったことがなかったし、自分がその年齢の実子にどうやって接するかは未知じゃないですか。家庭によっても、自分の子どもに対する接し方って違うと思うから、「優しくしなきゃ!大事にしなきゃ!」という気持ちが強すぎるとどこかで不満が溜まっていっちゃいそうだなと思います。 自分と連れ子っていう括りじゃなく、その子をちゃんと見てあげることが大事かなと思います。偉そうに言ってしまったけど、私もまだうまくやれている自信はなくて、日々勉強しています。 連れ子の長男・長女を、叱ることはありますか?あります!毎日叱っているような気がします。最初は本当に怒れなかったです。自分で産んで、小さな頃から育ててきたわけじゃないので、途中から入っていった私が偉そうに怒って良いのかって。でも、間違えない子どもなんていないんだから、怒らないとしょうがないと今は思っています。 でも、イライラして言い過ぎてしまって、後でごめんねっていうことも多々あります。泣かせちゃったり、気持ちがいっぱいいっぱいになったりすることもあります……。 また、上2人と下2人に対する扱いを間違えてしまうこともあります。下の子はまだ3歳と1歳だから、長女や長男と怒る内容も違うのですが、つい下に厳しくしすぎてしまうこともあります。そんな時は反省して、夜に落ち込んでいます。いつも寝顔を見て「ごめんね」と謝っています。 前妻の存在を気にしますか?気にしないです!最初から気にならなかったです。 過去に付き合っていた元カレに対しては、元カノの存在が気になっていたのですが、今は夫に対する信頼もあって、気にならないのかなと思います。 長男と長女には、「会いたいと思ったら会いたいって口に出して言って良いんだよ」と言っています。お母さんに会いたいという気持ちを否定するのは最低だと思っていて、どう思っても子どもたちの自由! ただ、話が出たときには、「産んでくれたことには感謝しなさい」とだけ伝えています。20歳で小学生の子どものママになる決断をした、かすこママさん。実子でも初めてのことで戸惑うことが多い子育てですが、連れ子となるとさらにいろいろな悩みがあると思います。そのなかでも、かすこママさんの動画では、子どもたちとの関わり方について真剣に悩みながらも、家族との日々を大切に過ごしている様子が伝わってきます。 4人の子どもとパパさんと、幸せそうに暮らしているかすこママさんの日常動画は、YouTubeチャンネル「うちの4兄弟4 brothers of my home」でチェックしてみてください♪著者:ライター 廣瀬尚子二児の母。女性誌の編集を経て、フリーランスに。広告やアパレルブランドの撮影、雑誌やWEBマガジンの執筆などを手がける。
2022年10月31日YouTube「トムちゃんねる」は、トムくんの日常をご覧いただけるチャンネルです。マシュマロのようなムチムチボディが愛らしいトムくん。ほぼ毎日アップされている動画を見て癒やされている方もたくさん!今回は、トムくんの寝起きの様子の動画をご紹介します。トムくんのかわいらしい姿にとっても癒やされますよ。朝9時半! まだまだスヤスヤおねむなトムくん スヤスヤと気持ちよさそうに寝ているトムくん。 そろそろ起こしたいところですが、あまりにも気持ちよさそうに寝ているので、もっと寝かせてあげたくもなりますね。 そろそろ起こしてみることに 「朝だよ〜」「おーい」 パパ、トムくんを起こしてみます。 「起きてくださーい」 ……。 全然起きる気配がありません(笑)。 太もも攻撃! これで起きるかな? 何度も起こしてみますが、まだまだ爆睡中のトムくん。 パパはツンツン! と太もも攻撃もしてみます! しかし…… 何をやっても起きないトムくん。 本当に気持ちよさそうな寝顔です。 どれだけ起こしてみても起きないトムくんの様子はぜひ動画でご覧くださいね。何度見ても癒されますよ。 おや? ようやくお目覚めかな? パパが起こし続けて数分。 ようやく、トムくんのおめめが開きました! それでも、まだまだ寝ぼけている様子(笑)。 たくさん寝たけど、まだ眠たいのかな? 今日もよく眠れたね♪ 1日のスタート! トムくん、少しずつ目が覚めてきました! トムくんスマイルもばっちり!目が合ったパパに向かって「ニコッ♪」 さぁ! 今日も1日頑張ろー! とでも言っているかのような表情です。楽しい1日になるといいね♪ 画像提供・協力/トムちゃんねる
2022年10月28日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、赤ちゃんの夜泣き対策について教えてくれました。赤ちゃんの夜泣きに悩まされているというママやパパはぜひ参考にしてくださいね。ママやパパを悩ませる夜泣き。対策を色々やってみるもののなかなかうまくいかないということもあるかと思います。そこで今回は、夜泣き対策についてお話しします。 夜泣きとは?夜泣きは生後6カ月以降の赤ちゃんによく見られ、一般的に、ピークは生後7~9カ月、1歳〜1歳半に減っていくことが多くほぼ2歳までには終わるものとされています。大体の赤ちゃんは、生後4カ月を超えると夜にまとめて寝るようになるといわれていますが、寝ている時間に急に覚醒して泣き出すのが夜泣きの特徴です。 赤ちゃんによっては、すごく激しく泣くので、どこか悪いんじゃないか?と心配になってしまうこともあるでしょう。夜泣きは特に原因がないものが多く、そのためこれといった解決策がないことでママやパパを悩ませているかもしれません。 夜泣きの時期を乗り越えるのは大変ではありますが、「いつか必ずおさまること」と肩の力を抜いて対応できるとよいですね。 夜泣き対策、何をしている?夜泣きには、特に原因がないものが多く、対応に苦労しているママやパパもすることが多いかと思います。 以下は一般的によくママやパパが行っている夜泣き対策となります。室内でできる対策だけでなく、赤ちゃんの気分が変わるように外に出てみるなど、さまざまな方法が試されています。 ・抱っこをする・母乳やミルクをあげる・オムツ交換をする(便秘の場合などは綿棒浣腸)・部屋を移動する・外に出て散歩・ドライブ・衣服を脱がせたり、掛け物を調整する・空調を調整する・一度しっかり起こしてしまう・抱っこする人を変える(ママ→パパなど) など 夜泣きには特定の原因というものはなく、便秘でおなかが苦しかったり、部屋が暑かったり、衣服や寝具の肌触りが不快なのが気になって起きて泣いてしまうなど、要因は様々。原因が不明だからこそ泣き止まない赤ちゃんの姿にママもパパも困り果ててしまうのですね。 夜泣きは、成長過程のひとつなのでママやパパの接し方が悪いということはありません。自分のせいかもしれないと責める必要はありません。 午後の活動量や初めての体験などの刺激が夜泣きの原因になることも日中の活動を増やすと寝つきが良くなるといわれていますが、活動する時間帯も大切です。活動は午前中にするのがベストで、昼寝をはさんで午後から夕方にかけては徐々に活動量を少なくしていくようにすると良いとされています。 また、初めて体験したことや恐怖だったこと、初めて会った人などは赤ちゃんにとっては刺激になります。個人差がありますが、刺激が強すぎるとストレスがかかり夜中に覚醒してしまうことがあるようです。 特に何かができるわけではないのですが、原因がわかれば夜泣きに対応するパパやママも少し気がラクになれるのではないでしょうか? 個人差もありますが、予定は詰めすぎないように、刺激が多かった次の日はおうちでゆっくり過ごすなど調整するとよいかと思います。 まとめ夜泣きの原因は特定できないことが多く、成長と共になくなっていくとわかっていても、毎晩続くとママやパパが心身共につらくなってしまうこともあります。試行錯誤しながら、それぞれの赤ちゃんにあった対処法をみつけていけると良いですね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2022年10月27日保育士の中田馨さんが、子どものお友だちとの関わり方について詳しく教えてくれました。「お友だちに乱暴してしまう」、「なかなかお友だちと関わろうとしない……」などお友だちとの関わり方に悩んでいるというパパやママも多いことでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは!保育士の中田馨です。急に涼しくなってきましたね。外遊びにはちょうどよい季節になってきました。外遊びをするときに疑問に思うことのひとつが、公園で出会うお友だちとの関わり方。そこで今回は、以前から何度か書かせていただいているテーマでもある『お友だちとの関わり方』について、おさらいをしたいと思います。 お友だちに乱暴する場合お友だちをたたいたり、引っ張ったり、ひっかいたり、噛んだり…と乱暴な姿が見られると、ヒヤヒヤしますし、どうすればやめてくれるか?困ってしまいますね。まだ言葉が未発達な時期ですので、言葉より先に手が出てしまう子は多いものです。 お友だちに乱暴しようとした場合は、すぐに体で止めて「たたいたらダメ!」と子どもと同じ高さで目を合わせて強く伝えます。この時よくあるのが、「口で言って!」などと言ってしまいがち。でも、じっくり考えてみてください。「口で言って?」ってどういう意味でしょう?子どもに伝わりますか?「“やめて”って言ったらいいのよ」などと具体的な言葉で伝えるようにしてください。 もし、お友だちにけがをさせてしまった場合は、何よりも先にけがしたお友だちへの対応をしましょう。 お友だちと関わろうとしない場合もっとお友だちと関わってほしいのに…。お友だちが「あそぼう」と誘ってくれても知らん顔。自分からお友だちと関わろうとすることもなかったら、「この子、人付き合いが苦手なのかしら?」と思ってしまうかもしれません。 大人はどこかで、「公園(外)へ行ったら、お友だちと遊ぶことが正しい遊び方」と思ってしまっていませんか? 分かります分かります。実は私も、わが子にはそうでした。なので、幼稚園から帰ってきたら「今日は何して遊んだの?」と聞き「走った!」「誰と?」「一人で!」と言う返事に「え?一人で走ってた??」と不安を覚えた記憶があります!ママ友に相談したら「うちの子も、それよく言ってる!」と言われ、なんだかホッとしたものです。 まだ、0・1・2歳児。まずは、信頼できる大人(ママやパパなど)と遊べていればOKなのです。信頼できる人と遊んで心が満足したら、少しずつ外の世界(お友達)に目を向けられるようになってきます。 家族以外の人との関わりを持つこの時期は、社会生活への第一歩でもあります。大人の思うような言動をしないでしょうが「それが当たり前」と、周りの大人があたたかく見守れるとよいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年10月26日