3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に、子どもを怒鳴ってしまうことの影響や対処法について教えていただきました。少し前から「毒親」という言葉をよく耳にするようになりました。毒親とは、子どもを支配しすぎる親のことを言ったりします。毒親の行動・言動が子どもに与える影響や、今から意識したい毒親にならないポイントについて紹介します。 「叱る」と「怒る」は違います!「叱る」というのは、冷静に話して言い聞かせることを言います。「怒る」というのは、「自分は怒っている」という感情を子どもにぶつけている状態のことを指します。 怒鳴ってその場の感情をぶつけてしまうと、子どもは怒られた内容(何が悪かったのか)よりも、「怒られた!怖かった!」という気持ちが先にたってしまい、言い聞かせたいことがかえって伝わりにくくなってしまいます。 感情的になって子どもに怒鳴り続けると、子どもは次第に「何をやってもママは怒る」「自分は何もできない」と覚えてしまいます。何をしても過激に怒鳴られると、常に大人の顔色を見て動くようになり、子どもの自由さ、豊かな発想は潰されてしまいます。すると自己肯定感が低くなり、子どもにとって悪影響を及ぼすのです。頻繁に怒鳴られると、脳が傷つくという研究結果があります。 虐待の相談件数は過去最高、悩む親御さんが増えています厚生労働省が発表した、令和3年度の児童相談所での虐待相談対応件数は207,659件と過去最高となっています。死亡した子ども(47例、49名)のうち、65%が0歳児で、主にネグレクトが45%、身体的虐待が43%となっており、主たる加害者は実母が60%と最も多い割合となっています。 このような極端な虐待ではなくても、怒鳴って子どもを支配したり、子どもの人格を否定するようなことを言い続けることも虐待になると言われてきています。なかなか思い通りにいかない子育てに、悩まれている親御さんは増えてきているのではないでしょうか。 怒鳴ってしまった時の対処法では、子どもに怒鳴ってしまったとき、どうしたらいいのでしょうか。① 冷静になってから、子どもに「さっきは言いすぎてしまった。ごめんね」としっかり謝罪の言葉を伝えましょう② どのような言い方をしたら自分の気持ちが伝わるかを考え、次につなげます(子どもは同じことを何度もするので、きっとこのシミュレーションを使うときがきます!)③ 感情的になってしまうのは、自分のメンタルや体調が万全ではなく余裕がないことが多いです。「自分、今疲れているんだ、調子悪いんだ」と思って、自分を労わってあげてください④ 子どもが甘えられる場を作り、「ここにいていいんだ」と安心できるようにします⑤ 子どもの良い行動を見つけて、具体的に褒めてあげましょう! この時に、おざなりにではなく、大げさに、満面の笑顔で褒めることが大事です。それは次の良い行動につながります 子育ての中で、子どもへ感情的になってしまうことは誰しもあります。怒ってしまっても自分のことを責めずに、まずはママさん自身を大切にしてみてください。しょっちゅう怒鳴り続けていなければ、子どもの脳が傷つくことはあまりないと思います。小さな“良いこと”を見つけて、たくさん褒めて、子どもの良い行動を増やしていき、怒鳴る回数を減らしていけるといいですね。監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年04月26日夜になっても、なかなか寝てくれない生後10カ月の娘。私自身、読書好きだったこともあり、かつて私の母に読んでもらったことがある絵本を、自分の娘に読み聞かせることにしました。私も大好きだった『おつきさまこんばんは』、友人が出産祝いにくれた『だるまさんが』など、好みの本を読み聞かせると、娘はにこにこと笑ってくれます。ですが、少しでも目を離すと、娘は絵本を引っ張ったり、破ろうとしたりしてしまいました。大好きな読み聞かせが苦痛に絵本を読むことは苦にならなかったのですが、寝かしつけのたびに娘から本を守ることに対し、私はストレスを感じるようになりました。「まだ0歳児。絵本なんて、いくらでも破ったらいいよ」と、寛大な気持ちでいられたらよかったものの……もともと本が好きだったこともあり、物を大切に扱いたいという気持ちが自分の中に大きく、どうしても破れてしまった絵本を見ることがつらかったのです。 とはいえ、絵本を読み聞かせると娘の機嫌は良く、寝つきもよかったため、読み聞かせでの寝かしつけ自体は続けたいのにな……と私は悩んでしまいました。 実家で愚痴をこぼしたことがきっかけで久しぶりに、娘と2人で私の実家に顔を出したときのこと。たまたま仕事が休みだった父がいて、「元気か? 孫は最近どうなんだ?」と話しかけてきました。父は、子育てとは無縁の仕事人間でしたが、孫はかわいいようです。 こんな話をしてもな、とも思いつつも、「最近、娘が寝るときに絵本を読んでいるんだけど、何冊もビリビリに破られちゃって困っているんだよね」と少し愚痴っぽく話をしました。そのあと、母がごちそうを用意してくれており、そのままみんなで昼食に。娘に離乳食を食べさせることに必死になっていた私は、父に愚痴をこぼしたことなど、すっかり忘れていたのです。 届いたのは不器用なやさしさ実家に顔を出した日から2日後、私宛に荷物が届きました。差出人は実父。母からお米などの救援物資が届くことはあるものの、父から荷物が届くことは初めてでした。開けてみると、福音館書店の0.1.2えほん『ごぶごぶ ごぼごぼ』。 カラフルな色合いと、さまざまな形が出てくる楽しい絵本です。慌てて父にメールをすると「もうすぐ1歳の誕生日だからな」と。厚紙絵本なので、娘が投げようが、かじろうが、舐めようが大丈夫。不器用な父のやさしさを感じました。 絵本について調べていく中で、動画やスマートフォンアプリなど、探せば紙の絵本以外にも、さまざまな絵本の楽しみ方があることにも気がつきました。父からもらった絵本がきっかけとなり、自分の中にある「こうあるべき」という考えを柔軟に変えていくことが、子育てには必要なことなのだと改めて感じた体験でした。 監修/助産師 松田玲子著者:西垣かおり7歳女児のママ。元転勤族の妻で、子どもは1人だが、3度の保活経験あり。縁もゆかりもない街で戸惑いながらも、初めての子育てを楽しんだエピソード中心に執筆中。
2023年04月26日元女子の井上健人さんが元女子のMAKIさんをゲストに迎えたコラボYouTubeから、MAKIさんファミリーの妊活や子育てを紹介します。元女子のMAKIさんは女性と結婚し、1児のパパとなりました。「血の繋がっていない子の親になれるのか」元女子パパが抱く葛藤とは?ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 元女子の健斗さんは女性のパートナーと、彼女の連れ子を育てている1児のパパ。 動画では、FtM(Female to Male/性自認が男性のトランスジェンダー)の健斗さん(画像左)が、同じくFtMで、最近子どもが生まれた元女子パパのMAKIさん(画像右)に、妊活や出産について質問。その様子を対談形式でご紹介します。 元女子パパ・子どもを授かりました! 健斗:MAKIがゲストで来てくれました。簡単な自己紹介をお願いします。 MAKI:MAKIです。1989年生まれ。24歳で性別適合手術・戸籍を男性に変更。家族の反対がありましたが、27歳で女性のパートナーと結婚、32歳でパパとなりました。健斗さんと出会ったのが22〜23歳くらいなので、10年くらい経ちましたね。 健斗:早いよね〜今回は、おめでたいことがあったので紹介させてください。 健斗:MAKIが、子どもを授かりました。コロナ禍での出産は、リモートでの立ち会い? どうだった? MAKI:奥さんのスマホとLINEビデオを繋いで、リモート出産でした。無痛分娩で、最後は吸引。33〜34時間かかりました。吸引時に、カメラがOFFにされてしまったので、生まれた瞬間は見られなかったです。 健斗:長かったね! 奥さんお疲れ様でした。今回の妊娠は、シリンジ法だよね?※「シリンジ法」とは:採取した精液を、シリンジ(針のない注射)を使って自分で腟に注入する方法 MAKI:はい。精子は第三者に提供してもらいました。 血の繋がっている子どもの親になれるのか…不安に 健斗:男性になるための治療を始めたばかりの時なんて、まさか自分が結婚して子どもが生まれるなんてイメージがつかなかったでしょ? MAKI:はい。子どもが生まれる前は「血の繋がっていない子の親になれるのかな……」と不安でした。 でも、今回の出産が難産で、子どもが一度NICUに入ったんです。ドクターに「子どもの状況があまり良くない」と言われた瞬間に、自分の血の気が引いていくのがわかったんです。そんな自分に気づいた瞬間に、「あっ、俺もうパパだ」と実感できました。 健斗:本能で心配したってことだよね。もう愛が溢れているね! 義父母説得に4年…妊活に対する周囲の反応は厳しかったけれど動画はここまでですが、MAKIさんに妊活に対する周囲の反応を教えてもらいました。 MAKI:最初は『そこまでして子を持つ必要はない』・『生まれてくる子がかわいそう』という理由で、妻のご両親の理解を得られませんでした。そもそも『子どもを作らないこと』が結婚の条件でした(笑)。もちろん夫婦2人での生活も幸せですが、子どもがいる家庭を築くことを夢に思い描いていました。でも、ご両親の気持ちもわかる部分もある。だからこそ、ご両親に理解してもらうのに4年間という時間をかけて、じっくり話し合いを進めていきました。そして妊活を開始しました。妊娠がわかった時は喜びしかなかったです。ですが、自分とだけ血縁関係がないので、正直不安はゼロではありませんでした。でも今ではもう血縁関係なんて気にならないくらい親子・家族として幸せに生活しています!僕たちのような形で家庭を築くことに賛否両論あるとは思います。でも、僕たち夫婦は誰よりもわが子を愛しています! いま悩んでいるトランスジェンダーの方たちに『トランスジェンダーだから結婚や子どもを持つことを諦めなければいけない』と思って欲しくない……僕たちの人生を伝えることで、皆さんの選択肢が増えるきっかけになってくれれば良いなと思います。 健斗さん、MAKIさんありがとうございました! MAKIさんの子どもへの愛情がとても伝わってきましたね。FtMパパといっても、健斗さんのようにパートナーの連れ子のパパになったケースや、MAKIさんのように精子提供等で妊活して授かるケースなど、いろいろな形があります。情報を必要としている人に、少しでも届きますように。 元女子・健斗さんが運営する「ジーピットチャンネル」では、さまざまなLGBTに関する動画が投稿されています。こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。 著者:ライター 廣瀬尚子
2023年04月25日第2子にして初めて経験したイヤイヤ期。話には聞いていたけれど、実際になんでもイヤイヤされ、大声で泣かれたり暴れられてしまうと本当に大変で、こちらも何度も泣きたくなりました。そんな私が日々おこなっている3つの対処法をご紹介します。 上の子にはなかったイヤイヤ期わが家にはおとなしい8歳のお姉ちゃんと3歳のやんちゃな弟がいます。お姉ちゃんのときは、先輩ママや育児サイトで見聞きするイヤイヤ期なるものに戦々恐々としていたのですが、「これがイヤイヤ期だ!」と認識することもなく、気づいたらとっくに対象時期が過ぎていました。 思い返せば、自分でしたいところを親が先回りしてしまうと機嫌が悪くなったり、うまくできないとかんしゃくを起こしやすいという時期があったので、あれが娘のイヤイヤ期だったのかな?と思います。 下の子で初めてのイヤイヤ期を経験弟はお姉ちゃんと違い、元気いっぱいで物怖じしない性格。その分自己主張も強く、1歳6カ月前からわかりやすくイヤイヤが始まりました。おむつ替えや着替えは断固拒否。なんでも自分でやりたい! でもうまくいかないと大声で叫び、物を投げる⋯⋯。スーパーなどでは機嫌を損ねると、寝そべらないまでも頑なに動かなくなり、1時間でも平気で泣き続けることもありました。 晴れの日でも絶対長靴、雨の日だけどサンダルじゃないと出かけないという、まさに王道のイヤイヤ期。2人目なのに初めての経験だらけで、戸惑い、途方に暮れることばかりでした。 とにかく周りに相談する!そこで私がしたことの1つ目は、とにかくたくさんのママ友に相談するということ。お姉ちゃんとは5歳差なので、ありがたいことにすでにママ友はたくさんいました。話を聞いてもらい、共感してもらうことで安心し、元気をもらいました。 またわが家よりも大変そうな体験談を聞いて気持ちがラクになることも。息子のことを知っているからこそ、効果的なアイデアをもらえたり⋯⋯。育児書や育児サイトも参考にしましたが、ママ友の生きたアドバイスは特にありがたかったです。 見ないようにして待つ、気をそらす2つ目に私がしたことは、ひたすら待つということでした。息子の気分が変わるまでひたすら待ちました。また着替えなど、まだあまりうまくできなくて時間がかかる支度は、つい親が手伝ってあげたくなります。ですが急いでいるからと先回りしてしまうと、火がついたように怒り出して収まらず余計に時間がかかってしまうので、息子に任せました。 見守っていると手を出したくなってしまうので、その間はできるだけほかのことをおこなうように。うまくできずかんしゃくを起こし始めたらサポートはしますが、できるだけ自分でやり遂げさせました。それでもできないようなら、できそうなほかのことを提案し、そちらに興味がうつるように仕向けました。 そして、私のしたことの3つめは息子の気をそらすことです。え?と思うくらい、まったく違う話をすると効果的でした。 息子は現在3歳。おしゃべりはじょうずになったものの、まだまだ言いたいことが伝わらず怒って泣き叫ぶことがあります。かんしゃくも多くイヤイヤ期が終わったとはまだ言えないのですが、少し前と比べると聞きわけはよくなったかもしれません。本当に大変ですが、手探りで対応しながら、親子の絆を深めるチャンス!と思って乗り越えていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年04月23日1人目が1歳半のころから緩めに極短時間で仕事復帰をした私。保活では家から近い大規模な保育園ばかりを希望したところ玉砕。保育園に入園することができなかったため、やむを得ず大規模保育園の一時預かりを利用していました。2人目では、1人目のときには敬遠していたビルの1室にある小規模保育所に入所。2つの保育園生活を経験し、今は1人目の保育園選びを後悔しています……。大規模園ばかり希望した1人目保活1人目の保活をしていた当時は、「保育園はある程度規模の大きな園のほうが安心」という固定観念がありました。近所に2歳児クラスまでの小規模保育所が2、3カ所ありましたが、いずれもビルの1室にあり園庭もなく、子どもを預ける環境としていかがなものかなあという不安があり、そのときはまったく視野にありませんでした。 しかし、勤務時間が短く、フリーランスという働き方の私が、人気のある大規模保育園に入り込めるほど保活は甘くなかったのです。仕方なく、希望していた大規模保育園の一時預かりを利用することにしたのですが……。 一時預かりのスケジューリングに四苦八苦私が利用していた保育園の一時預かりは結構な人気ぶりで、希望した日にすんなりと予約を入れられるわけではありませんでした。フリーランスで基本的には家で仕事をしていましたが、月に数日は会社へ行かなければならない日があった私。その数日の一時保育を確保するのもひと苦労という月もあったのです。 さらに、四苦八苦しながら手に入れた一時保育の時間で精一杯仕事をしても、一時預かりの料金はとても割高。1カ月の給料と預かり保育代がトントンになってしまうときもよくありました。仕事を入れすぎれば時間が足りず、仕事と子育ての両立にアップアップになってしまう、とてもストレスフルな日々だったのです。 2人目では視野を広げ、小規模園を希望その後2人目妊娠を機に再び休職し、下の子が1歳を過ぎたころからまた仕事復帰を考え始めました。まだ下の子が小さかったので、なるべく子育て優先の生活ができるように仕事量は抑えめにするつもりでした。そして、1人目のときの失敗を踏まえ、余裕をもって仕事と育児をこなすためには、やはり毎日通える保育園に入所するのが必須だと考えました。 私の勤務時間と勤務形態ではきっとまた大規模保育園入所は厳しい……と感じていたところに、ふっと近所の小規模保育所が頭に浮かびました。さっそく見学に行くと、ビルの一室ではあるものの園内の雰囲気はとても明るく、先生方もアットホームな雰囲気。ここなら良いかも! と感じて第1希望で申し込みをしました。 手厚くきめ細かい保育に大満足希望が通り実際に入所してみると、小規模ならではの手厚くきめ細かい保育を受けることができました。基本的に0・1・2歳児クラスが同じフロアで保育されているので、他の学年の子とも交流することができます。担任の先生以外にも勤務しているすべての保育士さんがわが子のことをよく把握してくださっていて、毎日温かく声をかけてくれます。 1人目の一時預かりのときには、週に2、3回利用していてもどこか通常保育の子と一線を引かれているように感じていました。そのため園に子どもの居場所があるという感覚はありませんでした。しかし、2人目の小規模園は子どもの居場所がここにあり、保育士さんたちにも一緒に子育てを共有してもらえているという感覚があります。そして何より、毎日安心して子どもを預けられる場所ができたことで、仕事をする自分の心に余裕が持てるようになりました。 今思えば、1人目のときには保育園選びに慎重になりすぎて選択肢を狭めてしまい、結果自分の首も締めてしまっていました。2人目で視野を広げ、小規模事業保育所に入所できたことで、子育てにも仕事にも良い状態で日々を送ることができるように。3歳児クラスからは転園しなければならないのが残念なほど、今の園に出会えて本当によかったと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:澤崎 凪1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
2023年04月22日現在、4歳の娘と夜勤ありの夫との3人で生活をしています。仕事を掛け持ちしながら家事と育児の毎日です。やらなければいけないことばかりですが、時間に追われることが苦手な私は徐々に精神的に追い込まれてしまいました……。 ついに娘が幼稚園に入園。新しい環境へ!自宅で娘の育児をしていましたが、「幼稚園に預けたら仕事を増やして、今まで以上に頑張ろう」と思っていました。そしていよいよ春になり、娘は幼稚園の年少組に通い始めたのです。 最初のほうは、「まだ眠いから幼稚園に行かない!」と言って泣いたりしていて、私は毎日なだめながら連れて行くことに疲れを感じながら出勤していました。そして、徐々に私自身の体の変化を感じ始めたのです……。 疲れがとれず、訳もなく涙が出る夏ごろになると、娘は幼稚園に慣れてきて楽しく通うようになり、園であった出来事を毎日報告してくれました。しかし、私は余裕がなく、仕事から帰ってきたら体が疲れ切って動くことができませんでした。笑顔で話を聞いてあげることも厳しい状態だったのです。 家事も完璧にこなすことができずに、「精一杯、母親として頑張らなければいけないのに」という思考に追い込まれ潰されそうになっていました。娘を寝かしつけたあと、「余裕がなさすぎる自分が嫌だなあ……」と泣く日々が続きました。 心療内科へこのままではいけないと思い、夫と家事の分担のバランスやリフレッシュしたいときは積極的に幼稚園の一時保育を利用することなどを話し合い、どのようにしたら乗り越えていけるか相談しました。 また、私自身精神的につらかった以外に動悸や頻脈などの症状もあったため、心療内科に行くことに。すると、定期的に通院することで、徐々に心が軽くなっていったのです。心療内科に行って初めて、私は完璧を追い求めるあまりに、自分自身を苦しめていたことを改めて振り返ることができました。 現在は仕事をセーブして、家事を夫と半分ずつに分担できるようにしています。幼稚園の一時保育を使えるときは利用して、頑張り過ぎないように現状をキープしています。「母親なんだから頑張らなければいけないし、頑張ることが当たり前」の思考にとらわれることがありましたが、客観的に考えられるようになってきました。今では笑顔で毎日幼稚園での出来事を聞くことができて、慌ただしくも楽しい日々を過ごしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:木野つむぎ2018年生まれの女の子のママ。おだやかな娘と夜勤あり夫と3人暮らし。
2023年04月20日保育士の中田馨さんが、春の就寝時に気をつけておきたいポイントについて教えてくれました。日中は暖かい春ですが、朝夕は冷え込むことも多く、寝るときの子どもの服装やお布団など、どんなものが最適なのか悩みますよね。風邪をひかないようにと暖かい服装で寝かせていたら、子どもが汗をかいていた……なんてことも。この機会にぜひ確認しておきましょう。こんにちは! 保育士の中田馨です。春は朝夕と昼間の気温差が大きいので、就寝時の子どもの服装などに悩んでしまいますよね。 そこで今回は、子どもにとって快適な就寝時の服装や寝冷えしないためのおすすめの対策についてお話しします。 すぐに布団をはいでしまう!こんなときの対策は?暑くなってくると気になるのが、夜に寝ているときの子どもの寝相です。布団をかけていても気がついたら何も着ずに体が冷たくなっていたり、布団をはいでも大丈夫なように真冬用の分厚いパジャマにすると、じっとり汗をかいてしまうというお子さんも多いことでしょう。 子どもの寝相が悪く、すぐに布団をはいでしまうとどうしたらいいの?とママやパパも悩んでしまいますよね。夜中に何度も布団をかけ直しているという方もいることでしょう。 また、春は朝晩は冷え込むことも多いので布団をかけていなくて寝冷えしないかも心配になりますよね。次の項では春におすすめの寝冷え対策についてもお伝えしていきます。 春はどんなパジャマを選ぶ?就寝時の冷えが気になる場合には、腹巻などをして体の中心を温めて、おなかを守り寝冷えの防止をするとよいと言います。パジャマのズボンに腹巻がついているタイプもあるのでそれでもかまいません。 また、春夏はガーゼタイプの吸水性のあるスリーパーをじょうずに使って、子どもの寝冷え対策をするママさんもいらっしゃいます。スリーパーは布団をはいでしまうような寝相が悪いお子さんでも身体をすっぽりと包んでくれるので安心ですね。 また、パジャマ選びで忘れがちなのが、パジャマのズボンのゴムではないかと思います。2年目のパジャマやお下がりのパジャマは、ズボンのゴムが緩んでいる場合があります。ゴムが緩いと寝返りをしたときにおなかが出てしまい、寝冷えの原因になることも……。そのパジャマが、お子さんの身体にあっているかを今一度確認しましょう。 手足が冷たくても体幹が温かければ心配しないで!子どもが寝ているときに、手足を触ったら冷たくてびっくりした!という経験、ありませんか? 子どもの場合、体温調節機能が整ってくるのが2歳ごろのため、体温調節が苦手です。 触ってみて手足が冷たくても、おなかや背中など体幹に近い部分が温かければ、心配する必要はありません。むしろ、冷えているからと厚着をさせると汗をかいて、それが冷えて風邪の要因になってしまうこともあります。体幹に近い太ももあたりまで足が冷えてしまっているなどの場合には、スリーパーを着せてあげたり、エアコンなどで部屋の温度を調節するなどしてあげるとよいでしょう。 朝夕と昼間の気温差を大人が感じたときは、子どもも感じています。自分ではまだ「寒い」「暑い」を訴えられない乳幼児ですので、周りの大人が気にかけてあげたいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年04月19日私は2児のママですが、下の子を出産後は里帰り出産もなく、退院直後からワンオペ育児でした。2人育児がハード過ぎて徐々に母乳育児から遠ざかり、下の子が生後2カ月のころには完ミ育児に。そんな私が感じた「ミルク育児のメリット」をお伝えします。ママが気兼ねなく服薬できる上の子の授乳では混合育児をおこなっていた私の実体験なのですが、母乳を飲ませている時期に風邪や病気にかかってしまった場合、服薬のことで非常に悩んだ記憶があります。 下の子が生後2カ月のときから私の疲れがピークに達し、目が腫れたり咳が止まらなかったりと心身の過労からくる症状に悩まされました。病院を受診しお医者さんに服薬をすすめられても、完ミ育児のおかげでお薬の種類で悩む必要はなかったです。子どもが2人になると横になって休んでる時間がほぼないので、さまざまな不快症状もお薬のおかげですぐに治ったのは本当にありがたかったです。 上の子と2人きりの濃密な時間を過ごせる私は退院直後から親戚などに頼れず、日中はひとりで育児をおこなっていました。上の子は、私の産後直後は特に退屈さと寂しさで情緒不安定になっていました。そこでいろいろな方に相談したところ、どの方からも「上の子と2人きりの時間をなるべく取りなさい」とアドバイスを受けました。 そして私は思い切って、上の子と濃密な時間を過ごすべく遊園地などの遠出を決行。上の子とおでかけの際は、下の子はパパに預けました。完ミ育児だからこそ、授乳のことを気にせず他の人に預けることもできたのです。そして、1日中ママと2人で過ごせる時間をたっぷり取ったおかげで、徐々に上の子の気持ちも落ち着いてきました。 下の子の生活スケジュールが整う下の子を完ミ育児にしたおかげで、授乳後は毎回「いくら飲めたか」が数値ではっきりとわかります。これが、下の子の生活リズムを整えるのに非常に役立ちました。上の子のときは混合育児で育てていたので、一体どれだけ飲めたかが確認できず、オロオロして昼寝のタイミングを失い、気付けば夕方……なんてこともありました。 下の子はしっかりと飲んだ量が確認できるので、泣いていても「さっきは遊び飲みしていつもの半分量しか飲まなかったな」などと理由がわかり、そんなときは育児用ミルクを足したりと臨機応変な対応ができました。満腹になると良く寝てくれるので、自然と生活リズムが整いました。 赤ちゃんを育てていくうえでさまざまな授乳スタイルがありますが、2人目を出産後しばらくはどうするべきかと悩みました。そのなかで、「自分が本当に大切にしたいことは何か?」と考えたことで、授乳スタイルが定まったように思います。特に2人目以降の出産は上の子もいますので、人と比べたりひとつの方法にこだわったりすることなく、柔軟に対応することが大切だと学びました。 イラスト/おんたま監修/助産師 松田玲子著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年04月17日1歳を過ぎたあたりから人見知りがひどくなった娘。私たち夫婦以外の人がいると、物陰に隠れ、打ち解けるのにも時間がかかっています。保育園でも人見知りし、娘の祖父母に会っても人見知り……。しかし、そういう時期なのかなとそこまで私は気にしていませんでした。しかし、そんな娘を見た義母のひと言で、私は人見知りを悪いことのように考えるようになったのです。どこに行っても人見知りする娘1歳を過ぎたあたりから人見知りをするようになった娘。毎日通う保育園でも、園長先生が教室に遊びにくるたびに体が硬くなって、園長先生と親しくなれないでいるという話を担任の先生から聞いていました。 特に声が大きい人や、男性に対する恐怖心が強いようで、親戚の家に遊びに行ってもおじさんの顔を見て泣きわめく始末。義父母に会いに行ってもなかなか打ち解けることができず、早く家に帰りたいと訴えるのでした。 悩み始めるきっかけになった出来事初孫をかわいがりたいのになかなか懐いてくれない娘を見て、ある日義母から「もっと愛嬌があればかわいいし、みんなからも好かれるのに」と言われてしまいました。 それまで人見知りの娘に対して、「彼女の個性だから」「きっと人見知りする時期なんだろう」など肯定的に考えるようにしていた私。でも、心のどこかでは私も義母と同じように感じていたのでしょう。なんだか核心を突かれたように感じ、「やはり人見知りは良くないのかな」と、このときから否定的に考えるようになってしまいました。 先生の言葉で気持ちがスッキリ!そんなある日、娘を保育園に迎えに行くと、担任の先生から、娘がその日、園を訪れた業者の男性を怖がったということを教えてもらいました。私が「また人見知りの話か……」と少し嫌な気持ちになりながら聞いていると、先生が意外にも「人見知りって自分を守るための本能のようなものですからね。警戒心があれば、誰にでも自分からついて行くというような心配がいらないですね」と話を締めくくったのです。 その先生の言葉に私も強く納得。人見知りは自分を守る方法であり、悪いことではないと知り、胸につかえていたものがスッと取れたような感覚になりました。 先生の言葉を聞くまでは、人見知りに関する肯定的な側面をあまり聞いたことがなく、心から「個性」「そういう時期だ」と肯定ができていなかった気がします。先生の言葉は、私にとって、人見知りのよい面を知って考え直すよいきっかけとなりました。それ以来、娘の人見知りに対して否定的に考えることはなくなりました。3歳になる今でも人見知りなままの娘。今ではそれが彼女の個性だと心から思えるし、このままでもよいと思えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:山口まなみ3歳の娘と双子の男の子の母。韓国人の夫と家族5人で韓国に在住。海外での子育てやバイリンガル教育に奮闘する自身の体験談を執筆中。
2023年04月15日私の娘はとても健康です。友だちとも仲良く遊び、よく食べ、よくしゃべり、よく眠る子どもだと思います。そんな娘が3歳を過ぎたころ、異常にグズるようになった時期がありました。その原因は、思いもよらないアレだったのです……。突然グズりがひどくなった娘基本的にはいつもニコニコ楽しそうにしている娘。そんな娘が3歳のとき、突然「髪の毛が変、頭がかゆい……」と言って、機嫌が悪くなったのです。普段は一度寝たら朝まで起きないような子だったのですが、夜も数回起きるようになってしまい、明らかに様子が違いました。 頭に何かあるのかと思い確認したものの、白いフケのようなものが少しあるくらいで、特にアレルギーのような異常は見当たりませんでした。 幼稚園から注意喚起が……!娘がグズりはじめた2日後、幼稚園からシラミに気をつけるよう連絡がありました。正直、シラミは戦後に多く発生していたイメージがあり、まさか現代でも起こり得ると知らなかったのでビックリ。 インターネットでシラミについて検索すると、髪にフケのように見える卵を植えつけること、フケと違い指で取れないことが書かれていました。シラミの情報を頭に入れ、恐る恐る娘の髪を再度確認したところ……、フケに見えた白いものは、指でまったくとれませんでした。 シラミと闘う1週間さらに娘の髪の毛と頭皮を念入りに確認したところ、小さな小さな虫を発見しました。娘のグズりの原因はシラミだったようです。すぐに薬局へ行き、シラミ駆除に効くシャンプーと、目が非常に細かくシラミの成虫や卵を髪からそぎ落とす、シラミ用のくしを買ってきました。 それから1週間は、ひたすら洗髪とシラミ用のくしでのブラッシング。ブラッシング時に抜けた髪をよく観察すると小さな虫がついており、気持ち悪さで叫びそうになりつつも、とにかく念入りに洗髪とブラッシング! 無事にシラミはなくなりました。 もっと観察すべきだったと反省娘以外は家族の誰もシラミ症にならなかったので、娘はおそらく幼稚園でシラミをもらってきたのだと思います。集団生活をすると風邪だけではなく、こういったものももらってくる可能性があるのだな……と学んだ出来事でした。 娘が最初に発した「頭がかゆい」というシグナルを、その時点でインターネットなどで深く調べていれば、もっと早くシラミが発見できたかもしれません。親として反省した出来事でした。 シラミを娘の髪から取り除くのは、本当に大変でした……。この一件以来、娘の様子が少しでも普段と違ったら、さまざまな角度から観察するように。まさかそんな病気になるわけがない、起こるはずがないという先入観を、できるだけなくして対応するようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年04月15日この記事では、保育士の中田 馨さんがママのイライラについてマンガで解説しています。理想のママとかけ離れた自分に自己嫌悪を感じている人も多いと思います。まずは育児はイライラして当然と思うこと。そして、赤ちゃんとの心の距離を置いたり、深呼吸したりなど、イライラ対策を試してみましょう。 こんにちは、保育士の中田 馨です。赤ちゃんを産む前は「生まれてきたわが子と笑顔の私」の姿を想像し、「理想の母像」があった人も、実際に子育てが始まるとなんだかイライラしてしまい、赤ちゃんが寝たあとに反省してしまう。そんなことはありませんか? 私自身はそうです。保育士という職業をしていると「中田さんはわが子に怒らないでしょ」と言われることがよくあります。「めっちゃ怒るよ」って言っても信じてもらえません。そんなイメージの私ですが、保育所ではイライラしないのに、わが子だとなぜこんなにイライラするんだろうと悩んだこともあります。 そんな子育てのイライラを少しでも減らすためには、どうすればいいのでしょうか? マンガで解説したいと思います。 ママもイライラして当然!まずは「ママもイライラして当然!」と思いましょう。子育てが始まると、今までの自分の生活にプラスして、さまざまなやることが増えてきます。そのうえ、赤ちゃんが自分のしたいことをどんどんしていきますので、ママの思い通りにならないことがたくさん起こります。そんな状況ですから、ときにはママもイライラしてしまっても当然です。 パパや両親など家族と話をするイライラしていることをまずは家族と話すことが大切ですね。子育てをしているのは、ママだけではありません。「最近、こんなことでイライラするんだけど」と相談してみましょう。自分ひとりで解決しようとしてはいけません。パパの帰りが遅いなど、事情があってパパには相談できないという人は、ご両親やお友だちでももちろんいいですよ。 育児のイライラ解消法いったん心の距離を置くイライラの原因の1つは、赤ちゃんとの心の距離が近すぎるということ。これは私自身がそうでした。心の距離が近すぎると、許せることも許せなくなってしまうことがあります。意識的に赤ちゃんとの心の距離をワンクッション置いてみましょう。 これは決して赤ちゃんのそばから離れるというわけではなく、イライラする前に様子を客観的に見つめてみるということです。 ゆっくり深呼吸するイライラしそうになったら、大きく深呼吸してみましょう。たかが深呼吸と思うかもしれませんが、心が落ち着きますよ。 「まあいいか」と思ってみる赤ちゃんのしていることを「まあいいか」と思うことです。危険ではないことならば見守ってみることも大切です。泣いているときは「悲しいのね。大丈夫よ」と笑って話しかけてみるのもいいですよ。赤ちゃんの気持ちに同調しないほうがいいですよ。 家族に赤ちゃんのお世話を任せて外出する時には家族に赤ちゃんのお世話を任せて外出することも大切です。1時間カフェでお茶するなど、自分のための時間をつくってみましょう。 好きなことをするほんの10分でもいいので、自分の好きなことをする時間をつくりましょう。 赤ちゃんの小さな成長を見つけて!赤ちゃんは日々成長しています。成長というと大げさなものを想像しがちですが、そうではなく「ブロックを1つお片付けできた!」「にんじんを食べてみようとしていた!」など、小さな成長、小さな幸せを見つけることを始めてみましょう。そしてそのことをほめ、赤ちゃんと一緒に喜びましょう。 赤ちゃんとの関わりの視点を少し変えるだけでも、子育てのイライラが少しずつ解消されていきますよ。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年04月14日私は6歳と2歳の男の子のパパです。最近、次男がなんでもまねをする時期に入り、テレビを見ながらまねして踊ったり、キャラクターのポーズをとったりしています。ある日、泣いている長男に対して、次男が大人のまねをして驚きの言動を……!?なんでもまねをする次男次男は2歳になってから言葉をより理解できるようになり、私と妻が言うことを反復したり、長男の行動をまねしたりと活発になってきました。うれしい反面、まねをして良いことと悪いことを区別することはまだ難しく、してはいけないことをしたときは叱っています。しかし本人は叱られているにもかかわらず笑っていたり、反撃をしてきたりと強情な面も……。 叱られているときのことは特に印象的なのか、そのときの言葉やしぐさを頻繁にまねするため、私と妻は心配しています。保育園に通っているのですが、お友だちに対しても良くない言葉を使っているのかなという不安もありました。 泣いている長男に次男が…ある日、悪いことをして私に叱られて泣いてしまい、なかなか泣きやまなかった長男。次男は叱られていることを理解したのか、ずっと黙って見ていました。すると次男はティッシュを持ってきて、泣いている長男に寄り添い、頭をなでながら涙を拭いてあげていたのです。 そして「大丈夫だよ、泣かないでね」と声をかけ、泣かせた私に対しては「あっぷしないでね(叱らないでね)!」と怒っていました。初めて見せた次男の姿に驚きましたが、思わず笑ってしまいました。 いつも言っている言葉だった!次男が長男にかけていた言葉は、私と妻が子どもたちが泣いてるときにかける言葉とまったく同じでした。そして、私に対する怒り方は、長男が次男を泣かせたときに、私や妻が長男を叱る言い方そのものだったのです。 怒るときの言葉やしぐさなど、あまり良くない言葉づかいを頻繁にまねしているのではないかと心配していました。しかし、叱るとき以外に私と妻が言っている言葉や行動も、ちゃんと次男に伝わっていたのだとうれしくなりました。 次男がまねする言葉や行動は、使い方が間違っているときもあります。しかし、次男なりに使うシチュエーションを選び、どの言動が最適か、その行動にどのような意味があるのかを理解しているのだなと思いました。また、周りをよく観察できる時期になり、普段の自分の言動もしっかりしなくてはと考えさせられる出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:佐藤 稜6歳と2歳の2児の父。サラリーマンとして働きながら副業としてライターを目指す他にブログ記事も執筆中。
2023年04月14日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、春に気をつけておきたい赤ちゃんのスキンケアについて教えてくれました。暖かくなり外で遊ぶ機会も増えていますよね。春になると紫外線も強くなってきて、汗をかきやすくなるなど肌トラブルも増えてきます。ぜひ、確認しておきましょう!春は紫外線も強くなってきて暑くなる日もあれば、まだまだ肌寒い日もあり、不安定な天気が続きます。花粉や汗、紫外線など肌への影響もありトラブルが多い時期です。 そこで今回は、春のスキンケアについて気をつけてほしいことをお話ししていきます。寒暖差が大きい春。肌への影響は?寒暖差が大きい春先は朝夕は寒いものの、日中は汗をかくほど暑くなることもあり、あせも(汗疹)などの肌トラブルも起こりがちです。 また、暖かくなることで薄着になり、肌の露出も増えてくるため、肌への紫外線のダメージを受けやすくなります。黄砂やPM2.5などの大気汚染物質が増加するのも春先の特徴で、これらが肌に付着すると、活性酸素が増え皮膚のバリア機能が壊されてしまい、肌の乾燥やかゆみなどの肌トラブルを起こしやすくなるといわれています。 さらに、春は冬に続いてまだまだ乾燥する時期なので、注意しましょう。 春の服装や汗対策は?少し肌寒い日も、日差しが強くなる日中や身体を動かして体温が高くなると、代謝の良い乳幼児は汗をかいていることもあります。 カーディガンなどを羽織る場合には、薄手のもので綿素材のものを選ぶようにしましょう。こまめに脱ぎ着ができるように、薄手のものを重ね着するようにするのも良いかと思います。汗をかいた後は、下着もこまめに替えてあげるとよいでしょう。 あせも対策としては汗はこまめに拭くようにしますが、肌への負担を軽減するために拭くときには摩擦を避けて押さえ拭きにしたり、濡れたタオルやノンアルコールのウエットテッシュなどで優しく拭くようにしましょう。 春の紫外線対策は?春になり暖かくなると薄着になり、肌の露出も増えてきます。秋冬は長袖で紫外線などから守られていた肌が、急に露出する機会が増えることで肌への紫外線のダメージを受けやすくなります。 日差しが強いときは、薄手のカーディガンなどで、肌の露出を避けるようにしましょう。また、長時間外へ出るときなどは、日焼け止めなどを塗るのも良いでしょう。日焼け止めは、肌への刺激が少ないせっけんで洗い流せる、乳幼児用のものを選ぶようにしましょう。 洗い方やスキンケアは?汗によるあせもや、紫外線による肌へのダメージに加えて、黄砂やPM2.5などの大気汚染物質が肌に付着すると、活性酸素が増えて皮膚のバリア機能が壊されてしまい、肌トラブルを起こしやすくなるといわれています。 汗がたまりやすい陰部や首や脇の下などを重点的に、低刺激のボディーソープやせっけんでしっかり洗うことが大切です。しかし、肌を摩擦で刺激しないように、泡タイプのボディーシャンプーやボディーソープ、せっけんなどをよく泡立ててたっぷりの泡で洗うようにするのがポイントです。 お風呂上がりには、クリームタイプの保湿剤で全身しっかりと保湿しましょう。外遊びで汗をたくさんかいて帰ったときには、毎日のお風呂以外でもシャワーなどでせっけんやボディソープを使わずに汗を流すのも良いかと思います。 まとめ気候が良くなって外遊びが楽しくなる時期、肌トラブルなく過ごせると良いですね。 引用・参考文献:『赤ちゃんのスキンケアがよくわかる本』主婦の友社杉山剛著 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年04月13日私は4歳の娘と2歳の息子を育てているワーママです。娘が3歳、息子が生後11カ月のときに保育園に預けるようになりました。姉弟で同じ保育園を希望してから3カ月後、奇跡的に入園することができました。甥っ子も通っているから大丈夫と高をくくっていたのですが予想ははずれました。私を待ち受けていたのはギャン泣き登園の日々だったのですが……。 甥っ子のいる保育園に入園専業主婦として子育てをしていたのですが、離婚を機に働くことになり、子どもたちを保育園に預けることに。娘は3歳からの入園で、お友だちや先生と楽しく過ごすことができるか心配でした。また、息子はまだ生後11カ月だったので、信頼できる先生がいる園が良いと思っていました。 そこで、安心して預けられるという点を重視して、1駅となりにある甥っ子が通っている保育園に入園希望の手続きをしたのです。約3カ月後に奇跡的に空きが出たため、娘と息子の2人とも入園することができました。仲の良い甥っ子もいるからと安心しきっていたのですが……。 大泣き登園の日々が始まるまずは時短保育から始まりました。1日目は1時間から始まり段々と時間が伸びて、約10日後には8時間ほどの通常保育に移るというスケジュール。初めて預ける日、泣くとは思っていたのですがそれは想像を絶するほどの大泣きでした……。娘も息子も嗚咽が出るほど泣いてしまって、私もどうしたらいいのかわからず抱きしめるしかありませんでした。 どうにか預け終わったときには、ここまでして預けないといけないんだろうか……と悩んでしまいました。それからの毎日はというと、保育園に着くと気づいたどちらかが泣き出し、先生に預けるまでに15分〜20分ほどかかってしまっていたのです。 先生の言葉大泣きする子どもたちを先生に預けるという毎日を過ごしていて、精神的につらかったです。「私が急に働かないといけなくなったから……」、と自分を責めて子どもたちへの罪悪感でいっぱいでした。 ある日、子どもをいつものように預けたところで保育園の先生に呼ばれ、ハッとさせられる言葉を言われたのです。 「お母さんは笑ってないと! お母さんが不安な顔をしていたら、子どもたちも不安な気持ちになってしまうよ」 その言葉を聞いて、2人を不安にさせていたのは自分だったということに気がつきました。 先生からの言葉を聞いてから、子どもたちがどれだけ泣いていても、私は笑って「行ってらっしゃい!」と子どもたちの背中を押すようになりました。今、娘は4歳で息子は2歳になりました。その日の気分で泣いてしまうこともありますが、笑顔で「バイバイ!」と言ってくれる日のほうが多いです。そんな子どもたちを見て、泣いていたころが懐かしく、今の姿がとてもたくましく感じます。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:本田りか
2023年04月13日私は、4歳の長女、2歳の次女、生後10カ月の長男のママです。初めて長男を連れて夫の実家に帰省していたときのことです。帰省して3日目くらいから生後9カ月の長男の夜泣きが急に始まり、帰宅後も数日間続きました! 私たち夫婦は、過去の上の子たちの夜泣き対策を思い出し、長男の気持ちを考えて今までの対応を振り返り改善してみました。義両親にたくさん抱っこしてもらおう!新型コロナウイルスの影響で、長男と義両親は今回の帰省が初めての対面。そのため、どうしてもパパやママじゃないとダメというとき以外は、義両親に長男を抱っこしてもらったり、離乳食を食べさせてもらったり、お風呂も一緒に入ってもらうことをお願いしていました。 そんな日々を過ごしていると、帰省後3日目くらいから長男が夜泣きをし始めたのです。環境が変わっているし、自宅に戻れば落ち着くかなと思い、帰宅後も様子をみていたのですが一向に夜泣きが落ち着く様子はなく、どうしたものかと夫婦で悩んでいました。 こんな夜泣き、長女と次女もあったね!そんな長男の様子を見て、夫が思い出したのです。1年前の長女と次女の夜泣きのことを。 当時私は長男を妊娠中で、なかなか娘たちの相手を思うようにできず、夫もその当時は娘たちの気持ちに寄り添うことができていませんでした。そのため娘たちは毎日順番に、時には同時に夜泣きをして、「いつまでこんな日が続くのだろう」と途方に暮れていました。 しかし、夫婦で子どもたちとできる限り密に接することを心がけていったことにより、少しずつ2人の夜泣きがなくなったのです。 長男としっかり向き合おう!夜泣きには原因がないと言われていますが、わが家の場合は夜泣きというより、環境の変化や、長男ひとりと向き合う時間が足りなかったことで、不安な思いをさせてしまったのかもしれません。夫の気づきをきっかけに、私たち夫婦は長男への対応を変えることにしました。今までは娘たちの世話に追われて、長男が泣いていても「待っててね〜」と待たせていたのですが、すぐに抱き上げて声をかけるようにし、一緒に遊ぶ時間や声かけも増やしていきました。 すると、対応を変えて2日目から夜泣きの時間が減り、4日目には長男の夜泣きがなくなったのです! その結果、私たちもよく寝られるようになったので、娘たちにも余裕を持って接することができるようになるという、うれしいおまけがついてきました。 長男の気持ちになって考えると、初めての長距離移動、初めての義家族、初めてのお泊まりと「初めてづくし」の生活に、きっとたくさんドキドキしていたと思います。それなのに、パパやママの抱っこの回数が減ってしまい、長男は不安を抱えて、泣いて訴えていたのかもと考えるようになりました。これからもしっかり子どもたちの気持ちに寄り添い、愛情いっぱいで触れ合い、心を満たしてあげようと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:芦野ようこ
2023年04月13日保育士の中田馨さんが、子どもの春の服装について教えてくれました。春は日中は暖かいですが朝夕は冷え込むことも多く、子どもの服装に悩んでしまうという親御さんも多いですよね。春の服装の注意点についてもお伝えしているので、ぜひ確認しておきましょう!こんにちは!保育士の中田馨です。今年の春は各地で桜の開花が早く、いつもより春の訪れを早く感じましたね。春は衣替えの季節でもありますが、朝夕と昼間の気温差が大きいので大人も「難しいな」と感じるのではないでしょうか? 今回は、子どもにとって過ごしやすい服装と気をつけたい春の服装についてお話しします。 子どもは大人より体温が高め皆さんもよくご存じだと思いますが、子どもは大人よりも体温が高めです。私の保育所では朝昼夕と1日に3回、子どもたちの体温を測るのですが、平均的に36.6~37.4くらいが多いです。ですので、同じような服装をしていて大人が「心地よいな」と感じていても、子どもは汗をかいている、なんてこともあります。また、子どもは大人以上に何かしらせっせと動いて汗をかく場合もあります。朝夕と昼間の寒暖差の大きい春などは特に、「大人は快適だから、大丈夫だろう」と油断しがちです。時々、子どもの首や背中辺りを触って汗をかいていないか?体がほてってきていないか?を確認するとよいでしょう。体がほてっていると感じたら、上着を脱がせたり、汗をかいている場合は着替えをするなど、その時の状況によって対応してあげましょう。 防寒インナーは一日の気温を確認して着せて春の朝夕は、ブルっと体が震えるくらいの寒さを感じることが多いと思います。朝起きたときに「寒いな」と感じ、機能性肌着などの防寒インナーを着せることもあるかと思います。しかし、春は昼間になると半そででもよいくらいの暖かさになることも。お出かけした時に、子どもが「機能性肌着+長そで」の服装でお出かけをしていて、いつの間にか汗だくになっていた!なんて経験をしたことのあるママもいることでしょう。機能性肌着と呼ばれるような高機能の防寒インナーは、化学繊維素材で作られているため吸湿発熱性が強く、新陳代謝の盛んな子どもが着ると体温調節機能がうまく働かなかったり、肌の水分が失われやすく肌荒れや乾燥の原因に繋がってしまうこともあります。また、着替えさせたくても、外出先ではすぐに服を着がえさせることが難しい場合もあるでしょう。ですので、もし朝に「寒い」と感じても「日中は暑くなります」という天気予報だった場合には、高機能の防寒インナーはやめておき、長そでの上に薄手の上着を羽織ると簡単に脱ぎ着できるので、服装の調節もしやすくおすすめです。また、汗をかきやすい季節には、肌着は吸水性の良い綿の肌着を着せるのがよいでしょう。 子どもの行動を想像した服装選びを子どもの服選びがテーマの際、何度かお話したことがあるのですが、子どもの服を選ぶ時には「子どもの行動を想像して安全な服を選ぶ」ということも重要です。子どもは、走ったり、跳んだり、登ったり、下りたり…と、とっても活発に動いています。例えば、サイズが大きな服を着ていた場合、袖から手が出ずに遊具につかまり損ねたりもしますし、逆にサイズが小さなズボンを履いていると、可動域が狭く動きにくくこける原因になることも。フードやひもがついている上着は、遊具やドアノブに引っ掛かり転倒したり窒息することもあります。服のデザインは服選びでもちろん大切なことですが、プラスして、ご自身のお子さんの普段の行動を考えつつ服選びができると更に安全に子育てができますね! 朝夕と昼間の気温差を大人が感じたときは、子どもも感じています。自分ではまだ「寒い」「暑い」を訴えられない乳幼児ですので、周りの大人が気にかけてあげたいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2023年04月12日私は4歳の娘と2歳の息子を育てています。息子を妊娠中、姉弟育児についてネットで調べていると、喧嘩が多くてつらいことや上の子との時間がなくてかわいそうに感じているなど、先輩ママさんの言葉を目にしていました。そのときはまだ他人事のように感じていましたが、まさか同じことが自分にも起こるとは思いませんでした。 やさしいお姉さんになってくれた娘甘えん坊な娘だったので、下の子が生まれてヤキモチを妬いたり、寂しいと感じないかなと心配していましたが、娘は息子に対してとてもやさしいお姉さんになってくれました。 例えば息子を寝かせていると布団をかけてくれたり、おしゃぶりをつけてくれようとしたり。息子がはいはいやおすわりができたときは私と一緒に喜んでくれました。そんな瞬間がとても幸せで、このままやさしいお姉さんと弟という関係で成長していくんだな、なんて呑気に考えていたのですが……。 息子が1歳半を過ぎると息子が1歳半を過ぎたころから、おもちゃの取り合いや2人ともが私に抱っこしてほしいときなどに喧嘩をするようになりました。息子は喧嘩になるとすぐに姉の髪を引っ張ったり、叩いたりしてしまうので、娘は泣いてしまうばかりでした。 さらに息子の寝かしつけやご飯をあげるのも付きっきりで、娘にとっては寂しいと思うときがあったのかもしれません。娘と好きなおやつを一緒に食べたり、息子が遊びに夢中になっているときは娘と遊んだりしていたので、上の子への配慮ができていると思い込んでいました。 「あっち行って!」娘が言葉を話せるようになってきた3歳〜4歳ころから、態度に変化がありました。今まで2人一緒に抱っこをしても満足してくれていたのですが、自分だけがいいと言い出したり、遊んでいるときに息子に対して「あっち行って! ママと2人がいい」と怒り出したりすることが多くなったのです。 娘に我慢をさせていたんだと感じた私は、1カ月に1度息子を家族や保育園に預けて、2人で過ごす日を作ることにしました。1カ月に1度の2人で過ごす日は、前の日からご機嫌で、息子に何をされても「ママと2人でお出かけだもん!」と言って喧嘩になることがありません。 小さいときはどうしても下の子に手がかかってしまうので、娘には我慢してもらうことが多く、ごめんねという気持ちがありました。娘から「ママと2人がいい」とはっきり言われたことで、娘と2人で過ごす時間が必要なんだと気づくことができました。息子を預けられないときは、娘が行きたい場所や食べたいものを一緒に食べに行くなどをして、ちょっとしたわがままを聞いてあげることにしています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:本田りか天真らんまんな4歳の娘と、やんちゃで甘えん坊な2歳の息子を育てているコスメ大好きママ。営業事務の仕事をしながらライターとしても活動中。
2023年04月12日独身のときから不規則な生活だった私。母親になり、娘を早く寝かせ規則正しい生活にしようと思っていました。しかし、いつの間にか娘も遅寝遅起きの生活になってしまったのです……。 独身のときから不規則な生活だった私私は子どものころから早起きが苦手で、娘が生まれるまで不規則な生活をしていました。仕事の日は朝7時半に起きていましたが、休みの日は昼12時起き。寝る時間も遅くなり、毎日夜12時を過ぎていました。仕事中も体が怠く、夕方家に帰ってきて昼寝してしまうこともありました。 また、夫は交代勤務の仕事で夜勤があり、寝る時間も起きる時間もバラバラ。夫婦互いに気にせず、だらしない生活を送っていましたが、娘には規則正しい生活をしてほしいと思い、最初は張り切って寝かしつけをしていたのです。 娘の寝る時間が遅くなってしまった娘が生まれてから毎日夜9時までに寝かせようと、2人で寝室に行き絵本を読み、寝かしつけをしていました。しかし、娘が大きくなり体力がついてくると、寝る時間がどんどん遅くなるように……。その間、夫は別室でゲームをしているので、さっさと寝る支度をして手伝ってくれればいいのにとイライラすることが増えました。 娘が2歳になるころには、私は早く寝かせることを諦めるように……。寝る時間が夫や私と同じ夜11時を過ぎ、起きる時間も朝9時~10時と遅く、娘の生活リズムが大きく崩れてしまいました。 だらしない生活になってしまいごめんね今でも、予定がないと早起きができない私。自分のせいで、娘の生活リズムが遅寝遅起きになってしまったことをとても後悔しています。毎日早起きして娘を起こし、夫と協力して、夜9時には電気を消して寝る環境を作るべきでした。 これから幼稚園や学校が始まるにつれて、娘がうまく生活リズムを作れるのか不安です。新生活に向けて私も娘も、規則正しい生活に改善していきたいです。だらしない母親で娘に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 子どもだからといって早寝早起きができるわけではなく、親も規則正しい生活を心がけなければ、生活リズムが崩れてしまうことを身をもって知りました。また、娘が2歳になると、夫が一緒に寝ていないことに気づいて目が覚めてしまうこともあり、寝かしつけは家族の協力が必要だと感じました。幼稚園や学校生活に適応できるように改善していきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:渡邊なつ
2023年04月11日赤ちゃんが生まれる前から犬を飼っていたわが家では、犬と赤ちゃんが仲良くできるかとても心配でした。しかし、犬はすぐに赤ちゃんのことを大切な存在と認識したらしく、すっかりナイト気取り。いや、もうあれはすっかりお母さん気取りでした。わが家の犬と赤ちゃんの不思議な関係をご紹介します。わが家の小さな犬は甘えん坊わが家の犬はミニチュアダックスフンドだったのですが、成犬になっても仔犬サイズのおちびちゃん。夫の仕事の関係で故郷を離れて暮らしていた私は、寂しくて仕方がなく、夫に頼んで迎えた犬です。 この犬はメスなのですが、とにかく甘えん坊。子どもをつくろうと考えていた私たちは、そのころから「赤ちゃんに嫉妬するかな?」と少し心配していました。 妊娠してもおなかに飛び乗ってくる犬…ついに赤ちゃんを授かったわが家では、犬と赤ちゃんの生活について本格的に調べ始めました。赤ちゃんに嫉妬して怪我をさせた犬などの怖い話もありましたが、赤ちゃんにやさしく寄り添う犬の話もたくさんありました。 「うちの犬はどうだろう?」と思いつつ、犬にも「赤ちゃんがおなかにきたんだよ」と言って聞かせるように心がけました。ところが、犬にはやはり言葉が通じず、大きくなってきたおなかに飛び乗られることもしばしば……。出産まで不安は募るばかりでした。 赤ちゃんが生まれると犬の態度が一変!そして元気な男の子が生まれ、いよいよ犬と赤ちゃんのご対面のときを迎えました。すると、いつもうるさい犬があまり吠えません。それどころか、しっぽを振りながら静かに赤ちゃんをのぞき込みました。 しかし、困ったことに私や夫がおむつを替えようと赤ちゃんに近づくと、唸り声を上げて警戒するのです。どうやら犬は赤ちゃんを自分の子どもだと思った様子……。それでもやはり、赤ちゃんと犬を2人きりにしないように気を付けていました。 結局、犬の母親気取りは最初の3カ月くらいで、赤ちゃんが生後4カ月くらいになると友だちのようにじゃれつくようになりました。体の大きさが同じくらいになったためか、保護の対象ではなくなったのかなと思います。 小さな犬にも、赤ちゃんを自分より弱い存在として慈しむ心があることに驚いた体験でした。今では犬と赤ちゃんの立場はすっかり逆転。兄と妹のような関係になっています。現在2人目を妊娠中なので、2人目が生まれたときにも犬は同じ反応をするのか、はたまた違う反応をするのか、ちょっぴり楽しみです。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子著者:鏡 環
2023年04月11日生後10カ月の息子の初節句を控え、五月人形をどうするか考えていたわが家。そんなとき、義実家と実家の両方から「うちが五月人形を用意する!」と連絡が来ました。次第にどちらが五月人形を用意するかという問題で、全面対決の状態になりかけて……!?うちが買う!実家vs義実家息子の初節句を前に、同じタイミングで私の実家と夫の実家から「五月人形はうちが用意する」と連絡が。この時点で嫌な予感がしたのですが、とりあえずどうするか夫婦で話すことになりました。 義実家は、「わが家の跡継ぎだから、私たちが買う」と主張。購入予定の五月人形はわが家には置き場がないくらい、とても立派な五月人形です。一方、私の実家は、「五月人形は母親の実家が買うもの」と主張。これを受けて、五月人形に関してはどちらかに折れてもらうしかないかな、と夫婦で話していました。 実母が義実家に直談判!?まだ結論が出ない段階で実母と電話をしていたとき、「義実家も五月人形を買おうと言ってくれていて、どうしようか迷ってるんだ」とポロッと話しました。しかしこれが実母のスイッチを押してしまったのです。 「こちらで用意するって、私からあちらの実家に電話するから!」と、実母に電話を切られてしまいました。慌てて実母に電話をかけ直しましたが、話し中。義実家の電話も義母の携帯も通じません。ハラハラしながら待っていると、今度は義実家から電話がきました。 義母からお怒りの電話恐る恐るその電話に出ると、義母が怒りのこもった声で「今、そちらのお母さんから電話いただいたんだけど、どういうこと?」と聞いてきました。 焦りながらも経緯を説明しますが、自分たちで用意するつもりだった義母は「うちが五月人形を買うんでしょ? そうでしょ?」と詰め寄ってきたのです。最終的に「夫婦で決めてから連絡しますので!」と電話を切りました。 五月人形トラブル、決着は…?夫婦でどのように事を収めるか考えた結果、義実家に五月人形を買ってもらい、実家にはこいのぼりを買ってもらうという落としどころになりました。 これは義実家が購入予定の五月人形があまりにも立派だったので、実母と実父が少したじろいだことと、長女のひな人形は私の実家が購入したことが理由。しかし、それに負けじと実家からは、「名前入りの立派なこいのぼりを買うから!」と写真付きで連絡がきました。 小さいわが家には不釣り合いな五月人形とこいのぼり。すでに家に運ばれてきた、義実家の五月人形だけでも、わが家の多くの面積を占領しています。これから保管も大変ですが、とりあえず両家の全面的な衝突は回避できてよかったなと思っています。 作画/ななぎ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年04月11日私はフランスで3歳半と1歳半の男の子を育てています。フランス人の夫は以前から私の子どもたちに対する対応の甘さに不満で「子どもたちに甘すぎる」と言っていました。ある日、2組のママ友一家を自宅パーティーに招待して食事をしていたとき、他のママ友の話を聞いて拍車がかかった夫は、みんなの前で長男に厳しい態度をとりました。私はそんな夫の様子にイライラ! そして、その夜大喧嘩になってしまい……。 あるママ友の言葉ある日、私は子ども同士が同年代で仲良くしているママ友一家2組を家に呼んで、一緒に食事会をしました。3歳、4歳の男の子が3人集まると家の中は大変!「○○(子どもたちの名前)やめなさい!」と常に子どもたちに注意しながら会話や食事を楽しんでいました。 子育ての話題になると、あるママ友は「うちは子どもが言うことを聞かなかったら5分ほど子どもを外に出すわよ。外に出している間、子どもの様子は見ているけど」と言ったのです。 怒り始めた夫その話を聞いた夫は「私のしつけは甘い」とママ友たちに話し始めたのです。そして、まだ友だちが食事中なのに、自分の食事が済んでおもちゃで遊び始めた長男を見た夫は激怒!「さっきからパパやママの言うことを全然聞かない!」と叱りはじめ、10分間反省の時間として夫の隣に長男を座らせたのです。 5分過ぎたころ、私は「もういいでしょ。友だちもみんな今遊んでいるし、せっかく友だちが来てくれているのだから」と声をかけても、夫はまったく聞き入れようとしませんでした。 価値観の違いで喧嘩にその後も、何かと長男に厳しく接する夫に私は「友だちが来ているときに厳しくしなくてもいいのに」とイライラ。 ママ友たちが帰ってからも長男に注意し続ける夫に私は「もう十分よ、今日は! 長男も友だちが来て興奮していたし、今は疲れて機嫌が悪いだけ。もう少し大きくなったらわかるようになるんだから。24時間叱っていられない!」と喧嘩になってしまいました。そして、私は子どもの意思を尊重しながらしつけもじょうずにやっていくことは本当に難しいと感じました。 「もうすぐ4歳なんだから」と言い、私よりも厳しくしつける夫と「まだ4歳にもなっていないんだから」とある程度のわがままを許してしまう私は意見の違いでぶつかり合うことも多々。しかし、夫婦間でぶつかっても、お互いの意見を尊重しながら、一番いい方法を見つけていけたらと思います。そして夫婦で子どもと向き合って、子どもの様子をしっかり見守りたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年04月10日当時3歳の次女は食が細く、好き嫌いが多い子です。特に野菜が苦手で調理法や味付けなどいろいろと工夫をしてみるのですが、すすんで食べてくれるのはトマトぐらい。栄養面を考えてももっといろいろ食べてほしいのですが、うまくいかない日々。ある日、いつも以上に食べてくれない次女にイライラして私は爆発してしまいました。しかし、それには理由があったのです……。私は、娘にごめんねという気持ちでいっぱいになりました。いつも以上に野菜を食べない食が細く、好き嫌いが多い次女とのごはんはいつも少し憂うつ。自分が口うるさくなってしまうからです。そんな中、次女がいつも以上にごはんを食べない日が3日ほど続きました。いつもは食べるトマトも嫌がって食べず……。 「元気いっぱいになるようにちゃんと食べようね」「ごはん食べないと遊ぶ力が出ないよ」と声かけしても、「もういらない」「欲しくない」と口を開けようとしません。そんな姿を見て私は爆発。「もう! なんでちゃんとごはんを食べないの? 食べないとおやつも他に好きな物もあげないからね」と強い口調で言い、にらみつけてしまいました。 実は食べられない理由があった!?怒ったその夜に仕上げ磨きをしていたとき、口の中を見てみると唇と歯茎の間に口内炎ができているのを発見。ちょうど唇と歯茎の境目にできていたので、それまではずっと見えず、大きく白っぽくなったその日に気がついたのです。 私はようやく、ここ数日娘がいつも以上に食べず、トマトですら嫌がった理由がわかったのです。トマトはしみるよね……。食べない理由を言ってくれればよかったのにと思いましたが、幼い娘にはまだ何がどうなっていて、どう伝えたらよいかがわからなかったのかもしれません。それか、私があまりにもイライラしているから言い出せなかったのかなと思いました。 怒ってしまってごめんねその夜、一緒に寝るときに「◯◯ちゃん、お口が痛くてごはんが食べられなかったんだね。お母さん食べなさいって怒っちゃってごめんね」と謝りました。次女は「いいよ。でもお母さん怖かった」と言っていました。 次女の様子をもっとちゃんと観察してあげて、食べない理由をやさしく聞いてみればよかったです。そうすれば怒ることもなかったし、病院にも早く連れて行って、早く治すこともできたのかもしれない、と反省しました。 私はたくさん食べてほしいという思いが強すぎるあまりに必死になりすぎ、イライラが伝わってしまっていたのかもしれません。次女は病気もせず、体も大きいほうです。いつものごはんの量は次女にとって適量なのかも。今後はもっと娘の様子をきちんと観察し、楽しく食事をさせてあげられるようにしていきたいです。 著者:小川恵子8歳と5歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年04月09日保育士の中田馨さんが、保育士から見たパパの子育てについて教えてくれました。保育園の送り迎えなども最近はパパがおこなう家庭も増えてきています。今回は、パパが陥りやすい子育てに関するNG行動についてお話ししてくれていますよ。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは。保育士の中田馨です。ここ数年、保育園でも変化があると感じられるのは「パパの子育て」です。私が保育士になったころは、保育園への送り迎えはママ。子どもが病気になっても、仕事を休むのはいつもママ。卒園するまでパパのお顔を見たことがないご家庭も多くありました。 それが、ここ数年は保育園への送り迎えを夫婦で協力し合っておこなっているご家庭がグーンと増えました。これは子どもにとって本当にうれしいことだと思います。今回は保育士としてパパを見ていて、また、ママからお話を聞いていて、パパが陥りやすいNG行動についてお話しします。 子どもの言いなりになりすぎている子どもは成長するごとに、「この人にはOK」「この人にはNG」という線引きができるようになってきます。保育園で見ていると、子どもに「NO」と言えないパパが時々います。 例えば、子どもが「自転車のヘルメットをかぶらない!」と言えば、かぶらずに自転車に乗せて帰ろうとするパパ。また、子どもが保育園に着いた瞬間に「お散歩に行きたい」と言ったら、「今から少し、お散歩に行ってもいいですか?」と言うパパもいました。 自転車のヘルメットの場合は、「自転車に乗るときは、絶対にかぶる」ことを伝えます。なぜなら、ヘルメットをかぶることが子どもの命を守ることに繋がるのですから。さらに、改正道路交通法の施行により、令和5年4月1日から、すべての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されています。お散歩に行くことも、「今は、お散歩に行く時間ではない」ことを子どもに伝えればよいのです。 一度OKを出してしまうと、子どもは次も同じように要求してきます。今はささいなことかもしれませんが、それがだんだん膨らんで大きなことになるかもしれません。最初の段階で、「あなたの要求は、受け入れられません」と子どもに伝えることは、実はとても大切なのです。 子どもの様子を把握できていない最初にお話ししたように、ここ数年、保育園での送り迎えを協力し合うご夫婦が増えました。そこでの問題が1つ! パパが、子どもの様子や体調面を把握できていないときがあるのです。 昨夕、ママのお迎えのときに少しお熱が高めだったお子さん。朝はパパが送ってきました。「昨夜は、お熱は上がらずでしたか?」と尋ねると、「え? 熱があったんですか?」と知らなかったり、「多分、大丈夫だと思います」とあやふやな返事が返ってくることがよくあります。 保育園への送り迎えをされている場合は、子どもの様子、特に体調面は夫婦間で確認していただけると大変助かります。逆を言うと、保育士が子どものことで質問したら、すぐに返事をしてくれるパパは本当にありがたく思います! 実は私、「イクメン」という言葉に違和感を覚えています。パパが育児をすることは、当然のことですよね。だって、子どもの親なのですから。もしかするとパパ自身も、「イクメンにならなければ」という思いを手放したほうが、楽しく子どもと関われるかもしれませんね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年04月08日家族で買い物中にたまたま見つけた、3,000円ほどの安価なキックバイクを購入し、2歳の娘にプレゼントしたものの、興味なし。娘が3歳になり、久しぶりにキックバイクに乗ってみると……、買ったときに気づかなかった致命的な欠点が判明! キックバイクはしっかり調べてから購入するべきだったと後悔した話です。安いキックバイクを購入!近所を散歩していると、キックバイクに乗っている子どもをよく見かけることがあり、前々から2歳の娘に買ってあげたいと思い、探していました。 家族で買い物中にたまたま見つけたキックバイクは、価格が約3,000円とお手頃で、対象年齢が2~4歳、赤いボディでかわいいデザインだったので、ゆくゆくは娘が使うだろうと思い、よく調べずに購入。私はお得な買い物ができたと満足し、家に帰って早速キックバイクの箱を開けてみました。 娘はキックバイクに興味なし!?私は箱を開けてキックバイクを出し、娘に「乗ってみて」と言うと、娘は「怖い」と言って乗ろうとしませんでした。その後も日を空けて、キックバイクに乗るように何度か促しましたが、娘はイヤイヤ。 2歳の娘では身長が足りず、キックバイクに座って地面に足がギリギリ届くかどうかだったこともあり、まだ乗るには早いのかなと思い、しばらくキックバイクを物置の奥にしまっていました。 再挑戦したら、まさかの欠点が判明!娘が3歳になり、周りの友だちもキックバイクの練習をし始めたので、私は家の物置にあったキックバイクを引っ張り出しました。「乗ってみて」と言うと、なぜかサドルに座らず、立った状態で前に進んでいく娘。 なぜだろうと思い、私が試しにサドルに座ってみると、硬くごつごつしていてお尻が痛く、子どもが長時間座るのはつらそう……。そして、よくよく見てみると、キックバイクのタイヤがプラスチックでできていて走りにくいことに気づき、娘が乗りづらそうにしている理由がわかりました。 問題はタイヤだけではなく、3歳になり身長が伸びた娘には、キックバイクのハンドルとサドルの高さが低いようで、乗りづらそう。そこで私は、工具で高さの調整をしようとしましたが、ほんの少ししか高さを変えることができませんでした。 娘が乗りたいと思ったときには、買っておいたキックバイクが使い物にならずショック。娘がキックバイクに乗りたいと言うときまで買うべきではなく、値段で選ばずに、きちんとスペックを調べてから購入するべきだったと後悔しました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:渡邊なつ3歳女の子のママ。実家が遠方で頼れない、友達がいない、夫は夜勤あり。トラブル満載な育児体験記を執筆中。
2023年04月07日夫の転職で娘が大好きな先生がいる幼稚園をたった1年で退園し、北海道から知り合いもいない石川県に引っ越しすることに……。娘にとっては、初めての悲しい別れとなり、「ごめんね」という思いでいっぱいな引っ越しをしました。突然決まった石川県への引っ越し娘は担任だった先生が本当に大好きで、ヘアスタイルもまねするほどでした。送迎バスに先生が乗っていると、私のことは知らんぷりでニコニコ笑顔でバスに乗っていきます。そんな中で、夫から転職先が石川県であると言われたのは引っ越しする半年前で、私は戸惑いしかありませんでした。 娘が大好きな担任の先生を始め、大好きなお友だちがいて、さらに近所には子どもが多い環境の中、本当に楽しめる生活をしていたので、1度も行ったことがなく、知っている人もいない石川県での生活はやはり不安だったのです。 大好きな幼稚園の先生とのお別れ…娘はまだ3歳なので、最後の登園が「本当の最後」とは正直わかっていなかったと思います。引っ越しまでの間は幼稚園の話を楽しそうに話している娘を見ていると、私はとても切なくて、本当に引っ越しを決断してよかったのだろうかと悩みました。 幼稚園に通う最終日、絵本バッグにたくさんの荷物を持って帰ってきた娘。荷物の中には幼稚園での制作物や退園証明書があり、私自身も大好きな幼稚園に行くのが最後なのだと思うと、本当に悲しい思いしかありませんでした。最後の登園から3日後、「もう幼稚園に行かないんだよ」と娘に話すと、とても切なそうな顔をして「先生に会いたい」と言っていました。 石川県での新しい幼稚園選び知り合いがいない石川県での幼稚園選びは、本当に悩みました。いろいろな幼稚園を見学しすぎると、逆にもっと悩んでしまいそうだったので、まず気になった幼稚園に見学に行くことに。 娘には園児が大勢いる幼稚園より、少人数のほうが合っているかなと思ったことと、娘が先生方とたくさんコミュニケーションをとることができて、楽しい幼稚園生活を送れそうな気がしたので、小規模で運営している幼稚園に決めたのです。しかし、娘は登園し始めて1週間は、毎朝「幼稚園嫌だ、おうちにいる」と号泣していたのです。 好きと思える先生が出現!?登園して3週間を過ぎたころ、幼稚園バスがきて、私が「今日は誰先生かな?」と言うと、娘の口から「あ! 大好きな先生だ!」という言葉が。娘が何気なく言ったその言葉に、私はとてもホッとしたのです。 最初のうちは、朝、幼稚園に行くとわかると泣いてしまい、私にしがみつきながら「おうちにいたい」と言っていた娘。この幼稚園は娘には合わなかったのかなと不安になることも多かったので、娘が好きと思える先生に出会えたようで安心しました 環境がガラリと変わる引っ越しをして、娘もかなりストレスを感じていたのではないかと思います。最初はどうなることかと思いましたが、今では幼稚園で仲良く遊べるお友だちもできたようで本当によかったです。娘はまだ北海道の幼稚園の先生の話をするので、今度一緒に先生へのお手紙を書こうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:のろ ゆうこ
2023年04月07日初めてのわが子。かわいい姿をいつでも見られるようにと、生まれてすぐから私はスマホで写真や動画をたくさん撮ってきました。しかし、私が無知であったばかりに、ここぞ! というときに写真や動画を撮ることができない事件がありました。わが子の決定的瞬間を残すことができず、悲しい思いをしてしまったのです……。どんどん増えていくスマホの写真第1子となる息子が生まれてから、日々成長していく姿を少しでも記録に残しておきたいという気持ちから、私はとにかく息子の写真をたくさん撮っていました。わが家にはデジカメなどカメラ機材がないため、写真を撮るときには自分のスマホを使用しています。 そして写真だけではなく動画もたくさん撮っていたので、スマホの容量がいっぱいになることも。そんなときは仕方なく昔の写真を削除し、大事な写真のみを残し容量を確保していました。 初めての瞬間が!もうすぐ1歳を迎えようとしていたある日、私と息子は家でのんびりとしていました。すると、今までつかまり立ちしかできなかった息子が、自力で立とうとしているではありませんか! これは絶対に動画で残したいと思い、焦りながらスマホで撮影しようとしました。すると、スマホの画面に「ストレージの空き容量が足りないので撮影できません」といった文字が。 えぇ〜!? とさらに焦った私は、昔の写真を削除しようとしましたが、今まで大事な写真ばかり残してきたのでどれを削除していいのか決めることができず……。結局、息子はそのとき生まれて初めて自力で立ち上がったのですが、その姿を撮ることができませんでした。 無知だった私その日の夜、昼間の出来事を夫に相談したら「今まで写真のバックアップをとってなかったの?」と聞かれました。わが家にはパソコンがないのでバックアップはできないと思っていた私。 そのことを夫に伝えると、今ではiCloudやGoogleフォトといったクラウドストレージにデータを保存する方法や、スマホに挿入したSDカードに保存する方法などがあることを教えてもらいました。機械音痴な私は、そんな便利な方法があるなんて知らずに、今まで写真をひたすら削除していたのです……。 このことを知って、「もし息子が生まれる前に知っていればあのときの写真や動画が残せたのになぁ……」「初めて立ち上がる瞬間も撮れたのになぁ……」と、とても後悔しました。しかし、今はこの教訓を生かし、いざというときに困らないようこまめにバックアップをおこなっています。そして、スマホ内の写真データを整理して管理するようになりました。息子が5歳になった現在、撮りたい写真や動画をしっかり撮ることができています。これからも大切なわが子の成長を、心にも残しつつ、写真や動画に撮り逃さないようにしたいと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:竹の内 由紀
2023年04月07日子どもが生まれてから、仕事プラス家事、育児の毎日。育児は思うようにいかないことが多く、どうしても余裕がなくなることがあります。そうなると子どもに対して笑えなくなる自分がいました。とくに、家事をしているときに泣かれるとイライラしてしまいます。そんな生活はどうにかしないと、と思っていたのですが……。はっとした出来事子どもを生んでから、子どものためにいろいろしてあげたいと思っていました。しかし、子どもが求めていることは、母親である私が笑顔でいることだと気づく出来事がありました。 それはある日、子どもが本当にくだらないことを言ってきたので、私が爆笑してしまったときのことです。私の反応をみた子どもがさらに爆笑したのです。私は、久しぶりにこの子のこんな笑顔を見たとうれしくなったのと同時に、はっとしました。子どもが求めているのは、おもちゃを買うことより、好きなお菓子を食べることより、母親の楽しそうな姿なのだと気づいたのです。それからは、もっと自分が楽しんでいる姿を見せたいと思うようになりました。そして、余裕がないと笑えないので、自分の生活スタイルを見直すことにしたのです。 現代の便利な家電に頼る育児を減らすことは難しいですが、家事の負担を軽減することはできました。例えば洗濯を干すのが苦痛だった私は、乾燥機付きの洗濯機を購入することに。すると、かなりの時短になりました。今まで洗濯物を干すときも「ママー!」と泣きついて来ることが何度もあり、その度に中断したり、泣いている子どもを放置して洗濯物を干したりすることがストレスで、イライラして余裕がなくなる自分がいました。思い切って乾燥機付きの洗濯機を購入したことで、干す手間がなくなった分、子どもとゆっくり過ごすことができています。 たまには即席のお味噌汁にするうちの子はお味噌汁などの汁物が大好きです。そのため、子どもより早く起きて朝ご飯を作ることが私の理想です。しかし、朝、私が起きると子どもも絶対に目を覚ましてしまいます。そして朝は機嫌が悪く、起きるとずっと抱っこを求めてくるので朝ご飯を作ることができません。 どうしても朝ごはんにお味噌汁を作りたくてモヤモヤしていた私。割り切って即席のお味噌汁を出すようにすれば、お湯を沸かせばよいだけと気づきました。手作りしたいと思ってましたが作るのが難しければ、市販のできているものに頼ろうという発想になったのです。 お風呂がどうしても無理なときは…お風呂があまり好きではないイヤイヤ期真っただ中の子ども。お風呂場に連れて行くだけでもひと苦労です。さらに、体、髪の毛を洗ってお湯に浸からせ、お風呂から出たら濡れた体を拭いて服を着せるというのは本当に大変で毎日ヘトヘト。 そんなとき助産師さんと話す機会があり、このことを相談しました。すると、その方は、「毎日お風呂できれいにするのは基本ではあるけれど、子どもが嫌がってどうしても大変なときは、お風呂に浸かるだけでも大丈夫。無理して体を洗わなくてもお風呂に浸かることで汚れも大抵落ちるから。」と言ってくれました。もちろんできるだけ毎日洗うようにしていますが、難しいときは無理に洗わなくていいや、と思えるようになったことで、私の気持ちに余裕ができました。その結果、お風呂がそこまで苦痛に感じなくなったのです。 子どもが小さいと1つ1つのお世話が本当に大変で、毎日繰り返すことなので、疲れてしまい、余裕がなくなるとイライラしていました。しかし少しやり方や考え方を変えてみただけで、負担が減るだけでなく、私自身ちょっと気持ちがラクになりました。心にも余裕ができ、子どもと一緒に笑える日が増えてきたので、これからもそんな日が増やせるよう、私なりの省エネ育児を探していきたいと思います。 著者:横山洋子2歳児のアクティブな男の子ママ。ライター、動画編集者として活動中。
2023年04月06日基本的にとてもやさしくて、夫婦関係に立ち入らないように気をつけてくれている義母ですが、悪気のない失言が時々……。不安定なメンタルの産後には、ささいな言葉に傷ついたり苛立ったりしました。そのときのことは娘が5歳になった今も忘れられません。よく泣くうえに泣き声の大きい娘第1子の娘は、生後3カ月くらいまで抱っこしている間以外、ずっと泣いているような子でした。やっとベッドに寝かせても、ちょっとした物音でびっくりして大泣きしながら起きてしまいます。里帰り中は実家の両親が娘を抱っこしてくれて、「この子は繊細な子だなぁ」と感心していたこともありました。 生後2カ月で里帰りを終えた私は、義父母と同居していることもあり、娘を泣かせてはいけないと思ってずっと抱っこをしてヘトヘトでした。だんだんと泣き声がストレスになり、泣きそうになるのを察知して泣く前に抱き上げるほどに。 偶然聞こえた義母の言葉に涙完全母乳だったこともあり、夜間もまともに眠れませんでしたが、義母を含め周りには明るく振る舞っていました。 ある日、義母とお隣さんが話している声が偶然聞こえたときのこと。義母が「すごく泣くから虐待かと思っちゃう」と言っているのを聞いてしまいました。虐待なんてするわけないのに、と涙が止まらなくなりました。 今思えばささいなことも産後の私には…義母にとっては、気心知れたお隣さんとの笑い話だったと思います。頭では本当に自分が疑われているわけではないとわかるのですが、産後の寝不足でメンタルの不安定な私にはキツい言葉でした。そのときは堪らず夫に打ち明け、夫は一緒に腹を立ててくれました。どんどん被害妄想が膨らみそうなので、ひとりで抱え込まなくてよかったです。 ただ、傷ついた思いは今でも消えていません。義父母は身近で力になってくれる存在には変わりないのですが、なんとなく距離を置くことが増えました。最近では、用があるときは夫と娘を伝書鳩のように使って間へ入ってもらうようにしています。 いつも協力的でやさしく接してくれる義父母ですが、産後眠れずに娘を抱っこし続けメンタルの弱りきった私は、義母のささいな言動に深く傷ついてしまいました。娘が5歳になってようやく、あのとき義母は悪気なく私たちを話のネタにしただけ、と受け止めることができるようになりました。 著者:コイデ フサコ娘が1歳のときから現在4歳まで正社員ワーママを頑張ったものの、心身共に限界を感じて10年勤めた会社を退職。娘にとってお母さんの代わりはいないこと、お母さんの自由時間の大切さを痛感している。
2023年04月06日保育士の中田馨さんが、保育士から見たパパの子育てについて教えてくれました。おむつ替えや寝かしつけなどをパパがしてくれるという家庭も増えてきています。今回は、ちょっと困ったパパの子育てについてお話ししてくれていますよ。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは。保育士の中田馨です。ここ数年、保育園でも変化があると感じられるのは「パパの子育て」です。私が保育士になったころは、保育園への送り迎えはママ。子どもが病気になっても、仕事を休むのはいつもママ。卒園するまで、パパのお顔を見たことがないご家庭も多くありました。それが、ここ数年は、保育園への送り迎えを夫婦で協力し合って行っているご家庭がグーンと増えました。これは子どもにとって本当に嬉しいことだと思います。今回は保育士としてパパを見ていて、また、ママから聞くお話を聞いていて、パパが陥りやすい行動についてお話しします。 中途半端に子育てに参加する「ママばかりに任せていてはいけない」という気持ちがあるのはとてもありがたいことなのですが、その気持ちが中途半端な場合、ママをイライラさせる原因になってしまうことも…。よく聞くのが、おむつ替えの場面。おしっこはOKだけど、うんちはNG!というパパさんは多いものです。おむつを開けてうんちだった場合、ママが食事を作っていても構わずに「うんち出てるよ!!」と呼びます。おむつを開いたまま呼ぶもんだから、ママもすぐに駆け付けなくてはいけないことに…。また、寝かしつけの場面では、残った仕事があるけれど、子どもの寝かしつけに参加したパパ。しかし子どもがなかなか寝ないので、諦めて仕事に戻るため寝かしつけの途中で退室。パパが途中退室したことによって子どもは目が覚めてしまいました。 どちらも「できないのなら、しないほうが良い」「するなら、最後までする」方が私はよいと思います。それは、ママをイライラさせないだけでなく、子どもに対しても中途半端に関わらないという大事な対応です。 ママが子どもを叱った時に、ママを敵にする発言をする子育てには役割分担が必要です。例えば、ママが叱る役目を担った場合、パパは子どもを慰める役を担うかと思います。子どもがママに叱られて泣いてパパの元に来たときに、どんな言葉かけをしていますか?「ママに怒られたのか。ママ、怖かったなぁ」なんて言っていませんか?確かに、子どもの気持ちになり慰めていますが、この言葉ではママが悪者になってしまいます。子どもを叱るときは、夫婦が同じ方向をむいていたほうが良いと思います。ですので、例えば「ママに怒られたのか。そうかそうか。でもな、○○が△△したからママは怒ったんだぞ」と、子どもを慰めつつも子どものしたことはパパもダメだと思っていることを伝えます。パパとママが同じ方向を向きながら、それぞれの役割分担をしてください。 実は私、「イクメン」という言葉に違和感を覚えています。パパが育児をすることは、当然のことですよね。だって、子どもの親なのですから。もしかするとパパ自身も、「イクメンにならなければ」という思いは捨てたほうが、楽しく子どもと関われるかもしれませんね。著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2023年04月03日私が長男を出産したのは2020年3月のこと。ちょうど新型コロナウイルスが流行し始めたころでした。初めての子育てで、ちょっとしたことにも悩む日々。しかし周りに頼れる人もおらず、育児の悩みを誰にも相談できずに孤独感だけが募っていきました。コロナ禍での初めての出産2020年、新型コロナウイルスが流行し始めたころ、不安な気持ちを抱えて長男を出産した私。里帰り出産でしたが、自宅に戻ってからは夫は仕事が忙しく、引っ越したばかりで近所に知り合いもいない環境でした。 さらにはコロナ禍で、友だちに気軽に連絡して会えるような状況でもなく……。外に出るのは少しの散歩程度で、多くの時間を家の中で長男と2人きりで過ごす日々。出産前に思い描いていた子育てとはまったく異なる毎日が始まりました。 孤独感が募りついに限界が…長男が生まれて半年ほど経ったころ。ほとんど出かけることもできず、長男と2人きりの生活に息が詰まり、夫とケンカすることも増えていきました。育児について気軽に相談できる人がおらず、私の心の中で孤独感だけが増していき、ついに爆発。私は、「このまま家にこもる生活はもう無理!」と号泣しながら夫に訴えました。 それまで夫は、新型コロナウイルスの感染を恐れ、「赤ちゃんとの外出は控えるべき」との考えでしたが、私の様子にさすがに心配になったようで、それまで行ったことのなかった子育て支援センターに行ってみようということになりました。 子育て支援センターへ通い、日々が一変子育て支援センターへ行ってみると、消毒や人数制限などしっかりと感染対策されていて、思ったより安心して過ごすことができました。そして何より、同じ子育て中のママさんとお話できることが一番の息抜きに。 それからは毎週開催されているイベントに通い、ママ友もできました。ママ友に子育ての悩みを相談したり、子ども同士が楽しそうに遊んでいる姿を見たりしているうちに、私も少しずつ日々を楽しく過ごすことができるようになっていきました。 コロナ禍の育児で孤独を感じやすい今、子育て支援センターという場所のありがたみを心から感じています。初めての場所に赤ちゃん連れで向かうのは緊張しましたが、勇気を出して行動してよかったです。長男が2歳になった今も、毎週欠かさず子育て支援センターに通っていて、先生方にも顔を覚えて声をかけてもらえるようになりました。今では子育て支援センターなしの生活は考えられないほど、私にとっても長男にとっても、大好きな場所になっています。 著者:咲良ゆいか2歳と0歳の男の子のママ。北欧風インテリアに関心があり、家づくりや子育て、日々の暮らしについて綴るブログを運営。趣味はカフェめぐり。
2023年04月03日