海洋深層水を原料とした塩、にがり、濃縮海水の製造・販売を行う室戸海洋深層水株式会社(所在地:高知県室戸市室戸岬町、代表取締役社長:小松 静雄)は、2024年4月27日から同4月29日までの3日間、Amazonにおいて、海洋深海神塩〈バスソルト〉購入者に10%OFFクーポンが適用可能な「ゴールデンウィークセール!」を開催いたします。神塩(ナチュラル)■「ゴールデンウィークセール!」について※注文確定時に割引が適用されていることを必ずご確認ください。また数量に限りがありますのでお早めにどうぞ。<ゴールデンウィークセール概要>開催期間 :2024年4月27日(土)~4月29日(月)対象商品 :Amazon店にて販売する海洋深海神塩〈バスソルト〉セール内容:10%OFFクーポンが適用可能※クーポン数には限りがございます。神塩2種一日の疲れを癒してくれるものといえば、バスタイム。ゆっくり湯船に浸かれば、心も体もリラックス出来ると思います。そんなバスタイムを充実させてくれるのが入浴剤。いろいろなタイプの入浴剤がありますが、今注目を集めているのが【バスソルト】。岩塩などを原材料にしているバスアイテムで、香りや含有成分に特長があります。種類は大きく分けて2種類あり、ひとつは天然塩。もうひとつはエプソムソルト。天然塩はヒマラヤの岩塩や死海の塩が知られています。エプソムソルトは硫酸マグネシウムで水に溶けやすいのが特長です。【商品紹介】海洋深海神塩<バスソルト>室戸岬沖の海洋深層水の“にがりを含んだ塩”でつくった浴用化粧料。お母さんの子宮を満たしている羊水の成分ととても似ていると言われている海洋深層水。肌にまとわりつくようなお湯が体の芯から温めて冷えを解消、保湿効果も期待できます。使用方法は浴槽のお湯200リットルに本品50gを加えて、ぬるめのお湯にご入浴下さい。■会社概要商号 : 室戸海洋深層水株式会社代表者 : 代表取締役社長 小松 静雄所在地 : 〒781-7101 高知県室戸市室戸岬町3476番地1設立 : 1998年2月事業内容: 海洋深層水を原料とした塩、にがり、濃縮海水の製造・販売資本金 : 8,900万円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】室戸海洋深層水株式会社TEL : 0887-22-3202お問い合せフォーム: mks@e-mks.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月18日芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田純)建築学部の学生7人が、特別招聘教授を務める建築家 坂 茂氏が設立したNPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(以下、VAN)の活動に参加し、仮設住宅建設などのボランティアを実施しました。昨年度も、トルコ地震、ハワイの山火事を受け、坂氏が学生を率いて支援活動を行っています。芝浦工業大学は、関連団体などで集めた募金の3,547,187円を被災者の住環境支援を行うVANに送金しました。VANでは、2023年5月に起きた令和5年奥能登地震の仮設住宅建設支援から始まり、2024年1月能登半島地震による避難所への紙の間仕切り(ペーパーパーティションシステム)設置など、被災者支援を継続して行っています。輪島市 3月8-11日にかけて仮設工房を建設芝浦工業大学特別招聘教授・NPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク代表 坂 茂氏■能登の地震に関連した学生の活動状況2023年6月3日 珠洲市 仮設住宅(ペーパーログハウス)建設2024年1月9日 金沢市 額谷ふれあい体育館、紙の間仕切り(ペーパーパーティションシステム)設営2024年3月8-11日 輪島市 輪島塗仮設工房1棟 建設、珠洲市 仮設住宅1棟 建設※参加学生数:総勢10人(実人数7人)2024年3月8日から11日には珠洲市と輪島市に仮設住宅1棟、仮設工房1棟を建設しました。珠洲市長からの要望を受け、家屋が倒壊しビニールハウス住まいをされていた高齢者の方の仮設住宅を1棟建設しました。また輪島市では、輪島塗の工房キリモトの敷地内に仮設工房を建設しました。なお令和5年奥能登地震の支援として、2023年6月3日~4日に珠洲市正院地区に建設した仮設住宅は、今回(2024年1月1日)の地震でも何も損傷なく使われています。■参加学生からのコメント(建築学部3年 中村千夏さん)建築を専攻する学生として、今の自分にできることを考えて参加を決めました。活動の中では、何を優先すべきか、どうスムーズに作業を進めるかを常に考えていました。チームのメンバーをよく知ることがスムーズな施工に繋がったと考えています。また被災地支援は、ボランティアする側だけでなく現地の人たちの協力があって活動ができるのだと強く感じました。(建築学部3年 二渡杏さん)図面や企画だけで終わらせず、実際に仮設住宅建設に携わりたくて参加しました。仮設住宅の建設は、慣れれば誰でも作れるのが良い点です。吹雪や大雨になることもあり、思うように作業が進まないこともありました。しかし、実際に使う方の顔を見て、完成を喜んでもらえたことで、活動の意味があったと嬉しく思いました。■送金した募金の概要送金日 :2024年2月29日、3月22日合計金額:3,547,187円募金団体:芝浦工業大学内設置募金箱、芝浦工業大学校友会、芝浦工業大学後援会、株式会社エスアイテック、芝浦工業大学教職員有志■関連リンク▼坂茂建築設計「令和6年能登半島地震 被災地支援プロジェクト」 珠洲市・2023年6月4日 仮設住宅(ペーパーログハウス)建設2024年能登地震後の2023年に建設した仮設住宅の様子(損傷なし)金沢市 1月9日に避難所に紙の間仕切り(ペーパーパーティションシステム)を設営珠洲市 1月28日、避難所の紙の間仕切り設置後の様子2024年3月に完成した珠洲市仮設住宅の外観2024年3月に完成した珠洲市仮設住宅の内観とここに住まわれる瀬戸さん輪島市・2024年3月に完成した仮設工房の外観輪島市・2024年3月に完成した仮設工房の内観と輪島塗職人の桐本氏芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月26日学校法人芝浦工業大学(東京都江東区/理事長 鈴見健夫)は、創立100周年事業の一環として、2024年3月15日に熱海セミナーハウスの設置開所式を開催し、齊藤栄・熱海市長と小松早苗・咲見町内会長もご臨席のうえテープカットが行われました。JR熱海駅から多くの観光客でにぎわうアーケードを通り徒歩5分程度の好立地で、天然温泉(サウナ付き)や地産の食材を生かした朝夕食の提供、バーベキューも楽しめ、大人数での研修・セミナーにも利用できます。また学生の研究室ゼミ、クラブ・サークル活動、留学生のPBL(Project Based Learning)と多目的に利用ができます。学生・生徒・教職員だけでなく、そのご家族、卒業生、元教職員に加えて豊洲・大宮の各キャンパス内や併設校で働く協力会社の皆様もご利用いただけます。フロントロビーには本学評議員でもある和紙デザイナー・堀木エリ子氏の光壁作品「宙」が正面壁面に配され来場者を迎えます。今後は熱海地域での教育研究拠点としての活用が期待されます。熱海セミナーハウス テープカット (写真左から)野村高男副社長執行役員横浜支店長(鹿島建設株式会社)、小松早苗町内会会長(咲見町町内会)、齊藤栄市長(熱海市)、鈴見健夫理事長(芝浦工業大学)、磐田朋子副学長(芝浦工業大学)、宮本明彦会長(芝浦工業大学後援会)、加藤善治郎会長(芝浦工業大学校友会)■熱海セミナーハウスの概要名称 : 芝浦工業大学 熱海セミナーハウス所在地 : 〒413-0019 静岡県熱海市咲見町9-18構造 : 鉄筋コンクリート造陸屋根6階建宿泊定員 : 90名付帯設備 : 食堂、研修室、図書コーナー、オープンキッチン、屋上ガーデン、大浴場・サウナ、駐車場(10台分)宿泊室設備 : テレビ、冷暖房、冷蔵庫、トイレ、Wi-Fi完備泉質 : ナトリウム・カルシウム・塩化物温泉スケジュール: 2024年3月22日(金)オープンURL : 外観研修室宿泊部屋(洋室タイプ)フロントロビーの和紙アート「宙」(C)堀木エリ子■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行。2025年にデザイン工学部、2026年にはシステム理工学部で教育体制を再編し、新しい理工学教育のあり方を追求していきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月18日学校法人芝浦工業大学(東京都江東区/理事長 鈴見健夫)は、2024年4月1日からの芝浦工業大学附属中学高等学校次期校長に、柴田邦夫 芝浦工業大学附属中学高等学校教頭を選任しました。任期は2028年3月までの4年間です。柴田邦夫 次期校長柴田 邦夫(しばた くにお)芝浦工業大学附属中学高等学校 教頭1967年生まれ 56歳 東京都出身<任期>2024年4月1日~2028年3月31日芝浦工業大学附属中高に23年勤務。学習指導部長として、学校全体の授業運営の改善に取り組み、ICT教育の土台作り、環境整備を行う。また、教務部長として、現在実施している本校独特の新カリキュラムを立案する。芝浦工業大学の附属校であることを最大限に活かし、理工系教育・STEAM教育をさらに推進していく。現状に満足せず「開発・実践・改良」を迅速に行い、いつでも「わくわくする学校」、さらには「オンリーワン」の魅力ある学校を目指す。<経歴>1999年4月~2001年3月 芝浦工業大学柏中学高等学校 非常勤講師2001年4月 芝浦工業大学中学高等学校 教諭2017年4月~2021年3月 芝浦工業大学附属中学高等学校 教頭補佐2020年4月~現在 学校法人芝浦工業大学 評議員2021年4月~現在 芝浦工業大学附属中学高等学校 教頭■芝浦工業大学附属中学高等学校とは 〈理工系教育〉〈大学連携教育〉〈言語教育〉〈探求教育〉を教育の根幹に据え、最先端の教育環境と独自のSTEAM教育で未来のグローバルエンジニア育成を目指す私立中高一貫校。生徒全員がタブレットPCを使用し、ICTを活用した教育を推進している。2021年4月より中学校共学化。所在地:東京都江東区豊洲6-2-7生徒数:中学校489人 高等学校665人 ※2023年5月時点 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月08日学校法人芝浦工業大学(東京都江東区/理事長 鈴見 健夫)は東京ガス株式会社(東京都港区/社長 笹山 晋一)と、カーボンニュートラル都市ガス(以下、CN都市ガス)の供給に関する基本合意書を締結しました。これにより、2024年4月より大宮キャンパスで使用する都市ガスの全量がCN都市ガスに切り替わります。CN都市ガス導入によるCO2排出削減貢献量は約1,000t-CO2/年*で、これは大宮キャンパス全体における年間CO2排出量の約28%に相当します。大宮キャンパスは、「脱炭素先行地域」の取り組みを通じて、持続可能なグリーンキャンパスの実現に取り組んでいきます。*大宮キャンパスにおける2022年度ガス使用量から、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社が算出。(右から)東京ガスエンジニアリングソリューションズ都市エネルギー営業本部公益営業部長 小笠原氏、取締役常務執行役員 都市エネルギー本部長 髙橋氏、芝浦工業大学副学長(SDGs推進室長) 磐田教授、SDGs推進委員会委員長 増田教授■CN都市ガス導入の概要対象キャンパス:大宮キャンパス(埼玉県さいたま市見沼区大字深作307番地)供給者 :東京ガス株式会社導入量 :大宮キャンパスで使用する都市ガスの全量導入開始時期 :2024年4月1日■CN都市ガス導入の背景芝浦工業大学はさいたま市、国立大学法人埼玉大学及び東京電力パワーグリッド株式会社埼玉総支社の4者で、環境省が推進する「脱炭素先行地域」に共同提案し、2022年4月に選定されました。このことを受け、「カーボンニュートラル実現に向けたアクションプラン」を定め、2030年までに大宮キャンパスの電力消費に伴うカーボンニュートラルを目標としました。この度芝浦工業大学は、電力消費にとどまらず、ガス消費に伴うカーボンニュートラルも視野に入れてCN都市ガスの導入を決定しました。また、CN都市ガスを調達・供給する東京ガス株式会社と導入した企業・法人が連携し、CN都市ガスの普及、拡大とその利用価値向上の実現を目的として設立した「カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンス」にも加盟しました。■カーボンニュートラル都市ガスとは「カーボンニュートラル都市ガス」は、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、新興国等における環境保全プロジェクトにより創出されたCO2クレジットで相殺(カーボン・オフセット)し、燃焼しても地球規模ではCO2が発生しないとみなされるLNG(液化天然ガス)を活用したものです。東京ガス株式会社が2019年に輸入を開始し、CN都市ガスとして日本で初めて消費者に供給を開始しました。現在は、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社が法人向け窓口となり、芝浦工業大学との合意書締結に至りました。■関連リンク▼芝浦工業大学「カーボンニュートラル実現に向けたアクションプラン」 ▼カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンス ■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月01日芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田 純)は2024年2月19日に豊洲キャンパスにて、マレーシア副首相アフマド・ザヒド・ハミディ氏へ名誉博士号を贈呈しました。1992年、円借款事業として開始されたマレーシア・ツイニングは、マレーシア人の学生が日本語を学び、その後、日本の大学に留学して工学を学ぶ国際教育プログラムです。本プログラムはマレーシア地方地域開発省が管轄し、これまで約2000人のマレーシア人学生が日本の大学で学位を取得しました。芝浦工業大学は、30余年にわたり本プログラムの幹事大学を務め、本学の国際化にも大きく寄与しました。この関わりから、地方地域開発省の大臣を兼務されるザヒド氏に名誉博士号が贈呈されました。名誉学位記を手にするアフマド・ザヒド・ハミディ マレーシア副首相(中央)と山田学長(左)、鈴見理事長(右)■マレーシア・ツイニングプログラムとは1992年に円借款事業として開始されたマレーシア・ツイニングは、Higher Education Loan-fund Project(HELP)と呼ばれる、マレーシア留学生派遣プログラムです。第一期のHELPIでは、マレーシアにて2年間日本語・工科系基礎教育を受け、その後日本の大学を受験し、学部1年次から入学する方式でした。第二期となるHELPIIでは、マレーシアで2年学び、その後日本の大学に2年次から編入する方式に形を変えました。さらに第三期のHELPIIIでは、マレーシアで3年間勉強し、日本の大学には3年次から編入する方法へと進化しました。この「3+2ツイニング」は、円借款が終了した現在もクアラルンプール大学(UniKL)にて継続されています。地方地域開発省が管轄するこのマレーシア・ツイニングの学生は、厳しい選抜を経た優秀な学生のみが入学し、留年率が極めて低いことが特徴です。他の日本留学プログラムと比べ完成度が高いことから、マレーシア政府および日本政府からも高い評価を受けてきました。■ 芝浦工業大学とマレーシア・ツイニングプログラムの関わりマレーシアで工科系基礎教育を提供するにあたり、幹事大学を務める芝浦工業大学からはこれまで30人以上の機械・電気電子・情報系教員をマレーシアに派遣し、マレーシア学生の教育を行ってきました(日本語教育の幹事大学は拓殖大学)。これは本プログラム開始当時、国際化の推進が課題であった芝浦工業大学にとって大きな挑戦であり、教職員の国際化へ向けた転機となりました。■名誉博士号とは芝浦工業大学の名誉博士号は、「学術・文化もしくは国際社会の発展に多大の業績を上げ、また本学に対して顕著な業績があったと認められた者に芝浦工業大学より名誉学位を贈呈する」制度です。■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月19日海洋研究と海洋保全に取り組む一般社団法人タラ オセアン ジャパン(所在地:東京都、代表理事:エチエンヌ・ブルゴワ、以下「タラ オセアン ジャパン」)は、2024年3月2日(土)に福岡県福岡市のももち浜にて海洋教育イベント「タラ号クイズとマイクロプラスチック探検 in 福岡 ~親子で学ぶ、楽しむ、行動する~」を開催します。当日は、タラ オセアン ジャパンが日本語吹替版を共同制作した「マイクロプラスチック・ストーリー ~ぼくらが作る2050年~ 」の映画上映、クイズを交えながらタラ オセアンの活動および海についてのレクチャーの他、屋外では、科学者とほぼ同じ手法で行うマイクロプラスチック採取体験をしていただくプログラム構成となります。福岡でのイベントは2017年に科学探査船タラ号が寄港した時以来で7年ぶりの開催となります。また今回は日本の海や山に残る豊かな生態系、自然を伝承することを目的に福岡県で活動されている一般社団法人ふくおかFUNにご協力をいただきました。タラ号クイズとマイクロプラスチック探検 in 福岡■イベント概要日時:2024年3月2日(土)09:30-12:30[受付 09:15]場所:TNC放送会館 第2会議室 福岡市早良区百道浜2丁目3番2号 TNC放送会館3階※有料駐車場ありビーチでの活動は シーサイドももち海浜公園 です定員:30名程度対象:小学3年生以上の親子(中学生以上の大人だけの参加も歓迎!)参加費無料お申込みはタラ オセアン Googleフォームにて受け付けております。 ※お申込み期限 2024年2月29日(木)■タラ オセアン ジャパンとは2003年に「アニエスベー」創設者のアニエス・トゥルブレが立ち上げた海に特化した公益財団法人、タラ オセアン財団の日本支部。タラ オセアンでは、世界中の海を「科学探査船 タラ号」で航海し、地球温暖化やマイクロプラスチックをはじめとする、さまざまな環境的脅威が海洋に与える影響の研究を進めている。また科学者とアーティストがともに海を旅して活動することで、科学×アート×教育の力で、見えない海の世界を理解し可視化し、海を守ることの重要性を発信している。タラ オセアン ジャパンでは、このタラ オセアン財団の理念と実践を踏襲し、科学探査船タラ号の活動を紹介するとともに、日本独自のプロジェクトを推進。2024年2月16日(金)23:00まで新たな科学プロジェクト「Tara JAMBIOブルーカーボンプロジェクト」に向けたクラウドファンディングを実施中です。地球温暖化対策の希望でもある「ブルーカーボン」の全国大規模調査プロジェクトのご支援もよろしくお願いいたします。 タラ オセアン ジャパンの活動: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月15日芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田 純)と、妙高市(新潟県妙高市/市長 城戸 陽二)は、令和6年(2024年)1月31日(水)にSDGs推進活動に係る連携協定を締結しました。この協定により、市と大学が相互の連携と協力による活動を推進し、人材や教育資源を有効に活用した活動を実施することにより、地域社会の持続的な発展に資することを目的として、以下に掲げる事項について連携・協力して取り組んでまいります。協定締結式の様子(左から芝浦工業大学 山田 純 学長、妙高市 城戸 陽二 市長)■協定内容芝浦工業大学と妙高市は、次の事項に共同で取り組んでいきます。1. SDGsの推進に関すること2. SDGsの推進に資する情報交換に関すること3. SDGs達成のための社会貢献活動に関すること4. その他、地域社会の持続的な発展に資するために必要な事項に関すること■協定の背景芝浦工業大学は私立理工系大学として唯一、文部科学省よりスーパーグローバル大学に選定されています。また、環境省より「脱炭素先行地域」に選定され、誰もが幸せに安心して暮らせる健やかな社会の実現のためにさまざまな研究、取り組みを推進しています。妙高市は、内閣府より「SDGs未来都市」及び「自治体SDGsモデル事業都市」に選定されており、誰一人取り残さないというSDGsの考えを取り入れ、「自然」、「経済」、「社会」との好循環を生み出す持続可能なまちの実現を目指しています。また、妙高山麓一帯は妙高戸隠連山国立公園に属し、市域面積の8割弱を森林が占める豊かな自然環境に恵まれており、自然資源の活用による新たな産業形成や地域間交流の促進、再生可能エネルギーの創出のほか、CO2吸収に寄与する森林資源循環の促進などにより、脱炭素社会の実現、地域活性化につながることが期待されています。このたびの連携により、妙高市の持つ地域資源と芝浦工業大学の研究力をもとに両者の強みを活かし、これらのテーマをはじめ、持続可能な地域社会の実現に向けたSDGsに資するさまざまな共同研究、連携を進めていきたいと考えています。■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。■妙高市とは人口:2万9,809人(令和5年12月1日現在)/面積:445.52km2(県土の約3.5%) 新潟県の南西部に位置し、上越市、糸魚川市、長野県の飯山市、長野市などに接しており、日本百名山の一つである妙高山をはじめ、火打山、斑尾山など、広大な山麓一帯は、妙高戸隠連山国立公園に属し、四季折々の変化に富んだ雄大な自然と5つの泉質をもつ温泉等の資源豊富な地域です。また、隣接する上越市の海水浴場にも近く、夏は海、冬はスキー等を楽しむことができ、米や酒、魚といった新潟ならではの山と海の幸にも恵まれた地域です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月02日学校法人芝浦工業大学(東京都江東区/理事長 鈴見 健夫)は、2027年に創立100周年を迎えるにあたり、創立者有元史郎とご家族の功績をたたえるとともに、芝浦工業大学の歩みを紹介することを目的とした展示施設「有元史郎 MEMORIAL CORNER」を豊洲キャンパス内に設置し、2024年1月29日に有元家の皆様をお迎えして、完成お披露目会を執り行いました。完成お披露目会の様子施設内は、創立者有元史郎とご家族の紹介コーナー、100年前の教室の光景を再現しながら大学の歴史を追うシアター、大学の歩みをたどる年表や各年代の貴重な資料の展示コーナー、タッチパネルで映像や資料を選択閲覧できるアーカイブギャラリー、学校系統図等の常設展示スペースと定期的に内容を入れかえる企画展示スペースで構成されています。常設展示スペースでは有元史郎自身が北原白秋と山田耕筰という二人の巨匠に依頼した自筆の校歌原稿も展示されています。■創立100周年に向けたCentennial SIT Action芝浦工業大学では、創立100周年に向けたCentennial SIT Actionを策定し、各種取り組みを実施しています。昨今の社会情勢を踏まえた新たな教育体制を導入するべく、2024年度に工学部を「学科制」から「課程制」へ移行します。続いて2025年度にデザイン工学部を再編し、2026年度にはシステム理工学部の改組等を実施いたします。また、「Omiya Campus Master Plan 2027」(略称:O-CAMP2027)では、1966年に開校した大宮キャンパスの各施設をSDGs、脱炭素などを考慮して段階的に再整備し、教育・研究による社会貢献活動、地域連携BCPも視野に入れた公共的価値を有する施設へ移行を進めています。建学の精神のもと「世界に学び、世界に貢献するグローバル理工学人材の育成」を長期ビジョンとし、引き続き教育・研究活動の充実に取り組んでいきます。■有元史郎 MEMORIAL CORNER 概要●所在地 : 〒135-8548 東京都江東区豊洲3-7-5芝浦工業大学豊洲キャンパス内●詳細 : ●開室日時: 月曜日~金曜日 10:00-17:00※大学長期休暇期間・入試期間等を除く●施設・展示案内・創立者有元史郎とご家族の紹介・歴史シアター ~過去から未来へ~・芝浦工業大学のあゆみ・芝浦工業大学アーカイブギャラリー・学校系統図・企画展示スペース 1月29日~開催中「有元史郎の横顔~多彩な興味、一途な熱意」・SHOP 芝浦工業大学のオリジナルグッズ販売1929年授業風景有元史郎・芳子(ヨシ)夫妻芝浦工業大学のあゆみ■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月31日海洋博公園(所在地:沖縄県国頭郡本部町)は、2024年1月20日(土)、気軽に楽しく参加できる春のスポーツイベント「海洋博公園エンジョイマラソン」を開催いたします。本イベントの参加者申込受付は、2023年12月18日(月)から開始します。美しい自然を楽しみながら海洋博公園を駆け抜けるエンジョイマラソン、どなたでも奮ってご参加ください!海洋博公園エンジョイマラソン■海洋博公園エンジョイマラソンって?海洋博公園内の3.5kmのコースにフォトスポットやチャレンジスポットが設置されており、そのスポットを楽しみながらゴールを目指します。■概要開催日 :2024年1月20日(土)(1) 9:00~9:30 スタート(2) 10:00~10:30 スタート※ゴール制限時間は12:00会場 :海洋博公園コース全長 :3.5km定員 :1,500名(定員に達し次第締切)参加料 :大人/1,500円小人(高校生~小学生)/750円未就学児(小学1年生未満※要保護者)/無料※身体に障がいのある方、およびその伴走者1名は無料※料金は税込です申込方法 :下記インターネットエントリーサイトからの申込(1) スポーツエントリー( )(2) RUNNET( )申込受付期間:2023年12月18日(月)~2024年1月18日(木)※詳細は特設公式ページをご確認ください。 海洋博公園エンジョイマラソン チラシ■海洋博公園 基本情報海洋博公園は、昭和50年に開催された沖縄国際海洋博覧会を記念して、昭和51年8月に博覧会跡地に設置された国営公園です。公園内には、沖縄随一の人気スポットである沖縄美ら海水族館やイルカショー、海洋文化館、他多数の施設があります。所在地 : 沖縄県国頭郡本部町字石川424番地TEL : 0980-48-2741FAX : 0980-48-3339ウェブサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月15日芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田 純)は、2023年12月11日、実践女子大学(東京都日野市/学長 難波 雅紀)、実践女子学園中学高等学校(東京都渋谷区/校長 湯浅 茂雄)と連携協定を締結しました。芝浦工業大学と実践女子学園はこれまで定期的な情報交換を行い、大学間ではグローバルPBLプログラムの共同実施の検討、高大間では芝浦工業大学開催のサマーインターンシップに実践女子学園高等学校の生徒が参加する等、実質的な連携を進めてきました。さらに両者の関係を強固にし、相互の人的・知的資源の交流・活用を図り、それらを通して教育研究活動の活性化、将来必要とされる人材育成に寄与することを目的に、連携協定を締結することになりました。教育・研究のみならず正課外での交流や施設利用等、幅広い連携を行っていく予定です。また、中高・大学間の協定では、近年の理系ニーズ増加に対応し、高校教育と大学教育の接続と連携に資する探究活動や出張授業の実施等を行っていきます。協定締結式の様子(左から実践女子大学 難波 雅紀学長、芝浦工業大学 山田 純学長、実践女子学園中学校高等学校 湯浅 茂雄校長)▼芝浦工業大学 山田 純学長のコメント「社会に学び社会に貢献する技術者の育成」を建学の精神に掲げ、実践型技術者の育成に取り組んできた。理工系分野の女性が極端に少ないという社会課題に取り組むことは、建学の精神の実践と考えている。今回の実践女子大学と実践女子学園中学校高校との連携協定が相乗効果をもたらし、多くの女性理工系人材を輩出することを期待している。▼実践女子大学 難波 雅紀学長のコメント「社会を改革し未来を切り開いていくグローバル人材の育成」を本学は教育目標に掲げており、現代のグローバル化時代で学生が社会に貢献していくためには、「課題解決力や異文化に対する理解」などの「AIに代替できない能力・態度」を身に付ける教育が重要。国内トップクラスの理工系単科大学、SGU校である芝浦工業大学との連携は、本学にとり非常に大きな意義がある。今後、「文理横断的な論理的な思考力」を学生が身につけること、グローバル化推進などにおける多様な連携を念頭に置いて、本学単独では提供できない新たな側面の価値提供の拡大を図りたい。▼実践女子学園中学校高校 湯浅 茂雄校長のコメント芝浦工業大学との連携に関する協定は、本校にとり、とても大きな意味を持つ。本校で理系希望の割合が増えており、このことは本校の中学入学時の偏差値が、4年前に比較して10ポイント以上上昇していることも影響している。理数系教育を強化する途上にある本校にとり、芝浦工業大学との連携は願ってもないことだ。今夏、芝浦工業大学が開催した「女子高校生対象サマーインターンシップ」には、高2の理系希望の生徒が参加し、研究室に伺わせていただいた。定員を大きく上回る希望者があった。■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。■実践女子大学とは生活科学部/文学部/人間社会学部/国際学部*/大学院生活科学研究科/大学院生活科学研究科/大学院文学研究科/大学院人間社会研究科 *2024年4月設置 「品格高雅にして自立自営しうる女性の育成」を教育理念に掲げ、社会を改革し未来を切り開いていくグローバルな女性人材の育成を行っています。日野と渋谷の2キャンパス体制で大学院・学部の4,172名が学んでおり、社会や地域、企業が抱える課題の解決を通して、課題発見・解決能力、文理横断的な思考力・判断力を育み実践できるよう、社会連携授業にも力を入れています。■実践女子学園中学校高等学校とは普通科 基本の教科教育に加え、「探究教育」「グローバル教育」「感性表現教育」の3つの特色ある学びで未来を生きる力を育む教育を行っています。近年はESD(持続可能な開発のための教育)を発展させた本校独自の探究科目「未来デザイン」を展開。2022年11月にユネスコスクールへの加盟も認められました。異文化が交錯する渋谷の地で1,415名の生徒が学んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月13日芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田純)「テクしばくん」が芝浦工業大学公式マスコットキャラクターに昇格し、11月2日創立記念式典で任命式が行われました。テクしばくんは7月に工学部マスコットキャラクターとなっていましたが、イベント等で学生・教職員をはじめ地域の方々からも人気が高まり、大学公式マスコットキャラクターへの昇格となりました。芝浦工業大学では、工学部が2024年度に「学科制」から「課程制」へ移行、2025年度にデザイン工学部コース再編、2026年度システム理工学部改組など、2027年の建学100周年に向けて制度改革が進んでいきます。現代社会に必要とされる技術者像に即して教育改革を進める芝浦工業大学を、若い世代に広く知ってもらうきっかけとして、テクしばくんが活躍することが期待されます。今後は様々な地域のイベントや行事での登場や、グッズ制作などを予定しています。▲山田学長による「テクしばくん」任命式の様子<芝浦工業大学公式マスコットキャラクター「テクしばくん」>「Tech!Tech!理工学のその先へ!」芝浦工業大学の理工学教育を一歩一歩しっかりとした足取りで改革するテクしばくん●誕生日・年齢4月8日・永遠の11歳●趣味お昼寝、お散歩●特技機械と話せる「テクしばくん」のデザインは、デザイン工学科2年の池田実矩さんによるものです。「Tech!Tech!理工学のその先へ!」をキャッチフレーズに、芝浦工業大学の、理工学教育を一歩一歩しっかりとした足取りで改革していく様子を体現しています。■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月02日学校法人芝浦工業大学(東京都江東区/理事長 鈴見健夫)は、2023年10月11日の理事会で2024年4月1日からの芝浦工業大学次期学長に現職の山田純学長を選出しました。山田純学長の就任は、2期目となります。芝浦工業大学は今後も山田純学長のもと、2027年に迎える創立100周年に向け、私立理工系のトップランナーとしての社会的評価を得るべく、取り組みを進めてまいります。山田純学長次期学長:山田 純(やまだ じゅん) 64歳(現 芝浦工業大学 学長)任期 :2024年4月1日~2028年3月31日(4年間)<山田 純 略歴>専門 熱工学、光工学最終学歴 東京工業大学理工学研究科博士課程中退学位 博士(工学)(1994年3月)社会活動 日本熱物性学会 会長(2017年)副会長(2011年~13年)、日本伝熱学会総務部会長・関東支部理事(2006年~08年)学内役職歴2008年4月~2012年3月 学長補佐2012年4月~2015年3月 SIT総合研究所長、先端工学研究機構長、大学院理工学研究科長補佐2015年4月~2021年3月 工学部長2011年12月~現在 評議員2018年6月~現在 理事2021年4月~現在 学長教員歴1988年4月~1995年9月 東京工業大学工学部生産機械工学科助手1995年10月~2005年3月 山梨大学工学部機械工学科 助教授2001年10月~2002年8月 University of Kentucky, Visiting Associate Professor2005年4月~現在 芝浦工業大学 教授職歴1982年4月~1983年12月 ヤマハ発動機株式会社 研究部研究員■学校法人芝浦工業大学の学長付託型ガバナンス本法人は2014年3月より、学長が強いリーダーシップを発揮し、大学改革を迅速かつ適切に推進できるよう、人事権と予算権の一部を理事会より付託する学長付託型のガバナンス体制を取っています。学長の選考については、外部有識者を含めた学長候補者選考委員会方式にて行い、理事会は同委員会(木村増夫委員長:学校法人上智学院 理事)の答申に基づき、厳正なる審議を行い、次期学長を決定しました。■山田純学長によるコメント芝浦工業大学は90年を超える歴史の中で、多方面で活躍できる技術者の育成を行ってきました。この10年は、大学の国際化を推進し、グローバルマインドを持った技術者を輩出しています。これからは、研究面においても社会に貢献すべく、本学の特色である分野融合を促進し、実践的な研究力の強化をはかっていきます。創立100周年を迎える2027年には、研究大学としての確固たる地位を確立したいと思います。■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月13日海洋研究や海洋保全に取り組むTara Ocean財団(フランス・パリ、以下 タラ オセアン)が2009年から2013年まで行った「タラ号海洋プロジェクト」で得た、大規模な海洋メタゲノムデータから、国際研究チームは巨大ウイルスが進化の過程で遺伝子組成を変化させることにより、環境に適応してきた可能性を明らかにしました。また本研究結果が、国際的に有名な科学ジャーナル「Nature Communications」においてオンライン公開されました。この国際共同研究には、日本から京都大学化学研究所 特定研究員の孟 令杰氏と、タラ オセアンの日本支部である、タラ オセアン ジャパン理事の緒方 博之 同教授が参加しています。タラ号海洋プロジェクトの調査の様子(C)Vincent Hilaire■ウイルスの適応と研究背景特殊な環境に生息する生物は、特有の遺伝子を保持し、環境に適応することがあります。例えば、寒冷域の魚類は、不凍タンパク質の遺伝子を保持することで、凍結から身を守ります。一方ウイルスの場合は、その増殖サイクルは宿主に依存しています。そんなウイルスが新たな環境に進出する際、どのような変化が起こるのでしょうか。例えば、宿主とウイルスが共に必要とする元素としてリンがあります。リンの供給が少ない環境にいるウイルスは、リンを環境から獲得するための遺伝子を保持しています。従って、ウイルスが生息環境を変えるとき、新たな環境における宿主に適応すると同時に、その環境変化によりもたらされる宿主細胞の生理学的・生物学的な条件(「微環境」)にも適応しなくてはならないことが考えられます。そこで、遺伝子を多数保持し、真核微生物に感染する海洋巨大ウイルスが寒冷域である極域に適応するためには、遺伝子の種類を変える必要があるのかを調査しました。■研究成果まず、極域(寒冷域)と非極域(温暖域)に生息するウイルスと宿主の群集組成が大きく異なることを確認しました。次に、進化の道筋を描く進化系統樹を作成し、寒冷域に頻出するウイルスと温暖域に頻出するウイルスがどのように分布しているかを調べました。すると、巨大ウイルスの複数の系統で、寒冷域型と温暖域型が混在していることが分かりました。このことから、進化の過程でウイルスの生息域が寒冷域と温暖域の間を幾度も変化してきたことが予想されます。これをもとに、研究チームは、京都大学が開発するKEGGデータベースを利用し、ウイルス遺伝子の機能を予測しました。そして、それぞれの種類の遺伝子がどのような温度域・緯度域に分布しているかを示しました。すると、合計1,591種類の遺伝子機能のうち、314種類(19.7%)の機能が寒冷域かつ高緯度域に分布していることが明らかになりました。これは極域特有のウイルス遺伝子機能といえます。巨大ウイルスの遺伝子機能の分布また、同様の解析を真核微生物でも行った結果、真核微生物のゲノムにコードされる11,988種類の遺伝子のうち523種類(4.4%)の遺伝子が低温域(極域)に特有の遺伝子でした。これは、ウイルスにおける極域関連遺伝子の割合(19.7%)よりも小さな値で、ウイルスゲノムの遺伝子組成の方が、真核微生物に比べて温度変化に対して進化的に敏感に応答する可能性が考えられます。巨大ウイルスと真核微生物の寒冷域特有の遺伝子の割合以上の結果から、巨大ウイルスは新たな遺伝子機能を獲得することにより特殊な環境やそこに生息する宿主に適応してきたと研究チームは提唱しています。■今後の展望巨大ウイルスがなぜ多くの遺伝子を保持しているのか?それは依然不明です。本研究結果から、巨大ウイルスの保持する遺伝子の一部は、環境適応に関わっている可能性が示唆されましたが、こうした環境適応が極域以外の環境、例えば深海や土壌でも起こりえるのか、また、環境適応に遺伝子がどのように作用しているのかを明らかする必要があると考えます。今回の研究から、機能未知の遺伝子の中にも極域に特有な遺伝子が多数発見されました。こうした遺伝子の生物学的な意義はまだ不明ですが、今後の研究により、こうした遺伝子の中から有用な機能が発見されることが期待されます。■巨大ウイルスとは核細胞質ウイルス門(Nucleocytoviricota門)とミルスウイルス門(Mirusviricota門)のいずれかに属するウイルス。遺伝子を数百から千個以上保持している。■タラ オセアン ジャパン 理事 緒方 博之氏今回の海洋ウイルスの新たな知見の獲得にもつながったタラ号海洋プロジェクトで、科学探査船タラ号にも乗船した。緒方氏のウイルスの研究に関しては、NHKの番組、コズミックフロント「ウイルスプラネット」でも取り上げられ、2022年7月21日に放送された。現在、NHKオンデマンドで2024年6月27日まで視聴可能。 ■タラ号海洋プロジェクト海洋プランクトンの多様性を地球規模で綿密に調査することを目的としたプロジェクトで、2009年から2013年まで12万5,000kmを航海した。この調査で、10万種の単細胞植物プランクトンを発見、1億5千万種類以上の遺伝子の解明につながった。 ■タラ オセアン ジャパン2003年にフランスのアパレルブランド「アニエスベー」創設者のアニエス・トゥルブレとその息子、エチエンヌ・ブルゴワが立ち上げた海に特化した公益財団法人、タラ オセアン財団の日本支部。タラ オセアンでは、世界中の海を「科学探査船 タラ号」で科学者とアーティストと航海し、地球温暖化やマイクロプラスチックをはじめとする、さまざまな環境的脅威が海洋に与える影響の研究を進めている。タラ オセアン ジャパンでは、このタラ オセアン財団の理念と実践を踏襲し、科学探査船タラ号の活動を紹介するとともに、日本独自のプロジェクトを推進。科学×アート×教育の力で、見えない海の世界を理解し可視化し、海を守ることの重要性を発信している。タラ オセアン ジャパンの活動: ※Tara Oceanの正式表記は「Ocean」の“e”の上にアクサン・テギュ<論文タイトルと著者>記事を作成する際は、下記を引用下さい。タイトル : Genomic adaptation of giant viruses in polar oceans著者 : Lingjie Meng, Tom O. Delmont, Morgan Gaia, Eric Pelletier, Antonio Fernandez-Guerra, Samuel Chaffron, Russell Y. Neches, Junyi Wu, Hiroto Kaneko, Hisashi Endo, Hiroyuki Ogata掲載誌 : Nature Communications DOI: 10.1038/s41467-023-41910-6論文へのリンク: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月13日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「福島原発処理水の海洋放出」です。決定のプロセスに大きな難あり。地元との対話を!8月24日、福島第一原発に溜まってしまった処理水の海洋放出が始まりました。処理水を溜めたタンクは1000基以上積み上がり、廃炉作業で出た放射性廃棄物を保管するための場所も潰しており、一刻も早く処分しなければならない状況にありました。処理水とは、放射性物質に汚染された水を、ALPS(アルプス)という多核種除去設備を使い、ストロンチウムやセシウムなどを何重も濾過し、海水で希釈したものです。安全基準は、IAEA(国際原子力機関)が保証しており、今回の海洋放出に踏み切りました。一度に大量には流せませんから、少しずつ30年以上かけて処分する予定です。処理水の海洋放出は、「漁業関係者を含む、関係者の理解なしには行わない」と約束していたにもかかわらず、実際には地元の漁師さんにも、いわき市長にも、政府と東京電力どちらからも直接の連絡はなく、実行されてしまいました。決定のプロセスに、地元の方々が関われなかったことは残念ですし、保管スペースがなくなったことを理由に、土壇場で一部の人たちだけで決めてしまい、政府の決定事項として説明もなしに海に流し始めるというのは、非常に乱暴だったと思います。放出開始とともに、中国は日本の水産物の輸入を全面禁止すると発表。農林水産大臣は「想定外だった」と発言しましたが、見積もりが甘すぎたのではないでしょうか。そもそも地元の理解すら得られていないのですから、政治的に緊張関係にある相手国が不安視するのも無理はありません。このコミュニケーション不足は、処理水の安全性の科学的根拠以前の問題です。これまでも国や東京電力は、福島原発事故に至る経緯や事故後の対処において、隠蔽や改竄を行ってきました。福島県富岡町には、東京電力が設立した「廃炉資料館」があります。そこでは事前に改善のチャンスがあったにもかかわらず、安全を過信して事故を引き起こしてしまったという検証もされていますので、ぜひ一度訪れてみてください。平時は安全だとしても、何か起きた時にはすぐさま伝える。疑心暗鬼を払拭する伝達の仕組みを作らなければ、理解も信頼も得られません。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年10月11日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年10月06日芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田純)は、9月24日に第8回芝浦ビジネスモデルコンペティション(以下、SBMC)のファイナルステージを豊洲キャンパスにて開催しました。最優秀賞には、家から出られない方を対象とした暴露療法VRアプリケーションの開発と提供を提案したチーム「リボンアーキテクツ」が、実現性の高さや人に寄り添った課題である点を高く評価され、選出されました。SBMCは芝浦工業大学が主催し、学生による新たなビジネスモデルの考案と実現の支援を目的としています。8回目となる今回は、応募総数72チームの中から、書類選考を通過した10チームがファイナルステージでプレゼンテーションを行いました。最優秀賞を受賞したリボンアーキテクツのメンバー■「リボンアーキテクツ」が最優秀賞(賞金30万円)を受賞「リボンアーキテクツ」は家から出られない方を対象として、暴露療法を行うことのできるVRアプリケーション「Haru」を開発し、サービスの提供を提案しました。ファイナルステージでは、アプリケーション使用動画とともにプレゼンテーションを行いました。リーダーの伊藤 真一氏(地域環境システム専攻)より「賞金を使い、やっとプロトタイプ検証に入ることができる。とても前向きな気持ちでいる」と受賞コメントがありました。※Haru特設サイトイメージです。公開に向けて準備中です。 ■芝浦ビジネスモデルコンペティション(SBMC)とはSBMCは学生のためのビジネスコンペティションです。代表およびメンバーの半数以上が学生(学部生、大学院生、高校生、中学生含む)であることを条件としています。第8回SBMCは『技術とアイデアで社会課題を解決しよう!』というテーマで多様なビジネスモデルを募集し、中高生や他大学の学生、社会人を含む72チーム、288人から応募がありました。SBMCのもう一つの特徴として、パートナー企業・団体からの支援があります。第8回SBMCでは6本の企業賞が授与されました。外部からの支援も活かしながら、入賞者に対する継続的な支援を提供し、アントレプレナーシップの涵養、新事業を創出することを目指しています。次いで優秀賞に、誤情報分析アプリを提案した「Owl Shieldl」、コンビニのフードロス削減のための情報共有アプリを提案した「バレーボールクラブ」が選出されました。※その他表彰結果については、芝浦ビジネスモデルコンペティション(SBMC)特設サイトにて近日公開予定です。 【芝浦工業大学とは】工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月02日ALPS処理水の海洋放出への対抗措置として、中国が始めたのが日本産水産物の全面的な禁輸だった。日本の水産業が大きな被害を受けるなか、存在感を増しているのが、日本の“経済安全保障”を司る高市早苗経済安全保障担当大臣(62)だ。8月29日の閣議後の会見では、中国の措置を「経済的な威圧」と批判した上で、「WTO(世界貿易機関)への提訴というようなことも検討しておく段階に入っている」と語った。さらに、9月25日には、オーストリアのウィーンで行われたIAEA(国際原子力機関)の年次総会に出席。中国代表からの批判に対し、「中国の主張は科学的根拠に基づいていない」「処理水の最後の一滴が放出されるまで安全性を確保し続ける」と反論を行った。■8月にも「理解が得られない限り反対」と経産省に伝えた一方、SNSなどでは、高市大臣が2年前の2021年9月8日に行った自民党総裁選への立候補会見での発言が話題になっている。会見で処理水放出について問われた高市氏は、2015年には経済産業省が福島県漁業協同組合連合会に出した「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」という文書が、当時海外出張中だった経産大臣の一時的な代理を務めていた総務大臣時代の自分の名義で出されていること、そして「総務省に経産省の職員は来てないし、私も文書を見ていない」、つまり無断で自分の名前を使われていたことを明らかにした。そのうえで、政府が約束したことには違いないので、「約束を破るわけにはいかない。勝手に出されたといえ、私の名前が使われているのもあって非常に強い責任を感じている。やはり地元の理解ない限り軽々に放出するんだと、地下トンネルを掘ってということだが、本当ならこれ以上の汚染水が発生しないように直接遮水をするという方法もある。他の選択肢も含めてしっかりと考える」。そして「日本全体に風評被害を広げるリスクがある限り、私であれば放出の決断をいたしません」と高市大臣は明言していた。それから2年。岸田内閣の一員として、海洋放出の正当性を説明する立場になった高市大臣。SNS上では高市大臣の“変節”ぶりを批判する声も見て取れる。本誌が「2年前の自民党総裁選当時は、処理水の海洋放出に反対の立場だったと思います。改めて処理水の海洋放出をどのように考えておられるのか、お聞かせください」と、高市大臣の事務所に問い合わせたところ、以下の回答がきた。<考え方は変わっておりません。経産省が平成27年に臨時代理・高市早苗名で福島県漁連宛に発出した文書の存在を令和3年に知ったことから、今年8月(放出前)にも、経産省事務次官に対して、「福島県漁連の理解が得られない限りは処理水放出に反対」の旨を伝え、先方より、「無断で氏名を使ったことへの謝罪」とともに、「福島県漁連の理解を得るべく取り組む」旨の返答を得ました。尚、処理水放出に関して、高市は関係閣僚会議のメンバーではありません。>2年前と考え方は変わっていないという高市大臣。これをどうとらえるかは読者の判断に委ねたい。
2023年09月28日国内のみならず、海外でも反対や戸惑いの声が広がっているALPS処理水の海洋放出。実行する根拠の一つとされてきた“経済的”という前提が崩れつつある。現在も毎日約100トンもの放射性物質を含む“水”が発生している福島第一原発。政府や東電は、多核種除去設備 (ALPS)によって、この“水”から“トリチウム”以外の放射性物質を除去した水を「ALPS処理水」と呼び、約134万トンもタンクに保管。今夏中に福島沖への放出を目指している。「当初、海洋放出に関する諸費用は、34億円とほか4つの処分方法に比べて最も安価で、かつ放出にかかる期間も約7年と短いと言われていました。しかしフタを開けてみれば、当初試算より費用は10倍以上に。放出終了までの期間も、30年に延びています」そう指摘するのは、福島在住のジャーナリストで原発問題に詳しい牧内昇平さんだ。「政府は2013年末から有識者委員会を開いて、トリチウムを含む処理水の処分方法を検討してきました。前述の34億円は、資源エネルギー庁が2016年にまとめた委員会の報告書に記されています。あくまでも試算だとか、風評被害対策は別途必要などのただし書きはあるものの、海洋放出のメリットを強調した内容で、世論誘導の意図が見えたものでした」■当初の見積もりから大幅に増えた費用実際に、この報告書に基づいてメディアが報じたことで、「一気に世論が“海洋放出やむなし”に傾いた」と牧内さんは言う。しかし、この34億円という試算は何だったと感じるほどに、海洋放出にかかる費用が膨らんでいるのだ。原子力市民委員会のメンバーでプラント技術者の川井康郎さんは、次のように指摘する。「処理水の量が当初より増えていることも関係しているでしょう。しかし、それとは別に、当初考えられていた海洋放出のスキームが、あまりにもお粗末すぎたんです」それは「報告書を見れば一目瞭然だ」と、川井さんは続ける。「報告書に示されたイメージ図には、海水を引き込むための建屋とポンプが設置されているのみ。費用を安く見積もるために、意図的に簡略化したかのような図でした」不安は的中した。東電は政府が海洋放出を決定した2021年4月から4カ月後の8月に、“海底トンネル”を掘って1キロメートル沖合の海底に放出するという大がかりな計画を発表。報道によると、設備工事に約350億円。モニタリング費用などを合わせ、2021~2024年度だけで費用は約430億円以上になるという。「海底トンネルは“風評被害”対策でしょう。港湾内に放出するより、沖に放出するほうが、放射性物質は拡散されやすい。しかし、いくら薄めても、放出するトリチウムの総量(約860兆ベクレル)は変わりません」(川井さん)政府は〈トリチウム濃度を国の排出基準の40分の1である、1リットルあたり1千500ベクレル未満に薄めて、30年超かけて排出する〉としているが……。「政府や東電が“処理水”と呼んでタンク保管している貯留量の約66%には、トリチウム以外の放射性物質が基準となるレベルを超えて含まれています。東電は、海洋放出前に再度ALPSでトリチウム以外の放射性物質は除去すると言っていますが、どこまで浄化できるのか疑わしい」(川井さん)一方で、「政府は、海洋放出の安全性をアピールするために多額の税金をつぎ込んでいる」と前出の牧内さんは指摘する。「“風評被害”の対策のための基金や漁業関係者への対策のための基金をあわせると、約800億円もの公金が投入されます」こうした基金とその他の“風評被害”対策費に、海洋トンネル設備にかかる約430億円を足すと1千300億円以上に。当初予算34億円の38倍にも上る計算だ。「現在も発生し続けている“汚染水”を止めなければ永遠に海洋放出は続きます。費用は青天井です」(川井さん)■もはや海洋放出は経済的に悪手予算をつけても、国民の不信は拭えていない。福島県新地町の漁師の小野さんはこう憤る。「政府は、〈水産物の価格が下落したら買い上げて冷凍保存する〉と言って基金を作ったけど、俺ら漁師はそんなこと望んでない。消費者が“おいしい”と喜ぶ顔が見たいから魚を捕るんだ。税金をドブに捨てるような使い方はやめてもらいたい!」小野さんが言うように、海洋放出にかかる資金の多くは税金だ。「廃炉費用などは、東電を破綻させないためにつくった“廃炉等支援機構”が必要な資金を肩代わりしています。つまり原資は“税金”。東電が返済義務を果たすかどうかは曖昧なままです。東電やほかの電力会社は“負担金”という形で機構に資金を納付しますが、一部は電気料金に上乗せしていいので、結局、国民が負担しているにすぎません」(川井さん)東京電力や、管轄する経産省は、海洋放出に関連する費用について、どう考えているのか。東電からは、次のような趣旨の回答がきた。「国が設置した委員会で6年以上にわたり5つの処分方法について議論した結果、技術的・社会的な側面も含めて海洋放出がより確実に実施できると結論づけられた。なお、東京電力においてコストで海洋放出が有利だと判断したことはない。また、委員会は国が設置したものなので、詳細は国に問い合わせていただきたい」経産省にも問い合わせたが、期日までに回答はなかった。海外でも処理水の海洋放出に反対の動きが広がっている。放出計画に反発した中国は7月から日本の水産物の検査を“厳格化”。実質的な禁輸措置をとったため、多くの国内企業が打撃を受けている。少なくとも、海洋放出が“経済的”という前提は崩れ去りつつある。
2023年08月15日全世界35か国でNo.1大ヒット、『JAWS/ジョーズ』を超えて海洋パニック映画史上最高の興行収入を記録した『MEG ザ・モンスターズ2』から、監督や共演者が本作の仕上がりとジョイソン・ステイサムを絶賛する特別映像が解禁となった。この度解禁となったのは、本作きっての緊迫感溢れるシーンの数々と共に、本作と主演ステイサムの魅力を紐解いていく特別映像。冒頭、監督のベン・ウィートリーが「史上最大のMEG<メグ>とさらなる巨大生物が現れる。かつてない超大作だ」と自信ありげに語ると、続けてステイサムについて共演者らが、「最高!」「桁外れの強さだ」「とにかくかっこいい」とベタ褒め。また、複数のMEG<メグ>ほか、未知の巨大生物たちも襲い掛かる本作の仕上がりに対し、「まさに『海のジュラシック・ワールドだ』」「絶叫ポイント満載」「極上の海洋パニックが体験できる」と太鼓判、期待を煽る熱い映像となっている。本作は通常の2D上映のみならず、スクリーンからMEG<メグ>が飛び出す【3D】、五感を刺激する【4D】、そして極上の音響と映像美を満喫できる【Dolby Cinema】【IMAX(R)】【ScreenX】の上映もあり、ド迫力のアトラクション体験“MEG ザ・ライド”を存分に味わえそうだ。『MEG ザ・モンスターズ2』は8月25日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月12日芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田純)の工学部に、学生デザインによるマスコットキャラクター「テクしばくん」が誕生しました。2024年度に「学科制」から「課程制」へ移行する工学部を盛り上げ、在学生や受験生、その他ステークホルダーと繋がる架け橋としての役割を担います。このマスコットキャラクターは在学生、教職員、卒業生などからデザインを募集。応募総数25件の中から、学生と教職員による投票を踏まえ、選考委員会での最終審査を経て選定されました。今後は様々なイベントや行事での登場や、グッズ制作などが予定されており、工学部の広報活動で幅広く活動することが期待されます。テクしばくん●デザイン工学科2年の池田実矩さんが最優秀賞を受賞マスコットキャラクターに採択された「テクしばくん」のデザインは、デザイン工学科2年の池田実矩さんの作品です。6月30日には表彰式が執り行われ、苅谷工学部長から池田さんに賞金と賞状が手渡されました。池田さんは受賞に際して「まさか選ばれるとは思っておらずびっくりしました。みんなを癒す役割を担って活躍してくれたら嬉しいです」と喜びのコメントを述べました。▲表彰式の様子(左:池田実矩さん/右:苅谷工学部長)■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月11日海洋深層水を原料とした塩、にがり、濃縮海水の製造・販売を行う室戸海洋深層水株式会社(所在地:高知県室戸市室戸岬町、代表取締役社長:小松 静雄)は、2023年6月24日から同7月23日までの1ヶ月間、Amazonにおいて、「海洋深海神塩」(バスソルト)購入者に30%OFFクーポンが適用可能な「開店記念セール」を開催いたします。キャンペーンURL: ■「開店記念セール」について室戸海洋深層水株式会社はクラウドファンディングによる「次世代エネルギーで環境を改善し、こどもたちに室戸の海を繋げたい」プロジェクトの開始に併せて商品名「海洋深海神塩」(バスソルト)ナチュラルおよび香料入の入浴剤をいずれでも30%オフのクーポンが適用できる開店セールをAmazonにて開催いたします。※注文確定時に割引が適用されていることを必ずご確認ください。また、数量に限りがありますのでお早めにご購入ください。【開店記念セール概要】開催期間 : 2023年6月24日(土)10:00~7月23日(日)23:59対象商品 : Amazon店にて販売する「海洋深海神塩」(バスソルト)セール内容 : 30%OFFクーポンが適用可能※クーポン数には限りがございます。Amazon店舗URL: Amazonサイト 二次元バーコード<商品紹介>室戸海洋深層水「海洋深海神塩」(バスソルト)室戸岬沖の海洋深層水の“にがりを含んだ塩”でつくった浴用化粧料。お母さんの子宮を満たしている羊水の成分ととても似ていると言われている海洋深層水、肌にまとわりつくようなお湯が、身体の芯から温めて冷えを解消、保湿効果も期待できます。バスソルトを入れたお風呂に入ると体が温まり、発汗が促されます。そして新陳代謝がアップすることにより肌の調子を整えてくれます。また保湿効果も望めるので、しっとりとした肌に導いてくれることも期待できます。入浴の他に足湯にも。血行を良くし疲れを癒すなど健康増進の効果が期待できます。充実した入浴タイムをお楽しみください。使用方法は浴槽のお湯200リットルに本品50gを加えて、ぬるめのお湯のお風呂でバスソルトによるリラックス感をご体感ください。商品イメージ■会社概要商号 : 室戸海洋深層水株式会社代表者 : 代表取締役社長 小松 静雄所在地 : 〒781-7101 高知県室戸市室戸岬町3476番地1設立 : 1998年2月事業内容: 海洋深層水を原料とした塩、にがり、濃縮海水の製造・販売資本金 : 8,900万円URL : 会社ロゴ【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】室戸海洋深層水株式会社 営業部TEL : 0887-22-3202MAIL: mks@e-mks.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月23日芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田 純)は2023年4月より、大学の研究成果および人的資源を活用して設立された企業を「芝浦工業大学発ベンチャー」として認定するベンチャー創出支援制度を開始しました。既存の支援制度を発展させたものです。その第一号として株式会社ハイパーデジタルツイン(東京都中央区/CEO 伊東 敏夫)を認定しました。認定によって大学保有特許の実施権を得られるとともに、豊洲キャンパスに開設したベイエリア・オープンイノベーションセンター(BOiCE)への入居など、大学からの各種支援により、設立の初期費用を抑えることができます。また、大学発として社会的信用を得られ、円滑に事業が展開されることを期待できます。【ポイント】・大学発のベンチャー創出支援のために「芝浦工業大学発ベンチャー」認定開始・起業初期投資額を削減し、社会的認知度を上げるメリット・大学発ベンチャー第一号は多重自律マイクロモビリティの実現を目指す、株式会社ハイパーデジタルツイン「芝浦工業大学発ベンチャー」認定式(左から新熊CTO、伊東CEO、山田学長)■芝浦工業大学発ベンチャー認定とは大学発ベンチャー創出における課題として、事業化に伴う資金や人材の調達が挙げられます。一般的に、研究開発・製品化に比較してより多くの資金が事業化に必要とされます。そのため、売り上げが上がらないうちは企業認知度が上がらず、優秀な人材が採用できずに業務改善ができないまま資金不足に陥ります。その課題を解決し、新たなベンチャー創出を促します。【芝浦工業大学の支援例】・大学が保有する特許の実施権を付与・学内外有識者から経営・財務・人材・販路・知財などのアドバイス・「芝浦工業大学発ベンチャー」の称号付与による認知度アップ・研究室などの貸与・研究室などの住所を登記住所とする■株式会社ハイパーデジタルツインとは株式会社ハイパーデジタルツインは、新熊 亮一教授(芝浦工業大学 情報工学科)が2022年5月に創業した、スタートアップ企業です。空間をセンシングし、デジタルツインでデータ分析とモビリティの自動運転に必要なデータをリアルタイムに提供する独自の技術を用いて、電動スクーターや運搬ロボットを含むマイクロモビリティの自動運転を実現します。また、将来的には、空間のセンシングデータを活用したデータ提供ビジネスの展開を目指しています。マイクロモビリティの自動運転化のニーズは高まっていますが、一定エリア内により多くの車両・ロボットが混在するほど、より高性能な車載センサユニット・計算ユニットが個々に必要になり、単体の車両・ロボットがとても高額になってしまいます。そこで、現実世界から収集したさまざまなデジタルデータを分析し、仮想空間を再現するデジタルツイン技術を使い、課題を解決します。仮想空間上で、現実に近い物理的なシミュレーションが可能となり、モビリティが自動運転に必要な自己位置情報や経路情報などを生成し、提供することが可能となります。また、死角などに起因するリスクの予測を行い、多数同時自律移動の安全性を飛躍的に向上させます。これが実現することで、車載センサユニット・計算ユニットの要求性能が下がり、車両単価を下げ、自律マイクロモビリティの普及促進に繋げます。公式ウェブサイト: 図.デジタルツイン基盤■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月15日地域創生事業およびプロモーション事業を展開する、株式会社イノベーションパートナーズ(本社・東京都港区、代表取締役社長:本田 晋一郎 以下「当社」)は、芝浦工業大学 デザイン工学部 デザイン工学科の演習授業として、同大学デザイン工学部デザイン工学科 蘆澤 雄亮 教授と連携し、6月8日(木)から7月20日(木)の期間8回にわたり、新規ビジネスデザインを考案する産学連携課題解決型授業を行います。当社グループである株式会社日比谷花壇のフラワービジネスを事例にしながら、学生たちに、フラワービジネスの課題を分析してもらい、イノベーションを生み出す新たな事業の提案を行っていただきます。同授業の指導教官である蘆澤 雄亮 教授とともに、地域創生事業ならびにプロモーション事業において地域やサービスの固有の価値を再定義し、新たな事業や雇用を創出してきた当社から、実践的なアドバイスを行うことで、地域・ビジネスの現場にある課題に向き合い、提案を磨き上げ、より実践的なデザイン力を学生たちに身につけてもらおうというのが狙いです。当社は、2020年に佐賀県嬉野市の老舗温泉施設である和多屋別荘に自社のサテライトオフィスを設置したことを皮切りに、佐賀県嬉野市、多久市、有田町、新潟県妙高市、愛知県蒲郡市をはじめとして、各地域の事業者と連携し、旅館やホテルへのサテライトオフィス誘致やワーケーション事業などにより、旅館やホテルの新たな価値を生み出しながら、各地域の関係人口の増加、交流人口の創出にむけた事業を推進しています。芝浦工業大学 デザイン工学部 デザイン工学科との演習授業スケジュール:【1】事前準備歴史・販路・技術情報・業界動向・統計資料、現地調査他【2】6月8日(木)「イントロダクションレクチャー+リサーチとディスカッション」【3】6月15日(木)「リサーチ結果の分析、再リサーチ、ビジネスアイデアの展開」【4】6月22日(木)「ビジネスアイデアの展開、プロトタイプ制作、フィジビリティ検証」【5】6月29日(木)「中間発表とアイデアの再検証」【6】7月6日(木)「フィジビリティ・スタディとプレゼンテーション資料の作成」【7】7月14日(木)「フィジビリティ・スタディとプレゼンテーション資料の作成」【8】7月20日(木)「最終プレゼンテーション」※課題解決型授業(PBL)とは課題解決型授業(PBL)は、従来のコンペ形式とは異なり、実際にある会社のRe-Brandingや、既に運営されている事業を理解し、課題を見つけ解決策を立案する授業です。学生の皆さんが実際にプロジェクトの一員となり、より実務的な視点で経営戦略を学び、新規事業を企画することで、ビジネスを組み立てるプロセスの体験ができる新しい試みで、世界的にも注目されている授業方法です。■株式会社イノベーションパートナーズ 会社概要代表取締役社長: 本田 晋一郎会社設立: 2018年12月5日事業内容:地方創生事業、プロモーション事業ほか公式サイト: 所在地:本社グローバルヘッドオフィス 東京都港区南麻布1-6-30嬉野温泉アジアヘッドオフィス 佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙738 和多屋別荘内ARITAクリエーターハウス 佐賀県西松浦郡有田町赤坂丙2351番地169アリタセラ内多久インキュベーションセンター 佐賀県多久市北多久町大字小侍4644-1 TAQUA内新潟ウェルビーイングステージ 新潟県妙高市両善寺1966 ロッテアライリゾート内ネスト棟3F 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月08日芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田 純)は、2023年度から「高校化学グランドコンテスト」(通称:化学グラコン)の主催校となります。本コンテストはこれまで大阪公立大学(開催時は大阪市立大学)を中心に、2004年より通算17回開催されてきました。「化学の甲子園」とも呼ばれる全国的なイベントであり、高校生の自主的な研究活動の支援及び発表の場を提供する人材育成プログラムとして年々規模を拡大してきました。2019年には120を超える応募があり、最終選考会には延べ900人近くが参加。海外からも優秀な高校生を招聘して国際大会とする一方、国内優秀発表チームを海外サイエンスフェアへ派遣推薦し、さらなる国際感覚の涵養を促しています。COVID-19対策から再び社会が活動的になろうとしている機に、芝浦工業大学が主催する新たな運営体制で、2023年より本コンテストをリスタートします。今後も本コンテストを社会の要請に応える有力な教育コンテンツとして継承し、発展させることを目指します。【ポイント】・大阪公立大学(開催時は大阪市立大学)主催の「高校化学グランドコンテスト」を2023年度から芝浦工業大学が継承・6月15日から受付開始。最終選考会は10月28日・29日に芝浦工業大学豊洲キャンパスで開催■第18回高校化学グランドコンテスト スケジュール概要研究相談・サポート :6月15日~8月28日エントリー 受付期間:7月15日~8月28日研究要旨 提出締切 :9月4日最終選考会 :10月28日・29日■高校化学グランドコンテスト 特設サイト・ポスターデザイン特設サイトでは新着情報、応募概要、各賞や審査員などについて紹介しています。 第18回高校化学グランドコンテスト 告知ポスター■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月01日フランスのアパレルブランド「アニエスベー」創設者のアニエス・トゥルブレが立上げその後サポートし続けている、海洋研究や海の環境保全に取り組むTara Ocean財団(フランス、パリ)の日本支部、一般社団法人タラオセアンジャパン(東京都品川区、以下 タラ オセアン ジャパン)は、2023年6月4日(日)に沖縄県名護市の美ら島自然学校にて海洋啓発イベント「海を守るために感じて学べる体験型イベント」を開催します。海を守るために感じて学べる体験型イベント2020年、全国の国立大学所属の臨海実験施設の連携組織・JAMBIO(マリンバイオ共同推進機構)と協力し立ち上げた日本発のローカルプロジェクト「Tara JAMBIOマイクロプラスチック共同調査」のための沖縄滞在でこの度、一般財団法人 沖縄美ら島財団のご協力でイベントを開催することとなりました。当日は、日本語吹替版を共同制作した「マイクロプラスチック・ストーリー ~ぼくらが作る2050年~」の映画上映、タラ オセアンの活動および海についてのレクチャーの他、屋外では、ビーチクリーンと、科学者の指導のもとマイクロプラスチック採取体験をしていただくプログラム構成となります。■イベント概要日時 :2023年6月4日(日) 9:00-12:30(受付 8:50)場所 :美ら島自然学校 沖縄県名護市嘉陽41 ※駐車場あり定員 :30名程度対象 :小学3年生以上 大人の方も歓迎参加費:無料お申込みはタラ オセアンGoogleフォームにて受け付けております。 ※お申込み期限 2023年6月1日(木)■Tara JAMBIOマイクロプラスチック共同調査とはタラ オセアン ジャパンが全国の大学所属の臨海実験施設の連携組織・JAMBIO(マリンバイオ共同推進機構)と協力し立ち上げた日本発のローカルプロジェクト。日本全国の沿岸海域のマイクロプラスチック汚染の定量調査と沿岸生態系への影響の研究と、科学と教育とアートを通した啓発活動を2020年より実施。今回は、6月5から9日までJAMBIOに所属する、琉球大学熱帯生物圏研究センター 瀬底研究施設と沖縄科学技術大学院大学 (OIST) マリン・サイエンス・ステーション (OMSS)と共同で、沖縄の沿岸海域のマイクロプラスチックの調査と啓発活動を行います。 ■タラ オセアン ジャパンとは2003年に「アニエスベー」創設者のアニエス・トゥルブレが立ち上げた海に特化した公益財団法人、タラ オセアン財団の日本支部。タラ オセアンでは、世界中の海を「科学探査船 タラ号」で航海し、地球温暖化やマイクロプラスチックをはじめとする、さまざまな環境的脅威が海洋に与える影響の研究を進めている。また科学者とアーティストがともに海を旅して活動することで、科学×アート×教育の力で、見えない海の世界を理解し可視化し、海を守ることの重要性を発信している。タラ オセアン ジャパンでは、このタラ オセアン財団の理念と実践を踏襲し、科学探査船タラ号の活動を紹介するとともに、日本独自のプロジェクトを推進。タラ オセアン ジャパンの活動: ※Tara Oceanの正式表記は「Ocean」の“e”の上にアクサン・テギュ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月25日フランスのアパレルブランド「アニエスベー」創設者のアニエス・トゥルブレが立ち上げその後サポートし続けている、海洋研究や海洋保全に取り組むTara Ocean財団(フランス・パリ、以下 タラ オセアン)が2009年から2013年まで行ったプロジェクト「タラ号海洋プロジェクト」で得た大規模な海洋メタゲノムデータから、国際研究チームは、驚くべき性質を持つDNAウイルスの主要グループ「ミルスウイルス」を発見し、国際的に有名な科学ジャーナル「Nature」に発表しました。タラ号海洋プロジェクトの調査の様子 (C)Sacha Bolletこの国際共同研究には、日本から京都大学化学研究所 特定研究員の孟 令杰氏(共同筆頭著者)と、タラ オセアン ジャパンの理事でもある、緒方 博之 同教授が参加しています。■新発見「ミルスウイルス」について今回新たに発見した「ミルスウイルス」は、複数の起源を持つゲノムを含んでいることがわかりました。二本鎖DNAウイルスの多くは、2つの大きな分類群、デュプロドナウイルス域とバリドナウイルス域に分類されます。デュプロドナウイルス域には、ヒトの病原体として知られるヘルペスウイルスが、バリドナウイルス域には、巨大ウイルスが含まれますが、この2つは進化の観点からは全く異なる2つのウイルス群に属しているとされていました。発見した「ミルスウイルス」のゲノムは巨大ウイルスに類似しているものの、巨大ウイルスが本来持つ特徴的な遺伝子の検出がされず、その代わりにヘルペスウイルスが属しているデュプロドナウイルス域の遺伝子を保持していることがわかりました。このことから、両群の特徴を有している予想外の構造をもっており、全く異なる進化を遂げてきたとされていた事実が覆る画期的な発見といえます。そして「ミルスウイルス」は、分類学的にデュプロドナウイルス域に属し新たな「門」(ウイルスの分類階級)を構成するウイルス群であると明らかになりました。ミルスウイルスは海洋に豊富に存在し、海洋プランクトンなど真核微生物を推定宿主とし、その存在量や活性において海洋生態系における主要なウイルス群の一つであることがいえます。ミルスウイルスの概要■今後の展望近年、メタゲノム解析により自然界に存在するウイルスの多様性に関する知見が、飛躍的に拡大しました。しかし、今回の新規ウイルス門の発見は、既存のデータの中にもまだまだ未知のウイルス情報が隠れていることを示しており、ウイルスの世界の多様性を私たちが依然掌握しきれていないことを如実に表しています。今後は、「ミルスウイルス」の多様性の意義を明らかにし、彼らが「どこで」「だれに」「どのように」感染しているのかを解明していくことが重要です。こうした研究は、いまだ解明できていないウイルスの起源やウイルスと生物の進化の謎の解明にも貢献していくことが期待されます。■タラ オセアン ジャパン 理事 緒方 博之氏今回の新しいウイルス発見にもつながったタラ号海洋プロジェクトで、科学探査船タラ号にも乗船しました。緒方氏のウイルスの研究に関しては、NHKの番組、コズミックフロント「ウイルスプラネット」でも取り上げられ、2022年7月21日に放送されました。現在、NHKオンデマンドで2023年7月18日までご視聴いただけます。 ■タラ号海洋プロジェクトとは海洋プランクトンの多様性を地球規模で綿密に調査することを目的としたプロジェクトで、2009年から2013年まで12万5,000kmを航海した。この調査で、10万種の単細胞植物プランクトンを発見、1億5千万種類以上の遺伝子の解明につながった。 ■タラ オセアン ジャパンとは2003年に「アニエスベー」創設者のアニエス・トゥルブレが立ち上げた海に特化した公益財団法人、タラ オセアンの日本支部。タラ オセアンでは、世界中の海を「科学探査船 タラ号」で科学者とアーティストと航海し、地球温暖化やマイクロプラスチックをはじめとする、さまざまな環境的脅威が海洋に与える影響の研究を進めている。タラ オセアン ジャパンでは、このタラ オセアンの理念と実践を踏襲し、科学探査船タラ号の活動を紹介するとともに、日本独自のプロジェクトを推進。科学者とアーティストがともに海を旅して活動することで、科学×アート×教育の力で、見えない海の世界を理解し可視化し、海を守ることの重要性を発信している。タラ オセアン ジャパンの活動: タラ オセアン ジャパンのパートナー※Tara Oceanの正式表記は「Ocean」の“e”の上にアクサン・テギュ<論文タイトルと著者>記事を作成する際は、下記を引用下さい。タイトル : Mirusviruses link herpesviruses to giant viruses著者 : Morgan Gaia*, Lingjie Meng*, Eric Pelletier, Patrick Forterre, Chiara Vanni, Antonio Fernandez-Guerra, Olivier Jaillon, Patrick Wincker, Hiroyuki Ogata, Mart Krupovic, Tom O. Delmont (* 共同筆頭著者)掲載誌 : Nature DOI : 10.1038/s41586-023-05962-4.論文へのリンク: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月24日芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田 純)は、2023年2月1日からの芝浦工業大学副学長に、システム理工学部環境システム学科の磐田 朋子教授を選任しました。本学としては史上初の女性副学長になります。任期は2024年3月31日までです。磐田 朋子(いわた ともこ)芝浦工業大学 システム理工学部 環境システム学科 教授東京都出身芝浦工業大学の副学長に就任した磐田 朋子教授■任期 2023年2月1日~2024年3月31日2002年、東京大学工学部地球システム工学科卒業。2007年、同大大学院新領域創成科学研究科環境システム学専攻で博士(環境学)を取得し、同研究科の助教に。建築研究所、科学技術振興機構低炭素社会戦略センターを経て、2017年4月より芝浦工業大学システム理工学部環境システム学科に着任。環境省や地方公共団体などの各種委員を務めている。「社会の脱炭素化やSDGsへの貢献に対する社会的ニーズは、年々高まっています。本学においても、国籍や性別を問わず多様な人材が、システム思考と確かな理工学知識に基づき、持続可能な社会の実現に資する研究活動や学生活動を既に数多く実施していますが、より力強く発展させてまいりたいと思います」■経歴1997年3月 国立お茶の水女子大学附属高等学校 卒業2002年3月 東京大学工学部地球システム工学科 卒業2007年7月~09年3月 東京大学大学院新領域創成科学研究科環境システム学 助教2009年4月~11年3月 国立研究開発法人建築研究所環境研究グループ 専門研究員2011年4月~17年3月 国立研究開発法人科学技術振興機構低炭素社会戦略センター 研究員2014年12月~現在 東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻 客員研究員2017年4月~現在 国立研究開発法人科学技術振興機構低炭素社会戦略センター 客員研究員2017年4月~22年3月 学校法人芝浦工業大学システム理工学部環境システム学科 准教授2022年4月~現在 学校法人芝浦工業大学システム理工学部環境システム学科 教授■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 日本屈指の海外学生派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の理工系大学です。東京都と埼玉県に2つのキャンパス(豊洲、大宮)、4学部1研究科を有し、約9,000人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月01日海洋博公園では、2023年1月に開催を予定しておりました「第44回海洋博公園全国トリムマラソン大会」に替わり、気軽に楽しく参加できる春のスポーツイベント「海洋博公園エンジョイマラソン ~同時開催 花咲く春のもとぶ街道巡り2023~」を開催することをお知らせいたします。URL: 春のスポーツイベント概要■「海洋博公園エンジョイマラソン」眺望のいい公園内を家族やお友達と走ろう♪コースには可愛らしく飾られたフォトスポットや、大きな声で目標を叫ぶなどのチャレンジスポットをご用意しています。コスプレ(仮装)の参加もOK。見て楽しい、参加して楽しい仕掛けがいっぱいのエンジョイマラソンで、楽しい思い出をたくさん作って心も身体もリフレッシュしましょう!1. 実施日 :2023年1月21日(土)2. 場所 :海洋博公園3. コース :3.5km4. 定員 :1,500名5. 参加料 :大人1,000円、小人(高校生~小学生)500円、未就学児無料※未就学児は必ず保護者同伴とし(高校生以上)、保護者も参加申し込み(有料)が必要。1人の保護者につき、未就学児3名まで。6. 申込方法 :インターネット(スポーツエントリー)による申し込み( )7. 申込期間 :2022年12月24日(土)~2023年1月15日(日)※定員になり次第締め切り8. 表彰・抽選:最高齢者賞(男女各1名)、パフォーマンス賞(若干名)、お楽しみ抽選(若干名)■「花咲く春のもとぶ街道巡り2023」豊かな自然や史跡など見どころがいっぱいの本部町内を巡りながら、各所に設置されたスタンプを集めるウォーキングイベントです。専用ハガキ台紙に必要事項を記入し、ポストまたは各スタンプ設置場所の応募箱に投函で簡単応募。抽選で素敵な賞品が当たります。スタンプ設置場所ならどこからでも気軽に参加できます。1. 実施日:2023年1月21日(土)~1月31日(火)2. 場所 :本部町内、海洋博公園3. 参加料:無料4. 抽選 :もとぶ街道マスター特賞、もとぶ街道マスター賞、おたのしみハッピー賞(それぞれ若干名)・もとぶ街道マスター特賞:本部町内ホテルペア宿泊券、本部町特産品など・もとぶ街道マスター賞 :ホテルお食事券、本部町特産品、沖縄美ら海水族館優待券など・おたのしみハッピー賞 :本部町特産品、海洋博公園グッズなど■「海洋博公園フォトコンテスト」マラソンやウォーキングに参加して楽しんでいる様子や、そこで出会った美しい風景などの写真を投稿しよう!みんなの「いいね!」を集めた入賞者には、素敵な賞品をプレゼント♪1. 実施日:2023年1月21日(土)~1月31日(火)2. 場所 :本部町内、海洋博公園3. 参加料:無料4. 表彰 :優秀賞(1名)、入賞(若干名)詳細はこちら海洋博公園 春のスポーツイベント 二次元バーコード 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月28日深海洋燈×O企画『戦争で死ねなかったお父さんのために』が2022年12月1日 (木) ~2022年12月4日 (日)に中野スタジオあくとれ(東京都中野区中野2-11-2サン中野マンションB1)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ つかこうへい初期作品に深海洋燈×O企画が挑戦!本作品は、後に『広島に原爆を落とす日』に発展する。つかこうへい氏初期の作品であり、作家としての核ともなっている。深海洋燈の代表、申大樹の恩師であるつかこうへい氏は、義・仁・愛・差別・戦争など、普遍的なテーマを掲げる同作者だからこそ、今現在にも深く通じる部分が多数ある。『死ななかった』ではなく『死ねなかった』という表現を使用したつか氏のアイロニー溢れる言葉に触れながら、初演より半世紀の時を経て、今を生きる我々がこの作品を通じて世界を見つめ直しながら、観客へ問いかけていきたい。"戦争は必要なのか""戦争を受け入れる体制は必要なのか"決して過去の話しではなく、決して他人事でない。いまだ犠牲になる多くの民間人。その中に自分の家族が含まれる日が来るのかもしれない。つかこうへい氏の初期作品に触れることにより、数多くの名作を生み出してきたつか氏の原点を見出し、更に深海洋燈の団体コンセプトである 深海=光の届かない暗闇。未知の世界。可能性を秘めた世界。 洋燈=明かりを灯す。 という独特の視点で本作に挑戦し、今後の作品創りへの礎としたい。深海洋燈(しんかいらんぷ)とは深海=光の届かない暗闇。未知の世界。可能性を秘めた世界。洋燈=明かりを灯す。長年の芸術、芸能経験を持つ、多様性に富んだ俳優たちから生まれた集団。自身の企画やアイデアを持ち寄り、まだ見たこともない景色、独創的な世界観から紡がれる心理描写を用いて、劇場の枠をも飛び越えた作品を生み出す。2020年結成時より、勢力的に活動。独特の視点から作品を切り取る構成と、ダイナミックさの中に繊細さを取り入れた斬新な演出、更にエンターテインメント性も取り込み、着実に評価を高めている。【過去作品】2020年11月 映像作品『Oradexon』2021年 2月『小⿃の水浴』 原作:レナード・メルフィ 翻案・演出:申大樹2021年 9月『KID~キッド~』 脚本:演出:申大樹2021年10月『天井桟敷の人々~LES ENFANTS DU PARADIS~』 翻案・演出:申大樹2022年 6月 『熱海殺人事件~売春捜査官~』 脚本:つかこうへい 演出:申大樹公演概要『戦争で死ねなかったお父さんのために』公演期間:2022年12月1日 (木) ~2022年12月4日 (日)会場:中野スタジオあくとれ(東京都中野区中野2-11-2サン中野マンションB1)作:つかこうへい演出:申大樹■出演者荻野貴継(O企画)いわいのふ健(劇団温泉ドラゴン)小林由尚(深海洋燈)淡海優(劇団壱劇屋)申大樹(深海洋燈)佐藤梟史椛穂後藤晴香武田治香天宮来来来本山由乃(劇団ロオル)[※3(土)14時、4(日)のみ出演]傳田圭菜(深海洋燈)■公演スケジュール12月01日(木) 19:0012月02日(金) 19:0012月03日(土) 14:00 / 18:0012月04日(日) 13:00 / 17:00※受付開始は開演の45分前。開場は開演の30分前。■チケット料金一般前売り:4,500円当日4,800円学生前売り・当日共:3,500円※要学生証(全席自由席・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月14日学校法人芝浦工業大学(東京都江東区/理事長 鈴見 健夫)は、西武鉄道株式会社(埼玉県所沢市/代表取締役社長 喜多村 樹美男)より芝浦工業大学附属中学高等学校100周年記念事業の一環として、元鉄道院403号機関車の寄贈を受け、2022年11月12日から新豊洲校地にて一般公開を開始しました。海上に築かれた鉄道用の堤である「高輪築堤」の築石を港区教育委員会と東日本旅客鉄道株式会社より寄付いただき、オブジェとして機関車土台に設置しました。汽笛及び走行音は、博物館明治村協力の元、動態保存されている蒸気機関車9号から採音され定刻再生します。蒸気機関車が、東京鐡道中学高等学校を前身とする芝浦工業大学附属中学高等学校にとって次の100年を走り抜くシンボルとなり、広く地域住民の皆様にも親しまれるランドマークとなることを期待します。403号機関車を新豊洲、芝浦工業大学附属中学高等学校校地で公開■機関車 設置概要場所 :芝浦工業大学附属中学高等学校 東京都江東区豊洲6-2-7新交通ゆりかもめ「新豊洲駅」南口より徒歩1分公開空地内にて24時間見学可能運転台公開:月曜~土曜(日祝及び学校休み時は休み) 9時~17時汽笛音 :毎日12時および17時■鉄道院403号(西武鉄道4号)蒸気機関車【403号の概要】1886年(明治19年)にイギリスのナスミス・ウィルソン社で製造された400形の1両です。同一設計車として500形・600形・700形(鉄道作業局A8形)など存在しており、いずれもイギリスから輸入されました。後に国産の860形(A9形)、230形(A10形)などの礎となりました。すなわち、本車は我が国の鉄道の歴史を現代に伝える貴重な存在となります。特徴としては機構が簡便なジョイ式弁装置の採用が挙げられます。また、先輪と従輪はウェッブ式ラジアル軸箱となっており、円弧上に移動することで、動揺が抑制される機構となっています。保存展示にあたっては、徹底した補修整備を実施しました。また、失われていた製造銘板とナンバープレートを復元して取り付けました。【略歴】1886年:鉄道局No,73として、ナスミス・ウィルソン社(製造No,302)にて製造。日本鉄道が借り入れ、番号不変1892年:鉄道局から日本鉄道に譲渡1894年:No,20に改番。逓信省鉄道局(鉄道作業局)に返却、Jクラスとなる1899年:房総鉄道に譲渡、No,6となる1907年:房総鉄道国有化、帝国鉄道庁No,6となる1909年:No,403となる1914年:東部局にて廃車川越鉄道に譲渡、のちにNo.5となる川越鉄道が武蔵水電に吸収合併、番号不変1922年:武蔵水電の鉄道部門を(旧)西武鉄道として独立、番号不変No,4に改称1945年:武蔵野鉄道と(旧)西武鉄道が合併、西武農業鉄道となる1946年:(新)西武鉄道に改称1961年:上武鉄道が借り入れ1965年:上武鉄道から返却、廃車、所沢市のユネスコ村にて保存その後、西武鉄道横瀬車両管理所に移送され保管2022年:芝浦工業大学附属中学高等学校100周年記念事業として保存■高輪築堤オブジェと汽笛音【高輪築堤とは】高輪築堤は日本初の鉄道として造られた新橋~横浜間の約29kmのうち、現在の田町駅の北(芝浦周辺)から品川駅の南までの海上に築かれた鉄道用の約2.7kmの堤のことです。構想から3年、着工からわずか2年という期間で完成しました。展示してある築石は、鉄道が開業した明治5(1872)年に造られた海側の高輪築堤の一部(発掘現場4街区海側)です。石は安山岩で相州真鶴をはじめとする全国から集められ、お台場や東海道沿いの護岸石垣も再利用されました。品川車両基地の再編や高輪ゲートウェイ駅の新駅を伴った大規模開発の中で令和2年に発掘されました。この築石は403 号蒸気機関車展示土台にも使われています。403号蒸気機関車と高輪築堤の関係今回、港区教育委員会と東日本旅客鉄道株式会社のご厚意により高輪築堤築石をご寄贈いただきました。明治19(1886)年に製造された403号蒸気機関車は、年代的にも高輪築堤と同じ時代に国内で走っていました。明治期の姿に修復した403号蒸気機関車と高輪築堤の海側築石を使用しオブジェとして設置した土台は親和性も高く、当時の姿に想いを馳せることができます。高輪築堤は、明治9(1876)年の複線化、明治32(1899)年の3線化のために陸側に拡張されています。海側の石垣は、最大で15段確認しています。石垣の土台は角材として加工した「胴木(土台 木)」で石を受け、その上部は約30度の傾斜で、石材を1段ずつ並べる「布積み」を用いて積み上げています。一方、山側では石を斜めに使って積み上げる「谷積み」を用いて積み上げており、明治32(1899)年の3線化に伴い拡張された際のものであると考えられます。汽笛について定時に鳴らす汽笛の音源は、博物館明治村にご協力いただき403号蒸気機関車と同じく明治期に製造され、動態保存されている蒸気機関車9号の汽笛及び、走行音を採音加工し使用しています。403号蒸気機関車(製造当時の写真)■芝浦工業大学附属中学高等学校と鉄道2022年に100周年を迎える芝浦工業大学附属中学高等学校は、鉄道省(鉄道院の後身、のちの日本国有鉄道、現JR各社の前身)の日本鉄道開業50周年記念事業の一つとして1922(大正11)年、東京市麹町区に「東京鐡道中学」を前身として開校されました。この縁をもとに、鉄道院時代に403号機として走行し、のちに川越鉄道(現 西武鉄道)にて4号機関車として活躍後、保管されていた当蒸気機関車の寄贈を受けました。■参考文献(403号蒸気機関車について)臼井茂信編著「日本蒸気機関車形式図集成 1 国鉄タンク機関車」誠文堂新光社(1968)沖田祐作「機関車表 フル・コンプリート版 DVDブック」ネコ・パブリッシング(2014)金田茂裕「ネイスミス・ウイルスンの機関車」機関車史研究会(1981)川上幸義「新日本鉄道史(下)」鉄道図書刊行会(1968)「日本国有鉄道百年史 第4巻」日本国有鉄道百年史(1972)岩堀春夫「鉄道車両銘板」ないねん出版(2002)Keith Buckle&David Love, “British Locomotive Builder's Plates” Midland Publishing, England(1994)中村尚史「海をわたる機関車-近代日本の鉄道発展とグローバル化-」吉川弘史館(2016)臼井茂信「機関車の系譜図I」交友社(1973)中村清憲「川越鉄道403を憶う」鉄道ピクトリアルN0.109(1960-8)田中秀大・中川浩一「西武鉄道の蒸気機関車」鉄道ピクトリアルN0.234(1970-2)川上幸義「私の蒸気機関車史(上)」交友社(1978)(高輪築堤について)港区教育委員会編「概説高輪築堤」(2022)港区立郷土歴史館「高輪築堤跡」『出土の経緯』『築堤部の内部構造想定』 (2022/10/17)■芝浦工業大学附属中学高等学校 〈理工系教育〉〈大学連携教育〉〈言語教育〉〈探究教育〉を教育の根幹に据え、最先端の教育環境と独自のSTEAM教育で未来のグローバルエンジニア育成を目指す私立中高一貫校。生徒全員がタブレットPCを使用し、ICTを活用した教育を推進している。2021年4月より中学校共学化。(東京都江東区豊洲6-2-7)生徒数 中学校494人 高等学校655人 ※2022年4月時点 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月14日