代表的なスギだけではなく、ヒノキやイネ科などの種類もあり、ほぼオールシーズンで私たちを苦しめる花粉。花粉症に悩むマイナビニュース会員300名に、この厄介な存在の対策を聞いたところ、8割以上がマスク着用を支持した。ただそれとは別に、寄せられた回答の中には、マイノリティーながらも一風変わった対策も散見された。本稿では、「番外編・これまでに試したことがある花粉症対策」を紹介する。Q.これまでに試したことがある花粉症対策を教えてください■食品・飲料編・「乳酸菌飲料を飲み続けたら、いつもより症状が軽かった気がする」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)・「ヨーグルトを食べるようになってからは、以前より症状が軽くなった感じがします」(32歳男性/その他/その他)・「症状が出る前から毎日、甜茶を飲んでいたら、鼻の症状が少し軽くなった」(33歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)・「甜茶のサプリを飲むようになってから症状が軽くなった」(38歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)・「ビタミンCのサプリメントを摂ると肌荒れが減りました」(32歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)・「しそのサプリは効くような気がする」(34歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)・「毎日ヨーグルトを400~500g食べていたことで、体質が変化して徐々に花粉症の症状が弱まってきたように思う」(32歳女性/小売店/事務系専門職)■機器・テクノロジー編・「空気清浄機を使うようになってからくしゃみの頻度が減った」(26歳男性/農林・水産/技術職)・「空気清浄機のおかげで、自宅ではほとんど症状を感じなくなった」(24歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「レーザー治療は1年目はだいぶ症状が軽くなったが、2年目はほとんど効かなかった。1万円もしたのに」(33歳女性/その他/クリエイティブ職)・「花粉用メガネで風の強い日も楽になった」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「花粉ゴーグルは効果があった」(27歳男性/建設・土木/事務系専門職)■洗浄・塗布編・「鼻うがいは最初つらかったけど、慣れるとスッキリして効果があった」(44歳男性/情報・IT/技術職)・「鼻クリームとマスクとサングラスで少しは良かった」(28歳女性/通信/販売職・サービス系)・「鼻にメントール入りのリップクリーム塗ってた」(24歳女性/生保・損保/事務系専門職)・「お風呂に入っている間は症状が出ないので、入浴時間を長めにとるようになった」(28歳女性/自動車関連/技術職)・「帰宅したらすぐに顔を洗ったり、シャワーを浴びたりすると少しはましになった気がする」(35歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)■総評「食品・飲料編」では、ヨーグルトと甜茶が良かったとする意見が最多となった。「機器・テクノロジー編」では空気清浄機の機能をプッシュするコメントが目立ち、室内にいる時間帯がだいぶ楽になっている様子がうかがえた。アレルギーに苦しむ人たちは、これまで何種類も「花粉症によい」と言われている対策にトライしてきたことだろう。だがもしも、本稿で紹介したものの中に未経験の対策があれば、2016年シーズンにトライしてみるのもいいかもしれない。※写真と本文は関係ありません※今回紹介した対策は、症状の改善を保証するものではありません調査時期: 2015年11月5日~11月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性116名 女性184名 合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2016年03月02日3月に入り、スギ花粉シーズンの真っただ中になったと言っていいだろう。毎年のように目のかゆみや鼻水に苦しむ人たちにとっては、その症状を緩和させるための対策をしっかりと講じることが大切となってくる。その際、同じく花粉症で困っている人たちがこれまでに実践してきた"体験談"は、何よりも参考になると言えるだろう。このほど、花粉症に悩むマイナビニュース会員300名に「これまでに試したことがある花粉症対策」とその理由を聞いてみたので紹介しよう。Q.これまでに試したことがある花粉症対策を教えてください(複数回答可)1位: マスクを着用する(81.7%)2位: 市販の点眼薬・点鼻薬を使用する(30.3%)3位: 外出をなるべく控える(27.3%)4位: 市販の内服薬を使用する(25.0%)5位: 病院で処方された内服薬を使用する(23.7%)■マスクを着用する・「立体式のマスクを試したら、例年よりもひどい症状が出なかった」(36歳男性/金融・証券/事務系専門職)・「お茶や目薬は効果を感じられなかった。毎年風邪を併発するので、ガーゼマスクの内側にティッシュを重ねて鼻水を吸収させつつ、のどが乾かないように気を付けている」(46歳男性/ソフトウェア/技術職)・「気分的なものもあると思うが、マスクは顔も隠せるし安心する」(42歳女性/マスコミ・広告/営業職)・「立体マスクは耳が痛くならないし、フィットしててくしゃみが断然減った」(41歳女性/情報・IT/技術職)・「マスクは常にする。あと、病院で毎年注射してもらい、症状を抑えている」(25歳男性/情報・IT/技術職)■市販の点眼薬・点鼻薬を使用する・「点鼻薬や目薬は、即効性があるから便利」(29歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「目がゴロゴロすることもあるので市販の目薬を使っている。劇的に効くというわけではないが、ちょっとは視界がクリアになる感じ」(24歳女性/食品・飲料/専門職)・「点眼薬をさして、メガネをつけるだけでもかなり違います」(31歳女性/その他/その他)■外出をなるべく控える・「外に出ない日は体調が良かった」(27歳女性/食品・飲料/営業職)・「外出を減らすことで花粉症はあまりでなくなった」(50歳以上男性/金融・証券/専門職)・「育休中であまり外出しなかったら無事だった」(29歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)■市販の内服薬を使用する・「花粉症を治す薬はないので優先的に止めたい症状を薬剤師と一緒に検討し、それに合った薬を服用するようになった」(33歳男性/機械・精密機器/事務系専門職)・「何種類かの市販薬を試して、一番自分に合うものを使っている」(50歳以上男性/建設・土木/技術職)・「新しい成分の市販の内服薬を試したら、眠気がほとんど出ず驚きました」(31歳女性/小売店/秘書・アシスタント職)■病院で処方された内服薬を使用する・「病院で処方された内服薬を使用すれば寝れる」(44歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「市販の薬よりも、お医者さんに処方してもらった薬のほうが、効き目がある。しかし、副作用もものすごくある」(42歳男性/自動車関連/技術職)・「病院で漢方を処方してもらったら、外出はできるようになった」(30歳女性/その他/その他)■総評8割以上が支持した1位は「マスクを着用する」だった。安価かつ手軽にできるという点が人気の理由で、「とりあえずマスク」というようにマスクは最低限やるべき対策と考えている人が多数見られた。2位は「市販の点眼薬・点鼻薬を使用する」となった。クリティカルに症状が緩和されるわけではないが、看過できないほどの効き目を感じている人も少なくなかった。また、手軽に購入できるのも人気要因の一つだろう。3位には「外出をなるべく控える」が入った。2014年4月からの増税が家計を圧迫する中、外出を控えるのはある意味、「最もエコノミーな対策」と呼べるかもしれない。「目がかゆい時に眼科へ行ったら、いい目薬をくれた。てきめんに効いたがヒリヒリ痛くなって副作用が出た」(47歳男性/電力・ガス・石油/技術職)、「病院で処方してもらった内服薬は、はじめは効果があるが、後々効果が薄くなる」(32歳女性/食品・飲料/事務系専門職)などに見られるように、薬の効果や、どの薬が自分に最適かは人によって異なる。副作用の問題もあるため、服用・使用する際は十分に注意してほしい。※今回紹介した対策は、症状の改善を保証するものではありません※写真と本文は関係ありません調査時期: 2015年11月5日~11月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性116名 女性184名 合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2016年03月01日今年はすでに飛散が始まっているスギ・ヒノキ花粉。地域によっては、昨年よりもはるかに多い花粉が飛ぶと予測されています。敏感な人はもう、ムズムズどころか、ティシュが手放せなくなっているかもしれませんね。毎年だいたいこの時期だとわかっているとはいえ、年によって早かったり遅かったりもします。花粉症に悩まされている人は、果たしていつごろから飛び始めるのか、前もってわかったらいいなと思ったことはありませんか?じつは、毎日の天気予報さえチェックしていれば、簡単にわかる方法があるそうなのです。■2月の気温が低くても飛散が早いことがあるその方法を教えてくれたのは、首都圏にある、とある気象情報会社に勤務している春風さん。「スギ・ヒノキ花粉は、少し暖かくなってから飛びはじめるというイメージがありますよね。それは大まかにいって間違いではないのですが、今年のように、2月の冷え込みが厳しくても、花粉が飛びはじめるのが早くなることがあります」(春風さん)たしかに、気温の高い日には花粉が飛びやすくなるのは間違いありませんが、その年のいつごろに初めて花粉が飛ぶのか、ということに関しては、直接の影響は大きくなさそうです。■1月1日からの「積算最高気温」がポイントでは、気温はまったく関係ないのでしょうか?「いいえ。やはりカギになるのは気温です。目安となる数値としては、その年の1月1日からの積算最高気温が挙げられます」(春風さん)この「積算最高気温」とは、毎日の最高気温の数字をひとつひとつ足していった数字のこと。つまり、2016年の東京でいうと、1月1日の最高気温が12.1℃。1月2日が13.4℃、1月3日が16.2℃。この3日間の積算最高気温は41.7℃、ということになります。1年前の2015年の東京の場合、1月1日が6.6℃、1月2日が7.9℃、1月日が8.9℃で、3日間の積算最高気温は23.4℃。去年にくらべて今年は、新年早々に積算最高気温が大きく積みあがっていたことがわかります。■東日本では300~350が花粉の飛ぶ目安「そうやって毎日の最高気温を積み重ねていって、ある数値に達したころに、まるでコップに注いだ水があふれだすかのようにスギやヒノキの花粉が飛びはじめるのです。その数値は、東日本で300~350、西日本では400~500が目安とされています」(春風さん)ちなみに、今年の東京の場合、積算最高気温が300に達したのは、なんと1月28日。例年は2月10日ごろとされていますから、今年は随分ハイペースで数値が増えていったことがよくわかりますね。思い返してみれば、1月末から寒波がやってきて2月も寒さが続いていました。そのため今年の冬はとても寒かったイメージがありますが、寒波がやってくる前の1月は、春を思わせるような暖冬でした。そのため積算最高気温は例年よりも早く、飛散の基準とされる数値に達してしまっていたんですね。*飛散量そのものは、春風さんによると「前の年の夏の気候に左右される」のだとか。全国的に見ると多少の地域差はありますが、多くのところで、今年は例年より多くのスギ・ヒノキ花粉が飛散することが予想されています。毎年この時期を憂鬱に迎えている花粉症のかたはもちろんのこと、まだ花粉症の症状が出ていないというかたも、外出先から戻るときには衣類や持ち物についた花粉を軽く落としてから室内に入るなどして、悩ましいこの時期を穏やかに乗り切りましょう。(文/宮本ゆみ子)
2016年02月27日【男性からのご相談】この季節になると、ものすごく憂鬱です。憂鬱の原因は、『花粉症』です。くしゃみ、鼻水、鼻づまりが止まらず、とても苦しいです。周りにも花粉症を患っている人が結構多いのですが、結局どれくらいの人が花粉症なんでしょうか?また、花粉症になる人とならない人にはどんな違いがあるのでしょうか?●A. 花粉症になる人は6人に1人!こんにちは、ライフライターの鍋谷萌子です。花粉症、とてもつらいものですよね。私自身も花粉症を患っており、そのつらさはよくわかります。さて、花粉症ですが、日本アレルギー協会会長の奥田氏がまとめたところによれば、全国平均で、15.6%の人が花粉症を患っている、ということでした。約6人に1人 、ということですね。ちなみに一番多い地方は、東海地方だそうです。●花粉症はなぜ起こる?花粉症は、「体内に花粉を吸いこむことによって起こる」というのは、誰もが知っていることでしょう。しかし、同じ量の花粉を吸っても、花粉症になる人とならない人がいます。これはなぜなのでしょうか。これには、『抗体』 が関わっています。花粉に触れることによって作られる『IgE抗体』というものがあるのですが、これによって花粉症が起こる、と言われているのです。わずかな量では反応しないこの抗体ですが、一定量に達すると、初めて発症します。このため、花粉症になっていないというのは、「吸い込んでいる花粉が少ないから」という意見が出てくるのです。ただし、この抗体を持っていても、花粉症になる人は全体の3割~5割程度 だと言われています。●免疫かアレルギーか? 花粉症の対策とは“外側から入ってきたものを異物だと捉え、反応する”という意味では、体を守る防衛機能である『免疫』も、花粉症などを引き起こす『アレルギー』も一緒です。そう、アレルギーも、基本的には体を守るため のものなのです。とはいっても、花粉症がとてもつらいのは事実です。花粉症の対策としては、・眼鏡やマスクを使う・家の前で花粉を落とす・そもそも外にあまり出ない・病院で薬などを処方してもらうという方法があります。また、“自分のアレルギーが、本当に花粉によるものなのかどうか”ということも、事前にしっかり確かめておくことをオススメします。しっかり対策を講じて、つらい季節を乗り切りたいですよね。【参考リンク】・花粉症の疫学と治療そしてセルフケア | 厚生労働省()●ライター/鍋谷萌子(フードアナリスト)
2016年02月26日資生堂はこのほど、「敏感肌と花粉に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2015年12月18日~21日、全国の20~50代女性を対象にインターネットで実施し、2,351名から有効回答を得た。自身の肌についてどの程度敏感だと感じるかを尋ねたところ、「常に敏感である」(19.8%)、「ときどき敏感である」(62.9%)をあわせ、82.7%が敏感肌意識を持っていることがわかった。「敏感ではない」と回答した人は17.3%にとどまっている。敏感肌意識を世代別で見ると、20代は86.5%、30代は86.0%で、40代の80.2%、50代の77.9%と比べて、20~30代ほど「自分の肌は敏感である」と認識していることがわかった。同社によると、化粧品に敏感な肌の女性はごく一部とのこと。一方で、睡眠不足やストレス、食事など生活環境の変化に敏感に反応し、肌トラブルが繰り返し起こり、なかなかいい肌が続かないと実感する「生活敏感肌」が増加傾向にあるという。続いて、肌あれになりやすい時期と症状について尋ねたところ、最も多くあがったのは「春のかゆみ」(39.2%)で、次いで「冬の粉ふき」(33.8%)となっている。春の肌あれ症状として多くあげられたのは、「かゆみ」に次いで「ヒリつき」(15.5%)、「赤くなる」(11.3%)で、いわゆる「皮膚炎」の状態であることがわかった。また、春に「かゆみ」を感じている人のうち、「花粉症である」と回答した人は41.5%だった。半数以上の人は花粉症を発症していないにもかかわらず、花粉の季節には肌あれ症状を感じているということが明らかとなった。季節ごとの肌あれはどの部位に現れるか尋ねると、一年を通して「ほお」に回答が集まった。春先の肌あれでは「目まわり」(41.1%)、「鼻」(31.2%)も多くなっており、花粉が多い時期にこすってしまいがちなこれらの部位は、他の時期よりも特に敏感な状態になっていることがわかる。同調査を受けて東松原皮フ科の水野惇子院長は、「近年、春になると肌あれで皮膚科の受診患者数が増加し、混み合う傾向があります。その要因の1つが『花粉皮膚炎』です」と指摘。花粉皮膚炎とは、スギ花粉が飛ぶ春先やブタクサなどが飛ぶ秋口に肌が乾燥したり、ほのかな赤みやチリチリとくすぐったいようなかゆみが出たりする症状のこと。あまり重い症状はなく、上まぶた、ほお骨、あご、首など露出が多い部分に発症するという。原因は、肌のバリア機能が低下すること。春先の肌は、バリア機能が低下して外からの刺激を受けるため、安定した肌に比べて角層の水分量、油分のバランスが乱れた状態になるという。また、バリア機能が低下する要因として「生活環境」をあげる。具体的には、睡眠不足、体調の不調、不規則な食事、便秘、ストレスのほか、生理周期や外界環境(気温・湿度の低下など)も肌ダメージの原因になりうるとしている。水野院長は、花粉皮膚炎の予防策の1つ目に「肌のバリア機能をくずさないこと」をあげ、「そのためにも、日頃からスキンケアは保湿を重点的に行いましょう」とアドバイス。2つ目は「花粉に肌が触れないこと」とし、「外出から帰宅したら肌に付いた花粉を洗い流したり、外出中でも花粉が肌に触れないようにメガネやマスクで肌を覆うと効果があります」と解説している。
2016年02月24日花粉症の季節がやってきました。今年もマスク着用の方々が街に溢れています。そんな折、いち早く花粉症から脱した人の話をきくと、今年は特に「ビタミンDのサプリメントで改善してきた」という人が目立っています。ビタミンDがどうして花粉症を改善するのでしょうか? ビタミンDと花粉症の関連を解いた本「サーファーに花粉症はいない」(小学館)の著者、斎藤糧三先生にお話を伺いました。「ビタミンD」と「アレルギー症状」の密接な関係が明らかに「何はともあれ、花粉症のみなさんが知りたいのは『ビタミンDが本当に花粉症を改善するのか否か?』でしょう。いろいろな対症療法がありますが、ビタミンDは花粉アレルギーを根本から改善してくれるもの。どんな対症療法にも勝るはずです。なぜならビタミンDは『免疫調整ホルモン』だからですよ」(斎藤先生)斎藤先生は、そのスベスベの肌からは想像がつかないほど、子どもの頃からずっとアトピー性皮膚炎。大人になってからは慢性的な鼻づまり、春にはご多分にもれず花粉症に悩まされてきたタイプです。ただ、幼少の頃から、海に行けばアトピーも鼻づまりもなぜかマシになる… 大人になってからも、ビーチリゾートに行くと必ず鼻がすーっと通る経験をしていました。でもそれは単純に、空気がきれいな場所はアレルギーの原因が少ないからだろうと思っていたのです。ところが、あるとき「一時的に改善するのは、ビタミンDが体内に増えるからだ!」と気がついたのです。そのきっかけを斎藤先生が説明してくれます。「私の専門は『機能性医学』です。これは1990年代にアメリカで誕生した新しい医学で、日常的に人が抱えている不調や病気を対症療法に走らず、その発症原因に着目して根本から改善しようというのがコンセプト。あるとき、アメリカで開催された機能性医学の学会で、ビタミンDがテーマになっていました。ビタミンDのパイオニア的医師が、体内のビタミンDを増やすのに “日焼け” をあえて推奨していた。それで、ハタと気付いたわけです。紫外線を浴びることによって体内ではビタミンDが合成される。だから、紫外線の強い場所に居続けると、ビタミンDがいつもより多く合成されてアレルギー症状が治まるのではないかと」ビタミンDは、以前から『骨の材料となるカルシウムを体内に取り込みやすくする』と言われていました。日光を浴びると皮膚でコレステロールを原料として合成されます。紫外線に当たらないと合成できず、骨形成に異常が起こる『くる病』を招くことは有名です。さらに、機能性医学ではビタミンDを『免疫系を正常に働かせるために必要な栄養素』ととらえていることがわかりました。ビタミンDが不足すると免疫系に異常が起き、それがアレルギーを発症させる一因になる、というのです。そして、斎藤先生はビタミンDのサプリメントを購入して実験をします。1日に100μg(4000IU)ずつ摂取すると、アレルギー症状の明らかな軽減がみられました。摂取して1時間もしないうちに、ビーチで日光浴をしたときのように鼻がスーッと通ってくるのです。ビタミンDは通常、体内では脂肪に備蓄されていて、必要な時に使われます。欠乏しているときは備蓄も少なくなり、大量に摂っても、摂取後6時間ほどで血中濃度が下がります。それと共に鼻の通り具合も徐々に微妙になり、やがてまた鼻づまりが戻ってきてしまいました。 「さらに、花粉症の症状のある10名に同じ量のビタミンDを試してもらったところ、10名全員が症状の改善を認めていました。しかも、ビタミンDが完全に代謝される数時間後には、私と同じように症状が戻ってきたんですよ。ビタミンDとアレルギー症状の関係を認めないわけにはいられない出来事でしたね」(斎藤先生)そもそも「ビタミンD」にはどんな役割がある?過去にわかっていたビタミンDの生理機能は、次の3つがありました。1)腸管でのカルシウム、マグネシウム、リン吸収の促進2)腎臓からのカルシウム喪失抑制と、副甲状腺を介した血中カルシウム濃度の維持3)骨形成や骨のカルシウム、マグネシウム吸収の円滑化斎藤先生によれば、新たに注目されているビタミンDの機能は、さらに3つ挙げられると言います。1)細胞分化誘導ビタミンDは他のステロイドホルモン同様に、細胞の核にあるビタミンD受容体(レセプター)に働きかけ、正常な細胞への分化を誘導します。つまりビタミンDが不足すると、適切に細胞の分化誘導が行われないため、がんなどの疾病が増加すると言われています。2)免疫担当細胞の調整リンパ球などの免疫担当細胞にもビタミンDのレセプター(受容体)があり、ビタミンDが欠乏すると免疫バランスが崩れて花粉症のような異常な免疫反応を生じてしまいます。リウマチ、一型糖尿病などの自己免疫疾患、アトピー性皮膚炎、喘息などの花粉症以外のアレルギーの発症にも関与。3)血圧上昇ホルモンの分泌を調整血圧上昇の原因となる腎臓で作られるホルモン「レニン」の分泌上昇を、ビタミンDが抑制。斎藤先生の書かれた本「サーファーに花粉症はいない」のタイトルの意味は、太陽の下でスポーツを楽しむ習慣のある人達は、ビタミンD不足にはなりにくい。だから花粉症の症状も出にくいということ。そう、紫外線を浴びることでビタミンDは自然と作られます。「紫外線は人にとって悪だと考えがちですが、害だけではないのです。UV対策が世界一進んだ日本女性は、ほとんどビタミンD欠乏症に罹っているとも言われています。これほど重要なビタミンD生成のために、紫外線も少しは必要であること、忘れないようにしましょう。太陽光線を浴びる目安としては、週2回程度、顔や手足に日焼け止めを塗らず、5分~30分程度浴びれば十分なんです」(斎藤先生)「ビタミンD」を多く含む食材とは?もちろん、ビタミンDは食材からも摂ることができます。ビタミンDは主にきのこ類や魚類に多く含まれ、含有量の多い食材は…【100gあたりの「ビタミンD」含有量】・白きくらげ(乾燥) 970μg・きくらげ(乾燥) 435μg・かつおの塩辛 120μg・あんこうの肝 110μg・しらす干し(半乾燥) 61μg ・いわし(丸干し) 50μg・たたみいわし 50μg・身欠きニシン 50μg・すじこ 47μg・いくら 44μg・紅鮭 33μg・スモークサーモン 28μgこうしてみると、あまり日常的に摂りやすい食材ではありません。そこで斎藤先生がオススメしているのがビタミンDのサプリメント。日光浴や食事で気を使わなくても、確実に摂取できるので、積極的に症状を改善したい人にはうってつけです。では、ずばり、花粉症を治したい人がビタミンDをサプリメントでどれくらい摂ればよいのかを教えていただきましょう。サプリメントの選び方、花粉症に効果的な摂り方と量は?ビタミンDの量を表す単位で覚えておきたいのは、μg(マイクログラム:1gの10万分の1)と、IU(アイユー:1IU=0.025μg)。斎藤先生によれば、ビタミンDに関する世界の研究者の意見を総合すると「成人で1日50~100μg(2000~4000IU)」が妥当な摂取量と言われているのだそうです。「ビタミンDの血中濃度が目標値で安定するための肝臓や脂肪内の備蓄には、約3カ月かかると考えてください。患者さんに処方する際には、1日100μg(4000IU)を摂取→3カ月後に血中濃度の再検査→目標値に達した時点で1日50μg(2000IU)を維持する、という指導をしています。花粉症の方がご自分で改善したい場合は、まず毎朝100μg(4000IU)のビタミンDを摂ります。もしそれで症状が緩和されず、午後にまた症状が出てくるなら、もう一回100μg(4000IU)を摂取しましょう。カラダにビタミンDが備蓄されてくれば、午後になっても血中濃度が下がって症状がぶり返すことはなくなります。この飲み方を試して、花粉症が全く改善されなかった人はほとんどいません。ただ、粘膜が正常でないと改善効果は見られない人もいるので、可能性がある場合はタンパク質、ビタミンC、鉄、ビタミンAの摂取を心がけてくださいね」(斎藤先生)「ビタミンD」の過剰摂取は大丈夫?『免疫調整ホルモン』である「ビタミンD」不足を、食事やサプリメントで積極的に解消することが大切だとわかりました。とはいえ、過剰症は大丈夫なのでしょうか? 実は1日250μg(10000IU)以内なら、副作用は心配しなくてよいのですが、長く飲み続けるなら医師のアドバイスを受けるべき。また、安全なサプリメントを選ぶ目を持つことも大事です。「サプリメントは大きく分けて2つ。一般用と医師処方用(医療用サプリメント)です。後者は栄養療法などを行うクリニックで扱っているものですが、日本ではこれがまだまだ少ないのが現状ですね。2つの大きな違いは、配合量の保証。一般用の中には、表示してある量が、あくまで『工場の製造段階で入れましたよ〜』という意味の製品もあります。製造中や保存中に目減りしていくものもあるのですが、その分を計算していないタイプもあるのです。ビタミンDは、1カプセルあたり含有量25μg(1000IU)のものが理想です。輸入のものには錠剤も多く、これには日本人が馴染みのない混合物が多く含まれていたり、錠剤は栄養成分が減衰する傾向にあるので、日本製のカプセルのほうが安心だと思います」(斎藤先生)知っているようで知らなかった「ビタミンD」のチカラ。季節の変わり目のアレルギーや花粉症で悩んでいる方は、食事やサプリメントで意識的に「ビタミンD」を摂取してみてください。長期間摂取する場合は、ドクターにも相談してみましょう。斎藤糧三先生 プロフィール1973年東京都生まれ。医師。1998年に日本医科大学を卒業後、産婦人科医に。現在、日本機能性医学研究所所長、一般財団法人日本ファンクショナルダイエット協会副理事長、サーモセルクリニック院長、ナグモクリニック東京・アンチエイジング外来医長。機能性医学をいち早く日本に紹介し、日本人として初めての機能性医学認定医に。栄養療法、アレルギーの根本治療、ケトジェニックダイエットの啓蒙・指導、更年期症候群の治療、アスリートの栄養管理など、得意分野は多岐に渡る。著書に『慢性病を根本から治す「機能性医学」の考え方』(光文社新書)。『スーパーフード事典 BEST50―栄養素、効能、おいしい食べ方がわかる』(監修/主婦の友社)。そして話題の新刊『糖質制限+肉食でケトン体回路を回し健康的に痩せる!ケトジェニックダイエット』(講談社)が2月24日発売に。
2016年02月23日花粉の影響は肌にもこれから気になる花粉の季節。花粉による、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が心配だが、実は花粉は肌にも影響を及ぼす。新生活や寒暖差、紫外線などの肌ストレスを感じやすい春先に、花粉によるアレルギー反応が起きることで皮膚炎が起こりやすくなるという。花粉の季節に肌トラブルが多くなるという人は、もしかしたら「花粉肌」かもしれない。その名も「花粉の季節のうるおい美肌セット」日東電化工業株式会社は、同社が展開するスキンケアブランド「ihoa(以下、イホア)」から2016年2月23日(火)より、花粉による肌荒れから肌を守るスキンケアセット「花粉の季節のうるおい美肌セット」を発売する。「皮膚にストレスを与えない」「皮膚への栄養補給」「皮膚の善玉菌を育てる」ことをブランドテーマにしているイホアは今回、花粉に負けない肌バリアを機能させるセットを発売する。化粧水・保湿ゲル・オイル・洗顔のスキンケアアイテム一式が素肌のバリア機能をサポートし、保湿膜が花粉から肌を守る。同セットは5,070円(税抜)。イホアオンラインショップのみでの販売となる。(画像はプレスリリースより)【参考】・日東電化工業株式会社 プレスリリース/@Press
2016年02月22日花粉が飛び始めるこの時期。天気予防でも花粉飛散情が流れますよね。鼻水に鼻づまり、目はかゆいし、のどもイガイガ・・・。マスクをしててもメイクは落ちるし、花粉のせいでお肌も荒れちゃう!そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?■花粉症はなんで起こるの?スギやヒノキ、ブタクサのような植物の花粉が原因となって、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど、様々な症状が起こります。他にも肌荒れや、頭痛といった症状も出てくるやっかいなもの。花粉症は、その花粉に対してアレルギーがあると出てくるので、例えばスギに対してアレルギーがある人は2~4月にピークに、ヒノキに対してアレルギーがある人は3月~4月に、ブタクサに対してアレルギーがある人は8~9月にピークを迎える、というように時期が異なってきます。病院では、そのアレルギー症状を抑える薬が処方されたり、最近では花粉症そのものを治すための治療もありますが、なかなか病院に行けないとか、もっと自然な方法で対処したいという人は次の方法を試してみてはいかがでしょうか。■1.ハーブティーを飲むハーブも色々な種類がありますが、比較的身近なハーブで花粉症の症状を緩和してくれるといわれているものを紹介します。カモミール:抗アレルギー、抗炎症作用があるとされ、鼻やのどといった粘膜のかゆみを緩和してくれるといわれています。ただ、ブタクサやヨモギに対する花粉症は、逆に悪化させてしまうので注意が必要です。ネトル:鼻づまりや目のかゆみを和らげてくれるといわれています。またアレルギー症状を抑える作用の他に、血液をきれいにしたり、利尿作用によって身体の中の老廃物を排泄してくれたりするので、デトックス作用もあるといわれています。ローズヒップ:ローズヒップにはビタミンP、ビタミンC、ビタミンAが含まれており、このビタミンPの一種であるヘスペリジンという成分がアレルギー症状を緩和してくれます。また、ビタミンCやビタミンAは身体の免疫力を高めてくれるので、花粉症の症状を緩和したり、症状が出にくくする効果も。そして、ビタミンPはビタミンCの働きを1.5倍増強させるので、ローズヒップを飲むだけで、アレルギー症状プラス免疫力向上に役に立ちますね。ペパーミント:あのスーっとした刺激が鼻づまりを緩和してくれます。さらにこの刺激によって頭もスッキリして気分転換になりますよ。また、風邪の時などには、せきを鎮めてくれる作用もあります。ハーブティーにして毎日飲むことで花粉症のツライ症状が緩和できたら嬉しいですね。特に薬が飲めない妊娠中・授乳中のママには嬉しいもの。でも妊娠の時期によっては飲めないハーブもあるので、それは注意してくださいね。■2.甜茶(てんちゃ)この時期ドラックストアなどでよく見かける甜茶。甜茶は「甘いお茶」の総称で中国では「幸せを呼ぶお茶」と呼ばれているのだとか。「幸せを呼ぶお茶」で花粉症も緩和できるなんて、なんだか嬉しいですね。ただ、甜茶にはいくつか種類があり、抗アレルギー作用、抗炎症作用といった花粉症やアレルギー性鼻炎にいいのは、「甜葉懸鈎子(てんよう けんこうし)」という種類の甜茶だけなのだとか。甜茶を購入するときは、ぜひ種類もチェックしてみてくださいね。■3.バナナバナナが花粉症に効果があるなんて初耳の人も多いのではないでしょうか。筑波大学の研究チームが、バナナに含まれる成分がスギ花粉の症状の悪化や、くしゃみ、鼻水を抑えるという研究結果を出したというお墨付き。バナナは抗アレルギー作用、抗炎症作用をはじめ、オイゲノールという成分が免疫反応を調整してくれたり、ポリフェノールを含んでアンチエイジングに作用してくれたりと、花粉症以外にも嬉しい作用があるのもいいですよね。毎日バナナを2本食べると効果が期待できるそうです。■おわりに今回紹介したものは、花粉が飛び始める2ケ月くらい前から毎日摂ることで花粉症の症状を和らげてくれるようですが、どれも身近なもので薬が飲めない人、ナチュラル志向の人には嬉しいものですよね。免疫力を高めてお肌を健康に、そして抗アレルギー作用で花粉症の症状から脱出しましょう。(桃助/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年02月20日内閣府政府広報室はこのほど、花粉症対策の基本情報について、政府広報オンラインで発表した。花粉症の原因となるスギ・ヒノキ花粉は、地域などにもよるが、例年2月から3月にかけて飛散のピークを迎える。今回は、すでに症状が出ている人だけではなく、まだ症状が出ていない人のための予防策についても紹介している。すでに症状が出ている人に向けては、悪化を防ぐ「つけない」「持ち込まない」「こまめに掃除」の3つのポイントを紹介。花粉を「つけない」ために、外出時は、マスク、メガネを着用するほか、綿、ポリエステルなど花粉が付着しにくい衣類を選ぶことも大切だという。帽子をかぶると、頭や顔への花粉の付着を減らすことができる。また、外出先から帰ったら、衣類や髪の毛などに付着した花粉をよく落として、家に「持ち込まない」ように心がけることも重要。うがいや洗顔などをすると、顔やのどに付着した花粉も洗い落とすことができる。室内にもたくさんの花粉があるため、こまめに掃除機をかけ、室内の花粉を減らすことも大事だという。まだ症状が出ていない人のための予防策としては、「規則正しい生活習慣」を挙げている。花粉症の発症や症状の悪化には、生活習慣の乱れによる免疫機能の異常が影響すると言われている。そのため、十分な睡眠や適度な運動など規則正しい生活習慣を心がけ、正常な免疫機能を保つことが大切。また、鼻などの粘膜を正常に保つためには、風邪をひかない、たばこを吸わない、過度の飲酒をしないこともポイントとしている。一方で、毎年花粉症の症状が現れている人は、悪化する前に「初期療法」を行うことも効果的とのこと。初期療法とは、花粉が飛び始める前から予防的に抗ヒスタミン薬などを服用するというもの。症状が出てから治療を始めるよりも症状を軽減し、治療期間が短くなるなどの効果が期待できるという。環境省によると、今シーズンのスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、前年と比べて一部地域に「やや少ない」があるものの、全国的には「並」「かなり多い」と予測されている。花粉の飛散時期、飛散量などについては、環境省のホームページでも情報を公開している。
2016年02月19日ヤフーは2月19日、「Yahoo!地図」アプリ(iOS、Android)において、全国102カ所の観測点の花粉飛散量予報を5段階の花粉アイコンで地図上に表示する「花粉情報」の提供を開始したと発表した。「Yahoo!地図」アプリでは、“外出先の花粉飛散量は?”“洗濯物を屋外に干してもいい?”などの花粉症対策の参考として活用してもらうことを目的に、5月中旬まで「花粉情報」を提供する。「花粉情報」は、毎日朝・夕2回更新され、当日・翌日・翌々日の3日分の情報が確認できる。「花粉情報」の利用には、検索窓横のメニューをタップして「花粉情報」を選択する。また、指定地点の翌日の花粉飛散量予報が“非常に多い”場合には、前日19時頃に通知を受け取ることも可能だという。
2016年02月19日今年は暖冬の影響もあって、早く到来した花粉症シーズン。もう目と鼻が花粉症の餌食になっている人も多いのでは?「なんとかしたい!このツラさ!」と悲鳴を上げているあなたに、花粉症対策に使えるテクニックを一挙ご紹介。メリット・デメリットも含め、これさえ読めば花粉症ケアはマスターできるはず!マストな対策アイテム花粉症の人にとって手放せない三種の神器「薬・マスク・点鼻薬」。これにプラスαで「花粉症対策メガネ」を使用している人も。今年から花粉症デビューというあなたは、まずこの3つを揃えるところからスタートです。薬と点鼻薬は、ドラッグストアで売っているものもありますが、デビュー患者は医療機関にかかるほうがベター。マスクは密着性がモノを言うので、顔のサイズにあったものを探し出しましょう!マスクが合っていないだけで、鼻水の量・クシャミの回数は格段に違ってきます。徹底的にケアしたいなら!医療ケア仕事などで「鼻をなかなかかめない」なんて人は、花粉症の症状を徹底的に抑えてしまう秘策の道も。医療機関で受けることが出来るボトックス点鼻薬は、副作用の心配もなく、取り入れやすいケア方法です。個人差はありますが、花粉症ケア持続期間は1〜3週間ほどでコストは約1万円前後。ただし、効果を感じる人もいれば、「あれ?全然効果が分からない……」なんて意見もチラホラあるのが現実です。ちょっとでも症状を軽くしたいと思うあなたの選択肢として、考えてみては?「本格的に鼻水をSTOPさせたい!」と強く強く願うのならば、ステロイド注射という最終手段もあり。しかし、副作用があり、ホルモンバランスが崩れてしまう可能性も。更年期障害のような急な発汗・ほてり・倦怠感などの症状が起こったり、不正出血なども起こりかねないので、挑戦するなら覚悟が必要かも。とは言え、鼻水の出なさは天下一!恐ろしくなるほど、鼻のムズムズさえも皆無になります。一般的に約1万円前後のコストで、持続期間は1シーズン。ちょっとでも快適に過ごすためのケア三種の神器だけに頼らず、家でもできる花粉症対策を取り入れるのがベスト。オススメは3つです。アロマテラピー活用術鼻づまりに効果的に働くエッセンシャルオイルを利用して、快適に過ごすための空間づくりをしてみては?清涼感のあるペパーミントや、鼻づまりを緩和して花粉症ケアに有効なティーツリー・ユーカリ系を使いましょう。芳香浴でお部屋に香りを漂わせたり、浴槽に入れてアロマバスを楽しんでみて。アロマバスは湯気で鼻の中の花粉を洗い流してくれるだけでなく、血行促進効果で鼻にたまった血流を流してくれるので、毎日行うと快適さを実感するはず!また寝るときの枕元に精油を落としたティッシュを置いておくだけで、寝ている間の不快な鼻づまりも緩和されやすくなります。外の花粉を部屋に持ち込まないコートやニットなどの服だけでなく、ヘアにも付着しやすい花粉たち。家に帰ったら玄関先で着替えたり、花粉を落とすように心がけましょう。髪は洗わないと落ちないので、外出する際に帽子を活用すると楽ちんです。空気清浄機でお部屋の花粉を撃退部屋に花粉を入れないように頑張っても、空気の入れ替えなどで入ってきてしまうもの。花粉症状を悪化させないためには家の中での対策が大切です。空気清浄機を活用して、部屋の中の花粉を一掃すれば、ジュクジュク辛い鼻づまりも和らぐはず。ちょっとお高い買い物ですが、毎年来る花粉症のために奮発するのも手です。花粉症肌荒れ対策花粉症対策を徹底しても、美容女子としては気になる肌へのダメージ。この時期ずっと着用するマスクですが、知らず知らずのうちに頬やアゴラインが擦れて、肌トラブルの原因になっていることも。マスクの内側にベビーパウダーをはたいておくと、擦れによるダメージを軽減でき、メイク崩れ対策にもなるのでやらなきゃ損です!花粉症女子の一番気になる部分といえば、鼻周りの皮めくれや乾燥では?ティッシュとお友達な鼻だからこそ、赤くなってしまっている人多数。とは言え、これはどうしようもないので毎朝毎晩の保湿ケアで対処をしましょう。コットンパックに保湿力の高いクリームケアを丁寧に行って、乾燥がひどくならないように注意です。花粉症の症状が出始めるよりも前に対策を行うのが、症状緩和の近道。もう始まっているのなら、今すぐケアを徹底して、花粉症に負けずに春を楽しめる余裕を持ちましょう!
2016年02月19日子どもがよく目をこするので病院を受診してみたら「花粉症だった」なんて人はいませんか? 子どもを花粉症だと思う親の割合は年々増加傾向だといいます。大人と同じようにくしゃみや鼻水、鼻づまりなどを引き起こす花粉症。目のかゆみを我慢しきれず、子どもは必要以上に手でこすったり、かいたりしてしまい、目が充血してしまうことも。そんなときは目薬の使用が効果的なようです。「子どもの花粉症」にまつわる調査結果をもとに、子どもの目のかゆみ対策についてご紹介しましょう。子どもの花粉症は増加中、発症は低年齢化へロート製薬株式会社が行った<0~16歳までの子ども2,452人の親に聞いた「子どもの花粉症」 調査結果>では、 「子どもが花粉症だと思う」人は、2012年の25.7%から年々増加し、2014年には32.7%となっています。また、「わが子は花粉症だ」と実感している親に対して、その発症年齢について聞いたところ、0~5歳までが43.8%、0~10歳までが80.4%という結果に。過去3年の調査と比較すると、花粉症の発症年齢が低年齢化していることが判明しました。目の充血やかゆみがあっても、5人に1人の子どもが「目薬を使っていない」花粉症の症状のひとつである目のかゆみについては「充血やかゆみがあり、目をかいている」は21.3%、「充血はなく、目の周りの皮膚をかいている」が9.2%、「上記の両方ある」3.5%となり、子どもの目元に何らかの違和感を覚えている人が24.8%という結果に。大阪府済生会中津病院小児科の末廣豊 (すえひろ ゆたか) 医師によれば「目のかゆみは手でかいたり、こすったりしても良くならず、粘膜が傷ついたり炎症が悪化する恐れがあるため、目薬でかゆみを抑えることが有効です」とのこと。「かいちゃだめ!」といっても我慢できない子どもには、かゆみそのものをやわらげる目薬を使用することが効果的なようですね。「嫌がってなかなかさせない」親の苦労とはしかし、小さな子どもほど目薬をさすのを嫌がるもの。暴れてしまうので目薬がきちんとさせず、あおむけにして両腕をおさえ無理やりさしていた、という人もたくさんいるようです。子どもが目薬を嫌がらないように「目薬の容器の先端が怖いらしく、正面からさすのではなく横からスッと素早く近づけて先端が見えないよう工夫していました」「ぬいぐるみに目薬をさす真似をして、恐怖心をなくさせた」「キャラクターの指人形をつけて興味を引きながらさしていました」なんて意見も。一方、大きくなってくると「スイミングに通うようになったら自然に自分でできるようになった」「学校に持っていったらみんなからすごい! といわれてできるようになった」など、きっかけがあれば1人でさせるようにもなるようですね。目薬の正しいさし方って?目薬の正しいさし方についてご紹介します。正しい方法を知って、効果的に目薬を使いましょうね。1.手を洗って清潔にする2.顔を真上に向け、目薬を持っていないほうの片手で「あかんべえ」をする3.目薬の先がまつげやまぶたに触れないように点眼する4.1分ほど軽く目頭をおさえ、目を閉じる目薬を上手にさせるようになるには慣れも必要です。親が点眼する場合も最初はあせらず、落ち着いて行いましょう。花粉症には鼻に関するものや目のかゆみ以外にも「ぼーっとしている」など、わかりづらい症状もあります。子どもがいつもと違う様子を見せたら「どうしたんだろう?」とサインに気づいてあげることも大切なようですね。・ 0~16歳までの子ども2,452人の親に聞いた「子どもの花粉症」調査結果発表 | ロート製薬株式会社 (すだあゆみ)
2016年02月19日日本気象協会はこのほど、全国・都道府県別の「2016年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第4報)」を発表した。各地で花粉シーズンが始まっており、福岡では2月下旬にピークを迎えるという。現在、九州から関東地方の多くの所で花粉シーズンに突入した。2月13日は四国で、14日には、中国、北陸、東海、関東で「春一番」(立春から春分までの間に初めて吹く暖かい南よりの強い風)を観測。東京都練馬区では24度8分と夏日目前まで気温が上がり、記録的な暖かさとなった。この強い南風と気温の高さで、九州から関東にかけて花粉が一気に飛散した。1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した場合の最初の日のことを「飛散開始」としているが、同協会の観測では、東京都千代田区(大手町)で2月13日に飛散開始を確認した。春一番が吹いた14日はやや多く飛散したという。今後、2月下旬にかけての気温は、変動があるものの平年並みか、平年より高くなる所が多い見込みとのこと。このため、九州から関東地方にかけてスギ花粉の飛散数が増加し、北陸や東北地方の一部も飛散開始となると予想している。北海道では4月の気温が平年並みか高い予想のため、シラカバ花粉は例年よりやや早い4月下旬から飛散が始まる見込みだという。スギ花粉のピークは、福岡は2月下旬から3月上旬、高松・広島・大阪・名古屋・東京は3月上旬から中旬と予想している。金沢と仙台は3月中旬から下旬にピークを迎える見込み。スギ花粉のピークが終わった後は、各地でヒノキ花粉がピークを迎える。金沢と仙台は4月にヒノキ花粉が飛散するが、飛散数が比較的少なく、はっきりとしたピークはないとのこと。前シーズンと比べ、飛散数は九州・四国・東海・関東甲信地方では多いかやや多く飛び、場所によっては非常に多く飛散する所もある見込みだという。中国地方では前シーズン並み、近畿・北陸・東北地方と北海道ではやや少ないと見ている。例年と飛散数を比較すると、東北地方では例年並みの見込み。そのほかの地域では、花粉の飛散数は例年より少ない所が多いという。特に九州・四国・近畿地方と北海道では非常に少なく、例年の半分以下となると予想している。同協会のホームページでは、花粉情報を随時更新している。
2016年02月18日●症状を抑制するための投薬タイミング「花粉症」と聞くと、一部の人は非常に辟易とした気持ちになるだろう。特に有名なスギ花粉が一般的に飛散する2~4月は、目がかゆかったり充血したりと、どこに行くにしてもおっくうになる。実はこれらのアレルギー症状は、花粉飛散開始前から薬を投与する「初期療法」を行うことでシーズン中のつらさを緩和できるのだ。本稿では、あまきクリニック院長の味木幸医師の解説をもとに、花粉症における初期療法の重要性について紹介する。○ベストな投薬タイミングは花粉症の症状が悪化してから治療を始めると、それだけ効果が強い薬を使用する必要があるし、症状が緩和されるまでの時間もかかる。近年では、花粉飛散開始の2週間ほど前から薬を使い始めると、シーズン中の症状が軽くなることがわかってきている。これが初期療法だ。「飛散開始の2週間ぐらい前から、抗アレルギー薬を内服と外用で両方とも使用します。シーズン前に薬を投与することで、飛散時期に向けて体の"準備"を整えるという意味合いがあります」。目のための投薬というと外用の点眼のイメージが強く、内服薬はあまり意味をなさないのではと考えている人もいるだろう。それでも、やはり体の内と外から防御した方が効き目は高いと味木医師は指摘する。○治療薬の種類目薬による治療は、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬、場合によってはステロイドを用いる。■抗アレルギー剤かゆみの原因であるヒスタミンの発生を予防する。症状が軽度ならばすぐに作用するが、通常は使用を開始してから徐々に効果が高まり、約2週間で効果が安定する。■抗ヒスタミン剤その名の通り、ヒスタミンの活動を抑制する。一般的に抗アレルギー剤よりも即効性に優れる反面、効果の持続性が乏しいとされる。■ステロイド剤抗アレルギー剤と抗ヒスタミン剤で症状が緩和しない場合や、症状がひどい場合に使用する。「ステロイドは副作用が怖がられていますが、医者の管理下ではないと使えないですし、うまく使えばひどいアレルギー症状を改善できます」。●飛散開始後でもまだ間に合う!○コンタクト装用時でも使える点眼薬特に今シーズンは、抗アレルギー点眼薬の一部製品がコンタクトの上から使用できるようになったという。コンタクト装用時の点眼は、点眼剤に含まれる主薬がレンズに何らかの影響をおよぼす可能性が指摘されている。そのため、花粉症患者は点眼の度にレンズを外す必要があった。場合によっては、レンズを外した際に花粉が目の中に入り込み、点眼後も結局かゆみに悩まされるというケースもあった。そんな「憂き目」にもう遭遇しないですむというのだ。「医者からの処方となりますが、そういう新しい点眼薬もあります。その点眼薬は花粉症予防にもなるし、対策にもなります。私のクリニックで治療をしていても、その点眼薬だけで初期療法がすむ人がいます。初期段階でそのような効き目のある薬を使うと、1種類でもかなりの予防になります」。○飛散開始後でも症状を緩和できる地域によっては、既に「1平方cmあたりの花粉が連続して1個になった最初の日」と定義されている飛散開始日を迎えているだろう。「じゃあもう、今から治療しても遅いじゃないか」と感じるかもしれないが、花粉が飛散しだしてからでもシーズン序盤に治療を始めておけば、ピーク時の症状を緩和できるという。まだ決して遅くないのだ。「患者さんは症状がひどくなってから来院されますが、皆さん同じく症状がひどいため、病院で2~3時間待ちという状況に遭遇することもあるかと思います。初期療法のときにくると病院もすいていますので、早めの診察をお勧めしますよ」。※写真と本文は関係ありません○記事監修: 味木幸(あまき さち)あまきクリニック院長、慶緑会理事長。広島ノートルダム清心高校在学中に米国へ1年の留学。米国高校卒業後に母校に戻り、母校も卒業。現役で慶應義塾大学医学部入学。同大学卒業後、同大学眼科学教室医局入局。2年間の同大学病院研修の後、国家公務員共済組合連合会 立川病院、亀田総合病院、川崎市立川崎病院・眼科勤務。博士(医学)・眼科専門医取得。医師として痩身や美肌作り、メイクアップまでを医療としてアプローチする。著書も多数あり。
2016年02月17日そろそろ冬の終わりが見えてきた2月。暖かい春が待ち遠しいですが、花粉症の人にとっては憂鬱でもありますね。1年中、何かしらの花粉が飛んでいますが、特に症状が多いといわれるスギやヒノキがそろそろ飛散し始めます。花粉症は、早めの対策が肝心。そこで今回は、花粉症に効くといわれているお茶を4つご紹介したいと思います。花粉症に効くお茶4選鼻がつらい花粉症には「甜茶」日本アレルギー学会によると、甜茶の抽出成分には、鼻アレルギー治療薬並みの抗アレルギー作用があるとされる「GODポリフェノール」という成分が含まれているそう。副作用もなく、強い眠気を感じる心配もなし。ノンカフェインで夜飲んでも問題がなく、“甜茶”といわれるように砂糖の7.5倍「舌に甘い」お茶ですが、ほとんどノンカロリーで虫歯の心配もありません。ミネラルも豊富で、体質改善、口臭予防の効果も。花粉症のあらゆる症状に「べにふうき緑茶」べにふうきは、元々紅茶用の優良品種として開発されたお茶で、緑茶に加工したときに多く含まれる「メチル化カテキン」に抗アレルギー効果があることが学会等で報告されており、くしゃみ、鼻水、眼のかゆみといったアレルギー症状に効果的です。そのため、花粉症対策で飲むなら「べにふうき紅茶」ではなく「べにふうき緑茶」を。メチル化カテキンは、摂取して30分程度で効果が表れますが、体内に3~4時間くらいとどまり、徐々になくなってしまうので、こまめに摂取すると効果的です。美容効果も狙うなら「ルイボスティー」「奇跡のお茶」といわれるルイボスティーには、花粉症にも有効です。アレルギー反応が起こると、体の中では活性酸素が発生します。この活性酸素の増加を抑えるのが、ルイボスティーに多く含まれるSOD様酵素。SOD様酵素が持つ強い抗酸化作用が、体の免疫力を高め、花粉症などのアレルギー反応を制御してくれ、アレルギーを引き起こす物質を抑えるケルセチン、ルテオリンなども含まれます。効果的に飲むには、10~20分煮出しましょう。ダイエット効果もある「しそ茶」紫蘇に含まれる「ロズマリン酸」にはアレルギー症状を抑える働きがあり、糖と脂肪の吸収を抑制する効果もありダイエット効果も。また、京都大学の久米教授らの研究によると、青紫蘇のポリフェノールには活性酸素の働きを抑制することもわかっています。アレルギー症状があると肌も敏感になり、肌荒れや肌トラブルが出ることも多いですよね。涙目や鼻のかみ過ぎでメイクも台無しになりがちですが、少しでも症状を抑えられるように、早めの対策をしていきましょう。
2016年02月16日今年の冬は、暖冬かと思えば猛烈な寒気で沖縄や奄美大島でも雪が降るなど、変化の激しい気候ですね。どのような気候になるか、まだまだわかりませんが、仮に暖冬だった場合にやっかいなのが、花粉が多く飛ぶ可能性が高いことです。関東地方を中心に罹患者の多い花粉症、毎年さまざまな対策をしている方が多いのではないでしょうか? 花粉症対策におすすめのハーブが、エルダーフラワーです。ハーブは薬とは違いますが、古代から利用されてきた人類の知恵であり、私たちの体をサポートしてくれることもあります。早いうちから飲み始めて、体質改善を試みるのもいいかもしれませんね。エルダーフラワーとは和名は「セイヨウニワトコ」。レンプクソウ科の植物で、かわいらしい白い小さな花を咲かせます。フラボノイドという成分が多く、ヨーロッパでは古くから風邪やアレルギーの症状を緩和すると言われ親しまれてきたハーブです。マスカットのような甘い香りがし、ハーブティーでも比較的飲みやすいですが、さらにひと手間かけてハーブコーディアル(シロップ)にすると、とってもおいしくいただけますよ。ハーブコーディアル作りにおすすめの書籍ハーブコーディアルの作り方はいろいろなところで紹介されていますが、おすすめの本を1冊紹介しましょう。「エビちゃん」の愛称で知られるモデル・蛯原友里さんは、有資格者がわずか5,000人という超難関資格、「ハーバルセラピスト」という資格を持っています。そんな蛯原さんが書いた本、『きれいになるハーブ おしゃれに暮らす幸せレシピ』(小学館)には、女性の体調や悩みに合わせたハーブの取り入れ方や、毎日の生活をより美しく、快適にするハーブとのつきあい方が書かれています。たくさんのハーブブレンドレシピやハーブたっぷりのお料理レシピが紹介されていて、毎日の生活に彩りを添えるような、おしゃれでナチュラルなハーブの活用が盛りだくさん。見ているだけでウキウキしたり、真似したくなったりするだけでなく、ちゃんとハーブの知識も学べる本です。ハーブは決して生活になくてはならないものではないですが、子育てや仕事で余裕がないときこそ、この本に出ている簡単なレシピやハーブブレンドを試して、自分の心にゆとりを持ちたいと考えています。また、この本の中で紹介されている、ハーブコーディアルのレシピは、とてもおいしいのでおすすめです。用意する材料はこちら。◎エルダーフラワーのハーブコーディアル(出来上がり・約200ml)<材料>・ドライハーブ(エルダーフラワー) 20g・ブラウンシュガー 100g・レモン(薄くスライスしたもの) 1個・水 200ml出典:『きれいになるハーブ おしゃれに暮らす幸せレシピ』(小学館)より用意したエルダーフラワーを鍋で濃いハーブティーを煮出し、ハーブを取り出して砂糖を加えて少し煮てからレモンを入れれば、エルダーフラワーのハーブコーディアルの出来上がりです。詳しい作り方は書籍を参考にしてください。お湯や水・炭酸で6~10倍に割って飲んだり、ヨーグルトにかけたり紅茶に加えてもおいしいですよ。市販のハーブコーディアルで手軽においしくいただくのもいいですが、ぜひ手作りしてみてください。 『きれいになるハーブ おしゃれに暮らす幸せレシピ』 (中山真澄)
2016年02月14日花粉症患者は、花粉症ではない人には決してわからないつらさや苦しみと戦っている。そして、それらのつらさは、日常に現れている目や鼻への症状のほかにも多数ある。今回は、花粉症に悩むマイナビニュース会員300名に「花粉症で困ること」を聞いてみたので、理由とあわせて紹介しよう。Q.花粉症によって困ることを教えてください(複数回答可)1位: 目や鼻が気になって仕事や家事に集中できない(67.3%)2位: 倦怠感やだるさを感じ、やる気が出なくなる(35.7%)3位: 診察費や対策アイテム費など、お金がいろいろとかかる(20.7%)4位: 夜に眠れずに寝不足になる(20.3%)5位: 洗濯物や布団が外に干せない(17.7%)■目や鼻が気になって仕事や家事に集中できない・「仕事中に泣いてしまい、仕事の上司に心配されたことです」(23歳女性/その他/専門職)・「鼻をかむ度に化粧が取れてしまう」(36歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)・「目のかすみによって、小さい字やPCの画面が見えづらくなる。仕事の能率も落ちると思う」(30歳男性/学校・教育関連/専門職)・「常に不快な状態なので機嫌も悪くなってしまう」(33歳男性/食品・飲料/営業職)・「くしゃみを続けて三回以上すると尿漏れをおこすので、下着を取り換える必要が出てくる。忙しいときにさらに忙しくなる」(46歳女性/その他/その他)■倦怠感やだるさを感じ、やる気が出なくなる・「目がかゆくてかゆくて、何もする気が起きない」(27歳女性/金融・証券/営業職)・「頭が重くなって考えられなくなるので、薬は欠かせません」(50歳以上男性/電機/技術職)・「無菌室に1日いたいくらい」(28歳女性/通信/販売職・サービス系)・「黄砂が加わると生きるのがつらいほどのだるさと頭痛に見舞われます」(36歳男性/機械・精密機器/営業職)・「一日ぼーっとしていることもある」(33歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■診察費や対策アイテム費など、お金がいろいろとかかる・「抗ヒスタミン剤を処方してもらうので、お金がかかる」(50歳以上男性/情報・IT/事務系専門職)・「お金がかかるし、コンタクトできない」(32歳女性/その他/事務系専門職)・「お金・外出など、生活に支障が出る」(33歳女性/医療・福祉/専門職)・「アレルギー用の市販薬を買ったり目薬を買ったり出費がかさむ。息がしにくいので夜寝るときがつらい」(31歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)■夜に眠れずに寝不足になる・「寝ても鼻が詰まって熟睡できない」(37歳女性/小売店/販売職・サービス系)・「鼻の中が腫れる感じが一番嫌ですね。寝ているときに息苦しくてつらいです」(32歳男性/その他/その他)・「鼻がつまって苦しいためなかなか寝付けず、朝起きるのがつらく、その日1日やる気が出ず、引きこもる」(31歳女性/その他/その他)■洗濯物や布団が外に干せない・「布団や洗濯物を外干ししたいが、取り込んでから室内で症状が出てしまうので干せない」(38歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)・「洗濯物を外に干して取り込む前に激しくばさばさやると、黄色いものがぼやんと舞い上がる。『やべ…花粉だ』と思った瞬間、くしゃみ連発、鼻水濁流」(24歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「外で洗濯した服を着るとくしゃみが止まらなくなる」(28歳女性/情報・IT/技術職)■総評圧倒的大差をつけての1位は、「目や鼻が気になって仕事や家事に集中できない」だった。大半は止まらない目のかゆみや、自然にあふれだす鼻水によって何にも手が付かないというもので、「薬の副作用で眠くなり、仕事にならない」という回答者も少なくなかった。2位には、およそ3名に1名が回答した「倦怠感やだるさを感じ、やる気が出なくなる」が入った。「一日つらくてだるくてやる気を失ってしまう」「集中力がなくなり、やる気も出ない」などのように、「無気力状態」に陥っている患者が多数みられた。3位は「診察費や対策アイテム費など、お金がいろいろとかかる」。毎年のように引き起こされるアレルギー症状緩和のために必ず一定額を出費するのは、頭では「大切」とわかっていても、気持ちの面では納得がいかない人もいることだろう。ちなみに、6位以下は「症状がひどくなって、外出するのをためらうようになってしまう」(17.0%)、「化粧ができない」(14.0%)などがランクインしていた。アレルギー症状がひどい人にとっては、花粉症のシーズンは毎日が地獄のように感じられるもの。花粉症に悩む恋人や友人などが、あなたといるときに眠たそうにしていたり、けだるそうにしていたりしていても、多少は大目にみてあげてほしい。※写真と本文は関係ありません調査時期: 2015年11月5日~11月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性116名 女性184名 合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2016年02月12日日本調剤はこのほど、「2016花粉症の実態と対策」調査の結果を発表した。同調査は1月14日~15日、花粉症と自覚・診断されたことがある花粉症経験者で、全国の20~70歳以上の男女1,053人を対象にインターネットで実施したもの。一番花粉症の症状がひどい季節を聞いたところ、圧倒的に多かった回答は「春」(90.4%)だった。次いで「秋」(5.9%)、「冬」(2.4%)、「夏」(1.3%)となっている。花粉症の症状について聞くと、1位は「鼻水・鼻づまり」(87.1%)、2位は「目のかゆみ」(81.9%)、3位は「くしゃみ・咳(せき)」(56.4%)だった。「鼻のかゆみ」(40.5%)、「目の充血・涙目」(34.8%)という回答も多い。花粉症の治療に病院に行くか尋ねると、6割近い人が病院に行く(「必ず行く」「行く場合もある」の合計)と回答した。女性70代以上は最も病院に行く割合が高かった(72.1%)。一方、男性30代の5割以上は病院に「行かない」という結果になっている。花粉症でも病院に行かないと答えた人に、その理由について聞くと「我慢できる程度だから」(49.9%)と約半数が答えた。次いで「市販薬で十分だと思うから」(29.2%)、「面倒だから」(25.5%)という回答が続く。男性30代の最も多い理由は、「面倒だから」(44.4%)だった。治療薬以外に行っている花粉症対策について尋ねたところ、1位は「マスクをする」(68.5%)、2位は「うがい・手洗いをする」(48.3%)だった。基本的な対策が圧倒的に多いことがわかる。同社の薬剤師によると、花粉症の症状のいくつかは、かぜや他の病気の症状と重なるものがあるという。鼻水やくしゃみが出るため、花粉症初期には風邪ではないかと戸惑う人も多いとのこと。自分ではわかりにくいものなので、思い当たる症状があれば、早めに医師の診察を受けることがいいという。花粉症とわかったら、「マスク」「うがい・手洗い」などで、できるだけ花粉を吸い込まないよう心掛けることも必要となる。酒や喫煙を控え、食事や運動に気を配るなどして日頃の生活習慣を改善し、体の免疫力を高めることも大切といわれている。
2016年02月10日毎年、春の訪れの足音が聞こえてくると、花粉に悩む多くの人が頭を抱え始める。花粉症の症状は「くしゃみ」「目のかゆみ」などさまざまだが、どの症状に悩んでいる人が最も多いのだろうか。今回は花粉症に悩むマイナビニュース会員300名に「花粉症の具体的な症状とその程度」について聞いてみたので紹介しよう。Q.花粉症の具体的な症状を教えてください(複数回答可)1位: 目がかゆくなる(73.0%)2位: 鼻水が出る(72.0%)3位: くしゃみが出る(57.0%)4位: 鼻がつまる(39.7%)5位: 目が充血する(21.3%)■目がかゆくなる・「鼻と目がかゆくなり、体中がチクチクそわそわする」(32歳女性/食品・飲料/事務系専門職)・「涙が止まらないし、目がしょぼしょぼするしで仕事にもプライベートにも支障がありすぎる」(47歳男性/電力・ガス・石油/技術職)・「薬を飲まないとぜんそくレベルと医者から言われた。鼻水が止まらずに脱水症状になりそうになる。目は角膜が傷つく」(32歳女性/建設・土木/事務系専門職)・「目をこすりすぎて毛細血管が切れてしまい、白目部分が真っ赤になってしまった」(31歳女性/小売店/秘書・アシスタント職)・「どの症状もひどいが、特に涙と目の腫れがひどく、何かあったのかと周りに心配されるレベル」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)■鼻水が出る・「とにかく鼻水がひどく、ちょっと油断するとすぐ口元まで流れ出ていた」(43歳男性/機械・精密機器/技術職)・「鼻水が水のようになってティッシュを詰めてもびしょびしょになる」(40歳男性/その他/その他)・「目と鼻から水分が一日中流れ落ちる感じ」(33歳女性/その他/クリエイティブ職)・「毎回鼻をかんでいたらきりがないので、ティッシュを丸めて鼻に詰めたりマスクの内側にティッシュを重ねたりしているが、それでもごみ箱がすぐにいっぱいになる」(46歳男性/ソフトウェア/技術職)・「鼻をかみすぎで酸欠になりクラっとくるくらい」(24歳男性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)■くしゃみが出る・「15回くらい連続でくしゃみが出る」(37歳男性/機械・精密機器/販売職・サービス系)・「花粉症のありとあらゆる症状がでて、なにもやる気がおきなくなる」(36歳男性/機械・精密機器/営業職)・「鼻水が出まくり、くしゃみが止まらなくなる。鼻をかみすぎて、鼻がつまる。最終的に風邪を引くというパターンにはまる」(24歳男性/電機/営業職)■鼻がつまる・「鼻づまりがひどく、耳まで聞こえにくくなる」(36歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)・「鼻水がひどくて鼻を触るので鼻先が痛くて触れなくなる。また全身の皮膚も敏感になりツラい」(42歳女性/団体・公益法人・官公庁/専門職)・「とにかく鼻水が出て鼻で息ができない。くしゃみ前のむずむず感のようなのがずーーっとあって涙が出てくる」(31歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)■目が充血する・「いつも泣いているような目になる」(25歳女性/自動車関連/技術職)・「花粉によってアレルギー性結膜炎になり、コンタクトを着用できなくなる」(31歳女性/その他/その他)■その他・「アレルギー科の先生からも『あなたはほんとにひどくて大変だね』と言われるほどひどいので、軽度の人に『私も同じ。つらいよね』と言われると複雑な気分になります」(28歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「くしゃみや鼻水は大したことないが、肌が赤くガサガサになりかゆくなる」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)・「血液検査で重症度が一番上だった」(31歳女性/電機/事務系専門職)■総評わずかの差ながら「目がかゆくなる」が73.0%の支持率を集めてトップとなった。「かゆくて死にそう」「かゆみが止まらない」などの切実な意見が多く、パソコン画面が全く見られないという人や、ひどくなると目が開けられないという人もいた。このレベルまで来ると、もはや仕事をしても仕事にならないだろう。1ポイント差の2位は「鼻水が出る」。マスクをしたうえで、周囲にばれないように「ティッシュ鼻栓」をしたり、オフィスや家では必ずティッシュと一緒に移動したりすることで、アレルギー症状に対抗している回答者も散見された。3位は「くしゃみが出る」で、およそ5名に3名が回答した。連続くしゃみに苦しむ人や、夜間のくしゃみで熟睡できない人たちからの訴えが目立った。また、6位以下は「目から涙が出る」(20.0%)、「肌がかゆくなる(荒れる)」(16.7%)、「のどが痛くなる」(16.0%)、が並んだ。花粉によるアレルギー症状を和らげるには、とにかく花粉を吸い込まないことが大切。周囲の人たちの協力を得るなどして、少しでもつらくない日々を送るように工夫してほしい。※写真と本文は関係ありません調査時期: 2015年11月5日~11月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性116名 女性184名 合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2016年02月05日日本人の4人に1人が悩んでいるといわれるスギ花粉症。毎年シーズンになると、目のかゆみや鼻水など、外に出るのが憂うつになってしまいますよね。さらに花粉症は、肌荒れやかゆみなど、肌トラブルを引き起こすことも。つらい症状を防ぐと同時に、肌対策もしっかり行っておきましょう。■アロマを使ったスチームケア温かい蒸気で肌にうるおいを与えるスチームケア。この時期は、アロマで花粉対策もプラスしておきましょう。自宅に専用のスチーマーがない場合は、洗面器のお湯で代用してもOK。やや熱めのお湯を洗面器に入れ、そこにアロマを数滴たらします。湯気に肌があたるようにして、大きめのバスタオルなどを頭からすっぽりとかぶりましょう。使用するアロマは、鼻やのどをスッキリさせてくれるユーカリやティートリー、スイートオレンジなどがおすすめ。中でもティートリーは、鼻の通りを良くすると同時にニキビケアにも効果的といわれています。■ハーブティーでリフレッシュしながら花粉対策日頃からできる花粉症対策としておすすめなのがハーブティー。1日2~3杯を目安に飲むことで、花粉症のつらい症状をやわらげる効果があるといわれています。アレルギー症状の緩和に効果があるとされているのが、カモミールやネトル。とくにネトルは、ビタミンやミネラル、鉄分なども多く含むため、美肌にも役立ちそう。そのほか、鼻づまりにはペパーミント、目のかゆみにはアイブライトも効果的とされています。なお、カモミールは、ブタクサアレルギーによる花粉症の場合は症状を悪化させてしまうことがあるため注意しましょう。■マスクで保湿効果花粉対策として欠かせないのが外出時のマスク。花粉はもちろん、外の冷たい空気や乾燥からも肌を守ってくれます。くちびるのカサつきが気になるときには、リップクリームやくちびる専用の美容液を塗ってからつけましょう。吐く息によるスチーム効果で、しっとりぷるぷるのくちびるになれるはず。また、ペパーミントやローズマリーなどのアロマオイルを1滴マスクにたらして使うのもおすすめです。鼻やのどの不快感を軽減してくれるほか、香りによるリラックス効果もあります。つらい花粉症のシーズン、少しでも症状をやわらげながら、美肌ケアもしっかり行っておきたいですね。
2016年02月02日インターメスティックはこのほど、花粉対策メガネ「AIR VISOR(エアバイザー)」シリーズ全32種類を全国のZoff店舗(アウトレット含む)にて発売した。同シリーズでは、メガネタイプの「AIR VISOR」26種類と、ゴーグルタイプ「AIR VISOR ULTRA(エアバイザー ウルトラ)」6種類を展開する。価格は各税別3,000円。レンズには曇りにくい防曇レンズを採用している。デザインは、ディズニー・キャラクターをプリントした「ディズニーモデル」や、ストライプなどの柄の商品のほか、ブラックやべっ甲柄といったシンプルなタイプも取りそろえている。「AIR VISOR」は細身のテンプルと透明のフードが特徴で、花粉最大92.3%カットを実現。ラバー素材のため、鼻パッドと耳のかかり具合の調整ができる。子供向けのSサイズを7種類、Mサイズを11種類、Lサイズを8種類用意している。プラス税別2,000円で度付き防曇レンズにすることも可能。「AIR VISOR ULTRA」は、顔のカーブに合わせたラバーフードで花粉最大98.4%カットを実現したゴーグルタイプ。Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ各2種類を用意している。(C)Disney
2016年01月25日ダスキンは1月19日、「花粉・ハウスダストを室内から除去するための掃除法」と題したセミナーを開催。同社で掃除用品の開発に携わっている樺田陶子氏が、花粉を取り除くのに適した掃除道具やその使い方、時間帯などについて解説した。○最も重要なのは花粉が室内に侵入するのを防ぐこと掃除方法の解説に入る前に、まず樺田氏が「最も重要なこと」と指摘したのが、花粉が室内に侵入するのを防ぐことだ。樺田氏は花粉の3大侵入経路として「玄関・窓」「衣服」「洗濯物」をあげ、それぞれ花粉の侵入を防ぐ方法を教えてくれた。はじめに「玄関・窓」については、「なるべく開けないということしかない」とのこと。どうしても換気したければ「花粉の飛散量が少ない日、少ない時間帯を選んで、なるべく短時間で換気してほしい」とした。次に「衣服」については、「家に入る前に花粉をできるだけ取り除く」のがベストだそうだ。玄関に入る前に、モップで花粉を落としたり、粘着ローラーで花粉をくっつけて除去したりする方法などがある。また、花粉症シーズンは花粉を落としやすい、つるつるとした素材の服を着用するのもオススメだという。最後に「洗濯物」であるが、「室内に干すことができれば安全」とする一方、室内に全ての洗濯物を干すのは難しい人もいるだろう。その場合の対策としては衣服と同様、モップや粘着ローラーなどを使って花粉を取り除いてから、室内に取り込むということになる。○花粉がたまりやすい玄関やベランダ・窓のそばを拭き取るしかしそれでも完全に花粉の侵入を防ぐことはできない。そこで、侵入してしまった花粉を取り除く場所としてまず注目してほしいのが「玄関・ベランダのそば・窓のそば」だ。樺田氏によれば、花粉は飛散直後は水分を含んでいて重さがあるため、これらの場所にたまって落ちているのだという。「窓から30センチ以内のところでは、ベランダと変わらないほどの量の花粉があったというデータもあります」とのこと。玄関やベランダ、窓を開けたときには、早い段階でこれらの場所を掃除しておくと、室内で花粉を拡散させずに済む。○掃除のタイミングは「朝一番」か「帰宅直後」がベストそれでは、すぐに掃除ができなかった場合、窓際などにたまった花粉はどうなってしまうのか。恐ろしいことに、その後は乾燥して細かく砕け、ハウスダストとして部屋の中にとどまってしまうのだという。花粉は砕けてしまうと非常に小さい粒子となり、日常の動きで簡単に空気中に舞い上がる。ひとたび舞い上がると、床の上に落ちてくるのに時間がかかるため、掃除に工夫が必要となってくる。そこでポイントとなるのが「朝一番」や「帰宅直後」に掃除することだ。寝ている間、外出している間など、人の動きが少ない時間に、舞い上がった花粉は床の上にゆっくりと積もってくる。落ちきっているときに全部除去してしまうのが、花粉をとりきるコツだという。さらに掃除の仕方については、重要なのが「花粉を舞い上げないこと」。はたきではたいたり、ほうきで掃いたりすると、確かに対象物から花粉はとれるが、多くを空気中に戻してしまう。床や家具の上に積もっているうちに、モップなどで優しく拭き取る掃除がオススメとなる。また掃除の順番は「上から下」を意識し、高いところに積もっている花粉を拭き取ってから、床を拭くのがよいという。ここでも花粉を舞い上げないために、掃除機をかけるのは最後の作業としてほしい。日本気象協会の「2016年春の花粉飛散予測(第3報)」によれば、2016年春の花粉シーズンは、2月上旬に九州・中国・四国・東海・関東地方から始まる見込み。今のうちから、花粉除去に有効な掃除方法をぜひマスターしてほしい。
2016年01月21日ロート製薬はこのほど、花粉症対策への啓発を目的に、0歳~16歳の子どもを持つ親を対象として11月に実施した「子どもの花粉症」アンケート調査の結果を発表した。0歳~16歳の子どもを持つ親1,589人(その子どもは2,618人)に「お子様は花粉症だと思いますか?」と質問したところ、「花粉症である」と親が実感している子どもは、「花粉症」(21.5%)、「花粉症も通年性アレルギー性鼻炎も両方」(12.0%)を合わせると33.4%。2012年に行った同様のアンケートでは25.7%であり、以降から年々増えていることが分かった。また、現在子どもが該当すると思うアレルギー症状について聞いたところ、「花粉症」の33.4%に対して、「アトピー性皮膚炎」は10.4%で、花粉症はアトピー性皮膚炎の子どもの割合と比べると約3倍以上となっている。「子どもが花粉症だと思う」と答えた人に、発症したと思われる年齢を聞いたところ、0歳~5歳が45.5%、0歳~10歳が82.3%という結果になり、同社は「過去3年の調査と比較すると、花粉症発症の実感が低年齢化傾向にあるようだ」と分析している。住環境別に集計した花粉症の子どもの割合比較では、一戸建の35.2%が最も多く、次いでマンション・アパートの7階以上が32.4%であった。専門医の考察によると、アレルギーを起しやすいと言われるディーゼルエンジンの排気ガスを吸い込みやすい一戸建、また都会で土が少ないと考えられるマンション高層階では花粉が舞いやすく、花粉症を発症しやすい環境だと考えられているとのこと。同調査は、全国の0歳~16歳の子どもを持つ親1,589人(その子どもは2,618人)を対象として11月5日~11日の期間にインターネットによるアンケートによって実施。調査結果は回答した親の実感によるもので、医師の診察結果による数値ではない。また、子どもの人数に応じてそれぞれ回答を得ている。
2015年12月28日日本気象協会はこのほど、「2016年春の花粉飛散予測」(第2報)を発表。2月上旬に九州・中国・四国・関東地方から花粉のシーズンが始まると予測している。2016年の1月と2月の気温について、西日本と東日本では平年並みか平年より高く、北日本ではほぼ平年並みの見込み。この時期の気温が平年より高いとスギ花粉の飛散開始は早まる傾向があることから、2016年の飛散開始時期は西日本と東日本では例年より早く、北日本では例年並みと予想されている。2月上旬には九州・中国・四国・関東地方から花粉のシーズンが到来。北陸・近畿では2月中旬、東北では2月下旬からスギ花粉の飛散が始まる見込みとなっている。しかし同社は「スギ花粉は飛散開始と認められる前から、わずかな量が飛び始めます」と指摘。「2月上旬に飛散開始が予測される地域では、1月のうちから花粉対策を始めるとよいでしょう」とコメントしている。さらに飛散数に関しては、九州・四国・東海地方では前シーズンより多いかやや多く、非常に多く飛散するところもある見込み。中国・関東甲信地方では前シーズン並み、近畿・北陸・東北地方と北海道ではやや少ないとしている。
2015年12月08日毎年、花粉症に悩まされているみなさんに驚きの新事実です。最近の研究で、花粉症患者が極度のうつ病になる割合が、ふつうの人の4倍、自殺率は30%も高いということがわかったのです。辛くて嫌な花粉症が、うつ病や自殺のリスクにまで関係しているとは驚きです。「たかが花粉症……」と侮らずに、きちんと治療をしたほうがいいかもしれませんよ。■くしゃみも長期に渡れば精神病に発展する可能性が花粉に対するアレルギー反応は、体じゅうの血管や組織に炎症反応を引き起こします。これが長い期間続くと、脳にまで悪影響を及ぼすと考えられています。たとえば、よくある「炎症」のひとつである「くしゃみ」は。花粉のようなアレルギーの原因を、体が追い出そうとして起こるものです。たかがくしゃみ、と思われるかもしれませんが、このような低レベルの炎症でも、花粉症のように数ヶ月単位の長期間続く場合は、中年以降に深刻な精神病になる可能性が高まるというデータがあるのです。■花粉症患者はふつうの人の4倍も躁鬱病になりやすい台湾の国立陽明大学の科学者たちは、花粉症を患う約1万人のティーンエイジャーと、花粉症を発症していない約3万人のティーンエイジャーを比較しました。2つのグループを10年近く観察し、躁病期(興奮しすぎて集中力を欠き、不眠に陥っているような時期)を特徴とする躁鬱病と診断された人が何人いるかを記録したのです。「心身症研究誌」に掲載された結果によると、花粉症を患っている青年期の人々は、そうでない人の4倍も躁鬱病と診断されることが多いことがわかったのです。花粉の時期に気分が落ち込むのは、気のせいではなかったのかもしれません。■自殺のリスクもうつ病じゃない人より30%高くなるまた、2010年のデンマークの研究によると、花粉症患者は自殺率も高くなるのだとか。オーフス大学の研究者たちが、自殺した人たちの中で、アレルギー患者とアレルギーの無い人の割合を比べたところ、花粉症のようなアレルギーを持った人は、アレルギーの無い人より、30パーセントも自殺のリスクがあることがわかりました。花粉症の影響、侮れませんね。■長期の炎症による幸せホルモンの低下がうつ病に関連くしゃみや鼻水のような「炎症」が、なぜ精神病と結びつくのでしょうか。明確な答えはまだ出ていませんが、アレルギー反応が出ている間につくられる「炎症性サイトカイン」と呼ばれる物質が関係していると考えられています。サイトカインは、花粉のような外部からの侵入者を追い出す役割をしていますが、脳の中にある幸せホルモン、セロトニンのレベルを下げる可能性もあるというのです。花粉症のように炎症が長期にわたると、どんどんサイトカインが分泌され、セロトニンは減り続けてしまいます。このことが、アレルギーによってうつ状態が引き起こされる原因なのではないか、というのが、いまのところもっとも有力な説だといわれています。現在、研究者たちはイブプロフェンのような炎症を抑える薬が、うつ病の治療に役立つ可能性について調査中。抗うつ薬が効かなかったうつ病の患者たちに、抗炎症薬を投与することでセロトニンのレベルを上げ、病状を改善できるのではないかと考えているのです。つまり、アレルギー症状を抑えたら、うつ病が改善するかもしれないということ。イブプロフェン配合の薬は薬局でも購入できるので、花粉症で気が滅入ってしまう人は試してみてもよいかもしれません。*花粉症や慢性鼻炎で精神病になるなんて、これまでまったく考えられてこなかったことですね。たとえ精神病に結びつかなかったとしても、花粉症や鼻炎で幸せホルモンが減ってしまうことは大問題。「この時期だけだから……」と我慢せずにきちんと花粉症治療をして、快適に過ごせるようにしたいですね。(文/スケルトンワークス)【参考】※Could a runny nose make you depressed? Hay fever sufferers may be four times more likely to develop the mental illness-Daily Mail Online
2015年11月30日ウェザーニューズはこのほど、2016年の花粉シーズンにおける全国の「スギ・ヒノキ花粉の傾向」を発表した。同発表によれば、花粉は2月初めから関東や九州を中心に飛散が始まる見込みとなっている。2016年のスギ・ヒノキ花粉の飛散開始時期は、全国的に平年並みのところが多くなる見込み。一方で、東海や四国、九州では平年よりやや早めとなるところもありそうだとしている。早ければ2月初めには九州や関東で飛散が始まるところがあり、2月中旬には東海や西日本の広範囲、2月下旬には北陸や東北でも飛散が始まる予想となっている。飛散ピーク時期については、スギ花粉が九州や四国で2月末~3月初め、中国地方や近畿、関東、東海で3月上旬~中旬、北陸で3月中旬~下旬、東北で3月下旬~4月上旬の見込み。スギ花粉のピークが過ぎたあとは、桜の花が咲く頃にヒノキ花粉の飛散が増え、九州や四国では3月中旬~下旬、中国地方や近畿、関東、東海では4月上旬~中旬に飛散量がピークとなる予想となっている。2016年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、ほぼ全国的に平年(2008~2015年平均)より少なくなる予想で、平年比が90%以上となる山形県や岩手県でも平年を上回る量の花粉が飛ぶことはないと見込まれている。東京都ではスギ・ヒノキ花粉の飛散開始時期を2月上旬とし、飛散量を2015年シーズンの81%と見込んでいる。同社は2016年シーズンの花粉飛散量について、「全国的に平年より少なめの予想ではありますが、西日本では2015年の約1.5~2倍となるため油断はできません」と指摘。その上で、「花粉症には早めの対策が効果的なので、飛散開始の2週間前までを目安に準備しておくことをおすすめします」とコメントしている。
2015年11月27日ウェザーニューズは10月8日、来年の花粉シーズンにおける全国の「スギ・ヒノキ花粉の傾向」を発表した。同発表によれば、ほぼ全国的に飛散量は平年(2008~2015年平均)より少なくなる見込みとなっている。2016年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの予想飛散量は、東日本を中心に平年の70%未満となる地域が目立ち、東京都にいたっては平年の43%となっている。平年比が90%を超える山形県や岩手県でも、平年を上回る量の花粉が飛ぶことはない見込み。また前年と比較すると、花粉飛散量が少なかった西日本を中心に前年比100%以上の地域が多くあるが、量としては平年並み~少なめと予想されている。同社によれば、一般的に前年の夏に十分な日照があり、夏らしい暑さであるほどスギ・ヒノキ花粉の発生源となる雄花生産量は多くなる傾向がある。しかし、今年は8月上旬に猛暑日が集中したものの、8月下旬の気温は平年を大幅に下回ったため、東~西日本を中心に雄花の生育に適した天候ではなかったという。一方で、同社は「風が強い日や雨の降った翌日などには一時的に花粉の飛散が増えるため油断はできません」と指摘。「例年、2月以降に花粉の飛散量が次第に増えていきますが、本格的な花粉シーズンを迎える前から対策しておくとよさそうです」としている。
2015年10月09日日本気象協会は10月7日、今夏の気象条件などをもとに「2016年春の花粉飛散予測(第1報)」(スギ・ヒノキ花粉、北海道はシラカバ)を発表した。同発表では、2016年の花粉飛散数は前シーズンと同程度か、上回る地域が多くなると予想されている。花粉の飛散数は、前年の夏の天候が大きく影響する。前年の夏の天候に、「気温が高い」「日照時間が長い」「雨が少ない」といった気象条件がそろうと、花芽が多く形成されるため、翌年の花粉の飛散数が多くなると言われている。これらの諸条件を踏まえた結果、2016年春の花粉飛散予測は、四国地方と九州地方では前シーズン比で約1.5倍の飛散数になるという。また東海地方、近畿地方でも前シーズンより花粉がやや多く飛ぶ予測となっている。関東地方や中国地方ではほぼ前シーズン並みで、北海道や東北地方、北陸地方ではやや少ないと予想されている。例年と比較すると、夏の気象条件がそろった東北地方を除き、全国的に例年並みか少ない地域が多くなると見込まれている。その他の地域では夏の気象条件がそろわなかったため、例年より少なく、非常に少ない地域もあるという。なお、東京は前シーズン並みで、前シーズン少なかった大阪はおよそ2倍近くになると予想されている。
2015年10月07日アシストは9月17日、標的型攻撃への対策を支援するために内部対策を重視した各種の施策を「標的型攻撃対策ソリューション」として体系化し、提供開始した。具体的には、マルウェアの侵入の予兆や状況の把握のため定期的なモニタリングを実施する「BlackDomainSensor」、内部対策として、特権IDを奪取されたとしてもデータを持ち出させず持ち出されても意味が無いようにするための多重対策として「マルウェア遮断ソリューション」「ダブルブラウザソリューション」「特権ID管理ソリューション」「ファイルサーバ情報漏洩防止ソリューション」の全5ソリューションを展開する。このうち、「マルウェア遮断ソリューション」は2015年10月に新設予定であり、「ダブルブラウザソリューション」は同月に機能強化版を提供開始する予定だ。BlackDomainSensorはセキュリティ・ログ分析エンジンを使い、インターネットのアクセス・ログとC&Cサーバのリストを突合せた結果と、Active Directoryに特権IDを模したトラップ・アカウントを仕掛け、おとりに引っ掛かったマルウェアの認証失敗ログを抽出したレポートを出力する。マルウェアによるC&Cサーバへ通信している端末の発見や、マルウェアによる特権ID奪取の挙動の発見に有効という。マルウェア遮断ソリューションは2015年10月に新設予定であり、マルウェアが侵入している可能性のある端末をネットワークから遮断する。遮断は管理者がリモートから実施可能。該当端末のC&Cサーバへの不正な通信のブロックや、データの不正な持ち出し・侵害拡大の防止に有効としている。ダブルブラウザソリューションは、インターネット・アクセス用のブラウザを仮想環境で提供し、業務用端末から外部へのインターネット・アクセス(HTTP通信)を禁止させ、業務用端末のインターネット・アクセスを分離する。なお、2015年10月に機能強化版のリリースを予定している。同ソリューションにより、マルウェアが侵入したとしても、標的型攻撃の出口となるC&Cサーバとのインターネット・アクセスを禁止することで攻撃を無効化できるとのこと。特権IDはワークフローにて申請を行い、承認を受けた場合のみ利用できるように制御する。また、重要サーバへはワークフロー経由の自動ログインのみを許可し、自動ログイン以外のローカル・ログインなどは全て禁止する。同ソリューションにより、ワークフローを経由しない重要サーバへのログインを一切禁止することで、万が一標的型攻撃によって特権IDを奪取された場合でも、不正なアクセスを防止できるという。ファイルサーバ情報漏洩防止ソリューションは、ファイル・サーバのデータを暗号化し、Windowsのアクセス権限とは別に独自のアクセス権を設定。また、ファイル・サーバに対してアクセスできるのは、専用クライアントを導入している端末のみに限定する。同ソリューションでは、独自のアクセス権限設定により専用端末以外からのデータ持ち出しを防止すると共に、Windowsの特権IDを奪取された際もデータの持ち出しリスクを軽減できるという。また標的型攻撃によりデータが直接持ち出された際も、データは暗号化された状態を維持するとのこと。
2015年09月18日風邪のときや花粉症の人の必需品といえばマスク。多くの人が使い捨てマスクを使用し、マスクをしていれば風邪や花粉予防の対策は十分だと思っていませんか?しかし実は、マスクは何を使ってもいいわけではないという衝撃の事実が判明しました。生活用品の商品を比較し、より安心安全な方はどちらなのかを検証する本『使うなら、どっち!?』(渡辺雄二著、サンクチュアリ出版)では、立体型マスクと比べて、プリーツ型マスクを使うのは「無意味に近い」と報じています。その理由は、長方形の不織布にゴムひもがついたプリーツ型マスクでは、顔とマスクの間に大きな隙間ができ、そこからウイルスや花粉が入ってきてしまうからだそう。しかし、店頭に並ぶ市販のプリーツ型マスクには、“飛沫99%カットフィルタ採用”や“花粉カット率99%フィルタ使用”という文字が表示されていますよね?きちんと試験をしていないと、こんな表示はできないはず。そう考え始めると、何を信じたらいいのか迷ってしまいますよね………。そこで、『使うのは、どっち!?』の作者である、科学ジャーナリストの渡辺雄二さんにプリーツ型マスクが本当にウイルスや花粉を99%カットしてくれるのかくれないのか、お聞きしました。■マスクは隙間から飛沫や花粉が侵入するまず、渡辺さんは、「“99%カット”という表示は、フィルタについて試験を行いそのような結果になっているので、本当なのだろうと思います。もしウソなら景品表示法違反(優良誤認)で、処罰の対象になりますから。しかし問題なのは、表示が事実であっても、花粉やウイルスなどが口や鼻から侵入するのを防ぐことができないということなのです」と回答してくれました。ということはつまり、フィルタがどんなに優れていてもウイルスや花粉が入ってきてしまうということでしょうか?「はい、マスクと顔の間に隙間ができてしまい、そこから空気が漏れて飛沫や花粉が入ってきてしまうのです。隙間が大きく、漏れる空気の量が大きいほど、漏れ率が高く、漏れ率の高い製品ほど、飛沫や花粉の侵入する量も多いということになります」なるほど。完全に防ぐことは難しいんですね!■プリーツ型マスクを避けた方がいい理由漏れ率の高いマスクが、プリーツ型に多いということでしょうか?「プリーツ型の場合、どうしても顔とマスクの間に大きな隙間ができてしまうので、漏れ率が高くなります。国民生活センターのテストでは、プリーツ型の場合、すべての漏れ率が65%を超えていて、90%を超える製品もありました。これでは、マスクをしていないのとそれほど変わりません。立体型にしても、漏れ率が60%を超えるものが多かったので、飛沫や花粉の侵入を防ぐのは難しいと考えられます」渡辺さん、この事実を教えてくれてありがとうございます!ほとんどの人が表示を信じて疑わずにマスクを購入するでしょうから、どうしても生まれる隙間についてまで考えたことはなかったのではないでしょうか?しかし、鼻水がダラダラと垂れる状態で人前には出られず、マスクを手放すわけにはいかない人も多いでしょうから、もしマスクを使用する場合はせめて立体型を選んだ方が良さそうです。ちなみに、渡辺さんの書いた『使うなら、どっち!?』には、マスク以外にも、シャンプーや洗剤、薬やサプリメント、消臭剤など、家庭で使う約200もの日用品が体にどんな影響を与えるかの調査と比較がされています。衝撃的な事実が満載なので、本当に体に優しいものを使いたい女性には、必読の一冊ですよ。(文/中田蜜柑)【参考】※渡辺雄二(2014)『使うなら、どっち!?』サンクチュアリ出版※ウイルス対策をうたったマスク-表示はどこまであてになるの?--独立行政法人国民生活センター【取材協力】※渡辺雄二・・・1954年生まれ。栃木県出身。千葉大学工学部合成化学化卒業。消費生活問題紙の記者をへて、1982年にフリーの科学ジャーナリストとなる。食品・環境・医療・バイオテクノロジーなどの諸問題を消費者の視点で提起し続け、雑誌や新聞に精力的に執筆し、現在にいたる。
2015年04月29日