東村アキコの人気コミックを能年玲奈主演で実写映画化する『海月姫』に長谷川博己が出演しており、彼の出演シーン画像が公開になった。本作で長谷川は、恋愛経験のないエリート男性・修を演じており、劇中では主人公・月海にひとめ惚れしてしまう。その他の写真本作は、“男性を必要としない人生”をモットーに掲げ、男子禁制の天水館で暮すクラゲを愛する月海(つきみ)、三国志を熱烈に愛する“まやや”、枯れたオジ様専門の“ジジ”ら、ヲタ女子集団“尼~ず”が、自身の聖地“天水館”を守るために奔走する姿を描く。能年のほか、菅田将暉、池脇千鶴、太田莉菜、馬場園梓(アジアン)、篠原ともえ、片瀬那奈らが出演する。長谷川が演じる修は、美しい女装男子・蔵之介の兄で、政治家である父親の秘書を務める未来の首相候補だが、恋愛経験が極めて乏しい男性だ。しかし、彼は蔵之介がメイクした月海にひとめ惚れしてしまい、彼女に少しでも近づこうと奔走する。いつも冷静で、頭がキレる修だが、恋愛になると話は別。彼は月海がクラゲに夢中であることを知り、一緒に水族館を訪れ、大きなクラゲのぬいぐるみをプレゼントしようと勇気をふりしぼる。一方の月海は前述の通り“男性を必要としない人生”を掲げて生活しており、ふたりの間に恋が芽生えるのか気になるところだ。ちなみに、劇中では速水もこみちが、修と行動を共にする鯉淵家の運転手・花森よしおを演じており、長谷川と速水の絶妙な掛け合いも見どころのひとつになっているという。『海月姫』12月27日(土) 全国ロードショー
2014年10月31日芥川賞受賞の田中慎弥の原作小説を菅田将暉主演で映画化した『共喰い』を始め、『EUREKA ユリイカ』『サッドヴァケイション』『東京公園』など、作品を発表するたび国内外で高い評価を受けている映画監督の青山真治。このほど、青山監督が『さよなら渓谷』の大森立嗣監督とともに講師をするワークショップによる舞台公演の第1弾に、チェーホフの代表戯曲「ワーニャおじさん」が上演されることが決定した。2011年から青山監督と大森監督が講師を務め、映画制作配給会社・スタイルジャムが主催する俳優志望者を対象にしたこのワークショップ。初めての舞台公演の題材は、「かもめ」「三人姉妹」「桜の園」など、時代を超えて人々を魅了し続けるロシアの劇作家アントン・チェーホフの、4大戯曲のひとつに数えられる「ワーニャおじさん」。日本を代表する映画監督でありながら、これまで3作の舞台演出のほか、小説家、音楽家としても活躍する青山監督が演出を手がける。出演は、ワークショップ参加者から抜擢された15名で構成。映画『ジャッジ!』や伝説的ゲーム「ストリートファイター」の実写化『Street Fighter: Assassin’s Fist』など、国内外で活躍の場を広げている女優・玄里を始め、今後の活躍が期待される新進気鋭の俳優たちが近代を代表する名戯曲にダブルキャストで挑む。青山監督は、「スタイルジャムでやる私のワークショップは、ひたすら古典のテクストを読むだけだ。そのテクスト探しでチェーホフに行き着いた。これまでチェーホフを分かった試しはない。分からないからやった。受講生たちが何度も読むのを聴いて、まず『かもめ』が分かった。アクーニン(文芸評論家)さんも仰る通りこれはミステリーだ。それから毎月3日間、4大戯曲をやって次々と分かった」とふり返る。「『ワーニャおじさん』はB級SFだった」と青山監督は言う。「やがて、チェーホフは愛すべき存在となり上演の企画が決まり、そこから“B級映画としてのチェーホフ”探求が始まった。低予算・上演時間90分弱を目指して。受講生から候補を探すうちにダブルキャストになった。最初はここから1組厳選などと考えたが甘かった。なんとなく2班に分けたどちらのアプローチも面白くなってしまったのだ。やってみるものだ。やってみなけりゃわからない。つねに発見の旅です」と明かしてくれた青山監督。紆余曲折の中で生まれた新鋭俳優たちのダブルキャスト。チェーホフの世界を日本が誇る鬼才がどう演出するのか、楽しみだ。スタイルジャムワークショップ舞台公演「ワーニャおじさん」は12月19日(金)~21(日)まで笹塚ファクトリーにて上演(※全6公演)。(text:cinemacafe.net)
2014年10月24日「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて2012年連載開始、約2年弱という驚異的なスピードで累計発行部数1,100万部を突破するコミックスを実写映画化した『暗殺教室』。「Hey!Say!JUMP」の山田涼介を主演に菅田将暉に椎名桔平ら“3年E組”キャスト、さらに先日ビッチ先生役を元「KARA」の知英(ジヨン)が演じることでも話題となった本作から、遂に謎のタコ型超生物“殺せんせー”のビジュアルが公開された。物語は、進学校「椚ヶ丘中学校」の落ちこぼれクラス3年E組に、地球を破壊することを宣言する謎のタコ型超生物が担任として現れ、その生物(通称・殺せんせー)の暗殺任務を秘密裏に託された生徒たちの死闘を描いたもの。“暗殺×教育”という相容れない2つの要素を掛け合わせた斬新な設定で話題となり、その後も「この漫画がすごい!2014」オトコ版1位を受賞するなど注目を集め続けている。今回公開されたのは、11月1日(土)より劇場にて掲出されるチラシのビジュアル。いまにも「ヌルフフフフ…」と動き出しそうな“殺せんせー”の姿は、想像を超える立体感!本作の実写化に挑むのは、「海猿」「MOZU」シリーズで知られる羽住英一郎監督。マッハ20のスピードで飛び回る“殺せんせー”をダイナミックに描く。さらに、チラシの裏面には主演の山田さん演じる潮田渚を始め、赤羽業(菅田将暉)・茅野カエデ(山本舞香)・ビッチ先生(知英)・烏間先生(椎名桔平)の劇中写真とストーリーが公開されている。果たして“殺せんせー”の触手はどのようにして動くのか?表情の変化や、“マッハ20”のスピード感はどのように表現されるのか?これまでの映画に類を見ない“タコ型超生物の実写化”に期待が高まるばかりだ。実写映画『暗殺教室』は2015年3月21日(土・祝)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月24日女優・能年玲奈が主演を務める映画『海月姫』(12月27日公開)の場面写真が22日、公開された。本作は漫画家・東村アキコによる『海月姫』が原作。能年玲奈がクラゲオタクでピュアな主人公・倉下月海を演じ、菅田将暉、池脇千鶴、太田莉菜、馬場園梓(アジアン)、篠原ともえ、片瀬那奈、速水もこみち、平泉成、長谷川博己らが出演する。監督は『ひみつのアッコちゃん』『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』の川村泰祐、脚本は『私の優しくない先輩』の大野敏哉が担当。きゃりーぱみゅぱみゅの衣装を手がける飯嶋久美子が衣装デザイン、音楽プロデューサーの"ヒャダイン"こと前山田健一が音楽を手がけるなど、旬なクリエイターも参加する。主題歌には、4人組バンドSEKAI NO OWARIが「マーメイドラプソディー」を書き下ろした。公開された場面写真には、男子禁制アパートに住む"尼~ず"たち(能年=クラゲオタク、池脇=鉄道オタク、太田=三国志オタク、馬場園=和物オタク、篠原=枯れ専)の、原作からそのまま飛び出したかのようなビジュアルが映し出されている。驚いた"尼~ず"たちや慌てふためく能年の顔、池脇と太田の奇妙すぎる動きなども公開。そのほか、菅田の新しい女装美男子姿やドレス作りに没頭する能年など、新たな一面も垣間見ることができる。(C)2014映画「海月姫」製作委員会(C)東村アキコ/講談社
2014年10月23日累計発行部数1,100万部を突破する人気学園漫画を、「Hey!Say!JUMP」の山田涼介を主演に迎え実写映画化する『暗殺教室』。先日、菅田将暉に椎名桔平ら“3年E組”キャストが発表された本作だが、このほど“ビッチ先生”ことイリーナ・イェラビッチ役を元「KARA」の知英(ジヨン)が演じることが明らかとなった。原作は、2012年連載開始直後から、“暗殺×教育”という相容れない2つの要素を掛け合わせた斬新な設定で話題となり、その後も「この漫画がすごい!2014」オトコ版1位を受賞するなど、いまや「ONE PIECE」「NARUTO-ナルト-」に匹敵するほどの超人気漫画。物語は、進学校「椚ヶ丘中学校」の落ちこぼれクラス3年E組に、地球を破壊することを宣言する謎のタコ型超生物が担任として現れた。その生物(通称・殺せんせー)の暗殺任務を秘密裏に託された生徒たちの死闘を描いたもの。「海猿」「MOZU」シリーズで知られる羽住英一郎監督が手がける本作には、“殺せんせー”を狙う3年E組の生徒・潮田渚に山田涼介、渚と同じE組・赤羽カルマ役には菅田将暉、茅野カエデ役を山本舞香、中村莉桜役には竹富聖花、神崎有希子役に優希美青、奥田愛美役に上原実矩、そしてE組の副担任として生徒たちの暗殺技術面をサポートする烏間先生役には椎名桔平が集結。そして今回、E組の外国語教師として雇われた殺し屋に抜擢されたのは、現在放送中のドラマ「地獄先生ぬ~べ~」でゆきめ役をキュートに演じ、ファッション雑誌「non-no」のレギュラーモデルとしても活躍する知英さん。得意の美貌と話術で標的の殺せんせーに近づくが暗殺には失敗。E組の生徒たちからは愛情を込めて“ビッチ先生”と呼ばれている人気キャラクターだ。映画デビューを飾る本作について「人生で初めて映画に出演するという事と、大人気漫画を原作とした映画『暗殺教室』に出演出来て、純粋に嬉しかったです」と喜びを語る知英さん。「原作漫画を読んだとき、ビッチ先生は凄く魅力的な役だと思いました。だからこそ、演じる際にプレッシャーもありましたが、少しでもビッチ先生のセクシーなところや、プロの暗殺者としてのクールな姿に近づけるよう漫画を読み研究しました。初めて銃を持って振り回したアクションシーンも演じていて気持ち良かったです。ビッチ先生と生徒たちとの会話や面白いやりとりもみなさんに観て頂けると嬉しいです」とコメントを寄せた。本作のプロデューサーは、「ビッチ先生役は語学堪能で、可愛らしさとセクシーさを併せ持ち、更には暗殺者としての動きのキレもある人でないといけませんでした。更には外国人役なので日本人では自然に演じるのは難しいと思っていました。非常に難しい条件ばかりでキャスティングに悩んでおりましたところ、知英さんが日本で女優活動をされることになったと知り、あわててオファーしました。知英さんは語学堪能で、元々鍛えられた動きのキレについては言わずもがなですし、現場でもビッチ先生を本当に自然に演じて頂いているので知英さんにこの役を受けて頂いた本当によかったと思っております」と知英さん起用の理由を明かした。原作ファンの中では「烏間先生とビッチ先生がくっつきそうでくっつかない…!」とネットで話題にもなっているが、果たして実写版ではどのように描かれていくのか?烏間先生とビッチ先生を演じる椎名さんと知英さんのやり取りにも注目したい。実写映画『暗殺教室』は2015年3月21日(土・祝)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月22日筋金入りのオタク女子の生態と思いがけない恋を描く、東村アキコ原作の大人気コミックを能年玲奈・主演で映画化した『海月姫』から、このほど劇中の場面写真が一挙に解禁。能年さんを含むオタク女子たち=“尼~ず”の素顔(?)や、女装美男子として話題の菅田将暉のイケメン姿なども明らかとなった。「男を必要としない人生」をモットーとする、筋金入りのオタク女子軍団“尼~ず”と、ゆる~い日常を過ごしながらオタク道を極める月海(能年玲奈)。ある日、彼女の前に現れた、女装美男子・蔵之助(菅田将暉)と童貞エリート・修(長谷川博己)の兄弟。彼らとの出会いによって、その楽しい日々が少しずつ揺るがされていく。さらに、“尼~ず”の住まいで心のより所でもあるアパート・天水館=“聖地”が奪われる危機もぼっ発。果たして、彼女たちは聖地を守れるのか…!?「あまちゃん」『ホットロード』に続き、新たな魅力を開花させている能年さんに、若手実力俳優の菅田さん、演技派俳優の長谷川博己を始め、池脇千鶴、太田莉菜、馬場園梓(アジアン)、篠原ともえほか、俳優、モデル、芸人といったジャンルもタイプも超越した豪華キャストが大結集している本作。今回解禁された数々の場面写真でも、“男子禁制アパート”・天水館に住む“尼~ず”たちの、原作からそのまま飛び出したかようなビジュアルは必見だ。クラゲオタク(能年さん)、鉄道オタク(池脇さん)、三国志オタク(太田さん)、和物オタク(馬場園さん)、枯れ専(篠原さん)の“尼~ず”一同が驚いた表情で全員集合しているカットや、池脇さんと太田さんらしからぬ奇妙すぎる2人の動きをとらえたカット、さらには菅田さんの非・女装姿や能年さんにメイクをしているカットまでも。その独特の衣装デザインとスタイリストを務めたのは、きゃりーぱみゅぱみゅの衣装を手がける飯嶋久美子。個性豊かな“尼~ず”の面々や伝説的“女装男子”となるであろう菅田さんの衣装などからも、本作のゆるくてポップな世界観が伝わってきそうだ。『海月姫』は12月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海月姫 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014映画『海月姫』製作委員会(C) 東村アキコ/講談社
2014年10月22日今年4月に韓国のアイドルグループ・KARAを脱退した女優・知英(ジヨン)が映画『暗殺教室』(2015年3月21日公開)に出演することが22日、明らかになった。原作は『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2012年連載開始直後から話題となり、累計発行部数1,100部(既刊11巻)を突破した、松井優征の漫画『暗殺教室』。"暗殺×教育"という相容れない2つの要素を掛け合わせた設定と、"殺せんせー"を始めとしたユーモアなキャラクターにより大人気作品となった。映画には山田涼介を主演に迎え、菅田将暉、山本舞香、竹富聖花、優希美青、上原実矩らが3年E組の生徒たちを演じる。副担任として生徒たちの暗殺技術面をサポートする鳥間先生役を椎名桔平が演じ、『海猿』シリーズや『MOZU』シリーズを手がけた羽住英一郎監督がメガホンを取る。知英が演じるのは原作でも超人気キャラの"ビッチ先生"こと、イリーナ・イェラビッチ。このたび、役衣装に身を包んだビジュアルとともに公開された。E組の外国語教師として雇われた殺し屋で、美貌と話術で標的に接近するのを得意とするが、殺せんせー暗殺には失敗するという役どころ。知英は、今回の出演を「人生で初めて映画に出演するという事と、大人気漫画を原作とした映画『暗殺教室』に出演できて、純粋にうれしかったです」と喜び、自身が演じる役柄について「原作漫画を読んだ時、ビッチ先生はすごく魅力的な役だと思いました」とコメント。「だからこそ、演じる際にプレッシャーもありましたが、少しでもビッチ先生のセクシーなところや、プロの暗殺者としてのクールな姿に近づけるよう漫画を読み研究しました。初めて銃を持って振り回したアクションシーンも演じていて気持ち良かったです」と撮影を振り返った。上原寿一プロデューサーは配役を決めた理由として「ビッチ先生役は語学堪能で、かわいらしさとセクシーさを併せ持ち、さらには暗殺者としての動きのキレもある人でないといけませんでした。さらには外国人役なので日本人は自然に演じるのは難しいと思っていました。非常に難しい条件ばかりでキャスティングに悩んでおりましたところ、知英さんが日本で女優活動をされることになったと知り、あわててオファーしました」とコメントしている。(C)2015松井優征/集英社・映画「暗殺教室」製作委員会
2014年10月22日女優・能年玲奈が主演を務める映画『海月姫』(12月27日公開)の第2弾ポスタービジュアルと予告編が9日、公開された。同映画は、漫画家・東村アキコによる『海月姫』が原作。2008年の連載開始以降、現在までに累計発行部数300万部(1巻~14巻)を突破し、第34回講談社漫画賞少女部門を受賞、2010年にはフジテレビ"ノイタミナ"にてテレビアニメ化もされている。能年玲奈を主演に迎え、12月27日より全国で公開。菅田将暉、長谷川博己、池脇千鶴、太田莉菜、馬場園梓(アジアン)、篠原ともえほか、個性豊かなキャストが大結集する。このたび公開された第2弾ポスタービジュアルでは、特報で白目を披露した能年が眉間にしわを寄せ、口をゆがませた変顔を披露。男子禁制アパートに住む"尼~ず"たちのオタクすぎる戦闘態勢が笑いを誘うビジュアルとなっている。菅田演じる女装美男子の弟と長谷川演じる童貞エリートの兄からなる兄弟の姿も加わった。予告編では、女装男子に魔法をかけられたオタクの能年と童貞エリートの長谷川との出会いや、"尼~ず"たちの住まいであり心のより所でもある「天水館」=「聖地」が奪われる危機を公開。"尼~ず"の面々や天水館の様子に加え、女装美男子と童貞エリートの兄弟など登場人物が次々現れる内容となっている。また、予告編では4人組バンドSEKAI NO OWARIが書き下ろした主題歌「マーメイドラプソディー」も初公開。ポップなメロディーに強いメッセージを秘めた音楽で、映画にさらなるパワーを与えている。(C)2014『海月姫』製作委員会(C)東村アキコ/講談社
2014年10月09日東村アキコの人気コミックを能年玲奈主演で実写映画化する『海月姫』の最新予告編とポスター画像が公開になった。最新予告編本作は、“男性を必要としない人生”をモットーに掲げ、男子禁制の天水館で暮すクラゲを愛する月海(つきみ)、三国志を熱烈に愛する“まやや”、枯れたオジ様専門の“ジジ”ら、ヲタ女子集団“尼~ず”が、自身の聖地“天水館”を守るために奔走する姿を描く。能年のほか、菅田将暉、長谷川博己、池脇千鶴、太田莉菜、馬場園梓(アジアン)、篠原ともえ、片瀬那奈らが出演し、ヒャダインこと前山田健一が音楽を、SEKAI NO OWARIが主題歌を手がけている。このほど公開された予告編はクラゲを愛する月海がクラゲへの偏った愛を炸裂させる場面から始まり、尼~ずのメンバーが次々に登場。さらに女装美男子と童貞エリートの兄、天水館の買収を企む一派など“濃い”キャラクターが次から次へと出現し、月海たちを翻弄する。また、予告の後半には主題歌『マーメイドラプソディー』が流れる中、能年演じるヲタ女子・月海が全力疾走する場面など、ドラマティックなシーンも描かれており、作品の完成が楽しみになる内容に仕上がっている。『海月姫』12月27日(土) 全国ロードショー
2014年10月09日講談社「Kiss」にて連載中の東村アキコによる大人気コミックを、NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で一躍、国民的人気女優となった能年玲奈・主演で実写化した映画『海月姫』。このたび、菅田将暉の“美しすぎる”女装男子ぶりも大きな注目を集めている本作から、第2弾ポスタービジュアルとともに予告編映像が到着。「SEKAI NO OWARI」による書き下ろし主題歌も初披露されている。「男を必要としない人生」をモットーとする筋金入りのオタク女子軍団“尼~ず”と、ゆる~い日常を過ごしながらオタク道を極める月海(能年玲奈)の前に現れた、女装美男子・蔵之助(菅田将暉)と童貞エリート・修(長谷川博己)の兄弟。彼らとの出会いによって、その楽しい日々が揺るがされることに…。今回解禁された予告編映像からも分かるように、月海たちの“聖地”である男子禁制アパート・天水館が奪われる危機が勃発することが明らかに。菅田さん演じる女装美男子・蔵之助も、可愛らしいファッションには似合わないドスの利いた声で地上げ屋にもの申し、天水館を救おうとする。また、映像では、本作の主題歌を担当する「SEKAI NO OWARI」が本作のために書き下ろした「マーメイドラプソディー」が初お披露目。ボーカル・Fukaseの甘い歌声と歌詞に込めたメッセージが、このオタクすぎるシンデレラ・ストーリーによりパワーを与えている。そして、そのポップなメロディで彩られる世界観を最大限に表現した新着ポスタービジュアルでは、能年さんがまたもや変顔を披露。“尼~ず”(池脇千鶴、太田莉奈、馬場園梓、篠原ともえ)の面々も、“聖地”を守るためのオタク全開な戦闘態勢がキマっている。また、女装男子じゃない菅田さん、童貞っぽく見えない長谷川さんのイケメンぶりもまぶしく、キャスト陣もスタッフ陣も個性派が集まった本作らしいビジュアルとなっている。『ひみつのアッコちゃん』『L・DK』など、実写化作品を数多く手がけてきた川村泰祐監督が贈る世界観を、この予告映像で覗いてみて。『海月姫』は12月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海月姫 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014映画『海月姫』製作委員会(C) 東村アキコ/講談社
2014年10月09日この秋冬、日本映画界は“女装”がブームのようだ。しかも、正統派イケメン・岡田将生(25)、美少年系イケメン・菅田将暉(21)、そして個性派イケメン・安田顕(40)と、タイプの異なる人気俳優たちが、新作映画で女子顔負けの女装を相次いで披露している。その美しすぎて罪(?)な、彼らの女装姿に迫った。まずは、今年、『偉大なる、しゅららぼん』『オー!ファーザー』と主演映画が続き、出演ドラマ「ST赤と白の操作ファイル」が映画化へ、そして11月、蜷川幸雄演出の「皆既食-Total Eclips-」では若き天才詩人ランボー役で、舞台初挑戦にして初主演を果たす岡田さん。11月22日(土)公開の『想いのこし』で岡田さんが演じるのは、頭の中には“カネと女”しかないというダフ屋・ガジロウ。甘いマスクで女の子を口説き落としてはチケットを売りさばく、という最低のダメ男だ。しかし、彼がきっかけとなった交通事故で、ユウコ(広末涼子)、ルカ(木南晴夏)、ケイ(松井愛莉)の3人のポールダンサーと、そして運転手のジョニー(鹿賀丈史)が死亡してしまう。さまざまな理由で現世に未練があるため、幽霊となった彼らは、ガジロウを使って、のこした“想い”を遂げようとするのだが…。「あなたには、私たちにできないことをしてもらう義務がある」と言い放つ、広末さん演じるユウコの言葉どおり、岡田さんは、ドラマ「昼顔」で注目を集めた木南さん演じるルカの身代わりとなってウェディングドレスの花嫁姿に!しかも、あろうことか、花婿とキスまで!さらに、広末さんとのポールダンスのシーンでは、コテコテの“夜顔”メイクで華麗なダンスを披露。ポールに対して90度になる反りっぷりも見事な、美しいけど、ちょっぴり筋肉質な女装ダンサーと相成っている。続いて、『共喰い』で各賞を席巻した昨年に引き続き、今年も出演した呉美保監督の『そこのみて光輝く』がモントリオール世界映画祭で「最優秀監督賞」を受賞し、さらに第87回アカデミー賞「外国語映画賞」部門の日本代表作品にも選出された菅田さん。「仮面ライダーW」での鮮烈デビュー以降も、連続テレビ小説「ごちそうさん」の坊主頭から、『闇金ウシジマくん Part2』、2015年公開の『チョコリエッタ』『暗殺教室』まで、さまざまな役柄を巧みに演じ分けている若き実力派の菅田さんだが、能年玲奈主演で東村アキコの人気コミックを実写映画化する『海月姫』(12月27日公開)では、驚異の“美”女装姿に。その、もはや嫉妬レベルの女装美男子ぶりには、原作者の東村さんまでも「本当にキレイ」「奇跡のキャスティング」と太鼓判。原作ファンからも、ネット上で「カワイイ!」と絶賛の声を集めている。菅田さん演じる蔵之介は、“クラゲオタク”の能年さんほか、“鉄道オタク”の池脇千鶴、“三国志オタク”の太田莉菜、“和物オタク”の馬場園梓(アジアン)、“枯れ専”の篠原ともえ、といった個性豊かなオタク女子集団・“尼~ず”たちが暮らす男子禁制アパートに、おしゃれ女子の“蔵子”として入り込む。有名政治家一族の次男ながら、ファッションの世界で生きることが夢という蔵之介は、筋金入りのオタク女子たちを懐柔しながら、奇妙な友情関係を築いていくらしい。ここに、蔵之介の兄で女性恐怖症の童貞エリート・修(長谷川博己)がどう絡んでいくのか、いまからも楽しみだ。最後は、映画に、ドラマに、舞台に、「TEAM NACS」の垣根を越えて個人でも活躍著しい“ヤスケン”こと安田さん。今週末10月4日(土)に公開となる『小川町セレナーデ』では、なんとオカマダンサー・エンジェル役で女装姿を披露。「TEAM NACS」のメンバー、大泉洋が『ぶどうのなみだ』で、美人シンガーソングライターの安藤裕子を相手役に寡黙な男を演じ、戸次重幸が小島聖、酒井若菜と繰り広げた不倫ドラマ「エンドレスアフェア~終わりなき情事~」が劇場版になるという中、安田さんは昔、“男女の関係”にあった女性と、2人の間に生まれた娘のためにひと肌脱ぐことになる、オカマパブのスターダンサー役を好演する。借金のため、閉店の危機に陥った真奈美(須藤理彩)が経営するスナック。隣町でオカマバーが大人気であることを知った娘・小夜子(藤本泉)は、自らオカマのフリをして “偽オカマバー”を開き、再起を狙おうとする。実は小夜子の父親であり、カリスマ・オカマダンサーとして小夜子や真奈美を手取り足取り指導することになるのが、安田さんが扮するエンジェルだ。ちょっぴり変わったカタチではあるものの、安田さん演じるエンジェルと、等身大の母親役がハマる須藤さん、映画『アオハライド』の公開も控える次世代女優・藤本さんの家族は、きっと見事な化学反応を起こしてくれるに違いない。さて、あなたのお好みはどの“女装男子”?(text:cinemacafe.net)■関連作品:海月姫 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014映画『海月姫』製作委員会(C) 東村アキコ/講談社小川町セレナーデ 2014年10月4日より全国にて公開(C) 2014「小川町セレナーデ」製作委員会
2014年10月02日「あまちゃん」でブレイクした能年玲奈を主演に迎え、大人女子に人気の「Kiss」(講談社)にて連載中のコミックを実写映画化した『海月姫』。このほど本作のポスタービジュアルと特報映像が解禁!“オタク”な能年さんの姿が初お披露目となった。本作の主人公は、イラストレーターを志すクラゲオタク女子・月海。小さい頃、亡き母と一緒に見たクラゲのようにひらひらのドレスが似合うお姫様になれる…こともなく、いまやすっかり腐った女の子に。男子禁制のアパート“天水館”で、「男を必要としない人生」をモットーとする “尼~ず”たちとオタク道を極めたそれなりに楽しい日々を送っていた。しかしこのゆるい日常は、女装美男子と童貞エリート兄弟の出現によって揺るがされることに…。キャストには、いまや国民的人気を誇る能年さんを始め、『共喰い』『闇金ウシジマくん』の若手実力派俳優・菅田将暉、実写版『進撃の巨人』へ出演が決定している長谷川博己が兄弟役で出演。また“尼~ず”の仲間たちには池脇千鶴、太田莉菜、馬場園梓(アジアン)、篠原ともえと個性豊かな豪華キャストが顔を揃える。今回、ポスターと特報映像で明らかになったのは、男子禁制のアパートに住む、“クラゲオタク”の能年さん、“鉄道オタク”の池脇さん、“三国志オタク”の太田さん、“和物オタク”の馬場園さん、“枯れ専”の篠原さん、と筋金入りのオタク女子集団の姿。さらに彼女たちの前に突如現れる、女装美男子の菅田さんと童貞エリートの長谷川さんの兄弟の姿も!ほぼスッピンに三つ編み・めがね・スウェットを着用という、能年さんの完璧なオタク姿には、撮影現場に見学に来た原作者・東村アキコ先生も大絶賛するほど。俳優陣が扮する強烈なキャラクターはもちろん、特報映像のラストに映し出される能年さん初(!?)の渾身の“白目”にも注目だ。『海月姫』は12月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年08月20日演出家・蜷川幸雄がシェイクスピア作品を手掛ける新企画「NINAGAWA × SHAKESPEARE LEGEND」が彩の国さいたま芸術劇場で始動した。第一弾としてオールメール(男性俳優のみ)による『ロミオとジュリエット』を上演する。これまでにも“彩の国シェイクスピア・シリーズ”の中で人気を博してきたオールメールの舞台だが、新企画で注目すべきは、小ホールの緊密空間でシェイクスピアに立ち向かう、成長著しい若手俳優たちの挑戦だ。近年目覚ましい活躍を見せる実力派、菅田将暉がロミオ役を担い、持ち前の瑞々しい表現力で蜷川舞台に初参戦する。そしてジュリエットを演じるのは、数々のオールメールの舞台で艶やかな存在感を放ってきた月川悠貴。蜷川の信頼に応えてさまざまな娘役を体現してきた月川に、シェイクスピア劇の代表的ヒロインに挑む今の心境を聞いた。舞台『ロミオとジュリエット』チケット情報「とてもメジャーな作品なので、観客の皆さんが持っている、キャラクターに対する固定観念が強過ぎて、自分なりのジュリエット像を作っていった時に受け入れてもらえるかどうかが不安ですね」。控えめな発言のようで、その言葉の裏には強気な攻めの視線が隠されていた。「これまでいくつかの『ロミオとジュリエット』の舞台を観てきたけれど、いつも疑問点があって。それを今度の舞台でクリアしたいんです」。そう語る彼が、勝負を賭けて作り上げたいジュリエット像とは……。「一番の疑問点は、ジュリエットは本当に純粋なのかということ。親が決めたとはいえ、婚約者がいながらロミオのもとにいってしまうのは、まったくの純粋とは言えないんじゃないかと思うんですね。ジュリエットのかすかな不純さを出していくほうが、物語の真実に近づけるような気がします。演出家と相談して、自分が考える『ロミオとジュリエット』を見せられればいいなと」俳優として活動する前は演歌歌手だったが、一時は芸能の世界から身を引こうと決意し、蜷川に相談。そこで引き止めてもらえたことで、再び表現者としての自身の可能性を探り始めたという。「やるからには誰にも負けない何かを作ろう、そう考えた時に、娘役を極めようと思ったんです」。以降、出演作の3分の2は娘役として活躍。中でもオールメールの舞台は「特別なシリーズ」と心に置いている。娘役を演じるうえでの信念は「まず、絶対的に美しいこと。そして必ず芯が通っていること」。ブレない姿勢で、誰もが息をのむ美しさを表出する。「お客さんに、“ああ、ロミオとジュリエットはやっぱりこれだよね”と言ってもらえるような作品にしたい」。可憐な容姿から垣間見える魔性。月川が目指すヒロインの、真の姿を見届けたい。公演は8月7日(木)から24日(日)まで彩の国さいたま芸術劇場 小ホールにて。チケットの一般発売は6月7日(土)午前10時より。取材・文:上野紀子
2014年06月03日映画『闇金ウシジマくん Part2』の完成披露上映が5月1日(木)に開催。山田孝之らレギュラー陣だけでなく、菅田将暉、窪田正孝、門脇麦、高橋メアリージュン、木南晴夏、中尾明慶、本仮屋ユイカ、柳楽優弥ら劇場版の豪華キャストが個性的な挨拶で会場を盛り上げた。2シーズンにわたり深夜ドラマで放送され人気を集めた、真鍋昌平の人気漫画の劇場版第2弾。サエない暴走族のヘッド、NO.1獲得を目指して女に金を貢がせるホスト、そんな彼の頼みを断れずに借金に身を沈めていく少女らのなれの果てが描き出される。中尾さんは暴走族のアタマで、うだつの上がらない生活を送る相沢を、木南さんはその妻を演じた。愛沢役を“ハマり役”と称賛された中尾さんは「ハマってました?」とちょっぴり複雑そう。木南さんとは以前からの知り合いだが「普段、優しくて癒し系の晴夏ちゃんにあれだけ罵声を浴びせられ、帰り道で結構、傷ついてました」と傷心を告白する。一方で木南さんは、かなり口汚い言葉を口にしなくてはいけなかったが「暴力的な言葉を使う役は意外と多いので大丈夫でした!」と笑顔で語り笑いを誘う。菅田さんは、その愛沢の怒りを買ってしまう、ヤンキーのマサルを演じた。マサルは結果的に丑嶋が経営する闇金「カウカウファイナンス」で働くことになるが、ドラマ・原作漫画のファンだったという菅田さんは「カウカウで働ける人もそんなにいないですよね!」と貴重な機会を楽しんだよう。門脇さんは、窪田さん演じるホストに入れあげてしまう彩香を演じたが「ホストにハマって堕ちていく女の子ですが、引いて見てみると普通の女の子。自分としては、レイ(窪田さん)のことが好きな普通の女の子として演じました」と明かす。これに対し、彩香に勝手に恋をするストーカーを怪しげに演じた柳楽さんは、門脇さんの言葉そのままに「僕も彩香が好きなだけ!ピュアだし。ただのストーカー(笑)」と主張し、門脇さんとうなづき合い、会場は笑いに包まれた。映画でひときわ強い印象を残しているのが、高橋さんが演じるウシジマのライバルの闇金を経営する犀原。原作では男性であるこの役を高橋さんはキャスト陣の中で唯一、オーディションで勝ちとった。高橋さんは「外の公園でオーディションやりました」と驚きのオーディションを明かす。「大声出してセリフ言ったけど、監督の反応が薄くて、帰っちゃったので落ちたと思った」とふり返ったが、山口雅俊監督は「もう大丈夫と思ったので帰ったんです」とその時点で合格を決めていたと説明。高橋さんはさらに「丑嶋を殺すつもりで、どうやったら死ぬかと考えて殺気を出すようにしていた」と物騒な役作りを明かし、「アタマの中では殺してました」とまで告白し会場を沸かせた。山田さんは、劇中の登場人物について「だいたいクズばかり」と語り、共演陣を見やり「みなさんが役に入り込んでふり切ってた。クズばかりですが、俳優としては最高にカッコいいです!」と称賛を送り、会場は温かい拍手が沸き起こった。『闇金ウシジマくん Part2』は5月16日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ、新宿バルト9ほか全国にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:闇金ウシジマくん Part2 2014年5月16日より全国にて公開(C) 2014真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん2」製作員会
2014年05月02日西武渋谷店A館1階、井の頭通り沿いのウィンドーに、「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」の14SSコレクションに身を包んだ綾野剛、菅田将暉、星野源、忽那汐里、黒木華、壇蜜ら、6人の日本アカデミー賞新人俳優賞受賞者の写真を巨大なビジュアルボードで展示されている。3月10日まで。「New Cinema Face 2014」と題された同企画は、日本アカデミー賞協会と西武渋谷店とのコラボレーションで行われており、ヨウジヤマモトは衣装協力という形で参加している。また、渋谷シネパレスでは『少年H』『許されざる者』など新人俳優賞受賞作品の企画上映を3月6日まで実施。期間中、ヨウジヤマモト西武渋谷店で商品を購入すると、先着で企画上映の招待券ががプレゼントされる。
2014年03月05日俳優の綾野剛が3月3日(月)、都内で行われた主演作『そこのみにて光輝く』の完成披露試写会に出席。共演した池脇千鶴を「どんな芝居も受け入れてくれる安心感」「重鎮のオーラ」と評し、「同い年ですが僕は孫みたいなもの」と綾野さんらしい言葉で敬意を示した。幾度となく芥川賞候補に名を連ねながら受賞がかなわず、41歳で自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志(「海炭市叙景」)が残した唯一の長編小説を映画化。舞台挨拶には綾野さんと池脇さんに加えて、菅田将暉、呉美保監督(『オカンの嫁入り』)が出席した。日々を無為に過ごす無職男・佐藤達夫(綾野さん)は、粗野だが人懐こい青年・大城拓児(菅田さん)と知り合い、世間から取り残されたような一軒のバラックで暮らす彼の家族と出会う。そこには家族を支える千夏(池脇さん)が光り輝いていた。しかし、事件が起こり…。「この手の作品は、現場に入るまで未知数なので、感情もその場で作らないと」と役作りを語る綾野さん。全編、ノーメイクで整髪料も使っていないと言い「いままでのアプローチでは難しい役。新しいことに挑戦できた」と新境地の演技に手応え十分。「観終わった後はドンヨリすると思いますが、こういう映画があってもいいはず」とアピールした。綾野さんから「安心感がある」と評された池脇さんは、「現場でスタッフさんや私達と積極的に交流してくれて、作品そのものを高めてくれた」と綾野さんの人柄をコメント。「女性らしい不器用さや勇気がある役柄で、共感でき、難しいとは思わなかった。とにかく本(台本)を信じてぶつかれば大丈夫かな」と綾野さんの言葉通り、女優としての安定感は抜群だ。劇中には、綾野さんが菅田さんの頭をはたくシーンもあり「ここを叩けば大丈夫、というポイントを綾野さんはちゃんと知っている。でも次の日は、ちょっとクラっとしましたけど(笑)」(菅田さん)。過去2作で家族を描いた呉監督は「ラブストーリーがやりたかった」と話していた。『そこのみにて光輝く』は4月19日(土)から東京・テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。(内田涼(cinema名義))■関連作品:そこのみにて光輝く 2014年春、テアトル新宿ほか全国にて公開
2014年03月03日41歳で自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志の最高傑作を、ドラマや映画の出演が絶えない綾野剛を主演に迎え映画化された『そこのみにて光輝く』が4月19日(土)より公開される。このほど、綾野さん演じる“愛を捨てた男”と池脇千鶴演じる“愛を諦めた女”の出会いが垣間見える、本作の予告編が到着した。本作で綾野さんが演じるのは、ある出来事をきっかけに仕事を辞め、目的もなく毎日を過ごす男・佐藤達夫。ある日、パチンコ屋で使い捨てライターをあげたことをきっかけに、粗暴だが人なつこい青年・大城拓児(菅田将暉)と知り合う。拓児に誘われるままについていくと、そこは取り残されたように佇む一軒のバラックだった。そこで達夫は拓児の姉・千夏(池脇千鶴)と出会う。達夫と千夏は互いに心惹かれ、距離を縮めていくが、千夏は家族を支えるため、達夫の想像以上に過酷な日常を生きていた。それでも、一途な愛を貫く達夫のまっすぐな想いに揺れ動かされる千夏。千夏の魂にふれたことから、達夫の現実が静かに色づきはじめ、達夫は失いかけていたこの世界への希求を取り戻していく。そんなとき、ある事件が起こる…。函館の一瞬の夏を舞台に、どん底の中で運命の出会いを果たす男女を描いた本作。今回届いた予告編には、儚げな“ゆらぎ”のある存在感を放つ綾野さんを始め、『ジョゼと虎と魚たち』に匹敵する情感あふれる演技を見せる池脇さん、天使のように無垢で危うげな佇まいの菅田さんら出演者の演技のぶつかり合いが印象的な映像となっている。第2回三島由紀夫賞の候補となった佐藤さんの『海炭市叙景』に続く最高傑作と言われる「そこのみにて光輝く」の発刊から24年を経て待望の映画化を実現させたのは、『オカンの嫁入り』で新藤兼人賞を受賞し高い評価を得てきた呉美保監督。これまでの作品で見せてきたアットホームな筆致から一転、ざらついた絆の行方を素手で掴まえる硬質な映像文体で、まったく新たな境地を開拓した。生きる目的を見失った男と愛を諦めた女との出会い、そして底辺で生きる家族を慈しむような眼差しで描いた本作。こちらの予告編から旬の俳優陣が体を張って演じた渾身の演技を覗いてみて。『そこのみにて光輝く』は4月19日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そこのみにて光輝く 2014年春、テアトル新宿ほか全国にて公開
2014年02月05日山田孝之が主演を務める映画『闇金ウシジマくん Part2』(5月16日公開)の追加キャストが発表され、菅田将暉、柳楽優弥、大久保佳代子、バカリズムらの出演が3日、明らかになった。本作は、2010年10月からMBS・TBS系で放送されたドラマ『闇金ウシジマ』の映画化第2弾となる作品で、山田演じる闇金・カウカウファイナンス社長の丑嶋馨役を主人公とした物語。丑嶋の幼なじみで情報屋の戌亥(いぬい)役を綾野剛が演じ、カウカウファイナンス社員でナンバー2の柄崎役のやべきょうすけ、イケメンで元ホストの社員・高田役の崎本大海といった、これまでのシリーズでおなじみのキャストも引き続き出演する。今回、追加キャストとして発表されたのは計13人。カウカウファイナンスの金を狙うヤンキー・加賀マサル役を2014年第37回日本アカデミー賞で新人俳優賞に輝いた菅田将暉、どん底からナンバー1ホストを目指す神咲麗役を3月スタートのNHK連続テレビ小説『花子とアン』に出演が決定している窪田正孝。日雇い労働者でストーカーの蝦沼役を映画『許されざる者』など近年話題作への出演が続く柳楽優弥、東京近郊の暴走族・愛沢連合のリーダー・愛沢浩司役を中尾明慶が演じる。女優陣では、愛沢の妻でホスト狂いの愛沢明美役には木南晴夏、ホストの麗をナンバー1にするため金と欲におぼれ転落していく藤枝彩香役を、映画『愛の渦』でヒロインに大抜てきされ、東京ガスのCMでも話題の門脇麦が。丑嶋の最強最悪のライバルで女闇金・犀原茜役を映画『るろうに剣心京都大火編 / 伝説の最後編』で駒形由美役を射止めた高橋メアリージュン、小悪魔的な愛人・ユキミ役を本仮屋ユイカが務める。そのほか、カウカウファイナンスのマイペースな債務者役にバカリズム、麗のホストクラブの太客役(金を多く使う常連客)に大久保佳代子とキムラ緑子、茜の忠実なドMの部下役に2013年ブレイク俳優ランキングトップ10に選出されたマキタスポーツ、丑嶋ににらみをきかせる知性派ヤクザ役に光石研といった個性あふれるキャストが集結した。今回の追加キャスト発表に合わせ、13人が登場する予告編映像も公開。「終わりなきクズへの制裁」というコピーからはじまり、「人はどこまで堕ちるのか」から13人が次々に登場する。
2014年02月03日山田孝之を主演に、人間の欲望や社会の闇を描いた大人気コミックをドラマ化・映画化され現在、ドラマ第2弾も放送中の「闇金ウシジマくん」。その劇場版第2弾となる映画『闇金ウシジマくん Part2』に参加する新キャストが明らかとなった。主人公の伝説の闇金・丑嶋馨(ウシジマ カオル)を演じる山田さんを始め、ウシジマ社長率いるカウカウファイナンス社員の高田役の崎本大海、柄崎役のやべきょうすけが再集結、さらにメインキャストの3人に加え、新たに、ウシジマの幼なじみで盟友の情報屋・戌亥役で綾野剛が参加する本作。今回発表された新キャストは、今年ブレイク必至の最旬俳優たちが勢揃いしている。男性陣には、昨年の『共喰い』で第66回ロカルノ国際映画祭に2冠に輝いた、菅田将暉がカウカウファイナンスの金を狙う無職のヤンキー・加賀マサル役で、NHKの連続テレビ小説「花子とアン」への出演も決定している窪田正孝がどん底からNo.1ホストを目指す神咲麗役に。さらに、『許されざる者』『クローズEXPLODE』など話題作への出演が続く柳楽優弥が最底辺の労働環境で働く日雇い労務者でストーカーの蝦沼役、仲里依紗との結婚でプライベートも絶好調の中尾明慶がうだつのあがらない暴走族・愛沢連合のリーダー・愛沢浩司役で、と次世代を担う演技派イケメンたちが集結。また女優陣には、ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズで山田さんと共演経験もある木南晴夏が愛沢の妻でホスト狂いの愛沢明美役で、「東京ガス」CMや池松壮介と共演する『愛の渦』への出演で話題を集めている門脇麦がホストの麗に入れあげ転落していく藤枝彩香役で、『るろうに剣心』続編の“駒形由美”役で注目度が急上昇している高橋メアリージュンが丑嶋の最大のライバルとなる女闇金・犀原茜役で、清純派の印象が強い本仮屋ユイカが小悪魔的な愛人・ユキミ役で出演する。そのほかにも、バカリズムがカウカウファイナンスに300万円の借金を背負う債務者を演じていたり、麗の務めるホストクラブの太客(金をたくさん使う常連客)役には大久保佳代子とキムラ緑子、さらにマキタスポーツや光石研など個性派キャストの出演も明らかとなった。新星俳優~クセ者までまさに異色のキャスティング!果たして、どんな化学反応が起きるのか、物語と共に注目してみて。『闇金ウシジマくん Part2』は5月より全国にて公開。TVドラマ「闇金ウシジマくん Season2」はMBS・TBSほかにて毎週木曜・深夜にて放送中。(全9話。TBSは毎週木曜24:58~、MBSは毎週木曜24:59~)(text:cinemacafe.net)
2014年02月03日漫画家・山内秦延氏によるシリーズ累計230万部突破の人気コミックを完全実写化した映画『男子高校生の日常』で、非・モテ男子3人組を演じたのが、注目の若手俳優・菅田将暉、野村周平、吉沢亮だ。劇中では女性たちへの妄想話に花を咲かせる3人の姿が切実かつリアルに描かれており、大いに笑わせてくれる。現実世界でも仲の良さをうかがわせるそんな彼らに、好きな女性のタイプを聞いてみた。するとある意外な一致が! 女性に重要なのは「母性」という菅田は「最近、自分たちはお母さんから生まれてきたんだなと実感することが多いんですよね。だから母性と言うか、そばにいて落ち着く人、ミルクの香りが漂うような女性が理想」と明かす。もちろん「牛乳をたくさん飲んでいる」という意味ではなく「僕はそれを“ミルクの匂いが漂う”と表しているんですが、男が自分自身の弱みをすべてさらけ出すことができるのは、母性があってこそなんだと思います。これは理屈ではないですよね」と熱弁する。吉沢も「ミルク論」に首を縦に振りながら「一緒にいて落ち着く人。お互いに別々のことをしていて、会話がなくても、それでも同じ時間を共有できているという感覚を持てるのがいい。黙っていても、気まずさがないのがいい」と理想の女性像を挙げる。一方、野村は「僕たちは日々大人の中で仕事をしているので、知らず知らずのうちに気が張っていたり、大人っぽく振る舞おうとしている。だから帰ったら子供になりたいんですよ」と力説。「大人の包容力を持っていて、男たちを甘えさせてくれるような女性がいい。僕たちの意見をまとめると、要するに“ミルク”なんです」とメンバーの意見を総括する。3人の理想の女性像はわかった。それでは逆に苦手な女性像とは? 野村が「不潔なギャル」と即答すると、3人して「確かに」とうなずく。菅田は「すべてに否定的なコメントをされるのは苦手です。新しいことに飛び込もうとせず、頭だけで考えて否定的な事を言われると、一緒にいても楽しめない」と具体例を挙げ、野村も「隙があり過ぎても嫌ですね。ドジっ子過ぎると疲れてしまうし、何もできないで文句ばかりの女性も苦手」とプラスする。そんな白熱する2人の様子を静かに見つめていた吉沢は「女の人は怖い。男性といる時と女性同士でいる時の顔が違うと聞いたことがあります。その偽りが怖い。きっと女性は“人生、役者”なんでしょうね」と名言をポツリと呟いていた。好きな女性のタイプも苦手な女性のタイプもほとんど共通する3人。独断と偏見の男子トークを繰り広げるその様はまさしく『男子高校生の日常』そのものだ。菅田の「監督が僕ら3人の様子をベースにしてキャラクターを作っていった」という話も頷けた。映画『男子高校生の日常』は10月12日より、シネ・リーブル池袋ほかにて公開 公式サイト
2013年10月28日去る10月12日、非モテの男子3人組の日常を描いたギャグ漫画の実写版『男子高校生の日常』の初日舞台挨拶に行ってきました。男子校に通い、恋も部活もしていないけれど、それなりに楽しくユルく過ごしている男子たち。でもある日、隣りの女子校と文化祭を共同開催することになり…そんなストーリーの中心となる3人を演じたのは映画『共喰い』の菅田将暉さん、『35歳の高校生』の野村周平さん、『仮面ライダーフォーゼ』の吉沢亮さん。彼らをはじめ、モデルの岡本杏理さん、山本美月さんなど次世代を担う若手の出演者がずらりと登壇しました。(c)2013 山内泰延/スクウェアエニックス・映画『男子高校生の日常』製作委員会キラキラした出演者の中、一風変わった空気を醸し出している人物が一人。弊サイト《cocoloni PROLO》でタロット占いの勉強をしていた栗原類さんです。作中では一人称が「俺」だったり、普段より大きくはっきりした声で話していたりと、いつものイメージとは違う“普通っぽい男の子”役でしたが、観客の前で挨拶する時はやっぱり独特というか、ただ者ではないオーラを放っていました。栗原さんが演じたのはオリジナルキャラクターの細野。モテたいけれど、実際に女子を前にすると、怯えて口もきけなくなる男子軍団の一員で、文化祭の準備をする女子たちにいじられ、女装させられてしまうというある意味おいしい役どころです。それ以外にも、長い髪を活かしてお化け屋敷の出し物で幽霊をやるなど、周囲の男子に溶け込んで高校生役を心から楽しんでいるようでした。(c)2013 山内泰延/スクウェアエニックス・映画『男子高校生の日常』製作委員会撮影中は、男子は(本当はモテたいけれど)女子を恐れ、女子は男子をお子ちゃま扱いするという作中の設定と同様、男女が触れ合うことはあまりなかったそうです。が、女子高生役の山本美月さんいわく「女子と一番しゃべってたのは類くん。タロット占いをやってもらいました」とのこと。他にも共演の女子たちが「みんな占ってもらってたけど、結構怖いこと言われてた(笑)」、「他の人が占ってもらってるのを見てうらやましかった。でも、緊張して言い出せなかった」なんて話をしていたので、栗原さんのタロット占いはかなり女子に好評だったことが判明。栗原類さんといえばタロット、というイメージがすっかり定着したと知り、長きに渡って、タロット占い師の濱口善幸さんが栗原さんにタロットを教える軌跡を追ってきた《cocoloni PROLO》編集部としては、なんとなくジーンと感じ入るものがありました。映画『男子高校生の日常』は現在、全国の映画館で上映中。主演の菅田さんに「何も起こらないけど、観終わったらフワッと残るものがある」と語らしめたこの作品を観て、バカばっかりやっていた(かもしれない)ご自身の高校時代を思い出してみてはいかがでしょうか。普段と違ってネガティブではない栗原さんの雄姿も要チェックです!(文=編集J)***『男子高校生の日常』(栗原類×濱口善幸のタロット見習い()
2013年10月18日松本潤(嵐)主演の映画『陽だまりの彼女』が10月12日(土)に公開を迎え、松本さんを始め、上野樹里、玉山鉄二、大倉孝二、谷村美月、菅田将暉、北村匠海、葵わかな、小籔千豊、三木孝浩監督ら主要キャストが舞台挨拶に登壇した。“女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1”と言われる越谷オサムの人気小説を『ソラニン』『僕等がいた』の三木監督が映像化。十数年ぶりに再会を果たし、恋に落ちた浩介と真緒だったが、真緒には誰にも言えない秘密があり…。2人の恋模様と“奇跡”を温かく描き出す。松本さんは「5年ぶりの映画です」とやや緊張した面持ちだったが、「楽しんでいただけましたか?」と観終わった観客に問いかけると万雷の拍手が沸き起こり、ホッとした表情を見せた。「僕にとっても大切な作品。これからも何度も観ると思うし、年を取ってくると感じ方が変わると思う。素敵な共演者の方々――小藪さんを除いて(笑)――と仕事ができて、三木さんの作品に参加できて幸せです」と“小藪攻撃”を交えつつ、本作への強い思い入れを明かす。“ステキな共演陣”から除外された小藪さんは怒り心頭。これまでも小藪さんは、松本さんによるイジメ(?)に苦しんでいたそうで「現場で僕がセリフを覚えてるときにずっと話しかけてきて邪魔するんです。今日も『(俳優ではない自分が)ここにいてすみません』と思ってたんですが、それを感じたのかエレベーターで『何で来たん?』みたいなこと言うんです」と訴える。そんな2人のやりとりに、上野さんは「仲良いですねぇ」とニッコリ。撮影をふり返り「穏やかな気持ちでした。冬の寒さが心地よかったです。手が冷たくなるんですが、松本さんの手がいつも温かくて」と現場の温かいムードを覗わせた。菅田さんは、松本さんの弟役を演じたが「現場に潤くんがカッコいいハットを被って来ていて『欲しいなぁ』って言ったら、『あげるよ』と言ってくれて、口約束かと思ったら、さっき『好きなの選べよ』と言ってくれた」と“兄”の優しさに感激!上野さんは菅田さんについて「松本くんと顔がちょっと似てる」と語り、松本さんと三木監督は2人が並んだときに似ていることから、弟役で菅田さんが起用されたという内幕を明かす。初めて知ったという菅田さんは「マジっすか?てゆうか何でそんな大事なことオレは知らされてないの?」と驚いていた。玉山さんは撮影時の“秘密”として「撮影の日数はそんなになかったんだけど掛け持ちで大変だった。咳が止まらない日があって病院に行ったら逆流性食道炎で凹みました」とサラリと告白。これは三木監督さえも知らなかったそうで、一同驚愕していた。『陽だまりの彼女』は全国にて公開中。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:陽だまりの彼女 2013年10月12日より全国東宝系にて公開(C) 2013『陽だまりの彼女』製作委員会
2013年10月12日映画『男子高校生の日常』に出演する菅田将暉、野村周平、吉沢亮、岡本杏理、山本美月、栗原類と松居大悟監督が9月22日(日)、都内の私立錦城高校の文化祭の後夜祭にサプライズで来場した。人気漫画を原作に、男子校に通う3人の若者たちの恋や友情をコミカルに描いた本作。劇中、女子高との共催で文化祭が開催されることにちなみ、キャスト陣がリアルに高校の文化祭に乱入した。制服姿の菅田さんらが姿を現すと、体育館に悲鳴のような歓声や絶叫が響きわたる。この熱狂には登壇陣一同、驚いた様子。菅田さんは「元気いいですね(笑)」と圧倒された様子で語り、現役のピチピチ高校生たちの姿を目の当たりにし「自分がコスプレって感じがします(苦笑)」と自虐的に語る。山本さんも「現役のみなさんがフレッシュ過ぎて、私なんかが(制服を)着ていいのか…」と苦笑を浮かべていた。この後も、それぞれがマイクを手に話し始めるたびに「かわいい!」「カッコいい!」と歓声が飛ぶ。自身の高校時代や文化祭の思い出について、菅田さんは「男女共学だったんですが、受験が終わって解放されたくて(髪に)パーマをかけて色を抜いたんだけど、プロの方がやってくれるようにはならず、鏡の前で泣いた…」と苦い思い出を告白。岡本さんは「地味な子だったんですけど、文化祭はダンスバトルがあって、先輩がカッコよく踊ってるのを見るのが好きでした」と胸キュンな思い出を明かしてくれた。女子高だったという山本さんは文化祭となると「男子校の人たちが遊びに来るのでみんなおめかししてたんですが(笑)、私は演劇部で体育館にこもって必死でした」とふり返る。意外や栗原さんも演劇部所属だったそうで「売れない小説家の役をやりました」とぼそぼそとした口調で語り、高校生たちの笑いを誘っていた。映画については「男子には共感してもらえると思う」と吉沢さん。野村さんは「女子のみなさん、もう少し男子に優しくしてくれてもいいんじゃないかっていう映画になってます」とアピールした。登壇陣は最後に高校生たちと一緒に記念撮影を行なったが、手を伸ばせば届くところにいる芸能人たちに生徒たちは大興奮。菅田さんらが退場する際には仕切りのロープを超えて、握手を求め、体育館の前方に一部の生徒たちが押し寄せるなど、会場はパニック寸前!異様な熱狂と興奮の中でキャスト陣は体育館を後にした。『男子高校生の日常』は10月12日(土)より全国にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))
2013年09月23日クールな表情のすきまに時折、柔らかい笑みを覗かせる。でも要注意!この男、作品ごとに全く異なる様々な表情を見せているが、簡単にはその本性を見せてはくれない。昨年は映画だけで4作品に出演し、うち2本が主演。今年に入ってもBSの連続ドラマ「佐藤家の朝食、鈴木家の夕食」で主演を務めたほか、映画でも『ジンクス!!!』の公開を控え、剛力彩芽との共演でツンデレのモテ男を演じる『L・DK』の製作も発表された若手注目株・山崎賢人。まもなく放送となる2時間スペシャルでついに最終回を迎えるドラマ「35歳の高校生」ではクラスを陰で操り、ドラマのフィナーレの鍵を握る生徒・阿久津役で静かに、しかし際立った存在感を見せている。ドラマ最終回を前に、ブレイク必至の18歳の素顔に迫る!米倉涼子演じる、35歳にして女子高生となった馬場亜矢子が、近年の学校教育を語る上で欠かせないキーワードとなった“スクールカースト”と呼ばれる生徒間における格付けなどの問題に切り込んでいく異色の学園ドラマ。阿久津は、常にヘッドフォンを首から下げ、休み中も友人とつるむことなく携帯ゲームなどに興じ、ドラマ序盤ではほとんど目立たず、クラス内のいざこざにも表立って関与することもなかった。山崎さんは「クラスの中で生徒たちは1軍、2軍、3軍に格付けされてるけど、実は阿久津はどこにも属してないし、善なのか悪なのかも分からない存在。序盤では演じる上で、何を考えているのか分からない、謎めいた感じやどこにも属さない“中間”のラインを出せればと考えていました」と語る。だが、話が進むにつれて徐々に彼の存在が物語の様々な局面で重要な地位を占めることに。実は彼こそが生徒たちをランク付けする“学校裏サイト”の管理者であることも視聴者に明かされる。先々週、放送された第9話で、これまでほぼ無表情だった阿久津が、亜矢子に向けて見せたゾッとするような冷たい笑みに戦慄を覚えたファンも多いのでは?ドラマの台本は少しずつ俳優に手渡されるが、山崎さん自身、第10話、そして最終回スペシャルで描かれる阿久津の変化を驚きをもって受け止めたという。「それまでも相当、悪い奴だろうとは思ってましたし、頭が良くて敵に回したら怖い相手だなと思ってたんですが…本当にすごいこと、やらかしてました(笑)。これまで感情が一切見えてこなかった阿久津ですが、単に悪い事をやっているだけでなく、あることが彼にそうさせている。最終回に向けては序盤と違ってそういう彼なりの人間味を見せられたらと思いつつ…最後に暴れたいですね。楽しみながらやってます(笑)」。インタビューはちょうど第10話、最終の11話の撮影が行われているスタジオで昼休みの時間に行われたが、午前中の撮影を終えた生徒たちが制服姿のままスタジオからゾロゾロと食堂へと向かうさまはまさに高校そのもの!男女を問わず、次世代を担う“ブレイク予備軍”とも言える若手俳優陣が多く名を連ねている本作だが、最終回に向けてキャスト陣のチームワークも高まっているようで「最初の頃と比べるとみんな、仲良くなって騒がしいです(笑)」と現場の様子を明かす。阿久津とクラスメイトの関係性を意識して、あえてみんなと距離を置いたりすることは?「最初は気にしてそうしてたんです。でも、撮影が進むにつれて楽しくてどんどん仲良くなっちゃいまして…。そうなるともう、気にせずに一緒に騒いでます。いまは『そこはきっちりと気持ちを切り替えていこう!』という意識で(笑)」。ちなみに現場で最も仲が良いのは意外にも(?)クラスの支配者である粗暴な問題児・正光を演じる菅田将暉だという。「菅田くんとはこれが3回目の共演で『麒麟の翼』では一緒にプールで泳いだけど、(ドラマの)『ランナウェイ』では一緒のシーンはなかった。今回も同じクラスにいながら、直接の絡みは多くはないんですが、対極の立場にいるからこそ話してて面白いです。『正光って結局、子どもだよね』とか話してます。ライバル心?うーん…それはないかな、『すごいな』と思う瞬間はいっぱいありますけど。特に今回の現場はみんなから刺激を受けてますね」。自身、この春に高校を卒業したばかり。“スクールカースト”やら“裏サイト”やら、ひと昔前には聞いたことのなかった言葉が続々と登場し、少し年上の視聴者からすると「いまの学校ってこんなに怖いの?」と思ってしまう。しかし、山崎さんは「登場人物の気持ちで共感できる部分はいっぱいありますね」とも。「僕自身はサッカーして、友達と授業中に騒いで怒られたりしながらも楽しく過ごしてました。仕事と学校生活は高校の頃から両立していましたが、どこか漠然とやっていた気はします。悶々とする気持ちというか――やりたいことをやって、勉強もして楽しく過ごしているけど、何かが心に引っかかってモヤモヤしている、そんな感じはありましたね。『そんなもんなのかな』と思いつつ…」。卒業後に役者一本でやっていくと決断する「これ」という瞬間があったわけではない。「でも、みんなで一緒に一つの物を作っていくという感覚、現場が好きなんです」と役者という仕事の魅力を語る。「いまは、いろいろ挑戦して自分なりの“何か”を見つけていきたいなと考えている日々ですね。高校を卒業したことでやはり、学業と両立していた頃と比べて責任感は強くなったと思います。『もうこれだけなんだ』という気持ちです」。昨年、主演を務めた『アナザー Another』では病気療養中の主人公を演じたが、かと思えば『今日、恋をはじめます』ではおちゃらけた主人公の友人、そして本作では謎を抱えたクールな高校生と同じ学生役ながらこうまで違うかというタイプの異なる役柄を演じ続けている。逆に、役柄からはなかなか“素の山崎賢人”がどんな男であるかが見えてこないが…。「全然、キャラ違いますからね(笑)。でも、どのタイプも全部自分なんだなと感じてます。こう見えて、騒ぐときはワァーっと騒ぐし、かと思えば黙って一人で考えるときは考えるし、これまで演じてきた役の要素ってどこかしら自分の中に全てあるものだと思います。逆に自分の中にないと、僕は演じられないんですよ」。ドラマを見ていると男同士の人間関係よりも、女同士の関係性や嫉妬、いじめの方がより恐怖を覚えてしまうが…。そんなこちらの言葉に山崎さんも「確かに女の子たちのシーンを見てると怖くなりますよ」と頷く。では山崎さんの女性観、および恋愛観は?ドラマでは同世代の女子たち+35歳の年上の女性というシチュエーションだが、本インタビュー“年下のカレ”というテーマを踏まえてどうぞ!「実は僕自身、恋愛するなら年上の女性がいいなと思ってます。まあ“恋愛観”と言うほどのものではないですが…。男性が女性をグイグイ引っ張った方がカッコいいって思われるところがあるじゃないですか。正直、それが苦手というか、できなさそうなので、年上の女性の方が上手くいくかなと(笑)」。先ほどの同世代に対する「非ライバル」宣言も踏まえて「マイペースなタイプ?」と尋ねると、うーんとしばらく首を傾げたのちに「そうかも(笑)」と少しのんきな口調でポツリ。これまで信じられないハイペースで実績を重ね、これからさらなるペースアップを求められるであろうことも想像に難くない。今後、訪れるであろう喧騒の中でも自らのペースで成長していく姿を見せてほしい。ドラマ「35歳の高校生」最終回2時間スペシャル6月22日(土)21:00~22:54日本テレビ系にて放送。(photo / text:Naoki Kurozu)
2013年06月19日「容疑者Xの献身」、「麒麟の翼」など原作小説&映画・ドラマ共にヒットを飛ばし、いまや国民的ミステリー作家とされる東野圭吾。そんな東野さんの裏のライフワークとも言えるブラックユーモアあふれる3編をドラマ化した「笑」シリーズ。このほどトータス松本が手がけた主題歌「笑ってみ」にのせて贈るスペシャルPVが解禁!さらに、J:COM配信ドラマ史上最高視聴数を更新しているのを受け、「SHN48」に移籍が決まっている宮澤佐江(AKB48)より喜びのコメントが到着した。濱田岳主演にモテない男の切ない運命を描いた第1笑「モテモテ・スプレー」(8月1日より配信)はJ:COMでの配信ドラマ史上最高の視聴数を記録。さらに、日本映画界きっての名優・笹野高史といま最も注目される若手俳優・菅田将暉が2人1役が主演を務め、ヒロインに宮澤さん(AKB48)を迎えて贈る第2笑「あるジーサンに線香を」が、9月1日の初月での視聴数で「モテモテ・スプレー」を大幅に上回る大ヒットを記録している本シリーズ。この大好評を受けて宮澤さんは、「すごく楽しかった撮影から9か月が立ち、私が出演させて頂いた第2笑の配信も9月で、その9月にJ:COM史上最高数を出すことができ、“9”という数字に何か縁がある気がします。素敵なキャストのみなさん、そして素敵なスタッフさん方と本当に楽しく撮影をさせて頂いたのでこのような数字を出すことができたのだと思っています。本当にみなさん、ありがとうございます!」と大喜び。さらに撮影をふり返り、「今回のドラマの中で、自分自身驚いたシーンの一つでもあるのですが、思わず感情が入って泣くシーンではないところでポロポロ涙が出てしまったシーンがあります。お話の中でも一番グッとくるところなので、そのシーンを特に意識して見てもらえると幸せです」と見どころも語ってくれている。そして、この豪華なドラマを彩るのは、トータス松本の「笑ってみ」。本作のキーワード“笑”にちなんで行われた、“つながれ「笑」キャンペーン”でTwitter・Facebookにて一般より募集した「笑顔」の写真を繋いで制作されたPVの第1弾が9月に完成し大好評となり、さらに、その第2弾となるスペシャルPVが完成!何気ない日常にあふれる人々の笑顔がたっぷりと収められた、見る者を自然と笑顔にさせてくれる映像に仕上がっている。10月1日から配信が始まっている、三上博史&ミムラが夫婦役を演じている第3笑「誘拐電話網」も好評を博しており、12月いっぱいまで配信が続くこの3作品の新たな記録が期待できそうだ。「東野圭吾ドラマシリーズ“笑”」(全3作)は、J:COMオンデマンドメガパック、auスマートフォンスマートパス・ビデオパスにて配信中。※こちらのスペシャルPVはMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:永遠の0(ゼロ) 2013年、公開予定© 2013「永遠の0」製作委員会
2012年10月13日次の世代を担うのは誰?と、人々から明日のスターを期待される“若手俳優”たち。シネマカフェのランキング企画「シネマカフェゴコロ ランキング5」では、「あなたが注目する若手俳優(男子)」をテーマにアンケートを実施。みんなが気になっている俳優たちを大発表!2位と大きく差をつけ堂々の1位に輝いたのは、松坂桃李!NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」を始め映画にドラマにCMと各方面で大活躍を見せており、今回のアンケートでも投稿者の約半数が松坂に投票するという、大ブレイクぶり。「最高にカッコいいし、かわいいし、大好きっ!」(30代・女性)、「笑った顔が可愛くて、中身は真っ直ぐな好青年で。見ているだけで幸せな気持ちになります」(30代・女性)、「NHKの連続テレビ小説を見てからファンになりました。役にとても馴染んでいて、毎朝松坂さんを見るのが楽しみになっています」(20代・女性)と寄せられた声からも分かる通り、世の女性たちは彼にゾッコンのようだ。さらに、「『シンケンジャー』のときから応援してます。演技力がピカイチ!」(20代・女性)、「デビュー当初から気になる青年でした。こんな息子がいたら素敵です。PRはお任せください!」(20代・女性)と、長年のファンからの温かい声も。今後、初の単独主演を飾る『ツナグ』が10月に公開され、武井咲とのW主演作『今日、恋をはじめます』(12月公開)なども控えており、さらなる飛躍を見せてくれそうな予感!次いで2位のランクインしたのは、佐藤健。松坂さん同様、TV番組「仮面ライダー電王」から徐々に人気を集めてきた、戦隊モノ出身の若手俳優だ。その高い身体能力を買われて、現在大ヒット中の『るろうに剣心』にも抜擢された。「演技力が高く根性もあるから」(30代・女性)という声からも、中性的な丹精な顔立ち&細身ながら、激しいアクションもこなす実力派俳優として多くの女性から支持を集めている。続く3位には、10代女子から熱い支持を得てランクインした、染谷将太。園子温監督作『ヒミズ』で一躍ブレイクし、10代、20代の若い世代を中心に人気急上昇中の若手俳優だ。「最近の若手俳優の中で、一番個性的で演技がうまいと思う」(10代・女性)、「cool!」(10代・女性)と、その独特の雰囲気が魅力のようだ。そして、4位に三浦春馬、5位には福士蒼汰。三浦さんは、これまで『恋空』や『君に届け』など学園モノに数多く出演し爽やか男子として人気を博し、今回のアンケートでも「爽やかで努力家だと思うから」(10代・女性)、「カッコよさの中に落ち着きのようなものを感じます」(30代・女性)との声が寄せられた。現在19歳の福士さんは、「仮面ライダーフォーゼ」での活躍で、「かわいい。背高いので将来カッコよくなりそう」(30代・女性)といった年上女性の熱烈なファンからの支持が集まった。惜しくもTOP5入りはならなかったが、第146回芥川賞受賞した田中慎弥の原作を映画化する『共喰い』の主演に抜擢された菅田将暉も、「仮面ライダー」シリーズ出身俳優で女性たちから多くの票が集まっており、こうして見ると「仮面ライダー」シリーズなどの戦隊モノを経験し、注目を集めていく若手俳優が多いよう。さて、あなたが注目する“若手俳優”は誰?「あなたが注目する若手俳優(男子)」ベスト51位:松坂桃李2位:佐藤健3位:染谷将太4位:三浦春馬5位:福士蒼汰次回の「シネマカフェゴコロランキング5」のテーマは「哀愁漂う渋い男」。こちらもぜひ、ご応募ください。「シネマカフェゴコロランキング5」『東京公園』[DVD]価格:3,990円(税込)発売元・販売元:アミューズソフト発売中© 2011「東京公園」製作委員会■関連作品:ツナグ 2012年10月6日より全国東宝系にて公開© 2012 「ツナグ」製作委員会今日、恋をはじめます 2012年12月8日より全国東宝系にて公開© 2012映画「今日、恋をはじめます」製作委員会 © 水波風南/小学館悪の教典 2012年11月10日より全国東宝系にて公開© 2012「悪の教典」製作委員会るろうに剣心 2012年8月25日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2012「るろうに剣心」製作委員会永遠の0(ゼロ) 2013年、公開予定© 2013「永遠の0」製作委員会
2012年09月24日やまだないとの人気漫画を映画化した『王様とボク』が9月22日(土・祝)に公開。都内劇場にて行われた舞台挨拶にキャストの菅田将暉、松坂桃李、相葉裕樹、二階堂ふみ、主題歌を歌う「Good Coming」(桐明孝旨、原口知之、金井田健太)、メガホンをとった前田哲監督が登壇した。18歳の誕生日に恋人のキエと結ばれたミキヒコ、彼の親友で6歳のときの事故で12年間昏睡状態だったが、当時の心のまま意識を取り戻したモリオ、2人の共通の友人であるトモナリ。子供のままでいたいと願いつつも、否応なく大人になっていく若者たちの心情を爽やかに切なく綴る。本作で映画単独初主演を果たした菅田さん。心は6歳のモリオを演じるにあたって「(周囲からの)見え方はすごく気にしました。元々ファンタジーですが、12年の昏睡から6歳の心のまま目が覚めるということを想像すると、すごく楽しい思いが広がっていきました。あとは考えたこと、監督と話したこと、現場で感じたことを持ちつつ、自由に6歳を楽しみました」と明かし、晴々とした表情を見せた。モリオはブランコから落ちて頭を打って昏睡状態になるが、自身の6歳の頃について聞かれた菅田さんは「僕も6歳のときにブランコで遊んでて頭を打って、血を見て気絶して初めて救急車で運ばれたことがあって、台本を読んでビックリしました」と“デジャヴ(既視感)”に似た思いを抱いたことを明かした。同じ問いに、松坂さんは「イタズラ好きの子供でした」と告白。「住んでいたマンションの水道を管理するところに入って、いろんなボタンを押してマンションの全水道を止めたことがあります」と“武勇伝”を明かし会場を沸かせていた。一方、相葉さんは「照れ屋で、お遊戯会でお母さんと一緒に踊るのが恥ずかしくて、みんな踊ってるのに僕だけボーっと棒立ちしてました」とふり返る。そんな恥ずかしがり屋の子がよりによって俳優に…と突っ込まれると「いまも恥ずかしくてしょうがないですよ」と照れくさそうな笑みを浮かべていた。紅一点の二階堂さんは「庭に桑の実があって、桑の実ばかり食べてる6歳でした」と語る。自然の中で育ったたくましい少女だった?というMCの問いかけに「生まれも育ちもケミカルです。自然工房的な要素はないんですが、桑の実は食べてました」とユーモラスな言い回しであっけらかんと語っていた。撮影は昨年の年末に短期間で行なわれたが、松坂さんは「クリスマスイブに菅田くんと監督と3人でケーキを食べました」と報告。菅田さんも「(松坂さんと)2人で車の中でフライドチキン食べたよね」と何とも男臭いクリスマスの思い出を明かす。二階堂さんは人見知りということもあって、男性陣の輪の中になかなか入れなかったよう。菅田さん、松坂さん、相葉さんが醸し出す和気あいあいとしたムードについて「“男の子になりたい”って初めて思いました」とうらやましそうに語っていた。『王様とボク』はユナイテッド・シネマ、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。■関連作品:王様とボク 2012年9月22日よりユナイテッド・シネマ、シネマート新宿ほか全国にて順次公開© 2012「王様とボク」製作委員会
2012年09月24日三浦春馬主演の『東京公園』で第64回ロカルノ国際映画祭・金豹賞(グランプリ)と審査員特別賞を受賞するなど国内外から圧倒的な支持を得る青山真治監督が、田中慎弥の芥川賞受賞作品「共喰い」を映画化することが決定した。原作は、芥川賞受賞会見での「もらっといてやる」発言が物議を醸した作家・田中慎弥の同名小説。昭和63年を舞台に、父とその愛人と暮らす高校2年生の遠馬を主人公に、人間の性と暴力を描き出す。主演の遠馬役に、史上最年少の「仮面ライダー」としてデビューし、現在TBSドラマ「サマーレスキュー~天空の診療所~」に出演するなど、いまジワジワと注目度が高まっている若手俳優・菅田将暉。さらにヒロイン・千種を新鋭・木下美咲、父親の愛人役に篠原友希子、乱暴な父親を日本映画界に欠かすことのできない名バイプレ―ヤ―・光石研、実母役に圧倒的な存在感を持つ実力派女優・田中裕子を迎えての映画化となる本作。今回の映画化に際し、原作者の田中さんは「決して万人受けするストーリーではないと思いますが、そのように限定された世界が映画によってどのように広がってゆくのか、原作者として、読者として、観客として、楽しみにしています」と喜びを露にしたかと思えば、「小説の『共喰い』こそが一番だと私は思っています。映画に携わる人たちは、『共喰い』は映画のための物語じゃないか、と考えていることでしょう。勝負です」と挑戦的なコメント。青山監督も「原作が田中氏にしか書けない小説だったように、本作も自分にしか作れない映画になってほしい。こんなことを願うのは久しぶりです」と田中さんからの挑戦状を喜んで受けて立つといった様子。そして主演を務める菅田さんからは「いままでの菅田将暉を知ってくださってる方には想像もつかない、イメージがガラッと変わる作品になると予感していますが、こういった濃厚で生々しい世界観を持つ作品への挑戦が役者として、男として深さをもたらしてくれる転機だと信じ、命を懸けて遠馬を演じたいと思います」と気合十分のコメントが寄せられた。いまなお故郷・山口県下関にこだわり、創作を続けている田中さん。また下関と関門海峡を挟んで対岸に位置する福岡の北九州市門司出身の青山監督も北九州を舞台にした『Helpless』、『EUREKA ユリイカ』、『サッドヴァケイション』の“北九州サーガ3部作”を完成させ、本作も北九州での撮影を敢行。9月にクランクインし、来年夏に公開予定とのことだが、2人の共通点といえる土着的な世界観の中でどのような作品に仕上るのか楽しみに待ちたい。『共喰い』は2013年夏、新宿ピカデリーほか全国にて公開■関連作品:共喰い 2013年夏、新宿ピカデリーほか全国にて公開
2012年08月29日人気急上昇中の若手実力派・松坂桃李と、向井理主演のTBSドラマ「サマーレスキュー~天空の診療所~」にも出演中の菅田将暉主演で贈る心温まる青春ヒューマンドラマ『王様とボク』が9月に公開される。これに先立ち、8月26日(日)、本作を応援するサポーターを集めた限定スペシャルイベントにて記者会見が開かれ、松坂さんと菅田さん、共演の相葉裕樹、前田哲監督が舞台挨拶に登壇した。恋人のキエ(二階堂ふみ)と初めて結ばれた18歳の誕生日の夜。ミキヒコ(松坂桃李)はふと、6歳の頃に不慮の事故に遭って以来、昏睡状態で眠り続けている同級生・モリオ(菅田将暉)のことを思い出す。その後、長い眠りからモリオが目を覚ましたことをニュースで知ったミキヒコは、キエと病院まで会いにいくが、12年ぶりに再会したモリオは身体は18歳の青年に成長したものの、心は6歳の少年のままだった…。この日登壇した松坂さん、菅田さん、そして相葉さんの3人は全員戦隊モノ出身。松坂さんと相葉さんは「侍戦隊シンケンジャー」でシンケンレッドとシンケンブルーを、菅田さんは「仮面ライダーW」で、それぞれ正義のヒーローとして地球を守ってきた、言わば同志の仲。撮影中もとても仲良くしていたそうで、菅田さんは「撮影はすごく楽しくて、いろんな挑戦もした!」。初主演作にして心が6歳児のまま止まってしまった18歳の青年という難役に挑戦したが、「体が18歳で中身が6歳というのは数字だと分かりやすいけど、そのまま表現していいのか悩んだ。パンクしそうになったら監督にアドバイスをもらっていました。初めての主演で当時はあまり意識してなかったけど、いまとなってはすごく感じていて、公開が楽しみです!」と当時の苦労をふり返りつつ嬉しさを爆発させた。一方、松坂さんも「現場は夢の中にいるような世界観だった。それが映像になってお客さんに観てどう感じてもらえるか楽しみ」と語り、自信をうかがわせる。さらに、「まず感じたままを表現しようと思った。居心地が良かったし、もっと撮影していたかった。演出方法がユニークだったので、毎回新鮮に演じることができて楽しかった」と前田監督独特の世界観を称賛した。また、相葉さんは「あっという間で、あと1か月で公開というのが不思議。早くたくさんの人に観てもらってどう捉えてもらえるか楽しみ」と語る。この言葉を受けて、前田監督は「3人を役にはめるというよりは、3人が本来持っているものを役に投影してできたかなと思う。演技プランも話し合って作っていけたので、若者に届くような作品になってると思う」と手応え十分といった様子。さらに、菅田さんからは本作で役者魂に火がついたそうで「以前、役者の先輩に人生楽しいか?って聞かれて、そのときは素直に答えられなかったけど、この映画でモリオを演じて、人生をふり返ってみてからはずば抜けて楽しくなった」と新たなる発見を語った。最後には、「思い出に触れられる映画。これを観て、原点に戻ってもらえたらいいなと思います」(松坂さん)、「たくさんの方に観て青春を感じていただきたいです」(相葉さん)、「表向きは3人の友情物語だけど、テーマは人は喪失をして大人になっていくということ。また、3人がすごく生き生きしていてこのタイミングで仕事できてラッキーだったし、それをお客さんにも届けたい」(前田監督)と、それぞれに本作のメッセージを呼びかけていた。『王様とボク』は9月22日(土・祝)よりユナイテッド・シネマ、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。■関連作品:王様とボク 2012年9月22日よりユナイテッド・シネマ、シネマート新宿ほか全国にて順次公開© 2012「王様とボク」製作委員会
2012年08月27日「容疑者Xの献身」、「白夜行」、「麒麟の翼」など、原作小説&映画・ドラマ共にヒットを飛ばし、いまや国民的ミステリー作家とされる東野圭吾。そんな東野さんの裏のライフワークとも言えるブラックユーモアあふれる短編集の中から「歪笑小説」(集英社刊)の3編をドラマ化した「笑」シリーズが実写ドラマ化!その予告編がこのほど到着した。KDDIとJ:COMによる新サービス「ドラマJOKER<ジョーカー>」内で配信されるこちらのドラマは、「モテモテ・スプレー」(「黒笑小説」所収)、「あるジーサンに線香を」(「怪笑小説」所収)、「誘拐電話網」(「毒笑小説」所収)の3編で構成される。“第1笑”となる濱田岳主演の「モテモテ・スプレー」は、告白しても成功しない青年・タカシが、ある怪しげなサイトで出会った博士から絶対モテるというスプレーを受け取ったことをきっかけに展開するストーリー。今回の予告編でも分かるように、タカシに秘密のアイテムを提供する「人類愛正常化研究所」の博士を演じる津川雅彦のキャラクターはかなりアクが強そうだが…。プロデューサーも「天才」と太鼓判を押す濱田岳の演技にも期待がかかる。“第2笑”となる「あるジーサンに線香を」では、若返りの実験に参加した“ジーサン”の淡い恋心が描かれる。笹野高史演じる“ジーサン”は、菅田将暉演じる若返った“ジーサン”の姿でひとりの女性・千春(「AKB48」宮澤佐江)と親しくなるのだが――。予告編を観ただけでも、それぞれの行き場のない思いに胸がしめつけられるが、果たしてジーサンの淡い恋心の結末は?続く“第3笑”「誘拐電話網」は子供のいない蕎麦屋の夫婦の元に、身代金要求の電話がかかってくるという奇想天外なストーリー。いきなり誘拐事件に巻き込まれ、翻弄されていく2人の様子が予告編でも映し出されている。3編の予告編を通して、トータス松本さんが手がける主題歌「笑ってみ」が加わり、どこかクスリとさせられてしまう。日常からかけ離れた出来事が巻き起こるこの3編に、トータスさんのカラっとした歌声がさらなるスパイスを加えている。まずはこちらの予告編から、あなたも東野圭吾の描くブラックな「笑い」の世界を覗いてみては…?ドラマ「モテモテ・スプレー」は8月1日(水)より、「あるジーサンに線香を」は9月1日(土)、「誘拐電話網」は10月1日(月)よりJ:COMオンデマンドメガパックにて、またauスマートフォンスマートパス・ビデオパスにて配信予定。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:麒麟の翼~劇場版・新参者~ 2012年1月28日より全国東宝系にて公開© 2012映画『麒麟の翼』製作委員会白夜行 2011年1月29日より全国にて公開© 2011 映画「白夜行」製作委員会 容疑者Xの献身 2008年10月4日より日劇PLEXほか全国にて公開© 2008 フジテレビジョン/アミューズ/S・D・P/FNS27社
2012年06月08日