お笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右(48)と女医でタレントの西川史子(46)が1日、都内で行われた寝具メーカー・ライズTOKYOのマットレス体験イベント「RISE 脳すいみん3DAYS」オープニングイベントに出席。妻と別居中の岡田に対し、西川が「だいたいそれって離婚にいきますよね」と話した。イベントでは、脳と睡眠をテーマにトークが繰り広げられ、司会者が「きちんと睡眠はとれていますか?」と尋ねると、西川は「眠れるわけないじゃん!」と岡田を指差して断言。岡田は苦笑しながら、「最近睡眠が少ないような気がします」と自虐気味に話した。また、2人にマットレスがプレゼントされた場面で、岡田が「ワォ!」とギャグを披露すると、西川は「よく笑えますね」と再び強烈ツッコミ。岡田は「人生前向きや!」と言い放った。イベント後の囲み取材でも、西川は鋭いコメントを連発。岡田が別居について「家を出て一度離れて生活するという感じ」と説明すると、「だいたいそれって離婚にいきますよね。私も別居から離婚にいきましたから」と自身の離婚経験を踏まえて予想し、岡田は「やめなさい!」と慌てた。そして、報道陣から「どっちの方向になると思いますか?」「女性は別居を考えたときは?」と聞かれると、西川は「距離と気持ちは比例するから」「離婚ですよね。うーん」と返答。岡田は「あんたもリポーターサイドですか!」とツッコんだ。なお、別居を言い出したのは、話し合いの中で岡田の方からだという。また、岡田が「まだどうなるか。結論には至っていない状況ですから」と言うと、西川は「早く結論を出した方がすっきりする」「いつですか?」と追及。さらに、別居理由について岡田が明言を避けた場面でも、「じゃあ何が原因?」「好きな人ができたとか? 浮気した?」と質問をぶつけ、岡田が「いろいろ」と濁すと、「いろいろって」と不満そうな表情に。岡田は「やめなさいあなた! みなさんそろそろかなと思っているのに、なんであなたがまた追及!」とツッコんでいた。
2017年09月01日「ひとり」か「ふたり」かなんて、本当は外からはわからない西川美和さんの『永い言い訳』を、映画でも原作小説でも、ご覧になった方はいますか? 妻を交通事故で亡くした主人公が、同じ事故で妻の友人を亡くした遺族と、交流を深めていく過程を描いた作品です(私は原作小説で読みました)。そんな『永い言い訳』の特筆すべき点はやはり、「愛する妻を失った夫の物語」ではない、というところにあると思います。「愛する妻を失った夫の物語」であれば、映画や小説の主題として考えた場合、取り立てて珍しいテーマではありません。『永い言い訳』は、「もう結婚してからずいぶんと期間が経っている、愛しているかどうかよくわからない妻」を失った夫の物語なのです。「愛のない夫婦」は本当に冷たいか主人公の幸夫は妻が亡くなったという知らせを聞いても、茫然自失としているだけでまったく悲しみを表しません。一方亡くなった妻の夏子も、幸夫に対する愛情はとうの昔に薄れていたことが、死後になって発覚します。だけど、もう愛してなんていなくても、長く同じ時間を過ごしてきた相手には、愛と見分けがつかない情があります。『永い言い訳』はその、「男女や夫婦の愛ではない、だけど大切な人に対する思い」というのが描かれていた作品だったと思うのです。もう一つ似たような夫婦の情を描いた作品で、池田理代子さんの漫画『ベルサイユのばら』で、私がすごく気に入っているシーンがあります。フランス革命によって夫婦そろって追い詰められ、最終的にアントワネットの夫・ルイ16世が死刑台にのぼることになってしまった際のエピソードです。「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」のセリフで悪名高いアントワネットはそれまで、豪華な服やギャンブルで浪費し放題、さらにスウェーデンの伯爵フェルゼンとの不倫の恋に溺れていた、とんでもない妻でした。そんな彼女が、死に際に冴えなかった夫・ルイ16世への思いを独白しているシーンがあります。いわく、不倫相手であるフェルゼンに抱いたような熱い思いを、夫に向けたことはなかった。だけど、長年連れ添ってきた夫には淡い情のような感情があって、これだって愛に違いはなかったのではないかというのです。そうして、心の内で自分の思いを噛み締めながら、死刑台にのぼる夫を見送ります。「夫婦」と一言でいっても、愛し合っている夫婦もいれば憎み合っている夫婦もおり、またほとんど何の感情も抱かず、お互いを空気のように思っている夫婦もいます。そしてそれぞれの関係において、二人の間にあるのが「愛」なのか「打算」なのか「情」なのかというのは簡単には見分けがつきません。多くの人が憧れるのはそりゃ「愛し合っている夫婦」だろうけど、どの関係が尊くて、どの関係が尊くないか、なんて一言ではなかなかいえないのではないでしょうか。『永い言い訳』や『ベルサイユのばら』を読むと、私はそんなことを考えるのです。だれがどんな思いで、だれといるかはわからないとなると、ひるがえって我々「おひとりさま」だって、夫婦以上に多様な存在のはず。「おひとりさま」は一般的に、独身者のことを指すのでしょう。さらにいうと、恋人がいないとか、友達が少ないとか、大勢といるよりも一人で過ごすのが好きだとか、いろいろな要素を連想させる言葉です。だけどそんな「おひとりさま」であっても、家族や友人、あるいはそれ以外の関係の人で、大切に思う人、情や因縁で離れられない人がいるということもあるわけで。外から見たら「ひとり」だけど本当はひとりじゃないということもあるし、外から見たら「ふたり」だけど実際はひとり以上にひとりだった、というケースもある。だれがどんな思いで、だれと関係を結んでいるか・いないかは、外からは絶対にわからないものです。「ひとりでいるのって寂しいでしょう?」と人に言われても、その人に私たちの真の姿が見えているわけではありません。本当に寂しいのは、実は「ふたり」でいるその人のほうかもしれない。だからやっぱり、他人の視線に傷付く必要なんてないんだと思います。外からは、私たちの実態は見えないのだから。だれがどんな思いを抱えているかはわからない。「ひとり」とか「夫婦」とか「子持ち」とか、そういう外からわかる枠組みだけで境界線を作りたくないなあと、最近の私はよく思います。Text/チェコ好き前回記事<「好きな絵は?」親しいあの人に不意打ちでぶつけてみたい質問>もチェック!どうせなら「えっ、考えたこともない」という質問を親しい人にぶつけてみてはいかがでしょう?
2017年08月25日タレントの西川史子(46)が7月23日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演。俳優の船越英一郎(57)との離婚騒動を繰り広げている、女優の松居一代(60)について言及した。 番組では、松居が意見を主張するためにネット上に公開した動画を、“松居劇場”として紹介。自身を「My name is KAZUYO」と紹介する英語バージョンや、週刊新潮が差し入れたマンゴーを丸かじりする松居の姿を放送した。 これを見た西川は、「ここまで来ると、船越さんがちゃんとお話しないとダメなんじゃないかな。妻のこういう惨めな姿を……」と、苦言を呈した。 司会である爆笑問題の太田光(52)が、「これは最高のエンターテインメントだ」と反論するも、西川は、「うちの犬は(松居を)見るたびに吐くんですよ。『ゲボッ』て!」と訴え、スタジオからは笑いが。同じく爆笑問題の田中裕二(52)は、「まさに“犬も食わない”」と、ツッコミを入れていた。 また、この日は女優の広田レオナ(54)も出演。松居とは家が近所で、同じ神社の“氏子”だといい、「神社への奉納金が“船越”という連名で奉納されていて。彼女(松居)の名前があるので、ご近所さんはみんな動揺している」というエピソードを明かした。 広田といえば俳優・吹越満(52)との離婚・再婚歴があることでも知られている。司会の田中から「夫を悪く言う気持ちに共感するか」と尋ねられた広田は、「子どもが小さいので、子どもに迷惑がかかることは絶対にいけない。(悪口は)言わない」と話し、松居とは一線を画す姿勢を見せた。
2017年07月23日俳優の渡辺謙さん(57)の不倫問題を巡って、芸能界でさまざまな意見が飛び交っています。中でも注目されているのが、タレントの西川史子さん(46)と俳優の坂上忍(50)さんのコメント。西川さんは2017年7月16日の『サンデー・ジャポン』に出演した際、『みなさん謙さんには優しいというか、甘いなってすごく思った』『昨今のゲス不倫の中でも結構すごい事やってる』などと辛口批判をしました。一方、坂上さんは2017年7月17日放送の『バイキング』にて、渡辺さんが開いた会見の中で「世界の渡辺謙も普通の男だったんですね?」などと質問した女性リポーターたちに対し、『何聞いてんだよ。説教してんじゃん』『俺なら途中で「はぁ?」ってなっちゃう』などと発言。先輩俳優である渡辺さんを擁護するスタンスを取りました。この二人のコメントを受け、ネット上では両者への賛否がくっきり分かれる形となっています。●ネット上では西川を賞賛する声多数渡辺さんを批判した西川さんに対し、ネット上では『西川の言う通り。奥さんのこと愛してたら不倫なんてできない』『これは西川さん正論。世界の渡辺とか言われてるけど、不倫の罪は誰でも同じだよ。潔くドラマ降板してほしい』『奥さん闘病中なんでしょ?そんな状況でなんで不倫なんてできるの?残酷だよ。西川さんが怒るのも理解できる』『この発言で一気に西川さん好きになりました。ホントにそう思う!世の中の「謙さんだから許そう」という風潮にイライラする。不倫は不倫でしょ』『西川さんはもともと医師だから、正論をきちんと言える人。芸能界が擁護に動いている中、よくぞ言ってくれた』など、賞賛の声が相次いで上がりました。一方、先輩を擁護する形となった坂上さんに対しては、『大物に媚び売ってコソコソするのが坂上。西川史子を見習えよ』『下の者は徹底的に叩くくせに、目上の者にはめっぽう弱い。こんな奴がお昼の顔なんて芸能界おかしいよ』『坂上は毒舌が武器と言われているけど、相手によってコロコロ態度を変えるから全然毒舌じゃない。ただの弱いものイジメ』『最近坂上忍は謎の大御所感出してるけど、目上の人にかみつけないようじゃまだまだ。今回の件でいかに小物なのかが分かった』『仮にもMCなんだから、中立性を保たないとダメでしょ。この人いつも自分の主観ばかりでイライラする』など厳しい意見が飛び交っています。自分の正直な意見を言い放った西川さんに対し、普段のような毒舌を使えなかった坂上さん。世間は“権力に弱い大物司会者”よりも“自分に正直な一タレント”の方を強く支持する結果となりました。※画像はイメージです。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年07月18日『ゆれる』『ディア・ドクター』の西川美和監督が、『おくりびと』以来7年ぶりの映画主演となる本木雅弘を迎えた最新作『永い言い訳』。2016年10月の劇場公開以降、国内外で高い評価を受けた本作のBlu-ray&DVD発売に合わせ、西川監督と、日本アカデミー賞優秀助演男優賞などを受賞した竹原ピストルのトークショーが開催された。Blu-ray&DVD発売日となった4月21日(金)夜、タワーレコード渋谷店B1F「CUTUP STUDIO」では、最新アルバム「PEACE OUT」を発売したばかりの“ミュージシャン”竹原さんがライブで熱唱。その後、竹原さんのライブTシャツを着た西川監督と、「MOTOKI MASAHITO(本木雅弘)」と記されたTシャツ姿で竹原さんが登壇した。MCから撮影で印象に残ったことを聞かれた竹原さんは、一番緊張したこととして、子役の最終選考に参加して一緒にエチュードをやったことを挙げた。「できないと、すごくごねたのに、参加させられたんですよね(笑)」という竹原さんに対し、監督は「かっちりとした演技をされる幸夫役の本木さんに対して、陽一役は、ミュージシャンの人の対応能力は豊かだと思いキャスティングしたが、蓋を開けてみたら、一挙手一投足指示されないと動けませんと言われ驚いた」とふり返る。しかし、逆に楽曲のイメージ、自由な振り幅をもっているだけでなく、職人的な積み重ね、緻密なものがある人だということを知り、「同じものづくりをする人間としては、近いものを感じた」と監督は明かす。竹原さんは、エチュードで「突然怒って」と監督から指示された結果、子どもたちを泣かせてしまうなど、さまざまなことをさせられ、自分にとっては「陽一役のもう1つのオーディションのようだった」と思い返していたが、その様子を観察していた監督は「おそらくご本人は意識していないだろう、子どもたちとの距離の近さを感じたし、この人なら任せられると安心していた」とさすがの視点で当時をふり返っていた。次に、公開されて25週間が過ぎたいまだからこそ聞きたいこととして、竹原さんからは「海外での反応はどうだったのか?」との質問が。本作は、カナダ・トロント国際映画祭を皮切りに、韓国、ローマ、台湾などで上映されてきたが、監督の印象としては「正直あまり日本のリアクションと変わらない」と感じたそうで、どこの国にも“自分は幸夫だ”という人はいたという。ただ、香港で「女の人じゃなくて男を主人公にしたのは何故か?夫を亡くした妻の話じゃダメなのか」という質問があがり、「妻を失った夫のほうが、ダメージが大きいんじゃないか?よりドラマティックになるんじゃないかと思ったからと答えたところ、香港は女性の社会進出率が高く、共働きで、喪失感の男女差がない」と言われたことが強く印象に残ったという。その後は、事前にツイッターで募集した質問に答えていった2人。「本木雅弘さんのアップが多いのは何故か?イケメン好きだから?」との質問に、監督は「確かに。顔立ちに関わらず、顔というものが好き。いままでもアップで終わる映画が多い。山下敦弘監督にも『顔好きですね』と言われた」と返答。「思っていることを正直に言えない人間=幸夫を、本木さんも演じるのが大変だったと思う。複雑な心情を、ちゃんと撮りたいと思ったからじゃないかな。でも、アップに耐えられる顔こそ、映画俳優の顔。そういった意味では、竹原ピストルさんもすごく良い表情するので、これからもスクリーンで観続けたい」と、真摯にコメントした。また、「劇中で一番好きなシーンは?」という質問に、竹原さんは「ひときわ切ないのは、陽一が真平(息子)をトラックの助手席側にのせ走り出すシーンで、幸夫が手を振った後に振りかえって歩いていくシーン」とコメント。「実際には、あのトラックは、ドライバーさんが運転していて、(自分は)本木さんの横にいたんだけど撮影中に近くなれた気がしていた本木さんが、スクリーンに戻っていってしまったような気が現場でしていて、いま見ても切ない気持ちになる」と語った。監督は、「クランクアップの日(10月28日)に撮影したラストの場面で、ピストルさんが、幸夫にニコっと笑うシーン。このシーンを撮れたから、この映画は大丈夫だと確信した」と、本作の手応えを実感した瞬間を語ってくれた。そして、ブルーレイの特典に「自信がある」という監督は、まず、本編の編集でカットしなくても良かったんじゃないか?というシーンについて、そのシーンとカットした理由に触れ「ぜひ観てもらって、それぞれでも考えて観てほしい」とコメント。加えて、陽一の娘・灯が観ている劇中アニメ「ちゃぷちゃぷローリー」(完全オリジナル!)を「自身の過去作をみて泣いたことがなかった自分が泣いた、素晴らしいアニメーターさんがつくってくれたもの」と、感激しながら絶賛。一方の竹原さんは、メイキングで「撮影中の監督の表情にぐっときたので、そこも楽しんで欲しい」とPRした。さらに、監督から竹原さんの最新アルバム「PEACE OUT」は「電車に乗っている間に聞くと、危うく泣いてしまう曲。家でじっくり聞くべき」という感想や、ロンドンから届いた本木さんのメッセージが読み上げられ、終始、和やかなムードで笑いが絶えないトークイベントとなった。『永い言い訳』Blu-ray&DVDは発売中。(text:cinemacafe.net)
2017年04月22日タレントの西川史子(45)が3月12日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演し、お笑いコンビ・NONSTYLEの井上裕介(37)についてコメントした。 昨年12月、井上は乗用車を運転中にタクシーに衝突し、運転手に全治2週間のけがをさせたうえで走り去ったとして書類送検となった。事故後は活動を自粛していたが、3月6日に起訴猶予処分が確定。井上は処分確定の翌日に涙を流しながら謝罪会見を行った。 井上は以前から西川史子主催の“西川会”のメンバーとして知られ、西川とは親交があった。司会の田中裕二(52)が西川に、「井上君のことは、“西川会”の後輩として可愛がっていたでしょう?」と話を振ると、西川は目を潤ませながら次のように話した。 「謹慎中も会見前も(井上から)連絡をもらって、ずっと見ていたんですけど、あれは泣きすぎかなと。ブサイクは泣いちゃいけないんですよね。汚いでしょ。それで、これからどういうふうに戻っていくのか……。あの子、本当にいい子なんですけど、馬鹿なんですよね。だから、計算ができないんですよ。かわいそうだけど、もうちょっと謹慎したほうがいいかもしれないですね」 続けて西川が「3カ月まったく家を出ていないから、視野が狭くなっている」と心配すると、井上と親交があるタレントのアンミカ(44)も「そういう部分はあると思うんですよ。(井上から届いた)LINEはすごくスッキリ。『反省をただ胸に刻んで生きていきたい』『ちゃんとみなさんに何かをお返ししたい』と言っていた」と井上を擁護した。
2017年03月12日松坂桃李&菅田将暉のW主演で描く青春物語『キセキ ーあの日のソビトー』。この度、松坂さん演じるジンの歌唱シーンを収めた場面写真が初解禁された。誰もが知る「GReeeeN」の名曲「キセキ」。人々の心を掴んで離さないこの曲の誕生の裏には何があったのか。本作は、 名曲誕生にまつわる本当にあったキセキの物語。松坂さん演じるジンと菅田さん演じるヒデの2人の兄弟を中心に、家族と仲間との間で起こる様々な迷いと衝突の中で、自分の進むべき道を切り開いていく姿を描き出した青春ストーリー。劇中でヒデ役の菅田さん、ナビ役の横浜流星、クニ役の成田凌、ソウ役の杉野遥亮4人が組む音楽ユニット「グリーンボーイズ」が、CDデビューを果たすことでも話題となっている本作だが、今回到着したのは、松坂さん演じるジンがメタルバンド「ハイスピード」のボーカルとしてライブで歌う場面写真。松坂さんは緑髪に口ひげ、タトゥーにピアスのスタイルで夢と現実の間で闘うミュージシャンを見事に体現しており、劇中での歌唱は松坂さんのキャリア史上初めてとなる。歌に苦手意識があり、いままでずっと避けてきたと言う松坂さんは、「初めはプロデューサーの役と聞いていたのですが、台本みたら最初のシーンから歌ってて…騙されました(笑)。CDは出しません」とコメント。しかし、弟・ヒデ役を演じた菅田さんはそんな松坂さんのシーンを見て、「マイクを持つ手がエロい!このシーンは注目です!」と太鼓判を押している。厳しい父の反対を押し切り家を飛び出したミュージシャンの兄・ジンは、メタルバンド「ハイスピード」としてメジャーデビューを果たすも、音楽性の違いで仲間と衝突、バンドは解散状態。一方、「グリーンボーイズ」はキラキラと輝き、どんどん前進。劇中ではそんな対比が残酷なまでに描かれており、映画監督の西川美和は「弟たちが初めて立ったステージを観ると、『そりゃこっちが受けるわ』と哀しいほどに納得をした。自分の信じることに対して懸命な者が時代を掴めるとは限らない。爽やかなパッケージだが、才能というものをめぐる残酷さを逃さずに描いている作品だった」と感想を述べている。しかし、それでもジンは音楽を辞めようとはせず、弟たちの才能に夢を託し、プロデューサーを買って出る。複雑な思いを背負ったジンを見事演じきった松坂さんは、「勇気づけられる作品で、いま自分がやっていること、またこれからやること、自分で選択したからこそ、それが正解だと後押しされる気持ちになった」と語る。また本作を鑑賞した是枝裕和監督は、「自分では諦めた夢を弟に託したジン。彼の哀しみ、喜び、そして覚悟を目だけで表現してみせる松坂桃李。色っぽかった」と称賛の声を寄せている。クランクインの約2か月前からボイストレーニングに励んだという松坂さん。ライブシーンの撮影は緊張したと話すも、それと同時にバンドメンバーの心強さも同じぐらい感じたと言う松坂さんは、「かっこよすぎる3人がバックで演奏してくれているので、彼らの音楽が鳴った瞬間に、心配はなくなりました」とふり返った。CDデビューや「Mステ」出演といま何かと話題の「グリーンボーイズ」はもちろん、松坂さんの渾身の熱唱も必見だ。『キセキ ーあの日のソビトー』は1月28日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年01月18日昨年12月1日に急性胃腸炎のため入院し、休養していた西川史子が8日、TBS系情報番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜10:00~11:22)に復帰した。司会の爆笑問題から「お帰りなさい」と声をかけられた西川は、「(体調はすっかり)大丈夫です」と笑顔を見せ、「いろいろ理由はありますけど、ペットロスや更年期も関わっていると思う」と説明。「もう『サンジャポ』に戻してもらえないと思っていたのに、優しい言葉をいただいて感謝しています」と伝えた。入院中も『サンジャポ』は見ていたそうで、「私なしでも十分おもしろかった」と苦笑い。また、「いろいろ問題点には気付きました」と言い、「コメントのキレがよくないといけないとか、ワイプの顔とか…『ワイドナショー』(フジテレビ系)とザッピングしながら見ていました」と話した。西川は昨年11月30日に体調不良を訴え、12月1日に都内の病院で急性胃腸炎と診断され、そのまま入院。テレビのレギュラー4番組など仕事を休んでいた。
2017年01月08日MCやDJとして活動しているZeebraさんが、妻でモデルの中林美和さんにモラハラをしているのではないかとの報道が話題になっています。「モラハラ」の実際の概念は実ははっきりとはしませんが、一言でいえば、「言葉や態度で人の心を傷つける精神的暴力」と考えていただければよいのではないでしょうか。近年は、肉体的暴力(DV)の被害もさることながら、モラハラによる被害を理由に離婚を望む人も少なくありません。そこで、今回はモラハラと離婚の関係について考えていきたいと思います。*画像はイメージです:■モラハラと認定されるのはどのような行為か先ほども書いた通り、何をモラハラというかは実はあいまいです。それは、人の感じ方によるところが大きいからです。しかし、例えば、「役立たず」、「こんなこともできないのか」、「生きてる価値がない」など、相手を侮辱したりこき下ろしたりするような言葉を日常的に吐いていれば、モラハラということができるでしょう。また、「相手が話しかけているのに無視をする」、「食事を作らせておいて手を付けない」という態度も、反復継続したりすれば、精神的な暴力、すなわちモラハラと認定されることになると考えられます。 ■「モラハラ夫婦」の関係修復は可能か?夫婦の一方のモラハラが他方にとって限界を超えるものであった場合、関係を修復することはかなり難しいものです。そもそも、モラハラをしている側は、自分がしていることがモラハラだとは気づかない、あるいは気づいていても認めないことが多々ありますので、そのような場合には関係修復は不可能と考えるべきでしょう。仮に関係修復が可能だとすれば、モラハラをしていた側が心からそれを反省し、謝罪をすることが最低限必要な条件です。しかし、相手が限界を超えてしまっている場合、「謝ってもその場限りで、またすぐに元通りになる」と考え、すっかり信頼を失っていることが多いので、簡単に修復できるわけではありません。実際、その場では謝っても「元の木阿弥」になる人は非常に多いように思います。 ■モラハラされた側の対抗策は「証拠を残す」ことモラハラをされた側としては、我慢の限界を超えたら離婚を検討することになるでしょう。自分が苦しんできたことについて、慰謝料を請求したいと思うのも当然です。しかし、そのためには、モラハラ被害の証拠が手元に残っていなければなりません。モラハラをする人間は小賢しいことが多く、往々にして、証拠を残さない形で嫌がらせをします。例えば、メールやチャットで嫌がらせをすることはあまりありませんし、また、嫌がらせをする前に録音されないようにスマホを取り上げたりすることもあります。ですので、モラハラ被害というのは実は証拠が残りにくいのです。もちろん、メールやチャットで嫌がらせの言動があれば、そのデータは消えないように保存しておかねばなりません。また、できるだけ近い時期にされたことをメモとして残しておく(日付も入れておく)、恥ずかしいかもしれませんが、友人にメールなどの形が残るもので相談しておくことは次善の策と言えます。モラハラというと何か軽い感じがしますが、実際にはDVと同じくらいに人を苦しめるものです。泣き寝入りすることがないよう、できるだけ証拠を残しておくことをお勧めします。 *著者:弁護士 寺林智栄(ともえ法律事務所。法テラス、琥珀法律事務所を経て、2014年10月22日、ともえ法律事務所を開業。安心できる日常生活を守るお手伝いをすべく、頑張ります。)【画像】*torwaiphoto / PIXTA(ピクスタ)
2016年12月23日『ゆれる』『夢売るふたり』などで知られる西川美和監督のもと、本木雅弘が妻の死さえ悲しむことができない“自意識の塊”のような人気作家を演じた『永い言い訳』。このたび、12月15日発売の「月刊ジェイ・ノベル」2017年1月号(実業之日本社)に掲載されている西川監督の連載エッセイ「映画にまつわるxについて」の中で、主演の本木さんが西川監督へ宛てたメールの数々が初公開されていることがわかった。『日本のいちばん長い日』『天空の蜂』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞するなど、高い評価を受けた本木さんが、アカデミー賞外国語映画賞受賞作『おくりびと』以来、実に7年ぶりとなる映画主演に挑んだ本作。西川監督が自身の直木賞候補となった小説を映画化し、ミュージシャンの竹原ピストル、池松壮亮、黒木華、山田真歩、堀内敬子、さらに21年ぶりの再共演となった妻役の深津絵里など、実力派俳優が脇を固めた。現在公開中の本作は、鑑賞者の満足度が非常に高くリピーターが続出中、本年度の映画賞にも多数ノミネートされており、ロングランヒットを続けている。「特別編」と冠された今回の西川監督のエッセイのタイトルは、「x=主役」。撮影準備段階の2014年春から劇場公開後の2016年秋まで、およそ2年半という長期間、自作の主演俳優として本木さんを間近で見つめてきた西川監督が、17ページ1万5千字にわたり、本木さんの知られざる意外な素顔について記している。このエッセイの大半を占め、読者を驚愕させるのが、プロデューサーを介して西川監督が本木さんから受け取った大量のメールからの抜粋。監督からの出演オファーに対して延々と悩み、嫌がる監督に「役作りのため原作小説を読ませてほしい」と懇願し、ブラインドタッチやダイエットなどの課題に奮闘する本木さん…。秘められたエピソードが赤裸々に綴られ、西川監督曰く「底なし沼のような不安と不満、期待と反省」「言い訳と、覚悟と、友愛と共鳴に満ちた」という本木さんのメールの数々からは、一見“完璧”ともいえる“俳優・本木雅弘”のイメージからは想像もつかない、生身の“人間・本木雅弘”の複雑な内面と、周囲の誰もを虜にする天性のアイドル的魅力、そして何より、俳優として真剣に役柄と向きあい、作り手と作品に深い愛情を注いでいる様子が見てとれる。そんな本木さんを見つめる、西川監督らしい毒と優しさが織り交ざった軽妙な筆致も冴えわたり、通常はほとんど明かされることのない映画作りにおける監督と主演俳優との濃密な関係が浮き彫りに。本作に魅了されたファンも興味深く楽しめる貴重なエッセイとなっている。なお、本エッセイは、12月20日より4週にわけてWEBマガジン「ジェイ・ノベルプラス」でも無料で公開される予定だ。『永い言い訳』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年12月15日映画『永い言い訳』の西川美和監督と、西川監督の10年前の作品『ゆれる』に主演したオダギリジョーが、12月3日(土)に『ゆれる』公開時以来となるトークセッションを行ない、映画について、お互いについて、語り合った。オダギリさんは今回のトークを前に『永い言い訳』を2回見たと明かし「これは傑作ですよ!」と断言。「真面目な話はテレくさいけど、これはすごい。こんな作品を撮るようになっちゃたら、次に撮りたいものがなくなっちゃうんじゃないかと心配になるくらい、ひとつの完成形を見せつけられた気がします」と手放しで絶賛する。有名作家としてテレビなどにも出演する衣笠幸夫(本木雅弘)が、不倫にふけっている最中に事故で妻を亡くし、その葬儀でも本心からの涙を流すことができなかったが、同じ事故で妻を亡くした男やその子どもたちとの触れ合いの中で、妻への愛に失ってから気づいていくさまを描く本作。オダギリさんは本木さんが演じた幸夫の魅力に引き込まれたよう。「すごく気になったのは本木さんがたびたび言う『そうでしょ?』というセリフ。本木さんがアドリブで入れたのかと思いました。ものすごくお上手!『そうでしょ?』を言わせたら、いまの日本で本木さん以上の人はいない!」とも。実は、オダギリさんは若い頃から本木さんが大好きで「本木さんの影響を受けたことは、自分の中で20%くらいある!いや、言い過ぎかな(笑)。でも17%くらいはあります。芝居もそうだけど、ファッションとか、あの時代のとんがった感じ。紅白歌合戦でコンドームをぶら下げた衣裳を着たり(笑)」と熱く語る。当初、オダギリさんの言葉を「意外!」と受け止めていた西川監督も「そう言われると共通しているかも。突飛でとがった行動の部分は似てる」と納得した様子。ちなみに西川監督によると、本木さんは幸夫役に自分がふさわしいのかを、公開後もずっと「グチグチと(笑)」気にしているそう。キャンペーンで地方を回っても「自分じゃなかったら、誰がふさわしいか?と尋ねて、具体的な名前を挙げるまで待つ(笑)。挙げたら挙げたで『それはちょっと違う…』とか言う」と幸夫以上に自意識の捻じ曲がっためんどくさい性格であると暴露する。また、幸夫役に関しては、原作の本がテレビで取り上げられた際、『ゆれる』でオダギリさんの兄役を演じた香川照之から西川監督に「あれをやるのは僕しかいないと思う」と直接売り込みの電話があったとか!すでに、そのときには本作の撮影が始まっており、監督は「『ありがとうございます』と言って電話を切った…(笑)」とのこと…。オダギリさんはこのエピソードを笑いつつも「この役は俳優なら演じてみたいですよ。ものすごく魅力的。西川さんの携帯を知っているかいないかの差ですね(笑)」と香川さんの行動に理解も示す。作家というクリエイティブな仕事をする一方で、TVに出るなどタレント的な活動もする幸夫は、俳優と重なる部分も多く「俳優から見ると、(幸夫の言動の)何もかもがイタイ!自分の一部を見せつけられている気になる」とも。一方で、「本木さんは特に内面にそういうものを持たれている方。こういう役はいいですね!ほかの俳優じゃ出ないものがある」と本木さんにしかできない役だと語っていた。また、オダギリさんはこのトークのために、前夜、約10年ぶりに『ゆれる』を見返したそうだが「当時、20代最後の作品で、ムッチャ気合入れて臨んでて、自分の中であるひとつの答えを出せた気になってたけど、いま見ると…ショボい(苦笑)!」と自身の演技に辛口評価。またメイキングの様子を見て「生意気でした(笑)」とも。また、『永い言い訳』の幸夫を見て「『ゆれる』で僕が演じた早川猛が、大人になったらこうなっていてもおかしくないと思った。繋がっている気がした」と語る。西川監督は『ゆれる』で20代の自分自身を猛に、『永い言い訳』で30代の自身を幸夫に投影したと明かし、オダギリさんの感じた“つながり”を肯定。「10年後に、50代になった猛が(映画の中に出て)来るかも」と語っていた。『永い言い訳』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年12月04日急性胃腸炎で今月1日から入院中の医師でタレント・西川史子(45)が、4日に生放送されたTBS系情報番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜10:00~11:22)を欠席した。同番組でレギュラーを務めている西川。番組冒頭で、司会のお笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二(51)が「急性胃腸炎でお休みの西川先生に代わって」と告げ、代理で出演したフリーアナウンサー・田中みな実(30)を紹介した。さらに田中が「そっちの景色はどうですか?」と西川の席に座る心境を探ると、みな実は「2回目なのでちょっと落ち着いてます」と返答。お笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介(36)から「ええ女ぶってるのが腹立ますね」と突っ込まれていた。西川は今年5月にも急性胃腸炎で入院。この時も田中みな実が代理を務めていた。同番組に復帰した際には「食べ物とか注意しないといけないところはあるんですけど、もう十分大丈夫です」と報告。みな実の代理出演については「私がいないとダメだな」と話していた。
2016年12月04日『永い言い訳』の主演・本木雅弘と西川美和監督が、第20回オーストラリア日本映画祭より招待を受け、シドニーとメルボルンで行われた上映後Q&Aにそろって登壇した。突然の妻の死にも泣くことができなかった、自意識過剰な人気作家を本木さんが熱演する本作。鑑賞者のリピーターが続出し、ロングランヒットを続けており、先日は報知映画賞・日刊スポーツ映画大賞でも作品賞・監督賞・主演男優賞・助演男優賞にノミネートされた。オーストラリア日本映画祭は、1997年から始まった国際交流基金が主催する日本映画普及のための映画祭。その規模や動員数は毎年拡大しており、いまやシドニー・メルボルン・キャンベラ・アデレード・パース・ブリスベンの6都市を巡回する世界最大規模のものとなっている。本木さんは、本映画祭には初参加。2009年に『おくりびと』でアジア・パシフィック・スクリーン・アワード最優秀主演男優賞を受賞した際、ゴールドコーストで行われた授賞式に長男を伴って出席して以来の渡豪に。また、西川監督は前作『夢売るふたり』に続く2度目の参加。今回、「オーストラリアでの受賞歴もある世界的な俳優と、海外映画祭でも高く評価されている稀有な女性監督をぜひ招待したい」と映画祭側に熱望されての、2人そろっての参加となった。10月27日(現地時間)夜、本木さんと西川監督はシドニーのイベント・シネマズで行われたクロージング上映後のQ&Aに登壇。本木さんは、共演の竹原ピストルの名前を書いたTシャツ、監督は本木さんの名前を書いたTシャツをそれぞれ着込み、黒のスーツにコアラのぬいぐるみをあしらうという完全ペアルックで現れ、約400人のファンで満席となった客席に迎えられた。現在ロンドン在住の本木さんは、「この映画『永い言い訳』はどうしようもなさ、もろさを心に抱えた人々を描いています。およそ劇的とは言えない物語ですが、そんな人々のささやかな心の旅に皆さんが何かつながりを見出してくれたんじゃないかと思います」と、流暢な英語で挨拶。さらに、「私自身、非常に自意識が高く、うまくいかない人生を抱えていて、共感する部分が多々ありました。それをそのままフィルムに焼き付けたという形です。この映画は、人間とは誰でも不完全なんだということを認めて愛してくれる映画だと思います。私自身は、物語が示してくれている最終的なゴール、答え、いただけたアイデアにたどり着けるように、という気持ちで演じました」と述懐した。また、この映画を作るきっかけを聞かれた西川監督は、2011年の東日本大震災に触れ、「直接、被害にあった方はもちろんのこと、当たり前にある日常がいかにあっけなく失われてしまうかということを実感し、この物語を着想しました」とコメント。「素晴らしかった」と絶賛された子どもたち(藤田健心、白鳥玉季)については、「子どもらしさを重視し、泣いてくれと言ったら泣いてくれるという技術ではなくて、彼ら自身がもっている性格や環境がいかに役に近いかで選びました」と語り、「本木さんは子どもたちとしっかり距離をとりつつ、彼らにとっていなくてはならない『お助けマン』として、現場でオセロをやってくれたり、凧揚げをしてくれたりしてうまく演出をつけてくださいました」と明かした。すると、本木さんは、「1つ言っておきたいのは父親役のシンガーソングライター、竹原ピストルさんについてです。いま彼の(名前が入った)Tシャツを着ているんですが(と言ってTシャツを見せる)、彼もどんなお芝居をしてくるかわらからない、それがスリリングで私もリアルなお芝居ができました。チャンスがあればぜひ彼の唄を聴いてみてください。なぜ監督が竹原さんをキャスティングしたのかわかると思います」と、同じく大切な存在を失った役柄を演じた竹原さんの演技について言及。『おくりびと』のアカデミー賞受賞や、昨年のアジア・パシフィック・スクリーン・アワードで最優秀主演女優賞(『あん』)を受賞した義理の母、樹木希林についても触れられた本木さんは、「『おくりびと』は個人でいただいた賞ではないですし、自分が何かをいただいたという感覚はないんですけれども、時代と作品の出会いというものが重要だということを勉強させていただきました。役者としての自分にはハリウッドからお声がかかることもなく、特別な変化はありませんでした(笑)。樹木さんは、西川監督と同様に人間への観察眼が非常に鋭くて辛辣ですが、慈愛に満ちている人で、私の心を柔らかく導いてくれる存在です」と応じた。さらに2人は、翌10月28日夜にメルボルン・オーストラリア国立映像博物館での上映後Q&Aにも登壇。二都市を巡る短い滞在ながら、「観てくださった方の反応はどの国も共通している。何か通じてくれているものがあるのだと思う」(西川監督)、「ここでも観た人が身につまされつつもどこか前向きになってくれていると感じる。かすかな幸福感が満足感につながっているようでうれしい」(本木さん)と、本作の手ごたえを語り、世界でも広く愛されていくことに期待を寄せていた。『永い言い訳』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年11月30日元バレーボール選手でタレントの浅尾美和(30)が28日、自身のブログを更新し、第2子となる男児を出産したことを報告した。浅尾は「産まれました。」というタイトルで更新し、「11月27日に3716gの男の子が無事に産まれてきてくれました」と報告。「新しい家族の誕生になにものにも変えられない幸せな気持ちに包まれています」と喜びを伝えた。そして、「二回目の出産はこんなに陣痛って痛かったかな?と思うほどの激痛でした」と陣痛のつらさを明かしつつ、「産まれてきてくれた赤ちゃんは本当に愛おしくて可愛くて…そんな痛みなど一気に忘れさせてくれるパワーがありました」とつづった。「これからまた夜中の授乳などの眠れない日々が始まりますが…今は少しこの幸福感に浸りたいと思います」と続け、生まれたばかりのわが子を抱いている写真を掲載。さらに、「眉の形が長男の産まれた時とそっくりでしたやっぱり兄弟は似るんですね」と加えた。浅尾は2012年に現役を引退し、2013年4月に一般男性と結婚。2014年12月に第1子となる長男を出産している。
2016年11月28日女医でタレントの西川史子が27日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)に生出演。歌手の和田アキ子が『第67回NHK紅白歌合戦』に落選したことについて苦言を呈した。女性歌手歴代最多の39回の出場を誇り、1986年から30年連続で出場していた和田の落選について、事務所の後輩である西川は「ホリプロはかなりざわざわしてますね」と告白。「視聴習慣が変わって親子一緒に紅白を見るという感じじゃなくなって、ヒット曲がないと出られないんじゃなくて、アッコさんの今までの功績を考えたらちゃんと花道を飾ってあげるべき」と主張した。さらに西川は、「アッコさんの『あの鐘(を鳴らすのはあなた)』を聞かないと1年終われないという人もいっぱいいると思うので、なんでだろうな」と意見。すると、爆笑問題の太田光が「あれが除夜の鐘」とコメントし、笑いを誘った。また、テレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏も、「あと1回で40回。節目を無視して嫌がらせ的に見える」と苦言。一方で、タレントのテリー伊藤は、和田が「悔しい」などと発言していることは「往生際が悪くていい」とした上で、「あんまり周りがフォローするのは微妙」との考えを示した。
2016年11月27日女医でタレントの西川史子が20日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)に生出演。大麻取締法違反の容疑で起訴された元女優の高樹沙耶被告が、合法化を訴えていた医療用大麻について、「医療用大麻なんかない」とあらためて否定した。番組では、高樹被告が大麻使用を認めるも、所持については曖昧な供述を繰り返しているというニュースを紹介。大麻は所持は法律上処罰の対象になり、使用では処罰の対象にならないが、西川は「罪を軽くするためにそういう供述をしたということではないと思う。そこまで頭がいい人ではない」と推測し、「本当に大麻がいいと信じ込んでるんだろうなと思いますね。男の人の影響ですよね」と話した。そして、モデルの"みちょぱ"こと池田美優が「そもそも大麻って絶対吸っちゃいけないものだなと思っていたので、このニュースで初めて医療用大麻があるっていうことを知った」と言うと、西川は「医療用大麻なんかないんだよ。大麻なんだよ」と指摘した。また、医療用大麻として「効果がある」という専門家の意見もあるという声が上がると、「ダメなものはダメですよ」とピシャリ。「鎮痛剤っていうものがあるし、認めてもらう必要なんてないんですよ」と再び厳しい口調で主張した。
2016年11月20日シンガーソングライター・TM Revolutionの西川貴教が、ダブルファンドライヤー「MONSTAR」新製品広告に出演することが18日、わかった。新広告は11月中旬より展開される。西川は2014年、2015年に引き続き同製品イメージキャラクターに起用された。1年目は現代版風の神~NEO 風神~になりきり、2年目はWINDMANというアメコミ風のヒーローになりきった姿を披露した。3年目となる最新ビジュアルでは、「風×2」をテーマに、”ダブルファンの精”に扮した2人の西川が絡み合い、風を吹かせる。細い布状の衣装で鍛え上げられた上半身の筋肉をアピールした。また、西川のサイン入りポスターやオリジナルQUOカード、2万円相当のディナーギフトが当たるキャンペーンも実施する。
2016年11月18日「広島国際映画祭2016」が11月11日(金)から13日(日)までの3日間、広島県広島市内4会場で開催される。【チケット情報はこちら】ワールドプレミア/ジャパンプレミアを含む、国内外から選りすぐった作品を上映する本映画祭。今年は岩井俊二監督の特集企画を実施。岩井の最新作で、女優の黒木華が第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞した『リップヴァンウィンクルの花嫁』をはじめ、代表作『リリイ・シュシュのすべて』、ドキュメンタリー映画『市川崑物語』など、新旧作品を上映。さらに、岩井が企画プロデュース・脚本を務めた連続ドラマ『なぞの転校生』全12話オールナイト一挙上映も行われる。そのほか、上映作品には、戦時中の広島県呉市を舞台にした『この世界の片隅に』、広島出身の西川美和監督の監督デビュー作『蛇イチゴ』など、広島にゆかりのある映画人、および広島で撮影された新旧作も名を連ねる。海外からは、伝説の映画製作会社「ディアゴナル」の創設者であるフランスのポール・ヴェッキアリ監督が来場し、最新作『劣等生』を上映。また、特別招待作品として、ホセ・ルイス・ゲリンが監督を務めた『ミューズ・アカデミー』が、2017年1月の全国公開に先駆け上映される。豪華ゲスト陣を迎えての舞台挨拶やトークショーも充実。『母と暮せば』の女優・吉永小百合、先述の岩井俊二監督や西川美和監督らが登壇を予定している。チケットは発売中。■広島国際映画祭201611月11日(金)~13日(日) NTT クレドホール、八丁座(広島県)ほか登壇予定:吉永小百合/岩井俊二/片渕須直/こうの史代/西川美和/ポール・ヴェッキアリ/ホセ・ルイス・ゲリンほか前売チケット:フリーパス(3日通し券) 2300円 / 1日券 1200円高校生以上は有料。1日券は期間内いずれか1日有効。フリーパスは開催期間通して有効。
2016年11月09日女医でタレントの西川史子が30日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)に生出演し、大麻取締法違反(所持)の疑いで25日に現行犯逮捕された元女優の高樹沙耶容疑者とかつてピアノ教室が同じだったことを明かした。西川は「20代のまだテレビに出ていないときにピアノ教室で一緒だったんです。ピアノやって、そのあとご飯一緒に食べて、芸能界の話とか聞いていた」と高樹容疑者との意外なつながりを明かし、「本当に聡明できれいで…」と当時の印象を告白。「だから、今回のことは信じられない」と驚きを隠せない様子だった。それでも、高樹容疑者が今夏、参院選に出馬した際に訴えていた医療用大麻の解禁については、西川はバッサリ否定。放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏が、医療用大麻を認めるようなった国もあることを話すと、「医療用大麻なんてありませんから。大麻は大麻。医療用に使っているってだけの話で同じものですよ」と指摘した。
2016年10月30日女医でタレントの西川史子が、23日に放送されたTBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)で、東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手との熱愛が報じられたタレントの熊切あさ美に「手を出すな」と忠告した。9月8月発売の週刊誌『女性セブン』で、山田選手との"マンション通い愛"が報じられた熊切。その後、バラエティ番組などでたびたび熱愛の真相を聞かれ「友達」と否定していたが、この日も冒頭から爆笑問題の太田光から「野球選手と付き合ってるの?」とツッコまれ、「付き合ってないです」と答えた。また、ともに広島出身でカープファンを公言しているグラビアアイドルの杉原杏璃とタレントの加藤紗里がお互いについて話していると、太田が再び「熊切ちゃん、野球選手と」と熊切をネタに。すると西川史子が「それこそあの野球選手さんもオリンピック代表になるような」と話し、ほかの出演者からも「全日本の中心選手」「日本の宝物」との声があがり、西川は「手を出すな」と熊切に忠告。熊切は「手出さないようにします」と苦笑いした。熊切は、今月17日に放送されたフジテレビ系情報番組『バイキング』に出演した際に山田選手との交際報道について、「本当に友達の一人なんです。何もなく。ご飯食べていたのも2人きりじゃなかったんですよ。3人いました」と否定。報道後、「あいつは日本の宝だからお前離れろ!」などとツイッターでたたかれたことも明かした。
2016年10月23日『おくりびと』以来7年ぶりの映画主演となる本木雅弘と、『ゆれる』『夢売るふたり』などの西川美和監督が初タッグを組んだ『永い言い訳』。10月19日(現地時間)、第11回ローマ国際映画祭のオフィシャルセレクションとして招待された本作の公式上映が行われ、本木さんと西川監督がそろって登場した。あの有名野球選手と同じ読みを持つ、人気作家・津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)。妻・夏子が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受けるが、幸夫は涙を流すことさえできず、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできなかった。そんなある日、妻の親友の遺族――トラック運転手の夫・陽一とその子どもたちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから、幼い彼らの世話を買って出る…。本作のヨーロッパプレミアともなった今回のローマ国際映画祭。レッドカーペットで、上映への期待を問われた西川監督は、「文化も違いますし、どのように主人公の人物像を捉えられるのかということが、半分怖いような気持ちです」と緊張の面持ちで語っていた。だが、監督の心配は杞憂に終わり、上映会場400席は満席に、終映後も場内から割れんばかりの拍手が鳴りやまなかった。また、上映後、登壇した本木さんは、「イタリア語で挨拶をしようと思っていましたが、映画に夢中になってしまい、すっかり忘れてしまいました」と茶目っ気たっぷりに挨拶。「こんなに自分の国とは離れた場所で上映されて、皆さんが物語に集中してくださっている、映画がつないでくれるものというのは、素晴らしいものだなと改めて実感しました」と語り、「上映の機会をくれた映画祭の皆さん、遅い時間にも関わらず、映画をご覧になってくださった皆さんに本当に心から感謝いたします。いい記念になりました」と感無量の様子で謝辞を述べた。また、西川監督との仕事について聞かれた本木さんは、「だいたいの方が、見られたくない感情を暴き出す作風の監督だと思っていると思いますが、今回そんな西川さんが絆が壊れていく話ではなく、そこから他者とつながっていき、人間が変わっていくきっかけが生まれるという優しさが加わったところが新鮮に思えたので、ご一緒してとてもよかったと思っています」と、監督への熱い思いを吐露。すると、初タッグで長期間の撮影をともにしてきた主演俳優の温かい言葉に、西川監督が思わず涙を浮かべるひと幕もあった。本作は一般市民が審査を行う同映画祭で、日本映画唯一の招待作品となっており、現地時間22日に発表される最高賞にあたる観客賞にも大きな期待がかかっている。『永い言い訳』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年10月20日「ぴあ」調査による2016年10月14日、15日のぴあ映画初日満足度ランキングは、『ゆれる』『夢売るふたり』などの西川美和監督が自らの小説を映画化した『永い言い訳』がトップに輝いた。その他の画像本作は、本木雅弘を主演に迎え、妻を突然のバス事故で失うも、涙を流すことができなかった人気作家の主人公・衣笠幸夫が、同じ遺族との触れ合いを通して人生を取り戻していく様を描いた作品。これまでも西川監督の作品は、鋭い人間描写が高く評価されてきたが、本作でも出口調査では「人間のきれいな面も汚い面もきちんと描かれていた」「淡々と進んでいるように見えて、感情の揺れがすごくて引き付けられた」「共感する部分もあればどこかで否定したくなる部分もあった。心の奥に語りかけてくる映画」「幸夫のだめな部分、情けない部分に加え、激しさ、怒りが表現されるたびに引き込まれた」など丁寧な心理描写にコメントが集まった。幸夫は、同じバス事故の遺族の幼い兄妹、真平と灯(あかり)の面倒をみることで、これまでにない幸福感を味わう。しかし一方で、自身の愚かさにも気付いていく。そんな幸夫の言動は、特に男性の観客から共感を得たようで、「主人公の都合のいい行動も、理解できてしまった」(23歳、男性)、「主人公のダメ男っぷりは、世の男性には少なからず共通するところがあるのでは?と思い、自分自身を戒めたくなった。自分を大切にしてくれる人を大切にしなければならないと心から思わされた」(28歳、男性)といった声が聞かれた。兄妹との出会いにより、幸夫が人生観を変化させていく一方で、兄妹もまた、母を亡くした悲しみを抱えながらも、少しずつ成長をしていく。そんな兄妹には、子役の藤田健心と白鳥玉季が扮しており、観客は「子供の視点も上手く表現され、子役もとても良かった」「子役の演技が素晴らしい。自然で心に残る」「重いテーマの中で、子役の女の子(白鳥)の演技が大人と対照的で目立っていた」などの感想を寄せた。なお、満足度ランキングは、人気を博したSFロボットアニメの劇場版『ゼーガペインADP』が2位に、大ヒットSFアクション・コミックを3DCGアニメで映画化した『GANTZ:O』が3位に入っている。(本ランキングは、10/14(金)、15(土)に公開された新作映画6本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『永い言い訳』公開中
2016年10月17日女医でタレントの西川史子が、16日に放送されたTBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)で、生放送への不安を吐露した。番組では、夫と別居中のテレビ朝日の矢島悠子アナウンサーと、50代のバツイチ独身の番組制作会社社長との不倫疑惑についてトーク。西川は「報道のキャスターが不倫するっていうニュースってよくある」と言い、「今回考察したんです」と話し出した。そして、「いけないことはいけない。これは終わらせないといけないことなんですけど」と前置きした上で、「例えば何か迷ったときに支えてくれる人が、友達でもなく家族でもなく夫でもなくスタッフの中にいるということはすごい支えになる」と意見。「私なんて、サンジャポにだれも味方がいないわけですよ」と嘆いた。続けて、「生放送出るときって、私もやっぱり怖い」と不安を吐露。「前の日に嫌なことがあったり、体調が悪かったり、そういうときに普通はそれをはねのけるだけの力のある人しか(生放送に)出ちゃいけない。でもみんなほぼ普通の人なんですよ」と伝え、「そうしたら、そのときに支えてくれる人がいたらいいなって、サンジャポ出ながら毎回思う」と願望を打ち明けた。
2016年10月17日映画『永い言い訳』の公開記念舞台挨拶が15日(土)都内で行われ、主演の本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、池松壮亮、西川美和監督が登壇。不倫をしている男を演じた本木さんを、竹原さんと池松さんが取り合う一幕があった。映画『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』の西川監督による、直木賞候補となった自らの小説を映画化。人気作家・津村啓こと衣笠幸夫(本木さん)は、妻・夏子(深津絵里)を突然の事故で失うが、まさにそのとき、幸夫は不倫相手と密会中。夏子の死に一滴の涙も流すことができなかった。そんなある日、事故で亡くなった夏子の親友の父親(竹原さん)とその子ども(藤田さん・白鳥さん)たちに出会い、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出るのだが…。池松さんの低音ボイスに「ヤバいね、声素敵だね」と惚れ惚れする本木さんは、池松さんから“職人のような人”と評され「色々なことを極めている。次に会ったら人として敵わないような存在になっているような気がする」と褒められると「池松さんこそ、職人、というか天才でしょう」と返礼。劇中で池松さんがタックルしてくるシーンを挙げて「本番では、タックルしてくる中で私のお腹が見えないようにシャツでサッと隠してくれた」と告白し、これに池松さんも「本木さんが『お腹が見えたら恥ずかしい』とかうるさいものだから…隠すしかないと思った」と気遣いを打ち明けた。そんな2人の交流を羨ましそうに眺めていたのは竹原さんで「本木さんは僕といるときは僕を可愛がってくれて優しくベタベタしてくれるけれど、スタッフ陣のメールによると、池松さんといるときは池松さんとイチャイチャしているらしい。僕と池松さんのどっちが好きなのかはっきりしてほしい!」とジェラシー丸出しで、本木さんに迫った。当の本木さんは「撮影が終わって名残惜しい感じもあって、竹原さんのライブにもお邪魔しました。その興奮が未だに残っています」と思わせぶりなことを言いつつも「(竹原さんが)本妻、(池松さんが)愛人!」と役柄同様のナンパぶり。さらには西川監督に「池松さんのように、能力も精力もある役者を目指して修行します」と宣言するなど、竹原さんと池松さんを手の平で転がしているようだった。『永い言い訳』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年10月15日めんどくさい男である…。本木雅弘は自意識過剰であることを自認し、それを公言する。他人に「自意識過剰」と指をさされることが最も恥ずかしいことともいえる現代社会において。一見、それは潔いことのようにも見えるが、当人は「ねじれた自分を正直に見せている“フリ”をして、『だから簡単に変われないからね!』と言い訳してる。ある種の自己防衛なんですよ」と自嘲気味に笑う。この客観的な視点こそ自意識過剰な男ならでは!なるほど、確かにねじれてる。そんな本木さんが、絵に描いたような自意識過剰のタレント作家で、不倫相手と密会中に妻を亡くしながら、葬儀では自らが世間にどう見えるかを気にし、“突然、最愛の妻を失った悲劇の男”を装い、その実、妻の死に直面しても一滴の涙さえも流せずいるという、これ以上ないほど面倒な男を演じた映画『永い言い訳』がまもなく公開となる。ゆがんだ自意識、コンプレックス、自己顕示欲...この面倒だけど、確実に自分を形作っているものたちとどう向き合い、どう付き合い、歩みを進めていくのか? 50代を迎えて掴んだかすかな答えのようなものとは?これからお届けするのは、映画のプロモーションというよりも、本木雅弘の長い、長い、長い言い訳である。準備に少し時間がかかったせいか、本木さんは予定時間よりほんの数分遅れて現れたが、インタビュールームに入るなり、何度も「お待たせして申し訳ありません」と丁寧に頭を下げ、スタッフに「遅れた分は終わりの時間を延ばしてくださいね」と申し出る。そして、テーブル1枚を挟んでのこちらとの距離に「近い!」と漏らし、自らテーブルを動かして慎重にインタビュアーとの距離を決める。この一連のやり取りだけで、彼の人柄はもちろん、他人との距離と関係性の“詰め方”が見えてくる。こうして、インタビューは始まった。【本木雅弘の人間性と主人公・衣笠幸夫の類似とずれ】幸夫はねじれた自意識やコンプレックスを持ちつつ、妻の死後、妻と共に亡くなった親友の遺族である大宮家の父・陽一(竹原ピストル)と子どもたちと接する中で、少しずつ変わっていく。原作となる同名の小説も自ら執筆している西川美和監督は映画完成後「本木さんこそ幸夫であり、幸夫こそ本木さん」と語っている。一方で本木さん自身は、自らの持つ“醜さ”と監督が幸夫に求めている情けなさに、微妙なずれを感じたという。「私自身も、監督が原作小説の中で幸夫について書いているように『自意識の度合いは激しいのに、健全な範囲での自信に欠けている』のは事実で、面倒な両面性を持ってます。そこに葛藤していく姿を見てみると、実は幸夫は、本人が気づかないだけで根底には素直な心を持ってるんです。大宮家の面々と触れる中で内心妻の思いに打たれている。でも私自身は…そういう素直さがなく、愛情表現を拒む意固地さがあるというか、もっと投げやりなんですよね(苦笑)」。自意識過剰なコンプレックスにあふれたダメな男――そんなイメージを自らさらすのは「半分は自己防衛」と言い放つ。「『できない!』『走れない!』と言った上で、懸命に突っ走る。3等賞になったときの言い訳を先に作っとかなきゃって意識ですよ(笑)。でも、密かにこの作品で、自分のそういう“セコさ”“えげつなさ”を出してしまおうか?という挑戦をしてみるかって意識はありましたね。ただ、僕がそのまま自然に幸夫をやると、怒りの部分がもっと強く出ると思います。自分に、周囲に苛立って、ちゃぶ台をひっくり返すような自暴自棄になっていく。でも、監督が求めたのは、怒りよりも哀しみなんですね」。本木さんが、例として挙げたのは、終盤の大宮家での鍋のシーン。トラック運転手の父・陽一に代わり、大宮家の子どもたちの世話を見るようになった幸夫。だが作家としての執筆活動もある幸夫に気を使った陽一から、子どもたちの世話の代替案を提案されると、自分の居場所を失ったような気持ちになり、途端に反発する。「居場所を失うような気がして追い詰められ、彼らの無垢な心に触れるほど、自分の中の毒々しさとのギャップを感じて混乱していく。本当は素直になれるチャンスなのに、自分で台無しにしちゃう(苦笑)。そこで監督から言われたのは、単にちゃぶ台をひっくり返すんじゃなく、そこに見たくない自身の傷と対面してしまう恐怖、無様な自分に接吻するほど近づいていくことへの怯えがほしいと言われました。言葉はきつくなっていくけど、同時に消え入りそうになっていく気持ちを混ぜてくれと。自然な僕自身だったら、きつい言葉を吐いて、そんな自分を俯瞰して『あ~あ、またやっちゃってるよ』って心で叫びながらもさらに荒れるとなりそうなところで、幸夫は本当の意味で自分を葬り去りたいような気持ちにもだえるんです。あれは監督の調整がなければ出来なかったことだと思います」。妻の死にうまく向き合えず、涙もこぼせない男。本木さんにとって本作は『おくりびと』以来、7年ぶりの主演映画となるが、『おくりびと』がいかに死者をおくり出すかを描いているのに対し、本作は「残された者たちの苦しみ――それでも、死者に報いるためにどう生きていくか?死者ではなく、死に貼り付いている“生”に重きを置いた映画だと思います」と語る。「私自身、この映画と原作をひとつのセラピーのようなものとして受け取り、心が軽くなった部分はあると思います。たかが、されどと自問自答を繰り返しながら生きる中で、自分自身が人生そのものなのではなく、不確かでも、他者との間に生まれ、見えてくる光のような、漂う匂いのような、風のようなもの――それこそが人生である。抽象的だけどリアルなその捉え方は、案外大事なことだと思います。『愛するべき日々に愛することを怠ったことの代償は小さくはない。人は後悔する生き物だということを、頭の芯から理解してるはずなのに、最も身近な人間に対して誠意を欠いてしまうのは、どういうわけなんだろう?』というフレーズにやられ、『ですよねっ!』って思いましたよ(苦笑)。心の中で感じていれば、相手も感じ取るはずだと思って、無償の愛ではなく、“無言の愛”を強要していたんですよね。この作品を通じて、少し、実人生が滑らかになったんじゃないでしょうか(笑)」。約1年の時間を費やして制作された本作の撮影のさなかに、本木さんは50歳の誕生日を迎えた。いまなお「自意識過剰のめんどくさい自分」を抱えつつ、それでも、若い頃と50代を迎えたいまとで、自分の中に起きた変化を認めている。「そりゃ10代の頃から人目にさらされてきて、その視線に慣れてしまった部分はあります。職業柄、自意識からは逃れられないし、もはや、それなくして自分は成立しないとも思ってる。でも役者として役を与えられたとき、その瞬間だけでもそのキャラクターに没頭すればいいのに、勝手に実の自分とのギャップを感じて思わず自分と向き合っちゃう。特に偉人役をいただくと、結局、ギャップばかりが大きくなって、わざわざ傷つくということを繰り返している(苦笑)。もうちょっと上手くに役に乗り移っていく方法があるんじゃないか?50代でそれを見つけたいって遅いかあ(笑)。実際、この映画の撮影中に50歳を迎え、何だか、少しおおらかになれるような予感はありました。以前から『ほどほどに希望して、人生を楽しくあきらめていく』って言ってましたが、その境地に少しずつ近づけているのかな?期待はするけどそこには固執しない。ただのあきらめではなく、ちゃんとそこで面白がる。達観と諦観が混ざった感じを目指してます。いい意味で、現場、現況に身を投げられたらいいのかなって」。そんな風に思えるようになったのは、周りの共演者の存在も大きいのかもしれない。今回でいうと、竹原ピストル、池松壮亮らの存在から強い刺激を受け取ったという。「これも結局自意識の話なんですが(笑)、撮影前のお祓いでメインキャストや監督が玉串を奉納するんです。あれが僕はすごく好きで、数メートル歩いての二礼二拍手一礼に個性が出る。僕自身、そうやって誰かに見られてるって意識が働くし、みなさんきっと『本木は、きちんとしてる』と思っているだろうから(笑)、その期待に応えるべく自然な感じを装って姿勢がいいようにコントロールしてる自分がいるんですよ(笑)。そんな中で、竹原さんは『あ、僕ですか?』ってスタスタっと出て行って、礼をして『パンパーン!』と拍手したんです。それは僕がいままで聞いた中で最もテンポが速く、スコーンと響く清々しさのある拍手でした。自意識をイジイジとこねくり回してる自分となんのてらいもなく清々しさを響かせた竹原さん。まさに陽一と幸夫だなって思いましたね」。池松さんが演じたのは、幸夫の担当編集者。決して共演シーンが多いわけではないが、本木さんが衝撃を受けたのは、お芝居における力の抜き具合!「池松さんが『本番で100%の力でやると暑苦しいから、80%を目指します。もっと言うと、テストの感じに戻れるのが理想』と言っていて、大人だなぁと(笑)。自分は古い時代の役者なので、100%どころか、120%込めなきゃ何も焼き付かないって教えられてきたし、気負ってないフリして、気負ってなきゃダメだって思ってる自分がいたんですよね。池松さんは、どこでどうチューニングしていまに至ってるのか…?今回のような冷静な役だけでなく『セトウツミ』とか、少しだけハジケるようなところがある役でもそうなんですよね。一見、低温で脱力だけど、ちゃんとメリハリを感じる。それはデビューが『ラストサムライ』だからなのか…(笑)。すごいなと思います」。他者と触れ合い、自意識やコンプレックス、自己顕示欲にもがきつつ、前に進んでいく。「おそらく、自分が抱えている劣等感と向き合うのが嫌いじゃないんだと思う。どこかでその劣等感を打ち消したいという思いで、自己とも仕事とも格闘する。そんな中、やはり他者との出会いが気付かせてくれるものは特別に有難いと思っていますよ」。(photo / text:Naoki Kurozu)
2016年10月14日本木雅弘を主演に迎え、西川美和監督が自身の小説を映画化する最新作『永い言い訳』が、いよいよ10月14日(金)より公開される。このほど、主演の本木さんと西川監督の撮影中のやりとりをとらえた貴重なメイキング映像が解禁。西川監督の要求に、あの名優が「できません」と苦戦していることが分かった。人気作家の津村啓こと本名・衣笠幸夫(本木さん)は、妻の夏子(深津絵里)が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。まさにそのとき、不倫相手の編集者・福永(黒木華)と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族であるトラック運転手の夫・陽一(竹原ピストル)とその子どもたち(藤田健心&白鳥玉季)に出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出ることに…。人を愛することの“素晴らしさと歯がゆさ”を、西川監督らしいリアルで毒の利いた演出で描き、観る者の感情をかき乱す本作。今回公開されたメイキングは、本木さん演じる幸夫が、掴みかけた幸せを自ら台無しにしてしまう、中盤の核となるシーンの裏側だ。そのときの幸夫の心情について、西川監督から繊細な演出を受ける本木さん。神妙な面持ちで監督の言葉に耳を傾け、相づちを打っていたものの、やがて自信なさげに「できません」と言う本木さんに、すかさず「できます!」と励ます監督。そのやりとりが微笑ましく、なぜか2人ともチョコ系アイスをほおばっているのも印象的。監督の演出を真摯に受け止め、セリフに込める想いを自分のものにするため、ニュアンスを細部にまでわたり追求する本木さんの高いプロ意識が垣間見えると同時に、本木さん自身の愛らしい性格がにじみ出る映像ともなっている。以前より、西川監督の演出に関して「サディスティック」と語る本木さんだが、“Sッ気”に満ちた西川演出は愛あればこそ。作品にとっても、俳優にとっても、なくてはならないものといえそうだ。『永い言い訳』は10月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月13日『ゆれる』『夢売るふたり』の西川美和監督が、直木賞候補となった自らの小説を本木雅弘を主演に迎えて映画化した『永い言い訳』。このほど、本木さん演じる妻を亡くした主人公の幸夫が、同じく妻と母を亡くした大宮家で初めて留守番を任される本編シーンの映像が解禁。幼い保育園児に、すっかり翻弄されていることが分かった。テレビにも出演する人気作家の津村啓こと本名・衣笠幸夫(本木さん)は、長年連れ添った妻・夏子(深津絵里)が親友のゆき(堀内敬子)とともに、旅先のバス事故で亡くなったという知らせを受ける。だが、世間に対し、「妻を失った悲劇の主人公」を装うことしかできない幸夫は、ある日、ゆきの遺族と出会う。妻の死に憔悴し切ったトラック運転手の父親・大宮陽一(竹原ピストル)と、母を亡くした幼い兄妹。幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。子どもを持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝きだしたかに思えたが…。アカデミー賞外国語映画賞を受賞するなど、大きな話題を呼んだ『おくりびと』から、7年ぶりの映画主演となる本木さんを中心に、ミュージシャンの竹原ピストル、池松壮亮、黒木華、山田真歩、堀内敬子、深津絵里など、屈指の実力派俳優が脇を固め、ひとときも見逃せない緊張感と、人間のずるさや滑稽さ、そして温かさを描き出した本作。今回は、本木さん演じる人気作家の幸夫が、団地暮らしの大宮家の長女・灯(白鳥玉季)と過ごす初めての留守番シーンが公開された。母を亡くした大宮家の子どもたちは、中学受験を控えた小5の長男・真平(藤田健心)と、保育園に通う妹・灯の2人兄妹。それまで幸夫は、幼い子どもたちと関わる機会などなく、接し方もまるで分からない。初めて面倒を見ようとするも、距離感の取り方がどうも難しい様子。恐る恐る灯に話しかけてみても、灯の反応は冷たく、幸夫の買ってきた親子丼を少し口にしたかと思えば、すぐにテレビの前に座ってしまう。そして、灯のお気に入りのアニメ「ちゃぷちゃぷローリー」がはじまると、もう幸夫の声は聞こえない。なんとかして灯とコミュニケーションをとろうと懸命に話しかけるも、無視され続ける幸夫…。子ども相手にすっかり翻弄される本木さん演じる幸夫の、ちょっぴり悲壮感が漂う(?)姿が印象的なシーンとなっている。『永い言い訳』は10月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月12日女医でタレントの西川史子が9日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)に生出演。乳がんの進行度がステージ4であることを明かしたフリーアナウンサーの小林麻央にエールを送った。西川は「がんだけは本当に余命っていうのがあてにならないというか、奇跡が本当に起きる」と言い、「心の持ちようであったり、新薬であったり、来年になったら新しい治療薬ができるかもしれないし、それを信じて…特に家族の支えや生きる希望があると全然変わってくるので」と発言。「私は麻央ちゃん、もっともっと長く生きてもらいたいなって、本当に思いますね」と祈るように話した。タレントのテリー伊藤も、「何が起きるかわからないですからね」と同調。「すてきに生きていると、子供たちってそれを目に焼き付ける」と続け、「ね! がんばってね!」と優しく語りかけた。番組では、麻央と夫で歌舞伎俳優・市川海老蔵のブログを詳しく紹介。麻央は「私はステージ4だって治したいです!!!」「5年後も10年後も生きたいのだーっ」と乳がんの進行度を明かした上で生きる希望を訴え、これに対し海老蔵も「おれがたすけるーーーーーー!!」「私は私に出来ることを全力で」と決意を新たにしていた。
2016年10月09日女医でタレントの西川史子が9日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)に生出演。この日の同じ時間帯に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にタレントのベッキーが出演したことについて、ベッキーと同じ事務所・サンミュージックに所属するカンニング竹山に抗議した。番組では、当時未成年だった新恋人のタレント・ほのかりん(20)との飲酒を認め、活動自粛を発表した川谷についてトーク。竹山は「作り出すものは才能あってすごくいいと思う。ただ今回は、未成年が酒を飲んじゃいけないのはルール。未成年に酒がからんでいるからしょうがない」と話した。すると西川が「サンミュージックもサンミュージックの対応なんじゃないですか」と割って入り、「今日、裏に(ベッキーが)出てるじゃないですか。おかしくないですか?」と抗議。竹山は「俺に言われてもしゃーない。俺に言うなよ!」と困惑した表情で返した。さらに、爆笑問題の太田光が「俺も(サンミュージックの)相澤社長に言いたい。キャスティング逆だろ!」と加わると、竹山は「どういうことだよ! 俺はずっとこっち(サンジャポ)でやってるよ!」とヒートアップ。テリー伊藤も「ベッキーはフジテレビに出るよりも綾部と一緒にニューヨークに行くべきなんだよ」と、来年4月より活動拠点を米国に移すと発表したピース・綾部祐二に触れてコメントした。竹山は「一番ゲスなのはサンミュージックだよ」と認めるも、「俺だってサンミュージックの稽古場で昨日知ったんだよ。びっくりだよ。ニュースで知ったんだよ」と怒り気味に発言。それでも西川から再度「なんで同じ事務所で2局出てるのよ」と抗議を受け、「つらいとき頑張ったの俺だぞ! 冗談じゃねえぞ!」と主張した。
2016年10月09日女医でタレントの西川史子が、4日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『踊る!さんま御殿!!』の3時間スペシャル(19:00~21:54)で、フリーアナウンサーの岡副麻希から「オーラはバツ」と言われた。岡副は、好きなタイプの男性について「丸いオーラの男性に『ありがとう』ってさわやかに言われるとキュンとしちゃうんです」と告白。「何言うてるの?」と明石家さんまが突っ込むと、「オーラが見えるんです」と打ち明けた。そして、出演者それぞれについて、さんまは「丸」、おかずクラブのゆいPとオカリナは「丸」、くわばたりえは「超丸」とオーラを診断。三原じゅん子参院議員は「台形。できすぎちゃって恐れ多いから」、元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏は「お母さんみたいなオーラで丸」と説明した。さらに、西川について聞かれると「バツ」と衝撃発言。「西川先生は『ごめんなさい』とか『ありがとう』が似合わない」と理由を述べ、「珍しいんですけど」と加えた。この告白に西川は「バツ!?」と驚き、「オーラなんて信じてませんから!」と言い放った。
2016年10月04日