■前回のあらすじ小さい頃から私と友人の亜美を比べる母は、中学の生徒会活動でも比較してきて…。生徒会活動の頑張りが先生たちにも高評価だったので、母も喜んでくれると思っていたら…。 >>1話目を見る 【娘sideSTORY】私の思いを汲み取ろうとせず、成績や生徒会でのポジションばかり気にする母に、イライラは募るばかり。そして、帰宅早々、「亜美ちゃんに負けるなんてありえない!!」と怒鳴られたことで、自分の中の糸がプツンッと切れてしまいました。今まで溜め込んできた本音をぶつけると、母は驚いていました。その後、慰めのつもりか「勉強が大変なのはわかる」と言っていたけど、結局は「私が受験生の頃はもっと勉強したし、親に歯向かうこともしなかった」とお説教に。生徒会の件も、「たとえ書記でも応援してきた」と言われ、「役職ではなく、ただ人の役に立ちたい」と思って生徒会をやっている私の気持ちを、お母さんはまったくわかっていないんだとガッカリしました。そして…。謝るのも癪だなとは思ったけど、夜になっても家が静まり返っていることが気になり、私はリビングに向かいました。するとキッチンに、手を血だらけにして一人で応急処置をしようとしているが母がいたのです。次回に続く(全7話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ タキノユキ
2021年07月07日■前回のあらすじこれまでずっと学年トップだった娘。しかし期末テストでトップに立ったのは、新しく生徒会長になった亜美ちゃん。それを知ったママ友から連絡が来て…。 >>1話目を見る 【娘sideSTORY】私は、中学3年生の可乃。いつの頃からか母は、同じマンションに住む同い年の友人・亜美と私を比べるような発言をするようになりました。私は小さい頃からそれがずっと嫌でした。中学になると、亜美とはクラスが離れ、ほかに仲の良い友だちができました。お母さんからも亜美の話題が出なくなって、ホッとしていたのですが…。今度は、私のことをママ友に自慢げに話す姿を見る機会が増えていったのです。そして、生徒会選挙が行われ、亜美が生徒会長、私はサポート役に回れる書記に就きました。お母さんは納得してくれなかったけど、私は心の底から書記の仕事を楽しんでいました。そして1学期が終わる頃、生徒会で私の提案による“討論会”が行われることになったのです。討論会をまとめた資料はとても好評で、家でも学校でも頑張った甲斐があったと思いました。「このところ不機嫌な母も、これなら褒めてくれるかも」。そう思って資料を持ち帰ったのに、玄関を開けた瞬間に母は大激怒。討論会の準備で、1学期の期末テスト勉強が疎かになってしまったことは反省しているけど、2学期からはまた勉強も頑張るつもりでいました。それなのに、また亜美と比較して、私の言い分も聞かずに声を上げる母に対して、黒い感情が押し寄せました。次回に続く(全7話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ タキノユキ
2021年07月06日■前回のあらすじいつも学校から成績や活動の取り組みで褒められてきた娘。そんな娘の活動にママ自身も周囲から評価されてきた。ところが中学2年の生徒会選挙で娘が生徒会長ではなく、書記になってしまい…。【母sideSTORY】可乃は中学2年生で副会長をやっていたので、当然、今年は生徒会長になるものだと思っていました。生徒会長になれば、高校受験にも有利だし、トップに立った経験は自信になる。それは可乃にとっても良いことだと信じて、私はずっとサポートを続けてきたつもりでした。それなのに、生徒会長は幼馴染の亜美ちゃんに決まり、可乃は書記になったというのです。可乃は「これまでずっと先頭で走ってきて、支える方に回りたくなった」と言うけれど、私には娘が生徒会長にならなかったことが、どうしても納得できませんでした。そして、この時から、保護者会でも亜美ちゃんママの周りに人が集まるようになっていったのです。成績をキープするため、娘には参考書を買い与え、ネットでは勉強法を検索する日々が続きました。ところが…。そして今日、可乃の成績がダウンしたことをママ友のメッセージで知らされることに…。私は、これまでずっと仲良しだと思っていたママ友たちからの、思いも寄らないキツイ言葉にショックを受けていました。そのうえ私の思いとは裏腹に、娘は学年トップの座まで亜美ちゃんに譲り渡してしまったのです。ずっと可乃のためを思って支えてきたのに、なぜ受験のために大事な年に限って成績が下がってしまったのか…。私は不安と焦りからどうしようもなくイライラし、可乃を叱りつけてしまったのです。次回に続く(全7話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ タキノユキ
2021年07月05日【母sideSTORY】娘の可乃は小学校時代から活発で、クラブ活動や委員会など、何をやるにもリーダーに抜擢される子でした。しかし、最近あることで悩みが…。小学校の頃から成績もよく、委員長や生徒会の役員を務めてきた可乃。このため学年の中でも可乃のことを知っている人は多く、母親である私も、保護者の間で有名人扱いされ、保護者会ではたくさんの方が挨拶にきたし、担任以外の先生からも声をかけられていました。私はそれが誇らしく、娘のためにも“しっかりした母”にならねばと思っていたのです。そんな努力は実を結び、娘も友だちから「可乃ちゃんママってすごいよね」とうらやましがられていたし、ママ友からも嬉しい言葉がけや、メッセージをもらう機会が多くありました。私は、この先もずっと、こんな誇らしい生活を送り続けることができると思っていたのです。そう、可乃が生徒会の書記になるまでは…。次回に続く(全7話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ タキノユキ
2021年07月04日人間関係でトラブルだらけだった私が、幸せな家庭生活を送れる?私は生まれ育った家庭では特性の理解をしてもらうことはできず、苦しい記憶ばかり残っています。学校生活でも友人関係はうまくいきませんでした。ですから、そんな私が結婚し、幸せな家庭生活を送れるようになるとは、想像もできませんでした。ですがいま、私は夫との穏やかでリラックスした生活を味わっています。 一緒に暮らすようになった当初のぶつかり合いを経て得た、私の夫との共同生活上の3つの秘訣をお伝えします。1.「私のトリセツ」を共有する私には発達障害に伴うさまざまな特性があり、ちょっとしたことで疲れやすかったり、日常に必要な作業の得手不得手が激しかったりするなどの傾向があります。これらの特性をうまく乗り切るために、私は夫との間で徐々に「私のトリセツ(取扱説明書)」のようなものを共有するようになりました。私はワーキングメモリが小さくてシングルタスク傾向なので、一度に複数のことを訊かれたり指示されたりすると、混乱してミスをしたりフリーズしたりしてしまうことがあります。なんでもパッパッと手際よく済ませることができる早口の夫とは最初ここの調整に苦労しました。最近は私たちの間で「一度に複数のことを訊かない/指示しない」は普通のこととして浸透しましたが、先日少し面白いことが起きました。私がヨガをしているときに夫が何かちょっとややこしい質問を私にしたのです。私がとっさにピタッと止まって「ごめん、いまメモリが足りない!」とだけ絞り出したら夫は「なるほど、わかった(笑)」と答え、すぐに意図が通じました。要するに私は、同時に複数のことをしたり考えたりすることが苦手なのです。私には聴覚過敏があるので、基本的にはテレビも必要なときにしかつけません。音楽も好きなのですが、どんなに好きな音楽でも小一時間聴いていると耳が疲れてきて、止めてしまうぐらいです。しかし、夫はテレビをつけたまま作業したり、さらにはテレビをつけたままPCで動画を流しながら作業したりするのが平気です。むしろ多少雑音があるぐらいのほうが落ち着くぐらいとのこと。私は複数の音楽や番組が耳に入ってくるのが短時間でも耐えられないので(頭がパンクしそうな感じがします)、夫がうっかりテレビとPCで動画を同時に流しているときは「ごめん、どっちか消して」と頼みます。彼はほとんどの場合、なんの気なしにテレビとPCで動画を同時に流しているだけなので、「ああ、すまんすまん」と快く応じてくれます。私は何かと疲れやすいので、外出や旅行はかなりゆるいスケジューリングにしてもらっています。「半日出かけたら半日休む、翌日は出かけない」「旅行では移動に疲れてしばらく動けなくなることを織り込み済みで予定を組む」といった感じです。一緒に暮らすようになった当初、夫は土日となると良かれと思って立て続けにあちこちに連れていってくれたのですが、毎度体調を崩す私を見ていて「もしかして体力的にきつい?」と訊いてくれました。夫の善意がありがたいだけに少し無理して出かけていた私も安心して「実はきついんだ」と話し、半年ぐらいのうちになんとなく大丈夫なペースが掴めるようになりました。夫は音楽や賑やかなイベントが好きで、やはり一緒に暮らし始めた当初、一生懸命一緒に連れていってくれました。でもやはり、聴覚過敏のある私には音の大きなイベントは長くて2時間が限界。2時間半や3時間となるとみるみる顔色が悪くなってぐったりし、帰り道でひどい片頭痛に襲われる私を見ていて、夫も私が本当に大きな音が苦手なのだと理解してくれたよう。半年ぐらいたつ頃には、いろいろと配慮してくれるようになりました。音の大きなイベントは2時間までにする。クラシックコンサートなどできるだけ音の静かなものにしたり、できるだけスピーカーから遠い席を選んだりする。私が耳栓をつけながら楽しむことを許してもらえる会場にする。上記の条件に当てはまらないイベントへは、夫は一人で行ったりほかの友人知人と行ったりするようになりました。どうも最初は、家に私を一人で残して出かけることを悪いと思っていたようなのですが、ぜんぜん構わないよと伝えたら安心してくれたようです。夫はフットワークが軽い人なので、突然「いまからどこどこに出かけるよ」と言われても平気なたち。でも私は違います。体調を崩しやすい私は、どういう行程でどういうところにどれくらい行くのかと照らし合わせていろいろと準備が必要だからです。「今日どこどこに行かないか」と言われるたびに「そんなに急に言われても…」と渋っているうちに、だんだん私たちの中でルールができていきました。外出はできるだけ当日には言い出さない。短い外出は前日まで、遠出は最低3日前までに伝える。どういった乗り物にどれぐらい乗るか、行き先の環境(音、光、人出、ニオイ、暑さ寒さなど)などの見通しがつくように説明する。私はそれを聞いて、持っていく薬や服飾品、体調の調整などをします。泊りがけの旅行ともなると1週間前から体調の調整に入ったりします。こうした工夫の結果、外出の最中や外出から帰ってきたあとに体調を崩すことがほとんどなくなりました。とはいっても泊りがけの旅行などすると疲れてしまって翌日は1日寝ているような状態にはなりますが…私は自分のこだわりが発揮できるため掃除と洗濯が得意ですが、料理はマルチタスクで体力を使うためにどちらかというと苦手です。夫は真逆で、掃除洗濯が苦手、料理が得意で特に人にふるまうのが大好き。というわけで、私たちは互いの得手不得手をふまえ、掃除洗濯は私、料理(と食材の買い出し)は夫、という形で家事を分担しています。多忙な夫に気を遣って無理して私が食事を作ろうとしていた時期もあったのですが、結局は私の負担がやたらと大きくなってしまう割には夫の助けにならないことがわかったのでやめました。私が部屋と衣服を清潔で快適に保ち、夫が温かくて美味しく栄養バランスのよい食事をつくる。わが家の家事はこんな形で回っています。2.屋内環境には妥協しない私は些細な環境の変化で体調を崩してしまいやすいので、屋内環境の快適さの優先順位はかなり高くしています。たとえば、遮光・遮熱カーテンをうまく使う。窓から入ってくる眩しすぎる光や西日、夏の暑さなどを、遮光・遮熱機能のあるカーテンで防ぎます。夫は「せっかく昼間なんだから開けていたらいいのに」と言いますが、そこは説明して妥協してもらっています。最近、部屋のシーリング照明にも、調光・調色機能つきのLED照明が出てきています。こうした機能つきのLED照明に変えてから片頭痛が少なくなったように思います。私が特に夕飯後は暗めの黄色っぽい光に調光するのを夫は暗くて不便だと思っているようですが、そこも妥協してもらっています。たまに夫の部屋に入るとまぶしくて目がチカチカします(笑)LED照明には人によって合う合わないがあるようですが、私には、高周波の音が聞こえるし熱も発生しやすい蛍光灯よりもLED照明のほうが合っていたようです。住む部屋自体も、できれば暑さ寒さが激しくないような物件を選ぶようにしています。出費はかさみがちですが、窓がペアガラスだったり建物の断熱がしっかりしていたりすると、季節や朝晩、部屋ごとの室内環境の差が小さく抑えられます。空調も、この気温がいいとかこの湿度がいいとか、エアコンの風はうるさいからだめだとかあるので、加湿器を置いたり自室の暖房はオイルヒーターにしたりするなど工夫しています。3.食事どきの団らんを大事にする夫は忙しい人ですが、できれば毎日、食卓でリラックスした会話の時間を持つように工夫してくれています。夫は食べるのが早く、皿洗いも食べ終わった食器からどんどんやってしまうタイプですが、ひととおり自分の分を洗ってしまうと再び食卓につき、私が食べ終わるまでいろいろおしゃべりしながら座っていてくれます。夫が遅くなったりして夕食が一緒にとれないときも、極端に遅くないかぎり私はなんとなく起きて待っていて、夫が晩酌しながら食べる食卓に私もつきます。最近そういう晩酌時間のつきあいもできていないな、というときには、なんとか週末の日中に二人でお茶を淹れて一緒にお菓子を食べながらおしゃべりしたりもします。お互い、実家ではこうした食卓でのリラックスした団らんの時間を持てずに寂しい思いをしてきたので、ここは二人ともとても大事にしているところです。一時期、夫が単身赴任していたときはこうした「食事どきの何気ない無駄話」が共有できず、何か用事があるとビデオ通話で用件だけ話して切るような生活を続けていたときは、なんとなく気持ちがすれ違ってとても寂しかったし喧嘩も多かったのを覚えています。発達障害があっても幸せな家庭生活を実現することはできる発達障害のある人はさまざまな特性を抱えているので、人と穏やかな共同生活が送れるのか心配な人は多いかもしれません。しかし、私は組み合わせや互いの努力によって、発達障害者が誰かと幸せな家庭生活を得ることは十分可能だと思っています。少なくともここに一例、発達障害があっても幸せな家庭生活を実現した例があるので、どうぞ希望を持って工夫していってほしいと思います。
2021年02月07日■前回のあらすじ【母side】人前で自分の娘・桃子を卑下した夏菜子。それを聞いていた桃子が怒り…【母side】その日を境に、娘は何かと私に突っかかったり、ネガティブな発言をしたりすることが増えていきました。恥ずかしながら、そこでようやく「私の言葉で、桃子はすごく傷ついていたんだ」と気づいた私。2人でちゃんと話さなければいけないと思い、後日、ショッピングに誘いました。桃子に「理解不能」と言われ、私はしばらく黙ってしまいました。いくら大人が謙遜して相手に話しているとはいえ、桃子の前で本人のことを悪く言うのは、いけなかったなと反省しました。そして、私は素直に桃子に謝ることにしました。娘にはきちんと謝って、なんとか仲直りすることができました。そして私は、ママ友関係を気にするばかりで、子どもに甘えてしまっていたことを猛省しました。それ以来ママ友と話す時には、娘のことを悪く言わないように気をつけています。もし褒められたら、娘の努力を伝えることにしました。もし、その場に娘がいれば一緒に喜ぶことにしています。自分の子どもを褒めてもらえるということは、見てもらえてるということ。子育て中は、本当にその些細な一言がとてもうれしいものです。だから私も相手の子どもの素敵なところやママ友を見習いたいことがあれば、口に出して伝えるようにしました。おかげでママ友とも良好な間柄が築けるし、子どもたちも誰かに認めてもらえたことは自信につながります。そしてそれは自分の子どもに対しても同じ。「わかっている」と勝手に思わずに、声に出して伝えなければいけないこともあると学びました。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・nakamuraomame/イラスト・ ふくみみ
2021年02月06日■前回のあらすじ【母side】小学4年生の娘を持つ夏菜子は、あることをきっかけに「人前では自分の娘を下げるクセ」がついてしまい…【母side】そしてつい最近のこと。いつものように娘と買い物に出かけると、朋ちゃんのママにばったり会いました。すると娘が急に怒り出し…今までも娘の前で同じような話をしてきたし、桃子は物わかりも良いほうです。それに…私が娘のことを愛してることぐらいわかっているはず。そんな風に考えながら家に帰ると、桃子は部屋に閉じこもっていました。この時は、単に「今日は機嫌が悪かったのかな」と思っていたのですが…次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・nakamuraomame/イラスト・ ふくみみ
2021年02月05日■前回のあらすじ【娘side】小学4年生の桃子は、人前で自分のことを悪く言う母が許せず、部屋に閉じこもってしまい…【母side】私は夏菜子。小学4年生の娘・桃子がいます。近所にママ友が多く、道端で立ち話をするのも日常です。ママ友とは良好な関係を築いていますが、実は過去にいろいろあって…。5年前のことーーーそんなとき、ママ友の加瀬さんに娘の絵を褒めてもらいました。娘の絵が褒められると自分のことのように嬉しくて、ママ友からの言葉をそのまま受け取っていました。でもある時、その態度を180度変えるキッカケになる出来事が起きたのです。ママ友Bから、「先日絵を褒めてくれたママ友Aが、私の悪口を言っていた」という話を聞いたのです。私はこの時から、とにかくママ友に嫌われないように必死で、“なにより大事なこと”に気づけていなかったのです…。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・nakamuraomame/イラスト・ ふくみみ
2021年02月04日■前回のあらすじ【娘side】小学4年生の桃子は、ある日人前で、母親に自分(桃子)のことを悪く言われて…【娘side】ママは本当は私のことが嫌いなのかもしれない…家に着くと、涙があふれてきました。外でのママは、やっぱり私をけなして友達のことを褒めてばっかり。ママの悪口を何度もノートに書いて、破って、丸めて捨てて…おうちで褒めてくれるのが本当のママなの? それとも、外でのおしゃべりがママの本当の気持ちなの?考えれば考えるほど悲しくなって、結局その答えはわかりませんでした。次回は【ママSIDE】!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・nakamuraomame/イラスト・ ふくみみ
2021年02月03日【娘side】私は小学4年生の桃子。最近、ママのことがよくわかりません。私の前で言うことと、外で話すことが違うのです。この間も、ママが朋ちゃんママと話している声が聞こえてきて…。そんなある日…私の描いた絵が学校で表彰されて、市のコンクールに出ることになりました!ママもきっと、喜んでくれるはず…! でも、最近は私を悪く言うママばかり見ていたので、ちょっぴり不安もありました。昨日はあんなに褒めてくれたのに、外ではやっぱり私のことを悪く言うママ。私はママのことがすごくムカついて、どうしたらいいのかわからなくなって、怒って先に家に帰りました。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・nakamuraomame/イラスト・ ふくみみ
2021年02月02日■前回のあらすじ私の留学に反対していた娘も納得してくれて…留学生活がスタートすると毎日の授業や課題についていくだけで必死で、最初の1週間は夫と連絡を取るだけで精一杯の日々…。私が留学に来て2週間たつと…娘もさすがに寂しくなったのか、たまにビデオ通話に顔を出してくれるようになりました。娘は距離を置いたのが良かったのか…電話では思っていることを話してくれるようになりました。そして1ヶ月後、留学を終えて家に帰ると…娘の反抗期が完全に終わったわけではなさそうです。私も1ヶ月家を空けたことで、娘はもうあれこれ世話を焼かなくても大丈夫と思うことができました。私が今しなければならないのは娘の世話をすることではなく、そっと見守ること、そして自分の頑張る姿を見せることなのかな…と英語の資格のために勉強を続けています。娘はたまに突っかかってきますが…(笑) 私も子育てが終わった先のことを真剣に考えたことで、家の中だけではなく外に目を向けることができるようになりました。そのせいか、娘の心配ばかりしてた時期に比べて、私が感情的に怒らなくなったのでケンカにならなくなりました。…留学を勧めてくれた夫にはすごく感謝しています!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ もづこ
2021年01月31日■前回のあらすじ私が留学に行っていい…? 夫からの意外な提案に戸惑いつつも…「留学に行ってこい!」 との夫の提案を受けて挑戦する決心をした私。一方、娘のマキは…。娘も不安だったようですが夫の説得もあり…納得してくれたようです。そして出発当日…。娘は最後まで相変わらずでしたが、空港について出発してしまうと、自分のこれからの留学生活のことを考える時間が多くなってきました。そしてついに留学生活がはじまると…。次回、娘は変化が…ある?!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ もづこ
2021年01月30日■前回のあらすじ娘の反抗的な態度にショックを受けて夫の前で思わず泣いてしまった私は…私と娘がうまくいってないのを見かねた夫が、意外な提案をしてくれたのです…!その時はそんなことできるわけない…と思っていたのですが、留学のことを調べているうちに行きたい気持ちがどんどん大きくなっていきました。そして何より、調べている時間は自然と娘のことを口うるさく言うことも減り、ワクワクしている自分がいました。前から海外留学に行きたいとは思っていたけれど…子どもを産んでからは諦めていました。まさかこんな形で行くことができるなんて…?!次回、娘マキの反応は…!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ もづこ
2021年01月29日■前回のあらすじ娘のマキは中学生になってから反抗期なのかイライラしていることが多くなり…私が傷つく言葉をわざと言うようになりました私のことがうざったいのか、反抗的な態度を取る娘のマキ。どう接していいか戸惑っていたのですが…最近お友達とトラブルがあったのか落ち込んでいる様子。心配でお茶を用意して誘ってみたのですが…。娘の反応はなんと…。「ママの顔なんて見たくない!」と拒絶されたことを夫に話しているうちに…泣いてしまいました。次回、夫の武志から驚きの提案が…!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ もづこ
2021年01月28日私の娘マキは中学生になってから、反抗期なのかイライラしていることが多くなってきました。わざとお友達のお母さんと私を比べてけなしてみせたり…私が傷つく言葉をわざと言うようになりました。お友達や夫にはそんなことはしないので、私に甘えているだけだということは頭ではわかっているのですが…。次回、さらに娘の反抗期は激しさを増して…。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ もづこ
2021年01月27日ある日、幼稚園に通う子どもに言われた「ママと遊んでもつまらない。ままごともヘタだし」のひとこと。私は子どもは好きなのですが、子どもとうまく遊べませんでした。「どうして子どもを楽しませてあげられないのだろう」「親なのに」という罪悪感で、そのことを誰にも言えずにいました。そんな私が幼稚園の先生とお話しして、実践している親子遊びを紹介します。幼稚園の先生いわく「上手に遊ぼうと思わないでいい」と幼稚園の先生は子どもを楽しませる専門家。そんな先生があるとき、「私、休日は自分の子どもと遊ぶのを夫任せにしているの」と話しているのを耳にしました。“子ども扱いが上手な幼稚園の先生でもそうなんだ”と知った私は、少し気持ちが軽くなって、思い切って先生に「子どもと遊ぶのが苦手で…」と相談してみました。すると先生いわく、「子どもはママが大好きでママの笑顔が見たい。そして、何かしなくてもママが子どものそばにいるだけで安心するんですよ。だから、『子どもと遊ばなきゃ』『子どもを楽しませなきゃ』と深く考えず、ママも楽しめることをすれば、それでいいんですよ」と。ただ、ママは家事をやりながら子どもの相手をしがち。でも、それでは子どもは満足しないので、5分でいいから家事を止めて、子どものためだけに時間を取ることが大切だそうです。先生と考えた「子どもが喜ぶカンタン親子遊び」そこで、先生とお話ししながら、ママが楽しめて子どもが喜ぶカンタンな親子遊びを考えてみました。遊びながら子どもが変わったなと実感している3つを紹介します。【子どもは店員、ママはお客様でおうちカフェ】おやつの時間を遊びに変えちゃいましょう。好きな飲み物やお菓子をお気に入りのカップやお皿に分けて、子どもが店員、ママはお客様になってカフェごっご。慣れたら飲み物やスィーツを子どもに作ってもらうのもよし。 店員さんは飲み物を運んだらお客様に早変わりです。ママも子どももお客様になったら、そこからは子どもとおしゃべりタイム。おしゃべりタイムで大切なのは、「ママは子どもの話に口を出さずに耳を傾けること」。わずかな時間な日もありますが、子どもは「きちんと聞いてくれている」と感じているようです。【モノのかくれんぼ】わが家の子どもはかくれんぼが大好き。しかし、家の中で大人が隠れられる場所は限られているので、何度かやるとすぐに見つかってしまいます。そこで人間の代わりに「モノ」に隠れてもらいましょう。相手が隠したものを見つけた数で勝敗を決めます。ただし、自分が隠したものを見つけないルールにします。隠すものは、人形、サランラップの芯など小さすぎず危なくないものなら何でもOK。子どもは「なんで、それ隠すの?」というものを隠していて、大人はなかなか見つけられなくて面白いです。子どもは『宝探し』や『探検』が大好きなので盛り上がります。子どもの年齢によって、ちらっとモノを見せたりして難易度を変えるとよいでしょう。ママが忙しいときは、ママがモノを隠して、それを子どもが探すゲームにしてもいいですね。【絵本の読み聞かせも立派な親子遊び】絵本の読み聞かせが大好きな子どもは多いですよね。読み聞かせは寝る前と決めている家庭もありますが、先生によれば、読み聞かせは『親子のコミュニケーションをとる最強の遊び』とのこと。5分もあればOKなので、ママの負担も少なく、ちょっとした隙間時間にできます。読み終わった後、子どもと「お話に誰が出てきた?」「あそこの場面が面白かったね」と本の内容を話し合うと、さらに子どもの理解が深まります。少しずつ続けていると、子どもと本の感想がシェアでき、お互い好きな本を持ち寄って読書会が開けるようになりますよ。先生と考えた遊びを実践!子どもの反応はこれら3つの遊びを子どもと実践してみました。すると今までになかった反応が!子どもがそれまでよりもたくさんおしゃべりしてくれるようになったのです。幼稚園でのこと、自分の好きなこと、時には悲しいと感じたことなども。寝る時間になっても話が止まらないほど、自分の話をするようになりました。おかげで、子どもの考えていることがわかり、それが子育てで役に立っています。さらに、子どもが「ママと遊ぶと面白い!またやりたい」と言ってよく笑うようになりました。また、私自身に余裕や時間のないときは子どもに事情を話すようにしました。そのときはムリに遊ばずに、あとから別に子どもとの時間を作りました。すると今までのような罪悪感がなくなり、気持ちに余裕が持てるようになりました。今回紹介したのは、わが子が気に入って継続している遊びです。いろいろ試してみたときには、私が張り切っていても子どもがまったく楽しそうじゃないものもありました。子どもにムリにやらせると続きません。子どももママも楽しめることを『遊び』にして、親子の時間を楽しんでいけたらいいなと思います。<文・写真:ライターミッキー>
2020年12月19日前回 からのあらすじ(全3回)親友に「男の子らしくと子どもに言うのは親の押し付けだ」と言われたけれど、夫は根っからの体育会系ノリで…。「男の子なんだから泣いちゃダメ」「女の子なんだから料理ぐらいできないと…」こんな言葉を、何気なく日々使っていた私。そのことに最近まで疑問も持っていなかったのですが、友人の「らしさよりも個性を大事にした方がいい」の言葉で、これまで持っていた思い込みから少しずつ脱却し始めていました。しかし「男らしくありたい」と考える夫には言い出せずにいて…。そんなある日 夫が珍しく早く帰ってきたので一緒に夕食を食べていると…。親が思い込みをなかなか脱却できなかったのとは違い、息子はすでに性差で型にはめようとする違和感からいち早く抜け出していたのです。この食卓での会話をキッカケに 夫婦でも「男らしさ」と「女らしさ」について考え直すことができました 改めてテルキが何をやりたいのか家族で話し合った末に…。私も夫もすぐには変われないけれど…。よくテレビでも言われている「多様性」について身近に考える良い機会になりました。子どもたちには、自分の個性を大事にして欲しいと思っていました。でも、無意識に古い価値観を押し付けてしまっていたことに気がつけて良かったと思っています。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/作画・マスハタ
2020年10月31日前回 からのあらすじ(全3回)競争心がなく穏やかな息子。男の子らしくなってほしいと思っていたのだが…そんなある日、高校時代からの親友で、大きな企業でプロジェクトを率いるほど活躍するマコと会う機会がありました。マコのような活躍できる人に子どもたちもなってほしくて、息子のテルキのことを相談したところ…。どうやったらテルキが強くたくましくなるかを相談したはずが、マコから出た言葉は思ってもみなかった内容でした。マコの話を聞いているうちに、「『女の子らしい』『男の子らしい』って何だろう?」と思い始めていました。親友のマコは女性だけれど、バリバリ仕事して、その姿は素直にカッコいいと思えます。「女性なんだから、そんなに仕事しなくても…」とは思わないのに、どうして息子にはそんな風に思ってしまったのか。私があまり考えもせずに言っていた「男の子らしく、女の子らしく」は、子どもたちを傷つけていたのかも…そう思いながら帰路につくと…。これまでは夫と同じように男は強くたくましくという考えを持ってきた私。マコの言葉で、私たち夫婦は子どもたちの可能性を狭めているかもしれないことに気が付きました。しかし夫は根っからの体育会系で「昭和の男らしさ」を信条に掲げるようなタイプ。さて、夫にどうやって理解してもらえばいいのか…。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/作画・マスハタ
2020年10月30日■ 前回 までのあらすじ「職業は何でもい」と言われた彼の言葉にショックを受けつつ、その後も外で会うようになり…。■誰かが私を好きになってもそれは本当の私ではない…彼とは相性が良く、一緒にいても疲れませんでした。なので流れのまま付き合い始めてしまいました。やはり若かったのもあってか、パートナーを求めるのは本能なんでしょうかね…。手を繋いだとき、私の心のなかにある「嫌われてしまう恐怖」、「この先ずっと演じ続けなければいけない苦痛」といった自分の感情に無意識に蓋をしていました。だってその恐怖よりも「付き合いたい」という気持ちが強かったから。でも少し時間が経ち一人で冷静になると、ふとした時にやはり恐怖がわきあがってきました。『本来の私を見せたら嫌われる』『私はずっと元気で明るく、しっかりしている女性を演じなければいけない』だって私の職に魅力を感じてくれない彼には、性格や容姿で好かれるしかなかったのですから。だけれども、その性格や容姿にしても、実際には作り物。今までも、容姿を整形し、過食嘔吐で体型を維持し、明るい女性を演じ続けてきたからこそ、母や友人は私を愛してくれた…。そう思っていました。『ありのままの弱い私を愛してほしい――だけれども、それは不可能なこと。だったらできるだけ長く、すこしでも弱い私を彼に見せないようにする。でもそれはとてもつらい。そしてやっぱり本音では弱い私を愛してほしい…いややっぱりそれは不可能なんだ…それもこれもすべて私がこんな弱いからいけないんだ…』こんな堂々巡りの想い。彼との付き合いには、そんな苦しい思いが心の奥にいつもありました。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年10月30日私の名前はアスカ 37歳の専業主婦です 11歳の息子と9歳の娘がひとりずついて 夫は大手銀行に勤める会社員です。夫のリキヤは、体育会系で、「男は男らしく! 女は女らしく!」という昔ながらの価値観を持っています。私も、わかりやすく男らしい人が好きだったため、何も疑問を持たずに結婚しました。息子はあまり運動が得意ではなく、また「負けないぞ!」といった闘争心もあまりありません。夫の強い要望もあってサッカーチームに入れたのですが、あまり試合には絡めず、かといってボールを取られても悔しさを爆発させることもありません。そんな夫とは異なる息子に、私は少しヤキモキすることもありました。ママ友にも「テルキ君は優しい」「穏やかだね」と言われると、遠回しに「弱い男の子」と言われている気がしてしまい…。コーチに怒られると、泣いてしまう息子。競争が嫌いな優しい性格のテルキを好ましく思いながらも、「このままで大丈夫かな」と心配もしてきました。娘と一緒にクッキーを焼いていると…。私はお菓子作りが趣味で、よく子どもたちとクッキーなどを焼くのですが、娘を褒めていると、そこには不服そうな顔をした息子が立っていました…。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/作画・マスハタ
2020年10月29日■ 前回 までのあらすじ職場の先輩に「街コン」に行こうと誘われる。母に「あんたは結婚は無理」と言われて育った私は…■私が大切にしてきた価値は意味がないもの?当時、私は自分で唯一価値があると思っていたのは、仕事でした。昔からずっとこの考え方をしてきたのです。「スポーツ強豪校でレギュラーのハム子」「進学校、有名大学に通うハム子」「安定した資格職のハム子」自分の所属しているものが私の唯一誇れる価値でした。自分自身は何も長所がないから、世間的に良いと言われる団体や肩書に自分が所属することで、なんとかかろうじて「自分には価値がある」と思うことができていたのです。それなのに、この男性に、「所属には価値を感じない」と言われてしまい…。(実際には、そのように言われたわけではなかったのですが、私はそう感じてしまいました)まるで「私自身がまったくの無価値である」と突き付けられたようでした。それどころか、『所属に頼って、学歴や経歴にすがりついている器の小さな人間』と、自分で自分が恥ずかしく、情けなくなりました。でも、とてもハッとさせられ、心に残る出来事でした。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年10月29日前回 からのあらすじ(全3回)総太が春樹を叩いた理由が明らかになり、総太が一方的に悪いわけではなかったと知り焦る裕子と恵子。そんな母二人にベテラン先生がアドバイスする。保育園の先生から事情を聞いた私たちはお互いに動揺していました。総太が春樹くんを叩いた理由は、春樹くんが総太の作っていた砂場の山を壊していたからだったのです。今回私は息子が普段からやんちゃだったこと、仲の良い大人から言われたことで息子から詳しく話を聞きませんでした。私自身「子どもの意見を聞かずに決めつけてしまう」ことがあるんだな…と気がつけました。子どもの話をちゃんと聞いて、何か困ったことがあったら話をしたいと思われる親にならなければと改心しました。子どもも一人の人間。先生の言葉を胸に、息子を見守っていこうと思います。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・ 鈴木し乃
2020年10月19日前回 からのあらすじ(全3回)わが子が友だちを叩いていたことを認めたためママ友に謝罪。すると「もう叩かないようにして」と連絡をもらうが…。私は、気まずい思いを抱えながら子どものお迎えに行きました。ただ引きずるのは嫌だったので、恵子さんに今日もう一度直接謝ろうと決めてました。私は息子がやんちゃなこともあり、恵子さんから連絡をもらった時、息子が悪いんだと決めつけてしまっていました。息子の話をしっかり聞く前に、自分とママ友との関係を心配していたなんて…とても情けなく、息子に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。息子の気持ちを考え、胸が締め付けられる思いでいると、保育園のベテラン先生が心が救われるようなアドバイスをくださったのです。次回へ続く※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・ 鈴木し乃
2020年10月18日私は5歳になる息子・総太の母、裕子。子育てしながら会社員として働いています。毎日忙しいながらも、総太は毎日元気に保育園生活を楽しんでいる様子。私も仕事をしながらも、保育園のママ友とも良い関係を築いてきました。そんなある日、ママ友から突然衝撃のメッセージが届いたのです。総太が恵子さんの息子・春樹くんを叩いた…普段から仲良くしていたママ友の恵子さんから来た連絡に、私は困惑してしまいました。私は保育園で一番気兼ねなく付き合えるママ友を怒らせてしまったと思い落ち込んでいました。しかもうちの子が一方的に悪い状況。ため息しか出ません。でも翌日、思いがけない話を聞くことになるのです…。次回へ続く※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・ 鈴木し乃
2020年10月17日■ 前回 までのあらすじ友人たちから結婚の案内が送られてくるように。だけど結婚することは一生ないように思えて…■結婚をする自信がない…私は当時、人からの誘いを断るのが苦手でした。目上の人だったり、権力があったりといった人たちからの誘いを断るという選択肢はほぼありませんでした。なぜなら、いままでの人生経験、そして母との関係から、『相手の希望に従わない=嫌われてしまう』という考えが、私の中奥深くにこびりついていたのです。とくに嫌われたくない相手には、自分の気持ちなど無視して従おうとしてしまうのが、私の中ではもうあたり前の事でした。でもそれは、母も同じだったのでしょう。だから、職場の上司に勧められた習い事を、たとえ娘が嫌がろうと、断るという選択肢はなかった…もうそれが当然の正しさとして認識していたのだと思います。子育てには『世代間連鎖』という言葉がありますが、このように、価値観はごく自然に親子間で連鎖されていってしまいます─────さらに母は幼いころから私に『あんたは容姿が悪くて結婚はできないだろうから、1人でも生きて行けるような良い仕事に就くべき』『独り身でいることは恥ずかしいことではなく、むしろ強いことだ』と言っていました。母は自分が1人だったので、それを自分自身で納得、肯定させたかった、というのもあるのかもしれません。【容姿の悪い娘が将来どうなっても良いように、就職はしっかりしたところに就かせなければ】という親心もあったのでしょう。しかし私には、【お前は結婚できないだろう】というメッセージが残り、周囲が結婚をするようになってそのメッセージがじわじわと、自分でも気づかないうちに私の自信を奪っていってしまっていたのです。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年10月16日■ 前回 までのあらすじ母から子育ての苦労を聞いたことで自分は恵まれていた…そう思うとするけれど、ネットでは「生きるのが辛い」ばかり調べていて…■人前ではごく普通の社会人、でも家に帰ると…社会人になっても過食嘔吐は続いていました。病院に行った方が良い、という知識ももちろんありましたが、「自分の意思が弱いだけじゃないか」、「もうすこし自分自身の力でどうにかできるんじゃないか」という気持ちもあり、結局病院には行かず、過食嘔吐を続けていました。いま思えば、病院に行って治療することで、自分自身に何か変化が起こることを怖れていたのかもしれません。過食嘔吐を辞めたいはずなのに、辞められない…吐いた後はいつも激しい自己嫌悪に襲われる。それなのにその存在を失ってしまうのを恐れてしまう…。自分のことなのに自分じゃどうしようもできない。それは過食嘔吐だけではなくて、人生のすべてにおいてそうでした。容姿も、職業も、趣味も、生き方も…自分のことなのに、自分ではどうしようもできない。整形もずっとしつづけなければならない。いつも「いつ二重の線が取れてしまうか」というぼんやりとした恐怖を抱えながら生活していて、心の底から笑ったことはありませんでした。このころ常に私は被害者でした。被害者意識でした。自分が自分の人生の当事者である勇気も責任も持てず、楽で言い訳ができる被害者の立場にしがみついていました。そんな自分が嫌で嫌でたまりませんでした。→次回に続く ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年10月15日■前回のあらすじ亡き夫・彰の親友で、上司でもある亘さんが突然「俺が守る」と言い出して…!?シングルで息子の匠と二人で生活している私。最近では匠が家のことをかなり手伝ってくれるようになり、そんな息子の成長をうれしさと共に、もしかしたら我慢させているかな…と親としては反省も感じていました。そんな中、突如持ち上がった残業がない部署へに異動の話。しかし自分らしく生きていきたくてお断りをしたのもつかの間、まさかの亘さんから飛び出した「俺が守る」発言。少し、いや、かなり驚いたけど、私の頭に浮かんだ“答え”は、ひとつしかありませんでした。亡き夫・彰の親友としても昔から知っている亘さん。彼の優しさや仕事での決断力は、私にとっても大きな支えであり、憧れでもありました。でも亘さんと家族になることは、今は考えられませんでした。しかし亘さんといつの間にか友だち付き合いをしている息子の匠には、すでに昼間のことは筒抜けだったようで…。今回の他部署への異動や息子に父親を作ることについては、どうすることが正しい選択だったかはわかりません。とはいえ匠の言うように、健康第一。今回の件で、匠が私の体調面について本気で心配してくれていることがわかり、24時間闘い続けるのは、私の身勝手なんだとも気づかされました。そして「甘えるのが苦手」なんて言っていた私ですが、気がついたら息子は私を手助けするまでに成長していて、もう何年もすると私から巣立っていくんだとあらためて実感しました。そして私もこれからも元気に、楽しく、前に進んでいこうと思っています。やがて訪れる、夫との“祝杯の日”を楽しみに……。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ 由愛乃ナカ(ゆめのなか)
2020年10月07日■前回のあらすじ息子と二人だけで生活しながら、仕事に全力で取り組む日々の中、上司であり夫の親友だった亘さんから部署異動について打診され…シングルマザーとして仕事に育児に奮闘する毎日を送るなか、突然持ちかけられた残業がない部署への異動話。思いがけない提案に、息子と関わる時間、仕事への向き合い方について、何度も頭の中で何度も何度も考えました。そして私が出した結論は……?結局、何度考えても「息子のために仕事をあきらめる」という想いには至りませんでした。息子の将来や生活のためにも仕事は必要、そしてそれ以外にも私自身がやっぱり仕事が好きだったのです。「異動の件について、ちゃんと説明しなきゃ」と軽い気持ちでランチに出かけた私。ところが、そこで待ち受けていたのは、亘さんからの突然の告白(!?)という、さらなる驚きの展開だったのです。次回へ続く※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ 由愛乃ナカ(ゆめのなか)
2020年10月06日3年前に交通事故で夫・彰を亡くした私は、小学4年の息子・匠と2人暮らしのシングルマザー。人に甘えることが苦手で、夫にもよく「一人で抱え込むな」「周りに助けを求められない人間は、仕事もうまくいかない」と言われていました。それでも私は「仕事は全力で取り組みたい!」と、息子と二人だけになっても走り続けているのですが、私の上司であり、夫の親友だった亘さんが、いつも心配してくれていて…。保育園に通っていた頃、匠に「ママは僕と仕事のどっちが大事?」と言わせてしまったことが、いまだに胸に残っています。しかし、匠も小学校入学して少しずつ手が離れていき、そんなときに起こったのが夫の事故でした。そんな匠も最近では生意気ざかり。親をからかったり、茶化したりすることも増えてきたのですが…。電話の相手は、亘さん。どうやら私を心配して、残業のない部署に異動できるよう、陰で動いていてくれたというのです。すべて順調に乗り切っていると思っていた私にとって、それは少なからずショックな出来事でした。私は息子や同僚に迷惑をかけているのだろうか…。どんなに自分ひとりで頑張るとは思っていても、それは自己満足にすぎないのか…。こうして悩んだあげくに私が出した結論は…。次回へ続く※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ 由愛乃ナカ(ゆめのなか)
2020年10月05日一度は家族を捨てた父と発達障がいのある息子が、約30年ぶりに一緒に暮らすことになり、悪戦苦闘しながら本当の親子関係を築くまでを描いた映画『靴ひも』。来月の公開に先駆けこの度、一足早く本作を鑑賞した各界著名人から絶賛と共感のコメントが到着した。「映画を通して人々の障害に対する意識を変えたい」母の突然の死により、一緒に暮らすことになった父ルーベンとその息子ガディ。ガディは明るく誰に対してもフレンドリーだが、皿の上の食べ物の配置から、寝る前のルーティンにまで、生活習慣への独自のこだわりが強く、苦手なことも多い。父はどう接したらよいか手探りで戸惑ってばかりだったが、ようやく打ち解けた頃、ルーベンは末期の腎不全と診断されてしまう。そして、ソーシャルワーカーの勧めで特別給付金を申請することに。ガディは、その面接の場で特別な支援が必要であるとアピールするため、“靴ひも”が結べないふりをする…。本国イスラエル・アカデミー賞では8部門ノミネート、父親役のドヴ・グリックマンが助演男優賞に輝き、アメリカ各地の映画祭で観客賞を多数受賞した本作。監督のヤコブ・ゴールドヴァッサー自身が発達障がいのある息子を持ち、テーマが身近であるだけに困難な挑戦だったというが、「映画を通して人々の障害に対する意識を変えたい」と本作製作に至った。各界著名人から絶賛と共感のコメントが到着タイトルの“靴ひも”は、息子の苦手な動作の一つである「靴ひもを結ぶこと」からきている。お仕事とお昼ごはん、どっちも大事な息子と、長年にわたり家族と疎遠だった父親との関係の変化と成長の象徴として、劇中に3度登場。女優・東ちづるは「『結ばなかった』靴ひも。『結べなかった』靴ひも。そして・・・。あのシーン、いいなあ。大好きだなあ」とコメントしている。また、昭和大学医学部精神医学講座教授・岩波明は「『レインマン』以来の傑作であり、多くの人に見て頂きたい」と勧め、「発達障害を一緒に語る会」主宰・山本純一郎は「僕はガディそのもの」と自身のエピソードと重ねている。なお、本作は日本劇場公開に際して、「東京都推奨映画」「文部科学省選定(青年/成人)」に認定されている。著名人コメント(順不同)東ちづる(女優・一般社団法人Get in touch代表)「サポートしなければならない」から、「サポートしあえる」「頼りにしあえる」家族になると、あんなに柔らかい笑顔に。成長に年齢は関係ない。「結ばなかった」靴ひも。「結べなかった」靴ひも。そして・・・。あのシーン、いいなあ。大好きだなあ。柳家花緑(落語家)主人公ガディの成長と父親の心の変化に後半は涙が止まらなかった。学習障害のある私も成長することを諦めずに生きて行きたいと、この映画を観て強く背中を押されました。ガディは優しくて魅力的だったなぁ。誰の人生にも困難は付き物。サポートを受けながら生きて行くのもとても大事なことだと思いました。健常者だって完璧な人間はいないのだから障害有り無し関係なく、我々はもっともっと愛と感謝を表現して生きて行こうよ!って観ていて思いました。岩波明(昭和大学医学部精神医学講座教授)ここには、自閉症スペクトラム障害(ASD)の「生きざま」が見事に描写されている。ASDは従来の自閉症やアスペルガー症候群を含む発達障害であるが、誤解されている面も多い。「空気が読めない」「どこか変わったところがある」ことがASDの特徴とみなされる傾向があるが、実際はこの映画にあるように、ASDの人は独自の生活に関する「こだわり」を持ち、そのために世の中のルールからはずれてしまうのだ。発達障害をテーマにした作品は数多いが、この映画は「レインマン」以来の傑作であり、多くの人に見て頂きたい作品である。山本純一郎(「発達障害を一緒に語る会」主宰/「マイノリティ先生」講師)◆初めて靴ひもつきの上履きを履かされた小4の始業式。結べなくて泣きべそを掻いた日のことを思い出す。僕を叱責するばかりの先生と、隣で不思議そうに僕を見つめていた転校生の女の子。初めて好きになったのも、その子でした。そんな僕はガディそのものだった。◆なかなか友達ができなかった学生時代。初めて仲良くなってくれたのは、クラスメイトではなく、バイト先の仲間だった。なぜか接客をさせてもらえず、「君に皿洗いをさせたら世界一だ」と店長におだてられ、皿ばかり洗っていた。かなわぬ恋をしては周りを笑わせる、そんな僕はガディそのものだった。小栗謙一(映画監督/ドキュメンタリー映画『Challenged チャレンジド』)小さい頃、誰かに結んでもらっていた「靴ひも」私たちはいつ結べるようになったのだろう。知的発達障がいのある人が、自分の手で「靴ひも」を結べた日それは、自立できた証の記念日なのだ。『靴ひも』は10月17日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2020年09月28日