今年1月にオープンした日本発オーガニックコスメ「オサジ」の谷中店で、夏季限定「甘酒ジェラート」と「甘酒フローズンドリンク」が発売されます。■オサジ 谷中店の甘酒に新しい仲間が「オサジ」は皮膚が拒絶反応を起こさない「生体親和性」の高い原料にこだわり、皮膚科学から学んだ安全なオーガニックコスメを提案。オサジの直営店舗「オサジ 谷中店」でのみ提供されている甘酒は「美味しい、肌にやさしい甘酒」をコンセプトに、フランスで修行をした経験のあるスタッフがメニューを開発。発売以来人気の甘酒に8月12日から夏季限定フレーバー「パッションフルーツの甘酒¥450(税抜)」が登場するほか、9月末までの新メニュー「甘酒ジェラート」と「甘酒フローズンドリンク」が発売されます。■商品情報[甘酒フローズンドリンク]・福島県産あかつき桃/¥550・パイナプルとアロエのヨーグルト風味/¥550[甘酒ジェラート]・イタリア産マスカルポーネとレモンの/¥450・ブルーベリーヨーグルト/¥450・パッションフルーツ/¥450・ココナッツ/¥450※すべて税別■OSAJI 谷中店住所:東京都台東区谷中2-5-14 A区画営業時間:11:00〜18:00電話番号:03-5834-8524定休日:月火休(祝日除く)(お問い合わせ先)OSAJI 谷中店TEL 03-5834-8524
2017年08月12日「亀の子束子 谷中店」で暮らしを楽しむおしゃれグッズを千駄木駅から徒歩5分「亀の子束子 谷中店」は、「亀の子束子 西尾商店」のアンテナショップ。白を基調とした店内は、まるでカフェのような雰囲気。おしゃれな空間の中、ゆったりとアイテムを選ぶことができます。創業以来変わらない製法と品質の「亀の子束子」をはじめ、亀の子束子のロゴが入ったオリジナルアイテムもラインナップ。気持ちいい手触り! 体に使う「白いたわし サイザル麻」「白いたわし サイザル麻」大・972円、小・648円。今までのたわしとは異なるドーナツのような形状で、手に吸い付くような触り心地です。心臓に向かって皮膚をさすることで、血流を良くし健康促進の効果が期待できるそう。ちょっとした贈り物としても最適なアイテムです。定番アイテム! サイズも様々な元祖「亀の子たわし」たわしと言えば誰もが思い浮かべるであろう「亀の子たわし」1号・367円。創業から100年以上経った今もなお、多くの人に愛されている逸品です。天然素材を使用し、すべて手作業で作られている「亀の子たわし」 は、様々な調理器具を洗ったり、食材を洗ったりと幅広く使えるのが魅力的です。大小様々なサイズが揃います。普段使いにぴったりの高品質! 「亀の子スポンジ」高い抗菌力と水切れの良さ、さらに柔らかい握り心地が特徴の「亀の子スポンジ」324円。スポンジに求められる機能をシンプルに製品化することを目標として作り出されました。「亀の子束子 谷中店」 はおしゃれな店内と実用性たっぷりのアイテムが魅力。お店に足を運んで、こだわりのアイテムを手に取ってみてください。日常使いはもちろんのこと、お土産やちょっとした贈り物にするのも喜ばれるでしょう。スポット情報スポット名:亀の子束子 谷中店住所:東京都台東区谷中2丁目5−14 C 店舗電話番号:03-5842-1907
2017年04月07日ネコのいる隠れ家カフェ「ねんねこ家」 とは!?「ねんねこ家」 は普通のネコカフェとは少し違い、古民家のようなレトロな雰囲気の中に暮らすように、ネコを堪能できるカフェです。お店は店主の自宅を開放して営業しており、食事やデザートなども提供しています。店内にはとにかく猫をモチーフにした雑貨でいっぱいです! ネコちゃんはいたりいなかったり…。もし出会えたら、その日はラッキー!あふれんばかりのネコグッズに埋め尽くされたネコ屋敷店内にはネコの置物やこたつ、うちわなど、とにかくネコをモチーフにしたグッズがたくさん置いてあります。本物のネコちゃんに会えなくても、たくさんのグッズがあなたを癒してくれるでしょう。ネコ好きな人はここにいるだけで気分が上がり、見ているだけでも楽しめるはずです。ここでしか見られないレアなネコグッズを探して、ゆっくりと部屋でくつろいでみてはいかがでしょうか。ネコをモチーフにしたメニューも必見!「ねんねこ家」 に来たら、ネコをモチーフにした食事をするのも楽しみのひとつ。食べるのがもったいないと思えるくらい、見ためもキュートなメニューが揃っています。ランチやデザートも提供しているので、いつ来ても楽しく食事をすることができるでしょう。コースターやコップ、お皿まで、ネコをモチーフにしたキュートさに溢れているのもポイント。思わずSNSにアップしたくなります。「ねんねこ家」 に行けば、たくさんのネコグッズや可愛いメニューに癒されるはずです。こちらは2019年に閉店し、その後はネコのいる民宿として営業する予定となっています。谷根千に、ネコを探しに行った時にはこちらのお店を覗いてみて。スポット情報スポット名:ねんねこ家住所:東京都台東区谷中2-1-4電話番号:03-3828-9779
2017年03月25日「東京スカパラダイスオーケストラ」の谷中敦と茂木欣一が、本日3月4日(土)より放送スタートするラジオ番組「キリン 氷結(R)presents Find New Me!」で、3月のマンスリーMCとして出演することが決定した。「キリン 氷結(R)presents Find New Me!」は、昨年4月から8月まで放送されていた、「#あたらしくいこう」をテーマに「氣志團」の綾小路翔や「トレンディエンジェル」など各界で活躍する著名人をマンスリーMCに迎え、ゲストとのジャンルの垣根を超えたコラボレーションが話題を呼んだラジオ番組。そして今回、「#あたらしくいこう」のテーマはそのままに、番組内容をリニューアルして放送!初月となる3月のMCには、3週に渡り昨年から「キリン 氷結(R)」TVCMのテーマソングを手掛ける「東京スカパラダイスオーケストラ」の谷中さんと茂木さんの2人が担当。さらに、番組を盛り上げる週替りのゲストとして、ジャンルの垣根を超えた多彩なアーティストたちが登場し、「#あたらしくいこう」をテーマに様々な企画にチャレンジしていくという。初回放送では、CMでお馴染みの「Paradise Has No Border」を本番組のために特別披露!さらにトークパートではスカパラメンバーが入り乱れてのここでしか聞けないスペシャルトークが展開。また生放送内では、リスナーからの質問も募集する。MC就任に谷中さんは、「人は耳だけで幸せになれるからラジオがあるんだと思います。音楽とお喋りで聴いてるひとを幸せに出来るように務めます。つまりは楽しみにしてます(笑)」と意気込み。茂木さんも「この春、新たなスタートを切る人たち、新たな壁に挑戦する人たち。そんな人たちに向けて、スカパラから最大限のエネルギーを届けます」と話し、「ニュー・アルバムの音源はもちろん、ゲストとのトークなどを通して、みんなの心が弾むような時間を作り出したいと思っています」とコメントしている。さらに21日(火)には、渋谷マークシティ・イーストモール1Fのイベントスペースに特設ブースを設置し、MCにベッキーを迎えた特別版の公開収録も決定。ベッキーさんは、「“あたらしくいこう”をテーマに豪華な皆様と公開収録ができること、うれしく思っております。収録後に、ぷはーっとおいしい氷結がいただけるよう、全力でがんばらせていただきます!」と話している。「キリン 氷結(R)presents Find New Me!」は3月4日より毎週土曜日18時~InterFM897にてオンエア。(cinemacafe.net)
2017年03月04日一度閉店した後、復活した人気店谷中にある「カヤバ珈琲」は、昭和13年に榧場伊之助さんが創業した喫茶店です。創業以来70年近く親しまれてきましたが、平成18年にお店を切り盛りしてきた奥様が亡くなり、その後、お店は惜しまれつつ閉店することになりました。転機が訪れたのは平成20年秋のこと。歴史ある建物を残す活動をしている「NPO法人たいとう歴史都市研究会」や、銭湯を改装したギャラリー「SCAI THE BATHHOUSE」が協力して建物を借り受け、店舗の再開を望む人やご家族の方々とも相談し、翌年9月にリニューアルオープンを果たしました。建物は大正5年の家屋を必要な分だけ補修しているので、外観や柱、看板、椅子、食器などは残されています。昔からのお店を知る人は懐かしく感じますし、知らない人はレトロな雰囲気を新鮮に感じる、そんなお店です。駅から歩いてお腹を空かせよう「カヤバ珈琲」は、台東区谷中にあります。電車の場合JR「鶯谷駅」からの場合、言問通りを根津駅の方へ向かって10分程度の道のりです。逆に東京メトロ千代田線の「根津駅」からは言問通りを鶯谷方面へ向かいましょう。こちらも徒歩で10分程度の道のりです。またJR「日暮里駅」からの場合は、南口を出て少し進み、谷中霊園の中を通り抜けて言問通りを目指しましょう。通りと交わるところにお店がありますよ。徒歩でやはり10分程度の道のりです。どの駅からも大体同じ時間がかかりますので、利用しやすい駅から歩いてみてくださいね。車の場合「谷中霊園」方面を目指しましょう。店舗は言問通り沿いにあります。首都高速1号上野線を利用する場合は「入谷」で降りてから国立科学博物館や国会図書館の横を抜けて、言問通りへ向かってください。なお、駐車場はありませんので近隣のコインパーキングをご利用ください。朝8:00から営業中「カヤバ珈琲」は朝8:00から営業しています。月~土曜日は8:00から23:00まで、日曜日は18:00までです。定休日はありません。平日は遅い時間まで営業していますので、仕事帰りに立ち寄って、ホッと一息つくことも出来ますね。優しい味でホッコリ幸せ♪「カヤバ珈琲」で提供されているのは、どこか懐かしく、ホッと出来るメニューばかり。朝に食べると体が温まり、1日を過ごす活力をくれますよ。たまごサンド(500円)ずっと変わらない味で私たちをもてなしてくれるたまごサンドは、ワンコインという良心的な価格。食パンに厚焼き玉子が挟まっているシンプルさですが、フワフワの玉子は一度食べるとやみつきになってしまいますよ。たまごサンド以外にも、野菜サンド(500円)やハムサンド(600円)があります。ルシアン(500円)たまごサンドと並んで創業当時から人気のメニューが「ルシアン」です。コーヒーとココアをミックスした飲み物なので、コーヒーが苦手な人でも飲むことが出来ると評判です。あんみつ(600円)ガッツリ甘いものを食べたい、という方にオススメなのがあんみつです。パフェや洋菓子とは違う甘味は、店内の雰囲気とも相まって、昭和にタイムスリップしてきたかのような気分になれます。お茶もついているのが嬉しいですね。変わる東京を見守り続けている「カヤバ珈琲」は、忙しなく動き続ける私たちを優しい空気で包み込んでくれます。カフェめぐりも良いですが、レトロな喫茶店巡りをしてみてはいかがですか?店舗情報店名:カヤバ珈琲TEL・予約:03-3823-3545住所:東京都台東区谷中6-1-29アクセス:JR山手線日暮里駅から徒歩10分東京メトロ 千代田線根津駅から徒歩10分営業時間:月―土8:00~23:00日8:00~18:00定休日:年中無休
2017年01月29日多くのファンを魅了する「谷中福丸饅頭」昭和30年創業の老舗、「谷中福丸饅頭」。伝統ある和菓子は、観光客や地元民の垣根を越えて愛されています。谷中福丸饅頭の和菓子は、上品な甘さと細かい気配りで作られていることが特徴です。店頭には、谷中福丸饅頭の看板商品である「黒糖まんじゅう」や、人気テレビドラマ「孤独のグルメ」にも登場した「かりんとうまんじゅう」など、人気商品が多数並びます。上品な甘さがウリ! かりんとうまんじゅうカリッとした食感と、上品な甘みのあんこが特徴の「かりんとうまんじゅう」。“孤独のグルメ”などたくさんのメディアに取り上げられ、多くのファンを魅了している商品です。カリッとした食感は、一度揚げることにより生み出され、その揚げ方も絶妙で外はカリッ、中はしっとりとしたおまんじゅうになっています。また、上品でしっかりとした甘さのあんこも特徴的。1個80円というリーズナブルさながら、老舗ならではのこだわりを詰め込んでいます。黒糖まんじゅう10個入り110円完売必至の看板商品である、「黒糖まんじゅう」(10個110円)。黒糖を練りこんだ薄皮は、ほんのりと甘く仕上げられています。こだわりぬいた素材を使用したあんこは、上品で甘さ控えめ。お店の看板商品として、老若男女問わず多くのファンを集めています。10個で110円というリーズナブルな価格も魅力です。見た目も味もキュート! ひとくち大福こだわりぬいた上質のもち粉を使用した「ひとくち大福」。可愛い見た目も魅力です。上品で素材をいかした甘味のあんこと、モチモチとした食感が絶妙! モチモチ感とあんこのおいしさが後を引くおいしさです。「孤独のグルメ」の"ゴローちゃん"気分で、心がほっこり温まる谷根千食べ歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか?店舗情報店名:谷中福丸饅頭TEL・予約:03-3823-0709住所:東京都台東区谷中3-7-8アクセス:東京メトロ千代田線千駄木駅より徒歩3分、JR日暮里駅より徒歩8分営業時間:10:30~18:00
2017年01月28日衝動がそのまま音になったような、若者の奏でる音楽ももちろん魅力的。一方で、そんな時間を経たのち、窮屈になるどころか、ますます自由で個性的になっていく大人世代のミュージシャンたちがいる。今回は、東京スカパラダイスオーケストラでバリトンサックスを担当している谷中敦さんにお話をうかがいました。***東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦さんといえば、熟練のプレイと大人のクールさを備え、ファンだけでなく若いアーティストからも慕われる憧れの存在だ。「若いときは、将来ああいう大人の男になりたいと目標にする人物はいなかったんですよね。いま思えば、もったいなかったかもしれない。それより『世の中には一体どういう人がいるんだろう』『いろんな人のことを知りたい』、という気持ちが人一倍強かった」大学生のころから映画やアートが好きそうな人を見つけると「一緒にゴダールの映画を観に行かない?」と“ナンパ”したり、個性的で面白い人を集めては、定期的にパーティをしたり。今に至るまで、人づき合いは常にオープンだ。「肉体労働のアルバイトもしましたが、会社勤めをせず、まるで自由人のように働いている方たちと話すと面白いし、人間性が際立っていましたね。『お前はいい大学行ってるけど、世の中のこと何も分かっちゃいないな』と言われて嬉しくなったりね(笑)。振り返ると、いろんな人と接することで自分自身のことも分かってきた気がします。人間関係を通して自分がどういう人間なのか知れるし、どうアピールすれば分かってもらえるか、人との交わりの中で自分らしさを追求してきたのかな」20代にして、いろいろな自分の“場所”を持っていた谷中さん。誰にも会わずに自分を確立することも不可能ではないが、やはり出会いが豊富なぶん、人として成長し、磨かれていくのだろう。「大人になって気づいたのは、オーラがある人からは、何もしてなくても“凄み”を感じるということ。ただ笑っているだけでも凄みがあるような人と話すと、やっぱり人間関係がすごく広くて、経験豊富なんですよ。そういうことが内面に影響し、その人が持つ力になっていくんだと思いますね」今も昔と変わらず谷中さんは多くの人と話す機会を大事にしている。そういう場でひとつだけ大人として心がけているのは「人に対する“あたり”を、できるだけ柔らかくしようと努力する」こと。「若手アーティストの席にお邪魔する機会も増えましたが、オレが登場すると、それまでの会話と明らかに内容が変わるんだよね(笑)。そっと紛れ込んで、年上とかミュージシャンの先輩だなんて気を使われずに、いい話をしたいんですよ。まぁ、年上から言われたことは強制的に感じるかもしれないので、優しく話すべきだし、面白いこと、楽しいことを言いたいんです。スカパラのメンバーも、みんな大人になって、変に干渉はしないし、楽しいことを優先して共有しようという、グループにとって必要なことが分かってきたので、すごくラクですね。とはいえ、誰かが疲れていれば、それとなく気を使ったりもするし、みんな優しいですよ」誰にでも分け隔てなく接し、話し上手で聞き上手な谷中さんは、男女問わず恋愛の悩みなど数多くの相談を快く引き受けてきたという。そんな優しさも大人としての懐の深さだと感じる。「人に優しくできる程度に悲しさも知って、経験を積んできたのかな。傷つけば傷つくほど人に優しくできるのが、大人だと思います。ただ個人的に、女の人はできるだけ傷つかないようにしたほうがいいと思っています。女の人って、適度に傷つくくらいならまだいいんだけど、極端に傷つくとだんだん意地悪になっちゃったりすることがあるでしょ?だから傷つかない方がいいのかな、と思って」なるほど。こんなふうに優しく相談に答えてくれることを想像するだけで舞い上がりそうだ。「長年いろんな人の悩みを聞いていると、その世代特有の苦悩や、その時代ならではの特徴、いま日本人はどんなふうに悩んでいるのかが分かってくるんですよね。そうすると音楽で自分が何をしたら人々の力になるか、すごくいいヒントにもなっています」谷中さんの包容力から生まれる濃い人間関係が、ソングライティングにも反映されていたとは。「コラボソングなど、スカパラの歌ものの歌詞は自分がほとんど書いているんですけど、歌詞って明るくポジティブなことだけでは物語にならないんです。ネガティブな影の要素も取り入れ、両方とも使ってはじめて絵として深みのあるものになります。以前、詩集を出したとき、読んでくれた友人に『悲しいことや辛いことが、ディープなところまで書いてあるけど、1%ぐらいポジティブが勝ってますね』と言われて、すごい嬉しかったんだよね。ポジティブさが少し上回る大人って、なんかいいじゃないですか。たぶん本当の大人って、幸せと哀しみを知っていて、なおかつ“幸せ”を作り出せる人だと思うんですよ。自分も最後に笑って幸せに人生を終わらせられるように、いい経験を積み重ねていきたいですね」◇やなか・あつし東京スカパラダイスオーケストラでバリトンサックスを担当。バンド活動以外に俳優、詩人としても活躍。年末まで全国ライブハウスをツアー中。12 月14日にライブDVD『「叶えた夢に火をつけて燃やす LIVE INKYOTO 2016.4.14」&「トーキョースカジャンボリー2016.8.6」』を発売。◇コート¥460,000ジャケット¥190,000ベスト¥96,000シャツ¥43,000パンツ¥59,000タイ¥22,000チーフ¥17,000(以上エトロ/エトロジャパンTEL:03・3406・2655)その他はスタイリスト私物※『anan』2016年11月16日号より。写真・矢吹健巳(W)スタイリスト・吉本知嗣ヘア&メイク・高草木 剛インタビュー、文・北條尚子
2016年11月15日12月20日(火)にBlu-ray&DVDを発売する「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学 冬の旅」。この度そのジャケット写真が、北海道出身の写真家・岡田敦の撮り下ろし作品となることが決定。併せて岡田さんからコメントも到着している。「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学 冬の旅」は、今年2月~3月、北海道文化放送で北海道限定地上波放送した番組。「乃木坂46」の橋本奈々未が、故郷である北海道を題材にした1冊の本と一緒に、その舞台を旅する映像物語だ。取り上げる小説は、村上春樹の「ノルウェイの森」(第1話)や「羊をめぐる冒険」(第2話・3話)、桜木紫乃の「ラブレス」(第4話)、渡辺淳一の「阿寒に果つ」(第5話)といった人気作品。 グループの中でも本好きで知られる彼女が、人や絶景に触れる紀行ドキュメンタリーのほか、橋本さんが印象に残った一節を大自然の中で心を込めて朗読。自分の言葉で、本の魅力や影響を受けた生き方などを語るほか、 昨年秋から半年間の彼女の心情が綴られている。朗読の場面に挿入される、文学世界を表現したドラマのような美しい映像も見どころのひとつとなっており、北海道の絶景の中で、橋本さんが知られざる素顔を露わにしていく。そして今回、その番組が収録された Blu-ray&DVDのジャケット写真がお披露目!そのジャケット写真を手掛けるのは、木村伊兵衛写真賞を受賞した北海道出身の写真家岡田さん。岡田さんは本番組の第3話「羊をめぐる冒険」(後編)に出演しており、その出会いをきっかけに、現在放送中の「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学 夏の旅」の撮影にも同行している。今回は「Type A」と「Type B」2つのバージョンでの発売が決定しており、「Type A」はAmazon.co.jp(ディスクオンデマンド)で販売(Web予約受付中)、「Type B」は コーチャンフォーグループで販売(店頭予約受付中)となる。なお、「乃木坂46橋本奈々未の恋する文学 夏の旅」公式Webサイト上でも、岡田さんとのコラボが実現。ジャケット以外の写真も一部スペシャルフォトギャラリーとして展開中となってる。<岡田敦コメント>「花の名」撮影の現場はとても静かだった。指示もほとんどださず、無理に笑ってもらうこともしなかった。悲しい時でも笑顔をふりまくのがアイドルの生業なのかもしれないが、僕はアイドルとしての“橋本奈々未”ではなく、一人の女性として彼女の姿を撮りたかった。言葉で引きだす表情は、いっけん被写体との距離が縮まったかのように錯覚するが、実際には幾つもの見えない壁をつくってしまう。表層的な仕草や表情もまた、心の奥深くに刻まれることはない。北海道の大地に流れる静かな時間は、東京で生きてゆくために互いが身につけた業を、優しくほどいてくれたような気がする。演じるのではなくただそこに彼女が存在している。その姿は月あかりに照らされた一輪の花のように美しかった。岡田敦「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学 冬の旅」Blu-ray&DVDは12月20日(火)より発売。※予約受付中(cinemacafe.net)
2016年10月31日●監督も気づかないくらい自然に、立ち姿から変えた作家・北杜夫の小説を実写化した映画『ぼくのおじさん』(11月3日公開)。小学4年生の雪男と、雪男の家に居候をしている"インテリぼんくら"なおじさんが、日本で、ハワイでユーモラスなやりとりを繰り広げる。"漫画原作・ベストセラー&大宣伝至上主義"の邦画界とは離れた存在であるこの作品で、愛すべき"おじさん"を演じる松田龍平と、『もらとりあむタマ子』、『味園ユニバース』など、どこかだめな人を愛すべき人に描く山下敦弘監督に、今作についての話を聞いた。○「ダメなおじさん」の説得力――今回、しっかり者で作文の上手な雪男、そしてインテリで屁理屈を言う居候のおじさん、2人のやりとり、行動が作品の魅力をつくりあげていきますが、おふたりは雪男とおじさん、どちらのタイプが近いと思いますか?山下:僕は、今となってはおじさんですかね。――例えば、おじさんのこういうところに共感したとか。山下:そう思うと、ないですかね。やっぱり雪男かもしれないです(笑)。おじさんは、あまりにも自分にないものばかりですね。松田:僕はどちらかといったらおじさんかな? 旅行先に着いて早々、迷子になってしまう感じ。何回か経験があります。山下:財布とか、落としてますよね。松田:財布も何回か落としてますね。たぶん、おじさんも「最終的にどうにかなる」と思ってるタイプなんじゃないかなと思います。――それでは、仕事の面では、お互いどのような印象でしたか? 今回が初めてのタッグになるかと思いますが。山下: 最初は、龍平くんの「おじさん」像を相当作りこまなければいけないと思っていたんですけど、だんだん、おじさんにしか見えなくなってくる感じがありました。今思えば、さすがですよね。失礼ですけど、すごく考えて演じてくれていたのかなって。『ぼくのおじさん』を映画にするにあたって、ある種の不安やチャレンジみたいな部分について、考えるところは近いんじゃないかと思ったので、同じ感覚で相談できた感じがありました。――松田さんは実際、いかがでしたか?松田:撮影に入る前にいろいろ考えて、撮影に入る頃には、一旦考えたことを忘れてから臨みました。ひとつあったのは、おじさんは屁理屈を言うことが多かったから、そこに説得力を持たせられたら、というくらいでしょうか。――居候のおじさんだけど、哲学者らしいところを見せる、ということでしょうか?松田:というよりも、おじさんの説得力について考えるところから、キャラクターができてくるという感覚です。おじさんはただの居候だからこそ、それでも周囲に許される術みたいなものを持っていないといけないのかなと。今回演じたおじさんは、呆れられながらも、なんだかんだうまいことやっているような気がしました。ものごとの元凶はおじさんにあるのに、やりあってしまったお義姉さん(寺島しのぶ)が結局「いいかげんにしなさい」とお兄さん(宮藤官九郎)に怒られるような、うまい立ち回りをしているんですよね。あとは佇まい、歩き方も、今回は意識しましたね。山下:立ち姿も、独特でしたね。見慣れちゃったけど、たしかに龍平くんの他の作品と全然ちがう立ち方でした。編集していて気付くんですよ。僕の中にもイメージはあったと思うんですけど、時間が経って編集してみると、「龍平くんが勝手にやってくれてたな」ということはありましたね。●1日10時間しか撮影できないハワイロケ○ハワイロケに「浮かれてはならない」――今回、後半パートはずっとハワイロケというのが驚きでした。撮影をされていて、日本と違いはありましたか?山下:ハワイでは、雪男役の(大西)利空が、より子供らしくなりましたね(笑)。すごくハワイを楽しんでいる利空を見ると、疲れてた僕らにエネルギーとして跳ね返ってくる感じがありました。「よかったなあ」と思いながら、僕らは「酒飲もっか」みたいな(笑)。あとはハワイだと、規定があって10時間しか撮影ができないんですよ。日本にいると、期間中は集中して撮影するんですけど、ハワイでは生活の時間と撮影の時間が均等にありました。最初は「もっと撮れるのに」と思っていたんですが、終わる頃には「これはこれでいいな」と思いましたね。日本は詰め込みすぎなのかな。――松田さんはいかがでしたか?松田:ハワイで浮足立たないようにしなきゃと気を引き締めていました。日本パートと半々で撮っていたので、ハワイに行って映画の雰囲気が変わってしまわないようにと思って。でも、日本での撮影で、ちゃんと”雪男”と”おじさん”の関係性ができあがっていたから、ハワイというロケーションを素直に感じながらも、変わらない2人でいられたと思います。山下:やっぱりハワイって魅力的ですよね。だから「浮かれてたまるか」と構えちゃったのはありますね。でも1~2日は、もう少し素直にはしゃいでも良かったかもしれない(笑)。――ちなみにハワイのお土産などは買われたんでしょうか。山下:コナコーヒーとマカデミアンナッツを大量に買いました(笑)。――劇中でも、コナコーヒー農場が舞台になりますが、やっぱりおみやげもコナコーヒーなんですね。松田:ちょうど、農園での撮影があったので、僕もコナコーヒーを買いましたね。山下:みんな買ったんじゃないかな?松田:農園にあるんですよね、販売所みたいなところが。山下:その場では飲み放題みたいになっていて。日本で飲むとすごく高いから、撮影中はガンガン飲んでました。貧乏性ですよね(笑)。○おじさんと雪男は、ボケとツッコミ――山下監督は、映画の中でも少しダメな人を描くことが多いのかなと思いまして、今回もおじさんは愛すべき"ダメな人"に描かれているように感じました。山下:好きですね。ダメな人の方が、人間くさいからだと思います。ただ今回は、もちろんダメなおじさんではあるんですけど、原作の北杜夫さんの独特の品や知性がにじみ出ている部分が、今までとは違ったと思います。ある意味、いちばんダメなのかもしれないですけど(笑)。でも、雪男くんというキャラクターがいるから、思いっきりできたという部分はありますね。おじさんはまったく反省も成長もしないので、普通は作品として成立しないんですけど、雪男くんとのバランスで、ここまでダメなおじさんができました。松田:雪男とのバランスは、すごくありましたよね。映画の中でおじさんが何を言っても、雪男に見透かされていて、すぐに雪男の心の声が入ってくる。――ボケとツッコミのような関係性でしょうか。松田:そうですね。だからもし、雪男のナレーションがなかったらどう見えるのか(笑)。ダメなおじさんが、居候の家庭の中で、淡々と猛威をふるってるように見えるかもしれません。山下:一方的に(笑)。けっこういやな映画かもね(笑)。――心の声オフバージョン、観てみたいですね。山下:オフバージョン、きついなあ(笑)松田:おじさんが甥っ子たちとの動物園の約束をなんとなく断ったり、変なおみやげを買ってきたり、それをツッコミなしにひたすら観るという。おじさんの客観性が見えてくるのかもしれませんね。山下:雪男も冷たい子供に見えるでしょうね(笑)松田:たしかに(笑)山下:「言えばいいのに」みたいな。松田:心ではいろいろ思ってるのに、じーっと……。山下:見てるだけ(笑)。雪男の声に救われてたんですね。■映画『ぼくのおじさん』担任のみのり先生(戸田恵梨香)から、学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学生のぼく=春山雪男(大西利空)。居候しているぼくの"おじさん"(松田龍平)は大学の非常勤講師。哲学を週に一コマ教えているだけで、いつも万年床でゴロゴロして、猫のニャムよりも働かない。おまけに超貧乏でケチ、ドジで運動神経もゼロ。雪男は、そんなおじさんを題材に『ぼくのおじさん』という作文を書くことにする。11月3日公開
2016年10月30日一度閉店し、復活した下町の喫茶店谷中町の入り口にある、『カヤバ珈琲』。町のシンボルとして、昭和から多くの人に親しまれてきた「喫茶店」です。実は、一度閉店をしましたが、周囲の協力により2009年に当時の面影や人気メニューを残しつつ、新たなデザインを加え、復活したエピソードをご存知でしょうか?お店の「カヤバ珈琲」という名前は、榧場伊之助さんという創業者の名前が由来となっています。昭和13年に創業して約70年近く営業し、お亡くなりになるまで、ずっと近所の人々の憩いの場所になっていました。店主が亡くなり閉店状態が続いていたところを、台東区の歴史のある建物を残していく活動をしている「NPO法人たいとう歴史都市研究会」や、銭湯を改装したギャラリー「SCAI THE BATHHOUSE」の有志によって、お店の復活を目指し、2009年9月にリニューアルオープン。大正5年に建てられた木造の家屋は老朽化した箇所のみ修繕し、看板やイスなど往時の設えを残したこの喫茶店に愛着を持つ地域内外の人の支援を得て、「カヤバ珈琲」が復活しました。往年の味を忠実に再現した名物のたまごサンド名物「たまごサンド」(500円)に挟んであるのは、ゆでたまごではなくフワフワのたまご焼き。パンとたまご焼きのみのシンプルな構成ながら、からしマヨネーズや塩の効かせ方が絶妙なやさしい味わい。かじりついた瞬間に、ついほころんでしまう、往年の味を忠実に再現した名物メニュー! 食事と一緒に楽しみたいドリンクも『カヤバ珈琲』オリジナルのメニューが充実しています。創業当時から人気を博している「ルシアン」(500円)はコーヒーとココアが半分ずつミックスされていて、コーヒーが苦手な人もおいしく味わうことができます。昭和喫茶の思い出が残る、椅子、カウンター、食器等を眺めながら、時代を超越したレトロモダンな空間で、心豊かな憩いのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?取材・文/中島和美店舗情報店名:カヤバ珈琲TEL・予約:03-3823-3545住所:東京都台東区谷中6-1-29アクセス:JR山手線日暮里駅から徒歩10分東京メトロ 千代田線根津駅から徒歩10分営業時間:月―土8:00~23:00日8:00~18:00定休日:年中無休
2016年07月23日毎回、素晴らしいゲストが登場する東京スカパラダイスオーケストラの歌モノ作品。最新作『道なき道、反骨の。』のボーカリストは、Hi‐STANDARDのKen Yokoyama。公開中の映画『日本で一番悪い奴ら』の主題歌でもあり、10人の男気がぶつかり合うスリリングな曲が完成。「彼が日本語で歌ってくれたことにビックリした」とは川上つよしさん。Yokoyamaさんの作品は、バンドでもソロでも全て英語詞。この曲が初の日本語曲になる。「僕は挨拶代わりに、友人に自分の詩を贈るんですが、彼に贈った詩に対して“スカパラと一緒にやることがあれば、こういう曲を歌いたい”という返信が来たんですよ。あれ?日本語でいいんだ、これは立候補だな、と思いました(笑)」(谷中敦)その話を聞いたスカパラのメンバーも、大いに盛り上がったとか。その後、メンバー全員が曲出し。毎回新曲の度に全員がメロディを作り、実際に演奏して決めるのがデビュー以来のスカパラのやり方だそうだが、今回は川上さんの曲が選ばれた。「最初にリハーサルで歌ってもらった段階から、ものすごいエネルギーを感じました。やはり不屈のパンクロッカーですよ。共感する部分が大きかったし、彼はギタリストでもあるので、一緒に作っていくのも楽しかったですね」(川上)「彼だけが持つ信念やイノセントなものが、表現の中にきっちりこめられていると思う。少年のような無垢な気持ちが、この曲にもドーンと入っていると感じるし、すごい力を持つ作品だと思います」(茂木欣一)今まで20組を超えるゲストボーカルと共に、斬新な作品を作り出してきたスカパラ。相思相愛のコラボレーションには、毎度驚かされる。「最後の共演のときに『会えなくなるのが寂しい』とか『次のボーカリストに嫉妬する』とか言われます(笑)。僕らにとってもコラボは、自分たちを客観的に見られる大事な機会。今回もKen君から『9人全員集まって作ることに感動した』と言われて、ああそうなのか、と。言われて気づくことも多いし、大いに励みにもなりますね」(谷中)8月6日にはスカパラが主催する「トーキョースカジャンボリーvol.6」が今年も山中湖で開催。ゲストのKen Yokoyamaとの共演が、今から楽しみだ。◇右・かわかみ・つよしベース。スカパラ作品の作曲も数多く担当。スカパラ以外でもスペシャルバンド「川上つよしと彼のムードメイカーズ」のバンマスも務める。中・やなか・あつしバリトンサックス。スカパラ作品のほとんどの作詞を手がけ、他ア-ティストにも数多く歌詞を提供している。俳優として映画などにも出演。左・もてぎ・きんいちドラム。フィッシュマンズの活動停止後、2001年に正式加入。近年、フィッシュマンズとしても定期的に活動を展開。◇東京スカパラダイスオーケストラ feat. Ken Yokoyama『道なき道、反骨の。』(映画『日本で一番悪い奴ら』主題歌)【CD+DVD 】¥2,300【通常盤CD 】¥1,000(cutting edge)※『anan』2016年7月6日号より。写真・小笠原真紀文・北條尚子
2016年07月01日6月25日公開の映画『日本で一番悪い奴ら』の公開直前イベント「新宿日悪署落成式セレモニー」が22日、東京・新宿ステーションスクエアで行われ、主演の綾野剛、主題歌を歌う東京スカパラダイスオーケストラfeat. Ken Yokoyamaが出席した。綾野剛主演の本作は、日本映画賞を総なめにした『凶悪』を手掛けた白石和彌監督の最新作。劇中であらゆる悪事に手を染めた北海道警察の警察官・諸星要一演じる綾野剛が、新宿ステーションスクエアに映画の公開を記念して設置された新宿日悪署の完成披露式のテープカットを行った。多くのファンを前にした主演の綾野は「皆さん悪天候の中ありがとうございます。新宿区の寛大な配慮により、この場に立たせってもらって大変感激しております」と感謝を口にしながら「いや~最高ですね! 昨日の夜に通ったんですけど、夜はライトアップされていて興奮しますよ」と出来上がった日悪署に感激しきり。また、署長に就任した日悪署を「日本で一番ロックな警察署を目指したいです!映画は色んな意味でポップになっていますが、今日こういった場所でイベントを出来たことはロックなことだし、日本がやや潔癖になっている中でお祭りのような時間を過ごせているのはロックなことですよ」と高らかに宣言した。また、イベントの最後には劇中で主題歌を担当した東京スカパラダイスオーケストが応援に駆け付け、同所でサプライズライブを敢行。彼らの生演奏に酔いしれた綾野は、ライブ終了後に谷中敦とコラボメンバーの横山健に挟まれて「真ん中に立っていること自体、日本で一番悪いですよ(笑)」とおどけながら「最高に格好良くて、今年で一番楽しかったです!東京スカパラダイスオーケストラは世代的にドンピシャで、正直興奮しました。ライブ中はカメラも忘れてノッてましたね」と興奮した様子。そんな綾野が主演した本作について谷中は「大傑作でしたね。綾野さんの演技に引きこまれながら見てましたけど、悪い人ってパワーがありますよ。そのパワーを頭の中で変換したくなったし、生命力が溢れる映画で感動しました」と絶賛していた。映画『日本で一番悪い奴ら』は、6月25日より全国公開。
2016年06月22日映画『日本で一番悪い奴ら』の公開を記念し6月22日、新宿駅東口ステーションスクエアに“新宿日悪署”がオープン!主演の綾野剛、主題歌を担当する東京スカパラダイスオーケストラ feat. Ken Yokoyamaが来場し、多くの観客の前で生演奏を披露した。『日本で一番悪い奴ら』/その他の画像北海道警で起きた実話を基に、現役の警察官が“S”と呼ばれるスパイを育て、署内での成績を上げるためにとんでもない悪事に加担していく様子をコミカルに描く。映画公開を直前に控え、新宿駅前には本物の新宿署を差し置いて“新宿日悪署”がオープン。綾野はギャル風の婦警10名と本作のマスコットキャラ“ニチワルくん”に迎えられて署長として同署に赴任!登場するや「セクシーなみなさんが迎えてくださって」とニンマリ。実は、昨夜もこの場所の前を通りかかったそうだが、新宿の治安を守るために配属されているはずのニチワルくんを見かけなかったと指摘。「最近、ニチワルくんが調子に乗ってる。道に寝転がったり、女のひとと写真を撮ったりしてるし、昨日はサボってた!」と所長として貫禄たっぷりに説教をかまして笑いを誘っていた。赴任にあたっては「日本で一番ロックな署にしたい」と宣言。「この場でこういうことができるのってロック!日本が潔癖になりすぎている中で、祭りとしてみなさんと過ごせるのが嬉しい」と語る一方で、ニチワルくんを見やり「日本で一番ゆるい署になるかも…」と危惧も漏らした。そして、ゲストとしてスカパラ&ボーカルの横山健が登場すると、観客以上に綾野が大興奮!当初の予定ではバックヤードに下がる予定だったが、観客側に立って主題歌『道なき道、反骨の。』の生演奏に耳を傾け、ノリノリで体を上下させていた。演奏が終わっても「最高にかっこよかったです!今年一番楽しい!」と大興奮で感動を口にし、谷中敦と横山に挟まれると「異常です!日本で一番悪い状態!」と感激した。谷中は新宿の雑踏の中での生演奏に「最高でした。こんなに盛り上がっていただけるとは」と楽しそう。映画について「大傑作。悪い人にはパワーがある。生命力あふれる映画で感動しました」と絶賛し、主題歌について「僕らの世代は反骨のヒーローを見て育ち、昭和の悪い映画にエネルギーをもらってきた。若い人に『おれたちの時代も未来は見えなかった。同じだから頑張ろうぜ』と伝えられたら」と曲に込めたメッセージを明かした。『日本で一番悪い奴ら』6月25日(土) 全国ロードショー
2016年06月22日映画『日本で一番悪い奴ら』の公開を記念し6月22日(水)、新宿駅東口前の広場に“新宿日悪(にちわる)署”が出現!落成を記念し主演の綾野剛、主題歌を担当する「東京スカパラダイスオーケストラ feat. Ken Yokoyama」が来場し、生ライブで会場を熱狂に包んだ。北海道警で起きた実際の事件を基にした本作。正義に燃える警察官が、裏社会の勢力やスパイと癒着し、次々と悪事に手を染めていく様を描き出す。新宿駅東口のステーションスクエアには、7mの高さもある敬礼する綾野さんの姿を映した巨大ポスターが設置され、その前には「新宿日悪署」という紋章付きの即席警察署が出現!ギャル風婦警10名に迎えられて、サイレンと共に登場した綾野さんは「セクシーなみなさんが…(笑)」と頬を緩ませつつ「新宿にお集まりのみなさま、新宿日悪署署長としてここに立たせていただいてます!」と挨拶。新宿のど真ん中に警察署を勝手に新設してしまうというプロモーションに「サイコーですね。宣伝部、どこまでワルなんだか…」と苦笑しつつ「日本で一番ロックな署を目指したい!この場でこんなことができるって最高にロック!日本がやや潔癖になっている中で、“祭り”としてこうやってみなさんと過ごせるのが嬉しい」と喜びを口にした。そして、スペシャルゲストとして「東京スカパラダイスオーケストラ feat. Ken Yokoyama」が登場し、多くの観客が見守る中で主題歌「道なき道、反骨の。」を生で披露!綾野さんは、客席側で立ってライブを堪能し、ノリノリで体を上下させていた。演奏が終わると綾野さんはステージに戻ったが「サイコーでした!今年一番楽しい!カッコよかったです」と興奮冷めやらぬ口調で語り、谷中敦と横山健に挟まれている自分の姿に「日本で一番悪い状態(笑)!異常なことですから…」と恐縮しきり。谷中は映画について「大傑作!綾野さんの演技に引き込まれました」と語り、楽曲について「僕らの世代的に反骨のヒーローを見て育ってきたし、昭和の悪い映画を観てエネルギーをもらってきた。『おれたちの時代も未来は見えなかった。同じだから頑張ろうぜ!』と若い人に向けたメッセージになれば」と思いを口にした。『日本で一番悪い奴ら』は6月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月22日下町情緒あふれる街並で知られる東京の「谷根千」(谷中・根津・千駄木)。そのひとつ、谷中の商店街「谷中ぎんざ」は昭和時代がそのままに残されてきたかに思える、まさに映画「三丁目の夕日」のような通りとなっている。しかもここは、猫と食べ歩きの宝庫としても有名。果たして、どんな猫とグルメが待っているのだろうか。○寺町の古き良き・谷中ぎんざ"東京下町レトロ"。そう呼びたくなるのは今回紹介する「谷中銀座商店街」(通称「谷中ぎんざ」)だけに限ったことではない。この一帯は古くから寺町として栄え、現在もその風情はそこかしこに見てとれる。JR日暮里駅を降りて商店街へと歩いていくだけでもそれは感じられるだろう。昭和20年頃から商店街として発展してきたという谷中ぎんざは、松嶋菜々子さん主演の連続テレビ小説「ひまわり」に登場して以来、メディアに多く取り上げられている。バラエティー番組などで見たことがある人も多いのではないだろうか。しかし、意外にもその長さは170mとこぢんまりとしたもの。魚屋や総菜屋などが多く、観光名所として知名度が高くなった今も地元の台所としての役割は変わらないようだ。○商店街は猫だらけ昔なつかしい商店街というのは、とかく猫が多いもの。しかもなぜか、どこのお寺にも猫は多い。その両方がある谷中ぎんざは「猫が多い! 」という噂が絶えない。ネット検索をしても猫が5~6匹写っている写真を容易に見つけることができる。しかし、今回の取材で、リアル猫は野放しの猫1匹と店番猫1匹を辛うじて見ただけだった。過去にも何度か来たことがあるが、その時も"猫運"に見放されていたのだろうか、多くて3匹くらいにしか出会ったことがない。しかし、本当はどこかに隠れているのだろう。地域の人々にはとても大事にされているらしい。商店街の中にはあちこちに猫の置物があり、猫モチーフのグッズやお菓子がたくさん。猫には非常に住みやすい環境だと思われる。想像以上に短い商店街のため、おしゃべりしながら歩いていたら、それこそあっという間に出口にたどり着いてしまう。行ったり来たり、何度も往復してしまうだろう。そんな時は上を見上げて歩いてみたい。○1,000円片手に食べ歩き数ある商店街でも、谷中ぎんざほど食べ歩きが楽しいところはないだろう。定番の揚げ物や、おやつも豊富。そして食べ歩きはいずれも200円前後という超お手頃価格なのだ。外せない定番はやはりメンチカツ。この小さな商店街の中に揚げ物を扱うお店はざっと見ても4~5軒ある。そのひとつ「肉のすずき」の「元気いっぱい! 元気メンチカツ」は1枚230円。油っこくなく比較的あっさりした味なため、いろいろと食べ歩きたい人にも最適だろう。こちらは魚貝類「丸初福島商店」の北海道産「焼きほたて」で280円。こちらもタレはさっぱり系。ホタテ本来の味が楽しめる。そして見逃せないのは猫モチーフのお菓子。そのひとつは「やなか しっぽや」の、猫のしっぽ型・焼ドーナツ。模様も味も違うしっぽが14~15種類があり、いずれも100円台なのがうれしい。食べ歩きには焼きたてを出してくれる。同じく猫モチーフの「招き屋」の「福にゃん焼き」は180円。十勝あんやチョコクリームなどが入った猫型のたい焼きだ。招き猫だけに、店員さんが「いいことがありますように!」と言ってくれるため、非常に楽しい気分になる。また、酒屋の「越後屋本店」では店先でビールを1杯400円で販売している。飲みながらほろ酔い気分で散策ができるというわけだ。これは1,000円の食べ歩き予算+αで楽しみたい。そのほか、食べ歩きはできないものの気になったのが「ちょんまげいも たまる」の「ちょんまげいも」(白ごま・黒ごま各210円、抹茶380円)。スイートポテトを胡麻でコーティングしたお菓子で、店内でのみいただける。飲み物とセットで注文しよう。この界隈はテレビや雑誌に取り上げられることも多く、ほとんどの食べ物屋の店先には芸能人来訪時の写真が大量に貼られている。筆者はいつも、取りあえずメディアでの人気は脇に置いておいて、実際に行ってお店の人と話をしたり食べてみたりして、「これは! 」というものだけを紹介したいと思っている(ただし、そのハードルはかなり低いのだけど)。とは言え、今回紹介できなかったお店の中には隠れた名店があるかもしれない。自分なりのお気に入りを探しての谷中ぎんざ散策も楽しそうだ。※記事中の価格・情報価格は2015年11月取材時のもの。価格は全て税込○筆者プロフィール: 木口 マリ執筆、編集、翻訳も手がけるフォトグラファー。旅に出る度になぜかいろいろな国の友人が増え、街を歩けばお年寄りが寄ってくる体質を持つ。現在は旅・街・いきものを中心として活動。自身のがん治療体験を時にマジメに、時にユーモラスに綴ったブログ「ハッピーな療養生活のススメ」も絶賛公開中。
2015年12月09日松田龍平が主演を務める山下敦弘監督の新作映画『ぼくのおじさん』が来秋に公開されることが決定した。原作は、幅広い世代に愛され続ける北杜夫の児童文学書で、配給の東映は「皆に長く愛される21世紀版の『寅さん』ならぬ『おじさん』でシリーズ化も狙っています!」と宣言。松田は「ほのぼのしていて、どこかノスタルジックですごく面白い」とコメントを寄せている。その他の写真本作の企画・脚本を手がけたのは、『探偵はBARにいる』シリーズで松田と組んできた須藤泰司プロデューサー。「この話自体は凄くウェルメイドな話なので、そのまま演じてしまうと鼻につく芝居になってしまう危険性がある。自分の存在をすっと消してその場に溶け込むことが自然体で出来てしまう松田さんであれば、この作品をあるべき方向に持っていってくれると思った」と松田に“おじさん役”を切望し映画化にこぎつけた。映画では、昭和40年代をベースに書かれている原作を現代に置き換え、しっかりものの甥っ子目線から語られるダメ人間だけれども、どこか面白おかしい“おじさん”の物語が繰り広げられる。おじさんを、時に叱り、助け、絶妙なやりとりをしながら物語を大きく動かしていくしっかり者の雪男役は、子役の大西利空(おおにしりく)が演じる。松田は「“ぼく”の雪男は大人びた少年なんですけど、演じている利空は撮影の本番ギリギリまで遊んでたりするやんちゃなヤツで、その現場の空気感がとても心地良かったです」と明かす。劇中ではひと目ぼれした女性を追いかけておじさんがハワイへ旅立って行くという展開があり、「ハワイの撮影では、現地のスタッフも合流して、日本の撮影とはまた違った濃厚な日々でした。ぼくとおじさんの思索の旅が日本からハワイへ広がって、映画の中にどう溶け込んでいるのか、僕自身も楽しみです」とコメント。松田と初タッグを組んだ山下監督は「今回『ぼくのおじさん』を映画化するにあたって個人的にチャレンジの連続でした」といい、「例えば“子供たちに観てもらえる映画にする!”とか“初の海外ロケ!”など至るところで様々な壁にぶつかる…はずだったんですが、肝心なその壁が柔らかく優しかったので心地よく現場を終えることが出来ました。たぶんそれは原作者・北杜夫さんの作品世界のおかげだと思っています」と語っている。撮影は10月5日に都内でクランクインし、10月23日まで日本で撮影を行い、10月30日からハワイのオアフ島とハワイ島で撮影を敢行し、11月15日にクランクアップをむかえている。『ぼくのおじさん』2016年 秋 全国公開
2015年12月01日俳優の松田龍平(32)が、『天然コケッコー』(07年) や『リンダ リンダ リンダ』(05年)などで知られる山下敦弘監督の映画『ぼくのおじさん』(2016年秋公開)に主演することが11月30日、明らかになった。原作は故・北杜夫氏によって書かれ、和田誠氏のイラストが添えられた同名の児童書。お金もなく兄の家に居候し、大学の臨時講師として哲学を教えているからか、屁理屈ばかりこねる"おじさん"(松田)が主役であるものの、物語は一貫して兄夫婦の妹=おじさんの甥・雪男(大西利空)の目線で描かれる。一目ぼれした女性を追いかけるために、ハワイへ行こうと画策しつつ、そのどれもが他力本願か運任せな一方、どこか憎めないおじさんの姿を映す。そんな、おじさん演じる松田は「"ぼく"(雪男)が、哲学者で変わり者のおじさんを観察するところから始まる物語は、ほのぼのしていて、どこかノスタルジック」と形容。"ぼく"こと雪男については、「大人びた少年なんですけど、演じている利空は撮影の本番ギリギリまで遊んでたりするヤンチャなヤツで、その現場の空気感がとても心地よかった」と喜んでいる。続けて「ハワイの撮影では、現地のスタッフも合流して、日本の撮影とはまた違った濃厚な日々でした」と話し、新たな体験となったようだ。松田と初タッグを組む山下監督は「(本作を)映画化するにあたって個人的にチャレンジの連続でした」と告白。ただし、「例えば、"子どもたちに見てもらえる映画にする!"とか"初の海外ロケ!"など至るところでさまざまな壁にぶつかる…はずだったんですが」と前置きしながら「肝心なその壁が柔らかくて優しかったので心地よく現場を終えることができました」と続けている通り、余裕をもって撮影に取り組めた様子。「たぶんそれは原作者・北杜夫氏さんの作品世界のおかげ」とも話している。映画は、10月5日に都内でクランクイン。日本での撮影を済ませた後は、アメリカ・ハワイ島に舞台を移し、11月15日にクランクアップを迎えた。企画と脚本を手がけた須藤泰司プロデューサーによれば、昭和40年代をベースに書かれた原作の時代設定を現代に置き換えつつ、どこか懐かしい昭和の感覚も浮かび上がらせる作品になるという。
2015年12月01日東京、谷中にある銭湯を改築し1993年にオープンしたギャラリー「スカイザバスハウス(SCAI THE BATHHOUSE)」で、名和晃平の個展「FORCE」が開催される。期間は3月7日から4月18日まで。名和晃平はプリズムシートや発泡ポリウレタン、ガラスビーズなどを用いた作品で知られる現代アーティスト。最先端の3Dテクノロジーや化学的なアプローチを駆使したオブジェは、表層のテクスチャーにおける情報量を増幅させるとともに、その素材特性を最大限に引き出している。観察者の知覚体験によって現代彫刻の新たな可能性を示すとともに、その一方で希薄化していくオブジェの実体を対比させ、デジタル社会における存在のリアリティーを問いかけてきた。今回の展示会では三つの新作が発表される。そのうちの一つ、インスタレーション「Force」では黒いシリコンオイルが雨のように降り、床の所々に黒い池を構成。一定方向に高速で流れ続けるオイルは、独特の粘性と重力によって空間に配置され、液状化した彫刻作品を完成させる。一方、平面作品「Direction」シリーズは、垂直に張ったキャンバスの上端から顔料を滴らせたもの。モノクロームの反復、自律的な階調が強いコントラストを生む。また、「Moment」では顔料入りのタンクを振り子にして、インクの軌跡を円心状に錯綜させながら、画布を動かすことで局所的なカオスを発生させた。【イベント情報】FORCE会場:SCAI THE BATHHOUSE住所:東京都台東区谷中6-1-23 柏湯跡会期:3月7日から4月18日時間:12:00から18:00休館日:日・月曜日(3月21日は開館)
2015年03月03日カシオ計算機のプレミアムラインとなる電波ソーラーメタルウオッチ「OCEANUS」(オシアナス)が、2014年11月にブランド設立から10周年を迎えた。これに関連して、記念イベントが続々と催される。OCEANUSのコンセプトは「Elegance, Technology」。上質と高機能を探求し続け、2014年10月には、GPS電波と標準電波を受信するハイブリッド時刻取得システムを搭載した「OCW-G1000」が発売されている。10周年を記念するイベントとして、このたび東京スカパラダイスオーケストラとクレイジーケンバンドの横山剣氏によるスペシャル・ソング「巻き戻したいほどの幸せ」が完成した。軽快なリズムに、心地良いホーン・セクションと歌が絡み合う、「時」をテーマにした極上のSKAナンバーだ。作曲は、オシアナスのサウンドプロデューサーを務める伊藤陽一郎氏、作詞は東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦氏が担当し、スカパラホーンズをはじめとした豪華ミュージシャン達が演奏している。ボーカルはクレイジーケンバンドの横山剣氏という、豪華なコラボレーションが実現した。現在このスペシャル・ソングは、オシアナスの特設サイトでフル試聴でき、また特設サイトでしか聴くことのできない貴重な音源となっている。さらに特設サイトでは、スペシャル・ムービーも公開中だ。東京スカパラダイスオーケストラ、クレイジーケンバンド、奥田民生氏といった、オシアナスと縁の深いアンバサダー達が、オシアナスの魅力や共感するマインドについて語っている。そして10周年の集大成として、2015年2月8日(日)に、千葉県の東京ディズニーリゾートにある舞浜アンフィシアターで「OCEANUS "10th Anniversary PARTY~KING OF BLUE"」を開催。オシアナスと共鳴するアーティスト達が一堂に集結し、ライブやショーダンスなど、大人のエンターテインメントショーを披露する。概要は以下の通りだが、チケットにはまだ残りがあるそうなので(2015年1月23日の時点)、急いでいただきたい。詳細はオシアナスのオフィシャルWebサイトを参照のこと。○OCEANUS "10th Anniversary PARTY~KING OF BLUE"日時 : 2015年2月8日(日) 開場 16:00 / 開演 17:00会場 : 舞浜アンフィシアター料金 : 全席指定6,000円(税込)※未就学児童入場不可各プレイガイドにてチケット発売中出演(敬称略) :<LIVE>クレイジーケンバンド、東京スカパラダイスオーケストラ、TOKYO No.1 SOUL SET、akiko& GENTLE FOREST JAZZ BAND、藤枝伸介<DJ>須永辰緒、伊藤陽一郎<SHOW DANCE>ACROBAT DANCE COMPANY G-Rockets、OCEANUS SHOW GIRLS(FUMI / HarukaDelsole / MARI / NINO / NOEMI / PiPPi / yurisa)<FOOD>kongtong(三宿)、AMARANTH LOUNGE(代官山)<OCEANUS FOLLIES>Ai、BAMBI、Coco Flame、JASMINE、MAKO、MISS CABARETTA、MIWA ROCK、REGINE、Yuko
2015年01月23日---------------------------------------------------------------------------初恋、初体験、結婚、就職、出産、閉経、死別……。人生のなかで重要な「節目」ほど、意外とさらりとやってきます。そこに芽生える、悩み、葛藤、自信、その他の感情について気鋭の文筆家、岡田育さんがみずからの体験をもとに綴ります。「女の節目」は、みな同じ。「女の人生」は、人それぞれ。誕生から死に至るまでの暮らしの中での「わたくしごと」、女性にとっての「節目」を、時系列で追う連載です。---------------------------------------------------------------------------○名前をつけてやる入江紀子の漫画『のら』の主人公には、名前がない。天涯孤独で戸籍や住民票を持たず、住所不定かつ年齢もよくわからない、野良猫のような女の子が、さまざまな人の日常生活に「居候のプロ」として一時的にもぐりこみ、そしてまたふと居なくなる、短編連作集である。私が初めて読んだのは創刊間もない『コミックガンマ』誌上で、時系列を辿るとおそらく12、13歳の頃だったと思う。中学生になりたての時期、作中にもたくさん登場する普通の少年少女と同様、漠然と家出したくてたまらない時期だ。生まれた家庭と育ての両親に縛られた生活を捨てて人生をリセットし、自由気ままに生きられたらどんなにいいだろう、と思っていた。そして作中の人々と同様、「のら」が語る不思議な言葉に耳を傾けてその考えを改め、結局は自分の人生に戻っていく。「名前、ないの。すきに呼んで」――コミュニケーションの第一歩として名前を問われると、「のら」は大抵、こう答える。作中の登場人物たちは、訳アリで本名を隠したがっている家出娘だろうと勝手に慮り、適当な名前をつけて呼びはじめる。連作を読みつぐ読者だけが知っている。彼女には、本当に、故郷も家族も名前も、何もないのだ。それはつまり、自分自身の人生を持たないということでもある。フーテンのフー子と呼ばれれば出たきり戻らず、男と対になる名前がつけば彼に恋をする。小説に書かれて広く読まれるようになると、また本人の姿が消える。まるで最初からノンフィクションの現実世界には存在していなかったかのように。誰かの生活にほんのちょっと割り込んで好意に甘え、どこにも根を下ろさずに、宿のない日は一晩中、街を歩き続ける。車寅次郎のような男が惚れる男の放浪者と同じようにはいかず、「のら」は野宿中の公園でレイプされたり、引きこもりの家に軟禁されたりもする。彼女のように生きていけたらいいなぁと憧れる一方で考える、もし本当に私が彼女なら、きっと早々にくだらない理由で野垂れ死にするだろう。なぜなら、私には私の名前があるから。それはすなわち、私は私自身の、一続きの人生を持っているということである。始まりも終わりもなく、たくましくて儚く、おそろしく強運な「のら」のブツ切れになった人生とは違い、私には、ずっと呼ばれる続ける名前がある。たとえ親から授かったものであろうとも、それは死ぬまで「私のもの」だ。私には私の名前と人生があり、その背負い込んだ荷物を必死で守ろうとする限り、どこを彷徨ったって野良にはなれずに、手前で死ぬだろう。あたたかい灯りの点る屋根のついた家と自動的に出てくる晩ごはんを噛み締めながら、中学生の私はそんなふうに考えていた。○誰が殺した黒歴史私の人生には、名前がついている。名前がその人間を規定する。『のら』を読んでいた12歳は、そう気づいた年頃だった。名前とは自己と他者とを区別するだけでなく、私が生きる道筋の「連続性」を示すものでもある。12年分引きずってきた荷物の重みは、今すでに結構しんどい。みんなとお揃いのランドセルを下ろして、通学カバン自由の中高一貫校へ上がり、伸びた背丈のぶんだけ目方も増えて、干支が一巡りすれば、「たった12年で、こんなに人生が重くなるの?」とそろそろ気づく年頃だった。進学した私は、小説が書きたくて文芸部に入部した。部員が執筆した詩や小説を手作りの文芸誌にまとめて、文化祭で来場者に頒布するのが主な活動だ。作品を発表する際、本名を使用する部員は一人もいなかった。みんな原稿の中身以上に凝ったペンネームをつけて、時には複数のペンネームを持つことで複数の人格を使い分けたりもした。部活だけではない。雑誌やラジオ番組へのハガキ投稿、同人誌即売会への出展や、バンドのおっかけ。学校で禁止されていたさまざまな課外活動をするとき、私たちはいつも、専用の架空の名前を作ってそれを名乗った。辞書で引いた難訓漢字、好きなキャラクターから一文字、尊敬する文豪と同じイニシャル、画数占い、相性占い、欧文の綴りまで気にして、中二病全開でいろいろな名前を考案した。思いついた名前の数が思いついたお話の数を上回ったら、物語の登場人物にどんどんつけてみたり、書き進めるうちに気に入ってやっぱりまた自分で名乗ったり。自分ではない自分の名前を、人格を、人生を、物語を作り出すことに熱中した。10代の頃に考案したこれら複数のペンネームを、私は未来永劫、明かすことはないだろう。当時の私がGoogleの検索範囲に及んで現在の私と紐付き、永久に消せなくなることなど、あってはならない……。まぁ「黒歴史」とまでは言わないけれど、「あのキラキラした名前の軽やかな彼女たちは、かつては私の一部だったが今はもういない、銀の銃弾に心臓を撃ち抜かれ、塵となって消えました」と言っておきたい。だから、いい大人になってから突如として珍妙なハンドルネームを名乗り、インターネット上で面白おかしく反社会的かつ非現実的な振る舞いを謳歌して、もう戻ってこられないところまで行き着いた時点でいきなり「ネット人格と実人生とが乖離しすぎてしまった」「素性を明かして本業の宣伝活動もすべきか悩む」「やっぱり改名したので過去のことは忘れてほしい」「母親にバレそうなので来月アカウントを消す」などと往生際の悪いことを口にする人たちを見ると、少しは同情するけれども、あまりにも無防備すぎるだろ、と腹立たしくもなる。そうした自意識の統合作業というものは、せいぜいが中学生くらいまでの間に手痛い経験を済ませておくべき、いわば義務教育の範疇ではなかろうか。オフ会で自己紹介するとき、職場の上司にバレたとき、呼ばれて恥ずかしくなるようなハンドルネームはつけないに限るし、実名顔出しでマスコミ記者会見を開いたって胸を張って堂々と同じことを口にできる、そんな発言しか書かないのが、何よりの護身術である。閑話休題。○なんだかそれは特別な響き高校へ上がって部長を務めていた頃だろうか。新入部員の後輩に、「部内誌の原稿って、本名で書いちゃいけない決まりでもあるんですか……?」と怪訝な顔をされたことがある。心のきれいな少年に「王様は裸だ」と言われたような気分だった。どうせ部員数も頒布数も少ないし、筆跡や文体ですぐバレるし、内輪しか読まないのだから、最初から本名で書いても同じではないか。そうツッコミを入れられる12歳を眩しく感じた。数ヶ月後、その子もまた、初めて作った意欲的なキラッキラのペンネームを冠した処女作を提出して「こちら側」へ渡ってきたのだが、少し申し訳ない気持ちになったのを覚えている。「だって、本名だと気恥ずかしくて書けないような物語も、ペンネームなら自由に書ける気がするじゃない?」「親が勝手につけたダサい本名なんか知られたら、せっかく作った夢物語が壊れるじゃない?」「漱石も、鷗外も、吉本ばななもペンネームだよ、そのほうがプロの作家っぽくてカッコイイでしょ?」……どう答えてみても、露見するのは裏返しになった「本名で生きる自分」の冴えない現実。ペンネームをかぶせることによって覆い隠したい、恥ずかしさ、不自由さ、ダサさ、夢のなさ、素人臭さ、子供っぽさ、カッコ悪さ、なのである。一方で、こんなこともあった。大好きなバンドのラジオ番組にファックスを送ったら、一人がその投稿を読み上げ、「ラジオネーム、◯◯◯ちゃん。へー、かわいい名前ですねー」と言ったのだ。妹と聴いていた私は、文字通り、子供部屋で飛び上がって狂喜した(かわいい中学生ですねー)。自分が送った質問に対する回答などろくすっぽ聴いていなかった。今、褒められたのは、私が自分で考えた、私の名前だ。学校の成績や素行や身だしなみといった「正解」を知っている設問で花マルをもらっても、褒められているようには感じなかった。洋服や髪型はまだ親の厳格なコントロール下にあったから、容姿外見にお世辞を言われても自分の手柄とは思えなかった。小遣いで買った文房具などを友達から羨ましがられるのは、それに比べればかなり気分がよかったが、所詮は既製品の消費に過ぎない。同じ店で同じ金額を払えば、友達も明日から同じものが手に入る。ああ、だけど今、この人が褒めてくれた名前は、何もないところから自力で作った、紛うことなき「私のもの」だ。ありがとう、谷中敦!この世界のどこかにいる、まだ見ぬ誰かに、私のことを見つけてほしい。気づいて、認めて、評価して、褒めてほしい。だけど「本当の自分」のことは知られたくない。私の最も魅力的なところ、一番いいカッコ、学校や保護者の手を離れて私自身が自由にコントロールしている私の姿だけを、見てほしい。「コーデリアが無理なら、せめて最後にeのつくAnneと呼んで」。10代はつくづく、毎日が自己顕示欲との戦いだったなぁ、と思う。○そして誰でもない私に名前のない女の子に憧れて、たくさんのペンネームを命名していた頃。それは「人生をリセットしたい」と思っていた頃だ。心機一転の中学進学といっても、小学校までと何も変わらない。きっと高校もこの調子だろう。激しい受験を勝ち抜いてきた外部生にも、燃え尽きたような表情の子が少なくなかった。そして中二病に集団感染した。ギャルからオタクまで、教室内のどのグループにおいても、絶望と頽廃と死を匂わせるものがやたらと流行していた。主人公が無残に殺されて終わる漫画、30以上を信用せずに20代で命を絶ったロックシンガー、銀の皿に載せた愛する男の首を所望する姫君の話、愛する姫君のため自分の両眼を潰した男の話、盗んだバイクで走り出して死んだとってもいい奴の話。デカダンに殉ずればよいのだ、どうせ私が19歳の夏にはノストラダムスの予言が的中して、みんなみんな終わるのだから(かわいい中学生ですねー)。たくさんの使うあてのない「名前」を作る行為は、そんな死を想う毎日の中で唯一、なんだかとても生産的で創造的な営みである気が、していた。私の人生には、名前がついている。私一人にたくさんの名前がつけば、私は一度にたくさんの人生を生きることになる、気がする。与えられた運命を超えた存在になれる、気がする。なぜなら、名前がその人間を規定するから。死のう、死のう、死ね、殺せ、殺せ、殺してくれ、と考えながら一方で、生きよう、生きよう、生きよう、といくつも名前を作っていた。自分の名前を大切にすることは、自分を大切にすることだ。自分が作った、まるで自分でないようなキラッキラの名前を大切にすることは、そのキラッキラの誰かに生命を与え、人生を与え、そしてそれを我がことのように大切にすることだ。「私が私として、手段を問わず、この生を全うする」ことに幾許かの愛着を抱き、ちょっとうんざりして投げやりな態度を見せながらも、改めてこだわりはじめたのが、ちょうど12歳だった。昔の子供が「元服」して「世に出る」ために「名を改める」のがこの年頃からというのは、なんとなく頷ける気がするし、昔の子供もこの年頃に、自分の引きずる荷物の重みに、初めてびっくりしたのかもしれない。そしてやっぱり、人にはとても読ませられない恥ずかしい日記とか、綴っていたのだろう。今も昔も、名もなき野良猫になれない人間は、そうやって人生に折り合いをつけていく。<今回の住まい<この頃、実家の改築が終わるまでの期間、5人家族で父方の祖父母の家に間借りしていたことがある。元は叔母のものだった部屋や祖父の書斎、応接間をあてがわれ、入浴や食事のタイミングをずらし、実家とは違う慣れない生活臭が漂う家に、縮こまるようにして暮らした。本当はビートルズが聴きたかったのに荷物にはジョン・レノンのCDしかなく、仕方なく「Mother」ばかり聴いて発狂しかけたのを懐かしく思い出す。以来、ポール派である。岡田育1980年東京生まれ。編集者、文筆家。老舗出版社で婦人雑誌や文芸書の編集に携わり、退社後はWEB媒体を中心にエッセイの執筆を始める。著作に『ハジの多い人生』『嫁へ行くつもりじゃなかった』、連載に「天国飯と地獄耳」ほか。紙媒体とインターネットをこよなく愛する文化系WEB女子。CX系の情報番組『とくダネ!』コメンテーターも務める。イラスト: 安海
2014年12月05日東京都・谷中のSCAI THE BATHHUOSEでは、デフォルメしたポートレート作品などで知られるアーティスト、ジュリアン・オピーの新作個展「Street Portraits」を開催している。開催期間は12月20日まで(日月祝は休廊)、開場時間は12:00~18:00。入場無料。「Street Portraits」と題された同展は、オピーが暮らすロンドンの雑踏の光景に加え、東京の賑わうストリートで無作為に撮影された人々の顔を題材にした新たなポートレイトのシリーズを、絵画、彫刻、映像作品として展開している。今回の新作についてオピーは、「制作スタジオから外界を見渡して、いま世界がいったいどんな気分なのかを描写する現代の言語を探しています。これらの作品は、ロンドンと東京、二都市の街頭で集めたイメージを、LEDやビニール、アクリルをなど商業的なメインストリートでみられる画像生成技術と組み合わせて作りました。それは、原始時代から行われてきた人間の描写方法(顔のイメージを一瞬とめて記録するポートレイト)を、刻石やモザイク画、油彩ではなく現在の素材をつかって、そして象形文字からオールド・マスター、浮世絵、マンガまでに至るアート言語から抽出したかたちなのです」と説明している。なお、ジュリアン・オピーは1958年ロンドン生まれのアーティスト。1980年代初期に芸術活動をスタートし、ユーモアと批評性をあわせもった彫刻作品でイギリスのアートシーンの寵児として注目されるようになる。90年代以降に制作された、BLURのメンバーの顔を単純化したアートワークや、街角で目にするサインやピクトグラムを想起させる人物像のシリーズなどで知られている。また、広重の風景画や歌麿の人物像を敬愛するオピーは日本にも関わりが深く、日本の風景を描いた作品が東京国立近代美術館に収蔵されているほか、電通本社の「歩く人」の彫刻、2008年の水戸芸術館での大規模個展などを通して、日本にもファンが多い。
2014年11月27日神田小川町のオリンパスプラザ東京で、須賀一写真展「谷中寺町、猫の町」が催される。期間は、10月2日~10月15日。○ステキな縁結びを谷中は、猫を名物にして町興しをしているが、その一方でマンションが乱立し、猫の数が激減しつつある。野良猫への餌やり禁止も、この現象に拍車をかけている。急激に変化する現在の谷中を、須賀一が写し出す。会場となるオリンパスプラザ東京は、都営新宿線 小川町駅、東京メトロ 淡路町駅、各線 新御茶ノ水駅よりすぐ。営業時間は、10時から18時まで(最終日は15時まで)。入場料は無料。
2014年09月29日『クロユリ団地』で渾身の絶叫を披露し、女優として着実に成長を遂げている前田敦子が、『苦役列車』の監督・山下敦弘と再びタッグを組んだ『もらとりあむタマ子』の劇場公開が決定。さらに、アジア最大の映画祭である釜山国際映画祭「A Window on Asian Cinema部門」に出品され、ワールドプレミアとなることが決まった。本作は、前田さん扮する「タマ子」という女の子の日常のひとコマを季節ごとにワン・シチュエーションで表現した、音楽チャンネル「MUSIC ON! TV(エムオン!)」のメッセージを伝えるイメージ映像(ステーションID)から生まれたプロジェクト。30秒のステーションIDから始まった作品が、今年4月放映の短編ドラマを経て、今回、長編映画として劇場公開されるだけでなく、国際映画祭に出品されるのは異例中の異例だ。主人公のタマ子とは、東京の大学を出たものの、父親がひとりで暮らす甲府の実家に戻り、就職もせず、家業のスポーツ店も手伝わず、ただひたすら食っちゃ寝、食っちゃ寝の“残念な実家依存娘”。本作は、そんなタマ子が、ちょっとした一歩を踏み出すまでの秋から夏に至る1年が季節感たっぷりに描かれる。ボサボサ頭で毎日がほぼジャージ姿、家事を手伝うこともなくただひたすらロールキャベツや、カレーライス、アイスキャンディなどを食べまくり、中学生にまで同情されてしまうほどの自堕落な日々を送るタマ子を演じるのは、本作でも新境地に挑戦した前田さん。「タマ子は食べているか寝ているかで(笑)、仕事もしていないし実家でダラダラしている女の子という設定ですが、別に特殊な女の子ではなく、実は誰もが持っている気持ちの一部なんじゃないかなと思います。私もどこか共感してしまうところがあります」と、ちょっぴり“残念な”タマ子への思い入れの深さを語った。また、ステーションIDと同様、本作のメガホンをとるのは『マイ・バック・ページ』『リンダ リンダ リンダ』など、国内外で絶大な評価を受ける山下敦弘監督。主演の前田さんを、「逆ギレが得意で、ぐうたらで、口だけ番長というどうしようもない性格のタマ子を前田さんは迷いのない目で演じ切ってくれた」と絶賛。今回、短編TVドラマから劇場公開作品となったのも、「“あっちゃんが素晴らしかったから!”の一言に尽きる」と、前田さんあってこその“タマ子”であることを話した。なお、脚本は昨年『ふがいない僕は空を見た』が高い評価を得た向井康介、主題歌は星野源が提供する「季節」と、こちらもTVからの続投する。『もらとりあむタマ子』は11月23日(土・祝)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:もらとりあむタマ子 2013年11月23日より全国にて公開(C) 2013『もらとりあむタマ子』製作委員会
2013年08月20日焼ドーナツ専門店とカフェを併設した「谷中満天ドーナツ」を運営する「エムダブリュ」は、12月8日より、焼きドーナツを使った高さ25cmの満天ドーナツ特製「タワーケーキ」の販売を、1日10食限定で開始した。価格は2,000円。同商品は、同店特製の焼ドーナツを4段に積み重ね、イチゴやベリー、バナナやアーモンドなどをたっぷり使い、その隙間に生クリームを流し込んでいる。この焼きドーナツは、卵を卵黄と卵白(メレンゲ)に分けて調理することで、「ホロホロ」とした食感になっているという。なお、同ケーキは、土曜日、日曜日、祝日限定で販売。店舗に併設するカフェでのみ提供するとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日東京は猫の聖地・谷中。細い路地にはいつも猫たちの姿があります。古くからの寺町である谷中は猫の街としても有名。駄菓子屋さんやお総菜屋さんなど、昔ながらの商店が懐かしい面影を残す一方で、アートな雑貨屋さんや作家さんの個人ショップも数多いアートな街です。紅葉色づく秋を迎えた谷中で、芸術に食欲に、そして猫にふれて過ごすお散歩に出掛けてみました。JR日暮里駅を降りると、猫の街である谷中の風景が広がっています。陽光あたたかな休日。秋の日差しに誘われて顔を出したハチワレの猫と、黒猫に早速出会います。猫たちも日なたぼっこをして過ごしていました。少しだけおなかをなでさせてもらうと、とても柔らかくて温かな感触でした。猫たちと遊んでいたら、すっかりおなかが減ってしまいました。訪れたのは、昨年のオープンから人気を呼んでいる谷中のパン屋「Bonjour mojo2」。昼の間だけ歩行者天国になっている道を進むと、サッカーを楽しむ子どもたちの姿が目につきます。その通りから少し細い路地に入ると、対面販売のパン屋さんが。「こんにちは」とごあいさつすると、お店の人が出てきてくれました。注文したのは猫のさつまいもパン(160円)。さつまいものあんがたっぷりで食べごたえ十分。ほどよい甘みがパン生地とよく合います。うさぎのクリームパン(160円)は耳の部分がカリッとしていて香ばしく、顔の部分はふんわりとした食感です。谷中のぶらり旅で、小腹が空いたら訪れてみてはいかがでしょうか。■店舗情報店名:Bonjour mojo2 (ボンジュールモジョモジョ)場所:東京都文京区根津2-33-2営業時間:9:00から売り切れまで。月曜・第2、第4火曜休。不定休。腹ごしらえを済ませ、次はギャラリーを訪れました。訪れたのはその名も「ギャラリー猫町」。猫専門のアートギャラリーです。石造りの階段の入口で迎えてくれたのは、造形作家小澤康麿氏の作品である真っ白な等身大の猫オブジェ。少し長めの階段をのぼっていくと、赤く葉を染めた葉の間から陽光が差してきます。一軒家のギャラリーには靴を脱いで上がります。2階には展示スペースとして開放されている畳のお部屋があり、のんびり作品を楽しむことができます。この日は、漫画家である「ますむらひろし」氏の作品展「ATAGOAL×HOKUSAI 2013」が開催されていました。展示会は11月11日まで行われるとのこと。同展示会は、ますむら氏が葛飾北斎の絵画を独自にアレンジした作品を楽しむことができる原画展。アレンジされた作品の中には猫が数多く登場しており、その柔らかで繊細なタッチをお楽しみいただけます。11月10日にはますむら氏のサイン会を開催。「2013年カレンダー」または「手ぬぐい」をお買い求めの方が対象で、時間は14:00~15:00とのこと。同ギャラリーでは、猫に関する企画展が随時開催されています。休日に、猫の作品で心を癒やしたい方におすすめの場所です。■店舗情報店名:ギャラリー猫町場所:東京都台東区谷中2-6-24営業時間:11:00から18:00、月~水曜休。絵画で猫を楽しんでいたら、やはり本物の猫も恋しくなってしまいました。谷中にあるカフェ「ねんねこ家」に向かいます。猫たちが店内でのんびり暮らしているお店です。谷中にある霊園へと続く坂道は、少し勾配のある上り坂。その坂の途中に、ユニークな猫グッズが並ぶお店があります。古い民家風のたたずまいの「ねんねこ家」は、1階は畳、2階はバリ風の内装です。冬にはこたつの並ぶ1階のお部屋には、アンティークの猫作品や、アートなオブジェが空間を彩ります。店内に入り、ロールケーキセットを注文しました。ケーキには猫の顔が描かれており、食べるのがもったいないほど。生地はふんわりと仕上がっていて、甘すぎないしっとりしたクリームを楽しむことができます。カフェの中にはチョビちゃんという名前の猫ちゃんが。ねんねこ家の営業を担当する猫ちゃんだそうです。年齢は8歳で、頬や額をなでてもらうのが大好き。この日もお客さんになでられて上機嫌でした。「ねんねこ家」では、畳敷きの和室で、猫をめでながらスイーツなどを楽しむことができます。通いつめれば、猫自ら膝に乗ってきてくれるかもしれませんね。■店舗情報店名:ねんねこ家場所:東京都台東区谷中2-1-4営業時間:11:30から18:00、月~水曜休。猫の街谷中には、地域型の商店街があり、「谷中銀座」と呼ばれています。その商店街の端に、猫雑貨店である「ねこあくしょん」があります。オリジナルの猫グッズなどを買うことができ、特に若い女性に人気のお店です。店内には所狭しと猫グッズが並んでいます。猫の爪とぎの形をしたストラップや、猫のサブレ、イヤホンジャック付きのキーホルダーや、猫のイラストが描かれたメガネ拭きなどが販売されており、そのデザインに目を奪われます。贈り物などにも適した猫グッズが満載でした。谷中を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。■店舗情報店名:ねこあくしょん場所:東京都荒川区西日暮里3-10-5営業時間:11:00から18:00、月曜休み。他にも猫のグッズを扱うお店や、猫のいるカフェや看板猫のいるお店がいっぱいの谷中。どうぞ秋の一日を猫とともにお過ごしください。<著者プロフィール>一色千里ハンドメイドや動物、街歩きや旅をテーマに撮影と執筆を手がける。著書に「東京手づくり市マップ」「東京ねこ街案内」(角川グループパブリッシング刊)などがある。新著「カワイイ動物カフェへようこそ!」が日本工業新聞社より2012年11月2日に発売!猫情報を配信するちまたの猫暮らしを運営するほか、物語で街と人をつなぐ「本のカケラ」など街イベントも積極的に企画。ホームページ、ツイッターも運営中。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月08日最近ブームの「谷根千」、その谷中にある天台宗寺院・浄名院があります。毎年十五夜に咳や喘息の効験を願う、ヘチマの加持祈祷で有名ですが、実は、都内で「最も恋愛に効く御寺」、アンリのイチオシなのです。1666年に向かいの寛永寺三十六坊の一つとして創建され、4代将軍徳川家綱の菩提所となって今の浄名院と改名しました。お地蔵様だらけのちょっと不思議なお寺、なんとその数は84,000体と膨大!なぜこの数か?と言うと、仏教用語で84,000とは「数が多いこと」を表すからだそうです。いろいろ恋愛に効くパワースポットは巡ってみたけど、全く効果なし!と言う方、諦める前に是非、行ってみて下さい。まずは本殿に参拝を済ませ、お地蔵様に恋愛祈願をするだけで、お地蔵様たちがあなたの「ご縁」を探しに出かけて下さるのです。ここでまず、ポイントなのがお参りの仕方です。アンリ流秘技がありますから伝授しますね。20日間に3回、必ずお参りをするのです。なぜ3回かと言うと、風水では「3」が願いを早く叶えてくれる数字だからです。切羽詰った人は、立て続けに行くほうが良いのですが、一度言って運を頂き、ご自身に定着するまで3日はかかりますので、最低3日はあけてからお出かけくださいね。また参拝時間は、朝10時から午後3時までにすませてください。JR鶯谷駅より徒歩10分ちょっととアクセスもよく、初夏のお散歩にはちょうどよいところです。また、この向かいに寛永寺がありますが、徳川幕府の安泰と国の平和を祈願して、江戸城の鬼門(東北)にあたるこの地に徳川家康の側近として名高い南光坊天海により建立されました。天海は、言わずと知れた風水師だったようで、徳川繁栄のために風水立地の良い、ドンピシャの地にこの寺を建てたのでしょう。隣接する浄名院は、子孫繁栄を願って建てられた寺院のようですから、恋愛祈願に効く!とは納得ですよね。東北の鬼門の発想は、日本だけでなくインドの風水においても、一番高貴な方位であり、神につながる方位にあたります。癒しの波動を受け、祝福と幸運をもたらすと言われています。風水の源流はインドではないかと言われていますが、まさに古の知恵を振り返れば、仏教伝来とともに風水もインドから渡来したと考えることもできます。以前から、アンリは東京が関東一のパワースポットであると提唱していますが、まさにそのヘソのような場所が上野です。江戸を活性化する最大のエネルギーが巡る場所は、今も変わりなく、最強のパワースポットですよ。さらに参拝前に近くでミネラルウォーターなど買っておき、現地で一服いただくのがアンリ流。お水と一緒に都の東北、最強エネルギーを飲み込んで体内へチャージします。「婚活疲れ」などと結婚に前向きな考えに水を差すようなことが言われていますが、行き詰まりを感じたら、落ち込む前にまずは浄名院を参りましょう。また、谷中界隈は商店街が続き、下町情緒たっぷりの楽しい街。新たな発見もあるかも。ヒンヤリ感を味わいたい方にお勧めなのが、お隣の日暮里駅に程近い臨済宗全生庵。8月の1か月間ですが、秘蔵の幽霊画を公開しています。これは落語界の大御所、三遊亭円朝遺愛のコレクションであり、菩提寺であるこのお寺に寄贈されました。猛暑の最中、幽霊画を見て涼しさを味わうのもオツな江戸っ子の納涼の過ごし方ではないでしょうか?納涼ついでにもうひとつご紹介したいのが、根津神社近くの「お化け怪談」、もとい、「お化け階段」。階段の数を数えると、登りと下りで違うという不思議なトリック階段です。そのトリックは是非登って確かめてみて下さい。ちょっとしたことなのですが、だまし船のような原理です。注目の谷根千探索のコースに是非、恋愛祈願も盛り込んでみてくださいね。この夏、アンリの一番のお勧め楽・近・早開運スポットです。浄名院(上野)〒110-0002 台東区上野桜木2丁目6-4寛永寺(上野)〒110-0002 東京都台東区上野桜木1丁目14-11 公式サイト 全生庵(上野)〒110-0001 東京都台東区谷中5丁目4−7
2012年07月21日インタビュー場所として案内されたのは、彼のブランド「BACKLASH」の店舗。だが何の看板も案内もないその建物を外から見て、これがデヴィッド・ベッカムやリアム・ギャラガー(Oasis)が顧客として名を連ねるレザーブランドの店舗がある建物だと気づく者はいないだろう。店の中に彼はいた。片山勇、43歳。メイド・イン・ジャパンのレザーを武器に世界に挑むサムライ。彼の生活に文字通り密着したドキュメンタリー『イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ』が公開を迎えた。監督を務めたのは、東京スカパラダイスオーケストラ(=スカパラ)のツアーを追った『SMILE〜人が人を愛する旅〜』の牧野耕一。片山さん、牧野監督に映画について語ってもらった。2人の出会いは10年前にさかのぼる。片山さんの存在は、強烈な印象を監督に残した。「(本作にも出演している)スカパラの谷中敦さんに紹介されたんです。6月のかなり暑い日なのに、片山さんは上下黒の革ジャン、革パンで相当目立ってました。最初は『どこのロックスターじゃ!?』って感じでビビりました(笑)。そこで、会った初日にいきなり身の上話をされたんです。普通の大人って、身の上話を避けたりするじゃないですか。でも、片山さんはその日にライフストーリーを全て語ってくれました。信用されてるんだなとも感じたし、自分の中にある“本物・ニセモノセンサー”の本物ランプが光ってましたね」。監督が今回の映画製作を思い立ったのはその出会いから7〜8年を経たのち。「出会ってそれだけ経っても色あせないオーラを持っていた」と片山さんを評す。一方の片山さん自身は、メディアに対する不信感があったと語り、監督からの話に「すごく戸惑いました」と明かす。「メディアは表面的なことしか伝えずにイメージを植え付けてしまう。僕についても『レザーやってる=バイカー。怖い』とか。そういう不信感はありました。でも、僕自身は好きでこういう格好をしてるし、多くの人に革を着たり、自分が魂を込めて作った製品を知ってもらいたいと思ってる。ドキュメンタリーという形なら、一面だけを切り取るのではなく、全てを撮ってもらえると思った。こんな格好でも普段は笑顔の自分とかね。それから監督の映画を観て、映像がすごくきれいだった。自分のよく知ってる人物がそれを撮っているということに素直に『すごいなぁ』という気持ちがわいてきたし、自分がこのきれいな映像の中に入ったら…ということは頭をよぎりましたね」。映画では、片山さんが中学生の頃に亡くなったお父さんの当時の年齢(42歳)を越えた、ということが重要なテーマの一つとして描かれている。監督は、この点についてこう語る。「亡くなったお父さんが、年齢的にはだんだんお兄さんのようになって、やがて自分より年下になる。一人の人間に対する距離が変わっていくという部分が自然にこの映画のストーリーになっていきました。同時に、彼がなぜあんなに、血が繋がっているわけでもない自分のスタッフや知り合いのミュージシャンたちの世話を焼くのか、家族のように付き合うのかということが分かった気がしました」。片山さんも、映画に参加する上で、当初から父の存在は頭にあったという。「すごく意識はしてました。純粋に父親の年齢を越えたということで自分の中に変化も感じますし、それを映画で迎えるということで感じる変化もありました。まさにこのときにちょうど映画を撮影していたということが、偶然なのか?それとも必然なのかは分からないですが…」。そして、完成した作品について、2人からはこんなメッセージが。「とにかく映像がきれいです。そういう部分がきっかけでもいいので、そこから『この人、男臭いな』だけでもいいので(笑)、何かを感じていただければ嬉しいです」(片山さん)。「婚活の参考にしてもらいたいですね(笑)。世間では草食系と言われるような男子が多いようですが、僕らはダイレクトな昭和の男たちです!この映画は男しか出てこない、(女性にとって)究極のエロムービー。『男って何じゃ?』というのを考えるきっかけになってくれれば嬉しいです」(牧野監督)。現代を生きるサムライの姿を目に焼き付けてほしい。牧野耕一監督・構成・撮影・編集1973年岐阜生まれ。2004年長編映画『CATCH THE RAINBOW〜東京スカパラダイスオーケストラロードムーヴィー』で監督デビュー。以後、『SMILE〜人が人を愛する旅〜』、『カーネーション/ROCK LOVE』などで監督・構成・撮影・編集の全てを一人で担当。強烈な色彩が話題を呼ぶ。「隣にいる、好きな人」を撮り続けるのが信条。片山勇BACKLASHオーナー兼デザイナー1965年広島生まれ。革とバイクが好きだった父の死をきっかけにレザーファッションデザイナーを志す。父親と過ごした少年時代の記憶が彼の創作の原点。手染めや複雑な加工を施したレザーウエアは芸術的でさえあり、世界中のミュージシャンやデザイナーから支持されている。2004年春夏コレクションからパリコレクションに参加。以後、パリやミラノでメイド・イン・ジャパンの革を発信し続けている。■関連作品:イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ 2009年7月25日よりシネマライズにてレイトショー公開、夏、ライズエックスにて公開© 2009BACKLASH AMENICAM
2009年07月27日