民族舞劇や歌舞、器楽などを融合してオリジナル作品を上演する総合芸術団体・上海歌舞団が、2年前の日本ツアーで大好評を博した『朱鷺』で待望の再来日中だ。『羽衣伝説』や『白鳥の湖』などの伝承・民話をモチーフに、村の青年ジュンと朱鷺の精ジエの時空を超えた愛を描いた物語。8月29日、東京・Bunkamuraオーチャードホールで全国公演の幕が開いた。舞劇『朱鷺』チケット情報一幕は、淡いグラデーションで水墨画のように描かれた山々を背景に、古代の農村の様子が綴られる。村の青年ジュン(王佳俊)が薪を拾いに山の奥深くに入ると、湖のほとりで仲間たちと無邪気に集う朱鷺の精ジエ(朱潔静)がいた。朱を含めて朱鷺を演じるダンサーたちは細くしなやかで、羽衣とも朱鷺の羽根とも見える布をなびかせながら踊る姿は、まさに『羽衣伝説』に登場する天女のイメージだ。ジュンとジエはひと目で恋に落ち、夕陽が落ちるまでのひと時を睦まじく過ごす。だがジュンがふと目を覚ますと、ひとひらの羽根を残してジエの姿はなく……。ジュン役の王は、薪を村人に分け与えるほどの誠実さをもった青年が、初めて出会ったジエにもまっすぐ惹かれていくさまを好演。一方、「佐渡島で朱鷺の様子を観察しました」という朱は、朱鷺らしい動きを巧みに取り入れつつ、ジュンへの想いを優美に表現している。それは儚い女性性の表れのようでもあり、疲れて眠るジュンを包み込む、母なる大地の象徴のようでもある。壮大でドラマチックな楽曲に乗せて、朱鷺の精たちが一糸乱れぬアンサンブルを繰り広げるシーンも必見だ。一幕のラスト、消えたジエを探してさまようジュンの後ろを、朱鷺たちが滑るように次々と横切って消えてゆく場面は神秘的ですらある。物語は二幕で、産業革命を迎えて朱鷺が絶滅の危機に瀕した近代、さらに21世紀の現代へと続く。ジュンとジエの魂が時を越えて出会い、別れてゆく中で、次第に浮かび上がってくるものとは。観終わった後、観客それぞれの胸にその答えが残るだろう。初日公演を前に行われた囲み会見では、オフィシャルサポーターとして谷村新司と草刈民代が登壇。「初めてDVD(で舞台映像)を観た時、アンサンブルの凄さにビックリしました」というのは谷村だ。「朱さんの踊りは素晴らしいし、王さんはチャーミングなので、日本でもファンがとりこになりそう(笑)。この後、ナマで観られるのでワクワクしています」と話した。草刈は「『白鳥の湖』の群舞は有名ですが、『朱鷺』の群舞はそれとは全く別の凄さがあり、心が奪われます。なかなかこういう出合いはないと思うので、ぜひ堪能してください」と、元ダンサーならではの視点で魅力を語ってくれた。オーチャードホール公演は本日8月30日(水)まで。その後、9月2日(土)・3日(日)愛知県芸術劇場 大ホール、9月6日(水)から10日(日)まで東京国際フォーラム ホールC、9月13日(水)・14日(木)大阪・オリックス劇場を巡演。取材・文佐藤さくら
2017年08月30日6月1日生放送のFMラジオ番組『キラメキ ミュージック スター「キラスタ」』(Nack5)に登場した三浦祐太朗(33)。ニューアルバムからの「推し曲」だと言ってこう切り出した。 「僕の推し曲を、まあアルバム全部が推し曲なんですが……聴いて下さい。『さよならの向こう側』」 この放送は父の三浦友和(65)も生で聴いていたようだ。女性パーソナリティが「友和パパが聴いていたみたい。番組にメールが届きました」と言うと、本人も「メールが来た、メールが来た」と喜んでいた。おそらく夫の横にいたであろう百恵さん(58)も、期待と不安が入り混じった心境で聴いていたのだろう――。 このアルバム『Im HOME』は山口百恵の大ヒット曲8曲を息子の祐太朗がカバーし、7月5日にリリースされる。今年4月、母の名曲を祐太朗がカバーすることに対する期待感が伝わってくる、こんな出来事があった。 「祐太朗君はバースデーライブのとき、ライブ中盤で百恵さんの『さよならの向こう側』を歌ったんです。そうしたら拍手が鳴りやまなくて、お客さんはみんな泣いているんですよ。彼を通して百恵さんのことを思い出している人も多かったんでしょう」(芸能関係者) ライブの客層は幅広く、祐太朗ファンに混じって年齢がかなり上の百恵ファンと思われる人も多かったという。祐太朗にとって今回のカバーアルバムは自信作に仕上がったようだ。 「レコーディングの際、祐太朗は何度もオリジナルを聴き返して万全の態勢で臨みました。歌入れは長丁場を覚悟していたのですが、本番は2、3回歌ってOKが出たようです。本人も『レコーディングに関してはすべて神がかっていた』と漏らしていました」(音楽関係者)これまで祐太朗が出した作品の売れ行きは決して満足がいくものではなかった。08年、バンド『Peaky SALT』のボーカルとしてデビューしたが、2年でバンドは活動停止。11年にソロで再出発するものの、シングルチャートの最高位は46位と目立ったヒットには恵まれなかった。そんな息子を、百恵さんは彼女なりのやり方で支えてきた。 「バンドとレコード会社の契約が切れたとき、彼から相談を受けても『どうして私に頼るの?もう私はあなたたちの世界にはいないのよ』と突き放しました。いっぽう彼が初めて俳優業に挑戦したときには、優しい言葉を連ねたメールを送っています。音楽活動にはついては直接口を出さないまでも、常に息子のためを考え見守って来たんです」(芸能関係者)母に心配をかけまいと、今回は「本気」をみせている祐太朗。カバー曲の楽曲を作った谷村新司、さだまさし、宇崎竜童、阿木燿子といった大物たちに自分で挨拶に行き、許可やアドバイスをもらった。4月には谷村新司のライブに参加し、『いい日旅立ち』をデュエットもしている。そんな息子の姿を見て、百恵さんも心を動かされたようだ。いままで、息子の音楽活動に対して距離を置いていた百恵さんが、初めて“歌唱指導”をしたという。 「百恵さんから祐太朗くんにLINEを通じて『鼻濁音を発音するとき、濁らないように力を入れすぎないように意識したほうがいい』とアドバイスがあったようです」(芸能関係者) LINEを通じての母子のやりとりはこれまでもあったという。 「去年テレビの音楽番組で『秋桜』を歌ったときも『祐太朗がカバーしてくれてうれしいよ』と、メッセージが送られてきたそうです。やはり百恵さんも祐太朗くんが自分の後を引き継いでくれるのを喜んでいるのだと思います」(芸能関係者) 別の音楽関係者はこう語る。 「もし今回のカバーアルバムがヒットして祐太朗さんが紅白歌合戦に出ることもあったら、彼が歌う『百恵ヒット曲メドレー』のバックに百恵さんの映像が流れるかもしれませんよ。そんな“母子共演”が実現したら、これは世代を問わず見たいと思う人は多いでしょう」 息子の歌声を通して百恵さんの名曲がどう生まれ変わるか、今から楽しみだ。
2017年06月09日「渚のアデリーヌ」などの作品で世界中の音楽ファンを魅了し続けているピアニスト、リチャード・クレイダーマン。彼にとって、実に40回目となるジャパン・ツアー「リチャード・クレイダーマン 2017 with ストリングス・トリオ&パーカッション」が、来月5月6日(土)東京・オーチャードホールでの公演を皮切りに開幕する。リチャード・クレイダーマン チケット情報フランス生まれのリチャード・クレイダーマンであるが、東日本大震災の直後にも公演を行うなど日本への想いは強く、1980年から毎年行ってきたジャパン・ツアーは今回で40回目を数える。また、近年は谷村新司との交流も話題。レコードデビューから40周年を記念して今月4月19日に発売した最新アルバム『デビュー40周年記念ベスト』では、谷村の「昴」「いい日旅立ち」をカバー。その逆に、谷村もまたクレイダーマンの代表作である「渚のアデリーヌ」「午後の旅立ち」の2曲に自ら詞をつけて歌うなど、大物アーティスト2名のコラボレーションが注目されている。今回のツアーではクレイダーマンによる「昴」「いい日旅立ち」がステージ初披露される予定。特別なコンサートになることは間違いない。公演は、5月6日(土)の東京公演の後、5月7日(日)山梨・河口湖ステラシアター、5月8日(月)静岡・アクトシティ浜松 大ホール、5月9日(火)神奈川・やまと芸術文化ホール、5月11日(木)福井・ハーモニーホールふくい、5月12日(金)富山県民会館、5月13日(土)長野市芸術館、5月14日(日)茨城・結城市民文化センター アクロスの全国計8会場をめぐる。チケットは発売中。
2017年04月25日2月27日に行われた音楽プロデューサー・武部聡志氏(60)の60歳記念ライブで、第2子妊娠が明らかになった一青窈(40)。司会の谷村新司(68)からオメデタを発表された彼女のおなかは、すでにふっくらとしていたという。 一青といえば、15年4月にギタリスト・山口周平(38)との電撃婚を発表。11月には長男(1)を出産している。 実は彼女の40歳誕生日だった昨年9月20日、本誌は夫と地下鉄に乗る姿を目撃。その後の直撃に対し、母になった喜びについてこう語っていた。 「初めての子育て、とっても楽しい! 今まで味わったことのない愛情を感じます。それも日に日に強く。『ああ、これが愛なんだ!』って」 また「将来どんなふうに育ってほしいですか?」という記者の問いかけに答えるなかで、さらなる子作りへの意欲も明かしていたのだ。 「腕に職をつけて、家族を養えるようになってくれれば十分。男の子なので、元気でたくましく人生の荒波を生きてほしいですね。あと、もっとたくさん子供がほしいです!もう3人でも4人でも……」 そう答え、幸せそうな表情で自宅へと戻って行った一青。大きくなったおなかとともに、さらに幸せも膨らんでいることだろう。
2017年02月28日『バイオハザード』シリーズ最新作『バイオハザード:ザ・ファイナル』に出演していることでも話題のローラが、11月7日(月)放送の「SMAP×SMAP」での「ビストロSMAP」に出演することが明らかになった。女優としてハリウッドデビューも果たしたローラさんだが、ビストロオーナー・中居正広に質問されるうちに、やはり以前と変わらぬローラさんらしさ全開に!今回オーダーするのは「ローラの好きなもの」。シェフたちに全てお任せというオーダーにシェフたちの腕がなるが、さらにローラさん自身も料理をすることに。デザートを作るということで、料理に集中したがるローラさんだったが、お構いなしに中居オーナーはメンバー全員の魅力を聞いていくなど質問攻め!ローラさんを追い込むはずだったが、意外な展開で中居オーナーが窮地に立たされることに…!?さらに、料理のおいしさを必死に自分の言葉でレポートしようと奮闘するローラさんの姿にも必見だ。また今回は、谷村新司も出演。1996年10月に歌のコーナー「ザ・トリビュートソングス」に出演して以来、実に約20年ぶりの出演となるこの日は、名曲「昴」を歌唱。20年前にも同曲が歌われたが、20年を経て収録された今回の「昴」はさらにぐっと味わい深いものとなっているようだ。「SMAP×SMAP」は11月7日(月)22時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年11月04日モデルのローラが、7日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』(毎週月曜22:00~22:54)に登場。「ビストロSMAP」のコーナーで、自らも料理の腕前を披露する。女優としてハリウッドデビューを果たしたローラだが、中居正広の質問に、いつもの天真爛漫(らんまん)なキャラクターが全開。オーダーは「ローラの好きなもの」と言い、SMAPシェフたちにすべて任せる。料理が得意なローラは、自らもその腕前を披露。デザートを作るため、ローラが料理に集中したがる中、中居はメンバー全員の魅力を聞いていくなど質問攻めにしてローラを追い込むはずだったが、意外な展開で中居が窮地に立たされる。また、ライブコーナーでは、谷村新司が20年ぶりに登場。SMAPと名曲「昴」を披露する。
2016年11月04日谷村新司がコンサートツアー2016~アルシラの星~を今年5月より開催。約2か月のインターバルを置き、9月から後半戦を再開させる谷村に同ツアーについて話を聞いた。【チケット情報はこちら】このツアーは、今年で4年目を迎えた国立劇場でのリサイタル「THE SINGER」がベースとなり、「国立劇場の感動を全国のみなさんにもちゃんと届けたい」という思いが込められた構成に。「国立劇場の舞台機構を使った動きは他の劇場ではできないので、どうするんだろうって思っている方には思いがけないことが起きるかもしれないですよ」と谷村。選曲は、アリス時代のヒット曲からソロの名曲、そして、BS日テレの音楽ドキュメンタリー番組『地球劇場~100年後の君に聴かせたい歌~』で共演したさだまさし、徳永英明の楽曲まで歌う充実した内容。「映画『カサブランカ』のテーマ曲『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』がコンサート全体の物語の導入部分になっていて、初期の谷村作品から新曲『アルシラの星』を含めたいまに向かって、怒涛のように時が流れていくような構成になっています。それぞれの谷村作品に出会ったあの頃に戻って、それぞれの楽しみ方ができると思いますよ」と語った。来年45周年を迎えることもあって、会場では「45周年イブイヤーリクエスト企画」と題し、これまでの谷村作品(約570曲)から「思い出の1曲」とエピソードをアンケートで募集している。「今回のツアーにもみなさんからいただいたリクエストから1曲、取り入れています。各地の公演ごとに変わっていくので、どの曲を歌うかは会場でのお楽しみです」とのこと。公演ではエピソードも一緒に紹介していて、「いろんな出来事があったときにこの歌に支えられたとか、涙を流したとか、エピソードは人それぞれ。でも、ひとりのパーソナルな物語ではあるんですけど、ある程度の年齢を重ねるとみんなの共通した物語になるんです」とファンの思い出がコンサートに彩りを与えているようだ。谷村も、「デビュー曲からやるので、アリスの頃のいろんな出来事や、旅歌を歌えば旅を思い出します」と観客とともに自身の思い出をよみがえらせながら歌を披露しているようだ。「ある程度の年齢になってくると、当たり前のものって実はないんだってちゃんと気づく。そうすると、一回一回のコンサートを悔いのないように丁寧にやるようになってくる。だからすごくよくなっていると思いますよ」と自信満々。「まずは一度観てもらえたら。観た後にはこれまでとは何かが変わるコンサートになっていると思います」と力強く語った。コンサートツアー後半は、全国8か所で開催。東京公演は、9月11日(日)に東京・NHKホールで行われる。チケット発売中。取材・文:門 宏
2016年09月01日AKB48、ゆず、谷村新司、さだまさしが1日、東京・台場のフジテレビで行われた同局の入社式に登場し、新入社員たちの新たな門出を祝った。これは、8日(23:30~24:28)に放送される『Love music さだが仲間由紀恵がゆずが優香が門出をお祝いスペシャル』の収録を兼ねて行われたもの。出演アーティストたちが"武部聡志音楽団"とともにパフォーマンスを繰り広げた。AKB48は、総監督の横山由依が「皆さんの若いパワーで日本全国を盛り上げていただけたらと思います。私たちも同世代ですので、一緒に頑張りましょう!」とメッセージを述べ、「365日の紙飛行機」を披露。さだまさしは「20代はいくらでも失敗していいのでチャレンジしてください。そしてできれば正義のためのチャレンジを」と言って「案山子」を熱唱した。また、ゆずは「敗者の曲を作ろうと思って作った曲なんです」という「栄光の架け橋」を歌い、「これから挫折もいっぱいあると思います。ですが、負けた時こそ、そこから学ぶことや得たことが人生において大切です。くじけず、諦めず、それぞれの栄光の架橋へと進んでいってほしいです」とエール。最後は谷村新司が「いい日旅立ち」で締めくくり、「ご両親のおかげでここにいる、ということを一瞬だけでも思い起こしてほしいと思います。そして、いま持っている夢を、信じる心をあきらめないでください」と呼びかけた。8日の放送では他にも、アーティストたちが日本全国の新社会人に向けてメッセージ。高橋優が「明日はきっと良い日になる」を、また、ももいろクローバーZは「走れ!」を披露し、トークゲストの仲間由紀恵が沖縄から上京した当時のこと、優香が新人時代の寮生活について語る。
2016年04月01日女優として活躍しながら、「NHK紅白歌合戦」や「輝く!日本レコード大賞」と日本を代表する音楽番組のMCを度々務める仲間由紀恵が、フジテレビアナウンサー・軽部真一と共に、日本で最長寿番組となる「MUSIC FAIR」の4月からの新司会者になることが分かった。東京オリンピック開催の年1964年8月31日に放送を開始した「MUSIC FAIR」。ウィークリーの番組として52年の歴史を持つ本番組の司会者には、元宝塚歌劇団男役トップスターの越路吹雪や、日本を代表する女優・南田洋子、古手川祐子らが名を連ね、1995年からは、女優・鈴木杏樹が担当。2001年からはタレントの恵俊彰が参加し、2人で約15年間務めてきた。今回、新司会に決まった仲間さんは、「TRICK」「ごくせん」など人気ドラマシリーズをはじめ、『私は貝になりたい』『武士の家計簿』『天空の蜂』と数々の映画・ドラマ作品に出演。さらに、「NHK紅白歌合戦」の紅組司会を過去4度経験し、「輝く!日本レコード大賞」は2014年、2015年と2年連続で司会を務めるなど、多岐にわたる活躍を見せている。本番組へは、2015年9月に谷村新司とデュエットした「北陸ロマン」の歌唱で出演している。仲間さんは音楽番組のレギュラーMC初挑戦となるが、「50年という伝統と歴史のある音楽番組、『MUSIC FAIR』の司会という大役をお引き受けするのは、とても光栄でいまから身の引き締まる思いです。たくさんのアーティストの方々の歌や演奏やお話、そして番組ならではのコラボレーションなどを間近で味わうことができるのは、いまからとても楽しみです」と喜びを明かし、「クオリティーの高い品格のあるこの番組を受け継ぎ、一生懸命頑張って参りたいと思います」と熱い意気込みを述べた。また、仲間さんとコンビを組むのは、「めざましテレビ」出演で“フジテレビの朝の顔”としておなじみの軽部アナウンサー。本番組史上、アナウンサーが司会を務めるのは初めてだという。「私が2歳になる前から始まっている番組ですので、入社30年のキャリアがまだまだと思えるすごさがあります。歴代司会者の系譜に僕の名前が連なるのは、掛け値なしに、最も大きな喜びです」と、コメント。さらに、仲間さんとタッグについては「毎週、隣に立たせていただけるのは、これまた光栄の至りです。見劣りするのは、当たり前ですから、せめて、少しはダイエットして、体重を減らしたいと思います(笑)」と抱負を語った。新司会を迎えての「MUSIC FAIR」初回放送は、4月2日(土)18時より放送。「MUSIC FAIR」は毎週土曜日18時~放送。(text:cinemacafe.net)
2016年02月24日民放音楽番組の中で最も歴史のある「MUSIC FAIR」が放送2,600回を記念して行うコンサートの、第2弾アーティストが発表。「ゴスペラーズ」、AI、泰基博と、同番組の記念コンサート出演は初めてとなる「三代目J Soul Brothers」「E-girls」 が参加し、人気と実力を兼ね備えた顔ぶれが実現することになった。「MUSIC FAIR」は、国内はもとより世界各国から一流ミュージシャンが出演し、最新ヒットのみならず、世代を超えたアーティストの共演や海外のアーティストとの豪華コラボレーションなど、一貫したハイクオリティの番組づくりでいまなお多くの視聴者に親しまれている音楽番組。1964年に放送を開始し、ウィークリーの番組としては日本最長寿、音楽番組の中でも最も長い歴史を持ち、今年、放送2,600回を迎えることから開催されるのが今回の記念コンサートだ。第2弾出演アーティストとして明らかになったのは、「ゴスペラーズ」(村上てつや・黒沢薫・酒井雄二・安岡優の4名)、AI、泰基博、「三代目J Soul Brothers」、「E-girls」。すでに第1弾として発表されている、森山良子、谷村新司、さだまさし、徳永英明、「ゆず」、JUJU、水樹奈々などともに、ほかでは見ることができないコラボレーション曲や名曲の数々を披露する予定。まさに夢のステージが実現しそうなコンサート。なお、追加出演者の発表は今後も予定されており、観覧募集もスタートしている。「MUSIC FAIR」2,600回記念コンサートは2月19日(金)18時30分より東京国際フォーラムにて開催。その模様は3月5日(土)、12日(土)、19日(土)、26日(土)18時よりフジテレビ系列にて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2016年01月23日フジテレビの長寿音楽番組「MUSIC FAIR」放送2,600回を記念したコンサートの開催が決定。第一弾出演アーティストが解禁となった。東京オリンピックが開催された1964年8月31日にフジテレビにて放送を開始し、音楽番組の中で一番長い歴史を持ち、ウィークリーの番組としては日本で最長寿である本番組。国内はもとより世界各国から一流ミュージシャンが出演し、この番組でしか実現出来ない世代を超えた共演や、海外のアーティストとのコラボレーションなどが披露され、流行にとらわれずに歌の素晴らしさを前面に押し出すという一貫した番組作りで、いまもなお多くの視聴者に親しまれている。このほど開催が決定した本番組の2,600回放送記念コンサートでは、番組にゆかりのある豪華アーティストたちが集結。第一弾として発表された出演陣には、番組最多の138回出演となる森山良子や谷村新司、さだまさしといったベテラン勢から、徳永英明、ゆず、JUJU、水樹奈々など、日本の音楽シーンを彩る豪華な顔ぶれが揃っている。また、当日の司会は番組放送時と同じく鈴木杏樹、恵俊彰が担当。コンサートの模様は、3月5日(土)から4週にわたり放送される予定となっている。観覧募集もスタートしており、今後の出演アーティスト発表でますます注目を集めそうだ。「MUSIC FAIR」2,600回記念コンサートは、2月19日(金)18時30分より東京国際フォーラムにて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年01月09日(左)田房永子(右)まんしゅうきつこ――『アル中ワンダーランド』(扶桑社)、『ハルモヤさん』(新潮社)で、人気ブロガーから一躍大ヒット漫画家になったまんしゅうきつこさんと、『男しか行けない場所に女が行ってみました』(イースト・プレス)、『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)などで女性をめぐる社会のありようを鋭く見つめる田房永子さん。一見、ジャンルも作風もまったく違う2人ですが、雑誌の対談で会って以来、意気投合し、今ではプライベートでも親交を深める仲だとか。そんな2人が、去る7月31日にトークイベント「きつこと永子の2人会~旦那と宇宙とダウジング~」を青山ブックセンターで開催しました。会場では、「苦手意識や嫌悪感のある人もいるから……」と、これまで人前やメディア取材では避けてきたというスピリチュアルの話を初披露。いかがわしい、うさんくさいと思われがちな精神世界と、適切な距離を保ちながらうまく付き合う2人の興味深いやりとりの一部を、前後編の2回にわたってお届けします。まんしゅうさんと会ったら田房さんのチャクラが開いた!?田房永子(以下、田房):まんしゅうさんとは、初めて会ったときから、“ずっと前から友達だった”みたいな感じがしたんですよね。まんしゅうきつこ(以下、まんしゅう):わたし、秋元さんっていう友達がいるんですけど、彼女と初めて会ったときも、あまりに話が合いすぎて5時間くらいずーっとしゃべってたんです。田房さんには、そのときと同じような感覚を感じました。田房:秋元さんって、あのまんしゅうさんのブログに出てくる「早くホヤを食いてえ~」の人ですよね。光栄です!まんしゅう:しゃべり方とか性格とか、ちょっと近いかも。(c)アル中ワンダーランドまんしゅうきつこ (著)田房:わたしは、まだまんしゅうさんと面識がないときに『アル中ワンダーランド』を読んで、宇宙人とかクリスタルチューナーの話が出てきたので、「あれ?そっち側の人なんだ!」と思ってうれしくなりました。ちょうど薔薇の季節で、周りの家の奥さんたちが庭先で花の手入れをしていたんですが、まんしゅうさんも庭いじりが趣味だと書いてあったから「近所に住んでたら楽しいだろうなあ」ってなんとなく思ったんです。そしたら、まさにその日の夜に「まんしゅうさんと対談しませんか」という打診のメールがきたから、びっくりしましたよ。まんしゅう:田房さんとは、そういうシンクロみたいな偶然がめちゃくちゃ起こるんですよね。田房さんがうちに遊びにきたとき、「わたし実は、モルダバイトって石を買おうかと思ってて」と話したら、「え、わたし今日、買おうかどうしようか迷って、ネットでずっと調べてたところ」って言われて。田房:モルダバイトっていうのは、知らない人はまったく知らなくていい石なんですが……。まんしゅう:あらゆるパワーストーンの中で、一番クセが強いと言われている石なんですよ。瞑想するときに、これを眉間にセロテープで貼っておくと、チャクラが開きやすくなるっていうのを聞いて、ずっと買おうと思ってたんです(笑)。田房:パワーストーン好きな人たちは、「石酔いする」とかよく言いますよね。石を「この子」って呼んだりもするんですけど、そういう人たちにとって、モルダバイトは「この子は手強い」っていう石みたいです。まんしゅう:わたしもずっとそう聞いていたので迷ってたんですけど、田房さんが「これは買えっていうメッセージかもしれないね」と言うので、その日の夜に買いました。田房:そんな話ばっかりしていたら、わたし、帰り道でチャクラが開くというか、頭頂部っていうか前頭葉のあたりがパッカパッカに開いてる感じがして、スースーする感覚になっちゃったんですよ。宇宙のことに詳しい人と話してると、たまにそうなることがあって。まんしゅう:帰ったあとに、田房さんからすごい長文のメールがきたんです。「たぶん私、少しチャクラが開いたかもしれない」って。その感覚を説明した絵が添付されてきて(笑)。田房:自分なんてチャクラが開くような人間じゃないって思ってたから、これまで何度かそういう状態になっても放置していたんですけど。あまりにバカバカ開いてるのでネットで調べてみたら、やっぱりチャクラが開いた人は、みんな「バカバカ」とか「スースー」とか、わたしの感じ方と同じ擬音で表現していて。仕方ないから、これはもうチャクラが開いたんだと認めることにしました。こんなこと、普段誰にも言わないんですけど(笑)。まんしゅう:わたしの周りの人も、こういう話が大嫌いなので普段は全然しません。ダメな人は本当にダメで、受け付けないので。とくに弟は、わたしがそういう話をすると「目を覚ませ!」ってビンタしてくるんですよ(笑)。「俺は一切信じないからな」って。田房:うちも、旦那がまったくそういうのに興味ないから、言うのは恥ずかしいですね。でも、そういう不思議なことって、普通に起こるんですよね。わたしは出産した後、人影みたいなのがめちゃくちゃ見える時期があって、視界を変えると必ず出てくるんです。そういうのに詳しい友人に聞いたら、それは霊だけど気にする必要はないって。人影が見える時期は、街を歩いていてもなぜかすごく人に絡まれるんですよ。おばあさんに「邪魔よ!」って怒鳴られたり。まんしゅう:妊婦のときは?田房:妊娠中は逆になかったんですけどね。そういう時期がこれまでに3回くらいあって、わたしの中でそれは“アセンション(次元上昇)”的な、自分の中の転換期なんだと思うようにしました。変なことがあっても、「ああ、今はその時期ね」みたいな。じゃないと怖いから(笑)。精霊のせいだと思ったら描けない悩みがなくなった(左)まんしゅうきつこ(右)田房永子まんしゅう:『アル中ワンダーランド』にも描いた通り、わたしはアルコール依存症がひどかった時期だけ、UFOが見えてました。当時は、お酒が足りなくなると夜中に自転車で買いに行ってたんですが、夜空に赤とか黄色の光がずっと後を付けてくるんです。「あ、見守ってくれてるな」と思って(笑)。田房:それは絶対UFOですよ。まんしゅう:田房さんはやさしいですね(笑)。でも、アル中の禁断症状とは言ってますけど、わたしも本当は、あの時期に見えていたUFOはすべて本物だったと思ってるんです。田房:完全にそうだと思いますよ。芸術家の中には、無意識に宇宙と交信したりチャネリング的なことができる人が多いって言いますよね。そうじゃなかったら、地球上にこんなにたくさんすごい作品ってできてないと思う。まんしゅう:わたしもその時期はチャネリングにハマっていました。天の声が聞こえてきて、自分はシリウス星人だって教えてもらったんです。(笑)。田房:すごい!でも、現実の世界だと、そういう人たちには何かしらの病名が付けられちゃうんですよね。日常生活には支障があるし、健康にも害があるから治療しなきゃいけない。だけどそれって「宇宙にアクセスできるような状態になった」って言い換えることもできる気がします。まんしゅう:一説によると、宇宙にアクセスして受け取った内容を、文章や絵画、歌に残すとすごくヒットすると言われているんですよね。谷村新司さんは、プレアデス星人たちが故郷の星を追われたという話をチャネリングで受信して、それを歌にしたのが『昴』らしいですよ(笑)。田房:楽しいからその説信じます!多かれ少なかれクリエイターの人は、そういう何か大きな力に引っ張られて創作している感覚があると思うんです。2年前くらいに、NHKの『スーパープレゼンテーション』という番組で、『食べて祈って恋をして』の原作者のエリザベス・ギルバートが、「作家がアイディアが出なくて苦しむことは無意味だ」みたいなこと言ってたんですよ。物を書くという行為は、精霊によって書かされているだけだから、書けなくても自分を責める必要はないって。「書けないときは、壁を叩いて『おい精霊、いいかげんにしろよ!お前がサボるから仕事が進まないだろ!』と怒ってみてください」とか全世界の作家に向かってアドバイスしていて、「超ヤバいなこの人!でもその通りだ!」と思ったんです(笑)。まんしゅう:なるほど~!田房:「自分は才能ないからやめよう」と思って、あきらめようとしても、どうしてもやってしまうことがあるときは、精霊がついてるんだと思う。プロじゃないのに絵を描いてしまう、とかもそうだし、突然描けなくなるとかも、精霊でしか説明がつかないっていうか。まんしゅう:ほんとですか?実はわたし、『アル中ワンダーランド』がそれなりに重版かかって安心しちゃった部分があって、今まったくなんにも描けない状態になっちゃったんですよ……。仕事はたくさんいただくんですけど、そういうのわたし断れなくて、ぜんぶ引き受けてたらいっぱいいっぱいになっちゃって。田房:本つくるのって全力疾走って感じですもんね。わたしにとって精霊は、“自分を責めないようにするための分身”って感じなんです。私も描きたくて描いてるんだけど、もう半分は誰かがわたしに描かせているっていう感じ。そう思ってたほうが、もし描くことがなくなったときにも気がラクかなと思ってます。まんしゅう:いいですね、わたしもそういう心の拠り所を作ろうと思います!――“自分を責めないようにする”ためのツールとして精霊の存在を信じているという田房さん。アル中時代には、まんしゅうさんも天の声から「あのラフはよくないから書き直せ」と仕事のアドバイスをもらったと言います。自分以外の目に見えない存在が、ストレスやプレッシャーを肩代わりしてくれる。人がスピリチュアルを必要とする理由のヒントが、ここにあるのかもしれません。【後編に続きます。お楽しみに!】Text/福田フクスケ(プロフィール)まんしゅうきつこ埼玉県生まれ。2012年に開設したブログ「オリモノわんだーらんど」で注目を集め、現在は漫画家・イラストレーターとして活躍。『アル中ワンダーランド』(扶桑社)、『ハルモヤさん』(新潮社)が好評発売中。WEBマガジン『ドアラジオ』に『まんしゅうきつこのリフォームワンダーランド』を連載中。田房永子東京都生まれ。2012年に刊行された『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)が大きな話題となり、『ママだって、人間』(河出書房新社)、『男しか行けない場所に女が行ってきました』(イースト・プレス)など注目作を次々刊行。『本当にあった愉快な話』(竹書房)に『キレる私をやめたい』を連載中。
2015年09月11日谷村新司が5年ぶりのオリジナルアルバム『NIHON~ハレバレ~』を携え、8月1日(土)の兵庫・神戸国際会館まで全国11か所をまわるツアーをスタート。同作とツアーについてぴあのインタビューに答えた。【チケット情報はこちら】アリス時代には年間平均200本を超えるコンサートツアーを行い、ソロになってからも国内はもとよりアジアやヨーロッパにまで出かけていってステージを披露してきた谷村にとって、ツアーに出かけること、歌を届ける旅を続けることそのものが彼自身の本質につながっていると話す。「旅をしているといつも家に帰って落ち着きたいな、と思うんです。そしてまた、家にいるとフッと旅に出たくなる。旅も家も離れてみて初めて気付くことがたくさんあります。日本を離れてみて見えてくる日本の文化や言葉の深さに感動することが増えてきました。日常から旅に出る、そして旅が空の下で日常を思う・・・これが自分の歌つくりの原点のような気がします。ひとつの場所で生き続ける“土の人”に憧れつつ旅を続けている“風の人”が自分なのかもしれませんね」ニューアルバムは、12年前に中国の学生たちに音楽を教え始めた頃に尋ねられた「日本って、どんな国ですか?」という問いをきっかけに、自分なりの答えを求めて日本語の海を“旅”してきた成果をまとめた最初の作品だ。ただし、日本人がずっと大事にしてきた習わしや情緒を折り込みつつ、四季折々の風景を描き出しながら、往年のアメリカン・スタンダードにも通じるポップでエレガントなボーカル・アルバムに仕上がっていることも見逃せない。「アレンジの星勝さんとの音遊びというか、職人同士がお互い楽しみながら作ってる感じというか。例えば和太鼓の音がそのまま鳴ってることはなくて、最低でも4つ以上の音が重なってて、ちょっとアイリッシュな響きになってたり。そういうマニアックな楽しみ方もできる、いろいろな要素が詰め込まれているんだけど、でも軽快なポップ・アルバムに仕上がっていると思います」同作を携えてのツアーもまた、当然のように見る者の気持ちを軽やかにし、新しい歓びに出会う“旅”へと誘う。谷村新司コンサートツアー2015 NIHON~ハレバレ~、チケットは発売中。取材・文:兼田達矢
2015年05月26日フジテレビは1日、新入社員入社式を実施した。本年度の新入社員は30名で、うち4名はアナウンサー職としての採用となる。入社式後には毎年恒例となっている懇親会が行われ、SMAPを始め超豪華ゲストが新入社員の門出を祝った。○新社会人にエール同社の入社懇親会は、8年前より人気番組「僕らの音楽」チームがプロデュースを担当。毎年豪華なアーティストが登場することで知られている。今年はゲストとして、SMAP、ゆず、E-girls、谷村新司さん、さだまさしさんが登場。SMAPの草彅剛さんは同番組のMCを務めているが、SMAPメンバー全員が懇親会に登場するのは今年が初となる。会場では、アーティストが「新社会人にエールを送る」というテーマのもと選ばれた曲を熱唱。SMAPは明るい曲調の「ユーモアしちゃうよ」を披露した。SMAP 木村拓哉さんは「入社式に家族も出席するフジテレビのアットホームさは、他にはない特徴だと思う。僕たちも、デビューしたてのころからフジテレビのアットホームさを感じてきた。楽しむことを忘れず、自分にできることを精一杯頑張ってほしい。今度は現場で会えることを楽しみにしています」と新入社員にエールをおくった。更にゆずが登場し、「栄光の架橋」を披露すると、曲の序盤から客席で泣き出す新入社員も現れたという。香取慎吾さんは、号泣している新入社員を見て「『これから(みんなが)夢をかなえていくんだなぁ』と思うと、心のキャッチボールがあり、(自分自身にも)感動がこみ上げてきた」と語った。4月10日金曜日の「僕らの音楽―羽ばたく君へ―」(23時~23時58分放送)では、ライブの様子や「新入社員が人生の先輩であるアーティストの方々に聞いてみたいこと」をテーマにしたトークが放送される予定となっている。(C)フジテレビ
2015年04月03日日本の伝統芸能の殿堂である東京・国立劇場で、ポップシンガーとしてのステージを確立し、続けてきた谷村新司。同会場にて4月4日(土)・5日(日)・6日(月)に4度目となるソロリサイタルを行う彼に公演に向けた意気込みを聞いた。【チケット情報はこちら】同会場では2012年に日中国交正常化40周年と自身の音楽活動40周年を記念した特別コンサートを実施。翌年からは“THE SINGER”という冠で開催し、現在に至る。「歌舞伎や文楽など古典を行う会場ですので、極力ここにしかない舞台装置を活かそうと思い、歌舞伎の舞台で使われているしだれ桜をせりで上げたり、花道を歩きながら歌ったり、不思議な世界観のあるステージを作ってきました。国立劇場の裏方さんも皆さん協力的で、毎回楽しんでくださっています」そんな国立劇場での公演を今年から趣向を変えて行うという。今年1月に閉館になった東京・青山劇場で1986年より18年にわたり行ってきた伝説のロングリサイタルを、本公演に取り入れるというのだ。「昨年末、青山劇場が閉館するというので10年ぶりにリサイタルをやらせていただいて。その青山劇場の空気感を今年から国立劇場に移していこうと思います。照明なども持込みのものを増やして、青山劇場のセットを再現しようと。青山劇場に来られなかった方にも楽しんでもらえるものにしようと思います」披露する歌も、青山劇場公演で歌った楽曲や定番のヒットナンバーを歌うという。さらに、4月22日(水)にリリースするニューアルバム『NIHON~ハレバレ~』からの新曲も初お披露目される。「このアルバムを作ろうと決めたのが、12年前。僕らが当たり前のように使っている日本語には驚くような深い意味があって、それを作品の中に込めました。日本語ってすごく素敵なんだなっていうことを、改めて気づいてもらえると思います。『ハレバレ』や『サクラサク』など、タイトルを聞くだけで笑顔になれるような、そういう元気になれるアルバムになったと思います」12年前の2003年は、青山劇場公演に一度区切りをつけ、上海音楽学院の常任教授として教鞭をとることになった年。それから歌が国境を越えて人と繋がれることを実感し、歌だからこそ伝えられることを改めて確信した谷村新司。「これからますます厳しい時代に入っていき、歌が大事な時期になると思います。歌があるとこんなにココロが豊かになれる、それをちゃんと次の世代に伝えていきたいと思います。歌は消費されて捨てられていくもののようになっているけれど、単なる流行りものではない歌を作って、届けていきたいですね」“谷村新司 リサイタル THE SINGER 2015”は、国立劇場 大劇場にて4月4日(土)・5日(日)・6日(月)に開催。またアルバムリリース後の5月9日(土)大阪・ラブリーホールより“コンサートツアー2015 NIHON~ハレバレ~”もスタートする。チケット発売中。取材・文:門 宏
2015年03月23日北陸新幹線開通(JR西日本)が2か月後に迫った1月14日(水)、東京駅に隣接する東京ステーションホテルにてCM発表会が開催され、CM曲「北陸ロマン」を制作した谷村新司とCMに出演し、谷村さんと共にデュエットで同曲を歌っている仲間由紀恵が出席した。北陸新幹線は3月14日(土)に金沢・富山-東京間で開業。これに合わせて谷村さんが「北陸ロマン」を手掛け、“プレミアムデュエットバージョン”という形で、CMに使用されるバージョンでは2人の競演が実現した。CMは石川県の金沢駅、鼓門・近江町市場、福井県の芦原温泉、富山県の富山湾鮨の店などで撮影され仲間さんが北陸の魅力に触れる様子が描かれる。仲間さんは改めて北陸について「素敵なところがたくさんあります。日本海がすぐそこで、山もあり自然豊かで景色も素晴らしい。海の幸、山の幸もたくさんあるし観光地も数多くあります。ぜひ新幹線で行っていただければ」とアピール。CMでは寿司をおいしそうに頬張るシーンがあるが「またゆっくり食べに行きたい」とニッコリ。温泉での撮影も「癒されました」と笑顔を見せた。谷村さんは40年来、ツアーなどで北陸に行き続けているそうで「あの辺はいい湯がいっぱいあって大好きで通ってます」とうなずく。楽曲では「日本海」がテーマとなっているが、この点について谷村さんは「思い詰めている感じではなく、ポップに日本海を表現したかった」と語る。「(福井、富山、石川の)3県の知事さんとお話をして良さをおうかがいできて、全てを歌詞に盛り込みたかったけど、膨大になってしまうので(笑)、共通するもので印象的なものとして日本海があった。日本海に沈む夕日はどこで見るよりも大きいんです」と語った。また、谷村さんは「長女が仲間さんと同じ年頃なんですが『大人になると日本海の良さが沁みてくる』と言っていた」と娘さんの言葉からも歌詞の着想を得たという。仲間さんとのデュエットの収録は忙しい合間を縫ってクリスマスイブに行なわれたそうだが「親子のような気持ちでした」と微笑んだ。仲間さんは収録について「ずっと緊張していました。でもスタジオに入る前から(谷村さんは)優しくて、本当に親子のように温かく迎えてくださいました」と語り、楽曲についても「聴いてて前に行きたくなるようなワクワクする曲です」と印象を口にした。最後に仲間さんは「魅力的な場所がたくさんあって、まだまだ見足りないです」と語り、新幹線開通を待っての北陸再訪を誓っていた。北陸新幹線の新CMは1月20日(火)よりオンエア開始。(text:cinemacafe.net)
2015年01月14日「ワン・ダイレクション」、スーザン・ボイル、ポール・ポッツ。彼らに共通するのは何だろうか?そう、オーディション番組への出演をきっかけに一躍有名になったスターたちだ。メッカであるアメリカを始め、イタリアでもインドでも中国でも…そうして各国で明日のスターを見出さんとオーディション番組が放送されている。日本に目を向けてみると今秋、ついに半年にわたるオーディションを通じてセレクションが行われてきたソロ・ボーカリスト・コンテスト番組「Sing!Sing!Sing!」(TBS)が10月22日(水)にフィナーレを迎える。安室奈美恵や「AFTERSCHOOL」など多岐にわたるプロデュース業などで知られる大沢伸一を始め、坂本昌之(平原綾香など)、嶋田昌典(aiko、秦基博など)、本間昭光ら強力なプロデューサー陣によってこれまでふるいにかけられ、5人にまで絞り込まれたボーカリストたちの最終決戦となるこの日は、生放送かつ一般視聴者の投票のみで優勝者が決定するという過酷なもので、時間帯もこれまでの深夜枠とは違い、ゴールデンタイムでの特別番組「世紀の歌声!生バトル~日本一の歌王決定戦!」として放送される。そんな一大決戦を迎える前に、日本音楽界の第一線で活躍し続けている歌手であり、同番組のファンでもある由紀さおりに取材を敢行。ファイナリスト5人や番組の見どころ、さらには次世代アーティストに求める個性など、日本音楽界の過去・現代・未来をたっぷりと語ってくれた。――番組「Sing!Sing!Sing!」をご覧になっているそうですが、どんな感想をお持ちですか?由紀:番組の審査員を務められている坂本昌之さんと一緒にアルバム作りをしている時に偶然、坂本さんはこんなお仕事もされているんだと思って見たのがきっかけなんです。音楽界で仕事をさせていただいている私としては、そんな坂本さんやほかの音楽家のみなさんが選者としてどういうご批評をなさるのか、私が感じたことと審査員のみなさんでどれだけのギャップがあるのか、自分で試してみたくて見ていました。それと、歌うことを生業とさせていただいて45年になりますが、デビュー当時の気持ちに戻して、今の人たちはどういう思いで選曲をしているのかを知れることが、すごく楽しかったし、この時代に、どういうアーティストを見出そうとしているか?というところにすごく興味が惹かれました。――印象に残っているシーンは?由紀:最初のア・カペラ審査です。今の若い人たちは、カラオケで練習することが多いから(歌の抑揚の)持って行き方がみんな同じになりやすい。でも、ア・カペラで歌うときはカラオケのように後押しがないから、そこをどう歌うかは、今の若者には過酷な審査だなと思って見ていました。――由紀さんはどのようなヴォーカリストをご覧になりたいですか?由紀:今の若い人たちはみんなハイトーンで同じような歌い方をするから、ちょっと個性が足りない気がするの。それと、リズム重視で歌詞が二の次となっている人が多いかな。だから、私は“日本語をきれいに歌うヴォーカリスト”に出てきてほしいと思っています。――“日本語をきれいに歌うヴォーカリスト”とは?由紀:私は、日本語はリズムより旋律が大事だと思うの。今の人たちは、濁音と鼻濁音の使い分けができていない。さだまさしさんや谷村新司さんなど私たちの世代は、日本語の綺麗さ・優しさが伝わるように歌ってきた世代だから、そういう人が出てきてくれると嬉しいなと思う。ただ今の時代だと弱々しく聴こえてしまうのかもしれないけどね。――今の音楽をどのように感じていらっしゃいますか?由紀:今の音楽は、想像させることが減って、歌った事そのままが感情表現になっていると思う。私たちの時代は、行間などの余白で歌詞の世界観を想像することができたと思う。それは音楽が聴くより、見る時代へと変化したからかな。だからといって、それが今の時代だから良い悪いということではないけどね。――今回、決勝に残った5人には本番に向け一流の音楽プロデューサーにコーチとしてマンツーマンで指導があったそうなのですが、その辺りについてはどう思いますか?由紀:自分の欠点を教えてもらうことは大事だと思う。それと、自分のフィールドと違うところに身を置くことによって新たな自分を引き出してくれることがあると思う。それと独りよがりにならないためには、いろんな人からの意見は本当に大事。だから、プロデューサーたちの意見をうまく取り入れられたら、決勝に残った5人は、すごく成長できると思う。――今回、決勝はカラオケではなくスタジオミュージシャンで構成された生バンドで歌唱する。由紀さんにとって生バンドで歌唱する難しさとはどんな所でしょうか?由紀:生バンドというのは、歌う位置が変わるだけで聞こえてくる楽器も変わるからすごく難しい。それに、同じ楽譜でも、ミュージシャンが変われば違う音が出てくる。それが生のライヴの怖いところでもあり、素敵なところだと思う。――今回、視聴者の投票により勝者が決定する。この選出方法についてはどんな感想を持たれましたか?由紀:私は「好きな人が100人いたら、嫌いな人も100人いると思え」と教わって来ました。視聴者のみなさんに委ねるということは、その判断は「好きか嫌いか」だけになると思います。その方の歌を聴いてチャーミングだなと思ったり、歌とビジュアルがフィットしているなと感じることが審査基準になると思います。それは、私たちも一緒で、私の歌を嫌いな人は仕方ないけど、好きだなと感じていただいた人には、もっと好きになってもらえるように歌い続けています。だから5人にも、自分の歌を好きになってもらえるように自分の歌を歌ってほしい。――今回、決勝に残った5人へアドバイスをするとしたら?由紀:勝つとか負けるではなく、“歌が好きだ”というその強い思いをのせて自分の歌を歌いきろうと集中することが大事だと思う。上手くやろう、驚かしてやろうという邪(よこしま)な考えで歌ってしまうと、今の視聴者には見抜かれちゃいますからね。それと、緊張しすぎると歌が伝わりづらくなってしまうので気を落ち着かせて、自分の歌いたい気持ちを正直に表現してください。これは私が今も歌うときに、自分に言い聞かせていることですから。――最後に、視聴者に見どころをお願いします。由紀:この人が好きだなと素直に感じたところで選んでいただきたい。そして、その方が30代・40代と年齢を重ねていってどんな歌を聴かせてくれるだろうか?という将来的な楽しみが持てる方に粗捜しをせずに優しい目線で投票してあげてください!みんな将来がある子たちですからね(笑)!「Sing!Sing!Sing!世紀の歌声!生バトル~日本一の歌王決定戦!」は10月22日(水)19:56~TBS系列(一部地域を除く)にて2時間生放送。(text:cinemacafe.net)
2014年10月22日フリーイベントにセクシー衣装で登場!先日8月10日、ベストアルバム『NANA BEST』を発売し、歌手活動に磨きがかかる谷村奈南。このアルバムの発売を記念し、14日にはフリーイベントを東京タワーで行った。会場に現れた彼女は、なんと美しいバストを前面に出したチューブトップのミニスカートなワンピ姿。セクシーな美しさでも会場を魅了したようだ。さっそうと登場した谷村奈南は、激しいダンスと歌唱力で全6曲を披露。会場に集まったファン約800人のボルテージは最高潮。彼女のファンの熱中症を心配するやさしいコメントもあったが、熱さは冷めやらぬといった雰囲気だったようだ。写真集に、イベントのファッションブランドとのコラボに…27日には自身2冊目となる写真集「WILL」の発売も予定しているという彼女。パワフルな歌唱力のみならず、その美しさにも注目が集まっている。本人も多彩な活動に意欲を見せており、今回のイベントでも、あの人気ファッションブランド「CECIL McBEE」とコラボしたTシャツも制作。「谷村 BODY PHOTO Tシャツ」と名付けられたこのTシャツを身につけた30人の谷村ガールズたちも登場し、イベントに華をそえたという。これからの彼女の活躍に目が離せない。元の記事を読む
2011年08月19日映画、ドラマで活躍の若手女優・谷村美月が初のアクションに挑戦することで話題の痛快世直しエンターテイメントの正式タイトルがこのほど決定した。そのタイトルとは『サルベージ・マイス』。これにあわせて本作のポスター画像も解禁となった。物語の舞台は広島。谷村さん扮する正義の怪盗“マイス”が、高価な美術品ばかりを狙う窃盗グループと戦う姿を描いたアクションテイストたっぷりの作品となっている。監督は『平成仮面ライダー』シリーズをはじめ特撮映画を得意とする田崎竜太監督。プロデューサーには『少林サッカー』、『マッハ!』など買い付けたヒット作の立役者であり、自身もTVドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」(フジテレビ)をはじめ多くのアクション作品に出演する西冬彦が名を連ねている。今回解禁となったポスタービジュアルでは、マスクをつけた謎の女性が赤い予告状らしきカードを片手にポーズをとる姿が。そして横にある「正義、盗らせていただきます」というキャッチコピーが。ミステリアスな雰囲気を漂わせる。果たして彼女が狙う“正義”とは一体何なのか?気になるところだ。女性の怪盗といえばアメコミの代表作から生まれたキャットウーマンや、キャッツアイが有名だが、今度はマイスが新たな女性怪盗の代名詞として名を馳せるかも?映画『サルベージ・マイス』は10月22日(土)より広島バルト11、ティ・ジョイ東広島にて広島先行公開。■関連作品:サルベージ・マイス 2011年10月22日より、広島バルト11、ティ・ジョイ東広島ほか広島先行© 2011「サルベージ・マイス」製作委員会
2011年06月10日映画『阪急電車片道15分の奇跡』の完成披露会見&舞台挨拶が、兵庫県の宝塚大劇場「兵庫県・キャパ2500」にて開催され、中谷美紀、宮本信子、南果歩、谷村美月という豪華女優陣が出席した。「図書館戦争」シリーズ(アスキー・メディアワークス刊)やドラマ化もされた「フリーター、家を買う。」(幻冬舎刊)などで知られる有川浩の人気小説「阪急電車」(幻冬舎刊)を映画化した本作。えんじ色の車体とレトロな内装で知られ、大阪・神戸・京都を繋ぐ阪急電車の中でも、特に阪急今津線とその沿線の街を舞台にした心温まる群像劇が展開する。タカラジェンヌ、そして宝塚歌劇のファンにとって“聖地”宝塚大劇場は、阪急電車沿線のシンボルともいえる存在で、史上初めて、この宝塚大劇場を会場にして映画の会見と舞台挨拶が執り行われた。舞台挨拶では、現役の駅長(西宮北口駅統括駅長・山田憲太郎氏)による呼び込みで、キャスト陣は特製の“阪急電車”に乗って登場!会場は拍手と歓声に包まれた。中谷さんは「ご存知のとおり、いま、日本では苦しい思いをしていらっしゃる方がたくさんおりますが、おそらく本日来ていただいた方の中にも、15年前に同じ痛みを味わった方がたくさんいらっしゃると思います。阪急電鉄も震災の際に、大変な被害を受けたと聞いております。地元のみなさまのご協力を得て、また、阪急電鉄のみなさまの努力により復興がかなったとお話をうかがいました。この作品は、阪急電車を舞台にした、人と人とのふれあいと優しさをみなさまにお伝えできる映画だと思っています。いま、この時期だからこそ、本当に喜んでいただける作品ではないかと思っております」と思いを語った。宮本さんは「4年ぶりの映画でした。この大劇場で完成披露させていただいて、この阪急電車の素晴らしい電車の前で記念すべきものだと思っています。撮影の折には、たくさんのエキストラに応募していただいて、本当にお世話になりましたし、関西の総力を挙げて作った映画だと思っております」と感謝を口にし、さらに「日本の底力、東北の底力を結集して、長い道のりがかかると思いますが、1日も早くぜひ立ち直っていければと祈っております。この阪急電車から、西の方から東北に向かってエールを送りたいものです」と力強く語った。南さんも、15年前の阪神・淡路大震災に触れ「15年前のときは、宝塚大劇場も被害にあって、公演ができなくなりましたが、こうして新しい劇場になり、たくさんの方々で席を埋め尽くされ、また街が賑わい、お店が賑わい、また人が集まる場所となりました。この15年前の姿、そしていまの姿、それはきっと東北の目標となる姿であり、いい先輩だと思います」とコメント。客席に「神戸のように、元気になれるで」と書かれた垂れ幕を見つけ「ありがとう。そう思います。この関西の元気を少しでも、北上させるように、私も努めてまいりたいと思います」と誓った。「震災のことは自分の言葉でどう言えばいいか、さっきまですごく悩んでいました」と切り出した谷村さん。「ただ、自分にできることは、小さいことかもしれませんが、節電だったり、いまできるお芝居…少しでも心に残る作品に出て、いまやるべきことをきちんとしようかと思います。この映画が上映している間は、少しでもハッピーになれるように楽しんでいただければと思います」と会場に駆け付けた人々に語りかけた。『阪急電車片道15分の奇跡』は、4月23日(土)より関西先行公開、4月29日(金・祝)より全国にて公開。■関連作品:阪急電車片道15分の奇跡 2011年4月29日より全国東宝系にて公開© 2011「阪急電車」製作委員会■関連記事:【沖縄国際映画祭】中谷美紀、涙をこらえ沖縄から被災地へエール!木村祐一監督、次回作の主役はスリムクラブ!?「M-1取るまでの軌跡を描きたい」『阪急電車』で天才子役・芦田愛菜が宮本信子の孫に!阪急沿線で撮影スタート丸刈りで登場の加瀬亮戸田恵梨香の暴走に「ハメられています」
2011年03月31日第23回東京国際映画祭のコンペティション部門出品が決定している映画『海炭市叙景』に出演する谷村美月、南果歩、熊切和嘉監督らが9月30日(木)、東京・港区の六本木ヒルズ内で行われた同映画祭の公式会見に出席した。北海道・函館市出身の小説家・佐藤泰志氏の遺作となった同名作の映画化で、函館市をモデルにした架空の都市・海炭市とそこで人生を送る人々の姿を6編の物語で描いている。熊切監督と初タッグとなった谷村さんは「その場に立っていればいい、そこに存在していれば『演じよう、演じよう』としなくていい、不思議な現場でした。とても居心地が良かったです」と撮影をふり返ってニッコリ。南さんも「函館で1か月半、撮影をしてきましたが、このような形で世界に向けて発信できることになり、函館の方々と喜びを分かち合いたいです」と晴れやかな笑顔を見せた。北海道帯広市出身の熊切監督は「小さな出会いから始まった映画が大きな映画祭で上映されるのは嬉しい」と喜びの言葉。「とある地方都市の現実とそこに暮らす人々の姿を描いた作品です。多くの人々に何かを感じ取ってもらいたい」と話した。ほかに出演の竹原ピストルが出席。この日の会見には映画祭チェアマンの依田巽氏らが出席。本作を含むコンペ作品15本などの概要発表、審査員紹介などを行った。コンペ15本中、1本は未発表。第23回東京国際映画祭は10月23日(土)から31日(日)まで、東京・六本木ヒルズほかで開催。映画『海炭市叙景』は11月27日(土)より函館先行公開、12月上旬、渋谷ユーロスペースにて公開。(photo/text:Yoko Saito)「第23回東京国際映画祭」公式サイト■関連作品:第23回東京国際映画祭 [映画祭] 2010年10月23日から10月31日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2010 TIFF
2010年09月30日映画『おにいちゃんのハナビ』のプレミア試写会が9月2日(木)、都内で開催され、主演の高良健吾に谷村美月、宮崎美子、大杉漣、国本雅広監督による舞台挨拶に加え、主題歌を歌う藤井フミヤがスペシャルゲストとして来場。主題歌「今、君に言っておこう」を生で披露し、会場をわかせた。新潟県小千谷市片貝町で開催される花火大会を通して、病を抱えた妹と、ひきこもりがちの兄の絆を感動的に描き出す。歓声に迎えられて登壇した高良さんは「(主演として)自分の名前が一番上に来るのは初めてで、撮影が始まる前は緊張していましたが、やってみたらいつもと同じようにできました」と語り、妹役の谷村さんについて尋ねられると「僕は、現場で堂々としている俳優さんが好きなんです。僕はフラフラしてますが(苦笑)。美月ちゃんは何を言われても『ハイ!』って感じでいつも本当に堂々としてました」と絶賛。一方の谷村さんは照れながら高良さんとの共演を「芝居じゃない、リアルな感じですごく楽しかったです」とふり返った。谷村さんは本作のために、実際に頭を剃っているが「この華(はな)という女の子は本当にかわいいんです。何で私に話が来たの?と思うくらい。こんな役をやらせていただけるなら坊主にくらいしなきゃ!と思いました」とはにかみながら語った。そんな2人について両親役の宮崎さん、大杉さんは「2人とも本当にしっかりしてるんです」と口を揃える。ちなみに大杉さんは、本作のためにわざわざ免許を取得したとか。「クランクインの4日前に(免許が)発給されまして」と照れくさそうに明かした。そして、サプライズゲストとして主題歌「今、君に言っておこう」を本作のために書き下ろしたフミヤさんが登場!フミヤさんと高良さんは共に九州出身ということで意気投合したようで、「一緒に飲みに行って、九州の話で盛り上がりました」と高良さんが言えば、フミヤさんは「(高良さんは)いつも『熊本に帰りたい』ってしか言わない(笑)」と暴露。会場は温かい笑いに包まれた。そしてフミヤさんはアコースティックバージョンで「今、君に言っておこう」を満員の観客の前で熱唱!「こういう場で歌うのは緊張する」と笑いつつ、感情を込めて歌い上げ、観客はもちろん、高良さんらもその歌声に酔いしれた。『おにいちゃんのハナビ』は9月11日(土)より新潟にて先行上映、9月25日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて公開。■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:「マークスの山」に高良健吾!高山ロケにベテラン俳優陣は恨み節高良健吾、藤井フミヤによる主演映画の主題歌ビデオで映画の1年後の物語に出演想いを空へ!高良健吾×谷村美月『おにいちゃんのハナビ』試写会に50組100名様ご招待高良健吾、フォトブック発売でファンとふれあい「最初は、誰が買うんだ?って…」高良健吾初のフォトブックが発売撮影現場&箱根プライベート旅行の様子も!
2010年09月02日女優の谷村美月が3月25日(木)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催中の第2回沖縄国際映画祭で、主演映画『明日やることゴミ出し愛想笑い恋愛。』の舞台挨拶を、共演のお笑いコンビ、パンクブーブーらと行った。同作は、新人ADの女性(谷村さん)が曲者ぞろいのテレビ局内で悪戦苦闘しながら成長する姿を描いたコメディ。日本テレビの若手演出家、上利竜太氏が初メガホンを取り、同映画祭の「Laugh部門」に出品されている。“異色作”への出演の経緯について谷村さんは「バラエティの方が映画を撮る新しい試みに一緒にチャレンジしてみたいと思ったのと、ADさんの世界観に詳しくないのでいろんなことを知るのにいいなと思いました」と前向き。「一番苦労したのは、どんな仕事も大変ですが、こういう仕事もいいなと思ってもらいたいなと思ったこと。希望が持てる作品になればと思い、なりました。だから明日から頑張ろう、という気持ちになってもらえたら」と笑顔で呼びかけた。一方、パンクブーブーの佐藤哲夫は「瞬きをしないで観てほしい。でないと僕らの出演場面が終わってしまう。よく僕らが舞台挨拶に呼ばれましたね〜。若いキャストが足りずに呼ばれたんだと思います」と自虐トーク。撮影のエピソードを司会者から聞かれると「歩いてくれと言われ、歩いて、終わりました。“ドッキリ”だと思いました」とトボけ、観客の笑いを誘った。黒瀬純は「谷村さんが可愛くて好きになるかと思いました。今日もセクシーな格好で、誰に見せたいんだ!とヤキモチを焼いています」と谷村さんに妙に絡み気味だった。(text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】矢島美容室「グランプリ獲って来年も来ます!」【沖縄国際映画祭】哀川翔、安室奈美恵ら約200人がセレモニーに登場し華やかに開幕
2010年03月25日