皆さんは、子どもの看病をした経験はありますか?今回は風邪をひいた子どものエピソードとその感想を紹介します。イラスト:mizukusan風邪をひいた子ども主人公には子どもがいます。ある日子どもが風邪をひいてしまい、主人公が看病していたときの話です。主人公は布団の中でせき込む子どもを心配し、水を持ってきました。子どもが起き上がって水を飲んでいると、枕に何かがついていることに気がついた主人公。「鼻水かな?」と不思議に感じていると…。息子の耳から…出典:愛カツ子どもの耳からも、枕についていたものと同じ何かが出ているのを発見。よく見てみると、なんと息子の耳から謎の液体が出てきていたのです。主人公は「なにこれ…」と驚き、子どもを連れて耳鼻科の病院へ。その結果、子どもは中耳炎だと診断されたのでした。読者の感想主人公が子どもの異変に気づいてよかったです。子どもが体調を崩したら、しっかりと観察することが大切だと感じました。早めの対応をした主人公は素晴らしいですね。(30代/女性)子どもが風邪をひいてしまうと、たとえ風邪でも親としてはとても心配ですよね…。異変に気づいた主人公が、すぐに耳鼻科へ行ったのはナイス判断だと思いました。(40代/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年05月06日今回は人気のマンガを紹介します!どんな結末になるか考えてみてくださいね。咳止めとして渡された薬に驚愕主人公は一向に止まらない咳に悩んでいます。いろいろな風邪薬を試しますが、効く気配がありません。ある日、心配した先輩が主人公に声をかけてきました。心配する先輩出典:エトラちゃんは見た!全然治らない咳出典:エトラちゃんは見た!風邪の咳じゃない!?出典:エトラちゃんは見た!主人公の話を聞いた先輩は「風邪の咳じゃないかも」と言い…。「これ飲んでみたら?」とある薬を主人公に渡してきました。ここでクイズ先輩からこの後どんな薬を渡されたでしょう?ヒント!咳に効くと思えない薬を渡され主人公は驚愕します。先輩に渡された薬出典:エトラちゃんは見た!正解は…正解は「胃薬」でした。咳の原因が風邪ではないと考えた先輩が渡してきたのは胃薬です。「咳に胃薬なんて効くわけない」と驚く主人公なのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2024年04月17日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:Kito息子が風邪をひいてしまい出典:愛カツ安心していたが出典:愛カツここでクイズ安心していた主人公ですが、アクシデントが発生します。一体何でしょうか?ヒント!主人公は再度病院を受診しました。夜間救急を受診出典:愛カツ正解は…正解は「夜になると息子の咳がひどくなった」でした。夜になると、水分もとれないほど息子の状態が悪化してしまいました。そこで主人公は夜間救急を受診することにしたのですが…。息子を診察した医師は「大丈夫だと思いますよ」と告げたのです。医師の診断結果を聞き「こんなに苦しそうなのに…」と不安が拭えない主人公。自分の勘を信じ医者に精密検査を頼むと、息子はただの風邪ではなく肺の病気になっていたことが判明します。その後、適切な処置を受け息子は元気を取り戻すのでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年04月09日加齢とともに感じる症状の中で、割と自覚しやすかったのが目の症状でした。新聞や本を読むときに、遠ざけたり近づけたりしてピントを合わせようとし、「まさか私って老眼?」とショックを受けた経験があります。もちろん老眼だけではなく、加齢による目の症状はさまざまあります。私の体験した目の症状を紹介します。小さい文字を見ていると頭が痛い!私が41歳で転職したときのことです。初めての仕事で緊張もするし、とにかく書類の見方と処理の仕方を覚えねばと必死でした。初めて見る書類の文字はとても小さく見づらかったけれど、「数をたくさんこなせば覚えられるはず!」と、若いころと同じ感覚で頑張っていました。ところが、最初の数枚は余裕で見えていたのに、数を重ねていくごとに文字がぼやけて見えるようになり、だんだん頭が痛くなってきました。30代のうちはどんなに小さな文字の書類を見ても、ぼやけたり、頭痛が起きたりすることなんてなかったのに……。「ハッ! まさかこれって加齢によるものなの?」。初めて目のことで年齢を意識し、なんとも言えないショックを受けました。こすってないのに目が真っ赤!また、書類をパソコンに入力して初めて仕事が完了するので、転職したての私はとにかく数をこなして覚えていかねばと頑張っていました。小さな文字を見てパソコンにひたすら入力する毎日。加齢は関係なく目が疲れる生活を送っていましたが、2週間たったころの朝、ふと鏡を見ると「何? 右目がめちゃくちゃ真っ赤! 白いところがない! コワイコワイ!」。でも痛かったりかゆかったりしないので、結膜炎ではなさそうだと思い、眼科にも行かずそのまま出勤しました。私の隣の席の同世代の女性に充血した目を指摘されて言われたのが、「私も同じように充血したよ。3日くらいで治まったから疲れから来るものだろうけど、若いころはならなかったから年のせいかも」と。人に言われると余計ショック! たしかに若いころ充血したのは、かゆくてこすったりしたときやコンタクトレンズが合わなくて結膜炎になったときくらいだった……と加齢のせいであることを否定もできず。とりあえず隣の席の彼女と無理はしないようにしようと慰め合いました。まつげをちょっと触っただけなのに!私は自慢ではありませんが、まつげが長くて多いほうです。若いころは黒いマスカラをつけると濃くなり過ぎるので、カラーマスカラを付けてメイクを楽しんでいました。ビューラーでまつげを上げてマスカラを付け、帰ったらポイントメイク落としでマスカラを落とす。考えてみればだいぶまつげを酷使してたのですが、あまり抜けることもなく、豊かなまつげをキープしていました。ところが40歳を過ぎたころから、まつげの抜ける量が明らかに増えてきました。20代のころみたいにマスカラを付けたりしていないのに……。しかも仕事で目を酷使した日は、お風呂で湯船に浸かりながらちょっとまつげを触っただけで一気に5本はまつげが抜けちゃう! 鏡をよく見たら、若いときよりまつげが明らかに減っていることに気付きました!加齢による衰えがまつげにも来るのかと本当にショックでした。今も湯船でついまつげを触ってしまい、抜けるまつげの数にどんよりした気持ちになっています。まとめ以上が私が体験した加齢による目の症状の一部です。年齢を重ねると、若いころと同じように行動しただけで、思ってもみない不調が現れたりするのかと複雑な気持ちです。しかし、若いころには考えてもみなかった「自分を大切にいたわること」について考えるようになりました。まずは目を酷使し過ぎないように、スマホやパソコンを使うときはきちんと休憩を挟むこと、何よりきちんと眠って目をしっかり休めることを意識し始めました。加齢による症状は長く生きてきた証なんだと前向きに割り切って、これからは自分を大切に過ごしていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/hereher(45歳)中学2年生と小学3年生の男子がいるお酒と歌を愛する母ちゃん。健康診断で指摘された数値が気になり、近ごろお酒は控えめに。将来元気なおばあちゃんになるため、移動はなるべく歩くよう心がけている。
2024年03月02日子どもが通う幼稚園でおたふく風邪が流行していたある日、わが子の頬もパンパンに腫れ、熱が出たことから私は「おたふく風邪だな」と判断。しかし病院で聞いた診断結果は予想外のもので……?予想外の診断結果にびっくり!保育園に4歳の子どもを迎えにいったときのことです。子どもは頬がりんごのように赤くなり、あまり元気がない様子。先生からは熱はないと言われたため、そのまま家に連れて帰ったのですが、段々と熱が上がってきて、ほっぺもいつもより腫れてパンパンになっていきました。保育園内でおたふくかぜが流行した時期だったため、私はすぐに「おたふくかぜだ」と判断して子どもを病院に連れて行きました。 子どももほっぺが痛いと言うので病院でそのことを伝えると、おたふくかぜの検査をすることに。「いつもよりほっぺが腫れているし、熱もあるし、間違いなくおたふくかぜだな」と確信して検査結果を待っていましたが、診断はなんと風邪。こんなにほっぺが腫れていているのにおたふく風邪ではないと言われ、予想外の診断に私はとても驚きました! どうやら、熱で顔がむくんで腫れているように見えただけとのこと。 おたふくかぜではなかったので結果的によかったのですが、素人判断は良くないと反省。熱は次の日に無事下がって、安心しました。 ◇ ◇ ◇ お子さんの症状を見て病名を判断することは、よくしてしまいがちですよね。しかし、このママさんの言う通り、別の病気の可能性もあるため自分で判断するのはよくありません。お子さんが体調を崩した際は、きちんと病院に連れて行って専門の先生の診断を受け、適切な処置をしてもらってくださいね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 作画/赤身まぐろ 著者:あみすき
2024年01月31日年末から年明けにかけて色んな事が重なりまくって気持ちが落ち着かず、バタバタと過ごしていたある日。それは何の前触れもなくやってきました…。子ども達がみんな幼かった頃は恒例行事かの如く、毎年欠かさずやって来ていた胃腸風邪。子ども達も大きくなったし、もう来ないのだろうと思っていたら実に4年ぶりにやってきてしまいました。私自身も突然&久しぶりの胃腸風邪襲来に大パニック!何度も続けて嘔吐。胃の中のモノが無くなって胃液だけになっても吐き続けるので、救急に電話相談(休日だったため)。相談の結果、そのまま自宅で様子を見ることに。6時間たってようやく落ち着いてきたので、最後の嘔吐から1時間後にスプーン1杯から水分を取り始めたのですが、徐々に回復しつつあったタイミングで再び嘔吐したため、再度電話相談し、軽度の脱水疑いがあったため救急へ。結局、点滴の必要はないという事で整腸剤だけもらって帰ってきました。吐き続ける三男にずっと付きっきり&その都度鬼のように嘔吐処理と消毒。幸い下痢の症状はなく、丸一日たってようやく落ち着いてきたものの、いきなり普通の食事に戻すことはできないのでやわらかく煮たおかゆからスタート。他の兄弟たちが美味しそうに色んなものを食べるのを見て悲しそうに『お腹すいた…』と言う三男。完全に回復するまでの間、色々我慢させないといけず。一番辛いのは本人ですが、私もとても辛くて、心身の落ち込みようが半端なかったです。健康のありがたみをまた改めて感じました。
2024年01月31日病院に行くほどではないけど、喉の調子が悪い、咳や鼻水がでる、といった風邪の諸症状はありませんか?自然治癒する場合もありますが、生活リズムが不規則になりがちな年末年始は、症状が長引いたり悪化してしまうことも…。そんな時に頼りたいのが市販薬。現役薬剤師のかえでら実子さんに、数多くある風邪薬の違いやオススメ、注意点を教えてもらいました。風邪とインフルエンザは違います12月に入ってから、仕事とプライベートともに忙しくされているかたが多いのではないでしょうか。体調を万全にして乗り切りたいところですが、体力の回復が疲労に追い付かず、うっかり風邪をひいてしまうこともあるかもしれません。風邪というのは、のどや鼻の粘膜がウイルスに感染して炎症をおこし、くしゃみや鼻水、熱といった症状がでている状態のことをさします。原因となるウイルスはたくさんあり、どれが原因で風邪をひいたと特定するのは難しいことです。なので、風邪の治療はインフルエンザ治療薬のように“この薬で原因となるウイルスのはたらきを抑える”というものではなく、“今でている症状をそれに対応する薬で改善する”というものになります。薬剤師からみた2023~2024年冬の風邪傾向2023年はインフルエンザの流行が早く、風邪の患者さんも毎日たくさんいらっしゃいます。風邪症状にはさまざまなものがありますが、特に「これがつらくて…」と訴えられる患者さんが多いなと感じるのが、咳の症状です。インフルエンザにかかったあと、咳だけ残ってしまって、というかたもよくいらっしゃいます。そこで今回は「忙しさで病院に行く時間なんかとれない!」「休みに入って体調が崩れてしまった」というかたのために、市販の薬の中から咳やのどの症状によく効く薬をメインにいくつかご紹介したいと思います。幅広い風邪症状を改善するなら『新ルルAゴールドDXα(第一三共ヘルスケア株式会社)』のどの炎症を改善するトラネキサム酸、咳止めのデキストロメトルファン、熱や頭痛をやわらげるアセトアミノフェン、鼻水をおさえるクレマスチンといった風邪症状を改善する成分が幅広くはいっています。7歳以上の子どもからお使いいただけるので、常備薬としてもおすすめです。<商品情報>新ルルAゴールドDXα価格:90錠 ¥2,420(税込)編集部調べ長引く咳を改善したいなら『ルルアタックCXプレミアム(第一三共ヘルスケア株式会社)』抗炎症成分である成分が、イブプロフェンとグリチルリチン酸の2種類はいっており、のどの腫れや痛みによく効きます。咳止め成分のジヒドロコデインリン酸塩酸とノスカピンのほかに、気管支をひろげて呼吸を楽にするdl-メチルエフェドリン塩酸塩、痰を切りやすくするカルボシステインも配合されており、咳を改善する効果が高い薬です。風邪をひいて数日たつのに咳が続いてつらい、というかたにオススメです!<商品情報>ルルアタックCXプレミアム価格:18錠 ¥1,650(税込)編集部調べ風邪のひきはじめなら『パブロンゴールドA〈微粒〉(大正製薬株式会社)』微熱や鼻水、痰のからみなど、風邪の諸症状に効く成分がバランスよく配合されています。粉タイプで溶けやすいため飲みやすく、12歳以上のかたから服用できます。風邪のひきはじめにおすすめです。<商品情報>パブロンゴールドA(微粒)価格:28包 ¥2,057(税込)編集部調べ妊娠中や授乳中の安心なのは『メジコンせき止め錠Pro(シオノギヘルスケア株式会社)』有効成分は咳止めであるデキストロメトルファンのみで、医療用と同量がはいっています。その他の有効成分はなにもないため、眠くなるのが困るかたや、他にも薬を服用していて飲み合わせが心配なかたに向いている薬です。また、妊娠中や授乳中のかたにも比較的安心して使用していただけます。<商品情報>メジコンせき止め錠Pro価格:20錠 ¥1,452(税込)編集部調べ苦い薬を飲みたくない人は『龍角散ダイレクトスティック(株式会社龍角散)』漢方の成分で構成されており、痰を改善するキキョウ、セネガ、咳止めのキョウニン、炎症をおさえるカンゾウといった成分が含まれています。この薬は細かい粉状になっており、水なしで服用することができます。漢方成分がのどの粘膜に直接作用することにより痰などの異物を押し出す効果があるため、のどに違和感があり咳払いが多いかたに効果的です。味はミントとピーチの2種類あり、苦い薬を飲みたくないかたにもおすすめです。<商品情報>龍角散ダイレクトスティック価格:16包 ¥580(税込)編集部調べ気軽に飲める市販風邪薬の注意点市販でも多くの種類があり気軽に飲んでしまいがちな風邪薬ですが、基礎疾患をおもちのかたは、服用にあたり注意が必要な場合もあります。とくに市販薬によく含まれているdl-メチルエフェドリン塩酸塩には、血管を収縮させて血圧を上げる作用があるので、高血圧の治療中のかたは服用前に医師や薬剤師に相談してください。また、風邪のひきはじめによく使われる漢方薬の葛根湯に含まれているマオウという成分も、同じように血圧を上げる作用があるため注意してください。以上、身近な病気である風邪についてお話でした。軽い病気だと思われることの多い風邪ですが、悪化すると副鼻腔炎や咳喘息といった重い症状につながることもあります。手洗いうがいを徹底し、食事・睡眠をしっかりとって、まずは風邪をひかないようにすることが大事です!文・かえでら実子
2023年12月29日肺炎とはどんな病気?肺炎が起きる原因は?肺炎とは、肺胞と呼ばれる肺にある空気の袋やその周辺組織に炎症が起きることで発症する病気です。全世界において、子どもの主な死亡原因ともいわれていますが、日本のような先進国では死亡に至ることはまれです。肺炎のよくある症状として、咳、発熱、呼吸困難などが挙げられます。肺炎にかかると肺胞内は膿や液体で満たされ、酸素の摂取量が減少し、呼吸時に息苦しさを感じます。また、肺炎と似ている症状を呈する病気として上気道炎や気管支炎があります。肺炎との違いは、炎症の起きる場所にあります。まず、気道は鼻から始まり、咽頭喉頭(喉の奥~首のあたり)、気管と続きます。気管が枝分かれしたものが気管支であり、何度も何度も枝分かれを繰り返して細い気管支となっていき、最終的には肺胞という酸素と二酸化炭素の交換を行う器官となります。鼻腔、咽頭喉頭までに炎症が生じたものを上気道炎(いわゆる風邪の多く)、気管支に炎症が及んだものを気管支炎、肺胞まで炎症が及んだものを肺炎と呼びます。肺炎は、呼吸状態が悪化して苦しい状態になっていることもありますし、悪化することで治療が長引いたり入院治療が必要となることもあるので、呼吸が苦しそうだったり、ぐったりしているという場合には、なるべく早く医療機関を受診するようにしましょう。参考:肺炎の概要|MSDマニュアル家庭版参考:肺炎について(ファクトシート)|厚生労働省肺炎は原因となる病原体によって、主に以下のように分類されます。・ウイルス性肺炎・細菌性肺炎・非定型肺炎ウイルス性肺炎とは、何らかのウイルスに感染することによって発症する肺炎のことです。肺炎を起こす主なウイルスはRSウイルス、アデノウイルス、ヒトメタニューモウイルス、ライノウイルス、インフルエンザウイルスなどがあります。細菌性肺炎とは細菌感染により生じる肺炎のことです。主な細菌としては、肺炎球菌やHib(ヘモフィルスインフルエンザ菌b型)などが挙げられます。ウイルス性肺炎を単独で発症することもあれば、細菌にも感染して細菌性肺炎を併発することもあります。非定型肺炎は、ウイルスとも細菌とも違う病原体で生じる肺炎のことです。マイコプラズマ肺炎やクラミジア肺炎などが該当します。そのほかにも、食べ物などの誤嚥(本来気管に入ってはいけないものが入ること)で起きる誤嚥性肺炎、有機物の粉塵や化学物質を繰り返し吸い込んだことによるアレルギー反応により引き起こされる過敏性肺炎、「間質」と呼ばれる肺胞の壁に炎症が生じる間質性肺炎などが存在しますが、小児では後者2つはまれです。参考:知っておきたい関連領域のトピックス―小児のウイルス性肺炎―堤 裕幸参考:症状からアプローチするインバウンド感染症への対応感染症クイック・リファレンス細菌性肺炎|一般社団法人日本感染症学会参考:症状からアプローチするインバウンド感染症への対応感染症クイック・リファレンス非定型肺炎|一般社団法人日本感染症学会肺炎はうつる?肺炎の初期症状、診断方法、子どもに多いマイコプラズマ肺炎の特徴は?肺炎を引き起こした病原体の種類によっては、人にうつるものもあります。感染経路はさまざまありますが、主な感染経路は、感染者がくしゃみや咳をすることで発生する飛沫によるものです。ウイルスや細菌を吸い込むことで感染します。典型的な症状は、咳、痰、発熱、胸痛、ぐったりしている、呼吸困難、多呼吸、食事量の低下などがあります。全てがみられるとは限りません。小児の場合には、胸郭が薄くやわらかいため、大人に比べて呼吸の状態を目で見て判断しやすいです。呼吸状態が悪い場合(苦しい場合)、小児では努力呼吸が顕著になります。例えば、肋骨の下(お腹との境界)や胸骨上窩(胸骨の上、両側の鎖骨の間)がべこべことへこむように呼吸をしたり(陥没呼吸)、お腹を動かして呼吸をしたり(腹式呼吸)、といったことがみられるようになります。洋服の上からでは分かりにくいことも多いので、呼吸状態を確認する時には、上半身を裸にしてみてあげてください。普段の呼吸状態を時々観察しておいて、比較をすると分かりやすいかもしれません。また、呼吸の数も普段より多くなります。乳児の場合、肺炎が重症化すると低体温、痙攣といった症状が生じるリスクもあるとされています。肺炎の診断には、視診(努力呼吸や呼吸数)、聴診、酸素飽和度の値、胸部X線検査、胸部CTスキャンなどが参考になります。多くの場合、診察所見と胸部X線検査によって診断に至りますが、場合によっては胸部CTスキャンを行うこともあります。肺炎の種類の中に、子どもの発症が多いといわれるマイコプラズマ肺炎があります。マイコプラズマ肺炎は「肺炎マイコプラズマ」という名の微生物に感染することによって生じる肺炎のことです。患者のうち80%程度が14歳以下の子どもというのが特徴の一つです。通年見られますが、冬にはやや増加するという特徴もあります。マイコプラズマ肺炎は咳や頭痛、発熱、だるさなどの症状がよく見られ、熱が下がっても咳は3~4週間続くことが多いといわれています。マイコプラズマに感染しても気管支炎ですむことも多いですが、中には肺炎まで進行し重症化する場合もあります。治療にはマイコプラズマに効果のあるマクロライド系などの抗菌薬が用いられます。近年抗菌薬がきかない耐性菌も増えてきていますが、その場合もほかの種類の抗菌薬に変更して治療を行うことが可能である場合が多いです。基本的に症状は軽いことが多いですが、重症化した場合には入院治療を行います。呼吸が苦しそう、食事がとれていない、発熱が続くなど心配な点があれば医療機関に伝えるようにしましょう。参考:肺炎-解説-|東京都こども医療ガイド参考:肺炎の概要|MSDマニュアル家庭版参考:肺炎について(ファクトシート)|厚生労働省参考:マイコプラズマ肺炎に関するQ&A|厚生労働省肺炎の予防法は?かかったら、どのくらいで治る?治療に使われる薬や、入院の目安肺炎は日常生活や予防接種である程度予防することができます。主なものとしては、・外出から帰ったときは手洗いをしっかりする・家族で咳をしている人がいるときはマスクをする・咳をしている人と別の部屋で過ごす・大人の場合は禁煙をする・ワクチンを接種するなどです。ワクチン接種は肺炎そのものを予防するというより、百日咳やインフルエンザなど、合併症として肺炎を引き起こす可能性がある病気を予防するものが多くなっています。子どもが受けることのできるワクチンは積極的に接種していくといいでしょう。細菌による肺炎の治療では抗菌薬を使った治療を行います。比較的軽症の場合は、飲み薬で自宅で治療できることも多いですが、重症化した場合には入院して酸素投与や点滴での抗菌薬投与が行われることもあります。入院治療では数日で呼吸状態が改善し、1週間程度で退院という流れが多いですが、長期化することもあります。また、ウイルスによる肺炎の場合は抗菌薬は効果がありませんが、細菌とウイルスに同時に感染していることも考えられるため、抗菌薬が処方されることもあります。長引く咳や胸の痛みや息苦しさなど気になる症状がある場合は、医療機関の受診を肺炎はさまざまな原因で肺胞やその周辺組織に炎症が起きることで発症する病気です。咳、痰、発熱、努力呼吸、多呼吸などの症状があらわれます。治療は肺炎の原因によっても変わってきますが、細菌が原因の場合は抗菌薬を使った治療が行われます。軽症の場合は飲み薬による治療ですが、重症化した際は入院治療を行う必要も出てきます。日常的な手洗いやワクチン接種などの予防法がありますが、万が一呼吸が苦しそう、食事がとれていない、発熱が続く、ぐったりしているなどの気になる症状がある場合は早めに医療機関を受診するようにしましょう。
2023年12月24日今回は、物語を元にしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。イラスト:エトラちゃんは見た!風邪で寝込んでいると…主人公は風邪で寝込んでいました。するとバイト先の女性社員がやってきて、勝手に看病を始めます。主人公が女性社員を帰らせようとしていたそのとき…。「ピンポーン」とインターホンが鳴り、今度は付き合っている彼女がやってきました。彼女がやってきた出典:エトラちゃんは見た!女性社員が出て…出典:エトラちゃんは見た!ここでクイズ彼女と鉢合わせた女性社員のセリフとは?ヒント!それを聞いた彼女は怒り出しました。[nextpage title="Ys`'y>T0o…"]勝ち誇る女性社員出典:エトラちゃんは見た!正解は…正解は「私のほうが先なんだけど」でした。女性社員の言葉を聞いた彼女は、すぐに主人公を問い詰めます。主人公は事情を説明しますが、彼女の怒りは収まらないのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2023年12月04日皆さんは、家族の看病をしたことはありますか?今回は、義母が風邪をひいたときのエピソードを紹介します。イラスト:夢鳥ねむ義母の風邪義母の友人に自慢まったくのデタラメを…ひどい仕打ち…褒めてくれるのかと思いきや、まさかの嫁イビリで傷ついてしまった主人公。嫌な気持ちにならないよう、お互いに配慮することができたら理想ですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年11月21日風邪やインフルエンザなどの流行が気になるこれからの季節、なるべく体調を崩さないで過ごしたいですよね。風邪予防には免疫力を下げないことが大切ですが、実は、朝ごはんの選び方によっては免疫力を下げてしまう可能性があるのです。そこで今回は、管理栄養士の筆者が免疫力を下げてしまう朝ごはんについてお伝えします。免疫力アップのためのポイントもお伝えしますので参考にしてください。免疫力を下げる食事とは免疫力が下がると、風邪をひきやすくなったり、回復が遅くなったりとさまざまな不調の要因となります。では、免疫力を下げてしまう食事にはどのような特徴があるのでしょうか。たんぱく質が不足しているたんぱく質は、細胞や免疫物質をつくるために重要な栄養素です。慢性的に不足すると、免疫力が下がる要因となります(※1)。そのため、なるべく毎食たんぱく質を意識して摂れるといいでしょう。また、三大栄養素である糖質・脂質・たんぱく質のなかでも、たんぱく質はより多くの熱を産生する栄養素なので、朝ごはんに取り入れることで体温アップも期待できます(※2)。たんぱく質は肉・魚・たまご・大豆製品などに多く含まれているので、毎食偏らないように様々な食品を取り入れるとよいでしょう。朝ごはんなら、たまご焼きや納豆を食べる、みそ汁に豆腐をプラスするなどの工夫もおすすめです。腸内環境が悪化しやすい食事免疫力をアップさせるには腸内環境を整えることも重要といわれています。腸内環境を整えるためには、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を増やさないための工夫が大切。善玉菌を増やすためには、善玉菌そのものが含まれている発酵食品(ヨーグルトや納豆など)、善玉菌を増やす働きのある食物繊維やオリゴ糖を含む食品(野菜・果物・大豆製品など)を食事に取り入れることが有効です。また、悪玉菌が増える要因として脂質が多い食事が挙げられます。油が多く使われている食事は摂りすぎないように気を付けましょう(※3)。免疫力を下げやすい朝ごはん3つここからは、免疫力を下げないために、なるべく避けたい朝ごはんメニューを3つ紹介します。ただし、絶対に食べてはいけないわけではありません。食べすぎに注意したいものとして参考にしてください。カップ麺これからの季節は気温も下がってくるので、温かい麺類が欲しくなることもあるでしょう。しかし、カップラーメンやカップ焼きそばなどには脂質が多く含まれているため、食べすぎると腸内環境を悪化させる可能性があります。また、たんぱく質や野菜が不足し栄養バランスが偏りやすいため、毎日のように朝ごはんとして食べるのは控えたほうがいいでしょう。麺を食べたいときは、ノンフライ麺の活用や、野菜やたまごをプラスするなどのアレンジがおすすめです。菓子パン菓子パンは手軽に摂りやすいため、朝ごはんに取り入れている人もいるかもしれません。しかし、菓子パンは糖質や脂質が多く含まれていて、栄養バランスが偏りやすい食べ物です。そのため、ごはんというよりはおやつとしてたまに楽しむ程度がよいでしょう。朝ごはんでパンを食べたいときは、食パンにたまご・野菜を組み合わせるなど、たんぱく質や食物繊維もしっかり摂れるメニューがおすすめです。また、パンのなかでもライ麦パンや全粒粉パンなどには食物繊維が多く含まれていますよ。加工肉加工肉とは、ハム・ベーコン・ソーセージなどです。これらは朝ごはんに取り入れやすい食品ですよね。もちろん少量なら問題ありませんが、脂質が多く含まれているため、摂りすぎは腸内環境を悪化させる要因となります。加工肉のほかにも脂身の多い肉・揚げ物・スナック菓子・洋菓子などには脂質が多く含まれています。朝ごはんだけでなく、ほかの食事でも摂りすぎには気を付けましょう。免疫力アップには和食がおすすめごはんを主食とした和食は、野菜・豆類・魚なども摂りやすく、免疫力アップに大切なビタミン・ミネラル・食物繊維の摂取量も増やしやすいといえます。さらにごはんはパンや麺に比べて食物繊維や水分を含み、便通を整えやすい食べ物です。主食の中でもごはんは脂質が少ない食品であり、和食は洋食と比べても脂質が少ないメニューが多いため、朝ごはんには和食を選ぶとよいでしょう(※4)。朝ごはんはバランスよく食べて免疫力アップ免疫力アップを目指すための朝ごはんは、できるだけバランスよく摂ることが大切です。腸内環境を整えるための食物繊維や発酵食品、たんぱく質が摂れるメニューをぜひ意識してみてください。また、今回ご紹介した「免疫力を下げやすい朝ごはん」も、摂りすぎなければ大丈夫。朝ごはんをしっかり食べて、これからの季節も元気よく過ごしましょう。【参考】※1 厚生労働省.e-ヘルスネットたんぱく質※2 厚生労働省.e-ヘルスネット食事誘発性熱産生 / DIT※3 厚生労働省.e-ヘルスネット腸内細菌と健康※4 農林水産省.お米と健康・食生活©GrandJete/PIXTA(ピクスタ) ©buritora/AdobeStock ©polkadot/AdobeStock筆者情報寺内麻美管理栄養士を取得後、病院での給食や栄養管理、クリニックで生活習慣病予防のための食事指導に携わる。現在はダイエットサポートやレシピ制作、根拠のあるデータをもとに食や健康コラムの執筆などを行なっている。文/管理栄養士・寺内麻美
2023年11月19日更年期症状の1つである落ち込みやイライラなどの精神症状。これから寒い季節に向かっていきますが、一般的にはうつの症状は冬に多いといわれています。更年期の精神症状にも、季節と関係はあるのでしょうか。また、その場合、精神症状を悪化させないためにできることはあるのか、産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。冬に更年期の精神症状が悪化するってホント?季節の変化に体がついていけないことでさまざまな不調が冬になると精神症状が悪化するとよく聞きますが、実際はどうなのでしょうか。「精神症状には脳内の神経物質であるセロトニンが関係するとされています。セロトニンはストレス耐性をもたせ、精神の安定や脳の活発化を促します。セロトニンは日光を浴びることで分泌されますが、冬は日照時間が減り、気温が下がるので外出する機会も減ります。そのためセロトニンも減るとされ、精神症状が増えると考えられています。ただ、冬になると全員に精神症状が表れるわけではないので、理由の1つ、くらいに考えると良いと思います。それよりも、女性の場合は秋から冬へ向かう変化についていけないことの影響が大きいと思います。季節の変化への対応は自律神経でコントロールしますが、更年期に入ると女性ホルモンの分泌の乱れとともに自律神経も不安定になります。季節の変化への対応についていけず、さまざまな不調を引き起こしやすくなるのです」(駒形先生)落ち込みを和らげる対策は?1.日光を意識的に浴びる「セロトニンは日光を浴びることで分泌されます。1日15分ほど浴びれば十分とされていますが、冬は光量が減るので気持ち長めが良いでしょう。紫外線が気になる人もいると思いますが、日光浴は手のひらだけでも十分とされています。手のひらは日焼けしにくい箇所なので、気になる方は『手のひら浴』が良いでしょう。また、朝のウォーキングもおすすめです。脳が活性化され、1日を活動的に動けるからです。そのとき、全身に日焼け止めを塗るなど紫外線対策をしっかりしてしまうと効果が薄れてしまうので注意しましょう」(駒形先生)2.体調に合わせた生活にシフトする「体調が良くないときも普段の生活は変えない、という人がいます。体調が良くない、というときは体から『休んだほうがいい』というサインが出ているということです。季節の変わり目に体調を崩しがちな人は頑張り過ぎないことが大切です。家事や仕事などのペースを少し落として、体が新しい季節に慣れるまでは休息をこまめに取るなど無理をしない生活を心がけましょう」(駒形先生)3.体内時計に合わせた生活を心がける「よく、規則正しい生活を送りましょうと言われますが、季節は変わるのに生活はそのまま変わらないというギャップが、体への負担になるときがあります。欧米では古くからサマータイムなど季節に合わせた生活リズムが取られていますが、日本も導入してほしいと感じます。季節の巡りに合わせた生活にすること、またそれに伴う自分の体の変化に合わせて生活することで体への負担は軽減されます。夜寝る時間も、『22時には必ず寝る』と、眠くもないのに布団でゴロゴロするのはよくありません。時間よりも自分の体を軸にして、『眠くなったら寝る』ほうが体へのストレスは減るはずです。育児や仕事は自分のペースだけで進められるわけではありませんが、自分の体や体内時計にできるだけ忠実に行動すれば、心も体もラクになるでしょう」(駒形先生)4.婦人科に相談する「私のクリニックにも精神症状を訴える患者さんはたくさんいらっしゃいます。その多くは心療内科や精神科でまだ相談をしていない方です。精神症状に悩んでいても、心療内科などはハードルが高いと思っている方は多いようです。そんなときはまず、婦人科で相談するのも良いと思います。正直、婦人科では心療内科などよりもカウンセリングの時間は多く取れませんが、誰かに話すことで自分を客観視できるのではないでしょうか。また、精神症状の裏に体の不調や気分の落ち込み、イライラなどを引き起こす甲状腺疾患が隠れている場合もあります。婦人科では症状に合わせて甲状腺疾患の検査もおこなうことが多いので、悩みがある方は相談してみてはいかがでしょうか」(駒形先生)5.不安やイライラの原因を明らかにする「デスノート」を書く「私たちは知らず知らずのうちにいろいろなことを我慢してしまっています。一度我慢してフタをしてしまった感情は勝手になくなることはなく、いつまでも心の中でくすぶり続けています。その結果、ふとしたきっかけで落ち込んだり、不安になったり、人によってはイライラしたりという不調が表れるのです。ですから、ため込んだ感情は向き合い、処理することが大切です。そこでおすすめしているのが『デスノート』です。納得できなかったことをひたすら書き出し、その理由をとことんまで突き止めます。そのうち『あ、こういうことだったのか』と、ふに落ちるときがきます。そこでやっと我慢してきた気持ちが成仏するのです。落ち込んでいた理由が『なんとなく』ではなく、はっきりするだけで心はかなりラクになります。お気に入りのノートとペンで試してみてください」(駒形先生)まとめいかがでしょうか。紹介した5つの対策はすべておこなわないといけないものではありません。ご自身の生活やスタイルに合わせて選んでほしいと思います。落ち込みもため込まず、「今日はやる気が出ないな」という日は思い切って休む勇気を持ちたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/岩崎みどり(51歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年11月09日毎月の生理の症状に、悩まされる女性は多いもの。中には、症状にムラがあり嘘をついていると疑われてしまったという方も。今回は実際にあった「生理に関して驚いたエピソード」をご紹介します。Hさんの場合……私は生理の症状にムラがあり、起き上がるのもつらいときもあれば、症状が軽く日常生活が普通に送れるときもあります。シフト制の職場で働いていたときに、同僚だった女性に「生理で休む月もあれば、普通に仕事してる日もあるよね?嘘ついて休んでない?」と言われました。そのときの心情は?その人は、生理が重く腰が痛くてつらい経験や、経血の量が多くて苦労した経験がないのかと思い、苛立ちを感じました。また、男性に言われるならまだしも、歳上の出産も経験している女性に言われたのがショックでした。どんな世の中になって欲しいですか?生理も風邪と同じように、理解され休めるようになるといいなと思います。(32歳/会社員)同棲中の彼からのひと言自身の体験談を描く漫画家みわ柴(@miwashibachan)さんの「生理で別れた話」でも、生理にまつわる驚きのひと言が描かれています。主人公のみわ柴さんは、知り合いから月経前症候群(PMS)のことを聞き、産婦人科を受診。同棲中の彼のもとへ帰宅すると……?日常生活に支障が出る生理前の症状は、「月経前症候群」という病気です。それを相談しに産婦人科へ行っただけなのに、「ついに浮気でもした?」と彼から疑われて弁明する羽目に。この後、さらに生理をめぐって主人公と彼は大きくすれ違ってしまいます。こんな時どうする?生理についてもっと全ての人が理解を深められる機会があれば、Hさんや漫画の主人公が言われたような言動はなかったかもしれません。もしあなたが「自分の症状に心ない言葉」を言われたら、どう対処しますか……?※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。漫画の監修:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(DoctorofPhilosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方、予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年11月02日皆さんは、夫の行動にため息がもれたことはありますか?今回は、風邪で寝込んでいたときのエピソードを漫画で紹介します。イラスト:いのくち風邪で寝込んでいたとき夫の言葉に甘えて美味しそう!キッチンを見にいくと…体調を崩した妻を心配して料理をしてくれた夫。後片づけまでしっかりとしてくれたら、より嬉しかったですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2023年10月31日完全には防げないけどラクになった!一家揃って倒れないよう家庭内の感染対策は大事娘・ふーみんは保育園に通い始めてからよく風邪をひくようになり、私にも毎回うつってしまうようになりました。最初は「産後は体が弱ってるから仕方ないのかな」と思っていたのですが、夫もよく風邪をひいていて、しかも二人とも以前より治りが遅いことに気づいたんです。もしかして産後ってだけじゃなく、風邪をひきやすく治りにくくなった理由が他にもあるのではと思って夫婦で考えてみたところ、心当たりがたくさん!・子育て中は、常に子育てと家事と仕事で疲れていて、体力も気力も不足しがちだから。・子どもは風邪をひくと不快感からぐずったり夜泣きをしたりしてしまうため、普段以上に手がかかって親はより疲れたり睡眠不足になったりするから。・子ども相手だと距離を取れないので、親は近距離から咳などによって飛沫を浴びてしまうから。・子どもを連れて小児科に行くことも多く、そこからもらってしまうこともあるから。・小さな子どもはまだトイレで排泄することができず、親は排泄物のついたおむつを処理するから。また、抱っこしている時などに嘔吐してしまうから。・子どもが風邪をひいているときに感染すると、親は子育てや看病、家事を休めないため、自分の回復が遅れるから。つまり、親はもともと疲れ気味のところに、子どもの看病というタスクが増えて疲弊し、子どもと距離を取ることもできず飛沫などを浴びるため、感染待ったなしだからか〜と納得!大体の理由がわかったら対策も取れるので話し合って、以下のような工夫をすることにしました。・風邪の気配を察知したら家の中でもマスクをし、こまめに手洗いをする。・娘が風邪をひいたら早めに生活エリアをわける。とはいっても住んでいる場所はマンションのワンフロアで完全隔離できるほどの広さはないため、寝室や居場所を分ける程度。・看病するのは私か夫の片方だけ。もう片方は、交代に備えて家事をしながら仕事を進めておく。・小児科に行く時は、発熱外来にかかる時以外は、なるべく空いている時間帯に行く。マスクをする。・娘と一緒に食事をとらない。娘の食事が終わってテーブルを消毒してから、私たち親が別々に食事をとるようにする。・同じタオル、コップや食器類などを共用しない。娘の食べ残しは捨てる。・嘔吐物や排泄物は、手袋とマスクをして片付けたり、必要な場合はハイター等で消毒する。・何らかの感染症が流行している時には、なるべく外出を控えて家で過ごす。「できるだけ風邪を持ち込まない!」がスローガン。これによって、ふーみんと同時期に親も風邪をひくようなことは激減。しかし、どうしても看病していると感染することはあります。でも、そうなったとしても、もう一人とバトンタッチできるので安心です。今では家庭内の感染対策は大切だなと思うようになりました。投稿募集子どもってめちゃくちゃ風邪をひきますよね。家でやっている感染対策、看病中に気を付けていることなどがあれば教えてください。#我が家の感染対策と看病の心得#ふうふう子育て※匿名ご希望の方はマシュマロをお使いください。※いただいたエピソードを作品で取り上げてさせていただいたり、出典を明記のもとシェアさせていただくこともあるかもしれません。予めご了承ください。======================================次回更新は、10/29(日)の予定です。どうぞお楽しみに!<<『青鹿ユウの夫婦でふうふう子育て』をすべて読む>>======================================(編集協力:大西まお)この記事の執筆者漫画家青鹿ユウ漫画家。夫と娘と猫と暮らしている。自分の経験、専門家から学んだことを「気軽に楽しく読めて、ちょっとためになる」漫画にしたいと思っている。著書に『今日から第二の患者さん』(小学館)、共著書に『子どものアトピー性皮膚炎のケア』、『ほむほむ先生のアレルギー教室』がある。→記事一覧へ
2023年10月22日40歳を過ぎたころ、1カ月以上にわたってせきが止まらなくなったことがありました。コホコホという小さなせきではなく、周りに不安を与えるような大きなせきです。さらに、一度出始めたらなかなか止まらないので、会社では毎回席を立って治まるまで廊下やお手洗いで過ごさなければいけませんでした。風邪によるせきが止まらない…私は風邪をひいても熱が出ることはあまりありません。喉の調子が悪い、鼻水が止まらない、せきが治まらない……。こんな症状が延々と続きます。熱が出ないので病院へ行かずに、市販の風邪薬を飲んで治るのを待つことが多かったのですが、40代を過ぎたころ、風邪薬を飲んでもまったく効果がなくて1カ月以上もせきが止まらないということがありました。一度出始めたらなかなか止まらないし、たんが絡んだ大きなせき。マスクはしていましたが、会社ではきっと周りの同僚に不安と不快感を与えていたことと思います。せきが出始めたら席を立って落ち着くのを待つのですが、意外とその途中でせきが止まったりするのです。でも、また席に座るとせきが出始める。オフィスには大きな空気清浄機、デスクには加湿器を置いているにもかかわらず、席に戻るとゴホゴホし始めて日々行ったり来たりで、仕事も集中できない。そんな日々が1カ月続きました。病院で原因を知り驚がく購入した風邪薬をひと箱飲み終わるころ、自力で治すのは無理だなと思ってやっと近所にある内科へ行くことにしました。熱も出ていないのに、なぜこんなにも長くせきが止まらないのか? と聞いてみると、逆に熱が出ていないから長引いているとの回答に驚きました。先生いわく、熱が出ることによって菌を退治できるとのこと。私の場合は、熱が出ていないから退治できなくて、いつまでも体内に風邪の菌が残っている、熱を出すほどの体力がない、加齢による免疫力低下で菌を退治できない。不快には感じませんでしたが、散々な言われようです……。若いころから風邪をひいてもあまり熱は出なかったですが、それでも10~20代のころは3年に1回ぐらいの頻度で約40℃の熱が出ていました。しかし30代に入ってからパッタリと熱が出なくなりました。あの熱はたまった菌や老廃物を出してくれていたのでしょうか。結局、病院では少ない免疫力で風邪の菌と闘うしか方法はないと言われ、抗生物質を処方してもらって帰宅しました。3週間を経てやっと治まる内科の先生に、とにかく加湿をするようにと言われたので、もともと使用していた加湿器にプラスして100円ショップで購入した加湿器、さらにグラスに水を入れたものを置いて(効果があったかはわかりませんが……)とにかく部屋を潤しました。もちろん、処方された抗生物質もきっちり飲みました。それでも、やっと落ち着いてきたなと感じたのが2週間後。完全に止まったのは3週間もたってからでした。周りにも「やっと止まったね」と言われるぐらい、治まるまでにかなりの時間を要したせき。自分の免疫力の低さに、つくづくあきれました。先生に言われた「風邪を治すには熱が出たほうが早い」「熱を出すにも体力が必要」ということを知ってから、なんとか免疫力を上げたいと思って、今まで通勤は自転車だったところを徒歩にする、エレベーターから階段に変える、食事や飲み物にしょうがを加えるなどを実行しています。やっていることがささやか過ぎるのか、私の免疫力が低過ぎるのか、残念ながら相変わらず熱は出ませんが、今では風邪をひくこともほとんどないので少しは効果が出ているのでしょう。まとめこの経験をするまで、熱が出ないことは良いことだと思っていました。そして、熱が出ないから私は免疫力が高いとさえ思っていました。実はまったく逆だったとは、恥ずかし過ぎる……。もし、また風邪をひいてせきが出たとして、今度はすぐに風邪菌をやっつけられるように、体力と免疫力のアップを目指して地道に歩んでいきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/マメ美著者/西野りこ(47歳)独身。15年務めた会社を契約満了で切られ専業ライターに。35歳のときに10年間の結婚生活に終止符を打つ。以降、おひとりさま生活を満喫して、好きなものを食べ好きなお酒をガブガブ飲んでいたら体重が取り返しのつかないことに。一念発起でダイエット検定1級を取得しマイナス6kgのダイエットに成功。しかし、まだ標準体重オーバー。日々、心と身体の健康を取り戻すべく日々奮闘中である。
2023年10月11日45歳のときに子宮筋腫で子宮と卵巣を全摘出した私。このことにより、生理がなくなったことへの喜びも一転、その後に待ち受けていたのは過酷な更年期症状でした。更年期症状について周りから理解してもらえず苦しむこともありました。子宮と卵巣を全摘出してから始まった、私の更年期症状体験記を紹介します。40歳過ぎから出血と生理痛に悩まされる私は40歳を過ぎたころから、生理のたびに出血量が徐々に増えていくようになりました。大きなナプキンを使用しても漏れ出るほどの量だったのです。そのうちめまいがひどくなり、病院に行って診察を受けると、最高血圧が80mmHg、最低血圧が40mmHgで重度の貧血だと診断されてしまいました。増血剤を処方してもらい、しばらくそれで対処しながら生活していました。 それから3年ほどが経過して生理痛もひどくなってきたので、病院に行って診てもらうことに。内診をしてもらうと小さな筋腫があると言われました。しかし、年齢から考えると筋腫が大きくなる可能性は低いと言われ、そのまま様子を見ることにしました。その間にも生理でもないのに下腹部が痛くなったり、めまいの頻度も多くなったりと、立っていられないほどのだるさを感じるようになりました。その症状は、普通に生活できないほどのレベルでした。 大学病院で子宮と卵巣を全摘出思い切ってかかりつけではない、産婦人科クリニックに行って診察をしてもらうことに。私が住んでいる地域では評判の良いクリニックだったので、何か手立てを考えてくれると期待していきました。内診をしてすぐに子宮摘出をしたほうが良いと診断されました。筋腫はすでにリンゴ大くらいに大きくなっていて、筋腫が変性している可能性があるとのことでした。急いで対処しなければならない状態だそうで、近くの大学病院を紹介されて診察を受けました。幸いにも子宮肉腫(しきゅうにくしゅ:子宮の筋肉や間質などの組織から発生する悪性腫瘍)にはなっていませんでした。ですが、空き状況を見てなるべく早く子宮と卵巣の全摘をしなければならないと言われ、それから2週間後に入院。次の日に開腹手術がおこなわれました。主治医からは、卵巣を摘出すると女性ホルモンが生成されなくなり、更年期症状が出るかもしれないが、もし残しても卵巣がんなどを発症する可能性もあります、と言われ思い切って摘出することに同意。更年期症状よりも卵巣がんのほうが心配で摘出したのですが、事態はそううまくいきませんでした。以前主治医からも「更年期症状を甘く見ないでくださいね」と言われていましたが、私は「ただホットフラッシュで暑くなるだけでしょ」と高をくくっていたのです。更年期の症状は悪化していく一方最初は生理から解放されたことがうれしかったように思い出されます。手術後しばらくは、ホルモン剤を処方されて飲んでいたため、目立つ症状も表れませんでした。しかし、ホルモン剤を飲まなくなってしばらくしてから、徐々にホットフラッシュが始まり、イライラも始まってきたのです。ホットフラッシュはそれまで1日に数回程度だったのが、1時間に1回になり、さらに症状が表れる前兆として動悸が激しくなり、気持ちが悪くなって過呼吸に似たような気の遠くなる感じがありました。最悪の状態では動けなくなってしまい、1日中寝ているといった日が続くようになってしまいます。家事もろくにできなくなり、罪悪感が増し、症状はひどくなって行く一方。友人が心配して、心療内科への受診を勧めるほどでした。自助グループへの参加が回復につながった抵抗はありましたが、しかたなく友人に紹介してもらった心療内科に通い、抗うつ薬を処方されて、ある程度症状が改善したので、3年ほど続けた薬をやめました。それでもまだ精神的につらい日々が続いていたのです。そんな中、何よりも改善につながったと思ったのは、同じような悩みを持つ人たちの通う自助グループへの参加です。「自分だけではない」と実感し、気持ちがラクになったことが何よりの薬だったようです。家族に訴えても、中々わかってもらえなかったストレスも積み重なっていたようです。自助グループで悩みを打ち明けることを繰り返していくうちに、症状が徐々に軽くなっていきました。完全に回復したわけではないのですが、生活に支障を来たさない程度にまで回復したことはたしかです。まとめ卵巣を摘出したことで起こったひどいホットフラッシュやだるさなどが、抗うつ薬で改善されましたが、それでも精神的に落ち込みました。その後、自助グループに参加して話をしたことで、精神的な落ち込みも回復し、普通の生活に戻れたと思います。これからもこのような症状は続くかもしれませんが、気持ちに張りを持って1日1日を気分良く過ごせるように、自助グループへの参加は続けていきたいです。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/Mrsjunko(55歳)結婚した当初から建築関係の会社を営み、2人の男の子と1人の女の子を授かる。45歳で子宮筋腫から子宮と卵巣を全摘、その後更年期が始まることに。体調の変化に四苦八苦しながらも、夫との2人暮らしを満喫している。趣味はおいしいものを食べて海外ドラマを見ること。
2023年10月11日俳優の賀来賢人が出演する、エスエス製薬「エスタック EX ネオ」の新CM「風邪の症状は5年編」が27日より放送される。また、新WEB CM「風邪の症状は5年編(WEB)」、スペシャルムービー「風邪のつらい日を1日でも短く編」も同日に公開。○■賀来賢人、5秒の間に14変化CM冒頭で賀来が伝えるのは、「風邪の症状は一生のうちで約5年もあるらしい(推計値)」という衝撃の事実。実はこの数字は、一生のうちで泣いたり、家族とご飯を食べたりする推計時間よりも長く、この事実に賀来が「由々しき事態です」と深刻な顔で語るシーンはインパクト大だ。また、WEB CMにおいては、この“一生”をよりリアルに表現するため、人生の中で咳・鼻水・悪寒などあらゆる風邪の症状に悩む賀来が登場。パジャマ姿や季節の流れを感じさせる服装のほか、幼稚園児の姿や体操服姿も。5秒の間に14変化もする賀来の姿は必見だ。○■賀来賢人インタビュー――「エスタック EX ネオ」のCM出演オファーが来た時の心境は?以前までのエスタックさんのCMがとても印象的で自分自身もよく見ていたので、「まさか自分が……」と感じましたし、とても光栄に思っています。――「風邪の症状は一生のうち約5年」という事実を聞いて、いかがでしたか。CMを撮影する前に改めてその字面を見て、そしてナレーションをする際に実際に声に出したのですが、思ったよりもずっしりと重く感じてしまいまして……。5年ですよ!? 人生のうち5年も風邪を引いているというのが、家族と一緒に食事している時間よりも長いと。まさに、「由々しき事態」ですねこれは。いかに自分の体調管理の問題でもったいない時間を過ごしてるのか、というのをひしひしと感じたので、これからは体調に気を付けないとな、と思いました。――本当にお忙しくされているかと思いますが、体調管理において、気をつけていることはありますか?まず運動は絶対。あとは早寝早起きです。長い間、不規則な生活が続いてたんですが、子供がいるので最近は調子の良い時は20時に寝て5時、6時に子供と一緒に起きる、みたいなリズムになってます。そのおかげで自律神経は整いましたね。元々体が弱いので仕事上不規則な生活が続くと体調を崩しがちだったんですけど、子供が生まれて自分の生活も見直すようになりました。――今日は早着替えで幼稚園児や中学生にもなりきっていただきましたが、賀来さんご自身はどんなお子さんでしたか?次男でお兄ちゃんが結構やんちゃだったので、なるべく僕は怒られたくない、と思いながら生きていてずる賢い子だったと思います。お兄ちゃんの影でちょっとやんちゃをするというか……。性格は典型的な次男でしたね。
2023年09月27日日ごろから毎日の運動と週に一度のファスティングをおこなっている私は、同年代の友人と比べると更年期症状が軽いと自負がありました。しかし猛暑を迎えて、例年より夏バテがひどく、更年期症状が悪化したように感じたのです。今回は更年期症状を軽減するためにおこなった、私の夏バテ対策についてお話しします。倦怠感とのぼせに悩まされて私は52歳のときに閉経しました。それから2年が経過して54歳になっても、たまにホットフラッシュが起こる程度。更年期症状に悩まされることがない日々を送っていました。しかし近年の猛暑により寝苦しさを感じて眠りが浅くなり、夜中に何度も目が覚めてしまう中途覚醒が増えてしまいました。そのことが影響したのか、全身の倦怠感やのぼせ、便秘などの更年期症状と思われる症状が起こるようになりました。疲労回復のためにビタミンB1を含む豚肉を意識して食べる、内臓を冷やして代謝を悪くしないように氷の入った冷たい飲み物は避ける、便秘解消のために不溶性食物繊維を意識して食べるなど自分なりに配慮しました。しかし症状はなかなか改善されず、日々のルーティンだった運動をするのも億劫(おっくう)になるほどでした。屋内外の寒暖差がつらいと感じて制作ディレクターの仕事をしている私は、室内でパソコンの前に座っているだけでなく、外回りもあるので外出する機会も多くあります。そのため外気と室内の温度差にさらされる機会が多く、1日外で仕事をすることになると、午後には頭痛が起こることが増えました。また例年より湿度が高いことでうまく汗がかけず、体内に熱がこもっているように感じることも増え、これは自律神経の乱れが原因と思いました。睡眠の質が下がっている自覚もあったため、このままでは夏バテしてしまうと危機感を覚えたのです。体を温める生活を意識暑いときは冷たいものを食べたくなりますが、1日一度は味噌汁やスープを飲んだり、料理にすりおろしたしょうがを使ったりして、体を温める食事をとるよう意識しました。水や無糖のお茶も常温のものを選んで飲むとともに、利尿作用のあるカフェインを含んだコーヒーなどを飲み過ぎないよう配慮しました。併せてお風呂に入るときはシャワーだけでなく、ぬるめのお湯での半身浴を週に一度はおこなうなどした結果、全身のだるさは軽減されたように思います。まとめ毎日の運動と節制した食事を心がけて生活していることがよかったのか、更年期による心身の不調とは無縁な生活を送っていました。しかし、私の場合は夏バテによって更年期症状と思われる症状が起こりました。自律神経の乱れが心身の不調を引き起こすようなので、更年期症状を緩和する意味でも、今後も夏バテ対策を実践していくつもりです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/サトウ ユカコ(54歳)広告制作プロダクションで、プランナーやディレクター、ライターを兼務。双子を含めた4人の子どもがいる。小学校教諭、幼稚園教諭の資格を持っている。
2023年09月24日子どもから風邪をもらってしまった私。すぐ治るでしょうと放置していたら、喉や鼻の調子がどんどん悪化してしまいました。内科を受診して薬をもらっても、薬を飲み終わるころにまた風邪症状に悩まされ、どうにもよくならず困っていました。そんな私に看護師の友人が教えてくれたのは的確なアドバイスと、とても意外なものでした。久しぶりに風邪をひいた私私は3姉妹を育てる母親です。ある日、保育園に通う子が風邪をひいたため小児科を受診しました。感染症がいろいろ流行しているようで、小児科は人でいっぱいです。娘は発熱と鼻水、喉の痛みの症状があり、新型コロナウイルスやインフルエンザ、アデノウイルスなどの検査をしました。しかしどれも陰性で、「風邪の一種でしょう」との診断を受けました。娘の症状はなかなかよくならず、鼻詰まりで夜泣きしてとてもつらそうです。だんだんと介抱する私も寝不足気味になり、やがて自分自身にも娘の風邪がうつってしまいました。しかし、「風邪ならよくひいているし、そのうち治る」と思い込んでいた私は、忙しかったこともあり、病院を受診しませんでした。風邪の症状はひどくなる一方で娘は鼻水が続いていたものの、徐々に症状は軽快。ようやく熟睡できるようになった娘を見てほっとしましたが、一方で私は眠れないほどの鼻詰まりや喉の痛みに悩まされ始めます。「もしかしたら私はただの風邪じゃないのかもしれない」と思い、娘の受診から1週間ほどしてようやく、近所の内科へ行くことにしました。病院で医師からは「発熱がないため、新型コロナウイルスやインフルエンザではないでしょう」との診断を受け、鼻と喉を見てもらい風邪薬が出されました。処方された薬を飲むと、症状は少し軽快します。私は「これで治るだろう」と考え、普段通り過ごしていました。しかし、それから1カ月がたっても咳、喉の痛み、鼻詰まりなどの症状はなかなか良くなる気配はありません。弱い風邪症状がずっと続いているのです。そのころ、私は久しぶりに会う友人と以前から約束をしていました。ただ、なかなか風邪が治らず体調不良も続いていたため、私は友人へ断りの電話をいれることにしました。電話をかけると友人は看護師という職業柄か現在の私の状況を心配してくれ、生活や症状について相談に乗ってくれたのです。そして「検査は陰性なのに症状があまり変わらないんだね。だったら、もう一度受診するのもいいかもしれない。でも、風邪なら基本的な生活習慣の見直しが大切だよ」と教えてくれました。看護師の友人に勧められたのは「甘酒」友人は私に「子ども3人いるし、忙しくて知らないうちに体に負担をかけてたんじゃない?」と言ってくれました。思い起こせば、仕事に復帰し、第3子もまだ幼く、夜泣き対応などで十分に休めていない日もあります。上の子たちのお世話などで自分の時間が取れない日も多くありました。「もしかしてこういうのがストレスになって知らないうちに体に負担かけてる?」と言うと、友人は「そうだと思うよ。疲れてたり、ストレスたまってたりすると、やっぱり病気って治りにくいよ」と答えました。友人は、自分では元気なつもりでもストレスは知らないうちにたまっていくものだから、ストレスを感じてきちんと自分をいたわったほうが良いと教えてくれました。寝不足や休養不足の影響も相まって、風邪が治りにくくなっているのではないか、とも。言われてみれば私は風邪をひく前からなんとなく疲れやすく、寝つきも悪い気がしていました。とはいうものの、今の生活を変えるのも難しい話です。そんな私に友人は「生活環境をいきなり変えるのも難しいだろうから甘酒を飲んでみたら?」とアドバイスしてくれました。友人によれば甘酒にはビタミンB群や必須アミノ酸が含まれており、体に足りない栄養を補ってくれる、とのことでした。その後、友人のアドバイスを参考に、意識してよく休むようにしました。疲れたなと思ったら、早く寝ることも心がけました。そして、勧められた甘酒を飲み始めると、徐々に風邪の症状も落ち着き始め、体調も回復してきました。さらに、以前よりも寝つきが良くなったと実感できるようになったのです。まとめ実は友人に勧められたときには正直半信半疑でしたが、自分自身でその効果を実感することができたのでとても驚きました。その後風邪の症状が良くなった今でも、夜に少し時間を取り、コップ1杯の甘酒をゆっくり飲むことが習慣になっています。砂糖が入っていないのに甘くてやさしい味で、ホッとひと息つける時間です。今後もこの甘酒習慣を続けながら、少しずつ自分のペースで体質改善に努めていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/さくら著者/田川 ゆうこ(36歳)体形の悩みは出産がきっかけなのか自分がきっかけなのか……悩む三姉妹の母ライター。今年こそダイエットを卒業したいです。
2023年09月20日加齢や日々の疲れからさまざまな症状が出ることを耳にする機会が多々あります。「疲れているだけだから」と、つい辛い症状を放置してしまう方も……。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Dさんの場合……私の場合は、子宮筋腫でした。お腹の張り、頻尿、腹痛、貧血、経血量の多さ、頭痛の症状がありました。加齢と寝不足のせいだと思っていたので放置していたところ、健康診断のオプションの婦人科検診で子宮筋腫が原因だとわかりました。どんな治療を受けましたか?病院で子宮全摘する手術を受けました。子宮筋腫は良性腫瘍なので緊急性がなく、最初に行った病院では「1年半待ちになるため、手術までの間はホルモン注射を打って筋腫を小さくする」と言われました。しかし、ゆくゆくは子宮全摘をするとのことだったので、念のため他の病院でも診てもらい、その病院ですぐに手術する選択をしました。世の女性陣へ伝えたいことは?毎月の生理の症状が重い方、痛みが強い方は、我慢せずに婦人科に行って欲しいです。婦人科はハードルが高いと感じる方もいると思います。そんなときは、女性医師のいる病院を探して行くのもよいかもしれません。読者からの感想は『お腹の張りや頻尿など、確かに加齢のせいだと思いがちだと思います。しかし実際は子宮筋腫だったと、婦人科系は少しでも気になったら早めの受診が欠かせないと思いました。』『婦人科はハードルが高く感じるのでつい放置しがちになってしまうと思いますが、しっかりと専門医に診てもらうことが一番大切なんですよね。』『更年期と放置していますが、全く今の私と同じ症状でびっくりしております。怖い……婦人科に行きます。』など、さまざまなコメントが寄せられました。身体に異変を感じたときは早めに病院へDさんのお腹の張りや頻尿などの症状は、子宮筋腫が原因だったようです。身体に異変を感じたときは早めに病院で受診することをおすすめします。今回は「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年08月30日寝ても疲れが取れない、体が重いといった症状は、誰しも経験があるのではないでしょうか。さらに、40代を過ぎてその頻度が増すと「年のせい」「更年期だから」と老化や年齢が原因と考えがちです。けれど、その思い込みから意外な病気を見逃してしまうことも。更年期症状と思い込まれやすく、かつ、女性がかかりやすい病気について、産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。★関連記事:「私の疲れは何が原因?」見過ごされがちな副腎疲労。しんどさの理由は更年期症状だけではなかった!つらい症状=更年期とは限らない「40代、50代の女性は何かつらい症状があると更年期症状や加齢のせいにしがちです。しかし、そこには思わぬ病気が潜んでいることがあります。まずは病気の可能性をできる限り否定し、その上で更年期症状や加齢を疑ってほしい」と駒形先生は言います。この症状は何の病気?以下の症状は、ある病気のものです。生理不順冷え症、低体温暑がり、多汗うつっぽいイライラする動悸がする貧血むくみやすい体重が急に増える、または激減するやる気が湧かない物忘れしやすい疲れやすい、体が思うように動かない眠気を感じやすい皮膚がかさつく便秘がち頻便眠気を感じやすい皮膚がかさつく、かゆみがある声がかれる足がつりやすい「ここに挙げたのは甲状腺異常による症状の例です。どの症状が出るかは病気によって異なり、個人差があります」(駒形先生)上に挙がっている症状は、誰もがよく感じやすそうなものばかりに見えます。甲状腺とは何なのでしょうか?甲状腺とは?女性ホルモンと似た甲状腺ホルモンを分泌「甲状腺とは、甲状腺ホルモンを作り、分泌する臓器です。甲状腺ホルモンは主に体の代謝を調整する働きをし、女性ホルモンと似た働きをします」(駒形先生)。【甲状腺ホルモンの働き】筋肉の維持・強化心臓の働きを活性化思考や反応を活性化新陳代謝の促進、体温調整脂質代謝を上げ、コレステロールを下げる糖代謝を促進骨量を上げて骨を強化「脳において、甲状腺に指令を出す部分と卵巣に指令を出す部分は隣り合わせになっています。甲状腺が狂うと生理も狂い、生理が狂うと甲状腺も狂いやすくなる。2つのホルモンはとても関係が深いのです。生理不順や無月経、不妊の原因を調べる過程の血液検査で甲状腺ホルモンの異常が見つかることも多いです」(駒形先生)。自分でできる見分け方は?首の前をチェック血液検査で甲状腺の異常はわかるということですが、「だるい」「疲れやすい」だけで受診や検査を受けるのはハードルが高いことも。「甲状腺異常の代表的な症状は首の前の腫れやしこり。先に挙げた症状があり、首の前の喉あたりが腫れていたり、触れてみてしこりがあったりするときは更年期症状ではなく、甲状腺異常が原因の場合があります。内分泌内科や甲状腺外来など、専門外来を受診すると血液検査やエコーで詳しく調べてもらえます」(駒形先生)。まとめつらい症状があったら我慢でしないで、まずは医師に相談してみることが大切です。甲状腺異常の原因は今のところ解明されていないということですが、遺伝は一因とされています。親族に甲状腺の病気を持つ方がいる場合は、定期的に検査をしたほうが良いということです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/岩崎みどり(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年08月26日更年期症状といえば、まずよく聞く症状はのぼせ、ほてり、発汗ではないでしょうか。これは女性ホルモン(エストロゲン)欠乏で起こる代表的な症状です。ただ、どの程度の症状で受診を考えるのかは悩ましいところですね。そこで産婦人科医の粒来 拓先生に聞いてみました。★関連記事:更年期症状がつらいときは何科を受診するの? 受診の目安は?【更年期の基礎知識3】「この記事はこんな人におすすめ」・更年期症状について、受診のタイミングや検査内容を知りたい方・更年期症状の具体的な治療法が知りたい方・更年期症状の治療をおこなう上でのリスクが知りたい方のぼせ、ほてり、発汗の主な原因は?エストロゲンの分泌低下により自律神経が乱れるため閉経前後の更年期に入ると、卵巣機能の低下、つまりエストロゲンの分泌が低下します。脳は一生懸命に刺激を出すのですが、卵巣からのエストロゲンの分泌量には波があり、うまく調整されません。いわゆる“ゆらぎ期”という、ホルモンバランスが乱れた状態になります。のぼせ、ほてり、発汗はエストロゲン減少により、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経が乱れることで起こります。更年期の女性の6割程度が経験するといわれ、そのうち日常生活に支障を来すほど重症になるのは1割程度といわれています。医療機関への受診の目安は?日常生活に支障を来す場合は自分の気持ち最優先で症状としては突然2~4分間持続する熱感と発汗を自覚し、脈拍も早くなります。ほてりや発汗は顔をはじめ、頭部、首から胸に広がります。また、突然体がカッーと熱くなったり、急に顔が紅潮したり、涼しいのに汗が止まらないなどの症状なども見られます。初めは戸惑う症状ですが、許容できる範囲内なら様子を見ても構いません。ただ、それらの症状が日常生活に支障を来すようなら気軽に婦人科で相談をしましょう。不快さやつらさは本人の感覚ですし、仕事や環境によっても感じ方は変わります。我慢せずに自分の気持ちを最優先して受診を決めましょう。婦人科の受診でわかることは?検査結果次第では内科の受診を勧められることものぼせ、ほてり、発汗といえば更年期症状の代表ともいうべき症状ですが、甲状腺疾患のサインであることもあります。甲状腺機能異常は更年期世代の女性に多い疾患です。甲状腺の機能が亢進するとバセドウ病、低下すると橋本病といわれます。どちらも疲れやすい、だるいといった症状になりますが、バセドウ病は特に熱感、発汗を伴います。通常、婦人科では女性ホルモンの採血ともに甲状腺ホルモンの検査もおこないます。もし異常があれば内科の受診が勧められます。具体的な治療例2つとセルフケア1.ホルモン補充療法(HRT)2.漢方療法3.セルフケア「自立訓練法」【1】ホルモン補充療法治療法は、ホルモン補充療法(HRT)をはじめ、漢方薬や安定剤などさまざまです。医師はそれぞれの症状に合わせて治療をおこないます。ホルモン補充療法はエストロゲンを体に補充する治療法で、内服薬・貼り薬・ジェル状の塗り薬があります。更年期症状の中でも、のぼせ、ほてり、発汗といった症状には特に有効です。開始してから2週間ほどで効果が出始めます。5年以上使用する場合は乳がんのリスクが上がるといわれているため、通常2~5年くらい使用しますが、5年で必ずやめなければならないということではありません。そのリスクと治療効果を考慮しながら検討します。いきなりやめるとまた症状が出てしまうこともあるので、生活環境を整えたり、セルフケアなども取り入れながら、だんだんと減量し、ゆっくりやめる方向へ持っていきます。【2】漢方療法また、症状によっては漢方療法も有効です。代表的な漢方は、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)などがあります。漢方は2週間から1カ月使用して効果を確認し、ラクになった感じがなければ処方内容を変更して、本人に合った漢方薬を見つけていきます。【3】セルフケア「自立訓練法」セルフケアの一つとして、自立訓練法があります。薬物治療ほどの効果は期待できませんが、これをおこなうことで自己コントロール力が身につき、症状緩和につながることもあります。●静かに落ち着ける場所で椅子に座るか、あお向けで横になり目を閉じます。下の7項目を唱えながら、その状態になるように気持ちを向けます。①気持ちがとても落ち着いている。②手足が重い。③手足が温かい。④心臓が静かに打っている。⑤呼吸がラクになっている。⑥おなかが温かい。⑦額が涼しい。●終了のための消去動作をおこないます。①手足が軽い。②手足の温かさが引いてくる。③おなかの温かさが引いてくる。④額の涼しさが引いてくる。⑤気持ちがとても落ち着いている。●1回5分以内で、1日2~3回おこないます。治療をおこなう上でのリスクはホルモン補充療法は定期的な乳がん検診をホルモン補充療法は乳がんのリスクが高まるのではと、不安に思われる方も多いと思います。しかし、ホルモン補充療法による発がんリスクは、肥満や飲酒による発がんリスクと同程度か、それより低いことが最近の研究で明らかになっています。ホルモン補充療法は、ほてりや多汗、めまいやイライラなどに対し有効な治療法であることは間違いありません。過度に恐れる必要はありませんが、治療の際には必ず乳がん検診を受けましょう。・更年期症状の主な治療法は、ホルモン補充療法(HRT)と漢方療法の2つ・ホルモン補充療法は乳がんのリスクが高まるといわれているので、治療の際は定期的に乳がん検診を受けるまとめのぼせ、ほてり、発汗がひどいと、ずっと不快感を抱えて生活しなくてはならず、人前に出るような仕事や機会が多い場合はかなり気になりますよね。この程度で受診してもいいの?と考えてしまうかもしれませんが、我慢せずに受診して快適な生活を手に入れるほうが精神的にもラクになれます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/アキモトスズ「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。著者/監修/粒来 拓 先生よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長。日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
2023年08月07日自覚症状がないと、検診を疎かにしてしまう方もいるのではないでしょうか?しかし、なかには症状がなくとも疾患が判明したケースもあるようです。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。主婦Aさんの場合……子宮筋腫と診断されたことがあります。自覚症状は全くなく、子宮がん検診を受けた時に「筋腫があるね」と言われて初めて気づきました。どんな治療を受けましたか?検診の時に紹介状を出され、1番大きい病院に行きました。現在は3ヶ月に1回診察を受けて経過観察しているところです。先生は女性の先生の方が受診しやすいですが、男性の先生でも良い先生もたくさんおり、相性が大事だと思います。世の女性陣へ伝えたいことは?自覚症状がなくても健診は必ず行った方が良いです。婦人科の診察は、内診、がん検査、超音波検査があります。会社の健診や人間ドックなどは内診とがん検査しか行わないことがほとんどです。子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫などは超音波検査を行わないと分かりません。私の場合、たまたま分かりましたが、自覚症状が全く無くても症状が進行している場合があります。血液検査で「貧血がある」「月経痛が強い」「月経量が多い」「腹部の違和感がある」ような場合はきちんと婦人科を受診することをお勧めします。読者の感想は……『自覚症状がなくても、健診には行った方が良い理由がわかりました。』『自覚症状がないというのが怖いです』『私自身も生理痛がひどくて、子宮内膜症と診断されたので何か違和感があったらすぐに病院に行くことが大事と改めて思った』『何かあってからでは遅いのだと実感します。』と、さまざまなコメントが寄せられました。定期的な検診を受けよう子宮がん検診で、子宮筋腫だと判明したAさん。忙しい生活を送っている方もいるかと思いますが、年に1度は定期検診を受けてみてください。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋 裕一※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年08月04日更年期症状は誰にでも起こるもので、症状の程度はさまざま。軽く済む人もいれば、日常生活もままならない状態に陥る人も。症状がつらく日常生活に支障を来すのなら、それは更年期障害です。我慢しないで医師の診察を受けましょう。ただ、更年期障害の症状はさまざまで、何科にかかれば良いのかわからないということも。受診の目安や何科を受診すれば良いのかを産婦人科医の粒来 拓先生に聞いてみました。教えてくれたのは…監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。★関連記事:「更年期障害」とはどんな症状? 症状が表れる仕組み、なりやすい人の特徴を解説【更年期の基礎知識2】「この記事はこんな人におすすめ」・更年期症状が出たらまず何科を受診すれば良いか知りたい方・更年期症状で受診する際の注意点が知りたい方更年期障害に我慢は無用。受診するのは何科?まずは婦人科で全体的な不安を相談更年期障害はさまざまなので、日常生活に支障が出るくらいひどいようなら我慢せずに医師の診察を考えましょう。まずは、更年期障害の全体的な不安を相談するという目的で、婦人科で相談してみてください。子宮がんや子宮筋腫、卵巣嚢腫など婦人科の病気の有無を確認し、月経の状態やホルモン値の結果などから更年期障害なのかを判断してもらいます。複数の科との連携も更年期には、実は更年期障害が原因ではなく、他の病気が隠れているケースもあるので、本当に更年期から来るものなのかをきちんと調べることも大切です。例えば、動悸・息切れは本当は心臓の病気かもしれません。めまいは耳鼻科疾患や脳梗塞のサインなんてことも。婦人科から症状に合った他の科での詳しい検査をするよう紹介される場合も多くあります。更年期障害は多岐にわたるので複数の科との連携で診察していくものなのです。更年期障害とうまく付き合うには自分と相性の良い医師を見つけることが大切更年期障害で複数の科を受診するようになったとしても、とりあえずなんでも相談しやすいホームドクターがいると心強いものです。それは婦人科に限らず、どんな科の医師でも自分との相性の良さを優先して決めましょう。つらい本音を話しやすく、何科で診てもらうべきか相談できるような医師を見つけられると良いですね。日本女性医学学会(旧日本更年期医学会)のホームページで、産婦人科の中でも特にホルモン関連に伴う不調を専門とした女性ヘルスケア認定医を検索できるので、それを利用してみるのもおすすめです。※日本女性医学学会・更年期症状と思われる症状が表れたら、まずは婦人科を受診・なんでも相談できるホームドクターがいると安心まとめ更年期障害は程度の差こそあれ何年か続くケースもあるので、我慢しないで早めに受診を考えることは大切です。自分と相性の良い医師を見つけ更年期障害とうまく付き合っていくことができれば、ひとりでつらい思いをしなくても済みますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。著者/監修/粒来 拓 先生よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長。日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
2023年07月23日季節の変わり目や疲れなどにより、喉に痛みを感じることがある方は多いのでは?風邪の場合もありますが、喉の痛みをきっかけに疾患が判明した方もいるようです。そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Bさんの場合……風邪をひいたとき、喉に痛みがありました。喉を触っていたら硬いものがあるのに気づきました。ただの風邪でリンパ腺が腫れたものだと思い込んでいましたが、実はそれが甲状腺乳頭がんの初期症状でした。どんな治療を受けましたか?甲状腺乳頭がんはその大きさによって治療法が異なります。がんがリンパに広がり始めていたため、甲状腺を全摘することに。幸い、副甲状腺は残すことができました。伝えたいことは?甲状腺乳頭がんは他のがんと比べて比較的治療しやすい病気です。見つかっても慌てることはなく、病院で検査をしてください。違和感があるときは早めに専門家へ喉の違和感や痛みは、甲状腺乳頭がんの初期症状だったというBさん。体に何か違和感があれば、何らかの疾患が原因であることもあるため、すぐに医師の意見を聞くことが大切です。皆さんも、違和感を覚えたときは早めに専門家へ受診してみてくださいね。今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月18日漢方相談 おくすりのまるはち(本社:静岡県浜松市)は、過去1年以内に風邪に罹患し症状が4日以上続いた経験のある、都内在住の男女111名を対象に、東京在住の方の長引く風邪に対する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。■ ■調査サマリー■ ■調査概要調査概要:東京在住の方の長引く風邪に対する実態調査調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー(R)」の企画によるインターネット調査調査期間:2023年6月12日〜同年6月13日有効回答:過去1年以内に風邪に罹患し症状が4日以上続いた経験のある、都内在住の男女111名※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。≪利用条件≫1 情報の出典元として「おくすりのまるはち」の名前を明記してください。2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。URL: ■ ■長引く風邪の症状、「喉の痛み」が67.6%、「くしゃみ・鼻水・鼻詰まり」が66.7%「Q1.あなたが経験した長引く風邪の、具体的な症状を教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「喉の痛み」が67.6%、「くしゃみ・鼻水・鼻詰まり」が66.7%、「発熱」が47.7%という回答となりました。・喉の痛み:67.6%・くしゃみ・鼻水・鼻詰まり:66.7%・発熱:47.7%・頭痛:43.2%・口内炎:22.5%・筋肉痛:18.9%・吐き気・嘔吐:17.1%・腹痛:17.1%・その他:13.5%ー62歳:咳ー32歳:嗅覚がなくなるー33歳:たん・わからない/答えられない:0.9%■ ■風邪の症状が続いた日数、「7日間以内」が36.9%で最多「Q2.あなたが経験した風邪の症状は、何日程度続きましたか。」(n=111)と質問したところ、「7日間以内」が36.9%、「8~9日間」が24.3%という回答となりました。・7日間以内:36.9%・8~9日間:24.3%・10~14日間:24.3%・15~20日間:6.3%・21日間以上:5.4%・わからない/答えられない:2.7%■ ■長引く風邪の症状で、54.1%が医療機関を受診「Q3.長引く風邪の症状に対し、医療機関を受診しましたか。」(n=111)と質問したところ、「受診した」が54.1%、「受診しなかった」が45.9%という回答となりました。・受診した:54.1%・受診しなかった:45.9%・わからない/答えられない:0.0%■ ■医師による診断結果、「原因は曖昧であった」が46.6%で最多Q3で「医療機関を受診した」と回答した方に、「Q4.医師による診断の結果、原因は特定されましたか。」(n=60)と質問したところ、「原因は曖昧であった」が46.6%、「原因不明であった」が21.7%という回答となりました。・原因は曖昧であった:46.6%・原因不明であった:21.7%・原因が特定された:26.7%・原因についての言及はなかった:5.0%・わからない/答えられない:0.0%■ ■医療機関を受診しても原因が特定できなかった方の7割以上が、長引く風邪の症状で医療機関を「再受診」Q4で「原因は曖昧であった」「原因不明であった」と回答した方に、「Q5.長引く風邪の症状に対し、医療機関を「再受診」しましたか。」(n=41)と質問したところ、「はい」が70.7%、「いいえ」が29.3%という回答となりました。・はい:70.7%・いいえ:29.3%・わからない/答えられない:0.0%■ ■風邪の症状が長引いた原因、「免疫力の低下」が57.7%で最多「Q6.ご自身の風邪の症状が長引いた原因としてどんなことが考えられますか。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「免疫力の低下」が57.7%、「慢性的な疲労」が52.3%、「睡眠不足」が39.6%という回答となりました。・免疫力の低下:57.7%・慢性的な疲労:52.3%・睡眠不足:39.6%・ストレス:37.8%・加齢:28.8%・食生活:17.1%・他の疾患によるもの:11.7%・その他:3.6%ー62歳:体質ー33歳:他人の病気がうつったー33歳:保育園に通う娘が園から強い病原菌をもらってきたー48歳:うつされた・わからない/答えられない:9.0%■ ■「生活習慣」や「自律神経の乱れ」などの原因もQ6で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q7.Q6で回答した以外に、自身の風邪が長引いた原因として考えられることがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=101)と質問したところ、「生活習慣」や「自律神経の乱れ」など61の回答を得ることができました。<自由回答・一部抜粋>・44歳:生活習慣。・37歳:寒暖差。・55歳:医者に行く時間がなかなかとれなかった。・62歳:寝具が合わない。・28歳:体温調節。・32歳:夜更かしばかりしていて自律神経が乱れた。・23歳:メンタル。■ ■9割以上が、「普通の風邪への対策を心がけていきたい」と回答「Q8.コロナが下火になるにつれて、改めて「普通の風邪」への対策を心がけていきたいと感じますか。」(n=111)と質問したところ、「非常にそう思う」が49.5%、「ややそう思う」が41.4%という回答となりました。・非常にそう思う:49.5%・ややそう思う:41.4%・あまりそう思わない:8.1%・全くそう思わない:0.0%・わからない/答えられない:0.9%■ ■普通の風邪への対策、「十分な休息や睡眠」や「手洗いうがい」などQ8で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q9.「普通の風邪」への対策として、日常的に心がけたいことを教えてください。(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「十分な休息や睡眠」が83.2%、「手洗いうがい」が81.2%、「バランスの良い食生活」が64.4%という回答となりました。・十分な休息や睡眠:83.2%・手洗いうがい:81.2%・バランスの良い食生活:64.4%・運動習慣を身につける:42.6%・漢方薬やサプリメントなどの活用:34.7%・定期的な健康チェックやカウンセリング:24.8%・その他:0.0%・わからない/答えられない:1.0%■ ■まとめ今回は、過去1年以内に風邪に罹患し症状が4日以上続いた経験のある、都内在住の男女111名を対象に、東京在住の方の長引く風邪に対する実態調査を実施しました。まず、一度風邪を引いてしまった場合、「喉の痛み」や「くしゃみ・鼻水・鼻詰まり」など、長引く風邪の症状に悩まされることもあり、医療機関を受診したとしても原因が特定できず、再度医療機関を受診することも少なくないことが分かりました。風邪が長引いた原因としては、「免疫力の低下」や「慢性的な疲労」、「睡眠不足」などを自覚しているケースが多く、忙しく過ごしている現代人にとっては、分かっていても普段から体調を整えることは簡単ではないことが伺えます。コロナが下火になった状況を受け、9割以上が、「普通の風邪への対策を心がけていきたい」と回答しており、コロナで徹底された手洗いうがいなどは、これからも習慣として定着していきそうです。今回の調査では、風邪の症状が出た場合、医療機関でも原因を特定することが難しく、長引く症状に悩まされることが少なくないことが分かりました。長引いたコロナ禍からの教訓として、日々の免疫力アップの大切さを忘れず、皆様が健康な日々を送られることを願っております。■ ■漢方薬局おくすりのまるはちについておくすりのまるはちは、静岡県浜松市であらゆる角度から体質改善を研究している漢方相談店です。様々な測定機器での体質チェック、お話をよくお伺いした上で、漢方指導・食養法・栄養素のご紹介をしています。ご相談・おくすりに関してはこちらからご覧ください: 毎週送られてくる無料メルマガには、あなたの元気を取り戻すヒントがいっぱい! 漢方相談 おくすりのまるはち所在地 :〒435-0038 静岡県浜松市南区三和町789URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月28日誰にでも訪れる更年期。しかし、具体的に更年期の症状がどんなものかを把握しているという方は意外と少なく、どんな症状が訪れるのかと不安に感じているという方もいるのではないでしょうか? そこで今回は、産婦人科医の粒来 拓先生に更年期はいつから始まり、どんな症状が出るのかを聞いてみました。専門家のお話を参考にして、更年期についての正しい知識を身につけていきましょう。教えてくれたのは…監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。★関連記事:「なぜ更年期はイライラしやすくなるの?」今すぐできる改善策を医師がアドバイス!『この記事はこんな人におすすめ』更年期についての理解を深めたい方更年期の症状がどんなものか知りたい方更年期がいつから始まるのか知りたい方更年期症状ってどんなもの?のぼせやほてりなどさまざまな体の不調更年期症状とは、更年期の期間に表れるさまざまな症状のことをいいます。脳の視床下部は頑張って分泌させようと指令を出し続けますが、それまでのようにはエストロゲンを維持できません。エストロゲンは子宮だけでなく体のさまざまなところに作用しています。不足するとのぼせ、ほてりなどの症状や、発汗など自律神経失調症に似た症状をはじめ、さまざまな体の不調を引き起こします。これが更年期症状です。誰もが迎える更年期ですが、症状が軽く、生活に支障なく過ごせる人も多くいます。自分で心身の変化や状態を受け止めて、医療機関への受診を含め更年期症状とうまく付き合う方法を見つけていくことが大切です。よく表れる更年期症状とは?更年期によく表れる症状は、以下のものがあります。血管運動神経症状(のぼせ、ほてり、発汗)精神神経症状(イライラする、憂うつになる、不眠、不安感が強い)頭の症状(頭痛、頭が重い)末梢神経系(手足のしびれ、こわばり)運動器系(肩凝り、腰痛、関節痛)生殖・泌尿器系(頻尿、尿漏れ、性交痛)皮膚の症状(乾燥肌、かゆみ)消化器系(喉の違和感、おなかが張る、便秘)循環器系(動悸、息切れ)全身症状やそのほか(だるい、疲れやすい、冷え、めまい、ふらつき、ドライアイ、目の疲れ、においに敏感、物忘れが多い、指が太くなる、太りやすい)特によく表れる更年期症状は、「1.血管運動神経症状ののぼせ、ほてり、発汗」、次に多いのが「2.精神神経症状のイライラする、憂うつになる、不眠」などです。表れる症状は人によってさまざま。症状に強弱はあるものの、いろいろ重なって表れることが多いとされます。【主な更年期症状】・のぼせ・ほてり・発汗・イライラする・憂うつになる・不眠更年期っていつから?閉経前後の10年を「更年期」という卵巣には寿命があり、一般的には50歳前後だといわれています。その卵巣が弱ってきて、今まで規則的に分泌されていた女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の分泌が減少し、その結果、月経が止まることを閉経といいます。この閉経の前5年、後ろ5年の合わせて10年間を「更年期」と呼びます。月経は突然パタッと来なくなる人はまれで、周期が短くなったり、だんだん間隔が空いたり、不順になったと思ったらまた順調に来たり……と閉経までの過程は人によってさまざまです。最終的に、最後の月経から1年間出血がなければ閉経と診断されます。日本人の閉経年齢の平均は50.5歳とされますが、実際には45歳から55歳までと幅があり、その人にとっての閉経年齢から前後5年間が更年期となります。ですので、40代に入れば誰しもが更年期である可能性があります。更年期症状と更年期障害との違いとは?「更年期症状」と「更年期障害」は区別して考えよう!ここからは、「更年期症状」と「更年期障害」の違いについて説明しましょう。更年期症状は、エストロゲンの分泌低下に伴うもので誰しもが通る道です。かといって、過度に不安になる必要はありません。実際に、生活に大きく支障が出ると「更年期障害」といいます。「更年期症状」の範囲内で過ごせるか、「更年期障害」となってつらくなるかは、エストロゲンの分泌低下だけでなく、精神面、環境面の要素が大事であるとされています。一般的には、頑張り過ぎて、更年期に戸惑いを感じている方がなりやすい印象です。残念ながら20代・30代のバリバリ元気な世代とは体が異なります。エストロゲンの分泌量が不安定になり、そのゆらぎが体につらくこたえるのが更年期です。ひとりの社会人であり、妻であり、嫁であり、娘であり、母である。女性を称する言葉はたくさんあります。ひとりでいろいろな役割をこなして休みがない世代といえるでしょう。更年期とうまく付き合うためには、他の誰かのためではなく自分優先、自分のペースを探る必要があります。「更年期症状」誰しも多少は症状が出るもの。過度な心配は不要。「更年期障害」生活に大きく支障が出るつらさがあるもの。病院に受診するなどの対策が必要。まとめ更年期は“更新する”時期です。気張らずに自分のペースでうまく付き合う姿勢が良いですね。更年期のどの症状がどの程度強く表れるかは本当にさまざまです。そして、いつか終わりがあるものです。症状がさまざまであれば、治療もさまざま。サプリや漢方薬といった比較的取り組みやすいものから、ホルモン補充療法や安定剤といった治療まであります。「更年期かしら?」と悩んだら、気軽に婦人科で相談をしてくださいね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。著者/監修/粒来 拓 先生よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長。日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
2023年06月16日婦人科系の疾患の中には、自覚症状のないまま疾患が進行していってしまうこともあります。自覚症状がないと婦人科に行く機会がないという方もいるでしょう。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)に輝きました。新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。「しあわせの見つけ方予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」Jさんの場合……結婚前にブライダルチェックのつもりで産婦人科で検査を受けた際に、多発性子宮筋腫が見つかりました。生理のときに出血がひどいということはなく、まったく気がつきませんでした。筋腫が大きくなるにつれ、徐々にお腹が圧迫されていると感じるように……。どんな治療を受けましたか?筋腫を取り除くため、手術をして10日ほど入院しました。術式が腹腔鏡手術か開腹手術のどちらかで、傷跡があまり残らない腹腔鏡手術ができる病院を選択しました。また、手術件数の実績が多い病院を選択しました。世の女性陣へ伝えたいことは?我慢せず早めに病院で受診し、必要な際は早めに手術を受けて下さい。定期的に婦人科で受診してみて結婚前のブライダルチェックのつもりで受けた検査で、多発性子宮筋腫が見つかったJさん。Jさんは手術により無事に筋腫は取り除かれましたが、早期に治療したことで貧血などの辛い症状は免れたようです。何か違和感を覚えたときは、早めに婦人科で受診すると早期発見につながるでしょう。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月04日同じ疾患だとしても出てくる症状には、個人差があります。症状がない場合でも、定期的に検査を受けることで早期発見につながるかもしれません。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。33歳/栄養士Aさんの場合……32歳に受けた子宮頸がん検診で、自覚症状は全くありませんでしたが「要精密検査」と結果が出ました。かかりつけの婦人科で触診やHPV検査を受け、HPVは陽性、その後のコルポスコピー検査の結果と合わせ子宮頚部高度異形成の可能性があると医師から伝えられました。今後手術が必要となる可能性が高いとのことで総合病院への転院を指示され、そちらで再度触診、コルポスコピー検査を受けた結果、正式に子宮頚部高度異形成と診断され手術を受けることになりました。どんな治療を受けましたか?2泊3日の入院で子宮頚部円錐切除術を受けました。入院前に血液検査をはじめとした術前検査を一通り受けてから入院する流れでした。1日目はとくに行動制限はなく、2日目は朝食と昼食のみ絶食で午前中に手術しましたが、静脈麻酔で1時間もかかりませんでした。術後は出血と生理痛程度の下腹部の痛みのみで、食事は夕食から再開。翌日に異常はなかったため退院しましたが、大事をとって2週間程度仕事は休み、自宅でゆっくり過ごしました。世の女性陣へ伝えたいことは?私が受けた手術では、切除した細胞を検査し異形成部分を切除しきれているか、どこまで進行していたかを診るのがセットでした。手術を無事終えても最後的な結果を聞くまで気が気じゃなかったです。将来子どもを持つ意思がなくても選択肢を断たれるとなると、やはり辛いものがあります。多くの方は2年に1度子宮頸がん検診を受けていると思いますが、毎年受けて損はないと思います。定期的に自分の体と向き合おう自覚症状がないまま、子宮頚部高度異形成だと診断されたAさん。自覚症状が出た時点で症状が進んでしまっている場合があるので、定期的に検診を受けて自分の体と向き合ってみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)公式Instagram公式TikTok
2023年05月31日