2017年1月13日(金)から3月17日(金)までの64日間、東京ディズニーリゾートでは冬の季節ならではの様々なプログラムが開催されます。見逃さないように今からチェックしましょう!東京ディズニーランドで、アナとエルサの世界を一日中楽しもう東京ディズニーランドでは冬の恒例となったスペシャルイベント「アナとエルサのフローズンファンタジー」が開催されます。そして今年は新たに、特別なナイトエンターテイメント、期間限定のキャッスルプロジェクション「フローズン・フォーエバー」が実施されます。シンデレラ城が幻想的な雰囲気に包まれる、見逃せないエンターテイメントです。昨年に引き続き実施する、ディズニー映画『アナと雪の女王』をテーマにしたスペシャルパレード「フローズンファンタジーパレード」では、アナやエルサ、オラフたちがフロートに乗って登場します。このほか、子どもたちと一緒に歌やダンスで楽しむグリーティングショー「アナとエルサのウィンターグリーティング」もシンデレラ城前で開催されます。アナとエルサたちのファンタジックな世界で、夢のような1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。東京ディズニーシーで、15周年のフィナーレをお祝いしよう東京ディズニーシーでは、2016年4月15日から“Wish”(願い)をテーマにスタートした「東京ディズニーシー15 周年“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”」が、いよいよフィナーレを迎えます。3月17日までの期間は、新たな旅の出発をお祝いする「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」の内容の一部が変更され、ディズニーの仲間たちは、それぞれのウィッシュ・クリスタルの色がいちだんと輝く新コスチュームで登場します。シャボン玉が舞い、グランドフィナーレのお祝い気分がさらに高まります。グランドフィナーレ期間限定で夜間の公演も実施され、夜ならではのクリスタルの輝きを楽しめます。また、ダッフィー、シェリーメイ、ジェラトーニと、かわいらしいスウィーツをモチーフにしたプログラム「スウィート・ダッフィー」が開催されます。あたたかな世界観を楽しめる、スペシャルなグッズやメニューのほか、ダッフィーたちがミッキーマウスとミニーマウスに想いを伝えるシーンが表現されたフォトロケーションなどが展開されます。そして、昨年に引き続き、期間限定のスペシャルバージョン「タワー・オブ・テラー: Level 13“シャドウ・オブ・シリキ”」も実施されます。オフィシャルホテルやリゾートラインも、スペシャル仕様にディズニーホテルでは、パークで開催されるスペシャルイベントと連動したデザインのルームキーなどや、それぞれの世界観をイメージしたスペシャルメニューが提供されます。ディズニーリゾートラインでは「アナとエルサのフローズンファンタジー」と連動したデザインのラッピング車両を運行し、リゾートゲートウェイ・ステーションでは、デコレーションが初登場します。この冬、魅力的なプログラムが盛りだくさんの東京ディズニーリゾートへ、お出かけしてみてはいかがでしょうか。スポット詳細名称:東京ディズニーランド・東京ディズニーシー住所:千葉県浦安市舞浜1-13URL:©Disey
2016年10月15日雑誌「ちゃお」での連載やアニメで人気の「プリパラ」の舞台化作品『ライブミュージカル「プリパラ」み~んなにとどけ!プリズム☆ボイス2017』が2017年1月26日(木)より東京・Zeppブルーシアター六本木で上演されることが決定した。【チケット情報はこちら】「プリパラ」は、アイドルテーマパーク「プリパラ」を舞台に、アイドルを夢見る女の子たちを描くストーリー。「音楽・ダンス・ファッション」といった作品内の要素が特に女子小学生を虜にし、雑誌連載やアニメ放送のほか、アミューズメントゲーム、映画など幅広く展開している人気コンテンツ。今回の上演は、今年の2月に初演され好評を博した内容を、2017年版としてさらにバージョンアップしての上演となる。前回の公演同様、アニメでメインキャラクターの声優を担当している茜屋日海夏、芹澤優、久保田未夢、山北早紀、澁谷梓希、若井友希が自身の役で出演。また、上演中の客席でのペンライト使用がOKなど、観客も作品の世界に入って一緒に楽しめる作品だ。チケットの一般発売は10月29日(土)午前10時より。なお、チケットぴあでは一般発売に先駆けて先行を実施。受付は9月20日(火)午前11時より。■ライブミュージカル「プリパラ」み~んなにとどけ!プリズム☆ボイス2017公演日程:2017年1月26日(木)~29日(日)全8公演会場: Zeppブルーシアター六本木(東京都)料金:プレミアムシート(グッズ付)9,800円(税込)※通路前前方席保証ランウェイシート(グッズ付)9,800円(税込)※中通路後方2列指定席7,800円(税込)親子席(ペア)10,000円(税込)※プレミアムシート(グッズ付)、ランウェイシート(グッズ付)をご購入の方には、来場者全員にプレゼントするプロモマイチケとは別に、公演オリジナルグッズもプレゼント。※親子席(ペア)は小学生以下同伴の親子のみ対象。親子席は一般発売日より、チケットぴあのみで販売。※3歳以下膝上無料。観劇に支障をきたした場合はスタッフの者がご案内させて頂く場合がございます。<スペシャル特典>・来場者全員にプロモマイチケをプレゼント!・全公演回、スペシャルミニライブを実施!(詳細は後日発表)・終演後、キャストとのハイタッチ会実施!(1月26日(木)11時、27日(金)13時の2公演限定。ハイタッチ回参加キャストは後日発表)
2016年08月23日ドコモ・ヘルスケアはこのほど、「1年間の体重に関するからだデータ」の結果を発表した。同調査は2015年7月1日~2016年6月30日にかけて、健康プラットフォーム WM(わたしムーヴ)利用者12万3,250人の体重・体脂肪率の蓄積データを集計・分析したもの。2015年7月1日から2016年6月30日までの1年間の体重データを集計し、週ごとの平均体重を確認したところ、2015年8月9日~15日の週が最も軽く、66.76kgであった。平均体脂肪率は、2015年7月26日~8月1日の週が25.32%で最も低い数値となり、「夏やせ」が全体の傾向として確認できたという。男性だけに絞って平均体重を見ると、平均体重が最も軽い週は、2015年8月9日~15日の期間で71.40kgだった。最も平均体脂肪率が低かったのは、2015年8月2日~8日の期間で23.0%。一方、最も体重の重い週は2016年1月3日~9日で72.19kg となり、1年間では0.79kgの体重変化があることがわかった。女性の平均体重が最も軽かったのは、2015年9月13日~19日の期間で、56.83kgだった。平均体脂肪率が最も低かったのは、2015年7月26日~8月1日の1週間で、平均体脂肪率は30.33%となっている。最も体重の重い週は2016年5月8日~14日の期間に記録された57.59kgで、1年間では0.76kgの体重変化があった。
2016年08月05日2015年6月の地上波スペシャルドラマ放送直後から、「Hulu」にての6週連続ドラマ配信され、単発ドラマながら世帯視聴率12.9%で並びトップを獲得した日本テレビと「Hulu」の共同制作ドラマ「THE LAST COP/ラストコップ」。この度、唐沢寿明と窪田正孝の続投で、10月スタートの新土曜ドラマとして帰ってくることが分かった。2015年6月。捜査中の事故で昏睡状態となった男・京極浩介(唐沢寿明)が30年ぶりに目を覚ました。京極は、横浜中央署の若手刑事・望月亮太(窪田正孝)と共に、30年前に追っていた凶悪犯“カグラ”とその組織を壊滅に追いやり、時間を超えた因縁に蹴りをつけた。あれから1年――。京極と亮太は相変わらず同じ部屋で一緒に暮らしていた。亮太と結衣(佐々木希)は間もなく交際1年になるが、京極は頑なに2人の関係を許してはいなかった。京極の元妻・加奈子(和久井映見)は、鈴木誠(宮川一朗太)と夫婦円満で幸せに暮らしている。京極、亮太を招いての「気まずい晩さん会」も月に1度のペースで開かれていた。京極と亮太は、この1年、数多の凶悪事件を解決に導いていた。亮太も1年前の草食系お坊ちゃんから嘘のような変貌ぶりを遂げ、ルール無視、強引で破天荒な2人の捜査方法は、時に問題となったが、いまや神奈川地区ナンバーワンの圧倒的な検挙率と貢献度から、全て黙認されていた。横浜中央地区にとんでもない「スタジャンと痩せマッチョ」のコンビがいる。それは警察のみならず、裏社会でも噂になっていた。そして2016年10月、新しい物語が始まる――。原作は、2010年の放送開始以後、高視聴率を獲得し続け2013年までにseason5まで製作された、ドイツの人気海外ドラマシリーズ。海外市場においても作品が高く評価され、フランスでのリメイク版も高視聴率を獲得し、アメリカでもリメイク版開発が進行中。また、エストニア、ウクライナ、ロシアでも海外番販されて人気を博す、ワールドワイド展開が成功している作品だ。そんな中、2015年に日本版リメイクが製作され、主演の唐沢さんが、30年間昏睡状態で時代とズレてしまった規格外の刑事を熱演。バディを組む草食系若手刑事役の窪田さんとのコミカルな掛け合いに派手なアクションが話題となり、骨太なミステリーとしても胸を熱くする家族ドラマとしても見応え満点の極上のエンターテインメント作品となっている。そしてこのほど放送が決定した今回の連続ドラマでは、30年の昏睡状態から目覚めた主人公の熱血刑事・京極浩介の唐沢さんと、京極とバディを組む若手刑事・望月亮太役の窪田さんが続投し、前作から2年後の2人が描かれる。今回の決定に唐沢さんは「今回は亮太とのコメディチックなやり取りもかなり増えてくるようなので、最終的には台本も無視して!? 突っ走ってやろうかと考えています。アクションも前回よりパワーアップするようなので、おそらくその辺のビル群だったら、軽く跳べちゃうんじゃないですか(笑)? ただ、ありえないながらも、どこか見る人を引き付ける、『こういうヤツ、確かにいるよね?』というリアリティの部分は、しっかり残したいです」と意気込みを語った。窪田さんと再タッグということで、久しぶりに会ったという唐沢さんは、「相変わらず前髪が長くて安心しました(笑)。NGを1回出したら1cm切るっていうペナルティーを取り付けようかと思います(笑)」とジョークも入れつつ、「規格外の部分が多いドラマなので、これが世の中の人に受け入れられるのか、すこし心配にはなりますが、そのあたりは窪田くんの爽やかさでカバーしてもらえれば!」と期待も寄せているようだ。一方、窪田さんは「唐沢さんは、基本“マジメにふざけている方”だと思うんです。つまり、京極というキャラクターとしてはふざけていますが、アクションだったり、役として譲れない部分だったりを、すべて監督と細かくコミュニケーションを取って作り上げていらっしゃいます。前回、そういう部分を一番近くで見ることができたのがとても嬉しかったので、今回はもっと色々なシーンを一緒に演じて勉強させていただきたいと思っています」と唐沢さんについて語り、「週に1回の1時間がすごく爽快で楽しくて笑えて、でもどこか泣けたりグッとくる、そんな作品に絶対なると思いますので、たくさんの方に見ていただけたら嬉しいです」とメッセージを寄せていた。また2人のほかにも、刑事課巡査部長・柏木沙織役の黒川智花、刑事課警部補・安田慎平役の松尾諭、警視・鯨井雅高役の田山涼成、警部・鈴木誠役の宮川一朗太らお馴染み横浜中央署の愉快な仲間たちはもちろん健在。そしてそこに、京極&亮太を阻む厚い壁となるライバル? 敵? ほか、魅力的な新キャストが6人登場予定とのことだ。なお、今回の放送決定に併せて、3週連続ラストコップ祭り「THE LAST COP/ラストコップ-episode0(ゼロ)-」も放送決定。初めて明かされる仰天マル秘話や爆弾発言、さらには毎週驚きの重大告知も…? さらに10月からの放送が楽しめる内容となっている。日テレ×Hulu共同製作ドラマ「THE LAST COP/ラストコップ」は10月期毎週土曜日21時~日本テレビにて放送予定。3週連続ラストコップ祭り「THE LAST COP/ラストコップ-episode0(ゼロ)-」 は9月3日(土)21時~3週連続で日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年08月02日1970年の『レット・イット・ビー』以来、46年ぶりのビートルズ公式映画となる『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』が9月22日に全国公開されることが20日、わかった。本作は、1963年~66年のツアーの様子、世界の称賛を得たバンドのキャリアの第一期をベースにした作品。リバプールのキャバーン・クラブ時代の初期の時代から、最後に観客の前で演奏した1966年のサンフランシスコ・キャンドルスティック・パーク公演までを追う。そして、4人がどのように集まり"ザ・ビートルズ"になっていったか、また、彼らのグループ内での意思決定や楽曲づくり、キャリアの構築に迫る。全世界一斉解禁された公式ポスタービジュアルには、1964年8月22日に、ワシントン州シアトル・タコマ国際空港からブリティッシュコロンビア州バンクーバーへ向かう飛行機のタラップで撮られた4人の写真を使用。これは、ザ・ビートルズやローリング・ストーンズのツアー・マネジャーを務めたボブ・ボニスが、64年から66年にかけて行われた全米ツアーに同行した際のプライベート写真のうちの1枚だ。メインビジュアルと共に公開された日本限定デザインのティザーポスタービジュアルと第一弾の前売り券には、1966年の日本公演の写真を使用。メンバーが武道館のステージに上がる後ろ姿のモノクロ写真となっている。なお、本作はアカデミー賞受賞のロン・ハワード監督がメガホンをとる。(C) Apple Corps Ltd.
2016年06月21日三越日本橋本店の2020年を最終年度とする再開発(リモデル)計画の概要が発表された。2017年より順次リモデルを進め、2018年春に第1期グランドオープンを予定しており、環境デザインは建築家の隈研吾が担当する。同店は2014年3月に「カルチャーリゾート百貨店宣言」を行い、あたらしい形の百貨店への具現化を宣言。本館7階にカフェを軸とした体験型複合ショップ「Hajimarino Cafe(はじまりのカフェ)」をオープンするなど新しい試みを各売り場で提案してきたが、リモデル全体の具体的な内容に関して発表されたのは今回が初めて。第1期の投資額は約120億円。2020年春までに200億円規模を見込んでおり、2020年度に2016年度との売り上げ比10%増を目指す。因みに同店の店頭売上高(1~12月)は2012年101.8%、2013年103.8%、2014年101.9%、2015年100.5%と堅調に推移している。同店は1904年に呉服店の越後屋から三越百貨店へと“デパートメント宣言”を実施。「当時における流通業の大冒険を行った先人の勇気に習って、我々も変革を目指す」と中陽次・三越伊勢丹執行役員三越日本橋本店長。同店は2004年に新館をオープンし、2006年に本館地階と1階の耐震改修工事を実施したが、全館リモデルを行うのは数十年ぶりのこととなる。今回のリモデルでは顧客のグループ化を従来の年齢、性別などの「属」から、趣味、価値観で考察する「族」への考え方にシフトすることで40歳代の客層増を狙う。具体的なMD構成として従来のプレステージゾーンの上位にアート&オーダーを置き、衣(+飾)食住遊のカテゴリー構成比として「あそび(遊)」(美術・呉服・学び・スポーツなど)の展開面積を増やし、接客も同店のDNAでもある呉服の”座売り型“に見直しを図り、品揃えも広さより深さを追求していく方針。「従来のファッションの金太郎飴状態の百貨店業態から、文化軸の百貨店を目指すには日本橋三越は最適な店舗。歴史的に好立地であったが交通網などの変化によって立地環境が変化し、高齢化などによる同様の悩みを持つ百貨店は全国に80%以上あると想定される。あたらしい百貨店の歩むべき道のひとつの指針となるべきリモデルを目指す」と中店長は話す。第1期再開発計画では本館1~3階、新館1~2階を対象範囲に、本館上層階と新館を中心に「あそび文化」を展開。リモデルの象徴となるフロアとして新館1、2階に複数のコンテンポラリーアートのギャラリーを新設し、現在本館6階の美術にある5つのギャラリーが本館新館含め10箇所に増える。「単にインテリアデザインだけではなく、環境を含めたリモデルという人選から、適任ということで依頼した」(中店長)という隈研吾のデザインは、カルチャーリゾートというテーマから、開放感と、聞く接客を実践できることを環境コンセプトに、人が集まる“樹”と人が流れる“道”を中心に構成。それぞれのフロアは森をテーマにデザインされる。Text:野田達哉
2016年05月23日2015年12月23日、24日、25日に群馬・軽井沢スノーパークでももいろクローバーZが開催した「ももいろクリスマス2015 ~Beautiful Survivors~」の全公演63曲を余すこと無く収録したLIVE Blu-ray BOX & DVD BOXが6月29日に発売される。「ももいろクリスマス」とは2010年より毎年開催されているももいろクローバーZのクリスマス恒例ライブ。2015年はももクロ史上初となる冬のスキー場での開催となったが、ライブ中の最低気温が-1.4℃と氷点下を下回り、ステージに真っ白な雪が降り注ぐスキー場ならではのクリスマスライブとなった。「ももいろクリスマス2015 ~Beautiful Survivors~」LIVE Blu-ray BOX & DVD BOXには3日間で披露されたオールタイムベスト的なセットリスト全63曲の模様が余す所なく全編収録されるとともに、当日に配信限定でリリースされたももクリ2015テーマソング「今宵、ライブの下で」に加え、これまでリリースしてきたクリスマス限定シングルのLIVEメドレーを収録したCDも同梱される。「今宵、ライブの下で」は今回が初のCD化。3rd ALBUM「AMARANTHUS」&4th ALBUM「白金の夜明け」リリースを前にした、ベストアルバムのようなセットリスト全63曲を収録した「ももいろクリスマス2015 ~Beautiful Survivors~」LIVE Blu-ray BOX & DVD BOX。ゲレンデをイメージした衣装に身を包んだももいろクローバーZがライブ中に雪合戦をしたりするスキー場ならではの特別なLIVEをじっくり楽しんでみよう。「ももいろクリスマス2015 ~Beautiful Survivors~」LIVE Blu-ray BOX & DVD BOXは6月29日の発売で、価格はBlu-ray BOXが12,000円(税込)、DVD BOXが10,000円(税込)となる。Photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z
2016年04月20日写真提供:マレーシア政府観光局ロングステイ財団は、「ロングステイに関する意識調査」(2015年3月~12月実施)の回答をもとに「ロングステイ希望国2015」の結果を発表した。 1位に輝いたのはマレーシアで、10年連続首位をキープしている。マレーシアの根強い人気の背景には、ロングステイ用のビザ「マレーシア・マイ・セカンドホームプログラム(MM2H)」制度の充実や、気候、治安、医療水準の高さに加え、近年続くロングステイ希望国トップとしてのイメージがある。写真:PIXTAマレーシアの他にも、トップ10のうち5カ国が、東南アジアからランクイン。タイは5年連続マレーシアに続いて2位。更に、昨年9位だったフィリピンが5位にランクアップ。飛行時間が短くアクセスがしやすいことやLCC便の充実、地方空港から直行便が出ていることなどが今回のランクアップの理由として考えられる。更に、8位にはシンガポール、10位にはインドネシアが名前を連ねた。写真提供:フィリピン政府観光省 参照元:「ロングステイ財団調べ『ロングステイ希望国 2015』」
2016年04月13日IDC Japanは4月5日、国内法人向けタブレット市場の2015年の出荷台数実績およびOS別市場シェアを発表した。発表によると、2015年の国内法人向けタブレット市場出荷台数は、前年比0.2%増の241万台と、ほぼフラットな状態となった。法人向けタブレット市場の中で、アップルが最も高いシェアを確保し続けており、2015年のOSシェアを見た場合でも依然としてiOSが中心となっている。しかしながら、iOSの法人市場向けシェアは年々減少しており、2013年で46.5%あったものが、2015年では39.2%と減少。一方、Windowsのシェアは2013年では18.6%だったが、2015年では25.1%と増加し、WindowsがiOSのシェアを切り崩しているとみることができるという。法人向けタブレットは、企業などで電子メールやスケジュール管理などのコミュニケーションやプレゼンテーションのツールとして導入されてきており、Windowsタブレットはこれに加え、Microsoft Officeなどのアプリケーションで作成されたデータの閲覧や簡単な編集などの用途から、出荷が伸びていると考えられるとしている。成長を続けているWindowsタブレットで中心となるマイクロソフトの2015年の出荷台数は、前年比21.3%減となり、Windowsタブレットの中では27.1%のシェアを占めたが、前年比約11ポイントのシェアを落とした。これは、2015年に各社のキーボード脱着可能なデタッチャブルタブレットの製品ラインアップが拡充し、マイクロソフトよりも安価に市場投入され、市場が拡大するとともに、企業でタブレットの選択の幅が広がったことが大きな要因で、マイクロソフトの製品出荷は減少したが、Windowsタブレット市場が拡大したことで、WindowsおよびOffice 365などのサブスクリプションライセンスビジネスが拡大され、同社の収入源の基盤ができはじめたと考えられるという。IDC Japan PC,携帯端末&クライアントソリューション シニアマーケットアナリストの浅野浩寿氏は「2015年の法人向けタブレット市場は、前年比0.2%増でほぼフラットだった。これは、企業で試験導入は進んでいるものの、本格導入に至らない企業が多いことも一つの要因である。今後、企業がタブレットを本格導入するためには、タブレット利用による投資対効果を定量化し、見える化することが必要となる」と述べている。
2016年04月05日厚生労働省は4月5日、2016年2月の毎月勤労統計調査(速報、事務所規模5人以上)を発表した。それによると、現金給与総額に物価変動の影響を加味した実質賃金指数は前年同月比0.4%増となり、4カ月ぶりに増加した。○冬ボーナス、前年比0.3%減現金給与総額は同0.9%増の26万2,558円と、4カ月ぶりのプラス。所定内給与は同0.6%増の23万9,123円、所定外給与は同0.4%増の1万9,541円で、所定内給与と所定外給与を合わせた「きまって支給する給与」は同0.6%増の25万8,664円。ボーナスなどの「特別に支払われた給与」は同25.7%増の3,894円となった。総実労働時間は同0.5%増の143.1時間。このうち、所定外労働時間は同1.9%減の10.7時間だった。常用雇用者数は同1.9%増。このうち、一般労働者は同2.2%増、パートタイム労働者は同1.5%増となった。併せて発表した2015年冬のボーナスは前年比0.3%減の37万367円と、2年ぶりのマイナス。同省は「2015年1月に調査対象事業所のサンプル入れ替えがあり、その影響があったため」と分析している。業種別にみると、不動産・物品賃貸業が同6.4%増の43万1,162円、情報通信業が同5.2%増の65万2,929円などと増加した一方、工業、採石業等は同25.4%減の36万8,273円、生活関連サービス業は同13.3%減の13万8,358円などと減少した。
2016年04月05日日本レジストリサービス(JPRS)は3月28日、JPドメイン名の登録管理業務に関する2015年の年次報告書「JPドメイン名レジストリレポート2015」を公開した。同レポートは、インターネット社会の基盤を支える高い公益性と競争力が必要とされるドメイン名の登録管理業務について、JPドメイン名のレジストリ(登録管理組織)であるJPRSが、その活動内容を広く一般に公開することがインターネットの一層の健全な発展に資することになるとの考えに基づき、2004年より毎年公開しているもの。JPRSの2015年の取り組みとしては、2015年1月に登録者が意図しないドメイン名関連情報の書き換えを防ぐ「レジストリロックサービス」の提供を指定事業者向けに開始、ドメイン名へのさらなるニーズに対応するため、属性型JPドメイン名の登録対象組織の拡充などを行ったことが挙げられている。また2015年は、ドメイン名登録情報の不正書き換えによるドメイン名ハイジャックやDNSの仕組みを悪用したDDoS攻撃など、DNSの安定運用を脅かすインシデントが引き続き発生し、緊急対応度の高い深刻なDNSソフトウェアの脆弱性が見つかった。これらに対し、JPRSは関係組織と連携しながら概要説明や対策などの注意喚起を行ったとしている。同レポートによると、2016年1月1日時点で、JPドメイン名全体の累計登録数は1,410,247件となり、1年間で22,746件の増加となったという。JPドメイン名の累計登録数の内訳は、汎用が67.6%、属性型・地域型が31.6%、都道府県型が0.8%。
2016年03月28日2015年4月より放送されたTVアニメ『アルスラーン戦記』。その第2期シリーズとなる『アルスラーン戦記 風塵乱舞』が2016年7月よりMBS/TBS系全国28局ネットにて放送開始となることが決定し、新ビジュアルが公開された。さらに、TVアニメ『アルスラーン戦記 風塵乱舞』のオープニング&エンディングテーマを歌うアーティストも明らかにされ、オープニングテーマは藍井エイル、エンディングテーマはKalafinaがそれぞれ担当することが発表された。■新作ショートアニメ『企業戦士アルスラーン』第2話を公開現代社会の企業戦士になった『アルスラーン戦記』の登場人物たちが活躍する新作ショートアニメ『企業戦士アルスラーン』の第2話「仕事!アルスラーン」が公開された。「これは、パルス商事の新入社員アルスラーンと、幾度も企業戦争を戦い抜いてきた先輩たちが、健全なサラリーマンライフを奪還するために戦う物語である!」○ショートアニメ「企業戦士アルスラーン」#2TVアニメ『アルスラーン戦記 風塵乱舞』は、2016年7月より、MBS/TBS系全国28局ネットにて、毎週日曜午後5時~放送予定。詳細についてはアニメ公式サイトなどをチェックしてほしい。(C)2016 荒川弘・田中芳樹・講談社/「アルスラーン戦記」製作委員会・MBS
2016年03月27日MM総研は3月24日、2015年(1~12月)のPCサーバ国内出荷実績について発表した。これによると、国内PCサーバ出荷台数は、前年比4.5%減の49万906台となった。一方、出荷金額は、前年比7.4%増の2,595億円、出荷平均単価は52万9,000円と前年比5万9,000円の増加となった。2015年のPCサーバ出荷台数は、上半期が2014年同期と比べて3%減の24万7,337台、下半期は同6%減の24万3,569台となり、年後半に減少幅が拡大した。上半期にはWindowsサーバOSのサポート終了に伴う更新需要があり台数減少幅は縮小したが、対前年比での台数増にはつながらなかった。下半期は再び出荷台数が伸び悩んだ。出荷金額は増加を続けており、クラウド基盤としてメモリ性能やサーバ内・サーバ間の高速通信性能の向上が求められていることがその背景にあるという。また仮想化により複雑化するサーバ運用の簡素化や自動化といった、機能面への要求が高まっているとのこと。出荷金額の対前年比を半期別に見ると、上半期は12%増、下半期は3%増であり、上半期に大きく伸びた。サーバ仮想化技術を利用する複数サーバ統合の動きが引き続き加速しており、データセンター専用の高密度サーバなどに需要がシフトしているという。ITのリアルタイム利用やビックデータ利用のため大量のデータ処理の高速化やリアルタイム化が求められており、フラッシュ・メモリやI/O高速化といった分野での需要拡大が単価押し上げの要因だと同社は見ている。2016年の市場はIoTやAI、ビッグデータといった今後のICTを牽引する新技術の適用が活発になり、ますますクラウド化への対応が進むと同社は見る。サーバは仮想化基盤としての利用が広がり高性能化が進むことから、台数は1.4%増の49万7,900台、金額は7.9%増の2,800億円になると同社は見込んでいる。マイナンバー対応については、政府官公庁系基盤はオンプレミスを主体とするプライベートクラウド環境だが、民間企業ではパブリック型クラウドの利用も進んでいるという。IT利用がいっそう進む状況において、サーバベンダーに加えてユーザにおいてもセキュリティ強化などITガバナンスの強化が急務となっており、ベンダー側には製品の提供や保守以外に、運用やガバナンス、ポリシー策定支援など、より上位のユーザ支援が求められていると同社はいう。
2016年03月25日Akamai Technologiesは3月22日(米国時間)、「Akamai Releases Fourth Quarter 2015 State of the Internet Report|Akamai」において、2015年第4四半期におけるインターネット接続速度やブロードバンドの普及率、IPv4のアドレス普及状況、IPv6の普及率などの統計データをまとめた「Akamai’s State of the Internet: Q4 2015 Report」を公開した。インターネットの接続速度は全体として高速化の傾向が続いていることが報告されている。「Akamai’s State of the Internet: Q4 2015 Report」の主な注目ポイントは次のとおり。インターネットの接続速度平均が第3四半期と比較して8.6%増加し5.6Mbpsに到達もっとも高速な接続速度平均を示したのは26.7Mbpsの韓国。1年前と比較して20%高速化ピーク時の接続速度平均は1%増加して32.5Mbpsに到達。1年間で21%の増加ピーク時の接続速度平均は韓国で95.3Mbps、マカオで83.1Mbpsを記録世界の国や地域の約70%においてこの第4四半期の間にIPv4アドレスの数が10%ほど増加この1年で43の国や地域でIPv4アドレスの数が10%以上増加したが、13の国や地域では10%以上減少モバイルの接続速度平均は英国の26.8Mbpsが最も速く、これにスペインの14.0Mbpsが続いているインターネットはブロードバンド化と接続速度の高速化が続いており、特に2015年第4四半期は大きな伸びを見せている。
2016年03月24日イオンは3月22日、同社の電子マネー「WAON」の2015年度の年間利用金額が、2兆円を突破した(2015年3月~2016年2月)と発表した。同社によれば、2015年度の利用金額は、同年の市場規模の4割超える約2兆592億円に達し、「G.G WAON」「JMB WAON」「サッカー大好きWAON」など、利用目的にあわせた様々な種類のカードを発行しており、累計発行枚数は5,610万枚となったという(2016年2月末現在)。
2016年03月23日IDC Japanは3月22日、国内モバイルデバイス市場の2015年の出荷台数実績および2016年~2020年の予測を発表した。同社によると、2015年の国内モバイルデバイスの出荷台数は、前年比8.1%減の4792万台だった一方、スマートフォン市場は従来型携帯電話から移行が進み前年比3.6%増のプラス成長となったという。タブレット市場は通信事業者向けの出荷やB2B2Cなどの案件によって、前年比1.5%増にとどまり、PC市場は2014年のWindows XPサポート終了に伴う特需の反動の継続および円安に伴う平均価格上昇の影響により買い替えサイクルが長期化し、前年比31.4%減の大幅なマイナス成長となったとしている。このPC出荷台数の大幅な減少により、国内モバイルデバイス市場は前年比8.1%減のマイナス成長となった。同社は、2016年の国内モバイルデバイス市場は前年比8.2%減の4401万台と予測している。2016年は、総務省要請によるスマートフォンの実質0円販売の廃止により、出荷が減速する可能性が高くなるとして、2016年スマートフォン市場は前年比4.7%減の2620万台と予測している。タブレット市場は、学校関連を中心にビジネス市場での導入が進む一方、家庭市場ではキラーアプリケーション不在の状況が続き、大型スマートフォンとの競合もあり、市場全体として2016年は前年比17.3%減の687万台と予測している。PC市場は、前年比8.5%減の965万台と1000万台を切る出荷台数が予測されている一方、タブレット市場は、2015年のPCとデタッチャブルタブレットを合算した出荷台数は約1180万台だったとこ、2016年は約1130万台と、PCの出荷減少はデタッチャブルタブレットによって補足されると予測されている。
2016年03月22日警察庁は3月17日、2015年のサイバー脅威に関するまとめを公開した。これによると「標的型メール」による攻撃は3828件で過去最多だったという。概況としては、日本年金機構の情報漏えいに端を発し、さまざまな攻撃による情報窃取が判明した2015年となった。同庁では7333事業者とサイバー攻撃の情報共有を行う「サイバーインテリジェンス情報共有ネットワーク」によって標的型メール攻撃の状況を把握しており、2015年は過去最悪となる3828件の攻撃が起こった。なお、ここのところ、「標的型」から「バラマキ型」へ攻撃手法が移り変わっているとのセキュリティベンダーの指摘があり、警察庁でも標的型メール増加の要因はバラマキ型にあると説明。実に92%(3508件)がバラマキ型攻撃メールとなっていた。これらの攻撃の多く(89%)が非公開メールアドレスに対して行われており、攻撃対象の組織や職員の調査を周到に行った上でメールの送信をしているとみられる。また、送信元メールアドレスについては、77%が偽装によるものだった。また、昨年は添付ファイルの傾向が前2年と大きく異なり、Wordファイルが53%を占めた。ユーザーがWordファイルを開くと、不正プログラムがバックグラウンドで自動的にダウンロードされるもので、一見正当な文書が表示されることから、被害に気づきにくいという。一方で、インターネットにおけるアクセス情報の解析では、攻撃準備のための"探索行為"などを警察庁で分析している。これによると、不審なアクセスは1日1IPアドレスあたり729.3件で、前年比約1.5倍にのぼった。主に「23/TCP」ポートに対するアクセスが大幅に増加しており、ルータや監視カメラなどのLinux系OSが組み込まれた機器を標的とする探索行為とみられる。また、ネットバンキングにおける不正送金被害額が過去最悪となる約30億7300万円となり、前年の約29億1000万円を上回った。傾向は、被害を受けた金融機関数が倍増しており、信用金庫や信用組合、農業協同組合、労働金庫など、銀行以外の金融機関も狙われた。
2016年03月18日トレンドマイクロは3月15日、エクスプロイトキット(さまざまな脆弱性を攻撃するためのパッケージ化されたプログラム)の2015年を通した分析を、同社のセキュリティブログで公開した。これによると、2015年に公開され、エクスプロイトキットに利用された18件の脆弱性のうち、15件はエクスプロイトキットに悪用される前に修正プログラムが公開されていた。ただ、3件は"ゼロデイ脆弱性"として修正プログラムが提供される前にエクスプロイトキットに組み込まれていた。その多くはAdobe Flash Playerを対象としており、18件中15件がFlash Player、2件がMicrosoft Internet Explorer、1件がMicrosoft Silverlightだった。これらの脆弱性の半数以上で、最初に対応したエクスプロイトキットは「Angler Exploit Kit(Angler EK)」となっていた。Angler EKは2015年に最も猛威をふるったエクスプロイトキットといわれており、SymantecやESETの調査結果でも同様の傾向が見られる。ユーザーを攻撃するためにはエクスプロイトキットへ誘導しなければならないが、そのために「Web改ざん」と「不正広告」の手法が2015年に多く用いられた。Web改ざんでは、WordPressやJoomlaなどのOSS CMSやCMSプラグインの脆弱性を突いて改ざんを行っており、2015年12月にはAngler EKを活用してランサムウェアを拡散した大規模な攻撃キャンペーンも行われていたという。この攻撃では、1500を超えるWebサイトが改ざんされ、SWFオブジェクトが追加されていた。このオブジェクトは、iframeタグを密かに組み込むために別のFlashファイルを読み込み、エクスプロイトキットへと誘導していた。一方の不正広告では、ユーザーが気付かないうちに不正なWebサイトへ誘導される。Webサイトの広告は一般的に、所有者が直接管理する「純広告」は少なく、多くのケースでアドネットワークを組み込み、管理している。攻撃者は自ら広告を出稿してアドネットワークに不正広告を混入させ、エクスプロイトキットへと誘導する。不正広告の形態はバナーや埋め込み、ポップアップなどさまざまで、スクリプトを正規サイトの画像に追加してあたかも本当の広告のように見せかけていた。ユーザーがクリックせずとも、エクスプロイトキットのページに誘導し、多くのユーザーを攻撃していた。トレンドマイクロによると、2015年12月のエクスプロイトキットによる攻撃の88%が不正広告経由によるものだった。同社は、この数年でエクスプロイトキットによる脆弱性攻撃が強力なものであると証明されつつあると指摘し、それに変わる手法は現在のところ存在しないとした。それ以上にエクスプロイトキットの変化が見られており、セキュリティベンダーによるトラフィック検出を回避するために暗号化を施すなど、手口がより巧妙になりつつあるという。
2016年03月16日ブルーリボン賞、キネマ旬報ベストテン、日本アカデミー賞など、2015年の映画賞の結果が続々と発表されたが、改めて、2015年は日本の映画界にとってどのような年だっただろうか? 『キネマ旬報2016年3下旬号』(発売中 1200円+税 キネマ旬報社刊)の内容から、振り返る。2015年に日本で公開された映画は邦画が581本、洋画が555本の計1,136本だった。興行収入は邦画1,203億6,700万円、洋画967億5,200万円、合計で2,171億1,900万円となった。前年から比べると4.9%増と、わずかながら上向きの様子が見える。しかし、作品ごとの金額を見ると、ヒット作とそれ以外で大きく二極化していることがわかる。興行収入10億円を超えた作品は、全部で60本(2015年公開作品の5%にあたる)。この60本のヒット作品の興収合計が1,600億円にも及んでおり、興行収入全体の8割を占めている。元パラマウント ピクチャーズ ジャパン営業部の中川聡氏は「残りの95%の作品はどこに行ってしまったのか」と指摘する。現在主流の「シネマコンプレックス」システムでは、ヒット映画はロングラン上映を行うが、客が入らなければ上映回数が減り、すぐに打ち切りとなる。これにより、大ヒットする映画と、そうでない映画の差が開いてしまっているという。邦画1位となったのは、『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』(東宝)、さらに『バケモノの子』『HERO』『名探偵コナン 業火の向日葵』『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記』『ドラゴンボールZ 復活の「F」』『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』『映画「ビリギャル」』『映画「暗殺教室」』と、東宝作品が続いていく。上位10作品の中で、東宝以外の作品となったのは、9位『ラブライブ! The School Idol Movie』(松竹)のみだった。この勢いにより、東宝は歴代4位の好成績を記録している。アニメ作品、人気TVシリーズの映画化、ベストセラーコミックの実写化など、ファミリー層や若者をメインターゲットにする同社の路線が大きく成功した。また、ギャガとの共同配給作品である『海街diary』(是枝裕和監督)は第68回カンヌ国際映画祭コンペディション部門に出品され、日本アカデミー賞作品賞を受賞するなど、収入と評価両方に優れた結果を残した年だった。創業120周年をむかえた松竹は自社製作に力を入れたが、年間興収は前年対比83,4%と厳しい結果に。しかしながら、『ソロモンの偽証 前篇・事件』『ソロモンの偽証 後篇・裁判』『駆込み女と駆出し男』『愛を積む人』『日本のいちばん長い日』『天空の蜂』『母と暮せば』等、業界で高く評価され、数々の賞を受賞する作品を多く生み出し、「ものづくりの会社」として大きく存在感を示した。一方、洋画は興行収入が12.1%アップ。『ジュラシック・ワールド』『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』などのシリーズものや、ディズニーアニメ『ベイマックス』などのヒットで明るい話題を提供した。熱狂的なファンの多かった『マッドマックス 怒りのデスロード』は18億1,000万円と、話題性から言えばもう少し伸ばしたかったところだ。しかし、「爆音上映」などの施策が当たり、「立川シネマシティだけで7,500~8,000万が上っている」(中川氏)など、今後の映画館にとって重要な事例となるだろう。
2016年03月14日キャセイパシフィック航空は3月9日、2015年通期(2015年1~12月)決算と2016年の計画・見通しを発表。純利益は90.5%増の60億香港ドルを達成し、2016年は新たにマドリード、ロンドン・ガトウィックへの旅客便の運航を開始する。また、機材に関しては予定を1年前倒しし、2016年中に全てのボーイング747-400型旅客機の退役を予定している。2015年度通期決算での純利益は、前年度の31億5,000万香港ドル(1香港ドル=約14.5円)を上回る60億香港ドル(日本円で約850億円)にのぼり、一株あたりの利益は前年の80.1香港セントから152.5香港セントに上昇。業績は燃料価格の下落に伴い、前年を上回る結果となった。同社は2015年、香港とチューリッヒ(3月)、ボストン(5月)、デュッセルドルフ(9月)を結ぶ各路線を新たに開設し、これら全ての新規路線で好調を維持している。また2016年6月にはマドリード、9月にはロンドン・ガトウィック空港への旅客便の運航を開始する。なお、香港ドラゴン航空は、2015年3月に東京・羽田、8月には広島への旅客便を開設した。機材に関しては、2015年においてキャセイパシフィック航空は、6機のボーイング777-300ER型機と3機のエアバスA330-300型機を受領。9月に53機目のボーイング777-300ER型機を受領し、同機種の最後の受領を完了した。これと並行し、4機のボーイング747-400型旅客機と4機のエアバスA340-300型機が退役を迎えた。2016年2月には、エアバスA340-300型機のうち1機を退役させ、残り3機となったボーイング747-400型旅客機についても2016年中に全てが退役する見通しとなってる。また、2013年にボーイング社との間で6機のボーイング747-400型貨物専用機の売却について合意している。すでに引き渡しを終えている2機に加え、残る4機についても2016年末までにボーイング社への引き渡しを完了する予定となっている。2015年12月31日時点で、キャセイパシフィック航空は計70機の新規運航機材の発注をしており、2024年までにこれらの機材を受領する。このうち、最新鋭のエアバスA350-900XWB型機については、2016年5月の1機目に続いて、年末までに計12機の受領を予定している。なお2015年5月には、すでに2機のエアバスA350型機用シミュレーターを受領している。2015年11月には新デザインを発表。間もなく退役を迎えるボーイング747-400型機とエアバスA340-300型機を除く、キャセイパシフィック航空と香港ドラゴン航空の全てのワイドボディ機の全クラスで、新型座席または改良型座席に刷新される。加えて、最新鋭のエアバスA350XWB型機には、新型の客室、座席、機内エンターテイメントシステムを導入する。2016年の見通しに関してキャセイパシフィック航空のジョン・スローサー会長は、「2015年は2014年と比べて事業を取り巻く環境に改善が見られたものの、いくつかの非常に難しい課題にも直面しました。この難しい局面は、2016年も続くことが予想されています。アジア地域における他社との激しい競争、外国為替の動向、上級クラスにおける旅客需要の低迷といった要因は、旅客単価の押し下げ圧力となっています。航空旅客需要は全般的に堅調に推移すると予想しており、燃料価格の下落による恩恵も持続できると期待しています」とコメントしている。
2016年03月10日ベネッセ教育総合研究所は3月8日、「幼児期から小学1年生の家庭教育調査・縦断調査 2016年」の結果を発表した。調査は子どもが年少児から小学1年生までの縦断調査となっていて、2012年1月~2015年3月の期間に4年間参加した母親544名から回答を得た。はじめに小学1年生の時点で子どもの家庭学習の様子をたずねたところ、「大人に言われなくても自分から進んで勉強をする」と回答したのは、66.3%だった(「とてもあてはまる」「まああてはまる」の合計)。この結果をもとに、年長児期の学習準備のどれが、小学1年生で「大人に言われなくても自分から進んで勉強する」に影響するかを分析した。その結果、「夜、決まった時間に寝ることができる」などの「生活習慣」7項目、「物事をあきらめずに、挑戦することができる」などの「がんばる力」4項目、「ことば遊びができる」などの「言葉の力」6項目について、年長児期、高い得点を得ている子どもに「自分から進んで勉強する」比率が高い傾向が見られた。次に年長児期における、親が「子どもの意欲を尊重する態度」と子どもの「がんばる力」の関係性について調べた。結果、「子どもの意欲を尊重する態度」が高い親の子どもほど、「がんばる力」が高くなる傾向が見られた。同様に、子どもの意欲を尊重する態度が高かったり、「子どもの思考を促す関わり」「学びの環境を整える関わり」が大きかったりする親の子ほど、「言葉の力」は高い傾向が見られた。同研究所は4年間の調査を総括して、「年少児までに『生活習慣』を身につけることが、年中児の『学びに向かう力』へつながること、そして、そこで養われた『学びに向かう力』が、年長児の『文字・数・思考』の力を育てることがわかった」と分析。その上で、「その後、小1期には、『文字・数・思考』の力や『学びに向かう力』が学習態度を育てていく関係性が見えてきた」とコメントしている。
2016年03月09日警察庁は3日、平成27年(2015年)中のインターネットバンキング不正送金事犯の発生状況について発表した。平成27年におけるインターネットバンキング不正送金事犯の被害件数は1,495件。被害額は約30億7,300万円、不正送金を阻止した額を差し引いた実被害額は約26億4,600万円だった。件数では平成26年の1,876件から381件減少したものの、被害額は平成26年の約29億1,000万円から1億6,300万円増加。実被害額も約24億3,600万円から2億1,000万円増加し、過去最悪を更新した。被害金融機関は223金融機関。内訳は、都市銀行・ネット専業銀行・信託銀行・その他の銀行が16行、地方銀行が53行、信用金庫が98金庫、信用組合が17組合、農業協同組合が35組合、労働金庫が4金庫。2015年の被害特徴は法人口座被害の増加。特に信用金庫の法人口座被害が急増した。被害口座名義人の多くがセキュリティ対策を未実施だったという。送金先口座は中国人名義のものが約6割、日本人が約3割、その他が約1割。また、SMSを通じたフィッシングが初めて確認された。警察庁の取り組みとしては、口座売買など関連事件97事件に対し、160人を検挙。また、不正送金に利用される中継サーバの事業者一斉取り締まりや、ネット専業銀行への送金先口座対策要請などを行った。今後、口座凍結などのインフラ対策や、金融機関への情報提供などを進めるという。
2016年03月07日IDC Japanは3月7日、国内携帯電話、およびスマートフォン端末の2015年通年(1月~12月)と2015年第4四半期(10月~12月)の出荷台数を発表した。2015年通年の携帯電話出荷台数(スマートフォンと従来型携帯電話の合計)は、スマートフォンの増加分が従来型携帯電話の落ち込みを補完することができず、前年比5.9%減の3442万台。2015年第4四半期もその傾向に変わりはなく、前年同期比15.7%減の1046万台となった。2015年の国内携帯電話市場でシェア第1位を維持したアップルだが、2015年第4四半期のiPhone 6sの販売が伸びず、前年同期比20.8%減と大幅に落ち込んだ。第2位にはスマートフォンと従来型携帯電話を安定して供給しているシャープ、スマートフォン端末に特化したソニーは第3位、京セラが第4位、富士通が第5位となり2014年から順位に変更はなかった。一方、2015年通年のスマートフォン出荷台数は従来型携帯電話からの移行が進み、前年比3.6%増の2749万台。しかし、2015年第4四半期だけをみるとiPhoneの落ち込みが影響し、852万台、前年同期比13.7%減のマイナス成長だった。また、この落ち込みは年間のスマートフォンOS別シェアにも影響を及ぼしており、2011年以降、順調に伸ばしてきたiOSが2015年は後退し、52.4%となった。2015年のスマートフォンのベンダー別シェアでは、アップルが2014年から6.3ポイント落としたが第1位を維持。第2位以下は、ソニー、シャープと続き、2014年に第4位であったサムソンは第6位に後退、京セラが第4位、富士通が第5位へと、それぞれ順位を上げた。IDC Japan PC、携帯端末&クライアントソリューション リサーチマネージャーの片山雅弘氏は「大手通信事業者の2015年度第3四半期決算を見ると、各社とも増収・増益(増収:2%~8%、増益:11%~18%)である。この要因として、契約者向け動画などのコンテンツサービスが伸び、利用単価が上昇していることが挙げられる。また昨年2月に始まった総務省の『携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース』を見越して、販売経費の削減を行った効果が出てきたことも背景にある」と分析。さらに「今後は、タスクフォースの答申に基づく総務省要請によりスマートフォンの実質0円販売を廃止することで、通信事業者は過度の買い替えを追う必要がなくなり、端末販売や価格設定に関する主導権は、iPhoneを中心に携帯電話機ベンダーから通信事業者に移っていくであろう」と述べている。
2016年03月07日多くの企業が決算期を迎える3月。連日の残業でプライベートがぼろぼろ…という人も多いのでは? そこで、繁忙期を乗りきるための時短テクを紹介します。■忙しいときほどファイリングやメモをまめに忙しさに追われて、机やPCのデスクトップがぐちゃぐちゃになっていませんか? メモやファイルが散乱すると、次に使う際にすぐ見つからず、結局時間をとられてしまいます。そのときどきは面倒でも、メモやファイリングはまめに、落ちついて整理しましょう。どうしても都度の処理や作業はできない…という人は、作業時間をあらかじめ確保しては。どんなに忙しくても、強制的にスケジュールに入れてしまった方が、後々スムーズに運ぶことが多いですよ。■メールより電話、資料より雑談がいい場合もあるなんでもメールですむがゆえに、電話をかけるのがはばかられる感覚ってありませんか? でも、相手の返事次第でこちらの提案が変わる場合や、前提が複数あるような話は、電話の方が早く、先方の時間も奪わずにすみます。つねにメールで処理している人は、ケースバイケースで電話をうまく活用することで時短になるかもしれません。また、上司やクライアントから資料提出を求められたときは、イメージや方向性を事前に共有しておくことが大切です。忙しいときほど雑談や打ちあわせの時間を持ち、資料をつくりこむ前に骨子を「握って」おきましょう。そうすることで、無駄な作業や時間を省き、相手の求めるものに近づけることができます。■体調管理がなによりの時短にプライベートでも時短は可能です。そのとき、一番肝心なのは体調維持。無理をして体を壊すと、仕事が遅れるだけでなく、周りにも迷惑をかけてしまいます。何よりの時短は体を整えること。朝食を抜かない。睡眠をしっかりとる。マスクと手洗いを欠かさない。生活面での基礎をしっかりつくるだけでも効果がありますよ。また、心のゆとりも重要です。たとえば、バスタイムをゆっくりとってリラックスする時間をつくるなど。スマホを防水にして音楽や動画を楽しめば、物理的な時短にもなって一石二鳥。バラエティなどで大笑いして気分転換したり、超セレブな世界を舞台にした海外ドラマ・映画など、現実離れした世界観にひたれば、リフレッシュ効果も抜群です。忙しい季節、うまく乗りきって、気持ちよく春を迎えましょう!
2016年03月02日IDC Japanは3月1日、国内ストレージソフトウェア市場の2015年上半期(1月~6月)のベンダーシェアを発表した。同社によると、2015年上半期の国内ストレージソフトウェア市場におけるシェア第1位はEMCで売上額シェアが19.9%、第2位はシマンテック(現ベリタステクノロジーズ)で同12.6%、第3位はIBMで同11.6%とのこと。上位3社の顔ぶれは前年同期と変わらないが、3社合計のシェアは上がっているという。同社のエンタープライズインフラストラクチャ リサーチマネージャーの鈴木康介氏は「ストレージソフトウェア市場では、ストレージ運用の効率化ニーズが高まり、先進的な機能が普及しつつある状況にあるにもかかわらず、各ベンダーの売上増のペースにはばらつきがある。データ保護/リカバリーソフトウェアを中心にした ISV(Independent Software Vendor)製品は依然として堅調な成長を続けているものの、ストレージシステムにバンドルされる管理系のソフトウェアに関しては、製品市場が成熟するにしたがって付加価値の訴求が難しくなっており、売上に影響が出ている」と分析している。
2016年03月01日サイボウズは2月29日、2015年12月期(2015年1月1日~12月31日)の決算および2016年の事業戦略に関する説明会を開催した。2015年の同社の売上高は70億1300万円(前年比17.6%増)、営業利益は-3億8100万円、経常利益は-3億3800万円、当期純利益は-2億1700万円となり、「創業以来初の赤字となった」と、同社代表取締役社長の青野慶久氏はコメントした。とは言え、もともと2015年の業績予想は、営業利益・経常利益・当期純利益が-8億円と赤字設定されていた。この結果について青野氏は、「-8億円と設定したことで、思い切ってクラウドに投資した。長期的にみると、十分な利益」とした。同社は昨年、積極的にクラウド関連サービスの広告宣伝を行い、前年比2億6600万円増の17億4600万円を広告費に投下している。また、青野氏は「裏目標」として、自身が社長であるうちに「赤字を出したかった」とも語った。「サイボウズは創業からずっと黒字の堅い経営をしてきた。このまま黒字体質のままバトンタッチしたら、サイボウズは黒字にしないといけないという神話ができてしまうと嫌だったので、創業者も普通に赤を出すという実績をつくっておきたかった」(青野氏)○2015年はクラウド事業が加速2015年の同社の活動方針には、「クラウド事業の加速」「エコシステムの推進」「企業基盤の強化」が挙げられていた。クラウドについては順調に推移し、現在売上全体の39%を占め、クラウドサービス「cybozu.com」の売上は約27億円(前年比160%)で、有料契約者数は1万3000社を超えているという。エコシステムについては、現在公式パートナーは230社となり、前年から26社増加しているとのこと。2015年は「クラウド事業の成功者をつくること」が目標とされており、シダックスのレシピ管理ツールや京王電鉄バスの遺失物管理ツールなど、大手企業における実績をパートナー企業であるジョイゾーが成果を残した。企業基盤の強化については、東京・大阪でオフィスを移転し、今年の3月上旬にはベトナム支社の移転も予定されている。そのほか、「新しい働き方」の実践企業として情報発信を進めてきた1年となった。○2016年は「多重下請け構造」の変革に挑戦2016年の業績予想は、売上高80億円、営業利益・経常利益・当期純利益1億円が示された。2016年の注力サービスとしては、業務アプリケーション構築クラウド「kintone」が挙げられた。同サービスは、プログラミングすることなく、業務に必要なアプリがつくれるクラウドサービスとなっている。これにより、従来のシステム開発工程で必要とされてきた、仕様書作成やハード・ソフトの手配などを省いて、すぐ開発に着手できるものとなっている。このkintoneで、青野氏が「仕掛けたいこと」としたのが、「日本の多重下請け構造の変革」だ。従来、システムを開発する際は、大手SIerが受注し、下請け企業に仕事が流されてきた。これにより、下請け企業は費用や環境などが厳しい状況で、仕事が続けられてきた。「これはまさに日本のIT業界の大きな問題。しかし、皆問題だと思っているのに、誰も解決できずにきた。これをわれわれは技術で解決したい。これまでプロセスをふまないとつくれなかったようなものを、お客さんと話しながらつくって、すぐ使ってもらい、気に入らなければ直していく、これをぐるぐるまわしていくプロセスに変えていけたら、多重下請けがなくなる時代をつくれるのではないだろうか」(青野氏)そのほかにも、kintoneを活用して、「クラウド&IoT時代への社会変革」「日本発グローバル・ソフトウェア企業」も目標に掲げられた。青野氏は、「クラウド&IoT時代にふさわしい価値」として、企業の中だけでなく、地域での情報共有など、地方創生のインフラとして、kintoneを提供していくとしている。またグローバルでは、現在USでの導入事例が増えていることから、「kintoneをUSで販売できる手ごたえを実感している」という。事例の中には、某グローバルIT企業が、店舗のマネジメントシステムとして、アメリカ、日本、オーストラリア、韓国、シンガポールで導入していたり、某日系大手商社が、アメリカ拠点間での社内情報システムのサービスデスクで導入していたりするとのことだ。「kintoneをリリースした約4年前にも言っているが、私の残りの仕事人生はkintoneにかかっている」(青野氏)
2016年03月01日全国銀行協会はこのほど、2015年12月末時点(10~12月期)における「インターネット・バンキングによる預金等の不正払い戻し」の調査結果を発表した。それによると、10~12月期の不正払い戻し被害件数は191件、被害金額は2億4,300万円となった。前年同期は、被害件数が216件、被害金額が2億6,700万円だった。○法人の被害金額、前年同期比7倍超に増加内訳をみると、法人の被害件数は20件(前年同期5件)、被害金額は7,100万円(同1,000万円)で、被害金額は前年の7倍超に拡大。4~12月の累計では被害件数64件、被害金額5億300万円となり、過去最悪だった2014年度の年間被害金額4億2,700万円を7,600万円上回った。一方、個人の被害件数は171件(同211件)、被害金額は1億7,200万円(同2億5,700万円)と、前年より減少。4~12月の累計では被害件数755件、被害金額7億9,600万円となった。なお、10~12月期の対応方針決定済み件数は63件、うち補償件数は63件、補償率は100%だった。同協会は「2014年に法人向けインターネット・バンキングの不正利用に係る対応として申し合わせを行うなど、対策・周知に取り組んできた。その一方で、金融犯罪においては対策を強化するとそれを上回る手口が開発されるといった面もある。それを前提として、今後はお客様に安心して金融サービスをご利用いただくために、被害防止に向けて更に努力していく」と話している。調査対象は同協会会員銀行191行。
2016年02月29日ジェーシービー(JCB)は2月22日、2015年版「クレジットカードに関する総合調査」の結果を発表した。調査期間は2015年11月、有効回答は20~60代の個人3,500人。○ポイントやマイルをしっかり貯める傾向にクレジットカード保有者1人当たりの平均保有枚数は3.2枚、平均携帯枚数は2.0枚と、ともに前年度比0.1ポイント減少。保有枚数の割合をみると、前年度2位だった「2枚」が23.7%と最も多く、次いで「1枚」(前年度1位)が23.4%、「3枚」(同3位)が20.8%と続いた。1番目、2番目に多く使うクレジットカードの理由の上位2項目は、いずれも「入会金・年会費が他社と比較して安い」「ポイントやマイルが貯めやすいから」となった。同社は「ポイント面などを気にされて、必要なものだけ持つという形に変わってきているようだ」と話している。世帯当たりの月平均生活費は同1万円減の17.7万円。月平均クレジットカード利用額は同6,000円減の5.3万円、生活費に占めるクレジットカードの利用割合は同1.1ポイント減の29.6%となった。同社は「景気の後退による不安感から消費が伸び悩んでいる状況があるのでは」と推測している。クレジットカードを利用する業種を聞くと、「オンラインショッピング(インターネット通販)」が35.8% 、「携帯電話料金」が28.9%、「スーパーマーケット」が24.5%などが例年に続いて上位となった一方、「コンビニエンスストア」も同1.3ポイント増え11.9%となった。
2016年02月22日IDC Japanは18日、2015年第4四半期(10月~12月)および2015年年間(1月~12月)における、国内クライアントPC市場出荷実績値を発表した。2015年年間(1月~12月)のPC出荷台数は、前年比31.4%減で、2014年から484万台少ない1,055万台となった。家庭向け市場が449万台で前年比25.2%減、ビジネス市場が606万台で同35.5%減。同社は「これまで『壊れた』『動作が遅くなった』『容量が足りない』などが買い替えの主な理由だったが、PCの性能向上により、PCを買い換える意識が薄らいでいる。この背後に、PCの進化にアプリケーションの進化がついていけてないという根本的な要因がある」と指摘する。2015年の国内PC市場のベンダー別出荷台数は、1位がNECレノボグループで277万台(シェア26.3%)、2位が富士通で175.9万台(16.7%)、3位が東芝で129.4万台(12.3%)、4位がHP Inc.で115.2万台(10.9%)、5位がデルで106.2万台(10.1%)となった。2015年第4四半期(10月~12月)の出荷台数は、ビジネス市場が133万台で前年同期比18.7%減、家庭向け市場は112万台で同13.5%減となり、合計出荷台数は245万台、同16.4%減となった。2015年第3四半期(7月~9月)に続き家庭市場、ビジネス市場ともに二桁のマイナス成長となった。2015年第4四半期(10月~12月)の上位5位までのベンダーシェアは、1位がNECレノボグループ(26.9%)、2位が富士通(17.1%)、3位が東芝(12.3%)、4位がデル(11.2%)、5位がHP Inc.(10.3%)となった。2015年第3四半期の5位から4位へ順位を上げたデルは、量販店向けの販路を強化したことで家庭市場で高い成長をみせたという。
2016年02月19日観光庁は2月16日、「旅行・観光消費動向調査平成27年10-12月期(速報)」を発表した。それによれば、日本人国内旅行消費額は5.3兆円で、前年同期比8.9%増となり、3四半期連続で対前年同期比プラスとなったという。これは、前年は消費税率引き上げ等の影響もあり低迷していたが、平成27年はその反動や、3月の北陸新幹線開業効果の継続、宿泊施設の稼働率の向上に伴う料金単価の上昇といった諸要因により増加したものと考えられるという。日本人国内旅行消費額のうち、宿泊旅行消費額は4.1兆円で前年同期比9.8%増、日帰り旅行消費額は1.2兆円で前年同期比5.7%増となったという。一方で、日本人国内延べ旅行者数は1億5,299万人(前年同期比1.8%減)となり、うち宿泊旅行が7,819万人(前年同期比1.0%増)、日帰り旅行が7,480万人 (前年同期比4.6%減)となった。金額は増えているものの、旅行者数は逆に減少し、一人1回あたり旅行単価が増加している(34,868円で、前年同期比10.9%増)。平成27年年間値(速報)では、日本人国内旅行消費額は21.7兆円で、前年同期比8.3%増。日本人国内延べ旅行者数は6億6,293万人(前年同期比0.5%増)、日本人国内旅行の一人1回あたり旅行単価は32,764円で、前年同期比7.7%増と、いずれも増加している。
2016年02月17日