料理研究家・市瀬悦子氏のによる新刊5月25日、満腹感が得られて美味しい食事を続けながらやせられるレシピを掲載している「すぐやせおかず 糖質オフ200」が発売された。著者はフードコーディネーターで料理研究家の市瀬悦子氏である。価格は900円(税別)で、発売は主婦と生活社からである。ひと目で分かる食材別糖質量シート付き食事の量を減らすダイエットは効果が得られることがあったとしても、栄養バランスが考えられていないことが多いため体調を崩しやすく、リバウンドの危険性もある。糖質オフダイエットは油脂やたんぱく質を抑えるのではなく、美味しい食事を続けながら、少ないストレスでやせる方法である。市瀬悦子氏はこれまでも「ラクちんおかず 作りおき200」や「認知症を防ぐ!えごま油レシピ 1日スプーン1杯で頭がスッキリ! うつ病も撃退!」などの著作を発表しており、NHKEテレ「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」などでは料理監修やフードコーディネートを担当している。新刊では糖質オフ料理の極意を伝授。主菜となる焼きチキン南蛮や豚のナンプラー角煮、ガリバタステーキ、ハンバーグなど、スープではミネストローネ、キャベツのバターみそ汁など、合計200のレシピを掲載。また、食材別の糖質量シートも掲載されている。(画像は主婦と生活社のサイトより)【参考】※すぐやせおかず 糖質オフ200
2018年05月30日最旬の韓流スターのインタビューをお届けしているK☆STAR LOVERSの今回のゲストは、韓国の国民的歌手“バラードの皇帝”ことソン・シギョン(39)。 インタビュー後編は、4月からレギュラー出演中のNHK Eテレの『テレビでハングル講座』に抜擢された感想と、7月4日にリリースされるニューシングル『幸せならそばにある』の聴きどころを語ってくれた。本国でバラエティ番組のMCやラジオ・パーソナリティもこなすトークセンスは日本語でも健在。“鼓膜彼氏”と呼ばれるその甘美な声は、聴く人誰もが聞き入ってしまうこと必至です! 5月29日発売「女性自身」のグラビアにも登場。動画と併せてお楽しみください。 ■韓国エンタメ情報&オリジナルインタビュー満載!『K☆STAR LOVERS』記事一覧■女性自身韓流Twitterアカウント(動画/Bravoworks,inc.)
2018年05月29日5/26 (土)「ちゃんと知りたい!子どもの発達障害」すくすく子育て×ウワサの保護者会 コラボスペシャルの内容は?Upload By 発達ナビニュース2018年5月26日(土)にEテレで発達障害特別番組「ちゃんと知りたい!子どもの発達障害」すくすく子育て×ウワサの保護者会 コラボスペシャルが放送されます。幼児の子育ての悩みや疑問に専門家が答える「すくすく子育て」と、小・中学生の保護者が教育について尾木ママと語り合う「ウワサの保護者会」が初コラボ。最近は、若い親世代の間で発達障害が知られてきています。それによって、「言葉がなかなか出ない」「他の子と比べて落ち着きがない」など少しでも気になる様子が子どもにあると、「もしかして発達障害かも…?」と心配をする親も増えているといいます。しかし、発達障害は社会性や人間関係に表れる特性のため、乳幼児の間は診断ができないことが多いとされています。「様子を見ましょう」という医師の言葉に不安と期待を抱きながら過ごす時期は、心も揺れ、どう対応するべきか分からずかえって苦しい思いをしている場合も…。今回の番組は、乳幼児期から就学にかけての年齢の子どもたちを育てている保護者にぴったりな内容です。 Eテレ「すくすく子育て」「ウワサの保護者会」乳幼児期から就学にかけて…成長の段階で変わっていく不安や悩みは?Upload By 発達ナビニュース番組の前半では、乳幼児期の「もしかして発達障害?」という悩みを専門家と一緒に考えます。■発達障害のある子もない子にも共通する子育ての基本■初めての集団生活である幼稚園や保育園でできる対応などを紹介しながら、発達障害とは何かを小児科医の榊原洋一先生が解説します。後半は、発達が気になる子の就学にはどんな支援があるのか、現在の特別支援教育についてを詳しく解説。■発達が気になる子の就学、どんな支援がある?現在の特別支援教育についてなどの疑問にも答えてくれます。また、「地域の中で、他の子どもたちと関わりながら一緒に育ってほしい」「将来の自立のために、手厚い支援を受けさせて能力をのばしてあげたい」という思いを当事者の親が語り合い、発達障害のある子どもにとって、必要な教育とは、学校とはどうあるべきなのか?を考えます。どちらを選んでも感じるジレンマ。その選択は悩ましいものです。そのどちらの思いも両立する「インクルーシブ教育」に向けて、親と行政と学校が手を組んで始まっている取り組みについても、番組内で取り上げられます!同じ悩みや不安を共有するだけでなく、先進的な事例も知ることができそうです。番組の詳細はこちら!Upload By 発達ナビニュース【番組名】Eテレ「ちゃんと知りたい!子どもの発達障害」すくすく子育て×ウワサの保護者会 コラボスペシャル【放送日時】2018年5月26日(土) 21:00~21:54、2018年6月2日(土)12:00~12:54【出演者】司会:尾木 直樹(教育評論家)、高山 哲也(アナウンサー)、山根 良顕(お笑いコンビ「アンガールズ」、優木 まおみ(タレント)、専門家:汐見 稔幸(東京大学名誉教授)、榊原 洋一(お茶の水女子大学名誉教授)、ナレーター:笠間 淳、鈴木 麻里子発達障害プロジェクト
2018年05月22日最旬の韓流スターのインタビューをお届けしているK☆STAR LOVERSの今回のゲストは、韓国を代表するバラード歌手・ソン・シギョン(39)。 心地よい歌声で人々を魅了することから、“バラードの貴公子”や“鼓膜彼氏”の異名を取る彼が今春から日本に本格進出。4月からレギュラー出演中のNHK Eテレ『テレビでハングル講座』(水曜23時30分~)に続き、6月1日、8日の2週にわたって放送されるドラマ『孤独のグルメ Season7~韓国出張編』(テレビ東京系・金曜深夜0時12分~)で出演することが発表された。 シギョンといえば、本国で’00年にデビュー。以来、アルバムセールスが通算200万以上を記録する国民的歌手として幅広い層の人々から愛されるほか、巧みな話術でバラエティ番組やラジオ・パーソナリティーもこなすシギョン。 本誌インタビューでは、目下猛勉強中だという日本語ですべて答え、日本進出を決意した理由、日本での新生活についてなどを語ってくれたシギョン。 K☆STAR LOVERSのインタビューは、前編・後編(5月29日配信開始)でお届けします! 【INFORMATION】7月4日(水)ニューシングル「幸せならそばにある」リリース ■SUNG SI KYUNG JAPAN FANMEETING“BETWEEN US 2018”開催決定7月22日(日)大阪・NHK大阪ホール7月27日(金)東京・メルパルクホール ■韓国エンタメ情報&オリジナルインタビュー満載!『K☆STAR LOVERS』記事一覧■女性自身韓流Twitterアカウント(動画/Bravoworks,inc.)
2018年05月22日コーネリアス(Cornelius)がSpotify限定作品「Spotify Singles」を発表した。昨年の6月にアルバム「Mellow Waves」を発表、今年の3月にはNHK Eテレの人気番組『デザインあ』の第2弾アルバムをリリースし、8月にはソニックマニアへの出演も決定。楽曲製作、ライブなど精力的に活動中のコーネリアスが今回遂に「Spotify Singles」へ登場した。「Spotify Singles」は、Spotifyのオリジナルプログラムであり、既にサム・スミス、マイリー・サイラス、ノラ・ジョーンズ、フェニックスなど、様々な音楽ジャンルの第一線で活躍するアーティストが参加している。特に、彼らが毎回披露するカバー曲に注目が集まる。テイラー・スウィフトは、アース・ウィンド&ファイアーの名曲「Semptenber」をカバーし、話題になった。今回、国内アーティストとしては初めて本プログラムに参加したコーネリアスは、「Mellow Waves」に収録されている「あなたがいるなら(If You’re Here)」とヒップホップアーティストのドレイクのヒット曲「Passionfruit」のカバーを披露。特に「Passionfruit」は、元曲の浮遊感や軽やかなリズムを生かしながら、コーネリアスらしいサウンドで表現しており、元曲と聴き比べて楽しんで欲しい。Cornelius / Spotify SinglesCornelius / あなたがいるならDrake / Passionfruit
2018年05月16日番組の前半と後半でゲストとインタビュアーが“スイッチ”、語り合うなかでお互いを“発見”し合うクロスインタビュー形式の対談番組「SWITCHインタビュー達人達(たち)」。その5月12日(土)放送回に映画監督の山田洋次と女優の蒼井優の2人が出演する。TVドラマの脚本を手がけ、その後『男はつらいよ』を監督、同作が48作という長大なシリーズとなったほか、その合間を縫ってシリアスな作品も発表。同シリーズ終了後も精力的に『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』『武士の一分』などの監督作を世に送り出しいずれも高く評価され、2016年には『家族はつらいよ』の第1作が公開された山田監督。ティーン誌モデルから女優に進出。『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』などの出演を経て、『フラガール』が高評価を受けると日本アカデミー賞やブルーリボン賞など数々の映画賞を受賞。昨年公開の『彼女がその名を知らない鳥たち』でも第41回日本アカデミー賞やキネマ旬報ベスト・テンなどを受賞したのは記憶に新しい。『おとうと』をはじめ『東京家族』や『家族はつらいよ』など山田作品にも多数出演している蒼井さん。今回は公開が迫った『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』など家族をテーマに映画を撮り続け、同作では主婦への賛歌を描いた山田監督と、同作にも出演し、山田作品のファンだという蒼井さんが語り合う。蒼井さんが東京・柴又の「寅さん記念館」を訪ねるほか、山田監督の初監督時のエピソードではその意外な姿も明らかに。さらに若手俳優の演技についてのアドバイスや女優を撮影するときに何に気を遣うかなど、その“演出論”も。そんな山田監督に蒼井さんが胸に抱えていた悩みについて告白。日本アカデミー賞主演女優賞に輝くほどの経歴を持つ蒼井さんの悩みとは!?心から映画を愛する2人が「前向きのメッセージ」でしめくくった対談をお楽しみに。シリーズ第3作となる『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』は5月25日(金)より全国にて公開。三世代でにぎやかに暮らす平田家。ある日、主婦・史枝がコツコツ貯めていたへそくりが盗まれた!夫・幸之助からは「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか!」と嫌味の嵐…。ついに我慢も限界に達し、史枝は家を飛び出してしまう。掃除、洗濯、風呂掃除、朝昼晩の食事の準備…主婦がいなくなってしまった家族の暮らしは大混乱!家族崩壊の危機に…!?橋爪功、吉行和子、西村まさ彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡らが出演。蒼井さんは妻夫木さん演じる一家の二男・庄太の妻・憲子役で出演する。「SWITCHインタビュー達人達(たち)」は5月12日(土)22時~NHK「Eテレ」で放送。(笠緒)■関連作品:妻よ薔薇のように家族はつらいよIII 2018年5月25日より全国にて公開© 2018「妻よ薔薇のように家族はつらいよIII」製作委員会
2018年05月12日強制わいせつ容疑で書類送検された山口達也(46)。その弟でありプロレスラーやミュージシャンとしても活動するKouzy(39)へのインタビューを4月29日、「Mr.サンデー」(フジテレビ系)が放映した。 28日に行われたという取材で「今でもちょっと信じられなくって。でも犯してしまったことなので、心に刻んでもらいたいと思います」と声を震わせたKouzy。山口が家族の前で飲酒することはなかったために、驚きを隠せないという。続けて、心境を吐露した。 「僕自身、心の整理がついてなくて。何を声かけていいのか、まとまってないので。しっかりまとまってから、落ち着いたときに連絡したいと思います」 山口は15年、デイリースポーツの連載で「僕ら兄弟は、同じ親から生まれてもこんなに違うかっていうくらい性格も違う」と自身の兄弟について言及。さらに山口家にはルールがあるとも明かしていた。 「山口家の家訓じゃないけれど、『人に迷惑かけるな。自分が痛い思いをしたり怖い思いをするのは仕方がないけれど、人にそういう思いは絶対させてはいけない』って言われていました。あらためて両親にありがとうって言いたいですね」 今回の騒動では、新たな余波が判明している。山口の出演していた番組「Rの法則」(NHK Eテレ)では30日、映画界の巨匠・スティーブン・スピルバーグ監督(71)のインタビュー映像を放映する予定だった。だがこれが、“お蔵入り”の危機にあるという。 スピルバーグ監督の新作「レディ・プレイヤー1」のPR来日時に収録されたという同インタビュー。山口は参加していないが、「Rの法則」は番組自体が現在放送中止。6月末までの収録スケジュールが白紙となっている。NHKもインタビューについて「放送の予定はありません」と話しているという。 Twitterではスピルバーグ監督のファンから、惜しむ声が上がっている。 《すげー。スピルバーグ監督出る予定だったんだー……。残念です》《Rの法則としてでなく、スピルバーグのとこだけ切り取って単品で放送してやったらいい。スピルバーグも映画関係者も気の毒すぎる》《スピルバーグ監督の部分だけでも編集して放送してもらいたいです》
2018年04月30日今年2月、女子高生に無理やりキスをしたという強制わいせつ容疑で書類送検されたTOKIOの山口達也(46)。 山口は4月26日に謝罪会見を行い、ワイドショーやニュース番組は話題一色。そんななか、フジテレビが誤報を飛ばし謝罪した。 同局は26日放送のニュース番組「プライムニュースイブニング」で、事件当日に山口の自宅には山口と女子高生とその友人のほかにもう1人男性がいたと報じた。 「フジテレビの警視庁記者クラブはこのところ、警視庁ネタでスクープを連発。だからまた出し抜かれたと思いました」(他局の社会部記者) しかし夜のニュース番組「FNNプライムニュース」で椿原慶子アナウンサー(32)が「その後、事実関係を確認したところ、もう1人の男性がいたという事実はなかったことが確認できました。訂正してお詫びいたします」と頭を下げた。 また山口は被害者女性とNHK Eテレの教養バラエティー番組「Rの法則」で共演したというが、これについてもフジの前のめり過ぎる取材姿勢が批判を浴びているという。 「情報番組『グッディ!』のスタッフが堂々と『Rの法則』レギュラーメンバーたちののツイッターに取材を申し込み、ネット上でさらされ大炎上しています。同番組といえば『オフィス北野』のお家騒動の際、偽社員を直撃したVTRを流すという大失態も犯しています」(芸能デスク) まだ同番組の取材スタッフの意識は改善されていないようだ。
2018年04月27日以前、anan本誌でエッセイ「おんなのこはもりのなか」(書籍になって好評発売中)を連載していた「マームとジプシー」主宰の演劇作家・藤田貴大さん。公演のたびに大きな話題を呼ぶ藤田さんの最新作は、なんと“子どもも大人も一緒に楽しめる”作品とのこと。どんな舞台になるのか、稽古場で藤田さんにインタビューしてきました。写真・小笠原真紀 文・望月リサ“子ども向けの演劇” ではなく、“子どもも楽しめる演劇” を創造したい。多くの言葉を重ねて饒舌に語るよりも、シンプルで研ぎ澄まされたひと言が、強く深く心を惹きつけることがある。マームとジプシーの藤田貴大さんが作るのは、そんな演劇だ。シェイクスピア劇が言葉を尽くして描写を重ねる演劇ならば、藤田さんのそれは、洗練を重ねて綴られた、まるで一編の詩のよう。普段、演劇を観ないような幅広い層の観客たちを惹きつけるのは、そんな理由からなのかもしれない。その藤田貴大さんが、今回、初めて4歳の子どもから大人まで一緒に楽しめる演劇作品の創作に挑戦する。タイトルは『めにみえない みみにしたい』。しかし、「当初は、子ども向けの演劇を作ることにけっこう抵抗感があった」と話す。藤田さん そもそも、自分の作品自体をカテゴライズして考えたことはなく、どの作品であっても、観る方に年齢制限はないと思ってきたんですね。ただ、僕の作品では、子ども時代やティーンの頃というのは、わりと頻繁に扱われてきたモチーフではある。『cocoon』(今日マチ子さんの同名漫画を舞台化した作品で、’13年に初演。’15年に再演された)では、出演者に中学生がいましたし、最近までやっていたプロジェクトでも、福島の中高生と作品を一緒に作っています。そうやって、作品の中に子どもを取り込んでいく作業をしていくうちに、自然と、この子たちに演劇を見せるってどういうことなんだろうと興味が湧いてきたんです。これまで僕が描いてきた作品では、過去の記憶を多く扱っています。それが、僕の作品がノスタルジックだとときには評されてきてしまった理由だと思うんですが、懐かしむ過去の記憶を持たない子どもたちが観たら、きっと大人の観客が抱くような感情にはならないはずですよね。それがいま、僕にとってはすごくおもしろい。今回、そのことが作品のキーになるような気がしているし、これからのマームとジプシーのキーにもなるのかもしれない。ーー目指しているのは、子どもの観客まで意識して創作する舞台。しかし、「子ども向けの作品に新たに挑戦するというのではなく、これまでやってきたことと地続きで、4歳の子どもも楽しめる世界を描くことができるかを考えている」のだそう。藤田さん 僕としては、“子ども向けの演劇を作る” ということ自体に抵抗があるんですよね。その言い方だとどこか “子ども” という対象を下に見ているように感じてしまって……。イタリアの俳優たちと交流が深いこともあって、向こうの演劇事情も耳に入ってくるんですが、イタリアって子ども向けの演劇が多いんだそうです。多くの俳優は、そこに携わることで食べていっているみたいで、彼らのインスタグラムを見ていると、着ぐるみを着ている写真が多く上がっているんです。子ども向けといえば、着ぐるみみたいな感覚ってありますよね。もちろんそれってサーカスみたいなものだから、そういう姿で俳優が出てくれば子どもたちは喜ぶだろうし、作品としても成立しやすいとも思う。でも、これを見せれば子どもは喜ぶだろうって思って大人が作るものって、子どもにもわかっちゃうと思うんです。僕はそういうものにはしたくない。数年前から放送している子ども番組で、『いすのまちコッシー』(NHK Eテレで放送中の子ども番組『みいつけた!』内のコマ撮りアニメーション)というアニメがあるんだけど、そのテーマソングが、僕らが子どもの頃に聴いていた音楽の倍くらいのテンポなんです。そのことに驚いたんですけど。YouTubeが当たり前の時代に育っているわけですから、映像に対する感覚も違っているだろうし、日常に英語を耳にする機会も多いはず。そんな彼らに対して、僕らの世代の思う “子どもの演劇” を目指しても、きっと飽きられてしまうし、いつもの僕らのテンポで作ってもついてこられる気がするんですよ。大人も観られる子ども向けを作りたいわけでも、子どもにべったりな子ども向けを作りたいわけでもなくて、質感も言葉遣いもいつも通りだけれど、対象である小さな子どもたちのことをめちゃくちゃ考えて作っている。そういうものにしたいと思っています。ーー衣裳はファッションブランドのsuzuki takayukiが担当。音楽にはクラムボンの原田郁子さんが参加する。キャストも含め、いつも通りのマームの布陣だけれど、そこに安住するつもりは一切ないよう。藤田さん 子どもって、隙のある大人に絡んでいくようなところがありますよね。たぶん子どもは隙を好むんだと思います。逆に、大人になればなるほど、隙のないものが好きになってくる。それが、クオリティの高さや洗練ということに繋がるんだろうけれど、今回は、あえて隙を作っていこうと話しています。絵本なんかを見ていると、対象年齢が上がるに従って物語は複雑になり、描写も細かくなっていきますよね。僕は『ねないこだれだ』(せなけいこ作の、おばけが登場する絵本。福音館書店刊)という絵本が好きなんですが、あの作品には、少ない言葉で綴られているからこその魅力とか強度があると思うんですよ。演劇作家というのは、つい物語りたくなってしまう人種だと思うんですが、今回は、物語ろうとすればするほど離れていくものもある気がしますので、できるだけ具体的になっていくことを避けていければと思います。僕が音楽に憧れるのはまさにそこで、音楽って、具体的に描写し過ぎないからこそ、想像力を膨らませることができるんですよね。そういう余地を残しておきたいな、と。ーー自ら、「いままでのマームでは、考えもしなかったこと」と語る通り、“隙のある作品に” とは、セリフはもちろん、演出の細部に至るまで洗練を重ねて舞台を構築してきたこれまでの藤田さんならば、言わなかったであろう言葉だ。藤田さん これまでずっと、クオリティばかりを追求してきて、作品がどんどんシャープになってきていたと思うんです。でも、自分でも良くできているのかわからないような、ノイズというのかな……そういうものを、いまの自分ならばおもしろく取り入れられる気がする。そうやってあえて作った隙に、子どもたちを誘っていくものにしたいと思っています。ーーこの日の取材は、稽古が始まったばかりのタイミング。インタビュー後に始まった稽古では、藤田さん主導で、スタッフ、キャストが揃ってのディスカッションが中心におこなわれていた。藤田さん 現時点では、『めにみえない』という30分の作品と、『みみにしたい』という30分の作品の2部構成で、全体で1時間くらいのものにしようと考えています。両方観て、ちゃんと1本の作品として成立するのはもちろんですが、小さな子どもの場合、じっと座って観ていられるのって30分が限界かなとも思うので、30分でちゃんとオチがきて、全部を観切れなくても楽しめるようにするつもり。最近は託児サービスが整備されてきていますが、それでも子どもができたことで劇場から遠ざかっている人って多いと思うんです。そういうお母さん、お父さんたちも、普通に子どもと楽しめるような場にできたらいいし、舞台を俯瞰して観た時に、子どもたちも作品の風景の一部になっているような、そんな公演にしていきたいですね。ーーなんと今回、「作品のなかに、ゲームの要素も取り入れていきたい」とも。藤田さん 今年、福島の中高生たちと作った『タイムライン』という作品でもそういう挑戦はしていたんですが、その日その場での偶然性のなかから生まれるものを演劇に取り入れたいんですよね。今回の公演では、いくつか用意されたテキストから、なにかのルールにのっとって、その場で選ばれたものを演るというようなことを考えています。あえて物語を饒舌に語らないことで、隙が生まれるような気がするんですよ。きっと、役者も僕も、冷や汗をかくことになるんだろうとは予測がつくんですが、そこで生まれる思いもよらない何かを楽しめたらと思っています。ーー2012年に、26歳という若さで岸田國士戯曲賞を受賞し、演劇界に現れた新星として注目を浴びた藤田さんも30代となり、まさにいま、新たなフェーズを迎えている。子どもたちや、子どもを持つ親だけでなく、演劇ファン、そして藤田作品やマームとジプシーのファンにとっても見逃せない公演になるのは間違いない。藤田さん 公演を観た子どもたちが大人になった時、作品のことを覚えていなくてもいいと思っているんです。ただ、なんか楽しかったとか、この時間のことだけは覚えているとか、何らかのいい記憶として残ってくれたらいいなと思っています。Information『めにみえない みみにしたい』4/29(日・祝)〜5/6(日) 彩の国さいたま芸術劇場 小ホール5/12(土)・13(日) 吉川市⺠交流センターおあしす 多目的ホール
2018年04月26日アイドルグループ・TOKIOの山口達也(46)が、強制わいせつ容疑で書類送検されたと報じられたことを受け、NACK5は25日、山口がパーソナリティーを務める『山口達也 TOKIO WLKER』の29日放送回を休止することを発表した。同局の公式サイトに「4月29日(日)の『山口達也 TOKIO WALKER』の放送はお休みします。午前7時からは『びーさんぼーいず~Be SUNDAY BOYS~』を放送します」とコメントを掲載した。なお、NHKも同日、山口が司会を務めるEテレ『Rの法則』(毎週月~木曜18:55~)の25日・26日の放送を中止し、別番組に変更することを発表した。来週以降は「検討中」とのこと。
2018年04月25日ダンス&ボーカルグループのE-girlsが27日深夜、初の『オールナイトニッポン』(25:00~)パーソナリティを務めることが明らかになった。番組名は『E-girlsのオールナイトニッポン』。E-girlsは17年にAmiら8名が脱退。11人体制となってから初となるアルバム『E.G.11』が5月23日に発売することや6月2日にツアーがスタートすることに先駆けて、今回パーソナリティに挑戦する。番組内では『E.G.11』収録の新曲も初披露される。生放送には3人のメンバーが登場し、残り8人のメンバーも違った方法で生放送に参加するとのこと。新体制となったE-girlsに加え、新生活の時期ということもあり、リスナーからは新生活にまつわるメッセージを募集し、生電話も予定している。
2018年04月20日「古民家には失われてしまった日本が、そこかしこにあります。小さな窓枠の縁に職人さんが残していった思いや、それを今の時代にリフォームしてカフェとしてオープンするにいたった地元の人の思いや愛。その中に日本人が失ってはいけない日本人のよさがちりばめられている気がして。当時の職人さんの意気込みを感じられる技にふれたときは、すごくどきどきします」(渡部・以下同) 古民家カフェの魅力をこう語るのは、古くからの建物をカフェとして再生させ、そこに集まる地元の人との交流を描くドラマ『ふるカフェ系ハルさんの休日』(NHK Eテレ・毎週水曜23時~)で、主人公・ハルに扮している渡部豪太(32)。 番組は’16年から始まり、今年第3シリーズを迎えた。主役は「古民家と、それを支えている地元の方々」と話すとおり、地元の人々の役者ぶりも番組の見どころだ。 「『ふるカフェ系』の現場では、地元の方に気持ちよくせりふを言っていただけるように気を配っています」(渡部・以下同) 渡部といえば、大河ドラマ『西郷どん』では西郷吉之助の弟・吉二郎を演じている。 「オファーをいただいたときは率直にうれしかったです。吉二郎は侍のような人。そして兄の吉之助の優しさを踏襲している人。自分も優しい人でありたいです。『西郷どん』では、鈴木亮平さんとお話をしたり。鈴木さんはお芝居と真摯に向き合う真面目な方です」 そんな渡部の休日の過ごし方は? 「詳しくはないけれど、神社仏閣にもともと興味がありました。天気のいい日にお寺さんへ行って靴をぬいであがらせてもらって、日なたぼっこをするのが好きです。京都にそういうことができるお寺があるんですよ」 ’16年には結婚をし、公私ともども充実している現在。今後の目標をたずねると「寅さん」という言葉が出てきた。 「5年後、10年後はもっとよくありたい。そのためには今をしっかりと生きないといけないので、自分を高めていきたいです。『男はつらいよ』の寅さんのようになりたいです。庶民のスター、寅さんはひとつの指針にしています」
2018年04月16日古くからの建物をカフェとして再生させ、そこに集まる地元の人との交流を描くドラマ『ふるカフェ系ハルさんの休日』(NHK Eテレ・毎週水曜23時~)。主人公・ハルに扮している渡部豪太(32)は、古民家カフェの魅力をこう語る。 「古民家には失われてしまった日本が、そこかしこにあります。小さな窓枠の縁に職人さんが残していった思いや、それを今の時代にリフォームしてカフェとしてオープンするにいたった地元の人の思いや愛。その中に日本人が失ってはいけない日本人のよさがちりばめられている気がして。当時の職人さんの意気込みを感じられる技にふれたときは、すごくどきどきします」(渡部・以下同) 番組は’16年から始まり、今年第3シリーズを迎えた。日本全国の古民家カフェを見てきただけに、伝統を守ることの大切さを強く感じている。 「新しく建て直したほうが耐震機能などの性能は優れているかもしれないけど、残せるのなら残したほうがいいというものが古民家にはたくさんあると思うんです。壊したら二度と同じものは作れませんから。ただ、残していくには莫大な維持費がかかってしまう。でも、伝統って、つなげたほうがいいんですよ。絶対」 主役は「古民家と、それを支えている地元の方々」と話すとおり、地元の人々の役者ぶりも番組の見どころだ。 「もう素晴らしいです。最高です本当に。上手な方もいますし、めちゃくちゃ緊張してらっしゃる方もいる。その土地の人が演じる部分がこの番組の武器ですよね。伝統的な部分を現代の目線で見せてくれたりと、とても栄養価の高い番組だと思います」
2018年04月16日女優の福本莉子と、関西ジャニーズJr.の大西流星がミュージカル『魔女の宅急便』に出演することが31日、わかった。同作は、角野栄子による児童書を舞台化。原作は27年間にわたり執筆されており、1989年にスタジオジブリがアニメ映画化し、世界的に有名な作品となった。舞台化・実写映画化もされているが、今回は2017年に上白石萌歌&阿部顕嵐で初演を迎えたミュージカル版の再演となる。キキ役に抜擢されたのは、今作品が初舞台・初主演で、第8回東宝シンデレラグランプリを受賞した福本。また、トンボ役には、関西ジャニーズ Jr.で活躍中の大西が決定となった。キキのお母さん(コキリ)役には、生田智子が新キャストとして出演、キキのお父さん(オキノ)役には、NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」のうたのおにいさんとして歴代最長出演記録を持つ横山だいすけが続投する。また、コリコの街のパン屋のおかみさん・おソノ役の白羽ゆり、おソノの旦那・フクオ役には、 お笑いコンビ「ライセンス」のボケ担当の藤原一裕が昨年に引き続き出演。原作の角野は「キキ役の福本さん。初々しくて、かわいらしいキキ。さあこれから旅立ちです。希望に満ちた空へ、風をきって元気に飛ぶ姿が見えるようです」とコメントを寄せる。さらにトンボ役の大西には「あどけない少年、その眼差しの中に純粋な夢がいっぱい。少年の夢、それはいつでも美しい。憧れいっぱい、楽しさいっぱいの舞台になるでしょう。あたらしいキキとトンボさん。二人がどんな魔法を見せてくれるか、とても、 とても楽しみです」と期待を寄せた。東京公演は新国立劇場中劇場にて、6月15日〜24日。大阪公演は大阪メルパルクホールにて7月4日〜5日。○福本莉子コメント・『魔女の宅急便』という作品の印象始めて観たミュージカルが昨年の『魔女の宅急便』でした。まさか自分がやると思っていなかったので、普通に観客として、先輩の上白石萌歌さんが演じる キキを観てすごく素敵だなと思いました。スタジオジブリの映画『魔女の宅急便』を小学生の時に初めて観たのですが、 そのときのキキの印象は、好奇心旺盛で、元気で活発な女の子だと感じました。 自分とはあまり似ていないかなと思ったのですが、演出の岸本さんには、まっすぐで芯が強いところとが似ていると言って頂き、嬉しかったです。・キキ役を演じるにあたっての意気込みお客さんとして観た『魔女の宅急便』もすごく良かったのですが、そこを追うのではなく、私なりの新しいキキを生み出せたらいいなと思います。新しいシ ーンもあるみたいなので、ワクワク楽しみながらお稽古をしたいと思います。 少しずつお芝居や発声のお稽古を始めています。普段の話し方と、舞台上での相手とのやり取りをする距離感の違いを教えて頂き、発声の仕方を意識するようになりました。その後、歌の録音をした時にスタッフさんに「変わったね」と褒められたのが嬉しかったです。 歌では、おなかを意識してどれだけ声を前に飛ばせるか。カラオケだと結構裏声で歌ったりするのですが、舞台では地声を生かしつつ、きれいに歌えるようになるのが課題かなと思います。 今は緊張と不安しかないですが、たくさんお稽古をして、緊張と不安をはねの けられるくらいに成長して舞台に立ちたいと思います。○大西流星コメント・『魔女の宅急便』という作品の印象作品全体が暖かい雰囲気に包まれていて、ストーリーが素敵だなと思っていました。スタジオジブリの映画も大好きですし、前回の舞台公演も見ていましたが、まさか自分が参加できるとは思っていませんでした。素敵な作品に出演が決まり、とても嬉しいです。・トンボ役を演じるにあたっての意気込みトンボは、空を飛びたいというまっすぐな心を持っていて、慣れない恋に戸惑う純粋な少年という印象です。街のみんなに愛されているトンボと同じように、舞台を見に来ていただいたお客様や共演者のみなさんに可愛がっていただけるような自分なりのトンボを表現したいです。僕も小さいときから空を飛ぶことに憬れていて、生まれ変わったら鳥のトンビになりたいと思っています(笑)。空を飛びたいトンボとの共通点もあるのかなと感じています。
2018年03月31日歌手のデーモン閣下が3月28日、ブログを更新。自身の肖像が無断使用された件でNHKから謝罪があったことを明かした。 NHKは27日、Eテレアニメ『ねこねこ日本史』の公式サイトに「本来であれば、同キャラクターに上記顔の模様及び扮装を施した上で登場させること及び演出方法等について丁寧に相談等しながら進めるべきところ、これを欠いたことにより、デーモン閣下、関係者の皆様に大変ご迷惑をおかけしました」と謝罪。 これに対しデーモン閣下は「番組制作側は今回の件を真摯に受け止めているとのことである。吾輩もこの対応を評価している」とNHKの対応を評価。 さらに、「今回の件での反省点を生かし今後、吾輩に限らず、あらゆる同種の権限を侵さないことに留意した、配慮と誠意のある番組作りおよび番組宣伝、番組に関与する販売物の制作にいそしんでもらいたいと思っている」とつづった。 『ねこねこ日本史』はさまざまな歴史上の人物たちがネコになって登場するアニメ。2月28日放送回では「デーモン風高杉」とのキャラクターが登場。デーモン閣下は3月15日にブログで「吾輩の肖像が吾輩に何のことわりもなく使用されている」と怒りをにじませ、NHKからの誠実な対応を求めていた。
2018年03月28日これまで沢口靖子や長澤まさみ、上白石萌歌らを輩出してきた「東宝シンデレラ」。このたび、「第8回東宝シンデレラオーディション」にてグランプリを獲得した福本莉子が、阿部寛主演の時代劇『のみとり侍』でスクリーンデビューしていることが分かった。2016年に大ヒットを記録した『後妻業の女』の鶴橋康夫監督が、約40年、熱望し続けたという歴史小説の映画化を阿部さんを主演に迎えて実現させた本作。小松重男による傑作短篇集「蚤とり侍」内の人気エピソードを基に鶴橋監督自身が物語を再構築し、脚本・監督を務めている。大先輩の沢口靖子や長澤まさみを目指して!福本さんは2016年に行われた「第8回東宝シンデレラオーディション」にてグランプリを獲得し、芸能界デビュー。雑誌「Seventeen」の専属モデルや「NHK Eテレ高校講座物理基礎」にレギュラー出演するなど活躍の場を広げてきた。そして今回、大先輩の沢口さんや長澤さんを目指し、その第一歩となる女優として本作に初出演。役どころは、阿部さん演じる主人公・寛之進が猫の“のみとり”を命ぜられて暮らすことになる長屋の住人の娘・おみつ。貧しく身を粉にして日々働き、幼い子どもたちの面倒も見るしっかり者。また、読み書きを無償で教えてくれる佐伯友之介(斎藤工)に、秘かな恋心を抱きつつも一生懸命勉学にも勤しむ。友之介が病に伏せたときには率先して看病を行う、優しさを持った健気な町娘を演じている。鶴橋監督は「ただその場にいるのではなく、何とか友之介の身の回りのことを手伝いたい気持ちを秘めた様子をうまく演じてくれました」と福本さんを絶賛。その出演シーンは、おみつはじめ長屋の住人たちの暮らしぶりや人情深さが、エリート侍だった寛之進の心情を変えていくという重要なシークエンスとなっている。福本莉子からコメント到着「鶴橋組でのこの経験を大事に」「初めての映画が時代劇で、撮影所が京都の太秦にある東映撮影所という伝統ある場所。そして阿部寛さんはじめ豪華なキャスト陣に驚きました。京都の太秦での撮影はまるで異国に来たような感じで、太秦に着いたらかつらを被り、着物を着るというルーティーンがいままでにない経験だったので毎日とても新鮮でした」と、初めての経験をコメント。撮影では「まずは子役の子どもたちとの距離を縮めるために積極的に話しかけて仲良くなりました。そして斎藤工さん演じる友之介に恋心を抱いている女の子であることをしっかりと意識して演じました」と話し、「阿部さんも斎藤さんもとても優しくしてくださり、素敵で紳士な方々でした」とふり返っている。一方、鶴橋監督は「オーディションに来た際には、長屋の子どもにしては大きくて綺麗な子だなという印象でした。そこからイマジネーションが膨らみ、おみつは寺子屋の先生である友之介に憧れて、初恋という気持ちが芽生えているという役柄にしました」と明かす。「撮影現場では、はしゃいでいる子どもたちの中で一緒にならずに密かに座っている。それでも一度、演技が始まるとしっかりと長屋の子どもたちのリーダーになっているのを見たときは、今後女優として間違いなく伸びていくだろうと思いました。時代劇であれ現代劇であれ、期待することがいっぱいある女優ですね」と太鼓判。福本さんも「ある日の撮影の後、鶴橋監督に『上手くいったね』と声をかけて頂けたことがものすごく嬉しかったです!鶴橋組でのこの経験を大事に今後は、お仕事一つ一つを大切にして全力で取り組んでいきたいと思います」と、大きな財産を得たことを明かしている。『のみとり侍』は5月18日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:のみとり侍 2018年5月18日より全国東宝系にて公開© 2018「のみとり侍」製作委員会
2018年03月27日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「賞レース」です。まだデビュー前の路頭に迷っていた時代に一度だけ賞レースに出たことがあります。某テレビ局のバラエティ系の歌ネタレースで、あっさり一次審査で落ちました。それがあまりいい印象でなく、ちょっとトラウマになって賞レースやオーディションに自ら進んで参加することはなくなりました。とはいえ、賞をとるというのはいいことだと思います。それを理解できたのは、僕が「MUSIC VIDEO」のMVで文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門新人賞をとったことがきっかけでした。これも、エントリーは僕じゃなくてMVの映像監督をしてくれた寿司くん(編集部注:ロックバンド「ヤバイTシャツ屋さん」としても活躍中のこやまたくや氏の映像作家名義)がやっていてくれて。最初「すごい賞をとってしまいました!」と寿司くんに言われたときも「…はあ、おめでとうございます」くらいだったんです。でも、それが『シン・ゴジラ』や『君の名は。』という2016年を代表するエンターテインメントと並んで国から評されるものだと知ってめちゃくちゃ驚いて。そりゃ、寿司くん興奮するわ!と。賞をとることで周囲の見方は変わるものです。箔がつくといいますか、メディアの取り上げ方も違ってくるし、一般の人たちにとってもわかりやすい“ものさし”になってくれる。だから、それ狙ってばっかりとかは違うと思うけど、評価されたら素直に喜びたいものですね。最近、ツイッターで知ったんですが、アジアン・カンフー・ジェネレーションの後藤(正文)さんが、自腹で賞金を出して新人賞を創設したそうです。そういうのもいいですよね。ミュージシャンという同じ立場の人にいいねって言われることほどうれしいことはないし、多くの人に自分たちの音楽を知ってもらえるチャンスにもなる。僕も出だしのころ、尊敬していたヒャダインさんにブログで褒めてもらったことがあって、それがすごく励みになったことを思い出します。もし今、賞をとりにいくとしたら何のステージがいいかなあ。グラミー賞とかかっこええけど英語でスピーチとかムズいしな…。まずは日本アカデミー賞ですかね。最近、NHK Eテレで役柄ある仕事とかやらせていただいたんで、まずは助演男優賞を狙います。主演だとなんかその映画、跳ねなさそうやなと思うので助演希望です。おかざき・たいいくNHK Eテレ『天才てれびくんYOU』に出演中。全国6会場7公演、ワンマンツアーが3/25・仙台を皮切りにいよいよスタート!※『anan』2018年3月28日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2018年03月21日映画化もされた「ヒロイン失格」でお馴染み、幸田もも子の新感覚学園ラブコメ漫画を、竹内涼真と浜辺美波で実写化する『センセイ君主』。この度、本作の個性豊かなキャラクターを演じるキャストとして、佐藤大樹、川栄李奈、新川優愛、福本莉子の出演が発表された。■ストーリー告白7連敗中の佐丸あゆは(16)は、恋に恋する元気娘。「彼氏が欲しい」しか頭にないあゆはは、新任の超横暴で冷徹なヒネクレ者の数学教師・弘光由貴(26)に「“イチャイチャしてくれる人募集”の張り紙でも背中に貼ってれば?」と冷たくバカにされる。あゆはは「絶対に彼氏を作って、先生にぎゃふんと言わせる!」と張り切るが、また失恋。挙句、弘光に「漫然と生きるのやめたら?」とまた嫌味を言われてしまうのだった。ところが、弘光が悪気なく“アドバイス”をしてくれているのだと気付いたあゆはは、その途端に弘光のことが気になり始める。あゆはは必死に自分の恋心を抑えようとするが、雨の中、車で家まで送ってくれたり、個別で勉強を教えてくれたりする先生の天然タラシっぷりに陥落。完全に弘光を好きになってしまう。そんなあゆはの恋は前途多難。感情がすべて顔に出てしまうあゆはは、告白する前に弘光から「高校生相手に恋愛なんてありえない」と速攻でフラれる始末。一方、どんなに冷たくされようともくじけないあゆはは、「先生をおとしてみせます!」と大胆宣言!弘光も、「そこまで言うならおとしてみなよ」と挑発するのだった。あゆはの猛アタックと、弘光の冷たい防御。そんな2人の恋愛バトルに、あゆはに想いを寄せるあゆはの幼なじみで同級生の澤田虎竹と、音楽教師として現れた弘光に思いを寄せる弘光の幼馴染の柴門秋香も参戦!果たしてあゆはと弘光の“秘密の恋”はどうなってしまうのか――?■旬なキャストが新たに決定!佐藤大樹(澤田虎竹役)「EXILE/FANTASTICS」のメンバーで、「ワイルド・ヒーローズ」『ママレード・ボーイ』など俳優としても活動する佐藤大樹が演じるのは、浜辺美波扮するあゆはの幼なじみでツッコミ役、あゆはに秘めた恋心を抱く“超良いヤツ”な澤田虎竹。「月川監督の作品を観て、いつかこの方に撮ってもらいたいと思っていた矢先、こんなにも早くご一緒出来るなんて思ってもみなかったです」と喜んだ佐藤さんは、「シーンを重ねる毎に可愛くなり続ける、浜辺さん演じるヒロインのあゆはを、掴み所がなくずっと魅力的な竹内さん演じる“弘光センセイ”と取り合いました(笑)」と撮影をふり返り、「誰もが笑って泣ける最高のラブコメ作品になっていると思います!」と自信を見せている。川栄李奈(中村葵役)あゆはの親友で竹内さん扮する弘光先生との恋も応援してくれる彼氏持ちの極度のオタク・中村葵(通称:アオちん)を演じるのは、『亜人』や「フランケンシュタインの恋」などに出演し、来年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」への出演も決定している川栄さん。「マンガの中でのアオちんの溢れる個性や魅力を上手く表現できるよう、私なりに頑張って演じたので楽しんで頂けたら嬉しいです」とコメントを寄せている。新川優愛(柴門秋香役)弘光の幼なじみのピアニストで、あゆはの学校の臨時音楽教師として赴任してくる柴門秋香を、4月スタートのドラマ「いつまでも白い羽根」で主演を務める新川さんに決定。秋香は弘光を“ゆきちゃん”と呼ぶなど、あゆはの恋のライバルに…!?初めて台本を読んだ際、「秋香は弘光先生を幼なじみとして大切に思い、彼の幸せを願って様々な行動をする女性」という印象を受けたという新川さん。「その台本から感じた秋香のまっすぐさや、大人としての冷静さを表現出来たらと思います。色んな方に観ていただき、沢山笑って沢山きゅんとしてほしいなと思います」と話している。福本莉子(夏穂役)あゆはのクラスメイトで弘光を狙う女子力高めJK、夏穂役に決定したのは、2016年に「第8回東宝シンデレラ」グランプリを獲得し芸能デビューを果たした福本さん。2017年からは「Seventeen」の専属モデル、「NHKEテレ高校講座 物理基礎」のレギュラーを務めており、今後の活躍が期待される。「沢山の人に愛されている作品に出演出来たこと本当に嬉しく思っています」と今作への出演決定に喜ぶ福本さんは、「原作には登場していない役柄ですが、みなさんに魅力をお伝えできるよう、全力で挑戦させて頂きました!」と撮影をふり返り、「たくさん笑えて、胸キュンして楽しめる作品になっていると思うので是非見て頂きたいです!」とアピールしている。『センセイ君主』は8月1日(水)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2018年03月19日岡崎体育の「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「サウンドトラック」です。僕の母親がイージーリスニング好きで、『image』シリーズをずっと買っていたんです。リラクシング系、癒し系の音楽を集めたオムニバスアルバムです。小学生時代、僕もそれにどハマりしてずっと聴いていたのが、サウンドトラックを嗜む入り口だったのかなと思います。『image』といえば“情熱大陸のメインテーマ”です。僕にとってはこの曲は『image』シリーズを象徴するような曲で、いちばん気に入ってよく聴いてました。その主旋律は葉加瀬太郎さんのバイオリン。でも、そこであえて主旋律とは全然違うギターの音だけ聴き込んで、家にあったミニギターを抱えて一緒に弾いている真似をしたりしてましたね。あと記憶にあるのは、袴田吉彦さんが声優として主人公の吹き替えをされていたディズニーのアニメ映画『ダイナソー』。はじめて映画館で買ってもらった映画のサントラはこれだと思います。このアルバムの8曲目くらいに、木の上で生活している猿たちがむっちゃ踊りだすっていうのがテーマの曲があって。アップテンポなその曲が大好きで、この曲も猿になりきって踊りながら聴いたりしていました。だから僕にとってサントラは、その世界に没入して“なりきれる”楽しさがある音楽なんですよね。大人になってもサントラはそういう聴き方ができる音楽だと思います。歌モノ聴いて気分を上げるっていうのもいいですが、ピアノだけのエレジーな感じの曲とかをプレーヤーで流して電車に乗っていると、あたかも自分が物語の主人公になったような気分に浸れる。僕の最新アルバムにも「電車で聴くと映画の主人公になれる曲」というのがあるので、ぜひ試してみてほしい。めっちゃ、気分いいですから。そんな僕ですから、自分でサントラ作ってみたいという思いがあります。…ここで、ずっと温めているアイデアを発表していいですか?まだ、レコード会社にも話してないのにええのかな。てか、言って真似されたらイヤやな。ここで言っておけば真似されないか。あのですね、架空の映画のサントラ集を作っています。主題歌とか挿入歌とかもちゃんと作って、本格的に。最終的には、ポスターとかチラシも作って、予告編くらいまでは作ってみたいですね。…あ、でも、もちろん、ほんまの映画のサントラのオファーもお待ちしています!おかざき・たいいくNHK Eテレ『天才てれびくんYOU』に出演中。全国6会場7公演、ワンマンツアーが3/25・仙台を皮切りにいよいよスタート!※『anan』2018年3月21日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2018年03月17日異なる分野で活躍する2人の“達人”が「仕事の極意」を語り合う「SWITCHインタビュー達人達(たち)」。その3月17日(土)今夜放送回は数々の人気作で活躍する声優の緒方恵美と、多方面で活躍するお笑い芸人の西野亮廣によるクロストークをお届けする。本番組は番組の前半と後半でゲストとインタビュアーが“スイッチ”、語り合うなかでお互いを“発見”し合うクロスインタビュー形式の対談番組。緒方さんはミュージカルなどでの活躍から声優へと転向。『幽★遊★白書』の蔵馬役でデビューすると、その“イケボ”で一気に人気声優となり、主人公・碇シンジ役を演じた「新世紀エヴァンゲリオン」が社会現象と呼べるほどの大ブームを巻き起こした。性別年齢問わず幅広い役柄をこなし、シリアスからコメディまでを演じられる確かな演技力を持ち、同時にラジオパーソナリティとしてもNHK「アニソン三昧」シリーズなどでそのトーク力を発揮。また音楽アーティストとしても確固たる地位を築いている。一方の西野さんは99年、梶原雄太と「キングコング」を結成すると「はねるのトびら」で注目を集めるように。2005年には月9ドラマ「スローダンス」で俳優デビュー、その後特技の画力を生かした仕事にも進出、2009年には絵本作家としてのデビュー作「Dr.インクの星空キネマ」を刊行、2013年にはニューヨークで初の海外絵本絵画展を開催。また2016年に刊行された「えんとつ町のプペル」は絵本としては異例の大ヒットを記録したほか、無料でのWEB公開が大きな話題を呼ぶなど、その才能を各方面で発揮している。今回は西野さんがアニメスタジオを訪問。1人で複数の役柄を演じる緒方さんが語る、姿勢や感情を微妙に変化させていくその“声優術”を聞き、“伝わる”声にしていく緒方さんの技に感動。緒方さんは西野さんが共同オーナーを務めるスナックへ赴く。緒方さんと西野さんには“意外な共通点”がある。それは「クラウドファンディング」。緒方さんはCDを、西野さんは絵本を、それぞれクラウドファンディングで制作。緒方さんはタレントの枠を越え人を巻き込むエンターテインメントを築こうとする西野さんの思いに共感する。エンターテインメントの可能性を広げようとしていく2人が展開するトークの内容に注目だ。「SWITCHインタビュー達人達(たち)」は3月17日(土)22時~NHK Eテレで放送。(笠緒)
2018年03月17日「言い逃れ不可能!悪意は無いのかも知れないが、無断で使用された事実にかわりはない。不快である。心身の損害を被っている」 デーモン閣下が、“お怒り”だ。NHKのアニメ番組で自身の肖像を無断使用されたとして、「組織としての誠実な対応」を求めているのだ。 閣下が3月15日に更新したブログによると、先月28日に放送された「ねこねこ日本史」(NHK Eテレ)の第64話「破天荒シンガー、高杉晋作!~破天荒度MAX編~」に登場したキャラクター「デーモン風高杉」が「『風』ではなく『吾輩』そのもの」だったという。閣下は「名前も含めて明らかに『吾輩の姿の無断使用』である」と指摘している。 そして閣下は、「番組制作の若僧どもに言いたい」と切り込んだ。 「何で当たり前の『許諾確認の段取り』が踏めなかったのかね?公共放送の看板の下、ためらいなくWeb上に画像を公開している思考回路も全く理解できない」 続けて、同じクリエイターとして進言した。 「そんな姿勢で『もの作り』に臨んでいるのであれば、どうせ大成などしない。とっととやめちまえ」 Twitterでは閣下の“お怒り”への賛同とともに、NHKの「ずさん」なシステムに疑問を投げかける声が上がっている。 《相撲中継でのお付き合いに関わらず、ちゃんと物申す閣下の姿勢は素晴らしいと思う》《受信料は取るけど、著作権料は払わないってか》《最低限の礼儀でマナー。ビジネスでなくても相手の同意確認を得るのは最初にやる手順》 また文中には「どこかの官庁の役人の様に『言わなければバレない』とでも思ったのかね?」「いくら勉強が出来ても、やるべきことが果たせなければ(または、やってはいけないことをやってしまうのであれば)優秀とは言えないのだ」とある。そうした言葉を受けて、《NHKというか「日本」に怒ってるような……》という声もあるが――。 NHKの“対応”を待ちたい。
2018年03月16日俳優の香川照之が、7月13日から10月8日まで東京・上野公園の国立科学博物館で開催される特別展「昆虫」の"昆活マイスター"(オフィシャルサポーター)を務めることが12日、発表された。"昆活マイスター"を務める香川照之同展が呼びかける"昆活"とは、「昆虫に興味を持つ・学ぶ・採集するなど、昆虫に関わるすべての活動」のこと。昆虫の魅力を伝え、薄れつつある人間と昆虫の関わりを再び強めたいという同展の考えが香川の思いと一致し、就任に至った。不定期放送されている『香川照之の昆虫すごいぜ!』(NHK Eテレ)でカマキリ先生に扮するなど、昆虫好きとして知られている香川。今回の就任発表を受け、「僕が若いころは人々のまわりにも昆虫がたくさんいました」と回顧し、「でも環境の変化で、身の回りの昆虫も少なくなってしまいました。昆虫を触ったことがない人も多くなったのではないでしょうか」と推測する。そして、「この特別展『昆虫』で、みなさんにぜひ昆虫の魅力を知ってほしいと思います」と同展への思いを伝え、「たくさんの昆虫に触れ、その生命力や、ボディの美しさを感じてください。きっと明日からの生活に活かせる何かが見つかるはずです」と呼びかけている。
2018年03月12日岡崎体育の「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「CDを売る方法」です。ぶっちゃけ、別に売れなくてもいいと思います。CDというパッケージにこだわらず、聴き放題で聴いたり、配信をダウンロードして購入したり。音楽の手に入れ方は、今の時代に沿ったものをみんながそれぞれ自由に選んでいいと思うんです。ただ、僕はめちゃくちゃこだわってますね、CDの売り上げに。僕は僕の音源をCDで売りたいんです。今の時代、CDは売れないといわれていますが、バンバン売れている人もいる。それはどうやって売れているのかというと、握手会だとかの特典をつけたり、初回限定盤やバージョン違いのものを出したり、そういうやり方が主流です。ファンの方が多ければ、売れる。もっと言えば、ヘビーに応援がんばってくれてるファンの方が多ければ多いほど売れる。フェスでは人気やし、ライブの需要あるのにCDの売り上げはいまひとつ伸びないってミュージシャンも少なくない。今の時代、音源を買うことは、ファンのお布施行為になっているんだと思います。好きなアーティストを応援するためにわざわざ買うっていう流れ。その売れ行きの良し悪しは、アーティストがメジャーレーベルに所属し続けられるかどうかを左右する条件であることをみんなもう知ってしまっているんですよね。だから作り手はCDを売るために必死でがんばるし、ファンの方も応援したい気持ちで貯めたお小遣いや働いた給料からやりくりして買ってくれるんだと思います。かっこいいはずのミュージシャンが、CD売りたくて必死になるなんて、最初はめちゃくちゃカッコ悪いと思ってたんです。でも、いざ自分がミュージシャンという立場になったとき、どんな方法でも試せるなら試していいんじゃないかと思えるようになったんです。僕自身も、バズりやすい曲を意識して作るし、ネタ曲がテレビやSNSで話題になったらうれしい。もちろん、それだけでいいのかと思うときもあります。僕が大学生とかだったら、岡崎体育って全然おもんないわって居酒屋で言うてるはずだし、そう思われがちなことも理解してる。でもそれよりも、僕がやっている音楽をいいと思って音源を買ってくれている人がいる以上、誠心誠意気持ちを込めてやらんとあかんと思うんです。どんだけおちゃらけた音楽でも、全力でやりきる。そのがんばる姿勢がCDの売り上げにもつながると僕は信じています。おかざき・たいいくNHK Eテレ『天才てれびくんYOU』に出演中。全国6会場7公演、ワンマンツアーが3/25・仙台を皮切りにいよいよスタート!※『anan』2018年3月14日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2018年03月11日NHK Eテレの番組『プチプチ・アニメ』で現在放送中の人形アニメ『森のレシオ』や、Mr.Childrenのミュージック・ビデオ『HERO』。こちらのパペット・アニメ―ションを一度目にしたことがある方は多いのではないだろうか。この2つの作品を手掛けたのは映像作家、村田朋泰さん。今回、彼の作品を集めた特集上映が開催されます。CGを使わず、アナログにこだわった温かみのある彼のパペット・アニメは世界から高い評価を受け、大人から子どもまでを魅了します。その作品に込めた想いを本人にききしました。■説明をしつくさないことで、親子の対話が生まれる村田さんの作品は、たとえば大人だったら幼少期の記憶の扉をノックされるようで、ふと子ども時代の体験やあのとき抱いた感情がよみがえってきます。一方、子どもだったら、別世界に連れて行ってくれる、想像の世界を広げていくおもしろさがあります。その要因のひとつが、セリフを一切つけないことではないでしょうか。――なぜ、セリフを一切つけないスタイルをとろうと思ったのでしょうか?子どものときから映画が好きで、その影響が大きいかもしれません。僕が子どものころ、1980~1990年代の映画は、いまのように懇切丁寧な説明がないというか。セリフにしても極力省いて、基本的には“画”で見せる作品がけっこうありました。“このことはこういうことなのかな”とか、“なんかわからないけど、すごく印象に残る”といったような解釈が自由で感覚に訴えかけてくる作品が僕自身好きで。そういうある意味、受け手に委ねるというか、受け手の感受性を信じている作品に心ひかれたんです。説明できたり、へんに理解できた気になったりする作品よりも、正直よくわからない、でもなんか心に訴えかけてくるものを作りたいと思いました。だから創作活動をはじめたとき、言葉に頼るのではなく“画”でみせていくことに力点を置くようになっていました。――言葉は大切ですし重要。でも、映像においては、束縛のひとつとなってしまうのかもしれません。村田さんの作品は、そこから解き放たれているのかもしれませんね。もちろん僕自身がこのシーンには「こういう意味を込めているんだ」とか、「こういった気持ちが伝わればいいな」とか考えているところはあります。でも、それがすべてじゃない。解釈って人それぞれでいいし、正解なんてない。余白を与えることで想像をめぐらすことができる。セリフを使わないのは、その余白作りのひとつでもあります。――いまのドラマや映画は、ともすると状況から感情まで言葉で説明していたりする。村田さんの作品は、もっと子どもの感性や解釈を信じて大人が大切にしてほしいというメッセージを含んでいるような気さえしてきます。説明し尽くしてしまうと、お互いわかっているわけですから、話さなくても良くなってしまって、対話が生まれない気がするんです。それはそれで同じ思いを共有したことになるのかもしれないですけれど、僕の作品を親子でみてくれたら、親子で対話する時間ができてくれたらと思っています。そういう作品でありたい。“あのシーンはどんなことを感じた?”とか、“あの子はあのとき、どんなこと考えてたんだろう?”とか、解釈を相手に委ねることで、会話が生まれる気がする。わからないならばわからないなりに考えて、そのことについて対話する方が豊かな時間になるような気がするんですよね。■子どもに「自由に考えていいんだよ」と感じてほしい今回の特集は、すごく子どもの想いを大切にした作品が多く見受けられます。――創作の上で、子どもに向けて考えていることがあるのでしょうか?先ほどの話につながるんですけど、小さな子どもがパパやママと会話ができる余白を残しておくことは大事にしています。たとえば、学校の美術の授業で、運動会がお題目だったとします。すると、玉入れやリレーの様子とわかる絵を描いた人が正解でいい点数がとれる。でも、ほんとうは生徒一人一人で運動会の見え方も違うはず。へんな話、そのときの気分を色で表した抽象的な絵があったりしてもいい。そういうことを考える子どもの自由な発想を肯定してあげたい気持ちが自分にはどこかあって。一定のルールではない、“自由に考えていいんだよ”と感じてもらえる作品にしたいなと常に思っています。目に見えることがすべてじゃない。この世の中には目に見えない世界もあって、思わずいろいろと空想する子どものイマジネーションを刺激するような作品になればなと思っています。■自分の気持ちが置き去りになる「速さ」と自分を見失わない時間――大人に向けて意識していることはあるのでしょうか?その記憶にコミットするというか。さきほど、おっしゃっていただきましたけど、記憶の扉をノックするというか、たとえば忘れかけていた感情とかあのころの体験が思い出されるものになればと。今回上映される中では、娘を亡くしたピアニストがちょっとした夢へ誘われる『朱の路』、大人になっても忘れられない思い出を見つめた『白の路』という<路>シリーズがそういったノスタルジーが顕著に出ていると思います。――たとえば下町の理容店を舞台にした『家族デッキ』など、ノスタルジックな世界の作品が多いのはその理由が大きいのでしょうか?僕は1974年生まれなんですけど、とにかく子どもの数が多い世代でした。受験にしろ、就職にしろすべてが競争で。全部を勝ち抜かないといけなかった。いま思い起こしても喧噪のなかにいて、せわしない感覚がある。でも、僕は谷根千と呼ばれるエリアが地元なんです。そこは戦時中、空襲にあわなかったので、そのままの古き良き昭和の風情がいまだに残っている。時間がとまったような雰囲気があって。少年時代、子どもながらにその町に流れるゆったりした時間が心地よかった。受験戦争など周りに一生懸命ついていかなければと焦る自分がいる一方で、その下町のゆったりとした時間と空間があったおかげで自分を見失わずにすんだところがある。その原体験が作品には少なからず反映されている気がします。――たしかに、作品はどれもゆったりとした時間が流れています。どういったことを大切にされたのでしょうか?いまどきの作品は、物語もバンバン進んでいくし、ワンシーンにつめこまれている情報量もすごい。たぶんひと昔前と比べたら、スピードも情報量もそうとうアップしているはず。でも、それに人もついていけるようになっている。ゲームとかやっているとすぐなれますよね。それを否定する気はないんですけど、僕自身はもっとゆったりした時間に身を置くときがあってもいいのではないかなと。僕のなかで「速い」という感覚は、自分の気持ちが置き去りになって、流れにのらないといけないというときに感じるもののように思うんです。そこで大切なことを取りこぼしたり、見落としたりすることがあるんじゃないかなと。用意されたものを敏速にこなすのではなくて、一度立ち止まってじっくり考えて、そこになにかを見つけたり、得難い体験したりすることが大切なんじゃないかなと思うんです。だから自分の作品は、ゆったりとした時間が流れるようにしているところはあって。知らず知らずのうちに見過ごしていることや抜け落ちてしまうことをくみ取りたい。たとえば、お母さんが子どもに絵本を読み聞かせるするときのような1ページ1ページをめくっていく流れを意識しています。■コミュニケーションが苦手な僕がみつけた「居場所」村田さんの作品は、ゆったりとした時間が流れているからこそ、観客としても映像の隅々まで目が届いて、いろいろと思いを巡らせることができるのではないだろうか。そしてこのゆったりした時間というのは、心地よい時間。それは心地よい場所にもつながっているのかも。――村田さんの作品は、自分にとっての「心地のいい場所=居場所」について触れているのも共通テーマなのでしょうか?僕は子どものころ、みんなと一緒に遊んだり、騒いだりするのが得意じゃなくて。家でひとりでなにかやっていることが好きでした。大学でアニメーションをはじめたときも、研究室のはじっこを貸してもらって、ひとりでちまちまと(笑)撮影していました。でも、ひとりでいるのが不思議と苦ではない。安息の地でした。いまも基本ひとりというか。もちろんスタッフにいろいろ手伝ってもらうんですけど、僕のスタジオとスタッフのスタジオは別に用意していて、ほどよい距離をとっています。昔から自分の世界でいろいろとモノづくりするのが性に合っているんです。ある意味、コミュニケーションが苦手なことが許される、この仕事が見つけられてほんとうに良かったといまでも思っています。見つけられなかったらどうなっていたことかと(笑)。でも、人それぞれ、だれにでも居場所って必ずあるはず。内向的な僕も見つけられましたから(笑)。そういう僕の意識がどこか作品に反映されているところはあると思います。■自分自身が身を置く場所と別世界がとなりにある感覚もうひとつ村田さんの作品の大きな特徴は、「コマ撮り」。たとえば森の中だったら木から草、土まで手作り。もちろん登場する人形もひとつひとつ手作りのパペット・アニメーションであることです。――CG全盛となったいまとなっては、珍しい手法ですね。子どものころから漫画が好きで漫画家に憧れていた時期がありました。また、映画も好きで、映画制作に憧れてもいたんですけど、映画って大所帯じゃないですか。ですからコミュニケーション能力の低い自分としては厳しい(笑)。ちょうど大学のころ、マッキントッシュが出てきて、個人での映像制作がしやすい環境が整ってきた。それでパペット・アニメーションなら、人形やミニチュアを自分で作って、たとえば風が吹いているというように自分の思うがまま描くことができるなと。2Dのアニメと映画のちょうど中間ぐらいにあるようで、自分に向いていると思いました。――人形にしても小物ひとつもすべて手作りであることに驚かされます。すべてが手作りであるからか、なにかぬくもりがあって愛しい。この情感はCGでは出せないかもしれませんね。撮影のとき、人形も舞台となるセットも僕のすぐとなりにあるわけです。いわば作品の世界の空気を僕も一緒に共有している。いってしまえばその世界に自分自身も身を置いている。そのような感覚が映像に定着して、みてくださる方も別世界ではあるんですけど、その世界がとなりにあるような感じに受け止めてもらえたらなと思っています。■東日本大震災をきっかけに何を伝えるべきなのか心に深く刻まれたのは<生と死にまつわる記憶の旅>シリーズ。このシリーズは東日本大震災と福島原発事故を機に制作がスタートされました。シリーズ5作を予定していて、今回の特集では『木ノ花ノ咲クヤ森』『天地』『松が枝を結び』の3編が上映されます。――どうして東日本大震災について描こうと思ったのでしょうか?東日本大震災と福島の原発事故は、ひとりの人間としてここに生きていることの意味を考えました。また、ひとりの作り手としてこれからなにを伝えていくべきなのか、あらためて考えるきっかけにもなりました。そのなかで、「祈り、信仰、記録」をコンセプトに、この日本で繰り返している時代や時間を広い視点から描けないかと。いまは日本人のアイデンティティを掘り下げるとともに、これから生きていく上で語り継ぐべきもの、忘れてはいけないことを描き、それが語り継がれるものとして残ってくれるものになればと思っています。――とくに震災で生き別れた姉妹の心を見つめた『松が枝を結び』は胸にグッとくるものがありました。じつは僕も双子で、そこが物語の出発点になっています。対のものがときに重なりあい、ときにぶつかりあう。そうした等しい力がきっこうしたときに生まれるパワーや熱みたいなものをとおして、姉妹の結びつきや伝心するものを描ければと思いました。――最後にメッセージをお願いいたします。自由に楽しんでもらえれば、それだけです。作り手としてひとつだけ触れさせていただくと、自然現象をアナログの手法でどこまで精巧に表現できるかは追求しているところなので、ちょっとだけ気に留めおいてもらえるとうれしいです。『村田朋泰特集 夢の記憶装置』3月17日(土)よりシアターイメージフォーラムほか全国順次公開CGを一切用いらず、アナログにとことんこだわる映像作家、村田朋泰の珠玉のパペット・アニメーションを7作品一挙上映。震災で引き裂かれた双子の姉妹を主人公にした最新作『松が枝を結び』から、NHKプチプチ・アニメでおなじみの『森のレシオ』、下町のタカタ理容店に住む七福神の“髪様”がちょっとした騒動を起こす『家族デッキ』など、これまでの創作から厳選された作品が並ぶ。大人は子ども時代の記憶を呼び起こされ、子どもは夢のワンダーランドへと誘われるパペット・アニメーションの数々。大人も子どもも想像を膨らます時間になるはずです。
2018年03月11日NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」で放送された、昨年4月から1年分のうたを中心に、全25曲の映像を収録したベストDVD『NHK「おかあさんといっしょ」最新ソングブック おまめ戦隊ビビンビ~ン』が4月18日(水)に発売されます。うたのお兄さん・花田ゆういちろう、うたのお姉さん・小野あつこら出演者の4人が、人気番組「ピタゴラスイッチ」にゲスト出演し、お笑い芸人・いつもここからの2人と一緒に、名物コーナー「アルゴリズムたいそう」と「アルゴリズムこうしん」を披露する映像が特典として収録! 人気番組同士のコラボレーションは必見です。また、予約購入すると先着で “作ってあそぼう「おまめ戦隊ビビンビ~ン」なりきりお面”がもらえます。観光地などにある顔出しパネルのように、お面から顔だけを出す仕様で、お面の表面には好きな色が塗れるので、オリジナルの“おまめ戦隊”変身できます。他にも、無料ダウンロードできるアプリには、期間限定で携帯画面上に画像が現れる仕掛けが用意されています。昨年10月の放送当時、全国で数多く誕生したちびっこおまめ戦隊も収録されている、豪華な内容になっています。【DVD『NHK「おかあさんといっしょ」最新ソングブック おまめ戦隊ビビンビ~ン』商品情報】2018年4月18日(水)発売品番:PCBK-50125/価格:3,200円(本体)+税収録分数:57分[本編 35分+特典 22分]■収録曲(順不同)そよかぜスニーカー(2017年4月のうた)とり(2017年5月のうた)あめのひドキドキ(2017年6月のうた)ぱんぱかぱんぱんぱーん(2017年7月のうた)にんじゃ きりん(2017年9月のうた)おまめ戦隊ビビンビ~ン(2017年10月のうた)オカリナのリーナ(2017年11月のうた)もくもくふゆーん(2018年1月のうた)おはよう!(2018年2月のうた)すごいぞ!じゃがいもほしぞらカーニバルちょんまげマーチふたごのタンゴかげはともだち ~シルエットはかせのうた~ブレーメンのおんがくたいべるがなる(フルバージョン)※本編歌詞選択機能付き■特典映像□からだをきたえようはしるよ はしるガマン ガマン!ドンスカパンパンおうえんだんチョロミーのぱっちりダンスへんしんロボット★マックスどっこいしょブンバ・ボーン!□ピタゴラスイッチにゲスト出演!アルゴリズムたいそう アルゴリズムこうしん<DVD先着予約購入者特典>作ってあそぼう「おまめ戦隊ビビンビ~ン」なりきりお面※一部取扱いのない店舗がございます。ご予約・ご購入前に必ず店舗にご確認ください。
2018年03月09日北島三郎(81)の次男である大野誠さんが亡くなっていたことが3月7日、分かった。51歳だった。 大野さんは88年にロックバンド「1ST BLOOD」のボーカル「MAKOTO」としてデビューし、歌手として活動。その後は「大地土子」名義で作詞・作曲活動に励んだ。特にアニメ「おじゃる丸」(NHK Eテレ)のオープニング曲であり、父である北島が歌う「詠人」「夢人」は大野さんにとって代表曲と言えるだろう。 「おじゃる丸」は98年から放送されており、20年近くの歴史がある長寿アニメ。Twitterでは若い世代からの《懐かしい。大好きだった》といった声が。そして子育てを終えた親たちからは《ゆったりあったかい詩とメロディーに、忙しい心が立ち止まり、安らげる時間でした》といった楽曲とのエピソードが上がっている。 松嶋尚美(46)も8日「スッキリ」(日本テレビ系)に出演し、「おじゃる丸」で使用された楽曲は「息子も娘も今も口ずさむぐらい、みんな知ってる」と発言。そして大野さんに感謝の気持ちを述べた。 「(「おじゃる丸」の楽曲は)30代、40代の人だけではなく、1桁の子らが聞いている。すごい“いいもの”を残して下さった」 大野さんにはまだ世に出していない楽曲があるようで、北島は7日「私がアイツにしてあげられるのは、残したものを世に出していくこと」と取材陣に応じて語った。大野さんは亡くなったが、楽曲は歌い継がれていくだろう。
2018年03月08日吉本興業は7日、都内で会見を開き、eスポーツ事業に本格参入することを発表した。eスポーツ選手の発掘・育成、イベントの開催や動画配信を通して、国内のeスポーツの発展に貢献していくという。eスポーツとは「エレクトロニック・スポーツ」の略で、コンピューターゲームやビデオゲームの対戦をスポーツ競技として捉えるもの。オリンピックでも正式種目化が取り沙汰されるなど世界的な盛り上がりを見せている。吉本興業は、エンタテイメント事業を活用してeスポーツ事業に参入。「よしもとゲーミング」という名称で、プロチームの運営をはじめ、ゲーム実況配信、イベントの実施などを行う。運営するプロチームは4つ。高額賞金の『Dota2』部門で世界一を目指す外国人選手チーム「よしもとデトネーター」、『Overwatch』部門で台湾リーグに参戦する「よしもとエンカウント」、国内を主戦場に『Shadowverse』部門に参戦する「よしもとリバレント」、『ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT』部門を専門とする「よしもとエクストラクター」だ。会見はロンドンブーツ1号2号の田村淳が司会を務め、ゲーム好き芸人の井上聡(次長課長)、藤田憲右(トータルテンボス)、池田一真(しずる)、菅良太郎(パンサー)が登場。そして、吉本興業初のプロゲーマーとなるジョビン、西澤祐太朗(裏切りマンキーコング)、小池竜馬(元マケレレ)が紹介された。ゲーム好き芸能人とジョビンの対戦も行われ、ジョビンが4人を瞬殺。圧倒的な強さを見せつけた。また、プロゲーマー契約を交わした3人の給与体系の話に。吉本興業の芸人たちは契約書は交わさないそうで、契約書があるというプロゲーマーに対し、4人は「契約書あるの!?」と敏感に反応。そして、ジョビンは「2月から給料が発生して給料をもらっています。家でゲームしているだけで。それがトレーニング」と大会がなくても給料が支払われていると明かした。すると藤田が「それだったら言わせてもらいたいんですけど、われわれは居酒屋でおもしろいことを言って笑わせる。それもトレーニングだから居酒屋代を払ってほしい」と訴え、会場から笑いが。だが田村が、長年受け入れてきた現状は変えられないと、裁判を起こそうとした自身の経験から説明し、「吉本が1本上です」と諭した。
2018年03月07日岡崎体育の「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ミュージシャンのファッション」です。ミュージシャンは人前に立つ仕事ですからファッションは絶対に大事なんです。どんだけ尖っていてもええ服を着るべき。そうなんですけど、僕は寝間着のままライブしたりしてますねぇ。この間、小さめのライブハウスでライブがあって。どうせ前のほうしか見えへんやろと思って上半身だけパーカ着て岡崎体育感を出して、下はユニクロのスウェットのままステージに立ったら、そのあとマネージャーの松下さんに本気で嫌な顔されてめちゃくちゃ怒られてしまいました…。昔、オアシスのライブDVDを観たんです。オアシスはイギリスの国民的ロック・バンドです。そのフロントマンであるリアム・ギャラガーはカリスマ的な人気を誇るボーカリスト。その彼が地元のマンチェスターに凱旋したときのライブで、わけわからんトレーナー1枚着てステージに登場して。当時小6の僕は、こいつめちゃくちゃダサいなと思ったんです。でも、はっと気付いたんです。熱狂する何万人を前によれよれのトレーナーで出てきて思い切り歌い上げるのって、めちゃめちゃかっこよくない?と。あ、そっか俺、その影響で寝間着で出ちゃったのかもしれないな。…って、マネージャーの視線がそれはリアムだからかっこいいのであって、お前リアムじゃないからと訴えかけてきてますね…。確かに、その人のキャラクター大事ですよね。リアムだったら寝間着でもかっこいいかもしれません。リアムはマネージャーに怒られてへこんだりしないんやろな…。でも、実際にその映像の印象が潜在的にあったから僕は自分の定番のステージ衣装をパーカに決めたのかもしれません。それに、単純にパーカが好きなんです。ミュージシャンの中には普段着は全然違う方もいると思いますが、僕はオンもオフもパーカです。あと、パーカは七難隠すじゃないですけど、Tシャツだと体のラインというかむっちり感が出てしまう…。パーカはふんわりお肉隠しにもなっているんです。それで、冬場にこれでええやんと決めたんですが、はっきり言って夏のパーカは暑すぎて地獄ですね。とはいえ、自分のやってる音楽とこのスタイルは合致していると思うので、僕はこれでいいんです。最近も、モテたくてちょっと前髪を伸ばしたりしたんですけど、デブで前髪長いのはきしょいだけと気付いて、自分でばっさり切ってやりましたよ。おかざき・たいいくおかざき・たいいく2016年メジャーデビュー。NHK Eテレ『天才てれびくんYOU』にレギュラー出演中。3/25より岡崎体育ワンマンツアーがスタート!※『anan』2018年3月7日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2018年03月06日日本時間3月5日(月)、第90回アカデミー賞「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」を受賞した辻一弘。この度、2014年に放送された辻さんのドキュメンタリー番組、ETV特集「『顔』に魅せられた男 ~特殊メイクアーティスト・辻一弘の挑戦~」が、3月7日(水)深夜にアンコール放送されることが決定した。『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でゲイリー・オールドマンを大変身させ、見事日本人初のアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞の快挙を成し遂げた辻さん。受賞を機に放送されるのは、2014年4月12日(土)に放送されたもの。辻さんが特殊メイクの技術を駆使して独自に生み出したアート作品、過去の偉人の顔をある瞬間で切り取り再現する彫像作り。番組ではアート界の革命児、アンディー・ウォーホルの彫像作りに密着している。ETV特集「『顔』に魅せられた男 ~特殊メイクアーティスト・辻一弘の挑戦~」は3月7日(水)深夜0時~Eテレにて放送。(cinemacafe.net)
2018年03月05日岡崎体育の「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ロックって?」です。そもそもロックって何なのか。何なのかっていうと…何なんですかね。ロックの解釈は人によって違うと思うんです。レゲエやヒップホップなどと並ぶ音楽ジャンルのひとつとしてのロックなのか、それとももっと精神的なものなのか。さらに、ひと言でロックって音楽ジャンルをいっても、すごく純粋なエルヴィス・プレスリー的なザ・ロックンロールから、パンク、ラウド、グランジにオルタナも全部ロックって言葉でひとまとめにできる。なので、これは僕が思うこと、あくまで僕の解釈なんですが、いま日本でロック・バンドっていわれているバンドは、全部ポップですよね。みんながみんな、インタビューなんかで「俺のロックが」とか言うじゃないですか。それをリスナーたちが読んで勘違いしがちですけど、売れてしまった時点で、みんなが知っているバンドになった時点で、1ミリもロックじゃないと思います。なんでそう思うかというと、日本では売れてしまうとすべてJポップとして消化されてしまう。どんなに本人らが俺たちロック・バンドやし、とかっこつけていても、顔ファンのガチ勢がついた時点でそれはロックなことではない。もはや、ポップなんです。そう思う一方で、本人らが「俺たちはロックだ」と言っていたらそれはもうロックだ、とも思います。僕もね、ひとりでライブを始めた21~22歳のころ、ステージで常に「ロックンロール!」って叫んでいた時期があったんです。何も持たず、ギターもマイクすら持たず、曲が1曲終わるたびに「ロックンロール!」って。まったくロックじゃないのに「ロックンロール!」って叫ぶのが面白いと思っていたんでしょうね。でもロックってそういうもんで、打ち込みでも楽器やってなくても、本人が「ロックだ」と言ったらそうなる。もはや音楽ではない。精神そのもの。発信するか否かの差だと。味噌汁の具に豚肉が入っているものを何と呼ぶか。その人が「豚汁」と言えば「豚汁」だし、あくまで「味噌汁だ」と言えば「味噌汁」だし。つまりは、ロックは他人に判断なんてできない。本人がロックだと言うならそうでしかない。って、考えると商業音楽でトップ取るってイキっているクソダサい俺こそ、実はめっちゃロックやなと思います。2010年代を代表するロックは間違いなく、俺やで!おかざき・たいいく2016年メジャーデビュー。NHK Eテレ『天才てれびくんYOU』にレギュラー出演中。3/25より岡崎体育ワンマンツアーがスタート!※『anan』2018年2月28日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2018年02月26日