アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの新曲「#502」の作詞・作曲を手掛けたのが、TikTokを中心に活動するシンガーソングライターのひらめであることが20日、明らかになった。15日、YouTubeに投稿されたHey! Say! JUMPのショート動画「#502」。軽やかな歌声に合わせ、画面の向こうに映るメンバーと“パッ”と目が合い、“グーッ”と近づき、最後は照れながら“ピース”して終わるというキュートな動画は、メンバーやシチュエーションを変えながら、きょう20日までに合計6本の動画が公開され、累計再生回数は3日で100万再生を突破した。動画公開当初は楽曲タイトルと、5月12日発売のニューシングル「ネガティブファイター」のカップリング曲であるという情報しか発表されておらず、ファンの間ではタイトルの持つ意味や読み方、作者について予想合戦が繰り広げられることに。17日放送のラジオ番組『らじらー! サタデー』(NHKラジオ第1・毎週土曜20:05~)で伊野尾慧の口からタイトルの読み方が「ぱぐぴーす」であることが発表されると、Twitterやリアルタイム検索では「ぱぐぴーす」がすぐさまトレンド入り。そしてこのたび、TikTokから火がつき、社会現象にもなった「ポケットからきゅんです!」を生み出したひらめが楽曲提供していたことが明らかに。「キャッチーで明るく、誰もが親しみやすい楽曲をお願いしたい」というHey! Say! JUMPたっての希望で楽曲提供が実現した。じゃんけんのグー・チョキ・パーを引用した絶妙な歌詞と、優しいメロディーに乗せた同曲。「#502」は、パー・グー・ピースの指の数を表しており、そこからヒントを得て誕生したのがYouTubeのショート動画となっている。ショート動画のほか、メイキング風景を使用してミュージックビデオ風に収めた「#502 Camera Roll Movie」は、ニューシングル「ネガティブファイター」の初回限定盤1に特典映像として収録。ショート動画のカメラは、誰が撮影していたのか。メンバーが照れながら撮影する場面や、メンバー同士でのゲリラ撮影の裏側の様子に注目だ。
2021年04月20日神尾楓珠主演で、NHKドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る。」の原作となった小説を映画化、世間にはびこる“ふつう”という価値観とのギャップに向き合う男女の姿を描く映画『彼女が好きなものは』。この度、第1弾追加キャストとして、山田杏奈、前田旺志郎、三浦獠太、池田朱那の出演が明らかになった。BL好きを隠している女子高校生の三浦紗枝役には、『ジオラマボーイ・パノラマガール』『名も無き世界のエンドロール』『哀愁しんでれら』『樹海村』など出演作が相次ぎ、待機作として綿矢りさ原作の主演映画『ひらいて』の公開も控えるなど、いま最も勢いのある若手実力派の山田杏奈。神尾さん演じるクラスメイトの安藤純とふとしたきっかけで交流が生まれ、次第に純に惹かれていく紗枝。自分の好きなものを素直に好きだと言えない悩みを抱えながら、純とともに成長していく姿を瑞々しく演じている。また、純の幼なじみの高岡亮平役には、現在放送中のNHK連続テレビ小説「おちょやん」の松島寛治役でも注目され、成長を見せる前田旺志郎。明るくポジティブなクラスのムードメーカーで、いつも純や友人を気にかける優しくて愛情深いキャラクターを演じる。クラスのリーダー的存在の小野雄介役には、Hulu「君と世界が終わる日に」Season2に出演中の三浦獠太。本作で映画出演デビューを果たしており、周囲の人間と距離をつくる純に苛立ち、自分の信念と葛藤する難しい役どころに扮する。純と紗枝の仲を取り持とうと遊園地でのグループデートを持ちかける紗枝の親友の今宮くるみ役は、映画『許された子どもたち』やNHKよるドラ「ここは今から倫理です。」などで注目を浴びる池田朱那が演じてる。山田杏奈「綺麗事だけじゃ済まされないこの世界で」紗枝を演じる日々を通して、人を愛することや自分の好きなものを好きだと言うことがこれほどに素晴らしくて、そして難しいということに触れました。綺麗事だけじゃ済まされないこの世界で、それぞれの苦しさや生きづらさを抱えながら生きる一人一人の姿には、ぼんやりしているものに輪郭をつけるような強さがあるんじゃないかと思います。公開をぜひ楽しみにしていてください。前田旺志郎「その時できる一番の敬意と愛情を持って」僕の役は主人公・安藤純くんの幼馴染です。亮平はめちゃくちゃいいやつです。友達想いの熱い男です(笑)。脚本を読ませていただいた時からずっと、この物語の中で、この物語の先で亮平(幼馴染)としてゲイである純くんとどのように関わるのがベストなのかを考えていました。僕自身、これが正解だと思える答えは出せませんでした。ただ、今は、考えて考えてその時できる一番の敬意と愛情を持って「その人」に接することが大切だとこの作品を通して感じています。この映画を観るたびに答えは変わるかもしれません。ずっと考え続けたいと思います。皆さんが何かを考えるきっかけになれる作品です。是非、映画館でご覧ください。三浦獠太「この作品に参加できて本当によかった」今回小野雄介役を演じました、三浦獠太です!オーディションでこの役に選んでいただけた時はめちゃくちゃ嬉しかった反面こんなに重要な役、自分にできるのかなという不安に襲われたのを覚えています。初めての映画出演で右も左もわからない中、草野監督やスタッフの皆さん、キャストの皆さんの力をお借りしながら、素敵な作品創りの現場に参加することが出来て、本当に感謝しています。そして初号試写の後、マネージャーさんが僕の名前を見たときに涙が出るほど嬉しかったという話を聞き、誰かの気持ちを動かすことのできるこの作品に参加できて本当によかったと心から思いました。小野雄介を演じるにあたって、彼の人生、自分にしかできない小野を表現したつもりです。自分なりの正義はあるものの不器用で誤解されがちな小野の葛藤が伝わったら嬉しいです!池田朱那「安藤純くんの心に真摯に寄り添う」今宮くるみ役の池田朱那です。まず、初めて台本を読んだ時、「普通」とはなんだろうということを沢山考えました。普通の幸せを願う、繊細で脆く複雑で儚い安藤純くんの心に真摯に寄り添うこの作品に何度も胸を締め付けられました。こんな素敵な作品を素敵な方々と作り上げることができて幸せです。この映画を通して「同性愛」について知っていただき、もっと深く考えるきっかけになればと思います。『彼女が好きなものは』は秋、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:彼女が好きなものは 2021年秋、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定(c)2021「彼女が好きなものは」製作委員会
2021年04月20日上白石萌音、深津絵里、川栄李奈という史上初の3人のヒロインが登場する2021年度後期連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。この度、初代ヒロイン・上白石さん演じる橘安子をとりまく岡山編の新たな出演者が発表。NHK「みんなで筋肉体操」で知られるスウェーデン出身の村雨辰剛もキャスティングされた。本作は、連続テレビ小説「ちりとてちん」の藤本有紀が、ラジオ英語講座と、あんこと野球とジャズと時代劇を題材に書き下ろすオリジナル作品。安子、るい(深津絵里)、ひなた(川栄李奈)と3世代の女性たちが紡いでいく、100年のファミリーストーリーとなる。初代ヒロイン・橘安子役/上白石萌音上白石さん演じる橘安子は1925年3月22日、日本でラジオ放送が始まった日、岡山市内の商店街にある和菓子屋「たちばな」で生まれる。看板娘で、あんことおしゃれが大好きな女の子はラジオ講座をきっかけに英語を学び始める。【コメント】「カムカムエヴリバディ」の撮影が始まり、昭和の岡山を生きています。春の陽気に包まれた現場はとても明るく穏やかで、まさにこの作品の空気感そのものです。毎朝撮影に行くのがうれしくて仕方ありません。藤本さんが紡がれるすばらしい脚本は、出演者の皆さまを介するとさらに密度を増し、この上なく胸に響きます。その場にいるだけで、安子として息をすることができます。これから合流される方々もいらっしゃいますが、どなたも物語にとって大切な存在ばかり。早くお会いしたいです。「カムカム英語」が沢山の方に愛されたように、このドラマも日々の楽しみにしていただけますよう、心を込めてシーンを重ねてまいります。そして今回、戦前から戦後にかけての激動の時代で、様々な出会いや転機を経験する安子を成長させるキャストたちが発表された。村雨辰剛:米軍将校/ロバート・ローズウッド※連続テレビ小説初出演進駐軍の将校。日本で英語が通じず困っているところを、安子に助けられる。ラジオ英語講座で英語を学んだ安子にとって、ロバートとの出会いが大きな転機となる。【コメント】この度、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』に出演させて頂くことになり、大変うれしい気持ちと責任感でいっぱいです。役者経験はほとんどありませんが、上白石萌音さんをはじめ、豪華なキャストの方々と一緒に出演させて頂く事に、純粋にワクワクしております。作品中では上白石さんが演じるヒロインの転機となる場面で出演させて頂く事になり、とても重要な役だと思っていますので、今からとても緊張していますが、精一杯頂いた役を演じて、皆様の心に少しでも残るよう頑張りたいと思います。世良公則:喫茶店「Dippermouth Blues」マスター/柳沢定一ジャズをこよなく愛し、海外のめずらしいレコードを数多く集めている。【コメント】戦前・戦中・戦後という激動の時代、コーヒーとJAZZをこよなく愛した男。自身が愛した文化を生んだ憧れの国と祖国との間で揺れ動いた感情、その狭間で生きた男を共感をもって演じられたらと思っています。前野朋哉:定一の息子/柳沢健一喫茶店「Dippermouth Blues」を営む定一の一人息子。父とともに店を切り盛りしている。【コメント】がっつり岡山が舞台で、こんなに岡山ことばが飛び交う朝ドラは「あぐり」以来じゃないでしょうか?台本を読んでいて、この言葉伝わるんかなぁ(笑)と笑いながら読ませていただきました。僕が演じる健一は安子ちゃんと稔くん(松村北斗)が通うジャズ喫茶で働いています。お二人と、皆さんにジャズとコーヒーのすてきな時間を、優しく提供出来るよう心がけます!それにしても、最近キテますねー、晴れの国、岡山。心おきなく旅行ができるようになったら来てね!岡山来てね! みんな!紺野まひる:安子が大阪で出会う主婦/小川澄子ラジオで平川唯一の「カムカム英語」を家族みんなで聴くのが日課。ひょんなことから安子を手助けすることに…。【コメント】この作品のタイトル「カムカムエヴリバディ」の「カムカム英語」と安子さんが関わる大切な場面に一緒にいられるという事で、今からリハーサル、撮影が楽しみです。安子さんが、これから歩む人生の「大きな鍵」となれるよう、キャスト、スタッフのみなさまとともに、ステキなシーンを作っていきたいと思います。堀部圭亮:荒物屋「あかにし」店/赤螺吉兵衛御菓子司「たちばな」と同じ商店街にある荒物屋「あかにし」の店主。町内でいち早くラジオを入手していた。とにかくケチな性格から、周囲からのあだ名は「ケチ兵衛」。【コメント】商店街の人々から「ケチ兵衛」と呼ばれる赤螺吉兵衛です。今まで色々な役を頂いてきましたが、ケチというのは初めてです。ボク自身はどちらかというと見えっ張りで、気前良く見られたいところがあるので、役とは真逆の性格です。この機会に、ケチとは何か? ケチの利点とは? トコトン掘り下げてみる覚悟です。日常的にケチを実践します。撮影が進むにつれ、スタッフ・共演者の皆さんから「吉兵衛役のケチ部」と呼ばれるようになるのが理想です。徳井優:借金取り/こわもての田中ある日突然、橘家に押しかけてくるこわもての借金取り。安子の兄・算太と何か関係している。【コメント】徳井優でございます!藤本さんのホンを読んで、う~んとうなったり、わははと笑ったりした後、ぞ~っとします。「これ、書かれているように演れるやろか」…そうです、書かれているように面白く演じられないとダメなんです。でもね、ここでビビってたら仕事になりません。無い知恵とちっちゃーい体を駆使して、やるぞ~!一世一代の「こわもての田中」(笑)若井みどり:おぐら荘の大家/小椋くま大阪の大学に通う雉真稔の下宿先「おぐら荘」の大家。おせっかいな性格で、稔と安子の関係性を見守っている。のちの安子の人生を強く後押しすることに…。【コメント】今回、朝ドラに出していただきます。吉本新喜劇の若井みどりです。思いがけなくお声がけ頂いて、大変幸福に思っております。普段は舞台ばかり出ていますから、テレビドラマはちょい役しか無いので、どこまで出来るか、とても心配です。もう、ええ歳なので、セリフ覚えも悪く、皆様にご迷惑をかけると思いますが、やさしく見守ってください。皆様を頼りに頑張りますから、どうぞよろしくお願いします。西川かの子:雉真家の女中/村野タミ雉真繊維を営む名家・雉真家に仕える女中。常に明るく雉真家の人々の日常を支える。【コメント】朝ドラ鑑賞を欠かすことなく1日を始める私にとって、朝ドラに参加させていただく事は、この上ない喜びです。そして、新しい試み...三世代のヒロインの100年を描くその作品に自分が参加させていただけるとは、夢にも思っていませんでした。奥様をはじめ...雉真家の皆様の縁の下のムードメーカーになれるよう、笑顔で臨みます!武井 壮:海軍主計中佐/神田 猛※連続テレビ小説初出演帝国軍人。雉真繊維の製品品質を高く評価し、取り引きをおこなってきた。戦争が近づくなか、雉真繊維にさらなる軍服の製造発注を依頼する。【コメント】連続テレビ小説「花子とアン」のスピンオフ「朝市の嫁さん」以来の朝ドラ出演になり、出演シーンは少ないですが作品に携わることができて本当にうれしいです。今回演じさせて頂くのは帝国軍人の役柄なので、その威厳ある雰囲気、そしてその役にふさわしい強い肉体を作り上げて、できる限り苦しい訓練に耐えた彼らの生きざまを表現できるように撮影に臨ませていただきます。安子と稔、勇(村上虹郎)の恋心や当時の厳しくも温かい人間模様に思いをはせ全力でぶつかります!! 軍人・神田猛にもご注目ください。連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」は2021年度後期、月曜~土曜8時~NHK総合ほかにて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年04月20日●「振られる側を演じたからこそ」気づけた重圧今、「報われない、当て馬役」と聞くと真っ先に思い浮かぶのは、間宮祥太朗の名ではないだろうか。3月に最終回を迎えたドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)、前クールの『#リモラブ~普通の恋は邪道~』(日本テレビ系)、さらに遡ると2018年のNHK朝の連続小説『半分、青い。』でも結果的にヒロインとはうまくいかない役を演じていた。報われない役が続くがどう捉えているのか。直筆エッセイ&フォトブック『色』(ワニブックス)も注目を集めている間宮を直撃すると、そこには“報われない役だからこそ”見える景色があった。「報われない役が続きますね」。そうド直球の質問を投げると、ふっと笑みを浮かべ、「だって、報われないんですもん!俳優は脚本の流れには逆らえない。俺がどれだけ報われたくて動いても、報われないものは報われないという現実を痛感したという感じです」と苦笑い。“役だから”と割り切っている一方で「ドラマで最終回の1話前くらいになると『おお、幸せそうでいいなぁ~』と思って見ていましたね。『お幸せに~』みたいな(笑)」と少し羨ましい気持ちもあるようだ。立て続けに当て馬を演じたことで、「また報われない系?」「間宮さん報われて」など同情の声も相次いだが、『ボス恋』の中沢役も『#リモラブ』の五文字役も、視聴者から愛される人気キャラに。SNS上では「私は中沢パイセンが好きです」「私は五文字派です」といった声が相次いだ。そして、間宮自身、二番手だからこそ気付いたことがあるという。「ヒロインと結ばれる役を演じる難しさもあるんだろうなと思いました。結ばれるからこそ、結末に説得力を持たせないといけない。なので、“最終的に選ばれなくてはいけない責任”もあるんじゃないかと。“こっち側”にはそういう責任はないですから(笑)。でも、それに気づけたのは振られるほうのアングルを演じたからこそですね。あと、ラブコメだと、視聴者はヒロインに感情移入してヒロインをフィルターにドラマを見るので魅力的に映り続けなければいけない。そういうプレッシャーがあるのかな」重圧に気づくもヒーロー役への思いが枯れたわけではない。報われる役を演じたい?と問うと「もちろん、ありますよ!」と即答し、「役者を続けることはパラレルワールドで生きているようなもの。演技をやっていれば俺が幸せになれる世界線もきっとある。その時が来れば『俺だって幸せだよ!』と言いたいですね(笑)」●直筆エッセイで「内面的な潜在意識を理解できた」報われない役で話題をさらった間宮だが、月刊誌『プラスアクト』(ワニブックス)にて直筆エッセイの連載が開始されるやいなや「字がきれい!」とその達筆さにも注目が集まった。美文字の理由は「字がきれいに書けないと大人になって恥ずかしい思いをするよ」という祖母の教えで、「小さい時から反復して字を書かされていた」からだ。「それが結果的によかったですね」と感慨深く振り返る。同誌での連載は「色」をテーマとした直筆エッセイ。例えば「金色」を取り上げた回では金色と聞いて思い浮かべたことや、「金剛力士に似ていると言われたことがある」というエピソード、そして好きな海外俳優を綴っており、色だけに囚われない自身にまつわる様々な事柄を文字に起こしている。連載を経て「自分の中に濃く残っているものが浮き彫りになりました。何気ない思い出や生活している中で意識していない感覚みたいなものを掘り起こして文章として成立させる作業だったから、自分の内面的な潜在意識を理解できた」と充実の表情。また「文章を脱線させるのが好き。1つのテーマを与えられてそこから自分なりに派生させていく作業は楽しかったです。人生も思わぬ方向にズレていくほうがいい。脱線した先で道草を食べるのが好きなんですよ。それが文章にも表れているのかな」と話す。これまで掲載された直筆エッセイに加え、撮り下ろし写真とインタビューを収録したオールカラー208ページにわたる『色』(発売中)。自分と向き合った本が1冊にまとまり、「サイン以外で文字を書く機会がほとんどない。直筆の連載はすごくいい機会をいただいた。やっぱり書くことはいいなぁ」としみじみと感謝した。●「いつ若手俳優という認識が外れてもいいように」大河ドラマ初出演となった『麒麟がくる』では、主人公・明智光秀(長谷川博己)のいとこ・左馬助という重要な役どころを熱演。続々と話題作に出演し、今年7月には人気マンガ原作の映画『東京リベンジャーズ』の公開が控えるなどこれからも話題が絶えなそう。順調に思える俳優人生だが、本人は「いつまで若手俳優でいられるかわからない。いつの日か若手俳優だと思われなくなる」と自分自身に警鐘を鳴らす。「演じる役も、求められる芝居スキル、存在感も変わってくるだろうし。そこにこっちから照準を合わせにいくわけではないですが、いつ若手俳優という認識が外れてもいいように地肩は作っておきたい」。ヘアメイク:三宅茜スタイリスト:津野真吾(impiger)衣装:TUNAGI JAPAN、LIDNM、BRAND SELECT
2021年04月20日窪田正孝と宮沢りえが初共演、事なかれ主義の議員秘書と熱意空回り議員候補者の選挙活動の行方を描く社会派コメディ『決戦は日曜日』が2022年に公開されることが決定した。主演を務めるのは数々のヒット映画・ドラマに出演し、2020年NHK連続テレビ小説「エール」で主演を務めた窪田正孝。そつなく仕事をこなすが、いまや政治への熱意はない衆議院議員・川島昌平の私設秘書・谷村勉を演じる。そして、突然父の地盤を引き継ぎ、仕方なく出馬することになった…といいながらも実はやる気満々。世間知らずな令嬢・川島有美を演じるのは、本格的なコメディ映画は初挑戦となる宮沢りえ。初共演の2人は、新鋭監督の脚本に惚れこみ出演を快諾した。脚本・監督を務めるのは、一文字違いでアマチュア・オーケストラのコンサートを開催することになった市役所職員の騒動を描いた王道コメディ『東京ウィンドオーケストラ』、アラフォーの元アイドルたちが再結成のために恥も外聞も捨てて大勝負に出る『ピンカートンに会いにいく』など、オリジナル脚本で次々コメディ作品を世に発表してきた坂下雄一郎。執筆に5年の月日をかけた脚本、そしてこの上ない豪華キャストで選挙活動をコミカル、かつシニカルに描いた新境地に挑む。窪田さんは宮沢さんの印象について、「一緒に芝居するのが本当に刺激的で毎日現場に行くのが楽しみだった」と話し、宮沢さんは「その場の空気を瞬時に読み取って柔軟に対応できる安定感と細やかな事へ目を向けられる心があって、頼もしい方」と称賛する。坂下監督も、この共演を想像以上だったと明かし、「お二人によって鮮やかな人間像が形づくられていった」と話す。「窪田さんが演じる真面目だけど諦念を抱えた秘書、宮沢さんが演じるお嬢様育ちでわがままにも見えるけど芯の通った候補がどうなったか、ぜひ劇場でご覧いただければ」と自信を込める。また、坂下監督は「主人公を候補者本人ではなくその秘書にしたのは、体制に反発しがちな候補者側よりも、保守的な体制側の人間である秘書目線の方が皮肉さが増して面白いのでは」という発想があったと語る。「脚本に何度も改稿を重ねた数年の間、政治に関する様々なニュースが物語に影響をおよぼしました。現代社会を描いた映画というと大げさですが、今の時代を生きる人に、なにかしら思うところのある映画になっているかもとは思っています」と明かしている。合わせて解禁された画像は、議員秘書・谷村(窪田正孝)と二世候補・川島有美(宮沢りえ)を映したもの。自由奔放で、一般常識からちょっとずれた有美を当選させるために奔走する。有美の公示ポスターを前に「まいったな…」と言わんばかりに谷村が頭をかく1枚は、前途多難な選挙戦が待ち受けていることを予感させている。『決戦は日曜日』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年04月20日リトグリごとLittle Glee Monsterが、4月18日(日)にさいたまスーパーアリーナにてキャリア最大規模となる全国アリーナツアー「Little Glee Monster Arena Tour 2021“Dearest ∞ Future”」のファイナル公演を行った。リトグリは今年1月20日(水)に全49曲を3枚のCDに収録した初のベストアルバム『GRADATI∞N』をリリース。1月27日(水)、28日(木)の東京・日本武道館公演を皮切りに、有観客による全国アリーナツアーをスタートさせた。二度目の緊急事態宣言を受けて広島と仙台の公演はやむなく中止となったが、大阪城ホール、日本ガイシホール、さいたまスーパーアリーナ(全て2デイズ)公演を実現。昨年12月から体調不良のために活動を休止している芹奈が不在の中、かれん、MAYU、manaka、アサヒのメンバー4人で全国アリーナツアーを完走した。ライブはリトグリの歌声やハーモニーの魅力が存分に詰まったエールソング「I BELIEVE」で躍動感たっぷりに幕を開け、CMソングとしてヒットした「世界はあなたに笑いかけている」や「青い風に吹かれて」など、会場に集まった大勢の観客の笑顔とクラップを引き起こす楽曲を続け、ライブならではのオーディエンスとの一体感を生み出した。そして、NHKラグビーテーマソング「ECHO」では右手を高々と掲げて赤く燃える情熱を歌ったあと、アサヒは会場をぐるりと見渡し、「この広さ、感動しますね。しかも、今日はツアーファイナルということで感慨深いです」と語ると、かれんは「皆さんと直接、顔を見ながらライブができる幸せに気づきました」と感謝の気持ちを伝えた。ここから、ファンキーなディスコチューン「Be My Baby」や「Baby Baby」、ラテンビートの妖艶なR&B「move on」や「SPIN」など、洋楽的アプローチにチャレンジした楽曲で年齢や経験を重ねた上で獲得した新たな一面を見せ、全編英語歌詞のダークなエレクトロニカ「Waves」では、生の多重コーラスと深みと激しさを増した歌声で観客を圧倒した。衣装を着替えた後半は振ると音が鳴る“コーレスバルーン”を持って登場。中学生のメンバーもいた頃の初期の楽曲をメドレーで明るく元気にパフォーマンスした後、カラオケ人気の高い「いつかこの涙が」や世界的なアカペラグループのペンタトニックスとコラボした「Dear My Friend」を感情たっぷりに歌い上げた。仲間との出会いや別れ、再会の約束を込めた2曲のバラードに続き、manakaが「新生活で不安を抱えている方もいらっしゃると思いますし、頑張れる日ばかりではないと思います。私たちもそんな日がありましたけど、歩き続けたら、そんな日も大切に思える自分がいるなと、メンバー5人で話していて歌詞を使った曲があります」と語り、メンバー作詞による「足跡」をドラマチックに歌唱。さらに、「STARTING OVER」「青春フォトグラフ」と、この7年間の歩みを振り返りながらも未来に目を向けた楽曲で凛としたハーモニーを響かせ、ベストアルバムに収録された新曲で、「私たち5人と一緒に前を向いて歩いていけたらいいな」(MAYU)という願いを込めた「VIVA」でオーディエンスに感動を誘う歌声を届け、大きな拍手とコーレスバルーンが会場に鳴り響く中でメンバーはステージを後にした。「限られた時間の中、前を向いて笑って生きていたい」アンコールではかれんが「日々、生きていれば、楽しいことや嬉しいことばかりじゃなく、悲しいことやしんどいこともあると思います。でも、私は悪いことの次には、いいことがくるといつも信じています。一度きりの人生、限られた時間の中、下を向くのではなく、前を向いて笑って生きていたいと思ってます」というメッセージを伝え、最後にリリース前の新曲「君といれば」を初披露。観客のペンライトによる満天の星空の下で未来に向けた次の一歩を示し、コロナ禍とメンバー不在という試練と困難を乗り越えた初の全国アリーナツアーは幕を下ろした。なお、2020年より延期となっていた「Little Glee Monster Live Tour 2020 >BRIGHT NEW WORLD<」について全ての会場の公演日程が確定し、追加会場を含む全国30ヵ所全32公演で開催されることが発表となった。本公演は2021年に開催にあたり、タイトルを「Little Glee Monster Live Tour 2020→2021 >BRIGHT NEW WORLD<」とし、振替公演でありながらも、Little Glee Monsterがこの1年間に培ったエネルギーを全国にお届けするホールツアー公演にするとのこと。写真:Yusuke Satou【公演情報】『Little Glee Monster Arena Tour 2021 “Dearest ∞ Future“』4月18日(日) さいたまスーパーアリーナセットリストM1. I BELIEVEM2. 世界はあなたに笑いかけているM3. 青い風に吹かれてM4. ECHOMCM5. Be My BabyM6. Baby BabyM7. move onM8. SPINM9. WavesBAND Inst 「I Feel The Light」M10. メドレー全力REAL LIFEHop Step Jump!Don’t Worry Be HappyM11. いつかこの涙がM12. Dear My FriendMCM13. 足跡M14. STARTING OVERM15. 青春フォトグラフMCM16. VIVAENCOREMCM17. 君といれば (新曲)「Little Glee Monster Live Tour 2020→2021 >BRIGHT NEW WORLD<」【追加会場】9月20日(月・祝) 石川・本多の森ホール11月3日(水・祝) 宮城・仙台サンプラザホール12月17日(金) 福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール【全公演スケジュール】6月28日(月) 愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール6月29日(火) 愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール7月3日(土) 鳥取県 米子コンベンションセンター7月4日(日) 島根県 出雲市民会館7月9日(金) 神奈川県 よこすか芸術劇場7月16日(金) 和歌山県 和歌山県民文化会館 大ホール7月18日(日) 滋賀県 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール7月19日(月・祝) 奈良県 なら100年会館 大ホール8月20日(金) 佐賀県 佐賀市文化会館 大ホール8月21日(土) 長崎県 島原文化会館 大ホール8月23日(月) 熊本県 熊本県立劇場 演劇ホール 大ホール8月25日(水) 宮崎県 宮崎市民文化ホール8月26日(木) 大分県 大分iichikoグランシアタ9月5日(日) 埼玉県 ウェスタ川越 大ホール9月9日(木) 福島県 いわき芸術文化交流館アリオス9月12日(日) 群馬県 ベイシア文化ホール 大ホール9月19日(日) 福井県 フェニックス・プラザ9月20日(月・祝) 石川県 本多の森ホール(※追加公演)10月14日(木) 青森県 弘前市民会館10月15日(金) 秋田県 能代市文化会館10月19日(火) 北海道 カナモトホール(札幌市民ホール)10月21日(木) 北海道 旭川市民文化会館10月31日(日) 沖縄県 沖縄コンベンションセンター劇場棟11月3日(水・祝) 宮城県 仙台サンプラザホール(※追加公演)11月12日(金) 新潟県 長岡市立劇場11月14日(日) 長野県 ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)大ホール12月2日(木) 岡山県 岡山シンフォニーホール12月4日(土) 広島県 上野学園ホール12月5日(日) 山口県 周南市文化会館12月17日(金) 福岡県 福岡サンパレス ホテル&ホール(※追加公演)12月20日(月) 大阪府 フェスティバルホール12月21日(火) 大阪府 フェスティバルホール※公演開催にあたり、随時新型コロナウイルスの感染状況を鑑みながら、各自治体の対応方針を元にガイドラインを定め、皆さまに安心してお越しいただけるよう感染予防対策に最善を尽くして参ります。※今後の感染状況及び政府・自治体、並びに業界団体等の対応方針によって、ガイドラインが変更となる可能性もございます。随時本公演特設サイト等でお知らせいたしますので、ご確認をお願いいたします。※振替公演開催の公演を対象とした、チケット払い戻し受付を行います。最後の払い戻し受付となります。期間外の払い戻しはできませんのでご注意ください。詳しくは特設サイトにて:
2021年04月18日名門大学を舞台に日本が抱える問題を描くブラックコメディ『今ここにある危機とぼくの好感度について』に主演する松坂桃李さん。アナウンサーから大学の広報に転身した神崎真を演じる。渡辺あやさんのオリジナルブラックコメディに主演。「真は大変なことから、ことなかれ主義で逃げ続けてきた人。好感度という鎧をつけて立ち回ってきたけれど、転職した大学で不祥事の嵐にひとり放り込まれ、その鎧がいとも簡単に剥がれます。その時に出る情けなさはしっかり出そうと意識して演じました。コメディということで、本人はいたって真面目で必死なのに人には滑稽に見える姿を、共演者のみなさんとバランスをとりながら出せたらとも思いました」脚本は『カーネーション』や『ジョゼと虎と魚たち』などで知られる渡辺あやさんによるオリジナル。そして、出演者には松重豊さん、國村隼さんら、錚々たる役者がずらり。「時世を切り取る鋭い観察眼でもって書かれた渡辺さんの脚本の強さがあってこそ、これだけのキャストが集まったと思いますね。会議室に一堂に会するシーンがあるんですが、みなさん本気で演じて、本気でふざけるんです。真面目に、コミカルに、絶妙なバランスでのお芝居を真っ向から受けられることは、今回主演という立ち位置でやらせてもらったからこそ味わえた贅沢でした」また、「聞くだけでワクワクする」というユニークなタイトルには、ある想像を巡らしている。「渡辺さんが僕の仕事モードな振る舞いを見て、お考えになったのかもしれません。というのも、所属するトップコートの社訓が“クリーンな品とポップさ”なんですけど、僕には初対面の方とお会いする時に、その2つを徹底して意識する癖がついてるんです。渡辺さんがそこを見抜いてタイトルをお考えになり、真のキャラにも取り入れたら面白いと思ったのではないかと。答え合わせはしていないので、想像ですけどね」芸能界にいる以上、意識せざるを得ない好感度。どう考えている?「CMもやらせていただいてますし、常日頃気にしています(笑)。実際、日本の芸能界は好感度に支えられている面も大きいと感じますね。たとえばハリウッドスターは選挙で支持する候補者を明言しますけど、日本では『これを言ったら、こうなるだろうな』という結果が発言に常にくっついてくるというか。かといって、海外の見様見真似で好き放題言うのも違うと思うんです。その国それぞれの宗教や文化があり、国民性も異なりますから。ただ、もう少し日本に風が通るようになるといいなと。エンターテインメントも、見てくださる方の心に風を通したり、癒したりするものであってほしい。僕は、作品の意図や本質をそのまま届けることも役者の仕事だと思っています。なので、ネットのコメントに左右されて、本質から外れることは避けたいんです。そのためにもテレビドラマが前に全部撮り終えられるフォーマットで作れるといいですね」『今ここにある危機とぼくの好感度について』元局アナの知名度とキャリア、そして抜かりなさを買われ、大学の広報職に就いた神崎真。転職先で研究不正疑惑やテロ予告など次々と問題が勃発。何とか言い逃れようとするが、クセの強い上司や正義感に溢れる新聞部の学生たちに振り回されてしまう。『今ここにある危機とぼくの好感度について』4月24日より毎週土曜21:00~NHK総合にて放送。まつざか・とおり1988年10月17日生まれ。神奈川県出身。2009年、『侍戦隊シンケンジャー』主演で俳優デビュー。’19年、『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。公開待機作に『いのちの停車場』『孤狼の血 LEVEL2』など。EX『あのときキスしておけば』が4月30日スタート。※『anan』2021年4月21日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・TAKAFUMI KAWASAKI(MILD)ヘア&メイク・髙橋幸一(Nestation)インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2021年04月18日元SMAPで俳優の草なぎ剛が16日、YouTube公式チャンネル『ユーチューバー 草なぎチャンネル』の動画「日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞&最優秀作品賞を受賞しました!本当にありがとうございます!【ミッドナイトスワン】」に出演。先月19日の第44回日本アカデミー賞授賞式を振り返り、俳優・吉沢亮について語った。『ミッドナイトスワン』が最優秀作品賞に輝き、自身も最優秀主演男優賞を受賞したことを受け、「本当にみなさん、ありがとうございます」と感謝した草なぎ。授賞式に緊張しつつも、「こういうYouTubeの部屋とは違って刺激的な空気を吸うのはすごく大事」と実感したという。また、大河ドラマ『青天を衝け』で共演中の吉沢亮もプレゼンターとして参加していたことから、「会場に吉沢亮くんもいてくれて。すごい安心したの。最近会って、知ってる人がいてくれると思って」「亮くんにも感謝」と心の拠り所となった様子。「亮くんともこれからすごくシーンが増えて来て。今、NHKで撮影していて。合間とかでめちゃくちゃ話すわけではないんですけど、すごいセリフがお互いにどんどんあったりするので、空気がすごく良くできあがってきていると思う」と関係性は作品にも反映されているようで、「お芝居をしていて亮くんからすごく伝わって来るものがある」と称賛の言葉を送っていた。
2021年04月18日「最後の将軍ということで特別な思いはあります。物事の始まりってすごくどきどきわくわくするんですけど、最後に終わらせるのはどういう感じなのかなと思って、そこに興味を持ちました」大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合・毎週日曜20時〜)の徳川慶喜役のオファーを受けたときの感想をそう話す草なぎ剛さん(46)。何を考えているのか表情から読み取れない草なぎさん演じる慶喜は、ハマリ役ともっぱらの評判だ。「とても恐縮です。本当に何も考えないでやっているので(笑)。最初の打ち合わせで演出の黒崎監督と、つかみどころのない感じがいいんじゃないかと話し合いました。でもそれがのちに、大きな器を持つ人間に見えるようになればいいなと。面白い役どころだと思っています」そしてもうひとつ、慶喜と顔がそっくり!?とSNS上で話題になっている。「なんか似ていると思った。ツイートであげてくれている人がいて、似てるなぁと。メークさんが似て見えるようにしてくれているのかも(笑)」渋沢栄一を演じる吉沢亮(27)とは初共演になるそう。「とてもピュア。純粋なオーラが漂っていて、体もスマートなのかなと思ったんですけど、体幹がしっかりしている。あふれ出るエネルギーはまさしく栄一にぴったりだなと思っています」慶喜と栄一が今後どう出会い、関係を築いていき世を変えていくのか、草なぎさんの名演とともに楽しみにしていきたい!「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月18日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「Girls2(ガールズガールズ)」です。朝のキッズ向けバラエティ番組『おはスタ』でGirls2のメンバーと共演しています。共演をきっかけに、すっかりGirls2にハマってしまいました。僕がレギュラーを務める火曜日は、クレア(増田來亜)ちゃん(注:3月におはガールを卒業)とキラ(山口綺羅)ちゃんが出演しているので、まず、この2人のことを覚えました。Girls2ヤバない!?と気付いたのは、この2人の名前さえ覚えていない当時のことです。番組内で2人がグッモーダンスというダンスを踊ってくれるのですが、それがうますぎて何この子たち!?と思ったのが最初の衝撃。それまでは、まあかわいい女の子たちを集めたアイドルグループなんだろうな、くらいの認識でしたが、キレキレのパフォーマンスに圧倒されてしまいました。それで、気になってGirls2のことをちゃんと調べたら、彼女たちはEXILEなどを輩出するLDHのダンススクールで学んだ、本格的なガールズ・パフォーマンスグループなんだということを知りました。そこからMVを見たり、メンバーの顔と名前をしっかり覚えたりして、彼女たちのダンスをめちゃくちゃ堪能しています。(石井)蘭ちゃんの筋肉をはじいて踊る、ポッピンとかめっちゃすごいので、ぜひみなさんにも見ていただきたいです。彼女たちの活動で素晴らしいなと思うのは、支持層が小・中学生、もっと言えば幼稚園や保育園に通う女の子たちだということ。幼い子どもたちの憧れの存在なんですよね。『おはスタ』のようなキッズ番組に出演しているのもそうですし、全員が、悪と戦う変身ヒロイングループの活躍を描く『ガールズ×戦士シリーズ』にも出演している。NHK EテレでEXILEのUSAさんとTETSUYAさんらがやっている、キッズ向けダンス番組『Eダンスアカデミー』にも出ています。ダンスが体育の必修科目となった今の子どもたちにとってダンスが踊れることってすごく大事で、できたらかっこいいこと。そこをちゃんと押さえて、子どもたちの憧れとなる元気で明るいロールモデルを生み出している事務所の方針も半端ないな、と思います。また、彼女たちが自分より幼い子どもたちの憧れとなっていることに誇りを持って活動しているのが近くで見ていて分かるので、それも素晴らしいと思います。自分たちもまだティーンエイジャーなのにすごい夢を与えている。めちゃくちゃかっこいいです、Girls2!おかざきたいいく『おはスタ』(テレビ東京系)火曜日にレギュラー出演中。5/26に約3年ぶりとなるコンセプトアルバム『OT WORKS II』をリリースする。※『anan』2021年4月21日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年04月17日「DESIGN MUSEUM BOX展 集めてつなごう 日本のデザイン」が、銀座ソニーパーク(Ginza Sony Park)にて2021年4月24日(土)まで開催。日本各地の“デザインの宝物”が集結「DESIGN MUSEUM BOX展 集めてつなごう 日本のデザイン」は、NHK Eテレの番組「デザインミュージアムをデザインする」と連動した展覧会。同番組に出演した、森永邦彦、辻川幸一郎、水口哲也、田川欣哉、田根剛といった5人のクリエーターが“デザインミュージアム”を考えていく中で、全国各地にある博物館工芸館や企業ミュージアムに秘蔵されている“宝物”をデザインの視点からピックアップ。各地で発掘された“デザインの宝物”を一堂に集め、「DESIGN MUSEUM BOX」として展示する。奄美の装束「ハブラギン」を森永邦彦がリサーチアンリアレイジ(ANREALAGE)のデザイナー・森永邦彦は、鹿児島・奄美で祭祀を司ったノロが着用した装束「ハブラギン」をリサーチ。柄と無地、シルクとコットンなど性質が異なる布を繋いで縫い合わせた「ハブラギン」に、森永は“服に、着る人を守るという強い意志が込められているデザイン”を見出した。会場には、本物の「ハブラギン」や、リサーチに触発されて森永が新たに作った服などが登場する。田根剛は縄文時代のデザインに着目“デザインとは近代だけのものではない。1万年前、縄文時代からデザインはあった”と考える建築家の田根剛は、竪穴建物復元などを試みる岩手・一戸の御所野縄文博物館に着目。縄文時代に人が集まり定住を始めた“ムラの暮らし”から生まれたデザインを、御所野遺跡から出土した土器などを通して紐解いていく。その他、日本玩具博物館に所蔵されている様々なコマや、柳宗理の工房に見る創作のプロセス、ピアノ全体がスピーカーの役割を果たす「トランスアコースティックピアノ」などを、各クリエーターの“デザインの視点”とともに紹介する。【詳細】DESIGN MUSEUM BOX展 集めてつなごう 日本のデザイン会期:2021年4月10日(土)~4月24日(土)※当初は2021年5月9日(日)まで開催予定だったが、4月24日(土)にて会期終了。時間:11:00~19:00会場:銀座ソニーパーク(Ginza Sony Park)住所:東京都中央区銀座5-3-1入場料:無料【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:050-5541-8600
2021年04月17日【連載】玉置妙憂の心に寄りそう人生相談<第72回>数々のメディアにも紹介され大反響を呼んでいる新書『死にゆく人の心に寄りそう〜医療と宗教の間のケア〜』(光文社)の著者・玉置妙憂さんが毎週、読者の悩みに寄りそい、言葉を贈ります。【今回の相談内容】1月に夫をがんで亡くしました。本人が望んでいた通りの在宅での看取り。希望を叶えられたのはよかったと思っているのですが、それでも他にもっと何かしてあげられることがあったのではとの後悔もあり、まだまだ気持ちの整理はついていません。そんな中、同居する娘(次女)の振る舞いが気持ちの余裕をどんどん奪ってきます。娘は強迫性障害がひどく、一日に何度もシャワーを浴びないと、落ち着いていることができません。それを責めるべきではないとわかっていますが、一緒に暮らしていると、どうしても目についてしまいます。また、平気で嘘をつくことも多々あり、それがさらに私の心を苛立たせます。ただでさえ、悲しく辛いときに苛立たせる娘の振る舞い。気持ちを整えるにはどうしたらいいでしょうか。(61歳・女性・主婦)【回答】夫さまを看取られたとのこと。大仕事をなさいましたね。まだまだ日も浅いですから、お気持ちが千々に乱れることもおありでしょう。無理もありません。私たちには“時間薬”という強い味方がついていてくれますが、気持ちが整ってくるまでには、2年くらいの月日が必要と気長にかまえていてくださった方がよいように思います。大切な人を失った悲しみを癒すには、そのくらいの時間をかける必要があるということです。そんな中にあって、娘さんの行動がいちいち目についてしまうというのも、これまた無理もないこと。私たちは、それぞれに“許容のコップ”を持っていて、それには上限があると思うのです。心身ともに快調で、物事も万事うまくいっているような時には、コップの容量に余裕があります。だから少々のことは、大目に見られるのです。でも、身体の調子が悪い時や、今回のように大切な人を看取られたばかりなどという時には、コップは既にいっぱいいっぱいです。そうなれば、ちょっとの刺激で、たとえ普段は気にならないようなことであったとしても、コップは溢れ出してしまうでしょう。娘さんが悪いわけでも、ましてやあなたが悪いわけでもない。今、そういう状況にあるというだけです。一番手っ取り早い対策は、コップを溢れさせる原因から物理的距離を置くということです。今回の場合で言えば、娘さんとの距離をとるということですね。でも、一緒に暮らしていらっしゃるのですから、物理的な距離を置くことはそう簡単ではないでしょう。わかります。では、せめて、心の距離はとってみようではありませんか。「どうしても目に付く」という状況になったとき、私たちはそれをコントロール不能な状況と考えがちですが、「どうしても目に付く」のではなく「自分が積極的に見てしまっている」のだ、ということが案外あるのです。つまり、自分が見ているのですから、事象の軸は自分にあり、コントロール可能だということです。ぜひそこに気づいていただきたい。自分の心を守るバリアをしっかりイメージしていただいて、3回に1回でいいので、娘さんの行動から目を離してみてください。【プロフィール】玉置妙憂(たまおきみょうゆう)看護師・看護教員・ケアマネ−ジャー・僧侶。「一般社団法人大慈学苑」代表。著書『死にゆく人の心に寄りそう』(光文社新書)は8万部突破のベストセラー。NHK『クローズアップ現代+』、『あさイチ』に出演して大きな話題に。現在、ニッポン放送『テレフォン人生相談』のレギュラーパーソナリティを務める。
2021年04月16日2021年4月16日、俳優の若松武史さんが亡くなったことが明らかになりました。70歳でした。所属事務所の発表によると、若松さんは同月14日に息を引き取ったとのこと。若松さんは長年、甲状腺がんで闘病しており、体調悪化をきっかけに、およそ2年前から療養に専念していたそうです。1988年に放送された大河ドラマ『武田信玄』(NHK)で武田信繁役を演じ、人気を博した若松さん。その後も『翔ぶが如く』や『龍馬伝』など大河ドラマに出演するだけでなく、映画や舞台など幅広く活躍してきました。右から2番目が若松さん若松さんの逝去について、所属事務所はウェブサイトでこのようにコメントを掲載しています。弊社所属、若松武史(享年70)は病気療養中のところ、2021年4月14日AM8:51に永眠いたしました。これまでご支援いただきましたファンの皆様、関係者の皆様には、生前にご厚誼に深謝し、謹んでご報告申し上げるとともに故人のご冥福をお祈りいたします。葬儀・告別式につきましては、ご家族の意向により近親者にて執り行われましたことをご報告申し上げます。また、後日お別れ会を設けさせていただく予定です。日程など詳細につきましては、改めてご案内させていただきます。ケイセブン中村屋ーより引用威厳のある見た目と演技力で、若松さんは『武田信玄』をはじめとする出演作品で活躍してきました。訃報に対し、「武田信繁役が本当に素晴らしかった」「渋く、色気のある演技が大好きでした」といった惜しむ声が上がっています。ご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2021年04月16日3月下旬の雨上がりの平日、都内にある商業施設の前に向井理(39)の姿が。大通り沿いということもあり、向かいの施設からも女性たちの熱い視線が注がれていた。「4月から始まる川口春奈さん(26)主演の連ドラ『着飾る恋には理由があって』(TBS系)の撮影です。川口さんと横浜流星さん(24)が、ルームシェアを契機にひとつ屋根の下での共同生活を始める物語です。向井さんは、川口さんが勤めるインテリアメーカーの社長で、彼女からひそかに思いを寄せられるという役どころです」(ドラマ関係者)向井といえば2010年のNHK朝ドラ『ゲゲゲの女房』でヒロインの夫役で出演して大ブレーク。「それから数年はおもに主演としてドラマや映画に登場しましたが、近年では助演としての活躍が光るようになっています。特に今年1月に放送されたドラマ『バイプレイヤーズ』(テレビ東京系)では本人役で登場。自分の出演作を『バズらせたい!』と意気込み、『半沢直樹』(TBS系)や『ドクターX』(テレビ朝日系)の名ぜりふを入れたはじけた演技で“二枚目キャラ崩壊”と話題になりました」(テレビ局関係者)彼が主演作にこだわらなくなった理由は2つあるという。「結婚が大きな転機だったようです。仕事と家庭生活を両立するため、時間の拘束が長くなる主演作は慎重に選ぶようになったとも聞いています」(制作関係者)向井は’14年12月に国仲涼子(41)と結婚。5歳の男児と’18年に第2子を授かった。「向井さんは学生時代にサッカー部で、息子さんに教えていたそうです。最近、息子さんがサッカー教室にも通うようになり、その送迎は向井さんの担当だそうです。料理も得意で、奥さんが忙しいときは率先して台所に。丁寧にだしをとった大根の煮物やブリの照り焼きが定番の献立だとか。栄養に偏りが出ないよう、野菜が苦手な子供たちのために、すりおろして味噌汁に入れるようにしていると聞きました」(夫妻の知人)2点目は向井が来年40代を迎えることだという。「もともと向井さんは“攻める”より“受ける”芝居が好きで、40代を見据え、記憶に残る脇役を演じることに興味があるそうです」(前出・制作関係者)向井はインタビューでもこう語っている。《実際、そこにその人が存在していることで話が成立するんだったら、それでいいと思うし。だから理想は笠智衆さんだって僕はずっと思っているんですよね。『寅さん』のように振り向いて『おう』って言うだけで映画が終わるっていう(笑)》(『cinemacafe.net』’19年6月19日付)“令和の笠智衆さん”を目指す向井の今後の出演作に期待♪「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月16日「これ以上とても無理だということだったら、スパッとやめないといけない」4月15日、テレビ番組の収録で東京オリンピック・パラリンピックの開催について、こう言及したのは自民党の二階俊博幹事長(82)だ。各メディアによると、番組司会者から「中止の選択肢もあるのか」と問われた二階氏。すると、「当然だ。オリンピックでこの感染病をまん延させたら、何のためのオリンピックか分からない」「その時の(感染状況)の判断で良い」と答えたという。今年1月5日には記者会見で、「自民党として開催促進の決議をしても良いくらいに思っている」「開催しないという考えを聞いてみたいくらいだ」と強調していた二階氏。だがその3日後には、緊急事態宣言が首都圏1都3県に発出されるなど感染状況は深刻化している。現在も宮城県、大阪府、兵庫県、東京都、京都府、沖縄県に「まん延防止等重点措置」が実施されている状況だ。さらに15日には、大阪で1,208人と過去最多の新規感染者も報告された。わずか3カ月で一転した二階氏の発言は、ネットでも波紋が広がっている。《何を今更。判断遅すぎ。今から考えるの?》《今更!?もう100日しかないのに何がしたいのか……》《言うの遅すぎですよ。聖火リレーもう各地でやってるんだから》《早く決断を。変な期待を持たせないで》オリンピック開催まで、14日で残すところ100日を切った。NHKの報道によるとIOCのコーツ調整委員長は、「大会は必ず開催され、7月23日に開幕する」と予定通り執り行うことを強調。3月25日に福島県から出発した聖火リレーも継続されており、各競技では五輪内定者が続々と選出されている。着々とセレモニーや選考大会が進められるいっぽう、国外でも懸念は広がっているという。「米紙ニューヨーク・タイムズは、ワクチン接種が遅れていることから開催を考え直すよう訴えています。英BBC放送も、感染力の強い変異ウイルスの感染拡大を懸念しています。公益財団法人『新聞通信調査会』は、昨年12月から今年1月にかけて5カ国世論調査(アメリカ、フランス、中国、韓国、タイ)を実施。各国約1,000人の回答を得た結果、五輪を『中止・延期すべきだ』という回答は70%を超えました」(全国紙記者)“五輪中止の選択肢”発言が大きく波紋を呼んだ二階氏。同日中に「自民党として安全、安心な大会の開催に向け、しっかり支えていくことに変わりはない」と釈明文書を発表し、改めて開催の意向を強調した。果たして、オリンピックは確実に実施されるのだろうかーー。
2021年04月15日新垣結衣(32)が22年に放送されるNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演すると明らかになった。大河初出演となる新垣が演じるのは、主演・小栗旬(38)演じる北条義時の初恋の人・八重だ。NHKの公式サイトによると、新垣は「辛い宿命を抱えながらも心に宿した愛を生涯失うことがなかった、ある意味では秘めた強さを持った女性なのではないかと想像します。諸説ある中、断片的ではありますが八重の人生を知ったとき微かに胸が震えるような気がしました」とコメント。また大河ドラマと脚本家・三谷幸喜氏(59)の作品に初出演することについて、「全て楽しみながら真摯に向き合っていけたらと思います」と意欲を見せている。今年1月2日に放送された『逃げるは恥だが役に立つガンバレ人類!新春スペシャル!!』(TBS系)でも、6年ぶりの“みくり”を演じて話題を集めた新垣。いっぽう出演ドラマが決定するたびに大々的に取り上げられる新垣だが、出演作品はそう多くはない。「新垣さんは18年放送の『獣になれない私たち』(日本テレビ系)に出演して以来、ドラマから遠ざかっていました。しかし昨年、ムロツヨシさん(45)主演の『親バカ青春白書』(日本テレビ系)に登場。新垣さんは助演として、亡くなった妻役を好演しました。主演級である新垣さんですが、“充電期間”の間に『役者としてはマイペースにやっていきたい』と考えるようになったそうです。出演作品が少ないのも、そういった意向が反映されているのでしょう。しかしその希少性が、逆に彼女への注目度を高めることになっています」(芸能関係者)“充電期間”を経て、再び役者として動き始めた新垣。『テレビブロス』19年4月号では、方向性についてこう語っていた。《これまでありがたいことに主役とかヒロインばかりをやらせていただいていたので、今後は脇で支えるような役にももっと挑戦してみたいかも》「脇で支えるような役にももっと挑戦してみたい」ーー。そんな選択によって、むしろ注目度が増した新垣。その起用は、大河ドラマの制作サイドにも恩恵をもたらすことになりそうだ。「三谷さんは新垣さんの役柄について、『スリリングなキャラクターになっています』とほのめかしていました。すでにSNSでは、『大河はあまり見たことないけどガッキー出るならみたい』といった期待の声も上がっています。ただでさえ小栗さん主演で注目度が高いなかで、そこに助演として新垣さんのような主演級が起用できれば“鬼に金棒”。ニュースとして扱われる機会も倍増するので、話題性の面でも相乗効果をもたらしてくれます。特に新垣さんのドラマ出演は“レア”とされています。そのため、視聴率アップや新たな視聴者獲得も見込めるのではないでしょうか」(テレビ局関係者)“最強の助演”としてキャスティングされたガッキーが、作品を盛り立ててくれそうだ。
2021年04月15日「三谷さんが『新しい大河を作りたい』と会見でおっしゃっていて、どんなことになるのかますます予想もできません。それもすべて楽しみながら真摯に向き合っていけたらと思います」こうコメントしたのは女優の新垣結衣(32)。4月15日、彼女が来年放送の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)に出演すると発表された。新垣が大河に出演するのは今回が初めて。そのため、ネットでは《ガッキー初大河!おめでとうございます!》《ガッキーが初大河……嬉しすぎる》《初大河楽しみ》と喜ぶ声が上がっている。彼女が演じるのは同作の主人公・北条義時の初恋の人にして、源頼朝にとって最初の妻である八重。12年の大河ドラマ『平清盛』(同局)にも登場し、当時は福田沙紀(30)が演じていた。実はこの八重、“壮絶な人生を送った女性”として語られている。「八重は平家の管領である伊東祐親の娘でしたが、頼朝との子・千鶴丸を生みました。すると祐親は『清盛に知られては一大事』と、家来に命じて千鶴丸を川に沈めて殺してしまうんです。さらに頼朝と引きはがされた八重は、のちに頼朝が身を隠す北条の屋敷を訪問。ところが頼朝はすでに政子と結ばれており、悲恋にやぶれた八重は入水したと伝えられています」(歴史に詳しいライター)我が子が殺された上に入水した八重。そして、そんなつらすぎる役柄を演じることとなった新垣。ネットでは、複雑な胸中を明かすファンの声も上がっている。《調べたけど八重姫ってめちゃくちゃ可哀想な人じゃん……、それガッキーが演じるとなるともう苦しくなること間違いない》《八重姫をググったところ地獄すぎて虚無の顔してる》《八重姫……あぁ八重姫……ガッキーがあんな目に……っていう気持ちと今までにないくらいの超絶辛いガッキーの演技を観ることができるのかっていう気持ちが戦っている》「八重の人生を知ったとき微かに胸が震えるような気がしました」とも明かしている新垣。はたして、どんな演技を見せてくれるだろうか?
2021年04月15日三浦春馬さん(享年30)の出演する映画『太陽の子』。その公開が、8月6日に決定した。共演は柳楽優弥(31)、そして有村架純(28)だ。『太陽の子』は“日本の原爆開発”を背景にしたフィクションの青春群像劇。昨年8月にNHKでドラマ版が放送されたところ、大きな反響を呼んだ。NHKの公式サイトによると、映画版はドラマ版とは違う視点で描かれているという。同作でも好演を見せた有村。だが実は近年、演技に悩んでいたようだ。月刊誌『MORE』20年11月号のインタビューでは《ここ2年ほど自分の気持ちをずっと消化しきれないというか、お仕事についても悩みがあって》と心情を吐露している。「これまで有村さんは『私、女優に向いていない……』と何度も悩むことがあったそうです。特に18年の映画『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』は、彼女にとって苦しい作品だったといいます。同作では夫を突然亡くし、夫の連れ子の母として生きる役を体当たりで演じました。葛藤する役柄に影響されたのか、『私は女優として本当に必要なのだろうか……』と悩むようになったといいます」(有村に近しい関係者)そんな彼女のターニングポイントとなったのが、『太陽の子』だった。そこでアドリブを実践したところ、三浦さんから嬉しい反応があったという。「柳楽さんら3人で手を取り合うシーンがあるのですが、それは有村さんのアドリブだったんです。戦時の緊迫下で兄弟が戦争の話に没頭するなか、彼女が『戦後のことは考えていないのか!』と叱咤する重要なシーンです。台本には書かれていないものの、有村さんが2人に“どうしても生きていてほしい”と手をとって伝える。そんな迫真の演技を、三浦さんは絶賛していました」(ドラマ関係者)女優として苦悩していた有村を、三浦さんが激励した。そのことで、彼女は吹っ切れたようだ。「演技に悩みがちだった彼女は“自分らしく演じる楽しさ”に再度、気づかされたといいます。しかし、その矢先に三浦さんの訃報が伝えられてたのです。有村さんのショックは大きかったでしょう。しかし悲しみに暮れながらも“思いがけないことがあっても、しっかり前を向く”と決意。三浦さんとの思い出を今後の糧にしていくことにしたそうです」(前出・ドラマ関係者)『太陽の子』で転機を与えられた有村。三浦さんへの感謝の念は絶えないだろう。
2021年04月15日現在放送中の連続テレビ小説「おちょやん」が、昨日4月14日(水)に撮影終了したことが明らかに。ヒロイン千代を演じきった杉咲花は「いまの自分にできることは精いっぱいやりきれたのではないかと思うと、感無量です」といまの思いを語った。連続テレビ小説第103作となる今作は、女優の道を生き抜き、「大阪のお母さん」と呼ばれるようにまでなった、ひとりの女性の物語。およそ1年にわたり行われた今作の撮影。杉咲さんは「出演者のみなさん、スタッフのみなさんがこの作品を愛して、自分の仕事に誇りを持っていて、その姿がひとりひとりみんな輝いていて、本当にすてきな現場でした」と語り、「悔しい思いになったこともたくさんありましたが、それ以上に現場が楽しくて、おちょやんという作品が大好きで、一生この現場で演じていたいと思うほど毎日が幸せでした」とふり返る。そして「本当に、毎日現場に行くのが楽しみだったので終わってしまうのはとてもさみしいですが、いま、千代という役に対してやり残したことはないと感じています」とやり切ったとコメントしている。11月30日より放送がスタートした本作。放送は5月15日(土)まで続き、5月17日(月)からは清原果耶がヒロインを務める第104作「おかえりモネ」の放送が始まる。連続テレビ小説「おちょやん」は月-土8時~NHK総合、7時30分~BS4K・BSプレミアムほかにて放送中。※土曜日は1週間をふり返り(cinemacafe.net)
2021年04月15日イタリア、⽶国、英国など5カ国合作による、ミステリー歴史ドラマの超⼤作『レオナルド 〜知られざる天才の肖像〜』がWOWOWで5月27日(木)に放送・配信スタートとなる。この度、今作の二ヶ国語版に新たな命を吹き込む豪華声優陣が発表された。ルネサンス期のイタリアで、名画「モナ・リザ」などで知られる最高の芸術家でありながら、科学全般にも詳しく発明家でもあった実在の天才レオナルド・ダ・ヴィンチ。“彼が殺⼈容疑で逮捕される”というスリリングなフィクションを物語の起点とし、天才であるがゆえに数々の奇抜な伝説を⽣んだ彼の謎に満ちた半⽣を描写。レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年を経て明かされる、彼が手がけた作品の創作秘話など⾒る者の知的好奇⼼をくすぐる全8話の壮⼤なドラマとなっている。さらに今作はWOWOW欧⽶ドラマでは初の4K放送となるので、美しく華麗な映像も合わせてお楽しみいただきたい。そして、レオナルド・ダ・ヴィンチの誕⽣日である本日4月15日に声優陣が公開された。物語の主⼈公であるレオナルド役を『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』『おそ松さん』の小野大輔、レオナルドのスケッチのモデルを務めたことから彼と深く関わっていくカテリーナ役を『進撃の巨⼈』などのアニメはもちろん、数々の映画や海外ドラマで活躍する鷄冠井美智子、レオナルドを追い詰める役⼈・ステファノ役に『僕のヒーローアカデミア』、さらに『グッド・ドクター 名医の条件』で同じくステファノ役のフレディ・ハイモアが演じるショーン役を務める岡本信彦、当時ミラノを統治していたスフォルツァ家の当主・ルドヴィコ役に『NARUTO ーナルトー』や「スター・ウォーズシリーズ」などの吹き替えも担当する森川智之、ヴェネツィア⼤使・ベルナルド役を『鬼滅の刃』『ゴールデンカムイ』など様々な作品で多彩な活躍をしている小西克幸が務める。さらに、主⼈公レオナルドを揺り動かす3⼈の男に息を吹き込む声優たちにも注目だ。サルタレッリ役を『鬼滅の刃』『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』の平川大輔、ティエリ役を『呪術廻戦』、NHK連続テレビ小説『エール』の語りなど幅広い活躍をみせる津田健次郎、サライ役を『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム』「劇場版『黒執事 Book of the Atlantic』」などの前野智昭が務めるので、彼らがどのようにレオナルドと関わっていくのかも注目してほしい。ルネサンス期のイタリアを徹底的に再現し、さまざまな芸術作品も登場。華麗な映像で楽しむミステリアスな物語はもちろん、二カ国語版では、作品の世界観により深みを与える声優陣の演技とともに「レオナルド」の世界をたっぷりと堪能しよう。『レオナルド 〜知られざる天才の肖像〜』放送・配信日時:5月27日(木)スタート(全8話)[第1話無料放送]毎週木曜 23:00(二カ国語版)毎週月曜 22:00(字幕版)毎週日曜 14:00(字幕版)
2021年04月15日「(松田)優作、(原田)芳雄さん、根津(甚八)さん、菅原(文太)さん、蜷川(幸雄)さん、桑名(正博)さん、ジョン・レノンさん。みんな長生きしない人ばっかりで……。コンサートの当日、彼らに降りてきてほしいですね。客席のどこかに座ってくれないかな。席をつくろうかなと思うくらいですよ、名前をつけてね。ほかのお客さんを怖がらせてしまうかもしれないけど(笑)」低音が響く渋い声。白いジャケットに黒のシャツとパンツというモノトーンの色合いが実に似合う。宇崎竜童さん(75)が、4月29日、有観客で、妻で作詞家の阿木燿子さん(75)プロデュースで「宇崎竜童コンサート〜風のオマージュ」(東京国際フォーラム・ホールC)を開催する。天国の盟友ら9人(冒頭の8人に加え自身の同級生も)につくった楽曲を披露する内容。“その人に宛てた、もしくはその人が歌うことを思って書いた曲”の数々を歌うとともに、彼らにまつわるエピソードなどを語る予定だ。今回のコンサート用に新曲『風のオマージュ』も書き下ろした。「僕の気持ちに寄り添って、阿木が書いてくれた詞です。いい言葉を生んでくれるな、と思います。曲のクオリティを、詞が何倍にも膨らまして、奥深くしてくれる」夫婦が尊敬し合い、高め合って半世紀。2人がつくった『横須賀ストーリー』が、伝説の歌手・山口百恵さんの新境地を開いたエピソードはあまりにも有名。先ごろNHKで百恵さんの引退コンサートが放送され再び話題に上がっているということで、百恵さんとの思い出話を聞くとーー。「あのころ僕はカメラに凝っていて。百恵さんの引退コンサートのとき、『客席じゃなくカメラマン席にしてくれる?』って頼んでね。だから撮ることに専念していて、肉眼で百恵さんの姿を見た記憶がないんです。最後の曲が終わって、百恵さんがマイクを置くときに、初めて肉眼で見て、すっごい残念な気持ちになりました(笑)」夫妻が百恵さんに書いた曲は5年間で69曲。「1曲1曲大変でした。必ずヒットしなきゃいけないんですから」と話すが、それだけの曲をつくりながらも私的な交流はまったくなかったそうだ。「電話番号も知らないし、そもそも個人的に飯食おうとか、マネージャーを通さずに会うのはルール違反だと思っていますから。ただ、一回だけ『阿木さんと宇崎さんにごちそうしたい』と言われて、西麻布のイタリアンでおごってもらったことがありました。マネージャーも連れず、彼女おひとりでいらっしゃって。僕と妻と百恵さん。お金を払ったのは百恵さん(笑)。ワインをテイスティングしていましたから、百恵さんも20歳になっていたころでしたね」百恵さんが引退の決意を表明したのは21歳になってまもなく。この食事は“最後のお礼に”という気持ちがあったのかもしれない。引退から30年後にも、夫妻と百恵さんは久しぶりに会い食事をともにする機会があった。そのとき宇崎さんは、最初に自分たち夫妻に曲を依頼したのは誰だったのかを百恵さん本人に聞いている。「『ああ、私が言い出したことです』と百恵さんから直接、聞きました。すごいなと思ったのが、当時17歳ほどの少女がマネージャーにそういうふうに頼んで、マネージャーも“わかった”と聞いて本当に僕たちにオファーしてくれて。セルフプロデュース能力がやっぱり只者ではないですよね。さだまさし、谷村新司が百恵さんの曲をつくったときは、僕、外されたと思いましたけど(笑)。さださんについては、あれも百恵さんのオファーだったんじゃないかと僕は勝手に思っています。僕と百恵さんが一緒にやっていたラジオがあったんですが、そこで百恵さんが“さださんって面白いですね。『雨やどり』笑っちゃいました”というような話をしていて。その直後ですから、『秋桜(コスモス)』は」’14年には、百恵さんの長男・三浦祐太朗が宇崎さん夫妻の手掛ける舞台『フラメンコ曽根崎心中』のシンガーに選ばれている。「シンガーを探しているときに、阿木が若手のCDや音源を端から聴いていって、“この人いいんじゃない。誰?”ってスタッフに聞いたら、それが祐太朗くんだった。あの舞台のときは、百恵さんも『見たい』と言ってくれたのでご招待しました。それまで祐太朗くんのライブも見たことがなかったそうです」以後、百恵さんとは、年賀状のやりとりが続くのみだという。「あのね、親しくなってはダメなんですよ。曲を何曲書こうが、仕事相手とは絶対的な距離を持ちます。その人に向かって『これでもか』みたいなものをぶつけないと、よい作品は書けない。優しくなってしまうとダメなんです。百恵さんは、僕がぶつけた曲で想像を超えてきた完全なプロ。10代から20歳そこそこですごいです」才能と才能のぶつかり合いが名曲を生み、未来へと歌い継がれていくのだろう。「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月15日「印象に残っているのは、やはり桃太郎との一騎打ちですね。被告人・桃太郎の真実を暴いていくやりとりがあるので、そこはインパクトがありました」こう語ったのは女優・天海祐希(53)。冒頭のコメントは、3月29日に放送されたドラマ『昔話法廷~最終章・桃太郎裁判~』(NHK Eテレ)についてのNHK公式サイトでインタビューを受けたときのものだ。同ドラマは“もし昔話の登場人物が裁判で訴えられたら?”がテーマの異色作。天海は桃太郎と対峙する検察官を好演した。今回の検察官や、ドラマシリーズ『BOSS』(フジテレビ系)での特別犯罪対策室室長など、“仕事ができる女性役”を演じることが多い天海。そのためか、明治安田生命が’21年2月に発表した「理想の女性上司ランキング」では2位に選ばれている。しかし彼女自身はひそかに、“理想の上司役”からの卒業を目指しているという。天海に近しいスタッフは、こう語る。「以前、天海さんは『私はバリキャリのようなイメージが強すぎるみたいで、“カッコいい役”しかオファーがこないのよ。自分では大家族を支えるたくましいお母さんとか、サイコキラーみたいな凶悪犯とかも、演じてみたいんだけど……。もっとテレビ局も気軽にいろいろオファーしてくれればいいのに』と話していました」天海が新しい挑戦の場を求めるようになったのには、新型コロナが影響しているようだ。「天海さんは“趣味は仕事”というほど仕事好きです。家にいるときは主に筋トレや、ストレッチ、次に演じる役のセリフ覚えなどをして過ごしていたそうです。しかし新型コロナにより、今春に出演予定だった舞台が中止になりました。仕事に打ち込むことができない状況下で、家で過ごす時間が増え、自身のこれからをどうしていきたいかなどを珍しく悩んだみたいです。そこで仕事の幅を広げるためにも、カッコいい女というイメージからの脱却を考えるようになったそうです」(前出・近しいスタッフ)天海の背中を押した人物もいるという。それは’20年にドラマ『トップナイフ』(日本テレビ系)で共演した三浦友和(69)だ。「三浦さんは『自分じゃ気づいていないかもしれないけど、お笑いのセンスがすごいよ!』と天海さんのことを絶賛していたんです。初めは天海さんも謙遜していたそうですが、三浦さんが『コメディもやってみればいいのに!』とさらに勧めていました。すると天海さんは『もともとコメディは好きなので、機会があればぜひお願いしたいですね!』と乗り気になったそうです」(芸能関係者)すでに仕事関係者たちには相談しているというが、どんな新しい一面を見せてくれるのか――。「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月15日本作は、NHK仙台放送局が東日本大震災から10年が経過する今年、時間と共に一体何が変わったのか、ドラマという形で揺れ動いてきた被災者の心のリアリティを見つめたいと企画・制作。映画『病院へ行こう』『僕らはみんな生きている』などで知られる一色伸幸による群像劇で、主人公の夫婦を大河ドラマ「青天を衝け」でも話題の草彅剛、「生きるとか死ぬとか父親とか」(テレビ東京)に出演する吉田羊が演じるほか、國村隼、矢田亜希子、富田望生らが出演。音楽は連続テレビ小説「べっぴんさん」や映画『リバーズ・エッジ』『日日是好日』世武裕子が担当した。営んでいたイタリアンレストランを津波で失い、失意のなかアルコールに溺れたオーナーシェフの小野寺潔。その後、潔は新しく店を建て直し、震災から10年の3月11日に友人を招き、ある宴席を企画する。潔は突然の招待に戸惑う友人たちに、その意図を語り始める。そして、宴会が進むなか、発災から10年間のそれぞれの秘めた物語が浮かび上がってくる…。草彅さんは「被災した人物を演じることは、すごく難しかったです。プレッシャーもありました」と語りながら、「今でも心に傷を負って治っていない方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、心の役に立てるようなキャラクターがたくさん出てきます。それぞれの役者さんが本当に真心を込めて演じているので、伝わるかなと思っています」と語る。「クランクアップしたとき、最後のあいさつでちょっと涙が出てきて、ドラマの撮影が終わったときに泣いたのは何年ぶりかなと。羊さんもあいさつされているときちょっとほろっとされていて何かお互いの夫婦間がもうすごいできあがったんだなと思って」と打ち明けた。また、吉田さんも「俳優は、ミュージシャンやお笑い芸人さんと違って、ぱっと行って人を笑顔にしたり、癒やしたり、笑わせたりすることができる職業ではない、一人では何もできなくて。この10年間も決して胸を張って被災地支援をやってきたとは言えるものではなかったので、今回、俳優として必要としていただいて、今、持てる限りを注ぎ込んで、しっかりと務めあげたいなという気持ちでした」と並々ならぬ思いを明かす。「草彅さんが演じた潔さんと、私の演じた灯里さんは、おしどり夫婦。草彅さん演じる潔さんが温かいまなざしで灯里さんを見てくださると本当にいとおしくて、胸がキュッとなって幸せな気持ちになりました」と言い、「今回、意識して笑顔の灯里さんを演じるようにしました」と語っている。宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」は4月17日(土)17時~NHK総合テレビにて全国放送。(text:cinemacafe.net)
2021年04月14日「橋田さんの納骨式は4月9日に、愛媛県今治市内のお寺で執り行われました。このお寺には彼女のご両親も眠っています。遺骨は熱海の自宅からバスで現地に向かったのです。橋田文化財団のスタッフ、地元で交流のあった人たち、そして泉ピン子らが付き添いました……」そう語るのは、テレビプロデューサーの石井ふく子さん(94)。石井さんは4月4日に急性リンパ腫で逝去した橋田壽賀子さん(享年95)とは、公私にわたり親しく交流してきた“盟友”だ。橋田さんの逝去は多くの人々に衝撃を与えた。彼女を“ママ”と慕い続けた泉ピン子(73)は本誌にこう語っている。「ママはたった一人の恩師であり、泉ピン子を見いだしてくれた恩人です。いまは何だか夢の中にいるみたいです。気も張っていて、ママがいなくなったなんて思えない。しばらくは何げなく電話をかけようとして、ふといないことに気づく、そんな日々が続くと思います」石井ふく子さんも毎日1時間以上、橋田さんと電話をするのが日課になっていたという。「秋には『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)の新作も放送予定で、7月には稽古に入ることになっていました。病院にお見舞いに行ったときや電話で、橋田さんは新作の構想を話してくれました。コロナ禍のためにストレスがたまった家族たちの物語です。軋轢がありながらも、『結末はハッピーエンドになる構成にしましょう』と、橋田さんは言っていたのです。最後の電話でも『渡鬼(の脚本)は大丈夫だから』と……」■「不倫と殺しだけは書くな」生涯守った夫の教え70年以上に及ぶ脚本家生活の中で多くの名作を遺した橋田さん。石井さんは、そのなかでも“最高傑作”は、’79年に放送されたスペシャルドラマ『女たちの忠臣蔵「いのち燃ゆる時」』(TBS系)だと考えている。「TBSから『戦争ドラマを作ってほしい』という依頼があったのですが、私も橋田さんも戦争を体験しているので、『戦争をテーマにしたドラマを作るのは耐えられない』と、お断りし、その代わりのように2人で作ったのが『女たちの忠臣蔵』です。赤穂四十七士の討ち入りの陰には、女性たちの犠牲があったことを描いています。当時の資料も乏しいなか、橋田さんはそれぞれ境遇や家庭環境が異なる女性たちの視点からなるドラマを書き上げたのです」戦国時代が舞台となったNHK大河ドラマ『おんな太閤記』でさえ、合戦シーンを脚本に書こうとしなかったという橋田さん。ホームドラマ一筋を通した理由については、インタビューでこう語っている。《亡くなった夫(元TBSプロデューサーの岩崎嘉一氏)にも、「不倫と殺しだけは書くな」と言われていたんです。それで仕事ができなくなったら脚本家を辞めろとまで。現代のドラマは、不倫と人殺しを封じられたら、なかなか書けませんよね。でも、夫の遺言だからしょうがないんです(笑)》(『家の光』’15年5月号)橋田さんは「松竹」社員時代の習慣で、いつもできあがった脚本に赤いリボンを巻いて愛用のデスクの上に置いていた。毎回締切りに遅れたことがなかったが、石井さんによれば、たった一度だけ弱音をもらしたという。それは夫となった岩崎嘉一さんへの“恋煩い”だったのだ。「『私、シナリオが書けなくなった。まだ一行も書いていない』と、言うのです。理由を尋ねると、『好きな人ができて、その人のことが頭にチラチラして、書くことに身が入らない』と……。相手を尋ねると、私の(TBSでの)同僚の岩崎さんでした。仲を取り持ってあげたいと考え、岩崎さんに『橋田壽賀子というシナリオライターのこと知ってる?』と、聞くと、『そういえば、そんな名前聞いたことあるなぁ』と言うので、橋田さんの気持ちと電話番号を伝えたのです。後日、交際がスタートしたと聞いたときは、うれしかったですね」(石井さん)橋田さんは両親を早く亡くし、兄弟姉妹もおらず、家族というものに憧れていたという。だが、新婚生活はけっして甘いものではなかったようだ。橋田さんは当時の思い出を本誌に冗談交じりにこう語っていた。《結婚してお姑さんや小姑たち――“家族”ができたときに、つくづく「家族というのは気を使わなければいけないし大変だ」と思いました。こうした思いはすべてドラマになって、しっかり儲けさせていただきました(笑)》(本誌’15年7月7・14日合併号)慣れない人間関係に悩みながらも、家族に尽くそうと努めていた橋田さん。その在りし日の姿について、泉ピン子は次のように語った。「私がママからよく言われたのは『一に家庭、二に仕事』。かいがいしく家事をこなす姿が印象的でした。まだご主人がご存命のとき、自宅に伺うと、『ピン子にうまいものを食わしてやれ』『布団をしいてやれ』……、何を言われても返事は『はい』だけ。それでもいつもママは家庭のことをいちばんに考えていましたね」■死別後は、夫の写真とおしゃべりしていた超売れっ子作家でありながらも“仕事より家族”というモットーを貫いたのは、夫への深い感謝があったからだという。《天涯孤独で家族を知らなかった私がホームドラマ作家といわれる作品を書けるようになったのも、嘉一と結婚したおかげであった。また、嘉一は優秀なテレビ人間で、嘉一のテレビに対する感覚を、私はいつの間にか門前の小僧のように、覚えていった》(自伝『夫婦は一生懸命』光文社)夫が肺がんのために逝去したのは’89年。だがそれから30年余り、嘉一さんは遺された橋田さんの心の支えであり続けたのだ。《私は、よく壁にかけてある嘉一の写真とおしゃべりする。嘉一が気に入らないとわかっているようなことをしてしまった日は、笑顔のはずの嘉一が、ムッとしていたり……(中略)今夜もまたおしゃべりをしよう。嘉一は、ほんとうに、まだ生きているのである。私が生きている限り、私のそばで生き続けてくれるだろう》(『夫婦は一生懸命』)“こういう話を書いたら彼が褒めてくれるかな”、そんな自問は創作意欲の原動力だった。「橋田さんは東京の病院に入院していたときも、ずっと『熱海の家に帰りたい』と、言っていました。きっと岩崎さんとの思い出がたくさん残る場所に早く戻りたかったのでしょう」(石井さん)体調が一時安定し、橋田さんが亡き夫が待つわが家へようやく帰宅できたのは、逝去の前日。脚本家として、そして妻として全力を尽くしきった生涯だった。「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月14日30年以上にわたり第一線で活躍し続けるコスチューム・アーティスト、ひびのこづえ。その作品世界の全貌に迫る展覧会『森に棲む服/forest closetひびのこづえ展』が、9月10日(金)より横浜・そごう美術館にて開催される。野田秀樹演出の舞台衣装やNHK Eテレ「にほんごであそぼ」の衣装、セットデザインなど、演劇やダンス、映画、テレビといった幅広い分野で数々の作品を制作。想像力をかきたてる奇想天外なかたちやわくわくするような色彩の衣装で知られるひびのの作品世界に、幅広い世代が魅了されている。そごう横浜店を衣・食・住にまつわる膨大な品々が並ぶ森、会場となる6階の一番奥にある美術館をさらに深い森と見立てて開催される同展では、代表的な衣装や新作のほか、不思議な衣装をまとったダンサーたちによるパフォーマス、ワークショップなども実施。ひびのこづえの独創的な作品世界をあますところなく紹介する。『MAMMOTH』2020年 photo ©️出口敏行≪スワンの服≫2012年 Photo ©️角田航『Piece to Peace』九州国立博物館個展『太ンス宰府ク(ダンスザイフク)』2019年Photo ©ひびのこづえ『ROOT:根』2021年『ROOT:根』2021年【開催概要】『森に棲む服/forest closetひびのこづえ展』会期:9月10日(金)〜10月10日(日)会場:そごう美術館(神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店6階)時間:10:00〜20:00(入館は19:30まで)休館日:会期中無休※営業時間はそごう横浜店に準ずるそごう美術館公式サイト( )
2021年04月14日チューバ奏者の、ダイキチ(@kichitubaman)さんが体験した、奇跡のような実話をご紹介します。ダイキチさんが内容をTwitterへ投稿すると、「素敵」「涙が出てきた」といった声が寄せられました。チューバ奏者の男性とおばあさんの実話ある日、河原でチューバの練習をしていたダイキチさん。すると、おばあさんが近付いてきて、こう話しかけられます。「去年も、この辺りで練習をされてましたか?」※写真はイメージ前年も河原で練習をしていたダイキチさんは、ほかに近くでチューバを吹く人はいなかったので、「おそらく自分です」と答えます。すると、おばあさんは思い立ったように、メモに何かを書き出し、ダイキチさんに渡しました。実際のメモがこちら。『河原にてチューバ練習する男の子チューバに空と雲を映して』2020年1月NHK短歌大会の特選二席になるそこには、ダイキチさんがチューバを吹く姿を見て詠んだ、おばあさんの『短歌』が。そして、おばあさんは嬉しそうに「去年、ここで吹いていた君のことを詠んだ短歌が、NHKの大会で特選に選ばれたんよ」というのです!きっと、青空の下でチューバを吹くダイキチさんの姿に心奪われ、歌を詠んだのでしょう。ダイキチさんが『第21回 NHK全国短歌大会』のウェブサイトで調べてみると、本当に特選作品に選ばれていたとのこと!河原で個人練習してたら、おばあちゃんに声かけられて何かと思ったら去年もここで吹いてた君のことを詠んだ短歌がNHK大会で特選に選ばれたんよと嬉しそうに教えてくださいました、、、ありがとうございます、、こうして一人でも多くの人の心に何かを与えられる存在であり続けたいです。 pic.twitter.com/6BZr67js9V — ダイキチ@チューバ (@kichitubaman) April 11, 2021 まさか、自分の姿を詠った短歌が賞をもらい、その後おばあさんと遭遇するとは、ダイキチさんは夢にも思わなかったことでしょう。ダイキチさんの音楽から始まった、感動の連鎖。不思議な出来事に、ネット上ではこのような声が上がっています。【ネットの声】・出先で泣きそうになりました。まさに奇跡みたいな体験ですね!・おばあさんの詠んだ歌も素敵。さわやかな風と青空、そしてチューバの音色。全てが目に浮かびますね!・美しい話をありがとう。心が洗われた気がします。ちなみにこの後、ダイキチさんはおばあさんが音楽好きだと知り、松任谷由実さんの楽曲『春よ、来い』をチューバで演奏してあげたそうです。偶然が重なって起こった、感動の連鎖に心が温かくなりますね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月13日NHK交響楽団(N響)は、2022年9月より欧米を中心に活躍する指揮者ファビオ・ルイージを、首席指揮者に迎えることを発表した。古典から現代までの幅広いレパートリーを持つルイージは、フィラデルフィア管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、 ロンドン交響楽団など、世界一流のオーケストラに客演。またメトロポリタン歌劇場やドレスデン国立歌劇場など数々のオペラハウスでの経験は、オーケストラのアンサンブルの細やかな音楽作りにも生かされ、多くの人々を魅了している。ルイージが、初めてN響のステージに立ったのは2001年7月のこと。ブルックナー 《交響曲第7番》で、鮮やかな指揮の手腕と開放的な感性を披露して聴衆の心を掴み、明晰でセンスにあふれた演奏を強く印象づけたことが記憶に残る。N響とルイージとの契約は、2022年9月からの3年間。また、就任に先立ち2021年12月の「ベートーヴェン 《第9》演奏会」を指揮することも予定されている。重厚で情熱的な部分と繊細でナイーヴな一面を併せ持つ独自の音楽性が、N響の新たな魅力を引き出すものと期待される。●ルイージ、N響第1コンサートマスター篠崎史紀の対談は、以下参照2021年4月9日(金)17:00~4月23日(金)17:00
2021年04月13日《僕は本日からひとり立ちし、俳優業を中心に、様々な挑戦をしていきたいと思っています。そんな新たな出発を応援して頂けたら嬉しく思います》Instagramにこうつづったのは、高杉真宙(24)。4月12日、所属事務所『スウィートパワー』を退所したと発表した高杉。11年間、所属していた同事務所に対して《まだまだ未熟な、僕の話しに耳を傾けてくださり、最後まで暖かく送り出してくださった》と感謝の気持ちを記している。「09年にデビューした高杉さんは、12年に初めて映画で主演を務めました。以降もドラマや映画、舞台などジャンルを問わず活躍。これからは新事務所を活動の拠点にするそうでですが、デビュー初期からのマネージャー・Aさんも関与するのではとの噂も浮上しています」(テレビ局関係者)“育ての親”ともいえるA氏は、高杉よりも先に『スウィートパワー』を退社していたという。「事務所では昨年にマネージャーが次々と退社する“お家騒動”が、一部で報じられました。Aさんが去ったことも、高杉さんが退所を考えた理由の一つだったのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)■「これからは役者の道を極めたい」そんな高杉は退所の陰で、“大仕事”のオファーを断っていた。今年5月からスタートする清原果耶(19)ヒロインの連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合)で、高杉は主要キャストに決まっていたという。「高杉さんは、自ら降板を申し出たそうです。スキャンダルや体調不良以外での自主降板は朝ドラ史上初で、ディレクターも唖然。NHK側としては演技派の彼にどうしてもお願いしたかったそうで、高杉さんも一度はOKを出したのですが……」(別のテレビ局関係者)朝ドラに出演すれば、さらなる飛躍にも期待できるはず。それでも彼が降板を願い出たのは、前述したA氏の影響が強いという。「Aさんはいわゆるメジャー作品よりも、ミニシアター系や舞台などアート志向の作品を好むタイプ。高杉さんが朝ドラを降板したのは、そんな彼の考え方に影響を受けているのかもしれません。高杉さんは退所を申し出る際、『アイドル的な役者と僕は違います。これからは役者の道を極めたい』と強く訴えたそうです」(前出・別のテレビ局関係者)18年6月、本誌に「どんな難役をいただいても、『やればできる』と思ってやっていく精神が必要だと思っています」と語っていた高杉。ひとり立ちも“やればできる!”の精神なのだろう。
2021年04月12日「朝は小学生の娘さん2人のお弁当作りをして収録に向かい、子供たちが寝静まった深夜に大河ドラマの台本を読んでいるそうです。夫婦役で共演中の堤真一さんにも2人の娘さんがいて、4人ともNiziUの大ファン。曲に合わせて家で縄跳びダンスを踊ってるという話で盛り上がったそうです」(ドラマ関係者)大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)に平岡やす役で出演中の木村佳乃(44)。「意外にも幕末の時代劇は初挑戦。持ち前の明るさで現場のムードメーカーです」(前出・ドラマ関係者)実は彼女が今の現場に前向きにのぞめている“原動力”があった。3月24日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で木村は亡き祖母の好きだった「アレキサンドライト」という石があしらわれた指輪をつけ始めたと明かしていた。「気分によって紫から青みがかる、ちょっと変わった石なんですけど。最近、コロナ禍になってから身につけていて。もしなんかあったら不安という気持ちがあって、祖母にそばにいてほしいという気持ちがあるんでしょうね」この石には、どんなパワーがあるのだろうか。開運ライフアドバイザーの愛新覚羅ゆうはんさんはこう語る。「アレキサンドライトはエメラルドの変種で、昼はグリーン、夜は紫がかった赤と表情を変える珍しい宝石で、その希少価値から“宝石の王様”とも呼ばれています。石の効能としては、免疫力アップ、精神安定、魔除けの効果が。身につけていると、不思議と活力が湧いてくるといわれています」■宝石療法は“誰からもらったか”が重要さらに、石の効用は“誰からもらったか”もとても大事だという。「もともとヨーロッパでは『宝石療法』があり、持つ人を守護し、先祖からのご加護を強めるといわれています。石には持ち主の念が宿りやすいので、誰から引き継いだ石かという“継承”も重要です」特にコロナ禍になってから、日本でもパワーストーンの人気が高まっているという。「目に見えないウイルスに脅かされている今は、やはり目に見えないけれど神秘の力がある石にあやかり、自分を守ってもらいたいという人が増えている気がします」木村は、石の持ち主だった祖母を今も敬愛しているという。「木村さんはおばあちゃん子で、明治生まれの祖母は厳しかったけれど、同居していた幼少期は毎日、一緒に遊んでくれた思い出が忘れられないそうです。木村さんは面影も祖母と似ていて、大河ドラマの着物姿を見た父親に『お袋にそっくりだ!』と驚かれたそうです」(ドラマ関係者)祖母から木村、次は娘たちへとその石は継承されていくのだろう。「目上の人の話をよく聞いて、感謝の気持ちを忘れないで!」それが祖母の教えだったという木村。“形見の石”に守られ、大河ドラマ現場を盛り上げる――。「女性自身」2021年4月20日号 掲載
2021年04月12日朝ドラ『おちょやん』でヒロイン千代の弟ヨシヲ役を演じ、鮮烈な印象を残した倉悠貴さん。取材後「上手く話せなくてすみません」とぽつり。真面目な人柄が窺える、素直な言葉の数々がストレートに響きます。同世代に嫉妬もするけどマイペースでいきたい。――デビューのきっかけは、古着屋さんでバイトしていた時に撮影されたスナップ写真ですよね。その場にいたスタッフの方が「1枚目からカッコよくて、掲載後には『あの子、誰ですか?』という問い合わせがすごかった」と話してました。そんな…。古着屋の商品を紹介するための着用モデルみたいなことはしていたんですけど、全然たいしたことじゃないです。――その写真を見た事務所の方からスカウトされてどうでしたか?嬉しかったです。でも、初めて会いに来てくださった時、レザージャケットを着ていていかついというか、僕も高校生だったので、ちょっと怖くもありました(笑)。――デビュー以降、役者という職業に対する意識はどんな変化が起きましたか?最初の半年くらいはオーディションにまったく受からなくて…。僕の俳優人生のクランクインになったのは、ワイヤーに吊られての首吊りシーンだったんです。ちょっと人とは違う始まりだったんですけど(笑)、百人近くの人がいる中でカメラの前に立てるなんて、こんな贅沢なことはないなと。そこで、この仕事に対する意識が出てきましたね。今日も僕ひとりの写真のためにこんなにもスタッフの方々が動いてくださって。だから頑張んなきゃいけないし、本当にお芝居が上手くなりたいんです。3年目の今は、ゲームでいうとチュートリアルが終わる頃で、ここからはもう自分次第。努力しなければ、この先ダメになるという意識で取り組んでます。――同世代の俳優たちとの交友関係は?坂東(龍汰)くんや楽駆くん、大下ヒロトくん、鈴鹿央士くんや神尾楓珠くんとも仲がいいですね。――人付き合いは得意なほう?得意かどうかはわからないけど、僕自身は結構明るい性格で、テンション高めだと思ってます。――ミステリアスな雰囲気があるので、意外です。確かに暗いイメージってよく言われます(笑)。でも、大阪では面白いことが重要なんですけど、僕はそんなでもないし、別にカッコよくもないので、学生時代にイケてるグループにいたというわけでもないです。――同年代の方々とは仲がよくても、仕事ではライバルでもある?そういう意識は、たぶん言わないだけでみんなにあるだろうし、嫉妬もしますけど、戦うべきはそこじゃなくて、どこまで自分と向き合えるか。なので、マイペースでやっていきたいです。――役作りはどんなアプローチでやっているんですか?基本的には、役との共通点を見つけるようにしています。自分の中にある小さい1を引っ張ってきて、そこから役を理解しようとして、足りなければその役に似た人と会ったりしながら100に近づけていく感じです。――たとえば、ヨシヲだったら倉さんのどんなところを引っ張ってきたんですか?いきりたがるところや素直な部分ですかね。――映画『樹海村』では、金髪のチャラい役でしたよね。あれは?普段の明るい部分を膨らませていきました。でも、演じるまでに感情の準備が必要で、テンション高めで現場に入って、役のようにウザがられるまで共演者と喋ってました(笑)。ちょうど今、ドラマ『半径5メートル』を撮ってるんですけど、めっちゃ売れてる俳優役なんです。でも、僕はそうじゃないので(笑)、いろんな現場にいらっしゃる有名な方を見て、立ち振る舞いを観察してます。スターの私生活を想像するのはすごく面白いです。――倉さんの私生活は?コロナ禍の前はサウナに行ってましたけど、めっちゃインドア。家で映画を観てます。――どんな作品が好きですか?知り合いに映画にインスパイアされた服を作るデザイナーさんがいるんですけど、その人に教えてもらったガス・ヴァン・サントの作品をよく観てます。他に最近だと『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』を観て、くらいましたね。あと、今泉(力哉)監督の『あの頃。』は映画館で爆笑しました。――映画観賞以外には?最近、料理にハマってて、簡単なつまみから手の込んだものまでいろいろ作っています。調味料の量をすりきりを使ってちゃんと測ってるんで、レシピ通り、間違いのない味ができます(笑)。――では今後、どんな俳優になっていきたいですか?何もしなくても、役としてその場に存在できるようになりたいです。そして、この役は倉悠貴に任せたいと思ってもらえる人間でありたい。演“技”というくらいだから、演じるには技術も必要なのでそこも磨きたいです。でも今はまだ、丁寧に、謙虚に、真面目にやることしか僕にはできないんで、それだけを心掛けていきます。――私生活での夢は?普通がいいです。普通に家族がいて、普通に暮らしたいですね。――倉さんが思う“普通”とは?僕は団地育ちなのでマイホームとか高望みせず、僕が生まれ育ってきた“普通”がいいです。くら・ゆうき1999年12月19日生まれ、大阪府出身。スカウトを受けた翌年の2019年、『トレース~科捜研の男~』でデビュー。その後、ドラマ『歌のおじさんEたん』、映画『樹海村』など話題作に次々と出演。’20年、池田エライザ初監督作『夏、至るころ』で初主演。W主演映画『衝動』は今年公開予定。運び屋の孤独な少年を演じる。スター俳優役を演じたドラマ『半径5メートル』(NHK総合)は4月30日から放送スタート。ドラマ『FM999 999WOMEN’S SONGS』はWOWOWオンデマンドで配信、WOWOWプライムで放送中。映画『まともじゃないのは君も一緒』が公開中。さらに、今泉力哉監督作『街の上で』が4月9日より全国順次公開される。シャツ¥34,100パンツ¥83,600(共にヨウジヤマモト/ヨウジヤマモト プレスルーム TEL:03・5463・1500)シューズはスタイリスト私物※『anan』2021年4月14日号より。写真・玉村敬太スタイリスト・伊藤省吾(sitor)ヘア&メイク・NOBUKIYOインタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2021年04月11日