9月1日にデビュー満50年の記念日を迎える井上陽水。昨年10月20日に東京国際フォーラム・ホールAで開催された50周年記念ライブツアー「『光陰矢の如し』~少年老い易く 学成り難し~」の名曲ライブ映像を、この度、井上陽水YouTubeチャンネルに公開した。50年の軌跡を辿るヒット曲満載の同ライブは、記念日である9月1日に、DVD、Blu-rayで商品化される。自身もMCで「感謝の気持ちを根底に、皆様のなるだけご存じの曲をたくさんやろうと思ってますので」と語る通り、これまでのライブツアーではあり得なかった、ヒット曲が惜しげもなく披露された、まさにベストライブ作品ともいえる曲目となっている。公開された映像は、収録曲の中から『Make-up Shadow』のパフォーマンスを切り取ったもの。井上陽水の公式YouTubeチャンネルにライブ映像が公開されるのは今回が初めてとなる。また次週以降、さらに他の一部楽曲も公開される予定だという。■リリース情報「井上陽水50周年記念ライブツアー『光陰矢の如し』~少年老い易く 学成り難し~」9月1日(木)発売DVD、Blu-ray共通価格:6,300円(税別)1あかずの踏切2アジアの純真3Make-up 㻿hadow4東へ西へ5青空、ひとりきり6新しいラプソディー7瞬き8海へ来なさい9いっそ セレナーデ10帰れない二人11女神12メドレー7曲(曲目:カンドレ・マンドレ/闇夜の国から/ダンスはうまく踊れない/飾りじゃないのよ 涙は/とまどうペリカン/ワインレッドの心/ジェラシー)13少年時代14リバーサイド ホテル15最後のニュース16夜のバス17氷の世界E-1クレイジーラブE-2夢の中へE-3傘がない【購入者先着特典】■Amazonオリジナルトートバッグ■楽天ブックスオリジナルアクリルキーホルダー■全国CDショップ・インターネット販売サイト共通特典ミニクリアファイル※Amazon、楽天ブックスは上記オリジナルの特典になります。ミニクリアファイルはつきません。
2020年08月14日1970年のデビューから半世紀。いまなお音楽シーンに大きな影響力をもつオフコースの50周年アニバーサリーとして、『コンプリート・アルバム・コレクションCD BOX』が10月28日に発売されることが決定した。本作には、東芝EMI(現ユニバーサル ミュージック)から発売された15タイトルのアルバムと併せて、FUN HOUSE(現SONY MUSIC LABELS/Ariola Japan)から発売された5タイトルのアルバムを加え、20作品のアルバムが最新リマスタリングを施され、12cm紙ジャケットCDで復刻。全21枚組のCD BOXとしてリリースされる。6月に発売された『コンプリート・シングル・コレクションCD BOX』と併せれば、オフコースが活動していた期間に発売された全作品がコンプリート出来るファン待望のアイテムだ。オフコース『コンプリート・アルバム・コレクションCD BOX』発売日:2020年10月28日(水)仕様:12cmCD21枚組BOX・全作品デジタルリマスタリング・紙ジャケット仕様+小貫信昭氏による楽曲解説掲載ブックレット価格:40,000円(税抜)/44,000円(税込)品番:UPCY-9923収録内容(★=オリジナル/☆=ライブ/〇=ベスト/●=サントラ)【東芝EMI全アルバム:DISC-01~DISC-16】DISC-01:オフ・コース1 /僕の贈りもの★1973.06.05発売DISC-02:この道をゆけば/オフ・コース・ラウンド2★1974.05.05発売DISC-03:秋ゆく街で/オフ・コース・ライヴ・イン・コンサート☆1974.12.20発売DISC-04:ワインの匂い★1975.12.20発売DISC-05:SONG IS LOVE★1976.11.05発売DISC-06:JUNKTION★1977.09.05発売DISC-07:SELECTION 1973-78〇1978.05.05発売DISC-08:FAIRWAY★1978.10.05発売DISC-09:Three and Two★1979.10.20発売DISC-10+11:LIVE☆1980.05.05発売(2CD)DISC-12:We are★1980.11.21発売DISC-13:SELECTION 1978-81〇1981.09.01発売DISC-14:over★1981.12.01発売DISC-15:I LOVE YOU★1982.07.01発売DISC-16:NEXT SOUND TRACK●1982.09.21発売【FUN HOUSE全アルバム:DISC-17~DISC-21】DISC-17:The Best Year of My Life★1984.06.21発売DISC-18:Back Streets of Tokyo★1985.08.01発売DISC-19:as close as possible★1987.03.28発売DISC-20:IT’S ALL RIGHT OFF COURSE SELECTION III 1984-1987〇1987.07.05発売DISC-21:Still a long way to go★1988.06.09発売
2020年08月12日井上陽水が昨年開催したライブ「井上陽水50周年記念ライブツアー『光陰矢の如し』~少年老い易く 学成り難し~」のBlu-ray&DVDが、9月1日(木)に発売されることが決定した。1969年9月1日、アンドレ・カンドレと名乗る青年が『カンドレ・マンドレ』という楽曲でデビ ュー。福岡から上京したその青年は、後に井上陽水という名前で日本初のミリオンセ ラーアルバムとなった『氷の世界』をはじめ、日本の音楽シーンを席巻し、数多くのヒット曲を世に送り出した。2020年9月1日をもって、井上はデビュー満50年の記念日を迎える。このたび発売となるライブBlu-ray&DVDは、2019年に開催し、36会場39公演、87,000人の動員となった50周年記念ライブツアーをまとめたもの。井上自身もMCで「感謝の気持ちを根底に、皆様のなるだけご存じの曲をたくさんやろうと思ってますので」 と語った通り、これまでのライブツアーにはない、ヒット曲が惜しげもなく披露したベストライブ作品ともいえる曲目となっている。「僕の食生活と一緒で、小皿がたくさんある感じ」という、名曲メドレーコーナーも含め、トータル26曲を収録。また、デビュー曲『カンドレ・マンドレ』も収録されており、難解な歌詞が多い井上楽曲の中でも、特に不思議な謎の呪文のような『カンドレ・マンドレ』のパフォーマンスは貴重な映像となっている。■リリース情報「井上陽水50周年記念ライブツアー『光陰矢の如し』~少年老い易く 学成り難し~」9月1日(木)発売DVD、Blu-ray共通価格:6,300円(税別)1あかずの踏切2アジアの純真3Make-up 㻿hadow4東へ西へ5青空、ひとりきり6新しいラプソディー7瞬き8海へ来なさい9いっそ セレナーデ10帰れない二人11女神12メドレー7曲(曲目:カンドレ・マンドレ/闇夜の国から/ダンスはうまく踊れない/飾りじゃないのよ 涙は/とまどうペリカン/ワインレッドの心/ジェラシー)13少年時代14リバーサイド ホテル15最後のニュース16夜のバス17氷の世界E-1クレイジーラブE-2夢の中へE-3傘がない【購入者先着特典】■Amazonオリジナルトートバッグ■楽天ブックスオリジナルアクリルキーホルダー■全国CDショップ・インターネット販売サイト共通特典ミニクリアファイル※Amazon、楽天ブックスは上記オリジナルの特典になります。ミニクリアファイルはつきません。【注意事項】※一部お取扱いのない店舗・インターネット販売サイトもございます。詳しくはご購入ご希望の店舗・販売サイトへお問い合わせ下さい。※一部インターネット販売サイトでは特典付き商品のカートがございます。特典をご希望のお客様は詳細をご確認の上、特典付き商品をお買い求め下さい。※購入特典は先着のプレゼントです。なくなり次第終了となりますので特典をご希望のお客様はお早めにご予約ください。※各特典の絵柄は後日発表致します。
2020年07月21日7/15(水)発売のanan2209号「カラダを強くする、腸活。」特集の表紙は山下智久さん。表紙撮影のエピソードを紹介します。「美しい」とはこういうこと。山下智久さん、登場です。今号の表紙を飾ってくださったのは、山下智久さん。世界30の国と地域で配信中の大型国際ドラマ『THE HEAD』にメインキャストとして出演するなど、自らの力でどんどん活躍の場を広げている山下さんをこのタイミングで撮りおろせること、そしてインタビューできることを、ananスタッフ皆とても楽しみにしていました。ナチュラル、シック、モードの3つのスタイルで撮影したグラビアでは、奇跡のような透明感やしっとりとした色気、そして鍛えられた肉体美まで様々な魅力を披露。撮影中、モニターをチェックするスタッフから漏れる「きれい…」「かっこいい…」の声に、「一生分褒められた」とおっしゃった時の少しはにかんだ微笑みもまた素敵で。35歳の山下さんの“エイジレスかつ大人の魅力”が炸裂した写真の数々、ぜひお楽しみください!インタビューを通して伝わってきたのは、思いやりから生まれるユーモア、ブレない軸、適切な言葉を紡ぐ知性、フラットな視点、そして清々しいほどの率直さ。−−−「美しい人」。改めて、このシンプルな言葉がいま一番似合う人なのではないかと感じました。山下さんの、仕事や人生に対する真摯な姿勢は、どんな職業に就いている人にも響くものがあるはずです。その一方で、現場ではこんなキュートな姿も。今回、個装のお弁当5種類をご用意したのですが、取材後、そのお弁当が積まれたところに近づき、かなり真剣に選ぶ山下さん。最初に手に取ったのが焼き肉のお弁当。でも、すき焼きのお弁当も気になる様子で、ずっと「どっちにしよう」とその2つの間で迷ってらっしゃいました。数には余裕をもってご用意していたので「よかったら、おふたつとも召し上がってください(笑)」とお伝えすると、本当に嬉しそうに「え、ほんとですか? うわーい」。きれいに筋肉のついた両腕で2つのお弁当を大事そうに抱える姿とちょっと照れたような笑顔がとても可愛らしくて、その場にいたananスタッフ全員、「キュン」となっていました。(Y)
2020年07月14日アイドルグループ・SixTONESが、22日発売の女性グラビア週刊誌『anan』(マガジンハウス)2210号の表紙を飾る。今年の1月22日にCDデビューを果たし、オリコン史上初の初週ミリオンを達成したSixTONESが、2ndシングル「NAVIGATOR」のリリース発売日当日に『anan』の表紙を飾る。2019年3月に同誌初表紙を飾って以来、通算3度目の表紙登場。コロナ禍にあって2ndシングルの発売が延期となっていた中、この度、待望のリリース、満を持しての表紙&グラビア登場となった。「チャージ&デトックス」という特集テーマにちなみ、「SixTONESをたっぷりチャージして、心を満たしてほしい」という想いから、グラビアは「Fill with SixTONES」=“SixTONESで満たされる”をテーマに撮影。見どころは、表紙にもなっているジャケットのセットアップスタイル。素肌の上にさらっと羽織ったワントーンのセットアップは、モードなファッション性がありつつも、彼ららしい”ワイルド&艶っぽい”空気を醸し出している。また、「ここはブルックリン?」と思わせるようなシャビーなレンガ背景もクール。こちらを挑発するように攻めた目線のソロカット、乾いた夏の日差しの中、石壁の前に6人がずらっと並んだ圧巻のカット。また、柔らかいマテリアルのシャツを纏い、さまざまな表情を見せたポートレートも必見だ。今回の2ndシングル「NAVIGATOR」は、迫り来るようなビート、多めにちりばめられた英語の歌詞やハモリパートなど、「SixTONESらしさ」が詰まった一曲。その新曲にかけるそれぞれの想いをインタビューで語る。また、ステイホーム中に見つけた個人的な楽しみや、「会いたい気持ちを抑えて応援してくれているファンのみんな」へ向けた愛情たっぷりのメッセージも掲載される。
2020年07月13日ユニクロ(UNIQLO)のグラフィック T シャツブランド「UT」から、漫画「ドラえもん」の誕生50周年を記念したコラボレーションコレクション「ドラえもんUT」が登場。2020年6月26日(金)より、全国のユニクロ店舗と公式オンラインストアにて発売される。「ドラえもん」誕生50周年を記念した「UT」連載開始以来、国民的漫画として子どもから大人まで多くの人々に愛され続ける「ドラえもん」。今回のコラボレーションでは、50周年記念作品として公開予定の映画『STAND BY ME ドラえもん2』と連動したデザインや、お馴染みのキャラクター、作品に欠かせない“ひみつ道具”などを落とし込んだTシャツが、メンズサイズ8柄、キッズサイズ6柄で展開される。第一巻の表紙オマージュや“ひみつ道具”モチーフのデザイン中でも特に注目したいのは、記念すべき第一巻の表紙をオマージュしたデザイン。ピンクとオレンジのグラデーションかかったグラフィックを背景に、真っ直ぐに前を見つめるドラえもんの横顔を描いた、50周年にふさわしい1枚となっている。そのほか、映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の3Dドラえもんの後ろ姿とタイトルロゴをプリントしたもの、特徴的なドラえもんのシルエットの中に様々なひみつ道具を総柄で描いたものなど、ドラえもんの魅力を様々なアプローチで表現したデザインの数々が用意されている。名言を詰め込んだスペシャルボックスもEC限定で登場また、ドラえもんの名言を詰め込んだ「ドラえもん UT」オリジナルボックスが公式オンラインストア限定で登場。6月25日(木)から7月23日(木)までの期間中に出荷された商品は、このオリジナルボックスに梱包されて発送される。商品情報「ドラえもんUT」発売日:2020年6月26日(金)価格:・メンズ Tシャツ 8柄 1,500円+税・キッズ Tシャツ 6柄 990円+税販売店舗:全国のユニクロ店舗およびオンラインストア※オリジナルボックスは1種類。「ドラえもん UT」商品以外を購入した場合もオリジナルボックスで発送される。オリジナルボックスはなくなり次第終了。※受け取り場所や商品によっては通常の段ボール配送となる。ユニクロ店舗受取り、ファミリーマート受取りを利用の場合、ゆうパケットを利用の場合は、オリジナルボックスで対象外となる。(C)Fujiko-Pro
2020年06月25日UV・スキンケア・ベースメイクなど5月13日、女性向けのおしゃれなライフスタイル週刊誌『anan』の最新号が発売された。マガジンハウスの『anan』は毎週水曜日発売であり、最新号では、「守れ!夏の肌と髪」を特集。UV、スキンケア、ベースメイクなどに分けて解説している。また、表紙を務める綾野剛さんと星野源さんの「美しくあるための私的流儀。」なども掲載。価格は650円である。美容賢者たちは何を使ってる? 何をしてる?紫外線が強くなっていくこのシーズン、肌と髪の状態が気になるところ。ほかの人がどのようなケアを行っているのか、毎月、どれぐらいの費用を美容にかけているのかも気になる。最新号の特集ではインフルエンサーや美容賢者、読者の美容意識を調査し、そのリアルを公開している。口コミからわかるそれぞれが愛用しているもの、行っていることを掲載。「UV編」「スキンケア編」「ベースメイク編」「ヘアケア編」「汗・ニオイ・ムダ毛」について紹介している。また、中村倫也さんと「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」のグラビアとインタビューも見所である。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※守れ!夏の肌と髪。/綾野剛&星野源 - anan (アンアン) - すべての女性の好奇心に応えるウィークリーマガジン - マガジンハウス
2020年05月14日マリークヮントブランド誕生65周年&日本上陸50周年を記念し、 MARY QUANT×PAMEO POSE 初のコラボレーションアイテムを5月13日にリリース。 スウィンギングロンドンを代表するマリークヮントが50年代に生み出し世界的に流行らせたミニスカートをはじめ、 アイコンのデイジーロゴをあしらったチビTやデニムパンツがラインアップ。 大振りのピアスは、レトロかつモダンな雰囲気をプラスします。 今回のコラボレーションでは、マリークヮントの歴史と、パメオポーズのレトロモダンなテイスト部分を融合させ、 タウンユースに使いやすいデザインに落とし込んだアイテムを多数展開いたします。- LINE UP -Daisy Fairy Top1万8,000円BLACK/BLUE/PINK マリークヮントのアイコンのデイジーをベロアの様な質感でプリント。 涼しげな素材、レトロなデザインで春夏のコーディネートのポイントに。Twinkle Daisy Hoops1万3,500円MULTI/SILVER 華奢なラインストーンで描くマリークヮントのシンボルマークのデイジーと、 まるでおもちゃの様なボリューム感。 遊び心とエレガンスの絶妙なコントラストを演出します。Daisy Clear Pouch9,500円 BLACK×CLEAR/ORANGE 大胆にプリントされたマリークヮントのアイコンであるデイジーと、 トレンド感のあるPVC素材がレトロモダンなアイテム。 裏面のカシメには、PAMEO POSEを略したPMOPのロゴが刻印されています。 ハンドルチェーンは長さ調節が可能で、ポシェットとしてもウエストポーチとしてもご使用いただけます。Daisy Chibi-T8,900円BLACK/ORANGE/WHITE 大胆にプリントされたマリークヮントのアイコンであるデイジーと、 肩のライン・リブの配色、タイトなサイズ感は、70年代の雰囲気を演出。 特に、ワイドパンツやブーツカットとのコーディネートがおすすめです。 また、ミニスカートやチョーカーなど、合わせ方では90年代のリバイバルスタイルにも。Daisy Petal Denim Pants2万2,000円BLACK/NAVY マリークヮントのアイコン、デイジーの花びらをイメージしたヘムラインがアイキャッチーなデニムパンツ。 後ろのパッチポケットは、ノスタルジックなポイントに。Daisy Collar Dress4万5,000円 ドット柄のオーガンジー素材がレトロなAラインドレス。 マリークヮントのアイコン、デイジーをイメージした衿と、花びらの様なラッフルのカフスがポイント。【マリークヮント コラボアイテム販売店舗】■マリークヮント オンラインショップ■マリークヮント 西武池袋本店■マリークヮント そごう横浜店■マリークヮント あべのハルカス近鉄本店■マリークヮント 大丸梅田店※店舗の営業について新型コロナウイルス感染拡大の防止策の一環として、一部店舗において臨時休業や営業時間の変更をさせていただいております。お手数ではございますが、店舗の営業時間につきましては、各商業施設・店舗までお問合せください。マリークヮント オフィシャルウェブサイト企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年05月11日宝塚歌劇団・雪組トップスターの望海風斗が、20日発売の女性グラビア週刊誌『anan』(マガジンハウス)2201号の表紙を飾る。今年創刊50周年を迎えた同誌で、現役タカラジェンヌが表紙を飾るのは初めて。撮影当日は、東京宝塚劇場ホワイエにシルク風の布幕を持ち込んでセットを設営。全身の動きがとにかくしなやかで、舞台上さながらの色気のある視線、スタイリッシュなポーズを次々に繰り出し、“これぞ! 男役!”のかっこよさが全開の望海のオーラに、スタッフ全員が圧倒されたという。インタビューページのタイトルは「開幕のベルが鳴る時」。舞台との出会い、宝塚歌劇団・望海風斗としてのこれまでと今後についての思い、男役の魅力、転機となった作品について真摯に語った。この取材・撮影以降に、新型コロナウイルス感染拡大により宝塚歌劇団も6月末まで全公演の中止を発表。その前段階での思いが語られている。望海は「(ananからの表紙オファーを受けて)本当に驚きました!! 何度も『私で大丈夫ですか!?』と確認しました(笑)。ですが、このような素敵な機会をいただけたことに感謝しています」とコメントを寄せた。
2020年05月11日マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)がブランド誕生50周年を記念した動画を公開。またリミテッドエディションのシャツを2種発売する。1970年からデザインを続けてきた50年を記念した動画は、マーガレット自身とフィルムメーカーのエミリー・リチャードソン(Emily Richardson)がコラボレーションしたもの。マーガレットにインスピレーションを与えるその源をまとめた、ブランドの本質を紐解くフィルムとなっている。日本で行われる「MH50」の展示では、番外編が公開予定だ。アーティストであり研究者でもあるエミリーが作った、人の歴史と風景や環境の関係を探索したフィルムは、ロンドンのテートモダン(Tate Modern)を始めとする美術館、多くのギャラリー、様々な国での映画祭でも上映された。「MEN/WOMEN REGULAR SHIRT」(5万9,000円)さらに、マーガレットが初めてデザインしたクラシックシャツのうち、2スタイルを用いたリミテッドエディションのシャツが登場。生地は1970年代からマーガレットが生地オーダーをし続けているスコットランドの老舗製織業者David and John Andersonのシーアイランドコットンを使っている。最も質が良いとされるシーアイランドコットンは、その独特な柔らかさだけでなく、強度および耐久性もあるため、シャツづくりにとても適している。「MEN/WOMEN COLLARLESS SHIRT」(5万9,000円)このレギュラーシャツとカラーレスシャツは、最初はメンズ用に作られたが、当時から女性もこのようなマニッシュなシャツを望んでいた。そして時を経てアップデートされ、“Margaret Howell classics”となった。縫製は自社工場であるエドモントンで一つ一つ丁寧に行われている。リミテッドエディションのシャツ「MEN/WOMEN REGULAR SHIRT」(5万9,000円)と「MEN/WOMEN COLLARLESS SHIRT」(5万9,000円)は、神南店・オンラインストア限定で、4月上旬発売。
2020年03月31日漫画『ドラえもん』の誕生50周年を記念した限定グッズが登場。2020年3月から6月にかけて、全国百貨店および専門店ハンカチ売場にて順次発売される。今回『ドラえもん』の誕生50周年記念グッズとして登場するのは、ハンカチやトートバッグといった日常使いにぴったりなアイテムたち。様々な表情のドラえもんの総柄デザインや、「ドラえもん」の名言の一コマを切り取ったデザインなど、ユニークでバラエティ豊かなアイテムを用意する。中には、記念企画としてデンマークのフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)とのコラボレーショングッズも登場。フラワーボックスをイメージしたハンカチに、「ドラえもん」を刺繍で表現したバッグやポーチを展開する。ギフトにもおすすめな華やかなシリーズだ。また、6月に発売する和テイストの記念グッズにも注目。「ドラえもん」が使う、ひみつ道具“タイム風呂敷”をモチーフにした、がま口のポーチや巾着バッグをラインナップする。【詳細】『ドラえもん』50周年記念グッズ発売時期:2020年3月~6月順次販売店舗:全国の百貨店及び専門店ハンカチ売場<販売スケジュール>3月 主要50周年限定デザイングッズ&ニコライバーグマンコラボレーショングッズ5月 50周年限定デザインクールロングハンカチ6月 50周年限定デザイン和テイストグッズ
2020年03月13日初めてのセミヌード、内面を語るインタビューなど、ファッション誌ではないananだからこその経験を、思い出深く語ってくれた、中村アンさん。2020年3月に迎えたanan50周年に掛け、理想の50歳についても伺いました。これまでに2度表紙に登場してくれた、中村アンさん。特に話題になったのは、美しいセミヌードを披露してくれた’18年の2105号。「芸能界で仕事をしている私にとって、ananの表紙で体を見せるというのは一つの目標だったので、オファーは本当に嬉しかったです。撮影の4年くらい前からクロスフィットを始め、理想の体に近づきつつある時期だったので、せっかくだからしっかり見せようと思って、準備はもちろん、撮影時のポージングなども頑張った思い出があります」あらためて当時の誌面を見てもらうと、「おばあちゃんになって見ても、誇れるページだと思う」という嬉しい感想が。「いろんな方から“見たよ”“良かった”と声をかけてもらい、大きな自信を得ることができた気がします。実はここまで肌を見せる写真は撮ったことがないので、私にとってこのananは、ある種写真集的な存在です」普段は、モデルとしてファッション誌に出ることが多い中村さん。同じ雑誌でも、ananに出るのはちょっと意味が違うとか。「取材をしていただけるということは、“私自身”に多少は興味を持ってくださり、存在を認めてくださっているから、だと思うんです。だからananから取材の依頼をいただくのは嬉しいし、ちょっとしたご褒美みたいに思っています(笑)。インタビューの際に自分が語った言葉を、ライターの方が整えて読者に伝えてくれるのもありがたいですし。発売前の原稿チェックがいつも楽しみで、実は思わず泣きそうになったこともあります」50年という繋がりで、中村さんはどんな50歳になりたいか、聞いてみると…。「仕事を通じて、男女を問わず魅力的な年上の方に出会うのですが、ドラマ『グランメゾン東京』でご一緒した鈴木京香さんは、まさに憧れる50代の女性。年齢相応の美しさと豊かさ、余裕がある、そんな人間になりたいです。そのために、充実した30代と40代を過ごしたい。2年前の表紙とはまた違う30代の体作りをしているので、ぜひまたananに出していただけたら嬉しいです!」No.1952(2015年4月29日・5月6日号)初めての表紙は27歳のとき。鍛え上げた美脚を披露。均整のとれた健康的な脚のラインはもちろん、その長さに驚いた人も多かったはず!「クロスフィットを始めて2年目の体です。“撮影の仕事がいつ来てもいいように!”と、体作りを頑張っていた記憶があります(笑)」No.2105(2018年6月13日号)どうせ見せるなら、潔く!筋肉のラインもくっきりと。30歳のときの中村さんの体は、どこか凛々しさが漂う。「結構攻撃的に鍛えていた時期だったので(笑)、今よりパンッとしてますね。色っぽさというより、“こういう体、いいな”と思ってもらえる写真を目指しました」なかむら・あん女優。1987年生まれ、東京都出身。テレビドラマや映画、CMなどで活躍中。学生時代のチアリーディングで鍛えた美しい体を活かし、ファッション誌でモデルとしても人気。ドレス(参考色)¥763,000(THE ROW/ザ・ロウ・ジャパン TEL:03・4406・2656)ブーツ、ピアスは本人私物※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・小原優子ヘア&メイク・高取篤史(SPEC)取材、文・河野友紀(by anan編集部)
2020年03月10日透明感あふれる美しさがまぶしい佐々木希さん。駆け抜けた20代、そしてインパクトある表紙で話題になった香港ロケの秘話まで。2020年3月に50周年を迎えるananとの思い出を気さくに話してくれました。佐々木希さんが初登場にして初表紙を飾ったのは2010年の「オンナノカラダ」特集。初々しい輝きを放つ10年前の姿を見て「若い!」と一言。「この時の自分のすべてを物語った顔をしていると思います。なんていうんだろ…強気っていうか強がってる。この頃は弱さのさらけ出し方がわからなくて、つい強めの顔をしてました。それを若さって言うんですよね。水着やランジェリー姿の撮影も恥ずかしがってたら始まらないから『さっ、やろう!』みたいにサバサバ挑んでいました(笑)」無我夢中の20代を経て、30代になったいま「ラクになれたんですよ、ほんと」と柔らかく微笑む佐々木さん。「人への甘え方も、緩急のつけ方もわかってきました。忙しくても毎日10分好きなことをする!…とかね。母親になったことも大きいのかな。いま撮ってもらったら、きっと10年前とは全然違う表情になりそう」2016年の「魅惑の香港」特集を手に取ると、まるで旅のアルバムを見るようにページをめくりながら、ロケの思い出話を。「2泊3日の間ずっと楽しかった!看板すれすれを通るオープントップバスはスリルがたまらなかったし、高層住宅もすごい迫力。どれも日本にはないものばかり。最初に現地の人と仲良くなれそうな広東語を教わって、自分から積極的に溶け込みに行ってました」お気に入りは圧巻のハーバービューを背にした表紙。ドラマティックな瞬間を切り取った一枚は、香港ブームの起爆剤にもなった。「香港の夜景に感動してる表情がそのまま出ていて、大好きな表紙です。撮影は、ホテルのスイートルームに付いていた海が見えるプールで。夕方まだ明るいうちから撮り始めて、だんだん海の向こうにネオンが灯る。その光景にぐっときて…思わずこの表情になりました。あの景色は目に焼き付いてます」ボディ、旅行、そして最新の登場号ではエッジーなモードファッションと、幅広いジャンルでananを彩ってくれた佐々木さん。「内容の幅が広いのは女性の好奇心の幅が広いってこと。特集の切り口もほんと絶妙で、読者としても楽しみにしています!」そして、またいつかananと旅に出たい、とうれしいお言葉も。「あっ、私の地元の秋田特集はどうですか?海も山も川もあって、おいしいものもいっぱいあるんだ!佐々木希責任編集?いいですね。とっておきのお店、教えますよ!」No.1719(2010年8月4日号)清楚なランジェリー姿が羨望の的になった初表紙号。色白素肌がまぶしい初登場&初表紙号。カラダがテーマの特集で肌見せショットを惜しげもなく披露。「自分の体に自信はなかったけど、信頼してるアンディ(写真家・ND CHOWさん)の撮影だからさらけ出せたのかも」No.2018(2016年9月7日号)その瞳と夜景が香港へと誘う麗しの表紙が一躍話題に!ローカルから最先端まで幅広く情報を網羅した「魅惑の香港」特集。真夏の弾丸ロケを乗り切れたモチベーションは香港グルメ。「忘れられないのは海鮮!今度行くならテーマパークと…やっぱりグルメ三昧かな」No.2096(2018年4月4日号)エッジのきいたモード服でクールビューティな一面を。最新ページは2018年、“トランスペアレント”をキーワードにした服と佐々木さんの透明感が溶け合うファッショングラビア。「幅広いファンのいる雑誌でこんな突き抜けたモードを着ちゃっていいの!?って新鮮でした」ささき・のぞみ1988年生まれ、秋田県出身。モデル、女優業の他、ワンマイルウェア『iNtimite』のプロデュースも手がける。生活のエッセンスを綴った著書『希んちの暮らし』(講談社)が発売中。ジャケット¥98,000ブラウス¥37,000スカート¥63,000(以上forte_forte/CORONET TEL:03・5216・6518)ピアス¥158,000スパイラルリング¥78,000リング¥65,000(以上Kiriha/Harumi Showroom TEL:03・6433・5395)シューズ¥90,000(Santoni/リエート TEL:03・5413・5333)※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・小松千鶴ヘア&メイク・高橋里帆取材、文・大澤千穂(by anan編集部)
2020年03月10日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマはanan50周年を記念して「ananの表紙」です。――念願の『anan』 表紙体験はいかがでしたか?岡崎:いつか撮っていただきたいと思っていた『anan』のカバーグラビア。まさか擬似体験することができるとは…。本来はイケメンじゃないとできないことですから。いい見出しコピーもつけていただいて、最高です。実際に撮影を体験してみてわかったのは、寝癖ひとつ、手の位置ひとつ、顔の角度ひとつ、女性がきゅんとするポイントを押さえるのって意外と難しいってこと。みなさん、さらっとやってらっしゃるけれど、これはすごいテクニックなんや…と実感しました。尊敬です。――連載を始めることになって、最初どう思いました?岡崎:まず、それ絶対に俺じゃないやろと思いました。最初に出た言葉は「僕なんかで大丈夫ですか?」です。それこそ『anan』は、女性に人気のあるシュッとした男前が出ている雑誌というイメージ。どこにでもいる兄ちゃんタイプの僕が連載して、みなさん興味持ってくれるのかすごく心配でしたね。――『anan』には、どんなイメージを持たれていました?岡崎:これは連載する前から思っていたんですけど、写真がいいですよね。グラビアを見れば、いま誰がきているかとか、どんな子に注目すればいいかがすぐわかる。だから、まず写真をじっくり見ますね。あとは、女性の悩みとか、やりたいことを指南してくれる雑誌っていうイメージ。だから、世の女性たちはこういうことに迷っているんだなとか、こういうものが気になっているんだなっていうのを僕も「へえ~」と見ていました。――つい読んでしまう特集や企画はありますか?岡崎:占い特集は絶対読んでますね。――もし、ご自身でやるとしたら、やってみたい企画は?岡崎:『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングみたいな企画がしたいですね。僕から始まって、友達を紹介していって最後どんな方まで繋がるか…。僕の憧れのハリウッドスターのウィル・スミスまで繋げたい。『anan』なら出演快諾してくれると思います!――『anan』のここが好き、というところはどこ?岡崎:毎週読ませていただいて、言葉のセンスがすごいって思ってます。表紙のフレーズとか。いつも勉強させていただいています。――連載は100回を超えました。続けてきていかがですか。岡崎:100回って、すごくないですか?こんなに続くとは思わなかったです。歴史ある偉大な雑誌で、こんなに長く連載させていただいていることに幸福感を得ていますよ!もう、いろんなところで自慢しています。地元の同級生に同窓会で絶対言います。「俺、『anan』で連載持ってんねん」って。そしたらみんなの見る目が変わりますから。間違いなく、連載は僕の自慢のひとつです!おかざきたいいく2016年5月メジャーデビュー。連載開始時(2017年12月6日発売の2081号)は京都・宇治の実家暮らし。昨夏、東京に移住。CMやドラマ、映画など、ますますマルチに活躍中。※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・壽村太一ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)取材、文・梅原加奈衣装はスタイリスト私物(by anan編集部)
2020年03月10日スピリチュアル特集や開運特集、連載と、いつもanan読者に、厳しくも温かい激励を送ってくださっている江原啓之さん。2002年から連載陣に加わり、13シリーズを担当されています。最近は“ブラック江原”も登場し、本音で語る“ananの父”!?18年間のラインナップを眺めるだけでも壮観ですね。連載を複数抱え、テレビ出演や講演会などで飛び回っていた時期なんて、まさに全自動洗濯機に放りこまれたような忙しさで…。特にananは毎週のことですから本当に大変で、今思うと、どうやって乗り切っていたんでしょう(笑)。でも、こうして振り返ると、連載テーマも“時代の先”を読んだ内容にこだわってきた気がします。たとえば、2009年の春に始まった「江原啓之の脱・不運期宣言!」。同じ年に政権が交代し、先行きが見えない不安な空気が漂いました。そういう時流もあって「不運期の乗り越え方」という切り口が、みなさんの心に響いたのだと思います。連載だけでも18年も続けさせていただいていることを考えれば「私の青春はずっと“スピリチュアル”と共にあった」という読者もいるのでは?と思います。あるときは、“夢診断”や“オーラ”に興味を持ったり、あるときは不幸な女にならない方法を読んで実践したり…と、連載とともに年を重ねてこられたかもしれませんね。本当に長く続けさせていただいていますから、もう古株!?と思わなくもないのです。でも、インスタ映えする今どきのご馳走より“きゅうりの漬物”のほうがホッと落ち着くように、私もそういう存在なのかも(笑)。「実の親に言われたらムカつくけど、江原さんの言うことは素直に聞ける」と言われることもよくあります。確かにどこか“ananのお父さん”的立ち位置なのかもしれませんね。でも、スピリチュアルなことを、“心霊”といったジメジメしたイメージではなく、より身近で明るい印象に塗り替えられたのは、間違いなくananのおかげだと私は思っています。そうそう、この18年の変化といえば、近年は“ブラック江原”がよく顔を出すようになりました。若い頃は、スピリチュアルがまだ世の中に浸透していなかったこともあり、生真面目なイメージを持たれたことも…。でも、本来の私は、下町生まれの明るいオヤジ(笑)。爆弾発言だって珍しくありません。講演会などに来られたことがある方は、生・江原をご存じだと思うのですが、その片鱗を最近は連載でも出せている気がします。そういう意味でも、第12弾の連載「江原啓之が弱い心を撃退!仏の目、鬼の目」は印象に残っています。ひとつのテーマを、仏と鬼の両方の側から分析した連載で、本音をビシバシ言う「鬼の江原」をいかんなく出せたので、爽快でした。毒舌に驚かれたかもしれませんが、あれは“通常営業”(笑)。厳しいことも言ったぶん、少しずつみなさんの目が覚め、地に足がついたのでは?私はどんなときも、読者のみなさんが“今”何を知りたいのか、求めているのか感じ取ることを最も大事にしています。ですから、ひらめいたことは忘れないよう、メモに残すことも。実は先日も、ある“とっておきのアイデア”が思い浮かんだのですが、それはまたいずれ…。“とき”が満ちるまで、じっくり温めておきたいと思います。えはら・ひろゆきスピリチュアリスト、オペラ歌手。新時代の必需品『極・お祓い箱』(マガジンハウス)が好評発売中。近著に『江原啓之が行く!ペットとスピリチュアルに暮らす』(中央公論新社)など。※『anan』2020年3月11日号より。写真・小川朋央ヘア&メイク、着付け・渡辺和代(HairMake W’s)取材、文・湯川久未(by anan編集部)
2020年03月10日ときにあどけなく、ときに色っぽく…様々な表情を披露してきてくれた吉沢亮さん。2020年3月に50周年を迎えたananにおいても、巧みな演技力でどんな撮影もお手のものかと思いきや、撮影中の意外(?)な心境を語ってくれました。過去の掲載号の中から、吉沢亮さんが「これ、覚えてます」と嬉しそうに手に取ったのは’13年の1886号。「やっぱりananさんは有名なので、そんな雑誌に大きく出させてもらう日がくるとは、と思った記憶があります」まだあどけなさが残る表情が印象的だった1886号から一変、’18年の2093号「官能の瞬間」をテーマにした撮影では、大人の色気を見せつけてくれた。「これは今までananに出させていただいた中でも、一番好きな写真。カメラマンの樽木(優美子)さんが、すごくやりやすかった印象があります。僕は『笑って』と言われるのが苦手なんですが(笑)、このときはただひたすら自由に動いて、二人で探り合いながら撮っていったのを覚えています」そして’20年の2190号をはじめ、ananの人気特集、モテコスメ大賞には2度にわたって表紙に登場。実はこの企画で2度表紙を飾るのは吉沢さんが初!「そうなんですか!?嬉しいなぁ。こうやって表紙に出させていただけるなんて、本当にありがたいです。初対面の女性との撮影はかなり照れくさいんですけど、このときはドラマや映画で共演している(広瀬)すずちゃんが相手だったから、かなりやりやすかったです」その他の登場回も、「ananの撮影は全部覚えています」と、ありがたいお言葉。「ananは誰がこんな表紙をやったとか、ネットニュースでも取り上げられるじゃないですか。話題になる企画も多いですし。だから印象に残っているんだろうなと思います」今後ananでやってみたい企画を尋ねると、深く考え込んでしまった吉沢さん。そこで恒例のカラダ作り企画を提案してみると…。「今、大河ドラマ『青天を衝け』の撮影に備えて、絶賛カラダ鍛え中なんです。演じる渋沢栄一さんが若い頃、だいぶマッチョだったみたいなので、一応鍛えておこうかなと。ただ、役作り以外でカラダを鍛えることはあまり得意じゃないんです。なのでそれよりも、『モテコスメ』特集の表紙登場回数の記録更新を目指していこうと思います(笑)」No.1886(2013年12月25日号)完璧な顔面力に目が釘付け!異例のドアップカット。当初は引きの写真を予定していたものの、協議の結果、吉沢さんの顔面力が発揮されているこちらのカットに決定。「テーマは女性に作ってもらいたい料理でしたよね。僕はクリームシチューと答えた気が…あ、やっぱり」No.2093(2018年3月14日号)アンニュイな大人の色気に陥落するファンが続出!恒例企画になりつつある女性写真家×若手俳優のグラビア。樽木優美子さんが撮り下ろしたこちらの写真は、ananの中でも一番好きと吉沢さん。「空間込みで好きな写真。特に気に入っているのは右上のカットです」No.2190(2020年3月4日号)人気のモテコスメ特集で2度表紙を飾るのは史上初!毎回、男女の甘く切ないフォトストーリーが話題になるモテコスメ特集。このときのお相手は、共演歴のある広瀬すずさん。「照れますけど、割り切ってやってます(笑)。相手がすずちゃんだったので、自然体でできました」よしざわ・りょう1994年2月1日生まれ、東京都出身。俳優。出演映画『一度死んでみた』が3月20日、『さくら』が今秋公開予定。2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』では主演を務める。ストライプシャツ¥32,000(ヨーク/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)ジャンプスーツ¥66,000(ジョン メイソン スミス)スニーカー¥35,000(ヨーク) 共にHEMT PR TEL:03・6721・0882その他はスタイリスト私物※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・荒木大輔ヘア&メイク・小林正憲(SHIMA)取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2020年03月09日リアルに流行っているモノやコトを、乃木坂46メンバーが等身大のリアクションでレポートする大人気シリーズ。女子的トレンド3年の歩みを4期生の筒井あやめさん、賀喜遥香さん、遠藤さくらさんと一緒に振り返ります。すべてはここから始まった。食と美の最前線、全部盛り。美人姉妹のポートレートのような表紙が麗しすぎる2017年刊行の第1号。フードから美容、ファッション、健康まで。女子の旺盛な好奇心をそのまま反映した幅広いジャンルから厳選したトレンドを乃木坂46メンバーが女子代表として体験&レポート。リアルトレンドを女子目線でさらにリアルに!という独自スタイルが完成した。食レポにモード撮影に豪華メンバーが集結!メンバーがお店で誌上食レポに挑戦するフードページを中心に美容、ファッションまで幅広いジャンルを詰め込んだシリーズ第1号。フードは「ビジュアルサラダ」や社会現象にもなったパクチーなど、ヘルシーで色鮮やかなメニューが続き、翌年の“映え系”旋風を予感させる内容に。一方、日本茶などの永久定番を女子好みにアップデートした進化系グルメも流行った。熟成肉&赤身肉人気を反映した「もりもり女子肉」は焼き肉を頬張る西野七瀬さんのかわいさも話題に!当時としては珍しかった“乃木坂46×ファッション”では白石麻衣さんと齋藤飛鳥さんが秋の注目ルックを紹介。さらに連載のロングインタビューは永遠のカリスマ・生駒里奈さん!…と、果てしなく豪華な顔ぶれが並ぶ。「日頃、生駒さんの映像を拝見して表情を学んでいますが、やっぱり生駒さんはかっこいい方…!同じ舞台に立ちたかったです」(遠藤さん)一方、デビューして日の浅い3期生の初々しい姿も。「みなさん加入後まもないとは思えない美しさ…尊敬しかありません!」(賀喜さん)全ページ全力で楽しむメンバーの姿とリアルな感想が流行モノを一層いきいきと見せてくれた一冊でした。より幅広いジャンルで内容もページも一層厚く。前年の大反響に応えるように、大幅増ページで帰ってきた2018年秋の第2弾!食、健康、ファッション、さらにゲームなどのカルチャーコーナーも加わって、より幅広いジャンルの流行モノを網羅。仲良し女子の温泉旅行を思わせる表紙グラビアでは、レアな温泉浴衣姿も話題に。ビジュアルも内容も充実の一冊を振り返ります。温もりグルメに温泉浴衣。身も心も温まる秋冬号。第2弾は9月末の発売。体を温めるスパイス料理や当時大行列ができた飲茶、芋栗スイーツなど、寒い季節に食べたいあったか系や秋の旬食材が揃った。さらにSNS時代を反映して、とろ〜りチーズや塊肉などのフォトジェニックグルメも。目にもおいしい料理の数々に「食べるの大好き!」な遠藤さんも目移り。「特にお肉が好きなので、いつか東京で流行りのお肉の店を取材したいです!でも私から先輩をお誘いするのはおそれ多いので一人で…」と、一人肉レポ宣言!?全国区のトレンドだけでなく、メンバーのマイブームも徹底追求。孤高のゲーマー・西野七瀬さんのゲームレポ、伊藤かりんさんが将棋を語り、佐々木琴子さんがロシア愛を告白するマニアックな偏愛ページも。個性派揃いの乃木坂46メンバーだからこその企画がてんこ盛り。グラビアはオフの旅を思わせる、ゆるやかな世界。「女子の流行モノ」はこの号がラストとなる西野さんをはじめとした“お泊まり選抜”7人。その美しさは未加入だった4期生3人にも鮮烈だったよう。「白石さん、西野さん、齋藤さんのスリーショットを拝見した時、乃木坂46は本当にすごいグループなんだと痛感しました」(賀喜さん)1期生から4期生まで43名が総力戦で挑んだ最新号。昨年秋発売の3号目。4期生も交えた乃木坂46全メンバーが食レポからファッション撮影、残暑の外ロケまで東京中をパワフルにかけめぐり、最新の流行モノを体当たり取材。4期生の遠藤さん、賀喜さん、筒井さんも緊張の面持ちでお姉さんメンバーと共に表紙を飾り、シリーズに新風を吹き込んでくれました。ノスタルジックな味が一周回って新鮮に!3号目は4期生の初登場号。表紙で4期生3人組が憧れの先輩とドキドキの共演!「とにかく先輩方が美しくて。特に白石さんのお姫さまのようなふんわりスカート姿が忘れられません!」と筒井さん。遠藤さんも「飛鳥さんと堀さんの撮影を、隅っこから見学してました」と、あの日の緊張を振り返る。食では台湾フードやチーズティーなどのアジア勢が台頭。恒例の肉企画は焼き肉の基本「タレ焼肉」、さらに昭和な洋菓子「かたいプリン」も登場。懐かしの味が一周回って新鮮に?筒井さんは遠藤さんとかたいプリンを体験。「おいしかったし、雰囲気も素敵でした。最近も一人で喫茶店めぐりをしています」と“喫茶沼”にハマったことを告白。カルチャー方面ではお姉さんメンバーが後輩と趣味を堪能。「海外NEOコスメ」ではトレンドセッター・堀さんが岩本さんと最新コスメを語り、「フィルムカメラ」では渡辺みり愛さんが伊藤理々杏さんに撮影の手ほどき。趣味を推すその言葉に熱がこもった。熱いといえば全員アンケートによる「『マイブーム』名鑑」。イラストを交えた直筆で、意外な画伯っぷりも判明…!と進化し続ける『女子の流行モノ』。さて、4号目の展開は…?つつい・あやめ2004年6 月8 日生まれ、愛知県出身。しっかり者の4期生最年少、15歳。特技は編み物でマイブームは一人雑貨屋さん&喫茶店めぐり。愛称あやめん。かき・はるか2001年8月8日生まれ、栃木県出身。大きな瞳の清楚美人。特技はイラスト、マイブームは休日に集中作製する手作りドールハウス。愛称かっきー。えんどう・さくら2001年10月3日生まれ、愛知県出身。小顔と長い手足の次世代エース。マイブームは名湯シリーズの入浴剤を入れてのバスタイム。愛称さくちゃん。※『anan』2020年3月11日号より。写真・中島慶子取材、文・大澤千穂(by anan編集部)
2020年03月09日2020年3月に50周年となるanan。そんなananのバックナンバーを振り返ると、顔つきやカラダつきが見るたびに変化し、そのストイックな役者魂がうかがえる竹内涼真さん。思い出に残る企画の、撮影エピソードを語ってくれました。2月19日に発売されたばかりの「カラダがよろこぶストレッチ」特集では、健康的でしなやかな筋肉を携え、3度目の表紙を飾った竹内涼真さん。いまでこそ表紙の常連だが、初登場は2016年8月、2分の1ページのインタビューから。「実は写真を撮られることがずっと苦手でした。だんだんページ数をいただけるようになったものの、撮影スタジオの白壁の前で、自分をどう見せたらいいのか毎回わからなくて。それが吹っ切れたのがこの2070号。これ、中目黒のスタジオでしたね、よく覚えていますよ。こういうページにしたいとか、こう写りたいという意識や細かなところにもこだわりを感じるようになったら、照れくささがなくなり、撮られ方がわかってきたんです」この年、ドラマ『陸王』に出演すると、プロのアスリートさながらのストイックな役作りが話題に。いまでは、カラダごと様変わりさせる役作りも厭わない。竹内さんのそんな役者人生を追いかけるように、ananでも多くの特集にご登場いただいた。「初めての表紙は川栄(李奈)さんと一緒の『ベストコスメ』特集で、ドラマ『陸王』が終わったあと。このページの料理のシーンは、形が決まっていない、流れの一部を切り取った感じがすごく好きなんです。そのあとアスリートのカラダつきから少し戻った頃に、映画『センセイ君主』、ドラマ『ブラックペアン』と続き、そして写真集も作らせていただいて。さらに、写真集の発売に合わせて、『カッコいいカラダ』特集の表紙にも選んでいただきましたが、このカラダではムリだとすぐに思って、テーマを聞いた直後からパーソナルトレーニングをスタート。週に4~5日通い、2か月でカラダを作り上げました」360度どこから見ても、パーツごとに筋肉が隆起した肉体美は、大きな反響を呼んだ。「この表紙は、ドラマや映画と同じように、役者としての作品作りのひとつだと思いました。食事を増やして筋トレをして…の2か月は辛かったけど、妥協せずにやりきったことで僕にとって大きな自信に繋がったし、これをきっかけに自分が求めるお芝居のレベルも上がったんです。そう考えると僕にとってのananは、作品作りへの集中力やこだわりなどのプロ意識を培うことができた雑誌。50年間の歴史を紡ぎながら、いつまでも読者から『見たい』と言われる存在であり続けるanan。これからもananとともに、僕も成長を続けていきたいですね」No.2070(2017年9月27日号)この撮影が写真の撮られ方が変わったきっかけに!「Vネックニットと髪型の感じがすごく気に入ったし、この撮影から雑誌の撮影を楽しめるようになりました。それまでの顔と比べてもらえたら一目瞭然だと思う。きっとこの写真はファンのみなさんも好きなはずです!」No.2095(2018年3月28日号)日常を切り取ったかのような自然な流れの撮影が楽しかった。「初表紙は、映画『センセイ君主』で共演した川栄さんとの2ショット。実は僕がインフルエンザにかかってしまい、撮影日をリスケしていただいて…。元気になって臨んだ撮影は、ほのぼのした雰囲気で楽しかったです」No.2109(2018年7月11日号)たった2か月での肉体改造はお芝居のレベルアップにも。「写真集撮影の2か月後にこのカラダを作れたのも、トレーナーの仲田健さんを信じて二人三脚で頑張ったから。食事も変え、最初は肉を中心にたくさん食べなければいけなかったから、食費がめっちゃかかりました(笑)」写真集『Ryoma Takeuchi』2500円(マガジンハウス)たけうち・りょうま1993年4月26日生まれ、東京都出身。俳優。主演ドラマ『テセウスの船』(TBS系)が放送中。出演作『太陽は動かない』の映画版が5月15日公開、WOWOWの連続ドラマは5月24日スタート。コート¥270,000Tシャツ¥45,000パンツ¥125,000シューズ¥103,000(以上ボッテガ・ヴェネタ/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン TEL:0120・60・1966)※『anan』2020年3月11日号より。写真・森山将人(TRIVAL)スタイリスト・徳永貴士ヘア&メイク・佐藤友勝取材、文・若山あや(by anan編集部)
2020年03月09日anan50年の歴史で半分以上を見守ってきた江原啓之さん。2002年から連載陣に加わり、13シリーズを担当されています。時の空気を感じ、読者を勇気づけ励まし続けてくださっている江原さんが、歩みを振り返りつつ、今を生きる私たちに大切なことをお話しくださいました。江原啓之さんからのスペシャルメッセージ。ananと読者が歩んできた心の旅路。スピリチュアル特集や開運特集、連載と、いつもanan読者に、厳しくも温かい激励を送ってくださっている江原啓之さん。“巷で噂の霊能者”として注目されていた江原さんが林真理子さんと初顔合わせをしたのが1994年。懐かしい思い出話とともに、これからを生きる女性たちへ熱いメッセージを届けてくださいました。***創刊50周年、おめでとうございます。ananとのお付き合いは長いですが、林真理子さんとの対談は思い出深いですね。かれこれ26年も前のこと。実は、今日の着物と袴は、その日と同じものにしました。ananには“おしゃれな女性誌”のイメージがあったので、少しハードルが高く感じたのをよく覚えています。現場には当時の編集長や編集者さんたちが顔を揃え、その迫力も圧巻でしたね(笑)。ananに出させていただいた後は、(当時行っていた)個人カウンセリングの予約の電話が鳴りやまず…、影響力の大きさをひしひしと感じました。でも、今改めて対談のタイトルを見ると、不思議な感覚に。「女性たちはなぜ、霊能者のもとへ通うのか。」――ちょっと堅い印象です。このとき、私の肩書はスピリチュアル・カウンセラーでしたから、そう名乗ったのですが、編集サイドから「“霊能者”にしましょう」と(笑)。今でこそ“スピリチュアル”という言葉も浸透していますが、当時はまだ「霊能者」のほうがしっくりきたのでしょう。口幅ったいことを言うようですが、私のほうが“時代の先”を読んでいたのかもしれません。スピリチュアルな世界への関心が高まったと私が感じたのは、2000年。ひとつの境目で、その頃、占い師の中森じゅあんさんとも対談させていただきました。当時の記事を読むと、「暗い世の中」といったフレーズが出てきます。バブル崩壊後、出口の見えない不況が長く続き、まさに希望が見えない時代でした。でも、だからこそ、この頃からようやく、“生き方の価値観”が変化していったように思います。好景気に沸いていた頃は、物への執着、私がよく言うところの「物質的価値観」が強かった。「寄らば大樹の陰」という風潮もありました。しかし、そうした神話も見事に崩れ、「物」ではもはや幸せになれないと誰もが気づき始めたのです。そんな流れのなかで、人々の関心が心やたましい、つまり「霊的価値観」へと向かっていったのだと思います。後になって林さんが私のことを“時代の寵児”と評してくださいましたが、ちょうどそういう変化の狭間にあって、“時代”に求められたのかもしれません。ananとのご縁がこれほど長く続いているのは、お二人の存在あってこそ。そして、これほど私が世に出ることになったのは、ananのおかげだと思っています。私がananに出させていただくようになってまだ日も浅い頃、女優さんたちと誌上で話す機会がありました。そのときのことも強く印象に残っています。その場では一番控えめだったひとりの女優さんに私は、「あなただけが長く続けられますよ」と励ましたのです。実際、その言葉通りになり、今も彼女は、いろんなドラマなどに出て活躍されています。こういうふうにひとつの仕事を“地道に続けること”は、決して簡単なことではありません。ananの50年の道のりもまたしかりでしょう。ananは、ずっと“女性の生き方”に光を当ててきた雑誌だと思います。女だから…という束縛に向き合い、一生懸命頑張る姿を見守り続けてきたのではないでしょうか。そんなananだからこそ、これからは「女性の自立」を応援してほしいですね。医学部入試の合格格差問題ひとつとってみても、女性がまだどこか軽んじられているのが現状です。景気が上向いて豊かになったと言う人もいますが、それだって“嘘”。共働きの家庭が増えたから、一見豊かに思えるだけ。言い換えれば、二人で働いてどうにか食べていける状態なのです。少子高齢化だから、「もっと子どもを産んで」なんて平気で言うわりに、保育園はどこも満員。こういった“社会の矛盾”にもきちんと目を向けていますか?無関心ではいけません。今こそ女性たちが立ち上がらないといけないときに来ているんです。ミレニアムがそうであったように、今もひとつの過渡期。女性が「本当の意味で自立する時代」を迎える前の“狭間”なのだと思います。だからこそ私はさまざまな機会を通して、騙されないで!目を覚まして!現実を見て!と伝え続けてきました。ananは“本当の自立”を目指す女性たちの心に響く雑誌だと思います。たとえばセックス特集なども、男性視点ではなく、女性側から主張することの大切さを伝えていて、一歩も二歩も“先”を見据えています。ただ、残念ながら、まだ時代がそこに追いついていない。だからこそ、ananの役目はまだまだこれから!です。おしゃれが好き、楽しいことも好き。仕事だって頑張りたい。そう願う女性にとって、林さんはまさに象徴的存在。“the anan”として、みんなの目標なのだと思います。でも、その憧れに近づこうと頑張っていても、時には疲れてしまうことだってあるはず。そんなときに、“スピリチュアルな視点”が生きるヒントとなり、立ち上がれていたら嬉しく思います。人生に失敗はありません。どんなに傷ついたと感じることがあっても、その傷は、たましいが磨かれた証。原石を研磨して宝石になるように、人も喜怒哀楽を経験しながら磨かれて、輝くのです。これまでも言ってきたように、自己憐憫・責任転嫁・依存心は不幸のモト。「私ってかわいそう」と悲劇のヒロインになったり、誰かに責任転嫁したり、依存心を捨てきれないままでいると、幸せは遠ざかる一方です。厳しい言い方かもしれませんが、その段階にとどまっていてはダメなのです。自立しましょう!もういい加減オトコに泣かされないで!振り回されてはいけません。また、今、「お金」をテーマに連載中ですが、“経済の破綻”も心配な時代。これからを生き抜くためにも、お金にも泣かされず、振り回されない女性を目指していきましょう。私がananで伝えてきたのは、自立するためのスピリチュアル。魔法のように依存するためのものではありません。この先50年、もっと幸せになるために、自分のなかに軸を持って歩んでください。えはら・ひろゆきスピリチュアリスト、オペラ歌手。新時代の必需品『極・お祓い箱』(マガジンハウス)が好評発売中。近著に『江原啓之が行く!ペットとスピリチュアルに暮らす』(中央公論新社)など。※『anan』2020年3月11日号より。写真・小川朋央ヘア&メイク、着付け・渡辺和代(HairMake W’s)取材、文・湯川久未(by anan編集部)
2020年03月09日ハーフパンツのセットアップスーツに身を包み、マニッシュの中にも色気を携える榮倉奈々さん。2020年3月に50周年を迎えるananにおいて、無邪気な笑顔で単独初表紙を飾ってから10年、すっかり洗練された大人の魅力をまとう女性へ。ananには度々、表紙や巻頭企画に登場してくれた榮倉奈々さん。約10年前に発売された「マンガ大好き!」特集で、ananでは初めて単独で表紙を飾った、あどけない笑顔のご自身を見て「わ、茶髪でクルクル!」と照れ笑い。「マンガ好きを公言していなかったはずなのですが、このお話をいただいたので、とても驚いたことを覚えています。大好きな矢沢あいさんのマンガから手塚治虫先生の作品まで、当時誌面で紹介したマンガはすべて、今も我が家の本棚に並んでいます」その約5年後には、「大人の恋の見つけ方。」特集で再び表紙に。改めて、当時のインタビューを読み返してみると…。「“すべてを共有しなくても、お互いに認め合える恋愛に憧れる”という点は、今も考えは変わりません。最近は、それまで同じような経験を積んでいなくても、時間を経て一緒に経験するものが増えるということは、全然想像していなかった関係性を生み出していくものなんだなぁと、日々の中でじんわりと実感しています。それが家族なんだな、と」翌年の「本気の美脚・美尻。」特集では、多くの女性がその美脚っぷりに息を呑んだはず。引き締まった脚を逆さまにスラリと伸ばしたポーズは、まさにセンセーショナルだった。「当時は筋トレが趣味で、やればやるほど成果が出るから楽しくて、食事管理もしっかりしていました。読み返すと結構ストイックなことをしていましたね(笑)。今はここまで本気ではなく、健康と美容を目的にストレッチやランをゆるく行っている程度。自分ルールはなくなり、持っている道具も厳選されました。知識も増え、生活も変わって、必要なものが減ったといいますか…使うものだけが身の回りに整った感じです」「あの時はこういうのも食べなかったんだろうな(笑)」と、ケータリングのハンバーガーに手を伸ばした榮倉さん。「自分ルールがなくなった」という言葉が微笑ましい。最後に、ananへの思いを語ってくれた。「まだSNSもない時代に、女優さんや俳優さんの、ドラマや映画では見られない斬新な姿を見ることができたのがananでした。そんなふうにこれからも、衝撃的な切り口やビジュアルを世の中に与え続けてほしいです。そしてまた、楽しい企画に呼んでください!」No.1716(2010年7月14日号)マンガはジャンルを問わず、読みあさっていました。「海外の男の子のスナップ写真を美容院に持ち込んで、この髪型にしてもらったのを覚えています。好きな作品は、その頃どういう気持ちだったかを思い出したい時に、今でも読み返したりしていますよ」No.1942(2015年2月18日号)大胆な衣装で肌も露出できるのはananだから。「衣装は全ページにわたってスリップドレス1枚で、美脚・美尻特集の時もそうでしたが、ここまで大胆に肌を出すのもananだからこそ。そう思うと、ananは特別な雑誌なんです」No.2002(2016年5月4・11日号)28歳当時の趣味は筋トレ!ストイックでした。「当時は90分のパーソナルトレーニングを週に2~3回していたので、懸垂も腕立ても余裕で。この前当時と同じトレーナーさんから、今よりもおもりが5kg多かったと聞いて衝撃を受けました(笑)」えいくら・なな1988年2月12日生まれ、鹿児島県出身。女優。放送中のドラマ『テセウスの船』(TBS系)に出演。4月24日公開予定の、中島みゆきの名曲に着想を得た映画『糸』に出演。アームシースルージャケット¥87,000タンクトップ¥18,000ハーフパンツ¥42,000(以上コート TEL:03・3447・6424)サンダル¥81,000(トッズ/トッズ・ジャパン TEL:0120・102・578)ピアス¥38,000(ララガン/ララガンデザインinfo@ralagan.com)※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・影山蓉子(eight peace)ヘア&メイク・松井里加(A.K.A)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2020年03月09日2020年3月に50周年を迎えるanan。そんなananの「美乳強化塾」号で、田中みな実さんが見せた大胆な“肘ブラポーズ”は、その美しいボディが大きな話題となり、本誌は完売に。一大センセーションを巻き起こしました。そんな田中さんが当時の思い出を語ってくれました。写真集『Sincerely yours…』(宝島社)が60万部を突破し、2020年の頭から社会現象を巻き起こした田中みな実さん。「こんなに反響をいただけていることに驚いています。写真集のお渡し会に来てくれた9割が女性で、みんなキレイにメイクを施し、お洒落をして、そんな子たちに『みな実ちゃんになりたいんです』なんて言ってもらえて、こんな幸せなことあります!?にわかには信じられない気持ちです(笑)。これほど女性に関心を持っていただけるようになったのは、ananの『美乳強化塾』特集がきっかけだったと思います。ananは心理テストや恋愛、SEX特集など切り口がいつも斬新で、女性に刺さるものばかり。書店やコンビニに並んでいれば必ず目に留まるし、学生のころから手に取っていますね。カバーが毎号印象的で、ステキだと思っていたから、表紙のお話をいただいた時はうれしかったです!」とはいえ、本当は迷いもあったそう。「特集でもお話ししましたが、胸が大きいことをずっとコンプレックスに感じていました。局アナ時代はサラシを巻いてテレビに出ていたことも。カバー撮影時は30歳になった年で、若いころよりはハリがなく、形にも自信はなくて。ただ、お話をいただく少し前からパーソナルトレーニングに通い始め、カラダの変化を実感していた時期でもあったので意を決して、臨むことにしました」やると決めたからには中途半端にしたくない、そんな思いから生まれた“肘ブラポーズ”で表紙を飾り、その号は見事完売!「あれ以来、コンプレックスだった胸を愛でてあげられるようになりました。潰して隠すのではなく、胸に合ったブラをセミオーダーするようになったり、バストケアが習慣になったり。よく『どうしてそんなにストイックに頑張れるんですか』と聞かれますが、自分ではストイックとは思っていないんです。スキンケアやメイクなどの美容が元々大好きなのと、身長が低いことやカラダのバランスが決していいわけではないことなど、コンプレックスがあるからこそ、探究心を持ち続けていられるんじゃないかな。かつては自分が認めたものしか信じなかった私が、固定観念を捨て、他人の意見も信じていいのではないか、と思えるようになったのもこの特集のおかげ。ananは、自分のカラダと向き合うきっかけを与えてくれた特別な思い出です」No.2069(2017年9月20日号)撮影日は1カット目から“肘ブラポーズ”でした!「お尻もぺったんこだし、顔も幼くてどこか自信なさげ…。今は自分のカラダと向き合い、鍛えたことで自信が持てるように。それが表情にも出ている気がします。ちなみに表紙が撮影の1カット目(笑)。刺激的でした」たなか・みなみ1986年11月23日生まれ。2014年にTBSを退社し、フリーに。現在『坂上忍の勝たせてあげたいTV』(日テレ)、『グータンヌーボ2』(カンテレ)などMCのレギュラーを持つ。キャミソール¥29,000パンツ¥47,000(共にエアロン/コロネット TEL:03・5216・6518)サンダル¥43,000(ネブローニ/フラッパーズ TEL:03・5456・6866)リング(K18YG×アコヤパール)¥80,000(カラットアー/ISETAN SALONE 東京ミッドタウン TEL:03・6434・7975)※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・NIMU(まきうらオフィス)ヘア&メイク・AYA(LA DONNA)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2020年03月08日ある時は注目の俳優として、ある時は憧れの対象として、そしてある時は、男女の物語の表現者として…。2020年3月に50周年を迎えたananにおいても、登場を重ねるごとに、イメージを裏切っていく高橋一生さん。誌面を作り上げていく心構えは、芝居にも通じるものが。17年の「官能の流儀。」特集での、男女のセクシーなシーンがとても話題に。「当時の心境からすると、なぜ自分に白羽の矢が立ったんだろう…でした。発売されたのは大河ドラマ『おんな城主 直虎』と『カルテット』を同時に撮っていた時でしたが、撮影はそれよりも前でしたから」そう言ってにっこり柔らかな笑顔を向ける。「あのタイミングで、コイツを表紙にしてOKだと思ってくださっていたと思うと、ありがたいという気持ちしかないです。ananというと、名だたる俳優の方々や旬の男性方を取り上げてきたイメージがあります。その雑誌に“これからくるかもしれない”と言われるなんて、悪い気はしません(笑)」撮影時の感想を伺うと、「ただ撮られるのではなく、被写体として一緒に作品をセッションしている感覚で面白い体験だった」と話す。それはこちらも同じ。優しく、色っぽく、謎めいて…撮影イメージを伝えると、丁寧に咀嚼しつつ協力態勢で臨んでくれる人だ。「女系家族の中で育ってきているからか、女性が何を望んでいるのかに敏感なのかもしれません。自分の個性やイメージなんて、周りが定義する高橋一生というものをコラージュしてできていると思うんです。ならば、周りから求められているもの全部に応えていったらどうなるか…そこに興味があって」それを仕事で実践していたのが、まさにこの時期。挑戦を重ね、「回り回って、結局芝居に誠実に向き合うしかないんだって気づいた」と話す。ならば、雑誌の取材を受けることにはどんな意味を感じているのだろう。「刹那的でいいなと思っています。撮影でもインタビューでも、意図せず反射的に自分から出てくるものがあって、それが面白いよねとなることもあるんです。写真や文字に残ることで当時の自分を思い出すこともありますし、どんなに演じているつもりでも、誌面から自分の人間性が透けて見えることもあって…。それを含め楽しませてもらっています」そんな高橋さんらしく、次にananでやってみたいことも、「高橋一生でこれが見たいと声をかけていただいたもの」との答え。「本当はあるんですけれど、言ったら叶わなくなりそうなので言わないでおきます(笑)」No.2043(2017年3月8日号)あふれた愛が官能を生み出す。大人の色気漂うヌードが話題。発売が発表されてから、編集部には読者からの問い合わせの電話がひっきりなしで、あらためて高橋さんの人気を実感。「相手のモデルの方がものすごく緊張していらして、安心させようと反対に冷静になれた気がします」No.2070(2017年9月27日号)恋人に向けた眼差しの優しさ。幸せ感に満ちたグラビアに。人気企画「モテコスメ大賞」のなかで、幸せなカップルの甘い週末をイメージしたグラビアをスペシャルフォトブックで展開。インタビューでは、女性のメイクへの考えや、女性に美しさを感じる瞬間などについて伺った。No.2087(2018年1月31日号)斎藤工さんがチョイス。ふたりが名作の世界の中に。斎藤工さんとのコンビで登場いただいた「選択の技術。」特集では、映画の名シーンをイメージしたシューティングに。「工さんは、俳優としても監督としても大好きな人。その人とモノづくりができたことがうれしかった」たかはし・いっせい1980年生まれ、東京都出身。俳優。数々の映画・ドラマ・舞台で活躍。4月スタートの連続ドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』(火曜21:00~カンテレ・フジテレビ系)に出演。パーカ¥63,000パンツ¥69,000スニーカー¥69,000(以上マルニ/マルニ 表参道 TEL:03・3403・8660)その他はスタイリスト私物※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・秋山貴紀ヘア&メイク・田中真維(MARVEE)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年03月08日若手俳優の頃から、クリエイターとしても幅広く活躍する現在に至るまで、キャリアの中のさまざまなタイミングでanan誌面にご登場いただいている俳優の斎藤工さん。2020年3月に50周年を迎えたananの数ある出演企画から、特に印象的なものを伺いました。今や“色っぽい男”の代表格でもある俳優の斎藤工さん。お一人ではもちろん、高橋一生さんや小嶋陽菜さんをはじめとするコラボレーション企画でも、誌面に男の色気と艶を添えてくれた。「(掲載誌を見ながら)顎に手を置いた写真が多いですね。これが、僕の“ananポーズ”なんだと思います(笑)。特に印象深いのは、一生さんとの撮影。僕が選んだ映画をテーマに撮るというお題があり、普段よりも企画に一歩踏み込んで参加した感覚がありました。緊張感もすごかったです。というのも、当時、一生さんは、僕にとっては初めて監督した長編映画の主演でした。映画の現場では言葉じゃないところで会話をしていたし、“撮り終わっても気安く一緒にごはんに行くのはやめよう”という、侍のような空気が漂っていたんです。だから、連絡先は知りながらもコンタクトをとっていなかった。この撮影は、そんな状況の中で久しぶりにお会いするタイミングだったので、すごく記憶に残っています。どなたかとコラボレーションする時は、予想もできない関係性を作為的に作るという作業がのっかるので、とてもクリエイティブだと思います」ananで撮影した写真には、「特別な空気感や品位が漂っています」と斎藤さん。「映画にも似たエモーショナルな感じというか、聡明な匂いと光のようなイメージです。自分で映画を作るようになり、目指す世界観をスタッフと共有するために心が動いた写真や描写をアーカイブしているのですが、その中にananの写真もたくさんありますから。すごいと思うのは、編集部の“旬”に対する嗅覚の敏感さ。この先注目されるであろう人をいち早く見つけ、パブリックイメージを膨らませてくれますよね。僕自身、『昼顔』に出演するまではananが自分の代名詞だったし、特徴のない俳優だった僕に、多くの方が『ananを見たよ』と話を振ってくれて、本当に助けられました。見た目の部分だけではなく、“自分がどういう男なのか”というような、芯をとらえた一面を照らしてもらっている気もします。アウトプットの強力な味方であり、出ることで箔が付く雑誌だと思います。今後も、ananと斎藤工だからこそできることをやれたら嬉しいですね。たとえどんなにくだけた企画だったとしても(笑)、僕がやることに意味を見出して、白羽の矢を立ててくださると思うので頑張ります」No.1652(2009年3月25日号)俳優仲間と一緒に立ち上げた演劇ユニットの集会に潜入。大竹浩一さん、波岡一喜さん、福士誠治さんと作った演劇ユニット「乱‐run‐」を紹介。「いち早く取り上げてくれたのがananさんでした。自発的に踏み出した活動をする時に、いつも背中を押してくれる。ありがたいです」No.1656(2009年4月22日号)斎藤さんのモテ手相を大久保佳代子さんが鑑定!日笠雅水さん指導のもと、大久保佳代子さんが斎藤さんの手相を観るというユニーク企画。「大久保さんとお会いするたびに、この話をしています。日笠さんは母の親友で、生まれた時から手相を観てもらっているんですよ」No.1833(2012年11月28日号)男のホンネ特集では、美しいヌードを披露。当時31歳。色気あふれるグラビアと、赤裸々な男心を披露して話題に。「ストーリー性のある撮影だったことを覚えています。僕自身、ananの一読者として、より興味深い誌面になればという思いを持って挑みました」さいとう・たくみ1981年生まれ、東京都出身。俳優。企画、原案、撮影、脚本、監督をつとめた映画『COMPLY+-ANCE』が公開中。出演する『糸』が4/24に、『騙し絵の牙』が6/19に公開される。シャツ¥84,000 タンクトップ¥68,000パンツ¥90,000シューズ 参考商品(以上ロエベ/ロエベ ジャパン カスタマーサービス TEL:03・6215・6116)※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・川田力也ヘア&メイク・くどうあき取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2020年03月08日10代のあどけない笑顔から始まり、表紙や巻頭ページの登場回数は多数。回数を重ねるごとに、大人の魅力を増していき、ananには欠かせない一人に。記念号の一枚はやっぱり、ビッグスマイルです!2020年3月に50周年を迎えるananとの思い出を女優・上戸彩さんに伺いました!初表紙は2005年、今では貴重な笑顔のピースサイン。以来スポーツウェアや着物姿などで度々表紙を飾ってくれた上戸彩さん。それらを並べるとananの歴史や時どきの流行が見て取れるとともにショートからボブ、ロングまで、上戸さんがいろいろな髪型をしてきたのも一目瞭然。「髪型がこれだけ変化しているというのは、それだけいろんな役をいただいたということでもあるんです。昔は特に、常に新鮮なイメージを求めていて、一つの作品がクランクアップしたらまず美容室に行って髪型を変えていました。鏡を見ると違う自分がいる、それが役から抜ける瞬間だったんです」さらに上戸さんの表紙には“幸せオーラ”や“ハッピー”“ポジティブ”などの言葉が並ぶことが多く、まさにその人柄を象徴している。「20代前半ぐらいまでは『歯を見せて笑ってください』なんて言われることも多かったんですが、ありがたいですよね、明るいイメージを持ってくださるのは。でも改めて過去の表紙をまとめて見ると、本当にいろんな企画に呼んでくださったんですね。特に思い出に残っているのは『二の腕・背中・肩甲骨。』特集で、背中を見せた表紙。ちょうど映画『昼顔』の公開のときでした。役以外で肌を多めに露出することが少ないので記憶に残っているんですが、それよりも北野先生役の斎藤工さんとの対談と、『昼顔』の脚本家・井上由美子さんの特別書き下ろしエッセイには胸を打たれました。ドラマが終わって映画が公開されるまでの3年間がこれによってぐっと縮まった気がして、作品への思いが一段と深まりました」anan50周年にちなんで、50歳の上戸さんをイメージしてもらった。「こういうお仕事をしているからこそ、より常識人でありたい。私が母親に感謝しているのは、芸能界に入った私をちゃんと甘やかさずに育ててくれたことなので、これからも驕らずに、そして自分の子供たちにも母のように甘やかさずに教えていこうと思っています。あとは、ほどよくお仕事をもらえていたらうれしいな。そのころはananの表紙を飾っている子のお母さん役なんかをやっていたりして!裏表紙でもいいので(笑)、またananに出させてください。そして、私はこれからもanan愛読者でいたいです」No.1505(2006年3月29日号)当時は20歳。この笑顔は世間から圧倒的支持を獲得。「昔は仕事で笑うことがすごく多かったけど、今ではさらに子供たちと一緒に笑う時間も増えて、家にいるときこそオンの時間なのかもしれない。家族と過ごしている時間が、私のハッピーの源です」No.1660(2009年5月27日号)「日本女子のたしなみ」特集では艶やかな着物姿で登場!「着物の文化が大好きだし、着物を着る仕事のおかげで、和のお作法を学ぶ機会もいただきました。映画『マレフィセント』でオーロラ姫の吹き替えをしたとき、LAで着物姿でアンジェリーナ・ジョリーと会えて感激!」No.2056(2017年6月14日号)しなやかで美しい背中を披露。大人の色気が話題に!「北野先生が秘めていた紗和への思いが綴られた『昼顔』の書き下ろしは、今でも心に残っているほど感動。巻頭ページでは柔軟性を大胆に見せた写真も撮っていただいたんですが、残念ながら掲載ならず…(笑)」うえと・あや1985年9月14日生まれ、東京都出身。女優。2003年、映画『あずみ』で初主演を務める。’20年4月スタートの連続ドラマ、日曜劇場『半沢直樹』(TBS系)に出演予定。ジャケット¥319,000シャツ¥120,000パンツ¥87,000パンプス¥95,000(以上プラダ/プラダ クライアントサービス TEL:0120・45・1913)※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・平澤雅佐恵ヘア&メイク・中谷圭子(AVGVST)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2020年03月08日2020年3月、50周年を迎えるanan。そんなananにおいて、お茶目な表情満載の「手みやげ特集」、大人の男の色香が爆発する「SEX特集」など、お芝居同様、表現力の幅が毎回話題になる田中圭さん。初登場は15年前!撮影での思い出も多岐にわたります。田中圭さんのanan初登場は’05年。この頃多かったのが、恋愛特集内で男子の本音を語るインタビュー。「恋愛について聞かれるのは全然平気でしたけれど、いま過去の自分のインタビューを読み直すとむちゃくちゃ恥ずかしい。仕事に関しての考え方は当時からほとんど変わってないんですけれど、恋愛観について…その時その時の状況がモロに出てる…から(笑)」そして何といっても昨年のSEX特集では、その程よく鍛えられたたくましくセクシーな肉体を大胆に披露してくれた。「最初、マネージャーから裸での撮影があると言われた時は、いいカラダの特集だと思っていたんです。そしたらSEX特集だって聞いて俺が?とは思いましたが(笑)。企画の“幸せなSEX”というテーマも素敵だし、もともとそういうことは恥ずかしがったり、隠すようなことでもないと思っているので、そんなに照れもなかったし。ただ、あの時に撮影していたドラマ『あなたの番です』の現場で、意外そうな顔もせずに共演者のみんなが淡々と誌面を見ていた時は、『もうちょっと何かないの?』とは思いました(笑)」センシティブな内容にもかかわらず、明るく現場を盛り上げてくれた田中さんのおかげで、終始撮影は多幸感あふれる雰囲気に。「単純に撮影が…楽しくてしょうがなかったです。こういう撮影って、照れようと思えばいくらでも照れられるわけですけど、俳優としてのギアを一個入れて、相手のことを好きな気持ちで臨んだら、楽しくなって」以前は写真を撮られるのが苦手だったそう。「一昨年、取材の数がとても増えたんです。一番多かった時は月に60本くらい。でもそれをストレスに感じて仕事するのも嫌だし、そもそも相手に失礼だなと思って、楽しむ方向に気持ちを切り替えたんです。どうせそんなに続かないだろうし、スターになったつもりで、この状況を楽しもうって」もし次にananに登場されるならどんな企画がいいですかと尋ねると、「占いか、カラダを鍛える系か…」と悩んだ後、茶目っ気たっぷりの笑顔で「かわいい子とのデート企画はいつだってやりたい!」と。そんな田中さんに自身の50年後を想像してもらった。「かろうじて生きていたら、ちょっといい老人ホームに入ってゆっくり過ごしたいです」No.1464(2005年6月1日号)初々しい恋愛観も新鮮。記念すべき初登場号。田中さん初登場は恋愛特集。20歳当時のピュアな恋愛観を語ったインタビューを読み返し「こんなこと言ったかなぁ…言ったんだろうなぁ~」と苦笑い。この時の撮影は私服だったそうで、そこも懐かしんでおられました。No.2125(2018年11月7日号)贈り物を渡す前のワクワクをストーリー仕立てで撮影。ドラマ『おっさんずラブ』の大ヒット後、「取材の数がめっちゃ増えた」まさにその最中。「自分でプレゼントを作ったのを覚えてる」。手みやげ特集に絡め、自身でリボンをかけたギフトを持って外出するまでの物語に。No.2163(2019年8月14・21日号)彼女に向ける優しい眼差しとたくましいカラダで魅了。愛のあるセックスをテーマにカップルの幸せな休日をイメージして撮影。その潔い脱ぎっぷりも含め、真っ向から撮影に取り組む田中さんに、カメラマンもノリノリに。インタビューの飾らない言葉も“らしさ”全開でした。たなか・けい1984年7月10日生まれ、東京都出身。俳優。4月クールのドラマ『らせんの迷宮~DNA科学捜査~』(テレビ東京)に出演するほか、6月19日には主演映画『ヒノマルソウル』公開も。インナー¥25,000ニット¥138,000パンツ¥74,000シューズ¥120,000(以上Maison Margiela/Maison Margiela Tokyo TEL:03・5725・2414)※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・山本隆司ヘア&メイク・大橋 覚(VANESSA+embrasse)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年03月07日「撮影はずっと苦手でした」と語る中村倫也さんですが、2020年3月で50周年となるananのなかでも人気特集である「モテコスメ特集」ではどきっとするような2ショットで、ロマンティックな物語を表現してくださいました。今後、登場されるなら…?と伺うと、意外な答えが!12年の初登場以来、出演舞台についてのインタビューのほか、甘味屋さんを訪れたり、さまざまな形でご登場いただいている中村倫也さん。とくに印象深いのは、’18年に麻生久美子さんとおふたりで撮影した「モテコスメ大賞」の号だろう。「撮影の半年後くらいに、麻生さんと舞台で共演することが決まっていたんですけれど、まだ情報解禁前のタイミングだったから驚きました。ananというとセクシーなグラビアのイメージがあったのに、わりとナチュラルな雰囲気で撮影が進んでいって、あれ?って感じだったんです。そしたら終わる頃にダダダッといろいろ要求されて…そうだよな、ananだもんなって(笑)」おでこをくっつけて見つめ合ったり、膝枕で横たわったり。表紙に使われたのは、中村さんが麻生さんを抱き寄せている美しく官能的な2ショット。「お互い照れ屋なので、最初はなかなかできなくて…ね。逆に時間がないってなったからこそ、ヨシッて腹を括れた気がします。一回触れちゃえば後は平気なんですけどね」雑誌でもなんでも、取材の時はいつも「ライブ感覚を大事にしている」そう。「雑誌は発言が活字に残るメディアなんで、そこは少し意識しますけど、基本的にその時に聞かれたことを、その時感じたまま、思ったまましゃべってます。僕は、現場で転がる会話の遊びを楽しみたいんですよ」その“楽しむ”一環か、ときどきこちらの質問をはぐらかしたり、茶化してかわしたり、変化球で返してくることも。ご本人にそう伝えると、「僕自身も、僕という役者も変化球なんで」といたずらっぽい笑顔を見せた。「あんまり自分の考えてることを真面目に答えすぎると、押し売りになっちゃう気がするんですよ。そこも照れ屋だからなんだろうね。大体10のうち1、芯を喰ったことを言うくらいでいい。そこは、中村倫也のセルフプロデュースです。役者なんて、ある程度謎めいてないとダメだと思うんですよ。謎は謎でとっておけるスタンスで生きています」ananというと「脱ぐイメージ(笑)」という中村さんに、では次はぜひ…と水を向けると、かぶせるように「絶対ない!」と即答。「性格的に、触れてないのに触れ合っているように見える表現とか、泣いてないのに泣いてる芝居が好きなんです。だから、脱がずに体温を感じさせるようなものが作れるなら面白いとは思いますけどね。…でも本当は、深海魚とかを紹介させてほしいです。巨大ミミズとか。誰も興味ないでしょうけど(笑)」No.1972(2015年9月30日号)昔ながらの東京の風情ただよう甘味処でほっこり。東京観光をテーマにさまざまなスポットを紹介した特集で、中村さんは東京名物の甘味処を訪れてあんみつをパクリ。「食べているところを写真に撮られるってことがほぼないので、緊張してどうしようもなかったです」No.2113(2018年8月8日号)朝ドラで注目度急上昇。そんな最中の心境に迫る。音楽やアニメ、ゲームなど、イマドキ女子をときめかせているカルチャーを特集。そのなかの「いま気になる俳優研究」で紹介。「スタイリストさんが用意してくれていた衣装が古着で、すごく新鮮だったんですよね」No.2119(2018年9月26日号)「年齢は単なる数字」。中村さんが語る女性の美とは。美しい年上の女性と年下の子犬系男子の恋を、フォトストーリー仕立てに。チャーミングな素顔から憂いをたたえたセクシーさまで、さまざまな表情を見せてくれました。中村さんの思う、女性の美についてのインタビューも。なかむら・ともや1986年12月24日生まれ、東京都出身。俳優。出演映画『影裏』が公開中。4月には主演ドラマ『美食探偵 明智五郎』(NTV系)が、5月には主演映画『水曜日が消えた』が控える。カーディガン¥53,000(タクタク/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)カットソー¥18,000パンツ¥33,000(共にマーカウェア/パーキング TEL:03・6412・8217)シューズ¥62,000(フット・ザ・コーチャー/ギャラリー・オブ・オーセンティック TEL:03・5808・7515)※『anan』2020年3月11日号より。写真・樽木優美子(TRON)スタイリスト・小林 新(UM)ヘア&メイク・Emiy取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年03月07日7人集合、ボーカルのお二人、ソロ、とさまざまな形でananの表紙を飾った三代目 J SOUL BROTHERSのみなさん。美しくセクシーな写真の魅力と同時に、その絆の強さが色濃く表れた誌面も話題になりました。2020年3月に50周年を迎えるananとの思い出をお聞きしました!三代目 J SOUL BROTHERSのみなさんに、7人で表紙を飾っていただいたのは過去3回。初登場の人間関係特集( ’15年)と、それから3年後の骨ストレッチ特集( ’18年)を見比べてみると…。今市隆二:やっぱりこの頃(表紙初登場号)はみんな若いね。登坂広臣:がんちゃんのがんちゃん感がすごいもん。山下健二郎:THE がんちゃんっていう感じだね(笑)。これ、ドラマ『ディア・シスター』くらいの頃かな?岩田剛典:そうだと思う。山下:艶っぽいもんね(笑)。ELLY:この直己さん、すげービジネスマンじゃん(笑)。小林直己:この時ずっと、スティーブ・ジョブズって言われてたの。山下:黒のタートルネック、ですもんね。登坂:初登場の時はまだまとまりあったけど、こっちの骨ストレッチ特集は個性が強くない?小林:確かに、こっちはまとまりないね(笑)。登坂:どう見てもみんな他人でしょ?同じクラスだったら絶対友達になってない(笑)。6人:あははは!岩田さん、登坂さん、今市さんは、それぞれソロでも表紙にご登場。ボーカルお二人のツイン表紙( ’16年、伝える力特集)も大きな話題に。今市:(ツイン表紙を見て)これあったなー。なんか俺だけ、めっちゃカメラに近くない?岩田:え、これ合成?今市:合成じゃない(笑)。登坂:斬新な構図だよね。ELLY:確かに、オミの撮影に入り込んできた人みたい(笑)。NAOTO:「あれ?オミ、もう撮ってんの?」って言ってね(笑)。がんちゃんの脱いでるソロは、反響あったでしょう?“官能の瞬間”だもんな。岩田:これはありましたね。でもこの時、休み明けで全然カラダ作る時間がなかったんですよ。登坂:僕もソロで出させていただいた号は、女性のファンの方から反響がすごかったです。今市:俺もソロ撮影の時メガネかけたし、なんかオミのソロの号と似てない?登坂:(あえて登坂さんと今市さんのページ構成を同じにしたことを伝えると…)そうなんだ!初めて知った!エモ!ELLY:エモすけ!岩田:エモエモ!今市:確か、メンバーへのメッセージも言った気がするな。登坂:それ、俺もやったわ。まったく同じことやった(笑)。今市:もう何言ったか全然覚えてないけど(笑)。NAOTO:え、読もう~。登坂:やっぱりananには、そういう、ファンの人が見たい、聞きたいと思うものが、たくさん詰まってるんだよ。岩田:そうそう。全員:(拍手)NAOTO:先日の恋愛心理テスト特集(’20年)では24ページも特集していただいたので、次はananさんに三代目の“飛び出す絵本”を作ってもらいたいです(笑)。No.1944(2015年3月4日号)7人で表紙に初登場!売り切れ続出で人気を証明。予想のさらに上を行く売り上げを見せた5年前の表紙初登場号。今とはまったく雰囲気の異なる7人に注目!「初めてananさんの表紙を飾らせていただいた時は、すごく嬉しかったのを今でも覚えています」(登坂さん)No.2093(2018年3月14日号)肉体美でファンを悩殺!情報解禁後、トレンド1位に。「官能の瞬間」をテーマに、ベッドの上やシャワーブースで撮り下ろしたセクシーショットが話題沸騰。「これはファンの方から相当反響がありました。今改めて見るとカラダが全然出来上がってないですね(笑)」(岩田さん)No.2138(2019年2月13日号)、No.2175(2019年11月13日号)ボーカル二人のソロ初表紙!リンクした構成にも注目が。登坂さんの回には手紙を書くカット、今市さんの回では手紙を読むシーンが登場。「二人が手紙のやり取りをしてるみたい」と話題に。「その仕掛けには気がつきませんでした」(今市さん)。「ananやりますね(笑)」(登坂さん)今市さん・ブルゾン¥610,000シャツ 参考価格¥200,000パンツ¥85,000ベルト¥37,000シューズ¥75,000(以上Saint Laurent by Anthony Vaccarello/サンローラン クライアントサービス TEL:0120・95・2746)その他は本人私物NAOTOさん・ブルゾン¥470,000シャツ¥120,000Tシャツ¥40,000パンツ¥115,000(以上Saint Laurent by Anthony Vaccarello/サンローラン クライアントサービス)その他は本人私物小林さん・ブルゾン 参考商品(TOM FORD/トムフォード ジャパン TEL:03・5466・1123)その他はスタイリスト私物登坂さん・ジャケット¥400,000Tシャツ 参考価格¥40,000パンツ¥60,000ブーツ¥135,000(以上Saint Laurent by Anthony Vaccarello/サンローラン クライアントサービス)その他は本人私物山下さん・コート¥410,000スニーカー¥107,000(共にVALENTINO/ヴァレンティノ インフォメーションデスク TEL:03・6384・3512)その他はスタイリスト私物岩田さん・シャツ¥115,000Tシャツ¥40,000ネックレス各¥45,000パンツ¥70,000シューズ¥85,000(以上Saint Laurent by Anthony Vaccarello/サンローラン クライアントサービス)ELLYさん・ジャケット¥203,000(Rick Owens/イーストランド TEL:03・6712・6777)その他は本人私物三代目 J SOUL BROTHERSパフォーマーのNAOTO、小林直己、ELLY、山下健二郎、岩田剛典、ボーカルの今市隆二と登坂広臣の7名で構成されるダンス&ボーカルグループ。最新アルバム『RAISE THE FLAG』が3月18日発売。※『anan』2020年3月11日号より。写真・森山将人(TRIVAL)スタイリスト・渡辺康裕(W)ヘア&メイク・千絵(H.M.C)RYO下川真矢MAXメイク・船引美智子取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2020年03月07日2020年3月に50周年を迎えるananを30年以上間近で見てきた作詞家の秋元康さん。なぜananは50年続いてこられたのか、分析していただきました!劇的に効く“抗生物質”とゆるやかに効いていく“漢方薬”。ふたつのバランスをとりながら、新しいヒットを作ることが宿題。売れる雑誌を作り続けるというのは、想像以上に至難の業。「毎号毎号売ろうと思うと売れないものです。売れ続けるためには、“漢方薬”で長期的に体質改善を試みつつ、ここぞという時に“抗生物質”を投与することが肝心です」と、なんとも大胆な分析。「占いの特集や35年間も巻末を守り続ける、林真理子さんの書くエッセイは、読者の心にゆるやかに効いていく“漢方薬”なのかなって思います。一方で、ここぞという時は、King & Princeのようなスターで度肝を抜くという、“抗生物質”を投薬するのが編集の手腕」“抗生物質”を連続投与するのでは読者が疲れるし、何より効かない。そのさじ加減も長続きの秘訣のようで……。「これから先はじゃあどうする?と聞かれたら、そのふたつのバランスをとりながら、新しいスタンダードを作ることが宿題です。雑誌を手に取らせるためにはきっかけが必要。日頃はananを読まない人が手に取るような新鮮な特集や、例えばデビュー前の新人発掘などが課題なのかな」予定調和を崩すのも得意。「あり」と「なし」の間の「なしではない」を取り上げていく勇気が思わぬヒットを生む。50年続くanan。それはある意味、読者に飽きられなかったという証拠?「予定調和を崩してきたってことも、飽きられなかった理由の一つでは?この話をすると大抵の人は“奇を衒(てら)う”ことと勘違いする。でも予定調和を崩すと奇を衒うは似ているようで、同じじゃない」「あり」と「なし」の間の「なしではないのでは?」を取り上げる勇気が、予定調和を崩し、思わぬヒットを生むという。アナウンサーという職業でありながら、服の下に隠されていた豊満な美ボディをさらけ出した田中みな実さんの起用がその一例。「女性にとってそれまでは違う立ち位置にいた彼女が、美しい体を見せつつ、美しくなるためにこんな努力をしていますと堂々と語ったことで、女性たちから支持を集め、憧れの存在になったんです」誌面で女性モデルとの濃厚なラブシーンを演じた高橋一生さんも然り。ananが仕掛ける予定調和の崩しが、時に読者を強烈に引き寄せる吸引力なのだ。アイドルが好き、セックスに興味ある――。堂々としたミーハー視点。なにをやってもゲスにならないので、読者が安心して読むことができる。「ananは堂々とジャニーズのタレントが好き、恋愛やセックスにも興味があると表紙でアピールしてきた。これがファッション誌になると、今さらそんなことを言うのは格好悪いとか、恥ずかしいみたいなスタンスをとる。それじゃあ、視野が狭くなるんです」ananの良さはミーハーを堂々とやること、と秋元さん。そこに少しでも気取りが見えては、大衆ウケはしないと手厳しい。「例えば、ル・コルビュジエの建築の中でカツ丼を食べるから、皆の興味が集まる。そこで高級懐石料理を出すのでは、大衆は集まらず、一部のマニアな人にしかウケないことになる」ミーハー心を最大に生かし、旬のタレントを絶妙なタイミングで起用するのも強みだと。「外国人モデルばかりを使い、ファッションの最先端を強気に投げかける時代もありましたが、今は編集部全体で『ジャニーズがかっこいい!』と言っている。その潔さがむしろウケている」さらに何をやっても「ananだから」と、誌面が下品に転ばない強みもあると。「過去、ananで本木雅弘くんがヘアヌードになった時もそうでしたが、若いタレントが下着姿になっても、俳優が裸でラブシーンを誌面で演じても、ゲスにならない優位性がある。だからこそ読者も安心して手に取るんです」その優位性を保つために、今後は何を仕掛けていけばいいのだろうか?「ぜひ女の子の表紙でヒットを飛ばしてほしい。世間では無名でもananが目をつけた女優なりタレントが、表紙に起用される。なんでこの子が?と世の中がざわざわし、でもいいよね!と認められ、雑誌がヒットする。その揚げ句に、ハイブランドがその子と契約するなんて図式が作られた時に、ananはまた次の次元に行けると思う。ananという媒体力を世間に見せつけてほしい」50年続いた信頼やブランド力を強みに、今後も次の50年を目指したいanan。秋元さん、これからもananを見守り、支えてください!あきもと・やすし1958年、東京都生まれ。作詞家。高校時代から放送作家として活躍し、’83年以降、作詞家として、美空ひばりの「川の流れのように」など数々の大ヒット曲を生む。昨年、企画・原案の日曜ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)は高い注目を集め、最終回には同枠最高視聴率を記録。※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀取材、文・今井 恵(by anan編集部)
2020年03月07日日本のエンタメ界のゴッドマザーと言っても過言ではない、女優の黒柳徹子さんが、50周年を記念し大量のパンダと一緒に登場。今、女の子たちに伝えたいこと、語ります!昔の若い人たちって、もっとめちゃくちゃだった。――今の若い世代をご覧になって、何か思うことはありますか?黒柳:そうねぇ…。良いか悪いかは別なんだけれども、お行儀の良い子が多いかしら。昔、私は『ザ・ベストテン』という音楽ランキング番組の司会をやっていたんですけれど、例えばマッチ(近藤真彦さん)とか、桑田(佳祐)さんとか、にっちもさっちもいかない“きかん坊”みたいな子たちが、結構いたのよ。どうなっちゃうかわかんないって感じの子たち(笑)。もちろん、今の子たちに面白みが足りないってわけでもないんだけど、昔のほうがみんな、めちゃくちゃだった気がするの(笑)。ananの方も、取材でいろんな人に会われるでしょ?今、どうなっちゃうかわかんない感じの人って、います?――え?!あの、ちゃんとした方ばかりだと思います(笑)。黒柳:そうでしょ?そうよね(笑)。でも別にそれが悪いわけじゃないのよ?誤解しないでね(笑)。――はい(笑)。特に女の子たちに伝えたいことはありますか?黒柳:やりたいことがあったら、やったほうがいいわよ、っていうこと。これをやったらどう言われるかなとか、どんな目で見られるかなとか、ありますよね。あとお金がない、とかもね。でも、やりたいと思うことは、やったほうがいい。失敗したとしても、そこからまた新しい道を見つけて生きていけるんだから。それから、誰かと比べたりするのも、しないほうがいいわね。あ、あと、くよくよしないってことも大事ね。――確かに徹子さんって、くよくよしなそうです。黒柳:そうでしょ。面白い話があるんだけど、大昔、夜に私が家でワーワー泣いてたんですって、なんでだか知らないけど(笑)。で、泣きながら母にいろいろ話をしながらふと見たら、テーブルの上におせんべいがあったから、おせんべいを食べてたの。そしたら母がね、「あなた今バリバリ音を立てておせんべいを食べているけれど、今のあなたの頭の中に、さっき泣いていたことが少しでも残っているのか、いないのか、そこちょっと知りたいんだけど」と。うちの母、面白いわよね。それで私はちょっと考えてみたんだけど、なんにも残ってないの。頭の中にあるのは、おせんべいおいしいな、くらいなことなわけ(笑)。それで「残ってない」って言ったら、「そうでしょうねぇ、そうじゃなきゃそんなに音立てて、おせんべい食べられないわよね」って。それを思い出すと私って、つまり、くよくよしないのよ。終わったことは終わったことって、思えちゃう。それも私の生きる秘訣かもしれないわね。――先ほど“自分らしく”という言葉が出ましたが、徹子さんのファッションは、まさに“自分らしさ”のかたまりだと思います。おしゃれの極意を教えてください!黒柳:うーん、やっぱり、個性的であること、よねぇ。何を個性的と言うかは、人によってそれぞれですけれども…。個性的で、人の迷惑にならないようなもの(笑)。でも今思うと、私のおしゃれはやっぱり、母(エッセイストの黒柳朝さん)の影響が大きいんじゃないかしら。戦争中、東京大空襲の翌日に、母が「もうこれは疎開しないわけにはいかない」ってことで、偶然汽車の中で知り合った青森のおじさんのところに身を寄せて、畑の中にあるりんご小屋に住まわせてもらったの。で、その小屋に着いた途端にね、母が風呂敷にしていたゴブラン織の布を、カーテンにしたのよ。その布は実は、東京の家にあったソファに使われていた生地で、どうやら母は「どうせ置いていくなら」って切り出したらしい(笑)。あと、ドライフラワーを壁にくっつけたり。たった6畳の狭い小屋だったけれど、母のこだわりで、とても楽しい空間になったわけ。その、“どんなときでも、自分らしく楽しむ”っていう母の精神は、ファッションはもちろん、いろんなことに受け継がれていると思う。――特に『徹子の部屋』の衣装は、毎回見ごたえがあります。黒柳:今から44年前、番組が始まったときは、衣装を毎日変えるつもりはなかったの。でも衣装を楽しみに見ている方がいらっしゃるのを、視聴者からのお便りで知ったので、毎日違うものを着たほうがいいな、と思ったわけ。でも収入的にも、そんなにバンバン買える余裕もなかったのよね。だから、白いブラウスを買ったらまず白で着て、次に染め粉を買ってきてピンクに染めて、今度は水色を加えて薄紫にして、グレーにして、最後は黒に染める。都合5回は着られるでしょ。ストッキングなんかも、昔は黒いストッキングが高くてね、肌色のを買ってきて、それも家のお鍋で染め粉と煮て、黒にしてたの。ささくれだったお箸でつまむと伝線しちゃうから、きれいなお箸でそーっと取り出してね(笑)。母も染め物が好きで、いろんなお鍋で染めちゃうから、黒柳家のお鍋が一時期みんな染まっちゃって、もう大変(笑)。でもそうやって、研究して工夫するのって、自分らしいものができるじゃない。だからおしゃれって楽しいのよね。70年以上抱えてきた謎がつい最近、解決しました。――噂によると、100歳になったら政治記者になりたいとか…。黒柳:そう。100歳のおばあさんがマイク片手に「総理!総理!」って迫ったら、誰も蹴飛ばせないし、総理も無碍にはできないでしょ?(笑)だから90歳になったら政治の勉強しようと思って。――確かに(笑)。そういえば徹子さんは、女優の仕事と並行して、ユニセフの親善大使の仕事も長くなさってますよね。黒柳:そうね、去年亡くなった緒方貞子先生の紹介で、国連から任命していただいて、もう36年になります。この仕事をしていなかったら、世界の子どもの状況を知らずに生きていたかもしれないって思うんです。何ひとつ、子どもたちのせいではないのに餓死したり…。私がひとつ世界に望むとしたら、本当に、とにかく戦争をしないでほしい。私は、戦争がどんなにいやなものかっていうことを、身をもって知っていますから。でもね、そういえば、私それこそ戦争中からずーっと不思議に思っていたことがあって。――なんですか?黒柳:戦争って、いつ爆弾が落ちてくるかわからないような状況で、親もいつ死ぬかわからないわけ。そんな中、私たち子どもはなんで毎日学校に行くんだろうって思ってたの。しかも学校に行っても空襲警報が鳴れば防空壕に入らなきゃいけないし…っていっても、その辺に掘った穴に入るだけなんだけど(笑)。学校、意味ないじゃないか、国の策略か?!くらいに思ってたの(笑)。でもね、この間レバノンに行ったとき、大勢入ってきている難民の子どもたちに教育を受けさせるのに、本当に苦労してるって話を聞いて。シリアの方が言うには、「小学生くらいのときに教え込まれたことが、大人になってからきっと役に立つ」って。私そのときやっと、ずーっと不思議に思ってきた、戦火の中でも学校に行く意味がわかったの。なるほどって。それにしても、86歳になってまだ発見があるんだもの。人生って面白い(笑)。くろやなぎ・てつこ東京都出身。日本にテレビが誕生した1953年からNHK専属テレビ女優となり、以降テレビドラマや演劇に加え、司会者、タレント、エッセイストなどとして幅広く活躍。トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)は放送45年目を迎えた大人気番組。クイズ番組『世界ふしぎ発見!』(TBS系)も今年35年目を迎える。※『anan』2020年3月11日号より。写真・下村一喜(AGENCE HIRATA)スタイリスト・大野美智子ヘア・草替哉夢メイク・mahiro(by anan編集部)
2020年03月07日2020年3月、50周年を迎えたanan。そんなananにおける恋愛賢者であり、数々の企画にコメンテーターとしてご登場いただいた作詞家の秋元康さん。1986年に初登場以来、30年以上もの間、誌面を間近で見てきた立場から、なぜananは50年続いてこられたのか、分析していただきました。女性たちの興味関心を、定点観測で見つめている。いつの時代にもそこにある、北極星(ポーラスター)のような存在。ウェブをはじめとするSNSの台頭で雑誌不況がいわれる中、なぜananは50年続いてこられたのか?anan誌面のさまざまな企画に鋭いコメントを寄せ、連載していただいたこともある、作詞家の秋元康さんは、「ananが“ずっと変わらない”というのが大きな理由ではないでしょうか。今はネットの時代といわれながら、世間の人々が何に信憑性を感じるかといわれれば、それは圧倒的に新聞です。ネットにいくらスピードがあっても、人はニュースソースはどこ?と気にし、その記事の最後に『新聞』とあれば、本当だと信じる」と、語る。そこにはブレない軸があり、長い間人々から信頼される経験値があるからとも。「同じようにananには、女性たちの興味や関心を定点観測で見てきたという実績があるんです。ほかの女性誌も『ananがやっているから』と、取り上げる特集があったり、タレントを起用したりしていたのでは?」ファッションスナップ企画だったり、人気グループと共にトレンドを探ったり、形は変われどつねに女の子たちの興味関心にフォーカスする一方で、固定の読者層を狙わない誌面作りも、ブランドとしての地位を確立した大きな要因と分析した。「雑誌には読者層という年齢ターゲットがあり、そこを見据えた特集を組みがちですが、ananを見る限り、それがない。若い頃も一読者であり、年を重ねてからもananがそばにあるという女性が多いのでは?つまりananはいつの時代もそこにある、北極星(ポーラスター)のような存在なんです」そのブランド力が、タレントに与える影響も大きいと。「乃木坂46のメンバーたちも、他の雑誌だったら躊躇するような撮影も、ananだと本人たちがやりたいと前向きになる。そんな不思議な力も、ananの免罪符、ブランド力だと思う」長年の特集主義でありながら、その根底にある女の子の興味関心へのリスペクト。それこそがananのブランド力を作り上げた、礎なのかもしれない。「ananらしい」ってコピーが成立しない。変幻自在な存在でありながら、やっぱりどこかananだから。ananという名前の聖火リレーは、時代を経て受け継がれていく。「ananのおもしろさは、歴代編集長たちの聖火リレーの成果ともいえる」ananという聖火を消さないよう、歴代編集長が大切に引き継いできたものを、秋元さんは横目で眺めながら、時に手を差し伸べてくれていた。「その中の何人かは、伝説と呼ばれる偉大な編集長。でもどの編集長も決して前任者を必要以上に気にせず、己は己、の道を貫いていた。先代の道を頑固に守る人もいなかった。それをやってしまっては、衰退しかないからです」時代ごとに、その時の編集部がおもしろいと思うことを取り上げていた故に、「ananらしい」というコピーは成立せず、何色にも染まれるananであったのが、50年間続いた理由のひとつでは?と推測。実際、’90年代のananは恋愛や好きな男の企画が組まれていたが、2000年代では『おそ松さん』『天気の子』などのアニメーションやK‐POPスターが表紙になることも。時代時代において“おもしろい”ことが移り変わったことが、まさに見て取れる。「雑誌作りとは、雑誌の名前の呪縛にとらわれてはおしまい。むしろその時の編集者が、おもしろいと思うことをやればいいんだと思う。でもそれをまとめる編集長がブレずに歴史を引き継ぎ、どんな特集を組もうとananという半径何cmの中から外れることはなかったんです。それこそが目に見えないananらしさでは」僕たちが恋愛マスターだった時代。「モテる、モテない」という立場でなく、それぞれの分野からのアプローチ、切り口で恋を考えることがおもしろかった。恋愛、ダイエット、セックス、ひとり暮らしなど、’90年代のananは女の子の夢を具現化する、橋渡し的な企画を多発していた。さまざまな企画の際に、読者の兄的な立場から、頼りになるコメントをくださっていたひとりが秋元さんである。実際秋元さんは、’93年3月から1年間、恋愛をベースにした「君は、どこでこのページを読んでいるのだろう。」という恋愛小説を連載していた。また特集ページでは、「僕と漫画家の柴門ふみさん、作家の林真理子さんで、数々のお題を与えられては座談会をしていました。とくに多かったのが恋愛にまつわる話。なぜ僕ら3人が恋愛を語ったかというと“恋愛という生き物”を、引いた位置からおもしろく見ている立場だったから」3人がもっとモテる人種だったら、語ってもおもしろみがなかったよねと秋元さんは笑う。「期せずして作詞家、漫画家、小説家という、それぞれのレンズで恋を研究する3人が集まっていた。林さんのように“ルンルンを買っておうちに帰ろう”的な、恋に純粋にまっすぐ立ち向かう人。柴門さんのように恋を冷静に分析し、ちょっと斜め上からの視点を持った人。それぞれの恋愛観を聞くのは、本当に楽しかった」時にシビアに、時に優しく、恋する女性たちの悩みに向き合い、語ってくれた恋愛マスターたち。この時の内容が、その後に続くananの恋愛特集のお手本となったといえそう。あきもと・やすし1958年、東京都生まれ。作詞家。高校時代から放送作家として活躍し、’83年以降、作詞家として、美空ひばりの「川の流れのように」など数々の大ヒット曲を生む。昨年、企画・原案の日曜ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)は高い注目を集め、最終回には同枠最高視聴率を記録。※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀取材、文・今井 恵(by anan編集部)
2020年03月06日