2023年8月4日 23:10
同じ年でも「ほうれい線が目立つ人」と「目立たない人」の違いって? 薄くするには?【美容専門医監修】
なぜ加齢とともにできてしまうのでしょうか。
「閉経が近づく更年期の女性は女性ホルモンの分泌が低下します。女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、骨の新陳代謝に際して骨吸収を緩やかにして骨からカルシウムが溶けだすのを抑制する働きがあるため、女性ホルモンの分泌が低下すると、急激に骨密度が減るのです。
それは体だけでなく顔も同じ。顔の骨の骨密度が減って顔の骨が委縮すると同時に、顔のハリを保つコラーゲンや皮下脂肪も減少するため、肌がたるんでほうれい線を成形してしまうのです。
もちろん、他にも表情筋が衰えたり、肌が乾燥していたり、紫外線によるダメージが蓄積していたりとさまざまな要因があります」(黒田先生)。
ほうれい線が目立つ人と目立たない人の違いは?
もともとの骨格が目立ち方と関係
同じ年を重ねていても、ほうれい線が目立つ人と目立たない人がいます。その違いはやっぱりスキンケアなんでしょうか?
「スキンケアはもちろん大切なんですが、ほうれい線の深さにはもともとの骨格が大きく関係しています。
顔の中央に上顎骨(じょうがくこつ)という骨があるのですが、ここが出ている人は溝ができて影が出やすくなり、ほうれい線が深く見えてしまいます。