産後のセックスや生理、抜け毛、骨盤矯正、腰痛など、変化している体にどのような影響があるか、また夫との関わりやホルモンバランスの変化などお伝えします。 (37/38)
こんにちは、佐原チハルです。“保活”と呼ばれる怒涛の日々を乗り越えた先、ママたちには“仕事”という日常が待っているはずでした。けれど仕事に復帰した直後のママたちの中には、こう感じた人たちも多かったはず。「ここまで大変だと思わなかった」「どうしよう、自分はこんなことでいいんだろうか」。今回は、“復職後に感じた不安・困難”について、ママたちの声を集めてみました。●(1)体力の圧倒的な不足を感じた『育児には体力がいるとは聞いていたし、覚悟してやっていたつもりだったけど、復職してからはシャレにならないしんどさだった 』(30代・1児のママ)妊娠前までスポーツをしていたという彼女は、体力には自信があったそう。けれど出産後、育児のハードさを知って驚いたそうです。復職したときは「これで少しは息がつけるかも」という気持ちもあったのだとか。『昼間は普通に仕事して、でも夜泣きがあるから夜だって眠れなくて、体力というか、生命力がゴリゴリ削られている ような感じ』夜泣きがなくなり、彼女も睡眠を取れるようになってからは、忙しいながらもやっと「大丈夫」と思えるペースで生活できるようになったそうです。●(2)仕事のペースがつかめない『早く復帰しなきゃ置いていかれる!って気持ちが強かったので、半年しないで育休を切り上げて復職したんです。でも、甘かった』(30代・1児のママ)育休中は「少しでも遅れをとらないように」と努力し、また職場からも定期的に連絡があったそうなのですが、復職直後は、ともかく焦りが強かったそう。『新人じゃないのに新人みたいな気分だった。職場の空気やペースに乗り切れないというか、私だけテンポがズレている みたいな』復帰してからの時間が経つにつれ、そうした“ズレ”を感じることは少なくなっていったそうですが、『あのころは自分も、きっと周りのみんなも大変だったと思う』とのことです。●(3)育児も仕事も中途半端なのではないか、という焦り『私なにやってるんだろうって、毎日のように思っていました』(20代・1児のママ)時短勤務で復帰した彼女は、時短だからといって成果を落とさないように……と、日々がんばっていたそうです。一方で、仕事に復帰したからといって、当然自分の子どものことを“犠牲”にもしたくない、と手を抜かないようにしていたとのこと。『でも、仕事は成果があげられるばかりじゃなかったし、子どもだっていつも予定通りに動いてくれるわけじゃないから、うまくいかないことだらけ で』仕事も育児もうまく回らず、どちらともが中途半端になっているようで、苦しかったそうです。『大事な仕事を控えてるときに、子どもが体調を崩したりして。そうすると、「なんでこんなときに!」っていう苛立ちと「もっと体調に気をつけてあげられたらよかったのに」っていう罪悪感とが湧いてくるんです』苛立ちと罪悪感とを同時に感じてしまうのは、とてもツラかったそうです。それを感じていること自体に対しても、また罪悪感を抱いてしまう……という、悪循環に陥ってしまうことも少なくないそう。『もうどうしようもなくなってしまって、結局は「どっちも“ちゃんと”したい」って考えるのを諦める ことにしました』諦める、というと、あまりよくない印象を持ってしまうことも少なくないかもしれません。けれど諦めることで、できることとできないこと・することとしないことの線引きを上手につけられるようになった、とのことです。----------今回お話をきかせていただいた皆さまには、共通している部分がありました。それは、「大丈夫、大抵は時間がちゃんと解決してくれるから! 」ということ。出口が見えない暗闇を進むというのは、気力も体力も大きく消耗することです。けれど、子どもはぐんぐんと成長していってしまいます。永遠はありません。出口は必ずあるのです。『“いまツラい”っていう状況は、どんなにツラくてもどうにかしていく以外に道はない。でも復職して子どもが保育園に通っているってことは、職場の人も、保育園の先生たちも頼ることができる。復職できて、味方も増えたということ』(30代・1児のママ)自分と夫だけでなく、周囲の人たちにも助けてもらいつつ子育てを乗り越えられるというのは、心強いことですね。●ライター/佐原チハル(フリーライター)
2016年10月19日【ママからのご相談】先日、妊娠が判明しました。いま住んでいるところには近くに産婦人科が2件あり、どちらでお産をするべきが迷っています。大きく違う点は、1件目は産後は基本的に母子同室で、大部屋の母子同室もある一方、2件目は完全に母子別室という点です。初めてのお産なので産後のことについて想像が全然できないので、迷っています。それぞれどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか?●A. ママが母乳育児を頑張りたいという意向なら母子同室がおすすめご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。産後すぐの入院生活をどう過ごすかで、その後の母乳育児の確立 やママの体調の回復 が変わってきます。「母乳で赤ちゃんを育てたい!」というママの強い意志があるなら、筆者は産後すぐからの母子同室をおすすめします。しかしながら、母子同室にもメリット、デメリットがありますので、その両方をご紹介しますね。●母子同室のメリット●(1)母乳の立ち上がりが早い母乳の分泌を軌道に乗せるためには産後すぐから赤ちゃんに授乳することが必須条件といえます。特に夜間は授乳のゴールデンタイムですので、母乳で育てたい!というママはなるべく母子同室をするのがおすすめです。ユニセフやWHOも、母乳育児を成功させるために入院中の母子同室をする よう掲げています。●(2)入院中に赤ちゃんのお世話でわからないことを助産師さんに質問できる赤ちゃんの育児は実際にお世話してみないとわからないことがたくさんあります。助産師さんの生の回答は入院中にしか聞けないので、とても貴重な機会です。●(3)赤ちゃんと十分に触れ合うことができ、家族やお見舞いのお客さんも赤ちゃんに会える赤ちゃんと一緒に過ごす時間は本当に癒しであり、見れば見るほど愛着も湧きます。ママ以外の家族も入院中から赤ちゃんと触れ合うことができます。母子別室ですとママ以外は赤ちゃんに触れ合うことができない場合も多いので、これも大きなメリットですね。●母子同室のデメリット●(1)産後十分に休養が取れない壮絶なお産を終え、休むまもなく慣れない赤ちゃんのお世話で神経を使い、寝れない、座れない、食べられない生活を強いられる こと。これが最大のデメリットですね。特に産後1週間はどれだけ安静に過ごせたかでその後の体調がかなり違ってきます。赤ちゃんのお世話以外はできるだけ横になって過ごすようにしましょう。疲れきってしまったときのために、新生児室に預けられるシステムになっているか は、お産をする病院を決める際に要確認です。●(2)お見舞いに来てくれた人からの感染リスクお見舞いに来てくれた人から感染症がうつってしまうことがあります。赤ちゃんに会う前は必ず手を洗う、少しでも体調が良くないときはお見舞いを見送ってもらうなどお客さんには配慮してもらうようにしましょう。●母子同室をしたママの体験談『初めてのお産でしたが、産後すぐは少しゆっくりさせてもらい体調が良ければ次の日から母子同室というプランにしました。赤ちゃんに会えた喜びもつかの間、慣れない授乳やオムツ替え、抱っこに来客の対応、病院の指導などのスケジュールでいっぱいでなかなか体を休める時間がありませんでした。母乳も入院中はあまり出ずミルクを足していて、夜中に眠れず何度も助産師さんを呼んでアドバイスしてもらったり、数時間預けて眠ったりもしました。入院中に頑張ったからか、退院後は完母でいけましたが、退院してしまえばゆっくりする時間はほとんどないので、入院中くらい別室にして自分の時間を作っておくのも良い かな?と思いました』(20代/女の子のママ)『ひとり目は母子同室の大部屋でした。初めてのことなのでママ同士でお世話の情報交換ができて寂しい思いはせずに済みました。でも、夜中に泣いてしまうことや、自分がトイレに立ちたいときなどの物音は気を使いました。ふたり目は、上の子を一緒に入院させるため赤ちゃんとは別室でした。3時間ごとの授乳のときだけ授乳室まで行き授乳。授乳回数が少なかったからか、母乳が出始めるまで少し期間が必要でしたが、上の子もいたのでやはり体は楽でした』(30代/女の子2児のママ)『母乳推進の病院で、出産直後から母子同室でした。考えていたより大変なお産だったので、体が回復しないうちに赤ちゃんのお世話をしなくてはいけなくてとても不安でした。しかし、お産に時間がかかったので赤ちゃんも疲れていたからか、入院中は本当によく寝てくれて助かりました。かわいい赤ちゃんの寝顔で、出産の疲れも癒されました 』(30代/男の子のママ)●母子同室でつらいときは助産師さんを頼っていかがでしたか?大変なお産のあとは休養を十分にとることが何より大切ですが、同時に母乳育児のためには産後こそ積極的に赤ちゃんのお世話をして授乳することが要です。数時間預ける程度なら母乳の出は悪くなりませんし後から十分に取り戻せるので、母子同室で疲れきってしまったときは遠慮なく助産師さんに預かってもらうようにしましょう。初めて会う人に赤ちゃんのお世話を頼むのは頼みづらいことですが、休むことは悪いことではありません。無理のない程度に赤ちゃんのお世話を楽しみましょうね!●ライター/ましゅまま(ママライター)●モデル/倉本麻貴(和くん)
2016年10月17日台湾でもうすぐ2歳になる娘を子育て中のママライター、なかやまあぽろです。こちらで生活していると、自然と台湾人ママや日本人ママと知り合うことが多くなるのですが、特にわたしは台湾にお嫁に行った日本人ママのお話に興味深々。日本と台湾は距離的に近いとはいえ、やはり文化は全く違います。2016年の秋に公開の映画『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』では、日本人男性と台湾人女性の国境を越えたリアルラブが眩しいストーリーですが、その逆パターンの、台湾人男性と日本人女性カップルの様子も気になりますね。今回は、台湾にお嫁に行った日本人ママに教えてもらった、“台湾でのリアル子育て”にスポットライトを当て、いくつかのぞいてみましょう!●旦那様は、子どものしつけに意外に厳しい!?台湾人男性と言えば優しいイメージがあり、女性にとことん尽くしてくれる 、なんて聞いたことがある方も多いはず。特に、日本人女性は台湾人男性にとても人気があり、結婚後もずっと奥さんにメロメロ……なんて話も。では、そんな二人の間に生まれた子どもにもさぞかし甘いのかな……?と在台ママに聞くと、びっくり!意外にも子どものしつけには厳しい のだとか。『台湾人の夫の両親と同居していますが、夫をはじめ、家族総出でテレビは幼稚園に入るまでは子どもに見せちゃダメと徹底しています。でも、わたしと子どもが出掛けているあいだに、皆こっそり見ているみたいです』(1歳の女の子のママ)『市販のおかしや菓子パンを与えるのを禁じられています 。ジュースなんてもってのほかです。食生活はかなり厳しいのに、深夜近くまで起きていても何も言わない主人……。どういうこと!?』(3歳の女の子のママ)●パパをはじめ、周りの家族が育児に積極的わたしが台湾で子育てをしていて一番驚いたのは……平日の公園や児童館にたくさんのパパがいること !日本ではあまり見られない光景ですよね。その理由を掘り下げていくと、台湾では2016年に、初の女性総統が誕生したように、女性が活躍する社会が成り立っている ことが挙げられます。産後3か月前後で社会復帰をし、それぞれの両親に子どもを預けて働くことを選択する女性は日本よりも断然多いです。祖父母はもちろん、パパも働くママの味方。お休みの日は自ら進んで抱っこひもを下げて公園や児童館へ子どもを連れて行き、その姿に「恥ずかしい」などといった雰囲気は全く感じられません。“イクメン”が非常に多い国 なのです!『息子が産まれてから、夫が積極的に家事をしてくれるようになったのはもちろん、台湾は外食が盛んなので、産後半年間は食事を一切作らなくてもよい という、びっくりルールを作ってくれました。たまに義両親が夕食を持ってきてくれることもあり、当時は皆に助けられていました』(2歳の女の子のママ)『台湾では“月子”と言う、産後1か月間入院できるシステムがあるのですが、2人目の子を台湾で出産する際は、さすがに上の子をおいて1か月も家を空けられないな、と諦めていました。このことを主人に相談すると、意外な返答が。主人はわたしが入院中の1か月間、義母に自宅まで通ってもらうように説得してくれ、さらに基本的な家事は僕がやるから心配しないでゆっくり休んでね 、と言葉をかけてくれたのです。これには感動し、思わず泣いてしまいました』(5歳・1歳の男の子のママ)●家族や親戚との絆を大切にすることで、子育てがしやすい環境へ台湾での家族、親戚関係はとても親密。月に一度は必ず集まり食事会を開いたり、通信アプリでのグループで、ささいなことでも報告し合ったりなんていうところも。日本人にとっては、いくら親戚とは言え、ここまで立ち入った話をするの!? と、びっくりすることも多々あります……。でも、何か困ったことがあったらすぐに問題解決に協力してくれるというメリットもあるようです。『娘を保育園に預けようと情報を集めていたのですが、語学力が足りずなかなか理想の保育園が見つかりませんでした。それを義母に相談すると、義母の近所の奥さまたちや親戚中に聞いていただけたらしく、一度にたくさんの保育園の情報が集まり 、助かりました』(2歳の男の子のママ)『主人の兄弟は5人ととても多く、それぞれ結婚していて子どももいるので、毎月恒例の親戚の集まりはびっくりするほど大人数 。わたしの息子と同じくらいに誕生した子どもが何人かいるので、家の付近の児童館や、子ども向けイベントの情報を交換しあったりしています。子どもの洋服も、サイズアウトしたものは親戚中の下の子にどんどん回ってくるので、なんだか仲良し大家族みたい』(3歳・1歳の女の子のママ)----------「異文化の中で子育てして行くのは大変」と言うイメージがあったのですが、台湾の方はとても情に厚く、子育てがしやすい国ということが、今回のお話で伝わってきました。でも、きっと日本でする育児とは違うご苦労もされているはず。台湾だけではなく、世界中で子育てを楽しむママたちに拍手!●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2016年10月15日【女性からのご相談】高校から付き合っている彼氏がいます。彼は子どもへの憧れが強く、最近結婚を迫られるようになりました。自分の母親や職場の年上の人などから、よく「子どもは早くに産んでおいたほうが絶対に良いよ〜」と言われることがあるのですが、 私自身は若いうちにたくさん遊んでおいたほうが得な気がしています。実際に産んだことなんてないので想像でしかないのですが……。早くに子どもを産むのと、例えば30歳以上で母親になるのとでは、どのような違いがあるのでしょうか?具体的なメリット・デメリットを知らないので、教えてください。目次 若くして出産を経験したママたちでも、メリットばかりとは限らない!“25歳以下グループ”が感じるデメリット〜30歳以上の利点〜“30歳以上グループ”が感じるデメリット〜25歳以下の利点〜人生は一度きり! 後悔のない選択を●A. 若くして出産を経験したママたちでも、メリットばかりとは限らない!ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。晩婚化や高齢出産が叫ばれて久しい昨今。出産年齢に関する意見としてフィーチャーされがちなのは、相談者様が耳にされたような「出産は早いほうがイイ!」という意見です。しかし、早くに出産したママたちに一切の後悔はないのか……?と聞かれれば、答えは「NO!」 でしょう。個人的な話ですが、私は24歳のときに第1子を妊娠しました。(現在と比較して)まだ若い年齢であったため、肉体的には特に苦痛を感じることもなく妊娠、出産、育児のステップを進めたと実感しています。しかし、例えば金銭的なテーマに焦点を当てたとき、30オーバーのママたちが持つ余裕を「うらやましい!」と感じた瞬間は一度や二度ではありません。“隣の芝生”ではありませんが、どんな年齢で出産したにしろママたちには何かしらの後悔を感じた経験があるはず。そのように抱いたデメリットは、引っくり返せば逆の立場で出産をしたママたちが持つメリットだと受け取ることもできるでしょう。そこで今回は、出産年齢を“25歳以下グループ”と“30歳以上グループ”に分けて、それぞれのママたちが抱いたデメリットについて伺ってきました。人生で何を優先するのか……その価値観は人それぞれ。ご自身のスタンスと照らし合わせて、ぜひ後悔のない人生の選択にお役立てください。●“25歳以下グループ”が感じるデメリット〜30歳以上の利点〜●(1)もっと遊んでおきたかった……『親をはじめ周囲の大人からは、「あなたは早く産んだんだから、子どもが育った後は他の親よりもたくさん遊べるよ〜」とか言われるんだけど、せっかく遊ぶなら若い体で若いファッションを楽しみながら遊びたい 。息子が成人したとき、私は39歳……。そのとき、遊んでくれるような友達はいるのか?かわいい服はもう着れないな……とか考えたら、ヘコんでくる。友人にはまだ独身が多いので、うらやましい』(19歳で出産・現在20代後半のママ)●(2)妊娠中・産後直後の野生動物化が激しかった『若いころは今以上にヒステリックな性格をしていたので、妊娠中や産後直後の私の野生動物化に旦那が疲弊しきっていたこと。感情のコントロールが下手くそだったので、ヒスってる最中は自分自身もキツかった 。30を超えた今となっては「何もそこまで怒らなくても……」と、当時の自分を冷静に振り返ることができる。旦那の精神的なダメージを軽減するなら30以上で産んだ方が賢いのかもしれない』(22歳で出産・現在30代前半のママ)●(3)とにかく、貧乏!『短大卒業後すぐに結婚した後、立て続けに2人の子どもを出産した。洋食店でのバイトを見つけて保育園に入所させたとき、他の保護者を見て、“働くお母さん”たちの中には正社員や資格職についてガンガン稼いでいる人たちがワンサカいることを思い知らされてショックを受けた。かたやわが家は、同級生だった旦那の収入だけでは2人の子どもたちに習い事もさせてあげられない状態。世間知らずなまま子どもを産んで育てている自分が情けなくて、もう少し社会経験をしてからでも良かったかも…… と後悔した』(23歳で出産・現在30代前半のママ)----------以上のデメリットから、反対の立場である“30歳以上グループ”が持つメリットは以下のようになります。・20代の若いころにしかできない遊び方や経験を積むことができる・年齢を重ね考え方や性格が落ち着くので、妊娠中や産後の情緒が安定している・若いうちにキャリアを積むことで、産後の社会復帰がスムーズになる・収入が多くなる分、子どもへの教育水準が上がる●“30歳以上グループ”が感じるデメリット〜25歳以下の利点〜●(1)老眼で爪が見えない!『妊娠からお産までは、意外にも何の問題もなかった。誰からも聞かされていなかった第一関門は、赤ちゃんの爪切り!30代半ばから老眼が始まっていたので、小さい指の先に小さ〜〜くくっついてる赤ちゃんの爪は、無いに等しいほど見えにくい……。老眼なんて、おばあさんがなるものだと思っていた のに。計算外だった』(36歳で出産・現在40代前半のママ)●(2)知らないうちに頼れる人が激減してた……『20代のころ、先に出産した友人に「あなたが産むときは、私がいろいろアドバイスできるね!」と言ってくれる人がいた。とても頼もしかったし、本当にそうなったらいろいろ教えてもらおうと思ってた。ところが、私が子どもを産んだのはその10年後。アドバイスを仰いでも、「もう忘れちゃったよ〜ごめん! 」と、すでに相談に乗れる状態ではなかった。また出産時の里帰りでは、両親も高齢で逆にこちらが気を使うハメに。周囲の助けは若い方が受けやすいと知って、少し遅かったと後悔した』(34歳で出産・現在30代後半のママ)●(3)体力が追いつかない『想像はできていたけど、30を超えると本当に体力がガタ落ちする。しかも出産を経て、なぜか生理痛が超重たくなってしまった。結果、スーパー出不精な母親に……。20代のママたちが子どもたちと公園で元気に遊んでいるのを見て、思わず尊敬してしまう。私はあんなに動けない。保育園の保護者競技でも、周囲の若いパパ・ママたちに負けまくりの私たち夫婦 。20代前半のピチピチママと40目前のおばちゃんじゃあ、体力に差があるのは当然!でも、子どもたちはがっかりした眼差し……。毎回ボロ負けでごめんね〜!』(34歳で出産・現在30代後半のママ)----------以上で紹介したデメリットから、あぶりだされる“25歳以下グループ”のメリットは以下の通りです。・視力の老化もないので、小さな赤ちゃんの身の回りのお世話に支障がない・若い時期の方が、周囲の人に助けを求めやすい・体力もあり、子どもとたくさん遊ぶことができる・運動会の保護者競技で活躍できる●人生は一度きり! 後悔のない選択を母体や赤ちゃんへの影響以外でも、意外なデメリットがありましたね。以上で紹介しきれなかったプチ情報としては、以下のような声もありました。【“25歳以下グループ”の声(プチ情報)】・高齢ママと仲良くなるのが難しい 。ナメられてるような気がする・一人っ子で良いって思ってるのに、まだ若いからしょっちゅう「2人目は?」と聞かれてうっとうしい【“30歳以上グループ”の声(プチ情報)】・子どもの友達に陰で「ババア」と呼ばれてた 。陰でっていうポイントが、マジっぽくて傷つく・他の高齢ママを見かけて、「私ってあんなにオバさんかな……」と比べるクセがつく高齢になれば母体や胎児へのさまざまなリスクが上がることは事実ですが、それでも独身貴族という立場を捨てきれず悩む女性も少なくはないでしょう。人生は一度きりです。ぜひご自身の価値観や思いを尊重して、後悔のない選択をしてください。●ライター/木村華子(ママライター)
2016年09月28日慣れない育児を家族にサポートしてもらいながら、産後の体を回復させることができるなど、新米ママにとって心強い「里帰り出産」。その反面で、思わぬトラブルが起きるケースもあるようです。実際に里帰り出産によるトラブルを経験したママの声を元に、“里帰り出産”について考えてみましょう。■どうしてこうなるの…里帰り出産に多い「母親との関係悪化」友だちのように仲の良い親子だったのに、どうしてこんなことに…。里帰り出産でのトラブルのひとつが、実の母親とのもめごとです。娘の役に立ちたいという思いから、必要以上に自分の考え方を押しつけてしまう母親が多いようです。実際に、里帰り出産で母親と衝突した経験があるママの意見を聞いてみました。・赤ちゃんが泣き止まないと「ママは下手くそだねー」と言われて腹が立った(32歳)・授乳の時間が決まっているのに、子どもが泣くたびに「おっぱいをあげろ」としつこく言ってくる(33歳)・機嫌のいいときだけ抱いて、泣きだしたら押しつけてきた(30歳)・子どもが寝かけているのに抱いたり話しかけたりしてくる。母の声で子どもが起きたら、寝かしつけが下手だと言われた(32歳)なかでも、最も多かったのが「あなた(娘)のときはこうだったから、この子(孫)もきっとこうよ」と自分の経験を押しつけてくるパターン。自分の経験に絶対的な自信を持っているため、娘の行動にダメ出しをしてしまう母親が多いようです。育児を助けてもらうつもりが、母親との意見の食いちがいでけんかになったり、思わぬ言動の数々に失望したり不信感を抱いたりしてしまうのです。■あえて里帰り出産を選ばない女性たちの意見は?里帰り出産が当たり前だった世の中ですが、最近はあえて里帰り出産を選ばない女性も増えています。・最初に楽をしていると、自宅に帰ったときに大変と感じてしまいそうだから。(33歳)・パパ側のおじいちゃんおばあちゃんにも気兼ねなく会わせてあげたいので、出産後は自宅で過ごすことにしました。(33歳)・一番最初から夫婦二人で子育てをしたいから。(30歳)・里帰り中、パパが浮気しないか心配だから。(33歳)里帰りを終えれば、家事や育児はすべて自分が行わなければなりません。当たり前だった家族のサポートがなくなり、今度は子育て素人のパパとの生活がスタートします。夜間の授乳の際にすやすや寝ているパパを見てイライラしたり、モタモタするパパの態度に失望したり。気持ちが不安定になって精神的に追い詰められ、夫婦関係に影響をおよぼす可能性もあるかもしれません。それなら最初から自宅で過ごし、試行錯誤しながら夫婦二人で育児に奮闘する方法を選択するという人もいるようです。■選ぶのはママ自身! 生活スタイルに合わせてパパと相談をもちろん、里帰り出産には良いこともたくさんあります。臨月になればお腹の重さもピーク! 前駆陣痛がはじまったり、むくみがひどくなったりして体調に不安を抱える時期でもあります。実家に里帰りしていれば家事などを行う必要もなく、ゆっくりとお産を待てます。また、産後は夜間の頻回授乳や夜泣きで十分な睡眠がとれないことの多いもの。実家にいれば、少しの間家族に預かってもらって、自分の気持ちや体を休めることができます。家族のサポートを通して、改めて家族の大切さに気づき、親子の絆が深まることでしょう。そして母になった責任感を再確認するきっかけにもなります。里帰り出産をするかどうかを選ぶのはママ自身。誰に言われることもなく、自分自身がベストだと思う環境で育児をスタートさせることが大切と言えそうです。(マムズラボ)
2016年09月24日働くママの多くが、子どもの預け先として保育園を選びます。でも、最近では預かり保育などの充実もあり、あえて幼稚園を選ぶ働くママも増えてきました。共働き家庭がほとんどの保育園とは違い、幼稚園に子どもを通わせながら仕事をするには、選ぶ際に大切なポイントがあります。働くママが幼稚園を選ぶとき、チェックすべきポイントを知っておきましょう。■幼稚園の預かり保育 費用はどうなっているの?保育時間が9時から14時くらいまで、というイメージのある幼稚園ですが、最近では預かり保育を行っている園も増えています。中には早朝の預かり保育に対応してくれたり、夜も19時頃までOK、という幼稚園も。ただし、このとき気をつけなければいけないのが、預かり保育にかかる費用です。一般的に3歳以降は保育料が安くなる保育園と比べ、幼稚園では通常の保育料に加えて預かり保育の費用がかかります。たとえばフルタイムで、平日全て預かり保育を利用するとなると、かなり費用がかさんでしまうことも。保育園よりも割高になるケースもあるため、トータルでの費用を事前にシミュレーションしておきましょう。■平日開催の行事をチェック幼稚園は平日開催の行事が多いもの。問題は、その行事に、保護者の参加や手伝いが必要かどうかです。バザーへの出品や運動会の準備などのお手伝い、親子遠足、保育参観といった保護者参加行事。そのような平日のイベントがあまりに多いと、仕事に支障をきたしてしまうことにもなりかねません。行事への保護者の参加の頻度は、園によってバラつきがあります。できるだけ事前にリサーチしておくとよいでしょう。■習い事をさせたい場合は課外教室に注目働くママの悩みのひとつが、子どもの習い事問題です。仕事のある平日に習い事の送迎をするのは難しく、かといって休日に習い事を集中させると、家族で過ごす時間が少なくなってしまいます。そんなときに注目したいのが、幼稚園の課外教室です。園によっては外部の講師を招くなどして、通常の保育時間後に課外教室を開催しているところがあります。その内容は、体操、絵画、英語、バレエ、ピアノ、サッカー、習字などさまざま。保育時間終了後にそのまま参加できるので、子どもを送る手間も省けます。子どもの習い事を考えるなら、幼稚園にどんな教室があるのかに注目して、上手に活用してみてはいかがでしょうか。■幼保一体型の認定こども園とは?幼稚園と保育園、両方の機能をあわせもつのが認定こども園です。入園にあたっては3つの認定区分があり、「保護者の就労などにより保育を必要とする子ども」の場合は、2号(3歳以上)または3号認定(3歳未満)という保育認定になります。保育認定の場合は入園手続きも保育園と同じく市役所等の自治体で行い、就労証明書などの書類も必要になります。ただし園によっては直接入園申込みを行うケースもあるため、事前にお住まいの自治体に問合せをしておきましょう。また、「認定こども園は働くママが利用しやすいはず」と安心してしまいがちですが、保育園に比べれば、やはり行事やイベントが平日に行われることは多いようです。園のカラーはさまざまなので、幼稚園を選ぶとき同様、できるだけ事前にリサーチしておきたいですね。
2016年09月23日いよいよ出産予定日が近づいてくると、赤ちゃんの服や寝る場所、出産のための入院グッズなどの準備は万端にしたいところ。だけど「忘れていることはない?」と、少し不安になりませんか?産後すぐのママは体力回復だけで精一杯なので、あれこれ考える余裕がないかも…。そこで今回は、見落としがちだけど、事前に決めておくとラクなことをご紹介。準備を整えて、安心して出産に臨みましょう。■出産後の最初のイベント「お七夜」の準備出産をして、待望の赤ちゃんに出会えた喜びもつかの間、すぐにやってくるのはお七夜です。産後のママはすっかり体力が落ちているし、入院しているので準備は難しいかもしれません。最近では命名紙も古風なものから、キャラクターなどのかわいらしいものまでさまざま。大切な命名をこだわりたい人は、出産前に購入しておきましょう。命名紙に書くときは、「手書きにするのか」、「印刷にするのか」も話し合うこと。手書きの場合は「誰に書いてもらうのか」、印刷するときはパソコンやプリンターの設定を確認しておけば安心ですね。■お宮参りはどうする?産後約1カ月後とはいえ、お宮参りもあっという間にやってきます。地域や風習によっては、「女の子の赤ちゃんなら母方、男の子なら父方の祖父母がお祝い着を用意する」という考え方もあるそうです。両家の意向を確かめながら、お祝い着を用意するのか、レンタルするのか、予め決めておきましょう。また、お宮参りでの自分たち夫婦の服装も考えておくといいですね。出産前の気分転換をしたいときに、買い物に出かけて服をチェックしてみるといいかもしれません。■キッズスペースをつくるなら出産前に子どもが少し大きくなってから必要になるキッズスペースは、「このあたりかな?」と、なんとなく決めていませんか?それでもいいのですが、転倒防止用のマットを敷くには家具を動かす場合もあるので、出産前に整えておくと安心です。生まれてからではパパが仕事で日中はいない…。ママが1人でやるのは大変です。マットを敷きながら、危なそうな家具の角にはクッション材も合わせてつけてあげましょう。■夫と寝室を分けるor分けない?育児に慣れるまでは夜泣きでイライラして、夫婦げんかをしまうことが多々あり。パパが隣にいるのに、赤ちゃんが泣いても手伝ってもらえないときや、「泣き声がうるさい」と言われると、ママは精神的にまいってしまいます。パパが手伝ってくれるのか、それともほかの家事を手伝ってもらって仕事に専念してもらうのか。お互いにイライラしないように、事前に寝室を分けるかどうかも話し合っておきたいですね。パパとママ、二人でよく相談しながら、あとは大切な赤ちゃんの誕生を楽しみに待ちましょう。
2016年09月05日【ママからのご相談】年末ごろに出産予定のプレママです。赤ちゃんとの生活をすごく楽しみにしているのですが、出産のことを考えると不安になります。楽なお産などないことは理解していますが、痛みに耐えられるか、最後まで頑張れるか心配なので、 先輩ママさんたちの“つらかったこと”を知りたいです。いろいろなパターンを知ってシュミレーションしておけば、少しは安心できる気がするので……。●A. 先輩ママたちに“一番つらかった体験談”を取材しました。こんにちは。ライターのNANARUKAです。ママ友同士の会話では、お産の話題で盛り上がることがしばしばあります。最後のお産から10年近くたっているママさんでも、“その瞬間”の記憶は鮮明に残っている 方が多く、聞けば聞くほどドラマチック。そして何人産んでもそのたびに違った展開があり、実に興味深いものです。今回はプレママさんのイメージトレーニングに役立つかもしれない、先輩ママさんたちの“一番つらかった体験談”を取材しました。●いつもの生理痛なんて屁でもない?『生理痛やケガなどの傷みには耐えられるほうだったので、自分は痛みには強いと思っていましたが、出産の際は予想に反する陣痛の痛みにかなり取り乱してしまいました 。絶対に大声は上げないつもりで臨んだお産でしたが、実際は大絶叫。今思い出しても恥ずかしいのですが、あの痛みの中での自制は難しいですね』(35歳/1児の母)『第1子は予想以上の難産。押し寄せる痛みに耐えながら、次にまたやってくる波の恐怖。けれど合間にはしっかり休憩しなければいけない。その繰り返しを丸一日続けて気力も体力もすっかり失われ、最後の最後で緊急帝王切開となりました。心の準備をする間もなく、抵抗する体力もない中、全身麻酔を打つときの注射がメチャクチャ痛くて ビックリしました。それでも「もう出てくるのを待つだけだ」とホッとしたのもつかの間、術後の痛みにさらに苦しむことに。結局、陣痛と帝王切開、両方のつらさをガッツリ味わう結果になりました』(39歳/2児の母)●経験した人だけが知る“グリグリの恐怖”『第1子のお産は破水でスタート。すぐに病院へ駆けつけましたが、なかなか陣痛が来ないまま2日目を迎え、促進剤の投与が始まりました。いよいよ陣痛の波を覚悟したものの、「う~ん、これかな?」という程度。そして看護師さんが子宮口の様子を見るということになったそのとき、不意に子宮口をグリグリ広げてきて大絶叫!何が起きたのかもわからないまま放心状態。その後、先生の内診を受けることになり診察室へ行ったところ、さっきの子宮口開きに再び襲われ2度目の大絶叫。その後の陣痛もそれなりにキツかったですが、進行が鈍かった第1子のお産では、この“子宮口開き”が恐怖体験として記憶に残っています。産後しばらくたってから、病院中に響き渡る悲鳴だったと旦那から聞いて恥ずかしくなりました』(38歳/2児の母)『2人目の出産はだいぶラクなんだろうとは思うけれど、1人目のときに子宮口をグリグリやられたことがトラウマになって、正直なところもう1人産むのがコワいです……』(32歳/1児の母)『これはもう、陣痛よりも痛かった!!』(33歳/1児の母)●切ると切らないとでは産後が大違い!?『第1子を産んだのは会陰切開をする方針の病院だったので覚悟はしていましたが、産んだ当日は切った傷の痛みがひどくて一睡もできませんでした。体は疲労しているのに痛みで眠れずつらすぎたので、第2子は切らずに産める病院で産みましたが、産後の回復が断然早かったです 。産んだ数時間後には歩けたし、立ったり座ったりもすんなりできたので、会陰切開ナシの自然分娩はこんなにラクなのかと感動しました』(40歳/2児の母)『2人目のお産のときは赤ちゃんがなかなか出てこず、私も疲れ切っていたので「もう切ってください!」と何度も叫んでいました。結局いろいろな事情が重なって切ることになったのですが、産後ズキズキする痛みに「やっぱり切らずに産んだ方がラクだ」と確信。お産中どんなにつらくても産まれてしまえば忘れます。翌日から赤ちゃんのお世話が始まることを考えると、産後に何かしらの痛みが残ることはできるだけ避けたい ですね』(35歳/2児の母)●術後が勝負! 帝王切開によるさまざまな痛みとは……『とにかく傷が痛くてなかなか起き上がれなかったし、赤ちゃんを抱けるようになるまで時間がかかり、しばらく授乳もままなりませんでした。鎮痛剤を服用しても傷の痛みがとれず、それでも退院後できるだけ早く普通の生活に戻りたかったので、歩行訓練はこまめに続けて疲労困憊。産後にさまざまな痛みを引きずりやすい帝王切開は、自力で産み出すつらさとはまた違ったつらさがあります』(41歳/2児の母)『1人目では子宮口開きと会陰切開に涙を流し、2人目はどこも切らない自然分娩でのスーパー安産、3人目は逆子による予定帝王切開を経験。それぞれまったく別の痛みと苦労がありましたが、帝王切開の全身麻酔の副作用によるひどい頭痛が5日間続いたこと は予想外のつらさでした。入院中は赤ちゃんと2人だけの時間をたっぷり楽しむつもりが、横になっていても起きていても四六時中頭がガンガンするので、お見舞いもお断りするほど。やはり2人目の無傷の自然分娩後の回復の早さは、今思い出しても驚くべきものがあります。産んで3時間後にはスタスタ歩いて、その晩のごはんもモリモリ食べてましたから』(38歳/3児の母)----------先輩ママさんたちの壮絶なお産体験談、いかがでしたか?むやみやたらと恐怖や不安を感じることはありませんが、こんな展開が起こりうるということを知っておくだけでも心の準備になるかもしれません。大切なのは、正しい知識と傾向を知って、不安の原因を取り除き、できる限りの準備をしておくことだと思います。これから迎える大仕事、思い出深いものになると良いですね。●ライター/NANARUKA(フリーライター)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年09月02日産後ママにとって気になるのは、産後の“体形戻し”。体重は落ちたのに、妊娠前に履いていたズボンが入らない!?ということはありませんか?それはもしかすると骨盤のゆがみが関係しているかもしれません。最近は入院グッズの中に“骨盤ベルト”の指示がある産院もあるほど。私も出産前に骨盤ベルトを購入したのですが、帝王切開で出産したため傷の痛みもありすぐには付けることが出来ませんでした。産後しばらく経って、体形も気になるし傷口の痛みも減ってきたのでそろそろ……と思ってつけてみることに。でもなんだか正しく使えているのか不安。そこで、プロの力を借りることにしました。骨盤のゆがみは、放っておくと大変?!そこで、骨盤矯正を行っている整骨院へ。検査を受けたところ、私の骨盤は通常よりも20度もずれていました。でも出産後はみんなこのくらいずれているものですよ、とのこと。出産のため、色々な骨をつないでいるじん帯を緩めるホルモンが妊娠中から出続け、さらに出産によって骨盤が開き、育児による無理な姿勢がかさなりこのようなことが起きるそう。このゆがみを放っておくと、体形のくずれや腰痛などだけでなく更年期の症状も重くなってしまう可能性があるそうです……。産後の骨盤矯正は、思った以上に大切そうです。骨盤矯正ってどんなことをするの?産後のママケアにはマッサージや整体などもありますが、骨盤矯正を行っている整骨院は“柔道整復師”という国家資格を持っている先生が施術をしてくれます。専門的な知識を持った方に施術していただけるので、私も身体のメカニズムを理解しながら治療を進められました。私がはじめて受けたのは産後ケアコース。はじめに写真を撮ってゆがみを確認し、産後ママの身体に起こっていることを教えていただきながら治療方針を決めて行きます。その結果、①骨盤まわりを中心とした骨を元の位置に戻す②筋肉のバランスを整える③おなかと背中のインナーマッスルを鍛えるという3つのアプローチをすることに。骨盤を元に戻すだけでなく、腹筋背筋を鍛えることで正しい位置に矯正された骨盤をキープすることで、くびれができて体形維持ができるそうです。整骨院での骨盤矯正、メリット・デメリットは?《メリット》・プロの手で正しく骨盤矯正ができる・育児ででてくる腰の痛みなどにも事前に予防できる・体形のもどりがよくなる・更年期になったときに症状が軽くなる可能性がある・姿勢がよくなることによって抱っこなども楽になる《デメリット》・費用がかかる(料金設定は様々ですが、平均5〜6000円/回)・小さな赤ちゃんがいるなか、通わなければならない(週1〜2回を3ヶ月が目安)やっぱり一番のデメリットはお金がかかることと、赤ちゃんを預けて通うのが大変なこと。しかし、思い切って集中してケアをし早めに身体を整えていくことで育児が楽になれば結果的にはお得かもしれません!骨盤矯正をするベストなタイミングって?じん帯を緩めるホルモンのおかげで、産後1年は骨盤のゆがみが比較的戻りやすいと言われています。骨盤矯正は産後2ヶ月くらいからできるそうですが、体力も回復し悪露も落ち着いた頃がいいそうで、3ヶ月くらいから通われる方が多いそう。私は5ヶ月から始めましたが、まだまだ間に合うとのこと。産後の身体の状態や赤ちゃんの状態、さらに通うことが負担にならないタイミングを選ぶのがいいかと思います。子連れでも安心な整骨院が増えている!“結婚式を挙げるか挙げないかと同じくらい、産後の骨盤矯正をするかしないかを選ぶのは大切なこと”と先生は言っていました。私自身通ってみてよかったなと思うことは、産後の身体に最も負担がかかる時期に定期的に身体のメンテナンスをしてもらえることで身体的に育児が楽になったこと。毎回行く度に「腰痛はありますか?」など身体のこと聞いてくださり、安心。おかげで腰痛知らず!産後はネイルサロンや美容院などに行く時間がどうしても減ってしまいがちですが、、自分をケアする時間が心のゆとりにつながっていると思います。赤ちゃんをなかなか預けることが難しいママ向けにバウンサーを用意してくれたり、赤ちゃんを見てくれるスタッフがいる子連れ歓迎の整骨院も増えているそう!向き不向きもあるので一度話を聞きに行くのもおすすめです。人生の中で数回しかない出産は、大きく身体の変わるタイミング。慣れない育児に追われてしまいがちですが、これから長く続く子育てのためにも自分に合ったママケアを探してみてください♪
2016年08月25日【ママからのご相談】家族旅行で温泉へ行くことになりました。私の両親と弟家族も一緒です。弟は奥さんと2人の子ども、私も主人と2人の子どもを連れて行きます。子どもたちは普段なかなか会えないいとこたちと旅行に行くことを大変楽しみにしていて、 私も旅行自体は楽しみです。しかし、私は他人と一緒に温泉に入るのが憂鬱で仕方がないのです。昔から着替えやお風呂に入るところを他人に見られるのは嫌でした。今回は弟のお嫁さんと一緒ですし、子どももお風呂に入れなくてはいけない状況……。こんなことで憂鬱になってしまう自分が小さく思えて自己嫌悪です。●A. 他人にからだを見られるのが「居心地が悪い」というのは普通のことです。ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。家事に育児に毎日忙しいママたちにとって、旅行は食事の支度や後片付けから解放される唯一の息抜きになりますよね。ぜひ旅行を満喫してほしいなと思います。実は私もご相談者様と同じく、自分のからだを他人に見られてしまう状況が嫌で仕方がなく困っておりました。実際まわりを見渡すと皆さん本当に平然と隠さずにいて、タオル一枚巻いている方も少なく、妙に開放的な雰囲気 なのがまた居心地が悪いのです。こんなに気にしているのは自分だけなのではないだろうか?と思うとますます憂鬱になったものです。しかし、調べてみると意外にも自分と同じようにお風呂でからだを見られたくない人が多くいるということが分かったのです。2016年に『WooRis』が500名の女性に行ったアンケートにも、このような結果が出ていますのでご紹介します。●他人のからだをジロジロ見る行為はマナー違反このアンケートでは、対象となる女性の皆さんに「銭湯や温泉で周囲をイラっとさせる女性の行為は?」 という質問に答えていただき、その結果3位にランクインしていたのが、「他人のからだをジロジロ見る」……13.6%というものでした。世の中の女性の皆さんが、いかに温泉などで他人からからだを見られることに敏感になっているかということがよくわかると思います。私も自分のからだを見られることが嫌なので、極力近くに居合わせた女性のからだは直視しないように気をつけています。●産後のママは体型の変化が気になるママとしての意見ですが、出産後の体型の変化で私が最も気になったのは、お腹の周りの皮膚のたるみ でした。出産からの月日が浅ければお腹の周りは元に戻っていません。それを温泉で他人から見られるのはやはり嫌だなぁと思ってしまいました。また、私はこの10年間で3人の子どもに授乳をしてきました。戦いを終えたバストは今、とても悲しい姿になっていますから、上半身も気になります。子どもの手を引きながら上も下も隠すなんて、一体どうやったらいいのでしょうか?良い方法があるなら、私も知りたいくらいです。では、実際お子さんをお持ちのママたちは温泉に子どもと行くとき、他人のからだが気になるのかどうか、または自分のからだを見られてしまうことに関してどのような意見をお持ちか、リサーチしてみました。『温泉は大好きでしたが、子どもと一緒に入るとなるとゆっくりできない。今は体や髪を洗うための場所と割り切って過ごすので、他人の目は気になりません。さっと入って出るだけだし、広いお風呂で子どもを安全に入浴させるだけで精一杯。他人を気にしている余裕ナシ!です』(30代/2人の子を持つママ)『温泉で他人と一緒にお風呂に入ることが嫌いです。見るのも見られるのも嫌で仕方がないです。しかし、子どもを抱っこしていれば上半身も下半身もほどよく隠れることが分かり、今ではあまり気にならなくなりましたよ。プールで使うような巻きタオルを持参しているので、風呂上がりに子どもを着替えさせているあいだも自分が裸でいなくていいのでオススメです』(40代/5歳の女の子のママ)『毎年主人の家族と温泉に行くのですが、やはりちょっと抵抗がありますね。子どもはばぁばと一緒だと大喜びですが、私は義理の家族とはからだを見せ合いたくないかも。そのうち慣れるかと思いましたが、慣れませんね(笑)』(30代/2人の男の子のママ)----------いかがでしたか?ママ目線の話の中には、参考にできることもありそうです。また、「子どもを抱っこしているとママのからだは隠れて見られにくい」「子どもと一緒だと、お風呂はさっと済ませてしまうから気にならない」という意見は大変興味深いものでしたね。逆に、温泉などの公共浴場で自分のからだを隠すことなく、入浴することに全く抵抗のない方も多くいらっしゃるというのが事実です。タオル一枚巻かずにいられるのも、リラックスを求めて温泉に来ている方々にとっては当然の振る舞いのようにも思えますよね。日本人に馴染み深い温泉には各々の楽しみ方がありますから、いろいろな考え方を持っている方々との調和 もまた温泉ならではの楽しみと思えるといいですね。ご相談者さまの憂鬱なお気持ちが少しでも楽になって、楽しい旅行となりますように。●ライター/あしださき(元モデル)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年08月16日アメリカ人夫婦は、子どもが生まれてからも夫婦の時間をとても大切にします。特にデートナイトは大事なイベント。子どもはベビーシッターに預けて、二人きりの時間を楽しみます。それは、育児や仕事で疲れているママたちのリフレッシュタイム。アメリカのママたちが大切にしているデートナイトとは?■いつまでも男と女でいたい日本では子ども優先があたり前。子どもが生まれたら夫婦二人だけのお出かけもぐっと減ります。アメリカでは、結婚して子どもが生まれても、いつまでも男と女の関係であることにとてもこだわる人が多く、夫婦だけの時間を作るのは普通のこと。ベビーシッターや両親、友人などに子どもを預けて定期的にデートをします。■信頼できるベビーシッターを見つけよう日本では、ベビーシッターの利用がまだ一般的ではありません。そのため、赤ちゃんをベビーシッターに預けてまでデートに出かけることに抵抗感、罪悪感のある夫婦が多いのではないでしょうか。アメリカではさまざまな用途でベビーシッターの利用が定着しています。アメリカ人の友人アマンダは、隔週金曜日に必ず夫婦でデートナイトに出かけます。6歳と3歳の子どもを信頼できるベビーシッターに2時間預けて、ディナーへ行くのがいつものコース。ベビーシッターは大学生なので、料金は少し安めの1時間20ドル。2時間で40ドル払ってデートに出かけるのは無駄遣いに感じないかと聞くと、「デートをすることで夫婦の仲も良好になるの。お互い子育てから解放される時間があることで、いつものルーティンな生活もうまくいくのよ」と言っていました。ベビーシッター代金は、決して無駄ではないのです。 ■デートナイトはリフレッシュタイム子どもが生まれると子ども優先で毎日忙しく、ストレスがたまってしまうママは多いですよね。アメリカでは仕事で残業することがあまりなく、比較的パパが早く帰れるので、外出もしやすいようです。アメリカ人は仕事よりもプライベート優先。ストレスがたまらないように趣味やデートを楽しんでリラックスを心がけています。デートナイトもその1つ。夫婦二人だけで出かけることで、短時間でも子育てから離れてリフレッシュできるのがいちばんの目的といえるでしょう。日本のママも、たまにはパパに早く帰ってもらえると嬉しいですよね。休日でもいいでしょう。両親、友人、ベビーシッターなど、安心できる人に数時間子どもを預けてデートナイトを楽しんでみては? リフレッシュすると、また育児や仕事もがんばれるはず!
2016年08月12日妊娠中・育児中のみなさん、突然ですが“胎児ネーム”はつけましたか?胎児ネームとは、まだおなかの中にいる赤ちゃんにつけるニックネームのこと。最近では多くのマタママさんたちがSNSでその名前を紹介していたり、妊娠アプリなどにも胎児ネームを入力する欄があったり と深く浸透してきているようです。苗字とのバランスや字画など細かいことにこだわる必要がないため、自由にネーミングできるのが胎児ネームのいいところ。さて、みなさんどのような名前をつけているのでしょうか?そしてその後、本当の名付けのときに胎児ネームはどの程度影響しているのでしょうか?過去、胎児ネームをつけていたというママさんたちの体験談を聞いてみましょう。●(1)“ちぃちゃん”“マメちゃん”“チビちゃん”……赤ちゃんの形からイメージして『エコー写真でみた小さい命に夫婦で大感激。小さいので“ちぃちゃん”と名づけました。その後、女の子だとわかって“ちぃこ”。10か月もそんな感じで呼んでいたので慣れてしまって、そのまま“ちこ”と名づけました』(20代女性/女の子のママ)そのほか、“マメちゃん”や“チビちゃん”など、エコーでみたときの赤ちゃんの姿から名付けた というママたちは多数いました。確かに一番最初に目にできるあの姿は、小さくてまんまるのお豆にそっくりですよね。●(2)“ぽこ”“ぽんた”“とんちゃん”……胎動からイメージして『胎児ネームは“お花畑妊婦”みたいで恥ずかしいので、つけないつもりでいました。でも初めて胎動を感じたときに、お腹の中に本当に赤ちゃんがいるんだ!って感動しちゃって、感じたままに“ぽこ”って呼ぶようになりました 。男の子で蹴りが強く、やがて胎動はドカンドカンという感じに(笑)。それにあわせて名前も“どん”に変化しましたね。生まれたあとはどこにでもある普通の名前をつけましたが、今となっては懐かしい思い出です』(30代女性/男の子のママ)赤ちゃんの存在をハッキリ感じるきっかけになるのが胎動。内側からおなかをぽこぽこ蹴ってくる愛しい感覚に、思わず名づけたくなってしまうという声も多くきかれました。●(3)“1号、2号、3号”……生まれる順番に番号で子だくさんのママたちからあげられた、面白い胎児ネームがこちら。なんと番号で呼んでいたというのです。『4人産みました。第二子からはお腹の中にいるあいだ“2号”、“3号”、“4号”って呼んでましたよ。産後もニックネーム的に番号で呼びます 。ママ友たちも「2号ちゃん元気?」とか「4号くん大きくなったね!」と気軽に呼んでくれますよ』(40代女性/男の子、女の子のママ)男女の区別なく使え、産後の名付けに影響しない。そういった点ではなかなか優れているといえそうですね。●胎児ネームをつけるメリット・デメリットまた、胎児ネームをつけたことで感じたメリット・デメリットについてもインタビューしてみました。『名前があることで、自分にも赤ちゃんの存在が具体的にイメージできるようになりましたね 。親になるんだっていうことも自覚できるようになりました』(30代男性/男の子のパパ)『“赤ちゃん”っていう単語、オトコにはちょっと気恥ずかしいものなんですよ。名前なら口にしやすいし、会話にも出しやすい。便利だと思います』(40代男性/女の子のパパ)パパたちにとって、おなかの中の赤ちゃんの存在はピンとこないもの。名前を与えてあげることで想像しやすくなり、結果的に夫婦間のコミュニケーションが増えたという点はメリットといえるでしょう。一方、デメリットとしてはこのような意見が。『とてもステキな胎児ネームをつけていました。産後そのまま命名したかったのですが、夫が反対して大ゲンカに 。結局は胎児ネームとぜんぜん違う名前にしたんですけど、あのときのケンカがずっと忘れられません。思い入れの強さに差があったことがなにより悲しかったです』(20代女性/女の子のママ)胎児ネームは長ければおよそ10か月ものあいだ呼ぶことになります。胎動を感じ、つわりに苦しみ、赤ちゃんの存在を強く実感しながら妊娠生活を送っているママにとっては特に思い入れが強くなりがち 。出産後、急に別の名前で呼ぶことにママだけが強い違和感を持ったという話はよくありました。本来の名付けにも使えるような名前を胎児ネームにしている場合には、本来の命名をどうするのか夫婦間でよく話し合わなければなりませんね。----------胎児ネームは、赤ちゃんの名前が決定するまでの期間限定のニックネーム。正式な名前をつけてしまえば、もう二度と口にすることはないかもしれない名前です。でもきっとそのステキな名前は、長いようで短いマタニティライフのよい思い出のひとつとなるのではないでしょうか。ママやパパの声はきっと、おなかの中の赤ちゃんにも届いているはず。ぜひかわいい名前をつけて、たっぷり呼んであげてくださいね。●文/パピマミ編集部
2016年08月09日出産を控え、今か今かと赤ちゃんの誕生を待ちわびるプレママの皆さん! これからどんな毎日になるか、夫と2人、夢と希望にあふれていることでしょう。しかし、そう甘くないのが現実というもの。産後の急激な変化に足を取られないよう、今から準備しておくべき本当のことを教えます!■知っておきたい…産後の実態産後ママは、出産という大仕事を終えてとにかくクタクタ。そこに、育児という新たな使命がのしかかり、まさに身も心もボロボロに。日々、ギリギリの状態でママ業をこなすことになります。ホルモンのバランスが乱れているため、どうでもいいことにカチンときたり、些細なことに落ち込んでしまったり…。自分で自分を制御できず、それがさらなるストレスとなって、極限まで追い込まれるママも少なくないのです。そんな疲れ果てたママの目に、夫はパートナーというよりは邪魔者のように映ってしまうかもしれません。父親としての自覚はイマイチだし、育児はいいとこどり、単なる能天気に見えてしまうことも。夫は夫なりに迷い、悩み、できることは何でもしようと一生懸命なのですが、ママはとにかくイライラの塊。ついつい厳しい目を向けてしまい、ぶつかり合うことも増えるでしょう。多くの先輩ママたちも、夫との危機を経験し、それを乗り越え今に至ります。彼女たちが過去を振り返って思うのは、夫婦そろって産後をナメていたということ。プレママたちにはつらい思いをしてほしくない…。そんなわけで、先輩ママからアドバイス。夫に対し、今のうちに言っておくべきことを挙げてもらいました。1.イクメンをきどるべからずあれこれ頑張ってくれるのはうれしいけれど、しょせんはお手伝い。「自分はデキる」などと、間違っても調子に乗らないこと。「ママってスゴイ! かなわない!!」という謙虚な気持ちを忘れずに。2.妻を蔑ろにするべからず赤ちゃんよりも妻第一で。「ありがとう」「お疲れさま」など、感謝とねぎらいは頻繁に。また、スキンシップを怠ってしまうと、心の距離もグングン離れてしまうので要注意。手をつないだりハグしたり、どんなに邪険にされようとも、挫けずこまめに触れ合って。3.何事も否定するべからず産後、妻はとにかく不安定。そんな、揺らぎやすい心を安定させるのは、夫の共感力。「そうだね」「わかるよ」「つらかったね」などとやさしく受け止めてあげれば、イライラも半減。この時期、妻に対する正論は不要です。4.過去と比較するべからずメソメソしたりイライラしたり、夫からすると、「前はこんなんじゃなかった」と思うことばかり。そうした妻の変化はすべて、ホルモンのせい。怒ったり何とかしようとせず、別人だと思って諦めること。■プレママ時代がラストチャンス!「産後クライシス」と呼ばれ、離婚率もグンと高まる出産直後からの数年間。この時期を乗り越えることが育児以上に大変なことを、プレママたちは知るよしもありません。本当は、家族みんなで仲良く暮らしたい、夫婦一緒に育児を楽しみたいのに、どこからともなくふつふつと湧き上がってくるネガティブな気持ち。怒りたくないのに怒ってしまうママと、怒られて納得のいかないパパとの間に、暗く深い溝ができる前に、とにかく話し合っておくことが重要です。でも、育児に追われて忙しく、ホルモンバランスが崩れて冷静さを失っている状態ではそれすらうまくいかないもの。それができるのはまさに今、プレママ時代しかないのです。幸せいっぱいのプレママにはピンとこないかもしれませんが、「私は大丈夫」と思わず、夫と産後の打ち合わせをしておきましょう。
2016年08月03日結婚相手を選ぶ際、多くの女性が妥協するかしまいか考えることになるのが、男性の“経済力”。年齢が上がるにつれ、「お金より愛!」とは大きな声で言えなくなってくるのが正直なところでしょう。とはいえ、実際には程度にもよりますが、経済力に妥協して結婚する女性もたくさんいます。では、経済力のない男性と結婚した人たちは、結局後悔していないのでしょうか?本音を探るべく、既婚女性にインタビューしてみました。●経済力のない男性との結婚に後悔していますか?●後悔している『後悔しかないです。「二人で働けばなんとかなるし大丈夫」と思って結婚しましたが、出産後もすぐに働かなければならなかった し、子どもがいてもフルタイムで働かないといけないから子どもとあまり一緒にいられないし……。今後も夫の給料は上がらなそうだし、私もいつまで体が持つかわからないし、いろいろ不安です』(30代正社員・1児のママ)『後悔してます!毎日どうやりくりすればいいか、お金のことばかり考えています。主人とはお金のことで喧嘩になることも多く 、夫婦仲も悪くなってます。主人が転職してくれない限り、離婚もありえるかも……』(30代パート・2児のママ)『収入が低いだけならまだしも、家事も育児もやってくれない し、愛情もなくなってきました。私の収入に頼っている感じも腹が立つところ。一家の大黒柱という自覚がないんですよね』(20代パート・1児のママ)●後悔していない『結婚した当時、旦那も私も年収200万円台でした。子どもは当分無理かなと思っていましたが、すぐデキてしまって(笑)。でも、幸い私の親が近くに住んでいて子どもの面倒を見てくれたので、出産後すぐに仕事復帰できたし、なんとかなりました。親がいなかったらどうかわかりませんが……。収入は今も低いですが、旦那も家事・育児に協力的 だし、慎ましくも幸せな生活を送ってますよ』(20代派遣・1児のママ)『結婚した当時も今も収入は少ないですが、貧乏ながらも楽しくやってます。今は子どもが小さいので短時間のパートしかできないけど、もっと大きくなったら私もフルタイムでしっかり働きます。そしたら生活もだいぶラクになるはず!お金があっても性格が合わない人と結婚するほうがつらい と思います』(20代パート・1児のママ)『経済力はありませんでしたが、趣味も合うし優しいし、この人しかいないと思って結婚しました。結果、つらいときもあったけれど、後悔していません。子どもの面倒もよく見てくれるし、家事も分担してやってくれるし、助かってます。私も仕事が好き だし、働くことも苦痛ではないです!』(40代正社員・2児のママ)『夫の経済力がなくても、妻も一緒に働けばなんとかなるものです!結婚当時、夫は29歳で年収300万いかないくらいでしたが、私も働いていたので特に困りませんでした。ただ、子どもができたと知ってからは、夫だけの収入で生活するのが不安でしたね。でも、夫が一念発起して転職してくれた ので、年収も上がり、どうにかなりました。今では出世して年収もだいぶ上がったので、安定しています』(40代パート・1児のママ)----------経済力のない男性と結婚しても、共働きであれば問題なさそうです。ただ、子どもが生まれてからが勝負。女性にはどうしても働けない期間がありますし、環境によっては働く時間が制限されることもあります。そんなとき、どう乗り切るかが問題です。そして、夫がどれだけ家事や育児に協力的であるか というところも、後悔するかしないかのポイントになるようですね。みなさんの意見を聞いていて、経済力がなくても、妻を思いやる気持ちや家事・育児に協力的である男性との結婚であれば、女性は後悔しないようだということがわかりました。経済力のない男性との結婚で迷っている方は、経済力だけでなく、男性の性格的な部分をよ〜く見極めることが重要なようです。●文/パピマミ編集部
2016年07月16日数年前、女優の小雪さんが出産で利用したことで知られるようになった、韓国の産後ケア施設。日本にも産後ケア施設があるって知っていましたか?韓国と日本、両国の産後ケア事情について「日本産後ケア協会」代表、大久保ともみさんに話を聞きました。韓国の産後ケア施設「産後調理院」視察で何度も韓国を訪れた大久保さん曰く、韓国では産後1カ月は水も触ってはいけないというほど、産後の養生(ようじょう)が重視されているそう。昔は実母や家族が産婦のサポートをしていましたが、現在は「産後調理院(サヌチョリウォン)」とよばれる産後ケア施設が韓国全土に750カ所以上あり、産婦の3人に1人が利用しているのだとか。産後すぐから利用できるこの施設には、“松・竹・梅”のグレードがあり、お財布事情に合わせてほとんどの人が利用できるサービスとして、社会に定着しています。一般的な施設では産婦さんに個室が与えられ、快適な環境で心身の回復をはかります。滞在中は母乳や沐浴の仕方など赤ちゃんのお世話についてはもちろん、ママに対しては美容マッサージ・ヨガ・アロマ・漢方・よもぎ蒸しなど、きめ細かいケアサービスが提供されます。希望するだけ滞在できるこの施設、約2週間から1カ月の滞在期間中に、産婦同士の横のつながりができるのも利点のひとつ。「オプションによっては家族の滞在も可能で、ここから会社に通うパパも多いのですよ」と大久保さん。芸能人やセレブが利用する施設は、まるで超高級ホテル。ドクター、助産師はもちろん、小児科医、エステティシャン、コックが常駐。施設によっては「美容整形」や「女性器形成」も可能で、産後だれにも会わない期間にちょっとお直しということも!さすが“美”に対しての意識が高い国、韓国ですね。ケア費用は実家が負担?しかし近年の少子高齢化は日本と同じく深刻です。親と産婦の高齢化が進む中、産婦の実家が大切な娘のために、産後ケア施設の料金を負担する傾向にあるのだとか。「高齢になった親が24時間体制で娘のケアをするのは難しい。けれど、お金を出してサービスを買う方法でならサポートできるという、合理的な考え方でもあります」と大久保さん。それと同時に“命をかけて赤ちゃんを産んだ産婦さんを大切にする”ということが、文化として根付いているといいます。日本でも産後に自分の母親や家族を頼らない人が増えてきました。実家に帰ると夫が出産に立ち会えない、産前・産後を一緒に過ごせないデメリットから里帰りを選ばない人も少なくありません。そのような中、退院後に産後ケアセンターなどの施設に入院し、体の回復をはかりながら育児指導・相談をうけられる「産褥入院(さんじょくにゅういん)」が少しずつ知られるようになってきました。日本の「産後ケア」事情産後ケア施設も増えつつあります。(日本産後ケア協会のWebサイトに全国産後ケア施設一覧が掲載。)昨年にオープンした「綾瀬産後ケア」(東京都葛飾区)はママのケアサポートを中心に、産前・産後の切れ目のない支援を目的としています。日帰りも可能で、日帰りプランは21600円(税込)。宿泊プランの料金は1日につき32400円(税込)×利用日数(利用時間は初日10:00~最終日の19:00)。滞在中には赤ちゃんのケア、育児相談や助産師・看護師によるカウンセリング、産婦のケアも行われ、オプションとしてアロマトリートメントやスタジオクラスなどの癒しのプログラムも提供、養生とリラクゼーション、学びを兼ね備えた滞在ができます。産後に一人で不安になるよりも、こういったサービスを上手に利用して、疲れと不安を解消していくのも良い方法ですね。(お部屋)(授乳室)(アロマトリートメントルーム)その他、産褥入院や産後デイケアに力を入れている助産院もあります。家のようなアットホームな雰囲気の中、ママと赤ちゃんのペースに寄り添った助産師さんのケアは、ママの気持ちを癒し、こちらも利用者が少しずつ増えています。今後注目の“産後ケアリスト”とは?「赤ちゃんのケアばかりに目がいきがちな、産後。子育てに大変な時期のママの心と体をケアしなければ、家族は幸せになれない」と大久保さん。現状の制度だけでは補えない部分を埋めるため、2013年3月5日「一般社団法人日本産後ケア協会」を設立しました。協会のキャッチコピーは「産後ママを全力でエコヒイキ」。2014年からは、出産直後のママをプロとしてサポートできる資格、「産後ケアリスト®」認定講座が開始され、受講者数は2級約270人、1級約100人と、年々人気が高まっています。大久保さんによると、受講者は産後うつなどの辛い経験をされた方や子どもの手が離れた人、看護師・助産師さんなどさまざま。精神的ケアや家事サポート、母子の環境を整えるアドバイスや子育ての知識の共有方法などを専門的に学び、それぞれの場所で社会に還元しているそうです。最後に、日本産後ケア協会の今後の目標を聞きました。「“産後ケアの重要性”を一人でも多くの人に認知してもらい、“ひとつの家庭に一人の産後ケアリスト®”を定着させるのが目標です。さらに出産と子育てを経験した女性が産後ケアリスト®として自らの経験を活かせる場も創出し、相互助け合いの循環型の子育て社会となるよう、産後ケアリスト®とママをつないでいきます」と語ってくれました。子どもたちが親になっていてもおかしくない10~20年後、ひとつの家庭に一人の産後ケアリスト®が定着し、より楽しく有意義な子育てができる社会・環境になっていて欲しいと思いました。<取材協力・写真提供:一般社団法人「日本産後ケア協会」綾瀬産後ケア ><文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年07月14日『究極の質問だけれど、一瞬でも「子どもなんて産まなければよかった」 と思ったことはありますか?』かつて、とあるテレビ番組で司会者から飛び出たこのような質問が話題になりました。会場に集められたのは8人の母親たち。そのうち4人がこの質問に「思ったことがある」と回答したのです。司会者はその結果に驚きの表情を見せつつも、『これが実際の現実。これをどう考えていくかということが大切ですね』と述べていました。出産するとそれまでとは生活スタイルがガラッと変わります。後悔とまではいかずとも、ちょっとツラくなってしまうことは誰しもあるもの。今回は育児に奮闘中のママたちに、“子どもを産んで後悔したこと、こんなはずじゃなかったと思ったこと”をたずねてみました。●(1)自由がなくなってしまった『こんな不自由な生活、最悪ですよ 。大好きだった仕事も時短になる。出張も全部行けなくなる。終業時間になったらすぐに帰って、保育園にお迎えに行く。帰宅したら炊事に洗濯、家事のオンパレード。自分の時間なんて全くありません』(30代女性/金融関連)『ハンドクラフトが趣味だったのですが、子どもが生まれたせいで辞めなければいけなくなりました。針や糸、ボタンなど小さな部品を赤ちゃんが飲み込んでしまうかもしれないからです。仕方がないとはいえ、没頭できる趣味を奪われてしまったようでガッカリ。ストレスは溜まるいっぽうです』(20代女性/主婦)仕事や趣味に思う存分没頭できた子なし時代を懐かしみ、できることなら戻りたいという声は数多くの後悔ママたちから聞かれました。子どもがいても楽しめるような趣味や、子育て世代歓迎の職場をうまく見つけることができるといいのですが、なかなか一筋縄にはいかないようです。●(2)とにかく子どもに振り回される子どもがここまで動き、しゃべり、暴れて言うことを聞かないものとは知らなかった……という後悔ママたちからはこんな話が。『男の子2人の母ですが、毎日メチャクチャに振り回されています。両方ともかんしゃくがひどいし、ひとりで遊んでもくれません。いつもママー!ママー!と叫ばれて耳が痛くなります。ちょっと目を話すととんでもないことをしていたりするので、24時間気が休まりません。こんなに大変なら、子ナシの人生でもよかった です』(30代女性/主婦)『幼稚園生の娘がいるのですが、本当にうるさい。朝から晩までずーっと、どうでもいいことを延々と喋ってます。適当に相づちをうっているとすぐにバレて、「私の話ちゃんと聞いてよ!ねえねえ聞いてる!?いま何て言ってたか聞いてた!?」ってキーキー声で詰め寄られます。うちはひとりっ子なのですが、これ以上産む気には到底なりません 。静寂がほしい……』(20代女性/販売員)元気に育っているという証拠なのでしょうが、ずっと一緒にいるとなるとヘトヘトになってしまいますよね。中には『叫び続ける子どもの口を思わず手で塞ぎそうになってしまった』(30代女性/公務員)なんてママも。悩みの深刻さを物語っています。●(3)どれだけ体調を崩してもまったく休めない『産後2か月です。出産には後悔しかありません。このあいだ胃腸炎にかかって40度も熱が出たのですが、育児を休むことができなくて死ぬかと思いました 。これまでだったら体調不良のときはゆっくり寝てればよかったのに、それができない。乳腺炎にならないように高熱でフラフラの中3時間おきに授乳しなきゃいけないとか、そんなの出産前だれも教えてくれなかったんですけど!』(30代女性/通信業)母は強しとはいうものの、ママだって体調を崩すことはあります。しかし育児は待ってくれません。授乳中には薬が飲めないこともあって、しんどさに拍車がかかります。そんなとき、子どもさえいなければラクだったのに!と後悔してしまうという声がありました。●(4)夫婦の関係が崩れてしまった『夫との関係が完全に冷えきった。子どもを生む前は自他ともに認めるバカップルだったのに、産後はケンカばかり 。父親としてあんなに機能してくれないと思わなかった。夜泣きの対応もオムツ替えもできないとか本気で使えない』(20代女性/営業)『体調不良で高熱を出したとき、あまりにツラいので子どもを連れて実家に帰ろうと準備していました。それを見た夫が突然「遠いからやめたほうがいい」って言ってきたんです。それだけならまだしも、勝手に義理母を呼び出したんですよね。「もう結婚したんだから、キミの母でもあるんだよ。苦しい時は甘えていいんだよ」ってドヤ顔で言われて呆れ返りました。かえって気を遣うってことがなんで分からないの!?』(40代女性/飲食店)こちらは出産を機にご主人との関係が大きく変わってしまったという後悔ママたちです。子どもが生まれたことにより、今まで見えなかった一面が見えて幻滅してしまうのでしょうか。ママがストレスを溜めこまないためには、パパたちの積極的な育児参加が欠かせないようですね。----------いかがでしたか?多くのママさんたちにインタビューをしてきましたが、全員に共通していたのは「それでもみんな、育児をがんばっている」ということでした。時に小さな後悔を感じたとしても、すくすく育つ子どもたちの姿や笑顔に癒され、救われることだってたくさんあります。こんなはずじゃなかった、こんなに大変だなんて思わなかった、そう言いながらも子どもを愛し大切にしているママたちに大きなエールを送りたいですね。●モデル/NANAMI(RIRIAちゃん)●文/パピマミ編集部
2016年07月12日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。妊娠中にはいろいろな変化が起こります。お腹のでっぱりという体形変化は、その中でも最も目立つ変化でしょう。別に隠す必要はないと分かっていても、目立ちたくないなと思う女性もいます。 また、マタニティ期だからこそできるオシャレを楽しみたいという女性もいるでしょう。でも、マタニティ期は期間限定。専用の服をアレコレ買うのはもったいないと考えるのもまた自然なことです。そこでここでは、妊娠中のお腹をさりげなく隠しつつオシャレに演出できる、予算的にもお手軽 な方法をご紹介します。●(1)アジャスターで手持ちのパンツをマタニティ仕様にスカートやパンツ類はウエストサイズがネックになって、いち早く着られなくなります。でも、マタニティ用のパンツはスタイル面でどうしても見劣りします。そこで、手先が器用な30代のEさんは、“マタニティアジャスター” を愛用していたそうです。ボタンやジッパー開閉タイプに限定されますが、スカートやズボンのボタンとボタン穴の間にベルトを装着し、ジッパーは開けっ放しで使用します。ただ、このままだと下着が丸見え状態。そこで、見せタイプの腹巻きと丈の長いトップスを合わせれば見た目だけでなく冷え対策も完璧というわけです。ボタンだけでなくジッパー部分を覆う布のついたタイプもありますが、これだと使える衣類が限られるほか、価格が高くなってしまいます。『ボタンとボタン穴を結ぶゴムベルトなら簡単に手作りできて数百円 で完成よ』と笑う彼女は、妊娠8か月まで普段のデニムをステキにはきこなしていました。●(2)基本のマタニティをスカーフプラスで数倍着回す50代で3児の先輩ママIさんは、『市販のマタニティでも、スパッツやワンピースなどのゆったりタイプなら産後も着られるからお得』と言います。だからといって、何着も買うのはやっぱりもったいないので、オーソドックスなもの数着を上手に着回す方法を工夫したそうです。そこで役立ったのがスカーフ 。柔らかな素材の大判スカーフを色や柄違いで用意すれば、時にはサシュとして、時にはリボンとして、市販のマタニティに変化をつけてくれるというわけ。『ベースになるマタニティはシンプルに、スカーフは大きくて異なった色柄もの を選ぶのがこの着回し術の基本よ』と教えてくれました。このスカーフ、産後の授乳時の目隠しにも使えてとても便利です。●(3)わざわざ隠さないという選択肢もアリ海外の妊婦さんたちは、お腹のでっぱりを必ずしも隠しません。スパッツなどは腰ではき、トップスはヘソ出しで着てしまいます。当然、お腹はポッコリと生の顔を出した状態です。ただ、さすがにそこまで“隠さない”のは、日本人としてはやりすぎかもという気もします。海外で3人の男の子を育てる40代のNさんは、『妊婦だからってゆったりとした衣類で体型カバーばかり気にしなくてもいいじゃない?』と言います。活動的な彼女が好むのは、Tシャツやタンクトップとリブ素材のスカートやパンツというピッタリとした体の線が出るスタイル。『普段よりも妊婦のほうがスタイルを気にせずにすむ』という彼女の言葉に「なるほど」と納得してしまいました。お腹がポッコリと出ていて当たり前ですものね。マタニティ衣類だとブカブカモッサリしがちですが、彼女のスタイルなら全体的にスッキリとして、見た目にも活動的な妊婦さんといった感じ。普段なら気になるだろうバストやウエストサイズも、マタニティ期なら気にする必要がありません。お腹への視線が気になる場面では、『ロング丈のカーディガンやウィンブレを羽織る だけで、後ろと横からの視線はほとんどカットできるから試してみて』とのことです。下手に隠さず堂々とスッキリ明るく見せるスタイルもステキですね。●まとめとしていつもと違う服(マタニティ)を着ていること、それが妊婦であることを周囲に宣伝してしまい、注目を集める結果にもなります。マタニティだからといって特別なファッションにこだわらず、普段通りのスタイルに小物をプラスアルファしながらおしゃれを楽しむ工夫をすることが、妊娠中のお腹をさりげなく上手に隠すことにもつながるようです。●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年06月18日イタリアの人々は「子供は社会全体で育てるもの」という意識が強いように思います。公共の場で子供が騒げば、よそのおじちゃんおばちゃんが注意するシーンなどをよく見かけ、積極的に他人とコミュニケーションをとるイタリア人ならではだな、と思うことしばしばです。しかし、周りが積極的に育児協力してくれる環境とはいえ、マタニティブルーになるママも一定数います。実両親・義実家ともに遠距離で、夫と二人で子育てした経験のある知人女性は「慣れない子育てでストレスMAXになり、夫とケンカの毎日だった」と振り返っていたくらいです。ここでは、そんなイタリアのママたちが実践した「マタニティブルーを乗りこえるためのコツ」をご紹介します。 ■週1度「パパの日」を作る無痛分娩を経験した知人女性は、産後もわりと体力が残っていました。最初思っていたよりは子育てに苦労しなかったといいますが、2ヶ月ほど経ってからじわじわとメンタルが変化していくのを感じ、つらい時期があったそう。旦那さんがときどき「僕にできることがあればなんでも協力するよ」と声をかけてくれたそうなのですが、激務の旦那さんに子育てを手伝ってほしいとは言いにくく、自分の殻に閉じこもることが増えたといいます。ある週末「笑うことがめっきり減った」と旦那さんから叱られたのがきっかけで、二人は週に1回「パパの日」を作ることにしました。週に1度、最低半日は旦那さんが子供の面倒をすべて見て、彼女は好きなことをして過ごすのがルール。家事でもショッピングでも、思いついたものを自由にやれる解放感から「子育てのストレスが和らいだ」と効果てきめんだったそうで、マタニティブルーにどっぷり漬かることを避けられたとか。 ■魔法の言葉「まあいいか」をフル活用几帳面なタイプでわりと神経質な知人女性は、妊娠したときに事細かな「出産までのスケジュール」を立てて準備に余念がなかったそうです。しかし、体調の変化に伴ってスケジュールを変更することがしょっちゅうあり、妊娠4ヶ月目で早くもマタニティブルーに。「できることが減ってきて、立てた予定も大幅にくるっていく。夫に八つ当たりして“こんなはずじゃなかったのに”と思うたびに落ちこんだ」と、つわりも影響したストレスで3キロほどやせてしまったといいます。そんな彼女を救ったのは、先に出産していた妹の言葉でした。「出産してからのほうが大変よ。子供は何をしでかすかわからないから、毎日ピリピリしがち。今は何か起こっても『まあいいか』と受け止められるよう方向転換できたから、前より楽」と話す妹を見習って、彼女も「まあいいか」の一言を使うようになりました。「家事が滞ったりして、思った通りに生活できなくても、“まあいいか”の一言で現実を受け入れられる。だらしなくなりすぎないように気をつけることは必要だけど、以前より気持ちが軽くなった」と出産後もおおらかに構えることができ、子育てのストレスは少ないそうです。 「ホルモンバランスの乱れが原因とは言うけど、身体の調子が整うまで悠長に待ってはいられない。できることがあるならなんでもやってみたほうが、気分転換になってうまくいく」とマタニティブルーを語る人もいました。ついネガティブな方向に行きがちなマタニティブルーの時期、あえてポジティブな解決方法を見つけることこそ、赤ちゃんとママにとって一番良いようですね。
2016年06月15日こんにちは。ママライターのamuです。喉元過ぎればなんとやらで、すっかり痛みを忘れてしまったけれど……。内臓がひっくり返る・鼻からスイカ・ハンマーで腰を殴られる・骨盤が砕ける・呼吸困難になる・生理痛の1,000倍・生きているのが不思議、 そんなふうにたとえられる陣痛!!痛みをランクで示した“マクギル疼痛質問表” のスコアによると、骨折を20とすると、初産陣痛は40で、指の切断を少し下回るくらいの痛みに位置づけられるとのこと……。そこで、気になる無痛分娩について、経験者のママ友数名に話を聞いてみることにしました。●無痛分娩のメリット4つ●(1)痛みの軽減『生理痛くらいの痛みで麻酔を入れてもらえたし、麻酔が効いてからは痛みがゼロだった』(22歳で出産したママ)『病院では、痛みは普通分娩が10だとしたら、2ぐらいの痛みになると説明された』(25歳で出産したママ)『朝イチでバルーンを入れ、痛くなったら麻酔を入れる形だった。陣痛が思ったより早くきて1時間くらいは痛い思いをしたけど、麻酔を入れてからは痛くなくなってテレビを見ながら雑談できた。1時間の陣痛もつらかったから、それ以上痛くなると思うと麻酔してよかったと思う 』(25歳で出産したママ)『1人目を出産時、長時間の陣痛で疲労困憊!2人目は絶対無痛分娩と決めていた。痛みやすいほうなのか、分娩中に徐々に痛みを感じ、最後はそれなりに痛かったのでやってよかった』(31歳で出産したママ)『硬膜外麻酔をし、陣痛促進剤を入れた。痛くなったらすぐに麻酔を追加してくれたから本当に痛まなかった』(26歳で出産したママ)『会陰切開は切られたときも産後の傷の痛みもたいしたことなかった』(29歳で出産したママ)『痛いと言われた麻酔の注射も、丸まって脊髄のすき間を開けて針を刺してもらったのであまり痛まなかった』(28歳で出産したママ)やっぱり痛みがやわらぐこと が大きなメリットですよね!痛みが出てから麻酔を開始することがほとんどなので、「この痛みが続いたり、さらに痛くなると思うとぞっとする」という声がありました。●(2)産む感覚はある『いきむときの感覚はあったから産みやすかった』(25歳で出産したママ)『陣痛の痛みはないけど、赤ちゃんが降りてきてるなとか、いきむときの感覚は残る。モニターで数値を見て陣痛の間隔もわかった」(32歳で出産したママ)『意識はある状態だから、出産直後の赤ちゃんを抱っこすることもできる のが良いと思った』(28歳で出産したママ)『足がジンジンして感覚がなくなったと思ったら、軽い生理痛ほどの痛みとお腹の張っている感覚があって陣痛がきているとわかった』(25歳で出産したママ)普通分娩のように産めるので、感動も味わえますよね。●(3)不安の軽減『パニック障害があったし、痛みに弱かったから無痛分娩にした。恐怖がなくなったから、気持ちが落ち着いていたのが一番良かったところ。心臓が悪い人、不正脈がある人、精神疾患がある人には本当におすすめ』(28歳で出産したママ)『日を決めて行う計画分娩だったから心の準備もでき、とってもリラックスした良いお産ができたと思う』(29歳で出産したママ)「いつ陣痛がくるんだろう」といつくるかわからない陣痛を待ってビクビクしていた私。予定日のころは不安で眠れなかったので、計画出産 という点も良いなと思いました。●(4)産後の回復が早い『産んだあと、スタスタ歩くことができた』(30歳で出産したママ)出産はフルマラソンと同程度の体力を要する と言いますが、これは本当です。痛みで呼吸は荒くなるし、全身が強ばり、脂汗や涙も止まらず……。痛みがないとリラックスできるので、無駄な体力を使わずにすみそう。●無痛分娩のデメリット7つ●(1)痛かった『子宮口が開くまでは陣痛を経験するので、なかなか子宮口が開かず1人目ほどではなかったけど痛かった』(29歳で出産したママ)『陣痛の痛みは取れても、腰からお尻に降りてくる痛みは取れなかった 』(26歳で出産したママ)『縫ったところが出産後痛かった』(29歳で出産したママ)子宮口がなかなか開かないと、陣痛を経験する時間も長くなり痛みを感じるとのこと。●(2)費用がかかる『通常の分娩費用に加えて5~10万円程度かかる。大学病院だと20万円くらいかかる場合もあるみたい』(26歳で出産したママ)保険適用外なので、それなりにかかります!陣痛中は「お金はいくらでも出す!だから痛みをとめて~」と思いますが、最低料金の5万円でも大金!5万円あれば、赤ちゃんグッズがいろいろ揃えられるんですよね……。●(3)硬膜外麻酔が痛かった『チクっとして薬が入り始めると、グーっと重たい感じがして、針が引かれる感覚のあと皮膚の表面に爪の先でつねられるような痛みを感じた』(27歳で出産したママ)『麻酔カテーテルは退院まで背中に入れたまま。針が神経に触れていたそうで麻酔が切れてから激痛だった』(29歳で出産したママ)『体がかたいから、お腹が出ている状態で丸まる体勢が痛かった』(32歳で出産したママ)注射って怖い!それが背中だなんて……。「怖い!」というストレスで余計痛く感じた というママが多かったです。●(4)お産の進みが遅くなる『フラフラしていきめず、助産師さんに馬乗りになられたけど出てこず、鉗子分娩になった。無痛分娩では吸引、鉗子分娩の確率が高くなる らしい』(29歳で出産したママ)『陣痛が弱くなり、促進剤を入れた』(31歳で出産したママ)鉗子で赤ちゃんの頭を傷つけてしまった例もあるそうです。●(5)水分、食事がとれない『ただでさえ暑い分娩室でつらかった。氷を舐めて頑張った 』(26歳で出産したママ)吐き気が出ることがあるためだそうで、点滴で水分補給するから大丈夫だそうですが、水を飲めないのはつらいですね。●(6)計画分娩になる『希望者は36週までに申し込みをしなければいけなかった』(31歳で出産したママ)『バルーンを入れるために、前日入院しなければいけなかった』(29歳で出産したママ)自然の摂理に反している気がして、気がとがめるママも多かったようです。●(7)麻酔が合わないことも『歯医者の麻酔があまり効かないほうだったからか、麻酔が効かなかった……』(25歳で出産したママ)『頭痛と立ちくらみでそのあと寝たきりになってしまった』(25歳で出産したママ)『分娩直後ぐっと血圧が下がり、気を失いそうになった。寝たらいけないと言われて、しばらく経過観察された』(29歳で出産したママ)これは、お産が軽い重いもそうですが、そのときになってみないとわからない ものですよね。でも、計画的なぶん、先生がすぐ対応してくれるから安心との声もありました。----------以上、経験者の声でした。やっぱり、出産といえば陣痛なので、痛みが軽減されることがどれだけ重大なことかよくわかります。「無痛分娩も多少痛かった」というママによると、「それでも普通分娩に比べたら全然痛くない」とのこと。産んでしまえば、嘘のように引いていく痛みですが、陣痛は一瞬ではなく長く続く痛み。出産を考えている人は、無痛分娩貯金をしてみるのも良いかもしれません。●ライター/amu(ママライター)
2016年06月12日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。産後の母体には、“母”としての機能アップと同時に、妊娠前の状態に戻ろうとする働きも急速に起こります。この急激な変化と回復の6~8週間程度を『産褥期』と呼びますが、 この時期に異常が発生してしまい回復が遅れることもあります。その異常事態の一つが『子宮復古不全』 です。●子宮復古不全の原因子宮は妊娠・出産によって大きく広がります。ただそれは、産後自然に“元に戻る(復古する)”はずです。ところが、何らかの理由から復古できないことがあり、それを子宮復古不全と呼びます。子宮復古不全には複数の原因が考えられます。具体的には、(1)多胎分娩や巨大児分娩など子宮が大きくなり過ぎた場合(2)分娩時に時間がかかりすぎたり早産や大量出血を起こしたりした場合(3)排出されるはずの胎盤や卵膜などの一部が残留している場合(4)子宮筋腫や感染症などがある場合(5)大小のお通じが少ない場合(6)母乳を与えていない場合などがあげられます。このように、子宮に合併症がある場合のほか、出産に際して子宮が働きすぎて疲労していたり産後の刺激が少なかったりすると、子宮の収縮が進みにくい とされます。●子宮復古不全の症状出血や長引く悪露がサインになります。産後の子宮は本来急速に収縮することで、出産で断裂した血管をふさぎます。収縮が不十分だと、出血が止まりにくくなってしまうのです。また、子宮内に残留物があると悪露がいつまでも続き、また悪露が続くことが新たな感染症の原因 ともなり、発熱などの症状を起こします。医師は、触診・内診で子宮の収縮状態を調べたり、超音波検査で子宮内残留物の有無を確認したりして診断をくだします。●子宮復古不全の治療法治療には大きく分けて3つの方法があります。まずは“子宮収縮剤”で子宮の収縮活動を促進します。これによって、子宮自体の縮小だけでなく残留物の排出も促します。同時に必要に応じて、感染症に抗生物質の投与、排尿・排便を促す治療や運動、母乳指導などが行われます。これでも治癒しない場合には、子宮内の残留物を手術によって除去する必要が出てきます。ただ、この治療法は出産したての柔らかい子宮を損傷しやすい ため、最終手段として行われます。●子宮復古不全の予防法出産時に早くからイキミすぎると母体が疲労し、出産に時間がかかります。すると、子宮も疲労してしまいます。お産の痛みや時間は個人差がありますが、医師や助産師のアドバイスに従い、過労を起こさない出産 を目指すことが予防につながります。また、医師の許可を得ることができたなら、出産後に軽い歩行を行うことが子宮の収縮を促し、残留物の排出にもつながります。さらに、母乳を赤ちゃんに吸われることで得る刺激も、自然な子宮収縮を促してくれます。●まとめとして産後の子宮収縮は、その急激で激しい活動から産後の陣痛と呼ばれるほどの引きつるような痛みをもたらすことがあります。この痛みは、たるんだお腹をキュキュッと引き締めてくれる歓迎すべき痛みですし、一定時期を過ぎればおさまります。ところが子宮復古不全の痛みは必ずしも強烈ではなく、出血と不快な下腹部痛 がいつまでも続きます。産後は普段とは違う症状が体に現れても当然だと思ってしまいがちですが、自分の体が発するサインに十分な注意を向けてあげることが重要です。【参考リンク】・子宮復古不全 | 日本医科大学多摩永山病院()・「子宮復古不全」の原因・治療法 | ウェルネス東峯()●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年06月10日【ママからのご相談】現在8か月になる息子がいます。まだ生理が再開していないのですが、妊娠してから生理のない生活に慣れてしまって突然来るのが不安です。何か前兆などあるのでしょうか。●A. 人それぞれながら直感はあります! 授乳頻度が減ったかなというときは注意が必要です!こんにちは。ライターりょんぺいです。妊娠、出産、母乳育児とほぼ2年近く生理がない生活をしていると、生理というシステムもすっかり忘れてしまいますよね。特に初めての産後を迎えられているご相談者様にとっては、子どもがいて毎月生理が来る生活も初めてかと思います。少しでも心構えができると安心ですね。そこで、子どもがいながらの月経ライフの経験がある、2人以上のお子さんがいるママに2回目の生理再開時の状況や兆候などをヒアリングしました。●生理再開の兆候について●体の変化『久しぶりの頭痛におかしいなぁ、授乳中だし薬も飲めないし……と思っていたら生理でした。明らかにいつもと違う頭痛でした』(5か月で生理再開/34歳女性)『足の甲、太ももの裏側がだるく重い感じがしました。「うわぁ、この感じ懐かしい、生理来るわ」と悟りました』(10か月で生理再開/40歳女性)『真夏なのに足だけ妙に寒く、ブラトップと短パンという姿なのにモコモコ靴下を履くほどでした。翌日生理が再開し、体って素直だな と思いました』(9か月で生理再開/34歳女性)●心の変化『ある日、赤ちゃんを抱っこしながら上の子と手をつなぎ、もう一方の手で牛乳2本をぶらさげてスーパーから帰っていたところ、同年代くらいの女性が颯爽とハイヒールでカツカツ優雅に歩く姿をみて、焦りと寂しさで泣きそうになりました。帰宅すると生理が再開していて、「さっき泣きそうになったのは生理再開の心のモヤモヤのせいね」 と逆に生理が来たことで安心できました』(9か月で生理再開/34歳女性)『常に予定を入れておきたいタチなのに、その日は無気力で誰ともおしゃべりしたくない感じでした。頭の回転もいつもより遅く、ボーッとしていたら生理再開でした。早いよ!と自分に突っ込みました』(4か月で生理再開/37歳女性)●食の変化『離乳食が2回食になり母乳が出にくく感じた ので、豆乳を飲むようにしたら3日後くらいに生理が再開しました』(7か月で生理再開/33歳女性)『完母とはいえ、それまでとは違う空腹感で四六時中食べてばかりいたら生理再開でした』(9か月で生理再開/34歳女性)『甘い物が恋しくて糖分ばっかりとっていました。独身のころや1人目の産後も同じように生理前は甘い物が食べたくなっていたので、生理再開するかも……と思いながら今回も甘い物ばかり食べていました』(8か月で生理再開/36歳女性)●生理再開時の状況について『自分では気づかず、8歳になる長女に「ママ大変!」と教えてもらいました。いい機会だからと生理のメカニズムについて娘に教えました。「まだ少し早いけどもう少し大きくなったらまたお話しするね」と将来の楽しみがまた一つ増えました』(1歳半で生理再開/35歳女性)『完母でしたが離乳食を3回にした途端、生理が再開しました 。上の子のときもそんな感じでした』(10か月で生理再開/38歳女性)『上の子のスイミングの時間、母子一緒のベビースイミングもやっていたので一緒にプールに入っていました。とってもリフレッシュになる大好きな時間でしたが、その日はなんとなく気乗りせずベビースイミングをお休みにしたら生理再開でした。直感はありますね』(8か月で生理再開/36歳女性)『上の子のピアノ発表会で身動きがあまり取れないときに生理が再開しました。ナプキンも持っておらず、近くにコンビニもなく、下の子のオムツで代用?と一瞬よぎりましたが、オムツセットに一緒に入れていた母乳パッドを発見!なんとかなりました』(6か月で生理再開/38歳女性)----------いかがでしょうか。一度産後の生理再開を経験したことのある2人目ママだからこその冷静な気づき、上の子がいるからこその苦労があったようです。生理そのものを忘れていた!鬱陶しい!面倒くさい!という声が多かった反面、3人目を希望しているので待ち遠しかった、体が戻ってくれたことが素直にうれしいという声もありました。産後の生理再開時は、自分のためにお赤飯を炊いて「またこれからよろしくね」と自分自身を労ってあげましょう。今後の毎月のお付き合いを前向きにするためにおすすめです。また、授乳の回数が減ってきたころに生理が再開する人が多いようなので、「そろそろかも」と思ったら外出時にナプキンを持ち歩いておくと安心ですよ。●ライター/りょんぺい(ママライター)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年06月07日【ママからのご相談】先日妊娠が分かりました。今の仕事は産休を取る予定なのですが、復帰まで旦那の収入だけで生活できるのか不安です。わたしが仕事に復帰しても、子どもを保育園に入れたり、何かとお金がかかると思います。しかし、実際どれくらいお金がかかるのかも見当がつきません。 産後すぐから、うまく節約できるアドバイスがあれば教えてください。●A. 1歳までにかかる費用は月平均4万6千円、1年間で約93万円です!ご相談ありがとうございます。ママライターのなかやまあぽろです。初めての出産前だと、多くの方が子育てにかかる費用は「おむつ代が毎月いくらくらいかかるのかな」、「ミルクはどれくらい飲むのだろう」などとぼんやりとしか分からないと思います。わたしもその一人でした。少し古い内閣府の調査ですが、平成21年度の子育て費用の調査結果によると、貯金や保険なども含めて約93万円かかるというから驚きです。今はベビーグッズなども改良されたり、海外の製品を好むママもたくさんいらっしゃったりするので、実際は100万円近くかかっているのかもしれませんね。今回は妊娠中から家計を見直せ、計画を立てられるポイントをファイナンシャルプランナーの方のアドバイスをもとにまとめてみました。●妊娠中~産後すぐからかかる支出と出費を抑えるポイント4つ●(1)ベビーグッズ代妊娠中から徐々にそろえていくベビーグッズ。雑誌や口コミで評判の良いベビーカーや抱っこひもなど、パパと一緒に選ぶことが楽しくて、ついつい迷ってしまいますね。でも、ベビーグッズは「赤ちゃんの成長と共に買い替えていくもの」 ということを心得ましょう。ベビーベッドもベビーカーも、赤ちゃんが大きくなれば必要なくなったり、タイプの違うものに買い替えたりしないといけません。大型で短期間のみ使用するグッズは、両親などからのお祝いでお願いするか、レンタルやリサイクルショップをうまく利用しましょう。●(2)おむつなど赤ちゃんの生活用品代おむつやミルク、ガーゼやおしりふきなど、産後は細かい消耗品への出費 が重なります。特におむつはサイズ展開が広く、安いからといってまとめて大量に購入すると、赤ちゃんが成長して余ってしまうことも。面倒かもしれませんが、こまめにお得な情報をキャッチして、赤ちゃんの成長に合わせたお買い物をするのが賢いでしょう。また、余ったおむつやミルクなど持て余しているママ友が近くにいないか情報を共有し、いただいたり譲ったりするのもポイントです。●(3)健診や予防接種などの医療費妊娠中のママの健診から、産後の赤ちゃんの健診や予防接種など、医療費はどうしても削ることができませんね。妊娠中から、お住まいの市区町村で公的サービス として無料で歯科健診を受けられたり、赤ちゃんの乳歯ケアが一般の歯科より安く受けられたりするので要チェックです。また、任意の予防接種でも種類によっては市区町村で何割か負担してくれる自治体もあるので、ぜひ確認してみてください。●(4)お祝い事などの関連費赤ちゃんが産まれてからはお祝い事が続きます。お宮参りや内祝い、お食い初めなど、生後1年間だけでも盛りだくさんです。特にお宮参りはスタジオなどでの撮影を記念に撮っておきたいもの。CMでよく聞いたり、有名なフォトスタジオを選んだりしてもいいですが、実はお得なプランを提案しているスタジオ もいくつかあります。何社かじっくり比べてみて、納得のいく価格で決定するのがポイントです。●妊娠中から本格的な家計簿をつけてみて!家庭のお金の管理や支出の程度を把握するには、家計簿をきちんとつけることから始まると言われています。しかし実際に、わたし自身も周りのママさんたちも、産前までは共働きであったりして生活に余裕があったため、家計簿と言ったらメモ程度という方がほとんどで、産後からきちんとした“家計簿”と言えるようなものになったそう。妊娠中から本格的な家計簿をつけることに慣れておく ことが、産後のお金の出入りも管理しやすくなるポイントです。また、家計簿と言ったら最初に頭に浮かぶのが、書店などに売っているノート型のものを思い浮かべる方が多いと思いますが、現在はスマートフォンの家計簿アプリが無料でダウンロードできる時代になりました。種類も豊富なので、いちいちペンで書き込むのは面倒……という方も、ご自分にぴったりの家計簿が見つかると思います。----------赤ちゃんのお世話に家計の管理と、産後のママはぐっと忙しくなりますが、妊娠中からあらかじめ見直しておくことで焦らずにすみそうですね。ぜひ、パパも一緒になって取り組みましょう!【参考文献】・『妊娠生活2013-2014:初めての妊娠、出産、産後まで。この1冊があれば安心!』おはよう奥さん編集部・編【参考リンク】・平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 全体版(PDF) | 内閣府()●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年06月04日「子供が生まれたら、月齢の低い時から朝7時頃には起き、夜は9時までには寝て、生活リズムを整えましょう」育児雑誌、育児サイトなどでよくこんなことが書いてあるのを見かけませんか?妊娠してしばらくすると、仕事を辞めたり、育休に入ったりと、ゆっくり過ごせる時間に慣れてしまい、夜9時就寝はまだしも、予定もないのに毎朝7時に起きるのが辛い人も多いのではないでしょうか。さらに産後は夜中の授乳で慢性的に睡眠不足状態。赤ちゃんの生活リズムも整っていない状態で、本当に朝7時までに起きなきゃだめ? と思うことでしょう。体調が絶好調でない日もあるわけですから、ますますのんびりしたくなってしまいます。しかし結論から言うと、やはり早起きはしたほうがベターだと思うのです。なぜなるべく早いうちから朝早く起きる習慣をつけておいたほうがいいのか、自分が身をもって実感したことを紹介しましょう。■午後のおでかけは興奮して目が冴えてしまう可能性大!午前中は子供とゆっくり寝て、午後にたくさん遊べばいいのでは? と思う方もいるかもしれせません。しかし、午後になってから長いおでかけをしたり、急にたくさん遊んだりすると、興奮して寝てくれない可能性があります。特に寝るのがあまり得意じゃない子や、寝付きの悪いタイプの子はますます夜寝てくれなくなってしまうかもしれません。いっぱい遊んで疲れて寝るようになるのはもう少し大きくなってからのよう。おでかけや体を使った遊びは朝から、そして午後は落ち着いて過ごすと寝入りがスムーズな日が多いようです。 ■夕方の買い物を邪魔するものは…!?夕方に買い物行こうと思っていたら、“たそがれ泣き”でそれどころじゃない! なんてこともあります。しかもいつ“たそがれ泣き”が始まるか、いつまで泣くかは全く見当もつかず、赤ちゃんをあやしている間に夜になってしまい買い物に行けなかった…なんてこともありえるのです。赤ちゃんが生まれたら早め早めの行動が吉!お買い物やお出かけも午前中に済ませるくらいの方が余裕ができますよ。■早起きすると、お昼寝もスムーズ眠すぎて泣きだすと、今度は泣きすぎて寝れない、など悪循環に陥ってしまう赤ちゃんもいるので、ママが上手にコントロールしてあげたいところ。生活リズムが整った赤ちゃんは午前の昼寝、午後の昼寝があります。早起きしておくと午前の昼寝の時間がしっかりでき、次の午後の昼寝まで眠くてグズグズしちゃうことが減るかもしれません。また、このように赤ちゃんの生活リズムが整うとママも予定が立てやすくなるので気持ちの面でも楽になりますよ。もちろん幼稚園や保育園に通わせることになると早寝早起きがマストになってきますから、そういった面でも早めに癖をつけておくと、後々楽になると思います。とはいえ、もちろんすべての赤ちゃんがすぐに生活リズムが整うわけではありません。少しずつ、赤ちゃんのペースにあわせながら、ママが協力できることはしてあげるというスタンスで十分だと思います。「午後から派」だった方は、まずは30分起きる時間を早めることから始めてみてくださいね。
2016年05月25日妊娠中から出産後、育児中のママのためのサービスには、意外といろいろなものがあります。なかには、自治体が支援を行っていて、安価で利用できるお得なサービスも。私の場合、後から知って「あのとき知っていれば利用したのに…」と後悔したことが何度もありました。そこで今回は、ママを助けてくれる便利なサービスをまとめてご紹介。妊娠出産を考えている女性は、ぜひ前もってチェックしておきましょう!■産後ケア施設産後ケア施設は、出産したママが病産院を退院した後も、専門家からケアや育児サポートを受けながら、赤ちゃんといっしょに休養できる施設のこと。産後ケア専門の施設もありますが、産婦人科や助産院などで「産後入院」としてサービスを提供している場合もあります。費用は施設やプログラムの内容によってまちまちですが、1日で数万円、5日間から1週間の入院になると40万円以上かかることも。ただ、最近では産後入院に補助金を出す自治体も増えているので、一度住んでいる自治体のサイトや窓口で確認してみましょう。■育児支援ヘルパー長期の産後入院は難しいけれど、どうしても体調が悪いときだけ誰かに育児や家事を助けてほしい…。そんな人は、ヘルパーを検討してみてもいいかもしれません。民間のヘルパー派遣会社もありますが、自治体が育児支援ヘルパーを派遣している場合もあります。料金は自治体や各家庭の所得によっても異なりますが、多くの場合は1時間1,000円以内という低料金で、中には産後はもちろん、妊娠中にも利用できるものもあるようです。■認可保育所の一時保育病院や買い物、パートの仕事などに行くために、一時的に、もしくは週に何日か子どもを預かってほしいというママのために、自治体の認可保育所の一部が実施している一時保育という制度があります。料金や申し込み方法、利用システムは、自治体・施設によって異なりますが、一般的に、民間の託児所よりは安価ですし、自治体が認可した施設なので安心して預けられるのが魅力。ただし、地域によっては希望者が殺到する場合があるので、利用したい人は早めにチェック・申し込みすることをおすすめします。■ファミリー・サポート・センター一時的に子どもを預かってもらうなら、国が推進している子育て支援事業の一つであるファミリー・サポート・センターを利用する方法もあります。この制度は、地域に住む一般の人が会員になって子育て家庭をサポートしてくれる仕組みで、一時預かりや保育園へのお迎えなどを頼むことができます。公的な制度なので、子どもを預かってくれる会員はセンターによる講習を受けていますし、保険にも加入しています。料金(会員への活動報酬)は自治体ごとに異なりますが、通常、民間のベビーシッターや託児所を利用するより安価です。利用するには事前の登録や顔合わせなどが必要なので、当面は利用する予定がないママも、まずは登録だけでもしておくといいかもしれません。周囲に頼れる人がいない核家族の子育て家庭も多い昨今。アラフォーで出産するママの場合は、たとえ近くに両親がいても、高齢でサポートを頼めないこともありますよね。そんなママこそ、上記のようなサービスを積極的に利用してみてはいかがでしょうか。
2016年05月24日【ママからのご相談】現在妊娠4か月です。先日受けた妊婦健診の採血結果で、随時血糖が高かったため、再度血糖の検査をしてきました。もしかしたら妊娠糖尿病の可能性があると言われましたが、妊娠糖尿病とは一体どのような病気なのでしょうか?●A. 妊娠が原因で起こる病気。血糖値のコントロールが重要!こんにちは、ママライターのacoです。ご相談ありがとうございます。妊娠糖尿病の可能性があると言われ、驚かれたことと思います。今は再検査の結果待ちかと思いますが、もし妊娠糖尿病と診断された場合、まずは食事制限や運動で血糖値をコントロールし治療していくことになります。とはいえ、妊娠糖尿病は、いわゆる糖尿病とは異なり妊娠が原因で起こるものなので、出産後たいていは治ります。妊婦健診をきちんと受け、主治医の指示をしっかり守れば赤ちゃんは元気に育ちますので、もし診断されたとしても心配し過ぎないようにしましょう。●胎盤で作られるホルモンが妊娠糖尿病の原因に妊娠すると、胎盤からは血糖を上げやすいホルモンが分泌されます。通常、妊娠中のママの膵臓はインスリンの分泌を増やし、血糖値が上がらないようコントロールしていますが、それが追いつかないと血糖値が上昇し、妊娠糖尿病になってしまいます。太りすぎていたり、家系に糖尿病の人がいたりするとかかりやすい と言われています。●診断方法妊娠糖尿病は次のような方法で診断します。まずは妊娠の早い時期に随時血糖をはかります。随時血糖の値が高いときにはブドウ糖負荷試験をして診断します。もし妊娠初期に陰性であっても、妊娠が進むにつれ血糖を下げるインスリンというホルモンが効きにくくなるため、妊娠中期(24〜28週)にもう一度スクリーニング検査を受ける必要があります 。●病気を放置してしまうと、母子ともに合併症のリスクがあるママが妊娠糖尿病になり、もし高血糖の状態を放置してしまうと、お腹の中の赤ちゃんも高血糖になり、さまざまな合併症が起こりやすくなります。ママは妊娠高血圧症候群や羊水過多症などの併発が心配されます。赤ちゃんは出産時に4,000g超の巨大児になる ことが多くなります。しかも、大きいにも関わらず、高血糖の影響で内臓や肺の機能が未熟になるリスクがあります。また出産後一気に低血糖になる心配もあります。●治療とケア妊娠糖尿病が早期発見できたら、まずは食事制限や運動で血糖値をコントロールしていきます。もし改善しない場合は、インスリンを投与して血糖値を下げることもあります。妊娠が進むにつれインスリンの量は増えますが、ほとんどの場合、産後には減量あるいは中止できます。妊娠糖尿病は、出産すればたいてい治ると言われています。しかし、妊娠糖尿病になった人は、そうでない人に比べ、将来的に約7倍糖尿病になりやすい といわれています。そのため今後も定期的な検診や生活習慣の見直しをすることが大切です。また産後に母乳を与えると、お母さんも赤ちゃんも将来、糖尿病になるリスクが減ることが知られていますので、母乳栄養を心がけるのもいいですね。【参考文献】・『最新決定版 妊娠全百科』北川道弘・監修【参考リンク】・妊娠糖尿病 | 日本産科婦人科学会()●ライター/aco(フリーライター)
2016年05月17日産褥(さんじょく)期とは、産後6〜8週間の時期で、妊娠・出産により変化した体が元の状態に戻るまでの期間のこと。この時期のママは体調が優れないことも多く、赤ちゃんの夜泣きなど子育てのストレスとあいまって非常に大変な時期となります。そんな中注目を集めているのが、『産褥シッター』 の存在。一般的なベビーシッターと違い、育児だけでなく料理、洗濯、買い物などの家事全般を行ってくれるのが特徴です。今回は、そんな産褥シッターを利用した経験のあるママたちの話を聞いてきました。●産褥シッターを利用したママたちの声『初めての出産で、とにかく子どもの世話に追われる毎日。家のことまで手が回らず、旦那と険悪になることも少なくありませんでした。そこで、知り合いのママに教えてもらった産褥シッターを利用してみることにしたんです。普段できないような部分の掃除を中心にお願いしましたが、家がキレイになるだけで気持ちも明るくなった気がします! 』(20代のママ)『子どもが生まれてからは、長時間眠ることがほぼ不可能になっていました。このままでは倒れてしまうと思い、シッターさんを頼って家のこと全て をおまかせしました。産後初めて熟睡できたのではないかと思えるぐらい、思いっきり眠ることができましたよ。ほんと天使に見えましたね』(20代のママ)『子どもの面倒だけを見てもらっても、結局それ以外の家事に追われて自分が休むということはできないんですよね。その点、産褥シッターさんなら全てをおまかせして完全に自由な時間が手に入れられる ので、思いっきりリフレッシュすることができます』(30代のママ)『私は子どもの夜泣きもそれほどひどくなく、家事を含め一人でなんとかこなしていました。ただ、生まれたばかりの子がいると出かけられないし人と会話することがほとんどないんですよね。それがストレスで……。子育てで不安なことがあったから、慣れている人に話でも聞いてほしいと思って頼んだら、いい気分転換になりました。毎日の育児にも前向きに取り組めるようになりましたね』(20代のママ)『産褥シッターさんは時間制なので、あらかじめやってほしいことを具体的に伝えておくことが大事です。シッターさんにも得意分野がありますし、それ以外にも“年配の方”“会話上手な人”などの要望を伝えておくことで、自分に合った人を紹介してもらいやすくなる と思います』(30代のママ)『両親が近くに住んでいたので頼もうと思えば頼めるのですが、そう何度も呼ぶのはやはり気が引けて……。産褥シッターさんなら心置きなくやってほしいことを頼めるので、気が楽でしたね。悩んでいるなら一度試してみるといいと思いますよ!』(20代のママ)自分だけの手には負えなくなり、産褥シッターに望みを託す人も少なくない様子。業務内容の自由度が高いため、ママたちの要望に細かく対応できる というのも大きなメリットです。また、時間単位で頼むことができるため、子育て中の不規則な生活にも柔軟に対応してもらえるのも人気の秘密と言えそうですね。----------子育てとなると、人の手を借りることに対して「自分でできないなんてママ失格なのでは」 なんて思ってしまう人も少なくありません。しかし、ストレスをためて疲弊した状態で子育てを続ければ、それは赤ちゃんにも伝わってしまうはずです。笑顔で子どもと向き合うためにも、無理しすぎない程度に人の手を借りるということが必要なのではないでしょうか。●文章/パピマミ編集部●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2016年05月16日【ママからのご相談】現在、妊娠後期の初妊婦です。出産はおそらく6〜7月ごろの出産になると思うのですが、熱中症や脱水症状などの危険がある暑い夏に新生児を育てることに不安があります。 夏生まれの赤ちゃんの子育ては、やっぱり難しいのでしょうか?●A. 夏生まれベビーは初心者ママには助かることが多いです!ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。初めてのお産となると、産後のお世話のことでいろいろ不安になってしまいますよね。でも、6月~8月のお産は、産後しばらくあたたかい(暑い)気候が続くため、風邪の心配がなく意外とお世話がしやすいのが特徴です。しかし、もちろん夏出産ならではのデメリットも。今回は、先輩ママに聞いた夏出産のメリット、デメリットをご紹介します。●6月~8月出産ママの妊娠・出産・産後の流れ●(1)子作り・妊娠は秋ごろ9~11月の子作りで夏生まれの計算。排卵日のズレなども考慮して余裕を持って計画すると良いでしょう。●(2)妊娠発覚~妊娠初期つわりの時期の気候が良く、過ごしやすい のがポイント。7月、8月予定日のママは年末年始やクリスマスがつわりでツラい時期になることも。梨やスイカなど、つわりの時期に食べられそうな果物の季節が外れているのもちょっとツラいかも。●(3)妊娠中期安定期に寒い時期に差し掛かっているので引きこもりがちになりますが、妊娠経過が安定しているのなら、おなかをしっかり保温して積極的に出かけましょう。●(4)妊娠後期・出産暖かくなり出したころに妊娠後期となるので、積極的に散歩に出かけられます。7月、8月に臨月のママは出産まで少し暑すぎる思いをしなくてはなりませんが、涼しいショッピングセンターでウィンドウショッピングすると良い運動になりますよ。●(5)新生児期最も赤ちゃんの体温調整に気を遣う時期に夏場なので、体を冷やさないように、風邪を引かさないようにと冬場に比べればおおらかに新生児期を過ごすことができます 。●先輩ママの6月~8月出産体験談『7月に出産しました。産むまでは蒸し暑くて大変で、毎日早く産んでしまいたいなーなんて思っていましたが、産後の沐浴やお着替えなど手際が悪くても残暑が厳しかったおかげで風邪の心配はしなくて済みました 』(20代/女の子ママ)『6月出産です。5月に臨月で本当に良かったと思いました。たくさん散歩できたし、産後も自分も赤ちゃんも寒い思いしなくて済みました。夜中の授乳も頻回授乳してる時期は楽でしたよ。保育園もわたしの地域では0歳児が入れやすかったので夏生まれで助かりました。ただ、お宮参りがすごーく暑くて大変だった のをよくおぼえてます』(30代/男の子ママ)『1人目は8月、2人目は6月出産です。2人目は梅雨時期の出産で、生まれた日も退院した日も雨が降っていたような。二人とも外出するころには気候が良くて、良かったです。新生児期は部屋のなかで肌着1枚で転がしておけるので本当に楽でしたが、母体からの免疫が切れるころに真冬なので二人とも初めての冬は本当によく風邪もひいたし色んな病気も経験しました 。自分も育児疲れが出るころだったので良く一緒に風邪をひいてました』(30代/3児ママ)●どの季節に生んでも大変なことはつきまとういかがでしたか?夏生まれの赤ちゃんは妊娠中から産後直後までは比較的過ごしやすいことが多いです。しかし、一番体が重たい臨月に暑苦しい思いをしたり、育児に慣れたころに風邪を引きやすくなったりとデメリットもあります。この時期に産めば絶対楽!ということがないのがママのさだめなのですね。●ライター/ましゅまま(ママライター)
2016年05月16日【ママからのご相談】先月、第2子を出産しました。上の子とは2歳3か月違いの男児です。イヤイヤ期と重なるので、上の子の赤ちゃん返りを心配していました。 思いのほか頑張ってお兄ちゃんをしてくれているな、と思っていたら、風邪をひいて治ったとたん、すさまじい赤ちゃん返りを始めました。授乳やおむつ替えの邪魔をされて、「ダメ!」と言うとそのたびに泣きわめいて癇癪(かんしゃく)を起こすので上の子をかわいくない、とさえ思ってしまうこともあります。何か良い対処法は無いでしょうか。●A. まわりに頼りながら、上の子・下の子それぞれに向き合う時間をつくってみましょう。ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。産後の疲れも癒えぬまま、下の子のお世話に加えて上の子のケアまで、となるとさすがのママもクタクタになってしまうと思います。この時期は特に無理をせず、まわりに頼って上の子・下の子それぞれとのんびりした時間を過ごすだけで十分です。今回は、上の子の赤ちゃん返りを経験した先輩ママの体験談をご紹介します。●赤ちゃん返りとは赤ちゃん返りとは、それまでできていたことができなくなったり、赤ちゃんと同じような行動をとったりなどの行動で寂しさを示す症状です。「もっと自分を見て欲しい」、「自分より赤ちゃんのほうがママは大切なのでは?」、「成長したいけど、ママのもとから離れていくのが不安」という感情から赤ちゃん返りをする子が多いようです。赤ちゃん返りをするきっかけはさまざまで、ママが妊娠したり、下にきょうだいが生まれたりという理由だけでなく、卒乳やママの仕事復帰、トイレトレーニングの開始など、親から自立していく成長の区切り であらわれることもあります。●先輩ママの赤ちゃん返り体験談『上の子(女の子)が2歳4か月のとき2人目(男の子)を出産。産後何をするにしても思い通りにいかないとすぐにギャン泣き。イヤイヤ期だからかな?と思っていたのですが、突然ハイハイをしだしたり哺乳瓶を吸ってみたりしていて、赤ちゃん返りしてるんだ!と気づきました。「おむつを、とってきて」、「赤ちゃん泣いてるね、いいこいいこしてあげよう!」などお手伝いしてもらうようにして、成功したらとことん褒めました 。すると少しは気持ちが落ち着いたようで、手がつけられないほどの癇癪はなくなりました。女の子は世話好きなので、お手伝い作戦成功しやすいかも』(20代/2児のママ)『6歳、3歳、0歳の育児中、真ん中の子が赤ちゃん返りしてました。わたしの前ではふつうに見えたのですが、母の家に上の子2人が泊まりに行った際指しゃぶりを、突然しだしたらしく、母に「赤ちゃん返りしてるんじゃない?」と言われました。そんな馬鹿なと思ってたのですが、わたしのいない隙に赤ちゃんを叩いているのを目撃してしまい……そこでようやく寂しい思いをさせていることに気づきました。そこから毎日真ん中の子を抱きしめたり真ん中の子の好きなメニューを続けて出してあげたり、いろいろがんばりました』(30代/3児ママ)『トイレトレーニングを完了していたはずの長男でしたが、下の子が産まれると途端にトイレでできなくなりました。「オムツを履きたい」と訴えてきたのですが、ここで振り出しに戻したら意味がない! と思い、何度も漏らしながらも半年間またトイトレをさせて、何とか克服しました!』(30代/2児ママ)●上の子、下の子2人を同時に完璧にお世話しようとしないことがコツいかがでしたか?手のかかる小さい子どもを2人同時に100%対応する、ということはどんなに要領のいいママでもほぼ不可能 。上の子との時間に下の子が泣きだしたら、少し下の子には待ってもらって必ず上の子に何度も声をかけて下の子のお世話をする。時にはパパやおばあちゃんに下の子を預けて上の子とお出かけする、なども効果的な方法。ママにとって赤ちゃん返りは本当に困惑してしまう悩みの種ではありますが、それだけママがお子さんに愛されている証拠。そして、今までママに愛されていたことが十分に伝わっていた証拠でもあります。落ち込む必要は何もありませんよ。●ライター/ましゅまま(ママライター)
2016年05月09日生後2〜3ヶ月ごろになると、赤ちゃんは何にでも興味を持ち始め、自分の手にも興味津々。これでもか! というくらい口の中に手を入れるようになります。ママとしては「どうして手なんてなめているんだろう?」「このままでいいの?」と、いろいろ気になりますよね。そこで、おててを食べちゃう赤ちゃんの気持ちと、気をつけなければいけないことについてお話しましょう。■どうしてそんなに手をなめるの?不思議なことに、このころの赤ちゃんには、ほおばっている手が自分の体の一部だという認識はないのだそう。赤ちゃんにとって、目の前のものを確認する唯一の方法が、口に入れること。自分の手も「これなんだろう」と口に入れている間に、体の一部だと認識するようになるのだそう。ですから、これは大事な成長過程のひとつなのです。■この時期に気をつけることは?よだれでベタベタ状態の手を放っておくと、赤ちゃんが自分の顔を触ったり、目をこする時によだれがついて、そこに湿疹ができやすくなってしまいます。なので、手はこまめに拭いてあげてください。また、お風呂で体を洗ってあげる時も、全身を洗ってから流そうとすると、他のパーツを洗っている間に泡だらけの手を口に入れてしまうことも!手はせっけんで洗ったら、すぐ流してあげてください。■やめさせたほうがいい? 歯並びに影響は?わたしも気になって検診の際に相談したのですか、この時期の手をチュパチュパする行為や、指しゃぶりはやめさせなくていいのだそう。また、歯並びにも影響はしないとのこと。そのうちに自分のお気に入りの指を見つけて、その指ばかりを吸うようになったり、お気に入りの手の広げ方や、ポーズを見つけたりして、指しゃぶりにも個性が見えてくるのも楽しみですよ。つねに拭いてあげるのも大変ですし、よだれで洗濯物も増えるので悩ましいですが、あまり神経質にならずに、いまだけのしぐさを楽しんで見守ってあげましょう。
2016年05月06日高齢出産で仕事をしながらの妊娠生活、里帰りもできない。できることなら出産も産後もラクに乗り切りたい。そのためなら多少費用が掛かっても、やっぱり無痛分娩でしょ! そんなわたしの経験談をお話します。■いざ出産! 想像以上に壮絶だった無痛分娩言われるがままに計画分娩となったわたし。午後に入院、夕方にはウワサの痛くて太い注射を打たれ、子宮口を広げるラミナリアという処置をしてもらいました。これがすでにとっても痛い…。この時点でギブアップしそうになるなんて、やっぱり無痛分娩にしてよかった…と心から思いました。その後、陣痛促進剤を入れて「子宮口が5センチになったら、麻酔を入れますよ~」と言われ、しばらくベッドで安静にしていました。当初は余裕で、スマホで実況中継動画を撮ったり、家族と冗談を言いあうぐらいだったのですが、徐々に子宮口が開いてくると、鈍い痛みが襲ってくるように…。そして、ついに生理痛の比ではないほどの痛みが、数分おきにやって来るようになったのです!■子宮口が4センチから開かない!!その病院では、子宮口が5センチになると麻酔を入れることになっていました。しかしなぜか私は4センチから開いてくれず、そこから数時間信じられない痛みを耐えることに…。その間、何度も「ま、麻酔を入れてくれ~!」と叫ぶほどの状態でした。何のために無痛分娩を選んだのかわからないぐらいの痛みだったので、もう耐えられない! と鬼の形相で直訴、ちょっぴりフライング気味に麻酔を入れてもらいました。するとウソのように痛みがすぅっと消えて、無痛状態になりました。■いよいよ分娩台へ!その後もなかなか赤ちゃんは降りてこず、14時間後ついにその状態のまま分娩台へ移動することに。人生初のストレッチャーに乗せられても「痛くない」という安心感のおかげで冷静でいられました。初めての分娩台はドラマで見るような空間。助産師さんから呼吸のリズムやタイミングを教わりながら、あとはひたすら指示通り「エアいきみ」!さすが無痛なだけあって痛みはまったく感じないものの、この「一応いきむ」というのが不思議な感覚でした。おなかに力を入れて、女優気分で何度もいきむ。頭が出てきていることは教えてもらったものの、どこかが引っかかっていたらしく、最終的には吸引分娩になりました。力士級の巨体先生が応援に駆けつけ、わたしのおなかをぎゅうぎゅう押す。同時に主治医が吸引。わたしはひたすら「エアいきみ」。そんな壮絶な状況なのに、全然痛くないという不思議…。間もなく出てきたわが子は、明らかにむすっとした顔をしていました。もっとおなかにいたかったとでも言いたげに…。すべての光景が本当にシュールでしたが、無事に産まれたわが子を見て、安心した気持ちで満たされました。■ナメていた…大変だった産後ヘビーな分娩を終えた夜9時。個室にもどり、ベッドで大仕事を終えた余韻にひたっていました。ところが家族を見送った直後から麻酔が切れはじめ、股に激痛が…。吸引分娩で縫合した痛みか、子宮が収縮してもどっていく痛みか、とにかく信じられない痛みが襲来!あまりに痛みが激しすぎて眠ることもできず、個室でひとり「おかあさ~ん…」と子どものように泣きながら朝を迎えたのでした。■同じ無痛分娩でもこんなにも差が!個人的には「意外と痛い思いをした無痛分娩」でしたが、友人は無痛分娩で産んだ直後に笑顔でエアロバイクをし、お祝い膳をたらふく食べていたので、こればかりは個人差があるようです。また別の友人は、ラミナリアの処置をしても子宮口が開かず、一度ラミナリアを抜いて翌日に再処置をしたにもかかわらず、結局帝王切開となりました。無痛の予定がカイザー…そんな展開もあるようです。お産って本当にわからないものですね。■まとめると…わたしの結論では、高齢出産×ハードワーク×里帰りナシでも、なんとかなりました!里帰りナシについては、産前産後の仕事がスムーズだったこと以上に、パパのスタートダッシュ効果が大きかったです。最初から育児に対して積極的に、主体的に動いてくれると後々とても助かります。無痛分娩でも、確実に計画分娩をするならば、24時間365日OKの病院にこだわる必要はないかもしれません。(もちろん想定外の早産など、いろんなケースを考える必要はありますが)むしろ“どんな状態になったら、麻酔を入れてくれるのか”を確認すべきかも…。無痛分娩だからといって、必ずしもまったく痛みがないとは言えません。正直私はナメていました。友人のように痛みなく余裕だった人もいれば、わたしのように産む前後で想定外の痛みを感じることも。これから検討される方は、いろんな人の体験談を聞いてじっくりリサーチされることをおすすめします!
2016年05月05日私の愛すべき家族
育児に遅れと混乱が生じてる !!
こどもと見つけた小さな発見日誌