アップルは7月1日、iOS 8.4の提供を開始した。iOS 8.4にアップデートすることにより、定額制の音楽ストリーミングサービス「Apple Music」が利用可能となる。iOS 8.4にアップデートすることで、iOS標準の「ミュージック」アプリが刷新され、Apple Musicを利用できるようになる。Apple Musicでは「数百万もの曲から選んで」(iOS 8.4アップデート情報文より)音楽を再生したり、「For You」や「New」から音楽の専門家によるプレイリストやレコメンド曲を楽しんだり、「Beats 1」ラジオ、アーティストとユーザーをつなぐ「Connect」を体験できる。
2015年07月01日WWDCの終盤頃、次期iOS「iOS 9」のブラウザ「Safari」に広告非表示機能が実装されると報じられて、大きな話題になった。「無料広告モデルつぶしか?」というような書き方の報道もあり、気になってWWDCのセッション「Safari Extensibility: Content Blocking and Shared Links」を見てみた。確かに、広告ブロックを可能にする機能であるものの、広告ブロックのための機能と見なすのはちょっと違うと感じた。インパクトのある機能追加であることに変わりはないが、モバイルWebの利用体験をもっと根元から変えようとする取り組みの一環という印象を受けた。コンテンツブロッキングは、Cookieや画像、リソース、ポップアップなどのコンテンツをブロックする拡張機能を開発者が作成できるようにするAPIである。Safariに広告ブロック機能が装備されるようになると受け止めた人も少なくなかったが、サードパーティが提供して初めて広告ブロック機能が実現する。とはいえ、広告ブロックツールが登場するのは確定的で、だからこそ「広告ブロック実装」というように報じられたのだろう。だが、広告ブロッカーを開発するAPIとして評価すると、その効果に大きな疑問符が付くのだ。Adblock PlusのSebastian Noack氏がコンテンツ・ブロッキングに関してコメントしたブログ記事のタイトルは「Safari 9とiOS 9のコンテンツブロッキングは素晴らしいニュースか、それともSafariの広告ブロックが死を迎える予兆か?」である。OS X版のSafariに加えてiOSにもAPIの提供が拡大したことを歓迎する一方で、「ブロックリストフォーマットが使い物にならないものだったら、Safariの広告ブロックは終わりだ」と切り捨てている。広告ブロック機能が効果を発揮するには、リクエストごとに最新のブロックリストを参照するようなダイナミズムが求められるが、WebKitのコンテンツブロッキングのブロックリストはアプリケーションが実行された時やアプリケーションのアップデートの際にしかアップデートされないJSONファイルに依存しているように見える。それでは広告ブロック機能を提供しても容易にかわされてしまう。6月14日のアップデートでNoack氏は「コンテンツ・ブロッキングのメカニズムの詳細がWebKitのWebサイトで公開されたが、われわれが心配していたように、現時点でContent Blocking Extensionsは不十分と言わざるをえない、いくつかの問題を抱えている」と述べており、同氏はWebKitのメーリングリストで改善点を指摘した。なぜ、コンテンツ・ブロッキングは、こんな中途半端な拡張機能になっているのだろうか?○JavaScriptトラッキングをブロックするのに最適WebKitのSurfin’ Safariブログで、Benjamin Poulain氏が「コンテンツブロッカーAPIの利点が生きる機能はプライバシーと、より良いユーザー体験に関するものである」と述べている。さらに、従来のJavaScriptベースの拡張機能モデルでコンテンツブロッキングを実現すると、パフォーマンスを損ない、バッテリーの動作時間、ページロード速度やランタイム性能にも影響が及ぶと指摘している。プライバシー保護、ユーザー体験、そしてパフォーマンスの3つがキーワードだ。これらから導き出される答えとしては、Baldur Bjarnason氏の「iOS 9のコンテンツ・ブロッキング拡張はモバイル広告のハルマゲドン(最終戦争)ではない」が最も納得できる。広告ブロックはコンテンツ・ブロッキングで可能になる機能の1つだが、コンテンツ・ブロッキングの本当の狙いは「JavaScriptトラッキング・スクリプトをブロックすること」としている。トラッキングはプライバシーに密接に関わる問題だが、実はパフォーマンスへの影響も大きい。Mozillaの Monica Chew氏がWeb 2.0 Security and Privacyで最高論文賞を受賞した「Tracking Protection in Firefox For Privacy and Performance」によると、トラッキング・プロテクションを有効にしたFirefoxは、同氏が昨年8月にAir Mozillaで公表したデータよりも44%も速くニュースサイトをロードした。それだけ、ニュースサイトに関わるサードパーティのコンテンツが増えているのだ。トラッキングは広告を提供するための基盤である。Chew氏が5月28日に投稿した「広告:継続維持できるユートピアか?」によると、広告市場の規模は米国だけで500億ドルを超えるが、そのうちの3分の1のクリック・トラフィックは広告詐欺がらみだ。実際にユーザーが接する広告も、半数は存在してもユーザーに意識されていない。つまり、必要を満たしていない巨大なトラフィックがWebには存在する。ユーザーも邪魔に感じており、昨年だけで広告ブロッカーの利用が70%も増加した。中でも、18-29歳の層では41%が使用している。だが、広告ブロッキングはこの問題を解決する根本的なソリューションではない。そのように考えると、WebKitのコンテンツ・ブロッキング提供の狙いが見えてくる。もし、効果的な広告ブロッキングが広く使われるようなことになったら、すぐに大打撃を受けるWebサイトが少なくない。それではWebのエコシステムが一気に衰退する可能性すらある。効果的なトラッキング・ブロッカーが広く使われるようになったら、ユーザーは閲覧するWebのパフォーマンス向上を享受できる一方で、たちどころにオンライン広告が衰退するわけではない。しかし、トラッキング・ブロックの影響をじわじわと受け始めるから、オンライン広告に関わる企業はトラッキングに頼ることなく効果的にユーザーに広告を提供する方法に取り組まなければならない。つまり、トラッキング・ブロッカーはWeb広告を変えるカウントダウンの役割を成すのだ。
2015年06月22日Apple初の小型タブレットとして話題になった「iPad mini」のApple Storeでの販売が終了した。同ストアが扱うiOSデバイスは、iPad Air/ Air 2/ mini 2/ mini 3と、iPhone 6/ 6 Plus/ 5s/ 5cになり、すべてRetinaディスプレイ搭載機種になった。Apple認定の整備済製品なら20日時点で、iPad miniの在庫が残っている。iPad miniは、2012年11月に発売されたiPad miniシリーズの初代モデルだ。7.9インチ(1024×768、163ppi)のディスプレイを搭載し、プロセッサはA5。2013年11月に「iPad mini Retinaディスプレイモデル (iPad mini 2)」が登場した後もiPadのローエンドモデルとして16GBモデルの販売が継続されていた。今年秋リリース予定の次期モバイルOS「iOS 9」の対応機種に含まれるが、iPad miniはApple Storeで販売されていた最後のA5搭載iOSデバイスであり、iPad miniの販売終了でA5搭載機種のサポート終了が現実味を帯びてきた。
2015年06月20日iOS 8の「写真」は、撮り貯めた写真を閲覧するだけのアプリではない。ほかのユーザとアルバムを共有できるし、位置情報が記録された写真は撮影地点を地図上にマッピングできる。写真を表示しているときに共有ボタンをタップすれば、近くのiPhoneユーザ宛てに写真を直接送信することも可能だ。なかでも便利に使えるのが検索機能だ。画面右上付近にある虫メガネボタンをタップし、「横浜市」などの地名や「2014年10月」といった日付を入力すれば、写真の付帯情報(メタデータ/EXIF)を対象に検索し、一致する写真をリストアップしてくれる。検索結果として表示された写真は、タップして拡大表示することはもちろん、ゴミ箱へ移動したりAirDropで友人に送信したりするために選択できる。たとえば、特定の場所で撮影した写真をまとめて削除したいときには、その地名で検索して表示された写真を選択、削除を実行すればいい。写真の検索を実行すると、利用したキーワードは履歴として残る。虫メガネボタンをタップすれば、キーワードと検索結果のサムネイル写真がリスト状に表示されるので、再び検索を実行するときはその行をタップすればOKだ。この検索履歴も、ただ表示されるだけではない。サムネイルを右方向へドラッグすると……1枚しか表示されていなかった検索結果が、指先を右方向へ動かすにつれ増えはじめ、最大5枚が表示される。写真と検索キーワードが並んでいても撮影時の様子を思い出せない、そんなときは検索履歴をドラッグして5枚に増えた写真を確認してみよう。なお、ドラッグを中断するとサムネイルは1枚の状態に戻る。
2015年06月19日ESETは6月18日(現地時間)、「Apple iOS and OS X flaws leave passwords vulnerable」において、Mac OS XとiOSに複数の脆弱性が存在しており、システムやアプリケーションで使用しているアカウントデータやパスワードなどが盗まれる危険性があると指摘した。この脆弱性を発見した研究者らは、パスワードやアカウント情報などを管理するアプリケーション「キーチェーンアクセス」のクラックに成功したこと、Mac OS Xのサンドボックスコンテナを回避できたことなどを説明。さらに、プロセス間通信機能の脆弱性を悪用することで、ほかのアプリからも機密情報の取得に成功したことなどを指摘している。この脆弱性はまだ修正パッチが公開されていないため、脆弱性を悪用するように開発されたアプリケーションなどを実行してしまうと、機密情報が第三者へ流出するおそれがある。したがって、たとえ公式のストアからダウンロードおよびインストールしたアプリケーションであっても、この脆弱性の修正パッチが公開されるまでは利用に関して慎重になることが推奨される。
2015年06月19日Twitterは16日、タイムライン上のツイートに添付されたGIFを含む動画が、自動的に再生されるようになったと発表した。同機能はiOS版とWeb版のTwitterで開始され、一週間ほどですべてのユーザーにローンチされる。また、Android版についても、近く提供されるとのこと。再生は自動で開始されるものの、そのままでは音声はミュート状態になっているため、突然音声が鳴り響くという問題はない。映像をタップすることで、音声が出力されるようになり、同時に動画の拡大表示も行なわれる。また、スマートフォンなどでは画面を横向きにすることで動画が全面表示され、音声も再生される。この自動再生機能を好まない場合は、設定により機能をオフにできる。Wi-Fi接続時のみ自動再生を行うといった設定も可能。スマートフォンの通信容量制限が気になるユーザーは注意しておきたい。
2015年06月17日Twitterは、iOS版アプリおよびWeb版において、タイムライン上の動画が自動再生される機能を追加した。Android版も近日中に対応するという。TwitterのiOS版アプリとWeb版では、ツイートに添付された動画やVine、GIF画像が自動的に再生されるようになった。自動再生されている動画の音声はミュートだが、動画をタップすることで音声が流れるようになる。また、スマートフォンを横向きにすることでも音声が流れる。同社は、動画の自動再生機能を一部のユーザーに対しテストとして提供していたが、ユーザーからの評判がよく、正式導入することを決めたとしている。なお、自動再生を無効にすることや、Wi-Fi接続時のみ自動再生することも可能となっている。
2015年06月17日BetaNewsは6月11日(米国時間)、「iOS Mail vulnerability lets hackers steal your passwords」において、iOSのメールアプリに脆弱性が存在しており、攻撃者はメールを送るだけでパスワードなどの機密情報を窃取できると注意を呼びかけている。メールアプリのビューアではJavaScriptが無効化されているが、特定の処理を行うとHTML/CSSによる表示が可能になるという。こうした穴を突いて遠隔からHTMLコンテンツをダウンロードして表示させるといったことが可能になるため、例えば、iCloudのパスワード入力画面と同じ画面を故意に作成してユーザからパスワードを盗み出すといったことができてしまうと説明がある。ユーザは正規のダイアログと偽物のダイアログを見分けることができない。この脆弱性を悪用するための簡易キットがすでに公開されているため、迅速な対応が求められる。このバグは2015年1月にAppleへ報告されているが、修正される気配が見られないことから、今回の脆弱性公開および開発キットの公開に至ったという。メールを開いてパスワードの入力画面が表示されるような場合は注意が必要。
2015年06月15日●iPhone 4sは相当古いアップルが次期iOS「iOS 9」を発表した。対応機種としてiPhone 4sが発表されたことは、ある種の驚きをもって受け止められている。今となってはかなり古い機種となるiPhone 4sだが、どうしてアップルはiOS 9でiPhone 4sのサポートを続けることにしたのだろうか?○iPhone 4sは4年前の端末iPhone 4sは2011年10月に発売された、iPhoneとしては5代目に当たる機種だ。ディスプレイは3.5インチ(960×480ドット)、CPUはデュアルコアのApple A5を搭載する。搭載メモリは512MBだ。OSは当初iOS 5を搭載しており、音声アシスタント「Siri」が使えるようになったのも当機からだ。通信機能としては3Gまでで、LTEには対応していない。細かいことだが、発売当初は「4S」であり、iPhone 5s/5cが登場したのに合わせて「4s」と、小文字になったという経緯がある。もうひとつ、アップルの創業者にして伝説的な経営者となったスティーブ・ジョブズはiPhone 4sの発表翌日(10月5日)に息を引き取っており、ジョブズが見届けた最後のiPhoneでもあるわけだ。4sのsはスティーブのSだ、という人もいるほどだ。最初の発売からすでに4年半を経ており、翌年型落ちになってから購入したケースを考慮しても、さすがに国内でもバッテリー等にかなり経年劣化が見られる端末が増えているだろう。こうした古い機種は最新OSのサポートから外し、さりげなく(……でもないが)買い替えを勧めるのが通常の方針だ。実際、1つ前のiPhone 4はiOS 8でサポートされなくなっており、順当にいけばiOS 9でiPhone 4sが外れるはずだった。なぜ4sだけはこんなに長くサポートされ続けるのだろうか。理由を考えてみよう。●iPhone 4sがサポートされる理由:その1理由1:開発途上国での人気が高いから考えられる理由のひとつが、開発途上国では比較的最近まで販売されていたことだ。iPhoneはスマートフォンの中でもプレミアムブランドであり、アップルは理由もなくブランド価値を下げるような廉価販売を嫌う傾向にある(そのためiPhone 5cが想像より高く、あまり売れなかったということもあったが)。しかし一方で、潜在的ユーザー数が圧倒的に多く、成長市場として無視できない開発途上国にも端末を投入する必要がある。そこでアップルが取ってきたのが、1~2年型落ちの機種を、フラッシュメモリの容量も減らした上でこれらの市場に投入するという手法だ。たとえば新興市場であるインドは12億人以上の人口を持ち、将来世界2位となると言われている巨大市場だが、未だにiPhone 4sが人気機種として販売されている。最新のiPhoneには手が出ないが、それでもiPhoneが欲しいという層に人気があるそうだ。アップル自体のインドでのシェアは5%前後にすぎないが、それでも年間200万台程度は販売が見込める。将来インド市場が現在の中国市場のように成長したときを考えて、種をまいておくのに越したことはないというわけだ。いくら型落ちで安いとはいえ、月収の数割を費やしてやっとiPhoneを購入した人たちに、「君たちがこの間買ったiPhoneだけど、もう最新のOSは動かないからね」と言うわけにはいかないだろう(もっとも、実は2014年前半に、iPhone 4で同じことをやったようなのだが……)。理由2:ほかの機種もA5を使っているからApple A5を搭載している機種は、iPhone 4のほか、iPad 2、iPad mini、それに第3世代のApple TVがある(ただしApple TVのA5はシングルコアになっている)。Apple TVのOSはiOSベースで、バージョンから類推するとiPhoneのそれよりも1世代低いようなのだが、CPUがA5であることには違いがない。A5を搭載した機種はいずれも、比較的長く売り続けられた端末だ。iPad 2は2011年4月に発売されて2014年3月まで、iPad miniは2012年11月に発売され、今なお販売が続いている。iPad 2とiPad miniは教育市場などでも多く使われており、これを早々とカットするのは戦略的に見ても得策ではないだろう。また、Apple TVは発売以降3年以上が経過しており、今年中にも新型の登場が噂されているものの、値下げしたばかりでこれからユーザーを増やそうというところ。iOS 9でもイチオシのHomekitでも、家の外からiCloudを経由して家電を制御する際に、Apple TVがハブとして機能することを発表したばかりだ。つまり、戦略上もこれらの機種を無下にカットするわけにはいかないので、結果的にiPhone 4sも延命されたというわけだ。●iPhone 4sがサポートされる理由:その2理由3:来年大きなカットオフが行われるから来年は初代iPhone OSから数えて10年目、iOSもバージョン10となる記念すべき年だ。筆者はここで、比較的大きな改定がおこなわれるのではないかと見ている。それは画面解像度や対応CPUといった部分にまで大きく影響してくる変更になる。たとえばiPhoneはiPhone 4でRetina化、5でワイド化、6/6 Plusでさらなる高解像度化と画面サイズの変更を経ている。またCPUは、iPhone 5sのApple A7で64bit化を果たしており、Touch IDが採用されたのもここからだ。つまり、4sを切ればワイド化以前の画面アスペクト比を、5(および5c)までを切れば32bitコードとTouch IDを搭載しない不用心な環境も排除できる。アプリ開発やサービスを提供する上で、ユーザーの環境を一定に揃えるのが理想的だが、アップルはiOS 10でこうした大粛清を行い、一気にユーザーの環境を均質化する可能性はないだろうか。以上、つらつらと思いつくままに考えてみたが、どの理由が正しいというよりは、複合的に絡まっているように感じられる。アップルがどのような戦略のもとにサポートを決定したかは、アップルのみぞが知るというところだろう。とはいえ、日本市場に限って言えば、iPhone 4sはそろそろ本気でバッテリーも辛くなっているはず。余計なお世話かもしれないが、2年縛りも終わっているだろうし、iOS 9を待たずとも、そろそろ新しい機種に買い替えを考えてみてはいかがだろうか。
2015年06月10日KDDI、沖縄セルラー電話は10日、データ保存アプリ「データお預かりアプリ」の機能を拡充するとともに、iOS版の提供を開始した。iOSとAndroid間でのデータのやり取りが可能になる。「データお預かりアプリ」は、auスマートフォンおよびauタブレットのデータを保存できるアプリ。iOS版では、iPhone/iPad内の写真、動画、アドレス帳、カレンダーの各データを、最大1GBまで「auスマートパス」サーバーへ保存できる。また、「auスマートパス」会員であれば最大50GBまでの保存が可能となっている。新機能として、BluetoothもしくはWi-Fiを経由し、インターネットを介さず端末同士で直接データをやり取りできる「ダイレクトデータ移行機能」を追加。異なるOS同士でもデータ移行ができるようになる。同アプリの対応機種は、「Galaxy S6 edge SCV31」、「Xperia Z4 SOV31」、「AQUOS SERIE SHV32」、「isai vivid LGV32」、「HTC J butterfly HTV31」、「TORQUE G02」、「URBANO V02」、「Xperia Z4 Tablet SOT31」、「Qua tab 01」、iOS 6.0以降を搭載したiPhone、iPad。Android版はau Marketから、iOS版はApp Storeからダウンロードできる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月10日Appleは9日、AndroidデバイスからiOSデバイスへのスムーズな移行を支援するアプリ「Move to iOS」アプリの提供を発表した。具体的な提供時期については明らかにされていないが、iOS 9と合わせて2015年秋のリリースとみられる。「Move to iOS」アプリでは、Androidデバイスで利用していた連絡先やメッセージの履歴、写真、動画といったデータに加えて、ブラウザのブックマーク、メールアカウント、カレンダー、壁紙、DRMフリーの楽曲と書籍をワイヤレスでiOSデバイスに転送する。また、利用していたアプリについて、FacebookやTwitterといったiOS向けにも提供されている無料アプリの場合は、App Storeからのダウンロードが勧められ、有料アプリの場合は、iTunesのウィッシュリストに追加されるとしている。
2015年06月09日iPhoneのストレージに余裕がないユーザーには朗報だ。今秋提供される「iOS 9」はOSアップグレードにあたって、iOS 8のときに比べ、必要な空き容量が大幅に減るという。iOS 9へのOSアップデートで必要なストレージの空き容量は1.3GB。iOS 8の際には4.58GBが必要だったことから3分の1以下に必要な容量が減る。iOS 8.1.3アップデート時にも空き容量の問題を解決する対策がとられてきたが、メジャーアップデートでこうしたアナウンスが行われるのは初とみられる。これまで、OSのアップデートがあるたびに、写真、動画、不要なアプリの削除をしてきた人も、容量不足に悩むことがなくなるかもしれない。
2015年06月09日米Appleは、Androidデバイス利用者向けに、iOSへのスムーズな移行を可能にする「Move to iOS」アプリを提供する。提供時期については明らかにされていないが、iOS 9のプレビューサイトに概要が掲載されており、iOS 9がリリースされる今秋になるとみられる。Move to iOSアプリを利用することで、Androidデバイスで利用していた連絡先、メッセージの履歴、写真、動画、ウェブサイトのブックマーク、メールアカウント、カレンダー、壁紙、DRMフリーの楽曲と書籍をワイヤレスで容易にiOSデバイスに移すことができる。Androidデバイスで利用していたTwitterやFacebookといった無料アプリの移行もサポートされる。有料アプリについては、iTunesのウィッシュリストに追加される。
2015年06月09日米Appleは9日(現地時間)、同社が2015年秋のリリースを予定する次期iOS「iOS 9」で、iPhoneとiPad向けにNews閲覧アプリを提供すると発表した。すでにConde Nast、ESPN、The New York Timesなどを含む20社以上の出版元から、50以上のタイトルを配信する準備を整えているという。提供を予定するNewsアプリは、雑誌のようなレイアウトと、即時性やカスタマイズ機能といったデジタルメディアの特徴を組み合わせるという。ユーザーが感心を抱きそうな情報を抽出し、「For You」と呼ばれるカスタマイズされたニュースフィードとして表示する。この情報を共有したり、後日参照するために保存するともできるという。新しいコンテンツを検索する「Explore」機能では、ユーザーが過去に閲覧した内容に基づき、関連する情報を提案する。閲覧した内容が多ければ多いほど、よりパーソナライズされ、配信される記事の精度が向上する。また、Newsアプリの利用に当たり、Appleでは、ユーザーの個人データを共有せず、プライバシーを保護した形で情報の配信が可能だという。一方の出版元に対しては、「Apple News Format」を用意。記事の見た目を調節に加えて、写真やオーディオ、動画、奥行きや立体感を表現するパララックスといったコンテンツを組み込むことができるとしている。2015年後半には追加のパブリッシングツールを提供する。
2015年06月09日米Appleは6月8日(現地時間)、米サンフランシスコで開催している同社の開発者カンファレンスWWDC 2015で、iOSの次期メジャーアップデート「iOS 9」を発表した。バッテリー動作の効率性、セキュリティといったiOSの基盤をさらに強固にし、プロアクティブなデジタルアシスタント、iPadでの2アプリ分割表示、新アプリ「News」など様々な新機能を加えた。iOSデバイスを裏返しにして机の上に置いた場合、iOS 9は環境光センサーからの情報でユーザーが使用していないと判断して通知の際にもスクリーンオフを継続する。こうした電力消費の最適化によって通常の使用でおよそ1時間のバッテリー動作が延長する。さらに新たに用意されたLow Powerモードを使用すると、最大3時間の延長が可能になる。iOS 8ではOTAでのソフトウエアアップデートでトラブルが起こったが、iOS 9ではソフトウエアアップデートで必要なストレージ容量が少なくなる。また、より計画的にアップデートを実行できる。セキュリティ面ではパスコードの強化(6桁)や、2段階認証の改善が行われている。iOSのデジタルアシスタント機能Siriが、場所や時間、ユーザーの行動などを踏まえ、先を見越したアシスタントを提供する。たとえば、アプリの利用パターンからスポーツジムに入った時にワークアウト用のアプリをすぐに使用できるようにしたり、道路の混雑も考慮して次の予定に間に合うように出発すべき時間に通知を表示する。また、荷物の受け取りを知らせるメールを開きながら「車に乗ったら、これをリマインドして」と頼むと、Siriは「これ」を「メールメッセージ」だと理解し、帰りにメッセージに関する通知を表示する。自然な話し言葉で頼むだけで、Siriはコンテキストを理解してアシストしてくれる。またSiriが収集する情報が拡大し、スポーツの結果や天気予報など従来の検索ではより充実した結果が表示される。2アプリ表示によって、iPadでよりPCに近いマルチタスクを行えるようになる。2アプリ表示には3種類ある。1つはOS Xの通知センターのように、使用しているアプリの上に細長いウインドウで2つめのアプリがスライドして出てくる「Slide Over」(対応機種:iPad Air、Air 2、iPad mini 2、mini 3)。テキストメッセージに返事をしたり、メモ・アプリにメモを書き残すような簡単な情報確認や作業に適している。もう1つは2つのアプリが画面を分け合う分割表示「Split View」(対応機種:iPad Air 2)だ。Safariで調べ物をしながら、Pagesで文書を作成するなど、2つのアプリをどちらもじっくりと使う場合に適している。もう1つは「Picture in Picture」(対応機種:iPad Air、Air 2、iPad mini 2、mini 3)。ビデオ再生画面だけをフロートさせながら、別のアプリを使用できる。iPad向けには「QuickType」という新しいキーボードも用意された。入力候補を表示するバーに、カットや貼り付けなどショートカットが表示される。また、2本指でキーボードに触れて指を動かすことで、トラックパッドを使うようにカーソルをコントロールできる。「News」はニュースサイトやブログからユーザーの関心に応じた記事を収集し、読みやすいフォーマット(Apple News Format)にして表示する。オーディオ、ビデオ、インタラクティブアニメーション、写真ギャラリーなど、豊かなマルチメディア機能をサポートする。既存の標準アプリにも様々な強化が加えられる。メモ・アプリでは、フォントの変更、チェックリストの作成、手書きメモ、写真・動画の追加が可能になる。マップアプリは、バスや地下鉄、フェリーなど交通機関の情報をサポートし、徒歩を含めたルート検索に対応する(リリース時に300都市以上で使用可能、日本の対応は不明)。昨年米国で始まったモバイルペイメントサービス「Apple Pay」の英国での提供が始まる。支払い機能であるApple Payに対して、各種カードを管理するPassbookは「Wallet」という名称に変更される。iOS 9は8日にiOS Developer Program参加者向けにベータ版とSDKの提供が始まった。7月には一般ユーザーも参加できるパブリックベータプログラムが行われ、今年秋に正式版が登場する予定。対応機種は、iPhone 4s、iPhone 5、iPhone 5c、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPad 2、iPad (第3世代)、iPad (第4世代)、iPad Air、iPad Air 2、iPad mini、iPad mini 2、iPad mini 3、iPod touch (第5世代)。Appleは、Androidからの乗り換えをサポートする「Move to iOS」アプリを用意する。
2015年06月09日シマンテックは5月下旬に、日本語のワンクリック詐欺が3年ぶりに悪質なAndroidアプリとして再び現れたことを報告した。その後、攻撃者はこのアプリのiOSバージョンも作成しており、同様の詐欺サイトで配布していることも確認された。なお、この詐欺は、ジェイルブレイクされているかどうかにかかわらず、iOSデバイスに影響する。これは、悪質なiOSアプリがワンクリック詐欺に利用された初めてのケースで、攻撃者はこの攻撃にiOS Developer Enterprise Programを悪用したと推測されるが、現時点でその確認は取れていないという。このアプリをインストールしてしまった場合、ユーザーはサイトの会員登録に合意したとして、期限内であれば9900円(約800ドル)、3日を過ぎたら30万円(約2400ドル)を支払うよう要求される。iOSアプリをAppleのApp Store以外で配布できることは、一般には知られていないが、アプリをOver The Air(OTA)で配布するには通常2つの方法がある。アドホックプロビジョニングを介する方法と、iOS Developer Enterprise Programを介して配布する方法だ。アドホックプロビジョニングでアプリを配布する場合、エンドユーザーの重複しないデバイス ID(UDID)を、開発者側に登録する必要がある。また、アプリの配布先も1年当たり100デバイスまでと制限があるほか、iOS Developer Programにも登録する必要があり、この登録には年間99ドルかかる。さらに、エンドユーザーは、App Store で正式にアプリがリリースされる前に、ベータプログラムに参加している可能性もある。一方、iOS Developer Enterprise Programを介する場合、UDIDは不要。開発者はOver The Airで誰にでもアプリを配布できる。このプログラムへの参加を申請する場合、年間299ドルを支払う必要があるが、社内アプリを開発して従業員のデバイスにインストールしようという企業には向いている。これまでのサイバー攻撃者は、年会費やAppleへの登録を避けるためにiOS への投資を敬遠してきたと推測できる。しかし、2年前に現れた詐欺サイトアプリ「サクラ」は、開発者がiOS Developer Programに登録する必要があるものだった。iOS に対するワンクリック詐欺攻撃の場合、詐欺師はアプリを拡散するためDeveloper Enterprise Program に登録したと推測される。攻撃者が独自にこのプログラムに登録した可能性もあるが、第三者のアカウントに侵入し、登録を行った可能性もある。今回発見されたワンクリック詐欺の場合、ユーザーはスパムメッセージ中のリンクをクリックし、詐欺サイトに誘導された可能性もある。また、アダルトサイトを検索する内に偶然詐欺サイトにたどり着いた可能性も否めない。詐欺サイト内では、再生ボタンをクリックすると、アプリのインストールを求めるポップアップメッセージが表示される。このアプリは、ジェイルブレイクしていなくても iOS デバイスにインストールできてしまう。iOS デバイスの場合、開発元が信用されないとメッセージで表示され、このソフトウェアを信頼するかどうかの選択を求められる。しかし、信頼する選択をすると、アプリは通常通りデバイスで実行される。このアプリを起動すると、アダルト動画サイトの会員ページが表示される。しばらくすると、会員登録の見返りとして料金の支払いが求められる。この過程はAndroidの場合と同様だ。こうしたアプリは、ユーザーに不正な料金を請求する詐欺の一部にすぎない。アプリ自体はデバイスに対して有害ではなく、単独で個人情報や支払い情報などを収集することはない。このアプリをインストールしてしまった場合は、すぐにアンインストールし、支払い要求は無視する必要がある。シマンテックでは、ユーザーはアプリのインストールを信頼できるソースに限定するべきだと注意している。なお、今回の詐欺はすでにAppleに報告しており、このアプリの登録に使用された開発者IDは取り消される予定だ。
2015年06月05日iOSの「メッセージ」は、SMS/MMSというキャリアメールのやり取りにくわえ、Apple IDを持つユーザ同士の無償メッセージサービス「iMessage」に対応している。相手がiPhoneの場合、電話番号も宛先に使用できるため、契約しているキャリアを意識する必要もない。表示される吹き出しが青くなるので、SMS/MMS(緑)との違いも一目瞭然だ。「メッセージ」はショートメールのアプリというより、感覚的にはチャットアプリに近い。相手とのやり取りは吹き出しで表現され、しかも時間軸に沿って並べられる。添付した写真も会話の流れに沿って表示されるため、気の置けない相手とのコミュニケーションに適したアプリといえるだろう。そんな「メッセージ」に、すばやく写真を添付する機能が用意されているのをご存知だろうか? iOS 8で追加された機能で、iMessageでやり取りしているときにかぎり利用できる。いちいちカメラロールから選ぶ必要がないうえ、フロントカメラ/iSightカメラ(背面カメラ)の切り替えにも対応している。使い方はかんたん、テキスト入力欄の左横にあるカメラボタンを1秒ほど長押しすればOK(軽くタップすると、従来どおりカメラロールからの選択またはカメラアプリに切り替えての作業)。すると半円または扇形の領域が現れるので、カメラボタンで静止画を、赤丸ボタンで動画の撮影を開始できる。画面右上の回転するカメラボタンをタップすれば、フロントカメラ/iSightカメラの切り替えだ。ただし、操作がスピーディーになるぶん「危険」が生じる。この写真/動画を添付していいか、という確認なしにいきなり相手へ送信されるため、ボタンをタップするタイミングを誤ると、目が半開き状態のセルフィーを送信してしまうなど、マヌケな事態を招いてしまう。少しでもいい写真を送りたければ、従来どおりの添付手順にしておこう。
2015年06月05日シマンテックは4日、iOSユーザーを標的にしたワンクリック詐欺アプリを確認したとして、公式ブログ上でその詳細を報告した。App Store以外からアプリをダウンロードさせる手法が使われている。同ブログによると、今回の悪質なアプリは、とあるアダルトサイトにある再生ボタンを押すと、アプリのインストールを求めるポップアップメッセージを表示し、ジェイルブレイクしていなくともiOSデバイスにインストール可能になっているという。インストール時には、「信頼されていないAppデベロッパ」というメッセージを表示、「信頼」ボタンを選択すると、正規のアプリと同様にデバイスで実行される。同アプリを起動すると、アダルト動画サイトの会員ページが表示され、しばらくすると、ユーザーが同サイトの会員登録を済ませたとして、料金の支払いを求めてくるという。アプリ自体はデバイスに対して有害ではなく、また、単独で個人情報や支払い情報を収集することもないとし、このアプリをインストールした場合は速やかにアンインストールし、支払い要求を無視してほしいと述べている。iOSアプリをダウンロードするには、App Storeを経由するのが基本となるが、今回の詐欺アプリは「iOS Developer Enterprise Program」を利用したものとされる。同プログラムでは、本来、業務用アプリを従業員意向けて配布できるプログラムで、App Storeを経由せず、アプリの配布ができるのが特徴。同ブログによると、このプログラムを利用するために、年額299ドルを支払う必要があり、Appleへの登録も必要なため、サイバー犯罪者はこれまで利用を敬遠してきたのかもしれない、などと解説している。App Storeを経由しないアプリのダウンロード方法があること、そして、信頼できるソースだけからインストールするべきだと、同ブログはまとめている。なお、本件はAppleに報告済みで、同アプリの登録に使われた開発者ID証明書は取り消される見込みだとしている。
2015年06月04日メディアインテグレーションは、Mac/PC/iOSのホストを2台まで同時に接続して、楽器やMIDIの信号をDAWとiOSアプリでシェアできるiConnectivityのオーディオ/MIDIインタフェース「iConnectAUDIO4+」を発売した。同社オンラインストア価格は3万9,960円。同製品は、Mac/PC/iOSのいずれか2台までのホストを同時に接続可能なオーディオ/MIDIインタフェース。接続された2台のホスト間でのオーディオとMIDIの送受信を実現するほか、接続された機器間のすべての信号を専用ソフトウェア「iConfig」で自在にルーティング、フィルタリング、マージするなどしてコントロールできる。また、本体には、4系統までのオーディオ同時入力が可能なXLR/TRSコンボ端子をはじめ、4系統のTRS出力、24bit/96kH対応AD/DAコンバーター、ヘッドフォン出力、タッチセンス対応フロントパネル、大型コントロールノブなどを搭載した。なお、USBハブを使用することで8台までのUSB-MIDI対応デバイスの接続も行える。スタンドアローンでの動作や、iOSデバイスの充電もサポート。iOS デバイス接続用Lightning - iConnectivity USB-B インライン接続ケーブル (iConnectivity 30 ピン接続ケーブルは別売/税込4,320円)、Mac / Windows コンピューター接続用USB-A - USB-B ケーブル、AC電源アダプタなどが付属する。
2015年06月04日DeNAロケーションズは2日、iOS向けのカーナビアプリ「ナビロー」の提供を開始した。カーナビの基本機能ほか、ドライブレコーダーやスマホの画面にルート案内を重ねて表示するARモードなどの機能を備えたのが特徴。App Storeより無料でダウンロードできる。対応OSはiOS 7.0以降。ナビローは、住所やフリーワード検索による目的地設定、走行中のレーン情報やイラストによる分岐点の事前案内、交差点名の音声案内や高速道路専用ナビなどの機能を備えたカーナビゲーションアプリ。アップデートなしで最新の地図表示を行い、リアルタイムでのVICS渋滞情報で目的地までのナビゲートを行う。このほか、オービス(速度取締機)の設置場所、取り締まりエリア情報などを自動音声でアナウンスする機能、運転中の映像や音声を記録するドライブレコーダー機能、スマホの画面にルート案内を重ねて表示する「ARモード」といった機能を搭載する。さらに、交通量の変化に応じた最適な頻度で再探索を行うことで、アプリ利用中のデータ通信量を抑え、省パケット通信も実現しているという。ホーム画面は、蜂の巣形状のハニカム構造を用いたデザインとなっており、現在地を中心に過去に訪れたことのある目的地などをわかりやすい距離と方角に自動表示する。ソーシャル要素も備え「ラーメン通が選ぶ環八ラーメン8選」「夏の横浜鉄板ドライブコース」といったドライブコースをハニカムに集約できる。今夏には、ルート案内などのボイスを様々なパターンに変更できる「ナビ声」の実装を予定。関西弁、沖縄弁などの方言をはじめ、著名人のボイスも提供する。また、時期は未定ながら、歩行者ナビ、乗換案内機能も実装する。
2015年06月02日米Googleは28日(現地時間)、ダンボール製の手作りVRヘッドマウントディスプレイ「Cardboard」がiOSに対応したと発表した。既にApp Storeで対応アプリが公開されており、無料でダウンロードできる。対応OSはiOS 8.0以降。サポートデバイスは、iPhone 5 / 5c / 5s / 6 / 6 Plus。開発者イベント「Google I/O 2015」で発表された新しいGoogle Cardboardは、従来の対応モデルより大きな、6インチ画面のスマートデバイスに対応。また、組み立てが簡略化し3ステップで完成させることができる。合わせて、米国のApp StoreでのiOS向けアプリの提供が発表された。Google I/O 2015では、Cardboardは1台のタブレットと複数台のGoogle Cardboardを同期する「EXPEDITION」のデモンストレーションも披露された。EXPEDITIONを使うと、教師がタブレットを操作して、それと同じ画面をクラスの生徒たちがGoogle Cardboardで見るといったことが可能になる。
2015年05月29日Appleが次期iOSにおいて地図アプリに「公共交通の乗り換え案内」機能を搭載する計画だという。バス、地下鉄、鉄道が検索対象となり、iOS 9におけるアップグレードの目玉の1つとして来月6月8日開催のWWDCで紹介されることになるとのことだ。同件は9 to 5 Macが5月22日(米国時間)に報じている。同誌によれば、もともとは昨年のWWDC 2014でiOS 8の新機能の1つとして導入される予定だったもので、発表前に機能削除が行われたのだという。iOS 9のアップデートで同機能が組み込まれることで、Apple Mapsアプリ内で車や徒歩でのルート検索だけでなく、公共交通を利用した乗り換え案内機能が有効化されるという。では、なぜ昨年時点で機能導入を見送ったかという点だが、9 to 5 Macの考察によれば品質の"むら"とカバーされる都市の少なさの2つの理由により、Appleが直前になって見送りを決めたとしている。実際、Appleは2013年夏に同種の乗り換え案内機能をアプリ+サービスで提供するHopStopという企業を買収しており、本来であればその改良版としての公共交通の乗り換え案内機能をiOS 8に導入可能だったはずだ。だがサービス提供地域が買収時点で米国とカナダの主要都市と、欧州の一部都市に限定されていた。Appleが初めて独自の地図検索機能をiOS 6に導入したとき、(特に米国以外の)その品質の低さに世界各国でクレームが続出し、当時iOS開発の責任者だったScott Forstall氏が更迭されるという事態が発生している。以後、特にこのような公共性の高いサービスでのリリースには慎重を期しているとみられ、ある程度完成度が高まるまで導入しないというのは十分に考えられる話だ。なお、HopStop買収から2年が経過し、周辺サービスの統合や機能改良もだいぶ進み、欧米の主要都市で利用するぶんには申し分ない程度の品質を備えていると予想される。一方で、国内ユーザーにとっての最大の関心事は日本でのサービスインであり、これが利用できるようになるかがiOS 9での見所の1つかもしれない。その場合、国内サービス事業者のいくつかと提携を行っているとみられ、このあたりの動向にも注目だ。
2015年05月22日iOSとAndroidを両開発する場合に、iOSデザインを先行して考えてから、それをベースにしてAndroidに落とし込むというパターンがよくあります。その際、デザインコストを抑えるため、「iOS版のデザインを考えたので、Android版はそれと同じようにしてください」というように、半ば投げやりなまま開発がスタートするケースもあると思います。しかし、iOSのデザインをそのまま踏襲するということは、Androidの標準にないものはすべて独自で実装しなければならないため、必然的に開発コストが大きくなってしまうということになります。さらに、無理やりほかのプラットフォームのデザインを持ち込んだことで、Androidのデザインガイドラインから大きく外れてしまった場合は、普段使い慣れないものをユーザーに押し付けることになってしまい、最終的にはユーザーへの負担を増やす結果になってしまいます。本記事では、そういった問題が少なくなるように、Android開発において筆者が普段気をつけている点を前編・後編に分けて紹介していきます。○気をつける点 その1:標準コンポーネントを使うAndroid開発においては、「ダイアログをカスタマイズしたい」など、アプリごとにいろいろなこだわりがあると思います。もちろんカスタマイズするだけの時間と工数をかけられるのならば、それもアリでしょう。ただ、時間もお金も潤沢にある、という場合はなかなかないものです。開発コストを抑えるための第一歩は、当たり前のことですが、Androidで標準的に用意されているコンポーネントを使用していくことです。その際、デザインが降りてきたときに事前に確認すべきポイントをいくつか紹介します。スイッチなどのコンポーネントiOS版の標準スイッチは以下の図のようになっていて、設定画面などに使われることが多いです。スイッチ機能を独自で実装するとなるとかなり大変なので、この辺りはAndroid標準で実装するようにして、無駄な工数を削減していくとよいでしょう(下記例はHoloテーマの場合)。また、AppCompat v21から、Lolipopより前のデバイスでも使用できるマテリアルデザインのコンポーネントが追加されたので、今後はこちらが主流になってくると思います。ユーザーへ選択を求めるときたとえば、送られてきたメールに対するアクションを、返信・転送から選んだり、シェアする先を、メール・Twitter・Facebookから選んだりなど、複数のアクションが紐づく場合、iOSではアクションシートで対応することがよくあります。Androidで複数のアクションを選ぶ場合は、コンテキストメニューやオプションメニュー、ポップアップメニューなどが標準で用意されているので、まずはそちらでデザインを組めるかどうかを検討するほうがよいでしょう。○気をつける点 その2:Intentを使うAndroidの特徴的な機能としてIntentがあります。よく使うものとしては、カメラ・ギャラリー・ブラウザ・メールなどが挙げられるでしょうか。できるだけほかのアプリでできることはほかのアプリに任せることで、アプリ自体がシンプルになります。アプリがシンプルになると、メイン機能を伝えやすくなり、コストも削減できるというメリットがあります。今回は、これまでの筆者の経験をふまえて、Intentに関して注意しておいたほうがよさそうな例を紹介します。ブラウザかWebViewか利用規約やプライバシーポリシーなどは、変更などに迅速に対応できるように、アプリ内の埋め込みではなく外部リンクになっていることがよくあります。アプリ埋め込み型だと、規約の変更があった場合、アプリをアップデートする必要があったり、古い規約を参照されたりなどの問題があるからです。そんなときによく迷うのが、WebViewで表示するのか、ブラウザにIntentを投げるのかというところだと思います。筆者の場合、仕様が決まっていないときはブラウザにIntentを投げる方法を採用しています。その理由は、ブラウザには下記の機能があるからです。URLを表示する戻る、進む、更新などのアクションまずURLの表示についてですが、URLと証明書を表示することで、ユーザー側で正規のリンクかどうかをある程度判断することができます。続いて「戻る・進む・更新」などのアクションについてです。シンプルな1ページの画面であればよいのですが、「実は規約画面にお問い合わせフォームがあったから、戻るボタンが欲しい」とか「メールを起動したい」などといった要望が後から出てくるというケースは本当によくあります。基本的な機能がそろっているブラウザに飛ばしていれば、後から出てきた要望にもある程度対応してくれているので便利です。なので、仕様が決まっていないときなどは、ひとまずブラウザで対処するほうがよいと思います。最終的に「やっぱりアプリ内に表示したい」となった場合でも、その段階になれば大体仕様が決まっていると思うので、曖昧なまま実装するよりは、楽に実装できるのではないでしょうか。シェア機能メールやTwitter、Facebookなどでユーザーにシェアしてもらえるように、シェア機能などをつけることがよくあります。基本的にはIntentのアクションに ACTION_SEND を設定してtextを送る、という方法が一番簡単です。ただ、端末に多くのアプリをインストールしているユーザーでは、大量の選択肢が出ることがあるので、メール・LINE・Twitterなどのアイコンを配置して、事前にある程度選択肢を狭めておきたいという要望が多くありました。そのなかでちょっとしたハマりポイントがあったので、ここで紹介したいと思います。まずは、SMS(メッセージ)やメールでのシェアですが、これはIntentの規格が決まっているので、対応するアプリに暗黙的インテントを投げるだけで特に問題なく実装できます。続いて、LINEなどのメッセージ系アプリにシェアを行う場合ですが、これは特に規格がないので、明示的インテントでパッケージ名を指定することで、ひとまず対応ができると思います。最後に問題になったのはTwitterでした。Twitterは特に規格が決まっていないのでLINEと同様に公式アプリのパッケージ名で明示的インテントを投げる想定でしたが、ここが問題でした。なぜなら、Twitterにはさらにサードパーティー製のクライアントアプリも存在しているからです。Twitter公式アプリの代わりにクライアントアプリを使用しているユーザーも多くいるので、公式アプリに限定してしまうと、クライアントアプリのユーザーを弾くことになります。もともと見積もりや企画段階では、シェア機能についてはほとんどコストをかけない予定だったのに、最終的にはSDKを導入しアプリ内からツイートできるように実装することになり予想外のコストがかかってしまった、ということになりかねないので、このあたりは注意しておきたいところです。いかがでしたでしょうか。iOSとAndroidの両開発におけるコスト削減方法として前編では、各プラットフォームの標準コンポーネントの理解を深め、Intentの注意点を紹介させていただきました。後半では、レイアウト構成の注意点や、スタイルの利用などを重点的に解説していきたいと思います。
2015年05月21日Appleが次のiOSとOS Xのメジャーアップグレードで、システムフォントの変更を計画していると9to5Macが報じている。現在iOS 8とOS X Yosemiteのシステムフォントには「Helvetica Neue」が用いられているが、Apple Watchと同じ「San Francisco」に変更しようとしているという。AppleはiOS 7でユーザーインターフェイスを刷新した時に、iOSのシステムフォントをHelvetica Neueに変更した。そして1年後に、フラットデザインを取り入れたOS X YosemiteでOS Xにも採用した。Helvetica Neueについては賛否両論あり、洗練されていてフラットデザインに馴染むという声がある一方で、iOS 7でHelvetica Neue Ultra Lightが用いられた際には、線が細く、文字の形が似ていて、特に小さいサイズで文字の違いが判別しにくいと指摘された。たとえば、アルファベットの小文字の「l」「i」、大文字の「I」、数字の「1」は小さいサイズで違いを判別しにくかった。そうした指摘に対して、Appleはアクセシビリティに「文字を太くする」というオプションを用意し、その後のアップデートで文字の読み取りやすさを改善したが、OS X Yosemiteのシステムフォント変更でもHelvetica Neueの読みやすさは議論になった。San FranciscoはAppleがデザインしたフォントである。Apple Watchのヒューマンインターフェイスガイドラインには「Apple Watchにおいて読みやすいようにデザインした」と書かれている。実際、Apple Watchの発表後そして発売後も表示文字が読みにくいという批判は少なく、ユーザーの反応からSan Franciscoが小さなフォントサイズでも読みやすいことが実証されている。AppleはApple Watchに続いて新しいMacBookのキーボードのキーにも採用、小さな画面に限らず同社がSan Franciscoを評価していることが分かる。しかしながら、システムフォントの変更を実施すれば、San Franciscoに応じたOSやアプリケーションのデザインの調整が必要になる。特にOS Xは2年連続の変更になり、ユーザーや開発者の混乱は避けられない。9to5Macによると、非Retinaディスプレイで無骨な見た目になることから、Apple社内にはSan Franciscoを評価していないエンジニアもいるという。まだ社内の開発版で試している段階であり、最終的にSan Franciscoの採用が今年は見送り、またはキャンセルになる可能性もあるとしている。
2015年05月21日Dropboxは、iOS版「Dropbox」アプリの最新バージョンとなる「バージョン 3.9」を公開し、「最近」タブ機能やiPhone、iPadからファイルにコメントを付けることができる機能を追加した。iOS版「Dropbox」の最新バージョンでは、従来のファイルリストが一新され、最近使用したすべてのファイルが表示される「最近」タブがアプリのホーム画面左端に追加されている。そのほか、先日ブラウザ版の「Dropbox」に搭載されたファイルにコメントできる機能が、iOS版アプリにも新機能として追加され、iPhoneやiPadからコメントを付けることが可能となった。また、同社は数週間以内に、iOS版アプリにMicrosoft Office ドキュメントを作成できる機能を追加するとしている。同機能では、作成したWord、Excel、PowerPointファイルが「ドキュメントを作成」をタップしたときに、「Dropbox」のフォルダに保存されるという。
2015年05月07日Siriを呼び出す方法は、iOS 8で見直しが行われた。iOS 7までは、耳もとにiPhoneをあてるだけでSiriに命令できるようになる機能(「耳にあてて話す」スイッチ)が用意されていたが、iOS 8で消えた。その代わり、iPhoneが電源に接続されているとき「ヘイ、シリ」と呼びかけるとSiriを起動できる機能(「"Hey Siri"を許可」スイッチ)が追加されている。一長一短あるが、クルマを運転しているときなど手を離せない状況で使いやすくなったことは確かだ。この「ヘイ、シリ」を利用したSiriの呼び出しは、利用する状況を選ぶ。声でSiriを呼び出せるのは便利だが、命令に対するリアクションを必ずSiriが読み上げるため(音声フィードバックを無効化できない)、周囲の目があるときは利用しにくいのだ。この点、目立たず使えた「耳にあてて話す」のほうが使い勝手がよかったといえる。「耳にあてて話す」スイッチがないiOS 8は、ボタンを長押ししてSiriを呼び出すと音声フィードバックがある。この点、「ヘイ、シリ」のときと変わらないが、それは初期設定のときの話だ。設定を見直せば、スピーカーから音声フィードバックを聞こえなくすることはできる。手順はかんたん、「設定」→「一般」→「Siri」→「音声フィードバック」の順に画面を開き、「ハンズフリーのみ」にチェックを入れればいい。これで、Siriに命令したときの音声フィードバックはなくなり、静かにSiriの回答を確認することができる。ただし、ヘッドホンやBluetoothヘッドセットを接続しているときには、そこから音声フィードバックが聞こえるので注意すること。「ハンズフリーのみ」にチェックするとiPhone内蔵スピーカーは使われなくなるが、Siriの音声そのものが無効化されるわけではないからだ。
2015年05月01日モバイルアプリ開発者は、Object-Cで書いたiOSアプリやJava/C++で書いたAndroidアプリのコードを再利用して、簡単にWindows 10のユニバーサルアプリを提供できる。米サンフランシスコで29日に始まったMicrosoftの開発者カンファレンス「Build 2015」でOSグループのエグゼクティブバイスプレジデントであるTerry Myerson氏がデモを披露した。Androidアプリについては、Windows 10のサブシステムとしてAOSP(Android Open Source Project)が動作するレイヤーが設けられる。Androidアプリ開発者はJava/C++で書いたAndroidアプリにわずかな変更を加えるだけで、Windows 10スマートフォン用アプリとしてWindows Storeに申請できる。このAndroidランタイム用のUniversal Windows Platform Bridgeツールキットは「Project Astoria」と呼ばれている。iOSアプリのObject-Cコードは、XcodeプロジェクトをVisual Studioにインポートし、いくつかの変更を加えてObject-CコンパイラでWindows 10モバイルデバイス向けに再コンパイルする。iOS用のUniversal Windows Platform Bridgeツールキットは「Project Islandwood」と呼ばれている。Project AstoriaとProject IslandwoodはWindows 10の提供開始後にリリースする予定で、現在それぞれのページで開発者向けプレビューへの登録を受け付けている。
2015年04月30日Amazonは24日、iOS向けアプリ「Amazonアプリ」のアップデートを発表した。最新バージョン4.7.0では同日発売したApple Watchをサポートし、Apple Watch上でAmazonアプリの主要機能が利用できる。アプリは無料でApp Storeからダウンロード可能。iOS版Amazonアプリの最新バージョン4.7.0では、Apple Watchをサポート。iPhoneを通じてApple Watch上にAmazonアプリをインストールすると、商品検索や、1-Click注文、ほしい物リストへの商品の追加、検索キーワードの保存、(Handoff機能にて)iPhoneでの商品詳細表示などが、Apple Watchから操作できる。Apple WatchのAmazonアプリは、日本、カナダ、中国、フランス、ドイツ、米国、イギリスで提供を開始している。
2015年04月24日日本マイクロソフトが提供する「Microsoft PowerPoint」「OneDrive」のiOSアプリが18日、Apple Watchに対応するアップデートを行った。OneDriveアプリ最新版(バージョン5.3)では、Apple Watch上でOneDrive内の写真を表示・削除できるようになった。また、タグによる写真の検索、アルバムの参照などが行えるようになった。このほか、iOSデバイス関連の機能として、デバイスからの直接印刷やPDF内のテキスト検索、スワイプによるページ遷移なども追加された。PowerPointアプリ(バージョン1.8)では、Apple Watchでスライドショーをコントロールできる「PowerPoint Remote for Apple Watch」を追加。前後のスライドへの移動や、経過時間、現在のスライド番号、スライドの総数などの管理が行えるようになっている。iOS向けの「Microsoft Word」「Microsoft Excel」もバージョンアップしているが、Apple Watchに関する更新はない。
2015年04月22日iOSの「メール」には、「スレッドにまとめる」機能がある。スレッドとは、同じトピックに関連した投稿(メール)の集まりのことで、最初の投稿に対する返信、その返信に対する返信……と受信/返信の繰り返しにより形成される。最初の投稿に対する返信の積み重ねであるため、おのずと話題は1つに絞られる。あとからスレッドを読み返せば、1つの話題を時系列的に追いかけることができるというわけだ。「メール」でスレッドにまとめる機能を有効にする場合、「設定」で「メール/連絡先/カレンダー」を選択し、「スレッドにまとめる」スイッチをオンにする。これだけの操作で、同じトピックに関連した投稿は1つのスレッドにまとめて表示されるようになり、最初に投稿されたメールをタップすることでスレッド全体を表示できる(以下、スレッド画面)。1つのスレッドに属すメールはスレッド画面で確認できるが、メール(受信)ボックスを開いた直後の画面では、どのメールがスレッドを構成しているかどうか区別できない。このメールをきっかけにやり取りが始まったはず、という記憶を頼りにスレッド画面を表示しなければならないのだ。左端に返信マークがあるかどうかで見分ける方法もあるが、iCloudメールの場合はMacなど他のデバイスで返信している可能性が高く、その場合返信マークは表示されない。しかし、いちいちスレッド画面を開かなければスレッド数を確認できないというわけではない。受信ボックスを開いているとき、スレッドを構成しているとおぼしきメールを左方向へスワイプしてみよう。スレッドに含まれるメールの場合、「ゴミ箱」ボタンに表示されている数がそのままスレッド数なのだ。逆にいえば、ゴミ箱に数字が表示されているメールは複数回やり取りがあったもの、すなわち重要度の高いものだとわかる。削除する前に、ゴミ箱の数字が大きいメールはスレッドの内容を確認しておこう。
2015年04月20日