「やりきった感じがします」と力強く言い切った次の瞬間、「いや、そうでもないな」と即座に前言を撤回。落ち着いた口調なのに目まぐるしくて、クルクルといろんな表情を見せるのに妙に潔さを感じさせる。中山美穂は奔放だ。向井理は呆れるでもあきらめるでもなく、面白がるでもなくただ静かな笑みを浮かべて見守っている。「ちょっと抜けたところがある」とは、向井さんが中山さん演じる主人公・アオイを評した言葉だが、アオイに中山さんを重ね合わせて出てきた言葉のような気がしてくる。数々のヒットドラマを手がけた北川悦吏子が脚本・監督を務め、岩井俊二がプロデュースのみならず撮影監督としても参加。全編パリでのロケで撮影された『新しい靴を買わなくちゃ』。中山美穂と向井理――最高の舞台で展開する甘さと切なさが入り交る恋のパズルのメインピースを担う、これ以上ない組み合わせである。そんな“最強のふたり”に話を聞いた。「戦争でしたよね、ホント」(中山)撮影の初日が中山さんと向井さんの初対面。撮影はテストを殆ど行わないまま、いきなり本番でセーヌ河のほとりでアオイとセン(向井さん)が偶然の出会いを果たすシーンから始まった。中山さんは「前情報を入れたくなかったんです。『はじめまして』の挨拶で目の前にセンくんが現れたって感じでした」とそのときの様子をふり返る。このシーンに限らず、映画を通して2人の距離感が少しずつ縮まっていくさまについて中山さんの口からは幾度となく「自然に」という言葉がもれる。「2人でそんなに話したことはないですね。次から次へと撮っていかないといけないスケジュールだったので。いきなり本番から始まる環境で、出たとこ勝負のところもあり、ワンシーンごとに互いに探り合って芝居を作っていったんじゃないかと思います」。向井さんも、中山さんの言葉に頷きこう続ける。「どんな人なのかな?と探りながらやっているところはありましたけど、考える余裕を与えられない現場でした(笑)。日々セリフの変更があり、現場に入ったらすぐテストもなく本番で、こういう風にしていこうという資料も与えられなかったですから。そうやって過酷な現場を乗り越えていくことで、“戦友”じゃないですが、何か感じるものはありましたね」。美しいパリを舞台にしたラブストーリーで“戦友”という言葉が出てくるとは意外だが、中山さんも「戦争でしたよね、ホント」としみじみ。特に中山さんが、北川&岩井コンビによる“仕掛け”として強く印象に残っているというのが、アオイとセンがバーを訪れるシーン。「ドアを開けて入っていったらもう本番だったんですよ」(中山さん)、「顔見合わせちゃいましたよね(笑)」(向井さん)。だがこの瞬間、中山さんはある手応えを掴んだという。「お互いに笑い合っちゃって、そこで『あぁ、大丈夫だな』って思ったの。これは大丈夫、どんな環境でもやっていけるって。あのシーンのことはすごく良く覚えてます」。中山さんがパリで暮らし始めて9年。この街での撮影ということに特別の思いもあったのでは?「そう思ってたんですが、いざ入ってみると“現場”という空気――ずっとやって来た感覚に戻ってしまって、そうなるとどこで撮影していても同じなんですね。全てが終わって初めて『あ、パリだったんだ』という感覚でした」。セーヌ河にエッフェル塔に凱旋門と次々とパリの名所が映し出されるが、向井さんは単なる“観光映画”ではないところがこの映画の魅力だと強調する。「もちろんパリのロケーションは映画にとって武器だと思いますが、そこに媚びて『パリってすごいでしょ?』という感じがない、浮ついてないところがいいなと思います。パリで撮影となると(観光名所を映し込んだ)簡単な方に行きがちだけど、あまり分かりやすい方向に行ってない。ライティングもキレイですが、天候に恵まれたところもあるし、何より岩井さんに自然光をうまく使っていただいた。パリで撮影しているというよりも、たまたまそこがパリだった、それがカッコいいなと思います」。「常にもっと良い“靴”を」(向井)「ある程度、年を重ねていくと誰でも1つや2つ、悲しい出来事がある」――。中山さんはひとりパリに暮らすアオイの生き方についてそう語る。一方で、演じる上では「そういう背景をアオイは背負っているけど、あまり重くしたくなかったし、笑顔で表現できればと思った」とも。中山さん自身、同じ場所で立ち止まっているような感覚にとらわれることは?そこから“新しい靴を履いて”歩き始めた経験は?そう尋ねると、少しだけ困ったような表情で「ありますよ」という答えが返ってきた。ぜひともそれが何かを教えてほしいのだが…。「でもなぁ…」と少し考え込むように間を置いたかと思うと、突然フッと感傷を断ち切ったかのように優しい笑みを浮かべてこう続けた。「この作品に出させていただいて、撮影が終わって映画が完成して、私自身が“新しい靴を買わなくちゃ”って背中を押してもらった気がしてますね。何だろう…?いままでとはテイストが違う作品で、すごく自然に演じられたこともあり、いろんな出会いもあって…ミラクルな感じがしてるんです。いい経験をさせていただきました」。同じ問いを向井さんにもしてみよう。ここ2年ほど常に映画やドラマに途切れることなく出演し続けており、逆に「同じ場所に留まり続けること」が難しい状況であることは承知しているが…。「立ち止まって…うーん、あるような、ないような(笑)。仕事をしているとやはり毎回、現場は変わって、何か月かごとに違う役柄で違う職業を演じるのでそんなにゆっくり立ち止まっているということがない気がします。ただ、どんどん違う靴を履いて歩いて行かないといけないとは思いますね。成長して、常にもっと良い靴をとは思います。自分自身をそう仕向けているところはありますね」。最後に“恋愛の神様”北川悦吏子が紡ぎ出すセリフについて。「セリフが多い役だった」と向井さんがふり返るように、アオイとセンは何気ない冗談から相手の気持ちを確かめるかのような駆け引き、心の内の本音まで多くの、本当に多くの言葉を交わす。2人のお気に入りのセリフややりとりは?向井さんは、センがアオイさんとお酒を飲む中でいろんな思いを吐き出していくシーンを挙げる。「多分、そういうことをしない人なんだろうと思ってたので、それをアオイさんに対してだけやるのは何でなんだろう?と考えたり。彼の悩みを僕が100%理解できるわけじゃないけど…でもなんか分かる。全然知らない人でも共感できる言葉、悩みがあるその一連の流れが好きでしたね」。では中山さんは?「どれも好きですが『たいていのことは大丈夫よ』というセリフ、あれはなんか好きでしたね。実感こもっちゃいました。うん、大丈夫ですよ(笑)」。(photo/text:Naoki Kurozu)特集「パリ、恋、4人の場合」■関連作品:新しい靴を買わなくちゃ 2012年10月6日より全国にて公開© 2012「新しい靴を買わなくちゃ」製作委員会
2012年10月03日堺雅人、菅野美穂が主演する映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』の主要キャストが揃った華やかなポスター画像がこのほど公開された。その他の写真本作は、2010年10月に公開された『大奥』の続編となる劇場版第2弾。謎の疫病によって男性の数が激減し、男女の立場が逆転してしまった江戸時代を舞台に、五代将軍綱吉(菅野)を頂点とする“大奥”の人間模様を描く。このほど公開されたポスター画像の中心には、才覚と野心で“大奥”の世界をまい進していく右衛門佐(堺)と、将軍綱吉(菅野)の姿があり、ふたりを取り囲むように、側用人として綱吉に使える柳沢吉保(尾野真千子)、右衛門佐の片腕となる部屋子の秋本(柄本佑)、綱吉の側室である伝兵衛(要潤)、大奥の御台所(正室)信平(宮藤官九郎)、そして綱吉を溺愛する父・桂昌院(西田敏行)が並ぶ。キャッチコピーには、“孤独なふたつの魂は、やがて永遠の愛に”とあり、“大奥”での陰謀や愛憎劇が渦巻く中で、右衛門佐と将軍綱吉にどのような運命が待っているのか気になるところだ。このポスターや映画チラシは、29日(土)より本作を上映する予定の劇場に設置、配布される。映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』12月22日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年09月26日日本映画としては異例の全編パリロケで話題の映画『新しい靴を買わなくちゃ』の完成披露会見が行われ、主演の中山美穂と向井理、共演の桐谷美玲、綾野剛、北川悦吏子監督、岩井俊二プロデューサーが登壇した。その他の写真本作はパリを舞台に、ある男女が過ごす3日間を見つめたラブ・ストーリー。恋人に会いに行く妹に付き添ってパリにやってきたカメラマンの青年が、現地で暮らす女性と出会い、心を通わせていくさまをナチュラルな映像で描き出していく。監督は脚本家として数々の名作ドラマを生んだ北川悦吏子氏。また、映画ファンから根強い人気を誇る岩井俊二氏がプロデュース、音楽を坂本龍一が手がけたことも注目を集めている。主演を務めた中山美穂は、長年暮らしているパリでの撮影について、「撮影中はあくまで現場なので気にならなかったのですが、出来上がったものを観て不思議な感じがしました。撮影中もどんな風に撮られているかまったく想像できなかったので、新鮮な驚きがありましたね」とコメント。今回が初共演となった向井理については、「呼吸の相性がいい」と好印象を受けた様子。一方向井は、「中山さんはおっちょこちょい(笑)」と、中山の落ち着いたイメージとは違う意外な一面について語り、会場を和ませた。また、本作の企画は北川氏と中山のメールのやり取りから生まれ、完成までに6年をも費やしたという。「普段ドラマでは12話という長さで視聴者を魅了していくのですが、今回は最初に思いついた3日間のお話を映画という枠でやり切りたかった。脚本家なので、現場でセリフを変えてしまうことも多かったのですが、皆さんが困りながらも付き合ってくれました(笑)。私の脚本は土台でしかなくて、俳優さんがいて、空気が生まれて、やっとひとつの作品になる。今もまるで夢の中にいるみたい」という北川氏の映画への想いに、岩井氏も「時間はかかりましたが、念願のパリで、念願のキャストで、すばらしい作品になった」と感無量のコメント。長年あたためた企画の実現に、しっかりした手ごたえを感じられたようだ。作品のタイトルにちなんで、女性キャストが新しい靴に履き替えるというパフォーマンスも行われたこの日。パリのセレブ御用達ブランド、ロジェ ヴィヴィエが提供した靴が登場すると会場の女性たちからため息が。真新しい靴をまとった中山は「気分が上がります」とにこやかにコメント。会見を華やかに締めくくった。『新しい靴を買わなくちゃ』10月6日(土)全国ロードショー
2012年09月26日映画『新しい靴を買わなくちゃ』の完成報告会見が9月25日(火)、都内で開催され、主演の中山美穂、向井理、桐谷美玲、綾野剛、プロデュースと撮影監督を務めた岩井俊二、そして監督・脚本の北川悦吏子が出席した。北川監督の『ハルフウェイ』に続く2作目の監督作品で、全編パリで撮影された本作。セーヌ河のほとりで偶然の出会いを果たしたアオイ(中山さん)とセン(向井さん)の3日間の恋の物語を優しく、切なく描き出す。6年ほど前に北川監督と中山さんが交わした1通のメールが本作のきっかけ。北川監督が体調を崩して一時、企画が頓挫しかけたこともあったそうだが、無事こうして完成を迎えた。北川監督は「感無量です!」と感激しきり。「私は脚本家なので現場でどんどんセリフを変えていき、みんなパニックになりつつもこなしていってくれました。自分が書いた本は土台でしかなく、そこに人がいて動いて、空気が生まれていったように思います。坂本龍一さんが曲もつけてくださり、いまは夢の中にいるみたいです」と満面の笑みを見せた。中山さんと岩井さんが北川さんの病院を訪れて、そこで見舞いがてらに打ち合わせをしたこともあったという。岩井さんは一時は北川さん以外の監督を立てることも考えたそうだが、「僕がそうポロっと言ったら、美穂ちゃんが『北川さんでやろうよ』と言ってくれたんです。時間はかかりましたが、念願のパリで念願のキャストでできました」と喜びを口にした。中山さんは9年前より生活の拠点としているパリで撮影された本作について「出来上がった作品を観て、パリの風景の中に自分がいるのを見て不思議な気持ちになりました」と明かす。「脚本を読んで、自分で演じてるのに、撮影中はどういう風に切り取られるのか全く分からず、(完成した作品を観て)新鮮な驚きがありました」と語った。向井さんは中山さんの印象を問われ「結構、オッチョコチョイなところがある」とニヤリ。「(役の)アオイっぽいなという感じで、撮影の最後にはアオイとして見てました」と語る。綾野さんは絵を志してパリに留学中の青年・カンゴを、桐谷さんは彼を追いかけてパリへやって来たスズメを演じているが、長回しによる2人の会話シーンは大きな見どころの一つ。桐谷さんは「台本はあるんですが、プラスアルファでやれることがあるならと言われてたので、カンゴとスズメとして綾野くんと会話してました」とふり返る。岩井さんが撮影監督を務めたからこそ実現したとも言える不思議な空気感が漂うこのシーンについて、綾野さんは「ただただ心地よかったです。生きてる実感があったというか、ずっと続けばいいのにと思ってました」と述懐。さらに綾野さんが「(相手役が)桐谷さんでよかったです」と語ると、桐谷さんは嬉しそうに微笑んでいた。会見の終わりには、映画にちなんで劇中で使用されているブランド「Roger Vivier(ロジェ・ヴィヴィエ)」の今シーズンの新作のヒールが登場。中山さんと桐谷さんはそれぞれ向井さん、綾野さんにエスコートされながら壇上で新たな靴に履き替えた。桐谷さんが履いたのは、映画のラストシーンで履いたものの色違いの秋冬の新作「BELLE DE NUIT(ベル・ドゥニュイ)。中山さんは、スワロフスキーが施され日本で1点のみのヒールとなる「Palace(パレス)」を着用。多くの記者が注目する中での靴の履き替えに、中山さんは「恥ずかしい…」と照れつつも、新しい靴に「気分が上がります!」と笑顔を見せていた。『新しい靴を買わなくちゃ』は10月6日(土)より全国にて公開。■関連作品:新しい靴を買わなくちゃ 2012年10月6日より全国にて公開© 2012「新しい靴を買わなくちゃ」製作委員会
2012年09月25日ときにクールであったり、ときに知的な雰囲気で女子たちの母性本能をくすぐる“メガネ男子”。シネマカフェのランキング企画「シネマカフェゴコロ ランキング5」では、「“メガネ男子”が似合う俳優」をテーマにアンケートを実施!気になる上位には、やはり知的なイメージの高学歴男子たちの名前が揃った。見事1位に輝いたのは、現在TBSドラマ「サマーレスキュー~天空の診療所~」を始め、数々の話題作に引っ張りだこの向井理。「インテリでメガネが似合う!」(20代・女性)や「ドラマ『ハチミツとクローバー』での真山役がすごくハマってたので」(30代・女性)といった女性からの高い人気で、2位を大きく離して堂々のトップに君臨した。明治大学農学部を卒業した秀才イケメンが、やはり女性のハートを鷲づかみにした様子。今後は中山美穂と年の差恋愛を演じる『新しい靴を買わなくちゃ』や、宮崎あおいと初めて夫婦役を演じる『きいろいゾウ』などの出演作が控えているが、当分メガネ男子として活躍する姿は見れそうにないのがメガネフェチとしては残念なところ?続く2位には、帰国子女であり高学歴俳優として注目を集めた水嶋ヒロがランクイン。その票全てが女子票と、映画界を遠のいて久しいものの根強いファンからの支持がうかがえる結果となった。あまりメガネ男子としてのイメージはないかと思いきや、「写真集やバラエティでメガネ姿を披露していますが、メチャメチャ素敵です」(30代・女性)、「普段使いのメガネの写真をツイッターで公表していました」(20代・女性)などという証言もあるようにアイウェアのコーディネートに惹かれたという女性も少なくないよう。さらに、「彼は実際にもメガネをかけているので、正真正銘メガネ男子です」(40代・女性)という情報まで、熱い声が多数寄せられた。3位には、最近「ARATA」から改名し再スタートを切った井浦新!物静かなイメージはそのままに、「クールな物腰とメガネが似合ってます。『ピンポン』のスマイル役は最高でした」(30代・女性)という声からも、役柄のメガネ男子率の高さで支持を得た模様。水嶋さん同様にファッション誌で見る井浦さんのメガネ着用率はさらに高く、「飄々としている感のあるところで、アイブローのメガネが非常に合う」(30代・女性)というフェチ心をくすぐられる女子が多数!そして、4位には藤木直人、5位には加瀬亮が滑り込んだ。役柄からのイメージが強いようで、藤木さんに至っては「ドラマ『三毛猫ホームズの推理』のヒロ兄役が可愛かった」(30代・女性)という声も。一方、加瀬さんは「映画『ハチミツとクローバー』はもちろん、『アウトレイジ』のインテリヤクザでのあのメガネ姿はかっこ良すぎます」(20代・女性)、「眼鏡がないときはそれほどでもないですが、『重力ピエロ』のときなどの眼鏡姿は目を離せないほどかっこいい!」と、メガネをかけることで女心を一気にくすぐる素質をもった純粋なメガネ男子と言えそう。こちらも高学歴インテリ系男子のおふたりだが、キャンパスライフでメガネ姿を披露していたら、さぞやステキだったことだろう。そのほかには、「メガネ姿は珍しいかなと思ったのですが、結構似合う」(30代・女性)と評判の『桐島、部活やめるってよ』の神木隆之介を始め、ハリウッドからは『ハリー・ポッター』シリーズで世界を代表する“メガネ男子”の一人となったダニエル・ラドクリフ、そして韓流系ではペ・ヨンジュンなどがランク入りを果たしている。こうして見ると、上位ランクの俳優陣の多くはアッサリ系“塩顔”タイプが多いようで、女性たちの好みの傾向が出た結果となったようにも。さて、あなたの理想の“メガネ男子”は誰?「“メガネ男子”が似合う俳優」ベスト51位:向井理2位:水嶋ヒロ3位:井浦新4位:藤木直人5位:加瀬亮次回の「シネマカフェゴコロランキング5」のテーマは「あなたが注目する“日本人若手俳優”は誰?」。こちらもぜひ、ご応募ください。「シネマカフェゴコロランキング5」■関連作品:桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社かぞくのくに 2012年8月4日より東京・テアトル新宿、大阪・テアトル梅田ほか全国にて公開© 2011 Star Sands, Inc.アウトレイジビヨンド 2012年10月6日より新宿バルト9、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012 「アウトレイジ ビヨンド」製作委員会新しい靴を買わなくちゃ 2012年10月6日より全国にて公開© 2012「新しい靴を買わなくちゃ」製作委員会
2012年08月27日「“映画音楽”で語り合う」をコンセプトに、作曲家・坂本龍一が主催する「坂本龍一 Selections スコラ映画祭」が8月6日(月)よりスタートし、『リリー・シュシュのすべて』や『花とアリス』などで知られる岩井俊二監督が初日を飾るスペシャルゲストとして登壇。映画音楽の魅力について、予定されていた時間を超えるディープなトークを繰り広げた。坂本龍一の総合監修で、TV放送、公開講座、各種イベントなどへ展開している音楽全集「commmons:schola」(コモンズ・スコラ)のうち、第10巻「映画音楽“FilmMusic”」で選曲された楽曲が使われている名画が特集上映される本映画祭。「YMO」での音楽活動のほか、『戦場のメリークリスマス』を始め、村上春樹の短編小説を映画化した『トニー滝谷』や三池崇史監督作『一命』など、数多くの映画に楽曲を提供していることで知られる坂本さんだが、「もちろん僕も子供の頃から映画が好きでしたが、まさか自分が携わることになるとは思ってもいませんでした(笑)」との語る。そんな坂本さんの音楽から、岩井監督は多大な影響を受けているようで、「坂本さんの『戦場のメリークリスマス』のインパクトはすごかったです。革命的でした。当時、20歳くらいで学生映画を作っていましたが、将来のことは何も考えてなかったです」と若かりし日の思い出を明かした。さらに、「当時は、自分たちで作った映画に好きな曲を(無許可で)どんどん勝手に入れていってましたが、そういう意味では坂本さんの曲にも相当お世話になりました(笑)」とのカミングアウトもあり、会場を沸かせた。そして、話題はそれぞれのライフワークへ。「音楽には音楽のテンポと文法があるので、なるべく映画と一致させようとは思うんですけど、音楽が勝手に盛り上がってしまうこともあります。でも、音楽としては正解でも、映画音楽としてはダメなものもあるんですよね」と映画音楽の奥深さと難しさを坂本さんが語れば、岩井監督は「僕の場合は、音楽の癖に映像の癖を合わせてみようかなと思ったりします。以前、プロデュースした作品で音楽が良かったのでそれに合わせて、最初は5秒だったシーンを40秒にしたこともあります」と知られざるこだわりを明かした。すると、胸に秘めた不満を思い出した坂本さんは「こんな優しい映画監督は世の中にいないですよ!大概の監督は、映像と同じで音楽も“切ればいい”と思ってるからね(笑)」と漏らし、「これからは、岩井監督と仕事したいです」と監督に熱烈なラブコールを贈っていた。その後も、岩井監督がプロデュースを手がける中山美穂&向井理主演の『新しい靴を買わなくちゃ』(10月6日公開)の音楽制作に坂本さんが携わった話なども飛び出し、最後まで熱いトークを交わしていた。「坂本龍一 Selections スコラ映画祭」開催期間:8月10日(金)まで会場:アカデミーヒルズ六本木(東京・六本木)公式サイト:特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:新しい靴を買わなくちゃ 2012年10月6日より全国にて公開© 2012「新しい靴を買わなくちゃ」製作委員会ヴァンパイア 2012年9月15日よりシネマライズほか全国にて公開© 2011 Rockwell Eyes, Inc. All Rights Reserved.
2012年08月07日綾瀬はるかが主演する2013年度NHK大河ドラマ「八重の桜」のキャスト発表会見が5月30日(水)、東京・渋谷区のNHK放送センター敷地内で行われた。同志社大学を創立した新島襄の妻・八重(綾瀬さん)の生涯を描く物語。八重の出身地で東日本大震災の被災地となった福島県を舞台に、被災地の復興と活力ある日本への思いを込める。現在、最も注目を集める実力派俳優の西島秀俊が八重の兄・山本覚馬役に起用されたほか、長谷川博己が八重の夫・川崎尚之助役で大河ドラマに初出演する。「義に生きることを美徳とした男。卓越した先見性と困難に立ち向かうエネルギーを持った人物で、やりがいがあるし、魂を込めて演じたい」(西島さん)、「後々、八重と別れる設定で『なぜ別れたのか』というミステリーがある人物」(長谷川さん)とそれぞれに役柄の魅力を語った。また、剛力彩芽が八重の幼なじみである日向ユキ役で出演するが、こちらも大河は初。「大河に出るのが夢だった」と思わず涙ぐむ場面も。また、10月に出産を控える黒木メイサが、産後の女優復帰作として本作に出演し、八重のライバル・中野竹子を演じることも注目を集めそうだ。黒木さんにとっても初めての大河で、「人として生きる勇気と力を伝えたい」と“復帰作”への意気込みを明かした。同日、発表されたのは西島さん、長谷川さん、剛力さん、黒木さんに加えて、松重豊(八重の父・山本権八)、風吹ジュン(八重の母・山本佐久)、長谷川京子(覚馬の妻・山本うら)、工藤阿須加(八重の弟・山本三郎)、綾野剛(松平容保)、玉山鉄二(山川大蔵)、池内博之(梶原平馬)、斎藤工(神保修理)、稲盛いずみ(照姫)、中村獅童(佐川官兵衛)。福島県出身の西田敏行は藩祖以来の名門・西郷頼母を演じ「大河を通して、こんなにも美しく立派に時代を生き抜いた人がいると知っていただければ。きっと避難所や仮設住宅でドラマを見る人もいるはずなので、ぜひ矜持を取り戻すきっかけになれば」としみじみ語っていた。こうした豪華な共演者たちに囲まれて、時代を生き抜くヒロインを熱演する綾瀬さんは「緊張と期待で胸がいっぱいです。ぜひみなさんと力を合わせて支え合えれば。私自身も八重を通して、ブレない強さと他人への優しい気持ちを学ぶことができれば」と決意を新たにした。“日本のナイチンゲール”として、新時代の道しるべを照らす八重の奮闘を、個性豊かな実力派俳優が盛り立てる「八重の桜」。朝ドラ「ゲゲゲの女房」の山本むつみが脚本を手掛け、今年9月からクランクインを予定している。NHK大河ドラマ「八重の桜」は、2013年1月から全50回で放送予定。■関連作品:映画 ひみつのアッコちゃん 2012年9月1日より全国にて公開© 赤塚不二夫/2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会新しい靴を買わなくちゃ 2012年10月、全国にて公開■関連記事:桐谷美玲、綾野剛と遠距離カップル役で『新しい靴を買わなくちゃ』パリ撮影に挑戦!香川照之が“鏡の精”に!『ひみつのアッコちゃん』異色の実写キャスト発表中山美穂×向井理が年の差恋愛で魅せる!パリ撮影も順調に進行中“綾瀬はるか版”『ひみつのアッコちゃん』ポスター&特報が解禁!綾瀬はるか主演で「ひみつのアッコちゃん」映画化!初恋相手役に岡田将生
2012年05月30日「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」などの大ヒット恋愛ドラマを数多く手がけてきた北川悦吏子が岩井俊二と共にタッグを組む注目のラブストーリー『新しい靴を買わなくちゃ』がこの秋、公開となる。中山美穂と向井理のW主演、パリでのオールロケ撮影ということで話題を集めている本作だが、さらに、いまTVに映画に引っ張りだこの若手人気女優・桐谷美玲が出演、映画では初の海外撮影に臨んだことが明らかとなった。愛の街・パリを舞台に、旅行のために訪れたカメラマンの千(向井さん)とここに住むフリーライターのアオイ(中山さん)の偶然の出会いから始まる特別な3日間を描いたラブストーリー。北川監督が自ら脚本を手がけ、プロデューサーの岩井さんは撮影監督も務めている。先月より日本テレビ「NEWS ZERO」で新キャスターに就任し、7月に公演を控える舞台「新・幕末純情伝」では沖田総司役として初舞台・初主演に挑戦、さらに映画では『荒川アンダー ザ ブリッジ』を始め『逆転裁判』、『ツナグ』など話題作に引っ張りだこの桐谷さん。女優としての評価が急上昇している中での大抜擢となった本作で彼女が演じるのは、向井さん扮する八神千(せん)の妹、鈴愛(すずめ)。日本とパリで遠距離恋愛中の彼氏・カンゴ(綾野剛)に会うため、兄を強引にパリに連れてきたキッカケとなる重要な役柄である。劇中では向井さんと中山さん、桐谷さんと綾野さんの2組の男女が交互に描かれており、桐谷さんは次の一歩を踏み出そうとする等身大の女性を演じる。桐谷さんがパリに訪れたのは小春日和の3月中旬、約5日間の滞在でクランクイン初日から撮影に臨んだ。扮する鈴愛は遠距離恋愛を続けるいまの関係から一歩踏み出そうと、綾野さん扮する恋人・カンゴに会いに来るという設定で、北川監督からは自然なカップルを描く演出として、桐谷さんと綾野さんの掛け合いのシーンでは2人にアドリブの指示も。若いカップルが時におかしく、時に現実的に、素直な演技ができるようアクセントを加えていった。現場では、一際目を引く桐谷さんの可愛さに多くのフランス人が足を止め撮影に見入ってしまう状況が続き、北川監督も「本当に女の子の夢が全部詰まった子。可愛くてバンビみたいで、ふわふわと綿菓子のようで、キラキラとキャンディのようで…」と彼女の魅力にメロメロだった様子。さらに、「賢い人でした。賢い人は、時に大胆です。大胆なお芝居をしてくれているところもあります。ぜひ、チェックしてください。いままでの彼女ときっと違うと思います」とその演技に確信を抱く。一方、桐谷さんは天真爛漫な女性・鈴愛を演じるにあたり「北川監督のキュートさを思い出しながら演技させていただきました」と明かし、初挑戦となった映画での海外撮影については「ロケーションがとにかくロマンチックで綺麗の一言に尽きます!撮影場所のすぐ後ろにノートルダム寺院やセーヌ川があって、素敵な景色に背中を押されて素敵なラブストーリーが撮影できたと、パリの景色に感謝しています」と大好きな街・パリでの撮影を満喫したようだ。桐谷さんがアドリブで魅せる、等身大の女性・鈴愛のラブストーリーとは?彼女の新たな魅力が発見できる一作になりそうだ。『新しい靴を買わなくちゃ』は10月、全国にて公開。■関連作品:ツナグ 2012年10月6日より全国東宝系にて公開新しい靴を買わなくちゃ 2012年10月、全国にて公開■関連記事:樹木希林、イケメン俳優・松坂桃李との初共演に「乞うご期待!」中山美穂×向井理が年の差恋愛で魅せる!パリ撮影も順調に進行中
2012年05月04日ジャニーズの中山優馬(NYC)が初めて日本語吹き替え版キャストとして声優に挑戦したハリウッド超大作『ジョン・カーター』が4月13日(金)に公開。都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品として製作された本作。様々なSF映画に影響を与えたエドガー・ライス・バローズの小説「火星のプリンセス」を原作に、地球から滅びいく惑星“バルスーム”へと飛ばされた男ジョン・カーターがその星の原住種族たちと協力しながら戦う姿を壮大なスケールで描き出す。客席を埋め尽くした女性ファンの歓声に迎えられた中山さんは「こうして初日を迎えることができて嬉しいです」と喜びを語る。中山さんが演じたのは、主人公のジョン・カーターが唯一、心を許している甥のエドガー。初挑戦となった声優の仕事について「走っている俳優さんの息づかいとかをマイクの前で表現するのは難しかったですが、いい経験になったと思います」とふり返った。この春は中山さんにとっては“初挑戦”づくし。「この春、大学に入学しました」と改めてファンに報告すると客席からは祝福の拍手が。「一人暮らしも始めたので料理にも挑戦してます。大変ですけど楽しいです」と新生活について明かした。大学でやりたいことを問われると、本作のL.A.で開催されたプレミアイベントや先日都内で行われたジャパン・プレミアに出席したことに触れ「テイラー・キッチュさんやアンドリュー・スタントン監督と通訳さんを通じて話したんですが、自分で会話ができるくらいに英語を身につけたい」と目標を掲げる。吹き替え版と言わず、自身のハリウッド進出は?と水を向けられると「そうですね。そのときが来るように勉強したいです」と意欲をのぞかせた。ちなみにテイラーの印象について中山さんは「テイラーさんはお会いしたらめちゃくちゃガタイが良くて、かっこよかったです。そのときはうまく言えなかったんですが、『かっこよかったな』という思いが日に日に増しています」とため息まじりに述懐していた。最後に、中山さんは「主人公は心に傷を持っているけど、その中で幸せを見つけていこうとする。その心の流れやストーリー、アクションを楽しんでください」と呼びかけ舞台挨拶は幕を閉じた。『ジョン・カーター』は全国にて公開中。特集:『ジョン・カーター』“胸きゅん”ポイント、徹底検証!■関連作品:ジョン・カーター 2012年4月13日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:『ジョン・カーター』リン・コリンズ美しきプリンセスの原点は「シェイクスピア」「僕に一番期待しているのは僕自身」テイラー・キッチュが語る、自らの“資質”『ジョン・カーター』のココに胸きゅん!vol.2ディズニー史上に残る、壮大ロマンス『ジョン・カーター』主人公の肉体美はCG?「製作費すべてを注ぎ込んだ」テイラー・キッチュ&中山優馬がL.A.以来の再会!
2012年04月13日絶対不可能と言われていた“リンゴの無農薬栽培”を実現させたリンゴ農家・木村秋則氏の挑戦を描いた著書『奇跡のリンゴ』が、阿部サダヲと菅野美穂主演で映画化されることが決定した。その他の写真日本最大のリンゴ生産地である青森県を舞台に、一人の農家の挑戦を描いた本作。『ゴールデンスランバー』『チーム・バチスタの栄光』で知られる中村義洋が監督を務め、阿部と菅野が夫婦役を演じる。極貧に耐え、自殺に追い込まれるほど過酷な状況になっても、11年もの年月をかけてリンゴの無農薬栽培を実現させた木村氏。今回キャスティングされた阿部は、「『世界で初めて(リンゴの無農薬栽培)』を成功させて今現在もご活躍中の方を演じるなんて、今までそんな経験はなかった。ステキな秋則を作りたいと思っています」と意気込みを見せている。両親が岩手県のリンゴ生産地の出身ということもあり縁を感じているという菅野は、「農薬アレルギーのある妻を苦しみから解放してあげたいという愛情が(無農薬リンゴ栽培の)きっかけだなんて、なんと素直で優しいんでしょう。猪突猛進の主人を温かく見つめるのが妻の務めでは」と、その献身的な役柄を振り返った。また中村監督は、「あらゆる仕事においてチャレンジを続ける人々の普遍的な物語。今まさに何かを諦めかけている人が見て、この家族に比べたら自分の方が恵まれているな、もう少し頑張れるな、なんて思っていただければ」と語っている。木村氏本人の、「一つのものに狂えばいつか答えは見つかる。とにかく諦めないで」という強いメッセージが込められた本作は、弘前市全面協力のもと、4月中旬からオール弘前ロケを敢行し、2013年に公開される予定だ。『奇跡のリンゴ』2013年ロードショー
2012年04月06日人気恋愛ドラマを数多く送り出してきた北川悦吏子が『ハルフウェイ』以来となる岩井俊二とのタッグで贈る、注目のラブストーリー『新しい靴を買わなくちゃ』。製作発表時には全編オールパリ撮影を敢行した男女のラブストーリーということ以外詳細が伏せられていた本作だが、このほど中山美穂と向井理の年の差コンビが主演を務めることが発表された。2009年に北川さんが原作を手がけ、漫画化され人気を博した作品を自らの手で映画用に新たに書き直した本作。パリを舞台に、偶然に出会った男女が共に過ごす特別な日々を描く。今回のキャスティングについて、北川さん曰く「企画は中山さんありきでスタートしました。向井さんは、TV番組の『しゃべくり007』を見ていて、9頭身だし、年下の男の子で外国の映画っぽく、素直じゃない感じがして良かったです」とのこと。中山さんが演じるのは、パリに在住するフリーペーパーのライター、勅使河原アオイ。一昨年に大ヒットした『サヨナライツカ』以来の映画主演となるが、本作で初めて自身の生活の拠点であるパリでの映画出演を果たす。そして旅先で訪れたパリで、中山さん扮するアオイと偶然に出会うカメラマンの八神千(セン)を演じるのは、女性から絶大な支持を集める向井理。年の差コンビによる大人のラブストーリーが見どころとなる。3月15日にパリでクランクインし、現在約1か月に及ぶパリ撮影を敢行中。初めてのパリでの映画出演に臨む中山さんは「パリでの撮影は変な感じです。撮影はパリなんですけど、スタッフは日本人だし現場に入ってみれば昔なじんでいた現場の空気ですぅっと入っていけるので、そこはパリというか“現場”だなという感じです」。パリはほとんど初体験という向井さんは「やっぱり海外の雰囲気っていうのは違って、建物も当然歩いている人も外国の人なので、あまり周りを気にしなくていいし、ブラブラしたりとか自由に気ままにやってて、現場自体は新鮮です」と異国の新鮮な空気を楽しんでいるよう。お互いの役柄について「(センは)奇跡のように格好良い人。こういう映画だから登場できる」(中山さん)、「(アオイは)可愛いです、純粋に。可愛いし儚いし。気になる人です」(向井さん)と語る2人。映画のような年の差の恋愛も「気が合えば年齢は関係ない」(中山さん)、「年齢は考えたことがない。何を考えて何年生きてきたかなので。年齢というよりはその人の内面に興味がある。何を考えて生きてきたのかが大事なんだと思います」(向井さん)と大人の恋愛観を垣間見せ、息もバッチリの様子。ラブストーリーの名手のタッグに、パリの街並に似合う大人の空気感をまとう中山さんと向井さんの新鮮なマリアージュが生み出すラブストーリーに期待したい。『新しい靴を買わなくちゃ』は10月、全国にて公開。■関連作品:新しい靴を買わなくちゃ 2012年10月、全国にて公開
2012年03月28日映画『ジーン・ワルツ』(大谷健太郎監督)の初日舞台挨拶が2月5日(土)、東京・銀座の丸の内TOEI1で行われ、主演の菅野美穂、共演の田辺誠一、原作者の作家で病理医の海堂尊氏らが出席した。大学病院を舞台に顕微授精のスペシャリストの産婦人科医、曾根崎理恵(菅野さん)の国家の医療体制に反発する戦いを通じ、代理母出産など日本の産婦人科医療の現実を描く医療ミステリー。命を扱ったデリケートなテーマに菅野さんは「いま30代で、いつか母親になりたいと思っている。こういうタイミングで、こういう映画に参加させていただき幸運でした」と深い関心を持って捉えた様子。「出産のいいところだけ見て夢のように産みたいと思っていましたが、産科医療がどれだけ大変か、胎児が10か月体内にいる間にどういうことが起こりうるかシビアな面も知って、だからこそ赤ちゃんを抱っこできる喜びを知り得るとわかった。改めて赤ちゃんを産みたいと思いました」と強い母親願望を口にした。一方の田辺さんは、大学病院で理恵の上司にあたるエリート医師役。劇中では、さまざまな事情を抱えながら出産に立ち向かおうとする女性たちが登場しており「いろいろな生き方の女性を見て、女性は命がけで“命”を産むんだと、感動しました」としみじみ。また長年の不妊治療の末に39歳で妊娠をした荒木浩子役の南果歩は、出産シーンをふり返り「美術さんが新生児ロボっていうのを作ってくれて、何体かあったんですが、やっぱりウチの子が一番かわいい!と思って、親バカでした」と実生活でも母親だけに出産に思い入れもひとしおの様子で、観客の笑いを誘った。『ジーン・ワルツ』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)特集「『ジーン・ワルツ』 現場が伝える女性の『生き方』&『働き方』」■関連作品:ジーン・ワルツ 2011年2月5日より全国にて公開© 2011「ジーン・ワルツ」製作委員会■関連記事:天才医師が新医療の闇に迫る『ジーン・ワルツ』オリジナルバッグを5名様にプレゼント菅野美穂インタビュー“天才女医”から見つめる、女性の生き方『ジーン・ワルツ』海堂尊インタビュー納得の出来に原作者も「危険な映画(笑)」菅野美穂「ピザマルゲリータを見ると帝王切開を思い出す」就活女子必見…?桐谷美玲がコメディ初挑戦でコスプレ軍団に囲まれ困惑
2011年02月07日思わず支えたくなるような純粋無垢な女性から、目的のためには手段を選ばない悪女まで、女優・菅野美穂の演技には毎度驚かされる。そんな彼女が『チーム・バチスタの栄光』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』などの映像化で知られる医療ミステリー作家・海堂尊の新シリーズ『ジーン・ワルツ』の映画化で演じるのは、クール・ウィッチ(冷徹な魔女)と言われ、権力に屈しない行動力を持つ、産婦人科医であり顕微授精のスペシャリスト・曾根崎理恵だ。“史上最強の女医”を演じたことで彼女自身の人生はどう変化したのか――。曾根崎の芯の強さに「羨ましい」「原作の曾根崎先生は、どこまでもクール。内側にある情熱はポーカーフェイスで一切表面に出さず、水も漏らさないような計画を立てる完璧な女性。そういう女性を私が演じるってどうなんだろう…という不安はありました。でも、映画の台本を読んで、彼女の揺らぎとか葛藤を膨らませていることに気がついて、私の役割は原作の曾根崎先生と映像化にあたっての曾根崎先生のニュアンス、その両方を繋ぎ合わせることだと思ったんです」と語るように、信念を貫きながらも揺れ動く心情を丁寧に表現している。菅野さんが20代の頃からカメレオン女優と言われるゆえんはそこにある。物語の舞台となるのは、とある理由で閉院間近となったマリアクリニック。曾根崎と彼女がサポートする4人の妊婦それぞれの出産に至るまでが描かれ、多くの女性は出産について深く考えさせられる。もちろん菅野さんもそのひとりだ。作品から受けた衝撃を「頭をガツンと叩かれたようだった」と説明する。「いままでは、赤ちゃんを産むことに関してどこか夢見がちだったというか、早いか遅いかの違いはあっても、いずれ母親になるだろうと思っていたんです。けれど、そうではなかった。現代の女性にとっては、産む人生も産まない人生も選択できる。赤ちゃんを産むにしても、十月十日の間にどれだけ大変なことが待っているのか──その大変さを知り、その先にあるであろう自分の赤ちゃんを抱くことの喜びを考えることができた。いまは夢見がちではなく、現実的な大変さも含めて、いつか赤ちゃんを産みたいと思っています」。また、今回は菅野さんをはじめ浅丘ルリ子、南果歩、風吹ジュン、白石美帆、桐谷美玲など女性キャストが多かったこともあり、現場でも出産トークが繰り広げられた。「風吹さんが現場にお茶のセットを持ってきて中国茶を入れてくださったんです。そのお茶を飲みながら、出産のときはね…と話をしたこともありますね」。監督の実体験から演技のヒントを得るそして、和気あいあいとしたオフタイムの雰囲気とは一変、劇中で曾根崎が代理出産という大胆な計画を遂行するために、上司である帝華大学准教授の清川と火花を散らし、繊細さと強さを武器に清川を振りまわす一幕も。菅野さんはそんな曾根崎を「羨ましい」、「あっぱれな女性」と称える。「曾根崎先生のやろうとしていること、言っていることは正しいけれど、拳をあげた瞬間に意味が変わることってありますよね?でも、彼女の場合は正々堂々と正義をきっちり貫き通している。もちろん、その自信の裏には努力があるわけですが、私は彼女ほど自分に自信を持てないし、嫌われたらどうしよう?って考えてしまう。ほんとにあっぱれな女性ですよね」。クール・ウィッチと呼ばれながらも同性から頼られるキャラクターでいられるのは、彼女に観客が希望を託したいと願うからなのかもしれない。続けて、何日もかけて撮影したという、曾根崎と清川が一緒に手術を行うシーンが印象深く記憶に刻まれているとふり返る。「赤ちゃんが生まれるだけでなく、曾根崎先生と清川先生の本音がぶつかるシーンでもあって、さらに帝王切開の術式を手際よく演じなければならなくて…いろいろなものがギュウギュウに詰まっているシーンでした。私自身は子供を産んだ経験がないので分からないことだらけだったんですが、この作品の撮影に入る前に大谷監督はイクメンをされていたので、監督の(実体験からくる)何気ない言葉の一つ一つが演技につながりました。何よりも“映画を観たあとにあったかい気持ちになれる、そういう映画にしたい”という監督の言葉が支えになりましたね」。「私もいつか赤ちゃんを産みたい」と菅野さんが熱い思いを胸に刻んだように、多くの女性が曾根崎先生のような産婦人科医の下で、出産したいと思うことだろう。温かな気持ちを抱きながら──。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)特集「『ジーン・ワルツ』 現場が伝える女性の『生き方』&『働き方』」■関連作品:ジーン・ワルツ 2011年2月5日より全国にて公開© 2011「ジーン・ワルツ」製作委員会■関連記事:『ジーン・ワルツ』海堂尊インタビュー納得の出来に原作者も「危険な映画(笑)」菅野美穂「ピザマルゲリータを見ると帝王切開を思い出す」就活女子必見…?桐谷美玲がコメディ初挑戦でコスプレ軍団に囲まれ困惑矢田亜希子クリスマスにプレゼントもらう予定アリ矢田亜希子インタビュー「いまだからできる」母親役で見せた強さ
2011年02月03日海堂尊原作の同名医療サスペンスを映画化した『ジーン・ワルツ』の完成披露試写会が1月30日(日)、東京・千代田区の帝国ホテルで開催され、主演を務める菅野美穂をはじめ、白石美帆、桐谷美玲、片瀬那奈、南果歩という日本を代表する豪華女優陣が勢揃い。原作者の海堂氏、そしてメガホンを取る大谷健太郎監督と共に本作の完成を報告した。主人公は顕微授精のスペシャリストで“遺伝子(ジーン)の女神”の異名を持つ天才医師・曾根崎理恵(菅野さん)。医療の最高峰である帝華大学病院で働く彼女が院長代理を務める廃院寸前の小さな産婦人科医院「マリアクリニック」には、禁断の“治療”が行われているとうわさが囁かれていた。真相を確かめるべく、同僚のエリート医師・清川吾郎(田辺誠一)は理恵の周辺を探り始めるが…。映画化もされた「チーム・バチスタの栄光」で華々しい作家デビューを飾った現役医師の海堂氏が、日本の産婦人科医療の現実を描く原作が菅野さん主演で映画化された。菅野さんは「クールでポーカーフェイスな役柄。普段の自分とは違うので頑張りました。参加できて光栄ですし、女性が多い現場で楽しかった」と“美の競演”が実現した現場にニンマリ。海堂氏も「全ての登場人物が予想以上に美しくなった。こんなにたくさんの美女に囲まれるのはこれが最後だと思うので、人生の短い頂点として楽しみたい(笑)」と映画の出来栄えはもちろん、華やかな雰囲気にご満悦だった。難病を抱える子供を持った母親を演じる白石さんは「妊娠も出産も経験したことはありませんが、いつか自分の身にも起こりうること。女性目線で心の痛み、命の奇跡を実感した。自分が出産するときに、もう一回この映画を観たい」と母性に目覚めた様子。南さんは不妊治療を経て、自然分娩を希望する女性を熱演し「自然だけでは立ち行かない現実がある。医療があったからこそ生まれた命もあるはずだし、自然志向に偏り過ぎる風潮に一石を投じる作品になれば」と自身の経験を踏まえて、真摯にコメント。さらに「今後ないとは思うが、子供を産むときは菅野さんにとり上げてほしい」とアピールする場面も。この日、客席には夫で俳優の渡辺謙の姿もあった。自称・ヤンキー妊婦役の桐谷さんが役作りの参考にしたのは「八王子のヤンキーです。監督が参考にしろって(笑)」。先輩女優との共演に、「みなさん優しかったし、女優としてたくさん勉強することができた」とふり返り、「命を扱った作品。ぜひ同世代に観てもらえば」と語った。そしてジャーナリストを演じる片瀬さんは「一般的にジャーナリストは客観的に情報を伝える仕事だが、テーマがテーマだけに、女性としての感情を抑えずに、女性目線で伝えたい気持ちを優先させた。生きることの素晴らしさ、女性のすごさを感じてほしい」とこちらも“女性が主役”と熱弁した。母性がテーマの本作に、菅野さんも「改めて母親になりたいと実感しました…なかなかなれませんけど(笑)」と少々自虐的に語ったほか、帝王切開の施術シーンを演じる際、資料DVDを見たといい「それ以来、ピザマルゲリータを見ると帝王切開を思い出しちゃうんですよ!」と珍発言も飛び出した。この日は、会見当日にあたる1月30日が「女性医師の日」に制定されたことを記念し、なんと65名の女医が菅野さんらと写真撮影に臨んだ。「うわぁ、圧巻ですね。みなさんお美しい」と菅野さん。主題歌「こたえ」を歌う小田和正からビデオメッセージが届くと、「普段は自分の演技に反省しながら、映画を観るんですが、小田さんの主題歌を聞いた瞬間、自分でも感動してしまい、涙が出ました。優しい気持ちになれる曲」と感謝感激していた。『ジーン・ワルツ』は2月5日(土)より全国にて公開。■関連作品:ジーン・ワルツ 2011年2月5日より全国にて公開© 2011「ジーン・ワルツ」製作委員会■関連記事:就活女子必見…?桐谷美玲がコメディ初挑戦でコスプレ軍団に囲まれ困惑矢田亜希子クリスマスにプレゼントもらう予定アリ矢田亜希子、出産後初の5年ぶり主演ドラマで母親役!出産シーンでは思い重ね涙
2011年01月30日ついにファイナル・シーズンのレンタルがスタートした「HEROES」のCMナレーションをプロサッカー選手のゴン中山こと中山雅史が担当することが決定。中山さんからのコメント動画とナレーション入りのWEB限定特別予告編が到着した。突如、特殊な能力を覚醒した人々が、戸惑いつつも己の運命を受け入れ、能力を駆使して世界を救うために戦う姿を描いた本作。「ヒーローズ」というタイトル、普通の人々が運命を切り拓いていくという、見る者に夢や希望を与えるストーリー性が、日本のサッカー界を代表するヒーローとして現役で活躍し続ける中山さんのイメージと重なり、ナレーションの仕事をオファー。中山さんも本作のストーリーに共感しオファーを快諾し、今回のコラボレーションが実現した。映像を見ると、これまでヒーローズたちの様々な名シーンと共に中山さんの静かなナレーションが…。過去をふり返りながら優しい声で語りかけるナレーションは、普段の中山さんのハイテンションなイメージを一変!なお、実際にCMがオンエアされる際には、ナレーターの名前や顔は伏せて放送されるため、「あれは誰の声?」と話題を集めそうな予感も。ちなみに完成したCMを「HEROES」生みの親でありプロデューサーのティム・グリングは大絶賛!また、中山さんの大ファンという、ヒロ役のマシ・オカも、あまりのうまさに当初、中山さんの声と気がつかなかったとのこと。機会があれば共演してみたいとコメントを寄せてくれた。ゴン中山、ついにハリウッド進出も!?こちらのCMは8日(水)より地上波、CSチャンネルにて放送開始。「HEROES」ファイナル・シーズンは本日8日(水)よりレンタル開始。DVD-BOXは11月26日(金)より発売。※こちらのWEB限定特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「HEROES ファイナル・シーズン」<レンタル>Vol.1〜49月8日(水)Vol.5〜610月6日(水)Vol.7〜811月5日(金)Vol.9〜1011月26日(金)<セル>「HEROES ファイナル・シーズン DVD-BOX」発売・販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント価格:14,980円(税込)発売日:11月26日(金)「HEROES」公式サイト:■関連作品:HEROES/ヒーローズ [海外TVドラマ]■関連記事:意外と悲観論が多数?ヒロの運命は…「HEROES」エンディング予想結果発表!シネマカフェ的海外ドラマvol.159「HEROES」マシ・オカ語る、ヒロの“運命”マシ・オカ&“和製”マシ・オカサッカー日本代表に超能力絡めエールヒーローたちに新たな試練!「HEROES」試写会に20組40名様ご招待ヒロの運命やいかに…結末を大予想!「HEROES」タンブラーを10名様にプレゼント
2010年09月08日突然ですが、芸能人で初めて好きになった人は誰ですか?私は小学生のときにテレビで見た藤井フミヤさんでした。テレビの画面を見つめてドキドキ。雑誌を開いて「はあぁ」とため息。とういことで、皆さんが初めて好きになった芸能人って誰ですか!?調査期間:2010/7/8~2010/7/13アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 507件(ウェブログイン式)【男性編】男性179人に聞きました。まずは惜しくもベスト3に入らなかった少数意見から見ていきましょう。鈴木亜美さん/安達祐実さん/内田有紀さん/中森明菜さん/篠原涼子さん/上戸彩さん/深田恭子さん/小泉今日子さん/山口智子さん/菅野美穂さん/竹内結子さん/仲間由紀恵さん/加護亜依さん/深津絵里さん/YOUさん/蒼井優さん/西田ひかるさん……etc票が割れたため、さまざまな芸能人の名前が挙がりました。たしかに魅力的な人ばかりですね。では、これらの強豪を抑えてベスト3に選ばれたのは!3位:安室奈美恵さん当時はそのファッションを真似した「アムラー」なる女性が街にあふれていた時期もありましたね。「エキゾチック」(29歳)、「歌もうまく、かわいかったから」(27歳)とその圧倒的な歌声にひかれる人も。続いては、同票で2位に選ばれた二人です。2位:中山美穂さん・浜崎あゆみさん今でも変わらない美しさを保っている中山美穂さん。「ドラマでチラッと見て、美しさにホレた」(26歳)、とドラマでの演技にひかれる人多数。平成の歌姫としてすでに大御所のオーラが漂い始めている浜崎あゆみさんですが、「とにかくかわいかったから」(24歳)と、当時のかわいらしさにメロメロ。さあ、殿方をもっとも興奮させた女性芸能人は誰でしょうか?1位の発表です。1位:広末涼子さん2位以下の票がバラける中、1位となったのが広末涼子さんでした。「笑顔がかわいいから」(27歳)というようにそのかわいらしさにときめいた人が多いよう。なかには「デビュー当時から逸材と感じたから」(26歳)とその才能を見抜いていた人もいるようですね。【女性編】一方、接戦となったのが「女性が初めて好きになった芸能人」。女性328人に聞いた結果はこちら!3位:織田裕二さん「踊る大捜査線が中学のときにテレビでやっていて、面白かったし、青島刑事役がすごくはまっていてかっこよかったから」(28歳)など、ドラマを見てホレた!という意見が多かったのが織田裕二さん。「たまたま彼が主演の映画を2本続けて見て、その演技にホレたため」(22歳)など、作品を見て好きになっている女性、続出です。3位:福山雅治さん「こんなキレイな人が世の中にはいるんだぁ!!とびっくりしました」(23歳)と、カッコイイよりも美しいと評されている福山雅治さん。「親がファンだった」(25歳)と、年齢を問わず支持されているのかも?また、現在放映中の『龍馬伝』はもちろんのこと、ドラマでも大人気。それだけでなく、「ラジオなどのトークが面白くて、声がスキで、かっこよかったから」(24歳)って皆さんベタ褒めです。さあ、なんと1位は同じ票数で二人の芸能人が選ばれました。皆さんは誰だか分かりますか?1位:堂本剛さん(KinKi Kids) ・木村拓哉さん(SMAP)同率1位となった堂本剛さんと木村拓哉さん。「『金田一少年の事件簿』を見て。当時クラスでも流行っていた」(27歳)という堂本剛さん。好きな芸能人としてジャニーズのグループを挙げる人が多くいらっしゃいましたが、そのなかでもKinKi Kidsは人気です。一方の木村拓哉さんは「SMAP全員がめちゃくちゃかっこよく見えたから」(30歳)、「カッコいいから」(21歳)と今も昔も変わらないカッコよさは女子のあこがれです。4位以下はこちら。堂本光一さん(KinKi Kids) /諸星和己さん滝沢秀明さん(タッキー&翼)西川貴教さん(T.M.Revolution) /岡田准一さん(V6) /竹野内豊さん/藤井フミヤさん/反町隆史さん中居正広さん(SMAP) /桜井和寿さん(Mr.Children)ちなみに「その芸能人は今も好きですか?」という質問に対しては71%の人が「今もどちらかと言えば好き」と回答。初めて好きになった人というのは、芸能人でもやはり忘れがたいものなのかもしれませんね。(ふくだりょうこ+プレスラボ)【関連リンク】【ランキング:女性編】フェロモンを感じる芸能人ランキング【ランキング:男性編】好きな沖縄出身の芸能人ランキング【ランキング:男性編】ヒゲが似合う芸能人ランキング
2010年08月12日映画『パーマネント野ばら』(吉田大八監督)の初日舞台あいさつが5月22日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の菅野美穂、共演の江口洋介、小池栄子らが顔を揃えた。母と娘のなおこ(菅野さん)が営む小さな美容室に集う大人の女性たちが抱える恋とそれにまつわる悲しみを描く物語で、原作は漫画家、西原理恵子の同名作品(新潮社刊)。8年ぶりに映画主演した菅野さんは、江口さん演じる高校教師を恋人に持つ役どころ。「江口さんがもう本当に素敵で、栄子ちゃんと『江口さん、カッコイイよね』って言ってたんです。ね!」と小池さんに語りかけ、小池さんも「言ってたね」とガールズトーク。「そしたら水が落ちてきて、バチが当たったのかな?って」と観客の笑いを誘った。江口さんは「監督から『理想の男でお願いします』って言われ、理想の男って?どういうポジションで演じればいいのかな?と思いながらやっていました」と自信なさげだった。一方、母親役の夏木マリは、菅野さんについて「普段から、なおこになっていて本当に演技が上手で、改めて天才だなと思いました」と大絶賛。菅野さんは「いえいえ、そんなことないです」と喜びと照れが入り混じったような笑顔を見せた。放蕩者のなおこの父親役は宇崎竜童で「人生が真夜中のスナックみたいな、訳のわからない人。監督の指示を聞いて一生懸命やりました」と苦笑い。MCから「でも素敵でしたよね」と褒められると、「本当?あんなダメな男とばかり付き合ったら、みんなダメになっちゃうでしょ」と自分の役にダメ出しし、会場を沸かせていた。『パーマネント野ばら』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:パーマネント野ばら 2010年5月22日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010映画「パーマネント野ばら」製作委員会■関連記事:初恋に別れに遠距離恋愛…忘れられない恋の投稿エピソードを大公開!西原理恵子がモデルデビュー?『パーマネント野ばら』の意外なシーンで…夏木&菅野がさばけた恋愛指南「だめんずとは行くだけ行ってグチャグチャに」菅野美穂×夏木マリトーク付『パーマネント野ばら』女性限定試写会に40組80名様ご招待菅野美穂ら女優陣があの言葉を連発?原作者・西原理恵子「下品ですみません(笑)」
2010年05月22日サッカーワールドカップ南アフリカ大会に向けた日本代表メンバーが発表された5月10日(月)、Jリーグ、コンサドーレ札幌に所属する元日本代表の“ゴン中山”こと中山雅史がアイアンマンと対面した。こちらは、6月11日(金)公開の映画『アイアンマン2』のプロモーションのイベント。本作は、巨大産業の社長にして天才発明家でもある主人公が、自ら発明したパワードスーツをまとい、ヒーロー“アイアンマン”となって戦うアクションムービーで、すでに全米などで公開され、前作を上回る勢いで興行収入を伸ばしている。体ごとボールと一緒にゴールマウスに突っ込んでいくゴールに代表されるような、激しいプレーが身上の中山さん。「いまも挑戦を続ける熱き闘魂の持ち主」(映画配給元 パラマウント ピクチャーズ)として今回の夢の共演が実現した。サッカー選手の“戦闘服”とも言うべきユニフォーム姿で登場した中山さんは、ヒーロー像について問われ「最終的には結果を出すことが最も大切。アイアンマンもまさにそのとおり。苦しみながらも、最後には勝つ、そんなヒーローになりたい」と熱く語った。アイアンマンと並んだ中山さんは「スゴい大胸筋(笑)。僕もこれくらいになるよう鍛えることにします」と語り詰めかけた報道陣の笑いを誘った。自身の代表入りは残念ながらならなかったが、1998年のワールドカップでの日本代表の初ゴールを始め、数々のゴールを代表で決めてきた男だけに、代表への思いは人一倍強く持っている。中山さんは「日本代表は貴重な機会なので、誇りを持って熱く戦ってほしい!グランドで表現してほしい!」と選ばれた選手たちに向けて情熱溢れるエールを送った。『アイアンマン2』は6月11日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。■関連作品:アイアンマン2 2010年6月11日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開Iron Man 2, the Movie: © 2010 MVL Film Finance LLC. Iron Man, the Character: TM & © 2010 Marvel Entertainment, LLC & subs. All Rights Reserved.■関連記事:中村獅童もNo.1ポーズで祝福?『アイアンマン2』全米1位発進!黒レザーで胸元チラリ…スカーレット・ヨハンソン、まるで“不二子ちゃん”画像解禁スカヨハに国家にM・ローク…難題山積でピンチ?『アイアンマン2』予告編到着正義か悪か、もしくは色気で100万狙え!『アイアンマン2』コスプレコンテスト開催名探偵ホームズに天才科学者…ヒーロー役続くダウニー・Jr.の素顔はちょいワル?
2010年05月11日女優の永作博美が2月23日(火)、東京・帝国ホテルで行われたWOWOWの主演ドラマ「蛇のひと」の発表会見に、ブルガリの約450万円相当のジュエリーを付けて登場した。商社のOL・陽子(永作さん)が、上司の部長が自殺した日に失踪した課長(西島秀俊)を探す過程を通じ、人間の不可解な業を描き出すヒューマン・サスペンス。第2回WOWOWシナリオ大賞受賞(三好晶子)作品のドラマ化。監督を『重力ピエロ』などの森淳一が務める。タイトルに引っ掛けて、蛇をモチーフにしたホワイトゴールドにダイヤモンドを散りばめたバングルを左手首に付けた永作さんは、左腕を上下させて450万円の重みを感じて笑顔。自身の中に蛇は潜んでいる?の問いに「人間、頭があるワケですから善悪、損得を考えるし、間違いなく潜んでいる、確かです。それに気づけていないのか、これから出てくるのか。出てきても対応できる人間でいたい。そういう部分があることを認めたいですね」と、どんとした構え。同じ質問に西島さんは「確信を持って人に害を及ぼす役が多くて、自分はそういう人ではないんですけど、そういう役をもらって『できる!』と思うので…潜んでいるのかなと思います」と思案顔。左手人さし指には約124万円のブルガリの蛇型指輪を付けており「普段ジュエリーって付けませんが、これから前向きにチャレンジしたい」と照れていた。同作について永作さんは「台本を読み、とにかく新鮮で読んだことがないと思い、自分でどう形にしていくか楽しみだった。人間の変化、心の変化を感じながら見てほしい」とクオリティをアピール。劇中、口笛を吹く場面があるが「口笛でしょ、って思ったんですが、肺活量の問題で大変でした。息が続かないんですよ。難しいですね、口笛って」と愛嬌タップリに語った。西島さんは劇中、大阪出身の設定で「正直、関西弁の役は避けていました。ハードルが高いので。今回はしかも言葉で人をふっとある方向に持っていく役で。國村隼さんとか実際に関西出身の人の前だったのでプレッシャーでした」と苦笑いし、会場の笑いを誘っていた。ドラマW「蛇のひと」は3月7日(日)午後10:15〜WOWOWにて放送。ドラマW「蛇のひと」公式サイト(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:酔いがさめたら、うちに帰ろう。 2010年秋、公開© 『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』製作委員会サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:【読者レビューをウォッチ】『アバター』旋風に負けず、邦画勢に高ポイント続々中山美穂、凱旋舞台挨拶で感涙!すかさず西島秀俊がハンカチ差し出す中山美穂がフランスから緊急帰国!『サヨナライツカ』日本横断凱旋舞台挨拶が決定中山美穂、ファンの「おかえり」に笑顔西島秀俊は劇中の浮気に「しょうがない」連発【シネマモード】恋する女心を解く鍵は衣裳にあり?『サヨナライツカ』を彩るのは…
2010年02月23日アカデミー賞へのノミネーションがさらに拍車をかける形で、国内興収100億円を突破したジェームズ・キャメロン監督作『アバター』が不動の観客動員ランキング1位を維持する中、現在公開中の映画で健闘を見せているのが1月公開の邦画勢。そのヒットの理由とは?シネマカフェの映画体感型サイト「シネマライブ!」に投稿された読者レビューから見えてくる、映画の感想、採点、そして評論家の意見とはひと味違う、“本当の”満足度とは?観客の視点でウォッチ!小説・漫画の映画化が主流となればやはり、原作と映像の比較が論議の的となるが、その中で高い評価を集めているのは、伊坂幸太郎×中村義洋監督による『ゴールデンスランバー』。主演の堺雅人の演技を絶賛する声が多いが、伊坂氏ならではの伏線の効いた構成にプラス評価を与えている人も顕著に見られ、「アクションもあるけど、それだけじゃなく、深いところに焦点が。とても見ごたえのある作品」という声も。一方で、結末に対する評価は分かれるところ。平均ポイントは5点満点中、3.9点とかなりの高水準。同じく邦画で、こちらは女性の共感を集め、興収7.8億円(20日間)というスマッシュヒットとなっているのが中山美穂主演の『サヨナライツカ』。「(中山さん扮する)沓子みたいな女性になりたい!」、「中山さんが登場するたびに、同じ女性なのにドキドキしてしまいました」と中山さんの美貌、沓子というキャラクターへの羨望の声が多い一方で、西島秀俊扮する豊の妻で、耐え忍ぶ女性・光子(石田ゆり子)への共感も少なくない。『ゴールデンスランバー』と同様に本作も小説を原作とするが、こちらは映画を観た後で「原作も読みたい」という意見が目立つのが特徴。この2作に続く高いポイントを集めているのが、先日動員100万人を突破した山田洋次監督作『おとうと』。“家族愛”というテーマに共鳴する人が多かったのか、「じんわりと感動した」、「余韻が残る感動」という感想が多数寄せられた。また、さすが吉永小百合と笑福亭鶴瓶の演技力とコンビ力の高さを指摘する声も目立ち、平均ポイントは3.6点。一方、洋画勢で多くのレビュー数を獲得しているのは、先述の『アバター』とクリント・イーストウッド監督作『インビクタス/負けざる者たち』。とにかく3D映像で鑑賞することがオススメとされる前者に対し、後者ではメッセージ性の充実とモーガン・フリーマンの演技力を高く評価する声が多数。両作品ともに3月のオスカーにも絡んでおり、日本の観客の評価と受賞結果を比べてみるのも面白いかも。みんなの映画レビューをチェック!シネマライブ!レビュー・ラウンジ映画体験型サイト シネマライブ!■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.おとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedインビクタス/負けざる者たち 2010年2月5日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.■関連記事:決戦を前に意外にも和気あいあい。オスカー候補者が勢ぞろいの昼食会開催M・フリーマン×M・デイモン『インビクタス』インタビュー信頼と尊敬の到達点バッシングにも“不屈”内藤大助「ネルソン・マンデラと比べれば俺なんかまだまだ」堺雅人バレンタインデーは「ただ冬の寒い一日」日本でも大台『アバター』国内興収100億円突破!『タイタニック』より32日早く
2010年02月17日先日より公開され、大ヒットを記録している『サヨナライツカ』主演の中山美穂による凱旋舞台挨拶が2月6日(土)と7日(日)の2日間にわたって東京、名古屋、大阪、福岡で行われた。途中、共演の西島秀俊も加わって開催されてきたが、最終回となる7日(日)の夜の東京・丸の内TOEI2での回では、中山さんが感激のあまり涙を見せる一幕も!この日の中山さんの衣裳は、劇中、沓子(中山さん)が、初めて豊(西島さん)の部屋を訪れる際に着ていたもの。元々、中山さんの私物だったということだが、中山さん曰く「友人のデザイナーのところで見つけたもので、きれいに透けて、脱ぎやすくて(笑)、あのシーンにぴったりだと思って監督に提案したら気に入ってくれたんです」とのこと。西島さんにそのシーンの思い出を尋ねると「あのシーンは緊張しました。僕は普段、緊張することはないんですが、あのシーンに関しては『カット!』という声が掛かったときに、手が震えていたのを覚えています」と明かした。ちなみにこの日も「舞台袖で、美穂さんがこの衣裳で現れたとき、緊張しました。いまも緊張してます…セクシーで素敵ですよね」と少し照れくさそうに語った。これに、中山さんも「ありがとうございます」と笑顔で返した。この日は、観客から2人に質問する時間も設けられたが、最初の質問は男性の観客で「僕はいま、彼女がいるんですが、それと別に忘れられない女性がいます。どうしたらいいんでしょうか?」という悩みの相談。中山さんはちょっと困った顔をしつつも「そうですね…。大切な思い出としてずっと胸にしまっておくとか…。いまの彼女と別れて、(その女性のところに)帰るというのもありますが…。迷いますよね。頑張ってください!」と励ましの(?)言葉を贈った。一方の西島さんは「困りますよね(苦笑)」と同調しつつ「いいんじゃないですか、忘れられない人がいるということは。(想いを)大切に持っていていいと思います」とのお答え。続いての質問は女性から。「自分にも付き合ってる人がいて、別れるつもりはないんですが、それでもほかの人を好きになってしまうことがあります。(これと同じような状況の)劇中の沓子と豊は幸せだったのでしょうか?」という深〜い質問。中山さんは「想いが深ければ深いほど、その想いに忠実であるなら幸せだと思います。人を好きになるということは幸せなこと。それだけは否定してほしくないです」と答えた。西島さんも「豊と沓子がいきなり恋に落ちるのは、互いを理解し合っていたから。豊は、ほかの人には見せないけれど、虚無感を抱えていて、沓子はそれをすぐに理解した。理解し合う2人だったからこそ恋に落ちた」とさすがの解説で会場を唸らせた。この日は凱旋舞台挨拶を記念して、くす玉が用意された。2人が引っ張り、くす玉が割れると、会場からは大きな拍手がわき起こったが、中山さんはこれに感極まって思わず涙!すると、西島さんがすかさずハンカチを差し出し、客席からは一層大きな拍手と歓声が。中山さんは「年をとったのか…涙もろくてしょうがない」と涙交じりに笑顔を浮かべ歓声に応えた。そして「末永くこの映画をみなさんの胸の中で育ててください。私も、25年後に観てどう感じるのか楽しみにしています」と語り、舞台挨拶は幕を閉じた。『サヨナライツカ』は新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開中。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂がフランスから緊急帰国!『サヨナライツカ』日本横断凱旋舞台挨拶が決定中山美穂、ファンの「おかえり」に笑顔西島秀俊は劇中の浮気に「しょうがない」連発【シネマモード】恋する女心を解く鍵は衣裳にあり?『サヨナライツカ』を彩るのは…中山美穂号泣、中島美嘉の歌声に「心に響いてきた」主演作『サヨナライツカ』試写会『サヨナライツカ』中山美穂×イ・ジェハン監督 12年ぶりの現場で感じたデ・ジャヴュ
2010年02月07日先日公開され、10億超えも視野に入る大ヒットスタートを切った『サヨナライツカ』。この大ヒットを受けて、本作で12年ぶりの映画復帰を果たした中山美穂が、現在の住まいであるフランスから緊急帰国し、2月6日(土)、7日(日)の2日間で東京、名古屋、大阪、福岡の4都市8か所にて開催される大ヒット御礼凱旋舞台挨拶に出席することが急遽決まった。興行面での好調のみならず、本作は様々な映画サイトでのアクセス数、話題度で1位を獲得。加えて中島美嘉による主題歌「ALWAYS」も各チャートで1位、中山さんの夫である辻仁成の原作小説も紀伊国屋文庫本週刊ベストセラーを始め各ランキングで1位を記録するなど、“社会現象”という言葉が決して大げさではない盛り上がりを見せている。これを受けて、中山さんが再びフランスから帰国することが決定!今週末の2月6日(土)、7日(日)の2日間で東京、名古屋、大阪、福岡の4都市、8つの劇場で行われる舞台挨拶に登壇することになった。フランスから日本、さらに各都市をめぐる総移動距離は推定22,200キロ!およそ3,000人の観客動員が見込まれるこちらの舞台挨拶だが、実施の詳細については2月1日(月)の23:00ごろ、公式サイト上で発表されるとのこと。公開初日の舞台挨拶では、ファンから「おかえり!」という言葉と大声援で迎えられ、感無量といった面持ちで「海外映画なのに、日本のみなさんにいち早く届けられることが本当に嬉しい」と喜びを語っていた中山さん。今回の舞台挨拶ではどのような言葉をファンに向けて発するのか?『サヨナライツカ』は新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開中。『サヨナライツカ』映画公式サイト■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂、ファンの「おかえり」に笑顔西島秀俊は劇中の浮気に「しょうがない」連発【シネマモード】恋する女心を解く鍵は衣裳にあり?『サヨナライツカ』を彩るのは…中山美穂号泣、中島美嘉の歌声に「心に響いてきた」主演作『サヨナライツカ』試写会『サヨナライツカ』中山美穂×イ・ジェハン監督 12年ぶりの現場で感じたデ・ジャヴュ川島なお美、ワケあり恋愛を一刀両断「頭と心と身体が一つになって本当の恋愛!」
2010年02月01日辻仁成の人気小説を、彼の妻で女優の中山美穂主演で映画化した『サヨナライツカ』が1月23日(土)に公開を迎え、都内の劇場で中山さんと共演の西島秀俊、石田ゆり子を迎えて舞台挨拶が行われた。タイのバンコクを舞台にした、婚約者(石田さん)との結婚を控えたサラリーマンの豊(西島さん)と、自由奔放な女・沓子(中山さん)の燃えるような恋、さらにその25年後を描いた本作。12年ぶりの映画主演を果たした中山さんに、客席から「おかえり!」という声援が飛び、「緊張して昨夜は眠れなかった」という中山さんもホッとしたような笑顔を見せた。3人には、これまでに試写会などで映画を観た観客から寄せられた質問が投げかけられた。「“女の本性”、“男の本性”を感じさせられたシーンは?」という質問に、中山さんは「(石田さん演じる)光子に対して、本性というか妻としての強さを感じました」と回答。中山さん自身、この12年の間に妻となり、母となっただけになかなか興味深い答え。石田さんも「光子が沓子に会いに行く“怖いシーン”は女の本性を感じます(笑)。優しい顔して『いなくなって』って言うんですからね。キツイことを言うときは余裕を持っていたい、という気持ちでしょうか」とうなずいた。一方、西島さんは婚約者がいながらも、魅力的な女性を前に、恋に落ちてしまうところに“男の本性”を感じたようで「初めて沓子と結ばれるシーンは…まあ、しょうがないんじゃないかと(苦笑)。いろんな人に『ひどい男だね』とか言われましたが、しょうがないんじゃないかなぁ…」と苦笑いを浮かべつつ「しょうがない」を連発していた。西島さんは劇中、タイ語での演技を披露しているが、タイ語の難しさ…というよりもイ・ジェハン監督の要求にかなり苦労した様子。「一応、勉強して現場に行ったんですが、監督はひどい人で、撮影直前に違うセリフを持ってくるんですよ、『これ覚えて』って」。そんな西島さんにタイ語のセリフの再現をお願いすると「やれますよ!」と快諾。タイ語でバンコクの長〜い正式名称を諳んじてみせ、会場は大きな拍手に包まれた。3人にはさらに、また海外の監督と仕事がしたいか?という質問が。中山さんは「スペイン映画に出てみたい」、西島さんも「一緒に仕事をしてみたい人はたくさんいます」と乗り気。石田さんは「私は、メリル・ストリープさんが大好きなので、おこがましいですが、ご一緒にお仕事できるなら何でもやります!」と語った。最後に、中山さんはこの“サヨナライツカ”というタイトルが持つ意味について「私は“始まり”を意味するニュアンスを持っていると思います。人生の中にはたくさんのサヨナラがありますが、同じ数だけ出会いもある。その繰り返しの中で永遠が見えてくるのではないでしょうか」と語り、観客に向けて「25年後に、もう一度観られたらいかがでしょうか?」と粋な言葉で呼びかけた。『サヨナライツカ』は新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開中。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:【シネマモード】恋する女心を解く鍵は衣裳にあり?『サヨナライツカ』を彩るのは…中山美穂号泣、中島美嘉の歌声に「心に響いてきた」主演作『サヨナライツカ』試写会『サヨナライツカ』中山美穂×イ・ジェハン監督 12年ぶりの現場で感じたデ・ジャヴュ川島なお美、ワケあり恋愛を一刀両断「頭と心と身体が一つになって本当の恋愛!」中山美穂12年ぶり主演作の女のバトルに、辛酸なめ子が“本妻”支持!?
2010年01月23日中山美穂12年ぶりの映画主演、しかも原作は夫の辻仁成ということでも話題の映画『サヨナライツカ』。数年前に、一度映画化の話がありましたが実現せず。当時作品を読んだ際は、「思いきりロマンティックな話だな」と思った私ですが、いま映画として観てみると、「思いきり男目線(男都合)な話だな」と、ちょっと冷めた感情を抱いた私。これが、“年を経て、いろいろ見えてくるようになる”ということなのでしょうか。映画のタッチは、少し韓流ドラマ的。それもそのはず、監督は韓国映画『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハンなのですから、韓流ドラマ好きにはたまらないのではないでしょうか。そんな話題作『サヨナライツカ』で、私が最も興味を惹かれたものといえば、ロケ地と衣裳。まずは、なんとも煌びやかなロマンスの舞台をご紹介します。中山美穂演じる自由奔放で欲望に正直な女性・沓子と、西島秀俊演じるビジネスマン・豊がロマンスを花開かせる舞台はタイのバンコク。劇中、庶民たちの生活の場であるチャオプラヤー川から、黄金色の王宮まで、様々なタイの風景が映し出されますが、一番の見どころは、二人の密会の場であるホテル“ザ・オリエンタルバンコク”(現マンダリン オリエンタルバンコク)でしょう。世界各国の王侯貴族、セレブリティを顧客に持つ世界屈指の名門ラグジュアリーホテルが、およそ130年もの歴史の中で、初めて映画撮影を許可。ホテルでのシーンは、すべて実際のオリエンタルで撮影。優雅で風格のあるホテル内部、歴史と伝統が染み付いた重厚感のあるムード、そして美しく整えられた庭園などを存分に眺めることができます。このホテルは原作にも実名で登場し、ヒロインの沓子は、このホテルを愛した文豪(ジョセフ・コットン、グレアム・グリーンら)の名がつけられた特別室、オーサーズ・ウイングにある“サマーセットモームスイート”に暮らす設定。それだけに、なかなかお目にかかることの出来ない美しいオーサーズ・ウイング内部、豪華ながらも慎ましさを持つサマーセットモームスイートの室内も、たっぷりと見せてくれるのです。撮影に際しては、ホテルを利用するゲストに配慮し、スタッフはみな、ホテルのドレスコードを守って正装して撮影に臨んだというのも“ならでは”のお話ですよね。“ドレス”といえば、中山美穂が身につける衣裳の数々にもまたため息。欲望に忠実で挑発的な若き日の沓子は、常に肌を露出し、いわば男を誘う服ばかりを身につけています。男性の目を常に意識し、自分の魅力を惜しみなく披露する。そんな彼女のセクシーな魅力を表現するため、衣裳は全体の90%がオーダーメイドだったといいます。物語がスタートした時代は1970年代ですから、露出と言っても現代のように過度な肌見せではなく、そのスタイルはあくまでもクラシカルにする必要が。しかも、沓子はザ・オリエンタルバンコクのサマーセットモームスイートの住人。安っぽくならないよう、常に素材や質感、シルエットのどこかにゴージャス感を漂わせる必要があったといいます。しかも、豊を挑発するとき、豊を本気で好きになったとき、関係が進んだとき、やさぐれているとき…と、豊との関係性が変わっていくに連れて、身につけるものの露出度、素材感、色味などが変化していくのですから、既成のものを用意するのは難しいはず。そこで監督は、中山美穂のために、実に200枚以上のスケッチを用意し、採用したデザインの服を特別に仕立てることにこだわったそう。例えば、挑発用にはゆったりシルエットの花柄ワンピースながらスケスケ、真剣な恋には少し清楚感も漂うコットンの上下で露出も少なく、やさぐれているときは夜の女風の派手な色の光ものドレスや濃厚メイク、関係が進んだときは露出がありながらも白いレース使いで花嫁を意識したワンピースをといった具合。ロマンスの名手であるイ監督は、恋する微妙な女心を表現するのにファッションは必要不可欠だと考えて、女優の表情、セリフと同じぐらい、衣裳にも雄弁に感情を語らせたというわけですね。なるほど、中山美穂は、驚くほどたくさんの服をシーンに応じて着こなしています。これを見ていると、女心はこれほどまでに簡単にファッションから読み取れてしまうものなのかと少し不安にもなったりします。もしかして、あなたも油断していると、“うきうきしている日”“落ち込んでいる日”“勝負の日”…などと、服を通して大声を出して叫んでいたりするかもしれません。ご用心、ご用心。(text:June Makiguchi)■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂号泣、中島美嘉の歌声に「心に響いてきた」主演作『サヨナライツカ』試写会『サヨナライツカ』中山美穂×イ・ジェハン監督 12年ぶりの現場で感じたデ・ジャヴュ川島なお美、ワケあり恋愛を一刀両断「頭と心と身体が一つになって本当の恋愛!」中山美穂12年ぶり主演作の女のバトルに、辛酸なめ子が“本妻”支持!?チョン・ウソンが中山美穂主演『サヨナライツカ』を絶賛3月来日イベント開催も決定
2010年01月22日女優の中山美穂が、1月19日(火)、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で行われた主演映画『サヨナライツカ』ジャパン・プレミアで、主題歌「ALWAYS」を担当する歌手、中島美嘉のナマ歌披露に感極まって号泣した。タイ・バンコクを舞台に、自由奔放に生きる女性・沓子(中山さん)と、婚約者・光子(石田ゆり子)のいるエリートサラリーマン・豊(西島秀俊)の25年越しの恋を描くラブストーリー。サプライズゲストとして来場した中島さんの歌を、舞台脇の椅子に座って聴いていた中山さんは、歌が終わったところで大粒の涙をボロボロ。ハンカチで拭いながら隣にいた西島さんに何かを囁きかける姿を見せていた。歌い終わった中島さんが「緊張しました、すいませんでした、でも楽しかったです。この曲もこの映画も本当に好きなので、邪魔しないよう気持ちを前面に出して頑張りました」と照れ笑い。すかさず中山さんは「すごくよかったです。涙が出てきちゃいました」とまた涙をポロリ。“愛する”西島さんが差し出したハンカチで涙を拭うと「映画にピッタリで彼女(中島さん)の歌声が心に響いてきて、いいなと思いました」と中島さんに笑顔を向けた。一方、演じた役柄について西島さんは「ひどい男ですね、一般的には」と苦笑いしつつも「一生に一度の溺れるような恋に落ちた男の話。どこか憧れますね」と“不倫願望”をポロリ。小悪魔的であり一途という沓子について「(豊は)どちらの面にも惹かれたと思います。ウエディング姿の沓子もベッドシーンの妖艶な姿の沓子もどちらも本当に美しいです」と絶賛した。中山さんは「25年は短い時間ではないですね。でも愛する心を秘めて生きていくと決めた、孤独を選んだんだと思います。人ってなかなか強く人を愛して生きるってできないですよね。沓子の強さが好きですし、強さをもらえました」と共感と思い入れタップリ。左肩を出しボディラインがクッキリ出るデザインのピンク色のドレスを着こなしたセクシーな装いと表情で、終始カメラマンのフラッシュ放射を浴びていた。『サヨナライツカ』は1月23日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:『サヨナライツカ』中山美穂×イ・ジェハン監督 12年ぶりの現場で感じたデ・ジャヴュ川島なお美、ワケあり恋愛を一刀両断「頭と心と身体が一つになって本当の恋愛!」中山美穂12年ぶり主演作の女のバトルに、辛酸なめ子が“本妻”支持!?チョン・ウソンが中山美穂主演『サヨナライツカ』を絶賛3月来日イベント開催も決定中山美穂&西島秀俊も登壇!『サヨナライツカ』ジャパン・プレミアに80組160名様ご招待
2010年01月19日果たして彼女は天使か悪魔か?少なくとも“小悪魔”などというかわいげな存在ではなさそうだ。さらに、付け加えるならとてつもなく美しい。前途洋々たる“好青年”の前に突然現れ、嵐のような恋へと巻き込んでゆく――。中山美穂は、自由奔放で、激しくもどこか寂しげ、そして何より魅力的なこの女性・沓子という役で12年ぶりのスクリーン復帰を果たした。原作は夫でもある辻仁成の同名小説。そして、監督を務めたのは、『私の頭の中の消しゴム』で感動を呼んだ韓国人監督イ・ジェハン。『サヨナライツカ』公開を前に、中山さんとジェハン監督に話を聞いた。「原作を読んだときに感じた思いが滲み出てきたのかも」12年ぶりの映画復帰。このインタビューと同日に開かれた会見では、詰めかけた報道陣を前に「現場ではブランクは感じなかったんですが、(会見の)いまこの瞬間、緊張しています」と笑っていた。改めて中山さんに、久々の映画の現場、これまでとの変化をふり返ってもらった。「何でしょうね…(笑)。演じているときはすごく楽しかったですね。集中の仕方が以前と変わったような気がします。すごく集中してましたね」。本作は、長い年月をかけて遂に映画化が実現した作品。久々の現場であり、以前から思い入れが強い作品であるだけに、撮影の中でそれまで“封印”してきた感情があふれ出るような感覚に襲われることはなかったのだろうか?「撮影中に、デ・ジャヴュのようなものが見えたんです。きっとそれは原作を読んだときに感じた思いや、初めて企画が持ち上がったときに抱いた思いが滲み出てきたのかもしれないですね。演じながら『あ、見たことある』という感覚に何度か陥りました」。では、ジェハン監督から見た女優・中山美穂の魅力とは?そんな質問に、監督は撮影中のエピソードを交えてこう答えてくれた。「中山さんにはシーンごとに全く違う表情を注文しました。衣裳を替えてトレーラーから出てくるのですが、そのたびに惹きこまれてしまいましたね。最初に沓子が登場するバンコクのジャズバーでのシーン。彼女が入ってきて、ジャケットを脱ぐと、中は肩が見えるドレスで、周りの男たちが圧倒されるんです。実際にそのシーンの撮影で中山さんがジャケットを脱いだ瞬間、私も(共演の)西島秀俊さんもすごく驚いたんです。隠されていた美しい何かが外に出てくる瞬間を見た思いでした」。原作にはない女2人の微笑を湛えた“決闘”映画では、原作にはないエピソードも印象的な形で挿入されている。西島さん扮する“好青年”豊の婚約者で、石田ゆり子さん扮する光子が、豊には黙って沓子に会いに来るというシーンもそのひとつ。全く異なるタイプの女性2人が対峙し、“美しい不協和音”とでも言うべき緊迫感と不思議な心地良さが同居するシーンに仕上がっている。監督はこのシーンを「ナイフで切り合う、銃で打ち合うような“決闘”という言葉がふさわしい」と表現する。「岐路に立った2人の戦い。欲望を内面で感じているさまを表現する中山さん、石田さん共に非常に高い演技力が求められるシーンでした。沓子がベッドに座り、光子が窓際に立っている場面。微笑みを湛えながらも、内面的には非常に深い悲しみを抱えて、最後に涙が自然と流れ出てくる。これはものすごく複雑な感情を表現しなければいけないわけです。ここで2人とも絶対に頭を下げないんですね、お互いに対して。終始、微笑を湛えているんです」。中山さんもまた2人の対峙を「女の戦い」と勇ましく表現する。「それを豊が知らない、というところが大きなポイントですよね。余裕でいることがすごく悲しみを誘う――。(光子から)あれだけ微笑まれたら、悔しいでしょうが、きっと沓子なら余裕の気持ちでいたいんじゃないか、そう思って演じました」。「突発的に自分の中から出てくるものを大切にした」このシーンを含め、シーンごとの感情表現について「現場で感じたリアルな感情で演じた」と中山さんはふり返る。「とにかく現場のスタッフの方がみなさん優秀で、すごく集中力と団結力があって。その中で、私も短時間の本番で、バンコクの空や聞こえてくる騒音、そういうものを感じながら、突発的に自分の中から出てくるものを大切にして演じましたし、それがフィルムに刻まれていたらいいなと思います」。現場では各シーンについてかなり話し合ったという中山さんとジェハン監督。「逆に、全く言葉を交わさずとも分かり合えた瞬間が、撮影の中で幾度となくありました」(監督)。「良いショットが撮れたときは互いに見つめ合ってニヤニヤしていました(笑)」(中山さん)。「奇跡の積み重ね」(中山さん)という言葉がふさわしい。厚い信頼関係で結ばれた監督と俳優たちが織りなす“一瞬の出会いと永遠の愛”が交錯する物語をじっくりと堪能してほしい。(photo:HIRAROCK/hairmake:Kazuko Komatsu/stylist:Hiroko Sogawa<ca-co-ca-lo>)衣装提供:ETRO■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:川島なお美、ワケあり恋愛を一刀両断「頭と心と身体が一つになって本当の恋愛!」中山美穂12年ぶり主演作の女のバトルに、辛酸なめ子が“本妻”支持!?チョン・ウソンが中山美穂主演『サヨナライツカ』を絶賛3月来日イベント開催も決定中山美穂&西島秀俊も登壇!『サヨナライツカ』ジャパン・プレミアに80組160名様ご招待中山美穂、久々にファンの前へ!石田ゆり子と舞台上で西島秀俊の取り合い?
2010年01月15日中山美穂が12年ぶりの主演として、体当たりの演技で愛に翻弄されていく女性を演じたことで注目を集める『サヨナライツカ』。本作の公開を記念して、1月12日(火)、女優として本作にも出演する傍ら、大学で客員教授として恋愛論の講義も実施する川島なお美と、カリスマキャバ嬢時代の大恋愛について綴った著書「ユダ」(祥伝社刊)で注目される立花胡桃によるトークショー付き試写会が行われ、独自の恋愛論を展開した。覆面恋愛試写会と題した同イベントに集まったのは、「大恋愛の経験がある」「ワケあり男女」の観客たち。覆面だから話せる、大恋愛のエピソードや大人の恋愛の本音を全員の前で告白してもらった。本作にちなんで、“禁断の恋”について募ると、一人の女性が「5年以上付き合っている彼氏がいて、別れる気がないのにほかの人と恋愛してしまった…」と告白。これに対して、川島さんは「頭と、心と、身体がバラバラの状態なのね。それぞれが一つになったときに、初めて『本当の恋愛』ができると思いますよ」と落ち着いたアドバイス。続いて、“ワケあり”恋エピソードでは、元カレの暴力がトラウマになっている女性も。「2人きりのときは優しいのに、仕事中はみんなの前で私を強く叱ったり、蹴ってきたり…。次に付き合った人が『暴力をふるわないなんて、なんて優しい人なんだろう!』と思ってしまったり」と告白すると、立花さんは「そういう“プレイ”じゃないですよね!?」と驚愕、川島さんと揃って「暴力反対!」と声を上げた。さらに、男性からも「10代のときに付き合った彼女。(中山さん扮する)沓子のように小悪魔っぽい彼女、年に一度僕の前に現れるので僕はずっと忘れられない!」との告白。「もう一度彼女と付き合うという選択肢は?」と立花さんが投げかけても「僕は好きだけど彼女はきっとそうではないと思う」と自信なさげ。すると、川島さんが「わからないよ。25年後に何が起こるか!?」と映画に絡めて励ましの言葉を寄せた。実は、本作が入籍前の独身最後の出演作となったという川島さん。「とても思い出深い作品になりました。タイでのロケの現場では、ほとんど日本人キャストでしょう。そこに韓国スタッフで、ロケ地はタイ!3か国の文化が入り乱れる感じでした(笑)」と笑顔で撮影をふり返った。一方、立花さんは本作の感想を求められ、「私は5年間ひとりの男性を好きでいたんですが、彼とは『再会』の約束があったから、ずっと好きでいられたんです。沓子のように『再会』の約束がなかったら…と思うと、つらいなと思いますね」と深く共感の言葉を寄せた。『サヨナライツカ』は1月23日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂12年ぶり主演作の女のバトルに、辛酸なめ子が“本妻”支持!?チョン・ウソンが中山美穂主演『サヨナライツカ』を絶賛3月来日イベント開催も決定中山美穂&西島秀俊も登壇!『サヨナライツカ』ジャパン・プレミアに80組160名様ご招待中山美穂、久々にファンの前へ!石田ゆり子と舞台上で西島秀俊の取り合い?中山美穂、撮影現場よりも久々の会見に緊張?現場では西島秀俊に嫉妬も!
2010年01月13日日本を代表する映画監督の一人、岩井俊二。1994年に発表した映画『undo』以来、心が締め付けられるようなラブストーリー、懐かしさがこみ上げてくるような青春物語、ショッキングな内容の問題作など、さまざまな映画を制作してきました。そんなの作品の中で、ビジネスウーマンがもっとも好きなものとは?694名の女性に、選んでもらいました。 >>男性編も見るQ、あなたが一番好きな岩井俊二監督映画は?1位花とアリス27%2位スワロウテイル22%3位Love Letter20%4位リリイ・シュシュのすべて12%5位打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 7%■『花とアリス』が好きな人は……・「ありふれた日常が題材になっているので、話に入って行きやすい」(22歳/福祉/その他)・「少女漫画のような展開と映像の雰囲気が好き」(26歳/ソフトウェア/プログラマー)・「蒼井優と鈴木杏のピュアな演技にキュンとする。特に蒼井優がバレエを踊るシーンは最高」(23歳/小売/販売)・「女の子の世界観がすごくリアルに描かれているから」(26歳/生保/営業)・「心が温かくなる映画」(25歳/IT/プログラマー)■『スワロウテイル』が好きな人は……・「幻想的な話だから」(26歳/IT/秘書・アシスタント)・「劇中のCHARAの歌声が印象的で、さらに映画に合っていたので」(25歳/通信/販売)・「映像がとても印象に残ったから」(26歳/団体/事業開発)・「映像と音楽がとてもよく合っていて、観ているうちに引き込まれていった」(27歳/IT/総務)・「CHARAの演技が切なく心にしみるから」(25歳/商社/営業)■『Love Letter』が好きな人は……・「ストーリーに感動した。一人二役を務めた中山美穂も、素晴らしい演技だった」(23歳/医薬品/研究開発)・「切ないけどほっこりする映画だった」(24歳/IT/営業)・「とてもキレイで泣ける作品」(27歳/金融/営業)・「ミステリーな部分も少しあって、切なさだけでなくいろいろな気持ちが味わえたから」(27歳/IT/SE)・「何度見ても飽きず、見る度に『お元気ですか?』のシーンでキュンとする」(24歳/その他/その他)■『リリイ・シュシュのすべて』が好きな人は……・「衝撃的なシーンが多かったが、実験的な作品で面白かった」(26歳/医薬品/営業)・「現代社会そのもので、ミステリアスな映画」(28歳/小売/販売)・「その後活躍する俳優たちを予見しているかのようなキャスティングがすごい」(23歳/商社/財務)「映像の美しさが良い」(29歳/不動産/総務)■『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』が好きな人は……・「題名からして印象的。不思議な世界観がある」(29歳/官公庁/事務)・「初恋の切なさを思い出せるから」(29歳/精密機器/秘書・アシスタント)・「淡い恋模様が描かれているが、切な過ぎなくて爽やか」(26歳/マスコミ/秘書・アシスタント)総評作品ごとにさまざまな世界観を生み出す岩井映画の中でも、女性は「全体的にほわっとしていて可愛らしい雰囲気」(24歳/ソフトウェア/クリエイティブ)を持った作品を好む人が多く、1位に選ばれたのは2004年公開の『花とアリス』でした。主役を務めた鈴木杏と蒼井優の、圧倒的な表現力にも支持が集まり、「二人のピュアな演技にキュンとする」(23歳/小売/販売)といったコメントが多く挙げられました。2位には1996年公開の『スワロウテイル』がランクイン。幻想と現実が混ざったような不思議なストーリーや、その世界観に引き込む映像美に並び、主役も務めたミュージシャン・CHARAが歌った印象深い主題歌も支持されました。この作品と4位の『リリィ・シュシュのすべて』で音楽を担当したのは、人気音楽プロデューサーの小林武史。彼が監督し、岩井俊二がプロデュースした『BANDAGE バンデイジ』(小林武史監督:1月16日公開)にも、ぜひ注目してみてはいかがでしょう。(文・兄矢壱子)>>男性編も見る■関連リンク【女性編】1月公開の観たい映画ランキング【女性編】2009年公開で面白かった映画ランキング【女性編】好きなコメディ映画ランキング調査時期:2009年12月8日~12月14日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性694名調査方法:インターネットログイン式アンケート完全版(画像などあり)を見る
2010年01月12日岩井俊二監督の作品は、美しい映像、心に響く物語、印象的な音楽使いなどによって、独特の世界観が築かれています。「岩井美学」とも言われている彼の作品には、全作に共通する点がある一方で、それぞれ実に異なる個性が放たれているのも事実です。そんな岩井映画の中から、一番お気に入りの作品を選ぶなら?263名のビジネスマンに聞いてみました。 >>女性編も見るQ、あなたが一番好きな岩井俊二監督映画は?1位スワロウテイル25%2位Love Letter17%3位リリイ・シュシュのすべて14%4位花とアリス12%5位打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?11%■『スワロウテイル』が好きな人は……・「なんとも言えない情感とCHARAの音楽がシンクロして感動した」(28歳/商社/企画開発)・「独特の世界観がたまらない」(28歳/化学/営業)・「CHARAが歌っていた主題歌がとても好きだから」(25歳/卸/総務)・「観た後いろいろと考えさせられた」(25歳/食品/研究開発)・「映像の美しさと使われている楽曲が好き」(26歳自動車関連/設計)■『Love Letter』が好きな人は……・「心の奥で響くものがある」(23歳/教育関連/研究開発)・「中山美穂がきれいだったから」(27歳/教育関連/研究開発)・「とにかく映像が綺麗。また、話の内容が切ない」(27歳/商社/営業)・「見終わった後、気持ちがスッとする」(25歳/ソフトウェア/SE)・「ロマンチックなところが良い」(26歳/医薬品/営業)■『リリイ・シュシュのすべて』が好きな人は……・「中学生の複雑な時期を描いていて、重い内容だったけいろいろと考えさせられたから」(23歳/教育関連/総務)・「圧倒的な映像美と思春期特有の心情を描いているところが好き」(23歳/その他/その他)・「14才の少年少女のリアルな心の声が繊細に描き出されていて、非常に心に残っている」(22歳/その他/その他)・「音楽と情景があっている」(22歳/ソフトウェア/プログラマー)■『花とアリス』が好きな人は……・「蒼井優の演技がとても良い」(23歳/機械/設計)・「ほんわかできる」(27歳/金融/営業)・「切ない恋物語が心にしみるから」(25歳/電気/営業)■『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』が好きな人は……・「題名からして気になったが、内容も面白かった」(27歳/自動車関連/営業)・「少年時代特有の感情がうまく表現されているから」(27歳/IT/法務)・「小学生の頃の甘酸っぱい恋が描かれていて、感動的だったから」(26歳/自動車関連/研究開発)総評ビジネスマンの4人に1人が、1996年に公開された『スワロウテイル』が一番好きな岩井俊二作品であるとい回答する結果となりました。過去とも未来ともつかない時代を背景に、重々しくも美しい世界観の中で、「円」を求めて日本にやってきた移民たちのドラマが描かれた本作では、「観た後いろいろと考えさせられた」(25歳/食品/研究開発)というビジネスマンも。主演を務めたCHARAが歌った主題歌が大好きというコメントも多く寄せられました。2位に選ばれたのは、1995年公開の中山美穂主演映画『Love Letter』。小樽と神戸を舞台に、切ない恋に絡んだ謎解きが展開されていく本作は、「心の奥で響くものがある」(23歳/教育関連/研究開発)、「見終わった後、気持ちがスッとする」(25歳/ソフトウェア/SE)など、ストーリーの透明感が人気の理由のようです。3位から5位には小学生や中学生を主人公にした作品が並んでランクイン。自分がその時代に抱えていた感情を思い出しながら作品を味わった人も多かったのではないでしょうか。観る者の心のどこかに、必ず共感をはじめとする振動を呼び起こす岩井氏がプロデュースをした『BANDAGE バンデイジ』(小林武史監督:1月16日公開)にもぜひ注目してみてはいかがですか?(文・兄矢壱子)>>女性編も見る■関連リンク【男性編】1月公開の観たい映画ランキング【男性編】2009年公開で面白かった映画ランキング【男性編】好きなコメディ映画ランキング調査時期:2009年12月8日~12月14日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性263名調査方法:インターネットログイン式アンケート完全版(画像などあり)を見る
2010年01月12日漫画家でコラムニストの辛酸なめ子が1月9日(土)、東京・渋谷シアターTSUTAYAで行われた映画『サヨナライツカ』のイベントにトークゲストで出席し、恋愛観を披露した。同作は、女優・中山美穂が夫の作家・辻仁成の同名小説を原作に12年ぶりに主演し、タイ・バンコクに赴任したエリートサラリーマン・豊(西島秀俊)とそこで出会った自由奔放な女性・沓子(とうこ/中山さん)、豊が日本に残してきた婚約者・光子(石田ゆり子)の揺れる恋愛模様を描くラブストーリー。日本でもヒットした韓国映画『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督がメガホンを取っている。辛酸さんは、まず石田さん扮する光子について「一番ヤリ手。おっとりした温厚な雰囲気なのに、浮気されても動じず決着をつける強い女性。『死ぬ前に、愛したことを思い出しますか、それとも愛されたことを思い出しますか』と男性的な言葉で呪縛にかけて夫を縛る。全てを陰で動かしているのかなって思いましたねぇ」と鋭い洞察眼(?)を通じた感想。さっそく観客約40人の笑いを誘った。“中山さん”こと沓子と光子のどちらが好き?と司会者から聞かれると、「光子さんですね。自分が本命だと自信を持っているところがいいなと」と即答し、さらに会場の笑いを誘発。もし豊の立場に立ったら?の質問には「両方いきます。奔放な女性に振り回されたい願望は誰にでもあると思います。でも仕事に支障が出るとマズイので(両方の女性にいくのは)短期間がいいと思います」と理性的な考え。同じ質問に、同じくゲストのタイ古式マッサージ師の宮原由佳は「でも2人ともある意味純愛で一途なんですよね」と劇中のライバル同士の女性2人に温かい眼差し。一方、インテリア・コーディネーターの岩田博文さんは「魅力的な女性が現れたら…」。フードコーディネーターの寺田真二郎さんも「タイプの女性であれば流れてしまうと思う。実際、沓子も光子も味わってみたい」と肩書に合わせて本音をポロリ。男性ゲスト2人で女性の観客を苦笑いさせていた。『サヨナライツカ』は1月23日(土)、新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:チョン・ウソンが中山美穂主演『サヨナライツカ』を絶賛3月来日イベント開催も決定中山美穂&西島秀俊も登壇!『サヨナライツカ』ジャパン・プレミアに80組160名様ご招待中山美穂、久々にファンの前へ!石田ゆり子と舞台上で西島秀俊の取り合い?中山美穂、撮影現場よりも久々の会見に緊張?現場では西島秀俊に嫉妬も!中山美穂×西島秀俊『サヨナライツカ』主題歌に中島美嘉!切ない詞に涙必至?
2010年01月09日夫婦の危機
体調悪い詐欺夫
義父母がシンドイんです!