映画『蜩の記』の東日本大震災復興支援チャリティー試写会が9月10日(水)に開催され、美智子皇后陛下が一般の観客と共に映画をご高覧になった。主演の役所広司を始め、岡田准一、堀北真希、原田美枝子、小泉尭史監督が美智子さまのご退席後に報道陣の取材に応じた。葉室麟の直木賞受賞小説を映画化。江戸時代、ある事件で10年後の切腹を申し付けられ、その日まで藩の歴史を記した家譜の編纂を続ける戸田秋谷と、その見張りとして彼とその家族と生活を共にすることになった若き藩士の交流を静かに描き出す。岩手県遠野市で撮影が行われた縁もあって、この日のチャリティ試写会が行われる運びとなり、美智子さまがご臨席。役所さんらは劇場で美智子さまを出迎え、映画を一緒に鑑賞した。美智子さまのご退席後、役所さんらは報道陣が待つロビーへと姿を現したが、一様に「緊張しました…」と語る。役所さんは「こんなに不動の姿勢で映画を観たのは初めてです(笑)」と語り、「皇后さまがこちらに歩いてこられた時は、不思議な風が吹いているかのように感じました。座られると『大きな画面ですね』と仰られたのですが、こちらは緊張でしどろもどろになって、わけの分からないことを…」と苦笑を浮かべる。映画の上映後の様子については「(エンドロールで)小泉監督の名前が出るとみなさんと一緒に拍手をしてくださり『おめでとうございます』と仰って下さいました」と明かした。小泉監督は、上映後のご歓談の中で美智子さまから「素晴らしい映画をありがとうございました」とお言葉をかけていただいたそうで、「優しいとしか言いようがないです。慈愛と優しさに満ちていらっしゃいました」と感激の面持ち。監督が故・黒澤明監督の下で助監督を務めていたことや、キャスト陣一人一人についても美智子さまはご存じだったようで、小泉監督は「一人一人のことを見てくださったことが嬉しいです」と語った。岡田さんは「名前を呼んでいただいて、(自分の存在が)知られているということに戸惑いまして、なんと話していいか分からず…(笑)」と語り、「出ているドラマや映画のこと、武術のことも褒めていただき光栄で、幸せな日だなと思いました」と笑顔を見せる。また、美智子さまは本作が被災地の岩手で撮影されたことについてもとても気にされていたそうで、岡田さんはその姿に「日本の母であり、日本で一番愛されている女性でいらっしゃるということを感じました」と深く感銘を受けたようだった。着物姿の堀北さんをご覧になり、美智子さまは「華やかですね」と仰ったそうで、堀北さんは恐縮しきり。美智子さまがこうして人々と一緒に映画を観る機会はなかなかないが、そこで自身が出演する映画が上映され、一緒に鑑賞することが出来たことに「幸せです」と微笑んだ。原田さんは、劇中の戸田一家の様子について美智子さまから「『いい家族ですね』と褒めていただきました」と嬉しそうに明かした。なお、この日の上映には遠野市の仮設住宅「穀町団地」に暮らす人々を始め、遠野市から15名の被災者が招待された。『蜩の記』は10月4日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:蜩ノ記 2014年、全国東宝系にて公開
2014年09月11日子供の頃に読んだ絵本に登場した「白馬の王子様」。いつか自分の目の前に王子様が現れるかも!? と一度は夢見た女子も多いのではないだろうか?今回は、マイナビニュース会員の女性400名に、「理想の王子様」といえば誰を連想するのか聞いてみた。>>男性編も見るQ.「理想の王子様」といえば誰を連想しますか?1位 三浦春馬 20.5%2位 岡田将生 14.8%3位 羽生結弦 11.0%4位 岡田准一 9.2%5位 及川光博 8.8%Q.上記を選んだ理由を教えてください。■三浦春馬・「肌が白く透き通るようにキレイ」(29歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「王子様のような雰囲気だけどしっかり男の色気があるところ」(33歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「笑顔が爽やか…映画の役柄のイメージで」(34歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)・「王子様衣装が似合いそう」(26歳/情報・IT/経営・コンサルタント系)・「自分に自信がある感じがすてき、ナルシシストだと思う」(27歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)・「顔の整い方が100点満点だと思うので」(23歳/医療・福祉/事務系専門職)■岡田将生・「見た目が本当にきれいで王子様のイメージです」(22歳/その他/その他)・「爽やかな笑顔がすてき」(24歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「背が高くてイケメンで優しそう」(23歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「アニメの王子様の雰囲気に似ていると思います」(31歳/ソフトウェア/事務系専門職)・「『リーガル・ハイ』のときの王子っぷりがステキだった」(27歳/ソフトウェア/技術職)・「笑顔がすてきで、白いタイツも履きこなせそうだから」(30歳/ホテル・旅行・アミューズメント/クリエイティブ職)■羽生結弦・「スケートのイメージだけど、優雅で品があって王子様!という感じがする」(32歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「今年の王子といえばやはり彼でしょう!」(24歳/自動車関連/事務系専門職)・「外見が理想の王子様そのもので、性格も頭も良さそう」(32歳/医療・福祉/専門職)・「歳が下すぎるけど、職業柄衣装もキラキラしている」(31歳/小売店/販売職・サービス系)・「王子というとまだ少年っぽいイメージがあるのと、踊りのテーマなど」(28歳/団体・公益法人・官公庁/その他)■岡田准一・「昔から好きすぎて、理想の男性になっているので」(28歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「容姿端麗、スポーツ万能だから」(23歳/機械・精密機器/事務系専門職)・「ストイックで寡黙な感じだけどしゃべるとおもしろいところが良い」(22歳/その他/その他)・「顔もかっこいいし人として(性格)も男らしそうだから」(27歳/その他/秘書・アシスタント職)・「『SP』でかっこよかったから」(45歳/小売店/販売職・サービス系)■及川光博・「ミッチーは永遠の王子」(30歳/不動産/専門職)・「ロマンチックな事をたくさんしてくれそうだから」(33歳/アパレル・繊維/クリエイティブ職)・「王子様にふさわしい風貌」(27歳/その他/その他)・「白馬も似合うキラキラ系だから」(25歳/運輸・倉庫/営業職)・「容姿も身のこなしも徹底した王子様だと思う」(28歳/情報・IT/技術職)■そのほか・番外編・「GACKT: 容姿も内面から出ている雰囲気も私にとって完ぺきなので」(50歳以上/建設・土木/技術職)・「生田斗真: 彩り王子はやばい、アリエールの白衣姿もやばい」(28歳/学校・教育関連/その他)・「向井理: あの笑顔とスタイルの良さとややSっぽいところがたまりません」(33歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「三浦翔平: 生で見たらめちゃくちゃきれいで王子様のイメージにぴったり」(29歳/その他/その他)・「いない: 二次元のキャラが理想だけど、現実的に考えると理想の王子様はいないから」(22歳/その他/その他)■総評女性が連想する「理想の王子様」ランキング、第1位は「三浦春馬」で、2割を超える女性からの支持を得た。美形で背が高くてスマート、スラリと伸びた手足、色白で透き通るようにキレイな肌。いかにも「王子様の衣装が似合いそう」な褒め言葉がズラリ。優しいオーラで全てを包み込んでくれそうな笑顔にキュンとしてしまった女性も多いよう。映画・ドラマの役柄のイメージから「爽やかさが半端ない」との声も寄せられた。2位は「岡田将生」が続いた。「きれいな顔立ち」「色白で美しい」「背が高くて線が細い」「白いタイツも履きこなせそう」などなど、絵本やおとぎ話の世界に登場する王子様のイメージにぴったりだと考える人が多かった。「爽やか」「可愛い」「くったくがない」など、その笑顔も人気を集めた。3位は日本フィギュア界の若きエース「羽生結弦」がランクイン。小顔でスタイルがよく、中性的な美しさは「漫画のキャラみたいで理想的なルックス」とのこと。氷上を舞う姿は、優雅で品があり、キラキラした衣装も相まって"氷上の王子"という言葉がぴったり当てはまるようだ。4位は「岡田准一」だった。「知的で容姿端麗」「笑顔がステキ」「言動ともに上品」など、外見のイメージだけではなく、「守ってくれそう」「男らしそう」といった、強さと頼もしさを支持する声が寄せられた。5位は元祖"王子様キャラ"との呼び声が高い「及川光博」。容姿も身のこなしも徹底した王子様っぷりに、「王子と言ったらミッチーしかいない」との声が多数寄せられた。「理想の王子様なんていない」「人間は必ずマイナス面もある」という現実的な回答もあった今回のアンケート。あなたの理想とする王子様はランクインしていただろうか?調査時期:2014年3月27日~2014年4月7日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性400名調査方法:インターネットログイン式アンケート
2014年05月02日「ソチオリンピック」が盛り上がっている現在、同年代の選手が活躍する姿を見て「すごい!」と感じている人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、主に30代の男性を対象に、「一番すごい!」と思っている著名人について伺いました。いわゆる「松坂世代」などを含む彼らが、“同世代で一番すごい”と思う人は誰なのでしょうか?■トップアスリート、中でも野球とサッカーに人気が集中!やはりどの世代にとっても“トップアスリート”は憧れの象徴。中でも野球選手とサッカー選手を推す声が多く上げられました。『松坂大輔』・努力が身になった人(ホテル・旅行・アミューズメント/33歳)・松坂世代という言葉を作るぐらいの影響力を持って活躍したこと(情報・IT/27歳)・甲子園優勝からWBC2大会連続MVPなど実績が段違い。(機械・精密機器/31歳)・実力社会を勝ち抜いてきた典型例だと思うから。(運輸・倉庫/34歳)最も多く票を集めたのはなんと『松坂大輔』投手。甲子園決勝でのノーヒットノーラン、高卒新人での最多勝、WBCで2度のMVP……その圧倒的なスター性は「松坂世代」という言葉を生み出したほど。とりわけ80年前後に生まれた方にとっては文句なしに同世代の象徴と言えるのではないでしょうか。『イチロー』・自分にストイックで、プロ意識が高いところ(アパレル・繊維/35歳)・努力と才能で、長期間メジャーリーグで活躍しているから。(情報・IT/39歳)・プロ意識やメジャーとしての記録と記憶。(建設・土木/42歳)次いで野球選手で支持を得たのは『イチロー』選手。やはりその孤高のスタイルに象徴されるストイックさ、プロ意識の高さは、男心に「格好良い」と思わせるものがあるようです。世界的な実績を持っているうえ怪我に強く、長く結果を残し続けている点を尊敬する声も見られました。『中村俊輔』・ベテランになってからもプレーの内容が衰えず、トップレベルで活躍しているところ。(建設・土木/33歳)・去年の活躍は全盛期を思わせる素晴らしい活躍だったし、まだまだプレイできそうなくらい元気だから(その他/34歳)・体にキレがあるし、普通の30代はあそこまで動けない。(情報・IT/34歳)・一流の著名人として心から尊敬(団体・公益法人・官公庁/31歳)サッカー選手で最も多かったのは『中村俊輔』さん。かつてヨーロッパを渡り歩き、ベテランとして日本で戦っている今もなおプレーの衰えを感じさせないところが尊敬を集めている理由のようです。あのプレースキックはいつ見ても惚れ惚れしますね!『澤穂希』・1つのことで世界一になることはとても偉大なことだから(小売店/31歳)・女性としても、人間としてもかっこいい。(情報・IT/30歳)・チームを引っ張って行ってるところ(不動産/39歳)次いで多かったサッカー選手は『澤穂希』さん。2011年のFIFA女子ワールドカップにて、なでしこJAPANが優勝した光景を覚えている人は多いことでしょう。サッカーというメジャースポーツで、日本人が世界を制した、その象徴たる澤選手はやはり人気のようです。他には『松井秀喜』さん、『中田英寿』さん、『長谷部誠』さんらの名前を挙げる声が見られました。本当に甲乙つけがたいですね!■俳優・女優の2トップはこのお二人!『岡田准一』・人気を維持している。(学校・教育関連/26歳)・いつまでも第一線でいるから(小売店/33歳)・人気で実力があるところ(医療・福祉/27歳)男性俳優で最も票数を多く集めたのは『岡田准一』さん。数多くの人気ドラマや映画作品に出演し、今年は大河ドラマの主役を務めています。「イケメンの鑑」という声もあり、30代男性にとってカッコよさのシンボルの一人なのかもしれません。『菅野美穂』・年齢を感じさせないかわいさ(食品・飲料/30歳)・いつまでも変わらない容姿でありながら深みが出てきているからすごい。(団体・公益法人・官公庁/36歳)・実際に会った時の行動や仕草が可愛らしくて驚いた。(人材派遣・人材紹介/36歳)女優で人気が高かったのは『菅野美穂』さん。20代の頃と変わらない可愛らしさを維持しつつ、30代ならではの深みが出てきているのが人気の理由のようです。それにしても、実際に会えた人、うらやましすぎです!■その人ならではの個性が光る芸能人・文化人『滝川クリステル』・同年代とは思えない(建設・土木/32歳)・オリンピックのプレゼンのおもてなし(電機/33歳)2020年東京オリンピック招致成功――このおめでたいニュースの中で、とりわけ存在感を放っていたのが『滝川クリステル』さん。日本の魅力を伝えるプレゼンテーションの象徴である「お・も・て・な・し」の言葉は流行語大賞にも選ばれました。『有吉弘行』・仕事ゼロのどん底から這い上がって、現在、活躍しているところ(その他/33歳)今やバラエティ番組には欠かせない存在となっている『有吉弘行』さん。猿岩石時代の絶頂から一転して仕事ゼロの不遇の時期を過ごし、そこから這い上がって現在の地位を築いたところを「すごい!」と言う声が目立ちました。『尾田栄一郎』・ワンピースを描く偉大な作者なので。(学校・教育関連/30歳)・あれだけのヒット作を生み出したから。(39歳/その他)文化人枠としては『ワンピース』(集英社)の作者・『尾田栄一郎』先生。ちょうど今の30代が中高生くらいのころに「週刊少年ジャンプ」での連載が始まり、国民的な人気コミックへの階段を駆け上っていた同作品。その作者がいま39歳とあっては、「すごい!」と思われるのも頷けますね。他にも本当に沢山の名前が挙がり、『櫻井翔』さん、『長瀬智也』さん、『妻夫木聡』さん、『堀江貴文』さん、『岩瀬大輔』さん、『水樹奈々』さん、『荒川静香』さん、『北島康介』さん……など本当にバラエティ豊か。まさに回答者の数だけ「すごい人」がいる、といった結果になりました。いかがだったでしょうか。同年代で誰が一番すごいと思う?――そう聞かれて思い浮かべた人。それが誰なのか、なぜその人なのかを考えてみると、自分がふだん大切にしている価値観や、いつまでも憧れにできるものが改めて見えてくるのかもしれません。【アンケート対象】調査時期:2014年1月24日~2月6日調査対象:マイナビニュース会員(独身男性限定)調査数:182人調査方法:インターネットログイン式アンケート
2014年02月13日映画『永遠の0(ゼロ)』が12月21日(土)に公開初日を迎え、主演の岡田准一、三浦春馬、井上真央、原作者の百田尚樹、山崎貴監督が舞台挨拶に登壇し、約900名もの観客にスタンディングオベーションで迎えられた。原作は、刊行から7年で470万部突破の大ベストセラー。「原作がこれだけ読まれているのは、時代に求められているから」と語った岡田さんは、「苦しい役でした。山崎監督が本当に神がかっていて、『どうしようかな?』と思うことがあると、自分から言わなくてもアドバイスしてくれる。心を読まれていると思うほど心が通じていて、監督についてこれてよかったです」と山崎監督に感謝。さらに、井上さんも「私は(撮影期間の)最初と最後に撮影があったので、時間を置いてからまた現場に行ったのですが、監督たちが神がかった感じでした」と、山崎監督始め撮影現場の鬼気迫る様子を明かすと、この日、客席で映画を観ていたという百田さんも、「これが7回目の鑑賞でした。試写室は小さいですから、大画面で観て本当に感動しました。最高の映画でした。山崎監督は日本一の監督です!」と山崎監督を大絶賛した。それに対し、山崎監督は「僕が原作を読んだ頃はまだ文庫になる前でそんなに売れていなかったのに、映画をやらせていただくことが決まってからどんどん売れてプレッシャーに。エラいものに手を出してしまったと思いました(笑)。脚本を書き始めたのが2012年のクランクインの1年前なので、ここまで長かったです」と、笑って回想。三浦さんが「どんどん成長していく健太郎を演じていて、すごく頼もしかったし、気持ち良かった。自分が今ここにいる意味を知りたくなるようなパワーが込められた映画なので、僕と同じ世代の人にこそ観てほしい」と力強く語りかけると、岡田さんも「時代を積み重ねた愛のある作品。劇場で愛を体験してほしい」と笑顔で呼びかけた。なお、2014年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で岡田さんが、2015年の大河ドラマ「花燃えゆ」で井上さんがそれぞれ主演を務めることから、来年の抱負を聞かれた岡田さんが「井上さんにいいパスが出せれば」と語ると、井上さんが「いいパスではなく、そこそこのパスをいただければ。いいパスだとプレッシャーがかかってしまうので(笑)」と返す一幕も。大河主演俳優のエール交換に会場は拍手と笑いに包まれていた。『永遠の0(ゼロ)』は全国東宝系にて公開中。(小島弥央(cinema名義))■関連作品:永遠の0 2013年12月21日より全国東宝系にて公開(C) 2013「永遠の0」製作委員会
2013年12月21日「V6」の岡田准一が主演する感動巨編『永遠の0』の完成披露試写会が2日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、岡田をはじめ、三浦春馬、井上真央、濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、上田竜也、山崎貴監督が舞台あいさつに立った。岡田は「命を削りながら、大切に撮影した作品。たくさんの愛が詰まっている」と胸を張り、駆けつけたファン5000人に作品をアピールしていた。その他の画像原作は現在までに累計発行部数400万部を突破している百田尚樹氏の同名小説。特攻により戦死した天才パイロット・宮部久蔵(岡田)の60年間封印された真実が、現代を生きる孫の健太郎(三浦春馬)によってひも解かれる。岡田が演じるのは天才零戦パイロットでありながら、“海軍一の臆病者”と呼ばれた謎多き男という役どころで「当時を生きた方々に認めていただきたいという気持ちもあり、しんどい役ではありました」と振り返り、「壮大な愛を受け継いでいく物語。皆さんにとっても大事な作品になれば」と語りかけた。片や、現代を生きる青年を好演した三浦は「すごく刺激を受けた」と、橋爪功、平幹二朗、今年5月に亡くなった夏八木勲らベテラン勢との共演に感激しきり。4年前に他界した祖父は、戦時中に多くの仲間を失ったと明かし「自分のルーツに触れる機会にもなった」としみじみ。久蔵の妻・松乃を演じる井上は「戦争ものを敬遠される方もいると思うが、誰かを大切に思う気持ちは、時代を超えて共感できる。ぜひ女性にも観ていただければ」と話した。人気コミック「寄生獣」の映画化でも話題を集める山崎監督は、「悔しいほどに感動して泣いてしまった。ぜひ映画化という形で“対抗”したかった」と原作との出会いを述懐。2012年夏、猛暑の中で撮影に臨んだスタッフ、キャストの労をねぎらっていた。『永遠の0』12月21日(土)、全国東宝系ロードショー
2013年12月03日岡田准一(V6)が12月2日(月)、主演作『永遠の0(ゼロ)』の完成披露試写会に出席。共演した染谷将太を「可愛くてしょうがない」と評し、「撮影中『この映画は、君にかかっているよ』と追い込むと、いいリアクションをしてくれた」とデレデレだった。百田尚樹の同名ベストセラーを映画化。現代を生きる青年が、誰よりも「生きて帰りたい」と願いながらも戦場に赴き、いまの自分と同じ年で特攻に散った祖父の人生について調べ上げていくさま、60年の時を超えて明かされる深い“愛”を壮大なスケールで描き出す。東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された完成披露試写会には、5,000人のファンが駆けつけ、岡田さんや染谷さんを始め、出席した三浦春馬、井上真央、濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、上田竜也、山崎貴監督に熱い声援を送った。岡田さんは“帝国海軍一の臆病者”と称された天才零戦パイロット・宮部久蔵を演じ、「しんどい役でした。当時を知っていらっしゃる方に認めてもらいたいという思いがあったので」と胸中を告白。その分、本作への思いは格別で「壮大な愛の物語。現場が命を削りながら、大切に撮りあげた作品なので、みなさんにとっても大事な作品になれば」と期待を寄せていた。現代を生きる青年役の三浦さんは、戦時下に生きた自身の祖父のエピソードを披露しながら「自分のルーツに触れるきっかけになった」と感慨深げ。また、田中泯、橋爪功、今年5月に亡くなった夏八木勲さんらと共演し、「素晴らしいキャリアを積み上げたみなさんのお姿に、刺激を受けました」としみじみ語った。また、井上さんは久蔵の妻・松乃を演じており「誰かを大切に思う気持ちは、時代を超えて共感できる部分。愛に包まれた絆を感じられる作品なので、ぜひ女性にも観ていただければ」とアピールしていた。『永遠の0』は12月21日(土)より全国東宝系にて公開。(内田涼(cinema名義))■関連作品:永遠の0 2013年12月21日より全国東宝系にて公開(C) 2013「永遠の0」製作委員会
2013年12月02日日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)は約65年の歴史を持つ手帳ブランド「能率手帳」を「NOLTY」ブランドへと変更、11月14日に初のCM発表会を行った。同社は女性向けブランド「PAGEM」も合わせ、年間1,100万冊の手帳を販売。「手書きの大切さ、可能性を広げ、より多くの人に使ってもらうためにTVCMを展開することにした」(同社 取締役 張士洛氏)という。発表会には同社が事業部をあげて考え抜いたCMキャラクターとして「若いころから本を読んで、心に残った大切な言葉を書き記す知的な面とともに、アグレッシブで躍動的なイメージを持ち、男の中の男を演じる」(張氏)タレント 岡田准一さん(V6)が登場。自身の手帳に対するこだわりのトークを繰り広げた。○岡田さんの手帳へのこだわりとは?ステージ上には、実際のNOLTY手帳を横10倍×縦10倍にした「100倍NOLTY」が登場。岡田さんの11月、12月の実際の予定が書きこまれており、例えば11月14日は11時から大河ドラマの会見、15時半からNOLTY記者会見、17時から都内スタジオでTV番組収録といった忙しいスケジュール。また11月18日は誕生日ということだが、地方でロケの予定だという。岡田さんは「かっこいい大人は手帳をつける、というイメージがあります。予定を書き込めたり、思い出を振り返ったりできるのがいいですよね」「地方に行ったときには手帳にチケットを貼ったりして、思い出を残しています」と自身の使い方を披露した。また、出演映画の公開日などの大切な日も必ず手帳に書きこみ、カウントダウンしているそう。「1年間を通して、手で書くって大事な作業だと思います。どんどん変化していることが振り返れたり、手で書いてある方が鮮明に思い出せたり。手で書いている姿もかっこいいですよね」と、デジタル時代における「手書き」の良さについて、こだわりがある様子だった。2014年は実家に帰り、「甥っ子を連れてひらかたパークへ行きたい」「おま!」と語った岡田さん。「手帳は、思っていることや、夢、実現するぞと思うことを書く場所でもあります。実現できたら丸をするとか、楽しいことをたくさん書いて使っていけたら」とトークを締めくくった。
2013年11月14日福士蒼汰を主演に、本田翼、野村周平といった若手キャストらが集結した『江ノ島プリズム』。8月10日(土)より封切られた本作だが、週末ミニシアター部門興行収入ランキングでアンジェリーナ・ジョリー初監督作品『最愛の大地』、巨匠テレンス・マリックの最新作『トゥ・ザ・ワンダー』を抑え1位(※興行通信社調べ)を記録。当初3館でのみの公開でだったが、その人気ぶりからこのほど全国44館で公開されることが明らかとなった。本作は美しい江の島の街並みを背景に、誰もが通過する青春時代の無邪気さや挫折や淡い恋心を、水彩画のように瑞々しく描いた群像劇だ。病弱な朔(野村周平)を見守るちょっと天然な男子高校生・修太(福士蒼汰)を主人公に、彼らに寄り添う活発な女子高生・ミチル(本田翼)の幼馴染3人の物語が展開する。旅立ち、死別、すれ違いから生まれた失われた時を取り戻すため、江の島の今と“あの日”を行き来する修太。徐々に変わりつつある“あの日”、そしてミチルの本当の気持ち。最後に、修太はある決断を下すのだが――。キャストに福士、野村さん、本田さんと、今もっとも旬な若手実力派俳優たちが顔を揃え、夢のような淡い青春群像を繰り広げる本作。特に福士さんは、今年に入ってから「仮面ライダーフォーゼ」で人気が沸騰して以来、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」や火・10ドラマ「スターマン・この星の恋」(フジテレビ系)、今年に入ってからは岡田准一・主演の映画『図書館戦争』と話題作に引っ張りだこの注目株だ。ツイッター上では、「福士蒼汰イケメンすぎ!」といった声が女性を中心に上がっており、その内容は“つぶやく”というよりももはや“叫び”に近い。さらに、これまで3館のみでの公開ということもあり、「予告だけで超感動!絶対泣ける!いままで観た映画で1番感動すると思う!ただあたしの住んでる所で上映されるか…絶対上映して!!」という人々の声も多く上がっていた。スタジオジブリの『風立ちぬ』、ディズニー/ピクサーの『モンスターズ・ユニバーシティ』、櫻井翔×北川景子で贈る『謎解きはディナーのあとで』、ブラッド・ピット主演作『ワールド・ウォーZ』、アンジェリーナ・ジョリーの初監督作『最愛の大地』…とすでに公開されれている作品だけでも話題作が目白押し、この後も実写映画『ガッチャマン』に、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』、『マン・オブ・スティール』と大作が続々と公開される。バジェットの大小、上映館数などなど“成功”の判断基準は様々だが、本作のようにたった3館から44館への公開規模拡大はまさに異例。激戦の中を大ヒットへ向けて、軽やかに走り出した。『江ノ島プリズム』はシネマート新宿、お台場シネマメディアージュ、109シネマズMM横浜、109シネマズ湘南、TOHOシネマズららぽーと横浜、ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:江ノ島プリズム 2013年8月10日よりシネマート新宿、109シネマズMM横浜、109シネマズ湘南ほか全国にて公開(C) 2013「江ノ島プリズム」製作委員会
2013年08月13日俳優の岡田准一が22日、都内で行われた主演最新作『永遠の0』の完成報告会見に出席した。本作で“海軍一の臆病者”と呼ばれた謎多き天才零戦パイロットという難役に挑み「重たい役ですし、眠れない日々が続きました。襟を正して丁寧に演じた」と述懐。劇中では丸坊主も披露し「戦争を描いた作品ですし、(坊主になるのは)わかっていたので。ぜひ記者の皆さんには『気合いの表れ』と書いていただければ」と余裕も見せた。その他の写真会見には共演する三浦春馬、井上真央、メガホンを執った山崎貴監督、原作者の百田尚樹氏が出席した。100万部を突破したベストセラー著書を映画化した本作は、現代を生きる青年(三浦)が、太平洋戦争の時代を生きた祖父(岡田)の足跡をたどり、60年間封印されてきた真実に迫る。以前から山崎監督とのタッグを熱望していたという岡田は「細かい描写まで、とにかくこだわりがすごい。他の監督からは『CGが多いと、芝居の技量も出るぞ』と言われたが、監督の的確な演出のおかげで何とか乗り切れた」と振り返った。一方、岡田演じるパイロットの妻を演じた井上は「作品を観て感動と衝撃を受け、私自身は女優として幸せを感じている。映画に描かれる愛と真実が、若い世代にも受け継がれれば」と感無量の面持ちだった。また、三浦は「役者として成長できた。それにこの作品をきっかけに、自分の祖父が(特攻隊の)予備学生だったと知った。ぜひ自分のルーツを知る機会にしてもらえれば」とアピール。劇中では今年5月に亡くなった故夏八木勲さんと共演しており「素晴らしい時間を過ごさせていただいた。現場ではとてもパワフルで、ご病気を抱えている素振りは一切見せなかった。ですから、この映画を観終わった後は、言葉にならない思いを感じましたし、空に向かって感謝の気持ちを放ちました」と故人をしのんだ。山崎監督は「以前から特攻に関しては関心があり、映画監督としても一度戦争と向き合い、取り組んでみたいと思っていた」と本作への思いを語り、「素晴らしい原作の感動に負けないように、いつもよりハードルを上げ、CGスタッフにはかなり厳しいことを言ったが、本当によくやってくれた」と手応え十分。百田氏は「これまで映画化のオファーは、ずっと断り続けてきた」といい、それだけに「こんな素晴らしい作品に仕上がり、感無量。試写では隣に岡田さんがいるのに、ボロボロ泣いてしまって…」と感激しきり。岡田は「隣に百田先生がいるので緊張していたが、涙を見て安心しました。涙のせいで、ちょっと集中できませんでしたが(笑)」と安堵の表情だった。『永遠の0』12月21日(土)、全国東宝系ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2013年07月22日岡田准一(V6)主演で百田尚樹の同名ベストセラーを映画化した『永遠の0(ゼロ)』の完成報告記者会見が、7月22日(月)に行われ、岡田さん、百田さんに共演の三浦春馬、井上真央、監督の山崎貴が出席した。「海賊とよばれた男」で本屋大賞を受賞した百田さんのデビュー小説を、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎監督が映画化。現代を生きる青年が、誰よりも「生きて帰りたい」と願いながらも戦場に赴き、いまの自分と同じ年で特攻に散った祖父の人生について調べ上げていくさま、60年の時を超えて明かされる深い“愛”を壮大なスケールで描き出す。天才飛行機乗りでありながら、“帝国海軍一の臆病者”と称された宮部久蔵を演じた岡田さん。宮部を「人の人生のために生きる大きな愛を持った人物」と評し、「重い役であり、眠れない夜、考える日々があったしプレッシャーも感じた」と役を引き受ける上での苦悩を明かした。軍人を演じる上で当然、頭を丸めなければいけなかったが、「この役をやらせていただけるなら」と岡田さん自身は全く気にしなかったようで、「“気合いの表れ”と書いていただければ(笑)」と集まった報道陣に“注文”し笑いを誘った。原作者の百田さんはこれまで幾度も本作の映画化、ドラマ化の話を断ってきたそうだが、今回の山崎監督による脚本を見て映画化を承諾したという。完成した作品を観て「気がついたらボロボロ涙が出ていた」そうで、「隣りに岡田くんがいたんですが、『始まってすぐに泣いてらっしゃいました』と言われました(笑)」と照れくさそうに明かす。岡田さんは「百田さんがいて集中して観れなかった(苦笑)」と語りつつも、その号泣ぶりを見て「安心しました」とホッとした表情を見せた。三浦さんは、祖父・宮部久蔵について調べていく青年・健太郎を演じたが「この作品に出会って、役者として成長できたと思います」と手応えを口にする。また本作をきっかけに、もしかしたら戦闘機乗りになっていたかもしれなかったという自身の祖父についても知ることができたと告白。撮影では、自身の出演シーンがないにもかかわらず「少しでも役が膨らむのではないかと思った」と岡田さんの撮影現場にも足を運んだそうで、役柄・作品に対する真摯で強い思いを伺わせた。井上さんは久蔵の妻を演じたが、大変だったシーンとして久蔵が束の間、家に帰ってきて共に過ごしたシーンを挙げる。決して長いシーンではなく、また岡田さんとゆっくりと言葉を交わす時間もなかったそうだが、2人の距離を縮めてくれたのが娘の清子役の赤ちゃん!「監督の『よーい!』で泣き出してなかなか笑顔を見せてくれないので、いかに泣かせずに笑顔を見せるかで、心が一つになりました」と述懐。岡田さんも「そんなに話す時間はなかったけど、(赤ちゃんを)あやすことで役作りになりましたね」と楽しそうにふり返っていた。メガホンを握った山崎監督は「一度、戦争というものに取り組んでみたかった」と語り、「襟を正して真面目に取り組んだ」と真剣な表情。零戦や空母「赤城」などが監督の代名詞とも言える緻密なVFXで再現されているが、「特にCGのハードルが高い作品だった。CGが作り物っぽいとそれは失礼でもあるし、(役者の)仕事を台無しにしてしまうので。時に厳しいことも言いましたが、スタッフはいい仕事をしてくれたと思います」と満足そうに頷いた。『永遠の0』は12月21日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:永遠の0(ゼロ) 2013年、公開予定(C) 2013「永遠の0」製作委員会
2013年07月22日映画『図書館戦争』の完成披露試写会が3月19日(火)、都内劇場で開催され、上映前の舞台挨拶に岡田准一、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、栗山千明、石坂浩二、佐藤信介監督が登壇した。有川浩の人気小説の実写版。検閲が法律で認められた近未来の日本を舞台に、図書館および表現の自由を守るべく戦う“図書隊”の活躍、鬼のような上官と新人女性隊員の甘酸っぱい恋模様を描き出す。岡田さんはこれから完成した作品を初めて鑑賞するファンを前に「今日は僕たちにとって特別な日。たくさんの人に愛されている『図書館戦争』の映画化ということで、みなさんの声に応えられるように頑張ったつもりです。愛あるキャスト、スタッフとこの作品に携われて嬉しいです」と強い思いを口にする。榮倉さんも「有川さんの大切な作品の大切な映画化のキャストを任せてもらえて嬉しかった」と語り、ひと足先に鑑賞した映画について「自分が出ている映画と思えないくらいのめり込んだ。早くみなさんに観てほしいという気持ちです」とアピール。田中さんも「カッコいいアクションがいっぱいあってスカッとする映画なのに、気づいたらなぜだか分からないけど涙が流れていました。胸を打つものがたくさんある作品です」と頷く。石坂さんが演じた仁科という役は映画オリジナルの役柄。有川さんは原作に登場する図書隊を創設した稲嶺というキャラクターに関して、故・児玉清をイメージて執筆したが、児玉さんの逝去を受けて今回の映画では、稲嶺はすでに亡くなっており、その思いを引き継いだ仁科が図書隊を設立したという設定になっており、児玉さんは劇中写真で登場する。石坂さんは児玉さんと共演したドラマ「ありがとう」に触れ「児玉さんは私の兄貴役であり、それ以来お付き合いさせてもらいました。(児玉さんの代わりの役は)荷が重いと思いつつやりました。(2人が)並んだ写真は合成ですが、胸を打つものがありました」としみじみと感慨を語った。登壇陣はそれぞれ、撮影中や完成した映画で“胸がときめいた”瞬間を告白。岡田さんは、完成した映画を観終えた有川さんがトイレに籠もって号泣したというエピソードを明かし「原作を大事にやって来たことが伝わって『よかった』と胸がときめきました」とホッとした表情。榮倉さんは撮影をふり返り「徹夜に近い日が何日もありましたが、監督がニコニコしながら『夏まで撮りたい』と言ったのを聞いて胸をわしづかみにされました(笑)」と語った。栗山さんは自身が演じた柴崎に関して「アニメ版の柴崎が私に似ていると言われて見てたんですが、有川先生がアニメ化するときに『(栗山さんを)モデルにしてほしい』と言ってくださったと聞いて嬉しかったです」と原作者からのご指名に胸キュンしたようだ。福士さんは「岡田さんにときめきました!」と告白。柔道シーンの撮影で、格闘技に造詣の深い岡田さんが福士さんに様々な技を伝授したそうだが、岡田さんはそんな福士さんを見やり「かわいいんですよ。現場でも『新人なんで立ってます』と言って座らないんです」と明かす。岡田さんによると、完成した映画に対する福士さんの感想にその場にいたスタッフは胸をときめかせたとのこと。岡田さんのムチャぶりで、福士さんはそのときの様子を舞台上で再現。観客からの「どのくらい面白かったの?」という声に合わせて福士さんは両手をいっぱいに広げて「このくらい!」とニッコリ。19歳の初々しい後輩のかわいらしい感想に榮倉さんらも大笑いしていた。『図書館戦争』は4月27日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:図書館戦争 2013年4月27日より全国東宝系にて公開
2013年03月19日2006年に発売されて以来、シリーズ累計280万部突破した作家・有川浩(「フリーター、家を買う。」)の大人気小説を映画化した『図書館戦争』。11月8日(木)、本作にちなみ撮影現場付近の常総市立図書館にて記者会見が行われ、会見では主演の岡田准一にヒロインの榮倉奈々に加え、田中圭、福士蒼汰、栗山千明、石坂浩二といった未発表の豪華キャスト陣が登場した。舞台は2019年。公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まるための検閲が法律によって認められた、近未来の日本。武力行使さえ許される不当な検閲から“本”を守る、自衛組織・図書隊の隊員たちによる命を賭けた戦いと、図書隊員の鬼教官・堂上篤(岡田さん)と新米女性隊員・笠原郁(榮倉さん)の“ツンデレラブストーリー”を描く。9月末にクランクインし、防衛省(陸上自衛隊・航空自衛隊)協力の下、全国各地の図書館で撮影を敢行中の本作。今回の会見では、堂上篤役を演じた岡田さんは「怒っているか、戦っているか、銃撃戦をしているか、といった役なので…楽しんで笠原をしごいています(笑)。いつか戦闘服を着る役をやりたいと思っていましたし、何千発も飛び交う銃撃戦もあったりするので、それに恥じない動きをしたいです。随分、細かい軍事指導も受けましたね。笠原を平手打ちするシーンで、一発“パン!”と叩いたら、泣かれてしまいました…ものすごい罪悪感でその後のセリフは動揺を隠せませんでした(笑)」と語り会場の笑いを誘った。そんな“教官”岡田さんのしごきに「親にも殴られたことがないので、想像を超える衝撃でした(笑)」と語る笠原役の榮倉さん。「撮影中の失敗もありますが、ドジな役なので、失敗も役の演技だと思ってもらえれば…ただ鬼教官(岡田さん)が予想以上、台本以上に“鬼”で、心がめげそうにもなりましたが、逆に『チクショー』って燃えて演じています!(岡田さんは)しごいているときは楽しそうですよ」と意外な一面を暴露し、岡田さんに仕返しをしていた。岡田さんとコンビを組む小牧役の田中さんは、戦闘服を着てみて「誰もができると思いこんでいる“回れ右”をするのが、こんなに難しいとは思いませんでした(笑)」。一方、手塚光役の福士さんは「新人なので驚くことばかりです。緊張していたのですが、事務所の先輩の榮倉さん始め、みなさんが気さくに接してくれるので、とてもやりやすいです」と撮影をふり返った。「アニメ化の際に、人から私に似ているキャラクターがいる」と聞いていたという栗山さん(柴崎麻子役)は、「自分が好きな作品に出演できることが、とても光栄です。アクションシーンが私にはないので、みんなが羨ましいです!」と悔しそうに語り、仁科巌役の石坂さんは「表現の規制に対する抵抗といった、社会的テーマが盛り込まれている作品でもあります。そのメッセージをひとりで請け負っているキャラクターなので、責任を感じながら演じています」と流石はベテランといった様子で真摯に語っていた。映画『図書館戦争』は2013年4月27日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:図書館戦争 2013年4月27日より全国東宝系にて公開
2012年11月12日公開中の映画『天地明察』のヒットを受けての御礼舞台挨拶が10月1日(月)、都内劇場で行われ、主演の岡田准一(V6)に宮崎あおい、滝田洋二郎監督が登壇した。本屋大賞を受賞した冲方丁の同名ベストセラー小説を映画化した本作。江戸時代に全国を歩き回り得意の算術を駆使し、日本独自の暦を作り上げた安井算哲と彼を支えた妻や仲間たちの姿を描く。映画の公開後もこうして満員の劇場で舞台挨拶を行なえることに、岡田さんも宮崎さんは喜びもひとしおの様子。複数回劇場に足を運んだという観客も多く、岡田さんが「3回以上観た人?」、「4回以上」と尋ねていくと、最高で9回鑑賞したという人も!岡田さんは「チャンピオンです!」と感嘆しつつ、「映画の中には実は、監督が『(画家の)フェルメールのようなワンカットを撮りたい』と言って撮られたシーンがありまして。それがどこか探して、光の加減などを楽しんでいただけたら」とさらにもう1回、劇場に足を運ぶようにと満員の客席に向かってお願いした。この日は、公式サイトで投票された観客のお気に入りにシーンベスト3を発表。3位には宮崎さん演じる算哲の妻・えんが、算哲に「天地明察でございます」と言うシーン、2位には算哲と中井貴一演じる水戸光圀が対峙するシーンがランクインしたが、岡田さんはいずれのシーンも「暑かった」と述懐。前者のシーンでは「コールドスプレーを頭にかけて臨んだ」と明かし、後者のシーンでは「スタジオで50度くらいあったんですが、中井さんは汗ひとつかかずにやっていらっしゃいました」と改めて偉大なる先輩俳優のすごさを語る。監督も「算哲が最後の勝負に挑むために命を賭けてブチ切れるシーンですが、撮ってて楽しかったです」と白熱のシーンをふり返った。そして1位に選ばれたのは、算哲とえんが祝言に際し、互いに「私より先に死なないでください」と言うシーン。岡田さんも宮崎さんも「小ネタ、小ネタ…」と集まった観客のために撮影中のエピソードを必死で探すも見つからず…。それでも岡田さんは「懐かしいな」と嬉しそうにポツリ。宮崎さんはこのセリフが映画のエンディングで大きな意味を持つことに触れ、「大事なシーンだし素敵なシーンになったと思います」と笑顔を見せた。また劇中の暦が2日ずれるというエピソードにちなんで、この日は辛口の占いで人気の占い師・魚ちゃんが、もしも岡田さんや宮崎さんの誕生日が2日ずれていたら?という設定で運命を占った。宮崎さんはもしも11月30日ではなく11月28日生まれだったら「やる気が多すぎて口が達者になっており、芸人に向いていた」と判定され、「面白くなれるならいいかも」とコメント。岡田さんはもしも11月18日ではなく11月16日生まれだったら「真面目な方で、なぜ自分は上手くいかないのかを周りの人に相談し、周りにとっては迷惑なタイプ」とのこと。ちなみに2日ずれた11月16日は、実はこの日の司会を務めた映画コメンテーターのLiLiCoの誕生日だそうで、思わぬ結果に微妙な表情を見せていた。最後にマイクを握った岡田さんは「本当に生きていた人物、自分のためでなく人々のために改暦を行なう人物を演じられるというのは幸せな時間でした。みなさんの胸に残る日本映画になっていることを願っています」と語りかけ劇場は温かい拍手に包まれた。『天地明察』は全国にて公開中。■関連作品:天地明察 2012年9月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「天地明察」製作委員会
2012年10月01日岡田准一が15日に主演を務めた映画『天地明察』の初日舞台あいさつを東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行った。共演する宮崎あおい、横山裕、笠原秀幸、原作者の冲方丁、滝田洋二郎監督が同席。岡田は日本独自の暦作りに挑んだ安井算哲を熱演し、「僕にとっては転機となった大切な作品。滝田監督や映画に人生をかけるスタッフのみなさんとご一緒できたことは自分の宝物です」と感無量の面持ちだった。その他の写真本作は、第31回吉川英治文学新人賞、2010年本屋大賞に輝いた同名小説の映画化。江戸時代前期を舞台に、それまで800年にわたり使用されてきた暦の誤りを見抜き、日本独自の暦“大和暦”を作り上げた安井算哲(後の渋川春海)の青春物語を描く。主人公・算哲を支える妻・えんを演じた宮崎は「みんなで心を込めた作品。ずっと愛してもらえる映画になっていると思う」とやはり本作への思いは格別。『おくりびと』で米アカデミー賞外国語映画賞を受賞後、初めてメガホンをとった滝田監督は「映画は今日から僕らの手を離れ、お客様が育ててくださる。たくさんの人に見られて幸せ」とコメントにも力が入った。本作に出演する歌舞伎俳優・市川染五郎(宮栖川友麿役)は、8月27日に東京・国立劇場での転落事故で負傷し、現在は入院中。この日、染五郎から「この作品を観て、日本人全員が上を向いて、夢に向かっていける日本になるよう、病室からではありますが祈っております」とメッセージが届くと、岡田は「大変な中、お心遣いいただきありがとうございます」と感謝の意。「現場では優しく見守っていただきながら、大変お世話になった先輩。一日も早く回復して、また優美な素晴らしい踊りやお芝居を観られることを願っています」とエールを送り、滝田監督も「染五郎さんは歌舞伎界にとっても大切な方。早くけがを治して、また一緒に仕事したい」と語った。『天地明察』公開中
2012年09月18日映画『天地明察』が9月15日(土)に公開を迎え、主演の岡田准一(V6)を始め、宮崎あおい、横山裕(関ジャニ∞)、笠原秀幸、原作者の冲方丁、滝田洋二郎監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。本屋大賞を受賞した冲方さんの同名小説を映画化した本作。江戸時代にずれが生じ始めた暦の改革に乗り出し、幕府、そして朝廷までをも巻き込みながら生涯をかけて完成させた安井算哲の姿を描く。舞台挨拶に先立って、映画館のある有楽町マリオン1Fの屋外スペース「ルミネパサージュ」には、劇中にも登場する天体を観測するための巨大な装置“大渾天儀”が設置され、登壇陣はお披露目セレモニーに臨んだ。滝田監督は江戸時代のプラネタリウムとも言うべき大渾天儀を前に、「日本人は400年以上前からこれで夜空を眺めてきました。映画ではたくさんの星が出てきますが、江戸時代の星空を再現しました。プラネタリウムに行った気分で楽しんでいただければ」と語った。続いての舞台挨拶では、映画を観終わったばかりの観客の大歓声に迎えられた岡田さんは「去年の夏の暑い撮影を思い出します」としみじみ。「僕にとっては30歳を迎えて一発目の転機となった作品で、刺激を与えていただき、勉強させていただきながら臨んだ作品です」と特別な思いを明かす。岡田さんの妻役を演じた宮崎さんも「心を込めて作った映画で、ずっと愛してもらえる作品になってます」と笑顔で作品を送り出した。笠原さんは真夏の撮影で公家役の衣裳に苦しんだよう。「心が折れそうになったんですが、岡田さんを見たら涼しい顔をしてて勇気をもらいました。それも2日もして見飽きたんですが、そんなときに宮崎さんが現場にいらして、おかげで最後まで乗り切ることができました」とニッコリ。横山さんは出家した役柄ということで、劇中では坊主頭だったが「そのままコンビニに行って『どうかしたんですか?』と言われましたね(笑)」と楽しそうに撮影の日々を思い返していた。この日は、本作に出演しており、舞台中のケガで現在療養中の市川染五郎からの手紙も届いた。ケガのために先日の完成披露舞台挨拶を欠席したことを改めて詫びると共に、本作により「日本人が上を向いて、夢を持って生きていけるようになることを願っています」とのメッセージが読み上げられた。滝田監督は「(染五郎さんは)歌舞伎界はもちろん、映画界にとっても大切な人。また一緒にお仕事したいです」と語り、岡田さんは「お世話になった先輩であり、優しく見守っていただきました」と改めて感謝の思いを口にした。舞台挨拶の最後にもう一度マイクを握った岡田さんは「滝田組で仕事ができて幸せでした。映画が好きで映画に人生をかけているスタッフのみなさんとの仕事ができたことは僕にとって宝物になっています」と熱い思いを吐露。滝田監督は登壇陣に「最後までありがとうございました」と頭を下げると共に客席に向かって「日本映画をよろしくお願いします」と呼びかけ、会場は温かい拍手に包まれた。『天地明察』は丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。■関連作品:天地明察 2012年9月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「天地明察」製作委員会
2012年09月15日いつも笑顔で、淑やかで、それでいて芯のある女性。『天地明察』で宮﨑あおいが演じた“村瀬えん”は、そんな、女性がお手本にしたくなる女性としてスクリーンの中に居る。「最初に台本を読んだときに、とても気持ちのいい女性だと思ったんですよね。そのファーストインプレッションを大切にしたいと思いました」と語る宮﨑さんの、その口調もその表情も気持ちよく、女優・宮﨑あおいがもともと持っている気持ちのいい人柄に、えんという役が引き寄せられたのではないか…と想像してしまう。どんなキャラクターであっても自然とそこに自分を重ね合わせ、まるで自分の一部であるかのように芝居に変えていく、その演技力。宮﨑あおいは本当にすごい女優だ。そのすごさはどうやって生まれているのか──。人に、芝居に、寄り添うこと「これを大事にしようとか、こう演じようとか、現場に入る前に役を作り込むことは少ないんですよね。今回もそうなんですけど…、台本から感じた気持ちよさ、それから、はっきりした女性でもあると思ったので、その潔い感じは頭にありました」と、撮影前の自分自身をふり返る。どの作品においても、どの役においても、ガッチリ役を作り込んで挑むというよりも、現場で求められているものに寄り添い、その場で引き出しを選びながら開けていく作業、それが彼女にとっての演技のようだ。今回の寄り添う先は、もちろん、えんの夫となる人、主人公である安井算哲(岡田准一)。将軍に囲碁を教える名家の息子にして天文学者としてその名を歴史に刻む、生涯にわたって星を追い続けた男だ。「相手が算哲さんだから成り立っているというか、こういう女性だから算哲さんが成り立つというか…。普通は男性が女性を引っぱってくれることの方が多い気がするんです。でも、えんさんという女性はある意味男らしくて、気持ちのいいさっぱりとした人。だからこそ算哲さんも家の心配をすることなく、自分の好きなことに夢中になれた気がするんですよね。ウジウジしない、白黒はっきりしている、そういうところも素敵です。私自身も割りと男っぽい性格ではあるんですけど、えんさんほどではないですね」と、柔らかな笑みを浮かべながらも、まとっているオーラは凜としている。そして、命をかけて新しい暦を作ろうとした算哲に、愛しい眼差しを向ける。「算哲さんは、一つのことに夢中になると周りが見えなくなる人。それによって迷惑をかけるのはダメだけれど、彼の場合は周りがサポートしたくなるというか、こいつがこれをやるなら自分はこれで力になってやろう!という人がたくさんいるんです。それは算哲さんの人徳であり、人間として魅力があるからであって。すごく愛される人だなと思います」。もう一人、「いつもニコニコしていて、(心の)大きな方ですね」と顔をほころばせるその相手は、滝田洋二郎監督。監督の代表作である『おくりびと』が大好きだそうで、「ご一緒できて嬉しかったです。セットで撮影のときは、監督も着物姿なんですよ。それがまたカッコよくて!」と自然と声が弾む。きっと撮影現場も和やかだったのでは…と察しがつくが、初の滝田組の感想は?「私が撮影に参加したのは後半で、2週間ちょっとの短い期間でした。すでに出来上がった現場に入ることが少し不安でもあったんですが、主役の岡田くんが入りやすい現場にしてくれていて。『やっとえんさんが来てくれた!』と、みなさんに温かく迎えてもらって、嬉しかったですね。前半の撮影には過酷なシーンもたくさんあって…出来上がった映画を観たとき、みんなこんなに大変な撮影をしていたんだと、びっくりしました」。宮﨑さんが驚いたというのは、算哲らが北極出地を命じられ、北極星観測で日本を横断する旅の部分。ちなみに、彼女が気に入っているのも北極出地のシーン。滝田監督らしさが出ている微笑ましいシーンだ。「歩幅を数えながら歩いているところで、算哲さんが、『あー!分からなくなってしまった!』って戻る、その引きの画がちょっとコミカルで気に入っています。『おくりびと』もそうですけど、滝田さんの作品にはクスッとした笑いがあって、それがたまらく好きなんですよね」と嬉しそうに語る。「つながる」瞬間星、天体観測、暦というテーマゆえ難しそう…と思われがちではあるが、「なるほど!」とすんなりと理解できる面白さが『天地明察』にはある。また、宮﨑さんが引き込まれたのは、算哲というひとりの天文学者がいろいろな人に支えられながら成長していく、その姿。「人は1人では生きていけないし、いろんな人の支えがあって生きているんだな、というのを算哲さんを見て改めて感じることができました。いい人で、ちょっと抜けているところもあって、それも含めて愛されるキャラクターなんですよね。観終わったときに純粋に面白い映画を観れたなと思える、星に興味がない人であっても楽しめる映画だと思います」。そして『陰日向に咲く』に続いて2度目の共演となる岡田さんとのエピソードとして挙げたのは、算哲とえんが心を通わせるシーンだった。「前回ご一緒したときは、共演シーンの数がそれほど多くなかったので、あまり話す機会はなかったんです。今回、相手役として共演させてもらって見えてきたのは、いろんなことを考えている方だなということでした。芝居に関して、役について…とにかくいろいろ考えている人。例えば、算哲さんがえんに会った瞬間、彼女に想いを抱いたことが明確に分かるシーンがあるんですが、えんさんの場合はそれがなかった。けれど、岡田くんの中では、このシーンがえんさんのポイントになるシーンじゃないか、と考えていて。そういう話を現場で聞けたことが、えんさんを演じる上でものすごくありがたかったんです」。それは、2人で月を見ながら話をしているシーン。互いの想いが通じ合う、2人の絆が生まれるスタート地点でもあり、最後に宮﨑さんは“人とのつながり”を感じる瞬間について──「本当につながっている人とは、ずっと会っていなくてもつながりを感じられると思うんですよね。友達でも家族でもそうですけど、1~2年ぶりに会ったとしても、会った瞬間に時間がスッと戻るというか。そういうときに強いつながりを感じます」と気持ちのいい笑顔で言葉を結んだ。結局、宮﨑あおいのすごさはどこから来るのか、つかめそうでつかめなく…。そんなそこはかとない魅力が彼女のすごさでもあり、だからこそ人はまた宮﨑あおいの気持ちのいい演技を観たくなってしまうのだろう。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)■関連作品:天地明察 2012年9月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「天地明察」製作委員会
2012年09月10日2009年度のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した『おくりびと』の滝田洋二郎監督最新作『天地明察』が、日本全国の夜空の写真を一般公募するプロジェクトを映画公式サイトで実施。 6日に、全国から寄せられた写真約2000点を東京スカイツリー内のコニカミノルタプラネタリウム“天空”で投影するイベントが開催され、滝田監督と主演の岡田准一が出席した。思い思いに撮影された夜空が高さ18メートルの半球体のスクリーンに映し出されると、岡田は「みなさんの思いがこもった写真がこうして集まると、思わずウルっときますね」と感激していた。その他の写真本作は、第31回吉川英治文学新人賞、2010年本屋大賞に輝いた同名小説の映画化。江戸時代前期を舞台に、それまで800年にわたり使用されてきた暦の誤りを見抜き、日本独自の暦“大和暦”を作り上げた安井算哲(後の渋川春海)の青春物語を、滝田監督の視点で再構築していく。岡田演じる算哲は江戸時代に日食の日付を言い当てたとされる実在の人物だ。滝田監督は「この作品をきっかけに、僕自身も夜空を見上げることが増えた」そうで、天井いっぱいに広がる夜空に「やはり宇宙は未知なる世界なんだあ」とやはり感激しきり。「映画作りは星をつかむようなもの。算哲もまた天に手を伸ばし続けた、謎に満ちた人物で、それを岡田さんが恰好よく演じてくれた」とアピールしていた。イベントでは岡田と滝田監督をはじめ、共演する宮崎あおい、佐藤隆太、市川猿之助、笹野高史、岸部一徳、渡辺大、横山裕、中井貴一らが撮影した夜空の写真もお披露目された。金環日食、金星の太陽面通過、金星食など、天文現象で沸いた2012年。人々が空を見上げるきっかけ作りを目指し、日本全国から夜空の写真を集める“夜空を作ろう!プロジェクト”では、映画の公式サイト内の特設ページで投稿された写真とコメントを見ることができる。『天地明察』9月15日(土)全国ロードショー
2012年09月06日岡田准一主演の映画『天地明察』の公開を記念して、“星の郷”と呼ばれる岡山県・美星町とコラボした駅弁“美星-びせい-弁当”の販売が決定した。その他の写真本作は、冲方丁(うぶかた・とう)の同名小説が原作。江戸時代前期を舞台に、それまで800年にわたり使用されてきた暦の誤りを見抜き、日本独自の暦“大和暦”を作り上げた安井算哲(後の渋川春海)を描いた青春物語だ。このほど販売が決定した“美星弁当”は、日本有数の天文台がある岡山県の美星町で育った牛と豚を中心に使用した駅弁で、牛肉は美星町のマスカットベリーで作った赤ワインで煮込み、豚肉は甘辛のタレに漬けこんで、蒲焼風に仕上がっている。また、美星町に伝わる“流れ星伝説”にちなみ、見た目も“流れ星”をイメージしているそうで、『天地明察』を感じられる一品となっているようだ。駅弁は、今月1日よりJR岡山駅構内の各売店と、今月10日よりJR山陽新幹線車内(新大阪~博多間)にて10月末まで1000円(税込)で販売される。お品書きには映画の特別優待券もついているといううれしい特典付きだ。『天地明察』9月15日(土)全国ロードショー
2012年09月03日2010年の本屋大賞に輝いたベストセラー小説を映画化した『天地明察』の完成披露試写会が8月30日(木)、都内で開催され、主人公・安井算哲役の岡田准一を始め、共演する宮﨑あおい、中井貴一、佐藤隆太、市川猿之助、横山裕、渡辺大、原作者の冲方丁、滝田洋二郎監督が舞台挨拶に登壇した。江戸時代の前期に、それまで800年にわたって使用されてきた暦の誤りを見抜き、日本独自の暦を作り上げた天文歴学者・安井算哲(後の渋川春海)の奮闘を描く。美しく気丈な武家の娘で、算哲の妻・えんを宮﨑さんが演じた。岡田さんと宮崎さんは『陰日向に咲く』(’08)に続いての共演となる。岡田さん演じる算哲は実在の人物とあって「独特のプレッシャーがありました」とふり返る。それでも「プロフェッショナルなみなさんとご一緒でき、僕自身も30歳の転機として真剣に取り組んだ。少年が男へと成長する物語です」と作品への思いは格別の様子。一方の宮﨑さんも「私が参加したのは最後の2週間でしたが、とても温かい現場だった。映画を愛するみなさんが集まった現場に参加できて、嬉しく幸せでした」としみじみ語っていた。えんの兄である算術家の村瀬義益を演じる佐藤さんは、「准一くんとも久しぶりだし、滝田監督は憧れの監督だったので光栄」と感無量。「魂が響きあった現場」(猿之助さん)、「算哲は男が惚れる男。本来難しい役柄を、岡田さんがあふれる人間性で演じられた」(渡辺さん)、「この映画を観て、改めて日本人で良かったなと実感した」(横山さん)とキャスト陣が挨拶する中、最年長の中井さんは「いつの間にか、挨拶の順番が最後になる年齢になったと思うと感慨深い。後輩たちが素晴らしい挨拶をするので、『この映画には助さんも角さんも出てきません』なんて言おうとしていた自分が恥ずかしい」と笑いを誘っていた。そんなキャスト陣に対し、第81回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した『おくりびと』以来のメガホンとなった滝田監督は、「原作の精神を映像にするのに苦労したが、素晴らしいキャストのみなさんが作品に“色”と“息吹”を吹き込んでくれた」と手放しで絶賛。原作者の冲方さんも「原作の息吹と、映画ならではの感性を同時に感じた。まるで同じ星を違う場所から見たような思い」と感激しきりだった。『天地明察』は9月15日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:天地明察 2012年9月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「天地明察」製作委員会
2012年08月30日「フリーター、家を買う。」など女性読者を中心に高い支持を集める人気作家・有川浩による人気シリーズ小説で、累計280万部を超える「図書館戦争」(角川文庫刊)が、初共演となる岡田准一と榮倉奈々を迎えて実写映画化されることが決定した。舞台は2019年の日本。公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まるための検閲が法律によって認められた近未来。不当な検閲から“本”を守るため、武力行使を許された自衛組織「図書隊」の隊員たちによる命を賭けた戦いと、図書隊員の教官・堂上篤(岡田さん)と新米女性隊員・笠原郁(榮倉さん)の恋愛模様を描き出す。自衛組織「図書隊」で“鬼教官”堂上篤役を演じる岡田さんは、今回の抜擢について「初共演となる榮倉奈々さんを始めとするキャストのみなさまと、原作者の有川浩さんの世界を壊すことなく、映像を通じてリアルな世界を作り上げていけるよう撮影に臨みたいと思います」とコメント。「大人気シリーズの原作の映画化ということで、原作ファンの母にも喜んでもらえると思います」と一層気合を込める。これまでにも『SP』シリーズを筆頭に、数々の本格アクションをこなしてきた岡田さんだが、本作でもド派手なアクションシーンに挑むことになりそう。一方、本格アクションは初挑戦となる榮倉さんは、さぞかし緊張しているだろうと思いきや、原作を読み「SFファンタジーの中で描かれる登場人物の細やかな心情の動きに、ページをめくる手が止まりませんでした。いつしか本当に図書館戦争のような組織ができるのではないかと思ってしまうくらい日常になじむ、不思議な感覚でした」とその独特の世界観にどっぷり浸かっている様子。また「ファンの方がたくさんいらっしゃる作品に出演させてもらえるのは、大変ありがたいと思っています。同時に責任を感じながら、撮影を頑張りたいと思います」とコメントを寄せている。2人を率いて斬新な世界観を映像化するのは、『砂時計』や『GANTZ』など、恋愛映画からアクション大作まで幅広いジャンルでヒット作を送り続ける佐藤信介監督。岡田さんと榮倉さんのキャスティングについて、原作者・有川さんは「岡田さん、榮倉さんは以前『ダ・ヴィンチ』の読者アンケートでも一位になったキャスティングです。堂上と郁役には最初からこのおふたりしか挙がっておらず、原作を大事にしたいという意志を痛いほど感じました。お任せしたいと思いました」と後押しをする。映画『図書館戦争』のクランクインは今年10月から、公開は2013年GW予定。TVアニメ、劇場版アニメーション化もされてきた人気作が、果たして実写ではどう描かれるのか?■関連作品:永遠の0(ゼロ) 2013年、公開予定© 2013「永遠の0」製作委員会図書館戦争 2013年GW、全国東宝系にて公開図書館戦争革命のつばさ 2012年6月16日より角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 有川浩・角川書店/図書館戦争フィルムパートナーズ 2012天地明察 2012年9月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「天地明察」製作委員会
2012年08月01日シリーズ累計280万部を突破した有川浩の人気小説『図書館戦争』が、岡田准一、榮倉奈々の初共演で実写映画化されることが決定した。その他の情報『図書館戦争』は、人権を侵害する表現を取り締まるための検閲が法律によって認められ、武力行使が許される近未来の日本を舞台に、不当な検閲から“本”を守る、自衛組織“図書隊”の隊員たちによる奮闘や恋愛を描いたヒューマンドラマ。『砂時計』『GANTZ』2部作などを手がけた佐藤信介が監督を務める。物語は、岡田演じる図書隊員の鬼教官・堂上篤と、榮倉演じる新米女性隊員の笠原郁を軸に、ふたりの恋愛模様やアクションシーンも繰り広げられるという。ふたりの配役について原作者の有川は、「『ダ・ヴィンチ』の読者アンケートでも一位になったキャスティング」だといい、「映像化の企画段階のイメージキャストは複数の役者さんが挙げられるものですが、堂上と郁は最初期からこのおふたりしか挙がっておらず、お任せしたいと思いました」とコメントを寄せている。岡田は「原作者の有川さんの世界を壊すことなく、映像を通じてリアルな世界を作り上げていけるよう、撮影に臨みたいと思います」といい、榮倉は「原作を読ませていただきました。SFファンタジーの中で描かれる登場人物の細やかな心情の動きに、ページをめくる手が止まりませんでした。ファンの方がたくさんいらっしゃる作品に出演させてもらえるのは、大変ありがたいと思っています。同時に責任を感じながら、撮影を頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。また、佐藤監督は「本を守るという、特別な使命を持った“図書隊”の過酷なバトルがある一方で、コミカルで瑞々しいラブストーリーでもある。それが『図書館戦争』の魅力であり、多くのファンを生んだ秘密ではないかと思いました。有川先生の生み出された、他では決して味わえないこの世界を、映画化できることにとても興奮しています」とコメントしている。撮影は10月にクランクインし、2013年のゴールデンウイークに公開される。『図書館戦争』2013年GW 全国東宝系にて公開
2012年08月01日2009年度のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した『おくりびと』の滝田洋二郎監督最新作『天地明察』が、日本全国の夜空の写真を募集するプロジェクトを映画公式サイトで実施している。その他の写真今年は金環日食、金星の太陽面通過、金星食など、天文現象で沸いた年。本作では人々が空を見上げるきっかけ作りを目指し、日本全国から夜空の写真を集める“夜空を作ろう!プロジェクト”を実施。公式サイト内の特設ページにて、夜空の写真と、写真を撮ったときのシチュエーション等を募集しており、投稿された写真とコメントも見られる。また、本プロジェクトには、本作のキャスト・スタッフも参加しており、投稿された日本全国の夜空は、9月某日にひとつの夜空となって東京に出現するという。全国からはすでに夜空や月など様々な写真が投稿されており、どんな形で現れるのか、詳細は後日発表される予定だ。写真の応募は8月31日(金)まで受け付けている。本作は、冲方丁(うぶかた・とう)の同名小説が原作。江戸時代前期を舞台に、それまで800年にわたり使用されてきた暦の誤りを見抜き、日本独自の暦“大和暦”を作り上げた安井算哲(後の渋川春海)の青春物語だ。主演は岡田准一、妻・えん役に宮崎あおい、そのほか松本幸四郎、中井貴一などが出演する。『天地明察』9月15日(土)全国ロードショー
2012年07月20日『ソラニン』を始め、昨年公開された『神様のカルテ』や『ツレがうつになりまして。』など、映画女優として数多くの作品に出演してきた宮崎あおいが、このほど10年ぶりとなる民放地上波の連続ドラマに出演することが明らかとなった。脚本・演出を手がけるのは、世界で名を馳せる人間ドラマの名手・是枝裕和監督。全話オリジナル書き下ろしによるドラマが関西テレビ・フジテレビ系にて10月より放送スタートする。2004年の『誰も知らない』で世界のカンヌを賑わせ、その後も『空気人形』(’09)、『奇跡』(’11)など市井の人々の悲喜こもごもを、時に冷酷なまでに生々しく、そして温かく描いてきた是枝監督。本作は40代サラリーマンを取り巻く、クスッと笑えて心温まる“ちょっと不思議なホームドラマ”になるという。その特筆すべきは、連続ドラマとしては異例とも言える豪華俳優陣の出演!主演には『歩いても 歩いても』、『奇跡』に続き是枝監督とタッグを組む阿部寛、その妻役に山口智子、さらにYOU、新井浩文、バカリズム、吉行和子、西田敏行と是枝作品でおなじみの顔ぶれを始め、錚々たる個性派メンバーが是枝監督のもとに集った。また、初の是枝作品出演となる宮崎さんの役どころは、初共演でもある阿部さん扮するアラフォー・サラリーマンとあるきっかけで出会う“謎の美女”。正体も登場の仕方も謎のままだが、主人公が探ってゆく物語のカギを握るキーパーソンとなるようだ。このオファーを受け「監督の作品の中の人たちはとても生き生きとしていてステキだな、と思いながらいつも作品を観ていました。その是枝監督がドラマを撮られるということに、とても興味を持ちました。久しぶりのドラマで私自身もいまからワクワクしています!」と気合十分の宮崎さん。本作のプロデューサー曰く「都会の雑踏には決していなさそうな、透明感と凛とした美しさと強さを併せ持つ女性」というイメージにぴったりということで、今回白羽の矢が立ったという。今後も出演映画では、岡田准一共演の『天地明察』や忽那汐里&安藤サクラ共演の『ペタルダンス』、向井理と夫婦役で出演する『きいろいゾウ』など公開作が続々と控えているが、久しぶりのドラマ作品でどんな演技を見せてくれるのか?現時点でタイトルは未定であり、謎多き話題作として今後さらに注目を集めそうだ。本作は10月、関西テレビ・フジテレビ系にて毎週火曜日22:00~放送開始予定。■関連作品:きいろいゾウ 2013年、新宿ピカデリーほか全国にて公開天地明察 2012年9月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「天地明察」製作委員会ペタルダンス 2013年春、渋谷シネクイントほか全国にて公開
2012年07月10日2006年の発行以来、幅広い世代の男女から支持を集め、累計100万部突破のミリオンセラーとなった百田尚樹の小説「永遠の0」が、『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズの山崎貴監督により映画化されることが決定!主演に岡田准一(V6)、共演に三浦春馬、井上真央と引く手数多の人気俳優陣が集結する。原作は太平洋戦争を題材にした戦争小説にも関わらず、その斬新な内容で発売以来じわじわと口コミで人気に火がつき、20代から高年齢層まで幅広い男女に支持されベストセラーとなった。現代に生きる青年・健太郎が戦時に生きた祖父の足跡をたどるというミステリーを軸に、時代を超えて感動を呼ぶ壮大なラブストーリーが展開する。本作で主人公・宮部久蔵を演じるのは、『SP』シリーズ、『天地明察』と幅広い役をこなす岡田准一。この宮部という男は、妻と娘を愛し、生きて帰ることを望んだ強さ、優しさ、温かさを持つ人物であり、仲間には“海軍一の臆病者”、“何よりも命を惜しむ男”という証言がある一方で、“とんでもない凄腕のパイロット”とも語られる、謎多き零戦パイロットである。岡田さんは「(山崎)監督と以前からご一緒にお仕事をしたかった」と語っており、山崎監督からのラブコールに即座に快諾したのだとか。さらに、「戦争を実体験していない私たち世代にも、家族のために“生きる”ということにこだわった男を演じることで、何かしら感じとっていただける作品にできるよう、撮影に臨みたいと思います」と意気込みを語る。クランクインに向けて、軍事教練や現存する零戦パイロットたちへのヒアリングを重ね、リアリティを求め、徹底した役作りに没頭しているようだ。岡田さん扮する祖父・久蔵の驚愕の真実を解き明かしていく現代の若者・佐伯健太郎役には、「ごくせん」や『君に届け』など映画にドラマにと話題作への出演が続く三浦春馬。久蔵が生涯愛し続けた妻・松乃役には、『八日目の蝉』でアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した井上真央と、若手実力派の共演が実現。「山崎監督が作り出す世界の中で『永遠の0』という作品がもつメッセージを、僕のようなリアルに戦争を知らない世代の方々にも感じとっていただけるよう、誠実に真剣に役に臨みたい」(三浦さん)、「語り継ぐべき真実や大きな愛をいまの時代を生きる方たちに広く知ってもらいたい」(井上さん)と、共に“体当たりで挑む”気迫がうかがえる。山崎監督は原作で描かれる壮大なラブストーリーに加えて、戦闘シーンではCG技術をフル活用して徹底再現することを掲げており、「原作の持つダイナミズムに負けないよう、映画で戦っていきたいと意気込んでおります。戦争の臨場感を映像でリアルに表現し、戦争や零戦、特攻というテーマをこの作品で伝承していければ」と言及している。撮影は6月よりクランクインし、鹿児島県奄美大島などで大規模な撮影を行うほか、アクロバティックな空撮も行うなど、3か月間に及ぶ壮大な撮影が敢行される予定。『永遠の0』は2013年春頃に完成、同年公開を予定している。■関連作品:天地明察 2012年9月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「天地明察」製作委員会永遠の0 2013年、公開予定© 2013「永遠の0」製作委員会■関連記事:岡田准一をアカデミー賞『おくりびと』滝田監督が大絶賛「仕事への姿勢素晴らしい」岡田准一と宮崎あおいが夫婦に!本屋大賞映画化『天地明察』で2度目の共演
2012年05月21日100万部を突破したベストセラー著書『永遠の0』の映画化が決定し、『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズを手がけてきた山崎貴監督がメガホンを執り、岡田准一、三浦春馬、井上真央が出演することがわかった。その他の写真『永遠の0』は、太平洋戦争の時代と現代を舞台に、“海軍一の臆病者”と呼ばれていた謎多き天才パイロットの宮部(岡田)を祖父に持つ健太郎(三浦)が、60年間封印されてきた宮部の秘密を明らかにしていく物語。岡田は本作で凄腕のパイロット役に挑戦するが、リアリティを追求するため、6月のクランクイン前にトレーニングや軍事訓練を積み、現存する零戦パイロットたちにヒアリングを重ねているという。岡田は、「ベストセラー原作の映画化ということで、ファンの方の期待を裏切ることのないようにしたい。戦争を実体験していない私達世代にも、家族のために“生きる”ということにこだわった男を演じることで、何かしら感じとって頂ける作品にできるよう撮影に臨みたいと思います」と意気込みを話しており、アクロバティックな空撮や、近年の実写映画ではまれにみる3か月間に及ぶ撮影に対しても「楽しみ」とコメントしている。また、祖父の謎を追う現代に生きる健太郎を演じる三浦は、「山崎監督がつくりだす世界の中で、本作が持つメッセージを僕のようなリアルに戦争を知らない世代の方々にも感じとって頂けるよう、誠実に真剣に役にのぞみたい」と語っている。「読み始めたら手をとめることが出来ないほど、作品に引き込まれた」と話す山崎監督は、本作で命の意味を問うドラマを作りあげ、零戦によるダイナミックな空戦は、実物大の零戦を新たに製作するほか、これまで手がけた作品の中で最多ともなりうるCG技術を活用し、迫力満点の戦闘シーンを徹底的に再現するという。「今までで一番過酷な撮影現場になるだろう」という言葉通り、原作のダイナミズムを損なうことなく、当時の戦争の“臨場感”をスクリーンで表現してくれることに期待が高まる。『永遠の0』2013年公開
2012年05月21日東京では173年ぶりの金環日食が観測された5月21日、東京・渋谷の金王八幡宮で映画『天地明察』の公開を記念した金環日食観測会が行われ、滝田洋二郎監督と原作の冲方丁氏が出席。映画の舞台となる江戸時代の着物に身を包んだ小学生の観測隊も参加して、江戸時代の観測を疑似体験した。その他の写真本作は第31回吉川英治文学新人賞、2010年本屋大賞に輝いた同名小説の映画化。江戸時代前期を舞台に、それまで800年にわたり使用されてきた暦の誤りを見抜き、日本独自の暦“大和暦”を作り上げた安井算哲(後の渋川春海)の青春物語を、滝田監督の視点で再構築していく。主演は岡田准一で、岡田演じる算哲は江戸時代に日食の日付を言い当てたとされる実在の人物だ。劇中では金環日食を予報するシーンがあり、この日は劇中にも登場する江戸時代の観測機が用意された。滝田監督は「映画のクライマックスにも日食が現れます。今日は、まるで映画の世界に入り込んだみたい」と予定時刻を前に、早くも興奮気味。全国の様子がユーストリームの中継車で映し出される中、午前7時半頃には東京上空にも“金のリング”が現れた。あいにく雲が広がった状態だったが「素晴らしい。雲のおかげで肉眼でも見ることができた」(滝田監督)、「感動しますね。雲が憎い演出をしてくれた。金王八幡宮のご利益ですね」(冲方氏)と感激しきりだった。観測会が終わると、滝田監督ら関係者は映画のヒット祈願を行うために本殿へ。滝田監督は「映画が公開される9月15日、映画館にもう一度金環日食が現れるので、ぜひよろしく」とアピールしていた。『天地明察』9月15日(土)全国ロードショー
2012年05月21日映画『宇宙兄弟』の大ヒット御礼舞台挨拶が5月15日(火)、都内劇場で行われ、小栗旬と岡田将生、森義隆監督が登壇。最後にサプライズで小栗さんが用意した手紙に、岡田さんが感動して涙する一幕もあった。「週刊モーニング」(講談社刊)にて連載中の人気同名漫画の映画化で、仕事をクビになり、かつての夢だった宇宙飛行士を目指して奮闘する兄のムッタ(小栗さん)と、現役宇宙飛行士で月面に旅立つ弟のヒビト(岡田さん)の姿を描く。この日の舞台挨拶は、5月5日(土・祝)の初日舞台挨拶終了後に岡田さんが「また舞台挨拶をやりたい」と言い出したことから実現したそうで、なんと小栗さん自らがMCとなって進行役を務めた。森監督は「予定がなかったのでひと息つくために沖縄に行こうと思ってたんですが、飛行機をキャンセルして来た」と明かし、これには言い出しっぺの岡田さんも「複雑ですね、嬉しいけど…」と苦笑いを浮かべていた。昨年4月に撮影が始まり、1年余りが過ぎてこの日の舞台挨拶が本作に関わる最後の仕事となるが、岡田さんは「撮影が終わって宣伝をずっとやらせてもらって、1年くらい『宇宙兄弟』のことを考えている自分がいた。よかったなと思うし、楽しい日々でした」と述懐。これに“MC”小栗さんから「当たり障りのないコメントですね」とツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。小栗さんは「いまだから言えるけど」と前置きした上、現場の雰囲気について「クランクインして、1か月経たないくらいで岡田くんが入って来たんですが、僕のところに近づいてきて『この現場ってずっとこういう感じなんすか?』って。いろんな人が『こんなんじゃダメだ。こうするぞ!』という感じで、監督はそこでひとりで戦っていて、現場は殺伐としてたんです」と明かす。岡田さんも「気まずかったです(苦笑)」と頷きつつ、「監督が戦ってる姿を見て、僕も戦おうと思った」とふり返った。そして、最後の締めの挨拶になって、岡田さんは「旬くん、今日僕は手紙を書いてきました」とニッコリ。「これまで時計を盗まれたり、指輪にドレッシングかけて口の中に入れられたりしたけど(苦笑)、お世話になったので」とポケットから白い封筒を取り出した…が!観客の前で読むのが急に恥ずかしくなったのか「やっぱり家に帰って見てください」と言い出して、客席からは「えー?」とブーイングが…。何とか思い直して岡田さんは照れながらも手紙を朗読。「本当の兄貴ができた気持ちでした」と小栗さんへの思いを伝えた。これには小栗さんも「素敵な“弟”を持って幸せです」と語った。さらに小栗さんは「実は僕も手紙を書いてきました!」とニヤリ。実は岡田さんが手紙を書いてきたことを事前に知らされ、サプライズ返しとばかりに小栗さんも手紙を執筆してきたとのこと。サプライズを仕掛けたつもりが、逆に自分だけ何も知らされていなかった岡田さんは驚愕の表情で「何だよぉ…」とうなだれた。小栗さんは“兄”として「キミが隣にいてくれてよかった」と岡田さんへの感謝の思いをユーモアたっぷりに伝え、岡田さんはこらえきれずウルウル…。慌てて涙をぬぐい、客席は温かい拍手に包まれた。『宇宙兄弟』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:宇宙兄弟 2012年5月5日より全国東宝系にて公開© 2012「宇宙兄弟」製作委員会■関連記事:小栗旬&岡田将生、『宇宙兄弟』興収30億円も射程圏内のロケットスタートに浮き足立つ!『宇宙兄弟』新井浩文×濱田岳インタビュー「目をつけるとこが一緒なんです(笑)」【シネマモード】日本の「家族」を感じる映画vol.2『宇宙兄弟』×兄弟の関係『宇宙兄弟』&『ガール』の監督が登壇! NCWクリエイティブセミナーに6名様ご招待岡田将生×小栗旬主演『宇宙兄弟』試写会に30組60名様をご招待
2012年05月16日2009年度のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した『おくりびと』の滝田洋二郎監督が、冲方丁の時代小説を映画化した『天地明察』の製作報告会見が15 日、東京・青海にある日本科学未来館内のプラネタリウム「ドームシアターガイア」で開催され、滝田監督をはじめ、主演を務めるV6の岡田准一、音楽を手がける久石譲らが出席した。その他の写真本作は、江戸時代前期を舞台に、それまで800年にわたり使用されてきた暦の誤りを見抜き、日本独自の暦“大和暦”を作り上げた安井算哲(後の渋川春海) の青春物語を、滝田監督の視点で再構築していく。原作は第31回吉川英治文学新人賞、2010年本屋大賞に輝いており、滝田監督は「ビッグな“新星” 冲方丁の原作を読んで、すぐに映画化に向けて手を上げた」と思いも格別な様子。オスカー受賞後初の監督作で「未知なるは天体ではなく人間だと描きたかった。渾身の作品に仕上がった」と自信たっぷりにアピールしていた。主人公・算哲を演じる岡田は「周りに支えられながら、いろいろな困難を乗り越え、偉業を成し遂げた人物。僕自身、スタッフや共演者の皆さんに支えられながら、現場に取り組んだ」と自らを算哲に重ね合わせていた。また岡田は、滝田監督とは初のタッグ。「念願だった滝田組に入れる嬉しさを感じた」と語っており、滝田監督も「“いい人ぶり”を演じるのが難しい算哲を、素晴らしい演技と圧倒的な存在感で演じてくれた。仕事に取り組む姿勢も含めて、やっぱりジャニーズはプロだね」と絶賛した。2012年は、来る5月21日の金環日食をはじめ、マニアが固唾を飲む天体イベントが相次ぐ“当たり年”。主人公・算哲は江戸時代に日食の日付を言い当てた実在の人物とあって、岡田も「こんな年に公開できるなんて、ミラクルを感じる」と興奮しきり。会場となったプラネタリウムにはダイナミックな星空や、金環日食の映像が投影され、本作の神秘的な世界観を再現していた。『天地明察』9月15日(土)全国ロードショー
2012年05月15日2010年本屋大賞に輝いた冲方丁のベストセラー小説を監督・滝田洋二郎×音楽・久石譲の“アカデミー賞コンビ”で、岡田准一(V6)を主演に迎えて映画化した『天地明察』がついに完成。5月15日(火)、天体の動きから暦を作り上げるという物語にちなんで「日本科学未来館」(東京・江東区)にあるプラネタリウムで岡田さん、冲方さん、滝田監督、久石さんが出席しての製作報告会見が行われた。江戸時代前期、多大な困難に向き合いながら天文の動きを計算し、日本独自の新たな“暦”を作り上げた実在の人物・安井算哲(岡田さん)の人生を描いた本作。算哲の妻役の宮﨑あおいを始め、佐藤隆太、市川亀治郎、横山裕に中井貴一、松本幸四郎など各世代の実力派俳優を揃えて映画化された。元々、冲方さんの原作小説を読んでおり、対談したこともあった岡田さんは、算哲役のオファーに「まさか自分にお話がいただけると思わず、びっくりしました。責任の重大さを感じ、多くの人の思いを裏切りたくないという気持ちで臨みました」と明かした。5月21日(月)の金環日食を始め、今年は様々な天文現象が目白押しで“天文ゴールデンイヤー”とも言われる。実際、算哲も江戸時代に金環日食を見たとも言われており、今年のタイミングで公開となることについて岡田さんは「ミラクルですね。すごいときに公開できるんだなと思います」とニッコリ。ちなみに岡田さん自身も算哲を演じたことで「空を見上げる機会が多くなった」と語っており、21日の日食も「たぶん見ます」と頷いた。滝田監督は『おくりびと』が第81回アカデミー賞外国語映画賞に輝き一躍、時の人となったが「熱狂と興奮が醒めた後で、自分らしい作品が撮れるかどうかが問われる。いい時期にこの作品と出会えた」と語る。岡田さんとは初めてのタッグとなったが「素晴らしかったです。算哲役は難しい役で、囲碁打ちであり勝負師で、周りに好かれて争いを好まない男。暦作りに巻き込まれながらも荒波にもまれ、夢を成就していく。その“いい人”ぶりが難しい役ですが、(岡田さんの)仕事に対する姿勢も素晴らしく、ジャニーズはプロだなと思いました」と称賛を送った。算哲について冲方さんは「僕が惹かれたのは、挫折を受け入れて幸福を掴むところ。人を恨まず、他人の助けや思いを素直に背負い、幸福に忠実」とその魅力を語る。岡田さんもその言葉に頷き「真っ直ぐでピュア。(算哲のやったことは)ひとりでできることではなく、たくさんの支えや応援があって、挫折したときも支えてもらっている。その人柄にホレています」と語った。久石さんは“江戸時代”と“天文”という要素を持った本作について「時代劇として捉えることは音楽を作る上でも大事でした。でもどちらかというと一つの夢を追いかける人間の青春ということに焦点を当てたかった」と明かした。冲方さんは福島県福島市で暮らしていたが、昨年の東日本大震災に遭遇。一時、携帯電話が不通になったそうだが「(携帯が)復帰して最初に留守電に入っていたのが滝田監督のメッセージでした」と告白。「『我々は粛々と撮影をします』という言葉にものすごい勇気をもらいました。それと同じ勇気をこの映画がもたらしてくれると確信しています」と、原作者として完成した映画に太鼓判を押した。『天地明察』は9月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:天地明察 2012年9月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「天地明察」製作委員会■関連記事:岡田准一と宮崎あおいが夫婦に!本屋大賞映画化『天地明察』で2度目の共演
2012年05月15日熊澤尚人監督×主演・岡田准一『おと・な・り』、中村義洋監督×主演・錦戸亮『ちょんまげぷりん』など、日本映画界で注目される監督と人気俳優のタッグでハイクオリティの映画を送り出してきたJ Storm MOVIE。その第9弾作品として、監督・三木聡×主演・亀梨和也が初タッグを結成!映画『俺俺』を製作することが決定した。TVドラマ「時効警察」や映画『転々』、『インスタント沼』などで独自の笑いの世界を確立し、国内のみならず海外でも熱狂的なファンをもつ三木監督が3年ぶりの最新作としてメガホンを握る本作。『俺俺』という奇妙なタイトルがまず興味をそそるが、郊外の家電量販店で働いているどこにでもいそうな主人公の均が、成り行きで“オレオレ詐欺”をしたことから“俺”が増殖し、とんでもない事態に陥っていくという奇想天外なストーリーになっている。原作は、第5回(2011年)大江健三郎賞を受賞した星野智幸の同名小説で、星野氏にとってはこれが初の映画化作品。三木監督が自ら脚本を手がける。この“俺”だらけの世界に当惑しつつも、やがて“俺”同士の心地よさに陶酔していく主人公の“俺”こと永野 均を演じるのが、『ごくせん THE MOVIE』など数々の映画やTVドラマに出演し、最近では「妖怪人間ベム」の好演も記憶に新しい亀梨和也!映画単独初主演となる本作で、ミリタリーマニアの“俺”、巨乳の“俺”、全身タトゥーの“俺”などなど…20人以上の“俺”に変身するという、役者としての新境地を開拓する。“俺”が増殖し、やがて“俺”同士の削除が始まる…という前代未聞の設定で「この不可解な役を演じられるのは亀梨氏しかいないと思えた」と言う三木監督。「俺は俺なのか?俺は俺として、別の俺は別のキャラクターなのか?そもそも俺とは何か?正直どうなるか、全くわからない。だからやりたいと思う。亀梨氏と私、そして共演者スタッフたちは映画の撮影終了時までに何か答えを見つけることができるのか?それとも映画の観客だけがその答えを見つけられるのか?」と自らに疑問をぶつける。三木監督と初タッグを果たす亀梨さんからは、「自分にとってすごく新しい挑戦だと思いました。『自分が増殖していく』という絶対ありえない設定ですが、決して非現実的社会ではなく、ものすごく現実に近いところで起こる、奇妙さがおもしろいと思いました。“俺”一人一人のキャラクターに個性があって、同じ部分や違う部分に注目してもらいたいです」とワクワク感の伝わるコメントが寄せられている。5月上旬にクランクインし、2013年の公開を予定している本作だが、まもなく開催されるカンヌ国際映画祭を皮切りに、海外セールスを開始することも決定!三木監督と亀梨和也の初タッグが海外でどのように広がっていくのか、期待が高まる。『俺俺』は2013年、公開予定。
2012年05月03日東京マウントガールズ
兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい