好みの壁紙やパーツを持ち込んで古さと新しさを織り交ぜた自分たちらしい住まい
キッチン下の収納部分は木を使用してあたたかみをプラスし、『Miele』のオーブンと大型食洗機をビルトインした。共働きのお2人は、一緒にキッチンに立つことも多いため、動線を考え、広めのスペースを確保した。
コロナ禍でホームパーティも自粛ムードになる前は、会社の仲間や友人を呼んで料理をふるまうことがよくあったそう。念願のオーブンを使った奥さま特製のラザニアやチキン料理、ご主人のパスタは大好評だったという。
テラス側からLDKを見る。奥行のあるワンルームの窓側には、長いベンチを造作。「パーティのときには何人も座れ、また荷物を置くのにも便利です」(ご主人)。
ご主人が独身時代から使用しているというヴィンテージ感のあるレザーソファとアイアン脚のローテーブル。エイジング加工をした床のタイルとも相性がいい。
ダイニングからテラスを見る。開口部を全開できる折り戸を採用し、室内外のつながりと開放感をもたらした。
スペースを有効活用するために階段室は設けず、LDKと一体化。「あえて壁に収めず、はみ出した段板が気に入っています」(ご主人)。
階段の段板はタモ集成材にオイル着色塗装をしたもので、ダークな色味が落ち着いた雰囲気。