2021年8月13日 19:30
生理中の下痢や繰り返す便秘はどうすればいい? …プロに聞く原因と対策
腸セラピストの真野わかさんとヨガトレーナーの岡清華さんに、食生活以外の腸の働きを下げる原因を教えてもらいました。
原因1:悪い姿勢
悪い姿勢で座り続けると腸が圧迫されて硬くなる!
ただでさえ座っている時間が長いといわれる現代人。そこにテレワークやおこもり生活が加わり、気づいたら一日中座りっぱなしでパソコンやスマホ、ゲームに没頭していた、なんてことも多いのでは。
真野わかさん長時間よい姿勢で座り続けられる人は、そういません。だいたいの人が猫背や巻き肩になり、その結果、お腹はつぶされて腸が圧迫されることに。圧迫されると腸の蠕動運動が妨げられるので、悪い姿勢でいるほど腸が硬くなってしまうのです。
原因2:筋力不足
内臓を支える筋力が不足して、腸の働きが低下してしまう。
近頃のあまり出歩かない生活など、運動不足による筋力の低下も、腸の不調につながるよう。
岡清華さん とくに腸の周りの筋力が落ちると、内臓を支える力が弱まり、腸の働きが悪くなってしまいやすいんです。また、腸は自律神経の副交感神経が優位になると正しく機能しますが、運動不足で交感神経が活性化しないと、副交感神経も優位になりづらい。いずれにしろ適度に体を動かし、筋肉をつけることが、腸を健やかに保つためには大切です。