会社に行きたくない、なんとなく不調…「自律神経が乱れている人」の特徴と対策
かといって複雑すぎる曲はNG。もちろん、聴く時の音量は抑えめに。星野先生ローテンポの静かな曲で気分を落ち込ませすぎるとやる気が下がってしまうので、脳が興奮しない程度に、明るく軽い曲調のものを選ぶといいと思います。車を運転する時のBGMについても同様です。
エネルギーを補いたい時
エモーショナルで、少しアップテンポなもの。
沈んだ気分を上げたい時は、まずは静かなものから聴き始めて、少しずつアップテンポに。星野先生テンポが速くなるほど、また音量が増すほど生理的覚醒が上がります。元気を出したいならば、ポジティブなムードのある長調のメロディがおすすめです。
あまり高揚しすぎるのが嫌な場合は、テンポが速めでも短調の曲がほどよい場合もあります。
ほしの・えつこ心理学博士。上野学園大学音楽学部音楽学科の特任教授として教鞭を執るほか、日本音楽知覚認知学会監事や日本心理学会音楽心理学研究会の代表も務める。著書に『音楽心理学入門』(誠信書房)や『音楽知覚認知ハンドブック』(北大路書房)など。
※ 『anan』2022年9月14日号より。イラスト・藤田 翔取材、文・大場桃果(by anan編集部)
※ 2022年9月8日配信
ココロの不調に対する対策法をストックしよう
ココロの不調は誰にでも起きる可能性があります。