2017年10月27日 21:30
【独女のたわごとvol.38】眠る前に読書をプラスして…映画&舞台で描かれる“ネリー・アルカン”に注目
で、この時計、寝返りや寝具の動きを察知して寝つき時間や睡眠時間を測定、目覚めやすいタイミング=レム睡眠のときに起こしてくれるんです。
また、以前はオフタイマーにしてテレビをつけながら寝ていましたが、寝る前のテレビやパソコン、スマホの強い光によって睡眠の質が下がると聞いたので、最近は読書に切り替えました。いま読んでいるのは、ネリー・アルカンの「ピュタン~偽りのセックスにまみれながら真の愛を求め続けた彼女の告白~」。36歳の若さで去った実在のベストセラー作家のデビュー作です。
ネリー・アルカンに興味を持ったのは、彼女を題材にした映画『ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で』がきっかけ。面白そうな映画だなと思って調べてみると、9月に先ほど挙げた書籍が発売、10月に映画が公開、11月には舞台が上演。というわけで一気に引き込まれまして、小説は読み途中ですが先に映画を観ました。
映画はネリー・アルカン(本名:イザベル・フォルティエ)の半生を描いています。
小説家のネリーを中心に、13歳のイザベル、現実世界でセレブとして振る舞うマリリン、小説の世界の高級エスコートガールのシンシア、同じく小説の世界で愛を求めるキャラクターとして登場するアミ──すべて彼女の心情を表した分身なのか、それとも小説のなかのキャラクターにすぎないのか…境界線を曖昧にすることで全キャラクターがネリー・アルカンの内面に見えてくる、とても面白い表現方法でした。