【インタビュー】濃すぎる30代がMEGUMIにもたらした境地――「意味のないことを大切にしたい」
出産は2009年、27歳のとき。面白いのは出産後、この10年で子育てに奮闘しつつ、仕事をセーブするどころか、その量は増え続け、さらにその幅も広がりを見せていること。
「やりたい! 面白そう! と思ったら、止まんないんです(苦笑)。こればっかりは性分ですね。ただ、ここ数年は失敗から学んで、全てを自分でやろうとするんじゃなく、周りの協力を得ることで、家族と向き合う時間をきちんと作れるようになりました」。
大変でないわけがない。しかし、MEGUMIは“充実”という言葉がぴったりの笑顔を浮かべてそう語る。
出産後に仕事が増えたのは、決していわゆる“ママタレント”需要によるものばかりではない。
グラビアアイドル、そして“毒舌のママタレ”といったイメージが世間では強いかもしれないが、従来のタレント、女優業に加え、出産の約1年前に開始し、編集長として年2回の発行を10年以上も続けてきたフリーペーパー「フリマガ」、さらにここ数年は、写真家やアーティスト、職人などとのコラボレーションで新たなモノを生み出す「+コラボレート」をWEB上で展開するなど、彼女の欲求のジャンルは多岐にわたる。
大切にしているのは「場所を作ること」