くらし情報『坂本龍一「とてもノスタルジック」29歳新人監督の遺作『象は静かに座っている』公開決定』

2019年8月21日 14:00

坂本龍一「とてもノスタルジック」29歳新人監督の遺作『象は静かに座っている』公開決定

Photo by cinemacafe.net

中国新世代の俊傑フー・ボー監督の長編デビュー作にして、遺作となった『象は静かに座っている』の公開日が11月2日(土)に決定し、ビジュアルと予告編が解禁。また日本公開を祝し、坂本龍一、タル・ベーラ、市山尚三より応援コメントが到着した。

ストーリー

炭鉱業が廃れた中国の小さな田舎町。少年ブーは友達をかばい、不良の同級生シュアイをあやまって階段から突き落としてしまう。シュアイの兄は町で幅を利かせているチェンだった。チェン達に追われ町を出ようとするブーは、友達のリン、近所の老人ジンをも巻き込んでいく。それぞれに事情を抱えながら、遠く2,300km先の果て満州里にいる、1日中ただ座り続けているという奇妙な象の存在にわずかな希望を求めて、4人は歩き出す――。

第68ベルリン国際映画祭にて国際批評家連盟賞&最優秀新人監督賞スペシャル・メンションをW受賞、金馬奨では作品賞&脚色賞&観客賞をトリプル受賞するなど、世界を席巻した本作。
しかし、新人監督のフー・ボーは4時間弱に及ぶ映画を完成させた後に自ら命を絶ち、本作がデビュー作にして遺作となっている。

今回解禁されたビジュアルにも、「29歳で命を絶った若き才能、デビュー作にして遺作。

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