2022年1月2日 14:00
話題の韓ドラはエミー賞受賞の海外ドラマを意識!?「ある日~真実のベール」「調査官ク・ギョンイ」
の“アジア版を目指す”との触れ込みで期待を集めた作品。パク・チャヌク監督『親切なクムジャさん』や「宮廷女官チャングムの誓い」で知られるイ・ヨンエの4年ぶりのドラマ主演作になる。ここ1~2年、コロナ禍の影響もあって韓国ドラマに親しむ層は広がってきたが、いま欧米のTVドラマファンも気になるに違いない、この2作品に注目してみた。
「ある日~真実のベール」Amazon Prime Videoにて配信中
大学生のキム・ヒョンスはある日、個人タクシー営む父親のタクシーを“拝借”して友人のパーティーに向かう途中、偶然乗車してきた魅惑的な女性ホン・グクファ(ファン・セオン)と知り合い、一晩を共にする。だが、翌朝目覚めてみると、彼女は凄惨な姿で刺殺されていた。
自分は何もしていない――。彼女の勧めで口にしたアルコールとドラッグで記憶があいまいなまま、ヒョンスは逮捕され、一夜にして殺人事件の容疑者となってしまう。見た目はスマートだが、嘘や駆け引きとは無縁、愚直な青年役は主演キム・スヒョンの得意とするところで、韓国ドラマならではの“泣き”の演技も含め、混乱と困惑の中で真実にすがる姿を繊細な感情表現で見せている。