くらし情報『人に聞けない相続の話 (2) 「遺書」と「遺言書」の違いって何?』

2015年2月16日 11:57

人に聞けない相続の話 (2) 「遺書」と「遺言書」の違いって何?

という印象が強いと思います。

Aさんの奥さんは、ご主人が「エンディングノート」を記入しているのを見て「死」を連想し、狼狽されたのだと思います。

辞書を引くと、『遺書』は、(1)死後のために書き残す文書や手紙、(2)自殺者が死に際して書き残した文書。

『遺言書』は、(1)死後のために書き残す文書や手紙、(2)死後の財産の処置について書き残す文書や手紙、とあります。

死後のために書き残す文書や手紙という広義の意味では、『遺書』と『遺言書』は、同じです。

一般的な理解としては、『遺書』は、「自殺者が死に際して書き残した文書」。つまり、死を間近に感じている方が記入するものです。

一方、『遺言書』は、「死後の財産の処置について書き残す文書や手紙」。
例えば、「全財産を長男に相続させる」などです。

『遺書』は、「死」までの時間が間近。

『遺言書』は、「死」までの時間が、十分にある。

死までの時間軸が違うと考えていただけると分かりやすいと思います。○『遺言書』と『エンディングノート』の違いは?

そして、『遺言書』と『エンディングノート』の違いは、

『遺言書』は、「死後の財産の処置について、法的な効力を備えられるもの」

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