くらし情報『野木亜紀子が語る、脚本を書く時の矜恃 『罪の声』『MIU404』に通底する感覚』

野木亜紀子が語る、脚本を書く時の矜恃 『罪の声』『MIU404』に通底する感覚

といつの間にか慣れてしまってたんじゃないかと。それよりも、ルールは絶対に守る、公文書は破棄しないという、本来あるべき姿を描いていれば、それが当然だという空気になるかもしれない。

もし実際の社会に、ルールを破る警察が出てきたり、公文書を破棄する官僚が出てきたら、「それはダメでしょう」という空気になるだろうと思うからこそ、私は、そっちの方を描いたし、むしろ今はそのほうが意義があると思ったんですね。

――やっぱり、そういう視線は『罪の声』にも通じるところがありますね。

そうですね。マスコミにもそうあってほしいですしね。

■野木亜紀子
1974年生まれ、東京都出身。主な作品に映画『図書館戦争』シリーズ(13・15年)、『アイアムアヒーロー』(16年)、ドラマ『空飛ぶ広報室』(13年)、『重版出来!』『逃げるは恥だが役に立つ』(16年)、オリジナル作品にドラマ『アンナチュラル』『獣になれない私たち』『フェイクニュース』(18年)、『コタキ兄弟と四苦八苦』(20年)、『MIU404』(20年)など。
(C)2020 映画「罪の声」製作委員会

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