2015年7月26日 10:00
清野菜名、ブレイク女優に立ちはだかる"高い壁"とは? 逆境の支えは故郷・稲沢「続けることが大切」
その時期(2013年夏ごろ)は仕事がなさすぎて、精神的にも追い込まれていました。卒業してもいつまでも高校生気分で、夏になったら「夏休み」という感覚で。仕事がないんだったら、1カ月ぐらい実家(愛知県稲沢市)に帰ろうかなと思っていました。1度は落ちたオーディションに受かったことで、そこから何かが変わりました。何よりも仕事に対する自分の気持ちが一番変わったと思います。
――出演作が増えると、撮影時期が重なる作品も出てくると思います。それまでには味わったことがない経験だったのでは。
セリフを1文字も間違えないように"縛り"みたいなものを自分で作ってしまった時期があって、セリフを覚えることへの苦手意識がどんどん強くなりました。
『東京無国籍少女』はセリフがあまりなかったので、そういう心配はありませんでしたが、同時期に重なっていた仕事がとんでもないセリフの量で。それを1日で覚えないといけない時には、かなり追い込まれました。
●凱旋舞台あいさつで号泣
――今年3月3日のブログに「この壁を乗り超えるのは1年くらいかかりそう」と書いてあったのはそのことでしょうか?
それもあります。あとは『ウロボロス』も私にとっては高い壁でした。