2016年3月18日 07:30
辛さを分かって……睡眠で悩む妊婦のために知っておきたい7つのリスク
夏場でもクーラー対策として一枚羽織るなど対策をしたい。
また、妊婦は運動量が減る傾向がある。妊娠を機に毎日運動をするようになったという妊婦は多いが、おなかが大きくなればなるほど動きにくくなり、心拍数もあがるので疲れやすくなる。運動量の低下は睡眠の質に関係するため、毎日でなくてもいいので、無理のない範囲でマタニティーヨガやマタニティースイムなど、妊婦向けの運動を取り入れるようにしよう。運動は精神衛生上でも効果が望める。
○昼寝で補うのもあり
夜間の睡眠を補足するという意味では昼寝をとることも有効的。ただし、15時までにとるようにしよう。それ以降だと、その日の睡眠に影響がでると友野さんは言う。
15分~30分程度が理想的な昼寝の量となる。妊婦の場合、デスクでうつぶせになるのは体勢的にきついため、ソファにもたれたり横になったりした方がいいだろう。
○睡眠導入剤はOK?
どうしても眠れない時に睡眠導入剤などを使用したいという人もいるだろう。しかし、妊婦への使用はドラッグストアなどでも購入できる睡眠改善薬も含め、友野さんは使用を推奨していない。
「特に効果も依存性も高めのベンゾジアゼピンの睡眠導入剤に関しては、飲まないことによる影響の方が飲むことのリスクよりも高いと医師が判断した場合のみ、使用することもあるかもしれませんが、自分でリズムを作ったり心を落ち着かせたりといった行動療法を検討していただきたいです。