くらし情報『生田斗真「革命家でありたいと思っていた」 - 俳優という仕事、最新作『秘密』にこめた思いとは』

2016年8月1日 12:00

生田斗真「革命家でありたいと思っていた」 - 俳優という仕事、最新作『秘密』にこめた思いとは

岡田くん演じる青木も、怒りもありながら、薪のことを心配する優しい気持ちが見えました。

――原作の薪は中性的で美しいビジュアルとして描かれていますが、メイクや髪型など工夫されたところはあったのでしょうか?

ビジュアルイメージを大切にされる監督なので、スーツや髪型には要求がありました。「美しく、くたびれた青年でいてほしい」と言われていました。ただ、メイクはずっと任せていたので詳細はわかりません(笑)。

○演技にかける思い

――生田さんが演技をする時って、感覚的にはどういうものなんでしょうか。憑依するようなものなのか、技術的なものなのか。

すごく簡単な言い方をすると、「自分を騙す」でしょうか。「自分は薪であるんだ」と、刷り込んでいく感じですね、僕の場合は。
俳優さんによっては、自分の色を出す方もいると思いますが、僕は役に近づいていきたいですし、気持ちの上ではそう心がけています。

――もしかしたら、薪の時の生田さんと普段の生田さんの脳を見たら変わっていたりとか……。

そうですね、そこまで変わっていればいいですね(笑)。

――そういった自分を騙すような感覚は、俳優という仕事の魅力でもありますか?

やっぱり、自分じゃない誰かの人生を過ごせるのはすごく魅力的です。

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